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1 McAfee ePolicy Orchestrator 5.9.x 簡単構築ガイド Latest version : ePolicy Orchestrator v5.9.0 (2017Q3) マカフィー株式会社 セールスエンジニアリング本部

McAfee ePolicy Orchestrator 5.9 ePolicy Orchestrator のインストール要件 ePO v5.9 サーバハードウェア要件 CPU Intel Pentium-D クラス以上 64bit 2.66GHz 以上(最低条件)

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McAfee

ePolicy Orchestrator 5.9.x

簡単構築ガイド

Latest version : ePolicy Orchestrator v5.9.0(2017Q3)

マカフィー株式会社

セールスエンジニアリング本部

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McAfee ePolicy Orchestrator 5.9.x 簡単構築ガイド

【目次】

• ePolicy Orchestrator 5.9.x インストール要件

• ePolicy Orchestrator インストール

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ePolicy Orchestrator インストール要件

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ePolicy Orchestrator のインストール要件ePO v5.9 サーバハードウェア要件

CPU Intel Pentium-D クラス以上 64bit 2.66GHz 以上(最低条件)2コア以上の CPU を推奨。

メモリ 8GB 以上(推奨)

空きディスク容量 20GB (推奨)(DB で必要とする容量を除く)

File System NTFS のパーティション推奨

モニタ 1024×768、256色 必須、VGA モニタ

NIC 100MB 以上

IPアドレス ePO サーバ用に固定 IP アドレスを使用

ePO 専用サーバ 250 以上のシステムを管理する場合は専用サーバ推奨

IPアドレス ePO サーバに専用 IP アドレスの利用を推奨

IP アドレスを 2 つ以上使用する環境では、ePO の場合、最初に確立したIP アドレスを使います。もしエージェント/サーバ間通信に IP アドレスを2 つ使いたい場合は「Agent Handler」を使用ください。

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ePolicy Orchestrator のインストール要件ePO v5.9 サーバソフトウェア要件

OS(全て64bitのみサポート)

Windows Server 2008 R2 SP1 以上 (Standard, Enterprise, Datacenter)Windows Server 2012Windows Server 2012 R2Windows Server 2016

仮想環境 VMWare ESX / ESXi 6.0 以上VMware ESX / ESXi 5.1 以上Windows Server 2008 R2 Hyper-VWindows Server 2012, 2012 R2 Hyper-VCitrix XenServer v6.0, v6.2

ブラウザ Mozilla Firefox 45 以上Microsoft Internet Explorer 11 以上Google Chrome 51 以上Safari 10 以上 (MAC OS X 利用時に限り)Microsoft Edge

OS言語 日本語、英語、中国語(簡体字/繁体字)、韓国語、ロシア語、フランス語、デンマーク語、ノルウェー語、オランダ語、ポルトガル(ブラジル/イベリア)語、フィンランド語、ドイツ語、スウェーデン語、イタリア語、トルコ語

SQL Server SQL Server 2016 / 2016 ExpressSQL Server 2014 / 2014 ExpressSQL Server 2012 / 2012 ExpressSQL Server 2008 R2/ 2008 R2 ExpressSQL Server 2008 SP1 / 2008 SP1 Express

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ePolicy Orchestrator のインストール要件ePO v5.9 その他の要件と関連情報

エージェントハンドラ要件

Windows Server 2008 R2 SP1 以上 (Standard, Enterprise, Datacenter)Windows Server 2012Windows Server 2012 R2

※ ePO とエージェントハンドラは必ずバージョンを統一してください。

ePO サイジング関連 ePO のサイジングについては以下のガイドの Page 18 以降を参照くださいePolicy Orchestrator 5.3 Software Best Practice Guidehttps://kc.mcafee.com/corporate/index?page=content&id=PD26432

分散リポジトリ要件 ・ディスク容量: 400MB (800MB 推奨) ※更新するプログラム等により異なります。

・メモリ: 256MB 以上。

・OS 要件:Windows または Linux オペレーティング システム上の HTTP 準拠のサーバー。Windows、Linux または Open Enterpise FTP サーバー。Windows、Linux、または UNIX Samba の UNC 共有。SuperAgent がインストールされているシステム。

SQL サーバの事前インストールの必要性

ePO v5.9 ソフトウェアには無償で利用できる SQL Server 2016 Express (英語版) がバンドルされています。 ePO v5.3 以前のソフトウェアでは、ePO インストール時に SQL Server 200X Express を同時にインストールができましたが、ePO v5.9 からはあらかじめ SQL Server を構築した後にePO サーバのインストールを実施する必要があります。

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ePolicy Orchestrator インストール

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ePolicy Orchestrator のインストールはじめに

・本手順では ePolicy Orcehstrator 5.9.x を、以下の条件でインストールする事を前提としています。- 利用する SQL Server は ePolicy Orchestrator 5.9.x にバンドルされている SQL Server 2016 Express を利用する。

・有償版の利用や、SQL Server 2016 Express 本体をダウンロードせず、インストーラから実行する場合は、手順の項目とやや違う手順、選択となりますのであらかじめご注意ください。

インストール構成

・本手順書では、あらかじめ以下の状態が実行済の状態からインストールを行う事を前提としています。- Microsoft が提供する最新のパッチが適用済である(Windows Update が全て最新のものが適用されている)- あらかじめ ePolicy Orcehstrator 5.9.X のソフトウェアを、弊社ダウンロードセンターからダウンロード済である

・上記の事前準備を実行の上、本手順では ePolicy Orchestrator 5.9.x を以下の手順でインストールを行います。

1. ePolicy Orchestrator 5.9.x にバンドルされている SQL Server 2016 Express をインストール。2. SQL Server Configuration Manager を使い、ポートの設定を行う。3. Windows ファイアウォールの設定を行い、SQL が利用する通信(TCP:1433とUDP:1434)を開放する。4. 8.3 命名規則を有効にする。5. ePolicy Orchestrator 5.9.x のインストールを行う。

本手順での流れ

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ePO 5.9 ソフトウェアファイル(EPO59XLC.zip)を解凍する

ePolicy Orchestrator のインストールSQL Server 2016 Expressのインストール(1/12)

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解凍したEPO59XL > Setup > SQL2016Express > SQLEXPR2016_x64_ENUを実行 > エクスポート先のファイルパスを指定するのでこのまま[OK]を選択

ePolicy Orchestrator のインストールSQL Server 2016 Express のインストール(2/12)

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Installation Centerウィザードが立ち上がる > New SQL Server …を選択

ePolicy Orchestrator のインストールSQL Server 2016 Express のインストール(3/12)

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I accept … にチェック > [Next >] をクリック

ePolicy Orchestrator のインストールSQL Server 2016 Express のインストール(4/12)

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Use Microsoft … にチェック > [Next > ]をクリック

ePolicy Orchestrator のインストールSQL Server 2016 Express のインストール(5/12)

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SQLサーバーのアップデートファイルが表示される > このまま[Next > ]をチェック

ePolicy Orchestrator のインストールSQL Server 2016 Express のインストール(6/12)

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インストールする機能が表示される > このまま [Next >] をクリック

ePolicy Orchestrator のインストールSQL Server 2016 Express のインストール(7/12)

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名前付きインスタンスとインスタンスIDを[EPOSERVER]にする > [Next >]をクリック

ePolicy Orchestrator のインストールSQL Server 2016 Express のインストール(8/12)

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サーバー設定が表示される >このまま [Next >]をクリック

ePolicy Orchestrator のインストールSQL Server 2016 Express のインストール(9/12)

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SQLへの認証を設定する。この設定(Windows認証のみ)のまま [Next > ]をクリック(SQLサーバ認証を追加した混合認証も可能)

ePolicy Orchestrator のインストールSQL Server 2016 Express のインストール(10/12)

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インストールが始まるのでしばらく待つ

ePolicy Orchestrator のインストールSQL Server 2016 Express のインストール(11/12)

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インストールが正常に完了する事を確認し[OK]を選択 > [Close] を選択する

ePolicy Orchestrator のインストールSQL Server 2016 Express のインストール(12/12)

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Windowsのスタートメニュー > SQL Server Configuration Managerを選択

ePolicy Orchestrator のインストールSQL Server 2016 Express のポート設定(1/4)

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SQL Server Network Configurationの [Protocols for EPOSERVER]を選択 >TCP/IPを右クリック > Disabled から Enabledにする > 再度TCP/IPを右クリック > プロパティ

ePolicy Orchestrator のインストールSQL Server 2016 Express のポート設定(2/4)

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[IP Address]タブを開く > 一番下までスクロール > IP Allの [TCP Port]に”1433”と入力して[適用]をクリック > 警告が表示されるので[OK]を選択

ePolicy Orchestrator のインストールSQL Server 2016 Express のポート設定(3/4)

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左ペインの[SQL Server Services]をクリック > 右ペインの[SQL Server (EPOSERVER)]を右クリック > Restart を選択してSQL Serverの再起動を実施する

ePolicy Orchestrator のインストールSQL Server 2016 Express のポート設定(4/4)

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スタートメニュー > セキュリティが強化されたWindows ファイアウォールを選択

ePolicy Orchestrator のインストールSQLサーバの通信ポートを開放する(1/14)

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左ペインの[受信の規則]を選択 > 右ペインの受信の規則の[新しい規則]を選択

ePolicy Orchestrator のインストールSQLサーバの通信ポートを開放する(2/14)

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TCP 1433を開放するための設定を実施します。 [ポート]を選択 > [次へ (>)]をクリック

ePolicy Orchestrator のインストールSQLサーバの通信ポートを開放する(3/14)

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TCP を選択 > 特定のローカルポートを選択し[1433]を入力 > [次へ > ] をクリック

ePolicy Orchestrator のインストールSQLサーバの通信ポートを開放する(4/14)

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[接続を許可する] を選択 > [次へ > ]をクリック

ePolicy Orchestrator のインストールSQLサーバの通信ポートを開放する(5/14)

30

規則の適用はすべてを選択 > [次へ >]をクリック

ePolicy Orchestrator のインストールSQLサーバの通信ポートを開放する(6/14)

31

このファイアウォールルールの名前を設定(ここでは[SQL_TCP1433]とした) >

[完了(F)]をクリック

ePolicy Orchestrator のインストールSQLサーバの通信ポートを開放する(7/14)

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作成したファイアウォールルールが登録されている事を確認する >同様の設定で次に UDP 1434 のポートを開放する設定を行うため [新しい規則]を選択

ePolicy Orchestrator のインストールSQLサーバの通信ポートを開放する(8/14)

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UDP 1434 を開放するための設定を実施します。 [ポート]をクリック

ePolicy Orchestrator のインストールSQLサーバの通信ポートを開放する(9/14)

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UDP を選択 > 特定のローカルポートを選択し[1434]を入力 > [次へ > ] をクリック

ePolicy Orchestrator のインストールSQLサーバの通信ポートを開放する(10/14)

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[接続を許可する] を選択 > [次へ > ]をクリック

ePolicy Orchestrator のインストールSQLサーバの通信ポートを開放する(11/14)

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規則の適用はすべてを選択 > [次へ >]をクリック

ePolicy Orchestrator のインストールSQLサーバの通信ポートを開放する(12/14)

37

このファイアウォールルールの名前を設定(ここでは[SQL_UDP1434]とした) >

[完了(F)]をクリック

ePolicy Orchestrator のインストールSQLサーバの通信ポートを開放する(13/14)

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作成したファイアウォールルールが追加されている事を確認する

ePolicy Orchestrator のインストールSQLサーバの通信ポートを開放する(14/14)

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スタートメニューから [cmd] を入力し、コマンドプロンプトを管理者として実行する

ePolicy Orchestrator のインストール8.3 命名規則を有効にする (1/3)

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以下のコマンドを実行し、8.3命名規則を有効にする (_はスペースを入力)> fsutil_behavior_set_disable8dot3_0

ePolicy Orchestrator のインストール8.3 命名規則を有効にする (2/3)

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以下のコマンドを実行し、8.3命名規則が有効になっているかを確認 (_はスペースを入力)> fsutil_behavior_query_disable8dot3

ePolicy Orchestrator のインストール8.3 命名規則を有効にする (3/3)

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EPO59XLC.zipを解凍したフォルダをクリック > Setup.exeを実行

ePolicy Orchestrator のインストールePO 5.9.x のインストール(1/15)

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ePOサーバのインストールウィザードが起動 > (メモリが8GB以下の場合、警告が表示されます。メモリを8GB以上にして実行しなおすか、[OK]を選択してください)

ePolicy Orchestrator のインストールePO 5.9.x のインストール(2/15)

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[次へ (>) ]をクリック

ePolicy Orchestrator のインストールePO 5.9.x のインストール(3/15)

45

ePOインストールのための追加のソフトウェアインストールが表示される場合があります[次へ (>) ] をクリックするとインストールが実施されます

ePolicy Orchestrator のインストールePO 5.9.x のインストール(4/15)

46

保存先フォルダーが表示されるが、このまま [次へ (>) ]を選択

ePolicy Orchestrator のインストールePO 5.9.x のインストール(5/15)

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SQL サーバのリストが入手できない場合、以下の警告が表示されます。

再度の検索を[いいえ]を選択

ePolicy Orchestrator のインストールePO 5.9.x のインストール(6/15)

48

接続するSQLの情報を入力 > [次へ (>)]をクリック

ePolicy Orchestrator のインストールePO 5.9.x のインストール(7/15)

・データベースサーバー:インストールしたサーバのコンピュータ名 or IP アドレスを入力・データベース名:ePO_(コンピュータ名) ※デフォルトのままで OK・認証情報:Windows 認証 (SQL インストール時に混合認証を設定した場合は混合認証でも可)・ドメイン:ドメインを入力 (非ドメイン環境の場合はローカルドメインを入力)・ユーザー名:Windows 認証の場合は Windows のユーザー名を、SQL 認証の場合は [sa] を選択・パスワード:Windows 認証または SQL 認証で設定したパスワードを入力

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ePO が利用する各通信のポートを設定 > [次へ (>)] をクリック

ePolicy Orchestrator のインストールePO 5.9.x のインストール(8/15)

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ePolicy Orchestrator のインストール[参考] ePO で使用されるネットワーク環境

TCP80/443(プロパティ・ポリシー・タスク・イベント)

TCP80(パッケージダウンロード)

TCP8081(エージェントウェークアップコール)

スーパーエージェント

エージェント

不正システムセンサ

TCP8443(管理コンソール操作)

ePOサーバ

リモートコンソール

McAfeeソースサイト

マカフィーサイトとの通信(赤字)以外はポート変更可

※矢印は接続の方向支社側

管理者

インターネット

プロキシ経由可

TLSよるエージェント-サーバ間のTCP443通信に対応(ファイルダウンロードについてはTLS通信は使用しません)

DB SQL Server

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ユーザー名(デフォルトでadmin)を設定 > パスワードを設定 > キーストア暗号化フレーズ(ePO の障害時復旧機能で利用するキー) を設定 > [次へ (>) ] を選択

ePolicy Orchestrator のインストールePO 5.9.x のインストール(9/15)

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ePO のライセンスキーを入力 > ePO インストール後、契約した各セキュリティ製品の

ePO への自動インストールを有効にする場合はチェック > [次へ (>) ]を選択

ePolicy Orchestrator のインストールePO 5.9.x のインストール(10/15)

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ライセンスの使用許諾条件が表示されるので[使用許諾条件に同意する]にチェック

> OKを選択

ePolicy Orchestrator のインストールePO 5.9.x のインストール(11/15)

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利用統計情報の収集に協力可能な場合、[システム/ソフトウェア利用統計…]にチェックを入れる > [インストール]をクリック

ePolicy Orchestrator のインストールePO 5.9.x のインストール(12/15)

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インストールが実施されるのでしばらく待つ

ePolicy Orchestrator のインストールePO 5.9.x のインストール(13/15)

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インストールが正常に完了した場合、完了のウィザードが表示されます > 完了をクリック> デスクトップに ePO ログオンのアイコンが表示されるのでクリック

ePolicy Orchestrator のインストールePO 5.9.x のインストール(14/15)

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ブラウザが起動され、ePOのログオン画面が表示 > 設定したユーザーとパスワードを

入力し、ログオンができる事を確認する

ePolicy Orchestrator のインストールePO 5.9.x のインストール(15/15)

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ePolicy Orchestrator のインストールePO サーバインストール後の確認

以下のサービスが実行していることを確認して下さい。

netstat –a で設定したポートが開いているか確認して下さい。

最新パッチがリリースされた場合は適用してください。

バグ修正と新製品への対応のためのモジュールが入っています。

サービス 機能

McAfee ePolicy Orchestrator 5.9.0サーバ(Apache)

• NAP HTTP ユーザインターフェイスページで提供

• 安全なコンソールへのログオンをサポート

• 安全なファイルのアップロードをサポート

• エージェントとサーバ間の通信間隔を制御 (ASCI)

McAfee ePolicy Orchestrator 5.9.0アプリケーションサーバ

• 不正システム検知をサポート

• 通知をサポート

McAfee ePolicy Orchestrator 5.9.0イベントパーサー

• 管理されたコンピュータから送られたイベントの

ePO データベースへの取り込み

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