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【取り組む際に生じた課題】 会社の認知度が低かったため良質米の仕入れが困難であった。 商社を介した仕入れであったため輸送コストが高くなっていた。 米国人は栄養価や健康面を重視する傾向にあり、オーガニック栽培米が必要。 【ウェブサイト】 http://tawaraya-rice.jp/ 【対応の結果】 複数年契約の獲得や有機栽培の提案が可能となった。 自社で一貫して手掛けることにより大幅なコストダウンが図られた。 海外に活路を開きたいといった農家が増加。 収穫後はハワイでテストマーケティングを実施する。 見本 長野自社圃場での田植え ホノルル店内の様子 見本 北海道産を中心とした玄米を輸出し、現地の自社施設で精米して販売。 長野県伊那市に農業生産法人を設立し、海外マーケットに合わせた輸出用米の生 産を開始。生産に手間を掛ける分、自社流通網を生かして販売価格を抑える。 輸出額(万円) 輸出量() 出荷時期 平成28年度 21,252 793 通年 平成27年度 13,370 480 平成26年度 8,358 298 コメ 【主な品目】 香港、台湾、シンガポール、ハワイ 【主な輸出先国・地域】 【輸出取組の概要】 【輸出実績】 【今後の課題・展望】 多収品種開発、大規模化等によるコスト削減の輸出に特化した稲作を目指す。 日本食レストランが開業している国に新規展開していく。 既存の拠点において、軽飲食と店頭販売を兼ねた業態の開発。 【生じた課題への対応】 全国の産地を渡り歩き、地道な営業活動を実施。 米の調達から輸出、現地の精米まで自社で手掛ける。 通常の玄米と比べて栄養価を含む胚芽が3倍ほど大きい品種を自社で栽培。 【連絡先】 担当者名:伊藤取締役、TEL:011-817-7820 【活用した支援・施策】 平成28年度輸出に取り組む事業者向け対策事業(ジャパン・ブランドの確立に向けた取組) (平成25年度より輸出開始) 北海道 (株)Wakka Japan 『玄米を海外で精米し新鮮な日本米を提供』 効果があった取組・現地メディアでのPR広告 ・特に欧米での人気が高い オーガニック米の販売 SNSの発信回数を増やした

北海道(株)WakkaJapan 『玄米を海外で精米し新鮮な日本米を … · ベトナムのイベントに参加 日本人のコメ離れによる国内消費低迷を受け、海外市場獲得のため平成28年度か

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Page 1: 北海道(株)WakkaJapan 『玄米を海外で精米し新鮮な日本米を … · ベトナムのイベントに参加 日本人のコメ離れによる国内消費低迷を受け、海外市場獲得のため平成28年度か

【取り組む際に生じた課題】• 会社の認知度が低かったため良質米の仕入れが困難であった。• 商社を介した仕入れであったため輸送コストが高くなっていた。• 米国人は栄養価や健康面を重視する傾向にあり、オーガニック栽培米が必要。

【ウェブサイト】 http://tawaraya-rice.jp/

【対応の結果】• 複数年契約の獲得や有機栽培の提案が可能となった。• 自社で一貫して手掛けることにより大幅なコストダウンが図られた。• 海外に活路を開きたいといった農家が増加。• 収穫後はハワイでテストマーケティングを実施する。

見 本

長野自社圃場での田植え

ホノルル店内の様子

見 本

北海道産を中心とした玄米を輸出し、現地の自社施設で精米して販売。

長野県伊那市に農業生産法人を設立し、海外マーケットに合わせた輸出用米の生産を開始。生産に手間を掛ける分、自社流通網を生かして販売価格を抑える。

輸出額(万円) 輸出量(t) 出荷時期

平成28年度 21,252 793

通年平成27年度 13,370 480

平成26年度 8,358 298

コメ

【主な品目】

香港、台湾、シンガポール、ハワイ

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 多収品種開発、大規模化等によるコスト削減の輸出に特化した稲作を目指す。• 日本食レストランが開業している国に新規展開していく。• 既存の拠点において、軽飲食と店頭販売を兼ねた業態の開発。

【生じた課題への対応】• 全国の産地を渡り歩き、地道な営業活動を実施。• 米の調達から輸出、現地の精米まで自社で手掛ける。• 通常の玄米と比べて栄養価を含む胚芽が3倍ほど大きい品種を自社で栽培。

【連絡先】 担当者名:伊藤取締役、TEL:011-817-7820

【活用した支援・施策】 平成28年度輸出に取り組む事業者向け対策事業(ジャパン・ブランドの確立に向けた取組)

(平成25年度より輸出開始)

北海道 (株)Wakka Japan『玄米を海外で精米し新鮮な日本米を提供』

【効果があった取組】・現地メディアでのPR広告

・特に欧米での人気が高いオーガニック米の販売・SNSの発信回数を増やした

Page 2: 北海道(株)WakkaJapan 『玄米を海外で精米し新鮮な日本米を … · ベトナムのイベントに参加 日本人のコメ離れによる国内消費低迷を受け、海外市場獲得のため平成28年度か

【取り組む際に生じた課題】・現地でのブランド認知度が低い・輸出に関する情報の不足・海外に輸出するには賞味期限が短い。・自社だけでは輸出量が少なく、コンテナを仕立てられないため、混載が必要。・輸出に必要な認証(GLOBAL G.A.P、HACCPなど)

【ウェブサイト】 http://www.haskapp.co.jp

【対応の結果】・賞味期限の長期化が可能となった。・現地での認知度が向上したことで自社直営店のインバウンド客が増えた。

外国人向けの工場見学を実施

台湾商談会への出展

台湾であんこものが人気があるため平成28年に台湾やタイ等でテストマーケティングを実施し、平成29年7月本格的に輸出を開始。

海外を主要市場と想定した道産素材100%のカステラとチーズケーキを開発。 コラボレーションパートナーの探索。

輸出額(万円) 出荷時期

平成29年度(7月~) 138 通年

菓子

【主な品目】

台湾、中国

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】・将来的には現地の取引先による店舗展開も視野に入れる。・北海道産原料100%の菓子を作って輸出を目指す。

【生じた課題への対応】・農林水産省やジェトロ等の公的機関への相談。・見本市への出展による自社商品のPR。・北海道総合研究所と一緒に期限延長を検討し、保存やパッキング方法を改良。・自社工場と原材料生産工程の国際基準化への推進。・輸送会社と提携することで、混載運送への検討。

【連絡先】 担当者名:松原専務執行役員、TEL:0123-23-4182

【活用した支援・施策】 -

北海道 (株)もりもと『道産素材を使用したお菓子を台湾へ』

加工食品

(平成29年度より輸出開始)

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【取り組む際に生じた課題】• 使用原材料(食品添加物)に対する輸出先国の規制や、製品が安心安全であ

る事の証明を要求される。• 社員の外国語、貿易知識の不足。

【ウェブサイト】 http://www.bake-de-arles.com/

【対応の結果】• 規制または安全面がクリアされ、継続した輸出に繋がった。• 自社で手続きが行えるようになり、スムーズな輸出が可能となった。

平成25年、台湾向けコンテナの混載に声が掛かったのをきっかけに、現地でソフトク

リームを試験販売。北海道産原材料使用という点で台湾での人気商品となったことから、翌年、正式に輸出を開始。

台湾での評判が他国にも伝わったことにより、平成27年には新たに韓国、中国への輸出を開始。現在も韓国、台湾、中国の百貨店を中心に販売している。

輸出額(万円) 出荷時期

平成28年度 8,000

通年平成27年度 3,500

平成26年度 4,000

ソフトミックス(ソフトクリームの原料)

【主な品目】

アジア圏(韓国・台湾・中国)

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• アジア圏以外への輸出を目指す。

【生じた課題への対応】• 検査機関において、製品の放射能検査を実施。

• 契約通訳者との細かい打ち合わせを実施するとともに、船会社に輸出手続き等の協力を得た。

【連絡先】 担当者名:営業本部 広島、TEL:011-382-8550

【活用した支援・施策】 -

(平成25年度より輸出開始)

北海道 (株)ベイクド・アルル『ソフトクリームの原料をアジア圏へ』

加工食品

現地で販売する北海道産原料のソフトクリーム

輸出するソフトミックスの梱包状態。常温で輸出する。

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【取り組む際に生じた課題】• 北海道からの輸出は本州に比べ輸送コストが高い。

• スーパーにおける北海道食品の販売棚の維持(品揃え)や消費者の飽きによる購買力低下。

【ウェブサイト】 http://continental-trading.co.jp/

【対応の結果】• 輸送単価(現地)が抑えられたことによりコスト低減が図られた。

• 道内の食品メーカーから多くの商品の応募があり、逐次輸出をチャレンジ中。

北京のスーパーの常設コーナー

北京のスーパーでの販売の様子

北海道の地域商社として、中国を中心に道産食料品の輸出拡大に取り組む。 平成28年には速やかな商流の構築を目的に、天津に合弁商社を設立するとともに、

北京の高級スーパーとタイアップし、北海道産品の常設販売コーナーを設置。

輸出額(億円) 輸出量(t) 出荷時期

平成28年度 1.1 150

通年平成27年度 0.8 112

平成26年度 1.2 156

加工食品

【主な品目】

中国、香港、台湾

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 北京のスーパーは今後店舗網を拡大する方針であり、全店に道産食品

の常設販売コーナーを設ける。

• 将来的には冷凍コンテナを活用して、スイーツや水産物の取扱いも目指す。

【生じた課題への対応】• 物流業者とのルートの検討・選定や価格交渉を実施。• コンテナを直接食品工場まで運び商品を積載。• 輸出を希望する道内の食品メーカーに対し、幅広く商品を募集。

【連絡先】 担当者名:松川常務、TEL:011-221-8511

【活用した支援・施策】平成28年度「中国市場輸出ビジネス拡大モデル事業」(札幌市)

(平成22年度より輸出開始)

北海道 コンチネンタル貿易(株)『道内メーカの加工食品を中国、香港、台湾へ』

その他

【効果があった取組】

中国に合弁会社を設立したことにより、現地の卸価格をコントロールすることができた。

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【取り組む際に生じた課題】• 常温コンテナを使用していたため、海上輸送時の温度変化の影響により、品質

低下、乾燥を招いた。• 輸送時の揺れの影響でパッケージに亀裂や穴が生じた。

• 飲食店従業員の炊飯技術のレベルが低いため、提供するご飯の質が悪く、クレームが発生。

【ウェブサイト】 http://www.satsubei.co.jp/

【対応の結果】• 現地に到着しても品質の維持が確認できた。

• 従業員の炊飯技術が向上し、美味しいご飯の提供が可能となり、クレームは皆無となった。

ベトナムのイベントに参加

日本人のコメ離れによる国内消費低迷を受け、海外市場獲得のため平成28年度か

ら輸出に取り組む。ベトナムの日本料理店5店舗に出荷して高評価を得ており、平成29年度は100トンの輸出を目指す。

現地でおむすびのにぎり方を実演して北海道産米をPR。実演効果により北海道産米の購入者が増大。

輸出量(t) 出荷時期

平成28年度 25 4半期ごと

コメ

【主な品目】

ベトナム

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【今後の課題・展望】• 玄米で輸出し現地で精米して、より新鮮なコメを飲食店に届けたい。• 現地で北海道産米を使用した「おむすび店」の出店を目指す。• 自社製のコメ加工品(だんご)を輸出したいが、取引先から求められるHACCP

導入が課題(資金面や煩雑な手続き面)である。• ロスのオーガニックマーケットで北海道米(特別栽培米)の取引を目指す。

【生じた課題への対応】• 独自の真空脱気技術を活用するとともに、取引商社に冷蔵コンテナ導入を依頼。• 札幌市の輸出支援事業を活用し、パッケージを厚手のものに変更。• 飲食店の日本人の料理長やチーフに従業員への技術指導を依頼。

【連絡先】 担当者名:川原、TEL:011-721-3285

【活用した支援・施策】平成29年度輸出仕様食品製造支援事業(札幌市)

【輸出実績】 (平成28年度より輸出開始)

北海道 (株) 札米『北海道産ななつぼしをベトナムへ』

飲食店での実技指導

ベトナムのイベントでおむすびの握り方を実演

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【取り組む際に生じた課題】• 海外での販売・流通には賞味期限の延長要望が多い。

• 輸出先国から商品の重量や成分の詳細な開示を求められたり、商品重量の表示で現地量販店とのトラブルが発生。

• 現地販売価格が国内価格に比べ2~3倍と高い。

【ウェブサイト】 http://www.wakasayahonpo.com

【対応の結果】• 賞味期限を180日に延長しても風味が落ちない商品の製造が可能となった。• 検査実績値の提供や適切な表示への変更により理解を得る。• 商品のコストダウンが図られ、販売価格にも反映。

シンガポール明治屋の北海道フェア

袋詰めに変更した商品をハワイで販売

北海道産の原材料を主に使用した焼き菓子を海外向け主力商品として4商品を選定し、アジア向けに輸出。現地百貨店において富裕層向けに販売。

小口の細かい注文にも対応していることから、相手先から信頼され、継続した輸出に繋がっている。

輸出額(万円) 輸出量(t) 出荷時期

平成28年度 約1,600 17

通年平成27年度 約1,600 17

平成26年度 約1,600 17

焼き菓子、チョコレート菓子

【主な品目】

中国、台湾、香港、マレーシア、タイ、ハワイ等

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 冷凍品の輸出を増やし、更なる賞味期限の延長や風味の向上を目指す。• 商談に時間を要しているインドネシア、韓国等への輸出を推進。• タイムリーな海外情報の提供・開示を要望。

【生じた課題への対応】• 保存技術の研究・開発を実施。• 輸出先国の理解を得るため、現地商社等を通じて丁寧な対応を実施。• 商品の包装を箱詰めから袋詰めのパックに変更。

【連絡先】 担当者名:落合営業部部長、TEL:011-666-1631

【活用した支援・施策】 -

(平成19年度より輸出開始)

北海道 (株)わかさや本舗『北海道産素材の焼き菓子をアジア諸国へ』

加工食品

香港シティスーパーで販売

Page 7: 北海道(株)WakkaJapan 『玄米を海外で精米し新鮮な日本米を … · ベトナムのイベントに参加 日本人のコメ離れによる国内消費低迷を受け、海外市場獲得のため平成28年度か

【取り組む際に生じた課題】• 冷蔵コンテナから積み下ろしの際に結露のリスクが発生。• ベトナムは米袋の政府登録が必要なため袋の作り直しが生じた。• 北海道米の引き合いが強く価格が高騰のため、府県産に比べ価格高。

【ウェブサイト】 http://syokuren.co.jp/

【対応の結果】• 品質管理は引き続き継続して改善してゆく。• 政府登録完了。相手国の事情に可能な限り対応してゆく。• ブランドアイテムと両立させてボリュームゾーン対応のコスト実現も必要。

米国の食品スーパーでの常設販売

北京での日本産米の普及活動

北海道の食の普及と北海道産米の販路拡大を図るため、平成23年産米から香港に輸出を開始。

平成28年12月には全農の指定工場を活用して28年産道産米を中国へ初輸出。

輸出額(万円) 輸出量(t) 出荷時期

平成28年度 6,780 245

通年平成27年度 5,870 222

平成26年度 4,610 183

コメ

【主な品目】

香港、ハワイ、ベトナム、中国

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 現在試験栽培中の多収穫品種の海外ボリュームゾーンむけの活用。• 中国向け輸出の永続化。

【生じた課題への対応】• 相手国パートナーとの作業手順の徹底。• 必要手続きにより政府登録の実行。• 多収穫品種の取り組み。

【連絡先】 担当者名:営業部 平岡部長、TEL:0133-72-7800

【活用した支援・施策】平成27年度補正 農畜産物輸出促進緊急対策事業

(平成23年度より輸出開始)

北海道 (株)ショクレン北海道『北海道産米を香港、ハワイ、ベトナム、中国へ』

香港の食品スーパーでの常設販売

Page 8: 北海道(株)WakkaJapan 『玄米を海外で精米し新鮮な日本米を … · ベトナムのイベントに参加 日本人のコメ離れによる国内消費低迷を受け、海外市場獲得のため平成28年度か

【取り組む際に生じた課題】• 現地スタッフの食肉カット技術が不足しているため、可食部分の廃棄が多い。• 和牛や安価な他国産との差別化が必要。

【ウェブサイト】 http://www.hokuren.or.jp/

【対応の結果】• 廃棄量はある程度減少したものの、技術習得まで継続した指導が必要。• 輸出先国が増加。特に豚肉は、香港への定期的な輸出が開始された。

道産牛肉の盛り合わせ(香港の焼肉店にて)

香港の豚丼店に道産豚肉を提供

平成25年から北海道産のホルスタイン種、交雑種、豚肉を東南アジア等へ輸出。北海道ブランドを売りに販路拡大を図る。

香港の豚丼店から日本産豚肉から北海道産豚肉に切り替えたいとの話があり、商社を通じて豚肉の輸出を開始。

道内の食肉処理場がハラール認証を取得したことにより、平成28年からUAEへ道産牛肉の試験輸出を開始。現在も試験という位置付けではあるが輸出を継続中。

輸出額(万円) 輸出量(t) 出荷時期

平成28年度 6,500 41.0

通年平成27年度 2,790 12.5

平成26年度 2,000 8.2

牛肉、豚肉

【主な品目】

タイ、ベトナム、シンガポール、香港、台湾、UAE

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 道内の飼養頭数の減少で生産量が不足する中、国内需給との調整が課題。• 現地外食店に数日間人材を送り込み、カッティング等の取組を強化。• 牛肉の部位による販売格差があり、売れない部位の販売が課題。• 現地のカット技術の指導を行い、商品づくりのレパートリーを増やすことが急務。

【生じた課題への対応】• カッティングガイドブックを作成して現地に配付し、啓発活動を実施。• 現地で試食や販促プロモーションを実施し、北海道ブランドをPR。

【連絡先】 担当者名:畜産販売部 ビーフ課 藤原、TEL:011-218-1755

【活用した支援・施策】 平成27年度、28年度 国産食肉等新需要創出緊急対策事業

(平成25年度より輸出開始)

北海道 ホクレン農業協同組合連合会『北海道産牛肉・豚肉を東南アジア、UAEへ』

畜産物

【効果があった取組】ベトナムのレシピサイトに、ロー

ストビーフの作り方の動画を掲載し、道産牛肉を紹介。

タイの北海道フェアの様子

※牛肉・豚肉の合計値

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【取り組む際に生じた課題】• 香料など食品添加物の規制強化により、既存の商品の輸出が困難。• 湯葉は豆乳分が多い商品であるため賞味期限が短い。• 商談会では感触が良かったものの、その後のアクションが何もなかった。

【ウェブサイト】 http://www.fu-yuba.co.jp/

【対応の結果】• 食品添加物の規制をクリアした商品が完成し、国内外ともに同じ商品を販売。• 長期保存が可能となり、現地での販売期間の長期化し、注文が舞い込んだ。• サンプルの高評価により受注に繋がった。

プチ大福の小売用パッケージ

輸出の主力商品プチ大福シリーズ(全7種類)

インドネシアは平成27年11月に札幌での海外バイヤー商談会で、タイは平成28年9月に札幌で行われたFood Hokkaidoの海外バイヤー商談会でマッチング。

商談時の感触が良かったことからサンプルを提出し、訪問及び電話により売り込み、受注に繋がる。

輸出額(万円) 出荷時期

平成28年度 2,210

通年平成27年度 1,700

平成26年度 2,000

プチ大福、湯葉、生麩、焼麩

【主な品目】

台湾、香港、インドネシア、タイ

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• プチ大福を中心に湯葉も盛り込み、年間2000万円~3000万円の輸出を目指す。• 輸出業者を通した取引を行うとともに、現地業者との直接取引のルートを強化。• 東南アジア圏、台湾、香港の輸出を強化し、米国市場へも進出を目指す。

【生じた課題への対応】• メーカーに規制をクリアできる当社専用の原料の開発を依頼。• 研究を重ね、湯葉を冷凍可能な輸出仕様に開発。• 現地に手荷物でサンプルを持参し、通訳を伴って直接仕入れ担当者に売り込み。

【連絡先】 担当者名:小山代表取締役社長、TEL:011-221-5612

【活用した支援・施策】 平成28年度輸出仕様食品製造支援事業(札幌市)

(平成25年度より輸出開始)

北海道 (株)小山製麩所『プチ大福、湯葉等を新たにインドネシア、タイへ』

加工食品

特選湯葉(冷蔵・冷凍品)

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【取り組む際に生じた課題】• 焼き菓子の賞味期限(180日)が短く、取引からの期限延長の要請。• 海外との商談にあたり、語学や商品知識を持った営業人材の育成が必要。• 米国の取引先はあるものの、単発的な輸出のみである。

【ウェブサイト】 http://ikeda-c.co.jp/

【対応の結果】• 海外向け焼き菓子の賞味期限を300日に延長。• 商談等を繰り返す中で社員のスキルアップが図られた。• フードショーにおいてバイヤーとの商談が進み米国の販路拡大に繋がった。

中国で人気のミルクボーロ

米国フードショーでの商品陳列

商社を介さずに自ら海外市場の販路を切り開く。 輸出に取組む企業と情報交換を行い顧客を紹介し合うことにより輸出が増加。 海外への販売を通じて需要を掴み商品開発に取り組む。

輸出量(袋) 出荷時期

平成28年度 52,460

通年平成27年度 50,000

平成26年度 32,380

豆菓子、焼き菓子、黒豆茶

【主な品目】

中国、香港、台湾、タイ、米国など

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 欧米輸出へ向け、HACCAP等の認証に取り組み、販路拡大を目指す。• グルテンフリー・オーガニックなど海外特有の需要に対応した商品開発を実施。• 中国で人気のミルクボーロを更に展開する。

【生じた課題への対応】• 賞味期限の延長を社内で実施。• 社員を海外研修プログラムに参加させ人材育成に取り組む。• 平成29年7月にニューヨークのフードショーに出展。

【連絡先】 担当者名:池田、TEL:011-811-2211

【活用した支援・施策】 平成28年度輸出仕様食品製造支援事業(札幌市)

(平成18年度より輸出開始)

北海道 池田食品(株)『豆菓子、焼き菓子を中国、香港、米国などへ』

加工食品

米国フードショーにて、現地バイヤーに商品を紹介

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【取り組む際に生じた課題】• 日本とは異なる外食中心の文化。• 原材料の減産の影響による製品価格の高騰及び商品の不足。• 北海道産日本酒の認知度が府県産に比べて低い。

【ウェブサイト】 -

【対応の結果】• ホクレンと北海道ぎょれんが連携したことで、互いの現地バイヤーと接触を持つことが

できた。また、消費者や飲食店関係者に道産農水産物を使用した幅広いメニュー提案を行うことができ、効果的なプロモーションを実施できた。

• 料理教室の盛況ぶりから、量販店では道産食材の取扱い増加が検討されている。• 期間限定メニューが定番化することで、道産食材が継続使用されることになった。• バンコクにおけるレセプションを契機に、道産日本酒の取引が拡大。

中国量販店での道産水産物・日本酒の販売促進活動

タイでの道産農畜水産物の販売促進活動・プロモーション

ホクレン、北海道ぎょれん、北海道が一体となり、平成27年から北海道産農畜水産物等のPRのため海外のスーパー等において販売促進活動やセミナーを実施。

平成28年は販売促進活動やセミナーの実施に加え、バンコク市内のホテルにおいて、

現地飲食店関係者やマスコミ向けに、道産農畜水産物等の展示やプレゼンテーション、和食メニューの試食等を行うプロモーション事業を実施。

北海道産農畜水産物、道産日本酒等

【主な品目】

タイ、台湾、中国、オーストラリア等

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【今後の課題・展望】• 量販店に来客する大半が日本人のため、現地消費者の集客に注力が必要。

• 安定して輸出を継続させるためには、北海道の生産現場や商品特徴を消費者にわかりやすくPRする等、より付加価値をつけた販売展開を実施することが不可欠。

【生じた課題への対応】• 現地量販店において料理教室を開催し、調理方法や解凍方法について説明。

• 飲食店において店舗のシェフが新たなメニューを考案し、期間限定メニューとして提供。

• 和食と日本酒のセットでPRすることにより相乗効果を狙う。

【連絡先】 担当者名:事務局 ホクレン農業協同組合連合会 流通開発課、TEL:011-232-6105

【活用した支援・施策】 平成28年度輸出に取り組む事業者向け対策事業

北海道 北海道農畜産物・水産物海外市場開拓推進協議会

『道産農畜水産物・日本酒を消費者・飲食店関係者へPR』

その他

【効果があった取組】現地新聞広告やWEBサイトで

催事情報の発信を行ったことにより、多数の来場者が見られた。

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◆平成26年に函館市で開催された商談会で、香港のバイヤーと契約が成立したことを契機に北海道産米1トンを輸出。

◆商談会に積極的に参加することで、香港に加え新たにオーストラリアが輸出先国として加わり、平成28年度は19トンまで輸出量が拡大。

コメ(北海道産米 )

【主な品目】

香港、オーストラリア

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】(平成26年度より輸出開始)

【活用した支援・施策】新輸出大国コンソーシアムハンズオン支援(ジェトロ)

北海道 函館米穀(株)『北海道産米を香港、オーストラリアへ』

【効果があった取組】・平成28年9月に食品安全システムの国際規格である「FSSC22000」を取得し安全性をアピール。

・オーストラリア向けには高級感のある和紙調パッケージを使用するとともに、英語版商品ポップアップを作成して提供。

輸出量(t) 出荷時期

平成28年度 19

通年平成27年度 10

平成26年度 1

【取り組む際に生じた課題】・外国向け商品のため、パッケージデザインの変更を検討。

・販売先(輸出国)との代金決済が不安。

【生じた課題への対応方法】・相手国からの要望もあり、外国向けのパッケージとはせず、 「北海道産」を強くア

ピールできる国内と同じパッケージで販売。・現地との仲介役である日本の貿易商社の買い取りによる代金決済を実施。

【対応の結果】・既存の国内用パッケージを用いたことによって、大幅なコスト削減につながった。・商品買い取り方式により代金決済の不安が解消。

【今後の課題・展望】・ジェトロ主催の商談会やハンズオン支援を前年度に引き続き継続して活用し、シンガポールをはじめ他国への輸出拡大を目指す。・道南地域の主力品種である特A米「函館育ちふっくりんこ」は、バイヤーが積極的に取り扱ってくれたこともあり、輸出量に占める割合は約4割までに増加。今後も更なる輸出量拡大に取り組む。

【ウェブサイト】 http://hakodate-beikoku.co.jp/ 【連絡先】 担当者名:石上 友浩 TEL:0138-42-7041

函館米穀株式会社

輸出用主力商品の「ふっくりんこ」と「ゆめぴりか」、「ななつぼし」

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【取り組む際に生じた課題】• 各国への輸出に関する情報を収集すること。• 現地ニーズの把握及び出店場所の確保。

【ウェブサイト】 http://www.milkissimo.com

【対応の結果】• アジア圏に3店舗出店(平成29年7月現在)• 現地に赴き、味だけでなく「MILKISSIMO」のホスピタリティ溢れる接客を国内店

舗同様に提供して顧客を確保するとともに、北海道ブランドの更なる浸透を図る。

「MILKISSIMO」のロゴマーク

北海道内店舗で外国人観光客に好評なことや、常々、北海道の良さを海外にアピールしたいと考えていたところ、海外企業から問い合わせがあり輸出が実現。

フランチャイズ方式で、ジェラートショップ「MILKISSIMO(ミルキッシモ)」をシンガポールに1店舗、マレーシアに2店舗出店し、道内で加工したジェラート原料を輸出。

輸出額(千円) 出荷時期

平成28年度 4,447

通年平成27年度 5,370

平成26年度 1,955

ジェラート

【主な品目】

シンガポール、マレーシア

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】(平成26年度より輸出開始)

【今後の課題・展望】• シンガポール、マレーシアへの輸出を継続するとともに、中国、台湾などを中心

に店舗出店を通じ更なる販路拡大を図る。

• 中国のメガフランチャイジー企業へのフランチャイズ店舗出店や、現地日系企業のショッピングモールへの出店を交渉中。

【生じた課題への対応】• 輸出手続きや輸送コストの問題について、ノウハウのある商工会議所等、公的

機関へ相談。

• 現地提携先との密な情報交換を行い、出店場所については、現地提携先企業が国内店舗を参考に商業施設と直接交渉し、当社が店舗内装等をサポート。

【連絡先】 [email protected]

加工食品

北海道 (株)ミルキッシモ『ジェラートをシンガポール、マレーシアへ』

【効果があった取組】店舗の看板に「北海道」と記載し、北海道産の素材を使用して、北海道内で加工されたことをアピール。

【活用した支援・施策】-「MILKISSIMO」のジェラート

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【取り組む際に生じた課題】• 中国北京への生鮮魚介類輸出では、鮮度保持の面で以下の課題があった。

①衛生証明書、放射性物質検査証明書、産地証明書の発行に要す日数。②従来の長崎から上海経由のルートでの輸送時間。

• 中国での荷受けから流通を担い、代金回収を行うパートナー企業の確保。• 北京での 終的な販売先(パートナー企業)の確保。

【ウェブサイト】 http://food-hokkaido.or.jp/

【対応の結果】• 各証明書類は、インターネットやメール申請が可能となり、北海道から初めて高

鮮度の生鮮魚介類を直接輸出することが可能となった。• 新たな流通と国内決済と同様な機能を有するルートを整備できた。• 北京市内の高級和食店120店に流通する卸元と連携が可能となった。

札幌市場での鮮魚パッキング

函館、道南を中心とした北海道産品を、国内はもとより国際的な物流活動をとおして世界に情報発信し、その人脈の広がりを地域振興、人材育成に発展させていく。

平成25年、香港そごうで北海道スイーツのアンテナショップの企画、運営を行い、その後も定期、継続的にイベント開催等を実施し、平成29年2月には、中国の北京へ生鮮魚介類を定常的に輸出できる体制を構築。

農産物、水産物、酪・畜産物、スイーツ、アイスクリーム等の加工品

【主な品目】

中国、香港

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【今後の課題・展望】• 香港は購買力があるので、今後、野菜や果実、チーズ等の乳製品、日本酒など

の輸出にも取り組み、また、中国には大きな需要があり、酪農関係者へも貢献すべく、アイスクリーム、ヨーグルト、菓子類などの輸出にも取り組んでいきたい。

• 中国への輸出は商標権の取得が重要なので、当財団での取得を推進したい。

【生じた課題への対応】• 約2年をかけて市場を作り、各証明書を発行する機関へ働きかけを行い、また、

札幌中央卸売市場の卸売企業と連携することで輸出体制を整備。• 中国に出先を持つ日本企業との連携を進め、現地法人による流通を確保。• 北京市内高級和食店の卸元との連携を進めた。

【連絡先】 担当者名:大久保 彰之 TEL:0138-86-7707

【活用した支援・施策】平成28年度補正農林水産物・食品輸出促進緊急対策事業のうち輸出力強化戦略実行緊急対策事業

北海道 一般財団法人北海道食品開発流通地興『北海道産品の新たな販路の開拓』

その他

【効果があった取組】

産品に「北海道」のシールを貼付して北海道ブランドをアピール。また、「有機」「無農薬」「by Air」等、産品の訴求ポイントも併せて標記。

北京での鮮魚PRイベント

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【取り組む際に生じた課題】• 販売先が増え、主力商品の「函館メルチーズ」の増産が必要。• 船便輸送や通関手続きに時間がかかることから、賞味期限を延ばす必要がある。• メルチーズの生産量は増えたが、型抜きには人手がかかり限界がある。

【ウェブサイト】 http://www.petite-merveille.jp/

【対応の結果】• 製造ラインを2つにしたことから、生産量も2倍となった。• 急速冷凍が可能となり、賞味期限も約半年に延ばすことが可能となった。• 常温のものはもちろん、冷凍したものでもカットすることができ、仕上がりも良い。

平成22年、主力商品の「函館メルチーズ」が、モンドセレクション 高金賞を受賞したことが輸出のきっかけとなり、シンガポールやタイ、マレーシア、台湾、アメリカの催事に出展し、平成25年からは、香港そごうの催事へも出展するようになった。

平成29年4月、香港そごうのリニューアルに合わせて出店の依頼があり、現地代理店を通じて本格的な輸出を開始。

チーズケーキ、プリン等のスイーツ

【主な品目】

香港

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】(平成29年度より輸出開始)

【今後の課題・展望】• 香港そごう店をアンテナショップとして現地の人たちの好みをつかみ、フランチャ

イズによる多店舗展開を目指したい。

• 商談会へも参加し、海外のレストランやコーヒーショップ向けの、デザート風な商品の開発・輸出も検討していきたい。

【生じた課題への対応】• 平成29年3月、メルチーズ専用の新工場が完成。• 新工場建設と同時に、マイナス40度まで急冷できる冷凍庫を設置。• 平成29年4月、国内でも珍しい「ウォーターカッター」を導入し機械化を図った。

【連絡先】 担当者名:松宮 聡司 TEL:0138-26-7755

【活用した支援・施策】 -

北海道 (有)プティ・メルヴィーユ『函館のスイーツを香港へ』

加工食品

【効果があった取組】現地の人たちに函館を知ってもらうため、店舗のモニターで函館の映像を流したり、フェイスブックで動画配信を行い情報発信をしている。

函館メルチーズ

香港そごう店の様子

ロールケーキ

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【取り組む際に生じた課題】• 中国、シンガポール以外の新たな海外販路開拓の模索。• 輸出先言語での商品紹介、成分表示など輸出に関する情報やノウハウの不足。

【ウェブサイト】 http://kitanohotaru.shop-pro.jp/

【対応の結果】• 商談会において沼田町産の新鮮なトマトを使用したジュースが、ユジノサハリン

スク市内のスーパー担当者から高い評価を受け、商談開始。• 輸出に関する正確な情報を取得することができ、効果的なPR活動に繫がった。

平成22年からシンガポールに輸出を開始し、次いで中国に輸出。

新たな販路を開拓するため、町主催で開催した海外販路拡大シンポジウムがきっかけとなり、道内金融機関の協力のもと、平成27年5月、ロシア・ユジノサハリンスクに沼田町産トマト商品の輸出を開始。

今後もアジア市場を中心に輸出額増加を目指す。

トマトジュース、トマトケチャップ

【主な品目】

中国、ロシア、シンガポール

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• トマトジュース等は国内でも多くの需要があり、原料の安定的な確保。• アジア市場を中心に輸出拡大・販路開拓を目指し、輸出額増加を図る。

【生じた課題への対応】• 町主催による海外販路拡大シンポジウムの開催がきっかけで、ロシア輸出の

可能性について協議を開始。その後、道内金融機関主催のロシア企業との商談会に参加。

• サハリン向け輸出セミナーへの参加。

【連絡先】 沼田町農産加工場、TEL:0164-35-1206

【活用した施策・支援】「サハリンへの通年輸出セミナー(道主催)」、「道銀ロシアビジネス交流会in札幌」への参加

(平成22年度より輸出開始)

北海道 北のほたるファクトリー(沼田町農産加工場)

『トマトジュース・トマトケチャップを中国等へ』

加工食品

「北のほたるファクトリー」加工場内の様子

料理にも使える完熟トマトジュース

トマトケチャップ

輸出額(万円) 出荷時期

平成28年度 81.7

通年平成27年度 77.3

平成26年度 32.5

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【取り組む際に生じた課題】• 国内で販売している良質な北海道産そば粉がそのまま受け入れられると見込ん

でいたが、現地消費者の嗜好に合わなかった。• 商習慣の違いや、現地に到着した商品の状態や保管方法に懸念。

【ウェブサイト】 http://www.soba-ko.com/ (問合せフォームあり)

【対応の結果】• 良質なそば粉の情報が現地の他の業者にも伝わり、取引先が拡大するとともに、

パック入りもりそばの販売量が中国産そば粉の使用時より1割程度上昇。• 現地エージェントを通じて太いパイプが出来、信頼関係が構築。

工場出荷時の様子

旭川の老舗ラーメン店との縁で、同店が台湾に展開する店舗の麺製造を手がける現地製麺会社からの打診がきっかけで輸出を開始。

北海道上川町産ブランド「大雪そば」を中心に道産そば粉を独自にブレンドし、現地消費者の嗜好に合せた商品を開発。

現地製麺会社がパック入りもりそばとして加工し、コンビニで販売。

輸出量(t) 出荷時期

平成28年度 103~11月

平成27年度 10

そば粉

【主な品目】

台湾

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 台湾を足がかりに、フィリピンや香港などのアジア圏に販路拡大を目指す。

【生じた課題への対応】• そばの挽き方やブレンドの割合など試行錯誤を繰り返し、2年間かけて現地の

ニーズに合った商品を開発。• 現地に何度も出向き、受入体制、保管場所、そば粉の品質、在庫状況等を確認。

【連絡先】 担当者名:代表取締役 藤岡 孝憲 、TEL:0166-23-2381

【活用した支援・施策】 -

(平成27年度より輸出開始)

北海道 土開製粉株式会社『北海道産のそば粉を台湾へ』

加工食品

上川町産「大雪そば」

現地で販売されている商品

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【取り組む際に生じた課題】• ベトナムへの輸出には、水産加工施設及び輸出品目の事前登録が必要と判明。• 登録申請時の英語による書類作成や、衛生証明書の発行申請手続が煩雑。

【ウェブサイト】 http://www.kushiro-bussan.com/

【対応の結果】• 申請から登録まで半年ほど掛かりベトナム政府のHPで公表。登録後はベトナム

側通関での問題も発生せずに鮭の加工品、イクラの醤油漬け、カニなどをスムーズに輸出できた。

台湾、シンガポールにおける継続した販路拡大により、現地では釧路ブランドが定着。 ベトナムのバイヤー招へいをきっかけに、営業活動、市場調査を実施し、平成28年

度からベトナムの富裕層、日本食レストラン向けに本格的な輸出を開始。

近年の漁獲量減少に伴い輸出量も限られてはいるが、釧路ブランドの海外への定着や相手国との関係維持のため、継続した輸出を実施。

輸出額(万円) 出荷時期

平成28年度 7,996

通年平成27年度 9,695

平成26年度 10,984

鮭、サンマ、サバ、ホッケ、カニなどの加工品昆布、イクラの醤油漬け

【主な品目】

台湾、シンガポール、ベトナム

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 平成29年2月にベトナムへ食材を持ち込み、新規及び既存の輸入商社との試食

商談を行ったが、味や品質は良いが価格が高いとの評価。

• 営業活動や試食プロモーションを積極的に行い、現在の富裕層向けの輸出を中間層まで販路を拡大していきたい。

【生じた課題への対応】• 北海道庁に登録申請書類の作成内容を確認し、衛生証明書発行手続きと併せ、

書類作成のサポートを部会が実施。

【連絡先】 担当者名:大森康平、TEL:0154-31-2011

【活用した支援・施策】 -

(平成22年度より輸出開始)

北海道 釧路市物産協会海外部会『水産物・水産加工品をベトナムに輸出開始』

水産物

ダナン市ジャパンフェスティバルにてテスト販売

ホーチミン市の現地商社との試食商談

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平成25年より、輸出事務手続きの代行、航空便(週2回)、海上便(月1回)の小口混

載輸送の定期便サービス、不定期便サービスの提供を実施。商談会や展示会等の企画・運営も行う。

平成28年8月、道内の食肉処理施設が対シンガポール輸出施設として認定されたことから、平成29年1月より道産牛肉の輸出を開始。

【取り組む際に生じた課題】• 商品コスト及び、小口冷蔵・冷凍混載輸送のコスト削減。• 生鮮品(野菜、鮮魚等)の鮮度確保。

【ウェブサイト】 http://www.hokkaido.com.sg/

水産品、畜産品、牛肉、農産品、加工食品など

【主な品目】

シンガポール、マレーシア、タイ、 アジア圏(香港、台湾、インドネシア)

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【連絡先】 担当者名:業務部 榊原由季、TEL:0155-30-1733

【活用した施策・支援】平成24年度創業補助金、平成25年度緊急雇用創出推進事業、

(平成25年度より、輸出開始(輸出代行分含む))

2016北海道フェアでのビジネスミータィング(商談会)の様子

【生じた課題への対応】• 場外取引やメーカーとの直接取引、小口貨物を集約し、混載輸送を実施。• 輸出先への到着が早い夜間の航空便の活用で鮮度を確保。

【対応の結果】• 中間マージンの削減により、商品コスト削減、航空・海上ともリーズナブルな運

賃体系を実現。• 国内輸送と同等の鮮度の維持で、顧客のニーズを実現。

【今後の課題・展望】• 加工メーカーとの協働による大口輸送を増やし、販路拡大を行う。• 国内の運送業者と連携し、効率的かつ低コストな輸送ルートの構築。• 北海道ブランドだけに頼らずに、北海道産を活かした商品力の強化、PRを図る。• 道内生産者等の利便性の向上、需要増への対応のため、船便の増便を図る。• 北海道をアジア圏に売り込み、インバウンドを誘発し、道内経済発展に寄与。

輸出額(万円) 輸出量(t) 出荷時期

平成28年度 約 10,090 約 75

通年平成27年度 約 9,100 約 65

平成26年度 約 6,600 約 23

輸出フロー図

平成26年度小規模事業者持続化補助金

2016北海道フェアでの道産食品等販売の様子

【効果があった取組】道内初の小口の冷凍コ

ンテナによる混載輸送を開始し、道内の生産者、食品事業者の要望に応える。

北海道 (株)プライム・ストリーム北海道(PSH)『北海道の生産者、企業の海外展開をサポート』

その他

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【取り組む際に生じた課題】• シンガポールまでの輸送日数に適用できる賞味期限の確保。• 牛乳は他の商品に比べ、殺菌条件など輸入要件に合致する書類が特殊。• 販売先(スーパー、ディストリビューター)との取引交渉。

【ウェブサイト】 http://www.yotsuba.co.jp/

【対応の結果】• 定期的な供給体制の整備による定番販売の実現。(2週に1度の冷蔵流通)

• 高品質な北海道牛乳の現地リパック品の販売を実現したことで、高価格帯での販売も可能となった。

• 北海道ブランドの価値向上。

現地スーパーマーケットの牛乳売場

店頭での試飲販売

北海道の自社工場で製造した牛乳(殺菌乳)をIBCコンテナ(1トン容器)に充填し、シ

ンガポールへ海上輸送で輸出。シンガポールの現地乳業メーカーで、殺菌・充填(1リットルパック)を行い、現地のスーパーマーケット等で販売。

輸出額(万円) 輸出量(t) 出荷時期

平成28年度 3,787 229毎月

平成27年度 2,479 142

牛乳(殺菌乳)

【主な品目】

シンガポール

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• コンテナに満載できるまでの販売物量の拡大が必要。• 関連する新製品の開発、販売や飲食店での利用を拡大。• シンガポール近隣諸国への展開を検討。

【生じた課題への対応】• 輸出用殺菌乳の開発。(賞味期限延長)• 自社において輸入国要件に適合する書類を作成。• 販売プロモーションの提案。(試飲販売や販促提案)

【連絡先】 担当者名:営業統括部 大波、TEL:011-222-1311

【活用した支援・施策】 -

(平成27年度より輸出開始)

北海道 よつ葉乳業(株)『北海道産牛乳(殺菌乳)をシンガポールへ』

畜産物

※平成27年度は7月から輸出

現地で殺菌パックした牛乳のパッケージデザイン

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【取り組む際に生じた課題】• 英語の対応をできる者がいないため、商社との提携が不可欠。• 海外での「中札内」ブランドの知名度の低さ。• 平成23年の原発事故の影響で輸出が一時中止。

【ウェブサイト】 http://www.netbeet.ne.jp/~janaka

【対応の結果】• 地道な販売促進活動の結果、現在信頼できる4商社と提携し受注先を確保。• 「安心・安全で良食味」が認知され、安価な他国産との差別化が図られた。

国内外の需要への対応のため、集出荷貯蔵処理施設を増設し平成28年から稼働。 おつまみとしてドバイ、香港にも輸出され、「安全・安心で良食味」と高評価。 平成28年度は、天候不順と台風の影響により生産量が減少したものの、輸出先国と

の良好な関係を維持するため輸出は継続。

冷凍えだ豆

【主な品目】

香港、ハワイ、 オーストラリア、ドバイ、カナダ、シンガポール

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 工場増設により生産能力が1.5倍に高まったことから、輸出量100tを目指す。• 輸出商談会にも積極的に参加し、仲介役の提携商社を増やす。• 地理的表示(GI)保護制度に登録し、他地域との差別化とブランド保護を目指す。

【生じた課題への対応】• 信頼できる商社を探し提携。• 組合長を先頭に10カ国以上で商談会、催事に参加し宣伝活動を実施。• 平成23年10月に「北海道HACCP」の認証を取得し、安全・安心・高品質な冷凍

えだ豆の周知活動を実施。

【連絡先】 販売促進販売部、TEL:0155-67-2119

【活用した支援・施策】 平成27年度 農畜産物輸出拡大施設整備事業

(平成19年度より輸出開始)

北海道 JA中札内村『冷凍えだ豆を香港、ハワイ、オーストラリア等へ』

加工食品

輸出量(kg) 出荷時期

平成28年度 3,392

通年平成27年度 9,650

平成26年度 606

えだ豆の収穫作業

北海道HACCP認証を取得した工場での袋詰め作業

取れたての鮮緑色で甘みのある「そのままえだ豆」

中札内村のえだ豆

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【取り組む際に生じた課題】• 台湾への輸出量が増加するにつれ、国内の他産地との価格競争が激化。• 海外で「十勝川西長いも」が認知されると類似品が出回る。

【ウェブサイト】 http://www.jaobihirokawanisi.jp

【対応の結果】• 米国では競合する中国産との価格差を縮める対策の効果が現れ、現在では輸出先第1

位だった台湾を抜き輸出の6割以上を占有。• SQF 認証取得及びGI登録により、国内市場での販売強化のみならず、主な輸出先であ

る米国において安全・安心かつ高品質な商品として販路を更に拡大。

国内需給の適正化と市場価格の安定を目的に、薬膳ブームの台湾へ輸出。

高品質で安全・安心な十勝の長いもが健康食品として、台湾のほか、米国、シンガポールでも人気。

産地間連携(十勝管内9農協)による年間安定供給体制を確立。

輸出額(万円) 輸出量(t) 出荷時期

平成27年産 113,976 2,945

通年平成26年産 86,888 2,621

平成25年産 61,350 1,696

北海道 十勝川西長いも運営協議会『GI登録、SQF認証取得により、長いもの更なる販路拡大へ』

長いも

【主な品目】

米国、台湾、シンガポール等

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 平成31年には新品種を導入し、収量アップにより更なる増産体制を構築し、輸出の拡大

を目指す。

【生じた課題への対応】• 台湾での高評価が米国に伝わり、台湾系商社の米国法人が販路を拡大。その際、米国

で競合する中国産のシェアを奪うため、一級品に低価格帯の長いもを加えて輸出。• 平成20年にHACCP認証取得、平成29年4月に国際的に も厳しい食品安全基準の一

つ「SQF認証」を取得し、安全・安心かつ高品質を国内外へPR。• 海外で名称の不正使用に対応するため、地理的表示(GI)保護制度に「十勝川西長い

も」を平成28年10月登録。

【連絡先】 帯広市川西農業協同組合 青果部 TEL:0155-59-2241

青果物

(平成11年から輸出開始)

HACCP及びSQF認証を取得した長いも洗浄選別施設全景

【活用した支援・施策】 平成23年度強い農業づくり交付金 (集出荷貯蔵施設)

平成25年度日本の食を広げるプロジェクト事業補助金

長いも洗浄選別施設に掲示された 「SQF・ HACCP」認証工場プレート

GIマークとHACCP認証が記載された輸出専用箱

長いも洗浄選別施設での検品、箱詰作業

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【取り組む際に生じた課題】• 試験販売の段階ではあるが、現地産や他国産と比べると価格が高い。• 現地への直行貨物便がないなど、物流コストが嵩む。

【ウェブサイト】 -

【対応の結果】• 試験販売や現地でのPRイベント、商談を経て、ウラジオストク・ハバロフスク両市

でスーパーを経営する企業と契約が成立。

ロシア量販店仕入れ責任者と協議会との商談の様子

ロシア量販店で販売された北見産玉ねぎ

人口減に伴う国内需要低下への対応や、豊作時の値崩れによる農家所得への影響を緩和するため、平成28年、生産量日本一を誇る北見産玉ねぎをロシア極東地域に輸出。

同年11月には、北見産農産物の海外への販路拡大に向けて、北見市や北見市内の2JA、北海道銀行など官民6団体で協議会を設立。

北海道 北見産農産物輸出促進協議会『北見産玉ねぎをロシアへ』

玉ねぎ

【主な品目】

ロシア

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 玉ねぎの輸出を軌道に乗せた後は、人参やばれいしょなどの販売も目指す。• ロシアに限らず、東南アジア、台湾、韓国にも販路拡大を図る。

【生じた課題への対応】• 無理な価格競争をせず、北見産玉ねぎの「低農薬」「安全・安心」をPRするなど、

他国産との差別化を図るための販売手法を検討。

【連絡先】 担当者名:事務局 JAきたみらい 販売企画部 小澤 TEL:0157-32-8791

【活用した支援・施策】 -

青果物

(平成28年度より輸出開始) 【効果があった取組】輸出促進協議会を設立したことによって関係機関が一体となり、「オール北見」で輸出促進活動を行うことができた。

輸出額(万円) 輸出量(t) 出荷時期

平成28年度 (試験輸出) 5 9~10月

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【取り組む際に生じた課題】• 優品は様々な形状のものが入ることから、取組当初は台湾のニーズとの合致が

うまくいかなかった。

【ウェブサイト】 http://www.ja-shari.or.jp/

【対応の結果】• 平成28年、これまで信頼関係を構築してきた輸入業者に変わったことにより、円

滑に輸出できるようになった。

• 台湾では8~10月が端境期になるため、輸出のタイミングが合致した。

内袋を装着することにより、品質劣化を防いでいる。

にんじん選果工場

平成18年より相手国の要望を踏まえ、販路の一つとして台湾に輸出を開始。

優品(S及びLサイズ以上)は国内での販売が難しいが、台湾ではLサイズ以上の大型のものが好まれており、輸出量は増加傾向。

北海道 JA斜里町『斜里町産のにんじんを台湾へ』

にんじん

【主な品目】

台湾

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• シンガポールなど2週間以上の輸送時間を要する国々への輸出も検討している

が、品質の劣化の心配がある。• 国内のみの出荷では、価格の値崩れが起きたときの対応が難しくなるため、労

力の改善も含め、輸出の幅を広げていきたい。

【生じた課題への対応】• 毎年、台湾へ訪問し、商品の評価等について聞き取りを行い、現地関係者との

信頼関係を構築。

【連絡先】 担当者名:青果課 河田 博司 TEL:0152-23-3150

【活用した支援・施策】

青果物

(平成18年度より輸出開始)【効果があった取組】平成19年に国内価格が暴落した経緯があり、国内産が豊作基調であった場合でもSサイズを含め優品の安定した出荷・販売が可能となった。

輸出量(t) 出荷時期

平成28年度 2648~10月平成27年度 242

平成26年度 50

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【取り組む際に生じた課題】• 小口冷凍・冷蔵混載輸送の輸送コストの削減。• 物流だけではなく商流もサポートする体制作り。• サービスの利用促進に向けたPR(国内、海外)。

【ウェブサイト】<HOP> http://www.hkd.mlit.go.jp/ky/kk/kou_kei/u23dsn0000001usx.html<HIDO>http://hi-do.or.jp/

【対応の結果】• 輸送コストを削減。(香港向けの場合、9,000円/箱(15kg))• 道内企業250社がHOPを活用して初めての輸出に成功し、総重量

約32トン、5,400百万円相当の商品が海外へ輸出。• HOP推進協議会に参加していた民間企業が中心となり、一般社団

法人北海道国際流通機構(HIDO)を新設し、 HOPを継承。• 企業や自治体を会員とし、海外販売を行うHIDOの社員が商品を

国内買取することに加え、小口貨物や大口貨物の輸送及び各種輸出手続の代行まで、顧客ニーズに合わせてHIDOが対応することで、初心者でも簡単に輸出できる仕組みを民間ベースで構築。

• 北海道の輸出促進を図る団体としては初めて、北海道開発局と連携協定を締結。

冷蔵・冷凍貨物の小口混載輸送サービス、商取引、マーケティング、輸出手続き等を一元的に行い、初心者でも簡単に輸出できる仕組み「北海道国際輸送プラットホーム(HOP)」を、北海道の産学官が連携して構築。

平成29年4月25日をもって各種サービスを終了し、一般社団法人北海道国際流通機構(HIDO)が継承。

輸出量(箱) 出荷時期

平成28年度 1,544毎週火曜日

(通年)平成27年度 1,555

平成26年度 722

主に北海道産品(カニ等の水産物(生鮮、加工品)、メロン等の青果物、ほか加工食品)

【主な品目】台湾、香港、シンガポール、マレーシアインドネシア、タイ、ベトナム、韓国、中国

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 会員の獲得及び海外展開国の拡大。

【生じた課題への対応】• 小口貨物を集約し、コンテナに相乗りさせるシステムを構築。• 海外企業とのマッチングを低コストで実現できる仕組みを構築。• 北海道内各地で説明会を開催し、取組やサービス内容をPR。

北海道 一般社団法人北海道国際流通機構『北海道の農水産物・加工食品等をアジアへ』

その他

(平成28年9月末迄)

【連絡先】 <HOP> 推進協議会事務局:北海道開発局港湾空港部港湾計画課【髙田、藪田】 TEL:011-709-2137<HIDO>一般社団法人北海道国際流通機構 【鳥取、木村】 TEL:011-806-1460

【設立記念セレモニー】

一般社団法人北海道国際流通機構の体制※HIDOの前身組織であるHOPの輸出実績

【連携協定の締結式】

北海道一般社団法人

北海道国際流通機構

企業会員 商品リスト

海外ニーズイベント情報

【海外展開国】

海外ニーズイベント情報

基金(=出資)経営に参加

年会費

一口1万円(1商品登録)で三口以上~

5万円

年会費

海外ニーズイベント情報

自治体会員

地元企業

香港台湾シンガポールベトナムマレーシアインドネシアタイ中国(上海)韓国

海 外

Page 26: 北海道(株)WakkaJapan 『玄米を海外で精米し新鮮な日本米を … · ベトナムのイベントに参加 日本人のコメ離れによる国内消費低迷を受け、海外市場獲得のため平成28年度か

【取り組む際に生じた課題】• 現地ビジネスパートナーの選定• PRイベント等営業活動の不足• 貿易知識や現地の規制、マーケット情報の不足

【ウェブサイト】 http://nobels.co.jp/

【対応の結果】• 現地の販売先を確保し商流を確立できた。新たな国の現地情報を収集できた。• 現地PRや試食イベントを重ねることで、少しづつ輸出量が増えた。• 担当者を設け、貿易手続きを自社で行えるようになった。

2015年 農林水産・食品輸出商談会inベトナム

2014年 食品輸出商談会 in帯広

ベトナム向けのと畜場認定の前からセミナー等に参加し、輸出に向けた準備を進め、海外商談会参加をきっかけに初めて牛肉輸出の成約へとつながった。今後ベトナムへの輸出の経験を活かし、アジアや欧米など新たな国への輸出に取り組む。

輸出額(万円) 輸出量(kg) 出荷時期

平成28年度 1000 1000通年

平成27年度 600 600

牛肉

【主な品目】

ベトナム、欧米など

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• ベトナム以外の国に関するマーケット等の調査や商談を通して販路拡大を図

る。• 認知度の向上と海外産の牛肉との差別化に対応する。• 海外ビジネスの基盤を固め、定期的な輸出につなげる。

【生じた課題への対応】• JETRO等の支援機関に相談し、専門家・アドバイザーなどの紹介を受ける。• 輸出関連の商談イベントへの積極的な参加。• ジェトロの勉強会、セミナー、輸出相談窓口を活用。

【連絡先】 担当者名:西尾 TEL:01564-2-5580

【活用した支援・施策】平成26年度 ジェトロ食品輸出商談会in帯広および輸出有望案件発掘専門家事業他

平成27年度 ジェトロ農林水産・食品商談会inベトナム、JICA草の根支援事業他

平成28年度 ジェトロ新輸出大国コンソーシアム事業および貿易投資相談他

(平成27年度より輸出開始)

北海道 (株)ノベルズ『ベトナムへの牛肉輸出を契機に輸出拡大へ』

牛肉

Page 27: 北海道(株)WakkaJapan 『玄米を海外で精米し新鮮な日本米を … · ベトナムのイベントに参加 日本人のコメ離れによる国内消費低迷を受け、海外市場獲得のため平成28年度か

【取り組む際に生じた課題】• 現地ビジネスパートナーの選定。• 日本食文化「だし」の認知度の低さ。• 貿易知識・現地情報・現地輸出規制の対応。• 日本製=高スペック・高価格のイメージを持たれている。

【ウェブサイト】 ―

【対応の結果】• 現地での販売先を確保し、商流を確立。• 日本食レストラン以外にも採用。• 貿易手続きに関する知識を身につけた。• 中間層の日本食レストランに採用。

ロンドンでシェフ向けに開催したUmamiセミナーの様子

展示会に参加し、イギリス・フランス向けに昆布や昆布加工品を輸出。北海道産の原料に特化し和食の基本である昆布の『うまみ』を通じて、多くの人に豊かで健康な食生活の実現に貢献する事を目指す。

輸出額(万円) 輸出量(t) 出荷時期

平成27年度 約380 1.7通年

平成28年度 約915 4.0

昆布・昆布加工品

【主な品目】

イギリス・フランス

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 海外の見本市などに参加し、輸出商品の多様化、ヨーロッパ全域での定番化

を目指す。• 国ごとの規制をクリアできる商品の開発。

【生じた課題への対応】• JETRO等の支援機関に相談し、商談イベントへ参加しパートナーを発掘。• 現地インポーターの工場視察と商品説明で「だし」の理解醸成。• 輸出規制対応の商品開発。

【連絡先】 TEL:0138-22-2926

【活用した支援・施策】平成27年度 JETRO主催英国・EU向け食品輸出商談会in函館、JETRO貿易投資相談

平成28年度 SFFFロンドン展示会、ジェトロ北海道主催ロンドン・パリミッション他

(平成26年度より輸出開始)

北海道 (株)丸善 納谷商店『昆布をヨーロッパへ』

水産物

ロンドンSFFF出展時の様子