地球惑星科学地球惑星科学ⅠⅠイントロダクションイントロダクション

地球物理学教室

福田洋一

地球惑星科学Ⅰ

イントロダクション

関連講義関連講義地球惑星科学（地球惑星科学（ⅠⅠ，，ⅡⅡ，，ⅢⅢ）は，複数の教官によるリレー）は，複数の教官によるリレー講義で，地球惑星科学全体の最先端を概観する入門講講義で，地球惑星科学全体の最先端を概観する入門講義である．義である．

1051 地球・惑星科学Ⅰ（前期：火5時限）固体地球物理学に関連する研究分野

1052 地球・惑星科学Ⅱ（後期：火5時限）地質学，鉱物学，地球史などに関連する研究分野

1057 地球・惑星科学Ⅲ（前期：金５時限）流体地球物理学，太陽惑星圏物理学に関連する研究分野

地地 球球

内核内核 64006400--5100 km5100 km

外核外核 51005100--2900 km2900 km

下部マントル下部マントル29002900--660 km660 km

上部マントル上部マントル660660--100 km100 km

地殻地殻 ～～100100--0 km0 km

大気圏大気圏 0 0 ～～100 km100 km

Earth StructureEarth Structure

The compositional and mechanical layers of the earth.http://www.visionlearning.com/library/module_viewer.php?mid=69&l=&c3=

Visionlearning, Inc. Viosionlearningより

地球・惑星科学地球・惑星科学ⅠⅠ，，ⅡⅡ

地球・惑星科学Ⅰ固体地球物理学に関連する

研究分野

地表面での物理測定

地震波、重力、地磁気、熱、

．．．

地球・惑星科学Ⅱ地質学，鉱物学，地球史など

に関連する研究分野

地表面で得られる物質

岩石、鉱物、化石 ….

地球・惑星の理解地球・惑星の理解

http://www.seafriends.org.nz/oceano/oceans.htm

地球・惑星科学地球・惑星科学ⅢⅢ水圏・大気圏水圏・大気圏

地球・惑星科学地球・惑星科学ⅢⅢ

磁気圏・プラズマ圏磁気圏・プラズマ圏

地球・惑星科学地球・惑星科学ⅠⅠ担当：福田、平原、竹村

４月１０日 福田 イントロダクション１７日 福田 地球を測る－精密計測科学としての現代測地学－２４日 福田 地球の形状と重力場、その変動

５月 １日 福田 精密測地計測（I） 地上での計測８日 福田 精密測地計測（II) 宇宙測地

１５日 平原 地震波でみる地球内部のCT診断２２日（学会のため休講）２９日 平原 地球活動度診断

６月 ５日 平原 地震発生場としての日本列島１２日 平原 南海トラフ巨大地震・リアルタイム地震学１９日 竹村 阿蘇火山の活動史と現在２６日 竹村 掘削科学と地球惑星科学

７月 ３日 竹村 世界と日本の内陸活断層１０日 竹村 京都盆地の地下構造と活断層

2121世紀世紀COECOEプログラムプログラム

活地球圏の変動解明活地球圏の変動解明

超高層物理

大気科学測地学地質学 海洋科学鉱物学

火山・地震学

地球熱学

±±１００ｋｍ１００ｋｍ

地殻の構造地殻の構造

http://www.jishin.go.jp/main/mech/eqmechfrm.htm

福田（測地学）福田（測地学）

１．地球を測る精密計測科学としての現代測地学固体地球科学と流体地球科学の接点

２．地球の形状と重力場、その変動地球変動と深部ダイナミクス地球潮汐、地球回転、地殻変動、重力変化、…

３．精密測地計測（I）地上での精密計測絶対重力計、超伝導重力計、レーザー伸縮計

４．精密測地計測（II)宇宙から地球を測る海面高度計、衛星重力

平原（地震学）平原（地震学）１．地震波でみる地球内部のCT診断

地震学的にみる地球の内部構造マントル対流

２．地球活動度診断（地震発生場としての地球）大陸移動からプレートテクトニクス→プルームテクトニクス最近の地震学・宇宙測地学の視点から

３．地震発生場としての日本列島プレート収束場としての日本列島の変動とその３次元構造そこで発生する地震の種類とそれに対する我々の理解

４．南海トラフ巨大地震・リアルタイム地震学南海トラフ巨大地震とその発生予測に向けての現状、揺れの予測に向けて実用間近な緊急地震速報

竹村（地球熱学・活構造論）竹村（地球熱学・活構造論）

１．阿蘇火山の活動史と現在火山活動に関わる研究の実例を，地質学・地球物理学の両方から示す

２．掘削科学と地球惑星科学掘削科学の固体地球科学における重要性を紹介するもので，特に雲仙科学掘削を中心に紹介する，可視光での調査困難な地下を探る技術や成果も含む

３．世界と日本の内陸活断層活断層の研究や実例をテクトニクスや断層型に基づいて紹介する

４．京都盆地の地下構造と活断層学生が生活をはじめた京都盆地を固体地球科学からの視点と地球科学の社会への接点で紹介する

講義資料

• 講義ノート（pdf）http://www-geod.kugi.kyoto-u.ac.jp/~fukuda/kougi/EPS1/

Fukuda-1.pdfFukuda-2.pdfFukuda-3.pdfFukuda-4.pdf

• CD-ROM テキスト測地学（web版）

http://wwwsoc.nii.ac.jp/geod-soc/web-text/