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福島第一原発を含む原発の安全な廃炉への貢献総合大学として、今こそ「知」を結集して取り組む。
東北大学原子炉廃止措置基盤研究センターCenter for Fundamental Research on Nuclear Decommissioning
お問い合わせの前に・お問い合わせに対しては、本学の個人情報保護方針に則り、対応します。 http://www.tohoku.ac.jp/japanese/site/siteinfo/01/siteinfo0103/
・お問い合わせについては、回答を差し上げるのにお時間をいただく場合があります。・お寄せいただいたお問い合わせ全てには、ご回答できない場合があります。あらかじめご了承ください。・本学からの回答は、お問い合わせいただいた方のご質問にお答えするためのものです。 当方の許可なく、回答内容の一部または全体を転用、二次利用、あるいは、他へ開示することはご遠慮ください。
お問い合わせの窓口と方法窓 口:原子炉廃止措置基盤研究センター支援室方 法:メールによるお問い合わせ: [email protected] 書面によるお問い合わせ: 〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉 6-6-01-2 国立大学法人 東北大学 大学院工学研究科 原子炉廃止措置基盤研究センター支援室 担当係U R L:http://cfrend.tohoku.ac.jp
「支援室」は、東北大学「原子炉廃止措置研究センター」の研究活動を側面から支援する組織です。同センターでは、原子力を専門としない学内の人材にも広く参画を促し、これまでの発想や技術に拘らずに研究及び技術開発に取り組むこととしています。また、広く我が国の産業界との連携による技術開発にも取り組む予定です。支援室はこのようなセンターの活動が円滑に進むようにし、学内外の組織との窓口業務のほか、スケジュール管理や予算管理等の運営管理業務等を担当します。
福島第一原子力発電所(以下1Fと略)の廃止措置と環境修復は、まさに国家的難事業であり、科学技術立国を標榜する我が国の国際的信用がかかった挑戦でもあります。 1Fの廃止措置を完遂するためには、広範な科学と技術の結集が必須です。 東北大学は1Fサイトから僅か90kmあまり、そして東日本大震災の被災地に立地する研究大学です。震災翌年の8月には総長が1Fサイトを訪問し、関係者の現場での奮闘を目の当たりにするとともに、技術的ブレイクスルーが随所に求められていることを実感しました。そしてこの日、安全な廃止措置への全学を挙げての貢献を決意いたしました。 本学の研究ポテンシャルを結集し、長期にわたる廃止措置に対して継続的に貢献する体制を作るために、平成28年12月1日に全学組織として 『東北大学 原子炉廃止措置基盤研究センター』が設置されました。本学の特長を最も活かすことの出来る分野として、『廃止措置リスク管理技術研究部門』と 『放射性廃棄物処理・処分技術研究部門』の2部門体制でスタートすることといたしました。 廃止措置研究は、東北大学の建学の精神『研究第一主義』、『門戸開放』、 『実学尊重』をまさに実践する場でもあります。多くの大学院生も廃止措置に関する 様 な々研究に主体的に取り組んでいます。通常炉の廃止措置に資する研究開発も含め、当センターから有用な技術がタイムリーに生み出されていくこと、そして、有望な人材がここから社会に巣立っていくことを願い、努力していく所存です。 ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
東北大学原子炉廃止措置基盤研究センター センター長 渡邉 豊
災害からの復興と新生のために東北大学が取り組んでいる多彩な活動のひとつ。それが福島第一原子力発電所廃止措置に貢献できる研究開発。これをさらに発展させ、広く原子力発電所の安全な廃止措置等に貢献できる基礎・基盤研究、技術開発に取り組んでいきます。
◆基盤研究への取り組み ・文部科学省「廃止措置研究・人材育成等強化プログラム」 採択事業並びに廃炉に関連する他の政府系事業 ・廃止措置に関する国内外機関からの受託研究、共同研究 ・その他、廃止措置に関する研究
◆研究の拠点化 ・全学の研究ポテンシャル、シーズを結集する センター機能 ・産業界との有機的連携による研究開発の推進
センター長ごあいさつ
センターの目指す方向
研 究 第 一 徹底した真理、原理・原則の追求、価値の創造日々の研究実践を通じた未来を担う人材の育成
門 戸 開 放 多様な価値感やバックグラウンドの人材の受け入れ広く学内外の才能、シーズを探索し、研究成果を創造
実 学 尊 重現場にこそ、価値の高い研究課題がある現場課題を克服し、未来を先導研究を通じて創造された知識・価値を社会へ
「東北大学 建学の精神」の実践
廃止措置リスク管理技術研究部門 放射性廃棄物処理・処分技術研究部門
「安全リスク」と「経済リスク」の観点から廃止措置リスク管理技術研究
廃止措置に貢献できる技術開発
燃料デブリの性状把握と放射性物質の溶出挙動研究
放射性物質の閉じ込め性向上を目指した処分システム研究
廃止措置に対する社会的受容性醸成研究
建屋・主要鋼構造物の現状調査
●目指すべきエンド・ステートと基本的取り組み方針●中長期ロードマップ(政府方針)/技術戦略プラン(NDF)
●クリティカル部位の部材状態●クリティカル部位の環境 (水質、雰囲気ガス濃度、温度、圧力 etc)●建屋・主要構造物の設計情報、事故時情報、他
建屋・主要鋼構造物の長期健全性評価
建屋・主要鋼構造物の補修
建屋内/系統の除染、解体撤去
設備保全活動 廃止措置活動
燃料デブリ処理
放射性廃棄物の処分 燃料デブリ処分
燃料デブリ取出方法検討処理・処理方法検討
燃料デブリの性状分析評価
燃料デブリ取出
●過去の使用による劣化●事故による劣化・損傷 ●今後の劣化進展
デブリ取出のための現状調査●燃料デブリ位置、量●燃料デブリのサンプリング、性状分析●建屋内汚染水の量、性状分析●放射線環境(線量率、ダスト)●雰囲気ガス(水素、酸素、その他)、他
検査技術
クリティカル部位はどこか?
分析評価技術
処理技術
処分技術
評価技術
補修技術
運営委員会
運営評議委員会
センター長
国立大学法人 東北大学
災害復興新生研究機構
支援室
副センター長
原子炉廃止措置基盤研究センター
東北メディカル・メガバンク機構
電気通信研究機構