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荷重調整が容易に行えるフロボンドアンカー
平成 27 年 3 月
スーパーフロテックアンカー
荷重調整が容易に行えるフロボンドアンカー スーパーフロテックアンカー審査証明の結果
平成27年3月1日~平成32年2月29日
審査証明有効期限
技術保有会社 住友電工スチールワイヤー株式会社、日特建設株式会社、日本基礎技術株式会社、 ライト工業株式会社、三信建設工業株式会社、ケミカルグラウト株式会社、東興ジオテック株式会社、 イビデングリーンテック株式会社、株式会社エスイー
お問い合せ先 株式会社エスイー 営業統轄本部 環境防災事業部 〒163-1343 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー TEL:(03)3340-5510 FAX:(03)3340-5546 http://www.flotech-anchor.com
技術保有会社/お問合せ先
建技審証第0424号
審査証明の範囲
アンカーの材料特性および構造の範囲とし、地盤のクリープ変形など地盤性状に関する特性は除く。
「スーパーフロテックアンカー」はグラウンドアンカーとして、以下に示す性能を有することが確認された。
(1)構造特性 工場組立製品の評価試験、現場施工試験などの構造特性に関する試験によれば、施工時においてテンドンの組立、挿入、緊張、定着および頭部処理などが容易に行える。また、簡易調整タイプは再緊張が容易に行え、荷重調整タイプは荷重調整が容易に行える。
(2)アンカーの強度特性 フロボンドの引張り試験、テンドンの引張り試験、グラウトとの付着試験などのアンカーの強度特性に関する試験によれば、フロボンドおよびテンドンは、JISおよび土木学会で定められた規格荷重、地盤工学会で定められたグラウトとの許容付着応力度を満足している。
(3)エポキシ塗膜の強度特性 耐衝撃性試験、曲げ試験などのエポキシ塗膜の強度特性に関する試験によれば、フロボンドのエポキシ塗膜は、施工時の損傷、緊張時のグラウトとの擦れ、ストランド降伏後の伸び、角度定着および曲げやねじれに対して剥離、欠損などが生じない十分な強度特性を有している。
(4)リラクセーション特性 リラクセーション試験によれば、フロボンドのリラクセーション特性は、土木学会で規定された規格を満足している。
(5)耐久性 耐薬品性試験、塩水噴霧試験、地中・大気中曝露試験などの耐久性に関する試験によれば、フロボンドは耐薬品性に優れ、テンドンの極限引張り力の60%の緊張状態においても十分な耐久性を有している。
(6)水密性 防錆キャップの水密性試験、頭部背面部の水密性試験、自由長部とアンカー体境界部の水密性試験、NEXCO試験方法に基づく水密性試験などの水密性に関する試験によれば、頭部および頭部背面部、自由長部とアンカー体境界部は、十分な水密性を有している。
本概要書は、一般財団法人土木研究センター(PWRC)が行った「建設技術審査証明(土木系材料・製品・技術、道路保全技術)」の結果を、広く関係各位に紹介する目的で作成したものであります。一般財団法人 土木研究センター(PWRC)企画・審査部 TEL03-3835-3609 http://www.pwrc.or.jp/shinsa.html
建設技術審査証明事業(土木系材料・製品・技術、道路保全技術)概要書
一般財団法人 土木研究センター ( )PWRC
①荷重調整が容易な頭部構造頭部構造は、下表のとおり標準タイプ、簡易調整タイプ、荷重調整タイプの3種類があり、再緊張(リフト
オフ試験時の残存引張り力の測定など)や荷重調整(アンカー補修・補強時の再緊張・緊張力緩和など)が容易に行え、使用用途に応じて選択できる。
②優れた耐久性耐食性、付着性に優れたフロボンドを引張り材に使用しているのみならず、頭部および頭部背面部、自由長
部とアンカー体境界部は水密性に優れた構造である。
③高い施工性シンプルな構造のため、現場組立と工場組立のどちらも対応可能で、現場組立においても確実かつ品質の高
いテンドンの加工が行え、現場での長さ変更に対応できる。
「スーパーフロテックアンカー」は、米国Florida Wire and Cable Company社から技術導入したフロボンド(付着型ECFストランド)を引張り材として用い、専用の付属部品と組み合わせたグラウンドアンカー(地盤工学会基準)システムである。このフロボンドは、JISで規定されたPC鋼より線に耐食性の極めて優れたエポキシ樹脂をピンホールがない十分な塗膜厚(0.4 ~ 1.2mm)で被覆し、さらにグラウトとの付着性向上のためエポキシ樹脂被覆表面にグリット(けい砂などの不活性粒子)を埋め込んだ土木学会で規定された引張り材である。
荷重調整が容易に行えるフロボンドアンカー スーパーフロテックアンカー技術の概要 技術の特長
施工事例(斜面安定工への適用例)
ユニット 呼び径 ストランド
本数
断面積
mm2
極限引張り力TuskN
降伏引張り力TyskN
許容引張り力0.6TuskN
削孔径(参考)
「スーパーフロテックアンカー」のユニット
SFL- 1SFL- 2SFL- 3SFL- 4SFL- 5SFL- 6SFL- 7SFL- 8SFL- 9SFL-10SFL-11SFL-121S12.72S12.73S12.74S12.7
1 2 3 4 5 6 7 8 9101112 1 2 34
138.7 277.4 416.1 554.8 693.5 832.2 970.91109.61248.31387.01525.71664.4 98.7 197.4 296.1394.8
261 522 7831,0441,3051,5661,8272,0882,3492,6102,8713,132 183 366 549 732
222 444 666 8881,1101,3321,5541,7761,9982,2202,4422,664 156 312 468 624
156.6 313.2 469.8 626.4 783.0 939.61096.21252.81409.41566.01722.61879.2 109.8 219.6 329.4 439.2
φ 90
φ115
φ135
φ165
φ 90
φ115
15.2
12.7
タイプ 再緊張 荷重調整 実 績
「スーパーフロテックアンカー」の頭部構造の特徴
簡易調整タイプ(SFL-2 ~ SFL-12)
※調整量は、アンカー長や定着荷重などの状況に応じて変更可能。
特 長
標準タイプ
荷重調整タイプ
○
◎
○
○
○
◎
◎
○
△
多くの実績がある
再緊張が容易で経済性に優れる
±100mm※の荷重調整が可能
「スーパーフロテックアンカー」の構造図例 フロボンドの形状
簡易調整タイプ頭部 荷重調整タイプ頭部
①荷重調整が容易な頭部構造頭部構造は、下表のとおり標準タイプ、簡易調整タイプ、荷重調整タイプの3種類があり、再緊張(リフト
オフ試験時の残存引張り力の測定など)や荷重調整(アンカー補修・補強時の再緊張・緊張力緩和など)が容易に行え、使用用途に応じて選択できる。
②優れた耐久性耐食性、付着性に優れたフロボンドを引張り材に使用しているのみならず、頭部および頭部背面部、自由長
部とアンカー体境界部は水密性に優れた構造である。
③高い施工性シンプルな構造のため、現場組立と工場組立のどちらも対応可能で、現場組立においても確実かつ品質の高
いテンドンの加工が行え、現場での長さ変更に対応できる。
「スーパーフロテックアンカー」は、米国Florida Wire and Cable Company社から技術導入したフロボンド(付着型ECFストランド)を引張り材として用い、専用の付属部品と組み合わせたグラウンドアンカー(地盤工学会基準)システムである。このフロボンドは、JISで規定されたPC鋼より線に耐食性の極めて優れたエポキシ樹脂をピンホールがない十分な塗膜厚(0.4 ~ 1.2mm)で被覆し、さらにグラウトとの付着性向上のためエポキシ樹脂被覆表面にグリット(けい砂などの不活性粒子)を埋め込んだ土木学会で規定された引張り材である。
荷重調整が容易に行えるフロボンドアンカー スーパーフロテックアンカー技術の概要 技術の特長
施工事例(斜面安定工への適用例)
ユニット 呼び径 ストランド
本数
断面積
mm2
極限引張り力TuskN
降伏引張り力TyskN
許容引張り力0.6TuskN
削孔径(参考)
「スーパーフロテックアンカー」のユニット
SFL- 1SFL- 2SFL- 3SFL- 4SFL- 5SFL- 6SFL- 7SFL- 8SFL- 9SFL-10SFL-11SFL-121S12.72S12.73S12.74S12.7
1 2 3 4 5 6 7 8 9101112 1 2 34
138.7 277.4 416.1 554.8 693.5 832.2 970.91109.61248.31387.01525.71664.4 98.7 197.4 296.1394.8
261 522 7831,0441,3051,5661,8272,0882,3492,6102,8713,132 183 366 549 732
222 444 666 8881,1101,3321,5541,7761,9982,2202,4422,664 156 312 468 624
156.6 313.2 469.8 626.4 783.0 939.61096.21252.81409.41566.01722.61879.2 109.8 219.6 329.4 439.2
φ 90
φ115
φ135
φ165
φ 90
φ115
15.2
12.7
タイプ 再緊張 荷重調整 実 績
「スーパーフロテックアンカー」の頭部構造の特徴
簡易調整タイプ(SFL-2 ~ SFL-12)
※調整量は、アンカー長や定着荷重などの状況に応じて変更可能。
特 長
標準タイプ
荷重調整タイプ
○
◎
○
○
○
◎
◎
○
△
多くの実績がある
再緊張が容易で経済性に優れる
±100mm※の荷重調整が可能
「スーパーフロテックアンカー」の構造図例 フロボンドの形状
簡易調整タイプ頭部 荷重調整タイプ頭部
荷重調整が容易に行えるフロボンドアンカー
平成 27 年 3 月
スーパーフロテックアンカー
荷重調整が容易に行えるフロボンドアンカー スーパーフロテックアンカー審査証明の結果
平成27年3月1日~平成32年2月29日
審査証明有効期限
技術保有会社 住友電工スチールワイヤー株式会社、日特建設株式会社、日本基礎技術株式会社、 ライト工業株式会社、三信建設工業株式会社、ケミカルグラウト株式会社、東興ジオテック株式会社、 イビデングリーンテック株式会社、株式会社エスイー
お問い合せ先 株式会社エスイー 営業統轄本部 環境防災事業部 〒163-1343 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー TEL:(03)3340-5510 FAX:(03)3340-5546 http://www.flotech-anchor.com
技術保有会社/お問合せ先
建技審証第0424号
審査証明の範囲
アンカーの材料特性および構造の範囲とし、地盤のクリープ変形など地盤性状に関する特性は除く。
「スーパーフロテックアンカー」はグラウンドアンカーとして、以下に示す性能を有することが確認された。
(1)構造特性 工場組立製品の評価試験、現場施工試験などの構造特性に関する試験によれば、施工時においてテンドンの組立、挿入、緊張、定着および頭部処理などが容易に行える。また、簡易調整タイプは再緊張が容易に行え、荷重調整タイプは荷重調整が容易に行える。
(2)アンカーの強度特性 フロボンドの引張り試験、テンドンの引張り試験、グラウトとの付着試験などのアンカーの強度特性に関する試験によれば、フロボンドおよびテンドンは、JISおよび土木学会で定められた規格荷重、地盤工学会で定められたグラウトとの許容付着応力度を満足している。
(3)エポキシ塗膜の強度特性 耐衝撃性試験、曲げ試験などのエポキシ塗膜の強度特性に関する試験によれば、フロボンドのエポキシ塗膜は、施工時の損傷、緊張時のグラウトとの擦れ、ストランド降伏後の伸び、角度定着および曲げやねじれに対して剥離、欠損などが生じない十分な強度特性を有している。
(4)リラクセーション特性 リラクセーション試験によれば、フロボンドのリラクセーション特性は、土木学会で規定された規格を満足している。
(5)耐久性 耐薬品性試験、塩水噴霧試験、地中・大気中曝露試験などの耐久性に関する試験によれば、フロボンドは耐薬品性に優れ、テンドンの極限引張り力の60%の緊張状態においても十分な耐久性を有している。
(6)水密性 防錆キャップの水密性試験、頭部背面部の水密性試験、自由長部とアンカー体境界部の水密性試験、NEXCO試験方法に基づく水密性試験などの水密性に関する試験によれば、頭部および頭部背面部、自由長部とアンカー体境界部は、十分な水密性を有している。
本概要書は、一般財団法人土木研究センター(PWRC)が行った「建設技術審査証明(土木系材料・製品・技術、道路保全技術)」の結果を、広く関係各位に紹介する目的で作成したものであります。一般財団法人 土木研究センター(PWRC)企画・審査部 TEL03-3835-3609 http://www.pwrc.or.jp/shinsa.html
建設技術審査証明事業(土木系材料・製品・技術、道路保全技術)概要書
一般財団法人 土木研究センター ( )PWRC