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学校教育学部(学校教育教員養成課程) 2019 平成31年度 兵庫教育大学 HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

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学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

目 次

第1 募集人員 1

第2 入学者選抜方法 1

第3 一般入試(前期日程後期日程 共通事項)1~81 出願資格 1~32 出願手続 3~53~5 受験票等の送付試験場合格者の発表 56 入学手続 67~8 追加合格欠員補充第2次募集による選抜 79 出願資格に関する事前審査 7~8

第4 一般入試(前期日程)91~2 選抜方法試験日実施方法 9

第5 一般入試(後期日程)101~2 選抜方法試験日実施方法 10

第6 推薦入試 11~161~4 募集人員出願資格推薦要件推薦人員 115 出願手続 12~136 受験票等の送付 137~8 選抜方法試験日実施方法 149~11 試験場合格者の発表一般入試への出願について 1512 入学手続 15~1613 入学辞退手続 16

入学者選抜関係日程一覧選抜方法 出願期間 試 験 日 合格者発表 入学手続期間

推 薦 入 試 平成30年12月7日(金)~12月14日(金)[必着]

平成31年1月29日(火)平成31年2月13日(水)

午前10時平成31年2月18日(月)

2月19日(火)

前 期 日 程平成31年1月28日(月)~

2月6日(水)[必着]

平成31年2月25日(月)平成31年3月7日(木)

午前10時平成31年3月13日(水)~

3月15日(金)

後 期 日 程 平成31年3月12日(火)平成31年3月20日(水)

午前10時平成31年3月25日(月)~

3月27日(水)

本学が入学者選抜を通じて取得した氏名試験成績等の個人情報について入学者選抜入学料免除の選考授業料免除の選考及び奨学金貸与の選考以外の目的に用いることはありませんただし個人を特定しない形で統計的な調査に使用する場合があります

目次-1

平成31年度兵庫教育大学学校教育学部学生募集要項

学校教育学部学校教育教員養成課程の入学者選抜は次の方法によるものとします

⑴ 一般入試(前期日程)

⑵ 一般入試(後期日程)

⑶ 推薦入試

1 出願資格

次のいずれかに該当しかつ次のページの表による平成31年度大学入試センター試験の5教科7

科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目を受験した者とします

なお大学入試センター試験の過年度成績の利用は行いません

⑴ 高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者

⑵ 通常の課程による12年の学校教育を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑶ 外国において学校教育における12年の課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込

みの者又はこれに準ずる者で文部科学大臣の指定したもの

⑷ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定又は指定した在外教育施設

の当該課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者

⑸ 専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満た

すものに限る)で文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以降に修了した者

及び平成31年3月修了見込みの者

目次-2

第7 障害等のある入学志願者との事前相談 171~3 申出の期日相談の方法連絡先 17

第8 その他の注意事項 17

第9 入学志願票等記入上の注意 18〔共通事項〕18〔「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」に共通する事項〕18〔一般入試(後期日程)の事項〕18〔「教員志望理由及び活動報告書」に関する事項〕18

第10 学生募集要項の請求方法 19~201~2 Web サイトから請求する場合テレメールで請求する場合 193 本学に直接請求する場合 20

第11 入学試験情報の開示 211~2 成績の開示問題出題の意図の公表 21

第12 試験場の位置図等 22~231 試験場の位置図 222 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台

うれしのだい

地区)への交通案内 23

附録 検査内容採点評価基準及び合否判定基準 27~28(1)検査内容採点評価基準 27(2)合否判定基準 28前年度(平成30年度)入学者選抜状況 29前年度(平成30年度)の入学試験問題 30(前期日程)小論文A 30~32小論文B 33~35

Webサイトによる情報提供 (裏表紙裏)

平成31年度兵庫教育大学学校教育学部学生募集要項

学校教育学部学校教育教員養成課程の入学者選抜は次の方法によるものとします

⑴ 一般入試(前期日程)

⑵ 一般入試(後期日程)

⑶ 推薦入試

1 出願資格

次のいずれかに該当しかつ次のページの表による平成31年度大学入試センター試験の5教科7

科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目を受験した者とします

なお大学入試センター試験の過年度成績の利用は行いません

⑴ 高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者

⑵ 通常の課程による12年の学校教育を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑶ 外国において学校教育における12年の課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込

みの者又はこれに準ずる者で文部科学大臣の指定したもの

⑷ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定又は指定した在外教育施設

の当該課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者

⑸ 専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満た

すものに限る)で文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以降に修了した者

及び平成31年3月修了見込みの者

― 1―

第1 募集人員学 部 課 程 入学定員 募 集 人 員 備 考

学校教育学部 学校教育教員養 成 課 程 160人

前 期 日 程 80人 推薦入試の入学手続者が募集人員に満たない場合その不足した人員を前期日程の募集人員に加える

後 期 日 程 30人

推 薦 入 試 50人

(注)本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止し次の「3つの学びの場」による指導体制に移行します

①クラス【1~4年次】1年次からクラス(学籍番号により分けた12クラスのうちいずれか1つ)に所属し4年間一貫した修学指導(クラスミーティング進路指導学修支援など)を行います

②教育系(グループ)【2~4年次】2年次からグループに所属し取得を希望する教員免許資格に対応した教科指導能力教育力保育力を高めます教科教育系国語英語社会数学理科音楽美術保健体育家庭の各グループ幼年教育系幼年教育グループ

③卒業研究(ゼミ)【3~4年次】3年次からゼミに所属し教育学心理学幼児教育特別支援教育各教科教育などの分野から研究テーマを一つ選び卒業研究に取り組みます

第2 入学者選抜方法

第3 一般入試(前期日程後期日程 共通事項)

⑹ 文部科学大臣の指定した者(昭和23年文部省告示第47号)

⑺ 高等学校卒業程度認定試験規則(平成17年文部科学省令第1号)による高等学校卒業程度認定試

験に合格した者(同規則附則第2条の規定による廃止前の大学入学資格検定規程(昭和26年文部省

令第13号)による大学入学資格検定に合格した者を含む)

⑻ 本学において個別の入学資格審査により高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認

めた者で18歳に達したもの及び平成31年3月31日までに18歳に達するもの

〔出願に当たっての注意事項〕

本学は分離分割方式で選抜を行うので次のことに注意してください

⑴ 本学の前期日程に出願した者は他の前期日程の大学学部に出願できませんまた後期日程

に出願した者は他の後期日程の大学学部に出願できません

⑵ 本学の前期日程と後期日程との併願は可能です

⑶ 前期日程試験に合格し平成31年3月15日(金)までに入学手続を行った者は後期日程試験を

受験してもその合格者となりません

⑷ 国公立大学学部(独自日程で入学者選抜試験を行う公立大学学部を除く以下同じ)の推

薦入試合格者は当該推薦入試を実施した大学学部の定める推薦入学辞退手続により入学辞退を

許可された場合を除いて本学の一般入試を受験しても入学許可は得られません

― 2―

教 科 科 目国 語 『国語』

数 学 「数学Ⅰ」『数学Ⅰ数学A』から1科目及び「数学Ⅱ」『数学Ⅱ数学B』『簿記会計』『情報関係基礎』から1科目 計2科目

地理歴史 「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」

から1又は`2科目

理科でA又はCを選択する場合は4科目`理科でB又はDを選択する場合は3科目

公 民 「現代社会」「倫理」「政治経済」『倫理政治経済』

理 科

A「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」から2科目B「物理」「化学」「生物」「地学」から1科目C「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」から2科目 及び「物理」「化学」「生物」「地学」から1科目D「物理」「化学」「生物」「地学」から2科目

A~Dの`いずれか

外 国 語 『英語』

本表中において『 』で記載しているものは2つの科目を総合したもの又は2つ以上の科目に共通する内容を盛り込んだ出題科目です

(注1)「理科」でA又はBを選択する場合は「地理歴史」及び「公民」から2科目C又はDを選択する場合は「地理歴史」及び「公民」から1科目を選択してください

(注2)「地理歴史」においては同一名称のAB出題科目「公民」においては同一名称を含む出題科目同士の選択はできません

(注3)「理科」でCを選択する場合は「物理」と「物理基礎」「化学」と「化学基礎」「生物」と「生物基礎」あるいは「地学」と「地学基礎」の組み合わせを含む選択はできませんただし事情により上記の組み合わせで受験する場合「理科」は基礎を付した科目(2科目の合計)と基礎を付さない科目のうち高得点の科目を選択することとして取り扱いますので「地理歴史」及び「公民」から2科目を受験してください「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう「理科」の基礎を付さない科目とは「物理」「化学」「生物」「地学」をいう

(注4)「外国語」の『英語』については「筆記試験」と「リスニングテスト」を課します

公立大学協会Web サイト(httpwwwkodaikyoorg)参照

⑸ 国公立大学学部のAO入試合格者は当該AO入試を実施した大学学部の定めるAO入試の

入学辞退手続により入学を辞退した場合を除いて本学の一般入試及び推薦入試を受験しても入

学許可は得られません

⑹ 国公立大学の分離分割方式による合格及び追加合格者決定業務を円滑に行うため氏名及び大学

入試センター試験の受験番号に限って合否及び入学手続き等に関する個人情報が独立行政法人

大学入試センター及び併願先の国公立大学に送達されます

2 出願手続

⑴ 出願方法

入学志願者は出願書類等を一括し本学所定の出願用封筒(前期日程後期日程共通)を用い

て次の出願期間中に「書留速達」により郵送してください

(注)本学の前期日程と後期日程を併願する場合はそれぞれ必要書類を整え所定の出願用封筒(前期日程後期日程共通)へ一つにまとめて提出してください

ア 出願期間

前期後期日程試験とも平成31年1月28日(月)から2月6日(水)(必着)まで

(注)出願期間を過ぎた場合は受理しませんので郵送期間を十分考慮して送付してくださいただし2月5日(火)以前の発信局消印のある書留速達郵便に限り期限後に到着した場合でも受理しますなお2月6日(水)「9時から17時まで」に限り持参の出願書類も受理します

イ 出願書類の提出先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課(事務局1階)

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

― 3 ―

⑵ 出願書類等

前期日程後期日程の両方に出願する場合は「教員志望理由及び活動報告書」を除いて前期日

程後期日程ごとに以下の出願書類等が必要です

また所定の出願用封筒(前期日程後期日程共通)へ一つにまとめて提出してください

― 4―

書 類 等 提出該当者 摘 要1 入 学 志 願 票 全 員 本学所定の用紙によること(記入上の注意18ページ)

2 センター試験成 績 請 求 票 全 員

大学入試センターから送付された「センター試験成績請求票」を次の区分により入学志願票の所定欄に貼付けること前期日程に出願する場合

前 平成31センター試験成績請求票国 公 立 前 期 日 程 用

後期日程に出願する場合

後 平成31センター試験成績請求票国 公 立 後 期 日 程 用

3 受験票写真票 全 員

ア 本学所定の用紙によることイ それぞれに所定の事項を記入のうえ裏面に氏名を書いた写真(上半身脱帽正面向きのもので出願前3か月以内に撮影した縦4times横3のもの)を貼付けること

4 調 査 書 全 員

ア 出身学校長が作成し厳封したものを提出することイ 高等学校卒業程度認定試験合格者等はその合格証明書及び成績証明書又はその資格を証明する書類をもって代えることなお高等学校等に在学したことのある者は在学期間中の調査書を併せて提出することウ 指導要録の保存期間が経過した場合及び廃校被災その他の事情により調査書が得られない場合には卒業証明書及び成績通信簿を提出すること

5

教員志望理由及び活動報告書(前期後期日程推薦入試共通)

全 員(1)

ア 本学所定の用紙によることイ 必ず本人が自筆で記入すること

6 あ て 名 票 全 員 本学所定の用紙によること

7 受験票等送付用封 筒 全 員

ア 本学所定の封筒(表面に「受験票等在中」と記載してあるもの)によることイ 郵便番号住所氏名を記入し372円分の切手を貼付けること

8 検 定 料(17000円) 全 員

ア又はイのいずれかの方法により納付することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合①検定料払込用紙に住所氏名を記入し払い込むこと②検定料の払い込み後「振替払込受付証明書(お客様用)」を「9 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合①本学Web ページ(httpswwwhyogo-uacjpadmissionpayment)へアクセスし支払番号を取得すること②コンビニエンスストアにて支払手続きを行うこと③支払確認書類(領収書等)〔5ページ(2)参照〕を「9 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

(注)東日本大震災平成28年熊本地震平成30年7月豪雨及び北海道胆振東部地震で被災された方を対象に平成31年度入学試験にかかる検定料免除の特別措置を講じます免除希望者は出願に先立ち入試課(TEL0795-44-2067)までお問い合わせください

3 受験票等の送付

出願書類を受理したときは入学志願者に受験票受験者心得その他受験に必要な書類を送付

しますなお平成31年2月19日(火)までに到着しない場合は必ず本学入試課まで問い合わせて

ください

4 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

5 合格者の発表

前期日程

平成31年3月7日(木)午前10時

後期日程

平成31年3月20日(水)午前10時

いずれも本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験番号を掲載するとともに

合格者に合格通知書及び入学手続に必要な書類を送付します

なお当該合格通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

― 5―

書 類 等 提出該当者 摘 要

9 検 定 料納 付 確 認 票 全 員

所定の用紙に氏名を記入しア又はイのいずれかの書類を貼り付けて提出することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合検定料払込用紙の「振替払込受付証明書(お客さま用)」(受付局日附印のないものは無効)

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合支払確認書類(領収書等)〔5ページ(2)参照〕

(1)推薦入試に出願した場合は再提出不要ですなお前期日程後期日程の両方に出願する場合でも「教員志望理由及び活動報告書」の提出は1部で差支えありません

(2)コンビニエンスストアから発行される支払確認書類(領収書等)の名称は会社により異なりますので以下を参考に確認してくださいファミリーマート取扱明細兼受領書(お客様控え)ローソンミニストップインターネット受付領収書サークルKサンクスデイリーヤマザキオンライン決済領収書セイコーマート領収書

6 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

前期日程

平成31年3月13日(水)から3月15日(金)まで

9時から17時まで

後期日程

平成31年3月25日(月)から3月27日(水)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して前期日程は3月15日(金)までに後期日

程は3月27日(水)までに必着するよう送付してください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階)

TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 入学手続締切日までに入学手続を完了しなかった者は入学の意思がなく入学を辞退したも

のとして取り扱います

ウ 一つの国公立大学学部に入学手続を行った者はこれを取り消して他の国公立大学学部に

入学手続を行うことはできません

エ 既納の入学料は返還しません

― 6―

7 追加合格

入学定員に欠員が生じた場合には追加合格により欠員を補充します

⑴ 追加合格者への通知

追加合格者には平成31年3月28日(木)から3月31日(日)までに電話等で入学志願票の連

絡先に連絡し入学の意思を確認しますのでこの期間は本人と直接連絡ができるようにしてお

いてください

⑵ その他

追加合格者で入学の意思表示をしたものは本学の指示する日までに入学手続を完了することと

し完了しなかった者は入学辞退者として取り扱います

この場合の入学手続手続期間等の詳細は合格通知と同時に通知します

なお追加合格者の発表は行いません

8 欠員補充第2次募集による選抜

欠員補充第2次募集の実施の有無及び出願方法選抜日程実施方法等の詳細については平成31

年3月28日(木)から3月31日(日)の間に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)で公表

します

⑴ 出願資格

1ページ「1 出願資格」のいずれかに該当しかつ次のいずれかに該当する者

ア 国公立大学を受験したがいずれの大学にも合格しなかった者

イ 国公立大学に合格したがいずれの大学にも入学手続をしていない者

ウ 大学入試センター試験を受験したがいずれの国公立大学にも出願していない者

(注)3月中に出願受付を行う欠員補充第2次募集に出願することができるのは一つの大学学部に限られますまた欠員補充第2次募集出願後他の国公立大学への追加合格等により入学手続を行った場合は受験しても入学許可は得られません

⑵ 選抜方法

ア 大学入試センター試験の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合

して入学者を選抜します

9 出願資格に関する事前審査

1ページ「1 出願資格 ⑻ 本学において個別の入学資格審査により高等学校を卒業した者

と同等以上の学力があると認めた者で18歳に達したもの及び平成31年3月31日までに18歳に達する

もの」についての出願資格審査手続は次のとおりとします

なお下記の申請書類の他に必要に応じて証明書等の提出を求める場合があります

高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者はこの審査を受

ける必要はありません

― 7―

⑴ 申請書類

ア 出願資格認定申請書(本学所定の用紙)

イ 履歴書(本学所定の用紙)

ウ 最終学校の卒業(見込)証明書

エ 出願資格の審査区分に応じた書類

オ その他必要と認める書類

「出願資格認定申請書」等の用紙は本学にありますので申請する場合は必ず入試課(TEL

0795-44-2067)へ連絡してください

⑵ 申請方法

入学志願者は申請書類を下記申請期間中に必ず「出願資格認定申請書類在中」と朱書し「書留

速達」により郵送してください

① 申請期間

平成31年1月21日(月)1月22日(火)(必着)(大学入試センター試験を受験した者に限る)

② 申 請 先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

⑶ 審査方法

出願資格認定審査は申請書類の書類審査により行い更に必要な場合は試験及び面接による

審査を行います

⑷ 審査結果の通知

審査の結果は後日本人に通知します

― 8―

1 選抜方法⑴ 大学入試センター試験及び個別学力検査の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜しますなお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 個別学力検査は次によるものとします① 小論文

教員となるにふさわしい資質と能力をみるため2種類の小論文を課します② 面接

面接(集団面接を実施)においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して次の項目をみるものとします

⑶ 大学入試センター試験個別学力検査の配点比率は956とします配点内訳は次のとおりです

⑷ 大学入試センター試験において【「地理歴史」及び「公民」から2科目】【「理科」について2ページ表中の理科C又はDにより3科目又は2科目】を受験した場合は次の成績を用いますア「理科」において2ページ表中 理科Cのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 helliphelliphelliphellip 1科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目 「理科」の基礎を付した科目(2科目の合計)

΅~のうち高得点順に2科目`(を用いる場合は3科目) 「理科」の基礎を付さない科目

イ「理科」において2ページ表中 理科Dのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 理科Dで受験した科目の第1解答科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目と理科Dで受験した科目の第2解答科目のうち高得点の科目

2 試験日実施方法次の小論文AB及び面接は全員に課します

― 9―

薦私費外国人留学生

試験日 検 査 科 目 検 査 時 間 摘 要

平成31年2月25日(月)

小 論 文 A 1000~1045 主として文章を理解しその内容について論述する

小 論 文 B 1115~1200 主として資料図表等を理解しその内容について論述する

面 接 1300~ 集団面接を行う

第4 一般入試(前期日程)

教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能

大学入試センター試験 個別学力検査 合

計国語 数学 地理歴史 公民 理科 外国語(英語) 計 小 論 文 面接 計小論文A 小論文B 小計

200 200 300 250 950 180 180 360 240 600 1550

(注)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

1 選抜方法⑴ 大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜しますなお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接は口頭試問を含むものとし入学志願者は国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から1教科選択します面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含まれます

⑶ 大学入試センター試験面接の配点比率は953とします配点内訳は次のとおりです

⑷ 大学入試センター試験において【「地理歴史」及び「公民」から2科目】【「理科」について2ページ表中の理科C又はDにより3科目又は2科目】を受験した場合は次の成績を用いますア「理科」において2ページ表中 理科Cのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 helliphelliphelliphellip 1科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目 「理科」の基礎を付した科目(2科目の合計)

΅~のうち高得点順に2科目`(を用いる場合は3科目) 「理科」の基礎を付さない科目

イ「理科」において2ページ表中 理科Dのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 理科Dで受験した科目の第1解答科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目と理科Dで受験した科目の第2解答科目のうち高得点の科目

2 試験日実施方法

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試験日 検査科目 検査時間 摘 要

平成31年3月12日(火)

面 接 930~

全員に面接(口頭試問を含む)を行う

ただし音楽又は美術を選択した者については実技も含まれる

<音楽を選択した者>面接の中で楽器演奏歌唱又は弾き歌い(いずれでもよい)を課すので任意の楽曲を準備してくることピアノ以外の楽器を演奏する場合は各自携行すること伴奏者はつけない

<美術を選択した者>面接の中で描画を課す画材用具は持参の必要なし

(注)面接の順番や時間については試験日の1週間前頃を目処にお知らせします

第5 一般入試(後期日程)

得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

大学入試センター試験 面接(口頭試問実技を含む) 合

計国語 数学 地理歴史 公民 理科 外国語(英語) 計 国語 英語 社 会

(地理歴史公民) 数学 理科 音楽 美術 保健体育

200 200 300 250 950 300 1250

(注)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

1 募集人員 50人

2 出願資格

次のいずれかに該当しかつ下表により平成31年度大学入試センター試験の3教科3科目又は3

教科4科目を受験する者とします

なお大学入試センター試験の過年度成績の利用は行いません

⑴ 高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者

⑵ 高等部を置く特別支援学校を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑶ 高等専門学校3年次を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑷ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程又は相当する課程を有するものとして認定又は指定

した在外教育施設の当該課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者

3 推薦要件

次の各号すべてに該当する者とします

⑴ 出身学校長が教員となるにふさわしい資質適性意欲等を有する者として責任をもって推

薦するもの

⑵ 学習成績の全体の評定平均値が35以上の者

⑶ 合格した場合は入学することを確約できる者

4 推薦人員

各出身学校長が推薦し得る人員は各校(分校を含む)につき5人までとします

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第6 推薦入試

教 科 科 目国 語 『国語』

数 学 「数学Ⅰ」『数学Ⅰ数学A』「数学Ⅱ」『数学Ⅱ数学B』『簿記会計』『情報関係基礎』

から1科目(理科で基礎を付した科`目を選択する場合は2科目)

地 理 歴 史 「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」

公 民 「現代社会」「倫理」「政治経済」『倫理政治経済』

理 科 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」「物理」「化学」「生物」「地学」

外 国 語 『英語』

本表中において『 』で記載しているものは2つの科目を総合したもの又は2つ以上の科目に共通する内容を盛り込んだ出題科目です

(注1)「外国語」の『英語』については「筆記試験」と「リスニングテスト」を課します(注2)「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう(注3)国公立大学の推薦入試(大学入試センター試験を課す場合課さない場合を含めて)に出願す

ることができるのは一つの大学学部であるので注意してくださいなお国公立大学の一般入試における合格者決定業務を円滑に行うため氏名及び大学入試センター試験の受験番号に限って推薦入試の合格及び入学手続き等に関する個人情報が独立行政法人大学入試センター及び併願先の国公立大学に送達されます

5 出願手続

⑴ 出願方法

出願書類等は出身学校長が被推薦者(入学志願者)ごとに本学所定の出願用封筒に入れたもの

を取りまとめ厳封のうえ次の出願期間中に「書留速達」により郵送してください

ア 出願期間

平成30年12月7日(金)から12月14日(金)(必着)まで

(注)出願期間を過ぎた場合は受理しませんので郵送期間を十分考慮して送付してくださいただし12月13日(木)以前の発信局消印のある書留速達郵便に限り期限後に到着した場合でも受理しますなお12月14日(金)「9時から17時まで」に限り持参の出願書類も受理します

イ 出願書類の提出先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課(事務局1階)

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

⑵ 出願書類等

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書 類 等 提出該当者 摘 要1 入 学 志 願 票 全 員 本学所定の用紙によること(記入上の注意18ページ)

2 センター試験成 績 請 求 票 全 員

大学入試センターから送付された

推薦平成31センター試験成績請求票国 公 立 推 薦 入 試 用

を入学志願票の所定欄に貼付けることなお出願時に大学入試センターから届いていない場合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所があるので当該欄にチェックを入れることそのうえで出願期間内に成績請求票を除いた出願書類を提出することまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により速やかに提出すること

3 受験票写真票 全 員

ア 本学所定の用紙によることイ それぞれに所定の事項を記入のうえ裏面に氏名を書いた写真(上半身脱帽正面向きのもので出願前3か月以内に撮影した縦4times横3のもの)を貼付けること

4 調 査 書 全 員

ア 出身学校長が作成し厳封したものを提出することイ 指導要録の保存期間が経過した場合及び廃校被災その他の事情により調査書が得られない場合には卒業証明書及び成績通信簿を提出すること

5 推 薦 書 全 員

ア 本学所定の用紙によること(本学Web ページ httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationrequestphp からダウンロードしたものを使用しパソコンで作成しても差し支えない)イ 出身学校長が作成し厳封したものを提出すること

6

教員志望理由及び活動報告書(前期後期日程推薦入試共通)

全 員

ア 本学所定の用紙によることイ 必ず本人が自筆で記入すること

7 あ て 名 票 全 員 本学所定の用紙によること

6 受験票等の送付

出願書類を受理したときは入学志願者に受験票受験者心得その他受験に必要な書類を送付

しますなお平成31年1月16日(水)までに到着しない場合は必ず平成31年1月17日(木)以

降速やかに本学入試課まで問い合わせてください

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書 類 等 提出該当者 摘 要

8 受験票等送付用封 筒 全 員

ア 本学所定の封筒(表面に「受験票等在中」と記載してあるもの)によることイ 郵便番号住所氏名を記入し372円分の切手を貼付けること

9 検 定 料(17000円) 全 員

ア又はイのいずれかの方法により納付することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合①検定料払込用紙に住所氏名を記入し払い込むこと②検定料の払い込み後「振替払込受付証明書(お客様用)」を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合①本学Web ページ(httpswwwhyogo-uacjpadmissionpayment)へアクセスし支払番号を取得すること②コンビニエンスストアにて支払手続きを行うこと③支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

(注)東日本大震災平成28年熊本地震平成30年7月豪雨及び北海道胆振東部地震で被災された方を対象に平成31年度入学試験にかかる検定料免除の特別措置を講じます免除希望者は出願に先立ち入試課(TEL0795-44-2067)までお問い合わせください

10 検 定 料納 付 確 認 票 全 員

所定の用紙に氏名を記入しア又はイのいずれかの書類を貼り付けて提出することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合検定料払込用紙の「振替払込受付証明書(お客さま用)」(受付局日附印のないものは無効)

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕

(1)コンビニエンスストアから発行される支払確認書類(領収書等)の名称は会社により異なりますので以下を参考に確認してくださいファミリーマート取扱明細兼受領書(お客様控え)ローソンミニストップインターネット受付領収書サークルKサンクスデイリーヤマザキオンライン決済領収書セイコーマート領収書

7 選抜方法

⑴ 出身学校長の推薦に基づき大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望

理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜します

なお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して

次の項目についてみるものとします

⑶ 面接の配点は300点とします

⑷ 大学入試センター試験の配点内訳は次のとおりです

⑸ ⑷で示した大学入試センター試験の成績は次のとおりABCDの4つのグループに分け

判定に用います

なお同一グループ内では大学入試センター試験の成績の得点差はないこととします

⑹ ⑸で示した上位グループから順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

8 試験日実施方法

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薦私費外国人留学生

教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能

国 語 数 学 地理歴史 公 民 理 科 外国語(英語) 計

200 100(注2~注6) 250 550

(注1)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

(注2)「国語」及び「外国語(英語)」の成績と「数学」「地理歴史」「公民」「理科」のうち最も高得点の教科の成績を用います

(注3)「数学」を2科目受験している場合高得点の科目の成績を用います(注4)「地理歴史」及び「公民」から2科目を受験している場合第1解答科目の成績を用います(注5)「理科」から基礎を付した科目(2科目)と基礎を付さない科目(1科目)を受験している場合高得点の

科目の成績を用います「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう「理科」の基礎を付さない科目とは「物理」「化学」「生物」「地学」をいう

(注6)「理科」から基礎を付さない科目を2科目受験している場合第1解答科目の成績を用います

A B C D全国平均点の12倍以上 全国平均点の11倍以上 全国平均点以上 全国平均点未満

試 験 日 検査科目 時 間平成31年1月29日(火) 面 接 930 ~ 1700(終了予定)

集合時間は受験票送付時にお知らせします

9 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

10 合格者の発表

平成31年2月13日(水)午前10時に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験

番号を掲載するとともに受験者及び出身学校長あてに合否の通知を行い合格者には入学手続に必

要な書類を送付します

なお当該合否の通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

11 一般入試への出願について

本学の「推薦入試」を出願した者は不合格になった場合に備えて「前期日程」から一つ「後期

日程」から一つ「公立大学の中期日程」から一つの合計三つの国公立大学学部に出願することが

できます

なお本学の「一般入試」に出願する場合の出願手続は3ページ「2 出願手続」によります

12 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

平成31年2月18日(月)から2月19日(火)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して2月19日(火)までに必着するよう送付して

ください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階) TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

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薦私費外国人留学生

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 推薦入試の合格者は出願済みの他の国公立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は

得られませんただし次の「13 入学辞退手続」により本学学長の許可を得た場合はこの限

りではありません

ウ 推薦入試の合格者が平成31年2月19日(火)までに推薦入学辞退願を提出しないまま入学手

続を完了しないときは推薦入試合格者としての権利を消失するとともに出願済みの他の国公

立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は得られません

エ 入学手続完了者で高等学校等を卒業できなかった場合は入学許可を取り消します

オ 既納の入学料は返還しません

13 入学辞退手続

推薦入試合格者が真にやむを得ない事情により本学に入学することが困難となった場合は当該

者を推薦した出身学校長から「推薦入学辞退願」(様式自由)を平成31年2月19日(火)17時までに提

出し本学学長の入学辞退許可を得る必要があります

― 16 ―

薦私費外国人留学生

本学に入学を志願する者で病気負傷や障害等のために受験及び修学上特別な配慮を必要とする

場合は必ず下記の期日までに本学入試課に申し出てください

1 申出の期日

推薦入試平成30年11月16日(金)

一般入試平成30年12月14日(金)

期日以降に発生した不慮の事故等により特別な配慮を必要とする者はその状況によっては考

慮できる場合があるので速やかに申し出てください

2 相談の方法

受験上の配慮申出書(健康診断書等必要書類添付)を提出することとし必要な場合は本学にお

いて入学志願者又はその立場を代弁し得る出身学校関係者等との相談(面談その他)を行います

なお申出書の様式は本学Webサイト(httpswwwhyogo-uacjp)からダウンロードできます

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 障害等のある入学志願者との事前相談 〕

3 連絡先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067

⑴ 出願書類に不備がある場合には受理しないことがありますので十分注意してください

⑵ 出願書類に虚偽の記載があった場合は入学許可を取り消すことがあります

⑶ 出願書類は返還しません

⑷ 受験のための宿泊施設のあっせんは行いません

⑸ 合否に関する電話等の問い合わせには応じません

⑹ 大学入試センター試験及び本学の受験票は入学手続の際に必要ですので紛失しないようにして

ください

⑺ 受験に関する詳細については出願書類を提出した者に交付する「受験者心得」を参照してくだ

さい

⑻ 学校保健安全法で出席の停止が定められている感染症(インフルエンザなど)に罹患し治癒して

いない場合は他の受験者や監督者などへの感染の恐れがありますので受験はご遠慮願います

ただし病状により医師が他の受験者等に感染の恐れがない旨を記載した診断書の提出があったと

きはこの限りではありませんなお受験をご遠慮いただいた場合でも追試験などの措置検

定料の返還はしませんので試験当日の体調管理には十分注意してください

― 17 ―

第7 障害等のある入学志願者との事前相談

第8 その他の注意事項

〔共通事項〕1 入学志願票は次の3種類がありますので各々志願する選抜の入学志願票を使用してください

⑴ 「一般入試(前期日程)」(水色)

⑵ 「一般入試(後期日程)」(黄緑色)

⑶ 「推薦入試」(桃色)

2 記入は黒のボールペン又は黒のインクを使用してください

3 印の欄は記入しないでください

4 記入した内容を訂正する場合は誤記入を二重線で消し余白部分に訂正内容を記入してくださ

〔「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」に共通する事項〕各欄の記入に当たっては次の事項に注意しもれなく正確に記入してください

①欄 氏名は楷書で丁寧に記入し該当する事項をで囲んでください

②欄 出願資格は所要の事項を記入し該当する事項をで囲んでください年月は卒業見込み又は

卒業等の年月を記入してください

③欄 本学からの連絡の際に使用するので詳細に記入してください

④欄 「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」を志願する者は大学入試センターから送付

されたそれぞれの「平成31センター試験成績請求票」を貼付けてください

rarr なお「推薦入試」について出願時に大学入試センターから成績請求票が届いていない場

合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所がありますので当該欄にチェックを

入れてくださいそのうえで出願期間内に大学入試センター試験の成績請求票を除い

た出願書類を提出してくださいまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により

速やかに提出してください

⑤欄 大学入試センター試験で受験した教科科目に印を記入(「推薦入試」の場合は受験予定の教

科科目に印を記入)し本学が大学入試センター試験において受験することを課した教科

科目を受験しているかどうか確認してください(毎年国語外国語などへの記入漏れが多数

ありますのでご注意願います)

〔一般入試(後期日程)の事項〕⑥欄 希望する教科を一つ選択し印を記入してください(毎年記入漏れが多数ありますので

ご注意願います)

なお出願後に教科の変更は認められませんので記入にあたっては十分注意してください

〔「教員志望理由及び活動報告書」に関する事項〕1 推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)に2種類以上出願する場合「教員志望理由及び活

動報告書」は試験日が最も早い試験の入学志願票に添付してください(例推薦入試及び前期日

程に出願する場合は推薦入試の入学志願票に添付)

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第9 入学志願票等記入上の注意

学生募集要項の請求方法は次のとおりです

1 Webサイトから請求する場合

本学のWeb サイトから直接テレメールによる資料請求ができます

詳しくは本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)をご覧ください

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 大学案内学生募集要項(願書)等資料請求〕

2 テレメールで請求する場合

⑴ インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)又は自動音声応答電話をご利用くださ

⑵ 資料請求番号(6桁)をプッシュ又は入力してください

⑶ あとはガイダンスに従って登録してください

① 受付から23日後に送付されますただし発送開始日までのご請求は予約受付となり発

送開始日になりましたら一斉に発送いたします

② 一度ご利用になられたパスワード(4桁)は必ず控えておいてくださいお問い合わせや料金

をお支払いいただく際に必要になる場合がありますまたテレメールを繰り返しご利用いただ

く時にも便利です

③ 料金はお届けした資料に同封されている支払い方法(「郵便局ゆうちょ銀行での払込み」

「コンビニ支払い」「ケータイ払い(携帯電話通話料金と一緒のお支払い)」)に従いお支払いくだ

さい

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第10 学生募集要項の請求方法

インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)

httpstelemailjpQRコードからアクセスした場合は資料請求番号の入力は不要

自動音声応答電話

IP電話 050-8601-0101(24時間受付)一般電話回線からの通話料金は日本全国どこからでも3分毎に約12円です住所氏名等の登録時はゆっくりはっきりとお話しください登録された音声が不鮮明な場合は資料をお届けできないことがあります

資 料 名 資料請求番号 料 金 発送開始日一般入試(推薦入試含む)学生募集要項+大学案内 545202 250円 10月下旬

一般入試(推薦入試含む)学生募集要項 585202 250円 10月下旬

3 本学に直接請求する場合

封筒の表に「学部学生募集要項請求」と朱書し角形2号(縦33times横24程度)の返信用封筒(請

求者の郵便番号住所氏名を明記し300円分の切手を貼付けたもの)を同封のうえ請求してくだ

さい

送付時には教育課程課外活動就職学生生活及び諸施設等について紹介した「大学案内」も同

封します

請求先 673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

― 20 ―

1 成績の開示

本学では平成31年度入学者選抜試験における一般入試(前期日程後期日程)及び推薦入試の個

人成績について受験者本人からの請求に限り次のとおり開示します

なお申請に際しては本学受験票が必要となりますので紛失しないように大切に保管してくだ

さい

⑴ 請求方法

開示を希望する者は「学部入学試験成績の開示申請書」の様式を以下の本学Web ページからダ

ウンロードし所定の手続を行ってくださいなお同様式は入試課の窓口でも受け取ることが

できます

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationreleasephp

⑵ 開示内容

① 一般入試(前期日程)

小論文各得点面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

② 一般入試(後期日程)

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

③ 推薦入試

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

⑶ 申請受付期間

2019年5月9日(木)から6月7日(金)(必着)まで[窓口の場合土日を除く]

⑷ その他

請求方法等不明な事項があれば以下へ問い合わせください

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

2 問題出題の意図の公表

平成31年度一般入試(前期日程)における小論文ABの問題出題の意図は平成31年7月上旬頃

に本学Web ページで公表します

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationpast_examphp

― 21 ―

第11 入学試験情報の開示

1 試験場の位置図

― 22 ―

第12 試験場の位置図等

構 内 図

2 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台うれしのだい

地区)への交通案内本学への交通は以下のような方法があります

ア 神戸市三宮明石市姫路市方面から神しん

姫き

バスを利用する場合三ノ宮~西脇線明石~西脇線(国道175号線経由)及び姫路~社

やしろ

線の場合は「社やしろ

(営業所)」で「嬉野台

うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は三ノ宮駅から約1時間40分明石駅から約1時間40分姫路駅から約1時間30分)イ 大阪市神戸市三宮津山市方面から中国自動車道の中国ハイウェイバス(JRバス又は神

しん

姫き

バス)を利用する場合中国ハイウェイバスの「高

こう

速そく

社やしろ

」で下車し兵庫教育大学まで兵教シャトル便(平日のみ運行)による場合は5分徒歩による場合は約25分タクシーを利用する場合は配車時間を含め約10分(料金800円程度)(所要時間は新大阪駅から約1時間10分三ノ宮駅から約1時間津山駅から約2時間10分)ウ JR加古川線を利用する場合

加古川線社やしろ

町駅で下車し神しん

姫き

バスの「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三

さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は加古川駅から約1時間10分)

詳しくは神しん

姫き

バス公式サイト httpswwwshinkibuscojp で確認してください

― 23 ―

試験当日(推薦入試前期日程後期日程の各試験)はJR社やしろ

町駅~社やしろ

(営業所)~兵庫教育大学の間で臨時バス(神

しん

姫き

バス有料)を運行する予定ですまた高こう

速そく

社やしろ

バス停(中国自動車道)と兵庫教育大学の間で臨時バス(兵教シャトル便)を運行しますなお発車時刻等は受験票送付時にお知らせします

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

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Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

目 次

第1 募集人員 1

第2 入学者選抜方法 1

第3 一般入試(前期日程後期日程 共通事項)1~81 出願資格 1~32 出願手続 3~53~5 受験票等の送付試験場合格者の発表 56 入学手続 67~8 追加合格欠員補充第2次募集による選抜 79 出願資格に関する事前審査 7~8

第4 一般入試(前期日程)91~2 選抜方法試験日実施方法 9

第5 一般入試(後期日程)101~2 選抜方法試験日実施方法 10

第6 推薦入試 11~161~4 募集人員出願資格推薦要件推薦人員 115 出願手続 12~136 受験票等の送付 137~8 選抜方法試験日実施方法 149~11 試験場合格者の発表一般入試への出願について 1512 入学手続 15~1613 入学辞退手続 16

入学者選抜関係日程一覧選抜方法 出願期間 試 験 日 合格者発表 入学手続期間

推 薦 入 試 平成30年12月7日(金)~12月14日(金)[必着]

平成31年1月29日(火)平成31年2月13日(水)

午前10時平成31年2月18日(月)

2月19日(火)

前 期 日 程平成31年1月28日(月)~

2月6日(水)[必着]

平成31年2月25日(月)平成31年3月7日(木)

午前10時平成31年3月13日(水)~

3月15日(金)

後 期 日 程 平成31年3月12日(火)平成31年3月20日(水)

午前10時平成31年3月25日(月)~

3月27日(水)

本学が入学者選抜を通じて取得した氏名試験成績等の個人情報について入学者選抜入学料免除の選考授業料免除の選考及び奨学金貸与の選考以外の目的に用いることはありませんただし個人を特定しない形で統計的な調査に使用する場合があります

目次-1

平成31年度兵庫教育大学学校教育学部学生募集要項

学校教育学部学校教育教員養成課程の入学者選抜は次の方法によるものとします

⑴ 一般入試(前期日程)

⑵ 一般入試(後期日程)

⑶ 推薦入試

1 出願資格

次のいずれかに該当しかつ次のページの表による平成31年度大学入試センター試験の5教科7

科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目を受験した者とします

なお大学入試センター試験の過年度成績の利用は行いません

⑴ 高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者

⑵ 通常の課程による12年の学校教育を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑶ 外国において学校教育における12年の課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込

みの者又はこれに準ずる者で文部科学大臣の指定したもの

⑷ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定又は指定した在外教育施設

の当該課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者

⑸ 専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満た

すものに限る)で文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以降に修了した者

及び平成31年3月修了見込みの者

目次-2

第7 障害等のある入学志願者との事前相談 171~3 申出の期日相談の方法連絡先 17

第8 その他の注意事項 17

第9 入学志願票等記入上の注意 18〔共通事項〕18〔「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」に共通する事項〕18〔一般入試(後期日程)の事項〕18〔「教員志望理由及び活動報告書」に関する事項〕18

第10 学生募集要項の請求方法 19~201~2 Web サイトから請求する場合テレメールで請求する場合 193 本学に直接請求する場合 20

第11 入学試験情報の開示 211~2 成績の開示問題出題の意図の公表 21

第12 試験場の位置図等 22~231 試験場の位置図 222 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台

うれしのだい

地区)への交通案内 23

附録 検査内容採点評価基準及び合否判定基準 27~28(1)検査内容採点評価基準 27(2)合否判定基準 28前年度(平成30年度)入学者選抜状況 29前年度(平成30年度)の入学試験問題 30(前期日程)小論文A 30~32小論文B 33~35

Webサイトによる情報提供 (裏表紙裏)

平成31年度兵庫教育大学学校教育学部学生募集要項

学校教育学部学校教育教員養成課程の入学者選抜は次の方法によるものとします

⑴ 一般入試(前期日程)

⑵ 一般入試(後期日程)

⑶ 推薦入試

1 出願資格

次のいずれかに該当しかつ次のページの表による平成31年度大学入試センター試験の5教科7

科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目を受験した者とします

なお大学入試センター試験の過年度成績の利用は行いません

⑴ 高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者

⑵ 通常の課程による12年の学校教育を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑶ 外国において学校教育における12年の課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込

みの者又はこれに準ずる者で文部科学大臣の指定したもの

⑷ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定又は指定した在外教育施設

の当該課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者

⑸ 専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満た

すものに限る)で文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以降に修了した者

及び平成31年3月修了見込みの者

― 1―

第1 募集人員学 部 課 程 入学定員 募 集 人 員 備 考

学校教育学部 学校教育教員養 成 課 程 160人

前 期 日 程 80人 推薦入試の入学手続者が募集人員に満たない場合その不足した人員を前期日程の募集人員に加える

後 期 日 程 30人

推 薦 入 試 50人

(注)本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止し次の「3つの学びの場」による指導体制に移行します

①クラス【1~4年次】1年次からクラス(学籍番号により分けた12クラスのうちいずれか1つ)に所属し4年間一貫した修学指導(クラスミーティング進路指導学修支援など)を行います

②教育系(グループ)【2~4年次】2年次からグループに所属し取得を希望する教員免許資格に対応した教科指導能力教育力保育力を高めます教科教育系国語英語社会数学理科音楽美術保健体育家庭の各グループ幼年教育系幼年教育グループ

③卒業研究(ゼミ)【3~4年次】3年次からゼミに所属し教育学心理学幼児教育特別支援教育各教科教育などの分野から研究テーマを一つ選び卒業研究に取り組みます

第2 入学者選抜方法

第3 一般入試(前期日程後期日程 共通事項)

⑹ 文部科学大臣の指定した者(昭和23年文部省告示第47号)

⑺ 高等学校卒業程度認定試験規則(平成17年文部科学省令第1号)による高等学校卒業程度認定試

験に合格した者(同規則附則第2条の規定による廃止前の大学入学資格検定規程(昭和26年文部省

令第13号)による大学入学資格検定に合格した者を含む)

⑻ 本学において個別の入学資格審査により高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認

めた者で18歳に達したもの及び平成31年3月31日までに18歳に達するもの

〔出願に当たっての注意事項〕

本学は分離分割方式で選抜を行うので次のことに注意してください

⑴ 本学の前期日程に出願した者は他の前期日程の大学学部に出願できませんまた後期日程

に出願した者は他の後期日程の大学学部に出願できません

⑵ 本学の前期日程と後期日程との併願は可能です

⑶ 前期日程試験に合格し平成31年3月15日(金)までに入学手続を行った者は後期日程試験を

受験してもその合格者となりません

⑷ 国公立大学学部(独自日程で入学者選抜試験を行う公立大学学部を除く以下同じ)の推

薦入試合格者は当該推薦入試を実施した大学学部の定める推薦入学辞退手続により入学辞退を

許可された場合を除いて本学の一般入試を受験しても入学許可は得られません

― 2―

教 科 科 目国 語 『国語』

数 学 「数学Ⅰ」『数学Ⅰ数学A』から1科目及び「数学Ⅱ」『数学Ⅱ数学B』『簿記会計』『情報関係基礎』から1科目 計2科目

地理歴史 「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」

から1又は`2科目

理科でA又はCを選択する場合は4科目`理科でB又はDを選択する場合は3科目

公 民 「現代社会」「倫理」「政治経済」『倫理政治経済』

理 科

A「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」から2科目B「物理」「化学」「生物」「地学」から1科目C「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」から2科目 及び「物理」「化学」「生物」「地学」から1科目D「物理」「化学」「生物」「地学」から2科目

A~Dの`いずれか

外 国 語 『英語』

本表中において『 』で記載しているものは2つの科目を総合したもの又は2つ以上の科目に共通する内容を盛り込んだ出題科目です

(注1)「理科」でA又はBを選択する場合は「地理歴史」及び「公民」から2科目C又はDを選択する場合は「地理歴史」及び「公民」から1科目を選択してください

(注2)「地理歴史」においては同一名称のAB出題科目「公民」においては同一名称を含む出題科目同士の選択はできません

(注3)「理科」でCを選択する場合は「物理」と「物理基礎」「化学」と「化学基礎」「生物」と「生物基礎」あるいは「地学」と「地学基礎」の組み合わせを含む選択はできませんただし事情により上記の組み合わせで受験する場合「理科」は基礎を付した科目(2科目の合計)と基礎を付さない科目のうち高得点の科目を選択することとして取り扱いますので「地理歴史」及び「公民」から2科目を受験してください「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう「理科」の基礎を付さない科目とは「物理」「化学」「生物」「地学」をいう

(注4)「外国語」の『英語』については「筆記試験」と「リスニングテスト」を課します

公立大学協会Web サイト(httpwwwkodaikyoorg)参照

⑸ 国公立大学学部のAO入試合格者は当該AO入試を実施した大学学部の定めるAO入試の

入学辞退手続により入学を辞退した場合を除いて本学の一般入試及び推薦入試を受験しても入

学許可は得られません

⑹ 国公立大学の分離分割方式による合格及び追加合格者決定業務を円滑に行うため氏名及び大学

入試センター試験の受験番号に限って合否及び入学手続き等に関する個人情報が独立行政法人

大学入試センター及び併願先の国公立大学に送達されます

2 出願手続

⑴ 出願方法

入学志願者は出願書類等を一括し本学所定の出願用封筒(前期日程後期日程共通)を用い

て次の出願期間中に「書留速達」により郵送してください

(注)本学の前期日程と後期日程を併願する場合はそれぞれ必要書類を整え所定の出願用封筒(前期日程後期日程共通)へ一つにまとめて提出してください

ア 出願期間

前期後期日程試験とも平成31年1月28日(月)から2月6日(水)(必着)まで

(注)出願期間を過ぎた場合は受理しませんので郵送期間を十分考慮して送付してくださいただし2月5日(火)以前の発信局消印のある書留速達郵便に限り期限後に到着した場合でも受理しますなお2月6日(水)「9時から17時まで」に限り持参の出願書類も受理します

イ 出願書類の提出先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課(事務局1階)

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

― 3 ―

⑵ 出願書類等

前期日程後期日程の両方に出願する場合は「教員志望理由及び活動報告書」を除いて前期日

程後期日程ごとに以下の出願書類等が必要です

また所定の出願用封筒(前期日程後期日程共通)へ一つにまとめて提出してください

― 4―

書 類 等 提出該当者 摘 要1 入 学 志 願 票 全 員 本学所定の用紙によること(記入上の注意18ページ)

2 センター試験成 績 請 求 票 全 員

大学入試センターから送付された「センター試験成績請求票」を次の区分により入学志願票の所定欄に貼付けること前期日程に出願する場合

前 平成31センター試験成績請求票国 公 立 前 期 日 程 用

後期日程に出願する場合

後 平成31センター試験成績請求票国 公 立 後 期 日 程 用

3 受験票写真票 全 員

ア 本学所定の用紙によることイ それぞれに所定の事項を記入のうえ裏面に氏名を書いた写真(上半身脱帽正面向きのもので出願前3か月以内に撮影した縦4times横3のもの)を貼付けること

4 調 査 書 全 員

ア 出身学校長が作成し厳封したものを提出することイ 高等学校卒業程度認定試験合格者等はその合格証明書及び成績証明書又はその資格を証明する書類をもって代えることなお高等学校等に在学したことのある者は在学期間中の調査書を併せて提出することウ 指導要録の保存期間が経過した場合及び廃校被災その他の事情により調査書が得られない場合には卒業証明書及び成績通信簿を提出すること

5

教員志望理由及び活動報告書(前期後期日程推薦入試共通)

全 員(1)

ア 本学所定の用紙によることイ 必ず本人が自筆で記入すること

6 あ て 名 票 全 員 本学所定の用紙によること

7 受験票等送付用封 筒 全 員

ア 本学所定の封筒(表面に「受験票等在中」と記載してあるもの)によることイ 郵便番号住所氏名を記入し372円分の切手を貼付けること

8 検 定 料(17000円) 全 員

ア又はイのいずれかの方法により納付することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合①検定料払込用紙に住所氏名を記入し払い込むこと②検定料の払い込み後「振替払込受付証明書(お客様用)」を「9 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合①本学Web ページ(httpswwwhyogo-uacjpadmissionpayment)へアクセスし支払番号を取得すること②コンビニエンスストアにて支払手続きを行うこと③支払確認書類(領収書等)〔5ページ(2)参照〕を「9 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

(注)東日本大震災平成28年熊本地震平成30年7月豪雨及び北海道胆振東部地震で被災された方を対象に平成31年度入学試験にかかる検定料免除の特別措置を講じます免除希望者は出願に先立ち入試課(TEL0795-44-2067)までお問い合わせください

3 受験票等の送付

出願書類を受理したときは入学志願者に受験票受験者心得その他受験に必要な書類を送付

しますなお平成31年2月19日(火)までに到着しない場合は必ず本学入試課まで問い合わせて

ください

4 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

5 合格者の発表

前期日程

平成31年3月7日(木)午前10時

後期日程

平成31年3月20日(水)午前10時

いずれも本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験番号を掲載するとともに

合格者に合格通知書及び入学手続に必要な書類を送付します

なお当該合格通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

― 5―

書 類 等 提出該当者 摘 要

9 検 定 料納 付 確 認 票 全 員

所定の用紙に氏名を記入しア又はイのいずれかの書類を貼り付けて提出することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合検定料払込用紙の「振替払込受付証明書(お客さま用)」(受付局日附印のないものは無効)

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合支払確認書類(領収書等)〔5ページ(2)参照〕

(1)推薦入試に出願した場合は再提出不要ですなお前期日程後期日程の両方に出願する場合でも「教員志望理由及び活動報告書」の提出は1部で差支えありません

(2)コンビニエンスストアから発行される支払確認書類(領収書等)の名称は会社により異なりますので以下を参考に確認してくださいファミリーマート取扱明細兼受領書(お客様控え)ローソンミニストップインターネット受付領収書サークルKサンクスデイリーヤマザキオンライン決済領収書セイコーマート領収書

6 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

前期日程

平成31年3月13日(水)から3月15日(金)まで

9時から17時まで

後期日程

平成31年3月25日(月)から3月27日(水)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して前期日程は3月15日(金)までに後期日

程は3月27日(水)までに必着するよう送付してください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階)

TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 入学手続締切日までに入学手続を完了しなかった者は入学の意思がなく入学を辞退したも

のとして取り扱います

ウ 一つの国公立大学学部に入学手続を行った者はこれを取り消して他の国公立大学学部に

入学手続を行うことはできません

エ 既納の入学料は返還しません

― 6―

7 追加合格

入学定員に欠員が生じた場合には追加合格により欠員を補充します

⑴ 追加合格者への通知

追加合格者には平成31年3月28日(木)から3月31日(日)までに電話等で入学志願票の連

絡先に連絡し入学の意思を確認しますのでこの期間は本人と直接連絡ができるようにしてお

いてください

⑵ その他

追加合格者で入学の意思表示をしたものは本学の指示する日までに入学手続を完了することと

し完了しなかった者は入学辞退者として取り扱います

この場合の入学手続手続期間等の詳細は合格通知と同時に通知します

なお追加合格者の発表は行いません

8 欠員補充第2次募集による選抜

欠員補充第2次募集の実施の有無及び出願方法選抜日程実施方法等の詳細については平成31

年3月28日(木)から3月31日(日)の間に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)で公表

します

⑴ 出願資格

1ページ「1 出願資格」のいずれかに該当しかつ次のいずれかに該当する者

ア 国公立大学を受験したがいずれの大学にも合格しなかった者

イ 国公立大学に合格したがいずれの大学にも入学手続をしていない者

ウ 大学入試センター試験を受験したがいずれの国公立大学にも出願していない者

(注)3月中に出願受付を行う欠員補充第2次募集に出願することができるのは一つの大学学部に限られますまた欠員補充第2次募集出願後他の国公立大学への追加合格等により入学手続を行った場合は受験しても入学許可は得られません

⑵ 選抜方法

ア 大学入試センター試験の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合

して入学者を選抜します

9 出願資格に関する事前審査

1ページ「1 出願資格 ⑻ 本学において個別の入学資格審査により高等学校を卒業した者

と同等以上の学力があると認めた者で18歳に達したもの及び平成31年3月31日までに18歳に達する

もの」についての出願資格審査手続は次のとおりとします

なお下記の申請書類の他に必要に応じて証明書等の提出を求める場合があります

高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者はこの審査を受

ける必要はありません

― 7―

⑴ 申請書類

ア 出願資格認定申請書(本学所定の用紙)

イ 履歴書(本学所定の用紙)

ウ 最終学校の卒業(見込)証明書

エ 出願資格の審査区分に応じた書類

オ その他必要と認める書類

「出願資格認定申請書」等の用紙は本学にありますので申請する場合は必ず入試課(TEL

0795-44-2067)へ連絡してください

⑵ 申請方法

入学志願者は申請書類を下記申請期間中に必ず「出願資格認定申請書類在中」と朱書し「書留

速達」により郵送してください

① 申請期間

平成31年1月21日(月)1月22日(火)(必着)(大学入試センター試験を受験した者に限る)

② 申 請 先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

⑶ 審査方法

出願資格認定審査は申請書類の書類審査により行い更に必要な場合は試験及び面接による

審査を行います

⑷ 審査結果の通知

審査の結果は後日本人に通知します

― 8―

1 選抜方法⑴ 大学入試センター試験及び個別学力検査の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜しますなお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 個別学力検査は次によるものとします① 小論文

教員となるにふさわしい資質と能力をみるため2種類の小論文を課します② 面接

面接(集団面接を実施)においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して次の項目をみるものとします

⑶ 大学入試センター試験個別学力検査の配点比率は956とします配点内訳は次のとおりです

⑷ 大学入試センター試験において【「地理歴史」及び「公民」から2科目】【「理科」について2ページ表中の理科C又はDにより3科目又は2科目】を受験した場合は次の成績を用いますア「理科」において2ページ表中 理科Cのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 helliphelliphelliphellip 1科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目 「理科」の基礎を付した科目(2科目の合計)

΅~のうち高得点順に2科目`(を用いる場合は3科目) 「理科」の基礎を付さない科目

イ「理科」において2ページ表中 理科Dのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 理科Dで受験した科目の第1解答科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目と理科Dで受験した科目の第2解答科目のうち高得点の科目

2 試験日実施方法次の小論文AB及び面接は全員に課します

― 9―

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試験日 検 査 科 目 検 査 時 間 摘 要

平成31年2月25日(月)

小 論 文 A 1000~1045 主として文章を理解しその内容について論述する

小 論 文 B 1115~1200 主として資料図表等を理解しその内容について論述する

面 接 1300~ 集団面接を行う

第4 一般入試(前期日程)

教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能

大学入試センター試験 個別学力検査 合

計国語 数学 地理歴史 公民 理科 外国語(英語) 計 小 論 文 面接 計小論文A 小論文B 小計

200 200 300 250 950 180 180 360 240 600 1550

(注)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

1 選抜方法⑴ 大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜しますなお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接は口頭試問を含むものとし入学志願者は国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から1教科選択します面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含まれます

⑶ 大学入試センター試験面接の配点比率は953とします配点内訳は次のとおりです

⑷ 大学入試センター試験において【「地理歴史」及び「公民」から2科目】【「理科」について2ページ表中の理科C又はDにより3科目又は2科目】を受験した場合は次の成績を用いますア「理科」において2ページ表中 理科Cのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 helliphelliphelliphellip 1科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目 「理科」の基礎を付した科目(2科目の合計)

΅~のうち高得点順に2科目`(を用いる場合は3科目) 「理科」の基礎を付さない科目

イ「理科」において2ページ表中 理科Dのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 理科Dで受験した科目の第1解答科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目と理科Dで受験した科目の第2解答科目のうち高得点の科目

2 試験日実施方法

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試験日 検査科目 検査時間 摘 要

平成31年3月12日(火)

面 接 930~

全員に面接(口頭試問を含む)を行う

ただし音楽又は美術を選択した者については実技も含まれる

<音楽を選択した者>面接の中で楽器演奏歌唱又は弾き歌い(いずれでもよい)を課すので任意の楽曲を準備してくることピアノ以外の楽器を演奏する場合は各自携行すること伴奏者はつけない

<美術を選択した者>面接の中で描画を課す画材用具は持参の必要なし

(注)面接の順番や時間については試験日の1週間前頃を目処にお知らせします

第5 一般入試(後期日程)

得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

大学入試センター試験 面接(口頭試問実技を含む) 合

計国語 数学 地理歴史 公民 理科 外国語(英語) 計 国語 英語 社 会

(地理歴史公民) 数学 理科 音楽 美術 保健体育

200 200 300 250 950 300 1250

(注)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

1 募集人員 50人

2 出願資格

次のいずれかに該当しかつ下表により平成31年度大学入試センター試験の3教科3科目又は3

教科4科目を受験する者とします

なお大学入試センター試験の過年度成績の利用は行いません

⑴ 高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者

⑵ 高等部を置く特別支援学校を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑶ 高等専門学校3年次を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑷ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程又は相当する課程を有するものとして認定又は指定

した在外教育施設の当該課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者

3 推薦要件

次の各号すべてに該当する者とします

⑴ 出身学校長が教員となるにふさわしい資質適性意欲等を有する者として責任をもって推

薦するもの

⑵ 学習成績の全体の評定平均値が35以上の者

⑶ 合格した場合は入学することを確約できる者

4 推薦人員

各出身学校長が推薦し得る人員は各校(分校を含む)につき5人までとします

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第6 推薦入試

教 科 科 目国 語 『国語』

数 学 「数学Ⅰ」『数学Ⅰ数学A』「数学Ⅱ」『数学Ⅱ数学B』『簿記会計』『情報関係基礎』

から1科目(理科で基礎を付した科`目を選択する場合は2科目)

地 理 歴 史 「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」

公 民 「現代社会」「倫理」「政治経済」『倫理政治経済』

理 科 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」「物理」「化学」「生物」「地学」

外 国 語 『英語』

本表中において『 』で記載しているものは2つの科目を総合したもの又は2つ以上の科目に共通する内容を盛り込んだ出題科目です

(注1)「外国語」の『英語』については「筆記試験」と「リスニングテスト」を課します(注2)「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう(注3)国公立大学の推薦入試(大学入試センター試験を課す場合課さない場合を含めて)に出願す

ることができるのは一つの大学学部であるので注意してくださいなお国公立大学の一般入試における合格者決定業務を円滑に行うため氏名及び大学入試センター試験の受験番号に限って推薦入試の合格及び入学手続き等に関する個人情報が独立行政法人大学入試センター及び併願先の国公立大学に送達されます

5 出願手続

⑴ 出願方法

出願書類等は出身学校長が被推薦者(入学志願者)ごとに本学所定の出願用封筒に入れたもの

を取りまとめ厳封のうえ次の出願期間中に「書留速達」により郵送してください

ア 出願期間

平成30年12月7日(金)から12月14日(金)(必着)まで

(注)出願期間を過ぎた場合は受理しませんので郵送期間を十分考慮して送付してくださいただし12月13日(木)以前の発信局消印のある書留速達郵便に限り期限後に到着した場合でも受理しますなお12月14日(金)「9時から17時まで」に限り持参の出願書類も受理します

イ 出願書類の提出先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課(事務局1階)

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

⑵ 出願書類等

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書 類 等 提出該当者 摘 要1 入 学 志 願 票 全 員 本学所定の用紙によること(記入上の注意18ページ)

2 センター試験成 績 請 求 票 全 員

大学入試センターから送付された

推薦平成31センター試験成績請求票国 公 立 推 薦 入 試 用

を入学志願票の所定欄に貼付けることなお出願時に大学入試センターから届いていない場合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所があるので当該欄にチェックを入れることそのうえで出願期間内に成績請求票を除いた出願書類を提出することまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により速やかに提出すること

3 受験票写真票 全 員

ア 本学所定の用紙によることイ それぞれに所定の事項を記入のうえ裏面に氏名を書いた写真(上半身脱帽正面向きのもので出願前3か月以内に撮影した縦4times横3のもの)を貼付けること

4 調 査 書 全 員

ア 出身学校長が作成し厳封したものを提出することイ 指導要録の保存期間が経過した場合及び廃校被災その他の事情により調査書が得られない場合には卒業証明書及び成績通信簿を提出すること

5 推 薦 書 全 員

ア 本学所定の用紙によること(本学Web ページ httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationrequestphp からダウンロードしたものを使用しパソコンで作成しても差し支えない)イ 出身学校長が作成し厳封したものを提出すること

6

教員志望理由及び活動報告書(前期後期日程推薦入試共通)

全 員

ア 本学所定の用紙によることイ 必ず本人が自筆で記入すること

7 あ て 名 票 全 員 本学所定の用紙によること

6 受験票等の送付

出願書類を受理したときは入学志願者に受験票受験者心得その他受験に必要な書類を送付

しますなお平成31年1月16日(水)までに到着しない場合は必ず平成31年1月17日(木)以

降速やかに本学入試課まで問い合わせてください

― 13 ―

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書 類 等 提出該当者 摘 要

8 受験票等送付用封 筒 全 員

ア 本学所定の封筒(表面に「受験票等在中」と記載してあるもの)によることイ 郵便番号住所氏名を記入し372円分の切手を貼付けること

9 検 定 料(17000円) 全 員

ア又はイのいずれかの方法により納付することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合①検定料払込用紙に住所氏名を記入し払い込むこと②検定料の払い込み後「振替払込受付証明書(お客様用)」を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合①本学Web ページ(httpswwwhyogo-uacjpadmissionpayment)へアクセスし支払番号を取得すること②コンビニエンスストアにて支払手続きを行うこと③支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

(注)東日本大震災平成28年熊本地震平成30年7月豪雨及び北海道胆振東部地震で被災された方を対象に平成31年度入学試験にかかる検定料免除の特別措置を講じます免除希望者は出願に先立ち入試課(TEL0795-44-2067)までお問い合わせください

10 検 定 料納 付 確 認 票 全 員

所定の用紙に氏名を記入しア又はイのいずれかの書類を貼り付けて提出することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合検定料払込用紙の「振替払込受付証明書(お客さま用)」(受付局日附印のないものは無効)

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕

(1)コンビニエンスストアから発行される支払確認書類(領収書等)の名称は会社により異なりますので以下を参考に確認してくださいファミリーマート取扱明細兼受領書(お客様控え)ローソンミニストップインターネット受付領収書サークルKサンクスデイリーヤマザキオンライン決済領収書セイコーマート領収書

7 選抜方法

⑴ 出身学校長の推薦に基づき大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望

理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜します

なお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して

次の項目についてみるものとします

⑶ 面接の配点は300点とします

⑷ 大学入試センター試験の配点内訳は次のとおりです

⑸ ⑷で示した大学入試センター試験の成績は次のとおりABCDの4つのグループに分け

判定に用います

なお同一グループ内では大学入試センター試験の成績の得点差はないこととします

⑹ ⑸で示した上位グループから順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

8 試験日実施方法

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教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能

国 語 数 学 地理歴史 公 民 理 科 外国語(英語) 計

200 100(注2~注6) 250 550

(注1)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

(注2)「国語」及び「外国語(英語)」の成績と「数学」「地理歴史」「公民」「理科」のうち最も高得点の教科の成績を用います

(注3)「数学」を2科目受験している場合高得点の科目の成績を用います(注4)「地理歴史」及び「公民」から2科目を受験している場合第1解答科目の成績を用います(注5)「理科」から基礎を付した科目(2科目)と基礎を付さない科目(1科目)を受験している場合高得点の

科目の成績を用います「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう「理科」の基礎を付さない科目とは「物理」「化学」「生物」「地学」をいう

(注6)「理科」から基礎を付さない科目を2科目受験している場合第1解答科目の成績を用います

A B C D全国平均点の12倍以上 全国平均点の11倍以上 全国平均点以上 全国平均点未満

試 験 日 検査科目 時 間平成31年1月29日(火) 面 接 930 ~ 1700(終了予定)

集合時間は受験票送付時にお知らせします

9 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

10 合格者の発表

平成31年2月13日(水)午前10時に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験

番号を掲載するとともに受験者及び出身学校長あてに合否の通知を行い合格者には入学手続に必

要な書類を送付します

なお当該合否の通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

11 一般入試への出願について

本学の「推薦入試」を出願した者は不合格になった場合に備えて「前期日程」から一つ「後期

日程」から一つ「公立大学の中期日程」から一つの合計三つの国公立大学学部に出願することが

できます

なお本学の「一般入試」に出願する場合の出願手続は3ページ「2 出願手続」によります

12 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

平成31年2月18日(月)から2月19日(火)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して2月19日(火)までに必着するよう送付して

ください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階) TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

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薦私費外国人留学生

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 推薦入試の合格者は出願済みの他の国公立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は

得られませんただし次の「13 入学辞退手続」により本学学長の許可を得た場合はこの限

りではありません

ウ 推薦入試の合格者が平成31年2月19日(火)までに推薦入学辞退願を提出しないまま入学手

続を完了しないときは推薦入試合格者としての権利を消失するとともに出願済みの他の国公

立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は得られません

エ 入学手続完了者で高等学校等を卒業できなかった場合は入学許可を取り消します

オ 既納の入学料は返還しません

13 入学辞退手続

推薦入試合格者が真にやむを得ない事情により本学に入学することが困難となった場合は当該

者を推薦した出身学校長から「推薦入学辞退願」(様式自由)を平成31年2月19日(火)17時までに提

出し本学学長の入学辞退許可を得る必要があります

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薦私費外国人留学生

本学に入学を志願する者で病気負傷や障害等のために受験及び修学上特別な配慮を必要とする

場合は必ず下記の期日までに本学入試課に申し出てください

1 申出の期日

推薦入試平成30年11月16日(金)

一般入試平成30年12月14日(金)

期日以降に発生した不慮の事故等により特別な配慮を必要とする者はその状況によっては考

慮できる場合があるので速やかに申し出てください

2 相談の方法

受験上の配慮申出書(健康診断書等必要書類添付)を提出することとし必要な場合は本学にお

いて入学志願者又はその立場を代弁し得る出身学校関係者等との相談(面談その他)を行います

なお申出書の様式は本学Webサイト(httpswwwhyogo-uacjp)からダウンロードできます

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 障害等のある入学志願者との事前相談 〕

3 連絡先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067

⑴ 出願書類に不備がある場合には受理しないことがありますので十分注意してください

⑵ 出願書類に虚偽の記載があった場合は入学許可を取り消すことがあります

⑶ 出願書類は返還しません

⑷ 受験のための宿泊施設のあっせんは行いません

⑸ 合否に関する電話等の問い合わせには応じません

⑹ 大学入試センター試験及び本学の受験票は入学手続の際に必要ですので紛失しないようにして

ください

⑺ 受験に関する詳細については出願書類を提出した者に交付する「受験者心得」を参照してくだ

さい

⑻ 学校保健安全法で出席の停止が定められている感染症(インフルエンザなど)に罹患し治癒して

いない場合は他の受験者や監督者などへの感染の恐れがありますので受験はご遠慮願います

ただし病状により医師が他の受験者等に感染の恐れがない旨を記載した診断書の提出があったと

きはこの限りではありませんなお受験をご遠慮いただいた場合でも追試験などの措置検

定料の返還はしませんので試験当日の体調管理には十分注意してください

― 17 ―

第7 障害等のある入学志願者との事前相談

第8 その他の注意事項

〔共通事項〕1 入学志願票は次の3種類がありますので各々志願する選抜の入学志願票を使用してください

⑴ 「一般入試(前期日程)」(水色)

⑵ 「一般入試(後期日程)」(黄緑色)

⑶ 「推薦入試」(桃色)

2 記入は黒のボールペン又は黒のインクを使用してください

3 印の欄は記入しないでください

4 記入した内容を訂正する場合は誤記入を二重線で消し余白部分に訂正内容を記入してくださ

〔「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」に共通する事項〕各欄の記入に当たっては次の事項に注意しもれなく正確に記入してください

①欄 氏名は楷書で丁寧に記入し該当する事項をで囲んでください

②欄 出願資格は所要の事項を記入し該当する事項をで囲んでください年月は卒業見込み又は

卒業等の年月を記入してください

③欄 本学からの連絡の際に使用するので詳細に記入してください

④欄 「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」を志願する者は大学入試センターから送付

されたそれぞれの「平成31センター試験成績請求票」を貼付けてください

rarr なお「推薦入試」について出願時に大学入試センターから成績請求票が届いていない場

合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所がありますので当該欄にチェックを

入れてくださいそのうえで出願期間内に大学入試センター試験の成績請求票を除い

た出願書類を提出してくださいまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により

速やかに提出してください

⑤欄 大学入試センター試験で受験した教科科目に印を記入(「推薦入試」の場合は受験予定の教

科科目に印を記入)し本学が大学入試センター試験において受験することを課した教科

科目を受験しているかどうか確認してください(毎年国語外国語などへの記入漏れが多数

ありますのでご注意願います)

〔一般入試(後期日程)の事項〕⑥欄 希望する教科を一つ選択し印を記入してください(毎年記入漏れが多数ありますので

ご注意願います)

なお出願後に教科の変更は認められませんので記入にあたっては十分注意してください

〔「教員志望理由及び活動報告書」に関する事項〕1 推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)に2種類以上出願する場合「教員志望理由及び活

動報告書」は試験日が最も早い試験の入学志願票に添付してください(例推薦入試及び前期日

程に出願する場合は推薦入試の入学志願票に添付)

― 18 ―

第9 入学志願票等記入上の注意

学生募集要項の請求方法は次のとおりです

1 Webサイトから請求する場合

本学のWeb サイトから直接テレメールによる資料請求ができます

詳しくは本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)をご覧ください

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 大学案内学生募集要項(願書)等資料請求〕

2 テレメールで請求する場合

⑴ インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)又は自動音声応答電話をご利用くださ

⑵ 資料請求番号(6桁)をプッシュ又は入力してください

⑶ あとはガイダンスに従って登録してください

① 受付から23日後に送付されますただし発送開始日までのご請求は予約受付となり発

送開始日になりましたら一斉に発送いたします

② 一度ご利用になられたパスワード(4桁)は必ず控えておいてくださいお問い合わせや料金

をお支払いいただく際に必要になる場合がありますまたテレメールを繰り返しご利用いただ

く時にも便利です

③ 料金はお届けした資料に同封されている支払い方法(「郵便局ゆうちょ銀行での払込み」

「コンビニ支払い」「ケータイ払い(携帯電話通話料金と一緒のお支払い)」)に従いお支払いくだ

さい

― 19 ―

第10 学生募集要項の請求方法

インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)

httpstelemailjpQRコードからアクセスした場合は資料請求番号の入力は不要

自動音声応答電話

IP電話 050-8601-0101(24時間受付)一般電話回線からの通話料金は日本全国どこからでも3分毎に約12円です住所氏名等の登録時はゆっくりはっきりとお話しください登録された音声が不鮮明な場合は資料をお届けできないことがあります

資 料 名 資料請求番号 料 金 発送開始日一般入試(推薦入試含む)学生募集要項+大学案内 545202 250円 10月下旬

一般入試(推薦入試含む)学生募集要項 585202 250円 10月下旬

3 本学に直接請求する場合

封筒の表に「学部学生募集要項請求」と朱書し角形2号(縦33times横24程度)の返信用封筒(請

求者の郵便番号住所氏名を明記し300円分の切手を貼付けたもの)を同封のうえ請求してくだ

さい

送付時には教育課程課外活動就職学生生活及び諸施設等について紹介した「大学案内」も同

封します

請求先 673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

― 20 ―

1 成績の開示

本学では平成31年度入学者選抜試験における一般入試(前期日程後期日程)及び推薦入試の個

人成績について受験者本人からの請求に限り次のとおり開示します

なお申請に際しては本学受験票が必要となりますので紛失しないように大切に保管してくだ

さい

⑴ 請求方法

開示を希望する者は「学部入学試験成績の開示申請書」の様式を以下の本学Web ページからダ

ウンロードし所定の手続を行ってくださいなお同様式は入試課の窓口でも受け取ることが

できます

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationreleasephp

⑵ 開示内容

① 一般入試(前期日程)

小論文各得点面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

② 一般入試(後期日程)

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

③ 推薦入試

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

⑶ 申請受付期間

2019年5月9日(木)から6月7日(金)(必着)まで[窓口の場合土日を除く]

⑷ その他

請求方法等不明な事項があれば以下へ問い合わせください

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

2 問題出題の意図の公表

平成31年度一般入試(前期日程)における小論文ABの問題出題の意図は平成31年7月上旬頃

に本学Web ページで公表します

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationpast_examphp

― 21 ―

第11 入学試験情報の開示

1 試験場の位置図

― 22 ―

第12 試験場の位置図等

構 内 図

2 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台うれしのだい

地区)への交通案内本学への交通は以下のような方法があります

ア 神戸市三宮明石市姫路市方面から神しん

姫き

バスを利用する場合三ノ宮~西脇線明石~西脇線(国道175号線経由)及び姫路~社

やしろ

線の場合は「社やしろ

(営業所)」で「嬉野台

うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は三ノ宮駅から約1時間40分明石駅から約1時間40分姫路駅から約1時間30分)イ 大阪市神戸市三宮津山市方面から中国自動車道の中国ハイウェイバス(JRバス又は神

しん

姫き

バス)を利用する場合中国ハイウェイバスの「高

こう

速そく

社やしろ

」で下車し兵庫教育大学まで兵教シャトル便(平日のみ運行)による場合は5分徒歩による場合は約25分タクシーを利用する場合は配車時間を含め約10分(料金800円程度)(所要時間は新大阪駅から約1時間10分三ノ宮駅から約1時間津山駅から約2時間10分)ウ JR加古川線を利用する場合

加古川線社やしろ

町駅で下車し神しん

姫き

バスの「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三

さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は加古川駅から約1時間10分)

詳しくは神しん

姫き

バス公式サイト httpswwwshinkibuscojp で確認してください

― 23 ―

試験当日(推薦入試前期日程後期日程の各試験)はJR社やしろ

町駅~社やしろ

(営業所)~兵庫教育大学の間で臨時バス(神

しん

姫き

バス有料)を運行する予定ですまた高こう

速そく

社やしろ

バス停(中国自動車道)と兵庫教育大学の間で臨時バス(兵教シャトル便)を運行しますなお発車時刻等は受験票送付時にお知らせします

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

Page 3: G ¶ · R úø å S   G ¶ ¶ Í   ¶ æ ¶ \ 7 B A ò ¶ Í   ¶ æ ¶ Í    » F R ] w Ö ¶ ¬ H x | Í w M O t w q ` b

目 次

第1 募集人員 1

第2 入学者選抜方法 1

第3 一般入試(前期日程後期日程 共通事項)1~81 出願資格 1~32 出願手続 3~53~5 受験票等の送付試験場合格者の発表 56 入学手続 67~8 追加合格欠員補充第2次募集による選抜 79 出願資格に関する事前審査 7~8

第4 一般入試(前期日程)91~2 選抜方法試験日実施方法 9

第5 一般入試(後期日程)101~2 選抜方法試験日実施方法 10

第6 推薦入試 11~161~4 募集人員出願資格推薦要件推薦人員 115 出願手続 12~136 受験票等の送付 137~8 選抜方法試験日実施方法 149~11 試験場合格者の発表一般入試への出願について 1512 入学手続 15~1613 入学辞退手続 16

入学者選抜関係日程一覧選抜方法 出願期間 試 験 日 合格者発表 入学手続期間

推 薦 入 試 平成30年12月7日(金)~12月14日(金)[必着]

平成31年1月29日(火)平成31年2月13日(水)

午前10時平成31年2月18日(月)

2月19日(火)

前 期 日 程平成31年1月28日(月)~

2月6日(水)[必着]

平成31年2月25日(月)平成31年3月7日(木)

午前10時平成31年3月13日(水)~

3月15日(金)

後 期 日 程 平成31年3月12日(火)平成31年3月20日(水)

午前10時平成31年3月25日(月)~

3月27日(水)

本学が入学者選抜を通じて取得した氏名試験成績等の個人情報について入学者選抜入学料免除の選考授業料免除の選考及び奨学金貸与の選考以外の目的に用いることはありませんただし個人を特定しない形で統計的な調査に使用する場合があります

目次-1

平成31年度兵庫教育大学学校教育学部学生募集要項

学校教育学部学校教育教員養成課程の入学者選抜は次の方法によるものとします

⑴ 一般入試(前期日程)

⑵ 一般入試(後期日程)

⑶ 推薦入試

1 出願資格

次のいずれかに該当しかつ次のページの表による平成31年度大学入試センター試験の5教科7

科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目を受験した者とします

なお大学入試センター試験の過年度成績の利用は行いません

⑴ 高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者

⑵ 通常の課程による12年の学校教育を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑶ 外国において学校教育における12年の課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込

みの者又はこれに準ずる者で文部科学大臣の指定したもの

⑷ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定又は指定した在外教育施設

の当該課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者

⑸ 専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満た

すものに限る)で文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以降に修了した者

及び平成31年3月修了見込みの者

目次-2

第7 障害等のある入学志願者との事前相談 171~3 申出の期日相談の方法連絡先 17

第8 その他の注意事項 17

第9 入学志願票等記入上の注意 18〔共通事項〕18〔「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」に共通する事項〕18〔一般入試(後期日程)の事項〕18〔「教員志望理由及び活動報告書」に関する事項〕18

第10 学生募集要項の請求方法 19~201~2 Web サイトから請求する場合テレメールで請求する場合 193 本学に直接請求する場合 20

第11 入学試験情報の開示 211~2 成績の開示問題出題の意図の公表 21

第12 試験場の位置図等 22~231 試験場の位置図 222 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台

うれしのだい

地区)への交通案内 23

附録 検査内容採点評価基準及び合否判定基準 27~28(1)検査内容採点評価基準 27(2)合否判定基準 28前年度(平成30年度)入学者選抜状況 29前年度(平成30年度)の入学試験問題 30(前期日程)小論文A 30~32小論文B 33~35

Webサイトによる情報提供 (裏表紙裏)

平成31年度兵庫教育大学学校教育学部学生募集要項

学校教育学部学校教育教員養成課程の入学者選抜は次の方法によるものとします

⑴ 一般入試(前期日程)

⑵ 一般入試(後期日程)

⑶ 推薦入試

1 出願資格

次のいずれかに該当しかつ次のページの表による平成31年度大学入試センター試験の5教科7

科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目を受験した者とします

なお大学入試センター試験の過年度成績の利用は行いません

⑴ 高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者

⑵ 通常の課程による12年の学校教育を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑶ 外国において学校教育における12年の課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込

みの者又はこれに準ずる者で文部科学大臣の指定したもの

⑷ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定又は指定した在外教育施設

の当該課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者

⑸ 専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満た

すものに限る)で文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以降に修了した者

及び平成31年3月修了見込みの者

― 1―

第1 募集人員学 部 課 程 入学定員 募 集 人 員 備 考

学校教育学部 学校教育教員養 成 課 程 160人

前 期 日 程 80人 推薦入試の入学手続者が募集人員に満たない場合その不足した人員を前期日程の募集人員に加える

後 期 日 程 30人

推 薦 入 試 50人

(注)本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止し次の「3つの学びの場」による指導体制に移行します

①クラス【1~4年次】1年次からクラス(学籍番号により分けた12クラスのうちいずれか1つ)に所属し4年間一貫した修学指導(クラスミーティング進路指導学修支援など)を行います

②教育系(グループ)【2~4年次】2年次からグループに所属し取得を希望する教員免許資格に対応した教科指導能力教育力保育力を高めます教科教育系国語英語社会数学理科音楽美術保健体育家庭の各グループ幼年教育系幼年教育グループ

③卒業研究(ゼミ)【3~4年次】3年次からゼミに所属し教育学心理学幼児教育特別支援教育各教科教育などの分野から研究テーマを一つ選び卒業研究に取り組みます

第2 入学者選抜方法

第3 一般入試(前期日程後期日程 共通事項)

⑹ 文部科学大臣の指定した者(昭和23年文部省告示第47号)

⑺ 高等学校卒業程度認定試験規則(平成17年文部科学省令第1号)による高等学校卒業程度認定試

験に合格した者(同規則附則第2条の規定による廃止前の大学入学資格検定規程(昭和26年文部省

令第13号)による大学入学資格検定に合格した者を含む)

⑻ 本学において個別の入学資格審査により高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認

めた者で18歳に達したもの及び平成31年3月31日までに18歳に達するもの

〔出願に当たっての注意事項〕

本学は分離分割方式で選抜を行うので次のことに注意してください

⑴ 本学の前期日程に出願した者は他の前期日程の大学学部に出願できませんまた後期日程

に出願した者は他の後期日程の大学学部に出願できません

⑵ 本学の前期日程と後期日程との併願は可能です

⑶ 前期日程試験に合格し平成31年3月15日(金)までに入学手続を行った者は後期日程試験を

受験してもその合格者となりません

⑷ 国公立大学学部(独自日程で入学者選抜試験を行う公立大学学部を除く以下同じ)の推

薦入試合格者は当該推薦入試を実施した大学学部の定める推薦入学辞退手続により入学辞退を

許可された場合を除いて本学の一般入試を受験しても入学許可は得られません

― 2―

教 科 科 目国 語 『国語』

数 学 「数学Ⅰ」『数学Ⅰ数学A』から1科目及び「数学Ⅱ」『数学Ⅱ数学B』『簿記会計』『情報関係基礎』から1科目 計2科目

地理歴史 「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」

から1又は`2科目

理科でA又はCを選択する場合は4科目`理科でB又はDを選択する場合は3科目

公 民 「現代社会」「倫理」「政治経済」『倫理政治経済』

理 科

A「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」から2科目B「物理」「化学」「生物」「地学」から1科目C「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」から2科目 及び「物理」「化学」「生物」「地学」から1科目D「物理」「化学」「生物」「地学」から2科目

A~Dの`いずれか

外 国 語 『英語』

本表中において『 』で記載しているものは2つの科目を総合したもの又は2つ以上の科目に共通する内容を盛り込んだ出題科目です

(注1)「理科」でA又はBを選択する場合は「地理歴史」及び「公民」から2科目C又はDを選択する場合は「地理歴史」及び「公民」から1科目を選択してください

(注2)「地理歴史」においては同一名称のAB出題科目「公民」においては同一名称を含む出題科目同士の選択はできません

(注3)「理科」でCを選択する場合は「物理」と「物理基礎」「化学」と「化学基礎」「生物」と「生物基礎」あるいは「地学」と「地学基礎」の組み合わせを含む選択はできませんただし事情により上記の組み合わせで受験する場合「理科」は基礎を付した科目(2科目の合計)と基礎を付さない科目のうち高得点の科目を選択することとして取り扱いますので「地理歴史」及び「公民」から2科目を受験してください「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう「理科」の基礎を付さない科目とは「物理」「化学」「生物」「地学」をいう

(注4)「外国語」の『英語』については「筆記試験」と「リスニングテスト」を課します

公立大学協会Web サイト(httpwwwkodaikyoorg)参照

⑸ 国公立大学学部のAO入試合格者は当該AO入試を実施した大学学部の定めるAO入試の

入学辞退手続により入学を辞退した場合を除いて本学の一般入試及び推薦入試を受験しても入

学許可は得られません

⑹ 国公立大学の分離分割方式による合格及び追加合格者決定業務を円滑に行うため氏名及び大学

入試センター試験の受験番号に限って合否及び入学手続き等に関する個人情報が独立行政法人

大学入試センター及び併願先の国公立大学に送達されます

2 出願手続

⑴ 出願方法

入学志願者は出願書類等を一括し本学所定の出願用封筒(前期日程後期日程共通)を用い

て次の出願期間中に「書留速達」により郵送してください

(注)本学の前期日程と後期日程を併願する場合はそれぞれ必要書類を整え所定の出願用封筒(前期日程後期日程共通)へ一つにまとめて提出してください

ア 出願期間

前期後期日程試験とも平成31年1月28日(月)から2月6日(水)(必着)まで

(注)出願期間を過ぎた場合は受理しませんので郵送期間を十分考慮して送付してくださいただし2月5日(火)以前の発信局消印のある書留速達郵便に限り期限後に到着した場合でも受理しますなお2月6日(水)「9時から17時まで」に限り持参の出願書類も受理します

イ 出願書類の提出先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課(事務局1階)

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

― 3 ―

⑵ 出願書類等

前期日程後期日程の両方に出願する場合は「教員志望理由及び活動報告書」を除いて前期日

程後期日程ごとに以下の出願書類等が必要です

また所定の出願用封筒(前期日程後期日程共通)へ一つにまとめて提出してください

― 4―

書 類 等 提出該当者 摘 要1 入 学 志 願 票 全 員 本学所定の用紙によること(記入上の注意18ページ)

2 センター試験成 績 請 求 票 全 員

大学入試センターから送付された「センター試験成績請求票」を次の区分により入学志願票の所定欄に貼付けること前期日程に出願する場合

前 平成31センター試験成績請求票国 公 立 前 期 日 程 用

後期日程に出願する場合

後 平成31センター試験成績請求票国 公 立 後 期 日 程 用

3 受験票写真票 全 員

ア 本学所定の用紙によることイ それぞれに所定の事項を記入のうえ裏面に氏名を書いた写真(上半身脱帽正面向きのもので出願前3か月以内に撮影した縦4times横3のもの)を貼付けること

4 調 査 書 全 員

ア 出身学校長が作成し厳封したものを提出することイ 高等学校卒業程度認定試験合格者等はその合格証明書及び成績証明書又はその資格を証明する書類をもって代えることなお高等学校等に在学したことのある者は在学期間中の調査書を併せて提出することウ 指導要録の保存期間が経過した場合及び廃校被災その他の事情により調査書が得られない場合には卒業証明書及び成績通信簿を提出すること

5

教員志望理由及び活動報告書(前期後期日程推薦入試共通)

全 員(1)

ア 本学所定の用紙によることイ 必ず本人が自筆で記入すること

6 あ て 名 票 全 員 本学所定の用紙によること

7 受験票等送付用封 筒 全 員

ア 本学所定の封筒(表面に「受験票等在中」と記載してあるもの)によることイ 郵便番号住所氏名を記入し372円分の切手を貼付けること

8 検 定 料(17000円) 全 員

ア又はイのいずれかの方法により納付することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合①検定料払込用紙に住所氏名を記入し払い込むこと②検定料の払い込み後「振替払込受付証明書(お客様用)」を「9 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合①本学Web ページ(httpswwwhyogo-uacjpadmissionpayment)へアクセスし支払番号を取得すること②コンビニエンスストアにて支払手続きを行うこと③支払確認書類(領収書等)〔5ページ(2)参照〕を「9 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

(注)東日本大震災平成28年熊本地震平成30年7月豪雨及び北海道胆振東部地震で被災された方を対象に平成31年度入学試験にかかる検定料免除の特別措置を講じます免除希望者は出願に先立ち入試課(TEL0795-44-2067)までお問い合わせください

3 受験票等の送付

出願書類を受理したときは入学志願者に受験票受験者心得その他受験に必要な書類を送付

しますなお平成31年2月19日(火)までに到着しない場合は必ず本学入試課まで問い合わせて

ください

4 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

5 合格者の発表

前期日程

平成31年3月7日(木)午前10時

後期日程

平成31年3月20日(水)午前10時

いずれも本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験番号を掲載するとともに

合格者に合格通知書及び入学手続に必要な書類を送付します

なお当該合格通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

― 5―

書 類 等 提出該当者 摘 要

9 検 定 料納 付 確 認 票 全 員

所定の用紙に氏名を記入しア又はイのいずれかの書類を貼り付けて提出することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合検定料払込用紙の「振替払込受付証明書(お客さま用)」(受付局日附印のないものは無効)

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合支払確認書類(領収書等)〔5ページ(2)参照〕

(1)推薦入試に出願した場合は再提出不要ですなお前期日程後期日程の両方に出願する場合でも「教員志望理由及び活動報告書」の提出は1部で差支えありません

(2)コンビニエンスストアから発行される支払確認書類(領収書等)の名称は会社により異なりますので以下を参考に確認してくださいファミリーマート取扱明細兼受領書(お客様控え)ローソンミニストップインターネット受付領収書サークルKサンクスデイリーヤマザキオンライン決済領収書セイコーマート領収書

6 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

前期日程

平成31年3月13日(水)から3月15日(金)まで

9時から17時まで

後期日程

平成31年3月25日(月)から3月27日(水)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して前期日程は3月15日(金)までに後期日

程は3月27日(水)までに必着するよう送付してください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階)

TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 入学手続締切日までに入学手続を完了しなかった者は入学の意思がなく入学を辞退したも

のとして取り扱います

ウ 一つの国公立大学学部に入学手続を行った者はこれを取り消して他の国公立大学学部に

入学手続を行うことはできません

エ 既納の入学料は返還しません

― 6―

7 追加合格

入学定員に欠員が生じた場合には追加合格により欠員を補充します

⑴ 追加合格者への通知

追加合格者には平成31年3月28日(木)から3月31日(日)までに電話等で入学志願票の連

絡先に連絡し入学の意思を確認しますのでこの期間は本人と直接連絡ができるようにしてお

いてください

⑵ その他

追加合格者で入学の意思表示をしたものは本学の指示する日までに入学手続を完了することと

し完了しなかった者は入学辞退者として取り扱います

この場合の入学手続手続期間等の詳細は合格通知と同時に通知します

なお追加合格者の発表は行いません

8 欠員補充第2次募集による選抜

欠員補充第2次募集の実施の有無及び出願方法選抜日程実施方法等の詳細については平成31

年3月28日(木)から3月31日(日)の間に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)で公表

します

⑴ 出願資格

1ページ「1 出願資格」のいずれかに該当しかつ次のいずれかに該当する者

ア 国公立大学を受験したがいずれの大学にも合格しなかった者

イ 国公立大学に合格したがいずれの大学にも入学手続をしていない者

ウ 大学入試センター試験を受験したがいずれの国公立大学にも出願していない者

(注)3月中に出願受付を行う欠員補充第2次募集に出願することができるのは一つの大学学部に限られますまた欠員補充第2次募集出願後他の国公立大学への追加合格等により入学手続を行った場合は受験しても入学許可は得られません

⑵ 選抜方法

ア 大学入試センター試験の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合

して入学者を選抜します

9 出願資格に関する事前審査

1ページ「1 出願資格 ⑻ 本学において個別の入学資格審査により高等学校を卒業した者

と同等以上の学力があると認めた者で18歳に達したもの及び平成31年3月31日までに18歳に達する

もの」についての出願資格審査手続は次のとおりとします

なお下記の申請書類の他に必要に応じて証明書等の提出を求める場合があります

高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者はこの審査を受

ける必要はありません

― 7―

⑴ 申請書類

ア 出願資格認定申請書(本学所定の用紙)

イ 履歴書(本学所定の用紙)

ウ 最終学校の卒業(見込)証明書

エ 出願資格の審査区分に応じた書類

オ その他必要と認める書類

「出願資格認定申請書」等の用紙は本学にありますので申請する場合は必ず入試課(TEL

0795-44-2067)へ連絡してください

⑵ 申請方法

入学志願者は申請書類を下記申請期間中に必ず「出願資格認定申請書類在中」と朱書し「書留

速達」により郵送してください

① 申請期間

平成31年1月21日(月)1月22日(火)(必着)(大学入試センター試験を受験した者に限る)

② 申 請 先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

⑶ 審査方法

出願資格認定審査は申請書類の書類審査により行い更に必要な場合は試験及び面接による

審査を行います

⑷ 審査結果の通知

審査の結果は後日本人に通知します

― 8―

1 選抜方法⑴ 大学入試センター試験及び個別学力検査の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜しますなお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 個別学力検査は次によるものとします① 小論文

教員となるにふさわしい資質と能力をみるため2種類の小論文を課します② 面接

面接(集団面接を実施)においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して次の項目をみるものとします

⑶ 大学入試センター試験個別学力検査の配点比率は956とします配点内訳は次のとおりです

⑷ 大学入試センター試験において【「地理歴史」及び「公民」から2科目】【「理科」について2ページ表中の理科C又はDにより3科目又は2科目】を受験した場合は次の成績を用いますア「理科」において2ページ表中 理科Cのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 helliphelliphelliphellip 1科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目 「理科」の基礎を付した科目(2科目の合計)

΅~のうち高得点順に2科目`(を用いる場合は3科目) 「理科」の基礎を付さない科目

イ「理科」において2ページ表中 理科Dのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 理科Dで受験した科目の第1解答科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目と理科Dで受験した科目の第2解答科目のうち高得点の科目

2 試験日実施方法次の小論文AB及び面接は全員に課します

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試験日 検 査 科 目 検 査 時 間 摘 要

平成31年2月25日(月)

小 論 文 A 1000~1045 主として文章を理解しその内容について論述する

小 論 文 B 1115~1200 主として資料図表等を理解しその内容について論述する

面 接 1300~ 集団面接を行う

第4 一般入試(前期日程)

教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能

大学入試センター試験 個別学力検査 合

計国語 数学 地理歴史 公民 理科 外国語(英語) 計 小 論 文 面接 計小論文A 小論文B 小計

200 200 300 250 950 180 180 360 240 600 1550

(注)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

1 選抜方法⑴ 大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜しますなお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接は口頭試問を含むものとし入学志願者は国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から1教科選択します面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含まれます

⑶ 大学入試センター試験面接の配点比率は953とします配点内訳は次のとおりです

⑷ 大学入試センター試験において【「地理歴史」及び「公民」から2科目】【「理科」について2ページ表中の理科C又はDにより3科目又は2科目】を受験した場合は次の成績を用いますア「理科」において2ページ表中 理科Cのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 helliphelliphelliphellip 1科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目 「理科」の基礎を付した科目(2科目の合計)

΅~のうち高得点順に2科目`(を用いる場合は3科目) 「理科」の基礎を付さない科目

イ「理科」において2ページ表中 理科Dのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 理科Dで受験した科目の第1解答科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目と理科Dで受験した科目の第2解答科目のうち高得点の科目

2 試験日実施方法

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試験日 検査科目 検査時間 摘 要

平成31年3月12日(火)

面 接 930~

全員に面接(口頭試問を含む)を行う

ただし音楽又は美術を選択した者については実技も含まれる

<音楽を選択した者>面接の中で楽器演奏歌唱又は弾き歌い(いずれでもよい)を課すので任意の楽曲を準備してくることピアノ以外の楽器を演奏する場合は各自携行すること伴奏者はつけない

<美術を選択した者>面接の中で描画を課す画材用具は持参の必要なし

(注)面接の順番や時間については試験日の1週間前頃を目処にお知らせします

第5 一般入試(後期日程)

得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

大学入試センター試験 面接(口頭試問実技を含む) 合

計国語 数学 地理歴史 公民 理科 外国語(英語) 計 国語 英語 社 会

(地理歴史公民) 数学 理科 音楽 美術 保健体育

200 200 300 250 950 300 1250

(注)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

1 募集人員 50人

2 出願資格

次のいずれかに該当しかつ下表により平成31年度大学入試センター試験の3教科3科目又は3

教科4科目を受験する者とします

なお大学入試センター試験の過年度成績の利用は行いません

⑴ 高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者

⑵ 高等部を置く特別支援学校を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑶ 高等専門学校3年次を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑷ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程又は相当する課程を有するものとして認定又は指定

した在外教育施設の当該課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者

3 推薦要件

次の各号すべてに該当する者とします

⑴ 出身学校長が教員となるにふさわしい資質適性意欲等を有する者として責任をもって推

薦するもの

⑵ 学習成績の全体の評定平均値が35以上の者

⑶ 合格した場合は入学することを確約できる者

4 推薦人員

各出身学校長が推薦し得る人員は各校(分校を含む)につき5人までとします

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第6 推薦入試

教 科 科 目国 語 『国語』

数 学 「数学Ⅰ」『数学Ⅰ数学A』「数学Ⅱ」『数学Ⅱ数学B』『簿記会計』『情報関係基礎』

から1科目(理科で基礎を付した科`目を選択する場合は2科目)

地 理 歴 史 「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」

公 民 「現代社会」「倫理」「政治経済」『倫理政治経済』

理 科 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」「物理」「化学」「生物」「地学」

外 国 語 『英語』

本表中において『 』で記載しているものは2つの科目を総合したもの又は2つ以上の科目に共通する内容を盛り込んだ出題科目です

(注1)「外国語」の『英語』については「筆記試験」と「リスニングテスト」を課します(注2)「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう(注3)国公立大学の推薦入試(大学入試センター試験を課す場合課さない場合を含めて)に出願す

ることができるのは一つの大学学部であるので注意してくださいなお国公立大学の一般入試における合格者決定業務を円滑に行うため氏名及び大学入試センター試験の受験番号に限って推薦入試の合格及び入学手続き等に関する個人情報が独立行政法人大学入試センター及び併願先の国公立大学に送達されます

5 出願手続

⑴ 出願方法

出願書類等は出身学校長が被推薦者(入学志願者)ごとに本学所定の出願用封筒に入れたもの

を取りまとめ厳封のうえ次の出願期間中に「書留速達」により郵送してください

ア 出願期間

平成30年12月7日(金)から12月14日(金)(必着)まで

(注)出願期間を過ぎた場合は受理しませんので郵送期間を十分考慮して送付してくださいただし12月13日(木)以前の発信局消印のある書留速達郵便に限り期限後に到着した場合でも受理しますなお12月14日(金)「9時から17時まで」に限り持参の出願書類も受理します

イ 出願書類の提出先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課(事務局1階)

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

⑵ 出願書類等

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書 類 等 提出該当者 摘 要1 入 学 志 願 票 全 員 本学所定の用紙によること(記入上の注意18ページ)

2 センター試験成 績 請 求 票 全 員

大学入試センターから送付された

推薦平成31センター試験成績請求票国 公 立 推 薦 入 試 用

を入学志願票の所定欄に貼付けることなお出願時に大学入試センターから届いていない場合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所があるので当該欄にチェックを入れることそのうえで出願期間内に成績請求票を除いた出願書類を提出することまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により速やかに提出すること

3 受験票写真票 全 員

ア 本学所定の用紙によることイ それぞれに所定の事項を記入のうえ裏面に氏名を書いた写真(上半身脱帽正面向きのもので出願前3か月以内に撮影した縦4times横3のもの)を貼付けること

4 調 査 書 全 員

ア 出身学校長が作成し厳封したものを提出することイ 指導要録の保存期間が経過した場合及び廃校被災その他の事情により調査書が得られない場合には卒業証明書及び成績通信簿を提出すること

5 推 薦 書 全 員

ア 本学所定の用紙によること(本学Web ページ httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationrequestphp からダウンロードしたものを使用しパソコンで作成しても差し支えない)イ 出身学校長が作成し厳封したものを提出すること

6

教員志望理由及び活動報告書(前期後期日程推薦入試共通)

全 員

ア 本学所定の用紙によることイ 必ず本人が自筆で記入すること

7 あ て 名 票 全 員 本学所定の用紙によること

6 受験票等の送付

出願書類を受理したときは入学志願者に受験票受験者心得その他受験に必要な書類を送付

しますなお平成31年1月16日(水)までに到着しない場合は必ず平成31年1月17日(木)以

降速やかに本学入試課まで問い合わせてください

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書 類 等 提出該当者 摘 要

8 受験票等送付用封 筒 全 員

ア 本学所定の封筒(表面に「受験票等在中」と記載してあるもの)によることイ 郵便番号住所氏名を記入し372円分の切手を貼付けること

9 検 定 料(17000円) 全 員

ア又はイのいずれかの方法により納付することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合①検定料払込用紙に住所氏名を記入し払い込むこと②検定料の払い込み後「振替払込受付証明書(お客様用)」を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合①本学Web ページ(httpswwwhyogo-uacjpadmissionpayment)へアクセスし支払番号を取得すること②コンビニエンスストアにて支払手続きを行うこと③支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

(注)東日本大震災平成28年熊本地震平成30年7月豪雨及び北海道胆振東部地震で被災された方を対象に平成31年度入学試験にかかる検定料免除の特別措置を講じます免除希望者は出願に先立ち入試課(TEL0795-44-2067)までお問い合わせください

10 検 定 料納 付 確 認 票 全 員

所定の用紙に氏名を記入しア又はイのいずれかの書類を貼り付けて提出することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合検定料払込用紙の「振替払込受付証明書(お客さま用)」(受付局日附印のないものは無効)

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕

(1)コンビニエンスストアから発行される支払確認書類(領収書等)の名称は会社により異なりますので以下を参考に確認してくださいファミリーマート取扱明細兼受領書(お客様控え)ローソンミニストップインターネット受付領収書サークルKサンクスデイリーヤマザキオンライン決済領収書セイコーマート領収書

7 選抜方法

⑴ 出身学校長の推薦に基づき大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望

理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜します

なお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して

次の項目についてみるものとします

⑶ 面接の配点は300点とします

⑷ 大学入試センター試験の配点内訳は次のとおりです

⑸ ⑷で示した大学入試センター試験の成績は次のとおりABCDの4つのグループに分け

判定に用います

なお同一グループ内では大学入試センター試験の成績の得点差はないこととします

⑹ ⑸で示した上位グループから順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

8 試験日実施方法

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教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能

国 語 数 学 地理歴史 公 民 理 科 外国語(英語) 計

200 100(注2~注6) 250 550

(注1)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

(注2)「国語」及び「外国語(英語)」の成績と「数学」「地理歴史」「公民」「理科」のうち最も高得点の教科の成績を用います

(注3)「数学」を2科目受験している場合高得点の科目の成績を用います(注4)「地理歴史」及び「公民」から2科目を受験している場合第1解答科目の成績を用います(注5)「理科」から基礎を付した科目(2科目)と基礎を付さない科目(1科目)を受験している場合高得点の

科目の成績を用います「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう「理科」の基礎を付さない科目とは「物理」「化学」「生物」「地学」をいう

(注6)「理科」から基礎を付さない科目を2科目受験している場合第1解答科目の成績を用います

A B C D全国平均点の12倍以上 全国平均点の11倍以上 全国平均点以上 全国平均点未満

試 験 日 検査科目 時 間平成31年1月29日(火) 面 接 930 ~ 1700(終了予定)

集合時間は受験票送付時にお知らせします

9 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

10 合格者の発表

平成31年2月13日(水)午前10時に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験

番号を掲載するとともに受験者及び出身学校長あてに合否の通知を行い合格者には入学手続に必

要な書類を送付します

なお当該合否の通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

11 一般入試への出願について

本学の「推薦入試」を出願した者は不合格になった場合に備えて「前期日程」から一つ「後期

日程」から一つ「公立大学の中期日程」から一つの合計三つの国公立大学学部に出願することが

できます

なお本学の「一般入試」に出願する場合の出願手続は3ページ「2 出願手続」によります

12 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

平成31年2月18日(月)から2月19日(火)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して2月19日(火)までに必着するよう送付して

ください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階) TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

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薦私費外国人留学生

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 推薦入試の合格者は出願済みの他の国公立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は

得られませんただし次の「13 入学辞退手続」により本学学長の許可を得た場合はこの限

りではありません

ウ 推薦入試の合格者が平成31年2月19日(火)までに推薦入学辞退願を提出しないまま入学手

続を完了しないときは推薦入試合格者としての権利を消失するとともに出願済みの他の国公

立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は得られません

エ 入学手続完了者で高等学校等を卒業できなかった場合は入学許可を取り消します

オ 既納の入学料は返還しません

13 入学辞退手続

推薦入試合格者が真にやむを得ない事情により本学に入学することが困難となった場合は当該

者を推薦した出身学校長から「推薦入学辞退願」(様式自由)を平成31年2月19日(火)17時までに提

出し本学学長の入学辞退許可を得る必要があります

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薦私費外国人留学生

本学に入学を志願する者で病気負傷や障害等のために受験及び修学上特別な配慮を必要とする

場合は必ず下記の期日までに本学入試課に申し出てください

1 申出の期日

推薦入試平成30年11月16日(金)

一般入試平成30年12月14日(金)

期日以降に発生した不慮の事故等により特別な配慮を必要とする者はその状況によっては考

慮できる場合があるので速やかに申し出てください

2 相談の方法

受験上の配慮申出書(健康診断書等必要書類添付)を提出することとし必要な場合は本学にお

いて入学志願者又はその立場を代弁し得る出身学校関係者等との相談(面談その他)を行います

なお申出書の様式は本学Webサイト(httpswwwhyogo-uacjp)からダウンロードできます

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 障害等のある入学志願者との事前相談 〕

3 連絡先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067

⑴ 出願書類に不備がある場合には受理しないことがありますので十分注意してください

⑵ 出願書類に虚偽の記載があった場合は入学許可を取り消すことがあります

⑶ 出願書類は返還しません

⑷ 受験のための宿泊施設のあっせんは行いません

⑸ 合否に関する電話等の問い合わせには応じません

⑹ 大学入試センター試験及び本学の受験票は入学手続の際に必要ですので紛失しないようにして

ください

⑺ 受験に関する詳細については出願書類を提出した者に交付する「受験者心得」を参照してくだ

さい

⑻ 学校保健安全法で出席の停止が定められている感染症(インフルエンザなど)に罹患し治癒して

いない場合は他の受験者や監督者などへの感染の恐れがありますので受験はご遠慮願います

ただし病状により医師が他の受験者等に感染の恐れがない旨を記載した診断書の提出があったと

きはこの限りではありませんなお受験をご遠慮いただいた場合でも追試験などの措置検

定料の返還はしませんので試験当日の体調管理には十分注意してください

― 17 ―

第7 障害等のある入学志願者との事前相談

第8 その他の注意事項

〔共通事項〕1 入学志願票は次の3種類がありますので各々志願する選抜の入学志願票を使用してください

⑴ 「一般入試(前期日程)」(水色)

⑵ 「一般入試(後期日程)」(黄緑色)

⑶ 「推薦入試」(桃色)

2 記入は黒のボールペン又は黒のインクを使用してください

3 印の欄は記入しないでください

4 記入した内容を訂正する場合は誤記入を二重線で消し余白部分に訂正内容を記入してくださ

〔「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」に共通する事項〕各欄の記入に当たっては次の事項に注意しもれなく正確に記入してください

①欄 氏名は楷書で丁寧に記入し該当する事項をで囲んでください

②欄 出願資格は所要の事項を記入し該当する事項をで囲んでください年月は卒業見込み又は

卒業等の年月を記入してください

③欄 本学からの連絡の際に使用するので詳細に記入してください

④欄 「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」を志願する者は大学入試センターから送付

されたそれぞれの「平成31センター試験成績請求票」を貼付けてください

rarr なお「推薦入試」について出願時に大学入試センターから成績請求票が届いていない場

合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所がありますので当該欄にチェックを

入れてくださいそのうえで出願期間内に大学入試センター試験の成績請求票を除い

た出願書類を提出してくださいまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により

速やかに提出してください

⑤欄 大学入試センター試験で受験した教科科目に印を記入(「推薦入試」の場合は受験予定の教

科科目に印を記入)し本学が大学入試センター試験において受験することを課した教科

科目を受験しているかどうか確認してください(毎年国語外国語などへの記入漏れが多数

ありますのでご注意願います)

〔一般入試(後期日程)の事項〕⑥欄 希望する教科を一つ選択し印を記入してください(毎年記入漏れが多数ありますので

ご注意願います)

なお出願後に教科の変更は認められませんので記入にあたっては十分注意してください

〔「教員志望理由及び活動報告書」に関する事項〕1 推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)に2種類以上出願する場合「教員志望理由及び活

動報告書」は試験日が最も早い試験の入学志願票に添付してください(例推薦入試及び前期日

程に出願する場合は推薦入試の入学志願票に添付)

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第9 入学志願票等記入上の注意

学生募集要項の請求方法は次のとおりです

1 Webサイトから請求する場合

本学のWeb サイトから直接テレメールによる資料請求ができます

詳しくは本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)をご覧ください

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 大学案内学生募集要項(願書)等資料請求〕

2 テレメールで請求する場合

⑴ インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)又は自動音声応答電話をご利用くださ

⑵ 資料請求番号(6桁)をプッシュ又は入力してください

⑶ あとはガイダンスに従って登録してください

① 受付から23日後に送付されますただし発送開始日までのご請求は予約受付となり発

送開始日になりましたら一斉に発送いたします

② 一度ご利用になられたパスワード(4桁)は必ず控えておいてくださいお問い合わせや料金

をお支払いいただく際に必要になる場合がありますまたテレメールを繰り返しご利用いただ

く時にも便利です

③ 料金はお届けした資料に同封されている支払い方法(「郵便局ゆうちょ銀行での払込み」

「コンビニ支払い」「ケータイ払い(携帯電話通話料金と一緒のお支払い)」)に従いお支払いくだ

さい

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第10 学生募集要項の請求方法

インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)

httpstelemailjpQRコードからアクセスした場合は資料請求番号の入力は不要

自動音声応答電話

IP電話 050-8601-0101(24時間受付)一般電話回線からの通話料金は日本全国どこからでも3分毎に約12円です住所氏名等の登録時はゆっくりはっきりとお話しください登録された音声が不鮮明な場合は資料をお届けできないことがあります

資 料 名 資料請求番号 料 金 発送開始日一般入試(推薦入試含む)学生募集要項+大学案内 545202 250円 10月下旬

一般入試(推薦入試含む)学生募集要項 585202 250円 10月下旬

3 本学に直接請求する場合

封筒の表に「学部学生募集要項請求」と朱書し角形2号(縦33times横24程度)の返信用封筒(請

求者の郵便番号住所氏名を明記し300円分の切手を貼付けたもの)を同封のうえ請求してくだ

さい

送付時には教育課程課外活動就職学生生活及び諸施設等について紹介した「大学案内」も同

封します

請求先 673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

― 20 ―

1 成績の開示

本学では平成31年度入学者選抜試験における一般入試(前期日程後期日程)及び推薦入試の個

人成績について受験者本人からの請求に限り次のとおり開示します

なお申請に際しては本学受験票が必要となりますので紛失しないように大切に保管してくだ

さい

⑴ 請求方法

開示を希望する者は「学部入学試験成績の開示申請書」の様式を以下の本学Web ページからダ

ウンロードし所定の手続を行ってくださいなお同様式は入試課の窓口でも受け取ることが

できます

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationreleasephp

⑵ 開示内容

① 一般入試(前期日程)

小論文各得点面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

② 一般入試(後期日程)

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

③ 推薦入試

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

⑶ 申請受付期間

2019年5月9日(木)から6月7日(金)(必着)まで[窓口の場合土日を除く]

⑷ その他

請求方法等不明な事項があれば以下へ問い合わせください

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

2 問題出題の意図の公表

平成31年度一般入試(前期日程)における小論文ABの問題出題の意図は平成31年7月上旬頃

に本学Web ページで公表します

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationpast_examphp

― 21 ―

第11 入学試験情報の開示

1 試験場の位置図

― 22 ―

第12 試験場の位置図等

構 内 図

2 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台うれしのだい

地区)への交通案内本学への交通は以下のような方法があります

ア 神戸市三宮明石市姫路市方面から神しん

姫き

バスを利用する場合三ノ宮~西脇線明石~西脇線(国道175号線経由)及び姫路~社

やしろ

線の場合は「社やしろ

(営業所)」で「嬉野台

うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は三ノ宮駅から約1時間40分明石駅から約1時間40分姫路駅から約1時間30分)イ 大阪市神戸市三宮津山市方面から中国自動車道の中国ハイウェイバス(JRバス又は神

しん

姫き

バス)を利用する場合中国ハイウェイバスの「高

こう

速そく

社やしろ

」で下車し兵庫教育大学まで兵教シャトル便(平日のみ運行)による場合は5分徒歩による場合は約25分タクシーを利用する場合は配車時間を含め約10分(料金800円程度)(所要時間は新大阪駅から約1時間10分三ノ宮駅から約1時間津山駅から約2時間10分)ウ JR加古川線を利用する場合

加古川線社やしろ

町駅で下車し神しん

姫き

バスの「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三

さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は加古川駅から約1時間10分)

詳しくは神しん

姫き

バス公式サイト httpswwwshinkibuscojp で確認してください

― 23 ―

試験当日(推薦入試前期日程後期日程の各試験)はJR社やしろ

町駅~社やしろ

(営業所)~兵庫教育大学の間で臨時バス(神

しん

姫き

バス有料)を運行する予定ですまた高こう

速そく

社やしろ

バス停(中国自動車道)と兵庫教育大学の間で臨時バス(兵教シャトル便)を運行しますなお発車時刻等は受験票送付時にお知らせします

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

Page 4: G ¶ · R úø å S   G ¶ ¶ Í   ¶ æ ¶ \ 7 B A ò ¶ Í   ¶ æ ¶ Í    » F R ] w Ö ¶ ¬ H x | Í w M O t w q ` b

平成31年度兵庫教育大学学校教育学部学生募集要項

学校教育学部学校教育教員養成課程の入学者選抜は次の方法によるものとします

⑴ 一般入試(前期日程)

⑵ 一般入試(後期日程)

⑶ 推薦入試

1 出願資格

次のいずれかに該当しかつ次のページの表による平成31年度大学入試センター試験の5教科7

科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目を受験した者とします

なお大学入試センター試験の過年度成績の利用は行いません

⑴ 高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者

⑵ 通常の課程による12年の学校教育を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑶ 外国において学校教育における12年の課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込

みの者又はこれに準ずる者で文部科学大臣の指定したもの

⑷ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定又は指定した在外教育施設

の当該課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者

⑸ 専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満た

すものに限る)で文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以降に修了した者

及び平成31年3月修了見込みの者

目次-2

第7 障害等のある入学志願者との事前相談 171~3 申出の期日相談の方法連絡先 17

第8 その他の注意事項 17

第9 入学志願票等記入上の注意 18〔共通事項〕18〔「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」に共通する事項〕18〔一般入試(後期日程)の事項〕18〔「教員志望理由及び活動報告書」に関する事項〕18

第10 学生募集要項の請求方法 19~201~2 Web サイトから請求する場合テレメールで請求する場合 193 本学に直接請求する場合 20

第11 入学試験情報の開示 211~2 成績の開示問題出題の意図の公表 21

第12 試験場の位置図等 22~231 試験場の位置図 222 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台

うれしのだい

地区)への交通案内 23

附録 検査内容採点評価基準及び合否判定基準 27~28(1)検査内容採点評価基準 27(2)合否判定基準 28前年度(平成30年度)入学者選抜状況 29前年度(平成30年度)の入学試験問題 30(前期日程)小論文A 30~32小論文B 33~35

Webサイトによる情報提供 (裏表紙裏)

平成31年度兵庫教育大学学校教育学部学生募集要項

学校教育学部学校教育教員養成課程の入学者選抜は次の方法によるものとします

⑴ 一般入試(前期日程)

⑵ 一般入試(後期日程)

⑶ 推薦入試

1 出願資格

次のいずれかに該当しかつ次のページの表による平成31年度大学入試センター試験の5教科7

科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目を受験した者とします

なお大学入試センター試験の過年度成績の利用は行いません

⑴ 高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者

⑵ 通常の課程による12年の学校教育を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑶ 外国において学校教育における12年の課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込

みの者又はこれに準ずる者で文部科学大臣の指定したもの

⑷ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定又は指定した在外教育施設

の当該課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者

⑸ 専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満た

すものに限る)で文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以降に修了した者

及び平成31年3月修了見込みの者

― 1―

第1 募集人員学 部 課 程 入学定員 募 集 人 員 備 考

学校教育学部 学校教育教員養 成 課 程 160人

前 期 日 程 80人 推薦入試の入学手続者が募集人員に満たない場合その不足した人員を前期日程の募集人員に加える

後 期 日 程 30人

推 薦 入 試 50人

(注)本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止し次の「3つの学びの場」による指導体制に移行します

①クラス【1~4年次】1年次からクラス(学籍番号により分けた12クラスのうちいずれか1つ)に所属し4年間一貫した修学指導(クラスミーティング進路指導学修支援など)を行います

②教育系(グループ)【2~4年次】2年次からグループに所属し取得を希望する教員免許資格に対応した教科指導能力教育力保育力を高めます教科教育系国語英語社会数学理科音楽美術保健体育家庭の各グループ幼年教育系幼年教育グループ

③卒業研究(ゼミ)【3~4年次】3年次からゼミに所属し教育学心理学幼児教育特別支援教育各教科教育などの分野から研究テーマを一つ選び卒業研究に取り組みます

第2 入学者選抜方法

第3 一般入試(前期日程後期日程 共通事項)

⑹ 文部科学大臣の指定した者(昭和23年文部省告示第47号)

⑺ 高等学校卒業程度認定試験規則(平成17年文部科学省令第1号)による高等学校卒業程度認定試

験に合格した者(同規則附則第2条の規定による廃止前の大学入学資格検定規程(昭和26年文部省

令第13号)による大学入学資格検定に合格した者を含む)

⑻ 本学において個別の入学資格審査により高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認

めた者で18歳に達したもの及び平成31年3月31日までに18歳に達するもの

〔出願に当たっての注意事項〕

本学は分離分割方式で選抜を行うので次のことに注意してください

⑴ 本学の前期日程に出願した者は他の前期日程の大学学部に出願できませんまた後期日程

に出願した者は他の後期日程の大学学部に出願できません

⑵ 本学の前期日程と後期日程との併願は可能です

⑶ 前期日程試験に合格し平成31年3月15日(金)までに入学手続を行った者は後期日程試験を

受験してもその合格者となりません

⑷ 国公立大学学部(独自日程で入学者選抜試験を行う公立大学学部を除く以下同じ)の推

薦入試合格者は当該推薦入試を実施した大学学部の定める推薦入学辞退手続により入学辞退を

許可された場合を除いて本学の一般入試を受験しても入学許可は得られません

― 2―

教 科 科 目国 語 『国語』

数 学 「数学Ⅰ」『数学Ⅰ数学A』から1科目及び「数学Ⅱ」『数学Ⅱ数学B』『簿記会計』『情報関係基礎』から1科目 計2科目

地理歴史 「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」

から1又は`2科目

理科でA又はCを選択する場合は4科目`理科でB又はDを選択する場合は3科目

公 民 「現代社会」「倫理」「政治経済」『倫理政治経済』

理 科

A「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」から2科目B「物理」「化学」「生物」「地学」から1科目C「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」から2科目 及び「物理」「化学」「生物」「地学」から1科目D「物理」「化学」「生物」「地学」から2科目

A~Dの`いずれか

外 国 語 『英語』

本表中において『 』で記載しているものは2つの科目を総合したもの又は2つ以上の科目に共通する内容を盛り込んだ出題科目です

(注1)「理科」でA又はBを選択する場合は「地理歴史」及び「公民」から2科目C又はDを選択する場合は「地理歴史」及び「公民」から1科目を選択してください

(注2)「地理歴史」においては同一名称のAB出題科目「公民」においては同一名称を含む出題科目同士の選択はできません

(注3)「理科」でCを選択する場合は「物理」と「物理基礎」「化学」と「化学基礎」「生物」と「生物基礎」あるいは「地学」と「地学基礎」の組み合わせを含む選択はできませんただし事情により上記の組み合わせで受験する場合「理科」は基礎を付した科目(2科目の合計)と基礎を付さない科目のうち高得点の科目を選択することとして取り扱いますので「地理歴史」及び「公民」から2科目を受験してください「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう「理科」の基礎を付さない科目とは「物理」「化学」「生物」「地学」をいう

(注4)「外国語」の『英語』については「筆記試験」と「リスニングテスト」を課します

公立大学協会Web サイト(httpwwwkodaikyoorg)参照

⑸ 国公立大学学部のAO入試合格者は当該AO入試を実施した大学学部の定めるAO入試の

入学辞退手続により入学を辞退した場合を除いて本学の一般入試及び推薦入試を受験しても入

学許可は得られません

⑹ 国公立大学の分離分割方式による合格及び追加合格者決定業務を円滑に行うため氏名及び大学

入試センター試験の受験番号に限って合否及び入学手続き等に関する個人情報が独立行政法人

大学入試センター及び併願先の国公立大学に送達されます

2 出願手続

⑴ 出願方法

入学志願者は出願書類等を一括し本学所定の出願用封筒(前期日程後期日程共通)を用い

て次の出願期間中に「書留速達」により郵送してください

(注)本学の前期日程と後期日程を併願する場合はそれぞれ必要書類を整え所定の出願用封筒(前期日程後期日程共通)へ一つにまとめて提出してください

ア 出願期間

前期後期日程試験とも平成31年1月28日(月)から2月6日(水)(必着)まで

(注)出願期間を過ぎた場合は受理しませんので郵送期間を十分考慮して送付してくださいただし2月5日(火)以前の発信局消印のある書留速達郵便に限り期限後に到着した場合でも受理しますなお2月6日(水)「9時から17時まで」に限り持参の出願書類も受理します

イ 出願書類の提出先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課(事務局1階)

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

― 3 ―

⑵ 出願書類等

前期日程後期日程の両方に出願する場合は「教員志望理由及び活動報告書」を除いて前期日

程後期日程ごとに以下の出願書類等が必要です

また所定の出願用封筒(前期日程後期日程共通)へ一つにまとめて提出してください

― 4―

書 類 等 提出該当者 摘 要1 入 学 志 願 票 全 員 本学所定の用紙によること(記入上の注意18ページ)

2 センター試験成 績 請 求 票 全 員

大学入試センターから送付された「センター試験成績請求票」を次の区分により入学志願票の所定欄に貼付けること前期日程に出願する場合

前 平成31センター試験成績請求票国 公 立 前 期 日 程 用

後期日程に出願する場合

後 平成31センター試験成績請求票国 公 立 後 期 日 程 用

3 受験票写真票 全 員

ア 本学所定の用紙によることイ それぞれに所定の事項を記入のうえ裏面に氏名を書いた写真(上半身脱帽正面向きのもので出願前3か月以内に撮影した縦4times横3のもの)を貼付けること

4 調 査 書 全 員

ア 出身学校長が作成し厳封したものを提出することイ 高等学校卒業程度認定試験合格者等はその合格証明書及び成績証明書又はその資格を証明する書類をもって代えることなお高等学校等に在学したことのある者は在学期間中の調査書を併せて提出することウ 指導要録の保存期間が経過した場合及び廃校被災その他の事情により調査書が得られない場合には卒業証明書及び成績通信簿を提出すること

5

教員志望理由及び活動報告書(前期後期日程推薦入試共通)

全 員(1)

ア 本学所定の用紙によることイ 必ず本人が自筆で記入すること

6 あ て 名 票 全 員 本学所定の用紙によること

7 受験票等送付用封 筒 全 員

ア 本学所定の封筒(表面に「受験票等在中」と記載してあるもの)によることイ 郵便番号住所氏名を記入し372円分の切手を貼付けること

8 検 定 料(17000円) 全 員

ア又はイのいずれかの方法により納付することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合①検定料払込用紙に住所氏名を記入し払い込むこと②検定料の払い込み後「振替払込受付証明書(お客様用)」を「9 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合①本学Web ページ(httpswwwhyogo-uacjpadmissionpayment)へアクセスし支払番号を取得すること②コンビニエンスストアにて支払手続きを行うこと③支払確認書類(領収書等)〔5ページ(2)参照〕を「9 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

(注)東日本大震災平成28年熊本地震平成30年7月豪雨及び北海道胆振東部地震で被災された方を対象に平成31年度入学試験にかかる検定料免除の特別措置を講じます免除希望者は出願に先立ち入試課(TEL0795-44-2067)までお問い合わせください

3 受験票等の送付

出願書類を受理したときは入学志願者に受験票受験者心得その他受験に必要な書類を送付

しますなお平成31年2月19日(火)までに到着しない場合は必ず本学入試課まで問い合わせて

ください

4 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

5 合格者の発表

前期日程

平成31年3月7日(木)午前10時

後期日程

平成31年3月20日(水)午前10時

いずれも本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験番号を掲載するとともに

合格者に合格通知書及び入学手続に必要な書類を送付します

なお当該合格通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

― 5―

書 類 等 提出該当者 摘 要

9 検 定 料納 付 確 認 票 全 員

所定の用紙に氏名を記入しア又はイのいずれかの書類を貼り付けて提出することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合検定料払込用紙の「振替払込受付証明書(お客さま用)」(受付局日附印のないものは無効)

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合支払確認書類(領収書等)〔5ページ(2)参照〕

(1)推薦入試に出願した場合は再提出不要ですなお前期日程後期日程の両方に出願する場合でも「教員志望理由及び活動報告書」の提出は1部で差支えありません

(2)コンビニエンスストアから発行される支払確認書類(領収書等)の名称は会社により異なりますので以下を参考に確認してくださいファミリーマート取扱明細兼受領書(お客様控え)ローソンミニストップインターネット受付領収書サークルKサンクスデイリーヤマザキオンライン決済領収書セイコーマート領収書

6 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

前期日程

平成31年3月13日(水)から3月15日(金)まで

9時から17時まで

後期日程

平成31年3月25日(月)から3月27日(水)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して前期日程は3月15日(金)までに後期日

程は3月27日(水)までに必着するよう送付してください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階)

TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 入学手続締切日までに入学手続を完了しなかった者は入学の意思がなく入学を辞退したも

のとして取り扱います

ウ 一つの国公立大学学部に入学手続を行った者はこれを取り消して他の国公立大学学部に

入学手続を行うことはできません

エ 既納の入学料は返還しません

― 6―

7 追加合格

入学定員に欠員が生じた場合には追加合格により欠員を補充します

⑴ 追加合格者への通知

追加合格者には平成31年3月28日(木)から3月31日(日)までに電話等で入学志願票の連

絡先に連絡し入学の意思を確認しますのでこの期間は本人と直接連絡ができるようにしてお

いてください

⑵ その他

追加合格者で入学の意思表示をしたものは本学の指示する日までに入学手続を完了することと

し完了しなかった者は入学辞退者として取り扱います

この場合の入学手続手続期間等の詳細は合格通知と同時に通知します

なお追加合格者の発表は行いません

8 欠員補充第2次募集による選抜

欠員補充第2次募集の実施の有無及び出願方法選抜日程実施方法等の詳細については平成31

年3月28日(木)から3月31日(日)の間に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)で公表

します

⑴ 出願資格

1ページ「1 出願資格」のいずれかに該当しかつ次のいずれかに該当する者

ア 国公立大学を受験したがいずれの大学にも合格しなかった者

イ 国公立大学に合格したがいずれの大学にも入学手続をしていない者

ウ 大学入試センター試験を受験したがいずれの国公立大学にも出願していない者

(注)3月中に出願受付を行う欠員補充第2次募集に出願することができるのは一つの大学学部に限られますまた欠員補充第2次募集出願後他の国公立大学への追加合格等により入学手続を行った場合は受験しても入学許可は得られません

⑵ 選抜方法

ア 大学入試センター試験の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合

して入学者を選抜します

9 出願資格に関する事前審査

1ページ「1 出願資格 ⑻ 本学において個別の入学資格審査により高等学校を卒業した者

と同等以上の学力があると認めた者で18歳に達したもの及び平成31年3月31日までに18歳に達する

もの」についての出願資格審査手続は次のとおりとします

なお下記の申請書類の他に必要に応じて証明書等の提出を求める場合があります

高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者はこの審査を受

ける必要はありません

― 7―

⑴ 申請書類

ア 出願資格認定申請書(本学所定の用紙)

イ 履歴書(本学所定の用紙)

ウ 最終学校の卒業(見込)証明書

エ 出願資格の審査区分に応じた書類

オ その他必要と認める書類

「出願資格認定申請書」等の用紙は本学にありますので申請する場合は必ず入試課(TEL

0795-44-2067)へ連絡してください

⑵ 申請方法

入学志願者は申請書類を下記申請期間中に必ず「出願資格認定申請書類在中」と朱書し「書留

速達」により郵送してください

① 申請期間

平成31年1月21日(月)1月22日(火)(必着)(大学入試センター試験を受験した者に限る)

② 申 請 先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

⑶ 審査方法

出願資格認定審査は申請書類の書類審査により行い更に必要な場合は試験及び面接による

審査を行います

⑷ 審査結果の通知

審査の結果は後日本人に通知します

― 8―

1 選抜方法⑴ 大学入試センター試験及び個別学力検査の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜しますなお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 個別学力検査は次によるものとします① 小論文

教員となるにふさわしい資質と能力をみるため2種類の小論文を課します② 面接

面接(集団面接を実施)においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して次の項目をみるものとします

⑶ 大学入試センター試験個別学力検査の配点比率は956とします配点内訳は次のとおりです

⑷ 大学入試センター試験において【「地理歴史」及び「公民」から2科目】【「理科」について2ページ表中の理科C又はDにより3科目又は2科目】を受験した場合は次の成績を用いますア「理科」において2ページ表中 理科Cのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 helliphelliphelliphellip 1科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目 「理科」の基礎を付した科目(2科目の合計)

΅~のうち高得点順に2科目`(を用いる場合は3科目) 「理科」の基礎を付さない科目

イ「理科」において2ページ表中 理科Dのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 理科Dで受験した科目の第1解答科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目と理科Dで受験した科目の第2解答科目のうち高得点の科目

2 試験日実施方法次の小論文AB及び面接は全員に課します

― 9―

薦私費外国人留学生

試験日 検 査 科 目 検 査 時 間 摘 要

平成31年2月25日(月)

小 論 文 A 1000~1045 主として文章を理解しその内容について論述する

小 論 文 B 1115~1200 主として資料図表等を理解しその内容について論述する

面 接 1300~ 集団面接を行う

第4 一般入試(前期日程)

教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能

大学入試センター試験 個別学力検査 合

計国語 数学 地理歴史 公民 理科 外国語(英語) 計 小 論 文 面接 計小論文A 小論文B 小計

200 200 300 250 950 180 180 360 240 600 1550

(注)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

1 選抜方法⑴ 大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜しますなお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接は口頭試問を含むものとし入学志願者は国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から1教科選択します面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含まれます

⑶ 大学入試センター試験面接の配点比率は953とします配点内訳は次のとおりです

⑷ 大学入試センター試験において【「地理歴史」及び「公民」から2科目】【「理科」について2ページ表中の理科C又はDにより3科目又は2科目】を受験した場合は次の成績を用いますア「理科」において2ページ表中 理科Cのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 helliphelliphelliphellip 1科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目 「理科」の基礎を付した科目(2科目の合計)

΅~のうち高得点順に2科目`(を用いる場合は3科目) 「理科」の基礎を付さない科目

イ「理科」において2ページ表中 理科Dのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 理科Dで受験した科目の第1解答科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目と理科Dで受験した科目の第2解答科目のうち高得点の科目

2 試験日実施方法

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薦私費外国人留学生

試験日 検査科目 検査時間 摘 要

平成31年3月12日(火)

面 接 930~

全員に面接(口頭試問を含む)を行う

ただし音楽又は美術を選択した者については実技も含まれる

<音楽を選択した者>面接の中で楽器演奏歌唱又は弾き歌い(いずれでもよい)を課すので任意の楽曲を準備してくることピアノ以外の楽器を演奏する場合は各自携行すること伴奏者はつけない

<美術を選択した者>面接の中で描画を課す画材用具は持参の必要なし

(注)面接の順番や時間については試験日の1週間前頃を目処にお知らせします

第5 一般入試(後期日程)

得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

大学入試センター試験 面接(口頭試問実技を含む) 合

計国語 数学 地理歴史 公民 理科 外国語(英語) 計 国語 英語 社 会

(地理歴史公民) 数学 理科 音楽 美術 保健体育

200 200 300 250 950 300 1250

(注)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

1 募集人員 50人

2 出願資格

次のいずれかに該当しかつ下表により平成31年度大学入試センター試験の3教科3科目又は3

教科4科目を受験する者とします

なお大学入試センター試験の過年度成績の利用は行いません

⑴ 高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者

⑵ 高等部を置く特別支援学校を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑶ 高等専門学校3年次を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑷ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程又は相当する課程を有するものとして認定又は指定

した在外教育施設の当該課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者

3 推薦要件

次の各号すべてに該当する者とします

⑴ 出身学校長が教員となるにふさわしい資質適性意欲等を有する者として責任をもって推

薦するもの

⑵ 学習成績の全体の評定平均値が35以上の者

⑶ 合格した場合は入学することを確約できる者

4 推薦人員

各出身学校長が推薦し得る人員は各校(分校を含む)につき5人までとします

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第6 推薦入試

教 科 科 目国 語 『国語』

数 学 「数学Ⅰ」『数学Ⅰ数学A』「数学Ⅱ」『数学Ⅱ数学B』『簿記会計』『情報関係基礎』

から1科目(理科で基礎を付した科`目を選択する場合は2科目)

地 理 歴 史 「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」

公 民 「現代社会」「倫理」「政治経済」『倫理政治経済』

理 科 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」「物理」「化学」「生物」「地学」

外 国 語 『英語』

本表中において『 』で記載しているものは2つの科目を総合したもの又は2つ以上の科目に共通する内容を盛り込んだ出題科目です

(注1)「外国語」の『英語』については「筆記試験」と「リスニングテスト」を課します(注2)「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう(注3)国公立大学の推薦入試(大学入試センター試験を課す場合課さない場合を含めて)に出願す

ることができるのは一つの大学学部であるので注意してくださいなお国公立大学の一般入試における合格者決定業務を円滑に行うため氏名及び大学入試センター試験の受験番号に限って推薦入試の合格及び入学手続き等に関する個人情報が独立行政法人大学入試センター及び併願先の国公立大学に送達されます

5 出願手続

⑴ 出願方法

出願書類等は出身学校長が被推薦者(入学志願者)ごとに本学所定の出願用封筒に入れたもの

を取りまとめ厳封のうえ次の出願期間中に「書留速達」により郵送してください

ア 出願期間

平成30年12月7日(金)から12月14日(金)(必着)まで

(注)出願期間を過ぎた場合は受理しませんので郵送期間を十分考慮して送付してくださいただし12月13日(木)以前の発信局消印のある書留速達郵便に限り期限後に到着した場合でも受理しますなお12月14日(金)「9時から17時まで」に限り持参の出願書類も受理します

イ 出願書類の提出先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課(事務局1階)

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

⑵ 出願書類等

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書 類 等 提出該当者 摘 要1 入 学 志 願 票 全 員 本学所定の用紙によること(記入上の注意18ページ)

2 センター試験成 績 請 求 票 全 員

大学入試センターから送付された

推薦平成31センター試験成績請求票国 公 立 推 薦 入 試 用

を入学志願票の所定欄に貼付けることなお出願時に大学入試センターから届いていない場合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所があるので当該欄にチェックを入れることそのうえで出願期間内に成績請求票を除いた出願書類を提出することまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により速やかに提出すること

3 受験票写真票 全 員

ア 本学所定の用紙によることイ それぞれに所定の事項を記入のうえ裏面に氏名を書いた写真(上半身脱帽正面向きのもので出願前3か月以内に撮影した縦4times横3のもの)を貼付けること

4 調 査 書 全 員

ア 出身学校長が作成し厳封したものを提出することイ 指導要録の保存期間が経過した場合及び廃校被災その他の事情により調査書が得られない場合には卒業証明書及び成績通信簿を提出すること

5 推 薦 書 全 員

ア 本学所定の用紙によること(本学Web ページ httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationrequestphp からダウンロードしたものを使用しパソコンで作成しても差し支えない)イ 出身学校長が作成し厳封したものを提出すること

6

教員志望理由及び活動報告書(前期後期日程推薦入試共通)

全 員

ア 本学所定の用紙によることイ 必ず本人が自筆で記入すること

7 あ て 名 票 全 員 本学所定の用紙によること

6 受験票等の送付

出願書類を受理したときは入学志願者に受験票受験者心得その他受験に必要な書類を送付

しますなお平成31年1月16日(水)までに到着しない場合は必ず平成31年1月17日(木)以

降速やかに本学入試課まで問い合わせてください

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書 類 等 提出該当者 摘 要

8 受験票等送付用封 筒 全 員

ア 本学所定の封筒(表面に「受験票等在中」と記載してあるもの)によることイ 郵便番号住所氏名を記入し372円分の切手を貼付けること

9 検 定 料(17000円) 全 員

ア又はイのいずれかの方法により納付することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合①検定料払込用紙に住所氏名を記入し払い込むこと②検定料の払い込み後「振替払込受付証明書(お客様用)」を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合①本学Web ページ(httpswwwhyogo-uacjpadmissionpayment)へアクセスし支払番号を取得すること②コンビニエンスストアにて支払手続きを行うこと③支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

(注)東日本大震災平成28年熊本地震平成30年7月豪雨及び北海道胆振東部地震で被災された方を対象に平成31年度入学試験にかかる検定料免除の特別措置を講じます免除希望者は出願に先立ち入試課(TEL0795-44-2067)までお問い合わせください

10 検 定 料納 付 確 認 票 全 員

所定の用紙に氏名を記入しア又はイのいずれかの書類を貼り付けて提出することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合検定料払込用紙の「振替払込受付証明書(お客さま用)」(受付局日附印のないものは無効)

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕

(1)コンビニエンスストアから発行される支払確認書類(領収書等)の名称は会社により異なりますので以下を参考に確認してくださいファミリーマート取扱明細兼受領書(お客様控え)ローソンミニストップインターネット受付領収書サークルKサンクスデイリーヤマザキオンライン決済領収書セイコーマート領収書

7 選抜方法

⑴ 出身学校長の推薦に基づき大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望

理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜します

なお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して

次の項目についてみるものとします

⑶ 面接の配点は300点とします

⑷ 大学入試センター試験の配点内訳は次のとおりです

⑸ ⑷で示した大学入試センター試験の成績は次のとおりABCDの4つのグループに分け

判定に用います

なお同一グループ内では大学入試センター試験の成績の得点差はないこととします

⑹ ⑸で示した上位グループから順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

8 試験日実施方法

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薦私費外国人留学生

教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能

国 語 数 学 地理歴史 公 民 理 科 外国語(英語) 計

200 100(注2~注6) 250 550

(注1)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

(注2)「国語」及び「外国語(英語)」の成績と「数学」「地理歴史」「公民」「理科」のうち最も高得点の教科の成績を用います

(注3)「数学」を2科目受験している場合高得点の科目の成績を用います(注4)「地理歴史」及び「公民」から2科目を受験している場合第1解答科目の成績を用います(注5)「理科」から基礎を付した科目(2科目)と基礎を付さない科目(1科目)を受験している場合高得点の

科目の成績を用います「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう「理科」の基礎を付さない科目とは「物理」「化学」「生物」「地学」をいう

(注6)「理科」から基礎を付さない科目を2科目受験している場合第1解答科目の成績を用います

A B C D全国平均点の12倍以上 全国平均点の11倍以上 全国平均点以上 全国平均点未満

試 験 日 検査科目 時 間平成31年1月29日(火) 面 接 930 ~ 1700(終了予定)

集合時間は受験票送付時にお知らせします

9 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

10 合格者の発表

平成31年2月13日(水)午前10時に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験

番号を掲載するとともに受験者及び出身学校長あてに合否の通知を行い合格者には入学手続に必

要な書類を送付します

なお当該合否の通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

11 一般入試への出願について

本学の「推薦入試」を出願した者は不合格になった場合に備えて「前期日程」から一つ「後期

日程」から一つ「公立大学の中期日程」から一つの合計三つの国公立大学学部に出願することが

できます

なお本学の「一般入試」に出願する場合の出願手続は3ページ「2 出願手続」によります

12 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

平成31年2月18日(月)から2月19日(火)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して2月19日(火)までに必着するよう送付して

ください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階) TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

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薦私費外国人留学生

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 推薦入試の合格者は出願済みの他の国公立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は

得られませんただし次の「13 入学辞退手続」により本学学長の許可を得た場合はこの限

りではありません

ウ 推薦入試の合格者が平成31年2月19日(火)までに推薦入学辞退願を提出しないまま入学手

続を完了しないときは推薦入試合格者としての権利を消失するとともに出願済みの他の国公

立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は得られません

エ 入学手続完了者で高等学校等を卒業できなかった場合は入学許可を取り消します

オ 既納の入学料は返還しません

13 入学辞退手続

推薦入試合格者が真にやむを得ない事情により本学に入学することが困難となった場合は当該

者を推薦した出身学校長から「推薦入学辞退願」(様式自由)を平成31年2月19日(火)17時までに提

出し本学学長の入学辞退許可を得る必要があります

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薦私費外国人留学生

本学に入学を志願する者で病気負傷や障害等のために受験及び修学上特別な配慮を必要とする

場合は必ず下記の期日までに本学入試課に申し出てください

1 申出の期日

推薦入試平成30年11月16日(金)

一般入試平成30年12月14日(金)

期日以降に発生した不慮の事故等により特別な配慮を必要とする者はその状況によっては考

慮できる場合があるので速やかに申し出てください

2 相談の方法

受験上の配慮申出書(健康診断書等必要書類添付)を提出することとし必要な場合は本学にお

いて入学志願者又はその立場を代弁し得る出身学校関係者等との相談(面談その他)を行います

なお申出書の様式は本学Webサイト(httpswwwhyogo-uacjp)からダウンロードできます

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 障害等のある入学志願者との事前相談 〕

3 連絡先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067

⑴ 出願書類に不備がある場合には受理しないことがありますので十分注意してください

⑵ 出願書類に虚偽の記載があった場合は入学許可を取り消すことがあります

⑶ 出願書類は返還しません

⑷ 受験のための宿泊施設のあっせんは行いません

⑸ 合否に関する電話等の問い合わせには応じません

⑹ 大学入試センター試験及び本学の受験票は入学手続の際に必要ですので紛失しないようにして

ください

⑺ 受験に関する詳細については出願書類を提出した者に交付する「受験者心得」を参照してくだ

さい

⑻ 学校保健安全法で出席の停止が定められている感染症(インフルエンザなど)に罹患し治癒して

いない場合は他の受験者や監督者などへの感染の恐れがありますので受験はご遠慮願います

ただし病状により医師が他の受験者等に感染の恐れがない旨を記載した診断書の提出があったと

きはこの限りではありませんなお受験をご遠慮いただいた場合でも追試験などの措置検

定料の返還はしませんので試験当日の体調管理には十分注意してください

― 17 ―

第7 障害等のある入学志願者との事前相談

第8 その他の注意事項

〔共通事項〕1 入学志願票は次の3種類がありますので各々志願する選抜の入学志願票を使用してください

⑴ 「一般入試(前期日程)」(水色)

⑵ 「一般入試(後期日程)」(黄緑色)

⑶ 「推薦入試」(桃色)

2 記入は黒のボールペン又は黒のインクを使用してください

3 印の欄は記入しないでください

4 記入した内容を訂正する場合は誤記入を二重線で消し余白部分に訂正内容を記入してくださ

〔「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」に共通する事項〕各欄の記入に当たっては次の事項に注意しもれなく正確に記入してください

①欄 氏名は楷書で丁寧に記入し該当する事項をで囲んでください

②欄 出願資格は所要の事項を記入し該当する事項をで囲んでください年月は卒業見込み又は

卒業等の年月を記入してください

③欄 本学からの連絡の際に使用するので詳細に記入してください

④欄 「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」を志願する者は大学入試センターから送付

されたそれぞれの「平成31センター試験成績請求票」を貼付けてください

rarr なお「推薦入試」について出願時に大学入試センターから成績請求票が届いていない場

合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所がありますので当該欄にチェックを

入れてくださいそのうえで出願期間内に大学入試センター試験の成績請求票を除い

た出願書類を提出してくださいまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により

速やかに提出してください

⑤欄 大学入試センター試験で受験した教科科目に印を記入(「推薦入試」の場合は受験予定の教

科科目に印を記入)し本学が大学入試センター試験において受験することを課した教科

科目を受験しているかどうか確認してください(毎年国語外国語などへの記入漏れが多数

ありますのでご注意願います)

〔一般入試(後期日程)の事項〕⑥欄 希望する教科を一つ選択し印を記入してください(毎年記入漏れが多数ありますので

ご注意願います)

なお出願後に教科の変更は認められませんので記入にあたっては十分注意してください

〔「教員志望理由及び活動報告書」に関する事項〕1 推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)に2種類以上出願する場合「教員志望理由及び活

動報告書」は試験日が最も早い試験の入学志願票に添付してください(例推薦入試及び前期日

程に出願する場合は推薦入試の入学志願票に添付)

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第9 入学志願票等記入上の注意

学生募集要項の請求方法は次のとおりです

1 Webサイトから請求する場合

本学のWeb サイトから直接テレメールによる資料請求ができます

詳しくは本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)をご覧ください

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 大学案内学生募集要項(願書)等資料請求〕

2 テレメールで請求する場合

⑴ インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)又は自動音声応答電話をご利用くださ

⑵ 資料請求番号(6桁)をプッシュ又は入力してください

⑶ あとはガイダンスに従って登録してください

① 受付から23日後に送付されますただし発送開始日までのご請求は予約受付となり発

送開始日になりましたら一斉に発送いたします

② 一度ご利用になられたパスワード(4桁)は必ず控えておいてくださいお問い合わせや料金

をお支払いいただく際に必要になる場合がありますまたテレメールを繰り返しご利用いただ

く時にも便利です

③ 料金はお届けした資料に同封されている支払い方法(「郵便局ゆうちょ銀行での払込み」

「コンビニ支払い」「ケータイ払い(携帯電話通話料金と一緒のお支払い)」)に従いお支払いくだ

さい

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第10 学生募集要項の請求方法

インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)

httpstelemailjpQRコードからアクセスした場合は資料請求番号の入力は不要

自動音声応答電話

IP電話 050-8601-0101(24時間受付)一般電話回線からの通話料金は日本全国どこからでも3分毎に約12円です住所氏名等の登録時はゆっくりはっきりとお話しください登録された音声が不鮮明な場合は資料をお届けできないことがあります

資 料 名 資料請求番号 料 金 発送開始日一般入試(推薦入試含む)学生募集要項+大学案内 545202 250円 10月下旬

一般入試(推薦入試含む)学生募集要項 585202 250円 10月下旬

3 本学に直接請求する場合

封筒の表に「学部学生募集要項請求」と朱書し角形2号(縦33times横24程度)の返信用封筒(請

求者の郵便番号住所氏名を明記し300円分の切手を貼付けたもの)を同封のうえ請求してくだ

さい

送付時には教育課程課外活動就職学生生活及び諸施設等について紹介した「大学案内」も同

封します

請求先 673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

― 20 ―

1 成績の開示

本学では平成31年度入学者選抜試験における一般入試(前期日程後期日程)及び推薦入試の個

人成績について受験者本人からの請求に限り次のとおり開示します

なお申請に際しては本学受験票が必要となりますので紛失しないように大切に保管してくだ

さい

⑴ 請求方法

開示を希望する者は「学部入学試験成績の開示申請書」の様式を以下の本学Web ページからダ

ウンロードし所定の手続を行ってくださいなお同様式は入試課の窓口でも受け取ることが

できます

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationreleasephp

⑵ 開示内容

① 一般入試(前期日程)

小論文各得点面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

② 一般入試(後期日程)

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

③ 推薦入試

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

⑶ 申請受付期間

2019年5月9日(木)から6月7日(金)(必着)まで[窓口の場合土日を除く]

⑷ その他

請求方法等不明な事項があれば以下へ問い合わせください

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

2 問題出題の意図の公表

平成31年度一般入試(前期日程)における小論文ABの問題出題の意図は平成31年7月上旬頃

に本学Web ページで公表します

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationpast_examphp

― 21 ―

第11 入学試験情報の開示

1 試験場の位置図

― 22 ―

第12 試験場の位置図等

構 内 図

2 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台うれしのだい

地区)への交通案内本学への交通は以下のような方法があります

ア 神戸市三宮明石市姫路市方面から神しん

姫き

バスを利用する場合三ノ宮~西脇線明石~西脇線(国道175号線経由)及び姫路~社

やしろ

線の場合は「社やしろ

(営業所)」で「嬉野台

うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は三ノ宮駅から約1時間40分明石駅から約1時間40分姫路駅から約1時間30分)イ 大阪市神戸市三宮津山市方面から中国自動車道の中国ハイウェイバス(JRバス又は神

しん

姫き

バス)を利用する場合中国ハイウェイバスの「高

こう

速そく

社やしろ

」で下車し兵庫教育大学まで兵教シャトル便(平日のみ運行)による場合は5分徒歩による場合は約25分タクシーを利用する場合は配車時間を含め約10分(料金800円程度)(所要時間は新大阪駅から約1時間10分三ノ宮駅から約1時間津山駅から約2時間10分)ウ JR加古川線を利用する場合

加古川線社やしろ

町駅で下車し神しん

姫き

バスの「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三

さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は加古川駅から約1時間10分)

詳しくは神しん

姫き

バス公式サイト httpswwwshinkibuscojp で確認してください

― 23 ―

試験当日(推薦入試前期日程後期日程の各試験)はJR社やしろ

町駅~社やしろ

(営業所)~兵庫教育大学の間で臨時バス(神

しん

姫き

バス有料)を運行する予定ですまた高こう

速そく

社やしろ

バス停(中国自動車道)と兵庫教育大学の間で臨時バス(兵教シャトル便)を運行しますなお発車時刻等は受験票送付時にお知らせします

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

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平成31年度兵庫教育大学学校教育学部学生募集要項

学校教育学部学校教育教員養成課程の入学者選抜は次の方法によるものとします

⑴ 一般入試(前期日程)

⑵ 一般入試(後期日程)

⑶ 推薦入試

1 出願資格

次のいずれかに該当しかつ次のページの表による平成31年度大学入試センター試験の5教科7

科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目を受験した者とします

なお大学入試センター試験の過年度成績の利用は行いません

⑴ 高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者

⑵ 通常の課程による12年の学校教育を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑶ 外国において学校教育における12年の課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込

みの者又はこれに準ずる者で文部科学大臣の指定したもの

⑷ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定又は指定した在外教育施設

の当該課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者

⑸ 専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満た

すものに限る)で文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以降に修了した者

及び平成31年3月修了見込みの者

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第1 募集人員学 部 課 程 入学定員 募 集 人 員 備 考

学校教育学部 学校教育教員養 成 課 程 160人

前 期 日 程 80人 推薦入試の入学手続者が募集人員に満たない場合その不足した人員を前期日程の募集人員に加える

後 期 日 程 30人

推 薦 入 試 50人

(注)本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止し次の「3つの学びの場」による指導体制に移行します

①クラス【1~4年次】1年次からクラス(学籍番号により分けた12クラスのうちいずれか1つ)に所属し4年間一貫した修学指導(クラスミーティング進路指導学修支援など)を行います

②教育系(グループ)【2~4年次】2年次からグループに所属し取得を希望する教員免許資格に対応した教科指導能力教育力保育力を高めます教科教育系国語英語社会数学理科音楽美術保健体育家庭の各グループ幼年教育系幼年教育グループ

③卒業研究(ゼミ)【3~4年次】3年次からゼミに所属し教育学心理学幼児教育特別支援教育各教科教育などの分野から研究テーマを一つ選び卒業研究に取り組みます

第2 入学者選抜方法

第3 一般入試(前期日程後期日程 共通事項)

⑹ 文部科学大臣の指定した者(昭和23年文部省告示第47号)

⑺ 高等学校卒業程度認定試験規則(平成17年文部科学省令第1号)による高等学校卒業程度認定試

験に合格した者(同規則附則第2条の規定による廃止前の大学入学資格検定規程(昭和26年文部省

令第13号)による大学入学資格検定に合格した者を含む)

⑻ 本学において個別の入学資格審査により高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認

めた者で18歳に達したもの及び平成31年3月31日までに18歳に達するもの

〔出願に当たっての注意事項〕

本学は分離分割方式で選抜を行うので次のことに注意してください

⑴ 本学の前期日程に出願した者は他の前期日程の大学学部に出願できませんまた後期日程

に出願した者は他の後期日程の大学学部に出願できません

⑵ 本学の前期日程と後期日程との併願は可能です

⑶ 前期日程試験に合格し平成31年3月15日(金)までに入学手続を行った者は後期日程試験を

受験してもその合格者となりません

⑷ 国公立大学学部(独自日程で入学者選抜試験を行う公立大学学部を除く以下同じ)の推

薦入試合格者は当該推薦入試を実施した大学学部の定める推薦入学辞退手続により入学辞退を

許可された場合を除いて本学の一般入試を受験しても入学許可は得られません

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教 科 科 目国 語 『国語』

数 学 「数学Ⅰ」『数学Ⅰ数学A』から1科目及び「数学Ⅱ」『数学Ⅱ数学B』『簿記会計』『情報関係基礎』から1科目 計2科目

地理歴史 「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」

から1又は`2科目

理科でA又はCを選択する場合は4科目`理科でB又はDを選択する場合は3科目

公 民 「現代社会」「倫理」「政治経済」『倫理政治経済』

理 科

A「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」から2科目B「物理」「化学」「生物」「地学」から1科目C「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」から2科目 及び「物理」「化学」「生物」「地学」から1科目D「物理」「化学」「生物」「地学」から2科目

A~Dの`いずれか

外 国 語 『英語』

本表中において『 』で記載しているものは2つの科目を総合したもの又は2つ以上の科目に共通する内容を盛り込んだ出題科目です

(注1)「理科」でA又はBを選択する場合は「地理歴史」及び「公民」から2科目C又はDを選択する場合は「地理歴史」及び「公民」から1科目を選択してください

(注2)「地理歴史」においては同一名称のAB出題科目「公民」においては同一名称を含む出題科目同士の選択はできません

(注3)「理科」でCを選択する場合は「物理」と「物理基礎」「化学」と「化学基礎」「生物」と「生物基礎」あるいは「地学」と「地学基礎」の組み合わせを含む選択はできませんただし事情により上記の組み合わせで受験する場合「理科」は基礎を付した科目(2科目の合計)と基礎を付さない科目のうち高得点の科目を選択することとして取り扱いますので「地理歴史」及び「公民」から2科目を受験してください「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう「理科」の基礎を付さない科目とは「物理」「化学」「生物」「地学」をいう

(注4)「外国語」の『英語』については「筆記試験」と「リスニングテスト」を課します

公立大学協会Web サイト(httpwwwkodaikyoorg)参照

⑸ 国公立大学学部のAO入試合格者は当該AO入試を実施した大学学部の定めるAO入試の

入学辞退手続により入学を辞退した場合を除いて本学の一般入試及び推薦入試を受験しても入

学許可は得られません

⑹ 国公立大学の分離分割方式による合格及び追加合格者決定業務を円滑に行うため氏名及び大学

入試センター試験の受験番号に限って合否及び入学手続き等に関する個人情報が独立行政法人

大学入試センター及び併願先の国公立大学に送達されます

2 出願手続

⑴ 出願方法

入学志願者は出願書類等を一括し本学所定の出願用封筒(前期日程後期日程共通)を用い

て次の出願期間中に「書留速達」により郵送してください

(注)本学の前期日程と後期日程を併願する場合はそれぞれ必要書類を整え所定の出願用封筒(前期日程後期日程共通)へ一つにまとめて提出してください

ア 出願期間

前期後期日程試験とも平成31年1月28日(月)から2月6日(水)(必着)まで

(注)出願期間を過ぎた場合は受理しませんので郵送期間を十分考慮して送付してくださいただし2月5日(火)以前の発信局消印のある書留速達郵便に限り期限後に到着した場合でも受理しますなお2月6日(水)「9時から17時まで」に限り持参の出願書類も受理します

イ 出願書類の提出先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課(事務局1階)

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

― 3 ―

⑵ 出願書類等

前期日程後期日程の両方に出願する場合は「教員志望理由及び活動報告書」を除いて前期日

程後期日程ごとに以下の出願書類等が必要です

また所定の出願用封筒(前期日程後期日程共通)へ一つにまとめて提出してください

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書 類 等 提出該当者 摘 要1 入 学 志 願 票 全 員 本学所定の用紙によること(記入上の注意18ページ)

2 センター試験成 績 請 求 票 全 員

大学入試センターから送付された「センター試験成績請求票」を次の区分により入学志願票の所定欄に貼付けること前期日程に出願する場合

前 平成31センター試験成績請求票国 公 立 前 期 日 程 用

後期日程に出願する場合

後 平成31センター試験成績請求票国 公 立 後 期 日 程 用

3 受験票写真票 全 員

ア 本学所定の用紙によることイ それぞれに所定の事項を記入のうえ裏面に氏名を書いた写真(上半身脱帽正面向きのもので出願前3か月以内に撮影した縦4times横3のもの)を貼付けること

4 調 査 書 全 員

ア 出身学校長が作成し厳封したものを提出することイ 高等学校卒業程度認定試験合格者等はその合格証明書及び成績証明書又はその資格を証明する書類をもって代えることなお高等学校等に在学したことのある者は在学期間中の調査書を併せて提出することウ 指導要録の保存期間が経過した場合及び廃校被災その他の事情により調査書が得られない場合には卒業証明書及び成績通信簿を提出すること

5

教員志望理由及び活動報告書(前期後期日程推薦入試共通)

全 員(1)

ア 本学所定の用紙によることイ 必ず本人が自筆で記入すること

6 あ て 名 票 全 員 本学所定の用紙によること

7 受験票等送付用封 筒 全 員

ア 本学所定の封筒(表面に「受験票等在中」と記載してあるもの)によることイ 郵便番号住所氏名を記入し372円分の切手を貼付けること

8 検 定 料(17000円) 全 員

ア又はイのいずれかの方法により納付することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合①検定料払込用紙に住所氏名を記入し払い込むこと②検定料の払い込み後「振替払込受付証明書(お客様用)」を「9 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合①本学Web ページ(httpswwwhyogo-uacjpadmissionpayment)へアクセスし支払番号を取得すること②コンビニエンスストアにて支払手続きを行うこと③支払確認書類(領収書等)〔5ページ(2)参照〕を「9 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

(注)東日本大震災平成28年熊本地震平成30年7月豪雨及び北海道胆振東部地震で被災された方を対象に平成31年度入学試験にかかる検定料免除の特別措置を講じます免除希望者は出願に先立ち入試課(TEL0795-44-2067)までお問い合わせください

3 受験票等の送付

出願書類を受理したときは入学志願者に受験票受験者心得その他受験に必要な書類を送付

しますなお平成31年2月19日(火)までに到着しない場合は必ず本学入試課まで問い合わせて

ください

4 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

5 合格者の発表

前期日程

平成31年3月7日(木)午前10時

後期日程

平成31年3月20日(水)午前10時

いずれも本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験番号を掲載するとともに

合格者に合格通知書及び入学手続に必要な書類を送付します

なお当該合格通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

― 5―

書 類 等 提出該当者 摘 要

9 検 定 料納 付 確 認 票 全 員

所定の用紙に氏名を記入しア又はイのいずれかの書類を貼り付けて提出することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合検定料払込用紙の「振替払込受付証明書(お客さま用)」(受付局日附印のないものは無効)

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合支払確認書類(領収書等)〔5ページ(2)参照〕

(1)推薦入試に出願した場合は再提出不要ですなお前期日程後期日程の両方に出願する場合でも「教員志望理由及び活動報告書」の提出は1部で差支えありません

(2)コンビニエンスストアから発行される支払確認書類(領収書等)の名称は会社により異なりますので以下を参考に確認してくださいファミリーマート取扱明細兼受領書(お客様控え)ローソンミニストップインターネット受付領収書サークルKサンクスデイリーヤマザキオンライン決済領収書セイコーマート領収書

6 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

前期日程

平成31年3月13日(水)から3月15日(金)まで

9時から17時まで

後期日程

平成31年3月25日(月)から3月27日(水)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して前期日程は3月15日(金)までに後期日

程は3月27日(水)までに必着するよう送付してください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階)

TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 入学手続締切日までに入学手続を完了しなかった者は入学の意思がなく入学を辞退したも

のとして取り扱います

ウ 一つの国公立大学学部に入学手続を行った者はこれを取り消して他の国公立大学学部に

入学手続を行うことはできません

エ 既納の入学料は返還しません

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7 追加合格

入学定員に欠員が生じた場合には追加合格により欠員を補充します

⑴ 追加合格者への通知

追加合格者には平成31年3月28日(木)から3月31日(日)までに電話等で入学志願票の連

絡先に連絡し入学の意思を確認しますのでこの期間は本人と直接連絡ができるようにしてお

いてください

⑵ その他

追加合格者で入学の意思表示をしたものは本学の指示する日までに入学手続を完了することと

し完了しなかった者は入学辞退者として取り扱います

この場合の入学手続手続期間等の詳細は合格通知と同時に通知します

なお追加合格者の発表は行いません

8 欠員補充第2次募集による選抜

欠員補充第2次募集の実施の有無及び出願方法選抜日程実施方法等の詳細については平成31

年3月28日(木)から3月31日(日)の間に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)で公表

します

⑴ 出願資格

1ページ「1 出願資格」のいずれかに該当しかつ次のいずれかに該当する者

ア 国公立大学を受験したがいずれの大学にも合格しなかった者

イ 国公立大学に合格したがいずれの大学にも入学手続をしていない者

ウ 大学入試センター試験を受験したがいずれの国公立大学にも出願していない者

(注)3月中に出願受付を行う欠員補充第2次募集に出願することができるのは一つの大学学部に限られますまた欠員補充第2次募集出願後他の国公立大学への追加合格等により入学手続を行った場合は受験しても入学許可は得られません

⑵ 選抜方法

ア 大学入試センター試験の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合

して入学者を選抜します

9 出願資格に関する事前審査

1ページ「1 出願資格 ⑻ 本学において個別の入学資格審査により高等学校を卒業した者

と同等以上の学力があると認めた者で18歳に達したもの及び平成31年3月31日までに18歳に達する

もの」についての出願資格審査手続は次のとおりとします

なお下記の申請書類の他に必要に応じて証明書等の提出を求める場合があります

高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者はこの審査を受

ける必要はありません

― 7―

⑴ 申請書類

ア 出願資格認定申請書(本学所定の用紙)

イ 履歴書(本学所定の用紙)

ウ 最終学校の卒業(見込)証明書

エ 出願資格の審査区分に応じた書類

オ その他必要と認める書類

「出願資格認定申請書」等の用紙は本学にありますので申請する場合は必ず入試課(TEL

0795-44-2067)へ連絡してください

⑵ 申請方法

入学志願者は申請書類を下記申請期間中に必ず「出願資格認定申請書類在中」と朱書し「書留

速達」により郵送してください

① 申請期間

平成31年1月21日(月)1月22日(火)(必着)(大学入試センター試験を受験した者に限る)

② 申 請 先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

⑶ 審査方法

出願資格認定審査は申請書類の書類審査により行い更に必要な場合は試験及び面接による

審査を行います

⑷ 審査結果の通知

審査の結果は後日本人に通知します

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1 選抜方法⑴ 大学入試センター試験及び個別学力検査の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜しますなお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 個別学力検査は次によるものとします① 小論文

教員となるにふさわしい資質と能力をみるため2種類の小論文を課します② 面接

面接(集団面接を実施)においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して次の項目をみるものとします

⑶ 大学入試センター試験個別学力検査の配点比率は956とします配点内訳は次のとおりです

⑷ 大学入試センター試験において【「地理歴史」及び「公民」から2科目】【「理科」について2ページ表中の理科C又はDにより3科目又は2科目】を受験した場合は次の成績を用いますア「理科」において2ページ表中 理科Cのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 helliphelliphelliphellip 1科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目 「理科」の基礎を付した科目(2科目の合計)

΅~のうち高得点順に2科目`(を用いる場合は3科目) 「理科」の基礎を付さない科目

イ「理科」において2ページ表中 理科Dのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 理科Dで受験した科目の第1解答科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目と理科Dで受験した科目の第2解答科目のうち高得点の科目

2 試験日実施方法次の小論文AB及び面接は全員に課します

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薦私費外国人留学生

試験日 検 査 科 目 検 査 時 間 摘 要

平成31年2月25日(月)

小 論 文 A 1000~1045 主として文章を理解しその内容について論述する

小 論 文 B 1115~1200 主として資料図表等を理解しその内容について論述する

面 接 1300~ 集団面接を行う

第4 一般入試(前期日程)

教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能

大学入試センター試験 個別学力検査 合

計国語 数学 地理歴史 公民 理科 外国語(英語) 計 小 論 文 面接 計小論文A 小論文B 小計

200 200 300 250 950 180 180 360 240 600 1550

(注)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

1 選抜方法⑴ 大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜しますなお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接は口頭試問を含むものとし入学志願者は国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から1教科選択します面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含まれます

⑶ 大学入試センター試験面接の配点比率は953とします配点内訳は次のとおりです

⑷ 大学入試センター試験において【「地理歴史」及び「公民」から2科目】【「理科」について2ページ表中の理科C又はDにより3科目又は2科目】を受験した場合は次の成績を用いますア「理科」において2ページ表中 理科Cのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 helliphelliphelliphellip 1科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目 「理科」の基礎を付した科目(2科目の合計)

΅~のうち高得点順に2科目`(を用いる場合は3科目) 「理科」の基礎を付さない科目

イ「理科」において2ページ表中 理科Dのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 理科Dで受験した科目の第1解答科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目と理科Dで受験した科目の第2解答科目のうち高得点の科目

2 試験日実施方法

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薦私費外国人留学生

試験日 検査科目 検査時間 摘 要

平成31年3月12日(火)

面 接 930~

全員に面接(口頭試問を含む)を行う

ただし音楽又は美術を選択した者については実技も含まれる

<音楽を選択した者>面接の中で楽器演奏歌唱又は弾き歌い(いずれでもよい)を課すので任意の楽曲を準備してくることピアノ以外の楽器を演奏する場合は各自携行すること伴奏者はつけない

<美術を選択した者>面接の中で描画を課す画材用具は持参の必要なし

(注)面接の順番や時間については試験日の1週間前頃を目処にお知らせします

第5 一般入試(後期日程)

得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

大学入試センター試験 面接(口頭試問実技を含む) 合

計国語 数学 地理歴史 公民 理科 外国語(英語) 計 国語 英語 社 会

(地理歴史公民) 数学 理科 音楽 美術 保健体育

200 200 300 250 950 300 1250

(注)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

1 募集人員 50人

2 出願資格

次のいずれかに該当しかつ下表により平成31年度大学入試センター試験の3教科3科目又は3

教科4科目を受験する者とします

なお大学入試センター試験の過年度成績の利用は行いません

⑴ 高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者

⑵ 高等部を置く特別支援学校を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑶ 高等専門学校3年次を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑷ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程又は相当する課程を有するものとして認定又は指定

した在外教育施設の当該課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者

3 推薦要件

次の各号すべてに該当する者とします

⑴ 出身学校長が教員となるにふさわしい資質適性意欲等を有する者として責任をもって推

薦するもの

⑵ 学習成績の全体の評定平均値が35以上の者

⑶ 合格した場合は入学することを確約できる者

4 推薦人員

各出身学校長が推薦し得る人員は各校(分校を含む)につき5人までとします

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薦私費外国人留学生

第6 推薦入試

教 科 科 目国 語 『国語』

数 学 「数学Ⅰ」『数学Ⅰ数学A』「数学Ⅱ」『数学Ⅱ数学B』『簿記会計』『情報関係基礎』

から1科目(理科で基礎を付した科`目を選択する場合は2科目)

地 理 歴 史 「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」

公 民 「現代社会」「倫理」「政治経済」『倫理政治経済』

理 科 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」「物理」「化学」「生物」「地学」

外 国 語 『英語』

本表中において『 』で記載しているものは2つの科目を総合したもの又は2つ以上の科目に共通する内容を盛り込んだ出題科目です

(注1)「外国語」の『英語』については「筆記試験」と「リスニングテスト」を課します(注2)「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう(注3)国公立大学の推薦入試(大学入試センター試験を課す場合課さない場合を含めて)に出願す

ることができるのは一つの大学学部であるので注意してくださいなお国公立大学の一般入試における合格者決定業務を円滑に行うため氏名及び大学入試センター試験の受験番号に限って推薦入試の合格及び入学手続き等に関する個人情報が独立行政法人大学入試センター及び併願先の国公立大学に送達されます

5 出願手続

⑴ 出願方法

出願書類等は出身学校長が被推薦者(入学志願者)ごとに本学所定の出願用封筒に入れたもの

を取りまとめ厳封のうえ次の出願期間中に「書留速達」により郵送してください

ア 出願期間

平成30年12月7日(金)から12月14日(金)(必着)まで

(注)出願期間を過ぎた場合は受理しませんので郵送期間を十分考慮して送付してくださいただし12月13日(木)以前の発信局消印のある書留速達郵便に限り期限後に到着した場合でも受理しますなお12月14日(金)「9時から17時まで」に限り持参の出願書類も受理します

イ 出願書類の提出先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課(事務局1階)

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

⑵ 出願書類等

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薦私費外国人留学生

書 類 等 提出該当者 摘 要1 入 学 志 願 票 全 員 本学所定の用紙によること(記入上の注意18ページ)

2 センター試験成 績 請 求 票 全 員

大学入試センターから送付された

推薦平成31センター試験成績請求票国 公 立 推 薦 入 試 用

を入学志願票の所定欄に貼付けることなお出願時に大学入試センターから届いていない場合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所があるので当該欄にチェックを入れることそのうえで出願期間内に成績請求票を除いた出願書類を提出することまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により速やかに提出すること

3 受験票写真票 全 員

ア 本学所定の用紙によることイ それぞれに所定の事項を記入のうえ裏面に氏名を書いた写真(上半身脱帽正面向きのもので出願前3か月以内に撮影した縦4times横3のもの)を貼付けること

4 調 査 書 全 員

ア 出身学校長が作成し厳封したものを提出することイ 指導要録の保存期間が経過した場合及び廃校被災その他の事情により調査書が得られない場合には卒業証明書及び成績通信簿を提出すること

5 推 薦 書 全 員

ア 本学所定の用紙によること(本学Web ページ httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationrequestphp からダウンロードしたものを使用しパソコンで作成しても差し支えない)イ 出身学校長が作成し厳封したものを提出すること

6

教員志望理由及び活動報告書(前期後期日程推薦入試共通)

全 員

ア 本学所定の用紙によることイ 必ず本人が自筆で記入すること

7 あ て 名 票 全 員 本学所定の用紙によること

6 受験票等の送付

出願書類を受理したときは入学志願者に受験票受験者心得その他受験に必要な書類を送付

しますなお平成31年1月16日(水)までに到着しない場合は必ず平成31年1月17日(木)以

降速やかに本学入試課まで問い合わせてください

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薦私費外国人留学生

書 類 等 提出該当者 摘 要

8 受験票等送付用封 筒 全 員

ア 本学所定の封筒(表面に「受験票等在中」と記載してあるもの)によることイ 郵便番号住所氏名を記入し372円分の切手を貼付けること

9 検 定 料(17000円) 全 員

ア又はイのいずれかの方法により納付することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合①検定料払込用紙に住所氏名を記入し払い込むこと②検定料の払い込み後「振替払込受付証明書(お客様用)」を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合①本学Web ページ(httpswwwhyogo-uacjpadmissionpayment)へアクセスし支払番号を取得すること②コンビニエンスストアにて支払手続きを行うこと③支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

(注)東日本大震災平成28年熊本地震平成30年7月豪雨及び北海道胆振東部地震で被災された方を対象に平成31年度入学試験にかかる検定料免除の特別措置を講じます免除希望者は出願に先立ち入試課(TEL0795-44-2067)までお問い合わせください

10 検 定 料納 付 確 認 票 全 員

所定の用紙に氏名を記入しア又はイのいずれかの書類を貼り付けて提出することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合検定料払込用紙の「振替払込受付証明書(お客さま用)」(受付局日附印のないものは無効)

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕

(1)コンビニエンスストアから発行される支払確認書類(領収書等)の名称は会社により異なりますので以下を参考に確認してくださいファミリーマート取扱明細兼受領書(お客様控え)ローソンミニストップインターネット受付領収書サークルKサンクスデイリーヤマザキオンライン決済領収書セイコーマート領収書

7 選抜方法

⑴ 出身学校長の推薦に基づき大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望

理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜します

なお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して

次の項目についてみるものとします

⑶ 面接の配点は300点とします

⑷ 大学入試センター試験の配点内訳は次のとおりです

⑸ ⑷で示した大学入試センター試験の成績は次のとおりABCDの4つのグループに分け

判定に用います

なお同一グループ内では大学入試センター試験の成績の得点差はないこととします

⑹ ⑸で示した上位グループから順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

8 試験日実施方法

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薦私費外国人留学生

教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能

国 語 数 学 地理歴史 公 民 理 科 外国語(英語) 計

200 100(注2~注6) 250 550

(注1)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

(注2)「国語」及び「外国語(英語)」の成績と「数学」「地理歴史」「公民」「理科」のうち最も高得点の教科の成績を用います

(注3)「数学」を2科目受験している場合高得点の科目の成績を用います(注4)「地理歴史」及び「公民」から2科目を受験している場合第1解答科目の成績を用います(注5)「理科」から基礎を付した科目(2科目)と基礎を付さない科目(1科目)を受験している場合高得点の

科目の成績を用います「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう「理科」の基礎を付さない科目とは「物理」「化学」「生物」「地学」をいう

(注6)「理科」から基礎を付さない科目を2科目受験している場合第1解答科目の成績を用います

A B C D全国平均点の12倍以上 全国平均点の11倍以上 全国平均点以上 全国平均点未満

試 験 日 検査科目 時 間平成31年1月29日(火) 面 接 930 ~ 1700(終了予定)

集合時間は受験票送付時にお知らせします

9 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

10 合格者の発表

平成31年2月13日(水)午前10時に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験

番号を掲載するとともに受験者及び出身学校長あてに合否の通知を行い合格者には入学手続に必

要な書類を送付します

なお当該合否の通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

11 一般入試への出願について

本学の「推薦入試」を出願した者は不合格になった場合に備えて「前期日程」から一つ「後期

日程」から一つ「公立大学の中期日程」から一つの合計三つの国公立大学学部に出願することが

できます

なお本学の「一般入試」に出願する場合の出願手続は3ページ「2 出願手続」によります

12 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

平成31年2月18日(月)から2月19日(火)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して2月19日(火)までに必着するよう送付して

ください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階) TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

― 15 ―

薦私費外国人留学生

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 推薦入試の合格者は出願済みの他の国公立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は

得られませんただし次の「13 入学辞退手続」により本学学長の許可を得た場合はこの限

りではありません

ウ 推薦入試の合格者が平成31年2月19日(火)までに推薦入学辞退願を提出しないまま入学手

続を完了しないときは推薦入試合格者としての権利を消失するとともに出願済みの他の国公

立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は得られません

エ 入学手続完了者で高等学校等を卒業できなかった場合は入学許可を取り消します

オ 既納の入学料は返還しません

13 入学辞退手続

推薦入試合格者が真にやむを得ない事情により本学に入学することが困難となった場合は当該

者を推薦した出身学校長から「推薦入学辞退願」(様式自由)を平成31年2月19日(火)17時までに提

出し本学学長の入学辞退許可を得る必要があります

― 16 ―

薦私費外国人留学生

本学に入学を志願する者で病気負傷や障害等のために受験及び修学上特別な配慮を必要とする

場合は必ず下記の期日までに本学入試課に申し出てください

1 申出の期日

推薦入試平成30年11月16日(金)

一般入試平成30年12月14日(金)

期日以降に発生した不慮の事故等により特別な配慮を必要とする者はその状況によっては考

慮できる場合があるので速やかに申し出てください

2 相談の方法

受験上の配慮申出書(健康診断書等必要書類添付)を提出することとし必要な場合は本学にお

いて入学志願者又はその立場を代弁し得る出身学校関係者等との相談(面談その他)を行います

なお申出書の様式は本学Webサイト(httpswwwhyogo-uacjp)からダウンロードできます

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 障害等のある入学志願者との事前相談 〕

3 連絡先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067

⑴ 出願書類に不備がある場合には受理しないことがありますので十分注意してください

⑵ 出願書類に虚偽の記載があった場合は入学許可を取り消すことがあります

⑶ 出願書類は返還しません

⑷ 受験のための宿泊施設のあっせんは行いません

⑸ 合否に関する電話等の問い合わせには応じません

⑹ 大学入試センター試験及び本学の受験票は入学手続の際に必要ですので紛失しないようにして

ください

⑺ 受験に関する詳細については出願書類を提出した者に交付する「受験者心得」を参照してくだ

さい

⑻ 学校保健安全法で出席の停止が定められている感染症(インフルエンザなど)に罹患し治癒して

いない場合は他の受験者や監督者などへの感染の恐れがありますので受験はご遠慮願います

ただし病状により医師が他の受験者等に感染の恐れがない旨を記載した診断書の提出があったと

きはこの限りではありませんなお受験をご遠慮いただいた場合でも追試験などの措置検

定料の返還はしませんので試験当日の体調管理には十分注意してください

― 17 ―

第7 障害等のある入学志願者との事前相談

第8 その他の注意事項

〔共通事項〕1 入学志願票は次の3種類がありますので各々志願する選抜の入学志願票を使用してください

⑴ 「一般入試(前期日程)」(水色)

⑵ 「一般入試(後期日程)」(黄緑色)

⑶ 「推薦入試」(桃色)

2 記入は黒のボールペン又は黒のインクを使用してください

3 印の欄は記入しないでください

4 記入した内容を訂正する場合は誤記入を二重線で消し余白部分に訂正内容を記入してくださ

〔「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」に共通する事項〕各欄の記入に当たっては次の事項に注意しもれなく正確に記入してください

①欄 氏名は楷書で丁寧に記入し該当する事項をで囲んでください

②欄 出願資格は所要の事項を記入し該当する事項をで囲んでください年月は卒業見込み又は

卒業等の年月を記入してください

③欄 本学からの連絡の際に使用するので詳細に記入してください

④欄 「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」を志願する者は大学入試センターから送付

されたそれぞれの「平成31センター試験成績請求票」を貼付けてください

rarr なお「推薦入試」について出願時に大学入試センターから成績請求票が届いていない場

合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所がありますので当該欄にチェックを

入れてくださいそのうえで出願期間内に大学入試センター試験の成績請求票を除い

た出願書類を提出してくださいまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により

速やかに提出してください

⑤欄 大学入試センター試験で受験した教科科目に印を記入(「推薦入試」の場合は受験予定の教

科科目に印を記入)し本学が大学入試センター試験において受験することを課した教科

科目を受験しているかどうか確認してください(毎年国語外国語などへの記入漏れが多数

ありますのでご注意願います)

〔一般入試(後期日程)の事項〕⑥欄 希望する教科を一つ選択し印を記入してください(毎年記入漏れが多数ありますので

ご注意願います)

なお出願後に教科の変更は認められませんので記入にあたっては十分注意してください

〔「教員志望理由及び活動報告書」に関する事項〕1 推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)に2種類以上出願する場合「教員志望理由及び活

動報告書」は試験日が最も早い試験の入学志願票に添付してください(例推薦入試及び前期日

程に出願する場合は推薦入試の入学志願票に添付)

― 18 ―

第9 入学志願票等記入上の注意

学生募集要項の請求方法は次のとおりです

1 Webサイトから請求する場合

本学のWeb サイトから直接テレメールによる資料請求ができます

詳しくは本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)をご覧ください

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 大学案内学生募集要項(願書)等資料請求〕

2 テレメールで請求する場合

⑴ インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)又は自動音声応答電話をご利用くださ

⑵ 資料請求番号(6桁)をプッシュ又は入力してください

⑶ あとはガイダンスに従って登録してください

① 受付から23日後に送付されますただし発送開始日までのご請求は予約受付となり発

送開始日になりましたら一斉に発送いたします

② 一度ご利用になられたパスワード(4桁)は必ず控えておいてくださいお問い合わせや料金

をお支払いいただく際に必要になる場合がありますまたテレメールを繰り返しご利用いただ

く時にも便利です

③ 料金はお届けした資料に同封されている支払い方法(「郵便局ゆうちょ銀行での払込み」

「コンビニ支払い」「ケータイ払い(携帯電話通話料金と一緒のお支払い)」)に従いお支払いくだ

さい

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第10 学生募集要項の請求方法

インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)

httpstelemailjpQRコードからアクセスした場合は資料請求番号の入力は不要

自動音声応答電話

IP電話 050-8601-0101(24時間受付)一般電話回線からの通話料金は日本全国どこからでも3分毎に約12円です住所氏名等の登録時はゆっくりはっきりとお話しください登録された音声が不鮮明な場合は資料をお届けできないことがあります

資 料 名 資料請求番号 料 金 発送開始日一般入試(推薦入試含む)学生募集要項+大学案内 545202 250円 10月下旬

一般入試(推薦入試含む)学生募集要項 585202 250円 10月下旬

3 本学に直接請求する場合

封筒の表に「学部学生募集要項請求」と朱書し角形2号(縦33times横24程度)の返信用封筒(請

求者の郵便番号住所氏名を明記し300円分の切手を貼付けたもの)を同封のうえ請求してくだ

さい

送付時には教育課程課外活動就職学生生活及び諸施設等について紹介した「大学案内」も同

封します

請求先 673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

― 20 ―

1 成績の開示

本学では平成31年度入学者選抜試験における一般入試(前期日程後期日程)及び推薦入試の個

人成績について受験者本人からの請求に限り次のとおり開示します

なお申請に際しては本学受験票が必要となりますので紛失しないように大切に保管してくだ

さい

⑴ 請求方法

開示を希望する者は「学部入学試験成績の開示申請書」の様式を以下の本学Web ページからダ

ウンロードし所定の手続を行ってくださいなお同様式は入試課の窓口でも受け取ることが

できます

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationreleasephp

⑵ 開示内容

① 一般入試(前期日程)

小論文各得点面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

② 一般入試(後期日程)

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

③ 推薦入試

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

⑶ 申請受付期間

2019年5月9日(木)から6月7日(金)(必着)まで[窓口の場合土日を除く]

⑷ その他

請求方法等不明な事項があれば以下へ問い合わせください

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

2 問題出題の意図の公表

平成31年度一般入試(前期日程)における小論文ABの問題出題の意図は平成31年7月上旬頃

に本学Web ページで公表します

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationpast_examphp

― 21 ―

第11 入学試験情報の開示

1 試験場の位置図

― 22 ―

第12 試験場の位置図等

構 内 図

2 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台うれしのだい

地区)への交通案内本学への交通は以下のような方法があります

ア 神戸市三宮明石市姫路市方面から神しん

姫き

バスを利用する場合三ノ宮~西脇線明石~西脇線(国道175号線経由)及び姫路~社

やしろ

線の場合は「社やしろ

(営業所)」で「嬉野台

うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は三ノ宮駅から約1時間40分明石駅から約1時間40分姫路駅から約1時間30分)イ 大阪市神戸市三宮津山市方面から中国自動車道の中国ハイウェイバス(JRバス又は神

しん

姫き

バス)を利用する場合中国ハイウェイバスの「高

こう

速そく

社やしろ

」で下車し兵庫教育大学まで兵教シャトル便(平日のみ運行)による場合は5分徒歩による場合は約25分タクシーを利用する場合は配車時間を含め約10分(料金800円程度)(所要時間は新大阪駅から約1時間10分三ノ宮駅から約1時間津山駅から約2時間10分)ウ JR加古川線を利用する場合

加古川線社やしろ

町駅で下車し神しん

姫き

バスの「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三

さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は加古川駅から約1時間10分)

詳しくは神しん

姫き

バス公式サイト httpswwwshinkibuscojp で確認してください

― 23 ―

試験当日(推薦入試前期日程後期日程の各試験)はJR社やしろ

町駅~社やしろ

(営業所)~兵庫教育大学の間で臨時バス(神

しん

姫き

バス有料)を運行する予定ですまた高こう

速そく

社やしろ

バス停(中国自動車道)と兵庫教育大学の間で臨時バス(兵教シャトル便)を運行しますなお発車時刻等は受験票送付時にお知らせします

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

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⑹ 文部科学大臣の指定した者(昭和23年文部省告示第47号)

⑺ 高等学校卒業程度認定試験規則(平成17年文部科学省令第1号)による高等学校卒業程度認定試

験に合格した者(同規則附則第2条の規定による廃止前の大学入学資格検定規程(昭和26年文部省

令第13号)による大学入学資格検定に合格した者を含む)

⑻ 本学において個別の入学資格審査により高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認

めた者で18歳に達したもの及び平成31年3月31日までに18歳に達するもの

〔出願に当たっての注意事項〕

本学は分離分割方式で選抜を行うので次のことに注意してください

⑴ 本学の前期日程に出願した者は他の前期日程の大学学部に出願できませんまた後期日程

に出願した者は他の後期日程の大学学部に出願できません

⑵ 本学の前期日程と後期日程との併願は可能です

⑶ 前期日程試験に合格し平成31年3月15日(金)までに入学手続を行った者は後期日程試験を

受験してもその合格者となりません

⑷ 国公立大学学部(独自日程で入学者選抜試験を行う公立大学学部を除く以下同じ)の推

薦入試合格者は当該推薦入試を実施した大学学部の定める推薦入学辞退手続により入学辞退を

許可された場合を除いて本学の一般入試を受験しても入学許可は得られません

― 2―

教 科 科 目国 語 『国語』

数 学 「数学Ⅰ」『数学Ⅰ数学A』から1科目及び「数学Ⅱ」『数学Ⅱ数学B』『簿記会計』『情報関係基礎』から1科目 計2科目

地理歴史 「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」

から1又は`2科目

理科でA又はCを選択する場合は4科目`理科でB又はDを選択する場合は3科目

公 民 「現代社会」「倫理」「政治経済」『倫理政治経済』

理 科

A「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」から2科目B「物理」「化学」「生物」「地学」から1科目C「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」から2科目 及び「物理」「化学」「生物」「地学」から1科目D「物理」「化学」「生物」「地学」から2科目

A~Dの`いずれか

外 国 語 『英語』

本表中において『 』で記載しているものは2つの科目を総合したもの又は2つ以上の科目に共通する内容を盛り込んだ出題科目です

(注1)「理科」でA又はBを選択する場合は「地理歴史」及び「公民」から2科目C又はDを選択する場合は「地理歴史」及び「公民」から1科目を選択してください

(注2)「地理歴史」においては同一名称のAB出題科目「公民」においては同一名称を含む出題科目同士の選択はできません

(注3)「理科」でCを選択する場合は「物理」と「物理基礎」「化学」と「化学基礎」「生物」と「生物基礎」あるいは「地学」と「地学基礎」の組み合わせを含む選択はできませんただし事情により上記の組み合わせで受験する場合「理科」は基礎を付した科目(2科目の合計)と基礎を付さない科目のうち高得点の科目を選択することとして取り扱いますので「地理歴史」及び「公民」から2科目を受験してください「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう「理科」の基礎を付さない科目とは「物理」「化学」「生物」「地学」をいう

(注4)「外国語」の『英語』については「筆記試験」と「リスニングテスト」を課します

公立大学協会Web サイト(httpwwwkodaikyoorg)参照

⑸ 国公立大学学部のAO入試合格者は当該AO入試を実施した大学学部の定めるAO入試の

入学辞退手続により入学を辞退した場合を除いて本学の一般入試及び推薦入試を受験しても入

学許可は得られません

⑹ 国公立大学の分離分割方式による合格及び追加合格者決定業務を円滑に行うため氏名及び大学

入試センター試験の受験番号に限って合否及び入学手続き等に関する個人情報が独立行政法人

大学入試センター及び併願先の国公立大学に送達されます

2 出願手続

⑴ 出願方法

入学志願者は出願書類等を一括し本学所定の出願用封筒(前期日程後期日程共通)を用い

て次の出願期間中に「書留速達」により郵送してください

(注)本学の前期日程と後期日程を併願する場合はそれぞれ必要書類を整え所定の出願用封筒(前期日程後期日程共通)へ一つにまとめて提出してください

ア 出願期間

前期後期日程試験とも平成31年1月28日(月)から2月6日(水)(必着)まで

(注)出願期間を過ぎた場合は受理しませんので郵送期間を十分考慮して送付してくださいただし2月5日(火)以前の発信局消印のある書留速達郵便に限り期限後に到着した場合でも受理しますなお2月6日(水)「9時から17時まで」に限り持参の出願書類も受理します

イ 出願書類の提出先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課(事務局1階)

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

― 3 ―

⑵ 出願書類等

前期日程後期日程の両方に出願する場合は「教員志望理由及び活動報告書」を除いて前期日

程後期日程ごとに以下の出願書類等が必要です

また所定の出願用封筒(前期日程後期日程共通)へ一つにまとめて提出してください

― 4―

書 類 等 提出該当者 摘 要1 入 学 志 願 票 全 員 本学所定の用紙によること(記入上の注意18ページ)

2 センター試験成 績 請 求 票 全 員

大学入試センターから送付された「センター試験成績請求票」を次の区分により入学志願票の所定欄に貼付けること前期日程に出願する場合

前 平成31センター試験成績請求票国 公 立 前 期 日 程 用

後期日程に出願する場合

後 平成31センター試験成績請求票国 公 立 後 期 日 程 用

3 受験票写真票 全 員

ア 本学所定の用紙によることイ それぞれに所定の事項を記入のうえ裏面に氏名を書いた写真(上半身脱帽正面向きのもので出願前3か月以内に撮影した縦4times横3のもの)を貼付けること

4 調 査 書 全 員

ア 出身学校長が作成し厳封したものを提出することイ 高等学校卒業程度認定試験合格者等はその合格証明書及び成績証明書又はその資格を証明する書類をもって代えることなお高等学校等に在学したことのある者は在学期間中の調査書を併せて提出することウ 指導要録の保存期間が経過した場合及び廃校被災その他の事情により調査書が得られない場合には卒業証明書及び成績通信簿を提出すること

5

教員志望理由及び活動報告書(前期後期日程推薦入試共通)

全 員(1)

ア 本学所定の用紙によることイ 必ず本人が自筆で記入すること

6 あ て 名 票 全 員 本学所定の用紙によること

7 受験票等送付用封 筒 全 員

ア 本学所定の封筒(表面に「受験票等在中」と記載してあるもの)によることイ 郵便番号住所氏名を記入し372円分の切手を貼付けること

8 検 定 料(17000円) 全 員

ア又はイのいずれかの方法により納付することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合①検定料払込用紙に住所氏名を記入し払い込むこと②検定料の払い込み後「振替払込受付証明書(お客様用)」を「9 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合①本学Web ページ(httpswwwhyogo-uacjpadmissionpayment)へアクセスし支払番号を取得すること②コンビニエンスストアにて支払手続きを行うこと③支払確認書類(領収書等)〔5ページ(2)参照〕を「9 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

(注)東日本大震災平成28年熊本地震平成30年7月豪雨及び北海道胆振東部地震で被災された方を対象に平成31年度入学試験にかかる検定料免除の特別措置を講じます免除希望者は出願に先立ち入試課(TEL0795-44-2067)までお問い合わせください

3 受験票等の送付

出願書類を受理したときは入学志願者に受験票受験者心得その他受験に必要な書類を送付

しますなお平成31年2月19日(火)までに到着しない場合は必ず本学入試課まで問い合わせて

ください

4 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

5 合格者の発表

前期日程

平成31年3月7日(木)午前10時

後期日程

平成31年3月20日(水)午前10時

いずれも本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験番号を掲載するとともに

合格者に合格通知書及び入学手続に必要な書類を送付します

なお当該合格通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

― 5―

書 類 等 提出該当者 摘 要

9 検 定 料納 付 確 認 票 全 員

所定の用紙に氏名を記入しア又はイのいずれかの書類を貼り付けて提出することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合検定料払込用紙の「振替払込受付証明書(お客さま用)」(受付局日附印のないものは無効)

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合支払確認書類(領収書等)〔5ページ(2)参照〕

(1)推薦入試に出願した場合は再提出不要ですなお前期日程後期日程の両方に出願する場合でも「教員志望理由及び活動報告書」の提出は1部で差支えありません

(2)コンビニエンスストアから発行される支払確認書類(領収書等)の名称は会社により異なりますので以下を参考に確認してくださいファミリーマート取扱明細兼受領書(お客様控え)ローソンミニストップインターネット受付領収書サークルKサンクスデイリーヤマザキオンライン決済領収書セイコーマート領収書

6 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

前期日程

平成31年3月13日(水)から3月15日(金)まで

9時から17時まで

後期日程

平成31年3月25日(月)から3月27日(水)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して前期日程は3月15日(金)までに後期日

程は3月27日(水)までに必着するよう送付してください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階)

TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 入学手続締切日までに入学手続を完了しなかった者は入学の意思がなく入学を辞退したも

のとして取り扱います

ウ 一つの国公立大学学部に入学手続を行った者はこれを取り消して他の国公立大学学部に

入学手続を行うことはできません

エ 既納の入学料は返還しません

― 6―

7 追加合格

入学定員に欠員が生じた場合には追加合格により欠員を補充します

⑴ 追加合格者への通知

追加合格者には平成31年3月28日(木)から3月31日(日)までに電話等で入学志願票の連

絡先に連絡し入学の意思を確認しますのでこの期間は本人と直接連絡ができるようにしてお

いてください

⑵ その他

追加合格者で入学の意思表示をしたものは本学の指示する日までに入学手続を完了することと

し完了しなかった者は入学辞退者として取り扱います

この場合の入学手続手続期間等の詳細は合格通知と同時に通知します

なお追加合格者の発表は行いません

8 欠員補充第2次募集による選抜

欠員補充第2次募集の実施の有無及び出願方法選抜日程実施方法等の詳細については平成31

年3月28日(木)から3月31日(日)の間に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)で公表

します

⑴ 出願資格

1ページ「1 出願資格」のいずれかに該当しかつ次のいずれかに該当する者

ア 国公立大学を受験したがいずれの大学にも合格しなかった者

イ 国公立大学に合格したがいずれの大学にも入学手続をしていない者

ウ 大学入試センター試験を受験したがいずれの国公立大学にも出願していない者

(注)3月中に出願受付を行う欠員補充第2次募集に出願することができるのは一つの大学学部に限られますまた欠員補充第2次募集出願後他の国公立大学への追加合格等により入学手続を行った場合は受験しても入学許可は得られません

⑵ 選抜方法

ア 大学入試センター試験の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合

して入学者を選抜します

9 出願資格に関する事前審査

1ページ「1 出願資格 ⑻ 本学において個別の入学資格審査により高等学校を卒業した者

と同等以上の学力があると認めた者で18歳に達したもの及び平成31年3月31日までに18歳に達する

もの」についての出願資格審査手続は次のとおりとします

なお下記の申請書類の他に必要に応じて証明書等の提出を求める場合があります

高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者はこの審査を受

ける必要はありません

― 7―

⑴ 申請書類

ア 出願資格認定申請書(本学所定の用紙)

イ 履歴書(本学所定の用紙)

ウ 最終学校の卒業(見込)証明書

エ 出願資格の審査区分に応じた書類

オ その他必要と認める書類

「出願資格認定申請書」等の用紙は本学にありますので申請する場合は必ず入試課(TEL

0795-44-2067)へ連絡してください

⑵ 申請方法

入学志願者は申請書類を下記申請期間中に必ず「出願資格認定申請書類在中」と朱書し「書留

速達」により郵送してください

① 申請期間

平成31年1月21日(月)1月22日(火)(必着)(大学入試センター試験を受験した者に限る)

② 申 請 先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

⑶ 審査方法

出願資格認定審査は申請書類の書類審査により行い更に必要な場合は試験及び面接による

審査を行います

⑷ 審査結果の通知

審査の結果は後日本人に通知します

― 8―

1 選抜方法⑴ 大学入試センター試験及び個別学力検査の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜しますなお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 個別学力検査は次によるものとします① 小論文

教員となるにふさわしい資質と能力をみるため2種類の小論文を課します② 面接

面接(集団面接を実施)においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して次の項目をみるものとします

⑶ 大学入試センター試験個別学力検査の配点比率は956とします配点内訳は次のとおりです

⑷ 大学入試センター試験において【「地理歴史」及び「公民」から2科目】【「理科」について2ページ表中の理科C又はDにより3科目又は2科目】を受験した場合は次の成績を用いますア「理科」において2ページ表中 理科Cのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 helliphelliphelliphellip 1科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目 「理科」の基礎を付した科目(2科目の合計)

΅~のうち高得点順に2科目`(を用いる場合は3科目) 「理科」の基礎を付さない科目

イ「理科」において2ページ表中 理科Dのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 理科Dで受験した科目の第1解答科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目と理科Dで受験した科目の第2解答科目のうち高得点の科目

2 試験日実施方法次の小論文AB及び面接は全員に課します

― 9―

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試験日 検 査 科 目 検 査 時 間 摘 要

平成31年2月25日(月)

小 論 文 A 1000~1045 主として文章を理解しその内容について論述する

小 論 文 B 1115~1200 主として資料図表等を理解しその内容について論述する

面 接 1300~ 集団面接を行う

第4 一般入試(前期日程)

教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能

大学入試センター試験 個別学力検査 合

計国語 数学 地理歴史 公民 理科 外国語(英語) 計 小 論 文 面接 計小論文A 小論文B 小計

200 200 300 250 950 180 180 360 240 600 1550

(注)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

1 選抜方法⑴ 大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜しますなお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接は口頭試問を含むものとし入学志願者は国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から1教科選択します面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含まれます

⑶ 大学入試センター試験面接の配点比率は953とします配点内訳は次のとおりです

⑷ 大学入試センター試験において【「地理歴史」及び「公民」から2科目】【「理科」について2ページ表中の理科C又はDにより3科目又は2科目】を受験した場合は次の成績を用いますア「理科」において2ページ表中 理科Cのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 helliphelliphelliphellip 1科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目 「理科」の基礎を付した科目(2科目の合計)

΅~のうち高得点順に2科目`(を用いる場合は3科目) 「理科」の基礎を付さない科目

イ「理科」において2ページ表中 理科Dのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 理科Dで受験した科目の第1解答科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目と理科Dで受験した科目の第2解答科目のうち高得点の科目

2 試験日実施方法

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薦私費外国人留学生

試験日 検査科目 検査時間 摘 要

平成31年3月12日(火)

面 接 930~

全員に面接(口頭試問を含む)を行う

ただし音楽又は美術を選択した者については実技も含まれる

<音楽を選択した者>面接の中で楽器演奏歌唱又は弾き歌い(いずれでもよい)を課すので任意の楽曲を準備してくることピアノ以外の楽器を演奏する場合は各自携行すること伴奏者はつけない

<美術を選択した者>面接の中で描画を課す画材用具は持参の必要なし

(注)面接の順番や時間については試験日の1週間前頃を目処にお知らせします

第5 一般入試(後期日程)

得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

大学入試センター試験 面接(口頭試問実技を含む) 合

計国語 数学 地理歴史 公民 理科 外国語(英語) 計 国語 英語 社 会

(地理歴史公民) 数学 理科 音楽 美術 保健体育

200 200 300 250 950 300 1250

(注)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

1 募集人員 50人

2 出願資格

次のいずれかに該当しかつ下表により平成31年度大学入試センター試験の3教科3科目又は3

教科4科目を受験する者とします

なお大学入試センター試験の過年度成績の利用は行いません

⑴ 高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者

⑵ 高等部を置く特別支援学校を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑶ 高等専門学校3年次を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑷ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程又は相当する課程を有するものとして認定又は指定

した在外教育施設の当該課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者

3 推薦要件

次の各号すべてに該当する者とします

⑴ 出身学校長が教員となるにふさわしい資質適性意欲等を有する者として責任をもって推

薦するもの

⑵ 学習成績の全体の評定平均値が35以上の者

⑶ 合格した場合は入学することを確約できる者

4 推薦人員

各出身学校長が推薦し得る人員は各校(分校を含む)につき5人までとします

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薦私費外国人留学生

第6 推薦入試

教 科 科 目国 語 『国語』

数 学 「数学Ⅰ」『数学Ⅰ数学A』「数学Ⅱ」『数学Ⅱ数学B』『簿記会計』『情報関係基礎』

から1科目(理科で基礎を付した科`目を選択する場合は2科目)

地 理 歴 史 「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」

公 民 「現代社会」「倫理」「政治経済」『倫理政治経済』

理 科 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」「物理」「化学」「生物」「地学」

外 国 語 『英語』

本表中において『 』で記載しているものは2つの科目を総合したもの又は2つ以上の科目に共通する内容を盛り込んだ出題科目です

(注1)「外国語」の『英語』については「筆記試験」と「リスニングテスト」を課します(注2)「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう(注3)国公立大学の推薦入試(大学入試センター試験を課す場合課さない場合を含めて)に出願す

ることができるのは一つの大学学部であるので注意してくださいなお国公立大学の一般入試における合格者決定業務を円滑に行うため氏名及び大学入試センター試験の受験番号に限って推薦入試の合格及び入学手続き等に関する個人情報が独立行政法人大学入試センター及び併願先の国公立大学に送達されます

5 出願手続

⑴ 出願方法

出願書類等は出身学校長が被推薦者(入学志願者)ごとに本学所定の出願用封筒に入れたもの

を取りまとめ厳封のうえ次の出願期間中に「書留速達」により郵送してください

ア 出願期間

平成30年12月7日(金)から12月14日(金)(必着)まで

(注)出願期間を過ぎた場合は受理しませんので郵送期間を十分考慮して送付してくださいただし12月13日(木)以前の発信局消印のある書留速達郵便に限り期限後に到着した場合でも受理しますなお12月14日(金)「9時から17時まで」に限り持参の出願書類も受理します

イ 出願書類の提出先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課(事務局1階)

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

⑵ 出願書類等

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薦私費外国人留学生

書 類 等 提出該当者 摘 要1 入 学 志 願 票 全 員 本学所定の用紙によること(記入上の注意18ページ)

2 センター試験成 績 請 求 票 全 員

大学入試センターから送付された

推薦平成31センター試験成績請求票国 公 立 推 薦 入 試 用

を入学志願票の所定欄に貼付けることなお出願時に大学入試センターから届いていない場合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所があるので当該欄にチェックを入れることそのうえで出願期間内に成績請求票を除いた出願書類を提出することまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により速やかに提出すること

3 受験票写真票 全 員

ア 本学所定の用紙によることイ それぞれに所定の事項を記入のうえ裏面に氏名を書いた写真(上半身脱帽正面向きのもので出願前3か月以内に撮影した縦4times横3のもの)を貼付けること

4 調 査 書 全 員

ア 出身学校長が作成し厳封したものを提出することイ 指導要録の保存期間が経過した場合及び廃校被災その他の事情により調査書が得られない場合には卒業証明書及び成績通信簿を提出すること

5 推 薦 書 全 員

ア 本学所定の用紙によること(本学Web ページ httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationrequestphp からダウンロードしたものを使用しパソコンで作成しても差し支えない)イ 出身学校長が作成し厳封したものを提出すること

6

教員志望理由及び活動報告書(前期後期日程推薦入試共通)

全 員

ア 本学所定の用紙によることイ 必ず本人が自筆で記入すること

7 あ て 名 票 全 員 本学所定の用紙によること

6 受験票等の送付

出願書類を受理したときは入学志願者に受験票受験者心得その他受験に必要な書類を送付

しますなお平成31年1月16日(水)までに到着しない場合は必ず平成31年1月17日(木)以

降速やかに本学入試課まで問い合わせてください

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薦私費外国人留学生

書 類 等 提出該当者 摘 要

8 受験票等送付用封 筒 全 員

ア 本学所定の封筒(表面に「受験票等在中」と記載してあるもの)によることイ 郵便番号住所氏名を記入し372円分の切手を貼付けること

9 検 定 料(17000円) 全 員

ア又はイのいずれかの方法により納付することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合①検定料払込用紙に住所氏名を記入し払い込むこと②検定料の払い込み後「振替払込受付証明書(お客様用)」を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合①本学Web ページ(httpswwwhyogo-uacjpadmissionpayment)へアクセスし支払番号を取得すること②コンビニエンスストアにて支払手続きを行うこと③支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

(注)東日本大震災平成28年熊本地震平成30年7月豪雨及び北海道胆振東部地震で被災された方を対象に平成31年度入学試験にかかる検定料免除の特別措置を講じます免除希望者は出願に先立ち入試課(TEL0795-44-2067)までお問い合わせください

10 検 定 料納 付 確 認 票 全 員

所定の用紙に氏名を記入しア又はイのいずれかの書類を貼り付けて提出することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合検定料払込用紙の「振替払込受付証明書(お客さま用)」(受付局日附印のないものは無効)

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕

(1)コンビニエンスストアから発行される支払確認書類(領収書等)の名称は会社により異なりますので以下を参考に確認してくださいファミリーマート取扱明細兼受領書(お客様控え)ローソンミニストップインターネット受付領収書サークルKサンクスデイリーヤマザキオンライン決済領収書セイコーマート領収書

7 選抜方法

⑴ 出身学校長の推薦に基づき大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望

理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜します

なお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して

次の項目についてみるものとします

⑶ 面接の配点は300点とします

⑷ 大学入試センター試験の配点内訳は次のとおりです

⑸ ⑷で示した大学入試センター試験の成績は次のとおりABCDの4つのグループに分け

判定に用います

なお同一グループ内では大学入試センター試験の成績の得点差はないこととします

⑹ ⑸で示した上位グループから順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

8 試験日実施方法

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薦私費外国人留学生

教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能

国 語 数 学 地理歴史 公 民 理 科 外国語(英語) 計

200 100(注2~注6) 250 550

(注1)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

(注2)「国語」及び「外国語(英語)」の成績と「数学」「地理歴史」「公民」「理科」のうち最も高得点の教科の成績を用います

(注3)「数学」を2科目受験している場合高得点の科目の成績を用います(注4)「地理歴史」及び「公民」から2科目を受験している場合第1解答科目の成績を用います(注5)「理科」から基礎を付した科目(2科目)と基礎を付さない科目(1科目)を受験している場合高得点の

科目の成績を用います「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう「理科」の基礎を付さない科目とは「物理」「化学」「生物」「地学」をいう

(注6)「理科」から基礎を付さない科目を2科目受験している場合第1解答科目の成績を用います

A B C D全国平均点の12倍以上 全国平均点の11倍以上 全国平均点以上 全国平均点未満

試 験 日 検査科目 時 間平成31年1月29日(火) 面 接 930 ~ 1700(終了予定)

集合時間は受験票送付時にお知らせします

9 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

10 合格者の発表

平成31年2月13日(水)午前10時に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験

番号を掲載するとともに受験者及び出身学校長あてに合否の通知を行い合格者には入学手続に必

要な書類を送付します

なお当該合否の通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

11 一般入試への出願について

本学の「推薦入試」を出願した者は不合格になった場合に備えて「前期日程」から一つ「後期

日程」から一つ「公立大学の中期日程」から一つの合計三つの国公立大学学部に出願することが

できます

なお本学の「一般入試」に出願する場合の出願手続は3ページ「2 出願手続」によります

12 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

平成31年2月18日(月)から2月19日(火)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して2月19日(火)までに必着するよう送付して

ください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階) TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

― 15 ―

薦私費外国人留学生

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 推薦入試の合格者は出願済みの他の国公立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は

得られませんただし次の「13 入学辞退手続」により本学学長の許可を得た場合はこの限

りではありません

ウ 推薦入試の合格者が平成31年2月19日(火)までに推薦入学辞退願を提出しないまま入学手

続を完了しないときは推薦入試合格者としての権利を消失するとともに出願済みの他の国公

立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は得られません

エ 入学手続完了者で高等学校等を卒業できなかった場合は入学許可を取り消します

オ 既納の入学料は返還しません

13 入学辞退手続

推薦入試合格者が真にやむを得ない事情により本学に入学することが困難となった場合は当該

者を推薦した出身学校長から「推薦入学辞退願」(様式自由)を平成31年2月19日(火)17時までに提

出し本学学長の入学辞退許可を得る必要があります

― 16 ―

薦私費外国人留学生

本学に入学を志願する者で病気負傷や障害等のために受験及び修学上特別な配慮を必要とする

場合は必ず下記の期日までに本学入試課に申し出てください

1 申出の期日

推薦入試平成30年11月16日(金)

一般入試平成30年12月14日(金)

期日以降に発生した不慮の事故等により特別な配慮を必要とする者はその状況によっては考

慮できる場合があるので速やかに申し出てください

2 相談の方法

受験上の配慮申出書(健康診断書等必要書類添付)を提出することとし必要な場合は本学にお

いて入学志願者又はその立場を代弁し得る出身学校関係者等との相談(面談その他)を行います

なお申出書の様式は本学Webサイト(httpswwwhyogo-uacjp)からダウンロードできます

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 障害等のある入学志願者との事前相談 〕

3 連絡先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067

⑴ 出願書類に不備がある場合には受理しないことがありますので十分注意してください

⑵ 出願書類に虚偽の記載があった場合は入学許可を取り消すことがあります

⑶ 出願書類は返還しません

⑷ 受験のための宿泊施設のあっせんは行いません

⑸ 合否に関する電話等の問い合わせには応じません

⑹ 大学入試センター試験及び本学の受験票は入学手続の際に必要ですので紛失しないようにして

ください

⑺ 受験に関する詳細については出願書類を提出した者に交付する「受験者心得」を参照してくだ

さい

⑻ 学校保健安全法で出席の停止が定められている感染症(インフルエンザなど)に罹患し治癒して

いない場合は他の受験者や監督者などへの感染の恐れがありますので受験はご遠慮願います

ただし病状により医師が他の受験者等に感染の恐れがない旨を記載した診断書の提出があったと

きはこの限りではありませんなお受験をご遠慮いただいた場合でも追試験などの措置検

定料の返還はしませんので試験当日の体調管理には十分注意してください

― 17 ―

第7 障害等のある入学志願者との事前相談

第8 その他の注意事項

〔共通事項〕1 入学志願票は次の3種類がありますので各々志願する選抜の入学志願票を使用してください

⑴ 「一般入試(前期日程)」(水色)

⑵ 「一般入試(後期日程)」(黄緑色)

⑶ 「推薦入試」(桃色)

2 記入は黒のボールペン又は黒のインクを使用してください

3 印の欄は記入しないでください

4 記入した内容を訂正する場合は誤記入を二重線で消し余白部分に訂正内容を記入してくださ

〔「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」に共通する事項〕各欄の記入に当たっては次の事項に注意しもれなく正確に記入してください

①欄 氏名は楷書で丁寧に記入し該当する事項をで囲んでください

②欄 出願資格は所要の事項を記入し該当する事項をで囲んでください年月は卒業見込み又は

卒業等の年月を記入してください

③欄 本学からの連絡の際に使用するので詳細に記入してください

④欄 「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」を志願する者は大学入試センターから送付

されたそれぞれの「平成31センター試験成績請求票」を貼付けてください

rarr なお「推薦入試」について出願時に大学入試センターから成績請求票が届いていない場

合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所がありますので当該欄にチェックを

入れてくださいそのうえで出願期間内に大学入試センター試験の成績請求票を除い

た出願書類を提出してくださいまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により

速やかに提出してください

⑤欄 大学入試センター試験で受験した教科科目に印を記入(「推薦入試」の場合は受験予定の教

科科目に印を記入)し本学が大学入試センター試験において受験することを課した教科

科目を受験しているかどうか確認してください(毎年国語外国語などへの記入漏れが多数

ありますのでご注意願います)

〔一般入試(後期日程)の事項〕⑥欄 希望する教科を一つ選択し印を記入してください(毎年記入漏れが多数ありますので

ご注意願います)

なお出願後に教科の変更は認められませんので記入にあたっては十分注意してください

〔「教員志望理由及び活動報告書」に関する事項〕1 推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)に2種類以上出願する場合「教員志望理由及び活

動報告書」は試験日が最も早い試験の入学志願票に添付してください(例推薦入試及び前期日

程に出願する場合は推薦入試の入学志願票に添付)

― 18 ―

第9 入学志願票等記入上の注意

学生募集要項の請求方法は次のとおりです

1 Webサイトから請求する場合

本学のWeb サイトから直接テレメールによる資料請求ができます

詳しくは本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)をご覧ください

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 大学案内学生募集要項(願書)等資料請求〕

2 テレメールで請求する場合

⑴ インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)又は自動音声応答電話をご利用くださ

⑵ 資料請求番号(6桁)をプッシュ又は入力してください

⑶ あとはガイダンスに従って登録してください

① 受付から23日後に送付されますただし発送開始日までのご請求は予約受付となり発

送開始日になりましたら一斉に発送いたします

② 一度ご利用になられたパスワード(4桁)は必ず控えておいてくださいお問い合わせや料金

をお支払いいただく際に必要になる場合がありますまたテレメールを繰り返しご利用いただ

く時にも便利です

③ 料金はお届けした資料に同封されている支払い方法(「郵便局ゆうちょ銀行での払込み」

「コンビニ支払い」「ケータイ払い(携帯電話通話料金と一緒のお支払い)」)に従いお支払いくだ

さい

― 19 ―

第10 学生募集要項の請求方法

インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)

httpstelemailjpQRコードからアクセスした場合は資料請求番号の入力は不要

自動音声応答電話

IP電話 050-8601-0101(24時間受付)一般電話回線からの通話料金は日本全国どこからでも3分毎に約12円です住所氏名等の登録時はゆっくりはっきりとお話しください登録された音声が不鮮明な場合は資料をお届けできないことがあります

資 料 名 資料請求番号 料 金 発送開始日一般入試(推薦入試含む)学生募集要項+大学案内 545202 250円 10月下旬

一般入試(推薦入試含む)学生募集要項 585202 250円 10月下旬

3 本学に直接請求する場合

封筒の表に「学部学生募集要項請求」と朱書し角形2号(縦33times横24程度)の返信用封筒(請

求者の郵便番号住所氏名を明記し300円分の切手を貼付けたもの)を同封のうえ請求してくだ

さい

送付時には教育課程課外活動就職学生生活及び諸施設等について紹介した「大学案内」も同

封します

請求先 673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

― 20 ―

1 成績の開示

本学では平成31年度入学者選抜試験における一般入試(前期日程後期日程)及び推薦入試の個

人成績について受験者本人からの請求に限り次のとおり開示します

なお申請に際しては本学受験票が必要となりますので紛失しないように大切に保管してくだ

さい

⑴ 請求方法

開示を希望する者は「学部入学試験成績の開示申請書」の様式を以下の本学Web ページからダ

ウンロードし所定の手続を行ってくださいなお同様式は入試課の窓口でも受け取ることが

できます

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationreleasephp

⑵ 開示内容

① 一般入試(前期日程)

小論文各得点面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

② 一般入試(後期日程)

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

③ 推薦入試

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

⑶ 申請受付期間

2019年5月9日(木)から6月7日(金)(必着)まで[窓口の場合土日を除く]

⑷ その他

請求方法等不明な事項があれば以下へ問い合わせください

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

2 問題出題の意図の公表

平成31年度一般入試(前期日程)における小論文ABの問題出題の意図は平成31年7月上旬頃

に本学Web ページで公表します

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationpast_examphp

― 21 ―

第11 入学試験情報の開示

1 試験場の位置図

― 22 ―

第12 試験場の位置図等

構 内 図

2 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台うれしのだい

地区)への交通案内本学への交通は以下のような方法があります

ア 神戸市三宮明石市姫路市方面から神しん

姫き

バスを利用する場合三ノ宮~西脇線明石~西脇線(国道175号線経由)及び姫路~社

やしろ

線の場合は「社やしろ

(営業所)」で「嬉野台

うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は三ノ宮駅から約1時間40分明石駅から約1時間40分姫路駅から約1時間30分)イ 大阪市神戸市三宮津山市方面から中国自動車道の中国ハイウェイバス(JRバス又は神

しん

姫き

バス)を利用する場合中国ハイウェイバスの「高

こう

速そく

社やしろ

」で下車し兵庫教育大学まで兵教シャトル便(平日のみ運行)による場合は5分徒歩による場合は約25分タクシーを利用する場合は配車時間を含め約10分(料金800円程度)(所要時間は新大阪駅から約1時間10分三ノ宮駅から約1時間津山駅から約2時間10分)ウ JR加古川線を利用する場合

加古川線社やしろ

町駅で下車し神しん

姫き

バスの「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三

さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は加古川駅から約1時間10分)

詳しくは神しん

姫き

バス公式サイト httpswwwshinkibuscojp で確認してください

― 23 ―

試験当日(推薦入試前期日程後期日程の各試験)はJR社やしろ

町駅~社やしろ

(営業所)~兵庫教育大学の間で臨時バス(神

しん

姫き

バス有料)を運行する予定ですまた高こう

速そく

社やしろ

バス停(中国自動車道)と兵庫教育大学の間で臨時バス(兵教シャトル便)を運行しますなお発車時刻等は受験票送付時にお知らせします

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

Page 7: G ¶ · R úø å S   G ¶ ¶ Í   ¶ æ ¶ \ 7 B A ò ¶ Í   ¶ æ ¶ Í    » F R ] w Ö ¶ ¬ H x | Í w M O t w q ` b

公立大学協会Web サイト(httpwwwkodaikyoorg)参照

⑸ 国公立大学学部のAO入試合格者は当該AO入試を実施した大学学部の定めるAO入試の

入学辞退手続により入学を辞退した場合を除いて本学の一般入試及び推薦入試を受験しても入

学許可は得られません

⑹ 国公立大学の分離分割方式による合格及び追加合格者決定業務を円滑に行うため氏名及び大学

入試センター試験の受験番号に限って合否及び入学手続き等に関する個人情報が独立行政法人

大学入試センター及び併願先の国公立大学に送達されます

2 出願手続

⑴ 出願方法

入学志願者は出願書類等を一括し本学所定の出願用封筒(前期日程後期日程共通)を用い

て次の出願期間中に「書留速達」により郵送してください

(注)本学の前期日程と後期日程を併願する場合はそれぞれ必要書類を整え所定の出願用封筒(前期日程後期日程共通)へ一つにまとめて提出してください

ア 出願期間

前期後期日程試験とも平成31年1月28日(月)から2月6日(水)(必着)まで

(注)出願期間を過ぎた場合は受理しませんので郵送期間を十分考慮して送付してくださいただし2月5日(火)以前の発信局消印のある書留速達郵便に限り期限後に到着した場合でも受理しますなお2月6日(水)「9時から17時まで」に限り持参の出願書類も受理します

イ 出願書類の提出先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課(事務局1階)

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

― 3 ―

⑵ 出願書類等

前期日程後期日程の両方に出願する場合は「教員志望理由及び活動報告書」を除いて前期日

程後期日程ごとに以下の出願書類等が必要です

また所定の出願用封筒(前期日程後期日程共通)へ一つにまとめて提出してください

― 4―

書 類 等 提出該当者 摘 要1 入 学 志 願 票 全 員 本学所定の用紙によること(記入上の注意18ページ)

2 センター試験成 績 請 求 票 全 員

大学入試センターから送付された「センター試験成績請求票」を次の区分により入学志願票の所定欄に貼付けること前期日程に出願する場合

前 平成31センター試験成績請求票国 公 立 前 期 日 程 用

後期日程に出願する場合

後 平成31センター試験成績請求票国 公 立 後 期 日 程 用

3 受験票写真票 全 員

ア 本学所定の用紙によることイ それぞれに所定の事項を記入のうえ裏面に氏名を書いた写真(上半身脱帽正面向きのもので出願前3か月以内に撮影した縦4times横3のもの)を貼付けること

4 調 査 書 全 員

ア 出身学校長が作成し厳封したものを提出することイ 高等学校卒業程度認定試験合格者等はその合格証明書及び成績証明書又はその資格を証明する書類をもって代えることなお高等学校等に在学したことのある者は在学期間中の調査書を併せて提出することウ 指導要録の保存期間が経過した場合及び廃校被災その他の事情により調査書が得られない場合には卒業証明書及び成績通信簿を提出すること

5

教員志望理由及び活動報告書(前期後期日程推薦入試共通)

全 員(1)

ア 本学所定の用紙によることイ 必ず本人が自筆で記入すること

6 あ て 名 票 全 員 本学所定の用紙によること

7 受験票等送付用封 筒 全 員

ア 本学所定の封筒(表面に「受験票等在中」と記載してあるもの)によることイ 郵便番号住所氏名を記入し372円分の切手を貼付けること

8 検 定 料(17000円) 全 員

ア又はイのいずれかの方法により納付することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合①検定料払込用紙に住所氏名を記入し払い込むこと②検定料の払い込み後「振替払込受付証明書(お客様用)」を「9 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合①本学Web ページ(httpswwwhyogo-uacjpadmissionpayment)へアクセスし支払番号を取得すること②コンビニエンスストアにて支払手続きを行うこと③支払確認書類(領収書等)〔5ページ(2)参照〕を「9 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

(注)東日本大震災平成28年熊本地震平成30年7月豪雨及び北海道胆振東部地震で被災された方を対象に平成31年度入学試験にかかる検定料免除の特別措置を講じます免除希望者は出願に先立ち入試課(TEL0795-44-2067)までお問い合わせください

3 受験票等の送付

出願書類を受理したときは入学志願者に受験票受験者心得その他受験に必要な書類を送付

しますなお平成31年2月19日(火)までに到着しない場合は必ず本学入試課まで問い合わせて

ください

4 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

5 合格者の発表

前期日程

平成31年3月7日(木)午前10時

後期日程

平成31年3月20日(水)午前10時

いずれも本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験番号を掲載するとともに

合格者に合格通知書及び入学手続に必要な書類を送付します

なお当該合格通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

― 5―

書 類 等 提出該当者 摘 要

9 検 定 料納 付 確 認 票 全 員

所定の用紙に氏名を記入しア又はイのいずれかの書類を貼り付けて提出することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合検定料払込用紙の「振替払込受付証明書(お客さま用)」(受付局日附印のないものは無効)

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合支払確認書類(領収書等)〔5ページ(2)参照〕

(1)推薦入試に出願した場合は再提出不要ですなお前期日程後期日程の両方に出願する場合でも「教員志望理由及び活動報告書」の提出は1部で差支えありません

(2)コンビニエンスストアから発行される支払確認書類(領収書等)の名称は会社により異なりますので以下を参考に確認してくださいファミリーマート取扱明細兼受領書(お客様控え)ローソンミニストップインターネット受付領収書サークルKサンクスデイリーヤマザキオンライン決済領収書セイコーマート領収書

6 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

前期日程

平成31年3月13日(水)から3月15日(金)まで

9時から17時まで

後期日程

平成31年3月25日(月)から3月27日(水)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して前期日程は3月15日(金)までに後期日

程は3月27日(水)までに必着するよう送付してください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階)

TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 入学手続締切日までに入学手続を完了しなかった者は入学の意思がなく入学を辞退したも

のとして取り扱います

ウ 一つの国公立大学学部に入学手続を行った者はこれを取り消して他の国公立大学学部に

入学手続を行うことはできません

エ 既納の入学料は返還しません

― 6―

7 追加合格

入学定員に欠員が生じた場合には追加合格により欠員を補充します

⑴ 追加合格者への通知

追加合格者には平成31年3月28日(木)から3月31日(日)までに電話等で入学志願票の連

絡先に連絡し入学の意思を確認しますのでこの期間は本人と直接連絡ができるようにしてお

いてください

⑵ その他

追加合格者で入学の意思表示をしたものは本学の指示する日までに入学手続を完了することと

し完了しなかった者は入学辞退者として取り扱います

この場合の入学手続手続期間等の詳細は合格通知と同時に通知します

なお追加合格者の発表は行いません

8 欠員補充第2次募集による選抜

欠員補充第2次募集の実施の有無及び出願方法選抜日程実施方法等の詳細については平成31

年3月28日(木)から3月31日(日)の間に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)で公表

します

⑴ 出願資格

1ページ「1 出願資格」のいずれかに該当しかつ次のいずれかに該当する者

ア 国公立大学を受験したがいずれの大学にも合格しなかった者

イ 国公立大学に合格したがいずれの大学にも入学手続をしていない者

ウ 大学入試センター試験を受験したがいずれの国公立大学にも出願していない者

(注)3月中に出願受付を行う欠員補充第2次募集に出願することができるのは一つの大学学部に限られますまた欠員補充第2次募集出願後他の国公立大学への追加合格等により入学手続を行った場合は受験しても入学許可は得られません

⑵ 選抜方法

ア 大学入試センター試験の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合

して入学者を選抜します

9 出願資格に関する事前審査

1ページ「1 出願資格 ⑻ 本学において個別の入学資格審査により高等学校を卒業した者

と同等以上の学力があると認めた者で18歳に達したもの及び平成31年3月31日までに18歳に達する

もの」についての出願資格審査手続は次のとおりとします

なお下記の申請書類の他に必要に応じて証明書等の提出を求める場合があります

高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者はこの審査を受

ける必要はありません

― 7―

⑴ 申請書類

ア 出願資格認定申請書(本学所定の用紙)

イ 履歴書(本学所定の用紙)

ウ 最終学校の卒業(見込)証明書

エ 出願資格の審査区分に応じた書類

オ その他必要と認める書類

「出願資格認定申請書」等の用紙は本学にありますので申請する場合は必ず入試課(TEL

0795-44-2067)へ連絡してください

⑵ 申請方法

入学志願者は申請書類を下記申請期間中に必ず「出願資格認定申請書類在中」と朱書し「書留

速達」により郵送してください

① 申請期間

平成31年1月21日(月)1月22日(火)(必着)(大学入試センター試験を受験した者に限る)

② 申 請 先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

⑶ 審査方法

出願資格認定審査は申請書類の書類審査により行い更に必要な場合は試験及び面接による

審査を行います

⑷ 審査結果の通知

審査の結果は後日本人に通知します

― 8―

1 選抜方法⑴ 大学入試センター試験及び個別学力検査の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜しますなお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 個別学力検査は次によるものとします① 小論文

教員となるにふさわしい資質と能力をみるため2種類の小論文を課します② 面接

面接(集団面接を実施)においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して次の項目をみるものとします

⑶ 大学入試センター試験個別学力検査の配点比率は956とします配点内訳は次のとおりです

⑷ 大学入試センター試験において【「地理歴史」及び「公民」から2科目】【「理科」について2ページ表中の理科C又はDにより3科目又は2科目】を受験した場合は次の成績を用いますア「理科」において2ページ表中 理科Cのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 helliphelliphelliphellip 1科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目 「理科」の基礎を付した科目(2科目の合計)

΅~のうち高得点順に2科目`(を用いる場合は3科目) 「理科」の基礎を付さない科目

イ「理科」において2ページ表中 理科Dのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 理科Dで受験した科目の第1解答科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目と理科Dで受験した科目の第2解答科目のうち高得点の科目

2 試験日実施方法次の小論文AB及び面接は全員に課します

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試験日 検 査 科 目 検 査 時 間 摘 要

平成31年2月25日(月)

小 論 文 A 1000~1045 主として文章を理解しその内容について論述する

小 論 文 B 1115~1200 主として資料図表等を理解しその内容について論述する

面 接 1300~ 集団面接を行う

第4 一般入試(前期日程)

教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能

大学入試センター試験 個別学力検査 合

計国語 数学 地理歴史 公民 理科 外国語(英語) 計 小 論 文 面接 計小論文A 小論文B 小計

200 200 300 250 950 180 180 360 240 600 1550

(注)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

1 選抜方法⑴ 大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜しますなお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接は口頭試問を含むものとし入学志願者は国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から1教科選択します面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含まれます

⑶ 大学入試センター試験面接の配点比率は953とします配点内訳は次のとおりです

⑷ 大学入試センター試験において【「地理歴史」及び「公民」から2科目】【「理科」について2ページ表中の理科C又はDにより3科目又は2科目】を受験した場合は次の成績を用いますア「理科」において2ページ表中 理科Cのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 helliphelliphelliphellip 1科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目 「理科」の基礎を付した科目(2科目の合計)

΅~のうち高得点順に2科目`(を用いる場合は3科目) 「理科」の基礎を付さない科目

イ「理科」において2ページ表中 理科Dのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 理科Dで受験した科目の第1解答科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目と理科Dで受験した科目の第2解答科目のうち高得点の科目

2 試験日実施方法

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試験日 検査科目 検査時間 摘 要

平成31年3月12日(火)

面 接 930~

全員に面接(口頭試問を含む)を行う

ただし音楽又は美術を選択した者については実技も含まれる

<音楽を選択した者>面接の中で楽器演奏歌唱又は弾き歌い(いずれでもよい)を課すので任意の楽曲を準備してくることピアノ以外の楽器を演奏する場合は各自携行すること伴奏者はつけない

<美術を選択した者>面接の中で描画を課す画材用具は持参の必要なし

(注)面接の順番や時間については試験日の1週間前頃を目処にお知らせします

第5 一般入試(後期日程)

得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

大学入試センター試験 面接(口頭試問実技を含む) 合

計国語 数学 地理歴史 公民 理科 外国語(英語) 計 国語 英語 社 会

(地理歴史公民) 数学 理科 音楽 美術 保健体育

200 200 300 250 950 300 1250

(注)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

1 募集人員 50人

2 出願資格

次のいずれかに該当しかつ下表により平成31年度大学入試センター試験の3教科3科目又は3

教科4科目を受験する者とします

なお大学入試センター試験の過年度成績の利用は行いません

⑴ 高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者

⑵ 高等部を置く特別支援学校を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑶ 高等専門学校3年次を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑷ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程又は相当する課程を有するものとして認定又は指定

した在外教育施設の当該課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者

3 推薦要件

次の各号すべてに該当する者とします

⑴ 出身学校長が教員となるにふさわしい資質適性意欲等を有する者として責任をもって推

薦するもの

⑵ 学習成績の全体の評定平均値が35以上の者

⑶ 合格した場合は入学することを確約できる者

4 推薦人員

各出身学校長が推薦し得る人員は各校(分校を含む)につき5人までとします

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第6 推薦入試

教 科 科 目国 語 『国語』

数 学 「数学Ⅰ」『数学Ⅰ数学A』「数学Ⅱ」『数学Ⅱ数学B』『簿記会計』『情報関係基礎』

から1科目(理科で基礎を付した科`目を選択する場合は2科目)

地 理 歴 史 「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」

公 民 「現代社会」「倫理」「政治経済」『倫理政治経済』

理 科 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」「物理」「化学」「生物」「地学」

外 国 語 『英語』

本表中において『 』で記載しているものは2つの科目を総合したもの又は2つ以上の科目に共通する内容を盛り込んだ出題科目です

(注1)「外国語」の『英語』については「筆記試験」と「リスニングテスト」を課します(注2)「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう(注3)国公立大学の推薦入試(大学入試センター試験を課す場合課さない場合を含めて)に出願す

ることができるのは一つの大学学部であるので注意してくださいなお国公立大学の一般入試における合格者決定業務を円滑に行うため氏名及び大学入試センター試験の受験番号に限って推薦入試の合格及び入学手続き等に関する個人情報が独立行政法人大学入試センター及び併願先の国公立大学に送達されます

5 出願手続

⑴ 出願方法

出願書類等は出身学校長が被推薦者(入学志願者)ごとに本学所定の出願用封筒に入れたもの

を取りまとめ厳封のうえ次の出願期間中に「書留速達」により郵送してください

ア 出願期間

平成30年12月7日(金)から12月14日(金)(必着)まで

(注)出願期間を過ぎた場合は受理しませんので郵送期間を十分考慮して送付してくださいただし12月13日(木)以前の発信局消印のある書留速達郵便に限り期限後に到着した場合でも受理しますなお12月14日(金)「9時から17時まで」に限り持参の出願書類も受理します

イ 出願書類の提出先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課(事務局1階)

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

⑵ 出願書類等

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書 類 等 提出該当者 摘 要1 入 学 志 願 票 全 員 本学所定の用紙によること(記入上の注意18ページ)

2 センター試験成 績 請 求 票 全 員

大学入試センターから送付された

推薦平成31センター試験成績請求票国 公 立 推 薦 入 試 用

を入学志願票の所定欄に貼付けることなお出願時に大学入試センターから届いていない場合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所があるので当該欄にチェックを入れることそのうえで出願期間内に成績請求票を除いた出願書類を提出することまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により速やかに提出すること

3 受験票写真票 全 員

ア 本学所定の用紙によることイ それぞれに所定の事項を記入のうえ裏面に氏名を書いた写真(上半身脱帽正面向きのもので出願前3か月以内に撮影した縦4times横3のもの)を貼付けること

4 調 査 書 全 員

ア 出身学校長が作成し厳封したものを提出することイ 指導要録の保存期間が経過した場合及び廃校被災その他の事情により調査書が得られない場合には卒業証明書及び成績通信簿を提出すること

5 推 薦 書 全 員

ア 本学所定の用紙によること(本学Web ページ httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationrequestphp からダウンロードしたものを使用しパソコンで作成しても差し支えない)イ 出身学校長が作成し厳封したものを提出すること

6

教員志望理由及び活動報告書(前期後期日程推薦入試共通)

全 員

ア 本学所定の用紙によることイ 必ず本人が自筆で記入すること

7 あ て 名 票 全 員 本学所定の用紙によること

6 受験票等の送付

出願書類を受理したときは入学志願者に受験票受験者心得その他受験に必要な書類を送付

しますなお平成31年1月16日(水)までに到着しない場合は必ず平成31年1月17日(木)以

降速やかに本学入試課まで問い合わせてください

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書 類 等 提出該当者 摘 要

8 受験票等送付用封 筒 全 員

ア 本学所定の封筒(表面に「受験票等在中」と記載してあるもの)によることイ 郵便番号住所氏名を記入し372円分の切手を貼付けること

9 検 定 料(17000円) 全 員

ア又はイのいずれかの方法により納付することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合①検定料払込用紙に住所氏名を記入し払い込むこと②検定料の払い込み後「振替払込受付証明書(お客様用)」を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合①本学Web ページ(httpswwwhyogo-uacjpadmissionpayment)へアクセスし支払番号を取得すること②コンビニエンスストアにて支払手続きを行うこと③支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

(注)東日本大震災平成28年熊本地震平成30年7月豪雨及び北海道胆振東部地震で被災された方を対象に平成31年度入学試験にかかる検定料免除の特別措置を講じます免除希望者は出願に先立ち入試課(TEL0795-44-2067)までお問い合わせください

10 検 定 料納 付 確 認 票 全 員

所定の用紙に氏名を記入しア又はイのいずれかの書類を貼り付けて提出することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合検定料払込用紙の「振替払込受付証明書(お客さま用)」(受付局日附印のないものは無効)

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕

(1)コンビニエンスストアから発行される支払確認書類(領収書等)の名称は会社により異なりますので以下を参考に確認してくださいファミリーマート取扱明細兼受領書(お客様控え)ローソンミニストップインターネット受付領収書サークルKサンクスデイリーヤマザキオンライン決済領収書セイコーマート領収書

7 選抜方法

⑴ 出身学校長の推薦に基づき大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望

理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜します

なお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して

次の項目についてみるものとします

⑶ 面接の配点は300点とします

⑷ 大学入試センター試験の配点内訳は次のとおりです

⑸ ⑷で示した大学入試センター試験の成績は次のとおりABCDの4つのグループに分け

判定に用います

なお同一グループ内では大学入試センター試験の成績の得点差はないこととします

⑹ ⑸で示した上位グループから順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

8 試験日実施方法

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教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能

国 語 数 学 地理歴史 公 民 理 科 外国語(英語) 計

200 100(注2~注6) 250 550

(注1)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

(注2)「国語」及び「外国語(英語)」の成績と「数学」「地理歴史」「公民」「理科」のうち最も高得点の教科の成績を用います

(注3)「数学」を2科目受験している場合高得点の科目の成績を用います(注4)「地理歴史」及び「公民」から2科目を受験している場合第1解答科目の成績を用います(注5)「理科」から基礎を付した科目(2科目)と基礎を付さない科目(1科目)を受験している場合高得点の

科目の成績を用います「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう「理科」の基礎を付さない科目とは「物理」「化学」「生物」「地学」をいう

(注6)「理科」から基礎を付さない科目を2科目受験している場合第1解答科目の成績を用います

A B C D全国平均点の12倍以上 全国平均点の11倍以上 全国平均点以上 全国平均点未満

試 験 日 検査科目 時 間平成31年1月29日(火) 面 接 930 ~ 1700(終了予定)

集合時間は受験票送付時にお知らせします

9 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

10 合格者の発表

平成31年2月13日(水)午前10時に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験

番号を掲載するとともに受験者及び出身学校長あてに合否の通知を行い合格者には入学手続に必

要な書類を送付します

なお当該合否の通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

11 一般入試への出願について

本学の「推薦入試」を出願した者は不合格になった場合に備えて「前期日程」から一つ「後期

日程」から一つ「公立大学の中期日程」から一つの合計三つの国公立大学学部に出願することが

できます

なお本学の「一般入試」に出願する場合の出願手続は3ページ「2 出願手続」によります

12 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

平成31年2月18日(月)から2月19日(火)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して2月19日(火)までに必着するよう送付して

ください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階) TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

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薦私費外国人留学生

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 推薦入試の合格者は出願済みの他の国公立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は

得られませんただし次の「13 入学辞退手続」により本学学長の許可を得た場合はこの限

りではありません

ウ 推薦入試の合格者が平成31年2月19日(火)までに推薦入学辞退願を提出しないまま入学手

続を完了しないときは推薦入試合格者としての権利を消失するとともに出願済みの他の国公

立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は得られません

エ 入学手続完了者で高等学校等を卒業できなかった場合は入学許可を取り消します

オ 既納の入学料は返還しません

13 入学辞退手続

推薦入試合格者が真にやむを得ない事情により本学に入学することが困難となった場合は当該

者を推薦した出身学校長から「推薦入学辞退願」(様式自由)を平成31年2月19日(火)17時までに提

出し本学学長の入学辞退許可を得る必要があります

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薦私費外国人留学生

本学に入学を志願する者で病気負傷や障害等のために受験及び修学上特別な配慮を必要とする

場合は必ず下記の期日までに本学入試課に申し出てください

1 申出の期日

推薦入試平成30年11月16日(金)

一般入試平成30年12月14日(金)

期日以降に発生した不慮の事故等により特別な配慮を必要とする者はその状況によっては考

慮できる場合があるので速やかに申し出てください

2 相談の方法

受験上の配慮申出書(健康診断書等必要書類添付)を提出することとし必要な場合は本学にお

いて入学志願者又はその立場を代弁し得る出身学校関係者等との相談(面談その他)を行います

なお申出書の様式は本学Webサイト(httpswwwhyogo-uacjp)からダウンロードできます

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 障害等のある入学志願者との事前相談 〕

3 連絡先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067

⑴ 出願書類に不備がある場合には受理しないことがありますので十分注意してください

⑵ 出願書類に虚偽の記載があった場合は入学許可を取り消すことがあります

⑶ 出願書類は返還しません

⑷ 受験のための宿泊施設のあっせんは行いません

⑸ 合否に関する電話等の問い合わせには応じません

⑹ 大学入試センター試験及び本学の受験票は入学手続の際に必要ですので紛失しないようにして

ください

⑺ 受験に関する詳細については出願書類を提出した者に交付する「受験者心得」を参照してくだ

さい

⑻ 学校保健安全法で出席の停止が定められている感染症(インフルエンザなど)に罹患し治癒して

いない場合は他の受験者や監督者などへの感染の恐れがありますので受験はご遠慮願います

ただし病状により医師が他の受験者等に感染の恐れがない旨を記載した診断書の提出があったと

きはこの限りではありませんなお受験をご遠慮いただいた場合でも追試験などの措置検

定料の返還はしませんので試験当日の体調管理には十分注意してください

― 17 ―

第7 障害等のある入学志願者との事前相談

第8 その他の注意事項

〔共通事項〕1 入学志願票は次の3種類がありますので各々志願する選抜の入学志願票を使用してください

⑴ 「一般入試(前期日程)」(水色)

⑵ 「一般入試(後期日程)」(黄緑色)

⑶ 「推薦入試」(桃色)

2 記入は黒のボールペン又は黒のインクを使用してください

3 印の欄は記入しないでください

4 記入した内容を訂正する場合は誤記入を二重線で消し余白部分に訂正内容を記入してくださ

〔「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」に共通する事項〕各欄の記入に当たっては次の事項に注意しもれなく正確に記入してください

①欄 氏名は楷書で丁寧に記入し該当する事項をで囲んでください

②欄 出願資格は所要の事項を記入し該当する事項をで囲んでください年月は卒業見込み又は

卒業等の年月を記入してください

③欄 本学からの連絡の際に使用するので詳細に記入してください

④欄 「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」を志願する者は大学入試センターから送付

されたそれぞれの「平成31センター試験成績請求票」を貼付けてください

rarr なお「推薦入試」について出願時に大学入試センターから成績請求票が届いていない場

合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所がありますので当該欄にチェックを

入れてくださいそのうえで出願期間内に大学入試センター試験の成績請求票を除い

た出願書類を提出してくださいまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により

速やかに提出してください

⑤欄 大学入試センター試験で受験した教科科目に印を記入(「推薦入試」の場合は受験予定の教

科科目に印を記入)し本学が大学入試センター試験において受験することを課した教科

科目を受験しているかどうか確認してください(毎年国語外国語などへの記入漏れが多数

ありますのでご注意願います)

〔一般入試(後期日程)の事項〕⑥欄 希望する教科を一つ選択し印を記入してください(毎年記入漏れが多数ありますので

ご注意願います)

なお出願後に教科の変更は認められませんので記入にあたっては十分注意してください

〔「教員志望理由及び活動報告書」に関する事項〕1 推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)に2種類以上出願する場合「教員志望理由及び活

動報告書」は試験日が最も早い試験の入学志願票に添付してください(例推薦入試及び前期日

程に出願する場合は推薦入試の入学志願票に添付)

― 18 ―

第9 入学志願票等記入上の注意

学生募集要項の請求方法は次のとおりです

1 Webサイトから請求する場合

本学のWeb サイトから直接テレメールによる資料請求ができます

詳しくは本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)をご覧ください

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 大学案内学生募集要項(願書)等資料請求〕

2 テレメールで請求する場合

⑴ インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)又は自動音声応答電話をご利用くださ

⑵ 資料請求番号(6桁)をプッシュ又は入力してください

⑶ あとはガイダンスに従って登録してください

① 受付から23日後に送付されますただし発送開始日までのご請求は予約受付となり発

送開始日になりましたら一斉に発送いたします

② 一度ご利用になられたパスワード(4桁)は必ず控えておいてくださいお問い合わせや料金

をお支払いいただく際に必要になる場合がありますまたテレメールを繰り返しご利用いただ

く時にも便利です

③ 料金はお届けした資料に同封されている支払い方法(「郵便局ゆうちょ銀行での払込み」

「コンビニ支払い」「ケータイ払い(携帯電話通話料金と一緒のお支払い)」)に従いお支払いくだ

さい

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第10 学生募集要項の請求方法

インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)

httpstelemailjpQRコードからアクセスした場合は資料請求番号の入力は不要

自動音声応答電話

IP電話 050-8601-0101(24時間受付)一般電話回線からの通話料金は日本全国どこからでも3分毎に約12円です住所氏名等の登録時はゆっくりはっきりとお話しください登録された音声が不鮮明な場合は資料をお届けできないことがあります

資 料 名 資料請求番号 料 金 発送開始日一般入試(推薦入試含む)学生募集要項+大学案内 545202 250円 10月下旬

一般入試(推薦入試含む)学生募集要項 585202 250円 10月下旬

3 本学に直接請求する場合

封筒の表に「学部学生募集要項請求」と朱書し角形2号(縦33times横24程度)の返信用封筒(請

求者の郵便番号住所氏名を明記し300円分の切手を貼付けたもの)を同封のうえ請求してくだ

さい

送付時には教育課程課外活動就職学生生活及び諸施設等について紹介した「大学案内」も同

封します

請求先 673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

― 20 ―

1 成績の開示

本学では平成31年度入学者選抜試験における一般入試(前期日程後期日程)及び推薦入試の個

人成績について受験者本人からの請求に限り次のとおり開示します

なお申請に際しては本学受験票が必要となりますので紛失しないように大切に保管してくだ

さい

⑴ 請求方法

開示を希望する者は「学部入学試験成績の開示申請書」の様式を以下の本学Web ページからダ

ウンロードし所定の手続を行ってくださいなお同様式は入試課の窓口でも受け取ることが

できます

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationreleasephp

⑵ 開示内容

① 一般入試(前期日程)

小論文各得点面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

② 一般入試(後期日程)

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

③ 推薦入試

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

⑶ 申請受付期間

2019年5月9日(木)から6月7日(金)(必着)まで[窓口の場合土日を除く]

⑷ その他

請求方法等不明な事項があれば以下へ問い合わせください

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

2 問題出題の意図の公表

平成31年度一般入試(前期日程)における小論文ABの問題出題の意図は平成31年7月上旬頃

に本学Web ページで公表します

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationpast_examphp

― 21 ―

第11 入学試験情報の開示

1 試験場の位置図

― 22 ―

第12 試験場の位置図等

構 内 図

2 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台うれしのだい

地区)への交通案内本学への交通は以下のような方法があります

ア 神戸市三宮明石市姫路市方面から神しん

姫き

バスを利用する場合三ノ宮~西脇線明石~西脇線(国道175号線経由)及び姫路~社

やしろ

線の場合は「社やしろ

(営業所)」で「嬉野台

うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は三ノ宮駅から約1時間40分明石駅から約1時間40分姫路駅から約1時間30分)イ 大阪市神戸市三宮津山市方面から中国自動車道の中国ハイウェイバス(JRバス又は神

しん

姫き

バス)を利用する場合中国ハイウェイバスの「高

こう

速そく

社やしろ

」で下車し兵庫教育大学まで兵教シャトル便(平日のみ運行)による場合は5分徒歩による場合は約25分タクシーを利用する場合は配車時間を含め約10分(料金800円程度)(所要時間は新大阪駅から約1時間10分三ノ宮駅から約1時間津山駅から約2時間10分)ウ JR加古川線を利用する場合

加古川線社やしろ

町駅で下車し神しん

姫き

バスの「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三

さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は加古川駅から約1時間10分)

詳しくは神しん

姫き

バス公式サイト httpswwwshinkibuscojp で確認してください

― 23 ―

試験当日(推薦入試前期日程後期日程の各試験)はJR社やしろ

町駅~社やしろ

(営業所)~兵庫教育大学の間で臨時バス(神

しん

姫き

バス有料)を運行する予定ですまた高こう

速そく

社やしろ

バス停(中国自動車道)と兵庫教育大学の間で臨時バス(兵教シャトル便)を運行しますなお発車時刻等は受験票送付時にお知らせします

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

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⑵ 出願書類等

前期日程後期日程の両方に出願する場合は「教員志望理由及び活動報告書」を除いて前期日

程後期日程ごとに以下の出願書類等が必要です

また所定の出願用封筒(前期日程後期日程共通)へ一つにまとめて提出してください

― 4―

書 類 等 提出該当者 摘 要1 入 学 志 願 票 全 員 本学所定の用紙によること(記入上の注意18ページ)

2 センター試験成 績 請 求 票 全 員

大学入試センターから送付された「センター試験成績請求票」を次の区分により入学志願票の所定欄に貼付けること前期日程に出願する場合

前 平成31センター試験成績請求票国 公 立 前 期 日 程 用

後期日程に出願する場合

後 平成31センター試験成績請求票国 公 立 後 期 日 程 用

3 受験票写真票 全 員

ア 本学所定の用紙によることイ それぞれに所定の事項を記入のうえ裏面に氏名を書いた写真(上半身脱帽正面向きのもので出願前3か月以内に撮影した縦4times横3のもの)を貼付けること

4 調 査 書 全 員

ア 出身学校長が作成し厳封したものを提出することイ 高等学校卒業程度認定試験合格者等はその合格証明書及び成績証明書又はその資格を証明する書類をもって代えることなお高等学校等に在学したことのある者は在学期間中の調査書を併せて提出することウ 指導要録の保存期間が経過した場合及び廃校被災その他の事情により調査書が得られない場合には卒業証明書及び成績通信簿を提出すること

5

教員志望理由及び活動報告書(前期後期日程推薦入試共通)

全 員(1)

ア 本学所定の用紙によることイ 必ず本人が自筆で記入すること

6 あ て 名 票 全 員 本学所定の用紙によること

7 受験票等送付用封 筒 全 員

ア 本学所定の封筒(表面に「受験票等在中」と記載してあるもの)によることイ 郵便番号住所氏名を記入し372円分の切手を貼付けること

8 検 定 料(17000円) 全 員

ア又はイのいずれかの方法により納付することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合①検定料払込用紙に住所氏名を記入し払い込むこと②検定料の払い込み後「振替払込受付証明書(お客様用)」を「9 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合①本学Web ページ(httpswwwhyogo-uacjpadmissionpayment)へアクセスし支払番号を取得すること②コンビニエンスストアにて支払手続きを行うこと③支払確認書類(領収書等)〔5ページ(2)参照〕を「9 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

(注)東日本大震災平成28年熊本地震平成30年7月豪雨及び北海道胆振東部地震で被災された方を対象に平成31年度入学試験にかかる検定料免除の特別措置を講じます免除希望者は出願に先立ち入試課(TEL0795-44-2067)までお問い合わせください

3 受験票等の送付

出願書類を受理したときは入学志願者に受験票受験者心得その他受験に必要な書類を送付

しますなお平成31年2月19日(火)までに到着しない場合は必ず本学入試課まで問い合わせて

ください

4 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

5 合格者の発表

前期日程

平成31年3月7日(木)午前10時

後期日程

平成31年3月20日(水)午前10時

いずれも本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験番号を掲載するとともに

合格者に合格通知書及び入学手続に必要な書類を送付します

なお当該合格通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

― 5―

書 類 等 提出該当者 摘 要

9 検 定 料納 付 確 認 票 全 員

所定の用紙に氏名を記入しア又はイのいずれかの書類を貼り付けて提出することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合検定料払込用紙の「振替払込受付証明書(お客さま用)」(受付局日附印のないものは無効)

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合支払確認書類(領収書等)〔5ページ(2)参照〕

(1)推薦入試に出願した場合は再提出不要ですなお前期日程後期日程の両方に出願する場合でも「教員志望理由及び活動報告書」の提出は1部で差支えありません

(2)コンビニエンスストアから発行される支払確認書類(領収書等)の名称は会社により異なりますので以下を参考に確認してくださいファミリーマート取扱明細兼受領書(お客様控え)ローソンミニストップインターネット受付領収書サークルKサンクスデイリーヤマザキオンライン決済領収書セイコーマート領収書

6 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

前期日程

平成31年3月13日(水)から3月15日(金)まで

9時から17時まで

後期日程

平成31年3月25日(月)から3月27日(水)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して前期日程は3月15日(金)までに後期日

程は3月27日(水)までに必着するよう送付してください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階)

TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 入学手続締切日までに入学手続を完了しなかった者は入学の意思がなく入学を辞退したも

のとして取り扱います

ウ 一つの国公立大学学部に入学手続を行った者はこれを取り消して他の国公立大学学部に

入学手続を行うことはできません

エ 既納の入学料は返還しません

― 6―

7 追加合格

入学定員に欠員が生じた場合には追加合格により欠員を補充します

⑴ 追加合格者への通知

追加合格者には平成31年3月28日(木)から3月31日(日)までに電話等で入学志願票の連

絡先に連絡し入学の意思を確認しますのでこの期間は本人と直接連絡ができるようにしてお

いてください

⑵ その他

追加合格者で入学の意思表示をしたものは本学の指示する日までに入学手続を完了することと

し完了しなかった者は入学辞退者として取り扱います

この場合の入学手続手続期間等の詳細は合格通知と同時に通知します

なお追加合格者の発表は行いません

8 欠員補充第2次募集による選抜

欠員補充第2次募集の実施の有無及び出願方法選抜日程実施方法等の詳細については平成31

年3月28日(木)から3月31日(日)の間に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)で公表

します

⑴ 出願資格

1ページ「1 出願資格」のいずれかに該当しかつ次のいずれかに該当する者

ア 国公立大学を受験したがいずれの大学にも合格しなかった者

イ 国公立大学に合格したがいずれの大学にも入学手続をしていない者

ウ 大学入試センター試験を受験したがいずれの国公立大学にも出願していない者

(注)3月中に出願受付を行う欠員補充第2次募集に出願することができるのは一つの大学学部に限られますまた欠員補充第2次募集出願後他の国公立大学への追加合格等により入学手続を行った場合は受験しても入学許可は得られません

⑵ 選抜方法

ア 大学入試センター試験の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合

して入学者を選抜します

9 出願資格に関する事前審査

1ページ「1 出願資格 ⑻ 本学において個別の入学資格審査により高等学校を卒業した者

と同等以上の学力があると認めた者で18歳に達したもの及び平成31年3月31日までに18歳に達する

もの」についての出願資格審査手続は次のとおりとします

なお下記の申請書類の他に必要に応じて証明書等の提出を求める場合があります

高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者はこの審査を受

ける必要はありません

― 7―

⑴ 申請書類

ア 出願資格認定申請書(本学所定の用紙)

イ 履歴書(本学所定の用紙)

ウ 最終学校の卒業(見込)証明書

エ 出願資格の審査区分に応じた書類

オ その他必要と認める書類

「出願資格認定申請書」等の用紙は本学にありますので申請する場合は必ず入試課(TEL

0795-44-2067)へ連絡してください

⑵ 申請方法

入学志願者は申請書類を下記申請期間中に必ず「出願資格認定申請書類在中」と朱書し「書留

速達」により郵送してください

① 申請期間

平成31年1月21日(月)1月22日(火)(必着)(大学入試センター試験を受験した者に限る)

② 申 請 先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

⑶ 審査方法

出願資格認定審査は申請書類の書類審査により行い更に必要な場合は試験及び面接による

審査を行います

⑷ 審査結果の通知

審査の結果は後日本人に通知します

― 8―

1 選抜方法⑴ 大学入試センター試験及び個別学力検査の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜しますなお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 個別学力検査は次によるものとします① 小論文

教員となるにふさわしい資質と能力をみるため2種類の小論文を課します② 面接

面接(集団面接を実施)においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して次の項目をみるものとします

⑶ 大学入試センター試験個別学力検査の配点比率は956とします配点内訳は次のとおりです

⑷ 大学入試センター試験において【「地理歴史」及び「公民」から2科目】【「理科」について2ページ表中の理科C又はDにより3科目又は2科目】を受験した場合は次の成績を用いますア「理科」において2ページ表中 理科Cのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 helliphelliphelliphellip 1科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目 「理科」の基礎を付した科目(2科目の合計)

΅~のうち高得点順に2科目`(を用いる場合は3科目) 「理科」の基礎を付さない科目

イ「理科」において2ページ表中 理科Dのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 理科Dで受験した科目の第1解答科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目と理科Dで受験した科目の第2解答科目のうち高得点の科目

2 試験日実施方法次の小論文AB及び面接は全員に課します

― 9―

薦私費外国人留学生

試験日 検 査 科 目 検 査 時 間 摘 要

平成31年2月25日(月)

小 論 文 A 1000~1045 主として文章を理解しその内容について論述する

小 論 文 B 1115~1200 主として資料図表等を理解しその内容について論述する

面 接 1300~ 集団面接を行う

第4 一般入試(前期日程)

教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能

大学入試センター試験 個別学力検査 合

計国語 数学 地理歴史 公民 理科 外国語(英語) 計 小 論 文 面接 計小論文A 小論文B 小計

200 200 300 250 950 180 180 360 240 600 1550

(注)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

1 選抜方法⑴ 大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜しますなお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接は口頭試問を含むものとし入学志願者は国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から1教科選択します面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含まれます

⑶ 大学入試センター試験面接の配点比率は953とします配点内訳は次のとおりです

⑷ 大学入試センター試験において【「地理歴史」及び「公民」から2科目】【「理科」について2ページ表中の理科C又はDにより3科目又は2科目】を受験した場合は次の成績を用いますア「理科」において2ページ表中 理科Cのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 helliphelliphelliphellip 1科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目 「理科」の基礎を付した科目(2科目の合計)

΅~のうち高得点順に2科目`(を用いる場合は3科目) 「理科」の基礎を付さない科目

イ「理科」において2ページ表中 理科Dのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 理科Dで受験した科目の第1解答科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目と理科Dで受験した科目の第2解答科目のうち高得点の科目

2 試験日実施方法

― 10 ―

薦私費外国人留学生

試験日 検査科目 検査時間 摘 要

平成31年3月12日(火)

面 接 930~

全員に面接(口頭試問を含む)を行う

ただし音楽又は美術を選択した者については実技も含まれる

<音楽を選択した者>面接の中で楽器演奏歌唱又は弾き歌い(いずれでもよい)を課すので任意の楽曲を準備してくることピアノ以外の楽器を演奏する場合は各自携行すること伴奏者はつけない

<美術を選択した者>面接の中で描画を課す画材用具は持参の必要なし

(注)面接の順番や時間については試験日の1週間前頃を目処にお知らせします

第5 一般入試(後期日程)

得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

大学入試センター試験 面接(口頭試問実技を含む) 合

計国語 数学 地理歴史 公民 理科 外国語(英語) 計 国語 英語 社 会

(地理歴史公民) 数学 理科 音楽 美術 保健体育

200 200 300 250 950 300 1250

(注)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

1 募集人員 50人

2 出願資格

次のいずれかに該当しかつ下表により平成31年度大学入試センター試験の3教科3科目又は3

教科4科目を受験する者とします

なお大学入試センター試験の過年度成績の利用は行いません

⑴ 高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者

⑵ 高等部を置く特別支援学校を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑶ 高等専門学校3年次を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑷ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程又は相当する課程を有するものとして認定又は指定

した在外教育施設の当該課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者

3 推薦要件

次の各号すべてに該当する者とします

⑴ 出身学校長が教員となるにふさわしい資質適性意欲等を有する者として責任をもって推

薦するもの

⑵ 学習成績の全体の評定平均値が35以上の者

⑶ 合格した場合は入学することを確約できる者

4 推薦人員

各出身学校長が推薦し得る人員は各校(分校を含む)につき5人までとします

― 11 ―

薦私費外国人留学生

第6 推薦入試

教 科 科 目国 語 『国語』

数 学 「数学Ⅰ」『数学Ⅰ数学A』「数学Ⅱ」『数学Ⅱ数学B』『簿記会計』『情報関係基礎』

から1科目(理科で基礎を付した科`目を選択する場合は2科目)

地 理 歴 史 「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」

公 民 「現代社会」「倫理」「政治経済」『倫理政治経済』

理 科 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」「物理」「化学」「生物」「地学」

外 国 語 『英語』

本表中において『 』で記載しているものは2つの科目を総合したもの又は2つ以上の科目に共通する内容を盛り込んだ出題科目です

(注1)「外国語」の『英語』については「筆記試験」と「リスニングテスト」を課します(注2)「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう(注3)国公立大学の推薦入試(大学入試センター試験を課す場合課さない場合を含めて)に出願す

ることができるのは一つの大学学部であるので注意してくださいなお国公立大学の一般入試における合格者決定業務を円滑に行うため氏名及び大学入試センター試験の受験番号に限って推薦入試の合格及び入学手続き等に関する個人情報が独立行政法人大学入試センター及び併願先の国公立大学に送達されます

5 出願手続

⑴ 出願方法

出願書類等は出身学校長が被推薦者(入学志願者)ごとに本学所定の出願用封筒に入れたもの

を取りまとめ厳封のうえ次の出願期間中に「書留速達」により郵送してください

ア 出願期間

平成30年12月7日(金)から12月14日(金)(必着)まで

(注)出願期間を過ぎた場合は受理しませんので郵送期間を十分考慮して送付してくださいただし12月13日(木)以前の発信局消印のある書留速達郵便に限り期限後に到着した場合でも受理しますなお12月14日(金)「9時から17時まで」に限り持参の出願書類も受理します

イ 出願書類の提出先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課(事務局1階)

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

⑵ 出願書類等

― 12 ―

薦私費外国人留学生

書 類 等 提出該当者 摘 要1 入 学 志 願 票 全 員 本学所定の用紙によること(記入上の注意18ページ)

2 センター試験成 績 請 求 票 全 員

大学入試センターから送付された

推薦平成31センター試験成績請求票国 公 立 推 薦 入 試 用

を入学志願票の所定欄に貼付けることなお出願時に大学入試センターから届いていない場合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所があるので当該欄にチェックを入れることそのうえで出願期間内に成績請求票を除いた出願書類を提出することまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により速やかに提出すること

3 受験票写真票 全 員

ア 本学所定の用紙によることイ それぞれに所定の事項を記入のうえ裏面に氏名を書いた写真(上半身脱帽正面向きのもので出願前3か月以内に撮影した縦4times横3のもの)を貼付けること

4 調 査 書 全 員

ア 出身学校長が作成し厳封したものを提出することイ 指導要録の保存期間が経過した場合及び廃校被災その他の事情により調査書が得られない場合には卒業証明書及び成績通信簿を提出すること

5 推 薦 書 全 員

ア 本学所定の用紙によること(本学Web ページ httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationrequestphp からダウンロードしたものを使用しパソコンで作成しても差し支えない)イ 出身学校長が作成し厳封したものを提出すること

6

教員志望理由及び活動報告書(前期後期日程推薦入試共通)

全 員

ア 本学所定の用紙によることイ 必ず本人が自筆で記入すること

7 あ て 名 票 全 員 本学所定の用紙によること

6 受験票等の送付

出願書類を受理したときは入学志願者に受験票受験者心得その他受験に必要な書類を送付

しますなお平成31年1月16日(水)までに到着しない場合は必ず平成31年1月17日(木)以

降速やかに本学入試課まで問い合わせてください

― 13 ―

薦私費外国人留学生

書 類 等 提出該当者 摘 要

8 受験票等送付用封 筒 全 員

ア 本学所定の封筒(表面に「受験票等在中」と記載してあるもの)によることイ 郵便番号住所氏名を記入し372円分の切手を貼付けること

9 検 定 料(17000円) 全 員

ア又はイのいずれかの方法により納付することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合①検定料払込用紙に住所氏名を記入し払い込むこと②検定料の払い込み後「振替払込受付証明書(お客様用)」を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合①本学Web ページ(httpswwwhyogo-uacjpadmissionpayment)へアクセスし支払番号を取得すること②コンビニエンスストアにて支払手続きを行うこと③支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

(注)東日本大震災平成28年熊本地震平成30年7月豪雨及び北海道胆振東部地震で被災された方を対象に平成31年度入学試験にかかる検定料免除の特別措置を講じます免除希望者は出願に先立ち入試課(TEL0795-44-2067)までお問い合わせください

10 検 定 料納 付 確 認 票 全 員

所定の用紙に氏名を記入しア又はイのいずれかの書類を貼り付けて提出することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合検定料払込用紙の「振替払込受付証明書(お客さま用)」(受付局日附印のないものは無効)

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕

(1)コンビニエンスストアから発行される支払確認書類(領収書等)の名称は会社により異なりますので以下を参考に確認してくださいファミリーマート取扱明細兼受領書(お客様控え)ローソンミニストップインターネット受付領収書サークルKサンクスデイリーヤマザキオンライン決済領収書セイコーマート領収書

7 選抜方法

⑴ 出身学校長の推薦に基づき大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望

理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜します

なお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して

次の項目についてみるものとします

⑶ 面接の配点は300点とします

⑷ 大学入試センター試験の配点内訳は次のとおりです

⑸ ⑷で示した大学入試センター試験の成績は次のとおりABCDの4つのグループに分け

判定に用います

なお同一グループ内では大学入試センター試験の成績の得点差はないこととします

⑹ ⑸で示した上位グループから順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

8 試験日実施方法

― 14 ―

薦私費外国人留学生

教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能

国 語 数 学 地理歴史 公 民 理 科 外国語(英語) 計

200 100(注2~注6) 250 550

(注1)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

(注2)「国語」及び「外国語(英語)」の成績と「数学」「地理歴史」「公民」「理科」のうち最も高得点の教科の成績を用います

(注3)「数学」を2科目受験している場合高得点の科目の成績を用います(注4)「地理歴史」及び「公民」から2科目を受験している場合第1解答科目の成績を用います(注5)「理科」から基礎を付した科目(2科目)と基礎を付さない科目(1科目)を受験している場合高得点の

科目の成績を用います「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう「理科」の基礎を付さない科目とは「物理」「化学」「生物」「地学」をいう

(注6)「理科」から基礎を付さない科目を2科目受験している場合第1解答科目の成績を用います

A B C D全国平均点の12倍以上 全国平均点の11倍以上 全国平均点以上 全国平均点未満

試 験 日 検査科目 時 間平成31年1月29日(火) 面 接 930 ~ 1700(終了予定)

集合時間は受験票送付時にお知らせします

9 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

10 合格者の発表

平成31年2月13日(水)午前10時に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験

番号を掲載するとともに受験者及び出身学校長あてに合否の通知を行い合格者には入学手続に必

要な書類を送付します

なお当該合否の通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

11 一般入試への出願について

本学の「推薦入試」を出願した者は不合格になった場合に備えて「前期日程」から一つ「後期

日程」から一つ「公立大学の中期日程」から一つの合計三つの国公立大学学部に出願することが

できます

なお本学の「一般入試」に出願する場合の出願手続は3ページ「2 出願手続」によります

12 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

平成31年2月18日(月)から2月19日(火)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して2月19日(火)までに必着するよう送付して

ください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階) TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

― 15 ―

薦私費外国人留学生

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 推薦入試の合格者は出願済みの他の国公立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は

得られませんただし次の「13 入学辞退手続」により本学学長の許可を得た場合はこの限

りではありません

ウ 推薦入試の合格者が平成31年2月19日(火)までに推薦入学辞退願を提出しないまま入学手

続を完了しないときは推薦入試合格者としての権利を消失するとともに出願済みの他の国公

立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は得られません

エ 入学手続完了者で高等学校等を卒業できなかった場合は入学許可を取り消します

オ 既納の入学料は返還しません

13 入学辞退手続

推薦入試合格者が真にやむを得ない事情により本学に入学することが困難となった場合は当該

者を推薦した出身学校長から「推薦入学辞退願」(様式自由)を平成31年2月19日(火)17時までに提

出し本学学長の入学辞退許可を得る必要があります

― 16 ―

薦私費外国人留学生

本学に入学を志願する者で病気負傷や障害等のために受験及び修学上特別な配慮を必要とする

場合は必ず下記の期日までに本学入試課に申し出てください

1 申出の期日

推薦入試平成30年11月16日(金)

一般入試平成30年12月14日(金)

期日以降に発生した不慮の事故等により特別な配慮を必要とする者はその状況によっては考

慮できる場合があるので速やかに申し出てください

2 相談の方法

受験上の配慮申出書(健康診断書等必要書類添付)を提出することとし必要な場合は本学にお

いて入学志願者又はその立場を代弁し得る出身学校関係者等との相談(面談その他)を行います

なお申出書の様式は本学Webサイト(httpswwwhyogo-uacjp)からダウンロードできます

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 障害等のある入学志願者との事前相談 〕

3 連絡先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067

⑴ 出願書類に不備がある場合には受理しないことがありますので十分注意してください

⑵ 出願書類に虚偽の記載があった場合は入学許可を取り消すことがあります

⑶ 出願書類は返還しません

⑷ 受験のための宿泊施設のあっせんは行いません

⑸ 合否に関する電話等の問い合わせには応じません

⑹ 大学入試センター試験及び本学の受験票は入学手続の際に必要ですので紛失しないようにして

ください

⑺ 受験に関する詳細については出願書類を提出した者に交付する「受験者心得」を参照してくだ

さい

⑻ 学校保健安全法で出席の停止が定められている感染症(インフルエンザなど)に罹患し治癒して

いない場合は他の受験者や監督者などへの感染の恐れがありますので受験はご遠慮願います

ただし病状により医師が他の受験者等に感染の恐れがない旨を記載した診断書の提出があったと

きはこの限りではありませんなお受験をご遠慮いただいた場合でも追試験などの措置検

定料の返還はしませんので試験当日の体調管理には十分注意してください

― 17 ―

第7 障害等のある入学志願者との事前相談

第8 その他の注意事項

〔共通事項〕1 入学志願票は次の3種類がありますので各々志願する選抜の入学志願票を使用してください

⑴ 「一般入試(前期日程)」(水色)

⑵ 「一般入試(後期日程)」(黄緑色)

⑶ 「推薦入試」(桃色)

2 記入は黒のボールペン又は黒のインクを使用してください

3 印の欄は記入しないでください

4 記入した内容を訂正する場合は誤記入を二重線で消し余白部分に訂正内容を記入してくださ

〔「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」に共通する事項〕各欄の記入に当たっては次の事項に注意しもれなく正確に記入してください

①欄 氏名は楷書で丁寧に記入し該当する事項をで囲んでください

②欄 出願資格は所要の事項を記入し該当する事項をで囲んでください年月は卒業見込み又は

卒業等の年月を記入してください

③欄 本学からの連絡の際に使用するので詳細に記入してください

④欄 「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」を志願する者は大学入試センターから送付

されたそれぞれの「平成31センター試験成績請求票」を貼付けてください

rarr なお「推薦入試」について出願時に大学入試センターから成績請求票が届いていない場

合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所がありますので当該欄にチェックを

入れてくださいそのうえで出願期間内に大学入試センター試験の成績請求票を除い

た出願書類を提出してくださいまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により

速やかに提出してください

⑤欄 大学入試センター試験で受験した教科科目に印を記入(「推薦入試」の場合は受験予定の教

科科目に印を記入)し本学が大学入試センター試験において受験することを課した教科

科目を受験しているかどうか確認してください(毎年国語外国語などへの記入漏れが多数

ありますのでご注意願います)

〔一般入試(後期日程)の事項〕⑥欄 希望する教科を一つ選択し印を記入してください(毎年記入漏れが多数ありますので

ご注意願います)

なお出願後に教科の変更は認められませんので記入にあたっては十分注意してください

〔「教員志望理由及び活動報告書」に関する事項〕1 推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)に2種類以上出願する場合「教員志望理由及び活

動報告書」は試験日が最も早い試験の入学志願票に添付してください(例推薦入試及び前期日

程に出願する場合は推薦入試の入学志願票に添付)

― 18 ―

第9 入学志願票等記入上の注意

学生募集要項の請求方法は次のとおりです

1 Webサイトから請求する場合

本学のWeb サイトから直接テレメールによる資料請求ができます

詳しくは本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)をご覧ください

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 大学案内学生募集要項(願書)等資料請求〕

2 テレメールで請求する場合

⑴ インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)又は自動音声応答電話をご利用くださ

⑵ 資料請求番号(6桁)をプッシュ又は入力してください

⑶ あとはガイダンスに従って登録してください

① 受付から23日後に送付されますただし発送開始日までのご請求は予約受付となり発

送開始日になりましたら一斉に発送いたします

② 一度ご利用になられたパスワード(4桁)は必ず控えておいてくださいお問い合わせや料金

をお支払いいただく際に必要になる場合がありますまたテレメールを繰り返しご利用いただ

く時にも便利です

③ 料金はお届けした資料に同封されている支払い方法(「郵便局ゆうちょ銀行での払込み」

「コンビニ支払い」「ケータイ払い(携帯電話通話料金と一緒のお支払い)」)に従いお支払いくだ

さい

― 19 ―

第10 学生募集要項の請求方法

インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)

httpstelemailjpQRコードからアクセスした場合は資料請求番号の入力は不要

自動音声応答電話

IP電話 050-8601-0101(24時間受付)一般電話回線からの通話料金は日本全国どこからでも3分毎に約12円です住所氏名等の登録時はゆっくりはっきりとお話しください登録された音声が不鮮明な場合は資料をお届けできないことがあります

資 料 名 資料請求番号 料 金 発送開始日一般入試(推薦入試含む)学生募集要項+大学案内 545202 250円 10月下旬

一般入試(推薦入試含む)学生募集要項 585202 250円 10月下旬

3 本学に直接請求する場合

封筒の表に「学部学生募集要項請求」と朱書し角形2号(縦33times横24程度)の返信用封筒(請

求者の郵便番号住所氏名を明記し300円分の切手を貼付けたもの)を同封のうえ請求してくだ

さい

送付時には教育課程課外活動就職学生生活及び諸施設等について紹介した「大学案内」も同

封します

請求先 673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

― 20 ―

1 成績の開示

本学では平成31年度入学者選抜試験における一般入試(前期日程後期日程)及び推薦入試の個

人成績について受験者本人からの請求に限り次のとおり開示します

なお申請に際しては本学受験票が必要となりますので紛失しないように大切に保管してくだ

さい

⑴ 請求方法

開示を希望する者は「学部入学試験成績の開示申請書」の様式を以下の本学Web ページからダ

ウンロードし所定の手続を行ってくださいなお同様式は入試課の窓口でも受け取ることが

できます

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationreleasephp

⑵ 開示内容

① 一般入試(前期日程)

小論文各得点面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

② 一般入試(後期日程)

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

③ 推薦入試

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

⑶ 申請受付期間

2019年5月9日(木)から6月7日(金)(必着)まで[窓口の場合土日を除く]

⑷ その他

請求方法等不明な事項があれば以下へ問い合わせください

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

2 問題出題の意図の公表

平成31年度一般入試(前期日程)における小論文ABの問題出題の意図は平成31年7月上旬頃

に本学Web ページで公表します

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationpast_examphp

― 21 ―

第11 入学試験情報の開示

1 試験場の位置図

― 22 ―

第12 試験場の位置図等

構 内 図

2 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台うれしのだい

地区)への交通案内本学への交通は以下のような方法があります

ア 神戸市三宮明石市姫路市方面から神しん

姫き

バスを利用する場合三ノ宮~西脇線明石~西脇線(国道175号線経由)及び姫路~社

やしろ

線の場合は「社やしろ

(営業所)」で「嬉野台

うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は三ノ宮駅から約1時間40分明石駅から約1時間40分姫路駅から約1時間30分)イ 大阪市神戸市三宮津山市方面から中国自動車道の中国ハイウェイバス(JRバス又は神

しん

姫き

バス)を利用する場合中国ハイウェイバスの「高

こう

速そく

社やしろ

」で下車し兵庫教育大学まで兵教シャトル便(平日のみ運行)による場合は5分徒歩による場合は約25分タクシーを利用する場合は配車時間を含め約10分(料金800円程度)(所要時間は新大阪駅から約1時間10分三ノ宮駅から約1時間津山駅から約2時間10分)ウ JR加古川線を利用する場合

加古川線社やしろ

町駅で下車し神しん

姫き

バスの「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三

さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は加古川駅から約1時間10分)

詳しくは神しん

姫き

バス公式サイト httpswwwshinkibuscojp で確認してください

― 23 ―

試験当日(推薦入試前期日程後期日程の各試験)はJR社やしろ

町駅~社やしろ

(営業所)~兵庫教育大学の間で臨時バス(神

しん

姫き

バス有料)を運行する予定ですまた高こう

速そく

社やしろ

バス停(中国自動車道)と兵庫教育大学の間で臨時バス(兵教シャトル便)を運行しますなお発車時刻等は受験票送付時にお知らせします

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

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3 受験票等の送付

出願書類を受理したときは入学志願者に受験票受験者心得その他受験に必要な書類を送付

しますなお平成31年2月19日(火)までに到着しない場合は必ず本学入試課まで問い合わせて

ください

4 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

5 合格者の発表

前期日程

平成31年3月7日(木)午前10時

後期日程

平成31年3月20日(水)午前10時

いずれも本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験番号を掲載するとともに

合格者に合格通知書及び入学手続に必要な書類を送付します

なお当該合格通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

― 5―

書 類 等 提出該当者 摘 要

9 検 定 料納 付 確 認 票 全 員

所定の用紙に氏名を記入しア又はイのいずれかの書類を貼り付けて提出することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合検定料払込用紙の「振替払込受付証明書(お客さま用)」(受付局日附印のないものは無効)

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合支払確認書類(領収書等)〔5ページ(2)参照〕

(1)推薦入試に出願した場合は再提出不要ですなお前期日程後期日程の両方に出願する場合でも「教員志望理由及び活動報告書」の提出は1部で差支えありません

(2)コンビニエンスストアから発行される支払確認書類(領収書等)の名称は会社により異なりますので以下を参考に確認してくださいファミリーマート取扱明細兼受領書(お客様控え)ローソンミニストップインターネット受付領収書サークルKサンクスデイリーヤマザキオンライン決済領収書セイコーマート領収書

6 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

前期日程

平成31年3月13日(水)から3月15日(金)まで

9時から17時まで

後期日程

平成31年3月25日(月)から3月27日(水)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して前期日程は3月15日(金)までに後期日

程は3月27日(水)までに必着するよう送付してください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階)

TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 入学手続締切日までに入学手続を完了しなかった者は入学の意思がなく入学を辞退したも

のとして取り扱います

ウ 一つの国公立大学学部に入学手続を行った者はこれを取り消して他の国公立大学学部に

入学手続を行うことはできません

エ 既納の入学料は返還しません

― 6―

7 追加合格

入学定員に欠員が生じた場合には追加合格により欠員を補充します

⑴ 追加合格者への通知

追加合格者には平成31年3月28日(木)から3月31日(日)までに電話等で入学志願票の連

絡先に連絡し入学の意思を確認しますのでこの期間は本人と直接連絡ができるようにしてお

いてください

⑵ その他

追加合格者で入学の意思表示をしたものは本学の指示する日までに入学手続を完了することと

し完了しなかった者は入学辞退者として取り扱います

この場合の入学手続手続期間等の詳細は合格通知と同時に通知します

なお追加合格者の発表は行いません

8 欠員補充第2次募集による選抜

欠員補充第2次募集の実施の有無及び出願方法選抜日程実施方法等の詳細については平成31

年3月28日(木)から3月31日(日)の間に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)で公表

します

⑴ 出願資格

1ページ「1 出願資格」のいずれかに該当しかつ次のいずれかに該当する者

ア 国公立大学を受験したがいずれの大学にも合格しなかった者

イ 国公立大学に合格したがいずれの大学にも入学手続をしていない者

ウ 大学入試センター試験を受験したがいずれの国公立大学にも出願していない者

(注)3月中に出願受付を行う欠員補充第2次募集に出願することができるのは一つの大学学部に限られますまた欠員補充第2次募集出願後他の国公立大学への追加合格等により入学手続を行った場合は受験しても入学許可は得られません

⑵ 選抜方法

ア 大学入試センター試験の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合

して入学者を選抜します

9 出願資格に関する事前審査

1ページ「1 出願資格 ⑻ 本学において個別の入学資格審査により高等学校を卒業した者

と同等以上の学力があると認めた者で18歳に達したもの及び平成31年3月31日までに18歳に達する

もの」についての出願資格審査手続は次のとおりとします

なお下記の申請書類の他に必要に応じて証明書等の提出を求める場合があります

高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者はこの審査を受

ける必要はありません

― 7―

⑴ 申請書類

ア 出願資格認定申請書(本学所定の用紙)

イ 履歴書(本学所定の用紙)

ウ 最終学校の卒業(見込)証明書

エ 出願資格の審査区分に応じた書類

オ その他必要と認める書類

「出願資格認定申請書」等の用紙は本学にありますので申請する場合は必ず入試課(TEL

0795-44-2067)へ連絡してください

⑵ 申請方法

入学志願者は申請書類を下記申請期間中に必ず「出願資格認定申請書類在中」と朱書し「書留

速達」により郵送してください

① 申請期間

平成31年1月21日(月)1月22日(火)(必着)(大学入試センター試験を受験した者に限る)

② 申 請 先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

⑶ 審査方法

出願資格認定審査は申請書類の書類審査により行い更に必要な場合は試験及び面接による

審査を行います

⑷ 審査結果の通知

審査の結果は後日本人に通知します

― 8―

1 選抜方法⑴ 大学入試センター試験及び個別学力検査の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜しますなお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 個別学力検査は次によるものとします① 小論文

教員となるにふさわしい資質と能力をみるため2種類の小論文を課します② 面接

面接(集団面接を実施)においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して次の項目をみるものとします

⑶ 大学入試センター試験個別学力検査の配点比率は956とします配点内訳は次のとおりです

⑷ 大学入試センター試験において【「地理歴史」及び「公民」から2科目】【「理科」について2ページ表中の理科C又はDにより3科目又は2科目】を受験した場合は次の成績を用いますア「理科」において2ページ表中 理科Cのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 helliphelliphelliphellip 1科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目 「理科」の基礎を付した科目(2科目の合計)

΅~のうち高得点順に2科目`(を用いる場合は3科目) 「理科」の基礎を付さない科目

イ「理科」において2ページ表中 理科Dのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 理科Dで受験した科目の第1解答科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目と理科Dで受験した科目の第2解答科目のうち高得点の科目

2 試験日実施方法次の小論文AB及び面接は全員に課します

― 9―

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試験日 検 査 科 目 検 査 時 間 摘 要

平成31年2月25日(月)

小 論 文 A 1000~1045 主として文章を理解しその内容について論述する

小 論 文 B 1115~1200 主として資料図表等を理解しその内容について論述する

面 接 1300~ 集団面接を行う

第4 一般入試(前期日程)

教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能

大学入試センター試験 個別学力検査 合

計国語 数学 地理歴史 公民 理科 外国語(英語) 計 小 論 文 面接 計小論文A 小論文B 小計

200 200 300 250 950 180 180 360 240 600 1550

(注)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

1 選抜方法⑴ 大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜しますなお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接は口頭試問を含むものとし入学志願者は国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から1教科選択します面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含まれます

⑶ 大学入試センター試験面接の配点比率は953とします配点内訳は次のとおりです

⑷ 大学入試センター試験において【「地理歴史」及び「公民」から2科目】【「理科」について2ページ表中の理科C又はDにより3科目又は2科目】を受験した場合は次の成績を用いますア「理科」において2ページ表中 理科Cのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 helliphelliphelliphellip 1科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目 「理科」の基礎を付した科目(2科目の合計)

΅~のうち高得点順に2科目`(を用いる場合は3科目) 「理科」の基礎を付さない科目

イ「理科」において2ページ表中 理科Dのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 理科Dで受験した科目の第1解答科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目と理科Dで受験した科目の第2解答科目のうち高得点の科目

2 試験日実施方法

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試験日 検査科目 検査時間 摘 要

平成31年3月12日(火)

面 接 930~

全員に面接(口頭試問を含む)を行う

ただし音楽又は美術を選択した者については実技も含まれる

<音楽を選択した者>面接の中で楽器演奏歌唱又は弾き歌い(いずれでもよい)を課すので任意の楽曲を準備してくることピアノ以外の楽器を演奏する場合は各自携行すること伴奏者はつけない

<美術を選択した者>面接の中で描画を課す画材用具は持参の必要なし

(注)面接の順番や時間については試験日の1週間前頃を目処にお知らせします

第5 一般入試(後期日程)

得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

大学入試センター試験 面接(口頭試問実技を含む) 合

計国語 数学 地理歴史 公民 理科 外国語(英語) 計 国語 英語 社 会

(地理歴史公民) 数学 理科 音楽 美術 保健体育

200 200 300 250 950 300 1250

(注)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

1 募集人員 50人

2 出願資格

次のいずれかに該当しかつ下表により平成31年度大学入試センター試験の3教科3科目又は3

教科4科目を受験する者とします

なお大学入試センター試験の過年度成績の利用は行いません

⑴ 高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者

⑵ 高等部を置く特別支援学校を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑶ 高等専門学校3年次を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑷ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程又は相当する課程を有するものとして認定又は指定

した在外教育施設の当該課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者

3 推薦要件

次の各号すべてに該当する者とします

⑴ 出身学校長が教員となるにふさわしい資質適性意欲等を有する者として責任をもって推

薦するもの

⑵ 学習成績の全体の評定平均値が35以上の者

⑶ 合格した場合は入学することを確約できる者

4 推薦人員

各出身学校長が推薦し得る人員は各校(分校を含む)につき5人までとします

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第6 推薦入試

教 科 科 目国 語 『国語』

数 学 「数学Ⅰ」『数学Ⅰ数学A』「数学Ⅱ」『数学Ⅱ数学B』『簿記会計』『情報関係基礎』

から1科目(理科で基礎を付した科`目を選択する場合は2科目)

地 理 歴 史 「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」

公 民 「現代社会」「倫理」「政治経済」『倫理政治経済』

理 科 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」「物理」「化学」「生物」「地学」

外 国 語 『英語』

本表中において『 』で記載しているものは2つの科目を総合したもの又は2つ以上の科目に共通する内容を盛り込んだ出題科目です

(注1)「外国語」の『英語』については「筆記試験」と「リスニングテスト」を課します(注2)「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう(注3)国公立大学の推薦入試(大学入試センター試験を課す場合課さない場合を含めて)に出願す

ることができるのは一つの大学学部であるので注意してくださいなお国公立大学の一般入試における合格者決定業務を円滑に行うため氏名及び大学入試センター試験の受験番号に限って推薦入試の合格及び入学手続き等に関する個人情報が独立行政法人大学入試センター及び併願先の国公立大学に送達されます

5 出願手続

⑴ 出願方法

出願書類等は出身学校長が被推薦者(入学志願者)ごとに本学所定の出願用封筒に入れたもの

を取りまとめ厳封のうえ次の出願期間中に「書留速達」により郵送してください

ア 出願期間

平成30年12月7日(金)から12月14日(金)(必着)まで

(注)出願期間を過ぎた場合は受理しませんので郵送期間を十分考慮して送付してくださいただし12月13日(木)以前の発信局消印のある書留速達郵便に限り期限後に到着した場合でも受理しますなお12月14日(金)「9時から17時まで」に限り持参の出願書類も受理します

イ 出願書類の提出先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課(事務局1階)

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

⑵ 出願書類等

― 12 ―

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書 類 等 提出該当者 摘 要1 入 学 志 願 票 全 員 本学所定の用紙によること(記入上の注意18ページ)

2 センター試験成 績 請 求 票 全 員

大学入試センターから送付された

推薦平成31センター試験成績請求票国 公 立 推 薦 入 試 用

を入学志願票の所定欄に貼付けることなお出願時に大学入試センターから届いていない場合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所があるので当該欄にチェックを入れることそのうえで出願期間内に成績請求票を除いた出願書類を提出することまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により速やかに提出すること

3 受験票写真票 全 員

ア 本学所定の用紙によることイ それぞれに所定の事項を記入のうえ裏面に氏名を書いた写真(上半身脱帽正面向きのもので出願前3か月以内に撮影した縦4times横3のもの)を貼付けること

4 調 査 書 全 員

ア 出身学校長が作成し厳封したものを提出することイ 指導要録の保存期間が経過した場合及び廃校被災その他の事情により調査書が得られない場合には卒業証明書及び成績通信簿を提出すること

5 推 薦 書 全 員

ア 本学所定の用紙によること(本学Web ページ httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationrequestphp からダウンロードしたものを使用しパソコンで作成しても差し支えない)イ 出身学校長が作成し厳封したものを提出すること

6

教員志望理由及び活動報告書(前期後期日程推薦入試共通)

全 員

ア 本学所定の用紙によることイ 必ず本人が自筆で記入すること

7 あ て 名 票 全 員 本学所定の用紙によること

6 受験票等の送付

出願書類を受理したときは入学志願者に受験票受験者心得その他受験に必要な書類を送付

しますなお平成31年1月16日(水)までに到着しない場合は必ず平成31年1月17日(木)以

降速やかに本学入試課まで問い合わせてください

― 13 ―

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書 類 等 提出該当者 摘 要

8 受験票等送付用封 筒 全 員

ア 本学所定の封筒(表面に「受験票等在中」と記載してあるもの)によることイ 郵便番号住所氏名を記入し372円分の切手を貼付けること

9 検 定 料(17000円) 全 員

ア又はイのいずれかの方法により納付することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合①検定料払込用紙に住所氏名を記入し払い込むこと②検定料の払い込み後「振替払込受付証明書(お客様用)」を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合①本学Web ページ(httpswwwhyogo-uacjpadmissionpayment)へアクセスし支払番号を取得すること②コンビニエンスストアにて支払手続きを行うこと③支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

(注)東日本大震災平成28年熊本地震平成30年7月豪雨及び北海道胆振東部地震で被災された方を対象に平成31年度入学試験にかかる検定料免除の特別措置を講じます免除希望者は出願に先立ち入試課(TEL0795-44-2067)までお問い合わせください

10 検 定 料納 付 確 認 票 全 員

所定の用紙に氏名を記入しア又はイのいずれかの書類を貼り付けて提出することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合検定料払込用紙の「振替払込受付証明書(お客さま用)」(受付局日附印のないものは無効)

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕

(1)コンビニエンスストアから発行される支払確認書類(領収書等)の名称は会社により異なりますので以下を参考に確認してくださいファミリーマート取扱明細兼受領書(お客様控え)ローソンミニストップインターネット受付領収書サークルKサンクスデイリーヤマザキオンライン決済領収書セイコーマート領収書

7 選抜方法

⑴ 出身学校長の推薦に基づき大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望

理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜します

なお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して

次の項目についてみるものとします

⑶ 面接の配点は300点とします

⑷ 大学入試センター試験の配点内訳は次のとおりです

⑸ ⑷で示した大学入試センター試験の成績は次のとおりABCDの4つのグループに分け

判定に用います

なお同一グループ内では大学入試センター試験の成績の得点差はないこととします

⑹ ⑸で示した上位グループから順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

8 試験日実施方法

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教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能

国 語 数 学 地理歴史 公 民 理 科 外国語(英語) 計

200 100(注2~注6) 250 550

(注1)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

(注2)「国語」及び「外国語(英語)」の成績と「数学」「地理歴史」「公民」「理科」のうち最も高得点の教科の成績を用います

(注3)「数学」を2科目受験している場合高得点の科目の成績を用います(注4)「地理歴史」及び「公民」から2科目を受験している場合第1解答科目の成績を用います(注5)「理科」から基礎を付した科目(2科目)と基礎を付さない科目(1科目)を受験している場合高得点の

科目の成績を用います「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう「理科」の基礎を付さない科目とは「物理」「化学」「生物」「地学」をいう

(注6)「理科」から基礎を付さない科目を2科目受験している場合第1解答科目の成績を用います

A B C D全国平均点の12倍以上 全国平均点の11倍以上 全国平均点以上 全国平均点未満

試 験 日 検査科目 時 間平成31年1月29日(火) 面 接 930 ~ 1700(終了予定)

集合時間は受験票送付時にお知らせします

9 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

10 合格者の発表

平成31年2月13日(水)午前10時に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験

番号を掲載するとともに受験者及び出身学校長あてに合否の通知を行い合格者には入学手続に必

要な書類を送付します

なお当該合否の通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

11 一般入試への出願について

本学の「推薦入試」を出願した者は不合格になった場合に備えて「前期日程」から一つ「後期

日程」から一つ「公立大学の中期日程」から一つの合計三つの国公立大学学部に出願することが

できます

なお本学の「一般入試」に出願する場合の出願手続は3ページ「2 出願手続」によります

12 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

平成31年2月18日(月)から2月19日(火)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して2月19日(火)までに必着するよう送付して

ください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階) TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

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薦私費外国人留学生

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 推薦入試の合格者は出願済みの他の国公立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は

得られませんただし次の「13 入学辞退手続」により本学学長の許可を得た場合はこの限

りではありません

ウ 推薦入試の合格者が平成31年2月19日(火)までに推薦入学辞退願を提出しないまま入学手

続を完了しないときは推薦入試合格者としての権利を消失するとともに出願済みの他の国公

立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は得られません

エ 入学手続完了者で高等学校等を卒業できなかった場合は入学許可を取り消します

オ 既納の入学料は返還しません

13 入学辞退手続

推薦入試合格者が真にやむを得ない事情により本学に入学することが困難となった場合は当該

者を推薦した出身学校長から「推薦入学辞退願」(様式自由)を平成31年2月19日(火)17時までに提

出し本学学長の入学辞退許可を得る必要があります

― 16 ―

薦私費外国人留学生

本学に入学を志願する者で病気負傷や障害等のために受験及び修学上特別な配慮を必要とする

場合は必ず下記の期日までに本学入試課に申し出てください

1 申出の期日

推薦入試平成30年11月16日(金)

一般入試平成30年12月14日(金)

期日以降に発生した不慮の事故等により特別な配慮を必要とする者はその状況によっては考

慮できる場合があるので速やかに申し出てください

2 相談の方法

受験上の配慮申出書(健康診断書等必要書類添付)を提出することとし必要な場合は本学にお

いて入学志願者又はその立場を代弁し得る出身学校関係者等との相談(面談その他)を行います

なお申出書の様式は本学Webサイト(httpswwwhyogo-uacjp)からダウンロードできます

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 障害等のある入学志願者との事前相談 〕

3 連絡先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067

⑴ 出願書類に不備がある場合には受理しないことがありますので十分注意してください

⑵ 出願書類に虚偽の記載があった場合は入学許可を取り消すことがあります

⑶ 出願書類は返還しません

⑷ 受験のための宿泊施設のあっせんは行いません

⑸ 合否に関する電話等の問い合わせには応じません

⑹ 大学入試センター試験及び本学の受験票は入学手続の際に必要ですので紛失しないようにして

ください

⑺ 受験に関する詳細については出願書類を提出した者に交付する「受験者心得」を参照してくだ

さい

⑻ 学校保健安全法で出席の停止が定められている感染症(インフルエンザなど)に罹患し治癒して

いない場合は他の受験者や監督者などへの感染の恐れがありますので受験はご遠慮願います

ただし病状により医師が他の受験者等に感染の恐れがない旨を記載した診断書の提出があったと

きはこの限りではありませんなお受験をご遠慮いただいた場合でも追試験などの措置検

定料の返還はしませんので試験当日の体調管理には十分注意してください

― 17 ―

第7 障害等のある入学志願者との事前相談

第8 その他の注意事項

〔共通事項〕1 入学志願票は次の3種類がありますので各々志願する選抜の入学志願票を使用してください

⑴ 「一般入試(前期日程)」(水色)

⑵ 「一般入試(後期日程)」(黄緑色)

⑶ 「推薦入試」(桃色)

2 記入は黒のボールペン又は黒のインクを使用してください

3 印の欄は記入しないでください

4 記入した内容を訂正する場合は誤記入を二重線で消し余白部分に訂正内容を記入してくださ

〔「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」に共通する事項〕各欄の記入に当たっては次の事項に注意しもれなく正確に記入してください

①欄 氏名は楷書で丁寧に記入し該当する事項をで囲んでください

②欄 出願資格は所要の事項を記入し該当する事項をで囲んでください年月は卒業見込み又は

卒業等の年月を記入してください

③欄 本学からの連絡の際に使用するので詳細に記入してください

④欄 「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」を志願する者は大学入試センターから送付

されたそれぞれの「平成31センター試験成績請求票」を貼付けてください

rarr なお「推薦入試」について出願時に大学入試センターから成績請求票が届いていない場

合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所がありますので当該欄にチェックを

入れてくださいそのうえで出願期間内に大学入試センター試験の成績請求票を除い

た出願書類を提出してくださいまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により

速やかに提出してください

⑤欄 大学入試センター試験で受験した教科科目に印を記入(「推薦入試」の場合は受験予定の教

科科目に印を記入)し本学が大学入試センター試験において受験することを課した教科

科目を受験しているかどうか確認してください(毎年国語外国語などへの記入漏れが多数

ありますのでご注意願います)

〔一般入試(後期日程)の事項〕⑥欄 希望する教科を一つ選択し印を記入してください(毎年記入漏れが多数ありますので

ご注意願います)

なお出願後に教科の変更は認められませんので記入にあたっては十分注意してください

〔「教員志望理由及び活動報告書」に関する事項〕1 推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)に2種類以上出願する場合「教員志望理由及び活

動報告書」は試験日が最も早い試験の入学志願票に添付してください(例推薦入試及び前期日

程に出願する場合は推薦入試の入学志願票に添付)

― 18 ―

第9 入学志願票等記入上の注意

学生募集要項の請求方法は次のとおりです

1 Webサイトから請求する場合

本学のWeb サイトから直接テレメールによる資料請求ができます

詳しくは本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)をご覧ください

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 大学案内学生募集要項(願書)等資料請求〕

2 テレメールで請求する場合

⑴ インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)又は自動音声応答電話をご利用くださ

⑵ 資料請求番号(6桁)をプッシュ又は入力してください

⑶ あとはガイダンスに従って登録してください

① 受付から23日後に送付されますただし発送開始日までのご請求は予約受付となり発

送開始日になりましたら一斉に発送いたします

② 一度ご利用になられたパスワード(4桁)は必ず控えておいてくださいお問い合わせや料金

をお支払いいただく際に必要になる場合がありますまたテレメールを繰り返しご利用いただ

く時にも便利です

③ 料金はお届けした資料に同封されている支払い方法(「郵便局ゆうちょ銀行での払込み」

「コンビニ支払い」「ケータイ払い(携帯電話通話料金と一緒のお支払い)」)に従いお支払いくだ

さい

― 19 ―

第10 学生募集要項の請求方法

インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)

httpstelemailjpQRコードからアクセスした場合は資料請求番号の入力は不要

自動音声応答電話

IP電話 050-8601-0101(24時間受付)一般電話回線からの通話料金は日本全国どこからでも3分毎に約12円です住所氏名等の登録時はゆっくりはっきりとお話しください登録された音声が不鮮明な場合は資料をお届けできないことがあります

資 料 名 資料請求番号 料 金 発送開始日一般入試(推薦入試含む)学生募集要項+大学案内 545202 250円 10月下旬

一般入試(推薦入試含む)学生募集要項 585202 250円 10月下旬

3 本学に直接請求する場合

封筒の表に「学部学生募集要項請求」と朱書し角形2号(縦33times横24程度)の返信用封筒(請

求者の郵便番号住所氏名を明記し300円分の切手を貼付けたもの)を同封のうえ請求してくだ

さい

送付時には教育課程課外活動就職学生生活及び諸施設等について紹介した「大学案内」も同

封します

請求先 673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

― 20 ―

1 成績の開示

本学では平成31年度入学者選抜試験における一般入試(前期日程後期日程)及び推薦入試の個

人成績について受験者本人からの請求に限り次のとおり開示します

なお申請に際しては本学受験票が必要となりますので紛失しないように大切に保管してくだ

さい

⑴ 請求方法

開示を希望する者は「学部入学試験成績の開示申請書」の様式を以下の本学Web ページからダ

ウンロードし所定の手続を行ってくださいなお同様式は入試課の窓口でも受け取ることが

できます

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationreleasephp

⑵ 開示内容

① 一般入試(前期日程)

小論文各得点面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

② 一般入試(後期日程)

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

③ 推薦入試

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

⑶ 申請受付期間

2019年5月9日(木)から6月7日(金)(必着)まで[窓口の場合土日を除く]

⑷ その他

請求方法等不明な事項があれば以下へ問い合わせください

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

2 問題出題の意図の公表

平成31年度一般入試(前期日程)における小論文ABの問題出題の意図は平成31年7月上旬頃

に本学Web ページで公表します

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationpast_examphp

― 21 ―

第11 入学試験情報の開示

1 試験場の位置図

― 22 ―

第12 試験場の位置図等

構 内 図

2 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台うれしのだい

地区)への交通案内本学への交通は以下のような方法があります

ア 神戸市三宮明石市姫路市方面から神しん

姫き

バスを利用する場合三ノ宮~西脇線明石~西脇線(国道175号線経由)及び姫路~社

やしろ

線の場合は「社やしろ

(営業所)」で「嬉野台

うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は三ノ宮駅から約1時間40分明石駅から約1時間40分姫路駅から約1時間30分)イ 大阪市神戸市三宮津山市方面から中国自動車道の中国ハイウェイバス(JRバス又は神

しん

姫き

バス)を利用する場合中国ハイウェイバスの「高

こう

速そく

社やしろ

」で下車し兵庫教育大学まで兵教シャトル便(平日のみ運行)による場合は5分徒歩による場合は約25分タクシーを利用する場合は配車時間を含め約10分(料金800円程度)(所要時間は新大阪駅から約1時間10分三ノ宮駅から約1時間津山駅から約2時間10分)ウ JR加古川線を利用する場合

加古川線社やしろ

町駅で下車し神しん

姫き

バスの「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三

さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は加古川駅から約1時間10分)

詳しくは神しん

姫き

バス公式サイト httpswwwshinkibuscojp で確認してください

― 23 ―

試験当日(推薦入試前期日程後期日程の各試験)はJR社やしろ

町駅~社やしろ

(営業所)~兵庫教育大学の間で臨時バス(神

しん

姫き

バス有料)を運行する予定ですまた高こう

速そく

社やしろ

バス停(中国自動車道)と兵庫教育大学の間で臨時バス(兵教シャトル便)を運行しますなお発車時刻等は受験票送付時にお知らせします

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

Page 10: G ¶ · R úø å S   G ¶ ¶ Í   ¶ æ ¶ \ 7 B A ò ¶ Í   ¶ æ ¶ Í    » F R ] w Ö ¶ ¬ H x | Í w M O t w q ` b

6 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

前期日程

平成31年3月13日(水)から3月15日(金)まで

9時から17時まで

後期日程

平成31年3月25日(月)から3月27日(水)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して前期日程は3月15日(金)までに後期日

程は3月27日(水)までに必着するよう送付してください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階)

TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 入学手続締切日までに入学手続を完了しなかった者は入学の意思がなく入学を辞退したも

のとして取り扱います

ウ 一つの国公立大学学部に入学手続を行った者はこれを取り消して他の国公立大学学部に

入学手続を行うことはできません

エ 既納の入学料は返還しません

― 6―

7 追加合格

入学定員に欠員が生じた場合には追加合格により欠員を補充します

⑴ 追加合格者への通知

追加合格者には平成31年3月28日(木)から3月31日(日)までに電話等で入学志願票の連

絡先に連絡し入学の意思を確認しますのでこの期間は本人と直接連絡ができるようにしてお

いてください

⑵ その他

追加合格者で入学の意思表示をしたものは本学の指示する日までに入学手続を完了することと

し完了しなかった者は入学辞退者として取り扱います

この場合の入学手続手続期間等の詳細は合格通知と同時に通知します

なお追加合格者の発表は行いません

8 欠員補充第2次募集による選抜

欠員補充第2次募集の実施の有無及び出願方法選抜日程実施方法等の詳細については平成31

年3月28日(木)から3月31日(日)の間に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)で公表

します

⑴ 出願資格

1ページ「1 出願資格」のいずれかに該当しかつ次のいずれかに該当する者

ア 国公立大学を受験したがいずれの大学にも合格しなかった者

イ 国公立大学に合格したがいずれの大学にも入学手続をしていない者

ウ 大学入試センター試験を受験したがいずれの国公立大学にも出願していない者

(注)3月中に出願受付を行う欠員補充第2次募集に出願することができるのは一つの大学学部に限られますまた欠員補充第2次募集出願後他の国公立大学への追加合格等により入学手続を行った場合は受験しても入学許可は得られません

⑵ 選抜方法

ア 大学入試センター試験の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合

して入学者を選抜します

9 出願資格に関する事前審査

1ページ「1 出願資格 ⑻ 本学において個別の入学資格審査により高等学校を卒業した者

と同等以上の学力があると認めた者で18歳に達したもの及び平成31年3月31日までに18歳に達する

もの」についての出願資格審査手続は次のとおりとします

なお下記の申請書類の他に必要に応じて証明書等の提出を求める場合があります

高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者はこの審査を受

ける必要はありません

― 7―

⑴ 申請書類

ア 出願資格認定申請書(本学所定の用紙)

イ 履歴書(本学所定の用紙)

ウ 最終学校の卒業(見込)証明書

エ 出願資格の審査区分に応じた書類

オ その他必要と認める書類

「出願資格認定申請書」等の用紙は本学にありますので申請する場合は必ず入試課(TEL

0795-44-2067)へ連絡してください

⑵ 申請方法

入学志願者は申請書類を下記申請期間中に必ず「出願資格認定申請書類在中」と朱書し「書留

速達」により郵送してください

① 申請期間

平成31年1月21日(月)1月22日(火)(必着)(大学入試センター試験を受験した者に限る)

② 申 請 先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

⑶ 審査方法

出願資格認定審査は申請書類の書類審査により行い更に必要な場合は試験及び面接による

審査を行います

⑷ 審査結果の通知

審査の結果は後日本人に通知します

― 8―

1 選抜方法⑴ 大学入試センター試験及び個別学力検査の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜しますなお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 個別学力検査は次によるものとします① 小論文

教員となるにふさわしい資質と能力をみるため2種類の小論文を課します② 面接

面接(集団面接を実施)においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して次の項目をみるものとします

⑶ 大学入試センター試験個別学力検査の配点比率は956とします配点内訳は次のとおりです

⑷ 大学入試センター試験において【「地理歴史」及び「公民」から2科目】【「理科」について2ページ表中の理科C又はDにより3科目又は2科目】を受験した場合は次の成績を用いますア「理科」において2ページ表中 理科Cのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 helliphelliphelliphellip 1科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目 「理科」の基礎を付した科目(2科目の合計)

΅~のうち高得点順に2科目`(を用いる場合は3科目) 「理科」の基礎を付さない科目

イ「理科」において2ページ表中 理科Dのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 理科Dで受験した科目の第1解答科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目と理科Dで受験した科目の第2解答科目のうち高得点の科目

2 試験日実施方法次の小論文AB及び面接は全員に課します

― 9―

薦私費外国人留学生

試験日 検 査 科 目 検 査 時 間 摘 要

平成31年2月25日(月)

小 論 文 A 1000~1045 主として文章を理解しその内容について論述する

小 論 文 B 1115~1200 主として資料図表等を理解しその内容について論述する

面 接 1300~ 集団面接を行う

第4 一般入試(前期日程)

教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能

大学入試センター試験 個別学力検査 合

計国語 数学 地理歴史 公民 理科 外国語(英語) 計 小 論 文 面接 計小論文A 小論文B 小計

200 200 300 250 950 180 180 360 240 600 1550

(注)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

1 選抜方法⑴ 大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜しますなお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接は口頭試問を含むものとし入学志願者は国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から1教科選択します面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含まれます

⑶ 大学入試センター試験面接の配点比率は953とします配点内訳は次のとおりです

⑷ 大学入試センター試験において【「地理歴史」及び「公民」から2科目】【「理科」について2ページ表中の理科C又はDにより3科目又は2科目】を受験した場合は次の成績を用いますア「理科」において2ページ表中 理科Cのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 helliphelliphelliphellip 1科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目 「理科」の基礎を付した科目(2科目の合計)

΅~のうち高得点順に2科目`(を用いる場合は3科目) 「理科」の基礎を付さない科目

イ「理科」において2ページ表中 理科Dのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 理科Dで受験した科目の第1解答科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目と理科Dで受験した科目の第2解答科目のうち高得点の科目

2 試験日実施方法

― 10 ―

薦私費外国人留学生

試験日 検査科目 検査時間 摘 要

平成31年3月12日(火)

面 接 930~

全員に面接(口頭試問を含む)を行う

ただし音楽又は美術を選択した者については実技も含まれる

<音楽を選択した者>面接の中で楽器演奏歌唱又は弾き歌い(いずれでもよい)を課すので任意の楽曲を準備してくることピアノ以外の楽器を演奏する場合は各自携行すること伴奏者はつけない

<美術を選択した者>面接の中で描画を課す画材用具は持参の必要なし

(注)面接の順番や時間については試験日の1週間前頃を目処にお知らせします

第5 一般入試(後期日程)

得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

大学入試センター試験 面接(口頭試問実技を含む) 合

計国語 数学 地理歴史 公民 理科 外国語(英語) 計 国語 英語 社 会

(地理歴史公民) 数学 理科 音楽 美術 保健体育

200 200 300 250 950 300 1250

(注)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

1 募集人員 50人

2 出願資格

次のいずれかに該当しかつ下表により平成31年度大学入試センター試験の3教科3科目又は3

教科4科目を受験する者とします

なお大学入試センター試験の過年度成績の利用は行いません

⑴ 高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者

⑵ 高等部を置く特別支援学校を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑶ 高等専門学校3年次を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑷ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程又は相当する課程を有するものとして認定又は指定

した在外教育施設の当該課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者

3 推薦要件

次の各号すべてに該当する者とします

⑴ 出身学校長が教員となるにふさわしい資質適性意欲等を有する者として責任をもって推

薦するもの

⑵ 学習成績の全体の評定平均値が35以上の者

⑶ 合格した場合は入学することを確約できる者

4 推薦人員

各出身学校長が推薦し得る人員は各校(分校を含む)につき5人までとします

― 11 ―

薦私費外国人留学生

第6 推薦入試

教 科 科 目国 語 『国語』

数 学 「数学Ⅰ」『数学Ⅰ数学A』「数学Ⅱ」『数学Ⅱ数学B』『簿記会計』『情報関係基礎』

から1科目(理科で基礎を付した科`目を選択する場合は2科目)

地 理 歴 史 「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」

公 民 「現代社会」「倫理」「政治経済」『倫理政治経済』

理 科 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」「物理」「化学」「生物」「地学」

外 国 語 『英語』

本表中において『 』で記載しているものは2つの科目を総合したもの又は2つ以上の科目に共通する内容を盛り込んだ出題科目です

(注1)「外国語」の『英語』については「筆記試験」と「リスニングテスト」を課します(注2)「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう(注3)国公立大学の推薦入試(大学入試センター試験を課す場合課さない場合を含めて)に出願す

ることができるのは一つの大学学部であるので注意してくださいなお国公立大学の一般入試における合格者決定業務を円滑に行うため氏名及び大学入試センター試験の受験番号に限って推薦入試の合格及び入学手続き等に関する個人情報が独立行政法人大学入試センター及び併願先の国公立大学に送達されます

5 出願手続

⑴ 出願方法

出願書類等は出身学校長が被推薦者(入学志願者)ごとに本学所定の出願用封筒に入れたもの

を取りまとめ厳封のうえ次の出願期間中に「書留速達」により郵送してください

ア 出願期間

平成30年12月7日(金)から12月14日(金)(必着)まで

(注)出願期間を過ぎた場合は受理しませんので郵送期間を十分考慮して送付してくださいただし12月13日(木)以前の発信局消印のある書留速達郵便に限り期限後に到着した場合でも受理しますなお12月14日(金)「9時から17時まで」に限り持参の出願書類も受理します

イ 出願書類の提出先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課(事務局1階)

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

⑵ 出願書類等

― 12 ―

薦私費外国人留学生

書 類 等 提出該当者 摘 要1 入 学 志 願 票 全 員 本学所定の用紙によること(記入上の注意18ページ)

2 センター試験成 績 請 求 票 全 員

大学入試センターから送付された

推薦平成31センター試験成績請求票国 公 立 推 薦 入 試 用

を入学志願票の所定欄に貼付けることなお出願時に大学入試センターから届いていない場合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所があるので当該欄にチェックを入れることそのうえで出願期間内に成績請求票を除いた出願書類を提出することまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により速やかに提出すること

3 受験票写真票 全 員

ア 本学所定の用紙によることイ それぞれに所定の事項を記入のうえ裏面に氏名を書いた写真(上半身脱帽正面向きのもので出願前3か月以内に撮影した縦4times横3のもの)を貼付けること

4 調 査 書 全 員

ア 出身学校長が作成し厳封したものを提出することイ 指導要録の保存期間が経過した場合及び廃校被災その他の事情により調査書が得られない場合には卒業証明書及び成績通信簿を提出すること

5 推 薦 書 全 員

ア 本学所定の用紙によること(本学Web ページ httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationrequestphp からダウンロードしたものを使用しパソコンで作成しても差し支えない)イ 出身学校長が作成し厳封したものを提出すること

6

教員志望理由及び活動報告書(前期後期日程推薦入試共通)

全 員

ア 本学所定の用紙によることイ 必ず本人が自筆で記入すること

7 あ て 名 票 全 員 本学所定の用紙によること

6 受験票等の送付

出願書類を受理したときは入学志願者に受験票受験者心得その他受験に必要な書類を送付

しますなお平成31年1月16日(水)までに到着しない場合は必ず平成31年1月17日(木)以

降速やかに本学入試課まで問い合わせてください

― 13 ―

薦私費外国人留学生

書 類 等 提出該当者 摘 要

8 受験票等送付用封 筒 全 員

ア 本学所定の封筒(表面に「受験票等在中」と記載してあるもの)によることイ 郵便番号住所氏名を記入し372円分の切手を貼付けること

9 検 定 料(17000円) 全 員

ア又はイのいずれかの方法により納付することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合①検定料払込用紙に住所氏名を記入し払い込むこと②検定料の払い込み後「振替払込受付証明書(お客様用)」を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合①本学Web ページ(httpswwwhyogo-uacjpadmissionpayment)へアクセスし支払番号を取得すること②コンビニエンスストアにて支払手続きを行うこと③支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

(注)東日本大震災平成28年熊本地震平成30年7月豪雨及び北海道胆振東部地震で被災された方を対象に平成31年度入学試験にかかる検定料免除の特別措置を講じます免除希望者は出願に先立ち入試課(TEL0795-44-2067)までお問い合わせください

10 検 定 料納 付 確 認 票 全 員

所定の用紙に氏名を記入しア又はイのいずれかの書類を貼り付けて提出することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合検定料払込用紙の「振替払込受付証明書(お客さま用)」(受付局日附印のないものは無効)

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕

(1)コンビニエンスストアから発行される支払確認書類(領収書等)の名称は会社により異なりますので以下を参考に確認してくださいファミリーマート取扱明細兼受領書(お客様控え)ローソンミニストップインターネット受付領収書サークルKサンクスデイリーヤマザキオンライン決済領収書セイコーマート領収書

7 選抜方法

⑴ 出身学校長の推薦に基づき大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望

理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜します

なお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して

次の項目についてみるものとします

⑶ 面接の配点は300点とします

⑷ 大学入試センター試験の配点内訳は次のとおりです

⑸ ⑷で示した大学入試センター試験の成績は次のとおりABCDの4つのグループに分け

判定に用います

なお同一グループ内では大学入試センター試験の成績の得点差はないこととします

⑹ ⑸で示した上位グループから順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

8 試験日実施方法

― 14 ―

薦私費外国人留学生

教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能

国 語 数 学 地理歴史 公 民 理 科 外国語(英語) 計

200 100(注2~注6) 250 550

(注1)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

(注2)「国語」及び「外国語(英語)」の成績と「数学」「地理歴史」「公民」「理科」のうち最も高得点の教科の成績を用います

(注3)「数学」を2科目受験している場合高得点の科目の成績を用います(注4)「地理歴史」及び「公民」から2科目を受験している場合第1解答科目の成績を用います(注5)「理科」から基礎を付した科目(2科目)と基礎を付さない科目(1科目)を受験している場合高得点の

科目の成績を用います「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう「理科」の基礎を付さない科目とは「物理」「化学」「生物」「地学」をいう

(注6)「理科」から基礎を付さない科目を2科目受験している場合第1解答科目の成績を用います

A B C D全国平均点の12倍以上 全国平均点の11倍以上 全国平均点以上 全国平均点未満

試 験 日 検査科目 時 間平成31年1月29日(火) 面 接 930 ~ 1700(終了予定)

集合時間は受験票送付時にお知らせします

9 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

10 合格者の発表

平成31年2月13日(水)午前10時に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験

番号を掲載するとともに受験者及び出身学校長あてに合否の通知を行い合格者には入学手続に必

要な書類を送付します

なお当該合否の通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

11 一般入試への出願について

本学の「推薦入試」を出願した者は不合格になった場合に備えて「前期日程」から一つ「後期

日程」から一つ「公立大学の中期日程」から一つの合計三つの国公立大学学部に出願することが

できます

なお本学の「一般入試」に出願する場合の出願手続は3ページ「2 出願手続」によります

12 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

平成31年2月18日(月)から2月19日(火)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して2月19日(火)までに必着するよう送付して

ください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階) TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

― 15 ―

薦私費外国人留学生

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 推薦入試の合格者は出願済みの他の国公立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は

得られませんただし次の「13 入学辞退手続」により本学学長の許可を得た場合はこの限

りではありません

ウ 推薦入試の合格者が平成31年2月19日(火)までに推薦入学辞退願を提出しないまま入学手

続を完了しないときは推薦入試合格者としての権利を消失するとともに出願済みの他の国公

立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は得られません

エ 入学手続完了者で高等学校等を卒業できなかった場合は入学許可を取り消します

オ 既納の入学料は返還しません

13 入学辞退手続

推薦入試合格者が真にやむを得ない事情により本学に入学することが困難となった場合は当該

者を推薦した出身学校長から「推薦入学辞退願」(様式自由)を平成31年2月19日(火)17時までに提

出し本学学長の入学辞退許可を得る必要があります

― 16 ―

薦私費外国人留学生

本学に入学を志願する者で病気負傷や障害等のために受験及び修学上特別な配慮を必要とする

場合は必ず下記の期日までに本学入試課に申し出てください

1 申出の期日

推薦入試平成30年11月16日(金)

一般入試平成30年12月14日(金)

期日以降に発生した不慮の事故等により特別な配慮を必要とする者はその状況によっては考

慮できる場合があるので速やかに申し出てください

2 相談の方法

受験上の配慮申出書(健康診断書等必要書類添付)を提出することとし必要な場合は本学にお

いて入学志願者又はその立場を代弁し得る出身学校関係者等との相談(面談その他)を行います

なお申出書の様式は本学Webサイト(httpswwwhyogo-uacjp)からダウンロードできます

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 障害等のある入学志願者との事前相談 〕

3 連絡先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067

⑴ 出願書類に不備がある場合には受理しないことがありますので十分注意してください

⑵ 出願書類に虚偽の記載があった場合は入学許可を取り消すことがあります

⑶ 出願書類は返還しません

⑷ 受験のための宿泊施設のあっせんは行いません

⑸ 合否に関する電話等の問い合わせには応じません

⑹ 大学入試センター試験及び本学の受験票は入学手続の際に必要ですので紛失しないようにして

ください

⑺ 受験に関する詳細については出願書類を提出した者に交付する「受験者心得」を参照してくだ

さい

⑻ 学校保健安全法で出席の停止が定められている感染症(インフルエンザなど)に罹患し治癒して

いない場合は他の受験者や監督者などへの感染の恐れがありますので受験はご遠慮願います

ただし病状により医師が他の受験者等に感染の恐れがない旨を記載した診断書の提出があったと

きはこの限りではありませんなお受験をご遠慮いただいた場合でも追試験などの措置検

定料の返還はしませんので試験当日の体調管理には十分注意してください

― 17 ―

第7 障害等のある入学志願者との事前相談

第8 その他の注意事項

〔共通事項〕1 入学志願票は次の3種類がありますので各々志願する選抜の入学志願票を使用してください

⑴ 「一般入試(前期日程)」(水色)

⑵ 「一般入試(後期日程)」(黄緑色)

⑶ 「推薦入試」(桃色)

2 記入は黒のボールペン又は黒のインクを使用してください

3 印の欄は記入しないでください

4 記入した内容を訂正する場合は誤記入を二重線で消し余白部分に訂正内容を記入してくださ

〔「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」に共通する事項〕各欄の記入に当たっては次の事項に注意しもれなく正確に記入してください

①欄 氏名は楷書で丁寧に記入し該当する事項をで囲んでください

②欄 出願資格は所要の事項を記入し該当する事項をで囲んでください年月は卒業見込み又は

卒業等の年月を記入してください

③欄 本学からの連絡の際に使用するので詳細に記入してください

④欄 「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」を志願する者は大学入試センターから送付

されたそれぞれの「平成31センター試験成績請求票」を貼付けてください

rarr なお「推薦入試」について出願時に大学入試センターから成績請求票が届いていない場

合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所がありますので当該欄にチェックを

入れてくださいそのうえで出願期間内に大学入試センター試験の成績請求票を除い

た出願書類を提出してくださいまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により

速やかに提出してください

⑤欄 大学入試センター試験で受験した教科科目に印を記入(「推薦入試」の場合は受験予定の教

科科目に印を記入)し本学が大学入試センター試験において受験することを課した教科

科目を受験しているかどうか確認してください(毎年国語外国語などへの記入漏れが多数

ありますのでご注意願います)

〔一般入試(後期日程)の事項〕⑥欄 希望する教科を一つ選択し印を記入してください(毎年記入漏れが多数ありますので

ご注意願います)

なお出願後に教科の変更は認められませんので記入にあたっては十分注意してください

〔「教員志望理由及び活動報告書」に関する事項〕1 推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)に2種類以上出願する場合「教員志望理由及び活

動報告書」は試験日が最も早い試験の入学志願票に添付してください(例推薦入試及び前期日

程に出願する場合は推薦入試の入学志願票に添付)

― 18 ―

第9 入学志願票等記入上の注意

学生募集要項の請求方法は次のとおりです

1 Webサイトから請求する場合

本学のWeb サイトから直接テレメールによる資料請求ができます

詳しくは本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)をご覧ください

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 大学案内学生募集要項(願書)等資料請求〕

2 テレメールで請求する場合

⑴ インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)又は自動音声応答電話をご利用くださ

⑵ 資料請求番号(6桁)をプッシュ又は入力してください

⑶ あとはガイダンスに従って登録してください

① 受付から23日後に送付されますただし発送開始日までのご請求は予約受付となり発

送開始日になりましたら一斉に発送いたします

② 一度ご利用になられたパスワード(4桁)は必ず控えておいてくださいお問い合わせや料金

をお支払いいただく際に必要になる場合がありますまたテレメールを繰り返しご利用いただ

く時にも便利です

③ 料金はお届けした資料に同封されている支払い方法(「郵便局ゆうちょ銀行での払込み」

「コンビニ支払い」「ケータイ払い(携帯電話通話料金と一緒のお支払い)」)に従いお支払いくだ

さい

― 19 ―

第10 学生募集要項の請求方法

インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)

httpstelemailjpQRコードからアクセスした場合は資料請求番号の入力は不要

自動音声応答電話

IP電話 050-8601-0101(24時間受付)一般電話回線からの通話料金は日本全国どこからでも3分毎に約12円です住所氏名等の登録時はゆっくりはっきりとお話しください登録された音声が不鮮明な場合は資料をお届けできないことがあります

資 料 名 資料請求番号 料 金 発送開始日一般入試(推薦入試含む)学生募集要項+大学案内 545202 250円 10月下旬

一般入試(推薦入試含む)学生募集要項 585202 250円 10月下旬

3 本学に直接請求する場合

封筒の表に「学部学生募集要項請求」と朱書し角形2号(縦33times横24程度)の返信用封筒(請

求者の郵便番号住所氏名を明記し300円分の切手を貼付けたもの)を同封のうえ請求してくだ

さい

送付時には教育課程課外活動就職学生生活及び諸施設等について紹介した「大学案内」も同

封します

請求先 673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

― 20 ―

1 成績の開示

本学では平成31年度入学者選抜試験における一般入試(前期日程後期日程)及び推薦入試の個

人成績について受験者本人からの請求に限り次のとおり開示します

なお申請に際しては本学受験票が必要となりますので紛失しないように大切に保管してくだ

さい

⑴ 請求方法

開示を希望する者は「学部入学試験成績の開示申請書」の様式を以下の本学Web ページからダ

ウンロードし所定の手続を行ってくださいなお同様式は入試課の窓口でも受け取ることが

できます

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationreleasephp

⑵ 開示内容

① 一般入試(前期日程)

小論文各得点面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

② 一般入試(後期日程)

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

③ 推薦入試

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

⑶ 申請受付期間

2019年5月9日(木)から6月7日(金)(必着)まで[窓口の場合土日を除く]

⑷ その他

請求方法等不明な事項があれば以下へ問い合わせください

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

2 問題出題の意図の公表

平成31年度一般入試(前期日程)における小論文ABの問題出題の意図は平成31年7月上旬頃

に本学Web ページで公表します

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationpast_examphp

― 21 ―

第11 入学試験情報の開示

1 試験場の位置図

― 22 ―

第12 試験場の位置図等

構 内 図

2 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台うれしのだい

地区)への交通案内本学への交通は以下のような方法があります

ア 神戸市三宮明石市姫路市方面から神しん

姫き

バスを利用する場合三ノ宮~西脇線明石~西脇線(国道175号線経由)及び姫路~社

やしろ

線の場合は「社やしろ

(営業所)」で「嬉野台

うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は三ノ宮駅から約1時間40分明石駅から約1時間40分姫路駅から約1時間30分)イ 大阪市神戸市三宮津山市方面から中国自動車道の中国ハイウェイバス(JRバス又は神

しん

姫き

バス)を利用する場合中国ハイウェイバスの「高

こう

速そく

社やしろ

」で下車し兵庫教育大学まで兵教シャトル便(平日のみ運行)による場合は5分徒歩による場合は約25分タクシーを利用する場合は配車時間を含め約10分(料金800円程度)(所要時間は新大阪駅から約1時間10分三ノ宮駅から約1時間津山駅から約2時間10分)ウ JR加古川線を利用する場合

加古川線社やしろ

町駅で下車し神しん

姫き

バスの「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三

さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は加古川駅から約1時間10分)

詳しくは神しん

姫き

バス公式サイト httpswwwshinkibuscojp で確認してください

― 23 ―

試験当日(推薦入試前期日程後期日程の各試験)はJR社やしろ

町駅~社やしろ

(営業所)~兵庫教育大学の間で臨時バス(神

しん

姫き

バス有料)を運行する予定ですまた高こう

速そく

社やしろ

バス停(中国自動車道)と兵庫教育大学の間で臨時バス(兵教シャトル便)を運行しますなお発車時刻等は受験票送付時にお知らせします

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

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7 追加合格

入学定員に欠員が生じた場合には追加合格により欠員を補充します

⑴ 追加合格者への通知

追加合格者には平成31年3月28日(木)から3月31日(日)までに電話等で入学志願票の連

絡先に連絡し入学の意思を確認しますのでこの期間は本人と直接連絡ができるようにしてお

いてください

⑵ その他

追加合格者で入学の意思表示をしたものは本学の指示する日までに入学手続を完了することと

し完了しなかった者は入学辞退者として取り扱います

この場合の入学手続手続期間等の詳細は合格通知と同時に通知します

なお追加合格者の発表は行いません

8 欠員補充第2次募集による選抜

欠員補充第2次募集の実施の有無及び出願方法選抜日程実施方法等の詳細については平成31

年3月28日(木)から3月31日(日)の間に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)で公表

します

⑴ 出願資格

1ページ「1 出願資格」のいずれかに該当しかつ次のいずれかに該当する者

ア 国公立大学を受験したがいずれの大学にも合格しなかった者

イ 国公立大学に合格したがいずれの大学にも入学手続をしていない者

ウ 大学入試センター試験を受験したがいずれの国公立大学にも出願していない者

(注)3月中に出願受付を行う欠員補充第2次募集に出願することができるのは一つの大学学部に限られますまた欠員補充第2次募集出願後他の国公立大学への追加合格等により入学手続を行った場合は受験しても入学許可は得られません

⑵ 選抜方法

ア 大学入試センター試験の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合

して入学者を選抜します

9 出願資格に関する事前審査

1ページ「1 出願資格 ⑻ 本学において個別の入学資格審査により高等学校を卒業した者

と同等以上の学力があると認めた者で18歳に達したもの及び平成31年3月31日までに18歳に達する

もの」についての出願資格審査手続は次のとおりとします

なお下記の申請書類の他に必要に応じて証明書等の提出を求める場合があります

高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者はこの審査を受

ける必要はありません

― 7―

⑴ 申請書類

ア 出願資格認定申請書(本学所定の用紙)

イ 履歴書(本学所定の用紙)

ウ 最終学校の卒業(見込)証明書

エ 出願資格の審査区分に応じた書類

オ その他必要と認める書類

「出願資格認定申請書」等の用紙は本学にありますので申請する場合は必ず入試課(TEL

0795-44-2067)へ連絡してください

⑵ 申請方法

入学志願者は申請書類を下記申請期間中に必ず「出願資格認定申請書類在中」と朱書し「書留

速達」により郵送してください

① 申請期間

平成31年1月21日(月)1月22日(火)(必着)(大学入試センター試験を受験した者に限る)

② 申 請 先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

⑶ 審査方法

出願資格認定審査は申請書類の書類審査により行い更に必要な場合は試験及び面接による

審査を行います

⑷ 審査結果の通知

審査の結果は後日本人に通知します

― 8―

1 選抜方法⑴ 大学入試センター試験及び個別学力検査の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜しますなお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 個別学力検査は次によるものとします① 小論文

教員となるにふさわしい資質と能力をみるため2種類の小論文を課します② 面接

面接(集団面接を実施)においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して次の項目をみるものとします

⑶ 大学入試センター試験個別学力検査の配点比率は956とします配点内訳は次のとおりです

⑷ 大学入試センター試験において【「地理歴史」及び「公民」から2科目】【「理科」について2ページ表中の理科C又はDにより3科目又は2科目】を受験した場合は次の成績を用いますア「理科」において2ページ表中 理科Cのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 helliphelliphelliphellip 1科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目 「理科」の基礎を付した科目(2科目の合計)

΅~のうち高得点順に2科目`(を用いる場合は3科目) 「理科」の基礎を付さない科目

イ「理科」において2ページ表中 理科Dのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 理科Dで受験した科目の第1解答科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目と理科Dで受験した科目の第2解答科目のうち高得点の科目

2 試験日実施方法次の小論文AB及び面接は全員に課します

― 9―

薦私費外国人留学生

試験日 検 査 科 目 検 査 時 間 摘 要

平成31年2月25日(月)

小 論 文 A 1000~1045 主として文章を理解しその内容について論述する

小 論 文 B 1115~1200 主として資料図表等を理解しその内容について論述する

面 接 1300~ 集団面接を行う

第4 一般入試(前期日程)

教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能

大学入試センター試験 個別学力検査 合

計国語 数学 地理歴史 公民 理科 外国語(英語) 計 小 論 文 面接 計小論文A 小論文B 小計

200 200 300 250 950 180 180 360 240 600 1550

(注)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

1 選抜方法⑴ 大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜しますなお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接は口頭試問を含むものとし入学志願者は国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から1教科選択します面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含まれます

⑶ 大学入試センター試験面接の配点比率は953とします配点内訳は次のとおりです

⑷ 大学入試センター試験において【「地理歴史」及び「公民」から2科目】【「理科」について2ページ表中の理科C又はDにより3科目又は2科目】を受験した場合は次の成績を用いますア「理科」において2ページ表中 理科Cのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 helliphelliphelliphellip 1科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目 「理科」の基礎を付した科目(2科目の合計)

΅~のうち高得点順に2科目`(を用いる場合は3科目) 「理科」の基礎を付さない科目

イ「理科」において2ページ表中 理科Dのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 理科Dで受験した科目の第1解答科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目と理科Dで受験した科目の第2解答科目のうち高得点の科目

2 試験日実施方法

― 10 ―

薦私費外国人留学生

試験日 検査科目 検査時間 摘 要

平成31年3月12日(火)

面 接 930~

全員に面接(口頭試問を含む)を行う

ただし音楽又は美術を選択した者については実技も含まれる

<音楽を選択した者>面接の中で楽器演奏歌唱又は弾き歌い(いずれでもよい)を課すので任意の楽曲を準備してくることピアノ以外の楽器を演奏する場合は各自携行すること伴奏者はつけない

<美術を選択した者>面接の中で描画を課す画材用具は持参の必要なし

(注)面接の順番や時間については試験日の1週間前頃を目処にお知らせします

第5 一般入試(後期日程)

得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

大学入試センター試験 面接(口頭試問実技を含む) 合

計国語 数学 地理歴史 公民 理科 外国語(英語) 計 国語 英語 社 会

(地理歴史公民) 数学 理科 音楽 美術 保健体育

200 200 300 250 950 300 1250

(注)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

1 募集人員 50人

2 出願資格

次のいずれかに該当しかつ下表により平成31年度大学入試センター試験の3教科3科目又は3

教科4科目を受験する者とします

なお大学入試センター試験の過年度成績の利用は行いません

⑴ 高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者

⑵ 高等部を置く特別支援学校を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑶ 高等専門学校3年次を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑷ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程又は相当する課程を有するものとして認定又は指定

した在外教育施設の当該課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者

3 推薦要件

次の各号すべてに該当する者とします

⑴ 出身学校長が教員となるにふさわしい資質適性意欲等を有する者として責任をもって推

薦するもの

⑵ 学習成績の全体の評定平均値が35以上の者

⑶ 合格した場合は入学することを確約できる者

4 推薦人員

各出身学校長が推薦し得る人員は各校(分校を含む)につき5人までとします

― 11 ―

薦私費外国人留学生

第6 推薦入試

教 科 科 目国 語 『国語』

数 学 「数学Ⅰ」『数学Ⅰ数学A』「数学Ⅱ」『数学Ⅱ数学B』『簿記会計』『情報関係基礎』

から1科目(理科で基礎を付した科`目を選択する場合は2科目)

地 理 歴 史 「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」

公 民 「現代社会」「倫理」「政治経済」『倫理政治経済』

理 科 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」「物理」「化学」「生物」「地学」

外 国 語 『英語』

本表中において『 』で記載しているものは2つの科目を総合したもの又は2つ以上の科目に共通する内容を盛り込んだ出題科目です

(注1)「外国語」の『英語』については「筆記試験」と「リスニングテスト」を課します(注2)「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう(注3)国公立大学の推薦入試(大学入試センター試験を課す場合課さない場合を含めて)に出願す

ることができるのは一つの大学学部であるので注意してくださいなお国公立大学の一般入試における合格者決定業務を円滑に行うため氏名及び大学入試センター試験の受験番号に限って推薦入試の合格及び入学手続き等に関する個人情報が独立行政法人大学入試センター及び併願先の国公立大学に送達されます

5 出願手続

⑴ 出願方法

出願書類等は出身学校長が被推薦者(入学志願者)ごとに本学所定の出願用封筒に入れたもの

を取りまとめ厳封のうえ次の出願期間中に「書留速達」により郵送してください

ア 出願期間

平成30年12月7日(金)から12月14日(金)(必着)まで

(注)出願期間を過ぎた場合は受理しませんので郵送期間を十分考慮して送付してくださいただし12月13日(木)以前の発信局消印のある書留速達郵便に限り期限後に到着した場合でも受理しますなお12月14日(金)「9時から17時まで」に限り持参の出願書類も受理します

イ 出願書類の提出先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課(事務局1階)

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

⑵ 出願書類等

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薦私費外国人留学生

書 類 等 提出該当者 摘 要1 入 学 志 願 票 全 員 本学所定の用紙によること(記入上の注意18ページ)

2 センター試験成 績 請 求 票 全 員

大学入試センターから送付された

推薦平成31センター試験成績請求票国 公 立 推 薦 入 試 用

を入学志願票の所定欄に貼付けることなお出願時に大学入試センターから届いていない場合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所があるので当該欄にチェックを入れることそのうえで出願期間内に成績請求票を除いた出願書類を提出することまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により速やかに提出すること

3 受験票写真票 全 員

ア 本学所定の用紙によることイ それぞれに所定の事項を記入のうえ裏面に氏名を書いた写真(上半身脱帽正面向きのもので出願前3か月以内に撮影した縦4times横3のもの)を貼付けること

4 調 査 書 全 員

ア 出身学校長が作成し厳封したものを提出することイ 指導要録の保存期間が経過した場合及び廃校被災その他の事情により調査書が得られない場合には卒業証明書及び成績通信簿を提出すること

5 推 薦 書 全 員

ア 本学所定の用紙によること(本学Web ページ httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationrequestphp からダウンロードしたものを使用しパソコンで作成しても差し支えない)イ 出身学校長が作成し厳封したものを提出すること

6

教員志望理由及び活動報告書(前期後期日程推薦入試共通)

全 員

ア 本学所定の用紙によることイ 必ず本人が自筆で記入すること

7 あ て 名 票 全 員 本学所定の用紙によること

6 受験票等の送付

出願書類を受理したときは入学志願者に受験票受験者心得その他受験に必要な書類を送付

しますなお平成31年1月16日(水)までに到着しない場合は必ず平成31年1月17日(木)以

降速やかに本学入試課まで問い合わせてください

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薦私費外国人留学生

書 類 等 提出該当者 摘 要

8 受験票等送付用封 筒 全 員

ア 本学所定の封筒(表面に「受験票等在中」と記載してあるもの)によることイ 郵便番号住所氏名を記入し372円分の切手を貼付けること

9 検 定 料(17000円) 全 員

ア又はイのいずれかの方法により納付することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合①検定料払込用紙に住所氏名を記入し払い込むこと②検定料の払い込み後「振替払込受付証明書(お客様用)」を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合①本学Web ページ(httpswwwhyogo-uacjpadmissionpayment)へアクセスし支払番号を取得すること②コンビニエンスストアにて支払手続きを行うこと③支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

(注)東日本大震災平成28年熊本地震平成30年7月豪雨及び北海道胆振東部地震で被災された方を対象に平成31年度入学試験にかかる検定料免除の特別措置を講じます免除希望者は出願に先立ち入試課(TEL0795-44-2067)までお問い合わせください

10 検 定 料納 付 確 認 票 全 員

所定の用紙に氏名を記入しア又はイのいずれかの書類を貼り付けて提出することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合検定料払込用紙の「振替払込受付証明書(お客さま用)」(受付局日附印のないものは無効)

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕

(1)コンビニエンスストアから発行される支払確認書類(領収書等)の名称は会社により異なりますので以下を参考に確認してくださいファミリーマート取扱明細兼受領書(お客様控え)ローソンミニストップインターネット受付領収書サークルKサンクスデイリーヤマザキオンライン決済領収書セイコーマート領収書

7 選抜方法

⑴ 出身学校長の推薦に基づき大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望

理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜します

なお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して

次の項目についてみるものとします

⑶ 面接の配点は300点とします

⑷ 大学入試センター試験の配点内訳は次のとおりです

⑸ ⑷で示した大学入試センター試験の成績は次のとおりABCDの4つのグループに分け

判定に用います

なお同一グループ内では大学入試センター試験の成績の得点差はないこととします

⑹ ⑸で示した上位グループから順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

8 試験日実施方法

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薦私費外国人留学生

教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能

国 語 数 学 地理歴史 公 民 理 科 外国語(英語) 計

200 100(注2~注6) 250 550

(注1)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

(注2)「国語」及び「外国語(英語)」の成績と「数学」「地理歴史」「公民」「理科」のうち最も高得点の教科の成績を用います

(注3)「数学」を2科目受験している場合高得点の科目の成績を用います(注4)「地理歴史」及び「公民」から2科目を受験している場合第1解答科目の成績を用います(注5)「理科」から基礎を付した科目(2科目)と基礎を付さない科目(1科目)を受験している場合高得点の

科目の成績を用います「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう「理科」の基礎を付さない科目とは「物理」「化学」「生物」「地学」をいう

(注6)「理科」から基礎を付さない科目を2科目受験している場合第1解答科目の成績を用います

A B C D全国平均点の12倍以上 全国平均点の11倍以上 全国平均点以上 全国平均点未満

試 験 日 検査科目 時 間平成31年1月29日(火) 面 接 930 ~ 1700(終了予定)

集合時間は受験票送付時にお知らせします

9 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

10 合格者の発表

平成31年2月13日(水)午前10時に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験

番号を掲載するとともに受験者及び出身学校長あてに合否の通知を行い合格者には入学手続に必

要な書類を送付します

なお当該合否の通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

11 一般入試への出願について

本学の「推薦入試」を出願した者は不合格になった場合に備えて「前期日程」から一つ「後期

日程」から一つ「公立大学の中期日程」から一つの合計三つの国公立大学学部に出願することが

できます

なお本学の「一般入試」に出願する場合の出願手続は3ページ「2 出願手続」によります

12 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

平成31年2月18日(月)から2月19日(火)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して2月19日(火)までに必着するよう送付して

ください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階) TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

― 15 ―

薦私費外国人留学生

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 推薦入試の合格者は出願済みの他の国公立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は

得られませんただし次の「13 入学辞退手続」により本学学長の許可を得た場合はこの限

りではありません

ウ 推薦入試の合格者が平成31年2月19日(火)までに推薦入学辞退願を提出しないまま入学手

続を完了しないときは推薦入試合格者としての権利を消失するとともに出願済みの他の国公

立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は得られません

エ 入学手続完了者で高等学校等を卒業できなかった場合は入学許可を取り消します

オ 既納の入学料は返還しません

13 入学辞退手続

推薦入試合格者が真にやむを得ない事情により本学に入学することが困難となった場合は当該

者を推薦した出身学校長から「推薦入学辞退願」(様式自由)を平成31年2月19日(火)17時までに提

出し本学学長の入学辞退許可を得る必要があります

― 16 ―

薦私費外国人留学生

本学に入学を志願する者で病気負傷や障害等のために受験及び修学上特別な配慮を必要とする

場合は必ず下記の期日までに本学入試課に申し出てください

1 申出の期日

推薦入試平成30年11月16日(金)

一般入試平成30年12月14日(金)

期日以降に発生した不慮の事故等により特別な配慮を必要とする者はその状況によっては考

慮できる場合があるので速やかに申し出てください

2 相談の方法

受験上の配慮申出書(健康診断書等必要書類添付)を提出することとし必要な場合は本学にお

いて入学志願者又はその立場を代弁し得る出身学校関係者等との相談(面談その他)を行います

なお申出書の様式は本学Webサイト(httpswwwhyogo-uacjp)からダウンロードできます

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 障害等のある入学志願者との事前相談 〕

3 連絡先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067

⑴ 出願書類に不備がある場合には受理しないことがありますので十分注意してください

⑵ 出願書類に虚偽の記載があった場合は入学許可を取り消すことがあります

⑶ 出願書類は返還しません

⑷ 受験のための宿泊施設のあっせんは行いません

⑸ 合否に関する電話等の問い合わせには応じません

⑹ 大学入試センター試験及び本学の受験票は入学手続の際に必要ですので紛失しないようにして

ください

⑺ 受験に関する詳細については出願書類を提出した者に交付する「受験者心得」を参照してくだ

さい

⑻ 学校保健安全法で出席の停止が定められている感染症(インフルエンザなど)に罹患し治癒して

いない場合は他の受験者や監督者などへの感染の恐れがありますので受験はご遠慮願います

ただし病状により医師が他の受験者等に感染の恐れがない旨を記載した診断書の提出があったと

きはこの限りではありませんなお受験をご遠慮いただいた場合でも追試験などの措置検

定料の返還はしませんので試験当日の体調管理には十分注意してください

― 17 ―

第7 障害等のある入学志願者との事前相談

第8 その他の注意事項

〔共通事項〕1 入学志願票は次の3種類がありますので各々志願する選抜の入学志願票を使用してください

⑴ 「一般入試(前期日程)」(水色)

⑵ 「一般入試(後期日程)」(黄緑色)

⑶ 「推薦入試」(桃色)

2 記入は黒のボールペン又は黒のインクを使用してください

3 印の欄は記入しないでください

4 記入した内容を訂正する場合は誤記入を二重線で消し余白部分に訂正内容を記入してくださ

〔「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」に共通する事項〕各欄の記入に当たっては次の事項に注意しもれなく正確に記入してください

①欄 氏名は楷書で丁寧に記入し該当する事項をで囲んでください

②欄 出願資格は所要の事項を記入し該当する事項をで囲んでください年月は卒業見込み又は

卒業等の年月を記入してください

③欄 本学からの連絡の際に使用するので詳細に記入してください

④欄 「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」を志願する者は大学入試センターから送付

されたそれぞれの「平成31センター試験成績請求票」を貼付けてください

rarr なお「推薦入試」について出願時に大学入試センターから成績請求票が届いていない場

合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所がありますので当該欄にチェックを

入れてくださいそのうえで出願期間内に大学入試センター試験の成績請求票を除い

た出願書類を提出してくださいまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により

速やかに提出してください

⑤欄 大学入試センター試験で受験した教科科目に印を記入(「推薦入試」の場合は受験予定の教

科科目に印を記入)し本学が大学入試センター試験において受験することを課した教科

科目を受験しているかどうか確認してください(毎年国語外国語などへの記入漏れが多数

ありますのでご注意願います)

〔一般入試(後期日程)の事項〕⑥欄 希望する教科を一つ選択し印を記入してください(毎年記入漏れが多数ありますので

ご注意願います)

なお出願後に教科の変更は認められませんので記入にあたっては十分注意してください

〔「教員志望理由及び活動報告書」に関する事項〕1 推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)に2種類以上出願する場合「教員志望理由及び活

動報告書」は試験日が最も早い試験の入学志願票に添付してください(例推薦入試及び前期日

程に出願する場合は推薦入試の入学志願票に添付)

― 18 ―

第9 入学志願票等記入上の注意

学生募集要項の請求方法は次のとおりです

1 Webサイトから請求する場合

本学のWeb サイトから直接テレメールによる資料請求ができます

詳しくは本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)をご覧ください

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 大学案内学生募集要項(願書)等資料請求〕

2 テレメールで請求する場合

⑴ インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)又は自動音声応答電話をご利用くださ

⑵ 資料請求番号(6桁)をプッシュ又は入力してください

⑶ あとはガイダンスに従って登録してください

① 受付から23日後に送付されますただし発送開始日までのご請求は予約受付となり発

送開始日になりましたら一斉に発送いたします

② 一度ご利用になられたパスワード(4桁)は必ず控えておいてくださいお問い合わせや料金

をお支払いいただく際に必要になる場合がありますまたテレメールを繰り返しご利用いただ

く時にも便利です

③ 料金はお届けした資料に同封されている支払い方法(「郵便局ゆうちょ銀行での払込み」

「コンビニ支払い」「ケータイ払い(携帯電話通話料金と一緒のお支払い)」)に従いお支払いくだ

さい

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第10 学生募集要項の請求方法

インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)

httpstelemailjpQRコードからアクセスした場合は資料請求番号の入力は不要

自動音声応答電話

IP電話 050-8601-0101(24時間受付)一般電話回線からの通話料金は日本全国どこからでも3分毎に約12円です住所氏名等の登録時はゆっくりはっきりとお話しください登録された音声が不鮮明な場合は資料をお届けできないことがあります

資 料 名 資料請求番号 料 金 発送開始日一般入試(推薦入試含む)学生募集要項+大学案内 545202 250円 10月下旬

一般入試(推薦入試含む)学生募集要項 585202 250円 10月下旬

3 本学に直接請求する場合

封筒の表に「学部学生募集要項請求」と朱書し角形2号(縦33times横24程度)の返信用封筒(請

求者の郵便番号住所氏名を明記し300円分の切手を貼付けたもの)を同封のうえ請求してくだ

さい

送付時には教育課程課外活動就職学生生活及び諸施設等について紹介した「大学案内」も同

封します

請求先 673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

― 20 ―

1 成績の開示

本学では平成31年度入学者選抜試験における一般入試(前期日程後期日程)及び推薦入試の個

人成績について受験者本人からの請求に限り次のとおり開示します

なお申請に際しては本学受験票が必要となりますので紛失しないように大切に保管してくだ

さい

⑴ 請求方法

開示を希望する者は「学部入学試験成績の開示申請書」の様式を以下の本学Web ページからダ

ウンロードし所定の手続を行ってくださいなお同様式は入試課の窓口でも受け取ることが

できます

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationreleasephp

⑵ 開示内容

① 一般入試(前期日程)

小論文各得点面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

② 一般入試(後期日程)

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

③ 推薦入試

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

⑶ 申請受付期間

2019年5月9日(木)から6月7日(金)(必着)まで[窓口の場合土日を除く]

⑷ その他

請求方法等不明な事項があれば以下へ問い合わせください

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

2 問題出題の意図の公表

平成31年度一般入試(前期日程)における小論文ABの問題出題の意図は平成31年7月上旬頃

に本学Web ページで公表します

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationpast_examphp

― 21 ―

第11 入学試験情報の開示

1 試験場の位置図

― 22 ―

第12 試験場の位置図等

構 内 図

2 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台うれしのだい

地区)への交通案内本学への交通は以下のような方法があります

ア 神戸市三宮明石市姫路市方面から神しん

姫き

バスを利用する場合三ノ宮~西脇線明石~西脇線(国道175号線経由)及び姫路~社

やしろ

線の場合は「社やしろ

(営業所)」で「嬉野台

うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は三ノ宮駅から約1時間40分明石駅から約1時間40分姫路駅から約1時間30分)イ 大阪市神戸市三宮津山市方面から中国自動車道の中国ハイウェイバス(JRバス又は神

しん

姫き

バス)を利用する場合中国ハイウェイバスの「高

こう

速そく

社やしろ

」で下車し兵庫教育大学まで兵教シャトル便(平日のみ運行)による場合は5分徒歩による場合は約25分タクシーを利用する場合は配車時間を含め約10分(料金800円程度)(所要時間は新大阪駅から約1時間10分三ノ宮駅から約1時間津山駅から約2時間10分)ウ JR加古川線を利用する場合

加古川線社やしろ

町駅で下車し神しん

姫き

バスの「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三

さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は加古川駅から約1時間10分)

詳しくは神しん

姫き

バス公式サイト httpswwwshinkibuscojp で確認してください

― 23 ―

試験当日(推薦入試前期日程後期日程の各試験)はJR社やしろ

町駅~社やしろ

(営業所)~兵庫教育大学の間で臨時バス(神

しん

姫き

バス有料)を運行する予定ですまた高こう

速そく

社やしろ

バス停(中国自動車道)と兵庫教育大学の間で臨時バス(兵教シャトル便)を運行しますなお発車時刻等は受験票送付時にお知らせします

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

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⑴ 申請書類

ア 出願資格認定申請書(本学所定の用紙)

イ 履歴書(本学所定の用紙)

ウ 最終学校の卒業(見込)証明書

エ 出願資格の審査区分に応じた書類

オ その他必要と認める書類

「出願資格認定申請書」等の用紙は本学にありますので申請する場合は必ず入試課(TEL

0795-44-2067)へ連絡してください

⑵ 申請方法

入学志願者は申請書類を下記申請期間中に必ず「出願資格認定申請書類在中」と朱書し「書留

速達」により郵送してください

① 申請期間

平成31年1月21日(月)1月22日(火)(必着)(大学入試センター試験を受験した者に限る)

② 申 請 先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

⑶ 審査方法

出願資格認定審査は申請書類の書類審査により行い更に必要な場合は試験及び面接による

審査を行います

⑷ 審査結果の通知

審査の結果は後日本人に通知します

― 8―

1 選抜方法⑴ 大学入試センター試験及び個別学力検査の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜しますなお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 個別学力検査は次によるものとします① 小論文

教員となるにふさわしい資質と能力をみるため2種類の小論文を課します② 面接

面接(集団面接を実施)においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して次の項目をみるものとします

⑶ 大学入試センター試験個別学力検査の配点比率は956とします配点内訳は次のとおりです

⑷ 大学入試センター試験において【「地理歴史」及び「公民」から2科目】【「理科」について2ページ表中の理科C又はDにより3科目又は2科目】を受験した場合は次の成績を用いますア「理科」において2ページ表中 理科Cのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 helliphelliphelliphellip 1科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目 「理科」の基礎を付した科目(2科目の合計)

΅~のうち高得点順に2科目`(を用いる場合は3科目) 「理科」の基礎を付さない科目

イ「理科」において2ページ表中 理科Dのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 理科Dで受験した科目の第1解答科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目と理科Dで受験した科目の第2解答科目のうち高得点の科目

2 試験日実施方法次の小論文AB及び面接は全員に課します

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試験日 検 査 科 目 検 査 時 間 摘 要

平成31年2月25日(月)

小 論 文 A 1000~1045 主として文章を理解しその内容について論述する

小 論 文 B 1115~1200 主として資料図表等を理解しその内容について論述する

面 接 1300~ 集団面接を行う

第4 一般入試(前期日程)

教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能

大学入試センター試験 個別学力検査 合

計国語 数学 地理歴史 公民 理科 外国語(英語) 計 小 論 文 面接 計小論文A 小論文B 小計

200 200 300 250 950 180 180 360 240 600 1550

(注)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

1 選抜方法⑴ 大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜しますなお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接は口頭試問を含むものとし入学志願者は国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から1教科選択します面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含まれます

⑶ 大学入試センター試験面接の配点比率は953とします配点内訳は次のとおりです

⑷ 大学入試センター試験において【「地理歴史」及び「公民」から2科目】【「理科」について2ページ表中の理科C又はDにより3科目又は2科目】を受験した場合は次の成績を用いますア「理科」において2ページ表中 理科Cのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 helliphelliphelliphellip 1科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目 「理科」の基礎を付した科目(2科目の合計)

΅~のうち高得点順に2科目`(を用いる場合は3科目) 「理科」の基礎を付さない科目

イ「理科」において2ページ表中 理科Dのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 理科Dで受験した科目の第1解答科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目と理科Dで受験した科目の第2解答科目のうち高得点の科目

2 試験日実施方法

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試験日 検査科目 検査時間 摘 要

平成31年3月12日(火)

面 接 930~

全員に面接(口頭試問を含む)を行う

ただし音楽又は美術を選択した者については実技も含まれる

<音楽を選択した者>面接の中で楽器演奏歌唱又は弾き歌い(いずれでもよい)を課すので任意の楽曲を準備してくることピアノ以外の楽器を演奏する場合は各自携行すること伴奏者はつけない

<美術を選択した者>面接の中で描画を課す画材用具は持参の必要なし

(注)面接の順番や時間については試験日の1週間前頃を目処にお知らせします

第5 一般入試(後期日程)

得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

大学入試センター試験 面接(口頭試問実技を含む) 合

計国語 数学 地理歴史 公民 理科 外国語(英語) 計 国語 英語 社 会

(地理歴史公民) 数学 理科 音楽 美術 保健体育

200 200 300 250 950 300 1250

(注)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

1 募集人員 50人

2 出願資格

次のいずれかに該当しかつ下表により平成31年度大学入試センター試験の3教科3科目又は3

教科4科目を受験する者とします

なお大学入試センター試験の過年度成績の利用は行いません

⑴ 高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者

⑵ 高等部を置く特別支援学校を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑶ 高等専門学校3年次を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑷ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程又は相当する課程を有するものとして認定又は指定

した在外教育施設の当該課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者

3 推薦要件

次の各号すべてに該当する者とします

⑴ 出身学校長が教員となるにふさわしい資質適性意欲等を有する者として責任をもって推

薦するもの

⑵ 学習成績の全体の評定平均値が35以上の者

⑶ 合格した場合は入学することを確約できる者

4 推薦人員

各出身学校長が推薦し得る人員は各校(分校を含む)につき5人までとします

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第6 推薦入試

教 科 科 目国 語 『国語』

数 学 「数学Ⅰ」『数学Ⅰ数学A』「数学Ⅱ」『数学Ⅱ数学B』『簿記会計』『情報関係基礎』

から1科目(理科で基礎を付した科`目を選択する場合は2科目)

地 理 歴 史 「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」

公 民 「現代社会」「倫理」「政治経済」『倫理政治経済』

理 科 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」「物理」「化学」「生物」「地学」

外 国 語 『英語』

本表中において『 』で記載しているものは2つの科目を総合したもの又は2つ以上の科目に共通する内容を盛り込んだ出題科目です

(注1)「外国語」の『英語』については「筆記試験」と「リスニングテスト」を課します(注2)「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう(注3)国公立大学の推薦入試(大学入試センター試験を課す場合課さない場合を含めて)に出願す

ることができるのは一つの大学学部であるので注意してくださいなお国公立大学の一般入試における合格者決定業務を円滑に行うため氏名及び大学入試センター試験の受験番号に限って推薦入試の合格及び入学手続き等に関する個人情報が独立行政法人大学入試センター及び併願先の国公立大学に送達されます

5 出願手続

⑴ 出願方法

出願書類等は出身学校長が被推薦者(入学志願者)ごとに本学所定の出願用封筒に入れたもの

を取りまとめ厳封のうえ次の出願期間中に「書留速達」により郵送してください

ア 出願期間

平成30年12月7日(金)から12月14日(金)(必着)まで

(注)出願期間を過ぎた場合は受理しませんので郵送期間を十分考慮して送付してくださいただし12月13日(木)以前の発信局消印のある書留速達郵便に限り期限後に到着した場合でも受理しますなお12月14日(金)「9時から17時まで」に限り持参の出願書類も受理します

イ 出願書類の提出先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課(事務局1階)

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

⑵ 出願書類等

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書 類 等 提出該当者 摘 要1 入 学 志 願 票 全 員 本学所定の用紙によること(記入上の注意18ページ)

2 センター試験成 績 請 求 票 全 員

大学入試センターから送付された

推薦平成31センター試験成績請求票国 公 立 推 薦 入 試 用

を入学志願票の所定欄に貼付けることなお出願時に大学入試センターから届いていない場合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所があるので当該欄にチェックを入れることそのうえで出願期間内に成績請求票を除いた出願書類を提出することまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により速やかに提出すること

3 受験票写真票 全 員

ア 本学所定の用紙によることイ それぞれに所定の事項を記入のうえ裏面に氏名を書いた写真(上半身脱帽正面向きのもので出願前3か月以内に撮影した縦4times横3のもの)を貼付けること

4 調 査 書 全 員

ア 出身学校長が作成し厳封したものを提出することイ 指導要録の保存期間が経過した場合及び廃校被災その他の事情により調査書が得られない場合には卒業証明書及び成績通信簿を提出すること

5 推 薦 書 全 員

ア 本学所定の用紙によること(本学Web ページ httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationrequestphp からダウンロードしたものを使用しパソコンで作成しても差し支えない)イ 出身学校長が作成し厳封したものを提出すること

6

教員志望理由及び活動報告書(前期後期日程推薦入試共通)

全 員

ア 本学所定の用紙によることイ 必ず本人が自筆で記入すること

7 あ て 名 票 全 員 本学所定の用紙によること

6 受験票等の送付

出願書類を受理したときは入学志願者に受験票受験者心得その他受験に必要な書類を送付

しますなお平成31年1月16日(水)までに到着しない場合は必ず平成31年1月17日(木)以

降速やかに本学入試課まで問い合わせてください

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書 類 等 提出該当者 摘 要

8 受験票等送付用封 筒 全 員

ア 本学所定の封筒(表面に「受験票等在中」と記載してあるもの)によることイ 郵便番号住所氏名を記入し372円分の切手を貼付けること

9 検 定 料(17000円) 全 員

ア又はイのいずれかの方法により納付することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合①検定料払込用紙に住所氏名を記入し払い込むこと②検定料の払い込み後「振替払込受付証明書(お客様用)」を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合①本学Web ページ(httpswwwhyogo-uacjpadmissionpayment)へアクセスし支払番号を取得すること②コンビニエンスストアにて支払手続きを行うこと③支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

(注)東日本大震災平成28年熊本地震平成30年7月豪雨及び北海道胆振東部地震で被災された方を対象に平成31年度入学試験にかかる検定料免除の特別措置を講じます免除希望者は出願に先立ち入試課(TEL0795-44-2067)までお問い合わせください

10 検 定 料納 付 確 認 票 全 員

所定の用紙に氏名を記入しア又はイのいずれかの書類を貼り付けて提出することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合検定料払込用紙の「振替払込受付証明書(お客さま用)」(受付局日附印のないものは無効)

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕

(1)コンビニエンスストアから発行される支払確認書類(領収書等)の名称は会社により異なりますので以下を参考に確認してくださいファミリーマート取扱明細兼受領書(お客様控え)ローソンミニストップインターネット受付領収書サークルKサンクスデイリーヤマザキオンライン決済領収書セイコーマート領収書

7 選抜方法

⑴ 出身学校長の推薦に基づき大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望

理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜します

なお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して

次の項目についてみるものとします

⑶ 面接の配点は300点とします

⑷ 大学入試センター試験の配点内訳は次のとおりです

⑸ ⑷で示した大学入試センター試験の成績は次のとおりABCDの4つのグループに分け

判定に用います

なお同一グループ内では大学入試センター試験の成績の得点差はないこととします

⑹ ⑸で示した上位グループから順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

8 試験日実施方法

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教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能

国 語 数 学 地理歴史 公 民 理 科 外国語(英語) 計

200 100(注2~注6) 250 550

(注1)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

(注2)「国語」及び「外国語(英語)」の成績と「数学」「地理歴史」「公民」「理科」のうち最も高得点の教科の成績を用います

(注3)「数学」を2科目受験している場合高得点の科目の成績を用います(注4)「地理歴史」及び「公民」から2科目を受験している場合第1解答科目の成績を用います(注5)「理科」から基礎を付した科目(2科目)と基礎を付さない科目(1科目)を受験している場合高得点の

科目の成績を用います「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう「理科」の基礎を付さない科目とは「物理」「化学」「生物」「地学」をいう

(注6)「理科」から基礎を付さない科目を2科目受験している場合第1解答科目の成績を用います

A B C D全国平均点の12倍以上 全国平均点の11倍以上 全国平均点以上 全国平均点未満

試 験 日 検査科目 時 間平成31年1月29日(火) 面 接 930 ~ 1700(終了予定)

集合時間は受験票送付時にお知らせします

9 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

10 合格者の発表

平成31年2月13日(水)午前10時に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験

番号を掲載するとともに受験者及び出身学校長あてに合否の通知を行い合格者には入学手続に必

要な書類を送付します

なお当該合否の通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

11 一般入試への出願について

本学の「推薦入試」を出願した者は不合格になった場合に備えて「前期日程」から一つ「後期

日程」から一つ「公立大学の中期日程」から一つの合計三つの国公立大学学部に出願することが

できます

なお本学の「一般入試」に出願する場合の出願手続は3ページ「2 出願手続」によります

12 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

平成31年2月18日(月)から2月19日(火)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して2月19日(火)までに必着するよう送付して

ください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階) TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

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イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 推薦入試の合格者は出願済みの他の国公立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は

得られませんただし次の「13 入学辞退手続」により本学学長の許可を得た場合はこの限

りではありません

ウ 推薦入試の合格者が平成31年2月19日(火)までに推薦入学辞退願を提出しないまま入学手

続を完了しないときは推薦入試合格者としての権利を消失するとともに出願済みの他の国公

立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は得られません

エ 入学手続完了者で高等学校等を卒業できなかった場合は入学許可を取り消します

オ 既納の入学料は返還しません

13 入学辞退手続

推薦入試合格者が真にやむを得ない事情により本学に入学することが困難となった場合は当該

者を推薦した出身学校長から「推薦入学辞退願」(様式自由)を平成31年2月19日(火)17時までに提

出し本学学長の入学辞退許可を得る必要があります

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薦私費外国人留学生

本学に入学を志願する者で病気負傷や障害等のために受験及び修学上特別な配慮を必要とする

場合は必ず下記の期日までに本学入試課に申し出てください

1 申出の期日

推薦入試平成30年11月16日(金)

一般入試平成30年12月14日(金)

期日以降に発生した不慮の事故等により特別な配慮を必要とする者はその状況によっては考

慮できる場合があるので速やかに申し出てください

2 相談の方法

受験上の配慮申出書(健康診断書等必要書類添付)を提出することとし必要な場合は本学にお

いて入学志願者又はその立場を代弁し得る出身学校関係者等との相談(面談その他)を行います

なお申出書の様式は本学Webサイト(httpswwwhyogo-uacjp)からダウンロードできます

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 障害等のある入学志願者との事前相談 〕

3 連絡先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067

⑴ 出願書類に不備がある場合には受理しないことがありますので十分注意してください

⑵ 出願書類に虚偽の記載があった場合は入学許可を取り消すことがあります

⑶ 出願書類は返還しません

⑷ 受験のための宿泊施設のあっせんは行いません

⑸ 合否に関する電話等の問い合わせには応じません

⑹ 大学入試センター試験及び本学の受験票は入学手続の際に必要ですので紛失しないようにして

ください

⑺ 受験に関する詳細については出願書類を提出した者に交付する「受験者心得」を参照してくだ

さい

⑻ 学校保健安全法で出席の停止が定められている感染症(インフルエンザなど)に罹患し治癒して

いない場合は他の受験者や監督者などへの感染の恐れがありますので受験はご遠慮願います

ただし病状により医師が他の受験者等に感染の恐れがない旨を記載した診断書の提出があったと

きはこの限りではありませんなお受験をご遠慮いただいた場合でも追試験などの措置検

定料の返還はしませんので試験当日の体調管理には十分注意してください

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第7 障害等のある入学志願者との事前相談

第8 その他の注意事項

〔共通事項〕1 入学志願票は次の3種類がありますので各々志願する選抜の入学志願票を使用してください

⑴ 「一般入試(前期日程)」(水色)

⑵ 「一般入試(後期日程)」(黄緑色)

⑶ 「推薦入試」(桃色)

2 記入は黒のボールペン又は黒のインクを使用してください

3 印の欄は記入しないでください

4 記入した内容を訂正する場合は誤記入を二重線で消し余白部分に訂正内容を記入してくださ

〔「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」に共通する事項〕各欄の記入に当たっては次の事項に注意しもれなく正確に記入してください

①欄 氏名は楷書で丁寧に記入し該当する事項をで囲んでください

②欄 出願資格は所要の事項を記入し該当する事項をで囲んでください年月は卒業見込み又は

卒業等の年月を記入してください

③欄 本学からの連絡の際に使用するので詳細に記入してください

④欄 「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」を志願する者は大学入試センターから送付

されたそれぞれの「平成31センター試験成績請求票」を貼付けてください

rarr なお「推薦入試」について出願時に大学入試センターから成績請求票が届いていない場

合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所がありますので当該欄にチェックを

入れてくださいそのうえで出願期間内に大学入試センター試験の成績請求票を除い

た出願書類を提出してくださいまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により

速やかに提出してください

⑤欄 大学入試センター試験で受験した教科科目に印を記入(「推薦入試」の場合は受験予定の教

科科目に印を記入)し本学が大学入試センター試験において受験することを課した教科

科目を受験しているかどうか確認してください(毎年国語外国語などへの記入漏れが多数

ありますのでご注意願います)

〔一般入試(後期日程)の事項〕⑥欄 希望する教科を一つ選択し印を記入してください(毎年記入漏れが多数ありますので

ご注意願います)

なお出願後に教科の変更は認められませんので記入にあたっては十分注意してください

〔「教員志望理由及び活動報告書」に関する事項〕1 推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)に2種類以上出願する場合「教員志望理由及び活

動報告書」は試験日が最も早い試験の入学志願票に添付してください(例推薦入試及び前期日

程に出願する場合は推薦入試の入学志願票に添付)

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第9 入学志願票等記入上の注意

学生募集要項の請求方法は次のとおりです

1 Webサイトから請求する場合

本学のWeb サイトから直接テレメールによる資料請求ができます

詳しくは本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)をご覧ください

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 大学案内学生募集要項(願書)等資料請求〕

2 テレメールで請求する場合

⑴ インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)又は自動音声応答電話をご利用くださ

⑵ 資料請求番号(6桁)をプッシュ又は入力してください

⑶ あとはガイダンスに従って登録してください

① 受付から23日後に送付されますただし発送開始日までのご請求は予約受付となり発

送開始日になりましたら一斉に発送いたします

② 一度ご利用になられたパスワード(4桁)は必ず控えておいてくださいお問い合わせや料金

をお支払いいただく際に必要になる場合がありますまたテレメールを繰り返しご利用いただ

く時にも便利です

③ 料金はお届けした資料に同封されている支払い方法(「郵便局ゆうちょ銀行での払込み」

「コンビニ支払い」「ケータイ払い(携帯電話通話料金と一緒のお支払い)」)に従いお支払いくだ

さい

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第10 学生募集要項の請求方法

インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)

httpstelemailjpQRコードからアクセスした場合は資料請求番号の入力は不要

自動音声応答電話

IP電話 050-8601-0101(24時間受付)一般電話回線からの通話料金は日本全国どこからでも3分毎に約12円です住所氏名等の登録時はゆっくりはっきりとお話しください登録された音声が不鮮明な場合は資料をお届けできないことがあります

資 料 名 資料請求番号 料 金 発送開始日一般入試(推薦入試含む)学生募集要項+大学案内 545202 250円 10月下旬

一般入試(推薦入試含む)学生募集要項 585202 250円 10月下旬

3 本学に直接請求する場合

封筒の表に「学部学生募集要項請求」と朱書し角形2号(縦33times横24程度)の返信用封筒(請

求者の郵便番号住所氏名を明記し300円分の切手を貼付けたもの)を同封のうえ請求してくだ

さい

送付時には教育課程課外活動就職学生生活及び諸施設等について紹介した「大学案内」も同

封します

請求先 673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

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1 成績の開示

本学では平成31年度入学者選抜試験における一般入試(前期日程後期日程)及び推薦入試の個

人成績について受験者本人からの請求に限り次のとおり開示します

なお申請に際しては本学受験票が必要となりますので紛失しないように大切に保管してくだ

さい

⑴ 請求方法

開示を希望する者は「学部入学試験成績の開示申請書」の様式を以下の本学Web ページからダ

ウンロードし所定の手続を行ってくださいなお同様式は入試課の窓口でも受け取ることが

できます

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationreleasephp

⑵ 開示内容

① 一般入試(前期日程)

小論文各得点面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

② 一般入試(後期日程)

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

③ 推薦入試

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

⑶ 申請受付期間

2019年5月9日(木)から6月7日(金)(必着)まで[窓口の場合土日を除く]

⑷ その他

請求方法等不明な事項があれば以下へ問い合わせください

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

2 問題出題の意図の公表

平成31年度一般入試(前期日程)における小論文ABの問題出題の意図は平成31年7月上旬頃

に本学Web ページで公表します

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationpast_examphp

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第11 入学試験情報の開示

1 試験場の位置図

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第12 試験場の位置図等

構 内 図

2 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台うれしのだい

地区)への交通案内本学への交通は以下のような方法があります

ア 神戸市三宮明石市姫路市方面から神しん

姫き

バスを利用する場合三ノ宮~西脇線明石~西脇線(国道175号線経由)及び姫路~社

やしろ

線の場合は「社やしろ

(営業所)」で「嬉野台

うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は三ノ宮駅から約1時間40分明石駅から約1時間40分姫路駅から約1時間30分)イ 大阪市神戸市三宮津山市方面から中国自動車道の中国ハイウェイバス(JRバス又は神

しん

姫き

バス)を利用する場合中国ハイウェイバスの「高

こう

速そく

社やしろ

」で下車し兵庫教育大学まで兵教シャトル便(平日のみ運行)による場合は5分徒歩による場合は約25分タクシーを利用する場合は配車時間を含め約10分(料金800円程度)(所要時間は新大阪駅から約1時間10分三ノ宮駅から約1時間津山駅から約2時間10分)ウ JR加古川線を利用する場合

加古川線社やしろ

町駅で下車し神しん

姫き

バスの「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三

さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は加古川駅から約1時間10分)

詳しくは神しん

姫き

バス公式サイト httpswwwshinkibuscojp で確認してください

― 23 ―

試験当日(推薦入試前期日程後期日程の各試験)はJR社やしろ

町駅~社やしろ

(営業所)~兵庫教育大学の間で臨時バス(神

しん

姫き

バス有料)を運行する予定ですまた高こう

速そく

社やしろ

バス停(中国自動車道)と兵庫教育大学の間で臨時バス(兵教シャトル便)を運行しますなお発車時刻等は受験票送付時にお知らせします

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

Page 13: G ¶ · R úø å S   G ¶ ¶ Í   ¶ æ ¶ \ 7 B A ò ¶ Í   ¶ æ ¶ Í    » F R ] w Ö ¶ ¬ H x | Í w M O t w q ` b

1 選抜方法⑴ 大学入試センター試験及び個別学力検査の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜しますなお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 個別学力検査は次によるものとします① 小論文

教員となるにふさわしい資質と能力をみるため2種類の小論文を課します② 面接

面接(集団面接を実施)においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して次の項目をみるものとします

⑶ 大学入試センター試験個別学力検査の配点比率は956とします配点内訳は次のとおりです

⑷ 大学入試センター試験において【「地理歴史」及び「公民」から2科目】【「理科」について2ページ表中の理科C又はDにより3科目又は2科目】を受験した場合は次の成績を用いますア「理科」において2ページ表中 理科Cのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 helliphelliphelliphellip 1科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目 「理科」の基礎を付した科目(2科目の合計)

΅~のうち高得点順に2科目`(を用いる場合は3科目) 「理科」の基礎を付さない科目

イ「理科」において2ページ表中 理科Dのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 理科Dで受験した科目の第1解答科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目と理科Dで受験した科目の第2解答科目のうち高得点の科目

2 試験日実施方法次の小論文AB及び面接は全員に課します

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試験日 検 査 科 目 検 査 時 間 摘 要

平成31年2月25日(月)

小 論 文 A 1000~1045 主として文章を理解しその内容について論述する

小 論 文 B 1115~1200 主として資料図表等を理解しその内容について論述する

面 接 1300~ 集団面接を行う

第4 一般入試(前期日程)

教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能

大学入試センター試験 個別学力検査 合

計国語 数学 地理歴史 公民 理科 外国語(英語) 計 小 論 文 面接 計小論文A 小論文B 小計

200 200 300 250 950 180 180 360 240 600 1550

(注)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

1 選抜方法⑴ 大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜しますなお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接は口頭試問を含むものとし入学志願者は国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から1教科選択します面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含まれます

⑶ 大学入試センター試験面接の配点比率は953とします配点内訳は次のとおりです

⑷ 大学入試センター試験において【「地理歴史」及び「公民」から2科目】【「理科」について2ページ表中の理科C又はDにより3科目又は2科目】を受験した場合は次の成績を用いますア「理科」において2ページ表中 理科Cのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 helliphelliphelliphellip 1科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目 「理科」の基礎を付した科目(2科目の合計)

΅~のうち高得点順に2科目`(を用いる場合は3科目) 「理科」の基礎を付さない科目

イ「理科」において2ページ表中 理科Dのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 理科Dで受験した科目の第1解答科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目と理科Dで受験した科目の第2解答科目のうち高得点の科目

2 試験日実施方法

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試験日 検査科目 検査時間 摘 要

平成31年3月12日(火)

面 接 930~

全員に面接(口頭試問を含む)を行う

ただし音楽又は美術を選択した者については実技も含まれる

<音楽を選択した者>面接の中で楽器演奏歌唱又は弾き歌い(いずれでもよい)を課すので任意の楽曲を準備してくることピアノ以外の楽器を演奏する場合は各自携行すること伴奏者はつけない

<美術を選択した者>面接の中で描画を課す画材用具は持参の必要なし

(注)面接の順番や時間については試験日の1週間前頃を目処にお知らせします

第5 一般入試(後期日程)

得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

大学入試センター試験 面接(口頭試問実技を含む) 合

計国語 数学 地理歴史 公民 理科 外国語(英語) 計 国語 英語 社 会

(地理歴史公民) 数学 理科 音楽 美術 保健体育

200 200 300 250 950 300 1250

(注)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

1 募集人員 50人

2 出願資格

次のいずれかに該当しかつ下表により平成31年度大学入試センター試験の3教科3科目又は3

教科4科目を受験する者とします

なお大学入試センター試験の過年度成績の利用は行いません

⑴ 高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者

⑵ 高等部を置く特別支援学校を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑶ 高等専門学校3年次を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑷ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程又は相当する課程を有するものとして認定又は指定

した在外教育施設の当該課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者

3 推薦要件

次の各号すべてに該当する者とします

⑴ 出身学校長が教員となるにふさわしい資質適性意欲等を有する者として責任をもって推

薦するもの

⑵ 学習成績の全体の評定平均値が35以上の者

⑶ 合格した場合は入学することを確約できる者

4 推薦人員

各出身学校長が推薦し得る人員は各校(分校を含む)につき5人までとします

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第6 推薦入試

教 科 科 目国 語 『国語』

数 学 「数学Ⅰ」『数学Ⅰ数学A』「数学Ⅱ」『数学Ⅱ数学B』『簿記会計』『情報関係基礎』

から1科目(理科で基礎を付した科`目を選択する場合は2科目)

地 理 歴 史 「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」

公 民 「現代社会」「倫理」「政治経済」『倫理政治経済』

理 科 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」「物理」「化学」「生物」「地学」

外 国 語 『英語』

本表中において『 』で記載しているものは2つの科目を総合したもの又は2つ以上の科目に共通する内容を盛り込んだ出題科目です

(注1)「外国語」の『英語』については「筆記試験」と「リスニングテスト」を課します(注2)「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう(注3)国公立大学の推薦入試(大学入試センター試験を課す場合課さない場合を含めて)に出願す

ることができるのは一つの大学学部であるので注意してくださいなお国公立大学の一般入試における合格者決定業務を円滑に行うため氏名及び大学入試センター試験の受験番号に限って推薦入試の合格及び入学手続き等に関する個人情報が独立行政法人大学入試センター及び併願先の国公立大学に送達されます

5 出願手続

⑴ 出願方法

出願書類等は出身学校長が被推薦者(入学志願者)ごとに本学所定の出願用封筒に入れたもの

を取りまとめ厳封のうえ次の出願期間中に「書留速達」により郵送してください

ア 出願期間

平成30年12月7日(金)から12月14日(金)(必着)まで

(注)出願期間を過ぎた場合は受理しませんので郵送期間を十分考慮して送付してくださいただし12月13日(木)以前の発信局消印のある書留速達郵便に限り期限後に到着した場合でも受理しますなお12月14日(金)「9時から17時まで」に限り持参の出願書類も受理します

イ 出願書類の提出先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課(事務局1階)

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

⑵ 出願書類等

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書 類 等 提出該当者 摘 要1 入 学 志 願 票 全 員 本学所定の用紙によること(記入上の注意18ページ)

2 センター試験成 績 請 求 票 全 員

大学入試センターから送付された

推薦平成31センター試験成績請求票国 公 立 推 薦 入 試 用

を入学志願票の所定欄に貼付けることなお出願時に大学入試センターから届いていない場合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所があるので当該欄にチェックを入れることそのうえで出願期間内に成績請求票を除いた出願書類を提出することまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により速やかに提出すること

3 受験票写真票 全 員

ア 本学所定の用紙によることイ それぞれに所定の事項を記入のうえ裏面に氏名を書いた写真(上半身脱帽正面向きのもので出願前3か月以内に撮影した縦4times横3のもの)を貼付けること

4 調 査 書 全 員

ア 出身学校長が作成し厳封したものを提出することイ 指導要録の保存期間が経過した場合及び廃校被災その他の事情により調査書が得られない場合には卒業証明書及び成績通信簿を提出すること

5 推 薦 書 全 員

ア 本学所定の用紙によること(本学Web ページ httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationrequestphp からダウンロードしたものを使用しパソコンで作成しても差し支えない)イ 出身学校長が作成し厳封したものを提出すること

6

教員志望理由及び活動報告書(前期後期日程推薦入試共通)

全 員

ア 本学所定の用紙によることイ 必ず本人が自筆で記入すること

7 あ て 名 票 全 員 本学所定の用紙によること

6 受験票等の送付

出願書類を受理したときは入学志願者に受験票受験者心得その他受験に必要な書類を送付

しますなお平成31年1月16日(水)までに到着しない場合は必ず平成31年1月17日(木)以

降速やかに本学入試課まで問い合わせてください

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書 類 等 提出該当者 摘 要

8 受験票等送付用封 筒 全 員

ア 本学所定の封筒(表面に「受験票等在中」と記載してあるもの)によることイ 郵便番号住所氏名を記入し372円分の切手を貼付けること

9 検 定 料(17000円) 全 員

ア又はイのいずれかの方法により納付することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合①検定料払込用紙に住所氏名を記入し払い込むこと②検定料の払い込み後「振替払込受付証明書(お客様用)」を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合①本学Web ページ(httpswwwhyogo-uacjpadmissionpayment)へアクセスし支払番号を取得すること②コンビニエンスストアにて支払手続きを行うこと③支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

(注)東日本大震災平成28年熊本地震平成30年7月豪雨及び北海道胆振東部地震で被災された方を対象に平成31年度入学試験にかかる検定料免除の特別措置を講じます免除希望者は出願に先立ち入試課(TEL0795-44-2067)までお問い合わせください

10 検 定 料納 付 確 認 票 全 員

所定の用紙に氏名を記入しア又はイのいずれかの書類を貼り付けて提出することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合検定料払込用紙の「振替払込受付証明書(お客さま用)」(受付局日附印のないものは無効)

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕

(1)コンビニエンスストアから発行される支払確認書類(領収書等)の名称は会社により異なりますので以下を参考に確認してくださいファミリーマート取扱明細兼受領書(お客様控え)ローソンミニストップインターネット受付領収書サークルKサンクスデイリーヤマザキオンライン決済領収書セイコーマート領収書

7 選抜方法

⑴ 出身学校長の推薦に基づき大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望

理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜します

なお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して

次の項目についてみるものとします

⑶ 面接の配点は300点とします

⑷ 大学入試センター試験の配点内訳は次のとおりです

⑸ ⑷で示した大学入試センター試験の成績は次のとおりABCDの4つのグループに分け

判定に用います

なお同一グループ内では大学入試センター試験の成績の得点差はないこととします

⑹ ⑸で示した上位グループから順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

8 試験日実施方法

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薦私費外国人留学生

教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能

国 語 数 学 地理歴史 公 民 理 科 外国語(英語) 計

200 100(注2~注6) 250 550

(注1)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

(注2)「国語」及び「外国語(英語)」の成績と「数学」「地理歴史」「公民」「理科」のうち最も高得点の教科の成績を用います

(注3)「数学」を2科目受験している場合高得点の科目の成績を用います(注4)「地理歴史」及び「公民」から2科目を受験している場合第1解答科目の成績を用います(注5)「理科」から基礎を付した科目(2科目)と基礎を付さない科目(1科目)を受験している場合高得点の

科目の成績を用います「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう「理科」の基礎を付さない科目とは「物理」「化学」「生物」「地学」をいう

(注6)「理科」から基礎を付さない科目を2科目受験している場合第1解答科目の成績を用います

A B C D全国平均点の12倍以上 全国平均点の11倍以上 全国平均点以上 全国平均点未満

試 験 日 検査科目 時 間平成31年1月29日(火) 面 接 930 ~ 1700(終了予定)

集合時間は受験票送付時にお知らせします

9 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

10 合格者の発表

平成31年2月13日(水)午前10時に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験

番号を掲載するとともに受験者及び出身学校長あてに合否の通知を行い合格者には入学手続に必

要な書類を送付します

なお当該合否の通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

11 一般入試への出願について

本学の「推薦入試」を出願した者は不合格になった場合に備えて「前期日程」から一つ「後期

日程」から一つ「公立大学の中期日程」から一つの合計三つの国公立大学学部に出願することが

できます

なお本学の「一般入試」に出願する場合の出願手続は3ページ「2 出願手続」によります

12 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

平成31年2月18日(月)から2月19日(火)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して2月19日(火)までに必着するよう送付して

ください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階) TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

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薦私費外国人留学生

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 推薦入試の合格者は出願済みの他の国公立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は

得られませんただし次の「13 入学辞退手続」により本学学長の許可を得た場合はこの限

りではありません

ウ 推薦入試の合格者が平成31年2月19日(火)までに推薦入学辞退願を提出しないまま入学手

続を完了しないときは推薦入試合格者としての権利を消失するとともに出願済みの他の国公

立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は得られません

エ 入学手続完了者で高等学校等を卒業できなかった場合は入学許可を取り消します

オ 既納の入学料は返還しません

13 入学辞退手続

推薦入試合格者が真にやむを得ない事情により本学に入学することが困難となった場合は当該

者を推薦した出身学校長から「推薦入学辞退願」(様式自由)を平成31年2月19日(火)17時までに提

出し本学学長の入学辞退許可を得る必要があります

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薦私費外国人留学生

本学に入学を志願する者で病気負傷や障害等のために受験及び修学上特別な配慮を必要とする

場合は必ず下記の期日までに本学入試課に申し出てください

1 申出の期日

推薦入試平成30年11月16日(金)

一般入試平成30年12月14日(金)

期日以降に発生した不慮の事故等により特別な配慮を必要とする者はその状況によっては考

慮できる場合があるので速やかに申し出てください

2 相談の方法

受験上の配慮申出書(健康診断書等必要書類添付)を提出することとし必要な場合は本学にお

いて入学志願者又はその立場を代弁し得る出身学校関係者等との相談(面談その他)を行います

なお申出書の様式は本学Webサイト(httpswwwhyogo-uacjp)からダウンロードできます

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 障害等のある入学志願者との事前相談 〕

3 連絡先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067

⑴ 出願書類に不備がある場合には受理しないことがありますので十分注意してください

⑵ 出願書類に虚偽の記載があった場合は入学許可を取り消すことがあります

⑶ 出願書類は返還しません

⑷ 受験のための宿泊施設のあっせんは行いません

⑸ 合否に関する電話等の問い合わせには応じません

⑹ 大学入試センター試験及び本学の受験票は入学手続の際に必要ですので紛失しないようにして

ください

⑺ 受験に関する詳細については出願書類を提出した者に交付する「受験者心得」を参照してくだ

さい

⑻ 学校保健安全法で出席の停止が定められている感染症(インフルエンザなど)に罹患し治癒して

いない場合は他の受験者や監督者などへの感染の恐れがありますので受験はご遠慮願います

ただし病状により医師が他の受験者等に感染の恐れがない旨を記載した診断書の提出があったと

きはこの限りではありませんなお受験をご遠慮いただいた場合でも追試験などの措置検

定料の返還はしませんので試験当日の体調管理には十分注意してください

― 17 ―

第7 障害等のある入学志願者との事前相談

第8 その他の注意事項

〔共通事項〕1 入学志願票は次の3種類がありますので各々志願する選抜の入学志願票を使用してください

⑴ 「一般入試(前期日程)」(水色)

⑵ 「一般入試(後期日程)」(黄緑色)

⑶ 「推薦入試」(桃色)

2 記入は黒のボールペン又は黒のインクを使用してください

3 印の欄は記入しないでください

4 記入した内容を訂正する場合は誤記入を二重線で消し余白部分に訂正内容を記入してくださ

〔「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」に共通する事項〕各欄の記入に当たっては次の事項に注意しもれなく正確に記入してください

①欄 氏名は楷書で丁寧に記入し該当する事項をで囲んでください

②欄 出願資格は所要の事項を記入し該当する事項をで囲んでください年月は卒業見込み又は

卒業等の年月を記入してください

③欄 本学からの連絡の際に使用するので詳細に記入してください

④欄 「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」を志願する者は大学入試センターから送付

されたそれぞれの「平成31センター試験成績請求票」を貼付けてください

rarr なお「推薦入試」について出願時に大学入試センターから成績請求票が届いていない場

合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所がありますので当該欄にチェックを

入れてくださいそのうえで出願期間内に大学入試センター試験の成績請求票を除い

た出願書類を提出してくださいまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により

速やかに提出してください

⑤欄 大学入試センター試験で受験した教科科目に印を記入(「推薦入試」の場合は受験予定の教

科科目に印を記入)し本学が大学入試センター試験において受験することを課した教科

科目を受験しているかどうか確認してください(毎年国語外国語などへの記入漏れが多数

ありますのでご注意願います)

〔一般入試(後期日程)の事項〕⑥欄 希望する教科を一つ選択し印を記入してください(毎年記入漏れが多数ありますので

ご注意願います)

なお出願後に教科の変更は認められませんので記入にあたっては十分注意してください

〔「教員志望理由及び活動報告書」に関する事項〕1 推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)に2種類以上出願する場合「教員志望理由及び活

動報告書」は試験日が最も早い試験の入学志願票に添付してください(例推薦入試及び前期日

程に出願する場合は推薦入試の入学志願票に添付)

― 18 ―

第9 入学志願票等記入上の注意

学生募集要項の請求方法は次のとおりです

1 Webサイトから請求する場合

本学のWeb サイトから直接テレメールによる資料請求ができます

詳しくは本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)をご覧ください

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 大学案内学生募集要項(願書)等資料請求〕

2 テレメールで請求する場合

⑴ インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)又は自動音声応答電話をご利用くださ

⑵ 資料請求番号(6桁)をプッシュ又は入力してください

⑶ あとはガイダンスに従って登録してください

① 受付から23日後に送付されますただし発送開始日までのご請求は予約受付となり発

送開始日になりましたら一斉に発送いたします

② 一度ご利用になられたパスワード(4桁)は必ず控えておいてくださいお問い合わせや料金

をお支払いいただく際に必要になる場合がありますまたテレメールを繰り返しご利用いただ

く時にも便利です

③ 料金はお届けした資料に同封されている支払い方法(「郵便局ゆうちょ銀行での払込み」

「コンビニ支払い」「ケータイ払い(携帯電話通話料金と一緒のお支払い)」)に従いお支払いくだ

さい

― 19 ―

第10 学生募集要項の請求方法

インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)

httpstelemailjpQRコードからアクセスした場合は資料請求番号の入力は不要

自動音声応答電話

IP電話 050-8601-0101(24時間受付)一般電話回線からの通話料金は日本全国どこからでも3分毎に約12円です住所氏名等の登録時はゆっくりはっきりとお話しください登録された音声が不鮮明な場合は資料をお届けできないことがあります

資 料 名 資料請求番号 料 金 発送開始日一般入試(推薦入試含む)学生募集要項+大学案内 545202 250円 10月下旬

一般入試(推薦入試含む)学生募集要項 585202 250円 10月下旬

3 本学に直接請求する場合

封筒の表に「学部学生募集要項請求」と朱書し角形2号(縦33times横24程度)の返信用封筒(請

求者の郵便番号住所氏名を明記し300円分の切手を貼付けたもの)を同封のうえ請求してくだ

さい

送付時には教育課程課外活動就職学生生活及び諸施設等について紹介した「大学案内」も同

封します

請求先 673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

― 20 ―

1 成績の開示

本学では平成31年度入学者選抜試験における一般入試(前期日程後期日程)及び推薦入試の個

人成績について受験者本人からの請求に限り次のとおり開示します

なお申請に際しては本学受験票が必要となりますので紛失しないように大切に保管してくだ

さい

⑴ 請求方法

開示を希望する者は「学部入学試験成績の開示申請書」の様式を以下の本学Web ページからダ

ウンロードし所定の手続を行ってくださいなお同様式は入試課の窓口でも受け取ることが

できます

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationreleasephp

⑵ 開示内容

① 一般入試(前期日程)

小論文各得点面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

② 一般入試(後期日程)

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

③ 推薦入試

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

⑶ 申請受付期間

2019年5月9日(木)から6月7日(金)(必着)まで[窓口の場合土日を除く]

⑷ その他

請求方法等不明な事項があれば以下へ問い合わせください

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

2 問題出題の意図の公表

平成31年度一般入試(前期日程)における小論文ABの問題出題の意図は平成31年7月上旬頃

に本学Web ページで公表します

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationpast_examphp

― 21 ―

第11 入学試験情報の開示

1 試験場の位置図

― 22 ―

第12 試験場の位置図等

構 内 図

2 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台うれしのだい

地区)への交通案内本学への交通は以下のような方法があります

ア 神戸市三宮明石市姫路市方面から神しん

姫き

バスを利用する場合三ノ宮~西脇線明石~西脇線(国道175号線経由)及び姫路~社

やしろ

線の場合は「社やしろ

(営業所)」で「嬉野台

うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は三ノ宮駅から約1時間40分明石駅から約1時間40分姫路駅から約1時間30分)イ 大阪市神戸市三宮津山市方面から中国自動車道の中国ハイウェイバス(JRバス又は神

しん

姫き

バス)を利用する場合中国ハイウェイバスの「高

こう

速そく

社やしろ

」で下車し兵庫教育大学まで兵教シャトル便(平日のみ運行)による場合は5分徒歩による場合は約25分タクシーを利用する場合は配車時間を含め約10分(料金800円程度)(所要時間は新大阪駅から約1時間10分三ノ宮駅から約1時間津山駅から約2時間10分)ウ JR加古川線を利用する場合

加古川線社やしろ

町駅で下車し神しん

姫き

バスの「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三

さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は加古川駅から約1時間10分)

詳しくは神しん

姫き

バス公式サイト httpswwwshinkibuscojp で確認してください

― 23 ―

試験当日(推薦入試前期日程後期日程の各試験)はJR社やしろ

町駅~社やしろ

(営業所)~兵庫教育大学の間で臨時バス(神

しん

姫き

バス有料)を運行する予定ですまた高こう

速そく

社やしろ

バス停(中国自動車道)と兵庫教育大学の間で臨時バス(兵教シャトル便)を運行しますなお発車時刻等は受験票送付時にお知らせします

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

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1 選抜方法⑴ 大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜しますなお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接は口頭試問を含むものとし入学志願者は国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から1教科選択します面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含まれます

⑶ 大学入試センター試験面接の配点比率は953とします配点内訳は次のとおりです

⑷ 大学入試センター試験において【「地理歴史」及び「公民」から2科目】【「理科」について2ページ表中の理科C又はDにより3科目又は2科目】を受験した場合は次の成績を用いますア「理科」において2ページ表中 理科Cのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 helliphelliphelliphellip 1科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目 「理科」の基礎を付した科目(2科目の合計)

΅~のうち高得点順に2科目`(を用いる場合は3科目) 「理科」の基礎を付さない科目

イ「理科」において2ページ表中 理科Dのとおり受験した場合 「地理歴史」「公民」の第1解答科目 理科Dで受験した科目の第1解答科目 「地理歴史」「公民」の第2解答科目と理科Dで受験した科目の第2解答科目のうち高得点の科目

2 試験日実施方法

― 10 ―

薦私費外国人留学生

試験日 検査科目 検査時間 摘 要

平成31年3月12日(火)

面 接 930~

全員に面接(口頭試問を含む)を行う

ただし音楽又は美術を選択した者については実技も含まれる

<音楽を選択した者>面接の中で楽器演奏歌唱又は弾き歌い(いずれでもよい)を課すので任意の楽曲を準備してくることピアノ以外の楽器を演奏する場合は各自携行すること伴奏者はつけない

<美術を選択した者>面接の中で描画を課す画材用具は持参の必要なし

(注)面接の順番や時間については試験日の1週間前頃を目処にお知らせします

第5 一般入試(後期日程)

得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

大学入試センター試験 面接(口頭試問実技を含む) 合

計国語 数学 地理歴史 公民 理科 外国語(英語) 計 国語 英語 社 会

(地理歴史公民) 数学 理科 音楽 美術 保健体育

200 200 300 250 950 300 1250

(注)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

1 募集人員 50人

2 出願資格

次のいずれかに該当しかつ下表により平成31年度大学入試センター試験の3教科3科目又は3

教科4科目を受験する者とします

なお大学入試センター試験の過年度成績の利用は行いません

⑴ 高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者

⑵ 高等部を置く特別支援学校を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑶ 高等専門学校3年次を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑷ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程又は相当する課程を有するものとして認定又は指定

した在外教育施設の当該課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者

3 推薦要件

次の各号すべてに該当する者とします

⑴ 出身学校長が教員となるにふさわしい資質適性意欲等を有する者として責任をもって推

薦するもの

⑵ 学習成績の全体の評定平均値が35以上の者

⑶ 合格した場合は入学することを確約できる者

4 推薦人員

各出身学校長が推薦し得る人員は各校(分校を含む)につき5人までとします

― 11 ―

薦私費外国人留学生

第6 推薦入試

教 科 科 目国 語 『国語』

数 学 「数学Ⅰ」『数学Ⅰ数学A』「数学Ⅱ」『数学Ⅱ数学B』『簿記会計』『情報関係基礎』

から1科目(理科で基礎を付した科`目を選択する場合は2科目)

地 理 歴 史 「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」

公 民 「現代社会」「倫理」「政治経済」『倫理政治経済』

理 科 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」「物理」「化学」「生物」「地学」

外 国 語 『英語』

本表中において『 』で記載しているものは2つの科目を総合したもの又は2つ以上の科目に共通する内容を盛り込んだ出題科目です

(注1)「外国語」の『英語』については「筆記試験」と「リスニングテスト」を課します(注2)「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう(注3)国公立大学の推薦入試(大学入試センター試験を課す場合課さない場合を含めて)に出願す

ることができるのは一つの大学学部であるので注意してくださいなお国公立大学の一般入試における合格者決定業務を円滑に行うため氏名及び大学入試センター試験の受験番号に限って推薦入試の合格及び入学手続き等に関する個人情報が独立行政法人大学入試センター及び併願先の国公立大学に送達されます

5 出願手続

⑴ 出願方法

出願書類等は出身学校長が被推薦者(入学志願者)ごとに本学所定の出願用封筒に入れたもの

を取りまとめ厳封のうえ次の出願期間中に「書留速達」により郵送してください

ア 出願期間

平成30年12月7日(金)から12月14日(金)(必着)まで

(注)出願期間を過ぎた場合は受理しませんので郵送期間を十分考慮して送付してくださいただし12月13日(木)以前の発信局消印のある書留速達郵便に限り期限後に到着した場合でも受理しますなお12月14日(金)「9時から17時まで」に限り持参の出願書類も受理します

イ 出願書類の提出先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課(事務局1階)

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

⑵ 出願書類等

― 12 ―

薦私費外国人留学生

書 類 等 提出該当者 摘 要1 入 学 志 願 票 全 員 本学所定の用紙によること(記入上の注意18ページ)

2 センター試験成 績 請 求 票 全 員

大学入試センターから送付された

推薦平成31センター試験成績請求票国 公 立 推 薦 入 試 用

を入学志願票の所定欄に貼付けることなお出願時に大学入試センターから届いていない場合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所があるので当該欄にチェックを入れることそのうえで出願期間内に成績請求票を除いた出願書類を提出することまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により速やかに提出すること

3 受験票写真票 全 員

ア 本学所定の用紙によることイ それぞれに所定の事項を記入のうえ裏面に氏名を書いた写真(上半身脱帽正面向きのもので出願前3か月以内に撮影した縦4times横3のもの)を貼付けること

4 調 査 書 全 員

ア 出身学校長が作成し厳封したものを提出することイ 指導要録の保存期間が経過した場合及び廃校被災その他の事情により調査書が得られない場合には卒業証明書及び成績通信簿を提出すること

5 推 薦 書 全 員

ア 本学所定の用紙によること(本学Web ページ httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationrequestphp からダウンロードしたものを使用しパソコンで作成しても差し支えない)イ 出身学校長が作成し厳封したものを提出すること

6

教員志望理由及び活動報告書(前期後期日程推薦入試共通)

全 員

ア 本学所定の用紙によることイ 必ず本人が自筆で記入すること

7 あ て 名 票 全 員 本学所定の用紙によること

6 受験票等の送付

出願書類を受理したときは入学志願者に受験票受験者心得その他受験に必要な書類を送付

しますなお平成31年1月16日(水)までに到着しない場合は必ず平成31年1月17日(木)以

降速やかに本学入試課まで問い合わせてください

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薦私費外国人留学生

書 類 等 提出該当者 摘 要

8 受験票等送付用封 筒 全 員

ア 本学所定の封筒(表面に「受験票等在中」と記載してあるもの)によることイ 郵便番号住所氏名を記入し372円分の切手を貼付けること

9 検 定 料(17000円) 全 員

ア又はイのいずれかの方法により納付することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合①検定料払込用紙に住所氏名を記入し払い込むこと②検定料の払い込み後「振替払込受付証明書(お客様用)」を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合①本学Web ページ(httpswwwhyogo-uacjpadmissionpayment)へアクセスし支払番号を取得すること②コンビニエンスストアにて支払手続きを行うこと③支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

(注)東日本大震災平成28年熊本地震平成30年7月豪雨及び北海道胆振東部地震で被災された方を対象に平成31年度入学試験にかかる検定料免除の特別措置を講じます免除希望者は出願に先立ち入試課(TEL0795-44-2067)までお問い合わせください

10 検 定 料納 付 確 認 票 全 員

所定の用紙に氏名を記入しア又はイのいずれかの書類を貼り付けて提出することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合検定料払込用紙の「振替払込受付証明書(お客さま用)」(受付局日附印のないものは無効)

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕

(1)コンビニエンスストアから発行される支払確認書類(領収書等)の名称は会社により異なりますので以下を参考に確認してくださいファミリーマート取扱明細兼受領書(お客様控え)ローソンミニストップインターネット受付領収書サークルKサンクスデイリーヤマザキオンライン決済領収書セイコーマート領収書

7 選抜方法

⑴ 出身学校長の推薦に基づき大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望

理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜します

なお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して

次の項目についてみるものとします

⑶ 面接の配点は300点とします

⑷ 大学入試センター試験の配点内訳は次のとおりです

⑸ ⑷で示した大学入試センター試験の成績は次のとおりABCDの4つのグループに分け

判定に用います

なお同一グループ内では大学入試センター試験の成績の得点差はないこととします

⑹ ⑸で示した上位グループから順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

8 試験日実施方法

― 14 ―

薦私費外国人留学生

教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能

国 語 数 学 地理歴史 公 民 理 科 外国語(英語) 計

200 100(注2~注6) 250 550

(注1)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

(注2)「国語」及び「外国語(英語)」の成績と「数学」「地理歴史」「公民」「理科」のうち最も高得点の教科の成績を用います

(注3)「数学」を2科目受験している場合高得点の科目の成績を用います(注4)「地理歴史」及び「公民」から2科目を受験している場合第1解答科目の成績を用います(注5)「理科」から基礎を付した科目(2科目)と基礎を付さない科目(1科目)を受験している場合高得点の

科目の成績を用います「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう「理科」の基礎を付さない科目とは「物理」「化学」「生物」「地学」をいう

(注6)「理科」から基礎を付さない科目を2科目受験している場合第1解答科目の成績を用います

A B C D全国平均点の12倍以上 全国平均点の11倍以上 全国平均点以上 全国平均点未満

試 験 日 検査科目 時 間平成31年1月29日(火) 面 接 930 ~ 1700(終了予定)

集合時間は受験票送付時にお知らせします

9 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

10 合格者の発表

平成31年2月13日(水)午前10時に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験

番号を掲載するとともに受験者及び出身学校長あてに合否の通知を行い合格者には入学手続に必

要な書類を送付します

なお当該合否の通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

11 一般入試への出願について

本学の「推薦入試」を出願した者は不合格になった場合に備えて「前期日程」から一つ「後期

日程」から一つ「公立大学の中期日程」から一つの合計三つの国公立大学学部に出願することが

できます

なお本学の「一般入試」に出願する場合の出願手続は3ページ「2 出願手続」によります

12 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

平成31年2月18日(月)から2月19日(火)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して2月19日(火)までに必着するよう送付して

ください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階) TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

― 15 ―

薦私費外国人留学生

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 推薦入試の合格者は出願済みの他の国公立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は

得られませんただし次の「13 入学辞退手続」により本学学長の許可を得た場合はこの限

りではありません

ウ 推薦入試の合格者が平成31年2月19日(火)までに推薦入学辞退願を提出しないまま入学手

続を完了しないときは推薦入試合格者としての権利を消失するとともに出願済みの他の国公

立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は得られません

エ 入学手続完了者で高等学校等を卒業できなかった場合は入学許可を取り消します

オ 既納の入学料は返還しません

13 入学辞退手続

推薦入試合格者が真にやむを得ない事情により本学に入学することが困難となった場合は当該

者を推薦した出身学校長から「推薦入学辞退願」(様式自由)を平成31年2月19日(火)17時までに提

出し本学学長の入学辞退許可を得る必要があります

― 16 ―

薦私費外国人留学生

本学に入学を志願する者で病気負傷や障害等のために受験及び修学上特別な配慮を必要とする

場合は必ず下記の期日までに本学入試課に申し出てください

1 申出の期日

推薦入試平成30年11月16日(金)

一般入試平成30年12月14日(金)

期日以降に発生した不慮の事故等により特別な配慮を必要とする者はその状況によっては考

慮できる場合があるので速やかに申し出てください

2 相談の方法

受験上の配慮申出書(健康診断書等必要書類添付)を提出することとし必要な場合は本学にお

いて入学志願者又はその立場を代弁し得る出身学校関係者等との相談(面談その他)を行います

なお申出書の様式は本学Webサイト(httpswwwhyogo-uacjp)からダウンロードできます

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 障害等のある入学志願者との事前相談 〕

3 連絡先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067

⑴ 出願書類に不備がある場合には受理しないことがありますので十分注意してください

⑵ 出願書類に虚偽の記載があった場合は入学許可を取り消すことがあります

⑶ 出願書類は返還しません

⑷ 受験のための宿泊施設のあっせんは行いません

⑸ 合否に関する電話等の問い合わせには応じません

⑹ 大学入試センター試験及び本学の受験票は入学手続の際に必要ですので紛失しないようにして

ください

⑺ 受験に関する詳細については出願書類を提出した者に交付する「受験者心得」を参照してくだ

さい

⑻ 学校保健安全法で出席の停止が定められている感染症(インフルエンザなど)に罹患し治癒して

いない場合は他の受験者や監督者などへの感染の恐れがありますので受験はご遠慮願います

ただし病状により医師が他の受験者等に感染の恐れがない旨を記載した診断書の提出があったと

きはこの限りではありませんなお受験をご遠慮いただいた場合でも追試験などの措置検

定料の返還はしませんので試験当日の体調管理には十分注意してください

― 17 ―

第7 障害等のある入学志願者との事前相談

第8 その他の注意事項

〔共通事項〕1 入学志願票は次の3種類がありますので各々志願する選抜の入学志願票を使用してください

⑴ 「一般入試(前期日程)」(水色)

⑵ 「一般入試(後期日程)」(黄緑色)

⑶ 「推薦入試」(桃色)

2 記入は黒のボールペン又は黒のインクを使用してください

3 印の欄は記入しないでください

4 記入した内容を訂正する場合は誤記入を二重線で消し余白部分に訂正内容を記入してくださ

〔「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」に共通する事項〕各欄の記入に当たっては次の事項に注意しもれなく正確に記入してください

①欄 氏名は楷書で丁寧に記入し該当する事項をで囲んでください

②欄 出願資格は所要の事項を記入し該当する事項をで囲んでください年月は卒業見込み又は

卒業等の年月を記入してください

③欄 本学からの連絡の際に使用するので詳細に記入してください

④欄 「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」を志願する者は大学入試センターから送付

されたそれぞれの「平成31センター試験成績請求票」を貼付けてください

rarr なお「推薦入試」について出願時に大学入試センターから成績請求票が届いていない場

合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所がありますので当該欄にチェックを

入れてくださいそのうえで出願期間内に大学入試センター試験の成績請求票を除い

た出願書類を提出してくださいまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により

速やかに提出してください

⑤欄 大学入試センター試験で受験した教科科目に印を記入(「推薦入試」の場合は受験予定の教

科科目に印を記入)し本学が大学入試センター試験において受験することを課した教科

科目を受験しているかどうか確認してください(毎年国語外国語などへの記入漏れが多数

ありますのでご注意願います)

〔一般入試(後期日程)の事項〕⑥欄 希望する教科を一つ選択し印を記入してください(毎年記入漏れが多数ありますので

ご注意願います)

なお出願後に教科の変更は認められませんので記入にあたっては十分注意してください

〔「教員志望理由及び活動報告書」に関する事項〕1 推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)に2種類以上出願する場合「教員志望理由及び活

動報告書」は試験日が最も早い試験の入学志願票に添付してください(例推薦入試及び前期日

程に出願する場合は推薦入試の入学志願票に添付)

― 18 ―

第9 入学志願票等記入上の注意

学生募集要項の請求方法は次のとおりです

1 Webサイトから請求する場合

本学のWeb サイトから直接テレメールによる資料請求ができます

詳しくは本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)をご覧ください

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 大学案内学生募集要項(願書)等資料請求〕

2 テレメールで請求する場合

⑴ インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)又は自動音声応答電話をご利用くださ

⑵ 資料請求番号(6桁)をプッシュ又は入力してください

⑶ あとはガイダンスに従って登録してください

① 受付から23日後に送付されますただし発送開始日までのご請求は予約受付となり発

送開始日になりましたら一斉に発送いたします

② 一度ご利用になられたパスワード(4桁)は必ず控えておいてくださいお問い合わせや料金

をお支払いいただく際に必要になる場合がありますまたテレメールを繰り返しご利用いただ

く時にも便利です

③ 料金はお届けした資料に同封されている支払い方法(「郵便局ゆうちょ銀行での払込み」

「コンビニ支払い」「ケータイ払い(携帯電話通話料金と一緒のお支払い)」)に従いお支払いくだ

さい

― 19 ―

第10 学生募集要項の請求方法

インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)

httpstelemailjpQRコードからアクセスした場合は資料請求番号の入力は不要

自動音声応答電話

IP電話 050-8601-0101(24時間受付)一般電話回線からの通話料金は日本全国どこからでも3分毎に約12円です住所氏名等の登録時はゆっくりはっきりとお話しください登録された音声が不鮮明な場合は資料をお届けできないことがあります

資 料 名 資料請求番号 料 金 発送開始日一般入試(推薦入試含む)学生募集要項+大学案内 545202 250円 10月下旬

一般入試(推薦入試含む)学生募集要項 585202 250円 10月下旬

3 本学に直接請求する場合

封筒の表に「学部学生募集要項請求」と朱書し角形2号(縦33times横24程度)の返信用封筒(請

求者の郵便番号住所氏名を明記し300円分の切手を貼付けたもの)を同封のうえ請求してくだ

さい

送付時には教育課程課外活動就職学生生活及び諸施設等について紹介した「大学案内」も同

封します

請求先 673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

― 20 ―

1 成績の開示

本学では平成31年度入学者選抜試験における一般入試(前期日程後期日程)及び推薦入試の個

人成績について受験者本人からの請求に限り次のとおり開示します

なお申請に際しては本学受験票が必要となりますので紛失しないように大切に保管してくだ

さい

⑴ 請求方法

開示を希望する者は「学部入学試験成績の開示申請書」の様式を以下の本学Web ページからダ

ウンロードし所定の手続を行ってくださいなお同様式は入試課の窓口でも受け取ることが

できます

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationreleasephp

⑵ 開示内容

① 一般入試(前期日程)

小論文各得点面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

② 一般入試(後期日程)

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

③ 推薦入試

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

⑶ 申請受付期間

2019年5月9日(木)から6月7日(金)(必着)まで[窓口の場合土日を除く]

⑷ その他

請求方法等不明な事項があれば以下へ問い合わせください

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

2 問題出題の意図の公表

平成31年度一般入試(前期日程)における小論文ABの問題出題の意図は平成31年7月上旬頃

に本学Web ページで公表します

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationpast_examphp

― 21 ―

第11 入学試験情報の開示

1 試験場の位置図

― 22 ―

第12 試験場の位置図等

構 内 図

2 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台うれしのだい

地区)への交通案内本学への交通は以下のような方法があります

ア 神戸市三宮明石市姫路市方面から神しん

姫き

バスを利用する場合三ノ宮~西脇線明石~西脇線(国道175号線経由)及び姫路~社

やしろ

線の場合は「社やしろ

(営業所)」で「嬉野台

うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は三ノ宮駅から約1時間40分明石駅から約1時間40分姫路駅から約1時間30分)イ 大阪市神戸市三宮津山市方面から中国自動車道の中国ハイウェイバス(JRバス又は神

しん

姫き

バス)を利用する場合中国ハイウェイバスの「高

こう

速そく

社やしろ

」で下車し兵庫教育大学まで兵教シャトル便(平日のみ運行)による場合は5分徒歩による場合は約25分タクシーを利用する場合は配車時間を含め約10分(料金800円程度)(所要時間は新大阪駅から約1時間10分三ノ宮駅から約1時間津山駅から約2時間10分)ウ JR加古川線を利用する場合

加古川線社やしろ

町駅で下車し神しん

姫き

バスの「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三

さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は加古川駅から約1時間10分)

詳しくは神しん

姫き

バス公式サイト httpswwwshinkibuscojp で確認してください

― 23 ―

試験当日(推薦入試前期日程後期日程の各試験)はJR社やしろ

町駅~社やしろ

(営業所)~兵庫教育大学の間で臨時バス(神

しん

姫き

バス有料)を運行する予定ですまた高こう

速そく

社やしろ

バス停(中国自動車道)と兵庫教育大学の間で臨時バス(兵教シャトル便)を運行しますなお発車時刻等は受験票送付時にお知らせします

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

Page 15: G ¶ · R úø å S   G ¶ ¶ Í   ¶ æ ¶ \ 7 B A ò ¶ Í   ¶ æ ¶ Í    » F R ] w Ö ¶ ¬ H x | Í w M O t w q ` b

1 募集人員 50人

2 出願資格

次のいずれかに該当しかつ下表により平成31年度大学入試センター試験の3教科3科目又は3

教科4科目を受験する者とします

なお大学入試センター試験の過年度成績の利用は行いません

⑴ 高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者

⑵ 高等部を置く特別支援学校を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑶ 高等専門学校3年次を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者

⑷ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程又は相当する課程を有するものとして認定又は指定

した在外教育施設の当該課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者

3 推薦要件

次の各号すべてに該当する者とします

⑴ 出身学校長が教員となるにふさわしい資質適性意欲等を有する者として責任をもって推

薦するもの

⑵ 学習成績の全体の評定平均値が35以上の者

⑶ 合格した場合は入学することを確約できる者

4 推薦人員

各出身学校長が推薦し得る人員は各校(分校を含む)につき5人までとします

― 11 ―

薦私費外国人留学生

第6 推薦入試

教 科 科 目国 語 『国語』

数 学 「数学Ⅰ」『数学Ⅰ数学A』「数学Ⅱ」『数学Ⅱ数学B』『簿記会計』『情報関係基礎』

から1科目(理科で基礎を付した科`目を選択する場合は2科目)

地 理 歴 史 「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」

公 民 「現代社会」「倫理」「政治経済」『倫理政治経済』

理 科 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」「物理」「化学」「生物」「地学」

外 国 語 『英語』

本表中において『 』で記載しているものは2つの科目を総合したもの又は2つ以上の科目に共通する内容を盛り込んだ出題科目です

(注1)「外国語」の『英語』については「筆記試験」と「リスニングテスト」を課します(注2)「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう(注3)国公立大学の推薦入試(大学入試センター試験を課す場合課さない場合を含めて)に出願す

ることができるのは一つの大学学部であるので注意してくださいなお国公立大学の一般入試における合格者決定業務を円滑に行うため氏名及び大学入試センター試験の受験番号に限って推薦入試の合格及び入学手続き等に関する個人情報が独立行政法人大学入試センター及び併願先の国公立大学に送達されます

5 出願手続

⑴ 出願方法

出願書類等は出身学校長が被推薦者(入学志願者)ごとに本学所定の出願用封筒に入れたもの

を取りまとめ厳封のうえ次の出願期間中に「書留速達」により郵送してください

ア 出願期間

平成30年12月7日(金)から12月14日(金)(必着)まで

(注)出願期間を過ぎた場合は受理しませんので郵送期間を十分考慮して送付してくださいただし12月13日(木)以前の発信局消印のある書留速達郵便に限り期限後に到着した場合でも受理しますなお12月14日(金)「9時から17時まで」に限り持参の出願書類も受理します

イ 出願書類の提出先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課(事務局1階)

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

⑵ 出願書類等

― 12 ―

薦私費外国人留学生

書 類 等 提出該当者 摘 要1 入 学 志 願 票 全 員 本学所定の用紙によること(記入上の注意18ページ)

2 センター試験成 績 請 求 票 全 員

大学入試センターから送付された

推薦平成31センター試験成績請求票国 公 立 推 薦 入 試 用

を入学志願票の所定欄に貼付けることなお出願時に大学入試センターから届いていない場合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所があるので当該欄にチェックを入れることそのうえで出願期間内に成績請求票を除いた出願書類を提出することまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により速やかに提出すること

3 受験票写真票 全 員

ア 本学所定の用紙によることイ それぞれに所定の事項を記入のうえ裏面に氏名を書いた写真(上半身脱帽正面向きのもので出願前3か月以内に撮影した縦4times横3のもの)を貼付けること

4 調 査 書 全 員

ア 出身学校長が作成し厳封したものを提出することイ 指導要録の保存期間が経過した場合及び廃校被災その他の事情により調査書が得られない場合には卒業証明書及び成績通信簿を提出すること

5 推 薦 書 全 員

ア 本学所定の用紙によること(本学Web ページ httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationrequestphp からダウンロードしたものを使用しパソコンで作成しても差し支えない)イ 出身学校長が作成し厳封したものを提出すること

6

教員志望理由及び活動報告書(前期後期日程推薦入試共通)

全 員

ア 本学所定の用紙によることイ 必ず本人が自筆で記入すること

7 あ て 名 票 全 員 本学所定の用紙によること

6 受験票等の送付

出願書類を受理したときは入学志願者に受験票受験者心得その他受験に必要な書類を送付

しますなお平成31年1月16日(水)までに到着しない場合は必ず平成31年1月17日(木)以

降速やかに本学入試課まで問い合わせてください

― 13 ―

薦私費外国人留学生

書 類 等 提出該当者 摘 要

8 受験票等送付用封 筒 全 員

ア 本学所定の封筒(表面に「受験票等在中」と記載してあるもの)によることイ 郵便番号住所氏名を記入し372円分の切手を貼付けること

9 検 定 料(17000円) 全 員

ア又はイのいずれかの方法により納付することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合①検定料払込用紙に住所氏名を記入し払い込むこと②検定料の払い込み後「振替払込受付証明書(お客様用)」を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合①本学Web ページ(httpswwwhyogo-uacjpadmissionpayment)へアクセスし支払番号を取得すること②コンビニエンスストアにて支払手続きを行うこと③支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

(注)東日本大震災平成28年熊本地震平成30年7月豪雨及び北海道胆振東部地震で被災された方を対象に平成31年度入学試験にかかる検定料免除の特別措置を講じます免除希望者は出願に先立ち入試課(TEL0795-44-2067)までお問い合わせください

10 検 定 料納 付 確 認 票 全 員

所定の用紙に氏名を記入しア又はイのいずれかの書類を貼り付けて提出することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合検定料払込用紙の「振替払込受付証明書(お客さま用)」(受付局日附印のないものは無効)

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕

(1)コンビニエンスストアから発行される支払確認書類(領収書等)の名称は会社により異なりますので以下を参考に確認してくださいファミリーマート取扱明細兼受領書(お客様控え)ローソンミニストップインターネット受付領収書サークルKサンクスデイリーヤマザキオンライン決済領収書セイコーマート領収書

7 選抜方法

⑴ 出身学校長の推薦に基づき大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望

理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜します

なお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して

次の項目についてみるものとします

⑶ 面接の配点は300点とします

⑷ 大学入試センター試験の配点内訳は次のとおりです

⑸ ⑷で示した大学入試センター試験の成績は次のとおりABCDの4つのグループに分け

判定に用います

なお同一グループ内では大学入試センター試験の成績の得点差はないこととします

⑹ ⑸で示した上位グループから順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

8 試験日実施方法

― 14 ―

薦私費外国人留学生

教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能

国 語 数 学 地理歴史 公 民 理 科 外国語(英語) 計

200 100(注2~注6) 250 550

(注1)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

(注2)「国語」及び「外国語(英語)」の成績と「数学」「地理歴史」「公民」「理科」のうち最も高得点の教科の成績を用います

(注3)「数学」を2科目受験している場合高得点の科目の成績を用います(注4)「地理歴史」及び「公民」から2科目を受験している場合第1解答科目の成績を用います(注5)「理科」から基礎を付した科目(2科目)と基礎を付さない科目(1科目)を受験している場合高得点の

科目の成績を用います「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう「理科」の基礎を付さない科目とは「物理」「化学」「生物」「地学」をいう

(注6)「理科」から基礎を付さない科目を2科目受験している場合第1解答科目の成績を用います

A B C D全国平均点の12倍以上 全国平均点の11倍以上 全国平均点以上 全国平均点未満

試 験 日 検査科目 時 間平成31年1月29日(火) 面 接 930 ~ 1700(終了予定)

集合時間は受験票送付時にお知らせします

9 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

10 合格者の発表

平成31年2月13日(水)午前10時に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験

番号を掲載するとともに受験者及び出身学校長あてに合否の通知を行い合格者には入学手続に必

要な書類を送付します

なお当該合否の通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

11 一般入試への出願について

本学の「推薦入試」を出願した者は不合格になった場合に備えて「前期日程」から一つ「後期

日程」から一つ「公立大学の中期日程」から一つの合計三つの国公立大学学部に出願することが

できます

なお本学の「一般入試」に出願する場合の出願手続は3ページ「2 出願手続」によります

12 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

平成31年2月18日(月)から2月19日(火)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して2月19日(火)までに必着するよう送付して

ください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階) TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

― 15 ―

薦私費外国人留学生

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 推薦入試の合格者は出願済みの他の国公立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は

得られませんただし次の「13 入学辞退手続」により本学学長の許可を得た場合はこの限

りではありません

ウ 推薦入試の合格者が平成31年2月19日(火)までに推薦入学辞退願を提出しないまま入学手

続を完了しないときは推薦入試合格者としての権利を消失するとともに出願済みの他の国公

立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は得られません

エ 入学手続完了者で高等学校等を卒業できなかった場合は入学許可を取り消します

オ 既納の入学料は返還しません

13 入学辞退手続

推薦入試合格者が真にやむを得ない事情により本学に入学することが困難となった場合は当該

者を推薦した出身学校長から「推薦入学辞退願」(様式自由)を平成31年2月19日(火)17時までに提

出し本学学長の入学辞退許可を得る必要があります

― 16 ―

薦私費外国人留学生

本学に入学を志願する者で病気負傷や障害等のために受験及び修学上特別な配慮を必要とする

場合は必ず下記の期日までに本学入試課に申し出てください

1 申出の期日

推薦入試平成30年11月16日(金)

一般入試平成30年12月14日(金)

期日以降に発生した不慮の事故等により特別な配慮を必要とする者はその状況によっては考

慮できる場合があるので速やかに申し出てください

2 相談の方法

受験上の配慮申出書(健康診断書等必要書類添付)を提出することとし必要な場合は本学にお

いて入学志願者又はその立場を代弁し得る出身学校関係者等との相談(面談その他)を行います

なお申出書の様式は本学Webサイト(httpswwwhyogo-uacjp)からダウンロードできます

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 障害等のある入学志願者との事前相談 〕

3 連絡先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067

⑴ 出願書類に不備がある場合には受理しないことがありますので十分注意してください

⑵ 出願書類に虚偽の記載があった場合は入学許可を取り消すことがあります

⑶ 出願書類は返還しません

⑷ 受験のための宿泊施設のあっせんは行いません

⑸ 合否に関する電話等の問い合わせには応じません

⑹ 大学入試センター試験及び本学の受験票は入学手続の際に必要ですので紛失しないようにして

ください

⑺ 受験に関する詳細については出願書類を提出した者に交付する「受験者心得」を参照してくだ

さい

⑻ 学校保健安全法で出席の停止が定められている感染症(インフルエンザなど)に罹患し治癒して

いない場合は他の受験者や監督者などへの感染の恐れがありますので受験はご遠慮願います

ただし病状により医師が他の受験者等に感染の恐れがない旨を記載した診断書の提出があったと

きはこの限りではありませんなお受験をご遠慮いただいた場合でも追試験などの措置検

定料の返還はしませんので試験当日の体調管理には十分注意してください

― 17 ―

第7 障害等のある入学志願者との事前相談

第8 その他の注意事項

〔共通事項〕1 入学志願票は次の3種類がありますので各々志願する選抜の入学志願票を使用してください

⑴ 「一般入試(前期日程)」(水色)

⑵ 「一般入試(後期日程)」(黄緑色)

⑶ 「推薦入試」(桃色)

2 記入は黒のボールペン又は黒のインクを使用してください

3 印の欄は記入しないでください

4 記入した内容を訂正する場合は誤記入を二重線で消し余白部分に訂正内容を記入してくださ

〔「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」に共通する事項〕各欄の記入に当たっては次の事項に注意しもれなく正確に記入してください

①欄 氏名は楷書で丁寧に記入し該当する事項をで囲んでください

②欄 出願資格は所要の事項を記入し該当する事項をで囲んでください年月は卒業見込み又は

卒業等の年月を記入してください

③欄 本学からの連絡の際に使用するので詳細に記入してください

④欄 「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」を志願する者は大学入試センターから送付

されたそれぞれの「平成31センター試験成績請求票」を貼付けてください

rarr なお「推薦入試」について出願時に大学入試センターから成績請求票が届いていない場

合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所がありますので当該欄にチェックを

入れてくださいそのうえで出願期間内に大学入試センター試験の成績請求票を除い

た出願書類を提出してくださいまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により

速やかに提出してください

⑤欄 大学入試センター試験で受験した教科科目に印を記入(「推薦入試」の場合は受験予定の教

科科目に印を記入)し本学が大学入試センター試験において受験することを課した教科

科目を受験しているかどうか確認してください(毎年国語外国語などへの記入漏れが多数

ありますのでご注意願います)

〔一般入試(後期日程)の事項〕⑥欄 希望する教科を一つ選択し印を記入してください(毎年記入漏れが多数ありますので

ご注意願います)

なお出願後に教科の変更は認められませんので記入にあたっては十分注意してください

〔「教員志望理由及び活動報告書」に関する事項〕1 推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)に2種類以上出願する場合「教員志望理由及び活

動報告書」は試験日が最も早い試験の入学志願票に添付してください(例推薦入試及び前期日

程に出願する場合は推薦入試の入学志願票に添付)

― 18 ―

第9 入学志願票等記入上の注意

学生募集要項の請求方法は次のとおりです

1 Webサイトから請求する場合

本学のWeb サイトから直接テレメールによる資料請求ができます

詳しくは本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)をご覧ください

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 大学案内学生募集要項(願書)等資料請求〕

2 テレメールで請求する場合

⑴ インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)又は自動音声応答電話をご利用くださ

⑵ 資料請求番号(6桁)をプッシュ又は入力してください

⑶ あとはガイダンスに従って登録してください

① 受付から23日後に送付されますただし発送開始日までのご請求は予約受付となり発

送開始日になりましたら一斉に発送いたします

② 一度ご利用になられたパスワード(4桁)は必ず控えておいてくださいお問い合わせや料金

をお支払いいただく際に必要になる場合がありますまたテレメールを繰り返しご利用いただ

く時にも便利です

③ 料金はお届けした資料に同封されている支払い方法(「郵便局ゆうちょ銀行での払込み」

「コンビニ支払い」「ケータイ払い(携帯電話通話料金と一緒のお支払い)」)に従いお支払いくだ

さい

― 19 ―

第10 学生募集要項の請求方法

インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)

httpstelemailjpQRコードからアクセスした場合は資料請求番号の入力は不要

自動音声応答電話

IP電話 050-8601-0101(24時間受付)一般電話回線からの通話料金は日本全国どこからでも3分毎に約12円です住所氏名等の登録時はゆっくりはっきりとお話しください登録された音声が不鮮明な場合は資料をお届けできないことがあります

資 料 名 資料請求番号 料 金 発送開始日一般入試(推薦入試含む)学生募集要項+大学案内 545202 250円 10月下旬

一般入試(推薦入試含む)学生募集要項 585202 250円 10月下旬

3 本学に直接請求する場合

封筒の表に「学部学生募集要項請求」と朱書し角形2号(縦33times横24程度)の返信用封筒(請

求者の郵便番号住所氏名を明記し300円分の切手を貼付けたもの)を同封のうえ請求してくだ

さい

送付時には教育課程課外活動就職学生生活及び諸施設等について紹介した「大学案内」も同

封します

請求先 673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

― 20 ―

1 成績の開示

本学では平成31年度入学者選抜試験における一般入試(前期日程後期日程)及び推薦入試の個

人成績について受験者本人からの請求に限り次のとおり開示します

なお申請に際しては本学受験票が必要となりますので紛失しないように大切に保管してくだ

さい

⑴ 請求方法

開示を希望する者は「学部入学試験成績の開示申請書」の様式を以下の本学Web ページからダ

ウンロードし所定の手続を行ってくださいなお同様式は入試課の窓口でも受け取ることが

できます

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationreleasephp

⑵ 開示内容

① 一般入試(前期日程)

小論文各得点面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

② 一般入試(後期日程)

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

③ 推薦入試

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

⑶ 申請受付期間

2019年5月9日(木)から6月7日(金)(必着)まで[窓口の場合土日を除く]

⑷ その他

請求方法等不明な事項があれば以下へ問い合わせください

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

2 問題出題の意図の公表

平成31年度一般入試(前期日程)における小論文ABの問題出題の意図は平成31年7月上旬頃

に本学Web ページで公表します

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationpast_examphp

― 21 ―

第11 入学試験情報の開示

1 試験場の位置図

― 22 ―

第12 試験場の位置図等

構 内 図

2 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台うれしのだい

地区)への交通案内本学への交通は以下のような方法があります

ア 神戸市三宮明石市姫路市方面から神しん

姫き

バスを利用する場合三ノ宮~西脇線明石~西脇線(国道175号線経由)及び姫路~社

やしろ

線の場合は「社やしろ

(営業所)」で「嬉野台

うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は三ノ宮駅から約1時間40分明石駅から約1時間40分姫路駅から約1時間30分)イ 大阪市神戸市三宮津山市方面から中国自動車道の中国ハイウェイバス(JRバス又は神

しん

姫き

バス)を利用する場合中国ハイウェイバスの「高

こう

速そく

社やしろ

」で下車し兵庫教育大学まで兵教シャトル便(平日のみ運行)による場合は5分徒歩による場合は約25分タクシーを利用する場合は配車時間を含め約10分(料金800円程度)(所要時間は新大阪駅から約1時間10分三ノ宮駅から約1時間津山駅から約2時間10分)ウ JR加古川線を利用する場合

加古川線社やしろ

町駅で下車し神しん

姫き

バスの「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三

さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は加古川駅から約1時間10分)

詳しくは神しん

姫き

バス公式サイト httpswwwshinkibuscojp で確認してください

― 23 ―

試験当日(推薦入試前期日程後期日程の各試験)はJR社やしろ

町駅~社やしろ

(営業所)~兵庫教育大学の間で臨時バス(神

しん

姫き

バス有料)を運行する予定ですまた高こう

速そく

社やしろ

バス停(中国自動車道)と兵庫教育大学の間で臨時バス(兵教シャトル便)を運行しますなお発車時刻等は受験票送付時にお知らせします

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

Page 16: G ¶ · R úø å S   G ¶ ¶ Í   ¶ æ ¶ \ 7 B A ò ¶ Í   ¶ æ ¶ Í    » F R ] w Ö ¶ ¬ H x | Í w M O t w q ` b

5 出願手続

⑴ 出願方法

出願書類等は出身学校長が被推薦者(入学志願者)ごとに本学所定の出願用封筒に入れたもの

を取りまとめ厳封のうえ次の出願期間中に「書留速達」により郵送してください

ア 出願期間

平成30年12月7日(金)から12月14日(金)(必着)まで

(注)出願期間を過ぎた場合は受理しませんので郵送期間を十分考慮して送付してくださいただし12月13日(木)以前の発信局消印のある書留速達郵便に限り期限後に到着した場合でも受理しますなお12月14日(金)「9時から17時まで」に限り持参の出願書類も受理します

イ 出願書類の提出先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課(事務局1階)

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

⑵ 出願書類等

― 12 ―

薦私費外国人留学生

書 類 等 提出該当者 摘 要1 入 学 志 願 票 全 員 本学所定の用紙によること(記入上の注意18ページ)

2 センター試験成 績 請 求 票 全 員

大学入試センターから送付された

推薦平成31センター試験成績請求票国 公 立 推 薦 入 試 用

を入学志願票の所定欄に貼付けることなお出願時に大学入試センターから届いていない場合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所があるので当該欄にチェックを入れることそのうえで出願期間内に成績請求票を除いた出願書類を提出することまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により速やかに提出すること

3 受験票写真票 全 員

ア 本学所定の用紙によることイ それぞれに所定の事項を記入のうえ裏面に氏名を書いた写真(上半身脱帽正面向きのもので出願前3か月以内に撮影した縦4times横3のもの)を貼付けること

4 調 査 書 全 員

ア 出身学校長が作成し厳封したものを提出することイ 指導要録の保存期間が経過した場合及び廃校被災その他の事情により調査書が得られない場合には卒業証明書及び成績通信簿を提出すること

5 推 薦 書 全 員

ア 本学所定の用紙によること(本学Web ページ httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationrequestphp からダウンロードしたものを使用しパソコンで作成しても差し支えない)イ 出身学校長が作成し厳封したものを提出すること

6

教員志望理由及び活動報告書(前期後期日程推薦入試共通)

全 員

ア 本学所定の用紙によることイ 必ず本人が自筆で記入すること

7 あ て 名 票 全 員 本学所定の用紙によること

6 受験票等の送付

出願書類を受理したときは入学志願者に受験票受験者心得その他受験に必要な書類を送付

しますなお平成31年1月16日(水)までに到着しない場合は必ず平成31年1月17日(木)以

降速やかに本学入試課まで問い合わせてください

― 13 ―

薦私費外国人留学生

書 類 等 提出該当者 摘 要

8 受験票等送付用封 筒 全 員

ア 本学所定の封筒(表面に「受験票等在中」と記載してあるもの)によることイ 郵便番号住所氏名を記入し372円分の切手を貼付けること

9 検 定 料(17000円) 全 員

ア又はイのいずれかの方法により納付することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合①検定料払込用紙に住所氏名を記入し払い込むこと②検定料の払い込み後「振替払込受付証明書(お客様用)」を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合①本学Web ページ(httpswwwhyogo-uacjpadmissionpayment)へアクセスし支払番号を取得すること②コンビニエンスストアにて支払手続きを行うこと③支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

(注)東日本大震災平成28年熊本地震平成30年7月豪雨及び北海道胆振東部地震で被災された方を対象に平成31年度入学試験にかかる検定料免除の特別措置を講じます免除希望者は出願に先立ち入試課(TEL0795-44-2067)までお問い合わせください

10 検 定 料納 付 確 認 票 全 員

所定の用紙に氏名を記入しア又はイのいずれかの書類を貼り付けて提出することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合検定料払込用紙の「振替払込受付証明書(お客さま用)」(受付局日附印のないものは無効)

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕

(1)コンビニエンスストアから発行される支払確認書類(領収書等)の名称は会社により異なりますので以下を参考に確認してくださいファミリーマート取扱明細兼受領書(お客様控え)ローソンミニストップインターネット受付領収書サークルKサンクスデイリーヤマザキオンライン決済領収書セイコーマート領収書

7 選抜方法

⑴ 出身学校長の推薦に基づき大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望

理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜します

なお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して

次の項目についてみるものとします

⑶ 面接の配点は300点とします

⑷ 大学入試センター試験の配点内訳は次のとおりです

⑸ ⑷で示した大学入試センター試験の成績は次のとおりABCDの4つのグループに分け

判定に用います

なお同一グループ内では大学入試センター試験の成績の得点差はないこととします

⑹ ⑸で示した上位グループから順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

8 試験日実施方法

― 14 ―

薦私費外国人留学生

教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能

国 語 数 学 地理歴史 公 民 理 科 外国語(英語) 計

200 100(注2~注6) 250 550

(注1)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

(注2)「国語」及び「外国語(英語)」の成績と「数学」「地理歴史」「公民」「理科」のうち最も高得点の教科の成績を用います

(注3)「数学」を2科目受験している場合高得点の科目の成績を用います(注4)「地理歴史」及び「公民」から2科目を受験している場合第1解答科目の成績を用います(注5)「理科」から基礎を付した科目(2科目)と基礎を付さない科目(1科目)を受験している場合高得点の

科目の成績を用います「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう「理科」の基礎を付さない科目とは「物理」「化学」「生物」「地学」をいう

(注6)「理科」から基礎を付さない科目を2科目受験している場合第1解答科目の成績を用います

A B C D全国平均点の12倍以上 全国平均点の11倍以上 全国平均点以上 全国平均点未満

試 験 日 検査科目 時 間平成31年1月29日(火) 面 接 930 ~ 1700(終了予定)

集合時間は受験票送付時にお知らせします

9 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

10 合格者の発表

平成31年2月13日(水)午前10時に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験

番号を掲載するとともに受験者及び出身学校長あてに合否の通知を行い合格者には入学手続に必

要な書類を送付します

なお当該合否の通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

11 一般入試への出願について

本学の「推薦入試」を出願した者は不合格になった場合に備えて「前期日程」から一つ「後期

日程」から一つ「公立大学の中期日程」から一つの合計三つの国公立大学学部に出願することが

できます

なお本学の「一般入試」に出願する場合の出願手続は3ページ「2 出願手続」によります

12 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

平成31年2月18日(月)から2月19日(火)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して2月19日(火)までに必着するよう送付して

ください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階) TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

― 15 ―

薦私費外国人留学生

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 推薦入試の合格者は出願済みの他の国公立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は

得られませんただし次の「13 入学辞退手続」により本学学長の許可を得た場合はこの限

りではありません

ウ 推薦入試の合格者が平成31年2月19日(火)までに推薦入学辞退願を提出しないまま入学手

続を完了しないときは推薦入試合格者としての権利を消失するとともに出願済みの他の国公

立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は得られません

エ 入学手続完了者で高等学校等を卒業できなかった場合は入学許可を取り消します

オ 既納の入学料は返還しません

13 入学辞退手続

推薦入試合格者が真にやむを得ない事情により本学に入学することが困難となった場合は当該

者を推薦した出身学校長から「推薦入学辞退願」(様式自由)を平成31年2月19日(火)17時までに提

出し本学学長の入学辞退許可を得る必要があります

― 16 ―

薦私費外国人留学生

本学に入学を志願する者で病気負傷や障害等のために受験及び修学上特別な配慮を必要とする

場合は必ず下記の期日までに本学入試課に申し出てください

1 申出の期日

推薦入試平成30年11月16日(金)

一般入試平成30年12月14日(金)

期日以降に発生した不慮の事故等により特別な配慮を必要とする者はその状況によっては考

慮できる場合があるので速やかに申し出てください

2 相談の方法

受験上の配慮申出書(健康診断書等必要書類添付)を提出することとし必要な場合は本学にお

いて入学志願者又はその立場を代弁し得る出身学校関係者等との相談(面談その他)を行います

なお申出書の様式は本学Webサイト(httpswwwhyogo-uacjp)からダウンロードできます

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 障害等のある入学志願者との事前相談 〕

3 連絡先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067

⑴ 出願書類に不備がある場合には受理しないことがありますので十分注意してください

⑵ 出願書類に虚偽の記載があった場合は入学許可を取り消すことがあります

⑶ 出願書類は返還しません

⑷ 受験のための宿泊施設のあっせんは行いません

⑸ 合否に関する電話等の問い合わせには応じません

⑹ 大学入試センター試験及び本学の受験票は入学手続の際に必要ですので紛失しないようにして

ください

⑺ 受験に関する詳細については出願書類を提出した者に交付する「受験者心得」を参照してくだ

さい

⑻ 学校保健安全法で出席の停止が定められている感染症(インフルエンザなど)に罹患し治癒して

いない場合は他の受験者や監督者などへの感染の恐れがありますので受験はご遠慮願います

ただし病状により医師が他の受験者等に感染の恐れがない旨を記載した診断書の提出があったと

きはこの限りではありませんなお受験をご遠慮いただいた場合でも追試験などの措置検

定料の返還はしませんので試験当日の体調管理には十分注意してください

― 17 ―

第7 障害等のある入学志願者との事前相談

第8 その他の注意事項

〔共通事項〕1 入学志願票は次の3種類がありますので各々志願する選抜の入学志願票を使用してください

⑴ 「一般入試(前期日程)」(水色)

⑵ 「一般入試(後期日程)」(黄緑色)

⑶ 「推薦入試」(桃色)

2 記入は黒のボールペン又は黒のインクを使用してください

3 印の欄は記入しないでください

4 記入した内容を訂正する場合は誤記入を二重線で消し余白部分に訂正内容を記入してくださ

〔「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」に共通する事項〕各欄の記入に当たっては次の事項に注意しもれなく正確に記入してください

①欄 氏名は楷書で丁寧に記入し該当する事項をで囲んでください

②欄 出願資格は所要の事項を記入し該当する事項をで囲んでください年月は卒業見込み又は

卒業等の年月を記入してください

③欄 本学からの連絡の際に使用するので詳細に記入してください

④欄 「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」を志願する者は大学入試センターから送付

されたそれぞれの「平成31センター試験成績請求票」を貼付けてください

rarr なお「推薦入試」について出願時に大学入試センターから成績請求票が届いていない場

合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所がありますので当該欄にチェックを

入れてくださいそのうえで出願期間内に大学入試センター試験の成績請求票を除い

た出願書類を提出してくださいまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により

速やかに提出してください

⑤欄 大学入試センター試験で受験した教科科目に印を記入(「推薦入試」の場合は受験予定の教

科科目に印を記入)し本学が大学入試センター試験において受験することを課した教科

科目を受験しているかどうか確認してください(毎年国語外国語などへの記入漏れが多数

ありますのでご注意願います)

〔一般入試(後期日程)の事項〕⑥欄 希望する教科を一つ選択し印を記入してください(毎年記入漏れが多数ありますので

ご注意願います)

なお出願後に教科の変更は認められませんので記入にあたっては十分注意してください

〔「教員志望理由及び活動報告書」に関する事項〕1 推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)に2種類以上出願する場合「教員志望理由及び活

動報告書」は試験日が最も早い試験の入学志願票に添付してください(例推薦入試及び前期日

程に出願する場合は推薦入試の入学志願票に添付)

― 18 ―

第9 入学志願票等記入上の注意

学生募集要項の請求方法は次のとおりです

1 Webサイトから請求する場合

本学のWeb サイトから直接テレメールによる資料請求ができます

詳しくは本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)をご覧ください

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 大学案内学生募集要項(願書)等資料請求〕

2 テレメールで請求する場合

⑴ インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)又は自動音声応答電話をご利用くださ

⑵ 資料請求番号(6桁)をプッシュ又は入力してください

⑶ あとはガイダンスに従って登録してください

① 受付から23日後に送付されますただし発送開始日までのご請求は予約受付となり発

送開始日になりましたら一斉に発送いたします

② 一度ご利用になられたパスワード(4桁)は必ず控えておいてくださいお問い合わせや料金

をお支払いいただく際に必要になる場合がありますまたテレメールを繰り返しご利用いただ

く時にも便利です

③ 料金はお届けした資料に同封されている支払い方法(「郵便局ゆうちょ銀行での払込み」

「コンビニ支払い」「ケータイ払い(携帯電話通話料金と一緒のお支払い)」)に従いお支払いくだ

さい

― 19 ―

第10 学生募集要項の請求方法

インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)

httpstelemailjpQRコードからアクセスした場合は資料請求番号の入力は不要

自動音声応答電話

IP電話 050-8601-0101(24時間受付)一般電話回線からの通話料金は日本全国どこからでも3分毎に約12円です住所氏名等の登録時はゆっくりはっきりとお話しください登録された音声が不鮮明な場合は資料をお届けできないことがあります

資 料 名 資料請求番号 料 金 発送開始日一般入試(推薦入試含む)学生募集要項+大学案内 545202 250円 10月下旬

一般入試(推薦入試含む)学生募集要項 585202 250円 10月下旬

3 本学に直接請求する場合

封筒の表に「学部学生募集要項請求」と朱書し角形2号(縦33times横24程度)の返信用封筒(請

求者の郵便番号住所氏名を明記し300円分の切手を貼付けたもの)を同封のうえ請求してくだ

さい

送付時には教育課程課外活動就職学生生活及び諸施設等について紹介した「大学案内」も同

封します

請求先 673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

― 20 ―

1 成績の開示

本学では平成31年度入学者選抜試験における一般入試(前期日程後期日程)及び推薦入試の個

人成績について受験者本人からの請求に限り次のとおり開示します

なお申請に際しては本学受験票が必要となりますので紛失しないように大切に保管してくだ

さい

⑴ 請求方法

開示を希望する者は「学部入学試験成績の開示申請書」の様式を以下の本学Web ページからダ

ウンロードし所定の手続を行ってくださいなお同様式は入試課の窓口でも受け取ることが

できます

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationreleasephp

⑵ 開示内容

① 一般入試(前期日程)

小論文各得点面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

② 一般入試(後期日程)

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

③ 推薦入試

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

⑶ 申請受付期間

2019年5月9日(木)から6月7日(金)(必着)まで[窓口の場合土日を除く]

⑷ その他

請求方法等不明な事項があれば以下へ問い合わせください

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

2 問題出題の意図の公表

平成31年度一般入試(前期日程)における小論文ABの問題出題の意図は平成31年7月上旬頃

に本学Web ページで公表します

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationpast_examphp

― 21 ―

第11 入学試験情報の開示

1 試験場の位置図

― 22 ―

第12 試験場の位置図等

構 内 図

2 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台うれしのだい

地区)への交通案内本学への交通は以下のような方法があります

ア 神戸市三宮明石市姫路市方面から神しん

姫き

バスを利用する場合三ノ宮~西脇線明石~西脇線(国道175号線経由)及び姫路~社

やしろ

線の場合は「社やしろ

(営業所)」で「嬉野台

うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は三ノ宮駅から約1時間40分明石駅から約1時間40分姫路駅から約1時間30分)イ 大阪市神戸市三宮津山市方面から中国自動車道の中国ハイウェイバス(JRバス又は神

しん

姫き

バス)を利用する場合中国ハイウェイバスの「高

こう

速そく

社やしろ

」で下車し兵庫教育大学まで兵教シャトル便(平日のみ運行)による場合は5分徒歩による場合は約25分タクシーを利用する場合は配車時間を含め約10分(料金800円程度)(所要時間は新大阪駅から約1時間10分三ノ宮駅から約1時間津山駅から約2時間10分)ウ JR加古川線を利用する場合

加古川線社やしろ

町駅で下車し神しん

姫き

バスの「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三

さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は加古川駅から約1時間10分)

詳しくは神しん

姫き

バス公式サイト httpswwwshinkibuscojp で確認してください

― 23 ―

試験当日(推薦入試前期日程後期日程の各試験)はJR社やしろ

町駅~社やしろ

(営業所)~兵庫教育大学の間で臨時バス(神

しん

姫き

バス有料)を運行する予定ですまた高こう

速そく

社やしろ

バス停(中国自動車道)と兵庫教育大学の間で臨時バス(兵教シャトル便)を運行しますなお発車時刻等は受験票送付時にお知らせします

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

Page 17: G ¶ · R úø å S   G ¶ ¶ Í   ¶ æ ¶ \ 7 B A ò ¶ Í   ¶ æ ¶ Í    » F R ] w Ö ¶ ¬ H x | Í w M O t w q ` b

6 受験票等の送付

出願書類を受理したときは入学志願者に受験票受験者心得その他受験に必要な書類を送付

しますなお平成31年1月16日(水)までに到着しない場合は必ず平成31年1月17日(木)以

降速やかに本学入試課まで問い合わせてください

― 13 ―

薦私費外国人留学生

書 類 等 提出該当者 摘 要

8 受験票等送付用封 筒 全 員

ア 本学所定の封筒(表面に「受験票等在中」と記載してあるもの)によることイ 郵便番号住所氏名を記入し372円分の切手を貼付けること

9 検 定 料(17000円) 全 員

ア又はイのいずれかの方法により納付することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合①検定料払込用紙に住所氏名を記入し払い込むこと②検定料の払い込み後「振替払込受付証明書(お客様用)」を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合①本学Web ページ(httpswwwhyogo-uacjpadmissionpayment)へアクセスし支払番号を取得すること②コンビニエンスストアにて支払手続きを行うこと③支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕を「10 検定料納付確認票」に貼り付けて提出すること

(注)東日本大震災平成28年熊本地震平成30年7月豪雨及び北海道胆振東部地震で被災された方を対象に平成31年度入学試験にかかる検定料免除の特別措置を講じます免除希望者は出願に先立ち入試課(TEL0795-44-2067)までお問い合わせください

10 検 定 料納 付 確 認 票 全 員

所定の用紙に氏名を記入しア又はイのいずれかの書類を貼り付けて提出することア 郵便局ゆうちょ銀行でのお支払いの場合検定料払込用紙の「振替払込受付証明書(お客さま用)」(受付局日附印のないものは無効)

イ コンビニエンスストアでのお支払いの場合支払確認書類(領収書等)〔13ページ(1)参照〕

(1)コンビニエンスストアから発行される支払確認書類(領収書等)の名称は会社により異なりますので以下を参考に確認してくださいファミリーマート取扱明細兼受領書(お客様控え)ローソンミニストップインターネット受付領収書サークルKサンクスデイリーヤマザキオンライン決済領収書セイコーマート領収書

7 選抜方法

⑴ 出身学校長の推薦に基づき大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望

理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜します

なお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して

次の項目についてみるものとします

⑶ 面接の配点は300点とします

⑷ 大学入試センター試験の配点内訳は次のとおりです

⑸ ⑷で示した大学入試センター試験の成績は次のとおりABCDの4つのグループに分け

判定に用います

なお同一グループ内では大学入試センター試験の成績の得点差はないこととします

⑹ ⑸で示した上位グループから順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

8 試験日実施方法

― 14 ―

薦私費外国人留学生

教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能

国 語 数 学 地理歴史 公 民 理 科 外国語(英語) 計

200 100(注2~注6) 250 550

(注1)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

(注2)「国語」及び「外国語(英語)」の成績と「数学」「地理歴史」「公民」「理科」のうち最も高得点の教科の成績を用います

(注3)「数学」を2科目受験している場合高得点の科目の成績を用います(注4)「地理歴史」及び「公民」から2科目を受験している場合第1解答科目の成績を用います(注5)「理科」から基礎を付した科目(2科目)と基礎を付さない科目(1科目)を受験している場合高得点の

科目の成績を用います「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう「理科」の基礎を付さない科目とは「物理」「化学」「生物」「地学」をいう

(注6)「理科」から基礎を付さない科目を2科目受験している場合第1解答科目の成績を用います

A B C D全国平均点の12倍以上 全国平均点の11倍以上 全国平均点以上 全国平均点未満

試 験 日 検査科目 時 間平成31年1月29日(火) 面 接 930 ~ 1700(終了予定)

集合時間は受験票送付時にお知らせします

9 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

10 合格者の発表

平成31年2月13日(水)午前10時に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験

番号を掲載するとともに受験者及び出身学校長あてに合否の通知を行い合格者には入学手続に必

要な書類を送付します

なお当該合否の通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

11 一般入試への出願について

本学の「推薦入試」を出願した者は不合格になった場合に備えて「前期日程」から一つ「後期

日程」から一つ「公立大学の中期日程」から一つの合計三つの国公立大学学部に出願することが

できます

なお本学の「一般入試」に出願する場合の出願手続は3ページ「2 出願手続」によります

12 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

平成31年2月18日(月)から2月19日(火)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して2月19日(火)までに必着するよう送付して

ください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階) TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

― 15 ―

薦私費外国人留学生

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 推薦入試の合格者は出願済みの他の国公立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は

得られませんただし次の「13 入学辞退手続」により本学学長の許可を得た場合はこの限

りではありません

ウ 推薦入試の合格者が平成31年2月19日(火)までに推薦入学辞退願を提出しないまま入学手

続を完了しないときは推薦入試合格者としての権利を消失するとともに出願済みの他の国公

立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は得られません

エ 入学手続完了者で高等学校等を卒業できなかった場合は入学許可を取り消します

オ 既納の入学料は返還しません

13 入学辞退手続

推薦入試合格者が真にやむを得ない事情により本学に入学することが困難となった場合は当該

者を推薦した出身学校長から「推薦入学辞退願」(様式自由)を平成31年2月19日(火)17時までに提

出し本学学長の入学辞退許可を得る必要があります

― 16 ―

薦私費外国人留学生

本学に入学を志願する者で病気負傷や障害等のために受験及び修学上特別な配慮を必要とする

場合は必ず下記の期日までに本学入試課に申し出てください

1 申出の期日

推薦入試平成30年11月16日(金)

一般入試平成30年12月14日(金)

期日以降に発生した不慮の事故等により特別な配慮を必要とする者はその状況によっては考

慮できる場合があるので速やかに申し出てください

2 相談の方法

受験上の配慮申出書(健康診断書等必要書類添付)を提出することとし必要な場合は本学にお

いて入学志願者又はその立場を代弁し得る出身学校関係者等との相談(面談その他)を行います

なお申出書の様式は本学Webサイト(httpswwwhyogo-uacjp)からダウンロードできます

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 障害等のある入学志願者との事前相談 〕

3 連絡先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067

⑴ 出願書類に不備がある場合には受理しないことがありますので十分注意してください

⑵ 出願書類に虚偽の記載があった場合は入学許可を取り消すことがあります

⑶ 出願書類は返還しません

⑷ 受験のための宿泊施設のあっせんは行いません

⑸ 合否に関する電話等の問い合わせには応じません

⑹ 大学入試センター試験及び本学の受験票は入学手続の際に必要ですので紛失しないようにして

ください

⑺ 受験に関する詳細については出願書類を提出した者に交付する「受験者心得」を参照してくだ

さい

⑻ 学校保健安全法で出席の停止が定められている感染症(インフルエンザなど)に罹患し治癒して

いない場合は他の受験者や監督者などへの感染の恐れがありますので受験はご遠慮願います

ただし病状により医師が他の受験者等に感染の恐れがない旨を記載した診断書の提出があったと

きはこの限りではありませんなお受験をご遠慮いただいた場合でも追試験などの措置検

定料の返還はしませんので試験当日の体調管理には十分注意してください

― 17 ―

第7 障害等のある入学志願者との事前相談

第8 その他の注意事項

〔共通事項〕1 入学志願票は次の3種類がありますので各々志願する選抜の入学志願票を使用してください

⑴ 「一般入試(前期日程)」(水色)

⑵ 「一般入試(後期日程)」(黄緑色)

⑶ 「推薦入試」(桃色)

2 記入は黒のボールペン又は黒のインクを使用してください

3 印の欄は記入しないでください

4 記入した内容を訂正する場合は誤記入を二重線で消し余白部分に訂正内容を記入してくださ

〔「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」に共通する事項〕各欄の記入に当たっては次の事項に注意しもれなく正確に記入してください

①欄 氏名は楷書で丁寧に記入し該当する事項をで囲んでください

②欄 出願資格は所要の事項を記入し該当する事項をで囲んでください年月は卒業見込み又は

卒業等の年月を記入してください

③欄 本学からの連絡の際に使用するので詳細に記入してください

④欄 「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」を志願する者は大学入試センターから送付

されたそれぞれの「平成31センター試験成績請求票」を貼付けてください

rarr なお「推薦入試」について出願時に大学入試センターから成績請求票が届いていない場

合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所がありますので当該欄にチェックを

入れてくださいそのうえで出願期間内に大学入試センター試験の成績請求票を除い

た出願書類を提出してくださいまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により

速やかに提出してください

⑤欄 大学入試センター試験で受験した教科科目に印を記入(「推薦入試」の場合は受験予定の教

科科目に印を記入)し本学が大学入試センター試験において受験することを課した教科

科目を受験しているかどうか確認してください(毎年国語外国語などへの記入漏れが多数

ありますのでご注意願います)

〔一般入試(後期日程)の事項〕⑥欄 希望する教科を一つ選択し印を記入してください(毎年記入漏れが多数ありますので

ご注意願います)

なお出願後に教科の変更は認められませんので記入にあたっては十分注意してください

〔「教員志望理由及び活動報告書」に関する事項〕1 推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)に2種類以上出願する場合「教員志望理由及び活

動報告書」は試験日が最も早い試験の入学志願票に添付してください(例推薦入試及び前期日

程に出願する場合は推薦入試の入学志願票に添付)

― 18 ―

第9 入学志願票等記入上の注意

学生募集要項の請求方法は次のとおりです

1 Webサイトから請求する場合

本学のWeb サイトから直接テレメールによる資料請求ができます

詳しくは本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)をご覧ください

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 大学案内学生募集要項(願書)等資料請求〕

2 テレメールで請求する場合

⑴ インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)又は自動音声応答電話をご利用くださ

⑵ 資料請求番号(6桁)をプッシュ又は入力してください

⑶ あとはガイダンスに従って登録してください

① 受付から23日後に送付されますただし発送開始日までのご請求は予約受付となり発

送開始日になりましたら一斉に発送いたします

② 一度ご利用になられたパスワード(4桁)は必ず控えておいてくださいお問い合わせや料金

をお支払いいただく際に必要になる場合がありますまたテレメールを繰り返しご利用いただ

く時にも便利です

③ 料金はお届けした資料に同封されている支払い方法(「郵便局ゆうちょ銀行での払込み」

「コンビニ支払い」「ケータイ払い(携帯電話通話料金と一緒のお支払い)」)に従いお支払いくだ

さい

― 19 ―

第10 学生募集要項の請求方法

インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)

httpstelemailjpQRコードからアクセスした場合は資料請求番号の入力は不要

自動音声応答電話

IP電話 050-8601-0101(24時間受付)一般電話回線からの通話料金は日本全国どこからでも3分毎に約12円です住所氏名等の登録時はゆっくりはっきりとお話しください登録された音声が不鮮明な場合は資料をお届けできないことがあります

資 料 名 資料請求番号 料 金 発送開始日一般入試(推薦入試含む)学生募集要項+大学案内 545202 250円 10月下旬

一般入試(推薦入試含む)学生募集要項 585202 250円 10月下旬

3 本学に直接請求する場合

封筒の表に「学部学生募集要項請求」と朱書し角形2号(縦33times横24程度)の返信用封筒(請

求者の郵便番号住所氏名を明記し300円分の切手を貼付けたもの)を同封のうえ請求してくだ

さい

送付時には教育課程課外活動就職学生生活及び諸施設等について紹介した「大学案内」も同

封します

請求先 673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

― 20 ―

1 成績の開示

本学では平成31年度入学者選抜試験における一般入試(前期日程後期日程)及び推薦入試の個

人成績について受験者本人からの請求に限り次のとおり開示します

なお申請に際しては本学受験票が必要となりますので紛失しないように大切に保管してくだ

さい

⑴ 請求方法

開示を希望する者は「学部入学試験成績の開示申請書」の様式を以下の本学Web ページからダ

ウンロードし所定の手続を行ってくださいなお同様式は入試課の窓口でも受け取ることが

できます

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationreleasephp

⑵ 開示内容

① 一般入試(前期日程)

小論文各得点面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

② 一般入試(後期日程)

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

③ 推薦入試

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

⑶ 申請受付期間

2019年5月9日(木)から6月7日(金)(必着)まで[窓口の場合土日を除く]

⑷ その他

請求方法等不明な事項があれば以下へ問い合わせください

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

2 問題出題の意図の公表

平成31年度一般入試(前期日程)における小論文ABの問題出題の意図は平成31年7月上旬頃

に本学Web ページで公表します

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationpast_examphp

― 21 ―

第11 入学試験情報の開示

1 試験場の位置図

― 22 ―

第12 試験場の位置図等

構 内 図

2 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台うれしのだい

地区)への交通案内本学への交通は以下のような方法があります

ア 神戸市三宮明石市姫路市方面から神しん

姫き

バスを利用する場合三ノ宮~西脇線明石~西脇線(国道175号線経由)及び姫路~社

やしろ

線の場合は「社やしろ

(営業所)」で「嬉野台

うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は三ノ宮駅から約1時間40分明石駅から約1時間40分姫路駅から約1時間30分)イ 大阪市神戸市三宮津山市方面から中国自動車道の中国ハイウェイバス(JRバス又は神

しん

姫き

バス)を利用する場合中国ハイウェイバスの「高

こう

速そく

社やしろ

」で下車し兵庫教育大学まで兵教シャトル便(平日のみ運行)による場合は5分徒歩による場合は約25分タクシーを利用する場合は配車時間を含め約10分(料金800円程度)(所要時間は新大阪駅から約1時間10分三ノ宮駅から約1時間津山駅から約2時間10分)ウ JR加古川線を利用する場合

加古川線社やしろ

町駅で下車し神しん

姫き

バスの「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三

さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は加古川駅から約1時間10分)

詳しくは神しん

姫き

バス公式サイト httpswwwshinkibuscojp で確認してください

― 23 ―

試験当日(推薦入試前期日程後期日程の各試験)はJR社やしろ

町駅~社やしろ

(営業所)~兵庫教育大学の間で臨時バス(神

しん

姫き

バス有料)を運行する予定ですまた高こう

速そく

社やしろ

バス停(中国自動車道)と兵庫教育大学の間で臨時バス(兵教シャトル便)を運行しますなお発車時刻等は受験票送付時にお知らせします

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

Page 18: G ¶ · R úø å S   G ¶ ¶ Í   ¶ æ ¶ \ 7 B A ò ¶ Í   ¶ æ ¶ Í    » F R ] w Ö ¶ ¬ H x | Í w M O t w q ` b

7 選抜方法

⑴ 出身学校長の推薦に基づき大学入試センター試験及び面接の成績並びに調査書及び「教員志望

理由及び活動報告書」の内容を総合して入学者を選抜します

なお合否判定基準については28ページのとおりです

⑵ 面接においては出願時に「教員志望理由及び活動報告書」の提出をもとめそれを参照して

次の項目についてみるものとします

⑶ 面接の配点は300点とします

⑷ 大学入試センター試験の配点内訳は次のとおりです

⑸ ⑷で示した大学入試センター試験の成績は次のとおりABCDの4つのグループに分け

判定に用います

なお同一グループ内では大学入試センター試験の成績の得点差はないこととします

⑹ ⑸で示した上位グループから順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

8 試験日実施方法

― 14 ―

薦私費外国人留学生

教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能

国 語 数 学 地理歴史 公 民 理 科 外国語(英語) 計

200 100(注2~注6) 250 550

(注1)病気負傷や障害等のために受験上の配慮として「外国語(英語)」の「リスニングテスト」を免除されている者は「筆記試験」200点を250点満点に換算します

(注2)「国語」及び「外国語(英語)」の成績と「数学」「地理歴史」「公民」「理科」のうち最も高得点の教科の成績を用います

(注3)「数学」を2科目受験している場合高得点の科目の成績を用います(注4)「地理歴史」及び「公民」から2科目を受験している場合第1解答科目の成績を用います(注5)「理科」から基礎を付した科目(2科目)と基礎を付さない科目(1科目)を受験している場合高得点の

科目の成績を用います「理科」の基礎を付した科目とは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」をいう「理科」の基礎を付さない科目とは「物理」「化学」「生物」「地学」をいう

(注6)「理科」から基礎を付さない科目を2科目受験している場合第1解答科目の成績を用います

A B C D全国平均点の12倍以上 全国平均点の11倍以上 全国平均点以上 全国平均点未満

試 験 日 検査科目 時 間平成31年1月29日(火) 面 接 930 ~ 1700(終了予定)

集合時間は受験票送付時にお知らせします

9 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

10 合格者の発表

平成31年2月13日(水)午前10時に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験

番号を掲載するとともに受験者及び出身学校長あてに合否の通知を行い合格者には入学手続に必

要な書類を送付します

なお当該合否の通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

11 一般入試への出願について

本学の「推薦入試」を出願した者は不合格になった場合に備えて「前期日程」から一つ「後期

日程」から一つ「公立大学の中期日程」から一つの合計三つの国公立大学学部に出願することが

できます

なお本学の「一般入試」に出願する場合の出願手続は3ページ「2 出願手続」によります

12 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

平成31年2月18日(月)から2月19日(火)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して2月19日(火)までに必着するよう送付して

ください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階) TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

― 15 ―

薦私費外国人留学生

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 推薦入試の合格者は出願済みの他の国公立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は

得られませんただし次の「13 入学辞退手続」により本学学長の許可を得た場合はこの限

りではありません

ウ 推薦入試の合格者が平成31年2月19日(火)までに推薦入学辞退願を提出しないまま入学手

続を完了しないときは推薦入試合格者としての権利を消失するとともに出願済みの他の国公

立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は得られません

エ 入学手続完了者で高等学校等を卒業できなかった場合は入学許可を取り消します

オ 既納の入学料は返還しません

13 入学辞退手続

推薦入試合格者が真にやむを得ない事情により本学に入学することが困難となった場合は当該

者を推薦した出身学校長から「推薦入学辞退願」(様式自由)を平成31年2月19日(火)17時までに提

出し本学学長の入学辞退許可を得る必要があります

― 16 ―

薦私費外国人留学生

本学に入学を志願する者で病気負傷や障害等のために受験及び修学上特別な配慮を必要とする

場合は必ず下記の期日までに本学入試課に申し出てください

1 申出の期日

推薦入試平成30年11月16日(金)

一般入試平成30年12月14日(金)

期日以降に発生した不慮の事故等により特別な配慮を必要とする者はその状況によっては考

慮できる場合があるので速やかに申し出てください

2 相談の方法

受験上の配慮申出書(健康診断書等必要書類添付)を提出することとし必要な場合は本学にお

いて入学志願者又はその立場を代弁し得る出身学校関係者等との相談(面談その他)を行います

なお申出書の様式は本学Webサイト(httpswwwhyogo-uacjp)からダウンロードできます

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 障害等のある入学志願者との事前相談 〕

3 連絡先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067

⑴ 出願書類に不備がある場合には受理しないことがありますので十分注意してください

⑵ 出願書類に虚偽の記載があった場合は入学許可を取り消すことがあります

⑶ 出願書類は返還しません

⑷ 受験のための宿泊施設のあっせんは行いません

⑸ 合否に関する電話等の問い合わせには応じません

⑹ 大学入試センター試験及び本学の受験票は入学手続の際に必要ですので紛失しないようにして

ください

⑺ 受験に関する詳細については出願書類を提出した者に交付する「受験者心得」を参照してくだ

さい

⑻ 学校保健安全法で出席の停止が定められている感染症(インフルエンザなど)に罹患し治癒して

いない場合は他の受験者や監督者などへの感染の恐れがありますので受験はご遠慮願います

ただし病状により医師が他の受験者等に感染の恐れがない旨を記載した診断書の提出があったと

きはこの限りではありませんなお受験をご遠慮いただいた場合でも追試験などの措置検

定料の返還はしませんので試験当日の体調管理には十分注意してください

― 17 ―

第7 障害等のある入学志願者との事前相談

第8 その他の注意事項

〔共通事項〕1 入学志願票は次の3種類がありますので各々志願する選抜の入学志願票を使用してください

⑴ 「一般入試(前期日程)」(水色)

⑵ 「一般入試(後期日程)」(黄緑色)

⑶ 「推薦入試」(桃色)

2 記入は黒のボールペン又は黒のインクを使用してください

3 印の欄は記入しないでください

4 記入した内容を訂正する場合は誤記入を二重線で消し余白部分に訂正内容を記入してくださ

〔「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」に共通する事項〕各欄の記入に当たっては次の事項に注意しもれなく正確に記入してください

①欄 氏名は楷書で丁寧に記入し該当する事項をで囲んでください

②欄 出願資格は所要の事項を記入し該当する事項をで囲んでください年月は卒業見込み又は

卒業等の年月を記入してください

③欄 本学からの連絡の際に使用するので詳細に記入してください

④欄 「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」を志願する者は大学入試センターから送付

されたそれぞれの「平成31センター試験成績請求票」を貼付けてください

rarr なお「推薦入試」について出願時に大学入試センターから成績請求票が届いていない場

合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所がありますので当該欄にチェックを

入れてくださいそのうえで出願期間内に大学入試センター試験の成績請求票を除い

た出願書類を提出してくださいまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により

速やかに提出してください

⑤欄 大学入試センター試験で受験した教科科目に印を記入(「推薦入試」の場合は受験予定の教

科科目に印を記入)し本学が大学入試センター試験において受験することを課した教科

科目を受験しているかどうか確認してください(毎年国語外国語などへの記入漏れが多数

ありますのでご注意願います)

〔一般入試(後期日程)の事項〕⑥欄 希望する教科を一つ選択し印を記入してください(毎年記入漏れが多数ありますので

ご注意願います)

なお出願後に教科の変更は認められませんので記入にあたっては十分注意してください

〔「教員志望理由及び活動報告書」に関する事項〕1 推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)に2種類以上出願する場合「教員志望理由及び活

動報告書」は試験日が最も早い試験の入学志願票に添付してください(例推薦入試及び前期日

程に出願する場合は推薦入試の入学志願票に添付)

― 18 ―

第9 入学志願票等記入上の注意

学生募集要項の請求方法は次のとおりです

1 Webサイトから請求する場合

本学のWeb サイトから直接テレメールによる資料請求ができます

詳しくは本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)をご覧ください

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 大学案内学生募集要項(願書)等資料請求〕

2 テレメールで請求する場合

⑴ インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)又は自動音声応答電話をご利用くださ

⑵ 資料請求番号(6桁)をプッシュ又は入力してください

⑶ あとはガイダンスに従って登録してください

① 受付から23日後に送付されますただし発送開始日までのご請求は予約受付となり発

送開始日になりましたら一斉に発送いたします

② 一度ご利用になられたパスワード(4桁)は必ず控えておいてくださいお問い合わせや料金

をお支払いいただく際に必要になる場合がありますまたテレメールを繰り返しご利用いただ

く時にも便利です

③ 料金はお届けした資料に同封されている支払い方法(「郵便局ゆうちょ銀行での払込み」

「コンビニ支払い」「ケータイ払い(携帯電話通話料金と一緒のお支払い)」)に従いお支払いくだ

さい

― 19 ―

第10 学生募集要項の請求方法

インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)

httpstelemailjpQRコードからアクセスした場合は資料請求番号の入力は不要

自動音声応答電話

IP電話 050-8601-0101(24時間受付)一般電話回線からの通話料金は日本全国どこからでも3分毎に約12円です住所氏名等の登録時はゆっくりはっきりとお話しください登録された音声が不鮮明な場合は資料をお届けできないことがあります

資 料 名 資料請求番号 料 金 発送開始日一般入試(推薦入試含む)学生募集要項+大学案内 545202 250円 10月下旬

一般入試(推薦入試含む)学生募集要項 585202 250円 10月下旬

3 本学に直接請求する場合

封筒の表に「学部学生募集要項請求」と朱書し角形2号(縦33times横24程度)の返信用封筒(請

求者の郵便番号住所氏名を明記し300円分の切手を貼付けたもの)を同封のうえ請求してくだ

さい

送付時には教育課程課外活動就職学生生活及び諸施設等について紹介した「大学案内」も同

封します

請求先 673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

― 20 ―

1 成績の開示

本学では平成31年度入学者選抜試験における一般入試(前期日程後期日程)及び推薦入試の個

人成績について受験者本人からの請求に限り次のとおり開示します

なお申請に際しては本学受験票が必要となりますので紛失しないように大切に保管してくだ

さい

⑴ 請求方法

開示を希望する者は「学部入学試験成績の開示申請書」の様式を以下の本学Web ページからダ

ウンロードし所定の手続を行ってくださいなお同様式は入試課の窓口でも受け取ることが

できます

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationreleasephp

⑵ 開示内容

① 一般入試(前期日程)

小論文各得点面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

② 一般入試(後期日程)

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

③ 推薦入試

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

⑶ 申請受付期間

2019年5月9日(木)から6月7日(金)(必着)まで[窓口の場合土日を除く]

⑷ その他

請求方法等不明な事項があれば以下へ問い合わせください

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

2 問題出題の意図の公表

平成31年度一般入試(前期日程)における小論文ABの問題出題の意図は平成31年7月上旬頃

に本学Web ページで公表します

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationpast_examphp

― 21 ―

第11 入学試験情報の開示

1 試験場の位置図

― 22 ―

第12 試験場の位置図等

構 内 図

2 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台うれしのだい

地区)への交通案内本学への交通は以下のような方法があります

ア 神戸市三宮明石市姫路市方面から神しん

姫き

バスを利用する場合三ノ宮~西脇線明石~西脇線(国道175号線経由)及び姫路~社

やしろ

線の場合は「社やしろ

(営業所)」で「嬉野台

うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は三ノ宮駅から約1時間40分明石駅から約1時間40分姫路駅から約1時間30分)イ 大阪市神戸市三宮津山市方面から中国自動車道の中国ハイウェイバス(JRバス又は神

しん

姫き

バス)を利用する場合中国ハイウェイバスの「高

こう

速そく

社やしろ

」で下車し兵庫教育大学まで兵教シャトル便(平日のみ運行)による場合は5分徒歩による場合は約25分タクシーを利用する場合は配車時間を含め約10分(料金800円程度)(所要時間は新大阪駅から約1時間10分三ノ宮駅から約1時間津山駅から約2時間10分)ウ JR加古川線を利用する場合

加古川線社やしろ

町駅で下車し神しん

姫き

バスの「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三

さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は加古川駅から約1時間10分)

詳しくは神しん

姫き

バス公式サイト httpswwwshinkibuscojp で確認してください

― 23 ―

試験当日(推薦入試前期日程後期日程の各試験)はJR社やしろ

町駅~社やしろ

(営業所)~兵庫教育大学の間で臨時バス(神

しん

姫き

バス有料)を運行する予定ですまた高こう

速そく

社やしろ

バス停(中国自動車道)と兵庫教育大学の間で臨時バス(兵教シャトル便)を運行しますなお発車時刻等は受験票送付時にお知らせします

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

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9 試験場

兵庫教育大学(22ページ「試験場の位置図等」参照)

所在地兵庫県加東市下久米942-1

(注)入学志願者には受験票を送付する際に「兵庫教育大学までの交通案内図(本学周辺の宿泊施設案内を含む)」を同封します

10 合格者の発表

平成31年2月13日(水)午前10時に本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)に合格者の受験

番号を掲載するとともに受験者及び出身学校長あてに合否の通知を行い合格者には入学手続に必

要な書類を送付します

なお当該合否の通知書をもって正式な通知とします

合否に関する電話等での問い合わせには応じられません

11 一般入試への出願について

本学の「推薦入試」を出願した者は不合格になった場合に備えて「前期日程」から一つ「後期

日程」から一つ「公立大学の中期日程」から一つの合計三つの国公立大学学部に出願することが

できます

なお本学の「一般入試」に出願する場合の出願手続は3ページ「2 出願手続」によります

12 入学手続

合格者は次により入学手続を行ってください

⑴ 入学手続期間

平成31年2月18日(月)から2月19日(火)まで

9時から17時まで

なお郵送による場合は郵送期間を十分考慮して2月19日(火)までに必着するよう送付して

ください

⑵ 入学手続場所

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学学務課(総合研究棟1階) TEL 0795-44-2041

⑶ 入学手続書類等

ア 入学料 282000円

授業料(前期分) 267900円 (年額 535800円)

(注)

1 入学料及び授業料の額は平成30年度納付額であり平成31年度は改定になる場合があります

2 前期分の授業料については平成31年4月1日(月)から4月30日(火)までに納付してください3 在学中に授業料改定が行われた場合には改定時から新授業料が適用されます

― 15 ―

薦私費外国人留学生

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 推薦入試の合格者は出願済みの他の国公立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は

得られませんただし次の「13 入学辞退手続」により本学学長の許可を得た場合はこの限

りではありません

ウ 推薦入試の合格者が平成31年2月19日(火)までに推薦入学辞退願を提出しないまま入学手

続を完了しないときは推薦入試合格者としての権利を消失するとともに出願済みの他の国公

立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は得られません

エ 入学手続完了者で高等学校等を卒業できなかった場合は入学許可を取り消します

オ 既納の入学料は返還しません

13 入学辞退手続

推薦入試合格者が真にやむを得ない事情により本学に入学することが困難となった場合は当該

者を推薦した出身学校長から「推薦入学辞退願」(様式自由)を平成31年2月19日(火)17時までに提

出し本学学長の入学辞退許可を得る必要があります

― 16 ―

薦私費外国人留学生

本学に入学を志願する者で病気負傷や障害等のために受験及び修学上特別な配慮を必要とする

場合は必ず下記の期日までに本学入試課に申し出てください

1 申出の期日

推薦入試平成30年11月16日(金)

一般入試平成30年12月14日(金)

期日以降に発生した不慮の事故等により特別な配慮を必要とする者はその状況によっては考

慮できる場合があるので速やかに申し出てください

2 相談の方法

受験上の配慮申出書(健康診断書等必要書類添付)を提出することとし必要な場合は本学にお

いて入学志願者又はその立場を代弁し得る出身学校関係者等との相談(面談その他)を行います

なお申出書の様式は本学Webサイト(httpswwwhyogo-uacjp)からダウンロードできます

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 障害等のある入学志願者との事前相談 〕

3 連絡先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067

⑴ 出願書類に不備がある場合には受理しないことがありますので十分注意してください

⑵ 出願書類に虚偽の記載があった場合は入学許可を取り消すことがあります

⑶ 出願書類は返還しません

⑷ 受験のための宿泊施設のあっせんは行いません

⑸ 合否に関する電話等の問い合わせには応じません

⑹ 大学入試センター試験及び本学の受験票は入学手続の際に必要ですので紛失しないようにして

ください

⑺ 受験に関する詳細については出願書類を提出した者に交付する「受験者心得」を参照してくだ

さい

⑻ 学校保健安全法で出席の停止が定められている感染症(インフルエンザなど)に罹患し治癒して

いない場合は他の受験者や監督者などへの感染の恐れがありますので受験はご遠慮願います

ただし病状により医師が他の受験者等に感染の恐れがない旨を記載した診断書の提出があったと

きはこの限りではありませんなお受験をご遠慮いただいた場合でも追試験などの措置検

定料の返還はしませんので試験当日の体調管理には十分注意してください

― 17 ―

第7 障害等のある入学志願者との事前相談

第8 その他の注意事項

〔共通事項〕1 入学志願票は次の3種類がありますので各々志願する選抜の入学志願票を使用してください

⑴ 「一般入試(前期日程)」(水色)

⑵ 「一般入試(後期日程)」(黄緑色)

⑶ 「推薦入試」(桃色)

2 記入は黒のボールペン又は黒のインクを使用してください

3 印の欄は記入しないでください

4 記入した内容を訂正する場合は誤記入を二重線で消し余白部分に訂正内容を記入してくださ

〔「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」に共通する事項〕各欄の記入に当たっては次の事項に注意しもれなく正確に記入してください

①欄 氏名は楷書で丁寧に記入し該当する事項をで囲んでください

②欄 出願資格は所要の事項を記入し該当する事項をで囲んでください年月は卒業見込み又は

卒業等の年月を記入してください

③欄 本学からの連絡の際に使用するので詳細に記入してください

④欄 「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」を志願する者は大学入試センターから送付

されたそれぞれの「平成31センター試験成績請求票」を貼付けてください

rarr なお「推薦入試」について出願時に大学入試センターから成績請求票が届いていない場

合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所がありますので当該欄にチェックを

入れてくださいそのうえで出願期間内に大学入試センター試験の成績請求票を除い

た出願書類を提出してくださいまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により

速やかに提出してください

⑤欄 大学入試センター試験で受験した教科科目に印を記入(「推薦入試」の場合は受験予定の教

科科目に印を記入)し本学が大学入試センター試験において受験することを課した教科

科目を受験しているかどうか確認してください(毎年国語外国語などへの記入漏れが多数

ありますのでご注意願います)

〔一般入試(後期日程)の事項〕⑥欄 希望する教科を一つ選択し印を記入してください(毎年記入漏れが多数ありますので

ご注意願います)

なお出願後に教科の変更は認められませんので記入にあたっては十分注意してください

〔「教員志望理由及び活動報告書」に関する事項〕1 推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)に2種類以上出願する場合「教員志望理由及び活

動報告書」は試験日が最も早い試験の入学志願票に添付してください(例推薦入試及び前期日

程に出願する場合は推薦入試の入学志願票に添付)

― 18 ―

第9 入学志願票等記入上の注意

学生募集要項の請求方法は次のとおりです

1 Webサイトから請求する場合

本学のWeb サイトから直接テレメールによる資料請求ができます

詳しくは本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)をご覧ください

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 大学案内学生募集要項(願書)等資料請求〕

2 テレメールで請求する場合

⑴ インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)又は自動音声応答電話をご利用くださ

⑵ 資料請求番号(6桁)をプッシュ又は入力してください

⑶ あとはガイダンスに従って登録してください

① 受付から23日後に送付されますただし発送開始日までのご請求は予約受付となり発

送開始日になりましたら一斉に発送いたします

② 一度ご利用になられたパスワード(4桁)は必ず控えておいてくださいお問い合わせや料金

をお支払いいただく際に必要になる場合がありますまたテレメールを繰り返しご利用いただ

く時にも便利です

③ 料金はお届けした資料に同封されている支払い方法(「郵便局ゆうちょ銀行での払込み」

「コンビニ支払い」「ケータイ払い(携帯電話通話料金と一緒のお支払い)」)に従いお支払いくだ

さい

― 19 ―

第10 学生募集要項の請求方法

インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)

httpstelemailjpQRコードからアクセスした場合は資料請求番号の入力は不要

自動音声応答電話

IP電話 050-8601-0101(24時間受付)一般電話回線からの通話料金は日本全国どこからでも3分毎に約12円です住所氏名等の登録時はゆっくりはっきりとお話しください登録された音声が不鮮明な場合は資料をお届けできないことがあります

資 料 名 資料請求番号 料 金 発送開始日一般入試(推薦入試含む)学生募集要項+大学案内 545202 250円 10月下旬

一般入試(推薦入試含む)学生募集要項 585202 250円 10月下旬

3 本学に直接請求する場合

封筒の表に「学部学生募集要項請求」と朱書し角形2号(縦33times横24程度)の返信用封筒(請

求者の郵便番号住所氏名を明記し300円分の切手を貼付けたもの)を同封のうえ請求してくだ

さい

送付時には教育課程課外活動就職学生生活及び諸施設等について紹介した「大学案内」も同

封します

請求先 673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

― 20 ―

1 成績の開示

本学では平成31年度入学者選抜試験における一般入試(前期日程後期日程)及び推薦入試の個

人成績について受験者本人からの請求に限り次のとおり開示します

なお申請に際しては本学受験票が必要となりますので紛失しないように大切に保管してくだ

さい

⑴ 請求方法

開示を希望する者は「学部入学試験成績の開示申請書」の様式を以下の本学Web ページからダ

ウンロードし所定の手続を行ってくださいなお同様式は入試課の窓口でも受け取ることが

できます

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationreleasephp

⑵ 開示内容

① 一般入試(前期日程)

小論文各得点面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

② 一般入試(後期日程)

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

③ 推薦入試

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

⑶ 申請受付期間

2019年5月9日(木)から6月7日(金)(必着)まで[窓口の場合土日を除く]

⑷ その他

請求方法等不明な事項があれば以下へ問い合わせください

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

2 問題出題の意図の公表

平成31年度一般入試(前期日程)における小論文ABの問題出題の意図は平成31年7月上旬頃

に本学Web ページで公表します

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationpast_examphp

― 21 ―

第11 入学試験情報の開示

1 試験場の位置図

― 22 ―

第12 試験場の位置図等

構 内 図

2 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台うれしのだい

地区)への交通案内本学への交通は以下のような方法があります

ア 神戸市三宮明石市姫路市方面から神しん

姫き

バスを利用する場合三ノ宮~西脇線明石~西脇線(国道175号線経由)及び姫路~社

やしろ

線の場合は「社やしろ

(営業所)」で「嬉野台

うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は三ノ宮駅から約1時間40分明石駅から約1時間40分姫路駅から約1時間30分)イ 大阪市神戸市三宮津山市方面から中国自動車道の中国ハイウェイバス(JRバス又は神

しん

姫き

バス)を利用する場合中国ハイウェイバスの「高

こう

速そく

社やしろ

」で下車し兵庫教育大学まで兵教シャトル便(平日のみ運行)による場合は5分徒歩による場合は約25分タクシーを利用する場合は配車時間を含め約10分(料金800円程度)(所要時間は新大阪駅から約1時間10分三ノ宮駅から約1時間津山駅から約2時間10分)ウ JR加古川線を利用する場合

加古川線社やしろ

町駅で下車し神しん

姫き

バスの「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三

さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は加古川駅から約1時間10分)

詳しくは神しん

姫き

バス公式サイト httpswwwshinkibuscojp で確認してください

― 23 ―

試験当日(推薦入試前期日程後期日程の各試験)はJR社やしろ

町駅~社やしろ

(営業所)~兵庫教育大学の間で臨時バス(神

しん

姫き

バス有料)を運行する予定ですまた高こう

速そく

社やしろ

バス停(中国自動車道)と兵庫教育大学の間で臨時バス(兵教シャトル便)を運行しますなお発車時刻等は受験票送付時にお知らせします

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

Page 20: G ¶ · R úø å S   G ¶ ¶ Í   ¶ æ ¶ \ 7 B A ò ¶ Í   ¶ æ ¶ Í    » F R ] w Ö ¶ ¬ H x | Í w M O t w q ` b

イ 兵庫教育大学受験票

ウ 平成31年度大学入試センター試験受験票

エ その他入学手続に必要な書類等(合格通知書送付時に同封する入学手続関係書類等を参照して

ください)

⑷ その他

ア 入学手続を完了した場合は「平成31年度大学入試センター試験受験票」に大学名等を押印し

これを入学手続完了済証とします

イ 推薦入試の合格者は出願済みの他の国公立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は

得られませんただし次の「13 入学辞退手続」により本学学長の許可を得た場合はこの限

りではありません

ウ 推薦入試の合格者が平成31年2月19日(火)までに推薦入学辞退願を提出しないまま入学手

続を完了しないときは推薦入試合格者としての権利を消失するとともに出願済みの他の国公

立大学学部の一般入試等を受験しても入学許可は得られません

エ 入学手続完了者で高等学校等を卒業できなかった場合は入学許可を取り消します

オ 既納の入学料は返還しません

13 入学辞退手続

推薦入試合格者が真にやむを得ない事情により本学に入学することが困難となった場合は当該

者を推薦した出身学校長から「推薦入学辞退願」(様式自由)を平成31年2月19日(火)17時までに提

出し本学学長の入学辞退許可を得る必要があります

― 16 ―

薦私費外国人留学生

本学に入学を志願する者で病気負傷や障害等のために受験及び修学上特別な配慮を必要とする

場合は必ず下記の期日までに本学入試課に申し出てください

1 申出の期日

推薦入試平成30年11月16日(金)

一般入試平成30年12月14日(金)

期日以降に発生した不慮の事故等により特別な配慮を必要とする者はその状況によっては考

慮できる場合があるので速やかに申し出てください

2 相談の方法

受験上の配慮申出書(健康診断書等必要書類添付)を提出することとし必要な場合は本学にお

いて入学志願者又はその立場を代弁し得る出身学校関係者等との相談(面談その他)を行います

なお申出書の様式は本学Webサイト(httpswwwhyogo-uacjp)からダウンロードできます

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 障害等のある入学志願者との事前相談 〕

3 連絡先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067

⑴ 出願書類に不備がある場合には受理しないことがありますので十分注意してください

⑵ 出願書類に虚偽の記載があった場合は入学許可を取り消すことがあります

⑶ 出願書類は返還しません

⑷ 受験のための宿泊施設のあっせんは行いません

⑸ 合否に関する電話等の問い合わせには応じません

⑹ 大学入試センター試験及び本学の受験票は入学手続の際に必要ですので紛失しないようにして

ください

⑺ 受験に関する詳細については出願書類を提出した者に交付する「受験者心得」を参照してくだ

さい

⑻ 学校保健安全法で出席の停止が定められている感染症(インフルエンザなど)に罹患し治癒して

いない場合は他の受験者や監督者などへの感染の恐れがありますので受験はご遠慮願います

ただし病状により医師が他の受験者等に感染の恐れがない旨を記載した診断書の提出があったと

きはこの限りではありませんなお受験をご遠慮いただいた場合でも追試験などの措置検

定料の返還はしませんので試験当日の体調管理には十分注意してください

― 17 ―

第7 障害等のある入学志願者との事前相談

第8 その他の注意事項

〔共通事項〕1 入学志願票は次の3種類がありますので各々志願する選抜の入学志願票を使用してください

⑴ 「一般入試(前期日程)」(水色)

⑵ 「一般入試(後期日程)」(黄緑色)

⑶ 「推薦入試」(桃色)

2 記入は黒のボールペン又は黒のインクを使用してください

3 印の欄は記入しないでください

4 記入した内容を訂正する場合は誤記入を二重線で消し余白部分に訂正内容を記入してくださ

〔「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」に共通する事項〕各欄の記入に当たっては次の事項に注意しもれなく正確に記入してください

①欄 氏名は楷書で丁寧に記入し該当する事項をで囲んでください

②欄 出願資格は所要の事項を記入し該当する事項をで囲んでください年月は卒業見込み又は

卒業等の年月を記入してください

③欄 本学からの連絡の際に使用するので詳細に記入してください

④欄 「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」を志願する者は大学入試センターから送付

されたそれぞれの「平成31センター試験成績請求票」を貼付けてください

rarr なお「推薦入試」について出願時に大学入試センターから成績請求票が届いていない場

合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所がありますので当該欄にチェックを

入れてくださいそのうえで出願期間内に大学入試センター試験の成績請求票を除い

た出願書類を提出してくださいまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により

速やかに提出してください

⑤欄 大学入試センター試験で受験した教科科目に印を記入(「推薦入試」の場合は受験予定の教

科科目に印を記入)し本学が大学入試センター試験において受験することを課した教科

科目を受験しているかどうか確認してください(毎年国語外国語などへの記入漏れが多数

ありますのでご注意願います)

〔一般入試(後期日程)の事項〕⑥欄 希望する教科を一つ選択し印を記入してください(毎年記入漏れが多数ありますので

ご注意願います)

なお出願後に教科の変更は認められませんので記入にあたっては十分注意してください

〔「教員志望理由及び活動報告書」に関する事項〕1 推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)に2種類以上出願する場合「教員志望理由及び活

動報告書」は試験日が最も早い試験の入学志願票に添付してください(例推薦入試及び前期日

程に出願する場合は推薦入試の入学志願票に添付)

― 18 ―

第9 入学志願票等記入上の注意

学生募集要項の請求方法は次のとおりです

1 Webサイトから請求する場合

本学のWeb サイトから直接テレメールによる資料請求ができます

詳しくは本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)をご覧ください

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 大学案内学生募集要項(願書)等資料請求〕

2 テレメールで請求する場合

⑴ インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)又は自動音声応答電話をご利用くださ

⑵ 資料請求番号(6桁)をプッシュ又は入力してください

⑶ あとはガイダンスに従って登録してください

① 受付から23日後に送付されますただし発送開始日までのご請求は予約受付となり発

送開始日になりましたら一斉に発送いたします

② 一度ご利用になられたパスワード(4桁)は必ず控えておいてくださいお問い合わせや料金

をお支払いいただく際に必要になる場合がありますまたテレメールを繰り返しご利用いただ

く時にも便利です

③ 料金はお届けした資料に同封されている支払い方法(「郵便局ゆうちょ銀行での払込み」

「コンビニ支払い」「ケータイ払い(携帯電話通話料金と一緒のお支払い)」)に従いお支払いくだ

さい

― 19 ―

第10 学生募集要項の請求方法

インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)

httpstelemailjpQRコードからアクセスした場合は資料請求番号の入力は不要

自動音声応答電話

IP電話 050-8601-0101(24時間受付)一般電話回線からの通話料金は日本全国どこからでも3分毎に約12円です住所氏名等の登録時はゆっくりはっきりとお話しください登録された音声が不鮮明な場合は資料をお届けできないことがあります

資 料 名 資料請求番号 料 金 発送開始日一般入試(推薦入試含む)学生募集要項+大学案内 545202 250円 10月下旬

一般入試(推薦入試含む)学生募集要項 585202 250円 10月下旬

3 本学に直接請求する場合

封筒の表に「学部学生募集要項請求」と朱書し角形2号(縦33times横24程度)の返信用封筒(請

求者の郵便番号住所氏名を明記し300円分の切手を貼付けたもの)を同封のうえ請求してくだ

さい

送付時には教育課程課外活動就職学生生活及び諸施設等について紹介した「大学案内」も同

封します

請求先 673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

― 20 ―

1 成績の開示

本学では平成31年度入学者選抜試験における一般入試(前期日程後期日程)及び推薦入試の個

人成績について受験者本人からの請求に限り次のとおり開示します

なお申請に際しては本学受験票が必要となりますので紛失しないように大切に保管してくだ

さい

⑴ 請求方法

開示を希望する者は「学部入学試験成績の開示申請書」の様式を以下の本学Web ページからダ

ウンロードし所定の手続を行ってくださいなお同様式は入試課の窓口でも受け取ることが

できます

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationreleasephp

⑵ 開示内容

① 一般入試(前期日程)

小論文各得点面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

② 一般入試(後期日程)

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

③ 推薦入試

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

⑶ 申請受付期間

2019年5月9日(木)から6月7日(金)(必着)まで[窓口の場合土日を除く]

⑷ その他

請求方法等不明な事項があれば以下へ問い合わせください

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

2 問題出題の意図の公表

平成31年度一般入試(前期日程)における小論文ABの問題出題の意図は平成31年7月上旬頃

に本学Web ページで公表します

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationpast_examphp

― 21 ―

第11 入学試験情報の開示

1 試験場の位置図

― 22 ―

第12 試験場の位置図等

構 内 図

2 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台うれしのだい

地区)への交通案内本学への交通は以下のような方法があります

ア 神戸市三宮明石市姫路市方面から神しん

姫き

バスを利用する場合三ノ宮~西脇線明石~西脇線(国道175号線経由)及び姫路~社

やしろ

線の場合は「社やしろ

(営業所)」で「嬉野台

うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は三ノ宮駅から約1時間40分明石駅から約1時間40分姫路駅から約1時間30分)イ 大阪市神戸市三宮津山市方面から中国自動車道の中国ハイウェイバス(JRバス又は神

しん

姫き

バス)を利用する場合中国ハイウェイバスの「高

こう

速そく

社やしろ

」で下車し兵庫教育大学まで兵教シャトル便(平日のみ運行)による場合は5分徒歩による場合は約25分タクシーを利用する場合は配車時間を含め約10分(料金800円程度)(所要時間は新大阪駅から約1時間10分三ノ宮駅から約1時間津山駅から約2時間10分)ウ JR加古川線を利用する場合

加古川線社やしろ

町駅で下車し神しん

姫き

バスの「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三

さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は加古川駅から約1時間10分)

詳しくは神しん

姫き

バス公式サイト httpswwwshinkibuscojp で確認してください

― 23 ―

試験当日(推薦入試前期日程後期日程の各試験)はJR社やしろ

町駅~社やしろ

(営業所)~兵庫教育大学の間で臨時バス(神

しん

姫き

バス有料)を運行する予定ですまた高こう

速そく

社やしろ

バス停(中国自動車道)と兵庫教育大学の間で臨時バス(兵教シャトル便)を運行しますなお発車時刻等は受験票送付時にお知らせします

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

Page 21: G ¶ · R úø å S   G ¶ ¶ Í   ¶ æ ¶ \ 7 B A ò ¶ Í   ¶ æ ¶ Í    » F R ] w Ö ¶ ¬ H x | Í w M O t w q ` b

本学に入学を志願する者で病気負傷や障害等のために受験及び修学上特別な配慮を必要とする

場合は必ず下記の期日までに本学入試課に申し出てください

1 申出の期日

推薦入試平成30年11月16日(金)

一般入試平成30年12月14日(金)

期日以降に発生した不慮の事故等により特別な配慮を必要とする者はその状況によっては考

慮できる場合があるので速やかに申し出てください

2 相談の方法

受験上の配慮申出書(健康診断書等必要書類添付)を提出することとし必要な場合は本学にお

いて入学志願者又はその立場を代弁し得る出身学校関係者等との相談(面談その他)を行います

なお申出書の様式は本学Webサイト(httpswwwhyogo-uacjp)からダウンロードできます

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 障害等のある入学志願者との事前相談 〕

3 連絡先

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067

⑴ 出願書類に不備がある場合には受理しないことがありますので十分注意してください

⑵ 出願書類に虚偽の記載があった場合は入学許可を取り消すことがあります

⑶ 出願書類は返還しません

⑷ 受験のための宿泊施設のあっせんは行いません

⑸ 合否に関する電話等の問い合わせには応じません

⑹ 大学入試センター試験及び本学の受験票は入学手続の際に必要ですので紛失しないようにして

ください

⑺ 受験に関する詳細については出願書類を提出した者に交付する「受験者心得」を参照してくだ

さい

⑻ 学校保健安全法で出席の停止が定められている感染症(インフルエンザなど)に罹患し治癒して

いない場合は他の受験者や監督者などへの感染の恐れがありますので受験はご遠慮願います

ただし病状により医師が他の受験者等に感染の恐れがない旨を記載した診断書の提出があったと

きはこの限りではありませんなお受験をご遠慮いただいた場合でも追試験などの措置検

定料の返還はしませんので試験当日の体調管理には十分注意してください

― 17 ―

第7 障害等のある入学志願者との事前相談

第8 その他の注意事項

〔共通事項〕1 入学志願票は次の3種類がありますので各々志願する選抜の入学志願票を使用してください

⑴ 「一般入試(前期日程)」(水色)

⑵ 「一般入試(後期日程)」(黄緑色)

⑶ 「推薦入試」(桃色)

2 記入は黒のボールペン又は黒のインクを使用してください

3 印の欄は記入しないでください

4 記入した内容を訂正する場合は誤記入を二重線で消し余白部分に訂正内容を記入してくださ

〔「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」に共通する事項〕各欄の記入に当たっては次の事項に注意しもれなく正確に記入してください

①欄 氏名は楷書で丁寧に記入し該当する事項をで囲んでください

②欄 出願資格は所要の事項を記入し該当する事項をで囲んでください年月は卒業見込み又は

卒業等の年月を記入してください

③欄 本学からの連絡の際に使用するので詳細に記入してください

④欄 「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」を志願する者は大学入試センターから送付

されたそれぞれの「平成31センター試験成績請求票」を貼付けてください

rarr なお「推薦入試」について出願時に大学入試センターから成績請求票が届いていない場

合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所がありますので当該欄にチェックを

入れてくださいそのうえで出願期間内に大学入試センター試験の成績請求票を除い

た出願書類を提出してくださいまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により

速やかに提出してください

⑤欄 大学入試センター試験で受験した教科科目に印を記入(「推薦入試」の場合は受験予定の教

科科目に印を記入)し本学が大学入試センター試験において受験することを課した教科

科目を受験しているかどうか確認してください(毎年国語外国語などへの記入漏れが多数

ありますのでご注意願います)

〔一般入試(後期日程)の事項〕⑥欄 希望する教科を一つ選択し印を記入してください(毎年記入漏れが多数ありますので

ご注意願います)

なお出願後に教科の変更は認められませんので記入にあたっては十分注意してください

〔「教員志望理由及び活動報告書」に関する事項〕1 推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)に2種類以上出願する場合「教員志望理由及び活

動報告書」は試験日が最も早い試験の入学志願票に添付してください(例推薦入試及び前期日

程に出願する場合は推薦入試の入学志願票に添付)

― 18 ―

第9 入学志願票等記入上の注意

学生募集要項の請求方法は次のとおりです

1 Webサイトから請求する場合

本学のWeb サイトから直接テレメールによる資料請求ができます

詳しくは本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)をご覧ください

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 大学案内学生募集要項(願書)等資料請求〕

2 テレメールで請求する場合

⑴ インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)又は自動音声応答電話をご利用くださ

⑵ 資料請求番号(6桁)をプッシュ又は入力してください

⑶ あとはガイダンスに従って登録してください

① 受付から23日後に送付されますただし発送開始日までのご請求は予約受付となり発

送開始日になりましたら一斉に発送いたします

② 一度ご利用になられたパスワード(4桁)は必ず控えておいてくださいお問い合わせや料金

をお支払いいただく際に必要になる場合がありますまたテレメールを繰り返しご利用いただ

く時にも便利です

③ 料金はお届けした資料に同封されている支払い方法(「郵便局ゆうちょ銀行での払込み」

「コンビニ支払い」「ケータイ払い(携帯電話通話料金と一緒のお支払い)」)に従いお支払いくだ

さい

― 19 ―

第10 学生募集要項の請求方法

インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)

httpstelemailjpQRコードからアクセスした場合は資料請求番号の入力は不要

自動音声応答電話

IP電話 050-8601-0101(24時間受付)一般電話回線からの通話料金は日本全国どこからでも3分毎に約12円です住所氏名等の登録時はゆっくりはっきりとお話しください登録された音声が不鮮明な場合は資料をお届けできないことがあります

資 料 名 資料請求番号 料 金 発送開始日一般入試(推薦入試含む)学生募集要項+大学案内 545202 250円 10月下旬

一般入試(推薦入試含む)学生募集要項 585202 250円 10月下旬

3 本学に直接請求する場合

封筒の表に「学部学生募集要項請求」と朱書し角形2号(縦33times横24程度)の返信用封筒(請

求者の郵便番号住所氏名を明記し300円分の切手を貼付けたもの)を同封のうえ請求してくだ

さい

送付時には教育課程課外活動就職学生生活及び諸施設等について紹介した「大学案内」も同

封します

請求先 673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

― 20 ―

1 成績の開示

本学では平成31年度入学者選抜試験における一般入試(前期日程後期日程)及び推薦入試の個

人成績について受験者本人からの請求に限り次のとおり開示します

なお申請に際しては本学受験票が必要となりますので紛失しないように大切に保管してくだ

さい

⑴ 請求方法

開示を希望する者は「学部入学試験成績の開示申請書」の様式を以下の本学Web ページからダ

ウンロードし所定の手続を行ってくださいなお同様式は入試課の窓口でも受け取ることが

できます

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationreleasephp

⑵ 開示内容

① 一般入試(前期日程)

小論文各得点面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

② 一般入試(後期日程)

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

③ 推薦入試

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

⑶ 申請受付期間

2019年5月9日(木)から6月7日(金)(必着)まで[窓口の場合土日を除く]

⑷ その他

請求方法等不明な事項があれば以下へ問い合わせください

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

2 問題出題の意図の公表

平成31年度一般入試(前期日程)における小論文ABの問題出題の意図は平成31年7月上旬頃

に本学Web ページで公表します

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationpast_examphp

― 21 ―

第11 入学試験情報の開示

1 試験場の位置図

― 22 ―

第12 試験場の位置図等

構 内 図

2 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台うれしのだい

地区)への交通案内本学への交通は以下のような方法があります

ア 神戸市三宮明石市姫路市方面から神しん

姫き

バスを利用する場合三ノ宮~西脇線明石~西脇線(国道175号線経由)及び姫路~社

やしろ

線の場合は「社やしろ

(営業所)」で「嬉野台

うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は三ノ宮駅から約1時間40分明石駅から約1時間40分姫路駅から約1時間30分)イ 大阪市神戸市三宮津山市方面から中国自動車道の中国ハイウェイバス(JRバス又は神

しん

姫き

バス)を利用する場合中国ハイウェイバスの「高

こう

速そく

社やしろ

」で下車し兵庫教育大学まで兵教シャトル便(平日のみ運行)による場合は5分徒歩による場合は約25分タクシーを利用する場合は配車時間を含め約10分(料金800円程度)(所要時間は新大阪駅から約1時間10分三ノ宮駅から約1時間津山駅から約2時間10分)ウ JR加古川線を利用する場合

加古川線社やしろ

町駅で下車し神しん

姫き

バスの「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三

さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は加古川駅から約1時間10分)

詳しくは神しん

姫き

バス公式サイト httpswwwshinkibuscojp で確認してください

― 23 ―

試験当日(推薦入試前期日程後期日程の各試験)はJR社やしろ

町駅~社やしろ

(営業所)~兵庫教育大学の間で臨時バス(神

しん

姫き

バス有料)を運行する予定ですまた高こう

速そく

社やしろ

バス停(中国自動車道)と兵庫教育大学の間で臨時バス(兵教シャトル便)を運行しますなお発車時刻等は受験票送付時にお知らせします

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

Page 22: G ¶ · R úø å S   G ¶ ¶ Í   ¶ æ ¶ \ 7 B A ò ¶ Í   ¶ æ ¶ Í    » F R ] w Ö ¶ ¬ H x | Í w M O t w q ` b

〔共通事項〕1 入学志願票は次の3種類がありますので各々志願する選抜の入学志願票を使用してください

⑴ 「一般入試(前期日程)」(水色)

⑵ 「一般入試(後期日程)」(黄緑色)

⑶ 「推薦入試」(桃色)

2 記入は黒のボールペン又は黒のインクを使用してください

3 印の欄は記入しないでください

4 記入した内容を訂正する場合は誤記入を二重線で消し余白部分に訂正内容を記入してくださ

〔「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」に共通する事項〕各欄の記入に当たっては次の事項に注意しもれなく正確に記入してください

①欄 氏名は楷書で丁寧に記入し該当する事項をで囲んでください

②欄 出願資格は所要の事項を記入し該当する事項をで囲んでください年月は卒業見込み又は

卒業等の年月を記入してください

③欄 本学からの連絡の際に使用するので詳細に記入してください

④欄 「一般入試(前期日程後期日程)」「推薦入試」を志願する者は大学入試センターから送付

されたそれぞれの「平成31センター試験成績請求票」を貼付けてください

rarr なお「推薦入試」について出願時に大学入試センターから成績請求票が届いていない場

合は入学志願票にその旨をチェックして示す場所がありますので当該欄にチェックを

入れてくださいそのうえで出願期間内に大学入試センター試験の成績請求票を除い

た出願書類を提出してくださいまた成績請求票は到着次第別途「書留速達」により

速やかに提出してください

⑤欄 大学入試センター試験で受験した教科科目に印を記入(「推薦入試」の場合は受験予定の教

科科目に印を記入)し本学が大学入試センター試験において受験することを課した教科

科目を受験しているかどうか確認してください(毎年国語外国語などへの記入漏れが多数

ありますのでご注意願います)

〔一般入試(後期日程)の事項〕⑥欄 希望する教科を一つ選択し印を記入してください(毎年記入漏れが多数ありますので

ご注意願います)

なお出願後に教科の変更は認められませんので記入にあたっては十分注意してください

〔「教員志望理由及び活動報告書」に関する事項〕1 推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)に2種類以上出願する場合「教員志望理由及び活

動報告書」は試験日が最も早い試験の入学志願票に添付してください(例推薦入試及び前期日

程に出願する場合は推薦入試の入学志願票に添付)

― 18 ―

第9 入学志願票等記入上の注意

学生募集要項の請求方法は次のとおりです

1 Webサイトから請求する場合

本学のWeb サイトから直接テレメールによる資料請求ができます

詳しくは本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)をご覧ください

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 大学案内学生募集要項(願書)等資料請求〕

2 テレメールで請求する場合

⑴ インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)又は自動音声応答電話をご利用くださ

⑵ 資料請求番号(6桁)をプッシュ又は入力してください

⑶ あとはガイダンスに従って登録してください

① 受付から23日後に送付されますただし発送開始日までのご請求は予約受付となり発

送開始日になりましたら一斉に発送いたします

② 一度ご利用になられたパスワード(4桁)は必ず控えておいてくださいお問い合わせや料金

をお支払いいただく際に必要になる場合がありますまたテレメールを繰り返しご利用いただ

く時にも便利です

③ 料金はお届けした資料に同封されている支払い方法(「郵便局ゆうちょ銀行での払込み」

「コンビニ支払い」「ケータイ払い(携帯電話通話料金と一緒のお支払い)」)に従いお支払いくだ

さい

― 19 ―

第10 学生募集要項の請求方法

インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)

httpstelemailjpQRコードからアクセスした場合は資料請求番号の入力は不要

自動音声応答電話

IP電話 050-8601-0101(24時間受付)一般電話回線からの通話料金は日本全国どこからでも3分毎に約12円です住所氏名等の登録時はゆっくりはっきりとお話しください登録された音声が不鮮明な場合は資料をお届けできないことがあります

資 料 名 資料請求番号 料 金 発送開始日一般入試(推薦入試含む)学生募集要項+大学案内 545202 250円 10月下旬

一般入試(推薦入試含む)学生募集要項 585202 250円 10月下旬

3 本学に直接請求する場合

封筒の表に「学部学生募集要項請求」と朱書し角形2号(縦33times横24程度)の返信用封筒(請

求者の郵便番号住所氏名を明記し300円分の切手を貼付けたもの)を同封のうえ請求してくだ

さい

送付時には教育課程課外活動就職学生生活及び諸施設等について紹介した「大学案内」も同

封します

請求先 673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

― 20 ―

1 成績の開示

本学では平成31年度入学者選抜試験における一般入試(前期日程後期日程)及び推薦入試の個

人成績について受験者本人からの請求に限り次のとおり開示します

なお申請に際しては本学受験票が必要となりますので紛失しないように大切に保管してくだ

さい

⑴ 請求方法

開示を希望する者は「学部入学試験成績の開示申請書」の様式を以下の本学Web ページからダ

ウンロードし所定の手続を行ってくださいなお同様式は入試課の窓口でも受け取ることが

できます

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationreleasephp

⑵ 開示内容

① 一般入試(前期日程)

小論文各得点面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

② 一般入試(後期日程)

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

③ 推薦入試

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

⑶ 申請受付期間

2019年5月9日(木)から6月7日(金)(必着)まで[窓口の場合土日を除く]

⑷ その他

請求方法等不明な事項があれば以下へ問い合わせください

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

2 問題出題の意図の公表

平成31年度一般入試(前期日程)における小論文ABの問題出題の意図は平成31年7月上旬頃

に本学Web ページで公表します

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationpast_examphp

― 21 ―

第11 入学試験情報の開示

1 試験場の位置図

― 22 ―

第12 試験場の位置図等

構 内 図

2 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台うれしのだい

地区)への交通案内本学への交通は以下のような方法があります

ア 神戸市三宮明石市姫路市方面から神しん

姫き

バスを利用する場合三ノ宮~西脇線明石~西脇線(国道175号線経由)及び姫路~社

やしろ

線の場合は「社やしろ

(営業所)」で「嬉野台

うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は三ノ宮駅から約1時間40分明石駅から約1時間40分姫路駅から約1時間30分)イ 大阪市神戸市三宮津山市方面から中国自動車道の中国ハイウェイバス(JRバス又は神

しん

姫き

バス)を利用する場合中国ハイウェイバスの「高

こう

速そく

社やしろ

」で下車し兵庫教育大学まで兵教シャトル便(平日のみ運行)による場合は5分徒歩による場合は約25分タクシーを利用する場合は配車時間を含め約10分(料金800円程度)(所要時間は新大阪駅から約1時間10分三ノ宮駅から約1時間津山駅から約2時間10分)ウ JR加古川線を利用する場合

加古川線社やしろ

町駅で下車し神しん

姫き

バスの「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三

さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は加古川駅から約1時間10分)

詳しくは神しん

姫き

バス公式サイト httpswwwshinkibuscojp で確認してください

― 23 ―

試験当日(推薦入試前期日程後期日程の各試験)はJR社やしろ

町駅~社やしろ

(営業所)~兵庫教育大学の間で臨時バス(神

しん

姫き

バス有料)を運行する予定ですまた高こう

速そく

社やしろ

バス停(中国自動車道)と兵庫教育大学の間で臨時バス(兵教シャトル便)を運行しますなお発車時刻等は受験票送付時にお知らせします

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

Page 23: G ¶ · R úø å S   G ¶ ¶ Í   ¶ æ ¶ \ 7 B A ò ¶ Í   ¶ æ ¶ Í    » F R ] w Ö ¶ ¬ H x | Í w M O t w q ` b

学生募集要項の請求方法は次のとおりです

1 Webサイトから請求する場合

本学のWeb サイトから直接テレメールによる資料請求ができます

詳しくは本学Web サイト(httpswwwhyogo-uacjp)をご覧ください

〔 rarr 入試情報 rarr 学校教育学部 rarr 大学案内学生募集要項(願書)等資料請求〕

2 テレメールで請求する場合

⑴ インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)又は自動音声応答電話をご利用くださ

⑵ 資料請求番号(6桁)をプッシュ又は入力してください

⑶ あとはガイダンスに従って登録してください

① 受付から23日後に送付されますただし発送開始日までのご請求は予約受付となり発

送開始日になりましたら一斉に発送いたします

② 一度ご利用になられたパスワード(4桁)は必ず控えておいてくださいお問い合わせや料金

をお支払いいただく際に必要になる場合がありますまたテレメールを繰り返しご利用いただ

く時にも便利です

③ 料金はお届けした資料に同封されている支払い方法(「郵便局ゆうちょ銀行での払込み」

「コンビニ支払い」「ケータイ払い(携帯電話通話料金と一緒のお支払い)」)に従いお支払いくだ

さい

― 19 ―

第10 学生募集要項の請求方法

インターネット(パソコンスマートフォン携帯電話)

httpstelemailjpQRコードからアクセスした場合は資料請求番号の入力は不要

自動音声応答電話

IP電話 050-8601-0101(24時間受付)一般電話回線からの通話料金は日本全国どこからでも3分毎に約12円です住所氏名等の登録時はゆっくりはっきりとお話しください登録された音声が不鮮明な場合は資料をお届けできないことがあります

資 料 名 資料請求番号 料 金 発送開始日一般入試(推薦入試含む)学生募集要項+大学案内 545202 250円 10月下旬

一般入試(推薦入試含む)学生募集要項 585202 250円 10月下旬

3 本学に直接請求する場合

封筒の表に「学部学生募集要項請求」と朱書し角形2号(縦33times横24程度)の返信用封筒(請

求者の郵便番号住所氏名を明記し300円分の切手を貼付けたもの)を同封のうえ請求してくだ

さい

送付時には教育課程課外活動就職学生生活及び諸施設等について紹介した「大学案内」も同

封します

請求先 673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

― 20 ―

1 成績の開示

本学では平成31年度入学者選抜試験における一般入試(前期日程後期日程)及び推薦入試の個

人成績について受験者本人からの請求に限り次のとおり開示します

なお申請に際しては本学受験票が必要となりますので紛失しないように大切に保管してくだ

さい

⑴ 請求方法

開示を希望する者は「学部入学試験成績の開示申請書」の様式を以下の本学Web ページからダ

ウンロードし所定の手続を行ってくださいなお同様式は入試課の窓口でも受け取ることが

できます

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationreleasephp

⑵ 開示内容

① 一般入試(前期日程)

小論文各得点面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

② 一般入試(後期日程)

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

③ 推薦入試

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

⑶ 申請受付期間

2019年5月9日(木)から6月7日(金)(必着)まで[窓口の場合土日を除く]

⑷ その他

請求方法等不明な事項があれば以下へ問い合わせください

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

2 問題出題の意図の公表

平成31年度一般入試(前期日程)における小論文ABの問題出題の意図は平成31年7月上旬頃

に本学Web ページで公表します

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationpast_examphp

― 21 ―

第11 入学試験情報の開示

1 試験場の位置図

― 22 ―

第12 試験場の位置図等

構 内 図

2 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台うれしのだい

地区)への交通案内本学への交通は以下のような方法があります

ア 神戸市三宮明石市姫路市方面から神しん

姫き

バスを利用する場合三ノ宮~西脇線明石~西脇線(国道175号線経由)及び姫路~社

やしろ

線の場合は「社やしろ

(営業所)」で「嬉野台

うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は三ノ宮駅から約1時間40分明石駅から約1時間40分姫路駅から約1時間30分)イ 大阪市神戸市三宮津山市方面から中国自動車道の中国ハイウェイバス(JRバス又は神

しん

姫き

バス)を利用する場合中国ハイウェイバスの「高

こう

速そく

社やしろ

」で下車し兵庫教育大学まで兵教シャトル便(平日のみ運行)による場合は5分徒歩による場合は約25分タクシーを利用する場合は配車時間を含め約10分(料金800円程度)(所要時間は新大阪駅から約1時間10分三ノ宮駅から約1時間津山駅から約2時間10分)ウ JR加古川線を利用する場合

加古川線社やしろ

町駅で下車し神しん

姫き

バスの「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三

さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は加古川駅から約1時間10分)

詳しくは神しん

姫き

バス公式サイト httpswwwshinkibuscojp で確認してください

― 23 ―

試験当日(推薦入試前期日程後期日程の各試験)はJR社やしろ

町駅~社やしろ

(営業所)~兵庫教育大学の間で臨時バス(神

しん

姫き

バス有料)を運行する予定ですまた高こう

速そく

社やしろ

バス停(中国自動車道)と兵庫教育大学の間で臨時バス(兵教シャトル便)を運行しますなお発車時刻等は受験票送付時にお知らせします

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

Page 24: G ¶ · R úø å S   G ¶ ¶ Í   ¶ æ ¶ \ 7 B A ò ¶ Í   ¶ æ ¶ Í    » F R ] w Ö ¶ ¬ H x | Í w M O t w q ` b

3 本学に直接請求する場合

封筒の表に「学部学生募集要項請求」と朱書し角形2号(縦33times横24程度)の返信用封筒(請

求者の郵便番号住所氏名を明記し300円分の切手を貼付けたもの)を同封のうえ請求してくだ

さい

送付時には教育課程課外活動就職学生生活及び諸施設等について紹介した「大学案内」も同

封します

請求先 673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

― 20 ―

1 成績の開示

本学では平成31年度入学者選抜試験における一般入試(前期日程後期日程)及び推薦入試の個

人成績について受験者本人からの請求に限り次のとおり開示します

なお申請に際しては本学受験票が必要となりますので紛失しないように大切に保管してくだ

さい

⑴ 請求方法

開示を希望する者は「学部入学試験成績の開示申請書」の様式を以下の本学Web ページからダ

ウンロードし所定の手続を行ってくださいなお同様式は入試課の窓口でも受け取ることが

できます

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationreleasephp

⑵ 開示内容

① 一般入試(前期日程)

小論文各得点面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

② 一般入試(後期日程)

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

③ 推薦入試

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

⑶ 申請受付期間

2019年5月9日(木)から6月7日(金)(必着)まで[窓口の場合土日を除く]

⑷ その他

請求方法等不明な事項があれば以下へ問い合わせください

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

2 問題出題の意図の公表

平成31年度一般入試(前期日程)における小論文ABの問題出題の意図は平成31年7月上旬頃

に本学Web ページで公表します

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationpast_examphp

― 21 ―

第11 入学試験情報の開示

1 試験場の位置図

― 22 ―

第12 試験場の位置図等

構 内 図

2 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台うれしのだい

地区)への交通案内本学への交通は以下のような方法があります

ア 神戸市三宮明石市姫路市方面から神しん

姫き

バスを利用する場合三ノ宮~西脇線明石~西脇線(国道175号線経由)及び姫路~社

やしろ

線の場合は「社やしろ

(営業所)」で「嬉野台

うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は三ノ宮駅から約1時間40分明石駅から約1時間40分姫路駅から約1時間30分)イ 大阪市神戸市三宮津山市方面から中国自動車道の中国ハイウェイバス(JRバス又は神

しん

姫き

バス)を利用する場合中国ハイウェイバスの「高

こう

速そく

社やしろ

」で下車し兵庫教育大学まで兵教シャトル便(平日のみ運行)による場合は5分徒歩による場合は約25分タクシーを利用する場合は配車時間を含め約10分(料金800円程度)(所要時間は新大阪駅から約1時間10分三ノ宮駅から約1時間津山駅から約2時間10分)ウ JR加古川線を利用する場合

加古川線社やしろ

町駅で下車し神しん

姫き

バスの「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三

さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は加古川駅から約1時間10分)

詳しくは神しん

姫き

バス公式サイト httpswwwshinkibuscojp で確認してください

― 23 ―

試験当日(推薦入試前期日程後期日程の各試験)はJR社やしろ

町駅~社やしろ

(営業所)~兵庫教育大学の間で臨時バス(神

しん

姫き

バス有料)を運行する予定ですまた高こう

速そく

社やしろ

バス停(中国自動車道)と兵庫教育大学の間で臨時バス(兵教シャトル便)を運行しますなお発車時刻等は受験票送付時にお知らせします

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

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1 成績の開示

本学では平成31年度入学者選抜試験における一般入試(前期日程後期日程)及び推薦入試の個

人成績について受験者本人からの請求に限り次のとおり開示します

なお申請に際しては本学受験票が必要となりますので紛失しないように大切に保管してくだ

さい

⑴ 請求方法

開示を希望する者は「学部入学試験成績の開示申請書」の様式を以下の本学Web ページからダ

ウンロードし所定の手続を行ってくださいなお同様式は入試課の窓口でも受け取ることが

できます

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationreleasephp

⑵ 開示内容

① 一般入試(前期日程)

小論文各得点面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

② 一般入試(後期日程)

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

③ 推薦入試

面接評点大学入試センター試験各科目得点総合得点

⑶ 申請受付期間

2019年5月9日(木)から6月7日(金)(必着)まで[窓口の場合土日を除く]

⑷ その他

請求方法等不明な事項があれば以下へ問い合わせください

673-1494 兵庫県加東市下久米942-1

兵庫教育大学入試課

TEL 0795-44-2067 FAX 0795-44-2069

2 問題出題の意図の公表

平成31年度一般入試(前期日程)における小論文ABの問題出題の意図は平成31年7月上旬頃

に本学Web ページで公表します

httpswwwhyogo-uacjpadmissioneducationpast_examphp

― 21 ―

第11 入学試験情報の開示

1 試験場の位置図

― 22 ―

第12 試験場の位置図等

構 内 図

2 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台うれしのだい

地区)への交通案内本学への交通は以下のような方法があります

ア 神戸市三宮明石市姫路市方面から神しん

姫き

バスを利用する場合三ノ宮~西脇線明石~西脇線(国道175号線経由)及び姫路~社

やしろ

線の場合は「社やしろ

(営業所)」で「嬉野台

うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は三ノ宮駅から約1時間40分明石駅から約1時間40分姫路駅から約1時間30分)イ 大阪市神戸市三宮津山市方面から中国自動車道の中国ハイウェイバス(JRバス又は神

しん

姫き

バス)を利用する場合中国ハイウェイバスの「高

こう

速そく

社やしろ

」で下車し兵庫教育大学まで兵教シャトル便(平日のみ運行)による場合は5分徒歩による場合は約25分タクシーを利用する場合は配車時間を含め約10分(料金800円程度)(所要時間は新大阪駅から約1時間10分三ノ宮駅から約1時間津山駅から約2時間10分)ウ JR加古川線を利用する場合

加古川線社やしろ

町駅で下車し神しん

姫き

バスの「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三

さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は加古川駅から約1時間10分)

詳しくは神しん

姫き

バス公式サイト httpswwwshinkibuscojp で確認してください

― 23 ―

試験当日(推薦入試前期日程後期日程の各試験)はJR社やしろ

町駅~社やしろ

(営業所)~兵庫教育大学の間で臨時バス(神

しん

姫き

バス有料)を運行する予定ですまた高こう

速そく

社やしろ

バス停(中国自動車道)と兵庫教育大学の間で臨時バス(兵教シャトル便)を運行しますなお発車時刻等は受験票送付時にお知らせします

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

Page 26: G ¶ · R úø å S   G ¶ ¶ Í   ¶ æ ¶ \ 7 B A ò ¶ Í   ¶ æ ¶ Í    » F R ] w Ö ¶ ¬ H x | Í w M O t w q ` b

1 試験場の位置図

― 22 ―

第12 試験場の位置図等

構 内 図

2 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台うれしのだい

地区)への交通案内本学への交通は以下のような方法があります

ア 神戸市三宮明石市姫路市方面から神しん

姫き

バスを利用する場合三ノ宮~西脇線明石~西脇線(国道175号線経由)及び姫路~社

やしろ

線の場合は「社やしろ

(営業所)」で「嬉野台

うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は三ノ宮駅から約1時間40分明石駅から約1時間40分姫路駅から約1時間30分)イ 大阪市神戸市三宮津山市方面から中国自動車道の中国ハイウェイバス(JRバス又は神

しん

姫き

バス)を利用する場合中国ハイウェイバスの「高

こう

速そく

社やしろ

」で下車し兵庫教育大学まで兵教シャトル便(平日のみ運行)による場合は5分徒歩による場合は約25分タクシーを利用する場合は配車時間を含め約10分(料金800円程度)(所要時間は新大阪駅から約1時間10分三ノ宮駅から約1時間津山駅から約2時間10分)ウ JR加古川線を利用する場合

加古川線社やしろ

町駅で下車し神しん

姫き

バスの「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三

さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は加古川駅から約1時間10分)

詳しくは神しん

姫き

バス公式サイト httpswwwshinkibuscojp で確認してください

― 23 ―

試験当日(推薦入試前期日程後期日程の各試験)はJR社やしろ

町駅~社やしろ

(営業所)~兵庫教育大学の間で臨時バス(神

しん

姫き

バス有料)を運行する予定ですまた高こう

速そく

社やしろ

バス停(中国自動車道)と兵庫教育大学の間で臨時バス(兵教シャトル便)を運行しますなお発車時刻等は受験票送付時にお知らせします

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

Page 27: G ¶ · R úø å S   G ¶ ¶ Í   ¶ æ ¶ \ 7 B A ò ¶ Í   ¶ æ ¶ Í    » F R ] w Ö ¶ ¬ H x | Í w M O t w q ` b

構 内 図

2 兵庫教育大学(加東キャンパス嬉野台うれしのだい

地区)への交通案内本学への交通は以下のような方法があります

ア 神戸市三宮明石市姫路市方面から神しん

姫き

バスを利用する場合三ノ宮~西脇線明石~西脇線(国道175号線経由)及び姫路~社

やしろ

線の場合は「社やしろ

(営業所)」で「嬉野台

うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は三ノ宮駅から約1時間40分明石駅から約1時間40分姫路駅から約1時間30分)イ 大阪市神戸市三宮津山市方面から中国自動車道の中国ハイウェイバス(JRバス又は神

しん

姫き

バス)を利用する場合中国ハイウェイバスの「高

こう

速そく

社やしろ

」で下車し兵庫教育大学まで兵教シャトル便(平日のみ運行)による場合は5分徒歩による場合は約25分タクシーを利用する場合は配車時間を含め約10分(料金800円程度)(所要時間は新大阪駅から約1時間10分三ノ宮駅から約1時間津山駅から約2時間10分)ウ JR加古川線を利用する場合

加古川線社やしろ

町駅で下車し神しん

姫き

バスの「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター行き」「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由三

さん

田だ

行き」又は「嬉野台うれしのだい

生涯教育センター経由天神行き」に乗りかえ「兵庫教育大学前」で下車する(所要時間は加古川駅から約1時間10分)

詳しくは神しん

姫き

バス公式サイト httpswwwshinkibuscojp で確認してください

― 23 ―

試験当日(推薦入試前期日程後期日程の各試験)はJR社やしろ

町駅~社やしろ

(営業所)~兵庫教育大学の間で臨時バス(神

しん

姫き

バス有料)を運行する予定ですまた高こう

速そく

社やしろ

バス停(中国自動車道)と兵庫教育大学の間で臨時バス(兵教シャトル便)を運行しますなお発車時刻等は受験票送付時にお知らせします

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

Page 28: G ¶ · R úø å S   G ¶ ¶ Í   ¶ æ ¶ \ 7 B A ò ¶ Í   ¶ æ ¶ Í    » F R ] w Ö ¶ ¬ H x | Í w M O t w q ` b

― 25 ―

〈附録〉

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

前年度(平成30年度)の入学試験問題

《前期日程》

小論文A

小論文B

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しないため掲載しておりません

検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

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検査内容採点評価基準及び合否判定基準

(1)検査内容採点評価基準

〈前期日程〉

〈後期日程〉

〈推薦入試〉

― 27 ―

検査科目 検査内容採点評価基準

小 論 文 A 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため文章の内容の理解度を評価します

小 論 文 B 教員となるにふさわしい資質と能力をみるため資料図表等の内容の理解度を評価します

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目をみるものとします教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し主として①~④をみます① 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 知識技能(形式集団面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し入学志願者が国語英語社会(地理歴史公民)数学理科音楽美術又は保健体育から選択した1教科についての口頭試問を含めて次の項目についてみるものとしますなお音楽又は美術を選択する者については実技も含めます得意分野の知識や学力を重視しつつ主として①~④をみます① 知識技能② 思考力判断力表現力③ 教員になろうとする強い意志④ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(形式個人面接で複数の教員により行います)

検査科目 検査内容採点評価基準

面 接

面接は提出された「教員志望理由及び活動報告書」も参照し次の項目についてみるものとします教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し主として①~④をみます① 教員になろうとする強い意志② 思考力判断力表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度④ 知識技能(形式個人面接で複数の教員により行います)

(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

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(2)合否判定基準

〈前期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び個別学力検査の成績の合計点が高得点の者から合

格者を決定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び個別学力検査の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈後期日程〉選抜者の判定は大学入試センター試験の平均点(全国平均点を基礎として本学で算出)以上の者

を対象とし原則として大学入試センター試験及び面接の成績の合計点が高得点の者から合格者を決

定します

調査書の成績はABCDEの5段階で評価判定します

ただし以下のいずれかに該当する場合は不合格となることがあります

大学入試センター試験の各科目の得点及び面接の得点が著しく低い

調査書の評価が著しく低い

〈推薦入試〉選抜者の判定は大学入試センター試験の成績により4つのグループに分け上位グループから

順に面接の成績が高得点の者から合格者を決定します

また面接の成績が60に満たない場合には不合格となることがあります

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 28 ―

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

Page 31: G ¶ · R úø å S   G ¶ ¶ Í   ¶ æ ¶ \ 7 B A ò ¶ Í   ¶ æ ¶ Í    » F R ] w Ö ¶ ¬ H x | Í w M O t w q ` b

前年度(平成30年度)入学者選抜状況

推薦入試()

― 29 ―

区 分 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

前 期 日 程 80 252 205 88 83

後 期 日 程 22 274 91 34 28

専 修 名 専修のコース(分野) 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数人 人 人 人 人

学校教育専修

学校教育系コース

18

24 23 6 6

幼年教育系コース 23 23 6 6

学校心理系コース 15 15 6 6

教 科領 域教 育 専 修

言語系コース(国語分野)

40

13 13 6 6

(英語分野) 15 15 5 5

社会系コース 16 14 6 6

自然系コース(数学分野) 13 13 4 4

(理科分野) 12 11 5 5

芸術系コース(音楽分野) 8 7 2 2

(美術分野) 2 2 0 0

生活健康系コース(保健体育分野) 12 12 5 5

(家庭分野) 8 8 2 2

総合学習系コース 7 7 5 5

合 計 58 168 163 58 58

本学では平成31年度から従来の専修専修のコース制を廃止しますそのため平成31年度入試では上記のような専修のコース分野別の選抜は実施しませんのでご注意ください

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

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教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

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特に評価する 評価する ある程度評価する

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2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

Page 32: G ¶ · R úø å S   G ¶ ¶ Í   ¶ æ ¶ \ 7 B A ò ¶ Í   ¶ æ ¶ Í    » F R ] w Ö ¶ ¬ H x | Í w M O t w q ` b

前年度(平成30年度)の入学試験問題

― 30 ―

- 1 -

問 題 次 の 文 章 を 読 ん で 後 の 問 い ( 問 1 〜 問 3 ) に 答 え な さ い

ロ ボ ッ ト に 対 す る 期 待 の 一 つ に そ の 「 自 立 性 」 あ る い は 「 自 律 性 」 と い う こ と が あ る 「 誰 の 手 も 借 り ず に 自 分 の 判 断 だ け

で 行 動 で き る そ う い う 能 力 を 備 え る 」 と い う こ と だ ろ う そ の 意 味 で は 「 誰 か に 依 存 す る こ と 」 は 極 力 避 け ら れ て き た の か も し

れ な い

一 方 で こ の 「 自 立 す る こ と 」 に 対 し て も う 一 つ の 見 方 が あ る 『 リ ハ ビ リ の 夜 』 ( 医 学 書 院 ) な ど の 著 者 と し て 知 ら れ る 熊 谷

晋 一 郎 に よ れ ば 「 自 立 す る と は む し ろ 依 存 先 を 増 や す こ と な の だ 」 と い う ( 熊 谷 2013 ) こ れ は ど う い う こ と か

熊 谷 は 脳 性 麻 痺ひ

の 後 遺 症 か ら 移 動 に は 車 椅 子 を 必 要 と し て お り 先 の 震 災 で の 屋 外 へ の 避 難 で 多 く の 困 難 を 抱 え る こ と に な っ

た こ の 体 験 の な か で 感 じ た の は 健 常 者 の 避 難 で の 手 段 は い く つ も 分 散 し て 存 在 す る の に 対 し 車 椅 子 な ど を 必 要 と す る 障 碍が い

の 避 難 で は そ の 選 択 肢 は き わ め て 限 ら れ る と い う こ と で あ る

一 般 的 に 健 常 者 は 「 ひ と り で な ん で も で き て し ま う 」 と い う 先 入 観 を も た れ や す い け れ ど も む し ろ さ ま ざ ま な も の に 依 存

し な が ら 行 動 し て い る の で は な い か し か も そ の 依 存 先 は 広 く 分 散 し て い る の だ と い う こ の 熊 谷 の 指 摘 は ロ ボ ッ ト の 「 自 立

性 」 と い う こ と を 考 え る と き あ る い は 人 と ロ ボ ッ ト と の 共 生 的 な 関 わ り を 考 え る と き と て も 示 唆 的 な も の だ ろ う

熊 谷 の 自 立 論 の 観 点 か ら 先 の お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を も う 一 度 見 直 し て み た い

こ の ロ ボ ッ ト は と き ど き 床 の 上 の コ ー ド に 巻 き 付 い て ギ ブ ア ッ プ し て し ま う 椅 子 の 脚 に 囲 ま れ た 袋 小 路 に 入 り 込 み そ こ か

ら 抜 け 出 せ な く な る そ ん な 弱 点 を 物 と も せ ず ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 中 を 軽 快 に 動 き ま わ る む し ろ そ の 弱 さ は 結 果 と し て 人 か ら

の 手 助 け や 愛 着 を 引 き 出 し て い る よ う な の だ ロ ボ ッ ト 自 ら が 意 識 し て い た わ け で は な い に せ よ 結 果 と し て 私 た ち を 味 方 に つ

け な が ら お 掃 除 を し て い た の で あ る

小 論 文 A

一 五 〇 点

六 〇 分

注 意 事 項

1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で こ の 問 題 冊 子 の 中 を 見 て は い け ま せ ん

2 こ の 問 題 冊 子 の ペ ー ジ は 白 紙 を 除 い て 1 ~ 5 ペ ー ジ あ り ま す

試 験 中 に 問 題 冊 子 の 印 刷 不 鮮 明 ペ ー ジ の 落 丁 乱 丁 及 び 解 答 用 紙 の

汚 れ 等 に 気 付 い た 場 合 は 手 を 挙 げ て 監 督 者 に 知 ら せ な さ い

3 解 答 は 〔 平 30 解 答 用 紙 〕 に 記 述 し な さ い

4 試 験 終 了 後 問 題 冊 子 は 持 ち 帰 り な さ い

平 成 30

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

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(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

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兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

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2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

Page 33: G ¶ · R úø å S   G ¶ ¶ Í   ¶ æ ¶ \ 7 B A ò ¶ Í   ¶ æ ¶ Í    » F R ] w Ö ¶ ¬ H x | Í w M O t w q ` b

― 31 ―

- 3 -

「 街 の 中 を 歩 い て い る の は 私 だ 」 と 考 え や す い け れ ど も 同 時 に 「 こ の 街 の 看 板 や 人 の 流 れ 街 並 み が 私 た ち を 歩 か せ て い

る 」 と も い え る 部 屋 の 壁 を 味 方 に つ け る よ う に 次 に 進 む べ き 方 向 を 見 出 し て い く お 掃 除 ロ ボ ッ ト の 振 る 舞 い を 微 笑

ほ ほ え

ま し く 思 う

の は 私 た ち も 同 様 な 行 動 様 式 を 備 え て い る た め だ ろ う

な に げ な く 地 面 の 上 を 歩 く と き は ど う か 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と 思 い つ つ も と り あ え ず そ の 一 歩 を 地 面

に 委 ね て み る す る と 地 面 は 私 た ち の 期 待 を 裏 切 る こ と な く し っ か り と 支 え て く れ る 動 歩 行 モ ー ド の 研 究 に よ れ ば こ の 地 面

に 委 ね よ う と し た と き に 生 ま れ る 地 面 か ら の 抗 力 が 次 の 一 歩 を 踏 み 出 す た め の ダ イ ナ ミ ク ス を 生 み 出 す の だ と い う

私 た ち は 地 面 の 上 を 歩 く と 同 時 に そ の 地 面 か ら の 支 え が 私 た ち を 歩 か せ て い る 個 の 中 に 閉 じ た 「 ク ロ ー ズ ド な シ ス テ ム 」 と

い う よ り む し ろ 一 つ の 「 オ ー プ ン な シ ス テ ム 」 と し て 地 面 と 一 緒 に 歩 行 と い う 行 為 を 組 織 し て い る と い え る だ ろ う ( 岡 田

2012 )

そ の 地 面 と の 関 わ り の な か で 私 た ち は 上 手 に 歩 く も の と し て 価 値 づ け ら れ る と 同 時 に こ の 地 面 も ま た そ の 一 歩 を 支 え る も

の と し て そ の 一 歩 の 存 在 に よ り 価 値 づ け ら れ る の だ

周 囲 に 半 ば 委 ね な が ら そ の 周 囲 と 一 緒 に 合 目 的 的 な 行 為 を 組 織 し て い く そ も そ も 私 た ち は な ぜ こ う し た 回 り く ど い 行 動 様

式 を と る の か な ぜ 自 分 の 中 で 完 結 し よ う と し な い の か

そ れ は 一 歩 を 踏 み 出 す と き の 「 ど う な っ て し ま う か 分 か ら な い 」 と い う 感 覚 に ヒ ン ト が あ る よ う に 思 う 自 分 の 内 側 か

ら は 自 分 の 顔 が 見 え な い の と 同 様 に 自 分 の 身 体 が 繰 り 出 す 行 為 な の に そ の 意 味 や 役 割 を 自 分 の 中 で 完 結 し た か た ち で 与 え ら れ

な い 行 為 の 意 味 に 対 し て 必 ず し も 最 後 ま で 責 任 を も て な い 私 た ち の 身 体 に 内 在 す る こ う し た 制 約 を 「 行 為 の 意 味 の 不 定 さ

(indeterminacy) 」 と 呼 ん で き た

私 た ち の 身 体 は こ の 不 定 さ を 自 覚 し つ つ 自 分 の 行 為 の 意 味 や 価 値 を 見 出 す た め に そ の 意 味 や 価 値 を い っ た ん は そ の 周 囲 に

委 ね る こ と を す る そ う し た 振 る 舞 い が 「 な に げ な い 行 為 」 と な っ て 現 れ る の だ ろ う

- 2 -

味 方 に つ け て い た の は 私 た ち ば か り で は な い ロ ボ ッ ト は 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 に コ ツ ン コ ツ ン と 接 触 す る た び に 進 行 方 向 を

小 刻 み に 変 え る こ の 振 る 舞 い は ホ コ リ を 見 落 と す こ と の な い よ う に と い か に も 甲 斐 甲 斐

か い が い

し く お 掃 除 を し て い る か の よ う に 映

る と こ ろ が 掃 除 の 邪 魔 に な ら な い よ う に 床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル を 取 り 除 い て み る と ロ ボ ッ ト の 動 き は 一 変 し て し ま

う の だ

少 し 広 く な っ た 部 屋 の 中 で ロ ボ ッ ト は と り あ え ず ま っ す ぐ に 走 り 出 す し ば ら く 走 っ た あ と に 部 屋 の 向 こ う の 側 面 に 接 触 す

る と 次 の 新 た な 方 向 を 決 め ま た ま っ す ぐ に 動 き 出 す こ の よ う に と て も 機 械 的 な 動 き に な っ て し ま う

床 の 上 に 置 か れ た 椅 子 や テ ー ブ ル の 脚 は ロ ボ ッ ト に と っ て は 障 害 物 の よ う に 見 え た け れ ど も そ れ ら は ロ ボ ッ ト の 甲 斐 甲 斐

か い が い

く 働 く 姿 を 作 り 上 げ て い た く わ え て ラ ン ダ ム な 要 素 を 加 味 し な が ら 部 屋 を ま ん べ ん な く お 掃 除 す る 動 き を 作 り 出 し て い る

ロ ボ ッ ト は 私 た ち の 手 助 け を 引 き 出 す と 同 時 に 部 屋 の 壁 や 椅 子 の 脚 ま で も 味 方 に つ け な が ら お 掃 除 を し て い た と い え る だ ろ う

自 分 の 中 に す べ て を 抱 え 込 む の で は な く 少 し 力 を 抜 く よ う に し て 周 囲 に 半 ば 委 ね て み る そ の 関 わ り の な か で 一 緒 に 部 屋

を き れ い に す る と い う こ と を 実 現 し て し ま う こ う し た 他 力 本 願 と も い え る ロ ボ ッ ト の 姿 勢 は な ぜ か 微 笑

ほ ほ え

ま し い 自 分 の 中 だ け で

解 決 す る こ と に 拘こ だ わ

っ た ( ア ) 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 に 比 べ る と と て も ス マ ー ト に 思 え る の で あ る

こ の ロ ボ ッ ト と 関 わ る 私 た ち の 姿 は ど う だ ろ う ロ ボ ッ ト に 振 り 回 さ れ て い る と い う 悲 壮 感 は な い む し ろ 「 手 の か か る ロ ボ ッ

ト だ な ぁ 」 と 思 い つ つ も こ の ロ ボ ッ ト と 一 緒 に 部 屋 を き れ い に す る こ と を 楽 し ん で い る

そ の 意 味 で ロ ボ ッ ト は 私 た ち に 参 加 の 余 地 を 与 え て く れ た だ け で な く 人 と し て の 能 力 や 優 し さ を 上 手 に 引 き 出 し て い る よ う

に も 思 え る そ の 関 わ り の な か で 私 た ち は こ の ( イ ) ロ ボ ッ ト に と っ て の 「 他 者 」 と し て 構 成 さ れ て い た と は い え な い だ ろ う か

こ の よ う な 周 囲 に 半 ば 委 ね た よ う な 行 動 ス タ イ ル は 日 々 の 生 活 の な か で も い く つ か 当 て は ま る な に げ な く 街 の 中 を 歩 く と き

は ど う か と り あ え ず 歩 き 出 し て み る と そ の 動 き に 合 わ せ て 少 し ず つ 視 野 が 拓ひ ら

け て く る そ こ で 見 え て き た 看 板 人 の 流 れ 店

舗 の 並 び な ど は 私 た ち の 歩 く と い う 行 為 を 上 手 に 制 約 し 方 向 づ け て く れ る

― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

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掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

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(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

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2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

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― 32 ―

- 5 -

問 1 傍 線 部 ( ア ) の 「 個 体 能 力 主 義 的 な 方 略 」 と は ど の よ う な も の か 五 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 2 傍 線 部 ( イ ) に あ る よ う に わ れ わ れ が 「 ロ ボ ッ ト に と っ て の 『 他 者 』 と し て 構 成 さ れ て い た 」 と は ど う い う こ と を 意

味 す る か 本 文 の 内 容 に 沿 っ て 百 五 十 字 以 内 で 記 述 し な さ い

問 3 筆 者 は 傍 線 部 ( ウ ) の 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 『 場 』 や リ ア リ テ ィ 」 が ど の よ う に 生 み 出 さ れ る と 考 え て い る か

三 〇 〇 字 以 内 で 記 述 し な さ い そ の 際 次 の 枠 の 中 の 四 つ の 語 句 を す べ て 使 用 す る こ と

な に げ な い 意 味 の 不 定 さ 応 答 責 任 参 加 す る 余 地

- 4 -

こ の こ と は 会 話 や 発 話 な ど の 対 面 的 な 相 互 行 為 の 場 面 に も 当 て は ま る 一 歩 を 繰 り 出 す と き と 同 様 に 誰 か に 向 け て こ と ば を

繰 り 出 す と き に も 小 さ な 賭 け を 伴 う

知 人 に 対 し て 「 お は よ う 」 と の こ と ば を 繰 り 出 す と き 相 手 が 気 づ か ず に 通 り 過 ぎ て し ま っ て は そ の 「 お は よ う 」 の 意 味 は 宙

に 浮 い て し ま う 自 分 の 発 話 の 意 味 や 役 割 で さ え 自 分 の 中 で は 完 結 で き な い 自 分 が 「 話 し 手 」 で あ る の も 相 手 が 「 聞 き 手 」

に な っ て く れ て い る と い う 単 純 な 事 実 に 支 え ら れ る こ と ば を ド キ ド キ し な が ら 繰 り 出 す 行 為 も そ の 意 味 や 役 割 を 探 る た め の 知

覚 行 為 な の で あ る

と 同 時 に こ れ ら の 行 為 は 他 者 に 委 ね る こ と で そ こ で 何 か を 生 み 出 し て い る 一 つ は 他 者 に 対 し て そ こ に 参 加 す る 余 地

あ る い は 一 緒 に 何 か を 作 り 上 げ る と い う 機 会 を 与 え る 「 お っ お は よ う 」 と い う 他 者 に 委 ね た よ う な 発 話 は そ の 発 話 の 意 味

を 支 え る と い う 作 業 に 参 加 す る 余 地 を 与 え る ど の よ う な 意 味 や 役 割 を 作 り 上 げ る か そ の 調 整 の 余 地 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 余

地 を 与 え て い る と も い え る

で は な に げ な い 一 歩 を 支 え る 地 面 と な に げ な く 繰 り 出 す 発 話 を 支 え て く れ る 他 者 と の 違 い は ど こ に あ る の か そ れ は 相 手 か ら

の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た 発 話 が 相 手 の 応 答 責 任 を 引 き 出 し そ れ に よ っ て 支 え ら れ る と い う 拮き っ

抗 し た 関 係 性 の 存 在 だ ろ う

相 手 か ら の 「 お は よ う 」 の 挨 拶 に 思 わ ず 「 お は よ う 」 と の こ と ば で 応 え て し ま う こ こ で 無 意 識 に 応 答 責 任 を 感 じ て し ま う の

は そ の こ と ば が 誰 か か ら の 支 え を 予 定 し て 繰 り 出 さ れ た も の で あ る こ と を 自 分 の 身 体 を 介 し て 知 っ て い る た め で あ る 環 境 や

他 者 と 切 り 結 ぼ う と す る 不 定 さ を 備 え た 身 体 が ほ ぼ 同 一 の 不 定 さ や 行 動 様 式 を 備 え た 他 者 の 身 体 か ら の 共 同 性 を 引 き 出 し て い る

こ う し た 不 定 さ を 内 在 す る 身 体 ど う し の ダ イ ナ ミ ク ス が い わ ゆ る ( ウ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に お け る 「 場 」 や リ ア リ テ ィ を 生 み

出 す の だ ろ う

( 岡 田 美 智 男 松 本 光 太 郎 編 著 『 ロ ボ ッ ト の 悲 し み コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を め ぐ る 人 と ロ ボ ッ ト の 生 態 学 』 新 曜 社 二 〇 一 四 年

に よ る な お 原 文 中 の 傍 点 と 小 見 出 し は 省 略 し た )

― 33 ―

問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

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前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

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兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

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2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

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問題

次の文章と図表を読んで後の問い(問1~問5)に答えなさい

太陽系にある地球などの惑星や月などの衛星は主に太陽からの放射により温めら

れているそして温められた惑星や衛星などの天体は宇宙空間に向けて赤外線を放

射する太陽からの放射は主に可視光線であり惑星や衛星からの放射は主に赤外線

である

地球では太陽から届いた放射のうち約

30が地表や雲などで反射され残りの約

70が地表や雲に吸収されるその吸収されたエネルギーにより地表や雲は温められ

る温められた地表や雲はエネルギーを放射するその吸収と放射のエネルギーがつ

りあう条件から地表や雲の温度が定まるもし仮に地球の反射が多ければ温度は低

く反射が少なければ温度は高い

また地球の大気は可視光線をほぼ吸収せず太陽光は地表まで届くしかし大気に

含まれる水蒸気や二酸化炭素などの温室効果ガスは赤外線を吸収するそのため地

表からの放射のほとんどは温室効果ガスに吸収される温められた温室効果ガスを

含む大気は赤外線を放射しおよそ

23が地表に戻りおよそ

13が宇宙空間に出て

いくこの温室効果ガスのはたらきのため温室効果ガスのないときに比べ地表の温

度は高くなる

表1は太陽系惑星の温度の一覧である有効温度とは惑星から宇宙空間へ放射され

るエネルギーの観測値をもとに推定された温度である表

1の金星の項目にある表面

温度とは金星の厚い大気下の表面の温度である

表1太陽系惑星の温度

水星

金星

地球

火星

木星

土星

天王星

海王星

有効温度

(K)

530

240

295

250

1244

936

594

55

(雲上

)(太陽直下

)以下

表面温度

(K)

735

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

太陽から遠い惑星ほど温度が低下する傾向が見られるそこで惑星の公転半径

aと

惑星の温度

tの関係をグラフにすると図

1のようになるそれぞれの惑星の公転半径

と温度は白丸の点でプロットされている図

1の中の

Aは金星の表面温度を表わし

Bは金星の有効温度を表わしている点線は後に述べる平衡温度の関係を表わすほ

ぼ右下がりの傾向があり何らかの規則性がありそうである

1

― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

一般入試(前期日程後期日程)

掲載内容募集人員志願者数志願倍率

掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

合格者受験番号推薦入試

掲載期間平成31年2月13日(水)午前10時 ~ 3月1日(金)

一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

掲載期間平成31年3月20日(水)午前10時 ~ 3月29日(金)

回線が混みあい接続に時間がかかることがありますしばらくしてからアクセスしてください

(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

アドレス httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学学校教育学部アドミッションポリシー(入学者の受入れに関する方針)兵庫教育大学学校教育学部はこれからの時代に求められる学校教育を実現する社会的要請に応えるため求める人物像に基づいて子どもの成長と発達についての総合的な理解と広い視野の上に使命感得意分野個性を持ち学校教育の課題に適切に対応できる実践力と人間性に優れた新人教員を養成しています

求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

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― 34 ―

規則性を調べるために横軸が

radica縦軸が

1tのグラフをかくと図

2のようにな

1tは

radicaにほぼ比例するこの比例関係をエネルギーのつりあいから理解して

みよう

惑星でおこるエネルギーの流れは複雑なので現実の現象を大胆に単純化したモデ

ルを考えるまず大気の温度と地表面の温度を区別をせず惑星全体の温度が一つの

温度と仮定するこの仮定では温室効果ガスの影響を無視することになるまた太陽

からのエネルギーを惑星は

100全て吸収し反射はないと仮定するこの二つの仮

定のもとで惑星の温度は惑星が太陽から受け取る放射エネルギーと惑星が宇宙空

間に放射するエネルギーとがつりあう平衡条件から定まるこのつりあいの条件から

決まる温度を平衡温度と呼ぶことにする温度と放射エネルギーの関係などの物理法

則を用いると平衡温度は

(惑星の平衡温度

)=

radic

R 2atimes

(太陽の温度

)(1

)

と求められるただし

Rは太陽の半径である

(図3)惑星の平衡温度は

1radic

aに比

例し惑星の半径

rには無関係である平衡温度と

aの関係を図

1と図

2に点線と

して記入してある

a

R

r

太陽

惑星

公転半径

図3太陽と惑星太陽の半径が

R惑星の半径が

rであるまた惑星の公転

半径が

aである

3

0

100

200

300

400

500

600

700

800

05

10

15

20

25

30

35

惑星の温度t(K)

惑星の公転半径

a(天文単位

)

A B

図1惑星の温度と公転半径の関係天文単位は地球の公転半径を

1とする距

離の単位でありおよそ

1天文単位

=15

times108kmである

0

00

02

00

04

00

06

00

08

00

10

00

12

00

14

00

16

00

18

00

20

00

22

01

23

45

1(惑星の温度t)(1K)

radic惑星の公転半径

a

アイウ

クケ

図2惑星の温度の逆数と公転半径の平方根の関係

aの単位は天文単位である

2

― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

4

Webサイトによる情報提供出願状況

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掲載期間平成31年1月29日(火)~3月29日(金)

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一般入試

前期日程

掲載期間平成31年3月7日(木)午前10時 ~ 3月20日(水)

後期日程

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(注)本人宛てに郵送する合格通知書をもって正式な通知とします

過去3年分の入学試験問題前期日程小論文AB実技検査(音楽美術体育)

前期日程の実技検査(音楽美術体育)は平成31年度入試から実施しませんのでご注意ください

欠員補充第2次募集実施の有無掲載期間平成31年3月28日(木)~3月31日(日)

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求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

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前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

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後期日程

大学入試センター試験

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特に評価する 評価する ある程度評価する

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2019平成31年度

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― 35 ―

問1表

1および図

1と図

2を読み取り次の問いに答えなさい

(1)図

2のケの惑星の名称を答えなさい

(2)図

2のケの惑星の公転半径として適切なものを次の

a)から

e)の選択肢

から一つ選び記号で答えなさい

a)

00

19天文単位

b)

23天文単位

c)55天文単位

d)

30天文単位

e)52天文単位

問2土星の衛星であるタイタンの有効温度は

94Kであり土星の有効温度とほぼ

等しいその理由をモデル式

(1)を参考にして

60字以内で答えなさい

問3表

2より地球の大気の成分を多い順に化学式で5つ答えなさい

問4表

2と表

3より窒素の質量は金星と地球でどちらが多いと推定できるか理

由を含めて

60字以内で答えなさいなお推定にあたり体積の百分率と質量

の百分率は等しいと考えてよい

問5図

1によると観測による金星の温度が平衡温度からずれている

(1)図

2において金星の有効温度と表面温度に対応する点をア~ケよりそ

れぞれ選び記号で答えなさい

(2)金星の有効温度が平衡温度より低い理由を

60字以内で答えなさい

(3)金星の表面温度が平衡温度より高い理由を

100字以内で答えなさい

5

観測による惑星の温度

tとモデル式

(1)による平衡温度を比較してみよう平衡温

度は表

1のほとんどの惑星の温度

tとよく一致しているが一致しないものもあ

るモデルでは大胆な仮定を置いているため平衡温度と惑星の温度

tのずれが生じ

ると考えられる

そこで金星や地球などの地球型惑星について大気の化学組成を表

2にまた大気

量や反射率を表

3にまとめたこの表をもとに平衡温度からのずれの理由を検討する

ことができる例えば地球では反射率が

03

0であり平衡温度に比べて有効温度

は低下する効果がある一方で温室効果ガスにより平衡温度に比べて表面温度は上

昇する効果がある

表2地球型惑星の主な大気組成の体積百分率

物質名

水星

金星

地球

火星

ヘリウム

He

1

アルゴン

Ar

19times

10minus

393times

10minus

116

ナトリウム

Na

99

窒素

N2

34

78

27

酸素

O2

69times

10minus

321

13

times10minus

1

二酸化炭素

CO

296

38times

10minus

295

水H

2O

14times

10minus

11~

28

3times

10minus

2

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

23年により作成

)

表3地球型惑星の大気量および反射率

水星

金星

地球

火星

大気量

(kg)

53

times1020

53times

1018

24times

1016

反射率

00

607

803

001

6

注)反射率とは入射全エネルギーに対する反射全エネルギーの割合

(国立天文台編『平成

24年理科年表』丸善出版平成

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4

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求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

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入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

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2019平成31年度

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一般入試(前期日程後期日程)

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一般入試

前期日程

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求める人物像本学が求める者は次の要素を兼ね備えた人物です高等学校における教科科目を幅広く修得ししっかりとした基礎的な知識技能を身につけていること知識技能を活用して自ら課題を発見しその解決に向けて探究し成果等を表現するために必要な思考力判断力表現力等の能力を有していること

豊かな人間性を備えコミュニケーション能力や協調性を持ち主体性を持って多様な人々と協働する態度を有していること

優れた新人教員になろうとする強い意志を持ち意欲的に本学の教育課程に取り組むこと

入学者選抜の基本方針教員になろうとする強い意志を持った者を受け入れるため大学入試センター試験を課した推薦入試及び一般入試(前期日程後期日程)により学力の3要素(①知識技能②思考力判断力表現力③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)等を多面的総合的に評価し入学者を選抜しますなお各選抜区分においては学力の3要素等を別表のとおり評価します推薦入試出身学校長が教員になろうとする強い意志と資質能力を持った者として推薦するものを対象に大学入試センター試験(3教科3科目又は3教科4科目)の成績(550点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく個人面接(300点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい人物かどうかを重視し評価します

一般入試(前期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに小論文(360点満点)「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく集団面接(240点満点)の成績を総合して教員となるにふさわしい資質能力のバランスを重視し評価します一般入試(後期日程)大学入試センター試験(5教科7科目5教科8科目6教科7科目又は6教科8科目)の成績(950点満点)とともに「調査書」及び「教員志望理由及び活動報告書」に基づく得意分野の内容に関する個人面接(300点満点)の成績を総合して得意分野の知識や学力を重視し評価します

入学前に学習しておくことが期待される内容高等学校卒業程度の基礎的な知識や技能を十分に習得していること

別 表

選抜区分 選抜方法学力の3要素

教員になろうとする強い意志①知識技能

②思考力判断力表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度思考力 判断力 表現力

推薦入試

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

前期日程

大学入試センター試験

小論文

面接(集団)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

後期日程

大学入試センター試験

面接(個人)

調査書(面接資料)

教員志望理由及び活動報告書

特に評価する 評価する ある程度評価する

学校教育学部(学校教育教員養成課程)

673-1494 兵庫県加東市下久米 942-10795-44-2067(入試課)httpswwwhyogo-uacjp

兵庫教育大学〔スマートフォンサイト〕

2019平成31年度

学 生 募 集 要 項兵庫教育大学

HYOGO UNIVERSITY OF TEACHER EDUCATION

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