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1026 2014 年 12 月 1 日 JA全農の木下元会長らが受章....................................... 平成 26 年秋の叙勲・褒章 「地域の創生と農村医学―コミュニティーにおける医療と農業―」 をテーマに開催..................................................... 第 63 回日本農村医学会学術総会 JA全厚連平成 27 年度事業計画(素案)について協議.................. 事業企画委員会を開催 JA全厚連平成 27 年度事業計画(素案)について協議.................. 本会理事会を開催 設備投資意思決定および経営戦略の知識について研修................... 厚生連経営管理職層育成研修会(第3クール)を開催 通信員だより 「病院祭」開催(秋田厚生医療センター) 「民謡の集い 2014」を開催しました(由利組合総合病院) 「ブラックジャックセミナー」開催(山本組合総合病院) 10 新病院にコンシェルジュを導入して(大曲厚生医療センター) 12 土浦協同病院附属看護専門学校 決意新たに 83 人戴帽式(土浦協同病院附属看護専門学校) 13 血管年齢測定・健康相談が大好評(JA茨城県厚生連) 14 平成 26 年度 JAグループ神奈川 永年勤続表彰式を開催(JA神奈川県厚生連) 15 高齢障害者が安心して暮らせる地域づくりを目指すには 第 15 回富士見高原医療福祉センター 富士見高原病院祭開催(富士見高原医療福祉センター富士見高原病院) 16 地域住民に「健康」の理解を深めてもらうために 小諸厚生総合病院 第 35 回病院祭 開催(小諸厚生総合病院) 18 「輪」~地域と共に歩む~安曇総合病院 病院祭・農業祭 開催(安曇総合病院) 20 地域のつながりを大切にします 下伊那厚生病院 第 11 回病院福祉祭 開催(下伊那厚生病院) 22 高齢化の先進地域である新町病院のなすべきこと 第 12 回病院祭 開催(新町病院) 24 地域住民とともに森を育てたい 佐久医療センター植樹祭(佐久総合病院佐久医療センター) 26 看護師を目指すことへの決意を新たに 佐久総合病院看護専門学校戴帽式(佐久総合病院看護専門学校) 28 晴れやかな気持ちになってもらいたい 秋の院内コンサート開催 (富士見高原医療福祉センター富士見高原病院) 29 3学年揃って初めての学校祭 するがフェスタ開催(JA静岡厚生連するが看護専門学校) 30 地域住民に病院を開放 清水厚生病院祭を開催(JA静岡厚生連清水厚生病院) 31 平成 26 年度 阿南共栄病院研修発表会を開催(阿南共栄病院) 32 お知らせ ◇会議日程 33 全国厚生農業協同組合連合会 〒100-6827 東京都千代田区大手町 1-3-1 JAビル TEL(03)3212-8000 FAX(03)3212-8008 E-Mail: [email protected] (経営支援グループ) http://www.ja-zenkouren.or.jp 編集責任者 瀧 幹男 JA全厚連情報 (毎月 1日 発行) JA全厚連

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№1026 2014年 12月 1日

目 次

□ JA全農の木下元会長らが受章 .......................................

平成 26年秋の叙勲・褒章

□ 「地域の創生と農村医学―コミュニティーにおける医療と農業―」

をテーマに開催 .....................................................

第 63回日本農村医学会学術総会

□ JA全厚連平成 27年度事業計画(素案)について協議 ..................

事業企画委員会を開催

□ JA全厚連平成 27年度事業計画(素案)について協議 ..................

本会理事会を開催

□ 設備投資意思決定および経営戦略の知識について研修 ...................

厚生連経営管理職層育成研修会(第3クール)を開催

通信員だより

「病院祭」開催(秋田厚生医療センター) 8

「民謡の集い 2014」を開催しました(由利組合総合病院) 9

「ブラックジャックセミナー」開催(山本組合総合病院) 10

新病院にコンシェルジュを導入して(大曲厚生医療センター) 12

土浦協同病院附属看護専門学校 決意新たに 83人戴帽式(土浦協同病院附属看護専門学校) 13

血管年齢測定・健康相談が大好評(JA茨城県厚生連) 14

平成 26年度 JAグループ神奈川 永年勤続表彰式を開催(JA神奈川県厚生連) 15

高齢障害者が安心して暮らせる地域づくりを目指すには 第 15回富士見高原医療福祉センター 富士見高原病院祭開催(富士見高原医療福祉センター富士見高原病院)

16

地域住民に「健康」の理解を深めてもらうために 小諸厚生総合病院 第 35回病院祭 開催(小諸厚生総合病院) 18

「輪」~地域と共に歩む~安曇総合病院 病院祭・農業祭 開催(安曇総合病院) 20

地域のつながりを大切にします 下伊那厚生病院 第 11 回病院福祉祭 開催(下伊那厚生病院) 22

高齢化の先進地域である新町病院のなすべきこと 第 12 回病院祭 開催(新町病院) 24

地域住民とともに森を育てたい 佐久医療センター植樹祭(佐久総合病院佐久医療センター) 26

看護師を目指すことへの決意を新たに 佐久総合病院看護専門学校戴帽式(佐久総合病院看護専門学校) 28

晴れやかな気持ちになってもらいたい 秋の院内コンサート開催 (富士見高原医療福祉センター富士見高原病院) 29

3学年揃って初めての学校祭 するがフェスタ開催(JA静岡厚生連するが看護専門学校) 30

地域住民に病院を開放 清水厚生病院祭を開催(JA静岡厚生連清水厚生病院) 31

平成 26年度 阿南共栄病院研修発表会を開催(阿南共栄病院) 32

お知らせ

◇会議日程 33

全国厚生農業協同組合連合会

〒100-6827 東京都千代田区大手町 1-3-1 JAビル

TEL(03)3212-8000 FAX(03)3212-8008

E-Mail: [email protected] (経営支援グループ)

http://www.ja-zenkouren.or.jp 編集責任者 瀧 幹男

JA全厚連情報

(毎月 1日 発行)

JA全厚連

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JA全厚連情報 №1026 2014年 12月 1日

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JA全農の木下元会長らが受章

平成 26年秋の叙勲・褒章

農林水産省ならびに厚生労働省は 11 月3日、平成 26年秋の叙勲・褒章受章者

を発表した。

農協関係者(旭日双光章以上)では、農業振興功労で元・全国農業協同組合連

合会経営管理委員会会長の木下順一氏(元・長野県厚生農業協同組合連合会代表

理事会長)が旭日中綬章を、業務精励で元・栃木県厚生農業協同組合連合会経営

管理委員会会長の髙橋一夫氏(前・栃木県農業協同組合中央会会長)が黄綬褒章

を受章された。

厚生連関係者では、看護業務功労で元・愛知県厚生農業協同組合連合会安城更

生病院看護部長の神谷正湖氏が瑞宝双光章を、元・北海道厚生農業協同組合連合

会帯広厚生病院看護副部長の井上 代氏が瑞宝単光章を受章された。

なお、木下氏の伝達は 11月 11日に、髙橋氏の伝達と拝謁は 11月 14日に農林

水産省および皇居で行われ、厚生連関係者の伝達と拝謁は 11 月 11日に厚生労働

省および皇居で行われた。

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「地域の創生と農村医学―コミュニティーに おける医療と農業―」をテーマに開催

第 63回日本農村医学会学術総会

一般社団法人日本農村医学会(理事長:早川富博・足助病院長)は 11 月 13

日、14日の2日間、茨城県つくば市の「つくば国際会議場(エポカルつくば)」、

「オークラフロンティアホテルつくば」において、「地域の創生と農村医学―コ

ミュニティーにおける医療と農業―」をテーマに、「第 63回日本農村医学会学

術総会」(学会長:藤原秀臣・総合病院土浦協同病院名誉院長)を開催した。

内容は、学会長講演、特別講演、教育講演、金井賞受賞講演、文化講演(公

開講座)、市民公開講座、シンポジウム、ワークショップ、臨床研修医セッショ

ン、ランチョンセミナー、一般演題が行われた。

学会長講演では、藤原秀臣学会長が「医療と地域社会―新病院建設とコミュ

ニティー創生」と題した講演を、特別講演では、「ロボットスーツHALは社会

を変える」(筑波大学大学院 システム情報工学研究科 教授・山海嘉之氏)、「ア

レルギー病はなぜ増えたか―きれい好きの功罪検証―」(東京医科歯科大学 名

誉教授・藤田紘一郎氏)、教育講演では、「明日の医療を担う医師育成について」

(東京医科歯科大学 医歯学総合研究科 教授・田中雄二郎氏)、金井賞受賞講演

では、「地域医療における薬剤師の役割と多職種連携への取り組みについて」(一

般社団法人土浦薬剤師会会長・金澤幸江氏)、文化講演では、「笠間の地に自由

を求めて」(陶芸作家・寺本守)、市民公開講座では、「果てしなき夢―輝く命」

(プロスキーヤー・冒険家・三浦雄一郎)をテーマにそれぞれ講演を行った。

シンポジウムでは、「がん治療―がん治療の最前線から在宅医療まで」、「農作

業事故防止対策―農作業事故実態調査と横断的取り組み―」をテーマに行われ、

ワークショップでは、「病院における癒しの環境」、「医療と安全」、「地域医療連

携―生活を途切れさせない医療をめざして―」、「食と健康」、「人材育成と確保

―衆知を結集して進む組織たるために―」、「フットケア」をテーマに活発な討

論が行われたほか、平成 21年から始まった臨床研修医セッションでは 22題、

ランチョンセミナーでは 12題の発表が行われた。

一般演題では、「農・林・漁業労働と健康」「労働環境、職場環境」「農業災害」

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「健康診断・人間ドック」「地域看護・地域福祉」などの演題分類ごとに発表が

行われ、医師や看護師、技師など約 1,500名が参加した。総会終了後には平成

26年度の日本農村医学会賞、日本農村医学会金井賞、日本農村医学会研究奨励

賞、日本農業新聞賞の表彰式が行われた。

日本農村医学会賞は、JA三重厚生連・鈴鹿中央総合病院長の濱田正行氏が

受賞した。新医師臨床研修制度に熱心に取り組み、全国厚生連病院長会会長と

して研修医の交流、切磋琢磨を目的に全国厚生連病院研修医大会を立ち上げ、

日本農村医学会においても常任理事や第 49 回日本農村医学会の学会長を務め

られ、2011 年の東日本大震災直後に行われた創立 60 周年記念誌掲載の座談会

「日本社会とコミュニティの再生」において、多くの示唆をいただくなど、地

域医療および学会運営に多大な貢献をした功績を高く評価された。

金井賞は、一般社団法人土浦薬剤師会会長の金澤幸江氏が受賞した。地域で

の薬剤師会活動に取り組み、茨城県薬剤師会理事・土浦薬剤師会会長として 10

年、地域活動を続け、常に地域と共に歩む薬剤師でありたいという信念のもと、

学校薬剤師、在宅医療、薬物乱用防止、災害時医療、医療福祉行政の参画など

を行ってきた。

また研究奨励賞には、和文誌医師・研究者部門で「中山間地に住まう高齢者

のトポフィリア=場所愛についての分析」(JA愛知厚生連 足助病院 内科・井

出政芳氏)、和文誌コ・メディカル部門で「高齢者の死亡に影響する生活習慣と

虚弱に関する前向き研究」(島根大学医学部 看護学科 基礎看護学講座 講師・

福間美紀氏)、英文誌医師・研究者部門で「Daily Rice Intake Strongly

Influences the Incidence of Metabolic Syndrome in Japanese Men Aged 40-59

Years」(愛媛大学連合大学院 農学研究科 生物資源利用学専攻(食糧栄養科学)

兼愛媛県厚生連健診センター 健康管理部・田中洋子氏)がそれぞれ受賞した。

日本農業新聞賞は、滋賀医科大学 社会医学講座衛生学部門 准教授の垰田和

史氏が受賞した。日本人間工学会認定人間工学専門家、日本公衆衛生学会認定

公衆衛生専門家等の資格を有し、特に職業性腰痛・頸肩腕障害の予防、全身振

動の生体影響評価、福祉・教育・医療職場の安全衛生管理、障害者の受療権保

障、障碍者の二次障害予防などの研究では多くの成果を上げ、農村医学会等に

おいても日本農村医学会雑誌「菊栽培農家に見られる接触性皮膚炎に関する研

究」(1998年)や「滋賀県における農作業機械による災害発生状況に関する経

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年的検討」(2003年)など多くの研究成果を発表されており、現在に至るまで

着実な成果を積み重ねられ、極めて重要な存在であり、今後の更なる活躍が期

待されている。

なお、次回の第 64回学術総会は、平成 27年 10月 22日、23日に秋田県秋田

市において、JA秋田厚生連・由利組合総合病院長の菊地顕次氏を学会長に開

催される。

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JA全厚連平成 27 年度事業計画(素案)について協議

事業企画委員会を開催

本会は 11月 17日、東京・大手町のJAビル「全厚連会議室」において事業企

画委員会を開催した。

協議事項では、JA全厚連平成 27年度事業計画(素案)について協議を行った。

協議では、(1)医師の確保、(2)地域医療ビジョン等への対応支援―等について

協議し、そのうち(1)では、各厚生連や本会の取り組み状況などに関する情報発

信・共有を求める意見や、研修医の確保対策を求める意見が出された。また、(2)

では、各都道府県に設置される「協議の場」において、厚生連が積極的に参画で

きるよう、国(制度等)の情報や各厚生連の取り組みなどの情報を共有・検討す

るために、厚生連の担当部課長を対象とした「地域医療ビジョン対策協議会(仮

称)」を開催することが検討された。

報告事項では、(1)厚生連の平成 26年度上半期経営収支状況、(2)地域医療介護

総合確保基金等にかかる情報交換会の開催、(3)平成 26 年度9月厚生労働省医薬

品価格妥結状況調査結果、(4)その他(医療機関における消費税の損税解消にかか

る要請活動)―について報告を行った。

そのうち(1)では、医療事業厚生連は、消費税増税による影響に加え、新病院開

院による減価償却費の増加などが原因で、事業損益は前年同期から 124 億 3,083

万円悪化し、当期損益ベースではすべての厚生連が減益、19厚生連が赤字となっ

たことが報告された。健康管理厚生連は、検診受診者延数の増加などを要因に、

事業損益は前年同期から1億 889 万円増加したものの、当期損益ベースでは4厚

生連が赤字となった。

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JA全厚連平成 27 年度事業計画(素案)について協議

本会理事会を開催

本会は 11月 18日、東京・大手町のJAビル「全厚連会議室」において理事

会を開催し、JA全厚連平成 27年度事業計画(素案)について協議を行った。

事業計画では、本会の第7次3カ年計画において重点実施項目として掲げた、

ア)医療計画等を踏まえた保健・医療・高齢者福祉サービス提供の構築促進、

イ)医師・看護師の安定的確保、ウ)厳しい経営環境を克服する厚生連経営改

善策の強化、エ)JA厚生事業実施条件の整備―を踏まえ、①地域で選ばれる

病院・施設づくりとサービスの高度化、②厚生連の経営健全化、③JA厚生事

業実施条件の整備、④役職員の教育研修の充実、⑤業務実施体制の強化―等を

提案し、了承された。

このほか報告事項として、厚生連の平成 26年度上半期経営収支状況について

報告を行った。

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設備投資意思決定および経営戦略の知識について研修

厚生連経営管理職層育成研修会(第3クール)を開催

本会は 11月 20日、21日の両日、東京・有楽町の「有楽町電気ビル」におい

て厚生連経営管理職層育成研修会(第3クール)を開催し、17 厚生連から 43

名が参加した。

第3クールでは、「設備投資意思決定および経営戦略の知識」をテーマに、管

理会計について、CVP分析(損益分岐点分析・感度分析)、設備投資の意思決

定、事業計画策定の基礎―などについて学習した。

研修初日は、まず、管理会計の役割や特徴、利益とキャッシュフローの違い

などについて学習した。短期の利益計画・予算の策定に不可欠なCVP分析で

は、基礎となる変動費・固定費、変動損益計算書、限界利益等の概念や損益分

岐点分析、感度分析について学習し、目標利益を獲得するために必要な売上高

の算出や変動費・固定費の設定について、演習問題を行った。なお、CVPと

は、Cost(費用)、Volume(数量)、Profit(利益)の3つの

要素のことを指す。また、設備投資の意思決定の目的および要素についても学

習した。

2日目は、設備投資の意思決定の手法である回収期間法と正味現在価値法に

ついて学習し、具体的な算定方法について理解を深めるために演習問題を行っ

た。その後、本研修会の第1クールから第3クールで学んだ内容について復習

問題を行った。午後は復習問題の解説の後、病院事業計画策定のための管理手

法・現状分析・数値への落とし込みについて学習し、3クール6日間にわたる

研修会を終えた。

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「病院祭」開催

(秋田厚生医療センター)

JA秋田厚生連・秋田厚生医療センター(阿部栄二病院長)は、10月 18日、

「すこやかな日々のために」のスローガンのもとに、病院祭を開催しました。

当日は、強い雨が降る空模様でしたが、それを吹き飛ばすような元気一杯の

「飯島中学校吹奏楽部」、「飯島南小学校器楽部」による演奏、「ナーサリーふじ」

の園児の皆様によるハンドベル演奏と踊り、幕粋會の皆様によるお囃子と踊り

で会場は熱気に包まれました。また、JAの特産物販売、縁日コーナー、秋田

移植医療協会による展示、生け花の展示、手洗いコーナー、土崎消防署による

消防車展示、ミニ制服、バザー、がんサロン、無料とん汁、2階健康センター

では、医療・福祉相談・骨密度測定、血圧測定、薬の相談が行われました。

今回は、秋田厚生医療センターに名称変更してから初めての病院祭の開催と

なりましたが、500名以上の方にご来院頂く盛況ぶりとなりました。

この病院祭を通じ、地域住民の方々や患者様並びにそのご家族の方々とのふ

れあいを深め、皆様の健康を支えていきたいと考えています。

(落合恵子通信員)

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「民謡のつどい 2014」を開催しました

(由利組合総合病院)

JA秋田厚生連・由利組合総合病院(菊地顕次病院長)は、9月 30日、当院

2階講堂において、「民謡のつどい 2014」を開催しました。このイベントは秋

田県立由利高等学校民謡部の皆さんによるもので、訪れた地域の皆さんや患者

さんなど約 100人を楽しませてくれました。

由利高校の民謡部は昭和 44年に創部され、地域では知らない人はいないほど

知名度の高い、伝統のある部活動です。福祉施設への慰問や様々なイベントな

どにも参加しており、地域への貢献も絶大です。秋田県高文連郷土芸能・日本

音楽合同発表会では優秀賞を受賞し、7月の全国高等学校総合文化祭郷土芸能

部門に、秋田県代表として出場しています。

今回は、私たち由利本荘市民には馴染みの深い『本荘追分』のオープニング

で盛大にはじまり、計7曲の演目が披露されました。『飴売り節』では観客に飴

を配りながら練り歩き、観客も一緒になり楽しめるものでした。明るく、楽し

い曲調の『秋田音頭』『秋田大黒舞』が終わると、大きな拍手と歓声が送られま

した。30分間という限られた時間ではありましたが、高校生のみなさんの、若

い、元気なパワーをもらえる貴重な時間となりました。「民謡のつどい」は患者

さんに人気のあるイベントの一つです。今後も、患者さんや地域の皆さんに喜

んでいただける交流の場を作っていきたいと思います。

(落合恵子通信員)

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「ブラックジャックセミナー」開催

(山本組合総合病院)

JA秋田厚生連・山本組合総合病院(近田龍一郎病院長)は、9月7日、昨

年に続いて2回目となる「ブラックジャックセミナー」を開催しました。能代

市内の中学生を対象とし、定員を大きく上回る応募の中から抽選で選ばれた 29

名がセミナーに参加しました。

開会式・オリエンテーションを終え、セ

ミナー会場である手術室にて術衣に着替え

た中学生の皆さんは、まるで「若きブラッ

クジャック」のような姿となり、いざセミ

ナー開始です。セミナーでは、①手術縫合、

②自動縫合器、③電気メス・超音波メス、

④内視鏡トレーニング、⑤腹腔鏡シミュレ

ーターを実際の医療機器を使用し体験して

もらいました。

終了後のアンケートでは、「医師や病院の

仕事に興味を持ちましたか」、「広く医療機

関の仕事に興味がありますか」といった問

いに対し、ほとんどの生徒さんは「はい」

と回答していました。セミナー中は皆さん

目を輝かせながら興味を持って取り組んで

おり、「内視鏡トレーニング体験では、思うように動かすことができなくて難し

かった」、「腕と首が疲れて、医師の仕事の大変さや、やりがい等を感じること

ができた」などの声があり、医師という職業を知ってもらう絶好の機会になっ

たのではと思っています。

このセミナーは、「未来ある中学生に医療に興味を持ってもらい、将来地元に

帰って医療に従事してもらいたい」という願いから企画・開催されたものです。

地域医療を担う医師不足が深刻化するなか、このセミナーを通じて将来の医療を

担う人材が育ってくれることを期待しています。この期待に応えてくれるかのご

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とく「このセミナーがきっかけで、本気で外科医を目指そうと思います」、「医師

になりたいという気持ちがもっと強くなりました」といった心強い感想もありま

した。このような種が将来大きな実を結ぶ手助けとなれるよう、今後も定期的に

開催していきたいと考えています。

(落合恵子通信員)

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新病院にコンシェルジュを導入して

(大曲厚生医療センター)

JA秋田厚生連・大曲厚生医療センター(小野地章一病院長)は、平成 26

年5月に大曲厚生医療センターに名称変更し、新たにスタートしました。新し

い取り組みとして患者さんに対し、きめ細かい案内ができるよう総合案内に3

名のコンシェルジュを導入しました。旧病院の総合案内では、職員が日替わり

で業務の合間に案内をしていたため、「人によって案内の仕方が違う」とのご意

見もいただきました。

コンシェルジュのスタッフは、それぞれ受付窓口や保険証確認の窓口など医

療機関での勤務経験があり、患者さんの様々な要求に対し大変親切に案内をし

ています。患者さんが顔を覚えてくれて、声をかけてくれたり、「助かったよ、

ありがとう」とお礼を言ってくれたりすることがうれしく、とても励みになっ

ています。患者さん一人ひとりに対し臨機応変に対応することは難しく、じっ

くり話を聞かないと何を求めているか分からないところには苦労しているよう

です。「病院が新しくなり、不慣れで不安そうにしている患者さんがまだまだ多

いと感じますし、全体的にご年配の患者さんも多いです。困っている患者さん

には積極的に声をかけるようにし、患者さんがスムーズに医療サービスを受け

られ、安心して病院を利用していただけるよう、笑顔で丁寧な案内に努めてい

きたいです」と今後の抱負を述べていました。

(落合恵子通信員)

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土浦協同病院附属看護専門学校

決意新たに 83人戴帽式

(土浦協同病院附属看護専門学校)

JA茨城県厚生連・土浦協同病院附属看護専門学校(藤原秀臣学校長)の戴

帽式が 11月7日、石岡市三村の同校で行われました。42期生 83人(うち男性

13人)が先輩や父母、来賓が見守る中、真新しいナースキャップをかぶりキャ

ンドルのともしびでナイチンゲール誓詞を唱え、看護への道を歩む決意を新た

にしました。

同校は、人間性を養い、医療・看護の理念に基づき、社会貢献できる有能な

看護師の育成を目標としています。戴帽式は、看護師を目指すものとしての職

業に対する意識を高め、その責任の重さを自覚させるため、初めての病院実習

に臨む前に行われます。

藤原学校長は「ナースキャップは看護の精神、歴史を秘めている。ろうそく

の火は命のともしびであり、皆さんの心の輝き。超高齢社会を迎え、看護師の

重要性は高まっている。しっかりとした心構えで精進してほしい」と激励しま

した。

戴帽生を代表して渡邊彩那さんは「ナースキャップを戴いたこの感動を胸に、

同じ目標に向かう仲間と切磋琢磨し、日々成長していきたい」と決意を語りま

した。

医療・看護への道を歩む決意を新たにする戴帽生ら

(内田大輔通信員)

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血管年齢測定・健康相談が大好評

(JA茨城県厚生連)

JA茨城県厚生連(高橋惠一・代表理事理事長)は 11月1日、2日の両日、

笠間市の笠間芸術の森公園で開かれた「茨城をたべよう収穫祭」(主催:茨城県

笠間市)に参加し、協同組合ネットいばらきエリアに「無料健康相談コーナー」

を設置しました。2日間で 500人を超える来場者が訪れ、健康への関心の高さ

が伺えました。

同ネットは、協同組合間の絆や信頼関係を大切にし、より一層の連携強化と

協同組合の意義や重要性のPR活動に取り組んでいます。生産者と消費者が一

体で地域を守る取り組みを展開しており、同厚生連は医療・保健・福祉の分野

を担い、県民の健康管理と保健衛生の向上を図っています。

暴飲暴食や運動不足が原因の一つとされる動脈硬化の程度を知り、健康づく

りに役立てていただこうと、血管年齢測定と健康相談を実施しました。

70代の女性は、実年齢より若い測定結果に「毎日、塩分控えめにバランスの

良い食事を心がけている」と笑顔で話していました。

来場者であふれるJA茨城県厚生連の健康相談コーナー

(内田大輔通信員)

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平成 26年度 JAグループ神奈川

永年勤続表彰式を開催

(JA神奈川県厚生連)

平成 26年 10月 18日、厚生連を含む県下JAグループの連合会6団体合同の

永年勤続表彰式が行われました。永年にわたり業務に従事した職員の功労を称

え、全体で 134 名、本会からは 40 年勤続1名、30 年勤続 14 名、20 年勤続 24

名、10年勤続 43名の計 82名が表彰されました。

式典後には祝宴が催され、その後に本会職員のみの厚生連表彰式が行われま

した。JA神奈川県厚生連の井上貢・代表理事理事長の挨拶の後、一人ひとり

に表彰状と記念品が授与されました。表彰状授与の終了後には、3名の理事か

らそれぞれ激励の言葉をいただき、永年勤続表彰式は終了しました。

※6団体・・・神奈川県農業協同組合中央会

神奈川県信用農業協同組合連合会

全国農業協同組合連合会神奈川県本部

全国共済農業協同組合連合会神奈川県本部

神奈川県厚生農業協同組合連合会

神奈川県農協情報センター

(浅川美有希通信員)

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高齢障害者が安心して暮らせる地域づくりを目指すには

第 15 回富士見高原医療福祉センター富士見高原病院祭開催

(富士見高原医療福祉センター富士見高原病院)

JA長野厚生連・富士見高原医療福祉センター富士見高原病院(井上憲昭統

括院長)は 10月 18日、同病院で第 15回病院祭を開催しました。

テーマは「地域と共に歩む ~あなたの笑顔が地域の健康~」でした。朝晩

は初冬の気配が感じられる季節ですが、日中の秋晴れのぽかぽか陽気に誘われ

大勢の地域の方が来場し、にぎわいました。

講演会では、「高齢障害者の

生活を考えた施設の選択」と

題し、当センター井上統括院

長が、自らが生まれ育った環

境や現在離れて一人暮らしを

する 94歳の母親の生活など

から、高齢者が地域で生活す

るための課題や当センターの

在り方などを語りました。

お年寄りが一人暮しできる

条件として、「『ボケない』、『駅やスーパーなどが近い』、『隣人に恵まれている』

ことが必要で、田舎ほど出歩くにも不便で生活環境はよくない。また、介護が

必要になるのは突然やってくる。そのため、今から住み慣れた地域で快適な生

活を送るための準備をしておく必要がある」と訴えました。

富士見高原病院を核として、訪問看護、老健施設、グループホームや特養と

いった施設を設置してきたが限度があり、今後は長屋のような「集合住宅」を

設置し、集会所や訪問看護を併設した病院が往診して最期まで見てくれるよう

な、安心して暮らせる地域を目指すと話し、「遠くの息子より近くの高原病院」

という存在になることが当センターの生きていく道であると述べました。

医師と看護師のお仕事体験では、子供が手術着に着替えて、模擬人形を使っ

て実際の手術を体験し「大きくなったら、医師になりたい」と好評でした。

地域での富士見高原医療福祉センターの役割について語る井上統括院長

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その他、音楽喫茶では、手作りのケーキとコーヒーなどが無料で振舞われ、

病院コーラス部、フラダンスや松本交響楽団の生演奏を楽しみ、お祭り広場で

は、ダンスや迫力ある白バイ実演走行など多くの企画に大勢の来場者が秋日和

のひと時を満喫していました。

(湯本昌弘通信員)

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地域住民に「健康」の理解を深めてもらうために

小諸厚生総合病院 第 35回病院祭 開催

(小諸厚生総合病院)

JA長野厚生連・小諸厚生総合病院(小泉陽一病院長)は 10月 18日、同病

院で第 35回病院祭を開催しました。心地よい秋晴れのなか、地域住民の方など

524人が来場しました。テーマは、「地域医療を支える~わたしたちのちから~」

でした。

同病院は現在、病院再構築を検討しています。そのなかで、特色ある病院づ

くりや地域づくりを実現するため、標高およそ 2,000メートルに位置する高峰

高原や湯の丸高原を高地トレーニングエリアとして整備し、地域の住民の健康

増進からオリンピック選手の育成まで、幅広く活用するとともに地域の活性化

につなげることを目的として、昨年 10月に小諸市、東御市、軽井沢町、御代田

町の浅間山麓4市町村と同厚生連が主となり、一般財団法人浅間山麓スポーツ

医学研究所を設立しました。

今回の病院祭では、高地トレーニング方法・高所環境で日常生活をするため

の注意点や、現在注目されている疾病について当院医師から講演があり、地域

住民の健康について、理解を深めてもらうことに力を入れています。

スポーツ医学講演会では、講師に手塚賢二氏を招き、「高所環境で起こる変化

とランニングおよび日常生活の注意点」をテーマに開催しました。手塚氏は、

日本体育協会公認アスレティックトレーナーの資格を持ち、世界選手権・ワー

ルドカップシリーズに帯同されるなどナショナルチームトレーナーとして活躍

されています。講演のなかで、高所環境における身体の機能変化によるトレー

ニングの有効性について話があり、聴講者は資料をもとに熱心に聞いていまし

た。

また、小諸厚生版リアル「奥さまはホームドクター」と題し、同病院医師に

よる講演会も開催しました。整形外科・下地昭昌医師による「腰部脊柱管狭窄

症」、外科・山口敏之医師による「乳がん検診」、内科・紅谷知影子医師による

「糖尿病」の三題の講演には、立ち見の聴講者が出るほどの盛況ぶりでした。

画像を用いたわかりやすい説明内容で、熱心にメモを取る姿も見られました。

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そのほか、無農薬野菜や軽食の販売やライブパフォーマンス、BLS(一次

救命救急処置)講習会、地域の作業所のみなさんの手作り製品の販売や、歩行

測定、健康相談、パネル展示、院内スタンプラリーなど多くの企画に、来場者

は普段とは違う病院の雰囲気を楽しんでいる様子でした。

スポーツ医学講演の講師手塚賢二氏

(湯本昌弘通信員)

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「輪」~地域と共に歩む~

安曇総合病院 病院祭・農業祭 開催

(安曇総合病院)

JA長野厚生連・安曇総合病院(西澤理統括院長)は 10月 19日、JA大北

池田地区と合同で病院祭・農業祭を開催しました。晴天のなか、会場となった同

病院と池田町役場は、多くの来場者でにぎわい、延べ 2,300人が来場しました。

テーマは「「輪」~地域と共に歩む~」でした。病院祭を通じて、病院と地域が

大きな「輪」となり、地域の方とともに笑顔で歩んでいきたい、そんな願いが

込められています。

この日は、FM長野の「お

いしい話をしよう」でおなじ

みの食文化史研究家の永山久

夫先生を講師に迎え、地域住

民のための健康公開講座が開

催されました。「健康寿命を延

ばすための 100歳食入門」と

題し、健康寿命を延ばすため

にはどうするか、ニコニコ笑

って元気に長生きするためにはどうするか、を持前のユーモアと、随所に「ワ

ハハハ」と大きな笑い声を交えてご講演をいただき、聴講者もつられて笑って

しまうほど楽しく、わかりやすい講座でした。健康寿命を延ばすためには、物

忘れを防ぎ、ぼけず、寝込まないための「食べ方」をしっかり身につけること

が大切である。また「実の三種は身の薬」ということわざを用い、「実」は味噌

汁の実、「身」は自分の健康という意味で、三種以上の具の入った味噌汁は健康

の薬であると説き、味噌汁はレシチンやイソフラボンなどが、野菜には抗酸化

物質やビタミンC、カロテンが入り、まさに長寿スープ、健脳スープであると

説明し、「毎日三食味噌汁を食べましょう」と味噌汁の大切さについてご教示い

ただきました。聴講者からは、「何気なく毎日食べていた味噌汁がこんなにも健

康にいいものとは知らなかった」、「味噌汁をあまり食べないので、これからは

ユーモアを交えながら講演する永山久夫先生

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しっかりと食べるようにしたい」といった感想があり、味噌汁に対する考え方

が変わった様子でした。

そのほかのプログラムでは、FM長野「SATURDAY D」の公開収録

が行われ、ゲストに当院の西澤統括院長が出演し、普段なかなか目にすること

ができない生収録が現場で行われました。西澤統括院長は今年の4月から当院

の統括院長に着任し、着任したときの思いや大北地域の自然のすばらしさ、当

院のPRなどを話され、時折パーソナリティーの高寺直美さんに逆質問をする

場面もあり、和気あいあいとした公開収録となりました。

また、「右ひじ、左ひじ、交互に見て」でおなじみのお笑いグループ 2700の

爆笑お笑いライブや、元祖松田聖子のものまねで有名な、ものまね女四天王の

斉藤ルミ子によるものまねショーが行われ、会場を大爆笑の渦に巻き込みまし

た。

そのほか、大町高校書道部による書道パフォーマンスや、高瀬中学校吹奏楽

部による演奏、穂高ジュニアビクスサークルによるダンスなど多くの企画が開

催され、終始多くの来場者でにぎわい、病院と来場者、出演者が笑顔で包まれ、

まさに大きな「輪」を作りあげていました。

(湯本昌弘通信員)

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地域のつながりを大切にします

下伊那厚生病院 第 11 回病院福祉祭 開催

(下伊那厚生病院)

JA長野厚生連・下伊那厚生病院(社浦康三病院長)は 10月 25日、当院で

第 11回病院福祉祭を開催しました。昨年は台風の影響のため中止となりました

が、今年は晴天に恵まれ大勢の地域住民約 700人が参加し終始にぎわいました。

健康講話では、当院元保健

師の小池宣子氏により「ずく

を出して、みやましく生きよ

う」と題し講演が行われ、聴

講者は熱心に耳を傾けていま

した。「今の世の中、健康で生

きていくことがむずかしい時

代。体も脳も使わないとサビ

てしまう。ずくを出してあき

らめず自分の体にとってよい

こと、必要なことを継続してやっていくこと、つまりずくを出して、みやまし

く生きることがピンピンコロリにつながっていく。とりあえず、毎日、心掛け

次第で、できることから始めてみたらどうでしょう」と語りました。

「ずくを出す」、「みやましく」とは長野の方言であり、「面倒なことをあえて

すること」、「働き者でよく気が付き、明るく素直で、健康」を意味します。

院内のABI(動脈硬化検査)無料測定では、開演と同時に長蛇の列ができ、

「健康診断を受けて勧められた」、「ちょっと気になる年になったので受けにき

ました」などの声が聞かれ、関心の高さが窺われました。また、ストレス測定

では、普段自分で感じているストレスと器械の数字の低さにびっくりする方も

いました。

グルメ横丁では、たくさんの出店が立ち並び、地元名産の五平餅 350本は昼

には完売するほどの大盛況でした。

小池宣子氏による健康講話を熱心に聞き入る来場者

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特設ステージでは、高森太鼓、豊岡太鼓の演奏、地元小中学校の皆さんによ

る吹奏楽、金管バンドの演奏などが行われ、リズムに乗りながら手拍子をした

り、昔を思い出し涙する方もいました。豊丘村のゆるキャラ「だんQくん」も

会場に現れ、大いに盛り上がり、まさに地域とのつながりを感じる瞬間でした。

(湯本昌弘通信員)

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高齢化の先進地域である新町病院のなすべきこと

第 12 回病院祭 開催

(新町病院)

JA長野厚生連・新町病院(小瀬川和雄病院長)は 11月8日、当院で病院祭

を開催し、約 360人が来場し、終始にぎわいました。

社会のさまざまな分野の第一線で活躍をしてきた「団塊の世代」が 65歳以上

となり、平均寿命が延伸を続け、高齢化社会を迎えるなか、国は「できる限り

住み慣れた家庭や地域で療養することができる医療体制(在宅医療)」を整備す

るための施策を講じています。

当院の地域においても、人口の減少、少子高齢化が急速に進んでおり、「地域

住民は当院にどのようなことを望んでいるのか」を再度見直し、今後の地域医

療に役立てたいという思いが込められた病院祭となっています。

同日は、長野県長寿社会開発センター理事長の内山二郎氏をコーディネータ

ーとしてお招きし、「誰もがその人らしい生涯を全うできる長寿社会の実現」と

題して、シンポジウムを行いました。

シンポジストは、当院代表と

して小瀬川病院長、長野市から

介護保険中部地域包括支援セン

ター山下みゆき氏、長野市信州

新町自治協議会から瀧澤一彦氏

をお招きし、それぞれの立場か

ら意見を出してもらいました。

参加者全員に5色の旗を配り、

全4問の設問に旗をあげて回答

する「旗あげ方式ディスカッシ

ョン」を行いました。

はじめに、「この地域で暮らす高齢者が抱える不安は?」の設問では、「身近

に頼れる人がいない」が最も多くの人が回答し、一人暮らしの高齢者が増加し

ている問題がありました。「当院を利用してよかったところは?」の設問では、

シンポジウムを進行する内山二郎氏

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参加者の約過半数が「近くにある身近な病院で安心できる」と回答しました。「当

院に不満を感じたことは?」、「当院に期待することは?」の設問は、「医師の数

が少ない」、「診療体制の充実」が最も多い回答となりました。

小瀬川病院長は「当院の課題は、在宅医療、訪問診療、訪問リハビリの充実。

家で最期まで暮らしていける医療を目指していきたい」と力強く述べ、参加者

から当院への期待が込められた拍手のなか、幕を閉じました。

そのほかのイベントでは、「歌いながら書道をする日本唯一のアーティスト」

友近890や っ く ん

の書道&ライブが行われ、子どもから高齢者まで多くの方で賑わい

ました。

東日本大震災の年、「被災者を少しでも元気にしてあげたい」という思いから、

被災地ライブを行ったことをきっかけに、全国各地の福祉施設に出向き、550施

設、3万3千人に音楽を届けています。目標は「1千万人」という話を聞き、

参加者から声援があがりました。

『アンパンマンのマーチ、アナと雪の女王の主題歌、キャンディーズの春一

番』など、来場者の年代に合わせた曲を歌った時は、子ども達は満面の笑顔、

高齢者は体を揺らしてリズムをとるなど、音楽を楽しんでいました。

最後は、歌いながら書道を行い、書道家としても、『美術年鑑』に登録されて

いる腕前を披露しました。

「『道』を進めば、『夢』叶う」といった思いを、来場者に伝えるため、はじ

めに「道」を書き、そのあとに「夢」という文字に変化させ、会場は感動の渦

に包まれました。来場者からは、「『見る』『聴く』両方で楽しむことができた」、

「自分の夢に向かって頑張りたい」といった感想があり、友近890の思いが

伝わっていたようでした。

そのほか、子ども達に大人気のサッカーAC長野パルセイロの選手との交流

会、手術模擬体験など多くのイベントがあり、来場者は2年に一度の病院祭を

楽しんでいるようでした。

(湯本昌弘通信員)

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地域住民とともに森を育てたい

佐久医療センター植樹祭

(佐久総合病院佐久医療センター)

今年3月に佐久市中込地区に

開院したJA長野厚生連・佐久

総合病院佐久医療センター(渡

辺仁院長)は、職員が拾った種

から育てた苗木 300本を地域住

民とともに植える「植樹祭」を

11月1日に開催しました。当院

では患者さんに安らぎを与え、

地域のみなさんのよりどころと

なるような「森にたたずむ病院」をめざして、13万㎡ある病院敷地内に「いき

いきの森」という森づくりを進めています。今回のイベントは、地域住民とと

もに「森を育てていきたい」という思いで企画をしました。苗木は職員とその

家族が佐久市望月「かすがの森」で拾った種子を協力業者の指導のもと約2年

間かけて育てました。当日は地域住民から苗木の寄付もありました。

植樹の記念セレモニーでは、当院の渡辺院長をはじめとする病院関係者と地

元中込地区の3区長による「ソメイヨシノ」2本の土入れが行われました。渡

辺院長は「開院して8ヶ月、患者さん、地域のみなさん、職員の協力があり軌

道に乗ってきた。一本一本の木が林となり森となる。森づくりは病院づくり、

地域づくりにも通じると思う。気持ちを込めて植えたい」と述べました。地元

の中込中央区北2区の箕輪み の わ

敏夫と し お

区長は、「いきいきの森は住民が散歩やジョギン

グをするよい場所となっている。患者さんや病院を訪れた人からも、とてもよ

い場所だという声を聞き、ほかの地域にはない病院だと誇りに思っている。地

域に根づいたよりすばらしい景観の森となるように病院と協力していきたい」

と述べました。

植樹に参加した住民からは、「孫の喘息で 10年ほど佐久総合病院(伊澤敏統

括院長)にお世話になっていて、お礼の意味も兼ねて参加した」という声や、

子ども達が一生懸命苗を植えていました

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「どんな森になればよいか」という質問に対し、小学生から「お花畑、木畑に

なればいい」と望む声も聞かれました。

植樹祭と併せて秋祭りも行われ、豚汁、わたあめ、ポップコーン、抹茶など

の無料配付のコーナーや、JA佐久浅間の販売所が特設されました。また、森

の木や植物などの素材を使った木製はがき作り体験、佐久総合病院楽部5団体

による演奏会も行われました。豚汁はイベント開始2時間程度で 500杯以上が

配られ、演奏会では約 230席が埋まり、地域住民と交流も図れた植樹祭となり

ました。

(湯本昌弘通信員)

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看護師を目指すことへの決意を新たに

佐久総合病院看護専門学校戴帽式

(佐久総合病院看護専門学校)

JA長野厚生連・佐久総合病院看護専門学校(伊澤敏学校長)は 11月 15日、

佐久総合病院(伊澤敏統括院長)教育ホールで第 54 期生(当校2年生)79 人

の戴帽式を行いました。

現在、衛生管理上の問題から、多くの病院でナースキャップが使用されなく

なり、戴帽式を廃止する学校もあります。しかし、当校は、これから病院実習

を行う学生が「看護の道を歩む」ことを決意するために実施しています。

式典では、河野こ う の

和幸か ず ゆ き

副学校長(同病院副院長)から一人ひとりにナースキャ

ップが手渡されました。河野副学校長は「看護師は患者さんの苦しみに寄り添

い、分かち合い、和らげてあげる、強い気持ち、心、愛が求められている。今

日の気持ちを大切にし、専門的知識と看護師としてふさわしい態度を身につけ

るべく、勉学に励んでください」と訓辞しました。また、同厚生連の内堀茂・

代表理事理事長は「初心を忘れることなく、厚生連医療運動を担う一人として、

患者さんや地域の皆さん、家族から末永く愛される看護師になってください」

と激励の挨拶をしました。

学生を代表して川口華奈さんは、答辞で「本日の誓いをもとに、頂いたナー

スキャップに恥じない看護師をめざし、より一層努力していきたい」と今まで

支えてくださった方々への感謝の気持ちを込め、述べました。

最後に、看護教育の母とも言われたフ

ローレンス・ナイチンゲールが患者のた

めに暗い夜もろうそくをともして看護し

た「看護の心の灯火」を受け継ぐ意味を

表す「灯授与」が行われました。

79人全員がろうそくに火をともし、幻

想的な雰囲気のなか、「誓いの言葉」を斉

唱し、看護師として地域に貢献していく

決意を固くしました。 (湯本昌弘通信員)

灯授与では、「看護の道を歩む」ことを

決意する誓いの言葉を述べました

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晴れやかな気持ちになってもらいたい

秋の院内コンサート開催

(富士見高原医療福祉センター富士見高原病院)

JA長野厚生連・富士見高原医療福祉センター富士見高原病院(井上憲昭統

括院長)では 11月5日に「秋の院内コンサート」を開催し、入院患者さんや地

域住民の方など約 60人が来場しました。

このコンサートは、つらいことの多い入院生活のなかで少しでも晴れやかな

気持ちになっていただけることを願い、4年前から春と秋に行っています。

演奏者は、全国各地の病院で精力的に演奏活動を取り組んでいるピアニスト

亀山薫氏、オーケストラ・吹奏楽・アンサンブルなど多方面で活躍しているト

ロンボーン新山久志氏が生演奏を行い、来場者を音楽の世界へ引き込みました。

季節にふさわしく、『赤とんぼ』、『もみじ』など全 10曲が演奏され、途中

では会場のみなさんで故郷(ふるさと)を歌いました。アンコールでは、『N

HKあまちゃんオープニングテーマ』を演奏し、アップテンポなトロンボーン

のリズムに自然と手拍子がおこり大盛況でした。最後に、亀山さんが来年の春

にまた来院されることを約束され、コンサートの幕は閉じられました。

優雅なピアノと力強いトロンボーンの綺麗な音色が、会場に響きわたりました

(左:亀山薫氏、右:新山久志氏)

(湯本昌弘通信員)

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3学年揃って初めての学校祭

するがフェスタ開催

(JA静岡厚生連するが看護専門学校)

富士市中之郷にあるJA静岡厚生連するが看護専門学校(井手一子学校長)

で、11月1日、するがフェスタを開催しました。

当日はあいにくの天気にもかかわらず、父兄や地域住民、看護学校への進学

を目指す学生らが多く訪れました。

フェスタでは聴診器を使った血圧測定、手浴マッサージを学生が行うブース

や、小児看護体験、車椅子体験やゲーム、バザーのブースなどが設けられ、多

くの人が参加しました。

学生相談室もあり、入学志望の学生や父兄が現役の看護学生と話し、学校生

活の様子や勉強、実習の話を聞く場が設けられていました。

フェスタの企画運営を行う同校学生自治会長の相川瞬祐さんは「今年のフェ

スタのテーマは「看激」、自分たちの看護に触れて感激してほしいという思いを

込めた。多くの人が各ブースで体験してくれて自分たちの看護を伝えられた」

と話しました。

11月1日、小児看護体験ブースにて

(中西彩乃通信員)

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地域住民に病院を開放

清水厚生病院祭を開催

(JA静岡厚生連清水厚生病院)

静岡市清水区庵原町にあるJA静岡厚生連・清水厚生病院(中田恒病院長)

で、11月 15日、病院祭を開催しました。

地域の人々から信頼される病院を目指し開かれており、今回で5回目の開催

となります。

当日は、地域住民をはじめ、入院患者や併設する特別養護老人ホームいはら

の里(清水淑江施設長)の入所者とその家族など約 600名が来場しました。

院内には、手術の疑似体験や福祉用具の展示、医師による健康講座などのブ

ースとJAしみず女性部、青年部による野菜即売や病院職員によるバザー・フ

ランクフルト・パン販売などの模擬店が設けられ、もりだくさんの内容が来場

者に好評でした。

ロビーでは砥鹿(とが)太鼓の演奏や一輪車の元世界チャンピオンの演舞、

屋外では消防車などの特殊車両の展示も行っており、来場した子ども達も楽し

んでいました。

同病院の荒田庄治事務長は「今年は多くの方に来場していただき盛況で良い

病院の紹介になったと思う」と話していました。

手術体験をする来場者

(中西彩乃通信員)

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平成 26年度 阿南共栄病院研修発表会を開催

(阿南共栄病院)

11月 16日に阿南市情報文化センターにて、第 12回JA徳島厚生連・阿南共

栄病院(東博之病院長)研修発表会を開催しました。院外より 16名、院内より

250 名の参加がありました。元々は看護師の研修発表であったのが院内全体に

広がり、そして周囲の医療機関や施設へと普及しました。

冒頭、主催した同病院教育委員会の喜多良孝委員長は「発表者はもちろん、

部署の努力も大変であったと思います。この努力はスキルアップにつながり、

そして医療や看護のレベルアップへとつながります。意義のある、活発な研修

発表会になることを期待しております」と述べました。

一般研究発表では、岩城クリニックの兼田康宏院長を含む計 20演題が行われ、

演者は各8分間の持ち時間で、日頃の研究の成果を発表しました。演題発表後

には、活発な質疑応答がありました。

また、近藤内科病院緩和ケア病

棟長の荒瀬友子先生より「ホスピ

ス緩和ケアと疼痛コントロール」

と題して特別講演がありました。

新病院では、緩和ケア病棟の新設

を計画しており、来場者が興味深

く耳を傾けていました。

栗本敬子看護部長は研修発表会

を振り返り、「今年度は、多くの部

門から専門的な取り組みについての発表がありました。他職種への理解が深め

られたと共に、チーム医療に必要な連携、協働、コミュニケーション作りに今

後も活かして頂きたいと思います。本日発表された取り組みについての成果と

課題をさらに充実させて、質の向上へとつなげられるよう取り組みを継続して

頂きたいと思います。このような機会を活かして人材育成や、職種間の相互理

解を深めチーム医療の充実が図られるよう、来年度も多くの部門からの発表を

期待しています」と話しました。

(長谷祥伯通信員)

研修発表会の様子

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□会議日程

12月 2日(火) 健康管理厚生連常勤役員・参事会議 14時00分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)

12月 3日(水) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)

12月 4日(木) 経営管理委員会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)

12月11日(木) コンプライアンス・リスクマネジメントセミナー 13時から(東京・東京ガーデンパレス3階「平安」)

12月17日(水) 地域医療介護総合確保基金等にかかる情報交換会 14時から(東京・大手町・ KDDI大手町ビル「ホール22E」)

平成27年

1月16日(金) 理事会 13時から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)

1月20日(火) 健康管理厚生連情報連絡会(未定)

1月22日(木) 厚生連常勤役員・参事会議 13時から(東京・日暮里・ホテルラングウッド2階「鳳凰」)

2月 6日(金) 厚生連会長会議 11時から(東京・大手町・KKRホテル東京10階「瑞宝の間」)

2月18日(水) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)

2月20日(金) 経営管理委員会 13時から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)

3月 5日(木) 臨時総会 11時から(東京・大手町・KKRホテル東京10階「瑞宝の間」)

3月18日(水) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)