ロボット革命イニシアティブ協議会の取り組み紹介 · erp・ecm/plm・scm・システム指向・オペレーションマネジメント・オブジェクト指向・デジタル化準備

人間本位の産業を目指して

2018 Copyright Robot Revolution Initiative, All Rights Reserved.

“Connected Industries”New vision for the future of Japanese industries

2018 Connected Industries 講演会

ロボット革命イニシアティブ協議会の

取り組み紹介

2018年12月

ロボット革命イニシアティブ協議会

インダストリアルIoT推進統括水上潔




目次

1. ロボット革命イニシアティブ協議会について

2. トップダウンの対応

3. ボトムアップの対応（中小支援の支援）

1




ロボット革命イニシアティブ協議会

2

2015年5月、内閣府発行ロボット新戦略に基づき設置会員数 18年12月現在約520




国策との位置付け

3

1.0 狩猟

農耕2.0

工業3.0

4.0 情報

新たな社会“Society 5.0”

5.0

・様々なつながりによる新たな付加価値の創出・従来、独立・対立関係にあったものが融合し、変化

“Connected Industries”Society 5.0を実現する産業界の姿

RRI

サイバー空間とフィジカル

空間が融合する社会

Society5.0により経済的発展と社会

的課題解決を両立

ものづくり・ロボティクス

自動走行・モビリティサービス

バイオ・素材

スマートライフプラント・インフラ保安

重点取組分野

RRIが推進主体として位置付けられた

RRI会長が大臣懇談会メンバとして議論に参加

国内及び国際は独等と連携協力して推進




2. RRIの取組み主な成果

2015年中間取りまとめ、産業機械サブ幹事会報告

2016年日独イニシアティブ間でMOU、事例紹介、IoTツール紹介、

日独専門家会議(国際標準化）及び声明発表

国際シンポジウム（国際連携の必要性）

2017年チェコ・IIC・フランスとイニシアティブ間でMOU、IoTソリューション紹介、

日独専門家会議(国際標準化・産業セキュリティ）及び成果発表

国際シンポジウム（将来像・国際標準化・セキュリティ）

独レポート8文書翻訳（アーキテクチャなど）

活動国際比較・システム思考ガイドブック

IEC／SyC国内審議団体引き受け

Connected Industriesものロボ分科会対応

スマートものづくり応援隊他支援組織全国連絡会議開催

（中堅・中小支援）

4




トップダウン対応第4次への階段（私案）

5

欧米ギャップ IT化の遅れERP・ECM/PLM・SCM・システム指向・

オペレーションマネジメント・オブジェクト指向・デジタル化準備

従来の日独連携テーマ国際標準化・産業セキュリティー

中小企業対応・研究開発・人材育成・制度改革

新たな日独連携テーマB2Bプラットフォームエコノミー構築

現状の日本：1980年代モデル

ゴール第4次産業革命世界

過去議論から抜け落ちている部分→勉強会開始

日独含め議論中（学習段階）

これから議論但し、日本側は人材不足

I2.x

I3.0

I4.0

欧米との文化・産業構造

の違い




6

従来は機械や設備を客先に納入した後は、メーカはフィードバックを受けられない今後は設備の運転状況データが得られ、新し

い顧客価値が生まれる

設備メーカ設備ユーザ

設備ユーザ設備メーカ

プラットフォーム提供者

データ活用サービス提供者

国際標準化

• 独連携先のプラットフォームIndustries4.0との日独標準化専門家会合を推進• 将来像（ユースケース）を描き、標準化の抽出要件を共同で行い「価値を生むサービスのユースケース」について合意文書として発表

• 製造業が次世代ではデジタライゼーションによるサービス化へ向かう中での最重要ケース。




産業セキュリティ

7

• 独連携先のプラットフォームIndustries4.0との日独専門家会合を推進• ユースケースベースでの要件検討を行い、産業セキュリティとしてはIntegrity、

Trustworthinessや攻撃への即応性などを議論していく。• 企業間連携としてサプライチェーンを取上げ、組織・人・ものなどの枠組みでのセキュリティ確保が重要との中間結果を得た。

製造者顧客サプライヤ

予知保全製品アップグレード

信頼できるセキュリティインフラ




3. ボトムアップ対応道具・体験

8




中堅・中小向け地域支援活動

企業

企業企業

支援者支援者

支援者

学・研

公設試

自治体

ベンダー

当該地域

他の地域

中企庁

経産省経産局

他官庁

大都市学・研

産総研

商工会など

工業会

学会中央

支援団体

RRI

金融

当該地域支援団体

①企業への対応

②支援活動運営

③地域内の他の支援団体連携

④地域外の他の支援団体連携

地域内の他の支援団体

他の地域




1.5

2

2.5

3

17年 18年 19年

地域支援活動状況

企業対応支援運営地域内連携地域外連携

中堅・中小向け地域支援アンケート結果

組織的に対応開始

手順・記録がある

レベル5 進化型高度化4 戦略的プロセス化




アンケートのコメント

企業支援• 人材不足（企業・支援-ロボットSI、業種知識）

• 経営課題が曖昧、ICT化未、生産管理未

• IoT・AIに無関心－効果想定難• 業種・個社の多様性への対応

支援運営• ヒアリングフォーマット化など支援業務の標準化、ワンストップ化

• モデルラインやIoTキットの活用と実習、地域に実習場がない

• 企業訪問、マッチング、ニーズ顕在化の仕組み

• 成功事例紹介• 地域課題解決、新分野開拓（航空）• アドバイザーの力量• 資金・事業継続性

地域内連携• 重複する活動、旧来活動のスクラップアンドビルド

• 公設試・高専・大学・企業・金融連携• 共有場（空間、サイバー）• 地域高専実習、高校生PR

地域外連携• 事例や人材・講師・専門家の共有・支援• 他地域インターネット情報収集

その他• 情報共有・支援活動PRできる場が欲しい• 諸外国の支援活動事例の共有

所感（私見）• 自発性が重要。情熱を持った、継続して携われる指導者がいる。

事例• 産学官皆で、企業の現場でアイデア出し。• コンサルティング（企業課題抽出）に補助

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