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あたらしいウェブのカタチ: NOTA 洛西一周 慶應義塾大学 政策・メディア研究科 インタラクションデザインラボ [email protected]

NOTA

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あたらしいウェブのカタチ:NOTA洛西一周

慶應義塾大学 政策・メディア研究科インタラクションデザインラボ[email protected]

NOTAの誕生・ 2003年に、未踏ソフトウェア創造事業で開発。

・ ウェブの使い勝手が悪く、だれでも情報発信できないことが大きな問題だと感じた。

・ NOTAの発想は、他の次世代ウェブにおいても標準機能となりつつあります。

・ ウェブ上で、自由自在のレイアウトデザインを実現します。動画や音声にも対応。

・ 見る画面と編集画面が同じなので、ごく自然な形で操作できます。

・ 保存操作がいりません。編集したデータはリアルタイムで共有されます。

・ コミュニティなどで複数人で同時に使うために設計されています。

NOTAの特徴

開発コンセプト

煩雑な手続きを簡略化することによって、難しいことがより簡単に実現できるようになる。

NOTA アクセサリ・ NOTAは、Flashのプラグインで自由に拡張していくことができます。

_ 掲示板_ 音が出るボタン_ 地図_ テレビ会議室

NOTAネットワーク・ NOTAは、NOTAネットワークと呼ばれる「プログラマ以外の人も参加できるオープンソース的コミュニティ」で開発や普及活動が展開されています。

・ 現在約50名。_ 市民や学生が企画し、参加_ 一般のフィードバックがただちに得られる_ 拡張機能やクリップアートなどが集まっている_ ワークショップが伝播

・ 横浜市を中心として、ワークショップやパソコン教室などリアル世界でも活発に活動。

NOTAネットワークの活動

CCを採用した理由・ もともと複数の人が制作に関わるソフト_ オブジェクト単位で作者名が保持できる。_ しかし、再利用や翻案に関しては、あいまいだった。_ 対応には、ロゴを載せるだけという簡単さ。

・ さらに、NOTAネットワークによって_ クリップアートやマニュアルなどが様々な立場の人から集まるようになり、権利処理が大変になった

・ ライセンスをCCにすると、安心してこれらのプロジェクトをすすめることができる。

CCの課題・ 「自分の作品が他人のデザインに使われる」「自分の書き込みが全体のデザインの一部をなしている」ことが楽しいということをNOTA利用者は体感している

・ NOTA利用者にとって、部品の複製は当たり前の行為_ 利用者の著作に対する意識は確実に変化している

・ これまでにおきた問題_ 自分の書き込みが削除され、戸惑う_ 予想外の使われ方をして、驚く_ 複製の規制ではなく、用途の規制が焦点になっている

・ どのように使われるか?を作者が規制できるか・ 元作成者名はちゃんと表示されるか?残るか?・ 削除はどうやって防げるか

・ NOTAのビジネスモデルにも同じような変化