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メロディやヴォーカルのスタイルはとても重要で、首尾一貫していなければならない。これはギター・ソロにも同じく言えることだよ。大きなソロがね。
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ても重要で、首尾一貫していなければならない。これはギター・ソロにも同じく言えることだよ。大きなソロがね。
-アルバム・タイトルの『Gravitas』とは直訳すると“厳粛”という意味ですが、どのような意味が込められているのでしょうか?また、歌詞はどのようなことを歌っていますか?
“Gravitas”という言葉は重さ、大きな塊、意味が深い、本質、などの意味があって。それらの全てのことがこのアルバムにはしっくりくると思ったんだ。歌詞については、基本的に日常生活について語っているよ。人間と、それぞれの持つ人間関係とかね。オレたちを取り巻く世界やその美しさと問題。オレはちょっと深入ったテーマを扱うことが好きなんだ。「Desert Suicide」は兵士の視点から語られた曲で、
「Don't Follow」はドラッグについての話なんだ。
-『Gravitas』は、どの時代に聴いても色あせない魅力がありますね。あなたたちの中でも、普遍性というのは重要な要素として捉えているのでしょうか?
その通りだよ。それこそが僕たちの求めていたものだよ。これを聴く全ての人に楽しんでもらいたいんだ。そしてこのアルバムには 70 年代から 80 年代、90 年代の影響があるかな。
-プロデューサーの Rick Beato との仕事はいかがでしたか?彼はどのようなアドヴァイスをしてくれたのでしょうか?
彼はとても才能溢れる人間だよ。素晴らしいプロデューサー、作曲家、ミュージシャンなんだ。とても熱い人で、笑うことが大好きだけど、同時にガッツリやることはやりたい人なんだ。彼の曲構成についての視点は素晴らしかったな。「Disappear Again」を Rick と曲を書けたのは本当に良かったよ。彼とアルバムをまるまる1つ書きたいなと感じたよ。彼は SHINEDOWN のシンガー Brent Smith などを始めとする色んなアーティストと曲を制作した経験を持ってるんだ。
-日本盤にはボーナス・トラックが 2 曲付くそうですが、その内容はどんな感じですか?
ボーナス・トラックは、アルバムから 3 曲「Souvenirs」と「Voodoo Me」と「Our Peace Someday」のアコースティック・バージョンだよ。それらは 12 弦、6 弦のアコースティック・ギターとヴォーカル1 人とレコーディングされたんだ。この曲にはまっすぐで正直な音になって欲しかったんだ。
-『Gravitas』は既に様々なメディアから高評価を得ていますが、ご自身ではこのアルバムをどう評価しますか?
オレはこのアルバムが大好きだよ。このアルバムのことをよく知っているし、基本的には他の人が作った音楽を聴くほうが好きだから、そんなに自分自身で聴いたりするわけじゃないけどね。 でもオレたちはとても良い10 曲を書いて、正しいプロデューサーを選んだと感じているな。アルバムのサウンドにはものすごく満足しているんだ。最高だよ!これがオレたちの欲しかったものだし、ちゃんと手に入れたんだ。
Matt Mitchell(Vo) インタビュアー :KAORU Translator : Yuga
-FURYON というバンド名の由来は?
勇士の名前だよ。強さや名誉を象徴するような名前が欲しかったんだ。何かオレたちの音楽に似合うような名前がね。
-メンバーそれぞれの音楽的ルーツを教えてください。資料にはSOUNDGARDEN、ALICE IN CHAINS、TOOL、MASTODON、ALTER BRIDGE、IRON MAIDEN からの影響が強いとありますが、それはメンバー全員に共通しているのでしょうか?
そうだね、それぞれのメンバーが色々な音楽から影響を受けているよ。オレたちは音楽を、それぞれ違った大学で学んだんだ。それぞれがみんな、異なったジャンルの音楽も大好きだよ。でも比較的、ロックやメタルに傾いているかな。オレたちはもちろん全員、今挙げてくれたようなバンドに影響を受けているね。Chris やオレはDEF LEPPARD や BON JOVI、WHITE LION、SKID ROW や QUEENSRYCHEのようなバンドを聴いて育ったんだ。その時は、オレたちはそういうメロディックな音楽が大好きだったし、今でももちろん大好きだよ!でも、物事は変わるからね。それぞれの楽器にのめり込んだりするごとに可能性が開けていったんだよ。Yngwie Malmsteen や STEVE VAI を通った時期もあったな。どんなギタリストもそう音楽を一度は通る気がする。もちろんそれらのバンドはみんな素晴らしかったよ。Patはスラッシュ・シーンにとても影響を受けていて、MEGADETHやPANTERAなどが本当に好きだったし、今でも大好きみたいだ。まあ実はオレもなんだけどね。Ray Charles なんかもよく聴いているけど。オレはロック・レジェンドの他にもオールドスクールのソウル・ヴォイスも大好きなんだ。Lee はオレたちと同じ学校から来たけど、Nickel はプロだよ。彼のお気に入りのバンドは RUSH なんだ。
-アルバム『Gravitas』リリースおめでとうございます。アルバムを聴いて、その独自性と楽曲の完成度の高さに驚かされました。1 曲 1 曲が、原曲からバンド・サウンドに磨き上げるのにとてつもない工夫を凝らしたのではないでしょうか。その上で特に苦労した点などを教えてください。
ありがとう。そうだね、まあかなりの時間をかけて作ったよ。よく言うだろ、“1st アルバムを書くには死ぬほど時間がかかり、その後の世界中のプレッシャーのせいで2 作目を書く暇なんてない”ってね。次回作はどうなるかな、祈るしかないよ。今回は、曲を選択して、切り捨てるという過程があったよ。アルバムには入れられなかったけど、他にもいい曲もあって、オレたちのプロデューサーはその決定について手助けしてくれて、オレたちは彼の判断を信じたよ。まあ結構スムーズにいったんじゃないかな。
-曲作りのプロセスを具体的に教えてください。因みに、歌のメロディ・ラインが乗るのは最後ですか?
オレたちの曲作りには、基本的には 3 種類の方法があるよ。「Wasted On You」や「Fear Alone」なんかの曲は、音楽が最初で次がメロディ、そしてその後に歌詞。
「Disappear Again」なんかは全く反対の順で生まれたよ。実はこの曲はスタジオで書かれたもので、本来ならば「The One」という曲がアルバムに入る予定だったんだ。コーラスとメロディは出来上がっていたから、プロデューサーの Rick Beato が手助けしてくれたよ。「Stand Like Stone」「Don't Follow」「Desert Suicide」の 3 曲もバック・サウンドが一番最初だったな。「Desert Suicide」はピアノのメロディにインスパイアされたんだ。いくつかの曲は最初にアコースティック・ギターで書かれている。「Our Peace Someday」は正にそうやって書かれて、それがそのままアコースティック・ヴァージョンにもなっているんだ。
-プログレッシヴでヘヴィでありながら、メロディックでキャッチーな面も持つ楽曲が並んでいますが、このオリジナリティとバランス感覚を保つ秘訣はなんでしょうか?
曲の構成は、やっぱりどこかで繰り返しされなければいけないと思うんだ。このクラシック感を保つのは重要なことだよ。曲の中でちょっと回り道をして違うことをするのはプログレッシヴなエッジを与えるけど、やっぱりオリジナルの雰囲気やグルーヴに戻せるようにしなければいけないと思うよ。メロディやヴォーカルのスタイルはと
元 PRIDE の Matt(Vo)が中心となって結成された UK ブライトン出身の 5 人組による1st アルバム。本国では EP をリリースした段階から大きな注目を集め、その話題性はうなぎ登りのようだが、それもそのはず、ここまでポテンシャルの高さを感じさせる新人は早々いないだろう。オルタナティヴを通過した、ラウドロックとメタルが基盤となっているこのアルバムは、時代を問わない普遍的な魅力に溢れている。“厳粛”の意味を持つタイトルから想像出来る通り、全体を通して神聖な雰囲気が漂う。メロディックでありながら、プログレッシヴ要素を取り入れたダイナミックなサウンドから、各メンバーの圧倒的な音楽インテリジェンスの高さを感じる。同等に主張している歌とバックサウンドの見事な調和に注目して欲しい。じっくりと、音と自分に向き合いながら聴きたい作品だ。 KAORU
FURYONGravitas NOW ON SALE!!
LABEL : SPNNINGGENRE : LOUDROCK, MODERN ROCKFOR FANS OF : TOOL, SHINEDOWN, ALTER BRIDGE