2010年6月以降のナビゲーション99000-79Y25-CFL 補修用アンテナ（LH）99000-79Y25-CFR 補修用アンテナ（RH）

品　　　番

この取付説明書は使用に際して、特に重要な事項を　　　　　　のマークを用いて表示してあります。このマークにより表現された内容は、以下のような意味を持ちますので特に注意して下さい。

取付け方法を誤った（守らなかった）場合、傷害を負う可能性がある内容または物的損害の発生が想定される内容を示す。

安全に関する表示

品番及び適用車種

注 意

注 意

適　用　車　種

安全に関する表示……………………………………1品番および適用車種…………………………………1目次……………………………………………………1構成部品………………………………………………2

取付けに必要な工具類………………………………2安全上のご注意………………………………………3フィルムアンテナ（TVアンテナ）取付作業における注意事項………………………………………………5

目　次

このたびはスズキ純正用品をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございました。本書は補修用アンテナの取付方法について記載してあります。取付け前には本書を必ずお読みいただき、正しい取付けを行ってください。本書に記載の取付位置以外の場所または取付方法以外の方法で取付けられたものについては取付作業者の責任となります。取付け後は、「本書」を必ずお客様にお渡しください。

取付作業者用 274-0434-00

発売元：スズキ株式会社

－1－

補修用アンテナ

21100／ZCP126500、ZCP127500

構成部品

取付けに必要な工具類ドライバー⊕⊖、ニッパー、プライヤー、ソケットレンチ、カッターナイフ、クリップリムーバー、トリムリムーバルツール、ビニールテープ

①

②

③

④

⑤

No 品　　　名 個数① フィルムアンテナ（L） 1② アンテナケーブル 1③ アンプホルダー 1④ 樹脂クランパー 3⑤ クリーナー 1

－2－

①

②

③

④

⑤

No 品　　　名 個数① フィルムアンテナ（R） 1② アンテナケーブル 1③ アンプホルダー 1④ 樹脂クランパー 3⑤ クリーナー 1

● 99000-79Y25-CFL 補修用アンテナ（LH）

● 99000-79Y25-CFR 補修用アンテナ（RH）

● 安全運転のため、取付け・結線作業の前に以下のご注意とこの「取付説明書」をよくお読みのうえ、正しく　 作業してください。

この取付説明書の表示では、製品を安全に正しくお使いいただき、あなたや他の人々への危害や財産への損害を未然に防止するために、いろいろな絵表示をしています。その表示と意味は次のようになっています。内容をよく理解してから本文をお読みください。

この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容を示しています。

この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が傷害を負う可能性が想定される内容および物的損害のみの発生が想定される内容を示しています。

絵表示の例

絵表示について

△記号は警告・注意を促す内容があることを告げるものです。図の中に具体的な注意内容（左図の場合は指はさまれ注意）が描かれています。

記号は禁止の行為であることを告げるものです。図の中や近傍に具体的な禁止内容（左図の場合は分解禁止）が描かれています。

　記号は行為を強制したり指示する内容を告げるものです。

●取付ける車のバッテリー電圧を確認する…　車載用機器は12V用と24V用があります。12V車用機器を24V車に誤って取付けた場合には、火災や　故障などの原因となります。

●配線作業中は、バッテリーのマイナス側ケーブルをはずす…　ショート事故による感電や、けがの原因となります。

●エアバッグ装着車に取付ける場合は、システムの作動に影響する位置には絶対に取付けない…　エアバッグが正常に作動しないと、万－のとき、事故やけがの原因となります。●本機を次のような場所に取付けない…　・前方の視界を妨げる場所　・ステアリング、シフトレバ－、ブレーキペダルなどの運転操作を妨げる場所　・同乗者に危検を及ぼす場所　・エアバッグシステムの作動に影響する場所　運転操作を妨げたり、はずれたりして、けがや交通事故の原因となります。

取付場所について

作業をはじめる前に

警 告

警 告 注 意

警 告

安全上のご注意

取付上の注意事項

－3－

●雨が吹き込むところなど水のかかるところや、湿気・ほこりの多いところへは取付けない…　本機に水や湿気、ほこりが混入すると、発火や発煙の原因となることがあります。●振動の多いところなど、しっかりと固定できないところには取付けない…　はずれて、けがや事故の原因となることがあります。

●直射日光やヒーターの熱風が直接当たるところ、また本機の通風穴や放熱部をふさぐ場所に取　付けない…　本機内部に熱がこもり、火災の原因となることがあります。

注 意

警 告

警 告

注 意

注 意

●車体に穴を開けて取付ける場合は、パイプ類、タンク、電気配線などの位置を確認のうえ、こ　れらと干渉や接触することがないよう注意する…　パイプ類などの破損により、火災や故障などの原因となります。

●必ず付属の部品を指定通り使用する…　指定以外の部品を使用すると、機器内部の部品をいためたり、しっかりと固定できずにはずれたりして、　事故や故障の原因となることがあります。●車体に穴を開けて機器の取付け、あるいはコードの配線を行ったときは、開けた穴のすき間や　コードとのすき間をシリコン接着剤で密封する…　排気ガスや水などがすき間から室内に浸入して、事故などの原因となることがあります。●車体のボルトやナットを使用して本機を取付ける場合は、ステアリング、シートレール、ブレ　ーキ系統、燃料タンクなどの重要保安部品は絶対に使用しない…　これらを使用すると、制動不能や故障、発火の原因となることがあります。●車体のビスを使用して取付けを行うときは、ネジがゆるまないように確実に締めつける…　ネジがゆるみ、事故や故障などの原因となることがあります。

●コード類は、取付け説明の指示に従い、運転操作の妨げとならないよう、まとめておく…　ステアリングやシフトレバー、ブレーキペダルなどに巻きつくと、事故の原因となります。●接続コード類の配線は、高熱部を避けて行う…　コード類の被覆が溶けてショートし、事故や火災の原因となります。特にエンジンルーム内の配線には　注意してください。●エアバッグシステム装着車に接続コード類の配線をする場合は、システムの作動に影響する場　所に配線しない…　エアバッグが正常に作動しないと、万－のとき、事故やけがの原因となります。

●正規の接続をする…　誤った接続をすると、火災や事故の原因となることがあります。●車体に穴を開けてコード類を配線するときは、絶縁性グロメツトを使用する…　開口部とコード類との接触により、すり切れてショートし、事故や火災の原因となります。●コード類の結線終了後は、コード類をクランプや絶縁テープで固定する…　コード類が車体部分との接触により、すりきれてショートし、事故や火災の原因となることがあります。●車体やネジ部分、シートレールなどの可動部に配線を挟みこまない…　断線やショートにより、事故や感電、火災の原因となることがあります。

取付の注意

結線の注意

－4－

※作業前に必ずお読みください。

フィルムアンテナ（TVアンテナ）取付作業における注意事項（各車種共通）

■ 貼り付け上のご注意

● 保安基準※に適合させるため、本書をよくお読みになり正しく取り付けてください。※保安基準とは、道路運送車両の保安基準第29条第4項第6号に対する、平成15年9月26日付けの運輸省（現、国土交通省）令第95号をいいます。

● アンテナはフロントウインドウ貼り付け専用です。フロントウインドウ以外の場所には貼り付けないでください。

● フィルムアンテナの透明フィルムをはがした後は、給電端子に手を触れないでください。静電気による故障や汗などの汚れで接触不良の原因となります。

● 必ずフロントウインドウの指定された位置・寸法内に貼り付けてください。● フィルムアンテナを折り曲げないように、注意して取り扱ってください。● 作業場所は風が無く、空気中にゴミ、ホコリなどが無い場所を選んでください。● 気温が低い時（外気温度が10度以下）に作業を行う場合は、接着力の低下を防ぐため、車内のヒーターやデフロスタースイッチをONにしてフロントウインドウを暖めてから作業を行ってください。また、冬季などは室内外の気温差でガラス表面に湿気を帯びるケースがあります。その場合も同様に作業を行ってください。

● 一度貼り付けてからはがすと粘着力が弱くなるため貼り直しができませんので、必ずコードおよびフィルムアンテナを仮止めし、コードの引き回しなどを十分に確認してから貼り付けてください。

● アンプホルダーや樹脂クランパーの両面テープは、指でさわったりすると、粘着力が弱まるので、取り扱いには十分注意してください。

● ビルとビルの間。● 送電線が近くにある場所。● 放送局から遠い場所。● 山かげや木立のかげになる場所。

● 上空を飛行機が通過または、電車が近くを通過している場所。● 自動車、バイク、高圧線、ネオンサインなどが近くにある場所。● ラジオ放送、アマチュア無線局の送信アンテナが近くにある場所。

次のような場所では映りにくいことがあります

■ アンテナ構成

左側フィルムアンテナ（左側専用品）

右側フィルムアンテナ（右側専用品）アンプホルダー

（左右共通品）

アンテナケーブル（左右共通品）

アンプホルダー（左右共通品）

アンテナケーブル（左右共通品）

－5－

1. フィルムアンテナおよびアンテナアンプの貼り付け推奨位置

●運転に安全な視野を確保し、性能を十分に発揮させるために、必ず上図の「貼付許容範囲」の位置に貼り付けてください。許容範囲外に貼り付けると道路運送車両の保安基準に適合せず、車検不適合と判断されたり、整備不良の対象となります。●必ず車両ごとの寸法値に従って、貼り付けてください。

■ フィルムアンテナの標準貼り付け方法（左側の場合を示します。右側も同要領です。）

■フィルムアンテナの取り付け許容範囲についての説明（保安基準適合のため）フィルムアンテナは必ず、セラッミックライン上及び取り付け許容範囲内（　　　部）に取り付けてください。

●セラミックライン有り ●セラミックライン無し

内張り内張り 内張り

アンプ部 アンプ部 アンプ部上下 25mm以内よりはみ出さない。

上下 25mm以内よりはみ出さない。

上下 25mm以内よりはみ出さない。

左右 25mm以内よりはみ出さない。

左右 25mm以内よりはみ出さない。

左右 25mm以内よりはみ出さない。

検査標章に重ねないでください。

点検シールに重ねないでください。

ETC受光部又はドライブレコーダー等

アンテナ アンテナ

アンテナアンテナ

車両ごとに設定

車両ごとに設定

車両ごとに設定

車両ごとに設定

セラミックライン…フロントウィンドウ端の黒い部分、および黒いドット（点々）の部分

セラミックライン

ルーフ（天面）の内張り

25mm 以内

25mm 以内アースパターン

給電端子

給電端子

アンプホルダー（アンプ部）

セラミックライン

エレメント

20mm以上離す100mm以上離す（右側も同様）

（例Ⅰ） （例Ⅱ）

－6－

注 意取付位置の詳細は車両ごとの取付要領書をご確認ください。

注 意取付位置の詳細は車両ごとの取付要領書をご確認ください。

透明フィルム

透明フィルム

給電端子（銅色）アースパターン

コーティングフィルム

コーティングフィルム

スリット

スリット

スリット

セパレーター

セパレーター

エレメント

②④の番号が入った透明なタグ

③の番号が入った透明なタグ

⑤の番号が入った透明なタグ

①の番号が入った透明なタグ

2. フィルムアンテナの構成（1）フィルムアンテナは3層に分かれていま

す。（2）エレメントは透明フィルムとセパレータ

ーの間に挟まれています。（3）エレメントの銅色部が給電端子です。

3. フィルムアンテナの貼り付け

L①のタグ

①のセパレーター

給電端子

クリーナー 貼付範囲内 （1）フィルムアンテナを貼り付ける場所のホコリ、油、ワックスなどを付属のクリーナーできれいにふき取り乾燥させてください。

注 意ガラスが乾かないうちは、アンテナを貼り付けないでください。ガラスがぬれているとアンテナが定着しません。

（2）L①のタグを持って、①のセパレーターをはがします。

（3）指定の位置に給電端子部をフロントウィンドウに貼り付けます。

注 意フィルムアンテナはL側とR側とあります。間違わないように取り付けてください。

注 意貼付位置は、車種ごとの取付位置に従い取り付けを行ってください。

－7－

L②のタグ

L③のタグ

L④のタグ

（4）L②のタグを持って、セパレーターをはがし、アースパターン部をフロントウィンドウに貼り付けます。アースパターン部の上から指で軽くこすってください。

（5）L③のタグを持って、セパレーターをはがし、アースパターン部の上から指で軽くこすってください。

（6）L④のタグを持って、セパレーターをはがし、エレメント部をフロントウィンドウに貼り付けます。エレメント部の上から指で軽くこすってください。

（7）透明フィルムの上から給電端子部、アースパターン部およびエレメント部がフロントウィンドウに十分に貼り付くように、やわらかい布、樹脂ヘラなどでていねいにしごいてください。（加圧が不十分ですと、透明フィルムをはがす際に、エレメントがはがれたり、断線する恐れがあります。）

布

注 意樹脂ヘラを使用する場合、エレメントを傷つけないよう十分注意してください。

－8－

L⑤のタグ

アースパターン部給電端子部

エレメント部

（8）給電端子部、アースパターン部およびエレメント部がフロントウィンドウに十分に貼り付いていることを確認しながら 、ゆっくりとL⑤のタグをはがしてゆきます。

4. アンプ取り付け

ハクリ紙

アンプホルダー

（1）アンプホルダーの裏面にある、ハクリ紙をはがします。

アンプホルダー

アンプケース

ツメが右側 ツメが左側

ツメが上側ツメが上側

■アンプホルダーの貼り付け方向

●アンプホルダーは必ず上図の方向に貼り付けてください。

■アンプホルダーの貼り付け方法

注 意透明フィルムをはがした後は、給電端子に手を触れないでください。静電気による故障や汗などの汚れで接触不良の原因となります。

注 意アンプホルダーは共通部品となっているため、ツメ位置を確認し、間違えないように取り付けを行ってください。

－9－

アンプホルダーツメⒶ

ツメⒶ

Ⓑ

Ⓑ

アンプケース

アンプケース

アンプホルダーツメⒸ

注意ツメⒶに強い力で押し当てないでください。

アンプケース押す

「カチッ」

注意確実にアンプケースが勘合されていることを確認してください。

注意取付けの際、アンプケース裏側の接点端子（ピン）は、手で触れないようにしてください。

（3）アンプホルダーのツメⒶとアンプケースのⒷを合わせアンプケースをかぶせます。アンプホルダー側面のツメⒶを支点に押さえながら矢印の方向に押してツメⒸをロックしてください。

（4）アンプケースを押し、「カチッ」と音がすることを確認してください。

b

アンプホルダー

ツメ部

エレメント

b

a給電端子

突起部A

突起部B

■左側（ルーフ）取り付け

■左側（フロントピラー）取り付け ■右側（フロントピラー）取り付け

■右側（ルーフ）取り付け

ツメⒶ

ツメⒶ ツメⒶ

ツメⒶ

アンプホルダーの穴から給電端子部が見えることを確認してください。

a（2）アンプホルダーにある突起 A、B とエレメントの a、bが重なるよう平行にアンプホルダーを貼り付けます。

注 意浮きがないように取り付けてください。また、フロントガラス外側からガラス面に密着されていることを確認してください。

－10－