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プロユース仕様(V1.00)
自動時刻修正BOXLANタイプ(JJY-PK-LAN3)
仕様書
(c) 2004-2019 NIPPON SEC Corporation 300-5256-0A
配線上の注意
■本装置の各端末間のケーブルやパソコンと接続するケーブルは、電力ケーブルや
他設備の動力線から遠ざけて配線してください。
注意
●この装置は電波機器ですので、環境の変化などで受信状況が変わる可能性があります。定期的にLEDモニ
ターで受信状況を確認してご使用下さい。
●長波の電波は昼間よりも夜間の方が受信しやすくなります。
●濡れた手で本製品及び電源ケーブル等付属品を取り扱わないでください。感電の原因となります。
●アース線・FG(フレームグランド)は強電設備とは独立したD種接地に接続してください。
●電源ケーブルのプラグの接続は、タコ足配線にしないでください。
タコ足配線はコンセントが過熱し、火災の原因となることがあります。
●電源は、仕様に記述された適切な電源を使用してください。
●電源ケーブルや通信ケーブルを無理に曲げたり、上に重い物をのせたりしないでください。
感電、発煙、火災の原因となります。
●湿気やホコリの多い場所での使用は避けてください。本製品の寿命が短くなったり、故障の原因になり
ます。
●強電設備の近くなど、ノイズの多い環境では使用しないでください。誤動作の原因となります。
●本製品をむやみに開けたり分解したりしないでください。
●信号線の接続や設定、カバー類の取り付け/取り外し、設置等をする場合は、必ず電源を切ってから
行ってください。また、指をはさんだり、ぶつけたりしないように注意してください。
●本製品は精密な電子機器ですので、強い振動や衝撃を与えたりしないでください。
●本製品を人命に関わるような用途では使用しないでください。
目次
1 概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
2 構成図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
2-1 屋内用(JJY-PK-LAN3)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
2-2 屋外用(JJY-PK-LAN3-O)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
3 外観図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
3-1 自動時刻修正BOX(JJY-MU-1B)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
3-2 自動時刻修正BOX専用LANアダプタ(JJY-LAN-3)・・・・・・・・・・・・・・4
3-3 自動時刻修正BOX用ACアダプタ(JJY-AC)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
3-4 LANアダプタBOX用ACアダプタ(JJY-AC3)・・・・・・・・・・・・・・・・・5
3-5 屋外用ケース(JJY-CASE):オプション・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
4 機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
4-1 受信動作・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
4-2 60kHz強制受信スイッチ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
4-3 RS-422時刻データ出力機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
4-4 LEDモニター機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
4-4-1 電源(赤):電源モニター ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
4-4-2 成功(緑):時刻情報の受信に成功してからの経過時間・・・・・・・・・・・・・7
4-4-3 状況(赤):現在の受信状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
4-4-4 60kHz(赤):60kHz強制受信・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
5 RS-422時刻データ出力機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
5-1 通信設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
5-2 取得コマンドフォーマット・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
5-3 出力フォーマット・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
5-4 出力タイミング・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
6 LANアダプタの使用方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
6-1 LANアダプタの設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
6-2 LANアダプタの使用手順・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
6-3 LANアダプタの設定変更方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
6-3-1 IPアドレスの設定方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
6-3-2 ポート番号の設定方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
7 使用条件・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
7-1 設置条件・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
7-2 受信確認方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
7-3 自動時刻修正BOX(JJY-MU-1B)の設置方法・・・・・・・・・・・・・・・・・19
7-4 受信範囲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
8 仕様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22
8-1 自動時刻修正BOX(JJY-MU-1B)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22
8-2 自動時刻修正BOX専用LANアダプタ(JJY-LAN-3)・・・・・・・・・・・・・22
9 ケーブル図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
9-1 屋内用:LAN仕様(JJY-CBL-LAN)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
9-2 屋外用:LAN仕様(JJY-CBL-1B-O)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
10 電波を受信できないときは?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24
11 故障かな?と思ったら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25
12 こんなときは?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26
13 参考資料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28
13-1 BCCの計算方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28
14 LANアダプタの出荷時設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29
- 1 -
1 概要
●自動時刻修正 BOX LAN タイプ(以下JJY-PK-LAN3)は独立行政法人・情報通信研究機構が
運用している正確な時刻情報をのせた 40kHz または 60kHz ※の標準電波を受信し、LAN(TCP/IP)
で出力する自動時刻修正装置です。
●JJY-PK-LAN3の出力方式はLAN(TCP/IP)です。
※自動時刻修正BOXからLANアダプタまでは、RS-422で接続されます。
●JJY-PK-LAN3を使用する際は、必ず専用のACアダプタを使用して下さい。
●JJY-PK-LAN3は屋内仕様です。屋外で使用される場合は、オプションにて対応します。
(JJY-PK-LAN3-O)
※本製品は40kHz/60kHz自動切替タイプです
- 2 -
2 構成図2-1 屋内用(JJY-PK-LAN3)
<付属品>
1.自動時刻修正BOX (JJY-MU-1B) 1台
2.LANアダプタBOX (JJY-LAN-3) 1台
3.自動時刻修正BOX用ACアダプタ (JJY-AC) 1個
4.LANアダプタBOX用ACアダプタ (JJY-AC3) 1個
5.屋内用ケーブル (JJY-CBL-LAN) 1本
(標準:3m 大:600m)
2-2 屋外用(JJY-PK-LAN3-O)
<付属品>
1.自動時刻修正BOX (JJY-MU-1B) 1台
2.LANアダプタBOX (JJY-LAN-3) 1台
3.自動時刻修正BOX用ACアダプタ (JJY-AC) 1個
4.LANアダプタBOX用ACアダプタ (JJY-AC3) 1個
5.屋内用ケーブル (JJY-CBL-LAN) 1本
(標準:3m 大:600m)
6.屋外用ケース (JJY-CASE) 1個
7.屋外用ケーブル (JJY-CBL-1B-O) 1本
(標準:10m 大:600m)
※屋内用ケーブル+屋外用ケーブルの 大長は600mです。
- 3 -
3 外観図
3-1 自動時刻修正BOX(JJY-MU-1B)
90
12.5
120
103
140
12
Dsub-25P メス
4-φ4
4-取付足
4-モニター用LED
【正面】
【上面】
プラスチックケース
45 6
32
【側面】
60kHz強制受信スイッチ ACアダプタ接続用(DC9V)
- 4 -
3-2 自動時刻修正BOX専用LANアダプタ(JJY-LAN-3)
- 5 -
3-3 自動時刻修正BOX用ACアダプタ(JJY-AC)
3-4 LANアダプタBOX用ACアダプタ(JJY-AC3)
入力:AC100V(50/60Hz)
4251
63
出力:DC9V 500mA
ケーブル長:1800±100mm(屋内使用時)
1650±100mm(屋外使用時)
入力:AC100V(50/60Hz)出力:DC12V 800mA
74
56 48
ケーブル長:1800±100mm
- 6 -
3-5 屋外用ケース(JJY-CASE):オプション
材質:ABS
[側面][正面]
4-φ5(壁面取付用ネジ穴:背面側)
3-ポール取付用長穴(バンド固定用)
110
195
224 295
φ8 鍵取付穴
80
2739
2739
27
63
6
150
反対面同様
色:ベージュ 5Y8/2
保護等級:IPX3
適合電線径:φ6~8mm
- 7 -
4 機能
4-1 受信動作
①電源投入直後(リセット直後)は40kHzから受信を開始します。
②40kHzで7分間受信ができなかった場合、60kHzに自動で切り替わります。
③60kHzで7分間受信ができなかった場合、一旦受信動作を停止します。
(1時間後に再度、40kHzから受信動作を開始します)
※受信に成功(「成功」LEDモニターが点灯)すると「状況」LEDモニターは消灯します。
④受信に成功した場合は、毎時1分毎(1日24回)に受信動作を行います。
※前回受信に成功した周波数が60kHzの場合は、60kHzから受信を行います。
4-2 60kHz強制受信スイッチ
●本体側面に取り付けてあるスイッチ(黒)を押すと60kHz強制受信モードに入ります。
※7分間受信ができなかった場合、受信動作を停止します。
4-3 RS-422時刻データ出力機能
●時刻情報はJJY-MU-1BがTIMEコマンドを受け取った時のみ出力します。
(詳細は5項「RS-422時刻データ出力機能」を参照して下さい)
●外部電源が遮断されると、内部時計も消去されます。電源再投入後は、受信に成功するまではNGコマンド
を出力します。
4-4 LEDモニター機能
4-4-1 <電源(赤):電源モニター>
●外部電源が供給されている間点灯します。
4-4-2 <成功(緑):時刻情報の受信に成功してからの経過時間>
●時刻情報を 後に受信してからの経過時間を表します。
経過時間が24時間未満 点灯
経過時間が24時間以上1週間未満 点滅(1秒間隔)
経過時間が1週間以上 消灯
受信する事ができなかった 消灯
※「成功」LEDモニターが消灯している状態では、RS-422出力はNGコマンドのみです。
- 8 -
4-4-3 <状況(赤):現在の受信状況>
●JJY-MU-1Bを設置する際の目安として利用することができます。
<40kHzの地域でご使用の場合>
①電源投入直後(リセット直後)は40kHzから受信を開始します。
②7分間受信できなかった場合、本体をリセット(電源を抜き差し)して下さい
※7分間受信できなかった場合、60kHzに自動的に切り替わります。
<60kHzの地域でご使用の場合>
①電源投入直後(リセット直後)は40kHzから受信を開始します。
②本体側面に取り付けてあるスイッチ(黒)を押して、60kHz強制受信モードにして下さい。
(スイッチを押すと「60k」LEDが点灯します)
③7分間受信できなかった場合、本体をリセット(電源を抜き差し)して再度、本体側面に取り付けてあ
るスイッチ(黒)を押して、60kHz強制受信モードにして下さい。
※7分間受信できなかった場合、受信動作を停止します。
※場所を移動した場合、その場所で動作が安定するまで30秒程度必要です。従って、位置を固定してから
30秒後の赤色LEDモニターの状態を数分間確認して下さい。
※「状況」LEDモニターは現在の受信環境の状態を表すもので、過去の受信結果とは一切関係がありません。
点灯状態が継続している場合 現在、受信可能な状態
消灯状態が継続している場合 ・現在、受信不可能な状態
(夜間でも受信できる可能性が低い)
・受信動作を停止している状態
不規則に点滅している場合 現在、受信不可能な状態
(夜間では受信できる可能性が高い)
4-4-4 <60kHz(赤):60kHz強制受信>
●本体側面に取り付けてあるスイッチ(黒)を押すと、60kHz強制受信モードに入り「60k」LED
モニターが点灯します。
●受信成功時、または7分間受信できなかった場合、LEDは消灯します。
※「60k」LEDモニターは、手動で60kHz受信モードに入った時のみ点灯します。
自動で60kHz受信モードに入った時には点灯しません。
- 9 -
5 RS-422時刻データ出力機能
※「成功」LEDモニターが消灯している状態では、RS-422出力はNGコマンドのみです。
5-1 通信設定
ビットレート 4800bps
データ長 8ビット
パリティビット なし
ストップビット 1ビット
取扱コード アスキーコード
5-2 取得コマンドフォーマット
・自動時刻修正BOXが受信するコマンドです。
●時刻データ取得コマンド
1 2 3 4 5 6
SX T I M E EX
02H 54H 49H 4DH 45H 03H
- 10 -
5-3 出力フォーマット・自動時刻修正BOXが送信するコマンドです。
a.全ての時刻情報を正常に受信できた場合(OK)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27
SX T I M E Y Y M M D D h h m m s s W L S X R O K C C EX
02H 54H 49H 4DH 45H 4FH 4BH 03H
記号 n番目のデータ 内容 表示範囲 詳細
YY 6,7 西暦 00~99 下2桁のみ
MM 8,9 月 01~12
DD 10,11 日 01~31
hh 12,13 時 00~23 24時間制
mm 14,15 分 00~59
ss 16,17 秒 00~59
W 18 曜日 0~6 0:日曜~6:土曜
L 19 閏秒 0~3 0:1ヶ月以内に閏秒なし
2:1ヶ月以内に閏秒(削除)あり
3:1ヶ月以内に閏秒(挿入)あり
S 20 夏時間 0~3 0:6日以内に夏時間への変更なし
1:夏時間実施中
2:6日以内に夏時間への変更あり
3:6日以内に夏時間終了
X 21 時刻情報源 0~3 2:長波(固定)
R 22 時刻修正後の経過 0,3 0:時刻修正から1日以内
3: 〃 1週間以内
CC 25,26 BCC 30(h)~ 3F(h) ’0’:30(h)~’?’:3F(h)
※BCCの計算方法は13項「参考資料」を参照して下さい。
※時刻情報を受信できない場合は 大月差30秒(0~40℃)の内蔵時計で動作しているため
Rが3の時は1秒以上の誤差が発生する場合があります。
b.時・分の時刻情報のみ正常に受信できた場合
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27
SX T I M E * * * * * * h h m m s s * * * * * O K C C EX
02H 54H 49H 4DH 45H 2AH 2AH 2AH 2AH 2AH 2AH 2AH 2AH 2AH 2AH 2AH 4FH 4BH 03H
記号 n番目のデータ 内容 表示範囲 詳細
hh 12,13 時 00~23 24時間制
mm 14,15 分 00~59
ss 16,17 秒 00~59
c.時刻情報を受信できていない場合(NG)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27
SX T I M E □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ N G C C EX
02H 54H 49H 4DH 45H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 4EH 47H 03H
※上記の□はスペースです。
- 11 -
5-4 出力タイミング
・aの長さは時刻データ取得コマンドを送信するタイミングで変化しますが、JJY-MU-1Bからは
nn.930秒から時刻データを送信し始め、"ETX"の送信タイミングが約(nn+1).000秒に
なります。そのため、ホスト側では"ETX"を受信した時点で(nn+1).000秒になるように時刻
を合わせて下さい。
・時刻データの送信は、時刻データ取得コマンド(TIMEコマンド)を受信するタイミングで異なります。
TIMEコマンドをnn.200秒以内に受信した場合 :nn .930秒に時刻データを送信
TIMEコマンドをnn.200秒より後に受信した場合 :(nn+1).930秒に時刻データを送信
<例1>
1.ホスト側から"TIME"コマンドを送信。 (18時37分27.100秒)
2.JJY-MU-1Bから時刻データを送信。 (18時37分27.930秒)
3.ホスト側が"ETX"を受信。 (18時37分28.000秒)
※この時、JJY-MU-1Bから送信される時刻データは18時37分28秒です。
<例2>
1.ホスト側から"TIME"コマンドを送信。 (18時37分27.500秒)
2.JJY-MU-1Bから時刻データを送信。 (18時37分28.930秒)
3.ホスト側が"ETX"を受信。 (18時37分29.000秒)
※この時、JJY-MU-1Bから送信される時刻データは18時37分29秒です。
※毎時20、30、40、50分と電波時計の受信完了時のタイミングでは、内部時計の更新処理を行ってい
るため、時刻データ取得コマンド(TIMEコマンド)に対して、時刻データを送信しない場合があります。
その場合は、時刻データ取得コマンドを再送されるか、送信する時刻をずらしてご使用下さい。
(電波時計の受信完了時とは、毎時01~15分の間で行う受信動作が完了した時刻です。そのため、受信
環境によって完了時間にバラツキがあります。)
<ホスト側>時刻データ取得コマンド(TIMEコマンド)送信タイミング(任意で送信)
時刻データ送信タイミング
nn.nnn秒 nn.930秒
STX"TIME"ETX STX"TIME"ETX
STX・・・・・・・ETX STX・・・・・・・ETX
a a<JJY-MU-1B側>
(nn+1).000秒mm.mmm秒 mm.930秒
(mm+1).000秒
- 12 -
6 LANアダプタの使用方法
6-1 LANアダプタの設定
・LAN アダプタの出荷時の設定は以下の通りです。
IPアドレス 192.168. 0.200 (10進数)
サブネットマスク 255.255.255. 0 (10進数)
ポート番号 10002 (10進数)
6-2 LANアダプタの使用手順
1.LAN アダプタと自動時刻修正BOX(JJY-MU)を付属の専用ケーブルで接続して下さい。
2.LAN ケーブルを LAN アダプタに接続して下さい。
※直接パソコンに接続する場合はクロスケーブルを使用してください。
※HUB等に接続する場合はストレートケーブルを使用してください。
3.ACアダプタを接続して、電源を供給します。
4.LAN アダプタに取り付けてある、電源モニターLEDランプ(赤)が点灯していれば通信可能です。
- 13 -
6-3 LANアダプタの設定変更方法
6-3-1 IPアドレスの設定方法
・IPアドレスを変更する際は、以下の手順で変更してください。
A.現在設定されているIPアドレスが分からない → 「1」へ
B.現在設定されているIPアドレスが分かっている → 「6」へ
1.設定したいIPアドレスを「10.0.1.200」と仮定します。
2.本体底面に記されているMACアドレスを確認してください。
3.Windows パソコンより「スタート」→「プログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」
を実行します。
4.arp□-s□10.0.1.200□XX-XX-XX-XX-XX-XX
上記入力後Enterキーを押下。(下線部はMACアドレスです)
※□はスペースです。
※「ARP エントリを追加できませんでした」のエラーメッセージが表示された際は、
12項 「こんなときは?」のページをご参照下さい。
5.telnet□10.0.1.200□1
上記入力後Enterキーを押下。
※このコマンドでは実際には操作できませんが、次の動作に移るための正しい操作です。
6.telnet□10.0.1.200□9999
上記入力後Enterキーを押下。
7.画面上に「Press Enter for Setup Mode」と表示された後、Enterキーを押してくだ
さい。
※一定時間Enterキーが押されないと接続が切断されます。
※画面上に上記コメントが表示されない場合は、4からの操作を繰り返してください。
※ U,V,W,X,Y,Z,x,y は製品ごとに異なります。
■コマンドプロンプト ×
MAC address UUVVWWXXYYZZ
Software version Vx.x.x.x (yyyyyyy)
Press Enter for Setup Mode
- 14 -
8.以下の画面が表示されるので「0」(ゼロ)Enterキーを押してください。
■コマンドプロンプト - telnet 10.0.1.200 9999 ×
Change Setup:
0 Server
1 Channel 1
3 E-mail
5 Expert
6 Security
7 Defaults
8 Exit without save
9 Save and exit Your choice ? 0
9.以下の画面が表示されるのでIPアドレスを設定して下さい。
※カッコ内の値は現在の設定値です。
■コマンドプロンプト - telnet 10.0.1.200 9999 ×
IP Address : (192) 10
①10 Enterキー
②0 Enterキー
③1 Enterキー
④200 Enterキー
■コマンドプロンプト - telnet 10.0.1.200 9999 ×
IP Address : (192) 10.(168) 0.(000) 1.(200) 200Set Gateway IP Address (N)
- 15 -
10.「8」の画面に戻るまでEnterキーを押してください。
■コマンドプロンプト - telnet 10.0.1.200 9999 ×
IP Address : (192) 10.(168) 0.(000) 1.(200) 200
Set Gateway IP Address (N) ?
Netmask: Number of Bits for Host Part (0=default) (8)
Set DNS Server IP addr (N) ?
Change Telnet/Web Manager password (N) ?
Change Setup:
0 Server
1 Channel 1
3 E-mail
5 Expert
6 Security
7 Defaults
8 Exit without save
9 Save and exit Your choice ?
11.Your choice? 画面で「9」Enterキーを押してください。
12.設定が保存され、設定モードから抜けます。
- 16 -
6-3-2 ポート番号の設定方法
・IPアドレスを「10.0.1.200」と仮定します。
1.設定したいポート番号を「10003」と仮定します。
2.Windows パソコンより「スタート」→「プログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」
を実行します。
3.telnet□10.0.1.200□9999
上記入力後Enterキーを押下。
4.画面上に「Press Enter for Setup Mode」と表示された後、Enterキーを押してくだ
さい。
※一定時間Enterキーが押されないと接続が切断されます。
※画面上に上記コメントが表示されない場合は、IPアドレスを確認して下さい。
※ U,V,W,X,Y,Z,x,y は製品ごとに異なります。
■コマンドプロンプト ×
MAC address UUVVWWXXYYZZ
Software version Vx.x.x.x (yyyyyyy)
Press Enter for Setup Mode
5.以下の画面が表示されるので「1」Enterキーを押してください。
■コマンドプロンプト - telnet 10.0.1.200 9999 ×
Change Setup:
0 Server
1 Channel 1
3 E-mail
5 Expert
6 Security
7 Defaults
8 Exit without save
9 Save and exit Your choice ?
- 17 -
6.「Port No」と表示されるまでEnterキーを押してください。
※カッコ内の値は現在の設定値です。
■コマンドプロンプト - telnet 10.0.1.200 9999 ×
Baudrate (4800) ?
I/F Mode (4C) ?
Flow (00) ?
Port No (10002) ?
7.「10003」と入力後Enterキーを押下。
■コマンドプロンプト - telnet 10.0.1.200 9999 ×
Baudrate (4800) ?
I/F Mode (4C) ?
Flow (00) ?
Port No (10002) ? 10003
ConnectMode (C0) ?
8.以下の画面に戻るまでEnterキーを押してください。
※他の設定値は絶対に変更しないで下さい。正常に動作しなくなります。
※誤って変更してしまった場合、下記カッコ内の設定値に戻して下さい。
■コマンドプロンプト - telnet 10.0.1.200 9999 ×
Baudrate (4800) ?I/F Mode (4C) ?Flow (00) ?Port No (10002) ? 10003ConnectMode (C0) ?Send '+++' in Modem Mode (Y) ?Show IP addr after 'RING' (Y) ?Auto increment source port (N) ?Remote IP Address : (000) .(000) .(000) .(000)Remote Port (0) ?DisConnMode (00) ?FlushMode (F7) ?Pack Cntrl (00) ?DisConnTime (00:00) ?:SendChar 1 (00) ?SendChar 2 (00) ?
Change Setup:0 Server1 Channel 13 E-mail5 Expert6 Security7 Defaults8 Exit without save9 Save and exit Your choice ?
9.Your choice? 画面で「9」Enterキーを押してください。
10.設定が保存され、設定モードから抜けます。
- 18 -
7 使用条件7-1 設置条件
JJY-MU-1Bはノイズの少ない屋外(オプション)、または屋内であればノイズの少ない開口部の大き
な窓際に以下の点に注意して設置して下さい。
●JJY-MU-1Bはなるべく見通しが良く、金属製の構造物から距離をおいた場所に設置して下さい。
※以下の場所では電波を正常に受信できない場合があります。
・金属で囲まれた建物内、地下、ビルの中、ビルの谷間
●JJY-MU-1Bはなるべくノイズ発生源から遠ざけて設置して下さい。
(目安として2m以上は離して下さい)
※以下の場所及び製品の近くでは電波を正常に受信できない場合があります。
・空港、線路、交通量の多い場所、工事現場、高圧線の近く
・家電製品、OA機器、電源の近く
※昼間受信できない場所でも夜間に受信できる場合があります。そのため設置の確認は夜間に行う事をお薦め
します。(「7-2 受信確認方法」を参照して下さい)
※設置場所が10㎝ずれても受信感度が変化する場合があります。設置する際には上記設置条件を考慮し、
幾つかの場所でお試し下さい。
7-2 受信確認方法●現在の受信状態は「状況」LEDモニターの点灯状態で確認することができます。
判断基準(下記の基準は目安ですので環境によって異なる場合があります)
<点灯時間が4分以上継続する>
現在、確実に時刻情報を取得することができます。
<点灯時間が4分以上継続しない>
現在、電波が不安定な状態です。数分~数時間後、もしくは夜間(午前零時~午前3時)には時刻情
報を取得できる可能性があります。
●夜間(午前零時~午前3時)の受信確認は以下の方法で確認する事ができます。
1.JJY-MU-1B側のACアダプタを抜き、5秒後に再度挿入してデータをリセットして下さい。
2.JJY-MU-1Bの電源を入れたままノイズの少ない場所に置いて下さい。
(この時、「状況」LEDモニターが点灯していなくても構いません。また、「成功」LEDモニ
ターが消灯している事を確認してください)
3.そのまま、夜間(午前零時~午前3時)放置して下さい。
(この間「状況」LEDモニターを確認する必要はありません)
4.その後(午前3時以降)、「成功」LEDモニターが点灯していれば夜間に受信しています。
(この時、「状況」LEDモニターが点灯していなくても構いません。)
※上記項目2~4の間、JJY-MU-1B側のコネクタは抜き差ししないで下さい。
(コネクタを抜くとデータがリセットされます)
※JJY-MU-1Bは一度でも電波を正常に受信した場合、その後「状況」LEDモニターがどんなに
不規則に点滅していても、時刻データ又はパルス出力を出力します。
(「状況」LEDモニターは現在の受信環境の状態を表すもので、過去の受信結果とは一切関係がありま
せん。)
※長波の電波は特性上、昼間よりも夜間の方が受信しやすくなります。
- 19 -
7-3 自動時刻修正BOX(JJY-MU-1B)の設置方法
<取付例1> <取付例2>
120
103
4-φ4(JJY-MU用取付足)JJY-MU
60k
状況
成功
電源
Aut
ocl
ock
adju
stbo
x
JJY-MU
自動時刻修正BOX
取付面
6
ネジを使用して下さい
取付足
D-Sub 25P
M3で10㎜以上の
(JJY-MU)自動時刻修正BOX
取付面
6 D-Sub 25P
取付足
ボルトを使用して下さいM3で10㎜以上の
(JJY-MU)
- 20 -
●ホスト側とJJY-MU-1B間は必ずシールドケーブルを使用して下さい。
●シールドケーブルの長さはRS-422使用時で 長600mです。それ以上引き延ばす場合は、
お買い求めの販売店にご相談下さい。
●シールドケーブルを引き回す場合はノイズが乗らないように十分注意して下さい。
●JJY-MU-1Bはなるべく送信所(40kHz:福島県、60kHz:佐賀県)の方角に向けて設置して下
さい。
周囲の環境によっては方角を変えた方が良い場合があります。(LEDモニターで確認して下さい)
<屋内設置の注意点>
・JJY-MU-1Bは開口部(窓など)の近くに設置して下さい。
(目安として開口部から3m以内に設置して下さい)
<屋外設置の注意点>
・JJY-MU-1Bのケースは屋内仕様です。屋外に設置される場合は、オプションの屋外ケース
(JJY-CASE)に入れて設置して下さい。
<屋外ケース使用時の設置方法>
(ポールに取り付ける場合) (壁面に取り付ける場合)
・上図の様にステンレスバンド等で ・屋外用ケースの蓋を開け、内部の取付穴を使用して
固定して下さい。 固定して下さい。
ポール
ステンレスバンドで取付TE7 8
壁面取付用穴(4箇所)
JJY-MU
60k 状況 成功 電源
Auto clock adjust box
JJY-MU
送信所の方角
<地面に対して水平に取り付ける場合> <壁など地面に対して垂直に取り付ける場合>
(正しい取付方向) (間違った取付方向)
○ ×
本器正面を送信所方向に向けて下さい。
JJY-MU
60k 状況 成功 電源
Auto clock adjust box
JJY-MU
JJY-MU
60k
状況
成功
電源
Aut
ocl
ock
adju
stbo
xJJY-MU
- 21 -
7-4 受信範囲
●電波受信可能範囲は、各送信所から約1000㎞の範囲です。
※受信可能範囲内であっても、地域・地形・天候・時間帯・周囲の環境によっては受信できない
場合があります。
1,000km
500km500km
1,000km
福島県おおたかどや山標準電波送信所40kHz
福岡・佐賀県はがね山標準電波送信所60kHz
- 22 -
8 仕様
8-1 自動時刻修正BOX(JJY-MU-1B)
寸法 140mm(W)×90mm(H)×45mm(D)(突起部含まず)
重量 約350g
ケース 屋内用プラスチックケース
電源 専用ACアダプタ
入力:AC100V±10%(50/60Hz)
出力:DC9V 500mA
消費電力 大4VA
受信周波数 40kHz/60kHz(自動切替)
時刻修正精度 ±1秒以内(積算誤差0秒)
内部時計精度 月差30秒以内(0℃~+40℃)
インタフェース RS-422準拠
動作温度範囲 -20℃~60℃
8-2 自動時刻修正BOX専用LANアダプタ(JJY-LAN-3)
寸法 80mm(W)×110mm(D)×40mm(H)(突起部含まず)
重量 約350g
ケース SPCC 1.2t
電源 専用ACアダプタ
入力:AC100V±10%(50/60Hz)
出力:DC12V 800mA
消費電力 大約6VA
時計とのインターフェース RS-422(D-sub9P)
ネットワークとの 100BASE-TX/10BASE-T自動認識
インターフェース (RJ-45)
プロトコル TCP/IP
設置環境 屋内
動作温度 0~40℃
- 23 -
9 ケーブル図
9-1 屋内用:LAN仕様(JJY-CBL-LAN)
9-2 屋外用:LAN仕様(JJY-CBL-1B-O)
チューブ
チューブ
収縮チューブ
300mm
DCジャック
D-sub25ピン、メス(第一電子)12
+V
DCジャック
シールドはGNDに接続
GND
TXD+TXD-RXD+RXD-
7
中継側自動時刻修正BOX側
D-sub25ピン、メス(第一電子)
15
161714
+V
Y端子1.25-3
TXD+
TXD-
RXD+
RXD-
GND
+V
Y端子1.25-3
TXD+
TXD-
RXD+
RXD-
GND
Lmm
100mm
0V
0V 0V
0.2SQ 5P シールド(仕上外径:6~8mm)
D-sub25ピン、オス(第一電子)
自動時刻修正BOX側
GND 7
1415
1617
シールドはGNDに接続
D-sub25ピン、オス(第一電子) D-sub9ピン、オス(第一電子)
D-sub9ピン、オス(第一電子)
5
67
RXD+RXD-TXD+TXD-
12
GND
TXD+TXD-RXD+RXD-
Lmm
0.2SQ 5P シールド (仕上外径:6~8mm)
JJY-LAN-3
- 24 -
10 電波を受信できないときは?
・電波を正常に受信できず、「状況LEDモニターの点灯状態が継続しない」「成功LEDモニターが点灯し
ない」「時刻情報がNGしか送信されない」といった症状が出た場合は以下の手順に従って確認して下さい。
①設置場所を確認して下さい。・「7-1 設置条件」を注意しながら、「状況」LEDモニターが4分以上点灯する位置に取り付けて下
さい。
・電源投入後、14分間受信できない場合は、受信動作を停止(「状況」LEDモニターが消灯)します。
再度電源を入れ直して確認してください。
A.設置場所を変更後、点灯時間が4分以上継続した
確実に時刻情報を受信する事ができます。
B.設置場所を変更しても点灯時間が4分以上継続しない
②へ
②送信所の電波送信状態の確認・送信所の定期保守または雷などの自然災害により、電波の送信が停止されている可能性があります。
以下のURLより確認して下さい。
<日本標準時グループ・独立行政法人 情報通信研究機構>
http://jjy.nict.go.jp/ (2019年9月現在)
A.電波の送信が停止していた
電波の送信が再開後、①から確認して下さい。
B.電波の送信がされていた
③へ
③夜間の受信状態の確認・設置場所によっては昼間に受信できない場合でも夜間に受信できることがあります。
「7-2受信確認方法」で確認して下さい。
以上の手順を行っても症状が変わらないときはお買い求めの販売店にご相談下さい。
- 25 -
11 故障かな?と思ったら
・本製品を使用中に "故障かな?" と思われるような症状が起こったら、まずこの表を参考にチェックしてく
ださい。もし、ここに記述されていないような症状が起こったり、記述通りの対策を行っても症状が消えな
かったときは、お買い求めの販売店にご相談ください。
こんなときは? 予想される原因 対応策
電源が入らない。 ①ケーブルがしっかり接続されていない。 ケーブルをしっかり接続してください。
②ケーブルが断線している。 お買い求めの販売店にご相談ください。
通信がおかしい。 ①ケーブルがしっかり接続されていない。 ケーブルをしっかり接続してください。
②ケーブルが断線している。 ケーブルを交換してください。
③ケーブルの配線が間違っている。 ケーブルを正しく配線してください。
④ノイズが極端に多い場所で使用して 設置場所を変えるか、ノイズ源から遠
いる。 ざけてください。
- 26 -
12 こんなときは?
Q1.LANアダプタ設定時に、「ARP エントリを追加できませんでした」のエラーメッセージが表示されます。
(Windows7使用時)
A1.下記手順に従って設定して下さい。
コマンドプロンプトの画面にて以下(斜体文字部)のようにキー入力します。
■コマンドプロンプト ×
C:\>netsh
netsh>interface□ipv4
netsh interface ipv4>show□interface
※□はスペースです。
※「C:\」はご使用の環境によって異なります。「>」の後にキー入力します。
接続している接続名が表示されます。(例:「ローカル エリア接続」など)
次に接続名とIPアドレスとMACアドレスを以下のように入力します。
■コマンドプロンプト ×
netsh interface ipv4>set□neighbors□"ローカル□エリア接続"□192.168.127.
100□UU-VV-WW-XX-YY-ZZ
※□はスペースです。
※上記の例では、接続名が「ローカル エリア接続」の場合です。
※下線部はMACアドレスです。(U,V,W,X,Y,Zは製品ごとに異なります)
上記入力後Enterキーを押すと、新しいIPアドレスが仮設定されます。
次に以下のようにキー入力し、netshモードを終了します。
■コマンドプロンプト ×
netsh interface ipv4>exit
以下、「6-3-1」項の手順5から設定を行なって下さい。
●設定後はコマンドプロンプトでnetshコマンドを使用して指定のArpキャッシュを削除してください。
「netsh interface ipv4 delete neighbors "ローカル エリア接続" "192.168.127.100" "UU-VV-WW-XX-YY-ZZ"」
※上記IPアドレスは例です。お客様の環境により異なります。
- 27 -
Q2.コマンドプロンプトにてtelnetコマンドを使用すると、「'telnet'は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして認識されていません。」とエラーメッセージが表示さ
れます。(Windows7使用時)
A2.下記手順に従って設定して下さい。
「スタート」 → 「コントロールパネル」 → 「プログラムと機能」 → 「Windows の機能の有効化
または無効化」の画面に進みます。
リストの中から「Telnet クライアント」にチェックを入れて「OK」します。
以上で設定が完了です。
- 28 -
13 参考資料
13-1 BCCの計算方法
BCC(チェックサム)は、計算範囲内のキャラクタを1バイトごとに加算していき、総和の下位1バイト
をアスキーキャラクタ2バイト(2文字)にて表現したものです。
STX TIME データ BCC ETX
計算範囲
【例】 NGコマンドのBCCの計算
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 ←バイト
SX T I M E □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ N G > 6 EX
02H 54H 49H 4DH 45H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 4EH 47H 3EH 36H 03H ←16進コード
※上記の□はスペースです。
① 1バイト目~24バイト目のキャラクタを加算します。
02(H)+54(H)+49(H)+4D(H)+45(H)+20(H)+20(H)
+20(H)+20(H)+20(H)+20(H)+20(H)+20(H)+20(H)
+20(H)+20(H)+20(H)+20(H)+20(H)+20(H)+20(H)
+20(H)+4E(H)+47(H)=3E6(H)
② 下位2桁を取り出します。
3E6(H) → E6(H)
③ 取り出した1バイトコードの桁を分解します。
E6(H) → 0E(H) , 06(H)
④ 各バイトコードに30(H)を加算します。
3E(H) , 36(H)
⑤ 結果はアスキーキャラクタの "> 6" になります。3EH 36H
- 29 -
14 LANアダプタの出荷時設定
■コマンドプロンプト - telnet XXX.XXXX.XXX.XXX 9999 ×
Change Setup:0 Server1 Channel 13 E-mail5 Expert6 Security7 Defaults8 Exit without save9 Save and exit Your choice ? 0
IP Address : (192) .(168) .(000) .(200)Set Gateway IP Address (N) ?Netmask: Number of Bits for Host Part (0=default) (8)Set DNS Server IP addr (N) ?Change Telnet/Web Manager password (N) ?
■コマンドプロンプト - telnet XXX.XXXX.XXX.XXX 9999 ×
Change Setup:0 Server1 Channel 13 E-mail5 Expert6 Security7 Defaults8 Exit without save9 Save and exit Your choice ? 1
Baudrate (4800) ?I/F Mode (4C) ?Flow (00) ?Port No (10002) ?ConnectMode (C0) ?Send '+++' in Modem Mode (Y) ?Show IP addr after 'RING' (Y) ?Auto increment source port (N) ?Remote IP Address : (000) .(000) .(000) .(000)Remote Port (0) ?DisConnMode (00) ?FlushMode (F7) ?Pack Cntrl (00) ?DisConnTime (00:00) ?:SendChar 1 (00) ?SendChar 2 (00) ?
- 30 -
■コマンドプロンプト - telnet XXX.XXXX.XXX.XXX 9999 ×
Change Setup:0 Server1 Channel 13 E-mail5 Expert6 Security7 Defaults8 Exit without save9 Save and exit Your choice ? 3
Mail server (0.0.0.0) ? (000) .(000) .(000) .(000)Unit name () ?Domain name () ?Recipient 1 () ?Recipient 2 () ?
- Trigger 1Enable serial trigger input (N) ?Trigger input1 [A/I/X] (X) ?Trigger input2 [A/I/X] (X) ?Trigger input3 [A/I/X] (X) ?Message () ?Priority (L) ?Min. notification interval (1 s) ?Re-notification interval (0 s) ?
- Trigger 2Enable serial trigger input (N) ?Trigger input1 [A/I/X] (X) ?Trigger input2 [A/I/X] (X) ?Trigger input3 [A/I/X] (X) ?Message () ?Priority (L) ?Min. notification interval (1 s) ?Re-notification interval (0 s) ?
- Trigger 3Enable serial trigger input (N) ?Trigger input1 [A/I/X] (X) ?Trigger input2 [A/I/X] (X) ?Trigger input3 [A/I/X] (X) ?Message () ?Priority (L) ?Min. notification interval (1 s) ?Re-notification interval (0 s) ?
- 31 -
■コマンドプロンプト - telnet XXX.XXXX.XXX.XXX 9999 ×
Change Setup:0 Server1 Channel 13 E-mail5 Expert6 Security7 Defaults8 Exit without save9 Save and exit Your choice ? 5
TCP Keepalive time in s (1s - 65s; 0s=disable): (45) ?ARP Cache timeout in s (1s - 600s) : (600) ?CPU performance (0=Regular, 1=Low, 2=High): (0) ?Disable Monitor Mode @ bootup (N) ?RS485 tx enable active level (0=low; 1=high): (0) ?HTTP Port Number : (80) ?SMTP Port Number : (25) ?MTU Size (512 - 1400): (1400) ?TCP Re-transmission Timeout (500 - 4000) (ms): (500) ?Enable alternate MAC (N) ?Ethernet connection type: (0) ?
■コマンドプロンプト - telnet XXX.XXXX.XXX.XXX 9999 ×
Change Setup:0 Server1 Channel 13 E-mail5 Expert6 Security7 Defaults8 Exit without save9 Save and exit Your choice ? 6
Disable SNMP (N) ?
SNMP Community Name (public):
Disable Telnet Setup (N) ?
Disable TFTP Firmware Update (N) ?
Disable Port 77FEh (N) ?
77FEh Access Mode (0=Read & Write, 1=Read Only): (0) ?
Disable Web Server (N) ?
Disable Web Setup (N) ?
Disable ECHO ports (Y) ?
Enable Enhanced Password (N) ?
Disable Port 77F0h (N) ?