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Ver. 1.0 ソフトバンク コマース&サービス株式会社 HPE OfficeConnect 1920S Switch シリーズ かんたん設定マニュアル

HPE OfficeConnect 1920S Switchシリーズ かんたん設定 ... · 3 1.はじめに 本マニュアルは、「2. NW構成図」 の構成における、赤枠内のHPE OfficeConnect

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Ver. 1.0

ソフトバンク コマース&サービス株式会社

HPE OfficeConnect

1920S Switch シリーズ

かんたん設定マニュアル

1

目次

1. はじめに ................................................................ 3

2. NW構成図 .............................................................. 4

3. パラメータシート ........................................................ 5

4. Web interface へのアクセス ............................................. 6

5. 基本設定(ホスト名/IP アドレス/時刻/パスワード) .......................... 8

6. ループ防止機能設定 ..................................................... 16

7. VLAN設定 ............................................................. 20

Appendix ................................................................... 25

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バージョン 発行日 改定内容1.0 2018/2/13 新規作成

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1. はじめに

本マニュアルは、「2. NW構成図」 の構成における、赤枠内のHPE OfficeConnect 1920S Switch シリーズの設定方法について記載しております。

1920S に設定する詳細な設定パラメータ情報に関しては、「3. パラメータシート」をご参照ください。

本マニュアル作成にあたり以下の機種、バージョンにて動作確認を行っております。

機種名:HPE OfficeConnect Switch 1920S 24G 2SFP PPoE+ (185W) JL384A バージョン:PD.01.06 使用ブラウザ:Safari バージョン 11.0.1

モデルによってWeb interface の表示が異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

構成を組むにあたり、必須となる設定項目には【必須】と記載しております。 【任意】となる項目については、必要に応じてご設定ください。

本資料に掲載した全ての著作権は、当社あるいは各社に帰属します。本資料に表示・記載されている各社の会社名・サービス名・製品名等の商標は、各社の商標、または登録商標です。

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2. NW構成図

本構成では 1920 Switch を L2 Switch として動作させております。 VLAN間ルーティングなどのルーティング動作については、Router にて実施するものとしております。

1920S VLAN1:192.168.1.1

Server

VLAN1 : 機器管理セグメント

VLAN10 : Server 収容セグメント

VLAN20 : Desktop 収容セグメント

VLAN30 : Laptop 収容セグメント

Router

AccessPoint

Desktop

Laptop

Internet

I/F24

I/F23

I/F22

I/F21

Untagged:VLAN10

Untagged:VLAN20

Untagged:VLAN1

Tagged:VLAN30

Untagged:VLAN1

Tagged:VLAN10,20,30

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3. パラメータシート

区分 設定項目 設定内容

基本設定 ホスト名 1920S

管理 VLAN VLAN1(default)

管理 IP アドレス設定 手動(static)

管理 IP アドレス 192.168.1.1/24

デフォルトゲートウェイ 192.168.1.254

時刻設定 手動

Time Zone 日本(UTC +9)

STP 設定 STP タイプ STP(802.1D)

Edge Port Interface21/22

VLAN 設定 VLAN ID① 1

VLAN ID①用途 機器管理セグメント

VLAN ID① Tagged Port -

VLAN ID① Untagged Port Interface23/24

VLAN ID② 10

VLAN ID②用途 Server 収容セグメント

VLAN ID② Tagged Port Interface24

VLAN ID② Untagged Port Interface21

VLAN ID③ 20

VLAN ID③用途 Desktop 収容セグメント

VLAN ID③ Tagged Port Interface24

VLAN ID③ Untagged Port Interface22

VLAN ID④ 30

VLAN ID④用途 Laptop 収容セグメント

VLAN ID④ Tagged Port Interface23/24

VLAN ID④ Untagged Port -

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4. Web interface へのアクセス

1920Sはブラウザを利用したWeb GUI でのみ設定可能となります。 本手順でWeb GUI へのアクセス方法を記載します。

4.1. Switch に電源ケーブルを接続し、Switch を起動します。

4.2. 設定用パソコンに Switch と同一セグメントの IP アドレスを設定し(ex.192.168.1.254)、Switch の任意の Interface に接続します。 (本マニュアルにおいては、Interface1 へ接続しています。) DHCP からの IP アドレス取得を行わない場合、Switch には起動から 120秒後に以下のデフォルト設定が適用されます。

パラメータ 工場出荷時設定ユーザ名 adminパスワード なしIP アドレス 192.168.1.1サブネットマスク 255.255.255.0デフォルトゲートウェイ なし

4.3. 設定用パソコンからブラウザを立ち上げ Switch の IP アドレスへHTTP でアクセスします。 http://192.168.1.1

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4.4. 以下の画面が表示されたら工場出荷時設定のユーザ名を入力してログインします。

4.5. 以下の画面が表示されたらログイン完了です。

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5. 基本設定(ホスト名/IP アドレス/時刻/パスワード)

5.1. ホスト名(システム名)の設定【必須】 複数台の Switch を管理する際、アクセスした操作機器を識別するため、Switch に一意のホスト名を設定します。

5.1.1. Dashboard を選択し、System Name にホスト名:1920S を入力します。

5.1.2. ページを最後までスクロールして、Apply を選択します。

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5.1.3. スクロールを上まで戻して、Save Configuration を選択して設定を保存します。

5.1.4. 設定保存に対しての確認を求められますので、OKを選択します。

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5.1.5. 設定保存が完了した旨のメッセージが表示されますので、Close を選択します。

以降の設定保存(Save Configuration)に関しては同様の手順で実施します。

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5.2. 管理 IP アドレス設定【必須】 リモートからのWEB GUI へのアクセスなどの機器管理の目的で、Switch に一意のIP アドレスを設定します。

5.2.1. Setup Network > Get Connected を選択します。

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5.2.2. Get Connected タブのNetwork Details にて Protocol Type を Static に変更し、IP Address/Subnet Mask/Gateway Address に以下の値を入力し、Apply を選択します。(IP 設定がリセットされる旨のメッセージがでますが、閉じるを選択して続けます) IP Address:192.168.1.1 Subnet Mask:255.255.255.0 Gateway Address:192.168.1.254

5.2.3. Save Configuration で設定を保存します。

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5.3. 時刻設定【任意】 障害時のログによる正確な事象解析のため、Switch に手動で時刻を設定します。より正確な時刻設定を行うためにはNTP による時刻同期を推奨します。

5.3.1. Setup Network > System Time を選択し、Time Zone タブを選択します。Time Zone を(GMT+09:00) Osaka, Sapporo, Tokyo に変更し、Apply を選択します。

5.3.2. Time タブを選択し、Manual Time Configuration の Time、Date を入力し、Apply を選択します。(再起動で時刻がリセットされる旨のメッセージが表示されますが、閉じるを選択して続けます)

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5.3.3. Save Configuration で設定を保存します。

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5.4. ログインパスワード設定【任意】 Switch のWeb GUI への管理者以外からの不正アクセスを防止するため、ログインパスワードを設定します。

5.4.1. Setup Network >User Accounts を選択し、Username:adminを選択し、Edit を選択します。

5.4.2. Password/Confirmに任意のパスワードを入力して、Apply を選択します。

5.4.3. Save Configuration で設定を保存します。

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6. ループ防止機能設定

6.1. Loop Protection の有効化【任意】 誤接続等によるループ構成防止のため、Loop Protection を全ての Interface に設定します。

6.1.1. Switching > Loop Protection を選択し、Configuration タブを選択します。

6.1.2. Loop Protection を Enabled に変更し、Apply を選択します。

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6.1.3. Edit All を選択します。

6.1.4. Loop Protection を Enabled に変更し、Apply を選択します。

6.1.5. Save Configuration で設定を保存します。

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6.2. STP の有効化【任意】 6.1 と同様の理由で STP を設定します。

6.2.1. Switching > Spanning Tree を選択し、Configuration タブを選択します。

6.2.2. Spanning Tree Admin Mode を Enable に変更し、Force Protocol Versionを STP に変更し、Apply を選択します。

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6.3. Edge port の設定【任意】 STP を有効にすることで、機器接続後に通信可能となるまでに暫く時間を要するようになります。あらかじめパソコンが接続されることが決まっている Interface にEdge Port を設定することで、パソコン接続後に直ぐに通信可能となります。

6.3.1. CST Port タブを選択し、3ページ目に移動し、Interface21/22 を選択し、Edit を選択します。

6.3.2. Admin Edge Port を選択し、Apply を選択します。

6.3.3. Save Configuration で設定を保存します。

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7. VLAN設定

7.1. VLAN作成【必須】 Switch 内部での仮想的にネットワークを分割するため、VLAN を作成します。

7.1.1. VLAN > Configuration を選択し、Add を選択します。

7.1.2. VLAN ID or Range に VLAN ID:10/20/30 をカンマ区切りで入力し、Applyを選択します。

7.1.3. Save Configuration で設定を保存します。

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7.2. Interface 割り当て【必須】 作成した VLANを物理 Interface へ割り当てます。

7.2.1. VLAN > Port Membership を選択し、VLAN ID:10を選択します。

7.2.2. Interface21 を選択し、Edit を選択します。

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7.2.3. Participation を include に変更し、Apply を選択します。

7.2.4. VLAN ID:10を選択し、Interface24 を選択し、Edit を選択します。

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7.2.5. Participation を include に、Tagging を Tagged に変更して、Apply を選択します。

7.2.6. 同様の手順でVLAN ID:20を以下 Interface へアサインします。 ・Interface22:Untagged(7.2.2-7.2.3 参照) ・Interface24:Tagged(7.2.4-7.2.5 参照)

7.2.7. 同様の手順でVLAN ID:30を以下 Interface へアサインします。 ・Interface23:Tagged(7.2.4-7.2.5 参照) ・Interface24:Tagged(7.2.4-7.2.5 参照)

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7.2.8. VLAN > Port Configuration を選択し、以下の設定が適用されていることを確認します。 ・Interface21 Untagged VLANs:10 Tagged VLANs:なし ・Interface22 Untagged VLANs:20 Tagged VLANs:なし ・Interface23 Untagged VLANs:1 Tagged VLANs:30 ・Interface21 Untagged VLANs:1 Tagged VLANs:10,20,30

7.2.9. Save Configuration で設定を保存します。

設定は以上で終了となります。NW構成図を元に機器間のケーブル接続を実施し、動作確認を実施します。

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Appendix

1.1. 初期化 1.1.1. Diagnostics > Factory Defaults を選択します。

1.1.2. Reset を選択します。

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1.1.3. 確認を求められますので、OKを選択すると設定が初期化されます。