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最も大きな 影響を受けた アドルフ・ドラッカー 経済学者・高級官僚 1876 1967 「人生の最高の 幸せは彼女に 出会えたこと」 少・青年期に接し、 影響を受けた先達 P.F.Drucker 仕事を通じ 影響を受けた人びと よき理解者・支持者 互いに刺激を与え合った盟友 オーストリア=ハンガ リー帝国で外国貿易 省 長 官を務め、経 済 学 者を育 成 。ザルツ ブルク音楽祭の共同 創設者。自宅でしばし ばサロンを開き、知識 人を招待。米国移住 後は大学で教える。 アルフレッド・スローン GM中興の祖 1875 1966 GM再建に尽力。GM の研 究を依 頼された のをきっかけ に 〝 経 営〞に開眼、『 会社と いう概 念 』執 筆に向 かう。自著『 GMととも に』は経営書の名著。 チャールズ・ウィルソン GM CEO 1886 1972 1952年、世界初の 企業年金を提案。従 業員退職所得保障 法(エリサ法)骨子を 共に作成。後に米国 防長官となる。 ジョージ・マーシャル 米国務長官 1880 1959 ノーベル平和賞 (1953年)。「マーシ ャル・プラン」の実 施 指導に関与した際、 卓 越した指 導力を目 の当たりに。 ヘンリー・ルース タイム・ライフ社創業者 1898 1967 雑誌王。「タイム」編 集者として勧誘される が実現せず。 ヘンリー・フォード2世 フォードCEO 1917 1987 フォード創業者の孫。 『 会社という概念 』を 全社的に採用。 ロバート・ハイルブローナー 経済学者 1919 2005 『オートメーションと新 しい社会』に感銘、米 有力紙に書評執筆。 アンディ・グローブ インテル創業者 1936 2016 救済機関を通じてハ ンガリーからの亡命を 手助けする。 フィリップ・コトラー 経営学者 1931 マーケティングの真の 発明者として尊敬、自 著に引用多数。 ウォレン・ベニス 経営学者 1925 2014 〝人はコストではなく資 源〞という考え方で共 鳴し合う。 トム・ピーターズ コンサルタント 1942 「ドラッカーは学 者た ちに不当に低く評価 されてきた」と嘆く。 ニュート・ギングリッチ 米下院議長 1943 共和党。保守革命の 旗手。『 経営者の条 件』を愛読。 マーガレット・サッチャー 英首相 1925 2013 英国の構造改革を断 行。民営化の基本政 策に著作を引用。 ウィンストン・チャーチル 英首相 1874 1965 『「経済人」の終わり』 を書評で絶賛。ドラッ カーの名声を高めた。 ドリス・ドラッカー 物理学者・発明家 1911 2014 フランクフルト大学で 出会い、ロンドンで劇 的に再 会し結 婚 。マ ークス&スペンサーの 市場調査担当、科学 編集者、法律家を経て、 自らの発明品を製造 販売する会社を興す。 ヨーゼフ・シュンペーター 経済学者 1883 1950 技術革新による新結 合に着目し、「創造的 破壊 」で有名。父の 親友で亡くなる1週間 前にも会った。 ジークムント・フロイト 精神分析学者 1856 1939 精神分析学を創始。 リビドー、夢、無意識 などを研 究 。父の親 友で8歳で初めて握 手をした。 カール・ポランニー 経済人類学者 1886 1964 『大転換』で社会と経 済関係の逆転を示す。 ロンドン時代から家族 ぐるみの親しい付き合 いを続ける。 トマス・マサリク チェコスロバキア 初代大統領 1850 1937 父の友人。自治・独立 運動を率いた哲学者。 フリードリヒ・ハイエク 経済学者 1899 1992 父の親友。ケインズを 批 判 。ノーベル経 済 学賞(1974年)。 ジャック・ウェルチ GE CEO 1935 GEの名物経営者。 CEO就任時に立ち会 い、コンサルタントに。 ヨギ・ベラ NY・メッツ監督 1925 2015 往 年の名 捕 手 。コン サルティングから、グル ーピー対策まで助言。 トーマス・マン 作家 1875 1955 父の友人のサロンで 朗読を聴く。ノーベル 文学賞(1929年)。 33年米国へ亡命。 ジョン・M・ケインズ 経済学者 1883 1946 大きな政 府 論 者 。著 書に『貨幣論』など。ケ ンブリッジで講 義を聴 き、ケインズ論も執筆。 マーシャル・マクルーハン 社会学者・メディア研究家 1911 1980 メディアという概念を 提 唱 。家 族ぐるみの 付き合い。メディア論 発明の瞬間を見る。 W・エドワーズ・デミング 統計学者 1900 1993 品質改善運動の創 始者。日本への貢献 は多大。ドラッカーに よるスカウトが品質管 理分野に入る端緒に。 バックミンスター・フラー 建築家・数学者・発明家 1895 1983 「宇宙船地球号」を 提唱した異才。「フォ ーチュン」編 集 部 時 代以来の親しい友人。 トーマス・ワトソン IBM創業者 1874 1956 販売のカリスマ。「フォ ーチュン」誌での取材 以来、長い付き合い。 IBM観察を続ける。 アブラハム・マズロー 心理学者 1908 1970 互いに批判しつつ尊 重し合う。「人間的心 理学の父」と呼ぶ。 マービン・バウワー マッキンゼーMD 1903 2003 コンサルティングを教 授。マッキンゼーに誘 われるがよき友人に。 マーサ・グラハム 舞踏家 1894 1991 モダンダンスを総合芸 術に高めた。ベニント ン大学での同僚。 Roger-Viollet/Aflo Everett Collection/Aflo AP/Aflo ドラッカーの華麗なる人脈図

ドラッカーの華麗なる人脈図d378abn7uy4gtp.cloudfront.net/img/image_relationships.pdf最も大きな 影響を受けた アドルフ・ドラッカー 父 経済学者・高級官僚

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  • 最も大きな影響を受けたアドルフ・ドラッカー父経済学者・高級官僚1876~1967

    「人生の最高の幸せは彼女に出会えたこと」

    少・青年期に接し、影響を受けた先達

    P.F.Drucker

    仕事を通じ影響を受けた人びと

    よき理解者・支持者互いに刺激を与え合った盟友

    オーストリア=ハンガリー帝国で外国貿易省長官を務め、経済学者を育成。ザルツブルク音楽祭の共同創設者。自宅でしばしばサロンを開き、知識人を招待。米国移住後は大学で教える。

    アルフレッド・スローンGM中興の祖1875~1966GM再建に尽力。GMの研究を依頼されたのをきっかけに〝経営〞に開眼、『会社という概念』執筆に向かう。自著『GMとともに』は経営書の名著。

    チャールズ・ウィルソンGM CEO1886~19721952年、世界初の企業年金を提案。従業員退職所得保障法(エリサ法)骨子を共に作成。後に米国防長官となる。

    ジョージ・マーシャル米国務長官1880~1959ノーベ ル 平 和 賞(1953年)。「マーシャル・プラン」の実施指導に関与した際、卓越した指導力を目の当たりに。

    ヘンリー・ルースタイム・ライフ社創業者1898~1967雑誌王。「タイム」編集者として勧誘されるが実現せず。

    ヘンリー・フォード2世フォードCEO1917~1987フォード創業者の孫。『会社という概念』を全社的に採用。

    ロバート・ハイルブローナー経済学者1919~2005『オートメーションと新しい社会』に感銘、米有力紙に書評執筆。

    アンディ・グローブインテル創業者1936~2016救済機関を通じてハンガリーからの亡命を手助けする。

    フィリップ・コトラー経営学者1931~マーケティングの真の発明者として尊敬、自著に引用多数。

    ウォレン・ベニス経営学者1925~2014〝人はコストではなく資源〞という考え方で共鳴し合う。

    トム・ピーターズコンサルタント1942~「ドラッカーは学者たちに不当に低く評価されてきた」と嘆く。

    ニュート・ギングリッチ米下院議長1943~共和党。保守革命の旗手。『経営者の条件』を愛読。

    マーガレット・サッチャー英首相1925~2013英国の構造改革を断行。民営化の基本政策に著作を引用。

    ウィンストン・チャーチル英首相1874~1965『「経済人」の終わり』を書評で絶賛。ドラッカーの名声を高めた。

    ドリス・ドラッカー妻物理学者・発明家1911~2014フランクフルト大学で出会い、ロンドンで劇的に再会し結婚。マークス&スペンサーの市場調査担当、科学編集者、法律家を経て、自らの発明品を製造販売する会社を興す。

    ヨーゼフ・シュンペーター経済学者1883~1950技術革新による新結合に着目し、「創造的破壊」で有名。父の親友で亡くなる1週間前にも会った。

    ジークムント・フロイト精神分析学者1856~1939精神分析学を創始。リビドー、夢、無意識などを研究。父の親友で8歳で初めて握手をした。

    カール・ポランニー経済人類学者1886~1964『大転換』で社会と経済関係の逆転を示す。ロンドン時代から家族ぐるみの親しい付き合いを続ける。

    トマス・マサリクチェコスロバキア初代大統領1850~1937父の友人。自治・独立運動を率いた哲学者。

    フリードリヒ・ハイエク経済学者1899~1992父の親友。ケインズを批判。ノーベル経済学賞(1974年)。

    ジャック・ウェルチGE CEO1935~GEの名物経営者。CEO就任時に立ち会い、コンサルタントに。

    ヨギ・ベラNY・メッツ監督1925~2015往年の名捕手。コンサルティングから、グルーピー対策まで助言。

    トーマス・マン作家1875~1955父の友人のサロンで朗読を聴く。ノーベル文学賞(1929年)。33年米国へ亡命。

    ジョン・M・ケインズ経済学者1883~1946大きな政府論者。著書に『貨幣論』など。ケンブリッジで講義を聴き、ケインズ論も執筆。

    マーシャル・マクルーハン社会学者・メディア研究家1911~1980メディアという概念を提唱。家族ぐるみの付き合い。メディア論発明の瞬間を見る。

    W・エドワーズ・デミング統計学者1900~1993品質改善運動の創始者。日本への貢献は多大。ドラッカーによるスカウトが品質管理分野に入る端緒に。

    バックミンスター・フラー建築家・数学者・発明家1895~1983「宇宙船地球号」を提唱した異才。「フォーチュン」編集部時代以来の親しい友人。

    トーマス・ワトソンIBM創業者1874~1956販売のカリスマ。「フォーチュン」誌での取材以来、長い付き合い。IBM観察を続ける。

    アブラハム・マズロー心理学者1908~1970互いに批判しつつ尊重し合う。「人間的心理学の父」と呼ぶ。

    マービン・バウワーマッキンゼーMD1903~2003コンサルティングを教授。マッキンゼーに誘われるがよき友人に。

    マーサ・グラハム舞踏家1894~1991モダンダンスを総合芸術に高めた。ベニントン大学での同僚。

    Roger-Viollet/A�o

    Everett Collection/A�o

    AP/A�o

    ドラッカーの華麗なる人脈図