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アルティミット工法 超長距離急曲線推進システム
技術資料・積算資料
平成 24 年
アルティミット工法協会
はじめに
我が国における推進工法は 1948 年に第 1 号工事が施工されて以来、65 年を経過しま
した。この間、推進工法技術の進歩は目覚ましく、都市土木技術として工事公害が少な
く且つ経済的な工法として高い評価を受けてきました。
アルティミット工法は、長距離・急曲線を高精度に推進施工できる工法として開発さ
れ、平成 3 年に施工を開始して以来、平成 23 年度末までに推進延長が 205kｍを越えま
した。
また、近年は、過密化する市街地での道路事情に対応した超長距離・超急曲線推進、
輻輳する地下埋設物を避けるための大深度推進、水平および鉛直方向の曲線を含む三次
元曲線推進、雨水対策のための呼び径 3000mm を越える超大口径管推進、海中から掘進機
を回収する海底推進、可燃性ガスの存在する地盤での新防爆推進など多岐にわたるご要
望にお応えしてきました。
このように、アルティミット工法は永年の経験を活かし、パイプライン埋設計画にお
いてより安心して御採用していただけるシステムを確立しております。
今回、最新の施工実績を基に、推進力算定式の見直しを行いました。また、（社）日本
下水道協会 下水道用設計積算要領-管路施設(推進工法)編-2008 年度版を参考に、技術
資料・積算資料を改訂いたしましたので、計画・設計時にご検討、ご採用いただきます
よう、心よりお願い申し上げます。
今後も、本工法の技術向上のために研究・開発に邁進してまいりますので、関係各位
におかれましても、ご助言、ご指導をいただきますようお願い申し上げます。
平成 24 年４月吉日
アルティミット工法協会
目次 第１章 技術編
§１. 工法の分類 ············································ １頁
§２. 工法の特長 ············································ ２頁
§３. 選定基準及び適用土質 ·································· ６頁
§４. 超長距離推進工 ········································ ９頁
§５. 超急曲線推進工 ······································ １１頁
§６. 推進工計算例 ········································ １４頁
§７. 日進量の補正 ········································ １６頁
§８. 曲線推進補正係数の算出 ······························ １８頁
§９. アルティミット滑材注入システム ······················ ２０頁
§１０. 立坑寸法 ·········································· ２５頁
目次 第２章 積算編
§１. 積算条件 ············································ ２９頁
§２. 泥水式
１.積算の基準 ········································· ３０頁
２.送排泥設備 ········································· ３７頁
３.泥水処理設備 ······································· ３８頁
４.積算代価表 ········································· ４６頁
（１）Ａ代価表 ··································· ４６頁
（２）Ｂ代価表 ··································· ４６頁
（３）Ｃ、Ｄ、Ｅ代価表 ··························· ４９頁
（４）機械別運転時間一覧表 ······················· ６１頁
§３. 土圧式
１.積算の基準 ········································· ６３頁
２.積算代価表 ········································· ７３頁
（１）Ａ代価表 ··································· ７３頁
（２）Ｂ代価表 ··································· ７３頁
（３）Ｃ代価表 ··································· ７６頁
（４）機械別運転時間表一覧表 ····················· ８２頁
第１章 技術編
【アルティミット工法】
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第１章 技術編
§１.工法の分類
１.工法の位置づけ
アルティミット工法は長距離、急曲線推進工事を円滑に施工するため、従来の泥水式、
土圧式工法を基に、多くのシステムや装置から構成されています。さまざまな施工条件
に合わせた最適なシステムを選択でき、安全確実で効率の良い推進施工を提供できます。
２.適応管径
下水道推進用鉄筋コンクリ－ト管の場合
アルティミット工法泥水式 呼び径 800～3,000（ｍｍ）
アルティミット工法土圧式 呼び径 1,000～4,000（ｍｍ）
３.工法の適応範囲
アルティミット工法はあらゆる施工条件に適応できますが、とりわけ国土交通省標準
歩掛りなどでは対応が困難であったり割高となる長距離・急曲線施工には最適な工法で
す。
推進工法
刃口式推進工法
小口径管推進工法
土圧式工法
泥 水 式 工 法
他の泥水式工法
アルティミット工法
泥水式
他の泥土圧式工法
アルティミット工法
(泥)土圧式
中大口径管推進工法
小口径アルティミット工法
（別途、技術資料・積算資料参照）
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§２.工法の特長
１.超長距離推進に対応
長距離推進工とは推進管呼び径の 250倍（250D）を超えるか、250D 未満であっても 500m
を超える距離の施工（日本下水道協会－下水道推進工法の指針と解説）であり、推進力
の低減・推進精度確保のための測量方法（自動測量）・管内作業の制限等を考慮しなけれ
ばなりません。
とりわけφ2000mm 以下の施工で推進管呼び径の 500倍（500D）を超える施工について
は特殊装備による推進力の低減および管内作業の自動化が必要です。
アルティミット工法はこのような長距離推進工に対して最適な施工法を提案します。
・外周摩擦抵抗の低減
①特殊拡幅リング
アルティミット工法に使用する掘進機はカッター直後の胴殻に溝を切った特殊拡幅リ
ングを装備します。
泥水式は、地山と推進管にクリアランスを造成し、掘進機前面から泥水安定液の一部
が特殊拡幅リングの溝を通って、推進管周辺のクリアランスに均等に充填されます。
土圧式では、掘進機前面に注入した添加材の一部が特殊拡幅リングの溝を通って推進
管周辺のクリアランスが充填されます。このように、泥水・土圧式ともに、特殊拡幅リ
ングと泥水（安定液）、添加材の働きにより第 1段階の管外周摩擦抵抗の低減を行います。
②ULIS(アルティミット滑材注入システム)
滑材注入は ULIS により注入量、注入圧力、注入位置を集中制御し、完全に自動化され
ています。
掘進機直後の推進管から拡幅掘削量の全量を１次注入してクリアランスを再充填し、
さらに 2 次注入で、推進管外周全域に万遍なく高粘性滑材アルティ－K を充填すること
により、第 2段階の管外周摩擦抵抗低減を倍加するとともに、地山の緩みを防止します。
２.超急曲線推進に対応
急曲線推進工の定義は推進管呼び径の 50 倍以下の曲線半径を含む推進工であり、掘進
機の曲線造成性能・曲線精度保持および推進管の追従性などを考慮しなければなりませ
ん。
・超急曲線の造成
アルティミット工法の急曲線対応掘進機は、従来の方向制御ジャッキに加え曲線造成
補助ジャッキを設置した多段方向制御方式を採用しています。
・曲線精度の管理
掘進機先頭部にジャイロセンサーを装備し、リアルタイムに曲線精度を管理します。
・曲線の形成及び保持
推進管列の追随性確保と管端面の破損防止には、センプラカーブシステムを採用して
います。
センプラカーブシステムは目地開口保持の特別な作業が不要なため曲線部の施工速度
が向上します。
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・急曲線推進用特殊継手
推進管列に急曲線推進用特殊継手を挟むことで、1 箇所あたりの継手部の屈曲を小さ
くできるため、通常の下水道推進工法用鉄筋コンクリート管でも曲線適用範囲が広がり
ます。
・ＵＬ特殊中押し
従来の中押し管は、有効長が長かったため、半管以下の推進管が通過する曲線適用で
きませんでした。
ＵＬ特殊中押し管は中押し管内に急曲線推進用特殊継手を追加することで、半管以下
の推進管が通過する曲線部でも通過可能となりました。
・目地開口制限装置
急曲線施工では目地開口が継手部の拘束力の変化などで部分的にばらつくことがあり、
許容限界を超えて脱落し大きなトラブルになる懸念があります。
そのため、アルティミット工法では継手部に開口制限装置を取り付け、目地開口を均
等にすることが可能です。
３.中央集中管理システムによる確実な施工
掘進機の遠隔操作方式とリアルタイム計測システム（ジャイロコンパス等の計測装置）
によりリアルタイムな掘進機の位置・姿勢計測が可能となり、掘進機が集中制御できま
す。また ULIS（アルティミット滑材注入システム）や自動測量システムの選択により管
内作業を大幅に軽減できます。
泥水式では、アルティミット泥水式掘削管理システムが選択可能で、より安全な掘削
管理が中央集中で行えます。
４.工期を短縮
多段式推進装置を標準装備とし、長距離・曲線施工では自動測量システムを使用する
ことによって掘進作業以外の時間のムダを省きます。又、ULIS（アルティミット滑材注
システム）の採用により、元押のみで推進できる距離を長くすることができ、日進量の
増加、工期の短縮がはかれます。
５.その他のシステム、機器
その他、施工条件に合わせ、次の各システム・装置を使用します。
①自動測量システム
推進管内に自動追尾式トータルステーションを複数配置し互いの位置を自動計測して、
そのデータをパソコンで演算することで掘進機の位置を正確に把握します。
アルティミット式測量システムでは、ジャイロセンサーとピッチング計のデータを組
合せて、より精度の高いマシン先端位置と姿勢をモニターで把握します。
②新防爆型推進工
可燃性ガスが存在する地盤で推進工を行う場合、アルティミット工法泥水式では推進
管継手部からのガスの進入を防止することによって防爆型推進工を可能にしています。
推進管継手部には従来のゴムリングとは別に耐気性・耐水性に優れた TS シール材を充
填することによってガスの進入を遮断します。
③電磁誘導チェック測量装置 （モールキャッチャー）
掘進機後方の推進管内に設置した発信器の位置を地上の受信機で検知し管路の位置を
計測します。
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④アルティミット泥水式簡易掘削管理システム
泥水式推進において、送泥と排泥の流量差を演算することによって掘進機の掘削土量
を管理します。又、推進力などその他の掘進管理データも取り込みできます。
⑤有毒ガス検知システム
各種有毒ガス検知器を所定の場所に設置して、有毒ガスの発生をリアルタイムに検知
します。
⑥テールボイド測定器
推進施工中に、推進管外周のクリアランスに充填された滑材のサンプリング採取やク
リアランス幅の測定ができます。滑材の充填状況などの管理に役立ちます。
⑦ステーションシステム
道路上に発進基地が設けられない場合に、道路沿いの空き地等に立坑スペースを確保
し、この立坑から管路敷設位置まで地中に作業基地を構築して推進施工を行います。
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曲線造成用補助ｼﾞｬｯｷ
掘進機方向制御ｼﾞｬｯｷ
センプラリング
後続管
ヒューム管
センプラリング
掘進機
特殊拡幅リング
超長距離への対応
品質・精度確保
推力の
低
減
精
度
確
保
工 期 短 縮
全
安
曲
線
造
成
掘削
管
理
アルテｲミット工法
中央集中管理システム
ULIS(アルテｲミット滑材注入システム）
・ 礫土質対応滑材アルティークレイ・テールボイド測定器
・ 推進用滑材アルティーK
特殊拡幅リング
面板選択システム・ダブルカット方式
アルティミット
泥水式掘削管理システム
リアルタイム計測
システム
・ジャイロコンパス・液圧差レベル
計測装置
電磁誘導チェック測量システム・モールキャッチャー
自動測量システム
多段式推進装置（ロングジャッキ）
アルティミット工法専用急曲線掘進機（ＤＨ－Ｋ）
急曲線推進用特殊継手
センプラカーブシステム
・センプラリング
・ ULIS １系統方式
・ ULIS ２系統方式
超急曲線への対応
環境保全
トータルコストダウン
有毒ガス検知システム
ステーションシステム
多段方向制御方式
図１ アルティミット工法の構成
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§３.選定基準及び適用土質
１.工法選定基準
アルティミット工法は、広範囲な土質に適用できますが、泥水式、土圧式の選定は下
表を目安とします。施工延長、現場周辺環境および経済性等の検討も必要です。
表－1工法の選定基準
注 1
◎ 最適な工法
○ 適した工法
× 適していない工法
＊ 礫対応型掘進機を使用
＊ ＊ 巨石カッター使用
＊＊＊硬質土用カッター（耐摩耗ビット）使用
注 2
岩盤については、別途考慮いたします。
土 質
工法
備考 アルティミット
泥 水 式
アルティミット
土 圧 式
粘 性 土 ○
◎
（シルト粘土分 30％以上）
砂 質 土 ◎ ○
礫 質 土 ＊◎ ＊○
粗石混り土 ＊＊◎ ＊＊○
硬 質 土 ＊＊＊○ ＊＊＊○
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２.適用土質
(1)泥水式
アルティミット工法泥水式は、下記４種類の土質条件を基準とします。
表－2土質区分(泥水式)
備考 最大礫径が 600mm 以上の場合は別途適用可否の検討が必要です
土質 礫率、Ｎ値 備考
Ａ土質
普通土
シルト粘土
砂
礫混り土
最大礫径 20mm 以下
Ｂ土質
礫混土
砂礫土
最大礫径 掘進機外径の
20％未満
かつ 400ｍｍ以下
礫対応機
砂礫カッター使用
適用最大礫径一覧表
管径
mm
適用最
大礫径
管径
mm
適用最
大礫径
800 190 1800 400
900 220 2000 400
1000 240 2200 400
1100 260 2400 400
1200 290 2600 400
1350 320 2800 400
1500 360 3000 400
1650 390
Ｃ土質
巨礫土
粗石混砂礫土
最大礫径 掘進機外径の
50%未満
かつ 600mm 以下
礫対応機
粗石カッター使用
適用最大礫径一覧表
管径
mm
適用最
大礫径
管径
mm
適用最
大礫径
800 490 1800 600
900 550 2000 600
1000 600 2200 600
1100 600 2400 600
1200 600 2600 600
1350 600 2800 600
1500 600 3000 600
1650 600
Ｄ土質
硬質土
硬質粘性土
Ｎ＞10
一軸圧縮強度
0.5Ｎ/mm2未満
普通用掘進機使用
硬質土用カッター使用
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(2)土圧式
アルティミット工法土圧式は、下記３種類の土質条件を基準とします。
表－3土質区分(土圧式)
土質 礫率、Ｎ値 備考
Ａ土質
普通土
シルト粘土
砂
礫混り土
最大礫径 20mm 以下
Ｂ土質
礫混土
砂礫土
最大礫径 掘進機外径の
20％未満
かつ 400ｍｍ以下
礫対応機
砂礫カッター使用
適用最大礫径一覧表
管径
mm
適用最
大礫径
管径
mm
適用最
大礫径
1000 240 2200 400
1100 260 2400 400
1200 290 2600 400
1350 320 2800 400
1500 360 3000 400
1650 390 3500 400
1800 400 4000 400
2000 400
Ｄ土質
硬質土
硬質粘性土
Ｎ＞10
一軸圧縮強度
0.5Ｎ/mm2未満
・普通用掘進機使用
・硬質土用カッター使用
・シルトカッター使用
（圧送ポンプ使用時）
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§４.超長距離推進工
アルティミット工法は、特殊拡幅リング、ＵＬＩＳ(アルティミット滑材注入システム)、
自動測量システムなどの組み合わせで、推進力を低減し日進量の増大を図ることにより
超長距離推進を可能にしました。
１.直線推進力の算定
アルティミット工法による推進力は、下記計算式により算出します。
F ＝ F0 ＋ f × L
F ： 総推進力 (kN)
F0 ： 先端抵抗力 (kN) ＝ ( Pw + Pe )× π × Bs
22 (kN)
Pw ： 掘進機チャンバ内圧力 (kN/m2) ＝ 地下水圧 + 20.0 Pe ： 切削抵抗 (kN/m2) ＝ a・N×10.0
a ： 0.5（泥水式） 1.0（土圧式）岩盤を除く N ： 標準貫入試験から求められる N値 但し、N値＞50 の場合は 50、N 値＝0の場合は 1とする。
f ： 1ｍ当たりの推進抵抗値 (kN/m)
＝ 1 8 ・α・Bc0.2・N 0.125・g・S・β + 0.1・W
g ： 重力加速度 ＝ 9.8 (m/s2)
α ： 礫率による摩擦抵抗係数 ＝ 0.8＋ Rg 100
Rg ： 礫率 (％) Bc ： 推進管外径 (m) Bs ： 掘進機外径 (m) … 通常は推進管外径＋20㎜ S ： 推進管外周 ＝ π・Bc (m) W ： 推進管の単位重量 (kN/m) β ： 土質による係数 （標準 β＝1.0） 礫質土砂質土 β＝0.8～1.0、 粘性土 β＝1.0～1.25
L ：推進延長 (m)
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２.カッタービット標準交換距離
超長距離推進で延長が制限される要素にビットの摩耗限界長があります。
アルティミット工法では泥水式工法と土圧式工法に区分され、下表の距離を標準とし
ます。これを越える場合はビット交換用立坑の検討などが必要となります。
カッタービット標準交換距離
表－4泥水式(参考)
表－5土圧式(参考)
注 上記範囲内でも、管径、礫径、一軸圧縮強度により検討が必要です。
土 質 推進延長 (m)
Ａ 土 質 特に制限なし
Ｂ, Ｃ，Ｄ 土 質 200～800
土 質 推進延長 (m)
Ａ 土 質 特に制限なし
Ｂ, Ｄ 土 質 200～800
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§５.超急曲線推進工
１.最小曲線半径
各掘進機の曲線造成能力（中折れ角度）から定まる管径別施工可能最小曲線半径は下
表の通りです。
表－6掘進機から見た可能最小曲線半径 (m)
注 上記より曲線半径が小さくなる場合は別途検討が必要です。
呼 び 径
工 法 800 900 1,000 1,100 1,200 1,350 1,500
ア ルティミット泥水工法 ( 普 ) 15 15 15 15 15 15 15
ア ルティミット泥水工法 (礫 ) 25 25 20 15 15 15 15
ア ル テ ィ ミ ッ ト 土 圧 工 法 - - 35 35 35 40 40
1,650 1,800 2,000 2,200 2,400 2,600 2,800 3,000
15 15 25 25 30 35 35 40
15 15 25 25 30 35 35 40
40 55 60 65 70 70 70 70
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２.管種の選定
曲線区間を通過する推進管の選定にあたっては、作用する推進力により推進力伝達材(クッシ
ョン材)の選定をおこない、推進管に発生する圧縮応力度と曲線部の内側目地開きおよび外側目
地開きが許容値を満たすように選定する必要があります。下水道推進工法用鉄筋コンクリート
管(JSWASA-2)および特殊継手を使用した場合の理論上の最小曲線半径は、下表のとおりです。
表－7 参考 適用可能最小曲線半径 (ｍ)
1,500 1,650 1,800 2,000 2,200 2,400 2,600 2,800 3,000
174 191 208 230 253 275 298 320 342
80 88 95 106 116 126 136 147 157
40 44 48 53 58 63 68 73 79
27 － － － － － － － －
24 26 29 32 35 38 41 44 47
注１ 曲線部内側の目地開口長 S4＝5mm、曲線部外側の許容目地開き長 S1 を（JA=30mm、
JC=60mm）とした理論値で、実際の適用には推進力伝達材（クッション材）を考慮した
目地開きの検討が必要です。
注 2 JSWAS A-2 規格の継手開口長以上の急曲線を施工する場合は下記の方法を検討します。
①急曲線用特殊継手の併用
②急曲線用合成鋼管（短尺管）の使用
注 3 推進力伝達材（クッション材）にはセンプラリング等を使用します。
注 4 高水圧（0.2Mpa 以上）下での曲線施工および急曲線施工においては、推進管継手部の
開口を制限する「アルティミット工法用開口制限装置」を使用します。
注 5 耐震設計では目地開口量の検討は別途地震時の挙動検討も必要です。
【参考】JSWAS A-2 規格
区分 耐水性(MPa) 抜出し長(mm) 許容開口長(mm)
JA 0.1 30 40
JB 0.2 40 50
JC 0.2 60 70
（許容開口長は、標準で貼り付けられているパルリングを撤去し推進力伝達材を使用す
ることが前提です。）
呼 び 径 継手形式 800 900 1,000 1,100 1,200 1,350
推進管標準管 (L=2.43m) ＪＡ 94 106 118 128 140 157
〃 ＪＣ 43 49 54 59 64 72
推進管半管 (L=1.20m) ＪＣ 22 25 27 30 32 36
推進管 1/3管 (L＝0.80m) ＪＣ 15 17 19 20 22 25
推進管半管＋特殊継手 ＪＣ 13 15 16 18 19 22
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３.曲線推進力の算定
(1)直線の推進力計算式により、先端抵抗力と単位長さ当たりの抵抗力を求めます。
F0 ：先端抵抗力 (kN)
f ：１m当たりの直線推進の周面抵抗力 (kN/m)
(2)ＥC 点での推進抵抗力を求めます。
FEC＝F0＋f × L1
L1 ： EC から到達までの距離(m)
(3)BC 点での推進抵抗を求めます。
計算方法 ①
FBC ＝ FEC × e μθ＋ f R μ ( e μθ－1）
FBC ： BC 点での推進抵抗力 (kN）
FEC ： EC 点での推進抵抗力 (kN）
e ： 自然対数の底
μ ： 摩擦係数 ＝tan(φ/2) ただしφ＜15°の場合は、φ＝15°
θ ： 曲線区間の中心角 (rad)
R ： 曲線半径 (m)
計算方法②
FBC ＝ FEC × K n ＋ λ・f・CL
λ ： 曲線部と直線部の推進抵抗の比
λ ＝ K n+1 － 1 n( K - 1 )
n ： 曲線区間の推進管の本数（n ≒ CL / L） CL ： 曲線の長さ (m)
L ： 推進管の有効長 (m/本)
K = 1
cos α－k・sin α
α ：管の折れ角 (°)
k ：管と土のせん断抵抗率 ＝tan(φ/2) φ＜15°の場合はφ＝15°
(4)BC 点以降の推進抵抗を求めます。
Fn ＝ FBC ＋ f × L2
Fn ： BC 以降の推進抵抗力 (kN)
L2 ： BC までの直線部の距離(m)
曲線部が複数の場合 Fn を FECとして(3)～(4)の計算を繰り返します。
注 1 アルティミット工法では、曲線部の推進力算定は上記計算方法①を標準とします。
推進管長は、推進力と曲線半径および推進力伝達材の計算から決定されるので、推進
力算定時点では、推進管長さが決定されていません。そのため、推進長さにかかわら
ず計算できる計算方法①を使用します。
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§６.推進工計算例
１.曲線推進時の推進力の計算例
R=80.0m
18.0m
ＥＣ３
到達立抗
ＢＣ３30.0m
21.6m
ＥＣ２
36.0m
ＥＣ２
ＥＣ１ＢＣ１
12.6m24.0m 32.4m
発進立抗
R=15.0m
R=80.0m
施工条件
管径 呼び径 1,000 (mm)
曲線区間数 3 区間
初期抵抗値 F0＝244.773 (kN)
1ｍ当りの推進抵抗値 f＝7.424 (kN/m)
土の単位当りの重量 γs＝18 (kN/m3)
土の内部摩擦角 φ＝35 (゜)
礫率 Rg＝10 (%)
土被り h＝5.0 (m)
Ｎ値 N＝30
土質区分 A 土質
曲線推進の線形
半径 R(1) ＝ 80.0m
半径 R(2) ＝ 80.0m
半径 R(3) ＝ 15.0m
発進 から BC1 間の距離 L1＝32.40 (m)
BC1 から EC1 間の距離 L2＝24.00 (m)
EC1 から BC2 間の距離 L3＝12.60 (m)
BC2 から EC2 間の距離 L4＝36.00 (m)
EC2 から BC3 間の距離 L5＝21.60 (m)
BC3 から EC3 間の距離 L6＝30.00 (m)
EC3 から 到達間の距離 L7＝18.00 (m)
図－２
- 15 -
表－8 曲線線形と曲線区間中心角
区間 曲線半径 R
(ｍ)
区間長 L
（ｍ）
中心角θ
(rad) eμθ
発進から BC1 － 32.40 － －
BC1 から EC1 80.0 24.00 0.300 1.099
EC1 から BC2 － 12.60 － －
BC2 から EC2 80.0 36.00 0.450 1.152
EC2 から BC3 － 21.60 － －
BC3 から EC3 15.0 30.00 2.000 1.878
EC3 から到達 － 18.00 － －
ここで θ＝ L ／ R (rad)
μ＝ tan (φ/2 )＝0.315
推進力の計算
・到達から EC3 間の推進力
Ｆ1 ＝ Ｆ0＋L7×f
Ｆ1 ＝ 244.773＋7.424×18.00 ＝ 378.405 (kN)
・到達から BC3 間の推進力
Ｆ2 ＝ Ｆ1×eμθ＋ f R
μ ( eμθ－1）
Ｆ2 ＝ 378.405×1.878＋7.424×15.0／0.315×(1.878－1)
Ｆ2 ＝ 1021.038 (kN)
・到達から EC2 間の推進力
Ｆ3 ＝ Ｆ2＋L5×f
Ｆ3 ＝ 1021.038＋7.424×21.60 ＝ 1181.396 (kN)
・到達から BC2 間の推進力
Ｆ4 ＝ Ｆ3×eμθ＋ f R
μ ( eμθ－1）
Ｆ4 ＝ 1181.396×1.152＋7.424×80.0／0.315×(1.152－1)
＝ 1647.558(kN)
・到達から EC1 間の推進力
Ｆ5 ＝ Ｆ4＋L3×f
Ｆ5 ＝ 1647.558＋7.424×12.60 ＝ 1741.100 (kN)
・到達から BC1 間の推進力
Ｆ6 ＝ Ｆ5×eμθ＋ f R
μ ( eμθ－1）
Ｆ6 ＝ 1741.100×1.099＋7.424×80.0／0.315×(1.099－1)
Ｆ6 ＝ 2100.129 (kN)
・到達から発進間の推進力(全推進力)
Ｆ7 ＝ Ｆ6＋L1×f
Ｆ7 ＝ 2100.129＋7.424×32.40
Ｆ7 ＝ 2340.677 (kN)
- 16 -
§７.日進量の補正
日進量を施工条件に適応させる為、各種条件に該当する補正値を定め、標準日進量を
補正します。
補正値は過去の実績などを勘案して定めたものとします。
実日進量＝標準日進量 × α × β × γ ×δ
補正条件
α：長距離推進による補正
β：曲線推進の補正
γ：中押し段数による補正
δ：その他の補正
１.長距離推進による補正(α)
管径別の長距離を考慮した補正係数
呼び径 800㎜～900㎜（泥水工法のみ）
α＝ 1.0－ 0.1×推進延長
250×D－1 推進延長 250×D(m)未満には適用しません。
呼び径 1000㎜～3000 ㎜
α＝ 1.0－ 0.1×推進延長
500－1 推進延長 500(m)未満には適用しません。
ここで
Ｄ：推進管呼び径（ｍ）とします。
２.曲線推進の補正(β)
曲線補正の日進量は表－9の補正率により算定します。
表－9 曲線推進の補正率
通常の場合
曲線半径（ｍ） 20 未満 20 以上
50 未満
50 以上
100 未満
100 以上
300 未満
300 以上
500 未満
500 以上
700 未満 700 以上
補正率 曲線部 0.78 0.80 0.85 0.90 0.95 1.00 1.00
曲線後直線 0.75 0.78 0.80 0.85 0.90 0.95 1.00
- 17 -
自動測量の場合
曲線半径（ｍ） 20 未満 20 以上
50 未満
50 以上
100 未満
100 以上
300 未満
300 以上
500 未満
500 以上
700 未満 700 以上
補正率 曲線部 0.78 0.80 0.85 0.90 0.95 1.00 1.00
曲線後直線 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00
３.中押し段数による補正(γ)
段 数
呼び径 １段 ２段 ３段 ４段
1000～1650 0.92 0.90 0.88 0.86
1800～3000 0.94 0.92 0.90 0.88
備考１： 推進距離が 500Ｄ（Ｄ：推進管呼び径）以上あるいは 500ｍを超える場合は計算結
果によらず中押しを使用します。中押しを安全装置として使用する場合は補正係数
を 1.0 とします。
備考２： 第１段目の中押し装置は掘進機から 100ｍ以内に設置することとし、必要中押し
段数を算定します。
４.その他の補正(δ)
①ステーションシステム立坑
ステーションシステム（横引き）の発進立坑から発進する場合は、トラバーサー・坑
内クレーン等によって推進管を移動するため日進量を補正します。
②大深度施工
大深度（土被り 20ｍ以上）で施工する場合は推進管等の吊り下しおよび作業員の出入
りに時間を要するため日進量を補正します。
③Backing 防止
高水圧（0.1Mpa 以上）で発進する場合、初期推進時は管外周の摩擦抵抗が 小さく、
元押しジャッキ引き戻し時に掘進機前面にかかる土圧・水圧によって掘進機が後退しま
す。
この現象を Backing と呼び、推進距離が長くなり後退しなくなるまで防止装置を使用
します。
Backing が解消されるまでの施工については日進量を補正します。
表－10 その他の補正係数
補正項目 補正係数δ
ステーションシステム 0.9
大深度施工 0.9
Backing 防止 0.85 防止装置を使用
する区間
- 18 -
§８.曲線推進補正係数の算出
１.曲線推進時の補正係数の算出例
発進立坑
直線曲線１
曲線２曲線後直線２
曲線後直線１
曲線半径(R=100m)
曲線半径(R=30m)
BC
BC
EC
EC
標準日進量標準日進量
×曲線１補正率
標準日進量×
曲線後直線１補正率
標準日進量×
曲線後直線１補正率
×曲線２補正率
標準日進量×
曲線後直線１補正率×
曲線後直線２補正率
L=50.00mL=80.00mL=100.00mL=30.00mL=50.00m
総推進延長 L=310.00m
図－3
施工条件
・呼び径 800mm 推進延長 L＝310m 曲線半径 R1＝100m R2＝30m (2 曲線)
・工法：アルティミット泥水式工法 Ａ土質 作業時間：昼間作業
平均日進量の算定（通常の場合）
表－11 平均日進量算定表（通常）
区間 距離 L 日進量 n L/n
平均日進量
(m/日）
L÷(L/n)
直線 50.00 9.00 5.56
曲線 1 80.00 9.00 × 0.90 ＝ 8.10 9.88
曲線後直線 1 100.00 9.00 × 0.85 ＝ 7.65 13.07
曲線 2 30.00 9.00 × 0.85 × 0.80 ＝ 6.12 4.90
曲線後直線 2 50.00 9.00 × 0.85 × 0.78 ＝ 5.97 8.38
310.00 41.79 7.4
上表より平均日進量は 7.4(m/日) となります。
- 19 -
平均日進量の算定（自動測量システムの場合）
表－12 平均日進量算定表（自動測量システム）
区間 距離Ｌ 日進量ｎ Ｌ/ｎ
平均日進量
（m/日）
Ｌ÷（L/n）
直線 50.00 9.00 5.56
曲線 1 80.00 9.00 × 0.90 ＝ 8.10 9.88
曲線後直線１ 100.00 9.00 × 1.00 ＝ 9.00 11.11
曲線２ 30.00 9.00 × 1.00 × 0.80 ＝ 7.20 4.17
曲線後直線２ 50.00 9.00 × 1.00 × 1.00 ＝ 9.00 5.56
310.00 36.28 8.5
上表より平均日進量は 8.5(m/日) となります。
- 20 -
§９.アルティミット滑材注入システム （ＵＬＩＳ）
滑材注入は、地山と管の外周面抵抗を減じると共に、管周辺地盤の緩み防止を目的と
します。
裏込注入は、推進完了後管と地山の空隙を充填して地山の緩み及び地盤沈下による地
表面への影響を防止し、推進管が受ける土圧分布を均等にすることにあります。
滑材及び、裏込材の注入量は、推進管の外側 20mm の範囲とし、アルティミット工法で
は一次注入を先頭推進管部又は、掘進機後方筒から行い、二次注入は推進管内部から行
います。
二次注入は、周辺地盤への逸失および希釈により滑材効果が低下するのを防ぐ目的で
アルティ－Ｋの場合、一次注入孔設置部分より後方 50ｍ毎に注入孔を設置し、50ｍ間で
一次注入量の 20％を各注入孔に均等に注入する事を原則とします。
１.注入方式
ＵＬＩＳ(アルティミット滑材注入システム)を採用します。
ＵＬＩＳには二つの方式があります。
①一系統方式(図 4参照)
一次・二次注入ともアルティ－Ｋを使用して、一系統配管で適宜注入量を設定し
て、推進管の進行に合わせて自動的に順次注入していく方式です。
主に粘性土および砂質土主体の土質で使用します。
②二系統方式(図 5参照)
二系統配管で一次注入はアルティ－クレイを使用し、管と地山の間隙分を注入、
二次注入はアルティ－Ｋを使用し、注入上限圧力と注入時間を設定し自動的に注入
する方式です。
主に砂礫土や滞水砂層主体の土質で使用します。
両方式とも注入孔の間隔は 50ｍ毎を基本とします。
- 21 -
制御ｹ-ﾌﾞﾙ
発進立坑
G･L
←滑材
ﾊﾞｲﾊﾟｽﾊﾞﾙﾌﾞﾕﾆｯﾄ
AC100V
掘進機
一次注入
注入中継 ﾎﾞｯｸｽ
中継ｱﾀﾞﾌﾟﾀ
配管・配線概要図
推進管
No.1注入孔 No.2注入孔
二次注入 二次注入
ﾊﾞﾙﾌﾞ
ﾊﾞﾙﾌﾞﾕﾆｯﾄ(No.2)ﾊﾞﾙﾌﾞﾕﾆｯﾄ(No.1) ﾊﾞﾙﾌﾞﾕﾆｯﾄ(No.ｎ)
No.ｎ注入孔
注入滑材→
←還流滑材
注入ﾎﾟﾝﾌﾟ
注入用滑材ﾌﾟﾗﾝﾄ
圧力ｾﾝｻ
中継ｱﾀﾞﾌﾟﾀ
制御ｹ-ﾌﾞﾙ
中央集中制御盤
電磁流量計
ＵＬＩＳアルティミット滑材注入システム（１系統方式）
図-4 ＵＬＩＳ １系統方式概要図
掘進機発進立坑
G･L
←滑材
注入滑材→
←還流滑材
ﾊﾞｲﾊﾟｽﾊﾞﾙﾌﾞﾕﾆｯﾄ
ﾊﾞﾙﾌﾞ
中継ｱﾀﾞﾌﾟﾀ
圧力ｾﾝｻ
ﾊﾞﾙﾌﾞﾕﾆｯﾄ(No.1)
No.１注入孔一次注入孔 中継 ｱﾀﾞﾌﾟﾀ
注入 ﾎﾟﾝﾌﾟ 注入ﾎﾟﾝﾌﾟ
二次注入 二次注入
二次注入配管
配管・配線概要図
No.ｎ注入孔
ﾊﾞﾙﾌﾞﾕﾆｯﾄ(No.ｎ )
制御 ｹ-ﾌﾞﾙ
ﾊﾞﾙﾌﾞ
推進管
二次注入用ﾎｰｽ
AC100V
制御ｹ-ﾌﾞﾙ
集中制御盤
注入・中継 ﾎﾞｯｸｽ 注入・中 継 ﾎﾞｯｸｽ
アルティクレイ混合器
アルティＫプラントアルティクレイＡ材プラント アルティクレイＢ材プラント
ＵＬＩＳアルティミット滑材注入システム（２系統配管方式）
図-5 ＵＬＩＳ ２系統方式概要図
- 22 -
２.注入量
注入範囲及び注入量は、管の外側より 20mmの範囲とします。注入量は、アルティミ
ット工法の適用土質別に下表の如く設定します。
表－13 土質別注入量
土質 注入量
Ａ・Ｄ 標準
Ｂ・Ｃ 50%増し
・一次注入量 ( 標準注入量・㎥ )
Q1＝｛(Bc+0.04)2－Bc2 ｝×π／4×L
Bc：推進管外径 (m) L：推進延長 (m)
・二次注入総量 ( 標準注入量・㎥ )
Q2＝0.002×Q1×(L－50)
表－14 滑材一次注入 1ｍ当り注入量(単位㍑／ｍ)
呼び径(mm) 800 900 1,000 1,100 1,200 1,350 1,500 1,650
土質(A)(D) 62 69 77 84 91 102 113 124
土質(B)(C) 93 104 116 126 137 153 170 186
1,800 2,000 2,200 2,400 2,600 2,800 3,000 3,500 4,000
134 149 163 178 192 207 221 249 290
201 224 245 267 288 311 332 374 435
注 3,500(mm)4,000(mm)は土圧式のみです。
- 23 -
３.注入材料
注入材料は自動滑材充填システムの効果を十分発揮するために以下の材料とします。
表－15 注入材料 一系統方式及び二系統方式の二次注入
滑材注入材料 アルティ－Ｋ
配合 1m3当り
材料 使用量
アルティ－Ｋ 7.5 kg
水 0.995 m3
表－16 注入材料 二系統方式の一次注入
滑材注入材料 アルティ－クレイ
名称 アルティ－クレイ A材溶液 アルティ－クレイ B材溶液
配合
1m3当り
アルティ－クレイ
A 材 45.0 kg
アルティ－クレイ
B 材 7.5 kg
水 482.5 kg 水 492.5 kg
合計 500 ㍑ 500 ㍑
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４.裏込注入工
注入範囲及び注入量は、管の外側より 20mmの範囲とします。注入量は、アルティミッ
ト工法の適用土質別に下表の如く設定します。
表－17 土質別注入量
土質 注入量
Ａ・Ｄ 標準
Ｂ・Ｃ 50%増し
表－18 標準裏込注入量 (㍑/ｍ)
呼び径(mm) 800 900 1,000 1,100 1,200 1,350 1,500 1,650
土質(A)(D) 62 69 77 84 91 102 113 124
土質(B)(C) 93 104 116 126 137 153 170 186
1,800 2,000 2,200 2,400 2,600 2,800 3,000
134 149 163 178 192 207 221
201 224 245 267 288 311 332
備考 使用する裏込材はプレミックスタイプ（ウラゴメセッターＳ、ＴＭセッター375 等）
を標準とします
表－19 注入材料配合表
（1ｍ3当り）
商品名 裏込材 セメント 水
ウラゴメセッターＳ 125kg 500kg 730 ㍑
TM セッター３７５ 375kg ― 866 ㍑
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§１０.立坑寸法
１.鋼矢板工法の場合
図－6 発進・到達立坑(鋼矢板)
表－20 立坑標準寸法
方 式 泥 水 式 土 圧 式
発進立坑 到達立坑 発進立坑 到達立坑
長さ
L(m)
幅
B(m)
長さ
L(m)
幅
B(m)
長さ
L(m)
幅
B(m)
長さ
L(m)
幅
B(m)
800 7.2 3.2 4.8 3.2 － － － －
900 7.2 3.2 4.8 3.2 － － － －
1,000 7.2 3.2 4.8 3.2 7.6 3.2 5.2 3.2
1,100 7.6 3.6 4.8 3.6 7.6 3.6 5.2 3.6
1,200 7.6 3.6 4.8 3.6 8.0 3.6 5.2 3.6
1,350 8.0 4.0 5.2 3.6 8.0 4.0 5.2 3.6
1,500 8.0 4.0 5.6 4.0 8.0 4.0 5.6 4.0
1,650 8.4 4.0 5.6 4.0 8.0 4.0 5.6 4.0
1,800 8.4 4.4 5.6 4.4 8.4 4.4 6.0 4.4
2,000 8.8 4.8 5.6 4.8 8.4 4.8 6.0 4.4
2,200 8.8 4.8 6.4 4.8 8.6 4.8 6.0 4.8
2,400 8.8 5.2 6.4 5.2 9.2 5.2 6.0 5.2
2,600 8.8 5.6 6.4 5.6 9.2 5.6 6.4 5.6
2,800 8.8 5.6 6.4 5.6 9.2 5.6 6.4 5.6
3,000 8.8 6.0 7.2 6.0 9.2 6.0 6.4 5.6
注 斜め発進、両発進の場合は別途検討が必要です。
上記の立坑寸法については標準であり、それぞれの条件に合わせて別途検討します。
立 坑
呼び径
(mm)
B
L
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２.ライナープレートの場合
B
L
φ
図－7 発進・到達立坑(ライナープレート)
表－21 立坑標準寸法
方式 泥水式 土圧式
発進立坑 到達立坑 発進立坑 到達立坑
長さ
L(m)
幅
B(m)
φ
(m)
長さ
L(m)
幅
B(m)
φ
(m)
800 7.125 3.2 4.0 － － －
900 6.968 3.2 4.0 － － －
1,000 7.125 3.2 4.0 7.425 3.5 4.5
1,100 7.268 3.5 4.0 7.425 3.5 4.5
1,200 7.425 3.5 4.0 8.082 4.0 5.0
1,350 7.768 4.0 5.0 8.082 4.0 5.0
1,500 7.925 4.0 5.0 8.239 4.0 5.0
1,650 8.125 4.2 5.0 8.111 4.5 5.0
1,800 8.425 4.5 5.0 8.582 4.5 5.5
2,000 8.925 5.0 5.5 8.611 5.0 5.5
2,200 8.925 5.0 6.0 9.082 5.0 5.5
2,400 9.268 5.5 6.0 9.425 5.5 5.5
2,600 9.268 5.5 6.5 10.053 5.5 6.5
2,800 9.297 6.0 6.5 10.239 6.0 6.5
3,000 9.297 6.0 7.0 10.239 6.0 6.5
注 斜め発進、両発進の場合は別途検討が必要です。
上記の立坑寸法については標準であり、それぞれの条件に合わせて別途検討します。
立 坑 呼び径
(mm)
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３.掘進機分割の場合
分割回収立坑寸法は、工法や使用する掘進機により異なることから、下表を標準とし
最小寸法については別途検討します。
人孔到達やシールド到達などの分割または分解回収型掘進機の検討も可能です。
図－8 到達立坑(ライナープレート)
表－22 到達立坑標準寸法
泥水式 土圧式（普通土のみ）
ライナープレート(m) ライナープレート(m)
800 2.5（3.0） －
900 2.5（3.0） －
1,000 3.0 3.0
1,100 3.0 3.0
1,200 3.0 3.5
1,350 3.5 3.5
1,500 3.5 4.0
1,650 3.5 4.0
1,800 4.0 4.5
2,000 4.0 4.5
2,200 5.0 4.5
2,400 5.0 5.0
2,600 5.0 5.0
2,800 5.0 5.5
3,000 5.0 5.5
（ ）は礫用掘進機の場合とします。
立 坑 呼び径
(mm)
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４.発進高さ及び到達高さ
発進立坑での管下端と基礎コンクリート天端との離隔は、多段ジャッキに必要な高
さと発進坑口高さに必要な高さで、下記に示します。
同様に到達に必要な離隔は、分割回収に必要な作業スペースとして下記に示します。
発進立坑 管下必要寸法 300 ㎜～500 ㎜
到達立坑 管下必要寸法 400 ㎜
第２章 積算編
【アルティミット工法】
- 29 -
第２章 積算編
§１.積算条件
・本積算資料はアルティミット工法泥水式・土圧式で施工する場合に適用します。
・適用管径は、泥水式は呼び径 800mm～3,000mm、土圧式は 1,000mm～4,000mm とします。
・適用土質は、泥水式は粘性土、砂質土、砂礫土(玉石、巨礫を含む)および硬質土、土圧式は
粘性土、砂質土および硬質土を対象とします。
・岩盤推進も対応可能ですが、一軸圧縮強度、ＲＱＤ値、石英の含有率等により日進量および
推進可能延長が大幅に異なるため本編では標準歩掛りはありませんが、別途検討可能です。
・曲線造成システムとして、センプラカーブシステムを採用します。
- 30 -
§２．泥 水 式
１．積算の基準
（１）適用土質
アルティミット工法泥水式は幅広い土質に適応しますが、積算上の土質条件は表-1～表-4 に
示す 4種類を基準とします。
岩盤については、別途検討いたします。
（２）作業時間
標準歩掛りにおける日進量は、実働 8 時間を基本としておりますが、施工条件により昼夜間
作業をする場合は実働 16 時間とします。
（３）標準日進量
標準日進量は、表－6に示す配置人員により、直線推進における推進管（標準 2.43m）１本当
りの各作業の所要時間の和を求め、１日（8h）当りを算出しました。
呼び径別、土質別の所要時間および日進量を表－1～表－4に示します。
長距離推進、曲線推進および施工条件による日進量の補正は、技術資料（16 頁～20頁）をご
参照下さい。
- 31 -
表-1 呼び径別 1本当たり所要時間集計及び日進量算定表 （泥水式）
土質Ａ(普通土)
800 900 1000 1100 1200 1350 1500 1650 1800 2000 2200 2400 2600 2800 3000
据
付
工
管小運搬及び
準備工 (96) (96) (96) (96) (96) (96) (108) (120) (132) (144) (144) (156) (156) (168) (168)
管吊下ろし
回転調整工 12 12 12 12 12 18 18 18 24 30 30 30 30 30 30
電線注入管
取外し、取付工 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 24 24
小計（分） 24 24 24 24 24 30 30 30 36 42 42 42 42 54 54
掘
進
工
掘削及び
推進工 42 42 42 42 42 42 42 48 48 48 54 57 57 57 57
ジャッキ戻し
操作時間 21 21 27 27 27 27 27 30 30 30 42 45 45 45 45
方向修正 6 6 6 6 6 12 12 12 12 12 12 12 12 18 18
小計（分） 69 69 75 75 75 81 81 90 90 90 108 114 114 120 120
泥水管理工 18 18 18 18 18 18 18 18 18 24 24 24 24 24 24
環流運転工 (86) (86) (93) (93) (93) (99) (99) (108) (108) (114) (132) (138) (138) (144) (144)
小計（分） 18 18 18 18 18 18 18 18 18 24 24 24 24 24 24
泥水処理工 (86) (86) (93) (93) (93) (99) (99) (108) (108) (114) (132) (138) (138) (144) (144)
滑材注入工 (42) (42) (42) (42) (42) (42) (42) (48) (48) (48) (54) (57) (57) (57) (57)
測 量 工 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18
小計（分） 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18
計 1本当たり
所要時間
(非競合時間)（分）
129 129 135 135 135 147 147 156 162 174 192 198 198 216 216
算出日進本数
480 分÷所要時間
（本）
3.72 3.72 3.56 3.56 3.56 3.27 3.27 3.08 2.96 2.76 2.50 2.42 2.42 2.22 2.22
標準日進量
日進本数×2.43m
(m/8h)
9.0 9.0 8.7 8.7 8.7 7.9 7.9 7.5 7.2 6.7 6.1 5.9 5.9 5.4 5.4
注 1．( )は競合時間を示します。
2．昼夜 16時間施工とする場合は 2倍を日進量とします。
3.１日当り作業時間が制限される場合は、作業時間に合わせて日進量を設定します。
工 種
呼び径
(mm)
- 32 -
表－2 呼び径別 1本当たり所要時間集計及び日進量算定表 （泥水式）
土質Ｂ(砂礫土)
800 900 1000 1100 1200 1350 1500 1650 1800 2000 2200 2400 2600 2800 3000
据
付
工
管小運搬及び
準備工 (96) (96) (96) (96) (96) (96) (108) (120) (132) (144) (144) (156) (156) (168) (168)
管吊下ろし
回転調整工 12 12 12 12 12 18 18 18 24 30 30 30 30 30 30
電線注入管
取外し、取付工 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 24 24
小計（分） 24 24 24 24 24 30 30 30 36 42 42 42 42 54 54
掘
進
工
掘削及び
推進工 93 93 93 93 93 96 96 99 102 102 102 108 108 111 114
ジャッキ戻し
操作時間 21 21 27 27 27 27 27 30 30 30 42 45 45 45 45
方向修正 6 6 6 6 6 12 12 12 12 12 12 12 12 18 18
小計（分） 120 120 126 126 126 135 135 141 144 144 156 165 165 174 177
泥水管理工 18 18 18 18 18 18 18 18 18 24 24 24 24 24 24
環流運転工 (138) (138) (144) (144) (144) (153) (153) (159) (162) (168) (180) (189) (189) (198) (201)
小計（分） 18 18 18 18 18 18 18 18 18 24 24 24 24 24 24
泥水処理工 (138) (138) (144) (144) (144) (153) (153) (159) (162) (168) (180) (189) (189) (198) (201)
滑材注入工 (93) (93) (93) (93) (93) (96) (96) (99) (102) (102) (102) (108) (108) (111) (114)
測 量 工 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18
小計（分） 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18
計 1本当たり
所要時間
(非競合時間)（分）
180 180 186 186 186 201 201 207 216 228 240 249 249 270 273
算出日進本数
480 分÷所要時間
（本）
2.67 2.67 2.58 2.58 2.58 2.39 2.39 2.32 2.22 2.11 2.00 1.93 1.93 1.78 1.76
標準日進量
日進本数×2.43m
(m/8h)
6.5 6.5 6.3 6.3 6.3 5.8 5.8 5.6 5.4 5.1 4.9 4.7 4.7 4.3 4.3
注 1．( )は競合時間を示します。
2．昼夜 16時間施工とする場合は 2倍を日進量とします。
3.１日当り作業時間が制限される場合は、作業時間に合わせて日進量を設定します。
工 種
呼び径
(mm)
- 33 -
表－3 呼び径別 1本当たり所要時間集計及び日進量算定表 （泥水式）
土質Ｃ(玉石混り砂礫土)
800 900 1000 1100 1200 1350 1500 1650 1800 2000 2200 2400 2600 2800 3000
据
付
工
管小運搬及び
準備工 (96) (96) (96) (96) (96) (96) (108) (120) (132) (144) (144) (156) (156) (168) (168)
管吊下ろし
回転調整工 12 12 12 12 12 18 18 18 24 30 30 30 30 30 30
電線注入管
取外し、取付工 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 24 24
小計（分） 24 24 24 24 24 30 30 30 36 42 42 42 42 54 54
掘
進
工
掘削及び
推進工 162 162 162 162 162 168 168 168 186 186 198 228 228 228 228
ジャッキ戻し
操作時間 21 21 27 27 27 27 27 30 30 30 42 45 45 45 45
方向修正 6 6 6 6 6 12 12 12 12 12 12 12 12 18 18
小計（分） 189 189 195 195 195 207 207 210 228 228 252 285 285 291 291
泥水管理工 18 18 18 18 18 18 18 18 18 24 24 24 24 24 24
環流運転工 (207) (207) (213) (213) (213) (225) (225) (228) (246) (252) (276) (309) (309) (315) (315)
小計（分） 18 18 18 18 18 18 18 18 18 24 24 24 24 24 24
泥水処理工 (207) (207) (213) (213) (213) (225) (225) (228) (246) (252) (276) (309) (309) (315) (315)
滑材注入工 (162) (162) (162) (162) (162) (168) (168) (168) (186) (186) (198) (228) (228) (228) (228)
測 量 工 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18
小計（分） 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18
計 1本当たり
所要時間
(非競合時間)（分）
249 249 255 255 255 273 273 276 300 312 336 369 369 387 387
算出日進本数
480 分÷所要時間
（本）
1.93 1.93 1.88 1.88 1.88 1.76 1.76 1.74 1.60 1.54 1.43 1.30 1.30 1.24 1.24
標準日進量
日進本数×2.43m
(m/8h)
4.7 4.7 4.6 4.6 4.6 4.3 4.3 4.2 3.9 3.7 3.5 3.2 3.2 3.0 3.0
注 1．( )は競合時間を示します。
2．昼夜 16時間施工とする場合は 2倍を日進量とします。
3.１日当り作業時間が制限される場合は、作業時間に合わせて日進量を設定します。
工 種
呼び径
(mm)
- 34 -
表－4 呼び径別 1本当たり所要時間集計及び日進量算定表 （泥水式）
土質Ｄ(硬質土)
800 900 1000 1100 1200 1350 1500 1650 1800 2000 2200 2400 2600 2800 3000
据
付
工
管小運搬及び
準備工 (96) (96) (96) (96) (96) (96) (108) (120) (132) (144) (144) (156) (156) (168) (168)
管吊下ろし
回転調整工 12 12 12 12 12 18 18 18 24 30 30 30 30 30 30
電線注入管
取外し、取付工 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 24 24
小計（分） 24 24 24 24 24 30 30 30 36 42 42 42 42 54 54
掘
進
工
掘削及び
推進工 150 150 150 156 162 162 168 168 162 168 168 174 192 198 204
ジャッキ戻し
操作時間 21 21 27 27 27 27 27 30 30 30 42 45 45 45 45
方向修正 6 6 6 6 6 12 12 12 12 12 12 12 12 18 18
小計（分） 177 177 183 189 195 201 207 210 204 210 222 231 249 261 267
泥水管理工 18 18 18 18 18 18 18 18 18 24 24 24 24 24 24
環流運転工 (195) (195) (201) (207) (213) (221) (225) (228) (222) (234) (246) (255) (273) (285) (291)
小計（分） 18 18 18 18 18 18 18 18 18 24 24 24 24 24 24
泥水処理工 (195) (195) (201) (207) (213) (221) (225) (228) (222) (234) (246) (255) (273) (285) (291)
滑材注入工 (150) (150) (150) (156) (162) (162) (168) (168) (162) (168) (168) (174) (192) (192) (204)
測 量 工 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18
小計（分） 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18
計 1本当たり
所要時間
(非競合時間)（分）
237 237 243 249 255 267 273 276 276 294 306 315 333 357 363
算出日進本数
480 分÷所要時間
（本）
20.3 2.03 1.98 1.93 1.88 1.80 1.76 1.74 1.74 1.63 1.57 1.52 1.44 1.34 1.32
標準日進量
日進本数×2.43m
(m/8h)
4.9 4.9 4.8 4.7 4.6 4.4 4.3 4.2 4.2 4.0 3.8 3.7 3.5 3.3 3.2
注 1．( )は競合時間を示します。
2．昼夜 16時間施工とする場合は 2倍を日進量とします。
3.１日当り作業時間が制限される場合は、作業時間に合わせて日進量を設定します。
工 種
呼び径
(mm)
- 35 -
（４）人員配置
作業の編成人員並びに職務内容は下記の通りとします。
表－5 人員配置表（昼間 8時間作業の標準）
工種 職種 作業内容
管径別配置人員(人)
800
～
1,100
1,200
～
3,000
切羽坑内作業工
トンネル世話役 ・総指揮 1.0 1.0
トンネル特殊工
・掘進機運転操作
・ジャイロ装置の設置
・管据付け接合
・油圧機器、中押機器の設
置操作
・送排泥ポンプの運転保守
・目地の監視
・管勾配の修正
2.0 2.0
トンネル作業員 ・管据付け手元
・滑材注入 1.0 1.0
坑外作業工
特殊運転手 ・クレーンの運転操作 0.0 1.0
特殊作業員
・電気機器の保守点検
・泥水作泥管理
・泥水処理運転保守
・積込機の運転操作
2.0 1.0
普通作業員
・運転手、とびの補助
・作泥の補助
・滑材調合の補助
1.0
(2.0)
1.0
(2.0)
計 7.0 7.0
注 1.( )は、二次処理の場合。
2.二交替制作業(昼夜間)の場合は 2倍とします。
- 36 -
（５）作泥材の算定
・作泥量は物質収支の計算により求めた値を計上します。
・作泥量は、初期作泥量 [V0] 、補給作泥量の合計を計上します。
・初期作泥量は、10分間に流れる送泥水量の 1.5 倍とします。
作泥材料は、一体型作泥材または粘土ベントナイトによる泥水を使用します。
・補給作泥量の粘土は、［Ｗa9］×推進本数により算出します。
・補給作泥量のＣＭＣは、比重調整用泥水量［Ｖ9］と比重調整用清水量［Ｖ10］によ
り算出します。
ＣＭＣ＝(［Ｖ9］＋［Ｖ10］)×1.0 ㎏×本数
表－6 初期作泥配合例（1m3当り）
材 料 使用量
粘土 300.0 kg
ベントナイト 50.0 kg
ＣＭＣ 1.0 kg
水 0.9 m3
・二次処理の場合に添加するＰＡＣ量は
ＰＡＣ ＝ [Ｗa12］×20kg×本数
により算出しますが、20kg／tss を標準としており、施工条件過去の実績により調整
します。
・ [Ｖ14] がマイナス(不足)になった場合を計上します。
水＝ [Ｖ14] ×本数
・ [Ｖ14] がプラス(余剰)となった場合を計上します。
アルカリ中和剤（炭酸ガス）＝ [Ｖ14] ×0.44kg×本数
- 37 -
２．送排泥設備
還流ポンプの計算を行い、各々のポンプを下表より選定します。
表－7 送泥用(Ｐ1)
管径 揚程
(ｍ)
出力
(kW)
燃料消費率
(kWh/kW)
電力消費量
(kWh/h) 備考
100 型
27 22 0.9 20.0 定速
27 22 0.9 20.0 インバーター専用
60 40 0.9 36.0 20ｋW×2 台直列
150 型 22 22 0.9 20.0 定速
23 22 0.9 20.0 インバーター専用
表－8 排泥用(Ｐ2)
管径 揚程
(ｍ)
出力
(kW)
燃料消費率
(kWh/kW)
電力消費量
(kWh/h) 備考
100 型 6.5 5.5 0.9 5.0
インバーター専用 29 30 0.9 27.0
150 型 22 30 0.9 27.0
30 37 0.9 33.0 可変速モーター用
表－9 中継用(Ｐ3)
管径 揚程
(ｍ)
出力
(kW)
燃料消費率
(kWh/kW)
電力消費量
(kWh/h) 備考
100 型 18 15 0.9 14.0
50 40 0.9 36.0 20ｋW×2 台直列
150 型 9 15 0.9 14.0
13 22 0.9 20.0
- 38 -
３．泥水処理設備
物質収支の計算を行い、プラント設備を選定します。
原則的に、ユニット式一次処理設を使用しますが、条件によりセパレート型一次処理機も選
択可能です。
（１）一次処理のみの場合
①ユニット式一次処理機
一次 処理 機
調整 槽循 環槽
サイクロ ン
ユニット型泥水処理設備配置図（一次処理）
粘 土槽
清 水槽
沈 澱槽
Pb
P a Pe
図－1 ユニット型泥水処理設備配置図(一次処理)
ユニット式一次処理機の規格は、排泥流量 [V3] により算出した値を満足する規格を表－10
により決定します。
排泥流量に対し ： [V3] × V
L (m3/min）
V ： 掘進速度（m/min）
L ： 推進管長（m）
表－10 ユニット式一次処理機
処理水量(m3/min) 出力(kW) 質量(t)
2.0 34.4 10.0
4.0 71.0 20.0
- 39 -
②セパレート式泥水処理機
一次処理機
調整槽 粘土槽 ＣＭＣ槽 清水槽
余剰泥水槽 余剰泥水槽 余剰泥水槽
Ｐa Ｐb
Ｐc
泥水処理設備配置図（一次処理）
図－2 セパレ－ト型泥水処理設備配置図(一次処理)
一次処理機の規格は、排泥流量 [V3] と一次分離砂礫量(処理乾砂量) [Wa4] とにより算出し
た値を満足する規格を表－11により決定します。
排泥流量に対し ： [V3] × V
L (m3/min）
一次分離砂礫量 ： [Wa4] × V×60
L (t/h)
表－11 一次処理機
処理水量(m3/min) 出力(kW) 質量(t) 処理乾砂量(t/h)
2.0 33.0 8.7 30
4.0 69.0 11.6 40
③調 整 槽
セパレート式一次処理機使用時には、10 分間に流れる送泥量の 1.5 倍の量 [V0］を満足する
ものを表－12 より選定します。
ユニット式一次処理機使用時には、ユニット式一次処理機に含まれる設備のため選定しませ
んが、必要により表－12 から選定することもあります。
表－12 攪拌機付水槽
容積(m3) 標準寸法
φ(m)×Ｈ(m)
出力
(kW)
質量
(ｔ) 摘要
10 2.35×2.375 2.2 2.5 調整槽
貯泥槽等 20 3.0×3.2 3.7 3.4
30 3.5×3.4 7.5 4.6
- 40 -
④沈殿槽
掘進 1 日当りに発生する処理泥水量 [V11] ×n を満足するものを表－13 により N 台使用し
ます。
ｎ：1日当りの施工本数(本／日)
表－13 水槽
容積(m3) 標準寸法
長(m)×幅(m)×高(m)
質量
(ｔ) 摘要
10 3.6×1.8×1.8 1.40 沈殿槽
清水槽等 20 5.5×2.0×2.1 2.60
30 7.5×2.0×2.1 3.80
⑤清水槽
比重調整用清水投入量 [V10] を満足するものを表－13 により決定します。
⑥作泥槽(粘土槽)
セパレート式一次処理機使用時には、比重調整用泥水投入量 [V9] を満足するものを表－14
により決定します。
ユニット式一次処理機使用時には、ユニット式一次処理機に含まれる設備のため選定しませ
んが、必要により比重調整用泥水投入量 [V9] を満足するものを表－14により決定します。
表－14 粘土槽
容積(m3) 出力
(kW)
質量
(t) 摘要
3 3.7 1.1 粘土槽
5 7.5 1.5
⑦CMC 槽(薬品溶解槽)
セパレート式使用時には、CMC 槽は 3.0m3を標準とし、表－15より選択します。
表－15 ＣＭＣ槽
容積(m3) 出力
(kW)
質量
(t) 摘要
3 2.2 0.7
- 41 -
（２）濃縮一次処理の場合
一次処理のみの場合で、余剰泥水（処理泥水）を削減する必要のある場合は、濃縮一次処理
機を使用します。
濃縮一次処理機としてはスクリューデカンタ（遠心分離機）を使用します。
①スクリューデカンタ
泥水量により決定します。
表－16 濃縮一次処理装置
泥水量(m3/h) 出力(kW) 機械質量(t)
1～2 5.5～ 7.5 0.63
2～4 7.5～11.0 1.25
4～8 11.0～15.0 2.05
(送泥水ポンプを除きます)
- 42 -
（３）二次処理の場合
①ユニット式一次処理機
スラリー槽余剰 泥水 槽一次 処理 機
調整 槽循 環槽
サイ クロ ン
粘 土槽 ＰＡ Ｃ 槽
二次処理機
ろ 水 槽
放 流
ユニット型泥水処理設備配置図（二次処理 ）
清 水槽 ＰＨ中 和装 置
Pb
P a Pe
P c
Pd
図－3 ユニット型泥水処理設備配置図(二次処理)
一次処理機の規格は、排泥流量 [V3] により算出した値を満足する規格を表－10より決定し
ます。
排泥流量に対し ： [V3] × V
L (m3/min）
V ： 掘進速度（m/min）
L ： 推進管長（m）
- 43 -
②セパレート型泥水処理設備
一次処理機 調整槽 粘土槽 ＣＭＣ槽 清水槽Ｐa Ｐb
Ｐc
ＰＡＣ槽
余剰泥水槽 スラリー槽 ろ水槽
二次処理機
ＰＨ中和装置
放流
Ｐd
Ｐe
泥水処理設備配置図（二次処理）
図－４ セパレート型泥水処理設備配置図(二次処理)
一次処理機の規格は、排泥流量 [V3] と一次分離砂礫量(処理乾砂量) [Wa4] とにより算出し
た値を満足する規格を表－12より決定します。
排泥流量に対し ： [V3] × V
L (m3/min）
一次分離砂礫量 ： [Wa4] × V×60
L (t/h)
③二次処理機
二次処理機は、原則的にフィルタープレス(加圧脱水機)を使用します。
・フィルタープレス
二次処理機の規格は、脱水ケーキ量 [V12] により決定します。
最小必要容量 ＝ [V12] × Cm×ｎ
60×ｔ (m3 / 1 回)
[V12] ： 1 本当り脱水ケーキ量
Cm ： 脱水 1回当りサイクルタイム
n ： 1 日当り施工本数
t ： 1 日当り作業時間
上記により算出した値を満足する規格を表－17により選択します。
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表－17 二次処理機表
脱水ケーキ量
(m3)
濾室数・濾過面積 出力
(kW)
質量
(t) 摘要
(インチ) （枚） (㎡)
1.1 36 50 70 24.0 14.0 ベルコン、打込
ポンプ、操作盤
含む 1.7 36 90 100 24.0 18.0
2.2 48 60 135 25.0 20.0
3.3 48 90 200 25.0 27.0
脱水回数 ＝ 1日当たり脱水量
機械容量 ＝ [V12] ×ｎ
機械容量
二次処理機運転時間 ＝ 脱水回数×Cm
60
備考
脱水 1回当りのサイクルタイム(Cm)は、60分を標準としますが土質条件より変更するも
のとします。
フィルタープレスの容量を増すか、台数を増やすかは経済比較によります。
④調整槽
セパレート式一次処理機使用時には、10 分間に流れる送泥量の 1.5 倍の量 [V0] を満足する
ものを表－15 より選定します。
ユニット式一次処理機使用時には、ユニット式一次処理機に含まれる設備のため選定しませ
んが、必要により表－12 から選定することもあります。
⑤余剰泥水槽
処理泥水量 [V11] を満足するもので、かつ二次処理機 1回当りの機械容量に対する処理泥水
量を満足するものを表－12 より決定します。
⑥スラリー槽
余剰泥水槽と同じものを使用します。
⑦清水槽
比重調整用清水投入量 [V10] を満足するものを表－13 により決定します。
⑧作泥槽(粘土槽)
セパレート式一次処理機使用時には、比重調整用泥水投入量 [V9] を満足するものを表－14
により決定します。
ユニット式一次処理機使用時には、ユニット式一次処理機に含まれる設備のため選定しませ
んが、必要により比重調整用泥水投入量 [V9] を満足するものを表－14により決定します。
⑨CMC 槽(溶解槽)
セパレート式使用時には、CMC 槽は 3.0m3を標準とし、表－15より選択します。
- 45 -
⑩PAC 槽(薬品槽)
PAC 槽は 6.0m3ポリエチレン製槽を標準とします。
⑪アルカリ中和装置
水過不足計算 [V14] が、プラス(＋)になった場合に計上し、6.0m3/h を標準とします。
表－18 アルカリ中和装置
処理量(m3/h) 出力(kW) 質量(t) 摘要
6.0 2.0 0.6 炭酸ガス式
運転時間 ＝ [V14]×ｎ
6.0
- 46 -
４.積算代価表
(1) Ａ代価表
管渠工 mm 泥水式推進工 A-6
推進延長 ｍ
管渠延長 ｍ
1 式当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
鉄 筋 コンクリート管
( 標 準 管 )
呼 び 径 φ
mm 本
〃 ( 半 管 ) 〃 本
〃 ( 中 押 管 ) 〃 組
特 殊 継 ぎ 手 管 本 ※
推 進 力 伝 達 材
（センプラリング等） 組 ※
泥 水 式 推 進 工 式 1 B-30 ※
立 坑 内 管 布 設 工 式 1
仮 設 備 工 泥水 式 1 B-34 ※
通 信 ・ 換 気 設 備 工 式 1 B-35
送 排 泥 設 備 工 泥水 式 1 B-26 ※
泥 水 処 理 設 備 工 式 1 B-27 ※
注 入 設 備 工 泥水 式 1 B-36 ※
水 替 え 工 式 1 B-28
計
(2) Ｂ代価表
泥水推進工 B-30
1 式当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
推 進 工 （ 泥 水 ） ｍ C-111 ※
Ｔ Ｓ シ ー ル 充 填 工 箇所 C-111-1 ※
発 生 土 処 理 工 ㎥ C-3
裏 込 め 工 ｍ C-109 ※
管 目 地 工 箇所 C-110
計
※印：アルティミット工法独自積算
- 47 -
仮設備工（泥水）B-34
1 式当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
支 圧 壁 工 箇所 C-103
クレーン設備組立撤去 箇所 C-113
坑 口 工 箇所 C-114
鏡 切 り 工 箇所 C-100
推 進 用 機 器
据 付 撤 去 工 箇所 C-119
掘 進機 引上用受台工 箇所 C-121
掘 進 機 据 付 工 台 C-122
掘 進 機 回 転 据 付 工 台 C-123
掘 進 機 搬 出 工 台 C-124
掘 進 機 分 割 搬 出 工 台 C-124-101※
立 坑 基 礎 工 箇所
中 押 し 装 置 箇所 C-116
殻 搬 出 工 ㎥ C-117
殻 運 搬 処 理 工 ㎥ C-118
掘 進機 ビット交換工 回 C-801 ※
掘 進 機 中 間 整 備 工 回 C-802 ※
計
通信・換気設備工 B-35
1 式当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
通 信 配 線 設 備 工 式 C-125
換 気 設 備 工 式 C-126
計
注入設備工 B-36
1 式当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
注 入 設 備 工 ( U L I S ) アルティ－Ｋ 箇所 C-127-1 ※
注 入 設 備 工 アルティ－クレイ 箇所 C-127-1 ※
計
送排泥設備工 B-26
1 式当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
送 排 泥 設 備 工 泥水式推進 式 1 C-104 ※
計
- 48 -
泥水処理設備工 B-27
1 式当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
泥 水 処 理 設 備 工 式 1 C-105 ※
泥 水 運 搬 処 理 工 ㎥ C-106
計
推進水替工 B-28
1 式当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
推 進 用 水 替 工 式 1 C-107
計
- 49 -
(3) Ｃ、Ｄ、Ｅ代価表（独自積算のみ掲載）
推進工（泥水）C-111
1 式当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
切 羽 坑 内 作 業 工 ｍ D-111-1 ※
坑 外 作 業 工 ｍ D-111-2
機 械 器 具 損 料
及 び 電 力 料 式 1 D-111-3
計 ○○ｍ当り
1ｍ当り 計/○○ｍ
切羽坑内作業工 D-111-1
1ｍ当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
ト ン ネ ル 世 話 役 人
ト ン ネ ル 特 殊 工 人
ト ン ネ ル 作 業 員 人
滑 材 一 次 注 入 材 料 ㍑ １ｍ当り注入量
×推進日進量 滑 材 二 次 注 入 材 料 ㍑
諸 雑 費 式 労務費計×率
計 1 日当り
1ｍ当り 計/日進量
備考 ①歩掛りは 1日当りの歩掛りを使用します。
②労務単価は、昼間又は夜間単価とします。
③諸雑費はグラウトホース、グラウトバルブ等の費用として、労務費に坑内作業諸雑費率
を乗じた費用を上限として計上する。
滑材一次注入 1ｍ当り注入量(単位㍑／ｍ)
呼び径(mm) 800 900 1,000 1,100 1,200 1,350 1,500 1,650
土質(A)(D) 62 69 77 84 91 102 113 124
土質(B)(C) 93 104 116 126 137 153 170 186
1,800 2,000 2,200 2,400 2,600 2,800 3,000
134 149 163 178 192 207 221
201 224 245 267 288 311 332
・一次注入量１ｍ当り注入量 ｑ1 ㍑/ｍ は上記表より算定します。
・二次注入総量 Ｑ2
Ｑ2＝0.002×ｑ1×Ｌ×（Ｌ－50）
Ｌ：推進延長 (ｍ)
・二次注入１ｍ当り注入量 ｑ2 ㍑/ｍ
ｑ2＝0.002×ｑ1×（Ｌ－50）
- 50 -
滑材注入材料（アルティ－Ｋ） E-111-1
1 ㍑当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
ア ル テ ィ － Ｋ kg 7.5
水 ㍑ 995
計 1ｍ3当り
1 ㍑当り 計/1,000
備考 一系統方式の一次注入、二次注入および二系統方式の二次注入に使用します。
滑材注入材料（アルティ－クレイ） E-111-2
1 ㍑当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
アルティ－クレイＡ材 kg 45.0
アルティ－クレイＢ材 kg 7.5
水 ㍑ 975
計 1ｍ3当り
1 ㍑当り 計/1,000
備考 二系統方式の一次注入に使用します。
ＴＳシール充填工 C-111-1
1 箇所当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
世 話 役 人
特 殊 作 業 員 人
材 料 費 g
諸 雑 費 式 1
計
備考 諸雑費は労務費 10％を上限として計上します。
ＴＳシール充填工歩掛表（１箇所当り）
呼び径(mm) 800 900 1,000 1,100 1,200 1,350 1,500 1,650
世話役（人） 0.18 0.18 0.18 0.20 0.20 0.20 0.24 0.24
特殊作業員（人) 0.57 0.57 0.57 0.67 0.67 0.67 1.00 1.00
ＴＳシール使用量（g） 1970 2220 2470 2700 2950 4400 4900 5370
1,800 2,000 2,200 2,400 2,600 2,800 3,000
0.24 0.30 0.30 0.30 0.40 0.40 0.40
1.00 1.25 1.25 1.25 1.67 1.67 1.67
5840 7570 8320 9040 11200 12000 12900
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裏込注入工 C-109
1ｍ当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
裏 込 注 入 工 泥水式推進 ｍ D-109-2 ※
計
裏込め注入工 D-109-2
1ｍ当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
ト ン ネ ル 世 話 役 人
ト ン ネ ル 作 業 員 人
特 殊 作 業 員 人
普 通 作 業 員 人
裏 込 め 材 ウラゴメセッターＳ
TM セッター375 ㍑
1ｍ当り注入量×
裏込日進量
諸 雑 費 式 1 労務費計×率
計 1 日当り
1ｍ当り 計/裏込め日進量
備考 ①諸雑費は、グラウトホース、バルブ、逆止弁等の費用とし、労務費に諸雑費率を乗じた
費用を計上します。
裏込め注入材料（参考）
標準配合：1㍑当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
セ メ ン ト kg 500
ウ ラ ゴメ セッターＳ kg 125
水 ㍑ 730
計 １ｍ3当り
1 ㍑当り 計/1,000
標準配合：1㍑当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
Ｔ Ｍ セッター３７５ kg 375
水 ㍑ 866
計 １ｍ3当り
1 ㍑当り 計/1,000
- 52 -
掘進機分割搬出工 C-124-101
1 台当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
掘 進 機 分 割 搬 出 工 台 D-124-101
計 ○○台当り
1 台当り 計/○○台
掘進機分割引上げ搬出工 D-124-101
1 回当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
世 話 役 人 2.0
特 殊 作 業 員 人 4.0
普 通 作 業 員 人 4.0
トラッククレーン賃料 ｔ 日 2.0
先 導 体 組 立 、 整 備 式 1 D-124-102
諸 雑 費 式 1
計
備考 ①掘進機を到達立坑にて分割回収する場合に適用します。トラッククレーン規格（油圧式）
（１台当り）
呼び径
800
～
1,000
1,100
～
1,200
1,350 1,500 1,650
1,800
～
2,000
2,200
～
3,000
標準機(t) 16 20 25 35 45 100 120
礫用機(t) 25 35 45 100 100 100 160
先導体組立、整備工 D-124-102
1 回当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
世 話 役 人 3.0
特 殊 作 業 員 人 6.0
普 通 作 業 員 人 3.0
機 械 工 人 3.0
トラッククレーン賃料 日 3.0
鋼 材 H-200 ｔ 0.5
消 耗 部 品 費 式 1
調 整 試 運 転 費 式 1
計
備考 ①トラッククレーンの規格は掘進機据付工によります。
- 53 -
掘進機ビット交換 C-801
1 式当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
掘 進 機 ビ ッ ト 交 換 回 D-801-1
計
掘進機中間整備 C-802
1 式当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
掘 進 機 中 間 整 備 台 D-802-1
計
掘削機ビット交換 D-801-1
1 回当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘要
世 話 役 人
特 殊 作 業 員 人
溶 接 工 人
普 通 作 業 員 人
酸 素 m3
ア セ チ レ ン ㎏
ビ ッ ト 式
副 材 料 式
電 力 量 kWh
溶 接 機 損 料 250A 日
計
備考 掘削ビットの交換は、同一現場での土質別掘進可能推進延長を越す場合に考慮します。
ビット交換歩掛表 1回当り
呼び径
種目
800
～
1,000
1,100
～
1,200
1,350
～
1,500
1,650 1,800 2,000 2,200
2,400
～
2,600
2,800
～
3,000
世 話 役(人) 0.6 0.8 1.2 1.2 1.2 1.2 1.5 1.5 1.7
特殊作業員(人) 1.2 1.5 1.8 2.0 2.2 2.2 2.5 2.5 2.7
溶 接 工(人) 1.2 1.5 1.8 2.0 2.2 2.2 2.5 2.5 2.7
普通作業員(人) 1.2 1.5 1.8 2.0 2.2 2.2 2.5 2.5 2.7
酸 素 (㎥ ) 13.0 13.0 15.0 16.0 18.0 18.0 20.0 22.0 24.0
アセチレン(kg) 5.0 5.0 6.0 7.0 9.0 9.0 11.0 11.0 12.0
電 力 量(kWh) 18.0 26.0 35.0 40.0 45.0 50.0 55.0 65.0 70.0
溶接機損料(日) 1.0 1.2 1.2 1.8 2.5 2.5 3.0 3.0 3.3
- 54 -
カッタービット標準交換距離(参考)
土 質 推進延長(m)
Ａ 土質 特に制限なし
Ｂ、Ｃ、Ｄ 土質 200～800
掘進機中間整備 D-802-1
1 回当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
世 話 役 人
特 殊 作 業 員 人
溶 接 工 人
普 通 作 業 員 人
計
備考 中間整備の基準は、同一現場でのカッタービット標準交換距離を越す場合に考慮します。
内容は、現場で実施可能な洗浄、点検とします。
工場で整備が必要な場合は別途とします。
中間整備歩掛表 1回当り
呼び径
種目
800
～
1,200
1,350
～
1,650
1,800
～
2,000
2,200
～
2,400
2,600
～
2,800
3,000
世 話 役(人) 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0
特殊作業員(人) 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0
溶 接 工(人) 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0
普通作業員(人) 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0
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ＵＬＩＳ工、注入設備工 C-127-1
1 箇所当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
世 話 役 人
溶 接 工 人
特 殊 作 業 員 人
電 工 人
普 通 作 業 員 人
トラッククレーン賃料 油圧 4.9ｔ 日
計
注入設備工歩掛表
適用呼び径
種 目 800
900～
1,650
1,800～
3,000
世 話 役 (人) 0.70 1.00 1.50
溶 接 工 (人) 0.70 1.00 1.50
特殊作業員 ( 人 ) 0.70 1.00 1.50
電 工 (人 ) 0.35 0.50 0.75
普通作業員 ( 人 ) 1.40 2.00 3.00
ト ラ ッ ク ク レ ー ン
賃 料 ( 日 ) 0.40 0.60 1.00
備考 ①歩掛の 60%は設置工、40%は撤去工とします。
②注入設備（ＵＬＩＳ）と裏込め注入設備は共用設備とします。
送排泥設備工 C-104
1 式当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘要
送 排泥 管設置撤去工 泥水式推進 式 1 D-104-6
送泥ポンプ据付撤去工 泥水式推進 台 D-104-7
排泥ポンプ据付撤去工 泥水式推進 台 D-104-8
中継ポンプ据付撤去工 泥水式推進 台 D-104-9
計測機器類設置撤去工 泥水式推進 箇所 D-104-10
ポ ンプ 及び計測機器
類 機 械 器 具 損 料 等 泥水式推進 式 1 D-104-11
計
- 56 -
送排泥管設置撤去工 D-104-6
1 式当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
鋼 管 ( 1 ) 損 料 地上用φmm 式 1 (1 現場当り分)
〃 〃 式 1 (供用日数分)
鋼 管 ( 2 ) 損 料 坑内用φmm 式 1 (1 現場当り分)
〃 〃 式 1 (供用日数分)
世 話 役 地上用φmm 人
〃 坑内用φmm 人
配 管 工 地上用φmm 人
〃 坑内用φmm 人
普 通 作 業 員 地上用φmm 人
〃 坑内用φmm 人
計
配管設備工歩掛表(100ｍ当り)
呼び径 口径(㎜) 区分 世話役(人) 配管工(人) 普通作業員(人)
800～2,200 100
設置 立坑、地上 2.5 5.5 5.0
撤去 立坑、地上 2.0 4.0 4.0
管内 1.5 2.5 3.0
1,500～3,000 150
設置 立坑、地上 2.5 5.5 5.0
撤去 立坑、地上 2.0 4.0 4.0
管内 1.5 2.5 3.0
備考 本歩掛は、鋼管とフレキシブルホースに適用します。
配管歩掛の計上
工種 配管場所
地上立坑 坑内
設置 ○ －
撤去 ○ ○
注 推進管内の設置歩掛は管推進工の坑内作業工に含まれます。
泥水処理設備工 C-105
1 式当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
泥水処理装置据付撤去工 泥水式推進 式 1 D-105-5
処 理 設 備 付 帯 作 業 工 泥水式推進 式 1 D-105-6
処理設備機械器具損料等 泥水式推進 式 1 D-105-7
作 泥 材 泥水式推進 式 1 D-105-8 ※
基 礎 工 式 1 必要に応じて計上
計
- 57 -
泥水処理装置据付け撤去工 D-105-5
1 式当たり
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
一次処理機据付け撤去工 m3/min 基 E-105-6
二次処理機据付け撤去工 m3/min 基 E-105-7
撹拌機付水槽据付撤去工 m3 基 E-105-8
粘 土 槽据 付け撤去工 m3 基 E-105-9
水 槽 据 付 け 撤 去 工 m3 基 E-105-10
P A C 槽据付け撤去工 6m3 基 E-105-11
CMC 溶解槽据付撤去工 3m3 基 E-105-12
アルカリ水中和装置据付
撤 去 工 6m3/h 基 E-105-13
土砂搬出設備据付撤去工 m3 組 E-105-14
基 礎 工 式 1 必要に応じて計上
計
備考 基礎工は、コンクリート工(t＝10cm 程度)、クラシャー砕石基礎工(C－40,t＝20cm 程度)、
型枠工、掘削工、残土処分並びに埋戻し工等を必要に応じて計上します。
泥水処理装置据付け撤去工歩掛表(1 基、1槽又は 1組当り)
種 目
規格機械名
世話役
(人)
特 殊
作業員
(人)
普 通
作業員
(人)
電工
(人)
溶接工
(人)
トラッククレーン
規格(油圧式) 運転日
セパレート型泥水
処理機
2.0m3/min
4.0m3/min 2.0 3.5 4.5 2.0 2.0
16t 吊
20t 吊 2.0
備考 ①歩掛の 60％を据付け、40％を撤去とします。
セパレート型処理機据付け撤去工 E-105-6
1 基当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
世 話 役 人 2.0
特 殊 作 業 員 人 3.5
普 通 作 業 員 人 4.5
電 工 人 2.0
溶 接 工 人 2.0
トラッククレーン賃料 油圧式ｔ 日 2.0
計
- 58 -
作泥材及び泥水処理材 D-105-8
1 式当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘 要
粘 土 kg
ベ ン ト ナ イ ト kg
C M C kg
P A C kg 二次処理時に計上
水 ｔ
炭 酸 ガ ス kg 二次処理時に計上
逸 泥 防 止 剤 kg 必要に応じて
計
- 59 -
機械器具損料算定表 その 1
内 容
必
要
台
数
運
転
日
数
供
用
日
数
１
日
当
り
運
転
時
間
損料額
単価 機械器具損料額 電力料
運
転
日
当
り
供
用
日
当
り
運
転
日
当
り
供
用
日
当
り
１
現
場
当
り
修
理
費
小
計
電
力
消
費
量
総
電
力
量
電
力
料
記 号 a b c d g h j k l m n p q
算 出 方 法 別計算
別計算
a×
b×
g
a×
c×
h
i＋
j＋
k
a×b
×d
×n
p×
電力
料
機 械 名 台 日 日 時間 円 円 円 円 円 円 kw kw 円
掘 進 機 本 体 １ － － － － －
巨 礫 カ ッ タ ー ビ ッ ト － － － － － － － － － －
リアルタイム計測システム 1 － － －
電 動 ホ イ ス ト 1 －
門 型 ク レ ー ン 1 － － －
多段ジャッキ（元押） 1 － － －
油 圧 ポ ン プ ( 中 押 ) 1 － － －
油 圧 ジ ャ ッ キ ( 中 押 ) ｎ － － － － － － － －
操 作 盤 ( 中 押 ) 1 － － － － － － － －
滑 材 ポ ン プ ( U L I S ) ｎ －
滑 材 ミ キ サ ー ( 〃 ) ｎ －
ミキシングプラント(〃) ｎ －
滑 材 配 管 ( 〃 ) ｎ － － － － － － － －
滑材ポンプ(ｱﾙﾃ ｨ - ｸﾚ ｲ ) ｎ －
滑 材 ミ キ サ ー ( 〃 ) ｎ －
ミキシングプラント(〃) ｎ －
滑 材 配 管 ( 〃 ) ｎ － － － － － － － －
ULIS（滑材注入システム） 1 － － － － － － －
グラウトポンプ(裏込 ) 1 －
グラウトミキサー( 〃 ) 1 －
ミキシングプラント( 〃 ) 1 －
計
備考 掘進機損料＝供用日当り損料×供用日数
供用日数 ＝∑(各スパンの供用日数＋段取り替え日数×α) α：供用日の割増率
①スパンの供用日数＝(掘進機据付け日数＋推進延長／日進量＋掘進機撤去日数)×α
掘進機据付け日数＝ 2.0 日 掘進機撤去日数＝ 1.0 日 掘進機分割回収 ＝2.0 日
②発進立坑で同一の掘進機により両発進する場合は、掘進設備の段取替えに要する実日数
を計上します。
（注）供用日数が 30 日未満の場合は別途考慮します。
- 60 -
機械器具損料算定表 その 2
機 械 器 具 名 規 格 組
数
推進延
長 損 料 金 額 備 考
中継ケーブル ULIS 用
高圧ホース(1) 中押し側
高圧ホース(2) 〃
作 動 油 〃
合 計
機械器具損料算定表 その 3
内 容
必
要
台
数
運
転
日
数
供
用
日
数
１
日
当
り
運
転
時
間
損料額
単価 機械器具損料額 電力料
運
転
日
当
り
供
用
日
当
り
運
転
日
当
り
供
用
日
当
り
１
現
場
当
り
修
理
費
小
計
電
力
消
費
量
総
電
力
量
電
力
量
記 号 a b c d g h j k l m n p q
算 出 方 法 別計算
別計算
a×
b×
g
a×
c×
h
i＋
j＋
k
a×b
×d
×n
p×
電力料
機 械 名 台 日 日 時間 円 円 円 円 円 円 ｋｗ ｋｗ 円
送泥ポンプ(起動基盤含む) 1 － － －
排 泥 ポ ン プ ( 〃 ) 1 － － －
中 継 ポ ン プ ( 〃 ) ｎ － － －
送 泥 水 圧 調 整 装 置 1 － － － － － － －
送 泥 水 流 量 測 定 装 置 1 － － － － － － －
排 泥 水 量 測 定 機 器 1 － － － － － － －
現 場 制 御 盤 1 － － － － － － － －
立 坑 バ イ パ ス 装 置 1 － － － － － － －
フ レ キ シ ブ ル ホ ー ス 2 － － － － － － －
フレキシブルホース(3m) ｎ － － － － － － －
合 計
備考 ①フレキシブルホース(3m)は、中押 1ヶ所当り 2本計上します。
②各機種の 1日当りの稼働時間は掘進機の稼働時間×1.3 とします。
③機械の運転日数及び供用日数
運転日数＝∑(各スパンの推進延長／各スパンの日進量)
供用日数＝各機械の据え付け開始～最終スパン推進完了までの実日数(注)×α
（α：供用日の割増率）
（注）①実日数には段取り替え等の日数を含みます。
②中継ポンプポンプに関する機器は、据付け時期がそれぞれ異なる為、ポンプの能力によ
り据付け位置を求め必要日数を計上します。
- 61 -
機械器具損料算定表その 4
内 容
必
要
台
数
運
転
日
数
供
用
日
数
１日当り運転時間
損料額単価 機械器具損料 電力料
時
間
当
り
運転日当り
供用日当り
時
間
当
り
運転日当り
供用日当り
小
計
時
間
当
り
電力消費量
総
電
力
量
電
力
料
記号 a b c d f g h j k l m n p q
算 出 方 法
別
計
算
別
計
算
a×b×
d×ｆ
a×b×
g
a×c×
h
i＋j＋
k
a×b×
d×n
p×
電力料
機 械 名 台 日 日 時間 円 円 円 円 円 円 円 kW kW 円
ユニット型処理機(※) ｎ － － － －
一 次 処 理 機 ( ※ ) 1 － －
調整槽(撹拌式) (※ ) 1 － － － －
粘 土 槽 ( 〃 ) ( ※ ) 1 － － － －
C M C 槽 ( 〃 ) ( ※ ) 1 － － － －
清 水 槽 ( 水 槽 ) ( ※ ) 1 － － － － － － － － －
沈 殿 槽 ( 水 槽 ) ｎ － － － － － － － － －
現 場 制 御 盤 ( ※ ) 1 － － － － － － － － －
P A ポ ン プ ( ※ ) 1 － －
P B ポ ン プ ( ※ ) 1 － －
P C ポ ン プ ( ※ ) 1 － －
二 次 処 理 機 ( ※ ) ｎ － － － －
余剰泥水槽(撹拌式)(※) ｎ － － － －
スラリー槽(〃 ) (※ ) ｎ － － － －
P A C 槽 ( ※ ) ｎ － － － － － － － － －
濾 水 槽 ( 水 槽 ) ( ※ ) ｎ － － － － － － － － －
アルカリ水中和装置(※) ｎ － －
土 砂 ホ ッ パ ー ( ※ ) ｎ － － － － － － － －
ベルトコンベア (※ ) ｎ － － － －
P d ポ ン プ ( ※ ) ｎ － －
P e ポ ン プ ( ※ ) ｎ － －
合 計
(※)は､二次処理設備の場合
備考 ①供用日数＝(機械据付け日数／2＋付帯日数(1)＋推進日数＋付帯日数(2)＋機械撤去日数／2)×α
（α：供用日の割増率）
工 種 機械据付け日数 付帯日数(1) 付帯日数(2) 機械撤去日数
一次処理(日) 4.0 2.0 1.0 3.0
二次処理(日) 10.0 2.5 2.5 6.0
推進日数＝∑｛各スパン(機械据付け日数＋推進延長／日進量＋掘進機撤去日数＋段取り替えの日数)｝
②一次処理機の稼働時間は掘進機の稼働時間×1.3 とします。
③攪拌機付水槽の稼働時間は、24時間とします。
④二次処理機の稼働時間は泥水処理設備(積算資料内)により算出します。
⑤アルカリ中和装置の稼働時間は泥水処理設備(積算資料内)により算出します。
⑥ベルトコンベアの稼働時間は一次処理機の稼働時間に二次処理機の脱水回数×0.5 時間を加算します。
⑦ポンプの運転時間は掘進機の稼働時間×1.3 とします。
- 62 -
（4）機械別運転時間一覧表
機械別１日（8時間）当たり稼働時間（土質Ａ）
800 900 1000 1100 1200 1350 1500 1650 1800 2000 2200 2400 2600 2800 3000
掘 進 機 3.0 3.0 2.8 2.8 2.8 2.9 2.9 3.1 3.0 2.8 2.8 2.8 2.8 2.8 2.8
電 動 ホ イ ス ト 1.5 1.5 1.4 1.4 1.4 1.6 1.6 1.5 1.8 2.0 1.8 1.7 1.7 2.0 2.0
門型クレーン（本体） 1.3 1.3 1.2 1.2 1.2 1.4 1.4 1.3 1.5 1.7 1.5 1.4 1.4 1.7 1.7
元押し設備（多段式） 4.3 4.3 4.5 4.5 4.5 4.4 4.4 4.6 4.4 4.1 4.5 4.6 4.6 4.4 4.4
滑材注入
グ ラ ウ ト ポ ン プ 3.0 3.0 2.8 2.8 2.8 2.9 2.9 3.1 3.0 2.8 2.8 2.8 2.8 2.8 2.8
グラウトミキサー 7.3 7.3 7.3 7.3 7.3 7.4 7.4 7.4 7.4 7.5 7.5 7.5 7.5 7.1 7.1
ミキシングプラント 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2
裏込注入
グ ラ ウ ト ポ ン プ 2.1 2.3 2.5 2.5 2.7 2.9 3.1 3.2 3.4 3.5 3.7 3.8 4.0 4.1 4.2
グラウトミキサー 3.4 3.6 3.8 3.8 3.9 4.1 4.2 4.2 4.4 4.5 4.7 4.8 5.0 5.1 5.2
ミキシングプラント 0.7 0.7 0.6 0.6 0.6 0.6 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.4 0.4 0.4 0.4
注：中押し工法、曲線推進等標準日進量が変わる場合は、実日進量で算出します。
機械別稼動時間＝標準機械設備１日当り稼動時間÷標準日進量×実日進量
機械別１日（8時間）当たり稼働時間（土質Ｂ）
800 900 1000 1100 1200 1350 1500 1650 1800 2000 2200 2400 2600 2800 3000
掘 進 機 4.4 4.4 4.3 4.3 4.3 4.3 4.3 4.3 4.2 4.0 3.8 3.9 3.9 3.8 3.9
電 動 ホ イ ス ト 1.1 1.1 1.0 1.0 1.0 1.2 1.2 1.2 1.3 1.5 1.4 1.4 1.4 1.6 1.6
門型クレーン（本体） 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 1.0 1.0 1.0 1.1 1.3 1.2 1.2 1.2 1.4 1.4
元押し設備（多段式） 5.3 5.3 5.4 5.4 5.4 5.4 5.4 5.5 5.3 5.1 5.2 5.3 5.3 5.2 5.2
滑材注入
グラウトポンプ 4.4 4.4 4.3 4.3 4.3 4.3 4.3 4.3 4.2 4.0 3.8 3.9 3.9 3.8 3.9
グラウトミキサー 7.5 7.5 7.5 7.5 7.5 7.5 7.5 7.5 7.5 7.6 7.6 7.6 7.6 7.3 7.3
ミキシングプラント 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2
裏込注入
グラウトポンプ 2.1 2.3 2.5 2.5 2.7 2.9 3.1 3.2 3.4 3.5 3.7 3.8 4.0 4.1 4.2
グラウトミキサー 3.4 3.6 3.8 3.8 3.9 4.1 4.2 4.2 4.4 4.5 4.7 4.8 5.0 5.1 5.2
ミキシングプラント 0.7 0.7 0.6 0.6 0.6 0.6 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.4 0.4 0.4 0.4
注：中押し工法、曲線推進等標準日進量が変わる場合は、実日進量で算出します。
機械別稼動時間＝標準機械設備１日当り稼動時間÷標準日進量×実日進量
- 63 -
機械別１日（8時間）当たり稼働時間（土質Ｃ）
800 900 1000 1100 1200 1350 1500 1650 1800 2000 2200 2400 2600 2800 3000
掘 進 機 5.4 5.4 5.3 5.3 5.3 5.3 5.3 5.2 5.3 5.1 5.0 5.2 5.2 5.1 5.1
電 動 ホ イ ス ト 0.8 0.8 0.8 0.8 0.8 0.9 0.9 0.8 0.9 1.1 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0
門型クレーン（本体） 0.7 0.7 0.7 0.7 0.7 0.8 0.8 0.7 0.8 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9
元押し設備（多段式） 6.1 6.1 6.1 6.1 6.1 6.1 6.1 6.1 6.1 5.9 6.0 6.2 6.2 6.0 6.0
滑材注入
グ ラ ウ ト ポ ン プ 5.4 5.4 5.3 5.3 5.3 5.3 5.3 5.2 5.3 5.1 5.0 5.2 5.2 5.1 5.1
グラウトミキサー 7.6 7.6 7.6 7.6 7.6 7.7 7.7 7.7 7.7 7.7 7.7 7.7 7.7 7.5 7.5
ミキシングプラント 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2
裏込注入
グ ラ ウ ト ポ ン プ 2.1 2.3 2.5 2.5 2.7 2.9 3.1 3.2 3.4 3.5 3.7 3.8 4.0 4.1 4.2
グラウトミキサー 3.4 3.6 3.8 3.8 3.9 4.1 4.2 4.2 4.4 4.5 4.7 4.8 5.0 5.1 5.2
ミキシングプラント 0.7 0.7 0.6 0.6 0.6 0.6 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.4 0.4 0.4 0.4
注：中押し工法、曲線推進等標準日進量が変わる場合は、実日進量で算出します。
機械別稼動時間＝標準機械設備１日当り稼動時間÷標準日進量×実日進量
機械別１日（8時間）当たり稼働時間（土質Ｄ）
800 900 1000 1100 1200 1350 1500 1650 1800 2000 2200 2400 2600 2800 3000
掘 進 機 5.3 5.3 5.1 5.2 5.3 5.2 5.3 5.2 5.0 4.9 4.7 4.7 4.9 4.8 4.9
電 動 ホ イ ス ト 0.8 0.8 0.8 0.8 0.8 0.9 0.9 0.8 1.0 1.1 1.1 1.1 1.0 1.2 1.2
門型クレーン（本体） 0.7 0.7 0.7 0.7 0.7 0.8 0.8 0.7 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 1.0 1.0
元押し設備（多段式） 6.0 6.0 6.0 6.1 6.1 6.0 6.1 6.1 5.9 5.7 5.8 5.9 6.0 5.8 5.9
滑材注入 グラウトポンプ 5.3 5.3 5.1 5.2 5.3 5.2 5.3 5.2 5.0 4.9 4.7 4.7 4.9 4.8 4.9
グラウトミキサー 7.6 7.6 7.6 7.6 7.6 7.7 7.7 7.7 7.7 7.7 7.7 7.7 7.7 7.4 7.5
ミキシングプラント 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2
裏込注入
グラウトポンプ 2.1 2.3 2.5 2.5 2.7 2.9 3.1 3.2 3.4 3.5 3.7 3.8 4.0 4.1 4.2
グラウトミキサー 3.4 3.6 3.8 3.8 3.9 4.1 4.2 4.2 4.4 4.5 4.7 4.8 5.0 5.1 5.2
ミキシングプラント 0.7 0.7 0.6 0.6 0.6 0.6 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.4 0.4 0.4 0.4
注：中押し工法、曲線推進等標準日進量が変わる場合は、実日進量で算出します。
機械別稼動時間＝標準機械設備１日当り稼動時間÷標準日進量×実日進量
- 64 -
§３．土圧式
１．積算の基準
(1)適用土質
アルティミット土圧式の積算上の土質条件は、次に示す３種類を基準とします。
土質Ａ（普通土）においては、排土方法は基本的に圧送ポンプ又はバキューム排土使
用します。土質Ｂ（礫混り土）においては、排土方法は基本的にトロバケット方式を使
用します。土質Ｄ（硬質粘性土）については、削土の性状によって、圧送ポンプ方式と
トロバケット方式いずれかの排土方式を選択する必要があります。
(2)作業時間
標準歩掛りにおける日進量は、実働 8時間を基本としていますが、施工条件により昼
夜間作業をする場合は 16 時間作業とします。
(3)標準日進量
日進量は、表－24～表－25 に示す配置人員により、直線推進における推進管（標準
2.43m）１本当りの各作業の所要時間の和を求め、１日（8h）当りを算出しました。
呼び径別、土質別の所要時間および日進量を表－19～表－23 に示します。長距離推進、
巨礫、曲線推進および中押し等の施工条件による日進量の補正は技術資料（16 頁～19
頁）をご参照下さい。
(4)超大口径への適用
アルティミット土圧式においては、平成 24 年 4 月現在でφ3500mm とφ4000mm の超大
口径に対応しています。アルティミット工法として施工するためには、滑材注入システ
ム（ＵＬＩＳ）を使用する必要があります。
その他の基本的な日進量及び代価表については、超大口径管推進工法研究会の超大口
径管推進工法積算要領(案)に準じます。
(5)残土
土圧式の掘削残土は以下の場合、産業廃棄物として処分する必要があります。
①掘削添加材を使用した場合。
②土砂圧送機を使用した場合。（掘削残土の含水比が高いため）
- 65 -
表-19 呼び径別 1本当たり所要時間集計及び日進量算定表 （土圧式）
土質Ａ(普通土) 排土方式 ： トロバケット
1000 1100 1200 1350 1500 1650 1800 2000 2200 2400 2600 2800 3000
据
付
工
管小運搬及び
準備工 (96) (96) (96) (96) (108) (120) (132) (144) (144) (156) (156) (168) (168)
管吊下ろし
回転調整工 12 12 12 18 18 18 24 30 30 30 30 30 30
電線注入管
取外し、取付工 30 30 30 30 30 30 30 30 30 36 36 36 36
小計（分） 42 42 42 48 48 48 54 60 60 66 66 66 66
掘
進
工
掘削及び
推進工 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60
土砂バケット
往復時間 96 96 96 108 108 108 108 108 108 108 114 120 132
ジャッキ戻し
操作時間 18 18 18 24 24 30 30 30 36 42 42 48 48
方向修正 6 6 6 12 12 12 12 12 12 12 12 18 18
小計（分） 180 180 180 204 204 210 210 210 216 222 228 246 258
滑材注入工 (60) (60) (60) (60) (60) (60) (60) (60) (60) (60) (60) (60) (60)
測 量 工 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12
小計（分） 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12
計 1本当たり
所要時間
(非競合時間)（分）
234 234 234 264 264 270 276 282 288 300 306 324 336
算出日進本数
480 分÷所要時間
（本）
2.05 2.05 2.05 1.82 1.82 1.78 1.74 1.70 1.67 1.60 1.57 1.48 1.43
標準日進量
日進本数×2.43m
(m/8h)
5.0 5.0 5.0 4.4 4.4 4.3 4.2 4.1 4.1 3.9 3.8 3.6 3.5
注 1．( )は競合時間を示します。
2．昼夜 16 時間施工とする場合は２倍を日進量とします。
3. １日当り作業時間が制限される場合は、作業時間に合わせて日進量を設定します。
工 種
呼び径
(mm)
- 66 -
表-20 呼び径別 1本当たり所要時間集計及び日進量算定表 （土圧式）
土質Ａ(普通土) 排土方式 ： 圧送ポンプ
1000 1100 1200 1350 1500 1650 1800 2000 2200 2400 2600 2800 3000
据
付
工
管小運搬及び
準備工 (96) (96) (96) (96) (108) (120) (132) (144) (144) (156) (156) (168) (168)
管吊下ろし
回転調整工 12 12 12 18 18 18 24 30 30 30 30 30 30
電線注入管
取外し、取付工 30 30 30 30 30 30 30 30 30 36 36 36 36
小計（分） 42 42 42 48 48 48 54 60 60 66 66 66 66
掘
進
工
掘削及び
推進工 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60
ジャッキ戻し
操作時間 18 18 18 24 24 30 30 30 36 42 42 48 48
方向修正 6 6 6 12 12 12 12 12 12 12 12 18 18
土砂圧送管理 18 18 18 18 18 18 18 18 18 24 24 24 24
小計（分） 102 102 102 114 114 120 120 120 132 138 138 150 150
滑材注入工 (60) (60) (60) (60) (60) (60) (60) (60) (60) (60) (60) (60) (60)
測 量 工 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12
小計（分） 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12
計 1本当たり
所要時間
(非競合時間)（分）
156 156 156 174 174 180 186 192 204 216 216 228 228
算出日進本数
480 分÷所要時間
（本）
3.08 3.08 3.08 2.76 2.76 2.67 2.58 2.50 2.35 2.22 2.22 2.11 2.11
標準日進量
日進本数×2.43m
(m/8h)
7.5 7.5 7.5 6.7 6.7 6.5 6.3 6.1 5.7 5.4 5.4 5.1 5.1
注 1．( )は競合時間を示します。
2．昼夜 16 時間施工とする場合は２倍を日進量とします。
3. １日当り作業時間が制限される場合は、作業時間に合わせて日進量を設定します。
工 種
呼び径
(mm)
- 67 -
表-21 呼び径別 1本当たり所要時間集計及び日進量算定表 （土圧式）
土質Ｂ(礫混土) 排土方式 ： トロバケット
1000 1100 1200 1350 1500 1650 1800 2000 2200 2400 2600 2800 3000
据
付
工
管小運搬及び
準備工 (96) (96) (96) (96) (108) (120) (132) (144) (144) (156) (156) (168) (168)
管吊下ろし
回転調整工 12 12 12 18 18 18 24 30 30 30 30 30 30
電線注入管
取外し、取付工 30 30 30 30 30 30 30 30 30 36 36 36 36
小計（分） 42 42 42 48 48 48 54 60 60 66 66 66 66
掘
進
工
掘削及び
推進工 156 156 156 132 144 138 132 132 132 132 132 126 114
土砂バケット
往復時間 96 96 96 108 108 108 108 108 108 108 114 120 132
ジャッキ戻し
操作時間 18 18 18 24 24 30 30 30 36 42 42 48 48
方向修正 6 6 6 12 12 12 12 12 12 12 12 18 18
小計（分） 276 276 276 276 288 288 282 282 288 294 300 312 312
滑材注入工 (156) (156) (156) (132) (144) (138) (132) (132) (132) (132) (132) (126) (114)
測 量 工 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18
小計（分） 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18
計 1本当たり
所要時間
(非競合時間)（分）
330 330 330 336 348 348 348 354 360 372 378 390 390
算出日進本数
480 分÷所要時間
（本）
1.45 1.45 1.45 1.43 1.38 1.38 1.38 1.36 1.33 1.29 1.27 1.23 1.23
標準日進量
日進本数×2.43m
(m/8h)
3.5 3.5 3.5 3.5 3.4 3.4 3.4 3.3 3.2 3.1 3.1 3.0 3.0
注 1．( )は競合時間を示します。
2．昼夜 16 時間施工とする場合は２倍を日進量とします。
3. １日当り作業時間が制限される場合は、作業時間に合わせて日進量を設定します。
工 種
呼び径
(mm)
- 68 -
表-22 呼び径別 1本当たり所要時間集計及び日進量算定表 （土圧式）
土質Ｄ(硬質土) 排土方式 ： トロバケット
1000 1100 1200 1350 1500 1650 1800 2000 2200 2400 2600 2800 3000
据
付
工
管小運搬及び
準備工 (96) (96) (96) (96) (108) (120) (132) (144) (144) (156) (156) (168) (168)
管吊下ろし
回転調整工 12 12 12 18 18 18 24 30 30 30 30 30 30
電線注入管
取外し、取付工 30 30 30 30 30 30 30 30 30 36 36 36 36
小計（分） 42 42 42 48 48 48 54 60 60 66 66 66 66
掘
進
工
掘削及び
推進工 180 180 180 210 210 210 246 252 252 252 252 252 252
土砂バケット
往復時間 96 96 96 108 108 108 108 108 108 108 114 120 132
ジャッキ戻し
操作時間 18 18 18 24 24 30 30 30 36 42 42 48 48
方向修正 6 6 6 12 12 12 12 12 12 12 12 18 18
小計（分） 300 300 300 354 354 360 396 402 408 414 420 438 450
滑材注入工 (60) (60) (60) (66) (66) (66) (66) (72) (72) (72) (78) (78) (78)
測 量 工 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18
小計（分） 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18 18
計 1本当たり
所要時間
(非競合時間)（分）
354 354 354 414 414 420 462 474 480 492 498 516 528
算出日進本数
480 分÷所要時間
（本）
1.36 1.36 1.36 1.16 1.16 1.14 1.04 1.01 1.00 0.98 0.96 0.93 0.91
標準日進量
日進本数×2.43m
(m/8h)
3.3 3.3 3.3 2.8 2.8 2.8 2.5 2.5 2.4 2.4 2.3 2.3 2.2
注 1．( )は競合時間を示します。
2．昼夜 16 時間施工とする場合は２倍を日進量とします。
3. １日当り作業時間が制限される場合は、作業時間に合わせて日進量を設定します。
工 種
呼び径
(mm)
- 69 -
表-23 呼び径別 1本当たり所要時間集計及び日進量算定表 （土圧式）
土質Ｄ(硬質土) 排土方式 ： 圧送ポンプ
1000 1100 1200 1350 1500 1650 1800 2000 2200 2400 2600 2800 3000
据
付
工
管小運搬及び
準備工 (96) (96) (96) (96) (108) (120) (132) (144) (144) (156) (156) (168) (168)
管吊下ろし
回転調整工 12 12 12 18 18 18 24 30 30 30 30 30 30
電線注入管
取外し、取付工 30 30 30 30 30 30 30 30 30 36 36 36 36
小計（分） 42 42 42 48 48 48 54 60 60 66 66 66 66
掘
進
工
掘削及び
推進工 180 180 180 210 210 210 246 252 252 252 252 252 252
ジャッキ戻し
操作時間 18 18 18 24 24 30 30 30 36 42 42 48 48
方向修正 6 6 6 12 12 12 12 12 12 12 12 18 18
土砂圧送管理 18 18 18 18 18 18 18 18 18 24 24 24 24
小計（分） 222 222 222 264 264 270 306 312 324 330 330 342 342
滑材注入工 (60) (60) (60) (60) (60) (60) (60) (60) (60) (60) (60) (60) (60)
測 量 工 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12
小計（分） 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12
計 1本当たり
所要時間
(非競合時間)（分）
276 276 276 324 324 330 372 384 396 408 408 420 420
算出日進本数
480 分÷所要時間
（本）
1.74 1.74 1.74 1.48 1.48 1.45 1.29 1.25 1.21 1.18 1.18 1.14 1.14
標準日進量
日進本数×2.43m
(m/8h)
4.2 4.2 4.2 3.6 3.6 3.5 3.1 3.0 2.9 2.9 2.9 2.8 2.8
注 1．( )は競合時間を示します。
2．昼夜 16 時間施工とする場合は２倍を日進量とします。
3. １日当り作業時間が制限される場合は、作業時間に合わせて日進量を設定します。
工 種
呼び径
(mm)
- 70 -
(4)人員配置
作業の編成人員並びに職務内容は下記の通りとします。
①トロバケットの場合
表－24 人員配置表 （昼間 8時間作業の標準）
工 種 職 種 作 業 内 容
管径別配置人員(人)
800
～
1,100
1,200
～
3,000
坑内作業工
トンネル世話役 ・総指揮 1.0 1.0
トンネル特殊工
・掘進機運転操作
・ジャイロシステム装置
の設置
・管据付け接合
・油圧機器、中押機器の
設置操作
・送排泥ポンプの運転保
守
・目地の監視
・管勾配の修正
3.0 3.0
トンネル作業員 ・管据付け手元
・滑材注入 2.0 2.0
坑外作業工
特殊運転手 ・クレーンの運転操作 0.0 1.0
特殊作業員 ・クレーンの運転操作 1.0 0.0
特殊作業員
・電気機器の保守点検
泥水作泥管理
・泥水処理運転保守
・積込機の運転操作
1.0 1.0
普通作業員
・運転手、とびの補助
・添加材調合の補助
・滑材調合の補助
1.0 1.0
計 9.0 9.0
注 二交代制作業(昼夜間)の場合は２倍とします。
- 71 -
②ポンプ圧送の場合
表－25 人員配置表（昼間 8時間作業の標準）
工 種 職 種
作 業 内 容
管径別配置人員(人)
800
～
1,100
1,200
～
3,000
坑内作業工
トンネル世話役 ・総指揮 1.0 1.0
トンネル特殊工
・掘進機運転操作
・ジャイロシステム装置
の設置
・管据付け接合
・油圧機器、中押機器の
設置操作
・送排泥ポンプの運転保
守
・目地の監視
・管勾配の修正
3.0 3.0
トンネル作業員 ・管据付け手伝い
・滑材注入 1.0 1.0
坑外作業工
特殊運転手 ・クレーンの運転操作 1.0 0.0
特殊作業員 ・クレーンの運転操作 0.0 1.0
特殊作業員
・電気機器の保守点検
・泥水作泥管理
・泥水処理運転保守
・積込機の運転操作
1.0 1.0
普通作業員
・運転手、とびの補助
・添加材調合の補助
・滑材調合の補助
1.0 1.0
計 8.0 8.0
注 1.二交代制作業(昼夜間)の場合は２倍とします。
- 72 -
(5)添加材の算定
泥土圧式推進工法においては、掘削土砂を適度な塑性流動性と不透性を有する泥土に
変換する為に必要な最少量の微細粒子(74μ以下)の含有量は、過去の実績によると掘削
土量の 30％程度が必要です。
下図は添加材を必要とする土質と必要としない土質の範囲を示したものです。
(「泥土加圧推進工法協会」技術資料引用)
泥土化領域グラフ
これから 75μ以下の粒径が 30％、0.25 ㎜以下の粒径が 40％、2.0 ㎜以下の粒径 60％
の通過率となる粒径加積曲線が添加材の必要な土質と必要でない土質の境界線であるこ
とがわかります。
よって添加材の濃度使用量は、境界線と対比して 75μ、0.25 ㎜、2.0 ㎜に対応する粒
径の不足分を添加材で補うものとして算出します。
- 73 -
① 添加材濃度算定式
濃度(Ｄ)＝ａ(30－Ｐ0．075)α＋(40－Ｐ0．25)β＋(60－Ｐ2．0)γ
ａ ： 均等係数による係数 均等係数
Ｕ ≧ 4 ａ ＝ 1.0
4 ＞Ｕ ≧ 3 ａ ＝ 1.1
3 ＞Ｕ ＞ 1 ａ ＝ 1.2
Ｐ0．075 ： 0.075 ㎜粒径通過百分率 30％以上は 30
Ｐ0．25 ： 0.24 ㎜〃40％以上は 40
Ｐ2．0 ： 2.0 ㎜〃60％以上は 60
α＝2.0、 β＝0.5、 γ＝0.2 とする。
ここで求められる濃度は、添加材の材料重量と水の重量の比であり、
濃度(Ｄ) ＝ 添加材の材料質量 ／ 水の質量 × 100％
② 添加材の使用量
使用量(Ｑ) ＝ 6×Ｄ(㍑／m3) ： 地山 1㎥当りの添加材の量
(6)注入工
注入工として滑材注入工と裏込注入工があり、注入量については「技術編」を参照してくだ
さい。
- 74 -
2. 積算代価表
(1) Ａ代価表
管渠工 mm 土圧式推進工 A-2
管体延長 ｍ
推進延長 ｍ
1 式当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数 量 単価(円) 金額(円) 摘 要
鉄 筋 コ ン ク リ ー ト 管
( 標 準 管 ) 呼び径○○mm 本
〃 ( 半 管 ) 本
〃 ( 中 押 管 ) 組
特 殊 継 ぎ 手 管 本 ※
推 進 力 伝 達 材
（センプラリング等） 組 ※
管 推 進 工 式 1 B-20 ※
管 布 設 工 式 1
仮 設 備 工 式 1 B-21 ※
水 替 え 工 式 1 B-22
立 坑 工 設 備 〃 1 B-23
管 清 掃 工 B-24
計
(2) Ｂ代価表
B－20 管推進工
1 式当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数 量 単価(円) 金額(円) 摘 要
坑 内 作 業 工 ｍ C-20-1 ※
坑 外 作 業 工 ｍ C-20-2
発 生 土 処 分 工 ㎥ C-20-3
裏 込 め 注 入 工 ㎥ C-20-4 ※
目 地 モ ル タ ル 工 箇所 C-20-5
機 械 器 具 損 料 そ の 1 式 1 ※
機 械 器 具 損 料 そ の 2 式 1 ※
電 力 量 式 1
計
備考 ①管緊結工が必要な場合は、別途計上します。
②残土運搬方法は、掘削残土の性状により、ダンプトラックまたはバキューム車等の運搬
方法を選択します。
※印：アルティミット工法独自積算
- 75 -
B－21 仮設備工
1 式当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数 量 単価(円) 金額(円) 摘 要
支 圧 壁 工 箇所 C-21-1
発 進 坑 口 工 箇所 C-21-2
到 達 坑 口 工 箇所 C-21-3
ク レ ー ン 設 備 工 箇所 C-21-5
推進用機器据付撤去工 箇所 C-21-6
掘 進 機 発 進 用 受 台 工 箇所 C-21-7
掘進機引上げ用受台工 箇所 C-21-8
掘 進 機 据 付 工 台 C-21-9
掘 進 機 回 転 据 付 工 台 C-21-10
掘 進 機 一 体 搬 出 工 台 C-21-11-1
掘 進 機 分 割 搬 出 工 台 C-21-11-2
掘 進 機 組 立 整 備 工 箇所 C-21-12
発 進 立 坑 基 礎 工 箇所 C-21-13
鏡 切 り 工 箇所 C-21-14
坑外コンクリート塊搬出工 箇所 C-21-15
コンクリート塊処分工 箇所 C-21-16
通 信 配 線 設 備 工 箇所 C-21-17
換 気 設 備 工 箇所 C-21-18
中 押 し 装 置 設 備 工 箇所 C-21-19
注入設備工（ＵＬＩＳ） アルティ－Ｋ 箇所 C-21-20 ※
注 入 設 備 工 アルティ－クレイ 箇所 C-21-20 ※
添 加 材 注 入 設 備 工 箇所 C-21-21
土砂圧送ポンプ設備工 式 1 C-21-22
土砂圧送管設置撤去工 式 1 C-21-23 ※
遠 隔 監 視 設 備 工 式 1 C-21-24
残 土 固 化 処 理 設 備 工 式 1 C-21-25
発 生 土 搬 出 設 備 工 式 1 C-21-26
掘 進 機 立 会 検 査
試 運 転 調 整 費 式 C-21-27
掘 進 機 ビ ッ ト 補 修 費 式 C-21-28
計
B－22 水替工
1 式当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数 量 単価(円) 金額(円) 摘 要
水 替 工 式 1 C-22-2×推進水
替え日数
計
備考 ①水替工は、推進作業中立坑並びに坑内からの湧水を公共水域まで排水します。
②水替日数は、推進作業期間の供用日数とします。
- 76 -
B－23 立坑設備工
1 式当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数 量 単価(円) 金額(円) 摘 要
立 坑 内 仮 設 階 段 工 ｍ C-23-1
立 坑 内 仮 設 作 業 台 工 箇所 C-23-2
計
B－24 管清掃工
1 式当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数 量 単価(円) 金額(円) 摘 要
管 清 掃 工 ｍ C-24-1
雑 機 械 器 具 損 料 式 1 労務費の 30％
計
- 77 -
(3) Ｃ代価表（独自積算のみ掲載）
C－20－1 坑内作業工
1ｍ当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数 量 単価(円) 金額(円) 摘 要
滑 材 一 次 注 入 材 料 ㍑ 1m 当り注入量
×日進量 滑 材 二 次 注 入 材 料 ㍑
添 加 材 ㎥ 〃
ト ン ネ ル 世 話 役 人
ト ン ネ ル 特 殊 工 人
ト ン ネ ル 作 業 員 人
諸 雑 費 式
計 1 日当り
1ｍ当り 計/日進量
備考 ①歩掛りは 1日当りの歩掛りを使用します。
②昼夜連続 2交替制の場合の労務単価はⅠ班及びⅡ班の平均単価とします。
滑材一次注入 1ｍ当り注入量(単位㍑／ｍ)
呼び径(mm) 1,000 1,100 1,200 1,350 1,500 1,650
土質(A)(D) 77 84 91 102 113 124
土質(B)(C) 116 126 137 153 170 186
1,800 2,000 2,200 2,400 2,600 2,800 3,000 3,500 4,000
134 149 163 178 192 207 221 249 290
201 224 245 267 288 311 332 374 435
・一次注入１ｍ当り注入量 ｑ1 ㍑/ｍ は上記表より算定します。
・二次注入総量 Ｑ2
Ｑ2＝0.002×ｑ1×Ｌ×（Ｌ－50）
Ｌ：推進延長 (ｍ)
・二次注入１ｍ当り注入量 ｑ2 ㍑/ｍ
ｑ2＝Ｑ2/Ｌ＝0.002×ｑ1×（Ｌ－50）
C－20－1－1 滑材注入材料（アルティ－Ｋ）
1 ㍑当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数 量 単価(円) 金額(円) 摘 要
ア ル テ ィ － Ｋ kg 7.5
水 ㍑ 995
計 1 ㎥当り
1 ㍑当り 計/1,000
備考 一系統方式の一次注入、二次注入および二系統方式の二次注入に使用します。
- 78 -
C－20－1－2 滑材注入材料（アルティ－クレイ）
1 ㍑当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数 量 単価(円) 金額(円) 摘 要
アルティ－クレイＡ材 kg 45.0
アルティ－クレイＢ材 kg 7.5
水 ㍑ 975
計 1 ㎥当り
1 ㍑当り 計/1,000
備考 二系統方式の一次注入に使用します。
C－20－1－3 添加材材料（参考）
1 ㎥当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数 量 単価(円) 金額(円) 摘 要
粘 土 kg
ベ ン ト ナ イ ト kg
水 ㍑
計
備考 配合については、添加材により異なる為、その都度計画します。
C－20－4 裏込注入工
1ｍ当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数 量 単価(円) 金額(円) 摘 要
裏 込 材 ウラゴメセッターS
TM セッター ㍑ C-20-5-1
ト ン ネ ル 世 話 役 人
ト ン ネ ル 作 業 員 〃
特 殊 作 業 員 〃
普 通 作 業 員 〃
諸 雑 費 式 1 労務費計×率
計 1 日当り
1ｍ当り 計/裏込め日進量
備考 ①裏込め日進量＝1日当り注入量÷1ｍ当り注入量
②諸雑費は、バルブ逆止弁等の費用とし、労務費に諸雑費率を乗じた費用を計上します。
裏込め 1ｍ当り注入量(単位 ㍑／ｍ)
呼び径(mm)
項 目 1,000 1,100 1,200 1,350 1,500 1,650
土質(A)､(D) 77 83 91 101 114 124
土質(B)､(C) 116 125 137 152 171 186
1,800 2,000 2,200 2,400 2,600 2,800 3,000
134 149 164 179 193 207 222
201 224 246 269 290 311 333
- 79 -
裏込め注入材料（参考）
標準配合：1㍑当り
種目 形状寸法 単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘要
セ メ ン ト kg 500
ウ ラ ゴ メ セ ッ タ ー Ｓ kg 125
水 ㍑ 730
計 １㎥当り
1 ㍑当り 計/1,000
標準配合：1㍑当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数 量 単価(円) 金額(円) 摘 要
Ｔ Ｍ セ ッ タ ー ３ ７ ５ kg 375
水 ㍑ 866
計 １㎥当り
1 ㍑当り 計/1,000
C－21－20 ＵＬＩＳ工、注入設備工
1 箇所当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数 量 単価(円) 金額(円) 摘 要
世 話 役 人
溶 接 工 〃
特 殊 作 業 員 〃
電 工 〃
普 通 作 業 員 〃
トラッククレーン賃料 油圧式 4.9ｔ吊 日
計
備考 ①歩掛の 60%は設置工、40%は撤去工とします。
②滑材一次注入設備と裏込め注入設備は同一設備とします。
③滑材二次注入設備は、歩掛は同一とし、設備は別途とします。
注入設備工歩掛表
適用呼び径
世話役
（人）
溶接工
（人）
特殊
作業員
（人）
電工
（人）
普通
作業員
（人）
トラッククレーン
運転日数
（日）
1,000～1,650 1.00 1.00 1.00 0.50 2.00 0.6
1,800～3,000 1.50 1.50 1.50 0.75 3.00 1.0
- 80 -
C－21－23 土砂圧送管設置撤去工
1 式当り
種 目 形 状 寸 法 単位 数 量 単価(円) 金額(円) 摘 要
世 話 役 人
配 管 工 〃
普 通 作 業 員 〃
計
備考 土砂圧送管材の求め方
Ｌ＝Ｌｐ＋Ｈ＋Ｌ1
ここに Ｌ ：配管材総延長
Ｌｐ：積込ダンプトラック又はホッパより立坑までの延長
Ｈ ：立坑上から管底までの距離
Ｌ１：推進延長－掘進機長
土砂圧送管設置撤去歩掛表
（100ｍ当り）
口径 区分 世話役 配管工 普通作業員 適用呼び径
150mm
設置 立坑・坑外 1.0 5.0 7.0 －
撤去 管内
1.5 6.5 6.0 1,000～1,350
1.3 5.3 5.0 1,500～3,000
立坑・坑外 1.0 4.0 4.0 －
200mm
設置 立坑・坑外 1.0 7.0 8.0 －
撤去 管内 2.0 5.0 5.0 2,200～3,000
立坑・坑外 2.0 5.0 5.0 －
備考 配管歩掛の計上
工種 配管場所
立坑・坑外 管内
設置 ○ －
撤去 ○ ○
- 81 -
機械器具損料
機械器具損料算定表その 1
内 容
必
要
台
数
運
転
日
数
供
用
日
数
１
日
当
り
運
転
時
間
損料額
単価 機械器具損料額 電力料
運
転
日
当
り
供
用
日
当
り
運
転
日
当
り
供
用
日
当
り
１
現
場
当
り
修
理
費
小
計
電
力
消
費
量
総
電
力
量
電
力
料
記 号 ａ ｂ ｃ ｄ ｇ ｈ ｊ ｋ ｌ ｍ ｎ ｐ ｑ
算 出 方 法 別計算
別計算
a×
b×
g
a×
c×
h
j＋
k＋
l
a×b
×d
×n
p×
電力
料
機 械 名 台 日 日 時間 円 円 円 円 円 円 kW kW 円
掘 進 機 本 体 1 － －
掘 進 機 駆 動 機 器 1 － － －
リアルタイム計測システム 1 －
電 動 ホ イ ス ト 1 －
門 型 ク レ ー ン 1 － － －
元 押 し 設 備 ( 多 段 式 ) 1 － － －
油圧ポンプ ( 中押し用 ) 1 － － －
油圧ジャッキ(中押し用) ｎ － － － － － － － －
操 作 盤 ( 中 押 し 用 ) 1 － － － － － － － －
滑 材 ポ ン プ ( U L I S ) ｎ －
滑 材 ミ キ サ ー ( 〃 ) ｎ －
ミキシングプラント( 〃 ) ｎ －
滑 材 配 管 ( 〃 ) ｎ － － － － － － － －
滑材ポンプ(アルティ－クレイ) ｎ －
滑 材 ミ キ サ ー ( 〃 ) ｎ －
ミキシングプラント( 〃 ) ｎ －
滑 材 配 管 ( 〃 ) ｎ － － － － － － － －
ＵＬＩＳ（滑材注入システム） 1 － － － － － － －
グラウトポンプ (裏込 ) 1 －
グラウトミキサー( 〃 ) 1 －
ミキシングプラント( 〃 ) 1 －
モ ー タ ウ イ ン チ 1 － － －
ベ ル ト コ ン ベ ア 1 － － －
土 砂 圧 送 ポ ン プ 1 － － －
モ ノ ポ ン プ ( 添 加 材 ) 1 －
グラウトミキサー(添加材) 1 －
アジテータタンク(添加材) 1 － － －
ミキシングプラント(添) 1 － － － － －
残 土 固 化 処 理 設 備 ｎ － － －
土 砂 ホ ッ パ ｎ － － － － － － －
ベ ル ト コ ン ベ ア ｎ － －
計
- 82 -
備考 掘進機損料＝供用日当り損料×供用日数
供用日数 ＝∑(各スパンの供用日数＋段取り替え日数×α)α：供用日の割増率
①各スパンの供用日数＝(掘進機据付け日数＋推進延長／日進量＋掘進機撤去日数)×α
掘進機据付け日数＝2.0 日 掘進機撤去日数＝1.0日 掘進機分割回収＝2.0 日
②発進立坑で同一の掘進機により両発進する場合は、掘進設備の段取替に要する実日数を
計上します
（注）供用日数が 30 日未満の場合は別途考慮します。
機械器具損料算定表その 2
機 械 器 具 名 規 格 組 数 推進延長 損 料 金 額 備 考
中 継 ケ ー ブ ル 二次注入
高 圧 ホ ー ス ( 1 ) 中押し側
高 圧 ホ ー ス ( 2 ) 〃
作 動 油
ト ロ 又 は 転 倒 バ ケ ッ ト
ト ロ 台 車
ト ロ 用 車 輪
坑 内 ト ロ 線
土 砂 圧 送 配 管
配 管 用 ジ ョ イ ン ト
フ レ キ シ ブ ル ホ ー ス
ボ ー ル バ ル ブ
注 入 用 配 管 ( 添 加 材 )
配管用ジョイント(添加材)
合計
- 83 -
（4）機械別運転時間一覧表
機械別１日（8時間）当たり稼働時間（土質Ａ）トロ排土
1000 1100 1200 1350 1500 1650 1800 2000 2200 2400 2600 2800 3000
掘 進 機 2.3 2.3 2.3 2.2 2.2 2.1 2.1 2.0 2.0 1.9 1.9 1.9 1.9
電 動 ホ イ ス ト 2.1 2.1 2.1 2.2 2.2 2.1 2.3 2.4 2.3 2.2 2.3 2.2 2.3
門型クレーン（本体） 1.8 1.8 1.8 1.9 1.9 1.8 2.0 2.0 2.0 1.9 2.0 1.9 2.0
元押し設備（多段式） 2.9 2.9 2.9 2.9 2.9 3.0 3.0 2.9 3.0 3.0 3.0 3.1 3.0
モーターウインチ 1.6 1.6 1.6 1.6 1.6 1.6 1.6 1.5 1.5 1.4 1.5 1.5 1.6
圧 送 ポ ン プ - - - - - - - - - - - - -
滑材注入
グラウトポンプ 5.5 5.5 5.5 5.5 5.5 5.3 5.2 5.1 5.0 4.8 4.9 4.9 5.0
グラウトミキサー 7.0 7.0 7.0 7.1 7.1 7.1 7.1 7.1 7.2 7.0 7.1 7.1 7.2
ミキシングプラント 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2
裏込注入
グラウトポンプ 2.5 2.5 2.7 2.9 3.1 3.2 3.4 3.5 3.7 3.8 4.0 4.1 4.2
グラウトミキサー 3.8 3.8 3.9 4.1 4.2 4.2 4.4 4.5 4.7 4.8 5.0 5.1 5.2
ミキシングプラント 0.6 0.6 0.6 0.6 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.4 0.4 0.4 0.4
注：中押し工法、曲線推進等標準日進量が変わる場合は、実日進量で算出します。
機械別稼動時間＝標準機械設備１日当り稼動時間÷標準日進量×実日進量
機械別１日（8時間）当たり稼働時間（土質Ａ）圧送ポンプ
1000 1100 1200 1350 1500 1650 1800 2000 2200 2400 2600 2800 3000
掘 進 機 3.4 3.4 3.4 3.3 3.3 3.2 3.1 3.0 2.8 2.7 2.7 2.7 2.7
電 動 ホ イ ス ト 1.1 1.1 1.1 1.2 1.2 1.2 1.4 1.7 1.7 1.5 1.5 1.5 1.5
門型クレーン（本体） 0.9 0.9 0.9 1.0 1.0 1.0 1.2 1.4 1.4 1.3 1.3 1.3 1.3
元押し設備（多段式） 4.3 4.3 4.3 4.4 4.4 4.5 4.4 4.3 4.2 4.2 4.2 4.4 4.4
モーターウインチ - - - - - - - - - - - - -
圧 送 ポ ン プ 4.3 4.3 4.3 4.1 4.1 4.0 3.9 3.8 3.8 3.6 3.6 3.6 3.6
滑材注入
グラウトポンプ 4.3 4.3 4.3 4.1 4.1 4.0 3.9 3.8 3.8 3.6 3.6 3.6 3.6
グラウトミキサー 6.5 6.5 6.5 6.6 6.6 6.7 6.7 6.8 6.8 6.7 6.7 6.8 6.8
ミキシングプラント 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2
裏込注入
グラウトポンプ 2.5 2.5 2.7 2.9 3.1 3.2 3.4 3.5 3.7 3.8 4.0 4.1 4.2
グラウトミキサー 3.8 3.8 3.9 4.1 4.2 4.2 4.4 4.5 4.7 4.8 5.0 5.1 5.2
ミキシングプラント 0.6 0.6 0.6 0.6 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.4 0.4 0.4 0.4
注：中押し工法、曲線推進等標準日進量が変わる場合は、実日進量で算出します。
機械別稼動時間＝標準機械設備１日当り稼動時間÷標準日進量×実日進量
- 84 -
機械別１日（8時間）当たり稼働時間（土質Ｂ）トロ排土
1000 1100 1200 1350 1500 1650 1800 2000 2200 2400 2600 2800 3000
掘 進 機 3.9 3.9 3.9 3.4 3.6 3.5 3.3 3.3 3.2 3.1 3.0 3.0 2.7
電 動 ホ イ ス ト 1.5 1.5 1.5 1.7 1.7 1.6 1.8 1.9 1.9 1.8 1.8 1.8 2.0
門型クレーン（本体） 1.3 1.3 1.3 1.4 1.4 1.4 1.5 1.6 1.6 1.5 1.5 1.5 1.7
元押し設備（多段式） 4.4 4.4 4.4 4.0 4.1 4.1 4.0 3.9 4.0 4.0 3.9 3.9 3.7
モーターウインチ 1.2 1.2 1.2 1.3 1.2 1.2 1.2 1.2 1.2 1.2 1.2 1.2 1.4
圧 送 ポ ン プ - - - - - - - - - - - - -
滑材注入
グラウトポンプ 6.2 6.2 6.2 6.0 6.1 5.9 5.8 5.7 5.6 5.4 5.5 5.4 5.4
グラウトミキサー 7.3 7.3 7.3 7.3 7.3 7.3 7.3 7.3 7.3 7.2 7.2 7.3 7.3
ミキシングプラント 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2
裏込注入
グラウトポンプ 2.5 2.5 2.7 2.9 3.1 3.2 3.4 3.5 3.7 3.8 4.0 4.1 4.2
グラウトミキサー 3.8 3.8 3.9 4.1 4.2 4.2 4.4 4.5 4.7 4.8 5.0 5.1 5.2
ミキシングプラント 0.6 0.6 0.6 0.6 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.4 0.4 0.4 0.4
注：中押し工法、曲線推進等標準日進量が変わる場合は、実日進量で算出します。
機械別稼動時間＝標準機械設備１日当り稼動時間÷標準日進量×実日進量
機械別１日（8時間）当たり稼働時間（土質Ｄ）トロ排土
1000 1100 1200 1350 1500 1650 1800 2000 2200 2400 2600 2800 3000
掘 進 機 4.2 4.2 4.2 4.3 4.3 4.2 4.5 4.4 4.4 4.3 4.2 4.2 4.1
電 動 ホ イ ス ト 1.4 1.4 1.4 1.4 1.4 1.3 1.3 1.4 1.4 1.4 1.4 1.4 1.5
門型クレーン（本体） 1.2 1.2 1.2 1.2 1.2 1.1 1.1 1.2 1.2 1.2 1.2 1.2 1.3
元押し設備（多段式） 4.6 4.6 4.6 4.8 4.8 4.8 5.0 4.9 5.0 5.0 4.9 4.9 4.8
モーターウインチ 1.1 1.1 1.1 1.0 1.0 1.0 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 1
圧 送 ポ ン プ - - - - - - - - - - - - -
滑材注入
グラウトポンプ 6.4 6.4 6.4 6.4 6.4 6.3 6.3 6.3 6.2 6.1 6.0 6.0 6.1
グラウトミキサー 7.3 7.3 7.3 7.3 7.4 7.4 7.5 7.5 7.5 7.4 7.4 7.4 7.5
ミキシングプラント 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2
裏込注入
グラウトポンプ 2.5 2.5 2.7 2.9 3.1 3.2 3.4 3.5 3.7 3.8 4.0 4.1 4.2
グラウトミキサー 3.8 3.8 3.9 4.1 4.2 4.2 4.4 4.5 4.7 4.8 5.0 5.1 5.2
ミキシングプラント 0.6 0.6 0.6 0.6 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.4 0.4 0.4 0.4
注：中押し工法、曲線推進等標準日進量が変わる場合は、実日進量で算出します。
機械別稼動時間＝標準機械設備１日当り稼動時間÷標準日進量×実日進量
- 85 -
機械別１日（8時間）当たり稼働時間（土質Ｄ）圧送排土
1000 1100 1200 1350 1500 1650 1800 2000 2200 2400 2600 2800 3000
掘 進 機 5.4 5.4 5.4 5.5 5.5 5.4 5.5 5.5 5.3 5.2 5.2 5.1 5.1
電 動 ホ イ ス ト 0.6 0.6 0.6 0.7 0.7 0.6 0.7 0.8 0.8 0.8 0.8 0.8 0.8
門型クレーン（本体） 0.5 0.5 0.5 0.6 0.6 0.5 0.6 0.7 0.7 0.7 0.7 0.7 0.7
元押し設備（多段式） 5.9 5.9 5.9 6.1 6.1 6.1 6.2 6.1 6.1 6.0 6.0 6.0 6.0
モーターウインチ - - - - - - - - - - - - -
圧 送 ポ ン プ 5.9 5.9 5.9 5.9 5.9 5.8 5.9 5.9 5.8 5.7 5.7 5.6 5.6
滑材注入
グラウトポンプ 5.9 5.9 5.9 5.9 5.9 5.8 5.9 5.9 5.8 5.7 5.7 5.6 5.6
グラウトミキサー 7.1 7.1 7.1 7.3 7.3 7.3 7.4 7.4 7.4 7.3 7.3 7.3 7.3
ミキシングプラント 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2
裏込注入
グラウトポンプ 2.5 2.5 2.7 2.9 3.1 3.2 3.4 3.5 3.7 3.8 4.0 4.1 4.2
グラウトミキサー 3.8 3.8 3.9 4.1 4.2 4.2 4.4 4.5 4.7 4.8 5.0 5.1 5.2
ミキシングプラント 0.6 0.6 0.6 0.6 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.4 0.4 0.4 0.4
注：中押し工法、曲線推進等標準日進量が変わる場合は、実日進量で算出します。
機械別稼動時間＝標準機械設備１日当り稼動時間÷標準日進量×実日進量
