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海岸に潜む危険を発見せよ!
~ 赤羽根海岸で離岸流調査を実施します ~
マリンレジャーが盛んになる中で、離岸流が原因と考えられる海浜事故が全国的に発生して
います。管内においても今年4月、赤羽根海岸でサーフィン中における海浜事故が発生してお
り、平成20年6月及び平成21年6月の調査でも実際に赤羽根海岸において、離岸流が確認
されています。
第四管区海上保安本部では、本格的なマリンレジャーシーズンを前に今年も赤羽根海岸で、
離岸流の発生実態把握に取組み、海浜事故防止を呼びかけます。
1 実施要領
(1)海域 愛知県赤羽根海岸(太平洋ロングビーチ)
(2)日時 7月 6日(火) 午前 10時30分~ 11時30分
(3)方法
イ 陸上及び上空(中部空港海上保安航空基地ヘリコプター)から調査海域を選定します。
ロ シーマーカー(要救助者の位置を明確にするための水溶性の染料)を海上に散布し、
離岸流を視認します。
ハ 巡視船「いすず」潜水士自ら離岸流に乗り、漂流状況を確認します。
ニ 潜水士といっしょにDGPS型漂流ブイを流し、離岸流による漂流経路のデータを取
得します。
ホ ヘリコプターにより、上空から潜水士の漂流状況やシーマーカーの拡散状況を撮影し
ます。
2 成果の公表
今回の取組みで判明した離岸流に関する情報は、四管本部ホームページに掲載します。
・ 四管本部ホームページアドレス http://www.kaiho.mlit.go.jp/04kanku/
問合せ先
第四管区海上保安本部海洋情報部
海洋調査課長 佐伯 達也
電話 052(661)1611 内線 2530
第四管区海上保安本部警備救難部
救難課長 植野 明
電話 052(661)1611 内線 3250
第四管区海上保安本部では、海浜事故防止を目的にマリンレジャーシーズンを前に海
浜事故の原因の一つであると言われる離岸流の発生実態を把握するため、愛知県赤羽根
海岸において、潜水士及び航空機などによる離岸流の調査を実施します。
平成22年6月25日
愛知県赤羽根海岸(太平洋ロングビーチ)
波が荒く、潮の流れが速いため、遊泳は非常に危険ですが、サーフィンの盛んな海域です。
調査は、赤羽根海岸の下記図 の海域で実施します。
マリンレジャーに伴う海浜事故 ( )書き数字は死者、行方不明者
平成20年6月の調査
平成20年6月の調査では、赤羽根漁港の東で異なる2地点シーマーカーを散布したと
ころ、沖に向かって流れ出しました。青線、赤線はシーマーカーと同時に流した漂流ブイ
の軌跡を示しており、離岸流を確認できました。左の写真は、当庁ヘリコプターにより撮
影したものです。
* 取材要領は別添のとおりとなりますので、取材を希望される方は、7月 1日(木)までに海
洋情報部海洋調査課長へご連絡をお願いします。
事故内訳 区 分 17年 18年 19年 20年 21年
四管々内 40(9) 44(12) 73(16) 74(20) 57(18)海浜事故
全 国 792(284) 881(318) 921(326) 912(302) 924(298)赤羽根付近 6(-) 4(1) 8(1) 8(0) 1(0)四管々内 8(-) 5(1) 9(1) 10(0) 1(0)
サーフィン中
全 国 84(8) 60(11) 81(7) 78(8) 84(9)※ マリンレジャーに伴う海浜事故とは、遊泳、磯遊び、釣り、サーフィン、スキュー
バダイビング、ボードセーリング中での事故及びその他の事故です。
調査海域 赤羽根海岸
別 添
離岸流調査の取材について
離岸流調査につきましては、下記要領により、現地において取材に応じますので、お知らせ
いたします。
1 集合場所
赤羽根漁港駐車場(下図参照)
2 集合時間
7月6日(火) 午前10時
3 取材内容
(1)赤羽根漁港駐車場から調査ポイントにお連れします。
(2)潜水士によるシーマーカー散布や潜水士と漂流ブイの漂流状況について、またヘリコプター
によるビデオ撮影の状況を取材して頂きます。
(3)海洋調査課長が離岸流について説明及び取材に応じます。
(4)潜水士の漂流体感について、潜水士がインタビューに応じます。
4 ヘリコプターのビデオ映像の提供について
ご希望があれば、ヘリコプターで撮影された映像資料を提供いたしますので、問い合わせ先にお
申し出下さい。
5 調査中止のお知らせについて
天候その他の都合により、調査を中止する場合は、取材をされる報道機関に当日の午前8時30
分過ぎにお知らせします。
6 その他
現地における取材全般につきましては、海洋調査課長が対応いたしますので、取材を希望され
る方は 7 月 1 日(木)までに海洋調査課長へ連絡をして頂くようお願いします。その際に、現地での
連絡方法をお知らせします。
集合場所
駐車場
離岸流とは、波によって沖から寄せてきた海水が行き場を無くして、岸から沖に強く流れることです。オリンピックの水泳選手が泳ぐよりも速い流れのため大変危険です。
波や流れによって次のようなところで、離岸流が発生します。
・あわてないで落ち着くこと ・周りに合図をすること ・離岸流の幅は大きくて10mから30m程度なので流れが弱まったところで岸と平行に泳ぎ脱出してください。
まだまだ、離岸流についてはよくわかっていません。そこで、今までに、離岸流と感じた方、何時、何処で、どの様に感じたか教えてください。件名に「離岸流」と付けて次のアドレスまで情報を送ってください。
海岸が凸部 海岸が凹部 離岸堤の背後 堤防の沿う流れ
そのほか、ゴミが集まっている場所から沖に、波が変形しているところ、周りに比べて海面がざわついているところでも発生しています。
Email:sodan4@jodc.go.jp
沿岸域のマリンレジャーの事故ゼロを目指し、マリンレジャーを安全に楽しんでいただくために、海浜事故の原因の一つといわれる離岸流の実態調査を行います。
漂流ブイ(写真1)、シーマーカー(人畜無害な染料)(写真2)及び潜水士(写真3)で流況(離岸流)調査を実施します。調査当日は、上空から撮影するため、ヘリコプターが旋回します。
調査中、サーフィンや釣り等レジャーを楽しんでおられる方には、大変ご迷惑をおかけしますがご協力よろしくお願いいたします。
日時 平成22年7月 6日(火) 午前 10時30分~11時30分
問い合わせ先 第四管区海上保安本部 海洋情報部 海洋調査課名古屋市港区入船2-3-12TEL 052-661-1611
離岸流
写真2
DGPS型漂流ブイ
写真1
写真3
赤羽根漁港