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「第 4 回地場産業再生 MOT フォーラム 同時開催:企画展示会『伝統工芸の融合展』」を開催しました
2 月 26 日(水)大津プリンスホテルにて「第 4 回地場産業再生 MOT フォーラム」を開催しました。
第 4 回となる今回のフォーラムは、フォーラム会場の隣に「伝統工芸の融合」展を併設し、これまでの開発成果の企画展示も行いました。
社会連携研究センター山本卓特任教授の司会のもと、野本明成センター長より挨拶があり、特別講演として金沢工業大学大学院教授の杉光一成様より「デ
ザイン・ドリブン・イノベーションと知財」をご講演いただきました。デザイン・ドリブン・イノベーションとは、「従来と異質(破常識)の『快い』体験
を顧客に提供するアイデアを事業戦略上の最上位に位置づけそれを具現化して人々に提案し新たな市場を創り出すこと」。いくつかの事例を挙げて解りやす
く説明されました。会場からも多数質問があり、丁寧に応えていただきました。
コーヒーブレイクのあと、一般講演「地場産業の挑戦」として、6 名の方の講演が行われました。社会連携研究センターの山本卓特任教授より「伝統工芸
の新融合」、滋賀県東北部工業技術センターの山下誠児様より「和紙とエレクトロニクスの融合」、滋賀県信楽窯業技術試験場の川澄一司様より「新たな信楽
焼の開発と技術移転」、森彫刻所の森靖一郎様より「ケータイ彫刻への挑戦」、滋賀県中小企業団体中央会の中嶋和繁様より「伝統工芸の活性化支援」、社会
連携研究センター客員研究員の近兼敏様より「伝統工芸の海外展開コーディネート」のテーマでご講演いただき、伝統工芸を含む地場産業の活性化をねらい
とした、新商品開発への挑戦事例、MOT(技術経営)をベースにした取り組み事例を紹介することができました。70 名ほどの参加者の方々は熱心に聴き入
っておられました。
企画展示会では、滋賀大学が主催する「新融合イン滋賀研究会」「仏壇塾開発実践プログラム」の活動で商品コンセプトを創出し、仏壇彫刻、漆・蒔絵、
錺金具、組紐、信楽焼、和紙などの伝統工芸の融合や、伝統工芸とエレクトロニクスの融合から生み出した新コンセプトの商品を展示しました。ご覧いただ
いた方は出品者の説明を聞きながら、興味深く作品に見入ったり実際に触れたりされていました。また、事前に記者発表を行ったほか、フォーラム当日にも
新聞記事取材、テレビ取材を受け、大学から地域への情報発信を行うことができました。
〈第 4 回地場産業再生 MOT フォーラム〉 〈企画展示会「伝統工芸の融合展」〉
(特別講演) 杉光一成氏
山本卓特任教授 山下誠児氏
川澄一司氏 森 靖一郎氏
中嶋和繁氏 近兼敏氏
組紐タイ
‐組紐と錺金具の融合‐
Display Andon
‐和紙とエレクトロニクスの融合‐
ケータイ彫刻
‐仏壇彫刻とスマートフォンの出会い‐
新酒器
‐仏壇工芸とエレクトロニクスの融合‐
祈り空間
‐仏壇工芸と扇骨の出会い‐
Mottainai
‐伝統工芸と ECO‐
貫入文様陶器
‐信楽焼と漆芸の融合‐
‐展示会場の風景