医療と介護のチームアプローチを実現するASP・SaaSの可能性

医療と介護のチームアプローチを医療と介護のチームアプローチを実現する実現するASPASP・・SaaSSaaSの可能性の可能性

2009年7月3日(金)株式会社カナミックネットワーク

専務取締役 山本 拓真

商号商号 株式会社株式会社 カナミックネットワークカナミックネットワーク設立設立 平成平成1212年年(2000(2000年年)10)10月月2020日日資本金資本金 6,0006,000万円万円所在地所在地 東京都品川区西五反田東京都品川区西五反田88--11--1414 最勝ビル最勝ビル8F8F

システム利用事業所数システム利用事業所数 約約2,7002,700事業所事業所資格資格 電気通信事業資格電気通信事業資格 届出番号：届出番号：AA--1717--8340 8340

プライバシーマーク認定プライバシーマーク認定 1082123410821234（（0202））JIS Q 15001:2006JIS Q 15001:2006準拠準拠

所属団体所属団体特定非営利活動法人特定非営利活動法人ASPASP・・SaaSSaaSインダストリ・コンソーシアム（インダストリ・コンソーシアム（ASPICASPIC）） 正会員正会員財団法人財団法人 全国地域情報化推進協会全国地域情報化推進協会(APPLIC)(APPLIC) 正会員正会員保健医療福祉情報システム工業会保健医療福祉情報システム工業会 （（JAHISJAHIS）） 正会員正会員

沿革沿革20022002年年 日本ケアマネジメント学会第日本ケアマネジメント学会第11回研究大会にて演題発表回研究大会にて演題発表20032003年年 日本ケアマネジメント学会第日本ケアマネジメント学会第22回研究大会にて演題発表回研究大会にて演題発表20032003年年 神奈川県介護サービス連携強化事業ツールに採用決定神奈川県介護サービス連携強化事業ツールに採用決定20052005年年 第第11回東京都介護支援専門員研究協議会回東京都介護支援専門員研究協議会 研究大会にて演題発表研究大会にて演題発表20062006年年 プライバシーマーク取得プライバシーマーク取得20072007年年 SOHO CITY SOHO CITY みたかみたか ビジネスプランコンテスト２００７ビジネスプランコンテスト２００７ 最優秀賞受賞最優秀賞受賞20092009年年 ASPASP・・SaaSSaaS・・ICTICTアウトソーシングアワードアウトソーシングアワード20092009

ASPASP・・SaaSSaaS部門部門 「ベスト公共部門賞」受賞「ベスト公共部門賞」受賞

会 社 概 要

現在の社会保障の給付の水準現在の社会保障の給付の水準

参考：首相官邸資料より

世代別に見た高齢者人口の推移世代別に見た高齢者人口の推移

参考：首相官邸資料より

介護業界の市場動向介護業界の市場動向

◎介護保険制度は2000年4月より始まった新しい制度です。◎介護保険制度の現状は下記グラフの通りです。

参考資料：独立行政法人福祉医療機構より抜粋

認定者数，要介護（要支援）状態区分・性・年齢階級・都道府県別 （閲覧 第４表）

全国集計値平成21年3月審

査分

(単位：千人）

計 介護予防サービス 介護サービス

要支援1 要支援2 経過的要介護 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5認定者総数 4756.7 574.2 666.1 1.6 796.1 835.9 749.3 601.7 532.0

40～64歳 171.5 11.1 24.5 0.1 24.3 38.9 30.2 20.7 21.6 65～69 218.9 25.0 32.9 0.2 34.0 43.5 35.5 24.9 23.0 70～74 425.8 59.7 67.6 0.3 68.5 77.9 63.5 46.8 41.4 75～79 783.3 125.6 129.0 0.4 133.9 131.1 109.5 81.6 72.2

80～84 1140.0 176.2 183.1 0.4 207.1 187.2 159.7 120.5 105.7 85～89 1092.6 126.6 150.2 0.2 197.9 191.1 172.4 136.2 118.0

90～94 652.6 42.7 64.4 0.0 101.9 120.7 122.1 108.1 92.7 95歳以上 272.1 7.2 14.4 0.0 28.4 45.4 56.5 62.8 57.4

男 1437.7 148.8 179.8 0.5 234.2 286.0 253.1 186.5 148.8 40～64歳 94.0 5.5 12.8 0.0 13.0 21.8 17.5 11.7 11.6

65～69 111.8 10.2 14.5 0.1 16.5 23.8 20.3 14.1 12.4 70～74 187.0 18.1 23.6 0.1 27.9 38.7 33.4 24.8 20.5

75～79 283.4 31.0 35.5 0.1 45.4 55.6 49.0 36.5 30.2 80～84 339.0 41.8 44.1 0.1 58.7 63.6 56.3 41.6 32.7 85～89 247.5 28.7 31.3 0.0 44.3 47.0 42.4 30.7 23.0 90～94 131.2 11.2 14.5 0.0 22.3 26.4 24.6 19.0 13.1

95歳以上 43.8 2.2 3.5 0.0 6.0 9.1 9.5 8.1 5.4 女 3319.1 425.4 486.2 1.1 561.9 549.9 496.2 415.2 383.1

40～64歳 77.5 5.6 11.8 0.0 11.2 17.1 12.7 9.0 10.0 65～69 107.1 14.8 18.4 0.1 17.5 19.7 15.2 10.8 10.7 70～74 238.8 41.6 44.0 0.2 40.6 39.3 30.2 22.1 20.9

75～79 499.9 94.5 93.5 0.3 88.5 75.5 60.4 45.1 42.0 80～84 801.0 134.5 139.0 0.3 148.4 123.6 103.3 78.9 72.9 85～89 845.1 97.9 118.9 0.1 153.6 144.0 130.0 105.6 94.9 90～94 521.4 31.4 49.9 0.0 79.6 94.3 97.5 89.1 79.6

95歳以上 228.3 5.0 10.9 0.0 22.4 36.4 46.9 54.7 52.1 注：認定者数は、審査月の前月（ｻｰﾋﾞｽ提供月）中に受給者台帳に登録されている者をいう。

介護業界の市場動向介護業界の市場動向

参考資料：厚生労働省

受給者数の月次推移平成19年3月審査分～平成21年3月審査分

介護業界の市場動向介護業界の市場動向

参考資料：厚生労働省

要支援状態区分別にみた受給者数（介護予防サービス）平成20年10月審査分～平成21年3月審査分

介護業界の市場動向介護業界の市場動向

参考資料：厚生労働省

要介護状態区分別にみた受給者数（介護サービス）平成20年10月審査分～平成21年3月審査分

介護業界の市場動向介護業界の市場動向

参考資料：厚生労働省

129,103

223,006

260,891

314,405

0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

300,000

350,000

2000年 2003年 2005年 2009年

◎介護事業所数および介護事業所サービス数の増加率は以下のグラフの通りです。

介護事業所数の推移（全国）

196,221

351,483393,492

830,650

0

100,000

200,000

300,000

400,000

500,000

600,000

700,000

800,000

900,000

2000年 2003年 2005年 2009年

介護事業所サービス数の推移（全国）

参考資料：独立行政法人福祉医療機構より抜粋

介護業界の市場動向介護業界の市場動向

介護サービス種類介護サービス種類

施設型介護と在宅型介護施設型介護と在宅型介護

施設型介護と在宅型介護施設型介護と在宅型介護

カナミックが担う役割と目指す方向性カナミックが担う役割と目指す方向性

【役割と方向性】カナミックネットワークは、業界に特化したＩＴ企業として自治体・医療・介護・福祉分野の社会インフラとなる「地域ネットワークの仕組み」「地域ネットワークの仕組み」を現場に提供します。現場業務をＩＴ活用により軽減し、集まったデータを活用する事でナレッジの共有化を行い、サービスの品質向上へ寄与します。

地域ネットワーク機能地域ネットワーク機能（ＳＮＳ型システム）（ＳＮＳ型システム）

企業基幹システム企業基幹システム（人事、給与、財務会計）（人事、給与、財務会計）

介護事業管理システム介護事業管理システム（請求管理、帳票管理、スケジュール管理）（請求管理、帳票管理、スケジュール管理）

看護師 自治体職員 ヘルパー等 ケアマネジャー

ナレッジ管理システムナレッジ管理システム（ナレッジ共有、教育）（ナレッジ共有、教育）

医師

特許出願中特許出願中

カナミックが担う役割と目指す方向性カナミックが担う役割と目指す方向性

地域介護支援事業最適化構想地域介護支援事業最適化構想地域介護支援事業最適化構想

サービス提供

居宅介護支援事業者介護予防サービス事業者

居宅介護支援事業者介護予防サービス事業者

地域包括支援センター（市直営、民間委託）

地域包括支援センター（市直営、民間委託）

サービス利用者サービス利用者？ ？

サービスの不足（介護難民の発生？）

報告書作成が大変（記入、チェック）

移送中の事故が心配（紛失・情報漏洩）

プラン作成が大変（記入、チェック）

データ管理が大変（チェック・集計）

データ活用不可（統計・分析・共有）

採算性の低下（本来業務に支障）

サービス提供

地域包括支援センター（市直営、民間委託）

地域包括支援センター（市直営、民間委託）

サービス利用者サービス利用者

報告書の作成が容易（発生源入力）

サービスの充足

プラン作成が容易（データ再利用等）

移送中の事故を回避（オンライン）

データ活用が可能（統計・分析・共有）

データ管理が容易（チェック・集計）採算性の向上

（本来業務に専念）

・多大な業務量による人員不足、生産性の低下→ サービス品質低下の懸念→ 介護支援サービスへの事業者離れの懸念

（介護難民が発生する危険性あり）

現状の姿 目指すべき姿

・事務の簡素化・自動化による生産性の向上→ サービス品質の向上→ 介護支援サービス事業者離れの抑止

（官と民の連携による地域内の住民サービスの充実）

居宅介護支援事業者介護予防サービス事業者

居宅介護支援事業者介護予防サービス事業者

ケアマネジャーケアマネジャー

サービス提供者サービス提供者

ケアマネジャーケアマネジャー

サービス提供者サービス提供者

介護情報の共有介護情報の共有（オンライン化・（オンライン化・ASPASP）） 共有ＤＢ共有ＤＢ

福祉分野のシステム構成の実態福祉分野のシステム構成の実態

自治体自治体

地域包括支援センター地域包括支援センター

高齢者・家族高齢者・家族居宅介護支援事業所居宅介護支援事業所

介護サービス事業所介護サービス事業所

ケアプラン作成

介護予防プラン

総合相談支援

特定高齢者支援

権利擁護

介護予防プラン

介護サービスの提供

実地指導・監査

実態報告

介護保険システム

税システム等

地域包括支援センター

システム

居宅介護支援事業所

システム

介護サービス管理

システム

それぞれの役割ごとに別々のシステムが導入されており、データの一元管理およびデータ連

携、分析は困難

それぞれの連絡・報告は紙媒体がメ

インである。

ASP/SaaSASP/SaaSの活用の活用

市役所・区役所市役所・区役所

地域包括支援センター地域包括支援センター

高齢者・家族高齢者・家族

居宅介護支援事業所居宅介護支援事業所

介護サービス事業所介護サービス事業所

ケアプラン作成介護予防プラン

総合相談支援

特定高齢者支援

権利擁護

介護予防プラン

介護サービスの提供

介護保険システム

税システム等

インターネット

インターネット

介護ASP/SaaSを利用

データ一元管理

総合的な利用者情報の共有

地域連携の活性化

データの一元管理、自治体システムとのデータ連携、実態把握及び分析が容易になる。

管理・報告データの抽出

介護保険システムとのデータ連携

等

紙媒体での報告が不要になり、効率化。

適切な状況把握が出来る。

システム内連動の流れ（予定⇔実績の連動）システム内連動の流れ（予定⇔実績の連動）

ケアマネジャーサービススタッフ

（ヘルパー、看護師等）

ケアプラン作成

提供票作成

サービス事業所へ予定を送信

サービススタッフを配置

サービス実施＆

サービス実績を確定

ケアマネジャーに実績を送信

システム内でペーパレスで予定と実績の連絡が可能です！

他職種間連携他職種間連携

看護師

ケアマネジャー

医師主治医意見書主治医意見書

理学療法士

ヘルパー

サービス提供責任者

自治体職員

要介護者情報等

利用者基本情報利用者基本情報

ケアプランケアプラン訪問看護計画書訪問看護計画書

リハビリ計画書リハビリ計画書

モニタリング記録モニタリング記録

訪問介護計画書訪問介護計画書

基本チェックリスト基本チェックリスト総合相談支援総合相談支援

サービス担当者ネット会議の流れサービス担当者ネット会議の流れ

【サービス担当者ネット会議機能】

帳票化（エビデンス化）

地域包括職員

ケアマネジャー

サービス提供責任者

医師

看護師

ログイン

サービス担当者会議を行うにあたり時間と場所の制限なくシステム内でエビデンス作成が出来ます。

首相官邸、ＩＴ戦略本部の平成２０年６月１１日の総務省発表資料内に、カナミックネットワークの地域包括支援センターシステムが成功事例として発表されました。高い経済効果とサービスの質の向上を行える事が認められました。

＜上記記事はシルバー産業新聞 平成２０年９月１０日号より抜粋＞

ASP/SaaSASP/SaaSの成功事例として総務省から評価の成功事例として総務省から評価

首相官邸首相官邸ITIT戦略本部での報告資料戦略本部での報告資料

平成19・20年度 独立行政法人福祉医療機構

長寿社会福祉基金事業

＜チームアプローチを促進する「訪問記録」の開発研究事業＞

財団法人 ダイヤ高齢社会研究財団

カナミックネットワークもシステム提供者として参加いたしました。

医療と介護の連携の実例医療と介護の連携の実例

利用者サマリー作成

モニタリングの共有化（モニタリングの共有化（MDSMDS--HC2.0HC2.0を活用）を活用）

各専門職から検索すると関与する利用者（患者）の一覧を表示。この場合はヘルパーよりの検索。○印のあるものは、メッセージの入力がされて連絡が入っていることを意味する。

専門職の個人認証により担当者毎の対象利用者検索が容易専門職の個人認証により担当者毎の対象利用者検索が容易

観察対象CAP

重点観察項目トリガーより３つ選択

MDSMDS--HC2.0HC2.0 CAPCAP選定選定

訪問介護事業所側よりアセスメントを定期的に行い「状態の変化」を把握し記録する。

医師・看護師・ケアマネジャーとの連携メモ欄を活用する（ICT情報共有の場）

ヘルパーよりの連絡メモ

各専門職よりの連絡メモ

利用者サマリー表に時系列でモニタリング情報が記録され、各専門職間の連携メモも同時に記録されてエビデンスとして

保存されていく。

アセスメントツール（MDS-HC)をモニタリングにも活用することにより、観察の対象と指標が明確になり、情報の有用性が向上した

と考えられるのではないか。

（資料出所：平成19・20年度独立行政法人福祉医療機構長寿社会福祉基金事業「チームアプローチを促進する『訪問記

録』の開発研究（ダイヤ高齢社会研究財団）」）

考考 察察

まとめまとめ

１．在宅介護の地域連携ではASP/SaaSモデルでのソリューション

効果が大きい。

２．医療と介護の連携は、患者（利用者）を軸とする仕組みを提供する事で、患者（利用者）に有益なサービスをもたらす事ができる。

３．専門職のネットワークを構築する事で、職種と立場と時間と距離の概念を取り払う事ができ、専門職の質の向上が図れる。

４．地域の活性化、医療・福祉の充実につながる。

ご静聴ありがとうございました