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© Sleipner Motor AS 2019
SLEIPNER MOTOR ASP.O. Box 519N-1612 FredrikstadNorwaywww.side-power.com
Document id:
Revision:
Date:
5630
6
2019
SX- 35/140- 50/140
For installing SX thruster with the
SX-Hydro pod installation guide.
For installing SX thruster with th
SX-Hydro podNEW
インストレーションマニュアル
SX35 & SX50 5630 -10 20202
目次
取付の前に……………………………………………………………………………………………………………… 3
寸法図…………………………………………………………………………………………………………………… 4
スラスター仕様………………………………………………………………………………………………………… 5
技術仕様………………………………………………………………………………………………………………… 5
コントロールボックス寸法図………………………………………………………………………………………… 6
スラスター取付位置…………………………………………………………………………………………………… 7
スターンスラスターカウル /グリッド ……………………………………………………………………………… 8
ハイドロポッド使用時の SXスラスターの設置場所 ……………………………………………………………… 9
スラスター設置時の注意事項………………………………………………………………………………………… 10
グリッド /カウル(オプション)の組立 …………………………………………………………………………… 11
トンネルの組み付け…………………………………………………………………………………………………… 12
エクステンダー(オプション)の取付 ……………………………………………………………………………… 13
モーターの組み付け…………………………………………………………………………………………………… 14
コントロールボックス取付…………………………………………………………………………………………… 15
スラスター電気配線…………………………………………………………………………………………………… 16
バッテリーケーブル仕様表…………………………………………………………………………………………… 18
コントロールパネル配線取付………………………………………………………………………………………… 19
コントロールパネル取付……………………………………………………………………………………………… 20
チェックリスト………………………………………………………………………………………………………… 21
保証規定………………………………………………………………………………………………………………… 22
SX35 & SX50 5630 -10 2020 3
取付の前に
以下の作業に関しては取付業者の責任となります
SIDE-POWER社製機器の取付は(電気的 /機械的)に国際的またはご使用になる地域の法令に従い取り付けること。
以下の作業に関しては取付業者の責任となります
日本の法令に従って正しく安全対策を実施すること。機器の取付の前に設置者はマニュアルをよく読んで機器に関する正し
い知識を得てから機器を設置すること。
このマニュアルに記載されている内容はガイドラインのみとなっています。SIDE-POWERは機器を設置する前にあらかじ
め機器の設置に関して詳しい技術者からアドバイスを得ることを推奨します。
このマニュアルは経験のある技術者向けに作成されており機器の設置に関して完璧に記載されていません。機器の設置者に
十分なスキルと知識が無い場合は経験のある技術者の助けを得るようにしてください。
機器の配線作業は資格を持つ技術者が作業するようにしてください。
重要!
スラスター本体やコントロールパネル、トンネルを間違って取り付けた事による損害は保証対象外となります。
スラスターはスティフナー、ストリンガー、サポート材を切断する必要がある場所に設置しないようにし、取付は問題のな
い安全な場所に設置するようにします。
コネクタやプラグなどの接合部は常時乾燥している場所に設置するようにしてください。
スラスターを防汚塗料で塗装することをお薦めします。(ジンク、シール部、プロペラシャフトは塗装しないこと)
スラスターは推奨された大きさの空間に設置するようにしてください。スラスター本体は耐海水製アルミニウムでハード
コーティングされています。コーティングを損傷しないよう注意してください。
スラスターとコントロールユニットは ISO8846/ABYC c1500に準拠した防爆仕様となっているため可燃性ガスが存在する
可能性のある場所への取付が可能です。
スターンスラスターとしてトランサムに設置する場合はハル底面の水流を阻害しない場所に設置します。正しい場所に設置
しなかった場合、高速航行時にスラスター /船体に損傷を与えたり、不必要な水の抵抗と水しぶきが発生するおそれがあり
ます。
喫水からスラスターのプロペラの中心までの水深は最低でも 140mm以上取るようにします。水深が深ければ深いほどスラ
スターの効率は上昇し動作ノイズも少なくなります。
スラスターからの水流がスターンドライブ /トリムタブに影響を与えない場所に設置してください。必要ならばオプション
のカウルを装着して水流の流れる方向を制御します。
スラスターを取り付けるトランサムの内部と外部に設置することで動作を阻害する機器が無いかよく確認してください。(必
要ならばボートのセンターラインからずれた場所にスラスターを設置することも可能です)
コントロールボックスに繋がるスラスターのバッテリーケーブルは過熱防止のため、高い熱を発生する機器の近くに配置し
ないようにすること。
SX35 & SX50 5630 -10 20204
寸法図
MG_0110
183 mm7,20”
374 mm14,72”
130 mm5,12”
65 mm2,56”
35,80 mm1,41”
50 mm1,97”
18 mm0,71”
171 mm6,73”
104 mm4,09”
*106 mm*6,29”
* For extended hull thickness models
SX35 & SX50 5630 -10 2020 5
スラスター仕様
技術仕様
EX35 EX50DC電圧 12V 12Vスラストパワー 12V 43kg 62kgスラストパワー 10.5V 35kg 50kgボートサイズ 20~ 34ft 27~ 37ftプロペラ シングル シングル出力 1.8kw・2hp 2.8kw・3.75hp重量 14.3kg 14.3kg最小バッテリー容量(CCA) 300 380
モーター 特別仕様 PM-DCモーターギヤハウス 耐海水ブロンズ製、プロペラシャフト部にはボールベアリング配置しドライブシャフト部に
はボールベアリングとスライドベアリングを配置トンネル ガラス繊維を含む複合材製スナップオンタイププロペラ 5枚羽根の Qプロペラ、ガラス繊維を含む複合材製バッテリー 最小バッテリー容量(CCA)は上表を参照のこと最大連続稼働時間 おおよそ 4分間(過熱を防止する各種保護機構付)安全対策 電子タイムラプス機器によりモーターの回転方向が急に変更されてもモーターを保護しま
す。また、サーモスイッチによりモーターのオーバーヒートを防止し、サーモスイッチ作動
後はモーターの温度が低下すると自動的にリセットされます。
SIDE-POWER純正のコントロールパネルを使用している場合、スラスター使用時において
スラスターの操作が 6分間何もない場合は自動的にシャットダウンするよう設計されていま
す。
スラスターに搭載されている統合型マイクロプロセッサーはソレノイドを監視しソレノイド
のロックインを防止しています。運転信号が 3分間以上継続するかソレノイドのロックイン
を検知すると自動停止機能が働きます。
SX35 & SX50 5630 -10 20206
SX35 SX50電圧 12V 12V最大電流 250A 380A最大使用環境温度 50℃ 50℃最低使用環境温度 -25℃ -25℃電源供給ケーブル 35-70mm2 / AWG 2 - 00 35-70mm2 / AWG 2 - 00取り付け方向 制限なし 制限なし
コントロールボックス寸法図
MG_0132
121 mm4’76”
187 mm7’36”
170 mm6’69”
136
mm
5’35
”11
0 m
m4’
33”
SX35 & SX50 5630 -10 2020 7
スラスター取付位置スラスターの性能を発揮するためスラスターは出来るだけ深く、スラスターからの水流が阻害されない場所に設置してください。
1. スラスターの水深を十分に取ることでキャビテーションによる能力の低下とノイズの増大を防止し、スラスターを効率的に使用
できます。
2. スラスターからの水流が阻害されない場所を選定してください。水流が阻害されるとスラスターの能力が著しく低下します。
取付位置スラスターはトランサムの様々な箇所に取り付けることができます。ボートのセンターラインからずれて取り付けたとしても
発揮する性能の差はほとんどありません。そのため、船内 /船外に障害物が付近にあるようであればボートのセンターラインか
ら離れた場所への設置も検討してください。
当然のことですがスラスターはハルの底面を流れる水流を阻害しない場所を選定して取り付けます。そうしない場合、高速航
行時にスラスターや船体に損傷を与え、不必要な水しぶきが発生するおそれがあります。
取付角度スラスターからの水流がプロペラやトリムタブなどの障害物に当たることを避けるためにスラスターに傾けた角度で設置する
ことはかまいませんが水面に近い場合、噴出した水流が水面に達して水しぶきが発生してスラスターの能力を損なうためスラ
スターは十分な深さを取って設置してください。
MG_0109
��
�
�
�
�
�
�
エンジン
エンジン
エンジン
エンジンステアリングアーム
水流
喫水線
喫水線
喫水線
スラスターは他の機器の動作を阻害しない場所
ならば様々な場所に設置可能
スラスターアッシーはハル底面の水流を阻害し
ないように設置
スラスターのトンネルからの水流を阻害
するものが無いようにすること
スラスター取付ボルトや配線類がボート
内部にある他の機器の動作を阻害しない
ようにする
海面近くで斜めに設置した場合は水流が
海面に向かって流れてしまうため設置し
ないこと
SX35 & SX50 5630 -10 20208
スターンスラスターカウル /グリッド
スターンスラスターとして取り付ける場合に喫水が浅い船や取付の深度が取れない艇、スラスターの水流がトリムタブやドラ
イブプロペラ等の障害物に邪魔される場合などにはカウルを取り付けて対策します。
カウルスラスターの水流の流れを最適化し、トンネル内へ空気が混入することを防ぎます。
グリッド漂流物をプロペラに巻き込んでスラスターやプロペラが損傷するのを防ぎます。
カウル・グリッドはスラスターのトンネルを本体に組み付ける前にあらかじめ取り付けておくこと
MG_0017
AB
C
D
100mm
177mm
537mm
174mm
喫水が浅い場合の組み付けカウル装着時の水の流れ
複合材製の滑らかな内壁は
スムーズに水が流れます
角度を付けたコーナーは水
流の乱れを抑制
組み付けはボルトで固定す
るだけの簡単設計
角度を付けたエッジ部はト
ンネル内への空気の吸入を
抑制
水流が障害物に当たること
を防ぐためにカウルで水流
の方向を変更
喫水が浅い場合、トンネル
内への空気の吸入を防止
重要!カウルに角度を付けて取り付ける際はカウルが水平の場
合より水深を深く取るようにしてください。
SX35 & SX50 5630 -10 2020 9
ハイドロポッド使用時の SXスラスターの設置場所バウ /スターンに設置する場合は出来るだけ前方 /後方に設置するようにします
SXスラスターにハイドロポッド(オプション)を装着してバウまたはスターンのハル底面に取り付ける場合、スラスターを最
大限効率的に使用できるよう、艇のピボットポイントから出来るだけ離れた場所に取り付けます。
MG_0162
スターン バウ
SX35 & SX50 5630 -10 202010
スラスター設置者はこの説明書をよく読んで内容をよく理解するようにしてください。
スラスターのモーターは慎重に取り扱うようにしてください。ケーブルなどを持って持ち上げたりしないこと。
上架してスラスター点検のためスラスターを作動させる場合は回転数がオーバーし、モーター故障の原因になるので水中
以外での運転時間は最小限にとどめてください。また、スラスターの作動中に作動方向を急に変更することもスラスター
の故障原因となりますのでお止めください。
このマニュアルに記載されている内容に従ってください。間違った設置 /使用は故障の原因となります。
防爆仕様絶対に防爆仕様のスラスターを分解しないこと。防爆仕様のための加工が損なわれ、防爆機能がなくなり、スラスターや艇
に重大な損害を与えるおそれがあるためスラスターとそれに関係する部品の分解は絶対にお止めください。
重要!PROモデルとして操作系配線を S-Linkで構成する際にはコントロールパネルや各種ケーブル類を必ず SIDE-POWER純正
のものとしてください。他社製のものを使用すると保証の対象外となりますのでご注意ください。
スラスター設置時の注意事項
SX35 & SX50 5630 -10 2020 11
1. スラスターにオプションのカウル、またはグリッドを取り付ける場合はトンネルをスラスターに組み付ける前にカウル/グリッドをトンネルに取り付けます。
2. 特にカウルは噴出する水流が阻害されないようカウルの向きを考慮する必要があるためトンネルに取り付ける角度を慎
重に決定してください。
3. トンネル /カウルをトンネルに仮付けして固定用ボルトの穴位置をトンネルにマーキングしてからマークした箇所に
5.5mm径の穴を開けます。(はじめにガイドとして中心部に 2mm程度の穴を開けてから 5.5mm径の穴を開けてくださ
い)
4. トンネルにカウル /グリッドを付属のボルトとワッシャーで組み付けます。カウルを組み付ける際には水流の噴出方向
を考慮して組み付けてください。
カウル・グリッドはスラスターのトンネルを本体に組み付ける前にあらかじめ取り付けておくこと
既存の SX35/50にカウル /グリッドを組み付ける場合はスラスターに組み付けられたトンネルを取り外す際にスナップロック
部から壊して外す以外に方法が無いため既存のトンネルを壊して取り外した後、新しいトンネルを準備してから上記 1~ 4の
手順を踏んで取り付けるグリッド /カウルをトンネルへ組み付けます。
グリッド /カウル(オプション)の組立
MG_0145
反対側のトンネルのスナップロックはめ込み部分
トンネルをスラスターに組み付ける前にφ 5.5mm径の穴を
4箇所開けてグリッド /カウルを取り付ける
カウル・グリッドはスラスターのトンネルを本体に組み付ける前にあらかじめ取り付けておくこと
SX35 & SX50 5630 -10 202012
トンネルの組み付け
1. 両側のトンネルの取付角度を正しく合わせます。
2. トンネル上部のタブ部分がモーター上部の差し込み口にはまるように位置を合わせて差し込み、トンネル同士を接合し
ます。
3. トンネル同士が正しく接合されているかトンネルの外観をチェックし、スナップロック部が正しく噛み合って嵌ってい
るか確認します。
注意 !トンネル部は両側のパーツをいったん噛み合わせると外れなくなるため取付位置をよく確認して正しく取り付けるようにしてください。
MG_0112
図 1
図 2
トンネル接合面の位置を合わせる
トンネル上部のタブ部
分をモーターの差し込
み口に差し込む
スナップロック部がお互い
にしっかりと噛み合ってい
るか確認する
SX35 & SX50 5630 -10 2020 13
エクステンダー(オプション)の取付
スラスターを設置する際にオプションのエクステンダー(10mm厚または 50mm厚)を使用する場合は次のページに記載さ
れているスラスター取付の前に予め下記の手順に従ってエクステンダーを取付箇所に設置します。
1. スラスターの取付位置を決定します。(スラスターはトランサムからはみ出さなように設置し、スラスターから両サイド
に流れる水流が阻害されない場所を選定します)
2. 次のページに記載されている寸法図をもとにハル取付面に正確な穴径とピッチの穴をドリルで 3か所開けます。
3. まず最も径の大きいメインの穴をドリルで開けた後にサポートボルト用の穴を 2か所ドリルで開けます。穴を開ける際に
出たくずはきれいに取り除き、穴の周りもきれいにしておきます。
4. スラスターとハルの間に設置するエクステンダーに上図を参考にして 8.5/9mm径のサポートボルト用穴を開けます。
5. シーラントをエクステンダー背面に塗布します。
6. エクステンダーをハルに取り付けます。エクステンダーの穴位置とハルの穴位置が正確に重なるように配置してください。
MG_0262
Drill8.5 / 9 mm
Drill8.5 / 9 mm
図4 図6図5
エクステンダー裏面にシリコン
を均等に塗布する
エクステンダー 50mm厚
エクステンダー 10mm厚
重要!サポートボルトを通すためにスペーサーに
ドリルで開ける穴の穴径とハルに開ける穴
の穴径は異なります。
これはハルの穴にはシール材を差し込むよ
うになっているからです。
ハル
ハル
SX35 & SX50 5630 -10 202014
モーターの組み付け1. スラスターの取付位置を決定します。(注意:スラスターからの水流が阻害されず船内のスラスター取付部が他の機器
の動作を阻害しないような場所を選定します)
2. 取付箇所の位置やハルの厚さに問題が無いことを確認して上図 1-3の寸法で取付用の穴位置を正確にマークします。(取
付部のハルの厚みは最大で 50mmまでです)
3. まずメインの穴を開けてからサポート用の 2箇所の穴を開けます。穴開け箇所は取付作業を考慮してきれいにしておき
ます。
4. 付属のボルトとワッシャーを使ってスラスターを仮付けしてみて、ボルトやワッシャーが設置面に対して水平に接触す
るか確認します。またスラスターから船内にのびる電線が接続されるコントロールボックスの取付位置もこの時に設定
します。
5. 取付部の紫色のシール材は押し潰されることで取付部の穴に密着して防水効果を発揮します。押し潰されることを考慮
してハルの厚み× 1.15倍程度の長さに切って調整します。
6. スラスターはトランサムに密着していなければなりません。そのため必要ならばスラスター取付箇所のトランサムをサ
ンディングして加工する必要があります。(削り過ぎには注意してください)上図を参考にして下記リスト取付部の各
面にシーラントを塗布して防水加工します。
船内の取付穴部表面
メインチューブ部のネジ山とワッシャー表面
シール材表面
シール材取付ネジ山部(シール材設置部より 1cm短く)
7. シール材と共にスラスターを取付箇所に取り付けて船内側からボルトとワッシャーでスラスターを固定します。
MG_0113
130 mm5,12”
65 mm2,56”
35,80 mm1,41”
50 mm1,97”
18 mm0,71”
1 - 3
6
7 - 8
4 - 5ハルに開ける穴
のサイズ
ハルに開けた穴穴の側面、穴を通してハルに触れ
る部分全てにシーラントを塗布し
て防水処理をしておく
ハルの厚みは最大で
50mm ハル最大厚
スラスターと取付ボルト
ボルトとワッシャー
付属のシール材は潰れることを考慮し
てハルの厚みの 15%程度の長さにな
るように切っておく
SX35 & SX50 5630 -10 2020 15
コントロールボックス取付
コントロールボックスには各種配線を接続するようになっています。コントロールボックス取付の向きには特に制限はありま
せんがなるべく配線露出部が下になるように設置することをお薦めします。(注意!:コントロールボックスはスラスター本体から 0.75m以内の距離に設置します。また、高温となる部品や機器の近くには設置しないようにしてください)
1. 取付箇所を選定します(コントロールボックスに接続されるケーブル類が他の機器の動作を阻害しないような場所を選
定してください)
2. 取付用の 4箇所の穴をマークしてドリルで穴を開けます
3. コントロールボックスに各種配線を繋ぎ込みます。(内部部品は簡単に取り外せるのでバッテリーケーブルは出来るだ
け太いものを使用するようにしてください)
4. 防爆仕様とするため上図を参考にして配線をカバーするホースをホースクランプで固定します。
5. コントロールボックスを取付箇所に取り付けます。
MG_0114
BAT+ 締め付けトルク 5.6Nm
BAT+ 締め付けトルク 5.6Nm
締め付けトルク 8Nm
締め付けトルク 8Nm
BAT- 締め付けトルク 5.6Nm
BAT- 締め付けトルク 5.6Nm
モーターケーブル 5.0Nm
モーターケーブル 5.0Nm
モーターケーブル 5.0Nm
モーターケーブル 5.0Nm
6 1232i
6 1232iコントロールボックス
ホースクランプ
コントロールボックス
ホースクランプ
SX35 コントロールボックス
SX50 コントロールボックス
SX35 & SX50 5630 -10 202016
スラスター電気配線1. バッテリーケーブルに関して
必要となるバッテリーケーブルの長さは上図の B+と B-を足したものとなります。
使用するバッテリーは記載されている CCA値を参考にして適切なサイズのものを選択してください。
設置されるヒューズは SIDE-POWER純正のものを使用し、スラスターのモデルに合った正しいヒューズを選択すること。
使用するバッテリーケーブルとバッテリーは適切なものを選択します。モーター電圧がスラスターの回転数とスラスト力に直接関係す
るためバッテリーとバッテリーケーブルは余裕を持ったサイズの物を選択することをお薦めします。
バッテリーとバッテリーケーブルのサイズに関して 18 ページを参照してください。
2. 使用するバッテリーケーブルとバッテリーは適切なものを選択します。モーター電圧がスラスターの回転数とスラスト力に直接関係するた
めバッテリーとバッテリーケーブルは余裕を持ったサイズの物を選択することをお薦めします。バッテリーとバッテリーケーブルのサイズ
に関して次ページを参照してください。
3. PROモデルとして PPCユニット(出力可変調整装置)を使用する場合は以下の点に注意してください。
必ずバッテリーのメインスイッチ、またはオートマチックメインスイッチをバッテリーの+ケーブルへ設置してください。設置するメイン
スイッチは他の電気機器類スイッチ付近の操作しやすい場所に設置し、誰も艇にいない場合や緊急時にはオフにします。(バッテリーの+ケー
ブルには短絡時のことを考慮して SIDE-POWER純正のスラスターのモデルに適合するヒューズも設置してください。)ヒューズとメインス
イッチと同等の機能を持つサーキットブレーカーを使用しても問題はありません。
4. メインスイッチやヒューズを防爆仕様が必要となる区画に設置する際は適切な防爆性能を持つメインスイッチ /ヒューズを設置してくださ
い。
5. ケーブル類は電気的にも機械的にも端子部以外は適切に絶縁されているものを使用します。
6. ケーブル類は記載されている適切な締め付けトルクで取り付けます。
MG_0039
te.
A1A2
Temp switch NCNTC
B+
B-
++
B-
B+
コントロールパネルへ
操作パネル用ケーブル
メインヒューズ
スラスター
ホース(青色)900mm長
コントローラー
オートマチック
メインスイッチ
スラスター
バッテリー 12V
使用するバッテリーケーブルの太さは使用する長さやケーブルの過熱を考
慮してマージンを取った十分な太さのものを選択します。
(防爆仕様が必要となる場所にスイッチやバッテリーを
設置する場合は防爆仕様のものを設置してください)
スラスターコントロールボックス接続
<B+>バッテリーからの電源供給(+)
<B->バッテリーからの電源供給(-)
スラスターのモーターからのケーブル(A1、A2)
スラスターからのサーモスタットスイッチ配線
スラスターからの NTCコネクタ(PROモデルのみ)
コントロールボックス
SX35 & SX50 5630 -10 2020 17
MG 03
A1A2
Temp switch NCNTC
Temp switch NC
Temp switch NC
(BLUE HOSE)
B-B+
Blue Hose
Blue Hose
A1
A1
A2
A2
B+
B-
(BLUE HOSE)
B-B+
*Only used for PRO systems
締め付けトルク 5.6NM
締め付けトルク 5.6NM
締め付けトルク 5NM
締め付けトルク 5NM
締め付けトルク 5NM
締め付けトルク 5NM
操作パネル用ケーブル
SX35コントロールボックス
SX50コントロールボックス
SX35 & SX50 5630 -10 202018
バッテリーケーブル仕様表
モデル
電圧定格電流
CC
Aヒューズ
<7m
tota
l + &
-7-
14m
tota
l + &
-15
-21m
tota
l + &
-22
-28m
tota
l + &
-28
-35m
tota
l + &
-36
-45m
tota
l + &
-
SX35
/140
S12
V24
5AD
IN:2
00SA
E:38
0EN
:330
ANL1
50m
m2
AWG
35 150 1/
050 1/
070 2/
070 2/
095 3/
095 3/
012
04/
012
04/
02 ×
70
2 ×
2/0
2 ×
70
2 ×
2/0
2 ×
95
2 ×
3/0
SX50
/140
S12
V37
0AD
IN:3
50SA
E:66
5EN
:600
ANL3
25m
m2
AWG
50 1/0
50 1/0
70 2/0
95 3/0
120
4/0
2 ×
70
2 ×
2/0
2 ×
70
2 ×
2/0
2 ×
95
2 ×
3/0
2 ×
95
2 ×
3/0
2 ×
120
2 ×
4/0
2 ×
120
2 ×
4/0
2 ×
120
2 ×
4/0
SX35 & SX50 5630 -10 2020 19
コントロールパネル配線取付注意!バッテリーケーブルに配置するメインスイッチがマニュアルのスイッチの場合とオートマチックメインスイッチの場合ではコント
ロールパネルに使用するケーブルの種類や配線方法が異なります。上図を参考にして実際に設置する環境に合わせて正しく配線してくだ
さい。
1. バッテリーケーブルに通常のマニュアルメインスイッチを設置している場合はスラスターのコントロールボックスからコントロールパネル
まで操作用ケーブル(4リード)で接続します。
オプションのオートマチックメインスイッチを使用している場合、コントロールボックスとオートマチックメインスイッチ間は操作用ケー
ブル(4リード)で接続し、オートマチックメインスイッチとコントロールパネルまでは操作用ケーブル(5リード)で接続します。
2. コントロールパネルを増設したい場合はオプションの Yコネクタを使用して操作用のケーブルを分配します。Yコネクタも 4リードと 5リー
ドの 2種類があるため、適切なコネクタを使用するようにしてください。
(注意:安全のため複数のコントロールパネルから同時に異なる操作方向への操作信号が発信された場合はスラスターのコントロールボック
スが信号を無視し、新たにどちらかの方向への操作信号を受信するまでスラスターを停止します)
3. すべての部品が SIDE-POWER社純正のものであれば接続するだけで設定することなく使用できます。
4. 配線した後に動作テストを行い、コントロールパネルの操作方向とスラスターの作動方向が異なる場合はコントロールパネルのコネクタ、
またはソレノイドの青色と灰色の線を入れ替えてください。
(注意!:PROモデルは操作系配線に S-Linkケーブルを使用するため取付方法が異なります。S-Link配線に関しては PPCユニットのマニュアルを参照してください)
MG_0115
スラスターモーター
スラスターモーター
マニュアルメインスイッチ使用時
操作パネル用ケーブル(4リード)
操作パネル用ケーブル(5リード)
操作パネル用ケーブルピンアサイン
ピン 1(黒):ground
ピン 2(青):Engage thruster SB Solenoid
ピン 3(灰):Engage thruster Port Solenoid
ピン 4(赤):Positive voltage for the control panel
操作パネル用ケーブル(5リード)
操作パネル用ケーブル(4リード)Yコネクター(4リード)
Yコネクター(5リード)
オートマチックメインスイッチ使用時
オプションのオートマチックメインスイッチをバッテリーとスラスター間に設置することで操作パネルからスラスターの電源ON/OFFが可能
SX35 & SX50 5630 -10 202020
コントロールパネル取付コントロールパネルは他の操作機器の近くかつ操作しやすい場所に取り付けるようにしてください。(注意!:通常、スラスターはギヤやスロットルと一緒に操作することが多いためこれらの操作機器の近くで片手で操作出来るような場所に取り付けることをお薦めします)
1. コントロールパネルに付属している型紙テンプレートを使用してコントロールパネルを取り付ける箇所に切り抜き用の
穴位置をマークします。
2. マークした形状通りに設置箇所を切り抜きます。(切り抜いた箇所が欠けたりギザギザになった場合は後で取り付ける
ガスケットがしっかりと機能するようにシーラントなどであらかじめ補修しておきます)
3. コントロールパネル背面にガスケットを取り付けます。
4. コントロールパネル背面に操作パネル用ケーブルのコネクタを接続します。
5. コントロールパネルを取付位置に設置してから付属のネジで固定します。
6. 付属のカバーキャップを取り付けてネジを隠します。
(注意!:PROモデルは操作系配線にS-Linkケーブルを使用するため取付方法が異なります。S-Link配線に関してはPPCユニットのマニュアルを参照してください)
50,5
mm
38,4
mm
Ø52
Ø52
61,1mm
111,1mm
This way Up!
Cut-Out Template double joystick panel - 8940
Cut out area:Ø 51,8 mm / 2"
61,0 mm / 2,4"
61,0 mm / 2,4"
For control panels 8950 / 8960
Ø 3,0 mm / 0,12"
For control panels8955/8965/8990
Ø 2,5 mm / 0,10"
53,0 mm / 2,09"
53,0 mm / 2,09"
Cut out area:Ø 51,8 mm / 2"
コントロールパネルテンプレート
カバーキャップ× 4
カバーキャップ× 4
カバーキャップ
取付用ネジ× 4
取付用ネジ× 4
取付用ネジ× 4
操作パネル用ケーブル
操作パネル用ケーブル
操作パネル用ケーブル
ガスケット
ガスケット ガスケット
SX35 & SX50 5630 -10 2020 21
チェックリスト
▢ プロペラはシャフトに正しく取り付けられているか
▢ プロペラはトンネルに接触することなく自由に回転できるか
▢ プロペラとスラスター本体は防汚塗料で塗装されているか(ジンク、シール部、プロペラシャフトは除く)
▢ コントロールパネルの操作方向とスラスターの作動方向は一致しているか
▢ スラスターを固定しているボルトはしっかりと締まっているか
▢ 全ての電気配線は乾燥した場所に設置されており、正しい規格のケーブルやヒューズが使用されているか
▢ スラスター設置箇所から水漏れしていないか
スラスターがこのマニュアルに記載されている注意事項に従って正しく設置されているかよく確認してください。
SX35 & SX50 5630 -10 202022
保証規定
1. Sleipner Motor ASで製造された製品は以下の条項に従って、日本国内でも保証されます。
2. 保証適用期間は購入後 1年間です。購入したことが証明できるものを付属し、保証適用期間内にお申し付けください。
3. 保証は修理・交換で対応させて頂きます。返金は致しません。
4. 保証対象となる製品は本マニュアル通りに装着されており、電圧・極性・取扱い等が正しく行われた上での故障品と
させて頂きます。
5. 欠陥品は確認のために以下に書かれていることを確認してください。
a. 把握されている限りの欠陥状態、購入日、購入先、取付業者名、取付業者住所、購入者名、購入者住所、購入
者の電話番号を書面にて明記ください。
b. 欠陥品と上記 (a)に記載されてある要項を明記したものと一緒にタートルマリンへ返却ください。Sleipner
Motor ASが要修理欠陥品とみなした製品には修理を施し、お客様へ返却致します。
c. 修理不可能な故障に関しては代品への交換とさせて頂きます。但し、該当製品が製造中止の場合は同等品と交
換させて頂きます。
d. 保証サービスは Sleipner Motor AS 及び Sleipner Motor AS正規代理店のみで適用されます。
6. 条項 5 に従って保証サービスを承ります。この保証は他の規定や慣習的な保証に優先して適用されます。お客様から
頂いた個人情報は Sleipner Motor AS の製品保証の資料以外には使用致しません。
7. Sleipner Motor ASの製品で起こったあらゆる事故に対する保証は一切お受けできません。本保証規定に基づく製品以
外の保証は一切お受けできません。
8. 衝突事故に関わる物損・人身の損害に対する保証は一切お受けできません。
9. 本保証規定にない条項については日本国の法令に従って処理させて頂きます。
10. 日本国内での本保証規定の遂行はタートルマリンが代行します。よって、本保証規定の Sleipner Motor ASをタートル
マリンに読み代えてください。
SX35 & SX50 5630 -10 2020 23
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SLEIPNER MOTOR AS P.O. Box 519 N-1612 Fredrikstad NorwayTel: +47 69 30 00 60 Fax:+47 69 30 00 70 www.side-power.com [email protected]
※本資料に記載された内容は予告なく変更する場合がございますので、予めご了承ください。