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- 1 - Rev.04j 2019 2 22 NJR4266 - 仕様書 - K 帯ドップラーセンサモジュール 送信周波数: 24.05 to 24.25 GHz 形名: NJR4266 シリーズ 送信周波数ラインナップ: J: 24.05 24.25 GHz F2: 24.15 24.25 GHz F3: 24.075 24.175 GHz アンテナタイプ: A: TX/RX 1x1 (80°/80°, 7m) B: TX/RX 2x1 (80°/50°, 10m) C: TX/RX 4x1 (80°/28°, 14m) D: TX/RX 2x2 (50°/50°, 13m) インターフェイスタイプ: 1: UART 2: デジタル出力/アナログ感度設定 Rev.04j / 2019 2 22 発行 © Copyright 新日本無線株式会社 マイクロ波事業部 -記載内容に関する注意事項- 当社の合意なく、本書の全部または一部を転載、複製、改変または貸与することを禁止します。 本書記載の内容については、予告なく変更する場合があります。 本書に関する著作権は、当社に帰属します。 Released

K 帯ドップラーセンサモジュール低背・低消費電力・アンテナ一体・信号処理回路内蔵. 近距離移動体検知用. 24GHz. 帯マイクロ波センサモジュール

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Rev.04j 2019年 2月 22日 NJR4266

- 仕様書 -

K帯ドップラーセンサモジュール 送信周波数: 24.05 to 24.25 GHz

形名: NJR4266 シリーズ 送信周波数ラインナップ: J: 24.05 ~ 24.25 GHz

F2: 24.15 ~ 24.25 GHz F3: 24.075 ~ 24.175 GHz

アンテナタイプ: A: TX/RX 1x1 (80°/80°, 7m) B: TX/RX 2x1 (80°/50°, 10m) C: TX/RX 4x1 (80°/28°, 14m) D: TX/RX 2x2 (50°/50°, 13m)

インターフェイスタイプ: 1: UART 2: デジタル出力/アナログ感度設定

Rev.04j / 2019年 2月 22日 発行

© Copyright 新日本無線株式会社 マイクロ波事業部

-記載内容に関する注意事項-

当社の合意なく、本書の全部または一部を転載、複製、改変または貸与することを禁止します。 本書記載の内容については、予告なく変更する場合があります。

本書に関する著作権は、当社に帰属します。

Released

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NJR4266 series

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Rev.04j 2019年 2月 22日 NJR4266

低背・低消費電力・アンテナ一体・信号処理回路内蔵 近距離移動体検知用 24GHz帯マイクロ波センサモジュール

NJR4266は17.2x27.3x5.2mmの低背型パッケージに24GHz帯マイクロ波回路・アンテナ・信号処理回路・MCUを内蔵し、単体で歩行者のような低速で動く対象を短距離(7~14m)の範囲で検出することが可能な人感センサモジュールです。 搭載する信号処理により植栽のゆれやセンサの前を横切る虫などによる誤検知を大幅に軽減し安定した検知結果が得られ、接近・離反の方向も識別します。また、感度設定によって消費電力を低減する機能も有しております。 用途に合わせた最適な検知角度を選択できるように、複数のアンテナタイプを有します。またインターフェイスもUARTおよびスタンドアローン(デジタル出力/アナログ感度設定)から選択することが可能です。これらのラインナップ展開により幅広い用途での使用が可能です 特長: 24GHz帯マイクロ波ドップラーによる移動体検知 低背型パッケージ アンテナ~信号処理のオールインワン設計 間欠動作による低消費電力 最小 1.9mA @3.3V電源電圧

スリープモード搭載 検知用信号処理搭載 ランダムな雑音成分を低減し安定した人の検知 センサ間相互干渉の低減 検知対象の移動方向(接近・離反)の識別

UART とデジタル出力/アナログ感度設定から選択可能 4種類のアンテナタイプから選択可能 *注 1x1 タイプ (検知角度 80°/80°, 検知距離 7m) 2x1 タイプ (検知角度 80°/50°, 検知距離 10m) 4x1 タイプ (検知角度 80°/28°, 検知距離 14m) 2x2 タイプ (検知角度 50°/50°, 検知距離 13m)

アプリケーション: 照明機器 セキュリティ機器 住設機器 入退室管理 ホビー・ロボット その他の機器組込み用人感センサ

製品ラインアップ:

*注) 1x1 タイプ、4x1 タイプおよび 2x2 タイプは開発中のため、検知角度および検知距離は設計値を掲載しています。

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NJR4266 series

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Rev.04j 2019年 2月 22日 NJR4266

機能ブロック図: UART タイプ

デジタル出力/アナログ感度設定タイプ

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NJR4266 series

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Rev.04j 2019年 2月 22日 NJR4266

製品形名一覧:

*注 1) F2 type および F3 type の FCC の適合状況はお問い合せください。 *注 2) 1x1 タイプ、4x1 タイプおよび 2x2 タイプは開発中のため、検知角度および検知距離は設計値を掲載しています。

評価キット: NJR4266 シリーズは評価キットが利用可能です。評価キットの構成は次の通りです。 評価キット形名: NJR4266K 構成

1. 評価基板(UART-USB変換部またはアナログ閾値設定部) 2. ソフトウェア 3. USB ケーブル

(*) モジュール本体は別途準備いただく必要がございます。

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NJR4266 series

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Rev.04j 2019年 2月 22日 NJR4266

1. 絶対最大定格

項目 規格

単位 備考 最小 標準 最大 電源電圧 0 ― 6.5 V Vdd 1) UART タイプ

UART TX端子ソース電流 ― ― 100 mA UART TX端子シンク電流 ― ― 100 mA UART RX端子電圧 -0.3 ― Vdd

+0.3 V

2) デジタル出力/アナログ感度設定タイプ Detect端子ソース電流 ― ― 100 mA Detect端子シンク電流 ― ― 100 mA Range端子電圧 -0.3 ― Vdd

+0.3 V

動作温度 -40 ― +85 °C 保存温度 -40 ― +85 °C

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2. 電気特性 共通測定条件 Ta= +25 °C

項目 規格

単位 備考 最小 標準 最大 2.1. 電源仕様

2.1.1. 電源電圧 3.0 3.3/5.0 5.25 V Vdd 2.1.2. 消費電流 (インターフェイスタイプにより異なる)

1) UART タイプ 移動体検知モード時 ・CW モード時 ・間欠モード時ピーク電流

― 50 60 mA

・間欠モード時平均電流 (Vdd=3.3V) 1kHz間欠動作 ― 1.9 2.3 mA 間欠動作条件:

1ms周期, 11us ON 2kHz間欠動作 ― 2.5 3.2 mA 間欠動作条件:

500us周期, 11us ON 3kHz間欠動作 ― 3.0 3.8 mA 間欠動作条件:

333us周期, 11us ON 7kHz間欠動作 ― 5.0 6.2 mA 間欠動作条件:

143us周期, 11us ON ・間欠モード時平均電流 (Vdd=5.0V) 1kHz間欠動作 ― 2.9 3.4 mA 間欠動作条件:

1ms周期, 11us ON 2kHz間欠動作 ― 3.6 4.2 mA 間欠動作条件:

500us周期, 11us ON 3kHz間欠動作 ― 4.0 4.7 mA 間欠動作条件:

333us周期, 11us ON 7kHz間欠動作 ― 6.0 7.0 mA 間欠動作条件:

143us周期, 11us ON 初期化処理モード時 ・ピーク電流 ― 50 60 mA ・平均電流 (Vdd=3.3V) ― 1.9 2.3 mA ・平均電流 (Vdd=5.0V) ― 2.9 3.4 mA スリープモード ・消費電流 (Vdd=3.3V) ― ― 1.0 mA ・消費電流 (Vdd=5.0V) ― ― 1.0 mA

2) デジタル出力/アナログ感度設定タイプ ピーク電流 ― 50 60 mA 平均電流 1.9 ~ 60 mA 図 4参照

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項目 規格

単位 備考 最小 標準 最大 2.2. 入出力端子特性 1)UART タイプ

UART RX端子入力電圧 High レベル入力電圧範囲 0.8*Vdd ― Vdd V Low レベル出力電圧範囲 0 ― 0.2*Vdd V

UART TX端子出力電圧 High レベル出力電圧範囲 Vdd-0.6 ― Vdd V 3.0≤Vdd<4.0V の場合

Vdd-1.5 ― Vdd V 4.0≤Vdd≤5.25V の場合 Low レベル出力電圧範囲 0 ― 0.6 V 3.0≤Vdd<4.0V の場合

0 ― 1.3 V 4.0≤Vdd≤5.25V の場合 UART TX端子ソース電流 ― ― 10 mA 10kΩプルアップ抵抗接続時 UART TX端子シンク電流 ― ― 10 mA 10kΩプルアップ抵抗接続時

2)デジタル出力/アナログ感度設定タイプ Range端子入力電圧

入力電圧範囲 0 ― Vdd V 感度設定は 4.3項を参照 Detect端子出力電圧

High レベル入力電圧範囲 Vdd-0.6 ― Vdd V 3.0≤Vdd<4.0V の場合 Vdd-1.5 ― Vdd V 4.0≤Vdd≤5.25V の場合

Low レベル出力電圧範囲 0 ― 0.6 V 3.0≤Vdd<4.0V の場合 0 ― 1.3 V 4.0≤Vdd≤5.25V の場合

Detect端子ソース電流 ― ― 10 mA 10kΩプルアップ抵抗接続時 Detect端子シンク電流 ― ― 10 mA 10kΩプルアップ抵抗接続時

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項目 規格

単位 備考 最小 標準 最大 2.3. RF回路仕様 適合規格 日本 / 電波法:工事設計認証

EU / Radio Equipment Directive (RED) 2014/53/EU アメリカ合衆国 / FCC Part 15.245 または Part 15.249 *注 1

送信周波数 J type 24.05 ― 24.25 GHz 工事設計認証 F2 type 24.15 ― 24.25 GHz RED 2014/53/EU

FCC Part 15.249*注 1 F3 type 24.075 ― 24.175 GHz FCC Part 15.245*注 1 周波数温度ドリフト ― +/-0.2 ― MHz/°C 温度範囲: -20~+60°C 空中線電力 1.55 3.10 4.65 mW

E.I.R.P. (参考値) 1x1 アンテナタイプ 5 8 10 dBm *設計値 2x1 アンテナタイプ 8 11 13 dBm 4x1 アンテナタイプ 10.5 13.5 15.5 dBm *設計値 2x2 アンテナタイプ 9.5 12.5 14.5 dBm *設計値 2次高調波レベル (E.I.R.P.) ― ― -30 dBm 2.4. アンテナ特性

1x1 アンテナタイプ *設計値 半値幅 (H面) ― 80 ― deg. 半値幅 (V面) ― 80 ― deg. サイドローブ抑圧比 (H面) ― ― ― dB サイドローブなし サイドローブ抑圧比 (V面) ― ― ― dB サイドローブなし 2x1 アンテナタイプ

半値幅 (H面) ― 80 ― deg. 半値幅 (V面) ― 50 ― deg. サイドローブ抑圧比 (H面) ― ― ― dB サイドローブなし サイドローブ抑圧比 (V面) ― ― ― dB サイドローブなし 4x1 アンテナタイプ *設計値

半値幅 (H面) ― 80 ― deg. 半値幅 (V面) ― 28 ― deg. サイドローブ抑圧比 (H面) ― ― ― dB サイドローブなし サイドローブ抑圧比 (V面) ― 13 ― dB 2x2アンテナタイプ *設計値

半値幅 (H面) ― 50 ― deg. 半値幅 (V面) ― 50 ― deg. サイドローブ抑圧比 (H面) ― ― ― dB サイドローブなし サイドローブ抑圧比 (V面) ― ― ― dB サイドローブなし

*注 1) FCC の適合状況はお問い合せください。

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20100-10-2090

60

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0

-30

-60

-90

(dBm)

Angle (deg.)

20100-10-2090

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0

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20100-10-2090

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(dBm)

Angle (deg.)

アンテナパターン (設計値) 1 x 1 アンテナタイプ

2 x 1 アンテナタイプ

4 x 1 アンテナタイプ

2 x 2 アンテナタイプ

H面 V面

H面 V面

H面 V面

H面 V面

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3. 検知性能 3.1. 検知特性*注 1 共通測定条件 Ta= +25 °C

項目 参考値 単位 備考 検知可能速度範囲 0.25 ~ 1.0 m/s 全タイプ共通 最大検知距離 1 x 1 アンテナタイプ 7 m *設計値 2 x 1 アンテナタイプ 10 m 4 x 1 アンテナタイプ 14 m *設計値 2 x 2 アンテナタイプ 13 m *設計値

*注 1) 本製品の性能は電気特性で規定されます。ここに示す検知性能は本製品を下記の条件で使用した場合の検知範囲の一例です。

ご使用される環境等で検知性能は異なりますので 実際の使用環境での十分なご確認をお願い致します。 検知性能の定義

* 検知可能速度範囲: 検知距離が 0.5m/秒の時の距離の 70%となる速度範囲 * 最大検知可能距離: 閾値設定が[999]、または閾値設定端子電圧が VDD の場合の検知可能距離

検知性能の測定条件 * 測定温度: Ta = +25 °C * 検知対象および動作: 身長 170cm 体重 70kg の人がセンサに向かい 0.5m/秒の一定速度で接近

(図 1 および図 2参照) * センサ設置: 地面からセンサ中心まで 1m の高さに アンテナの H面を水平に設置

(図 1 および図 2参照)

設置高さ 1m

身長 170cm 体重 70kg

図 2 上から見たイメージ

速度0.5m/sで接近

図 1 横から見たイメージ

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3.2. 感度設定と間欠条件 感度設定に応じて、間欠動作の条件が変動します。

3.2.1. UART タイプ 感度設定は UART のコマンドによって変更可能で、最大検知距離に対する比率(%)で設定します。

感度設定範囲:RRatio *注 1 間欠条件*注 2 1 ≦ RRatio ≦ 36 1kHz間欠動作: 間欠動作条件 1ms周期/11us ON

37 ≦ RRatio ≦ 43 2kHz間欠動作: 間欠動作条件 500us周期/11us ON 44 ≦ RRatio ≦ 48 3kHz間欠動作: 間欠動作条件 333us周期/11us ON 49 ≦ RRatio ≦ 64 7kHz間欠動作: 間欠動作条件 143us周期/11us ON 65 ≦ RRatio ≦ 100 CW動作

*注 1) 感度設定範囲は、接近または離反の感度設定のいずれか大きい値によります。 *注 2) 間欠条件は感度設定範囲の設定により自動的に設定されますが、コマンドにより任意に切り替えることも可能です。

3.2.2. デジタル出力/アナログ感度設定タイプ 感度設定はアナログ電圧によって変更可能で、最大検知距離に対する比率(%)で設定します。アナログ電圧による感度設定の詳細は 4.3項を参照ください。 感度設定範囲: RRatio (対 Vdd比) 間欠条件*注 3

0 ≦ RRatio ≦ 36 1kHz間欠動作: 間欠動作条件 1ms周期/11us ON 36 < RRatio ≦ 43 2kHz間欠動作: 間欠動作条件 500us周期/11us ON 43 < RRatio ≦ 48 3kHz間欠動作: 間欠動作条件 333us周期/11us ON 48 < RRatio ≦ 64 7kHz間欠動作: 間欠動作条件 143us周期/11us ON 64 < RRatio ≦ 100 CW動作

*注 3) 間欠条件は感度設定範囲の設定により自動的に設定されます。

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3.3. アナログ電圧による感度設定(デジタル出力アナログ感度設定タイプのみ) 感度設定は次式で表されます。

( )3/2

dddd

Range

max

Range

V25.5

VV

RR

=

RRange : 検知距離設定値*注 1 Rmax : 最大検知距離 VRange : 感度設定端子の電圧 Vdd : 電源電圧

また、Vddと VRangeに対する感度設定の 値を示したグラフを図 3 に示します。

*注 1) 検知距離設定値は、概算値で、身長170cm・体重70kgの人がセンサに向かい正面から0.5m/秒で歩いた場合を想定していま

す。 3.4. 消費電流と感度設定の関係 消費電流は電源電圧(Vdd)と感度設定によって変動します。消費電流の参照値を図4のグラフに示します。

図4 感度設定に対する消費電流

図 3 電圧に対する感度設定の比率

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3.5. 検知エリア

1 x 1 アンテナタイプ (設計値)

2 x 1 アンテナタイプ

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4 x 1 アンテナタイプ (設計値)

2 x 2 アンテナタイプ (設計値)

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4. 環境雑音低減処理 本製品はIQミキサの信号を利用して従来誤検知要因となっていたランダムな動きや突発的動きの検知を低減し、歩行者などの連続的な動きを捉える信号処理機能を搭載しております。この機能を環境雑音低減処理と称しています。 環境雑音低減処理は次の効果*注 1が得られております。 雨 水滴、植栽の風によるゆれ、などランダムな動きによる検知の低減 センサ前を横切る虫など、突発的な動きによる検知の低減 センサ同士の相互干渉の低減 上記の雑音が存在する環境下でセンサに向かい歩く(遠ざかる)人など連続移動する物体を安定して検知 移動方向(接近・離反)を識別

*注 1) 環境雑音低減処理の効果はご使用頂く環境で十分なご評価をお願い致します。

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5. インターフェイス仕様 5.1. UART タイプ 5.1.1. 端子接続

# 名称 I/O 機能・説明 1 Vdd I 電源電圧: 3.0~5.25V 2 UART TX O UART RX を接続すること 3 UART RX I UART TX を接続すること 4 GND ― GND接地

UART入出力端子の電圧・電流の仕様は 2.2項を参照のこと。 コネクタ:2.54mm ピッチピンヘッダー

5.1.2. UART通信インターフェイス仕様 本製品はマイコンを内蔵しており、UART により外部のマイコンやPC等から、検知結果の取得、センサーモードや閾値の設定、各種情報の取得等を行うことが出来ます。

項目 仕様・規格 単位 備考 UART入出力レベル CMOS ― Vdd同等 UART通信パラメータ ボーレート 115200 bps データビット長 8 ビット ストップビット 1 ビット パリティ 奇数(odd) ― ハンドシェイク なし ― ビット順 LSB ―

5.2. デジタル出力/アナログ感度設定タイプ 5.2.1. 端子接続

# 名称 I/O 機能・説明 1 Vdd I 電源電圧: 3.0~5.25V 2 Detect O 接近・離反のデジタル出力 (CMOSレベル)

接近又は離反を検知したときに”H”を出力します。 H: 検知状時 / L: 非検知時 最大供給可能電流は 14mA です。

3 Range I アナログ感度設定 感度設定は 4.3項を参照ください。

4 GND ― GND接地 Detect/Range入出力端子の電圧・電流の仕様は 2.2項を参照のこと。

コネクタ:2.54mm ピッチピンヘッダー

端子接続図(底面図)

端子接続図(底面図)

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6. 動作モード 6.1. UART タイプ

動作モード/状態 説明 電源ON / リセット*注 1 CPU リセット 初期化処理モード 初期設定およびセンサ安定化時間待機 (1秒程度) 移動体検知モード 感度設定に基づき、センサ検知状態に次の変化があった場合に移動体検知コマンドを送出

します。 ① 移動体が接近している ② 移動体が離反している ③ 移動体が無い 接近・離反の感度設定と電源電圧の設定をコマンドにより実施してください。 本モードには下記の感度・周期連動モード/の感度・周期独立モード/CWモード/間欠モードの 4 つのモードがあります。

感度・周期連動モード*注 2 感度設定に応じて適切な間欠動作周期を自動で設定します。 感度・周期独立モード*注 2 感度、間欠動作周期、反応速度を独立にユーザーが設定可能です。コマンドにより設定し

てください。 条件によっては雑音レベルによる誤検知が発生しますのでご注意願います。

CWモード センサ RF部分を連続動作させます。 間欠モード 低消費電流化のためセンサ RF部分を間欠動作させます。 スリープモード 内蔵レギュレータを OFF しアナログ回路ブロックの動作を停止

移動体検知モードに移行する際はセンサ安定まで待機(1秒程度)

図 5 モード遷移図 (UART タイプ)

電源 ON およびリセット後に、下記項目は設定してください。初期化処理モード中でも設定が可能です。

1) 感度と電源電圧の設定 (初期値:感度 30/電源電圧 66) 2) 感度・周期連動モード/感度・周期独立モードの設定 (初期値:感度・周期連動モード) 3) 感度・周期独立モードの場合は、感度、間欠周期、反応速度、CW/間欠モード、間欠レートの設定

*注 1) ウォッチドッグタイマのオーバーフロー時はどのモードからでもリセットされます。 *注 2) 本センサは間欠動作により消費電流を低減していますが、間欠動作の条件により雑音レベルが増加するため検知距離が低下します。

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6.2. デジタル出力/アナログ感度設定タイプ

動作モード/状態 説明 電源ON / リセット*注 1 CPU リセット 初期化処理モード 初期設定およびセンサ安定化時間待機 (1秒程度) 移動体検知モード アナログ感度設定に基づき、センサ検知状態に次の変化があった場合に検知出力ピンの電

圧を制御します。 ① 移動体が接近している (電圧”H”) ② 移動体が離反している (電圧”H”) ③ 移動体が無い (電圧”L”) アナログ感度設定の電圧は初期化処理モード時および約 1秒毎にモニタしています。

図 6 モード遷移図 (デジタル出力/アナログ感度設定タイプ)

*注 1) ウォッチドッグタイマのオーバーフロー時はどのモードからでもリセットされます。

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7. 通信コマンド(UART タイプのみ) 7.1. 通信コマンド一覧

ホスト→センサおよびセンサ→ホスト(センサとは本製品のこと)は 2バイト(固定長)のバイナリコードです。1バイト目のMSBは必ずビットが立っています。

内容 ホスト→センサ センサ→ホスト

備考 1 バイト目 2 バイト目 1 バイト目 2 バイト目 検知状態通知/問合せコマンド 移動物の接近 なし 1000 0000

(0x80) 0000 0001 (0x01)

状態変化時に送出

移動物の離反 なし 1000 0000 (0x80)

0000 0010 (0x02)

移動物の非検知 なし 1000 0000 (0x80)

0000 0000 (0x00)

問い合わせ 1000 0000 (0x80)

0000 0000 (0x00)

1000 0000 (0x80)

0000 0001 (0x01)

接近の場合

1000 0000 (0x80)

0000 0010 (0x02)

離反の場合

1000 0000 (0x80)

0000 0000 (0x00)

非検知の場合

モード切り替えコマンド 移動体検知モード 1000 0001

(0x81) 0000 0000 (0x00)

なし 初期設定

スリープモード 1000 0001 (0x81)

0000 0001 (0x01)

なし

感度・周期連動モード 1000 0001 (0x81)

0000 0100 (0x04)

なし 初期設定

感度・周期独立モード 1000 0001 (0x81)

0000 0101 (0x05)

なし

CW モード 1000 0001 (0x81)

0000 0010 (0x02)

なし

間欠モード 1000 0001 (0x81)

0000 0011 (0x03)

なし 初期設定

モード問い合わせコマンド 移動体検知/スリープモード 1000 0001

(0x81) 0001 0000 (0x10)

1000 0001 (0x81)

0000 0000 (0x00)

移動体検知モードの場合

1000 0001 (0x81)

0000 0001 (0x01)

スリープモードの場合

感度・周期連動/周期独立モード 1000 0001 (0x81)

0001 0010 (0x12)

1000 0001 (0x81)

0000 0100 (0x04)

感度・周期連動モードの場合

1000 0001 (0x81)

0000 0101 (0x05)

感度・周期独立モードの場合

CW/間欠モード 1000 0001 (0x81)

0001 0001 (0x11)

1000 0001 (0x81)

0000 0010 (0x02)

CW モードの場合

1000 0001 (0x81)

0000 0011 (0x03)

間欠モードの場合

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内容 ホスト→センサ センサ→ホスト

備考 1 バイト目 2 バイト目 1 バイト目 2 バイト目 感度設定/問合せコマンド 接近側感度設定 1000 0010

(0x82) 0XXX XXXX (0xXX)

なし XX: 0~100 最大検知距離に対す比率(%)に対応する。*注 1 初期値:30

接近側感度設定問合せ 1000 0011 (0x83)

0000 0000 (0x00)

1000 0011 (0x83)

0XXX XXXX (0xXX)

離反側感度設定 1000 0100 (0x84)

0XXX XXXX (0xXX)

なし

離反側感度設定問合せ 1000 0101 (0x85)

0000 0000 (0x00)

1000 0101 (0x85)

0XXX XXXX (0xXX)

電源電圧設定/問合せコマンド 電源電圧設定 1000 1010

(0x8A) 0XXX XXXX (0xXX)

なし XX: 60~105 電源電圧 3~5.25V に対応する。*注 2 初期値:66(3.3V相当)

電源電圧設定問合せ 1000 1011 (0x8B)

0000 0000 (0x00)

1000 1011 (0x8B)

0XXX XXXX (0xXX)

反応速度設定/問合せコマンド (感度・周期独立モードのみ) 接近側反応速度設定 1000 0110

(0x86) 00XX XXXX (0xXX)

なし XX: 1~32 反応速度128~4096msに対応する。*注 3 初期値: 1

接近側反応速度設定問合せ 1000 0111 (0x87)

0000 0000 (0x00)

1000 0111 (0x87)

00XX XXXX (0xXX)

離反側反応速度設定 1000 1000 (0x88)

00XX XXXX (0xXX)

なし

離反側反応速度設定問合せ 1000 1001 (0x89)

0000 0000 (0x00)

1000 1001 (0x89)

00XX XXXX (0xXX)

間欠レート設定/問合せコマンド (感度・周期独立モードのみ) 間欠レート設定 1000 1100

(0x8C) 0000 0XXX (0x0X)

なし X: 1/2/3/7 間欠動作条件に対応する。*注 4 初期値は感度・周期独立モードに変更した時の条件による。

間欠レート設定問合せ 1000 1101 (0x8D)

0000 0000 (0x00)

1000 1101 (0x8D)

0000 0XXX (0x0X)

その他コマンド リセットコマンド 1111 1111

(0xFF) 0000 0000 (0x00)

なし 電源 ON と同じ

UART エラー通知 なし 1111 1111 (0xFF)

0000 ABCD (0x0X)

下記エラーの時にビットが立ちます。 A: シンタクスエラー B: フレーミングエラー C: パリティエラー D: オーバーランエラー

*注 1) 感度設定の最大検知距離に対す比率(%)は、概算値で、身長170cm・体重70kgの人がセンサに向かい正面から0.5m/秒で歩いた場合を想定しています。

*注 2) 電源電圧 3.3V以外で使用する場合には、電源電圧設定コマンドを用いて設定を行ってください。 *注 3) 反応速度は内部信号処理で移動体の信号レベルが感度設定を継続的に超過していた時間の設定値です。

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*注 4) 間欠レートによる間欠動作条件は次の通りです。 1: 間欠動作条件 1ms周期/11us ON (1kHz間欠動作) 2: 間欠動作条件 500us周期/11us ON (2kHz間欠動作) 3: 間欠動作条件 333us周期/11us ON (3kHz間欠動作) 7: 間欠動作条件 143us周期/11us ON (7kHz間欠動作)

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8. 外形 8.1. 外形図

8.2. ラベル図

例) NJR4266JB1 NJR4266F2A1 NJR4266F2B1

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9. 環境性能 項目 規格

動作温度 -20 ~ +60°C 保存温度 -40 ~ +80°C 湿度 0 ~ 95%RH @+30°C 振動 49.03m/s2 (5G)

条件: 30~50Hz, 10分間, XYZ軸 衝撃 196.13m/s2 (20G)

条件: ハーフサイン, 11 ミリ秒, XYZ軸, 3回

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10. 梱包仕様 標準梱包 梱包数量: 500個/箱

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11. 参照回路 11.1. UARTタイプの場合

11.2. デジタル出力/アナログ感度設定タイプ

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11.3. 推奨電源回路

推奨シリーズレギュレータ:NJM2863F33 または NJM2864F33

*EU(欧州連合)加盟で本製品を使用した製品を製造・流通・販売する場合は、Conductive Emission

(EN55022 Class B)に準拠するために、本製品の電源入力端子(1:Vdd端子)に 22uF以上のコンデンサを接続してください。

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12. 推奨実装条件 12.1. ランドパターン

*注) 実際の設計に当たっては、 基板設計や実装条件に合わせて適正化を図ってください。

12.2. 半田実装条件 半田付け方法: 半田こて*注 こて先温度: 350°C以下 時間: 下記表のとおり

# 名称 時間条件 1 Vdd 3秒以内 2 UART TX

/ Detect 3秒以内

3 UART RX / Range

3秒以内

4 GND 6秒以内 *注) 使用する半田こては 1MΩ程度の抵抗を介して接地してください。

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<本製品の使用に関わる注意事項>

1. 当社は、製品の品質、信頼性の向上に努めておりますが、マイクロ波製品はある確率で故障が発生することがありますの

で、当社マイクロ波製品の故障により結果として、人身事故、災害事故、社会的な損害などを生じさせることのないように、お客様の責任においてフェールセーフ設計、冗長設計、延焼対策設計、誤動作防止設計などの安全設計を行い、機器の安全性の確保に十分留意されますようお願いします。

2. 本製品は、特に高度の信頼性が要求される下記の機器にご使用になる場合は、必ず事前に当社営業窓口にご相談願います。 ・航空宇宙機器 ・海底機器 ・発電制御機器(原子力、火力、水力など) ・生命維持に関する医療装置 ・防災/防犯装置 ・可動物の制御機器(自動車、飛行機、鉄道、船舶など) ・各種安全装置

3. 次の行為は本製品の申請時の条件と異なり、電波法令違反となり、厳しい罰則(罰金・懲役等)の適用を受けることになりますので絶対におやめください。

① 製品の筐体を開封し、改造すること。 ② 製品の表示類の除去すること。 ③ 本製品の電源規格範囲 及び 無変調以外で使用すること。 ④ その他、電波法及び関連法に基づく変更の工事を行うこと。 本製品を当社申請時と異なる条件でご使用頂く場合、別途お客様のシステムで技術基準適合証明もしくは 工事設計認証を取得頂きますようお願い致します。なお、当該行為があった場合は電波法の定めるところにより本製品の表示類を除去しなければなりません。

4. 本製品を取り扱う際には、測定系や人体のア-スをとるなど、必ず静電気対策の御配慮をお願い致します。また、端子への半田づけの際には半田ごての長時間利用はご遠慮ください。(リフロー炉の使用は不可)

5. 外形に強いストレスを加えますと、局部発振周波数に影響を与えますのでご注意下さい。また、定格以上の衝撃は加えないように取扱い願います。

6. 同一エリア内で複数のモジュールをご使用になる場合は、混信防止を考慮し、ご利用ください。 7. 本仕様書に掲載されている製品の仕様を逸脱した条件でご使用になりますと、製品の劣化、破壊などを招くことがあります

ので、なさらないように願います。仕様を逸脱した条件でご使用になられた結果、人身事故、災害事故、社会的な損害などを生じた場合、当社は一切その責任を負いません。

8. 本仕様書に掲載内容は、予告なく変更することがあります。ご使用にあたっては、納入仕様書の取り交わしが必要です。