1ウォーハンマー エイジ・オヴ・シグマー – バトルトーム：グルームスパイト・ギット, デザイナーズ・コメンタリー

以下のコメンタリーは『バトルトーム：グルームスパイト・ギット』の内容を保管することを目的としている。このコメンタリーは一問一答形式で作成されている。質問はプレイヤーから寄せられたものを基にしており、回答はルール執筆チームによって作成され、これによってルールがどのように使用されることを意図しているかを解説している。コメンタリーはゲームの基本的なルール設定を理解する上での助けとなるだろうが、しかしプレイヤー同士でゲーム前にルールの適用について話し合い、双方の合意の上でこれを変更することは自由である（こうした変更は「ハウスルール」と呼ばれる）。

このコメンタリーは定期的にアップデートされる。変更が生じた場合、最新の変更点については赤色で強調される。変更日時の後ろに特別な文言（「リヴィジョン 2」など）がある場合、これはその言語版独自のアップデートであることを表し、翻訳の過程で生じた問題に対する修正が掲載されている。

Q: 邪月が戦場をどのように移動するかについて、自分たちのやり方が正しいかどうか確かめるために例を示してもらってもいい？A: いいとも。バトル開始時、グルームスパイト側プレイヤーは戦場の右上側の角を邪月の開始地点として選択した。戦場の端に存在するため、このラウンドはどの兵も邪月の光の影響を受けることはない。第 2 戦闘ラウンド開始時、ダイスロール結果が 1 だった場合、邪月は戦場の端にとどまり、このラウンド中はどの兵も邪月の光の影響を受けることはない。ロール結果が 2-5 だった場合、邪月は 1 回の移動を行い、戦場の右上四分割エリアの中心で の状態になる。これによってこのラウンド中、戦場の右上四分割エリアにいる各兵は邪月の光の影響を受ける。ロール結果が 6 だった場合、邪月は 2 回の移動を行い、戦場の中心で の状態になる。そしてこのラウンド中、戦場にいるすべての兵は邪月の光の影響を受けることとなる。

バトルトーム：グルームスパイト・ギットデザイナーズ・コメンタリー, 2019年7月

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図1 – 邪月は赤い点でマークされた位置で移動をスタートする。

図 2 – ロール結果が 2-5 の場合、邪月は 1 回の移動を行い、戦場右上四分割エリアの中央に移動する。

Fig. 3 – ロール結果が 6 の場合、邪月は 2 回の移動を行い、戦場の中心に移動する。

2ウォーハンマー エイジ・オヴ・シグマー – バトルトーム：グルームスパイト・ギット, デザイナーズ・コメンタリー

Q: 2 人のグルームスパイト・ギット・プレイヤーが対戦した場合、邪月が移動するかどうかを判定するダイスロールはどちらが行う？　（スクラグロットの指揮アビリティは自軍がこのダイスロールを行ったときにのみ発動可能であるため、どちらがダイスロールを行うかは重要だ）A: グルームスパイト・ギット・プレイヤーが 2 人存在する場合、2 人でロールを負を行い、その勝者が邪月の移動を判定する（邪月の設置と同様の手順だ）。

Q: （兵ではなく）ユニットが邪月の光の影響を受けているとみなされるのはどのような場合？A: ユニットが邪月の光の影響を受けているとみなされるのは、そのユニット内のすべての兵が ja 月の光の影響を受けている場合である。

Q: 指揮能力や大いなる神器、グルームスパイト・ギットの呪文体系のルールには、それらが特定のキーワードを持つ兵にのみ使用可能であることが記載されている。例えば、呪文体系はヒーローのみが習得可能であり、呪文を詠唱可能なゴッバパルーザもこれを使用することはできない（ヒーローのキーワードを持っていないため）、一方でファンゴイド・ケイヴシャーマンはマッドキャップ・シャーマンのキーワードを持っていないため、いかなる大いなる神器も装備することはできない。これって意図的なもの？A: 意図的なものだ。これによって重要なアビリティが特定のユニットにのみ効果を及ぼすようにデザインされている。

Q: バッドムーン・ムーンシュラインのような特殊地形は、他のあらゆるルールにおいてユニットとみなされる？A: みなされない。特殊地形はユニットではないからだ。

Q: 壊滅したスタッバやシュータのユニットがゲームに復帰する場合、そのユニット内に隠れていたファナティックも一緒にゲームに復帰する？A: しない。

Q: リーダーや棘付きの網を装備している兵が編入されているユニットをバッドムーン・ルーンシュラインによって復帰させる場合、これらの兵も半分（端数切り上げ）が戦場に復帰するの？A: その通りだ。例えば自軍が、30 体の兵からなり、ムーンクラン・ボス1 体、ゴングバッシャー1 体、スタンダードベアラー1 体、棘付きの網 3 体を含むユニットを復帰させる場合、復帰するユニットは 15 体の兵で構成され、ムーンクラン・ボス1 体、ゴングバッシャー1 体、スタンダードベアラー1 体、棘付きの網 2 体を含む。

Q: ウォースクロールの中には、グロットが含まれているにもかかわらずグロットのキーワードを持たなかったり、スクイッグが含まれているにもかかわらずスクイッグのキーワードを持たないユニットがいる。例えばスクイッグホッパーはグロット・キーワードを持たず、スニーキースナッフラーはスクイッグのキーワードを持たない。これって意図的なもの？A: 意図的なものだ。これによって重要なアビリティが特定のユニットにのみ効果を及ぼすようにデザインされている。

Q: 自軍に 2 体以上のファンゴイド・ケイヴシャーマンが存在する場合、それぞれの兵が『モークのマウスピース』のアビリティを使用できる？　それとも1 体だけ？A: それぞれの兵がこのアビリティを使用できる。

Q: ザルバッグギットのネッターは『棘付きの網』の武器能力値を使用する？A: そうではない。このファイターはスリッタを使用するが、

『ネッター』アビリティを使用する上では棘付きの網を装備しているものとみなされる。

Q: スカーミッシュ形式のゲームを行う場合、ザルバッグとザルバッグギットの名声はどのように機能する？A: ザルバッグとザルバッグギットの合計ポイントコスト

（160）を、ユニットの兵数（8）で分割し、各兵のポイントコストを算出すること（20）。これにより、ザルバッグの名声は本来よりも低く、ザルバックギットの兵の名声は本来よりも高くなるが、全ての兵の名声合計値は辻褄が合うことになる。

Q: スカットルボスが指揮特性『獰猛な騎乗獣』（『蜘蛛の毒』による致命的ダメージを倍増）を有しており、なおかつ呪文『蜘蛛神の毒』（『蜘蛛の毒』による致命的ダメージを倍増）の効果を受けた場合、『蜘蛛の毒』による致命的ダメージは 2 回倍増する？　それとも1 回だけ？A: 2 回倍増する。

Q: エールガズラー・ガルガントの『千鳥足』と『倒れるぞ！』ではこの兵から 3mv 離れた地点を選択するよう指示されている。この地点はこの兵から 3mv 以内の地点でもいい？　それともこの兵のベース端からピッタリ3mv である必要がある？A: ベース端からピッタリ3mv でなければならない。

Q: 邪月の光はトロゴス・ハグの『Hag Regeneration』アビリティにも効果を及ぼす？A: 及ぼさない。

Q: ルーンボス（ジャイアント・ケイヴスクイッグ装備）は、スクイッグホッパーをバトルライン・ユニットにするための

「ジャイアント・ケイヴスクイッグを乗騎としている兵」としてカウントされる？A: される。