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純粋で極上の感覚の憎悪がコンセプトスウェディッシュ・デス・メタル・バンドAEON怒涛のアグレッションを封じ込めたニュー・アルバムをリリース!
を聴くとダークで邪悪なことを連想して表現しがたい感情が生まれるんだ。だから皆にもそんな風に感じてほしいんだよね。音楽から雰囲気を感じ取ってそれを頭の中で映像化したりしてほしいと思う。そういう狙いがあるんだ。
-日本盤ボーナス・トラックについて教えていただけますか?
この曲は1999年にArttuがドラムで録った曲なんだ。彼は2001年に一度バンドを辞めて2010年後半に戻ったからね。音源はスウェーデンの“HOUSE OF METAL”っていうフェストで録ったもので、これがArttuにとってAEONでの最初のショーだったんだよ。そういう記念の意味もあってボーナス・トラックにちょうどいいかなと思ったんだ。スタジオ・バージョンは1999年に発売された『Dark Order』っていうEPに収録されているんだ。
-影響を受けたアーティストを教えて下さい。
聴いて育ったバンドはDEICIDE、MORBID ANGEL、CANNIBAL CORPSE、SUFFOCATIONとかだよ。
-スウェディッシュ・メロディック・デス・メタルの先頭に位置する存在として、母国スウェーデンや日本を含めた世界のデス・メタル・シーンに何か望んでいることはありますか?
リスナーに関しては、もっとみんなショーを見に来てパーティーに参加してほしいと思うね。バンドに関してはたくさん努力して、凄い楽曲をたくさん生み出してほしい。みんなの力でデス・メタル・シーンを守っていきたいと思う。
-今後の活動やツアー以外のプランはありますか?
このアルバムの曲でミュージック・ビデオを作ろうって話は出てるんだけど未だ確定はしていないんだ。確定したらその予定が入ると思う。
-7月にORIGINEとの日本ツアーが決定しました。来日公演に向けての意気込みや、初の日本で楽しみにしていることはありますか?
俺たちは自分たちが日本で演奏するチャンスが来るなんて思ってもいなかったんだよ。だから日本に行けるのは凄く嬉しいし、誇りに思ってる。早く日本に行ってみんなと俺たちの狂気のステージを共有したいね。
-最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
日本に行けるってことで凄くエキサイトしてるよ。スウェーデンから怒りを持って行って日本で解き放つからね。新しい人、友人に会うのを楽しみにしてる。デス・メタルをイヤというほどお見舞いするから是非ショーに来てくれ。パーティーしようぜ。
Tommy Dahlstrom (Vo) インタビュアー:藤崎 実
-前作『Path Of Fire』から約2年振りにリリースされたニュー・アルバム『Aeons Black』。とても高いクオリティを誇る本作を改めて振り返ってみてどう感じていますか?
俺自身の『Aeons Black』に対する評価は非常に高いんだよね。プロダクションに関しては間違いなく正しい方向に進んでいると感じるしね。過去の作品と比べてサウンドの質は格段に上がってる。これについては今後更に高めるべくRonnie Bjornstromと一緒に方法を探っていこうと思ってる。
-今回のアルバムを作り始めた時、具体的な方向性は決めていましたか?
今回特別に決めたことはないよ。俺に関して言うともう何年も同じ主題で曲を書いてきたけど、大事だと思うのは最初に曲を聴いたときに、その曲が何についてなのかがすぐわかるようにすることなんだ。人にストーリーを語るように書いて、そしてそれを歌うんだ。
-初期メンバーでもあるArttu Mallki(Dr)はどういった経緯でレコーディングに参加したのでしょうか?
Arttuは今までずっといろんな形で俺たちと関わり続けてきたんだよね。だから俺たちは常に彼のことを6人目のメンバーだと言っていたんだ。だからNilsが脱退した時もArttuが“代わりに叩こうか?”って言ってそれで決まったんだ。
-Arttu Mallkiのドラミングは現在のAEONの楽曲に完全にマッチしていると感じました。
Arttuはハード・ヒッターのドラマーなんだよね。俺たちは今回のアルバムを全開よりももっとヘヴィにしたいと思っていたから、彼は正に今回のアルバムにマッチしていたと思うよ。でもArttuは、彼女がつい最近双子が生まれた関係で、家族のことに集中したいってことでまたバンドを脱退したんだ。新しいドラマーはEmil Wikstenって言うんだけど、彼も素晴らしいドラマーなんだ。日本公演でその素晴らしいパフォーマンスを聴いてもらえると思うよ。
-ニュー・アルバム『Aeons Black』のコンセプトについてお話いただけますか?
このアルバムは前回のアルバムと同じように“憎悪”に関するものなんだ。純粋で極上の感覚の憎悪がコンセプトだよ。
-美しいアートワークは何を象徴しているのでしょうか?
俺たちはKristian Wahlinにカバー・アートを描いてもらいたかったんだけど、お願いした時点で納品までに時間が短すぎたのと、既に彼がたくさん仕事を受けていたんだ。でも彼がストックとして持っていた絵で俺たちのコンセプトに凄く合う絵があったからそれを買ったんだよ。Kristianは素晴らしいアーティストだし、また彼の作品をアートワークで使いたいと思ってる。
-曲作りでチャレンジしたことはありますか?
ただ座って曲を書く、それだけだよ。気に入れば取っておいて、気に入らなければ消す。この繰り返しなんだよね。
-スタイルがスイッチするヴォーカル・スタイルや、ブラスト・ビートによる疾走感とミドル・テンポの重量感。静と動の巧みな使い分けは計算されたものでしょうか?
俺たちが決めていることっていうのは、グルーヴのあるデス・メタル・アルバムを作るってことなんだ。それ以外はその時のフィーリングなんだけど、今回の『Aeons Black』に関しては色んなことが良い方に作用して結果として満足できるアルバムができたという感じなんだ。
-ピアノがフィーチャーされている「The Voice Of The Accuser」を始め、インストゥルメンタル曲が良いアクセントになっていると感じます。この楽曲が意味することとは?
俺はインストが醸し出す雰囲気が凄く好きなんだ。例えばTrack.3「The Voice Of The Accuser」
インタビューの続きは激ロックウェブサイトをチェック!!>>GEKIROCK.COM
メロデス界のド真ん中を突き進むスウェーデン産、メロディック・デス・
メタル・バンド、AEONの4thフル・アルバム。本作は正統派オールド・ス
クール・デス・メタルを継承しつつも、ややモダンで硬質になった印象も
受ける。勿論、疾走感は損なわれてはおらず、重厚さとの融合具合も完璧。
AEONの特徴の1つであるテクニカルなツイン・ギター・プレイやアグレッ
シヴなヴォーカルは本作でも健在。初期メンバーであるArttu Mallki
のドラミングも凄まじいの一言。メタル・リスナーのツボを突くチョーキ
ング・ギターも爽快だ。作品全体に“怒り”をが詰まっているキレまくり
のアグレッシヴな1枚。ORIGINEとの日本ツアーにも期待が持てる。
藤崎 実
AEON Aeons Black2013.6.12 ON SALE!!
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