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MIS( - 人工関節ドットコムMIS(最小侵襲手術)という筋腱温存での手 術もおこなっております。当院でのMISの方法はALS(仰臥位前側方進入術)と呼ば

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人工股関節の構造

人工股関節置換術は、関節の軟骨がすり減り損傷してしまった股関節を金属やポリエチレンなどでできた人工の股関節に置き換える手術です。手術は前外側アプローチを独自に改良した方法で行っています。流れとしては、まず大腿部の外側の皮膚を斜めに10cm~15cm程度切開し、筋腱の切離を最小限にとどめて股関節を露出させた上で股関節の骨を削ってインプラントを設置します。設置後にインプラントの動きを確認して特に問題がないようであれば、筋膜と皮膚を元通りに縫合して終了です。

MIS(最小侵襲手術)という筋腱温存での手術もおこなっております。当院でのMISの方法はALS(仰臥位前側方進入術)と呼ばれる手法です。MISは術後回復の早さなどのメリットもありますが、人工股関節置換術で最も重要なポイントは、インプラントを安全かつ正確な位置に設置することであり、MISにこだわり過ぎず必要に応じて最小限の筋腱切離はおこなうべきとも考えています。手術時間は通常1時間20分~1時間30分です。出血量は多くの場合200cc~400ccで、術前から採血しておいた自己血を輸血します。手術前に患者さんに説明する際、インプラントの耐用年数を15年~20年と伝えていますが、近年の手技の高度化とインプラントのデザインや素材の進化を考えると、今後は20年~30年は持つのではないかと思います。従って将来的には、60代後半で人工股関節置換術を行えば、余程のアクシデントがない限り生涯に一度の手術ですむでしょう。

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