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2020年度 情報コミュニケーション学部シラバス 授業概要 明 治 大 学

情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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Page 1: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

2020年度

情報コミュニケーション学部シラバス

授業概要

明 治 大 学

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目  次

科目ナンバリングについて………………………………………………………………………………2

講義内容(2020 年度開講科目)

 学際科目群………………………………………………………………………………………………7

 専門科目群

  社会科学…………………………………………………………………………………………… 15

  人文科学…………………………………………………………………………………………… 27

  自然科学…………………………………………………………………………………………… 43

  社会システム……………………………………………………………………………………… 49

  文化と表象………………………………………………………………………………………… 75

  人間と環境………………………………………………………………………………………… 99

 外国語科目群

  英語…………………………………………………………………………………………………121

  ドイツ語……………………………………………………………………………………………171

  フランス語…………………………………………………………………………………………185

  スペイン語…………………………………………………………………………………………197

  中国語………………………………………………………………………………………………211

  韓国語………………………………………………………………………………………………223

  タイ語………………………………………………………………………………………………227

 研究方法・表現実践科目群

  情報リテラシー科目………………………………………………………………………………233

  日本語表現科目……………………………………………………………………………………241

  クリエイション科目………………………………………………………………………………249

  リサーチリテラシー科目…………………………………………………………………………261

 海外留学科目群………………………………………………………………………………………271

 ウェルネス科目群……………………………………………………………………………………275

 キャリアデザイン科目群……………………………………………………………………………283

授業科目名索引…………………………………………………………………………………………287

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科目ナンバリングについて

 2020 年度のシラバスから,本学の科目ナンバリング制度による科目ナンバーを,各授業科目シラバスに付番しています。この科目ナンバリング導入の目的,概要及び構造については以下のとおりです。

科目ナンバリング導入の目的 明治大学が開講する全ての授業科目を「学問分野」・「レベル」等で分類し,各々に科目ナンバーを付番することで,授業科目個々の学問的位置づけを示すことにより学生の計画的な学修への一助とすること,海外の大学との連携を容易とするためのツールとすること等を目的としています。

明治大学科目ナンバリングの概要及び構造 本大学が開講する全ての授業科目に,以下の科目ナンバリングコード定義に基づき,科目ナンバーを付番します。

<科目ナンバーの構造>

<各ナンバリングコードの定義>① 主催区分コード � 当該科目を開講する主催機関(学部・研究科・共通など)をアルファベット2文字で

示しています。② 学問分野�大区分コード � 学問分野を本学が大きく区分した中で,当該科目が分類される学問分野をアルファ

ベット3文字で示しています。③ レベルコード  当該科目のレベルを数字1文字で示しています。④ 学問分野小区分コード � 本学が大区分として分類した学問分野の中で,さらに分類される分野を小区分として

数字1文字で示しています。⑤ 授業形態コード  当該授業の実施形態を数字1文字で示しています。⑥ 使用言語コード  当該授業の教授における使用言語を英字1文字で示しています。

<各コードの詳細> 各ナンバリングコードの詳細及び他学部等の開講科目の科目ナンバーについては,本学ホームページ又は Oh-o!�Meiji システムにて確認ください。

� 以 上 

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講義内容(2020 年度開講科目)

科 目 名(2016 年度以前入学者科目名)

単位数 担 当 者履修開始年次

1.授業の概要・到達目標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・�・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

科目ナンバー:

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「ゼミナール科目」については,2020 年度ゼミナール案内を参照すること

 ○基礎ゼミナール      (科目ナンバー:(IC)IND112J) ○問題発見テーマ演習A・B (科目ナンバー:(IC)IND212J) ○問題分析ゼミナールⅠ・Ⅱ (科目ナンバー:(IC)IND312J) ○問題解決ゼミナールⅠ・Ⅱ (科目ナンバー:(IC)IND412J)

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学際科目群

学際科目群

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情報コミュニケーション学入門A(春学期)(情報コミュニケーション学入門A・B・C・D)

2単位コーディネーター

横 田 貴 之1年次

1.授業の概要・到達目標今後の社会で生じる問題は,より一層,複雑で多岐にわたるであ

ろう。このような社会を理解し,積極的にかかわっていくには,広い視野で状況をとらえ,様々な領域にまたがる知を協働して問題に取り組むことが重要である。このような観点からこの講義では,自ら問題を設定し,学域横断的な視点・アプローチで問題に取り組むための力を養うことを目的とする。

授業はオムニバス形式で行ない,各教員がそれぞれの専門的視座から現代社会の諸問題を3つのサブテーマ群(公共性と社会システム・組織とコミュニティ・多文化と国際協調)から講義する。

各回の授業内で課されるレポート作成や小テストへの解答を通じて,論理的な思考力を養うとともに,学域横断的に展開される講義の全体から,「カリキュラムのカスタマイズ」を行う能力を身につけ,4年間で自身が研究するテーマ設定の基礎作りをすることが到達目標となる。

2.授業内容第1回 �(4/14)a イントロダクション――情報コミュニケーショ

ン学とは(横田貴之)第2回 �(4/21) 公共性と社会システムⅠ:アメリカの大統領選挙

戦に見る政治コミュニケーションの変容(清原聖子)第3回 �(4/28) 公共性と社会システムⅡ:主になろうとしなかっ

た民のはなし:フランス革命期の民衆運動と政治(田村理)第4回 �(5/5) 刑罰の存在意義とその課題~ある死刑事案をめぐっ

て考える(阿部力也)第5回 �(5/12) 公共性と社会システムⅣ:民主政の基盤としての

公共圏とその危機(宮本真也)第6回 �(5/19) 多文化と国際協調Ⅰ:国際協力と地域づくり(島

田剛・高橋華生子)第7回 �(5/26) 多文化と国際協調Ⅱ:アセアンへの関心(和田悟・

川島高峰)第8回 �(6/2) 多文化と国際協調Ⅲ:英語を学ぶ意味と英語圏への

留学(鈴木健人・ドウ・ティモシー)第9回 �(6/9) 多文化と国際協調Ⅳ:多文化の考え方を比較する―

イスラームにおける「平和」をヒントに(横田貴之)第10回 �(6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお

ける情報管理と監視(竹中克久)第11回 �(6/23) 組織とコミュニティⅡ:組織の中の情報・コミュ

ニケーション――集団・組織の持続的な発展のための組織コミュニケーション(山口生史)

第12回 �(6/30) 組織とコミュニティⅢ:誰が“それ”を担うのか――災害時の避難所運営からみた組織・コミュニティ(小林秀行)

第13回 �(7/7) 組織とコミュニティⅣ:組織としての学校・コミュニティとしての学校(鈴木雅博)

第14回 �(7/14) 研究テーマ設定のために――大学院生の研究から(波照間永子・横田貴之)

3.履修上の注意この講義は必修科目である。毎授業ごとに,授業時間内に出された課題や小テストを提出すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業担当教員は毎回変わるので,疑問点や不明な点は授業時間内に質問すること。

5.教科書特に指定しない。

6.参考書特に指定しない。

7.成績評価の方法出席・レポートおよび小テスト:100%毎回の授業で提出するレポート・小テストをもって出席とみなす。また第2回から第13回のうち,点数の高いもの8回分を採点対象とし,成績評価とする。課題および小テストを5回以上欠席(未提出)の者はFとする。

8.その他授業を聴講していないと解答できない課題・小テストが出題されるため,集中して授業に臨むこと。そのため,私語は厳禁とする。

情報コミュニケーション学入門A(秋学期)(情報コミュニケーション学入門A・B・C・D)

2単位コーディネーター

横 田 貴 之1年次

1.授業の概要・到達目標今後の社会で生じる問題は,より一層,複雑で多岐にわたるであ

ろう。このような社会を理解し,積極的にかかわっていくには,広い視野で状況をとらえ,様々な領域にまたがる知を協働して問題に取り組むことが重要である。このような観点からこの講義では,自ら問題を設定し,学域横断的な視点・アプローチで問題に取り組むための力を養うことを目的とする。

授業はオムニバス形式で行ない,各教員がそれぞれの専門的視座から現代社会の諸問題を3つのサブテーマ群(公共性と社会システム・組織とコミュニティ・多文化と国際協調)から講義する。

各回の授業内で課されるレポート作成や小テストへの解答を通じて,論理的な思考力を養うとともに,学域横断的に展開される講義の全体から,「カリキュラムのカスタマイズ」を行う能力を身につけ,4年間で自身が研究するテーマ設定の基礎作りをすることが到達目標となる。

2.授業内容第1回 �(9/22)a イントロダクション――情報コミュニケーショ

ン学とは(横田貴之)第2回 �(9/29) 公共性と社会システムⅠ:アメリカの大統領選挙

戦に見る政治コミュニケーションの変容(清原聖子)第3回 �(10/6) 公共性と社会システムⅡ:主になろうとしなかっ

た民のはなし:フランス革命期の民衆運動と政治(田村理)第4回 �(10/13) 刑罰の存在意義とその課題~ある死刑事案をめ

ぐって考える(阿部力也)第5回 �(10/20) 公共性と社会システムⅣ:民主政の基盤としての

公共圏とその危機(宮本真也)第6回 �(10/27) 多文化と国際協調Ⅰ:国際協力と地域づくり(島

田剛・高橋華生子)第7回 �(11/10) 多文化と国際協調Ⅱ:アセアンへの関心(和田悟・

川島高峰)第8回 �(11/17) 多文化と国際協調Ⅲ:多文化の考え方を比較する

―イスラームにおける「平和」をヒントに(横田貴之)第9回 �(11/24) 多文化と国際協調Ⅳ:英語を学ぶ意味と英語圏へ

の留学(鈴木健人・ドウ・ティモシー)第10回 �(12/1) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお

ける情報管理と監視(竹中克久)第11回 �(12/8) 組織とコミュニティⅡ:組織の中の情報・コミュ

ニケーション――集団・組織の持続的な発展のための組織コミュニケーション(山口生史)

第12回 �(12/15) 組織とコミュニティⅢ:誰が“それ”を担うのか――災害時の避難所運営からみた組織・コミュニティ(小林秀行)

第13回 �(1/12) 組織とコミュニティⅣ:組織としての学校・コミュニティとしての学校(鈴木雅博)

第14回 �(1/19) 研究テーマ設定のために――大学院生の研究から(波照間永子・横田貴之)

3.履修上の注意この講義は必修科目である。毎授業ごとに,授業時間内に出された課題や小テストを提出すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業担当教員は毎回変わるので,疑問点や不明な点は授業時間内に質問すること。

5.教科書特に指定しない。

6.参考書特に指定しない。

7.成績評価の方法出席・レポートおよび小テスト:100%毎回の授業で提出するレポート・小テストをもって出席とみなす。また第2回から第13回のうち,点数の高いもの8回分を採点対象とし,成績評価とする。課題および小テストを5回以上欠席(未提出)の者はFとする。

8.その他授業を聴講していないと解答できない課題・小テストが出題されるため,集中して授業に臨むこと。そのため,私語は厳禁とする。

科目ナンバー:(IC)IND111J 科目ナンバー:(IC)IND111J

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学際科目群

情報コミュニケーション学入門B(春学期)(情報コミュニケーション学入門A・B・C・D)

2単位コーディネーター

横 田 貴 之1年次

1.授業の概要・到達目標今後の社会で生じる問題は,より一層,複雑で多岐にわたるであ

ろう。このような社会を理解し,積極的にかかわっていくには,広い視野で状況をとらえ,様々な領域にまたがる知を協働して問題に取り組むことが重要である。このような観点からこの講義では,自ら問題を設定し,学域横断的な視点・アプローチで問題に取り組むための力を養うことを目的とする。

授業はオムニバス形式で行ない,各教員がそれぞれの専門的視座から現代社会の諸問題を3つのサブテーマ群(ジェンダーと多様性・創造と表現・心理と行動)から講義する。

各回の授業内で課されるレポート作成や小テストへの解答を通じて,論理的な思考力を養うとともに,学域横断的に展開される講義の全体から,「カリキュラムのカスタマイズ」を行う能力を身につけ,4年間で自身が研究するテーマ設定の基礎作りをすることが到達目標となる。

2.授業内容第1回 �(4/14)a イントロダクション――情報コミュニケーショ

ン学とは(横田貴之)第2回 �(4/21) ジェンダーと多様性Ⅰ:企業におけるダイバーシ

ティマネジメント(牛尾奈緒美)第3回 �(4/28) ジェンダーと多様性Ⅱ:ファッション誌の系統的

拡大(江下雅之)第4回 �(5/5) ジェンダーと多様性Ⅲ:ファッションメディアにお

けるジェンダー表象(高馬京子)第5回 �(5/12) ジェンダーと多様性Ⅳ:移民とジェンダー(根橋

玲子・施利平)第6回 �(5/19) 創造と表現Ⅰ:情コミ学部「創造と表現」プロジェ

クトの概要(波照間永子)/音楽メディアによる創造と表現(宮川渉)

第7回 �(5/26) 創造と表現Ⅱ:映像メディアによる創造と表現(大黒岳彦)

第8回 �(6/2) 創造と表現Ⅲ:視覚&言語メディア“演劇”による創造と表現(日置貴之)

第9回 �(6/9) 創造と表現Ⅳ:言語&身体メディア“手話”による創造と表現(坂本祐太)

第10回 �(6/16) 不確実状況・脅威状況における心理と行動Ⅰ:自ら進んでヒトラーに服従する心理(岩渕輝)

第11回 �(6/23) 不確実状況・脅威状況における心理と行動Ⅱ:幽霊を見てしまう心理を進化生物学からひも解く(石川幹人)

第12回 �(6/30) 不確実状況・脅威状況における心理と行動Ⅲ:経済ゲーム実験から考える不確実性と利他行動・協力行動(後藤晶)

第13回 �(7/7) 不確実状況・脅威状況における心理と行動Ⅳ:偏見,差別,集団間紛争を死すべき運命に対する恐怖から理解する(脇本竜太郎)

第14回 �(7/14) 研究テーマ設定のために――大学院生の研究から(波照間永子・横田貴之)

3.履修上の注意この講義は必修科目である。毎授業ごとに,授業時間内に出された課題や小テストを提出すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業担当教員は毎回変わるので,疑問点や不明な点は授業時間内に質問すること。

5.教科書特に指定しない。

6.参考書特に指定しない。

7.成績評価の方法出席・レポートおよび小テスト:100%毎回の授業で提出するレポート・小テストをもって出席とみなす。また第2回から第13回のうち,点数の高いもの8回分を採点対象とし,成績評価とする。課題および小テストを5回以上欠席(未提出)の者はFとする。

8.その他授業を聴講していないと解答できない課題・小テストが出題されるため,集中して授業に臨むこと。そのため,私語は厳禁とする。

情報コミュニケーション学入門B(秋学期)(情報コミュニケーション学入門A・B・C・D)

2単位コーディネーター

横 田 貴 之1年次

1.授業の概要・到達目標今後の社会で生じる問題は,より一層,複雑で多岐にわたるであ

ろう。このような社会を理解し,積極的にかかわっていくには,広い視野で状況をとらえ,様々な領域にまたがる知を協働して問題に取り組むことが重要である。このような観点からこの講義では,自ら問題を設定し,学域横断的な視点・アプローチで問題に取り組むための力を養うことを目的とする。

授業はオムニバス形式で行ない,各教員がそれぞれの専門的視座から現代社会の諸問題を3つのサブテーマ群(ジェンダーと多様性・創造と表現・心理と行動)から講義する。

各回の授業内で課されるレポート作成や小テストへの解答を通じて,論理的な思考力を養うとともに,学域横断的に展開される講義の全体から,「カリキュラムのカスタマイズ」を行う能力を身につけ,4年間で自身が研究するテーマ設定の基礎作りをすることが到達目標となる。

2.授業内容第1回 �(9/22)a イントロダクション――情報コミュニケーショ

ン学とは(横田貴之)第2回 �(9/29) ジェンダーと多様性Ⅰ:ファッションメディアに

おけるジェンダー表象(高馬京子)第3回 �(10/6) ジェンダーと多様性Ⅱ:ファッション誌の系統的

拡大(江下雅之)第4回 �(10/13) ジェンダーと多様性Ⅲ:企業におけるダイバーシ

ティマネジメント(牛尾奈緒美)第5回 �(10/20) ジェンダーと多様性Ⅳ:移民とジェンダー(根橋

玲子・施利平)第6回 �(10/27) 創造と表現Ⅰ:情コミ学部「創造と表現」プロジェ

クトの概要(波照間永子)/音楽メディアによる創造と表現(宮川渉)

第7回 �(11/10) 創造と表現Ⅱ:映像メディアによる創造と表現(大黒岳彦)

第8回 �(11/17) 創造と表現Ⅲ:視覚&言語メディア “演劇” による創造と表現(日置貴之)

第9回 �(11/24) 創造と表現Ⅳ:言語&身体メディア “手話” による創造と表現(坂本祐太)

第10回 �(12/1) 不確実状況・脅威状況における心理と行動Ⅰ:�自ら進んでヒトラーに服従する心理(岩渕輝)

第11回 �(12/8) 不確実状況・脅威状況における心理と行動Ⅱ:�幽霊を見てしまう心理を進化生物学からひも解く(石川幹人)

第12回 �(12/15) 不確実状況・脅威状況における心理と行動Ⅲ:�経済ゲーム実験から考える不確実性と利他行動・協力行動(後藤晶)

第13回 �(1/12) 不確実状況・脅威状況における心理と行動Ⅳ:�偏見,差別,集団間紛争を死すべき運命に対する恐怖から理解する(脇本竜太郎)

第14回 �(1/19) 研究テーマ設定のために――大学院生の研究から(波照間永子・横田貴之)

3.履修上の注意この講義は必修科目である。毎授業ごとに,授業時間内に出された課題や小テストを提出すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業担当教員は毎回変わるので,疑問点や不明な点は授業時間内に質問すること。

5.教科書特に指定しない。

6.参考書特に指定しない。

7.成績評価の方法出席・レポートおよび小テスト:100%毎回の授業で提出するレポート・小テストをもって出席とみなす。また第2回から第13回のうち,点数の高いもの8回分を採点対象とし,成績評価とする。課題および小テストを5回以上欠席(未提出)の者はFとする。

8.その他授業を聴講していないと解答できない課題・小テストが出題されるため,集中して授業に臨むこと。そのため,私語は厳禁とする。

科目ナンバー:(IC)IND111J 科目ナンバー:(IC)IND111J

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情報コミュニケーション学

2単位コーディネーター

高 馬 京 子3年次

1.授業の概要・到達目標「トランスナショナル・コミュニケーションにおける流行,文化現象の形成と伝達」

【授業の概要】インターネット,デジタル・メディアの発展に伴いかつてないほど発達し,

常に変化し続ける高度情報化社会に我々は暮らしている。このような社会において流行するポピュラーカルチャーの形成,伝達,受容とはどのようなものといえるのか。以前のようなマスメディア,大企業が一極支配し,一方方向に文化が伝播される,文化帝国主義の意味合いで語られることの多いグローバリゼーション=アメリカナイゼーションとして文化が各地で受け入れられ,ローカル化していた時代とは異なり,トランスナショナリゼーション

(Hannerz1996,�Iwabuchi2002),すなわち,トランスナショナル=国を超えて,伝達していき,今まで受け手でしかなかった人々も含め循環的に複数の行為者によって形成される異文化表象として「文化」が重層的に形成され,流行として伝達,受容,変容されているといえよう。本講義では,越境する広義のファッション(流行現象)としての現代「文化」の形成と伝達についての事例,問,その研究方法,成果について,服飾流行としてのファッションを中心に,その他音楽,禅,ゲーム,ネットアイドル,デジタルメディア,SNSなどをキーワードにそれらをご専門とする各講師の方にメディアとの関係で国際的,学際的アプローチからご講義いただく予定である。(第2回~第13回はゲストを予定)

【到達目標】各専門の講師陣から現代文化における高度情報化社会におけるトランスナ

ショナルかつ重層的に形成,伝達された流行現象の問題点の着眼点,そのアプローチ方法,成果などを学ぶことで,学生一人一人が身近にある現代の高度情報化社会の流行現象,文化現象についての問をメディア,コミュニケーションと関連づけながら発見し,国際的,学際的視点から分析,解決できる能力を身につけることを目指す。*都合により講師,日程,タイトルは変更の可能性があり,その場合は随時学生に告知する。

2.授業内容第1回 �aのみ「トランスナショナル・コミュニケーションにおける流行,

文化現象の形成と伝達:イントロダクション,履修方法,説明」第2回 �「ゲーム化する世界の記号論――トランスナショナル的状況におけ

る身体と映像」第3回 �「初音ミク:ネットアイドル(文化)のトランスナショナル化の可

能性」第4回 �「ZENはなぜアメリカで流行っているのか」第5回 �「アジアにおける文化圏と越境する流行」第6回 �「J-POPの可能性―輸入から輸出,さらにその先へ:現場の視点から」第7回 �「越境文化を研究するということ」第8回 �「「日本の魅力(クールジャパン)」の現状:現場の視点から」第9回 �「越境するファッションI:理論,事例,実践」第10回 「越境するファッションII 現場の視点から」�第11回 �「越境するファッションメディア:現場の視点から」第12回 �「越境する/ためのファッション 身体装飾とアイデンティティ」第13回 �「越境する/ためのストリートファッション」第14回 �「トランスナショナル・コミュニケーションにおける流行,文化現

象の形成と伝達:まとめ」

*現状,講師,日程,タイトルは依頼,調整中,変更の場合,その場合は随時学生に告知する。

3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容教科書にある各事例について読み,自分の考えをまとめ,授業で学んだこととあわせて,越境文化について考察する。また授業中に担当講師の講義内容,また紹介された関連図書などに目を通し,復習として,自分の現代社会に問,そしてその分析方法などを考えること。

5.教科書『越境する文化・コンテンツ・想像力』松本健太郎,髙馬 京子編(ナカニシヤ書店)

6.参考書授業中に提示する。

7.成績評価の方法教科書での予習及び毎回の講義に基づくコメントシートの提出(30%)夏休みレポート(10%)期末試験として,全体の講義に基づくレポート(60%)

8.その他

科目ナンバー:(IC)IND311J

情報コミュニケーション学

2単位コーディネーター

清 原 聖 子3年次

1.授業の概要・到達目標〔授業の概要〕

本講座のテーマは「様々な角度から現代アメリカの社会と文化について考えること」である。スポーツや音楽,映画などを通じて,アメリカ文化に親しみを感じている人も多いだろう。そこで,オムニバス授業の特徴を活かして,本講座では,メディア,建築,ポピュラー音楽,スポーツ,ジェンダー,人種問題,といった各分野の専門家による特別講義・演奏をラインアップに加えて,多様な視点からアメリカの社会と文化について理解を深める機会を提供する。

昨年大好評であった,ピアニスト(実演家)による演奏と講義を組み合わせた形式の授業を今年も実施する。

また,文化や社会を理解するうえで欠かせない社会制度や政治形態についても日米比較の視点から検討する。たとえば,2020年11月の大統領選挙に向けて,日本との違いを意識して選挙制度の仕組みや特徴,課題について説明する。さらに,日本と比べ,なぜアメリカでは国民皆保険制度の成立が難しいのか,といった福祉政策の課題についても社会・文化的な要因から論じる。

外交面では,日米関係や米中関係を中心に最近の国際情勢を踏まえ,超大国アメリカはアジアにどれだけ関心があるのか,という問題とトランプ政権時代の通商政策について解説する講義も予定している。

〔到達目標〕多角的な視点から専門家の講義を聞き,考える力を身に着けるこ

とによって,社会人になっても役立つ教養として,アメリカ社会と文化を捉えることができるようになることを目指す。2.授業内容第1回 �(4/8)aのみ 情コミ流儀の現代アメリカ社会文化研究と

は (清原聖子)第2回 �(4/15) アメリカの政治文化・大統領制と議院内閣制の比

較 (清原聖子)第3回 �(4/22) アメリカはアジアにどれだけ関心があるのか (伊

藤剛・明治大学政治経済学部)第4回 �(4/29) アメリカの通商政策と対外政策の変遷 (松本明日

香・同志社大学)第5回 �(5/6)  アメリカ黒人と「アフリカ」 (荒木圭子・東海大学)第6回 �(5/13) アメリカ政治と中絶論争 (兼子歩・明治大学政治

経済学部)第7回 �(5/20) アメリカのメディア環境:「メディアの分極化」 

(清原聖子)第8回 �(5/27) ニューヨーク見聞録:都市・建築・メディア (南

後由和・明治大学情報コミュニケーション学部)第9回 �(6/3)  大統領選挙に見る分断されたアメリカ社会 (清

原聖子)第10回 �(6/10) 皆保険成立を阻む政治・社会・文化的要因 (山岸

敬和・南山大学)第11回 �(6/17) アメリカのオリンピックセンチュリーと社会正義

の実現 (川島浩平・早稲田大学)第12回 �(6/24) 在外米軍基地とアメリカのポピュラー音楽(青木

深・東京女子大学)第13回 �(7/1) 実演を通して知るアメリカ社会におけるクラシック

音楽の巨匠 (佐藤彦大・実演家・ピアニスト・東京音楽大学)第14回 �(7/8) アメリカのソフトパワー・まとめ (清原聖子)講師の都合により,内容・スケジュールは変更する可能性があります。3.履修上の注意受講者は初回のガイダンスに必ず出席すること。出席を重視する。グループディスカッションを行う場合もある。4.準備学習(予習・復習等)の内容特になし。5.教科書使用しない。6.参考書岡山裕,西山隆行編著『アメリカの政治』(弘文堂 2019)山岸敬和・西川賢編著『ポスト・オバマのアメリカ』(大学教育出版 2016)川島浩平『人種とスポーツ』(中公新書 2012年)青木深『めぐりあうものたちの群像ー戦後日本の米軍基地と音楽1945−1958』(大月書店 2013)その他,授業中に掲示する。7.成績評価の方法定期試験は実施しない。成績評価は毎回の授業で提出するリアクションペーパーによる(100%)。8.その他

科目ナンバー:(IC)IND311J

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学際科目群情報コミュニケーション学

2単位コーディネーター

小 林 秀 行3年次

1.授業の概要・到達目標 本講義は「災害復興」を中心的なテーマに据えている。高度情報化が進展し続ける現在,我々は日々,多様なメディアを通じて情報を交換し,コミュニケーションを図っている。これは災害のような非日常時においても同様であり,迅速かつ正確な情報の伝達は,被害軽減に一定の効果をあげてきたといってよいだろう。 他方,このような情報とコミュニケーションが,あらゆる場合において有効に機能しているわけではない。たとえば,災害復興で常に問題となることの1つとして,「具体的に,何をどのように復興するのか」という復興像が,関係者の間で簡単には共有できない点がある。この問題は,多様な価値観を持つ人々の間を,コミュニケーションによってつなぐことの困難さを示す例と言え,こうした問題は情報技術の進展ではなく,その技術を扱う我々自身が,どのように相互理解を図れるのかという点に解決が求められる。 講義では,災害復興の第1線で活躍する外部講師を招き,そうした方々の豊富な実務経験を通して,いかに多様な視点から災害復興が考えられているのかを学び,具体的な事例への理解を通して,情報とコミュニケーションが社会において果たす役割の重要さと,その実現の困難さについて理解を深めていきたい。 なお,本講義について,学習目標は以下の3点とする。①「災害復興の実態を理解する」,②「コミュニケーションをはかることの困難さを理解する」,③「多様な視点を尊重するという姿勢を獲得する」。2.授業内容第01回:巨大災害と日本  コーディネーター 小林秀行第02回:復興とは何か①  コーディネーター 小林秀行第03回:復興とは何か②  コーディネーター 小林秀行第04回:復興とは何か③  コーディネーター 小林秀行第05回:復興の実例に学ぶ①  (社)中越防災安全推進機構 復興デザインセンター長 稲垣�文彦第06回:復興の実例に学ぶ②  コーディネーター 小林秀行第07回:遺構と遺物の物語~災害遺構保存の経験から~  (社)減災・復興支援機構 理事長 木村拓郎第08回:東日本大震災における復興報道~新聞の視点から①~  (株)共同通信社  共同通信編集局気象・災害取材チーム 所澤新一郎第09回:東日本大震災における復興報道~新聞の視点から②~  (株)共同通信社  共同通信編集局気象・災害取材チーム 所澤新一郎第10回:東日本大震災における復興報道~テレビの視点から~  日本放送協会 大型企画開発センター エグゼクティブ・プロデュー

サー 矢島敦視第11回:東日本大震災における復興報道~ラジオの視点から~  コーディネーター 小林秀行第12回:東日本大震災における復興報道~映画の視点から①~  (株)平成プロジェクト 尹美亜第13回:東日本大震災における復興報道~映画の視点から②~  (株)平成プロジェクト 尹美亜第14回:まとめ  コーディネーター 小林秀行

*講義内容・ゲスト講師は変更となる場合があります3.履修上の注意本講義は災害復興の第1線で活躍する方々を外部講師としてお招きしています。私語など,講義の妨害については単位認定不可を含む厳格な処置をしますので,十分に注意して受講してください。4.準備学習(予習・復習等)の内容<予習>予習については,新聞等で東日本大震災の被災地が現在どのような状況にあるかについて,理解を深めたうえで講義にのぞむこと。<復習>復習については,各回で配布された資料を読み返し,理解を深めること。疑問点があれば,講義の際に質問を行うこと。5.教科書特になし,担当教員の作成した資料にそって講義を進める。6.参考書岩崎信彦・鵜飼孝造ほか編『阪神・淡路大震災の社会学1�被災と救援の社会学』昭和堂,1999年似田貝香門・吉原直樹編,『震災と市民1「連帯経済とコミュニティ再生」』東京大学出版会,2015年7.成績評価の方法平常点60%,期末レポート40%。なお,平常点は出席,受講態度から総合的に評価する。8.その他関連性の高い科目:「リスク社会論」

科目ナンバー:(IC)IND311J

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専門科目群

専門科目群

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社会科学

専門科目群

社会科学

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環境と社会

2単位 本 田 裕 子1年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では,「環境問題は社会で発生する」を前提に,環境問題の現状と課題を,社会との関係に着目して理解していきます。前半(1 ~ 7回)では,環境問題が発生する社会はどのような社会であるのかを理解し,説明できるようになることを目標とします。後半(8 ~ 14回)では,生物多様性や自然環境の保全をテーマに,どのよう保全していくのかを学生自らが考えられるようになることを目標とします。

2.授業内容第1回:イントロダクション・環境問題とは何か?第2回:戦後日本の社会の変化を考える第3回:水俣病について改めて考える第4回:気候変動・自然災害と私たちの生活第5回:熱帯林減少をどう考えるか?①私たちの生活第6回:熱帯林減少をどう考えるか?②焼畑第7回:日本の森林・林業を考える第8回:自然環境保全の事例①森林第9回:生物多様性とは何か?何を守るのか?第10回:野生生物をめぐる問題を考える第11回:外来種をめぐる問題を考える第12回:どのような自然環境保全が望ましいのか考える第13回:自然環境保全の事例②絶滅危惧種第14回:私たちには何ができるのか?

*授業内容は受講生の関心や環境問題の動向等により,一部変更する可能性があります。

3.履修上の注意授業の受講の妨げになる行為(私語,スマホ動作,内職,居眠り等)については厳しく対応します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 事前学習・事後学習については,授業の際に具体的に提示しますが,日常的に「環境問題」や「自然環境保全」に関する新聞記事等の報道を確認するようにしてください。

5.教科書指定なし。資料等があれば授業中に配布します。

6.参考書『環境年表2019-2020』国立天文台編(丸善出版)2018年『環境社会検定試験eco検定公式テキスト』東京商工会議所編(日本能率協会マネジメントセンター)2017年*今後改訂もあるので最新版を確認してください。

7.成績評価の方法期末試験(70%)小レポート・リアクションペーパー(30%)*授業への参加姿勢・貢献度も重視します。

8.その他 環境問題は私たちの生活とおおいに関係していることの理解を促すため,視覚教材も活用します。また,リアクションペーパーや小レポート等も実施し,双方向での授業を目指します。

経営学

2単位 権   善 喜1年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では,経営学の各分野に関する基礎を学んでいきます。経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)の観点から企業活動を理解することをめざします。

<到達目標>①経営学全般の基礎知識を習得する。②企業活動を理解する。

2.授業内容第1回:aのみ:イントロダクション第2回:経営組織第3回:経営管理論�第4回:人間関係論�第5回:経営戦略①第6回:経営戦略②第7回:マーケティング�第8回:人的資源管理①第9回:人的資源管理②第10回:生産管理①第11回:生産管理②第12回:情報管理�第13回:イノベーション第14回:企業倫理,まとめ

3.履修上の注意特にありません。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業内容と課題について十分に復習してください。

5.教科書特に指定しません。教員が資料を用意します。

6.参考書榊原清則:『経営学入門(上)(下)』第2版,日本経済新聞社,2013年その他の参考書は,必要に応じて随時紹介します。

7.成績評価の方法期末試験(60%)と課題(30%)・授業への参加度(10%)を基本に,総合的に判断します。

8.その他学習状況によって内容を変更することがあります。

科目ナンバー:(IC)ENV131J 科目ナンバー:(IC)MAN111J

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専門科目群

社会科学

憲法

2単位 田 村   理1年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では,映画やドラマを手がかりに,憲法の世界観を感じ取り,「私」と「社会」と「国家・権力」の関係をみんなで議論できるようになることを目指します。憲法の世界観は,私たちの日常とはかなり異なります。それはなぜか,私たち自身と私たちの社会はそれとどう付き合っていったらいいのかも考えます。 映画などで問題をビジュアライズ(可視化)した上で,課題を設定し,参加者で討論しながら理解を深めていきましょう。

2.授業内容第1回:イントロダクション:テーマの紹介,成績評価方法など第2回:憲法の出番① 帰宅したら警官が待っていたら?①第3回:憲法の出番② 帰宅したら警官が待っていたら?②第4回:憲法の出番③ 日本国憲法では第5回:憲法の出番④ 日本国憲法38条にもかかわらず……憲法を

機能させない「人と社会」第6回:憲法の出番⑤ 新聞の事件報道に問題はないか?……検証

してみよう!第7回:憲法の出番⑥ 周防正行監督『それでもボクはやってない』

をで感じとる「公権力」第8回:憲法の出番⑦ あなたなら徹平は有罪?……みんなで議論

しよう!第9回:身近な「公権力」の問題:いじめと教育行政① いじめ問

題の現状第10回:身近な「公権力」の問題:いじめと教育行政② 学校を動

かしている仕組みと論理第11回:身近な「公権力」の問題:いじめと教育行政③ 『リーガル・

ハイ』で感じとる教育行政第12回:身近な「公権力」の問題:いじめと教育行政④ 行政を動

かすメディアと世論第13回:身近な「公権力」の問題:いじめと教育行政⑤ 私たちに

何ができる?……みんなで議論しよう!第14回a:まとめ 日本国憲法の世界観の意味を考えよう第14回b:授業内試験*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容 この授業では予習は求めないかわりに復習を重視します。授業で感じ取り,新たに知ったことはしっかり記録。復習し,確実な知識として身につけて,授業内試験にいかしてください。

5.教科書特になし。

6.参考書内山奈月・南野森『憲法主義』(PHP文庫・2015)

7.成績評価の方法①授業内試験(70点) ②「授業への参加」(30点)

①は,授業で学ぶべき知識と思考力が身についたかを確認する内容となります。選択肢から一つの正解を選ぶ択一試験とします。②への参加は,受講者の選択に任せます。課題を出して,小レポートを提出してもらい,それに基づいて授業中に討論をする機会をつくります。積極的な参加を期待します。

8.その他

コミュニティ論

2単位 小笠原 尚 宏1年次

1.授業の概要・到達目標個人化,私事化の進行が指摘される現代社会にあって,社会の基

礎的単位としてのコミュニティの役割が再度,見直されている。この授業では,地域社会の営みや地域で暮らす人々の地域生活をみることによって,個人と地域社会との関係─とくに現代社会におけるコミュニティの役割─を確認することにしたい。具体的には次の各点から現代日本の地域社会/コミュニティを概観する。(1)日本的コミュニティの成立・発達過程―とくに村落共同体とコミュニティの異同から,現代日本の地域社会を考える―。(2)現代日本における社会集団としてのコミュニティの機能。(3)現代日本社会におけるコミュニティの多様性と重要性。(4)現代日本社会におけるコミュニティの解体と再編。(5)コミュニティの新たな役割。とりわけソーシャル・キャピタルの観点から。このほか,コミュニティ/地域社会に関する時事的な問題についても扱う。

これらを通して,(1)コミュニティについての基礎的な知識を獲得した上で,(2)現代日本におけるコミュニティの概況を理解するとともに,(3)現実のコミュニティの課題を発見し,分析し,かつ課題の解決策を探求するための基礎力の涵養を目的とする。

2.授業内容第1回aのみ:イントロダクション:コミュニティ研究の現在第2回:コミュニティの理論(1)日本のイエとムラ第3回:コミュニティの理論(2)マッキーバーのコミュニティ論第4回:コミュニティの理論(3)シカゴ社会学とコミュニティ第5回:コミュニティの理論(4)コミュニティ問題第6回:コミュニティ論の新機軸(1)コミュニティ解放論とパーソ

ナルネットワーク第7回:�コミュニティ論の新機軸(2)ソーシャル・キャピタルとコミュ

ニティ aアメリカ社会学の動向第8回:�コミュニティ論の新機軸(3)ソーシャル・キャピタルとコミュ

ニティ b新たな互助の構築に向けて第9回:現代日本のコミュニティ(1)コミュニティ・モデルから考

える地域社会変動第10回:�日本のコミュニティ(2)町内会・自治会とローカル・コミュ

ニティ第11回:日本のコミュニティ(3)「コミュニティ」概念の導入とそ

の後第12回:日本のコミュニティ(4)防災・防犯・福祉コミュニティの

形成と課題第13回:コミュニティ施策とその課題第14回:現代日本におけるコミュニティの課題と可能性

3.履修上の注意コミュニティあるいは地域社会に関する報道に目を通し,問題意識を鍛えておいてもらいたい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業終了後に小課題を提示するので,次回授業時までに準備をしておくこと。

5.教科書指定しない。

6.参考書古典的著作として,R.M.マッキーヴァー『コミュニティ』ミネルヴァ書房,1975.授業を概観できるものとして,蓮見音彦編『講座社会学3村落と地域』東京大学出版会,2008.似田貝香門監修『地域社会学講座1地域社会学の視座と方法』東信堂,2006.野村慎司編,2006,『リーディングス�ネットワーク論―家族・コミュニティ・社会関係資本』勁草書房.岩崎信彦ほか編『町内会の研究』御茶の水書房,1989.ほか適宜紹介する。

7.成績評価の方法期末課題80%,小課題20%

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAW121J 科目ナンバー:(IC)SOC111J

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ジェンダー論

2単位 田 中 洋 美1年次

1.授業の概要・到達目標 当たり前で一見何ともないように見える現象も,別の視点から捉え直すと新しい発見につながることがある。この授業では,ジェンダーの視点を身につけ,さまざまな社会現象の背後にあるジェンダー構造を自ら見抜く力を養うことを目的とする。そのため,ジェンダーやそれに関わる基本的な概念やアプローチ,またそれらの導入と深く関わる女性運動やフェミニズムといった実践的・理論的展開について学ぶとともに,社会のさまざまな領域についてジェンダーの視点から考察する。 なおジェンダー研究とは「女性」についての学問ではなく,男性(性)や女性(性)の関係性や異性愛規範に基づく性愛のあり方,階級やエスニシティといったジェンダー以外の社会的カテゴリーがジェンダーと交差している様子などを理論的かつ実証的に論じる学際的な研究領域を指す。社会学的なジェンダー研究を中心に,ジェンダー研究が学際的に展開されていることを踏まえ,人文社会科学で広く影響を持った学説や先行研究も必要に応じて紹介していく。今学期は,ジェンダーについて考える上で避けて通れない「身体」を切り口にジェンダーやセクシュアリティについて考えていく。

2.授業内容第1回aイントロダクション第2回 �ジェンダーとは何か第3回 �男らしさと女らしさ(1):性役割とジェンダーの社会化第4回 �男らしさと女らしさ(2):身体のジェンダー化第5回 �セクシュアリティ(1):性別二元論第6回 �セクシュアリティ(2):多様なセクシュアリティとクィア

研究第7回 �中間のまとめ:学術と社会動向の繋がりについて考える第8回 �医療とジェンダー第9回 �美とジェンダー第10回 �商品化とジェンダー第11回 �人種主義・植民地主義とジェンダー第12回 �メディアとジェンダー第13回 �ポピュラーカルチャーとジェンダー第14回 �まとめの議論*講義内容は変更となる場合がある。授業やオーメイジで確認すること。

3.履修上の注意・本授業は講義です。積極的にノートを取ることを勧めます。・授業中は私語を慎んでください。・提出物がある場合,期限後提出は認めません。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・事前に指定された文献や講義スライド等に目を通し,次回の授業内容に関する専門用語について確認すると良いでしょう。・復習としては,講義中に自分で取ったノート,メモを見直し,内容を整理しておくと良いでしょう。授業で紹介する参考書・資料等にも目を通しておくとさらなる理解につながることでしょう。

5.教科書板場良久・池田理知子編著(2011)『よくわかるコミュニケーション学』ミネルヴァ書房M・デメッロ(2017)『ボディ・スタディーズ』晃洋書房

6.参考書R・コンネル(2008)『ジェンダー学の最前線』世界思想社。ジェンダー研究や社会学,文化研究等の用語集。ジェンダー研究のものとしては,例えばジェイン・ピルチャー,イメルダ・ウィラハン(2009)

『ジェンダー・スタディーズ� キーコンセプト』新曜社がある。その他,授業でも随時紹介する。

7.成績評価の方法平常点(授業態度,リアクションペーパー,その他課題の内容,20%)考査(80%)

8.その他授業のお知らせはOh-o!�Meijiで配信します。定期的に確認してください

(お知らせをメールで受け取る転送サービスも適宜利用してください)。

市民社会と法Ⅰ

2単位 武 田 政 明1年次

1.授業の概要・到達目標 市民の生活において,最も関わりが深い法は,その名が表している通り市民に関する法,すなわち民法という名称の法律である。全ての人は,生まれてから死ぬまで家族および社会生活で常に民法という法の適用を受けて暮らしている。本講義は,この市民生活の基本法である民法の成立過程,基本理念,各編ごとの主たる内容,および市民生活に大きく関わる民法の特別法について解説する。 法律を全く学んだことのない者が,現行民法の根本的問題点を法における正義の観点から発見,理解することを目標とする。

2.授業内容第1回:市民に関する法を学ぶことによって学べること第2回:市民の日常生活と市民に関する法の存在意義第3回:市民に関する法が前提とする社会と現代社会第4回:日本における市民に関する法の成り立ち(開国と明治維新

から)第5回:�日本における市民に関する法の成り立ち(明治期の事情から)第6回:市民に関する法の大原則の歴史的形成過程第7回:市民に関する法の大原則とその修正第8回:権利の濫用と信義則第9回:市民に関する法が採用する人の権利と義務の基本第10回:権利能力平等の原則第11回:意思能力と行為能力第12回:未成年者と法第13回:成年後見制度(概説)第14回:成年後見制度(事例と手続きの実際)

3.履修上の注意 講義の内容を,ただ単に聞き覚えるだけでなく,現代社会において実際に生活をしている人達に対して,真に納得する妥当な結論を導き出し得ているか等,批判の精神をもって自問自答しながら理解することが求められる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 毎回の授業において,次回に扱う項目・事項について述べるので,その内容について予習する。復習は,毎回の講義内容を記したノートを読み返して,理解を確実なものにすることである。

5.教科書 『コンダクト民法』宮本健蔵編著(嵯峨野書院)

6.参考書 使用しない

7.成績評価の方法 小論文形式の学期末試験によって評価する(比率100パーセント)。

8.その他市民社会と法Ⅰのみの履修を可とする。法律について全くの初学者であっても教科書に頼ることなく十分に理解できる講義をする。教科書は,何回か受講した後に,各自の学習方針,自ら設定した学習レベル等に応じて,参照することを勧める。学期末の試験は,毎回の授業に出席して,真摯にノートをとっているならば,特段の準備をする必要のない内容の問題を出題する。

科目ナンバー:(IC)GDR111J 科目ナンバー:(IC)LAW161J

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専門科目群

社会科学

市民社会と法Ⅱ

2単位 武 田 政 明1年次

1.授業の概要・到達目標 市民が家族および社会生活をおくる上で最も深い関わりを有している民法およびその特別法の各条文のうちから,基本をなす重要事項を定めている規定を選んで,それらについて制定理由,実際の解釈・適用上の問題点,必要とされる改正内容等について講義する。 本講義は,現在および将来の市民生活において関わる可能性が大きい重要規定について,正確な法的知識の獲得を目標とする。

2.授業内容第1回:物権と債権第2回:物権と債権の関係(借地借家法概説)第3回:登記制度第4回:登記の効力と現代社会第5回:動産に関する権利関係第6回:盗品・遺失物等の権利関係第7回:所有権とその制約第8回:担保物権第9回:債権に共通する原則第10回:多数当事者の債権・債務第11回:各種契約に関する法第12回:代理制度,時効制度第13回:事務管理・不当利得第14回:不法行為に関する法と現代社会

3.履修上の注意 講義の内容を,ただ単に聞き覚えるだけでなく,現代社会において実際に生活をしている人達に対して,真に納得する妥当な結論を導き出し得ているか等,批判の精神をもって自問自答しながら理解することが求められる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 毎回の授業において,次回に扱う項目・事項について述べるので,その内容について予習する。復習は,毎回の講義内容を記したノートを読み返して,理解を確実なものにすることである。

5.教科書『コンダクト民法』宮本健蔵編著(嵯峨野書院)。

6.参考書 使用しない。

7.成績評価の方法 小論文形式の学期末試験によって評価する(比率100パーセント)。

8.その他 市民社会と法Ⅱの履修にはⅠの履修が必要である。法律について全くの初学者であっても教科書に頼ることなく十分に理解できる講義をする。教科書は,何回か受講した後に,各自の学習方針,自ら設定した学習レベル等に応じて,参照することを勧める。学期末の試験は,毎回の授業に出席して,真摯にノートをとっているならば,特段の準備をする必要のない内容の問題を出題する。

社会学A

2単位 宮 本 真 也1年次

1.授業の概要・到達目標 情報コミュニケーション学という学問は,社会と個人との関係性への視野が不可欠である。その点で社会学は,学生の個々の関心やテーマに対して,適切な方法や概念,考え方を与えてくれるという意味で重要である。本講義ではこのことを踏まえ,社会学の基礎を最新のテーマをもとに進めていきたい。 社会学の歴史を負うことよりも,この授業では「私たちの社会とはどのような社会なのか」という問いに対してさまざまな角度から切り込みながら,副次的に社会学的な視点や考え方を深めることを目標とする。

2.授業内容第1回:イントロダクション ―社会学Aについて―第2回:社会学の方法1第3回:社会学の方法2第4回:社会学の基礎概念1第5回:社会学の基礎概念2第6回:学歴社会の「学歴」は問題なのか?1第7回:学歴社会の「学歴」は問題なのか?2第8回:�都市の社会学1第9回:�都市の社会学2第10回:�犯罪の社会学1第11回:�犯罪の社会学2第12回:風俗・文化現象の解読1第13回:風俗・文化現象の解読2第14回:ミーイズム社会*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 講義中に言及される研究成果と,現代社会において日常的に経験したり,マスメディアを通じて知っている事実との関係をそれぞれに思い描きながら受講,そして理解しようとつとめること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 以下に示す教科書の該当する章を用いて予習,復習することがのぞましい。

5.教科書 長谷川公一,浜日出男など著 社会学�新版�(New�Liberal�Arts�Selection)� 有斐閣 2019年。

6.参考書 西山哲郎ら編 科学化する日常の社会学 世界思想社 2013年。

7.成績評価の方法 1 授業における平常点:20% 2 定期試験:合計80%

8.その他 特になし

科目ナンバー:(IC)LAW161J 科目ナンバー:(IC)SOC111J

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社会学B

2単位 宮 本 真 也1年次

1.授業の概要と目的「社会学B」の目標は「A」とそれほど異ならないが,本来社会学

が持っている社会批判の理論,社会診断としての言説としての側面をより強く示してみたい。「社会学A」とは異なり,「B」では社会学理論の主だったものものも紹介する。レベル的には基礎であることには変わりないが,「B」のほうは部分的に抽象度が高い。

社会学の理論の歴史と「A」の延長にある社会学の現代の潮流についての知見を深めることを目標とする。

2.授業内容第1回:イントロダクション ―社会学Bについて―第2回:近代社会とアノミー1第3回:近代社会とアノミー2第4回:身体の社会学1第5回:身体の社会学2第6回:情報メディアと社会1第7回:情報メディアと社会2第8回:差別・排除・いじめ1第9回:差別・排除・いじめ2第10回:格差社会を考える1第11回:格差社会を考える2第12回:社会の病理1第13回:社会の病理2第14回:まとめ*�講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 講義中に言及される研究成果と,現代社会において日常的に経験したり,マスメディアを通じて知っている事実との関係をそれぞれに思い描きながら受講,そして理解しようとつとめること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 以下に示す教科書の該当する章を用いて予習,復習することがのぞましい。

5.教科書 長谷川公一,浜日出男など著 社会学�新版�(New�Liberal�Arts�Selection)� 有斐閣 2019年。

6.参考書 西山哲郎ら編 科学化する日常の社会学 世界思想社 2013年。

7.成績評価の方法 1 授業での平常点:20% 2 定期試験:合計80%

8.その他 特になし

社会心理学A(社会心理学Ⅰ)

2単位 脇 本 竜太郎1年次

1.授業の概要・到達目標人間は,他者と密接に関わりあいながら生きている。社会心理学A

では,人間の社会的行動を個人内過程,対人関係,集団の各レベルから理解する。前半は社会的認知,感情,態度,自己という主に個人内過程に関するトピックに焦点を当てる。後半は,対人行動,対人関係,集団と個人,集団間関係といったメゾレベルからマクロレベルの話題について扱う。

到達目標は以下の4点である。(1)人間の社会的情報の処理の特徴とその帰結について理解できる。(2)自己の形成と維持の心的メカニズムについて理解できる。(3)�対人行動および対人関係の問題をミクロ,メゾ,マクロそれぞ

れの視点で理解できる。(4)�集団間葛藤とその解決方法を研究知見にもとづいて分析的に考

えることができる。

2.授業内容各回の講義題目は以下の通りである。

第1回 社会的認知第2回 感情第3回 態度と説得(1):態度の形成と維持第4回 態度と説得(2):説得的コミュニケーション第5回 自己の成り立ち(1):自己概念と自己認識に関わる動機第6回 自己の成り立ち(2):比べる自己第7回 援助行動第8回 攻撃行動第9回 対人関係(1)対人関係の親密化第10回 対人関係(2)対人関係の維持と崩壊第11回 受容と排斥第12回 社会的アイデンティティ第13回 集団間葛藤第14回 集団間葛藤の解決に向けて

3.履修上の注意講義内容,あるいは日常生じる出来事や社会事象について感じた疑問を,積極的に投げかけてほしい。受講者からの感想や質問により,講義は一層充実したものとなる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容各回の講義の前に教科書を読んでいることを前提に講義を進める。

5.教科書脇本竜太郎(編著)熊谷智博・竹橋洋毅・下田俊介(共著)(2014).基礎からまなぶ社会心理学(ライブラリ�基礎からまなぶ心理学�4)サイエンス社

6.参考書講義中に適宜紹介する。

7.成績評価の方法定期試験�100%

8.その他

科目ナンバー:(IC)SOC111J 科目ナンバー:(IC)PSY111J

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専門科目群

社会科学

社会心理学B(社会心理学Ⅱ)

2単位 脇 本 竜太郎1年次

1.授業の概要・到達目標社会心理学Bでは,人を幸福や自由から遠ざけてしまう不合理な行

動について,個別の研究領域理の知見を紹介するとともに,社会心理学領域のグランドセオリーの1つである存在脅威管理理論から読み解く。

到達目標は以下の3点である。(1)�存在脅威管理理論の視点から,複数の研究トピックを横断的に

理解することができる(2)�ミクロレベルの動機が,マクロレべルではそれに反する結果を

生じさせる過程が理解できる(3)研究結果とそれに基づく議論を批判的に検討することができる

2.授業内容各回の講義題目は以下の通りである。第1回 存在脅威管理理論概説第2回 なぜ人は自尊感情を求めるのか?第3回 自尊感情希求の望ましくない帰結第4回 ステレオタイプ・偏見・差別はなぜ生じるか第5回 偏見と差別を文化的世界観防衛として捉える第6回 なぜ一人になるのを恐れるのか?第7回 関係性による象徴的防衛の光と闇第8回 不公正な事態に人はどう対処するか第9回 公正さを求めることの皮肉な影響第10回 母性愛神話という幻想第11回 母性愛神話はなぜ支持されてしまうのか第12回 なぜ昔はよかったと思ってしまうのか?第13回 ノスタルジアの機能第14回 総括:存在脅威管理理論によりよく対処するために*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意講義内容,あるいは日常生じる出来事や社会事象について感じた疑問を,積極的に投げかけてほしい。受講者からの感想や質問により,講義は一層充実したものとなる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容各回の講義の前に教科書を読んでいることを前提に講義を進める。

5.教科書脇本竜太郎�(2019).�なぜ人は困った考えや行動にとらわれるのか? -存在脅威管理理論から読み解く人間と社会 ちとせプレス

6.参考書講義中に適宜紹介する。

7.成績評価の方法定期試験�100%

8.その他

情報社会と経済

2単位 山 内   勇1年次

1.授業の概要・到達目標現在の社会は,「狩猟社会」,「農耕社会」,「工業社会」,「情報社会」

に続く,人類史上5番目の新しい社会を意味するSociety�5.0(「超スマート社会」)と呼ばれている。この新しい社会を実現する手段が,情報社会において発展してきたIoTやAI等の技術である。情報社会とは何か,情報化は社会にどのようなインパクトを与えているのか,そして,今後情報社会はどう変化していくべきか,こうした問いに対する答えを考えていくことがこの授業の目的である。

講義では,ビジネスにおける情報技術の活用状況,情報化がもたらす雇用や所得格差への影響,情報化を通じた社会的課題の解決の可能性等について,広く学際的に考察していく。それにより,多様な考え方・分析手法を理解し,情報化社会と経済の関係について,自分なりの考えをまとめられるようになることを到達目標とする。

2.授業内容第1回 イントロダクション:情報化社会の定義と見方第2回 情報化社会の評価手法:経済学的視点第3回 情報化の計測第4回 情報化と雇用第5回 情報化と格差第6回 情報化による社会的課題の解決第7回 データの独占第8回 情報化への投資と生産性第9回 情報化による利益の配分第10回 情報化社会における規範第11回 情報化社会における知的財産権第12回 オープン・イノベーション第13回 ネットワークの経済性第14回 情報化社会とビジネスモデルの将来

3.履修上の注意授業時間中に簡単な課題を課すことがある。なお,履修者の理解度や希望等に応じて内容を変更する可能性がある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習:授業で扱う内容について,参考書等から事前に予備知識を得ておくこと。復習:授業中に解説した内容・課題を自分の言葉で説明できるようにしておくこと。

5.教科書特特に定めないが,授業中に資料を配布する。

6.参考書篠崎彰彦『インフォメーション・エコノミー』NTT出版,�2014年梅棹忠夫『情報の文明学』中公文庫,�1999年総務省『令和元年版�情報通信白書』2019年アンドリュー・マカフィー,エリック・ブリニョルフソン�(著),�村井�章子�(訳)『プラットフォームの経済学�機械は人と企業の未来をどう変える?』日経BP,2018年

7.成績評価の方法期末試験70%,授業中の課題及び貢献度�30%

8.その他

科目ナンバー:(IC)PSY111J 科目ナンバー:(IC)ECN111J

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情報倫理

2単位 今 村 哲 也1年次

1.授業の概要・到達目標授業概要:情報ネットワーク社会という匿名性の高い社会におい

て,いかに互いの信頼を確立し,有意義な人間関係を築いてゆけるのかについて学ぶ。仮想巨大都市とも言うべきインターネットにおける都市生活者としての知恵として,すでに法制度として確立しているルールについても言及しながら,創造的知的活動の所産への尊重,コミュニティにおけるネットワーク利用ポリシーの尊重など,情報社会におけるコミュニティのルールやモラルについて学ぶ。到達目標:上記の領域に関して,基本的な知識を修得し,かつ,基本的な情報倫理に関する問題において,その知識を用いながら妥当な解決又はその方向性を導き出すことができるようになることが目標である。

なお,予習として指定した教科書や映像資料の該当箇所を事前に読了・視聴することを求める。予習には90分程度かかると想定される。

2.授業内容対面授業とメディア授業の順番は変更する場合がある。その点については別途通知する。第1回 �aのみ(イントロダクション(対面)講義の説明)第2回 �【情報社会と倫理(1)】(メディア)情報技術の社会的イン

パクト,情報社会における個人・企業・社会の倫理第3回 �【情報社会と倫理(2)】(対面)前回の復習とまとめ(知識

の確認や問題解決のための学習)第4回 �【個人と組織の情報倫理(1)】(メディア) 情報倫理のフレー

ムワーク,技術倫理第5回 �【個人と組織の情報倫理(2)】(対面)前回の復習とまとめ第6回 �【個人と組織の情報倫理(3)】(メディア)企業情報化の進

展と倫理,企業倫理と個人情報保護第7回 �【個人と組織の情報倫理(4)】(対面)前回の復習とまとめ第8回 �【よりよい情報社会の設計(1)】(メディア),ITガバナンス

と情報倫理,情報倫理の実践第9回 �【よりよい情報社会の設計(2)】(対面)前回の復習とまとめ第10回 �【情報に関する法を学ぶ(1)】(メディア),技術による情報

倫理の実現,情報技術の進展と法の整備第11回 �【情報に関する法を学ぶ(2)】(対面)前回の復習とまとめ第12回 �【情報に関する法を学ぶ(3)】(メディア)肖像権,プライ

バシー,著作権法第13回 �【全体の復習とまとめ】(メディア)第14回 �【情報に関する法を学ぶ(4),全体の復習とまとめ】(対面)

前回の復習とまとめ

3.履修上の注意講義では,次回までに読むべき資料をその都度指示するので,それらを準備学習として読んでくること。メディア授業のコンテンツを必ず受講したうえで,対面式授業に出席しなければならない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容各回の予習として,指定した教科書および教材の該当箇所を事前に読了すること。

5.教科書「情報倫理:インターネット時代の人と組織」,村田潔編,有斐閣(2004年)

6.参考書尾﨑・児玉『情報社会の法と倫理』放送大学教育振興会,�2014井田正道・和田格『情報リテラシーテキスト』培風館その他参照資料は授業で適宜指示する。

7.成績評価の方法定期試験の成績を100%として評価する。定期試験は,記号式と論述式の組合せで行う。資料等の持込みは不可であるが,試験準備の具体的な指針は事前に説明する。特段の事情のない限り,14回の授業のうち5回以上の欠席がある場合,定期試験の受験資格を失うものとする。なお,出席の仕方に不正があった場合,全回欠席とみなす場合がある。

8.その他私語をする学生は,学生証を提示させて注意する場合がある。

政治学

2単位 川 島 高 峰1年次

1.授業の概要・到達目標 若者にとって現代の日本は,誰が君たちの老後を養うのか?,という次世代の将来性について極めて深刻な事態に陥っています。人口減少社会という現実の前に,政治・経済・社会を支配するシステムは冷戦期の高度経済成長の時代の価値観によって形成されたものが未だに機能しており,それは現実社会の問題解決に対して一つの既得権を形成していると言っても良いでしょう。この講座では,今もって強力な支配力を持っているこの旧システムがいかに形成されてきたのかを確認し,冷戦も高度成長も崩壊・終焉しているにもかかわらず,何故,未だに支配力を持ち続けているのかを考えます。 このために(1)政治学の基本概念として政治とは何か・政治学とは何か・民主主義とは何かについて説明をし,(2)日本を支配してきた仕組みとは?,日本はどうして今のような経済社会状況になったのか?について,グローバル・システム,国内の政治経済システム,国民統合の価値の3つの観点から敗戦前後,冷戦前後の二つの時代に分けて説明をします。 到達目標は,昨今,課題先進国,あるいは衰退途上国と呼ばれる現代の日本の政治課題とは何かを考えることができるようになることです。

2.授業内容第1回 �導入 世代と政治,理想と現実,学問とは何か第2回 �政治学の基本概念1 政治学とは何かソクラテス,プラト

ン,アリストテレス第3回 �政治学の基本概念2 何故,政治はなくならないのか? 

競争と倫理 ホッブスとアリストテレス第4回 �政治学の基本概念3 共同体と国家第5回 �政治学の基本概念4 権力と正当性第6回 �民主主義とは何か 都市文明的,欧米的?第7回 �日本型民主主義1 戦後民主主義 その政治体制と正当性

について第8回 �日本型民主主義2 成功神話 高度成長と55体制第9回 �日本型民主主義3 成功神話 高度成長と55体制2 第10回 �日本型民主主義4 選挙制と政党制第11回 �団体民主主義の野党第12回 �冷戦後デモクラシーを考える 安全保障と憲法第13回 �地殻変動−恋愛と結婚の政治/政治学第14回 �総括

3.履修上の注意 懇切丁寧なレジュメというようなものは配布しません。きちんと出席し,一生懸命にノートをとってください。綾着物の授業ではありません。記憶ものです。心に響くから考えるのです。考え方というよりも,「考え方の」考え方をたくさん教える講義です。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 講義で示した資料はインターネッ上で公開されているものもあるので,予復習に活用してみてください。また,関連しそうな様々なインターネット上の言説も参考になるでしょう。授業から発展した自習が質問となって 先゙生の所へ来てくれればとても嬉しいですよ。

5.教科書 単独の教科書などにより解決できるような問題ではありません。資料は配布することがあります。必要な文献は適宜示します。

6.参考書 授業時に配布することが多いです(オンラインも含むて)。

7.成績評価の方法 出席回数そのものは評価対象にしていません。期末試験で100%評価します。

8.その他

科目ナンバー:(IC)PHL121J 科目ナンバー:(IC)POL111J

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専門科目群

社会科学

組織論

2単位 竹 中 克 久1年次

1.授業の概要・到達目標現代社会を読み解くにあたって,企業・病院・大学などの多くの

組織やそれに関わる人間について総合的に理解することは非常に重要なことである。本講義では,組織を人々の間で行われるコミュニケーションの総体としてとらえ,現代社会における組織の諸問題について学ぶ。主として,社会学の立場から組織を考えるが,経営学や心理学の知見も取り入れて講義を進めていく。また,現代の組織にまつわるトピックについても解説してゆく。本講義によって,「組織をいかにマネジメントするか」という観点ではなく,そもそも「組織とは何か」という根源的な理解を得ることを目標とする。

2.授業内容第1回 �aのみ イントロダクション:組織論とは何か第2回 �組織論の学説史1:なぜ組織は生まれたのか?第3回 �組織論の学説史2:公式組織(官僚制)と非公式組織(イ

ンフォーマル・グループ)第4回 �組織論の学説史3:組織と個人について第5回 �組織とコミュニケーション:組織が先か,コミュニケーショ

ンが先か?第6回 �組織目的論:なぜ目的が共有されるのか第7回 �組織戦略論:企業はどのように商品開発を行うか第8回 �組織構造論:組織の中でコミュニケーションはどのように

連結されているか第9回 �組織文化論:組織の中の見えない力第10回 �組織シンボリズム・組織美学:組織の中のシンボルはいか

なる役割を果たしているか第11回 �現代組織の諸問題1:派遣労働問題第12回 �現代組織の諸問題2:日本の若者と企業第13回 �現代組織の諸問題3:企業組織とセーフティネット第14回 �まとめ※講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意現代の組織について何らかの興味を持っている学生が好ましい。また,社会問題などに敏感になっている学生も歓迎する。本科目は,3,4年次配当の「組織と情報」とも関連する内容になっている。1年次でも履修はできるが,「社会学」「経営学」の知識が前提になるため,先にそれらの科目を履修することが望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容講義の冒頭で,前回の復習を簡単に行うが,それ以外に,事前に配布された資料を精読して講義に望むこと。

5.教科書「組織の理論社会学」,竹中克久,文眞堂そのほか,毎回プリントを配布する。

6.参考書講義中に指示するが,以下のものは参考文献としてあげておく。

「制度と文化」,佐藤郁哉・山田真茂留,日本経済新聞社「経営組織」,金井壽宏,日経文庫

7.成績評価の方法定期試験80%,講義中に行う中間レポート20%

8.その他

犯罪と法Ⅰ

2単位 阿 部 力 也1年次

1.授業の概要・到達目標 犯罪と刑罰に関する「法規」の基本的事項の整理・検討・考察を授業の目的とする。 「社会」と「個人」,あるいは「個人」と「個人」とのむすびつきは様々な形で現れると解されるが,反価値的に捉えられる現れ方の一つが「犯罪」ということになろうか。報道等をつうじて,いろいろな形で知り得るであろうし,実際に被害に遭うかもしれないし,自身が行ってしまうかもしれない犯罪。しかし,犯罪は「現象」それ自体として取り上げても,法的には意味をなさない。法的に理解される犯罪とは,各刑罰法規に規定される「違法行為」として確認されるものにかぎられる。その違法行為を否定する作用を持つのが「刑罰」である。つまり,刑罰を科される犯罪とは,刑罰を科されるに値する行為であり,その行為は法的に規定されているということである。それを前提とすると,違法な行為をカタログ的に規定し,それに対応する刑罰を規定しているのが「刑法」ということになるわけである。授業においては,犯罪をあくまでも法的に考察することに主眼が置かれ,刑法を解釈した結果としての犯罪を検討することになる。 この授業は,犯罪と法Ⅱ,現代型犯罪と刑法Ⅰ,Ⅱとの関連でいえば,各科目の序論的性格を持つこととなる。それゆえ,基本的な事項の考察が重要になるといえるので,できるだけ分かり易い事例を取り上げながら(場合によっては有名な事件),受講生のみなさんに,少しでも「刑法」という法律に興味・関心を持ってもらうことが,この授業の到達目標ということになる。

2.授業内容第1回 �授業の目的とスケジュールの確認。:テーマとしては,刑法の意義

と刑法解釈学について検討する。第2回 �刑法の目的について考える(1):社会秩序を維持するために必要と

される法規,社会統制の一つの手段としての刑法の性格付け。いろいろな考え方が主張されているので,じっくり考えていくべき問題領域である。

第3回 �刑法の目的について考える(2):社会秩序の維持を目指すと考えられる刑法の目的については,また違った角度からの捉え方が主張されている。通説的な見解と有力な反対説を対比的に取り上げてみたい。

第4回 �犯罪の意義について考える(1):犯罪を法的な枠組みの中で検討していくことを確認する。具体例を挙げて,ある反社会的な行為が

「犯罪」として把握される意味を検討することになる。第5回 �犯罪の意義について考える(2):可罰的な行為としての犯罪を検

討する。第6回 �刑法の基本原則について押さえる(1):「現代刑法」を支える重要

な考え方を検討する。    この回は,罪刑法定主義を取り上げる。第7回 �刑法の基本原則について押さえる(2):この回は,責任主義,謙

抑主義について検討する。第8回 �刑法学説史について見る。:古典学派と近代学派の主要な対立点を

概説する。第9回 �「犯罪論体系」とよばれる「犯罪の成立要件」の組み立て方を考える。:

ここでは,さまざまな犯罪に共通する成立要件を検討する。第10回 �構成要件について検討する。第11回 �違法性,有責性という犯罪成立要件を検討する。第12回 �刑罰の意義と種類。:犯罪に対応する刑罰の意義,種類,役割ない

し機能を検討する。第13回 �犯罪と法を考えるうえでの重要問題(1);現代的な犯罪と古典的

な犯罪という区別について考えてみよう!第14回 �犯罪と法を考えるうえでの重要問題(2);死刑について考えてみ

よう!

3.履修上の注意 「社会事象」の一つとしての犯罪を法的に把握することが主眼に置かれるので,法的な思考を学んで欲しい。六法(条文)を用意し,教科書,授業で挙げることになる参考文献を繰り返し読んでもらいたい。なお,犯罪と法Ⅱの前提科目のため,Ⅱを履修する予定である場合には,この犯罪と法Ⅰをかならず履修すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容【準備学習の内容】 各回ごとに教科書の該当項目・ページについて,授業前に目を通しておいて欲しい。

【復習すべき内容】 授業で取り扱われた基本・重要事項をふり返って,その意義・内容を正確に理解できるようにしておいて欲しい。

5.教科書阿部力也『刑法総論講義案』(成文堂)を使用する。

6.参考書 より深く勉強したい方はには,『判例百選』(有斐閣)などの判例の解説書がおすすめである。その他,各テーマに関係するものは,授業のなかで随時指示したい。

7.成績評価の方法 定期試験(期間中試験)で100%判断する。なお,試験においては,基本的知識が整理されているか,法的思考を前提に論理的な展開がなされているか等を評価のポイントとする。

8.その他

科目ナンバー:(IC)SOC111J 科目ナンバー:(IC)LAW151J

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犯罪と法Ⅱ

2単位 阿 部 力 也1年次

1.授業の概要・到達目標 犯罪と法Ⅰでの知見をふまえて,「犯罪論」の分析・検討をおこなうことが授業の目的となる。具体的な内容としては,犯罪論体系を概括的に説明したうえで,体系上の順序,すなわち<1>構成要件,<2>違法性,<3>有責性の順序に従い,検討をすすめることになる。 現代的な特徴を示す犯罪事象に対応するために犯罪論(ないしその体系)はどのような役割を果たすべきか,このことに一定の回答を与えるためには,犯罪論の意義ないし機能を的確に把握することが要請される。犯罪と法IIでは,犯罪と法Iで得られた基礎的知識を前提としつつ,犯罪論にかかわる解釈論上の諸問題を取り上げていく。 犯罪それ自体は,日頃から報道などをつうじて身近な問題として理解しやすいと思われるが,これを学問的に捉えるとすれば,なかなか取っ付きにくい印象を抱くかもしれない。窃盗,傷害,殺人などなど,毎日のように取り上げられている。しかし,これを「刑法」という学問領域のなかで検討するとすれば,

「何それ!」ということになってしまうだろう。そう思ってしまう理由の一つが,刑法(とくに総論領域において)がもっている「理論的精緻さ」という側面である。犯罪と法Iでも展開されてきたように,犯罪を法的に把握する場合,「一定の要件」を充足したものだけが「刑罰」を科すに値する「犯罪」ということになるわけだが,どの犯罪にも共通する要件として理解されてきたのが,構成要件,違法性,有責性である。この要件の順序が,通説的に理解される「犯罪論体系」ということになる。つまり,最初から刑法(そして刑法解釈学)は体系的なのである。この体系的であることが理論的精緻さにつながっているわけである。しかし,この授業ではこのことを逆手にとってみたい。<1>この三要件がなぜこの順序で定立されるのか,<2>それぞれの要件で検討される重要事項は何か,<3>それがなぜ重要とされるのか,この三つの点を問題分析の前提とし,体系的であることに素直に従うことによって,体系的な刑法(とくに総論領域)を理解することが,この授業の到達目標ということになる。

2.授業内容第1回 授業の目的とスケジュールの確認。 テーマとしては,構成要件,違法性,有責性といった犯罪成立要件の意義を再確認する。第2回 構成要件の意義ないし機能第3回 犯罪的行為とは何か第4回 因果関係(1)第5回 因果関係(2)第6回 故意と過失(1)第7回 故意と過失(2)第8回 作為と不作為第9回 違法性論の課題(1)第10回 違法性論の課題(2)第11回 違法性論の課題(3)第12回 責任論の諸問題(1)第13回 責任論の諸問題(2)第14回 総括として;基本・重要事項についてふり返る。

3.履修上の注意 犯罪成立要件を一定の順序に従って検討することとなるので,毎回の出席が重要である。上述のとおり,体系的な検討・考察が要請されているので,連続ないし継続的な受講が望まれるわけである。六法(条文)は毎回持参して欲しい。犯罪と法Ⅰとは連続することになるので,Ⅰを修得しているか,もしくは履修中であることを原則とする。

4.準備学習(予習・復習等)の内容【準備学習の内容】 各回ごとに,教科書の該当項目・ページに事前に目を通して授業に臨んで欲しい。

【復習すべき内容】 授業で取り上げられた基本・重要事項について,その意義を正確に理解して,説明できるようにして欲しい。

5.教科書阿部力也『刑法総論講義案』(成文堂)を使用する。

6.参考書 さらに深く勉強したい方には,『判例百選』(有斐閣)などの範例の解説書をおすすめする。その他,各テーマに関連するものは,授業のなかで随時指示したい。

7.成績評価の方法 定期試験(期間中試験)で100%判断する。 成績評価においては,基本的知識が習得できているか,それをふまえた論理的思考ができ,一貫した論理性を認めることができるか,などをポイントにする。

8.その他 Ⅱの履修にはⅠの履修または修得が必要である。

法学

2単位 田 村   理1年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では,具体例をあげながら「法律は常に正しいか?」「法律は万能か?」をテーマに法学の基礎を学んでいきます。 法律はみなさんが考えるほど正しくありません。例えば日本国憲法の違憲立法審査制は,憲法に照らして正しくない法律を裁判所が無効にして適用しない制度です。つまり,正しくない法律があるということを大前提にした制度です。 また,法律には守備範囲があります。だから,すべての善悪の基準を法律で示す事はできません。また,ある人の行為が法律に反しないということは,その行為が正しいということを必ずしも意味しません。 では,なぜ私たちは法律に従おうとするのでしょうか?従わなくてはならないなら,その理由はどこにあるのでしょうか?法律には反しないが正しくないことにはどう対処すればいいのでしょうか?

 こうした学習により,法律が社会全体の中で果たすべき役割をその限界も含めて理解することを目標とします。

2.授業内容1.イントロダクション:法律は意外と正しくない!2.法とは何か・・・その特徴・他の規範との違い3.法律とは何か・・・事件を第三者によって解決する基準4.法学とはどんな学問か・・・裁判所による法の解釈適用5.法律はどう作られるか・・・立法の現実6.法律が「正しい」と言えるためには・・・立法の理念7.�親を殺してしまったら死刑・・・尊属殺事件に法律を解釈適用

してみよう8.裁判員裁判を考える①・・・『12�人の行かれる男』を観て9.裁判員裁判を考える②・・・裁判員がするべきことは?10.�裁判員裁判を考える③・・・『裁判員裁判10年~死刑判決はなぜ

覆るのか』を観る11.�法律の守備範囲と使い方を考える①・・・法の守備範囲・各法

律の守備範囲12.�法律の守備範囲と使い方を考える②・・・「企業の採用差別は憲

法違反」?13.�法律の守備範囲と使い方を考える③・・・当事者の弁護士になっ

てみる14.a�:�まとめ  b�:�授業内試験*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業中に裁判例,文献の調べ方を教えます。 その都度求められた文献をさがし,読んできてもらい,授業中にこちらから問いかける質問に答えてもらう機会をなるべく多く作ります。このプロセスを繰り返しながら予復習をしてもらいます。

5.教科書 特に指定しない。

6.参考書 必要に応じてその都度指示します。

7.成績評価の方法①試験(70点) ②「レポート」と�「授業への参加」(30点)

①は,授業で学ぶべき知識と思考力が身についたかを確認する内容となります。選択肢から一つの正解を選ぶ択一試験とします。②については,「レポート」は目的,テーマ,書き方を授業中に説明します。「授業への参加」については,こちらから提示した課題について調べてきてもらい,授業中に発表し,質疑応答に応じてもらいます。授業中の口頭での参加を特に重視します。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAW151J 科目ナンバー:(IC)LAW121J

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専門科目群

社会科学

マクロ経済学

2単位 島 田   剛1年次

1.授業の概要・到達目標 経済学を初めて学習する学生を対象に,経済学の基礎を講義する

(ミクロ経済学を履修していることが望ましい)。 なぜ豊かな国と貧しい国が存在するのだろうか?経済成長するにはどんなことが必要なのだろうか? AIなどの労働代替型の技術はどんな影響を与えるだろうか? こうした疑問を主に一国経済を対象としたマクロ経済学(GDP,失業率,インフレ率,等)の枠組みを使いながら考えていく。 マクロ経済学の基礎を学ぶことを通じて,私たちの社会におけるさまざまな経済現象を解説する。これは経済学のみならず,政治学など学問の枠組みを超えて学際的に学ぶためにも必要不可欠な知識や手法を提供するものである。

(到達目標)・経済学(マクロ)の基礎の習得,中級レベルへの橋渡し・�この講義を通じ,経済に対する理解を深め,問題解決の方策を提

示できるようになる

2.授業内容第1回:イントロダクション�−�マクロ経済学とは何か第2回:GDPの構成要素第3回:マクロ経済指標−失業,インフレ第4回:経済学的な考え方(インセンティブ,所有権,価格など)�第5回:マクロ経済学と完全雇用−基本的マクロ経済モデル第6回:マクロ経済学と完全雇用−一般均衡第7回:市場と効率性−余剰分析第8回:市場と効率性−一般均衡分析第9回:経済成長第10回:失業とマクロ経済学—不完全雇用のマクロ経済モデル第11回:失業とマクロ経済学—総支出曲線�第12回:インフレーションと総需要・失業第13回:グローバル危機,金融システム,世界経済,地球環境第14回:a:�経済学で読み解く世界の課題

3.履修上の注意・�ミクロ経済学を春学期に履修していることが望ましいが,履修し

ていない場合には下の参考書を参照しながら学習すること。・現実の経済に強い関心を持っていること。・�必ず復習をすること。経済学は積み上げなので,途中で分からな

い部分があると,その後も分からなくなります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容本講義は下の参考書をベースにしているので,必要に応じて参考書を参照すること。

5.教科書特に定めない

6.参考書スティグリッツ「入門経済学第4版」東洋経済新報社

7.成績評価の方法試験100%(履修人数次第では,評価の方法を課題レポート+平常点などに変える可能性もあります。その場合には授業の中でアナウンスします。)

8.その他

ミクロ経済学

2単位 島 田   剛1年次

1.授業の概要・到達目標 経済学を初めて学習する学生を対象に,ミクロ経済学の基礎を講義する。 「市場」とは何だろうか?どうして格差が生じるのだろうか?どうして気候変動や環境問題が生じるのだろうか,また市場はどう関係しているだろうか? ミクロ経済学で考えるのは「誰が何をどれだけどうやって作るか?誰が何をどれだけもらうか?」というものである,本講義では家計・企業など個別経済主体の行動を取り扱うミクロ経済学に焦点を当てる。これはマクロ経済学で講義する一国経済を対象としたGDP,失業率,インフレ率,等を取り扱うマクロ経済学へと続いていく。 経済学の基礎を学ぶことを通じて,私たちの社会におけるさまざまな経済現象を解説する。これは経済学のみならず,政治学など学問の枠組みを超えて学際的に学ぶためにも必要不可欠な知識や手法を提供するものである。

(到達目標)・経済学(ミクロ)の基礎の習得,中級レベルへの橋渡し・この講義を通じ,経済に対する理解を深め,問題解決の方策を提示できるようになる

2.授業内容第1回:イントロダクション�−�経済学で何が学べるか第2回:経済学の5つの重要なコンセプト第3回:経済学の5つの重要なコンセプトと3つの市場第4回:経済学的な考え方(基本的競争モデル)�第5回:経済学的な考え方(インセンティブ,所有権,価格など)第6回:需要・供給と価格(1)−�価格の役割第7回:需要・供給と価格(2)−�経済厚生の判断基準第8回:市場と効率性�−�余剰分析第9回:市場と効率性�−�一般均衡分析第10回:不完全競争,不完全情報第11回:不完全市場�第12回:公共部門�−�政府の役割第13回:公共部門�−�政府の失敗第14回:a:�ミクロ経済学で読み解く経済問題

3.履修上の注意・現実の経済に強い関心を持っていること。・�必ず復習をすること。経済学は積み上げなので,途中で分からな

い部分があると,その後も分からなくなります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容本講義は下の参考書をベースにしているので,必要に応じて参考書を参照すること。

5.教科書特に定めない

6.参考書スティグリッツ「入門経済学第4版」東洋経済新報社

7.成績評価の方法試験100%

8.その他

科目ナンバー:(IC)ECN111J 科目ナンバー:(IC)ECN111J

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メディア・リテラシー

2単位 佐 幸 信 介1年次

1.授業の概要・到達目標メディア・リテラシーという考え方は,「メディアやそこからもた

らされる情報とどのように普段接するのか」という軸と,「メディアを分析的に研究する」という軸との間の振幅のなかで成立している,実践的な考え方である。

また,メディアの多様化が進行している現在,これまでのマスメディアをモデルとしたメディア・リテラシーの枠組みも同時に再考されなければならない。

この授業では,メディアのテクストの特徴やその表象が生産され消費される仕組みの理解をすることが最初の目標。第二に,メディアに対して,自らの見解を表現として形にすることを到達目標とする。

2.授業内容第1回a:イントロダクション(リテラシーという言葉)   b:類似した2つの映像を見比べてみる第2回:メディア・リテラシーが問われる学知的背景第3回:メディアの概念とテクノロジー第4回a:メディアとオーディエンス(映像)   b:映像に関する概説と小レポート第5回:メディアとオーディエンス・映像分析第6回:メディアと現実の構成第7回a:メディア・イベント(映像)   b:映像に関する概説と小レポート第8回:メディア・イベント・映像分析第9回:ニュースのカテゴリーとその作られ方第10回a:ニュース映像/サイトと言説(映像)   b:映像の概説と小レポート第11回:ニュース映像・サイト分析第12回:メディアが禁止される世界(映像)第13回:メディアと権力との関係第14回a:試験   b:講義全体のふりかえりと試験の概説

3.履修上の注意最低3回の小レポートを書いてもらうが,レポートの様式については,第1回目のイントロダクションで説明する。授業のテーマに関連した,さまざまなメディアへの接触を数多く経験することが必要。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回,リアクション・ペーパーには,メディア批評を書いてもらう予定。どのような対象(TV番組,新聞,ソーシャルメディア等)の批評なのかは,講義のなかで指示する。講義のレポートに関連した資料や文献などをあらかじめ準備してもらう。具体的には,授業のなかで説明する。授業内容と自らのレポートとを比べて,疑問点や不明な部分は,授業ですること。

5.教科書特に定めない。

6.参考書『テレビニュースの社会学』伊藤守編,世界思想社『よくわかるメディア・スタディ』伊藤守編,ミネルヴァ書房『マス・メディアのリアリティ』N・ルーマン,木鐸社

7.成績評価の方法レポート(50%),授業への参加度(10%),試験(40%)

8.その他

メディア・リテラシー(夏期集中)(駿河台開講)

2単位 森   達 也1年次

1.授業の概要・到達目標日々メディア環境が進化する現在において,世論形成に大きな役

割を果たすメディアから供給される情報を,如何に咀嚼するか(リテラシー)は重要である。特に資本主義体制下にある現況のマスメディアは,競争原理に縛られているため,その表現には民意に迎合するという一定の規則性がある。

メディアに媒介された情報を批判的に読み取ることは,この社会の大きな要請でもあり,また自らの歴史観や人生観を形作る上でも何よりも重要である。

この授業では,メディアと民意形成との歴史を振り返りながら,特に既成のマスメディアを補完する作用を持つドキュメンタリーに照準を合わせ,私たちとメディアとの関係を考察する。

2.授業内容(1)メディアは世界を如何に変えたか(2)映像と通信メディアがファシズム形成に果たした役割(3)リテラシーの意義と目的(4)リテラシーの限界と大衆心理(5)テレビメディアの歴史(6)初期のテレビ・ドキュメンタリーの実相(7)公正中立の限界とメディアの負の連鎖(8)映像が伝えること。伝えられないこと。(9)�ベトナム戦争とイラク戦争におけるメディアの比較未来を予見

する情報行動(10)映像メディアの可能性(11)メディアと政治(12)メディアとプロパガンダ(13)ネット時代の進展とリテラシー(14)リテラシーの応用

3.履修上の注意強制ではないが,担当教官森達也の過去の作品「A」,「A2」,および書籍「放送禁止歌」,「それでもドキュメンタリーは嘘をつく」,「A3」あたりは目を通しておいてほしい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容当然ながら日々のメディアに触れることは重要な前提になる。新聞,テレビニュース,などは,できるかぎり見聞きすることを心掛けてほしい。

5.教科書なし

6.参考書前述

「放送禁止歌」光文社知恵の森文庫「それでもドキュメンタリーは嘘をつく」角川文庫「A3」集英社インターナショナル

7.成績評価の方法レポート(40%),平常点(30%),授業態度(30%)

8.その他基本的には,過去のドキュメンタリー作品を上映し,その作品が呈示するテーマや問題意識などを全員で考察しながら,特に映像とメディア・リテラシーについての関係を発見し,事象や現象の多面性にきづいてほしいと考えています。授業は9月14日(月)~ 16日(水)の3日間,集中講義の形で行います。

科目ナンバー:(IC)COM161J 科目ナンバー:(IC)COM161J

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人文科学

専門科目群

人文科学

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異文化理解(異文化理解・適応)

2単位 根 橋 玲 子1年次

1.授業の概要・到達目標 情報通信,交通手段の急速な進歩,また経済や政治の流れにともなう人々の移動などにより,異文化との出会いがかつでないほど増えている。またこれにより,文化背景の異なる人々とコミュニケーションを図る機会が飛躍的に増え,また異文化で生活する人々も急増している。自分と似通ったバックグラウンドを持つ人々との間ですら,コミュニケーション上,様々な誤解が生じるときがあるが,文化背景の異なる人々との間ではなおさらである。文化背景が異なる人々が出会うときに起こる,理解と誤解のプロセスおよび文化変容を含む異文化理解・適応の基礎的な内容についてアクティブラーニングの手法を通して体験的に学び,異文化へのawarenessを高めることを到達目標とする。 体験的な学びを通し,異文化コミュニケーションの基礎的な概念について学んでゆく。具体的には,文化・異文化コミュニケーションとは何かという問いからスタートし,言語・非言語コミュニケーション,価値観,ステレオタイプ,カルチャーショックといった内容を網羅する。「異文化理解」の授業では,「文化特定」もしくは「文化普遍」のアプローチがとられることが多いが,本コースでは,トータルでは文化普遍を目指しながらも,教職(英語)科目であることを意識し,英語圏を意識した内容構成とするとともに,授業内でも英語を多用する。例えば,言語コミュニケーションの回では,英語話者と日本語話者のコミュニケーションスタイルの特徴,といった内容を扱う。体験的な学びとしては,毎回異なるメンバーでグループを作り,その中でトピックにまつわるアクティビティやディスカッションを行う。また,学期後半ではグループプロジェクト,グループによるプレゼンテーションを実施する。履修者には留学生も多いため,日本人学生・留学生双方にとって,グループプロジェクトは異文化コミュニケーションの実践の機会にもなる。

2.授業内容第1回:�イントロダクション(文化とは,異文化コミュニケーション・

異文化理解とは)�第2回:文化とコミュニケーション,文化と自己・アイデンティティ第3回:�非言語コミュニケーション:音調学・対物学・動作学・接

触学第4回:�非言語コミュニケーション:近接学・時間学・コンテクスト・

文化による違い第5回:言語コミュニケーションとコミュニケーションスタイル第6回:価値観第7回:ステレオタイプ第8回:ステレオタイプとメディア:CM分析第9回:ステレオタイプとメディア:映画分析第10回:異文化適応:シミュレーション�第11回:異文化適応:カルチャーショック第12回:グループプレゼンテーション1(前半)第13回:グループプレゼンテーション2(後半)第14回:�授業のふりかえりとまとめ:なぜ異文化理解が必要なのか(再考)

3.履修上の注意積極的な授業への参加が望まれる。自分の意見を積極的に発言すること。授業では英語により概念を説明することもあるため,英語を多用する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業で扱った内容の振り返りをすること。特に,日常生活において,学習トピックがどのように関連しているかを日ごろから観察する目を養いたい。気づいたことを次回以降の授業に反映させ,ディスカッションやリアクションペーパーに活かすこと。

5.教科書なし。授業時にプリントを配布する。

6.参考書異文化コミュニケーション・ワークブック,八代京子・樋口容視子・コミサロフ喜美・荒木晶子・山本志都(2001)三修社

7.成績評価の方法グループアクティビティとリアクションペーパー 30%プレゼンテーション 30%期末試験 40%

8.その他教職課程(英語)の必修科目であるため,英語や英語圏を意識した授業である。本科目は2年生以上の履修が望ましい。

異文化コミュニケーション史

2単位 須 田   努1年次

1.授業の概要・到達目標【授業の概要】 多様な文化の存在の様相を分析し,歴史過程の中で「日本人」は他者をどう認識していたのかを学びます。 他者・他国との良好なコミュニケーションを形成するためには,自他国の歴史および歴史的関係を理解しておく必要があります。この講義では,最新の研究成果をもとに,16世紀から19世紀前半まで,日本をおとずれた異人=朝鮮人・西欧人と,日本人とのコミュニケーションの様相を考察します。さらに,異文化コミュニケーションの中から形成される,文化の変容の問題も扱います。

【到達目標】 一元的価値観から脱却し,多様性を理解するには,幅広い知識と自己を律する教養が必要です。授業ではそれを修得したうえで,異文化への理解を深めることを到達目標とします。

2.授業内容1.イントロダクション 講義方針について2.豊臣秀吉による朝鮮侵略3.鎖国とは4.江戸時代 知識人・為政者の朝鮮認識(1)5.江戸時代 民衆の朝鮮認識(1)6.江戸時代 民衆の朝鮮認識(2)7.江戸時代 民衆の朝鮮認識(3)8.江戸時代 知識人・為政者の中国認識(1)9.江戸時代 知識人・為政者の中国認識(2)10.江戸時代 民衆の中国認識(1)11.江戸時代 民衆の中国認識(2)12.ロシア・イギリスという他者 大津浜事件(1)13.ロシア・イギリスという他者 大津浜事件(2)14.総括

3.履修上の注意 頭を使い続け,自己の主張を組み立てる100分です。そのトレーニングはできます。大学は主体的に学ぶ場です。 日本史の知識はなくても大丈夫ですが,主体的に勉強し,知を獲得する講義です。しっかり勉強しましょう。新書レベルの書籍を読破していきます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 復習が中心となります。参考文献を積極的に読破しましょう。明治大学の図書館を利用しましょう。

5.教科書その都度,レジュメを配布します。

6.参考書趙景達編『近代日朝関係史』有志舎,2012年須田努・清水克行『現代を生きる日本史』岩波書店,2014年

7.成績評価の方法以下を総合して評価します。①定期試験 50%②2回のミニテスト 20%③毎回レポート(リアクションペーパー) 30%

8.その他大学は研究と勉学を行うところです,せっかく明治大学情報コミュニケーション学部に入学したのです。新しい知の世界へどうぞ。知的好奇心の高い学生を歓迎します。

科目ナンバー:(IC)COM131J科目ナンバー:(IC)COM131J

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専門科目群

人文科学

英語文学B(2018年度以前入学者:英米文学)

2単位 サトウ ゲイルK.1年次

1.授業の概要・到達目標This�lecture�on�“American�Picture�Books:�1930~2010”�has�3�main�goals.The first goal is to introduce some important aspects of American culture.Picture�books�are�easy�to�read,�but�at�the�same�time�they�contain�many�complex�messages�for�adults�and�children�that�reflect�the�core�values�of�the�cultural�background�of�the�authors�and� illustrators.� �We�will� examine�8�American�picture�books�published�between�1930�and�2010,�and�a�few�Japanese�picture�books�for�comparison,�to�see�what�they�are�teaching�children�about�the�meaning�of�their�lives�within�a�family,�within�nature,�and�within�American�society.

The second goal is to help novice readers learn how to analyze stories.We�will� look�carefully�at� the�words�and� illustrations�of�each�book� through�the�“analytical�toolbox”�of�PCNMC-I,�which�stands�for�Plot,�Character, Narration, Metaphor,�and�Context,�and� the� Ideas� that�are�expressed�by�a� literary� text� through� the�combined�effects�of�plot,�character,�narration,�metaphor�and�contexts.

The third goal is to provide opportunities to practice listening, reading, and writing in English.All�the�readings�are�in�English�only.��Lectures�will�be�done�mainly�in�English,�supplemented�by� Japanese� explanations� as� necessary.� �Each� 60-minute� lecture�will� be� followed�by� a�30-minute�in-class�writing�exercise�(in�English)�that�will�ask�you�to�review�the�main�PCNMC-I�elements�of�the�text�discussed�that�day.��For�this�purpose,�students�will�be�divided�into�four�groups�that�will�rotate�each�week�for�the� in-class�writing.� �Every�student�will�do�2� in-class�writings.

2.授業内容1. PCNMC-I:�The�Runaway�Bunny2. The�nail�that�sticks�out:�Olivia�Forms�a�Band3. Solitude�and�Friendship:�Play�With�Me4. Human/Nature:�Blueberries�for�Sal5. Giving�Beauty:�Mr.�Rabbit�and�the�Lovely�Present6. Quiet�Strength,�Loud�Gratitude:�Sheila�Rae,�the�Brave7. Self!�Other!�Same!:�Chrysanthemum8. Swords�and�Flowers:�Ferdinand9. Mother�Earth:�A�Tree�Is�Nice10. 五味太郎11. Taro�Yashima12. ミロコ マチコ13. Comparing�Japanese�&�American�Picture�Books14. Review�of�all�texts

3.履修上の注意1. This�course�requires�a�certain� level�of�English� language�ability� to�make� it�worth�your�time.2. If�you�cannot�understand� this� syllabus�easily�enough,� then� this�course� is�probably� too�difficult�for�you.3. That�said,�if�you�want�a�chance�to�practice�reading,�listening�and�writing�in�English�while�learning�about�American�cultural�values�and� increasing�your�narrative� literacy,� then�you�might�find�this�class�helpful.4. I�am�a�native�speaker�of�American�English.5. I�do�not�have�professional�fluency�in�Japanese,�but�I�can�speak�well�enough�to�explain�the�main�points�of�a�lecture�or�handle�questions�from�students.

4.準備学習(予習・復習等)の内容1. DO NOT BUY ANY TEXTBOOKS UNTIL AFTER GETTING INSTRUCTIONS IN CLASS.2. In�the�first�class,�I�will�explain�how�to�obtain�textbooks.��3. Attendance�at�the�first�class�is�required.��If�you�are�absent,�you�may�get�a�penalty�of�15�points�deducted�from�your�final�course�grade.4. Review�and�expand�your�personal�knowledge�of�picture�books�by�doing�the�following:•�Visit�bookstores�and�browse�through�the�children’s�picture�books.•�Re-read�picture�books�from�your�childhood�that�you�have�saved.•�Ask�your�grandparents�or�parents�which�books�they�remember�reading�to�you.•�Ask�your�family�members�and�friends�which�picture�books�are�their�favorites.•�Notice�the�types�of�goods�for�young�children�that�are�being�sold�in�Japan.�•�Gather�up�your�important�memories�from�childhood,�good�or�bad,�and�jot�them�down�in�a�notebook.•�Look�at�drawings�done�by�children,�and�compare�them�to�paintings�that�hang�in�museums.

5.教科書The following are required texts, but DO NOT BUY ANY OF THEM BEFORE THE FIRST CLASS:The�Runaway�Bunny�(Margaret�Wise�Brown�&�Clement�Hurd,�1942,�Harper)Olivia�Forms�a�Band�(Ian�Falconer,�2006,�Atheneum),Play�With�Me�(Marie�Hall�Ets,�1955,�Viking)Blueberries�for�Sal�(Robert�McCloskey,�1948,�Viking)Mr.�Rabbit� and� the�Lovely�Present� (Charlotte�Zolotow�&�Maurice�Sendak,� 1962,�Harper�Collins)Sheila�Rae,�the�Brave�(Kevin�Henkes,�1987,�HarperCollins)Chrysanthemum�(Kevin�Henkes,�1991,�HarperCollins)Ferdinand�(Munro�Leaf�&�Robert�Lawson,�1936,�Viking)�A�Tree�Is�Nice�(Janice�May�Udry�&�Marc�Simont,�1956,�HarperCollins)

6.参考書6.参考書None

7.成績評価の方法50% In-class�writing�(2)�on�PCNMC-I,�open�book50% Final�exam,�closed�book

8.その他Please�read�what�it�says�about�English�language�skills�in

英語文学A(2018年度以前入学者:英米文学)

2単位 渡 邉   俊1年次

1.授業の概要・到達目標【授業概要】本科目では建国以降のアメリカ文学作品(主に小説)を主な題材にします。1776年以降のアメリカ文学と歴史をわずか4か月足らずで総括することは不可能ですが,現代のメディアでも起こりうる現象などと重ねながら,取り上げる各作品について受講生の皆様と検討していきたいと思います。受講生の人数によりますが,講義だけではなく,ディスカッション等交えていく予定です。また,本科目では映画等のアダプテーション作品を多く参照しながら,小説あるいは映画作品等の背後にあるアメリカの文化や歴史を学んでいきます。

【到達目標】遠くて近いような国家であるアメリカの小説作品の外観を学ぶことを通じて,アメリカ文化や歴史への興味・関心・理解を深めることを目標とします。その結果として本科目が現代の日本社会・文化・歴史への相対的な理解,そして現代の私たちのコミュニケーションの在り方への視座を得るきっかけになればと考えています。

2.授業内容1.イントロダクション:本科目の目的と概要についての説明2.アメリカ建国史概説と小説の流行について3.都会と田舎(1):"The�Legend�of�Sleepy�Hollow"と反知性主義4.�魔女狩り(1):映画版Sleepy�Hollowにおける魔女狩りにおけるジェンダー差5.�魔女狩り(2):The�Scarlet�LetterとThe�House�of�the�Seven�Gablesにおけ

る集団的狂気6.�人種差別と奴隷制度(1):Narrative�of�the�Life�of�Frederick�Douglass,�an�

American�Slaveから読み取る奴隷制度7.�人 種 差 別 と 奴 隷 制 度(2):Uncle�Tom's�CabinとThe�Adventure�of�

Huckleberry�Finnから奴隷制度廃止後の社会を考える8.�新たな差別?(1):Pudd'nhead�Wilsonから検討する拡大される差別意識と

民族主義9.�都会と田舎(2):Sister�CarrieとMainstreetに現れる二人の「キャリー」と

二人の中年10.�新たな差別?(2):The�Great�Gatsbyから見る民族主義とアメリカン・ドリー

ム11.�植民地主義とツーリズム:The�Sun�Also�Risesから眺める「観光の眼差し」12.�暗黒の木曜日:Batman,JokerそしてModern�Timesから考える大恐慌時代13.�1950年代アメリカの病と冷戦:Catcher�in�the�Ryeに隠された戦争の脅威14.�インスタグラマーはギャルゲーオタクの夢を見るか?:Bladerunner,

Bladerunner�2049から検討するメディアとコミュニケーションの地平

*授業内容は受講生の関心や興味によって変更になる場合があります。

3.履修上の注意授業内容については受講生の人数や理解度によって変更になる可能性があります。特にディスカッション等長くなった場合,大幅に変更になる可能性もあります。また,教職科目として履修予定の方は教職科目の参入手続き等間違わないよう注意して下さい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習に関しては,各回で扱う小説について出来れば原文で読んでおくことが望ましいです。しかしながら,各種都合で難しい場合もありますので,翻訳を読むのも良いですし,どのような手を使っても良いので簡単にどのような内容の作品か事前に調べておいてください。復習に関しては,授業では作品の全ての内容に触れることはできませんので,興味を持った作品ならば原文・翻訳問わず読むようにしてください。この科目の単位取得に限らず,教養として価値あるはずです。もちろん,配布資料,ディスカッション履歴を再確認することも重要です。

5.教科書教科書は必要ありません。基本的に配布資料で授業を進めます。

6.参考書授業で取り上げる小説の半分くらいは著作権が切れているので,オンラインで入手可能です。翻訳もたくさん出版されているので,必要な方は授業前後に図書館や本屋で入手すると良いと思います。その他の参考書としては・鈴木�透『実験国家アメリカの履歴書―社会・文化・歴史にみる統合と多元化の軌跡』・巽孝之『アメリカ文学史のキーワード』(講談社)・諏訪部�浩一編『アメリカ文学入門』(三修社)・杉野健太郎編『アメリカ文学と映画』(三修社)・柴田元幸『アメリカ文学のレッスン�』(講談社現代新書)・北澤裕『視覚とヴァーチャルな世界――コロンブスからポストヒューマンへ』

7.成績評価の方法・期末レポート:50%・授業時の小テスト等:50%詳細については初回時に説明します。変更の可能性があります。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LIT121J 科目ナンバー:(IC)LIT121J

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外国文学

2単位 八 木   淳1年次

1.授業の概要・到達目標《授業の概要》本講義では,西欧文学の中で恋愛はどのように扱われ,表現されたかを古代から現代までの主要作品を読みながら探り,西洋にとって愛とは何かを考えます。恋愛は文学の重要なテーマの一つです。ヨーロッパでは,恋愛観が宗教や哲学思想や精神科学の影響を受けて古代から現代まで複雑に変化しました。この講義では古代ギリシア,ローマという異教世界の文学から始め,中世のキリスト教世界の文学,ルネサンスの諸教混淆世界の文学を経て,精神科学の影響を受けた現代文学まで扱います。また,作家たちは恋愛感情や心理を読者に伝えるため,各時代に即した表現方法を生み出しました。授業では時代ごとに有名な作家を取り上げ,これらを検討します。

《到達目標》本講義では以下の能力・知識を身につけることを目指します。1.�ヨーロッパの文学にはどのようなジャンルがあるか,どのような作家が

いて,作品があるか理解し,説明できる。2.�神話,アレゴリーなどのレトリックを理解し,どのようなものかを説明

できる。3.文学が言語の発達や社会の発展に与えた影響を理解し,説明できる。4.�愛についての様々な作家の考えを理解し,私たちにとって愛(恋愛に限

らず)とは何かを考えられるようになる。

2.授業内容授業は講義形式で行います。毎回,テキスト(翻訳)と関係資料を配布し,以下の内容で講義を進めて行きます。第1回:イントロダクション―西欧文学の枠組みと時代区分を説明します。第2回:�ギリシア神話およびローマ神話について,その構造と登場する主な

神々を説明します。特に恋愛に関係する神々に触れます。第3回:�古代ギリシア文学の概要を説明した後,ホメーロスの『オデュッセ

イア』を読み,オデュッセウスとペネロペイアの夫婦愛を考察します。第4回:�ラテン文学の概要を説明した後,ウェギリウスの『アエネーイス』

を読み,《運命》とディードの悲恋について考察します。第5回:�『創世記』や『雅歌』を読みながら,聖書に表された恋愛表現を説

明します。第6回:�南仏,北仏,ドイツの吟遊詩人たちの詩を読み,宮廷風恋愛とは何

かを説明します。また,彼らの作った曲を聞きます。第7回:�『プシュコマキア』や『薔薇物語』を読み,中世に広く用いられた

アレゴリー(寓意)という表現はどのようなものかを説明します。第8回:『トリスタンとイズー物語』を読み,情熱恋愛について説明します。第9回:�ダンテの『新生』とペトラルカの『カンツォニエーレ』を読み,両

者の作品の構造と文体の違いを考察します。また後者の後世への影響に触れ,ルネサンスに特有な恋愛表現を説明します。

第10回:�プラトンの恋愛論である『饗宴』とフィチーノのネオプラトニスム思想について説明します。

第11回:�スキュデリー嬢の『クレリー』中に挿入された《恋愛地図》を説明し,サロンと恋愛について考察します。

第12回:�ルソーの『新エロイーズ』を読み,啓蒙主義時代の恋愛観について概観します。

第13回:�スタンダールの『恋愛論』を読み,ロマン主義時代の恋愛観を検討します。

第14回:�プルーストの『失われた時を求めて』第五巻『囚われの女』を読み,作者の恋愛観を考察します。

3.履修上の注意毎回の授業で読むテキストは,原則として原典の日本語訳を用います。従って,外国語の知識は必要ありません。授業では,あらかじめ次回に読む作品の本文をプリントして配布します。講義を受ける前に読んでおいてください。また授業中は,板書したものをノートに書き写すだけでなく,メモを取り,復習に役立ててください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業が終わりましたら,�授業で解説した作品を読み直し,作品の背景,特徴や恋愛観をもう一度吟味してください。毎回,�授業中にメモを記したノートを整理しておくことが肝要です。また,次回の授業で読む作品をプリントして配布しますので,必ず読んでおいてください。

5.教科書教科書は使用せず,毎時間プリントを配布します。

6.参考書『ギリシア文学を学ぶ人のために』(松本仁助他編,�世界思想社),『ラテン文学を学ぶ人のために』(松本仁助他編,�世界思想社),『イタリア文学史』(岩倉具忠他著,東大出版会),『フランス文学史』(田村毅他編,東大出版会)。

7.成績評価の方法授業中に作成してもらう小レポート(1回,40%),および期末テスト(60%)により,総合的に評価します。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LIT131J

外国文学

2単位 関 口 裕 昭1年次

1.授業の概要・到達目標「紙媒体の書物は生き残れるか?―「書物」をめぐる文学と映画」 「書物」をテーマにした文学作品と映画を扱います。IT化が加速度的に進む世界の中で,はたして紙媒体の書物は生き残れるのか?書物の起源から,グーテンベルクの活版印刷術,近代ヨーロッパ社会におけるに書物の普及と読者層の拡大,現代に至るまでの歴史を学びながら,書物をテーマにした文学と映画を分析します。現代の情報社会における書物の役割と今後の命運を,歴史的に深く考察することが,本講義の目標です。

2.授業内容第1回 �a.�イントロダクション  b.�映画�『華氏451』�鑑賞①第2回 �a.�映画『華氏451』鑑賞②  b.�映画と原作の比較,焚書の

歴史第3回 �ab.�書物の歴史①−起源とその普及,グーテンベルクまで第4回 �a.�映画『やさしい本泥棒』鑑賞①  b.�ユダヤ人と書物第5回 �a.�映画『やさしい本泥棒』鑑賞②  b.�ナチスと焚書第6回 �a.�書物の歴史②−宗教改革から19世紀まで  b.�ウンベル

ト・エーコの書物論第7回 �a.�ゲーテ時代の書物と読者,グリム童話  b.�映画『ゲー

テの恋』鑑賞①第8回 �a.�映画『ゲーテの恋』鑑賞②  b.�ゲーテの生涯と文学第9回 �幼年時代と書物−ベンヤミン『ベルリンの幼年時代』を読む第10回 �中間考察−ユダヤ人と書物第11回 �映画『朗読者(愛を読む人)』鑑賞①第12回 �映画『朗読者(愛を読む人)』鑑賞②―原作と映画を比較する第13回 �ボルヘスと書物第14回 �まとめと展望,質疑応答,ディスカッション (扱う作品やテーマ,講義の順序は変更することがあります)

3.履修上の注意 講義中は私語・飲食は厳禁,またスマホなど電子機器の使用を一切認めません。ルールを破ると厳しく対処します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 以下の書物を扱いますので,前もって読んでおくと理解が一層深まります。 レイ・ブラッドベリ�『華氏451』 ウンベルト・エーコ�『薔薇の名前』『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』 ゲーテ�『若きウェルテルの悩み』 マークース・ズーサック�『本泥棒』 ベルンハルト・シュリンク�『朗読者』 ヴァルター・ベンヤミン『ベルリンの幼年時代』 アントニオ・イトゥルベ�『アウシュヴィッツの図書係』 ホルヘ・ルイス・ボルヘス『伝記集』

5.教科書 毎回プリントを配布します。

6.参考書 そのつど授業で指示します。

7.成績評価の方法 授業への参加度40%(4回以上の欠席は失格),学期末レポート60%

8.その他

科目ナンバー:(IC)LIT131J

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専門科目群

人文科学

言語学

2単位 坂 本 祐 太1年次

1.授業の概要・到達目標「ことばの仕組み」「ことばとヒト」「ことばと社会」という3つのキーワードを軸に,言語学とはどのような学問なのかを,特に日本語と英語に言及しながら概観します。また,言語学だけでなく,言語学と他の学問(例えば脳科学や英語教育)の学際的な繋がりに言及し,学問への多角的なアプローチの意義を感じ取ってもらいます。

<到達目標>・言語学の基本的な用語及び概念を身につけ,英語をはじめとした「ことば」を体系的に考えられるようになる・言語学と他の分野(例えば脳科学や英語教育)の関わりを理解し,学問への多角的な視野を持てるようになる・他の人に日本語や英語を教える場面などで,言語学の知識を活かすことができる。

2.授業内容第1回:aのみ:イントロダクション(言語学とは)第2回:ことばの仕組み(日本語・英語を題材とした音の仕組み:

音声学・音韻論<1>)第3回:ことばの仕組み(日本語・英語を題材とした音の仕組み:

音声学・音韻論<2>)第4回:ことばの仕組み(日本語・英語を題材とした音の仕組み:

音声学・音韻論<3>)第5回:ことばの仕組み(日本語・英語を題材とした語・文法の仕

組み:形態論・統語論<1>)第6回:ことばの仕組み(日本語・英語を題材とした語・文法の仕

組み:形態論・統語論<2>)第7回:ことばの仕組み(日本語・英語を題材とした語・文法の仕

組み:形態論・統語論<3>)第8回:ことばの仕組み(日本語・英語を題材とした語・文法の仕

組み:形態論・統語論<4>)第9回:ことばの仕組み(ことばと意味・コミュニケーション:意

味論・語用論)第10回:ことばとヒト(ことばの獲得・産出・理解:心理言語学<1>)第11回:ことばとヒト(ことばの獲得・産出・理解:心理言語学<2>)第12回:ことばとヒト(ことばの獲得・産出・理解:心理言語学<3>)第13回:ことばと社会(日本語・英語の地域・社会階層・性との繋

がり:社会言語学)第14回:ことばと社会(ことばと教育:言語教育学)

3.履修上の注意教員免許(英語)の要件科目であるため,英語(特に文法)に言及することが多くなりますが,履修する上で英語の得意不得意は関係ありません。また,毎回授業後にリアクションペーパーを提出していただきます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業でとったノートや配られるプリントをもとに,授業外で復習を行ってください。

5.教科書教科書は使用せず,教員が作成した資料を使います。

6.参考書『はじめて学ぶ言語学―ことばの世界をさぐる17章―』大津由紀雄編著(ミネルヴァ書房)

7.成績評価の方法定期試験(50%),課題(10%),授業への取り組み(40%)

8.その他冬休み前に,文法分野(統語論)に関する課題を提出していただきます。

事情による欠席は,事前相談のものだけ考慮します。

宗教学

2単位 浅 川 泰 宏1年次

1.授業の概要・到達目標 宗教は,あらゆる社会に存在する普遍的文化現象であり,人間の根源的思考様式のひとつです。本講義では,現代社会を,「宗教」という観点からとらえ,考える力を養うことをねらいとします。講義では,宗教学の基礎理論,日本の宗教文化,海外の宗教文化と順に紹介し,最後に聖地と巡礼を切り口として現代の宗教性を検討します。 宗教を文化的・社会的現象として理解すること,宗教学の基礎的な知識と理論を学ぶこと,現代社会における宗教のあり方を理解することが本科目の到達目標です。

2.授業内容第1部 宗教学の射程 第1回:イントロダクション(宗教学の話) 第2回:「宗教」概念を再考する 第3回:宗教学の理論第2部 日本の宗教文化 第4回:都市祭礼の機能 第5回:他界のコスモロジー 第6回:死者供養の民俗 第7回:仏教の系譜学第3部 海外の宗教文化 第8回:聖地と巡礼 第9回:重層聖地エルサレム 第10回:ユダヤ教とキリスト教 第11回:イスラームとメッカ大巡礼第4部 道を歩く・聖地を旅する 第12回:四国遍路 第13回:サンティアゴ・デ・コンポステーラ 第14回:aのみ:まとめ*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意講義資料はOh-o!�Meiji�Systemで公開します。受講前に一読し,講義に持参してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容事前に講義資料に目を通し,専門用語は宗教学事典等で調べておいてください。また講義で紹介する「調査地」についても,地図等で確認しておいてください。また講義資料には適宜,空欄や質問・確認項目を設けています。予習・復習の際に確認してください。

5.教科書使用しません。

6.参考書櫻井義秀・三木英編�2007『よくわかる宗教社会学』ミネルヴァ書房星野英紀・浅川泰宏�2011『四国遍路』吉川弘文館星野英紀・池上良正・氣多雅子・島薗進・鶴岡賀雄(編)2010『宗教学事典』丸善

7.成績評価の方法期末試験 100% 講義内容の理解度を問う総合的な筆記試験を実施します。

8.その他講義の進め方等については,初回授業時に説明します。必ず出席してください。

科目ナンバー:(IC)LIN111J 科目ナンバー:(IC)PHL141J

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小集団コミュニケーション

2単位 叶   尤 奇1年次

1.授業の概要・到達目標私たちは様々な小集団と関わって生活している。授業で一緒に課

題を行うグループやアルバイト先の仲間,そして,就職後に仕事を共に遂行するチームなどはその例である。これらの小集団には,特定の目標を達成するために,異なる背景,価値観,特性,能力などを持っている人々が集まっている。とりわけ,グローバル化を背景とし,多様な国籍(文化背景)が交錯する集団も増えている。そのなかで,どのようにコミュニケーションをすれば,各自メンバーの特性(Uniqueness)を尊重しつつ,小集団の効果を活性化し,小集団の目標を達成することができるのだろうか。本講義では,小集団コミュニケーションに関わる理論学習と実践活動を通じて,上記の問いについて考え,その解決策を探っていくことを目標とする。

本講義は,次のような内容から構成されている。(1)小集団コミュニケーションに関する基礎理論を紹介する。(2)多様な文化的背景をもつメンバーが集まっている多文化チームの理論と実証研究に焦点を当てる。(3)多(異)文化チーム・ワークの実践を行う。

2.授業内容第1回 イントロダクション&アイスブレイキング第2回 小集団とは第3回 小集団におけるコミュニケーションの活性化第4回 小集団と意思決定第5回 リーダーシップとフォロワーシップ第6回 集団と文化第7回 多文化チーム第8回 多文化チームの事例研究①:日本人リーダー第9回 多文化チームの事例研究②:外国人フォロワー第10回 ダイバーシティ&インクルージョン第11回 グループワーク第12回 グループワークの結果報告(前半)第13回 グループワークの結果報告(後半)第14回 授業の振り返り

3.履修上の注意学生の主体的な実践活動を重視するため,積極的な授業参加が望まれる。グループワーク(協同作業)が多く,各メンバーがプロジェクト遂行のために協力しあい活動することが期待される。なお,参加者の人数と構成に応じて授業の進め方を変更する場合がある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容次回の授業内容について事前に調べて予習すること。復習に関して,各授業の配布資料を用いて行うこと。

5.教科書指定しない(資料配布)。

6.参考書石黒武人(2012)多文化組織の日本人リーダー像―ライフストーリー・インタビューからのアプローチ�春風社。Barak,�M.�E.�M.�(2016).�Managing�diversity:�Toward�a�globally�inclusive�workplace.�Sage�Publications.

7.成績評価の方法グループワークへの貢献度:60% 期末レポート:40%

8.その他多(異)文化チームのグループワークを実践するために,外国人留学生の一定人数を確保する必要がある。文化背景の違う人々との協働作業に関心を持っている方(とくに外国人留学生)の履修を歓迎する。

科目ナンバー:(IC)COM111J

小集団コミュニケーション

2単位 鈴 木 有 香1年次

1.授業の概要・到達目標 人間は社会的動物であり,生きていくためには集団を形成する。人間は他者との関わり合いのなかで社会生活を送り,様々な対人関係を形成し,複数の集団に属している。集団の特質を明らかにし,それに関わるコミュニケーションについて考察を深める。自分自身が社会の中でどのような集団に所属し,影響を受け,影響を与えるかについて自覚的になることが重要である。1対1の対人レベルのコミュニケーションと異なる集団の問題や力学についての問題を取り上げていく。また,実際にグループワークを通じて,集団コミュニケーションを体験的に学んでいく。最終的にはグループの総力を結集した創造的なワークをプロジェクト・ベースで行う。

〈到達目標〉・集団コミュニケーションについての基礎的概念を自分の言葉と例を踏まえて説明できるようになる。・リーダーシップの類型,個々人のかかわり方を観察して分析できるようになる。・集団のメンバーをまとめ,よりよい結果を出すためのかかわり方,話し合いの方法を身に着ける。・同調ではなく,ポジティブな協力を実践する勇気と相互協力を体験しながら身に着ける。・ファシリテーターとしてのマインドやプロセスへのかかわり方についての内省を深める。

2.授業内容*講義内容は必要に応じて変更することがある。第1回 イントロダクション・「集団」と文化第2回 リーダーシップの類型,リーダーシップ第3回 自分自身を知る/映画分析第4回 成功の循環モデル,チェックイン,アイスブレイク第5回 意形成(コンセンサスゲーム)第6回 集団と規範 (目的とグラウンドルール)第7回 フィンガーダンス,振り返り第8回 観察とフィードバック第8回 ブレーン・ストーミング第9回 意思決定とコミュニケーション第10回 対話(ダイアログ)第11回 グループ課題達成ワーク第12回 リフレクション方法第13回 集団思考 映画分析第14回 グループプロジェクト

3.履修上の注意この授業は学生の主体的な活動を中心に展開していくため,積極的な参加が望まれる。主体性,コミットメント,真なる協力の確立に全力をつくしてほしい。

授業の前後に指定した映画鑑賞,課題,読み物は必ずやってくること。グループ作業も多く,各メンバーがプロジェクト遂行のために協力して活動すること。なお,授業は学習活動の流れに応じて柔軟に対応していく。

課題の締め切りは厳守すること。

また,グループ活動が多いので遅刻は厳禁!遅刻する者にはマイナス点をつけていきます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業の後に毎回個人レポートを提出。教室で行った活動について,各自で理論面の部分を調べてくる形式になるので復習に力を入れてほしい。また,活動を通じて,自分自身の行動や思考,気持ちの流れ,変化を深く内省し,記述していくことが大切である。

5.教科書適宜,プリントはOh-o!�Meijiを通じて,配布する。毎回の授業前に必要な資料は各自で印刷し,持参すること。授業開始時に詳しく説明する。

6.参考書『人と組織を強くする交渉力』 鈴木有香著 自由国民社

7.成績評価の方法授業での取り組み(参加・グループ活動点・課題)70%,グループ・プロジェクト 30%,これらを含めて総合的に評価する。

グループ得点分と個人得点(小レポート,中間レポート)の合算から評価する。

なお,期末はグループ・プロジェクトになる。

8.その他

科目ナンバー:(IC)COM111J

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専門科目群

人文科学

新興国事情(専門情報リテラシー(新興国事情))

2単位 和 田   悟1年次

1.授業の概要・到達目標この授業では国際通信連合(ITU)や各国政府機関などから公表されてい

る統計データや報告書などを使い,各国の社会状況や海外の情報化状況について考えてみる。

特に,今後,日本との関係が一層強まってゆく東南アジアの国々に焦点をあてて,彼らがおかれている状況について考える。そして他国との比較を通じて,日本の文化や社会について見直す。

授業の主たる対象は本学部の「国際交流(タイ)」などで,現地の様子を自分自身で見聞きしうる東南アジアの国々である。

これらの国々について国際機関や各国政府から公表されている統計や報告書から得たデータをExcelなどで扱い,各国の事情について考えてみる。

また,しばしば新聞報道などで取り上げられる指標についても取り上げる。実習を通してPCの基本的スキルの応用力を高めるとともに,各種指標や

統計データを読む際の留意点を学び,それらを適切に読み取る能力の習得を目的とする。「国際交流」を履修しようとする学生はもちろん,この授業を通じて東南

アジアの国々に関心をもった学生は,タイやベトナム,あるいはインドシナ半島を周遊するプログラムにも参加して欲しい。

2.授業内容第1回 �イントロダクション第2回 �各国の基本情報,経済情報などを調べる(1)いくつかの情報源と�

データ第3回 �各国の基本情報,経済情報などを調べる(2)日本とアジア諸国の

基本情報第4回 �調べた情報をふりかえる�−�人口構成とアジアの高齢化第5回 �各国の基本情報,経済情報などを調べる(3)日本とアジア諸国の

ICT普及状況第6回 �ITU統計で情報化の現状をみる(1)世界的な動向第7回 �ITU統計で情報化の現状をみる(2)情報化の進み具合を測定する

方法を学ぶ第8回 �ITU統計で情報化の現状をみる(3)東南アジア諸国の状況を調べる第9回 �経済成長の追求,低価格の功罪~国際統計や映像資料で考える第10回 �格差を知る方法を学ぶ?ローレンツ曲線とジニ係数第11回 �格差を知る方法を学ぶ?日本の政府統計でみる第12回 �東南アジア諸国の社会状況を調べる・・各国の比較/経年変化第13回 �東南アジア諸国の各種統計の利用第14回 �まとめ

3.履修上の注意この授業はメディア教室で行い,PC上でExcelなどを使いながら学ぶ授業である。Excelなどの技能について特に高度な技能は前提としてないが,スキルが不十分と思われる学生は別途,メディア支援事務室が行っている講習会を利用するなど,各自で補ってほしい。

また,この授業は実習が中心である。複数回かかって実習を進めたり授業中に提出を求める課題がある。そのため出席を重視するが,期限には猶予を設けてあるので,配付資料等により期限内に提出することを心がけてほしい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業開始当初は,PCの電源を入れ,ブラウザで検索ができる程度でかまわない。自ら基本的な関数を用い分析を行うのは5月上旬頃からである,操作技能に自信がないひとは,是非メディア支援事務室の実施する講習等(1コマ程度)を受講して補ってください。

5.教科書実習に必要な事柄は配付資料により伝える。

6.参考書大泉啓一郎�『老いてゆくアジア』�中公新書大泉啓一郎�『消費するアジア』�中公新書鈴木健人・鈴木健・塚原康博『問題解決のコミュニケーション』白桃書房 

(6 ~ 8回に取り上げている内容について解説がある)森崎初男著,松原望監修『経済データの統計学』オーム社�(10 ~ 13回に取り上げている内容に対応)

7.成績評価の方法平常点�50% 期末試験�50%平常点には,授業内課題提出を含む。期末試験を実施する。ただし,履修者が極端に少ないような場合には,期末試験を行わず,別途課題提出に代える場合がある。

8.その他

心理学A

2単位 清 水   武1年次

1.授業の概要・到達目標≪授業の到達目標及びテーマ≫心理学は「こころ」を扱う学問だが,ともすれば曖昧とされるこのような主観的現象を,心理学はどのように分析し,理解するのだろうか。授業では人格理論や分析心理学を中心にいくつかの理論を取り上げて,それらの視点から,我々の日常生活が分析可能となる領域を理解することを目的とする。≪授業の概要≫この授業では,心理学における現象理解のありかたについて,精神分析や分析心理学,及び現象学的アプローチの観点から,その射程と限界を踏まえつつ,心理学のあり方を考える。

2.授業内容第1回 ユングの分析心理学と心理学的タイプ論第2回 コンプレックス第3回 元型論・夢の分析及び解釈第4回 昔話の分析及び解釈第5回 依存症第6回 性格検査法 血液型性格関連説第7回 気質・主要五因子検査法第8回 エゴグラム第9回 精神分析:神経症と治療技法第10回 精神分析:防衛機制第11回 精神分析:小児性欲説第12回 アドラーの個人心理学第13回 ロジャースの来談者中心療法第14回 まとめと総復習

3.履修上の注意日常の何気ない現象も,すぐれた理論によって視点を与えられることで,まったく異なる様相をあらわすことになる。こころを理解する上での理論の重要性について,パーソナリティを中心に学ぶ。心理学Bと共に履修することが望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎週,講義内容に沿った設題を課すため,翌週までに回答を用意し,復習することが求められる。

5.教科書特に指定しない。

6.参考書ユング心理学入門

7.成績評価の方法ウェブサイト上で設題を設定して,各自で作成した回答を提出する。設題への回答(70%),提出物,レポートその他(30%)の配分とする。レポートは任意の提出とするが,基礎的知識に加え,理解力と展開力を重視する。

8.その他

科目ナンバー:(IC)ARS161J 科目ナンバー:(IC)PSY141J

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生命論A(生命論Ⅰ)

2単位 岩 渕   輝1年次

1.授業の概要・到達目標 高校の生物学では,生物に関する物質的側面や生物学者の科学的業績に関するトピックスは豊富であるが,「生命とは何か」という考え方と,その歴史的変遷に関しては十分には扱われていない。「生命とは何か」という思想を系統的に学ぶことは,生命に関する科学や哲学の考え方を知る上でも,また,現代社会の諸問題を考察する上でも,有力な武器になる。 『生命論A』では,生命観の歴史的な移り変わりを,哲学史や科学史を手がかりに,概観する。生命観が時代に影響されるものであることを理解し,現代の生命観の特殊性を把握してもらうことが,本講義の目的である。

2.授業内容 各回のテーマは次の通りである。第1回:イントロダクション第2回:<生命><心><霊魂>第3回:古代ギリシアの哲学者の霊魂観第4回:古代ローマの医学と生物学第5回:中世のキリスト教的生命観第6回:錬金術的生命観第7回:ルネッサンスの生命思想第8回:近代外科学の誕生と血液循環の学説第9回:ダーウィンの進化論第10回:ゴールトンの優生学第11回:ナチスの優生思想第12回:脳死・臓器移植問題第13回:生命と倫理第14回:aのみ:まとめ *�講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意 本講義は,哲学・科学・世界史等,幅広い分野にわたって興味のある人に向いている。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 毎時間,前回の講義内容をしっかり復習した上で授業に臨むこと。

5.教科書 使用しない。

6.参考書 使用しない。

7.成績評価の方法 学期末試験90%,平常点10%程度の比率で評価する。試験は持ち込み一切不可。

8.その他 春学期『生命論A』と秋学期『生命論B』は,独立した科目なので,いずれか一方のみを履修することが可能である。

科目ナンバー:(IC)PHL111J

心理学B

2単位 清 水   武1年次

1.授業の概要・到達目標≪授業の到達目標及びテーマ≫心理学は「客観性」を志向するひとつの科学を自認している。そこにはどのような方法論が存在するのだろうか。授業では伝統的に心理学が取り組んできた諸問題を学び,心理学がいかに科学性を追及してきたのか,歴史的観点から理解することを目的とする。≪授業の概要≫心理学の主要なテーマを通して,心理学の研究法及び方法論を知り,その発展についての歴史的経緯,及び原理的な問題を知る。

2.授業内容第1回 感覚:身体の生理学的基礎第2回 幾何学的錯視,ゲシュタルト心理学第3回 奥行きの知覚:ギブソンの理論第4回 学習:条件づけと強化学習第5回 記憶のメカニズムと貯蔵モデル第6回 記憶のメカニズム:忘却と干渉第7回 動機づけ:帰属理論と欲求段階説第8回 乳幼児期の発達第9回 認知発達:ピアジェの発達段階説第10回 行動遺伝学の方法論第11回 個人と集団の心理第12回 社会的手抜き第13回 対人魅力第14回 心理学研究法:観察・調査及び実験法

3.履修上の注意ともすれば無味乾燥に見える心理学も,客観性の探求という目的に照らして読み込むとき,生き生きとしてくる。広範囲にわたる心理学のテーマについて総合的に検討する。心理学Aと共に履修することが望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容準備は特に必要としないが,毎週設題を用意するので翌週までに回答を用意し,復習することが求められる。

5.教科書特に指定しない。

6.参考書ヒルガードの心理学,グラフィック心理学

7.成績評価の方法ウェブサイト上で設題を設定して,各自で作成した回答を提出する。設題への回答(70%),提出物,レポートその他(30%)の配分とする。レポートは任意の提出とするが,基礎的知識に加え,理解力と展開力を重視する。

8.その他

科目ナンバー:(IC)PSY141J

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Page 37: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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専門科目群

人文科学

生命論B(生命論Ⅱ)

2単位 岩 渕   輝1年次

1.授業の概要・到達目標 現代社会では,<いのち>や健康に関わる様々な問題が山積しているが,ある技術やある物質が安全なのか危険なのかといったことについて,科学者の見解が統一されておらず複数の科学者から正反対の見解を聞かされることが多いため,市民は,いったいどうすれば<いのち>や健康を守ることができるのかわからなくなり途方に暮れることがあるように思われる。 そうした状況に対処する手がかりとして,『生命論B』では,互いに矛盾する科学者の見解をうのみにせず,何が科学的事実なのかを冷静に判断しながら,<いのち>や健康を自分で守る,「生命自己防衛論」とでもいうべき考え方について解説する。具体的には 「根拠に基づく医療(EBM)」という考え方を基礎にして科学的事実を見きわめる方法や,科学リテラシーとメディア・リテラシーの注意点について講義する。 本講義の目的は,有害物質の問題,公害問題,遺伝子組換え作物の問題,原発問題など,<いのち>や健康に関わる諸問題について学びながら,それらの問題について自分の考えを深めていただくこと,および,科学リテラシーとメディア・リテラシーの基礎を身につけていただくことにある。

2.授業内容 各回のテーマは次の通りである。第1回:イントロダクション第2回:根拠に基づく医療(EBM)について第3回:予防原則について第4回:有害物質問題と公害問題第5回:遺伝子組換え作物論争(1):アメリカの事例第6回:遺伝子組換え作物論争(2):ヨーロッパ諸国の事例第7回:遺伝子組換え作物論争(3):日本の事例第8回:放射線と生命の諸問題(1)放射線の基礎第9回:放射線と生命の諸問題(2)原発事故について第10回:放射線と生命の諸問題(3)エネルギー問題ほか第11回:放射線と生命の諸問題(4)メディア報道のあり方第12回:環境問題と未来社会第13回:<いのち>を守るための倫理学第14回:aのみ:まとめ *�講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意 『生命論B』の姉妹科目『生命論A』では,「生命とは何か」という考え方と,その歴史的変遷に関して扱っているが,本科目『生命論B』では,それと異なる内容を扱う。『生命論B』は,<いのち>や健康に関係した社会問題に関心のある人,<いのち>の諸問題を倫理学的に考察したい人に向いている。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 毎時間,前回の講義内容をしっかり復習した上で授業に臨むこと。

5.教科書 使用しない。

6.参考書 使用しない。

7.成績評価の方法 学期末試験90%,平常点10%程度の比率で評価する。試験は持ち込み一切不可。

8.その他 春学期『生命論A』と秋学期『生命論B』は,独立した科目なので,いずれか一方のみを履修することが可能である。

西洋史概論(西洋史)

2単位 八 木   淳1年次

1.授業の概要・到達目標《授業の概要》ヨーロッパ世界はどのように誕生,発展,統一したか,その過程を探ります。古代ギリシアを歴史の淵源とし,そこから現代まで概観してヨーロッパとは何かを考察します。ローマ帝国の東西分裂以来,ヨーロッパ世界は《分裂》と《統合》を繰り返しながら発展し,現在の姿になりました。授業ではこの二つの言葉をキーワードにし,戦争,宗教など様々な問題を検討して国家と民族の意味を考えます。そして特にヨーロッパにおける国家と民族意識,国家と宗教という二つの問題に焦点を当て,国民国家とは何か,民族とは何かを掘り下げて検討し,ヨーロッパという一つの形成体つまりEU成立の意味を考えます。

《到達目標》本講義では以下の能力・知識を身につけることを目指します。1.古代から現代まで,西洋の歴史の流れを理解し,説明できる。2.歴史上の事件を理解し,その原因,経過,結果を説明できる。また歴史上の人名についても理解し,説明できる。3.ヨーロッパがどのようにして誕生し,現在の姿になったか,文化面,政治面,宗教面から理解し,説明できる。4.過去の事実を知り,現代に起こる様々な問題や事件に際して,現代の社会はどうしてこのようになったのか問い直す習慣をもてるようになる。

2.授業内容授業は講義形式で行います。毎回,講義内容に関係する時代の年表と資料を配布し,以下の内容で講義を進めます。第1回:�イントロダクション―ヨーロッパとは何かを概説します。ヨーロッ

パという言葉の語源や現在のような意味で使われるようになった経緯と,ヨーロッパの範囲および誕生までの大まかな歴史の流れを説明します。

第2回:�古代ギリシア世界について概観し,この世界がヨーロッパ精神の源流と言われる理由を探ります。まず,ポリスとは何かを説明し,当時の地中海世界について触れた後,アテネの民主政を説明します。

第3回:�ヘレニズムとは何か,アレクサンドロス3世の東方遠征の過程を辿りながら考察します。

第4回:�ローマの誕生から共和政の成立,地中海制覇,帝国成立までの過程を辿ります。

第5回:�カエサルのガリア遠征について,その意義を考察します。あわせてケルト人の歴史と文化を説明します。

第6回:�キリスト教が誕生し,ローマ帝国の国教となるまでの過程を概観します。また,ユダヤの歴史をその発生から民族の離散まで辿り,キリスト教と離れた原因を探ります。

第7回:�ローマ帝国滅亡後からフランク王国成立までの歴史を概観します。あわせてゲルマン民族の歴史と文化を説明します。

第8回:�フランク王国発展の過程を辿り,カール大帝の戴冠の意義を考察します。

第9回:�フランク王国の分裂に触れた後,神聖ローマ帝国の成立と発展を説明し,あわせて中世ヨーロッパ世界を概観します。

第10回:�第一回十字軍が教皇によって勧請されるに至った原因を考察し,遠征の過程をその後の戦いも含めて概観します。

第11回:�宗教改革と民族分裂について触れ,さらに知の統合としての啓蒙主義を考察します。

第12回:絶対主義と戦争・軍制について説明します。第13回:�フランス革命と民族主義の形成および国民統合について考察します。第14回:�第一次および第二次世界大戦に触れ,EU成立の歴史とヨーロッパ

統合の夢および問題点を考察します。

3.履修上の注意世界史の予備知識は必要ありません。全員がゼロからの出発と見なし講義します。皆さんの積極的な参加を望みます。授業では前もって次回行う授業の内容を予告します。これを控えておき,プリントの該当箇所の予習をしておいてください。授業では,板書したものを書き取るだけでなく,よくメモを取り,復習に役立ててください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業の終わりに,�まとめとしてその日の重要事項を繰り返して述べます。�それに基づいて,ノートに書き写したりメモした事柄を整理しておいてください。また,次回の授業内容に基づいた年表と地図,資料をプリントして配布します。それらに目を通し,大まかな歴史の流れを頭に入れておいてください。

5.教科書教科書は使用せず,毎回プリントを配布します。

6.参考書全体的な授業の流れを把握するため,『ヨーロッパ世界の誕生』(アンリ・ピレンヌ著,佐々木克巳他訳)創文社,�『ヨーロッパとは何か』(リュシアン・フェーブル著,長谷川輝夫訳)刀水書房,『ヨーロッパは中世に誕生したのか?』(ジャック・ル=ゴフ著,菅沼潤訳)藤原書店を参照してください。また,ローマ末期については『ヨーロッパとゲルマン部族国家』(マガリ・クメール他著,�大月康弘他訳)白水社,�カール大帝時代の歴史については,『王国・教会・帝国,�カール大帝期の王権と国家』(五十嵐修著)知泉書館,�が非常に参考になります。

7.成績評価の方法授業中に作成してもらう小レポート(1回,40%),および期末テスト(60%)により,総合的に評価します。

8.その他

科目ナンバー:(IC)PHL111J 科目ナンバー:(IC)HIS131J

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地理学

2単位 中 西 雄 二1年次

1.授業の概要・到達目標《授業の概要》 地理学とは,「地表の人文・自然にわたる諸現象を環境・地域・空間などの概念に基づいて解明しようとする学問」であり,極めて広範な研究分野を包含する学問である。本講義では,地形図と空間認識,環境,産業,近代化過程と空間変容などといったテーマを鍵として,具体的な事例の紹介とともに地理学の基礎的な概念や研究課題について解説していく。また,暗記科目とは異なる,地域,環境,文化,社会と関連した多岐にわたる現象を考察する研究視点を有する「地理学」の視点を伝えていきたい。

《授業の到達目標》 一見すると所与のものと考えてしまいがちな現代社会について,その背景や変容プロセスを知り,歴史的な多様性や諸地域の関係性を理解することはグローバル化の進む世界における異文化理解の足掛かりとして極めて重要である。本講義で地理的な想像力を養い,幅広く複眼的な視野で世の中を捉え,社会の豊かな多様性を理解する能力を高めることを目標とする。また,基礎的な地形図の読図能力や地理学的知識の習得を目指す。

2.授業内容― 導入 ―第1回 �イントロダクション:「地理学」とはなにか?― 地図と空間認識 ―第2回 �地図の歴史:地図にみる世界観の変遷と地理情報の表象第3回 �地図の政治性:戦時改描などの事例から第4回 �空間認知とメンタルマップ第5回 �人間による自然環境の改変:治水工事や河道変化を地図か

ら探る― 人間活動としての産業 ―第6回 �農村空間の変容:クリークを用いた農村の空間変容第7回 �漁業をめぐる人間活動:モンスーンアジアの海域資源と漁村第8回 �産業構造の変化と地域:川崎にみる工業化と脱工業化第9回 �第3次産業と情報化社会:流通システムと地域― 近代社会と文化・政治 ―第10回 �文化の政治性:「他なるもの」/「外部」と地理学第11回 �近代国民国家の成り立ち:ネーション概念とエスニック・

グループ第12回 �政治空間と生活空間の乖離:世界各地の事例をもとに第13回 �地理学と公共政策:「公共性」と空間第14回 �総論と確認

3.履修上の注意 基本的に毎回の授業時にレジュメを配布する。 各授業で扱った事例や概念については,毎回の入念な復習を強く勧める。 なお,進捗状況により,授業内容の一部を変更することがある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 各回の授業の内容や紹介した用語・概念について確認と把握をすること。 また,配布資料に示した参考文献のうち,興味のある文献を通読するなど,自主的な予復習を期待する。

5.教科書 教科書は特に定めない。

6.参考書・竹中克行ほか編(2009)『人文地理学』ミネルヴァ書房。・竹中克行編(2015)『人文地理学への招待』ミネルヴァ書房。・ノックス,P.・ピンチ,S,川口太郎ほか訳.(2013)『改訂新版 都市社会地理学』古今書院。・水内俊雄・加藤政洋・大城直樹(2008)『モダン都市の系譜:地図から読み解く社会と空間』。

7.成績評価の方法 成績は原則として定期試験(100%)によって評価する。 授業には遅刻・欠席のないように留意すること。

8.その他

科目ナンバー:(IC)GEO111J

地誌学

2単位 中 西 雄 二1年次

1.授業の概要・到達目標《授業の達成目標及びテーマ》 地誌学という学問分野の学術的な位置づけを理解した上で,日本の諸地域の自然環境と人間生活との関わりについて,社会的,歴史的文脈から複眼的に把握していくことを主たる達成目標とする。

《授業の概要》 具体的な授業内容としては,日本という近代国民国家の成立過程や総論的な地誌を踏まえ,諸地域の基礎的な学術的知識の獲得を通して,それらの歴史的事象と現状の関連性を多角的な視点から理解していく。図表・資料の活用を通した講義形式を採用し,地域ごとの地誌的概要の理解と地理学的想像力の涵養を深め,最終的には受容した知識に基づく各地域の関連性を読み解いていくことを目指し,様々な地理学的手法を用いて考察する視点や方法を紹介していく。

2.授業内容第1回 イントロダクション:地理学と地誌学について第2回 琉球文化圏Ⅰ:沖縄・奄美地方に関する地誌的概略第3回 琉球文化圏Ⅱ:沖縄・奄美地方の社会と歴史的文脈第4回 九州北部:旧産炭地域の自然環境と産業社会第5回 瀬戸内工業地帯:工業都市の形成過程と地域の変容第6回 神戸:港湾都市の形成と近代社会第7回 大阪大都市圏:近代工業都市と脱工業化第8回 金沢:旧城下町の近代化と都市機能第9回 白川郷:農山漁村の社会変動第10回 東京Ⅰ:「帝都」の成立と都市空間第11回 東京Ⅱ:グローバル・シティの空間編成第12回 東北地方:寒冷な気候と産業の関連性第13回 北海道:「アイヌモシリ」から「北海道」へ第14回 総論と確認

3.履修上の注意 基本的に毎回の授業時にレジュメを配布する。 各授業で扱った事例や概念については,毎回の入念な復習を強く勧める。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 各回の授業の内容や紹介した用語・概念について確認と把握をすること。 また,配布資料に示した参考文献のうち,興味のある文献を通読するなど,自主的な予復習を期待する。

5.教科書 教科書は特に定めない。

6.参考書 平岡昭利・野間晴雄編(2006)『地図で読む百年』全10巻,古今書院。

7.成績評価の方法 成績は原則として定期試験(100%)によって評価する。 授業には遅刻・欠席のないように留意すること。

8.その他

科目ナンバー:(IC)GEO131J

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専門科目群

人文科学

哲学

2単位 大 黒 岳 彦1年次

1.授業の概要・到達目標哲学の定義には様々なものが存在するが,その一つに「常識の批判」

というものがある。われわれは日常生活において常識に従って生き,それを疑うことはない。だが,一旦その常識の自明性に疑いを差し挟むや否や,世界は疑問と謎の塊としてわれわれに迫ってくる。「心はどこにあるのか?」「人間がいなくなっても世界は存在するのか?」

「他人は果たして私と同じ人間といえるのか?」「動物に意識はあるのか?」etc…。

本講義では,われわれの身近な世界を題材にしながら,哲学が謎の塊としての世界とどのように格闘してきたかを概観する。

本講義の到達目標は,目の前の現実の成り立ちを論理的に説明できるようになることである。

2.授業内容哲学はけっして哲学者の列伝や哲学理論の歴史ではない。今現在のアクチュアルで本質的な問題を原理に基づいて徹底的に考え抜くことである。その際に,過去の先哲が(冗談ではなく)まさに身命を賭して考え抜いた結果は参考になる。授業ではプラトン・アリストテレス,デカルト・ライプニッツ,ロック・バークレー・ヒューム,カント,フッサール・ハイデガー・サルトル・メルロ=ポンティ,ソシュール・ウィトゲンシュタイン・チョムスキーなど様々な固有名詞が出てくるが幻惑されないでほしい。大切なことは彼ら偉大な先輩の胸を借りながら自らの頭で問題を考えることなのである。講義内容は以下の予定。1 イントロダクション2 「なぜ人を殺してはいけないのか?」だと?3 同情と義務4 「他人をわかる」ことは可能か?5 独我論=毒牙論6 「我惟う,故に我あり」の帰結7 自然は機械か?それとも生命か?8 「生きている」ことの基準9 「こころ」とは何か?10 「からだ」と「こころ」11 現象学では「コップ」を哲学できるらしい12 「もの」の成り立ち13 「ことば」の本質14 「ことば」以前のことば

3.履修上の注意既成の思考枠組みを疑い,自分の頭で考えるトレーニングのための講義だと思ってください。とにかく自分の頭で考えること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容その時々の指示に従ってください。

5.教科書『謎としての“現代”─情報社会時代の哲学入門─』(春秋社)

6.参考書参考文献は講義の中で随時挙げる。

7.成績評価の方法平常点(30%)と期末の試験(70%)。基礎知識の習得および論理的思考能力を重視する。

8.その他

東洋史概論(東洋史)

2単位 趙   景 達1年次

1.授業の概要・到達目標今日,日本と韓国・中国の関係がうまくいかなくなっている。そうし

た際に,歴史を振り返ってみることは大変重要になってくる。かつて,東アジアには中国を中心とする中華秩序体制があった。その中で日本と朝鮮はどのように位置づけられ,どのように中国と葛藤し,そして近代に入る中で日本はいかにその体制を切り崩していったのかを探ることには現代的意義がある。本授業は,東アジアの旧体制が最終的に解体する日清戦争までを対象に東アジア史を概観する。

なお,本授業の到達目標は,東アジア三国のウェスタン・インパクトへの対応の仕方がそれぞれどのように異なり,またその関係性はどのようなものであったかを知ることによって,現在における東アジア関係の問題がどこにあるのかを理解することにある。

2.授業内容東アジア世界とその解体1.イントロダクション2.東アジア世界の成立3.東アジア世界と近代4.朝鮮の小中華思想5.近世日本の東アジア観6.アヘン戦争の衝撃7.太平天国の反乱8.洋務運動とその評価9.幕末の侵略思想10.明治維新とは何か11.朝鮮の開国と日本12.壬午軍乱と甲申政変13.日清戦争と東アジア世界の解体14.まとめ

3.履修上の注意大学で学ぶ歴史は,高校までのものとは違う。歴史は単なる暗記ではない。歴史の道筋をしっかりと掴もうとする努力が重要である。しかしながら,高校での世界史や日本史の知識は前提となる。この授業は東洋史であるが,日本史の知識も欠かせない。日本史と中国史,朝鮮史の連関を高校時代の教科書で再学習した上で受講することが望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容テキストは指定しないが,高校時代における世界史の知識は必須である。高校世界史の東アジア近代史の部分を再読し,知見を新たにした上で,出席してもらいたい。

5.教科書特に指定しない。

6.参考書・尾形勇・岸本美緒編『中国史』(山川出版社,1998年))・武田幸男編『朝鮮史』(山川出版社,2000年)・平川新『開国への道』(小学館,2008年)・井上勝生『幕末・維新』(岩波新書,2006年)・吉澤誠一郎『清朝と近代世界』(岩波新書,2010年)・趙景達『近代朝鮮と日本』(岩波新書,2013年)

7.成績評価の方法小論文形式の学期末試験で評価する(比率100%)。

8.その他

科目ナンバー:(IC)PHL111J 科目ナンバー:(IC)HIS121J

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日本文学

2単位 日 置 貴 之1年次

1.授業の概要・到達目標【授業概要】 「文学」というと,文字による表現のみを連想しがちだが,この講義では「声」による表現と文字による表現の関係という観点から,古代から近代に至る日本の文学の歴史を概観していく。授業では文字テクストの中にある「声」による表現の痕跡を探っていくとともに,音声・映像資料を使用しながら,声と文字との関係を考えていく。

【到達目標】�古代から近代の日本の文学についての知識を身につけ,幅広い視点から考えることができることを到達目標とする。

2.授業内容第1回:イントロダクション第2回:歌垣第3回:和歌第4回:物語と説話第5回:軍記物語と琵琶第6回:能第7回:井原西鶴と「はなし」第8回:落語第9回:浄瑠璃第10回:歌舞伎第11回:江戸後期戯作の文体第12回:江戸時代人の読書第13回:三遊亭円朝と言文一致第14回a:「近代読者の成立」   b:まとめ

3.履修上の注意各回の授業後にコメントの提出を義務付ける。これは単なる出席の確認ではなく,次回以降の授業を,受講者の学習状況を適切に踏まえた上で進めていくためのものであり,成績評価の上でも重視する。したがって,受講者には漫然と話を聞くのではなく,適切な予習・復習を行った上で積極的な姿勢で授業に臨むことを求める。なお,当然ながら授業中の私語は固く禁じる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容初回の授業時に,より詳細な授業計画および参考文献一覧を配布するので,それを参考にして各回の授業前に予習を行った上で授業に参加すること。授業後に提出したコメントに対しては,必要に応じて次回以降の授業等の中でフィードバックを行うので,適宜復習を行うこと。

5.教科書使用しない。

6.参考書『和歌とは何か』渡部泰明,岩波書店,2009年『心より心に伝ふる花』観世寿夫,角川書店,2008年『源氏物語音読論』玉上琢弥,岩波書店,2003年この他,授業中に適宜紹介する。

7.成績評価の方法各回の授業についてのコメントと,学期末レポートを提出することとし,授業コメントを40%,レポートを60%で評価する。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LIT111J

日本史概論A

2単位 椿 田 有希子1年次

1.授業の概要・到達目標【授業概要】 歴史学とは,決して過去の出来事を暗記し,知識の量を競うためのものではありません。資料(文字・絵画資料等)を厳密かつ批判的に読み解き,それを基に自分なりのものの見方を構築する訓練を通じて,歴史的な思考方法を体得するための学問です。 この授業では,日本近世史(江戸時代)について講義します。近世という時代は,近現代の基礎となった時代であり,現代社会に生起する諸問題とも密接に結びついています。その一方で,近世と近現代とでは,たとえば政治・社会のしくみや人々の価値観,行動など,異なる点も多々あります。 そこでこの授業では,日本近世史研究に関する近年の動向を紹介しつつ,様々な資料からいかに歴史像を描くことができるのかを提示します。

【到達目標】学生のみなさんが,日本近世の歴史的特質について理解を深めることを到達目標とします。

2.授業内容第1回:イントロダクション―授業の進め方・歴史学を学ぶ現代的

意義とは第2回:江戸幕府の成立と偃武社会の到来第3回:東アジアのなかの近世日本第4回:幕藩制国家のしくみ第5回:江戸時代の身分・ジェンダー・マイノリティー第6回:村の生活(1)―村落支配のしくみ第7回:村の生活(2)―村の自治第8回:村の生活(3)―村の生業と在村文化第9回:江戸時代の支配を再考する(1)―幕政改革と将軍明君の

登場第10回:江戸時代の支配を再考する(2)―天保という時代第11回:近世近代移行期の政治と社会―民衆にとっての幕末維新第12回:ノスタルジーとしての江戸―明治以降の江戸時代認識第13回:歴史を保存し,語り継ぐ―近世における資料管理と保存第14回:まとめ

3.履修上の注意 毎回の授業の最後に,授業内容についての所感等をレポート(リアクションペーパー)として提出してもらう。また,授業中に発言を求める。積極的な姿勢で授業にのぞむこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回配布するレジュメを読み返す,レジュメ中に記された参考文献に目を通すなどして復習すること。

5.教科書特に定めない。教材として,授業中に毎回,レジュメを配布する。

6.参考書 『現代を生きる日本史』須田努・清水克行(岩波書店) 『大学の日本史3 近世』杉森哲也編(山川出版社) 『新もういちど読む山川日本史』五味文彦・鳥海靖編(山川出版社)

7.成績評価の方法 毎回レポート(リアクションペーパー) 50% 期末試験 50%

8.その他

科目ナンバー:(IC)HIS111J

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専門科目群

人文科学

パブリック・スピーキング(英語)

2単位 鈴 木   健1年次

1.授業の概要・到達目標[Course�Overview]�This�course�deals�with�fundamentals�of�speech�communication�in�English.�This�course�will�emphasize�the�theoretical�understanding�about�cross-cultural�communication�and�practice� in�interpersonal�communication.�Students�enrolled�in�class�do�not�need�to�have�highly-advanced�English�skills,�but�they�should�be�interested�in�speech�communication.

[Course�Objective]�To� learn�about� theory�and�practice�of�public�speaking,� including� self-introduction,� informative� speech,� and�persuasive�speech.

2.授業内容Students�enrolled�are�supposed�to�participate�in�three�presentations:�Self-introduction�(4�min.),�Informative�Speech�(5�min.),�Persuasive�Speech�(6�min.).

Week�1� IntroductionWeek�2� �What�is�Communication?�(Read:�Lingua�Frankly,�Ch�1�&�

13)Week�3� Public�Speaking�I�&�Critical�Thinking�(Read:�Ch�2�&�10)Week�4� 1st�Presentation:�Self-introductory�SpeechWeek�5� Communicating�Effectively:�(Read:�Ch�4�&�6)Week�6� Rhetorical�History:�(Read:�Ch�16)�&�Barack�Obama�DVDWeek�7� Pop�Culture�Criticism�(Read:�Ch�11�&�12)Week�8� �Public�Speaking�II�&�Communicative�Reading�(Read:�Ch�

5�&�3)Week�9� 2nd�Presentation:�Informative�SpeechWeek�10 Humor�and�Dialogue�of�Civilizations:�(Read:�Ch�9�&�14)Week�11 Rhetorical�Presidency:(Read:�Ch�17�&�18)Week�12 Public�Speaking�III�(Read:�Ch�8�&�7)Week�13 3rd�Presentation:�Persuasive�SpeechWeek�14 Anti-terrorism�Rhetoric�(Read:�Ch�19�&�20)

3.履修上の注意Class�attendance�is�important�and�expected.Students�absent�more�than�three�class�meetings�will�find�their�final�grade�lowered�by�15�points�for�each�additional�absence.Because�all�assignments�are�due�on�a�date�announced� in�advance,�students�are�expected�to�be�present�and�prepared�on�those�days.Students�are� responsible� for� initiating�arrangements� to�make�up�missed�work.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students�are�supposed� to�read�assigned�chapters�of� the� textbook�each�week.

5.教科書Takeshi�Suzuki�&�Deborah�Foreman-Takano,�Lingua�Frankly:�Tips�for�Successful�Communication.�Ikubundo,�2004.

6.参考書Photocopies�are�to�be�provided�if�necessary.

7.成績評価の方法Grades�will�be�weighted�20%�on�the�participation�in�class�discussion,�20%�on� the� first� speech�assignment,� another�30%�on� the� second�speech�assignment,�and�30%�on�the�final�presentation..

8.その他

比較文化(基礎)A

2単位 三 松 幸 雄1年次

1.授業の概要・到達目標【概要】 さまざまな文化事象を考察するための基本的な概念や方法,問題群をとりあげ,具体的な事例とともに検討する。 現代の人文学における「比較」の概念は,一般に,諸ジャンルを横断する超領域的(trans-disciplinary)なアプローチを意味しうるものとなっている。たとえば,地理 ‐ 歴史的な区別や学術分野を横断し,人間と人間ならざる生命が共存する地帯に光を当て,自然と人工物が識別不可能となる次元を探索すること。このように比較研究が関与する領域は,文学や芸術のみならず,思想や哲学,法・政治制度,宗教文化やポピュラー文化など多岐にわたりうるが,それらの基盤には諸概念を体系化した理論や方法論があり,現代の哲学や社会学,人類学などの知見と連動している。 本講義では,今日の文化・文明の諸相について,現代の人文科学に通底する理論的なトピックを参照しながら,多角的に考察することになる。

【到達目標】 文化事象を学問的に考えるための基本的なリテラシーの習得。

2.授業内容1. 講義への導入2. 「(ポスト)構造主義」以後の人文学3. 基本諸概念�I�――言説,表象,無意識�他4. 資本主義論�I�――貨幣,物象化,イデオロギー5. 国民国家論�I�――想像の共同体,伝統の発明6. �ポストコロニアリティ�I�――(新)植民地主義,人種主義,エスニシ

ティ7. 芸術論�I�――「つくること」の諸相8. 美学�I�――美的判断をめぐる諸問題9. 宗教論�I�――「脱魔術化」以後の霊性文化10. 文化資本論――文化的再生産のメカニズム11. アクターネットワーク理論――準 ‐ 客体,ハイブリッド,物神事実12. 自然と文化を超えて――単文化主義×多自然主義13. ポスト人文学の問題圏�I�――「人新世」から地球と人類を考える14. 講義のまとめ

3.履修上の注意上記「授業内容」の項目は見通しを得るための暫定的な枠組みとして設定されている。実質的な内容は議論の展開や参加者の関心・理解度などに応じて適宜調整する。比較文化(基礎)Aのみの履修も可。

4.準備学習(予習・復習等)の内容受講者は,授業でとりあげたトピックや論点について,授業外でも各種の情報媒体を活用し,自らの仕方で理解を深めていくことが求められる。

5.教科書指定教科書はなし。プリント・資料類は必要に応じて配布。

6.参考書見田宗介[他]編『社会学文献事典〔縮約版〕』(弘文堂,2014年)。大澤真幸・塩原良和・橋本努・和田伸一郎編『ナショナリズムとグローバリズム』(新曜社,2014年)。石田英敬『大人のためのメディア論講義』(筑摩書房[ちくま新書],2016年)。前川啓治・箭内匡[他]『21世紀の文化人類学――世界の新しい捉え方』(新曜社,2018年)。

7.成績評価の方法平常点(20%),参加度(30%),小規模の中間試験または中間レポート(20%),期末試験または期末レポート(30%)。

8.その他 現代の人文社会科学では,「国民」という法・政治的な単位と没歴史的に対応する均質的な「文化」は(少なくとも単純には)想定されない。往々にしてステレオタイプに帰着する「文化」の「比較」という構図の設定には注意を要する(国民国家・ナショナリズムの問題系)。 他方で,諸文化の「多様性」や「個人」の経験の相対性に帰着させて事柄を理解する型の発想も,近現代の社会システムに特有の問題として分析されうる(文化相対主義・個人主義の問題系)。 さらに,地質学的な「人新世」という超巨視的な歴史のスケールを踏まえた近年の研究は,人間的な「文化」の差異という前提と結びついた「異文化」の観念や「多文化主義」の問題構成を有限化し,「単文化的」かつ「多自然的」なパースペクティヴや事象概念を検討しつつある(「生態学的/存在論的」転回)。 こうした点を把握することも,今日の「文化」研究の基本的な知見として必要である。

科目ナンバー:(IC)COM351E 科目ナンバー:(IC)CUL121J

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比較文化(基礎)A(英語)

2単位 三 松 幸 雄1年次

1.授業の概要・到達目標[COURSE�OVERVIEW]Cultural�Theory�and�Comparative�Art:The�aim�of�this�course�is�to�introduce�the�key�concepts�in�Cultural�Theory�and�practices�in�Contemporary�Arts.�We�will�read�academic�articles,�examine�cultural�materials�chosen�from�various�fields,�and�experience�artworks� in�various� forms�and�genres.�We�may�also�have,� if�possible,�the�opportunity�to�explore�several�different�types�of�literary�writing.[COURSE�OBJECTIVES]To�learn�the�basic�knowledge�in�cultural�theory�and�contemporary�art�practice.

2.授業内容1.�Introduction�I2.�Reading:�Basic�Concepts�I-13.�Reading:�Basic�Concepts�I-24.�Reading:�Basic�Concepts�I-35.�Reading:�Basic�Concepts�I-46.�Reading:�Basic�Concepts�I-57.�Review�Session�I-A8.�Experimental�Learning:�Art�Practice�I-19.�Experimental�Learning:�Art�Practice�I-210.�Experimental�Learning:�Art�Practice�I-311.�Experimental�Learning:�Art�Practice�I-412.�Experimental�Learning:�Art�Practice�I-513.�Review�Session�I-B14.�Final�Project�I

3.履修上の注意The�class�will� try�to�make� 'good'�use,�so�to�speak,�of�Englishes�(plural)�as�one�of� language�media,� yet� but� not� exclusively,� in� terms� of� language� rights� and� ethics.�We�will� retain�heterolingual/plurilingual� condition�with� care,�without� resort� to�monolingual� immersion�setting.�Throughout�the�session,�we�will�and�have�to�nurture�Critical�Language�Awareness,�i.e.,�an� insightful� apprehension�of� socio-political� aspects� of� language�activity� and�discursive�practice.�(See� the� explanation� below� for� some�more� detailed� reasons� and� academic�background.)

4.準備学習(予習・復習等)の内容The�schedule�above�is�a�tentative�scheme,�which�is�subject�to�change,�and�will�be�modified�as�the�course�progresses.

5.教科書There�are�no�textbooks�for�this�class.Reading�materials�will�consist�of�selected�passages�from�various�articles�and�essays.

6.参考書Stanford�Encyclopedia�of�Philosophy�[http://plato.stanford.edu/]MoMA�Learning�[https://www.moma.org/learn/moma_learning/]MOCA@youtube�[https://www.youtube.com/user/MOCATV/]Noël�Carroll,�Philosophy�of�Art:�A�Contemporary�Introduction�(Oxford�University�Press� ,�2014).

7.成績評価の方法1.�Class�participation�-�50%2.�Assignments�and�examinations�-�50%Throughout� the� semester,� students�will� be� continuously� evaluated� on� their� degree� of�participation� in� the� class� activities,� and� on� their� oral� and�written� responses� to�various�questions�posed�by�instructor.

8.その他Recent�researches�in�critical/applied�linguistics�and�language�policy�studies�have�shown�that�the�use� of� the� learner's� own� language� as� the�medium�of� communication� is� not�merely�necessary�but�quite�beneficial�to�learn�new�language(s)�which�is/are�"foreign"�to�him�or�her.

"[I]mmersion�teaching�[...]�was�very�much�in�vogue�until�recently�but�is�now�beginning�to�be�criticised� in�the�academic�world�because�of� the�underlying�monolingual� theory�and�method�

(separation� of� languages,� native� language�as� the�model,� bilingualism�as� the� sum�of� two�languages�and�double�monolingualism)."� [Guide� for� the�Development�and�Implementation�of�Curricula�for�Plurilingual�and�Intercultural�Education�(Council�of�Europe,�2016),�pp.115-16. https://rm.coe.int/16806ae621]

In�other�words,�plurilingual�activities�in�language�learning�and�teaching�(e.g.,�translation�and�interpretation� in�mother� tongue�and/or�first� language)�have�been� increasingly�encouraged�and�supported,�not�only� in� terms�of�efficiency,�but�of�ethico-cultural�relevance,�by� language�policies�such�as�that�of�CEFR�and�recent�studies�in�linguistics.�(Therefore,�even�if�there�is�no�Japanese� language�used� in�this�syllabus,�such�a�monolingual�manner�does�not�belong�to�the�instructor's�intention.)-近年の言語学や言語政策は,新たな言語の習得に関して,母語を介したアプローチを(あらためて)支持しており,学習環境を非母語のみに制限する旧来の単言語的なアプローチmonolingual�approach(いわゆるlanguage� immersionのたぐい)に取って代わるべきものとして推奨している。たとえば,複言語主義・複文化主義の観点から,母語と非母語のあいだを行き来する過程(「仲介�mediation」あるいはtranslanguaging)を言語学習の重要な柱に据えたCEFRの下記「手引書companion�volume」(URL)を参照:Common�European�Framework�of�Reference�for�Languages�[CEFR]�(Council�of�Europe,�2018).https://rm.coe.int/cefr-companion-volume-with-new-descriptors-2018/1680787989

母語と非母語の共存への指向は,言語活動の均質性(単言語主義monolingualism)を前提した従来の「四技能」(聴く・話す・読む・書く)モデルに代えて,言語学習を四つの様態(受容・産出・相互作用・仲介�reception,�production,� interaction�and�mediation)をともなう複雑な社会的・文化的過程として捉えなおす方針と連動している[同「手引書」30頁以下などを参照]。

比較文化(基礎)B

2単位 三 松 幸 雄1年次

1.授業の概要・到達目標【概要】 さまざまな文化事象を考察するための基本的な概念や方法,問題群をとりあげ,具体的な事例とともに検討する。 現代の人文学における「比較」の概念は,一般に,諸ジャンルを横断する超領域的(trans-disciplinary)なアプローチを意味しうるものとなっている。たとえば,地理 ‐ 歴史的な区別や学術分野を横断し,人間と人間ならざる生命が共存する地帯に光を当て,自然と人工物が識別不可能となる次元を探索すること。このように比較研究が関与する領域は,文学や芸術のみならず,思想や哲学,法・政治制度,宗教文化やポピュラー文化など多岐にわたりうるが,それらの基盤には諸概念を体系化した理論や方法論があり,現代の哲学や社会学,人類学などの知見と連動している。 本講義では,今日の文化・文明の諸相について,現代の人文科学に通底する理論的なトピックを参照しながら,多角的に考察することになる。

【到達目標】 文化事象を学問的に考えるための基本的なリテラシーの習得。

2.授業内容1. 講義への導入2. 人文学の「転回」――倫理的/生態学的/存在論的3. 基本諸概念�II�――規律権力,生権力,生政治,統治性�他4. 資本主義論�II�――世界システム論,認知と情動の資本主義5. 国民国家論�II�――「グローバル化」と(トランス‐)ナショナリズム6. ポストコロニアリティ�II�――「言語帝国主義」と言語エコロジー7. 芸術論�II�――「芸術終焉」論の帰趨8. 美学�II�――「反美学」以後の展開9. 宗教論�II�――「宗教」なき宗教性10. アフォーダンスと倫理学の「生態学的転回」11. 「思弁的転回」――人間ならざる実在への問い12. オブジェクト指向存在論と環境理論13. ポスト人文学の問題圏�II�――汎心論の宇宙14. 講義のまとめ

3.履修上の注意上記「授業内容」の項目は見通しを得るための暫定的な枠組みとして設定されている。実質的な内容は議論の展開や参加者の関心・理解度などに応じて適宜調整する。比較文化(基礎)Bのみの履修も可。

4.準備学習(予習・復習等)の内容受講者は,授業でとりあげたトピックや論点について,授業外でも各種の情報媒体を活用し,自らの仕方で理解を深めていくことが求められる。

5.教科書指定教科書はなし。プリント・資料類は必要に応じて配布。

6.参考書見田宗介[他]編『社会学文献事典〔縮約版〕』(弘文堂,2014年)。大澤真幸・塩原良和・橋本努・和田伸一郎編『ナショナリズムとグローバリズム』(新曜社,2014年)。石田英敬『大人のためのメディア論講義』(筑摩書房[ちくま新書],2016年)。前川啓治・箭内匡[他]『21世紀の文化人類学――世界の新しい捉え方』(新曜社,2018年)。

7.成績評価の方法平常点(20%),�参加度(30%),小規模の中間試験または中間レポート(20%),期末試験または期末レポート(30%)。

8.その他 現代の人文社会科学では,「国民」という法・政治的な単位と没歴史的に対応する均質的な「文化」は(少なくとも単純には)想定されない。往々にしてステレオタイプに帰着する「文化」の「比較」という構図の設定には注意を要する(国民国家・ナショナリズムの問題系)。 他方で,諸文化の「多様性」や「個人」の経験の相対性に帰着させて事柄を理解する型の発想も,近現代の社会システムに特有の問題として分析されうる(文化相対主義・個人主義の問題系)。 さらに,地質学的な「人新世」という超巨視的な歴史のスケールを踏まえた近年の研究は,人間的な「文化」の差異という前提と結びついた「異文化」の観念や「多文化主義」の問題構成を有限化し,「単文化的」かつ「多自然的」なパースペクティヴや事象概念を検討しつつある(「生態学的/存在論的」転回)。 こうした点を把握することも,今日の「文化」研究の基本的な知見として必要である。

科目ナンバー:(IC)CUL121E 科目ナンバー:(IC)CUL121J

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専門科目群

人文科学

比較文化(基礎)B(英語)

2単位 三 松 幸 雄1年次

1.授業の概要・到達目標[COURSE�OVERVIEW]Cultural�Theory�and�Comparative�Art:The�aim�of�this�course�is�to�introduce�the�key�concepts�in�Cultural�Theory�and�practices�in�Contemporary�Arts.�We�will�read�academic�articles,�examine�cultural�materials�chosen�from�various�fields,�and�experience�artworks� in�various� forms�and�genres.�We�may�also�have,� if�possible, the�opportunity�to�explore�several�different�types�of�literary�writing.[COURSE�OBJECTIVES]To�learn�the�basic�knowledge�in�cultural�theory�and�contemporary�art�practice.

2.授業内容1.�Introduction�II2.�Reading:�Basic�Concepts�II-13.�Reading:�Basic�Concepts�II-24.�Reading:�Basic�Concepts�II-35.�Reading:�Basic�Concepts�II-46.�Reading:�Basic�Concepts�II-57.�Review�Session�II-A8.�Experimental�Learning:�Art�Practice�II-19.�Experimental�Learning:�Art�Practice�II-210.�Experimental�Learning:�Art�Practice�II-311.�Experimental�Learning:�Art�Practice�II-412.�Experimental�Learning:�Art�Practice�II-513.�Review�Session�II-B14.�Final�Project�II

3.履修上の注意The�class�will� try�to�make� 'good'�use,�so�to�speak,�of�Englishes�(plural)�as�one�of� language�media,� yet� but� not� exclusively,� in� terms� of� language� rights� and� ethics.�We�will� retain�heterolingual/plurilingual� condition�with� care,�without� resort� to�monolingual� immersion�setting.�Throughout�the�session,�we�will�and�have�to�nurture�Critical�Language�Awareness,�i.e.,�an� insightful� apprehension�of� socio-political� aspects� of� language�activity� and�discursive�practice.�(See� the� explanation� below� for� some�more� detailed� reasons� and� academic�background.)

4.準備学習(予習・復習等)の内容The�schedule�above�is�a�tentative�scheme,�which�is�subject�to�change,�and�will�be�modified�as�the�course�progresses.

5.教科書There�are�no�textbooks�for�this�class.Reading�materials�will�consist�of�selected�passages�from�various�articles�and�essays.

6.参考書Stanford�Encyclopedia�of�Philosophy�[http://plato.stanford.edu/]MoMA�Learning�[https://www.moma.org/learn/moma_learning/]MOCA@youtube�[https://www.youtube.com/user/MOCATV/]Noël�Carroll,�Philosophy�of�Art:�A�Contemporary�Introduction�(Oxford�University�Press� ,�2014).

7.成績評価の方法1.�Class�participation�-�50%2.�Assignments�and�examinations�-�50%Throughout� the� semester,� students�will� be� continuously� evaluated� on� their� degree� of�participation� in� the� class� activities,� and� on� their� oral� and�written� responses� to�various�questions�posed�by�instructor.

8.その他Recent�researches�in�critical/applied�linguistics�and�language�policy�studies�have�shown�that�the�use� of� the� learner's� own� language� as� the�medium�of� communication� is� not�merely�necessary�but�quite�beneficial�to�learn�new�language(s)�which�is/are�"foreign"�to�him�or�her.

"[I]mmersion�teaching�[...]�was�very�much�in�vogue�until�recently�but�is�now�beginning�to�be�criticised� in�the�academic�world�because�of� the�underlying�monolingual� theory�and�method�

(separation� of� languages,� native� language�as� the�model,� bilingualism�as� the� sum�of� two�languages�and�double�monolingualism)."� [Guide� for� the�Development�and�Implementation�of�Curricula�for�Plurilingual�and�Intercultural�Education�(Council�of�Europe,�2016),�pp.115-16. https://rm.coe.int/16806ae621]

In�other�words,�plurilingual�activities�in�language�learning�and�teaching�(e.g.,�translation�and�interpretation� in�mother� tongue�and/or�first� language)�have�been� increasingly�encouraged�and�supported,�not�only� in� terms�of�efficiency,�but�of�ethico-cultural�relevance,�by� language�policies�such�as�that�of�CEFR�and�recent�studies�in�linguistics.�(Therefore,�even�if�there�is�no�Japanese� language�used� in�this�syllabus,�such�a�monolingual�manner�does�not�belong�to�the�instructor's�intention.)-近年の言語学や言語政策は,新たな言語の習得に関して,母語を介したアプローチを(あらためて)支持しており,学習環境を非母語のみに制限する旧来の単言語的なアプローチmonolingual�approach(いわゆるlanguage� immersionのたぐい)に取って代わるべきものとして推奨している。たとえば,複言語主義・複文化主義の観点から,母語と非母語のあいだを行き来する過程(「仲介�mediation」あるいはtranslanguaging)を言語学習の重要な柱に据えたCEFRの下記「手引書companion�volume」(URL)を参照:Common�European�Framework�of�Reference�for�Languages�[CEFR]�(Council�of�Europe,�2018).https://rm.coe.int/cefr-companion-volume-with-new-descriptors-2018/1680787989

母語と非母語の共存への指向は,言語活動の均質性(単言語主義monolingualism)を前提した従来の「四技能」(聴く・話す・読む・書く)モデルに代えて,言語学習を四つの様態(受容・産出・相互作用・仲介�reception,�production,� interaction�and�mediation)をともなう複雑な社会的・文化的過程として捉えなおす方針と連動している[同「手引書」30頁以下などを参照]。

メディア批評

2単位 鈴 木   健1年次

1.授業の概要・到達目標[授業概要]メディア批評の基礎と方法論を学ぶ.具体的には,メディア・テクストを読み解くためのレトリカル批評,記号論,価値論,物語論,精神分析批評,イデオロギー批評などについて学ぶ。同時に,なぜ批判的な分析(critical�analysis)をするのか,メッセージの持つ意味とは何か,テキストの裏にある主義(-ism)であるイデオロギーに関する問題も考察する。

[到達目標]単なる印象批評ではなく,批判的方法論に基づいた社会批評としてのエッセーを書けるようになることを目指す。

2.授業内容第1回 イントロダクション第2回 クリティカル・アナリシスとは?(Read:�83-93ページ;序

章&第1章)第3回 テーマ設定と批評の方法論その1�(Read:�39-69ページ)第4回 批評の方法論その2�(Read:第2章�69-82ページ)第5回 ミニレポートのテーマ報告第6回 7段階の叙述的分析方法:「夏が来る」(Read:第3章�98-

115ページ)第7回 ミニレポート提出と討論第8回 メディアとカルチュラル・スタディーズ1�(Read:第5章�

174-197ページ)第9回 メディアとカルチュラル・スタディーズ2�(Read:第5章�

198-216ページ)第10回 イデオロギー分析�(Read:第6章�217-240ページ)第11回 映画批評の方法論第12回 最終レポート・プレゼンテーション1(各3分)第13回 最終レポート・プレゼンテーション2(各3分)第14回 最終レポート・プレゼンテーション3(各3分)

3.履修上の注意学期中,各個人のミニレポートテーマ発表,グループ別の教科書担当部分の発表,最終レポートのテーマ発表に参加してもらうので,教科書の該当部分の予習と積極的な参加が要求される。グループメンバーは必ずメーリングリストを作製すること。また担当部分は全員がすべてを読み,プレゼンの前に全体のバランスを討議すること。ミニレポートと最終レポートに関して

(1)オリジナリティーの重視:単なる印象批評ではなく,リサーチと分析に基づき「自分の意見」を提示すること。(教科書の39ページ以降を必ず読むこと)

(2)公的な重要性を踏まえる:社会・政治・文化的に重要なテーマを選ぶこと。「参考文献リスト」は必須。これまでの分析や理論を踏まえて,新しい見解や視点を提示すること。

(3)取捨選択する:扱うべき議論を選択する。説得力がなかったり,おもしろくなかったりするのに手に入れた全ての議論を入れてしまうと退屈な内容になる。「捨てる勇気」を持つ。

(4)ミニレポートは1~2ページ,最終レポートは8ページ以上。フォントは12ptでダブルスペース(日本語の1.5行空け)で,表紙と参考文献は除く。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回の授業には,割り当てられた教科書の章を読んで,質問を用意して臨むこと。

5.教科書鈴木健,岡部朗一�編�『説得コミュニケーション論を学ぶ人のために』

(世界思想社,2009年)。ほか,必要に応じてコピーを配布する。

6.参考書特に定めない。

7.成績評価の方法ミニレポート(25%)。討論への参加度(35%)。最終レポート(40%)。

8.その他

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自然科学

専門科目群

自然科学

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科学技術史

2単位 小 山 俊 士1年次

1.授業の概要・到達目標 科学技術の歴史の全体を視野に入れるが,その中でも現代もっとも影響力の大きな科学技術といってよいコンピュータに注目して,その基礎となる情報と通信に関する科学・技術の歴史を中心に講義をしていく。狭義のコンピュータだけではなく,そこに使われるアルゴリズムや計算に関する科学,機械や電子回路の技術について,それらが生まれた背景にある思想や哲学,社会との関係も考慮しながら扱う予定である。 現代社会のあらゆる場面で使われている科学技術について,歴史を通じた理解を深めることを意図している。特に,数と計算,論理とアルゴリズム,情報コミュニケーション,エレクトロニクスについて,その起源や発展の過程,社会における役割を知ることを到達目標とする。

2.授業内容第1回a:イントロダクション−科学技術史を学ぶ理由   b:科学技術の特徴第2回:数の発生と位取り記数法第3回:古代ギリシアの論証的学問第4回:アラビアの科学と中世ヨーロッパ第5回:天文学と科学革命第6回:地図と測量第7回:機械を用いた計算第8回:帝国主義と電信第9回:電磁気学と無線通信第10回:電力と原子力第11回:コンピュータの誕生第12回:数理科学と人工知能第13回:半導体と集積回路第14回:インターネット

3.履修上の注意科学や技術に関する知識は前提としない。必要な基礎知識は講義で説明するので,未知の内容でもその場で考え,理解すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容前の回の講義で配付するプリントを読み直しておくこと。分からない用語については,参考書や事典,インターネット等で調べること。

5.教科書特に定めない。

6.参考書第1回はなし。第2回から14回は次の本を参考にする。第2回:�『古代の精密科学』ノイゲバウアー著,矢野道雄・斎藤潔訳(恒

星社厚生閣)第3回:�『ユークリッド原論』中村幸四郎・寺阪英孝・伊東俊太郎・

池田美恵訳(共立出版)第4回:『一六世紀文化革命1』山本義隆(みすず書房)第5回:『コペルニクス革命』トーマス・クーン(講談社学術文庫)第6回:『数量化革命』クロスビー著(紀伊國屋書店)第7回:『科学の花嫁』ベンジャミン・ウリー著(法政大学出版局)第8回:�『ヴィクトリア朝時代のインターネット』トム・スタンデー

ジ著(NTT出版)第9回:�『電子の巨人たち�上』ディーン・マツシゲ著(SOFTBANK)第10回:『原子爆弾の誕生』上下,ローズ著(紀伊國屋書店)第11回:�『コンピューター 200年史』キャンベル・ケリー,アスプレ

イ著(海文堂出版)第12回:�『コンピュータ理論の起源�第1巻�チューリング』(近代科学社)第13回:�『モダン・コンピューティングの歴史』ポール・E.�セルージ

著(未来社)第14回:『インターネットをつくる』J.�アバテ著(北海道大学出版会)

7.成績評価の方法講義内容の理解度を確認するため,小テストを実施する。講義で紹介した事項の一つについて,より詳しく調べてレポートを作成することを課す。小テストの合計を60%,レポートを40%で評価する。

8.その他特になし。

環境生物学

2単位 石 川 幹 人1年次

1.授業の概要・到達目標(概要)地球に生まれた生物や人間はどのような環境で進化してきたか。45億年の地球の歴史,38億年の生物の歴史を振り返り,人間と自然環境との相互作用を考えます。また,人間と動物を比較し,人間性の根源にせまる考察を重ねます。企業研究所およびシンクタンクでの10年以上の実務経験をもとに,人間の心理的行動の具体例をふまえて解説します。

(到達目標)次のような事柄が身に付きます。 ・環境に適応してきた生物のあり方 ・人間や動物の環境論的な視点からの理解 ・生態学的なシステム思考の技能 ・生物多様性の保全に向き合う心構え ・人間が背負った数々の悩みの解決法

2.授業内容(1)生命の誕生と進化(2)遺伝情報と系統樹(3)生命活動とエネルギー(4)有性生殖と男女差(5)環境適応と生得的機能(6)感覚器官とコミュニケーション(7)動物と社会集団的行動(8)感情知能と社会知能(9)チンパンジーと人間の差異(10)脳の進化の副作用(11)人間の心理的問題の起源(12)人口増加と文明がもたらす悩み(13)動物から学ぶ解決法(14)生態学的循環と持続性

3.履修上の注意ふだんの学習があれば,期末定期試験は心配する必要はないでしょう。なお,本授業には生殖に関するセクシャルな表現が含まれます。不快に感じるという方は十分注意のうえ履修申請してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容プリントやネット教材にもとづいて十分な予習・復習をしたうえで,授業にのぞんでください。

5.教科書プリントを配布します。また,一部の教材はネット配信します。

6.参考書針山・津田『環境生物学』共立出版

7.成績評価の方法定期試験(7割):参考書およびノート,プリントなどの持込可。平常の小課題(3割):Oh-o!�Meiji�で数回答える。試験・小課題では,授業内容の理解度を評定する。

8.その他授業では,ときどきコメントシートへの回答を求めます。

科目ナンバー:(IC)STS141J 科目ナンバー:(IC)BBI181J

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専門科目群

自然科学

情報科学

2単位 山 崎 浩 二1年次

1.授業の概要・到達目標コンピュータをより有効に活用するためには,情報とコンピュー

タに関する理解を深めることが重要である。本授業では,コンピュータで扱う情報とは何か,コンピュータとはどのような機械か,情報を処理する仕組みはどのようなものか,ということについて学習することを通して,情報の科学的な知識を獲得することを目的とする。

2.授業内容第1回 情報とは何か第2回 コンピュータの歴史第3回 動作原理−コンピュータはスイッチの集まり第4回 動作原理−コンピュータの設計第5回 動作原理−コンピュータの構造・構成第6回 情報と符号−なぜコンピュータで情報が処理できるのか第7回 ソフトウェアとは何か第8回 コンピュータも間違える第9回 OSとは何か第10回 インターネットの仕組み第11回 ネットワーク上の危険第12回 クラウド第13回 機械学習とは第14回 まとめ

3.履修上の注意特になし

4.準備学習(予習・復習等)の内容Oh-o!�Meiji上の授業資料に事前に目を通しておくこと。復習として,授業資料を読み直し,不明な点は授業で質問すること。

5.教科書使用なし。

6.参考書使用なし。

7.成績評価の方法平常点 40% レポート 60% (定期試験は行わない)基礎的知識,理解力

8.その他特になし

情報検索論

2単位 橋 本   渉1年次

1.授業の概要・到達目標本講義では,情報検索について,情報工学的な理解のみならず,

社会情報学や図書館情報学,さらにはより原理的な情報への理解をふまえて,多角的な視座から講義を行う。

情報環境が高度化した現代社会において,多くの生活領域において情報検索という活動が欠かせないものとなった。しかし,たとえばGoogleなどのサーチエンジンで何気なく情報検索活動を行いつつも,その背後にある原理にまで意識が及ぶことは少ないであろう。一言に情報検索と言っても,そこには様々な理論と実践が関わっている。情報検索を可能にしている仕組みとは何か。そして,情報検索のシステムは,今日の情報社会をどのように支えているのか。実践的な検索のスキルを高めるとともに,以上のような考察を通じて,

「情報検索を支える」仕組みと「情報検索が支える」仕組みという複合的な視点から情報検索への理解を深めることで,情報検索をめぐる技術と社会の在り方を展望することとする。

到達目標として,サーチエンジンやデータベースをめぐる最新の応用事例を違和感なく理解できるだけの基本的理解を深めていく。また,情報検索論への理解を深めることで検索技術の背後にある思想的背景にまで接近することを目標とする。

2.授業内容第1回:イントロダクション第2回:情報検索の実際(1)サーチエンジン(1)基礎概念第3回:情報検索の実際(2)サーチエンジン(2)応用技術第4回:情報検索の実際(3)サーチエンジン(3)社会的含意第5回:情報検索の実際(4)データベース(1)基礎第6回:情報検索の実際(5)データベース(2)概念設計第7回:情報検索の実際(6)データベース(3)論理設計第8回:中間まとめ第9回:情報検索の実際(7)各種の情報検索第10回:情報検索の理論(1)検索の基礎理論第11回:情報検索の理論(2)検索の過程と評価第12回:情報検索の理論(3)情報概念の系譜第13回:情報検索の理論(4)情報,意味,認知第14回:a:まとめ    b:試験

3.履修上の注意講義科目であるから,私語を謹んで授業参加すること。ただし,講義でのディスカッションでは積極的に参加してもらいたい。また,授業内での課題があるため,出席が強く求められる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容各回で与えられる課題を次の授業までにこなしておくこと。

5.教科書特定の教科書は用いず,プリントを配布する。

6.参考書河島茂生編『図書館情報技術論』(ミネルヴァ書房,�2013)市古みどり,上岡真紀子,保坂睦著『資料検索入門 レポート・論文を書くために』(慶応義塾大学出版会,2014)

7.成績評価の方法授業内課題60%,期末試験40%。

8.その他特になし

科目ナンバー:(IC)INF111J 科目ナンバー:(IC)INF141J

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人類学A

2単位 蛭 川   立1年次

1.授業の概要・到達目標 人間は,解剖学的構造や生理学的機能において他の動物と変わるところはない。しかし人間は,文化を持つ動物である。集団を作り生殖を行うという動物的な行為を,親族や婚姻といった象徴的な観念によって改めて意味づけし,そして,ときにその観念のほうに束縛される。とりわけ,芸術や宗教などの精神文化は特異なものである。人間だけが歌い,踊り,描き,そして祈る。それは動物的生活からの解放であると同時に,動物的生存を否定する力にもなりうる。 四十億年におよぶ生命史の中で,なぜ人間だけが他の動物とは異なる存在になったのか。その違いはどこから始まったのか。進化的な起源をたどる一方で(おもに人類学Bで扱う),脳の構造や機能という観点からも考察する(おもに人類学Aで扱う)。 人類学Aでは,他の動物と比べて特異に進化した人間の脳の構造と機能,それを規定している遺伝子の進化も併せて概観しつつ,古今東西の芸術や宗教などの精神文化解明していく。 人類学は人間を研究する学問であるが,対象としている人間の範囲が他の諸分野より広い。各地の少数民族や,遺跡や化石にしか痕跡をとどめていない過去の人々,あるいは近縁の霊長類までも視野に入れる。人類学は自然科学に属する自然人類学と,人文科学・社会科学に属する文化人類学・社会人類学に分けられるが,学際的な学部であることも鑑み,この講義では,自然人類学を基盤にしつつ,文化人類学・社会人類学の視点も取り入れながら,総合的に議論を展開する。 また,現代のグローバル化する社会では,開発と貧困,民族問題と宗教紛争などを扱う応用人類学の重要性が増しつつあるが,それらは,より社会科学的な内容を扱う,別の講義で併せて学ぶことをお薦めする。 対象としている人間集団の範囲が広いため,あまり馴染みのない地域や時代も取り上げるが,おもに蛭川が実際に訪れたことがある場所(遺跡なども含む)で,適宜,自ら撮影した写真や動画も併せ,視覚的,聴覚的イメージも交えながら講義を進めていきたい。到達目標1.�人間やその社会を,自然科学と,人文・社会科学の両面から総合的に理

解できるようになる。2.�他の動物にはない人間の特徴である精神文化を,発達した脳の働きから

理解できるようになる。

2.授業内容第1回:未開と文明の狭間(全体の展望)第2回:脳の構造と機能第3回:神経系と脳の進化第4回:遺伝子と神経伝達物質第5回:遺伝子と文化の共進化第6回:シャーマニズムの神経薬理学(中南米先住民)第7回:向精神薬の民族科学(インド,太平洋諸島)第8回:「正常」と「異常」(沖縄・古代日本,モンゴル)第9回:精神疾患の神経科学的研究第10回:民族芸術の深層心理学(縄文文化・アマゾン先住民)第11回:神話の論理(日本,太平洋諸島,南米先住民)第12回:大脳化と他界観の起源(化石人類,インド,チベット,雲南)第13回:瞑想の文化と生理心理学(インド・タイ)第14回:文化相対主義と意識状態相対主義(全体のまとめ)

3.履修上の注意 予備知識はとくに必要ない。春学期の人類学Aと秋学期の人類学Bは,内容に重複もあるが,独立の科目である。人類学Aと人類学Bは単独でも受講できる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 実際の授業内容は,このシラバスに書かれた計画とは多少変更になるかもしれないが,最新の進行状況は別途「蛭川研究室」のブログにアップし,更新していくので,随時チェックすることをお勧めする。 講義の予定表からは授業内容の概要にリンクが張ってあるので,大まかな予習・復習をすることができる。それぞれのページには質問やコメントを書き込むこともできる。ページのURLは科目ごとに異なるが「蛭川�人類学�2020」などと入力して検索すれば容易に見つかる。

5.教科書特に定めない。

6.参考書『彼岸の時間−〈意識〉の人類学−』蛭川立(春秋社)2002年(新装版は2009年)

7.成績評価の方法期末試験(100%)

8.その他

人類学B

2単位 蛭 川   立1年次

1.授業の概要・到達目標 人間は,解剖学的構造や生理学的機能において他の動物と変わるところはない。しかし人間は,文化を持つ動物である。集団を作り生殖を行うという動物的な行為を,親族や婚姻といった象徴的な観念によって改めて意味づけし,そして,ときにその観念のほうに束縛される。とりわけ,芸術や宗教などの精神文化は特異なものである。人間だけが歌い,踊り,描き,そして祈る。それは動物的生活からの解放であると同時に,動物的生存を否定する力にもなりうる。 四十億年におよぶ生命史の中で,なぜ人間だけが他の動物とは異なる存在になったのか。その違いはどこから始まったのか。進化的な起源をたどる一方で(おもに人類学Bで扱う),脳の構造や機能という観点からも考察する(おもに人類学Aで扱う)。 人類学Bでは,まず人類の進化史を振り返り,人間が文化を持つようになり,その文化によって世界をいかに秩序づけようとしてきたのかを考察する。婚姻,親族,経済,暦法などを概観しつつ,より抽象的な精神文化である,科学や芸術へと話を進める。 人類学は人間を研究する学問であるが,対象としている人間の範囲が他の諸分野より広い。各地の少数民族や,遺跡や化石にしか痕跡をとどめていない過去の人々,あるいは近縁の霊長類までも視野に入れる。人類学は自然科学に属する自然人類学と,人文科学・社会科学に属する文化人類学・社会人類学に分けられるが,学際的な学部であることも鑑み,この講義では,自然人類学を基盤にしつつ,文化人類学・社会人類学の視点も取り入れながら,総合的に議論を展開する。 また,現代のグローバル化する社会では,開発と貧困,民族問題と宗教紛争などを扱う応用人類学の重要性が増しつつあるが,それらは,より社会科学的な内容を扱う,別の講義で併せて学ぶことをお薦めする。 対象としている人間集団の範囲が広いため,あまり馴染みのない地域や時代も取り上げるが,おもに蛭川が実際に訪れたことがある場所(遺跡なども含む)で,適宜,自ら撮影した写真や動画も併せ,視覚的,聴覚的イメージも交えながら講義を進めていきたい。到達目標1.�人間やその社会を,自然科学と,人文・社会科学の両面から総合的に理

解できるようになる。2.�人間やその社会を,他の動物とも比較しながら,進化論的に理解できる

ようになる。

2.授業内容第1回:宇宙・生命・人間(全体の展望)第2回:霊長類の進化・人類の進化第3回:現生人類の拡散第4回:有性生殖と配偶システム第5回:交換としての婚姻(日本,オーストラリア先住民)第6回:呪物としての貨幣(ミクロネシア)第7回:言語・文字・数字第8回:時間と暦法(中米先住民,ヨーロッパ)第9回:象徴的分類(インドネシア,漢民族)第10回:芸術の起源(ヨーロッパ,縄文文化)第11回:原始美術と現代美術(オーストラリア先住民)第12回:憑依から舞踊へ(インドネシア)第13回:数学・音楽・天文学(古代~近代ヨーロッパ)第14回:近代科学と民族科学(全体のまとめ)

3.履修上の注意 予備知識はとくに必要ない。春学期の人類学Aと秋学期の人類学Bは,内容に重複もあるが,独立の科目である。人類学Aと人類学Bは単独でも受講できる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 実際の授業内容は,このシラバスに書かれた計画とは多少変更になるかもしれないが,最新の進行状況は別途「蛭川研究室」のブログにアップし,更新していくので,随時チェックすることをお勧めする。 講義の予定表からは授業内容の概要にリンクが張ってあるので,大まかな予習・復習をすることができる。それぞれのページには質問やコメントを書き込むこともできる。ページのURLは科目ごとに異なるが「蛭川�人類学�2020」などと入力して検索すれば容易に見つかる。

5.教科書 特に定めない。

6.参考書『彼岸の時間−〈意識〉の人類学−』蛭川立(春秋社)2002年(新装版は2009年)

7.成績評価の方法期末試験(100%)

8.その他

科目ナンバー:(IC)ANT111J 科目ナンバー:(IC)ANT111J

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専門科目群

自然科学

地球環境科学(環境科学)

2単位 石 川 幹 人1年次

1.授業の概要・到達目標(概要)地球に生まれた人間はどのような環境で進化してきたか。45億年の地球の歴史,38億年の生物の歴史を振り返り,人間と自然環境との相互作用を考えます。とくに,地球の構造と地表での生物圏の成立とに重きを置いて学びます。企業研究所およびシンクタンクでの10年以上の実務経験をもとに,具体的な実験教材を駆使して体感的に解説します。

(到達目標)次のような事柄が身に付きます。 ・地球環境と,その環境に適応してきた生物のあり方 ・人類の歴史と将来について見通す視点 ・地球規模のリスクに向き合う心構え ・SDGsなどの全地球的取り組みの現状なお,気象予報士の試験に挑戦する場合,勉強のヒントにもなります。

2.授業内容(1)地球の歴史と構造(2)プレートテクトニクス(3)火山と地震と災害(4)水循環と地層形成(5)氷河と海流の作用(6)日本の気候と地形の特徴(7)熱と光とエネルギー(8)地形と気象現象(9)気圧の効果と季節変動(10)地球規模の気候変化と大気圏(11)台風や雷とリスク管理(12)環境汚染と産業経済(13)科学的な環境保全活動(14)持続性のある地球の発展に向けて

3.履修上の注意ふだんの学習があれば,期末定期試験は心配する必要はないでしょう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容教科書やプリントにもとづいて十分な予習・復習をしたうえで,授業にのぞんでください。

5.教科書谷合『地球・生命~ 138億年の進化』サイエンス・アイ新書補助教材としてプリントも配布します。

6.参考書二宮『気象と地球の環境科学[改訂3版]』オーム社

7.成績評価の方法定期試験(7割):教科書およびノート,プリントなどの持込可。平常の小課題(3割):Oh-o!�Meijiで数回答える。試験・小課題では,授業内容の理解度を評定する。

8.その他授業では,ときどきコメントシートへの回答を求めます。

脳科学

2単位 石 川 幹 人1年次

1.授業の概要・到達目標(概要)脳科学は,あなた自身の人間としての本質に迫ります。生物学や神経生理学の知見をもとに人間心理の探究を進めながらも,脳をめぐる科学世界観によって,人間らしさや自由意志,自覚的な意識などがないがしろにされていないかを省察します。企業研究所およびシンクタンクでの10年以上の実務経験をもとに,人間の組織行動の具体例をふまえて解説します。

(到達目標)次のような事柄が身に付きます。・自然環境や社会環境に適応してきた心の構造のあり方・脳の機能と,脳研究の現状と限界・人間の心理過程の情報論的な理解・心身問題や自由意志をめぐる科学と哲学の論争将来,人間の研究を目指す方は必須の授業です。

2.授業内容○脳と心の由来 (1)生物進化の構図 (2)動物の脳,霊長類の脳 (3)野生の脳,文明の脳 ~私たちの心には歴史がある!○脳で心が説明できるか (4)神経回路ネットワーク (5)脳研究の方法・部位測定 (6)心のモジュール理論 ~人間は機械ではなかった!○個性も脳で決まるのか (7)女脳・男脳 (8)社会的脳 (9)脳障害事例の研究 ~人間は多様な心理機能をもつ!○感情と理性 (10)意識と無意識の情報論的分離 (11)情報操作と洗脳 (12)感情の社会的役割 ~感情も役に立っている!○まとめ (13)自己と主体性 (14)科学と哲学のあいだ

3.履修上の注意脳科学といっても理科や数学の知識は必要ありません。文科系・理科系の共通の教養的内容です。理科系が苦手な方こそ歓迎です。ふだんの学習があれば,期末定期試験は心配する必要はないでしょう。なお,本授業には生殖に関するセクシャルな表現が含まれます。不快に感じるという方は十分注意のうえ履修申請してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業で配られるプリントや教材をもとに予習・復習をしたうえで,授業にのぞんでください。

5.教科書プリントを配布します。また,一部の教材はネット配信します。

6.参考書ガザニガ『<わたし>はどこにあるのか~ガザニガ脳科学講義』紀伊国屋書店

7.成績評価の方法期末定期試験(7割):参考書およびノート,プリントなどの持込可。平常の小課題(3割):Oh-o!�Meijiで数回答える。試験・小課題では,脳と心に関する理解度合いを評価します。

8.その他授業では,ときどきコメントシートへの回答を求めます。

科目ナンバー:(IC)EPS111J 科目ナンバー:(IC)CBI121J

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Page 50: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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社会システム

専門科目群

社会システム

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Page 52: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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NPO論

2単位 塚 本 一 郎3年次

1.授業の概要・到達目標 授業は,公益活動の民間の担い手としての非営利組織(nonprofit�organizations:�NPO)の組織的特徴や役割について理解を深めることを目的としている。特定の学問分野のみに依拠するのではなく,経済学や社会学,政治学など,学際的アプローチから,NPOが世界的に台頭してきた背景,営利企業や政府とは区別される組織的特徴,その期待される役割や社会的インパクトについて考えたい。NPOの特徴を活かして,具体的にどのような社会課題に取り組むことができ,また,どのような政府や企業等の連携が必要かについて議論が可能なほどの知識を習得することを目標としたい。

2.授業内容1.NPO(民間非営利組織)とは何か2.NPOの台頭の理論的説明:経済理論3.NPOの台頭の理論的説明:政治理論4.NPOの法制・税制5.NPOと政府との協働6.NPOと政府との協働の課題7.企業の社会的責任(CSR)8.企業の社会的責任とマーケティング9.NPOと企業との協働の意義と課題10.NPOとソーシャル・エンタープライズ11.社会的インパクト投資―社会貢献債券など12.ソーシャルインパクト・ボンドの意義と課題13.インパクト評価14.インパクト評価の課題

3.履修上の注意 知識の習得が第一ではあるが,論理的思考や課題解決能力の習得も狙いとしている。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業で扱った参考文献やデータを調べてみること。シラバスに「参考書」として記載した文献は予習にもなり,また課題レポート用の教材とする予定なので,読了しておくこと

5.教科書講義の際に資料を配布。教科書は使用しないが,毎回,パワーポイント等で講義を行う。講義の簡単な概要(PPTの抜粋)をプリントとして配布する。

6.参考書・塚本一郎・金子郁容編著『ソーシャルインパクト・ボンドとは何か』ミネルヴァ書房。・塚本一郎・関正雄編『SDGs時代のインパクト評価と社会イノベーション』第一法規(2020年5月頃刊行予定)

7.成績評価の方法原則として定期試験(80%),レポート(20%)で評価する。

8.その他

家族と法Ⅰ

2単位 武 田 政 明3年次

1.授業の概要・到達目標 結婚,離婚,養子縁組等に関して生ずる問題のように,男女,同性,夫婦,親子,親族間等に生ずる家族法が関わる諸問題の代表的なものを事例形式で取り上げ,それらに適用される法律の規定について,なぜそのような内容として規定されたのか,実際にどのように解釈・適用されているのか,現在どのような問題があり,将来的にはどのような解決が望まれるかについて講義する。 本講義は,家族に関する法が適用される問題の解決に際しては,その問題がどのようなものであっても,解決内容は個人の尊重,男女平等の理念が貫徹されているものでなくてはならないという人権感覚を具体的事例を通して修得することを目標とする。

2.授業内容第1回:家族に関する法を学ぶことの意義第2回:家族法の原則と憲法の人権保障,国の基本政策第3回:家族および社会の基本構造と男女平等第4回:親族関係の法律における基本第5回:法律上と生物学上の親子関係第6回:母子関係と父子関係第7回:養子制度(普通養子)第8回:養子制度(特別養子)第9回:戸籍制度第10回:婚姻制度と社会第11回:婚姻と意思第12回:婚姻と財産関係第13回:離婚事由第14回:離婚と財産・子との関係

3.履修上の注意 講義の内容を,ただ単に聞き覚えるだけでなく,激しく変動する社会において実際に生活をしている多くの人が本当に納得する結論となり得ているか等,批判の精神をもって自ら検討しながら理解に努めることが要求される。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 毎回の講義において,次回に扱う項目・事項について述べるので,その内容について予習する。復習は,毎回の講義内容を記したノートを読み返して,理解を確実なものにすることである。

5.教科書 教科書としては,特に指定しない。

6.参考書 簡潔な記載のものとして,『コンダクト民法』宮本健蔵編著(嵯峨野書院),少し詳しく解説してあるものとして,『プリメール民法5 家族法(第3版)』千葉洋三・床谷文雄・田中道裕・辻朗著(法律文化社)をあげておく。

7.成績評価の方法 小論文形式の学期末試験によって評価する(比率100%)。

8.その他 家族と法Ⅰのみの履修を可とする。学期末の試験は,法律一般についての専門的な知識を有していないことを前提として,毎回の授業に出席して,真摯に理解しようと努めながらノートをとっているならば,特段の準備をする必要のない内容の問題を出題する。

科目ナンバー:(IC)SOC341J 科目ナンバー:(IC)LAW361J

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専門科目群

社会システム

家族と法Ⅱ

2単位 武 田 政 明3年次

1.授業の概要・到達目標 婚姻や離婚の要件・効果,子どもの権利と親の子に対する義務,後見と扶養,相続の原則等,家族に関する法を理解するために不可欠な基本原則・規定について,それらがなぜ採用されそのような内容として定められたのか,実際にどのように解釈・適用されているのか,現在どのような問題があり,将来的にはどのような改正が望まれているのかを解説する講義をする。 本講義は,受講者が家族に関する問題を考えるときに必要となる法的基礎知識を,具体的事例を通して実践的に修得することを目的とする。

2.授業内容第1回:婚姻年齢第2回:夫婦の協力義務第3回:再婚禁止期間第4回:父子関係の基本(嫡出推定制度)第5回:父子関係の基本(認知制度)第6回:夫婦の財産関係(契約財産制)第7回:夫婦の財産関係(法定財産制)第8回:離婚(原因)第9回:離婚(効果)第10回:子どもの権利と親の子に対する義務第11回:後見と扶養第12回:相続人の範囲と順位,相続分第13回:相続の承認と放棄第14回:遺言の原則と遺留分

3.履修上の注意 講義の内容を,ただ単に聞き覚えるだけでなく,激しく変動する社会において実際に生活をしている多くの人が本当に納得する結論となり得ているか等,批判の精神をもって自ら検討しながら理解に努めることが要求される。家族と法Ⅰで学んだ内容がⅡで学ぶことの内容の理解を深めるために必要であるので,Ⅰを学んだ者のみが履修できることとする。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 毎回の授業において,次回に扱う項目・事項について述べるので,その内容について予習する。復習は,毎回の講義内容を記したノートを読み返して,理解を確実なものにすることである。

5.教科書 教科書としては,特に指定しない。

6.参考書 簡潔な記載のものとして『コンダクト民法』宮本健蔵編著(嵯峨野書院),少し詳しく解説してあるものとして『プリメール民法5 家族法(第3版)』千葉洋三・床谷文雄・田中道裕・辻朗著(法律文化社)をあげておく。

7.成績評価の方法 小論文形式の学期末試験によって評価する(比率100%)。

8.その他 家族と法Ⅱの履修にはⅠの修得(履修申請)が必要である。学期末の試験は,法律一般についての専門的な知識を有していないことを前提として,毎回の授業に出席して,真摯に理解しようと努めながらノートをとっているならば,特段の準備をする必要のない問題を出題する。

行政法と行政過程Ⅰ

2単位 下 川   環3年次

1.授業の概要・到達目標【授業概要】 高度情報化社会の急速な発展,地球的規模での環境問題の深刻化,少子高齢社会の到来,格差社会の進行,高度な生命科学の発達,エネルギーの原発依存など,これまで予想できなかったような複雑かつ深刻な現代的問題が次々と生起している。このため,行政機関は,広範な専門技術的裁量権を行使してこのような新たな問題に迅速に対応する必要性に迫られている。行政法の核心は,行政権の行使が「国民の厳粛な信託によるもの」(憲法前文)であるという憲法原理を基本として,現代社会における行政の重要性の認識の下に,行政機関による裁量権の適正な行使を確保し,民主的かつ公正・透明で国民に対して責任のとれる行政を実現するためには行政の過程をどのように統制すべきか,その統制の法理論を探求することにあると考える。

【到達目標】 上記の観点に立って,行政法と行政過程は,行政法の原典,民主行政の法的過程をテーマとして,Ⅰにおいては,憲法理念と行政・行政法,行政裁判法制の歴史と公法・私法,行政法の基本原理などについて,具体的な事例と関連づけながらその基本的な仕組みを理解した上で,その争点に関する(最高裁判例を中心とする)判例及び学説の検討を通じて,行政法の基礎理論及び行政法上の問題を解決する能力の修得を到達目標とする。 講義では,最初の10分程度で前回の講義の要点整理をした上で,80分程度で講義ノートと板書を併用して新規の内容の講義を行った後,授業終了直前の10分程度を当てて真剣に受講していたかどうかを自己確認するための簡単な記述式のワンポイント・テストを行う。

2.授業内容第1回:aイントロダクション    b「憲法は滅び,行政法は存続する」?第2回:行政法の原点−憲法理念と行政(1)第3回:行政法の原点−憲法理念と行政(2)第4回:行政法の原点−憲法理念と行政法:行政国家と行政法(1)第5回:行政法の原点−憲法理念と行政法:行政国家と行政法(2)第6回:行政法の原点−憲法理念と行政法:司法国家と行政法(1)第7回:行政法の原点−憲法理念と行政法:司法国家と行政法(2)第8回:行政法の原点−憲法理念と行政法:司法国家と行政法(3)第9回:行政法の原点−憲法理念と行政法:司法国家と行政法(4)第10回:行政法の原点−憲法理念と行政法:司法国家と行政法(5)第11回:行政法の原点−憲法理念と行政法:司法国家と行政法(6)第12回:行政法の原点−行政法の憲法的価値への回帰(1)第13回;行政法の原点−行政法の憲法的価値への回帰(2)第14回:行政法の原点−行政法の憲法的価値への回帰(3)

3.履修上の注意開講時に詳細なシラバスを配布する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容講義においては,事前にプリント(講義ノートと資料)を配布する(ただし,正当な理由のない出席者に対しては後日プリントを配布することはしない)ので,シラバスに従ってできる限り予習をした上で受講するとともに,復讐に際しては,ノート整理を行って体系的な理解を心掛けて欲しい。

5.教科書 特に定めないが,高橋滋編『Visual�Materials』(有斐閣,2015年),判例集としては,宇賀克也・交告尚史・山本隆司編『行政判例百選I・II(第7版)』

(有斐閣,2017年)を使用する。

6.参考書 特に定めない。

7.成績評価の方法 (1)定期試験100点(○×式60点,記述式40点),平常点20点(2点×10回),授業を真剣に受けていれば容易に解答することができる授業終了直前の10分程度の記述式ワンポイント・テスト30点(3点×10回)の合計150点満点で行う。ただし,本講義では,勉学のプロセス(地道な努力)を特に重視するため,授業にきわめて熱心であって平常点とワンポイント・テストの得点が高得点である場合は,これも加味して最終的な成績評価をすることとしたい。このため,定期試験では,努力の果実である「自製の手書ノート」のみの持込みを許可する。 (2)平常点が10点(50%)未満である者は,定期試験の受験資格を失う。この場合の成績評価は,「F」となる。

8.その他 (1)開講時に履修上のルールについて詳細に説明するので,最初の講義には必ず出席して下さい。 (2)特に公務員,行政書士,法科大学院などを志望する者は,行政法を必ず修得しておく必要があるので,是非受講していただきたい。

科目ナンバー:(IC)LAW361J 科目ナンバー:(IC)LAW321J

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Page 54: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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1.授業の概要・到達目標【授業概要】 高度情報化社会の急速な発展,地球的規模での環境問題の深刻化,少子高齢社会の到来,格差社会の進行,高度な生命科学の発達,エネルギーの原発依存など,これまで予想できなかったような複雑かつ深刻な現代的問題が次々と生起している。このため,行政機関は,広範な専門技術的裁量権を行使してこのような新たな問題に迅速に対応する必要性に迫られている。行政法の核心は,行政権の行使が「国民の厳粛な信託によるもの」(憲法前文)であるという憲法原理を基本として,現代社会における行政の重要性の認識の下に,行政機関による裁量権の適正な行使を確保し,民主的かつ公正・透明で国民に対して責任のとれる行政を実現するためには行政の過程をどのように統制すべきか,その統制の法理論を探求することにあると考える。

【到達目標】 上記の観点に立って,行政法と行政過程は,行政法の原典,民主行政の法的過程をテーマとして,IIにおいては,行政立法,行政計画,行政行為,行政手続,情報公開・公文書管理などについて,具体的な事例と関連づけながらその基本的な仕組みを理解した上で,その争点に関する(最高裁判例を中心とする)判例及び学説の検討を通じて,行政法の基礎理論及び行政法上の問題を解決する能力の修得を到達目標とする。 講義では,最初の10分程度で前回の講義の要点整理をした上で,80分程度で講義ノートと板書を併用して新規の内容の講義を行った後,授業終了直前の10分程度を当てて真剣に受講していたかどうかを自己確認するための簡単な記述式のワンポイント・テストを行う。

2.授業内容第1回:民主行政の法的過程−民主行政と立法権の委任(1)第2回:民主行政の法的過程−民主行政と立法権の委任(2)第3回:民主行政の法的過程−民主行政と公権力の行使(1)第4回:民主行政の法的過程−民主行政と公権力の行使(2)第5回:民主行政の法的過程−民主行政と公権力の行使(3)第6回:民主行政の法的過程−民主行政と行政裁量の統制(1)第7回:民主行政の法的過程−民主行政と行政裁量の統制(2)第8回:�民主行政の法的統制−行政の透明性とアカウンタビリティー:行政

手続(1)第9回:�民主行政の法的統制−行政の透明性とアカウンタビリティー:行政

手続(2)第10回:�民主行政の法的統制−行政の透明性とアカウンタビリティー:行政

手続(3)第11回:�民主行政の法的統制−行政の透明性とアカウンタビリティー:行政

手続(4)第12回:�民主行政の法的統制−行政の透明性とアカウンタビリティー:行政

手続(5)第13回:�民主行政の法的統制−行政の透明性とアカウンタビリティー:情報

公開・公文書管理(1)第14回:�民主行政の法的統制−行政の透明性とアカウンタビリティー:情報

公開・公文書管理(2)

3.履修上の注意開講時に詳細なシラバスを配布する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容講義においては,事前にプリント(講義ノートと資料)を配布する(ただし,正当な理由のない出席者に対しては後日プリントを配布することはしない)ので,シラバスに従ってできる限り予習をした上で受講するとともに,復讐に際しては,ノート整理を行って体系的な理解を心掛けて欲しい。

5.教科書 特に定めないが,高橋滋編『Visual�Materials』(有斐閣,2015年),判例集としては,宇賀克也・交告尚史・山本隆司編『行政判例百選I・II(第7版)』

(有斐閣,2017年)を使用する。

6.参考書 特に定めない。

7.成績評価の方法 (1)定期試験100点(○×式60点,記述式40点),平常点20点(2点×10回),授業を真剣に受けていれば容易に解答することができる授業終了直前の10分程度の記述式ワンポイント・テスト30点(3点×10回)の合計150点満点で行う。ただし,本講義では,勉学のプロセス(地道な努力)を特に重視するため,授業にきわめて熱心であって平常点とワンポイント・テストの得点が高得点である場合は,これも加味して最終的な成績評価をすることとしたい。このため,定期試験では,努力の果実である「自製の手書ノート」のみの持込みを許可する。 (2)平常点が10点(50%)未満である者は,定期試験の受験資格を失う。この場合の成績評価は,「F」となる。

8.その他 (1)開講時に履修上のルールについて詳細に説明するので,最初の講義には必ず出席して下さい。 (2)特に公務員,行政書士,法科大学院などを志望する者は,行政法を必ず修得しておく必要があるので,是非受講していただきたい。 

行政法と行政過程Ⅱ

2単位 下 川   環3年次

現代型犯罪と刑法Ⅰ

2単位 阿 部 力 也3年次

1.授業の概要・到達目標現代社会はさまざまに新しい形態の犯罪を発生させている。経済刑法,

環境刑法といった領域の学問的深化がそのことを物語っている。ある意味,従来の刑法理論では対処しきれない事態が到来しているのかもしれない(インサイダー取引,粉飾決算,産廃の不法投棄などといった単語を目にしたことがあるだろう)。

1・2年次配当の「犯罪と法Ⅰ・Ⅱ」では,「犯罪」とは何か,そしてその「法的規制」を検討することをテーマとし,まず犯罪が法的概念として把握されることの必要性およびどのような犯罪においても共通して見出される一般的な成立要件の理解に主眼を置いてきた。しかし,実際に発生する犯罪は,詐欺罪であり,強盗罪であり,殺人罪である。つまり,われわれは,一般的要件をふまえて個別的な犯罪成立要件を議論する必要に直面することになる。「刑法」が総論的議論を経由して各論的な議論に入るのもこの意味において理解されるわけである。

他方,先の指摘のとおり,従来的な「犯罪各論」としての理解では十分に現代的な事象としての犯罪を捉えきれない場合もあり得る(むしろその場合の方が多いだろう)。それゆえ,ここでは1つの試みとして,「刑法」の条文序列に従う講義方法ではなく,「現代型犯罪」という視点から犯罪を分類・再構成し,それに対応する各刑罰法規の解釈にあたることとしたい。犯罪と刑罰を考えるということは,何も法学的勉強をすることにのみ止まるものではない。犯罪も社会事象の1つとして考えられる限り,社会に内在する問題性を指摘しその解決の一端を担うものなのである。ここに,各論を各論としてではなく,「現代型犯罪と刑法」として構成することの意味がある。

授業では,できるだけ分かり易い事例を取り上げながら(場合によっては有名な事件),現代的な犯罪の特徴を指摘することで,受講生のみなさんに,すこしでも刑法という「法律」に興味・関心を持ってもらうことが,この授業の到達目標ということになる。

2.授業内容第1回 講義の目的とスケジュールの確認第2回 犯罪成立要件とは何か(「犯罪と法」の復習)第3回 ネット心中事件―殺人罪と自殺関与罪第4回 熊本水俣病刑事事件―胎児は人として扱われるのか?第5回 人を殴るとどんな罪になるのか?―傷害罪と暴行罪第6回 �陰惨ないじめ(強制的に人を自殺に追いやると?)―脅迫・強要罪,

そして自殺関与罪と殺人罪第7回 親の反対がある恋人を家に招き入れると?―住居侵入罪第8回 プライバシー保護の重要性―名誉・信用毀損罪第9回 幼児虐待の問題性―保護責任者遺棄罪と傷害罪・殺人罪第10回 愉快犯の典型(放火犯人は現場にいる?)―放火罪第11回 現代的国家においても公務の保護は重要である―公務妨害罪第12回 しかし保護に値しない公務員もいる?―公務員犯罪第13回 通貨・文書はみんなが信用するから大切だ!―各種の偽造罪第14回 �名画「天国と地獄」を見ましたか?―略取・誘拐の罪,そして春学

期のまとめ

3.履修上の注意冒頭に復習をするので「犯罪と法」を履修しておく必要性はない。できれば六法(条文)を用意し,教科書および授業で指示する参考文献を繰り返し読んで欲しい。専門的な法律家になる勉強だけが法律の勉強ではない。現代社会において教養ある市民として生活するために,「ものの見方」の1つとしての法的思考を学んでもらいたいと思っている(とくにその重要性はみなさんも「裁判員」になる可能性があることからも明瞭!)。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業では,毎回レジュメを配布するので,授業前には該当する項目に軽く目を通してもらい,授業の終了後にすこしでも関心を持てた項目があれば,そこを読み返して頂ければ十分である。

5.教科書特に指定しない。なお毎回の授業でレジュメを配布する予定である。

6.参考書授業のなかで随時指示する。

7.成績評価の方法定期試験で100%判断する。なお試験においては,基本的知識が整理されているか,法的思考を前提に論理的な展開がなされているか,などを評価のポイントとする。もっとも,春学期設置科目なので,法的思考の入り口に立ってもらえれば十分であるし,すこしでも法律科目に興味を持ってもらえればこの授業の目的は達成されたことになる。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAW321J 科目ナンバー:(IC)LAW351J

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専門科目群

社会システム

現代型犯罪と刑法Ⅱ

2単位 阿 部 力 也3年次

1.授業の概要・到達目標従来の「刑法各論」的な講義に見られる条文の序列に従い講義を

進めていくのではなく,「現代型犯罪」という視点から分類・構成し直された犯罪類型に従って講義を進めていく。現代社会の抱える問題性が最も如実に現れる事象の1つが「犯罪」であるという構え方からすると,従来型の手法では十分に「犯罪事象」を考察し得ない場合が多くなってきている。

この講議では,むしろ刑法総論および各論という講学上の区分を意図的に無視することによって,現代社会における犯罪事象をより的確に把握し,犯罪とその規制に関する効果的な方法を見出すことに帰結するのではないか,と考えている。

たとえば,財産犯罪を条文の順序どおり説明するのではなく,変化する経済情勢が「犯罪の質」を変えていくということに着目した場合には,「新しいパターンの財産犯」の出現を想定することになるのであり,構成要件の解釈もこのことをふまえる必要性があるわけである。「変化する犯罪」とそれへの対応,変化する対応と従来の「通説」

的な理解との対比をつうじて,現代型犯罪の問題性と,現代社会において果たされるべき「刑法の役割」とは何か,このことを一緒に考え,一定の回答をみなさんと見つけ出すことが,この授業の到達目標ということになる。

2.授業内容第1回 授業の目的とスケジュールの確認第2回 春学期の総括と簡単な復習第3回 財産犯とは何か―財産犯総論1第4回 電気を窃盗する?―財産犯総論2第5回 財産犯の保護法益―財産犯総論3第6回 空き巣や万引きをすると何罪になるか―窃盗罪第7回 ひったくりは何罪?―窃盗罪と強盗罪第8回 死者から物を奪うと何罪?―窃盗罪と強盗罪第9回 �振り込め詐欺(特殊詐欺)―だまされる方が悪いのか?―

詐欺罪1第10回 �ホテルに宿泊し翌朝料金を払わないでフロントを通過する

と何罪?―詐欺罪2第11回 �あなたは目の前にある他人の物からの誘惑に抗えるか―横

領罪と背任罪第12回 物を壊すにもいろんなパターンがあります!―器物損壊罪第13回 すこし司法試験みたいに事例問題を考えてみよう!第14回 秋学期のまとめ

3.履修上の注意できれば六法(条文)を用意し,教科書・参考書をしっかり読み込んで欲しい。とくに出席はとらないが,論理的なつながりが重要なので必然的に毎回の出席が重要になる。またⅡを履修する場合にはⅠを履修する(もしくは履修中である)こと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回の授業で,各回のテーマに即したレジュメを配布するので,事前に簡単に目を通しておいて欲しい。授業終了後にすこしでも興味・関心を持てたテーマがあれば,その部分の読み返して欲しい。すこしでも法律科目に興味・関心を持ち,「法的思考」というものに馴染んでいただければ十分に授業の目的は達成されたと思っている。

5.教科書特に指定しない。毎回のテーマに即したレジュメを配布する予定である。

6.参考書授業のなかで随時指示する。

7.成績評価の方法定期試験で100%判断する。なお,基本的知識が整理されているか,法的思考を前提に論理的な展開がなされているか,などを評価のポイントとするが,あくまでも「基本中の基本」を押さえて頂ければ十分である。

8.その他Ⅱの履修にはⅠの履修申請が必要である。

現代政治学Ⅰ

2単位 川 島 高 峰3年次

1.授業の概要・到達目標 「現代政治学Ⅰ」では,戦後政治の50年間(1945 ~ 1995年)を大観する講義を行う。現代の日本と世界の政治を理解する上で,重大な転換点として,敗戦前後,55体制前後,石油ショック前後,冷戦崩壊前後の4つの意味を考えていくことにする。

 近現代史とは,政治・経済のグローバル化の進展の歴史でもあり,このため世界の殆どの国にとって,常に国際政治経済は国内の政治経済のあり方に大きな影響を与えてきた。従って,この国際政治経済と国内政治経済との関連性を理解しておくことはとても重要である。これが本講の目的の第一である。

 この他方,それぞれの国には必ずしも国際動向とは関係のない固有の政治文化や政局,そして,個々の政治家の強烈な個性といったものがあり,しばしば,それが国際動向とは異なるその国の政治の特色を決める主因となる。また,このようなグローバル・システムとは異なる諸要因が政治の展開をより複雑なものにするのである。本講の第二の目的が,この「日本的なもの」の理解にある。

2.授業内容第一部 敗戦前後を理解する 東久邇・幣原・吉田・片山・鳩山 第1回 �戦後の世界と日本 敗戦前後,独立講和と55体制前後,石油ショッ

ク前後,冷戦前後,911と311 第2回 原爆と国体 第3回 国際冷戦の中の戦後改革と日本国憲法

第二部 1950年代の世界と日本の変動を理解する 鳩山・石橋・岸・池田・佐藤 第4回 �独立講和と日本型冷戦 戦後保守主義と戦後民主主義−,安保・

成長・中選挙区 第5回 �55体制 政党再編期にみられた日本政治の諸葛藤 対外認識(対

米・中・ソ),国体観,経済観(自由と統制) 第6回 �60年代 高度成長と国民統合形成 『期待される人間像』,石田・

江田ビジョン 第7回 高度成長の比較政治学 世界的モデルとしての日本

第三部 1970年代の世界と日本の変動を理解する 田中・三木・福田・大平・鈴木 第8回 田中システムと日本列島改造論 第9回 ロッキードスキャンダルから自民党40日抗争へ 第10回 多極化する世界と内向化する日本

第四部 冷戦崩壊の前後を理解する 中曽根・竹下・宇野・海部・宮澤・細川・羽田・村山 第11回 中曽根康弘 グローバリズムと新保守主義 大国日本の登場 第12回 �田中システムの呪縛と小沢一郎『日本改造計画』,猪瀬尚樹『日

本国の研究』 第13回 �終焉の時代(天皇崩御・冷戦崩壊・バブル崩壊)とサラリーマン

総理海部と戦後政治最後の番人宮澤 第14回 政権交代と政界再編の長期化 1993-1995

3.履修上の注意日本現代史に余りにも無知だとついてこれなくなるのでは?,と心配する学生もいるようですが,興味があれば,講義は物語のように展開するので,何とかついて来れると思います。また,判らない言葉,用語などは,講義の途中の,その場,その場で,遠慮なく質問をしてください。この授業は,講義―質問―講義と,学生とやりとりしながら進めていく講義です。なお,留学生がいた場合には,日本語/英語のダブルトラックで授業を行うようにします。

4.準備学習(予習・復習等)の内容1,2年で政治学を履修していることが望ましい。日本の戦後史を学習しておくように。

5.教科書レジュメを配布します。その中で重要な文献などは紹介します。

6.参考書講義の際に文献を支持します。

7.成績評価の方法期末試験(論文記述)により成績評価を行う。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAW351J 科目ナンバー:(IC)POL311J

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Page 56: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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コーポレート・ガバナンスⅠ

2単位 水 村 典 弘3年次

1.授業の概要・到達目標コーポレートガバナンスⅠは,「現代企業の経営」「コーポレートファ

イナンス(資金調達)の仕組み」「株式会社制度の基本」「会社機関とガバナンス」「コーポレートガバナンスをめぐる動向」について具体例を交えながら説明します。本講義を履修することによって,「株式会社とは何か」「エクイティファイナンスとデットファイナンス」「会社機関の設計思想」「コーポレートガバナンスをめぐって何が議論されてきているのか」についての理解を深めることができます。

2.授業内容第1回:コーポレート・ガバナンスの論点第2回:企業責任と経営者の役割第3回:IPO(新規株式公開)の実務とM&Aの動向第4回:資金調達−エクイティファイナンス−第5回:資金調達−デットファイナンス−第6回:コーポレート・ガバナンスの論点第7回:会社機関の設計とガバナンスの構造第8回:取締役会改革の過去と現在第9回:機関投資家の圧力とガバナンス改革第10回:日本版スチュワードシップコード第11回:コーポレートガバナンス・コード(1)第12回:コーポレートガバナンス・コード(2)第13回:現代企業の経営とガバナンス第14回a:試験   b:講義全体のふりかえりと試験の正答解説

*社会情勢の変化などに応じて,授業内容の一部を変更することもあります。

3.履修上の注意経済報道や企業報道(新聞・雑誌,テレビ)に接して,株式会社制度や証券市場の変化に関心を持つように心掛けて下さい。また,講義コンテンツに「アクティブラーニング(能動的学修)」や「ケースメソッド」等の手法を取り入れます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容講義の予習や復習で使用する教材のURLについては,随時Oh-o�Meiji!に掲載して配信します。

下記については,講義の際に必ず持参してください(講義時間内に告知アリ)

「責任ある機関投資家」の諸原則≪日本版スチュワード�シップ・コード≫~投資と対話を通じて企業の持続的成長を促すために~http://www.fsa.go.jp/news/25/singi/20140227-2/04.pdf

コーポレートガバナンス・コード~会社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上のために~http://www.jpx.co.jp/equities/listing/cg/tvdivq0000008jdy-att/code.pdf

5.教科書特に指定しません。

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法リアクションペーパー(毎回)50%,定期試験50%

8.その他講義内容で理解できない点については講義終了後に必ず申し出て質問するようにして下さい。

科目ナンバー:(IC)MAN321J

現代政治学Ⅱ

2単位 川 島 高 峰3年次

1.授業の概要・到達目標 現代政治学Ⅱでは,資本主義は民主主義と共存・両立し得るのかということを主題として講義を行う。格差がかくも拡大し,日常化していく現代の日本と世界において,また,リーマンズショックのようなグローバルな金融資本主義に翻弄される日本において,政治は資本主義とどう関わるべきなのか,どんな規制が必要とされるのかは,切実な問題である。 そもそも,マルクスは資本主義をなぜ,批判的に分析し始めたのか,その思想の原点を読み取り,次に資本主義をウェーバー,シュンペータがどうとらえていたかについて学ぶ。三者に共通するのは,資本主義の将来に対する悲観的な捉え方である。政治(非日常)と経済(予見性)の峻別から資本主義をとらえたマックス・ウェーバーは,官僚制的なものの支配を打破するものこそ政治であるとして,共産主義国家を強く批判していた。その後,ソビエト連邦成立と世界恐慌の時代を受けて,シュンペターは社会主義という恐慌の危機回避システムも,資本主義の高度化も,共に創造的破壊という本源的な精神エネルギーを枯渇させるとし,「いま一つの民主主義」を模索した。ケインズは「有効需要」により悲観的結末を,いわば,延命したと言える。 第二次世界大戦後,ソ連も含めた先進諸国は一定水準の工業化段階を達成した状況の説明・解釈とその未来をめぐり,様々な重要な論点を提出した。脱工業化/情報化ということが成長段階として言われるようになったが,そこでは単に「成長」という概念には収まりきらない,新しい価値や新たな権力構造の指摘が見られた。「イデオロギーの終焉」,「成長の限界」,「情報化」,

「管理国家」などである。さらにトマ・ピケティは『21世紀の資本』で,格差拡大の不可避性を世界に提示した。 冷戦崩壊は,社会主義国家が失敗国家であったことを示したが,止むことなき競争と民主主義の問題に直面した世界は,冷戦崩壊後の新たな世界状況の説明と解釈を求めていた。国連は世界の未来に「MDGs」,「SDGs」といった指標を提示した。 近代化/産業化,資本主義化・社会主義化,帝国主義化/国際化,植民地化/欧米化・共産化,冷戦崩壊とグローバル化,情報化と競争のあり方,方法は目まぐるしく変容し,競争(資本主義)と民主主義をうまく共存・両立させる仕組みや考えについて人類は未だその解決や最適値に至ってはいない。その他方,人工知能の発達と未来予測の高度化は競争社会そのものが限界効用に達する時代(シンギュラリティ)が到来するのではないかと指摘されている。この講座ではこの競争と民主主義をめぐる人類の到達段階について,その経緯を段階的に理解・把握できるようになることを目的としている。

2.授業内容第1回 �イントロダクション 俯瞰20世紀 第一次世界大戦という世界シス

テム第2回 ダイジェスト,カール・マルクス『資本論』第3回 マックス・ウェーバーの資本主義論第4回 シュンペター『資本主義・社会主義・民主主義』(1942)第5回 ケインズ的解決と「借金とデモクラシー」第6回 ダニエル・ベル『イデオロギーの終焉』(1960)と大衆社会第7回 英国病と新自由主義第8回 �『脱工業社会の到来』(1972)/ローマクラブ『成長の限界』(1972)

と石油ショック第9回 ミシェル・フーコー『監獄の誕生』(1973)と福祉国家第10回 恐怖の均衡と東欧革命第11回 �ハンチントン『文明の衝突』(1993)と低強度紛争・テロリズムの

噴出第12回 最底辺の10億人と人間の安全保障,ミレニアム開発目標第13回 �トマ・ピケティ『21世紀の資本』(2014)とニューヨーク・パーク

アベニュー第14回 国連・持続可能な成長目標と日本

3.履修上の注意出席回数そのものは全く評価対象としません。

4.準備学習(予習・復習等)の内容世界情勢に興味を持つように。

5.教科書レジュメを配布します。その中で重要な文献などは紹介します。

6.参考書講義時に指示します。

7.成績評価の方法期末試験(論文記述)により成績評価を行う。

8.その他

科目ナンバー:(IC)POL311J

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専門科目群

社会システム

国際開発協力論(国際協調論)

2単位 高 橋 華生子3年次

1.授業の概要・到達目標グローバル化の進展とともに,数多くの問題が国境を超えたレベルで論

じられるようになっている。貧困や飢餓といった従来からのイシューに加えて,内戦・紛争,人権,環境,感染症,格差などの新たなイシューが開発のアジェンダに盛り込まれるようになるなか,それらの課題に取り組むアクターも多元化している。かつて主導的な役割を担っていた国連といった国際機関や各国政府に加えて,民間企業や住民組織などの活動域が拡がってきており,とりわけNGO(非政府組織)を始めとする市民セクターのプレゼンスは高まり続けている。とくに政府や企業が十分に機能していない途上国地域では,NGOを抜きにして開発を考えることはいまや不可能に近い。つまり,途上国の現状に即した開発協力を追求していくには,NGOの活動とその意義を理解することが不可欠なのである。

ここで検討すべき点とは,地球規模で顕在化する問題の是正に向けて,異なる関心や利害をもつアクターが協働体制を作り上げていく可能性である。たとえば,政府がNGOと共同で取り組む草の根のプロジェクトや,あるいは企業とNGOが手を結んでおこなうBOPビジネスなどは,アクター間の連携が基になって成立している。こうした動きを鑑みると,現代における国際開発の鍵は,単独ではもたらしえない効果を認識・想定し,アクター同士が合意形成を図っていくことにあるといえる。

本講義ではNGOに象徴される市民セクターが台頭している社会・政治的な背景を分析しながら,政府機関や企業,国際機関などとの結びつきを考察していく。受講生は(1)市民セクターが台頭している社会・政治的な背景とその意義を理解すること,(2)世界の諸問題に臨むアクター間の関係性を把捉すること,以上の2点の習得を踏まえて,国際開発における協調のあり方とその展望を見つめていってもらいたい。

2.授業内容第1回 講義イントロダクション第2回 市民セクターの成長①:NGOの定義と存在意義第3回 市民セクターの成長②:国際的なNGO活動の誕生と軌跡第4回 市民セクターの成長③:地球規模課題に対する実践の考察第5回 パートナーシップの発展①:政府によるNGO支援の変遷第6回 パートナーシップの発展②:企業による国際貢献の検討第7回 �パートナーシップの発展③:国際機関(国連,世界銀行)とNGO

との協働第8回 援助・支援体系の変容①:国際協力における南北関係の構造転換第9回 援助・支援体系の変容②:先進国が担うべき役割の再考第10回 援助・支援体系の変容③:途上国における市民団体の成長第11回 日本の開発NGOの歴史と現状第12回 グローバル化時代における国際開発の課題と展望第13回 外部講師による特別講義第14回 理解度の確認

3.履修上の注意自身の考察・分析力を高めるためにも,国際的な事案に関するニュースなどへのアンテナを張り,知識や情報の収集と更新に常に努めること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容本授業は講義形式ではあるが,受講生の能動的な参加と主体的な学習を促すため,各回のトピックに関連するディスカッションなどを盛り込んで進めていく。また,各回の内容に関する理解を促すため,関連する論点を授業の最後に提示する。受講生は所定のレスポンス・カードに解答を記入して提出すること。

5.教科書特に指定しない。必要に応じて授業内でプリント,資料を用意・配布する。

6.参考書講義内で適宜紹介する。

7.成績評価の方法40% 試験 授業の総括をかねた学期末試験を実施する60% 平常点 出席とレスポンス・カードの内容などから総合的に評価する

8.その他当該年度の授業に関する最終版のシラバスは,初回の授業で配布する。そのシラバスにさらなる詳細を記すので,受講を検討している学生は初回に来て確かめることを勧める。

学期の終盤で,現場で活躍している実務家の方による特別講義を開催するので,本授業の受講生以外でも関心のある学生は参加してもらいたい。

講義内容と順番については,状況に応じて変更することがある点を付記しておく。

科目ナンバー:(IC)SOC391J

コーポレート・ガバナンスⅡ

2単位 水 村 典 弘3年次

1.授業の概要・到達目標コーポレート・ガバナンスⅡでは,コンプライアンス(倫理・法

令等遵守)の制度設計と運用の実際にスポットライトを当てます。具体的には,企業における不正・不適切事案の発生要因や背景事情について,ケースワークとグループワークを交えて学びます。次いで,投資判断に「環境(Environment)」「社会(人権)(Social)」「ガバナンス(統治:Governance)」を考慮する「ESG投資」.や,「統合報告」

(Integrated�Reporting)にスポットライトを当て,�グローバル化した企業のバリューチェーンやサプライチェーン上の人権問題について,ケースワークとグループワーク(ワークショップ形式)で学びます。この講義を受講することによって,「企業人に何が求められているのか」についての理解を深めるとともに,「経営の見える化(可視化)の手法」を修得することができるはずです。

2.授業内容第1回:ガバナンスとコンプライアンス(倫理・法令等遵守)の体制第2回:商人と屏風は直ぐには立たぬ...第3回:経営判断の原則と「経営における正しさ」第4回:トリプルレンズフレームワーク(TLFs)の考え方第5回:組織人の意思決定モデルとジレンマ問題第6回:コンプライアンス(倫理・法令等遵守)の実際第7回:組織不正の構図−KJ法による分析−第8回:組織不正の根本原因分析(RCA)第9回:コンプライアンスの制度化と行動科学の視点第10回:ESG投資の意義と課題第11回:バリューチェーン分析と人権デューデリジェンス(理論)第12回:バリューチェーン分析と人権デューデリジェンス(ケース)第13回:現代企業と経営の見える化(可視化)の手法第14回a:試験   b:講義全体のふりかえりと試験の正答解説

*社会情勢の変化などに応じて,授業内容の一部を変更することもあります。

3.履修上の注意経済報道や企業報道(新聞・雑誌,テレビ)に接して,株式会社制度や証券市場の変化に関心を持つように心掛けて下さい。また講義内容の一部に英語資料を含みます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習や復習については,Oh-o!�Meijiで配信します。

5.教科書特に指定しません。

6.参考書

7.成績評価の方法リアクションペーパー 50%,定期試験50%

8.その他Ⅱの履修にはⅠの履修申請が必要です。

科目ナンバー:(IC)MAN321J

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国際関係論Ⅰ

2単位 鈴 木 健 人3年次

1.授業の概要・到達目標 国際関係論の基礎的な知識を習得する。国際社会の成り立ちや歴史を概観したうえで,基本的な理論とその問題点を学ぶ。歴史と理論の両面から国際関係を把握するよう試みる。主権国家を主要な分析の対象に据えるが,それは他の主体を軽視するからではない。国家単位の分析だけでなく,世界全体や地域の問題も重視し,日本の将来についても考える。基礎的な知識に基づいて,可能な限り総体的に国際関係を理解するように努める。

(到達目標) 国際関係に関する基本的な歴史と理論を理解し,その認識枠組みを使って国際社会の変化の方向性を把握できるような能力を身につける。

2.授業内容第1講(前半のみ)授業の進め方などイントロダクション。第2講  主権国家とウエストファリア体制第3講  帝国主義の時代第4講  第一次世界大戦―総力戦体制の形成第5講  第二次世界大戦―ファシズムと民主主義第6講  冷戦―核・イデオロギー・地域紛争第7講  冷戦後の国際社会―非対称紛争(テロなど)第8講  現実主義の理論第9講  自由主義の理論第10講 世界システム論第11講 構成主義の理論第12講 対外政策決定論第13講 脱国家的主体第14講 まとめ・日本の外交

*状況に応じて授業内容を変更することがある。

3.履修上の注意 授業では毎回出欠確認を兼ねて小さいリアクションペーパーを配布して質問や意見を受け付けるので,必ず出席すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 自分の関心がある問題について,新聞雑誌などを読むとともに自分でも読書すること。

5.教科書村田・君塚他『国際政治学をつかむ』(有斐閣,2009年)その他適宜指示する。

6.参考書 特になし。適宜指示する。また資料を配布することがある。

7.成績評価の方法 授業中の意見発表,質問など授業への参加度 15% 期末試験 65% リアクションペーパーの内容評価 20%

8.その他 授業計画は今後一部変更する場合がある。変更した場合には速やかに周知する。

国際関係論Ⅱ

2単位 鈴 木 健 人3年次

1.授業の概要・到達目標 国際関係論のなかでも取り分け国際安全保障の面から理論的諸問題や現状分析を試みる。現在世界で生起している諸問題について,その背景となる事象についても分析して行く。 全般的な背景として,リベラルな国際秩序が様々な面から動揺しているという視点から講義していく。国際関係論の基本理論を説明しながら授業を進める。現在の国際変動を視野に入れて,日本の進むべき方向についても考察していく。

(到達目標) 現在の国際関係の変容を論理的に理解し,その変容に対する政策を自分の知識で考えられるような能力を身につける。

2.授業内容第1講(前半のみ)授業の進め方などイントロダクション。第2講  国際安全保障の考え方第3講  核兵器の諸問題と抑止理論第4講  核拡散の諸問題第5講  大規模テロの諸問題第6講  リベラルな国際秩序の揺らぎ第7講  アメリカの覇権と中国の台頭第8講  地域主義の諸問題:英国のEU離脱問題第9講  地域主義の諸問題:アジア太平洋の国際関係第10講 軍縮・軍備管理と信頼醸成第11講 海洋秩序と国際政治第12講 サイバー空間と国際政治第13講 日本の防衛政策第14講 まとめ・日本の国家戦略

*状況に応じて授業内容を変更することがある。

3.履修上の注意 授業では毎回出欠確認を兼ねて小さいリアクションペーパーを配布して質問や意見を受け付けるので,必ず出席すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 自分の関心がある問題について,新聞雑誌などを読むとともに自分でも読書すること。

5.教科書・ジョン=ミアシャイマー『大国政治の悲劇』その他適宜指示する。

6.参考書 特になし。適宜指示する。また資料を配布することがある。

7.成績評価の方法 授業中の意見発表,質問など授業への参加度 15% 期末試験 65% リアクションペーパーの内容評価 20%

8.その他 授業計画は今後一部変更する場合がある。変更した場合には速やかに周知する。

科目ナンバー:(IC)POL331J 科目ナンバー:(IC)POL331J

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専門科目群

社会システム

国際経済論Ⅱ(経済発展論Ⅱ)

2単位 島 田   剛3年次

1.授業の概要・到達目標 本講義の目的は国際経済について,日本のODA(政府開発援助)などによる具体的なプロジェクトを取り上げつつ,理論的,政策的観点から分析し,実際に実施する能力を養うことである。 近年,グローバリゼーションとともに世界的な格差が拡大している。そのような中で,経済発展を促進し格差を解消するためには,政策,プロジェクトを実施する能力を深めなければならない。 授業では理論的部分のみならず,具体的な事例を取り上げできるだけ具体的政策を見る眼を養う。また,授業を通じて学生はレポートをまとめ,それを発表し議論を行う。

(到達目標) グローバル経済に関する問題や政策についての論理的に理解し,政策を見る眼を養い,自分の言葉で説明できるようにする。望ましい政策,プロジェクトを実施するための実施能力を身につける。

2.授業内容第1回:a�イントロダクション − 世界的な経済格差第2回:チョコレートから見る国際経済と日本第3回:国際金融と国際収支第4回:国際金融と為替 –�ユーロは何が失敗したのか第5回:為替制度と経済 –�固定相場制と途上国第6回:累積債務問題第7回:世界銀行・IMFと構造調整融資第8回:新しい開発思想 —�人間開発と人間の安全保障第9回:教育と経済発展 –�人的資本�第10回:人のつながりと経済 —�社会関係資本(ソーシャル・キャ

ピタル)第11回:ロジカル・フレームワーク第12回:プロジェクト・サイクル・マネジメント(PCM)第13回:組織制度づくり(キャパシティー・ディベロップメントの

可能性)第14回:プレゼンテーション

3.履修上の注意・経済発展論Ⅱ,ミクロ経済学,マクロ経済学を履修していることが望ましい。履修していない場合には,スティグリッツ「入門経済学第4版」(東洋経済新報社)などを必要に応じて参照すること。・現実の経済に強い関心を持っていること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容本講義は下の参考書をベースにしているので,必要に応じて参考書を参照すること。

5.教科書特に定めない

6.参考書伊藤元重(著)『ゼミナール 国際経済入門』(日本経済新聞社),澤田康之「基礎コース 国際経済学」(新世社),スティグリッツ「入門経済学第4版」(東洋経済新報社)

7.成績評価の方法レポート70%,平常点30%(クラスへの積極的な参加)

8.その他

科目ナンバー:(IC)ECN341J

国際経済論Ⅰ(経済発展論Ⅰ)

2単位 島 田   剛3年次

1.授業の概要・到達目標 本講義の目的は国際経済について,国連のSDGs(持続可能な開発目標)や日本のODA(政府開発援助)などによる具体的なプロジェクトを取り上げつつ,理論的,実証的,政策的観点から分析する能力を養うことである。 グローバリゼーションとともに世界的な格差が拡大している。そのような中で,経済発展を促進し格差を解消するためには,どのような政策,プロジェクトを行うべきかを分析する能力を深めなければならない。 授業では理論的部分のみならず,具体的な事例を取り上げできるだけ具体的政策を見る眼を養う。また,授業を通じて学生はレポートをまとめ,それを発表し議論を行う。

(到達目標) グローバル経済に関する問題や政策についての論理的に理解し,政策を見る眼を養い,自分の言葉で説明できるようにする。望ましい政策,プロジェクトを選択するための分析能力を身につける。

2.授業内容第1回:a�イントロダクション −グローバリゼーションと格差第2回:貿易ゲームから考えるグローバリゼーション第3回:地球規模の課題とSDGs第4回:国際協力の潮流第5回:経済協力とは何か第5回:国際貿易がもたらす利益と不利益第6回:重力モデルとインフラ開発第7回:比較優位と貿易第8回:リカード・モデル�第7回:生産要素賦存と貿易第8回:産業はどのように発展するか?�第9回:カイゼンと産業開発�第10回:国際協力プロジェクトとは何か?第11回:経済性評価の手法第12回:日本の経済発展と途上国�第13回:これからの国際協力第14回:プレゼンテーション

3.履修上の注意・ミクロ経済学,マクロ経済学を履修していることが望ましい。履修していない場合には,スティグリッツ「入門経済学第4版」(東洋経済新報社)を必要に応じて参照すること。・現実の経済に強い関心を持っていること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容本講義は下の参考書をベースにしているので,必要に応じて参考書を参照すること。

5.教科書特に定めない

6.参考書伊藤元重(著)『ゼミナール 国際経済入門』(日本経済新聞社),澤田康之「基礎コース 国際経済学」(新世社),スティグリッツ「入門経済学第4版」(東洋経済新報社)

7.成績評価の方法レポート70%,平常点30%(クラスでの議論への積極的な参加)

8.その他

科目ナンバー:(IC)ECN341J

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財産と法Ⅰ

2単位 今 村 哲 也3年次

1.授業の概要・到達目標授業概要:財産と法Ⅰでは,消費社会における法的基礎としての人的情報

(例:人・法人・成年後見制度と登記等)と物的情報としての「不動産」情報(登記等)に関する法制度について扱う。その基礎として,民法の共通原則としての「民法総則」,所有権を中心とする「物権法」,財産の担保を扱う

「担保物権法」関係の問題を扱い,不動産における登記情報と法,銀行融資における情報としての担保と法を中心に講義を行う。学生でもイメージしやすい例を挙げながら,そのような事例に妥当な解決又はその方向性を導き出せる程度の応用力も身につけられるように解説する。到達目標:上記の領域に関して,基本的な知識を修得し,かつ,基本的な法律問題において,その知識を用いながら妥当な解決又はその方向性を導き出すことができるようになることが目標である。なお,予習として指定した教科書等の該当箇所を事前に読了・視聴することを求める。予習には90分程度かかると想定される。

2.授業内容対面授業とメディア授業の順番は変更する場合がある。その点については別途通知する。第1回 aのみ イントロダクション(対面)第2回 メディア:裁判と民法【法的なものの考え方,ADRほか】第3回 メディア:自然人と制限能力者制度第4回 メディア:民法上の法人,物(権利の客体)第5回 対面:前回の復習とまとめ(知識の確認や問題解決のための学習)第6回 メディア:法律行為概念と意思表示の瑕疵,虚偽表示と錯誤第7回 対面:前回の復習とまとめ(知識の確認や問題解決のための学習)第8回 メディア:代理権の濫用と表見代理,無効取消/時効第9回 対面:前回の復習とまとめ(知識の確認や問題解決のための学習)第10回 メディア:物権の意義性質と物権変動所有権,動産取引第11回 対面:前回の復習とまとめ(知識の確認や問題解決のための学習)第12回 メディア:不動産取引,不動産の担保事13回 メディア:非典型担保第14回 対面:前回の復習とまとめ(知識の確認や問題解決のための学習)

3.履修上の注意この授業は,メディア授業として開講される。メディア授業の回で,基礎的な知識について習得したうえで,宿題を課すので,対面式の授業では,宿題の解説を通して,知識の確認や問題解決のための能力を身につける。メディアの授業は,対面式の授業の前に必ず受講しなければならない。紙媒体,電子媒体のいずれかにかかわらず,法律の条文を手元で閲覧できるようにしておくこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習として指定した教科書の該当箇所を事前に読了・視聴することを求める。講義では,次回までに読むべき資料をその都度指示するので,それらを準備学習として読んでくること。予習には90分程度かかると想定される。

5.教科書潮見佳男『民法(全)』(有斐閣,2017年6月)。授業の進行に合わせてレジュメを用意し,Oh-o!�Meiji�System等にアップする。

6.参考書重要判例の学習教材として,潮見佳男・道垣内弘人編『民法判例百選1�総則・物権�第7版』(有斐閣,2015年)。契約書の見本など有益な資料を集めた教材として,池田真朗編著『民法�Visual�Materials』(有斐閣,2008年)がある。その他の参考文献は,必要に応じて案内する。

7.成績評価の方法定期試験の成績を100%として成績を評価する。定期試験は,記号式と論述式の組合せで行う。資料等の持込みは不可であるが,試験準備の具体的な指針は事前に説明する。特段の事情のない限り,14回の授業のうち4回以上の欠席・未受講がある場合,定期試験の受験資格を失うものとする。メディア授業の回については,課題の未提出は未受講とみなす。遅刻・早退等の扱いは授業で説明する。

8.その他

財産と法Ⅱ

2単位 今 村 哲 也3年次

�1.授業の概要・到達目標授業概要:財産と法Ⅱでは,消費社会が,事業者と消費者のコミュニケーションより成り立っていることを背景として,消費社会の法的基礎である契約について扱う。現代型契約の基礎となる民法が定めている契約類型を理解した上で,現代型契約類型(サブリース契約,フランチャイズ契約)についても説明する。さらに,このような契約において生じた債権が履行されなかったような場合の債権者と債務者のコミュニケーション問題についても扱う。学生でもイメージしやすい例を挙げながら,そのような事例に妥当な解決又はその方向性を導き出せる程度の応用力も身につけられるように解説する。到達目標:上記の領域に関して,基本的な知識を修得し,かつ,基本的な法律問題において,その知識を用いながら妥当な解決又はその方向性を導き出すことができるようになることが目標である。

2.授業内容対面授業とメディア授業の順番は変更する場合がある。その点については別途通知する。第1回 aのみ イントロダクション第2回 メディア:私たちの生活と民法,債権とは,債権発生の原因第3回 メディア:契約の成立に関する問題,契約履行段階に関する問題第4回 メディア:契約終了に関する問題第5回 対面:前回の復習とまとめ(知識の確認や問題解決のための学習)第6回 メディア:契約違反に関する救済手段第7回 対面:前回の復習とまとめ(知識の確認や問題解決のための学習)第8回 メディア:売買契約,不動産賃貸借契約第9回 対面:前回の復習とまとめ(知識の確認や問題解決のための学習)第10回 メディア:金銭消費貸借契約,現代的な契約,その他の債権第11回 対面:前回の復習とまとめ(知識の確認や問題解決のための学習)第12回 メディア:不法行為一般,特殊の不法行為第13回 メディア:不法行為と契約の交錯第14回 対面:前回の復習とまとめ(知識の確認や問題解決のための学習)

3.履修上の注意この授業は,メディア授業として開講される。メディア授業の回で,基礎的な知識について習得したうえで,宿題を課すので,対面式の授業では,宿題の解説を通して,知識の確認や問題解決のための能力を身につける。メディアの授業は,対面式の授業の前に必ず受講しなければならない。紙媒体,電子媒体のいずれかにかかわらず,法律の条文を手元で閲覧できるようにしておくこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習として指定した教科書や映像資料の該当箇所を事前に読了・視聴することを求める。講義では,次回までに読むべき資料をその都度指示するので,それらを準備学習として読んでくること。予習には90分程度かかると想定される。

5.教科書潮見佳男『民法(全)』(有斐閣,2017年6月)。授業の進行に合わせてレジュメを用意し,Oh-o!�Meiji�System等にアップする。

6.参考書重要判例の学習教材として,中田裕康・窪田充見編『民法判例百選2�債権�第7版』(有斐閣,2015年)。契約書の見本など有益な資料を集めた教材として,池田真朗編著『民法Visual�Materials』(有斐閣,2008年)がある。

7.成績評価の方法定期試験の成績を100%として成績を評価する。定期試験は,記号式と論述式の組合せで行う。資料等の持込みは不可であるが,試験準備の具体的な指針は事前に説明する。特段の事情のない限り,14回の授業のうち4回以上の欠席・未受講がある場合,定期試験の受験資格を失うものとする。メディア授業の回については,課題の未提出は未受講とみなす。遅刻・早退等の扱いは授業で説明する。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAW361J 科目ナンバー:(IC)LAW361J

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専門科目群

社会システム

1.授業の概要・到達目標 伝統的な法律学をジェンダーの視点から見直すのが 「ジェンダーと法」 である。ジェンダーに中立な法律とは,現実にありうるのだろうか。「ジェンダーに中立」とは何かを考えながら,各法律分野を見直してみると,今まで気づかなかった問題が見えて来るであろう。それは,日本の問題に限らず,世界の問題でもある。 本講義を通じて,ジェンダーの視点から,日本と世界の法律問題を具体的に把握できるようにする。Ⅱでは,とくに,ジェンダーに基づく女性に対する暴力を中心に学ぶ。女性に対して有害な慣習について勉強しよう。「名誉殺人」,「名誉犯罪」という言葉を聞いたことがあるだろうか。いまだに,女性であるがゆえに信じられないような状態に置かれている人々がいることを知ろう。昨年,2018年のノーベル平和賞の受賞者2名は,戦時下の女性に対する暴力への尽力が認められての受賞である。コンゴのムクウェゲ医師のドキュメンタリー『女を修理する男」を授業内で視聴覚資料とする。一方,日本の刑法が改正されて,男性の性被害も認められるようになったが,そこには,男性特有の問題があることも考えよう。旧ユーゴの内戦での,民族浄化における「男性の被害」にも触れる。ダイバ―シティ(多様性)とジェンダーの問題も知って,より幅広い価値観を身につけてほしい。

2.授業内容各回のテーマは次のとおりである。第1回 イントロダクション:男女共同参画社会基本法第2回 男女共同参画社会条例ー東京都・埼玉県ー第3回 1325国内行動計画~日米地位協定・米軍基地・難民女性~第4回 性暴力(1) 刑法改正~「性的同意」~第5回 性暴力(2) DV・デートDV第6回 性暴力(3) セクハラ等のハラスメント第7回 性暴力(4) 有害な慣習~名誉殺人~第8回 性暴力(5) 有害な慣習~ FGMなど~第9回 �人身売買・買売春~性の商品化・アダルトビデオ出演契約

問題~第10回 少年法とジェンダー~虞犯少年~第11回 リプロダクティブ・ライツ(1)刑法堕胎罪第12回 �リプロダクティブ・ライツ(2)慣習,病気と差別ーハンセ

ン病・エイズ第13回 性の多様性 セクシュアル・ライツ LGBTIQ第14回 性の多様性 全性愛*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意 常に,テレビ等のニュース,新聞,雑誌記事などに関心を持つこと。 内閣府男女共同参画局,法務省,外務省,厚生労働省および国連

(UN)のサイトに,随時アクセスすることが望ましい。 ゲスト講師を,1・2回招聘する予定である。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 復習として,授業時に配付した資料等は,学期内に読んでおくこと。 ネットのハフィントンポストなどの,ジェンダーに敏感な視点を持つメディアの情報や,既存のメディアのジェンダー関連のニュースなどに,日常的に関心を持ってほしい。 授業時に紹介した,映画,小説などに,触れること。例を挙げると,映画『チョコレート・ドーナツ』が,お勧めである。この作品は,ゲイやダウン症などの,マイノリティ(セクシュアリティ及び障害)の問題を,交差的(複合的)に取り上げている。

5.教科書 とくに,指定はしない。

6.参考書 授業内で,随時,配付予定。

7.成績評価の方法 平常点20%,中間レポートと期末レポート30%,期末試験50%

8.その他

ジェンダーと法Ⅱ

2単位 堀 口 悦 子3年次

科目ナンバー:(IC)LAW371J

ジェンダーと法Ⅰ

2単位 堀 口 悦 子3年次

1.授業の概要・到達目標 伝統的な法律学をジェンダーの視点から見直すのが 「ジェンダーと法」 である。ジェンダーに中立な法律とは,現実にありうるのだろうか。「ジェンダーに中立」とは何かを考えながら,各法律分野を見直してみると,今まで気づかなかった問題が見えて来るであろう。それは,日本の問題に限らず,世界の問題でもある。 「平等」を,考えてみよう。形式的平等と事実上の平等があることを,知ってほしい。 「差別」にも,関心を持ってほしい。差別には,直接差別と間接差別がある。交差差別(複合差別)も視野に入れて,ダイバーシティ(多様性)も考えて行こう。ジェンダーとともに,セクシュアリティ・障害・人種・民族・年齢などのダイバーシティに留意して,法を複眼的に見て行く。本講義を通じて,ジェンダーの視点から,日本と世界の法律問題を具体的に把握できるようにする。Ⅰでは,とくに国際人権法を国連の組織を理解するとともに学んで行こう。法律を批判的に研究することを通して,「リーガル・リテラシー」の実践を行う。

2.授業内容各回のテーマは次のとおりである。第1回 �イントロダクション:国連とジェンダー~ UNウィメン・

ILOなどについて~第2回 国際人権法(1) 女性差別撤廃条約第3回 国際人権法(2) 女性差別撤廃条約一般勧告第4回 国際人権法(3) 選択議定書 個人通報制度・調査制度第5回 国際人権法(4) 選択議定書 事例紹介⑴第6回 国際人権法(5) 選択議定書 事例紹介⑵第7回 �ジェンダー・ギャップ指数ー日本は,何位か?~女性議員を,

どう,増やすか~第8回 労働とジェンダー(1) 雇用機会均等法第9回 労働とジェンダー(2) ILO条約と国内法第10回 労働とジェンダー(3) 裁判例の紹介=住友裁判ほか~第11回 労働とジェンダー(4) ペイエクイティのワークショップ第12回 社会保障とジェンダー~第3号被保険者・配偶者控除~第13回 家族法⑴ 夫婦別姓と婚姻第14回 家族法⑵ 離婚*講義内容は,必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意 「リアクション・ペーパー」は,授業終了時に,毎回,提出すること。平常点の評価の基準となる。授業に対する質問・疑問・意見・批判などを自由に書いてほしい。批判などを書いても,不利に評価をしないので,真摯に,自由に書いてください。「リアクション・ペーパー」は,本授業をより良くするためのものである。教員と学生の「双方向の授業」のための,ツールである。 常に,テレビ等のニュース,新聞,雑誌記事などに関心を持つこと。 内閣府男女共同参画局,法務省,厚生労働省および国連(UN)などのサイトに随時アクセスすることが望ましい。 ゲスト講師を招聘する授業を,1・2回予定している。キャバクラ・ユニオン共同代表布施えり子氏・ペイエクイティについて屋嘉比ふみ子氏。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 復習として,授業時に配付した資料等を,学期中に,きちんと読んでおくこと。 授業時に紹介した,小説や映画などに,積極的に触れること。一例を挙げると,アメリカ映画『ボーダータウン 報道されない殺人者』がある。この作品は,女性差別撤廃条約・選択議定書の調査制度の第1号である,メキシコ・ケースを,映画化したものである。時間のあるときに診ておくことを,お勧めする。その他,アメリカ映画『ボーダーライン1・2』なども見てほしい。

5.教科書 とくに,指定はしない。

6.参考書 授業内で,随時,配付予定。

7.成績評価の方法 平常点20%,中間レポートと期末レポート40%,期末試験40%

8.その他 ジェンダーと法Ⅰのみの履修を可とする。

科目ナンバー:(IC)LAW371J

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ジェンダー・マネジメントⅠ

2単位 牛 尾 奈緒美3年次

1.授業の概要・到達目標 本講義では,企業経営における人的資源問題を家族やジェンダー意識の変化を視点に考えていく。まず,戦前・戦後の日本の企業経営を振り返って,雇用管理システムの構築に,いかに日本の伝統的ジェンダーや家族システムのあり方が反映されてきたかを解き明かす。具体的には,日本的経営論と「イエ」の論理や家父長制に関する議論を紹介する。次に今日の家族形態やジェンダー意識の変化を捉え,その流れに整合的な企業システムのあり方を模索する。これには,ビデオ映像や統計データなど各種資料も多用して,ジェンダー問題のみならず,若年労働,高齢者雇用,正規・非正規雇用に関する問題についても詳しく言及する。こうした知見をもとに,実際,企業の第一線で活躍するキーパーソンをお迎えし,日本企業の現状について直接話しを伺う機会を設けることも計画したい。 授業内容の理解を通じ,現代の日本社会や企業におけるジェンダー問題への関心を高め,自分なりの考えを持つことを達成目標とする。授業内での発言,リアクションペーパー,定期試験の結果をもってその成果を図ることとする。

2.授業内容第一回:aのみ �イントロダクション�ジェンダー・マネジメントとは。こ

の講義の意図するもの        �ジェンダーマネジメントを学んで見えてくるあなたの仕

事,家庭,ライフキャリア第二回:身近にある無意識のジェンダーバイアスを探してみよう第三回:戦後日本の経済発展はお父さんのおかげだった第四回:昔の話とは限らない 会社の仕組みと「イエ制度」第五回:�結婚するなら専業主婦(主夫)? 人生100年時代のキャリアデザ

イン第六回:正社員,一流企業 これで将来安泰は本当?第七回:長時間労働は高業績,高評価の必須条件か?第八回:育児休業をとると人事評価が低くなる?第九回:�社員寮,社内旅行,アフターファイブ,私生活と会社の境界線とは?第十回:男性の育児だけ「イクメン」と褒められるのはなぜ?第十一回:上司からの命令 どこまで従うべき?第十二回:男性,女性 出世しやすいのはどちら?第十三回:男女間の賃金格差は当たり前なのか?第十四回:考察とまとめ

3.履修上の注意毎回,aでは講義,bではグループ討議を行う。討議内容は各班で口頭発表し,最後に個人別の意見をリアクションペーパーとして提出する。 適宜,ゲストスピーカーによる講演と意見交換の機会を設けることも計画している。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習については,前週に指示するので各自準備をして授業に臨むこと。事前に授業に関わる資料を配布したり調べるべき課題を指定したりするので,それを読み自分なりの理解と考えを整理すること。

5.教科書『女性リーダーを組織で育てるしくみ』中央経済社,『ラーニング・リーダシップ入門:ダイバーシティで人と組織をのばす』日本経済新聞出版社

6.参考書『ジェンダー・マネジメント』東洋経済新報社

7.成績評価の方法毎回出席をとり,リアクションペーパーと議論への参加姿勢(50%)と定期試験の結果(50%)をあわせて評価する。授業内の発表を重視し,平常点に加算する。

8.その他「ジェンダー・マネジメントⅠ・Ⅱ」は,企業などさまざまな組織で働く人たちが属性に囚われず自分らしく働ける職場とは何かを探る科目である。科目名ではジェンダーと謳っているが,単に女性にとっての働きやすさを焦点とするのではなく,男性にとっても,若い人,高齢者,外国人など誰にとっても自分らしく働ける組織とは何かについて考えるところにこの講義の目的がある。特にみなさんのような若い人に,組織で働くとはどういうことなのか真剣に考えるきっかけを提示したい。また,授業内容は今日的な企業動向や政府方針と直接的に関係するため,履修者は常時,時事問題やニュースに関心を払い,その知識に基づき議論に参加することが求められる。※Ⅰのみの履修も可とする。

ジェンダー・マネジメントⅡ

2単位 牛 尾 奈緒美3年次

1.授業の概要・到達目標 男女共同参画社会への移行を標榜する今日の日本社会にあって,依然として山積する企業内ジェンダー問題について様々な角度から考えていく。まず,ジェンダーを視点として,戦前から今日に至るまでの日本の資本主義の発展と企業システムの変容の過程について,年代を追って詳しく見ていく。ジェンダー・マネジメントⅠでは,企業を取り巻く外部環境変化として家族やジェンダー意識の変化,労働力の多様化,国際社会との協調といった社会的・経済的変化を取り上げたが,Ⅱではそれらへの戦略的対応策として注目されるアファーマティブ・アクションやダイバーシティー・マネジメント,ワーク・ライフ・バランス施策など企業のジェンダー・マネジメントに関する最新動向を紹介する。同時に男女差別の根拠とされる差別理論や,欧米の男女平等に関する理論研究・事例についても解説していく。なお,Ⅰと同様にゲストによる講演やビデオの上映を随時行う計画である。 授業内容の理解を通じ,現代の日本の社会や企業におけるジェンダー問題への関心を高め,自分なりの考えを持つことを達成目標とする。

2.授業内容第一回:aのみ �イントロダクション(ジェンダーを視点とした日本の資本

主義の発展と日本の企業経営の変容)第二回:政府方針「女性の活躍推進」で女性の働き方は変わったのか?第三回:働く女性の増加で会社はどう変わるのか?第四回:男女雇用機会均等法さえあれば男女平等は実現するのか第五回:高学歴女性はエリア総合職を目指す?第六回:「一般職募集」 採用担当者の抱く人材イメージ第七回:企業の現場は非正規が支えている第八回:�アルバイト,パート,派遣,起業家,正社員・・・卒業後になりた

いのはどれ?第九回:「子育てとの両立」 女性だけの問題ですか?第十回:「短時間正社員」 もし可能ならなってみたい?第十一回:セクハラ被害者になるのはどんな人?第十二回:�ヒラリークリントン,小池知事etc 女性リーダーには茨の道が

待っている?第十三回:多様な人材の力が発揮される組織を作るためには第十四回:考察とまとめ

3.履修上の注意毎回,aでは講義,bではグループ討議を行う。討議内容は各班で口頭発表し,最後に個人別の意見をリアクションペーパーとして提出する。 適宜,ゲストスピーカーによる講演と意見交換の機会を設けることも計画している。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習については,前週に指示するので各自準備をして授業に臨むこと。事前に授業に関わる資料を配布したり調べるべき課題を指定したりするので,それを読み自分なりの理解と考えを整理すること。

5.教科書『女性リーダーを組織で育てるしくみ』中央経済社,『ラーニング・リーダシップ入門:ダイバーシティで人と組織をのばす』日本経済新聞出版社

6.参考書『ジェンダー・マネジメント』東洋経済新報社

7.成績評価の方法毎回出席をとり,リアクションペーパーと議論への参加姿勢(50%)と定期試験の結果(50%)をあわせて評価する。授業内の発表を重視し,平常点に加算する。

8.その他「ジェンダー・マネジメントⅠ・Ⅱ」は,企業などさまざまな組織で働く人たちが属性に囚われず自分らしく働ける職場とは何かを探る科目である。科目名ではジェンダーと謳っているが,単に女性にとっての働きやすさを焦点とするのではなく,男性にとっても,若い人,高齢者,外国人など誰にとっても自分らしく働ける組織とは何かについて考えるところにこの講義の目的がある。特にみなさんのような若い人に,組織で働くとはどういうことなのか真剣に考えるきっかけを提示したい。また,授業内容は今日的な企業動向や政府方針と直接的に関係するため,履修者は常時,時事問題やニュースに関心を払い,その知識に基づき議論に参加することが求められる。

科目ナンバー:(IC)MAN321J 科目ナンバー:(IC)MAN321J

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専門科目群

社会システム

社会福祉学A

2単位 近 藤 佐保子3年次

1.授業の概要・到達目標「ひとはひとりひとり違って皆すばらしい。一人として同じ人はいない。できることとできないことは皆違う。それが個性である。そして,『障害』と考えられてきたものも,それは『個性』である。」それが,今日における「ノーマライゼーション」やWHOのICF(国際生活機能分類)における「障害」のとらえ方となっています。本科目では,社会福祉の考え方の紹介を通じて,こうした「自分とは違った個性をもった他者」に対する考え方の理解を目指します。講義前半では,少子高齢化などの現代社会の抱える問題を紹介し,社会福祉の概観を解説していきます。後半では,いろいろな社会福祉の領域の中から,高齢者福祉と障害者福祉の二つについて,その考え方と制度の概要を解説します。本講義の到達目標は以下の通りです。①「ノーマライゼーション」や「ICF」の考え方を理解する②�我が国の「高齢者福祉」および「障害者福祉」に関する制度の概要を理解

する③�「社会的弱者」に対する関わり方や,現代の福祉社会のあるべき姿,そこ

に参加していく自分のあるべき姿を理解する

2.授業内容[第1回]イントロダクション ―社会福祉とは何か?その基本的な考え方―[第2回]現代社会と福祉 ―社会福祉をとりまく状況・現代社会での問題―[第3回]社会福祉の成立と展開 ―日本と主要各国における展開―[第4回]法律からみた考え方 ―市民法と社会法―[第5回]�社会福祉の仕組みと運営 ―社会福祉をめぐる法律と行政のしく

み―[第6回]�社会福祉の機関と施設 ―社会福祉はどのような機関により運営

されるか―[第7回]高齢者福祉(1)少子高齢社会と社会問題[第8回]高齢者福祉(2)高齢者支援の関連法規[第9回]高齢者福祉(3)介護保険制度の基本的枠組み[第10回]高齢者福祉(4)高齢者を支援する組織と役割[第11回]障害者福祉(1)障害者をめぐる社会情勢と障害に対する考え方[第12回]障害者福祉(2)障害者に関わる法体系[第13回]障害者福祉(3)障害者自立支援制度の基本的な仕組み[第14回]まとめ ―これからの社会福祉の課題―

3.履修上の注意テレビの福祉関係の番組にも目を向けてみましょう。また,新聞などのメディアには,高齢者問題や障害者福祉に関わる論説などが頻繁に掲載されています。社会福祉に関する知識は,特に履修に関する要件ではありませんが,日頃から,これらの問題に関心を持ち,メディアなどにも目を向けておくと理解の助けになるでしょう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容○予習について 教科書の次回のところを指示した場合は該当箇所を読んできてください。また,次回分のプリントを配布することがありますので,その場合は,該当資料を読んできてください。○復習について 前回の内容は,再度目を通し,確認・理解をしたうえで,毎回の授業に臨んでください。

5.教科書山縣文治・岡田忠克編『よくわかる社会福祉 第11版』ミネルヴァ書房その他,プリント・ファイルとして適宜配布する。

6.参考書社会福祉士養成講座編集員会編『現代社会と福祉 第4版』中央法規社会福祉士養成講座編集員会編『高齢者に対する支援と介護保険制度 第6版』中央法規社会福祉士養成講座編集員会編『障害者に対する支援と障害者自立支援制度 第6版』中央法規宮田和明他編『現代の社会福祉入門』(株)みらい宮武剛監修『現代の社会福祉 100の論点Vol.2』全国社会福祉協議会岩田正美著『現代の貧困―ワーキングプア/ホームレス/生活保護』ちくま新書その他,授業中に適宜紹介する。

7.成績評価の方法授業への参加を20%程度,中間レポート40%程度,期末試験40%程度とし,総合的に評価する。

8.その他

科目ナンバー:(IC)SOC341J

社会思想史

2単位 藤 野   寛3年次

1.授業の概要・到達目標「人間は社会的存在である」と言われる。しかし,「社会性」とは

どういう性質なのかと考え始めると,収拾がつかなくなること請け合いだ。「社会性」について考える取っ掛かりを見つけ出すことが,この授業の目的である。�その際,実際に「社会」を観察したり,調査したりするのではなく,過去・現在に思想家と呼ばれる人たちが「社会」について考えたことを学ぶ,というアプローチをとるのが「社会思想史」である。

この授業では,現代ドイツの哲学者,アクセル・ホネットが精力的に展開する承認論を,一つの社会理論として受け止め,それを理解することが試みられる。「愛」「民主主義」「差別」「多文化主義」「アイデンティティ」「寛容」「フェミニズム」「社会主義」といった,様々な現代の社会問題が具体的に俎上に載せられることになるだろう。

2.授業内容第1回 「社会性」とはどういう性質か第2回 真の自己/他者による承認第3回 「認める」という行為,あるいは,村上春樹について第4回 承認を拒まれるという経験第5回 論文を書く,とは何をすることか第6回 「愛」−承認の三つの型(1)第7回 「人権尊重」−承認の三つの型(2)第8回 「業績評価」−承認の三つの型(3)第9回 多文化主義第10回 「アイデンティティ」という言葉第11回 アイデンティティ批判第12回 「寛容」について第13回 「承認の」両義性(胡散臭さ)第14回 「社会主義」について

3.履修上の注意受信するだけの勉強ではなく,発信する勉強をめざす。聞くだけでなく,自ら考え,書くこと。�一学期間,常時レポート執筆のことを意識しながら受講してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容教科書,参考書を購入し,毎授業前に読んでおくことが望ましい。

5.教科書藤野寛『「承認」の哲学』青土社,2016年

6.参考書藤野寛『友情の哲学』作品社,2018年戸田山和久『論文の教室』NHK出版

7.成績評価の方法レポート(4000−6000字)を書いてもらう。テーマは自分で捜し,自分で決めてもらうが,そのことが一番たいへんだろう。

「論文の書き方」を主題とする授業も行う。授業の最後に,毎回,感想文を書いてもらうので,そのことを通して,間接的に,出席確認がなされる。原則としてレポート80%,感想文20%で評価する。

8.その他

科目ナンバー:(IC)SOC321J

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社会福祉学B

2単位 近 藤 佐保子3年次

1.授業の概要・到達目標「刑務所出所者」というとどのようなイメージを描くでしょうか?極悪非道の悪者でしょうか?もちろんいろいろな人がいるでしょう。しかし彼らの中にかなりの割合で,障害者や貧困者といった社会的弱者が含まれる事を知っているでしょうか?彼らの多くは社会の中に包摂されることなくまた犯罪を繰り返してしまいます。近年,司法と福祉が連携して彼らに福祉の手を差し伸べることが再犯防止には不可欠であることが提唱されてきました。社会福祉の目指す姿は,すべてのひとを社会の中へと包摂すること(=インクルージョン)です。本科目では,上記,罪を犯した人のほか,低所得者,精神障害者などをトピックとしてとりあげ,彼らの現状を理解した上で,社会的包摂の在り方の理解を目指します。社会福祉士,精神保健福祉士,介護福祉専門員等として福祉に関わり,また保護司として保護観察に携わっている私自身の体験などにも触れながら,福祉の実践と共生社会の在り方を考えていきます。本講義の到達目標は以下の通りです。①�精神障害者の支援について歴史的背景から我が国の特徴を理解する②�更生保護と医療観察制度について理解する③�障害者の就労支援・居住支援を理解する④�ソーシャル・インクルージョンを理解する

2.授業内容[第1回]イントロダクション ―社会福祉の基本的な考え方―[第2回]社会福祉の概要[第3回]法的支援 ―権利擁護と成年後見制度―[第4回]精神保健福祉の歴史と動向(1) ―日本の精神保健福祉の変遷―[第5回]精神保健福祉の歴史と動向(2) ―諸外国の精神保健福祉の変遷―[第6回]�罪を犯した人の社会復帰支援(1) ―刑罰の目的と司法福祉を考

える―[第7回]�罪を犯した人の社会復帰支援(2) ―更生保護制度と医療観察制

度―[第8回]�精神障害者に対する支援と社会復帰(1) ―障害者総合支援法と

精神障害―[第9回]障害者の生活支援システム(1) ―障害者の就労支援―[第10回]障害者の生活支援システム(2) ―障害者の居住支援―[第11回]障害者のリハビリテーション ―全人的復権とリカバリー―[第12回]障害者の家族支援 ―家族システムズ論・家族教育プログラム―[第13回]�DV被害者に対する支援と社会復帰 ―現代社会におけるDVの

背景と特徴・その影響―[第14回]まとめ ―今後のインクルージョン(社会包摂)に向けて―

3.履修上の注意社会福祉論Aの履修は本科目の履修要件ではありませんが,合わせて履修しておくと,理解が進むでしょう。テレビの福祉関係の番組などにも目を向けてみましょう。また,新聞などのメディアには,社会福祉に関わる論説が頻繁に掲載されています。社会福祉に関する知識は,特に履修に関する要件ではありませんが,日頃から,これらの問題に関心を持ち,メディアなどにも目を向けておくと理解の助けになるでしょう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容○予習について 教科書や配布プリントで次回やるところを指定することがありますので,その場合は,該当資料を読んできてください。○復習について 前回の内容は,再度目を通し,確認・理解をしたうえで,毎回の授業に臨んでください。

5.教科書精神保健福祉士シリーズ7『精神保健福祉に関する制度とサービス 第3版』弘文堂その他,プリント・ファイルとして適宜配布する。

6.参考書精神保健福祉士シリーズ2『精神保健の課題と支援 第2版』弘文堂精神保健福祉士シリーズ5『精神保健福祉の理論と相談援助の展開I 第2版』弘文堂精神保健福祉士シリーズ8『精神障害者の生活支援システム 第3版』弘文堂山縣文治・岡田忠克編『よくわかる社会福祉 第11版』ミネルヴァ書房社会福祉士養成講座編集員会編『現代社会と福祉 第4版』中央法規松本勝編著『更生保護入門 第4版』成文堂その他,授業中に適宜紹介する。

7.成績評価の方法授業への参加を20%程度,中間レポート40%程度,期末試験40%程度とし,総合的に評価する。

8.その他

情報産業論

2単位 山 内   勇3年次

1.授業の概要・到達目標「情報化社会」,「データ・エコノミー」と呼ばれる現在の社会や経

済を理解するうえで,情報産業の実態を把握することは欠かせない。この授業では,情報技術の発達を背景にした情報産業の成立とその構造について,具体的な事例も交えて解説していく。特に,情報技術とビジネスモデルの変化や,それが産業構造や社会構造に与える影響に着目した講義を行う。

講義を通じて,情報技術と情報産業の関係や,それらと社会・経済との関係について,自分なりの考えをまとめられるようになることが到達目標である。

2.授業内容第1回 イントロダクション:情報産業論の概要第2回 情報と情報化,サービスの価値化第3回 第四次産業革命第4回 モノのサービス化第5回 機械学習,相関と因果第6回 競争政策第7回 プラットフォーマー第8回 外部性第9回 情報技術とビジネスモデル第10回 セキュリティ,ネット社会の倫理と法第11回 オープン化と標準化,オープン・ソース第12回 情報通信技術の発達と地域産業第13回 情報技術導入の効果第14回 情報化の普及

3.履修上の注意授業中の課題や発言に対して加点することがある。なお,履修者の理解度や希望等に応じて授業内容を変更する可能性がある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習:授業で扱う内容について,参考書等から事前に予備知識を得ておくこと。また,問題意識や疑問点を明確にしておくこと。復習:授業中に解説した内容・課題を自分の言葉で説明できるようにしておくこと。授業中に解決しなかった疑問点については質問すること。

5.教科書特に定めないが,授業中に資料を配布する。

6.参考書『ネットビジネス進化論(第2版)』中村忠之著(中央経済社)2015年『イノベーション・マーケティング』金間大介・山内勇・吉岡(小林)徹著(中央経済社)2019年

『情報の文明学』梅棹忠夫著(中公文庫)�1999年『令和元年版�情報通信白書』総務省,2019年

7.成績評価の方法期末試験70%,授業中の課題及び貢献度30%

8.その他

科目ナンバー:(IC)SOC341J 科目ナンバー:(IC)INF341J

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専門科目群

社会システム

情報社会論A(情報社会論Ⅰ)

2単位 江 下 雅 之3年次

1.授業の概要・到達目標産業および社会の情報化の進展を社会科学の総合的な視点から講

義する。産業革命との関連性を出発点に,情報化にともなう産業構造の転換,社会生活の変容等と技術革新との相互作用的な影響を解説する。

この講義を通じ,社会と情報,社会とICTとの相互作用的な関係を,歴史的な文脈のなかで理解することを到達目標とする。とりわけ,技術の進歩が一方的に社会を変容するのではなく,社会の変化が技術を選択するメカニズムが存在することを理解する。近年はAIの社会的影響が幅広く議論されているが,AIに限らず,ICTが産業構造や就業構造に及ぼす影響を多角的に理解する。これらの理解を通じ,現代社会における情報化の方向性を受講生は批判的に考察できよう。

2.授業内容授業は「1 工業化と脱工業化」「2 産業の情報化」「3 生活の情報化」

「4 監視社会の両面性」の4パートで構成される。各回のテーマは次の通りである。第1回:授業の全体像の説明第2回:1.1 機械化・電化と家庭生活第3回:1.2 産業革命期の工業化と情報化第4回:1.3 古典的な情報社会論の視点第5回:2.1 流通革命とビッグデータ第6回:2.2 モノとモノづくりの情報化第7回:2.3 情報産業と情報化投資の展開第8回:3.1 メディアとしての百貨店第9回:3.2 流行という情報化第10回:3.3 non�placeコミュニティ第11回:4.1 ICTの技術的な到達点第12回:4.2 環境化するネットワーク第13回:4.3 情報社会の脆弱性第14回:総括(情報社会の「いま,ここ」)

*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意講義資料を次のサイトで配布する。アクセスに必要なIDおよびパスワードは初回の授業で連絡する。サイトURL�:�http://www.eshita-labo.org/sic_new/lec_note/

4.準備学習(予習・復習等)の内容事前に専用サイトで配付される講義資料を授業前に一読し,必要に応じて講義に持参すること。講義中は適宜ノートを取り,講義後には講義資料と照らし合わせて講義内容を再整理すること。

5.教科書使用しない。

6.参考書『お母さんは忙しくなるばかり』ルース・シュワルツ=コーワン(法政大学出版局)

『情報社会論の展開』田畑暁生(北樹出版)『デパートを発明した夫婦』鹿島茂(講談社)『ネットワーク社会の深層構造』江下雅之(中央公論新社)『監視カメラ社会』江下雅之(講談社)

7.成績評価の方法中間考査および期末考査で評価する(各50%)。中間考査はPart.1およびPart.2を,期末考査はPart.3およびPart.4を範囲とするレポートで実施する。

8.その他質問がある者は,twitterアカウントhttps://twitter.com/massa27宛にリプライを送ってもよい。また,そのプロフィールに記載されているメールアドレスまたはfacebookページ経由でもかまわない。

科目ナンバー:(IC)SOC331J

情報システム論

2単位 野 口 喜 洋3年次

1.授業の概要・到達目標情報システムは,情報の伝達・蓄積・処理・サービスを行なうシ

ステムの総称です。各産業で働くシステムから社会の情報インフラまで,さまざまな分野・規模のシステムが開発・利用されています。また近年では,計算機システム単体ではなく,人的システムと融合してビジネスモデルを形成したり,人工知能(AI)やロボットを構成要素として含むシステムも増えてきました。

この授業では,社会で利用されているさまざまな情報システムについて概観し,学生のみなさんがケーススタディとして個別の具体的な情報システムを調査・プレゼンテーションすることで,最新の情報システムについて理解を深めることを到達目標としています。

2.授業内容[第1回]aのみ:イントロダクション,情報システムとは[第2回]概論1:コンピュータ[第3回]概論2:インターネット[第4回]概論3:データベース[第5回]事例発表(ケーススタディ)の資料作成[第6回]社会インフラ分野の情報システム[第7回]人工知能,ロボット分野の情報システム[第8回]経済・流通・金融分野の情報システム[第9回]農業生産分野の情報システム[第10回]仮想現実(VR)・エンターテインメント分野の情報システム[第11回]工業生産・物流分野の情報システム[第12回]教育・スポーツ分野の情報システム[第13回]エネルギー分野の情報システム[第14回]交通分野の情報システム

第6回~第14回のスケジュールは,発表者(学生)の都合により前後します。

3.履修上の注意テーマ発表や演習などの作業データを保存するために,USBメモリを用意してください(容量は問いません)。

4.準備学習(予習・復習等)の内容各回の講義に先立って,講義資料の該当部分を読んでおいてください。テーマ発表の準備について,基本的には授業外の作業を要求しませんが,課題に関する決定・選択・素材探しなどは必要な場合があります。また,資料作成に手間取って作業時間が延びた場合は,授業外の時間でキャッチアップしてください。

5.教科書指定しません。

6.参考書講義資料および補助教材は,[url=http://local.isc.meiji.ac.jp/~ri03037/]MIND内のWebサイトで閲覧できます。実習用パソコンの画面を最大限活用するため,各自で印刷して持参することを推奨します。

7.成績評価の方法平常点(授業への参加度および貢献度)�50%,課題レポート�50%。

出席の登録は,Oh-o!�Meijiの「クラスウェブ/出欠管理」機能を用いて行いますので,30分以上の遅延は「遅刻」扱いとなります。

課題レポートの提出はOh-o!�Meijiの「クラスウェブ/レポート」セクションを利用して行います。

定期試験はありません。

8.その他前回欠席者のための説明やフォローは,時間の関係上,十分にはできないので,欠席した場合は,講義資料を読む,サンプルプログラムを実行してみるなど,次回までにキャッチアップして臨んでくささい。授業時間外の連絡や質問は,[url=mailto:[email protected]]講師宛eメールに送ってください。

科目ナンバー:(IC)INF341J

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情報社会論B(情報社会論Ⅱ)

2単位 江 下 雅 之3年次

1.授業の概要・到達目標情報化という現象を世界史的な社会変革の文脈のなかで再構築し,

現代に至るまでの情報化がもたらした大変革を講義する。欧州の近世における印刷革命以降の情報の生産量・流通量の拡大,近代における現象の多様化を具体的な事件をもとに解説する。

この講義を通じ,情報とコミュニケーションが世界史的事件のなかで果たした役割を理解することを到達目標とする。とりわけ,現在進行中の大変革が監視社会化であり,それが中世以降の文脈下で必然的な現象であることを理解する。これらの理解を通じ,現在進行形の情報化が巨視的な構造のなかでどう位置づけられるかを受講生は考察できよう。

2.授業内容授業は「1 近世の情報社会」「2 武器としての情報」「3 情報化と民主主義」「4 情報化の〈いま・ここ〉」の4パートで構成される。各回のテーマは次の通りである。第1回:授業の全体像の説明第2回:1.1 学問の共和国第3回:1.2 旧体制下の地下出版第4回:1.3 革命と商業ジャーナリズム第5回:2.1 ブラック・プロパガンダ第6回:2.2 ソフトパワー第7回:2.3 メディアと革命第8回:3.1 ネットワーキングの思想第9回:3.2 ハッカー・コミュニティ第10回:3.3 情報の公開と暴露第11回:4.1 メディアのソーシャルな機能第12回:4.2 リンクの連鎖第13回:4.3 情報環境の展開第14回:総括(情報化の〈これから・どこ〉)

*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意講義資料を次のサイトで配布する。アクセスに必要なIDおよびパスワードは初回の授業で連絡する。サイトURL�:�http://www.eshita-labo.org/sic_new/lec_note/

4.準備学習(予習・復習等)の内容事前に専用サイトで配付される講義資料を授業前に一読し,必要に応じて講義に持参すること。講義中は適宜ノートを取り,講義後には講義資料と照らし合わせて講義内容を再整理すること。

5.教科書使用しない。

6.参考書『学問の共和国』ハンス・ボーツほか(知泉書館)『禁じられたベストセラー』ロバート・ダーントン(新曜社)『ネットワーク社会の深層構造』江下雅之(中央公論新社)『インターネットが変える世界』古瀬幸広・広瀬克哉(岩波書店)『リンク格差社会』江下雅之(毎日コミュニケーション)

7.成績評価の方法中間考査および期末考査で評価する(各50%)。中間考査はPart.1およびPart.2を,期末考査はPart.3およびPart.4を範囲とするレポートで実施する。

8.その他質問がある者は,twitterアカウントhttps://twitter.com/massa27宛にリプライを送ってもよい。また,そのプロフィールに記載されているメールアドレスまたはfacebookページ経由でもかまわない。

情報政策論Ⅰ(情報政策論A)

2単位 清 原 聖 子3年次

1.授業の概要・到達目標〈授業の概要〉

情報政策の研究は学際的である。本授業の狙いは,政治学的アプローチから,第一に,ブロードバンドやスマートフォンが急速に普及している今日,私たちが享受している情報通信技術(ICT)による恩恵がどのような政策・政治によってもたらされてきたのか,誰がどのようにしてその政策を決定しているのか,という点を理解すること,第二に,今日のICTに関する政策課題は何かを把握し,その解決策を検討することにある。アメリカはインターネット発祥国であり,通信の自由化など,日本のICT政策の展開は,これまでアメリカの影響を大きく受けてきた。

〈到達目標〉情報政策論Ⅰでは,アメリカの2000年代初めまでのICT政策の歴史を日本

との比較の視座から解説し,その特徴を理解することを目標とする。情報政策論Ⅱと両方履修することで,ブロードバンドやソーシャルメディ

アが普及した日米共通の現代的課題まで網羅的に理解できるようになり,日米比較政策研究の視点を養える。

2.授業内容第1回 aのみ 情報政策論とは?第2回 日米比較による政治制度・ICT政策形成過程(1)第3回 日米比較による政治制度・ICT政策形成過程(2)第4回 通信の歴史①(日米比較:通信の独占から競争へ)第5回 �通信の歴史②(アメリカにおける1996年電気通信法の成立と競争政

策)第6回 �通信の歴史③(日米比較:ユニバーサル・サービス基金・デジタル・

デバイド)第7回 中間試験と総括第8回 放送の歴史①(日米比較:ラジオからテレビへ,メディアの多様化)第9回 �放送の歴史②(アメリカにおける1996年電気通信法成立・通信と放

送の融合へ)第10回 放送の歴史③(アメリカにおけるメディア所有規制緩和)第11回 放送の歴史④(公共放送の役割の日米比較)第12回 放送の歴史⑤(国際放送の展開の日米比較)第13回 ゲストスピーカー第14回 日米比較考察・まとめ

ゲストスピーカーの都合などにより,授業内容や順番に変更の可能性がある。

3.履修上の注意リアクションペーパーを提出してもらうこともある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容本授業では通信放送分野の最新のニュースについて紹介することが多いので,参考資料などを提示された際には,授業の予習復習として読んでおくこと。

5.教科書使用しない。

6.参考書『メディアの公共性:転換期における公共放送』大石裕,山腰修三,中村美子,田中孝宜編著(慶応義塾大学出版会)2016年

『政治とマスメディア』谷口将紀(東京大学出版会)2015年『インターネットに自由はあるか―米国ICT政策からの警鐘』藤野克(中央経済社)2012年

『イノベーションと政治学 情報通信革命<日本の遅れ>の政治過程』高橋洋(勁草書房)2009年

『放送法を読みとく』,鈴木秀美,山田健太,砂川浩慶編著(商事法務)2009年『現代アメリカのテレコミュニケーション政策過程−ユニバーサル・サービス基金の改革』清原聖子(慶應義塾大学出版会)2008年

『テレコム産業の競争と混沌 米国通信政策 迷走の10年』ロバート・W・クランドール,情報通信総合研究所監修,佐々木勉訳(NTT出版)2006年

7.成績評価の方法期末試験(60%),中間試験(20%),書評レポート(20%)評価に際して重視するポイント:理解力・論理的思考力

8.その他本授業には例年,総務省やテレビ局から実務家をゲストスピーカーにお招きしている。

科目ナンバー:(IC)SOC331J 科目ナンバー:(IC)POL321J

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専門科目群

社会システム

情報法A(情報法)

2単位 渡 邊 美 樹3年次

1.授業の概要・到達目標授業の概要:情報技術の進歩に伴う伝達技術の多様化により,マス・メディアやインターネットをとりまく情報環境は徐々に変化しつつある。本講義では,マス・メディアによる取材・報道,様々な表現活動をめぐる諸問題について,法律の基礎知識に解説を加えながら,従来の法的枠組みを超え,変化しつつある新たな情報環境に対応できる思考力を養う。 昨今,マス・メディアによる行き過ぎた取材等も問題とされるが,表現の自由は,民主主義にとって不可欠な権利であり,表現の自由の保護や調整の必要性につき,十分検討することなく一方的にマス・メディアの責任を認めてしまえば,報道の自由が危機に瀕し,表現の自由に抑止的影響を及ぼすという問題が生じる。講義では,適宜,具体的事例として重要判例についても解説し検討を加えるので,多角的視座から深い思考をもって妥当な解決策を見いだす力をつけて欲しい。到達目標:情報法は様々な法分野の課題を含むが,授業を通して高度情報社会における法的課題を見いだし,現在的状況を改善するため,論理的に考察する力をつけることを目標とする。

2.授業内容第1回 イントロダクション(講義の進め方など)第2回 取材・報道の自由について第3回 プライバシーの保護と取材・報道の自由第4回 肖像の保護と取材・報道の自由第5回 判例解説と検討第6回 名誉の保護と取材・報道の自由第7回 取材・報道の自由と取材源の秘匿第8回 取材資料の証拠利用の可否と限界第9回 個人情報の保護第10回 表現をめぐる諸問題第11回 インターネットの法規制と倫理第12回 判例解説と検討第13回 放送の自由と規制第14回 講義全体のふりかえり(まとめ)*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意コメント・ペーパーを提出してもらうことがある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業は講義形式で行うが,メディア,インターネットと法をめぐる問題について,日頃から関心を持ち,授業に関連する項目に理解深めて欲しい。また,配布資料による復習を心がけて欲しい。

5.教科書『マス・メディア法入門(第5版)』松井茂記(2013,日本評論社)。必要に応じて,資料を配布します。

6.参考書松井茂記・鈴木秀美・山口いつ子編『インターネット法』(2017,有斐閣),曾我部真裕・林秀弥・栗田昌裕『情報法概説』(2019,弘文堂),長谷部恭男ほか編別冊ジュリスト『メディア判例百選』(2005,有斐閣)など。その他,参考文献については,講義において随時紹介したい。

7.成績評価の方法期末試験70%,平常点30%。期末試験は講義内容から出題します。試験の指針については,事前に授業内で説明したい。

8.その他特になし。

科目ナンバー:(IC)LAW371J

情報政策論Ⅱ(情報政策論B)

2単位 清 原 聖 子3年次

1.授業の概要・到達目標〈授業の概要〉

情報政策論Ⅱでは,情報政策論Ⅰの授業で歴史的な流れを学んだことを踏まえて,現代的なICT政策の課題について日米比較政策研究の視点から幅広く検討する。たとえば,情報への自由なアクセスという観点から重要な争点の一つとされている「インターネットフリーダム」の概念やGAFAに対する規制導入の動向について,国際的な議論の流れを理解する。また,日本でも2013年からインターネットを使った選挙運動(いわゆるネット選挙)が解禁されたが,アメリカでは2000年ごろからネット選挙は盛んになっている。とりわけ2016年大統領選挙戦では,共和党トランプ候補にとってツィッターの利用が大きな効果があったと考えられる。一方で,ソーシャルメディア上での偽情報(フェイクニュース)の拡散問題も顕在化した。本授業では,狭義の通信・放送に関する政策だけでなく,こうしたインターネットの発展と普及に伴い表面化している様々な現代的問題について検討する。

〈到達目標〉本授業では,履修者の人数にもよるが,履修者が受け身で講義を聞くよ

りもアクティブに参加できるような形式にしていきたい。グループディスカッションを通じて情報環境をとりまく様々な現代的な政策課題について自ら考える力を身につけることを目標とする。

2.授業内容第1回 aのみ:情報政策論とは?第2回 �放送①メディア環境の変化「テレビ離れ?融合サービスの普及~日

米比較」第3回 放送②「地デジの日米比較」第4回 通信①「電波政策の日米比較」第5回 通信②「5Gの競争政策」(ゲストスピーカー)第6回 新たな政策課題①「インターネット選挙運動」第7回 新たな政策課題②「フェイクニュース」第8回 新たな政策課題③「GAFAの規制導入へ」(ゲストスピーカー)第9回 新たな政策課題④「選挙とIT」第10回 新たな政策課題⑤(オープンガバメント,オープンデータ)第11回 新たな政策課題⑥(災害時の通信確保とソーシャルメディアの活用)第12回 新たな政策課題⑦「インターネットフリーダム」第13回 履修者のプレゼンテーション①第14回 履修者のプレゼンテーション②・まとめ

ゲストスピーカーの都合などにより,内容日程に変更の可能性がある。

3.履修上の注意授業の終わりにリアクションペーパーを書く時間を設ける。履修者数にもよるが,グループディスカッションを行うこともある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容ディスカッションなどに役立つように,様々な関連する参考資料を紹介するので,読んでおくことを勧める。

5.教科書使用しない。

6.参考書『フェイクニュースに震撼する民主主義ー日米韓の国際比較研究』清原聖子編著(大学教育出版)2019年

『メディア・ローカリズム』脇浜紀子,菅谷実編著(中央経済社)2019年『アップルVSグーグル どちらが世界を支配するのか』フレッド・ボーゲルスタイン著,依田卓巳翻訳(新潮文庫)2016年

『ポスト・オバマのアメリカ』山岸敬和,西川賢編著(大学出版会)2016年『第五の権力 Googleには見えている未来』エリック・シュミット,ジャレッド・コーエン著,櫻井祐子翻訳(ダイヤモンド社)2014年

『ネット選挙が変える政治と社会―�日米韓に見る新たな「公共圏」の姿』清原聖子・前嶋和弘編著(慶應義塾大学出版会)2013年

『インターネットに自由はあるか―米国ICT政策からの警鐘』藤野克(中央経済社)2012年

7.成績評価の方法期末レポート(50%),期末プレゼンテーション(20%),授業への貢献度(リアクションペーパー,ディスカッション30%)評価に際して重視するポイント:理解力,論理的思考力

8.その他2020年度も総務省などからゲストスピーカーをお招きする予定である。

科目ナンバー:(IC)POL321J

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情報法B

2単位 渡 邊 美 樹3年次

1.授業の概要・到達目標授業の概要:情報技術の進歩に伴う伝達技術の多様化により,マス・メディアやインターネットをとりまく情報環境は徐々に変化しつつある。本講義では,マス・メディアによる取材・報道,様々な表現活動をめぐる諸問題について,法律の基礎知識に解説を加えながら,従来の法的枠組みを超え,変化しつつある新たな情報環境に対応できる思考力を養う。 昨今,マス・メディアによる行き過ぎた取材等も問題とされるが,表現の自由は,民主主義にとって不可欠な権利であり,表現の自由の保護や調整の必要性につき,十分検討することなく一方的にマス・メディアの責任を認めてしまえば,報道の自由が危機に瀕し,表現の自由に抑止的影響を及ぼすという問題が生じる。講義では,適宜,具体的事例として重要判例についても解説し検討を加えるので,多角的視座から深い思考をもって妥当な解決策を見いだす力をつけて欲しい。 尚,情報法AとBは,それぞれ異なるテーマを扱うが,情報法Bは,情報法Aの応用的意味合いを含むテーマもある。到達目標:情報法は様々な法分野の課題を含むが,授業を通して高度情報社会における法的課題を見いだし,現在的状況を改善するため,論理的に考察する力をつけることを目標とする。

2.授業内容第1回 イントロダクション第2回 現代的問題状況とメディアの特質第3回 報道被害の救済システム(1)報道被害について第4回 報道被害の救済システム(2)救済制度と問題点第5回 少年事件報道と青少年の保護      ―推知報道の禁止―第6回 判例解説と検討第7回 図書館の自由第8回 広告の自由と規制第9回 法廷取材・裁判報道の制限第10回 情報の保護と情報公開第11回 判例解説と検討第12回 インターネット,マス・メディアの法規制と倫理(1)第13回 インターネット,マス・メディアの法規制と倫理(2)第14回 講義全体のふりかえり(まとめ)*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意コメント・ペーパーを提出してもらうことがある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業は講義形式で行うが,メディア,インターネットと法をめぐる問題について,日頃から関心を持ち,授業に関連する項目に理解深めて欲しい。また,配布資料による復習を心がけて欲しい。

5.教科書『マス・メディア法入門(第5版)』松井茂記(2013,日本評論社)。必要に応じて,資料を配布します。

6.参考書松井茂記・鈴木秀美・山口いつ子編『インターネット法』(2017,有斐閣),曾我部真裕・林秀弥・栗田雅裕『情報法概説』(2019,弘文堂),長谷部恭男ほか編別冊ジュリスト『メディア判例百選』(2005,有斐閣)。その他,参考文献については,講義において随時紹介したい。

7.成績評価の方法期末試験70%,平常点30%。期末試験は講義内容から出題します。試験の指針については,事前に授業内で説明したい。

8.その他この科目を,2016年度以前入学者が修得した場合,コース科目ではなく,自由に選択できる科目となります。

人権政策

2単位 田 村   理3年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では,「結婚」という国家政策について,映画で問題をビジュアライズ(可視化)しながら考えます。 恋愛・結婚・家族という私達の最もプライベートでデリケートな事柄は,実は国家の政策に大きく支配されています。まずはその事実をしっかり理解することからはじめましょう。 また,同性婚,複合家族,ポリアモリーをはじめ,その国家政策に合わせることを望まない人もたくさんいるのは当然です。結婚は政策による保護の問題なのか,国家(の政策)からの自由を意味する人権の問題なのかも考えなければいけません。 この授業を通じて,「結婚」について,①私達がいかに国家の政策に影響されているかを認識し,②その意義と問題点を明らかにしつつ,③あるべき政策についての見通しをたてることを到達目標とします。

2.授業内容第1回:�イントロダクション:国家政策と「私(たち)」の関係を自覚する

ために第2回:一夫一婦制ロマンと政策①:婚姻制度の国際比較第3回:�一夫一婦制ロマンと政策②:日本の婚姻制度と私たちの「恋愛」ファ

ンタジー第4回:�一夫一婦制ロマンと政策③:一夫一婦制核家族の限界…社会経済的

観点から第5回:�一夫一婦制ロマンと政策④:一夫一婦制核家族の限界…法的観点か

ら第6回:�一夫一婦制ロマンと政策⑤:『ブリジット・ジョーンズの日記 ダ

メな私の最後のモテ期』を観て第7回:�一夫一婦制ロマンと政策⑥:一夫一婦制ロマンの非現実性?…みん

なで議論しよう!第8回:一夫一婦制ロマンと複合家族①:複合家族の「明るい」イメージ第9回:�一夫一婦制ロマンと複合家族②:複合家族の政策的必要性?…少子

化との関係で第10回:�一夫一婦制ロマンと複合家族③:日本の複合家族?…『湯を沸かす

ほどの熱い愛』を観る第11回:�一夫一婦制ロマンと複合家族④:家族に「血」「遺伝子」は不可欠か?

…みんなで議論しよう!第12回:�一夫一婦制ロマンがもたらす幸福と不幸①:映画『クレイマー,ク

レイマー』が描く幸福と不幸第13回:�一夫一婦制ロマンがもたらす幸福と不幸②:結婚「政策」はどうあ

るべきか?第14回:まとめ:結婚は人権か政策か?……政策と人権は対立物である*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習:該当回について下記の参考書を一読して授業にのぞんでください。復習:要所要所で小レポートの課題をだし,そのレポートに基づいて授業ないで討論します。そのさい,授業の内容を復習し,学んだことが使えるようになることを心がけてください。

5.教科書特になし。

6.参考書第2回~5回(一夫一婦制という政策):筒井淳也『結婚と家族のこれから 共働き社会の限界』(光文社新書・2016年)第8回~9回(一夫一婦制とフランスの複合家族):浅野素女『フランス家族事情 男と女と子どもの風景』(岩波新書・1995年)

7.成績評価の方法①授業内小レポートとそれに基づく討論(70点) ②レポート(30点)①3~ 5回授業内容に関連した小レポートの課題を出します。それについてまとめてもらった上で,授業内で討論し,小レポートと討論のそれぞれを評価し,点数化します。②「レポート」は目的,テーマ,書き方を授業中に説明します。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAW371J 科目ナンバー:(IC)POL341J

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専門科目群

社会システム

人権と憲法Ⅱ

2単位 田 村   理3年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では,マイケル・ムーア監督の二本のドキュメンタリー映画『世界侵略のススメ』と『ボーリング・フォー・コロンバイン』を観ながら,私たち個人に国家が「するべきこと」を考えていきます。 『世界侵略のススメ』は,2時間あるイタリアの昼休み,宿題がないフィンランドの教育,豪勢なフランスの学校給食,学費が無料のスロベニアの大学など,アメリカにはない素晴らしい政策をとって成功している国々をめぐって紹介します。これらの国々の政策は日本でも学ぶべきことが多いのですが,それができないのはなぜか,どうするべきかを考えましょう。 『ボーリング・フォー・コロンバイン』は,多数の犠牲者を出したコロンバイン高校の銃乱射事件をきっかけに,なぜアメリカは銃規制をできないのか,するべきではないのかと問います。アメリカ合衆国憲法は銃を持つ自由を人権として定めていて,それが規制の障害になっています。なぜ,そのような自由が定められているのか,それがあると規制ができないのか。個人の自由と国家のあるべき関係を考えましょう。 これらの映画に学びながら,個人に対して国家がするべきこと,してはならないことは何かを考え,日本国憲法と日本政治の改善にも役立てることを目標とします。

2.授業内容第1回:イントロダクション:この授業の意図・成績評価の方法第2回:日本国憲法は国家に「何をするな」と命じているか:個人の自由第3回:�日本国憲法は国家に「何をせよ」と命じているか:「公共の福祉」

と「社会権」第4回:�『世界侵略のススメ』を観て議論しよう①:教育はどうするべきか?第5回:�『世界侵略のススメ』を観て議論しよう②:労働政策をどうしたい?第6回:�『世界侵略のススメ』を観て議論しよう③:刑罰は厳しければいい?第7回:�『世界侵略のススメ』を観て議論しよう④:日本に必要なこと,不

要なこと第8回:国家の出番と国家の負担,自由の領域第9回:アメリカ合衆国憲法修正第2条の銃をもつ権利第10回:�『ボーリング・フォー・コロンバイン』を観て議論しよう①:なぜ

銃乱射事件が続くのか?第11回:�『ボーリング・フォー・コロンバイン』を観て議論しよう②:銃規

制なしが乱射事件を導く?第12回:�『ボーリング・フォー・コロンバイン』を観て議論しよう③:「安全・

安心」は誰がまもる?第13回:�『ボーリング・フォー・コロンバイン』を観て議論しよう④:日本

に必要なこと,不要なこと第14回:�まとめ:国家が個人にすべきこと,してはならないこと:日本国憲

法に照らしつつ*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業で学んだことをいかして考える課題を提示し,それに関する小レポートを作成したうえで,授業時間に参加者で議論します。その準備を通じて予復習をしてもらいます。具体的に必要な情報の入手やまとめ方に関する方法は授業中に支持します。

5.教科書特に指定しない。

6.参考書岩竹美加子『フィンランドの教育はなぜ世界一なのか』(新潮新書・2019年)小熊英二『市民と武装:アメリカ合衆国における戦争と銃規制』(慶応大学出版会・2004年)

 その他,その都度参考文献を紹介します。

7.成績評価の方法 ①数回の小レポートと議論(70点) ②レポート試験(30点)

 ①については,授業中に授業と映画を結びつけた小レポートを書いてきてもらい,それに基づいて授業中に議論をしてもらい,評価します。 ②については,テーマ,書き方等は授業中に指示します。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAW321J

人権と憲法Ⅰ

2単位 田 村   理3年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では,『新聞記者』と『ペンタゴン・ペーパーズ』という日米の映画を通じて「報道と国家」の関係を考え,参加者で議論します。 国家に関する情報は,なぜ,どう扱うべきなのか。それに私たち個人はどう接するべきなのか。個人と国家をよりよい状況にするためには何が必要なのか。 これらの課題を議論する中で,個人と国家の関係がどうあるべきかを考える術を身につけることを目標とします。

2.授業内容第1回:イントロダクション:この授業の意図・成績評価の方法第2回:「報道と国家」を考える理由①:民主主義と個人の自律第3回:「報道と国家」を考える理由②:なぜ個人の自律が必要か第4回:憲法が目指す「報道と国家」:その理念①・・・日本第5回:憲法が目指す「報道と国家」:その理念②・・・アメリカ第6回:映画『ペンタゴン・ペーパーズ』で議論しよう①:戦争と

情報第7回:映画『ペンタゴン・ペーパーズ』で議論しよう②:国家の

情報は誰のものか第8回:映画『ペンタゴン・ペーパーズ』で議論しよう③:メディ

アの使命第9回:日本国憲法が目指す「報道と国家」:その実際第10回:日本における「報道と国家」の現状第11回:映画『新聞記者』で議論しよう①:国家による情報操作第12回:映画『新聞記者』で議論しよう②:報道と国益第13回:映画『新聞記者』で議論しよう③:報道の受け手に求めら

れるもの第14回:まとめ:日本にとって必要なこと*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業で学んだことをいかして考える課題を提示し,それに関する小レポートを作成したうえで,授業時間に参加者で議論します。その準備を通じて予復習をしてもらいます。具体的に必要な情報の入手やまとめ方に関する方法は授業中に支持します。

5.教科書特に指定しない。

6.参考書望月衣塑子『新聞記者』(角川新書・2017年)その他はその都度紹介します。

7.成績評価の方法 ①数回の小レポートと議論(70点) ②レポート試験(30点)

 ①については,授業中に授業と映画を結びつけた小レポートを書いてきてもらい,それに基づいて授業中に議論をしてもらい,評価します。 ②については,テーマ,書き方等は授業中に指示します。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAW321J

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政策過程論

2単位 砂 金 祐 年3年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では公共政策の形成過程について概説する。政策は政府や自治体だけが作るのではなく,様々な社会集団も形成に携わっている。また政策の「何らかの解決策を打ち出す」側面だけでなく,従来の方針の継続や終了についても政策過程と捉える。さらに,政策形成に影響を及ぼす環境や制度などマクロ的要因についても論ずる。 ①政策過程に関する諸理論について基礎的な知識を身につける,②政策の立案・決定・実施・評価の過程を理解する,③日本における政策過程の特色を理解する,の3点を到達目標とする。

2.授業内容第1回(aのみ) イントロダクション第2回 公共政策の特徴第3回 政策類型第4回 アジェンダ設定第5回 政策問題の構造化第6回 政策の手段①―直接供給と直接規制―第7回 政策の手段②―誘導と啓発・説得―第8回 規範的判断第9回 政策決定と合理性第10回 政策決定と利益第11回 政策決定と制度第12回 政策の実施第13回 政策評価第14回 政策と市民

3.履修上の注意 基本的には講義形式で進めるが,学生と教員の相互コミュニケーションをはかるために発表や意見を求めることがある。そのためにも予習・復習をしておくことが望ましい。また時事的な事例を盛り込む予定なので,最低限の知識を身につけるためにも新聞に目を通しておくこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習:日ごろから(インターネットではなく紙の)新聞に目を通す癖をつけておくこと。特に政治・政策に関する記事に注意しておくこと。復習:毎回配布するレジュメをもとに復習すること。特に授業で学んだ理論やモデルによって,新聞等で報道される実際の政策的な出来事をどのように分析することができるのかを考えてみること。

5.教科書 教科書は使用しない。毎回授業の冒頭に記述式レジュメを配布するほか,適宜資料を用いる。

6.参考書『公共政策学の基礎[新版]』秋山貴雄・伊藤修一郎・北山俊哉(有斐閣ブックス)※必ずしも購入する必要はないが,発展的な学習に取り組みたい学生には一読をお勧めする。

7.成績評価の方法 試験の素点100点(100%)を基準とし,それに平常点(受講態度,質問の頻度,発表・意見の内容など)を10%程度加えて評価する。なお,授業を5回以上欠席した者には単位を与えない。

8.その他 

政治とメディア

2単位 川 島 高 峰3年次

1.授業の概要・到達目標 この講座では,共同体における意思決定と価値形成が情報・メディア・コミュニケーションによりどのように変容するのか/しないのかについて考察をする。「するのか/しないのか」としたのは,情報・メディア・コミュニケーションのあり方や技術が進歩・変容しようとも,本質的な部分にそれほど大きな変化はないからである。この時代を越えて変化はないという部分については「古典」に重点をおく。 世界史は冷戦崩壊前後(1989年)から激変期に突入し今日に至っているが,この激変を加速させた情報・メディア・コミュニケーションが1988年から商用利用が開始されたインターネットであった。そこで古典で指摘された諸原則がどのような現象として実際に現れたのかを学ぶこととする。講義は古典の解説を毎週,連続させるではなく,古典とこの事例紹介を交互に行うものとし,事例紹介では学生とのコミュニケーションを図れるような講義スタイルをとるようにしたい。 到達目標は,有権者として政治について主体的に分析し,自身の見解を持つことができるために必要な政治に関するメディア・リテラシーを身につけることにある。

2.授業内容第1回 �情報コミュニケーションと民主主義 −�テキスト以前,民

主主義以前�−,支配を支配するものとは何か,書記学的支配と修辞学的支配について

第2回 �政治とメディア/コミュニケーション 原典ル・ボン『群集心理』(1895)

第3回 �冷戦崩壊と情報リテラシーの激変 湾岸戦争とアフガン戦争第4回 �イラク戦争と情報リテラシー第5回 �「世論」論 ルソーとリップマン 一般意志,世論,幻の公衆第6回 �ミヘルス『政党社会学』(1911) 巨大組織における少数支

配の不可避性第7回 �テレビと権力 スピンドクターの時代第8回 �エドワード・バーネーズ『プロパガンダの鉄則』 第9回 �ベルリンの壁を崩したラジオ第10回 �特定秘密保護法 ,ヨハネスブルグ原則,ツワネ原則,制

度的守秘と非制度的守秘第11回 �報道の自由と国境なき記者団とMedia�Development第12回 �ペンタゴン・ペーパーズ第13回 �独裁を倒す政治コミュニケーション ジーン・シャープ『独

裁体制から民主主義へ』第14回 �政治とメディアの激変期に なぜ,インターネットは政治

を良く変えることよりも,悪く変えてしまうことの方が多いのか

3.履修上の注意 大方の学生にとって,これまで持っていた常識やものの見かたをことごとくひっくり返されていく内容になるだろう。情報リテラシーとは,自分にとって都合が良いとか,心地よいといった自己のアイデンティティーとは無関係に情報を分析していくことができる力のことであり,その限りで言えば禁欲的な行為である。知的に刺激的なこともあろうが,単に楽しいとか,面白いというものではない。なお,留学生がいた場合には,日本語/英語のダブルトラックで授業を行うようにします。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 講義終了時に,講義内容についての要約と感想を書いてまとめておくことが望ましい。これは復習であると同時に,期末試験に際しての自己の資料ともなる。特段,これを評価対象にはしないが,各学生の試験対策になるという点では,間接的には評価対象になる。

5.教科書レジュメを配布します。その中で重要な文献を紹介します。

6.参考書講義の際に指示する。

7.成績評価の方法期末試験により評価を行う。

8.その他

科目ナンバー:(IC)POL311J 科目ナンバー:(IC)POL311J

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専門科目群

社会システム

組織と情報

2単位 竹 中 克 久3年次

1.授業の概要・到達目標組織は人々のあいだで行われるコミュニケーションから成立して

いる。本講義では,現代社会における組織の諸問題を,情報,コミュニケーション,メディアといったキーワードから読み解いてゆく。

具体的には,組織における情報の偏在性,組織の中で生まれる情報弱者,組織における情報管理=監視,組織のアカウンタビリティ(説明責任)などのトピックを中心に情報と組織について学ぶ。

社会学や経営学などの枠組みにとらわれずに,「情報」という概念から組織のはらむ諸問題を分析する能力を獲得することが到達目標となる。

2.授業内容第1回 aのみ イントロダクション:「組織と情報」とは何か第2回 組織論と情報論の学説史1:組織の中の情報第3回 組織論と情報論の学説史2:組織=情報処理システム第4回 組織論と情報論の学説史3:情報社会における組織第5回 組織と情報:シンボルを介した組織情報第6回 情報の偏在性と権力:なぜ人は権力に従うのか第7回 組織における情報管理・監視第8回 情報倫理とアカウンタビリティ第9回 現代組織の諸問題1:偽装問題について第10回 現代組織の諸問題2:組織と信頼第11回 現代組織の諸問題3:危機と組織第12回 組織が生み出す社会1:監視社会と身体社会第13回 組織が生み出す社会2:学歴社会と消費社会第14回 反組織論の展開・まとめ※講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意現代の組織について何らかの興味を持っている学生が好ましい。また,社会問題などに敏感になっている学生も歓迎する。1,2年次開講の「組織論」を履修していると理解がしやすい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容講義の冒頭で前回の講義の復習を行うが,事前に配付した資料を精読して講義に臨むこと。

5.教科書「組織の理論社会学」,竹中克久,文眞堂※そのほか毎回プリントを配布するが教科書があると理解がしやすい。

6.参考書講義中に指示するが,以下のものは参考文献としてあげておく。

「制度と文化」,佐藤郁哉・山田真茂留,日本経済新聞社「経営組織」,金井壽宏,日経文庫

7.成績評価の方法定期試験100%

8.その他

科目ナンバー:(IC)SOC311J

ソーシャルビジネス論

2単位 金 子 勝 一3年次

1.授業の概要・到達目標 今日,地球規模での環境問題,少子高齢化問題,貧困問題など,さまざまな社会的問題が顕在化してきています。これまで,こうした社会的な問題に対して,国や地方行政が主体となって,その問題解決に取り組んできました。しかしながら,複雑化する社会的問題に対して,国や地方行政が主体となって解決することのできる領域は限られ,多くの問題が未解決のままのように思われます。 こうした問題は,日本のみならず世界的な問題となっており,国連はSDGs

(Sustainable�Development�Goals)を提唱し,持続可能な開発目標を示しています。 一方,営利を目的とする多くの企業は,利益を確実に上げることのできる事業を優先し,社会的問題の解決には消極的であるように思われます。こうしたなかで,

「ソーシャルビジネス」が注目されています。また,そこで本授業では,「ソーシャルビジネス」とは何か,これまでのビジネスとはどのような点で相違点があるのかかを確認し,そのうえで,ソーシャルがビジネスがどのように社会的問題の解決に有効であるかを検討します。 さらに,グローバル化の進展とともに,日本企業の海外での生産・販売のウェイトの増大,そして少子高齢化や長引く低成長経済,国内市場の縮小など,環境の急速な変化が企業のあらゆる側面に大きな影響を与えています。これらの影響による企業環境の変化に対して,日本企業は積極的かつ創意工夫をこらしたICT活用を推進し,こうした変化に迅速かつ柔軟に対応しています。このようにCTの発展とともに,e-ビジネスが注目されています。そこで,e-ビジネスのノウハウを日本の中心的な産業である製造業がSCM(サプライチェーン・マネジメント;Supply�Chain�Management)に活かそうとしています。これは,B�to�B(企業対企業の取引;Business�to�Business)中心の従来型SCMから,B�to�B&C(Business�to�Business�&�Consumer)を対象とした「e-SCM」への流れとして捉えることができます。そこで本授業では,e-ビジネスとSCMを概観し,「e-SCM」の概念について検討することにします。 本授業では,日本企業や社会が抱えている問題を整理し,上記の課題や対応について検討していくことにより,ソーシャルビジネス・e-ビジネスおよびSCMの基本的な概念や経営手法を理解することを目的とします。その上で,これらの概念や経営手法が日本・世界の社会経済システムにおいて,どのような可能性があるかを検討し,自ら考え新たなビジネス・モデルを提案できるようになることを到達目標とします。

2.授業内容第1回: イントロダクション社会的な課題と問題解決の方法第2回: ビジネスとは何か第3回: ソーシャルビジネスとは何か第4回: ソーシャルビジネスとコミュニティ・ビジネス第5回: �ソーシャルビジネスとCSR(Corporate�Social�Responsibility:企業の社

会的責任)第6回: ソーシャルビジネスの代表的な事例第7回: 行政とソーシャルビジネス第8回: ソーシャルビジネスと地域社会第9回: ソーシャル金融とその可能性第10回: ICTとソーシャルビジネスおよびe-ビジネス第11回: e-ビジネスとビジネス・モデル第12回: e-ビジネスにおける予期せぬ成功第13回: イノベーションとe-ビジネス第14回: まとめ

3.履修上の注意ソーシャルビジネスは,経営学や商学のみならず,情報,情報科学,工学などとの関係性も深く,学際的・文理融合的な領域を含んでいます。また,社会においても大きく進展している領域です。そこで,幅広い領域への関心を持っていただけると授業も理解しやすいと思います。できるだけ新聞やニュースなどで授業に関連する項目を確認しましょう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業中に提示するキーワードや課題について,事前に文献等で調べてから授業に臨んでください。さらに,授業中に確認した課題やキーワードについて,新聞等で事例を調べる,自分自身で課題や解決方法を考えることにより復習し,理解を深めてください。

5.教科書特に定めません。必要に応じて,プリントを配付する予定です。

6.参考書『ソーシャル・ビジネス革命:世界の課題を解決する新たな経済システム』�ムハマド・ユヌス�著,岡田昌治�監修,千葉敏生訳�(早川書房)�2010年

『NPO,そしてソーシャルビジネス�−進化する企業の社会貢献−坂本恒夫,丹野安子,菅井徹郎編著(文眞堂)�2017年

『スマート・シンクロナイゼーション』�山下洋史・村田潔編著�(同文舘出版)�2006年『経営情報のネットワーキング戦略と情報管理』�山下洋史・金子勝一・村山賢哉編著�(同文舘出版)�2014年

7.成績評価の方法定期試験(50%),レポート課題(20%)および平常点(30%)による総合評価とします。なお,定期試験は持込不可を予定していますので,各回の授業中に重要なキーワード・用語を必ず確認してください。

8.その他

科目ナンバー:(IC)MAN391J

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知的財産法Ⅰ

2単位 今 村 哲 也3年次

1.授業の概要・到達目標授業概要:知的財産とは,人間の知能的活動によって生み出された成果物たる情報であり,これを保護するのが知的財産法である。この講義では,知的財産法のうち,創作的表現をめぐる関係人の利害を調整する法制度である「著作権法」を中心に解説する。著作権法の基礎的知識を理解した上で,それが具体的な事案においてどのように適用されるのかについて学ぶことを目的とする。到達目標:著作権法の基礎的知識を理解したうえで,それが具体的な事案においてどのように適用されるかについて理解する。また,今後,知的財産権に関する諸問題に直面した際に,自ら調べ,考えられるだけの力を身につける。

2.授業内容対面授業とメディア授業の順番は変更する場合がある。その点については別途通知する。第1回:aのみ イントロダクション(対面) 著作権法への招待第2回:�著作物(1)(メディア) 著作物性,著作物の種類,権利の目的と

ならない著作物第3回:�著作物(2)(対面) 前回の復習とまとめ(知識の確認や問題解決

のための学習)第4回:著作者(1)(メディア) 総論,創作者主義の原則と修正第5回:�著作者(2)(対面) 前回の復習とまとめ(知識の確認や問題解決

のための学習)第6回:�著作権(1)(メディア) 著作者人格権,著作権の発生と効力,法

定利用行為第7回:�著作権(2)(対面) 前回の復習とまとめ(知識の確認や問題解決

のための学習)第8回:著作権(3)(メディア) 権利制限,保護期間第9回:�著作権(4)(対面) 前回の復習とまとめ(知識の確認や問題解決

のための学習)第10回:�著作隣接権(1)(メディア) 総論,実演家,レコード製作者,放

送事業者,有線放送事業者の権利第11回:�著作隣接権(2)(対面) 前回の復習とまとめ(知識の確認や問題

解決のための学習)第12回:権利の活用(メディア)(権利活用の類型)第13回:権利侵害(メディア)(権利侵害の要件,民事救済,刑事罰)第14回:前回の復習とまとめ(対面)(知識の確認や問題解決のための学習)

3.履修上の注意この授業は,メディア授業として開講される。メディア授業の回で,基礎的な知識について習得したうえで,宿題を課すので,対面式の授業では,宿題の解説を通して,知識の確認や問題解決のための能力を身につける。メディアの授業は,対面式の授業の前に必ず受講しなければならない。紙媒体,電子媒体のいずれかにかかわらず,知的財産法関連の条文を手元で閲覧できるようにしておくこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習として指定した教科書や映像資料の該当箇所を事前に読了・視聴することを求める。講義では,次回までに読むべき資料をその都度指示するので,それらを準備学習として読んでくること。予習には90分程度かかると想定される。

5.教科書島並良・上野達弘・横山久芳『著作権法入門』(有斐閣,第2版,2016年)を使用する。その他,レジュメを用意する。

6.参考書高林龍『標準著作権法』(有斐閣,2016年),文化庁ウェブサイト「著作権に関する教材,資料等」にある各種のWeb教材(映像),『著作権テキスト』がある。知的財産法の分野は,頻繁に法改正がなされるので,最新の法令に準拠しているテキストを選んで読むことが望ましい。

7.成績評価の方法定期試験の成績を100%として成績を評価する。定期試験は,記号式と論述式の組合せで行う。資料等の持込みは不可であるが,試験準備の具体的な指針は事前に説明する。特段の事情のない限り,14回の授業のうち4回以上の欠席・未受講がある場合,定期試験の受験資格を失うものとする。メディア授業の回については,課題の未提出は未受講とみなす。遅刻・早退等の扱いは授業で説明する。

8.その他

知的財産法Ⅱ

2単位 今 村 哲 也3年次

1.授業の概要・到達目標授業の概要:知的財産とは,人間の知能的活動によって生み出された成果物たる情報であり,これを保護するのが知的財産法である。この講義では,知的財産法のうち,技術的創作に関する情報を生み出した者に独占を許す法制度である「特許法」,ならびに業務上の信用の保護に関する「商標法」,「不正競争防止法」による商品等表示の使用規制について解説する。授業の到達目標:特許法・商標法等の産業財産権法の基礎的知識を理解したうえで,それが具体的な事案においてどのように適用されるかについて理解する。今後,知的財産権に関する諸問題に直面した際に,自ら調べ,考えられるだけの力を身につける。

2.授業内容対面授業とメディア授業の順番は変更する場合がある。その点については別途通知する。第1回:aのみ イントロダクション:(対面) 特許法の全体構造第2回:特許法:(メディア) 特許法:特許制度の概要と発明要件第3回:�特許法:(対面) 前回の復習とまとめ(知識の確認や問題解決のた

めの学習)第4回:特許法:(メディア) 特許要件第5回:�特許法:(対面) 前回の復習とまとめ(知識の確認や問題解決のた

めの学習)第6回:�特許法:(メディア) 特許権の主体/特許出願・異議申立て・審判・

審決等取消訴訟,特許権の効力第7回:�特許法:(対面) 前回の復習とまとめ(知識の確認や問題解決のた

めの学習)第8回:特許法:(メディア) 特許権の効力・特許権の侵害第9回:�特許法:(対面) 前回の復習とまとめ(知識の確認や問題解決のた

めの学習)第10回:商標法:(メディア) ,特許権侵害の救済,商標法の基礎第11回:�商標法:(メディア) 商標法(商標とは(商標の構成,登録要件,

類似性),商標登録手続,審判制度等商標権,商標権侵害,商標の利用,侵害に対する救済)

第12回:�商標法:(対面) 前回の復習とまとめ(知識の確認や問題解決のための学習)

第13回:不正競争防止法(メディア)第14回:�不正競争防止法(対面) 前回の復習とまとめ(知識の確認や問題

解決のための学習)

3.履修上の注意この授業は,メディア授業として開講される。メディア授業の回で,基礎的な知識について習得したうえで,宿題を課すので,対面式の授業では,宿題の解説を通して,知識の確認や問題解決のための能力を身につける。メディアの授業は,対面式の授業の前に必ず受講しなければならない。紙媒体,電子媒体のいずれかにかかわらず,知的財産法関連の条文を手元で閲覧できるようにしておくこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習として指定した教科書や映像資料の該当箇所を事前に読了・視聴することを求める。講義では,次回までに読むべき資料をその都度指示するので,それらを準備学習として読んでくること。予習には90分程度かかると想定される。

5.教科書①駒田泰土・潮海�久雄・山根�崇邦『知的財産法1�特許法�(有斐閣ストゥディア)�』(有斐閣,2014年),②茶園成樹編『商標法』(有斐閣,2014年),③特許庁・平成29年度知的財産権制度説明会(初心者向け)テキスト『知的財産権制度入門』(③は,特許庁HPで無料公開)

6.参考書島並良・横山久芳・上野達弘著『特許法入門』(有斐閣,2014年),特許庁『動画チャンネル』

7.成績評価の方法定期試験の成績を100%として成績を評価する。定期試験は,記号式と論述式の組合せで行う。資料等の持込みは不可であるが,試験準備の具体的な指針は事前に説明する。特段の事情のない限り,14回の授業のうち4回以上の欠席・未受講がある場合,定期試験の受験資格を失うものとする。メディア授業の回については,課題の未提出は未受講とみなす。遅刻・早退等の扱いは授業で説明する。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAW371J 科目ナンバー:(IC)LAW371J

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専門科目群

社会システム

ビジネスと法B

2単位 今 村 哲 也3年次

1.授業の概要・到達目標授業概要:ビジネスと法Bでは,出版・漫画ビジネス,インターネットビジネスにおける法や契約の役割について,著作権の問題を中心として,講義を行う。学生でもイメージしやすい例を挙げながら,そのような事例に妥当な解決又はその方向性を導き出せる程度の応用力も身につけられるように解説する。到達目標:上記のビジネス領域に関して,基本的な知識を修得し,かつ,基本的な法律問題において,その知識を用いながら妥当な解決又はその方向性を導き出すことができるようになることが目標である。

2.授業内容第1回 aのみ イントロダクション第2回 出版・漫画ビジネスのしくみと動向第3回 出版・漫画ビジネスの各プレーヤ第4回 出版・漫画ビジネスにおける「契約」をめぐる諸問題第5回 出版・漫画ビジネスをめぐる法的問題第6回 �出版・漫画ビジネスの二次的展開:映画化・ドラマ化,商

品化契約等第7回 出版・漫画ビジネスの将来像第8回 インターネットビジネスのしくみと動向第9回 配信ビジネスめぐる法的問題第10回 SNS・マイクロブログ,投稿サービスめぐる法的問題第11回 UGC,CGM,二次創作/その他のサービスをめぐる法的問題第12回 パブリックドメインの活用とデジタルアーカイブ事13回 インターネットビジネスと違法行為への対策第14回 グローバルな著作権問題/プライバシー問題各回の予習として,指定した教科書等の該当箇所を事前に読了すること

3.履修上の注意紙媒体,電子媒体のいずれかにかかわらず,知的財産法等の条文を手元で閲覧できるようにしておくこと。講義では,次回までに読むべき資料をその都度指示するので,それらを準備学習として読んでくること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習として指定した教科書や映像資料などの該当箇所を事前に読了・視聴することを求める。講義では,次回までに読むべき資料をその都度指示するので,それらを準備学習として読んでくること。予習には90分程度かかると想定される。

5.教科書「出版・漫画ビジネスの著作権」,福井健策編著,CRIC(2018年,第2版),「インターネットビジネスの著作権とルール」,福井健策編著,CRIC(2014年)を使用する。授業の進行に合わせてレジュメを用意し,Oh-o!�Meiji�Systemにアップする。

6.参考書「出版をめぐる法的課題 その理論と実務」,上野達弘・西口元編著,日本評論社(2015)。

7.成績評価の方法定期試験の成績を100%として評価する。定期試験は,記号式と論述式の組合せで行う。資料等の持込みは不可であるが,試験準備の具体的な指針は事前に説明する。特段の事情のない限り,14回の授業のうち5回以上の欠席がある場合,定期試験の受験資格を失うものとする。なお,出席の仕方に不正があった場合,全回欠席とみなす場合がある。

8.その他 

科目ナンバー:(IC)LAW341J

ビジネスと法A

2単位 今 村 哲 也3年次

1.授業の概要・到達目標授業概要:ビジネスと法Aでは,コンサートや演劇などのライブイベント,映画・ゲームビジネス,音楽ビジネスにおける法や契約の役割について,著作権の問題を中心として,講義を行う。学生でもイメージしやすい例を挙げながら,そのような事例に妥当な解決又はその方向性を導き出せる程度の応用力も身につけられるように解説する。到達目標:上記のビジネス領域に関して,基本的な知識を修得し,かつ,基本的な法律問題において,その知識を用いながら妥当な解決又はその方向性を導き出すことができるようになることが目標である。

2.授業内容第1回 aのみ イントロダクション第2回 ライブ・イベントビジネスのしくみと動向第3回 ライブ・イベントビジネスの各プレーヤー第4回 ライブ・イベントビジネスの著作権(1)第5回 ライブイベント・ビジネスの著作権(2)第6回 映画・ゲームビジネスのしくみと動向第7回 映画・ゲームビジネスの各プレーヤー第8回 映画・ゲームビジネスの著作権(1)第9回 映画・ゲームビジネスの著作権(2)第10回 音楽ビジネスのしくみと動向第11回 音楽ビジネスの各プレーヤー第12回 音楽ビジネスの著作権(1)事13回 音楽ビジネスの著作権(2)第14回 音楽ビジネスの著作権(3)各回の予習として,指定した教科書等の該当箇所を事前に読了すること

3.履修上の注意紙媒体,電子媒体のいずれかにかかわらず,知的財産法の条文を手元で閲覧できるようにしておくこと。講義では,次回までに読むべき資料をその都度指示するので,それらを準備学習として読んでくること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習として指定した教科書や映像資料の該当箇所などを事前に読了・視聴することを求める。講義では,次回までに読むべき資料をその都度指示するので,それらを準備学習として読んでくること。予習には90分程度かかると想定される。

5.教科書「ライブイベント・ビジネスの著作権」,福井健策編著,CRIC(2015年),「映画・ゲームビジネスの著作権」,福井健策編著,CRIC(2015年),「音楽ビジネスの著作権」,福井健策編著,CRIC(2016年)を使用する。授業の進行に合わせて資料を用意し,Oh-o!�Meiji�Systemにアップする。

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法定期試験の成績を100%として評価する。定期試験は,記号式と論述式の組合せで行う。資料等の持込みは不可であるが,試験準備の具体的な指針は事前に説明する。特段の事情のない限り,14回の授業のうち5回以上の欠席がある場合,定期試験の受験資格を失うものとする。なお,出席の仕方に不正があった場合,全回欠席とみなす場合がある。

8.その他 

科目ナンバー:(IC)LAW341J

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紛争解決システム論Ⅰ

2単位 宮 田   泰3年次

1.授業の概要・到達目標現代社会においては,裁判の本質を紛争解決制度との関連の中で

捉えることが,喫緊の課題となっています。私的紛争は,我々の人間の共同生活に偏在する現象であり,一度,紛争に巻き込まれると,そこから脱却することは,非常に困難であり,また,国家が設営する公権的紛争解決制度の助力を得るということが必要となります。本講座では,現代の紛争解決制度の中で,裁判所の「法による裁判」(民事訴訟法)を裁判の本質という角度から考察し,同時に紛争解決制度に対する様々な要求,とりわけ紛争当事者の主体性の確立という視点を加味して検討を加えてゆくこととします。

右の概要に基づき,基本書の精読と紛争解決システムの基本概念に対する理解をできるようになることを目標に授業を行います。

2.授業内容本講座は,民事訴訟法の手続きを,訴訟の開始,訴訟の審理,訴訟の終了という三つの段階に分けて解説を加えております。Ⅰでは,そのなかでも,訴訟の開始に重点をおいて解説を加えます。

(1)序論第1回 <1>はじめに第2回 <2>民事訴訟法の意義第3回 <3>新民事訴訟法の成立第4回 <4>民事訴訟法の解釈第5回 <5>民事訴訟と憲法的保障

(2)訴訟の開始第6回 <1>総説:訴えの構造的把握第7回 <2>当事者論第8回 <3>裁判所の構成及び管轄第9回 <4>訴えの種類第10回 <5>訴訟対象論:訴訟物論争第11回 <6>訴訟対象論:訴訟物の特定方法第12回 <7>訴えの方法第13回 <8>訴え提起後の措置第14回 <9>訴え提起の効果

3.履修上の注意授業の態度(提出物の提出状況)も成績評価に加味いたします。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習復習の仕方等,この授業に関する学習方法は授業内で説明致します。

5.教科書納谷廣美編著『新版・民事訴訟法』(八千代出版,1999年)

6.参考書開講時に指定いたします。

7.成績評価の方法平常点(20%)及びテスト(80%)により評価いたします。

8.その他

紛争解決システム論Ⅱ

2単位 宮 田   泰3年次

1.授業の概要・到達目標現代の紛争解決システムは,適正な事案の解明に基づく裁判を実

現するために種々の手続的な手当てを用意しています。本講座のⅡにおいては,訴え提起から判決確定に至るまでの手続全般にわたって検討を加え,さらに多数の当事者が紛争に関与する場合の応用例を概観することにします。本講座では,Ⅰと同様に裁判の本質の理解と紛争当事者の主体性を確立するための手続保障の問題にも配慮しつつ,検討を行います。

右の概要に基づき,基本書の精読,紛争解決システムの基本概念に対する理解,さらにはその応用問題に対する多角的な検討をできるようになることを目標に授業を行います。

2.授業内容本講座は,民事訴訟法の手続きを,訴訟の開始,訴訟の審理,訴訟の終了という三つの段階に分けて解説を加えております。Ⅱでは,そのなかでも,訴訟の審理及び終了に重点をおいて解説を加えます。

(1)訴訟の審理第1回 <1>総説:審理進行のモデルの提示第2回 <2>手続の進行第3回 <3>事案の解明:弁論主義第4回 <4>審理に関する諸原則第5回 <5>口頭弁論第6回 <6>証明:証明の規律第7回 <7>証明:証明困難緩和のための方策

(2)訴訟の終了第8回 <1>総説第9回 <2>判決による訴訟の終了第10回 <3>当事者の行為による訴訟終了第11回 <4>確定判決の効力:即判力論第12回 <5>確定判決の効力:争点効論第13回 <6>複合訴訟:複数請求訴訟第14回 <7>複合訴訟:複数当事者訴訟

3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容この授業の予習・復習等に関しては,紛争解決システム論Ⅰの第一回目をもとに毎回の授業の中で説明いたします。

5.教科書納谷廣美編著『新版・民事訴訟法』(八千代出版,1999年)

6.参考書開講時に指定いたします。

7.成績評価の方法授業への参加(出席)回数等を加味した平常点(20%)及びテスト

(80%)により評価いたします。

8.その他Ⅱの履修にはⅠの履修・修得が必要です。

科目ナンバー:(IC)LAW361J 科目ナンバー:(IC)LAW361J

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専門科目群

社会システム

マスコミュニケーション論A

2単位 永 井 健太郎3年次

1.授業の概要・到達目標 大量の情報がメディアを通じて流通し,高度に情報化された現代社会で生じる様々な出来事を理解するためには,マスコミュニケーションの歴史と成立プロセス,そして,その社会的機能と役割を理解することが必要である。本講義を通して,メディア社会で起こっている様々な現象への理解がより深まるはずである。 マスコミュニケーション論Aでは,多くの研究成果をもとに,マスコミュニケーション研究の理論枠組みの歴史的な展開を講義する。前半は,初期のマスコミュニケーション研究の形成と展開について,当時の様々な事件や出来事などに言及しながら,解説する。後半は,テレビの普及とともに登場した新効果論研究の発展と展開へと話を進める。最後に,新効果論研究に対する批判を紹介し,現在のマスコミュニケーション論の見取り図を整理する。

【到達目標】1.マスコミュニケーション研究の形成と展開を説明できる2.新効果論研究の発展といくつかの理論を説明できる3.�多様な理論から,現代の情報社会で行われている情報コミュニ

ケーションに対して自身の考えを表現できる

2.授業内容第1回 イントロダクション:マスコミュニケーション論ことはじめ第2回 マスコミュニケーション前史:メディアの発達第3回 コミュニケーションの流れ研究の形成と展開第4回 利用と満足研究の形成と展開第5回 説得的コミュニケーション研究の形成と展開第6回 弾丸効果論から限定効果論:多元社会論との接合第7回 マスコミュニケーションの社会的影響:議題設定機能第8回 マスコミュニケーションの社会的影響:沈黙のらせんモデル第9回 マスコミュニケーションの社会的影響:知識ギャップ仮説第10回 培養分析第11回 メディアシステム依存論第12回 スキーマ理論,フレーム理論の発展第13回 マスコミュニケーション効果論への批判第14回 a:期末試験,b:試験正答解説

3.履修上の注意講義内容としては,マスコミュニケーション論Bをあわせて履修する必要はない。しかし,マスコミュニケーション論への理解を深めたい場合は,マスコミュニケーション論Bも合わせて履修することを薦める。第7回にそれまでの講義内容の理解度をチェックする確認テストを行う。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 講義する内容に該当するテキストの箇所を前もって読んでくること。復習は,授業資料およびテキストを読み直し,理論を理解しておくこと。 日常生活の中でのメディア利用や報道,ネット情報に意識を向けておくこと。

5.教科書「マスコミュニケーション効果研究の展開」田崎・児島(編),北樹出版

6.参考書使用しない。

7.成績評価の方法試験70%,授業への貢献度30%

8.その他

科目ナンバー:(IC)COM351J

マスコミュニケーション論B

2単位 永 井 健太郎3年次

1.授業の概要・到達目標 大量の情報がメディアを通じて流通し,高度に情報化された現代社会で生じる様々な出来事を理解するためには,マスコミュニケーションの歴史と成立プロセス,そして,その社会的機能と役割を理解することが必要である。本講義を通して,メディア社会で起こっている様々な現象への理解がより深まるはずである。 現代の政治過程において,マスコミュニケーションの影響を無視することはできない。そこで,マスコミュニケーション論Bでは,マスコミュニケーションの社会的機能と政治とを重ね合わせながら,我々がメディアと政治の関係にどう向き合っていくのかを議論する。前半は,日本におけるマスコミュニケーション研究の形成と発展を解説し,マスメディアを取り巻く法規制,マスメディアの影響力について講義を行う。後半は,報道の現場へと焦点を移し,メディアが作り出すコンテンツとその影響との関係を押さえる。

【到達目標】1.日本のマスコミュニケーション理論の形成と展開を説明できる2.�マスメディアの社会に対する影響力とその重要性について説明で

きる3.�ネット社会と政治の関係について考える知識を習得し,自らの考

えを表現できる

2.授業内容第1回 イントロダクション第2回 メディアと政治:メディアの社会的機能第3回 �メディア多元主義モデル:日本政治におけるメディアの位

置づけ第4回 メディアの自由に対する制約第5回 メディアの政治的影響:即効強化,限定効果,新強力効果第6回 メディアと世論:世論形成過程と世論とは何か第7回 マスメディアと民主主義;その重要性の理解第8回 マスメディアの取材第9回 ニュースの生産過程第10回 テレビと雑誌の報道第11回 マスメディアと投票行動第12回 マスメディアと政治:イメージの形成と娯楽化第13回 ネットと政治第14回 a:期末試験,b:試験正答解説

3.履修上の注意 講義内容としては,マスコミュニケーション論Aを履修していなくても支障はない。しかし,マスコミュニケーション論Aを履修しておけばさらに理解が深まることは言うまでもない。マスコミュニケーション論A�を履修しておくことを薦める。第7回にそれまでの講義内容の理解度をチェックする確認テストを行う。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 講義する内容に該当するテキストの箇所を前もって読んでくること。復習は,もう一度テキストを読み直し理論や事例を理解し,自分の言葉で表現できるよう練習する。 日常生活の中でのメディア利用や報道,ネット情報に意識を向けておくこと。

5.教科書「メディアと政治(改訂版)」蒲島郁夫ほか,有斐閣アルマ

6.参考書使用しない。

7.成績評価の方法試験70%,授業への貢献度30%

8.その他

科目ナンバー:(IC)COM351J

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メディアの歴史

2単位 江 下 雅 之3年次

1.授業の概要・到達目標メディアの成立において,技術革新と社会変化とが相互作用的に推

移すること,また,現代のメディア環境が古代・中世からの系譜を持ち,そして「19世紀」に土台が成立していること,その上で,20世紀終盤におけるメディアのデジタル化による変革の本質を理解する。

この講義を通じ,メディアが成立するための社会的要件・制度的要件の成立過程を理解することを到達目標とする。とりわけ,メディアを決定づける要素が技術だけでなく,むしろ用途面がメディアの枠組みを形成することを理解する。これらの理解を通じ,技術論に偏することなく,メディアの環境の〈いま・ここ〉と,〈これから・どこ〉への方向性を考察できよう。

2.授業内容授業は「1 輸送から通信への転換」「2 印刷・出版の誕生と浸透」「3 音の媒介」「4 マルチメディアとメタメディア」の4パートで構成される。各回のテーマは次の通りである。第1回:授業の全体像の説明第2回:1.1 駅逓制そして郵便制度第3回:1.2 電気以前のテレグラフ第4回:1.3 有線電信と無線電信第5回:2.1 印刷の革命・停滞・拡大第6回:2.2 近代における読書の大衆化第7回:2.3 雑誌の系統的な変化:女性誌を例に第8回:3.1 ラジオ放送の誕生と浸透第9回:3.2 電話のユニバーサル・サービス化第10回:3.3 音響メディアの変容第11回:4.1 写真の誕生とCGMへの展開第12回:4.2 映画産業のコングロマリット化第13回:4.3 メタメディアとしてのコンピュータ第14回:全体の総括:メディア環境の「いま,ここ」

*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意講義資料を次のサイトで配布する。アクセスに必要なIDおよびパスワードは初回の授業で連絡する。サイトURL�:�http://www.eshita-labo.org/sic_new/lec_note/

4.準備学習(予習・復習等)の内容事前に専用サイトで配付される講義資料を授業前に一読し,必要に応じて講義に持参すること。講義中は適宜ノートを取り,講義後には講義資料と照らし合わせて講義内容を再整理すること。

5.教科書使用しない。

6.参考書『メディアの近代史』パトリス・フリッシー(水声社)『情報と通信の文化史』星名定雄(法政大学出版局)『知識の社会史』ピーター・バーク(新曜社)『アメリカ映画の文化史』ロバート・スクラー(講談社)『興行師たちの映画史』柳下毅一郎(青土社)『音響メディア史』谷口文和ほか(ナカニシヤ出版)『思想としてのパソコン』西垣通/編(NTT出版)

7.成績評価の方法各パートが終了するごとにレポート課題を提示する。授業は4パートで構成されているので,全体で4課題が提示される。受講者は各自の判断で2課題を選択し,指定された期日までに提出すること。成績評価は1課題につき50点で採点し,2課題の合計(100点満点)で評価する。

8.その他質問がある者は,twitterアカウントhttps://twitter.com/massa27宛にリプライを送ってもよい。また,そのプロフィールに記載されているメールアドレスまたはfacebookページ経由でもかまわない。

科目ナンバー:(IC)CUL351J

メディア論

2単位 大 黒 岳 彦3年次

1.授業の概要・到達目標メディアというとすぐに新聞やテレビといったマスメディアや,

コンピュータや携帯といったメディア装置のことを考えるのが常である。しかし文字や話し言葉も歴としたメディアであり,また表情や身振り手振りといった身体もメディアに数え入れることができる。

この講義では常識的な「メディア」観から自由になり,「メディアはコミュニケーションを秩序付け,編成する原理である」という認識に基づいてメディアの機能と役割を考える。

また代表的な思想家のメディア理論の検討や吟味も行いながらメディア論の最前線へと導きたい。

最新のメディア技術の現代情報社会における意義を把握できるようになることも目標とする。

2.授業内容前半では主にメディア論思想の学説史的な系譜を辿る。マクルーハン・ハヴロック・オングらの英米系メディア史観,ベンヤミンのメディア思想,キットラーの電子メディア論,ドブレのメディオロジー,社会学のメディア論の系譜を紹介する。後半では,マスメディア,電子メディア,身体メディアを含めた理論的な考察を行う。「ヴァーチャル・リアリティー」「サイバースペース」「ユビキタス・コンピューティング」といった最新技術をメディア論的に考察し,メディア社会における意味と機能を考えたい。講義内容は以下の予定。1 「メディア」とは何か?2 「メディア史観」(マクルーハン・ハヴロック・オング)3 複製技術とベンヤミンの思想4 キットラーのメディア論5 ドブレのメディオロジー6 カルチュラルスタディーズのメディア論7 社会学のメディア論(パーソンズとルーマン)8 「マスメディア」はいかなるメディアか?9 マスメディアとネットワークメディア10 インターネットというメディア11 Google・Twitter・Facebook12 VRの歴史13 VRとエンタテインメント14 VRと情報社会

3.履修上の注意12回と13回は外部からゲストを招く予定。

4.準備学習(予習・復習等)の内容常にアンテナを張り自分の身の回りのメディア環境に敏感であること。

5.教科書『情報社会とは何か?─〈メディア〉論への前哨』(NTT出版)

6.参考書授業の中でその都度紹介する。

7.成績評価の方法平常点(30%)と期末の試験(70%)。(出席を取らないのに何故平常点があるのかという疑問が当方に寄せられますが,試験答案の内容で出席の有無は当然分かります。)

8.その他

科目ナンバー:(IC)SOC331J

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Page 77: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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文化と表象

専門科目群

文化と表象

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アート・マネジメント

2単位 保 坂 健二朗3年次

1.授業の概要・到達目標【授業概要】本授業は、アート・マネジメントの中でも、いわゆる「Visual�Arts�Management」に焦点を絞る(つまり演劇や音楽などの舞台芸術については基本的に言及しない)。それはひとつに、講師が国立の美術館に勤務する現役学芸員(あるいはキュレーター)であるからであり、もうひとつに、視覚芸術に特有だと言える作品の売買可能性が、マネジメントの実状を複雑かつ興味深いものとしているからである。本授業では、その視覚芸術を扱うフィールドのうち、とりわけ美術館という文化施設のマネジメントの実際と変容とを紹介する。またサブテーマとして「ガラパゴス化する日本の美術館」を立てることにより、今後のアート・マネジメントの方向性を確認する。

【到達目標】美術館(あるいは文化施設)についてクリティカルな視点を持つと同時に、理想的なそれについて提言できるだけの視野が受講者の中に確立されることを目指す。

2.授業内容第1回 イントロダクション:ガラパゴス化する日本の美術館第2回 世界の美術館のヴィジョンとミッション第3回 企画展とコレクション第4回 アート作品の値段の不可思議さ第5回 グローバリゼーションと国際展の隆盛第6回 地域活性化のための展覧会第7回 オープン・ディスカッション第8回 施策と美術館(障害者施策を中心に)第9回 アール・ブリュットと美術館第10回 美術館と建築(ビルバオ以降を中心に)第11回 美術館と建築展:近代的生活の紹介から出発して第12回 プラットフォームとしての建築展第13回 エデュケーションからラーニングへ第14回 オープン・ディスカッション

3.履修上の注意主に講義形式とするが、中間地点と最終回においてオープン・ディスカッションの時間を設ける。その際(具体的にはその直前の回において)、意見や質問の提出を求める。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業では都内近郊に位置する美術館や開催中の展覧会を紹介するので、積極的に見に行くようにしてほしい。

5.教科書使用しない。

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法授業への貢献度50%、最終課題50%

8.その他特になし。

英語の文化と歴史(英語)

2単位 ドウ,ティモシー J.3年次

1.授業の概要・到達目標 This�course�provides�an�overview�of� the�history�of� the�English�language� and� examines� its�major� changes� and� developments.�Students�will�understand�how�historical�and�social�developments�led�to� the�emergence�of�English�as�a�global� language.�Students�will�study�the�history�of�the�English�language�from�the�year�450�to�the�present�day.�The� similarities�between�Old,�Middle,� and�Modern�English�will� be� examined� in� addition� to� the� influence� of� other�European� languages�such�as�Latin,�German,�and�French.�Students�will� also� learn�about�how�political,� religious,� social,� and�scientific�developments�influenced�the�development�of�the�English�language.

 Students�will� demonstrate� their� understanding� of� the� course�materials�by�engaging�in�a�variety�of�activities�in�order�to�improve�their� academic� English� skills� in� addition� to� developing� their�knowledge�of� the� course� content.�They�will� take�notes�on� short�lectures�and�complete�class�activities� in� small�discussion�groups.�They�will�also�develop� their�academic� listening�and�writing�skills�through�note�taking�and�writing�short�reports.

2.授業内容第1回:The�Origins�of�Human�Language第2回:The�Romans�in�Britain,�Germanic�Migration第3回:The�Arrival�of�Christianity,�Old�English第4回:Viking�Invasions,�the�Influence�of�Old�Norse第5回:The�Normans,�Middle�English第6回:The�Tudors,�Standard�English第7回:Religious�and�Scientific�English第8回:The�Emergence�of�Modern�English第9回:Dictionaries�and�Grammar,�Modern�English第10回:Colonialism and�the�Spread�of�English第11回:English�in�North�America�and�Australasia第12回:Language�Policy,�ESL第13回:Global�English,�Media�Dominance第14回:English�as�a�Lingua�Franca,�World�Englishes

3.履修上の注意This�class�will�be�conducted�in�English.�Students�will�complete�class�activities�and�discussions�in�small�groups.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students�will�be�required�to�complete�class�readings�and�homework�assignments�before�classes.

5.教科書No�textbook�is�required.�The�teacher�will�provide�reading�materials.

6.参考書Students� should�bring� a�dictionary�(paper� or� electronic).�The�teacher�will�provide�supplementary�materials.

7.成績評価の方法The� exam�will� count� for� 50%� of� the� final� grade.� Homework�assignments,�including�two�short�written�reports,�will�count�for�40%,�and�participation�in�class�discussions�and�quiz�scores�will�count�for�10%�of�the�final�grade.

8.その他 

科目ナンバー:(IC)ART311J 科目ナンバー:(IC)LIN341E

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専門科目群

文化と表象

映像表現論(映像制作)

2単位 大 黒 岳 彦3年次

1.授業の概要・到達目標 テレビは社会を覗きこむ窓ではなく,番組の制作者が,混沌とした社会からネタを探し出し,わかりやすいよう再構成し,視聴者に提示しているものである。ニュース番組の制作を通して,視聴者でなく制作者の視点から,こうしたメディアリテラシーの基本を学ぶ。少人数のチームに分かれて,それぞれのチームで共通テーマのもと5分程度のVTRを制作。さらにこのVTRをもとにフジテレビ湾岸スタジオの専用スタジオで番組制作(疑似生放送)する。本講座ではフジテレビのプロデューサーら番組制作のプロフェッショナルが講師として指導にあたる。

2.授業内容(1)�メディアリテラシー概論(テレビニュース・新聞・インターネッ

トを比較分析する)(2)ニュースVTRの制作(ニュースの切り口を考え,リサーチする)(3)ニュースVTRの制作(構成案を考える)(4)ニュースVTRの制作(取材プランや演出プランを考える)(5)�ニュースVTRの制作(カメラの基本操作を学ぶ,小道具の準備・

制作をする)(6)ロケ取材(第1取材先)(7)ロケ取材(第2取材先)(8)ロケ取材(追加取材)(9)�取材したVTR素材のプレビュー&オフラインシート作成(第1

稿提出)(10)�取材したVTR素材のプレビュー&オフラインシート作成(最終

稿提出)(11)制作したVTRの違いを考える(12)スタジオ制作準備(13)�専用スタジオ(フジテレビ湾岸スタジオ内)でニュース番組を

制作する(14)番組プレビュー(フジテレビ湾岸スタジオ内),討論*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意 一方的な講義でなく実習的な番組制作のため,積極的かつ主体的な授業への参加が求められる。毎週の授業時間中の出席はもちろんのこと,授業時間外もVTR作成等に励む必要がある。また,8月上旬にフジテレビ湾岸スタジオの専用スタジオにて番組制作を行うので,この実習に必ず参加できる者のみ事前申込方法に沿って手続きをすること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容ニュース番組,情報番組などを意識的に見ることを推薦する。

5.教科書とくになし。

6.参考書とくになし。

7.成績評価の方法 授業への積極的かつ主体的な参加度を評価

8.その他

科目ナンバー:(IC)CUL341J

映像表現論(編集スキル)

2単位 大 黒 岳 彦3年次

1.授業の概要・到達目標 テレビは社会を覗きこむ窓ではなく,番組の制作者が,混沌とした社会からネタを探し出し,わかりやすいよう再構成し,視聴者に提示しているものである。VTR編集を通して,視聴者でなく制作者の視点から,こうしたメディアリテラシーの基本を学ぶ。授業では春学期に取材したVTR素材を使ってオリジナルなVTRを制作する。編集の基礎から覚え、映像で表現する手法を学ぶ。本講座ではフジテレビのプロデューサーら番組制作のプロフェッショナルが講師として指導にあたる。

2.授業内容(1)�VTRのテーマを決める(春学期で使用したVTRとフリー素材を

元に原稿を構成する)(2)独自の視点を考える(VTRの構成を考える① 構成台本)(3)独自の視点を考える(VTRの構成を考える② ナレーション)(4)独自の視点を考える(VTRの構成を考える③ コメント)(5)VTR編集の基礎を学ぶ①(プロジェクト作成)(6)VTR編集の基礎を学ぶ②(素材の取り込みやカットの分割)(7)VTR編集の基礎を学ぶ③(BGMやSEの挿入)(8)VTR編集のテクニックを学ぶ①(テロップ入れ)(9)VTR編集のテクニックを学ぶ②(合成)(10)VTR編集のテクニックを学ぶ③(ナレーション収録)(11)VTR編集のテクニックを学ぶ④(タイトル作成)(12)完成したVTRのプレビュー&討論①(No. 1~10)(13)完成したVTRのプレビュー&討論②(No. 11~20)(14)完成したVTRのプレビュー&討論③(No. 21~30)

3.履修上の注意 一方的な講義でなく実習的な番組制作のため,積極的かつ主体的な授業への参加が求められる。毎週の授業時間中の出席はもちろんのこと,授業時間外もVTR編集等に励む必要がある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容ニュース番組,情報番組などを意識的に見ることを推薦する。

5.教科書 とくになし。

6.参考書 とくになし。

7.成績評価の方法授業への積極的かつ主体的な参加度を評価

8.その他なし

科目ナンバー:(IC)CUL341J

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音楽表現論

2単位 宮 川   渉3年次

1.授業の概要・到達目標 私たちの世界には様々な音楽表現が混在する。これらの音楽を「普遍性と特殊性」という対によって特徴づけることはできないだろうか。音楽表現は,多種多様である反面,同じ根幹に基づいている。古代であろうと現代であろうと,あらゆる地域で人間は歌い,楽器を弾き,踊り続けてきた。音楽語法に関しても,それは時代や地域によって異なるが,そこには共通点もある。 この講義の目的は,音楽における普遍性と特殊性が,具体的にどのように定義できるか,を考察することである。そのため今日のポピュラー音楽のベースとなっている西洋音楽と黒人音楽の特徴を主に検証し,さらに私たちが暮らす日本で生まれた音楽表現を学ぶ。それぞれの音楽を理論や鑑賞を通じて考察することにより,様々な音楽表現や文化への理解を深めることを目指す。

2.授業内容(1)�aのみ:音楽表現における普遍性と特殊性(1)イントロダク

ション(2)音楽表現における普遍性と特殊性(2)音楽語法(3)音楽表現における普遍性と特殊性(3)音楽と環境(4)西洋音楽(1)バロック(5)西洋音楽(2)古典派(6)西洋音楽(3)ロマン派(7)西洋音楽(4)近代(8)西洋音楽(5)現代(9)ポピュラー音楽(1)ブルース(10)ポピュラー音楽(2)ジャズ(11)ポピュラー音楽(3)ビートルズ以降(12)日本の音楽(1)伝統音楽(13)日本の音楽(2)J-POP(14)まとめ*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意視聴覚教材・資料を用いて様々な音楽を鑑賞する。音楽経験者,未経験者に関係なく誰でも受講できるが,楽譜を用いた講義もおこなうので楽譜が苦手な人も慣れようとする努力が必要である。

4.準備学習(予習・復習等)の内容次回の授業で使用する資料をOh-o!Meijiで配布するので,それに目を通し予習復習に利用すること。

5.教科書特に定めない。

6.参考書『音楽と思想・芸術・社会を解く音楽史17の視座』 田村和紀夫,鳴海史生(音楽之友社)1998年

『はじめての音楽史』 久保田慶一編(音楽之友社)2008年『憂鬱と官能を教えた学校』上下巻 菊地成孔,大谷能生(河出文庫)2010年

『リズムから考えるJ-POP史』 imdkm(blueprint)2019年

7.成績評価の方法平常点15%,授業への取り組み15%,期末試験70%期末試験は筆記試験。授業中にレポートを書く機会を設けることがある。

8.その他

記号論

2単位 大 黒 岳 彦3年次

1.授業の概要・到達目標記号論は,20世紀初頭に成立をみた比較的新しいディシプリンで

ある。その特徴は,人間の生活のさまざまな現象を「記号」として捉え分析することで,その「意味」を読み解こうとする点にある。その影響は言語学はもちろんのこと,人類学,文学理論,映画批評,精神分析,宗教学,美学,メディア論,社会理論など広大な範囲に及んでいる。学際的な学部である情報コミュニケーション学部で,多様な研究課題に取り組んでいる学生諸君には「記号論」は様々なヒントと格好の武器を提供することになるはずである。

講義では,まず前半で,「記号」とは何か?という問題を「言語」との比較において哲学的に考えてみたい。後半では,様々な分野を代表する思想家たちが「記号」をどのように捉え,またその「記号」観を以って自らが研究する対象にどのようにアプローチしていたのか,できるだけ具体的にみる。

言語にとどまらない広範な記号現象のメカニズムを理解すると同時にマスメディアからインターネットメディアへの推移に伴う記号の変容をフォローアップすることを到達目標とする。

2.授業内容1 イントロダクション2 言語とはなにか(1)3 言語とはなにか(2)4 言語とはなにか(3)5 言語とはなにか(まとめ)6 記号とはなにか(1)7 記号とはなにか(2)8 言語と記号(クリステヴァ,ソシュール)9 構造と記号(レヴィ・ストロース)10 哲学と記号(エーコ,デリダ)11 コミュニケーションと記号(シャノン,エーコ)12 マスメディアと記号(ホール,ボードリヤール)13 映像と記号(パノフスキー,バルト)14 身体と記号

3.履修上の注意特になし。

4.準備学習(予習・復習等)の内容拙著『ヴァーチャル社会の〈哲学〉—ビットコイン・VR・ポストトゥルース』(青工社)第二章を事前に読んでおくと,理解が深まります。

5.教科書なし。

6.参考書その都度指示する。

7.成績評価の方法試験100%

8.その他

科目ナンバー:(IC)CUL341J 科目ナンバー:(IC)CUL311J

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専門科目群

文化と表象

近・現代史Ⅰ

2単位 雨 宮 史 樹3年次

1.授業の概要・到達目標【授業概要】日本近現代史は,ともすると政治史や外交史など権力側の動向に焦点を絞った,いわば「上から」の視座で理解されることが多々ある。そこで本講義では,それら「上から」の視座では捉えることができない,民衆の営みをはじめとする「下から」の契機という要素に軸足をおき,日本の近現代史を解説していく。

【到達目標】政治家などによって同時代もてはやされた言説とは,全く異質な歴史があったことを理解する。そこから,最終的には,日本社会を多角的側面から,批判的に認識し得る視野を獲得していく。

2.授業内容1.〔aのみ〕イントロダクション2.アジア・太平洋戦争という経験と歴史学3.開国4.明治維新と民衆5.日清戦争と東アジア6.日露戦争以後の社会7.第一次世界大戦と世界情勢の変化8.新興宗教に集う民衆9.都市部自由労働者の世界10.青年知識人と「社会」の発見11.華族という存在とスキャンダル事件の頻発12.青年知識人と白蓮事件13.社会と白蓮事件14.総括

3.履修上の注意講義毎にリアクションペーパーを用いたレポートを提出してもらい,主体的に考える過程を重視する。古典,最新の両研究成果を織り交ぜて講義を行う。したがって,新書程度の読書が必要となる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容レジュメにおいて,必ず参考文献一覧を明示する。この項目を復習に利用する。

5.教科書特に定めない。毎回,講義内容をまとめたレジュメを配布する。

6.参考書レジュメにおいて,参考文献一覧を明示する。

7.成績評価の方法定期試験70%,毎回レポート(リアクションペーパー)30%。

8.その他

科目ナンバー:(IC)HIS311J

近・現代史Ⅱ

2単位 雨 宮 史 樹3年次

1.授業の概要・到達目標【授業概要】近・現代史Ⅰに引き続き,「下から」の契機という要素に軸足をおいて解説していく。対象時期は,1920年代以降の日本社会となる。近年の歴史叙述は,当該期を普遍性において語る傾向が強い。それに対して,本講義では,日本に独特な個性という要素を重視しながら歴史の歩みを振り返っていく。

【到達目標】政治家などによって同時代もてはやされた言説とは,全く異質な歴史があったことを理解する。そこから,最終的には,日本社会を多角的側面から,批判的に認識し得る視野を獲得していく。

2.授業内容1.〔aのみ〕イントロダクション2.「大正デモクラシー」期に大衆社会化は進行したのか?3.「大正デモクラシー」と社会問題の噴出4.�大衆社会という幻影 「前期」新人会出身者の東アジア観を事例

として5.満州事変以後の社会と知識人6.「前期」新人会出身者における「大衆」の発見7.戦間期の農村社会(1)地域社会再編として描かれる農村8.戦間期の農村社会(2)再編から疎外されるものたち9.総力戦体制論のアイロニー10.戦時期の農村社会11.アジア・太平洋戦争と労働者12.悔恨共同体13.戦後のある農村 持続し続ける共同体14.総括 日本に普遍理論を適応することは可能なのか?

3.履修上の注意講義毎にリアクションペーパーを用いたレポートを提出してもらい,主体的に考える過程を重視する。古典,最新の両研究成果を織り交ぜて講義を行う。したがって,新書程度の読書が必要となる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容レジュメにおいて,必ず参考文献一覧を明示する。この項目を復習に利用する。

5.教科書特に定めない。毎回,講義内容をまとめたレジュメを配布する。

6.参考書レジュメにおいて,参考文献一覧を明示する。

7.成績評価の方法定期試験70%,毎回レポート(リアクションペーパー)30%。

8.その他

科目ナンバー:(IC)HIS311J

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経済思想史

2単位 髙 橋 信 勝3年次

1.授業の概要・到達目標この授業は,経済学あるいは経済学的思考に慣れ親しんでいない

受講者を対象とする。経済活動は私たちの生活の一部である。私たちが同一の経済活動を議論する場合でも,視点が異なれば,その光(プラス)と影(マイナス)についての判断は異なる。この授業では,経済活動にまつわる思想と制度を歴史的アプローチにもとづいて説明するが,そのさいに経済活動を複眼的に理解できるように経済学以外の学問領域の知見をも紹介する。受講生各自が経済活動をみる

「眼」をみずから養うことに意欲的になるような授業展開をはかる。この授業の到達目標は,経済学の課題とは何かを理解し,3つの経

済主体,すなわち,「企業」と「家計」と「政府」それぞれの社会的責任とは何かを理解することである。

2.授業内容第1回:授業の進め方と成績評価の仕方(a.のみ)第2回:経済活動と経済学―自己保存,経済問題,経済システム第3回:経済学の原像をさぐる―経済循環,相互依存,成長志向と

反成長志向第4回:市場経済(1)―価格調整メカニズム第5回:市場経済(2)―資源配分第6回:一国経済を全体としてみる―GDP,経済成長,景気循環第7回:貨幣と金融―「経済の血液」と経済主体の間を結ぶ絆第8回:生産の担い手としての企業(1)―企業の本質と形態,株式

会社,株式市場第9回:生産の担い手としての企業(2)―企業間関係,企業の社会

的責任第10回:家計の機能とその運営(1)―収支管理,生活設計第11回:家計の機能とその運営(2)―生産者への“protest”第12回:政府の経済活動(1)―非市場的な資源配分第13回:政府の経済活動(2)―政府の社会的責任第14回:対外経済―国境をこえる経済的自由主義

3.履修上の注意 数学はいっさい使用しない。関連科目として思想史,社会史などの歴史科目を履修するのが望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 あらかじめテキストを読んでおくこと。授業では,キーワードを板書し,テキストを参照しながら説明をすすめる。詳細な授業内容の板書は行わないので,授業終了後,授業の本筋についてノートを整理し直すこと。

5.教科書髙橋信勝『経済認識の扉』(八千代出版)2019年

6.参考書猪木武徳『経済思想』(岩波書店)1987年竹内靖雄『市場の経済思想』(創文社)1991年間宮陽介『市場社会の思想史―「自由」をどう解釈するか』(中央公論新社)1993年坂井素思『産業社会と消費社会の現代―貨幣経済と不確実な社会変動』(放送大学教育振興会)2003年

7.成績評価の方法小テスト20%,「定期試験(期間中試験)」80%

8.その他なし

科目ナンバー:(IC)ECN321J

言語表現論

2単位 伊 藤   豊3年次

1.授業の概要・到達目標 言語が関わる表現は,小説・詩などの文学作品に限らず歌詞を伴う音楽や歌,脚本(台本)を伴う映画や演劇,旅行記やエッセイにコラム,広告産業におけるコピーライティングなど多岐にわたります。加えて,音楽家や劇作家が小説を書いたりもしくは並行して両分野での作品を発表すること,音楽や写真などの非言語表現から触発された言語表現など,分野の垣根を超えた作品も現在までに多数発表されています。 本授業では実際に各表現分野で活動する方達をゲストに迎えて実際の創作における現場の声を受講生たちに届けてもらうとともに,学生たち自身にも様々なアプローチで言語表現の創作に取り組んでいただきます。表現者を目指す目指さないに関わらず,創作に挑戦することで,表現者の立場やその過程を体験的に学習してもらいます。 また,各表現にはその表現に直接従事するものと,その表現をなんらかの形で補助する立場の者が少なからず存在します。そういった立場の者たちが実際にどういった作業をして関係しているのかを分析していきます。 最終到達点として,講義のなかで学んだ内容をもとに何らかの言語表現作品を提出してもらいます。

2.授業内容1.�テーマ 2.�内容 3.�取り扱う作品(ある場合のみ表記)※3については変更および追加する可能性があります。※授業内容の順番が変更になる可能性があります。

第1回 1.�イントロダクション    2.�課題説明第2回 1.�広告    2.�課題発表および読解第3回 1.�旅行記①    2.�読解および最終課題に向けてのガイダンス    3.�雑誌記事 拙著「歌はどこだ」第4回 1.�写真①    2.�読解および課題講評    3.�写真集 浅田政志「浅田家」第5回 1.�写真②    2.�課題講評 写真から着想を得た物語創作 写真家朝岡英輔氏を迎えて第6回 1.�音楽①    2.�読解    3.�楽曲 小島ケイタニーラブ「ガラスの水時計」�第7回 1.�音楽②    2.�課題講評およびグループワーク第8回 1.�音楽③     2.�読解および課題講評 音楽家小島ケイタニーラブ氏を迎えて    3.�楽曲�小島ケイタニーラブ「サマーライト」第9回 1.�旅行記②    2.�最終課題の経過発表    3.�雑誌記事 拙著「歌はどこだ」第10回 1.�演劇①    2.�講義および視聴    3.�第三舞台「トランス」第11回 1.�演劇②    2.�視聴および解説    3.�第三舞台「トランス」第12回 1.�小説①    2.�読解     3.�小説 温又柔「さよならは内緒でね」 エッセイ「国語から旅立って」第13回 1.�小説②    2.�課題講評 小説家温又柔氏を迎えて第14回 1.�振り返り    2.�講義�分野の垣根を越えた言語表現のあり方

3.履修上の注意・創作の課題を数多く出すので,将来なんらかの創作活動を生業としたい者,または創作に関連する職種を目指す者,課題に取り組む意欲のある者のみの受講を求めます。・受講生が書いた創作物は受講生間で共有したりすることもあることを予め承知ください。・各講義の順番については変更となる可能性があります。・課題は授業時間外での作業を伴うものばかりですので熟慮のうえで受講を決めてください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・ほぼ毎週の課題の提出をもとめます。

5.教科書指定しません。授業ごとに適宜プリントを配布します。

6.参考書特になし

7.成績評価の方法学期中の課題の提出�50%学期末の提出物�50%

ただし,学期末の提出物のない者は不可とします。

8.その他

科目ナンバー:(IC)CUL341J

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専門科目群

文化と表象

広告論

2単位 松 本 健太郎3年次

1.授業の概要・到達目標【授業概要】 広告とはマーケティング活動の一環であり,人にある行動を惹起させるため(多くの場合は,購入させるため)の手段であるといえる。本講義では広告を「行動のコントロール」という観点から広義に把捉したうえで,その機能や歴史について(おもに記号論およびメディア論的な視座に依拠して)学習していくことになる。 とくに現代のデジタル環境下において,広告のあり方は大きく変化しつつある(いわゆる「ステマ」「ゲリラ・マーケティング」「プロダクト・プレイスメント」「応援広告」「行動ターゲティング広告」「インフルエンサー」などは,その変化を示唆する格好の事例であり,それぞれ現代の文化的状況や技術的状況と密接に関連している)。本講義ではそのような認識に立脚しつつ,様々な映像資料をもちいながら,アテンションエコノミー時代における広告と,それをとりまくメディア文化について考えていく。

【到達目標】 広告をめぐる様々な視点を理解したうえで,それらを各自の身近な事例と関連づけて応用的に考察し,急速に変化しつつある現代文化/現代社会の構造を分析的に論述することができる。

2.授業内容*講義内容については,必要に応じて変更することがある。第1回 イントロダクション:広告とメディア文化第2回 マーケティングと広告第3回 広告とコミュケーション第4回 CMからみる広告表現の変容第5回 記号論的視点から考える広告第6回 ロラン・バルトの広告論第7回 広告的知のアルケオロジー第8回 バックミラーのなかの広告文化第9回 �広告化する世界:「トゥルーマン・ショー」から考えるテレ

ビメディアと広告の位置第10回 監視社会のなかの広告:レコメンド機能の意味第11回 多様化する広告文化①:現実と虚構を越境するPP広告第12回 �多様化する広告文化②:抖音におけるインフルエンサーの

役割第13回 多様化する広告文化③:応援広告とファンカルチャー第14回 a:まとめ,b:試験

3.履修上の注意 

4.準備学習(予習・復習等)の内容 予習としては,テキスト指定範囲を事前に熟読し,登場人物や事項について下調べしておくこと。また,復習としては,ノートをしっかり整理しておくこと。

5.教科書『デジタル記号論:「視覚に従属する触覚」がひきよせるリアリティ』松本健太郎,新曜社

6.参考書授業内で指示する。

7.成績評価の方法期末試験(50%),小テスト(数回実施,30%),コメントシート(毎回実施,20%)

8.その他

科目ナンバー:(IC)CMM331J

ジェンダーと社会Ⅰ(ジェンダー文化史)

2単位 田 中 洋 美3年次

1.授業の概要・到達目標 社会におけるジェンダーのありようは地域や文化,時代により異なるが,いずれの場合もジェンダーの社会関係に関する一定の認識ないし「知」というものが存在している。本講義では,そのような「知」の成立に影響を与えてきたジェンダーに関する役割期待,規範,アイデンティティ等が様々な歴史的・文化的文脈においてどのように形成されてきたのかを世界史的な視点で考察し,その深い理解を目指す。考察にあたっては,各テーマ内で時間軸や地域性に配慮し,論じる。

2.授業内容第1回a�イントロダクション第2回 労働とジェンダー(1)第3回 労働とジェンダー(2)第4回 家族とジェンダー(1)第5回 家族とジェンダー(2)第6回 宗教とジェンダー第7回 中間のまとめ第8回 生殖とジェンダー(1)第9回 生殖とジェンダー(2)第10回 セクシュアリティ(1)第11回 セクシュアリティ(2)第12回 芸術とジェンダー(1)第13回 芸術とジェンダー(2)第14回 まとめ,考査*講義内容は履修者の数や関心等に応じて変更することがある。

3.履修上の注意 

4.準備学習(予習・復習等)の内容 事前に講義スライドに目を通し,次回の授業内容に関する専門用語について確認すること。復習として,講義ノートを見直し,内容を整理しておくこと。授業で紹介する参考書等にも目を通しておくこと。

5.教科書特に定めない。講義中にノートをしっかり取ってください。

6.参考書井上洋子他『ジェンダーの西洋史』(法律文化社,2012年),G・モッセ『男のイメージ─男性性の創造と近代社会』(作品社,2005年),浜本隆志他『ヨーロッパ・ジェンダー文化論』(明石書店,2011年)等。

7.成績評価の方法平常点(授業態度,リアペ,50%)考査(50%)*リアぺは内容で採点する。したがって提出しただけでは得点がない場合もある。*考査は履修者数により,定期試験期間内に実施するかどうかを決める。

8.その他 

科目ナンバー:(IC)GDR311J

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ジェンダーと社会Ⅱ(国際社会とジェンダー)

2単位 竹 﨑 一 真3年次

1.授業の概要・到達目標【授業概要】この講義では,ジェンダーやセクシュアリティといった,ジェンダー研究における基礎的な用語を概説しつつ,それらに対する我々のイメージがいかに歴史的,社会的,文化的に作られてきたのかを考えていく

【到達目標】ジェンダー,セクシュアリティが社会構築物であることを学び,その問題性と可能性について考え,議論することができるようにする。

2.授業内容第1回 イントロダクション第2回 ジェンダーとは何か① 女性学の展開第3回 ジェンダーとは何か② 男性学の展開第4回 セクシュアリティとは何か 異性愛とLGBT第5回 ジェンダー化する私たち① シスジェンダー第6回 ジェンダー化する私たち② トランスジェンダー第7回 スポーツとジェンダー① 男性とスポーツ第8回 スポーツとジェンダー② 女性とスポーツ第9回 日本の保守論壇にみるLGBT問題①第10回 日本の保守論壇にみるLGBT問題②第11回 アメリカの同性婚をめぐる闘争①第12回 アメリカの同性婚をめぐる闘争②第13回 現代少女と売買春第14回 日本の性教育とその問題,および総括※進行中の社会現象に応じて内容を変更する場合がある。

3.履修上の注意・2/3以上の出席がなければ成績評価しない。・公欠あるいは準公欠として認めるものインフルエンザ等感染症,大学公認の活動,就職活動(面接のみ)・授業資料は必要に応じて適宜配布する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・日ごろからジェンダー・セクシュアリティに関するニュース等にアンテナを張っておくこと。・授業を振り返り,自ら社会を見て,考えること

5.教科書特に指定なし。

6.参考書加藤秀一著『はじめてのジェンダー論』有斐閣

7.成績評価の方法レポート100%+α(リアクションペーパーの内容に応じて加点する)

8.その他

科目ナンバー:(IC)GDR311J

ジャーナリズム論Ⅰ

2単位 森   達 也3年次

1.授業の概要・到達目標本授業は,ジャーナリズムという広大な裾野を,特に「映像表現」

という視点から考察することを目的とする。具体的には,現状のテレビ報道やドキュメンタリー番組から古典的な映像作品までも含めて,ジャーナリスティックな観点や世相が受けた影響について,考察と研究を行い,メディア時代におけるリテラシーとはどのように為されるべきかを考察し,身につけることを目標とする。

2.授業内容1.授業の全体像の説明2.メディア(文字)の歴史3.メディア(映像・音声)の歴史4.20世紀以降のメディア状況と世界状況5.メディアとプロパガンダ16.メディアとプロパガンダ27.ジャーナリズムの意味8.ジャーナリズムの役割9.政治とジャーナリズム10.社会とジャーナリズム11.ジャーナリズムとメディア12.ジャーナリズムとリテラシー13.メディアの公平性14.主観とジャーナリズム

3.履修上の注意本授業は映像のみならず文章や音声におけるジャーナリスティックな取材を考えることを一義とする。取材は伝えるための形を持ったときに初めて意味を持つ。その意味では取材だけでなく,いかに表現されたかを考察することも重要である。よって本授業を履修する場合は,表現の分析に重きを置いたジャーナリズム論Bもぜひ履修してほしい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容いわゆる情報のレベルではなく,授業ではジャーナリズムと表現領域についての考察も重要な要素になる。映画や書籍などにも接することを希望する。

5.教科書なし

6.参考書(必須ではない)「テレビの嘘を見破る」 今野勉 新潮社「ドキュメンタリーの地平」 佐藤真 凱風社「A撮影日誌」 森達也 角川書店「ドキュメンタリーは嘘をつく」 森達也 草思社

7.成績評価の方法レポート(40%),授業態度(30%),平常点(30%)

8.その他

科目ナンバー:(IC)COM351J

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専門科目群

文化と表象

ジャーナリズム論Ⅱ

2単位 森   達 也3年次

1.授業の概要・到達目標本授業は,メディアとジャーナリズムという広大なジャンルを,

特に「映像表現」という視点から,主に受け手のリテラシーという観点から考察することを目的とする。

具体的には,現状のテレビ報道やドキュメンタリー番組から古典的な映像作品までも含めて,ジャーナリスティックな観点や世相が受けた影響について,考察と研究を行い,メディア時代におけるリテラシーとはどのように為されるべきかを考察し,身につけることを目標とする。

2.授業内容1.授業の全体像の説明2.メディア(文字)の歴史3.メディア(映像・音声)の歴史4.ジャーナリズムの意味5.ジャーナリズムの定義6.ジャーナリズムと政治7.ジャーナリズムと社会8.メディアの加害性9.メディアとポピュリズム10.プロパガンダとメディア11.ネット時代におけるジャーナリズムの役割12.災害報道とメディア13.ジャーナリズムの矛盾14.ジャーナリズムと権力

3.履修上の注意本授業は映像のみならず,文章や音声におけるジャーナリスティックな表現を考えることを一義とする。

4.準備学習(予習・復習等)の内容いわゆる情報のレベルではなく,授業ではジャーナリズムと表現領域についての考察も重要な要素になる。映画や書籍などにも接することを希望する。

5.教科書なし

6.参考書(必須ではない)「テレビの嘘を見破る」 今野勉 新潮社「ドキュメンタリーの地平」 佐藤真 凱風社「A3」 森達也 集英社インターナショナル「それでもドキュメンタリーは嘘をつく」 森達也 角川文庫

7.成績評価の方法レポート(40%),平常点(30%),授業への姿勢(30%)

8.その他

科目ナンバー:(IC)COM351J

社会文化史A(社会文化史Ⅰ)

2単位 須 田   努3年次

1.授業の概要・到達目標歴史学は過去に拘泥するものではありません。現代社会を相対化

し,よりよい未来を指向するものです。社会文化史Aでは,以下の能力を養成します。①多様な歴史解釈の存在を意識します。歴史家は断片的な事実を

組み立て,1つの歴史像を組み立てます。その様相をトレースしつつ,歴史認識というセンスを身につける。

②現代社会を理解するために必要な歴史認識を身につけ,現代を相対化する。

2.授業内容授業内容は以下であるが,研究状況により変動することはあります。1.イントロダクション2.無責任の体系とは3.�“いさぎよさ”の成立(1)  日本人の心性の深遠にある”い

さぎよさ”とはなにか。4.“いさぎよさ”の成立(2)5.�社会と仏教との関係     日本人は多宗教・無宗教といわ

れるが,その内実はどのようなものか。6.仏教理念の変質7.�因果の変質(1)      仏教理念が社会文化となりどの

ような変化をたどり,影響をもったのか。8.因果の変質(2)9.�中世の自・他者認識     鎌倉・室町時代の知識人は自国

と他国をどうにんしきしていたのか。10.�江戸時代の他者認識と自国意識(1)  江戸時代の人びとは,

自国と他国をどう認識していたのか。11.江戸時代の他者認識と自国意識(2)12.�欧米列強の接近と新たな自国優位の心性(1) 欧米という他者

を鏡としてどのように自国認識がうまれたのか。13.欧米列強の接近と新たな自国優位の心性(2)14.まとめ

3.履修上の注意駿河台での講義です。最新の研究成果を取り入れます。頭を使い続ける時間です。日本史の知識はなくても大丈夫ですが,主体的に勉強し,知を獲得する講義です。新書程度の読書が必要です。定期試験を行い,なおかつ時間中にミニテストを2回実施します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容レジュメを配布し,そこに参考文献一覧を入れてあります。それを復習に利用しましょう。

5.教科書毎回,レジュメを用意します。

6.参考書須田努・清水克行『現代を生きる日本史』岩波書店,2014年

7.成績評価の方法以下を総合して評価します。①定期試験 50%②2回のミニテスト 20%③毎回レポート(リアクションペーパー) 30%

8.その他大学は研究と勉学を行うところです,知的好奇心の高い学生を歓迎します。

科目ナンバー:(IC)CUL331J

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社会文化史B(社会文化史Ⅱ)

2単位 須 田   努3年次

1.授業の概要・到達目標歴史学は過去に拘泥するものではありません。現代社会を相対化

し,よりよい未来を指向するものです。社会文化史Bでは,以下の能力を養成します。①多様な歴史解釈の存在を意識します。歴史家は断片的な事実を

組み立て,1つの歴史像を組み立てます。その様相をトレースしつつ,歴史認識というセンスを身につける。

②現代社会を理解するために必要な歴史認識を身につけ,現代を相対化する。

2.授業内容以下が,授業の予定ですが,研究状況によって変動します。

1.イントロダクション2.�ウエスタンインパクトの中で形成される排外主義(1)  会沢

正志斎3.�ウエスタンインパクトの中で形成される排外主義(2)  橫井

小楠と吉田松陰4.明治維新の語られ方(1) 明治100年と司馬遼太郎5.明治維新の語られ方(2) 明治150年と?6.文明開化のなかの大衆芸能(1) 三遊亭円朝と自己実現7.文明開化のなかの大衆芸能(2) 三遊亭円朝の語る江戸8.征韓論の登場9.日清戦争のとらえ方(1)10.日清戦争のとらえ方(2) 日本・朝鮮・中国という枠組みから11.沖縄という存在(1) 植民なき植民地沖縄12.沖縄という存在(2) 方言論争の様相13.沖縄の現在14.まとめ

3.履修上の注意駿河台での講義です。最新の研究成果を取り入れます。頭を使い続ける時間です。日本史の知識はなくても大丈夫ですが,主体的に勉強し,知を獲得する講義です。新書程度の読書が必要です。定期試験を行い,なおかつ時間中にミニテストを2回実施します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容レジュメを配布し,そこに参考文献一覧を入れてあります。これを復習に利用しましょう。

5.教科書毎回,レジュメを用意します。

6.参考書須田努・清水克行『現代を生きる日本史』岩波書店,2014年

7.成績評価の方法以下を総合して評価します。①定期試験 50%②2回のミニテスト 20%③毎回レポート(リアクションペーパー) 30%

8.その他大学は研究と勉学を行うところです,知的好奇心の高い学生を歓迎します。

科目ナンバー:(IC)CUL331J

情報社会と教育A

2単位 鈴 木 雅 博3年次

1.授業の概要・到達目標【概要】� 学校は子どもが情報社会へと歩み出す準備をする場として期待されています。しかし,歴史的に見ると,むしろ学校は子どもを情報社会から隔離し,統制された情報を与える装置として機能してきたと言えます。とりわけ公教育の制度化以降,国家が情報統制の担い手として多大な影響力を持つようになりました。「専門職」としての教師がこれへの対抗者と目されますが,教師自身が積極的に情報統制の担い手となることも少なくありません(校内でのスマホ使用禁止といった校則等)。この授業は,学校教育が有する情報統制装置としての機能に照射し,その歴史・担い手・問題について検討することを目的とします。

【到達目標】1.�〈子ども〉概念の成立について,社会・教育・思想との関連において理解することができる。2.�近代公教育制度の成立と日本への導入について,教育の目的と関連づけながら理解することができる。3.�国家による教育への関与とその問題について,近年の政策動向を踏まえて理解することができる。4.�教師による管理教育の実態を捉え,その問題について考えることができる。

2.授業内容第1回 �イントロダクション/近代以前の子ども・家族・学校:〈子

ども〉の誕生第2回 啓蒙主義時代の教育思想:ルソーの教育論第3回 �近代市民社会における公教育の成立:市民革命・産業革命

と教育第4回 近代日本における公教育:教育勅語体制の成立第5回 戦後日本における公教育:憲法と教育基本法第6回 戦後教育政策の転換:「逆コース」と内外事項区分論第7回 国民の教育権論(1):堀尾輝久の所論を中心に第8回 国民の教育権論(2):兼子仁の所論を中心に第9回 教育裁判の展開:学テ・伝習館・家永裁判を事例として第10回 二つの教育法関係:教師・子ども間の葛藤第11回 学校における管理統制:生徒指導と校則裁判第12回 近年の教育改革(1):教育基本法「改正」第13回 近年の教育改革(2):道徳の教科化第14回 まとめ

3.履修上の注意特にありません。

4.準備学習(予習・復習等)の内容前時の内容を復習して授業に臨んでください。

5.教科書教科書は特に指定せず,必要な資料を配布します。

6.参考書授業中に適宜紹介します。

7.成績評価の方法リアクションペーパー(20%),定期試験(80%)。欠席5回(忌引き等を除く)で不可。

8.その他特にありません。

科目ナンバー:(IC)EDU321J

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Page 87: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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専門科目群

文化と表象

情報社会と教育B

2単位 鈴 木 雅 博3年次

1.授業の概要・到達目標【概要】 「教育とは何か」「どのような教育を行うべきか」という問いにおいて,教育と社会の関係は常に重要な位置を占めてきました。教育は社会が求める人材を育成するためのものか,むしろ教育によって社会を変革することが目指されるべきではないか,あるいは社会はその人が「何を学んだか」よりも「どこで学んだのか」(学歴・偏差値)に関心があるのではないかといった様々な問いは,子どもの発達段階や心理を考えるのとは別様に,教育を社会との関連において捉える必要があることを示しています。他方で,学校そのものが一つの社会を形作っている点に目を向ける必要もあるでしょう。学校において,人びとは制度や文化に関する情報を資源として多様なコミュニケーションを織りなしています。そうしたやりとりの一つひとつを丁寧に読み解いていくことで,学校という社会の有り様に気づくことができるはずです。以上の問題関心をもとに,この授業では,情報としての教育履歴(学歴・成績)が社会のなかでどのように作用しているのか/いないのか,そして,学校という社会のなかでどのような/どのようにコミュニケーションが織りなされているのかという点について検討を加えます。

【到達目標】1.�学校から職場へのトランジションについて,メリトクラシ―の観点から理解することができる。2.�学校における制度・文化の作用について理解することができる。3.�学校における相互行為の有り様と作用について理解することができる。

2.授業内容第1回 イントロダクション/教育への社会学的アプローチ第2回 情報としての「学歴」と社会(1)第3回 情報としての「学歴」と社会(2)第4回 情報としての「成績」と社会(1)第5回 情報としての「成績」と社会(2)第6回 学校から社会へのトランジションの「失敗」第7回 反学校文化と階級の再生産第8回 社会化と「隠れたカリキュラム」(1)第9回 社会化と「隠れたカリキュラム」(2)第10回 教師・生徒のストラテジー第11回 「荒れた学校」の社会的構築第12回 学校における相互行為第13回 組織としての学校と教師の自律性第14回 まとめ

3.履修上の注意特にありません。

4.準備学習(予習・復習等)の内容前時の内容を復習して授業に臨んでください。

5.教科書教科書は特に指定せず,必要な資料を配布します。

6.参考書授業中に適宜紹介します。

7.成績評価の方法リアクションペーパー(20%),定期試験(80%)。欠席5回(忌引き等を除く)で不可。

8.その他特にありません。

科目ナンバー:(IC)EDU321J

2単位

情報社会と芸術

古 屋 俊 彦3年次

1.授業の概要・到達目標20世紀初頭の技術革新と芸術の産業化によって表現は解放され機

械化されました。20世紀初頭には芸術は社会と政治と戦争に直結した役割をもっていました。その時代には社会の変革と新しい価値の創造に関して芸術家が先頭に立っていました。技術革新と芸術による新しい価値の創造の方向性が結実した最も前衛的な形がファシズムでした。ある芸術家たちは技術革新を全面的に肯定し国家を表現の結集する場とし戦争を賛美しました。そのような芸術家の考え方は決して不自然なものではなくきわめて整合性のあるものでした。通信手段や移動手段や居住設備などの革新と共に機械による世界戦争が作り出されました。20世紀前半に表現の拡張の帰結はほぼすべて出そろい芸術の役割は限定されていきました。20世紀後半から現在までは技術革新も表現の革新も停滞しており復活する兆しはありません。この授業では芸術の社会的な役割の負の側面を具体的な例を挙げながら考えていきます。表現や美意識は非常に危険なものではあるけれども避ければよいものでもありません。そのことを考えるためにイタリアの20世紀初頭の表現者の活動を参照します。そしてヴァルター・ベンヤミンの芸術作品の可能性についての考察を参照し,平和を目指す極めて困難な道への展望を模索します。表現の本質に関して常識や常套句に頼ることなく過去の事実を確認しながら現在の状況を見極め,それを文章の中で自分の考察として表現できるようにすることを目標とします。

2.授業内容1 授業の説明,表現と芸術2 表現と技術革新3 芸術の産業化 映画4 芸術の産業化 録音5 芸術の産業化と作品6 未来派 その17 未来派 その28 未来派 その39 ダヌンツィオ10 ムッソリーニ11 ファシズムと芸術12 ベンヤミン 複製技術時代の芸術作品13 ベンヤミン 複製技術時代の芸術作品 つづき14 作者とは何か

3.履修上の注意授業を聞いて考えることが重要な授業です。常識的な理解や決まり文句ですませるような理解は通用しません。自分がその時に考えたことはその場で必ずノートに書いていくことが必要です。講義で使うプレゼンテーションの文字の内容はOh-o!�Meijiの授業内容に掲載します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容準備としてはベンヤミンの『複製技術時代の芸術作品』を読んでおく必要があります。授業で提示された問題提起に対して自分で考えてノートに書き後からも確認する必要があります。

5.教科書必ず読んでおく必要のある本ベンヤミン『複製技術時代の芸術作品』(岩波文庫「ボードレール」所収)

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法定期試験80%,受講報告による平常点20%

8.その他

科目ナンバー:(IC)ART311J

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情報社会と出版

2単位 植 村 八 潮3年次

1.授業の概要・到達目標出版は,個人・組織が思想や感情を表現し,言論表現を行うメディ

アであり,最も古いメディア産業である。一方,デジタル技術とインターネットの急速な発達によって,情報収集と発信の仕方が大きく変わろうとしている。

講義では,社会的文化的に重要な役割を果たしてきた出版メディアをコミュニケーションメディアの中でとらえ直し,文化と産業の両面からとらえ,理解を深めていく。なかでも,電子書籍,オンライン書店,電子図書館などを中心に取り上げ,情報社会における出版の役割と今日的有り様について理解を深めていく。

2.授業内容第1回 コミュニケーションメディアの変遷第2回 印刷革命と出版離陸第3回 書籍第4回 文庫・新書第5回 辞書・事典第6回 雑誌第7回 出版取引と書店第8回 オンライン書店と流通の変化第9回 電子書籍と端末第10回 マンガとデジタルコミック第11回 ケータイ小説・スマホ小説第12回 電子図書館とデジタルアーカイブ第13回 学術ジャーナルとオープンアクセス第14回 a:eラーニングとデジタル教科書    b:まとめ「本の未来」*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意授業は講義形式であるが,ワークシートを基にした受講者の討議や意見を積極的に求める。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回の授業最後に,次週のテーマと予習課題を指示する。事前に予告した,次回授業内容にあたる教科書の該当章を読み,不明な点などを調べてくること。復習として,毎回のレポートを書くにあたって,必ず教科書等で補足し,不明な点はレポートに明記すること。

5.教科書川井良介編『出版メディア入門�第2版』(日本評論社,2012年)

6.参考書植村八潮『電子出版の構図:実体のない書物の行方』(印刷学会出版部,2010年)植村八潮,�ほか『電子図書館・電子書籍貸出サービス』(印刷学会出版部,20199年)

7.成績評価の方法授業レポート42点(3点満点×14回)。レポートは各自ノートを元に講義内容をサマライズ(400 ~ 600字)し,考察(100 ~ 200字)を加えるものとする。翌週までに提出する。分量の足りないレポート,遅れた提出,遅刻などは,それぞれ1点減ずる。期末試験58点。

8.その他

科目ナンバー:(IC)COM361J

情報デザイン論

2単位 栗 山   健3年次

1.授業の概要・到達目標情報デザインとは,情報を人に分かりやすく伝えるための手法で

す。情報の伝え方が悪いと,理解するまで時間がかかったり,誤った認識が生じたりします。皆に分かりやすく情報を伝える能力は重要です。本授業は,様々なメディアの情報デザインについての講義と,テーマを与え,そのテーマにあった作品を作成する演習で構成します。また,皆の作品への考察やディスカッションを通し,良いデザインについて考えます。今後の学生生活および社会人生活において必要となる情報デザイン方法を身に付けることを到達目標とします。

2.授業内容[第1回]イントロダクション�授業内容の紹介,アンケート[第2回]�文章をデザインする(1)�読みやすい文字のフォント。フォ

ントの印象。[第3回]�文章をデザインする(2)�文章の要約。可読性,視認性,

判読性。[第4回]�スライドをデザインする(1)�文章や図の配置。認識のし

やすさ。[第5回]�スライドをデザインする(2)�内容にあったスライドデザ

インの作成。[第6回]画像をデザインする(1)�写真の撮影・加工。[第7回]画像をデザインする(2)�配色。[第8回]�データベースをデザインする(1)�SQLによるデータの抽

出。[第9回]�データベースをデザインする(2)�エクセルによるデータ

分析。[第10回]�アイコンをデザインする(1)�行動を表現するアイコンの

作成。[第11回]アイコンをデザインする(2)�ユニバーサルデザイン。[第12回]�ホームページをデザインする(1)�レスポンシブウェブデ

ザイン。[第13回]ホームページをデザインする(2)�テンプレートの作成。[第14回]まとめただし,学習環境および受講者の理解状況により,内容の微調整を行います。

3.履修上の注意前提となる科目はありませんが,情報の基礎を履修済みであることが望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容グループ活動時には,授業外での作業が発生します。

5.教科書必要に応じて資料を配布,提示します。

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法平常点(授業への参加度や貢献度,授業中の態度など)�50%,課題とその出来�50%

8.その他 

科目ナンバー:(IC)DES311J

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専門科目群

文化と表象

情報文化論

2単位 古 屋 俊 彦3年次

1.授業の概要・到達目標人類の情報と文化の土台である言語と文字の実質について概説し

考察していきます。まずは人類の文化の特異性と多様性を再検討し,基本的な視座として文化の根本的に異なる二つの側面である循環と蓄積について確認します。人間の循環的な活動の本体である言語の究極の単位について考察し,人間の活動がたどり着く蓄積物の本体である文字の独自の存立構造に関する考察へとつなげていきます。この授業では特に文字の問題に重点を置いて文化のあり方の根底に迫ります。日々消えていく活動の側面だけではなく長い時間に存続する文化について考えていきます。

2.授業内容1 文化の定義 諸文化の独自性と多様性2 文化の二面性 循環の側面と蓄積の側面3 文化の保護と抑制 循環と蓄積の性質の違い4 循環としての言語 蓄積としての文字5 言語の違いとは何か6 言語の本質 言語体系と記号の差異的性質7 言語の単位 音素と弁別素性8 線的構造と言語 言語と文字の無関係性9 文字の使用と分布の現状10 文字の先史時代 線刻と彩色11 文字の前身 クレイ・トークン12 文字の歴史 その1 シュメール文字,楔形文字13 文字の歴史 その2 エジプト文字,漢字,その他14 文字とは何か

3.履修上の注意授業を聞いて考えることが重要な授業です。常識的な理解や決まり文句ですませるような理解は通用しません。自分がその時に考えたことはその場で必ずノートに書いていくことが必要です。講義で使うプレゼンテーションの文字の内容はOh-o!�Meijiの授業内容に事前に掲載します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業で提示された問題提起に対して自分で考えてノートに書き後からも確認する必要があります。

5.教科書指定しない

6.参考書特になし

7.成績評価の方法定期試験80%,受講報告による平常点20%

8.その他

科目ナンバー:(IC)CUL351J

スポーツ・ジャーナリズム論

2単位 小 田 光 康3年次

1.授業の概要・到達目標【授業の概要】 「五輪・パラリンピック」と「大学スポーツ」に焦点を当て,民主主義・自由主義体制下でのスポーツの健全な発展に資するためのスポーツ・ジャーナリズムについて探究していく。

【到達目標】 ジャーナリズムの一分野としてのスポーツ・ジャーナリズムの基礎的な理解を習得する。

2.授業内容1回:イントロダクション(目的と概要)2回:市民社会とジャーナリズム3回:スポーツとジャーナリズム4回:スポーツとマスメディア5回:オリンピック憲章の概要6回:IOC,NOC,IF,大会組織委員会7回:中間試験8回:五輪パラリンピックと政治9回:五輪パラリンピックと経済10回:五輪パラリンピックと社会11回:大学とスポーツ・課題発表112回:明治大学と体育会・課題発表213回:商業主義と大学スポーツ・課題発表314回:スポーツ写真報道・課題発表4

3.履修上の注意日々の五輪パラリンピック関連記事には必ず目を通しておくこと。内容について試験で出題します。課題発表はグループで2020年東京五輪パラリンピックに関する内容をテーマにします。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業直近の五輪パラリンピック関連の新聞記事には必ず目を通すこと。

5.教科書特に指定しません。

6.参考書JOAオリンピック小辞典(日本オリンピック・アカデミー編)

7.成績評価の方法授業の参加度(25%),中間試験(25%),課題発表(50%)

8.その他

科目ナンバー:(IC)COM351J

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造形表現論

2単位 木 村 博 之3年次

1.授業の概要・到達目標 インフォグラフィックスを中心に造形表現を考える。インフォグラフィックスとは,言葉で伝わりにくいモノ・経験・データ・概念など「見えにくい情報」を,絵や図解,グラフ,地図,アイコンなどを使い,「わかりやすい形」に変化させるグラフィックデザインで,すべてのデザイン領域に大きく関係する。絵や図で説明すると簡単に理解できることが多く,コミュニケーションの重要な手段である。カタチには表現した人の何らかのメッセージがある。それを理解するには,伝える側だけでなく受け取る側にもスキルが必要である。この授業では,伝えたい対象・目的を明確にする「コンセプト」,その表現のアイデアである「軸」の設定,グラフィックレコーディング,グラフィックファシリテーション,プレゼンテーションなどを通して,「伝える・伝わる・つなぐ」コミュニケーションのためのコツを身につける。スケッチが苦手でも問題ない。

2.授業内容(1)イントロダクション(2)インフォグラフィックスとは(3)想像して簡単なスケッチをする(4)グラフィックレコーディング(5)グラフィックファシリテーション(6)コンセプトデザイン(7)視点の移動(8)観察・調査・インタビュー(9)コンセプトと軸(10)表現のスパイス(11)しかけの作り方・見せ方(12)最終仕上げとプレゼンテーションの準備(13)グループプレゼンテーション(14)審査会,投票,総括,リフレクション*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意 ワークショップ型の授業なので,個々の積極的な取り組み,発言,下調べが求められる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 各自コミュニケーションの技を身に付けるためにアンテナを立てる。身の回りにあるコミュニケーションの優れたもモノやコトを探してくる。また授業で身に付けたことを,その日のうちに実際の学生生活や日常で必ず使ってみる。

5.教科書 必要に応じて資料を配布する。

6.参考書 『インフォグラフィックス』木村博之著(誠文堂新光社)

7.成績評価の方法 平常点30%,個人とグループの制作物・レポートによる評価70%

8.その他

科目ナンバー:(IC)CUL341J

多文化と相互理解Ⅰ(多文化と相互理解A)

2単位 横 田 貴 之3年次

1.授業の概要・到達目標 イスラームと聞いて,皆さんは何を連想しますか?昨今,イスラームへの関心が世界的に高まっていますが,それはテロや紛争など負のイメージを伴う場合が多くあります。その負のイメージがイスラームという異文化を理解する際の支障になりつつあります。 本講義では,ステレオタイプのイスラーム像を再考することを念頭に,地域研究の手法に基づいてイスラームの実態を明らかにし,異文化理解について考えます。そして,日本におけるイスラームを事例として,多文化共生および相互理解の可能性を検討します。 本講義の到達目標は次の2点です。①イスラームの持つ固有性を把握すること。②イスラームという練習問題を通じ,文化間の相互理解や共生について受講生が主体的に考えるための素地を涵養すること。

2.授業内容(1) aのみ イントロダクション(異文化にふれること)(2) イスラームによる異文化理解(3) イスラームの基礎知識(4) 「イスラム原理主義」の再考(5) イスラームの政教一元論(6) イスラーム主義(7) イスラームと民主主義(8) 「アラブの春」とイスラーム主義(9) イスラームにおけるジハード論(10) イスラームとテロリズム(11) 「イスラーム国」の再考(12) 女性のヴェール① イスラームにおけるヴェール(13) 女性のヴェール② 現代の「ヴェール復興」(14) 授業のまとめ(さらなる異文化理解を目指して)*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意 毎回の授業において,受講生の発言,およびリアクションペーパーの提出を課します。発言・リアクションペーパーは成績に反映します。期末試験は授業を踏まえた設問となるので,予習・復習による授業内容の深い理解が不可欠です。授業内で指示する課題は必ず行ってください。また,グループワークを適宜課します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業中に配布するレジュメの該当箇所を必ず復習し,不明な点はリアクションペーパーにて質問してください。次回の内容についても,事前に配布するレジュメに目を通して,概要を理解してください。 また,新聞やテレビなどで,日常的にイスラーム関連のニュースに触れてください。

5.教科書特に定めない。授業ではPPTを使用し,レジュメを配布する。

6.参考書小杉泰『イスラームとは何か−その宗教・社会・文化』(講談社,1994年)その他,授業内で適宜指示します。

7.成績評価の方法授業への貢献度20%,リアクションペーパー 20%,期末試験(論述式)60%

8.その他第1回のイントロダクションにおいて,授業詳細について説明するので,履修希望者は必ず出席すること。

科目ナンバー:(IC)COM331J

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専門科目群

文化と表象

多文化と相互理解Ⅱ(多文化と相互理解B)

2単位 横 田 貴 之3年次

1.授業の概要・到達目標 本講義では,日本とヨーロッパにおけるムスリム(イスラーム教徒)移民を事例として,多文化共生と相互理解について考えます。近年,ヨーロッパでは,「他者」としてのイスラームへの理解・共存について,しばしば激しい議論が交わされています。本講義では,イスラームという宗教 をめぐる様々な言説について整理し,最近のヨーロッパにおける具体的な事例も交えつつ,多文化間の理解・共生について検討します。 本講義を通じて,受講生が異文化の「他者」を理解し,多文化共生の可能性を主体的に考えるための知識の習得を目指します。

2.授業内容(1) aのみ イントロダクション(多文化共生とは)(2) イスラームの教義と実践―なぜイスラームに従うのか?(3) 政教一元論―政教分離との比較から(4) 「文明の衝突」論の再考①―ハンチントンの議論(5) 「文明の衝突」論の再考②―批判的検討(6) 日本とイスラーム①―第二次世界大戦以前(7) 日本とイスラーム②―第二次世界大戦以降(8) 日本に暮らすムスリム①―ムスリムの生活(9) 日本に暮らすムスリム②―日本におけるイスラーム理解(10) フランス①―ムスリム移民社会の成立(11) フランス②―ライシテとイスラーム(12) フランス③―ヴェール論争(13) 多文化間の正義論(14) 授業総括(多文化共生を目指して)*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意 毎回の授業において,受講生の発言,およびリアクションペーパーの提出を課します。発言・リアクションペーパーは成績に反映します。期末試験は授業を踏まえた設問となるので,予習・復習による授業内容の深い理解が不可欠です。授業内で指示する課題は必ず行ってください。また,授業では適宜グループワークを行います。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業中に配布するレジュメの該当箇所を必ず復習し,不明な点はリアクションペーパーにて質問してください。次回の内容についても,事前に配布するレジュメに目を通して,概要を理解してください。 また,新聞やテレビなどで,日常的にイスラーム関連のニュースに触れてください。

5.教科書特に定めない。授業ではPPTを使用し,レジュメを配布する。

6.参考書小杉泰『イスラームとは何か−その宗教・社会・文化』(講談社,1994年)内藤正典『ヨーロッパとイスラーム―共生は可能か』(岩波書店,2004年)その他,授業内で適宜指示します。

7.成績評価の方法授業への貢献度20%,リアクションペーパー 20%,期末試験(論述式)60%

8.その他第1回のイントロダクションにおいて,授業詳細について説明するので,履修希望者は必ず出席すること。

科目ナンバー:(IC)COM331J

地域文化論A(フランス)

2単位 高 馬 京 子3年次

1.授業の概要・到達目標私たちが日本にいながらにして抱く「印象としてのフランス」と「現

実のフランス」には相違点が少なくない。トランスナショナルコミュニケーション時代,フランス文化はフランス内のみで形成されず,様々な地域固有の言語文化を背景とした自己と他者の視線が交差するところで形成されると考えられる。本授業では,フランス文化の各テーマに対して抱く第一印象を議論した上で,フランス国内外においてそのテーマをめぐって語られている様々な学術,メディア等の言説の考察を通じ,各テーマの重層性を検討する。フランス社会の諸様相を様々な角度から考察することで,フランスを中心とする諸外国との関連付けを行いながらフランス文化/表象を理解すると同時に,各自で各テーマのもっている諸問題の本質を突き止め,具体的な課題,解決案を考える力を養う。最終的な目標としては,国際社会においてフランス語,フランス文化圏とかかわって活躍し,そして相容れない異文化間の諸課題を解決できる能力習得を目指す。

2.授業内容(1)イントロダクション 授業指針,イメージとしてのフランス,テーマ紹介

(2)フランス社会をめぐる諸問題(3)家族,カップル(4)ジェンダー:女性,男性(5)教育制度(6)フランス経済産業をめぐる諸問題(7)アンチ/アルテル/モンディアリスム(8)マスメディア:新聞,雑誌,放送,ネット(9)フランス政治・外交をめぐる諸問題(10)文化政策:芸術,ガストロノミー,モード(11)フランコフォニーと言語政策(12)フランスの法律をめぐる諸問題(13)共和国,人権,国籍,宗教,移民(14)�まとめ:トランスナショナルコミュニケーション時代における

フランス文化の諸問題*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意学期試験,毎回小レポート,課題レポートの対策には授業内容の理解が不可欠。準備学習としては,日ごろからフランス国内外フランス社会関連情報にアンテナをはること。必須ではないがフランス語の初歩的知識がある,もしくはフランス語学習にも興味があることが望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回,授業で行うテーマについて自分なりに指定参考書,その他資料を調べておき,授業中での討論,リアクションペーパーを通して質問,意見を発表するようにすること。また授業で,学んだことを復習しながら,そのテーマに関する問を自分なりにまとめること。

5.教科書関連テーマ関連資料(メディア記事,論文など)の配布及びニュース番組,映画など映像教材なども使用。

6.参考書『現代フランス社会を知るための62章』(三浦 信孝,西山 教行 編著)明石書店 2010年,�FRANCOSCOPIES(隔年出版)Larousse 等

7.成績評価の方法定期試験60%,毎回小レポート40%

8.その他

科目ナンバー:(IC)ARS391J

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地域文化論A(ドイツ)

2単位 山 口 真 人3年次

1.授業の概要・到達目標 「歴史に主体的な関心を持つこと」を中心軸に,「戦後の東西ドイツ分断とベルリンの壁」を具体的テーマとして取り上げます。 ヨーロッパで遅れた近代国家であったドイツは,明治以降の日本と,ある意味きわめてよく似た歴史の歩みを辿ってきました。両国とも歴史に鮮明に刻印されるのは戦争の記憶といえますが,特に第二次大戦において,両国は相互に軍事同盟を結び,ともに全体主義体制のもと,最後は壊滅的な敗戦を迎えるに至ります。そして戦後は瓦礫の山から出発し,ともに「奇蹟の経済復興」と呼ばれる社会的繁栄を築き上げた国でもあります。その相似とともに,相違は何でしょうか。 授業では,第二次大戦後のドイツが不幸にも分断国家となったこと,さらに東西ドイツ分断の象徴として存在した「ベルリンの壁」を中心テーマとして掲げ,「壁」崩壊,そして再統一から30年を経た現在までを,ドキュメント・フィルムや映画作品など,映像を多用してたどります。その結果,ドイツのみならず,戦後の世界を二分した冷戦構造についての知見も深まることでしょう。さらに,国家のなかで生きる個人のあり方や,市民的権利としての自由などといった視点から,人権感覚と批判的思考力を養うことの大切さを,主体的に学びとってもらいたいと思います。 ドイツ語で「歴史」(Geschichite)という言葉は,同時に「物語」という意味ももちます。このことからも分かるように,元来「歴史」とは物語られる「お話し」でした。入試の勉強に見られる年号や事項の暗記といった「冷たい」学習から脱却し,人間の喜怒哀楽を感じ取れる歴史の「熱い」追体験を行い,テーマの理解を深めてもらいたいと思います。 なお授業内では,出席者に事前に与えた小テーマについて順次発表してもらいます。

2.授業内容第1回:�イントロダクション:1945年以降の「ドイツの戦後」を大きなテーマ

として設定。そして,「敗戦とドイツ占領統治,東西ドイツ分断と独立」,「ベルリンの壁建設」,「閉ざされた国 東ドイツ」,「ベルリンの壁開放とドイツ再統一」,「統一後のドイツが抱える諸問題」,といったテーマ別に,各何回かの授業をあてる方向付けをしていきます。

第2回:�テーマ1の1: ドイツ敗戦と占領政策,鉄のカーテン構築からドイツ分断へ。

第3回:テーマ1の2:�2つのドイツ,国家・社会体制の違いを理解する。第4回:�テーマ2の1:�「ベルリンの壁」とは何であったか。「壁」はどの

ような理由で建設されたか。第5回:�テーマ2の2:�映画『ベルリン,それぞれの季節』(フォン・トロッ

タ監督)を見る(1)第6回:�テーマ2の3:�映画『ベルリン,それぞれの季節』(フォン・トロッ

タ監督)を見る(2)第7回:�テーマ3の1:�東西ドイツにおける社会生活と市民的自由を対照

して比較する。第8回:�テーマ3の2:�映画『善き人のためのソナタ』(フォン・ドナース

マルク監督)を見る(1)第9回:�テーマ3の3:�映画『善き人のためのソナタ』(フォン・ドナース

マルク監督)を見る(2)第10回:�テーマ4の1:�ペレストロイカ政策により「ベルリンの壁」,東ド

イツ体制が崩壊するまで。第11回:�テーマ4の2:�ドキュメント・フィルム『ライプツィヒの50万

人デモ』を見る。第12回:�テーマ5の1:�ドイツ再統一後に生じた格差,差別をめぐる様々

な諸問題。第13回:�テーマ5の2:�映画『グッバイ,レーニン!』(ベッカー監督)を

見る。第14回 aのみ:まとめ*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 これまでにドイツ語の学習歴をもたない学生でも履修できます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 ひとつのテーマにつき複数回の授業にまたがって検討を進めていくことが多いため,事前に配布資料や指示された参考文献にもとづいて,前回までの流れをつかんで授業に臨むようにしてください。また,関連する文献を指定し課題として読んでもらいます。

5.教科書 資料プリントを配布します。

6.参考書 課題図書等は授業内にて指示します。

7.成績評価の方法 授業参加・発表などに対する平常点(50%),レポート(50%)などを合わせ,総合的に評価します。

8.その他

科目ナンバー:(IC)ARS391J

地域文化論B(フランス)

2単位 高 馬 京 子3年次

1.授業の概要・到達目標私たちが日本にいながらにして抱く「印象としてのフランス」と「現

実のフランス」には相違点が少なくない。トランスナショナルコミュニケーション時代,フランス文化はフランス内のみで形成されず,様々な地域固有の言語文化を背景とした自己と他者の視線が交差するところで形成されると考えられる。本授業では,フランス文化の各テーマに対して抱く第一印象を議論した上で,フランス国内外においてそのテーマをめぐって語られている様々な学術,メディア等の言説の考察を通じ,各テーマの重層性を検討する。フランス社会の諸様相を様々な角度から考察することで,フランスを中心とする諸外国との関連付けを行いながら多様なフランス文化/表象を理解すると同時に,各自で各テーマのもっている諸問題の本質を突き止め,具体的な課題,解決案を考える力を養う。最終的な目標としては,国際社会においてフランス語,フランス文化圏とかかわって活躍し,そして相容れない異文化間の諸課題を解決できる能力習得を目指す。

2.授業内容(1)イントロダクション 世界の中のフランス,フランスの中の世界

(2)EUとフランス(3)EUとフランスの相互表象(4)フランスと旧植民地(5)フランスと旧植民地の相互表象(6)フランスとアメリカ(7)フランスとアメリカの相互表象(8)フランスと東欧諸国(9)フランスと東欧諸国の相互表象(10)フランスとアジア(11)フランスとアジアの相互表象(12)フランスと日本(13)フランスと日本の相互表象(14)まとめ:�フランスと諸外国をめぐる諸問題*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意学期試験,毎回小レポート,課題レポートの対策には授業内容の理解が不可欠。準備学習としては,日ごろからフランス国内外のフランス社会関連情報にアンテナをはること。必須ではないがフランス語の初歩的知識がある,もしくはフランス語学習にも興味があることが望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回,授業で行うテーマについて自分なりに指定参考書,その他資料を調べておき,授業中での討論,リアクションペーパーを通して質問,意見を発表するようにすること。また授業で,学んだことを復習しながら,そのテーマに関する問を自分なりにまとめること。

5.教科書関連テーマ関連資料(メディア記事,論文など)の配布及びニュース番組,映画など映像教材なども使用。

6.参考書『現代フランス社会を知るための62章』(三浦 信孝,西山 教行 編著)明石書店 2010年,FRANCOSCOPIES(隔年出版)Larousseその他適宜指示

7.成績評価の方法定期試験60%,毎回小レポート40%

8.その他

科目ナンバー:(IC)ARS391J

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Page 93: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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専門科目群

文化と表象

地域文化論B(ドイツ)

2単位 相 原   剣3年次

1.授業の概要・到達目標【授業の概要】この授業では音楽を中心とする「同時代の文化」をテーマとしています。当該地域の言語や文化を「学習」し,「理解」するということは,容易には言語化され得ない細部を捨象して,翻訳可能かつ伝達可能だと思われる「情報」だけを抽出し,それを単純に学習・理解することではないと思います。まずは当該地域の文化を愚直に体験していくことを目的とします。不断に行われる実践的思考という営為を以て「言語圏文化」,「地域文化」を再検証していく場としたいと思います。

【到達目標】履修者の皆様がこの授業を通して手に入れるものは,「当該文化の知識」という予め保証された「解答」ではなく,「不断に思考する想像力」であることを望みます。

2.授業内容第1回 �イントロダクション,以下予想されるキーワード(Tokio�Hotel,

Rammstein)第2回 (Boys�Noize,Kraftwerk,ヒップホップとテクノ,環境対策)第3回 (ドイツと東欧,ドイツとアフリカ,合唱祭)第4回 (culcha_candela,80s,LGBT,空耳)第5回 (Die�Beatles,オルタナとヒップホップの街ハンブルク)第6回 (Nina�Hagen,椎名林檎,レディ・ガガ,ワイマール期の文化)第7回 (JazzとHelloweenとディートリッヒ)第8回 (ドイツ−トルコ−クルドの文化)第9回 (ベルリンの今とEinstuerzende�Neubauten)第10回 �(マリーアントワネットとシシー,ウィーンの音響,エレクトロニカ,

アクショニズム)第11回 (Velvet�Underground,ウォーホル,リヒター)第12回 (ドイツのクリスマス)第13回 (クリスチーネ・Fとデヴィッド・ボウイ,ベルリンのダークサイド)第14回 a:(ドイツのマイノリティ文化,Koenig�von�Deutschland)b:試験まずは様々な音楽・文化に接することからはじめたいと思います。ドイツのヒットチャートを賑わすポップスから,ヒップホップやR&B,レゲエ,スカ,パンク,ミュンヘン・ディスコ,ニューウェイブにポストロック,EDM,チップチューンにジャズやボサノヴァ,ラウンジにエレクトロニカといったもの,アイドルや子供番組の主題歌,ドイツの流行歌と言われるシュラーガーなど,様々なものが対象となります。もちろん所謂ジャーマン・メタルや日本でも知られているクラフトワークやラムシュタインなども取り上げていきます。また,NeubautenやCANなど,現在に至るまで世界の音楽シーンに大きな影響を与え続けているアーティスト達にも触れます。ファッションと音楽のかかわりを探ってみたり,ドイツのヒップホップにおける使用言語が,英語とドイツ語に二分されることに注目してみるのもよいかもしれません。Joy�Denalaneに代表されるアフロ・ジャーマン文化の背景や,トルコや東欧のシーンなどに注目する必要もあると思います。クリスマスなど季節のイベントも体験していきたいと思います。アートやファッション,スポーツ,アニメ,ゲーム,演劇,建築,思想など様々な領域に自由に逸脱しながら,当該の言語圏文化・地域文化について考えていきます。

3.履修上の注意ドイツ語に関しては歌詞や関連情報としてお渡ししますが,映像を主体とした授業なので,ドイツ語履修者でなくとも問題はありません。また,ドイツ語履修の方にとっては,ドイツ,オーストリアやドイツ語の新しい面を発見できる場となることでしょう。音楽ジャンル等あらゆる予備知識は全く必要ありません。他者への想像力を持って,たった一人で自ら思考し発信することを厭わず愉しむ方にとって,居心地の良い場であることをお約束します。初回のイントロダクションには必ず出席するようにしてください。授業の進め方や目的についての説明をいたします。

4.準備学習(予習・復習等)の内容【準備学習の内容】様々な分野に日々関心を持ち,分からないことを恐れず,分からない事柄があれば,まず「検索」をしましょう。

【復習すべき内容】関連の文化事象について,さらに興味の幅を広げていきましょう。

5.教科書随時プリント等を配布します。特に教科書は使用しません。

6.参考書特に定めません。

7.成績評価の方法平常点・授業内の取り組み(個別の事象に対する自らの思考の積み重ねと発信及び他者の思考のフィードバック)80%,課題・試験(いずれも受験・提出必須)20%*何よりも1回1回の授業内での取り組みを重視します。

8.その他 

科目ナンバー:(IC)ARS391J

地域文化論C(中国)

2単位 呉     燕3年次

1.授業の概要・到達目標「中国文化」は,歴史上に東アジアだけでなく東南アジアにまで至る広い

地域で大きな影響力をもったことは言うまでもない。その内実は多様極まりである一方,地域と時間の差異を越えて保ち続ける一致性と求心力も存在する。本講義では,中国文化の多様性と重層性を尊重しながら,その核心にある「中国的な」何かを探ってゆくことを通して,現代中国を含めての「中国」に対する理解を深めていきたい。

本講義は,写真,ドキュメンタリー,映画などマルチメディア手段を活用し,中国の風土,民俗,芸術,言語など文化の豊富性をテーマごとに展示しようとする。それに解説と論議を加え,普段あまり視野に入れない中国に関する文化の様態を実際に体験する契機を提供したい。その上に比較文化の立場を立ち,東アジアのほかの地域と照らし合わせ,その背景にある文化観念の異同,かつその歴史的なつながりを解明していくことも一つのポイント。

本講義は,中国文化独自の論理をその歴史の脈絡に沿って捉えようとする一方,広い視角から東アジアの文化交流を再考することも試みる。文化事象を多元的な視角を持って考える力,国際社会に適応する異文化理解と関係性構築のための能力を身につけるのを目標とする。

本講義に採用される音声や画像資料には,一部英語の内容が入っているので,ご了承ください。

2.授業内容本講義は,おおよそ二週間一つのテーマのペースで進んでいく予定であるが,受講者の要望や関心に応じて調整する場合もある。第一回:a�のみ:イントロダクション(中国文化の基本構造)第二回:「民は食を以て天とする」の中国:(1)食材と味覚第三回:�「民は食を以て天とする」の中国:(2)スマホに変えられた現代中

国都市の食生活第四回:中国の古代建築と空間への美意識(1)伝統的な空間認識第五回:中国の古代建築と空間への美意識(2)庭園と空間の「美意識」第六回:�「天下」から「万国」へ:中国人の世界観念の変遷(1)「天下」と

「天子」第七回:�「天下」から「万国」へ:中国人の世界観念の変遷(2)「世界」と

は何か第八回:�「鬼・仙・妖」:中国人の宗教意識を探る(1)「冥界」への中国式

想像第九回:�「鬼・仙・妖」:中国人の宗教意識を探る(2)中国人にとっての神

とは何か第十回:�「鬼・仙・妖」:中国人の宗教意識を探る(3)「妖」と中国のファ

ンタジードラマ第十一回:�中国人の「情」と「恋」はどう違いますか(1)民話から見る中

国人の恋愛観第十二回:�中国人の「情」と「恋」はどう違いますか(2)現代中国の結婚

事情第十三回:中国人の財産観と出世意識(1)第十四回:中国人の財産観と出世意識(2)

3.履修上の注意1.�今までに中国語の学習歴を持たない学生も履修できる。中国文化の基本

を紹介する講義であるため,中国出身の学生は,この授業の履修は遠慮していただきたい。

2.�授業中の論議やプレゼンテーションに対する積極的な取り組みが望ましい。なお,授業時間外の学習を前提として講義を行う。各自関心を持った事項については図書館の活用等を通じ自主的な学習を期待する。

3.�期末試験は不実施となっているが,講義のテーマを巡ってレポートの作成が求められる。

4.講義中の私語を慎むこと。5.講義開始後20分以降入室禁止となる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容準備学習・復習を前提として講義を行う。具体的には授業初回に指示するが,各回毎紹介した内容は文献の購読により各自で理解を深めておくこと。

5.教科書特に指定しない。

6.参考書加藤徹,『貝と羊の中国人』,新潮社2006年湯浅邦弘編著,「概説 中国思想史」,ミネルバァ書房2010年井ノ口哲也,『入門 中国思想史』,勁草書房2012年橋爪大三郎・大澤真幸・宮台真司,『おどろきの中国』,講談社2013年岡本隆司,『近代中国史』,筑摩書房2013年     『中国の論理:歴史から解き明かす』,中央公論新社2016年参考資料を適宜配布し,関連文献はその都度紹介する。

7.成績評価の方法期末レポート(65%),テーマごとに要求されるミニレポートや発表など

(25%)及び平常点(10%)より評価する。3回の無断欠席で(就活期間中の方は4回まで)期末レポートの提出を不可となる。

8.その他

科目ナンバー:(IC)ARS391J

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地域文化論C(朝鮮)

2単位 趙   景 達3年次

1.授業の概要・到達目標【授業概要】 朝鮮文化を学ぶ大前提として,語学はもとよりだが,歴史を理解しなければならない。本授業では,歴史理解に重点を置いた講義を行う。本授業では,朝鮮王朝時代から韓国併合までの時期を扱う。その際,文化がテーマの授業なので,文化に着目するが,本授業が問題にする文化は政治文化である。政治文化に着目しながら,通史的に授業を進める。政治文化には,原理(思想)があるが,それと現実との間には往々にして齟齬がある。たとえば,民主主義を標榜する国であるといっても,実際は民主主義が機能していない国はいくらでもある。朝鮮の前近代社会は,儒教的民本主義を標榜していたが,実際にはそれはどのように機能していたのか。そして,それは韓国が日本に併合されるまでにどのような葛藤を演じたのか,などを概観する。さらにその上で,植民地朝鮮についても言及したいが,本授業の到達目標は,以上のような歴史的概観を通じて,今日の韓国がどのような社会であり,どのような政治文化の国であるのかを理解することにある。

2.授業内容第1回 イントロダクション第2回 朝鮮の概観第3回 朝鮮王朝の政治文化第4回 朝鮮の開国第5回 壬午軍乱と甲申政変第6回 甲午農民戦争と日本第7回 日露戦争と朝鮮第8回 大韓帝国の時代第9回 植民地化と国権回復運動第10回 武断政治と三・一運動第11回 文化政治下の朝鮮第12回 総力戦体制下の朝鮮第13回 朝鮮半島の現代史第14回 今日の日韓関係をどう見るか

3.履修上の注意 本授業は講義を一時間ほどした上で質問を受け付ける形で進めていきたい。質問は講義中であっても受け付ける。積極的な授業参加を期待する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容受講生は,事前に毎回少しずつテキストを読んで参加してもらいたい。

5.教科書趙景達『近代朝鮮と日本』(岩波新書,2012年)趙景達『植民地朝鮮と日本』(岩波新書,2013年)

6.参考書趙景達編『植民地朝鮮』(東京堂出版,2011年)趙景達編『近代日朝関係史』(有志舎,2012年)

7.成績評価の方法平常点(50%),学期末試験(50%)で評価する。

8.その他

科目ナンバー:(IC)ARS391J

地域文化論D(イスラーム)

2単位 横 田 貴 之3年次

1.授業の概要・到達目標 16億人以上ともいわれるムスリム(イスラーム教徒)にとって,イスラームは日々の生活のみならず,社会の基底をなす重要な宗教です。最近では,イスラームをめぐる諸問題への関心も世界的に高まっています。日本に暮らすムスリムは10万人を超えるともいわれ,我々にとっても身近な隣人です。今後一層,イスラームに関する理解がさらに必要になると予想されます。 本講義では,イスラーム理解の出発点として,イスラームの教義・歴史に関する基礎知識を中心に解説します。本講義を通じて,各受講生がイスラームに関する基礎知識を習得し,イスラームの多面性を理解することを目標とします。

2.授業内容(1) aのみ。イントロダクション(イスラーム理解のために)(2) セム系一神教の系譜(3) イスラームの誕生(4) イスラームにおける啓示と教義(5) 五行(6) 六信(7) ウンマと社会生活(8) 預言者言行録(スンナ)とハディース(9) シーア派(10) ウラマーの役割(11) スーフィズム(イスラーム神秘主義)(12) イスラームにおける金融(13) イスラームと音楽(14) まとめ―イスラームの教えとは?*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意毎回の授業において,受講生の発言,およびリアクションペーパーの提出を課します。発言・リアクションペーパーは成績に反映します。期末試験は授業を踏まえた設問となるので,予習・復習による授業内容の深い理解が不可欠です。授業内で指示する課題は必ず行ってください。また,適宜グループワークを課します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業中に配布するレジュメの該当箇所を必ず復習し,不明な点はリアクションペーパーにて質問してください。次回の内容についても,事前に配布するレジュメに目を通して,概要を理解してください。また,新聞やテレビなどで,日常的にイスラーム関連のニュースに触れてください。

5.教科書特に定めない。授業では,PPTを使用し,レジュメを配布します。

6.参考書小杉泰『イスラームとは何か−その宗教・社会・文化』(講談社,1994年)その他,授業内で適宜指示します。

7.成績評価の方法授業への貢献度20%,リアクションペーパー 20%,期末試験(論述式)60%

8.その他第1回のイントロダクションにおいて,授業詳細について説明するので,履修希望者は必ず出席すること。

科目ナンバー:(IC)ARS391J

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専門科目群

文化と表象

地域文化論D(スペイン)

2単位 結 城 健太郎3年次

1.授業の概要・到達目標現代スペインについて学ぶ。スペインはその多様性とは裏腹に,

日本においては,サッカーやフラメンコなどごく限られた一面だけが紹介されてきた。履修者の参加をまじえつつ,地理・歴史からはじめ,イベリア半島の諸相を扱うことにより,この国についてバランスの取れた知識を身につける。

2.授業内容(受講者の興味や進度により,調整する可能性がある。)

第1回:日本におけるスペインのイメージ第2回:地理・気候第3回:歴史(1)第4回:歴史(2)第5回:歴史(3)第6回:政治第7回:行政第8回:経済第9回:産業(1)第10回:産業(2)第11回:宗教第12回:諸地域第13回:社会問題(1)第14回:社会問題(2)

3.履修上の注意この授業では参加を重視するほか,履修者によるグループワーク,調査・発表の機会を設ける。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回の授業後に復習用の課題を出題する。

5.教科書授業で資料を配布する。

6.参考書必要に応じて紹介する。

7.成績評価の方法授業への参加を40%,課題等を30%,各種テストを30%として評価する。

8.その他授業外でもスペインに関するニュースや文化に触れようとする積極性を持つこと。

科目ナンバー:(IC)ARS391J

地域文化論(英語圏)A

2単位 鈴 木   健3年次

1.授業の概要・到達目標「授業概要」歴代米国大統領の「公の説得の技法」としてのレトリッ

クを研究する。2004年党大会基調講演,2008年及び2012年大統領選キャンペーン,TVディベート,就任演説,オバマ大統領の「核なき世界」演説,東京演説などを扱う予定。さらに,レトリック批評の主要な方法論を取り扱う。具体的には,新古典主義,イデオロギー批評,物語論,ファンタジー・テーマ分析などを取り扱う。「到達目標」米国大統領の政治演説やディベート等の分析を通じて,

公的説得の技法としてのレトリックについて学ぶ。同時に,アメリカ社会の説得構造に関しても学ぶ。

2.授業内容第1回 オリエンテーション第2回 政治コミュニケーション(Read:第1章)第3回 説得コミュニケーションの歴史:ビデオ2004TV�Debate

(Read:第2章)第4回 レトリカル・プレジデンシー:ビデオ2008TV�Debate1(Read:

第3章)第5回 メディアと政治:ビデオ2008Vice-Pre�Debate(Read:第4章)第6回 大統領選とTVディベート:ビデオ2008TV�Debate2(Read:

第5章)第7回 ビデオ:「ケネディ対ニクソン」第8回 レトリック批評の方法論1:ビデオ就任演説(Read:第6章)第9回 レトリック批評の方法論2:ビデオ演説の力(Read:第7章)第10回 レトリック批評の方法論3(Read:第8章)第11回 レトリック批評の方法論4(Read:第9章)第12回 レトリック批評の方法論5(Read:第10章)第13回 レトリック批評の方法論6第14回 レトリック批評の方法論7

3.履修上の注意第1回の授業に必ず出席すること。英語に必ずしも堪能である必要はないが,英語の資料も適宜使用する予定である。また,社会的言説や論争に興味があり批判的分析能力を高めたい希望を持っている学生の履修が望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容第1回の授業に必ず出席すること。また,毎回割り当てられた教科書の章を必ず読んだ上で,質問を用意して臨むこと。

5.教科書鈴木健『政治レトリックとアメリカ文化:オバマに学ぶ説得コミュニケーション』(朝日出版社,2010年).

6.参考書Timothy�Borchers.�An� Introduction:�Rhetorical�Theory.�Belmont,�CA:�Thomson�Wadsworth,�2006.

7.成績評価の方法毎回のクラス・ディスカッションへの貢献度(40%)と試験(60%)によって,成績評価をする。出席と予習を重視する。

8.その他

科目ナンバー:(IC)ARS391J

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地域文化論(英語圏)B

2単位 鈴 木   健3年次

1.授業の概要・到達目標授業概要:1980年代,米国内で批判的文化実践(critical�cultural�

practice) と し て 発 達 し た パ フ ォ ー マ ン ス 研 究(Performance�Studies)について学ぶ。パフォーマンス的な思考とは,日常の社会的物語や儀式がどのような意味を持つかを考える時に,参加者が演じている役割と具現化された社会的な意味を理解する鍵となる。問題となるのは,社会,共同体など文化に代表されるマクロ的な宇宙と,個人のアイデンティティ,体験などに代表されるミクロ的な宇宙の相互作用である。

到達目標:現代社会における「政治的闘争の場」(a�site�of�political�struggle)としての文化について考察できるようになること。特に,差別・偏見・権威に対して,我々がどうあるべきか,どのように抵抗していくことが可能であるかを考察する。

2.授業内容第1回 オリエンテーション第2回 批判的カルチュラル・スタディーズ(Read:序章)第3回 パフォーマンス研究入門1(Read:第1章)第4回 パフォーマンス研究入門2(Read:第2章)第5回 ビデオ1:「42」第6回 パフォーマンス研究入門3(Read:第3章)第7回 パフォーマンス研究入門4(Read:第4章)第8回 ジェンダーとパフォーマンス(Read:第5章)第9回 ビデオ2:「チェンジリング」第10回 ロールプレイとパフォーマンス(Read:第6章)第11回 身体とパフォーマンス(Read:第7章)第12回 パフォーマンスと博物館学(Read:第8章)第13回 パフォーマンス・プレゼンテーション第14回 まとめ

3.履修上の注意第1回の授業に必ず出席すること。英語に必ずしも堪能である必要はないが,英語の資料を適宜使用するために英語に興味のある学生の履修が望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回割り当てられた教科書の章を読んだうえで,質問を準備して授業に臨むこと。

5.教科書高橋雄一郎,他編著『批判的カルチュラル・スタディーズ:パフォーマンス研究のキーワード』(世界思想社,2009年).

6.参考書特に定めない。

7.成績評価の方法プレゼンテーションとクラス・ディスカッション(40%)への貢献度を加味して,最終試験(60%)によって成績評価をする。出席と予習を重視する。

8.その他

科目ナンバー:(IC)ARS391J

日本文化論A

2単位 日 置 貴 之3年次

1.授業の概要・到達目標【授業概要】 落語家が扇子をあたかも煙管であるかのように扱って,喫煙の様子を演じてみせるような,あるものを全く別のものに擬える「見立て」の手法は,日本文化の根本にある表現技法と言ってよい。この「見立て」について,文学・美術・芸能・生活文化など様々な領域における実例を紹介しながら考察する。

【到達目標】 日本の文化についての知識を身につけ,自らの考えを持つことを到達目標とする。

2.授業内容第1回:イントロダクション第2回:芸能における見立て(1)「風流」と異性装第3回:芸能における見立て(2)歌舞伎の誕生第4回:芸能における見立て(3)歌舞伎の縁技術第5回:芸能における見立て(4)落語の方法第6回:�芸能における見立て(5)茶の湯・作庭等第7回:�文学における見立て(1)古代~中世第8回:�文学における見立て(2)近世第9回:�絵画における見立て(1)文学と絵画第10回:絵画における見立て(2)見立絵の世界第11回:絵画における見立て(3)見立てと「やつし」第12回:見立てと近代(1)明治の見立絵第13回:見立てと近代(2)見立てと「報道」第14回a:見立ての現在・未来   b:まとめ

3.履修上の注意各回の授業後にコメントの提出を義務付ける。これは単なる出席の確認ではなく,次回以降の授業を,受講者の学習状況を適切に踏まえた上で進めていくためのものであり,成績評価の上でも重視する。したがって,受講者には漫然と話を聞くのではなく,適切な予習・復習を行った上で積極的な姿勢で授業に臨むことを求める。なお,当然ながら授業中の私語は固く禁じる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容初回の授業時に,より詳細な授業計画および参考文献一覧を配布するので,それを参考にして各回の授業前に予習を行った上で授業に参加すること。授業後に提出したコメントに対しては,必要に応じて次回以降の授業等の中でフィードバックを行うので,適宜復習を行うこと。

5.教科書使用しない。

6.参考書『図説 「見立」と「やつし」——日本文化の表現技法』国文学研究資料館編,八木書店,2008年

『図説 江戸の表現——浮世絵・文学・芸能』国文学研究資料館編,八木書店,2014年この他,授業中に適宜紹介する。

7.成績評価の方法各回の授業についてのコメントと,学期末レポートを提出することとし,授業コメントを40%,レポートを60%で評価する。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LIN331J

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専門科目群

文化と表象

日本文化論B

2単位 日 置 貴 之3年次

1.授業の概要・到達目標【授業概要】 日本には様々な時代に生まれた,多様な芸能が,今日まで受け継がれている。この授業では,それらの芸能に注目し,(1)芸能が様々な事柄をどのように描いたのか。(2)芸能は文学・絵画・映画等の中でどのように描かれたのか,(3)芸能を目にする観客は,芸能をどのように描き出し,また自分自身がどのように描かれたのか,といった問題を論じる。

【到達目標】 日本の様々な芸能についての知識を身につけ,そのそれぞれについて自らの考えを持つことを到達目標とする。

2.授業内容第1回:イントロダクション第2回:芸能に描かれた「飲食」第3回:芸能に描かれた「宗教」第4回:芸能に描かれた「旅」第5回:芸能に描かれた「死」第6回:芸能に描かれた「性」第7回:古代~中世文学に描かれた芸能第8回:近世文学に描かれた芸能第9回:近代文学・映画に描かれた芸能(1)第10回:近代文学・映画に描かれた芸能(2)第11回:絵画に描かれた芸能第12回:描き/描かれる観客(1)古代~中世第13回:描き/描かれる観客(2)近世第14回a:描き/描かれる観客(3)外国人   b:まとめ

3.履修上の注意各回の授業後にコメントの提出を義務付ける。これは単なる出席の確認ではなく,次回以降の授業を,受講者の学習状況を適切に踏まえた上で進めていくためのものであり,成績評価の上でも重視する。したがって,受講者には漫然と話を聞くのではなく,適切な予習・復習を行った上で積極的な姿勢で授業に臨むことを求める。なお,当然ながら授業中の私語は固く禁じる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容初回の授業時に,より詳細な授業計画および参考文献一覧を配布するので,それを参考にして各回の授業前に予習を行った上で授業に参加すること。授業後に提出したコメントに対しては,必要に応じて次回以降の授業等の中でフィードバックを行うので,適宜復習を行うこと。

5.教科書使用しない。

6.参考書『描かれた能楽——芸能と絵画が織りなす文化史』小林健二,吉川弘文館,2019年

『絵で読む歌舞伎の歴史』服部幸雄,平凡社,2008年この他,授業中に適宜紹介する。

7.成績評価の方法各回の授業についてのコメントと,学期末レポートを提出することとし,授業コメントを40%,レポートを60%で評価する。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LIN331J

比較文学・比較文化AⅠ(英語)

2単位 ハーディ,トマス S.3年次

1.授業の概要・到達目標Comparative�Literature�and�Culture�AI:�Writing�for�ChildrenTheme:�To� introduce�students�to�the�ways�readers�and�writers�of�children’s�books�deal�with�cultural�similarities�and�differences.Goal:�To�use�literary�works�to�help�students�understand�the�culture�of�places�where�English�is�used.Students�study�aspects�of�narrative�structure�and�review�a�book.�Then�they� form�teams�and�each�team�writes�a�book� for�Japanese�children�which�explores�aspects�of�another�culture.�Note:�Writing�the�book�is�a�team�effort.�A�different�class�would�be�better�for�students�who�do�not�work�well�in�teams�or�are�unwilling�to�work�with�others�outside�of�class�time.

2.授業内容Class Topic�/�Activity第1回:�Introduction�to�the�course;�aspects�of�literature:�purpose,�

audience,�characters第2回:Aspects�of�literature:�plot,�language,�visuals第3回:Book�review:�select�a�book,�prepare�a�review第4回:Book�review:�present�the�review第5回:�Draft�1:�form�teams,�brainstorm�about�the�book;�begin�to�

write第6回:Draft�1:�continue�writing;�team�consultations第7回:Draft�1:�continue�writing;�finish�draft�1第8回:�Draft�1:�exchange�Draft�1�with�another�writing�team;�make�

peer�comments�第9回:�Draft�2:�team�consultations�on�peer�comments;�revise�book�

based�on�comments第10回:�Draft�2:�exchange�Draft�2�with�another�writing�team;�make�

further�peer�comments第11回:�Final�draft:�make�final�revisions�based�on�peer�comments;�

complete�book第12回:Final�draft:�submit�book�and�pdf第13回:Book�presentation第14回:Review�worksheet;�class�evaluation

3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容Preparation�and�Review�are�needed.Bring�a�dictionary�and�a�computer�(laptop,�tablet,�or�smart�phone)�to�class.

5.教科書Writing�for�Children.�By�Thomas�Hardy.�2018.�30�pages.�(Available�on-line�at�O-Meiji.)

6.参考書None

7.成績評価の方法Book�review�(15�points);�peer�comments�(20�points�x�2);�book�(30�points);�review�worksheet�(5�points);�participation�(10�points)

8.その他

科目ナンバー:(IC)CUL321E

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比較文学・比較文化AⅡ(英語)

2単位 ハーディ,トマス S.3年次

1.授業の概要・到達目標比較文学・比較文化AⅡ�:�Writing�for�ChildrenTheme:�To� introduce�students�to�the�ways�readers�and�writers�of�children’s�books�deal�with�cultural�similarities�and�differences.Goal:�to�use�literary�works�to�help�students�understand�the�culture�of�places�where�English�is�used.Course�Description:�Students�study�aspects�of�narrative�structure�and�review�a�book.�They�then�form�teams�and�each�team�writes�a�book� for�American�children�which�explores�aspects�of� Japanese�culture.Note:�Writing�the�book�is�a�team�effort.�A�different�class�would�be�better�for�students�who�do�not�work�well� in�teams�or�unwilling�to�work�with�others�outside�of�class�time.

2.授業内容第1回:�Introduction�to�the�course;�aspects�of�literature:�purpose,�

audience,�characters第2回:Aspects�of�literature:�plot,�language,�visuals第3回:Book�review:�select�a�book,�prepare�a�review第4回:Book�review:�present�the�review第5回:�Draft�1:�form�teams,�brainstorm�about�the�book;�begin�to�

write第6回:Draft�1:�continue�writing;�team�consultations第7回:Draft�1:�continue�writing;�finish�draft�1第8回:�Draft�1:�exchange�Draft�1�with�another�writing�team;�make�

peer�comments�第9回:�Draft�2:�team�consultations�on�peer�comments;�revise�based�

on�comments第10回:�Draft�2:�exchange�Draft�2�with�another�writing�team;�make�

further�peer�comments第11回:�Final�draft:�;�final�revisions�based�on�comments;�complete�

book第12回:Final�draft:�submit�pdf第13回:Book�presentation第14回:Review�worksheet;�class�evaluation

3.履修上の注意1. The�class�is�conducted�in�English.�授業はすべて英語で行われます.2. Bring�a�dictionary�and�computer�to�class.3. Changes� in� class� composition,� school� schedules,� student�responses,�etc.�may�require�changes� in� this�syllabus�and�calendar.�Some�flexibility�is�required.4. If�you�have�any�questions�or�problems�with� the�class,�please�come�and�see�me�immediately.�Working�together,�we�can�probably�deal�with�the�matter�before�it�affects�your�grade.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Preparation�and�Review�are�needed.Bring�a�dictionary�and�a�computer�(laptop,�tablet,�or�smart�phone)�to�class.

5.教科書Writing�for�Children.�By�Thomas�Hardy.�2018.�26�pages.�(Available�on-line�at�O-Meiji.)

6.参考書None

7.成績評価の方法Book�review�(15�points);�peer�comments�(20�points�x�2);�book�(30�points);�review�worksheet�(5�points);�participation�(10�points)

8.その他 特になし

科目ナンバー:(IC)CUL321E

比較文学・比較文化BⅠ

2単位 関 口 裕 昭3年次

1.授業の概要・到達目標 「ウィーン・モデルネの都市空間における文学・芸術」 一般に「ウィーン世紀末」と呼ばれているウィーン・モデルネを中心に,19世紀の半ばから20世紀の半ばにかけてウィーンの都市空間で展開した文学・芸術を考察します。随所に比較文化的考察を取り入れ,日本文化との比較(たとえばジャポニズムなど)も行います。 ヨーロッパ近代文化史の基礎的な知識および比較考察の方法を身につけることを目標とします。

2.授業内容第1回 �イントロダクション――ウィーンの都市空間を知る(1) 

映画『第三の男』研究①第2回 ウィーンの都市空間を知る(2) 映画『第三の男』研究②第3回 ウィーン・モデルネ概観――都市空間から見る文化史第4回 ウィーンのカフェ第5回 �精神分析の誕生――ヴァイニンガーからフロイトへ 精神

分析と性第6回 �美術の世界――マカルト,クリムト,シーレとジャポニズ

ム第7回 �映画『黄金の女』鑑賞(合わせて,開催中のクリムト展な

どについてのガイドを行います)第8回 �音楽の世界――マーラーからシェーンベルクへ 無調音楽

の誕生第9回 �文学の世界――アドリアン,ホフマンスタール,シュニッ

ツラー 庭園と文学第10回 �建築の世界――アドルフ・ロースとオットー・ヴァーグナー

装飾と犯罪第11回 �中間的考察――寅さんの見たヴィーン『寅次郎 心の旅路』

鑑賞第12回 ウィーンにおけるユダヤ人の歴史第13回 プラーター 250年――ユートピアとディストピアの間で第14回 a.�まとめと展望

(内容は変更することがあります)

3.履修上の注意講義中の私語・飲食は厳禁,またスマホなどの電子機器の使用を認めません。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業で扱う作品などをあらかじめ読んでおくと,理解がいっそう深まります。

5.教科書毎回プリントを配布します。

6.参考書特に定めませんが,カール・ショスキー『世紀末ウィーン 政治と文化』がこのテーマに関するスタンダードな文献となっています。またトールミンとジャニク共著の『ヴィトゲンシュタインのウィーン』もおすすめです。他にもたくさんありますので,授業で紹介します。

7.成績評価の方法授業への参加度40%(4回以上の欠席は失格),学期末レポート60%

8.その他

科目ナンバー:(IC)CUL321J

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専門科目群

文化と表象

比較文学・比較文化BⅡ

2単位 関 口 裕 昭3年次

1.授業の概要・到達目標「文学と映画の中の子どもたち」 『グリム童話集』,『モモ』,『ハイジ』,『宮沢賢治童話集』・・・。皆さんも子供のころ,時間がたつのも忘れて読んだ本があるでしょう。 この講義では,幼年時代に読んだ,一般に子供向けとされる作品を精読し,その頃には気づかなかった深い意味を探ります。みなさんは「白雪姫」「ラプンツェル」などのアニメーション映画を見たことがあると思いますが,原作と比べて何か違いがあるのでしょうか。 あるとするならその意図はなんでしょうか。本講義では,初版が版を重ねるにつれて変更された個所に分析を加え,さらに原作が映画やアニメになると,どのように変更されるのかという「アダプテーション」の問題についても考えます。 比較文学・比較文化のさまざまな研究方法の基礎を学び,テキストを深く読み,解釈し,またほかのメディアと比較する手法を学ぶことを主眼とします。

2.授業内容第1回 �イントロダクション――グリム童話とは何か?(映画『白

雪姫』鑑賞)第2回 グリム童話の世界①−さまざまな絵本の比較第3回 グリム童話の世界②−原作とアニメの比較第4回 グリム童話の世界③−日本の昔話との比較第5回 『ハイジ』の世界①−原作に秘められた意味第6回 �『ハイジ』の世界②−アニメ版「『アルプスの少女ハイジ』

と原作の比較第7回 ベンヤミン『ベルリンの幼年時代』を読む第8回 ドイツ絵本の世界第9回 �文豪たちの描く幼年時代ーゲーテ,ハイネ,トルストイ,

堀辰雄,福永武彦ほか第10回 下村湖人『次郎物語』−原作と映画を比較する第11回 柏原兵三『長い道』と映画/漫画『少年時代』の比較研究第12回 宮沢賢治の童話の世界第13回 ミヒャエル・エンデの世界ー『モモ』,『はてしない物語』ほか第14回 まとめと展望

(内容は変更することがあります)

3.履修上の注意講義中の私語・飲食は厳禁,またスマホなどの電子機器の使用を一切認めません。ルールを破ると厳しく対処します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容講義で扱った文学作品を読んだり,映画をDVDなどで鑑賞することが求められます。履修を決めた人は,『グリム童話集』を文庫本などで入手し,いくつかの話をあらかじめ読んでおいてください。

5.教科書毎回プリントを配布します。

6.参考書講義で紹介します。

7.成績評価の方法授業への参加度40%(4回以上の欠席は失格),学期末レポート60%

8.その他

科目ナンバー:(IC)CUL321J

ユニバーサルデザイン

2単位 中 和 正 彦3年次

1.授業の概要・到達目標 ユニバーサルデザイン(UD)とは,年齢・性別・障害の有無などに関わりなく,すべての人に使いやすいように製品や環境を設計することです。その考え方は現在,サービスや情報などの無形のものにも及んでいます。この科目では,そうしたUDの基礎知識および現状と課題を,グループワーク(GW)も交えて学んでいきます。到達目標は次のとおりです。 (1)社会的少数者の多様な特性やニーズについて理解する。 (2)�自分が関わる環境の中にあるUDや,UDの見地からの問題

点を発見することができる。 (3)�発見した問題点に対するUD的な解決策・改善策の考え方を

理解する。

2.授業内容第1回:�aのみ:イントロダクション(授業の概要,UDの背景と問

題意識など)第2回:「障害」とは / 利用者の多様性とニーズ(1)視覚障害第3回:�利用者の多様性とニーズ(2)聴覚障害,肢体不自由,内

部障害     /GW「障害を負って復学,その時あなたの生活は?」第4回:GWの結果と事例の検討(1)起床・登下校など第5回:GWの結果と事例の検討(2)授業・学校生活など第6回:�利用者の多様性とニーズ(3)知的障害,精神障害。発達

障害など第7回:UD7原則と実現へのプロセス第8回:公共の場のUD(1)法制度の整備と実際の動き第9回:公共の場のUD(2)文化施設や観光など第10回:情報機器と情報(ウェブ)のUD第11回:当事者が語る障害とUD(ゲスト講師)第12回:情報のUD(読書環境,通信・放送など)     /GW「大学のUDを考える」第13回:GW結果の検討/UDまでの歴史(前編)第14回:UDまでの歴史(後編)と今後の課題

3.履修上の注意・GWは上記以外にも適宜テーマを設定して行う予定。グループの編成は,友人同士や同性同士でまとまってしまわぬように工夫します。・毎回ペーパーを配布し,講義に対しては質問や感想を,GWについてはその報告を求め,翌週の授業でフィードバックします。また,このペーパーで授業の理解度を確認する質問への回答も求めます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 上記質問への回答やレジュメ(記入欄あり)を整理し,不明な部分があれば質問すること。また,UDや関連キーワードを含むニュースに関心を払い,不明なことがあれば質問すること。

5.教科書特にありません。レジュメを配布します。

6.参考書広瀬洋子・関根千佳編著『情報社会のユニバーサルデザイン』(改訂版)放送大学教育振興会(2019)

7.成績評価の方法・平常点=70%(上記ペーパー,グループワーク参加)・レポート=30%(ゲスト講師招聘授業の課題=10%,期末レポート=20%)

8.その他

科目ナンバー:(IC)DES341J

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倫理学

2単位 藤 野   寛3年次

1.授業の概要・到達目標倫理学とは,どういう問いに答えようとする試みであるのかを,

具体的な問題に即して明らかにしていきたい。倫理学が,われわれが日常具体的に直面する問題とは無縁な抽象

的議論でないことを理解することを目標とする。倫理学は,規範倫理学・メタ倫理学・応用倫理学に下位区分でき

ると考えられるので,それぞれをバランスよく論ずるよう心がけたい。

2.授業内容第1回 自由と理性 ― カントが考えたこと第2回 したい・すべし・できる ― 倫理学を助動詞で考える第3回 良い・善い・好い・佳い ― 「よさ」の多様性について第4回 願望が思想の父であってよいか ― 事実と価値第5回 自然のルール,社会のルール,道徳のルール第6回 弱さと悪 ― 道徳的経験について第7回 尊重の倫理,共感の倫理第8回 論文を書くとは何をすることか第9回 善い人の人生は「良い人生」か第10回 日本人は不幸な国民か第11回 女性偏差値,男性偏差値 ― 規範とジェンダー第12回 「愛」というおまじない言葉の魔法を解く第13回 介護すること,国のために働くこと第14回 優れた生命,劣った生命 ― 優生思想について

3.履修上の注意受信するだけの勉強ではなく,発信する勉強をめざします。聞くだけでなく,自ら考え,書くこと。一学期間,常時レポート執筆のことを意識しながら受講してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容教科書と参考書は購入して読んでおくことが望ましい。

5.教科書藤野寛『高校生と大学一年生のための倫理学講義』ナカニシヤ出版

6.参考書戸田山和久『論文の教室』NHK出版

7.成績評価の方法レポートを書いてもらいます。テーマは自分で捜し,自分で決めてもらいますが,そのことが一番たいへんでしょう。授業中にも,「論文の書き方」について話す予定です。授業の最後に,感想文を書いてもらいますので,出席確認はなされます。原則としてレポート80%,感想文20%で評価します。

8.その他高校の「倫理」の授業がつまらなかった人も,高校で「倫理」を学ばなかった人も,歓迎します。

科目ナンバー:(IC)PHL121J

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人間と環境

専門科目群

人間と環境

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意思決定論Ⅰ

2単位 熊 田   聖3年次

1.授業の概要・到達目標 人は,生活していく中で,いろいろな問題に直面します。そして,意思決定することにより,問題を解決します。 この問題を解決する方法には,2通りあります。一つは規範的方法

(Normative�Approach), も う 一 つ は 叙 述 的 方 法(Descriptive�Approach)です。 本講義では,規範的方法を扱い,基本的理論の理解,それによる事例分析能力を身に付け,意思決定問題における解決能力の獲得を目的とします。 また,毎回グループワークを主体とした学習方法を採用しており,相互依存的意思決定を体験し,交渉力の強化も目指します。

2.授業内容第1回:イントロダクション第2回:楽観悲観,ディスカッショングループ決定第3回:意思決定と想像力第4回:プロダクトライフサイクル第5回:在庫問題第6回:意思決定と適正価格第7回:効用分析第8回:待ち行列第9回:意思決定に十分な情報第10回:エコロジカルな社会における意思決定第11回:決定分析第12回:「学ぶ」という行為と意思決定第13回:PART第14回a:試験   b:講義全体のまとめと試験解説

3.履修上の注意毎回,与えられたテーマによるグループディスカッションがあります。また小テストを行い,その提出が平常点となります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 提出レポートは,予習を目的としているため,授業開始時点で回収します。レポートは5本以上あり,テーマは「想像力」,「意思決定に十分な情報」などで,講義の中でその都度テーマと締め切りを発表します。

5.教科書藤田忠,熊田聖共著「意思決定科学」(泉文堂)

6.参考書授業の中でその都度紹介します。

7.成績評価の方法平常点60%,レポート課題20%,定期試験20%

8.その他プリント配布が多い授業であり,「欠席していたために,前回のプリントを頂きたい」との申し出には応じられません。

意思決定論Ⅱ

2単位 熊 田   聖3年次

1.授業の概要・到達目標 ビジネス交渉では,どのような要素が意思決定に大きく影響するのかを,学生同士のディスカッションと交渉シミュレーションを通して学びます。 本講義では,基本的交渉理論の理解,それに基づく事例分析能力の獲得を目指します。

2.授業内容第1回:イントロダクション,交渉の構造第2回:交渉用語,ディスカッショングループ決定第3回:�交渉における説得力第4回:交渉シミュレーションⅠ第5回:交渉シミュレーションⅡ第6回:紛争に終結はあるのか第7回:交渉相手は敵か第8回:交渉における自分らしさ第9回:交渉における譲歩第10回:交渉力判定第11回:交渉当事者の定義第12回:投資家説得コンペティション第13回:交渉と怒り第14回a:試験   b:講義全体のまとめと試験解説

3.履修上の注意毎回,与えられたテーマによるグループディスカッションがあります。また小テストを行い,その提出が平常点となります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 提出レポートは,予習を目的としているため,授業開始時点で回収します。レポートは5本以上あり,テーマは「説得力」,「敵」,「怒りのコントロール」などで,講義の中でその都度テーマと締め切りを発表します。

5.教科書レビスキー,ミントン著「交渉学教科書ー今を生きる術」(文真堂)

6.参考書日本交渉学会編集「交渉学ハンドブックー理論・実践・教養」東洋経済新報社

7.成績評価の方法平常点60%,レポート課題20%,定期試験20%

8.その他プリント配布が多い授業であり,「欠席していたために,前回のプリントを頂きたい」との申し出には応じられません。

科目ナンバー:(IC)MAN321J 科目ナンバー:(IC)MAN321J

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専門科目群

人間と環境

異文化間コミュニケーション

2単位 根 橋 玲 子3年次

1.授業の概要・到達目標 日本は人口減の局面を迎え,国内における外国人の存在感はますます増している。国際結婚や留学,仕事など,様々な理由により来日した外国人の中には,永住資格や日本国籍を取得する者もおり,定住化が進んでいる。また,日本国籍を持ったり日本人名を名乗りながらも,外国にルーツを持つ人も増えている。

 本授業では,日本の多文化共生社会を目指すこれまでの取り組みや流れを他の国々と比較しつつ,外国人受け入れの現状を結婚・雇用・教育といったトピックから理解することを目標とする。また授業では,トピックにまつわるアクティビティやディスカッションなどアクティブラーニングの手法で学ぶ。本授業を履修することで,異なる文化背景を持つ人々とのコミュニケーションや多文化社会におけるシティズンシップについてより学びが深まるだろう。

2.授業内容第1回:イントロダクション第2回:統計から見る日本の多文化・世界の人の動き第3回:日本に住む外国人第4回:オールドカマーとニューカマー第5回:国際結婚の動向第6回:外国籍児童と教育(1)第7回:外国籍児童と教育(2)第8回:外国人と雇用(1)第9回:外国人と雇用(2)第10回:日本・世界の多文化共生政策とシティズンシップ第11回:グループプレゼンテーション1第12回:グループプレゼンテーション2第13回:グループプレゼンテーション3第14回:まとめ:日本における多文化共生のこれから

3.履修上の注意履修者には留学生も多いため,日本人学生・留学生双方にとって,グループで行うアクティビティは異文化コミュニケーションの実践の機会にもなる。積極的に参加して欲しい。また,授業では英語を多用する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容学期末のグループプロジェクトとプレゼンテーションに向けて,関連文献・資料の読み込み,発表準備を授業外で行う必要がある。早めに取り組み始めること。

5.教科書なし 必要な資料は授業内に適宜配布する

6.参考書加賀美常美代編(2013)『多文化共生論』明石書店宮島喬・佐藤成基・小ケ谷千穂(編)(2015)『国際社会学』有斐閣

7.成績評価の方法グループアクティビティとリアクションペーパー 30%  プレゼンテーション 30%  レポート 40%*欠席3回を超えたものは評価の対象としない

8.その他

科学技術と人間

2単位 愼   蒼 健3年次

1.授業の概要・到達目標 「先端科学技術と生命・身体」というテーマで講義を行う。本授業では大きく3つの領域,脳死・臓器移植,再生医療・遺伝医療,サイボーグ技術を取り上げて,そのような科学技術と生命・身体の関係について批判的な理解の獲得を目標とする。 この講義は,「先端医療技術の倫理」,「生命倫理」ではないことに注意を促しておきたい。

2.授業内容1 イントロダクション 内容:脳死・臓器移植,遺伝医療,サイボーグ技術を通して問お

うとしていることを理解する。2 脳死・臓器移植(1)−基本事項の確認 内容:その歴史的経緯,脳死とは,脳死判定基準など,基本事項

を理解する。3 脳死・臓器移植(2)−脳死への生物学的・医学的批判 内容:脳死の問題点,蘇生限界点,脳低温療法,長期脳死などに

ついて資料映像を用いて理解する。4 脳死・臓器移植(3)−臓器移植の問題点 内容:臓器移植後の生存率,免疫抑制剤,臓器提供への同意,自

己決定,ドナーの家族とレシピエント5 脳死・臓器移植(4)−脳死・臓器移植の人間観・社会観 内容:パーソン論,知性と人格,交換可能な臓器 <小論文課題提出>

6 再生医療・遺伝医療(1)�-遺伝に関する基礎 内容:私たちは遺伝に対してどれほどのリテラシーを持ち,判断

を下しているのか。7 再生医療・遺伝医療(2)−遺伝医療の現状と近未来 内容:予知医療の可能性/現実,出生前診断,発症前診断,受精

卵診断などについて資料映像から学ぶ。8 再生医療・遺伝医療(3)−なぜ遺伝子の研究を行うのか 内容:遺伝子研究の歴史,アイスランドの事例,遺伝子調査の政

治経済学9 再生医療・遺伝医療(4)−遺伝子研究・人体実験の変化 内容:遺伝子研究を人体実験という角度から捉え,その変質を考える。10 再生医療・遺伝医療(5)−再生医療の衝撃と人間への影響 内容:幹細胞治療,救世主兄弟11 再生医療・遺伝医療(6)−まとめ <小論文課題提出>

12 サイボーグ技術(1)−サイボーグ技術の基礎 内容:資料映像を使いながら,現在のサイボーグ技術について概

観し,その現状を理解する。13 サイボーグ技術(2)−サイボーグ技術の現在と問題点 内容:メガネ,電動車椅子,人工内耳,義手・義足,脳コンピュー

タインターフェース14 サイボーグ技術(3)−エンハンスメントを考える 内容:治療とエンハンスメント,健常と障害の境界とは <最終レポート課題について解説>

3.履修上の注意受講に際して医学・医療の知識は必要としない。知識の有無ではなく,現代社会における先端科学技術のあり方について,とくに生命と身体の問題から考えてみたいという学生の受講を望む。

4.準備学習(予習・復習等)の内容特に予習は必要ない。ただし,参考文献を紹介するので,各自事前に文献を読んでおくとよい。復習だが,各領域終了時に小論文(1,200字程度)を課すので,その際に授業内容をまとめ考察を行うこと。

5.教科書とくに定めない。ただし,授業用スライドはOh-o!�Meijiから配布する。

6.参考書授業中に適宜紹介する。

7.成績評価の方法小論文の提出状況(2回分,20%)と最終レポート(80%)によって評価する。レポートの評価基準ついては授業内で説明する。

8.その他特になし

科目ナンバー:(IC)COM331J 科目ナンバー:(IC)STS331J

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家族社会学Ⅱ

2単位 施   利 平3年次

1.授業の概要・到達目標 授業の概要:家族という身近な集団を通して,戦後日本社会の在り方と変化のトレンドを把握し,社会や個人にとり,家族はどのような存在であったのか,また現在はどのような機能を果しているかを理解する。 到達目標:後期では,主に家族の形成原理と戦後日本の家族・親族の在り方を学習し,家族を形成する原理を理解したうえで,家族や社会変動の真相を見極められる眼力の養成を目指す。

2.授業内容授業は「Part1 家族の形成原理」「Part2 戦後家族変容の通説」

「Part3 戦後家族変容の真相」の3パートで構成される。第1回 授業の全体像の説明第2回 part1.1 家族の定義第3回 part1.2 家族の形成原理第4回 part1.3 家族・親族制度第5回 part1.4 日本の伝統的な家族・親族第6回 patr2.1 データからみる戦後日本の家族・親族第7回 part2.2 戦後家族・親族の変容(1) ―家族社会学の2つの通説第8回 part2.3 戦後家族・親族の変容(2) ―家族社会学パラダイムの転換第9回 part3.1 家族の持つ連続性・持続性第10回 part3.2 今日の親子関係の実態第11回 part3.3 親子関係の歴史的変化第12回 part3.4 墓や祖先祭祀第13回 part3.5 日本的特徴―中国や韓国との比較第14回 まとめと総括

3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業前に,指定文献と資料を予習しておくこと。

5.教科書授業中に必要文献を紹介する。

6.参考書施利平2012『戦後日本の親族関係―核家族化と双系化の検証』勁草書房

7.成績評価の方法平常点(30%),期末試験(70%)

8.その他

1.授業の概要・到達目標 授業の概要:家族という身近な集団を通して,家族形成をめぐる社会環境の変化からスタートし,結婚すること,子どもをもつことの現代的意義を問い,また日本家族のみに限らず,アジアの家族,欧米の家族の内実も検証する。最後に家族の抱える問題点や家族をめぐる社会政策まで取り上げる。 到達目標:前期では主に家族形成・家族関係の多様性について学習し,主観的に捉えがちの家族を相対化するとともに,家族と外的環境とのダイナミックな力学を捉えられる視点の習得を目指す。

2.授業内容授業は「Part1 家族形成」「Part2 家族関係」「Part3 家族問題」

「part4家族と社会政策」の4パートで構成される。第1回 序説 家族をめぐる社会経済的環境第2回 part1.1 日本の恋愛・結婚事情第3回 part1.2 非婚カップル第4回 part1.3 国境を越えた結婚第5回 part1.4 子どもをもつこと―少子化の真相第6回 patr2.1 日本の家族関係(1)―性別役割分業の実態第7回 part2.2 日本の家族関係(2) ―高齢者の扶養と介護の実態第8回 part2.3 アジアの家族関係第9回 part2.4 欧米の家族関係第10回 part3.1 家族問題第11回 part3.2 離婚第12回 part4.1 家族と社会政策―日本第13回 part4.2 家族と社会政策―アジア諸国と欧米の動向第14回 まとめ

3.履修上の注意「家族社会学Ⅱ」の履修が望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業前に,指定資料と文献を予習しておくこと。

5.教科書授業中に必要文献を紹介する。

6.参考書野々山久也編著2009『論点ハンドブック 家族社会学』世界思想社井上真理子編著2010『家族社会学を学ぶ人のために』世界思想社

7.成績評価の方法平常点(30%),期末試験(70%)

8.その他

家族社会学Ⅰ

2単位 施   利 平3年次

科目ナンバー:(IC)SOC311J 科目ナンバー:(IC)SOC311J

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Page 105: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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専門科目群

人間と環境

環境政策Ⅰ

2単位 井 上 秀 典3年次

1.授業の概要・到達目標授業の概要:大気汚染,水質汚濁,化学物質,廃棄物,土壌汚染,環境影響評価,自然環境保全など環境の変化に伴い多種多様な問題が起こっている。これらの問題に対応する国内法政策および国際法に言及するとともに環境分野の国内法政策と国際法の密接な結びつきに重点を置いて授業を進めていく。到達目標:環境に関する法政策が,どのような内容のものであり,またどのような役割を今日,果たしているのかを理解してもらうことを目標としている。

2.授業内容第1回 �aのみ:イントロダクション�第2回 �環境法の歴史:1960年代から現在に至るまでの環境法の歴

史を概説する。第3回 �環境基本法と環境基本計画:環境問題解決の国内的指針と

なる環境基本法と環境基本計画の成立経緯および内容を説明し,問題点を指摘する。

第4回 �環境影響評価 環境影響評価制度,環境影響評価法について説明しその問題点を探る。

第5回 �大気汚染と法 窒素酸化物や硫黄酸化物,アスベストの規制など大気汚染防止法を中心に検討する。

第6回 �水質汚濁と法 水質汚濁防止のためにどのような法規制がなされているのか水質汚濁防止法を中心に検討する。

第7回 �廃棄物と法(1)主として廃棄物に対する法規制および廃棄物をめぐる紛争解決について検討する。

第8回 �廃棄物と法(2)循環型社会形成推進基本法をはじめとする各種リサイクル法について検討する。

第9回 �土壌汚染と法 ダイオキシン問題をはじめ土壌汚染対策に関する法について検討する。

第10回 �化学物質と法 化学物質審査規制法およびPRTR法を中心に化学物質規制について考える。

第11回 �自然環境保全と法 自然環境保全制度および野生動植物の保護と法について検討する。

第12回 �被害者救済制度 水俣病問題,アスベスト問題にも触れ,被害者救済制度について検討する。

第13回 �環境紛争の調停 訴訟による解決ではなく環境紛争の調停という面にスポットを当てて解説する。

第14回 �環境訴訟と法 環境民事訴訟および環境行政訴訟分野の法律および判例を分析し,その果たす役割を解説する。

3.履修上の注意単に知識を習得するだけでなく,問題意識を持って積極的に授業に参加してほしい。そのためにも講義に出席することが重要である。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習:事前に教科書の該当箇所を読んでおくこと。復習:授業内容について参考書の該当箇所を読むこと。

5.教科書井上秀典『持続可能な社会を考える法律学入門』八千代出版 2016年

6.参考書大塚直 『環境法ベーシック』有斐閣,北村喜宣

『環境法』弘文堂,『環境法判例百選』 有斐閣,『環境�白書』 環境省,『ベーシック環境六法』 第一法規

7.成績評価の方法定期試験(100%)

8.その他

環境政策Ⅱ

2単位 井 上 秀 典3年次

1.授業の概要・到達目標授業の概要:気候変動,化学物質,廃棄物,環境影響評価,漁業資源,遺伝子組換生物など環境の変化に伴い多種多様な問題が起こっている。これらの問題に対応する国内法政策および国際法に言及するとともに環境分野の国内法政策と国際法の密接な結びつきに重点を置いて授業を進めていく。到達目標:環境に関する法政策が,どのような内容のものであり,またどのような役割を今日,果たしているのかを理解してもらうことを目標としている。

2.授業内容第1回 �aのみ:イントロダクション第2回 �地球規模の環境問題と法(総論)地球規模の環境問題に対

する国際法上の枠組みをリオ宣言,アジェンダ21などを中心に解説する。

第3回 �気候変動(1)�地球温暖化防止に関して京都議定書採択までを扱う。

第4回 �気候変動(2)�京都議定書採択以後,パリ協定の採択などを扱う。同時に国内法制度にも言及する。

第5回 �オゾン層保護,酸性雨 オゾン層保護のための国内・国際法的枠組みおよび政策について解説する。酸性雨問題について主に 欧米地域の法制度について解説する。

第6回 ��化学物質 化学物質の国際的規制について解説する。水俣条約についても言及する。

第7回 ��有害廃棄物の越境移動 有害廃棄物の越境移動に関する国内・国際法的枠組みについて解説する。

第8回 ��海洋汚染 海洋汚染防止のための国内・国際法枠組みについて解説する。

第9回 ��生物多様性 生物多様性保護に関して種の保存,遺伝資源などを巡る国際法的枠組みについて解説する。

第10回 �漁業資源 高度回遊性魚種などの漁業資源規制を巡る問題について「みなみまぐろ事件」などを題材に検討する。

第11回 �原子力 原子力の安全性,原子力損害による救済に関する法制度の現状および問題点を探る。

第12回 �環境影響評価 環境影響評価を巡る諸外国の法制度および条約について検討する。

第13回 �環境と貿易 GATT,WTOを巡る環境と貿易の問題を検討する。

第14回 �国際環境法の原則・義務 国際環境法にみられる原則および義務について予防原則を中心に検討する。

3.履修上の注意単に知識を習得するだけでなく,問題意識を持って積極的に授業に参加してほしい。そのためにも講義に出席することが重要である。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習:事前に教科書の該当箇所を読んでおくこと。復習:授業内容について参考書の該当箇所を読むこと。

5.教科書井上秀典『持続可能な社会を考える法律学入門』八千代出版 2016年

6.参考書大塚直 『環境法ベーシック』有斐閣,北村喜宣

『環境法』弘文堂,『環境法判例百選』 有斐閣,『環境�白書』環境省,『ベーシック環境六法』 第一法規

7.成績評価の方法定期試験(100%)

8.その他

科目ナンバー:(IC)ENV331J 科目ナンバー:(IC)ENV331J

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コミュニケーション思想史

2単位 宮 本 真 也3年次

1.授業の概要・到達目標 思想史という学問は,文字通り歴史のうちの一つである。しかし,歴史はほとんどの場合,特定の「観点」から描き出される。本講義においては,コミュニケーションについていかなる考え方,理想が現在にいたるまで,どのように展開されてきたのかを追ってみたい。それゆえ,コミュニケーション手段,技術などの実際の発展を記述する歴史(「コミュニケーション史」あるいは「メディア史」)とはいささか異なっている。しかし,他方でそれぞれのテーマがどのような歴史的文脈に位置付くかについて,背景となる歴史的事象の考察・確認も不可欠である。コミュニケーションについての多様な理解を,様々な分野から学び,人間のコミュニケーションの持つ機能と意味を社会学的,心理学的,哲学的に考察することを目指したい。

2.授業内容第1回 コミュニケーションとは?第2回 転移のコミュニケーションⅠ 恋愛について ジークマント・フロイト第3回 転移のコミュニケーションⅡ第4回 自我のコミュニケーションⅠ ジョージ・ハーバード・ミード第5回 自我のコミュニケーションⅡ第6回 意味と解釈をめぐるコミュニケーションⅠ    シンボリック相互作用論−ハーバート・G・ブルーマー第7回 意味と解釈をめぐるコミュニケーションⅡ第8回 身体加工のコミュニケーションⅠ    「私」の「身体」への意図的な介入第9回 �理性のコミュニケーションⅠ コミュニケーション的行為

の理論 ユルゲン・ハーバーマス第10回 理性のコミュニケーションⅡ第11回 社会的に認めること/認められることのコミュニケーションⅠ アクセル・ホネット第12回 社会的に認めること/認められることのコミュニケーションⅡ第13回 公共圏とコミュニケーションⅠ第14回 公共圏とコミュニケーションⅡ

(進度などに合わせてテーマを変更することがある)

3.履修上の注意 コミュニケーションという一般概念の中にある矛盾と相容れない諸傾向を把握し,それらをどのように専門的に扱うべきかを共に考えてみたい。講義の中でそのつど適切な参考文献をあげることにする。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 以下に示す教科書の該当する章を予習,復習することがのぞましい。

5.教科書 伊藤公雄編『コミュニケーション社会学入門』,世界思想社,2010年。

6.参考書 必要に応じて,授業時に紹介する。

7.成績評価の方法 定期試験 70% 平常点 30%

8.その他 特になし。

自然地理学

2単位 鳴 橋 竜太郎3年次

1.授業の概要・到達目標本講義では自然地理学一般を広く平易に扱い,他の自然地理学系

の講義の導入的位置づけとなります。主として地形発達と環境動態,および自然環境史に焦点を当て,それらの理解を深めることを目指します。

さらに地学や第四紀学,文献歴史学など,近接する他分野を横断・援用しつつ,我々人類の居住空間たる「自然環境」を念頭に置き,解析するための手法および知識について学んでいきます。

2.授業内容第1回:イントロダクション第2回:気象・気候 −気圏環境−第3回:海と陸水 −水圏環境−第4回:�地図の基礎 投影法,位置の基準。第5回:地形図の利用 判読実習。第6回:地殻変動第7回:火山第8回:地震・津波第9回:侵食輪廻・山地形成第10回:河川の営力・沖積平野第11回:海岸地形第12回:カルスト第13回:氷河・周氷河第14回:環境変動史 −古環境を探る−

3.履修上の注意・授業中の私語に関しては,減点等も視野に入れて厳しく対応します。・パワーポイントや板書等の撮影,および授業の録音は禁止します。・第1回のイントロダクションでは受講の際の諸注意等を説明しますので,なるべく出席するようにしてください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容我々を取り巻く「環境」を扱う以上,授業で説明することを現実生活で自然や生活空間を観察することで復習・実体験してほしい。

5.教科書特に指定しない。レジュメ配布。

6.参考書地理学関連の書籍は古今書院,朝倉書店,東京大学出版会などから多数刊行されています。講義中に適宜紹介します。

7.成績評価の方法期末試験�(80%),平常点�(授業内課題及び授業内レポート,20%)

8.その他

科目ナンバー:(IC)SOC321J 科目ナンバー:(IC)GEO321J

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専門科目群

人間と環境

消費行動の心理学(情報行動の心理学)

2単位 脇 本 竜太郎3年次

1.授業の概要・到達目標【概要】本講義では,消費行動を社会的情報の処理とコミュニケーションという視点から考える。前半は主に説得や購買行動,中盤は広告に関わる行動について論じる。後半はクチコミやイノベーションの普及といった事柄について扱う。

【到達目標】(1)社会的情報の処理が消費行動にいかにかかわるかを説明できる(2)社会的相互作用が消費行動に及ぼす影響を説明できる

2.授業内容第1回:講義概要の説明とイントロダクション第2回:説得の二重過程モデル第3回:説得に影響する要因第4回:購買の意思決定と情報処理第5回:セグメンテーション第6回:非計画購買第7回:インストア・プロモーション第8回:製品ライフサイクルと広告第9回:比較広告第10回:広報第11回:準拠集団の影響第12回:クチコミ第13回:クチコミ・マーケティング第14回:講義の総括*講義内容及び進行順は受講者の関心や必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意毎回リアクションコメントの提出を求める。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習は特に必要としない。講義内容は日常生活に関わる内容が多い。そのため,学習した事項が身近な事象にどのように関わっているかを考える習慣を持つと,学びはより豊かなものになる。

5.教科書特に定めない。

6.参考書講義中に適宜紹介する。

7.成績評価の方法平常点 30% 定期試験 70%

8.その他

情報社会と安全A

2単位 山 崎 浩 二3年次

1.授業の概要・到達目標情報技術の進歩により我々の生活は便利で快適になる一方,これ

までにはなかった様々な危険が新たに発生するようになってきている。今後,さらに高度化していくであろう情報社会における危険性を十分に理解することは重要である。安全の対象は幅広いが,本講義では主にコンピュータの技術面に関わる安全性を対象とし,これからの情報社会で必要とされる安全に対する基本的な知識を獲得することを目的とする。

2.授業内容第1回 安全とは?危険とは?第2回 コンピュータとはどんな機械か?第3回 ソフトウェアとは?第4回 ソフトウェアとバグ第5回 ソフトウェアと仕様第6回 インターネットの仕組み第7回 インターネットの安全性第8回 クラウドの安全性第9回 迷惑メール第10回 コンピュータ・ウィルス第11回 スキミング第12回 ICの検査技法第13回 コンピュータの安全性第14回 電話の信頼性

3.履修上の注意特になし。

4.準備学習(予習・復習等)の内容Oh-o!�Meiji上の授業資料に事前に目を通しておくこと。復習として,授業資料を読み直し,不明な点は授業で質問すること。

5.教科書使用なし。

6.参考書使用なし。

7.成績評価の方法平常点 40% レポート 60% (定期試験は行わない)基礎的知識,理解力

8.その他特になし。

科目ナンバー:(IC)PSY311J 科目ナンバー:(IC)SSS321J

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情報社会と安全B

2単位 和 田   悟3年次

1.授業の概要・到達目標情報化は技術開発や市場を先進国牽引して進めているが,先進国

で浮上してくる様々な問題が,経済的・技術的な面で対応準備のできていない国々に何か問題をもたらしていないだろうか。先進国の意識とそれ以外の国々の問題に対する意識が,国境を越えた取引などで問題となることはないのだろうか。いくつか事例や話題を選んで考えてみる。

オンライン上の情報源などを活用しながら,社会人として身につけておくべき,情報セキュリティやプライバシーの知識の修得を目指す。

2.授業内容第1回 イントロダクション・情報化の現状について第2回 身近な脅威と対策(1)スマートフォンなどを中心に第3回 情報社会の脆弱性(1)インフラへの脅威第4回 情報社会の脆弱性(2)狙われる個人第5回 情報セキュリティが問題となった事例第6回 ネットの基礎知識(1)インターネットのプロトコル第7回 ネットの基礎知識(2)電子メールとウェブ第8回 ネットの基礎知識(3)その他第9回 身近な脅威と対策(2)最新の脅威と対策第10回 組織における情報セキュリティへの取り組みについて第11回 映像資料を通じて学ぶプライバシー第12回 個人情報とプライバシー,法制度について第13回 �最新動向とセキュリティ・プライバシー�ビッグデータやIoT

など第14回 まとめ

3.履修上の注意情報化に関わる事件や課題などは新聞・テレビなどメディアで取り上げられることも多い。授業でも紹介するが,各自常に関心をはらっていて欲しい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容新しい項目に入る際には,取り上げる内容について紹介し,キーワードを示すので,それぞれどのようなものか,どのような事件・事故が起きているかを調べておくようにしてほしい。例年,過去の定期試験問題も公開している。授業のポイントの把握や,自分の理解度の確認に活用してほしい。

5.教科書議論に必要な資料等は随時配布する。

6.参考書猪俣敦夫『サイバーセキュリティ入門�私たちを取り巻く光と闇』共立出版,2016山田恒夫・辰巳丈夫『情報のセキュリティと情報倫理』放送大学,2018ほか

7.成績評価の方法平常点�20%,期末試験�80%。

8.その他

情報と経済行動

2単位 後 藤   晶3年次

1.授業の概要・到達目標 情報社会の発展に伴い,我々の日常生活は情報と切っても切り離せないものとなってきた。スマホ・タブレット・パソコンは手放すことが困難であり,生活の中心を占めつつある。このような情報社会の進展の中で,我々の経済行動はどのように変化しつつあるのであろうか。本講義では,行動経済学の観点を踏まえて「幸福と経済行動」「社会的選好」「時間選好」「ビッグデータ,AIと人間」「情報の経済学」「メカニズムデザイン」を取り上げる。 幸福や他者を考慮する社会的選好は人間の経済行動に影響を与える要因であり,これからの社会のキーとなるトピックである。ソーシャルキャピタルにも触れながら,これらの要因が経済行動に与える影響について議論する。また,人間の生活には「時間」という制約条件が与えられているが,これらの制約は人間の行動に大きな影響を与えている。さらにビッグデータ・AI時代における消費行動の推移,および情報社会を取り巻く監視と自由との関連から検討する。 情報の非対称性とは,ある情報を知っている人と知らない人がいることであり,経済行動に大きな影響を及ぼすことが明らかとなっている。この情報の非対称性が引き起こす社会における諸問題を考察する。メカニズムデザインとは,ある望ましい状況の達成を目的とした制度設計のことであり,新たなメカニズムデザインの可能性について検討する。 本講義は「不確実性下の人間行動」の応用科目として位置づけられ,講義全体を通じて,経済行動において「情報」が果たす役割を学ぶことを目的とする。 本講義の到達目標は以下の通りである。1.�行動経済学の応用的な考え方を理解できる。2.�情報と経済学およびメカニズムデザインの基本的な考え方を理解できる。3.�行動経済学の考え方を踏まえて,自身の興味のある社会問題について多面的に考察することができる。

2.授業内容[第1講]イントロダクション[第2講]幸福と経済行動[第3講]社会的選好①[第4講]社会的選好②[第5講]社会的選好③[第6講]時間選好①[第7講]時間選好②[第8講]ビッグデータ,AIと人間①[第9講]ビッグデータ,AIと人間②[第10講]情報と経済学①[第11講]情報と経済学②[第12講]メカニズムデザイン①[第13講]メカニズムデザイン②[第14講]行動経済学を使う,知識確認テスト※ただし,履修状況により変更することがある。

3.履修上の注意 各自の生活や興味のあるテーマへの応用という観点から考えながら受講することを期待する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 適宜紹介する資料・文献を元に予習・復習をすること。

5.教科書 配布資料を用意する。

6.参考書友野典男,2006,『行動経済学�経済は「感情」で動いている』,光文社新書ダニエル・カーネマン(著)村井章子(訳)友野典男(監修),2014,『ファスト&スロー』(上下巻),早川書房その他適宜紹介する

7.成績評価の方法平常点20%,知識確認テスト40%,定期試験40%� 平常点:授業評価アンケート,その他授業中に行う調査等の回答状況などの授業への積極性を評価する。 知識確認テスト:知識確認のための簡単な課題を課す。 定期試験:学期末試験時に実施する。

8.その他 本講義の基礎となる「不確実性下の人間行動」を春学期に履修することが望ましい。

科目ナンバー:(IC)SSS321J 科目ナンバー:(IC)ECN311J

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専門科目群

人間と環境

情報と職業

2単位 栗 山   健3年次

1.授業の概要・到達目標高校で「情報」を教える人のための講座(教職課程の一部)です。 職業における情報との関わり及び情報処理産業の紹介を軸に,電子化情報の持つ特性および社会(ビジネス)における情報の位置付けや役割などの理解を目指します。 企業と情報との関わりに興味を持つ人にも役立つと思います。 現在は「情報化社会」と呼ばれるように,あらゆる部門に情報が関与し社会(ビジネス環境)にも影響を与えています。情報およびその扱いがビジネスの成否を左右するほどに重要な要素となっています。情報の活用を理解すると供に,情報技術と人間社会とが互いに密接に関与している事を知ることはとても重要です。

2.授業内容第1回a:講座紹介,情報の価値,生活とコンピュータ第2回:アナログとデジタル…情報の記号化/電子化,保存と伝達,

光と色,音階第3回:インターネットとビジネス…広告費第4回:PC解体,コンピュータの構成,ハード/ソフト,機械語第5回:業務の情報処理(ICT)化/改革…system/定型化,CRM/

SCM第6回:職業指導…高校生の就職,最低賃金,会社組織,雇用第7回:問題解決手法-1-…QC活動,ハインリッヒの法則第8回:問題解決手法-2-…工数,プロジェクトマネジメント,arrow�

diagram,クリティカルパス第9回:知的財産権と情報倫理…特許,著作権,ネチケット,セキュ

リティ第10回:ICTとマーケティング…経営戦略,法則性の誤解(相関/因

果),分析,戦略,パレート図第11回:ソフトウェア/システム開発/流れ図…開発のプロセス,作

業の分解,water�fall/spiral/agile第12回:情報処理産業…soft/contents第13回:リスク(管理)第14回:情報(処理)の歴史ただし,学習環境および受講者の理解状況により,内容の微調整を行います。

3.履修上の注意前提となる科目はありませんが,情報の基礎を履修済みであることが望ましい。 1,2年における「情報社会系科目」を履修しているとより理解が深まります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容座学の講座ですが,PCの持参を勧めます。

5.教科書授業の教材として必要に応じてプリント資料を配布します。

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法毎回のミニレポート:70%,最終レポート:30% 教職課程の対象講座であるため,教育実習はミニレポート提出と同等に扱います。

8.その他特になし。

人口論(人口学Ⅰ)

2単位 高 橋 重 郷3年次

1.授業の概要・到達目標 1970年代半ばから始まる少子化現象は,その結果として人口減少と高齢化の加速度的な進行を生起させてきている。こうした人口現象は,日本の経済成長,社会保障制度,外国人労働力・移民などの社会問題,そして地域社会に計り知れない影響をもたらしつつある。 このような大きな変化をもたらす要因は,出生と死亡の変化と国際人口移動,すなわち人口動態の歴史的変化である。この授業は,人口現象を統計的に理解し,出生から結婚(晩婚・未婚を含む)から家族形成過程の変化を人口統計や労働統計の視点から体系的に解説する。 そのうえで,人口動態の変化と社会経済の変化がもたらしている様々な問題を理解し,これらの問題に対処する社会経済学的な課題解決の知識と方法について学習することを目的とする。

2.授業内容第1回 日本の人口変動と経済社会の変化第2回 人口の概念(人口静態と人口動態)第3回 世界人口の変動と環境・資源・食糧第4回 75億人の人口とグローバルエイジング第5回 人口動態の変化とその帰結(人口減少と超高齢化)第6回 出生率とその規定要因第7回 日本と世界の少子化第8回 労働市場の変貌と結婚・出産第9回 働き方の多様化と結婚変動第10回 恋愛と結婚第11回 結婚の市場と結婚難第12回 結婚の概念と結婚変動第13回 結婚変動の経済学的・社会学的説明第14回 まとめ

3.履修上の注意講義のレジュメや資料は,ウエッブから配布する予定。授業にはウエッブにアップした授業資料を持参し,授業に参加してほしい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業用の資料(クラスウエッブで配布)にしたがって,指定文献を読んで学習し授業に参加すること。また,授業内容を配布資料に基づき授業ノートを作成すること。

5.教科書(1)高橋重郷・大淵寛編著�2015年『人口減少と少子化対策』原書房(2)�山崎史郎�2017年『人口減少と社会保障―孤立と縮小を乗り越え

る』中公新書(3)河合雅司�2017年『未来の年表』講談社現代新書

6.参考書特に定めない。

7.成績評価の方法レポート(3,000字程度)の点数を40%,授業への貢献度10%,期末試験を50%で評価する。

8.その他

科目ナンバー:(IC)INF341J 科目ナンバー:(IC)ECN331J

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身体表現論

2単位 波照間 永 子3年次

1.授業の概要・到達目標授業の概要 「芸術」表現には,さまざまなメディアがもちいられる。映像,身体,言語・・・といった多様なメディアが,単一に,あるいは複合的に構成され,個々の芸術ジャンルを形成している。 本授業では,これらの諸芸術ジャンルの表現特性を概説した後,総合芸術の代表的なジャンルといわれる「舞踊(ダンス)」に焦点を絞り,具体的事例を丹念に解説しながら「現場」と「理論」の接点を探求する。

到達目標 1 身体表現の社会文化的特性を理解する。 2 様々な創作方法を学び,自身の表現力と創造力を高める。

2.授業内容第1回 イントロダクション(授業の目的・計画・評価の方法)第2回 ダンス作品の構造:音と身体のコラボレーション①バレエ第3回 �ダンス作品の構造:音と身体のコラボレーション②モダン

ダンス第4回 �ダンス作品の構造:音と身体のコラボレーション③モダン

ダンス第5回 �ダンス作品の構造:音と身体のコラボレーション④ポスト

モダンダンス第6回 バレエ・モダンダンス実習第7回 日本舞踊の表現と創作法・実習第8回 琉球舞踊の表現と創作法・実習第9回 芸術療法:音楽療法と舞踊療法を中心に第10回 身体技法の記録:ダンスノーテーション・記録法実習第11回 身体技法研究の課題:無形文化遺産の保存とテクノロジー第12回 身体技法の伝播と変容:よさこい系まつり・沖縄エイサー第13回 身体技法の伝播と変容:Bon�Dance第14回 教場レポート上記の授業計画は,受講生の理解度に応じて多少変更することもある。

3.履修上の注意毎回の授業時に,小レポート(5行~ 10行程度)を課し,受講生の理解度や問題意識を確認する。ワークショップ型の授業を行うので積極的な姿勢を期待する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業の内容に即し,課題を提示してレポートを執筆してもらう。

5.教科書授業時に必要な資料を配布する。

6.参考書授業時に適宜紹介する。

7.成績評価の方法第14回の授業時に実施する教場レポート

(共通論述問題:45%,選択問題<小論文もしくは,作品とコンセプト>:45%)毎回の授業時に実施する小レポート(授業の内容の理解度を問う課題:10%)

8.その他

身体と意識

2単位 蛭 川   立3年次

1.授業の概要・到達目標 意識の状態が変われば,それに対応して,経験される現実も変わる。睡眠中に見る夢は,変性意識状態,つまり日常とは異なる意識状態の代表的なものである。変性意識状態には,夢のほかに,臨死体験,瞑想体験,向精神薬の作用など,さまざまな種類のものがある。しかし,我々の社会では,そうした多様な意識状態は存在しないか,存在しても問題にされないか,あるいは精神の異常として扱われることもある。 近代化される以前の社会では,しばしば夢や幻覚と現実との境界が曖昧であり,あるいは古代インド哲学や仏教思想には,物質的身体を持って「覚醒」して生きている状態を,夢を見ているような状態と見なし,その錯覚から「覚醒」しなければならないとする考えもある。 いっぽう,向精神薬の作用が解明されつつある中で,意識や思考などの複雑な情報処理が,脳内の生化学的な反応として理解されるようにもなってきている。つまり,脳という物質の働きから精神が生み出されているという考えである。 また現代では情報技術の発展も著しい。睡眠時間はさておいても,我々はすでに「覚醒」している時間でさえ,パソコンやスマホの背後に物質的実在があるかのように錯覚し,その仮想世界に没入して過ごす割合が増えている。物質世界と幻覚世界を隔てる境界の曖昧さは,決して原始社会や,古代宗教や,あるいは精神病理だけの問題ではなくなりつつある。到達目標1.�人間の様々な意識状態を,心理学や脳神経科学の観点から理解

できるようになる。2.�精神と身体の関係について,比較思想的な観点から理解できる

ようになる。

2.授業内容第1回:水槽の中の脳(全体の展望)第2回:脳の構造と機能第3回:脳の状態と意識の状態第4回:睡眠と夢第5回:明晰夢と睡眠麻痺第6回:精神展開(サイケデリック)体験第7回:幻覚から芸術へ第8回:催眠と解離第9回:臨死体験第10回:東洋思想の身体観第11回:「前世の記憶」と偽記憶第12回:瞑想体験第13回:変性意識状態と精神疾患第14回:リアリティとヴァーチャルリアリティ(全体のまとめ)

3.履修上の注意 必須ではないが,心理学や脳神経科学に関連する科目を履修しておくと,講義内容の理解の助けになるだろう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 実際の授業内容は,このシラバスに書かれた計画とは多少変更になるかもしれないが,最新の進行状況は別途「蛭川研究室」のブログにアップし,更新していくので,随時チェックすることをお勧めする。 講義の予定表からは授業内容の概要にリンクが張ってあるので,大まかな予習・復習をすることができる。それぞれのページには質問やコメントを書き込むこともできる。ページのURLは科目ごとに異なるが「蛭川�身体と意識�2020」などと入力して検索すれば容易に見つかる。

5.教科書特に定めない。

6.参考書『彼岸の時間ー〈意識〉の人類学ー』蛭川立(春秋社)2002年(新装版は2009年)

『精神の星座ー内宇宙飛行士の迷走録ー』蛭川立(サンガ)2011年

7.成績評価の方法期末試験(100%)

8.その他

科目ナンバー:(IC)ANT361J 科目ナンバー:(IC)CUL341J

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専門科目群

人間と環境

人文地理学

2単位 南 後 由 和3年次

1.授業の概要・到達目標 地図とは,地球表面上の自然および人文現象を認識,伝達,共有するメディアである。地図という空間化された表象は,私たちの生活世界をめぐる知覚,思考,行為と密接な関係にある。 本授業では,人文地理学や都市地理学・都市社会地理学の学説史を踏まえたうえで,主に都市のイメージや生活世界を記述する地図表現のこれまでとこれからを扱う。そのことを通して,地図というメディアの仕組みを柔軟に理解するとともに,都市の文化を多様な視点から把握する地理学的想像力を養う。

2.授業内容第1回 イントロダクション第2回 都市地理学・都市社会地理学の学説史:地図なしの地理学第3回 地図とは何か:地図の歴史第4回 地図の発展と地図製作者第5回 映像にみる地理学的想像力(1):スケール第6回 主題図とその応用第7回 行動地理学,時間地理学,メンタルマップ第8回 ノーテーション,ダイアグラム:経験の記述第9回 インフォグラフィックスと地図第10回 アーティストによる地図表現第11回 情報化による地図経験の変容第12回 映像にみる地理学的想像力(2):都市とソーシャルメディア第13回 東京湾岸の地理とイメージ第14回 総括:地図にみる地理学的想像力*授業内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意授業毎にコメント・シート(感想・質問・意見など)を提出し,平常点に反映させる。コメント・シートの内容に関して,次の回の授業冒頭に口頭でフィードバックする時間を設ける。レジュメやパワーポイント資料は紙では配布しないので,事前に各自でOh-o!�Meijiからダウンロードもしくはプリントアウトすること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業のレジュメで紹介する参考文献にも目を通すことが望ましい。

5.教科書特に指定しません。

6.参考書『10+1』No.3,「特集�ノーテーション/カルトグラフィ」INAX出版,1995年ジョン・ノーブル・ウィルフォード『改訂増補�地図を作った人びと』鈴木主税訳,河出書房新社,2001年加藤政洋・大城直樹編著『都市空間の地理学』ミネルヴァ書房,2006年ケヴィン・リンチ『都市のイメージ�新装版』丹下健三・富田玲子訳,岩波書店,2007年若林幹夫『増補�地図の想像力』河出書房新社,2009年藤井正・神谷浩夫編『よくわかる都市地理学』ミネルヴァ書房,2014年永原康史『インフォグラフィクスの潮流』誠文堂新光社,2016年若林芳樹『地図の進化論』創元社,2018年

7.成績評価の方法平常点35%,レポート65%

8.その他

生命思想史Ⅰ

2単位 岩 渕   輝3年次

1.授業の概要・到達目標 「生命とは何か」という考え方が,歴史的にどう移り変わってきたかを科学史・哲学史の立場から概観する。古代ギリシアでは,生命現象を考察する際に生命原理を表す<プシュケー(魂)>という概念が用いられていた。古代ギリシアのプラトンやアリストテレスのプシュケー概念は中世やルネッサンス期の神秘思想に受け継がれるが,やがて近代の科学者たちにより否定されて行く。生命の研究は,古代や中世では主として哲学者たちの思索によってなされていたのに対し,近現代では多くの場合,自然科学者たちの実験的研究によってなされるようになり,その結果,生命現象に関する私たちの知識や技術は飛躍的に増大した。しかし,注意しなければならないのは,近現代の知識や技術が古い時代の考え方よりも,何から何まで優れているわけではない,ということである。生命と心を別のものと捉えるようになり,また,科学が哲学や世界観とは無関係に推進されるようになった近代以降,私たちが失ったものも多いのである。 『生命思想史Ⅰ』の目的は,古代から近代の入り口に至る生命思想の歴史を学ぶことにより,現代に失われた考え方を知り,生命について深く考えてもらうことにある。

2.授業内容 各回のテーマは次の通りである。第1回:イントロダクション第2回:生命の特質第3回:オルフェウス教の死生観第4回:ピュタゴラス学派の思想第5回:プラトンの<プシュケー>第6回:アリストテレスの<プシュケー>第7回:新プラトン主義の生命思想第8回:ガレノスの医学と<プネウマ>第9回:キリスト教の生命観第10回:ルネッサンスの生命観第11回:パラケルススと錬金術第12回:科学革命第13回:ケプラーの生命観第14回:aのみ:まとめ *�講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意 哲学・科学・世界史に興味のあることが望ましい。 春学期『生命思想史Ⅰ』と秋学期『生命思想史Ⅱ』は,できるだけ両方履修することが望ましい。 ちなみに,『生命思想史Ⅱ』を履修するためには,『生命思想史Ⅰ』を履修中または修得済みであることが必要である。注意されたい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 毎時間,前回の講義内容をしっかり復習した上で授業に臨むこと。

5.教科書 使用しない。

6.参考書 使用しない。

7.成績評価の方法 学期末試験90%,平常点10%程度の比率で評価する。試験は持ち込み一切不可。

8.その他 本科目は和泉科目『生命論A・B』(『生命論Ⅰ・Ⅱ』)の姉妹科目である。『生命論A・B』が生命科学・社会科学に関する題材を中心に扱ったのに対し,本科目では主に哲学・思想および「科学と宗教」に関連した題材を取り上げる。

科目ナンバー:(IC)GEO311J 科目ナンバー:(IC)PHL351J

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生命思想史Ⅱ

2単位 岩 渕   輝3年次

1.授業の概要・到達目標 「生命とは何か」という考え方が,歴史的にどう移り変わってきたかを科学史・哲学史の立場から概観する。古代ギリシアでは,生命現象を考察する際に生命原理を表す<プシュケー(魂)>という概念が用いられていた。古代ギリシアのプラトンやアリストテレスのプシュケー概念は中世やルネッサンス期の神秘思想に受け継がれるが,やがて近代の科学者たちにより否定されて行く。生命の研究は,古代や中世では主として哲学者たちの思索によってなされていたのに対し,近現代では多くの場合,自然科学者たちの実験的研究によってなされるようになり,その結果,生命現象に関する私たちの知識や技術は飛躍的に増大した。しかし,注意しなければならないのは,近現代の知識や技術が古い時代の考え方よりも,何から何まで優れているわけではない,ということである。生命と心を別のものと捉えるようになり,また,科学が哲学や世界観とは無関係に推進されるようになった近代以降,私たちが失ったものも多いのである。 『生命思想史Ⅱ』の目的は,近代以降の生命思想の歴史を学ぶことにより,現代に失われた考え方を知り,生命について深く考えてもらうことにある。

2.授業内容 各回のテーマは次の通りである。第1回:イントロダクション第2回:目的論と非目的論,生気論と機械論第3回:デカルトの生命観第4回:近代のプラトン主義第5回:三十年戦争と薔薇十字思想第6回:魔女狩りと機械論の躍進第7回:ニュートンの生命観第8回:カント哲学の影響第9回:ヘルムホルツとヘルムホルツ学派第10回:フェヒナーの生命思想第11回:ゴールトンの優生学第12回:ナチスの優生思想第13回:日本の優生思想第14回:aのみ:まとめ *�講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意 哲学・科学・世界史に興味のあることが望ましい。 春学期『生命思想史Ⅰ』と秋学期『生命思想史Ⅱ』は,できるだけ両方履修することが望ましい。 ちなみに,『生命思想史Ⅱ』を履修するためには,『生命思想史Ⅰ』を履修中または修得済みであることが必要である。注意されたい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 毎時間,前回の講義内容をしっかり復習した上で授業に臨むこと。

5.教科書 使用しない。

6.参考書 『生命(ゼーレ)の哲学�――知の巨人フェヒナーの数奇なる生涯――』岩渕輝(春秋社),2014年。

7.成績評価の方法 学期末試験90%,平常点10%程度の比率で評価する。試験は持ち込み一切不可。

8.その他 本科目は和泉科目『生命論A・B』(『生命論Ⅰ・Ⅱ』)の姉妹科目である。『生命論A・B』が生命科学・社会科学に関する題材を中心に扱ったのに対し,本科目は主に哲学・思想および「科学と宗教」に関連した題材を取り上げる。

組織コミュニケーションA

2単位 山 口 生 史3年次

1.授業の概要・到達目標 組織が効率よく機能するためには,組織メンバー一人ひとりの適切な行動やメンバー間の効果的な相互作用が必要です。組織コミュニケーションAでは,組織メンバーの組織行動と組織目標を達成するためのメンバー間の相互作用に焦点をあて,組織内対人コミュニケーションについて講義します。具体的には,動機づけやリーダーシップを効果的に発揮するのためのコミュニケーション,リーダーの影響戦術�(influence�tactics)�のコミュニケーション,ダイバーシティ(多様性)マネジメント(コンフリクト[対立]マネジメント含む)とコミュニケーション,ワークチームのコミュニケーション,�メンタルヘルスとコミュニケーション,ジェンダーマネジメントとコミュニケーションなど,組織行動と組織メンバー間のコミュニケーションに関して講義する予定です。授業では,スライド,教科書,その他の文献,事例,データなどを駆使して,上記テーマの理論と実際の状況に関して受講者の理解を促します。 組織メンバー間の対人コミュニケーションがメンバーの態度や組織行動にいかに影響を与えるかが主要なテーマであり,それを理解することが到達目標です。

2.授業内容下記予定は,諸般の事情により,多少変更になる場合もあります。第1回.a)組織コミュニケーションとは    b)組織コミュニケーション学の発展の経緯第2回.�リーダーシップの理論(特性理論,行動理論,コンティンジェンシー

理論)と組織コミュニケーション第3回.�リーダーシップの理論(LMX理論,変革型リーダーシップ理論)

と組織コミュニケーション第4回.リーダーの影響戦術とコミュニケーション戦術第5回.動機づけの内容理論と組織コミュニケーション第6回.�動機づけのプロセス理論および内発的動機づけと組織コミュニケー

ション第7回.リーダーのコミュニケーションとモチベーション:事例分析1     a: グループディカッション     b: 発表と解説第8回.�ダイバーシティマネジメントとコミュニケーション(1):コンフリ

クトマネジメントとファシリテーション第9回.ダイバーシティマネジメントとコミュニケーション(2):交渉戦術第10回.ジェンダーマネジメントとコミュニケーション第11回.�納得性を高めるためのコミュニケ―ション(1):組織公正とコミュ

ニケーション第12回.納得性を高めるためのコミュニケ―ション(2):事例分析2     a: グループディカッション     b: 発表と解説第13回.メンタルヘルスとコミュニケーションの関係第14回.a:�メンタルヘルスとソーシャルサポートのコミュニケーション    b.�まとめ

3.履修上の注意教科書の指定の章を読んでくることが必要です。授業中にエッセイを書くときは,授業の内容に即して具体的に書いてください。1回か2回はグループディスカッションを行う予定(事例分析の授業時)ですが,議論に積極的に参加することが必要です。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎週,授業はじめに小テスト(Quiz)を行うか,あるいは,授業の終わりの10分から15分くらいで,エッセイを書いてもらう予定です。授業中に配布する資料を復習し,質問があれば次回授業で質問してください。Quizに関しては,授業に出席する前に,教科書の指定の章を読んで来てください。グループディスカッションの週は,事前に配布する資料や事例などがあれば読んできてください。

5.教科書山口生史・匠英一(監修),日本ビジネス心理学会(編)『ビジネス心理・マネジメント心理編』(2013,�中央経済社)

6.参考書S.P.ロビンズ(高木晴夫監訳)『新版・組織行動のマネジメント』(邦訳2009,ダイヤモンド社)山口生史編著『成果主義を活かす自己管理型チーム:成果主義を活かす自己管理型チーム』(2005,生産性出版)その他,適宜紹介

7.成績評価の方法(1)QUIZ,�授業中に書くエッセイ,グループディスカッション,課題など:45%

(2)試験:55%

8.その他このクラスでは,企業をはじめ,行政機関,教育機関,NPO/NGOなどのさまざまな組織内の対人コミュニケーションの状況を考えて,講義をします。

科目ナンバー:(IC)PHL351J 科目ナンバー:(IC)COM321J

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専門科目群

人間と環境

談話コミュニケーションⅠ

2単位 坂 本 祐 太3年次

1.授業の概要・到達目標「談話」とは,例えば会話など文より大きい単位で,あるまとまりをもって展開した文の集合を意味します。我々がことばを用いてコミュニケーションをとる際には,通例複数の文がまとまって使われますが,そこには普段我々が意識することのない規則性が存在しています。「談話コミュニケーションⅠ」では,談話を作り上げる際に前提となる我々の「文を作るための知識(文法・統語論)」及び「文の意味を解釈するための知識(意味論)」がどのようなものであるか概観します。また,「子どもがどのように(文を作り出すための)母語の知識を獲得するのか」という問いに対して「ヒトには遺伝により生まれつき母語獲得のための仕組み(普遍文法)が与えられえている」と仮定する生成文法理論及びその文法モデルを概観します。

<到達目標>・言語学の文法の仕組みを扱う分野(統語論)と意味を扱う分野(意味論)の基本的な用語及び概念を理解する。・文が持つ階層構造の重要性を理解し,階層構造に基づいて基本的な言語データを分析できるようになる。・生成文法理論及びその文法モデルを理解する。

2.授業内容第1回:aのみ:イントロダクション第2回:生成文法理論の概要(言語の知識と母語獲得の仕組み)第3回:統語範疇(品詞・語と句)第4回:構成素(意味上のまとまり・置き換え・移動・等位接続)第5回:句構造規則<1>(句と文を作り出す仕組み)第6回:句構造規則<2>(句と文を作り出す仕組み)第7回:Xバー理論<1>(普遍的な句構造の仕組み)第8回:Xバー理論<2>(普遍的な句構造の仕組み)第9回:意味役割(述語の選択制限)第10回:束縛理論(名詞句の分布)第11回:変形規則<1>(主語・助動詞倒置)第12回:変形規則<2>(wh移動)第13回:変形規則<3>(名詞句移動)第14回:変形規則<4>(繰り上げ構文とコントロール構文)

※ 授業の進度・内容は必要に応じて適宜調整されます。

3.履修上の注意毎回授業後にリアクションペーパーを提出していただきます。秋学期開講の「談話コミュニケーションⅡ」を履修する場合,「談話コミュニケーションⅠ」の履修が要件となるので気をつけてください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業でとったノートや配られるプリントをもとに,授業外で復習を行ってください。

5.教科書教科書は使用せず,教員が作成した資料を使います。

6.参考書『生成文法』渡辺明著(東京大学出版会)『生成文法の基礎ー原理とパラミターのアプローチ』中村捷,菊池朗,金子義明著(研究社)

7.成績評価の方法課題(15%�×�3�=�45%),授業への取り組み(55%)

※�内容理解の確認のために,およそ5回の授業に1回の割合で授業内容に基づく練習問題を出します。問題への答案の提出が,成績評価の方法の「課題」に該当します。

8.その他1・2年次に「言語学」の授業を履修していることが望ましいですが,履修していない方にも分かるような講義を心がけます。

公欠やその他の事情による欠席は,事前相談のものだけ考慮します。

組織コミュニケーションB

2単位 山 口 生 史3年次

1.授業の概要・到達目標組織コミュニケーションBでは,組織内のコミュニケーション構造(情報の流れなどの組織内のフォーマルおよびインフォーマルネットワーク),組織コミュニケーション健全性,有効性,問題などの診断, ネットワークの理論,ネットワークがもたらす資本(ソーシャル・キャピタル),などに焦点をあてます。また,組織コミュニケーション問題と組織不祥事・事故の関係,組織文化の構築,発展,変革のためのコミュニケーションの機能などについても講義する予定です。授業では,スライド,プリント教材,事例,データなどを利用して,上記テーマの理論と組織における実際の状況に関して,受講者の理解を促します。 以下の3点の理解を到達目標とします:(1)フォーマルコミュニケーションとインフォーマルコミュニケーションの相互補完関係,(2)組織内コミュニケーションの健全性の診断(コミュニケーション・オーディット)と組織のコミュニケーション状態が組織成員の組織行動や組織パフォーマンスに与える影響,そして,(3)組織メンバーの組織におけるコミュニケーション・ネットワークの把握とそれが組織の資本(組織ソーシャル・キャピタル)を生み出すプロセス。

2.授業内容下記予定は,諸般の事情により多少変更する場合があります。第1回:�イントロダクション:テーマ紹介;組織コミュニケーション問題と

組織不祥事・事故第2回:組織構造とフォーマルコミュニケーション第3回:インフォーマルコミュニケーションの機能第4回:コミュニケーション・オーディット*(1):概念の紹介第5回:コミュニケーション・オーディット(2):量的分析第6回:コミュニケーション・オーディット(3):質的分析第7回:事例分析2    a: グループディカッション    b: 発表と解説第8回:コミュニケーション・ネットワーク分析第9回:ソーシャル・キャピタルとコミュニケーション(1):概念の紹介第10回:�ソーシャル・キャピタルとコミュニケーション(2):構造的ソーシャ

ル・キャピタル第11回:�ソーシャル・キャピタルとコミュニケーション(3):関係的ソーシャ

ル・キャピタル第12回:事例分析1    a: グループディカッション    b: 発表と解説第13回:組織文化とコミュニケーション・クライメット第14回:まとめ*コミュニケーション・オーディット=組織の状況を診断・アドバイスするための手法・分析ツール

3.履修上の注意授業中に書くエッセイは,授業の内容に即して具体的に書いてください。1回か2回はグループディスカッションを行う予定(事例分析の授業時)ですが,議論に積極的に参加することが必要です。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎週,授業中に10分から15分くらいで,エッセイを書いてもらう予定です。そのエッセイについて,次の授業の最初にフィードバックするので,授業に出席する前に,前週のスライドおよびその他の配布物にもう一度目を通しておいてください。授業中に配布する資料を復習し,質問があれば次回授業で質問してください。また,事前に読むものを与えられた場合は,それを読んでくることが必要です。グループディスカッションの週は,事前に配布する資料や事例などを読んできてください。

5.教科書特に指定しません。

6.参考書(1)C.W.ダウン(太田正孝監訳)『コミュニケーション・オーディット』(邦訳1999,CAP出版)

(2)ウェイン・ベーカー(中島豊訳)『ソーシャル・キャピタル』(邦訳,2001,ダイヤモンド社)

(3)安田雪『ネットワーク分析』(1997,新曜社))(4)R.F.ダフト(高木晴夫監訳)『組織の経営学』(邦訳,2002,ダイヤモンド社)

(5)桑田耕太郎・田尾雅夫 『組織論』(1998,有斐閣)

(1)の文献は,絶版になりましたが,図書館に所蔵があります。その他,クラスにて適宜紹介します。

7.成績評価の方法(1)授業中に書くエッセイ,グループディスカッション,課題など:45%(2)試験:55%

8.その他このクラスでは,企業をはじめ,行政機関,教育機関,NPO/NGOなどのさまざまな組織と組織コミュニケーションの状況を考えます。

科目ナンバー:(IC)COM321J 科目ナンバー:(IC)COM311J

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談話コミュニケーションⅡ

2単位 坂 本 祐 太�3年次

1.授業の概要・到達目標「談話」とは,例えば会話など文より大きい単位で,あるまとまりをもって展開した文の集合を意味します。我々がことばを用いてコミュニケーションをとる際には,通例複数の文がまとまって使われますが,そこには普段我々が意識することのない規則性が存在しています。「談話コミュニケーションⅡ」では,談話と関連の強い言語学の下位分野である語用論や社会言語学の諸相を軸に,ことばが実際の場面でどのような意味を持ち,どのような働きをしているのか,具体的な事例(電話・広告・漫画・アニメ・ウェブサイト・雑誌・報道記事など)を取り上げながら考えます。

<到達目標>・語用論と社会言語学の基本的な用語及び概念を理解する。・談話分析の方法論を理解し,基本的な談話を分析できるようになる。・自らが他者とコミュニケーションを取る際に,授業で得た知識を活かすことができるようになる。

2.授業内容第1回:aのみ:イントロダクション第2回:発話行為(発話の機能)第3回:協調の原理(会話のルール)第4回:ポライトネス理論<1>(話し相手への配慮)第5回:ポライトネス理論<2>(話し相手への配慮)第6回:非言語コミュニケーション(接近・視線・頭の動き)第7回:会話分析・談話分析<1>(概要と方法)第8回:会話分析・談話分析<2>(電話・世代差・男女差)第9回:会話分析・談話分析<3>(広告・小説・漫画・アニメ)第10回:相互行為の社会言語学<1>(異文化間コミュニケーション)第11回:相互行為の社会言語学<2>(世界に関する共有知識)第12回:�批判的談話分析<1>(談話に隠された思惑:ウェブサイト・

雑誌)第13回:批判的談話分析<2>(談話に隠された思惑:報道記事)第14回:講義のまとめ(レポートに向けて)

※ 授業の進度・内容は必要に応じて適宜調整されます。

3.履修上の注意毎回授業後にリアクションペーパーを提出していただきます。「談話コミュニケーションⅡ」を履修する場合,春学期開講の「談話コミュニケーションⅠ」の履修が要件となるので気をつけてください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業でとったノートや配られるプリントをもとに,授業外で復習を行ってください。また,講義内で適宜レポートの主題になりうるトピックを提示するので,興味のあるトピックに関しては,�レポート執筆に向けて適宜調べたり考えたりしておくこと。

5.教科書教科書は使用せず,教員が作成した資料を使います。

6.参考書『ディスコースー談話の織りなす世界』橋内武著(くろしお出版)『談話分析の可能性ー理論・方法・日本語の表現性』泉子・K・メイナード(くろしお出版)

7.成績評価の方法レポート(50%),授業への取り組み(50%)

8.その他1・2年次に「言語学」の授業を履修していることが望ましいですが,履修していない方にも分かるような講義を心がけます。

公欠やその他の事情による欠席は,事前相談のものだけ考慮します。

都市情報論

2単位 南 後 由 和3年次

1.授業の概要・到達目標 都市・建築とは,私たちの日常的な生活の場であり,文化・芸術・政治・経済などの営みが重層的に展開される場でもある。都市・建築の経験は空間それ自体と同時に,種々のメディアによっても,共時的かつ通時的に媒介されている。本授業では,社会学的都市論をベースにしつつ,建築,写真,映画,新聞,雑誌,モバイル・メディア,ソーシャル・メディアなどの題材を領域横断的に扱っていく。 20世紀後半から現代に至るまでの都市・建築論を通して,空間と社会の関係を考察しながら,都市・建築をめぐる経験を社会学的観点から読み解き,記述していく手つきを学ぶ。そして,都市・建築の表層にとらわれず,それらの背後にある諸問題を認識し,多角的に考える実践感覚を養う。

2.授業内容第1回 イントロダクション第2回 アンリ・ルフェーヴルの都市・空間論第3回 シチュアシオニストの理論と実践第4回 都市の読み取りと書き替え(1):グラフィティの歴史第5回 都市の読み取りと書き替え(2):グラフィティの現在第6回 建築家によるフィールドワーク:路上の観察第7回 メディアと建築/メディアとしての建築第8回 都市の記憶:広島とニューヨーク第9回 ノスタルジーと消費空間:大阪万博第10回 デザイナーズ・マンションの過去・現在・未来第11回 都市のひとり空間第12回 都市の群集空間:渋谷スクランブル交差点第13回 商業施設と空間・情報(1):ショッピング・モールの歴史第14回 商業施設と空間・情報(2):ショッピング・モールの現在*授業内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意授業毎にコメント・シート(感想・質問・意見など)を提出し,平常点に反映させる。コメント・シートの内容に関して,次の回の授業冒頭に口頭でフィードバックする時間を設ける。レジュメやパワーポイント資料は紙では配布しないので,事前に各自でOh-o!�Meijiからダウンロードもしくはプリントアウトすること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業のレジュメで紹介する参考文献にも目を通すことが望ましい。

5.教科書指定しません。

6.参考書加藤政洋・大城直樹編著『都市空間の地理学』ミネルヴァ書房,2006年吉見俊哉・北田暁大編『路上のエスノグラフィ』せりか書房,2007年アンリ・ルフェーヴル『都市への権利』森本和夫訳,ちくま学芸文庫,2011年若林幹夫編著『モール化する都市と社会』NTT出版,2013年三浦展・藤村龍至・南後由和『商業空間は何の夢を見たか』平凡社,2016年南後由和+明治大学南後ゼミ編『都市論ブックガイド2』南後ゼミ編集部,2016年南後由和『ひとり空間の都市論』ちくま新書,2018年

7.成績評価の方法平常点35%,レポート65%

8.その他

科目ナンバー:(IC)COM311J 科目ナンバー:(IC)ARC341J

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専門科目群

人間と環境

人間性心理学

2単位 田 中 彰 吾3年次

1.授業の概要・到達目標 人間性心理学はもともと「心理学の第三勢力」として始まった学派です。第一勢力の精神分析では無意識が,第二勢力である行動主義では条件付けが,ひとの心を理解する鍵でした。これに対して,人間性心理学は,自己実現,創造性,自由,主体的決断など,肯定的な側面からひとを理解しようとする点に特徴があります。この授業では,次の順番に沿って,人間性心理学を体系的に紹介します。(1)精神分析と行動主義の考え方を踏まえ,人間性心理学が登場した歴史的な背景を理解する。(2)研究の具体的な成果として,A・マズロー,C・ロジャーズ,E・フロムらの議論を紹介する。(3)実存,自由,自己,身体など,人間性心理学にとって重要なテーマを掘り下げる。

(4)研究を支える方法論として,現象学と質的研究について取り上げる。本科目の履修を通じて,心理学的知識に基づいて生き方の問題に主体的に取り組む態度を養ってください。

2.授業内容01.イントロダクション:人間性心理学の概要と単位の取り方の説明02.行動主義の心理学:条件付けと学習によって行動を理解する03.精神分析による心の見方:無意識の観点から心の病理を理解する04.人間性心理学の基本:歴史的な背景と五つの基本的な観点05.マズローと自己実現の心理:欲求の階層と自己実現06.�ロジャーズとカウンセリングの心理学:クライエント中心療法

の原理07.フロムと疎外の心理:人はなぜ自由から逃走するのか08.メイと不安の心理:実存的不安に向き合う自己09.実存主義と人間性心理学:死に向き合う哲学と心理学10.自由について:リベットの実験とサルトルの自由論11.自己について:ナラティヴという観点から自己を考える12.身体について:自己と身体は切り離すことができるか13.研究方法(1):科学批判と現象学14.研究方法(2):質的研究とインタビュー*定期試験

3.履修上の注意人間性心理学は,科学的な側面よりも哲学的な側面のほうが強い心理学です。人間とは何か,生きるとはどういうことか,という根源的な問題を考えてみたい方にお勧めします。

4.準備学習(予習・復習等)の内容準備学習として,参考書やウェブ上の情報を参考に,授業内容を事前に調べて授業に臨んでください。各回の準備学習用のキーワードを以下に提示しておきます。----------01:「人間性心理学」「心理学の第三勢力」,02:「条件付け」「学習」,03:「無意識」「フロイト」,04:「人間性心理学の基本仮説」,05:「マズロー」「自己実現」,06:「ロジャーズ」「クライエント中心療法」,07:「フロム」「自由からの逃走」,08:「メイ」「実存的不安」,09:「実存主義」,10:「B・リベット」「J-P・サルトル」,11:「ナラティヴ」,12:「離人症」,13:「現象学」,14:「質的研究」

5.教科書使用しません。

6.参考書日本人間性心理学会編『人間性心理学ハンドブック』創元社,2012年.

7.成績評価の方法授業中に小レポート課題を3回実施します(10%×3回=30%)。残り70%を定期試験で評価します(定期試験は持ち込み不可)。

8.その他

認知科学Ⅰ(認知科学)

2単位 石 川 幹 人3年次

1.概要・目的(概要)「人間はコンピュータなのか」という疑問をもとに,人間の認知プロセスを情報論的に考察する。そして,近い将来に心をもつ機械が作れるだろうかとか,人間は結局のところ機械なのかという,根本的問題について深く考える。企業研究所およびシンクタンクでの10年以上の実務経験をもとに,人工知能開発の具体例をふまえて解説します。

(到達目標)次の項目を履修の目標とする。 ・情報処理機械で人間の行動を模倣するという試みを知る ・人工知能技術の現状について概要を把握する ・きたるべき人工知能との共生社会を展望できるようにする ・人間の思考や知識の本質について理解する

2.授業内容(1)認知科学の誕生。心の構成的理解。(2)人工知能へのアプローチ。心の相対的・社会的性格。(3)言語の多義性。文脈状況の処理。言語行為の理解。(4)知識修正の全体性。知識の社会的妥当性。意味の連関。(5)創造的発見をするプログラム。情報量と計算量。(6)大局観とフレーム問題。暗黙知と技能。(7)人工知能開発の社会的側面。(8)心の理論と自閉症スペクトラム。(9)科学的な実在。想像から創造へ。(10)認知神経科学の展開。脳で心を説明できるか。(11)記号主義と結合主義。心脳相関。(12)量子コンピュータ。観測行為が物に影響する問題。(13)意識の諸性質。意図と志向性。(14)世界のなかに生きるロボット。身体性と環境への関与。

3.履修上の注意ふだんの学習があれば,期末定期試験は心配する必要はないでしょう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容プリントや教材をもとに予習・復習をしたうえで,授業にのぞんでください。

5.教科書プリントを配布します。また,一部の教材はネット配信します。

6.参考書石川幹人『心と認知の情報学~ロボットをつくる・人間を知る』勁草書房

7.成績評価の方法定期試験(7割):参考書およびノート,プリントなどの持込可。平常の小課題(3割):Oh-o!�Meiji�で数回答える。試験・小課題では,授業内容の理解度を評定する。

8.その他

科目ナンバー:(IC)PSY331J 科目ナンバー:(IC)INF331J

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ネットワーク社会論

2単位 石 田 賢 示3年次

1.授業の概要・到達目標【授業概要】ネットワークを構成する点と線は,社会ネットワーク論では行為者

(主体)と関係に相当する。本講義では,行為を説明する様々な考え方と比較した場合の,社会ネットワーク論の共通性,独自性について解説する。続いて,社会学(および関連領域)において,社会ネットワーク論が何をどのように説明してきたのかを,重要な研究成果をふまえて解説する。さらに,それらの知見を導き出すもととなった社会ネットワークの指標の測定,分析方法についても解説し,受講者も実践する。

【到達目標】(1)人々の社会生活の様々な局面で,社会ネットワークがどのような役割を果たしているのかについて理解を深め,社会ネットワークの観点から様々な社会現象を説明するための思考力を身につけること。

(2)社会ネットワークおよび関連する概念を用いて議論できるようになるだけでなく,社会ネットワークを測定,分析するための基本的技術を習得すること。

2.授業内容第1回a�オリエンテーション

(講義概要,授業の進め方,参考文献・関連データの紹介)第2回 社会学における行為論の種類第3回 社会ネットワーク・モデルの基本前提第4回 市場における社会ネットワーク(1):    経済人モデルとの対比第5回 市場における社会ネットワーク(2):    「弱い紐帯の強さ」仮説第6回 市場における社会ネットワーク(3):「構造的空隙」仮説第7回 地域社会における社会ネットワーク(1):    コミュニティ問題第8回 地域社会における社会ネットワーク(2):    コミュニティにおけるソーシャル・キャピタル論第9回 家族における社会ネットワーク第10回 格差・不平等と社会ネットワーク(1):    ブルデューのソーシャル・キャピタル論第11回 格差・不平等と社会ネットワーク(2):    リンのソーシャル・キャピタル論第12回 ホール・ネットワークとエゴセントリック・ネットワーク第13回 デジタル社会化のなかの社会ネットワーク第14回 複合領域的事例の紹介とまとめ※講義の進捗状況に応じて,トピックを変更することがある。

3.履修上の注意本講義では初歩的な線形代数の知識,および社会調査法(調査票設計)の知識を要するが,必要な事項はすべて講義内で解説するため,事前知識のない場合は復習により理解を確実にすること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容本講義でとりあげる重要文献の多くは第1回aで紹介するため,余裕があれば事前に読んでおくことを推奨する。なお毎回授業時に,各回でとりあげた内容に関連するリアクションペーパーの提出を求める。

5.教科書指定しない。授業時配布資料にもとづき講義を進める。

6.参考書野沢慎司編・監訳,2006,『リーディングスネットワーク論―家族・コミュニティ・社会関係資本』勁草書房。若林直樹,2009,『ネットワーク組織―社会ネットワーク論からの新たな組織像』有斐閣。安田雪,2001,『実践ネットワーク分析―関係を解く理論と技法』新曜社。

7.成績評価の方法定期試験(70%),リアクションペーパー(30%)

8.その他特になし

認知科学Ⅱ

2単位 石 川 幹 人3年次

1.概要・目的(概要)「人間はウソつきなのか」という疑問をもとに,人間の認知プロセスを情報論的に考察する。そして,何が真実として実在しているのかという,根本的問題について深く考える。企業研究所およびシンクタンクでの10年以上の実務経験をもとに,人間社会の裏表の具体例をふまえて解説します。

(到達目標)次の項目を履修の目標とする。 ・ウソにまつわる認知科学的諸事項を学ぶ ・ウソをテーマに人間科学や社会科学を領域横断的に把握する ・真偽に関する哲学的な議論を展望し,独自の世界観を見出す ・ウソやフェイクに対峙する適切な姿勢を身につける

2.授業内容(1)ウソとホントの分かれ目。科学的実在論。(2)言語がもたらした功罪。なぜ信じてしまうのか。(3)ウソの社会的機能。錯覚の利点。(4)意識的ウソと無意識的ウソ。(5)表情からウソを見破る。ウソ発見器の実態。(6)ウソとパーソナリティ。サイコパス。(7)心理的発達とウソの変化。(8)ウソと道徳・倫理・司法。フェイクは見破れるか。(9)ウソと誤りのはざま。ねつ造と演出の間。(10)奇術のトリックの構造。好奇心vs上から目線。(11)演技のコミュニケーション上の役割。(12)社会的価値の偽装と効果。(13)自分だましの心理学。不安の解消。(14)フェイクを許す心理的側面。

3.履修上の注意ふだんの学習があれば,期末定期試験は心配する必要はないでしょう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容プリントや参考書をもとに予習・復習をしたうえで,授業にのぞんでください。

5.教科書プリントを配布します。また,一部の教材はネット配信します。

6.参考書箱田裕司ほか『嘘とだましの心理学』有斐閣村井潤一郎『嘘の心理学』ナカニシヤ出版リヴィングストン・スミス『うそつきの進化論』NHK出版

7.成績評価の方法定期試験(7割):参考書およびノート,プリントなどの持込可。平常の小課題(3割):Oh-o!�Meiji�で数回答える。試験・小課題では,授業内容の理解度を評定する。

8.その他認知科学Ⅰを履修登録した者のみが履修可とする。

科目ナンバー:(IC)INF331J 科目ナンバー:(IC)SOC311J

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専門科目群

人間と環境

不確実性下の人間行動

2単位 後 藤   晶3年次

1.授業の概要・到達目標 人生は不確実なことの連続である。普段の消費や投資といった経済行動から,進学や結婚といった人生に関わる重大な意思決定も,わからないことやあいまいなことがある状況で行わなければならない。このような状況下において我々はどのように意思決定を行っているのだろうか。 本講義では,行動経済学の基礎について導入した上で,実験経済学や神経経済学といった幅広い観点から,人間の経済的意思決定の特徴を学ぶ。はじめに行動経済学が前提とする人間モデルについて紹介した上で,統計データの捉え方を紹介し,行動経済学の知見により明らかになりつつある人間行動の特徴について説明する。さらに,不確実性とリスクの違いについて整理する。そして,ゲーム理論の考え方について導入し,経済学的予測と現実の人間行動の差異について指摘する。 これらの講義を通じて,現代社会を生き抜くための基礎となる人間行動に関する知識と考え方を獲得することを目的とする。 本講義の到達目標は以下の通りである。1.行動経済学の基礎的な考え方を理解することができる。2.自身の意思決定に存在するバイアスを理解し,日頃から気をつけることができる。3.行動経済学の考え方を踏まえて,自身の興味のある社会問題や人間行動の分析・理解ができるようになる。

2.授業内容[第1講]イントロダクション[第2講]直感と理性[第3講]統計データの考え方[第4講]判断・意思決定におけるバイアス①[第5講]判断・意思決定におけるバイアス②[第6講]判断・意思決定におけるバイアス③[第7講]判断・意思決定におけるバイアス④[第8講]判断・意思決定におけるバイアス⑤[第9講]経済的意思決定とリスク・不確実性[第10講]ゲーム理論の考え方[第11講]ゲーム実験①[第12講]ゲーム実験②[第13講]行動経済学の応用①[第14講]行動経済学の応用②,知識確認テスト※ただし,履修状況により変更することがある。

3.履修上の注意 各自の生活や興味のあるテーマへの応用という観点から考えながら受講することを期待する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 適宜紹介する資料・文献を元に予習・復習をすること。

5.教科書 配布資料を用意する。

6.参考書友野典男,2006,『行動経済学�経済は「感情」で動いている』,光文社新書ダニエル・カーネマン(著)村井章子(訳)友野典男(監修),2014,

『ファスト&スロー』(上下巻),早川書房その他適宜紹介する

7.成績評価の方法平常点20%,知識確認テスト40%,定期試験40%� 平常点:授業評価アンケート,その他授業中に行う調査等の回答状況などの授業への積極性を評価する。 知識確認テスト:知識確認のための簡単な課題を課す。 定期試験:学期末試験時に実施する。

8.その他 本講義の応用となる「情報と経済行動」を秋学期に履修することが望ましい。

科目ナンバー:(IC)ECN311J

1.授業の概要・到達目標【授業概要】パーソナリティ心理学とは,性格やパーソナリティに関わる様々な現象を理解・探究する学問である。本講義では,実際の研究知見もまじえながらパーソナリティ心理学を概説することにより,パーソナリティ心理学の理論的枠組みや実証知見を紹介する。授業は講義形式で行い,一部に調査体験などの個別ワークを取り入れる可能性がある。

【到達目標】パーソナリティ心理学の基本的な考え方を理解し,基礎的な知見を理解・習得すること。

2.授業内容第1回 パーソナリティとその概念および歴史第2回 パーソナリティの諸理論①第3回 パーソナリティの諸理論②第4回 パーソナリティの一貫性論争①第5回 パーソナリティの一貫性論争②第6回 パーソナリティと遺伝①第7回 パーソナリティと遺伝②第8回 パーソナリティと発達①―青年期まで―第9回 パーソナリティと発達②―成人期以降―第10回 パーソナリティと友人関係第11回 パーソナリティと恋愛関係第12回 パーソナリティと文化第13回 パーソナリティと病理第14回 a:�期末試験    b:�正答解説

※講義内容は適宜変更する可能性がある。

3.履修上の注意授業への積極的な参加を歓迎する。また,毎回リアクションペーパーを配布し,提出を求める。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習をする必要はないが,毎回配布するレジュメ資料をよく復習すること。

5.教科書特になし

6.参考書参考書については適宜講義中に紹介する。

7.成績評価の方法平常点�(30%),期末試験�(70%)平常点はコメントペーパーの内容で評価する。

8.その他

パーソナリティ心理学(環境心理学)

2単位 下 司 忠 大3年次

科目ナンバー:(IC)PSY311J

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法コミュニケーション

2単位 堀 田 秀 吾3年次

1.概要・目的 私たちの生活は,法と深い関わりがある。そして,その法はことばを中心としたコミュニケーションによって成り立っている。本科目では,法という文脈におけるコミュニケーションの諸相を,言語学,心理学,社会学,法学の知見を援用しながら考察していく。これにより,法コンテクストにおけるコミュニケーションだけでなく,様々な日常のコミュニケーションの客観的分析方法を受講生が習得することを期待する。

2.授業内容 授業は基本的に講義形式で行う。毎回,プリントを配布し,講義内容に関連した作業(課題)を授業内で行ってもらい,そのプリントを提出してもらう。第1回:言語と法(概説)第2回:文書分析第3回:筆跡鑑定第4回:裁判と心理言語学第5回:類似商標の分析第6回:警告表示第7回:ことばの犯罪1第8回:オレオレ詐欺の言語学第9回:裁判員裁判とことば1第10回:裁判員裁判とことば2第11回:判決文とことば第12回:法方言学第13回:司法通訳第14回:法と言語の諸問題*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意講義形式の授業であるが出席を重視する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容教科書・参考図書を読んでくると理解が深まる。

5.教科書特になし。

6.参考書橋内武・堀田秀吾(編)『法と言語 法言語学へのいざない』(くろしお出版,2012年)

7.成績評価の方法平常点20%,授業への取り組み20%,期末試験60%。期末試験は教室での筆記試験。穴埋め問題一問と筆記問題二問。

8.その他履修にあたっては,法学に関する知識を有していることを前提としない。コミュニケーションに高い関心があれば良い。

科目ナンバー:(IC)LAW391J

不思議現象の心理学

2単位 蛭 川   立3年次

1.授業の概要・到達目標 昔の人々は雷が光って鳴るのを見聞きし「不思議現象」だと考えたのかもしれない。科学が発達した現代では,電気は不思議現象ではなくなったどころか,もはや電子機器なしの生活など考えられない。テレパシーや念力などが存在するかもしれないという研究も行われているが,現在,「超常現象」だと思われていることも,科学がさらに発展すれば「通常現象」になってしまうのかもしれない。じっさい,二十世紀以降に発達してきた現代物理学によって,旧来の自然法則に反するような現象も説明できるという説も唱えられている。 いっぽう,太古の時代より,人間は通常の自然現象の中に過剰な意味を読み取り,超自然的な世界観を構成してきた。夢をお告げだと解釈したり,聖地の水を飲んで病気を治そうとする。そうした観念の多くは,錯覚や思い込みの産物である。にもかかわらず,そこに科学的な根拠があると主張するものを,疑似科学という。 しかし,理屈では当たらないと思っていながらも占いを気にしてしまうのも事実である。迷信とされるものには,心の安定や社会の維持,あるいは創造性の発露といった,積極的な意味もある。そうした知覚や認知の心理学,その背後にある脳や神経のはたらきについても議論する。 また,客観的な科学がいくら進歩しても,心や意識のような主観的体験を脳という物質に還元することはできない。曲がれという意志でスプーンが曲がったと主張すれば「超常現象」だとしてその真偽が議論になるが,曲がれという意志で指が曲がるのは,あまりにも当たり前の「通常現象」だから議論にもならない。しかし,指を曲げようとしている意識それ自体は,脳ををいくら解剖しても見つけることができない「不思議現象」なのである。こうした原理的な問題についても言及したい。到達目標1.�一見,不思議に見える現象を解明していくことで,人間の心の

働きがより深く理解できるようになる。2.�科学的なものの考え方(およびその限界)が理解できるように

なる。

2.授業内容第1回:脳の中の幽霊(全体の展望)第2回:心霊研究から心理学へ第3回:心理学と統計学第4回:テレパシー・共時性・関係妄想第5回:ヒーリングと偽薬効果第6回:錯覚と認知バイアス第7回:陰謀論と終末論第8回:精神疾患と幻覚・妄想第9回:記憶・予知・自由意志第10回:知覚と透視第11回:念力と筋力第12回:心物問題と意識科学第13回:現代物理学の世界観第14回:科学・未科学・疑似科学(全体のまとめ)

3.履修上の注意 必須ではないが,心理学や脳神経科学に関連する科目を履修しておくと,講義は理解しやすくなるだろう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 実際の授業内容は,このシラバスに書かれた計画とは多少変更になるかもしれないが,最新の進行状況は別途「蛭川研究室」のブログにアップし,更新していくので,随時チェックすることをお勧めする。 講義の予定表からは授業内容の概要にリンクが張ってあるので,大まかな予習・復習をすることができる。それぞれのページには質問やコメントを書き込むこともできる。ページのURLは科目ごとに異なるが「蛭川�不思議現象�2020」などと入力して検索すれば容易に見つかる。

5.教科書特に定めない。

6.参考書『彼岸の時間−〈意識〉の人類学−』蛭川立(春秋社)2002年(新装版は2009年)

『精神の星座−内宇宙飛行士の迷走録−』蛭川立(サンガ)2011年

7.成績評価の方法期末試験(100%)

8.その他

科目ナンバー:(IC)PSY351J

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専門科目群

人間と環境

リスク社会論

2単位 小 林 秀 行3年次

1.授業の概要・到達目標 「リスク社会」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。この言葉は,現代社会の特徴を説明するものの1つとして,社会学者のウルリッヒ=ベック氏が提唱した言葉です。現代社会はそれ以前の社会に比べ,自由や権利の拡大,科学技術の進展といった点で,大きな躍進を果たしてきました。しかし,その反面で,そうした躍進と不可分に,格差の拡大,自己責任論の台頭,地球温暖化の進展,大規模事故の深刻化など,社会の様々な部分で,リスクの拡大を受け容れざるを得ないという課題を抱えてきてもいます。本講義は,「リスク社会」をめぐる議論を切り口に,「リスク」「監視」

「自由」といった,現代社会のキーワードを取り上げていくことで,現代社会とは如何なるものか学んでいくことを目的としています。 学習目標は以下の3点とします。①「個人化の進展がリスクを拡大させていることを理解する」,②「監視のもつ両義性が監視社会の展開を後押ししていることを理解する」,③「自由を使いこなすことの困難を理解する」

2.授業内容第01回:イントロダクション第02回:リスク社会論① 概論第03回:リスク社会論② ウルリッヒ・ベック第04回:�リスク社会論③ アンソニー・ギデンズとニクラス・ルー

マン第05回:リスク社会論④ リスク・コミュニケーションの展開第06回:リスク社会論⑤ リスク・コミュニケーションの技術第07回:リスク社会論⑥ リスク・コミュニティの可能性第08回:社会は自由か① ルドルフ・アイヒマンという男第09回:社会は自由か② 自由の剥奪と強制収容第10回:監視社会論① パノプティコンが描いたもの第11回:監視社会論② 管理社会と警察国家第12回:監視社会論③ 監視社会の実像第13回:監視社会論④ 監視カメラは安心をもたらすか第14回:まとめ

【担当教員の判断により,講義内容は多少変更することがあります】

3.履修上の注意取り扱う課題上,学習には真摯な姿勢が求められます。遅刻・欠席・課題の未提出等には厳格に対応するので注意すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容<予習>予習として,新聞やTV・webニュースを確認し,時事問題について自分なりの意見を考えること。講義内で各学生の意見を確認することはしないが,時事問題という実際の課題に触れておくことで,リスク社会論という学問と実際の社会問題を結び付けて考えることが可能となり,講義の理解をより深めることができる。<復習>復習については,各回が終了するごとに講義資料を読み返し,不明な部分があれば講義内での質疑応答の時間もしくは講義前後の休憩時間中に質問を行うこと。

5.教科書特になし。担当教員の作成した資料にそって講義を進める。

6.参考書橘木俊詔ほか編『新装増補�リスク学入門1�リスク学とは何か』岩波書店,2013年大屋雄裕『自由か,さもなくば幸福か?二一世紀の<あり得べき社会>を問う』,筑摩書房,2014年ほか適宜紹介する。

7.成績評価の方法平常点20%,期末試験80%

8.その他特になし。

科目ナンバー:(IC)SOC311J

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外国語科目群

外国語科目群

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英 語

外国語科目群

英 語

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1.授業の概要・到達目標[授業の概要] 高校までの英語を総復習しながら,英語の4技能(読む・聞く・書く・話す)をバランスよく学習する。 基礎的な文法や日常的な表現などを学び,英語の音やリズムに慣れる。

[到達目標] さまざまなエクササイズを通して,英文の聞き取り・表現・読解の力を養い,次のステップへの土台を築くことを目標とする。

2.授業内容第1回 イントロダクション等第2回 Unit 1: Welcome to the ``Big Apple''/現在形(1)第3回 Unit 1: Welcome to the ``Big Apple''/現在形(2)第4回 Unit 2: What's the Boss Like?/代名詞(1)第5回 Unit 2: What's the Boss Like?/代名詞(2)第6回 Unit 3: Masa's First Day on the Job/前置詞(1)第7回 Unit 3: Masa's First Day on the Job/前置詞(2)第8回 Unit 4: Summer Fun/過去形(1)第9回 Unit 4: Summer Fun/過去形(2)第10回 Unit 5: Hotel Guest Satisfaction/可算・不可算名詞(1)第11回 Unit 5: Hotel Guest Satisfaction/可算・不可算名詞(2)第12回 Unit 6: Brainstorming/進行形(1)第13回 Unit 6: Brainstorming/進行形(2)第14回 a:まとめ  b:試験 授業内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 授業には必ずテキストと英和辞書(電子辞書可/スマートフォン等のアプリは不可)を持ってくること。 テキストを忘れた場合は減点します。 授業には集中して取り組み,居眠り・スマートフォンの使用・私語・無断退出等厳禁。 遅刻・早退は3回で欠席1回とする。遅刻は30分まで。 試合等での欠席は必ず早めに公欠届を提出すること。 ただしその場合も出席とは認められない。 欠席分はレポートを提出してもらいます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 毎日少しずつでも英語に触れることが上達のカギです。 あらかじめ予習を指示した箇所については必ず準備し,また前回の授業内容を復習して授業に臨むこと。 テキストの音声はダウンロードすることができます。 予習・復習に役立ててください。

5.教科書 『English Missions! Basic』,Robert Hickling・臼倉 美里,(金星堂)

6.参考書 英和辞書

7.成績評価の方法 平常点(授業への参加度や提出物等によって評価する)40% 試験60% 実施授業数の3分の2以上の出席者を評価対象とする。

8.その他 詳細については初回イントロダクション時に説明するので必ず出席すること。

English Skills AⅠ(基礎)

1単位 高 坂 映 子1年次

1.授業の概要・到達目標 このクラスでは,テキストを中心に身近な話題を英語で表現出来るよう学習する。授業ではペア・ワークやグループワークによるアクティヴィティを行い,クラスメイトとのコミュニケーションを図ります。学期の最後にはプレゼンテーションを行えるようにプレゼンテーションスキルも学んでいきます。

〈到達目標〉・ リスニングとクラスメイトとの会話を通じて,英語によるコミュ

ニケーション能力を育成する。・ プレゼンテーションの構成,スキルを学び,英語のプレゼンテー

ションスキルを養う。

2.授業内容1.Introduction2.Getting Started3.Unit 1 / Preparation for Group Presentation4.Unit 2 / Preparation for Group Presentation5.Unit 3 / Preparation for Group Presentation6. Unit 4 + Quiz 1(Getting Started - Unit 3))/ Preparation for

Group Presentation7.Unit 5 / Preparation for Group Presentation8.Unit 6 / Preparation for Group Presentation9.Unit 7 / Preparation for Group Presentation10. Review + Quiz 2 (Unit 4 - Unit 7)/ Preparation for Group

Presentation11.Group Presentation12.Group Presentation13.Review Quiz14.Make-up / Feedback

授業中にUnit 5は行わないがQuiz 2では出題されるので,自己学習して準備しておくこと

3.履修上の注意会話のクラスなので,授業中は積極的参加,発言をしてください。テキストがないとペアワークが出来なくなるので,テキストは必ず持参すること。

遅刻3回で1回の欠席となり,欠席回数が学期全体の3分の1を超えると単位取得は出来ません。

初日のイントロダクションで詳しい説明をします。

4.準備学習(予習・復習等)の内容クラスのポートフォリオにテキストの音声ファイルをアップロードしておきますので,必要に応じて利用すること。

クラスで配布するプリント類などもアップロードします。

授業で扱うキーフレーズは復習して使えるようにしておくこと

5.教科書FIFTY-FIFTY Book 1 by Warren Wilson / Roger Barnard

(PEASON Longman)

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法授業参加態度 15%Quiz 1 15%Quiz 2 15%Review Quiz 30%Group Presentation 25%

8.その他クラスの規模,学生のレベルによって授業内容を変更することがある。

English Skills AⅠ(基礎)

1単位 近 山 和 広1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M科目ナンバー:(IC)LAN111M

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外国語科目群

英 語

1.授業の概要・到達目標The objective of the course is develop students English through meaningful discussion. This class will integrate reading, listening practice, and vocabulary building into all topic discussions. The course's integrated approach encourages students to share and compare different points of view on a wide range of topical issues and guides them towards successful communication.

2.授業内容 Week 1. Introduction Week 2. Exchanging personal information Week 3. Personality Types Week 4. Appearances Week 5. Attitudes Week 6. Comparing experiences Week 7. Getting information Week 8. Events Week 9. Quiz Week 10. Movies Week 11. Music Week 12. Media Week 13. Education Week 14. Poster Presentations

3.履修上の注意Be prepared and open to exchanges your opinions, comments and questions.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Review the previous class notes.

5.教科書None.

6.参考書Dictionary

7.成績評価の方法 Homework assignments 50% Discussion Tests 30% Poster Presentation 20%

8.その他

English Skills AⅠ(基礎)

1単位 ミーハン ケヴィン P.1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M

1.授業の概要・到達目標The goal of this class is to improve English linguistic skills as well as communicative ones. Students are to develop their abilities mainly through various types of TOEIC exercises. A vocabulary quiz is given in the beginning of each class. TOEIC grammar and reading exercises are to follow listening practices.

2.授業内容1st class: Introduction to the course.2nd class: A vocabulary quiz. Listening: stimuli-response. Grammar: sentence and passage completion.3rd class: A vocabulary quiz. Listening: stimuli-response. Grammar: sentence and passage completion.4th class: A vocabulary quiz. Listening: stimuli-response. Grammar: sentence and passage completion.5th class: A vocabulary quiz. Listening: stimuli-response. Grammar: sentence and passage completion.6th class: A vocabulary quiz. Listening: stimuli-response. Grammar: sentence and passage completion.7th class: Review of the classes. Mid-term examination: Listening and Reading8th class: Review of the exam. Listening: short conversation. Short readings.9th class: A vocabulary quiz. Listening: short conversation. Short readings.10th class: A vocabulary quiz. Listening: short conversation. Short readings.11th class: A vocabulary quiz. Listening: short conversation Short readings.12th class: A vocabulary quiz. Listening: short conversation. Short readings.13th class: A vocabulary quiz. Listening: short conversation. Short readings.14th class: Review the classes.Term examination: Listening and Reading

3.履修上の注意Assignments should be done on time.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Preview and review the materials before and after each class.

5.教科書Winning Formula for the TOEIC L & R Test (NATIONAL GEOGRPHIC LEARNING / CENGAGE LEARNING株式会社)

6.参考書They will be introduced in class.

7.成績評価の方法30% = participation, in-class tasks, homework and quizzes70% = mid-term and term examinations

8.その他

English Skills AⅠ(中級)

1単位 狩 野 郁 子1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M

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1.授業の概要・到達目標 日常生活のいろいろな場面において実践的英語コミュニケーション能力を向上させることを目的とする。TOEFL・TOEIC などのリスニング・セクションの問題に加え,毎回,映画・音楽など多岐にわたる生の英語に触れながら聴解力を高めていく。そしてプレゼンテーションを通じ,最終的に自らの考えを自らのことばで伝えることを学ぶ。また,他の学生の考えを聞き理解する能力を培うとともに,意見を交換する場を多く持ち,コミュニケーション能力の向上に努める。

2.授業内容いろいろな場面において使われるネイティブ・スピーカーの英語に充分慣れる。多くの練習問題を通して,より複雑な内容を理解できるようにする。リスニング能力の増強のために,穴埋めや書き取り,要約などの練習を行う。基本的に授業は毎回,三本立てとして進められ,TOEFL・TOEICなどのリスニング/ディクテイション問題,TRUE or FALSE Question,映画などさまざまなトピックを用い,リスニングのコツを身につけていく。

(1)イントロダクション,年間計画,諸注意など(2) TOEFL Exercise 1 PART A, <True or False questions>, Film

①(3)Film ①~②, Your Song <Background of the singer>, Questions(4) TOEFL Exercise 2 PART B, Chimpanzee, <True or False

questions>, Film ③(5)TOEFL Exercise 3 PART C, Film ③~④(6) Film ④~⑤, Top of the world <Background of the singer>,

Questions(7) TOEFL Exercise 4 PART A, Halloween <True or False

questions>, Film ⑤~6(8) TOEFL Exercise 5 PART B, A, certain story <True or False

questions>, Film ⑦(9)TOEFL Exercise 6 PART C, Film ⑧, レポート内容説明,指示(10)TOEFL Exercise 7 PART A, The sound of silence <Background of the singer>, Film ⑧~⑨

(11)TOEFL Exercise 8 PART B, Film ⑨(12)TOEFL Exercise 9 PART C, Film ⑨~⑩(13)Film まとめ,リスニングの最終確認,レポート提出(14)a:期末試験  b:正答解説

3.履修上の注意リスニング・スピーキングの上達には毎日の練習が必要である。授業中の練習に加えて教室外でも練習を行うことを心がける。指示された課題は必ずこなし,授業には全出席する。学生は,自らの可能性を信じ,真剣に授業に臨むこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業で取り扱った英語表現は,反復練習することを通じ,普段の生活に生かすことが望ましい。

5.教科書プリントを使用。

6.参考書必要に応じ適宜,指示する。

7.成績評価の方法定期試験(40%),平常点(40%),プレゼンテーション・レポート(20%)それらを総合的に評価する。

8.その他

English Skills AⅠ(中級)

1単位 相 馬 美 明1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M

1.授業の概要・到達目標[授業の概要] 学生生活,電話での応答,食事など日常のさまざまな場面で使われる基本的な表現を学びます。 またイギリスやアジア,インド,メキシコなど多様なバックグラウンドを持つ人々のEnglishやcultureにも触れます。 授業ではタスクワークやペアワーク,グループワークなどの他,プレゼンテーションも行う予定。

[到達目標] 実践的英語コミュニケーション能力の向上を目標とする。 さまざまな表現を学ぶことで,リスニング力や自分の言葉として伝えるスピーキング力を養う。 またworld Englishesやcultureに触れることで,知識や多様性を身につける。

2.授業内容第1回:イントロダクション等第2回:College Life (1)第3回:College Life (2)第4回:Mobile Phones (1)第5回:Mobile Phones (2)第6回:Movies (1)第7回:Movies (2)第8回:前半まとめ等第9回: Dating (1)第10回:Dating (2)第11回:International Food (1) 第12回:International Food (2) 第13回:Presentation等第14回:a: まとめ, b: 試験

※授業内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意詳細は初回イントロダクション時に説明するので必ず出席すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容あらかじめ指示した箇所については必ず準備をした上で授業に臨むこと。授業時までに前回の授業範囲を復習しておくこと。リスニングやスピーキングの上達には日々の練習が欠かせません。クラス外でも英語に接するように心掛けてください。テキストの音声はダウンロードすることができます。予習・復習に役立ててください。

5.教科書『Global Activator ― Your English, My English, World Englishes!』,塩澤 正 ・ Gregory A. King, (金星堂)

6.参考書授業には必ず英語辞書を持ってくること。電子辞書可・スマートフォン等のアプリ不可。

7.成績評価の方法平常点 40% (授業参加度やプレゼンテーション等による評価) 試験 60%遅刻は30分まで。遅刻3回で欠席1回とし,実施授業回数の3分の2以上の出席者を評価対象とする。

8.その他

English Skills AⅠ(中級)

1単位 高 坂 映 子1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M

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外国語科目群

英 語

1.授業の概要・到達目標 このクラスでは,テキストを中心に身近な話題を英語で表現出来るよう学習する。授業ではペア・ワークやグループワークによるアクティヴィティを行い,クラスメイトとのコミュニケーションを図ります。学期の最後にはプレゼンテーションを行えるようにプレゼンテーションスキルも学んでいきます。

〈到達目標〉・ リスニングとクラスメイトとの会話を通じて,英語によるコミュ

ニケーション能力を育成する。・ プレゼンテーションの構成,スキルを学び,英語のプレゼンテー

ションスキルを養う。

2.授業内容1.Introduction2.Getting Started3.Unit 1 / Preparation for Group Presentation4.Unit 2 / Preparation for Group Presentation5.Unit 3 / Preparation for Group Presentation6. Unit 4 + Quiz 1(Getting Started - Unit 3)/ Preparation for

Group Presentation7.Unit 5 / Preparation for Group Presentation8.Unit 6 / Preparation for Group Presentation9.Unit 7 / Preparation for Group Presentation10. Review + Quiz 2(Unit 4 - Unit 7)/ Preparation for Group

Presentation11.Group Presentation12.Group Presentation13.Review Quiz14.Make-up / Feedback

授業中にUnit 5は行わないがQuiz 2では出題されるので,自己学習して準備しておくこと

3.履修上の注意会話のクラスなので,授業中は積極的参加,発言をしてください。テキストがないとペアワークが出来なくなるので,テキストは必ず持参すること。

遅刻3回で1回の欠席となり,欠席回数が学期全体の3分の1を超えると単位取得は出来ません。

初日のイントロダクションで詳しい説明をします。

4.準備学習(予習・復習等)の内容クラスのポートフォリオにテキストの音声ファイルをアップロードしておきますので,必要に応じて利用すること。

クラスで配布するプリント類などもアップロードします。

授業で扱うキーフレーズは復習して使えるようにしておくこと

5.教科書FIFTY-FIFTY Book 2 by Warren Wilson / Roger Barnard

(PEASON Longman)

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法授業参加態度 15%Quiz 1 15%Quiz 2 15%Review Quiz 30%Group Presentation 25%

8.その他クラスの規模,学生のレベルによって授業内容を変更することがある。

English Skills AⅠ(中級)

1単位 近 山 和 広1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M

1.授業の概要・到達目標This course is designed to give students the opportunity to listen to a wide variety of English in the ‘real’ world. Listening strategies and tips are included. Another side of this course will help students develop fluency and confidence in spoken English. Students will develop and improve their own speaking skills through activities such as: pair and group discussions, presentations and speaking assessments. There will be many activities in class, 'Pair Work and Group Work,' 'Reading Activities,' 'Presentations,' and 'Writing Practice.'

The textbook which is assigned here is to give students many opportunities to think about many important daily situations to broaden students mind to the English world. The textbook focuses on any social situations with the variety of angles on its skills, including the values people have, their communication style and so on. Through these subjects, Students will understand their own culture as well.Goal: In the end of the semester, all students will be familiar with

vocabulary related to the score, 500 on TOEIC.And they understand the culture of English Language and its countries.

2.授業内容1.Introduction2.Unit 1: Helps out3.Unit 1: Helps out4.Unit 2: Plans5.Unit 2: Plans6.Unit 3: A Bad Day7.Unit 3: A Bad Day8.Unit 4: Keeps one's Cool9.Unit 4: Keeps one's Cool10.Presentation Workshop 111.Presentation Workshop 212.Presentation Workshop 3 Revision of the speech draft13.Group Presentation 114.Group Presentation 2

3.履修上の注意Attendance and participation to the class work will be very important and strict. Review quizzes will be given to students on every unit which there won't be any make up quizzes. All students must accomplish all assignments.

4.準備学習(予習・復習等)の内容1. Reviewing what we do in class is the most important. Students have to review the unit, particularly on listening and vocabulary in order to accomplish well on the quiz done after each unit finished.2. Each unit offers the opportunities to think an issue critically. Students will be prepared to speak out for the issue before they come to the class followed by the instructions from the teacher

5.教科書Project Success 4By Susan Gaer, Sarah Lynn

(Pearson)

6.参考書None

7.成績評価の方法Quiz(1-4)--------------------60%(各15%)Speech Draft-----------------------20%Presentation -----------------------20%

8.その他The content「授業内容」might be changed slightly depending on the number of students & the level.

English Skills AⅠ(中級)

1単位 根 津 明 広1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M

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1.授業の概要・到達目標The purpose of this course is to improve students' communication skills in an international, English-speaking context. The articles chosen are designed to encourage students to put what they have learned into practice as well as to challenge them to expand their skills. Throughout the class there are interactive tasks--pair work, small-group activities, and full-class discussions. Students will learn core academic English language skills, develop global awareness and critical thinking, and be expected to give their own opinions to the various topics covered in the lessons. Speaking, listening, reading and writing skills will be emphasized equally in order to enable students to present their ideas effectively later in the workplace.

2.授業内容1.Course introduction   Unit 1 Small Talk  pair work and small-group activities2.Unit 2  Reading for Fun  pair work and small-group activities ; mini test S13.Unit 3  Dreams and Ambitions  pair work and small-group activities ; mini test S24.Unit 4  Amazing Inventions  pair work and small-group activities ; mini test S35.Unit 5  The World of Food  pair work and small-group activities ; mini test S46.Unit 6  Art and Creativity  pair work and small-group activities ; mini test S57.Unit 7  Going for Gold  pair work and small-group activities ; mini test 68.Unit 8  Mysteries of the Human Body  pair work and small-group activities ; mini test S79.Unit 9  Architectural Wonders  pair work and small-group activities ; mini test S810.Unit 10  Loving the Earth  pair work and small-group activities ; mini test S911.Unit 11  Expressing Yourself  pair work and small-group activities ; mini test S1012.Unit 12  Trends and Fads  pair work and small-group activities ; mini test S1113.Unit 13  Seeing the World  pair work and small-group activities ; mini test S1214.Unit 14  Therapy and Wellness  pair work and small-group activities ; mini test S13  Review

3.履修上の注意Never be late.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Preparations for lessons and the review of the class are required. Students are expected to come to class ready to talk and express individual ideas and opinions. Each student will be given points for each class mini test. These points will be added up at the end of the semester to form the grade.

5.教科書・New Connection: Book 3 (SEIBIDO) ISBN978-4-7919-7181-7

6.参考書The instructor will provide supplementary materials, as needed.

7.成績評価の方法Classroom Activities 50%Mini Tests  50%

8.その他Students should bring a dictionary to every class.

English Skills AⅠ(中級)

1単位 矢 野 磯 乃1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M

1.授業の概要・到達目標The purpose of this course is to improve students' English communication skills in a daily context. Students will learn:- to speak in English intelligibly- to describe pictures without excess or deficiency- to ask and answer in English properly- to submit a problem solution properly- to express their own opinion and reasons to daily topics

2.授業内容1.Course introduction, explanation and discussion2.Speaking in English intelligibly 13.Speaking in English intelligibly 24.Describing pictures without excess or deficiency 15.Describing pictures without excess or deficiency 26.Asking and answering in English properly 17.Asking and answering in English properly 28.Asking and answering in English properly 39.Submitting a problem solution properly 110.Submitting a problem solution properly 211.Submitting a problem solution properly 312.Expressing your own opinion and reasons to daily topics 113.Expressing your own opinion and reasons to daily topics 214.Expressing your own opinion and reasons to daily topics 3

3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students are required to speak and write in English what they learned in the previous lesson.

5.教科書None.

6.参考書They will be introduced in class.

7.成績評価の方法Classroom activities 70%Final exam 30%

8.その他

English Skills AⅠ(中級)

1単位 山 口 高 領1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M

119-170_2020情コミ授業概要.indd 126 2020/03/08 15:48:54

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外国語科目群

英 語

1.授業の概要・到達目標This class will give the students many chances to speak English mostly through pair work. The goal of the class is to improve student English fluency and to increase their English vocabulary in a fun learning environment. The class lessons will concentrate on using English for everyday use. Some of the discussions and speaking opportunities are straightforward and uncomplicated, but in most lessons there will be some challenging debates and conversations. The class is topic and content based. The theme of the lesson is travelling abroad.

2.授業内容Week 1 Introduction to the course, grading system and the teacher.Week 2 Students introductions and exchanging of contact details. Checking information about the course and the teacher. Vocabulary building exercises, including idiom usage.Week 3 Travel experiences in Japan - discussion and debate.Week 4  International travel experiences. Week 5  Checking in procedures.Week 6  Politeness and manners when traveling.Week 7   Class and teacher's experiences of travelling both in Japan and overseas - class discussions and surveysWeek 8   On an airplane - functional and other useful English. Week 9   Hotel accommodation - comparative look at various options.Week 10  Cultural comparison of accommodation available in different countries.Week 11  Student research and discussion on staying in a famous city. Week 12  Role playing activities for making hotel reservationsWeek 13   Potential hazards of international travel. Week 14   Review of the semester's lectures and round-up discussions.

3.履修上の注意It is not hard to get a good grade for this class if you keep perfect attendance and always attend the classes on time. To get the top grade requires your best efforts. But if you really try hard, you can do it. Try not to miss any lessons, if you do, you should check with a friend as to what you missed. Most lessons contain points that go towards your grade, which is why you should not miss any lessons. PLEASE TRY HARD TO COME TO ALL THE LESSONS!

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students need to prepare for the class by reviewing the previous lesson. They also need to be sure to do all the homework and bring all the relevant handouts to the class. At the end of each lessons, students should check with classmates and the teacher if there is anything they need to discuss.

5.教科書Handouts for the lesson:

Introducing your teacher.Travel Experiences.Hotel Reservations.

6.参考書Cyber Listening Lab - http://www.esl-lab.com

7.成績評価の方法Class work, homework, vocabulary tests = 100 points x 30% = 30 points.Weekly listening log = 100 x 20% = 20 pointsEnd of term speaking and discussion tests = 100 x 30% = 30 points.Participation and effort = 100 x 20% = 20 points.Total points = 100.

8.その他Please remember to bring a good dictionary to every lesson. Do not forget to bring your handouts to all the lessons.The class motto is: Let’s speak lots of English together.

English Skills AⅠ(上級)

1単位 ジョーンズ, ロジャー H.1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M

1.授業の概要・到達目標The purpose of this course is for students to learn the necessary skills to integrate various sources of information when discussing issues with a group of their peers. Many of the issues and discussion topics will be decided by groups and/or the class. In class, students will engage with a selection of short texts in order to examine an issue from different angles. Students will also learn and use a variety of new vocabulary and interactive skills to enhance the effectiveness of their communicative abilities. There will also be some focus on grammar and pronunciation. Special attention will be paid to the language and skills necessary for successful interactions in small group discussions in both social and academic settings.

2.授業内容第1回:Introduction: Discussion vs. conversation第2回:Making plans for language learning第3回:Managing a group discussion第4回:Supporting ideas with reasons第5回:Introducing and developing a topic第6回:Supporting ideas with examples第7回:Fillers and hesitating第8回:Taking the floor during a discussion第9回:Agreeing and disagreeing with a speaker第10回:Answering questions with extra information第11回:Reacting to comments made by other speakers第12回:Summarizing a speaker’s position第13回:Reporting information第14回:Poster presentations

3.履修上の注意Grading for this course will be based on both preparation for in-class communicative activities, and students’ performance in those activities.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students will be required to complete homework assignments before classes.

5.教科書No textbook is required. The teacher will provide reading materials.

6.参考書Students may bring a dictionary (paper or electronic).

7.成績評価の方法Homework assignments will count for 50% of the final grade, and performance on in class communication tests will count for 50% of the final grade.

8.その他

English Skills AⅠ(SPICE)

1単位 ドウ,ティモシー J.1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M

119-170_2020情コミ授業概要.indd 127 2020/03/08 15:48:54

Page 130: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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1.授業の概要・到達目標In this course students will be given the opportunity to improve their ability to communicate in everyday, real-life situations from friendly encounters, travel to business meeting and appointments. Classes involve pair and group work, listening and question exercises with the goal or formulating strategies for better understanding of everyday expressions, learning to form better questions, creating natural responses as well as developing better topics for conversation, introductions and explanations.

2.授業内容1 Course introduction, personal introductions, goals, skills2 Descriptions with worksheet3 Descriptive vocabulary comparison exercise4 Context and Clues Exercise and discussion with vocabulary5 Personal Image quiz; Discussion6 Description review and vocabulary test7 Job vs Profession vocabulary worksheet and discussion8  Activity, Job, People and Place APPROXIMATION exercise and

vocabulary9  Listening and dictation recorded and class participation exercise

and discussion10 Review and test of covered materials11  Listening exercise with worksheet plus Strategies for Inventing

(forgotten Vocal.) exercise12  CONTINUE— list the meaning of vocabulary with partner’s

guessing the words. (Open list)13 Review of materials covered with discussion and questions14 Quiz over materials covered in Part A

3.履修上の注意The goal of this course is for students to improve and develop reading, discussion and vocabulary skills through exercises, discussion, group/pair work and the use of the text topics which are divided into three sections: education, travel and culture and health & environment..

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students will need to have a working knowledge of English, should be prepared to listen, read, make questions and speak in class. Assignments and in-class exercises are usually done in small groups of two or three in order to promote discussion in English. Materials will be provided by the instructor. Class activities will be reviewed aprox. every two to three weeks by the instructor. Some presentations will be required. There will also be test on material covered.

5.教科書All materials will be provided by the instructor. STUDENTS WILL NEED A GOOD ENGLISH DICTIONARY along with something to write with.

6.参考書STUDENTS WILL NEED A GOOD ENGLISH DICTIONARY

7.成績評価の方法Students are graded on their participation, enthusiasm, attendance competence in completing assignments (50%) along with test and quizzes (50%).

8.その他

English Skills AⅠ(駿河台開講)

1単位 ガードナー,ステファン モレル1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M

1.授業の概要・到達目標[授業の概要] 高校までの英語を総復習しながら,英語の4技能(読む・聞く・書く・話す)をバランスよく学習する。 基礎的な文法や日常的な表現などを学び,英語の音やリズムに慣れる。

[到達目標] さまざまなエクササイズを通して,英文の聞き取り・表現・読解の力を養い,次のステップへの土台を築くことを目標とする。

2.授業内容第1回 Unit 7: Glad to Be of Service/WH 疑問文(1)第2回 Unit 7: Glad to Be of Service/WH 疑問文(2)第3回 Unit 8: Socializing with Co-workers/動名詞・不定詞 (1)第4回 Unit 8: Socializing with Co-workers/動名詞・不定詞 (2)第5回 Unit 9: Vacation Spots/未来形(1)第6回 Unit 9: Vacation Spots/未来形(2)第7回 Unit 10: Sports Talk/比較級・最上級(1)第8回 Unit 10: Sports Talk/比較級・最上級(2)第9回 Unit 11: Tour Day/助動詞(1)第10回 Unit 11: Tour Day/助動詞(2)第11回 Unit 12: Party Time!/現在完了形 (1)第12回 Unit 12: Party Time!/現在完了形(2)第13回 Unit 14: A Bit of History/受動態第14回 a:まとめ b:試験 授業内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 授業には必ずテキストと英和辞書(電子辞書可/スマートフォン等のアプリは不可)を持ってくること。 テキストを忘れた場合は減点します。 授業には集中して取り組み,居眠り・スマートフォンの使用・私語・無断退出等厳禁。 遅刻・早退は3回で欠席1回とする。遅刻は30分まで。 試合等での欠席は必ず早めに公欠届を提出すること。 ただしその場合も出席とは認められない。 欠席分はレポートを提出してもらいます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 毎日少しずつでも英語に触れることが,上達のカギです。 あらかじめ予習を指示した箇所については必ず準備し,また前回の授業内容を復習して授業に臨むこと。 テキストの音声はダウンロードすることができます。予習・復習に役立てて下さい。

5.教科書 『English Missions! Basic』,Robert Hickling・臼倉 美里,(金星堂)

6.参考書 英和辞書

7.成績評価の方法 平常点(授業への参加度や提出物等によって評価する)40% 試験60% 実施授業数の3分の2以上の出席者を評価対象とする。

8.その他 詳細については初回イントロダクション時に説明するので必ず出席すること。

English Skills AⅡ(基礎)

1単位 高 坂 映 子1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M

119-170_2020情コミ授業概要.indd 128 2020/03/08 15:48:54

Page 131: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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外国語科目群

英 語

1.授業の概要・到達目標 春学期に引き続き,テキストを中心にスピーキングとリスニングを学んでいく。スピーキングにおいては更に文法や構文に注意しながら表現出来るように,リスニングにおいては,より長いセンテンスを聞き取れるようになることを目標とする。学期の最後には春学期同様にプレゼンテーションを行います。

2.授業内容1.Talk about summer2.Unit 8 / Preparation for Presentation3.Unit 9 / Preparation for Presentation4.Unit 11 / Preparation Presentation5.Quiz 1(Unit 8 - Unit 11)/ Preparation for Presentation6.Unit 12 / Preparation for Presentation7.Unit 13 / Preparation for Presentation8.Unit 14 / Preparation for Presentation 9.Quiz 2(Unit 12 - Unit 15)/ Preparation for Presentation 10.Preparation for group project (making CM)11.Presentation 発表12.Presentation 発表13.Review Quiz14.Make-up / Feedback授業中にUnit 10及び15は行わないが,Quizには出題されるので,各自が自習しておくこと。

3.履修上の注意会話のクラスなので,授業中は積極的参加,発言をしてください。テキストがないとペアワークが出来なくなるので,テキストは必ず持参すること。

遅刻3回で1回の欠席となり,欠席回数が学期全体の3分の1を超えると単位取得は出来ません。

4.準備学習(予習・復習等)の内容クラスのポートフォリオにテキストの音声ファイルをアップロードしておきますので,必要に応じて利用すること。

クラスで配布するプリント類などもアップロードします。

授業で扱うキーフレーズは復習して使えるようにしておくこと

5.教科書FIFTY-FIFTY Book 1 by Warren Wilson / Roger Barnard

(PEASON Longman)

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法授業参加態度 15%Quiz 1 15%Quiz 2 15%Review Quiz 30%Presentation 25%

8.その他クラスの規模,学生のレベルによって授業内容を変更することがある。

English Skills AⅡ(基礎)

1単位 近 山 和 広1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M

1.授業の概要・到達目標The objective of the course is to develop students English through meaningful discussion. This class will integrate reading,listening practice, and vocabulary building into all topic discussion. The course's integrated approach encourages studentsto share and compare different points of view on a wide range of topical issues and guides them towards successful communication.

2.授業内容 Week 1. Terrorism Week 2. Personal opinions Week 3. Japanese society Week 4. Preferences Week 5. Religions Week 6. Film and TV Week 7. Language Week 8. Poverty Week 9. War and Peace Week 10. Diet and nutrition Week 11. Green issues Week 12. Natural Disasters Week 13. Sexism Week 14. CM Presentations

3.履修上の注意Be prepared and open to exchanges your opinions, comments and questions.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Review the previous class notes.

5.教科書None.

6.参考書Dictionary

7.成績評価の方法Homework assignments 50%Discussion Tests 30%Cm Presentation 20%

8.その他

English Skills AⅡ(基礎)

1単位 ミーハン ケヴィン P.1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M

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Page 132: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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1.授業の概要・到達目標The goal of this class is to improve English linguistic skills as well as communicative ones. Students are to develop their abilities mainly through various types of TOEIC exercises. A vocabulary quiz is given in the beginning of each class. TOEIC grammar and reading exercises are to follow listening practices.

2.授業内容1st class: Introduction to the course.2nd class: A vocabulary quiz. Listening: short conversation. Grammar: sentence and passage completion.3rd class: A vocabulary quiz. Listening: short conversation. Grammar: sentence and passage completion.4th class: A vocabulary quiz. Listening: short conversation. Grammar: sentence and passage completion.5th class: A vocabulary quiz. Listening: short conversation. Grammar: sentence and passage completion.6th class: A vocabulary quiz. Listening: short conversation. Grammar: sentence and passage completion.7th class: Review of the classes. Mid-term examination: Listening and Reading8th class: Review of the exam. Listening: short talks. Short readings.9th class: A vocabulary quiz. Listening: short talks. Short readings.10th class: A vocabulary quiz. Listening: short talks. Short readings.11th class: A vocabulary quiz. Listening: short talks. Short readings.12th class: A vocabulary quiz. Listening: short talks. Short readings.13th class: A vocabulary quiz. Listening: short talks. Short readings.14th class: Review of the classes.Term examination: Listening and Reading

3.履修上の注意Assignments should be done on time.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Preview and review the materials before and after each class.

5.教科書Winning Formula for the TOEIC L & R Test (NATIONAL GEOGRPHIC LEARNING / CENGAGE LEARNING株式会社)

6.参考書They will be introduced in class.

7.成績評価の方法30% = participation, in-class tasks, homework and quizzes70% = mid-term and term examinations

8.その他

English Skills AⅡ(中級)

1単位 狩 野 郁 子1年次

1.授業の概要・到達目標 日常生活のいろいろな場面において実践的英語コミュニケーション能力を更に向上させることを目的とする。英語におけるトピックの範囲を広げ,それぞれのトピックにおいて自分の考えを述べることができるようにリスニング・スピーキング力を養成する。また,他の学生の考えを聞き理解する能力を培うとともに,意見を交換する場を多く持ち,コミュニケーション能力の向上に努める。

2.授業内容いろいろな場面において使われるネイティブ・スピーカーの英語に充分慣れる。多くの練習問題を通して,より複雑な内容を理解できるようにする。リスニング能力の増強のために,穴埋めや書き取り,要約などの練習を行う。加えて,プレゼンテーションの練習も行う。

(1)秋学期予定確認,TOEFL Exercise 13 PART A, Wedding Ceremonies Expenses, We’re All Alone

(2) TOEFL Exercise 14 PART B, Excellent power of memory, Film ①

(3)TOEFL Exercise 16 PART C, Coin changer, Film ①(4)TOEFL Exercise 17 PART A, Diplomacy, Film ① - ②(5) TOEFL Exercise 18 PART B, プレゼンテイションについて指

示,説明(6)TOEFL Exercise 19 PART C, Film ②, She’s got a way.(7)TOEFL Exercise 20 PART A, Film ② - ③(8)TOEFL Exercise 21 PART B, Film ③, The Story of O-TEI(9)TOEFL Exercise 22 PART C, Film ③ - ④(10)TOEFL Exercise PART A ‐ C, まとめ,力だめし(11)プレゼンテイション 1(12)プレゼンテイション 2(13)プレゼンテイション 3(14)a : 期末試験  b : 正答解説

3.履修上の注意リスニング・スピーキングの上達には毎日の練習が必要である。授業中の練習に加えて教室外でも練習を行うことを心がける。指示された課題は必ずこなし,授業には全出席する。学生は,自らの可能性を信じ,真剣に授業に臨むこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業で取り扱った英語表現は,反復練習することを通じ,普段の生活に生かすことが望ましい。

5.教科書プリントを使用。

6.参考書必要に応じ適宜,指示する。

7.成績評価の方法定期試験(40%),平常点(40%),プレゼンテイション(20%)それらを総合的に評価する。

8.その他

English Skills AⅡ(中級)

1単位 相 馬 美 明1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M 科目ナンバー:(IC)LAN111M

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外国語科目群

英 語

1.授業の概要・到達目標 春学期に引き続き,テキストを中心にスピーキングとリスニングを学んでいく。スピーキングにおいては更に文法や構文に注意しながら表現出来るように,リスニングにおいては,より長いセンテンスを聞き取れるようになることを目標とする。学期の最後には春学期同様にプレゼンテーションを行います。

2.授業内容1.Talk about summer2.Unit 8 / Preparation for Presentation3.Unit 9 / Preparation for Presentation4.Unit 11 / Preparation for Presentation5.Quiz 1(Unit 8 - Unit 11)/ Preparation for Presentation6.Unit 12 / Preparation for Presentation7.Unit 13 / Preparation for Presentation8.Unit 14 / Preparation for Presentation9.Quiz 2(Unit 12 - Unit 15)/ Preparation for Presentation10.Preparation for Presentation11.Presentation 発表12.Presentation 発表13.Review Quiz14.Make-up / Feedback

授業中にUnit 10及び15は行わないが,Quizには出題されるので,各自が自習しておくこと。

3.履修上の注意会話のクラスなので,授業中は積極的参加,発言をしてください。テキストがないとペアワークが出来なくなるので,テキストは必ず持参すること。

遅刻3回で1回の欠席となり,欠席回数が学期全体の3分の1を超えると単位取得は出来ません。

4.準備学習(予習・復習等)の内容クラスのポートフォリオにテキストの音声ファイルをアップロードしておきますので,必要に応じて利用すること。

クラスで配布するプリント類などもアップロードします。

授業で扱うキーフレーズは復習して使えるようにしておくこと

5.教科書FIFTY-FIFTY Book 2 by Warren Wilson / Roger Barnard

(PEASON Longman)

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法授業参加態度 15%Quiz 1 15%Quiz 2 15%Review Quiz 30%Presentation 25%

8.その他クラスの規模,学生のレベルによって授業内容を変更することがある。

English Skills AⅡ(中級)

1単位 近 山 和 広1年次

1.授業の概要・到達目標[授業の概要]趣味やショッピング,旅行,留学など日常のさまざまな場面で使われる基本的な表現を学びます。またアジアやアメリカ,オーストラリアなど多様なバックグラウンドを持つ人々のEnglishやcultureにも触れます。授業ではタスクワークやペアワーク,グループワークなどの他,プレゼンテーションも行う予定。

[到達目標]実践的英語コミュニケーション能力の向上を目標とする。さまざまな表現を学ぶことで,リスニング力や自分の言葉として伝えるスピーキング力を養う。またworld Englishesやcultureに触れることで,知識や多様性を身につける。

2.授業内容第1回:World Englishes (1)等第2回:World Englishes (2)第3回:Weekends/Vacations (1)第4回:Weekends/Vacations (2)第5回:Music/Songs (1)第6回:Music/Songs (2)第7回:Sports (1)第8回:Sports (2)第9回: Shopping (1)第10回:Shopping (2)第11回:Traveling/Studying Overseas (1)第12回:Traveling/Studying Overseas (2)第13回:presentation等第14回:a: まとめ等 b: 試験

*授業内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意詳細は初回授業時に説明するので必ず出席すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容あらかじめ指示した箇所については必ず準備をした上で授業に臨むこと。授業時までに前回の授業内容を復習しておくこと。リスニングやスピーキングの上達には日々の練習が欠かせません。クラス外でも英語に接するように心掛けてください。テキストの音声はダウンロードすることができます。予習・復習に役立ててください。

5.教科書『Global Activator ― Your English, My English, World Englishes!』,塩澤 正 ・ Gregory A. King, (金星堂)

6.参考書授業には必ず英語辞書を持ってくること。電子辞書可・スマートフォン等のアプリ不可。

7.成績評価の方法平常点 40% (授業参加度やプレゼンテーション等による評価) 試験 60%遅刻は30分まで。遅刻3回で欠席1回とし,実施授業回数の3分の2以上の出席者を評価対象とする。

8.その他

English Skills AⅡ(中級)

1単位 高 坂 映 子1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M 科目ナンバー:(IC)LAN111M

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1.授業の概要・到達目標The purpose of this course is to improve students' business communication skills in an international, English-speaking context. The articles chosen are designed to encourage students to put what they have learned into practice as well as to challenge them to expand their business English skills. Throughout the class there are interactive tasks--pair work, small-group activities, and full-class discussions. Students will learn core academic business English language skills, develop global awareness and critical thinking, and be expected to give their own opinions to the various topics covered in the lessons. Speaking, listening, reading and writing skills will be emphasized equally in order to enable students to present their ideas effectively later in the workplace.

2.授業内容1.Course introduction  Chapter 1  Making Contact  pair work and small-group activities 2.Chapter 2  Getting to Know You   pair work and small-group activities ; mini test F13.Chapter 3  Dining Out  pair work and small-group activities ; mini test F24.Chapter 4  Can I Ask Who Is Calling, Please?  pair work and small-group activities ; mini test F3 5.Chapter 5  Let's Stick to the Schedule  pair work and small-group activities ; mini test F46.Chapter 6  Tell Us about Yourself  pair work and small-group activities ; mini test F57.Chapter 7  Could We Meet Next Week?  pair work and small-group activities ; mini test F68.Chapter 8  Can I Make a Point Here?  pair work and small-group activities ; mini test F79.Chapter 9  I'm Not Sure I Agree  pair work and small-group activities ; mini test F810.Chapter 10  Today's Topic Is  pair work and small-group activities ; mini test F9 11.Chapter 11  To Sum Up  pair work and small-group activities ; mini test F1012.Chapter 12  Any Questions?  pair work and small-group activities ; mini test F11 13.Chapter 13  Making the Offer  pair work and small-group activities ; mini test F1214.Chapter 14  That's My Final Offer  pair work and small-group activities ; mini test F13  Review

3.履修上の注意Never be late.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Preparations for lessons and the review of the class are required. Students are expected to come to class ready to talk and express individual ideas and opinions. Each student will be given points for each class mini test. These points will be added up at the end of the semester to form the grade.

5.教科書Interactive Business English on DVD (SEIBIDO)ISBN978-4-7919-3090-6

6.参考書The instructor will provide supplementary materials, as needed.

7.成績評価の方法Classroom Activities 50%Mini Tests 50%

8.その他Students should bring a dictionary to every class.

English Skills AⅡ(中級)

1単位 矢 野 磯 乃1年次

1.授業の概要・到達目標Leading on from the previous semester, This course is designed to give students the opportunity to listen to a wide variety of English in the ‘real’ world. Listening strategies and tips are included. Another side of this course will help students develop fluency and confidence in spoken English. Students will develop and improve their own speaking skills through activities such as: pair and group discussions, presentations and speaking assessments. There will be many activities in class, 'Pair Work and Group Work,' 'Reading Activities,' 'Presentations,' and 'Writing Practice.'

The textbook which is assigned here is to give students many opportunities to think about many important daily situations to broaden students mind to the English world. The textbook focuses on any social situations with the variety of angles on its skills, including the values people have, their communication style and so on. Through these subjects, Students will understand their own culture as well.Goal: In the end of the semester, all students will be familiar with

vocabulary related to the score, 550 on TOEIC.And they understand the culture of English Language and its countries continuously.

2.授業内容1.Welcome back session2.Unit 6: Takes Charge3.Unit 6: Takes Charge4.Unit 7: Makes a difference5.Unit 7: Makes a difference6.Unit 8: Report7.Unit 8: Report8.Unit 9: Teamwork9.Unit 9: Teamwork10.Presentation Workshop 111.Presentation Workshop 212.Presentation Workshop 3 Revision of the speech draft13.Group Presentation 114.Group Presentation 2

3.履修上の注意Attendance and participation to the class work will be very important and strict. All students must accomplish all assignments.

4.準備学習(予習・復習等)の内容1. Reviewing what we do in class is the most important. Students have to review the unit, particularly on listening and vocabulary in order to accomplish well on the quiz done after each unit finished.2. Each unit offers the opportunities to think an issue critically. Students will be prepared to speak out for the issue before they come to the class followed by the instructions from the teacher.

5.教科書Project Success 4By Susan Gaer, Sarah Lynn

(Peason)

6.参考書None

7.成績評価の方法Quiz(6-9)--------------------60%(各15%)Speech Draft-----------------------20%Presentation -----------------------20%

8.その他The content「授業内容」might be changed slightly depending on the number of students & the level.

English Skills AⅡ(中級)

1単位 根 津 明 広1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M 科目ナンバー:(IC)LAN111M

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外国語科目群

英 語

1.授業の概要・到達目標The purpose of this course is to improve students' English communication skills in a daily context. Students will learn:- to speak in English intelligibly- to describe pictures without excess or deficiency- to ask and answer in English properly- to submit a problem solution properly- to express their own opinion and reasons to daily topics

2.授業内容1.Course introduction, explanation and discussion2.Speaking in English intelligibly 13.Speaking in English intelligibly 24.Describing pictures without excess or deficiency 15.Describing pictures without excess or deficiency 26.Asking and answering in English properly 17.Asking and answering in English properly 28.Asking and answering in English properly 39.Submitting a problem solution properly 110.Submitting a problem solution properly 211.Submitting a problem solution properly 312.Expressing your own opinion and reasons to daily topics 113.Expressing your own opinion and reasons to daily topics 214.Expressing your own opinion and reasons to daily topics 3

3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students are required to speak and write in English what they learned in the previous lesson.

5.教科書None.

6.参考書They will be introduced in class.

7.成績評価の方法Classroom activities 70%Final exam 30%

8.その他

English Skills AⅡ(中級)

1単位 山 口 高 領1年次

1.授業の概要・到達目標This dynamic English class will give the students many chances to speak English mostly through pair or group work. In this class, the students should have a lot of fun studying English. The goal of the class is to improve student fluency and to increase their English vocabulary. The class lessons will concentrate on using English for everyday use, and specific English which is useful for travelling abroad.

2.授業内容Week 1 Welcome to the class.Week 2 Student introductions and getting to know each other. Talking about experiences over the summer break.Week 3 Discussions about various countries in the world. Week 4 Shopping as a tourist.Week 5 Understanding foreign exchange and purchasing power overseas.Week 6 Typical shopping destinations and activities in Tokyo and comparisons of overseas shopping.Week 7 The rise of the internet in shopping and its implications. Week 8 Cultural perspective on shopping when overseas, especially in night markets. Week 9 Vocabulary and idiom building from the song, “I want it that way.” More discussions about travelling and sightseeing in Japan.Week 10 Discussion about health issues. Vocabulary building and idiomatic expression building. Conversations arising from the song “I want it that way.”Week 11 Tourist attractions in JapanWeek 12 Tourist attractions overseas.Week 13 Health issues when travelling and visiting overseas countries.Week 14 Reflections on the semester’s study through discussion and conversation tests.

3.履修上の注意It is important to come to all the lessons to get credit for this class. If you come to all the lessons on time and make your best efforts, you should easily be able to get the top grade. Besides, if you come to all these lessons, you will be able to improve your English speaking skills and vocabulary. You should also have a very nice time studying English together. Good luck.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students need to review all previous lessons and do all the homework.

5.教科書Handouts to be given to the students:

Hotel Reservations.Shopping.Tourist Attractions.

6.参考書Cyber Listening Lab: http://www.esl-lab.com

7.成績評価の方法Class work, homework, vocabulary tests = 100 points x 30% = 30 points.End of term speaking tests = 100 x 30% = 30 points.Weekly Listening Log = 100 x 20% = 20 pointsParticipation and effort = 100 x 20% = 20 points.Total = 100 points.

8.その他Please remember to bring a good dictionary to every lesson. Do not forget to bring your handouts to all the lessons.The class motto is: Speaking English for the whole lesson!

English Skills AⅡ(上級)

1単位 ジョーンズ, ロジャー H.1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M 科目ナンバー:(IC)LAN111M

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1.授業の概要・到達目標The purpose of this course is for students to learn the necessary skills to integrate various sources of information when discussing issues with a group of their peers. Most issues and discussion topics will be decided by groups and/or the class. In class, students will engage with a variety of short texts in order to examine an issue from a variety of angles. Students will also learn and use a variety of new vocabulary and interactive skills to enhance the effectiveness of their communicative abilities. There will also be some focus on grammar and pronunciation. Special attention will be paid to the language and skills necessary for successful interactions in small group discussions in both social and academic settings.

2.授業内容第1回:Introduction: Active listening第2回:Goal setting for vocabulary learning第3回:Passing on detailed information第4回:Volunteering an answer第5回:Combining information from two sources第6回:Helping another speaker第7回:Synthesizing information from several sources第8回:Asking for more specific information第9回:Hedging 1: Partial agreements第10回:Analyzing social discussions第11回:Hedging 2: Polite disagreements第12回:Analyzing formal discussions第13回:Responding to disagreements第14回:Group presentations

3.履修上の注意Grading for this course will be based on both preparation for in-class communicative activities, and students’ performance in those activities.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students will be required to complete homework assignments before classes.

5.教科書No textbook is required. The teacher will provide reading materials.

6.参考書Students may bring a dictionary (paper or electronic).

7.成績評価の方法Homework assignments will count for 50% of the final grade, and performance on in class communication tests will count for 50% of the final grade.

8.その他

English Skills AⅡ(SPICE)

1単位 ドウ,ティモシー J.1年次

1.授業の概要・到達目標In this course students will be given the opportunity to improve their ability to communicate in everyday, real-life situations from friendly encounters, travel to business meeting and appointments. Classes involve pair and group work, listening and question exercises with the goal or formulating strategies for better understanding of everyday expressions, learning to form better questions, creating natural responses as well as developing better topics for conversation, introductions and explanations.

2.授業内容1 Course introduction, personal introductions, goals, skills2 Descriptions with worksheet3 Descriptive vocabulary comparison exercise4 Context and Clues Exercise and discussion with vocabulary5 Personal Image quiz; Discussion6 Description review and vocabulary test7 Job vs Profession vocabulary worksheet and discussion8  Activity, Job, People and Place APPROXIMATION exercise and

vocabulary9  Listening and dictation recorded and class participation exercise

and discussion10 Review and test of covered materials11  Listening exercise with worksheet plus Strategies for Inventing

(forgotten Vocal.) exercise12  CONTINUE— list the meaning of vocabulary with partner’s

guessing the words. (Open list)13 Review of materials covered with discussion and questions14 Quiz over materials covered in Part A

3.履修上の注意The goal of this course is for students to improve and develop reading, discussion and vocabulary skills through exercises, discussion, group/pair work and the use of the text topics which are divided into three sections: education, travel and culture and health & environment.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students will need to have a working knowledge of English, should be prepared to listen, read, make questions and speak in class. Assignments and in-class exercises are usually done in small groups of two or three in order to promote discussion in English. Materials will be provided by the instructor. Class activities will be reviewed aprox. every two to three weeks by the instructor. Some presentations will be required. There will also be test on material covered.

5.教科書All materials will be provided by the instructor. STUDENTS WILL NEED A GOOD ENGLISH DICTIONARY along with something to write with.

6.参考書STUDENTS WILL NEED A GOOD ENGLISH DICTIONARY

7.成績評価の方法Students are graded on their participation, enthusiasm, attendance competence in completing assignments (50%) along with test and quizzes (50%).

8.その他

English Skills AⅡ(駿河台開講)

1単位 ガードナー,ステファン モレル1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M 科目ナンバー:(IC)LAN111M

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外国語科目群

英 語

1.授業の概要・到達目標 この授業はCNNのビデオを教材として,英語運用能力を向上させることが目標です。1ユニットは,Warm Up, Words and Phrases to Study, Examples, Blanks to Fill In, Judgements to Make, Partial Compositionで構成されています。授業は内容を把握しながら,これらのエクササイズを行うと同時に,重要な英語表現を覚え,実際に使えるようにします。ビデオを繰り返し見て,英語のスピード,イントネーション,発音に慣れるようにします。更に,扱われた時事問題について意見をまとめてもらいます。

2.授業内容第1回: Course Introduction & Unit 1第2回: Unit 1第3回: Unit 2第4回: Unit 2第5回: Unit 3第6回: Unit 3第7回: <Test 1> & Review of Unit 1, 2 & 3第8回: Unit 4第9回: Unit 4第10回: Unit 5第11回: Unit 5第12回: Unit 6第13回: Unit 6第14回: <Test 2> & Review of Unit 4, 5 & 6

3.履修上の注意英英辞書を毎週必ず授業に持ってきてください。言語習得には熱意と努力が必要です。社会で起きていることへの興味,様々な情報源に触れたいという意欲があることが大きな助けになります。積極的で活発な授業参加が大切です。

4.準備学習(予習・復習等)の内容テキスト付属のディスクを活用し,予習をしてくるようにして下さい。その都度どの部分を予習すべきかは授業中述べます。

5.教科書English For The Global Age With CNN Vol.21(朝日出版社,1,900円+税)

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法Test (1) 25%Test (2) 25%In-Class Participation (including H.W.) 50%

欠席が3回を越える場合(3欠席1遅刻含む)は評価の対象外とします。病欠,公欠などやむを得ない事情がある場合はそれを証明できるものを持参してください。15分以上の遅刻2回は1回分の欠席として扱います。

8.その他

English Skills BⅠ(基礎)

1単位 鈴 木 雅 子1年次

1.授業の概要・到達目標The purpose of this class is to enhance your ability to read and listen to familiar/social issues, and also to speak and write about personal opinions in English.Objectives to be achieved:1. To be able to understand problems we face in English.2. To be able to express personal opinions in English.3. To enhance overall English proficiency.

2.授業内容1.a: Introduction  b: Unit 1: Sports and Fitness (Reading A)2.Unit 1: Sports and Fitness (Reading B)3.Unit 1: Sports and Fitness (Video)4.Unit 2: Skin Deep (Reading A)5.Unit 2: Skin Deep (Reading B)6.Unit 2: Skin Deep (Video)7.Unit 3: Animals in Danger (Reading A)8.Unit 3: Animals in Danger (Reading B)9.Unit 3: Animals in Danger (Video)10.Unit 4: Violent Earth (Reading A)11.Unit 4: Violent Earth (Reading B)12.Unit 5: Islands and Beaches (Reading A)13.Unit 5: Islands and Beaches (Reading B)14.a: Examination   b: Review

3.履修上の注意Students are supposed to actively participate in classroom activities and discussions.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students are supposed to prepare for each class, quiz and assignment.

5.教科書Nancy Douglas and David Bohlkel., Reading Explorer 3, 3rd ed., Cengage Learning, 2020.

6.参考書None.

7.成績評価の方法Contribution to the class: 20%Quiz: 20%Assignment: 20%Exam: 40%

8.その他

English Skills BⅠ(基礎)

1単位 鈴 木   幸1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M 科目ナンバー:(IC)LAN111M

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1.授業の概要・到達目標【授業の概要】 readingとwritingの運用能力を高める。文章を読む際に書くことを意識しながら読むことで,書くポイントが理解できて,また表現を多く知り,ストックを集めていくことで実用的な表現へとつなげることが出来るようにします。英語を読む,書くことの苦手意識を取り除くことがまず1つ。2つめは自分の考えを持つことを促していきます。

【到達目標】readingにはTOEIC reading や英文記事なども取り入れて実用に対応がきくよう基礎力を確実につけること。様々な英文をより多く読むことで英文に慣れること。自分の意見を持つこと。テキストから派生した英字新聞の記事なども表現を参考にし,意見をまとめられること。

2.授業内容毎回ウォーミングアップとして,TOEIC readingをプリントにて用意します。解答を回収したら,こちらですべて解説。要点を自分で確認していきましょう。次にテキストの内容を目の情報だけでなく,耳からの情報よっても把握し,その章の表現を確認して,自分の意見をまとめます。

第1回 a: イントロダクション    b: 簡単なリーディング,ライティング第2回 TOEIC reading, Civilian Drones第3回 TOEIC reading, Civilian Drones 2第4回 TOEIC reading, Reading While Young第5回 TOEIC reading, Reading While Young 2第6回 TOEIC reading, Intelligent Assistance第7回 TOEIC reading, Intelligent Assistance 2第8回 TOEIC reading, Keeping It Clean第9回 TOEIC reading, Keeping It Clean 2第10回 TOEIC reading, Manners in Public第11回 TOEIC reading, Manners in Public 2第12回 TOEIC reading, Which news Is Fake?第13回 TOEIC reading, Which news Is Fake? 2 第14回 a: まとめ    b: 試験

3.履修上の注意あらかじめ内容に目を通しておくことが必須。出席も毎回確認します。遅刻は授業開始後15分以降の入室をもって,3回目の遅刻を1回分の欠席に換算します。遅延証明書があれば認めます。また理由のある欠席は,証明できるものを持参した場合のみ公欠扱いとしますが,証明のできないものは認めません。4回以上の欠席(4回を含む)で評価の対象外となります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習:内容を把握してくること。分かる点や分からない点を見つけておけば,授業内で解消しやすいでしょう。復習:TOEIC readingで知らなかった単語を覚え,文法事項を確認しましょう。

5.教科書『Listening to Dialogues on Social Issues』 James M. Vardaman (TSURUMI SHOTEN)

6.参考書特に定めない

7.成績評価の方法TOEIC reading 10% ディスカッション&ライティング 20%期末試験 70%

8.その他

English Skills BⅠ(基礎)

1単位 中 野 里 美1年次

1.授業の概要・到達目標 基礎から上級へステップアップするための英文読解能力の養成講座です。 春学期は,「言語」「異文化交流」などをテーマにしたショートエッセイを精読します。 到達目標は,英文読解能力の基礎固めを行い,中級クラスの難易度の英文を正確に読解できるようになり,それとともに,「情報」「コミュニケーション」の必須要素である「ことば」についての理解を深めることです。 1~2回の授業で一つのエッセイを読了する予定です。

2.授業内容1 イントロダクション (この講義の概要説明)2 エッセイ1精読3 エッセイ1精読4 エッセイ2精読5 エッセイ2精読6 エッセイ3精読7 エッセイ3精読8 エッセイ1~3のまとめ・質問受付9 エッセイ4精読10 エッセイ4精読11 エッセイ5精読12 エッセイ5精読13 エッセイ6精読14 a: 講義(春学期のまとめ)  b: 試験*上記の講義内容は,履修人数等により変更することがあります。

3.履修上の注意英和(英英)辞典は毎回必ず持参すること。電子辞書でも構わないので,忘れずに。携帯電話やパソコンなど,インターネットに接続できる機器は不可。その他,具体的な注意事項は1回目の講義時に伝えます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業内容に関しては,復習が中心になります。次週までに配布物を再読し,不明な点はすぐに講義担当者に質問するようにすること。

5.教科書プリントを配布します。

6.参考書特に定めない。

7.成績評価の方法提出課題の成績30-40%,学期末考査60-70%。以上を100点満点で換算し,60点未満の者には単位を認定しない(当学部の規定通り)。学生として課題に真摯に取り組む姿勢は最大限評価したい。

8.その他英文読解(input)は,一見「地味」な作業ですが,英文の構造・理論を理解し,単語力を身につけるためにもっとも有効な学習のひとつです。この学習を礎にすれば,他講座で学習するであろう英会話・英作文などの「発信力」(output)の強化にもつながると思います。

English Skills BⅠ(中級)

1単位 宇 野 雅 章1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M 科目ナンバー:(IC)LAN111M

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外国語科目群

英 語

1.授業の概要・到達目標 この授業では,社会の様々な時事について英語で読み,英語で内容をまとめたり,簡単な意見を書けるようになることを目標とします。教科書で扱われたのと関連ある記事を見つけ読み,賛成側・反対側の意見に結びつくものか考えてもらいます。

2.授業内容Week 1: Course IntroductionWeek 2: Chapter 1 (Animals in Zoos)Week 3: Chapter 2 (Security Cameras)Week 4: Discussion (Ch1&2)Week 5: Chapter 3 (Can Customer Service Go Too Far?)Week 6: Chapter 4 (Digital Manuals, Catalogs, and Textbooks)Week 7: Mini-Debate (Ch3&4)Week 8: <Test 1>Week 9: Chapter 5 (Womenomics)Week10: Chapter 6 (Extreme Sports)Week11: Chapter 7 (Casinos and Gambling)Week12: Mini-Debate (Ch5&6)Week13: <Test 2>Week14: Reiew & Summary

3.履修上の注意英英辞書を毎週必ず授業に持ってきてください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容テキストの翌週扱う部分を予習してください。その章のテーマに沿った雑誌記事を選びダイアグラムにまとめて持ってきてもらいます。記事及びダイアグラムがないと授業内のアクティビティに有意義な参加ができません。必ず一週間に一つ記事を読む課題をこなしましょう。

5.教科書Jewel Mark. Taking Sides: Opinions For and Against. 朝日出版社(本体1,800円+税)

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法Test (1): 25%Test (2): 25%Assignment: 10%In-Class Participation: 40%

欠席が3回を越える場合(3欠席1遅刻含む)は評価の対象外とします。病欠,公欠などやむを得ない事情がある場合はそれを証明できるものを持参してください。15分以上の遅刻2回は1回分の欠席として扱います。また,毎週課題のダイアグラムを提出して貰い,宿題点として加算します。

8.その他

English Skills BⅠ(中級)

1単位 鈴 木 雅 子1年次

1.授業の概要・到達目標 英語の基本技能,特にリーディングにつき,そして随時ライティングも加えてその基本的かつ実践的な訓練をする。リーディングの基本となる語・句の基本的仕組みについての理解を進め,様々な読解演習や英文要約,速読練習などを通して英文構成の全体的知識を身につける。英語の文・文章の構成に習熟し,各種英文への対応能力の基礎を養う。さらにアメリカに関するエッセイを通して文化比較についても考えるよう指導する。また平易な英語でエッセイを書く練習を隔週で行う。

2.授業内容リーディングにおける基本的な技術の習得の為,語・句・文の構成法についての基礎的理解,文間の意味関係の原則,キーワードの理解,各キーワード間の文全体での関係の把握,文中の抑揚・リズムの仕組みの基本的理解と自然な音読等を目標として学習する。さらに,そうした技術を取り入れながらリーディングについての総合的な理解を深める読解練習を行う。読解の為の文法の理解や,パラグラフ構成の理解の為,例えばトピックから展開・収束・結論への文章の流れをつかむ等の練習を行う。キーワードによる推論・予測の練習,読解後のリスニングによる文章の流れを理解する為の練習,基礎的な英文の速読等もプランや必要に応じて加える。また,隔週でリーディングのあとには英作文指導を行う。春学期はそれぞれのChapterの感想を英語で書き,平易な英語を短時間で書く訓練を行う。さらにそれを発表することでスピーチの練習も行う第1回 この授業の説明,自己紹介文の作成第2回 Unit 1 The Power of Image-1a The Visual Village第3回 1aの続き第4回 Unit 1: 1b My Journey in Photographs by Annie Griffiths第5回 1bの続き第6回 Unit 2 Love and Attraction-2a Love: A Chemical Reaction?第7回 2aの続き第8回 Unit 2: 2b Feather of Love第9回 2bの続き第10回 Unit 3: Food And Health- 3a How Safe is Our Food?第11回 これまでの復習とプレゼンテーション準備第13回 春学期のまとめ,発表第14回 aまとめ b学期末テスト

3.履修上の注意主に読んだ文章についての大意クイズ解答や要約,各章の感想文等の発表により評価される。課の速読練習などの予習をしてくること。特別な理由なく5回以上の欠席をすると学期末試験の受験が出来なくなる場合がある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容それぞれのエッセイは2週間で終える予定です。1週目の予習はpassageを辞書を使わず読むこと,2週目は意味のわからない語彙を調べてくることとします。

5.教科書Paul Maclntyre and David Bohlke ed. Reading Explorer. 2nd ed., Heinle CengageLearning, 2015.

6.参考書授業中に提示する。

7.成績評価の方法定期試験60% 平常点20% プレゼンテーション 10% 授業点10%評価の際に重視する点は英語の基礎読解力,英文表現力,論理的思考力がついていること。

8.その他特になし。

English Skills BⅠ(中級)

1単位 小 倉 美 加1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M 科目ナンバー:(IC)LAN111M

119-170_2020情コミ授業概要.indd 137 2020/03/08 15:48:54

Page 140: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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1.授業の概要・到達目標英語コミュニケーション能力を高めることを目的とします。英語で考え,表現する訓練をします。総合教材Global Links 1(CD付)では,仕事で使えるビジネス英語表現を学びます。パソコンでビジネス通信文や英語プレゼンテーションを用意する演習をします。併用ビデオ教材Adventure Abroad(DVD付)では,海外旅行で困らない英語語彙と英語運用能力の養成のために,語彙のアクセントや正確な発音も重視します。そのために,ペアやグループで頻繁にコミュニケーション練習を行います。この他に音楽Video Clipや海外TV番組抜粋も視聴し海外の文化に親しみます。

2.授業内容1.授業の説明 Global Links Unit 1 Introductions Adventure Abroad Unit 1 Boarding2.Global Links Unit 1 Introductions Adventure Abroad Unit 1 Victoria, Canada3.Global Links Unit 2 Describing company Adventure Abroad Unit 2 Where're you from4.Global Links Unit 2 Describing company Adventure Abroad Unit 2 Portland, Oregon5.Global Links Unit 3 Office routine Adventure Abroad Unit 3 Good hotel6.Global Links Unit 3 Office routine Adventure Abroad Unit 3 Manchester7.Global Links Unit 4 Business in progress Adventure Abroad Unit 4 Day trip8.Global Links Unit 4 Business in progress Adventure Abroad Unit 4 Stratford upon Avon9.Global Links Unit 5 Company history Adventure Abroad Unit 5 Next stop10.Global Links Unit 5 Company history Adventure Abroad Unit 5 Chicago11.Global Links Unit 6 Telephone call Adventure Abroad Unit 6 Buffalo burger12.Global Links Unit 6 Telephone call Adventure Abroad Unit 6 Santa Fe13.Global Links Unit 7 Describing locations Writing Test14.Exam and review

3.履修上の注意*教科書を忘れると,授業内容を見れず,学習内容がわからなくなります。 忘れた場合は,隣や近くの人に頼んで,一緒に見せてもらって下さい。(見せてもらう人にも迷惑をかけますが) 前日,寝る前に鞄にいれて,忘れないように心がけましょう。* 電車の遅延など遅れて入室し,黙って着席した場合,教員が気づかず出席簿の欠

席とつけられた記録のままです。 欠席を遅刻に訂正するためには,入室直後に,自己の番号および氏名を教員の所に行き申しでる事。*出席は着席しているだけでなく居眠りや他の事をせず授業活動を行っているか考慮。 私語が多い者は授業の妨害になるので退出してもらう事もあります。* 授業活動以外の事をパソコンや携帯でやっていたり,おしゃべりをしていると,

説明や答えを聞き逃します。 その時一度しか習わない内容を聞き逃し,分からなくなったり,課題が終わらなくなったり,試験問題に出ても思い出せなかったりします。 授業活動だけに集中し,その時々の内容を完璧にこなすように心がけて下さい。*休んだりして聞き逃した内容や,課題については,出席していた人に個人的に尋ねてください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容その週の授業内容の復習と,翌週の予習をして下さい。その時に,教科書に表記されてないけど,使用されている語彙や表現は,教科書付属のCD,DVDで確認し,書き出し,スペルや意味を辞書で見るなどしてみて下さい。CD,DVDは週一回以上視聴してみて下さい。CDには収録されてなかったり,プリントの解説など,授業中でしか取り扱われない語彙や内容もあります。

5.教科書1)Global Links 1(CD付) Keith Adamas&Rafal Duvale Pearson Education2)Aventure Abroad(DVD付) Dale Fuller & Kevin Cleary McMillan

6.参考書英日/日英辞書 Weblio online dictionary英文:朝日出版SENTENCE(CD-Rom)オンライン辞書:英英辞書:Longman Essential Activator, 発音:Merriam-Webster Online Dictionary

7.成績評価の方法平常点50%(出席状況,遅刻の有無,教科書持参,学習態度,応答)と課題(毎週作成する英語文書:1枚1点)学習態度:私語や居眠りの有無,積極的な授業参加期末試験50%(口頭と筆記)から総合的に判定します。

8.その他プリント教材も配ります。春学期はネットワーキングに役立つ英語の名刺を作成します。

授業で作成した文書保存用の記憶媒体USBを持参して下さい。

English Skills BⅠ(中級)

1単位 萩 野 博 子1年次

1.授業の概要・到達目標The purpose of this class is to enhance your ability to read and listen to familiar/social issues, and also to speak and write about personal opinions in English.Objectives to be achieved:1. To be able to understand problems we face in English.2. To be able to express personal opinions in English.3. To enhance overall English proficiency.

2.授業内容1.a: Introduction  b: Unit 1: Dress Code (Reading)2.Unit 1: Dress Code (Listening)3.Unit 1: Dress Code (Discussion)4.Unit 2: Video Games (Reading)5.Unit 2: Video Games (Listening and Discussion)6.Unit 3: Advertising (Reading)7.Unit 3: Advertising (Listening and Discussion)8.Unit 4: International Competitions (Reading)9.Unit 4: International Competitions (Listening and Discussion)10.Unit 5: Mobile Phones (Reading)11.Unit 5: Mobile Phones (Listening and Discussion)12.Unit 6: Manners and Etiquette (Reading)13.Unit 6: Manners and Etiquette (Listening and Discussion)14.a: Examination  b: Review

3.履修上の注意Students are supposed to actively participate in classroom activities and discussions.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students are supposed to prepare for each class, quiz and assignment.

5.教科書Jun Liu, et al., Communication Strategies 3, Cengage Learning, 2008.

6.参考書None.

7.成績評価の方法Contribution to the class: 20%Quiz: 20%Assignment: 20%Exam: 40%

8.その他

English Skills BⅠ(中級)

1単位 鈴 木   幸1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M 科目ナンバー:(IC)LAN111M

119-170_2020情コミ授業概要.indd 138 2020/03/08 15:48:55

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外国語科目群

英 語

1.授業の概要・到達目標In this course, students will practice reading, listening and discussing about policies and values. We will cover the first 5 chapters of "Justice" by Michael J. Sandel and discuss on related social issues. For reading the book, students are to use English-English dictionary and learn idioms and phrasal expressions.At the end of the term, students will be able to use dictionary effectively, find definitions of key concepts from the text, and draw diagrams to summarize and visualize such concepts.

2.授業内容Week 1:IntroductionWeek 2:Chapter 1 (pp.3-18)Week 3:Chapter 1 (pp.19-30)Week 4:Chapter 2 (pp.31-48)Week 5:Chapter 2 (pp.48-57)Week 6:Chapter 3 (pp.58-66)Week 7:Chapter 3 (pp.66-74)Week 8:<Test 1> & ReviewWeek 9:Chapter 4 (pp.75-91)Week10:Chapter 4 (pp.91-102)Week11:Chapter 5 (pp.103-113)Week12:Chapter 5 (pp.113-126)Week13:Chapter 5 (pp.126-139)Week14:<Test 2> & Review

3.履修上の注意Please bring an English-English dictionary with you every week.Three absences maximum. Coming late twice will count as an absence.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Please read up on assigned part of the textbook in advance every week.

5.教科書Michael Sandel. Justice: What's the Right Thing to Do?. Farrar, Straus and Giroux: NY. 2009 (ISBN 978-0-374-53250-5)

6.参考書None.

7.成績評価の方法Test (1) 25%Test (2) 25%In-Class Participation 50%

Maximum three absences. A student who misses more than three classes cannot be graded. Coming late for more than 15 minutes will count as a half absence.

8.その他

English Skills BⅠ(上級)

1単位 鈴 木 雅 子1年次

1 授業の概要・到達目標 英文の大意を早く把握する練習をすることを目的とする。 テキストを精読するが,受講生はあらかじめパラグラフごとのトピックとなるセンテンスを発見し,大意を発表できるよう準備しておく。 以上の練習を通じて,英文エッセイの基本的な構成に慣れていき,読解に必要な考え方を身につけることを目標とする。最終的には,テーマに対する自分なりの意見を持ち,発表することも目標とする。そのため会話文に慣れるよう適宜リスニングの練習も行う。

2.授業内容 授業では,現代社会の問題に関するテキストを使います。 教室では,教材の内容を正確に把握できているか確認しつつ,グループワークや講師との対話などを通して,内容に対する理解を深めます。英文構造の確認は必要に応じて行います。 最終的には,それぞれの意見を発表してもらう予定です。どんな意見を述べるのも自由ですが,ただし分析や議論の根拠も必要です。そのためにも日頃から新聞やテレビ,インターネットで情報や資料を収集するようにします。 また,テキストだけでなく,その他の資料を見て,批判的に分析し,考え,意見を持つ訓練もしたいと考えています。

第1週:イントロダクション第2週:テキストunit 1第3週:テキストunit 2第4週:発表(1)第5週:テキストunit 3第6週:テキストunit 4第7週:発表(2)第8週:テキストunit 5第9週:テキストunit 6第10週:発表(3)第11週:テキストunit 7第12週:テキストunit 8第13週:発表(4)第14週:学期まとめ講義および期末試験

3.履修上の注意最初はどんな素朴な意見でもかまいません。積極的に発言する努力を評価します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎週,予習をチェックし,単語の小テストを行います。常習的に予習をしてこない者は出席を認めないことがあります。

5.教科書「知の探究World of Wonders」(成美堂)内容に関連して,適宜プリントを配布する。

6.参考書開講時に指示する。

7.成績評価の方法試験25%,レポート25%,授業の予習および参加態度50%

8.その他

English Skills BⅠ(中級)

1単位 宮 本 正 治1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M 科目ナンバー:(IC)LAN111M

119-170_2020情コミ授業概要.indd 139 2020/03/08 15:48:55

Page 142: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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1 授業の概要・到達目標The purpose of this class is to enhance your ability to read and listen to social issues, and also to speak and write about personal opinions in English.Objectives to be achieved:1. To be able to understand social issues in English.2. To be able to express personal opinions in English.3. To enhance overall English proficiency.

2.授業内容1.a: Introduction  b: Unit 1: Neighbors (reading)2.Unit 1: Neighbors (listening)3.Unit 1: Neighbors (discussion)4.Unit 2: Tourism (reading)5.Unit 2: Tourism (listening & discussion)6.Unit 3: Media Violence (reading)7.Unit 3: Media Violence (listening & discussion)8.Unit 4: Body Image (reading)9.Unit 4: Body Image (listening & discussion)10.Unit 5: Cybersafe? (reading)11.Unit 5: Cybersafe? (listening & discussion)12.Unit 6: Modern Families (reading)13.Unit 6: Modern Families (listening & discussion)14.a: Examination  b: Review

3.履修上の注意Students are supposed to actively participate in classroom activities and discussions.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students are supposed to prepare for each class, quiz and assignment.

5.教科書Jun Liu and Kathryn Harper, Communication Strategies 4, Cengage Learning, 2008.

6.参考書None.

7.成績評価の方法Contribution to the class: 20%Quiz: 20%Assignment: 20%Exam: 40%

8.その他

English Skills BⅠ(上級)

1単位 鈴 木   幸1年次

1 授業の概要・到達目標This course is an English Skills course focusing mainly on the students’ reading and writing skills, though other skills such as speaking skills and vocabulary-learning skills will also be covered. The aim of the course will be to improve the students’ vocabulary knowledge in order to help them improve their reading and writing skills. Students will be expected to read and discuss various reading passages showing their understanding and opinion and to follow up by producing short written passages based on the topics they have read.

2.授業内容Week 1 Animals - Reading Skills – Endangered SpeciesWeek 2 Animals – Vocabulary skillsWeek 3 Animals – Writing Skills – Comparison EssaysWeek 4 Customs – Reading Skills - WeddingsWeek 5 Customs – Vocabulary Skills - adjectivesWeek 6 Customs – Descriptive paragraphsWeek 7 History – Reading skills - MuseumsWeek 8 History – Vocabulary skills – academic vocabWeek 9 History – Writing skills – IntroductionsWeek 10 Transport – Reading skills – City TransportWeek 11 Transport – Writing skills - ConclusionsWeek 12 Introduction of final paperWeek 13 Organization of final paperWeek 14 Final Paper

3.履修上の注意Students in this class will be expected to attend all classes and contribute to group and pair work activities. The class will be held in English so students must be willing to try to express their ideas in English.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Review each lesson before the next class and comlete the homework assignment.

5.教科書Unlock 3 Reading and Writing by Cambridge University Press

6.参考書A good English to Japanese dictionary

7.成績評価の方法Grades will be based on;Attendance 30%class participation 30%an end of paper. 40%

8.その他

English Skills BⅠ(上級)

1単位 フーパー,ドナバン A.1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M 科目ナンバー:(IC)LAN111M

119-170_2020情コミ授業概要.indd 140 2020/03/08 15:48:55

Page 143: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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外国語科目群

英 語

1.授業の概要・到達目標English Skills B-I (Advanced) (SPICE)

Theme: To explore three topics in society, information and communication.

Goal: To read about and write about the topics in English using multiple skills.

Students select various topics of interest, read, discuss, and analyze passages on the topics, do relevant research, and present their thinking in essays and posters.

Note: Homework is required for most classes. Students who are not willing to do the work would do better in another class.

2.授業内容第1回:Introduce course; assemble materials; select topics第2回:Accents & dialects: read, analyze, and discuss passage第3回: Accents & dialects: aspects of an essay; plagiarism; develop

essay topic; outline essay第4回:Accents & dialects: research and write essay第5回: Accents & dialects: peer comments on essay; revise and

finish essay topic第6回:Harassment: read, analyze, and discuss passage第7回: Harassment: review essay aspects; summer reading;

develop essay topic; outline essay第8回:Harassment: research and write essay第9回: Harassment: peer comments on essay; revise and finish

essay topic第10回:Social media: read, analyze, and discuss passage 第11回: Social media: review poster aspects; develop poster topic;

make poster第12回:Social media: peer comments on poster; revise poster第13回:Social media: present and discuss poster; summer reading第14回: Review course, complete review worksheet; course

evaluation

Note: These are sample topics. Students will vote on topics that interest them.

3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容Homework, both preparation and review, is required for every class.

5.教科書Society, Information, and Communication. By Thomas Hardy. 2018. 60 pages. (Available on-line at Oh-o!Meiji.)

6.参考書Bring a dictionary and a computer (laptop, tablet, or smart-phone) to class.

7.成績評価の方法Peer comments (10 x 3); poster & essay (20 x 3); participation (10)

8.その他

English Skills BⅠ(SPICE)

1単位 ハーディ,トマス S.1年次

1.授業の概要・到達目標In this course students will be given the opportunity to improve their ability to communicate in everyday, real-life situations from friendly encounters, travel to business meeting and appointments. Classes involve pair and group work, listening and question exercises with the goal or formulating strategies for better understanding of everyday expressions, learning to form better questions, creating natural responses as well as developing better topics for conversation, introductions and explanations.

2.授業内容1 Course introduction, personal introductions, goals, skills2 Descriptions with worksheet3 Descriptive vocabulary comparison exercise4 Context and Clues Exercise and discussion with vocabulary5 Personal Image quiz; Discussion6 Description review and vocabulary test7 Job vs Profession vocabulary worksheet and discussion8  Activity, Job, People and Place APPROXIMATION exercise and

vocabulary9  Listening and dictation recorded and class participation exercise

and discussion10 Review and test of covered materials11  Listening exercise with worksheet plus Strategies for Inventing

(forgotten Vocal.) exercise12  CONTINUE— list the meaning of vocabulary with partner’s

guessing the words. (Open list)13 Review of materials covered with discussion and questions14 Quiz over materials covered in Part A

3.履修上の注意The goal of this course is for students to improve and develop reading, discussion and vocabulary skills through exercises, discussion, group/pair work and the use of the text topics which are divided into three sections: education, travel and culture and health & environment.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students will need to have a working knowledge of English, should be prepared to listen, read, make questions and speak in class. Assignments and in-class exercises are usually done in small groups of two or three in order to promote discussion in English. Materials will be provided by the instructor. Class activities will be reviewed aprox. every two to three weeks by the instructor. Some presentations will be required. There will also be test on material covered.

5.教科書All materials will be provided by the instructor. STUDENTS WILL NEED A GOOD ENGLISH DICTIONARY along with something to write with.

6.参考書STUDENTS WILL NEED A GOOD ENGLISH DICTIONARY

7.成績評価の方法Students are graded on their participation, enthusiasm, attendance competence in completing assignments (50%) along with test and quizzes (50%).

8.その他

English Skills BⅠ(駿河台開講)

1単位 ガードナー,ステファン モレル1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M 科目ナンバー:(IC)LAN111M

119-170_2020情コミ授業概要.indd 141 2020/03/08 15:48:55

Page 144: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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1.授業の概要・到達目標 この授業はCNNのビデオを教材として,英語運用能力を向上させることが目標です。1ユニットは,Warm Up, Words and Phrases to Study, Examples, Blanks to Fill In, Judgements to Make, Partial Compositionで構成されています。授業は内容を把握しながら,これらのエクササイズを行うと同時に,重要な英語表現を覚え,実際に使えるようにします。ビデオを繰り返し見て,英語のスピード,イントネーション,発音に慣れるようにします。更に,扱われた時事問題について意見をまとめてもらいます。

2.授業内容第1回: Unit 7第2回: Unit 7第3回: Unit 8第4回: Unit 8第5回: Unit 9第6回: Unit 9第7回: <Test 1> & Review of Unit 7, 8 & 9第8回: Unit 10第9回: Unit 10第10回: Unit 11第11回: Unit 11第12回: Unit 12第13回: Unit 12第14回: <Test 2> & Review of Unit 10, 11 & 12

3.履修上の注意英英辞書を必ず毎週授業に持ってきてください。言語習得には熱意と努力が必要です。社会で起きていることへの興味,様々な情報源に触れたいという意欲があることが大きな助けになります。積極的で活発な授業参加が大切です。

4.準備学習(予習・復習等)の内容テキスト付属のディスクを活用し,予習をしてくるようにして下さい。どの部分を予習すべきかは授業内でその都度述べます。

5.教科書English For The Global Age With CNN Vol.21(朝日出版社)

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法Test 1: 25%Test 2: 25%In-Class Participation (including H.W.): 50%

欠席が3回を越える場合(3欠席1遅刻含む)は評価の対象外とします。病欠,公欠などやむを得ない事情がある場合はそれを証明できるものを持参してください。15分以上の遅刻2回は1回分の欠席として扱います。

8.その他

English Skills BⅡ(基礎)

1単位 鈴 木 雅 子1年次

1 授業の概要・到達目標The same as the spring term, the purpose of this autumn one is to enhance your ability to read and listen to familiar/social issues, and also to speak and write about personal opinions in English.Objectives to be achieved:1. To be able to understand problems we face in English.2. To be able to express personal opinions in English.3. To enhance overall English proficiency.

2.授業内容1.Unit 6: Global Addictions (Reading A)2.Unit 6: Global Addictions (Reading B)3.Unit 6: Global Addictions (Video)4.Unit 7: Energy Solutions (Reading A)5.Unit 7: Energy Solutions (Reading B)6.Unit 7: Energy Solutions (Video)7.Unit 8: Epic Engineering (Reading A)8.Unit 8: Epic Engineering (Reading B)9.Unit 8: Epic Engineering (Video)10.Unit 9: High-Tech Solutions (Reading A)11.Unit 9: High-Tech Solutions (Reading B)12.Unit 10: All in the Mind (Reading A)13.Unit 10: All in the Mind (Reading B)14.a: Examination  b: Review

3.履修上の注意Students are supposed to actively participate in classroom activities and discussions.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students are supposed to prepare for each class, quiz and assignment.

5.教科書Nancy Douglas and David Bohlke., Reading Explorer 3, 3rd ed., Cengage Learning, 2020.

6.参考書None.

7.成績評価の方法Contribution to the class: 20%Quiz: 20%Assignment: 20% Exam: 40%

8.その他

English Skills BⅡ(基礎)

1単位 鈴 木   幸1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M 科目ナンバー:(IC)LAN111M

119-170_2020情コミ授業概要.indd 142 2020/03/08 15:48:55

Page 145: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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外国語科目群

英 語

1.授業の概要・到達目標【授業の概要】 readingとwritingの運用能力を高める。文章を読む際に書くことを意識しながら読むことで,書くポイントが理解できて,また表現を多く知り,ストックを集めていくことで実用的な表現へとつなげることが出来るようにします。英語を読む,書くことの苦手意識を取り除くことがまず1つ。2つめは自分の考えを持つことを促していきます。

【到達目標】readingにはTOEIC reading や英文記事なども取り入れて実用に対応がきくよう基礎力を確実につけること。様々な英文をより多く読むことで英文に慣れること。自分の意見を持つこと。テキストから派生した英字新聞の記事なども表現を参考にし,意見をまとめられること。

2.授業内容毎回ウォーミングアップとして,TOEIC readingをプリントにて用意します。解答を回収したら,こちらですべて解説。要点を自分で確認していきましょう。次にテキストの内容を目の情報だけでなく,耳からの情報よっても把握し,その章の表現を確認して,自分の意見をまとめます。

第1回 a: イントロダクション    b: 簡単なリーディング,ライティング第2回 TOEIC reading, Food Self-sufficiency第3回 TOEIC reading, Food Self-sufficiency 2第4回 TOEIC reading, Whose Fish?第5回 TOEIC reading, Whose Fish? 2第6回 TOEIC reading, English: Necessary or Not?第7回 TOEIC reading, English: Necessary or Not? 2第8回 TOEIC reading, Career Education第9回 TOEIC reading, Career Education 2第10回 TOEIC reading, Hours Worked第11回 TOEIC reading, Hours Worked 2第12回 TOEIC reading, Gender Equality第13回 TOEIC reading, Gender Equality 2 第14回 a: まとめ    b: 試験

3.履修上の注意あらかじめ内容に目を通しておくことが必須。出席も毎回確認します。遅刻は授業開始後15分以降の入室をもって,3回目の遅刻を1回分の欠席に換算します。遅延証明書があれば認めます。また理由のある欠席は,証明できるものを持参した場合のみ公欠扱いとしますが,証明のできないものは認めません。4回以上の欠席(4回を含む)で評価の対象外となります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習:内容を把握してくること。分かる点や分からない点を見つけておけば,授業内で解消しやすいでしょう。復習:TOEIC readingで知らなかった単語を覚え,文法事項を確認しましょう。

5.教科書『Listening to Dialogues on Social Issues』 James M. Vardaman (TSURUMI SHOTEN)

6.参考書特に定めない

7.成績評価の方法TOEIC reading 10% ディスカッション&ライティング 20%期末試験 70%

8.その他

English Skills BⅡ(基礎)

1単位 中 野 里 美1年次

1.授業の概要・到達目標 基礎から上級へステップアップするための英文読解能力の養成講座です。 秋学期も,春学期に引き続き,基本的には「言語」「異文化交流」などをテーマにしたショートエッセイを精読します。 到達目標は,春学期に引き続き,英文読解能力の基礎固めを行い,中級から上級クラスの難易度の英文を正確に読解できるようになり,それとともに,「情報」「コミュニケーション」の必須要素である「ことば」についての理解をより一層深めることです。 1~2回の授業で一つのエッセイ・記事を読了する予定です。

2.授業内容1 イントロダクション (この講義の概要説明)2 エッセイ1精読3 エッセイ1精読4 エッセイ2精読5 エッセイ2精読6 エッセイ3精読7 エッセイ3精読8 エッセイ1~3のまとめ・質問受付9 エッセイ4精読10 エッセイ4精読11 エッセイ5精読12 エッセイ5精読13 エッセイ6精読14 a: 講義(秋学期のまとめ)  b: 試験*上記の講義内容は,履修人数等により変更することがあります。

3.履修上の注意英和(英英)辞典は毎回必ず持参すること。電子辞書でも構わないので,忘れずに。携帯電話やパソコンなど,インターネットに接続できる機器は不可。その他,具体的な注意事項は1回目の講義時に伝えます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業内容に関しては,復習が中心になります。次週までに配布物を再読し,不明な点はすぐに講義担当者に質問するようにすること。

5.教科書プリントを配布します。

6.参考書特に定めない。

7.成績評価の方法提出課題の成績30-40%,学期末考査60-70%。以上を100点満点で換算し,60点未満の者には単位を認定しない(当学部の規定通り)。学生として課題に真摯に取り組む姿勢は最大限評価したい。

8.その他英文読解(input)は,一見「地味」な作業ですが,英文の構造・理論を理解し,単語力を身につけるためにもっとも有効な学習のひとつです。この学習を礎にすれば,他講座で学習するであろう英会話・英作文などの「発信力」(output)の強化にもつながると思います。

English Skills BⅡ(中級)

1単位 宇 野 雅 章1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M 科目ナンバー:(IC)LAN111M

119-170_2020情コミ授業概要.indd 143 2020/03/08 15:48:55

Page 146: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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1.授業の概要・到達目標 英語の基本技能,特にリーディングにつき,そして随時ライティングも加えてその基本的かつ実践的な訓練をする。リーディングの基本となる語・句・文の基本的仕組みについての理解を進め,様々な読解演習や英文要約,速読練習などを通して英文構成の全体的知識を身に付ける。英語の文・文章の構成に習熟し,各種英文への対応能力の基礎を養う。さらに,IIではIで学習した技術の定着の為,応用的練習を加える。さらに春学期に引き続き,アメリカとの文化比較や国際問題についても考える機会を作る。またテキストのトピックに関してグループごとに議論し意見を英語で書き小論文を書き,口頭発表する。

2.授業内容プラン・時間の構成に合わせ,Iで学習した技術の定着・強化練習を加える。スキャニングの練習,先行文脈の内容確認,キーワードのチェック,結論文のチェック,速読法の練習など,様々な練習を行う。また,Iから継続してリーディングにおける基本的な技術の一層の理解に努める。語・句・文の構成法についての基礎的理解,文間の意味関係の原則,キーワードの理解,各キーワード間の文全体での関係の把握,文中の抑揚・リズムの仕組みの基本的理解と自然な音読等。また,リーディングの指導のあと,秋学期はグループごとにテキストで扱っているトピックについて議論し,その結果を英語でまとめる訓練を行ない,最終的にグループごとに選んだトピックについて小論文に仕上げていく。第1回 秋学期の授業説明と英語のエッセイの書き方についての説明第2回  Unit 3 Food and Health: Genetically Modified Foods /毎週

リーディング指導のあと英作文の指導を行う第3回 3bの続き第4回  Unit 4 Design and Engineering-4a Design by Nature:

Biomimetics第5回 4aの続き第6回 Unit 4: 4b The Future of Fashion第7回 4bの続き第8回 Unit 5 Human and Journey-5a The DNA Trail第9回 5aの続き第10回 Unit 5b: Fantastic Voyage第11回 5bの続き第12回 復習とプレゼンテーション準備第13回 復習とプレゼンテーション第14回 aまとめ b学期末テスト

3.履修上の注意主に読んだ文章についての大意クイズの解答や要約,それぞれの章の感想文等の発表により評価される。課の速読練習などの予習をしてくること。特別な理由なく5回以上の欠席で学期末試験の受験が出来なくなる場合がある。Ⅱのみの履修を可とする。

4.準備学習(予習・復習等)の内容それぞれのエッセイは2週間で終える予定です。1週目はそのエッセイのtopicに関する英語による質問3問,新しい語彙の説明,速読練習

(エクササイズを使う),各段落のTopic Sentencesを確認し,2週目には内容理解を深めるための英語の質問による英語での回答練習,語彙問題を解く。そのため,1週目の予習はpassageを辞書を使わず読むこと,2週目の予習はわからない語彙を辞書で調べてくること

5.教科書Paul Maclntyre and David Bohlke ed. Reading Explorer. 2nd ed., Heinle CengageLearning, 2015.

6.参考書授業時に提示する。

7.成績評価の方法定期試験60% 平常点20% プレゼンテーション 10% 授業点10%

8.その他特になし。

English Skills BⅡ(中級)

1単位 小 倉 美 加1年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では,社会の様々な時事について英語で読み,英語で内容をまとめたり,簡単な意見を書けるようになることを目標とします。教科書で扱われたのと関連ある記事を見つけ読み,賛成側・反対側の意見に結びつくものか考えてもらいます。Mini-Debateでは,実際に自分でも賛否どちらかの意見を選び根拠を説明するスピーチをしたり,クラスメートの意見に質問や反論をしてもらいます。

2.授業内容Week 1: Chapter 8 (Spouse Hunting)Week 2: Chapter 9 (Space Exploration)Week 3: Mini-Debate 1Week 4: Chapter 10 (Becoming a World Heritage Site)Week 5: Chapter 11 (Driverless Cars)Week 6: Mini-Debate 2Week 7: <Test 1>Week 8: Chapter 12 (The Lay-Judge System in Japan)Week 9: Chapter 13 (Artificial Intelligence)Week10: Mini-Debate 3Week11: Chapter 14 (Life-prolonging Treatment)Week12: Chapter 15 (Trusting Statistics)Week13: Mini-Debate 4Week14: <Test 2>

3.履修上の注意英英辞書を必ず毎週授業に持ってきてください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容教科書の翌週扱う章を予習してきてください。その章のテーマに沿った雑誌記事を選びダイアグラムにまとめて持ってきてもらいます。記事及びダイアグラムがないと授業内のアクティビティに有意義な参加ができません。必ず一週間に一つ記事を読む課題をこなしましょう。

5.教科書Jewel Mark. Taking Sides: Opinions For and Against. 朝日出版社.

(本体1,800円+税)

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法Test (1) 25%Test (2) 25%Homework Assignment 10%In-Class Participation 40%

欠席が3回を越える場合(3欠席1遅刻含む)は評価の対象外とします。病欠,公欠などやむを得ない事情がある場合はそれを証明できるものを持参してください。15分以上の遅刻2回は1回分の欠席として扱います。また,毎週課題のダイアグラムを提出して貰い,宿題点として加算します。

8.その他

English Skills BⅡ(中級)

1単位 鈴 木 雅 子1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M 科目ナンバー:(IC)LAN111M

119-170_2020情コミ授業概要.indd 144 2020/03/08 15:48:55

Page 147: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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外国語科目群

英 語

1.授業の概要・到達目標The same as the spring term, the purpose of this autumn one is to enhance your ability to read and listen to familiar/social issues, and also to speak and write about personal opinions in English.Objectives to be achieved:1. To be able to understand problems we face in English.2. To be able to express personal opinions in English.3. To enhance overall English proficiency.

2.授業内容1.Unit 7: Volunteering (Reading)2.Unit 7: Volunteering (Listening and Discussion)3.Unit 8: Health and Nature (Reading)4.Unit 9: Extreme Sports (Listening and Discussion)5.Unit 10: Free Education (Reading)6.Unit 10: Free Education (Listening and Discussion)7.Unit 11: Multiple Intelligences (Reading)8.Unit 12: Gender Roles (Reading)9.Unit 12: Gender Roles (Listening and Discussion)10.Unit 13: Dating (Reading)11.Unit 14: Parenting (Listening and Discussion)12.Unit 15: Natural Disasters (Reading)13.Unit 15: Natural Disasters (Listening and Discussion)14.a: Examination  b: Review

3.履修上の注意Students are supposed to actively participate in classroom activities and discussions.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students are supposed to prepare for each class, quiz and assignment.

5.教科書Jun Liu, et al., Communication Strategies 3, Cengage Learning, 2008.

6.参考書None.

7.成績評価の方法Contribution to the class: 20%Quiz: 20%Assignment: 20% Exam: 40%

8.その他

English Skills BⅡ(中級)

1単位 鈴 木   幸1年次

1.授業の概要・到達目標英語コミュニケーション能力を高めることを目的とします。英語で考え,表現する訓練をします。総合教材Global Links 1(CD付)では,仕事で使えるビジネス英語表現を学びます。パソコンでビジネス通信文や英語プレゼンテーションを用意する演習をします。併用ビデオ教材Adventure Abroad(DVD付)では,海外旅行で困らない英語語彙と英語運用能力の養成のために,語彙のアクセントや正確な発音も重視します。そのために,ペアやグループで頻繁にコミュニケーション練習を行います。この他に音楽Video Clipや海外TV番組抜粋も視聴し海外の文化に親しみます。

2.授業内容1.夏休みについて発表 Global Links Unit 8 Meeting Adventure Abroad Unit 7 Walk2.Global Links Unit 8 Meeting Adventure Abroad Unit 7 Oxford3.Global Links Unit 9 Business travel Adventure Abroad Unit 8 Shopping4.Global Links Unit 9 Business travel Adventure Abroad Unit 8 London5.Global Links Unit 10 Socializing Adventure Abroad Unit 9 Where's my passport6.Global Links Unit 10 Socializing Adventure Abroad Unit 9 Vancouver7.Global Links Unit 11 Culture Adventure Abroad Unit 10 It hurts8.Global Links Unit 11 Culture Adventure Abroad Unit 10 Sydney9.Global Links Unit 12 Workplace Adventure Abroad Unit 11 Trip10.Global Links Unit 13 Workplace Adventure Abroad Unit 11 Brisbane11.Global Links Unit 13 Executive advice Adventure Abroad Unit 12 Street smart12.Global Links Unit 14 Executive advice Adventure Abroad Unit 12 Las Vegas13.Review  Writing Test14.Exam and review

3.履修上の注意*教科書を忘れると,授業内容を見れず,学習内容がわからなくなります。 忘れた場合は,隣や近くの人に頼んで,一緒に見せてもらって下さい。(見せてもらう人にも迷惑をかけますが) 前日,寝る前に鞄にいれて,忘れないように心がけましょう。* 電車の遅延など遅れて入室し,黙って着席した場合,教員が気づかず出席簿の欠

席とつけられた記録のままです。 欠席を遅刻に訂正するためには,入室直後に,自己の番号および氏名を教員の所に行き申しでる事。*出席は着席しているだけでなく居眠りや他の事をせず授業活動を行っているか考慮。 私語が多い者は授業の妨害になるので退出してもらう事もあります。* 授業活動以外の事をパソコンや携帯でやっていたり,おしゃべりをしていると,

説明や答えを聞き逃します。 その時一度しか習わない内容を聞き逃し,分からなくなったり,課題が終わらなくなったり,試験問題に出ても思い出せなかったりします。 授業活動だけに集中し,その時々の内容を完璧にこなすように心がけて下さい。* 休んだりして聞き逃した内容や,課題については,出席していた人に個人的に尋

ねてください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容*その週の授業内容の復習と,翌週の予習をして下さい。* その時に,教科書に表記されてないけど,使用されている語彙や表現は,教科書付

属のCD,DVDで確認し,書き出し,スペルや意味を辞書で見るなどしてみて下さい。*CD,DVDは週一回以上視聴してみて下さい。* CDには収録されてなかったり,プリントの解説など,授業中でしか取り扱われな

い語彙や内容もあります。

5.教科書1)Global Links 1(CD付) Keith Adamas&Rafal Duvale Pearson Education2)Aventure Abroad(DVD付) Dale Fuller & Kevin Cleary McMillan

6.参考書英日/日英辞書 Weblio online dictionary英文:朝日出版SENTENCE(CD-Rom)オンライン辞書:英英辞書:Longman Essential Activator,発音:Merriam-Webster Online Dictionary

7.成績評価の方法平常点50%(出席状況,遅刻の有無,教科書持参,学習態度,応答)と課題(毎週作成する英語文書:1枚1点)学習態度:私語,居眠りの有無,積極的な授業参加期末試験50%(口頭と筆記)から総合的に判定します。

8.その他プリント教材も配ります。秋学期は将来の就職活動に活用できる英文履歴書の作成も行います。授業で作成した文書保存用に記憶媒体USBを持参して下さい。

English Skills BⅡ(中級)

1単位 萩 野 博 子1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M 科目ナンバー:(IC)LAN111M

119-170_2020情コミ授業概要.indd 145 2020/03/08 15:48:55

Page 148: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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1 授業の概要・到達目標 英文の大意を早く把握する練習をすることを目的とする。 テキストを精読するが,受講生はあらかじめパラグラフごとのトピックとなるセンテンスを発見し,大意を発表できるよう準備しておく。 以上の練習を通じて,英文エッセイの基本的な構成に慣れていき,読解に必要な考え方を身につけることを目標とする。最終的には,テーマに対する自分なりの意見を持ち,発表することも目標とする。そのため会話文に慣れるよう適宜リスニングの練習も行う。

2.授業内容授業では,現代社会の問題に関するテキストを使います。教室では,教材の内容を正確に把握できているか確認しつつ,グループワークや講師との対話などを通して,内容に対する理解を深めます。英文構造の確認は必要に応じて行います。最終的には,それぞれの意見を発表してもらう予定です。どんな意見を述べるのも自由ですが,ただし分析や議論の根拠も必要です。そのためにも日頃から新聞やテレビ,インターネットで情報や資料を収集するようにします。また,テキストだけでなく,その他の資料を見て,批判的に分析し,考え,意見を持つ訓練もしたいと考えています。第1週:イントロダクション第2週:テキストunit 9第3週:テキストunit 10第4週:発表(1)第5週:テキストunit 11第6週:テキストunit 12第7週:発表(2)第8週:テキストunit 13第9週:テキストunit 14第10週:発表(3)第11週:テキストunit 15第12週:テキストunit 16第13週:発表(4)第14週:学期まとめ

3.履修上の注意最初はどんな素朴な意見でもかまいません。積極的に発言する努力を評価します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎週,予習をチェックし,単語の小テストを行います。常習的に予習をしてこない者は出席を認めないことがあります。

5.教科書「知の探究World of Wonders」(成美堂)内容に関連して,適宜プリントを配布する。

6.参考書開講時に指示する。

7.成績評価の方法試験25%,レポート25%,授業の予習および参加態度50%

8.その他

English Skills BⅡ(中級)

1単位 宮 本 正 治1年次

1.授業の概要・到達目標In this course, students will practice reading, listening and discussing on policies and values. We will cover later 5 chapters of "Justice" by Michael J. Sandel. Students will continue to learn usage of dictionary when they read. Bringing familiar and comparative examples from current social issues, the course aims to let students have stimulating discussion with peers. At the end of the term, students will be able to make their standpoint clear on complex issues.

2.授業内容Week 1: Chapter 6 (pp.140-153)Week 2: Chapter 6 (pp.153-166)Week 3: Chapter 7 (pp.167-174)Week 4: Chapter 7 (pp.175-183)Week 6: Chapter 8 (pp.184-195)Week 7: Chapter 8 (pp.195-207)Week 8: <Test 1> & ReviewWeek 9: Chapter 9 (pp.208-219)Week10: Chapter 9 (pp.220-232)Week11: Chapter 9 (pp. 233-243)Week12: Chapter 10 (pp.244-260)Week13: Chapter10 (pp.260-269)Week14: <Test 2> & Review

3.履修上の注意Please bring an English-English dictionary with you every week.Three absences maximum. Coming late twice counts as an absence.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Please read up on the assigned part of the textbook in advance every week.

5.教科書Michael Sandel. Justice: What's the Right Thing to Do?. Farrar, Straus and Giroux: NY. 2009. (ISBN 978-0-374-53250-5)

6.参考書None.

7.成績評価の方法Test(1) 25%Test(2) 25%In-Class Participation 50%

Maximum three absences. A student who misses more than three classes cannot be graded. Coming late for more than 15 minutes will count as a half absence.

8.その他

English Skills BⅡ(上級)

1単位 鈴 木 雅 子1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M 科目ナンバー:(IC)LAN111M

119-170_2020情コミ授業概要.indd 146 2020/03/08 15:48:55

Page 149: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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外国語科目群

英 語

1 授業の概要・到達目標 The same as the spring term, the purpose of this autumn one is to enhance your ability to read and listen to social issues, and also to speak and write about personal opinions in English.Objectives to be achieved:1. To be able to understand social issues in English2. To be able to express personal opinions in English.3. To enhance overall English proficiency.

2.授業内容1.Unit 7: Medicine (reading)2.Unit 7: Medicine (listening & discussion)3.Unit 8: Phobias (reading)4.Unit 8: Phobias (listening & discussion)5.Unit 9: Life's Luxuries (reading)6.Unit 9: Life's Luxuries (listening & discussion)7.Unit 10: Good Service (reading)8.Unit 10: Good Service (listening & discussion)9.Unit 11: Fans (reading)10.Unit 11: Fans (listening & discussion)11.Unit 12: Strange Weather (reading)12.Unit 12: Strange Weather (listening & discussion)13.Unit 13: Getting Older (reading)14.a: Examination  b: Review

3.履修上の注意Students are supposed to actively participate in classroom activities and discussions.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students are supposed to prepare for each class, quiz and assignment.

5.教科書Jun Liu and Kathryn Harper, Communication Strategies 4, Cengage Learning, 2008.

6.参考書None.

7.成績評価の方法Contribution to the class: 20%Quiz: 20%Assignment: 20%Exam: 40%

8.その他

English Skills BⅡ(上級)

1単位 鈴 木   幸1年次

1 授業の概要・到達目標This course is an English Skills course focusing mainly on the students’ reading and writing skills, though other skills such as speaking skills and vocabulary-learning skills will also be covered. The aim of the course will be to improve the students’ vocabulary knowledge in order to help them improve their reading and writing skills. Students will be expected to read and discuss various reading passages showing their understanding and opinion and to follow up by producing short written passages based on the topics they have read.

2.授業内容Week 1 Environment – Reading skills - GeographyWeek 2 Environment – Vocabulary skills – Topic VocabWeek 3 Environment – Writing skills – Topic sentencesWeek 4 Health – Reading skills – Keep FitWeek 5 Health – Vocabulary – Verb/Noun collocationWeek 6 Health – Writing – Supporting sentencesWeek 7 Discoveries – Reading skills - TechnologyWeek 8 Discoveries – Vocabulary - PrefixesWeek 9 Discoveries – Writing – EditingWeek 10 The Brain – Reading skills – Mind ControlWeek 11 The Brain – Vocabulary – Topic VocabWeek 12 The Brain – Writing Skills – Paragraph essayWeek 13 Introduction Paper 2Week 14 Final Draft Paper 2

3.履修上の注意Students in this class will be expected to attend all classes and contribute to group and pair work activities. The class will be held in English so students must be willing to try to express their ideas in English.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Review the previous class and prepare all homework assignments. ALso you will be expected to be able to use a PC.

5.教科書Unlock 3 Reading and Writing by Cambridge University Press

6.参考書A good English to Japanese dictionary

7.成績評価の方法Grades will be based on;Attendance 30%class participation 30%Course papers. 40%

8.その他

English Skills BⅡ(上級)

1単位 フーパー,ドナバンA.1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M 科目ナンバー:(IC)LAN111M

119-170_2020情コミ授業概要.indd 147 2020/03/08 15:48:55

Page 150: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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1.授業の概要・到達目標English Skills B-II (Advanced (SPICE))

Theme: To explore three topics in society, information and communication.

Goal: To read about and write about the topics in English using multiple skills.

Students select various topics of interest, read, discuss, and analyze passages on the topics, do relevant research, and present their thinking in essays and posters.

Note: Homework is required for most classes. Students who are not willing to do the work would do better in another class.

2.授業内容第1回: Review course; discuss summer reading; review poster

aspects; develop research topic第2回:Summer reading: make academic poster第3回:Summer reading: do peer comments on poster; revise poster第4回:Summer reading: present and discuss poster第5回:Multiple intelligences: read, analyze, and discuss passage第6回: Multiple intelligences: review essay elements; plagiarism;

develop essay topic; outline essay第7回:Multiple intelligences: research and write essay第8回: Multiple intelligences: peer comments on essay; revise and

finish essay topic第9回:Rites of passage: read, analyze, and discuss passage第10回:Rites of passage: develop essay topic; outline essay第11回:Rites of passage: research and write essay; complete draft 1第12回: Rites of passage: peer comments on essay draft 1; revise

and finish essay; presentation skills第13回:Rites of passage: presentation 第14回: Review course, complete review worksheet; course

evaluation

3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容Homework is required for most classes. Students who are not willing to do the work would do better in another class.

5.教科書Society, Information, and Communication. By Thomas Hardy. 2018. 60 pages. (Available on-line at Oh-o!Meiji.)

6.参考書Bring a dictionary and a computer (laptop, tablet, or smart-phone) to class.

7.成績評価の方法Peer comments (10 x 3); poster & essay (20 x 3); participation (10)

8.その他

English Skills BⅡ(SPICE)

1単位 ハーディ,トマス S.1年次

1.授業の概要・到達目標In this course students will be given the opportunity to improve their ability to communicate in everyday, real-life situations from friendly encounters, travel to business meeting and appointments. Classes involve pair and group work, listening and question exercises with the goal or formulating strategies for better understanding of everyday expressions, learning to form better questions, creating natural responses as well as developing better topics for conversation, introductions and explanations.

2.授業内容1 Course introduction, personal introductions, goals, skills2 Descriptions with worksheet3 Descriptive vocabulary comparison exercise4 Context and Clues Exercise and discussion with vocabulary5 Personal Image quiz; Discussion6 Description review and vocabulary test7 Job vs Profession vocabulary worksheet and discussion8  Activity, Job, People and Place APPROXIMATION exercise and

vocabulary9  Listening and dictation recorded and class participation exercise

and discussion10 Review and test of covered materials11  Listening exercise with worksheet plus Strategies for Inventing

(forgotten Vocal.) exercise12  CONTINUE— list the meaning of vocabulary with partner’s

guessing the words. (Open list)13 Review of materials covered with discussion and questions14 Quiz over materials covered in Part A

3.履修上の注意The goal of this course is for students to improve and develop reading, discussion and vocabulary skills through exercises, discussion, group/pair work and the use of the text topics which are divided into three sections: education, travel and culture and health & environment.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students will need to have a working knowledge of English, should be prepared to listen, read, make questions and speak in class. Assignments and in-class exercises are usually done in small groups of two or three in order to promote discussion in English. Materials will be provided by the instructor. Class activities will be reviewed aprox. every two to three weeks by the instructor. Some presentations will be required. There will also be test on material covered.

5.教科書All materials will be provided by the instructor. STUDENTS WILL NEED A GOOD ENGLISH DICTIONARY along with something to write with.

6.参考書STUDENTS WILL NEED A GOOD ENGLISH DICTIONARY

7.成績評価の方法Students are graded on their participation, enthusiasm, attendance competence in completing assignments (50%) along with test and quizzes (50%).

8.その他

English Skills BⅡ(駿河台開講)

1単位 ガードナー,ステファン モレル1年次

科目ナンバー:(IC)LAN111M 科目ナンバー:(IC)LAN111M

119-170_2020情コミ授業概要.indd 148 2020/03/08 15:48:55

Page 151: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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外国語科目群

英 語

1.授業の概要・到達目標The aim of this course is to teach students the basic skills to be able to both discuss and debate topics in English, and to be able to plan organize and deliver short presentations about some of those topics. The first semester will focus on the language and skills needed to create and present good presentations in English, and the second semester will focus on the language and skills needed to discuss and debate in English.

In the first semester, students will be taught critical thinking skills and will work in groups to research, consider and discuss a range of topics. The language and skills needed to give presentations will be taught throughout the course. At the end of each topic, students will give a short presentation. All of these presentations will be graded.

2.授業内容This schedule and its content are subject to change.Week 1. Course introduction & explanationWeek 2. Topic 1  Introduction to topic 1 and warm-up questionsWeek 3. Topic 1  Explanation of what makes a good presentationWeek 4. Topic 1  Presentation 1Week 5. Topic 2  Introduction to topic 2 and warm-up questionsWeek 6. Topic 2  Explanation of how to plan a presentationWeek 7. Topic 2  Presentation 2Week 8. Topic 3  Introduction to topic 3 and warm-up questionsWeek 9. Topic 3  Explanation of the physical messageWeek 10. Topic 3  Presentation 3Week 11. Topic 4  Introduction to topic 4 and warm-up questionsWeek 12. Topic 4  Explanation of the story messageWeek 13. Topic 4  Explanation of visual messageWeek 14. Topic 4  Final presentation

3.履修上の注意Students should attend class regularly and make an effort to speak in English at all times. Proper participation in all group and pair work activities is essential. The effort that each student makes is the most important factor in this class.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Regular homework and reviews will be given.

5.教科書No textbook; all materials will be provided by the teacher.

6.参考書

7.成績評価の方法Continuous assessment consisting of: Classroom attendance and participation (40%), Presentations and discussions(40%), Homework and quizzes (20%), There is an absence limit of 30% of classes and a lateness limit of 20 minutes.

8.その他

Speech & DebateⅠ

1単位 アイルランド ガーリー ヴィンセント1年次

1.授業の概要・到達目標This is a dynamic, learner centred class. The students will be comprehensively the centre of the learning process through highly communicative lessons. There are several goals to this class:

To build the students’ vocabulary.To enhance the students’ speaking and debating skills on a variety of world issues.To enable the students to express their opinions in an effective writing style.To understand and critically appreciate reading and listening on a wide variety of topics.To be able to source information to further arguments and debates.To use the internet for conversational activities.

At the end of the course, the students should be able to more effectively engage in sophisticated debates and discussions on several topics of global interest and they will become more international in their outlook and understanding.

2.授業内容授業計画第1回:Introduction to the class of studies and getting to know each other.第2回:Rules both in the context of society and a class structure.第3回: Discussions and debates in the context of what it means to

improve English ability.第4回:Examination of the process of making effective speeches.第5回:What do we learn from famous highly skilled people?第6回:Comparisons of effective learners and effective teachers.第7回:The use of the media for studying a second language.第8回: Examination of a case study regarding a sophisticated learner of

Japanese.第9回:An introduction to the concept of Japanese work ethics.第10回:Discussion and debates on future employment plans.第11回: Introduction into what it is that Japanese companies look for in an

employee.第12回:Case study of a worker employed by a large Japanese corporation.第13回:Aspects of Japanese company culture: Do as you’re told. 第14回: Final summations and assessments of students work during the

semester.定期試験: Oral examination of the students on the variety of topics

discussed over the course of the semester.

3.履修上の注意It is not hard to get a good grade for this class if you keep perfect attendance and always attend the classes on time. To get the top grade requires your best efforts. But if you really try hard, you can do it. Try not to miss any lessons, if you do, you should check with a friend as to what you missed. Most lessons contain points that go towards your grade, which is why you should not miss any lessons.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students need to review past week's lectures and make sure that they finish any homework set.

5.教科書“Welcome to the class: Learner strategies and studying English” – handout produced by Roger Huw Jones. “Japanese Work Ethics.” – handout produced by Roger Huw Jones.

6.参考書“Conversation Questions for the ESL/EFL Classroom”http://iteslj.org/questions/

“6 Tips to help ESL Students Give Killer Presentations.”http://busyteacher.org/15526-how-to-give-killer-oral-presentations-6-tips.html

7.成績評価の方法Class work, homework, vocabulary tests and speeches = 100 points x 25%Written Listening Logs = 100 x 25%End of term assessments = 100 x 25%Participation and effort = 100 x 25%

8.その他Please remember to bring a good dictionary to every lesson. Do not forget to bring your handouts to all the lessons. The class motto is: Always try your best and never give up!

Speech & DebateⅠ

1単位 ジョーンズ, ロジャー H.1年次

科目ナンバー:(IC)LAN211M 科目ナンバー:(IC)LAN211M

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1.授業の概要・到達目標In this course, students are to make a short presentation every week.Topics and skills to learn each week will be given based on the latest social issues. In the first half of this course, we mainly learn about speech style and basic structure for public speech. In the second half, students will practice more argumentative speeches. By the last phase of the course, students will be ready to enjoy debates on public policies. Careful listening, audience adaptation and clarification of the aim of each speech make it possible to express your ideas appropriately. We will practice verbal activities integrating listening, writing and speaking skills at a time on various topics.The course aims to let students build confidence in making 5 minute long speeches with clear logic and sufficient eye-contact.

2.授業内容Week 1: Warm Up (Taking A Side)Week 2: ReasoningWeek 3: EvidenceWeek 4: SplitWeek 5: Ethical CauseWeek 6: Pragmatic AnalysisWeek 7: Mid-Term PresentationWeek 8: RebuttalWeek 9: Practice Debate 1 (Rebuttal)Week10: Comparison & SummaryWeek11: Practice Debate 2 (Summary)Week12: Final Presentation (Preparation)Week13: Final Presentation 1 (Prepared Debate)Week14: Final Presentation 2 (Impromptu Debate)

3.履修上の注意Please bring an English-English dictionary with you every week.Maximum three absences are allowed and coming late twice counts as an absence.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Please work on worksheets distributed in class and come prepared to make speeches.

5.教科書Hideaki Motegi et al. 2008. Debating the Issues. Tokyo: Macmillan Language House (ISBN 978-4-89585-408-5)

6.参考書Michael Hood. Dynamic Presentations. Kinseido: Tokyo. 2016. (ISBN 978-4-7647-4029-7)

7.成績評価の方法Presentation(1) 20%Presentation(2) 20%Presentation(3) 20%In-Class Performance & Participation 30%Homework Assignments 10%

Maximum three absences. A student who misses more than three classes cannot be graded. Coming late for more than 15 minutes will count as a half absence.

8.その他Let’s enjoy exchanging ideas with others.

Speech & DebateⅠ

1単位 鈴 木 雅 子1年次

1.授業の概要・到達目標The aim of this class is for students to become effective at making speeches and debating issues. Critical thinking will be an mportantpart of this class. Students will develop the necessary skills and understanding to express and defend their opinions. The course will focus on the different aspects of effective presentations and speech making. Students will write their own individual presentations and present them before the class.

2.授業内容Week1: IntroductionWeek2: Non-Verbal CommunicativeWeek3: Brainstorming/OutliningWeek4: Self- Introduction SpeechWeek5: I was surprised to learn PresentationWeek6: Delivering Persuasive speechWeek7: This is what I believe.Week8: What would you do?Week9: It was an incredible lifeWeek10: Types of OpinionsWeek11: Types of SupportsWeek12: This is what we discoveredWeek13: What do you think?Week14: Speech Test

3.履修上の注意Be prepared and open to exchanges your opinions, comments and questions.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Review the previous class notes.

5.教科書None.

6.参考書Dictionary

7.成績評価の方法 Homework assignments 50% Participation 30% Speech Test 20%

8.その他

Speech & DebateⅠ

1単位 ミーハン ケヴィン P.1年次

科目ナンバー:(IC)LAN211M 科目ナンバー:(IC)LAN211M

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外国語科目群

英 語

1.授業の概要・到達目標This is a dynamic, learner centred class. The students will be comprehensively the centre of the learning process through highly communicative lessons. There are several goals to this class:

To build the students’ vocabulary.To enhance the students’ speaking and debating skills on a variety of world issues.To enable the students to express their opinions in an effective writing style.To understand and critically appreciate reading and listening on a wide variety of topics.To be able to source information to further arguments and debates.To use the internet for conversational activities.

At the end of the course, the students should be able to more effectively engage in sophisticated debates and discussions on several topics of global interest and they will become more international in their outlook and understanding.

2.授業内容授業計画第1回:Introduction to the class of studies and learner strategy discussion. 第2回:The mass media - introductory discussions and readings.第3回:Discussion of novels read and the benefits of reading.第4回:Television in everyday life. Do we watch too much TV?第5回: The pros and cons of the mass delivery of information through

television.第6回:Comparative analysis of competing forms of mass media.第7回:Other mass media distractions in life and how they affect people.第8回:Comparison between British television and television in Japan.第9回:The development of the vast array of social media.第10回:Modern forms of mass media and their usage.第11回:Cell phones development and their pros and cons.第12回:Streaming TV; the death of television?第13回:The use of computers and other multi-media platforms. 第14回: Final summations and assessments of students work during the

semester.定期試験: Oral examination of the students on the variety of topics

discussed over the course of the semester.

3.履修上の注意It is not hard to get a good grade for this class if you keep perfect attendance and always attend the classes on time. To get the top grade requires your best efforts. But if you really try hard, you can do it. Try not to miss any lessons, if you do, you should check with a friend as to what you missed. Most lessons contain points that go towards your grade, which is why you should not miss any lessons.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students need to review previous lessons and make sure to complete any homework set.

5.教科書“The Mass Media.” Handout produced by Roger Huw Jones.

6.参考書“How to give the best speech or presentation in English.” https://www.engvid.com/how-to-give-the-best-speech-or-presentation-in-english/

“ESL discussions.” https://esldiscussions.com

7.成績評価の方法Participation and effort in speaking, written and listening assignments = 20%Class and homework assignments = 30%Written speeches = 20%Final oral assessments = 30%

8.その他Please remember to bring a good dictionary to every lesson. Do not forget to bring your handouts to all the lessons. The class motto is: Discuss in English, English and more English!

Speech&DebateⅡ

1単位 ジョーンズ, ロジャー H.1年次

1.授業の概要・到達目標The aim of this course is to teach students the basic skills to be able to both discuss and debate topics in English, and to be able to plan organize and deliver short presentations about some of those topics. The first semester will focus on the language and skills needed to create and present good presentations in English, and the second semester will focus on the language and skills needed to discuss and debate in English.

In the second semester, students will be taught critical thinking skills and will work in groups to research, consider and discuss a range of topics. The language and skills needed to prepare for and take part in discussion and debate will be taught throughout the course. At the end of each topic, students will take part in a short discussion or debate. All of these presentations will be graded.

2.授業内容This schedule and its content are subject to change.Week 1.Course introduction & explanationWeek 2.Topic 1 Introduction to topic 1 and warm-up questionsWeek 3. Topic 1 Explanation of how to ask for and give opinions in

EnglishWeek 4.Topic 1 Discussion 1Week 5.Topic 2 Introduction to topic 2 and warm-up questionsWeek 6. Topic 2 Explanation of how to agree and disagree in

EnglishWeek 7.Topic 2 Discussion 2Week 8.Topic 3 Introduction to topic 3 and warm-up questionsWeek 9. Topic 3 Explanation of how to support reasons with

evidenceWeek 10.Topic 3 Discussion 3Week 11.Topic 4 Introduction to topic 4 and warm-up questionsWeek 12.Topic 4 Explanation of how to challenge reasonsWeek 13.Topic 4 Preparation for final debateWeek 14.Topic 4 Final debate

3.履修上の注意Students should attend class regularly and make an effort to speak in only English in class. Proper participation in all group and pair work activities is essential. The effort that each student makes is the most important factor in this class.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Regular homework and reviews will be given.

5.教科書No textbook; all materials will be provided by the teacher.

6.参考書

7.成績評価の方法Continuous assessment consisting of: Classroom attendance and participation (40%), Discussions/debates/presentations(40%), Homework and quizzes (20%), There is an absence limit of 30% of classes and a lateness limit of 20 minutes.

8.その他

Speech & DebateⅡ

1単位 アイルランド ガーリー ヴィンセント1年次

科目ナンバー:(IC)LAN211M 科目ナンバー:(IC)LAN211M

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1.授業の概要・到達目標In this course, we mainly learn about interactive and argumentative speech and debate. In the first half of the course, we focus on building a case with grounds and appropriate structure for more complex arguments. In the second half of the course, we will learn how to critically evaluate speeches and cross-check the presented ideas.At the end of the term, we aim to have quality debates with in-depth analysis. Careful listening, audience adaptation and clarification of aims of each speech make it possible to express your ideas appropriately. We will practice verbal activities integrating listening, writing and speaking skills at a time on various topics.The course goal is to let students gain confidence in promptly rebutting and defending speeches.

2.授業内容Week 1: Constructive Speech Week 2; VisualizationWeek 3: Ethics & VirtueWeek 4: PrinciplesWeek 5: Measuring Cost & BenefitWeek 6: Causes & ConsequencesWeek 7: Mid-Term PresentationWeek 8: Rebuttal With SuperiorityWeek 9: Practice Debate 1 (Superiority)Week10: Narrowing Down To A Few Clash Points (Summary)Week11: Practice Debate 2 (Clash Points)Week12: Final Debate PreparationWeek13: Final Debate 1 (Prepared)Week14: Final Debate 2 (Impromptu)

3.履修上の注意Please bring an English-English dictionary with you every week.Maximum three absences are allowed and coming late twice counts as an absence.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Please work on worksheets distributed in class and come prepared to make speeches.

5.教科書Hideaki Motegi et al. 2008. Debating the Issues. Tokyo: Macmillan Language House (ISBN 978-4-89585-408-5)

6.参考書Michael Hood. Dynamic Presentation. Kinseido: Tokyo. 2016. (ISBN 978-4-7647-4029-7)

7.成績評価の方法Presentation(1) 20%Presentation(2) 20%Presentation(3) 20%In-Class Performance & Participation 30%Homework Assignments 10%

Maximum three absences. A student who misses more than three classes cannot be graded. Coming late for more than 15 minutes will count as a half absence.

8.その他Let's enjoy exchanging ideas with others!

Speech & DebateⅡ

1単位 鈴 木 雅 子1年次

1.授業の概要・到達目標The aim of this class is for students to become effective at making speeches and debating issues. Critical thinking will be an important part of this class. Students will develop the necessary skills and understanding to express and defend their opinions. The course will focus on the different aspects of effective presentations and speech making. Students will write their own individual presentations and present them before the class and debates.

2.授業内容Week1: Minimum WageWeek2: Judge or JuryWeek3:: Surrogate MothersWeek4: Organ transplantWeek5: EducationWeek6 : DebateWeek7: Death PenaltyWeek8: National serviceWeek9: DebateWeek10: US Military BasesWeek11: Article 9Week12: Yasukuni shrineWeek13: Nuclear energyWeek14: Debate test

3.履修上の注意Be prepared and open to exchanges your opinions, comments and questions.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Review the previous class notes.

5.教科書None.

6.参考書Dictionary

7.成績評価の方法 Homework assignments 50% Participation 30% Debate Test 20%

8.その他

Speech & DebateⅡ

1単位 ミーハン ケヴィン P.1年次

科目ナンバー:(IC)LAN211M 科目ナンバー:(IC)LAN211M

119-170_2020情コミ授業概要.indd 152 2020/03/08 15:48:55

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外国語科目群

英 語

1.授業の概要・到達目標This course is designed for intermediate students to help improve their English reading and writing ability while raising concerns over societal issues. Classes are organized based on the designated textbook covering ongoing themes that students can relate their interests to. By taking this course, students will have a good grasp of necessary academic skills through a series of practices to develop a well-equipped, critical observation/ analysis: clarifying one's own position toward an issue and demonstrating it with logical reasoning. Since this course addresses the importance of both reading comprehension and communication strategies, students are strongly encouraged to share what to be discussed with others.

2.授業内容Week 1 Course introductionWeek 2 Where in the world…?Week 3 Newspaper articlesWeek 4 Modern technologyWeek 5 Conference and visitsWeek 6 Science and our worldWeek 7 People: past and presentWeek 8 Orientation for presentationWeek 9 The world of ITWeek 10 Travel and tourismWeek 11 Group presentation (1)Week 12 Group presentation (2)Week 13 Group presentation (3)Week 14 Wrap-up session

3.履修上の注意There are going to be various pair/group exercises and individual assignments. Active classroom participation is highly desirable.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students are required to well prepare for their assignment before each class. Besides, they are responsible for initiating arrangements to make up missed work.

5.教科書Philpot, Sarah, Headway Academic Skills: Reading, Writing, and Study Skills Level 2, Oxford University Press, UK.

6.参考書Students must bring an English dictionary to each class. Photocopies are to be provided if necessary.

7.成績評価の方法Attendance & Participation: 50%Homework: 30%Presentation: 20%

Absences from class should not exceed one-third of the course (resulting in the grade "Failure" automatically).

8.その他Please note that variations in class size, university scheduling, etc., may lead to changes of some or all of what described in this syllabus.

Critical Reading(中級)

1単位 髙 橋 華生子2年次

1.授業の概要・到達目標 英語の応用技能,特にリーディングにつき,応用力をつけかつ実践的な訓練をする。リーディングの基本となる語・句の基本的仕組みを土台にし,様々な読解演習や英文要約,速読練習などを通して英文構成の全体的知識を身につける。英語の文・文章の構成に習熟し,各種英文への対応能力の応用力を養う。アメリカについてだけでなく国際的な問題やその他の地域文化について考え,英語で意見を書いたり議論する訓練も行ないたい。イギリス英語の資料も講読する。

2.授業内容*講義内容は必要に応じて変更することがある。リーディングにおける応用的な技術の習得の為,語・句・文の構成法についての基礎的理解,文間の意味関係の原則,さらなるキーワードの理解,各キーワード間の文全体での関係の把握,文中の抑揚・リズムの仕組みの基本的理解と自然な音読等を目標として学習する。さらに,そうした技術を取り入れながらリーディングについての総合的な理解を深める読解練習を行う。読解の為の文法の理解や,パラグラフ構成の理解の為,例えばトピックから展開・収束・結論への文章の流れをつかむ等の練習を行う。キーワードによる推論・予測の練習,読解後のリスニングによる文章の流れを理解する為の練習,英文の速読等もプランや必要に応じて加える。英語による議論の訓練を行なう。第1回 この授業の説明第2回 Unit 1 Art; Lesson 1 Navajo Sand Painting第3回 Lesson 1の続き第4回 Lesson 2: Ceramics第5回 Lesson 2の続き第6回 Lesson 3: Cave Paintings第7回 Lesson 4 Graffiti第8回 Discussion and debating practice about Unit 1第9回 Unit 3 Places; Lesson 1 Hawaii第10回 Lesson 2 Deserts第11回 Lesson 3 Antarctica第12回 Lesson 4 National Parks第13回 Discussion and debating practice about Unit 3第14回 aまとめ b学期末テスト

3.履修上の注意主に読んだ文章についての大意クイズ解答や英語要約,各章の感想文等の発表により評価される。課の速読練習などの予習をしてくること。特別な理由なく5回以上の欠席をすると定期試験の受験が出来なくなる場合がある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容それぞれのlessonは2週間で終える予定です。一週目はそのlessonのtopicに関する英語による質問3問,新しい語彙の説明,速読練習(エクササイズを使う),各段落のTopic Sentencesを確認し,二週目には内容理解を深めるための英語の質問による英語での回答練習,語彙問題を解く。そのため,一週目の予習はpassageを辞書を使わず読むこと,二週目は語彙問題を予め解いてくることとします。

5.教科書Reading & Vocabulary Development 4 : Concepts & Comments. Patricia Ackert & Linda Lee. 3rd ed. (Cengage Learning.2005)

6.参考書特になし

7.成績評価の方法定期試験60% 平常点20% 授業点20%評価の際に重視する点は英語の読解の応用力,基礎英文表現力,論理的思考力がついていること。

8.その他特になし

Critical Reading(中級)

1単位 小 倉 美 加2年次

科目ナンバー:(IC)LAN211M 科目ナンバー:(IC)LAN211M

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1.授業の概要・到達目標授業の概要Critical Reading is designed for students reading at or near college level. Primary purposes of this course are1.to examine the relationship of critical reading and critical thinking and2.to enhance the student’s ability to think and read critically, applying critical analysis and logical reasoning.

到達目標Students will be able to read analytically and think critically at a high level and demonstrate the ability to transfer critical thinking skills to the interpretation and analysis of ideas encountered in academic reading. Emphasis will be placed on the development and application of reading skills in the interpretation, analysis, criticism, and advocacy of ideas encountered in academic reading. Students will demonstrate their ability to collect, organize and evaluate relevant evidence necessary to make decisions, solve problems and/or develop convincing, supported and well-founded conclusions on issues of current relevance.

2.授業内容(1)Introduction, Unit 1, Food and Health(2)Unit 1, 2 Our Bond with Animals(3)Unit 2, 3 History Detectives(4)Unit 3, Review(5)Unit 4, Traditions and Rituals(6)Unit 4, 5 Urban Underworlds(7)Unit 5, 6 Reef Encounters(8)Unit 6, Review(9)Unit 7, Sweet Scents(10)Unit 7, 8 Great Explorers(11)Unit 8, 9 Who We Are(12)Unit 9, 10 Global Warming(13)Unit 10, 11 Incredible Insects(14)Review and Examination

3.履修上の注意Comments upon the details about the textbook, attendance rule, evaluation and so on will be made at the first class of this semester. Attendance is mandatory, and students will be expected to attend every class and hopefully enjoy their own activities. Great joy is only earned by great exertion!Students will demonstrate the ability to apply critical reading and thinking skills in the analysis, evaluation and revision of arguments, opinions and claims (including their own). Development of advanced critical reading, logical reasoning/thinking, reflective judgment, and problem-solving skills in the successful student will lead to the ability to interpret, analyze, critically evaluate, and advocate ideas.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Attendance is mandatory, but that doesn't mean a passing grade. Your active participation will be needed.

5.教科書Reading EXPLORER 2 Second Edition (CENGAGE Learning)

6.参考書

7.成績評価の方法Attendance & active participation (50%), examination (20%), assignments (20%), presentation (10%) will be totally evaluated.

8.その他

Critical Reading(中級)

1単位 相 馬 美 明2年次

1.授業の概要・到達目標 クリティカル・リーディングとは,テキスト全体から書き手の意向などを理解した上で,自分の考えを基にテキストを評価する主体的な読解活動である。 授業ではさまざまなテーマを扱ったパッセージを読み,著者の意見を見つけ,それに対して自分の考えを入れながら,評価するリーディング力を高めることを目標とします。 授業前半では精読を行い,単語,文法,パラグラフ構成などについて理解を深め,後半では,エクササイズ,グループワークなどを行う。

2.授業内容授業では様々なテキストを読み,内容理解を確認し,そのテキストに対する評価をリアクションペーパーという形でしてもらいます。またグループになって内容をディスカッションしたり,発表することも行います。第1回 イントロダクション第2回 テキスト1第3回 テキスト2第4回 テキスト3第5回 テキスト4 小テスト第6回 テキスト5第7回 テキスト6第8回 テキスト7第9回 テキスト8 小テスト第10回 テキスト9第11回 テキスト10第12回 プレゼンテーション第13回 プレゼンテーション第14回 a考査 b解答と説明進度によって内容が変更することがあります。

3.履修上の注意単語力に不安がある学生は辞書を持参すること。グループワークやペアワークを行うので,積極的参加をしてください。欠席が学期全体の3分の1を越えると単位取得は出来なくなります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容分からない単語は調べて,パッセージの内容を理解してください。著者の意見を見つけ出し,それに対する自分の意見を理由や,エピソードなどを加えて言えるように訓練してください。

5.教科書教員よりプリントを配布します。

6.参考書特になし

7.成績評価の方法授業参加態度(リアクションペーパー内容含む)(50%)小テスト(10%)プレゼンテーション(15%)試験 (25%)

8.その他授業で使用するプリントは全て,ポートフォリオにアップロードします。欠席した際などはダウンロードして活用してください。

Critical Reading(中級)

1単位 近 山 和 広2年次

科目ナンバー:(IC)LAN211M 科目ナンバー:(IC)LAN211M

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外国語科目群

英 語

1.授業の概要・到達目標 title, headline, sub headline を手掛かりに,すばやくMain Idea と Supporting Idea を見つけることができるための訓練をします。key word, key phrase, context を利用して論理的な推論をたてながら読むことによりテキストを正確に解釈し,事実・一般的な意見・著者の個人的な意見を識別できる読解力を養います。また,テキストの目的は何か,テキストは目的を果たしているか,書かれている内容が事実に即しているか否か,著者の意見が個人的な見解に偏り過ぎていないか,著者の論に適切な根拠・確固たる証拠があるかという視点で読み,そのテキストに対する何らかの評価・判断を試みます。  単語力を強化し,より多くの英語表現を身につけることはもちろんですが,英文による記事を通して見識を広め,読んだ内容を自らのなかで租借し,をれを第三者に自分の言葉で伝えるとともに,意見を述べることができるようになることを最終目標とします。 また,時間がある時にはテキスト以外の新聞記事や雑誌記事を読む予定です。

2.授業内容教材として,幅広い分野を扱った記事を読み物に取り組む予定です。

(1))a. Introduction b. Current news(2)The World's Game--Scanning for Specific Information, Vocabulary Building: uni-

(3)What Makes an Olympic Champion?-- Classyfing Information, Vocabulary Building: -c / -atic

(4)What Is Beauty?--Using Examples to Support Claims, Vocabulary Building: How to use the word "uniform"

(5)Skin: The Body's Canvas--Determining the Main Idea of Paragraphs, Vocabulary Building: -alDangerous Journey--Guessing the Meaning of Unfamiliar Words, Vocabulary Building: -ive

(6)Tracking the Snow Leopard--Understanding Conditional Relationships, Vocabulary Building: How to use the word "conflict"

(7)Sacred Mountains--Being an Active Reader, Vocabulary Building: ex-

(8)Earthquake zones- -Understanding Cause and Effect Relationships, Vocaulary Building: Word Partnership with "schedule"

(9)The Perfect Beach--Summarizing a Writer's Point of View, Vocabulary Building: Word partnership with "rank"

(10)Land of Fire and Ice--Labeling Details on a Map, Vocabulary Building: Synonyms of "spectacular"

(11)The Nature of Risk--Recognizing Metaphors, Vocabulary Building: min-

(12)The Rewards of Failure--Understandin Trasitions, Vocabulary Building: Word Partnership with "reputation"

(13)Caffeine: The World's Favorite Drug--Understanding Pros and Cons, Vocabulary Building: Synonyms of "furthermore"

(14)a: まとめ b: 試験

3.履修上の注意クラスメイトのテキスト分析・評価を参考にすることも重要ですので,欠席しないように積極的に参加してください。事前に配布したプリントの問題は自宅で学習したうえで授業に臨んでください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容次回学習する記事の参考プリントは,事前に配布します。辞書で単語を調べ,プリントの問題に取り組むことによって内容を把握しておくようにしてください。また,記事に関する問題点・意見をまとめ,自分の言葉で内容を説明することができるようにしておいてください。

5.教科書『Reading Explorer 3』 2nd Edition (Cengage Learning) by Nancy Douglas ¥2,160

6.参考書・辞書・テキストを理解する手引きとしてプリントを配布します。

7.成績評価の方法平常点(小テスト,レポート)40% 中間試験30% 期末試験30%

8.その他受講者は,それぞれ毎日の生活のなかで興味のある記事を読むようこころがけてください。

Critical Reading(中級)

1単位 野 川 浩 美2年次

1.授業の概要・到達目標In this course students will have the opportunity to improve their English language proficiency by developing accurate and fluent communication, and improving grammar and vocabulary. We will focus on the 2 key areas of business communication: Reading materials accurately and and gather information to write effectively and concisely, and giving well organized and effective presentations. Upon successful completion of this course, students will be able to: • To convey language skills suitable to any situation critically. • To learn how to write critically.

2.授業内容1.Course Introduction2.CHAPTER 1: SUCCESS IN BUSINESS: READING 13.CHAPTER 1: SUCCESS IN BUSINESS: READING 14.CHAPTER 1: SUCCESS IN BUSINESS: READING 25.CHAPTER 1: SUCCESS IN BUSINESS: READING 26.CHAPTER 2: SUCCESS IN BUSINESS: READING 37.CHAPTER 2: SUCCESS IN BUSINESS: READING 38.CHAPTER 2: THE FUTURE OF WORK: READING 19.CHAPTER 2: THE FUTURE OF WORK: READING 110.CHAPTER 3: THE FUTURE OF WORK: READING 211.CHAPTER 3: THE FUTURE OF WORK: READING 212.CHAPTER 3: THE FUTURE OF WORK: READING 313.CHAPTER 3: FTHE FUTURE OF WORK: READING 314.Final Exam

3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容1. Reviewing what we do in class is the most important. Students have to review the unit, particularly on listening and vocabulary in order to accomplish well on the quiz done after each unit finished.2. Each unit offers the opportunities to think an issue critically. Students will be prepared to speak out for the issue before they come to the class followed by the instructions from the teacher.3. To convey language skills suitable to any situation critically. 4. To learn how to write critically.

5.教科書Reading Materials will be provided by the teacher.

6.参考書Reading Materials will be provided by the teacher.

7.成績評価の方法Quiz (6 Readings) 90% (15%each)Final Exam 10%

8.その他none

Critical Reading(中級)

1単位 根 津 明 広2年次

科目ナンバー:(IC)LAN211M 科目ナンバー:(IC)LAN211M

119-170_2020情コミ授業概要.indd 155 2020/03/08 15:48:55

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1.授業の概要・到達目標This course is designed for intermediate students to improve their English reading and expressing ability while raising concerns over societal issues. Classes are organized based on the designated textbook covering ongoing themes that students can relate their interests to. By taking this course, students will have a good grasp of necessary academic skills through a series of practices to develop a well-equipped, critical observation/ analysis: clarifying one's own position toward an issue and demonstrating it with logical reasoning. Since this course addresses the importance of both reading comprehension and communication strategies, students are strongly encouraged to share what to be discussed with others. Each of the reading topics will last for two class sessions. Students are required to present their own ideas in class. They are expected to become more knowledgeable on current international and local issues, and to express their own opinions with convincingly supportive ideas and examples.

2.授業内容Week 1: Name sheets Introduction. Course Explanation.

Week 2: Topic 1 Part 1 (Reading and Analysis with Critical Thinking, Discussion and Development of Opinions and Ideas)Week 3: Topic 1 Part 2 (Analysis, Writing, and Presentation)

Week 4: Topic 2 Part 1 (Reading and Analysis with Critical Thinking, Discussion and Development of Opinions and Ideas)Week 5: Topic 2 Part 2 (Analysis, Writing, and Presentation)

Week 6: Topic 3 Part 1 (Reading and Analysis with Critical Thinking, Discussion and Development of Opinions and Ideas)Week 7: Topic 3 Part 2 (Analysis, Writing, and Presentation)

Week 8: Presentation on one of the topics covered in class

Week 9: Topic 4 Part 1 (Reading and Analysis with Critical Thinking, Discussion and Development of Opinions and Ideas)Week 10: Topic 4 Part 2 (Analysis, Writing, and Presentation)

Week 11: Topic 5 Part 1 (Reading and Analysis with Critical Thinking, Discussion and Development of Opinions and Ideas)Week 12: Topic 5 Part 2 (Analysis, Writing, and Presentation)

Week 13: Topic 6 Part 1 (Reading and Analysis with Critical Thinking, Discussion and Development of Opinions and Ideas)Week 14: Topic 6 Part 2 (Analysis, Writing, and Presentation)

3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students are required to write and express in English what they learned in the previous lesson. They are also required to have their own opinion about the next topic in advance.

5.教科書None.

6.参考書None.

7.成績評価の方法Attendance & Participation: 50%Presentation: 25%Writing: 25%Absences from class should not exceed one-third of the course.

8.その他

Critical Reading(中級)

1単位 山 口 高 領2年次

1.授業の概要・到達目標 Critical Readingは大学レベルの読解力を持つ学生のために設置されています。 主な目的は,文章を批判的に読み,それを自分の考えに結びつけることです。そのためには,分析的に読み,論理的に考える必要があります。 授業では,読解のスキルを高め,応用する訓練をします。教材内容を解釈,分析,批判を行ったうえで,自分の考えを述べてもらいます。

2.授業内容授業では,現代社会の問題に関するテキストを使います。教室では,教材の内容を正確に把握できているか確認しつつ,グループワークや講師との対話などを通して,テキストに対する批判的な分析と議論を行います。受講者各自が積極的に自分の考えを述べることで,内容に対する理解を深め,自分の態度を確立していきます。最終的には,それぞれの意見を発表してもらう予定です。どんな意見を述べるのも自由ですが,ただし分析や議論の根拠も必要です。そのためにも日頃から新聞やテレビ,インターネットなどで情報や資料を収集するようにします。また,英語のテキストだけでなく,映画を見て,批判的に分析し,考え,意見を持つ訓練もしたいと考えています。第1週:イントロダクション第2週:テキストunit 1第3週:テキストunit 2第4週:意見発表(1)第5週:テキストunit 3第6週:テキストunit 4第7週:意見発表(2)第8週:テキストunit 5第9週:テキストunit 6第10週:意見発表(3)第11週:テキストunit 7第12週:テキストunit 8第13週:意見発表(4)第14週:学期まとめ講義および期末試験

3.履修上の注意最初はどんな素朴な意見でもかまいません。積極的に発言する努力を評価したいと思います。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎週,予習チェックと単語の小テストを行います。常習的に予習をしてこない者は出席を認めないことがあります。

5.教科書「知の探究World of Wonders」(成美堂)内容に関連して,適宜プリントを配布する。

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法春学期 試験25%,レポート25%,授業の予習および参加態度50%秋学期 試験25%,レポート25%,授業の予習および参加態度50%

8.その他

Critical Reading(中級)

1単位 宮 本 正 治2年次

科目ナンバー:(IC)LAN211M 科目ナンバー:(IC)LAN211M

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外国語科目群

英 語

1.授業の概要・到達目標Students will be expected to read a lengthy native level article from newspaper, magazine or other reading sources.Explanation of important /new vocabulary terms, construction of comprehensive questions and formulation of opinions will help students to become more critically aware and understand the topics covered. Students themselves will choose reading topics. Each topic will last two class sessions. Students will have the chance to to become more globally minded and knowledgeable on current international and local issues. Emphasis will be placed on building vocabulary and sophistication of expression.Students will demonstrate their ability to collect, organize and evaluate relevant evidence necessary to make decisions, solve problems and develop convincingly supportive and wellfounded conclusions on issues of importance.Statement of Purpose:Critical Reading is designed for students reading at or near college level. Primary goals of this course are:1. Examine the relationship between critical reading and critical thinking2. Enhance application of critical analyses and logical reasoning

2.授業内容Week 1 Name sheets Introduction. Course Explanation. Selection of Reading Topics.Week 2 Topic 1Part 1 (Reading and Vocabulary Building)Week 3 Topic 1Part 2 (Analysis Skills: Critical Thinking, Discussion and Development of Opinions and Ideas)Week 4 Topic 2Part 1 (Reading and Vocabulary Building)Week 5 Topic 2Part 2 (Analysis Skills: Critical Thinking, Discussion and Development of Opinions and Ideas)Week 6 Topic 3Part 1 (Reading and Vocabulary Building)Week 7 Topic 3Part 2 (Analysis Skills: Critical Thinking, Discussion and Development of Opinions and Ideas)Week 8 Topic 4Part 1 (Reading and Vocabulary Building)Week 9 Topic 4Part 2 (Analysis Skills: Critical Thinking, Discussion and Development of Opinions and Ideas)Week 10 Topic 5Part 1 (Reading and Vocabulary Building)Week 11 Topic 5Part 2 (Analysis Skills: Critical Thinking, Discussion and Development of Opinions and Ideas)Week 12 Topic 6Part 1 (Reading and Vocabulary Building)Week 13 Final Presentation IWeek 14 Final Presentation II

3.履修上の注意Class attendance and Class Participation with great effort to speak and communicate only in English. Collaborative group work, discussion, practice and application of critical reading skills.

4.準備学習(予習・復習等)の内容This Critical Reading class will resource newspaper, magazine and literary materials.Every week a new article will be read and evaluated during class.Students will be expected to prepare an article of their choice to present to the students in their assigned groups. The article of choice must be read for content as well as pronunciation A vocabulary list, summary and questions about the content complete with answers must be prepared for each article. Students will alternate in their article presentations.

5.教科書No Textbook. Reading materials will be provided by Students and Teacher.

6.参考書Research on Internet or Library reference books, newspapers and magazines

7.成績評価の方法Class Attendance & Participation(40%) Classwork Preparation of Reading Materials (40%) Discussion and Critical Analysis (10%) Tests (10%). There is an absence limit of 30% and a tardiness limit of 20 minutes.

8.その他

Critical Reading(上級)

1単位 小林,テレサ ジェーン2年次

1.授業の概要・到達目標This is a dynamic and exciting reading class. The main aim of this class is to read deeply into a variety of high-interest topics of social and global interest. After each reading, the main focus is to empower the students to be able to be more critically aware and understand the topics covered. To achieve that aim, students will be engaged in profound discussions and debates in order to be able to systematically and logically state a valid opinion on the material covered. Students in this course will have the chance to become more globally minded and knowledgeable on many contemporary international and local issues. Another main thrust of the lessons is to build the students vocabulary and sophistication of expression.

2.授業内容Week 1 Introduction to the course of studiesWeek 2 Introduction to the teacher and students getting to know each otherWeek 3 Warm up conversation to the reading; Sports.Week 4 Critical reading exercise - The Ironman.Week 5 Discussion on the readings covered. What does it take to be a top athlete?Week 6 Critical reading exercise - The Strange methods of World Class Athletes.Week 7 Discussion on readings covered and vocabulary building.Week 8 Critical reading exercise - Special OlympicsWeek 9 More reading on people and athletes with disabilities and how they can still fully participate in various aspects of society including sport.Week 10 Critical reading exercise - Protecting WildlifeWeek 11 Discussion on readings covered and vocabulary building.Week 12 Critical reading exercise - Chinas Giant PandasWeek 13 Discussion on readings covered and vocabulary buildingWeek 14 Review of the lesson and final evaluations.

3.履修上の注意It is not hard to get a good grade for this class if you keep perfect attendance and always attend the classes on time. To get the top grade requires your best efforts. But if you really try hard, you can do it. Try not to miss any lessons, if you do, you should check with a friend as to what you missed. Most lessons contain points that go towards your grade, which is why you should not miss any lessons.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students should take review the previous lessons and be sure to complete any homework assignments before the start of the lessons.

5.教科書Class to be taught from carefully prepared handouts which will include the following:

Introducing the Critical Reading Class.Sport.Travel.Food and health issues.

6.参考書Breaking News English - https://breakingnewsenglish.com

7.成績評価の方法Class work, homework, vocabulary tests = 100 x 25%Various assessments = 100 x 25%Reading logs = 100 x 25%Participation and effort = 100 x 25%

8.その他You will need to bring a file in which to keep the handouts to all the lessons. You need a dictionary for the lesson; an electronic dictionary is highly recommended.

Critical Reading(上級)

1単位 ジョーンズ, ロジャー H.2年次

科目ナンバー:(IC)LAN211M 科目ナンバー:(IC)LAN211M

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1.授業の概要・到達目標【到達目標】This course is intended for students who are considering studying abroad or who intend to use English in their future career. The aim of this course is to encourage students to become critical readers and thinkers, and to be able to demonstrate their ability to logically analyse materials to others in the class.

【授業概要】For each topic covered in the course, students will first read a lengthy, native-level reading passage. Students will identify important and/or new vocabulary from the reading passage. The reading passage will introduce relevant and important issues about the topic. Students will then challenge each other by creating comprehension questions based on the passage, and answer questions made by other students. Students will make or will be presented with contentious opinion questions related to the topic. Students will be required to formulate opinions, reasons and find information to support those opinions and reasons by doing research online. Finally, students will discuss the opinion questions. Students will analyse and evaluate the opinions that they hear from other students and those contained in the reading passage.

The students in the class will choose the topics they will study. Each topic will last two class sessions. The topics available will be as follows: Entertainment and the arts; Sport; Business and commerce; The environment; Education; Health; Science and technology; Culture and beliefs; Social relationships.

2.授業内容This schedule and its content are subject to change.

Week 1. Course introduction & explanation; Choosing topics to studyWeek 2. Topic 1, Part 1 (Reading and vocabulary building; analysis tasks 1)Week 3. Topic 1, Part 2 (Analysis tasks 2; expressing and demonstrating critical analysis of opinions or ideas) Week 4. Topic 2, Part 1 (Reading and vocabulary building; analysis tasks 1)Week 5. Topic 2, Part 2 (Analysis tasks 2; expressing and demonstrating critical analysis of opinions or ideas) Week 6. Topic 3, Part 1 (Reading and vocabulary building; analysis tasks 1)Week 7. Topic 3, Part 2 (Analysis tasks 2; expressing and demonstrating critical analysis of opinions or ideas) Week 8. Topic 4, Part 1 (Reading and vocabulary building; analysis tasks 1)Week 9. Topic 4, Part 2 (Analysis tasks 2; expressing and demonstrating critical analysis of opinions or ideas) Week 10. Topic 5, Part 1 (Reading and vocabulary building; analysis tasks 1)Week 11. Topic 5, Part 2 (Analysis tasks 2; expressing and demonstrating critical analysis of opinions or ideas) Week 12. Topic 6, Part 1 (Reading and vocabulary building; analysis tasks 1)Week 13. Topic 6, Part 2 (Analysis tasks 2; expressing and demonstrating critical analysis of opinions or ideas) Week 14. Topic 7, Part 1 & 2 (Reading and vocabulary building; analysis tasks 1 & 2; expressing and demonstrating critical analysis of opinions or ideas)

3.履修上の注意Students should attend class regularly and make an effort to work in English. The effort that each student makes is the most important factor in this class.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students should ensure that they review the material of the previous lesson sufficiently and do any homework that has been set in preparation for the next class.

5.教科書There is no textbook for this class. All material will be provided by the teacher.

6.参考書None

7.成績評価の方法Continuous assessment consisting of: Attendance (25%), Classwork (25%), Homework (25%), Discussion and critical analysis scores (25%). There is an absence limit of 30% of classes and a lateness limit of 20 minutes.

8.その他

1単位 ウーラートン,マキシム2年次

Critical Reading(SPICE)

1.授業の概要・到達目標In this course students will be given the opportunity to improve their ability to communicate in everyday, real-life situations from friendly encounters, travel to business meeting and appointments. Classes involve pair and group work, listening and question exercises with the goal or formulating strategies for better understanding of everyday expressions, learning to form better questions, creating natural responses as well as developing better topics for conversation, introductions and explanations.

2.授業内容1 RE-introduction, review goals, set new goals, discussion2 RE-phrase exercise combined with listening exercise3 Review LOST OBJECT description, missing person description, good observer test4 Telephone manners, office etiquette, review greetings and formal introductions for work5 Positive Personality Traits and Adjective exercise and discussion6 Housework Vs Homework exercise and discussion7 Food—listening exercise and work sheet with general food knowledge test and discussion8 Great White Shark Reading, Vocabulary and discussion exercise9 Selected viewing of the movie JAWS with worksheet and discussion10 Read SHARK ATTACK student presentations based vocabulary and story form-students tell the story in their own words.11 Student Presentations and discussion of an event that happened in their life based on the form and vocabulary of SHARK ATTACK. 2-5 min.12 “I want to be alone” Story of Greta Garbo reading and discussion-students tell the story in their own words. 2-5 min in GROUPS13 review of Part B along with “opposites vocabulary exercise”14 Quiz over materials covered in Part B

3.履修上の注意The goal of this course is for students to improve and develop reading, discussion and vocabulary skills through exercises, discussion, group/pair work and the use of the text topics which are divided into three sections: education, travel and culture and health & environment.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students will need to have a working knowledge of English, should be prepared to listen, read, make questions and speak in class. Assignments and in-class exercises are usually done in small groups of two or three in order to promote discussion in English. Materials will be provided by the instructor. Class activities will be reviewed aprox. every two to three weeks by the instructor. Some presentations will be required. There will also be test on material covered.

5.教科書All materials will be provided by the instructor. STUDENTS WILL NEED A GOOD ENGLISH DICTIONARY along with something to write with.

6.参考書 STUDENTS WILL NEED A GOOD ENGLISH DICTIONARY

7.成績評価の方法Students are graded on their participation, enthusiasm, attendance competence in completing assignments (50%) along with test and quizzes (50%).

8.その他

1単位 ガードナー,ステファン モレル1年次

Critical Reading(駿河台開講)

科目ナンバー:(IC)LAN211M 科目ナンバー:(IC)LAN211M

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外国語科目群

英 語

1.授業の概要・到達目標This course is designed for intermediate students to help improve their English speaking and listening ability. Classes are mainly based on the designated textbook that deals with various interesting topics shaping our contemporary society. Throughout this course, students will strengthen the foundation of their critical thinking skills within academic content areas: indentifying key issues to be considered and developing an in-depth analysis with substantial arguments in a logical, coherent manner. Since this course places great emphasis on verbal exchanges, students are highly encouraged to communicate interactively while cultivating their own views and observations toward the issues introduced.

2.授業内容Week 1 Course introductionWeek 2 Academic lifeWeek 3 Caring for environmentWeek 4 Modern architectureWeek 5 How we learnWeek 6 Living with technologyWeek 7 Language and cultureWeek 8 Orientation for presentationWeek 9 Living in the cityWeek 10 Staying healthyWeek 11 Group presentation (1)Week 12 Group presentation (2)Week 13 Group presentation (3)Week 14 Wrap-up session

3.履修上の注意This course is interactive & discussion-oriented; hence, students are expected to become an active participant, who takes the initiative in expressing/delivering their own understanding and opinions.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students are required to well prepare for their assignment before each class. Besides, they are responsible for initiating arrangements to make up missed work.

5.教科書Pathare, Emma & Gary. Headway Academic Skills: Listening, Speaking, and Study Skills Level 1, Oxford University Press, UK.

6.参考書Students must bring an English dictionary to each class. Photocopies are to be provided if necessary.

7.成績評価の方法Attendance & Participation: 50%Homework: 30%Group presentation: 20%

Absences from class should not exceed one-third of the course (resulting in the grade "Failure" automatically).

8.その他Please note that variations in class size, university scheduling, etc., may lead to a change of some or all of what described in this syllabus.

Critical Discussion(中級)

1単位 髙 橋 華生子2年次

科目ナンバー:(IC)LAN211M

1.授業の概要・到達目標【到達目標】The aim of this course is to encourage students to become critical thinkers who can use this ability to discuss important issues in English.

【授業概要】For each topic covered in the course, students will first ask and answer questions with a partner about the topic. Next, important vocabulary for the topic will be looked at and students will practise the pronunciation needed to talk about the topic. Then students will listen to an audio clip about important issues related to the topic. Students will have to identify main points and supporting details contained in the audio clip. Students will then read the transcript of the audio clip and practise pronunciation and intonation. After that, students will talk again about the topic using more difficult and more contentious questions. Finally, students will work on a small project for a presentation to be watched and judged by the other students in the class. The students in the class will choose the topics they will study. Each topic will last two or three class sessions.

The topics available will be as follows and the topics depend on the choices made by the students: (Unit 1 – Vacations or Unit 7 – Image; Unit 2 – Movies or Unit 8- Eating out; Unit 3 – Dating or Unit 9 – Family; Unit 4 – Part-time jobs or Unit 10 – Social networking; Unit 5 – Learning English or Unit 11 – Interests; Unit 6 – Hopes and dreams or Unit 12 – Spending money

2.授業内容This schedule and its content are subject to change, depending on the level and performance of the learners. If time permits, a sixth topic will be included

(Hopes and dreams or Spending money).

Week 1. Course introduction & explanation; Choosing topics; Topic 1 (Vacations or Image), Part 1 Warm up discussion; Vocabulary preparation; Listening for main points and detailsWeek 2. Topic 1 (Vacations or Image), Part 2 Reading, Pronunciation practise; Follow-up discussionWeek 3. Topic 1 (Vacations or Image), Part 3 Presentation preparation and delivery; Choosing the next topicWeek 4. Topic 2, (Movies or Eating out), Part 1 Warm up discussion; Vocabulary preparation; Listening for main points and detailsWeek 5. Topic 2, (Movies or Eating out) Part 2 Reading, Pronunciation practise; Follow-up discussionWeek 6. Topic 2, (Movies or Eating out) Part 3 Presentation preparation and delivery; Choosing the next topicWeek 7. Topic 3, (Dating or Family) Part 1 Warm up discussion; Vocabulary preparation; Listening for main points and detailsWeek 8. Topic 3, (Dating or Family) Part 2 Reading, Pronunciation practise; Follow-up discussionWeek 9. Topic 3, (Dating or Family) Part 3 Presentation preparation and delivery; Choosing the next topicWeek 10. Topic 4, (Part-time jobs or Social networking) Part 1 Warm up discussion; Vocabulary preparation; Listening for main points and detailsWeek 11. Topic 4, (Part-time jobs or Social networking) Part 2 Reading, Pronunciation practise; Follow-up discussionWeek 12. Topic 4, (Part-time jobs or Social networking) Part 3 Presentation preparation and delivery; Choosing the next topicWeek 13. Topic 5, (Learning English or Interests) Part 1 Warm up discussion; Vocabulary preparation; Listening for main points and detailsWeek 14. Topic 5, (Learning English or Interests) Part 2 Reading, Pronunciation practise; Follow-up discussion

3.履修上の注意Students should attend class regularly and make an effort to speak in English. The effort that each student makes is the most important factor in this class.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students should ensure that they review the material of the previous lesson sufficiently and do any homework that has been set in preparation for the next class.

5.教科書The English Course – Discussion Book 1 by Gary Ireland and Max Woollerton. Published by The English Company (2015) ISBN 978-4-9902962-5-4 and The English Course – Discussion Book 1 CD ISBN 978-4-906706-15-0.

6.参考書None

7.成績評価の方法Continuous assessment consisting of: Attendance (25%), Classwork (25%), Homework (25%), Presentation and critical analysis scores (25%). There is an absence limit of 30% of classes and a lateness limit of 20 minutes.

8.その他

Critical Discussion(中級)

1単位 ウーラートン,マキシム2年次

科目ナンバー:(IC)LAN211M

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1.授業の概要・到達目標Critical Discussion

Theme: For students to learn the skills necessary to discuss, in various situations, issues facing Japan today.Goal: For students to express their thinking on the issues using discussion skills as appropriate.

Course description: The course begins with a review of the language and strategies of discussion. Students select three topics for discussion about which they make a poster. For each topic students:

(a) give opinions (意見をする); (b) make suggestions (提案する, 申し入れる); and (c) explain (説明する) their ideas to others.

Note: All classes have graded discussion activities. Participation and on-time attendance is necessary. Absences cannot be made-up.

2.授業内容第1回: Introduction to course; compile materials; review discussion

skills; select topics 第2回: Individual / Collective: value clarification exercises

(expressive discussion) 第3回:Individual / Collective: read passage; prepare poster 第4回: Individual / Collective: peer comments on poster

(instrumental discussion)第5回: Individual / Collective: poster presentation (descriptive

discussion)第6回: Power & hierarchy: value clarification exercises (expressive

discussion)第7回:Power & hierarchy: read passage; prepare poster第8回: Power & hierarchy: peer comments on poster (instrumental

discussion)第9回: Power & hierarchy: poster presentation (descriptive

discussion)第10回: Planning: value clarification exercises (expressive

discussion)第11回:Planning: read passage; prepare poster第12回: Planning: peer comments on poster (instrumental

discussion) 第13回:Planning: poster presentation (descriptive discussion)第14回: Review course; complete review worksheet; course

evaluation

3.履修上の注意Over sixty percent of classes have some sort of graded discussion activity. Participation and regular on-time attendance is necessary.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Homework is required for most classes.Students who are not willing to do the work would do better in another class.

5.教科書Values in Action. By Thomas Hardy. 2018. 37 pages. (Available on-line at Oh-o!Meiji.)

6.参考書Bring a dictionary and a computer (laptop, tablet, or smart phone) to class.

7.成績評価の方法Discussion activities (20 points x 3); posters (5 points x 3); end-or-term quiz (10 points); participation (15 points)

8.その他

Critical Discussion(中級)

1単位 ハーディ,トマス S.2年次

科目ナンバー:(IC)LAN211M

1.授業の概要・到達目標This course is designed for students who are enthusiastic about developing their English listening and speaking skills. Students should also enjoy group work and expressing their opinions orally, as this course will also involve discussion.The learning materials used will cover a wide variety of topics:psychology, sociology, linguistics, philosophy, the arts and popular culture (including cinema, theatre, literature, poetry, humour and music). The instructor is a native speaker of standard British English, however the materials used will expose students to a wide variety of British and American “Englishes”. Students will also be exposed to different varieties of “World English”.

This course is designed to help students acquire the skills necessary to give dynamic academic presentations and participate in lively critical discussions. The major goals for this course are:

(1)To become more confident about communicating orally in English and more aware of how to do it well.

(2)To gain a wider English vocabulary, including greater confidence in using topic-related words.

(3)To actively and effectively participate in academic presentations and discussions in English.

(4)To demonstrate competency in advanced presentation and discussion skills; including the use of rhetoric, body language, spatial positioning and voice dynamics.

(5)To gain experience and competence in the critical analysis of various academic topics.

2.授業内容The teacher has prepared a wide variety of learning materials (in audio and digital video format) so that the course can evolve in response to student needs, interests, abilities and concerns. The schedule listed below is therefore provisional.第1回:Course introduction and explanation第2回:Preparing to talk about topics #1: The principles of critical discussion第3回:Talking about topics #1: Rhetoric and other forms of persuasion第4回:Preparing to present #1: Linguistic structure and paralinguistic skills第5回:First set of group presentations第6回:Teacher to student feedback and discussion第7回:Midterm review and test第8回: Preparing to talk about topics #2: Critical thinking as a form of creative

thinking第9回: Talking about topics #2: Integrating critical thinking skills and rhetoric第10回:Preparing to present #2: How to conduct an effective Q & A session第11回:Second set of group presentations with Q & A sessions第12回:Student to teacher feedback and discussion第13回:Class debate第14回: Wrapping up: Teacher to student feedback, course review and final test,

plus recommendations for further study

3.履修上の注意In general, this course will involve more interaction between students, and between teacher and students, than more conventional language classes. It is therefore essential that students are prepared to actively engage with the learning experience.

4.準備学習(予習・復習等)の内容There will be preparation before each class. This will consist mainly of the preparation of presentation and discussion materials in English. Given the focus on presentations and discussions, psychological preparation will also be very important: the success of any presentation or discussion is determined by the quantity and quality of the preparation involved.

5.教科書There is no set textbook. All the learning materials have been designed by the teacher, and the course will evolve in response to student needs, interests, abilities and concerns.

6.参考書Students should always bring a good electronic dictionary to every class (one that contains a good English-English learner’s dictionary).The following reference book is optional:Critical Thinking Skills: Developing Effective Analysis and Argument Author: Stella Cottrell Publisher: Palgrave Study Skills

7.成績評価の方法Students’ final grades will be based on the following criteria:30% Attitude to learning, participation, collaboration, progress30% Homework, research, preparation for class, classroom activities30% Mini-tests (in class) and presentations10% Short ‘reflection on learning’ paper

8.その他Matters of assessment, teaching methodology, classroom culture and etiquette will be explained in detail at the first class meeting. Given the interactive and collaborative nature of this course, make-up work for missed classes is almost impossible. To pass this course regular and enthusiastic attendance is essential. If you are prepared to work hard, participate, have fun and experiment with new ways of learning, you will find this course very enjoyable and rewarding. I look forward to seeing you in class!

Critical Discussion(中級)

1単位 シスマン,クレイグ2年次

科目ナンバー:(IC)LAN211M

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外国語科目群

英 語

1.授業の概要・到達目標This course will focus more on the elements of discussion. The course will focus on students being able to express their opinion and supporting that opinion with clear, logical reasons. During the course the students will be expected to give small speeches on selected topics, ending with a main presentation and leading a class discussion at the end of term. The main idea of the course will be to increase students’ confidence in expression and supporting their opinions in front of others

2.授業内容1 Course Introduction2 Expressing an opinion3 Expressing agreement4 Discussion Exercises 15 Discussion Exercises 26 Topic selection and Discussion7 Social Issues 1 – Personal Issues8 Social Issues 2 – National Issues9 Social Issues 3 – Global Issues10 Issues affecting Japan11 Presentation Introduction12 Group Presentation Preparation13 Presentation14 Presentation

3.履修上の注意As this is a discussion class, all students are expected to actively participate in class. If you miss more than three classes without notice, you will not be eligible to receive credits for this course.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Review each class before the next class and prepare your ideas and opinions.

5.教科書There is no course textbook. However, students will need an A4 pocket file to keep handouts in order,

6.参考書

7.成績評価の方法Final grades will be based on:attendance (40%), in-class participation (30%) final presentation (30%).

8.その他

Critical Discussion(中級)

1単位 フーパー,ドナバン A.2年次

科目ナンバー:(IC)LAN211M

1.授業の概要・到達目標The aim of this course is to encourage students to become critical thinkers who can use this ability to discuss important issues in English. For each topic covered in the course, students will first ask and answer questions with a partner about the topic. Then students will listen or read about the topic and discover some of the relevant and important issues about the topic. Next, important vocabulary for the topic will be looked at and students will practise the pronunciation needed to talk about the topic. Then students will talk again about the topic using more difficult and more contentious questions. Finally, students will work on a small project for a presentation to be watched and judged by the other students in the class. The students in the class will choose the topics they will study. Each topic will last two or three class sessions.The topics available will be as follows: Technology; Travel; Culture; Volunteering; Beliefs; Ads & Commercials; The News; Study Abroad; Ecotourism; Education; The Environment; International Marriage.

2.授業内容This schedule and its content are subject to change.Week 1. Course introduction & explanation; Topic 1, Part 1 (Warm

up, Listening for main points)Week 2.Topic 1, Part 2 (Vocabulary checking, Reading)Week 3.Topic 1, Part 3 (Presentation or discussion task)Week 4. Topic 2, Part 1 (Warm up, Listening for main points,

Vocabulary checking)Week 5. Topic 2, Part 2 (Reading, Pronunciation practice,

Discussion)Week 6.Topic 2, Part 3 (Presentation or discussion task)Week 7. Topic 3, Part 1 (Warm up, Listening for main points,

Vocabulary checking)Week 8. Topic 3, Part 2 (Reading, Pronunciation practice,

Discussion)Week 9.Topic 3, Part 3 (Presentation or discussion task)Week 10. Topic 4, Part 1 (Warm up, Listening for main points,

Vocabulary checking)Week 11. Topic 4, Part 2 (Reading, Pronunciation practice,

Discussion)Week 12.Topic 4, Part 3 (Presentation or discussion task)Week 13. Topic 5, Part 1 (Warm up, Listening for main points,

Vocabulary checking)Week 14. Topic 5, Part 2 (Reading, Pronunciation practice,

Discussion)

3.履修上の注意Students should attend class regularly and make an effort to speak in English at all times. Active participation in all group and pair work tasks is essential. This class will be an active learning environment, and therefore the effort that each student makes each week is the most important factor in this class.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Online homework and tests on the textbook web site.

5.教科書The English Course ? Discussion Book 2 by Gary Ireland and Max Woollerton. Published by The English Company (2017)

6.参考書None.

7.成績評価の方法Continuous assessment consisting of: Classroom attitude and participation (40%), Discussions and classroom tasks (40%), Homework and quizzes (20%). There is an absence limit of 30% of classes and a lateness limit of 20 minutes.

8.その他

Critical Discussion(上級)

1単位 アイルランド ガーリー ヴィンセント2年次

科目ナンバー:(IC)LAN211M

119-170_2020情コミ授業概要.indd 161 2020/03/08 15:48:56

Page 164: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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1.授業の概要・到達目標This course is designed for students who are enthusiastic about developing their English listening and speaking skills. Students should also enjoy group work and expressing their opinions orally, as this course will also involve discussion.The learning materials used will cover a wide variety of topics:psychology, sociology, linguistics, philosophy, the arts and popular culture (including cinema, theatre, literature, poetry, humour and music). The instructor is a native speaker of standard British English, however the materials used will expose students to a wide variety of British and American “Englishes”. Students will also be exposed to different varieties of “World English”.

This course is designed to help students acquire the skills necessary to give dynamic academic presentations and participate in lively critical discussions. The major goals for this course are:

(1)To become more confident about communicating orally in English and more aware of how to do it well.

(2)To gain a wider English vocabulary, including greater confidence in using topic-related words.

(3)To actively and effectively participate in academic presentations and discussions in English.

(4)To demonstrate competency in advanced presentation and discussion skills; including the use of rhetoric, body language, spatial positioning and voice dynamics.

(5)To gain experience and competence in the critical analysis of various academic topics.

2.授業内容The teacher has prepared a wide variety of learning materials (in audio and digital video format) so that the course can evolve in response to student needs, interests, abilities and concerns. The schedule listed below is therefore provisional.第1回:Course introduction and explanation第2回:Preparing to talk about topics #1: The principles of critical discussion第3回:Talking about topics #1: Rhetoric and other forms of persuasion第4回:Preparing to present #1: Linguistic structure and paralinguistic skills第5回:First set of group presentations第6回:Teacher to student feedback and discussion第7回:Midterm review and test第8回: Preparing to talk about topics #2: Critical thinking as a form of creative

thinking第9回:Talking about topics #2: Integrating critical thinking skills and rhetoric第10回:Preparing to present #2: How to conduct an effective Q & A session第11回:Second set of group presentations with Q & A sessions第12回:Student to teacher feedback and discussion第13回:Class debate第14回: Wrapping up: Teacher to student feedback, course review and final test,

plus recommendations for further study

3.履修上の注意In general, this course will involve more interaction between students, and between teacher and students, than more conventional language classes. It is therefore essential that students are prepared to actively engage with the learning experience.

4.準備学習(予習・復習等)の内容There will be preparation before each class. This will consist mainly of the preparation of presentation and discussion materials in English. Given the focus on presentations and discussions, psychological preparation will also be very important: the success of any presentation or discussion is determined by the quantity and quality of the preparation involved.

5.教科書There is no set textbook. All the learning materials have been designed by the teacher, and the course will evolve in response to student needs, interests, abilities and concerns.

6.参考書Students should always bring a good electronic dictionary to every class (one that contains a good English-English learner’s dictionary).The following reference book is optional:Critical Thinking Skills: Developing Effective Analysis and Argument Author: Stella Cottrell Publisher: Palgrave Study Skills

7.成績評価の方法Students’ final grades will be based on the following criteria:30% Attitude to learning, participation, collaboration, progress30% Homework, research, preparation for class, classroom activities30% Mini-tests (in class) and presentations10% Short ‘reflection on learning’ paper

8.その他Matters of assessment, teaching methodology, classroom culture and etiquette will be explained in detail at the first class meeting. Given the interactive and collaborative nature of this course, make-up work for missed classes is almost impossible. To pass this course regular and enthusiastic attendance is essential. If you are prepared to work hard, participate, have fun and experiment with new ways of learning, you will find this course very enjoyable and rewarding. I look forward to seeing you in class!

Critical Discussion(上級)

1単位 シスマン,クレイグ2年次

1.授業の概要・到達目標The aim of this course is to encourage students to become critical thinkers who can use this ability to discuss important issues in English. For each topic covered in the course, students will first ask and answer questions with a partner about the topic. Then students will listen or read about the topic and discover some of the relevant and important issues about the topic. Next, important vocabulary for the topic will be looked at and students will practise the pronunciation needed to talk about the topic. Then students will talk again about the topic using more difficult and more contentious questions. Finally, students will work on a small project for a presentation to be watched and judged by the other students in the class. The students in the class will choose the topics they will study. Each topic will last two or three class sessions.

The topics available will be as follows: Technology; Travel; Culture; Volunteering; Beliefs; Ads & Commercials; The News; Study Abroad; Ecotourism; Education; The Environment; International Marriage.

2.授業内容This schedule and its content are subject to change.Week 1. Course introduction & explanation; Topic 1, Part 1 (Warm

up, Listening for main points)Week 2.Topic 1, Part 2 (Vocabulary checking, Reading)Week 3.Topic 1, Part 3 (Presentation or discussion task)Week 4. Topic 2, Part 1 (Warm up, Listening for main points,

Vocabulary checking)Week 5. Topic 2, Part 2 (Reading, Pronunciation practice,

Discussion)Week 6.Topic 2, Part 3 (Presentation or discussion task)Week 7. Topic 3, Part 1 (Warm up, Listening for main points,

Vocabulary checking)Week 8. Topic 3, Part 2 (Reading, Pronunciation practice,

Discussion)Week 9.Topic 3, Part 3 (Presentation or discussion task)Week 10. Topic 4, Part 1 (Warm up, Listening for main points,

Vocabulary checking)Week 11. Topic 4, Part 2 (Reading, Pronunciation practice,

Discussion)Week 12.Topic 4, Part 3 (Presentation or discussion task)Week 13. Topic 5, Part 1 (Warm up, Listening for main points,

Vocabulary checking)Week 14. Topic 5, Part 2 (Reading, Pronunciation practice,

Discussion)

3.履修上の注意Students should attend class regularly and make an effort to speak in English at all times. Active participation in all group and pair work tasks is essential. This class will be an active learning environment, and therefore the effort that each student makes each week is the most important factor in this class.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Online homework and tests on the textbook web site.

5.教科書The English Course ? Discussion Book 2 by Gary Ireland and Max Woollerton. Published by The English Company (2016)

6.参考書

7.成績評価の方法Continuous assessment consisting of: Classroom attitude and participation (40%), Discussions and classroom tasks (40%), Homework and quizzes (20%). There is an absence limit of 30% of classes and a lateness limit of 20 minutes.

8.その他

Critical Discussion(SPICE)

1単位 アイルランド ガーリー ヴィンセント2年次

科目ナンバー:(IC)LAN211M 科目ナンバー:(IC)LAN211M

119-170_2020情コミ授業概要.indd 162 2020/03/08 15:48:56

Page 165: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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外国語科目群

英 語

1.授業の概要・到達目標In this course students will be given the opportunity to improve their ability to communicate in everyday, real-life situations from friendly encounters, travel to business meeting and appointments. Classes involve pair and group work, listening and question exercises with the goal or formulating strategies for better understanding of everyday expressions, learning to form better questions, creating natural responses as well as developing better topics for conversation, introductions and explanations.

2.授業内容1 RE-introduction, review goals, set new goals, discussion2 RE-phrase exercise combined with listening exercise3 Review LOST OBJECT description, missing person description, good observer test4 Telephone manners, office etiquette, review greetings and formal introductions for work5 Positive Personality Traits and Adjective exercise and discussion6 Housework Vs Homework exercise and discussion7 Food—listening exercise and work sheet with general food knowledge test and discussion8 Great White Shark Reading, Vocabulary and discussion exercise9 Selected viewing of the movie JAWS with worksheet and discussion10 Read SHARK ATTACK student presentations based vocabulary and story form-students tell the story in their own words.11 Student Presentations and discussion of an event that happened in their life based on the form and vocabulary of SHARK ATTACK. 2-5 min.12 “I want to be alone” Story of Greta Garbo reading and discussion-students tell the story in their own words. 2-5 min in GROUPS13 review of Part B along with “opposites vocabulary exercise”14 Quiz over materials covered in Part B

3.履修上の注意The goal of this course is for students to improve and develop reading, discussion and vocabulary skills through exercises, discussion, group/pair work and the use of the text topics which are divided into three sections: education, travel and culture and health & environment.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students will need to have a working knowledge of English, should be prepared to listen, read, make questions and speak in class. Assignments and in-class exercises are usually done in small groups of two or three in order to promote discussion in English. Materials will be provided by the instructor. Class activities will be reviewed aprox. every two to three weeks by the instructor. Some presentations will be required. There will also be test on material covered.

5.教科書All materials will be provided by the instructor. STUDENTS WILL NEED A GOOD ENGLISH DICTIONARY along with something to write with.

6.参考書 STUDENTS WILL NEED A GOOD ENGLISH DICTIONARY

7.成績評価の方法Students are graded on their participation, enthusiasm, attendance competence in completing assignments (50%) along with test and quizzes (50%).

8.その他

1単位 ガードナー,ステファン モレル1年次

Critical Discussion(駿河台開講)

科目ナンバー:(IC)LAN211M

119-170_2020情コミ授業概要.indd 163 2020/03/08 15:48:56

Page 166: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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1.授業の概要・到達目標This course is designed to use the methods of critical reading and logical thinking and to apply these skills to critical writing.The objectives of the course are as follows:1. To understand the value of critically evaluating claims,

assumptions, and arguments.2. To understand and be able to give good reasoning (including

deduction and induction) and to be able to distinguish good reasoning from bad reasoning.

3. To learn to apply one’s understanding of good reasoning to what one writes.

4. To learn to write effective essays to explain, describe, give information or give your opinion.

5. To learn how to prepare a formal academic paper giving an opinion.

2.授業内容1.Course Introduction2.Introduction to Process Writing3.Choosing and narrowing down topics4.Resources for researching5.Brainstorming and organizing6.Drafting and Editing7.Logical organization of texts8.Classification9.Listing opinion with reasons10.Chronological Order11.Comparision12.Cause and Effect13.Editing14.Final Submission

3.履修上の注意Students will work on reports in class and will be expected to type up their reports for the next class.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students will be expected to type up their reports before each class.

5.教科書There is no text for this class but students will need an A$ pocket file to store handouts and a USB flash drive to sotre their reports.

6.参考書A good electronic dictionary with a thesaurus.

7.成績評価の方法Final grades will be based on1.class participation  20%2.completed essays including drafts  60%3.attendance  20%

8.その他

Critical Writing Ⅰ

1単位 フーパー,ドナバン A.2年次

科目ナンバー:(IC)LAN211M

1.授業の概要・到達目標The goal of this course is to refine students' ability to write paragraphs and essays and to synthesize information from multiplesources to produce clear and coherent discourse Students will have ample chances to practice drafting and re-drafting essays for academic purposes.

2.授業内容1. Course introduction2. Brainstorming and topic selection3. The thesis statement4. Synthesizing Information5. Characteristics of a good paragraph6. Detailed outline7. Critical Thinking8. Personal opinion9. Writing a second draft10. Peer evaluation and feedback11. Reading and Discussion12. Cohesive paragraphs13. Introductions and Conclusions14. Test

3.履修上の注意Be prepared and open to exchanges your opinions, comments and questions.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Review the previous class notes.

5.教科書None.

6.参考書Dictionary

7.成績評価の方法 In Class work (60%) Assignments (20%) Tests (20%).

8.その他

Critical Writing Ⅰ

1単位 ミーハン ケヴィン P.2年次

科目ナンバー:(IC)LAN211M

119-170_2020情コミ授業概要.indd 164 2020/03/08 15:48:56

Page 167: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

― 164 ― ― 165 ―

外国語科目群

英 語

1.授業の概要・到達目標The purpose of this course is for students to learn the necessary skills to integrate various sources of information when writing academic essays. The course will examine themes related to information and communication from a variety of perspectives. In class, students will complete writing and discussion activities to develop their critical thinking skills. Students will also learn and use a variety of new vocabulary and rhetorical devices to enhance the effectiveness of their writing abilities. There will also be some focus on effective writing processes to help students manage their time when composing written work in English. By the end of the course, students will have completed multiple draft essays on three different topics.

2.授業内容第1回:The purpose of academic writing第2回:Analyzing academic texts第3回:Making an argument第4回:Cohesion in academic writing第5回:Referring to a source第6回:Note taking第7回:Cause and effect第8回:Punctuation第9回:Using quotations第10回:Proofreading第11回:Defining a research question第12回:Comparing different arguments第13回:Editing workshop第14回:Group presentations of independent research

3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students will be required to complete homework assignments before classes.

5.教科書No textbook is required. The teacher will provide reading materials.

6.参考書Students may bring a dictionary (paper or electronic).

7.成績評価の方法Three completed essays will count for 60% of the final grade, and completion of in-class activities and participation in class activities will count for 40% of the final grade.

8.その他

Critical Writing Ⅰ(SPICE)

1単位 ドウ,ティモシー J.2年次

科目ナンバー:(IC)LAN211M

1.授業の概要・到達目標This course is designed to use the methods of critical reading and logical thinking and to apply these skills to critical writing.The objectives of the course are as follows:1. To understand the value of critically evaluating claims,

assumptions, and arguments.2. To understand and be able to give good reasoning (including

deduction and induction) and to be able to distinguish good reasoning from bad reasoning.

3. To learn to apply one’s understanding of good reasoning to what one writes.

4. To learn to write effective essays to explain, describe, give information or give your opinion.

5. To learn how to prepare a formal academic paper giving an opinion.

2.授業内容1.Course Introduction2.Critical Analysis of Narratives3.Drafting Report 1 - Narrative5.Editing and Submission Report 16.Organization of Problem and Solutions7.Critical Analysis of News Events8.Researching a News topic9.Organising and outlining10.Citation and Bibliographies11.Drafting Report - News12.Editing13.Final Check14.Submission Final Paper

3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students will work on outlining and organizing reports in class and will be expected to type up their reports for the next class

5.教科書There is no text book for this class but students will need a USB flash drive to store reports.

6.参考書

7.成績評価の方法Final grades will be based on1.class participation  20%2.completed final paper including drafts  30%3.attendance  30%4.completed exercises  20%

8.その他

Critical Writing Ⅱ

1単位 フーパー,ドナバン A.2年次

科目ナンバー:(IC)LAN211M

119-170_2020情コミ授業概要.indd 165 2020/03/08 15:48:56

Page 168: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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1.授業の概要・到達目標The purpose of this course is for students to learn the necessary skills to integrate various sources of information when writing academic essays. The course will examine themes related to information and communication from a variety of perspectives. In class, students will complete writing and discussion activities to develop their critical thinking skills. Students will also learn and use a variety of new vocabulary and rhetorical devices to enhance the effectiveness of their writing abilities. There will also be some focus on effective writing processes to help students manage their time when composing written work in English. By the end of the course, students will have completed multiple draft essays on three different topics.

2.授業内容第1回:Critical thinking第2回:Finding key points第3回:Writing definitions第4回:Paraphrasing第5回:Combining sources第6回:Organizing paragraphs第7回:Generalizations第8回:Summarizing第9回:Describing a graph第10回:Introductions and conclusions第11回:Planning an essay第12回:Problems and solutions第13回:Error log analysis第14回:Individual presentations of independent research

3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students will be required to complete homework assignments before classes.

5.教科書No textbook is required. The teacher will provide reading materials.

6.参考書Students may bring a dictionary (paper or electronic).

7.成績評価の方法Three completed essays will count for 60% of the final grade, and completion of in-class activities and participation in class activities will count for 40% of the final grade.

8.その他

Critical Writing Ⅱ(SPICE)

1単位 ドウ,ティモシー J.2年次

科目ナンバー:(IC)LAN211M

1.授業の概要・到達目標The goal of this course is to refine students' ability to write paragraphs and essays and to synthesize information from multiplesources to produce clear and coherent discourse Students will have ample chances to practice drafting and re-drafting essays for academic purposes.

2.授業内容1. Persuasive Essay2. Brainstorming Exercises3. Good Supporting Sentences4. Word Choice5. Historical Event Essay6.Describing a World Heritage Site Essay7.Japanese Culture Essay8. Peer Evaluation and Feedback9. Explaining the Process of Learning10. Proofreading Exercises11. Hot Button Topic12 Comparison and contrast Essay13. Classification Essay14. Test

3.履修上の注意Be prepared and open to exchanges your opinions, comments and questions.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Review the previous class notes.

5.教科書None.

6.参考書Dictionary

7.成績評価の方法 In Class work (60%) Assignments (20%) Tests (20%).

8.その他

Critical Writing Ⅱ

1単位 ミーハン ケヴィン P.2年次

科目ナンバー:(IC)LAN211M

119-170_2020情コミ授業概要.indd 166 2020/03/08 15:48:56

Page 169: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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外国語科目群

英 語

1.授業の概要・到達目標To be able to succeed in an increasingly globalized world, Japanese students will need not only good communication skills, but also a more international way of thinking and astute critical thinking skills to evaluate differing beliefs and opinions on a wide range of important issues. This course aims to improve students’ understanding of global issues and teach the necessary critical thinking skills to be able to discuss and debate those issues in English.

The course is task based, four-skills course and requires students to work in groups on a variety of interesting topics and projects. A lot of classroom time will be spent in discussion and debate and critical thinking skills will be enhanced through problem solving tasks throughout the course. Students will also be required to do additional listening and reading work to aid with their research.

2.授業内容第1回:Course explanation and introductions第2回:Problem solving and logic puzzles第3回:What is critical thinking? Why is it important?第4回: Applying critical thinking to make decisions and solve a

problem (test) (graded)第5回:Understanding criteria第6回:Applying criteria to a variety of topics第7回:Considering criteria to create an interview role-play第8回:Preparing and practicing for a job interview第9回:Job interviews (test) (graded)第10回:Supporting opinions with good reasons第11回:Supporting reasons with supporting evidence第12回:Discussing a topic第13回:Researching and planning a debate第14回:Final debate (test) (graded

3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students will review and practice all work done after each class. Students will also be required to conduct research and prepare notes and data in preparation before every class.

5.教科書No Textbook. All materials will be provided by the teacher.

6.参考書All students will need a dictionary and notebook for every class. Having a computer or tablet device would also be very useful.

7.成績評価の方法Continuous assessment consisting of: Classroom attitude and participation (40%), Classroom tasks, discussions and debates (40%), Homework and quizzes (20%),

8.その他

English SeminarⅠ

1単位 アイルランド ガーリー ヴィンセント3年次

1.授業の概要・到達目標To be able to succeed in an increasingly globalized world, Japanese students will need not only good communication skills, but also a more international way of thinking and astute critical thinking skills to evaluate differing beliefs and opinions on a wide range of important issues. This course aims to improve students’ understanding of global issues and teach the necessary critical thinking skills to be able to discuss and debate those issues in English.

The course is task based, four-skills course and requires students to work in groups on a variety of interesting topics and projects. A lot of classroom time will be spent in discussion and debate and critical thinking skills will be enhanced through problem solving tasks throughout the course. Students will also be required to do additional listening and reading work to aid with their research.

2.授業内容第1回:Review of first semester work第2回: Applying critical thinking to solve a problem and make

decisions第3回:Learning to question ideas and information第4回:Lateral puzzles for practicing questioning第5回: Group project - Creating a story through questioning and

imagination (test) (graded)第6回:Being critical – analyzing information and opinions第7回:Being critical – analyzing information and opinions第8回: Applying critical thinking to solve a problem and make

decisions (test) (graded)第9回:Learning to research and evaluate issues第10回:Creating a research plan第11回:Conducting a research survey第12回:Explaining research results (graded)第13回:Preparation for end-of-term presentation第14回:End-of-term presentation (test) (graded)

3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students will review and practice all work done after each class. Students will also need to do research and prepare notes and data in preparation before each class.

5.教科書No Textbook. All materials will be provided by the teacher.

6.参考書Students are requested to bring a computer or tablet device and an Oxford Advanced Learner’s Dictionary.

7.成績評価の方法Continuous assessment consisting of: Classroom attitude and participation (40%), Classroom tasks, discussions and debates (40%), Homework and quizzes (20%),

8.その他

English SeminarⅡ

1単位 アイルランド ガーリー ヴィンセント3年次

科目ナンバー:(IC)LAN311M 科目ナンバー:(IC)LAN311M

119-170_2020情コミ授業概要.indd 167 2020/03/08 15:48:56

Page 170: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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英語コミュニケーションⅠ

2単位 アイルランド ガーリー ヴィンセント3年次

1.授業の概要・到達目標This course is part of the teacher certification program and is open to 3rd and 4th year students.The course aims are three-fold. Firstly, to give students the opportunity to improve all of their own personal English skills through a variety of tasks that will require extensive listening, reading and communicative practice. Secondly, to learn how to teach a wide variety of academic skills in English. And thirdly, to understand the principles and techniques involved in communicative language teaching and creating an active learning environment.

Students will speak only English at all times in every class.In the first semester, students will practice and learn to introduce a variety of English language skills. These will include, communication skills, listening and note-taking skills and presentation skills. Students must take a very active role in every class and expect to spend a good deal of classroom discussing ideas in English.

2.授業内容第1回:Introduction to communicative English teaching and learning第2回:What are good communication skills?第3回:Evaluating your own communication skills and problems第4回:Practicing communication skills - speaking tasks第5回:Practicing communication skills - speaking tasks第6回:Role-play communication task (test) (graded)第7回:Listening 1 - note taking strategies and skills第8回:Listening for information practice第9回:Listening for opinions and reasons on a topic第10回:Discussion of listening topic (test) (graded)第11回:Presentation skills and techniques 1 - talking to groups第12回:Presentation skills and techniques 2 - the 3 messages第13回:Presentation preparation第14回:Presentation (test) (graded)

3.履修上の注意Students should be comfortable speaking English and have better than average communication skills.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students will review and practice all work done in class. Students will also be asked to prepare research and other data to present before each class.

5.教科書No Textbook. All materials will be provided by the teacher.

6.参考書Students are requested to bring a computer or tablet device and an Oxford Advanced Learner’s Dictionary

7.成績評価の方法Continuous assessment consisting of: Classroom attitude and participation (40%), Classroom assignments and tests (40%), Homework and quizzes

(20%),

8.その他

英語コミュニケーションⅠ(SPICE)

2単位 ドウ,ティモシー J.3年次

1.授業の概要・到達目標This is a class which is part of the teacher certification program and is for 3rd and 4th year students. The course focuses on listening, speaking, and pragmatic skills to enhance students’ communicative abilities. Students will be able to interact with one another to discuss and consider a range of topics in an appropriate manner. The purpose of this course is to develop students’ communicative skills in order for them to freely discuss a variety of topics. Students will learn strategies to enhance their listening and speaking skills in addition to completing a variety of activities for skill development. Students will also study the differences between using English in formal and informal settings.

2.授業内容第1回:Greetings, Asking Questions第2回:Self-introductions, Polite Requests第3回:Seeking Factual Information第4回:Reporting Factual Information第5回:Active Listening: Checking Understanding第6回:Presentation Skills: Explaining a Hobby第7回:Discussion Skills: Asking for Reasons and Examples第8回:Starting and Stopping a Conversation Topic第9回:Asking a Speaker for Clarification第10回:Seeking Attitudes第11回:Expressing Attitudes第12回:Presentation Skills: Making a Recommendation第13回:Active Listening: Asking for More Details第14回: Discussion Skills: Addressing Points Raised by Another

Speaker

3.履修上の注意Grading for this course will be based on both preparation for in class communicative activities, and students’ performance in those activities.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students will be required to complete homework assignments before classes.

5.教科書Practice Makes Perfect: English Conversation, Premium Second Edition, Yates, McGraw-Hill Education, 2016, pages 1-68.

6.参考書Students may use a dictionary (paper or electronic).

7.成績評価の方法Homework assignments will count for 50% of the final grade, and completion of class activities will count for 50% of the final grade.

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN311E 科目ナンバー:(IC)LAN311E

119-170_2020情コミ授業概要.indd 168 2020/03/08 15:48:56

Page 171: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

― 168 ― ― 169 ―

外国語科目群

英 語

英語コミュニケーションⅡ

2単位 アイルランド ガーリー ヴィンセント3年次

1.授業の概要・到達目標This course is part of the teacher certification program and is open to 3rd and 4th year students. The course aims are three-fold. Firstly, to give students the opportunity to improve all of their own personal English skills through a variety of tasks that will require extensive listening, reading and communicative practice. Secondly, to learn how to teach a wide variety of academic skills in English. And thirdly, to understand the principles and techniques involved in communicative language teaching and creating an active learning environment.

Students will speak only English at all times in every class. In the second semester, students will build upon the work done in the first semester by practicing and learning to introduce additional English language skills. These will include, reading skills, discussion and debating skills and also skills needed to create lesson plans. Students must take a very active role in every class and expect to spend a good deal of classroom discussing ideas in English.

2.授業内容第1回:Review of first semester work第2回:Research 1 - reading for comprehension techniques第3回:Research 2 - what to look for in articles and essays第4回:Research 3 - how to find and analyze information第5回:Reading comprehension (test) (graded)第6回:Discussion/debating skills 1 - opinions and reasons第7回:Discussion/debating skills 2 - supporting your reasons第8回:Debate role-play (test) (graded)第9回:What is active learning?第10回:Creating active learning activities 第11回:Group work - creating a demonstration lesson第12回:Group work - creating a demonstration lesson第13回:Demonstration lessons week 1 (test) (graded)第14回:Demonstration lessons week 2 (test) (graded)

3.履修上の注意Students should be comfortable speaking English and have better than average communication skills.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students will be asked to review and practice all work done after each class. Students will also conduct research and prepare their findings before each class.

5.教科書No Textbook. All materials will be provided by the teacher.

6.参考書Students will need to bring a computer or tablet device and an Oxford Advanced Learner’s Dictionary.

7.成績評価の方法Continuous assessment consisting of: Classroom attitude and participation (40%), Classroom assignments and tests (40%), Homework and quizzes

(20%),

8.その他

英語コミュニケーションⅡ(SPICE)

2単位 ドウ,ティモシー J.3年次

1.授業の概要・到達目標This is a class which is part of the teacher certification program and is for 3rd and 4th year students. The course focuses on listening, speaking, and pragmatic skills to enhance students’ interactive skills. Students will be able to use English to discuss and learn about a variety of social topics and issues. The purpose of this course is to develop students’ interactive skills in order for them to express themselves and consider their peers’ opinions. Students will learn strategies to enhance their listening and speaking skills so that they can interact in extended discussions. Students will also study a range of communication strategies to fulfill a variety of purposes.

2.授業内容第1回:Agreeing and Disagreeing第2回:Using Fillers and Hesitation Devices第3回:Sharing an Anecdote第4回:Evaluating an Idea第5回:Active Listening: Paraphrasing a Speaker第6回:Presentation Skills: Summarizing an Opinion第7回:Discussion Skills: Alternative Ideas第8回:Hedging an Opinion第9回:Reactions and Backchannels第10回:Explaining a Process第11回:Describing Causes and Effects第12回:Presentation Skills: Persuading a Group第13回:Active Listening: Summarizing a Speaker’s Main Points第14回:Discussion Skills: Giving Advice

3.履修上の注意Grading for this course will be based on both preparation for in class communicative activities, and students’ performance in those activities.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students will be required to complete homework assignments before classes.

5.教科書Practice Makes Perfect: English Conversation, Premium Second Edition, Yates, McGraw-Hill Education, 2016, pages 69-144.

6.参考書Students may use a dictionary (paper or electronic).

7.成績評価の方法Homework assignments will count for 50% of the final grade, and completion of class activities will count for 50% of the final grade.

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN311E 科目ナンバー:(IC)LAN311E

119-170_2020情コミ授業概要.indd 169 2020/03/08 15:48:56

Page 172: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

― 170 ―

英語音声学

2単位 ドウ,ティモシー J.3年次

1.授業の概要・到達目標This is an introductory course to the study of English phonetics for students of language teaching and those interested in developing advanced-level English skills. In this course, students will learn how to produce and recognize the English sound system, how to read and write the international phonetic alphabet for English words and sentences, and how to accurately transcribe spoken English. The course aims to give students a comprehensive understanding of the English sound system. To achieve this goal, students will complete in-class tasks in that focus on the comprehension and production of English words and sentences. The course also focuses on the problems that many foreign-language learners face when comprehending and producing spoken English in real time, and students will practice useful strategies that will enable them to overcome the difficulties they face.

2.授業内容第1回:How English Speech Sounds Are Made第2回:The International Phonetic Alphabet第3回:Describing and Classifying English Speech Sounds第4回:The Description of English Vowels第5回:Complex Vowels (Diphthongs)第6回:Consonants第7回:English Sounds in Context第8回:The Shape of English Words第9回:Word Stress第10回:The Schwa and Vowel Reduction第11回:Rhythm and Intonation第12回:Modifications of Sounds in Connected Speech第13回:Pronunciation Teaching Techniques第14回:Pronunciation Goals for English as a Lingua Franca

3.履修上の注意This class will be conducted in English. Students will complete class activities and discussions in small groups.

4.準備学習(予習・復習等)の内容Students will be required to complete review activities and short homework readings before class each week.

5.教科書No textbook is required. The teacher will provide reading materials.

6.参考書Students may use a dictionary (paper or electronic). The teacher will provide supplementary materials

7.成績評価の方法The final exam will count for 60% of the course grade. Homework assignments and a short mid-term test will count for 40% of the course grade. For the final exam, students will transcribe connected English speech in addition to answering questions related to content covered in the course.

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN341J

119-170_2020情コミ授業概要.indd 170 2020/03/08 15:48:56

Page 173: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

ドイツ語

外国語科目群

ドイツ語

171-230_2020情コミ授業概要.indd 171 2020/02/27 18:00:30

Page 174: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

― 172 ― ― 173 ―

1.授業の概要・到達目標 ドイツ語の基礎をアルファべートの発音からじっくり学びます。文法の基礎を身につけながら,自己紹介,買い物,レストランでの注文など,簡単な日常会話ができることをめざします。より具体的には,12月初旬に実施されるドイツ語検定試験4級の合格を目標にします。 また随時,最近のドイツ語圏の国々の文化や日常生活を紹介し,映画を毎回少しずつ鑑賞します。 Aは会話,Bは文法に重点を置きながらも,相互に関連性をもった有機的な授業を行います。

2.授業内容第1回 a イントロダクション b ドイツ語の発音①第2回 a ドイツ語の発音② b 簡単な挨拶の表現第3回 出身と居住地を尋ねる第4回 専攻や職業・国籍が言える①第5回 専攻や職業・国籍が言える②第6回 持ち物についての表現① 数字(1 ~ 20)第7回 持ち物についての表現② 数字(1 ~ 100)第8回 a 中間テスト b 映画鑑賞第9回 レストランでの注文①第10回 レストランでの注文②第11回 家族の紹介第12回 趣味や余暇活動を表現する第13回 勧誘の表現第14回 aまとめ b試験

3.履修上の注意1.毎回(電子辞書ではない)紙媒体の独和辞典を毎回持参すること。2.履修者は,12月初旬に行われるドイツ語検定4級を受験すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 予習・復習は短時間でもよいので必ずして下さい。宿題も頻繁にでます。

5.教科書 「ゲナウ コミュニケーションのドイツ語」(第三書房)

6.参考書 随時,授業で紹介します

7.成績評価の方法 定期試験60%,授業への参加度40%

8.その他

ドイツ語AⅠ

1単位 関 口 裕 昭1年次

ドイツ語AⅠ

1単位 相 原   剣1年次

1.授業の概要・到達目標【授業の概要】発音や文法・構文等をしっかりと確認しながら,会話体のドイツ語に取り組んでいきます。ドイツ語の総合力を養うために,各種プレゼンテーション機器を利用した立体的な授業を展開します。サッカーや映画や音楽,ファッション等,同時代のドイツ語圏の文化事象やアクチュアルなテーマも適宜取り上げていきたいと思います。

【到達目標】会話表現の基礎とその前提となる基本的な文法事項の徹底的な習得を目指します。ドイツ語を単なる語学の知識で終わらせず,楽しむ事も目標とします。

2.授業内容第1回:イントロダクションとアルファベート第2回:発音の規則,挨拶第3回:挨拶第4回:専攻(現在人称変化)第5回:職業(現在人称変化)第6回:持ち物について(名詞の性)第7回:持ち物について(定冠詞・不定冠詞)第8回:レストランでの注文(不定冠詞の4格)第9回:レストランでの注文(否定冠詞の4格)第10回:家族について(所有冠詞)第11回:家族について(人称代名詞)第12回:趣味・余暇活動(不規則変化動詞)第13回:趣味・余暇活動(命令形)第14回:a:表現のまとめ,b:試験

3.履修上の注意毎回辞書は必ずご持参下さい。継続的な取り組みが重要です。

4.準備学習(予習・復習等)の内容【準備学習の内容】予習の際は,個別の単語を日本語に翻訳し日本語で文章の意味を恣意的に再構成するといった方法を避け,出来るだけドイツ語の構造を解き明かす事に注力して下さい。予習時点で一応の訳を書き留めることは原文に対する一つの態度決定という意味でも重要です。

【復習すべき内容】ドイツ語表現は繰り返し復習し,覚えてしまいましょう。小テスト等の復習は必須です。

5.教科書新倉真矢子他著『ゲナウ!コミュニケーションのドイツ語 ノイ』(第三書房)

6.参考書特に定めません。

7.成績評価の方法定期試験(60%)+平常点・授業の取り組み・小テスト(予復習の実践,訳出等の担当,単語テスト,単元テスト,独検)(40%)

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN121N 科目ナンバー:(IC)LAN121N

171-230_2020情コミ授業概要.indd 172 2020/02/27 18:00:30

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外国語科目群

ドイツ語

ドイツ語AⅠ

1単位 石 原 竹 彦1年次

1.授業の概要・到達目標この講座ではドイツ語Bの文法の授業で学習した事項を確認しなが

ら,日常での会話表現を習得します。学習範囲はドイツ語技能検定4級の出題範囲に相当します。

語彙を広げ簡単な挨拶,自己紹介ができるようになるのが狙いです。

2.授業内容第1回 ドイツ語学習への扉第2回 発音とあいさつ第3回 動詞の人称変化のまとめ第4回 自己紹介をする。相手の出身地を尋ねる第5回 専攻や職業,国籍を言えるようにする第6回 数を数える第7回 冠詞類のまとめ 格変化について第8回 自分の持ち物について説明する第9回 レストランで注文する第10回 否定文の作り方のまとめ第11回 家族の紹介第12回 家族について話す。第13回 趣味について話してみる。第14回 aモジュール 試験 bモジュール 正答解説

3.履修上の注意授業は連続して休まないようにしましょう。宿題をやってこなかったり,寝ていたり,ただそこに座っているだけでは出席にはなりません。授業には積極的に参加してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容語学は予習と復習による反復学習がとても大切です。授業の前に,テキストにあらかじめ目を通し,どのようなことを学ぶのか確認しましょう。また毎回の授業で宿題を出しますので必ずやってきてください。

5.教科書 『Genau! コミュニケーションのドイツ語 ノイ』 新倉真矢子他著,

(第三書房)

6.参考書独和辞典は必ず必要です。どの辞書が良いのかについては授業中に説明します。

7.成績評価の方法授業への貢献度20%,小テスト20%,試験60%3分の2以上の出席が期末試験を受験する条件です。出席の条件をクリアしたうえで,小テスト,試験の結果から総合的に評価します。

8.その他

ドイツ語AⅠ

1単位 清 水   薫1年次

1.授業の概要・到達目標この授業では基礎的なドイツ語会話の表現の仕方を学習します。

様々な日常的な場面で用いられるドイツ語の表現を音として捉え,そのまま発話できるように反復練習やペアワークを中心に授業を進めていきます。

基本的なドイツ語の表現の型をできるだけ多く覚え,その変形の仕方を習得することによって,自分の持っている情報や考えをドイツ語で発信するための基礎を身に付けることがこの授業の目標です。また表現を覚えていく過程でドイツの現状や様々な文化的な事柄にも触れたいと思います。

2.授業内容第1回:イントロダクション,アルファベート第2回:発音の規則1第3回:発音の規則2,挨拶第4回:名前,住所について第5回:職業,国籍について第6回:持ち物について,数第7回:食べ物,飲み物について第8回:レストランでの表現第9回:家族の紹介第10回:家族について第11回:趣味について第12回:余暇活動について第13回:休暇について第14回a:講義第14回b:期末試験

3.履修上の注意毎回,独和辞典を持参してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容教科書の単語の意味は前もって調べておいてください。小テストを頻繁に行いますので,特に復習を欠かさないでください。

5.教科書『ゲナウ! コミュニケーションのドイツ語 ノイ』 新倉真矢子他著 (第三書房)

6.参考書『やさしくくわしいドイツ語』 清水薫,石原竹彦著 (第三書房)

7.成績評価の方法授業への参加度(10%)+定期試験(40%)+小テスト(50%)で評価します。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN121N 科目ナンバー:(IC)LAN121N

171-230_2020情コミ授業概要.indd 173 2020/02/27 18:00:30

Page 176: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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1.授業の概要・到達目標 春学期に引き続いて,ドイツ語の基礎的な総合力を確実に身につけながら,簡単な日常会話(洋服を買ったり,道を尋ねたり,時間や天候に関して表現すること)の習得をめざします。 最大の目標は,12月初旬に実施されるドイツ語検定試験4級の合格です。 また随時,最近のドイツ語圏の国々の文化や日常生活を紹介し,毎回少しずつ映画を鑑賞します。 Aは会話,Bは文法に重点を置きながらも,相互に関連性をもった有機的な授業を行います。

2.授業内容第1回 春学期の復習第2回 休暇の予定第3回 贈り物をする第4回 洋服を買う第5回 場所と位置を説明する第6回 行き方を説明する第7回 1日の行動に関する表現第8回 a 中間テスト b 時刻の表現第9回 身体の症状を説明する第10回 過去に関する表現第11回 天候に関する表現①第12回 天候に関する表現②第13回 これまでの表現を使った総合演習第14回 aまとめ,b試験

3.履修上の注意1.毎回(電子辞書ではない)紙媒体の独和辞典を毎回持参すること。2.履修者は12月初旬に行われるドイツ語検定4級をを受験すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 予習・復習は短時間でもよいので必ずして下さい。宿題も頻繁にでます。毎回(電子辞書ではない)独和辞典を持参して下さい。

5.教科書 「ゲナウ コミュニケーションのドイツ語」(第三書房)

6.参考書 最初の授業で紹介します

7.成績評価の方法 定期試験60%,授業への参加度40%

8.その他

ドイツ語AⅡ

1単位 関 口 裕 昭1年次

ドイツ語AⅠ(再履修)

1単位 山 口 真 人1年次

1.授業の概要・到達目標 再履修クラスということで,早くもドイツ語に苦手意識を感じる人が集まってくるものと待ち構えています。春学期で学んだ,もしくは学びそこなったドイツ語の基礎知識を再復習し,苦手意識を払拭することを目標とします。 毎回,文法テーマ別に練習問題をプリントで配布し,それを自宅での学習課題とし,次週の授業で答え合わせをして,理解の足りない点をさらに解説して埋め合わせていく,という方式をとります。授業中には,できるだけ個別の指導ができるよう心がけます。

2.授業内容第1回:イントロダクション第2回:ABCと単語の発音,主語となる人称代名詞第3回:動詞の現在形第4回:動詞sein, haben, werden,第5回:冠詞と名詞(1)第6回:冠詞と名詞(2)第7回:名詞の複数形第8回:不規則変化動詞の現在形(1)第9回:不規則変化動詞の現在形(2),命令形第10回:冠詞類第11回:人称代名詞第12回:前置詞(1)第13回:前置詞(2)第14回:a まとめ,b 試験

*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意予習は必ず行ってから授業にのぞむようにして下さい。毎回きちんと課題を学習して授業にのぞんでいるか,個別にチェックします。各人の積極的な授業参加が求められます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容語学学習は日々の積み重ねです。復習や予習を怠らないようにしましょう。

5.教科書プリント配布。毎回,次週の授業のための課題プリントを配布します。

6.参考書これまでに使用したドイツ語文法の教科書,参考書などを各自持参すること。辞書は毎回使用します。

7.成績評価の方法中間試験10%と学期末試験30%,および平常点60%(毎回授業冒頭で課題プリントの学習状況をチェックして付けます)とで総合的に評価します。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN121N 科目ナンバー:(IC)LAN121N

171-230_2020情コミ授業概要.indd 174 2020/02/27 18:00:30

Page 177: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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外国語科目群

ドイツ語

ドイツ語AⅡ

1単位 相 原   剣1年次

1.授業の概要・到達目標【授業の概要】発音や文法・構文等をしっかりと確認しながら,会話体のドイツ語に取り組んでいきます。ドイツ語の総合力を養うために,各種プレゼンテーション機器を利用した立体的な授業を展開します。サッカーや映画や音楽,ファッション等,同時代のドイツ語圏の文化事象やアクチュアルなテーマも適宜取り上げていきたいと思います。

【到達目標】会話表現の基礎とその前提となる基本的な文法事項の徹底的な習得を目指します。ドイツ語を単なる語学の知識で終わらせず,楽しむ事も目標とします。Web コンテンツの拡大と通信インフラの整備に伴い,地理的に離れた場所に居ながらにしてドイツ語圏の情報に直接アクセスすることが容易になってきました。この状況を活かし,様々なメディア・ツールを利用してドイツ語の総合力を高めることもその目的とします。

2.授業内容第1回:春学期のまとめ,復習第2回:休暇の予定(話法の助動詞・許可・可能・義務)第3回:休暇の予定(話法の助動詞・意思・願望,準話法)第4回:贈り物(自動詞と3格)第5回:贈り物(3格と4格)第6回:場所や位置の説明(3・4格支配の前置詞・3格)第7回:場所や位置の説明(3・4格支配の前置詞・4格)第8回:1日の行動,時刻(分離動詞)第9回:1日の行動,時刻(zu不定詞,再帰代名詞)第10回:身体の症状,過去について(過去形)第11回:身体の症状,過去について(現在完了形)第12回:天候に関する表現(従属の接続詞)第13回:天候に関する表現(比較級・最上級,非人称表現)第14回:a:表現のまとめ,b:試験

3.履修上の注意毎回辞書は必ずご持参下さい。継続的な取り組みが重要です。

4.準備学習(予習・復習等)の内容【準備学習の内容】予習の際は,個別の単語を日本語に翻訳し日本語で文章の意味を恣意的に再構成するといった方法を避け,出来るだけドイツ語の構造を解き明かす事に注力して下さい。予習時点で一応の訳を書き留めることは原文に対する一つの態度決定という意味でも重要です。

【復習すべき内容】ドイツ語表現は繰り返し復習し,覚えてしまいましょう。小テスト等の復習は必須です。

5.教科書新倉真矢子他著『ゲナウ!コミュニケーションのドイツ語 ノイ』(第三書房)

6.参考書特に定めません。

7.成績評価の方法定期試験(60%)+平常点・授業の取り組み・小テスト(予復習の実践,訳出等の担当,単語テスト,単元テスト,独検)(40%)

8.その他

ドイツ語AⅡ

1単位 石 原 竹 彦1年次

1.授業の概要・到達目標春学期に引き続き,この講座ではドイツ語Bの文法の授業で学習した事項を確認しながら,日常での会話表現を習得します。学習範囲はドイツ語技能検定4級と一部は3級の出題範囲に相当します。語彙を広げ簡単な挨拶,自己紹介ができるようになるのが狙いです。

ドイツ語技能検定4級の合格をめざします。

2.授業内容第1回 春学期の復習第2回 話法の助動詞第3回 休暇の予定について話してみる第4回 贈り物をする第5回 洋服を買いに行く第6回 前置詞のまとめ第7回 場所,位置を説明する第8回 道案内をしてみる第9回 分離動詞 再帰動詞のまとめ第10回 zu 不定詞のまとめ第11回 1日のスケジュールを説明する第12回 過去形と現在完了形のまとめ第13回 受動態と関係代名詞のまとめ第14回 aモジュール 試験 b モジュール 正答解説

3.履修上の注意授業は連続して休まないようにしましょう。宿題をやってこなかったり,寝ていたり,ただそこに座っているだけでは出席にはなりません。授業には積極的に参加してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容語学は予習と復習による反復学習がとても大切です。授業の前に,テキストにあらかじめ目を通し,どのようなことを学ぶのか確認しましょう。また毎回の授業で宿題を出しますので必ずやってきてください。

5.教科書 『Genau! コミュニケーションのドイツ語 ノイ』 新倉真矢子他著,

(第三書房)

6.参考書独和辞典

7.成績評価の方法授業への貢献度20%,ドイツ語技能検定の結果20%,試験60%3分の2以上の出席が期末試験を受験する条件です。出席の条件をクリアしたうえで,小テスト,試験の結果から総合的に評価します。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN121N 科目ナンバー:(IC)LAN121N

171-230_2020情コミ授業概要.indd 175 2020/02/27 18:00:30

Page 178: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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ドイツ語AⅡ

1単位 清 水   薫1年次

1.授業の概要・到達目標この授業はドイツ語AⅠを引き継ぐ形で行われます。様々な日常的

な場面で用いられるドイツ語の表現を音として捉え,そのまま発話できるように反復練習やペアワークを中心に授業を進めていきます。

基本的なドイツ語の表現の型をできるだけ多く覚え,その変形の仕方を習得することによって,自分の持っている情報や考えをドイツ語で発信するための基礎を身に付けることがこの授業の目標です。また表現を覚えていく過程でドイツの現状や様々な文化的な事柄にも触れたいと思います。

2.授業内容第1回:春学期の復習第2回:色,身に付けるものについて第3回:誰に何をプレゼントするか第4回:買い物について第5回:場所,位置の説明第6回:行き方の説明第7回:一日の行動1(時刻)第8回:一日の行動2(zu不定形を用いた表現)第9回:過去の行動1(過去形を用いた表現)第10回:過去の行動2(完了形を用いた表現)第11回:身体部分の言い方第12回:病状の説明第13回:天候と行動の関係第14回a:講義第14回b:期末試験

3.履修上の注意毎回,独和辞典を持参してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容教科書の単語の意味は前もって調べておいてください。小テストを頻繁に行いますので,特に復習を欠かさないでください。

5.教科書『ゲナウ! コミュニケーションのドイツ語 ノイ』 新倉真矢子他著 (第三書房)

6.参考書『やさしくくわしいドイツ語』 清水薫,石原竹彦著 (第三書房)

7.成績評価の方法授業への参加度(10%)+定期試験(40%)+小テスト(50%)で評価します。

8.その他

ドイツ語AⅡ(再履修)

1単位 山 口 真 人1年次

1.授業の概要・到達目標 再履修クラスということで,早くもドイツ語に苦手意識を感じる人が集まってくるものと待ち構えています。1年生の秋学期の課程で学びそこなったドイツ語の基礎知識を再復習し,苦手意識を払拭することを目標とします。 毎回,文法のテーマ別に練習問題をプリントで配布し,それを自宅での学習課題とし,次週の授業で答え合わせをして,理解の足りない点をさらに解説して埋め合わせていく,という方式をとります。授業中には,できるだけ個別の指導ができるよう心がけます。

2.授業内容第1回:イントロダクション第2回:分離動詞と非分離動詞第3回:話法の助動詞(1)第4回:話法の助動詞(2)第5回:動詞の三基本形第6回:現在完了形(1)第7回:現在完了形(2)第8回:過去形第9回:未来形,副文第10回:再帰表現第11回:zu不定詞第12回:受動第13回:関係代名詞第14回:a まとめ,b 試験※ 内容は進度に応じて変更になることがあります。

3.履修上の注意予習は必ず行って授業にのぞむようにして下さい。毎回きちんと課題を学習して授業にのぞんでいるか,個別にチェックします。各人の積極的な授業参加が求められます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容語学学習は日々の積み重ねです。復習や予習を怠らないようにしましょう。

5.教科書プリント配布。毎回,次週の授業のための課題プリントを配布します。

6.参考書これまでに使用したドイツ語文法の教科書,参考書などを各自持参すること。辞書は毎回使用します。

7.成績評価の方法中間試験10%と学期末試験30%,および平常点60%(毎回授業冒頭で課題プリントの学習状況をチェックします)とで総合的に評価します。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN121N 科目ナンバー:(IC)LAN121N

171-230_2020情コミ授業概要.indd 176 2020/02/27 18:00:30

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外国語科目群

ドイツ語

ドイツ語BⅠ

1単位 関 口 裕 昭1年次

1.授業の概要・到達目標 ドイツ語の基礎をアルファべートの発音からじっくり学び,1年間で文法の基礎をひととおり身につけ,簡単なドイツ語の文章が読め,書けるようになることをめざします。前期は動詞の現在人称変化,冠詞,名詞,形容詞の格変化,命令形を学びます。ドイツ語の文法は論理的にできていますので,基本さえ身につければ大変使い勝手がよくなります。 具体的な目標は,12月初旬に実施されるドイツ語検定試験4級の合格です。 また随時,最近のドイツ語圏の国々の文化や日常生活を紹介し,毎回少しずつ映画を鑑賞します。ドイツ語の歌も原語で学びます。 Aは会話,Bは文法に重点を置きながらも,相互に関連性をもった有機的な授業を行います。

2.授業内容第1回 a イントロダクション b ドイツ語の発音①第2回 a ドイツ語の発音② b 動詞の現在人称変化①第3回 動詞の現在人称変化②第4回 動詞の現在人称変化③第5回 定冠詞の変化第6回 不定冠詞・否定冠詞の変化第7回 名詞の複数形第8回 a 中間テスト b 映画鑑賞第9回 人称代名詞第10回 定冠詞類の変化第11回 不定冠詞類の変化第12回 動詞の現在人称変化④第13回 命令形第14回 aまとめ,b学期末試験

3.履修上の注意1.毎回(電子辞書ではない)独和辞典を持参すること。2.履修者は12月初旬に行われるドイツ語検定4級を受験すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 予習・復習は短時間でもよいので必ずして下さい。宿題も頻繁に出ます。

5.教科書 「ゲナウ コミュニケーションのドイツ語」(第三書房)

6.参考書 最初の授業で紹介します

7.成績評価の方法 定期試験60%,授業への参加度40%

8.その他

ドイツ語BⅠ

1単位 相 原   剣1年次

1.授業の概要・到達目標【授業の概要】ドイツ語Aの授業との有機的なリンケージを意識しながら,各文法事項の理解を確実なものにするとともに,習得した文法事項が基本的なドイツ語の表現のなかでどのように機能しているかを確認していきます。春学期は,動詞の現在人称変化(ドイツ語では,主語の人称や数によって動詞が変化します。),名詞と冠詞の格変化(ドイツ語では,名詞に男性・女性・中性という性別があります。冠詞はその性別や格によって変化します。ドイツ語は文法が論理的でわかりやすいため,基本さえおさえてしまえば非常に取り組みやすく,より高度なスキルを身につけることも容易な言語だと思います。)といった事項からスタートします。

【到達目標】ドイツ語の基礎文法をしっかりと身につける事を目標とします。まずは独検5級を楽々合格出来る力を身につけます。

2.授業内容第1回:ドイツ語のアルファベット・発音等第2回:現在人称変化第3回:動詞の位置第4回:sein, haben , werden第5回:並列の接続詞第6回:定冠詞第7回:不定冠詞・否定冠詞第8回:名詞の複数形第9回:人称代名詞第10回:不定冠詞類第11回:定冠詞類第12回:不規則変化動詞の現在人称変化第13回:命令形第14回:a:文法まとめ,b:試験

3.履修上の注意毎回辞書は必ずご持参下さい(辞書については初回授業でご紹介します)。継続的な取り組みが重要です。

4.準備学習(予習・復習等)の内容【準備学習の内容】予習の際は,個別の単語を日本語に翻訳し日本語で文章の意味を恣意的に再構成するといった方法を避け,出来るだけドイツ語の構造を解き明かす事に注力して下さい。予習時点で一応の訳を書き留めることは原文に対する一つの態度決定という意味でも重要です。

【復習すべき内容】文法事項で未消化の部分があれば十分に復習をし,学習したドイツ語をしっかりと分析できるようにしておきましょう。小テスト等の復習は必須です。

5.教科書新倉真矢子他著 『ゲナウ!グラマティック ノイ』 (第三書房)

6.参考書特に定めません。

7.成績評価の方法定期試験(60%)+平常点・授業の取り組み・小テスト(予復習の実践,訳出等の担当,単語テスト,単元テスト,独検)(40%)

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN121N 科目ナンバー:(IC)LAN121N

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ドイツ語BⅠ

1単位 石 原 竹 彦1年次

1.授業の概要・到達目標この講座ではドイツ語の基礎文法を学習します。学習する範囲は,ドイツ語特有の発音と挨拶の表現,動詞の現在人称変化,冠詞と名詞の格変化,前置詞,助動詞で,これはおよそドイツ語技能検定の4級レベルに相応します。

このセメスターが終了する頃には,ドイツ語で自己紹介や道案内ができるようになっているはずです。

2.授業内容第1回 ドイツ語学習への扉第2回 発音とあいさつ第3回 動詞の現在人称変化 (1)第4回 動詞の現在人称変化 (1)語尾のつけ方に注意する動詞第5回 定冠詞の格変化第6回 不定冠詞の格変化第7回 複数形第8回 定冠詞類第9回 不定冠詞類第10回 動詞の現在人称変化 (2)第11回 動詞の現在人称変化 (2)さらに不規則に変化する動詞第12回 命令形第13回 話法の助動詞第14回 aモジュール 試験 bモジュール 正答解説

3.履修上の注意授業は連続して休まないようにしましょう。宿題をやってこなかったり,寝ていたり,ただそこに座っているだけでは出席にはなりません。授業には積極的に参加してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容語学は予習と復習による反復学習がとても大切です。授業の前に,テキストにあらかじめ目を通し,どのようなことを学ぶのか確認しましょう。また毎回の授業で宿題を出しますので必ずやってきてください。

5.教科書 『Genau! グラマティック』, 新倉真矢子他著,(第三書房)

6.参考書独和辞典は必ず必要です。どの辞書が良いのかについては授業中に説明します。

7.成績評価の方法授業への貢献度20%,小テスト20%,試験60%3分の2以上の出席が期末試験を受験する条件です。出席の条件をクリアしたうえで,小テスト,試験の結果から総合的に評価します。

8.その他

ドイツ語BⅠ

1単位 清 水   薫1年次

1.授業の概要・到達目標この授業では,ドイツ語の基本的な文法を一通り学習します。ド

イツ語は論理的に組み立てられた言語で,よく一つの構造物に例えられます。部材の形を正確に把握し,基礎からしっかりと組み上げていけば,誰でも建物を完成させることができるでしょう。

一年間のドイツ語学習によって比較的容易なドイツ語の文章を読み,そして書けるようになることがこの授業の目標です。またこのことと合わせて,ドイツ語技能検定試験(4級)合格を目標とします。

2.授業内容第1回:イントロダクション,発音第2回:動詞の規則的な現在人称変化第3回:文の作り方,動詞の位置第4回:sein, haben, werden,並列接続詞第5回:名詞の性と冠詞第6回:定冠詞の格変化第7回:動詞の格支配第8回:不定冠詞の格変化第9回:名詞の複数形第10回:人称代名詞第11回:不定冠詞類第12回:定冠詞類第13回:動詞の不規則な現在人称変化,命令形第14回a:講義第14回b:期末試験

3.履修上の注意毎回,独和辞典を持参してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容教科書の単語の意味は前もって調べておいてください。小テストを頻繁に行いますので,特に復習を欠かさないでください。

5.教科書『ゲナウ!グラマティック ノイ』 新倉真矢子他著 (第三書房)

6.参考書『やさしくくわしいドイツ語』 清水薫,石原竹彦著 (第三書房)

7.成績評価の方法授業への参加度(10%)+定期試験(40%)+小テスト(50%)で評価します。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN121N 科目ナンバー:(IC)LAN121N

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外国語科目群

ドイツ語

ドイツ語BⅡ

1単位 関 口 裕 昭1年次

1.授業の概要・到達目標 春学期に引き続いて,ドイツ語の基礎的な文法を確実に身につけながら,簡単なドイツ語が読め,書けるようになることをめざします。後期は話法の助動詞,前置詞,再帰代名詞,分離動詞,動詞の3基本形,受動態などを学びます。やや難しくなりますので,予習・復習を欠かさずすることが重要です。また12月初旬に実施されるドイツ語検定試験4級の合格を最大の目標にします。 また随時,最近のドイツ語圏の国々の文化や日常生活(特にクリスマス市が美しいです!)を紹介し,文化的にも香りの高い映画を鑑賞します。ドイツ語の歌もみんなで原語で歌います。 Aは会話,Bは文法に重点を置きながらも,相互に関連性をもった有機的な授業を行います。

2.授業内容第1回 春学期の復習第2回 話法の助動詞第3回 話法の助動詞・未来形第4回 前置詞第5回 再帰代名詞・再帰動詞第6回 分離動詞・非分離動詞第7回 zu不定詞第8回 a 中間テスト b 動詞の3基本形① 過去形第9回 動詞の3基本形② 現在完了形第10回 受動態第11回 形容詞の変化・比較第12回 関係代名詞①第13回 関係代名詞②第14回 aまとめ,b試験

3.履修上の注意1.毎回(電子辞書ではない)独和辞典を毎回持参すること。2.履修者は12月初旬に行われるドイツ語検定4級を受験すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 予習・復習は短時間でもよいので必ずして下さい。宿題も頻繁に出ます。

5.教科書 「ゲナウ コミュニケーションのドイツ語」(第三書房)

6.参考書 最初の授業で紹介します

7.成績評価の方法 定期試験60%,授業への参加度40%

8.その他

ドイツ語BⅠ(再履修)

1単位 田 中 謙 司1年次

1.授業の概要・到達目標 入門段階として必要な基礎文法を習得します。特に,動詞の現在人称変化,冠詞類の格変化を重点的に学ぶことにより,文法を理解する上での基本的な事項を確認します。 到達目標として,ドイツ語検定試験5級程度の文法事項を身につけます。

2.授業内容第1回 アルファベートの発音第2回 単語の発音第3回  主語になる人称代名詞/規則的に変化する動詞の現在人称

変化第4回 動詞seinとhabenの変化/語順第5回 定冠詞の格変化その1 第6回 定冠詞の格変化その2第7回 不定冠詞の格変化/名詞の複数形第8回 まとめと復習第9回 不規則動詞の現在人称変化第10回 定冠詞類の変化第11回 不定冠詞類の変化第12回 命令形/人称代名詞第13回 前置詞第14回 a)まとめ b)試験*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意毎回,独和辞典を使います。

4.準備学習(予習・復習等)の内容課題の復習問題に各自で解答し,事前に疑問点を整理しておくこと。

5.教科書プリント使用

6.参考書特に定めない。

7.成績評価の方法出席を前提として,期末試験(60%)と授業への積極的参加度(40%)により評価します。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN121N 科目ナンバー:(IC)LAN121N

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ドイツ語BⅡ

1単位 相 原   剣1年次

1.授業の概要・到達目標【授業の概要】ドイツ語の基礎文法をしっかりと身につける事を目標とします。ドイツ語Aの授業との有機的なリンケージを意識しながら,各文法事項の理解を確実なものにするとともに,習得した文法事項が基本的なドイツ語の表現のなかでどのように機能しているかを確認していきます。秋学期には,より高度で発展的な事項を扱っていきます。ドイツ語検定試験(独検)の対策も,授業のなかで随時行っていきます。

【到達目標】ドイツ語の基礎文法をしっかりと身につける事を目標とします。12月に実施される独検4級(さらには3級)合格で,身に付いたドイツ語のスキルを実感できるようにしましょう。

2.授業内容第1回:話法の助動詞の用法第2回:未来形第3回:前置詞第4回:再帰代名詞・再帰動詞第5回:分離動詞・非分離動詞第6回:zu不定詞第7回:従属の接続詞第8回:動詞の3基本形第9回:過去形・現在完了形第10回:受動態第11回:形容詞の変化第12回:形容詞・副詞の比較変化第13回:関係代名詞第14回:a:接続法,b:試験

3.履修上の注意毎回辞書は必ずご持参下さい。継続的な取り組みが重要です。

4.準備学習(予習・復習等)の内容【準備学習の内容】予習の際は,個別の単語を日本語に翻訳し日本語で文章の意味を恣意的に再構成するといった方法を避け,出来るだけドイツ語の構造を解き明かす事に注力して下さい。予習時点で一応の訳を書き留めることは原文に対する一つの態度決定という意味でも重要です。

【復習すべき内容】文法事項で未消化の部分があれば十分に復習をし,学習したドイツ語をしっかりと分析できるようにしておきましょう。小テスト等の復習は必須です。

5.教科書新倉真矢子他著 『ゲナウ!グラマティック ノイ』 (第三書房)

6.参考書特に定めません。

7.成績評価の方法定期試験(60%)+平常点・授業の取り組み・小テスト(予復習の実践,訳出等の担当,単語テスト,単元テスト,独検)(40%)

8.その他

ドイツ語BⅡ

1単位 石 原 竹 彦1年次

1.授業の概要・到達目標この講座では春学期に引き続きドイツ語の基礎文法を学習します。学習する範囲は,前置詞,複合動詞,再帰表現,過去形,完了形,受動態,形容詞の格変化などで,ドイツ語技能検定の3級レベルに相応します。このセメスターが終了する頃には,グリムなどの平易なドイツ語で書かれた文章が読めるようになっているはずです

12月上旬におこなわれるドイツ語技能検定4級の合格を目指します。

2.授業内容第1回 前置詞 2格支配,3格支配,4格支配の前置詞第2回 前置詞 3,4格支配の前置詞第3回 分離動詞と非分離動詞第4回 再帰動詞第5回 zu 不定詞句第6回 3基本形第7回 過去形第8回 過去形第9回 現在完了形第10回 現在完了形第11回 受動態第12回 関係代名詞第13回 比較表現第14回 aモジュール 試験 bモジュール 正答解説

3.履修上の注意授業は連続して休まないようにしましょう。宿題をやってこなかったり,寝ていたり,ただそこに座っているだけでは出席にはなりません。授業には積極的に参加してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容語学は予習と復習による反復学習がとても大切です。授業の前に,テキストにあらかじめ目を通し,どのようなことを学ぶのか確認しましょう。また毎回の授業で宿題を出しますので必ずやってきてください。

5.教科書『Genau! グラマティック』, 新倉真矢子他著,(第三書房)

6.参考書独和辞典

7.成績評価の方法授業への貢献度20%,ドイツ語技能検定の結果20%,試験60%3分の2以上の出席が期末試験を受験する条件です。出席の条件をクリアしたうえで,小テスト,試験の結果から総合的に評価します。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN121N 科目ナンバー:(IC)LAN121N

171-230_2020情コミ授業概要.indd 180 2020/02/27 18:00:30

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外国語科目群

ドイツ語

ドイツ語BⅡ

1単位 清 水   薫1年次

1.授業の概要・到達目標この授業はドイツ語BⅠを引き継ぐ形で行われ,ドイツ語の基本的

な文法を一通り学習します。ドイツ語は論理的に組み立てられた言語で,よく一つの構造物に例えられます。部材の形を正確に把握し,基礎からしっかりと組み上げていけば,誰でも建物を完成させることができるでしょう。

一年間のドイツ語学習によって比較的容易なドイツ語の文章を読み,そして書けるようになることがこの授業の目標です。またこのことと合わせてドイツ語技能検定試験(4級)合格を目標とします。

2.授業内容第1回:春学期の復習第2回:話法の助動詞,未来形第3回:前置詞の格支配第4回:再帰代名詞・再帰動詞第5回:分離動詞と非分離動詞第6回:zu不定詞第7回:従属の接続詞第8回:動詞の3基本形第9回:過去形第10回:現在完了形第11回:受動態第12回:形容詞の格語尾と比較変化第13回:関係代名詞第14回a:講義第14回b:期末試験

3.履修上の注意毎回,独和辞典を持参してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容教科書の単語の意味は前もって調べておいてください。小テストを頻繁に行いますので,特に復習を欠かさないでください。

5.教科書『ゲナウ! グラマティック ノイ』 新倉真矢子他著 (第三書房)

6.参考書『やさしくくわしいドイツ語』 清水薫,石原竹彦著 (第三書房)

7.成績評価の方法授業への参加度(10%)+小テスト・定期試験(50%)+ドイツ語技能検定試験(40%)で評価します。

8.その他

ドイツ語BⅡ(再履修)

1単位 田 中 謙 司1年次

1.授業の概要・到達目標 ドイツ語BIの重要事項を踏まえて,会話と読解に必要不可欠な基礎文法を習得します。特に,冠詞類及び前置詞の用法を復習事項として重点的に学習し,助動詞構文などへの応用力を養います。 到達目標として,ドイツ語検定試験4級程度の文法事項をカバーします。

2.授業内容第1回 数詞と聞き取り第2回 冠詞類の変化第3回 人称代名詞第4回 前置詞の意味と用法その1第5回 前置詞の意味と用法その2第6回 話法の助動詞その1第7回 話法の助動詞その2/未来形第8回 まとめと復習第9回 分離動詞/作文第10回 形容詞その1第11回 形容詞その2 /名詞化第12回 再帰動詞第13回 接続詞/ zu不定詞句第14回 a)まとめ b)試験*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意毎回,独和辞典を使います。

4.準備学習(予習・復習等)の内容課題の復習問題を各自で解答し,事前に疑問点を整理しておくこと。

5.教科書プリント使用

6.参考書特に定めない。

7.成績評価の方法出席を前提として,期末試験(60%),授業への積極的参加度(40%)により評価する。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN121N 科目ナンバー:(IC)LAN121N

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ドイツ語AⅢ

1単位 山 口 真 人2年次

1.授業の概要・到達目標 1年次で学んだドイツ語の基礎知識をもとに,それをさらに発展させていきましょう。1年次の初級文法の学習では,どうしても時間の制約に追われて理解が不徹底なままで,2年生の授業でいま苦労している,といった声を毎年よく耳にします。そこでこの春学期のクラスでは,1年次の,特に秋学期に学習した文法の諸事項,具体的には,動詞が複合的に使われる用法(話法の助動詞,完了形,受動態,関係文などの副文)を,文法の練習問題を数多く解くことで再確認していきたいと思います。 さらに接続法の用例にも慣れてもらうことで,後期の長文読解の授業への橋渡しも行います。 初級ドイツ語をきちんと地盤固めしたい,という方におすすめです。

〈到達目標〉 初級レベルのドイツ語文法の知識をしっかり定着させ,あわせて基礎単語の充実をはかる。

2.授業内容第1回:イントロダクション。プリント教材配布。第2回:話法の助動詞(1)第3回:話法の助動詞(2)第4回:再帰動詞。第5回:動詞の三基本形。不規則変化について集中説明。第6回:過去形第7回:完了形(1) 小テスト実施。第8回:完了形(2)第9回:副文とzu不定詞。第10回:関係代名詞と関係文。第11回:受動態。第12回:接続法(1)第13回:接続法(2)第14回 a:授業のまとめと補足  b:試験

*講義内容は必要に応じて変更することがあります

3.履修上の注意各自が1年次に使用した初級文法の教科書・参考書,ならびに独和辞典を毎回持参のこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回の授業は,配布プリントの文法問題を事前に各自が学習し,その答え合わせを行って理解度を深める場とするようにして下さい。問題をできるだけ数多く解いてもらいたく,出席者は毎回必ず一度は当てられると思っていて下さい。

5.教科書プリント教材を配布します。

6.参考書1年次使用の教科書。独和辞典。

7.成績評価の方法平常点(授業回数の3分の2以上の出席者を評価対象とし,授業での発言等によって評価する)(60%),中間テスト(10%),学期末テスト(30%)などを総合して判定します。

8.その他

ドイツ語AⅣ

1単位 山 口 真 人2年次

1.授業の概要・到達目標 これまでのドイツ語学習をもとに,比較的難易度の低いドイツ語の長文を読みながら,文法やボキャブラリーの力を高め,また正しい発音の習得など,総合的なドイツ語力の育成に努めていきます。 2年生のクラスですので,言語の背景をなす文化や歴史についての関心を掘り起こしてもらいたく,テーマを定めて関連する資料映像を視聴し,さまざまな問題について考える機会としてもらいたいとも考えています。

〈到達目標〉 ドイツ語長文読解に取り組みながら,発音,作文,文化・社会面での知識力アップなどの面も併せ,ドイツ語能力を総合的に向上させる。

2.授業内容第1回:イントロダクション。プリント教材配布。第2回:第1テクスト(1)第3回:第1テクスト(2)第4回:第2テクスト(1)第5回:第2テクスト(2)第6回:第3テクスト(1)第7回:第3テクスト(2)第8回:第4テクスト(1)第9回:第4テクスト(2)第10回:第5テクスト(1)第11回:第5テクスト(2)第12回:第6テクスト(1)第13回:第6テクスト(2)第14回 a:授業のまとめと補足  b:試験

*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 毎回の授業は,その回に読むテクストを事前に各自が学習し,その読みの正しさと理解度を確認する場とするようにして下さい。単に訳出して事足れりとするのでなく,文法的,構文としての理解,内容上の理解,単語のアクセントの位置の確認など,ドイツ語力を総合的に高める読み方を身につけてもらいたいと考えています。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 講読予定のテクストを必ず予習してくること。

5.教科書 プリント教材を配布します。 ドイツ語圏の興味深い事情をさまざま伝えるテクストを選びます。

6.参考書 独和辞典,ならびに1年次に使用の初級文法の教科書,もしくは参考書を持参のこと。

7.成績評価の方法 平常点(授業回数の3分の2以上の出席者を評価対象とし,授業での発言等によって評価する)(60%),中間テスト(10%),学期末テスト(30%),などを総合して判定します。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN221N 科目ナンバー:(IC)LAN221N

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外国語科目群

ドイツ語

ドイツ語BⅣ

1単位 田 中 謙 司2年次

1.授業の概要・到達目標 ドイツ語Ⅲに引き続き,ドイツ語を理解する上で必要不可欠な基礎文法を確認しながら会話・読解力を養います。特に,さまざまな助動詞の使い分け,関係文,zu不定詞句,従属接続詞による副文の機能など,読解の上でポイントとなる事項については詳しく扱います。テキストは春学期と同様に,主にドイツ人の生活習慣や価値観を中心にした比較的平易な文章で構成されています。習得するドイツ語表現に応じてプリントを配布します。到達目標としては,ドイツ語検定試験3級レベル以上の実力を養います。

2.授業内容第1回:春学期の総復習と問題点の確認第2回:テキスト講読第3回:文法解説/比較表現第4回:文法解説/語順第5回:テキスト講読第6回:文法解説/接続法I式第7回:文法解説/接続法II式第8回:テキスト講読第9回:文法解説/過去分詞の用法第10回:テキスト講読第11回:文法解説/前置詞句第12回:テキスト講読第13回:テキスト講読第14回:a) まとめ b) 試験*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意毎回,独和辞典を使います。

4.準備学習(予習・復習等)の内容課題の復習問題に各自で解答し,事前に疑問点を整理しておくこと。

5.教科書『ドイツ人を知る9章+1』大谷弘道著(三修社)

6.参考書特に定めない。

7.成績評価の方法出席を前提として,期末試験(60%)と授業への積極的参加度(40%)により評価します。

8.その他

ドイツ語BⅢ

1単位 田 中 謙 司2年次

1.授業の概要・到達目標 1年次のドイツ語の授業を終えたことで,ドイツ語の仕組みがある程度見えてきたと思いますが,1年の教科書の後半部分は未習のまま残っているかもしれません。また,すでに学んだところでも,確実な知識として身についているといえる人は少ないと思います。 この授業では,ドイツ語の理解に欠かすことのできない基礎文法や会話・読解の技術に磨きをかけて,総合的なドイツ語能力の向上を目指します。まず,1年次の文法事項や基本語彙を確実に習得して,次第に応用力を養います。ドイツ語検定試験3級程度の文法事項を扱います。読解のテキストは,主にドイツ人の生活習慣や価値観を中心にした比較的平易な文章で構成されています。習得するドイツ語表現に応じてプリントを配布します。

2.授業内容第1回:数詞と聞き取り第2回:テキスト講読第3回:文法解説/ 2格名詞第4回:文法解説/関係代名詞第5回:テキスト講読第6回:文法解説/ zu不定詞句第7回:文法解説/形容詞第8回:テキスト講読第9回:文法解説/受動態第10回:文法解説/語順第11回:テキスト講読第12回:文法解説/現在分詞の用法第13回:文法解説/従属接続詞と副文第14回:a) まとめ b) 試験*授業内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意毎回,独和辞典を使います。

4.準備学習(予習・復習等)の内容課題の復習問題に各自で解答し,事前に疑問点を整理しておくこと。

5.教科書『ドイツ人を知る9章+1』大谷弘道著(三修社)

6.参考書特に定めない。

7.成績評価の方法出席を前提として,期末試験(60%)と授業への積極的参加度(40%)により評価します。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN221N 科目ナンバー:(IC)LAN221N

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フランス語

外国語科目群

フランス語

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Page 188: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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フランス語AⅠ

1単位 高 馬 京 子1年次

1.授業の概要・到達目標複数の外国語習得が求められるグローバルコンテクストにおいて,

欧州,アフリカ,カナダの多くの国で使用され,また,数々の国際機関で公用語,作業言語の指定も受けているフランス語の基礎コミュニケーション能力を養います。仏検受験対策も視野に入れつつ,教科書,補足教材を通して言語と密接な関係のあるフランス文化,フランス人の考え方なども学びながらフランス語の読む,書く,話す,聞くの実践能力をつちかうことを目指します。

2.授業内容(1)・イントロダクション・アルファベ・発音(2)・自己紹介をする,質問する(3)・尋ねる(4)・尋ねる(5)・好きなことをいう(6)・好きなことをいう(7)・好みを説明する(8)・自分について説明する(9)・持っているものについて話す(10)・物や人について尋ねる(11)・場所を尋ねる(12)・場所を尋ねる(13)・~したいか尋ねる,何をするのか尋ねる(14)・考査*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容語学は日々の積み重ねで上達するため,授業に積極的に参加し,授業外でも,予習,復習,宿題をこつこつしっかりやってフランス語を身につけていってください。

5.教科書SPIRALE nouvelle edition (アシェット・ジャポン,2016年)

6.参考書その他授業中補足資料をプリントで配布。2回目以降,辞書を必ず持参してください。(一回目のガイダンスで指示)

7.成績評価の方法定期試験70%,平常点30%(出席,授業中のミニテスト,音読,宿題などの活動)

8.その他

フランス語AⅠ

1単位 永 倉 千夏子1年次

1.授業の概要・到達目標言語を学ぶにあたっては,語学的な学習が必要なことはもちろん

ですが,言語の背景となっている文化や民族性,思考法,歴史など,付随する様々なことを知ることも大切です。ここでは,フランス語の基本的な構造を掴み文法を学びながら,それを利用して聞き話す力を養い,文字でも音声でも理解し発信,コミュニケーションできる表現を増やしていきます。到達目標は,秋学期の仏検に向けて準備をすること,習得したフレーズが明瞭かつ効果的に話せること,フランス文化の中で興味のあるジャンルを持ち,発展的学習へのモチベーションをもつことです。春学期は,仏検準備も行ないます。

2.授業内容第1回: 導入,アルファベ,発音と綴り字,基本的な挨拶,数詞1

~ 10第2回:名詞の性数,不定冠詞,定冠詞,提示の表現第3回:主語人称代名詞,動詞etre,形容詞の性数一致と位置第4回:部分冠詞,動詞avoir,否定文と否定のde,第5回:第1群規則動詞,疑問文,疑問形容詞第6回:第2群規則動詞,指示形容詞,所有形容詞,数詞11~20第7回:中間まとめ第8回:疑問代名詞,動詞faire, mettre第9回:動詞 aller,定冠詞の縮約,近接未来,疑問副詞第10回:動詞partir, venir,近接過去,指示代名詞第11回:強勢形,動詞prendre,直接目的補語人称代名詞第12・13回: 動詞voir, descendre, ecrire, dire,間接目的補語人称代

名詞,命令文,非人称表現,まとめ第14回:a:定期試験    b:全体の振り返りと試験の解答解説

 *授業内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意授業中の口頭,筆記での演習への参加が平常点となる。毎回,授業の始めに小テストを行なうので,必ず復習をすること。予習時に単語を調べてくる他,授業には辞書を携帯すること。秋学期にフランス語AⅡを履修のこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容仏和辞典を携帯すること。毎時間の初めに小テストを行うので,復習は必須。動詞の活用,単語は暗記。翌週の単語調べをしてくること。

5.教科書「フランス語の音色(CD付き)」中村敦子著,駿河台出版社

6.参考書プリント配布

7.成績評価の方法定期試験60%+平常点40%平常点は,出席の他,小テスト,授業中の発表などからなる。出席より授業への参加を重視する。

8.その他クラウン,ル・ディコ,プチ・ロワイヤル,パスポートなど仏和中辞典を用意すること。(各辞書の違いは初回授業時に説明)

科目ナンバー:(IC)LAN131N 科目ナンバー:(IC)LAN131N

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外国語科目群

フランス語

フランス語AⅠ

1単位 パジェス,クリストフ1年次

1.授業の概要・到達目標この授業は,フランス語で自己表現ができるようになることを目

的とした,フランス語会話クラスです。限られた文法知識の中で,日常的な話題について自然に聞く・話

すことができるようになることを目指しています。授業は,発音,基本会話の習得,会話練習,リスニングという要素

で構成され,各レッスンで取り上げられる話題について,自然なフランス語での会話の仕方やボキャブラリーを学びます。ビデオを使用して,フランスの文化についても学びます。仏検受験準備も行います。

必要に応じて日本語でも説明します。

2.授業内容第1回aのみ イントロダクション第2回 レッスン 1 あなたは日本人ですか? ◯◯◯はフランス語/英語/日本語で何と言いますか?第3回 レッスン 2 あなたはどこに住んでいますか? どうやってここに来ますか?第4回 レッスン 3 あなたの出身はどこですか? 芦屋を知っていますか?第5回 レッスン 4 ここに来るのにどのくらい時間がかかりますか? 週に何回フランス語を勉強していますか?第6回 レッスン 5 アルバイトをしていますか? (アルバイトは)いいですか?第7回 レッスン 6 あなたには兄弟姉妹はいますか? あなたは何歳ですか?第8回 確認テスト第9回 レッスン 7 自由な時間があるときあなたは何をしますか? どんな音楽が好きですか?第10回 レッスン 8 今週末何をするつもりですか? 休みのあいだどこかに行くつもりですか?第11回 レッスン 9 ふつうパリでは 8 月はどんな天気ですか? 明日はどんな天気ですか?第12回 アクティビテ 1 道を尋ねる第13回 アクティビテ 2 生活している場所を説明する第14回 アクティビテ 3 天気について話す

*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意授業への積極的参加を最も重視します。授業の予習と復習があります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習:授業前に音声教材を聞いておくこと復習:語彙と例文を記憶しておくこと

5.教科書Moi, je...コミュニケーション(出版社:ALMA France-Japan Editeur)ISBN 978-4-905343-03-5

6.参考書無し

7.成績評価の方法平常点(100%)

8.その他

1.授業の概要・到達目標やさしいフランス語の文章を音読しながら,フランス語の仕組み

を理解する。フランス語の聞き取りにも取り組み,コミュニケーション能力を高める。そしてフランス語検定を目指しながら,フランス文化への理解も深めたい。はじめはアルファべから。

2.授業内容① テクスト音読② 文法確認③ 仏会話・歌・詩などの聞きとり・音読④ フランス語の暗記

第1回 アルファベ第2回 綴り字の読み方第3回 挨拶をする第4回 名前と住んでいるところ第5回 フランス人の名前第6回 身分・職業・国籍第7回 パリの名所第8回 年齢・話す言葉・電話第9回 フランコフォニー第10回 家族第11回 買い物・好き・嫌い第12回 時間・予定第13回 まとめ第14回 a. 試験 b. 解説

3.履修上の注意教室で指示する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容テクストの音声を何度も繰り返し聴き,声に出して読む。

5.教科書« C’est à vous ! », Asako Yokomichi, Édition ASAHI, 2020.

6.参考書教室で指示する。

7.成績評価の方法小テスト40%,定期試験60%

8.その他

フランス語AⅠ

1単位 西 村 美 穂1年次

科目ナンバー:(IC)LAN131N 科目ナンバー:(IC)LAN131N

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フランス語AⅡ

1単位 高 馬 京 子1年次

1.授業の概要・到達目標フランス語AⅠに引き続き,複数の外国語習得が求められるグロー

バルコンテクストにおいて,欧州,アフリカ,カナダの多くの国で使用され,また,数々の国際機関で公用語,作業言語の指定も受けているフランス語の基礎コミュニケーション能力を養います。仏検4級の受験も目指しつつ,教科書,補足教材を通して言語と密接な関係のあるフランス文化,フランス人の考え方なども学びながらフランス語の読む,書く,話す,聞くの実践能力をつちかうことを目指します。

2.授業内容(1)・趣味・余暇について話す(2)・家族について話す(3)・どこに行くか尋ねる,時間を尋ねる(4)・できること,するべきことをいう,誘う,約束する(5)・よく行く場所について話す(6)・習慣について話す,過去形(7)・交通手段について話す(8)・道順を聞く(9)・天気,計画,助言について話す(10)・食生活について話す(11)・過去のことを話す(12)・過去のことを話す(13)・復習(14)・復習(仏検4級をめざして2), 考査*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容語学は日々の積み重ねで上達するため,授業に積極的に参加し,授業外でも,予習,復習,宿題をこつこつしっかりやってフランス語を身につけていってください。

5.教科書『Spirale』(アシェットジャポン)

6.参考書その他授業中補足資料をプリントで配布。辞書を持参してください。

7.成績評価の方法定期試験70%,平常点30%(出席,授業中のミニテスト,音読,宿題などの活動)

8.その他フランス語AⅡの履修にはフランス語AⅠの単位取得を条件とする。

フランス語AⅠ(再履修)

1単位 増 田 晴 美1年次

1.授業の概要・到達目標今日,私たちが世界と向かい合うとき,「グローバル・ランゲージ

=英語」以外の言語が担う文化や表現形式を識ることが重要です。フランス語は,国際的な外交言語・作業言語です。従って,フランス語を介したコミュニケーション能力を身につけたいと考える人は少なくないでしょう。本授業では,「ことばの仕組み=文法」を理解し,フランス語で表現するための基礎を身につけることを目的とします。同時に,フランス文化に触れて関心を持ち,フランス語の発展的理解を深めていくことも目標です。フランス語検定(5級,4級)を目指すことも推奨します。

2.授業内容1 挨拶する・綴り字と発音2 挨拶する・綴り字と発音3 国籍を言うための表現4 国籍を言うための表現5 自己紹介を中心とした表現6 自己紹介を中心とした表現7 好きなものを言うために必要な表現8 好きなものを言うために必要な表現9 物をたずねる・場所をたずねる表現10 物をたずねる・場所をたずねる表現11 年齢等を言うための表現12 年齢等を言うための表現13 まとめ(1)14 a: まとめ(2) b: 筆記試験形式による理解度の確認

3.履修上の注意本授業は再履修科目であることから,学習事項が速やかに単位取得に結び付くことが,まずは何よりも重要です。教科書と辞書を必ず持参してください。持参しないものは「不可」とします。また,授業の進行を妨げるような講義途中の入室,退出,私語等を慎みましょう。場合によっては減点,或いは「不可」の対象とします。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・普段からフランス発(ヨーロッパ発)のニュースに関心を持つと良いでしょう。・フランス語検定(5級,4級)を目指すと,資格取得にも結び付き,モチベーションアップになるでしょう。

5.教科書『パリのクール・ジャパン』 藤田裕二(朝日出版社) 2012年

6.参考書辞書は,各自,自由に選び,必ず持参すること。

7.成績評価の方法授業と定期試験の総合評価とする(試験70%,出席状態と授業内の活動30%)。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN131N 科目ナンバー:(IC)LAN131N

171-230_2020情コミ授業概要.indd 188 2020/02/27 18:00:30

Page 191: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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外国語科目群

フランス語

フランス語AⅡ

1単位 永 倉 千夏子1年次

1.授業の概要・到達目標言語を学ぶにあたっては,語学的な学習が必要なことはもちろん

ですが,言語の背景となっている文化や民族性,思考法,歴史など,付随する様々なことを知ることも大切です。ここでは,フランス語の基本的な構造を掴み文法を学びながら,それを利用して聞き話す力を養い,文字でも音声でも理解し発信,コミュニケーションできる表現を増やしていきます。到達目標は,秋の仏検4級,5級を目指すこと,習得したフレーズが明瞭かつ効果的に話せること,フランス文化の中で興味のあるジャンルを持ち,発展的学習へのモチベーションをもつことです。秋学期は,仏検4級,5級を目指します。

2.授業内容第1回:a:春学期定期試験の返却,b:代名動詞第2・3回:過去分詞,複合過去,動詞pouvoir, devoir, croire, lire第4回:代名動詞の複合過去第5回:中性代名詞,動詞vouloir, savoir第6回:比較級,最上級,動詞connaitre, courir第7回:中間まとめ第8回:半過去,大過去第9回:関係代名詞,動詞offrir, recevoir第10回:単純未来第11回:受動態第12回:条件法第13回:現在分詞,ジェロンディフ第14回:a:定期試験    b:1年の振り返りと試験の解答解説

 *授業内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意授業中の口頭,筆記での演習への参加が平常点となる。毎回,授業の始めに小テストを行なうので,必ず復習をすること。予習時に単語を調べてくる他,授業には辞書を携帯すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容仏和辞典を携帯すること。毎時間の初めに小テストを行うので,復習は必須。動詞の活用,単語は暗記。翌週の単語調べをしてくること。

5.教科書「フランス語の音色(CD付き)」中村敦子著,駿河台出版社

6.参考書プリントを使用。

7.成績評価の方法定期試験60%+平常点40%平常点は,出席の他,小テスト,授業中の発表などからなる。出席より授業への参加を重視する。

8.その他クラウン,ル・ディコ,プチ・ロワイヤル,パスポートなど仏和中辞典を用意すること。(各辞書の違いは初回授業時に説明)

フランス語AⅡ

1単位 西 村 美 穂1年次

1.授業の概要・到達目標やさしいフランス語の文章を音読しながら,フランス語の仕組み

を理解する。フランス語の聞き取りにも取り組み,コミュニケーション能力を高めてゆく。そしてフランス語検定(5級・4級)に備えながら,フランス文化への理解も深めたい。

2.授業内容① テクスト音読② 文法確認③ 仏会話・歌・詩などの聞きとり・音読④ フランス語の暗記

第1回 コーヒーはいかが?第2回 スポーツと趣味第3回 過去のことを話す第4回 日常生活第5回 家第6回 ペールラシェーズ墓地第7回 比較・願望第8回 お天気第9回 オルセー美術館第10回 ジェスチャー第11回 感情第12回 料理第13回 まとめ第14回 a. 試験 b. 解説

3.履修上の注意教室で指示する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容テクストの音声を何度も繰り返し聴き,声に出して読む。

5.教科書« C’est à vous ! », Asako Yokomichi, Édition ASAHI, 2020.

6.参考書その都度,教室で指示する。

7.成績評価の方法小テスト40%,定期試験60%

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN131N 科目ナンバー:(IC)LAN131N

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フランス語AⅡ(再履修)

1単位 増 田 晴 美1年次

1.授業の概要・到達目標今日,私たちが世界と向かい合うとき,「グローバル・ランゲージ

=英語」以外の言語が担う文化や表現形式を識ることが重要です。フランス語は,国際的な外交言語・作業言語です。従って,フランス語を介したコミュニケーション能力を身につけたいと考える人は少なくないでしょう。本授業では,「ことばの仕組み=文法」を学び,

「聞く・話す」力を養い,文字でも音声でも理解し,コミュニケーションができるようになることを目的とします。同時に,フランス文化に触れて関心を持ち,フランス語の発展的理解を深めていくことも目標です。フランス語検定(5級,4級)を目指すことも推奨します。

2.授業内容1 復習(1) 冠詞やaller・venir など2 復習(2) 定冠詞の縮約など3 家族について語る 所有の表現4 家族について語る 所有の表現5 買い物をする 日用品の語彙 比較表現6 買い物をする 日用品の語彙 比較表現7 月や曜日を言う 補語人称代名詞8 月や曜日を言う 補語人称代名詞9 天候や時刻を言う 代名動詞など10 天候や時刻を言う 代名動詞など11 過去や未来の話をする 色や移動手段の表現など12 過去や未来の話をする 色や移動手段の表現など13 過去や未来の話をする 様々な否定や季節の語彙の表現など14 a : まとめ b : 筆記試験による理解度の確認

3.履修上の注意本授業は再履修科目であることから,学習事項が速やかに単位取得に結び付くことが,まずは何よりも重要です。教科書と辞書を必ず持参してください。持参しないものは「不可」とします。また,授業の進行を妨げるような講義途中の入室,退出,私語等を慎みましょう。場合によっては減点,或いは「不可」の対象とします。なお,教室内での勉強を,フランス語検定(5級・4級)チャレンジにもつなげると,資格取得ともなり,モチベーションがアップすることでしょう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・普段からフランス(あるいはヨーロッパ)発のニュースに関心を持つとよい。・時間があるときに,教科書のコラム欄(文化的なトピック)に目を通すとよい。

5.教科書『パリのクール・ジャパン』 藤田裕二(朝日出版社) 2012年

6.参考書辞書は,各自,自由に選び,必ず持参すること。

7.成績評価の方法授業と定期試験の総合評価とする(試験70%,出席状態と授業内の活動30%)。

8.その他

フランス語AⅡ

1単位 パジェス,クリストフ1年次

1.授業の概要・到達目標この授業は,フランス語で自己表現ができるようになることを目

的とした,フランス語会話クラスです。限られた文法知識の中で,日常的な話題について自然に聞く・話

すことができるようになることを目指しています。授業は,発音,基本会話の習得,会話練習,リスニングという要素

で構成され,各レッスンで取り上げられる話題について,自然なフランス語での会話の仕方やボキャブラリーを学びます。ビデオを使用して,フランスの文化についても学びます。仏検4級,5級を目指します。

必要に応じて日本語でも説明します。

2.授業内容第1回aのみ イントロダクション第2回 レッスン 1 あなたは休みのあいだ何をしましたか? それはどうでしたか?第3回 レッスン 2 あなたは外国に行ったことがありますか? あなたはエスカルゴを食べたことがありますか?第4回 レッスン 3 もし私がフランスに行ったら,何をするのがおすすめですか? いつの季節に行くのがいいですか?第5回 レッスン 4 あなたは最近よい映画を見ましたか? あなたの一番好きな俳優は誰ですか?第6回 レッスン 5 ふつう朝御飯は何を食べますか? あなたの家で料理をするのは誰ですか?第7回 レッスン 6 普段何時に起きますか? 今朝は何時に起きましたか?第8回 確認テスト第9回 レッスン 7 あなたは高校生の時どんなスポーツをしていましたか? (そのスポーツを)まだやっていますか?第10回 レッスン 8 もし時間がたくさんあったら,どんなことをしてみたいですか? もしあなたがお金持ちだったら,働きますか?第11回 レッスン 9 将来何をしたいですか? 5年後あなたはどこに住んでいると思いますか?第12回 アクティビテ 1 その日・その週のスケジュール第13回 アクティビテ 2 レストランで何かを注文する第14回 アクティビテ 3 観光ガイドブックを読む(気候,観光情報,特産品)*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意授業への積極的参加を最も重視します。授業の予習と復習があります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習:授業前に音声教材を聞いておくこと復習:語彙と例文を記憶しておくこと

5.教科書Moi, je...コミュニケーション(出版社:ALMA France-Japan Editeur)ISBN 978-4-905343-03-5

6.参考書無し

7.成績評価の方法平常点(100%)

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN131N 科目ナンバー:(IC)LAN131N

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外国語科目群

フランス語

フランス語BⅠ

1単位 高 尾   歩1年次

1.授業の概要・到達目標フランスはその文化や歴史を誇る国です。また,フランス語は世界の多くの国や地域で使用され,国際機関の公用語・作業言語にもなっています。この授業ではPARLONS ET LISONS LE FRANCAISをテキストに,パリでの現地収録の映像を使ってフランス人による自然な会話場面を学習した後,今のフランスの姿を伝えるルポルタージュ形式の映像を見ながら,その要約の文章を読むことによってフランス語の基礎読解力を養います。

2.授業内容進行予定は以下のとおり。第1回 L.1 イントロダクション/出会い第2回 L.2 さまざまな商品第3回 L.2 パリのデパート第4回 L.3 きょうだいがいます第5回 L.3 フランスの人口第6回 L.4 言語第7回 L.4 何語を話す?第8回 L.5 買い物第9回 L.5 フランスのマーケット第10回 L.6 夏の予定第11回 L.6 フェスティヴァル第12回 L.7 展覧会に行く第13回 L.7 オルセー美術館第14回 a 期末考査  b 解説

3.履修上の注意提出物の期限を守り,授業に遅刻しないこと

4.準備学習(予習・復習等)の内容事前にやってくるよう指示された作業をきちんと行ったうえで授業にのぞむことテキストのWeb資料を利用してあらためて内容を見直すなど, 授業で扱った事柄について毎回確認し, その際必ずフランス語を音読すること

5.教科書PARLONS ET LISONS LE FRANCAIS

『きみと話したいフランス語 スマート版』朝日出版社ISBN 978- 4-255-35299- 2 C1085

6.参考書『増補改訂版 新・リュミエール フランス文法参考書』駿河台出版社

7.成績評価の方法平常点・授業への参加度50%,試験およびレポート50%

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN131N

フランス語BⅠ

1単位 宮 川 慎 也1年次

1.授業の概要・到達目標 外国語を学ぶことは,他の国の人たちのものの見方,考え方を学ぶことでもあります。日本語と英語に合わせてフランス語も学ぶことで,フランス人の価値観にも触れてみませんか。 また,フランス語は,国連の諸活動やオリンピックなど,国際的な舞台で広く使用される言語の一つでもあります。 この授業では,アルファベや綴り字の読み方から始めて,初級文法の前半程度の知識を身につけ,現在形の簡単な文章を読めるようになることを目指します。到達目標は以下のようです。・ 日常生活に必要な程度のフランス語を,聞き話し,読み書きでき

るようになるための文法を身につける。・ 国際的な分野で活躍できる視野を養う。・ 資格を増やすため,フランス語検定の受験準備をも念頭に置いて

進める。

2.授業内容各回の内容は,文法事項で示すと次のようになる。

1 アルファベの読み方,綴り字の読み方2 名詞の性と数,不定冠詞3 部分冠詞,定冠詞4 Il y aなどの慣用表現5 主語人称代名詞,規則動詞(―er動詞と―ir動詞)6 基本動詞の直説法現在7 否定形,疑問文に対する答え,指示形容詞8 形容詞の位置,形容詞の女性形,名詞の複数形・形容詞の複数形9  形容詞の前の不定冠詞(複数) des→de,不規則動詞 aller, venir

の直説法現在10 冠詞の縮約(à+定冠詞, de+定冠詞),形容詞の女性形11  疑問形容詞,不規則動詞 faire, prendre mettre, attendreの直説

法現在12  命令形,所有形容詞,不規則動詞 partir, vouloir, pouvoir, devoir

の直説法現在13 過去分詞,直説法複合過去14 a 期末試験  b 正答解説

3.履修上の注意受講姿勢(問題演習に取り組む姿勢など)も重視するので,テストの苦手な人はその面で頑張って欲しい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業で扱う課題文を,できるかぎり音読するとよい。また,動詞の活用はフランス語を習得するポイントの一つなので,繰り返し復習するとよい。

5.教科書『ル・フランセ』斎藤昌三著(白水社)

6.参考書仏和辞典は毎回持参すること。

7.成績評価の方法試験(中間・期末の二回)…80%,平常点(受講態度など)…20%。評価に際しては,積極性,語彙力,文法力などがポイントとなる。なお,仏検の合格は成績に加算するので,合格者は速やかに申し出てほしい。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN131N

171-230_2020情コミ授業概要.indd 191 2020/02/27 18:00:31

Page 194: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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フランス語BⅠ

1単位 八 木   淳1年次

1.授業の概要・到達目標授業の概要:フランス語の初級文法を説明します。各文法項目ご

とに練習問題を解いてもらった後,詳しい解説を行います。授業の到達目標:フランス語の文章読解や会話に必要な初級文法の

習得を目ざします。単に文法規則を覚えるだけでなく, 練習問題を解くことにより習熟度を高めて行きます。特に平易な文章が理解できるよう,例文や問題文の和訳にも力を入れ,応用力を養います。また, 授業内でフランス語の検定試験(実用フランス語検定試験いわゆる仏検)の受験準備も行います。「フランス語BI」では,文法の入門から初級文法の前半つまり過去形の一つである「複合過去」までを扱います。

2.授業内容フランス語の初級文法の前半を習得します。文法事項の説明をし,練習問題を解きながら知識の定着を図り,日常会話,簡単な読み物の読解に応用できるような能力を養います。また基本的な単語や短文を正確に音読できるよう,発音の練習も行います。以下の項目に従って文法事項を説明し,練習問題の演習を通して確認して行きます。第1回: 男性名詞,女性名詞,名詞の複数形を説明し,練習問題を

通して確認します。第2回: 不定冠詞と部分冠詞を説明し,練習問題を通して確認します。第3回:定冠詞を説明し,練習問題を通して確認します。第4回: 提示表現(Voici, Voilà/C’est, Ce sont/ Il y a)の用法を説

明し, 練習問題を通して確認します。第5回: 主語人称代名詞および規則動詞(―er動詞と―ir動詞)を説

明し, 練習問題を通して確認します。第6回:疑問文の作り方を説明し,練習問題を通して確認します。第7回: êtreとavoirの直説法現在および否定形を説明し, 練習問題を

通して確認します。第8回: 疑問文に対する答えおよび指示形容詞を説明し,練習問題

を通して確認します。第9回: 形容詞の位置と女性形を説明し,練習問題を通して確認し

ます。第10回: 名詞の複数形・形容詞の複数形および形容詞の前のdesの変

化を説明し,練習問題を通して確認します。第11回: 不規則動詞 aller, venirの直説法現在および冠詞の縮約(à+

定冠詞, de+定冠詞)を説明し,練習問題を通して確認します。第12回: 所有形容詞と疑問形容詞を説明し,練習問題を通して確認

します。第13回:命令形を説明し,練習問題を通して確認します。第14回: 過去形の一つである複合過去を説明し,練習問題を通して

確認します。

3.履修上の注意語学では独善的にならず,人から間違いを直されたり,色々な表現を教えられたりしながら習得することが大切です。次回授業の範囲を予告しますので,教科書を読み予習してください。また授業をよく聞き,その上で適宜,習得した事項を復習することも必要です。授業への学生の積極的な参加を望みます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業の終わりにその時間に習った文法事項をまとめます。合わせて解いておくべき練習問題を指定します。課題にはしませんが復習に役立ててください。また,次回の授業で扱う項目を予告します。スムーズに理解できるよう,どのような事項を学習するか目を通しておいてください。

5.教科書『《新版》ル・フランセ』, 斉藤昌三著, 白水社。

6.参考書『コレクション,フランス語』シリーズ,田島宏編,白水社。『もっと知りたいフランス』,斎藤広信他著,駿河台出版社。

7.成績評価の方法中間試験(1回,40%),平常点(20%),期末試験(40%)で評価します。中間試験および期末試験の問題はテキストに基づいて出題し,基礎的知識と理解力を試すものとします。なお, 仏検合格者については評価に加点します。また,平常点は,授業内への参加度,貢献度に基づいて評価します。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN131N

フランス語BⅠ(再履修)

1単位 八 木   淳1年次

1.授業の概要・到達目標授業の概要:フランス語の初級文法を説明します。各文法項目ご

とに練習問題を解いてもらった後,詳しい解説を行います。授業の到達目標:フランス語の文章読解や会話に必要な初級文法の

習得を目ざします。単に文法規則を覚えるだけでなく,練習問題を解くことにより習熟度を高めて行きます。特に平易な文章が理解できるよう,例文や問題文の和訳にも力を入れ,応用力を養います。また,授業内でフランス語の検定試験(実用フランス語検定試験いわゆる仏検)の受験準備も行います。「フランス語BI」では,文法の入門から初級文法の前半つまり過去形の一つである「複合過去」までを扱います。

2.授業内容フランス語の初級文法の前半を習得します。文法事項の説明をし,練習問題を解きながら知識の定着を図り,日常会話,簡単な読み物の読解に応用できるような能力を養います。また基本的な単語や短文を正確に音読できるよう,発音の練習も行います。以下の項目に従って文法事項を説明し,練習問題の演習を通して確認して行きます。第1回: 男性名詞,女性名詞,名詞の複数形を説明し,練習問題を

通して確認します。第2回: 不定冠詞と部分冠詞を説明し,練習問題を通して確認します。第3回:定冠詞を説明し,練習問題を通して確認します。第4回: 提示表現(Voici, Voilà/C’est, Ce sont/ Il y a)の用法を説

明し, 練習問題を通して確認します。第5回: 主語人称代名詞および規則動詞(―er動詞と―ir動詞)を説

明し, 練習問題を通して確認します。第6回:疑問文の作り方を説明し,練習問題を通して確認します。第7回: êtreとavoirの直説法現在および否定形を説明し, 練習問題を

通して確認します。第8回: 疑問文に対する答えおよび指示形容詞を説明し,練習問題

を通して確認します。第9回: 形容詞の位置と女性形を説明し,練習問題を通して確認し

ます。第10回: 名詞の複数形・形容詞の複数形および形容詞の前のdesの変

化を説明し,練習問題を通して確認します。第11回: 不規則動詞 aller, venirの直説法現在および冠詞の縮約(à+

定冠詞, de+定冠詞)を説明し,練習問題を通して確認します。第12回: 所有形容詞および疑問形容詞を説明し,練習問題を通して

確認します。第13回:命令形を説明し,練習問題を通して確認します。第14回:複合過去形を説明し,練習問題を通して確認します。

3.履修上の注意語学では独善的にならず,人から間違いを直されたり,色々な表現を教えられたりしながら習得することが大切です。次回授業の範囲を予告しますので,教科書を読み予習してください。また授業をよく聞き,その上で適宜,習得した事項を復習することも必要です。授業への学生の積極的な参加を望みます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業の終わりにその時間に習った文法事項をまとめます。合わせて解いておくべき練習問題を指定します。課題にはしませんが復習に役立ててください。また, 次回の授業で扱う項目を予告します。スムーズに理解できるよう,どのような事項を学習するか目を通しておいてください。

5.教科書『《新版》ル・フランセ』,斉藤昌三著,白水社。また,練習問題用としてプリントを用います。プリントは毎時間,配布しますので受け取ってください。

6.参考書『コレクション,フランス語』シリーズ,田島宏編,白水社。『もっと知りたいフランス』,斎藤広信他著,駿河台出版社。

7.成績評価の方法中間試験(1回,40%),平常点(20%),期末試験(40%)で評価します。中間試験および期末試験の問題はテキストに基づいて出題し,基礎的知識と理解力を試すものとします。なお, 仏検合格者については評価に加点します。また,平常点は,授業内への参加度,貢献度に基づいて評価します。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN131N

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外国語科目群

フランス語

フランス語BⅡ

1単位 高 尾   歩1年次

1.授業の概要・到達目標春学期に続き PARLONS ET LISONS LE FRANCAIS をテキストに,2年次の中級講読に向けたさらなる読解力アップをはかります。

2.授業内容進行予定は以下のとおり。第1回 L.8 レストランで第2回 L.8 レストランガイド第3回 L.9 フランスの河川第4回 L.9 セーヌ川の橋第5回 L.10 映画第6回 L.10 セザール賞第7回 L.11 起床時間第8回 L.11 主治医制度第9回 L.12 サッカーの試合第10回 L.12 サッカー Ligue 1第11回 L.13 卒業後第12回 L.13 大学の学期第13回 L.14 好きな音楽第14回 a 期末考査  b 解説

3.履修上の注意提出物の期限を守り,授業に遅刻しないこと

4.準備学習(予習・復習等)の内容事前にやってくるよう指示された作業をきちんと行ったうえで授業にのぞむことテキストのWeb資料を利用してあらためて内容を見直すなど, 授業で扱った事柄について毎回確認し, その際必ずフランス語を音読すること

5.教科書PARLONS ET LISONS LE FRANCAIS

『きみと話したいフランス語 スマート版』朝日出版社ISBN 978- 4-255-35299- 2 C1085

6.参考書『増補改訂版 新・リュミエール フランス文法参考書』駿河台出版社

7.成績評価の方法平常点・授業への参加度50%,試験およびレポート50%

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN131N

フランス語BⅡ

1単位 宮 川 慎 也1年次

1.授業の概要・到達目標 外国語を学ぶことは,他の国の人たちのものの見方,考え方を学ぶことでもあります。日本語と英語に合わせてフランス語も学ぶことで,フランス人の価値観にも触れてみませんか。 また,フランス語は,国連の諸活動やオリンピックなど,国際的な舞台で広く使用される言語の一つでもあります。 春学期の後を受けて,この授業では,様々な時制の出てくる初級文法後半程度の知識を身につけ,時制の混ざった簡単な文章が読めるようになることを目指します。到達目標は以下のようです。・ 日常生活に必要な程度のフランス語を,聞き話し,読み書きでき

るようになるための文法を身につける。・国際的な分野で活躍できる視野を養う。・資格を増やすため,フランス語検定5級,4級の取得を目指す。

2.授業内容各回の内容は,文法事項で示すと次のようになる。

1.形容詞・副詞の比較級2.形容詞・副詞の最上級3. 特殊な優等比較級・最上級,不規則動詞 voir, savoir, dire, recevoir

の直説法現在4.関係代名詞5.疑問代名詞6.人称代名詞,直接目的補語と過去分詞の一致7.受動態8.指示代名詞,強調構文9.代名動詞10.非人称構文11.直説法単純未来12.中性代名詞 le, en, y13.直説法半過去14.a 期末試験  b 正答解説

3.履修上の注意受講姿勢(問題演習に取り組む姿勢など)も重視するので,テストの苦手な人はその面で頑張って欲しい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業で扱う課題文を,できるかぎり音読するとよい。また,動詞の活用はフランス語を習得するポイントの一つなので,繰り返し復習するとよい。

5.教科書『ル・フランセ』斎藤昌三著(白水社)

6.参考書仏和辞典は毎回持参すること。

7.成績評価の方法試験(中間・期末の二回)…80%,平常点(受講態度など)…20%。評価に際しては,積極性,語彙力,文法力などがポイントとなる。なお,仏検の合格は成績に加算するので,合格者は速やかに申し出てほしい。

8.その他Ⅱの履修にはⅠの単位取得が必要である。

科目ナンバー:(IC)LAN131N

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フランス語BⅡ

1単位 八 木   淳1年次

1.授業の概要・到達目標授業の概要:フランス語の初級文法の後半を説明します。各文法

項目ごとに練習問題を解いてもらった後,詳しい解説を行います。授業の到達目標:フランス語の文章読解や会話に必要な初級文法

の習得を目ざします。単に文法規則を覚えるだけでなく, 練習問題を解くことにより習熟度を高めて行きます。特に平易な文章が理解できるよう,例文や問題文の和訳にも力を入れ,応用力を養います。また,授業内でフランス語の検定試験(実用フランス語検定試験いわゆる仏検)の4級ないし5級の取得に向け,試験対策を行います。

「フランス語BⅡ」では,「形容詞と副詞の比較級と最上級」から「半過去」までの文法事項を扱います。

2.授業内容フランス語の初級文法の後半を習得しながら,様々な表現を練習します。文法事項の説明をし,練習問題を解きながら知識の定着を図り,日常会話,簡単な読み物の読解に応用できるような能力を養います。また基本的な単語や短文を正確に音読できるよう,発音の練習も行います。以下の項目に従って文法事項を説明し,様々な表現を含んだ練習問題の演習を通して確認して行きます。第1回: 直説法複合過去を復習します。もう一度作り方を説明した

後,練習問題を通して確認します。第2回: 形容詞・副詞の比較級および特殊な優等比較級を説明し,

練習問題を通して確認します。第3回: 形容詞・副詞の最上級および特殊な優等最上級を説明し,

練習問題を通して確認します。第4回: 関係代名詞(QUI, QUE, DONT, OU)を説明し,練習問題

を通して確認します。第5回:疑問代名詞を説明し,練習問題を通して確認します。第6回: 人称代名詞および直接目的補語と過去分詞の一致を説明し,

練習問題を通して確認します。第7回:受動態を説明し,練習問題を通して確認します。第8回:代名動詞を説明し,練習問題を通して確認します。第9回:非人称構文を説明し,練習問題を通して確認します。第10回:強調構文を説明し,練習問題を通して確認します。第11回:直説法単純未来を説明し,練習問題を通して確認します。第12回: 中性代名詞 (le, en, y)を説明し,練習問題を通して確認し

ます。第13回:直説法半過去を説明し,練習問題を通して確認します。第14回: 複合過去と半過去の違いを説明し,きちんと使い分けられ

るよう練習問題を通して確認します。

3.履修上の注意語学では独善的にならず,人から間違いを直されたり,色々な表現を教えられたりしながら習得することが大切です。次回授業の範囲を予告しますので,教科書を読み予習してください。また授業をよく聞き,その上で適宜,習得した事項を復習することも必要です。授業への学生の積極的な参加を望みます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業の終わりにその時間に習った文法事項をまとめます。併せて解いておくべき練習問題を指定します。課題にはしませんが復習に役立ててください。また, 次回の授業で扱う項目を予告します。スムーズに理解できるよう,どのような事項を学習するか目を通しておいてください。

5.教科書『《新版》ル・フランセ』,斉藤昌三著,白水社。

6.参考書『コレクション,フランス語』シリーズ,田島宏編,白水社。『もっと知りたいフランス』,斎藤広信他著,駿河台出版社。

7.成績評価の方法中間試験(1回,40%),平常点(20%),期末試験(40%)で評価します。中間試験および期末試験の問題はテキストに基づいて出題し,基礎的知識と理解力を試すものとします。なお, 仏検合格者については評価に加点します。また,平常点は,授業内への参加度,貢献度に基づいて評価します。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN131N

フランス語BⅡ(再履修)

1単位 増 田 晴 美1年次

1.授業の概要・到達目標 今日,様々な民族が共生・対立する世界情勢の中で,問題を発見し解決する柔軟な思考方法を獲得するには,「グローバル・ランゲージ=英語」以外の言語が担う文化や表現形式を識ることが重要である。フランス語は,国際的な外交言語・作業言語であるため,フランス語を介したコミュニケーション能力を身につけたいと考える人は少なくないだろう。 本授業では,「ことばの仕組み=文法」を理解し,フランス語で表現するための基礎を身につけ,英語圏(anglophone)とは異なるフランス語圏(francophone)の存在に慣れ親しむことを目的とする。

2.授業内容[第1回]復習による知識の確認[第2回]近い未来,近い過去の表現(1)[第3回]近い未来,近い過去の表現(2)[第4回]比較の表現(1)[第5回]比較の表現(2)[第6回]誰を? 誰に? の表現(1)[第7回]誰を? 誰に? の表現(2)[第8回]日常の生活を語る(1)[第9回]日常の生活を語る(2)[第10回]過去や未来について語る(1)[第11回]過去や未来について語る(2)[第12回]過去や未来について語る(3)[第13回]まとめ(1)[第14回]a:まとめ(2) b:筆記試験形式で理解度を確認

3.履修上の注意・教科書と辞書を必ず持参すること。持参しないものは「不可」とするので要注意。・授業の進行を妨げるような講義途中の入室,退出,私語等を慎むこと。 場合によっては減点や単位「不可」の対象とする・質問には挙手をして答える,指名されたときは大きい声で答える,などの積極性と持つとよい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・ふだんから,フランス発,あるいはヨーローッパ発の情報・ニュースに関心を持つようにするとよい。・毎回の授業で学んだことをその週のうちに復習しておくのが望ましい。

5.教科書 『きみと話したい! フランス語 スマート版』大久保政憲・木島愛(朝日出版社)2019年

6.参考書 特になし。辞書は紙の辞書,電子辞書のどちらでも可。

7.成績評価の方法 授業と定期試験の総合評価とする(試験70%,授業内の活動30%)。

8.その他 授業内容は,進度や習熟度等,必要に応じて調整することがある。

科目ナンバー:(IC)LAN131N

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外国語科目群

フランス語

フランス語AⅢ

1単位 パジェス,クリストフ2年次

1.授業の概要・到達目標この授業は,「読む,書く」だけでなく,「聞く,話す(発音)」を

含めた基本的なフランス語のコミュニケーション能力をバランスよく習得するクラスです。フランスの日常生活において想定される様々なテーマを用いながら,基本的な会話文を応用することによって,自分の考えを発信することができる表現力を身につけることを目標としています。

1年生で学んだことを生かしながら,より応用力を深めるクラスです。

2.授業内容第1回 レッスン1 きみは日本人?①第2回 レッスン1 きみは日本人?②第3回 レッスン2 きみはバイトしてるの?①第4回 レッスン2 きみはバイトしてるの?②第5回 レッスン3スポーツは好き?①第6回 レッスン3スポーツは好き?②第7回 レッスン4どこでお昼食べるの?①第8回 レッスン4どこでお昼食べるの?②第9回 レッスン5兄弟姉妹はいる?①第10回 レッスン5兄弟姉妹はいる?②第11回 レッスン6あなたのお姉さんは,どんな感じですか?①第12回 レッスン6あなたのお姉さんは,どんな感じですか?②第13回 レッスン7ふだん,夜は何してる?①第14回 レッスン7ふだん,夜は何してる?②

*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意授業への積極的参加を最も重視します。授業の予習と復習があります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業前に音声教材を聞いておくこと。ボキャブラリーをなるべく暗記しておくこと。

5.教科書『ぜんぶ話して! Dis-moi tout !』/レナ・ジュンタ/清岡智比古 白水社 2015年ISBN : 978-4-560-06118-3

6.参考書無し

7.成績評価の方法平常点(100%)

8.その他

フランス語AⅣ

1単位 パジェス,クリストフ2年次

1.授業の概要・到達目標この授業は,「読む,書く」だけでなく,「聞く,話す(発音)」を

含めた基本的なフランス語のコミュニケーション能力をバランスよく習得するクラスです。フランスの日常生活において想定される様々なテーマを用いながら,基本的な会話文を応用することによって,自分の考えを発信することができる表現力を身につけることを目標としています。

1年生で学んだことを生かしながら,より応用力を深めるクラスです。

2.授業内容第1回 レッスン8ふだん,朝は何食べる?①第2回 レッスン8ふだん,朝は何食べる?②第3回 レッスン9週末は,どこに行く?①第4回 レッスン9週末は,どこに行く?②第5回 レッスン10お母さんとよく電話する?①第6回 レッスン10お母さんとよく電話する?②第7回 レッスン11家を何時に出る?①第8回 レッスン11家を何時に出る?②第9回 レッスン12パリでは,7月はどんな天気?①第10回 レッスン12パリでは,7月はどんな天気?②第11回 レッスン13この前の夏,何した?①第12回 レッスン13この前の夏,何した?②第13回 レッスン14今朝,何時に起きた?①第14回 レッスン14今朝,何時に起きた?②

*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意授業への積極的参加を最も重視します。授業の予習と復習があります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業前に音声教材を聞いておくこと。ボキャブラリーをなるべく暗記しておくこと。

5.教科書『ぜんぶ話して! Dis-moi tout !』/レナ・ジュンタ/清岡智比古 白水社 2015年ISBN : 978-4-560-06118-3

6.参考書無し

7.成績評価の方法平常点(100%)

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN231N 科目ナンバー:(IC)LAN231N

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Page 198: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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フランス語BⅢ

1単位 高 尾   歩2年次

フランス語BⅣ

1単位 高 尾   歩2年次

1.授業の概要・到達目標春学期に続き,フランス国内の世界遺産をめぐる『なびふらんせ2』

をテキストとして,中級フランス語の実践的総合学習の仕上げを行います。

2.授業内容第1回  プロヴァンス第2回  南仏の遺跡第3回  リヨン(1)第4回  リヨン(2)第5回  ブルゴーニュ公国第6回  黄金の丘 ボーヌ第7回  中間考査/解説第8回  ストラスブール第9回  アルザス第10回  ナンシー第11回  アール・ヌーヴォーの街第12回  ヴェルサイユ(1)第13回  ヴェルサイユ(2)第14回a 期末考査

3.履修上の注意提出物の期限を守り,授業に遅刻しないこと

4.準備学習(予習・復習等)の内容Webコンテンツを使って十分に予習・復習し,その際,必ずフランス語を音読すること

5.教科書『なびふらんせ2 フランス世界遺産をめぐる』朝日出版社

6.参考書『増補改訂版 新・リュミエール フランス文法参考書』駿河台出版社

7.成績評価の方法平常点・授業への参加度50%,試験・課題レポート50%

8.その他

1.授業の概要・到達目標フランスはその文化や歴史,そして多数の世界遺産を誇る国です。

また,フランス語は世界の多くの国や地域で使用され,国際機関の公用語・作業言語にもなっています。

この授業では,フランス国内の世界遺産をめぐりながら中級フランス語を学習する『なびふらんせ2』をテキストに,一年次に学習した基礎知識をフルに駆使出来るよう,実践的な総合学習を行います。

2.授業内容第1回  イントロダクション/フランスの世界遺産について第2回  パリからノルマンディーへ第3回  ル・アーブル,ルーアン第4回  パリからブルターニュへ第5回  モン=サン=ミッシェル第6回  ロワールの古城めぐり(1)第7回  ロワールの古城めぐり(2)第8回  ボルドー(1)第9回  ボルドー(2)第10回  バラ色の街トゥールーズ第11回  城塞都市カルカソンヌ第12回  コート・ダジュール第13回  ニース,カンヌ第14回a 期末考査

3.履修上の注意提出物の期限を守り,授業に遅刻しないこと

4.準備学習(予習・復習等)の内容Webコンテンツを十分に使って予習・復習し,その際,必ずフランス語を音読すること

5.教科書『なびふらんせ2 フランス世界遺産をめぐる』朝日出版社

6.参考書フランス語 I ,II で使用した文法教科書

『増補改訂版 新・リュミエール フランス文法参考書』駿河台出版社

7.成績評価の方法平常点・授業への参加度50%,試験・課題レポート50%

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN231N 科目ナンバー:(IC)LAN231N

171-230_2020情コミ授業概要.indd 196 2020/02/27 18:00:31

Page 199: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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スペイン語

外国語科目群

スペイン語

171-230_2020情コミ授業概要.indd 197 2020/02/27 18:00:31

Page 200: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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1.授業の概要・到達目標 スペイン語の基礎を学ぶ。スペイン語は母語話者数・学習者数ともに世界有数の言語であり,多いに学ぶ価値のある言語といえる。この授業は入門者向けであり,スペイン語BIと連携しつつ「会話すること」「文を読むこと」に焦点をあてる。発音と文字から学び,語彙力を強化しつつ,主に現在の行為・状態について述べられたことを理解し表現できるようになることを目標とする。

2.授業内容第1回:イントロダクション第2回:アルファベット,アクセント,音節第3回:挨拶の表現第4回:男性名詞・女性名詞・冠詞第5回:現在形動詞のパターン練習第6回:現在形動詞の会話練習第7回:人や物事の描写第8回:身分・出身地・職業の表現第9回:日付・曜日の表現第10回:予定・計画を表す第11回:不規則動詞のパターン練習第12回:時刻の表し方第13回:ser と estar の違い第14回a:講義   b:期末試験

3.履修上の注意予習,復習を必ずすること。積極的に発言すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容各課の予習と復習は必ずしてくる。毎回の課題をしてくること。

5.教科書『Avanzamos A1』(スペイン文化協会)

6.参考書スペイン語辞典

7.成績評価の方法成績評価を二回に分けて行う。1回目は中間テスト(50%)。2回目は14回目の授業内期末テスト(50%)。

8.その他

スペイン語AⅠ

1単位 丹 波 美佐子1年次

1.授業の概要・到達目標この授業は,初めてスペイン語を学習する人を対象として,スペイン語の発音のから学びはじめ,現在形を使ってある程度表現・理解ができ,スペイン語で最低限の意志を伝えられるようになることを到達目標とする。 スペイン語は,綴りと発音の関係が明確で,比較的発音しやすいので,最初の段階では簡単なように思えるかもしれない。しかし文法面では,動詞の活用,性数一致など,覚えること・難しい点も少なくないので,復習を繰り返し,一歩一歩着実に進んでいけるように取り組んでほしい。

2.授業内容1回 アルファベット,発音。2回 クラスで使う表現。3回 挨拶,数字。4回 名前,出身国や職業について尋ねたり答えたりする。5回 自分自身や人紹介する。6回 大学や住んでいる町について話す。7回  中間テスト 講義8回 都市の位置について尋ねたり答えたりする。9回 自分の大学について話す。10回 勉強について話す。11回 日常や余暇の過ごし方について話す。12回 時刻を言う,スケジュールについて話す。13回 数字。14回 a 講義   b 期末試験

3.履修上の注意まずは授業への出席と積極的な参加姿勢を望みます。テキストの予習・復習も出来る限り行うこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容次の授業の単語熟語を調べたり,復習ではその授業でやった事をもう一度繰り返す。

5.教科書いいね!スペイン語朝日出版

6.参考書いいね!スペイン語朝日出版

7.成績評価の方法平常点15%・授業態度15%,中間テスト30%と学期末試験40%で総合評価します

8.その他西和和西辞典必要

スペイン語AⅠ

1単位 コルメナロメロ, ロベルト1年次

科目ナンバー:(IC)LAN141N 科目ナンバー:(IC)LAN141N

171-230_2020情コミ授業概要.indd 198 2020/02/27 18:00:31

Page 201: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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外国語科目群

スペイン語

1.授業の概要・到達目標初めてスペイン語を学ぶ学生を対象として,スペイン語の簡単な会話や基礎文法をペアワークやグループワーク等を通して学習します。また,スペイン,中南米の地理,文化や音楽についてDVDなど視聴覚教材を使って紹介します。<到達目標>1.基礎的な文法力と語彙力 2.簡単な文章の読み書き3.正確な発音で簡単なスペイン語が話せる

2.授業内容第1回 イントロダクション(自己紹介,アルファべット)第2回 文字,アクセント,音節第3回 挨拶や簡単なスペイン語の表現第4回 名詞の性,友だちに名前を尋ねる第5回 名詞の数,冠詞,スペイン語で何と言いますか?第6回 主格代名詞,ser動詞とhayの用法,国籍第7回 所有形容詞,フェリペの家族,どこの出身ですか? 第8回 estar動詞,形容詞第9回 指示形容詞,指示代名詞, この方は誰ですか?第10回 規則動詞-ar.,活用と用法, 君は何を勉強しているの?第11回 規則動詞-er.-ir.,活用と用法, 君はどこに住んでいるの?第12回 前置詞,フェリペの自己紹介第13回 saber, conocer, mente付きの副詞第14回 a. まとめ b. 試験

3.履修上の注意毎回,語彙及び会話の小テストをペアで行うので,受講生同士の積極的な授業参加態度が必要となる。欠席が4回以上になる者は期末試験を受ける資格はないものとします。

4.準備学習(予習・復習等)の内容1.課題は必ずやってくること2.指示された単語や会話等は次回まで暗記すること

5.教科書¡Ánimo con el español! (スペイン語をはじめよう!)寺沢セシリア恵子,高山パトリシア.三修社

6.参考書スペイン語辞書

7.成績評価の方法小テスト(文法・会話)30%,授業への参加,課題20%,筆記試験(中間テスト,期末テスト)50%

8.その他

スペイン語AⅠ

1単位 寺沢 セシリア恵子1年次

1.授業の概要・到達目標≪授業の概要≫この講義では,スペイン語の日常レベルの会話とそのために必要な文法の基礎を学びます。挨拶,自己紹介,買い物などの日常生活に必要な現在時制での表現が中心となります。同時にスペイン語が話されるさまざまな国や地域の文化や習慣についても触れ,言語が話される社会の背景についても理解を深めていきます。

≪授業の到達目標及びテーマ≫観光やホームステイなどで,日常的な意思疎通が可能になるレベルを目指します。言語は他者を知るための窓口です。語学の学習を通じて未知のスペイン語世界に触れてみてください。スペイン・中南米の音楽・映画・文学・歴史など,多様で多彩なスペイン語世界にきっと魅了されるはずです。

2.授業内容第1回: イントロダクション(授業イントロダクション,スペイン

語の概要解説)第2回:文字と発音第3回:Lección 1 「ほら,ここにカフェテリアがあります」 ①第4回:Lección 1 「ほら,ここにカフェテリアがあります」 ②第5回:Lección 2 「スペイン語を話しますか?」 ①第6回:Lección 2 「スペイン語を話しますか?」 ②第7回:Lección 3 「私は日本人です」 ①第8回:Lección 3 「私は日本人です」 ②第9回:Lección 4 「電車で大学に行きます」 ①第10回:Lección 4 「電車で大学に行きます」 ②第11回:Lección 5 「パエリアを食べたい」 ①第12回:Lección 5 「パエリアを食べたい」 ①第13回:文法補足第14回:まとめと試験

3.履修上の注意授業には必ず教科書,辞書,ノートないしはルーズリーフを持参すること。

出席が全講義回数の3分の2に満たないものは,期末試験を受ける資格はないものとします。病気・部活動・就職活動など,やむを得ない事情で欠席した場合は,それを証明できるものを提示してください。遅刻は0.5回欠席とします。遅刻は原則40分まで。それ以降は欠席とみなします。電車遅延の場合,遅延証などの提示により1期につき3回までは認めますが,それ以上は遅刻ないし欠席とみなします。遅延の多い路線の人はあらかじめそれを見込んで早めの電車で来るように心がけてください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容宿題は基本的に毎回出ます。授業には必ず予習して臨み,テキストに添付のCDを聞いて自分で発音練習をするようにしましょう。

5.教科書『新・エストレジータ ―スペイン語入門コース― Brilla, Estrellita』栗林ゆき絵 ほか著,朝日出版社

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法平常点(30点),試験点(70点)の合算により成績判定を行います。平常点は授業への参加度,小テスト,授業態度(私語,居眠り,その他授業の妨げとなる行為があれば減点)によって算出します。

8.その他特になし。

スペイン語AⅠ

1単位 山 本 昭 代1年次

科目ナンバー:(IC)LAN141N 科目ナンバー:(IC)LAN141N

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1.授業の概要・到達目標春学期にスペイン語Iを履修出来なかった学生を対象にした再履修クラスです。<到達目標>1.文法を復習し,定着させる 2.自己紹介など簡単な作文が書ける

2.授業内容第1回 イントロダクション(アルファべット,挨拶)第2回 発音,アクセント,数字第3回 名詞の性と数,冠詞第4回 ser,動詞とhay,その使い方,接続詞第5回 国と国籍,所有形容詞第6回 形容詞とestar動詞,その使い方第7回 指示形容詞,指示代名詞,文の構造第8回 家族紹介,前回までの復習とまとめ第9回 規則動詞-ar第10回 規則動詞-er,-ir第11回 動詞saber, conocer第12回 不規則動詞tener, hacer, venir, oír, salir第13回 時刻と天候の表現第14回 a. まとめ b. 期末テスト

3.履修上の注意語彙や動詞の活用形は各自で身につけるよう努力すること。毎回の授業で小テストを行う。欠席が4回以上になる者は期末試験を受ける資格はないものとします。

4.準備学習(予習・復習等)の内容1.次回の授業までに既習文法を見直しておくこと2.課題,予習及び復習は必ずやってくること

5.教科書¡Ánimo con el español! (スペイン語をはじめよう!)寺沢セシリア恵子,高山パトリシア,三修社

6.参考書スペイン語辞書

7.成績評価の方法小テスト(文法・会話)30%,授業への参加,課題20%,筆記試験(中間テスト,期末テスト)50%

8.その他

スペイン語AⅠ(再履修)

1単位 寺沢 セシリア恵子1年次

1.授業の概要・到達目標 この授業は,現在形を学んでいることを前提に,現在完了形,過去形など新しい時制を中心に学び,スペイン語の基礎を固めると同時に,表現や理解の幅を広げていく。スペイン語である程度のコミュニケーションを成立させること,辞書を片手にスペイン語の文章をある程度読み取れることを到達目標とする。 学んだ知識を積極的に表現し,意識的に予復習に取り組み,検定受検など自分なりの目標を定め,スペイン語力の向上に努めてほしい。

2.授業内容1回 家族について話す。2回 人の性格や容姿について話す。3回 有名な場所について話し,そこに何があるか言う。4回 好み,趣味や興味について話す。5回 計画や義務について話す。6回 イベントについて簡単な状態を聞いて理解する。7回  中間テスト 講義8回 店で欲しいものを伝える,質問に答える。9回 食べたい物飲みたい物を注文する。10回  レストラン,カフェテリアやバルどのメニューや営業時間を

読む理解する。11回 一日の生活について情報交換する。12回 天候についてやり取りする。13回 体調や気分について尋ねたり答えたりする。14回 a 講義   b 期末試験

3.履修上の注意 まずは授業への出席と積極的な参加姿勢を望みます。テキストの予習・復習も出来る限り行うこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 次の授業の単語熟語を調べたり,復習ではその授業でやった事をもう一度繰り返す。

5.教科書いいね!スペイン語朝日出版

6.参考書いいね! スペイン語朝日出版

7.成績評価の方法平常点15%・授業態度15%,中間テスト30%と学期末試験40%で総合評価します。

8.その他西和和西辞典必要

スペイン語AⅡ

1単位 コルメナロメロ, ロベルト1年次

科目ナンバー:(IC)LAN141N 科目ナンバー:(IC)LAN141N

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外国語科目群

スペイン語

1.授業の概要・到達目標本授業では,スペイン語AIに引き続き,スペイン語コミュニケー

ションのための基礎を学習する。主に,簡単な会話表現や基礎的な単語を扱う。

現在のことのみならず,過去の事についても述べられるようにすることを目標とする。

2.授業内容1回目:総合的な復習2回目:不規則動詞と会話3回目:不規則動詞と購読4回目:目的語の代名詞5回目:代名詞を使用した会話文6回目:代名詞を使用した購読7回目:gustar 動詞8回目:gustar 動詞をしようしての会話9回目:再帰動詞10回目:再帰動詞を使用しての日常的な表現11回目:直接法規則点過去の使い方12回目:直接法不規則点過去の活用13回目:直接法線過去14回目a:講義   b:試験

クラスの進度状況により内容が変更になることもある。

3.履修上の注意予習・復習は必ずすること。紙の辞書か電子辞書を使用する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回の授業内容を復習する。次回に扱う単語を調べておく。

5.教科書『Avanzamos A1』(スペイン文化協会)

6.参考書スペイン語辞典

7.成績評価の方法評価を2回に分ける:1回:中間テスト(50%)2回:授業内期末テスト(50%)実施

8.その他

スペイン語AⅡ

1単位 丹 波 美佐子1年次

1.授業の概要・到達目標スペイン語AIに引き続き,文法事項と語彙を学んだ上で,ペアワー

クやグループワーク等を通して,日常会話を習得していきます。さらに,スペイン,中南米の音楽や文化に関するDVDなど視聴覚教材を使って,スペインやラテン社会への理解を深める。

2.授業内容第1回 イントロダクション,春学期の復習第2回 規則動詞-ar, -er, -ir第3回 不規則動詞tener, hacer,他と用法第4回 時間と天気の表現 何時ですか?第5回 ver, ir, querer, poder,動詞,電車で行きます。第6回 gustar,encantar, interesar動詞第7回 間接目的格,スポーツは好きですか?第8回 直接目的格,レストランで食事をする 第9回 再帰動詞 君は何時に寝ますか?第10回 比較表現,最上級第11回 直説法規則点過去と会話第12回 直説法不規則点過去と会話第13回 直説法線過去,頻度と会話第14回 a. 講義 b. 試験

3.履修上の注意毎回の授業には必ず教科書やノートは持参すること。欠席が4回以上になる者は期末試験を受ける資格はないものとします。

4.準備学習(予習・復習等)の内容課題は必ずやってくること指示された単語や会話等は次回まで暗記すること

5.教科書¡Ánimo con el español! (スペイン語をはじめよう!)寺沢セシリア恵子,高山パトリシア.三修社

6.参考書スペイン語辞書

7.成績評価の方法小テスト(文法・会話)30%,授業への参加,課題20%,筆記試験(中間テスト,期末テスト)50%

8.その他

スペイン語AⅡ

1単位 寺沢 セシリア恵子1年次

科目ナンバー:(IC)LAN141N 科目ナンバー:(IC)LAN141N

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1.授業の概要・到達目標前年の秋学期にスペイン語IIを履修出来なかった学生を対象にした

再履修クラスです。スペイン語の基礎について文法を中心に学び直します。

授業の前半に文法を説明し,練習問題を通して学習し,後半は語彙や簡単な会話を通して理解の定着を目指します。

2.授業内容第1回 イントロダクション,動詞現在形の復習第2回 学習範囲内の小テスト,問題点の確認第3回 動詞+動詞不定詞第4回 語根母音変化動詞querer, poder第5回 gustar型動詞 第6回 部分的な不規則活用,目的語の代名詞第7回 間接目的格代名詞と直接目的格代名詞第8回 前回までの復習とまとめ第9回 再帰動詞,マリアのある一日第10回 比較表現第11回 点過去形と時の経過を表す第12回 ロサの一週間の過ごし方第13回 線過去形,頻度 第14回 a.まとめ b.期末テスト

3.履修上の注意語彙や動詞の活用形は各自で身に付けるよう努力すること。毎回の授業で小テストを行う。欠席が4回以上になる者は期末試験を受ける資格はないものとします。

4.準備学習(予習・復習等)の内容次回の授業までに既習文法を見直しておくこと課題,予習及び復習は必ずやってくること

5.教科書¡Ánimo con el español! (スペイン語をはじめよう!)寺沢セシリア恵子,高山パトリシア.三修社

6.参考書スペイン語辞書

7.成績評価の方法小テスト(文法・会話)30%,授業への参加,課題20%,筆記試験(中間テスト,期末テスト)50%

8.その他

スペイン語AⅡ(再履修)

1単位 寺沢 セシリア恵子1年次

1.授業の概要・到達目標≪授業の概要≫スペイン語AⅠに引き続き,日常レベルの会話力の習得を目指します。現在時制に加えて過去時制など,より幅広い表現力を養い,語彙も広げていきます。スペイン語が話されるさまざまな国や地域の文化や習慣などについても触れ,言語が話される社会の背景についても理解を深めていきます。

≪授業の到達目標及びテーマ≫観光,ホームステイ,友人との会話やチャットなどに必要な作文ができるレベルを目指します。言語は他者を知るための窓口です。語学の学習を通じて未知のスペイン語世界に触れてみてください。スペイン・中南米の音楽・映画・文学・歴史など,多様で多彩なスペイン語世界にきっと魅了されるはずです。

2.授業内容第1回:授業イントロダクション,AⅠの復習第2回:Lección6 ラテン音楽が好きです①第3回:Lección6 ラテン音楽が好きです②第4回:Lección 7 先月スペインに旅行しました①第5回:Lección 7 先月スペインに旅行しました②第6回:Lección8 どこへも行けなかった①第7回:Lección8 どこへも行けなかった②第8回:Lección9 ピアノを弾きながら休暇を過ごしていました①第9回:Lección9 ピアノを弾きながら休暇を過ごしていました②第10回:Lección10 朝6時に起きます①第11回:Lección10 朝6時に起きます②第12回:Lección11 スペインに行ったことはありますか?①第13回:Lección11 スペインに行ったことはありますか?②第14回:まとめと試験

*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意 授業には必ず教科書,辞書,ノートないしはルーズリーフなどを持参すること。

出席が全講義回数の3分の2に満たないものは,期末試験を受ける資格はないものとします。病気・部活動・就職活動など,やむを得ない事情で欠席した場合は,それを証明できるものを提示してください。

遅刻は0.5回欠席とします。遅刻は原則40分まで。それ以降は欠席とみなします。電車遅延による遅刻は,遅延証などの提示により3回まで認めますが,それ以降は遅刻ないし欠席とカウントします。遅延の多い路線の人はあらかじめ早めの電車で来るように心がけてください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容宿題はほぼ毎回出ます。授業には十分に予習して臨み,テキストに添付のCDを聴いて,自分で発音練習をするようにしましょう。

5.教科書『新・エストレリータ スペイン語入門』朝日出版社,栗林ゆき絵ほか著。

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法平常点30点,試験点70点の割合で評価を行う。平常点には,授業への参加度,小テスト,授業態度等が含まれる。

8.その他特になし。

スペイン語AⅡ

1単位 山 本 昭 代1年次

科目ナンバー:(IC)LAN141N 科目ナンバー:(IC)LAN141N

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外国語科目群

スペイン語

1.授業の概要・到達目標 スペイン語の基礎を学ぶ。スペイン語は母語話者数・学習者数ともに世界有数の言語であり,大変有用な言語である。本授業は入門者向けであり,スペイン語AⅠと連携しつつ,文法の理解・習得と作文に焦点をあてる。動詞の直説法現在の活用とその他の基礎的な文法事項を学び,それらを用いた短い文を作ることができるようになることを目標とする。

2.授業内容第1週 アルファベート,発音,あいさつ表現第2週 英語のbe動詞にあたる表現(ser動詞)第3週 英語のbe動詞にあたる表現(ester動詞)第4週 英語のbe動詞にあたる表現まとめ第5週 指示詞・所有形容詞・疑問詞第6週 規則動詞(-ar動詞)第7週 規則動詞(-er/ir動詞)第8週 不規則動詞(dar/ver/ir)第9週 不規則動詞(hacer)第10週 不規則動詞(tener)第11週 不規則動詞(hacer/tener まとめ)第12週 不規則動詞(querer/venir)第13週 不規則動詞(conocer/saber/poder)第14週 a:まとめ,b:試験

3.履修上の注意 講義内容を復習し,都度100%の理解をもって進むことが語学学習には不可欠である。よって,毎回の出席と復習をかねた宿題遂行を特に重んじている。任意的な課題の機会も応用し,この言語を一歩ずつ確実に自分のものにしていこう!○欠席した場合の次回参加は各人で授業内容(含 宿題)をフォローアップしていることを前提とする。授業回数3分の1以上の欠席者は評価対象外となるが,「特別な理由」(診断書のある疾病,立証書類で客観性の認められる就職活動や学業活動,冠婚葬祭等)による欠席は都度教員に相談のこと。理由を申し述べることのない3連続欠席の場合,便宜上,教員のリストから抹消する。〇「自分はこれまで何回欠席していますか?」,「XX月XX日に遅刻したのですが,欠席扱いになっていますか?」等の出欠歴の照会をお断りする。○再試験・単位授与のためのレポート等は認めない。○板書の撮影,授業の録音等,教員が許可しない電子機器の使用を禁じ,違反を減点する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容テキストのふろくを用いて,毎回の授業範囲の単語を暗記すること。学習したスペイン語文はかならず家で音読すること。

5.教科書『Paso doble ~ Primer paso』 有田美保 (弘学社) ¥2200(未定)(前年度版や複写・撮影画像等での授業参加は認めない)

6.参考書配布プリントを補助教材として常時携帯のこと

7.成績評価の方法試験の得点(小テストと期末試験の合計得点を100点換算したもの)から,欠席・遅刻,宿題・欠席のフォローアップ未遂行・態度不良,教科書(本体)を持参しない受講,貧困な内容の提出物などに対し減点(最大30点),積極的な質問,優秀な提出物などに対し加点(最大10点)したうえで最終評価を出します。60点以下の者には単位を授与しません。

8.その他楽器をマスターするのと同様に,語学もまたスクーリングだけで身につくものではありません。できるだけ毎日スペイン語に触れると,次回クラスでの感触が全然違います。毎授業たった数個の重要ポイントを確実に身に付けることにより,語学は『誰にでも,必ず』習得できると考えます。語学好きの者は更なる西語学習や別言語へのチャレンジを,苦手意識のある者はそれを打破する機会となることを期待します!

スペイン語BⅠ

1単位 有 田 美 保1年次

1.授業の概要・到達目標 スペイン語の基礎を学ぶ。スペイン語は母語話者数・学習者数ともに世界有数の言語であり,大変有用な言語である。本授業は入門者向けであり,スペイン語AⅠと連携しつつ,文法の理解・習得と作文に焦点をあてる。動詞の直説法現在の活用とその他の基礎的な文法事項を学び,それらを用いた短文を作ることができるようになることを目標とする。

2.授業内容1回目:イントロダクション2回目:アルファベト・アクセント・音節3回目:名詞と冠詞4回目:存在文・数詞(1~ 30)5回目:直説法現在形規則動詞6回目:文の種類・疑問詞7回目:不規則動詞(1):ser8回目:不規則動詞(2):estar9回目:estar と haber:パターン練習10回目:形容詞・指示形容詞11回目:不規則動詞(3)・日付・曜日12回目:不規則動詞(4)13回目:不規則動詞(5)14回目a:講義   b:試験

3.履修上の注意出席はもちろん,予習・復習が求められる。積極的に発言すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回の課題をしっかりやってくること。授業内に理解できなかったことは,教員に質問すること。

5.教科書プリントを配布

6.参考書スペイン語辞典

7.成績評価の方法中間テスト(50%)と授業内期末テスト(50%)を実施する。

8.その他

スペイン語BⅠ

1単位 丹 波 美佐子1年次

科目ナンバー:(IC)LAN141N 科目ナンバー:(IC)LAN141N

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1.授業の概要・到達目標 この授業は,初めてスペイン語を学習する学生を対象とし,直説法現在形の基本文法についての学習をおこなう。また,小テストをおこない語彙力を増やしていく。 スペイン語の発音から学びはじめ,現在形を使ってある程度表現・理解ができ,スペイン語で最低限の意志を伝えられるようになることを到達目標とする。 スペイン語は,綴りと発音の関係が明確で,比較的発音しやすいので,最初の段階では簡単なように思えるかもしれない。しかし文法面では,動詞の活用,性数一致など,覚えること・難しい点も少なくないので,復習を繰り返し,一歩一歩着実に進んでいけるように取り組んでほしい。

2.授業内容1.イントロダクション,アルファベットなど2.第1課:名詞の性数と冠詞など  挨拶表現の小テスト3.第2課:動詞serなど  数(0-10)の単語小テスト4.第2課:形容詞,指示詞など  主格人称代名詞と動詞serの活用小テスト5.第3課:動詞estar,serとestarなど  親族名称の単語小テスト6.第3課:hayとestar,所有形容詞など  動詞serとestarの活用小テスト7.第4課:直説法現在規則活用動詞,目的語など  数(11-30)の単語小テスト8.中間考査,第5課:不規則動詞など9.中間考査講評,第5課:不定詞表現など  不規則活用動詞(1)の活用と意味小テスト10.第6課:一人称単数形のみ不規則な動詞など  曜日と月の名称単語小テスト11.第6課:時刻と天候の表現など  不規則活用動詞(2)の活用と意味小テスト12.第7課:語幹母音変化動詞など  数(31-100)の単語小テスト13.第7課:不定詞表現など  不規則活用動詞(3)の活用と意味小テスト14a.講義全体のふりかえりとまとめ14b.期末考査

※講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意学生は間違えることを恐れず,積極的に授業に参加し,わからないことがあれば遠慮なく質問してください。授業には必ずテキストと辞書を持参すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習:次回の授業範囲についてあらかじめテキストの未修単語の意味を調べてから出席する。復習:わからないことがあれば次回の授業で質問できるよう,疑問点と不明点を整理する。また,課題は必ず日本語の意味まで調べてくること。また言語習得に音読は欠かせないため,テキストのスペイン語の文を音読すること。

5.教科書『ミ カミノ(Mi Camino)』阿由葉他著 同学社,2500円(税別)。

6.参考書第1回目のイントロダクションで辞書と参考書のリストを紹介する。

7.成績評価の方法学期末テスト40%,課題と小テスト15%,中間テストの成績25%,授業への参加20%として総合的に評価する。

8.その他語学を学ぶことにはコツコツと地道な積み上げが必要です。覚えることを疎かにせず,積極的に取り組んでほしい。

スペイン語BⅠ

1単位 福 原 弘 識1年次

1.授業の概要・到達目標 スペイン語の入門者を対象として,基本的な発音・挨拶から,現在時制を用いた日常会話レベルまでの文法を学びます。基本的な語彙を身につけ,また辞書を引きながら文を読み,短い作文ができるようになることを目指します。言語は他者を知るための窓口です。語学の学習を通じて未知のスペイン語世界に触れてみてください。スペイン・中南米の音楽・映画・文学・歴史など,多様で多彩なスペイン語世界にきっと魅了されるはずです。

2.授業内容第1回 イントロダクション,Lección 1音楽学校の新学期の教室で(1)第2回 Lección 1 音楽学校の新学期の教室で(2)第3回 Lección 2 ホセのバルで第4回 Lección 3 再び,ホセのバルで(1)第5回 Lección 3 再び,ホセのバルで(2)第6回 Lección 4 クララの部屋で(1)第7回 Lección 4 クララの部屋で(2)第8回 Lección 5 学校からの帰り道で(1)第9回 Lección 5 学校からの帰り道で(2)第10回 Lección 6 朝,ホセのバルで(1)第11回 Lección 6 朝,ホセのバルで(2)第12回 Lección 7 好きな作曲家(1)第13回 Lección 7 好きな作曲家(2)第14回 復習,考査*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意 授業には必ずテキスト,辞書,ノートないしはルーズリーフなどを持参すること。授業には積極的に参加し,わからないことがあれば遠慮なく質問してください。

出席が全講義回数の3分の2に満たないものは,期末試験を受ける資格はないものとします。病気・部活動・就職活動など,やむを得ない事情で欠席した場合は,それを証明できるものを提示してください。遅刻は0.5回欠席とします。遅刻は原則40分まで。それ以降は欠席とみなします。

4.準備学習(予習・復習等)の内容宿題は毎回出ます。予習・復習は必ず行うこと。付属のCD,歌などは繰り返し聴き,自分で聞き取りや発音練習をするようにしてください。

5.教科書『響く音! スペイン語』 木村琢也著,朝日出版社。

6.参考書とくになし。

7.成績評価の方法平常点30点,試験点70点の割合で評価を行います。平常点には,小テスト,授業への参加度,授業態度等が含まれます。

8.その他

スペイン語BⅠ

1単位 山 本 昭 代1年次

科目ナンバー:(IC)LAN141N 科目ナンバー:(IC)LAN141N

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外国語科目群

スペイン語

1.授業の概要・到達目標 スペイン語の入門者を対象として,基本的な発音・挨拶から,現在時制を用いた日常会話レベルまでの文法を学びます。基本的な語彙を身につけ,また辞書を引きながら文を読み,短い作文ができるようになることを目指します。言語は他者を知るための窓口です。語学の学習を通じて未知のスペイン語世界に触れてみてください。スペイン・中南米の音楽・映画・文学・歴史など,多様で多彩なスペイン語世界にきっと魅了されるはずです。

2.授業内容第1回 イントロダクション,Lección 1音楽学校の新学期の教室で(1)第2回 Lección 1 音楽学校の新学期の教室で(2)第3回 Lección 2 ホセのバルで第4回 Lección 3 再び,ホセのバルで(1)第5回 Lección 3 再び,ホセのバルで(2)第6回 Lección 4 クララの部屋で(1)第7回 Lección 4 クララの部屋で(2)第8回 Lección 5 学校からの帰り道で(1)第9回 Lección 5 学校からの帰り道で(2)第10回 Lección 6 朝,ホセのバルで(1)第11回 Lección 6 朝,ホセのバルで(2)第12回 Lección 7 好きな作曲家(1)第13回 Lección 7 好きな作曲家(2)第14回 復習,考査*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意 授業には必ずテキスト,辞書,ノートないしはルーズリーフなどを持参すること。授業には積極的に参加し,わからないことがあれば遠慮なく質問してください。

出席が全講義回数の3分の2に満たないものは,期末試験を受ける資格はないものとします。病気・部活動・就職活動など,やむを得ない事情で欠席した場合は,それを証明できるものを提示してください。遅刻は0.5回欠席とします。遅刻は原則40分まで。それ以降は欠席とみなします。

4.準備学習(予習・復習等)の内容宿題は毎回出ます。予習・復習は必ず行うこと。付属のCD,歌などは繰り返し聴き,自分で聞き取りや発音練習をするようにしてください。

5.教科書『響く音! スペイン語』 木村琢也著,朝日出版社。

6.参考書とくになし。

7.成績評価の方法平常点30点,試験点70点の割合で評価を行います。平常点には,小テスト,授業への参加度,授業態度等が含まれます。

8.その他

スペイン語BⅠ(再履修)

1単位 山 本 昭 代1年次

1.授業の概要・到達目標 スペイン語BⅠに引き続き,この言語の基礎を学ぶ。スペイン語は国際社会において大きな存在感を持つ言語であり,学ぶ価値のある言語である。本授業は初級者向けであり,スペイン語AⅡと連携しつつ,文法の理解・習得と作文に焦点をあてる。復習の後,点過去・線過去・未来・過去未来等の活用とその他の文法事項を学び,それらを用いた文を作ることができるようになることを目標とする。

2.授業内容第1週 直接目的格代名詞第2週 間接目的格代名詞第3週 目的格代名詞仕上げ第4週 向き違いの動詞(1)第5週 向き違いの動詞(2)第6週 向き違いの動詞(3)第7週 再帰表現(自分自身に及ぶ動作)第8週 再帰表現(変意・相互)第9週 再帰表現(受身・無人称)第10週 再帰表現(まとめ)・比較第11週 ふたつの過去形(基礎)第12週 ふたつの過去形(応用)第13週 未来・過去未来形と完了時制第14週 a:まとめ,b:試験

3.履修上の注意 講義内容を復習し,都度100%の理解をもって進むことが語学学習には不可欠である。よって,毎回の出席と復習をかねた宿題遂行を特に重んじている。任意的な課題の機会も応用し,この言語を一歩ずつ確実に自分のものにしていこう!○欠席した場合の次回参加は各人で授業内容(含 宿題)をフォローアップしていることを前提とする。授業回数3分の1以上の欠席者は評価対象外となるが,「特別な理由」(診断書のある疾病,立証書類で客観性の認められる就職活動や学業活動,冠婚葬祭等)による欠席は都度教員に相談のこと。理由を申し述べることのない3連続欠席の場合,便宜上,教員のリストから抹消する。〇「自分はこれまで何回欠席していますか?」,「XX月XX日に遅刻したのですが,欠席扱いになっていますか?」等の出欠歴の照会をお断りする。○再試験・単位授与のためのレポート等は認めない。○板書の撮影,授業の録音等,教員が許可しない電子機器の使用を禁じ,違反を減点する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容テキストのふろくを用いて,毎回の授業範囲の単語を暗記すること。学習したスペイン語文はかならず家で音読すること。

5.教科書『Paso doble ~ Primer paso』 有田美保 (弘学社) ¥2200(未定)(前年度版や複写・撮影画像等での授業参加は認めない)

6.参考書配布するプリントを補助教材と考えて常に携帯すること。

7.成績評価の方法試験の得点(小テストと期末試験の合計得点を100点換算したもの)から,欠席・遅刻,宿題・欠席のフォローアップ未遂行・態度不良,教科書(本体)を持参しない受講,貧困な内容の提出物などに対し減点(最大30点),積極的な質問,優秀な提出物などに対し加点(最大10点)したうえで最終評価を出します。60点以下の者には単位を授与しません。

8.その他本言語の学習を通し,英文法に対して別の視点から理解を深めることができるようになったり,他のラテン語系に触れたときになんとなく理解できたり…といったような言語学的な直感が磨かれるならこの上ない幸せです。スペイン語が諸君にとって,スペイン・ラテンアメリカという広大な地域に飛び立つ際の目に見えない翼となり,また他者と違った個性を発揮するための強力なツール・発信法となってくれることを願います! Viva el Espan~ol!<Ⅱの履修にはⅠの単位修得が必要である>

スペイン語BⅡ

1単位 有 田 美 保1年次

科目ナンバー:(IC)LAN141N 科目ナンバー:(IC)LAN141N

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1.授業の概要・到達目標 スペイン語BIに引き続き,この言語の基礎を学ぶ。スペイン語は国際社会において大きな存在感を持つ言語である。スペイン語はスペインだけではなく,ラテンアメリカの多くの国で話されている。本授業は初級者向けであり,スペイン語AⅡと連携しつつ,文法の理解・習得に焦点をあてる。現在形,過去形,関係代名詞等を用いた短文をつくることができるようになることを目標とする。

2.授業内容1回目:これまでの復習2回目:間接目的格人称代名詞3回目:gustar 動詞4回目:直接目的格人称代名詞5回目:パターン練習6回目:再帰動詞7回目:再帰代名詞8回目:パターン練習9回目:比較形10回目:関係代名詞11回目:直説法点過去(1)12回目:直説法点過去(2)13回目:直説法線過去14回目a:講義   b:試験

*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意外国語で最も求められことは積極性である。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回の課題をすることにより,授業内容の理解度が増す。予習・復習をすることにより,授業にも積極的に参加できるようになる。

5.教科書プリントを配布

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法中間テスト(50%)と授業内期末テスト(50%)を実施する。

8.その他

スペイン語BⅡ

1単位 丹 波 美佐子1年次

1.授業の概要・到達目標 この授業は,現在形を学んでいることを前提に,現在完了形や過去形など新しい時制を学び,スペイン語の基礎を固めると同時に,表現や理解の幅を広げていく。また,小テストをおこない語彙力を増やしていく。 スペイン語である程度のコミュニケーションを成立させること,辞書を片手にスペイン語の文章をある程度読み取れることを到達目標とする。 学んだ知識を用いて積極的に表現し,意欲をもって予復習に取り組み,検定受検など自分なりの目標を定め,スペイン語力の向上に努めてほしい。

2.授業内容1.イントロダクションなど 2.第8課:目的格人称代名詞など  色と衣服の単語小テスト3.第9課:前置詞格人称代名詞,gustarなど  身体の部位の単語小テスト4.第10課:所有形容詞後置形,比較級など  gustar型動詞表現小テスト5.第10課:最上級など  形容詞の単語小テスト6.第11課:再帰動詞など  比較級・最上級表現小テスト7.第12課:現在進行形,-menteの副詞,不定語・否定語など  再帰動詞の活用と意味小テスト8.中間考査,第13課:過去分詞など9.中間考査講評,第13課:現在完了など  現在分詞小テスト10.第14課:直説法点過去規則活用動詞など  過去分詞小テスト11.第15課:直説法点過去不規則活用動詞,受身文など  直説法点過去規則活用動詞の活用と意味小テスト12.第16課:直説法線過去など  直説法点過去不規則活用動詞の活用と意味小テスト13.第16課:点過去と線過去など  直説法線過去活用動詞の活用と意味小テスト14a.講義全体のふりかえりとまとめ14b.期末考査

※講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意学生は間違えることを恐れず,積極的に授業に参加し,わからないことがあれば遠慮なく質問してください。授業には必ずテキストと辞書を持参すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習:次回の授業範囲についてあらかじめテキストの未修単語の意味を調べてから出席する。復習:わからないことがあれば次回の授業で質問できるよう,疑問点と不明点を整理する。また,課題は必ず日本語の意味まで調べてくること。また言語習得に音読は欠かせないため,テキストのスペイン語の文を音読すること。

5.教科書『ミ カミノ(Mi Camino)』阿由葉他著 同学社,2500円(税別)。

6.参考書特になし

7.成績評価の方法学期末テスト40%,課題と小テスト15%,中間テストの成績25%,授業への参加20%として総合的に評価する。

8.その他語学を学ぶことにはコツコツと地道な積み上げが必要です。覚えることを疎かにせず,積極的に取り組んでほしい。

スペイン語BⅡ

1単位 福 原 弘 識1年次

科目ナンバー:(IC)LAN141N 科目ナンバー:(IC)LAN141N

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外国語科目群

スペイン語

1.授業の概要・到達目標≪授業の概要≫スペイン語BⅠに引き続き,日常レベルの会話力の習得を目指します。現在時制に加えて過去時制など,より幅広い表現力を養い,語彙も広げていきます。スペイン語が話されるさまざまな国や地域の文化や習慣などについても触れ,言語が話される社会の背景についても理解を深めていきます。

≪授業の到達目標及びテーマ≫観光,ホームステイ,友人との会話やチャットなどに必要な作文ができるレベルを目指します。言語は他者を知るための窓口です。語学の学習を通じて未知のスペイン語世界に触れてみてください。スペイン・中南米の音楽・映画・文学・歴史など,多様で多彩なスペイン語世界にきっと魅了されるはずです。

2.授業内容第1回:授業イントロダクション,BⅠの復習第2回:B1の復習第3回:Lección 8 食事の時間について(1)第4回:Lección 8 食事の時間について(2)第5回:Lección 9 和声学の試験(1)第6回:Lección 9 和声学の試験(2)第7回:Lección 10 マヌエルの誕生日(1)第8回:Lección 10 マヌエルの誕生日(2)第9回:Lección 11 クララのピアノ歴(1)第10回:Lección 11クララのピアノ歴(2)第11回:Lección 12 サルスエラの話(1)第12回:Lección 12 サルスエラの話(2) 第13回:復習第14回:復習と試験*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意授業には必ず教科書,辞書,ノートないしはルーズリーフなどを持参すること。

出席が全講義回数の3分の2に満たないものは,期末試験を受ける資格はないものとします。病気・部活動・就職活動など,やむを得ない事情で欠席した場合は,それを証明できるものを提示してください。

遅刻は0.5回欠席とします。遅刻は原則40分まで。それ以降は欠席とみなします。

4.準備学習(予習・復習等)の内容宿題はほぼ毎回出ます。授業には十分に予習して臨み,テキストに添付のCD,歌を聴いて,自分で発音練習をするようにしましょう。

5.教科書「響く音! スペイン語」朝日出版社,木村琢也著。

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法平常点30点,試験点70点の割合で評価を行う。平常点には,授業への参加度,小テスト,授業態度等が含まれる。

8.その他特になし。

スペイン語BⅡ

1単位 山 本 昭 代1年次

1.授業の概要・到達目標≪授業の概要≫スペイン語BⅠに引き続き,日常レベルの会話力の習得を目指します。現在時制に加えて過去時制など,より幅広い表現力を養い,語彙も広げていきます。スペイン語が話されるさまざまな国や地域の文化や習慣などについても触れ,言語が話される社会の背景についても理解を深めていきます。

≪授業の到達目標及びテーマ≫観光,ホームステイ,友人との会話やチャットなどに必要な作文ができるレベルを目指します。言語は他者を知るための窓口です。語学の学習を通じて未知のスペイン語世界に触れてみてください。スペイン・中南米の音楽・映画・文学・歴史など,多様で多彩なスペイン語世界にきっと魅了されるはずです。

2.授業内容第1回:授業イントロダクション,BⅠの復習第2回:B1の復習第3回:Lección 8 食事の時間について(1)第4回:Lección 8 食事の時間について(2)第5回:Lección 9 和声学の試験(1)第6回:Lección 9 和声学の試験(2)第7回:Lección 10 マヌエルの誕生日(1)第8回:Lección 10 マヌエルの誕生日(2)第9回:Lección 11 クララのピアノ歴(1)第10回:Lección 11クララのピアノ歴(2)第11回:Lección 12 サルスエラの話(1)第12回:Lección 12 サルスエラの話(2) 第13回:復習第14回:復習と試験*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意授業には必ず教科書,辞書,ノートないしはルーズリーフなどを持参すること。

出席が全講義回数の3分の2に満たないものは,期末試験を受ける資格はないものとします。病気・部活動・就職活動など,やむを得ない事情で欠席した場合は,それを証明できるものを提示してください。

遅刻は0.5回欠席とします。遅刻は原則40分まで。それ以降は欠席とみなします。

4.準備学習(予習・復習等)の内容宿題はほぼ毎回出ます。授業には十分に予習して臨み,テキストに添付のCD,歌を聴いて,自分で発音練習をするようにしましょう。

5.教科書「響く音! スペイン語」朝日出版社,木村琢也著。

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法平常点30点,試験点70点の割合で評価を行う。平常点には,授業への参加度,小テスト,授業態度等が含まれる。

8.その他特になし。

スペイン語BⅡ(再履修)

1単位 山 本 昭 代1年次

科目ナンバー:(IC)LAN141N 科目ナンバー:(IC)LAN141N

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1.授業の概要・到達目標 同講義の目的は,会話を通してスペイン語圏の人々と簡単な意思の伝達が出来る様に学んでいくと同時に,複雑な文章の構成・ヒアリングのレベルアップを図ります。この授業では,前年度に学んだポイントの復習も兼ねて,一段階上のレベルの表現が出来る様に教科書に従ってダイアログ・単語を学ぶと同時に,文化の習得を目指します。

2.授業内容1回- 自己紹介 世界のスペイン語2回- 昨年度にしたこと3回- ボゴタでのスペイン語のコース4回- 私の家族 私の友人5回- 子供のころ6回- 様々な家族7回- 中間テスト 講義8回- 以前の生活と今の生活9回- 何でも近くにあった頃10回- 地下鉄で11回- 私の町12回- 線過去 I13回- 線過去 II14回- a講義     b期末試験

3.履修上の注意まずは授業への出席と積極的な参加姿勢を望みます。テキストの予習・復習も出来る限り行うこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容次の授業の単語熟語を調べたり,復習ではその授業でやった事をもう一度繰り返す。

5.教科書著者: いいね!スペイン語 2出版社:朝日出版社

6.参考書著者: いいね!スペイン語 2出版社:朝日出版社

7.成績評価の方法 平常点 15%・授業態度 15%,中間テスト 30%と学期末試験 40%で総合評価します。

8.その他西和和西辞典必要

スペイン語AⅢ

1単位 コルメナロメロ, ロベルト2年次

1.授業の概要・到達目標スペイン語Ⅲに引き続き,この言語の応用を学ぶ。スペイン語は

国際社会において存在感を増している言語であり,大いに学ぶ価値のある言語である。この授業は中級者向けであり,スペイン語Ⅳと連携しつつ,会話での使用と理解に焦点をあてる。既習事項を用いた文を述べ,会話を行い,それらを理解できるようになることを目標とする。また,受講者の状況に応じて検定試験の解説も行う。

2.授業内容1回- 自由時間 恋人との問題2回- 映画に行きませんか。3回- 夜に出かける4回- ーへ旅行をした 旅行の計画5回- 最近の休暇6回- スペイン語圏のフェア7回  中間テスト 講義8回- バーベキューで9回- コロンビア人学生の食習慣10回- 予定 仕事11回- 私の将来  将来の計画12回- うちに来ませんか13回- パーティーで 家庭での社会生活14回- a 講義    b 期末試験

3.履修上の注意まずは授業への出席と積極的な参加姿勢を望みます。テキストの予習・復習も出来る限り行うこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容次の授業の単語熟語を調べたり,復習ではその授業でやった事をもう一度繰り返す。

5.教科書著者: いいね!スペイン語 2出版社:朝日出版社

6.参考書著者: いいね!スペイン語 2出版社:朝日出版社

7.成績評価の方法平常点15%・授業態度15%,中間テスト30%と学期末試験40%で総合評価します。

8.その他西和和西辞典必要

スペイン語AⅣ

1単位 コルメナロメロ, ロベルト2年次

科目ナンバー:(IC)LAN241N 科目ナンバー:(IC)LAN241N

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外国語科目群

スペイン語

1.授業の概要・到達目標≪授業の概要≫ 本講義では春学期に引き続きスペイン語での講読を学ぶ。比較的専門的な文章を読み込むことでひとつ上の読解力をつける。また,言語習得を目的とした講座であるが言語の背景となる文化や社会についても副教材を利用することで学ぶ。≪授業の到達目標及びテーマ≫ 本講義を通じて,例えば受講生が辞書を片手に様々な文章を独力で読めるレベルを目指す。また,本講義では受講生が発言する機会を多く設けるため授業への積極的な参加が求められる。

2.授業内容第1回:a:イントロダクション(スペイン語講読のコツ)    b:既習文法の復習第2回:接続法の復習と同文法項目を含む文章の講読第3回:エッセイ『男性と女性の違い』<第1章>第4回:エッセイ『男性と女性の違い』<同上>第5回:エッセイ『男性と女性の違い』<第2章>第6回:エッセイ『男性と女性の違い』<同上>第7回:エッセイ『男性と女性の違い』<第3章>第8回:エッセイ『男性と女性の違い』<同上>第9回:エッセイ『男性と女性の違い』<終章>第10回:エッセイ『男性と女性の違い』<同上>第11回:日本の小説のスペイン語版<1>第12回:日本の小説のスペイン語版<2>第13回:日本の小説のスペイン語版<3>第14回:a:まとめ    b:試験

3.履修上の注意授業には必ず辞書を持参すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容講読の授業であるため,常日頃からスペイン語文法の学習,復習をしておくこと。

5.教科書プリント配布のため教科書は使用しない。

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法平常点(30%),試験点(70%)により成績判定を行う。

8.その他特になし。

スペイン語BⅣ

1単位 稲 森 広 朋2年次

1.授業の概要・到達目標≪授業の概要≫ 本講義ではスペイン語での講読を学ぶ。比較的専門的な文章を読み込むことでひとつ上の読解力をつける。また,言語習得を目的とした講座であるが,言語の背景となる文化や社会についても副教材を利用することで学ぶ。≪授業の到達目標及びテーマ≫ 本講義を通じて,例えば受講生が辞書を片手に様々な文章を独力で読めるレベルを目指す。また,本講義では受講生が発言する機会を多く設けるため授業への積極的な参加が求められる。

2.授業内容第1回:a:イントロダクション(スペイン語講読のコツ)    b:既習文法の復習第2回:名詞節と同文法項目を含む文章の読解第3回:形容詞節と同文法項目を含む文章の読解第4回:副詞節と同文法項目を含む文章の読解第5回:接続法過去と同文法項目を含む文章の読解第6回:スペインのノーベル文学賞受賞者の文章に触れる<1>第7回:スペインのノーベル文学賞受賞者の文章に触れる<2>第8回:スペインのノーベル文学賞受賞者の文章に触れる<3>第9回:ラテンアメリカのノーベル文学賞受賞者の文章に触れる<1>第10回:ラテンアメリカのノーベル文学賞受賞者の文章に触れる<2>第11回:ラテンアメリカのノーベル文学賞受賞者の文章に触れる<3>第12回:スペイン文学に関する簡単な講義と講読第13回:ラテンアメリカ文学に関する簡単な講義と講読第14回:a:まとめ    b:試験

3.履修上の注意授業には必ず辞書を持参すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容講読の授業であるため,常日頃からスペイン語文法を学習,復習しておくこと。

5.教科書プリント配布のため教科書は使用しない。

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法平常点(30%),試験点(70%)により成績判定を行う。

8.その他特になし。

スペイン語BⅢ

1単位 稲 森 広 朋2年次

科目ナンバー:(IC)LAN241N 科目ナンバー:(IC)LAN241N

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Page 213: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

中国語

外国語科目群

中国語

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中国語AⅠ

1単位 大 山   潔1年次

1.授業の概要・到達目標今学年使用する教科書は,全12課が,イラスト入りの関連語と中国の諸事情を紹介した「ひと口メモ」によって,その課の手引きとしています。次に,日本での場面を設定した対話文と新出単語を掲げ,以下文法事項のポイント,各課10題によるトレーニング,教室用の短いフレーズを盛り込んだ「ショートレッスン」の順となっています。

中国語の声調,子音,母音など基本知識を学習する大切な期間です。学習者の皆さんが楽しみながら中国語の基礎力を身につけることがこの授業での到達目標です。そして,中国への関心を持っていただくことを願っています。

2.授業内容1 概説 中国語とは何か2 発音(1) 1.声調       2.声調の組み合わせ3 発音(2) 3.単母音       4.子音4 発音(3) 5.複合母音       6.nとngを伴う母音5 第1課 你是中国人吗?       1.人称代名詞       2.“是”の文6 第1課復習  1.第1課の朗読        2.練習問題  第2課 这是什么? 1.指示代名詞(1)            2.疑問詞疑問文7 第2課の復習    3.“的”の用法(1)            4.副詞8 第3課 你去哪儿? 1.動詞の文            2.「所有」を表す“有”            3.省略疑問の“呢”            4.練習問題9 第4課 这个包多少钱? 1.量詞              2.指示代名詞(2)              3.形容詞の文              4.“几”と“多少”10 第4課の復習 1.第4課の朗読         2.第4課の練習問題  第5課 你晩上有事吗? 1.数字              2.日付・時刻を表す語              3.「動詞の時点」を表す表現11 第5課の復習 1.第5課の朗読         2.練習問題  第6課 你吃飯了吗? 1.「完了」を表す“了”             2.「所在」を表す“在”             3.助動詞(1)“想”12 第6課の復習 1.第6課の朗読         2.練習問題  第7課 你家有几口人? 1.介詞(1)“在”,“离”              2.「存在」 を表す“有”              3.反復疑問文13 第7課の復習 1.第7課の朗読         2.練習問題         3.1 ~ 7課の復習14 a試験 b試験の正答解説

3.履修上の注意1.病欠や学校行事のために欠席となった場合,証明書が必要です。2.無断欠席は,1回につき,最終成績から,5点減点となります。3. 正当な理由はなく試験日に試験を受けなかった場合,別の時間に再試験を受ける

ことは可能ですが,最高得点は60点とします。3.宿題の未提出は,1回につき,最終成績から,5点減点となります。4.無断欠席が5回になりますと,単位取得の資格がなくなります。5. 授業中の携帯電話およびメールのやりとりは一切禁止とします。私語は慎んでく

ださい。6. 授業中教室からの出入りは先生に断ること,無断に早退することは欠席として扱

います。

4.準備学習(予習・復習等)の内容1課ごとに課題(宿題)をやることで復習すること。

5.教科書『中国語初めての一歩』白水社,2200円竹島金吾監修・尹景春/竹島毅著ISBN9784560069257

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法成績は60点以上を合格とします。一学期のうち,試験(100%)は3回あります。最終成績は,3度の試験の平均点を基礎点数としますが,出席や授業態度,宿題の提出状況などによって,減点されることがあります。

8.その他

1年次

中国語AⅠ

1単位 喬   志 航

1.授業の概要・到達目標 基礎中国語の入門編であり,中国語の基礎づくりを目的に,まずは正しい発音を身につけてもらうことが重要である。それから基礎語彙を中心に簡単な会話を習得してから,さらに文法要項を反映させる基本文型へと進めていく。 語学の学習とともに中国の歴史や現代中国事情についても紹介したりしていく予定である。

 現代中国語の発音の特徴や基礎文型などを習得することを目標とする。 基本的なものを聞いて理解し,話せるように,「聞く」・「話す」・「読む」という基礎的要項に到達できるよう期待する。

2.授業内容第1回:授業の全体像の説明第2回:発音の基本知識(母音)第3回:発音の基本知識(子音)第4回:発音の基本知識(鼻音を伴う母音)第5回:第1課第6回:第2課第7回:第3課第8回:第4課第9回:中間テスト第10回:第5課第11回:第6課第12回:第7課第13回:第8課第14回a:期末試験   b:正答解説

3.履修上の注意積極的にとりくむことを求める。語学習得には,特に出席率が重要である。また授業中,ノートを取ることも試験準備に不可欠である。

4.準備学習(予習・復習等)の内容事前学習:テキスト本文を読了する。事後学習:テキスト単語・文法を振り返る。

5.教科書『シンプルチャイニーズ北京』(文法編),早稲田大学理工学術院中国語部会著,朝日出版社。

6.参考書授業中に適宜紹介する。

7.成績評価の方法平常点(出席率,授業中の積極性,中間テストなど),期末試験に基づいて評価する。平常点30%,期末試験70%。

8.その他特になし。

科目ナンバー:(IC)LAN161N 科目ナンバー:(IC)LAN161N

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外国語科目群

中国語

1年次

中国語AⅠ

1単位 鈴 木 仁 麗

1.授業の概要・到達目標 中国語の正しい発音を繰り返し練習して身につけ,基礎的な文法を学びながら,簡単な中国語の文章を読めるようにすることを目指します。

2.授業内容1 発音(1)2 発音(2)3 発音(3)4 発音(4)5 人称代名詞とあいさつ6 名前の言い方7 動詞をつかう表現8 疑問詞に使い方9 年齢の言い方10 完了形と形容詞をつかう表現11 比較の表現12 お金の言い方13 場所の表現14 a:考査,b:正答解説

3.履修上の注意授業のおわりに,その日に学んだことについての簡単な確認テストを行い,それを平常点として加算していくことにします。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回の確認テストに備えて,復習をしっかり行うことを望みます。復習のために宿題をだすこともあります。

5.教科書相原茂,陳淑梅,飯田敦子『日中いぶこみ交差点 エッセンシャル版』朝日出版社,2019年

6.参考書特になし

7.成績評価の方法毎回の確認テスト約20%,定期考査約80%,そのほか授業への参加態度なども加味して総合的に評価する。

8.その他特になし

中国語AⅠ(再履修)

1単位 三 澤 三知夫1年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では中国語の基礎(発音・聞く・話す・読む)を習得することを目的とします。具体的な到達目標は,自己紹介・日常会話ができ,中国人に自分の意思が伝えられるようになることです。

2.授業内容1 人称代名詞2 動詞「是」3 否定を表す「不」4 疑問文5 形容詞述語文6 主述述語文7 動詞述語文8 疑問詞疑問文9 助動詞「想」10 量詞の使い方11 所有・存在を表す動詞12 完了の「了」13 前置詞14 まとめ ・試験

3.履修上の注意漢字を中国人と共有する日本人が中国語を学ぶ上で注意しなければならないのは,漢字を見てその意味が分かることです。これは日本人にとって長所にもなりますが,短所にもなります。また中国語の発音は日本人になじみがないものが多いですから練習を要します。またピンインによって正しい発音を身につけますから,ピンインは重要です。

4.準備学習(予習・復習等)の内容1 習った発音を自宅で繰り返す。2 単語をおぼえる。3 中国語作文

5.教科書劉・喜多山・松田『1冊めの中国語 講読クラス』(白水社)

6.参考書辞書も含めて教場で紹介します。

7.成績評価の方法定期試験80%小テスト10%平常点10%平常点は授業への取り組み等による。

8.その他特になし。

科目ナンバー:(IC)LAN161N 科目ナンバー:(IC)LAN161N

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中国語AⅡ

1単位 大 山   潔1年次

1.授業の概要・到達目標後期は『中国語初めての一歩』の第8課から勉強します。習った単語や文法が増えることにつれ,いかに応用していくのかが課題です。この課題を実践するのが中国語によるプレゼンテーション,つまり画像(パワーポイントによるものや動画など)を使いながら中国語の作文を発表することです。プレゼンに向けて,パソコンで作文し,ピンインを入力し,感情表現を意識しながら作文の朗読を練習し,最終的に,暗唱によってプレゼンすることが求められています。学習によって,学習者の皆さんが楽しみながら中国語の基礎力を身につけることがこの授業での到達目標です。そして,中国への関心を大いに持っていただくことを願っています。

2.授業内容1 プレゼンテーション① PCによる作文の説明  第8課 你从几点开始打工?      1.「時間量」を表す語      2.助動詞(2)“得”      3.介詞(2)“从”2 第8課の復習      1.本文の朗読      2.練習問題3 第9課 你去过美国吗?      1.「過去の経験」を表す「过」      2.助動詞(2)“得”      3.介詞(2)“跟”,“给”4 第9課の復習      1.本文の朗読      2.練習問題  第10課 你会唱歌吗?      1.助動詞(3)“能”,“会”      2.「動作の様態」をいう表現      3.動詞の重ね型5 第10課の復習      1.本文の朗読      2.練習問題  第11課 你在干什么呢?      1.「動作の進行」を表す“在~呢”      2.「~しに来る,~しに行く」の表し方      3.選択疑問の“還是”      4.目的語を文頭に出す表現6 プレゼンテーション② 作文の訂正7 プレゼンテーション③ 作文の録音8 第11課の復習      1.本文の朗読      2.練習問題9 第12課 祝你旅途愉快!      1.「比較」の表現      2.“的”の用法(2)      3.2つの目的語をとる動詞      4.目的語が主述句のとき10 プレゼンテーション④ 発音を矯正する      USBのデーター集め11 第12課の復習      1.本文の朗読      2.練習問題12 8 ~ 12課の試験13 プレゼンテーション⑤ 発表14 a試験 b試験の正答解説

3.履修上の注意1.病欠や学校行事のために欠席となった場合,証明書が必要です。2.無断欠席は,1回につき,最終成績から,5点減点となります。3. 正当な理由はなく試験日に試験を受けなかった場合,別の時間に再試験を受ける

ことは可能ですが,最高得点は60点とします。3.宿題の未提出は,1回につき,最終成績から,5点減点となります。4.無断欠席が5回になりますと,単位取得の資格がなくなります。5. 授業中の携帯電話およびメールのやりとりは一切禁止とします。私語は慎みなさ

い。6. 授業中教室からの出入りは先生に断ること,無断に早退することは欠席として扱

います。

4.準備学習(予習・復習等)の内容1課ごとに課題(宿題)をやることで復習すること。

5.教科書『中国語初めての一歩』白水社,2200円竹島金吾監修・尹景春/竹島毅著ISBN9784560069257

6.参考書三省堂『超級クラウン中日辞典』小学館『中日辞典』

7.成績評価の方法成績は60点以上を合格とします。秋学期のうち,試験(100%)は3回あります。最終成績は,3度の試験の平均点を基礎点数としますが,出席や授業態度,宿題の提出状況などによって,減点されることがあります。

8.その他

中国語AⅡ

1単位 喬   志 航1年次

1.授業の概要・到達目標 基礎中国語の入門編であり,中国語の基礎づくりを目的に,まずは正しい発音を身につけてもらうことが重要である。それから基礎語彙を中心に簡単な会話を習得してから,さらに文法要項を反映させる基本文型へと進めていく。 語学の学習とともに中国の歴史や現代中国事情についても紹介したりしていく予定である。

 現代中国語の発音の特徴や基礎文型などを習得することを目標とする。 基本的なものを聞いて理解し,話せるように,「聞く」・「話す」・「読む」という基礎的要項に到達できるよう期待する。

2.授業内容第1回:授業の全体像の説明と春学期授業内容の復習第2回:第9課第3回:第10課第4回:第11課第5回:第12課第6回:第9-12課  ヒアリング,会話の練習第7回:中間テスト第8回:第13課第9回:第14課第10回:第15課第11回:第16課第12回:第13-16課 ヒアリング,会話の練習第13回:総復習第14回a:期末試験   b:正答解説

3.履修上の注意積極的にとりくむことを求める。語学習得には,特に出席率が重要である。また授業中,ノートを取ることも試験準備に不可欠である。

4.準備学習(予習・復習等)の内容事前学習:テキスト本文を読了する。事後学習:テキスト単語・文法を振り返る。

5.教科書『シンプルチャイニーズ北京』(文法篇),早稲田大学理工学術院中国語部会著,朝日出版社。

6.参考書授業中に適宜紹介する。

6.成績評価平常点(出席率,授業中の積極性,中間テストなど),期末試験に基づいて評価する。平常点30%,期末試験70%。

8.その他特になし。

科目ナンバー:(IC)LAN161N 科目ナンバー:(IC)LAN161N

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外国語科目群

中国語

中国語AⅡ

1単位 鈴 木 仁 麗1年次

1.授業の概要・到達目標 中国語の発音を繰り返し練習し,基礎的な文法を引き続き学習しながら,簡単な中国語を書くことができ,文章を読んで意味が理解できるようにすることを目指します。

2.授業内容1 場所の言い方2 完了形の使い方3 年月日の表現4 時刻の表現と時間量の表現5 結果補語の使い方6 方向の表現7 可能補語の使い方8 様態補語の使い方9 いろいろな助動詞10 進行形の表現11 使役文の表現12 受身文の表現13 存在,出現の言い方14 a:考査,b:正答解説

3.履修上の注意授業の終わりに,その日に学んだことについての簡単な確認テストを行い,それを平常点として加算していくことにします。

4.準備学習(予習・復習等)の内容確認テストの準備のために毎回きちんと復習することを望みます。復習のために宿題をだすこともあります。

5.教科書相原茂,陳淑梅,飯田敦子『日中いぶこみ交差点 エッセンシャル版』朝日出版社,2019

6.参考書特になし

7.成績評価の方法毎回の確認テスト約20%,定期考査約80%,その他授業への参加態度なども加味して総合的に評価する。

8.その他特になし

中国語AⅡ(再履修)

1単位 三 澤 三知夫1年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では中国語の基礎(発音・聞く・話す・読む)を習得することを目的とします。具体的な到達目標は,自己紹介・日常会話ができ,中国人に自分の意思が伝えられるようになることです。

2.授業内容1 変化を表す「了」2 助動詞「可以」「会」「能」3 経験を表す言い方4 動作の回数を表す言い方5 「是~的」6 比較の表現7 「把」構文8 結果補語9 使役動詞10 様態補語11 動作の進行を表す言い方12 名詞を修飾する語13 主述構造の目的語14 まとめ ・試験

3.履修上の注意漢字を中国人と共有する日本人が中国語を学ぶ上で注意しなければならないのは,漢字を見てその意味が分かることです。これは日本人にとって長所にもなりますが,短所にもなります。また中国語の発音は日本人になじみがないものが多いですから練習を要します。またピンインによって正しい発音を身につけますから,ピンインは重要です。

4.準備学習(予習・復習等)の内容1 習った発音を自宅で繰り返す。2 単語をおぼえる。3 中国語作文

5.教科書劉・喜多山・松田『1冊めの中国語 講読クラス』(白水社)

6.参考書辞書も含めて教場で紹介します。

7.成績評価の方法定期試験80%小テスト10%平常点10%平常点は授業への取り組み等による

8.その他特になし。

科目ナンバー:(IC)LAN161N 科目ナンバー:(IC)LAN161N

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中国語BⅠ

1単位 河 田 聡 美1年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では,中国語の総合的な能力の養成に重点を置き,簡単な中国語を読み・書き・聞き・話すことのできる能力を養うことを到達目標とする。

2.授業内容中国語の正しい発音と,基本的な文法事項の修得を目指して授業を行います。授業進度は以下の予定です。1 発音1・2・3 声調・軽声・単母音2 発音3・4 単母音・子音3 発音4・5 子音・複母音4 発音6・7・8 鼻母音・声調の変化・アル化5 第1課 ボランティア(ポイント)6 第1課 ボランティア(本文・トレーニング)7 第2課 雑談をする(ポイント)8 第2課 雑談をする(本文・トレーニング)9 第3課 多忙を極める(ポイント)10 第3課 多忙を極める(本文・トレーニング)11 第4課 私について来て下さい(ポイント)12 第4課 私について来て下さい(本文)13 第4課 私について来て下さい(トレーニング)14 a復習 b学期末試験

3.履修上の注意受講生は必ず予習・復習を行い,授業には遅刻しないようにしてください。また,学期中に計3回のテストを実施し,その合計点で成績を評価しますので,テストの受け忘れがないように注意してください。外国語の習得には学習者の努力が不可欠ですが,「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるように,中国語学習を「楽しい」と感じられなければ,どんなに堅固な学習意欲も長続きしません。誰もが楽しく中国語を学べるように授業を進めてゆきたいと思っていますので,受講生の皆さんは,知的好奇心を持って,積極的に授業に参加してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容中国語の学習には,復習が不可欠です。復習方法としては,教科書に添付されているCDの音声を聴きながら,

(1)テキスト内の中国語を,正しい発音で,繰り返し音読する。(2)発音しながら,中国語の発音記号であるピンインと簡体字をノートに書く。という二つの方法を組み合わせて,ただ黙読するのではなく,手と口を同時に動かし,身体を使って中国語のフレーズを覚えるようにして下さい。

5.教科書『オリンピックへようこそ 会話編』 徐送迎著,朝日出版社

6.参考書辞書は,小学館または講談社の『中日辞典』,もしくは数社から発売されている中国語の電子辞書の使用を推奨します。

7.成績評価の方法(1)平常点(60%):計2回(60点)の小テストの結果に,欠席や遅刻の回数,授業態度,予習・復習状況などを加味して評価する。

(2)学期末試験(40%):学期末試験(40点)

8.その他

中国語BⅠ

1単位 大 山   潔1年次

1.授業の概要・到達目標【概要】発音から簡単な会話文まで,文法を中心に,中国語の基礎を学ぶ。

【目的】教養教育の編成方針に定める「コミュニケーション能力」と「国際性(異文化・異言語・異民族・国際問題の理解力)」を涵養するための科目です。中国は目覚ましい勢いで発展しており,中国語の重要性はますます高まっています。また,世界で一番多く使われている言語は中国語です。中国人と簡単なコミュニケーションをとるために,基本的な文法を習得し,正確な発音ができるようになることを目的とする。

【到達目標】1.中国語の発音の構成とその難しさを理解し,正確な発音を身につけます。2. 同じ漢字ではあっても表現の相違があることを理解し,また,中国特有の簡体

字を学習します。3. 名前や年齢,住所,家族などのごく簡単な自己紹介の言葉を話せることをめざ

します。4.基本文法を理解し,簡単な文章を読めるようにします。

2.授業内容1 中国語とは何か2 中国語の発音(1)  1.中国語表音ローマ字(ピンイン)  2.音節  3.四声  4.軽声  5.韻母3 中国語の発音(2) 6.声母           7.声調変化           8.アル化           9.発音してみよう4 言ってみよう!——数の基本表現  1.数の言い方  2.時刻の言い方.たずね方  3.お金の言い方.たずね方  4.年齢の言い方.たずね方5 第1課 1.人称代名詞      2.主語+述語(動詞)      3.“吗”を使った疑問文      4.否定の副詞“不”      5.副詞“也”      6.文末の“了”6 第2課 1.指示代名詞      2.主語+述語(形容詞)      3.反復疑問文      4.疑問詞(疑問代詞)“怎么?”      5.課文7 第3課 1.名詞      2.動詞“是”を用いた文「~は…だ。」      3.日付・曜日の言い方      4.疑問詞,疑問文8 第4課 1.目的語が名詞や代詞の動詞述語文      2.目的語が動詞・動詞句や文の動詞述語文      3.時間表す語9 第4課 復習10 第5課 1.量詞      2.場所を表す指示代詞      3.動詞“有”を用いた文      4.反復疑問文11 第5課 復習12 第6課 1.方位詞      2.動詞“在”を用いた存在の表現      3.介詞“在”      4.場所を表すことば13 第6課 復習14 前期の期末テスト

3.履修上の注意1.病欠や学校行事のために欠席となった場合,証明書が必要です。2.無断欠席は,1回につき,最終成績から,5点減点となります。3. 正当な理由はなく試験日に試験を受けなかった場合,別の時間に再試験を受ける

ことは可能ですが,最高得点は60点とします。3.宿題の未提出は,1回につき,最終成績から,5点減点となります。4.無断欠席が5回になりますと,単位取得の資格がなくなります。5. 授業中の携帯電話およびメールのやりとりは一切禁止とします。私語は慎んでく

ださい。6. 授業中教室からの出入りは先生に断ること,無断に早退することは欠席として扱

います。

4.準備学習(予習・復習等)の内容1課ごとに課題(宿題)をやることで復習すること。

5.教科書佐藤醇・石田友美・桑野弘美・島田亜実・森山美紀子『文法をとおして学ぶ中国語 Plus』CD付  本体2200円好文出版,2006年4月1日

6.参考書

7.成績評価の方法成績は60点以上を合格とします。一学期のうち,試験(100%)は3回あります。最終成績は,3度の試験の平均点を基礎点数としますが,出席や授業態度,宿題の提出状況などによって,減点されることがあります。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN161N 科目ナンバー:(IC)LAN161N

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外国語科目群

中国語

中国語BⅠ

1単位 三 澤 三知夫1年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では中国語の基礎(発音・聞く・話す・読む)を習得することを目的とします。具体的な到達目標は,自己紹介・日常会話ができ,中国人に自分の意思が伝えられるようになることです。

2.授業内容1 動詞述語文2 否定の副詞3 疑問文4 是の構文5 形容詞述語文6 量詞7 主述述語文・疑問詞疑問文8 結果補語9 動態助詞10 前置詞11 連動文12 比較文13 助動詞14 a講義 b期末試験

3.履修上の注意漢字を中国人と共有する日本人が中国語を学ぶ上で注意しなければならないのは,漢字を見てその意味が分かることです。これは日本人の中国語学習にとって長所にもなりますが,短所にもなります。また中国語の発音は日本人にはなじみがないものが多いですから特に注意を要します。ピンインによって正しい発音を身につけ,音としての中国語をおぼえる努力が必要となります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容1 習った発音を自宅で繰り返す。2 単語をおぼえる。3 中国語作文

5.教科書加藤・後藤・土谷・許山・長谷部・松尾・松原『総合現代中国語-会話と閲読-』(東方書店)

6.参考書辞書及び参考書は授業中に紹介します。

7.成績評価の方法定期試験80%,小テスト10%,平常点10%。平常点は授業への取り組み等による。

8.その他特になし。

中国語BⅠ(再履修)

1単位 三 澤 三知夫1年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では中国語の基礎(発音・聞く・話す・読む)を習得することを目的とします。具体的な到達目標は,自己紹介・日常会話ができ,中国人に自分の意思が伝えられるようになることです。

2.授業内容1 動詞述語文2 否定の副詞3 疑問文4 是の構文5 形容詞述語文6 量詞7 主述述語文・疑問詞疑問文8 結果補語9 動態助詞10 前置詞11 連動文12 比較文13 助動詞14 a講義 b期末試験

3.履修上の注意漢字を中国人と共有する日本人が中国語を学ぶ上で注意しなければならないのは,漢字を見てその意味が分かることです。これは日本人の中国語学習にとって長所にもなりますが,短所にもなります。また中国語の発音は日本人にはなじみがないものが多いですから特に注意を要します。ピンインによって正しい発音を身につけ,音としての中国語をおぼえる努力が必要となります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容1 習った発音を自宅で繰り返す。2 単語をおぼえる。3 中国語作文

5.教科書加藤・後藤・土谷・許山・長谷部・松尾・松原『総合現代中国語-会話と閲読-』(東方書店)

6.参考書辞書及び参考書は授業中に紹介します。

7.成績評価の方法定期試験80%,小テスト10%,平常点10%。平常点は授業への取り組み等による。

8.その他特になし。

科目ナンバー:(IC)LAN161N 科目ナンバー:(IC)LAN161N

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中国語BⅡ

1単位 河 田 聡 美1年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では,中国語の総合的な能力の養成に重点を置き,簡単な中国語を読み・書き・聞き・話すことのできる能力を養うことを到達目標とする。

2.授業内容中国語BⅠで学んだ,発音と文法事項の基礎の上に,新たな文法事項の学習を行い,より豊かな中国語表現を身につけることを目指します。授業進度は以下の予定です。1 基本文型の復習・第5課 銀行を探す(ポイント)2 第5課 銀行を探す(本文・トレーニング)3 第6課 料理を注文する(ポイント)4 第6課 料理を注文する(本文・トレーニング)5 第7課 ホテルに宿泊する(ポイント)6 第7課 ホテルに宿泊する(本文・トレーニング)7 第8課 道を尋ねる(ポイント)8 第8課 道を尋ねる(本文・トレーニング)9 第9課 通訳者になる(ポイント)10 第9課 通訳者になる(本文・トレーニング)11 第10課 診察を受ける(ポイント)12 第10課 診察を受ける(本文)13 第10課 診察を受ける(トレーニング)・復習 14 a復習 b学期末試験

3.履修上の注意受講生は必ず予習・復習を行い,授業には遅刻しないようにしてください。また,学期中に計3回のテストを実施し,その合計点で成績を評価しますので,テストの受け忘れがないよう注意してください。外国語の習得には学習者の努力が不可欠ですが,「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるように,中国語学習を「楽しい」と感じられなければ,どんなに堅固な学習意欲も長続きしません。誰もが楽しく中国語を学べるように授業を進めてゆきたいと思っていますので,受講生の皆さんは,知的好奇心を持って,積極的に授業に参加してださい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容中国語の学習には,復習が不可欠です。復習方法としては,教科書に添付されているCDの音声を聴きながら,

(1)テキスト内の中国語を,正しい発音で,繰り返し音読する。(2)発音しながら,中国語の発音記号であるピンインと簡体字をノートに書く。という二つの方法を組み合わせて,ただ黙読するのではなく,手と口を同時に動かし,身体を使って中国語のフレーズを覚えるようにして下さい。

5.教科書『オリンピックへようこそ 会話編』 徐送迎著,朝日出版社

6.参考書辞書は,小学館または講談社の『中日辞典』,もしくは数社から発売されている中国語の電子辞書を使用することが望ましい。

7.成績評価の方法(1)平常点(60%):計2回(60点)の小テストの結果に,欠席や遅刻の回数,授業態度,予習・復習状況などを加味して評価する。

(2)学期末試験(40%):学期末試験(40点)

8.その他

中国語BⅡ

1単位 大 山   潔1年次

1.授業の概要・到達目標新出単語を簡単な文章にすることで,単語の意味を理解し,読む力養います。また,さまざまな文化紹介も取り入れ,興味を添えながら授業を行う。中国語によるプレゼンテーションを行います。つまり画像(パワーポイントによるものや動画など)を使いながら中国語の作文を発表することです。プレゼンに向けて,パソコンで作文し,ピンインを入力し,感情表現を意識しながら作文の朗読を練習します。 【目的】教養教育の編成方針に定める「コミュニケーション能力」と「国際性(異文化・異言語・異民族・国際問題の理解力)」を涵養するための科目です。中国は目覚ましい勢いで発展しており,中国語の重要性はますます高まっています。また,世界で一番多く使われている言語は中国語です。中国人と簡単なコミュニケーションをとるために,簡単な文章を正確に読め,正確な発音ができるようになることを目的とする。

【到達目標】1.正確な発音を身につけます。2. 同じ漢字ではあっても表現の相違があることを理解し,また,中国特有の簡体

字を学習します。3.簡単な物事を紹介する言葉を話せることをめざします。4. 基本文法を理解し,簡単文章を正確に訳せるように,また,簡単な文章を作れ

るようにします。5. パソコンによる中国語での作文とピンイン入力ができ,スムーズに朗読できる

ようにします。

2.授業内容1 第8課  1.願望を表す助動詞  2.必要・義務を表す助動詞  3.繰り返し・継続を表す副詞“再”  4.“一点儿”と“一会儿”   プレゼンテーション①   PCによる作文の説明2 第8課  復習  練習問題3 第9課  1.動詞の後の“了”  2.文末の“了”4 第9課  復習  練習問題5 第10課  1.動詞+“過 ”  2.数量補語(数詞+動量詞)   復習   練習問題6 プレゼンテーション②   作文の訂正7 プレゼンテーション③   作文の録音8 第11課  1.副詞“在”を用いた進行の表現  2.助詞“着”を用いた持続の表現  3.課文9 第12課  1.存現文   第10課~第12課  復習と整理10 プレゼンテーション④   発音を矯正する11 プレゼンテーション⑤   発表12 総復習13 映画鑑賞14 a試験,b解答説明

3.履修上の注意1.病欠や学校行事のために欠席となった場合,証明書が必要です。2.無断欠席は,1回につき,最終成績から,5点減点となります。3. 正当な理由はなく試験日に試験を受けなかった場合,別の時間に再試験を受ける

ことは可能ですが,最高得点は60点とします。3.宿題の未提出は,1回につき,最終成績から,5点減点となります。4.無断欠席が5回になりますと,単位取得の資格がなくなります。5. 授業中の携帯電話およびメールのやりとりは一切禁止とします。私語は慎みなさ

い。6. 授業中教室からの出入りは先生に断ること,無断に早退することは欠席として扱

います。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予習復習が必要です。毎課ごとに宿題が出ます。それを家庭でしっかりやっておき,提出するようにしてください。

5.教科書佐藤醇・石田友美・桑野弘美・島田亜実・森山美紀子『文法をとおして学ぶ中国語 Plus』CD付  本体2200円好文出版,2006年4月1日

6.参考書

7.成績評価の方法書き取り試験(1回)は3分の1,中国語によるプレゼンテーション(1回)は3分の1,総合試験(1回)は3分の1という割合で評価します。最終成績は,3回の試験成績を合計して平均したものが基礎点数になりますが,出席や授業態度,宿題の提出状況などによって,減点されることがあります。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN161N 科目ナンバー:(IC)LAN161N

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外国語科目群

中国語

中国語BⅡ

1単位 三 澤 三知夫1年次

1.授業の概要・到達目標 現代中国語の標準語(普通話)で,簡単なあいさつ文や会話ができるようになることを目的とします。そのために中国語の発音記号

(ピンイン)を見て,正確に発音できるようになること,また簡体字に習熟することが必要となります。

2.授業内容1 状態補語2 地の使い方3 可能補語4 数量補語5 時間・場所・方法の強調6 処置文7 使役文8 兼語文9 動作の進行10 受動文11 疑問詞の呼応文12 就と才13 又と再14 a講義 b期末試験

3.履修上の注意漢字を中国人と共有する日本人が中国語を学ぶ上で注意しなければならないのは,漢字を見てその意味が分かることです。これは日本人の中国語学習にとって長所にもなりますが,短所にもなります。また中国語の発音は日本人にはなじみがないものが多いですから特に注意を要します。ピンインによって正しい発音を身につけ,音としての中国語をおぼえる努力が必要となります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容1 習った発音を自宅で繰り返す。2 単語をおぼえる。3 中国語作文

5.教科書加藤・後藤・土谷・許山・長谷部・松尾・松原『総合現代中国語』(東方書店)

6.参考書辞書も含めて教場で紹介します。

7.成績評価の方法定期試験80%小テスト10%平常点10%平常点は授業への取り組み等による。

8.その他特になし。

中国語BⅡ(再履修)

1単位 三 澤 三知夫1年次

1.授業の概要・到達目標 現代中国語の標準語(普通話)で,簡単なあいさつ文や会話ができるようになることを目的とします。そのために中国語の発音記号

(ピンイン)を見て,正確に発音できるようになること,また簡体字に習熟することが必要となります。

2.授業内容1 状態補語2 地の使い方3 可能補語4 数量補語5 時間・場所・方法の強調6 処置文7 使役文8 兼語文9 動作の進行10 受動文11 疑問詞の呼応文12 就と才13 又と再14 a講義 b期末試験

3.履修上の注意漢字を中国人と共有する日本人が中国語を学ぶ上で注意しなければならないのは,漢字を見てその意味が分かることです。これは日本人の中国語学習にとって長所にもなりますが,短所にもなります。また中国語の発音は日本人にはなじみがないものが多いですから特に注意を要します。ピンインによって正しい発音を身につけ,音としての中国語をおぼえる努力が必要となります。

4.準備学習(予習・復習等)の内容1 習った発音を自宅で繰り返す。2 単語をおぼえる。3 中国語作文

5.教科書加藤・後藤・土谷・許山・長谷部・松尾・松原『総合現代中国語』(東方書店)

6.参考書辞書も含めて教場で紹介します。

7.成績評価の方法定期試験80%小テスト10%平常点10%平常点は授業への取り組み等による。

8.その他特になし。

科目ナンバー:(IC)LAN161N 科目ナンバー:(IC)LAN161N

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中国語AⅢ

1単位 大 山   潔2年次

1.授業の概要・到達目標春学期に使用する教科書は『中国語つぎへの一歩』です。これは『中国語初めての一歩』の続編になっています。

「やさしめの準中級」のもので,初級で学習しただけでは定着しにくい文法事項もあえて取り上げて復習しながら,それに続く新しいものを無理なく積み上げていきます。その特徴としては,暗誦しやすい短いセンテンスを盛り込まれていて,日本人学習者にとって,より身近な中国の話題をできるだけ取り入れ,興味深く学べるようになっています。また,練習問題にも重きが置かれており,問題の種類が豊富です。最後に各課のテーマに関連したコラムを通して,中国に関する知識もつくようになるかと期待しております。学習によって皆さんがより一層中国語への関心を強め,次の段階まで学習を続けていただくことを到達目標とします。そして,中国への関心を大いに持っていただくことを願っています。

2.授業内容1.イントロダクション  第1課 中国に行こう!(1)…P10 ~ 11     1.助動詞“可以”“要”。     2.主述述語文。     3.目的語が主述句のとき。2.第1課 中国に行こう!(2)…P12 ~ 13     1.本文の翻訳     2.朗読練習     3.練習問題3.第2課 ジャスミン茶を飲もう!(1)…P14 ~ 15     1.“的”の用法。     2.原因と理由を表す“因為”     3.文末の助詞“吧”“呢”4.第2課 ジャスミン茶を飲もう!(2)…P16 ~ 17     1.朗読練習     2.練習問題  第3課 友だちをつくろう!(1)…P16 ~ 17     1.連動文     2.“是~的”の文     3.疑問詞“怎么”5.第3課 友だちをつくろう!(2)…P17 ~ 18     朗読練習     練習問題     試験①6.第4課 長城に登ろう!(1)…P22 ~ 23     1.“了”の三つの用法。     2.副詞“就”。     3.朗読練習     4.練習問題7.第5課 卓球を楽しもう!(1)…P26 ~ 27     1.様態補語。     2.「可能性の予測」を表す“会”。     3.「仮定」を表す“要是”8.第5課 卓球を楽しもう!(2)…P28 ~ 29     1.朗読練習     2.練習問題  第6課 漢字を覚えよう!(1)…P30 ~ 31     1.結果補語(1)     2.副詞“有点儿”9.試験②10.第6課 漢字を覚えよう!(2)     1.朗読練習     2.練習問題11.第7課 街を歩こう!(1)…P34 ~ 35 1.存現文。 2.主語がフレーズのとき。 3.“~了~了”の用法。12.第7課 街を歩こう!(2)…P36 ~ 37     1.朗読練習     2.練習問題13.総復習14.a試験③ b試験の正答解説

3.履修上の注意欠席しないようにして下さい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容1課ごとに課題(宿題)をやることで復習すること。

5.教科書尹景春/竹島 毅『中国語つぎへの一歩』白水社,2010年3月10日,2200円ISBN9784560069233

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法成績は60点以上を合格とします。宿題,授業態度,試験などで総合的に判断します。

8.その他

中国語AⅣ

1単位 大 山   潔2年次

1.授業の概要・到達目標 秋学期は『中国語 つぎへの一歩』の第8課から勉強し始めます。外国語学習は,初めのうちはやる気もあるし,学習事項がそれほどたまっていないので,勉強すればするほどどんどん力がついていくことが実感できることでしょう。ところが,だんだん既習事項が増えてきて,細かな区別も必要になるのに,前の表現がうろ覚えで,先に進むのが難しくなってくることがよくあります。 この問題を解決するために,中国語によるプレゼンテーション,つまり画像を使いながら中国語で作文を発表する,という課題が設けられています。 プレゼンに向けて,パソコンで作文し,ピンインを入力し,中国語による感情表現を意識しながら朗読を練習し,発表することが求められています。学習によって皆さんがより一層中国語への関心を強め,次の段階まで学習を続けていただくことを到達目標とします。そして,中国への関心を大いに持っていただくことを願っています。

2.授業内容1.イントロダクション  プレゼンテーション① PCによる作文の説明2.第8課 中国映画を見よう!(1)…P38 ~ 39     1.状態の持続を表す“着”。     2.副詞“再”。     3.疑問詞の不定用法3.第8課 中国映画を見よう!(2)…P40 ~ 41     1.朗読練習     2.練習問題  第9課 チャイナドレスを買おう!(1)…P42 ~ 43     1.方向補語。     2.使役を表す“让”。4.第9課 チャイナドレスを買おう!(2)…P44 ~ 45     1.朗読練習     2.練習問題5.第10課 中華を食べよう!(1)…P46 ~ 49     1.可能補語。     2.強調表現。6.第10課 中華を食べよう!     1.朗読練習     2.練習問題  第11課 西遊記を読もう!(1)…P50 ~ 51     1.結果補語。     2.「受け身」を表す“被”。7.第11課 西遊記を読もう!(2)…P50 ~ 51     1.朗読練習     2.練習問題8.プレゼンテーション② 作文の訂正9.プレゼンテーション③ 作文の録音10.第12課 春節を祝おう!(1)…P54 ~ 55     1.“使~了”の用法。     2.“的”の構文。11.第12課 春節を祝おう!(2)…P56 ~ 57     1.朗読練習     2.練習問題12.プレゼンテーション④ 発音を矯正する13.8 ~ 12課の試験14.プレゼンテーション⑤ 発表

3.履修上の注意欠席しないようにしましょう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容1課ごとに課題(宿題)をやることで復習すること。

5.教科書尹景春/竹島毅『中国語つぎへの一歩』白水社,2200円

6.参考書三省堂『超級クラウン中日辞典』,三省堂『クラウン日中辞典』,小学館『中日辞典』

7.成績評価の方法成績は60点以上を合格とします。宿題,授業態度,試験などで総合的に判断します。

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN261N 科目ナンバー:(IC)LAN261N

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外国語科目群

中国語

中国語BⅣ

1単位 河 田 聡 美2年次

1.授業の概要・到達目標中国語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲで学んだ会話表現や文法事項を復習しつつ,応用的な表現能力と読解能力をバランス良く身につけることによって,基礎的な会話ができ,まとまった文章を読解できるレベルに到達することを目指します。

2.授業内容 言語を学ぶということは,文化を学ぶということでもあります。教科書に記された中国語文の読解を通して,中国の文化や社会に対する理解も深めてゆきましょう。 授業の進度は以下の予定です。

第1回 復習・第5課 ホームパーティー(要点・会話)第2回 第5課 ホームパーティー(会話・短文) 第3回 第5課 ホームパーティー(短文・練習問題)第4回 第6課 頤和園観光(要点・会話)第5回 第6課 頤和園観光(会話・短文)第6回 第6課 頤和園観光(短文・練習問題)第7回 第7課 一人っ子(要点・会話)第8回 第7課 一人っ子(会話・短文)第9回 第7課 一人っ子(短文・練習問題) 第10回 第8課 四川料理(要点・会話)第11回 第8課 四川料理(会話・短文)第12回 第8課 四川料理(短文・練習問題)第13回 復習 第14回 a:復習 b:学期末試験

3.履修上の注意 予習を前提にした授業を行いますので,受講生のみなさんは,必ず予習した上で授業に出席し,遅刻等をしないようにしてください。 学期中に計3回のテストを実施し,その合計点で成績を評価しますので,テストの受け忘れがないよう注意してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 中国語の学習においては,自宅で予習し,授業の中で復習するのが,最も効率の良い学習方法です。 事前に,予習ポイントを記した学習プリントを配布しますので,必ず予習して授業に臨んでください。

5.教科書 『カレント中国』 遠藤光暁 監修,衛榕群・汪暁京 著 (朝日出版社)

6.参考書辞書は,小学館または講談社の『中日辞典』,もしくは数社から発売されている中国語の電子辞書の使用を推奨します。

7.成績評価の方法(1)平常点(60%):計2回(60点)の小テストの結果に,欠席や遅刻の回数,授業態度,予習・復習状況などを加味して評価する。

(2)学期末試験(40%):学期末試験(40点)

8.その他

中国語BⅢ

1単位 河 田 聡 美2年次

1.授業の概要・到達目標 中国語Ⅰ・Ⅱで学んだ基礎的な表現や文法事項を復習しつつ,応用的な表現能力と読解能力をバランス良く身につけることによって,基礎的な会話ができ,まとまった文章を読解できるレベルに到達することを目指します。

2.授業内容 言語を学ぶということは,文化を学ぶということでもあります。教科書に記された中国語文の読解を通して,中国の文化や社会に対する理解も深めてゆきましょう。 授業の進度は以下の予定です。

第1回 初級文法の復習第2回 第1課 パンダ(要点・会話)第3回 第1課 パンダ(会話・短文)第4回 第1課 パンダ(短文・練習問題)第5回 第2課 古い町並みを歩く(要点・会話)第6回 第2課 古い町並みを歩く(会話・短文)第7回 第2課 古い町並みを歩く(短文・練習問題)第8回 第3課 列車に乗る(要点・会話)第9回 第3課 列車に乗る(会話・短文)第10回 第3課 列車に乗る(短文・練習問題)第11回 第4課 ラサを巡る(要点・会話)第12回 第4課 ラサを巡る(会話・短文)第13回 第4課 ラサを巡る(短文・練習問題)第14回 a:復習 b:学期末試験

3.履修上の注意 予習を前提にした授業を行いますので,受講生のみなさんは,必ず予習した上で授業に出席し,遅刻等をしないようにしてください。 学期中に計3回のテストを実施し,その合計点で成績を評価しますので,テストの受け忘れがないよう注意してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 中国語の学習においては,自宅で予習し,授業の中で復習するのが,最も効率の良い学習方法です。 事前に,予習ポイントを記した学習プリントを配布しますので,必ず予習して授業に臨んでください。

5.教科書『カレント中国』 遠藤光暁 監修,衛榕群・汪暁京 著 (朝日出版社)

6.参考書辞書は,小学館または講談社の『中日辞典』,もしくは数社から発売されている中国語の電子辞書の使用を推奨します。

7.成績評価の方法(1)平常点(60%):計2回(60点)の小テストの結果に,欠席や遅刻の回数,授業態度,予習・復習状況などを加味して評価する。

(2)学期末試験(40%):学期末試験(40点)

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN261N 科目ナンバー:(IC)LAN261N

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韓国語

外国語科目群

韓国語

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韓国語AⅠ

1単位 金   鉉 洙1年次

1.授業の概要・到達目標 春学期はハングル文字や発音から基礎的な文法事項を学んでいきます。授業においては文法事項の修得に重点を置きながら,会話能力の向上を目指します。日常生活における簡単な会話ができること,ハングル検定5級レベルへの到達を目標にします。(この授業は韓国語BⅠとリレー形式で行われます。)

2.授業内容第1回:a:イントロダクション(韓国語と文字の歴史)    b:母音字第2回:子音字第3回:パッチム第4回:第10課 私は学生です。第5回:第11課 これは何ですか。第6回:第12課 銀行はどこにありますか。第7回:韓国文化紹介第8回:第13課 学校で何をしますか。第9回:第14課 天気はどうですか。第10回:第15課 週末に何をしますか。第11回:第16課 どこに住んでいらっしゃいますか。第12回:第17課 趣味は何ですか。第13回:第18課 誕生日はいつですか。第14回:a:期末試験    b:正答解説※講義内容は進度状況などにより変更することがあります。

3.履修上の注意・授業には必ず出席すること。なお,原則として4回以上欠席した学生の単位は認めない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・小テストを適宜実施するので,その準備を兼ねて習った文法や語彙などをしっかり覚えるようにしてください。

5.教科書李昌圭『やさしく仕組みがわかる韓国語初級 講義ノート』白帝社,2014.

6.参考書随時紹介する。

7.成績評価の方法学期末テストの成績60%,平常点(授業態度・小テスト・宿題)40%

8.その他

韓国語AⅡ

1単位 金   鉉 洙1年次

1.授業の概要・到達目標 春学期授業で学んだ学習内容をベースに不規則活用用言や連体形などの表現を身につけることで,韓国語の表現力の幅をより豊かにしていきます。授業においては文法事項の修得に重点を置きながら,会話能力の向上を目指します。日常生活における簡単な会話ができること,ハングル検定4級レベルへの到達を目標にします。(この授業は韓国語BⅡとリレー形式で行われます。)

2.授業内容第1回:春学期授業の総復習①(発音)第2回:春学期授業の総復習②(文法)第3回:第1課 助詞のまとめ第4回:第2課 銀行に行こうと思います。第5回:第3課 明日何するつもりですか。第6回:第5課 キムチは辛いです。第7回:韓国の文化紹介第8回:第6課 どこで撮った写真ですか。第9回:第7課 歌を歌いました。第10回:第9課 お金の両替できます。第11回:作文練習第12回:購読練習第13回:総合復習第14回:a:期末試験    b:正答解説※講義内容は進度状況などにより変更することがあります。

3.履修上の注意・授業には必ず出席すること。なお,原則として4回以上欠席した学生の単位は認めない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・小テストを適宜実施するので,その準備を兼ねて習った文法や語彙などをしっかり覚えるようにしてください。

5.教科書李昌圭『やさしく仕組みがわかる韓国語中級Ⅰ講義ノート』白帝社,2014.

6.参考書随時紹介する。

7.成績評価の方法学期末テストの成績60%,平常点(授業態度・小テスト・宿題)40%

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN171N 科目ナンバー:(IC)LAN171N

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Page 227: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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外国語科目群

韓国語

韓国語BⅠ

1単位 金   鉉 洙1年次

1.授業の概要・到達目標 春学期はハングル文字や発音から基礎的な文法事項を学んでいきます。授業においては文法事項の修得に重点を置きながら,会話能力の向上を目指します。日常生活における簡単な会話ができること,ハングル検定5級レベルへの到達を目標にします。(この授業は韓国語AⅠとリレー形式で行われます。)

2.授業内容第1回:a:イントロダクション(現代韓国社会の理解)    b:母音字第2回:子音字第3回:発音のルール第4回:第10課 私は学生です。第5回:第11課 これは何ですか。第6回:第12課 銀行はどこにありますか。第7回:韓国文化紹介第8回:第13課 学校で何をしますか。第9回:第14課 天気はどうですか。第10回:第15課 週末に何をしますか。第11回:第16課 どこに住んでいらっしゃいますか。第12回:第17課 趣味は何ですか。第13回:第18課 誕生日はいつですか。第14回:a:期末試験    b:正答解説※講義内容は進度状況などにより変更することがあります。

3.履修上の注意・授業には必ず出席すること。なお,原則として4回以上欠席した学生の単位は認めない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・小テストを適宜実施するので,その準備を兼ねて習った文法や語彙などをしっかり覚えるようにしてください。

5.教科書李昌圭『やさしく仕組みがわかる韓国語初級 講義ノート』白帝社,2014.

6.参考書随時紹介する。

7.成績評価の方法学期末テストの成績60%,平常点(授業態度・小テスト・宿題)40%

8.その他

韓国語BⅡ

1単位 金   鉉 洙1年次

1.授業の概要・到達目標 春学期授業で学んだ学習内容をベースに不規則活用用言や連体形などの表現を身につけることで,韓国語の表現力の幅をより豊かにしていきます。授業においては文法事項の修得に重点を置きながら,会話能力の向上を目指します。日常生活における簡単な会話ができること,ハングル検定4級レベルへの到達を目標にします。(この授業は韓国語AⅡとリレー形式で行われます。)

2.授業内容第1回:春学期授業の総復習①(発音)第2回:春学期授業の総復習②(文法)第3回:第1課 助詞のまとめ第4回:第2課 銀行に行こうと思います。第5回:第3課 明日何するつもりですか。第6回:第5課 キムチは辛いです。第7回:韓国の文化紹介第8回:第6課 どこで撮った写真ですか。第9回:第7課 歌を歌いました。第10回:第9課 お金の両替できます。第11回:作文練習第12回:購読練習第13回:総合復習第14回:a:期末試験    b:正答解説※講義内容は進度状況などにより変更することがあります。

3.履修上の注意・授業には必ず出席すること。なお,原則として4回以上欠席した学生の単位は認めない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・小テストを適宜実施するので,その準備を兼ねて習った文法や語彙などをしっかり覚えるようにしてください。

5.教科書李昌圭『やさしく仕組みがわかる韓国語中級Ⅰ講義ノート』白帝社,2014.

6.参考書随時紹介する。

7.成績評価の方法学期末テストの成績60%,平常点(授業態度・小テスト・宿題)40%

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN171N 科目ナンバー:(IC)LAN171N

171-230_2020情コミ授業概要.indd 225 2020/02/27 18:00:32

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韓国語AⅢ

1単位 金   鉉 洙2年次

1.授業の概要・到達目標 初級レベルを終えた人を対象とします。 授業においては初級レベルの文法事項の復習を適切に行いながら,テキストに沿って初中級レベルの文法事項や表現などを身につけていきます。日常生活における会話や作文,読解能力の向上を目指し,ハングル検定4級レベルへの到達を目標とします。

2.授業内容第1回:初級文法事項の復習①第2回:初級文法事項の復習②第3回:初級文法事項の復習③第4回:第9課 両替できますか。(文法)第5回:第9課 両替できますか。(練習)第6回:第10課 着いたら電話します。(文法)第7回:第10課 着いたら電話します。(練習)第8回:韓国文化紹介第9回:第11課 雨が降っているようです。(文法)第10回:第11課 雨が降っているようです。(練習)第11回:第13課 窓が開いています。(文法)第12回:第13課 窓が開いています。(練習)第13回:総合復習第14回:a:期末試験    b:正答解説※講義内容は進度状況などにより変更することがあります。

3.履修上の注意・授業には必ず出席すること。なお,原則として4回以上欠席した学生の単位は認めない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・小テストを適宜実施するので,その準備を兼ねて習った文法や語彙などをしっかり覚えるようにしてください。

5.教科書李昌圭『やさしく仕組みがわかる韓国語中級Ⅰ講義ノート』白帝社,2014.

6.参考書随時紹介する。

7.成績評価の方法学期末テストの成績60%,平常点(授業態度・小テスト・宿題)40%

8.その他

韓国語AⅣ

1単位 金   鉉 洙2年次

1.授業の概要・到達目標 春学期同様,初中級レベールの文法事項の習得に力点を置きます。授業においては初級レベルの文法事項の復習を適切に行いながら,テキストに沿って初中級レベルの文法事項や表現などを身につけていきます。日常生活における会話や作文,読解能力の向上を目指し,ハングル検定4級レベルへの到達を目標とします。

2.授業内容第1回:第14課 写真を撮ってもいいですか。(文法)第2回:第14課 写真を撮ってもいいですか。(練習)第3回:第15課 何時まで行けばいいですか。(文法)第4回:第15課 何時まで行けばいいですか。(練習)第5回:第17課 ソウルに行ってみたことがありますか。(文法)第6回:第17課 ソウルに行ってみたことがありますか。(練習)第7回:韓国文化紹介第8回:第18課 心配しないで下さい。(文法)第9回:第18課 心配しないで下さい。(練習)第10回:第19課 今日は忙しいですが,明日会いましょうか。(文法)第11回:第19課 今日は忙しいですが,明日会いましょうか。(練習)第12回:作文練習第13回:購読練習第14回:a:期末試験    b:正答解説※講義内容は進度状況などにより変更することがあります。

3.履修上の注意・授業には必ず出席すること。なお,原則として4回以上欠席した学生の単位は認めない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・小テストを適宜実施するので,その準備を兼ねて習った文法や語彙などをしっかり覚えるようにしてください。

5.教科書李昌圭『やさしく仕組みがわかる韓国語中級Ⅰ 講義ノート』白帝社,2014.

6.参考書随時紹介する。

7.成績評価の方法学期末テストの成績60%,平常点(授業態度・小テスト・宿題の成績)40%

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN271N 科目ナンバー:(IC)LAN271N

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Page 229: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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タイ語

外国語科目群

タイ語

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タイ語AⅠ

1単位 香ノ木 ウォララック1年次

1.授業の概要・到達目標 本授業は入門者向けであり,タイ語BⅠと並行し基礎会話や表現を中心に学習する。 発音記号を使用し,子音・母音・声調の発音し方を学び,挨拶・自己紹介・時間の言い方など日常でよく使う表現や語彙を学習する。タイ語BⅠで学習した文法を含めて様々表現や文型を使って簡単な文を作成し,会話の練習をする。視聴覚教材で「聞く」「話す」練習をする。 タイ語の正しい発音し方・基礎文型・語彙・表現の習得と,「聞く」と「話す」能力を身に付け,ネイティブと初歩的な会話ができることを目標とする。

2.授業内容各回のテーマは次の通りである。第1回: a. イントロダクション     b. タイ語の特徴の説明第2回: 子音・声調の発音練習・挨拶表現第3回: L1 自己紹介の表現・会話練習・リスニング第4回: L2 数字と数え方(1)・存在の動詞第5回: L2 会話練習・リスニング第6回: L3 時刻の言い方第7回: L3 期間・値段の言い方第8回: a. L3 会話練習・リスニング     b. 中間試験第9回: L4 様々な疑問文の復習,目的・願望の表現第10回: L4 勧誘表現・電話の会話練習・リスニング第11回: L5 ものの所在・場所を尋ねる・会話練習・リスニング第12回: L6 類別詞(1)・数え方(2)第13回: L6 依頼表現・買い物の会話練習・リスニング第14回: a. まとめ     b. 期末試験

3.履修上の注意発音記号を使用しタイ語を学習する。タイ文字の学習に関しては,[タイ語BI]の授業で実施する。[タイ語BI]との同時履修が望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回出席し,積極的に発音,会話やリスニングの練習をすること。テキストに付いているCDを聞き,発音や学習した項目を復習すること。復習と予習はかならず行うこと。宿題は忘れずにしっかりすること。

5.教科書『タイ語レッスン初級1』ブッサバー・バンチョンマニーら著(スリーエーネットワーク)

6.参考書1. 『タイ語の基本 初級から中級まで』 吉田 英人 著 (三修社)2. 『プログレッシブ タイ語辞典』 傍士豊 編著 (小学館)3. 配布プリント(補助教材)

7.成績評価の方法平常点15%,課題15%,中間試験30%,期末試験40%

8.その他

タイ語AⅡ

1単位 香ノ木 ウォララック1年次

1.授業の概要・到達目標 本授業は初級者向けであり,タイ語AⅠに引き続き基礎会話を中

心に学習する。タイ語BⅡと並行し様々な文型の会話を練習する。 簡単な医療用語,身体の部分や類別詞の語彙を覚え,依頼・可

能表現などを表す基礎的な表現を学び,基礎文型を使った簡単な文章により様々な場面に応じた会話練習をする。視聴覚教材で「聞く」

「話す」練習をする。 「聞く」と「話す」能力を身に付け,様々な基礎文型を使いこなし,

ネイティブとタイ語で簡単な日常会話ができることを目標とする。

2.授業内容各回のテーマは次の通りである。第1回: a. イントロダクション     b. 復習第2回: L7 能力を表す表現第3回: L7 理解を表す表現・趣味について話す第4回: L7 会話練習・リスニング第5回: L8 類別詞(2)料理・物の注文第6回: L8 もらうの動詞・完了形の質問と答え第7回: L8 a. 会話練習・リスニング       b. 中間試験第8回: L9 身体・体調に関する表現・許可表現第9回: L9 動作の禁止・丁寧な依頼表現第10回: L9 会話練習・リスニング第11回: L10 程度と頻度を表す副詞・形容詞第12回: L10 会話練習・リスニング第13回: スピーキング第14回: a. まとめ     b. 期末試験

3.履修上の注意発音記号を使用しタイ語を学習する。タイ文字の学習に関しては,[タイ語BII] の授業で実施する。[タイ語BII]との同時履修が望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回出席し,積極的に発音,会話やリスニングの練習をすること。テキストに付いているCDを聞き,発音や学習した項目を復習すること。復習と予習はかならず行うこと。宿題は忘れずにしっかりすること。

5.教科書『タイ語レッスン初級1』ブッサバー・バンチョンマニーら著(スリーエーネットワーク)

6.参考書1. 『タイ語の基本 初級から中級まで』 吉田 英人 著 (三修社)2. 『プログレッシブ タイ語辞典』 傍士豊 編著 (小学館)3. 配布プリント(補助教材)

7.成績評価の方法平常点15%,課題15%,中間試験30%,期末試験40%

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN191N 科目ナンバー:(IC)LAN191N

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外国語科目群

タイ語

タイ語BⅠ

1単位 香ノ木 ウォララック1年次

1.授業の概要・到達目標 本授業は入門者向けであり,タイ語AⅠと並行しタイ語の基礎文法と文字の読み書きを中心に学習する。基礎的な文法を学びながら,タイ語は独自の文字を使っているため,タイ文字と文字の基本規則を学習する。 一回の授業の中で文法と文字を学習する。文法においてはタイ語の特徴について理解し,動詞・疑問詞・類別詞の使い方や様々な基礎文法を学ぶ。タイ文字の学習は,タイ語に少し慣れてきた第3回から始まる。タイ語の子音文字・母音記号・声調記号と文字の基本的な規則を学び,簡単な単語の読み書きを練習する。 タイ語の基礎文法の習得と,タイ文字が覚えられ簡単な単語が読み書きできるようになることを目標とする。

2.授業内容各回のテーマは次の通りである。第1回: a. イントロダクション     b. 発音記号の説明と母音の練習第2回: a. 子音・母音・声調の発音練習     b. L1 人称代名詞・所有表現第3回: a. L1 指示代名詞     b. 文字とその仕組みの説明第4回: a. L2 存在動詞・位置を表す前置詞     b. 文字:長母音/平音節と促音節第5回: a. L2 疑問詞(1)・極性疑問文(1)     b. 文字:中子音+長母音第6回: a. L3 年月日曜日の言い方     b. 文字:高子音+長母音第7回: a. L3 意志・未来の助動詞・疑問詞(2)     b. 文字:低子音+長母音第8回: a. 中間試験     b. 文字:子音+長母音+末子音第9回: a. L4 極性疑問文(2)     b. 文字:短母音第10回: a. L5 所有動詞・ものの所在・現在進行形     b. 文字:中子音+短母音第11回: a. L5 接続詞(動作の順次)・極性疑問文(3)     b. 文字:高子音+短母音第12回: a. L6 類別詞の使い方     b. 文字:低子音+短母音第13回: a. L6 並列・累加接続詞     b. 文字:子音+短母音+末子音第14回: a. まとめ     b. 期末試験

3.履修上の注意発音記号を使用しタイ語を学習する。同時にタイ文字の読み書きや規則を学ぶ。タイ語AⅠとの同時履修が望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回出席すること。復習と予習はかならず行うこと。文字と読み方の規則を覚え,書く練習を怠らないこと。宿題は忘れずにしっかりすること。

5.教科書 『タイ語レッスン初級1』ブッサバー・バンチョンマニーら著

(スリーエーネットワーク)

6.参考書1. 『タイ語の基本 初級から中級まで』吉田 英人 著 (三修社)2.  『マリンのタイ語生活〈1〉挫折しないタイ文字レッスン(マリン

のタイ語生活(1))』 中島 マリン著 (めこん) 3. 『プログレッシブ タイ語辞典』 傍士豊 編著 (小学館)4. 配布プリント(補助教材)

7.成績評価の方法平常点15%,課題15%,中間試験30%,期末試験40%

8.その他

タイ語BⅡ

1単位 香ノ木 ウォララック1年次

1.授業の概要・到達目標 本授業は初級者向けであり,タイ語BⅠに引き続きタイ語の基礎文法と文字の読み書きを中心に学習する。タイ語AⅡと並行し基礎的な文法,タイ文字の読み方の規則を学び,簡単な短文作成を行う。 一回の授業の中で文法と文字を学習する。文法においては,基本時制・疑問文・否定文など様々な基礎文法を学ぶ。タイ文字の基本規則を復習し,二重子音や特殊な文字の組み合わせの読み方などを学び,単語と簡単な文章の読み書きを学習する。 基礎的な文法を理解し,タイ文字で書かれた簡単な単語と文章の読み書きができることを目標とする。

2.授業内容各回のテーマは次の通りである。第1回: a. イントロダクション     b. 復習第2回: a. L7 必要性・経験を表す助動詞     b. 声調記号(1)中子音第3回: a. L7 完了を表す助動詞・逆説の前置詞     b. 声調記号(2)高子音第4回: a. L7 極性疑問文(4)     b. 声調記号(3)低子音第5回: a. L8 完了形の質問と答え     b. 様々な末子音第6回: a. L8 無意志動詞     b. 真正二重子音第7回: a. 文字の復習     b. 中間試験第8回: a. L9 時制・疑問文のまとめ     b. 疑似二重子音(G1)第9回: a. L9 過去・完了形の否定文     b. 疑似二重子音(G2)第10回: a. L9 極性疑問文(5)     b. 高子音化・中子音化第11回: a. L10 疑問詞(3)     b. 一字再読字第12回: a. L10 疑問詞+極性疑問文(1)     b. 特殊な発音・記号・略字・数字第13回: 講読/読む練習第14回: a. まとめ     b. 期末試験

3.履修上の注意発音記号を使用しタイ語を学習する。同時にタイ文字の読み書きや規則を引き続き学ぶ。タイ語AⅡとの同時履修が望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回出席すること。復習と予習はかならず行うこと。文字と読み方の規則を覚え,書く練習を怠らないこと。宿題は忘れずにしっかりすること。

5.教科書『タイ語レッスン初級1』ブッサバー・バンチョンマニーら著(スリーエーネットワーク)

6.参考書1. 『タイ語の基本 初級から中級まで』吉田 英人 著 (三修社)2.  『マリンのタイ語生活〈1〉挫折しないタイ文字レッスン(マリン

のタイ語生活(1))』 中島 マリン著 (めこん) 3. 『プログレッシブ タイ語辞典』 傍士豊 編著 (小学館)4. 配布プリント(補助教材)

7.成績評価の方法平常点15%,課題15%,中間試験30%,期末試験40%

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN191N 科目ナンバー:(IC)LAN191N

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タイ語AⅢ

1単位 香ノ木 ウォララック2年次

1.授業の概要・到達目標 本授業は初級者向けであり,一年次に引き続き基礎タイ語を学びタイ文字で書かれた語彙や文章の読み書きを練習する。条件文や比較表現,因果関係の表現などの文型と会話の学習に重点を置く。視聴覚教材で簡単な会話や話を聞いて聴解の練習,ロールプレイで様々な場面に応じた会話の練習をする。自分のことや家族のことを話し,日記などを書く。 既習のタイ文字を使って初級レベルの文法,語法を学び進め様々な文型の理解力を高めながら,日常の出来事などをテーマに会話と文章作成ができることを目標とする。

2.授業内容各回のテーマは次の通りである。第1回: a. イントロダクション     b. 復習第2回: L11 条件・仮定,疑問詞(4)(理由を聞く)第3回: L11 予測・動作の順番・会話練習第4回: L12 選択疑問文第5回: L12 時間の過ごし方・買い物する・会話練習第6回: L13 因果関係の表現,疑問詞+極性疑問文(2)第7回: L13 感情を表す言葉・謝罪の表現・会話練習第8回: 講読第9回: L14 前後の順番を言う第10回: L14 禁止表現・命令形・会話練習第11回: L15 比較表現(1)(最上級・比較級)第12回: L15 比較表現(2)(原級)・依頼表現第13回: L15 チケットを買う・会話練習第14回: a. まとめ     b. 期末試験

3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回出席し,積極的に会話や学習した文型を練習すること。タイ文字の読み方を事前に確認し予習すること。宿題は忘れずにしっかりすること。

5.教科書『タイ語レッスン初級2』ブッサバー・バンチョンマニーら著(スリーエーネットワーク)

6.参考書1. 『タイ語の基本 初級から中級まで』 吉田 英人 著 (三修社)2. 『タイ語の基礎 』三上 直光 著(白水社)3. 『プログレッシブ タイ語辞典』 傍士豊 編著 (小学館)4. 配布プリント(補助教材)

7.成績評価の方法平常点15%,課題20%,小テスト30%,期末テスト35%

8.その他

タイ語AⅣ

1単位 香ノ木 ウォララック2年次

1.授業の概要・到達目標 本授業は初級から中級へのクラスであり,タイ語AⅢに引き続き文型を学びながら文章作成,読解,聴解,会話の学習を重点に置く。簡単な作文の作成能力を身に付け自己の体験談や日本について作文を書く。実用タイ語検定試験4級の勉強法も学ぶ。視聴覚教材で様々な場面のタイ語を聞いて聴解,会話の練習をする。 初級から中級への学習レベルの文法や語法を学び進め会話力と読解力の向上を目指し,様々な題目についての会話と聞き取りができることを目標とする。

2.授業内容各回のテーマは次の通りである。第1回: a. イントロダクション・復習     b. L16 伝聞・義務表現第2回: L16 前置詞・アドバイスの会話練習第3回: L17 関係代名詞・接続詞第4回: L17 道順の説明の練習・道案内の会話練習第5回: L18 使役・因果関係第6回: L18 提案の表現・相談の表現・会話練習第7回: L19 指示表現と形容詞第8回: L19 美容室にて・会話練習第9回: L20 形容詞・副詞の変化第10回: L20 意見を求める表現・会話練習第11回: 講読(1)第12回: 講読(2)第13回: タイ語検定試験の学習第14回: a. まとめ     b. 期末試験

3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回出席し,積極的に会話と文章の読みを練習をること。事前に文字の読み方と訳の確認をかならず行うこと。課題をしっかりすること。

5.教科書『タイ語レッスン初級2』ブッサバー・バンチョンマニーら著(スリーエーネットワーク)

6.参考書1. 『タイ語の基本 初級から中級まで』 吉田 英人 著 (三修社)2. 『タイ語の基礎 』三上 直光 著(白水社)3. 『プログレッシブ タイ語辞典』 傍士豊 編著 (小学館)4. 配布プリント(補助教材)

7.成績評価の方法平常点15%,課題25%,小テスト30%,期末試験30%

8.その他

科目ナンバー:(IC)LAN291N 科目ナンバー:(IC)LAN291N

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Page 233: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

研究方法・表現実践科目群

研究方法・表現実践科目群

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Page 235: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

情報リテラシー科目

研究方法・表現実践科目群

情報リテラシー科目

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アルゴリズム実習Ⅰ

1単位 山 崎 浩 二3年次

1.授業の概要・到達目標 アルゴリズムとは問題の解法であり,アルゴリズムの違いによって処理効率は大きく異なる。そのため,コンピュータで問題解決を図る際,適切なアルゴリズムの選択・創出が極めて重要である。この適切な判断をするためには,問題を正しく理解・分析し,適切にモデル化する能力が求められる。本授業の主目的はアルゴリズムの理解を通して論理的分析能力や論理的モデルの構築能力の育成を図ることである。プログラミング言語としてはjava言語を用いる。

2.授業内容第1回 プログラミングの基礎(1)-変数と入力第2回 プログラミングの基礎(2)-制御文第3回 プログラミングの基礎(3)-配列第4回 度数分布表の作成第5回 集合の計算(1)-2つの集合の和・積第6回 集合の計算(2)-3つ以上の集合の和・積第7回 集合の計算(3)-高速化第8回 ソート(1)-バブルソート第9回 ソート(2)-シェルソート第10回 データ探索(1)-逐次探索法第11回 データ探索(2)-2分探索法第12回 データ探索(3)-ハッシュ法第13回 文字列処理(1)-並び替え第14回 文字列処理(2)-文字列探索

3.履修上の注意「プログラミング実習ⅠおよびⅡ」の単位を修得済みであること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容Oh-o!Meiji上の授業資料に事前に目を通しておくこと。復習として,授業資料を読み直し,不明な点は授業で質問すること。

5.教科書とくに定めない。

6.参考書とくに定めない。

7.成績評価の方法平常点 40% レポート 60% (定期試験は行わない)アルゴリズムの基礎知識,プログラム作成力

8.その他特になし。

アルゴリズム実習Ⅱ

1単位 山 崎 浩 二3年次

1.授業の概要・到達目標 プログラムの処理効率を向上させるには,処理の手順を工夫することに加え,処理するデータを問題に適した形で表現することが重要である。このデータの表現形式のことをデータ構造と呼ぶ。適切なデータ構造を選択するためには,問題を正しく分析,理解することが必要である。本授業の主目的は,データ構造の理解を通して論理的分析能力の育成を図ることである。プログラミング言語としてはjava言語を用いる。

2.授業内容第1回 キュー(1)-基礎第2回 キュー(2)-データ探索第3回 スタック(1)-基礎第4回 スタック(2)-迷路探索第5回 スタック(3)-逆ポーランド記法第6回 再帰(1)-基礎第7回 再帰(2)-データ探索第8回 再帰(3)-クイックソート第9回 線形リスト(1)-リストへの要素の追加第10回 線形リスト(2)-リストの要素の削除第11回 線形リスト(3)-ハッシュ法第12回 線形リスト(4)-双方向リスト第13回 2分木(1)-基礎第14回 2分木(2)-ソート

3.履修上の注意アルゴリズム実習Ⅰを修得済みであること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容Oh-o!Meiji上の授業資料に事前に目を通しておくこと。復習として,授業資料を読み直し,不明な点は授業で質問すること。

5.教科書とくに定めない。

6.参考書とくに定めない。

7.成績評価の方法平常点 40% レポート 60% (定期試験は行わない)アルゴリズムの基礎知識,プログラム作成力

8.その他特になし。

科目ナンバー:(IC)INF321J 科目ナンバー:(IC)INF321J

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Page 237: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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研究方法・表現実践科目群

情報リテラシー科目

専門情報リテラシー(法情報)

2単位 近 藤 佐保子1年次

1.授業の概要・到達目標コンピュータ技術が発達し,いろいろな領域に取り入れられていく中で,法にかかわる領域には,そうした技術がなかなか浸透しにくいとも言われてきました。そうは言っても,今では,法律に関することでも,Webを利用することで,いろいろなことがわかり,法を身近に感じることができるようになってきました。この科目では,法というものを通して今日の情報社会を見ていきたいと思います。授業の前半では,昨今のサイバー法にかかわる判例のデータベースを検索して,どのような判例が出ているのかを調査しましょう。情報社会は急速に発展してきましたが,法制度は,それほど急激には変わりにくいこともあって,過去の判例の中には適切であったのか,評価が分かれるものもあります。進展する情報社会の中で,それを規制する法はどのようなものであることが望ましいのか考えてみましょう。また,授業の後半では,近年の犯罪白書,警視庁サイバー犯罪対策統計などのサイトを閲覧して,犯罪統計を調査しましょう。Excelでのデータの分析の仕方を簡単に解説します。昨今のサイバー法犯罪などの動向を調べ,発表してみましょう。また,それを通じて,再犯防止のための施策も検討していきたいと思います。犯罪者の社会復帰を目指す現場のDVD視聴なども行う予定です。本講義の到達目標は以下の通りです。 ① �情報法に対する質的調査として,判例データベースが的確に検索できるよう

になる。 ② �サイバー法に係る判例を客観的に読み解く力を取得し,情報社会の望ましい

在り方を考えられるようになる。 ③ �法情報に対する量的調査として,犯罪白書などのデータへのアクセス,分析

ができるようになる。前提として表計算ソフトによる統計解析の基礎的な手法を理解する。

 ④ �犯罪統計のデータ分析を通して,現状と課題を把握し,再犯防止の施策を考える力をみにつける。

2.授業内容[第1回]イントロダクション -法と情報のかかわり-[第2回]法情報の検索(1)法情報はどこにあるのか(法律関係サイトの紹介)[第3回]法情報の検索(2)判例データベースの検索(外部データベースの紹介)[第4回]�法情報の検索(3)昨今のサイバー法判例の検索と解説(著作権関連,名

誉棄損関連など)[第5回]�法情報の検索(4)昨今のサイバー法判例の検索と解説(わいせつ罪関連,

情報の不正入手,個人情報保護関連など)[第6回]情報発信の技法(パワーポイント利用の確認)[第7回]サイバー法関連判例の発表(各自が興味のある判例について報告)[第8回]犯罪統計(1)犯罪統計に関するデータはどこにあるのか[第9回]再犯の予防と社会復帰支援(社会復帰支援に関するDVD視聴など)[第10回]犯罪統計(2)MS-Excelによる分析の手法(基礎的操作の確認)[第11回]犯罪統計(3)MS-Excelによる分析の手法(数値データの分析の手法)[第12回]�犯罪統計(4)MS-Excelによる分析の手法(カテゴリーデータの分析の手

法)[第13回]犯罪統計(5)犯罪統計のデータに分析の手法を応用してみる[第14回]�犯罪統計に関する発表(犯罪統計データから各自が興味のあるテーマを選

んで報告)

3.履修上の注意リテラシー能力としては,本学科に設置されている「ICTベーシック」科目終了程度の能力を前提としています。法律に関する知識があることは必須条件ではありませんが,なるべく日頃から法律に関心を持ち,特にサイバー法に関係する事例については,メディアなどに目を通すようにしておくと理解が進むでしょう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容ExcelとPowerPointについては,基本的な機能が使えることを前提としています。あまり慣れていない方が履修する場合は,授業の進行状況にしたがい,各自で練習してきてください。講義の前半では,サイバー法関連の判例の解説を通して,情報社会における法システムのあり方を理解していきます。前回の内容は確認,理解してから毎回の講義に臨んでください。また判例検索で,進んだところまではもし抜けてしまったところがある場合,補って追いついてから次の授業に臨んでください。講義の後半ではExcelによるデータ整理の方法にも触れます。Excelの課題を仕上げていきますが,もし授業の進行に遅れてしまった場合は,各自で補って追いついてから次の授業に臨んでください。

5.教科書参考書として授業時に適宜紹介します。その他,プリント・ファイルとして適宜配布します。

6.参考書和田悟・近藤佐保子『インターネットコミュニケーション』培風館夏井高人『ネットワーク社会の文化と法』日本評論社いしかわまりこ・村井のり子・藤井康子『リーガル・リサーチ』(第5版)日本評論社その他,授業中に適宜紹介します。

7.成績評価の方法授業への参加を20%程度,授業時に出題する複数回の課題20%程度,判例検索に関する報告と犯罪統計に関する報告を各30%程度とし,総合的に評価します。期末試験は行いません。

8.その他

専門情報リテラシー(実験人間学)

2単位 小久保 秀 之1年次

1.授業の概要・到達目標授業形式 実験演習・ゼミ形式募集人員 24名程度

到達目標 インターネット時代は,何でも情報が手に入る代わりに実際に自分で試してみるという機会が不足がちです。本演習では,人間がどのように視覚情報や聴覚情報を処理しているか,さらに心の状態が体にどのように影響するかを簡単な実験を通して学びます。 さらに,実験結果を整理・分析してレポートにまとめる方法を学びます。

実習テーマ 実験は5つのテーマがあります。各実験項目は2~3週にわたって行います。1.�錯視図形では,実験道具を自作し,視覚情報がどのように処理されてい

るか学びます。2.�電子機器の使用による疲労では,パソコンやゲーム機を使う前後の疲労

度の違いをフリッカー装置を使って測定します。3.�騒音と快・不快では,学内の数か所で騒音の大きさを測定し,快・不快

の判断とどのように関係するかを調べます。4.�心身のリラックス状態では,嘘発見器にも使われている皮膚電気活動を

測定します。5.サーモグラフィの実習では体表面の温度分布を測定します。

2.授業内容1  一般的留意事項,レポートの書き方,班分け2  生体計測のいろいろ3  錯視図形14  錯視図形25  電子機器の使用による疲労16  電子機器の使用による疲労27  騒音と快・不快18  騒音と快・不快29  心身のリラックス状態110 心身のリラックス状態211 心身のリラックス状態312 赤外線サーモグラフィの実習113 赤外線サーモグラフィの実習214 データ処理演習

3.履修上の注意授業は日本語で行います。実験結果をまとめるために,ワードとエクセルに関して次の技能が必要です。1.�ワードを使って文書の作成と図・表の作成,エクセルのグラフの貼り付

けができること。2.エクセルを使って,平均値の計算,グラフの作成ができること。さらに,3.�正規分布の基礎知識(平均値,標準偏差,p値)を持っていると,より

深く理解できます。  未学習の人は,確率統計の参考書を参考にしてください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容1.各実習を行う前に,教科書で実習内容をよく理解しておいてください。  �実験の手順や機器の操作法などを事前に把握しておくと,当日の実習が

円滑に進みます。2.�実習によっては,はさみ,定規(20cm程度)が必要ですので持参する

ようにしてください。3.実習終了の2週間後がレポートの提出期限です。

5.教科書『実験人間学�第2版』 小久保秀之 (DTP出版) 本体価格�1460円

6.参考書『サイコロとExcelで体感する統計解析』 石川幹人 (共立出版)

検定などデータの統計処理方法が未学習の人は次の本も参考にしてください。なお,私が執筆した実習部分は教科書とほぼ同じです。

『未来をひらく心理学入門』 渡辺恒夫ほか (八千代出版)

7.成績評価の方法平常点(授業に対する取り組み)30%レポート70%なお,提出レポートの本数が半分に満たない場合は単位認定しません。

8.その他実験があるので,遅刻しないようにお願いします。実験ノートを作成し,実験の記録をつけるようにしてください。データを持ち帰ることがあるので,USBメモリを持参してください。欠席した場合は他の人からデータをもらってレポートを作成してください。

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専門情報リテラシー(心理統計)

2単位 清 水   武1年次

1.授業の概要・到達目標≪授業の到達目標及びテーマ≫ 心理学で測定されるデータを中心に,推測統計による分析法を学ぶ。各自でパソコンを操作しながら,基礎を身につける。≪授業の概要≫ 心理学における実験や調査に使われる統計分析を,具体的な例題をもとに学ぶ。内容は統計的検定の基礎が中心となる。扱う題材としては,心理データが中心となる。講義ではエクセル及び,統計ソフトSPSSを用いる。SPSSは調査や実験などのデータ解析専用ソフトウェアとして,そのプロセスを実践しながら調査実習や実験に対応できる統計情報処理を学習していく。同時に,データ加工(グラフ作成),データを読み解く基礎力を養う。

2.授業内容1  �記述統計における要約統計量 簡単なデータからヒストグラムや度数表

を作成,それらの代表値と散布度を計算する。また,グラフを作成する。2  �確率と期待値の(近似)計算,確率認識の錯誤。ギャンブルの例をとっ

て確率や期待値の計算を行い,胴元が利益を得るからくりを理解する。ギャンブル実験を行ってツキやスランプを体験し,ビギナーズラックなどの現象が生まれる原因をつきとめる。

3  �統計的検定の考え方…コイントスの実験を考えながら,仮説検定の考え方を学ぶ(二項分布による検定,二項分布の正規分布近似,z値とp値,有意水準の概念の把握)。

4  �標本調査の基礎:母集団と標本抽出…全数調査との違いを考え,標本の無作為抽出について考える。また推定値としての不偏推定量を学ぶ。

5  �度数の比率及びクロス表のカイ自乗分析。クロス表を用いたカイ自乗検定の方法を習得する。

6  �相関係数…2変数の相関を学ぶ。相関するとはどういうことか。散布図を使って表現する。また,因果関係を解釈するときに,陥りやすい点を認識する。

7  �t検定(対応あり・対応なし)による2つの平均値の差の検定…両側検定と片側検定の違いを理解し,また自由度の概念やtの正規分布への収束を把握する。

8  �実験法.心理学で用いられる実験の理論的な背景と仮説検証の方法について学ぶ。実際に,実験を実施する中で,無作為割り当てを学ぶ。

9  �一変量の分散分析と下位検定…心理学の実験や調査データを使いながら,間違いやすい点について注意しながら,学ぶ。

10 �被験者内要因計画の実験…被験者間要因を扱う時との違いに注目し,データ収集における問題点や分析時の問題について考える。

11 �二要因の分散分析と交互作用の検討…心理学の実験データに基づいて,交互作用を理解し,実験計画の手法とともに理解する。

12 �回帰分析の基本,外れ値の問題,予測のモデル,決定係数13 �重回帰分析…重回帰分析の構造を理解し,モデルから偏回帰係数の意味

を解釈する。14 �まとめと総復習…講義で学んだ内容を振り返り,まとめて総括とする。 授業方式 講義と演習

3.履修上の注意各自グループを組んで,共同で課題に取り組む。予備知識は必要ないが,PCを使った作業も必要となる。内容に関しては,適宜,各自で復習する必要がある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容予備知識は必要ないが,PCを使った作業も必要となる。内容に関しては,適宜,各自で復習する必要がある。

5.教科書特に指定しない。

6.参考書石川�幹人(1997)エクセルとサイコロで体感する統計,共立出版山田剛史・村井潤一郎(2004)よくわかる心理統計,ミネルヴァ書房

7.成績評価の方法平常点として,グループワークによる共同作業(40%)と,試験(60%)の実施を予定している。

8.その他データに基づくという点では,心理学Bと共に履修するのが望ましい。社会調査士資格<D>区分の認定科目です。(選択必修)

専門情報リテラシー(インタラクティブCG)

2単位 中 嶋 正 夫1年次

1.授業の概要・到達目標 コンピュータグラフィックス(CG)は,アナログ画像や映像からの発展だけでなく,インタラクティブ(双方向性)を持った媒体として利用されてきている。 それは,ゲームだけでなくアートの表現方法や身の回りの各種のシステムにも活用されている。現在ではARやVRといった技術が取り入れられたり,今までの入力デバイスに置き換わって,カメラやモーションセンサーなどの各種センサーと連携した新たなインタフェースが登場したりしている。 本講座では,プログラミング技術を通じて,上記のようなさまざまなインタラクティブメディアの構築を学ぶ。教材としてはProcessingというJAVAをベースとしたプログラミング環境を用いる。プログラミングの経験がない学生を対象に,基本アルゴリズムの修得から,CGの処理,インタラクティブなプログラムの作成などを目標とする。 また,各種センサーを活用したインタラクティブの事例を紹介し,その発展性にも触れる。 プログラミング実習ではCGアニメーションを作りながら,グラフィックス,サウンド処理,イベント処理,オブジェクト指向プログラミングの理解を深めていき,インタラクティブなアプリケーションの制作スキルを修得する。

2.授業内容第1回 aのみ イントロダクション(インタラクティブメディアとは)第2回 Processingの基本操作第3回 図形描画第4回 変数と繰り返し処理第5回 アニメーションとマウス,キーボード処理第6回 2次元グラフィックと各種メディア処理第7回 モーションの処理第8回 関数の取り扱い第9回 オブジェクトと配列第10回 サウンドを活用したインタラクティブCG第11回 インタラクティブメディアの作成第12回 ゲーム動作の基本(1) ラケットボールの制作第13回 ゲーム動作の基本(2) ブロック崩しゲームの制作第14回 最終課題演習*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意 授業はコンピュータの実習を伴うため,Windowsのファイル管理などの基本操作を確認しておくこと。コンピュータグラフィックスの基礎(色の扱いや座標の概念など)を学んでいることが望ましい。開発環境は英語がベースであるので,メニュー項目や表示されるメッセージの英文に慣れるよう努力すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容次回の授業範囲について,事前に下記に示す教科書の該当範囲やPDF資料を読み,概要を把握しておくこと。復習として,教科書や配付資料のサンプルプログラムの内容を理解しておくこと。第2回 テキストp.001-015第3回 テキストp.017-037第4回 テキストp.039-053第5回 テキストp.055-080第6回 テキストp.081-109第7回 テキストp.111-127第8回 テキストp.129-142第9回 テキストp.143-173第10回 テキストp.193-202第11回 �事前に今までの授業内容の確認し,復習として演習問題を完成させ

る第12,13回 PDF資料を配付する第14回 �事前に課題演習に関するテーマやコンセプトを決め,復習として演

習課題を完成させる

5.教科書『Processingをはじめよう�第2版』,船田巧�訳,(オライリージャパン)

6.参考書『Processingではじめるプログラミング』,加藤直樹,(工学社)『Processing�プログラミング入門Java�ベースのオープンソース統合開発環境』,田原淳一郎,(カットシステム)

7.成績評価の方法授業への参加度30%,中間演習20%,期末レポート(演習)50%で評価する。期末レポートで作成した作品の内容を重視する。

8.その他なし

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研究方法・表現実践科目群

情報リテラシー科目

ネットワーク技術Ⅰ

2単位 山 崎 浩 二1年次

1.授業の概要・到達目標 インターネットに代表される情報通信ネットワークの有効活用は極めて重要となっている。本授業ではこのような情報通信ネットワークの仕組みについて基本事項を習得し,理解を深めることを目的とする。具体的には,OSI参照モデル(ネットワークの機能をレイヤと呼ばれる階層に分けて表現したモデルの1つ)を取り上げ,ネットワークの仕組みを電気信号のレベルからアプリケーションのレベルまで学習する。

2.授業内容第1回 コンピュータのハードウェア,ソフトウェアの基本事項第2回 ネットワークとは第3回 OSI参照モデルの概要第4回 レイヤ1(物理層)-通信における信号第5回 レイヤ2(データリンク層)-直接接続された機器との通信第6回 レイヤ2(データリンク層)-利用される技術と機器第7回 �レイヤ3(ネットワーク層)-遠隔地にある機器との通信,

IPアドレス第8回 �レイヤ3(ネットワーク層)-ルーティング(ネットワー

ク経路の探索)の概要第9回 レイヤ3(ネットワーク層)-ルーティングの実際第10回 レイヤ3(ネットワーク層)-サブネット第11回 レイヤ4(トランスポート層)-通信の信頼性の確保第12回 �レイヤ5(セッション層),レイヤ6(プレゼンテーション

層),レイヤ7(アプリケーション層)の機能第13回 ネットワークの管理とセキュリティ第14回a 期末試験第14回b 正答解説

3.履修上の注意特になし。

4.準備学習(予習・復習等)の内容Oh-o!Meiji上の授業資料に事前に目を通しておくこと。復習として,授業資料を読み直し,不明な点は授業で質問すること。

5.教科書オンライン上の資料を使用する。

6.参考書別途指示する。

7.成績評価の方法定期試験60% レポート40%基礎的知識,理解力

8.その他履修希望者は授業開始前に事前申込する。手続きの詳細は「履修手続きの注意等について」を参照すること。

専門情報リテラシー(社会統計)

2単位 橋 本 政 樹1年次

1.授業の概要・到達目標「情報の鉱石・知の原石を掘り起こそう」 表計算ソフト「MS-EXCEL」およびSPSSを利用して,社会調査分野のデータマイニングの実習を行う。 データマイニングの意義を理解し,社会に散在する様々なデータの収集から,新たな知識を発見するまでの統計的な分析手法を学習する。

〈到達目標〉「自分でデータ収集・編集し,その特徴を抽出する,またデータ分析し,その結果を吟味する」までの一連の統計的基礎力を身につける。

2.授業内容第1回 イントロダクションとMS-EXCELの復習講義および実習の概要説明の後,EXCELを立ち上げ,4つの機能をサンプルデータにより確認する。第2回 データマイニングの意義社会に散在する大量のデータの中から,価値ある情報を掘り起こす処理技術の概要と,既存の統計学との違いを理解する。第3回 データの収集と整理WEB・POS・アンケート等様々なデータの収集法とそれらの整理の仕方を学ぶ。第4回 グラフと表の作成世界統計や政府統計を用いて,度数分布表・ヒストグラム,散布図などを作成し,データの特徴を図表で把握する。第5回 グラフと表の作成2世界統計や政府統計を用いて,円グラフ・等高線,レーダー図などを作成し,データの特徴を図表で把握する。第6回 データの代表値・散布度スポーツデータを用いて,平均値・標準偏差等の数値尺度を理解し,グラフ化したデータの性質を数値で把握する。第7回 質的データの処理生活に関するアンケートデータを用いて,クロス集計表を作成し,質的データの特徴を抽出する。第8回 相関分析経済指数や相性診断データを用いて,相関係数を求め,データ間の関連を見つける。第9回 回帰分析因果関係と相関関係の違いを理解した上で,各変数や係数を学び,回帰式を求める。第10回 回帰分析2回帰式から予測値を求める。またグラフを作成してモデルの精度を確認する。第11回 回帰分析32次関数や対数関数により,非線形の回帰式を求める。また線形回帰式と比較する。第12回 SPSSの基本操作簡単なデータの入力,保存と読み込みのやり方を覚え,簡単なグラフ作成や基本的な分析操作の手順を学ぶ。第13回 SPSSの基本操作2アンケートデータを用いて,基本的なグラフ作成や分析手法を学ぶ。第14回 オリジナルデータの分析各自興味のある分野のデータを集めて,それらの特徴を把握し,相関や回帰などの分析を行う。

3.履修上の注意統計理論の学習と,統計ソフトによる実習を行うため,可能な限り出席し,継続的かつ積極的に授業に取り組むこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容各自,席に着いたら,PCを操作しながら,前回の実習内容を復習すること。

5.教科書プリントおよびWEBの教材を使用する。

6.参考書(参考URL:�http://www.toranoko.net/tokei)

7.成績評価の方法授業態度(30%),レポート(30%),小テスト(40%),以上3つの観点から,( )内の比率で評価する。

8.その他社会調査士資格<C>区分の認定科目です。(選択必修)

科目ナンバー:(IC)INF141J 科目ナンバー:(IC)INF125J

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ネットワーク技術Ⅱ

2単位 山 崎 浩 二1年次

1.授業の概要・到達目標 ネットワーク技術IIでは,主にルータおよびルーティングについて触れる。ルータは,ネットワーク間の通信を中継する通信機器であり,ルーティングはネットワーク上を流れる情報を相手先へ正しく届けるように制御することである。ここでは実際のルータを用いた実習を通して,ルータおよびルーティングの基本事項,設定方法,トラブルへの対処方法などを修得することを目的とする。

 到達目標:  (1)ルータの機能および動作を説明することができる。  (2)ルータの設定を行うことができる。  (3)初歩的なネットワークトラブルを解決できる。

2.授業内容第1回 ネットワーク技術Iの復習第2回 WANとルータ第3回 ルータの概要第4回 �ルータの設定(1) パスワードの設定と暗号化,インタ

フェースの設定第5回 �ルータの設定(2) VTYポートを用いた接続,ホストテー

ブルの設定第6回 ルーティングとルーティングプロトコル第7回 RIP(1) RIPの仕組み第8回 �RIP(2) ディスタンスベクター型の短所と解決のための

工夫第9回 IGRP第10回 ネットワークのトラブルシューティング第11回 アクセス制御(ACL)(1) 標準ACLの設定第12回 �アクセス制御(ACL)(2) ワイルドカードマスクを用い

たACL第13回 アクセス制御(ACL)(3) 拡張ACLの設定第14回 ネットワーク技術IIのまとめ

3.履修上の注意ネットワーク技術IIは,ネットワーク技術Iの単位取得を前提としている。毎回,授業中にネットワーク機器を用いた実習を行う。

4.準備学習(予習・復習等)の内容Oh-o!Meiji上の授業資料に事前に目を通しておくこと。復習として,授業資料を読み直し,不明な点は授業で質問すること。

5.教科書オンライン上の資料を使用する。

6.参考書別途指示する。

7.成績評価の方法平常点40%(実習への取り組み)レポート60%(定期試験は行わない)

8.その他履修希望者は授業開始前に事前申込みする。手続きの詳細は「履修手続きの注意等について」を参照すること。

「ネットワーク技術Ⅱ」の履修は,「ネットワーク技術Ⅰ」の単位取得を条件とする。

ネットワーク技術Ⅲ

2単位 山 崎 浩 二1年次

1.授業の概要・到達目標 ネットワーク技術IIで行ったルータの基本設定実習を踏まえ,ここでは複数台のルータを用いた実習を通して,より実際的なLANの設計・構築・管理方法の習得を目的とする。具体的には,LANスイッチングおよびそれを利用したバーチャルLANの実装法,LAN設計の方法論,アクセス制御などについて実習を通して理解を深めることを図る。

 到達目標:  (1)IPアドレスを無駄なく利用できる方法や技術を説明できる。  (2)スイッチの設定を行うことができる  (3)�ルータとスイッチを組み合わせた小規模なネットワークを

構築できる。

2.授業内容第1回 ネットワーク技術IIの復習第2回 アクセス制御第3回 クラスレスルーティング第4回 OSPF(1) リンクステート型の特徴とOSPFの仕組み第5回 OSPF(2) OSPFの設定第6回 EIGRP第7回 ルータのまとめ第8回 スイッチングの概念,スイッチの設定第9回 スパニングツリー第10回 VLAN(仮想LAN)第11回 VLANトランキング第12回 VLAN間ルーティング第13回 スイッチのまとめ第14回 ネットワーク技術IIIのまとめ

3.履修上の注意毎回,授業中にネットワーク機器を用いた実習を行う。

4.準備学習(予習・復習等)の内容Oh-o!Meiji上の授業資料に事前に目を通しておくこと。復習として,授業資料を読み直し,不明な点は授業で質問すること。

5.教科書オンライン上の資料を使用する。

6.参考書別途指示する。

7.成績評価の方法平常点40%(実習への取り組み)レポート60%(定期試験は行わない)

8.その他履修希望者は授業開始前に事前申込みする。手続きの詳細は「履修手続きの注意等について」を参照すること。

「ネットワーク技術Ⅲ」の履修は,「ネットワーク技術Ⅱ」の履修登録と単位取得が必要である。

科目ナンバー:(IC)INF225J 科目ナンバー:(IC)INF225J

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研究方法・表現実践科目群

情報リテラシー科目

プログラミング実習Ⅰ

1単位 山 崎 浩 二1年次

1.授業の概要・到達目標私たちがコンピュータを利用する場合,直接触れているのは物理

的存在としてのコンピュータであるが,実際に操作しているのはコンピュータ上で動作しているソフトウェアである。したがって,コンピュータに対する理解を深めるためには,ソフトウェア(=プログラム)がどのようなものであるのかを理解することが重要である。本実習の主目的はプログラミングを通してコンピュータの性質に対する理解を深めることにある。なお,本授業ではプログラミング言語としてPython言語を用いる。

2.授業内容第1回 コンピュータとプログラム第2回 プログラムの作成と実行の手順第3回 変数第4回 キーボードからのデータ入力第5回 制御文-条件分岐(if文)第6回 制御文-条件分岐(if-else文)第7回 制御文-条件分岐(if-elif-else文)第8回 論理演算子第9回 制御文-繰り返し(for文)第10回 制御文-繰り返し(while文)第11回 モジュール第12回 配列(リスト)第13回 2次元配列第14回 まとめ

3.履修上の注意特になし。

4.準備学習(予習・復習等)の内容Oh-o!Meiji上の授業資料に事前に目を通しておくこと。復習として,授業資料を読み直し,不明な点は授業で質問すること。

5.教科書使用なし。

6.参考書別途指示する。

7.成績評価の方法平常点40% レポート60% (定期試験は行わない)文法の基礎的知識,プログラム作成力

8.その他特になし。

プログラミング実習Ⅰ

1単位 野 口 喜 洋1年次

1.授業の概要・到達目標いまやあらゆる研究活動やビジネス活動は,パソコン,スマホ,クラウドを含む「ICT環境」という新しいメディア上で展開されており,情報関係科目として,ハードウェア,OS,アプリの利用法を中心とした授業が行われています。しかし,処理手順を指示する「プログラム」を自分で書き,コンピュータに実行させるスキルを身につければ,汎用情報処理装置としてのICT環境の威力は100%自分のものにできます。1種類でもプログラミング言語を習得し,自分の目的をプログラムとして表現できる人は,知的生産活動を行う上で極めて有利といえるでしょう。今後の発展が見込まれる人工知能(AI)に対しても,いたずらに恐れたり受け身にならずに,仕事や生活のために使いこなす側に立つことができます。プログラミング実習Iでは,現在「世界一学習者が多い言語」とされるスクリプト言語pythonを用いてプログラミングの初歩を学びます。ICT環境における数値・文字情報の表現から始め,プログラムの考え方,言語の基本文法などを,演習を通じて習得してもらいます。この授業の到達目標は,pythonを用いて,

・与えられた「要求仕様」を満たすプログラムが書ける・わからないことをWeb上などで自ら調べ,解決できる

ことです。これは,自分の目的に沿った仕様を設計し,実現するというプログラミング実習Ⅰ/ IIの到達目標の折り返し点といえます。

2.授業内容[第1回]aのみ:イントロダクション,プログラミングとは[第2回]ICTにおける数値情報の表現[第3回]ICTにおける文字情報の表現[第4回]初めてのプログラム,変数の使い方[第5回]条件分岐と反復処理[第6回]リストとタプル[第7回]コマンドライン引数[第8回]入出力リダイレクト,ファイルの読み書き[第9回]課題レポート1:ファイルマージツールの作成[第10回]書式設定と正規表現[第11回]関数とモジュール[第12回]集合とディクショナリ[第13回]課題レポート2:電話帳DBプログラムの作成�1(設計,コーディング)[第14回]�課題レポート2:電話帳DBプログラムの作成�2(デバッグ,システム

テスト)

3.履修上の注意情報関係科目「ICTアプリ開発I」との重複登録は認めません。

比較的まとまった作業を必要とする「課題レポート」を2回提出してもらうほか,演習問題などの作業データを保存するために,USBメモリを用意してください

(容量は問いません)。

4.準備学習(予習・復習等)の内容各回の講義に先立って,講義資料の各「step」を読んでおいてください。学期中に,できれば授業進度に合わせて,教科書を通読してください。課題レポート(提出物を伴う課題)は,基本的に授業内での作業ですが,課題に関するテーマ選択や素材探しは指示することがあります。また,課題作成に手間取って時間が足りなくなった場合は,各自,授業外の時間でキャッチアップしてください。

5.教科書『入門�Python�3』 ビル・ルバノヴィック,斎藤康毅監修/長尾高弘訳 (オライリー・ジャパン)テキストとして,授業中常に参照するので,必ず購入・持参してください。これ1冊で将来にわたって十分にリファレンス本として役立つ良書だと考えます。

6.参考書講義資料および補助教材は,[url=http://local.isc.meiji.ac.jp/~ri03037/]MIND内のWebサイトで閲覧できます。実習用パソコンの画面を最大限活用するために,講義資料は印刷して持参することを推奨します。

7.成績評価の方法平常点(授業への参加度および貢献度)�50%,課題レポート�50%。

出席の登録は,Oh-o!�Meijiの「クラスウェブ/出欠管理」機能を用いて行いますので,30分以上の遅延は「遅刻」扱いとなります。

課題レポートの提出はOh-o!�Meijiの「クラスウェブ/レポート」セクションを利用して行います。

定期試験はありません。

8.その他前回欠席者のための説明やフォローは,時間の関係上,十分にはできないので,欠席した場合は,講義資料を読む,サンプルプログラムを実行してみるなど,次回までにキャッチアップして臨んでくささい。

授業時間外の連絡や質問は,[url=mailto:[email protected]]講師宛eメールに送ってください。

科目ナンバー:(IC)INF125J 科目ナンバー:(IC)INF125J

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プログラミング実習Ⅱ

1単位 野 口 喜 洋1年次

1.授業の概要・到達目標いまやあらゆる研究活動やビジネス活動は,パソコン,スマホ,クラウドを含む「ICT環境」という新しいメディア上で展開されており,情報関係科目として,,ハードウェア,OS,アプリの利用法を中心とした授業が行われています。しかし,処理手順を指示する「プログラム」を自分で書き,コンピュータに実行させるスキルを身につければ,汎用情報処理装置としてのICT環境の威力は100%自分のものにできます。1種類でもプログラミング言語を習得し,自分の目的をプログラムとして表現できる人は,知的生産活動を行う上で極めて有利といえるでしょう。今後の発展が見込まれる人工知能(AI)に対しても,いたずらに恐れたり受け身にならずに,仕事や生活のために使いこなす側に立つことができます。プログラミング実習IIでは,プログラミング実習Iでスクリプト言語pythonの基礎を学んだ学生を対象に,各種ライブラリを駆使して,より実用的なツールや,本格的なゲーム,さらに最先端の深層学習にも「触れる」ことで,プログラミングがもたらす無限大の可能性を感じ取ってもらいます。この授業の到達目標は,pythonを用いて,

・自分の目的を「要求仕様」として設計できる・Web上などで自ら必要なライブラリを調べ,利用できる

ことです。ここまでくれば,もう誰に習わずとも,プログラミングのスキルを将来にわたって仕事や生活に役立てていけるでしょう。

2.授業内容[第1回]aのみ:イントロダクション,GUIプログラミングとは[第2回]2Dグラフィクスの基礎[第3回]クラスとオブジェクト(クラス,オブジェクト変数,メソッド)[第4回]クラスとオブジェクト(図形クラスライブラリ)[第5回]tkinterライブラリの使い方[第6回]課題レポート1:電卓プログラムの作成(ダミー電卓,整数電卓)[第7回]課題レポート1:電卓プログラムの作成(小数電卓,機能追加)[第8回]pygameライブラリの使い方,洞窟探検ゲーム[第9回]ブロック崩しゲーム,ノベルゲーム[第10回]課題レポート2:pythonアプリコンテスト(チーム分けと企画立案)[第11回]課題レポート2:pythonアプリコンテスト(開発着手)[第12回]�課題レポート2:pythonアプリコンテスト(コーディング,コンテン

ツ制作)[第13回]課題レポート2:pythonアプリコンテスト(テスト,デバッグ,改良)[第14回]課題レポート2:pythonアプリコンテスト(発表会,講評)

3.履修上の注意情報関係科目「ICTアプリ開発Ⅱ」との重複登録は認めません。

比較的まとまった作業を必要とする「課題レポート」を2回提出してもらうほか,演習問題などの作業データを保存するために,USBメモリを用意してください

(容量は問いません)。

4.準備学習(予習・復習等)の内容各回の講義に先立って,講義資料の各「step」を読んでおいてください。学期中に,できれば授業進度に合わせて,教科書を通読してください。課題レポート(提出物を伴う課題)は,基本的に授業内での作業ですが,課題に関するテーマ選択や素材探しは指示することがあります。また,課題作成に手間取って時間が足りなくなった場合は,各自,授業外の時間でキャッチアップしてください。

5.教科書『入門�Python�3』 ビル・ルバノヴィック,斎藤康毅監修/長尾高弘訳 (オライリー・ジャパン)春学期の「プログラミング実習Ⅰ」と同じ教科書です。

6.参考書講義資料および補助教材は,[url=http://local.isc.meiji.ac.jp/~ri03037/]MIND内のWebサイトで閲覧できます。実習用パソコンの画面を最大限活用するために,講義資料は印刷して持参することを推奨します。

7.成績評価の方法平常点(授業への参加度および貢献度)�50%,課題レポート�50%。

出席の登録は,Oh-o!�Meijiの「クラスウェブ/出欠管理」機能を用いて行いますので,30分以上の遅延は「遅刻」扱いとなります。

課題レポートの提出はOh-o!�Meijiの「クラスウェブ/レポート」セクションを利用して行います。

定期試験はありません。

8.その他前回欠席者のための説明やフォローは,時間の関係上,十分にはできないので,欠席した場合は,講義資料を読む,サンプルプログラムを実行してみるなど,次回までにキャッチアップして臨んでくささい。

授業時間外の連絡や質問は,[url=mailto:[email protected]]講師宛eメールに送ってください。

プログラミング実習Ⅱ

1単位 山 崎 浩 二1年次

1.授業の概要・到達目標私たちがコンピュータを利用する場合,直接触れているのは物理

的存在としてのコンピュータであるが,実際に操作しているのはコンピュータ上で動作しているソフトウェアである。したがって,コンピュータに対する理解を深めるためには,ソフトウェア(=プログラム)がどのようなものであるのかを理解することが重要である。本実習では,Python言語のより高度な機能について実習を行うことで,コンピュータに対する理解をさらに深めることを目的とする。

2.授業内容第1回 辞書(連想配列)第2回 辞書の作成例第3回 ファイルアクセス第4回 関数の作成-引数と戻り値第5回 関数の作成例第6回 エラー処理-(try-except)第7回 内包表現第8回 クラスの作成-インスタンス変数第9回 クラスの作成-インスタンスメソッド第10回 クラスの作成-コンストラクタ第11回 クラスの作成-クラス変数とクラスメソッド第12回 クラスの作成-継承第13回 クラスの作成例第14回 まとめ

3.履修上の注意特になし。

4.準備学習(予習・復習等)の内容Oh-o!Meiji上の授業資料に事前に目を通しておくこと。復習として,授業資料を読み直し,不明な点は授業で質問すること。

5.教科書使用なし。

6.参考書別途指示する。

7.成績評価の方法平常点40% レポート60% (定期試験は行わない)文法の基礎的知識,プログラム作成力

8.その他プログラミング実習Ⅱの履修にはプログラミング実習Iの単位修得が必要である。

科目ナンバー:(IC)INF125J 科目ナンバー:(IC)INF125J

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日本語表現科目

研究方法・表現実践科目群

日本語表現科目

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Page 244: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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日本語表現Ⅰ(日本語表現A(作文))

2単位 井 川   理1年次

1.授業の概要・到達目標【授業の概要】現在,あらゆる学問分野はその専門性を保ちつつも,他の分野と連携・協働することで,分野の枠組みを超えた,かつてない新しい知を生み出している。参加者それぞれが,多様な背景をもつ他の参加者や講師との対話をとおして,自らが関心をもつテーマについて考えを深め,幅広い読者にむけて自らの意見を言語で表現することは,時代の受容に応えるばかりでなく,私たちの知的営みを豊かにする機会となるだろう。本授業が,参加者の今後の大学生活だけではなく,卒業後の社会人生活を彩りあるものにしていく最初のステップとなることを企図している。

【到達目標】本授業では,「書くこと」に焦点を絞り,目的や状況に応じた日本語での作文技術を学習する。今学期は日本語表現の中でも「論述文」と呼ばれる論理的な文章の形に焦点を絞り,文章の構成や思考の組み立て方を学習する。とりわけ,大学生活で必要となる論述文の作成法を身につけ,実践することを目標とする。

2.授業内容 本授業では,「書くこと」,特に論述文と呼ばれる論理的な文章形式に焦点を絞り,目的や状況に応じた文章の構成や思考の組み立て方を学習し,日本語での作文技術を習得する。 大学生活において論述文を書く機会としてすぐに思いつくのは,レポートや卒業論文の執筆であろう。しかし,論述文を書くのは大学時代だけではない。社会に出てからも,私たちは論述文を書き続けることになる。なぜなら,論述文とは,私たちが日々出会う自分とは異なる考えや経験,背景を持つ人々に対して,自分の考えを正確に,わかりやすく伝えるための基礎となる文章の形だからである。そこで,本授業では,授業で課されるレポートを例に,どのように自分の思考を組み立てて文章にすればよいのかを実践的に学習する。そのことを通して,最終的に論理的な日本語の文章の書き方を身につけることが,本授業の目的である。

第1回: イントロダクション「論述文とは何か?」第2回: 論述文の構成要素を学習する第3回: 論証方法を学習する第4回: 事実と意見の区別を学習する第5回: 文献調査を行う第6回: アウトラインを作成する第7回: アウトラインを再検討する第8回: レポートの構想を発表する第9回: パラグラフ・ライティングを行う第10回: 引用の仕方を学習する第11回: わかりやすい文章の書き方を学習する第12回: 論述文作成の流れを振り返る第13回: レポートを推敲する第14回: レポートの相互批評を行う

なお,授業の詳しい内容は状況に応じて変更することがある。

3.履修上の注意 「1.授業の概要・到達目標」にも示したように,ⅠとⅡの内容ははっきりとは分割せず,また時には学習上の効果を考慮して順序を入れ替えて進める場合もある。したがって,Ⅰ・Ⅱの両方を通年で履修する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・授業で宿題が課されることがある。宿題や発表が課された場合には,次週の授業の前にかならず準備を行うこと。・授業時間内にグループで課題に取り組むことがある。

5.教科書特に定めない。授業内でプリントを配布する。

6.参考書適宜指示する。

7.成績評価の方法毎回の授業への取り組みと課題提出,および期末レポートの内容を以て評価する。・授業への取り組み・課題 60%・学期末レポート 40%なお,学期末レポート未提出の者は不合格とする。また,課題,レポートともに指定した方法以外で提出することは認めない。

8.その他 日本語表現Ⅱの履修には,日本語表現Ⅰの修得が必要である。

科目ナンバー:(IC)LIN131J

1.授業の概要・到達目標【授業の概要】現在,あらゆる学問分野はその専門性を保ちつつも,他の分野と連携・協働することで,分野の枠組みを超えた,かつてない新しい知を生み出している。参加者それぞれが,多様な背景をもつ他の参加者や講師との対話をとおして,自らが関心をもつテーマについて考えを深め,幅広い読者にむけて自らの意見を言語で表現することは,時代の受容に応えるばかりでなく,私たちの知的営みを豊かにする機会となるだろう。本授業が,参加者の今後の大学生活だけではなく,卒業後の社会人生活を彩りあるものにしていく最初のステップとなることを企図している。

【到達目標】本授業では,「書くこと」に焦点を絞り,目的や状況に応じた日本語での作文技術を学習する。今学期は日本語表現の中でも「論述文」と呼ばれる論理的な文章の形に焦点を絞り,文章の構成や思考の組み立て方を学習する。とりわけ,大学生活で必要となる論述文の作成法を身につけ,実践することを目標とする。

2.授業内容 「日本語表現Ⅰ」の授業では,論述文作成方法(論文の核となる問いの立て方やその問いに対するアプローチの方法など)を学習する。授業後は,参加者それぞれの論述文のテーマに即して,授業で学んだ成果をもとに課題に取り組むことになる。授業内外の学習や活動をとおして,論述文を段階的に書き上げていく。

第1回:イントロダクション:論述文とはなにか第2回:問いの立て方を学習する第3回:論証の技術を学習する第4回:論点・論拠を整理して書く第5回:文献調査法を学ぶ第6回:アウトラインを作成する第7回:アウトラインを再検討する第8回:学期末論述文の構想発表を行う第9回:パラグラフ・ライティングを行う第10回:引用方法を学ぶ第11回:論述文の相互批評�(ピアレビュー)�を行う①/コメントの方法を学ぶ第12回:論述文全体を読み直し,推敲する第13回:論述文の相互批評を行う②第14回:まとめ

なお,「日本語表現Ⅰ」では論述文作成法を学び,「日本語表現Ⅱ」では文章読解法を学ぶことになっているが,書くことと読むこととは必ずしも分離しない。そのため,それぞれの授業内容を入れ替える場合がある。「日本語表現Ⅱ」のシラバスをあわせて参照されたい。

3.履修上の注意「授業内容」の項目で示したとおり,「日本語表現Ⅰ」と「日本語表現Ⅱ」は相互に深く関連しているため,両方を通年で履修することが望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回の課題は翌週の授業までに完成すること。また個人ワークだけではなく,ペアワークやグループワークの課題もある。

5.教科書授業内でハンドアウトを配布する。

6.参考書適宜指示する。

7.成績評価の方法 毎回の授業への取り組みおよび課題と学期末論述文とを以て評価する。

 授業への取り組みおよび課題:50% 学期末論述文:50%

なお,学期末論述文が未提出の者は不合格とする。また,課題,論述文ともに指定した方法以外で提出することは認めない。

8.その他特になし。

日本語表現Ⅰ(日本語表現A(作文))

2単位 追 田 好 章1年次

科目ナンバー:(IC)LIN131J

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研究方法・表現実践科目群

日本語表現科目

日本語表現Ⅰ(日本語表現A(作文))

2単位 川 島 みどり1年次

1.授業の概要・到達目標【授業の概要】現在,あらゆる学問分野はその専門性を保ちつつも,他の分野と連携・協働することで,分野の枠組みを超えた,かつてない新しい知を生み出している。参加者それぞれが,多様な背景をもつ他の参加者や講師との対話をとおして,自らが関心をもつテーマについて考えを深め,幅広い読者にむけて自らの意見を言語で表現することは,時代の受容に応えるばかりでなく,私たちの知的営みを豊かにする機会となるだろう。本授業が,参加者の今後の大学生活だけではなく,卒業後の社会人生活を彩りあるものにしていく最初のステップとなることを企図している。

【到達目標】本授業では,「書くこと」に焦点を絞り,目的や状況に応じた日本語での作文技術を学習する。今学期は日本語表現の中でも「論述文」と呼ばれる論理的な文章の形に焦点を絞り,文章の構成や思考の組み立て方を学習する。とりわけ,大学生活で必要となる論述文の作成法を身につけ,実践することを目標とする。

2.授業内容 日本語表現Ⅰは,大学生活や社会生活において必要不可欠な論述文の基礎を身につけることを目的としている。論述文を書くためには,自分の意見を他者に説得力をもって伝える力が必要となる。そのため,半期を通して,明快な文章の書き方,資料検索や引用方法など技術的な面はもちろん,どのように論を立てるかといった思考法も含め,論文・レポートの基礎を学び,4000字程度のレポート作成を行う。 履修者は,ペアワーク・グループワークでの議論を通して,他者の意見に耳を傾けつつ,自分の意見を練り上げていくという貴重な体験をすることになるだろう。一つの意見をまとめるためには,多くの文章を読み,考え,書く作業を繰り返す。その中で,私たちを取り巻く社会の多様性をより深く認知し,「私の問題」として物事を「深く考える」ことを習慣づけてほしい。この授業に参加することで,問題と真摯に向き合い,自分の意見を明確に述べられるようになることが目指される。また,日本社会や国際社会と向き合う日本語使用者として「ことば」への関心を高め,自身の内面・思考をより豊かなものにするとともに,他者との円滑なコミュニケーションスキルを養おう。第1回 aのみ�イントロダクション第2回 論述文とは何か(文章表現の基礎を学ぶ)第3回 図書館活用法第4回 論述文を読む・問題発見シート作成第5回 テーマ発表・パラグラフライティングとは第6回 ブレインストーミング・意見文作成第7回 構想・仮目次作成  第8回 資料検索・収集,パラグラフアウトライン作成第9回 引用のレッスン第10回 レポート中間報告・意見交換第11回 引用と論理展開第12回 論述文における正確さ・悪文訂正第13回 レポート下書き作成・推敲第14回 レポート完成 相互評価

3.履修上の注意「授業の概要・到達目標」にも示したように,ⅠとⅡの内容ははっきりとは分割せず,また時には学習上の効果を考慮して順序を入れ替えて進める場合もある。従って,Ⅰ・Ⅱの両方を通年で履修する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容各回,資料収集や文献レポートなど,次回授業までの課題を提示する。レポート完成のために必要なステップなので,積極的に取り組んでもらいたい。

5.教科書特に定めない。各回,参考資料プリントを配付する。

6.参考書『この1冊できちんと書ける! 論文・レポートの基本』 石黒圭(日本実業出版社)

『大人のための国語ゼミ』 野矢茂樹(山川出版社)

7.成績評価の方法各授業提出課題,期末レポート,出席状況,授業への取り組み(リアクションシートや授業内の発言)などを総合的に評価する。各課題提出 40%,出席・授業への取り組み 30%,期末レポート30%科目の性質上,講義を一方的に聞くだけでは成り立たない。授業における到達目標を達成するためには,授業にきちんと出席し,課題提出やグループワークなど,積極的な取り組みが要求される。継続的かつ意欲的に参加してもらいたい。

8.その他

日本語表現Ⅰ(日本語表現A(作文))

2単位 仲 瀬 志保美1年次

1.授業の概要・到達目標【授業の概要】現在,あらゆる学問分野はその専門性を保ちつつも,他の分野と連携・協働することで,分野の枠組みを超えた,かつてない新しい知を生み出している。参加者それぞれが,多様な背景をもつ他の参加者や講師との対話をとおして,自らが関心をもつテーマについて考えを深め,幅広い読者にむけて自らの意見を言語で表現することは,時代の受容に応えるばかりでなく,私たちの知的営みを豊かにする機会となるだろう。本授業が,参加者の今後の大学生活だけではなく,卒業後の社会人生活を彩りあるものにしていく最初のステップとなることを企図している。

【到達目標】本授業では,「書くこと」に焦点を絞り,目的や状況に応じた日本語での作文技術を学習する。今学期は日本語表現の中でも「論述文」と呼ばれる論理的な文章の形に焦点を絞り,文章の構成や思考の組み立て方を学習する。とりわけ,大学生活で必要となる論述文の作成法を身につけ,実践することを目標とする。

2.授業内容日本語表現Ⅰは大学生活や社会生活において必要とされる論述文の基礎を身につけることを目的とする。授業において資料の探し方・引用の仕方などの技術的なこと,また論理的な文章にするための思考の方法などを学び,レポートを作成する。自分と異なる考えを持つ人にかわりやすく正解に伝えるにはどうすればいいのか。学期を通し,他者を意識し多角的な視点から自分自身の思考を深めることを目指してほしい。なお,授業内容は,場合によって変更することがある。

第1回 �a:イントロダクション  b:レポートとは何か(論説文について)

第2回 論点を絞る・ブレインストーミング第3回 資料の調べ方・検索結果リスト作成第4回 論点を決める  第5回 構成を考える・仮目次作成 第6回 パラグラフライティング・意見文作成第7回 序論の書き方・・序論作成第8回 資料の引用①(注の付け方)  第9回 資料の引用②(効果的な引用の方法)第10回 レポート中間報告  第11回 論証の確認・レポート下書き作成  第12回 a:下書きピアレスポンス  b:レポートの文体を学ぶ 第13回 悪文をなおす・推敲する第14回 a:レポート相互批評

3.履修上の注意「授業の概要・到達目標」にも示したように,ⅠとⅡの内容ははっきりとは分割せず,また時には学習上の効果を考慮して順序を入れ替えて進める場合もある。従って,Ⅰ・Ⅱの両方を通年で履修する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・配布プリント及び,返却課題を見直し,次回の課題の生かせるようにすること。・レポート作成に向けて,テーマに沿った論文を読むこと。

5.教科書プリントを配布する。

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法課題50% レポート30% 平常点(授業への取り組み)20%*3分の1以上の欠席あるいは最終レポート未提出の場合は不合格とする。

8.その他・毎回の授業の内容を積み重ねていくことで,最終レポートにつながる。講義を一方的に聞くのではなく,積極的に取り組むことが求められる。・授業内での課題及び,レポートの向けての課題は締め切りを守ること。・グループに分かれて課題に取り組む場合や,ペアになってお互いの文章を検討する場合がある。

科目ナンバー:(IC)LIN131J 科目ナンバー:(IC)LIN131J

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日本語表現Ⅰ(日本語表現A(作文))

2単位 平 井 裕 香1年次

1.授業の概要・到達目標【授業の概要】現在,あらゆる学問分野はその専門性を保ちつつも,他の分野と連携・協働することで,分野の枠組みを超えた,かつてない新しい知を生み出している。参加者それぞれが,多様な背景をもつ他の参加者や講師との対話をとおして,自らが関心をもつテーマについて考えを深め,幅広い読者にむけて自らの意見を言語で表現することは,時代の受容に応えるばかりでなく,私たちの知的営みを豊かにする機会となるだろう。本授業が,参加者の今後の大学生活だけではなく,卒業後の社会人生活を彩りあるものにしていく最初のステップとなることを企図している。

【到達目標】本授業では,「書くこと」に焦点を絞り,目的や状況に応じた日本語での作文技術を学習する。今学期は日本語表現の中でも「論述文」と呼ばれる論理的な文章の形に焦点を絞り,文章の構成や思考の組み立て方を学習する。とりわけ,大学生活で必要となる論述文の作成法を身につけ,実践することを目標とする。

2.授業内容第1回: イントロダクション「論述文とは何か?」第2回: 論述文の構成要素を理解する第3回: 論証の技術を身につける第4回: 論点・仮説を組み立てる第5回: 文献を用いて調査する(図書館実習)第6回: アウトラインを作成する�その1第7回: アウトラインを作成する�その2第8回: レポートの構想を発表する�その1第9回: レポートの構想を発表する�その2第10回: パラグラフ・ライティングを行う第11回: 引用の仕方を学習する第12回: わかりやすい文章を書く第13回: 論述文作成の流れを振り返る第14回:(aのみ)レポートを相互批評する

なお,各回の授業の詳細は,履修人数などに応じて変更することがある。

3.履修上の注意IとIIの内容ははっきりとは分割せず,また時には学習上の効果を考慮して順序を入れ替えて進める場合もある。したがって,I・IIの両方を通年で履修する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・毎週何らかの課題を出す。成績評価の対象とするので,なるべく欠かさず取り組むこと。・授業内でレポートの構想を発表してもらう。自分が発表予定の回には,準備したうえで参加すること。・授業内でグループに分かれて議論や演習をすることがある。

5.教科書特に定めない。授業内でプリントを配布する。

6.参考書授業内で適宜指示する。

7.成績評価の方法授業への取り組み,各回の課題,および期末レポートを,概ね以下の割合で評価する。・授業への取り組み 20%・各回の課題 40%・期末レポート 40%なお,期末レポート未提出の者は不合格とする。また,課題,レポートともに指定した方法以外で提出することは認めない。

8.その他特になし。

科目ナンバー:(IC)LIN131J

日本語表現Ⅰ(日本語表現A(作文))

2単位 馬 場 小百合1年次

1.授業の概要・到達目標【授業の概要】現在,あらゆる学問分野はその専門性を保ちつつも,他の分野と連携・協働することで,分野の枠組みを超えた,かつてない新しい知を生み出している。参加者それぞれが,多様な背景をもつ他の参加者や講師との対話をとおして,自らが関心をもつテーマについて考えを深め,幅広い読者にむけて自らの意見を言語で表現することは,時代の受容に応えるばかりでなく,私たちの知的営みを豊かにする機会となるだろう。本授業が,参加者の今後の大学生活だけではなく,卒業後の社会人生活を彩りあるものにしていく最初のステップとなることを企図している。

【到達目標】本授業では,「書くこと」に焦点を絞り,目的や状況に応じた日本語での作文技術を学習する。今学期は日本語表現の中でも「論述文」と呼ばれる論理的な文章の形に焦点を絞り,文章の構成や思考の組み立て方を学習する。とりわけ,大学生活で必要となる論述文の作成法を身につけ,実践することを目標とする。

2.授業内容*講義内容は必要に応じて変更することがある。 日常会話で日本語を使っていれば,日本語の書き方・読み方をあらためて勉強する必要は無いと思うかもしれません。しかし,相手の主張を正しく理解し,また自分の主張を正確に相手に伝えるためには訓練が必要です。大学で作成するレポートや論文においてその技術が求められるのは当然ですが,相手を意識し自分の考えをまとめあげる作業は,日常生活でのコミュニケーションにおいても意義のあることと考えます。14回の授業を通じてレポート・論文の書き方の基礎を学ぶとともに,論理的で読みやすい文章表現の習得を目指します。

第1回:イントロダクション第2回:正確に伝える(1)事実と意見第3回:正確に伝える(2)要約第4回:情報の整理(1):図書館ツアー第5回:情報の整理(2):テーマを決定する第6回:情報の整理(3):資料を収集する第7回:レポートの組み立て(1):表記規則第8回:レポートの組み立て(2):アウトライン第9回:レポートの組み立て(3):パラグラフライティング第10回:レポートの組み立て(4):引用と参考文献第11回:レポートの組み立て(5):表現・形式の点検第12回:レポートの相互批評(1)第13回:レポートの相互批評(2),テスト第14回:まとめ

3.履修上の注意「授業の概要・到達目標」にも示したように,ⅠとⅡの内容ははっきりとは分割せず,また時には学習上の効果を考慮して順序を入れ替えて進める場合もある。従って,Ⅰ・Ⅱの両方を通年で履修する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容14回の授業で,一つのテーマについてのレポートを段階を追って作成していきますので,ほぼ毎回レポート作成のための課題が出ます。

5.教科書 授業内でプリントを配布します。

6.参考書 必要があればその都度紹介します。

7.成績評価の方法授業への参加度,授業ごとの課題,期末レポートで総合的に評価します。 平常点30%,課題とテスト30%,期末レポート40%

8.その他

科目ナンバー:(IC)LIN131J

231-286_2020情コミ授業概要.indd 244 2020/03/08 15:50:31

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研究方法・表現実践科目群

日本語表現科目

1.授業の概要・到達目標【授業の概要】現在の学問状況は,一つの学問分野が自立して知を生みだすというよりはむしろ,さまざまな分野の研究者が協働して知を練り上げていく。そのため,社会科学分野に属する研究者が文学作品・研究を読み,文学研究者が歴史学や情報学の知見を得ている。自らの研究にかかわる文章にくわえて異分野の成果に触れることは,共同研究を可能にするのみならず,思いもよらぬかたちで自らの主張の構築に有益な方法論や知見をもたらすこともある。本授業では,社会学,情報学,文学,哲学などの文章表現を読むことで,筆者の問いとそれへの意味づけや書きぶり,同時代における位相を解釈する。そして,それぞれの文章表現にたいして自らの考えを発表したり,論述したりする練習を重ねる。参加者それぞれが,多様な意見を交錯させながら,文章に対する解釈を深化・多様化していくことが期待される。

【到達目標】「読むこと」に焦点を絞る本授業では,さまざまな形式による日本語表現の読解を通じて,日本語を取り巻く多様なテーマについて考察する。さらに,自らの思考を複数の表現形式にまとめる実践を行うことで,読解という営為に異なる角度から光を当てる。とりわけ,本授業は,日本語の文章を精緻に読みとる方法を身につけることを目標とする。

2.授業内容 本授業では日本語を「読むこと」,特に論述文,および小説の文章に焦点を絞り,それぞれの形式的な特徴をふまえたうえで,それらを適切に読解し,批評する方法を学ぶ。私たちが日常的に接する日本語の文章には,メールや手紙,広告,新聞やウェブサイトのニュース記事,学術論文や文学作品に至るまで,様々な形式がある。それらの文章はそれぞれ書かれた目的が異なり,また,それに応じて読み方も異なっている。そのため,それぞれの文章形式の特徴を把握しておくことは,読解に必須の条件ともいえる。ただし,それらの文章は,形式に応じた共通の読み方がある一方で,読む人によって受け取り方が異なるものでもある。それらの違いをもとに互いの考えを深めていくためには,自分とは異なる他者の解釈を正確に理解したうえで,自らがどのように解釈したのかをわかりやすく相手に伝えることが必要となるだろう。そこで,本授業では,論述文と小説の読解の方法を学習したうえで,それらの文章に対する批評を論述文の形で執筆する。そのことを通して,文章を読解し,自らの解釈を表現する方法を身につけることが,本授業の目的である。

第1回: イントロダクション第2回: 小説・批評を読む①第3回: 小説・批評を読む②第4回: 小説・批評を読む③第5回: 小説・批評を読む④第6回: 期末レポートの構想と調査第7回: アウトラインを作成する第8回: 質問の方法を学ぶ第9回: レポートの構想を発表する第10回: 論証方法を学習する第11回: 反論方法を学習する第12回: レポート全体を読み返し推敲する第13回: レポートの相互批評を行う第14回: 1学期の学習内容を振り返る

なお,授業の詳しい内容は状況に応じて変更することがある。

3.履修上の注意「1.授業の概要・到達目標」にも示したように,ⅠとⅡの内容ははっきりとは分割せず,また時には学習上の効果を考慮して順序を入れ替えて進める場合もある。したがって,Ⅰ・Ⅱの両方を通年で履修する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・授業で宿題が課されることがある。宿題や発表が課された場合には,次週の授業の前にかならず準備を行うこと。・授業時間内にグループで課題に取り組むことがある。

5.教科書特に定めない。授業内でプリントを配布する。

6.参考書適宜指示する。

7.成績評価の方法毎回の授業への取り組みと課題提出,および期末レポートの内容を以て評価する。・授業への取り組み・課題 60%・学期末レポート 40%なお,学期末レポート未提出の者は不合格とする。また,課題,レポートともに指定した方法以外で提出することは認めない。

8.その他特になし。

日本語表現Ⅱ(日本語表現B(文章理解))

2単位 井 川   理1年次

科目ナンバー:(IC)LIN131J

1.授業の概要・到達目標【授業の概要】現在の学問状況は,一つの学問分野が自立して知を生みだすというよりはむしろ,さまざまな分野の研究者が協働して知を練り上げていく。そのため,社会科学分野に属する研究者が文学作品・研究を読み,文学研究者が歴史学や情報学の知見を得ている。自らの研究にかかわる文章にくわえて異分野の成果に触れることは,共同研究を可能にするのみならず,思いもよらぬかたちで自らの主張の構築に有益な方法論や知見をもたらすこともある。本授業では,社会学,情報学,文学,哲学などの文章表現を読むことで,筆者の問いとそれへの意味づけや書きぶり,同時代における位相を解釈する。そして,それぞれの文章表現にたいして自らの考えを発表したり,論述したりする練習を重ねる。参加者それぞれが,多様な意見を交錯させながら,文章に対する解釈を深化・多様化していくことが期待される。

【到達目標】「読むこと」に焦点を絞る本授業では,さまざまな形式による日本語表現の読解を通じて,日本語を取り巻く多様なテーマについて考察する。さらに,自らの思考を複数の表現形式にまとめる実践を行うことで,読解という営為に異なる角度から光を当てる。とりわけ,本授業は,日本語の文章を精緻に読みとる方法を身につけることを目標とする。

2.授業内容 「日本語表現Ⅱ」では,日本語表現を読みとり解釈したうえで,自らの解釈を発表したり,レポートにまとめていくことになる。授業では,課題となる論述文や文学作品について,参加者全員で議論する。授業後の宿題では,課題文への応答・解釈を書いたり,課題文を多角的に読みとるための文献調査を行う。学期末課題として,授業で取り上げた文章や,それらから派生して参加者個人が興味深く思った文章について,レポートを書き上げる。

第1回:イントロダクション第2回:社会科学系の論述文を読む①第3回:社会科学系の論述文を読む②第4回:社会科学系の論述文を読む③第5回:文学作品とそれにかんする論述文を読む①/文献調査法を学ぶ第6回:文学作品とそれにかんする論述文を読む②/口頭発表をする第7回:文学作品を読む①/書評を書く第8回:文学作品を読む②第9回:文学作品を読む③第10回:アウトラインを作成する第11回:学期末レポートの構想を発表する第12回:レポートの相互批評(ピアレビュー)を行う/コメントの方法を学ぶ第13回:レポートを読み返し推敲する第14回:まとめ

なお,授業内容は状況に応じて変更することがある。また,「日本語表現Ⅰ」では論述文作成法を学び,「日本語表現Ⅱ」では文章読解法を学ぶことになっているが,書くことと読むこととは必ずしも分離しない。そのため,それぞれの授業内容を入れ替える場合がある。「日本語表現Ⅰ」のシラバスをあわせて参照されたい。

3.履修上の注意 「2.授業内容」の項目で示したとおり,「日本語表現Ⅰ」と「日本語表現Ⅱ」は相互に深く関連しているため,両方を通年で履修する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業で課題が出た場合には,翌週の授業の前までに準備を行うこと。授業時間内外にグループで課題に取り組むことがある。

5.教科書授業内でハンドアウトを配布する。

6.参考書適宜指示する。

7.成績評価の方法毎回の授業への取り組みおよび課題と学期末レポートとを以て評価する。

 授業への取り組みおよび課題:60% 学期末レポート:40%

なお,学期末レポートが未提出の者は不合格とする。また,課題,レポートともに指定した方法以外で提出することは認めない。

8.その他特になし。

日本語表現Ⅱ(日本語表現B(文章理解))

2単位 追 田 好 章1年次

科目ナンバー:(IC)LIN131J

231-286_2020情コミ授業概要.indd 245 2020/03/08 15:50:31

Page 248: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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1.授業の概要・到達目標【授業の概要】現在の学問状況は,一つの学問分野が自立して知を生みだすというよりはむしろ,さまざまな分野の研究者が協働して知を練り上げていく。そのため,社会科学分野に属する研究者が文学作品・研究を読み,文学研究者が歴史学や情報学の知見を得ている。自らの研究にかかわる文章にくわえて異分野の成果に触れることは,共同研究を可能にするのみならず,思いもよらぬかたちで自らの主張の構築に有益な方法論や知見をもたらすこともある。本授業では,社会学,情報学,文学,哲学などの文章表現を読むことで,筆者の問いとそれへの意味づけや書きぶり,同時代における位相を解釈する。そして,それぞれの文章表現にたいして自らの考えを発表したり,論述したりする練習を重ねる。参加者それぞれが,多様な意見を交錯させながら,文章に対する解釈を深化・多様化していくことが期待される。

【到達目標】「読むこと」に焦点を絞る本授業では,さまざまな形式による日本語表現の読解を通じて,日本語を取り巻く多様なテーマについて考察する。さらに,自らの思考を複数の表現形式にまとめる実践を行うことで,読解という営為に異なる角度から光を当てる。とりわけ,本授業は,日本語の文章を精緻に読みとる方法を身につけることを目標とする。

2.授業内容日本語Ⅱは読解を中心とした授業となる。文学作品・論説文の読解を通し,感想ではなく,問題意識をもち,文章を批評することを目指す。また,文章の享受のしかたは人によって異なる。様々な解釈の可能性を見つけ,自分の考えを深めていってほしい。また春学期の授業を踏まえて,課題図書の解釈レポートを作成する。なお,授業内容は,場合によって変更することがある。

第1回 〈読む〉とは何か:自由な読みの可能性を探る第2回 ブックレビュー練習/敬語①(基礎)第3回 敬語②(応用)/メールの書き方第4回 文学作品を読む①(注目箇所を見つける)第5回 文学作品を読む②(作品の背景を踏まえる)第6回 a:文学作品を読む③(解釈をする)      b:�レポートに向けて①(図書館利用・資料の検索・参考文献検索

結果作成)第7回 a:評論を読む①(論点をつかむ)     b:レポートに向けて②(序論作成)第8回 a:評論を読む②(批評する)      b:レポートに向けて③(論点・仮目次ピアレスポンス)第9回 a:引用のルール復習      b:レポートに向けて④(レポート序論作成)第10回 レポート中間発表 第11回 a:ブックレビュー相互評価    b:レポートに向けて⑤(レポート下書き作成)第12回 レポートに向けて⑥(下書きピアレスポンス)第13回 レポートに向けて⑦(悪文訂正・推敲)第14回 a:レポート相互評価

3.履修上の注意「授業の概要・到達目標」にも示したように,ⅠとⅡの内容ははっきりとは分割せず,また時には学習上の効果を考慮して順序を入れ替えて進める場合もある。従って,Ⅰ・Ⅱの両方を通年で履修する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・配布プリント及び,返却課題を見直し,次回の課題の生かせるようにすること。・レポート作成に向けて,テーマに沿った論文を読むこと

5.教科書プリントを配布する。

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法課題50% レポート30% 平常点(授業への取り組)20%*3分の1以上の欠席あるいは最終レポート未提出の場合は不合格とする。

8.その他・毎回の授業の内容を積み重ねていくことで,最終レポートにつながる。講義を一方的に聞くのではなく,積極的に取り組むことが求められる。・授業内での課題及び,レポートの向けての課題は締め切りを守ること。・グループに分かれて課題に取り組む場合や,ペアになってお互いの文章を検討する場合がある。・日本語表現Ⅱの履修には,日本語表現Ⅰの修得が必要である。

日本語表現Ⅱ(日本語表現B(文章理解))

2単位 仲 瀬 志保美1年次

科目ナンバー:(IC)LIN131J

1.授業の概要・到達目標【授業の概要】現在の学問状況は,一つの学問分野が自立して知を生みだすというよりはむしろ,さまざまな分野の研究者が協働して知を練り上げていく。そのため,社会科学分野に属する研究者が文学作品・研究を読み,文学研究者が歴史学や情報学の知見を得ている。自らの研究にかかわる文章にくわえて異分野の成果に触れることは,共同研究を可能にするのみならず,思いもよらぬかたちで自らの主張の構築に有益な方法論や知見をもたらすこともある。本授業では,社会学,情報学,文学,哲学などの文章表現を読むことで,筆者の問いとそれへの意味づけや書きぶり,同時代における位相を解釈する。そして,それぞれの文章表現にたいして自らの考えを発表したり,論述したりする練習を重ねる。参加者それぞれが,多様な意見を交錯させながら,文章に対する解釈を深化・多様化していくことが期待される。

【到達目標】「読むこと」に焦点を絞る本授業では,さまざまな形式による日本語表現の読解を通じて,日本語を取り巻く多様なテーマについて考察する。さらに,自らの思考を複数の表現形式にまとめる実践を行うことで,読解という営為に異なる角度から光を当てる。とりわけ,本授業は,日本語の文章を精緻に読みとる方法を身につけることを目標とする。

2.授業内容 日本語表現Ⅱは読解を中心にした科目である。この授業は,単に文学を読むことが目的ではなく,小さな疑問を見過ごさずに追究する姿勢を養うことを主眼とする。素材となる作品から問題を見出し,自分の意見を構築する能力を養う。授業では,映像・小説・評論など多様な作品を取り上げ,多角的な解釈の可能性を学ぶ。単なる内容把握から一歩進んで,対象と深く向き合い,思考・批評し,自分の意見を確立する力を育てよう。 授業後半では,課題図書を深く読み込み,各自が説得力のあるひとつの見解を示す4000字レポートを作成することになる。また,自分の意見を構築するにあたり,他者の視点は不可欠である。グループワークを通して,多くの人の意見に触れ,深く広く物事を把握していこう。読解は,多様な価値観との出会いでもある。自分を取り巻く社会構造を相対化し,異文化及び自国文化への関心を高めることにもつながるだろう。この授業を通して広い視野を獲得し,自分の思考を構築してもらいたい。第1回 読解とは何か 短編を味わう第2回 ブックレビュー作成第3回 文章読解における情報の価値とは 映像表現から考える第4回 映像を読む第5回 文学作品を読む①第6回 文学作品を読む② 第7回 レポート作成の基礎を確認する第8回 a:�文学作品を読む③ b:�レポートテーマ発表第9回 a:�文学作品を読む④ b:�レポートの構想第10回 a:�文学作品を読む⑤ b:�パラグラフアウトライン作成第11回 レポート中間発表第12回 a:�引用のレッスン(復習)b:�ブックレビュー相互評価第13回 悪文訂正・推敲第14回 aのみ�完成レポート相互評価

3.履修上の注意「授業の概要・到達目標」にも示したように,ⅠとⅡの内容ははっきりとは分割せず,また時には学習上の効果を考慮して順序を入れ替えて進める場合もある。従って,Ⅰ・Ⅱの両方を通年で履修する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容各回,資料収集や文献レポートなど,次回授業までの課題を提示する。レポート完成のために必要なステップなので,積極的に取り組んでもらいたい。

5.教科書特に定めない。各回プリントを配付する。

6.参考書『この1冊できちんと書ける! 論文・レポートの基本』 石黒圭(日本実業出版社)

『大人のための国語ゼミ』 野矢茂樹(山川出版社)

7.成績評価の方法各授業提出課題,期末レポート,出席状況,授業への取り組み(リアクションシートや授業内の発言)などを総合的に評価する。課題提出 40%,出席・授業への取り組み 30%,期末レポート30%科目の性質上,講義を一方的に聞くだけでは成り立たない。授業における到達目標を達成するためには,授業にきちんと出席し,課題提出やグループワークなど,積極的な取り組みが要求される。継続的かつ意欲的に参加してもらいたい。

8.その他日本語表現Ⅱの履修には,日本語表現Ⅰの修得が必要である。

日本語表現Ⅱ(日本語表現B(文章理解))

2単位 川 島 みどり1年次

科目ナンバー:(IC)LIN131J

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研究方法・表現実践科目群

日本語表現科目

1.授業の概要・到達目標【授業の概要】現在の学問状況は,一つの学問分野が自立して知を生みだすというよりはむしろ,さまざまな分野の研究者が協働して知を練り上げていく。そのため,社会科学分野に属する研究者が文学作品・研究を読み,文学研究者が歴史学や情報学の知見を得ている。自らの研究にかかわる文章にくわえて異分野の成果に触れることは,共同研究を可能にするのみならず,思いもよらぬかたちで自らの主張の構築に有益な方法論や知見をもたらすこともある。本授業では,社会学,情報学,文学,哲学などの文章表現を読むことで,筆者の問いとそれへの意味づけや書きぶり,同時代における位相を解釈する。そして,それぞれの文章表現にたいして自らの考えを発表したり,論述したりする練習を重ねる。参加者それぞれが,多様な意見を交錯させながら,文章に対する解釈を深化・多様化していくことが期待される。

【到達目標】「読むこと」に焦点を絞る本授業では,さまざまな形式による日本語表現の読解を通じて,日本語を取り巻く多様なテーマについて考察する。さらに,自らの思考を複数の表現形式にまとめる実践を行うことで,読解という営為に異なる角度から光を当てる。とりわけ,本授業は,日本語の文章を精緻に読みとる方法を身につけることを目標とする。

2.授業内容*講義内容・順番は必要に応じて変更することがある。レポートの基本的な書き方を学習した夏学期の授業を踏まえ,秋学期においては文章を論理的に書き,批判的に読解する技術のさらなる向上を目指し,「読む」「書く」「調べる」「考える」ことをルーティン化する。履修者には美術館や博物館に訪問することも推奨し,そのための調査や感想を報告してもらう課題も出す予定である。調査を報告し,内容についてディスカッションをするなどのグループワークも行う。

第1回:イントロダクション第2回:論理的文章の読解(1)第3回:論理的文章の読解(2)第4回:文学的文章の読解(1)第5回:文学的文章の読解(2)第6回:レポート作成実習(1)第7回:レポート作成実習(2)第8回:議論を深めるために(1)質問する第9回:議論を深めるために(2)反論する第10回:レポートの中間報告と相互批評(1)第11回:レポートの中間報告と相互批評(2)第12回:レポートの中間報告と相互批評(3)第13回:レポートの中間報告と相互批評(4)第14回:まとめ

3.履修上の注意「授業の概要・到達目標」にも示したように,ⅠとⅡの内容ははっきりとは分割せず,また時には学習上の効果を考慮して順序を入れ替えて進める場合もある。従って,Ⅰ・Ⅱの両方を通年で履修する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容ほぼ毎回,レポート作成のための課題や,次回の授業までに読むべき文章の指示があります。

5.教科書 授業内でプリントを配布します。

6.参考書 必要があればその都度紹介します。

7.成績評価の方法授業への参加度,授業態度,授業ごとの課題,期末レポートで総合的に評価します。 平常点30%,課題30%,期末レポート40%

8.その他日本語表現Ⅱの履修には,日本語表現Ⅰの修得が必要である。

日本語表現Ⅱ(日本語表現B(文章理解))

2単位 馬 場 小百合1年次

日本語表現Ⅱ(日本語表現B(文章理解))

2単位 平 井 裕 香1年次

1.授業の概要・到達目標【授業の概要】現在の学問状況は,一つの学問分野が自立して知を生みだすというよりはむしろ,さまざまな分野の研究者が協働して知を練り上げていく。そのため,社会科学分野に属する研究者が文学作品・研究を読み,文学研究者が歴史学や情報学の知見を得ている。自らの研究にかかわる文章にくわえて異分野の成果に触れることは,共同研究を可能にするのみならず,思いもよらぬかたちで自らの主張の構築に有益な方法論や知見をもたらすこともある。本授業では,社会学,情報学,文学,哲学などの文章表現を読むことで,筆者の問いとそれへの意味づけや書きぶり,同時代における位相を解釈する。そして,それぞれの文章表現にたいして自らの考えを発表したり,論述したりする練習を重ねる。参加者それぞれが,多様な意見を交錯させながら,文章に対する解釈を深化・多様化していくことが期待される。

【到達目標】「読むこと」に焦点を絞る本授業では,さまざまな形式による日本語表現の読解を通じて,日本語を取り巻く多様なテーマについて考察する。さらに,自らの思考を複数の表現形式にまとめる実践を行うことで,読解という営為に異なる角度から光を当てる。とりわけ,本授業は,日本語の文章を精緻に読みとる方法を身につけることを目標とする。

2.授業内容第1回: イントロダクション「なぜ小説なのか?」第2回: コミュニケーション理論と小説第3回:(a)手紙と小説    (b)論述文の構成要素の復習第4回:(a)日記と小説�その1    (b)論証と反論の方法の復習第5回:(a)日記と小説�その2    (b)論述文の作成プロセスの復習第6回:(a)小説と小説�その1    (b)引用の仕方の復習第7回:(a)小説と小説�その2    (b)アウトラインの復習第8回: 期末レポートの構想と調査(図書館実習)第9回:(a)期末レポートの構想発表�その1    (b)パラグラフ・アウトラインの復習�その1第10回:(a)期末レポートの構想発表�その2    (b)パラグラフ・アウトラインの復習�その2第11回: パラグラフ・ライティングの復習第12回: わかりやすい文章の復習第13回: 期末レポートを推敲する第14回:(aのみ)期末レポートを相互批評する

なお,各回の授業の詳細は,履修人数などに応じて変更することがある。

3.履修上の注意IとIIの内容ははっきりとは分割せず,また時には学習上の効果を考慮して順序を入れ替えて進める場合もある。したがって,I・IIの両方を通年で履修する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・毎週何らかの課題を出す。成績評価の対象とするので,なるべく欠かさず取り組むこと。・授業内でレポートの構想を発表してもらう。自分が発表予定の回には,準備したうえで参加すること。・授業内でグループに分かれて議論や演習をすることがある。

5.教科書特に定めない。授業内でプリントを配布する。

6.参考書授業内で適宜指示する。

7.成績評価の方法授業への取り組み,各回の課題,および期末レポートを,概ね以下の割合で評価する。・授業への取り組み 20%・各回の課題 40%・期末レポート 40%なお,期末レポート未提出の者は不合格とする。また,課題,レポートともに指定した方法以外で提出することは認めない。

8.その他特になし。

科目ナンバー:(IC)LIN131J 科目ナンバー:(IC)LIN131J

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クリエイション科目

研究方法・表現実践科目群

クリエイション科目

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演劇学

2単位 中 野 正 昭1年次

1.授業の概要・到達目標 人間は社会的動物だとされている。本授業では〈演劇〉を媒介としながら社会的なコミュニケーションの特性と機能を実践的に学習する。 具体的には,履修者が10人程のチームに分れ,各チームで演劇作品の制作プロジェクトを完遂する。制作にあたってはチーム内で各自の役割(台本,演出,演者)を決め,台本を作成し,稽古を繰り返し,最終的に上演(発表)を行う。発表後は各チーム内また他のチームと相互に合評会を行う。学期全体を通じて各自が発言,意見交換,討議,折衝,表現を重ねながら,集団作業に不可欠の様々なコミュニケーションを体験する。 なお,本授業の目標は演劇制作(集団作業)を手段とした社会的コミュニケションの理解及びその能力の向上であって,創作性や表現力を主体とする芸術的コミュニケーションではない。従って,演劇作品の芸術的な完成度ではなく,その過程を最も重視する。

2.授業内容授業は〈準備作業〉〈台本作業〉〈上演作業〉の三つの段階を経ながら本番に向けて進めていく。毎回,チームでディスカッションとワーキング作業を重ねていくので,積極的に参加することが重要である。

準備作業1.イントロダクション2.グループ分け,各自の役割決定

台本作業3.テーマと内容を考える4.台詞の工夫5.行動の工夫6.条件・環境に応じた工夫7.台本の修正8.台本の完成

上演作業9.見せる/見られる工夫10.稽古①11.稽古②12.通し稽古

13.発表①14.発表②,合評会

3.履修上の注意各自に授業外学習が必要なので,それを理解した上で履修すること。欠席や遅刻はチームワークを乱し,他メンバーの迷惑になるので注意すること。充分な理由なき欠席や遅刻は減点対象とする。

4.準備学習(予習・復習等)の内容各自が授業外学習として①台本担当は執筆,②演者は台詞覚え・所作の工夫,③演出担当は全体の進捗の把握等の作業を行う。

5.教科書実践作業のため,特に教科書は用いない。必要に応じ授業内でプリントを配付する。

6.参考書特になし

7.成績評価の方法 作品貢献度(各役割の貢献度と作品そのものの評価)50% +合評会等ペーパー 20% +学期末レポート30%から総合的に評価する。 台本提出が締め切りに遅れるなど事前に決められたルールが守れなかった場合は減点とする。

8.その他

音楽論

2単位 宮 川   渉1年次

1.授業の概要・到達目標 音楽は私たちの生活のあらゆる場面に存在する。しかし当たり前に聴いている音楽が,どのような背景でつくられ,社会とどのように関係しているのか,ということについて深く考える機会はあまりないかもしれない。なぜ私たちは,ある音楽を聴いて心地よく感じたり,感動したりするのか。「音楽は,言葉で表せないことを表す」というようなことが言われることもあるが,そもそも音楽をコミュニケーションツールと呼ぶことができるのだろうか。これらの問いを環境や社会など様々な視点から検証することにより,音楽への理解を一層深めることを目指す。

2.授業内容(1)aのみ:イントロダクション(音楽とは?)(2)聴くということは?(3)創作と演奏(1)(4)創作と演奏(2)(5)音楽と身体(1)(6)音楽と身体(2)(7)音楽とメディア(1)(8)音楽とメディア(2)(9)音楽とメディア(3)(10)音楽の受容(11)聴くことと見ること(12)音楽と言葉(1)(13)音楽と言葉(2)(14)音楽と環境・まとめ*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意視聴覚教材・資料を用いて様々な音楽を鑑賞する。音楽経験者,未経験者に関係なく誰でも受講できるが,楽譜などを用いた講義もおこなう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容次回の授業で使用する資料をOh-o!Meijiで配布するので,それに目を通し予習復習に利用すること。

5.教科書特に定めない。

6.参考書『図解入門最新音楽の科学がよくわかる本』 岩宮眞一郎(秀和システム)2012年

『ノイズー音楽・貨幣・雑音』 ジャック・アタリ著 金塚貞文訳(みすず書房)2012年

『ポピュラー音楽の社会経済学』 高増明(ナカニシヤ出版)2013年『夏フェス革命ー音楽が変わる,社会が変わるー』 レジー(blueprint)2017年

7.成績評価の方法平常点15%,授業への取り組み15%,期末試験70%期末試験は筆記試験。授業中にレポートを書く機会を設けることがある。

8.その他

科目ナンバー:(IC)ART131J 科目ナンバー:(IC)ART141J

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研究方法・表現実践科目群

クリエイション科目

クリエイティブ・コミュニケーション(ジャーナリズム)(春学期:コミュニケーション基礎Ⅰ/秋学期:コミュニケーション基礎Ⅱ)

2単位 小 田 光 康1年次

1.授業の概要・到達目標この授業は大学初年度の導入教育として位置づけ,学生が主体的・能動的に大学生活を送るために求められるコミュニケーション技能を醸成することを主目的とする。授業は時事問題を題材としたワークシップ(ディベート討論会)形式とし,学生同士が学び合うことで新たな知見を獲得してほしい。また,得られた知見を授業中に発表する機会を多く設け,それをクラス全体で共有する。

2.授業内容1.�イントロダクション:授業の目的,意義,方法,採点方法など

についての説明2.ジャーナリズムの基礎知識3.�協働学習・ワークショップの進め方:ディスカッションと発表

方法の工夫とその実践3.ディベート討論会方法論と班分け4.ディベート討論会(練習1)と講評5.ディベート討論会(練習2)と講評6.時事問題に関するディベート討論会用のテーマ設定7.ディベート討論会と講評・協働学習18.�ディベート討論会と講評・協働学習2,次回ディベート討論会

のテーマ設定9.�ジャーナリズム実践に関する映画鑑賞とその説明1「クライマー

ズハイ」10.�ジャーナリズム実践に関する映画鑑賞とその説明2「クライマー

ズハイ」11.ディベート討論会と講評・協働学習312.�ディベート討論会と講評・協働学習4,次回ディベート討論会

のテーマ設定13.ディベート討論会と講評・協働学習514.まとめ

3.履修上の注意授業は各自の時事問題に関する基礎知識を前提としている。グループによるワークショップ形式授業なので新聞・テレビの主な報道の知識がないと協働学習はおろか,他の学生の成績面にも悪影響を及ぼすので,必ず準備して授業に臨むこと。また,ワークショップに積極的に参加し,他の学生と協力して学習を進めることが絶対的に求められていることを自覚すること。ワークショップで使用する文具を指定するので,各自用意すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容新聞記事やテレビのニュース番組は毎日必ず読んだり,観ておくこと。

5.教科書特になし

6.参考書話題の達人倶楽部編『できる大人のモノの言い方大全』青春出版社,2012年

7.成績評価の方法授業毎の個人小レポート30%,グループ発表とその資料提出40%,期末試験30%の3要素で成績評価を行う。一部学生同士が評価するピアレビューを導入する。期末試験は教科書持ち込み不可だが,A3サイズ1枚両面の手書き用紙のみ持ち込み可。正当な理由なく定期試験を欠席した場合は失格とする。また授業の出席は単位修得の前提条件なので,授業の欠席が多い者はその時点で失格とする。

8.その他2016年度以前入学生は原則,コミュニケーション基礎1の単位を修得していない者のみ履修可。また,春学期・秋学期の連続履修は不可。

科目ナンバー:(IC)COM111J

クリエイティブ・コミュニケーション(認知心理学)(春学期:コミュニケーション基礎Ⅰ/秋学期:コミュニケーション基礎Ⅱ)

2単位 石 川 幹 人1年次

1.授業の概要・到達目標(概要)大学では,社会はどうあるべきか,人間は本来どのような存在なのかなどと,「大きなこと」を考える場です。ぜひ学生の皆さんで日常的に,率先して社会や人間について議論をかわしてもらいたいものです。そうした議論が出やすい雰囲気が学部内に高まってくることを希望しています。こうした背景のもと本講義では,認知心理学の諸テーマに触れ,それを通して協働学習の経験を積んでいきます。

(目標)認知心理学の基礎の修得に合わせて,コミュニケーションの基礎技能を体得し,社会や人間について自ら考え仲間と議論する習慣をつけます。

2.授業内容1)�イントロダクション:授業の目的,意義,方法,採点方法など

を確認する  �認知心理学の基礎に関する講義,コミュニケーション実践の導

入をする2)�協働学習・ワークショップ(1)ディスカッションの工夫と実

践3)感覚と知覚1:錯覚について体験して,議論する4)感覚と知覚2:夢見体験とその個人差について,議論する5)感覚と知覚3:生理的メカニズムについて調査する6)協働学習・ワークショップ(2)発表と質問の工夫と実践7)記憶と知識1:記憶の検査について体験して,議論する8)記憶と知識2:記憶効率の状況変化について,議論する9)記憶と知識3:知識や信念とは何かについて調査する10)協働学習・ワークショップ(3)プレゼンの工夫と実践11)推論と判断1:論理的推論の難しさについて,議論する12)推論と判断2:判断への感情の影響について,議論する13)推論と判断3:創造性について調査する14)認知心理学の応用と発展について講義し,試験準備をする

3.履修上の注意グループによるワークショップ形式の協働学習を行なっていくので,ワークショップに積極的に参加し,他の学生と協力して学習を進めることが要件になる。そうした自覚をもって履修申請すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業は教科書の事前学習を前提としているので,必ず予習をして授業に臨むこと。毎回宿題を課すので,自分の勉学意欲をよく確認して履修申請すること。

5.教科書服部ほか『基礎から学ぶ認知心理学~人間の認識の不思議』有斐閣

6.参考書道又ほか『認知心理学~知のアーキテクチャ』有斐閣

7.成績評価の方法授業毎の個人小レポート30%,グループ発表とその資料提出40%,期末試験30%の3要素で成績評価を行う。一部学生同士が評価するピアレビューを導入する。期末試験は,教科書およびノートやプリントなどの持込可。授業の出席は単位修得の前提条件なので,授業の欠席が多い者はその時点で失格とする。

8.その他

科目ナンバー:(IC)COM111J

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クリエイティブ・コミュニケーション(マーケティング戦略)(春学期:コミュニケーション基礎Ⅰ/秋学期:コミュニケーション基礎Ⅱ)

2単位 久保田 達之助1年次

1.授業の概要・到達目標本講義はマーケティングの基礎を学び,実際に実務で化粧品・飲料・観光・航空などのBtoC企業がどのようなPR・宣伝戦略などのマーケテクング活動を行っているかを実践的に学びます。後半はグループワーク中心で講師と双方向に会話しながら課題に取り組み授業が進みます。講師は大手旅行会社と大手化粧品会社で経営者とマーケティングのトップを経験しているので実践を中心にしたリアルな内容になります。また企業で生き抜く力を教授し創造力・プレゼンテーション能力・発言力・チャレンジ精神を身に付けてもらいます。

2.授業内容第1回:�イントロダクション:授業の目的,意義,方法,採点方法

などを確認する第2回:マーケティングの基礎1第3回:マーケティングの基礎2第4回:BtoC企業のマーケティング第5回:BtoC企業のマーケティング第6回:BtoC企業のマーケティング第7回:実践マーケティング戦略1(グループ討議)    課題の抽出,発想法第8回:実践マーケティング戦略2(グループ討議)    課題の抽出,発想法第9回:実践マーケティング戦略3(グループ討議)    マーケティング分析第10回:実践マーケティング戦略4(グループ討議)    SWOT,3C,4P,STPに落とし込む第11回:グループ中間発表第12回:実践マーケティング戦略5(グループ討議)    ストーリー作成第13回:実践マーケティング戦略6(グループ討議)    プレゼン資料作成第14回:グループ発表※第4回~第6回は企業で活躍するマーケターをゲストスピーカーをお呼びして実践を学びます。

3.履修上の注意履修期間はグループ活動が中心な為,グループ員とのコミュニケーションが重要になります。好奇心を持って新たなことにチャレンジする意欲を求められます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容日頃の消費行動を常に何故購買したのか,何故買わなかったのかを履修期間は考えてもらいます。資料作成・調査など予習・復習が必要です。

5.教科書特になし

6.参考書「新規事業のつくり方講座~ふわっとしたアイデアをビジネスに変える仕組み」(カドカワ・ミニッツブック)著者:久保田達之助,電子書籍。

7.成績評価の方法授業への参加度:50%小テスト:10%グループ活動:30%期末レポート:10%

8.その他講師が新卒採用担当経験を踏まえ,将来の就活に対しての心構えや就活へのアドバイスを授業後時間の許す限り個別就活指導も行います。2016年度以前入学生は原則,春学期は『コミュニケーション基礎Ⅰ』,秋学期は『コミュニケーション基礎Ⅱ』の単位を修得していない者のみ履修可。また,春学期・秋学期の連続履修は不可。

科目ナンバー:(IC)COM111J

クリエイティブ・コミュニケーション(行動経済学)(春学期:コミュニケーション基礎Ⅰ/秋学期:コミュニケーション基礎Ⅱ)

2単位 後 藤   晶1年次

1.授業の概要・到達目標授業の概要: 行動経済学とは,いわゆる経済学とは異なり,実験や観察を通じて現実の人間の経済行動や意思決定を明らかにしていく学問であり,日常生活と非常に密接な関連がある。この授業では,ディスカッションおよびライトニングトーク(LT)を通じてコミュニケーション能力の養成を図ると同時に,行動経済学の基礎的な考え方の習得を目的とする。前半では情報の認知が金銭的意思決定に与える影響について,表現・直感・利益/損失の観点から検討する。さらに,行動経済学や心理学などの研究が指摘する幸福のあり方についても検討する。後半では複数の主体の意思決定によって結果が相互依存的に変わるゲーム理論について,理論から予測される行動と実際の人間の意思決定が異なることを学びながら授業を進めていく。

到達目標:a.�積極的にディスカッションに参加することができる。b.�科学的な根拠に基づいた意見を形成できる。c.�他者への敬意をもって,意見を伝えることができる。d.�行動経済学の考え方に基づいた意見をまとめることができる。

2.授業内容[第1回]イントロダクション[第2回]「人間」を考える:話題提供,[第3回]「人間」を考える:LT,表現と意思決定:話題提供[第4回]表現と意思決定:LT,直感と意思決定:話題提供[第5回]直感と意思決定:LT,利益・損失と人間:話題提供[第6回]利益・損失と人間:LT,幸福と人間:話題提供[第7回]幸福と人間:LT,ゲーム理論の考え方①[第8回]ゲーム理論の考え方②,「利他」を考える:話題提供[第9回]「利他」を考える:LT,「協力」を考える:話題提供[第10回]「協力」を考える:LT,「信頼」を考える:話題提供[第11回]�「信頼」を考える:LT,「ジレンマ」・「制度」を考える:話

題提供[第12回]�「ジレンマ」・「制度」を考える:LT,行動経済学の使い方:

話題提供[第13回]ショートプレゼンテーションとディスカッション1[第14回]ショートプレゼンテーションとディスカッション2*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意 この授業は毎回の授業におけるコミュニケーションを重視している。したがって,一回の欠席が評価に大きく影響する。また,毎回の授業の中で調査や実験を行いながら授業を展開していくため,積極的な姿勢での受講を望む。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 この授業では,授業の場で様々な調査・実験データを示したり,実験を実施しながらディスカッションを進めていく。予習として,指名された場合にライトニングトークを毎回4名が準備をすることになる。 復習として,毎回のリアクションペーパーおよびグループでのディスカッションをまとめたディスカッションペーパーを通じて,授業で学んだことの振り返りを求める。

5.教科書 特に指定しない。教員が資料を用意する。

6.参考書 鈴木健編,『コミュニケーション・スタディーズ入門』大修館書店,2011年 これ以外の図書については随時紹介する。

7.成績評価の方法 平常点:40%,ライトニングトーク:20%,ショートプレゼンテーション:40% ライトニングトークおよびショートプレゼンテーションの担当回を欠席した場合は評価対象としない。

8.その他 行動経済学は経済学のみならず,心理学や社会学,人類学など人間の行動に関わる様々な領域と関連があるため,広く興味・関心を抱いて授業に望んでほしい。 2016年度以前入学生は原則,春学期は『コミュニケーション基礎Ⅰ』,秋学期は『コミュニケーション基礎Ⅱ』の単位を修得していない者のみ履修可とする。 また,春学期・秋学期の連続履修は不可である。

科目ナンバー:(IC)COM111J

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研究方法・表現実践科目群

クリエイション科目

クリエイティブ・コミュニケーション(社会学)(春学期:コミュニケーション基礎Ⅰ/秋学期:コミュニケーション基礎Ⅱ)

2単位 出 口 剛 司1年次

1.授業の概要・到達目標 本講義の目標は,新しい知識や考え方を生み出すコミュニケーションの方法を身に着けることを目的とします。授業は,現代社会にとって重要な社会学的テーマを扱いながら,とくに四つの側面を重視します。ただ座って本を読むだけではなく,討論や議論を通してアクティヴに社会学を学びます。 1.自分で問いを立て,調べ,考察する。 2.レポートの執筆やプレゼンのコツをつかむ。 3.仲間と議論して学びを深める。 4.社会学的な視点から現代社会を分析する。

2.授業内容*授業の進捗や参加者の理解度に合わせて変更することがあります。第1回 クリエイティブ・コミュニケーションとは(知的生産のためのコミュニケーション)第2回 21世紀はどんな社会か第3回 自己論から現代社会を考える第4回 集団と組織第5回 集合行動と社会不安第6回 レポートを書くコツを身につける(その1)第7回 個人化・共同性・公共性第8回 現代社会とジェンダー第9回 現代社会における宗教第10回 レポートを書くコツを身につける(その2)第11回 情報とコミュニケーション第12回 高齢化する社会と人間関係第13回 病と医療の近代第14回 まとめ

3.履修上の注意

4.準備学習(予習・復習等)の内容教科書の該当箇所をよく読みし,不明な専門用語等については,事典などを使ってあらかじめ調べておきましょう。

5.教科書船津衛・山田真茂留・浅川達人編著『21世紀社会とは何か』(恒星社厚生閣)

6.参考書適宜紹介します。

7.成績評価の方法前提として3分の2以上の出席を求めます。平常点50%(授業中指示したプレゼンや成果物),学期末レポート50%とします。

8.その他2016年度以前入学生は原則,春学期は「コミュニケーション基礎Ⅰ」,秋学期は「コミュニケーション基礎Ⅱ」の単位を修得していない者のみ履修可。また,春学期・秋学期の連続履修は不可。

クリエイティブ・コミュニケーション(宗教人類学)(春学期:コミュニケーション基礎Ⅰ/秋学期:コミュニケーション基礎Ⅱ)

2単位 佐 藤 壮 広1年次

1.授業の概要・到達目標グローバル化時代を読み解くキーワードのひとつ「宗教」の,人類史における意味について,多角的な観点から理解し,人間の精神活動・精神文化としての宗教に関し議論・思考し続けることが,本授業の目標。宗教文化に関する基礎知識を<予習>の上,報告者による論点の提示,および全体討論を行なう。思考と議論・対話の継続により,テーマへより深くアプローチすることを目指す。到達目標:a.�根拠に基づく意見の形成b.�積極的な討論の場づくりc.�精神文化としての宗教について一定の見解をもつ

2.授業内容第1回 イントロダクション(授業デザインの確認)第2回 人類の歴史と宗教という営み第3回 原初の信仰第4回 古代・古典的信仰第5回 ヒンドゥー教第6回 仏教第7回 ユダヤ教第8回 キリスト教第9回 イスラム教第10回 近・現代の宗教(1)第11回 近・現代の宗教(2)第12回 近・現代の宗教(3)第13回 グループによるポスター発表(1)第14回 グループによるポスター発表(2)・まとめ

3.履修上の注意グループによるワークショップ形式の恊働学習も取り入れる。主体的に学ぶという意志・意欲をもち臨むこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業資料の事前学習を前提としているので,予習の上で授業に臨むこと。

5.教科書特に指定せず,適宜資料を用意する。

6.参考書ドーリング・キンダスリー社編『宗教学大図鑑』(三省堂2015)

7.成績評価の方法授業ごとのリアクションペーパー 30%,グループ発表40%,期末レポート30%の合算で成績評価を行なう。一部,学生同士による相互評価も取り入れる。

8.その他履修希望者多数の場合は抽選を行う。2016年度以前入学生は原則,春学期は「コミュニケーションⅠ」秋学期は「コミュニケーションⅡ」の単位を修得していない者のみ履修可。また,春学期・秋学期の連続履修は不可。

科目ナンバー:(IC)COM111J 科目ナンバー:(IC)COM111J

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身体コミュニケーションA(駿河台開講)

2単位 平 山 満 紀2年次

1.授業の概要・到達目標 社会のIT化が進むにつれ,コミュニケーションは急速に視覚に偏り,文字に偏り,非対面化している。そのことが特に若い世代の人に,生きる不安感,リアリティの不充足感,人間関係の困難をもたらす場合も多い。 この授業では,身体コミュニケーションを学際的に(社会学,文化人類学,歴史学,心理学など)に把握し,またその貧困になりつつある現状を把握する。他方で,実際に身体を動かす実習を通して,身体コミュニケーションでの感性を養い,対面的場面でも深い人間関係が結べる基礎的能力を育てる。 現代日本社会では,多様な人々の共生が従来以上に必要とされるようになったが,それは異なった文化的背景,異なった身体的条件,異なった性別,異なった年齢層などの人々が,互いを尊重し合いながら深く交流するコミュニケーションが必要とされることを意味する。これは身体コミュニケーションにおいては,どのような能力や配慮や技術が必要だということだろうか。「タコつぼ型」と言われる,同質の人たち同士の以心伝心のコミュニケーションを歴史的に発達させてきた日本では,この新たな能力などの自覚的な養成をしなければならないと考えられるが,その能力などの具体的なあり方に,授業内では焦点をあてていきたい。 この授業は,前半は教室で講義およびワークショップをおこない,後半は多目的スポーツルームで身体コミュニケーションの実習をしながら討論をする。 前半の講義やワークショップでは特に,性的コミュニケーションという,現代日本人の多くが困難を感じているトピックをとりあげる。セックスレス,#Me�too運動,性へのネガティブな意識などの現代日本に顕著になっている現象をとりあげ,どのようなコミュニケーションの困難があるのか分析し,どう超えていけるのかを議論する。ただこのトピックに関しては特に,学生たちの意向を尋ねながら無理のないようにとりあげていく。 実習は具体的には,身体遊び,演劇的レッスン,ダンスのコミュニケーション(コンタクトインプロビゼーションとラテンペアダンス),手当て法(愉氣)などである。

到達目標は,現代先進社会および現代日本社会の身体コミュニケーションの基本的状況を把握し,その問題点とその克服の方法を,実習で得た自分の体験にもとづいて語れるようになること。

2.授業内容第1回 身体コミュニケーションの概観第2回 現代先進社会 IT化時代の身体コミュニケーションのさまざまな現象第3回 現代日本人の性的コミュニケーションの困難第4回 ワークショップ 現代日本人の性的コミュニケーションをどう超えていくか第5回 ワークショップ 異なる性的感性をもった人たちの身体コミュニケーション第6回 ワークショップ IT化時代の性的コミュニケーションの新たな事態第7回 コミュニケーションを通じたリラクゼーション 安心しあえる関係作り第8回 ダンスのコミュニケーション(コンタクトインプロヴィゼーション)第9回 野口整体の愉気(手当て)法1 触れることの力第10回 野口整体の愉気(手当て)法2 ケアのコミュニケーション第11回 野口整体の愉気(手当て)法3 IT化時代を生き抜くために第12回 ダンスのコミュニケーション(ラテンペアダンス)(1)第13回 ダンスのコミュニケーション(ラテンペアダンス)(2)第14回 総括

3.履修上の注意第6回以降は,実習もおこなうので,動きやすい服装で参加してください(できるだけスカートではなく)。教室は第1回~第5回は通常の講義室と,第6回~多目的スポーツルームの予定。履修者には積極的な姿勢を望みます。欠席が5回以上(5回を含む)になる場合単位を認めません。

4.準備学習(予習・復習等)の内容身体コミュニケーションをとらえた動画を見たり,そのことの意味を語る文章を読む,自分の気付きを言葉にしてくるなどの学習を,そのつどの指示にしたがいおこなうこと。

5.教科書毎回資料を配布します。特定の教科書は用いません。

6.参考書菅原和孝・野村雅一編『コミュニケーションとしての身体』大修館書店マジョリー・ヴァーガス『非言語コミュニケーション』新潮社野口晴哉『整体入門』ちくま文庫野口晴哉『愉気法1,2』全生社斎藤孝『自然体のつくり方』太郎次郎社羽根木プレーパークの会編『冒険遊び場がやってきた!』晶文社西村ユミ『交流する身体 <ケア>を捉えなおす』NHKブックス山口創『愛撫・人の心に触れる力』NHKブックス朝日新聞「女子組」取材班『オトナの保健室』集英社

7.成績評価の方法第5回終了時にそれまでの授業内容に関連するレポートを執筆してもらう。第14回終了後 後半の内容に関するレポートを執筆してもらう。これらをあわせて60%の比重。加えて,授業の参加度+毎回書いてもらうレスポンスカードをあわせて40%の比重。両者をあわせて100%の比重の総合評価を成績評価とする。

8.その他特になし。

科目ナンバー:(IC)COM242J

身体コミュニケーションA

2単位 田 中   聡2年次

1.授業の概要・到達目標 人間の行為はすべて身体によってなされる。他者との交流も身体なくしてはありえない。したがって身体をどのようなものと理解し,感じているかによって,行為やコミュニケーションのありかたも変わる。身体観によって人間の可能性は変化するわけである。 身体観はおおむね社会的な条件や要請によって作られているが,その身体観のもとでとらえた身体が身体そのものであるかのように思いこむことで,人の可能性は特殊に限定されてしまう。たとえばコミュニケーションは,身体そのものの能力とは認められず,意志による行為としてのみ語られがちである。身体が意志や感情によって動かされる表現の道具にすぎなくなっているからだ。そのような身体観のもとでは,共感能力は限定され,衰弱する。共感は文化の礎であるから,身体観のありようは文化の変容,盛衰に直結する。逆に言えば,過去の文化的営みのうちに,現代とは違う身体観を探す手がかりがあるということでもある。 この授業では,実技を通じての体験と文化史・思想史とをつきあわせて,多様な身体のありよう,とりわけコミュニケーションする身体を,新たな身体観としてみいだしていくことをめざす。それは文化的存在としての人間の可能性を探求することでもある。

2.授業内容毎回,一つのテーマに沿って,実技を含めた授業を行う。第1回:イントロダクション:身体とコミュニケーション第2回:身体の社会性:身体について考えることの意味と方法第3回:歴史と身体第4回:世界観と身体1:「見る」第5回:世界観と身体2:「立つ」「立てる」第6回:文化と身体1:「見立て」と「風流」第7回:文化と身体2:「触れる」第8回:技芸論からみた身体1:歌第9回:技芸論からみた身体2:花第10回:技芸論からみた身体3:自然観第11回:技芸論からみた身体4:型第12回:言語と身体第13回:感覚と観念第14回:身体の多数性と創造性*ただし状況,必要に応じて講義内容は変更することがある。

3.履修上の注意実技をともない,畳に横臥などする場合も多いので,運動着に着替えるか,身体を動かしやすい服装を着用して出席されたい。スカートでの参加は不可。他者と触れ合う実技が多いので,指輪などのアクセサリーも外して参加すること。デリケートに他者に対すべき実技もあるので,真剣な態度での参加を求める。実技指導の都合上,受講者数は30人までとし,受講希望者が多い場合は抽選を行う。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業中に不明なことはその場で,後から疑問に思ったことは次回の授業で質問してほしい。

5.教科書とくに定めない。

6.参考書

7.成績評価の方法平常点50% 期末レポート50%ただし授業期間中にも数回,レポート等の提出を課し,それを平常点のうちにふくめる。

8.その他履修希望者が定員を超えた場合は4月の1回目授業で抽選を行うので,必ず出席すること。詳細は「履修の手引き」を参照のこと。

科目ナンバー:(IC)COM241J

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研究方法・表現実践科目群

クリエイション科目

身体コミュニケーションB

2単位 波照間 永 子2年次

1.授業の概要・到達目標授業の概要 沖縄では,旧盆になると,太鼓をもった若者たちが勇壮な舞「エイサー」を披露します。にぎやかな舞と太鼓の響きは,先祖の霊をもてなし送り出すという重要な役割をもっています。また,その芸態の魅力は沖縄系移民によって世界各地に伝えられ,移住先の文化と融合し「新エイサー」New�Eisaと呼ばれる新たな太鼓パフォーマンスを創造していています。 本授業では,「エイサー」の実習を通して,身体によるコミュニケーション能力を身につけるとともに,受講生の感性を生かした作品づくり「創作法」を習得します。

到達目標1 社会と芸能の関わりを,「身体による実践」を通して理解する。2 �グループワークによる創造活動を実践し,「身体」によるコミュ

ニケーションの特性を考察する。

2.授業内容第1回 イントロダクション(授業の目的・計画・評価の方法)第2回 伝統的な「エイサー」の習得①第3回 伝統的な「エイサー」の習得②第4回 「新エイサー」の習得①第5回 �「新エイサー」の習得② 太鼓パフォーマンスの創作方法(作

曲・編曲・選曲・構成など)第6回 太鼓パフォーマンスの創作(グループワーク)①第7回 太鼓パフォーマンスの創作(グループワーク)②第8回 太鼓パフォーマンスの創作(グループワーク)③第9回 太鼓パフォーマンスの創作(グループワーク)④第10回 中間発表会と講評第11回 太鼓パフォーマンスの推敲①第12回 太鼓パフォーマンスの推敲②第13回 成果発表会と講評第14回 成果発表会記録映像鑑賞とレポート執筆

3.履修上の注意本授業は,実際に身体を通して学び,自らの表現の世界を拓くワークショップ型の授業なので,積極的な姿勢で参加すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業の内容に即し,課題を提示してレポートを提出してもらう。また,創作に際して短いフレーズの振付等,実技関連の課題を課すこともある。

5.教科書授業時に必要な資料を配布する。

6.参考書授業時に適宜紹介する。

7.成績評価の方法平常点:60%,レポート:20%,作品:20%

8.その他

デジタルアートⅠ

2単位 宮 川   渉3年次

1.授業の概要・到達目標 情報社会の現在,音楽におけるコンピュータの役割も多様化している。その結果,音楽の創作は今までになく誰にでも気軽に取り組むことが可能になりつつある。この講義では,新しいテクノロジーを利用した音楽表現を習得する。まずは録音やオーディオ編集を中心に作業を進め,音楽制作ソフトを使って作品制作に取り組む。ここではこの方法論に基づくミュージック・コンクレートのコンセプトを理解する。次に楽譜作成ソフトの操作の習得を通じて音楽理論を学ぶ。これらの経験を通じて個々の創造性を高めることを目指し,現在のテクノロジーの可能性と問題点などを検証する。

2.授業内容(1)aのみ:イントロダクション(2)音楽制作ソフト(1)(3)ミュージック・コンクレート(4)録音(5)音楽制作ソフト(2)(6)音楽制作ソフト(3)(7)楽譜作成及び音楽制作ソフト(1)(8)楽譜作成及び音楽制作ソフト(2)(9)作品制作(1)(10)合評会(1)(11)音楽理論(1)(12)音楽理論(2)(13)作品制作(2)(14)合評会(2)*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意音楽経験者か未経験者かは問わないが,楽譜を使用することがあるため楽譜を学ぶ努力が必要とされる。音楽制作ソフトは,Studio�One�Prime,楽譜作成ソフトは,Finale�NotePadを使う予定である。

4.準備学習(予習・復習等)の内容作業が中心の授業なので紹介する内容を復習するだけでなく,その成果をどのように自身の作品制作に生かせるかを意識して作業に取り組むこと。

5.教科書特に定めない。

6.参考書『Studio�One�3.3�徹底操作ガイド』 藤本健(リットーミュージック)2016年

7.成績評価の方法平常点20%,授業への取り組み20%,課題制作60%

8.その他秋学期のデジタルアートⅡの履修には,このデジタルアートⅠを履修していること。

科目ナンバー:(IC)COM241J 科目ナンバー:(IC)ART311J

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デジタルアートⅡ

2単位 宮 川   渉3年次

1.授業の概要・到達目標 デジタルアートⅠに引き続き新しいテクノロジーを利用した音楽表現を習得し,より広い表現力を身につける。ここではまずMIDIやシンセサイザーについて学ぶ。またこれらのテクノロジーを使用するための応用的な音楽理論を学習し,それらが電子音楽やポピュラー音楽などで,どのように活用されてきたか理解する。履修者はこれらを身に付けるために,自分自身で選択した既存の曲のアレンジに取り組む。 次に映像と音楽の関係を実際に映像に音楽をつけることによって学びながら,現在,映像と音楽ではどのような表現が可能なのか,映画やメディアアートなどを題材に考察する。

2.授業内容(1)aのみ:イントロダクション(2)MIDI(1)(3)MIDI(2)(4)音楽理論(1)(5)音楽理論(2)(6)音楽理論(3)(7)シンセサイザー(8)合評会(1)(9)サウンド編集(1)(10)サウンド編集(2)(11)映像と音楽(1)(12)映像と音楽(2)(13)作品制作(14)合評会(2)*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意Ⅰに引き続きStudio�One�Primeを使用する。オーディオ編集のためにAudacityも用いる。映像と音楽に関しては,Windowsムービーメーカーを用いて制作する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容作業が中心の授業なので紹介する内容を復習するだけでなく,その成果をどのように自身の作品制作に生かせるかを意識して作業に取り組むこと。

5.教科書特に定めない。

6.参考書『現代音楽xメディアアート』 中村滋延(九州大学出版会)2008年『Studio�One�3.3�徹底操作ガイド』 藤本健(リットーミュージック)2016年

7.成績評価の方法平常点20%,授業への取り組み20%,課題制作60%

8.その他デジタルアートⅡの履修には,デジタルアートⅠを履修していること。

科目ナンバー:(IC)ART311J

デジタルアートⅠ

2単位 佐 野 典 秀3年次

1.授業の概要・到達目標 3DCGのモデリングの基礎,座標変換,テクスチャなどの表面設定,UVマッピング,回転体,掃引体の生成方法,立体の生成方法,立体の変形,複製の利用などについて講義する。 3DCGの基本的な概要を理解しながら実際の3DCG静止画像を作成できるようになることを到達目標とする。

2.授業内容第1回:3DCGのモデリング,3DCG制作用ソフトウェアについて第2回:基本立体(立方体,球,円柱・・・)の生成第3回:回転体,掃引体第4回:基本立体の変形第5回:立体の移動,回転,拡大・縮小第6回:表面設定①(色,質感)第7回:表面設定②(テクスチャ・画像マッピング)第8回:表面設定③(UVマッピング)第9回:材質設定第10回:彫刻の設定第11回:立体の変形第12回:実際の形状の制作第13回:複製を利用する第14回:まとめ

3.履修上の注意ほぼ毎回課題作品の提出が求められる。メディア授業の回がある。毎回コンピュータを利用した作業を伴う形式の授業である。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回,授業内容に沿った課題作品の提出を求めるので,Webやテキスト等で授業内容を振り返りながら,課題作品を制作し提出すること。また,次の回の内容について,Webやテキスト等に目を通しておくこと。

5.教科書加茂恵美子『Metasequoia�4�CGテクニックガイド』(工学社,2014年)

6.参考書海川�メノウ『メタセコイア4マスターブック―3DCGモデリングの基本と応用』(カットシステム,2013年)

7.成績評価の方法平常点20%,各回の課題作品30%,期末最終課題作品50% 3DCGの特徴をしっかりと理解して作品制作に活かしているかを重視する。

8.その他秋学期のデジタルアートⅡの履修にはこのデジタルアートⅠの履修申請が必要である。

科目ナンバー:(IC)ART311J

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研究方法・表現実践科目群

クリエイション科目

デジタルアートⅡ

2単位 佐 野 典 秀3年次

1.授業の概要・到達目標 3DCGのアニメーションの基礎,物体のさまざまな動き,パスアニメーション,ボーンの設定,オブジェクトの親子関係,キーフレームアニメーション,IK(インバースキネマティックス),スケルトン・アニメーションなどについて講義する。 3DCGアニメーションの基本的な概要を理解しながら実際の3DCGアニメーションを作成できるようになることを到達目標とする。

2.授業内容第1回:�3DCGアニメーションについて,3DCGアニメーション制作

ソフトウェアについて第2回:直線移動する物体のアニメーション第3回:回転する物体のアニメーション第4回:振動する物体のアニメーション第5回:蛇行移動する物体のアニメーション第6回:大きさの変化する物体のアニメーション第7回:パスアニメーション①(パス上を等速で移動)第8回:パスアニメーション②(パス上を加減速して移動)第9回:アーマチュアの設定第10回:スケルトン・アニメーション① ボーンを動かす第11回:スケルトン・アニメーション② IKの利用第12回:スケルトン・アニメーション③ モーションキャプチャ第13回:編集作業第14回:まとめ

3.履修上の注意ほぼ毎回課題作品の提出が求められる。メディア授業の回がある。毎回コンピュータを利用した作業を伴う形式の授業である。

4.準備学習(予習・復習等)の内容毎回,授業内容に沿った課題作品の提出を求めるので,Webやテキスト等で授業内容を振り返りながら,課題作品を制作し提出すること。また,次の回の内容について,Webやテキスト等に目を通しておくこと。

5.教科書大澤龍一『無料ではじめるBlender�CG�アニメーションテクニック�~3DCGの構造と動かし方がしっかりわかる�【Blender�2.8対応版】』(技術評論社,2019年)

6.参考書海川�メノウ『Blender�2.7ガイド&�3DCG�基本作品制作』(カットシステム,2014年)藤堂十十『Blender�2.7�マスターブック スカルプト&シミュレーション編』(カットシステム,2015年)大澤龍一『無料ではじめるBlender�CGイラストテクニック�~3DCGの考え方としくみがしっかりわかる』(技術評論社,2016年)

7.成績評価の方法平常点20%,各回の課題作品30%,期末最終課題作品50% 3DCGアニメーションの特徴をしっかりと理解して作品制作に活かしているかを重視する。

8.その他デジタルアートⅡの履修にはデジタルアートⅠの履修申請が必要である。

デジタルプレゼンテーション

2単位 向 井 三 貴3年次

1.授業の概要・到達目標 実践的なプレゼンテーション(以下プレゼン)を行うための方法を習得します。プレゼンを成功させるポイントの1つは,伝え方(話し方・態度・姿勢)のスキルを向上させることです。素晴らしい内容であっても,伝え方が良くないと聞き手に伝わりません。効果的な伝え方を習得するには,プレゼンの基本的なルールを守って,場数を踏むことです。 授業では,プレゼンのストーリー作り,情報の集め方や分析,聞き手の理解を促進するプレゼン資料の作成実習を行います。そして,短いプレゼンを数多く行い,場数を踏んでいきます。プレゼン後は,毎回フィードバックを行いますので,確実にプレゼンスキルが向上していきます。 また,グループワークを通して,ディスカッション,まとめ方,質問や答え方などの実践的なコミュニケーションスキルも体得します。これらは,企業が人材に求める基本的なスキルであるとともに,社会生活においても役に立ちます。 最終的には,自分の意見や主張を聞き手に伝えて,理解を得たり説得したりするプレゼンスキルと円滑なコミュニケーションスキルを身につけることが目的です。

2.授業内容第1回 イントロダクション 実習(自分の話し方の癖を把握)とフィードバック PowerPointの使い方実習第2回 プレゼン資料作成のポイント1/2(構造化) ・見せるプレゼン資料作成のための項目の分類やプロセス化の実習第3回 プレゼン資料作成のポイント2/2(フレーズ化,チャート化) ・文章を視覚化して聞き手の理解を促進する資料作成実習 デジタルプレゼンテーション技術(話し方,態度,姿勢,表情等のルール) 個人課題1(比較プロセス)第4回 情報の意味と特性,情報収集のポイント ・納得や説得をするための根拠となる情報の役割の理解 他者のプレゼンテーション評価方法 他者から評価される(話し方,姿勢,態度,表情等)それぞれの項目を理解し,自分のプレゼンテーションスキルを向上 個人課題1プレゼンテーション,評価 個人課題2(トレンド)第5回 新規企画のプロセス 個人課題2プレゼンテーション,評価 個人課題3(企画)第6回 �アンケート分析のためのExcelピボットテーブル・グラフの使い方

実習第7回 グループ課題(調査報告書) グループディスカッションの仕方 ・�ブレーンストーミング(BS)のルール・方法,ディスカッション時の

発言の仕方 グループコミュニケーションルール作成第8回 個人課題3プレゼンテーション,評価 グループ演習1/3第9回 グループ演習2/3第10回 グループ演習3/3第11回 グループプレゼンテーション,評価第12回 個人課題4(TED)第13回 個人課題4プレゼンテーション,評価第14回 プレゼンテーションスキル自己分析と強化施策

3.履修上の注意数分(1 ~ 3分程度)の短いプレゼンテーションの実践練習を,数多く行います。自分の発表日は,欠席しないようにしましょう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・プレゼンスキルを向上させるためには,プレゼン基本ルールを守って十分練習することです。事前の準備や練習が多いほど,印象的かつ説得力のあるプレゼンができます。事前に,十分練習して臨みましょう。また,これが自分のプレゼンスタイルを確立させて,将来にわたって役に立ちます。・プレゼン終了後は,フィードバックされたことを次回までに修正して,プレゼンスキルを確実に向上させるようにしましょう。

5.教科書オリジナルテキスト

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法プレゼンテーション課題65%,グループワーク25%,授業への取り組み10%

8.その他・個々人の話し方について,最初に教員からフィードバックを行います。・授業で習得するプレゼンテーションスキル・ディスカッションの方法・グループワークの運営方法・発言の仕方などは,社会にでても求められる重要なスキルです。また,就職活動においても役立つ実践的なスキルです。

科目ナンバー:(IC)ART311J 科目ナンバー:(IC)COM361J

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非言語コミュニケーション

2単位 小 山 慎 治3年次

1.授業の概要・到達目標 本授業は,人間のコミュニケーションにおいて言語メッセージ同様にメッセージとして機能する非言語行動について理解を深めることを目的とする。私たちはことばによるやり取りの際にも,相手の表情や身振り手振り,話しぶりなどから多くの情報を受け取っている。このような非言語メッセージが人間のコミュニケーションにどのような影響を及ぼすのかをコミュニケーション研究の知見や具体的な事例を通じて考えてもらいたい。授業ではコミュニケーションに関わる諸概念,理論等を学ぶが,適宜グループ活動を取り入れ,理論と実践両局面から非言語コミュニケーションへの理解が深まるよう配慮する。

2.授業内容1 コース説明2 非言語コミュニケーションとは3 外見的特長4 ジェスチャーと動作5 表情・視線6 音声7 �対人コミュニケーションと非言語行動(非言語行動の実践と観

察)8 �対人コミュニケーションと非言語行動(非言語行動の実践と観

察<2>)9 空間・テリトリーおよび接触・近接性10 言語コミュニケーションと非言語コミュニケーション11 言語メッセージと非言語メッセージの同調・補完12 言語メッセージと非言語メッセージが相反する場合13 異文化と非言語コミュニケーション14 まとめ

3.履修上の注意授業においては,グループ活動を多く取り入れる予定である。積極的に活動に参加し,クラスを活性化してくれる学生を特に歓迎する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容事前に配布する資料を読んだ上で授業に参加すること。

5.教科書特に指定しない。

6.参考書V.�P.�リッチモンド・J.�C.�マクロスキー著(山下耕二編訳)『非言語行動の心理学』北大路書房,2006年

7.成績評価の方法定期試験(60%),クラスでの課題(20%),平常点(20%)の割合で評価する。なお,定期試験では,基礎的知識および非言語コミュニケーションをめぐる諸問題についての理解力を問う予定である。

8.その他

科目ナンバー:(IC)COM341J

美学・芸術学

2単位 増 野 亜 子1年次

1.授業の概要・到達目標 この授業では主に舞踊・音楽・演劇をとりあげ,世界のさまざまな地域の音楽を,社会的な背景や歴史的文脈との関係から文化として理解する。春学期は声の表現を中心に講義する。 世界の多様な表演芸術に関する知識を得るとともに,幅広い音楽に対する感受性を養うことを到達目標とする。

2.授業内容第1回:音楽を文化として理解する第2回:歌と共同体�第3回:歌とリズム第4回:子守唄はなぜ眠くなるのか第5回:芸術と宗教(1)イスラム第6回:芸術と宗教(2)イスラム神秘主義第7回:芸術と宗教(3)ヒンドゥー第8回:「神になる」ことをめぐって―演劇と儀礼第9回:憑依儀礼とパフォーマンス第10回:音楽と自然環境(1)中央アジアの事例から第11回:音楽と自然環境(2)楽器の民族誌第12回:楽器文化から見た音楽第13回:音と身体表現第14回:音楽と所有権

3.履修上の注意 五線譜が読めなくても楽器が演奏できなくても履修に問題なし。 なお当授業ではパワーポイントを使用するが,授業中のスライド撮影は特別な理由がない限り,原則として禁止。なお教科書の構成どおりに進行するわけではなく,教科書にない内容も講義する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 予習は必要ないが,復習・事後学習として,授業内で紹介するイヴェント(展覧会やコンサートなど),視聴覚資料,図書などから積極的に学び,講義内容の理解を深めてほしい。

5.教科書 増野亜子「声の世界を旅する」 (音楽之友社)

6.参考書増野亜子著 「声の世界を旅する」音楽之友社増野亜子編・徳丸吉彦監修「民族音楽学12の視点」音楽之友社 それ以外はその都度授業中に触れる。

7.成績評価の方法 期末試験の結果100%

8.その他

科目ナンバー:(IC)ART111J

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研究方法・表現実践科目群

クリエイション科目

メディア教育論(メディア言語論)

2単位 小 田 光 康3年次

1.授業の概要・到達目標 メディア,とりわけ活字メディアで使用される言語やその文法についてのリテラシーを養う。報道記事の基本的なスタイル,報道記事の種類,報道記事の構成,特異な言い回し,各分野ごとの報道記事の特徴,不快用語,欧米諸国の記事スタイルなどについて学んだうえで,教室内での記事執筆実習も採り入れ,ベーシックなジャーナリズムの文章術や文法を修得することを到達目標とする。

2.授業内容第1回 イントロダクション l 「メディア言語論」授業の目的と概要を説明する。導入として,朝日新聞や日本経済新聞といった新聞紙面を提示し,そこに含まれるさまざまな記事が,さまざまな書き方がされていることを紹介する。また,「本文」,「サイド」,「雑感」といったさまざまな記事が集まって一つのテーマについて表現されていることを学ぶ。このような事柄を紹介したうえで,情報コミュニケーション学内のメディア言語論の位置づけや学ぶ意味・必要性を解説する。さらに,授業の目的と概要,授業の進行方法や評価方法,そして学生がすべての講義を受講後に理解してもらいたい知識・経験を解説する。第2回 記事の要件 l 報道記事の要件の第一は正確性である。記事を成立させる正確性の3つのポイントを解説する。また,その記事内容の正確性を担保するため,また,記事内容の信頼性を担保するための情報源の明示と,情報源の危機から守るための情報源の秘匿をそれぞれ解説する。また,記事の中立公正性や客観性の意味と問題点をジャーナリズム発達史から観察する。また,米国のObjective�reporting(客観的報道)の定義と日本の客観報道との差異について説明する。さらに精選・簡潔かつ明瞭という要件についても解説する。第3回 ニュース価値 l ニュースの定義とニュース価値について解説する。国内や諸外国で用いられているニュースの定義をそれぞれ説明する。また,時間性,インパクト,著名性,近接性,対立,異常性,流行,必要性といったニュース価値を決定する8つの要因について説明する。さらにニュースの重みを決定する外部的要因,例えば,締め切り時間,紙面上の制約,他社との競合についてそれぞれ解説する。第4回 報道記事の基本スタイル(1)記事の形態と構成 l 本記,雑感,サイド,解説,社説,コラム,座談会・対論,写真グラフ,外電,広告特集,図表・イラスト,投稿・読者欄といった記事の種類それぞれについて事例を使いながら解説する。また,見出し,リード,本文から構成される逆三角形型の記事構成について解説する。第5回 報道記事の基本スタイル(2)タイトル(見出し) l タイトル(見出し)の定義と重要性について解説する。精選・簡潔かつ明瞭な用語から構成され,記事で最も重要なパーツがタイトルであることを理解させる。ニュース価値と連動したタイトルの付け方のポイントを解説した後に,記事の事例を示して学生にタイトル付けの実習を行う。第6回 報道記事の基本スタイル(3)リード l 記事内容の概要を伝えるリード文の定義と重要性について解説する。5W 1Hを骨組みとした記事の基本形について,事例を用いながら解説した後,官庁・企業の報道資料を利用したリード文執筆の実習を行う。第7回 報道記事の基本スタイル(4)本文 l リード文を受けてリードの各パーツを解説する本文の意義や構成について解説する。官庁・企業の報道資料を利用したリード文執筆の実習を行う。第8回 報道記事の基本スタイル(5)よい記事・わるい記事 l 記事の事例を示しながらわかりやすい記事の特徴について説明する。その際,Concise,�Clear,�Correctという3つの「C」の鉄則について解説する。また,紋切り型,マンネリ表現,官庁・警察用語,文語表現,体言止め,表記揺れ,同一表現の繰り返し,数字の乱用,非定着語,逃げ表現など避けたい表現について解説する。さらに主語述語の関係,複文・重文の問題点についても解説する。第9回 情報収集と取捨選択,そして文章の論理構成 l 取材法,インタビュー法,情報検索法,社会調査法,情報公開制度の概要を解説した後に,事例を用いてブレインストーミング法とKJ法を利用した情報の取捨選択と文章の論理構成法についての実習を行う。第10回 メディア言語論実習(1) l 新聞記事を読み,タイトルをつける実習を行う。第11回 メディア言語論実習(2) l 実際の報道資料(報道発表)を使ってタイトル付けとリード記事執筆の実習を行う。第12回 メディア言語論実習(3) l 実際の報道資料(アンケート調査)を使ってタイトル付けとリード記事執筆の実習を行う。第13回 メディア言語論実習(4) l 期末レポートのための編集会議実習。マスコミで行われている編集会議を模して,期末レポートのための会議を行い,レポート内容の提案とそれについての議論を行う。第14回 まとめ

3.履修上の注意 授業の冒頭には各週の時事問題について簡単なディスカッションを行う。新聞各紙(2~3紙)の主要記事を毎日必ず読み,時事問題について慣れ親しんだうえで授業に参加し,積極的に発言すること。授業参加度は教員からの質問に対する回答内容で評価します。時事問題を知っていることを前提に授業を進めるので,時事問題について無知であった場合は減点対象とします。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 新聞やテレビのニュース番組を見て時事問題をよく理解しておくこと。

5.教科書 花田達朗・ニューズラボ研究会編『実践ジャーナリスト養成講座』平凡社,2004年

6.参考書 本多勝一著『日本語の作文技術』朝日文庫,1982年 共同通信社編『記者ハンドブック第12版 新聞用字用語集』共同通信社,2010年, Norm�Goldstein�The�Associated�Press�Stylebook Basic�Book,2004

7.成績評価の方法 毎回の授業の参加度と小レポート(80%),授業で学んだ報道記事スタイルの期末レポート

(二千字程度)(20%)で評価します。出席三分の二以上を評価対象とします。

8.その他 社会や人間について積極的な議論を展開する学部内の伝統を作っていきましょう。

メディア・アート

2単位 畠 中   実2年次

1.授業の概要・到達目標【授業概要】コンピュータをはじめとする同時代のさまざまなメディア・テクノロジーを使用した芸術表現である「メディア・アート」について,それに先立つテクノロジーを使用した芸術表現など,その起源を遡行・参照することで,現在のメディア・アートが含む多様な表現の意味や意義を考察する。

「メディア・アートとは何か」といったことを,形式的に定義していくのではなく,さまざまな作品や事例にもとづいて講義を行なう。メディア・アートの前史としての美術における表現技法がどのように継承され,どのように変化してきたのかなど,広いパースペクティヴでメディア・アートをとらえていく。

【到達目標】「メディア・アートにおける現在性とは何か」ということを,メディア・アートをとりまく文化的,社会的な周辺状況を踏まえながら考察することを通じて,同時代的メディア環境における表現のあり方ついて理解,思考できるようになること。また,メディア・アートが現代に固有の表現であるだけではなく,美術史の中にどのように位置づけられるのかを,美術のみならす科学技術史などの観点からも把握できるようにする。

2.授業内容第1回:ガイダンス メディア・アートとは何か?第2回:メディア・アート前史としてのヴィデオ・アート第3回:インタラクティヴであることとはなにか第4回:インターメディアとパフォーマンス第5回:生きのびるためのメディア・アート第6回:メディア・アートによる考古学第7回:夢の具現化 発明第8回:他者とのコミュニケーション第9回:ポスト・インターネットアートとは第10回:ポスト・デジタル時代のサウンド第11回:脱人間中心主義のアート第12回:メディア・アートはなぜそう呼ばれるか第13回:20世紀美術とテクノロジー第14回:a�試験 b�解説ディスカッションなども行ないたい。(講義の順番は変更する場合がある)

3.履修上の注意特になし

4.準備学習(予習・復習等)の内容講義において,キーワードや固有名,専門用語などが頻出するので,授業後に各自調べることと,配布プリントのテキストの読むこと。

5.教科書毎回授業ごとに資料プリントを配布する。

6.参考書『メディア・アート原論』久保田晃弘,畠中実(フィルムアート社)2018年

7.成績評価の方法出席が6割以上あること。その上で,評価課題をもって採点する

(100%)。ただし,出席の足りないものには,その他提出物などで補填する。

8.その他

科目ナンバー:(IC)ART211J 科目ナンバー:(IC)COM361J

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メディア教育論(メディア言語論)

2単位 小 谷 真 理3年次

1.授業の概要・到達目標 なぜ人はファンタジー(幻想)を必要とするのか。本講義では,ファンタジーを読み,書き,批評することによって,この文学形式が,いかに逆説的に現実を知る方法論であるのかを考察する。具体的には,まず,近代以降の文化史において「幻想」が果たしてきた役割を考えるために,歴史的な文脈に沿って,多くの作品にふれながら,古今東西の作家がどのようにファンタジー作品を構築してきたかを学ぶ。 また,講義と平行して,先行する作品の方法論を参考にしながら,課題に沿って,創作もしくは書評の実作を試みる。作品は学期半ばに一度提出し,添削指導を受け,返却される。それを参考に,最終的にひとつの作品を完成させることを,本授業の到達目標とする。

2.授業内容【第1回】授業全体像の説明【第2回】�講義 政治と小説 【オックスフォード運動と19世紀の

ファンタジー】【第3回】�講義 メディアと小説1 【パルプ・フィクションと雑誌革

命】【第4回】講義 創作+批評の課題について【第5回】講義 準世界創造とトールキン1【第6回】講義 準世界創造とトールキン2【第7回】�講義 メディアと小説2�【ペイパーバックと異世界ファンタ

ジー勃興】【第8回】�講義 伝説と小説 【アーサー王伝説の現在形】 課題提出

(第一次締切)【第9回】講義 性差と小説 【魔女と女神と魔法少女】【第10回】�講義 都市と小説 【アーバンファンタジーと魔術的リア

リズム】【第11回】作品返却と解説【第12回】講義 アダプテーション【第13回】講義 【ハリー・ポッターを読み解く七つの鍵1】【第14回】�講義 【ハリー・ポッターを読み解く七つの鍵2】 最終成

果物提出(最終締切)

*講義内容は,必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意課題として,書評か創作を提出することが必須です。また毎回レスポンス・シートが配布されますので,授業の感想や質問事項を書いてください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容教科書を参考に,授業で扱った作家や作品にふれ,授業で説明された作家的方法論を整理し,作品については200字程度で作品内容が説明できるよう,普段から練習してください。難解な作品の場合には,どこがどうわからないのか,授業のコメントシートで質問するように心がけてください。

5.教科書小谷真理『ファンタジーの冒険』(ちくま新書)

6.参考書筒井康隆『創作の極意』(講談社)小谷真理『ハリー・ポッターを読み解く七つの鍵』(平凡社)貴志祐介『エンタテインメントの作り方』(KADOKAWA/角川学芸出版)その他,授業時に指定する。

7.成績評価の方法作品提出 50%,平常点 50%

8.その他

科目ナンバー:(IC)COM361J

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リサーチリテラシー科目

研究方法・表現実践科目群

リサーチリテラシー科目

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科学リテラシー

2単位 石 川 幹 人1年次

1.授業の概要・到達目標(概要)科学リテラシーは,社会科学および自然科学,そして人文科学の研究の支えになるものです。科学的なものの見方・考え方,科学の営みの有効さと限界を学びます。そして,その成果を個人の生活や社会活動に生かすことを目指します。企業研究所およびシンクタンクでの10年以上の実務経験をもとに,産業界の裏側の具体例をふまえて解説します。

(到達目標)次のような事柄が身に付きます。・メディアによって科学情報がゆがんで伝わる現状の構造・日常生活における科学的成果の寄与の度合い・科学に対する適切な受容と科学的探究の重視・怪しいニセ科学情報や悪徳問題商法の判別方法将来,研究の方面に進む方は必須の授業です。

2.授業内容○科学とは,科学リテラシーとは

(1)勉強と研究とのちがい(2)難しい研究・やさしい研究(3)疑似科学・ニセ科学の例 ~サプリメントは効かない?○科学の歴史,研究方法論

(4)理論とデータ(5)研究方法の種類(6)研究手段としての論理 ~天動説はばかげた説ではなかった!○仮説の立案と検証

(7)説明のあり方(8)比較対象の設定(9)実験と調査 ~間違わない仮設は悪い仮説だ!○科学と社会

(10)捏造の社会的背景,科学者倫理(11)メディアの役割と科学ジャーナリズム(12)良好な科学コミュニケーションへ ~科学は文明に多大の貢献をしている!○まとめ

(13)科学と宗教的信念(14)科学と非科学のあいだ

3.履修上の注意科学リテラシーの「科学」とは理科や数学のことではありません。文科系・理科系の共通の基礎です。理科系が苦手な方こそ歓迎です。ふだんの学習があれば,期末定期試験は心配する必要はないでしょう。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業で配られるプリントや教科書をもとに,予習・復習をしたうえで,授業にのぞんでください。

5.教科書石川幹人『疑似科学が社会を動かす』(PHP新書)またプリントも配布します。

6.参考書「心理学研究法」,高野ほか,有斐閣アルマ「リアリティの捉え方:社会学研究法」,今田高俊,有斐閣アルマ

7.成績評価の方法期末定期試験(7割):参考書およびノート,プリントなどの持込可。平常の小課題(3割):Oh-o!�Meijiで数回答える。試験・小課題では,科学リテラシーの向上を評価します。

8.その他授業では,ときどきコメントシートへの回答を求めます。

質的調査分析法

2単位 三 具 淳 子3年次

1.授業の概要・到達目標 質的調査における社会調査技法の中心的な考え方は量的調査とは異なるものあるいは対立するもの,と考えてしまいがちである。しかし,実際に研究を進める際には,技法としてその両面を駆使し,社会の問題を発見し,調査し,データに根ざした結論を導くことが重要である。そこでこの授業では,質的データの収集方法と分析方法を解説し,その基本的考え方やさまざまな方法論,量的方法との相補性について理解を深める。フィールドワーク,参与観察,インタビューによって得た質的データを分析・記述する方法として,テキスト分析(内容分析等),ドキュメント分析,エスノグラフィー,ライフヒストリー分析などを取り上げる。

2.授業内容1 社会調査の目的と方法 調査目的とそれに適する方法について説明する。2 質的調査方法とは 質的調査の特徴・種類について解説する。量的調査との違いについても理解を深める。基本的用語を説明する。3 調査の位置づけ 仮説検証型調査と問題発見型調査について解説する。4 質的データの収集方法(1)非参与観察・参与観察の技法 歴史的経緯やその考え方,代表的な作品などを紹介し理解を深める。5 質的データの収集方法(2)インタビューの技法 対象者やテーマによって異なるインタビュー形式や方法について説明する。代表的な作品などを紹介し理解を深める。6 インタビュー 身近なテーマを設定して,受講生間でインタビューを体験してみる。7 質的データの収集方法(3)ドキュメント収集 代表的作品からドキュメントを通して明らかにされる世界を紹介する。8 質的データの分析方法(1)内容分析 内容分析について解説し,事例を紹介する。9 質的データの分析方法(2)ライフヒストリー ライフヒストリー研究について解説し,事例を紹介する。10 質的データの分析方法(3)エスノグラフィー 代表的作品をとりあげ,エスノグラフィーの特徴および質的データのまとめかたを説明する。11 非参与観察 非参与観察を実施し,その結果をレポートする。12 内容分析 質問紙調査の自由記述回答の分析に挑戦する。13 質的データ分析上の注意点 収集した質的データを分析する際に留意すべき点について解説する。14 量的調査と質的調査法 量的調査と質的調査法との相違点やメリット,デメリットを講義し,その有効な活用について議論する。

3.履修上の注意出席と授業への主体的な取り組みを重視する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容具体的な研究成果に触れることが重要である。各回の授業では作品の一部紹介にとどまるため,受講生は作品そのものを通読し,質的調査の世界を味わう。

5.教科書特に指定しない。授業中に教材を配布する。

6.参考書授業内で適宜紹介するほか,質問に対して提示する。

7.成績評価の方法平常点(授業への積極的取組み)50%,レポート50%で評価する。

8.その他

科目ナンバー:(IC)STS161J 科目ナンバー:(IC)SOC351J

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Page 265: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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研究方法・表現実践科目群

リサーチリテラシー科目

社会調査実習

2単位 鈴 木 富美子3年次

1.授業の概要・到達目標 社会調査とは,単にデータを収集したり,統計的に分析する技術ではなく,そうした経験的データを用いて,私たちの身近な生活世界と関連した社会事象を探求し,新たな知見を得るための過程および方法である。この授業では,社会調査の量的調査について学ぶ。社会調査の基本的知識を得るとともに,実習として,調査票作成,調査実施,データ整理,データ分析,レポート作成に取り組むことにより,社会調査に関する一連の技術の習得をめざす。

2.授業内容第1回:イントロダクション(授業の目的と実習のテーマについての説明)第2回:社会調査の基礎知識-社会調査の目的,社会調査とは何か第3回:社会調査の基礎知識-調査と研究の進め方,社会調査の企画第4回:社会調査の基礎知識-ワーディング第5回:社会調査の基礎知識-文献調査の進め方第6回:調査の企画と設計-問題意識の明確化と仮説の設定第7回:調査の企画と設計-仮説の検討と仮説の確定第8回:調査票の作成-調査票の構成,質問項目の検討第9回:調査票の作成-質問項目の決定第10回:調査票の作成-調査票の作成第11回:調査票の作成-プリテストの実施,調査票の完成第12回:サンプリングの方法,調査対象の決定と調査の実施計画第13回:調査の実施,データ入力の準備など第14回:調査票のエディティングとコーディング◆夏期休暇中の課題:各自のテーマに沿った文献調査を行い,先行研究をまとめる第15回:データ入力第16回:データ入力とデータクリーニングの実施第17回:統計知識の確認テストと解説第18回:基本的な分析方法の習得-SPSSの基礎知識,度数分布第19回:基本的な分析方法の習得-クロス表分析,相関係数第20回:基本的な分析方法の習得-合成尺度第21回:基本的な分析方法の習得-分散分析など第22回:基本的な分析方法の習得-応用編第23回:各自のテーマに沿ったデータ分析の実施-基礎編第24回:各自のテーマに沿ったデータ分析の実施-応用編第25回:中間報告会-各自の報告と意見交換第26回:レポートの作成第27回:レポートの修正第28回:レポートの完成と提出

3.履修上の注意◆履修の心構え社会調査に関する技術を習得するためには,受講生のひとりひとりが主体的に調査にかかわることが必要である。レポートについても,各自が責任をもって1本ずつ仕上げることが課される。このため,毎回,授業に参加することが履修の条件となる。遅刻・欠席は厳しく減点の対象とする。出席率8割以上が単位取得の必須条件となる。◆履修の条件など本科目は,社会調査士認定科目における「G」区分の科目である。

「社会調査法A」および「社会調査法B」,「統計学」または「専門情報リテラシー」などの単位を取得済みであることを履修の条件とする。但し,担当教員の許可を条件に履修を認める場合がある。

「データ解析論Ⅰ」「データ解析論Ⅱ」については,本科目と併せて履修することを推奨する。

4.準備学習(予習・復習等)の内容上記の授業内容に沿って円滑に授業を進めるためには,以下の事前学習が必要となる。締切を設定して事前に提出を求める場合もあるので,その場合には必ず期限内に提出すること。①文献講読・発表の準備 授業で社会調査に関する文献を読む。このため,担当箇所についてレジュメを作成し,報告の準備を行う。②調査テーマおよび調査項目の設定 調査テーマに関連する文献を各自,図書館などで探し,調査テーと具体的な調査項目設定の準備を行う。③調査票の作成ついて 各自のテーマに沿い,調査項目を作成する。④データ入力 授業内にデータ入力が終わらない場合には,授業時間外を使って入力を済ませる。⑤レポートの作成 データ分析や原稿の執筆および修正を行う。

5.教科書『社会調査法入門』盛山和夫(有斐閣ブックス)

6.参考書『現代社会を学ぶ』編著内海博文(ミネルヴァ書房)

7.成績評価の方法各回の授業参加・課題の遂行状況などの平常点40% レポート(夏期休暇後と学期末の2回)60%

8.その他

社会調査実習

2単位 小 山 慎 治3年次

1.授業の概要・到達目標 本授業は,「大学生の対人コミュニケーション」を研究テーマとして,量的研究の方法論を習得することを目的とする。受講生は,研究テーマに関する文献研究,研究課題の設定,調査の企画および実施,調査で得られたデータの処理と数値の解釈等の過程を通じて,統計を用いた社会調査の一連の流れを経験する。春学期では,受講生のテーマに応じた試作版調査票の作成,およびそれに基づく心理測定尺度の構成が主たる課題となる。秋学期には,春学期に作成した尺度を用いた質問紙調査を実施し,適切且つ効率的なデータ収集の方法や,統計処理の方法を学んでいく。最終的に報告書を執筆することで,調査の流れを理解するとともに,調査のまとめ方を習得することも目指す。

2.授業内容1 イントロダクション(授業の目的と年間の予定の説明)2 量的調査のプロセスの概観3 量的調査の事例4 文献研究5 文献研究(受講生による発表)6 調査のデザイン(調査の目的,対象の明確化)7 調査のデザイン(研究設問もしくは仮説の設定)8 調査計画(変数の設定)9 調査計画(データ収集方法の検討)10 調査計画(サンプルの抽出方法,研究倫理等の説明)11 調査票の作成(質問項目の検討)12 調査票の作成(予備調査の実施)13 調査票の作成(質問項目の整理)14 調査の実施夏期休暇中の課題:先行研究のまとめと調査の目的の文章化15 調査の実施16 データ入力17 統計ソフト(SPSS)を使ったデータ処理の方法18 データ・クリーニング19 データ分析20 データ分析221 受講生による分析結果の発表22 統計結果の考察とディスカッション23 表の作成,24 分析結果の文章化25 報告書の作成26 報告書の作成227 報告書の校正28 報告書の完成と提出

3.履修上の注意調査を実施する段階では,グループ単位での活動が中心となる。他の学生と良好な対人関係を築ける学生,対立が生じても根気よく話し合いができる学生を特に歓迎する。また,データ解析論/データによる実証分析<E>を履修していることが望ましい。

4.準備学習(予習・復習等)の内容受講生は各自実習ノートを作成し,調査の企画,準備,実施に関して記録を残しておくこと。

5.教科書特に指定しない。

6.参考書大谷信介ほか(著)『新・社会調査へのアプローチ:論理と方法』ミネルヴァ書房,2013年田中敏・山際勇一郎『ユーザーのための教育・心理統計と実験計画法」教育出版』,1992年

7.成績評価の方法レポート(40%) クラスでの課題(20%) クラス貢献度(20%) 授業参加度(20%)評価においては,調査のプロセスに関する基礎的知識が十分に習得できたか,レポートにおいて論理的な考察がなされているかといった観点を重視する。

8.その他社会調査士資格<G>区分の認定科目です。(必修)

科目ナンバー:(IC)SOC355J 科目ナンバー:(IC)SOC355J

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社会調査実習

2単位 三 具 淳 子3年次

1.授業の概要・到達目標 社会調査の研究手法は,量的研究と質的研究に大別される。本授業では,質的研究に焦点をあて,質的データの収集方法や分析方法について実習をとおして学習する。春学期は,質的研究に関する代表的な技法について概説し,社会現象をどのように実証的に捉えていくかを学ぶ。秋学期に実施する調査に向けて,調査を企画,設計する。秋学期は,調査を実施し,その後調査データの整理,分析を進め最終的には報告書にまとめる。本授業では,質的調査の知識を学ぶとともに,質的調査の企画,設計,実施,調査データの整理・分析,調査報告書の作成という一連の調査プロセスを習得することを目的としている。質的調査技法を学ぶことを通して,現代社会の諸現象を多角的に捉えるスキルを身につける。

2.授業内容第1回:イントロダクション(授業の目的とスケジュール)第2回:質的研究の特徴―意義と限界第3回:質的研究の特徴―量的研究との比較・相補性第4回:�質的データの収集方法(インタビュー調査,ドキュメント

分析法)第5回:質的データの収集方法(参与観察法,非参与観察法)第6回:�質的データの分析方法(内容分析,ライフヒストリー,エ

スノグラフィーなど)第7回:調査の企画のための文献・資料の収集方法や整理の仕方第8回:本実習での調査テーマの説明第9回:調査企画書の作り方,質的研究と倫理第10回:調査研究テーマに関するディスカッション第11回:調査研究テーマの検討・選定第12回:文献資料の探索第13回:先行研究の整理第14回:調査企画書の作成およびディスカッション<夏期休暇中の課題:調査設計および先行研究のまとめ>第15回:調査設計報告および先行研究整理提出第16回:調査の実施(調査対象1)第17回:調査の実施(調査対象2)第18回:調査の実施(調査対象3)第19回:調査データの整理(調査対象1)第20回:調査データの整理(調査対象2)第21回:調査データの整理(調査対象3)第22回:調査データの整理(全調査対象)第23回:データの分析方法について検討第24回:データの分析結果の検討第25回:データの分析結果の執筆第26回:分析の報告とディスカッション第27回:報告書作成第28回:調査報告書提出

3.履修上の注意授業内では研究テーマの選定,研究計画書の作成,調査の進捗状況の報告,分析に関するディスカッションなどを重点的に行う。このため,先行研究の整理や,実査,データ整理などの作業の多くは,授業外の時間を使って,受講生各自が主体的に取り組むことが求められる。

4.準備学習(予習・復習等)の内容各自の調査テーマの絞り込みのための情報収集,先行研究の整理,インタビューガイド作成,収集したデータの整理,分析など一連の作業を授業の進度に合わせて計画的に進める。

5.教科書『新・社会調査へのアプローチ』ミネルヴァ書房

6.参考書各自の調査テーマに即して紹介する

7.成績評価の方法授業への積極的参加(50%),調査報告書(50%)

8.その他クラス10名程度の定員で実施する。社会調査法AおよびBの単位を取得済みであることを履修の条件とするが,担当教員の許可を条件に履修を認める場合がある

社会調査法A

2単位 小 山 慎 治2年次

1.授業の概要・到達目標 この科目では,社会調査を実施する者が身につけるべき調査の基礎的事項を学ぶ。社会調査の歴史,倫理,調査にかかわる諸概念を概観することで,社会調査とは何か,その意義について考えることが主たる目的である。

2.授業内容1 社会調査とは何か(1)2 社会調査とは何か(2)3 社会調査とは何か(3)4 社会調査の方法5 社会調査の企画6 社会調査の設計(1)7 社会調査の設計(2)8 社会調査の設計(3)9 データ収集の方法(1)10 データ収集の方法(2)11 データの整理12 社会に氾濫する調査情報の概観13 社会調査の社会的意義とその研究への活用14 まとめ

3.履修上の注意社会調査の方法論を学ぶ授業なので,クラスでは適宜グループワークを取り入れ,調査に関わる作業などを経験する機会を設けます。このようなクラス活動に積極的に関わろうとする学生を歓迎します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容事前に指示された資料に目を通し出席すること。

5.教科書大谷信介ほか(著)『新・社会調査へのアプローチ:論理と方法』ミネルヴァ書房,2013年

6.参考書授業内で紹介する。

7.成績評価の方法定期試験(60%) クラスでの課題(20%) 平常点(20%)

8.その他社会調査士資格<A>区分の認定科目(必修)です。

科目ナンバー:(IC)SOC355J 科目ナンバー:(IC)SOC251J

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研究方法・表現実践科目群

リサーチリテラシー科目

社会調査法A

2単位 三 具 淳 子2年次

1.授業の概要・到達目標 この科目では,社会調査を実施する者が身につけるべき調査の基礎的事項を学ぶ。具体的には,社会調査史や調査倫理をふまえながら,社会調査の意義,調査方法の種類等を理解する。国勢調査,学術調査などの実例を通じて社会調査の諸過程の全体像を把握してもらいたい。

2.授業内容1 社会調査とは何か(社会調査に関わる基本的事項の解説) 社会調査の意義,調査方法の種類等基本的事項について解説し,社会調査の基本的用語に関しても理解を深める2 調査方法の種類と調査倫理 量的調査と質的調査など,調査方法の種類とその違いについて詳しく説明し,調査者に求められる調査倫理,調査の公共性等について解説する3 国勢調査や官庁統計,学術統計の意義を学ぶ 国勢調査や官庁統計,学術統計等の調査を紹介し,その蓄積された社会調査データの意義や基本的な読み方,活用の仕方について解説する4 国民生活時間調査・SSM調査を用いた分析例を用いて調査結果の活用の実例にふれる 上記の調査結果を用いて分析された報告を用いて,調査が描く日本人像を紹介し,社会調査の社会的意義について具体的に学ぶ5 日本における社会調査の歴史 人口調査をはじめとした社会調査の歩みについて概観し,現在の日本での実施状況について学ぶ6 社会調査実施のプロセス 社会調査の全プロセス(企画,設計,実査,データ化,分析・公表)について概説する7 企画 先行研究,既存の調査データ等の収集方法を学ぶ。量的調査と質的調査の特徴を学ぶ8 設計(量的調査) サンプリング方法,質問紙作成,調査票の配布回収方法等について学ぶ9 実査(量的調査) 実査の運営,注意点を学ぶ10 データ化(量的調査) 回収後の調査票の処理,エディティング,コーディング等について学ぶ11 分析・公表(量的調査) 単純集計,図表化,分析方法,報告書作成の際の注意点を学ぶ12 設計(質的調査) 調査対象の決定とアクセス方法,インタビューガイド作成方法について解説する13 実査とデータ化(質的調査) ラポール形成などの注意点,質的分析方法・結果の活用法について解説する。14 まとめ:社会調査の意義と研究への活用 社会調査の意義と影響力について再度確認し,調査リテラシーを高めることの重要性を理解する

3.履修上の注意1 �本授業は社会調査を学ぶ上で最も基本的な授業であり出席を重

視する。2 基本的に講義形式とする。3 資料収集方法などのスキル習得のための課題を出す。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業中に配布するレジュメを復習し,不明な点を授業で質問する。教科書を用いて,授業の事前学習と事後の確認を行う。

5.教科書『新・社会調査へのアプローチ』ミネルヴァ書房

6.参考書授業のテーマに沿った参考書を紹介するほか,質問に応じて提示する。

7.成績評価の方法課題提出(20%),定期試験(80%)により評価する。

8.その他社会調査士資格<A>区分の認定科目(必修)です。

社会調査法B

2単位 小 山 慎 治2年次

1.授業の概要・到達目標 この科目では,社会調査の手法についての知識と,調査実施の際の留意点,報告書の執筆における留意点を学ぶ。調査の企画と設計,標本の抽出,調査の実施,データの記述と説明など,実際に行われた調査を具体例として,調査実施者に必要な方法論に関する知識を身につけることが主たる目的である。

2.授業内容1 社会調査の設計2 仮説の設定と調査3 調査対象の決定と標本抽出4 質的調査の実際(1)5 質的調査の実際(2)6 質的調査の実際(3)7 量的調査の実際(1)8 量的調査の実際(2)9 量的調査の実際(3)10 量的データの整理(1)11 量的データの整理(2)12 報告書の作成13 社会調査における調査設計の重要性14 まとめ

3.履修上の注意社会調査の方法論を学ぶ授業なので,クラスでは適宜グループワークを取り入れ,調査に関わる作業などを経験する機会を設けます。このようなクラス活動に積極的に関わろうとする学生を歓迎します。

4.準備学習(予習・復習等)の内容事前に指示された資料に目を通し出席すること。

5.教科書大谷信介ほか(著)『新・社会調査へのアプローチ:論理と方法』ミネルヴァ書房,2013年

6.参考書授業内で紹介する。

7.成績評価の方法定期試験(60%) クラスでの課題(20%) 平常点(20%)

8.その他社会調査士資格<B>区分の認定科目(必修)です。

科目ナンバー:(IC)SOC251J 科目ナンバー:(IC)SOC251J

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数理リテラシー

2単位 船 越 正 太1年次

1.授業の概要・到達目標 この講義では,専門的な研究や社会生活で必要な数学の基礎理論を学ぶ。自然現象や社会現象をはじめ,さまざまな分野の現象を関数としてとらえ,関数の値の動きを分析する最も強力な手段である微分法について学ぶ。また,預貯金やローンの金利計算など日常生活で使われる数列の概念についても学ぶ。 実用上の問題の数学的な本質を追求して,論理的に分析・表現し,解決すること,そしてその結果を他人に論理的に説明できることを到達目標とする。数学の勉強を通じて身に着けた数学的な考え方,論理的思考力は,一般社会に出て様々な仕事をする上で大きな助けになる。どの様な数学が必要な事柄であるかを見極めて,それらを道具として自由に使えるように,繰り返し練習して理解していくことが重要である。

2.授業内容第1回:損益分岐点(企業の収益体質表す)第2回:ドル・コスト平均法(定額購入法)第3回:指数関数(急速に変化する関数)第4回:対数関数(緩慢に変化する関数)第5回:微分係数と導関数(最も効果的な科学研究の道具)第6回:導関数の計算(複雑な関数を微分する)第7回:いろいろな関数の導関数(ネイピア数とは何か)第8回:経済学での微分(利潤最大化)第9回:数列(預金が倍になるのは何年後か)第10回:漸化式(自然界に現れる数列)第11回:関数の増減と極値問題(山の頂上は平ら)第12回:偏微分係数と偏導関数(地面の勾配)第13回:2変数関数の極大,�極小(山の頂上と谷底)第14回:条件つき極値問題(予算制約のもとでの効用最大化)*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 大学に入って,論理的思考力を身に付けたいなら数学を勉強するとよいでしょう。中学校程度の数学のみを仮定して講義を行い,高度な数学の予備知識は何も仮定しない。数学は理論を積み上げていく教科なので,一度遅刻,欠席するとまったく理解出来なくなることがある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 教科書を読んで予習した上で受講すること。講義のあったその日のうちに,基本公式などの重要事項について十分に復習するとともに,理解できなかった点を整理し,質問の準備をすること。講義で出題した例題と演習問題は,解答を見ずに再度自分で解いて見ること。

5.教科書 『例題と演習で学ぶ 文系のための数学入門 第4版』藤本佳久著

(学術図書出版社,2017年)定価2,400+税

6.参考書 以下の参考書も自習用に推薦する。 『経済・経営系 数学概説 第2版』竹之内脩著(新世社,2009年)定価2,000+税 『改訂版�経済学で出る数学�高校数学からきちんと攻める』尾山大輔・安田洋祐著(日本評論社,2013年)定価2,100+税

7.成績評価の方法 定期試験(60%)と平常点(40%)により評価する。出席すべき時間数の3分の1以上欠席した者は単位の認定を受けることができない。30分以上の遅刻と早退は「欠席」扱いとする。就職活動(企業説明会参加を含む)のための授業欠席は「公認欠席」としては認めない。

8.その他

社会調査法B

2単位 三 具 淳 子2年次

1.授業の概要・到達目標 社会のある問題に関心をもち,それを研究課題として自ら課題や仮説を設定し探求しようとする際,その目的に適合する調査方法を選択・実施し,収集したデータを分析する段階まで整理する必要がある。この科目は,そのための具体的な方法を解説する。履修者はこの科目履修を通じて,調査課題にてらして相応しい社会調査方法を選択し,実施運営する基本的スキルを身につけてもらいたい。

2.授業内容1 調査の目的を達成するには 調査の目的を達成するために必要なことは何かについて考える2 調査の構想と調査方法 社会調査の諸段階を概観し,いろいろな調査方法を解説する。その上で研究目的に相応しい調査方法の選択について学ぶ3 仮説の設定と調査 理論や仮説を調査設計に活かし,具体的な調査目的や調査方法の決定を行う過程について解説する4 調査の設計と実施準備 データ収集方法・データの種類等を理解した上で,具体的な調査企画書の書き方について学ぶ5 調査対象の決定と標本抽出 全数調査と標本調査の考え方・無作為抽出法の種類や方法・標本数の問題と実際等を学ぶ6 質問票の作り方(1) 調査実施企画書に基づいて,質問票を作成する過程を学ぶ。具体的には質問の形式・質問文・選択肢の設定方法などについて学ぶ7 質問票の作り方(2) 回答者に負担のないような質問票のレイアウトや回答時間等,調査者が配慮するべき事項について学ぶ8 調査の実施方法 調査の具体的実施方法や管理方法等について,配布・回収・回収率等の管理について学ぶ9 質問票による量的調査データの整理(1) エディティング・コーディング等の収集された調査票の管理について学ぶ10 質問票による量的調査データの整理(2) 無効票等の基準や有効回答の判断基準などデータクリーニング方法について学ぶ11 インタビュー調査の企画と質問項目の明確化 質的調査とは何か,その種類と方法について解説し,インタビュー調査の企画や質問項目の設定について学ぶ12 質的調査データの整理(1) フィールドノート,コードブックのつけ方や管理,活用の仕方について学ぶ13 質的調査データの整理(2) インタビュー記録の仕方や管理方法について学び,基本的な分析方法を紹介する14 まとめ 量的調査と質的調査の特徴を活かした調査事例を紹介し,調査の可能性について論じる

3.履修上の注意1 受講者は社会調査法Aを履修していることが望ましい。2 本授業は基本的に講義形式とし,出席を重視する。3 理解を深めるために課題を出す。

4.準備学習(予習・復習等)の内容配布したレジュメを復習し,不明点を授業で質問する。教科書を利用して予習をする。社会のできごとに関心をもって常に情報収集すること。

5.教科書『新・社会調査へのアプローチ』ミネルヴァ書房

6.参考書授業のテーマに沿った参考書を紹介するほか,質問に応じて提示する。

7.成績評価の方法課題提出(20%),定期試験(80%)により評価する。

8.その他社会調査士資格<B>区分の認定科目(必修)です。

科目ナンバー:(IC)SOC251J 科目ナンバー:(IC)MSM111J

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研究方法・表現実践科目群

リサーチリテラシー科目

データ解析論Ⅰ

2単位 後 藤   晶3年次

1.授業の概要・到達目標 現代社会はデータに満ちあふれている。これからの時代はデータとの適切な「付き合い方」ができなければ生き抜くことは困難であろう。将来,どのような進路を選ぶにしろ,データから離れて生きていくことは困難な時代が訪れた。 この授業では,データを適切に分析する手法の学修を目的としてフリーソフトである�Jamovi/JASPおよびRを用いて,データの加工および実証分析の基礎を学ぶ。あわせて,科学における再現可能性の重要性について学ぶ。 なお,「データ解析論I」は「データ解析論II」とあわせて履修することで社会調査士資格<E>区分の認定科目となっている。社会調査士取得を目指す学生は確認しておくこと。 到達目標は以下の通りである。1.�各統計手法について,その目的と意義を説明することができる。2.�各統計手法について,各自で分析を実行できる。3.�分析結果について,適切に他者に説明できる。

2.授業内容[第1講]イントロダクション[第2講]基本的な操作法と記述統計量の算出①�[第3講]基本的な操作法と記述統計量の算出②[第4講]データの可視化①�[第5講]データの可視化②[第6講]実証分析の手続き[第7講]振り返り・クロス集計表の作成[第8講]単回帰分析[第9講]�t検定[第10講]重回帰分析①[第11講]重回帰分析②[第12講]重回帰分析③[第13講]モデル選択[第14講]振り返り・まとめ※ただし,履修者の状況により内容を一部変更することがある。

3.履修上の注意 この授業ではJamovi/JASP,RおよびRStudioを用いる。授業でも紹介するが,自宅のPCでもJamovi/JASP,RおよびRStudioをインストールしておくこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 毎回の予習並びに復習が必要不可欠となる。資料の指定した箇所に目を通して授業に参加すること。

5.教科書 『Rによる多変量解析入門�データ分析の実践と理論』,川端�一光,�岩間�徳兼,�鈴木�雅之,(オーム社)その他,資料を用意します。

6.参考書 『Rによる実証分析�回帰分析から因果分析へ』,星野匡郎,田中久稔,

(オーム社)その他,適宜紹介する。

7.成績評価の方法平常点50%,課題50%� 平常点:リアクションペーパー等の回答状況などの授業への積極性を評価する。 課題:毎回の授業内での演習課題の提出が必要となる。

8.その他 社会調査士資格<E>区分の認定科目である。<F>科目と選択必修であり,本講義は「データ解析論II」と併せて履修することで<E>区分の認定科目として認定される。

データ解析論Ⅱ

2単位 後 藤   晶3年次

1.授業の概要・到達目標 データ解析論IIでは,データ解析論Iで学んだ統計手法をもとに,フリーソフトである�Jamovi/JASPおよびRを用いて,より発展的な分析手法について学ぶ。 具体的には,一般化線形モデルや因子分析,パス解析,構造方程式モデリングといった分析手法から,テキストマイニングといった文字列を取り扱うデータ分析,ランダム化比較実験,マッチング法,回帰不連続デザイン,操作変数法といった実験・調査・分析デザインに関わる応用的な話題に触れる。 なお,「データ解析論II」は「データ解析論I」とあわせて履修することで社会調査士資格<E>区分の認定科目となっている。社会調査士取得を目指す学生は確認しておくこと。 到達目標は以下の通りである。�1.�各統計手法について,その目的と意義を説明することができる。2.�各統計手法について,各自で分析を実行できる。3.�分析結果について,適切に他者に説明できる。

2.授業内容[第1講]イントロダクション[第2講]一般線形モデルの復習・一般化線形モデル①[第3講]一般化線形モデル②[第4講]因子分析①[第5講]因子分析②[第6講]振り返り・パス解析[第7講]構造方程式モデリング①[第8講]構造方程式モデリング②[第9講]テキストマイニング①[第10講]テキストマイニング②[第11講]ランダム化比較実験の考え方・マッチング法[第12講]回帰不連続デザイン[第13講]操作変数法[第14講]振り返り・まとめ�※ただし,履修者の状況により内容を一部変更することがある。

3.履修上の注意 データ解析論Iの履修を前提とする。 この授業ではJamovi/JASP,RおよびRStudioを用いる。授業でも紹介するが,自宅のPCでもJamovi/JASP,RおよびRStudioをインストールしておくこと。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 毎回の予習並びに復習が必要不可欠となる。資料の指定した箇所に目を通して授業に参加すること。

5.教科書 『Rによる多変量解析入門�データ分析の実践と理論』,川端�一光,�岩間�徳兼,�鈴木�雅之,(オーム社)� その他,資料を用意します。

6.参考書 『Rによる実証分析�回帰分析から因果分析へ』,星野匡郎,田中久稔,

(オーム社) その他,適宜紹介する。

7.成績評価の方法平常点50%,課題50%� 平常点:リアクションペーパー等の回答状況などの授業への積極性を評価する。 課題:毎回の授業内での演習課題の提出が必要となる。

8.その他 社会調査士資格<E>区分の認定科目である。<F>科目と選択必修であり,本講義は「データ解析論I」と併せて履修することで<E>区分の認定科目として認定される。

科目ナンバー:(IC)STA371J 科目ナンバー:(IC)STA371J

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統計学A

2単位 山 岡 重 行1年次

1.授業の概要・到達目標我々の周囲には様々な数値情報があふれているが,その中には信頼できるものも,恣意的な欺瞞情報もある。統計学を学ぶ目的の一つは,欺瞞情報に惑わされない知識と判断力を身につけることである。統計学Aでは,信頼できる情報と信頼できない情報を見分ける情報リテラシーの基礎を身につけるとともに,白書などの官庁が発表する統計資料や簡単な調査報告,フィールドワーク論文などを読み理解するための統計の基本的知識を身につけることを目的とする。

2.授業の内容1  質的データと量的データ2  統計調査とデータの信頼性3  尺度(変数)の種類:名義・順序・間隔・比例4  統計が必要な理由5  データの取り方:1次データ6  データを表にまとめる:度数分布表7  データを図にまとめる:ヒストグラム8  データやグラフを読む:2次データ9  分布の中心的傾向の特性値:平均値,中央値と最頻値10 分布の変動の特性値:分散と標準偏差,変動係数11 箱ひげ図による平均と散らばりの表示12 クロス表と散布図13 因果関係と相関関係:擬似相関,因果関係の誤解14 まとめ

3.履修上の注意 授業中に練習問題を解くため,計算機が必要である。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業中に課題を出す。

5.教科書岩淵千明編著「あなたもできるデータの処理と解析」福村出版

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法定期試験の成績(90%)に平常点と課題点(10%)を加味して評価する。

8.その他

統計学B

2単位 山 岡 重 行1年次

1.授業の概要・到達目標 統計学は与えられたいくつかのデータから未知の数値を推測したり,データ間の関係性を判断し最善の結果を生み出すための指針を得る,あるいは現在の状況から将来の結果を予測するための道具でもある。統計学Bではこのような推計・検定などデータ分析の基礎的な技術を身に付けることを目的とする。

2.授業内容1  ランダム・サンプリング:標本の考え方2  確率と確率分布:確率密度と確率・二項分布3  階乗・順列・組み合わせ:古典的確率計算4  正規分布:正規分布の性質と標準化5  �標本平均の分布と母平均の推定:統計的有意性・信頼係数と有

意水準・上方信頼限界と下方信頼限界6  �t分布と母平均の推定:小標本の場合の母平均の推定・区間推

定と点推定7  母標準偏差が未知で大標本の場合の母平均の推定8  χ2分布と母標準偏差の推定9  t検定:二つの平均値の差の有意性検定の考え方10 1要因の分散分析:実験計画・多重比較11 1要因の分散分析:データに対応がある場合12 �χ2�検定:名義尺度データの分析・観測度数と期待度数・クロス

表のχ2乗検定13 相関分析:正の相関と負の相関・相関関係と因果関係14 まとめ

3.履修上の注意 授業中に練習問題を解くため,計算機が必要。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 授業中に課題を出す。

5.教科書岩淵千明編著「あなたもできるデータの処理と解析」福村出版

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法定期試験の成績(90%)に平常点(10%)と課題点を加味して評価する。

8.その他

科目ナンバー:(IC)STA121J 科目ナンバー:(IC)STA131J

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研究方法・表現実践科目群

リサーチリテラシー科目

論理リテラシー

2単位 船 越 正 太1年次

1.授業の概要・到達目標 この講義では,専門的な研究の土台になる論理学を学ぶ。論理は自分を表現して他者とコミュニケーションを取るための強力な手段で,論理によってのみ,私たちは「納得した」という感覚を得ることが出来る。「定理」と言われる論理法則を主張するためには,それが正しいことを「証明」することが必要で,その論理的な作業はあらゆる学問に本質的な影響を与えている。 論理的な思考と表現力を養成して,文章の構成や主張を把握し,推論の正誤を判定する事を到達目標とする。論理学の勉強を通じて身に着けた正確な論理性は,一般社会に出て様々な仕事をする上で大きな助けになる。

2.授業内容第1回:論理学とは何か第2回:推論の形式化と真理関数第3回:基本的な真理関数第4回:否定第5回:連言と選言第6回:条件法第7回:逆・裏・対偶と推論第8回:論理式第9回:真理値分析とトートロジー第10回:真理値分析と推論第11回:命題論理の意味論と構文論第12回:伝統的論理学第13回:量化子と変項第14回:述語と固有名,多重量化*講義内容は必要に応じて変更することがあります。

3.履修上の注意 大学に入って,何か新しく学びたいなら論理学を勉強するとよいでしょう。予備知識は何も仮定しない。論理学は理論を積み上げていく教科なので,一度遅刻,欠席するとまったく理解出来なくなることがある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容 教科書を各自読んで予習した上で受講すること。講義のあったその日のうちに,基本公式などの重要事項について十分に復習するとともに,理解できなかった点を整理し,質問の準備をすること。講義で出題した例題と演習問題は,解答を見ずに再度自分で解いて見ること。

5.教科書 『論理学�Logic:�An�Introduction』野矢茂樹著(東京大学出版会,�1994年)2,600円+税

6.参考書 以下の参考書も自習用に推薦する。 『入門!論理学』野矢茂樹著(中公新書,�2006年)740円+税 『論理学をつくる』戸田山和久著(名古屋大学出版会,�2000年)3,800円+税

7.成績評価の方法 定期試験(60%)と平常点(40%)により評価する。出席すべき時間数の3分の1以上欠席した者は単位の認定を受けることができない。30分以上の遅刻と早退は「欠席」扱いとする。就職活動(企業説明会参加を含む)のための授業欠席は「公認欠席」としては認めない。

8.その他

科目ナンバー:(IC)STS111J

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Page 272: 情報コミュニケーション学部シラバス · 第10回 ( 6/16) 組織とコミュニティⅠ:組織やコミュニティにお ける情報管理と監視(竹中克久)

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海外留学科目群

海外留学科目群

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国際交流(メディア)

2単位コーディネーター

大 黒 岳 彦1年次

1.授業の概要・到達目標テレビは社会を覗きこむ窓ではなく,番組の制作者が混沌とした

社会からネタを探し出し,わかりやすいよう再構成,視聴者に提示しているものである。ニュージーランドでのロケ体験を通して,視聴者でなく取材者・制作者の視点からメディアリテラシーを学ぶとともに,国際感覚を身につける。 少人数のグループに分かれて,それぞれのグループで共通テーマのもとニュージーランド・オークランドで取材,VTR制作。さらに帰国後,このVTRを使ってフジテレビの専用スタジオで番組制作(疑似生放送)を行う。一連の制作過程を通じてテレビの特性,限界,課題,可能性などを学び,メディアを見る目を養う。またこのプログラムではニュージーランドを舞台に英語を使ってロケ取材するという高いハードルが設定されているが,それを乗り越える積極性とクリエイティビティを養うこともこのプログラムの目的である。本講座ではフジテレビのプロデューサーら番組制作のプロフェッショナルが講師として指導にあたる。

2.授業内容(1)事前学習1:メディアリテラシー概論(テレビの特性を分析する)(2)事前学習2:ロケ取材の準備(取材テーマを考え,リサーチする)(3)事前学習3:ロケ取材の準備(構成案を考える)(4)NZロケ体験(取材アポ取り,演出プラン)(5)NZロケ体験(リサーチ,ロケハン)(6)NZロケ体験(取材 第1取材先)(7)NZロケ体験(取材 第2取材先)(8)NZロケ体験(取材 リポート、街録など)(9)NZロケ体験(取材 追加取材)(10)�事後学習1:取材したVTR素材から構成原稿,オフラインシー

ト作成(第1稿提出)(11)�事後学習2:取材したVTR素材から構成原稿,オフラインシー

ト作成(最終稿提出)(12)事後学習3:スタジオ展開を考える(13)専用スタジオ(フジテレビ湾岸スタジオ内)で番組を制作する(14)番組プレビュー(フジテレビ湾岸スタジオ内),討論*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意ワークショップ的なプログラムのため,積極的かつ主体的な授業

への参加が求められる。実施は2月~3月。東京での事前学習(3日),ニュージーランドでのロケ体験(8日間予定),東京での事後学習(4日)(フジテレビ専用スタジオでの番組制作体験含む)を予定しているので,全行程に参加できる者のみ事前申込方法に沿って手続きをすること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容ニュース番組,情報番組などを意識的に見ることを推薦する。

5.教科書 とくになし。

6.参考書 とくになし。

7.成績評価の方法 授業への積極的かつ主体的な参加度を評価

8.その他

国際交流(ベトナム)

2単位コーディネーター

川 島 高 峰1年次

1.授業の概要・到達目標 本プログラムは文部科学省に採択された「大学の世界展開力強化事業」に基づく。プログラムの第一段は6月のハノイ外国語大学からの学生受入活動である。この交流学習で後の9月に実施するベトナム派遣のアクティブ・ラーニングの準備をする。第二段として9月に派遣を実施する。

ベトナムは19世紀末にフランス,第二次世界大戦時には日本の植民地となった。日本敗戦後,独立戦争(インドシナ戦争・1946 ~ 1954)で仏軍を撃破したが,アメリカの介入により祖国は南北に分断された。ベトナム戦争

(1962 ~ 1975)で米軍を撤退させ祖国統一を達成した。しかし,カンボジア侵攻により中国と対立,1979年中越紛争で中国を撃破したが,国連常任理事国3ヵ国に戦勝したベトナムは経済制裁を受け,国際社会から孤立した。国土・経済は疲弊を深めたが1986年の経済改革(ドイモイ)と外交関係改善により国際社会に復帰。成長率はこの30年間で平均6.5%と新興国として注目されている。日本はベトナムに経済援助で最大の供与国であり,ベトナムはASAENの中で日本語検定受験者数が最も多く,日本語が第一外国語となっている重要な親日国である。 到達目標は①ベトナムの歴史・文化の理解,②日本の高度経済成長と文化のベトナム人への紹介,③ベトナムの経済社会の成長を国連持続可能な成長目標に基づいて分析・評価すること,④技能実習生受入れ拡大に伴い,愈々,必要とされる外国人への日本語教育の初歩を体験学習。

2.授業内容A.事前実習(ベトナム国家大学学生留受入):2020年6月1日~ 6月21日(予定)

(1)イントロダクション プロジェクト概要説明:(2)ベトナム語入門(3)ベトナム語入門(4)日本企業から見たベトナム;ベトナム進出の理由B.事前学習:2020年7月

(5)渡航準備・健康管理・危機管理(6)ベトナムの現代史と文化 これだけは知っておこうC.現地学習:9月6日~ 9月20日

(7)国際機関等見学・研修1(8)国際機関等見学・研修2(9)国際機関等見学・研修3(10)日本語教育実習1(11)日本語教育実習2(12)現地報告会実施D.事後総括

(13)報告会の準備と実施(10月下旬ホームカミングデー,11月アカデミック・フェスティバル)

(14)学生と引率教員による報告書作成※講義内容は必要に応じて変更になることがある。

3.履修上の注意 事前実習は派遣研修の準備なので出欠は厳しく評価する。ハノイへの派遣参加と報告書作成が単位取得の必須要件である。渡航費用は20万円程度で,情コミ学部生には同学部助成がある。航空券・保険・宿泊は学部でまとめて申し込むので任意の選択は認められない。渡航前の予防接種,渡航中の健康管理は各自の自己責任となる。日本言語文化学部との交流学習だが,滞在生活でサバイバル・レベルの英会話が必要である。受入期間,派遣期間は調整の結果変更されることがある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容教科書と参考書に目を通しておくこと。

5.教科書邦訳・国際連合持続可能な成長目標・決議 https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000101402.pdf  原文 �Transforming�our�world:�the�2030�Agenda�for�Sustainable�

Developmentwww.un.org/ga/search/view_doc.asp?symbol=A/70/L.1

川島高峰「高度成長 日本を駆け抜けた7000日」ハノイ外国語大学論文集

6.参考書 坪井善明『ヴェトナム新時代―「豊かさ」への模索』(岩波新書) 中野亜里編『ベトナム戦争の「戦後」』めこん(2005) 外務省「対ベトナム社会主義共和国 国別開発協力方針」

7.成績評価の方法 受入活動�55%,派遣時の報告会�20%,報告書�25%。

8.その他 ベトナムからの学生受入活動には12時間以上参加すること。履修者は10~ 15名程度とし,参加条件を満たした希望者に面接による選考を行う。政治経済等重大な変動・大規模災害など不測の事態で渡航や受入れが不可能になった場合,その学習は日本での講義・演習に代える場合がある。

科目ナンバー:(IC)ABR121M 科目ナンバー:(IC)ABR121N

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海外留学科目群

国際交流(インドシナ)

2単位コーディネーター

川 島 高 峰1年次

1.授業の概要・到達目標 本プログラムは文部科学省に採択された「大学の世界展開力強化事業」に基づくものであり,タイ・カンボジア・ベトナムを中心にASEANにおける持続可能な都市社会形成を考えることを主題としている。今日の都市社会形成は格差拡大,環境激変,地方衰退,一極集中等をもたらし,人間社会の成長発展から持続可能性を損なう要因となっている。この問題に対処するにはどうすべきかをアジアの学生たちとの議論を通じて共創することを到達目標としている。 プログラムの第一段はバンコクでSWU(シーナカリン・ウィロート大学)と実施する英語による討議と報告会と持続可能な観光開発についての学習である。第二段は,シェリムアップでスラム・貧困・教育・地雷除去等の問題に取り組むNGOと世界遺産での研修である。第三段は,プノンペンにおける負の世界遺産での研修とカンボジア工科大学(ITC)との交流学習と報告会の実施である。第四段が,ハノイにおけるハノイ外国語大学との交流学習と世界遺産での研修,そして最終報告会の実施である。 本プログラムで交流学習はハノイ外国語大学を除いては全て英語になる。

2.授業内容A.事前実習 2020年12月~ 2021年2月

(1)プロジェクト概要説明(2)持続可能な開発目標の学習(3)持続可能な開発目標の学習2(4)タイ・カンボジア・ベトナム各国事情の学習(5)タイ・カンボジア・ベトナム各国事情の学習2(6)各国プロジェクト事前準備B.現地学習:2021年2月23日~ 3月7日

(7)バンコクでの国際機関等での実習(8)シーナカリンウィロート大学と交流学習(9)カンボジア工科大学と交流学習(10)ハノイ外国語大学と交流学習(11)国際機関等でのブリーフィング1(12)国際機関等でのブリーフィング2(13)現地での報告会実施C.事後総括

(14)学生と引率教員による報告書作成※講義内容は必要に応じて変更になることがある。

3.履修上の注意 事前実習は派遣研修の前提となるので出欠は厳しく評価する。渡航費用として30万円程度の自己負担が必要となる。情コミ学部生には同学部助成がある。成績評価から該当者には日本学生支援機構から奨学金がある(奨学金は帰国後支出)。航空券・保険・宿泊は学部でまとめて申し込むので任意の選択は認められない。渡航前の予防接種,渡航中の健康管理は各自の自己責任となる。派遣日程,交流先は相手国,相手大学及び機関の都合等で変更されることがある。

4.準備学習(予習・復習等)の内容外国の情報に常に興味・関心をもつようにすること。

5.教科書Transforming� our� world:� the� 2030� Agenda� for� Sustainable�Development www.un.org/ga/search/view_doc.asp?symbol=A/70/L.1邦訳 国際連合持続可能な成長目標・決議 https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000101402.pdf

6.参考書中野亜里他『入門�東南アジア現代政治史』福村出版(2010/3)ASEAN-JAPANセンター「ASEAN情報マップ」

7.成績評価の方法 現地での学習�50%,プレゼンテーション�30%,レポート�20%。

8.その他 政治経済の重大な変動・大規模災害等の不測の事態により渡航が不可能になった場合,その学習は日本での講義・演習に代える場合がある。

科目ナンバー:(IC)ABR121N

国際交流(タイ)

2単位コーディネーター

和 田   悟1年次

1.授業の概要・到達目標この授業は,文部科学省「大学の世界展開力強化事業~アジア諸国等との大学間交流の枠組み強化」事業として採択されている明治大学の「CLMVの持続可能な都市社会を支える共創的教育システムの創造」という取り組みの一つである。「国際交流」というタイトルで尻込みする必要はない。東南アジアの同世代の学生と「日本語」での交流を中心としつつ,多様性を認識し,互いの文化を尊重する態度を養うことを目指す。日本と異なる文化社会を体験することで,自国の文化への理解を深めることにもなる。またこの交流は,現地の学生の日本語学習の重要な貢献となる。アセアンは,域内人口6億人を越え,世界経済の成長を牽引しうる潜在力を秘めている。今後とも我が国にとって重要なパートナーである。インドシナ半島を縦横に走る経済回廊により各国の連携強化が進むなかで,地理的にも中心的な位置にあるタイはアジアに進出す日系企業にとって重要な拠点である。駐在員として,あるいは,現地で起業して活躍する本学卒業生も多い。これらの国々の実情を知ることは,将来の役に立つだろう。企業の採用活動で重視されるコミュニケーション能力の向上をはかるうえでも,異なる文化的背景をもつ学生らとの交流は非常に有益であるし,これまで引け目を感じていた学生でも自信がもてるようになるだろう。

2.授業内容第1回 イントロダクション�ASEAN概説・短期学生交流について この授業の進め方,渡航・研修参加手続きについて説明。事前に,顔合わせ打合せを行ったうえ,下記の受入プログラム期間中 12時間以上の留学生の学習支援を行う。これを2回分の授業に充当。

【受入プログラム】受入支援(予定):6月8日(月)~ 6月28日(日)土日を含む場合がある第2回 アセアン留学生の研修支援�日本の文化・社会に関する学習補助第3回 アセアン留学生の研修支援�日本語学習支援第4回 アセアン留学生との日本語による異文化交流第5回 山中セミナーハウス合宿での文化交流�(6月13,�14日1泊2日)

【派遣前学習】補講日(6/27(土),7/4(土)を予定第6回 東南アジアの文化・社会の多様性第7回 東南アジアにおける日本企業の役割第8回 タイ事情,タイでの研修の留意点(安全管理・健康管理)第9回 タイの政治,日タイ関係※以上のほか,タイで行うプレゼンの準備をグループワークで行います。

【現地学習】タイ・バンコクでの研修(8月24日~ 9月6日)第10回 日本の社会・文化について伝える第11回 日タイの相違について現地調査・発表(タイ人学生との合同)第12回 日系企業見学・タイ社会見学※�2019年度は,NTT�Communications,富士電機/JERA�Power,また,タイ人学生

との小グループによる市内観光,世界遺産アユタヤ遺跡を見学2020年度については調整中

【まとめ】第13回 研修成果報告(10月下旬�ホームカミングデー)第14回 まとめ※�他学部を含め,明治大学の世界展開力事業への取り組みから,グローバルな課題

について考える。

3.履修上の注意単位修得のためには,約2週間タイで行われる研修への参加が必須である。研修費は14万円前後(渡航費・宿泊費含む)を予定している。日本学生支援機構の奨学金制度にも応募しており,割り当てられた人数枠はあるが,条件を満たせば一人7万円の奨学金を受給できる。さらに学部からの助成金により負担が軽減される措置もあり,この場合も,実質的に10 ~ 11万円程度の負担で参加可能である。詳しくはガイダンス等で確認してほしい。なお,航空券や保険は学部でとりまとめて申し込む。なお,基本的には日本語を使用するが,現地での活動や企業見学では英語によるコミュニケーションが必要となることがある。積極的に取り組んでもらいた。なお,タイにおける研修期間は,受入機関の事情や他学部との調整の結果変更されることがある。詳しく履修説明会などで説明する。また,6月のセミナーハウス合宿には必ず参加すること。他のメンバーや留学生と親交を深める非常に良い機会である。

4.準備学習(予習・復習等)の内容タイ研修中には,日本に関するプレゼンテーションを実施することになっている。渡航前にグループごとに準備をする必要がある。

5.教科書特になし,講義部分については担当者が適宜準備する。

6.参考書末廣昭『タイ�中進国の模索』岩波新書大泉啓一郎『新貿易立国論』中公新書ほか

7.成績評価の方法授業中の活動・現地研修中の学習�50%,レポート�20%,タイの学生の研修支援�20%,成果報告会での発表�10%

8.その他6月に予定されているタイからの学生受け入れの際の交流事業に対して12時間以上参加すること。参加の方法については,プログラム日程と各自の時間割を勘案し教員が指示する。履修者の定員は20名程度とし,面接による選考を行う。政変・大規模災害など不測の事態が生じ,渡航や受け入れが不可能になった場合には,その部分の学習について日本における講義・演習に代える場合がある。

科目ナンバー:(IC)ABR121N

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ウェルネス科目群

ウェルネス科目群

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ウェルネスA(和泉開講)

2単位 蓬 郷 尚 代1年次

1.授業の概要・到達目標 高齢化社会を迎えている今日,よりよく健康に生きるためには生活の一部にスポーツを取り入れていくライフスタイルを確立していく必要があります。精神的・身体的・社会的に良好な状態にしていくことを「ウェルネス」ととらえて,健康な体を維持増進するための知識を増やし,それを実践する力を身につけることを目的とします。使用施設:プール(春学期)・フィットネスルーム(秋学期)

プールについて: 泳力は問いません。 泳法だけでなくウォータースポーツやスノーケリングなど,水中や水面でのスポーツの楽しさを経験し,それらを安全に行うための理論と実践を学びます。フィットネスルームについて: フィットネスルームの利用の仕方,トレーニング計画の立案,トレーニングの方法などを学びます。

2.授業内容 春学期と秋学期では使用施設が異なるため,具体的な内容は以下を参照してください。<春学期:プール>第1回 イントロダクション第2回 水慣れ第3回 泳法の基礎1第4回 泳法の基礎2第5回 泳法の基礎3第6回 スノーケリング1第7回 スノーケリング2第8回 ウォータースポーツ種目1-1第9回 ウォータースポーツ種目1-2第10回 ウォータースポーツ種目1-3第11回 ウォータースポーツ種目2-1第12回 ウォータースポーツ種目2-2第13回 ウォータースポーツ種目2-3第14回aのみ まとめ履修者の泳力によって授業内容を変更することがあります。

<秋学期:フィットネスルーム>第1回 イントロダクション第2回 自分の体力・形態の測定評価-1第3回 自分の体力・形態の測定評価-2第4回 フィットネスルーム利用講習-1第5回 フィットネスルーム利用講習-2第6回 トレーニングプログラムの立案方法1第7回 トレーニングプログラムの立案方法2第8回 トレーニングと栄養第9回 トレーニングと休養第10回 目的別(筋力系・筋持久力系・有酸素系など)トレーニングの理論と実践1第11回 目的別(筋力系・筋持久力系・有酸素系など)トレーニングの理論と実践2第12回 目的別(筋力系・筋持久力系・有酸素系など)トレーニングの理論と実践3第13回 自分の体力・形態の測定評価-3第14回aのみ まとめ

3.履修上の注意1.本授業の内容には実技だけではなく講義も含まれています。2.単位修得にあたっては,授業実施回数の3分の2以上の出席が必要となります。3.�授業は実技と講義の両方を行うので使用する体育施設(または教室)の確認に

は特に注意すること。  受講にあたっては健康診断を受けておくこと。4.�プールに関しては,感染予防の目的も含めてキャップ・ゴーグル・競泳用水着

の着用を義務づける。

4.準備学習(予習・復習等)の内容実技を実施するにふさわしい体調管理をしてきてください。

5.教科書特に定めるものはありません。

6.参考書特に定めるものはありません。

7.成績評価の方法 授業2/3以上の出席で評価の対象とするが,単位修得を確約するものではないので注意すること。 授業への参加度80%(欠席-10,�遅刻・早退-5),課題レポート10%,授業への貢献度など10%

8.その他1.�各種目に適切な服装や靴,またメガネの着用については担当教員の指示に従っ

てください。2.受講にあたっては当該年度の健康診断を必ず受診してください。

ウェルネスA(駿河台開講)

2単位 板橋クリストファーマリオ1年次

1.授業の概要・到達目標 本授業の目標は,人間形成や心身共に健康な活力を培うために欠くことのできない身体運動について科学的に理解し,周りの人々とコミュニケーションをとりながら実践できる知識を,実際の体験を通じて習得することです。運動不足が要因となる病が深刻な社会問題となっているなかで,健康で活力ある生活の基礎となる身体運動の実践能力向上,生涯を通じて運動が実践できる資質の育成をねらいとします。

2.授業内容第1回 イントロダクション(講義・健康的なライフスタイルの形成)第2回 卓球(基本技術の習得)第3回 卓球(講義+実技・ウェルネスプログラムの開発・実践)第4回 バドミントン(基本技術の習得)第5回 �バドミントン(講義+実技・ウェルネスプログラムの開発・

実践)第6回 ショートテニス(基本技術の習得)第7回 �ショートテニス(講義+実技・ウェルネスプログラムの開発・

実践)第8回 �バレーボール(講義+実技・ウェルネスプログラムの開発・

実践)第9回 �バスケットボール(講義+実技・ウェルネスプログラムの

開発・実践)第10回 �アルティメット(講義+実技・ウェルネスプログラムの開発・

実践)第11回 �種目選択1(学生自らが取り扱う種目を選択し,ウェルネ

スプログラムの開発・実践を行う)第12回 �種目選択2(学生自らが取り扱う種目を選択し,ウェルネ

スプログラムの開発・実践を行う)第13回 �種目選択3(学生自らが取り扱う種目を選択し,ウェルネ

スプログラムの開発・実践を行う)第14回 まとめ

*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意・授業は実技と講義を行うので実施場所の確認をすること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・次回の授業で取り扱う種目について,本や動画などで予習すること。・授業で学習したことをノートにまとめておくこと。

5.教科書特になし

6.参考書特になし

7.成績評価の方法平常点(70%),授業への取り組み(10%),レポート(20%)試験不実施

8.その他

科目ナンバー:(IC)HES113J 科目ナンバー:(IC)HES111J

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ウェルネス科目群

ウェルネスB(和泉開講)

2単位 蓬 郷 尚 代1年次

1.授業の概要・到達目標 本授業では,スポーツが私たちに与える影響について実際のスポーツ運動をするなかで測定・評価を行い,その事象を多角的に検証・考察することで,スポーツに関する知識と理解を深めるとともにプレゼンテーション能力を高めることを目的とします。 具体的には,1つの課題について1回のスポーツ実技を行いながら心理的・生理学的データを収集(実験)し,データ整理や考察を進め,自分の考えをまとめて発表する実験演習をおこないます。 スポーツに関する研究手法の一部を学びながらレポートやプレゼンテーションを作成し,自分の考えを整理したり他人の意見を聞くことで理解を深めます。

2.授業内容第1回aのみ イントロダクション第2回 �コミュニケーションスキル,プレゼンテーションスキルに

ついて第3回 課題1:実験第4回 課題1:データ整理第5回 課題1:プレゼンテーション作成第6回 課題1:発表第7回 課題2:実験第8回 課題2:データ整理第9回 課題2:プレゼンテーション作成第10回 課題2:発表第11回 課題3:実験第12回 課題3:データ整理第13回 課題3:プレゼンテーション作成第14回 課題3:発表

3.履修上の注意授業への積極性,協調性を強く求めます。実験日はスポーツ実技を行いますので,教場の確認および服装の準備を確認してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容やむを得ず授業を欠席した際には,授業内容について自分で補う努力をしてください。

5.教科書特になし

6.参考書特になし

7.成績評価の方法授業2/3以上の出席で評価の対象とするが,単位修得を約束するものではないので注意すること。授業への参加度60%(欠席-5,遅刻・早退-3),授業内課題発表(または提出物)30%,授業への貢献度など10%

8.その他

ウェルネス・スポーツA(ヨガ・護身術)

1単位 ソリドーワル,マーヤ2年次

1.授業の概要・到達目標『ヨーガ・マーシャルアーツ』 本授業においてヨーガと空手道を行います。ヨーガはインドの代表的な運動文化で,特に柔軟性を強化し,体と心のバランスを目指すエクササイズです。空手道は中国拳法の影響を受けながら沖縄で展開し,1920年代から日本本土で普及と近代化してきた日本の武道です。現在の空手道は伝統武道,競技スポーツと護身術だけでなく,健康運動としても行われています。空手道を通じて全身の体力の強化ができ,身体感覚も高められます。本授業では健康運動を観点としながらヨーガと空手道の基本動作を身に付けます。 ヨーガと空手道の基本動作を行うことを通じて柔軟性と体力全体を強化すること及び身体感覚の意識を高めることは本授業の到達目標です。

2.授業内容(1)イントロダクション(2)ヨーガの基本動作1(3)ヨーガの基本動作2(4)ヨーガの基本動作3(5)ヨーガの基本動作3(6)ヨーガの復習と中間発表(7)空手道の基本動作1(8)空手道の基本動作2(9)空手道の基本動作3(10)空手道の形1(11)空手道の形2(12)空手道の形3,グループワーク(13)空手道の形4,グループワーク(14)本授業のまとめ,最終発表

3.履修上の注意服装は運動しやすい格好,足元は基本的に素足とします。

4.準備学習(予習・復習等)の内容体育実技の実施に相応しい服装を用意し,体調管理を十分行うようにして下さい。

5.教科書特定の教科書は使用しません。必要に応じてプリントを配布します。

6.参考書使用しません。

7.成績評価の方法平常点50%,授業態度等30%,レポート20%から総合的に評価をします。本授業は実技授業のため,特に出席を重視します。30分未満の遅刻と見学は各々 3回で,30分以上の遅刻と早退は各々 1回で欠席1回に相当します。

8.その他受講にあたっては,当該年度の健康診断を必ず受診してください。

科目ナンバー:(IC)HES111J 科目ナンバー:(IC)HES243J

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ウェルネス・スポーツA(舞踊)

1単位 森 田 ゆ い2年次

1.授業の概要・到達目標 日本の民族衣装である着物(浴衣)を着て,日本の踊りを体験することにより,着物を着た所作や立ち居振る舞いと共にその身体表現の文化を学びます。 着物(浴衣)を自分で着る技術を習得し,国際交流の場において日本舞踊を披露できる能力を培うことを目指します。

2.授業内容第1回:�イントロダクション,着物の名称,扇子の名称,日本舞踊

とは第2回:浴衣の着方,�日本舞踊の基礎第3回:浴衣の着方,�日本舞踊「菊づくし」(1)第4回:浴衣の着方,�日本舞踊「菊づくし」(2)第5回:浴衣の着方,�日本舞踊「菊づくし」(3)第6回:浴衣の着方,�日本舞踊「菊づくし」(4)第7回:「菊づくし」まとめ・理解度の確認第8回:日本舞踊と地唄舞概論(講義)第9回:地唄舞「浮舟」(1)第10回:地唄舞「浮舟」(2)第11回:地唄舞「浮舟」(3)第12回:地唄舞「浮舟」(4)第13回:地唄舞「浮舟」(5)第14回:「浮舟」まとめ・理解度の確認

3.履修上の注意各自で浴衣,帯,足袋を用意してください。用意が難しい場合には,貸し出しなど相談に応じます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容自宅で練習できるように音源をお渡し出来ます。各自で適宜予習・復習をお願いします。

5.教科書用いません。必要に応じてプリントを配布します。

6.参考書

7.成績評価の方法平常点50%,踊りの実技と着付けのテスト30%,授業への貢献度10%,講義授業の際のリアクションペーパー 10%で評価します。

8.その他受講にあたっては,当該年度の健康診断を必ず受診してください。

ウェルネス・スポーツA(ニュースポーツ)

1単位 金   鉉 基2年次

1.授業の概要・到達目標【授業概要】身体活動は健康の維持・増進のために重要である。ニュースポーツは誰でも楽しめるスポーツとして普及されている。そこで,本授業では様々なニュースポーツを通じて,身体を動かすことの楽しさや難しさを経験するとともに健康のための生涯スポーツについて考えていく。

【到達目標】基本的な技術を習得する。試合を運営する。

2.授業内容本授業はスポーツルーム11で行う。第1回:授業概要の説明(授業の進め方,諸注意)第2回:3×3(ルール説明・基本的技術)第3回:3×3(基本的技術)第4回:3×3(リーグ戦)第5回:ビーチボール(ルール説明・基本的技術)第6回:ビーチボール(基本的技術)第7回:ビーチボール(リーグ戦)第8回:ボッチャ(ルール説明・基本的技術)第9回:ボッチャ(基本的技術)第10回:ボッチャ(リーグ戦)第11回:ブラインドサッカー(ルール説明・基本的技術)第12回:ブラインドサッカー(基本的技術)第13回:ブラインドサッカー(リーグ戦)第14回:まとめ,レポート提出*授業内容は必要に応じて変更することがあります。*第2~ 13回は,ストレッチや簡単な自重トレーニングの紹介,各種のルール説明,基本的技術練習,ゲームを行う。

3.履修上の注意①評価を受けるためには3分の2以上の出席を必須とします。②運動にふさわしい服装と室内シューズで参加してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容必要に応じて授業中に指示する。

5.教科書使用しない。必要に応じて資料を配布する。

6.参考書使用しない。

7.成績評価の方法授業への取り組み(40点),クラスメイトとの関わり方(40点),レポート(20点)

8.その他4月に実施される学内健康診断を必ず受診すること

科目ナンバー:(IC)HES243J 科目ナンバー:(IC)HES243J

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ウェルネス科目群

ウェルネス・スポーツB(レクリエーショナル・スポーツ)

1単位 蓬 郷 尚 代2年次

1.授業の概要・到達目標 本授業の目標は,スポーツを実践しながら周りの人々とコミュニケーションをとり実践できる知識を,実際の体験を通じて習得することです。 具体的にはレクリエーションおよびニュースポーツ分野における種目を取りあげ,初めて実施する(であろう)スポーツの文化(由来)や楽しさを理解し,実践する力を養成します。ニュースポーツとは,ニュー・コンセプチュアル・スポーツの略称です。種目としてのニュースポーツは1.�だれもが,いくつからでも,いつまでもできるスポーツである 2.�競うことよりも楽しむことを主としている 3.�海外においては歴史があっても,わが国において新しいスポーツ であると定義されています。現在では,子どもの体力向上や中高年の健康維持・増進,高齢者の介護予防など,さまざまな分野で活用されています。これらの背景を理解し,自らが実践できる力を実際の体験を通じて習得します。

2.授業内容第1講:イントロダクション第2講:ユニホック(1)第3講:ユニホック(2)第4講:ユニホック(3)第5講:ターゲットバードゴルフ(1)第6講:ターゲットバードゴルフ(2)第7講:ターゲットバードゴルフ(3)第8講:ドッジビー(1)第9講:ドッジビー(2)第10講:ドッジビー(3)第11講:フライングディスク(1)第12講:フライングディスク(2)第13講:フライングディスク(3)第14講aのみ:まとめ 

*必要に応じて教場と内容を変更することがあります

3.履修上の注意1.�本授業は,内容に応じて教場が変更になる場合があります。必

ず教場を確認するようにしてください。2.授業実施回数の3分の2以上の出席によって評価の対象とします。3.�医師により運動が禁止または制限されている学生は,第1回目

の授業時に担当教員に申し出て,指示を受けてください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容本授業は,内容に応じて教場が変更になる場合がありますので,教場に適した服装(シューズ)が必要となります。必ず教場を確認するようにしてください。

5.教科書特に指定しません。必要な資料は授業中に配布します。

6.参考書特に指定しません。

7.成績評価の方法授業への参加度90%,授業への貢献度(積極性・態度等)10%

8.その他1.�各種目に適切な服装や靴,またメガネの着用については担当教

員の指示に従ってください。2.受講にあたっては当該年度の健康診断を必ず受診してください。3.�クラス内のコミュニケーションを図るべく,協力・協調する姿

勢を望みます。

ウェルネス・スポーツB(舞踊)

1単位 森 田 ゆ い2年次

1.授業の概要・到達目標 日本の民族衣装である着物(浴衣)を着て,日本の踊りを体験することにより,着物を着た所作や立ち居振る舞いと共にその身体表現の文化を学びます。 着物(浴衣)を自分で着る技術を習得し,国際交流の場において日本舞踊を披露できる能力を培うことを目指します。

2.授業内容第1回:�イントロダクション,着物の名称,扇子の名称,日本舞踊

とは第2回:浴衣の着方,日本舞踊の基礎第3回:浴衣の着方,日本舞踊の基礎第4回:日本舞踊の基礎 まとめ・理解度の確認第5回:日本舞踊と地唄舞概論(講義)第6回:地唄舞「黒髪」(1)第7回:地唄舞「黒髪」(2)第8回:地唄舞「黒髪」(3)第9回:地唄舞「黒髪」(4)第10回:地唄舞「黒髪」(5)第11回:地唄舞「黒髪」(6)第12回:地唄舞「黒髪」(7)第13回:地唄舞「黒髪」(8)第14回:「黒髪」まとめ・理解度の確認

3.履修上の注意各自で浴衣,帯,足袋を用意してください。用意が難しい場合には,貸し出しなど相談に応じます。

4.準備学習(予習・復習等)の内容自宅で練習できるように音源をお渡し出来ます。各自で適宜予習・復習をお願いします。

5.教科書用いません。必要に応じてプリントを配布します。

6.参考書

7.成績評価の方法平常点50%,踊りの実技と着付けのテスト30%,授業への貢献度10%,講義の際のリアクションペーパー 10%で評価します。

8.その他受講にあたっては,当該年度の健康診断を必ず受診してください。

科目ナンバー:(IC)HES243J 科目ナンバー:(IC)HES243J

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ウェルネス・スポーツC(テニス)

1単位 板橋クリストファーマリオ3年次

1.授業の概要・到達目標 本授業では,硬式テニス未経験者及び初級者を対象に,主にスポンジボールやPlay&Stay用のボールを用いて行う。 本授業の目標は,人間形成や心身共に健康な活力を培うために欠くことのできない身体運動について科学的に理解し,周りの人々とコミュニケーションをとりながら実践できる知識を,実際の体験を通じて習得することである。また,運動不足が要因となる病が深刻な社会問題となっているなかで,生涯を通じて運動が実践できる資質の育成をねらいとする。

2.授業内容第1講 イントロダクション(テニスとは)第2講 �施設と用具の説明,グラウンドストロークの基本とシング

ルスゲーム第3講 グラウンドストロークの復習とシングルスゲーム第4講 オーバーハンドサービスとシングルスゲーム第5講 ボレーの基本とシングルスゲーム第6講 ボレーの復習とシングルスゲーム第7講 シングルスゲームの戦術第8講 ボレーの応用とダブルスゲーム第9講 回転をかけるサービスとダブルスゲーム第10講 ダブルスゲームの戦術第11講 グラウンドストロークの応用とシングルスゲーム第12講 シングルス大会第13講 ダブルス大会第14講 団体戦

*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意・運動着と室内用シューズを忘れた場合は授業への参加を認めない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・次回の授業で取り扱う内容について,本や動画で予習しておくこと。・授業で学習したことをノート等に記録し,復習すること。

5.教科書・特になし

6.参考書・特になし

7.成績評価の方法・平常点(70%),授業への取り組み姿勢(10%),技能点(基礎点10%,上達点10%)から総合的に評価する。

8.その他

ウェルネス・スポーツB(ニュースポーツ)

1単位 金   鉉 基2年次

1.授業の概要・到達目標【授業概要】身体活動は健康の維持・増進のために重要である。ニュースポーツは誰でも楽しめるスポーツとして普及されている。そこで,本授業では様々なニュースポーツを通じて,身体を動かすことの楽しさや難しさを経験するとともに健康のための生涯スポーツについて考えていく。

【到達目標】基本的な技術を習得する。試合を運営する。

2.授業内容本授業はスポーツルーム11で行う。第1回:授業概要の説明(授業の進め方,諸注意)第2回:3×3(種目特性・パス,シュートの練習)第3回:3×3(戦術の理解)第4回:ビーチボール(種目特性・サーブの練習)第5回:ビーチボール(戦術の理解)第6回:ボッチャ(種目特性・基本的技術)第7回:ボッチャ(戦術の理解)第8回:ブラインドサッカー(種目特性・基本的技術)第9回:ブラインドサッカー(戦術の理解・基本的技術)第10回:3×3(リーグ戦)第11回:ビーチボール(リーグ戦)第12回:ボッチャ(リーグ戦)第13回:ブラインドサッカー(リーグ戦)第14回:まとめ,レポート提出*授業内容は必要に応じて変更することがあります。*第2~ 13回は,ストレッチや簡単な自重トレーニングの紹介,各種のルール説明,基本的技術練習,ゲームを行う。

3.履修上の注意①評価を受けるためには3分の2以上の出席を必須とします。②運動にふさわしい服装と室内シューズで参加してください。

4.準備学習(予習・復習等)の内容必要に応じて授業中に指示する。

5.教科書使用しない。必要に応じて資料を配布する。

6.参考書使用しない。

7.成績評価の方法授業への取り組み(40点),クラスメイトとの関わり方(40点),レポート(20点)

8.その他4月に実施される学内健康診断を必ず受診すること

科目ナンバー:(IC)HES243J 科目ナンバー:(IC)HES343J

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ウェルネス科目群

ウェルネス・スポーツD(テニス)

1単位 板橋クリストファーマリオ3年次

1.授業の概要・到達目標 本授業では,硬式テニス未経験者及び初級者を対象に,主にスポンジボールやPlay&Stay用のボールを用いて行う。 本授業の目標は,人間形成や心身共に健康な活力を培うために欠くことのできない身体運動について科学的に理解し,周りの人々とコミュニケーションをとりながら実践できる知識を,実際の体験を通じて習得することである。また,運動不足が要因となる病が深刻な社会問題となっているなかで,生涯を通じて運動が実践できる資質の育成をねらいとする。

2.授業内容第1講 イントロダクション(テニスとは)第2講 �施設と用具の説明,グラウンドストロークの基本とシング

ルスゲーム第3講 グラウンドストロークの復習とシングルスゲーム第4講 オーバーハンドサービスとシングルスゲーム第5講 ボレーの基本とシングルスゲーム第6講 ボレーの復習とシングルスゲーム第7講 シングルスゲームの戦術第8講 ボレーの応用とダブルスゲーム第9講 回転をかけるサービスとダブルスゲーム第10講 ダブルスゲームの戦術第11講 グラウンドストロークの応用とシングルスゲーム第12講 シングルス大会第13講 ダブルス大会第14講 団体戦

*講義内容は必要に応じて変更することがある。

3.履修上の注意・運動着と室内用シューズを忘れた場合は授業への参加を認めない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容・次回の授業で取り扱う内容について,本や動画で予習しておくこと。・授業で学習したことをノート等に記録し,復習すること。

5.教科書・特になし

6.参考書・特になし

7.成績評価の方法・平常点(70%),授業への取り組み姿勢(10%),技能点(基礎点10%,上達点10%)から総合的に評価する。

8.その他

科目ナンバー:(IC)HES343J

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キャリアデザイン科目群

キャリアデザイン科目群

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キャリアデザイン(春学期)

2単位コーディネーター

小 田 光 康1年次

1.授業の概要・到達目標 「キャリア」という言葉は日本語にしにくい言葉で,あえて訳せば「職業生涯」となる。つまりキャリアとは,ある特定の時点での仕事やその成果を問題にするのではなく,過去・現在・将来というように時間が経過していく中で,仕事を中心に見た生涯のことを意味している。 このようなキャリアは,それぞれの人によって異なっていて,千人の人がいれば千とおりのキャリアが生まれ,しかもそのうちどのキャリアが優れているという性格のものでもない。なぜなら理想的なキャリアも,また人によって異なっているからである。キャリアデザインとは,各人が,それぞれの適性や興味,あるいは経験などをベースに,仕事(や活動)を中心としたそれぞれの生涯を設計することである。その中には,そのような生涯を実現するためには,現在あるいは近い将来,何をしたら良いかを考えることも含まれている。 この授業は,受講生が自らのキャリアをデザインしていくための糸口を見出だせるようになることを目標としている。そのために授業では,最初の1回では概論的な説明を行なうが,それ以降は,様々な分野で実際に活躍している人をゲストに招き,その経験などを話してもらうことにしている。これらをもとに,学生諸君が自らのキャリアをデザインしていくことを期待している。

2.授業内容第1回は,この科目の担当教員が次の内容の講義を行なう。 「キャリアデザインとは何か」第2回以降は,以下のゲストスピーカーによる講義である。 なお,それぞれ超多忙に活躍されている方々なので,開講順序の変更等もありうるが,その都度,Oh-o!Meiji等でアナウンスを行うので,注意されたい。

1 オリエンテーション「キャリアデザインとは何か」2 テレビで働くということ~アナウンサーのコミュニケーション術~3 企業コミュニケーション・広報という仕事4 「茶の道」というキャリア5 フリーランスではたらくには6 広告屋の背伸びのキャリアデザイン7 肩書きは自分で作れ Coの時代のキャリアデザイン8 外資系企業で働くということ9 旅から生まれる未知で豊かな生き方と仕事10 英語でケンカできるキャリアの作り方11 弁護士のこれまでと,これから12 カルト問題専門のライターという仕事13 スタートアップで働くということ~ AI時代のキャリアデザイン~14 自分のキャリアは自分で創れ

3.履修上の注意1.不可抗力以外の遅刻は欠席扱い,授業中の私語・居眠りは厳禁。2.�受講態度が不良の場合,退室を命じ,その後の受講を認めず,

単位を付与しない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容最近の就職活動,労働市場,起業に関する新聞記事等を読んでくること。

5.教科書特定の教科書は使用しない。

6.参考書平松庚三著『君は英語でケンカができるか? ~プロ経営者が教えるガッツとカタカナ英語の仕事術キャリアに揺れる』(クロスメディア・パブリッシング(インプレス),2015)

7.成績評価の方法出席状況と,毎回の提出を課すレポート(Oh-o!Meijiクラスウェブアンケート):70%最終レポート:30%※ただし,全体の3/4回以上の出席と,期限内のレポート提出は,単位取得の必要条件

8.その他

キャリアデザイン(秋学期)

2単位コーディネーター

小 田 光 康1年次

1.授業の概要・到達目標 「キャリア」という言葉は日本語にしにくい言葉で,あえて訳せば「職業生涯」となる。つまりキャリアとは,ある特定の時点での仕事やその成果を問題にするのではなく,過去・現在・将来というように時間が経過していく中で,仕事を中心に見た生涯のことを意味している。 このようなキャリアは,それぞれの人によって異なっていて,千人の人がいれば千とおりのキャリアが生まれ,しかもそのうちどのキャリアが優れているという性格のものでもない。なぜなら理想的なキャリアも,また人によって異なっているからである。キャリアデザインとは,各人が,それぞれの適性や興味,あるいは経験などをベースに,仕事(や活動)を中心としたそれぞれの生涯を設計することである。その中には,そのような生涯を実現するためには,現在あるいは近い将来,何をしたら良いかを考えることも含まれている。 この授業は,受講生が自らのキャリアをデザインしていくための糸口を見出だせるようになることを目標としている。そのために授業では,最初の1回では概論的な説明を行なうが,それ以降は,様々な分野で実際に活躍している人をゲストに招き,その経験などを話してもらうことにしている。これらをもとに,学生諸君が自らのキャリアをデザインしていくことを期待している。

2.授業内容第1回は,この科目の担当教員が次の内容の講義を行なう。 「キャリアデザインとは何か」第2回以降は,以下のゲストスピーカーによる講義である。 なお,それぞれ超多忙に活躍されている方々なので,開講順序の変更等もありうるが,その都度,Oh-o!Meiji等でアナウンスを行うので,注意されたい。

1 イントロダクション「キャリアデザインとは何か」2 英語でケンカできるキャリアの作り方3 テレビで働くということ~アナウンサーのコミュニケーション術~4 旅から生まれる未知で豊かな生き方と仕事5 スタートアップで働くということ~AI時代のキャリアデザイン~6 フリーランスではたらくには7 肩書きは自分で作れ Coの時代のキャリアデザイン8 カルト問題専門のライターという仕事9 弁護士のこれまでと,これから10 外資系企業で働くということ11 「茶の道」というキャリア12 企業コミュニケーション・広報という仕事13 広告屋の背伸びのキャリアデザイン14 自分のキャリアは自分で創れ

3.履修上の注意1.不可抗力以外の遅刻は欠席扱い,授業中の私語・居眠りは厳禁。2.�受講態度が不良の場合,退室を命じ,その後の受講を認めず,

単位を付与しない。

4.準備学習(予習・復習等)の内容最近の就職活動,労働市場,起業に関する新聞記事等を読んでくること。

5.教科書特定の教科書は使用しない。

6.参考書平松庚三著『君は英語でケンカができるか? ~プロ経営者が教えるガッツとカタカナ英語の仕事術キャリアに揺れる』(クロスメディア・パブリッシング(インプレス),2015)

7.成績評価の方法出席状況と,毎回の提出を課すレポート(Oh-o!Meijiクラスウェブアンケート):70%最終レポート:30%※ただし,全体の3/4回以上の出席と,期限内のレポート提出は,単位取得の必要条件

8.その他

科目ナンバー:(IC)INS131J 科目ナンバー:(IC)INS131J

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キャリアデザイン科目群

インターンシップ入門

2単位 久保田 達之助2年次

1.授業の概要・到達目標【授業概要】現役企業人講師による講義な為,企業が求める人材についてリアルな話が中心になる。就職協定撤廃により,早期から自己分析を行いキャリアについて考えることが求められる。受講生がインターンを受ける為の羅針盤になるように講義を行う。

【到達目標】やりたい仕事を絞れ,どうすれば希望職種に就けるかを自分で考えられるレベルになる。

2.授業内容第1回:イントロダクション第2回:就職活動の取り巻く環境第3回:自己実現とキャリアデザインについて考える①第4回:自己実現とキャリアデザインについて考える②第5回:自己実現とキャリアデザインについて考える②第6回:業界研究の手法第7回:企業人講演第8回:企業人講演第9回:企業人講演第10回:企業人講演第11回:エントリーシートの書き方①第12回:エントリーシートの書き方②第13回:面接のポイント第14回:授業総括*講義内容は必要に応じて変更になることがあります。

3.履修上の注意多くの企業人ゲストスピーカーが講義するので,受講態度が望ましくないと判断される学生に対して厳格に対応するので注意すること。講師は明治大学OBで現役大手消費財メーカー取締役なので,企業人から積極的に吸収したい学生のみ受講すること。

4.準備学習(予習・復習等)の内容授業中に指示した企業に関する業界研究を行い,理解を深めること。

5.教科書特になし。担当教員の作成した資料に沿って講義を進める。

6.参考書特になし。

7.成績評価の方法平常点60%,レポート40%なお,平常点は出席状況,受講態度,グループワークへの参加姿勢から総合的に評価する。

8.その他

科目ナンバー:(IC)INS231J

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「ア」アート・マネジメント………………………………………76アルゴリズム実習Ⅰ……………………………………… 234アルゴリズム実習Ⅱ……………………………………… 234

「イ」意思決定論Ⅰ……………………………………………… 100意思決定論Ⅱ……………………………………………… 100異文化間コミュニケーション…………………………… 101異文化コミュニケーション史………………………………28異文化理解……………………………………………………28English Skills AⅠ(基礎) ……………………… 122 ~ 123English Skills AⅠ(中級) ……………………… 123 ~ 126English Skills AⅠ(上級) ……………………………… 127English Skills AⅠ(SPICE) …………………………… 127English Skills AⅠ(駿河台) …………………………… 128English Skills AⅡ(基礎) ……………………… 128 ~ 129English Skills AⅡ(中級) ……………………… 130 ~ 133English Skills AⅡ(上級) ……………………………… 133English Skills AⅡ(SPICE) …………………………… 134English Skills AⅡ(駿河台) …………………………… 134English Skills BⅠ(基礎) ……………………… 135 ~ 136English Skills BⅠ(中級) ……………………… 136 ~ 139English Skills BⅠ(上級) ……………………… 139 ~ 140English Skills BⅠ(SPICE) …………………………… 141English Skills BⅠ(駿河台) …………………………… 141English Skills BⅡ(基礎) ……………………… 142 ~ 143English Skills BⅡ(中級) ……………………… 143 ~ 146English Skills BⅡ(上級) ……………………… 146 ~ 147English Skills BⅡ(SPICE) …………………………… 148English Skills BⅡ(駿河台) …………………………… 148English Seminar Ⅰ ……………………………………… 167English Seminar Ⅱ ……………………………………… 167インターンシップ入門…………………………………… 285

「ウ」ウェルネス・スポーツA………………………… 277 ~ 278ウェルネス・スポーツB………………………… 279 ~ 280ウェルネス・スポーツC………………………………… 280ウェルネス・スポーツD………………………………… 281ウェルネスA(和泉開講) ……………………………… 276ウェルネスA(駿河台開講) …………………………… 276ウェルネスB(和泉開講) ……………………………… 277

「エ」英語音声学………………………………………………… 170英語コミュニケーションⅠ……………………………… 168英語コミュニケーションⅠ(SPICE) ………………… 168英語コミュニケーションⅡ……………………………… 169英語コミュニケーションⅡ(SPICE) ………………… 169英語の文化と歴史(英語) …………………………………76英語文学A……………………………………………………29英語文学B……………………………………………………29映像表現論(映像制作) ……………………………………77映像表現論(編集スキル) …………………………………77NPO論………………………………………………………50演劇学……………………………………………………… 250

「オ」音楽表現論……………………………………………………78音楽論……………………………………………………… 250

「カ」外国文学………………………………………………………30科学技術史……………………………………………………44科学技術と人間…………………………………………… 101科学リテラシー…………………………………………… 262家族社会学Ⅰ……………………………………………… 102家族社会学Ⅱ……………………………………………… 102家族と法Ⅰ……………………………………………………50家族と法Ⅱ……………………………………………………51環境政策Ⅰ………………………………………………… 103環境政策Ⅱ………………………………………………… 103環境生物学……………………………………………………44環境と社会……………………………………………………16韓国語AⅠ………………………………………………… 224韓国語AⅡ………………………………………………… 224韓国語AⅢ………………………………………………… 226韓国語AⅣ………………………………………………… 226韓国語BⅠ………………………………………………… 225韓国語BⅡ………………………………………………… 225

「キ」記号論…………………………………………………………78キャリアデザイン………………………………………… 284行政法と行政過程Ⅰ…………………………………………51行政法と行政過程Ⅱ…………………………………………52近・現代史Ⅰ…………………………………………………79近・現代史Ⅱ…………………………………………………79

授業科目名索引

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「ク」クリエイティブ・コミュニケーション(行動経済学) ………… 252クリエイティブ・コミュニケーション(ジャーナリズム) …… 251クリエイティブ・コミュニケーション(宗教人類学) ………… 253クリエイティブ・コミュニケーション(社会学) ……………… 253クリエイティブ・コミュニケーション(認知心理学) ………… 251クリエイティブ・コミュニケーション(マーケティング戦略) … 252Critical Discussion(中級) ……………………… 159 ~ 161Critical Discussion(上級) ……………………… 161 ~ 162Critical Discussion(SPICE) …………………………… 162Critical Discussion(駿河台) …………………………… 163Critical Writing Ⅰ ……………………………………… 164Critical Writing Ⅰ(SPICE) …………………………… 165Critical Writing Ⅱ ……………………………… 165 ~ 166Critical Writing Ⅱ(SPICE) …………………………… 166Critical Reading(中級) ………………………… 153 ~ 156Critical Reading(上級) ………………………………… 157Critical Reading(SPICE) ……………………………… 158Critical Reading(駿河台) ……………………………… 158

「ケ」経営学…………………………………………………………16経済思想史……………………………………………………80言語学…………………………………………………………31言語表現論……………………………………………………80現代型犯罪と刑法Ⅰ…………………………………………52現代型犯罪と刑法Ⅱ…………………………………………53現代政治学Ⅰ…………………………………………………53現代政治学Ⅱ…………………………………………………54憲法……………………………………………………………17

「コ」広告論…………………………………………………………81コーポレート・ガバナンスⅠ………………………………54コーポレート・ガバナンスⅡ………………………………55国際開発協力論………………………………………………55国際関係論Ⅰ…………………………………………………56国際関係論Ⅱ…………………………………………………56国際経済論Ⅰ…………………………………………………57国際経済論Ⅱ…………………………………………………57国際交流…………………………………………… 272 ~ 273コミュニケーション思想史……………………………… 104コミュニティ論………………………………………………17

「サ」財産と法Ⅰ……………………………………………………58財産と法Ⅱ……………………………………………………58

「シ」ジェンダー・マネジメントⅠ………………………………60ジェンダー・マネジメントⅡ………………………………60ジェンダーと社会Ⅰ…………………………………………81ジェンダーと社会Ⅱ…………………………………………82ジェンダーと法Ⅰ……………………………………………59ジェンダーと法Ⅱ……………………………………………59ジェンダー論…………………………………………………18自然地理学………………………………………………… 104質的調査分析法…………………………………………… 262市民社会と法Ⅰ………………………………………………18市民社会と法Ⅱ………………………………………………19ジャーナリズム論Ⅰ…………………………………………82ジャーナリズム論Ⅱ…………………………………………83社会学A ………………………………………………………19社会学B ………………………………………………………20社会思想史……………………………………………………61社会心理学A…………………………………………………20社会心理学B…………………………………………………21社会調査実習……………………………………… 263 ~ 264社会調査法A ……………………………………… 264 ~ 265社会調査法B ……………………………………… 265 ~ 266社会福祉学A…………………………………………………61社会福祉学B…………………………………………………62社会文化史A…………………………………………………83社会文化史B…………………………………………………84宗教学…………………………………………………………31小集団コミュニケーション…………………………………32消費行動の心理学………………………………………… 105情報科学………………………………………………………45情報検索論……………………………………………………45情報コミュニケーション学………………………… 10 ~ 11情報コミュニケーション学入門A………………………… 8情報コミュニケーション学入門B………………………… 9情報産業論……………………………………………………62情報システム論………………………………………………63情報社会と安全A………………………………………… 105情報社会と安全B………………………………………… 106情報社会と教育A……………………………………………84情報社会と教育B……………………………………………85情報社会と経済………………………………………………21情報社会と芸術………………………………………………85情報社会と出版………………………………………………86情報社会論A…………………………………………………63情報社会論B…………………………………………………64情報政策論Ⅰ…………………………………………………64情報政策論Ⅱ…………………………………………………65情報デザイン論………………………………………………86情報と経済行動…………………………………………… 106

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情報と職業………………………………………………… 107情報文化論……………………………………………………87情報法A………………………………………………………65情報法B………………………………………………………66情報倫理………………………………………………………22人権政策………………………………………………………66人権と憲法Ⅰ…………………………………………………67人権と憲法Ⅱ…………………………………………………67人口論……………………………………………………… 107新興国事情……………………………………………………33身体コミュニケーションA ……………………………… 254身体コミュニケーションA(駿河台) ………………… 254身体コミュニケーションB ……………………………… 255身体と意識………………………………………………… 108身体表現論………………………………………………… 108人文地理学………………………………………………… 109心理学A ………………………………………………………33心理学B ………………………………………………………34人類学A ………………………………………………………46人類学B ………………………………………………………46

「ス」数理リテラシー…………………………………………… 266Speech & Debate Ⅰ …………………………… 149 ~ 150Speech & Debate Ⅱ …………………………… 151 ~ 152スポーツ・ジャーナリズム論………………………………87スペイン語AⅠ…………………………………… 198 ~ 199スペイン語AⅠ(再履修) ……………………………… 200スペイン語AⅡ…………………………………… 200 ~ 202スペイン語AⅡ(再履修) ……………………………… 202スペイン語AⅢ…………………………………………… 208スペイン語AⅣ…………………………………………… 208スペイン語BⅠ…………………………………… 203 ~ 204スペイン語BⅠ(再履修) ……………………………… 205スペイン語BⅡ…………………………………… 205 ~ 207スペイン語BⅡ(再履修) ……………………………… 207スペイン語BⅢ…………………………………………… 209スペイン語BⅣ…………………………………………… 209

「セ」政策過程論……………………………………………………68政治学…………………………………………………………22政治とメディア………………………………………………68生命思想史Ⅰ……………………………………………… 109生命思想史Ⅱ……………………………………………… 110生命論A………………………………………………………34生命論B………………………………………………………35西洋史概論……………………………………………………35専門情報リテラシー(インタラクティブCG) ………… 236

専門情報リテラシー(実験人間学) …………………… 235専門情報リテラシー(社会統計) ……………………… 237専門情報リテラシー(心理統計) ……………………… 236専門情報リテラシー(法情報) ………………………… 235

「ソ」造形表現論……………………………………………………88ソーシャルビジネス論………………………………………69組織コミュニケーションA……………………………… 110組織コミュニケーションB……………………………… 111組織と情報……………………………………………………69組織論…………………………………………………………23

「タ」タイ語AⅠ………………………………………………… 228タイ語AⅡ………………………………………………… 228タイ語AⅢ………………………………………………… 230タイ語AⅣ………………………………………………… 230タイ語BⅠ………………………………………………… 229タイ語BⅡ………………………………………………… 229多文化と相互理解Ⅰ…………………………………………88多文化と相互理解Ⅱ…………………………………………89談話コミュニケーションⅠ……………………………… 111談話コミュニケーションⅡ……………………………… 112

「チ」地域文化論(英語圏)A……………………………………93地域文化論(英語圏)B……………………………………94地域文化論A(ドイツ) ……………………………………90地域文化論A(フランス) …………………………………89地域文化論B(ドイツ) ……………………………………91地域文化論B(フランス) …………………………………90地域文化論C(中国) ………………………………………91地域文化論C(朝鮮) ………………………………………92地域文化論D(イスラーム) ………………………………92地域文化論D(スペイン) …………………………………93地球環境科学…………………………………………………47地誌学…………………………………………………………36知的財産法Ⅰ…………………………………………………70知的財産法Ⅱ…………………………………………………70中国語AⅠ………………………………………… 212 ~ 213中国語AⅠ(再履修) …………………………………… 213中国語AⅡ………………………………………… 214 ~ 215中国語AⅡ(再履修) …………………………………… 215中国語AⅢ………………………………………………… 220中国語AⅣ………………………………………………… 220中国語BⅠ………………………………………… 216 ~ 217中国語BⅠ(再履修) …………………………………… 217中国語BⅡ………………………………………… 218 ~ 219

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中国語BⅡ(再履修) …………………………………… 219中国語BⅢ………………………………………………… 221中国語BⅣ………………………………………………… 221地理学…………………………………………………………36

「テ」データ解析論Ⅰ…………………………………………… 267データ解析論Ⅱ…………………………………………… 267デジタルアートⅠ………………………………… 255 ~ 256デジタルアートⅡ………………………………… 256 ~ 257デジタルプレゼンテーション…………………………… 257哲学……………………………………………………………37

「ト」ドイツ語AⅠ……………………………………… 172 ~ 173ドイツ語AⅠ(再履修) ………………………………… 174ドイツ語AⅡ……………………………………… 174 ~ 176ドイツ語AⅡ(再履修) ………………………………… 176ドイツ語AⅢ……………………………………………… 182ドイツ語AⅣ……………………………………………… 182ドイツ語BⅠ……………………………………… 177 ~ 178ドイツ語BⅠ(再履修) ………………………………… 179ドイツ語BⅡ……………………………………… 179 ~ 181ドイツ語BⅡ(再履修) ………………………………… 181ドイツ語BⅢ……………………………………………… 183ドイツ語BⅣ……………………………………………… 183統計学A…………………………………………………… 268統計学B…………………………………………………… 268東洋史概論……………………………………………………37都市情報論………………………………………………… 112

「ニ」日本語表現Ⅰ……………………………………… 242 ~ 244日本語表現Ⅱ……………………………………… 245 ~ 247日本史概論A…………………………………………………38日本文学………………………………………………………38日本文化論A…………………………………………………94日本文化論B…………………………………………………95人間性心理学……………………………………………… 113認知科学Ⅰ………………………………………………… 113認知科学Ⅱ………………………………………………… 114

「ネ」ネットワーク技術Ⅰ……………………………………… 237ネットワーク技術Ⅱ……………………………………… 238ネットワーク技術Ⅲ……………………………………… 238ネットワーク社会論……………………………………… 114

「ノ」脳科学…………………………………………………………47

「ハ」パーソナリティ心理学…………………………………… 115パブリック・スピーキング…………………………………39犯罪と法Ⅰ……………………………………………………23犯罪と法Ⅱ……………………………………………………24

「ヒ」美学・芸術学……………………………………………… 258比較文化(基礎)A…………………………………………39比較文化(基礎)A(英語) ………………………………40比較文化(基礎)B…………………………………………40比較文化(基礎)B(英語) ………………………………41比較文学・比較文化AⅠ(英語) …………………………95比較文学・比較文化AⅡ(英語) …………………………96比較文学・比較文化BⅠ……………………………………96比較文学・比較文化BⅡ……………………………………97非言語コミュニケーション……………………………… 258ビジネスと法A………………………………………………71ビジネスと法B………………………………………………71

「フ」不確実性下の人間行動…………………………………… 115不思議現象の心理学……………………………………… 116フランス語AⅠ…………………………………… 186 ~ 187フランス語AⅠ(再履修) ……………………………… 188フランス語AⅡ…………………………………… 188 ~ 190フランス語AⅡ(再履修) ……………………………… 190フランス語AⅢ…………………………………………… 195フランス語AⅣ…………………………………………… 195フランス語BⅠ…………………………………… 191 ~ 192フランス語BⅠ(再履修) ……………………………… 192フランス語BⅡ…………………………………… 193 ~ 194フランス語BⅡ(再履修) ……………………………… 194フランス語BⅢ…………………………………………… 196フランス語BⅣ…………………………………………… 196プログラミング実習Ⅰ…………………………………… 239プログラミング実習Ⅱ…………………………………… 240紛争解決システム論Ⅰ………………………………………72紛争解決システム論Ⅱ………………………………………72

「ホ」法学……………………………………………………………24法コミュニケーション…………………………………… 116

「マ」マクロ経済学…………………………………………………25

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マスコミュニケーション論A………………………………73マスコミュニケーション論B………………………………73

「ミ」ミクロ経済学…………………………………………………25

「メ」メディア・アート………………………………………… 259メディア・リテラシー………………………………………26メディア教育論…………………………………… 259 ~ 260メディアの歴史………………………………………………74メディア批評…………………………………………………41メディア論……………………………………………………74

「ユ」ユニバーサルデザイン………………………………………97

「リ」リスク社会論……………………………………………… 117倫理学…………………………………………………………98

「ロ」論理リテラシー…………………………………………… 269

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情報コミュニケーション学部シラバス 授業概要

2020 年4月1日発行

発行 明治大学 情報コミュニケーション学部 (駿河台キャンパス)

東京都千代田区神田駿河台 1-1

(和泉キャンパス)

東京都杉並区永福 1-9-1

発行責任者 情報コミュニケーション学部長 印刷・製本 光写真印刷株式会社

本書は再生紙を使用しております

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