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参加者交流型のりものイベント HUB MotorFestival ( 仮称 ) 企画案  ver1.3 2012.8.12 北海道大学大学院国際広報メディア観光学院 M2 岩井將悟

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参加者交流型複合のりものイベントの企画書です

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参加者交流型のりものイベント

HUBMotorFestival ( 仮称 )企画案 ver1.3 2012.8.12

北海道大学大学院国際広報メディア観光学院M2岩井將悟

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みなさんはじめまして。

今回新しいビジネスプランとして、今までになかった全く新しい、画期的な「のりものイベント」を提案します。

出場者、観客、主催者みんなが交流しあえるコミュニケーションの場。様々なジャンルが集まり、広く深く発展していくためのハブになるイベント。敷居が低い草の根のお祭りのようなイベント。

それが今回ご提案するHUB MotorFestival―ハブ・モーターフェスティバルです。

「クルマ離れをぶっとばせ!」

そんな思いで、企画を練っているところでございます。

実現に向けて、まだまだ改善したいところがたくさんあります。是非皆さんのご意見、ご指導をいただければ幸いです。

岩井將悟

1.クルマ離れをぶっとばせ!

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・なぜ今のクルマ離れの時代に車のイベントを?

こんなデータ※も→

・自分専用の車 or 家族と共用の車を所有している=74.1%・車に興味が無い=29.9%…3分の 2はクルマに興味を持っている。・車を持っている同世代はかっこいい=48.5%…5割近くがクルマにあこがれ。・車に対する価値観…移動手段=60.3%、人と過ごす楽しみ=18.3%、運転を楽しむ=17.5%

・車を持つ余裕が無い=70%

=若者のクルマへの関心はまだある。金がなくて持てないだけ。=移動以外の楽しみ方を知らない、楽しむ場がないのでは?

2.イベントの意味―若者の車離れ

※ソニー損保調べ 2011 年の新成人、男性 500 人女性 500 人を対象としたアンケート  http://from.sonysonpo.co.jp/topics/pr/2012/01/20120105_1.html

→現在、若者の車離れが叫ばれている→本当?→自動車メーカーの言うクルマ離れ=新車が売れない。 =一つの車を大事に乗り続ける人が増えている。→未だにクルマを扱ったゲームや漫画の人気は根強い 街なかでも、趣味性の高い車、バイクなどをよく見かける。

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実はまだまだクルマやバイクには

大きな可能性が存在している →そこで考えました

まず、クルマやバイクなどののりものをお金がなくても、自分が所有してなくても、楽しむ場、楽しむ方法を知ってもらえればいいんじゃないか。

・【気づき】のりものを楽しむきっかけを創出する。・【敷居の低さ】のりものを持っていなくても楽しめる。・【オープンさ】のりものに興味がなくても楽しめる。・【ハブ化】のりものを軸に人との交流を広げる。

→クルマ離れを止めることに繋がる。

=いままでにないイベント作りが有効なのではないか。=目の肥えた若者を満足させられる=老若男女問わずみんなが楽しめる=クルマ離れの時代だからこそ、時代に合った新しいイベントを!

2.イベントの意味―若者の車離れ

若者たち(※イメージ)

のりものイベント(※イメージ)

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→膨大な関連企業への影響=経済の活性化・自動車メーカー、中古車販売、カーショップ、マスメディア 無数のパーツメーカー(タイヤ、オイル、外装、内装、エンジン、駆動系、足回り…)

→クルマの生活に与える影響の大きさ 他の文化への波及…他の乗り物、スポーツ、釣り、旅行、買い物… ※クルマやバイク好きは他にも趣味を持っていることが多い。

→町おこし…クルマは移動できる。・駐車場、空き地さえあればどこでもイベントが出来る。・過疎化した地域などに最適。利用率の低い施設を有効活用 (例)夕張石炭の歴史村、岩見沢グリーンランド、石狩湾新港自動車教習コース・地域経済への影響…食事、宿泊、小売店、道の駅 etc…

→観光資源が豊富であり、特に観光道路が豊富な北海道に最適。→北海道の特徴=土地が豊富+施設などの利用率が低い+人口密度が低い=大きな魅力→本州から遠い=北海道旅行を兼ねて、全国から集客可能→北海道観光への良いきっかけ。

3.のりものイベントによる社会貢献

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「のりもの」には他には無い大きな魅力があります。

それは走っていても、止まっていても面白さがある

静と動2つの魅力を同時に持っていることです。

今回企画したイベントについて説明する前に現在開催されているイベントを静と動 2つに大きく分けて、まとめてみました。

4.既存のイベントについて

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【ダートトライアル】→1本道の未舗装コースを 1台ずつ走りタイムを競う。

◯・開催が容易。専用のコースではなく、 未舗装の空き地や農地で開催可能→コスト削減 みていて豪快で楽しい

×・車両に特殊な装備や補強等が必要 かなりコストがかかる(雪道は別)・1回の走行 1~ 2分程度の 短いコースを 2回しか走行できない →なのに参加費 1万円程度。

【ジムカーナ】→舗装コースを 1台ずつ走り 最速タイムを競う。

◯・極めて敷居が低い。 どんな車でも参加可能。 駐車場など、舗装の広場なら どこでも開催可能

×・コースを複雑怪奇に設定しがちで、 かえって敷居を高くしている。 迷う&時間かかる。・上級者の走りはうますぎて地味。・左に同じく、短いコースを 2回だけ走り参加費 1万円。

【クロスカントリー】→障害物のある悪路に テープでラインを引き それに当たらないように四駆で ゆっくり走る競技。 車版イライラ棒。

◯・豪快で見ていて楽しい、 人気があるのでファン層も厚い。 スピードが低く安全。

×・障害物などの特殊なコース設営。 車両にそれなりの装備が必要。・車速が遅く、これだけだと飽きる。

【ドリフト】→後輪を滑らせてコーナリングし その美しさ、派手さなどを 審査し競う競技

◯・派手で見ていて楽しい種目。 かっこいいので若者の人気が高い。 敷居の低さと裾野の広さ。

×・(フィギュアスケートのように) 審査員が必要で審査基準が難しい。・パワフルな後輪駆動車が必要 →それなりに高価。・暴走行為とつながりやすい。

4-1. 動…走り系イベント ここでは主な走る系のイベントの特徴についてまとめてみました。

スピード競技:内輪になり少々衰退気味 ストリート系競技:エンターテイメントを大事にしていて、まだまだ元気!

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【クロカン車やオフロードバイク4輪バギーを使ったダートトライアル】

→最初から未舗装路を走るように 作られているので車体の改造が不要。→既存のダートイベントに クラスを新設し共同でイベント参加できる。

【ドリフトジムカーナ】→ドリフトをしながら、ジムカーナをしてタイムを測る。 すべてのコーナーでドリフトをするのが条件。 (失敗するとペナルティ) 基準が明確で、クラス分けによってジムカーナと併催可能。 派手で楽しい美点はそのまま、審査が不要で開催しやすい。

【X GAMES】→様々なエクストリームスポーツの集合体 異なった種目の複合イベントというのはもちろん、 中でも「ラリー」と「スーパーモータード」の 二種目のコース設定が参考になる。→スタジアム内に特設のダートステージを設け スタジアム外の舗装コースと接続する。

4-2. 走る系その他の種目

【バイクやカートの    ジムカーナ】→全国的に盛んな 二輪のジムカーナはもちろん カートなどの小さな四輪車も、 クルマのジムカーナと 共同で参加できるはず。

【スノートライアル】→ジムカーナの敷居の低さと ダートの豪快さ、楽しさが融合した 究極のイベント。→バイクやカートは参加できないけど スノーモービルという禁じ手がある。

【レースとラリー】2大メジャー種目ですが、必要なコストや施設が膨大で、準備と開催に時間がかかるため今回は割愛

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4-1. 静…展示系イベント クルマを展示するイベントにも、たくさんのジャンルがあります。

【ドレスアップ】車体の装飾をみせあう

【クラシックカー】

【輸入車】

【痛車】アニメキャラなどのステッカーで装飾した車両

【レプリカ】レーシングカーなどを模した車両

【自衛隊・警察・消防など】

屋台やフリーマーケット、模型、ラジコンなども

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【個別のジャンルごとに孤立した開催】

・日程がかぶる開催日程が重なり、ただでさえ少ない参加者、スタッフ、観客を奪い合うことになり運営費用(とくに場所のレンタル代)を分散できない→参加費や観戦料が高騰→さらに人が減る。赤字運営につながる。

→他ジャンルとの交流がないので鎖国、ガラパゴス化する。 その中で異常に競争が激化し、さらに負のスパイラルへ。

・飽きる一つのジャンルだけだと、同じような車両や単調なメニューで観客も参加者も飽きる。どんなに素晴らしい展示や走りでもダメ。

※例えば、最高級のカニだけをあつめた北海道物産展なんか誰も行きたくない。高級品だけでなく、安いものもあって、カニ以外の魚介類果物、お菓子、お料理いろいろなものがある方が楽しいはず。

5.様々なイベントの課題 様々な車のイベントが全国で開催されていますが、どのイベントも共通の問題を抱えています。大きな3つ問題、これは複雑に関係しあっています。

【観客不在】

・内輪な空気

→わかりづらい開催場所、広報機能の不備、高価な参加費用のため 観客や新規参加者が行きにくい、顔見知りだけの内輪な空気。→参加者=出場者と主催者だけ。 クルマに興味があるけどクルマをを持ってない人は全く参加不可能。→観客を素人扱いし、排他的な態度をとることも。           ※行き場のない若者たちが一般道での暴走に走ってしまう原因なのでは?

・エンターテイメント性の欠如 →さらに観客や新規出場者を阻む障害に。 →スポンサーが付かない→高コスト化、赤字運営。

【高コスト体質】

・前述の理由でコストが圧縮できない。選手や展示参加者が高額の参加費を支払い、それだけ運営するケースが多い。→ビジネスとしてイベント開催しているところは殆ど無い。 (カーショップのご好意や趣味という扱い。赤字だと続けられない。)

→スポンサー収入、観客のチケット収入、グッズ販売などをメインにして コストを圧縮することで、きちんとしたビジネスとして確立したい。

根底にある問題   =コミュニケーションの欠如

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【フレッシュマントライアル】http://sekinen.com/srt/ft/ft-rule.html

→基本的にはダートトライアルだが、 コースを 8回も走ることができて満足。→ダート走行にコストがかかるのは同じ 一方で冬のイベントは大変な盛況→参加費が 1万円弱とまだ少し高額。

【サタデーナイトジムカーナ】http://ncml.blog61.fc2.com/blog-entry-896.html

→安くコースを借りれる土曜日の夜に、 2000 円という破格の値段設定をした 入門向けジムカーナ。大変人気があり、 最も盛況なイベントの一つ。コースもシンプル→さらにシンプルに 1本道に出来ないだろうか。

【学生ジムカーナ】http://www.geocities.jp/efcrx2000/

→かつて存在した、同じく参加費が格安の学生向けのイベント。 免許取りたての初心者が多く、親の全くノーマルのセダンやミニバン、軽など バリエーション豊かで楽しく、下手なのがかえって見ていてスリリング。 学生同士の交流会の一面もあり、夢の様なイベント(だった)

5-2. 参考にしたいイベント成功例

【アメフェス】http://ns-stage.heteml.jp/jstc_amefes/

→アメリカ車のイベントを母体に、 ドリフトやクロカンを加えた クルマの総合イベント。→豪華で素晴らしい複合イベント。 これをもっと草の根で、敷居を低くした イベントが今回提案したいイベントの理想。 

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いま、のりものイベントに最も必要な要素それは「コミュニケーション」なのではないかと気づきました。

【参加者みんなの願い】

・出場者…人に見てもらいたい。自慢したい。かっこつけたい。ほめられたい。・観客…(色々)見たい。楽しみたい。自分も参加したい。・主催者…みんなに楽しんでもらいたい。いっぱい人に来て欲しい。

・みんな…お互いに、交流したい。お話したい。友達になりたい。

【必要な要素】

コミュニケーションの量を増やす→人を呼び込む。コミュニケーションの質を高める→人を楽しませる。

6.既存のイベントを研究した結果…

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6-2.【本題】2つの軸 コミュニケーションを生むイベント、それに必要な要素をさらに詳しく

①×②…質と量=クロスジャンルでの展開

→走るイベントと展示のイベントを合同で開催。 更にその中でも種目やジャンルをクロスする。→各ジャンルの登竜門になる 「ハブ」としてのイベントを目指す。→地域の物産展や、ラリーなどを使って 地域振興へも展開可能

※メリット→バリエーションに富んだイベントになり、 非常に魅力的なイベントになる。  選手や観客の満足度、来客数の向上が期待でき、 それは同時に後述のコスト削減、 スポンサーの獲得にも直結。→様々なジャンルが集い、異種同士の 垣根を超えた交流が生まれる。→コース使用料や宣伝費、人件費など イベント運営のコストを分散。 参加者の分散防止。

②質を高める

【交流のきっかけづくり】→参加者全体の交流が主たる目的であることを 全面に押し出す。写真撮影時の声かけ推奨 etc→観客投票によるコンテストなど 観客と出場者双方が楽しめるコンテンツ企画。→SNS的な、広報サイトの設置。 動画や画像、情報の共有、交流の場を設ける。

【エンターテイメント】→観客も出場者も楽しめる&飽きない工夫。・間延びしたタイムスケジュールの見直し。・実況や音楽など、ショーとしての価値を高める。 Ustreamなどでも配信する。・後述のジャンル複合が最も重要。 移動式販売車、屋台や縁日など。 

※メリット参加者の増加、スポンサーの獲得につながり、良好なサイクルが生まれる。面白いイベントには人が集まる→さらなるコミュニケーションが生まれる。

①量を増やす

【敷居を下げる】→プロっぽくなくて、お金のかからない みんなが参加しやすい、 アマチュアの草の根イベントを目指す。※レンタルマシンや、展示を兼ねた観客駐車場など

→開催場所をできるだけわかりやすく、 アクセスしやすいところを選びたい。※中学生や高校生が自転車で見にこれる場所だと最高。

【広報活動】→一般の人にも知ってもらえるように、 パンフレットやポスターの配布、 そして各メディアへのプレスリリース配布。→ウェブによる情報発信、画像や映像の共有と 口コミ、ストリーム配信なども。

【合理化】 →運営コストを削減し高騰する参加費を見直す。選手と観客双方の負担低減と満足度向上を目指す。

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6-3.【本題】イベントの最終的理想型 ハブ・モーターフェスティバルの完成形

※開催場所の例として石狩湾新港にある札真自動車学園所有の教習コースを利用した場合

【その他の開催場所の例】

・スキーリゾート(ルスツで開催例あり)

広大な駐車場(手稲山で開催例あり)

・遊園地(石炭の歴史村、岩見沢グリーンランドで開催例あり)

・卸売市場、埋立地 採石場など。

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6-4.新しい競技種目の提案~Xトライアル→Xゲームを参考にした、走る系の種目を すべて同時併催できるコース設定。 バイク、4輪バギー、カートなども混走可能。

→舗装コースをベースに、未舗装コースが分岐。 これを一本道になるようにつなぐ。

ジムカーナとドリフトは舗装のみ(ドリフトはさらにコースを簡略化)

ダート、クロカンは舗装に加えて未舗装も走る(クロカンは障害物の設置なども可能)

※冬季のスノーイベントの場合、全ての車がフルコースで走行可能。クルマ+スノーモービルという可能性も。

エックス

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7.ステップアッププラン

第一段階:焼肉オフ会

「オールジャンルモーターピクニック」

お金をかけず、まず駐車場やキャンプ場のような場所を使ってバーベキューをしながらみんなで集まってピクニックのような「オフ会」を開く。様々なジャンルの人に声をかけ、垣根を超えて交流する。お互いの愛車自慢を楽みたい!

第二段階:運動会+プチ展示

「HUB : MotorFestival β」

Xトライアルを試験的に実施。まずは敷居の低い安全講習会的な規模で。展示もあくまでオフ会レベルからスタート。全部で参加 50 台程度を想定。合同オフ会的な、草の根の草イベントを目指します。

いきなり大きなイベントはできない。できることからコツコツと、小さな規模からステップアップを目指します。

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8-1.開催モデルケース

【イベント名称】HUB:MotorFestival β

【内容】Xトライアル形式のタイム計測付きの雪上運転練習会及び交流会※下見走行 1回と本番走行 2回を 2セット計 6回

【会場】札真自動車学校 石狩教習コース           北海道石狩市新港南2丁目

【開催時期】 2013 年 2 月中旬

【主催費用】25 万円程度を予想

【参加費用】一般 5000 円学生 1000 円割引 /団体 1000 円割引(3台以上)

【競技参加者目標】60 台

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8-2.イベント運営詳細

【敷居を下げる】→札幌から近く、使用料も控えめな札真自動車学校さんの教習コースをつかう。→1本道なのでコースに迷うこと無く、長めのコースで満足できる。また立体交差付きで楽しい。

【コスト削減】→一般 5000 円、さらに学生割引と団体割引をつけることで、 参加しやすいモータースポーツイベントへ。 若者の参加に加えて、仲間と参加しやすくなる団体割の設定が成功することを期待。→人件費削減のため、運営スタッフはボランティア。 午前と午後でシフトを分け、どちらかをスタッフとして参加し、 もう一方は選手として参加可能に=謝礼がわり→スタッフの食事は 60 円のカップラーメンのみ。→景品に予算を回さず、みんなの持ち合わせ、もしくは協力ショップからのご厚意で。→1台ずつスタートし、走り終える前に次の車をスタートさせるラリー方式で走らせる回数と参加台数を増加。→計測はシンプルに、ストップウォッチによる手計測(光電管が借りれれば御の字)

【広報】→JAF競技系の選手だけでなく、ドリフトや峠などのストリートの若者にも声かけをする。 さらに、モータースポーツに興味を持っていても参加のきっかけがない人たちにも呼びかけるため 街中で「興味有りそうな」クルマを見つけ次第、声をかけたりワイパーにポスターを挟んでおくなど、ゲリラでの広報を計画している。→Twitter での情報拡散、ウェブでの画像や映像の共有を行う。

※まず最初は、シンプルな開催形式で。クロスジャンルかつ、敷居の低いXトライアル形式の雪上イベントを教習コースという特色のある、札幌圏内の場所で行うことに注力する。

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8-3.タイムスケジュール /必要なものリスト

【タイムスケジュール案】■時間■     ■内容■

6:00~ 7:30  会場設営 7:30~ 8:30  受付 /車検 8:30~ 9:30  1本目(レキ)スタート 9:30~ 11:30  2本目、3本目走行11:30~12:30  お昼休み 12:30~13:30  逆走 1本目(レキ)スタート13:30~15:30  2本目、3本目走行16:00~17:00  表彰式17:00~     解散、及び後片付け

【クラス分け(台数が集まれば…)】駆動形式と、パワーウェイトレシオ(車重 /馬力)でクラス分けする。100 馬力 /トンUnder か Over か4WD、後輪駆動、前輪駆動のどれか。

U4-O4、UR-OR、UF-OF という名称案。クロカンクラス スノーモービルクラスなども。 

【必要なものリスト】■絶対必要■運営スタッフ 14 人→内訳:本部 /MC2 人、ポスト兼メディア 3箇所 6人、計測 2人    スタート 1人、フィニッシュ 1人、ストップ兼誘導 2人ゼッケン・参加申込書・免責サイン計測器具(ストップウォッチまたは光電管)PCとプリンター&音響機器、マイク、ミキサー(拡声器)コース旗・スタッフ用無線機・誘導棒(にんじん)パイロン 20 本・ダンロップテープ受け付け用机 /椅子 /テント

■あれば嬉しい■ささやかな景品 /トロフィー /賞状のぼりスタッフ用カップラーメン、お湯、お茶とコーヒー除雪機スポンサー貸出用ヘルメット /グローブレンタル車(4点ベルトのみの廃車、出来ればロールバー)

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8-4.開催モデルケース 2

【イベント名称】HUB:MotorFestival First

【時期】平成 23 年 5 月

【会場】札真自動車学校 石狩教習コース

【参加者数目標】100 人

※冬とは異なり、赤が舗装コース、青がダートコース。

前回からの進化

①走るイベントだけでなく、展示のイベントも強化。 クラシックカー、痛車、レプリカ、ドレスアップ、輸入車など。 警察や自衛隊、消防署へも車両展示の要請を行いたい。 全体でのドレスアップコンテストなど。

②クルマだけでなく、原付やバイクにも走ってもらいたい。 またフォーミュラカーやカート、バギーなども呼び込みたい。 (競技でなく、デモ走行でもいいので)

③お祭りの縁日のような移動式の屋台など、 お食事処も呼ぶことが出来ればもっと楽しくなる。 フリーマッケットや、ラジコンや模型の大会も出来るか? Ustreamでの配信も行い、現地に来れないお客さんも楽しませたい。

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8-5.アイディアノート

【開催場所】石狩新港の教習コースは最適。ただし他の可能性も考えたい。→夕張石炭の歴史村などの遊園地=地域振興→自衛隊の演習場、空き地、休耕地など→雪捨場や採石場、ゴミの埋立地など=トイレと電気はレンタルのキャンピングカーで賄う

【夏と冬】冬はコースの後整備が不要。舗装も砂利も関係なく安全に走れるのは魅力。またどんな場所も路面に関係なくイベントに使えるので良い一方で、展示イベントや交流イベントは困難。バイクも参加は難しい。夏は舗装と砂利をうまく使い分けられればいい。舗装のみでも可。走るイベントと展示のイベントが同時開催可能なのが強み。

【ショー】スーパー SS方式にする?→組み立て式の立体交差スタートは手でカウントダウン→かっこいいからクルマの廃部品を加工してトロフィーにしたい。→サンドブラスト→スモーククリアで塗装とか?表彰式は愛車と一緒にシャンパンファイト→ダイエットペプシでもOK(べたべたしないから)

【講師】かつてのトップドライバーに講師として来て欲しい。→実際には若い子がみんな先生を求めてる。→モータースポーツ参加の最初の窓口になる。スカウトとか。→世代を超えた交流。→とか言いつつ、講師たちは同じ練習車で異次元バトル。

【フィルター】安いイベントには暴走族まがいの若者が集まりがち。→そういう人たちこそダークサイドから救いたい→タイム比較でこてんぱんに負けて、目覚めて欲しい。→参加費を高くして締めだすのではなく、 厳しめの車検で「指導」することを進めたい。→とはいえ、モラルやマナーをどうするか、対策が必要。

【将来】運営が軌道に乗り、スポンサーがきちんとついたら→起業敷地外のステージも加えたラリーとジョイント。カートレース、ミニバイクレースなどの小さいレースラジコンやミニ四駆のブース、クラシックカーの計算ラリーやソーラーカーのマラソンなどもジョイントできるか。小樽の市街地レースにもつながるのが大きな夢→K4GP

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9.開催モデルケース - 鳥取の場合

会場候補地 →現地を視察できないのが歯がゆい!

・平田自動車教習所(実際にバイクのジムカーナイベントを開催実績あり。周囲に住宅が少ないのも嬉しい。少々展示スペースが少ない&未舗装路は確保できない)

・鳥取砂丘こどもの国→素晴らしい風景。問題:外側の管理道路と接続できるか?また展示スペースが十分でない点 もしくは展示イベントのみ開催する→とても魅力的。※遊園地でのイベント開催実例:夕張石炭の歴史村、岩見沢グリーンランド、小樽交通記念館など

・剣ヶ峰周辺のスキー場→駐車場を展示会場及び舗装コースにし、 斜面の管理道路を未舗装コースとして設定可能か※スキー場でのイベント実例:ルスツリゾートスキー場、手稲オリンピアなど

・山中の林道や採石場→ラリー競技で使用例あり。→専有許可を取る必要があるので費用はかかる。

・海産物や農産物の卸売市場※神奈川県平塚青果市場で開催実例あり。

人口が日本で最も少ない鳥取県。砂丘以外にこれといって有名なものもなし。だからこそ鳥取は今、町おこしならぬ県おこしに熱心に取り組んでいます。

そこで、今回提案するイベントを開けばすばらしい「県おこし」になるのではないかと考えました。

中国だけでなく、九州、四国、関西、果ては関東まで多くの地域と道でつながっている点は北海道にはない魅力です。

ただし、中国地方の自動車イベントは島根や広島にあるコースを使っており鳥取の場合は、いかに開催場所を確保するかが重要になります。

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10.最後に…なぜ私が  本ビジネスアイデアコンテストに応募したのか。

【この企画を本当にビジネス化したい】→発案者の岩井は今年で 25 歳。来春大学院を卒業します。→夢を諦めて就職するか、本気で夢を叶えるか、まだ決めきれていない。=仕事の傍ら趣味でやるには、規模が大きすぎる。 やるからにはきちんと起業して、ビジネスとしてこのイベントを育てたい。

→走る系イベント開催には、最低限場所の使用料がどうしてもかかる。 →およそ 20 万円。素人が一人でやるにはリスクが高すぎる。…とはいえ、展示系イベント、オフ会を開くのにはカネがかからないので、言い訳にすぎない。

【自信がない→後押しがほしい】→前述のように、いままで実際にイベントを実行できなかったのは、 どこか自信がなく、一歩踏み出すのを恐れていたからかもしれない。→今回のコンテストで結果を出せれば、勇気を持って実行に移すことが出来るはず。→結果が出せなくても、審査員のみなさん、ライバルの皆さんからご意見、ご指導を頂きたい。

【やっぱり実際のイベントをこの目で見たい】→自信がないとは言っても、それは自分の能力に対してのもの。 このイベントが本当に成功すれば、素晴らしいイベントになると自分は確信しています。→既存ののりもの好きはもちろん、のりものに興味があるけど何をしたらいいかわからない人、 のりものに興味を持つきっかけがない人。そういう人達が集まって、更に深みへはまっていく ハブになるイベント。これ実現する夢を叶える、最後のチャンスだと思って、全力を尽くす所存です。

※おまけ程度にお読みいただければ幸いです。

【今後の課題】既存イベントの予算 /コストの研究イベント主催者への取材 /意見交換イベント出場者・観客へとの意見交換意見交換会を兼ねたオフ会の開催起業に向けての準備・勉強

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