Upload
others
View
2
Download
0
Embed Size (px)
Citation preview
スマートコミュニティサミット2014リヨンスマートコミュニティプロジェクトを通して分かったこと(第1報)分 (第 報)
Copyright 2014, Toshiba Corporation.
2014年6⽉19⽇
地域毎の優先課題に対応した36プロジェクトを展開
東芝の取り組むスマートコミュニティプロジェクト地域毎の優先課題に対応した36プロジェクトを展開
26
21
22
1
141
221 岩⼿県
・久慈市PJ宮城県
1
⽶国⽇本
ニューメキシコ州・スマートグリッド実証インディアナ州
n :件数
1
ブリストル市・EU PJ(スマートホーム)ワイト島プロジェクト
インドイギリス
宮城県・⽯巻市PJ福島県・飯舘村PJ・南相⾺市PJ埼⽟県・越⾕レイクタウン
インディアナ州・ESN PJ
マネサール⼯業団地・熱電供給PJハリヤナ⼯業団地熱電供給
バンドン市・スマートコミュニッティPJ
インドネシア
・再⽣可能エネルギー⾃給⾃⾜
ベトナム
イタリア
フランス 中国低炭素インフラ普及・事業モデルFS共⻘城市・スマートコミュニティ実証
・越⾕レイクタウン東京都・港区EVバス導⼊実証神奈川県・川崎市環境技術産学公⺠連携・川崎駅周辺PJYSCP
・熱電供給PJ
リヨン市・スマートコミュニティ実証
ハノイ・ソフトウェア技術パークホーチミン
タイ
中東欧
イタリア ・スマ トコミュニティ実証天津市・環境都市PJ広州市南沙開発区・スマートシティFS錦州市
・YSCP⼤阪府・茨⽊市PJ沖縄県・宮古島全島EMS実証・宮古島来間島PJ沖縄電⼒㈱宮古島離島マレ シア
ジェノバ市・スマートシティ計画アチア(ACEA)社・スマートグリッド
・BaSon地区再開発
アマタサイエンスシティ・⾼度産業集積型都市PJ
2
中東欧 ・スマートコミュニティPJ東営市・温州市・⽇中エコシティ建設PJ
・沖縄電⼒㈱宮古島離島独⽴型新エネルギー導⼊実証
・宮古島マイクロEV PJ
マレーシア
※2013年10⽉時点公表ベースの累計件数
・スマートコミュニティ調査・スマートコミュニティFS
グリーンタウンシップ構想・Putrajaya市PJ
スマートコミュニティサミット2014「リヨンスマートコミュニティプロジェクト」
リヨン/コンフルエンス再開発とリヨンスマートコミュニティPJGrand Lyonが取り組んでいるリヨン/コンフルエンス地区の再開発地区の⼀部に⽇本の技術を導
ゼロカーボン ゼロ廃棄物 サステイナブルな交通
サステイナブルな⽔利⽤ ⽣物多様性の確保 地域⽂化と遺産
再開発アクションプランの策定
Grand Lyonが取り組んでいるリヨン/コンフルエンス地区の再開発地区の 部に⽇本の技術を導⼊して、スマートコミュニティ化。PJ開始時のEU環境施策である20-20-20の5年前倒しを図る。
サステイナブルな交通 地元産の素材利⽤ 地元産の⾷品利⽤
地域⽂化と遺産 経済発展 Quality of Lifeの確保⽀援
【Task1】 【Task3】
新設ビルのPEB化 既設住宅のスマート化地域エネ
ルギー可視化【Task4】
a)開
発地
域(約
150h
再開
3
スマート交通システム【Task2】
再開発前の主要産業はガス製造所、市場でその他移⺠⽤住居、刑務所など
20-20-20:1990年⽐で2020年までに温室効果ガス20%削減、最終エネルギー消費量に占める再⽣可能エネルギーの割合を20%、エネルギー効率20%向上
スマートコミュニティサミット2014「リヨンスマートコミュニティプロジェクト」
Grand Lyonが推進するスマート化事業Grand Lyonは都市交通 エネルギー 新規サービス分野を中⼼に約40のプロジェクトを実施し
C ll lC ll l
Grand Lyon Grand Lyon Smart DataCapteurs
urbainsCapteurs urbains
Multipassurbain
Multipassurbain
Services NFC
Services NFC
Grand Lyonは都市交通、エネルギ 、新規サ ビス分野を中⼼に約40のプロジェクトを実施している。その中でもリヨンスマートコミュニティは、規模・注⽬度ともに最⼤級。
Cellule expérimentation
Cellule expérimentation
Espaces logistiques
urbains
Espaces logistiques
urbains
ForCityForCityurbains innovantsurbains
innovants Sols facilesSols faciles
Centrede consolidation
des chantiers
Centrede consolidation
des chantiers
Mobilier urbain
interactif
Mobilier urbain
interactif
Smart Electric Lyon
Smart Electric Lyon
Lyon Smart
Community
Lyon Smart
CommunityLinky
Greenlys
TransformTransform
Watt&Moi
CitylogCitylog
Velo'V
Covoiturage dynamiqueCovoiturage dynamique
E PE POpticitiesOpticities
Sun Moov’Sun Moov’
Autopartage électrique généralisé
Autopartage électrique généraliséNaviaNavia
ProvademseProvademse SupergridSupergrid THDTHD Pl fPl f
Living LabLiving Lab
C ty ogC ty og
FreilotFreilot
GeoVéloGeoVélo
Optimod'Lyon E-PartageE-Partage WingletsWingletsCovoiturageCovoiturage
Autolib'Autolib'Move in Pure
Move in Pure
DepollutingDepolluting
Completed Current experiments Projects
PiseoPiseo Axel'oneAxel'one IDEELIDEEL GayaGaya
THDTHD Plateformeinfo d'aggloPlateformeinfo d'agglo
Data center d'agglo
Data center d'agglo
Innovation
4
Innovative servicesInnovation infrastructures New mobility Energy / smart grids
スマートコミュニティサミット2014「リヨンスマートコミュニティプロジェクト」
プロジェクト体制フランスの企業・⾃治体をメインパートナーとして推進
MOAADEME
協⼒、⽀援
フランスの企業 ⾃治体をメインパ トナ として推進。
委託
委託
リヨン経済開発公社監理 ⽀援監理、⽀援
ImplementationAgreement (IA)
東芝および
フランス側パートナー
【Task1】 【Task2】 【Task3】 【Task4】CommunityManagementS t 東芝および
東芝ソリューション
(屋上⽤HPV)
調達先(国内)
KENGO KUMAAND ASSOCIATES
System
(壁⾯⽤PV)
(蓄熱⽤相変化物質)
(電気⾃動⾞)
(吸収式冷凍機)
AND ASSOCIATES
(コミッショニング)現地SIer
5スマートコミュニティサミット2014「リヨンスマートコミュニティプロジェクト」
Task1 (新築ビルのPEB化)⽬的
2015年5⽉から実証開始予定
再開発地域内に新設されるP-Plot(HIKARI)ビル(オフィス・住居・店舗からなる複合ビルで、延べ床⾯積;約1.2万平⽶、建築家は隈研吾⽒)に創・蓄・省エネ機器およびエネルギー管理システム(BEMS、HEMSおよびGreen IT)を導⼊し ポジティブエネルギ ビル(PEB)を確⽴する
⽬的
を導⼊し、ポジティブエネルギービル(PEB)を確⽴する。
導⼊技術・ソリューション(注記なきは東芝製)創エネ機器; 屋上PV、壁⾯PV、菜種油CGS(フランス)、吸収式冷凍機蓄エネ機器; スマートバッテリ、相変化物質応⽤蓄熱材省エネ機器; LED照明、輻射空調パネル(フランス)エネルギー管理; BEMS
HEMSHEMSGreen IT
実証内容① 運⽤コスト最⼩の元でのPEBの達成① 運⽤コスト最⼩の元でのPEBの達成② 各導⼊機器のエネルギー性能・効果評価③ HEMSにおけるOmotenashi機能の受⼊度評価④ 運⽤後のエネルギー性能の維持を⽬的としたコミッショニング⼿順の確⽴と評価⑤ PV発電性能劣化診断の有効性 など
6
⑤ PV発電性能劣化診断の有効性 など
スマートコミュニティサミット2014「リヨンスマートコミュニティプロジェクト」
Task1 PEBの定義PEB (Positive Energy Building)とは 1次エネルギ 換算でビルに⼊⼒されるエネルギ より
A 再⽣可能エネルギ C 出⼒エネルギ
PEB (Positive Energy Building)とは、1次エネルギー換算でビルに⼊⼒されるエネルギーよりもビルから出⼒されるエネルギーが年間で多いエネルギー収⽀になること。
太陽光発電 太陽光発電
A.再⽣可能エネルギー
B ⼊⼒エネルギ
C.出⼒エネルギー(1次エネルギー換算)
換算係数3.2kWh/kWh
HIKARIビル内
商⽤電源エネルギー消費空調、照明、OA機器給湯など
B.⼊⼒エネルギー(1次エネルギー換算)
換算係数3.2kWh/kWh
菜種油コジェネ
コジェネ
熱源シス
熱源シス
余剰電⼒換算係数
0.2kWh/kWh 換算係数3.2kWh/kWh
ガス
ステム
ステム換算係数
1.1kWh/kWh
7
PEB;年間(B.⼊⼒エネルギー)の総和 < 年間(C.出⼒エネルギー)の総和
スマートコミュニティサミット2014「リヨンスマートコミュニティプロジェクト」
10,000 500,000
Task1 シミュレーションによるPEB確認
6,000
8,000
300,000
400,000
0
2,000
4,000
ギー
[kW
h/日
]
0
100,000
200,000
ー収
支[k
Wh
]
-4,000
-2,000
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
1次
エネ
ルギ
-200,000
-100,000
エネ
ルギ
ー
10 000
-8,000
-6,000
500 000
-400,000
-300,000
-10,000 -500,000
熱源設備消費量 共用部消費量 商業消費量 住居消費量 事務所消費量
植物油消費量 ガス消費量 CGS発電量 PV発電量 累積
シミュレーションでは導⼊する機器でPEBが達成できることが確認できたが BEMS/HEMSのエネルギー管理機能
8
シミュレ ションでは導⼊する機器でPEBが達成できることが確認できたが、BEMS/HEMSのエネルギ 管理機能でPEB達成を確実にすると共に、燃料コストおよび保守コストを最⼩化を図る。
スマートコミュニティサミット2014「リヨンスマートコミュニティプロジェクト」
PEB実現のため創エネ・蓄エネ・省エネ機器の導⼊とともにBEMSで統合管理。
Task1 BEMSとクラウドBEMSPEB実現のため創エネ 蓄エネ 省エネ機器の導⼊とともにBEMSで統合管理。BEMSはオンサイトとクラウドで機能分担。
CloudBEMS
<主な機能> 蓄電蓄熱最適化 コミッショニング
Green IT
Omotenashi
<オフィス部>オンサイトBEMS
PV異常診断
監視・操作・設定 スケジュール制御
エネルギー管理システム
電動ブラインド
⽇照制御
OmotenashiHEMS
LED照明
輻射パネル
空調機画像⼈感
在不在検出 動作検出 エリア内⼈数測定 照度測定
画像センサ連動点灯・調光制御
省エネ機器
温⽔蓄熱槽冷⽔蓄熱槽
LED照明 空調機センサ
スマート蓄エネ機器
温⽔冷⽔電気
PV(屋上設置)
PV(壁⾯設置) コジェネ吸収式冷凍機
温⽔蓄熱槽(相変化物質)バッテリー蓄エネ機器
創エネ機器
9
商⽤電源 電気 菜種油
スマートコミュニティサミット2014「リヨンスマートコミュニティプロジェクト」
Task1 Omotenashi HEMSフランス製HEMSプラットフォームに⾃動制御機能をクラウドから付加。
i (無線)
クラウドHEMS
IJENKOサーバInternetクラウド
BEMS
フランス製HEMSプラットフォ ムに⾃動制御機能をクラウドから付加。
Smart⼈感 窓開閉 ブラインド ヒータ 温湿度 CO2 照度 各種操作 エネルギー
HEMSボックス
KNX(有線)
ZigBee(無線)⾏動推定エンジン
プラグセンサ センサ Cont. Cont. センサ センサ センサ スイッチ 計測
照明、家電などブラインド窓 パネル
ヒータRegzaTablet
分電盤、⽔道など
⾒える化・操作端末
⾏動推定のため全室内に⼈感センサを配置
<Omotenashi機能>NEDOとの共同研究/BeHomesの成果である⼈感センサに基づいた⾏動推定エンジンで⽣活シーンを推定し、それに応じた家電機器を⾃動制御
10
それに応じた家電機器を⾃動制御。
スマートコミュニティサミット2014「リヨンスマートコミュニティプロジェクト」
Task1 Green IT連携年々増加するIT機器の電源管理をBEMSが有しているオフィスの在席情報との連携で実施年々増加するIT機器の電源管理をBEMSが有しているオフィスの在席情報との連携で実施。
ギ
Office Energy Consumption by usage type
↑在席情報↓電源管理(On/Off、スタンバイなど)
エネルギー消費↑設定変更↑
Lighting
OA / IT
Cooling
Source : Arene 2009
g
Heating
11スマートコミュニティサミット2014「リヨンスマートコミュニティプロジェクト」
Task2 (スマート交通システム)⽬的
2013年10⽉から実証開始
PVをエネルギー源とするEVシェアシステムでゼロエミッション交通の確⽴する。(PVをEV充電に積極的に利⽤することにより、再⽣可能エネルギーの変動吸収のための社会投資コストの最⼩化を図る)また 都市問題の代表的なものである交通渋滞・駐⾞場不⾜の解消を図る
⽬的
また、都市問題の代表的なものである交通渋滞・駐⾞場不⾜の解消を図る。
導⼊技術・ソリューション
EV; 15台(三菱⾃動⾞製); ( )16台(プジョーシトロエン製)
充電スタンド; 普通充電x30台急速充電(CHAdeMO)x3台
カーシェアシステム x1式(Transdev[仏]製)EMS 1式μEMS x1式
[配電会社であるERDFに対する充電可否問い合わせと気象情報に基づくPV発電量予測]充電最適化システム x1式
[PV利⽤率最⼤、EV回転率最⼤などの最適化⽬的に基づいた充電スケジュールの策定]検証内容検証内容① PV利⽤率、カーシェア回転率② 急速充電器利⽤の有効性評価③ PV発電量予測の精度④ PV発電規模に応じたEV適正台数評価 など
12
④ PV発電規模に応じたEV適正台数評価 など
スマートコミュニティサミット2014「リヨンスマートコミュニティプロジェクト」
Task2 実証システム構成EV予約状況とPV発電量予測に基づきPV利⽤率が70%以上になる充電計画を⽴案
PVオーナー
発電情報
EV予約状況とPV発電量予測に基づきPV利⽤率が70%以上になる充電計画を⽴案2013年10⽉15⽇から営業開始(フェーズ1)
フェーズ2(2014年7⽉以降)
MeteoFrance μEMS
天気予報
充電可否問合せ
充電最適化エンジン
状態
ール フェーズ1
ERDF充電可否問合せ
予約
情報
、EV状
充電
スケ
ジュー
カーシェアシステム(予約、課⾦など)
充電コントローラ
充電指令NO. 普通充電 急速充電
① 5台 1台① 5台 1台
② 5台 0台
③ 5台 0台
④ 5台 1台
⑥
13
使⽤許可⑥ 5台 0台
⑥ 5台 1台
スマートコミュニティサミット2014「リヨンスマートコミュニティプロジェクト」
10:00 11:00 12:00 13:007:00 8:00 9:00 14:00 15:00 16:00 17:00 18:00 19:00 20:00 21:00 22:00 従来
Task2 ⾛⾏時間に基づいた充電時間の削減
EV充電時間
必要充電量が分からない為、常にフル充電が必要
従来EV1
EV2
EV充電時間と
稼働時間必要充電量が分かれば、
適⽤後充電時間の短縮充電時間の短縮
EV1
100%
より充電時間を短くできる⇒EV稼働率向上
時間
EV2
50%
0%
EV充電残量 従来従来
適 後適 後EV2
0%
EVカーシェアリング:稼動時間 :充電時間
必要充電量の予測必要充電量の予測適⽤後適⽤後EV2
14
Task2 ユースケース(1)【ケース1】⽇中快晴時;残電池量が少ないEVに優先して充電【ケ ス1】⽇中快晴時;残電池量が少ないEVに優先して充電
地区内PV系統電⼒(再⽣可能エネルギー)
充電コントロール
NC NC NC QC
15スマートコミュニティサミット2014「リヨンスマートコミュニティプロジェクト」
Task2 ユースケース(2)【ケース2a】夜間または曇天時;予約フルでなければEV充電しない【ケ ス2a】夜間または曇天時;予約フルでなければEV充電しない
地区内PV系統電⼒(再⽣可能エネルギー専⽤電⼒会社)
充電コントロール
NC NC NC QC
16スマートコミュニティサミット2014「リヨンスマートコミュニティプロジェクト」
Task2 ユースケース(3)【ケース2b】夜間または曇天時;予約フルの場合、系統電⼒でEV充電【ケ ス2b】夜間または曇天時;予約フルの場合、系統電⼒でEV充電
地区内PV系統電⼒(再⽣可能エネルギー専⽤電⼒会社)
充電コントロール
NC NC NC QC
17スマートコミュニティサミット2014「リヨンスマートコミュニティプロジェクト」
Task2 ユースケース(4)【ケース3a】EV返却時;次予約がなければ、普通充電スタンドに誘導【ケ ス3a】EV返却時;次予約がなければ、普通充電スタンドに誘導
地区内PV系統電⼒(再⽣可能エネルギー専⽤電⼒会社)
充電コントロール
NC NC NC QC
18スマートコミュニティサミット2014「リヨンスマートコミュニティプロジェクト」
Task2 ユースケース(5)【ケース3b】EV返却時;次予約があれば、急速充電スタンドに誘導【ケ ス3b】EV返却時;次予約があれば、急速充電スタンドに誘導
地区内PV系統電⼒(再⽣可能エネルギー専⽤電⼒会社)
充電コントロール
NC NC NC QC
19スマートコミュニティサミット2014「リヨンスマートコミュニティプロジェクト」
Task2 ユースケース(6)【ケース4】PV発電が余剰な場合は、急速充電スタンドに誘導し、返却後すぐに充電開始【ケ ス4】PV発電が余剰な場合は、急速充電スタンドに誘導し、返却後すぐに充電開始
地区内PV系統電⼒(再⽣可能エネルギー専⽤電⼒会社)
充電コントロール
NC NC NC QC
20スマートコミュニティサミット2014「リヨンスマートコミュニティプロジェクト」
Task3 (既存住宅のスマート化)⽬的
2014年6⽉から実証開始
既存公営住宅のエネルギー(電気・ガス・⽔道)を⾒える化とともにエネルギーの利⽤に関するレコメンドを提供することで住⺠の⾏動変⾰が⽣じるか検証する。
⽬的
導⼊技術・ソリューション(注記なきは東芝製)多回路電⼒レコーダ x1式 [住居内の分電盤の各回路の電⼒量を計測]アドオンデバイス x1式 [⽔道・ガスメータ⽤パルス伝送装置][ ]無線LAN通信環境 x1式タブレット端末 x1式⾒える化サーバ x1式
検証内容① 既存ビルへのエネルギー(電⼒・ガス・⽔道)
⾒える化導⼊効果の評価② 欧州で受け⼊れられる⾒える化システムの確⽴
富裕層
③ 家電単位の電⼒詳細⾒える化とレコメンドによる省エネ効果の評価
低所得者
中流家庭
本エネルギーモニタリングシステムのターゲットユーザ省エネ意識 低
21
低所得者省エネ意識→低導⼊普及のためには、住宅公社などとの連携が不可⽋
スマートコミュニティサミット2014「リヨンスマートコミュニティプロジェクト」
Task3 Cite de Perrache全景と導⼊システム275軒の全世帯中 70%以上が実証に参加275軒の全世帯中、70%以上が実証に参加
CMS
インターネット
<⾒える化画⾯例>
インタ ネット
分電盤
電⼒消費量データ
計測データ
I/F
Internetrouter
Sensorsエネルギーモニター
I/F
22
タブレットPC ⽔道メータ ガスメータ
スマートコミュニティサミット2014「リヨンスマートコミュニティプロジェクト」
Task3 6⽉14⽇(⼟)の運⽤開始式
コロン・リヨン市⻑(左側)、古川NEDO理事⻑(右側)などによるシンボリックアクション
100名以上の市⺠が参加
23スマートコミュニティサミット2014「リヨンスマートコミュニティプロジェクト」
Task4 (地域エネルギー可視化)⽬的
2014年6⽉から実証開始
Task1〜Task3の取得データ、さらには再開発地域内の他ビルのエネルギーデータ、PV発電データ、気象データなどのリアルタイムデータ、⼈⼝統計情報や地図情報などを統合的に管理し、⾃治体(Grand Lyon)をターゲットユーザにした地区のエネルギーを中⼼とした⾒える化で、効果的・効率的な都市
⽬的
計画推進の⽀援を図る。導⼊技術・ソリューション(注記なきは東芝製)CMS(Community Management System)x1式各種サブシステムとの通信インタフェースx1式
検証内容(シナリオ)① ビルエネルギー性能の評価と規制値の有効性② 既存住宅改修⼯事の有効性評価③ 住⺠に対する省エネ啓蒙活動の有効性評価④ 地域全体 ネ ギ 需給状況提 有効性
検証項⽬(取得データ)ユーザであるGrand Lyon職員に実際に運⽤してもらい各種情報提⽰(シナリオ)の有効性を定期的に実施するインタビューで導⼊効果を評価し、最終的には都市の
ト化評価指標ととも ビ ネ デ 確⽴を⽬指す④ 地域全体のエネルギー需給状況提⽰の有効性⑤ EV利⽤率評価
スマート化評価指標とともにビジネスモデル確⽴を⽬指す
24スマートコミュニティサミット2014「リヨンスマートコミュニティプロジェクト」
Task4 CMSの位置づけ
■CMSの位置づけ:ダイナミックな都市エネルギー計画ツール■CMSの位置づけ:ダイナミックな都市エネルギ 計画ツ ルエネルギーを中⼼とした様々な情報収集と分析で、(1)動態化する都市エネルギー性能の⾒える化と、(2)⾏動変⾰やコンセンサス形成を⽬的とした、事業者や市⺠への情報提供を⾏う。
⾏政 市⺠パートナー
③指標化し、リアルタイム分析/情報共有
⾏政 市⺠パ トナ
②地域電⼒使⽤量、候や⽣活 関す 情報を付加
CMS +α
①各TASKからの都市エネルギー性能に関するデータ
天候や⽣活に関する情報を付加
25
TASK1 TASK2 TASK3スマートコミュニティサミット2014「リヨンスマートコミュニティプロジェクト」
36PJの経験を活かした取組みエネルギ ソリュ ションは獲得した知⾒を実装化へ
ネルギ モビリテ 水 環境ファシリテ
情報ルスケ セキ リテ 商業 物販
その他ライフサポ ト
ライフサポートサービスインフラ
統合(SCMS)
対象項目
エネルギーソリューションは獲得した知⾒を実装化へライフサポートを組み合わせたFS・実証活動を加速中
エネルギー モビリティ 水・環境 ティ情報通信
ヘルスケア セキュリティ 商業・物販 ライフサポートサービス
安全 12 3 1 3 3 4 3 2 2
安心 17 4 1 3 3 5 3 2 2
利便 15 7 1 2 3 2 2 2 2
快適 11 5 1 2 1 3 2 2 4
住民視点(QOL)
(SCMS)要求事項
エネルギー安定供給モデル1
ライフサポートライフサポートエネルギーエネルギー
公平 10 4 1 2 2 3
喜び 11 3 3 2 2 2
経済メリット 21 6 3 2 2 2
効率運営 27 10 5 5 6 4 3 3 3
効率運用 27 6 5 3 5 3 4 3 3 32 広域エネルギーマネジメントモデル
エネルギー安定供給モデル1省エネ系統安定化 コスト削減社会基盤整備
安⼼ 交通防災・セキュリティ
ブランディング戦略 22 6 4 2 2 4 3 3 3
産業活性化 19 2 3 3 1 7 3 2
地域特性 9 3 2 1
文化保全 2 2
世代循環 2 2 1
防災 10 1 2 3 2
発展・成長(街視点)
2 広域エネルギーマネジメントモデル地域活性化
需給調整
快適
系統安定化
低炭素化
省エネ
コスト削減
熱電供給モデル3
医療・ヘルスケア
コマース・店舗防災 10 1 2 3 2
防犯 1 1 2 1 2
経済メリット 11 1 1 3 3
地域環境 17 6 1 4
地球温暖化防止 23 6
資源節約 13 3
生物多様性 1
持続可能性(国視点)
熱電供給モデル3
安⼼
未利⽤資源活⽤ 地域活性化 コスト削減
26
生物多様性 1
貧困対策 2
その他政策商⽤展開に向けて実証(実装化) FS・実証活動(技術検証、事業性検証)
スマートコミュニティサミット2014「リヨンスマートコミュニティプロジェクト」