Japanese Journal of ORTHOPAEDIC SPORTS The Pitching Form and Physical Examination of Different Painful

  • View
    0

  • Download
    0

Embed Size (px)

Text of Japanese Journal of ORTHOPAEDIC SPORTS The Pitching Form and Physical Examination of Different...

  • 一般社団法人日本整形外科スポーツ医学会

    ORTHOPAEDIC SPORTS MEDICINE

    Japanese Journal of

  • 目 次

    <第37回日本整形外科スポーツ医学会学術集会「スポーツ復帰のための腰椎手術療法」>   1.緒 言

    総合せき損センター整形外科  前田  健     1

    <第37回日本整形外科スポーツ医学会学術集会「スポーツ復帰のための腰椎手術療法」>   2. スポーツ復帰のための腰椎手術療法―内視鏡椎間板ヘルニア摘出の有用性― 

    Return to Sports After Minimally Invasive Endoscopic Surgery 帝京大学溝口病院整形外科  出沢  明ほか   3

    <第37回日本整形外科スポーツ医学会学術集会「スポーツ復帰のための腰椎手術療法」>   3. スポーツ選手の腰椎椎間板ヘルニアに対する内視鏡下後方手術の実際 

    Micro Endoscopic Discectomy for Lumbar Disc Herniation in Athletes 大阪市立大学整形外科  中村 博亮ほか   11

    <第37回日本整形外科スポーツ医学会学術集会「スポーツ復帰のための腰椎手術療法」>   4. プロスポーツ選手の腰部障害と治療 

    Lumbar Disorder and Treatment Associated with the Professional Athletes  Engaged in Baseball and Soccer Games

    JA広島総合病院  藤本 吉範ほか   15

    <第37回日本整形外科スポーツ医学会学術集会「スポーツ復帰のための腰椎手術療法」>   5. 腰椎椎間板ヘルニアに対する経皮的内視鏡下髄核摘出術(PED)を施行した 

    トップレベル運動選手の復帰  A Report of Recovery After Percutaneous Endoscopic Discectomy (PED) for  Lumbar Disc Herniation in Top Level Athletes

    いちはら病院 筑波大学医学医療系人間総合科学研究科  辰村 正紀ほか   22

    <第37回日本整形外科スポーツ医学会学術集会「スポーツ復帰のための腰椎手術療法」>   6. 内視鏡下椎間板摘出術(MED法)後の超早期リハビリテーション・プログラム 

    The Very Early-Stage Rehabilitation Program After Lumbar Discectomy (MED  Method)

    医療法人スミヤ角谷整形外科病院リハビリテーション科  貴志 真也ほか   29

  • <学術プロジェクト研究助成論文>   7. 少年野球選手の肘関節痛発症に関する前向き調査 

    ―危険因子の検討とガイドラインの検証―  Prospective Study of Elbow Pain and Verification of Guideline in Schoolchild  Baseball Players

    徳島大学医学部運動機能外科学  松浦 哲也ほか   38

      8. スポーツによる肘離断性骨軟骨炎に対する骨軟骨柱移植術  Osteochondral Autograft Transplantation for Osteochondritis Dissecans of the  Elbow in Athletes

    鈴鹿回生病院整形外科  福田 亜紀ほか   44

      9. 内側円板状半月板損傷の小経験  Medial Discoid Meniscus:4 Cases Report

    昭和大学医学部整形外科  貴島  健ほか   48

    10. 内側型野球肘患者の疼痛出現相における投球フォームの違いと理学所見について  The Pitching Form and Physical Examination of Different Painful Throwing  Phases in Patient with Medial Type Baseball Elbow

    横浜市スポーツ医科学センター  坂田  淳ほか   55

    11. ヒラメ筋肉離れ後の血腫増大により重症化したバレーボール選手の1例  Serious Soleus Muscle Strain due to Increasing Hematoma, A Case Report of a  Volleyball Player

    筑波大学整形外科  西田 雄亮ほか   63

    12. 野球選手の肘内側側副靱帯損傷に対する保存的治療のスポーツ復帰  The Results of Conservative Therapy of Medial Collateral Ligament Injury in  Baseball Players

    日本鋼管病院スポーツ整形外科  渡邊 幹彦ほか   67

    13. スポーツで受傷した上腕二頭筋長頭腱完全断裂に対し手術治療を施行した2例  Complete Rupture of the Long Head of Biceps Brachial Tendon Injured by  Sporting Activities -Two Case Reports

    北里大学北里研究所病院スポーツクリニック  齊藤 良彦ほか   72

  • 14. スポーツ選手に発生した足舟状骨疲労骨折の手術経験  Evaluation and Operative Treatment of Tarsal Navicular Stress Fracture in  Athletes

    昭和大学附属豊洲病院整形外科  富田 一誠ほか   79

    15. プロサッカー選手に生じた半腱様筋腱遠位部腱断裂の1例  Distal Semitendinosus Tendon Rupture in Professional Football Player:   A Case Report

    昭和大学藤が丘病院整形外科  高木  博ほか   84

  • 1

    腰痛や坐骨神経痛に悩まされるスポーツ選手は多 いが,とくにトップアスリートやプロ選手になると 事態は時として深刻である.十分なパフォーマンス を発揮できない状態が続けば選手生命を脅かされる 状況になるが,かといって体にメスを入れること自 体が選手生命の終焉と考える選手も多い.彼らにと って手術は究極の最終手段であるが,不幸にして手 術を選択せざるをえなくなった場合は,いかに早く スポーツ復帰が果たせるか,また,いかに発症前の パフォーマンスを回復できるかが,とくにプロ選手 にとっては至上命題である.今回は,主に腰椎椎間 板ヘルニアの手術療法とリハビリテーションについ て,5名の専門家に演題をいただき,大変有意義な ディスカッションが行なわれた.

    帝京大学附属溝口病院整形外科の出沢先生から は,PEDの有用性について印象深い報告があった. Love法や MEDとは根本的に異なる PEDは,極めて 低侵襲であり,局所麻酔下に術後一泊入院で行なえ ることが示された.この低侵襲性は,とくにスポー ツ選手においては非常に魅力的となるだろう.ま た,椎間板の HIZ(high intensity zone)病変に対す るラジオ波凝縮術(Disc─Fx)についても言及があ り,スポーツ選手に生じる頑固な腰痛の治療法の1 つとして今後期待される.

    大阪市立大学整形外科の中村博亮先生からは,ス ポーツ選手に対する MEDについて,過去の文献も 踏まえた詳細な報告がなされた.入院期間は術後約1 週間であり,PEDと比べるとやや長いが,スポーツ への復帰率76%,スポーツ復帰時期が術後1〜4ヵ

    月と,良好な成績が示されている. JA広島総合病院整形外科の藤本先生は,プロ選

    手らを身近に診療してこられた経験を通して,腰椎 疾患の予防と早期からの保存的治療について,専門 的な見地から報告された.プロ選手に対しては細か いリハビリプログラムが用意されているが,治療方 針を決めるうえで,とくにトレーナーとの連携の重 要性が強調された.腰椎椎間板ヘルニアに対する手 術としては,主に顕微鏡視下手術を選択している. 術後14〜16週での復帰をめざすとしているが,術 後頻回に選手と接し不安を和らげるよう努めている 姿勢が印象的であった.

    筑波大学整形外科の辰村先生からは,腰椎椎間板 ヘルニアに対して PEDを行ったトップレベルのス ポーツ選手4名の詳細な報告がなされた.4例とも 合併症なく術後3〜4ヵ月でスポーツ復帰してお り,あらためて PEDの有用性が示された.

    最後に角谷整形外科病院リハビリテーション科の 貴志先生は,理学療法士の立場から MED術後後療 法に関して興味深い報告をされた.厳密に計画され た超早期リハビリテーションにより,非コンタクト 系スポーツでは4〜6週,コンタクト系スポーツで は8〜10週での競技復帰が可能としている.その 競技復帰の早さは注目に値するだろう.さらに,遠 隔地からの患者に対して,地元でのリハビリ継続が できるよう専属トレーナーとの連携についても言及 された.

    ディスカッションでは,いくつかの有意義な議論 がなされた.まずスポーツ選手に対する手術のタイ

    第 37回日本整形外科スポーツ医学会学術集会「スポーツ復帰のための腰椎手術療法」

    緒  言

    前田  健 Takeshi Maeda

        

    前田 健 〒820─8508 飯塚市伊岐須550─4 総合せき損センター整形外科 TEL 0948─24─7500

    総合せき損センター整形外科 Department of Orthopaedic Surgery, Spinal Injuries Center

  • 2

         2 2

    ミングである.これは個々の症例により異なるであ ろうが,出沢先生,藤本先生,貴志先生の3名は