中期経営計画「アクション 2020 · （2017年4月～2020年3月） ... 医療モールの目途100件の目標に対して、97件の目途後継者不在、病院の建替えニーズ

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中期経営計画

「アクション 2020」（2017年4月～2020年3月）

（証券コード： 4775 ）

現中期経営計画の振り返り

1

SOGO MEDICAL CO., LTD. All Rights Reserved.

現中計「さらなる挑戦」の評価

2

現中期経営計画のテーマ「さらなる挑戦」～安心して暮らせるよりよい社会をめざして～

具体的な成果

重点施策

1 新規事業への挑戦 2 既存事業の進化と深化 3 企業価値の向上

急性期医療から在宅介護まで、それぞれ

に対応した経営支援および連携支援をお

こない、地域ヘルスケアネットワークの基

盤づくりに貢献する新たな事業を開発

理想の医療モールづくり、開業支援の強

化・拡充、会員サービスの向上、ストック

ビジネスの拡大など、DtoDをベースに医

業支援を推進

薬剤師の職能発揮により、医薬連携の強

化、医療費の適正化、在宅医療の充実、

セルフメディケーションの取り組みなど、

価値ある薬局づくりを推進

経営理念のもと、社員が誇りと使命感を

もって仕事をおこなえる仕組みづくり、社

員とともに企業が成長できる仕組みづくり

急性期医療から在宅介護まで、地域に貢献する病院（愛知県）等の経営支援を実施

医療機関への医薬品販売、健康予防サービス事業への取組みを開始

858件の開業支援（うち医療モール52件）

新たに「手ぶら開業」支援を実施

後発医薬品の使用率は70％超（数量ベース）

トレースレポート（医師へのフィードバック）22万件

新人事制度の定着、公正な評価を見える化

決裁権限を大きく委譲し、意思決定を迅速化

日本型ヘルスケアビジネス土台構築の3か年となった

SOGO MEDICAL CO., LTD. All Rights Reserved. 3

現中計「さらなる挑戦」の成果（定量面）

（注） EBITDA＝営業利益＋減価償却費＋のれん償却額 EBITDAマージン＝EBITDA÷売上高 ※は診療報酬改定年度


現中計最終年度の評価

4

医療の社会的課題を「DtoDと価値ある薬局からの創造」で解決

○ 医療モールの目途100件の目標に対して、97件の目途

○ 後継者不在、病院の建替えニーズ等を踏まえ2,200件のアプローチ先を設定し、病床再編コンサルを40件実施

○ かかりつけ薬局に向けた取組みを推進 —在宅支援の強化 —薬剤師の専門性の向上 —患者サービスの向上

医療モールの進化と深化病院の経営支援

（地域包括ケアシステム構築支援）価値ある薬局の創造

医療モール開発・グループ化等に

よる出店の推進

かかりつけ機能・健康サポート機

能の強化

運営の効率化によるコスト削減

薬剤師の採用強化と専門性向上

セルフメディケーションの推進

開業希望医の確保

パートナー医師の招聘

医療モール候補地の確保

医療・介護・健康・予防等に

関わるサービス機能の拡大

在宅医療・在宅ケアの機能付加

病院の機能分化と連携の支援強化

経営改善のサポート強化

パートナー医師の招聘

病院の事務長・経営企画室長を担う

コンサルタントの育成

サクシードメンバーズ向け

サービス拡充

2017年3月期の評価

新中計におけるポイント

50期ビジョン（2028年3月期）における

新中期経営計画の位置付け

5


当社の強み

（コア・コンピタンス）

DtoDシステム医療機関・医師とのネットワーク経営理念の浸透度高い社員

医療・介護の社会的課題（事業機会）

医療費、介護費の増大非効率な医療提供体制医師の偏在など

社訓

（バリュー）

わたしたちは、よい医療を支え、よりよい社会づくりに貢献します

社是（ミッション）

日本型ヘルスケアビジネスの完成へ 50期ビジョン：

50期ビジョン～ありたき姿

6

地域包括ケアシステムを支える


地域包括ケアシステムを支える

（出所）厚生労働省資料より当社作成

回復期病院

急性期病院

慢性期病院

医療介護

健康・予防

理想の医療モール

高度急性期病院

病院の経営支援

生活支援

住まい

✚

✚

✚

病床再編

薬局

✚

従来の医療モール

7

日本型ヘルスケアビジネスの完成イメージ

DtoDと価値ある薬局からの創造、他社との協業で、地域ヘルスケアネットワークの基盤づくり


50期ビジョンの実現に向け現在とのギャップを埋めるために 3か年の中期経営計画を作成

新中計（2017年4月～2020年3月）日本型ヘルスケアビジネスの具現化

よい医療を支え、よりよい社会づくりに貢献

現在の取組みを発展させ成果を出す＝具現化

新中計の位置付けと「具現化」とは

8

50期ビジョン（2028年3月期）日本型ヘルスケアビジネスの完成へ

現中計（2014年4月～2017年3月）「さらなる挑戦」～安心して暮らせるよりよい社会をめざして～

医療モールの開発


価値ある薬局の創造

地域ヘルスケアネットワークの基盤づくりを推進

中期経営計画「アクション 2020」について

（2017年4月～2020年3月）

9


経営目標

10

キャッシュフロー

成長投資

財務戦略

売上高： 1,600億円（オーガニック）

EBITDAマージン： 9％以上

設備投資： 3年間で200億円を配分

― 別枠でM&A・連携も積極活用

ネットDEレシオ： 0.5倍程度

― 成長戦略向けに資金調達が必要な場合は、有利子負債を主とし、1倍程度を維持

2020年3月期（中計最終年度）

株主還元配当性向： 20％以上を維持

― 安定的かつ継続的な配当を実現


今後3か年に想定される事業環境（計画の前提）

2018年には、診療報酬・介護報酬の同時改定が行われる

2019年10月には、消費税が10％へ引き上げられる


2020年3月期のありたき姿

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社会インフラとして医療・介護・生活支援等の複合施設の中核を担う～医療モール200件へ～

地域包括ケアシステム構築における病院の機能分化と連携を支援～病院の経営支援37件へ～

みんなの健康ステーションとして、地域包括ケアシステムを支える～オーガニック成長で処方せん枚数230万枚(20％)増へ～

既存事業の機能付加・強化と医療周辺事業への事業領域拡大

医療モールの開発


価値ある薬局の創造

50期ビジョン達成のために

地域ヘルスケアネットワークの基盤づくりを推進

1

2

3

4


医療モール開発の目標とアクションプラン

2020年3月期末に医療モール200件へ

医療モールの収益

－薬局の収益性向上や関連する周辺分野の機能強化による収益拡大

＋収益モデル【1モールに4クリニックを想定】

社会の課題を解決する医療モールを推進

－在宅医療や在宅ケアの機能付加、医療機能分化を実現し、効果的・効率的な医療提供体制の構築

医業支援 150百万円薬局 250百万円

フロー収入ストック収入/年

1．社会インフラとして医療・介護・生活支援等の複合施設の中核を担う


（先進的事例）高度急性期病院と連携した医療モール

高度急性期病院の医療機能を分化し、連携を強化した医療モールを開設予定

病院のOB医師約10名が中心となり幅広い診療科目に対応

医師の夢と病院の課題を一気に解決

–医師の夢「定年後も関連施設で働きたい」「定年後も処遇条件を下げずに働きたい」

–病院の課題「慢性期患者や軽症患者を移行したい」「病院OB医師の働き口を確保し、連携を強化したい」

当社が経営支援を行うことで、医師は医療へ専念可能に

【場所】都内23区【開業予定】2017年10月【予定診療科目】 •内科 •消化器内科 •循環器内科 •呼吸器内科 •内視鏡内科 •皮膚科 •泌尿器科 •耳鼻咽喉科 •産婦人科など

高度急性期病院 — 高度先進医療

医療機能分化型 — かかりつけ医療

外来患者の受入

医療機能分化型医療モール

実績連動による給与条件

相互に連携した患者紹介

精密検査・入院・専門医療を

要する患者の紹介



継承開業支援を通じた薬局事業の継続・拡大

当社のDtoDシステムを活用した社会的意義の高い取り組み

薬局事業の継続・拡大に資する継承開業支援に注力

今後

地域医療の継続・充実

薬局事業の継続・拡大

当社薬局の継続

他社薬局のグループ化

当社薬局の新規出店

当社薬局の応需先

他社薬局の応需先

院内処方先

医療モール組成も視野に

＋

現状

継承開業支援の収益モデル（1件当たり）

後継者不在の医療機関継承開業支援

施設賃貸建替え移転・近隣地開業

医業支援 15百万円薬局 150百万円（推定値）

フロー収入ストック収入/年＋医業支援 15百万円

フロー収入



（参考）医療モールの社会的意義医療モールの社会的意義

地域包括ケアシステムにおける3つの貢献

① 複数医師体制の構築による在宅医療の強化 ② 医療機能の分化による効率的、効果的な医療提供体制の構築 ③ かかりつけ薬局機能の強化

コンパクトシティの形成に貢献

• 将来の人口動態や医療需要、街づくりの観点を踏まえコンパクトシティの形成を支援

現状将来

大都市人口集中高齢者増加に伴い医療・介護の需要増加

地方都市

人口減少、高齢者割合が増加、市街地の拡散

医療・介護等を持続可能なものにするためにコンパクトシティ化が進む

コンパクトシティのイメージ

（出所）国土交通省の資料より当社作成



（参考）医療モールで医師の多様な働き方を支援

DtoDは医師のキャリアプランやライフプランを実現する働き方を支援し、地域医療の課題解決へ貢献

赤字は医療モールによる働き方支援

キャリア策定期キャリア決定期発展期壮年期

スキルアップ基本知識や経験の蓄積専門医資格の取得等に向けたスキルアップ

専門性の向上専門医等の資格取得待遇面の向上

臨床と経営の両立病院の要職就任、独立開業など

医業継承後継者の確保・育成次の働き方の選択

DtoD

キャリア

出産、育児や介護などライフイベントに合わせた働き方プライベートとの両立が可能な働き方地域との絆を大切にできる働き方

ライフ

転職支援開業支援医業継承支援病院の経営支援

地域医療の課題

医師の地域偏在の解消

医療機関の後継者確保医療資源の有効活用

在宅医療、夜間･休日対応の充実

高度急性期病院の軽症患者抑制

当社のサポート

期間限定のローテーション勤務体制の構築

第三者による継承開業医療機関再生コンサルティング

複数医師によるシフト制診療の構築

医療機能分化型の医療モール開発

地域医療の課題を解決



病院の経営支援の目標とアクションプラン

病院の経営支援の目標件数は、2020年3月期末に37件

2．地域包括ケアシステム構築における医療機能の分化と連携を支援

駐在型コンサルティング

訪問型コンサルティング

DtoD

設計施工

施設賃貸

リース・レンタル

薬局

医療ICT

医薬品調達

周辺事業の創出

リスクマネジメント

民間病院 5,739件 (※1)

サクシード 698件 (※2)

※1 厚生労働省「医療施設動態調査」(平成28年1月末概数)より ※2 2017年2月末現在

案件情報の収集

人材確保

サービス拡充

パートナー医師の招聘事務長・経営企画室長を担うコンサルタントの確保

企業立病院・民間病院のコンサルニーズの情報収集

医療機能分化型医療モールの推進

サクシードメンバーズ向けサービス拡大

新規(件) 3 9 20

8 17 37 累計 5

病院 (サクシード)

医療モール(※3)

6件（5件）

14件

1件

2件

4件

1件

3件（2件）

6件

2020年 3月期

2018年 3月期

2019年 3月期

2017年 3月期

当社のビジネスモデル

＋

当社のビジネス領域

・・・

アクションプラン

期末(件)

※3 総合診療クリニック型、医療機能分化型


3．みんなの健康ステーションとして、地域包括ケアシステムを支える

19

オーガニック成長で“処方せん枚数230万枚増”へ

19

グループ化による店舗網拡大

（店舗）

674 692

732

812

2020年3月期に処方せん枚数230万枚（20%）増

医療モール開発継承開業支援病院の経営支援医薬連携グループ化

医療モール開発による収益性の高い

薬局出店

地域医療の存続を実現するとともに

薬局出店

支援先の病院と連携することで大型の

薬局出店

院内処方から医薬連携（医薬分業）への移行に伴う薬局出店

経営課題を抱える調剤薬局の

グループ化を加速

期末店舗数の目標

医療モール開発を通じて大きく店舗数を増加業界再編を見据え、グループ化を加速

の薬局再編が

今後見込まれる

後継者不在

薬剤師確保

調剤報酬・薬価改定への不安

単独での地域医療への取組み

の限界（出所）各社有価証券報告書より当社作成

中堅薬局が抱える課題


既存店舗の収益力強化に向けた取り組み

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かかりつけ機能・健康サポート機能の強化

運営効率化によるコスト削減

薬剤師の採用強化と専門性の向上

セルフメディケーションの推進

地域ごとのカテゴリ別運営を試行

多職種連携の拡大

住宅・居宅・施設調剤の推進

2019年3月期末に在宅指導実施店舗率100％

後発医薬品使用率の向上

2019年3月期末に後発医薬品使用率80％

かかりつけ薬剤師の拡大

毎期50名増、2020年3月期末850名へ

健康サポート薬局の拡大

調剤機器の利活用による省力化

バックオフィス（事務処理）の省力化

採用体制の強化

薬剤師の新人事・評価制度を検討

保険外サービスの試行から全国展開へ

保健同人社との連携

みんなの健康ステーション

3．みんなの健康ステーションとして、地域包括ケアシステムを支える

患者さんへ寄り添った高品質の調剤サービス・在宅・居宅指導・多剤併用の評価・解決・高度薬学管理

医薬連携・多職種連携による保険調剤

多機能な健康支援サービス・地域での健康支援セミナー・セルフメディケーション・Webを利用したサービス

地域包括ケアシステムを支えるみんなの健康ステーション

Health Care（健康増進・疾病予防）

高機能化・調剤サービスの質の向上



価値ある薬局

医療モール

機能付加強化

双方向のノウハウ活用

新規事業

健康・予防

医療ICT

新領域の開拓

重点検討テーマ海外事業

国内海外

4．既存事業の機能付加・強化と医療周辺事業への事業領域拡大

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国内外において既存リソースを活用した展開を模索

「健康・予防」「医療ICT」を重点検討テーマとし、既存事業の機能付加・強化と、新領域での事業化を検討

海外と国内の双方向でノウハウを獲得・活用できるよう、リサーチを開始


設備投資として3年間で200億円を成長投資へ配分

別枠でグループ化や連携も積極活用


株主還元に関する方針

株主還元の基本方針は、配当性向20％以上の維持

事業規模拡大のための成長投資による企業価値向上を優先

1株当たり配当金推移及び配当性向

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中期経営計画「アクション 2020 · （2017年4月～2020年3月） ... 医療モールの目途100件の目標に対して、97件の目途後継者不在、病院の建替えニーズ