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HTTP Server Apache i -web 設定ガイド

HTTP SERVER i-web設定ガイド - axel.ne.jp · 3 Apacheの稼動確認 HTTPサーバー(powered by Apache)の設定を行う場合、TCP/IP構成にてドメイン名と ホスト・テーブルが設定されて

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HTTP Server Apachei-web 設定ガイド

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目 次

Ⅰ.設定前確認 P.03~

Ⅱ.HTTPサーバー設定手順 P.07~

Ⅲ.HTTPサーバー設定変更・管理 P.16~

Ⅳ.その他注意事項等 P.20

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Apacheの稼動確認

HTTPサーバー(powered by Apache)の設定を行う場合、TCP/IP構成にてドメイン名とホスト・テーブルが設定されている必要があります。

上記未設定の場合、次頁以降の「Apache起動設定」にて設定を行います。設定完了後、Apacheの稼動状況を確認します。

ApacheはサブシステムQHTTPSVRという名前で稼動します。HTTPサーバーの設定を行うには、サブシステムQHTTPSVR の配下でジョブADMINが稼動している必要があります。稼動確認を下記のコマンドにて行います。

コマンド:WRKACTJOB SBS(QHTTPSVR)

稼動していない場合、サブシステムQHTTPSVR・ジョブADMINを開始する必要がありますので、下記コマンドを実行し、再度稼動確認を行います。コマンド:STRTCPSVR SERVER(*HTTP) HTTPSVR(*ADMIN)

サブシステムQHTTPSVRの配下でジョブADMINが稼動していれば、HTTPサーバーの設定が可能な状態となりますので、「Ⅱ.HTTPサーバー設定手順」へ進みます。

※稼動しない場合は、「Ⅳ.その他注意事項等」の「HTTPSVR起動時の注意点」を ご参照下さい。

Ⅰ.設定前確認

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① 5250エミュレータ(P-COM)の設定  5250エミュレータにて英小文字が表示・入力出来るように設定  (PC5250ではホストコードページとして『939 日本語英数小文字拡張』を指定)

  この設定を行うと、半角カナ文字が文字化します。コントロール+F3にて  930 日本語英数 カナ の表示切替が可能です。

Apache起動設定

② ジョブのCCSIDを変更する  英小文字が表示・入力出来るように、サイン・オン後CCSIDを変更します。  コマンド:CHGJOB CCSID(5035)

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③ TCP/IP構成メニューの表示  コマンド:CFGTCP

 メニュー表示後、「12. TCP/IPドメイン情報の変更・10. TCP/IP ホスト・テーブル項目の処理」を  実行します。

④ TCP/IPドメイン情報の変更  ホスト名・ドメイン名を入力します。特に決まっていない場合は、  適当なドメイン名を割り当てて下さい。ホストテーブルの登録時に使用されます。

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⑤ ホスト・テーブル項目の処理  ホスト・テーブル項目を追加します。  OPTに1を入力しインターネットアドレスにAS/400のIPアドレスを指定します。

  ホスト名に④で登録した、ドメイン名を指定します。

上記設定完了後、「Apacheの稼動確認」へ戻り、稼動確認を行います。

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① iSeriesタスクの表示  InternetExploerで下記のURLを指定します。  http:// AS側のIPアドレス:2001/HTTPAdmin または http:// AS側のIPアドレス:2001/

  AS/400のユーザーQSECOFRとパスワードを入力してください。  この画面が表示されない場合は、「Ⅳ.その他注意事項等」の  「HTTPSVR起動時の注意点」をご参照下さい。

Ⅱ.HTTPサーバー設定手順

メニューの「IBM Web Administration for iSeries」をクリックします。

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② 管理コンソールが表示されます。 メニューの「共通タスクおよびウィザード」から「HTTPサーバの作成」をクリックします。

③ HTTPサーバーを作成します。  サーバ名は、任意の名前を指定します。(例:IWEB,DEFAULT等)

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④ サーバ・ルートは変更しません。デフォルト値のままで進みます。

⑤ 文書ルートは変更しません。デフォルト値のままで進みます。

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⑥ IPアドレス、ポートの指定を行います。通常、デフォルト値のままで進みます。  他のHTTPサーバーや他機能にて80ポートを使用している場合は、ポート変更を行うか、  他のHTTPサーバーの設定を変更します。  (他機能にてポートを使用されている場合は他機能の設定等を踏まえて設定します)  他のHTTPサーバーの設定についてはこの設定後「Ⅲ.HTTPサーバー設定変更・管理」をご参照下さい。

⑦ サーバアクセス・ログの使用を決めます。デフォルト値のままで進みます。

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⑧ ログファイルを保持する時間を指定します。デフォルト値のまま進みます。

⑨ サーバ作成の確認を行います。

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⑩ 作成したサーバの構成を変更します。メニューの『ツール』から  『構成ファイルの編集』をクリックします。

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・CCSID DIRECTIVES を追加します。DefaultFsCCSID 5035DefaultNetCCSID 943CGIConvMode %%MIXED/MIXED%%

・CGIプログラムを利用するためのメソッドを使用可能にします。<Location />

<LimitExcept GET HEAD OPTIONS POST TRACE>Order Allow,DenyDeny From all

</LimitExcept></Location>

⑪ 構成ファイルの編集画面が表示されます。  最後の行から追記します。

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・ブラウザが要求したCGIプログラムを許可します。<Directory /QSYS.LIB/*****.LIB/>

Options +ExecCGIAllow From all

</Directory> *****に製品のライブラリー名を指定します 導入製品分上記記述を追加します

・ブラウザが要求したIFS環境へのアクセスを許可します。<Directory /******/>

Allow From all</Directory> *****にIFSのディレクトリを追加します 導入製品分上記記述を追加します

・ブラウザが要求したCGIプログラムの実行パス名を実際のライブラリーのパス名に 変換します。ScriptAliasMatch ^/++++++/(.*) /QSYS.LIB/******.LIB/$1 ++++++に実行パス名を、******に製品のライブラリー名を指定します 導入製品分上記記述を追加します

・ブラウザが要求したIFS環境へのパス名を実際のパス名に変換します。AliasMatch ^/++++++/(.*) /******/$1 ++++++にパス名を、******に製品のディレクトリー名を指定します IFS環境を使用する導入製品分追加します

DefaultFsCCSID 5035DefaultNetCCSID 943CGIConvMode %%MIXED/MIXED%%<Location />

<LimitExcept GET HEAD OPTIONS POST TRACE>Order Allow,DenyDeny From all

</LimitExcept></Location><Directory /QSYS.LIB/WEB5.LIB/>

Options +ExecCGIAllow From all

</Directory><Directory /QSYS.LIB/IWWFU.LIB/>

Options +ExecCGIAllow From all

</Directory><Directory /IWWFU/>

Allow From all</Directory>ScriptAliasMatch ^/IWRPG5/(.*) /QSYS.LIB/WEB5.LIB/$1ScriptAliasMatch ^/iweb-wfu/(.*) /QSYS.LIB/IWWFU.LIB/$1AliasMatch ^/IWWFU/(.*) /IWWFU/$1

追加記述する構成ファイルの内容をまとめたものです。(i-webRPG5,i-webWFU の場合)

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※エミュレータ画面からの実行確認 コマンド:WRKACTJOB SBS(QHTTPSVR) サブシステムQHTTPSVRの下に作成されたサーバー名でJOBが稼動していれば起動しています。

※エミュレータ画面からの実行・終了 開始コマンド:STRTCPSVR SERVER(*HTTP) HTTPSVR(*****) 終了コマンド:ENDTCPSVR SERVER(*HTTP) HTTPSVR(*****) *****に作成したHTTPサーバー名を指定します。

⑫ 最後に「適用」をクリックし、サーバーの起動を行います。  ⑥の作業にて他HTTPサーバーの設定を変更する必要がある場合は、  「Ⅲ.HTTPサーバー設定変更・管理」にて設定を変更後起動を行います。

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① iSeriesタスクの表示  InternetExploerで下記のURLを指定します。  http:// AS側のIPアドレス:2001/HTTPAdmin または http:// AS側のIPアドレス:2001/

  AS/400のユーザーQSECOFRとパスワードを入力してください。

Ⅲ.HTTPサーバー設定変更・管理

メニューの「IBM Web Administration for iSeries」をクリックします。

Apacheサーバーの管理画面の表示

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② すべてのHTTPサーバーの表示  メニュー中段の「すべてのサーバー」をクリックします。

  クリック後画面右側にHTTPサーバーの一覧が表示されます。  HTTPサーバーの最新表示や開始・終了などの指示が行えます。

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① HTTPサーバーの選択  設定変更するサーバーのサーバー名をクリックします。

HTTPサーバーの設定変更(ポート番号)

② 構成ファイルの変更選択  左側に表示されたツールより「構成ファイルの編集」をクリックします。

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③ ポート番号の変更

  右側に表示される構成内容より「Listen *:」の後ろに変更するポート番号を指定します。  Listen *:++++++

++++++にポートを指定します8080ポートに変更する場合

  Listen *:8080

  変更後「適用」をクリックします。

 ※登録内容に関する変更もこの画面で行えます。

 ※稼動中のHTTPサーバーの構成内容を変更した場合、HTTPサーバーの再起動後に  変更内容が適用されます。

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その他導入作業での注意点

・HTTPSVR起動時の注意点

 STRTCPSVRでHTTPサーバーを起動する際に、システムCCSIDが『5035』以外の場合、 サーバーが立ち上がらない場合があります。

 対応策として、STRTCPSVRパラメータの『インスタンス始動値』に以下の文字を記述して下さい。  -fsccsid 5035 上記パラメータでは小文字を使用しますので、「Ⅰ.設定前確認」の「Apache 起動設定」①,②を 実行後コマンド入力を行います。

 コマンド:STRTCPSVR SERVER(*HTTP) HTTPSVR(*ADMIN '-fsccsid 5035')  これによりHTTPサーバーのCCSIDが『5035』に設定されインスタンスジョブも 正常に起動する場合があります。  ※上記対応でもHTTPサーバーが起動しない場合は、PTF等の確認を含め  HTTPサーバー(Apache)が起動しない事を、OS/400ご購入元販売店様かIBM様へお問合せ下さい。

・サービスプログラムQTMHCGIの注意点

 ライブラリーQTCPにサービスプログラムQTMHCGIが存在しない場合があります。 この場合はPGMが正しく動作しませんので、下記手順に従いサービスプログラムを 用意して下さい。

 ①サービスプログラムQTMHCGIのオブジェクト存在確認  コマンド:WRKOBJ QTCP/QTMHCGI  ※存在する場合は②の作業は不要です

 ②サービスプログラムQTMHCGIの代替オブジェクトのコピー  コマンド:CRTDUPOBJ OBJ(QZHBCGI) FROMLIB(QHTTPSVR) OBJTYPE(*SRVPGM)         TOLIB(QTCP) NEWOBJ(QTMHCGI)

 ※①でサービスプログラムが存在しても、製品が正しく動作しない場合は、存在するQTMHCGIの  バックアップを作成後、②を行い動作を確認して下さい。

Ⅳ.その他注意事項等

・詳細設定について

 本書ではi-web製品の稼動を対象に記載してあります。 Apacheの詳細設定方法等につきましては、IBM様へご確認下さい。

・IHSからApacheへ稼働環境切替時の注意点

 ApcaheではCONTENTの出力設定が正しくない場合、出力されない場合や予期せぬ動作を行う場合が あります。(IHSではある程度間違っていても出力されます) ブラウザーへの最初の出力時に行う下記の記述が誤っている、または下記記述より前に何らかの (コメントなど)が設定されている場合は、記述を正しくしたりそれら行の削除を行って下さい。 (記述の下は必ず空白行で開ける必要があります)

 <--最初の記述分開始--> CONTENT-TYPE:TEXT/HTML

<--最初の記述分終了-->