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1 2011年度 活動レポート

活動レポート - Creative City · 「やさい塾」を主宰している築地御厨の協力により、有機 栽培の野菜をフードスタイルアドバイザーの笹川暢子氏

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2011年度

活動レポート

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一覧

◆カタリストBAについて・・・P3~

◆コンソーシアム公式行事・・・P4~

4月25日 カタリストBAオープニングイベント

5月31日 クリエイティブシティコンソーシアム総会

9月2日 設立1周年記念シンポジウム

10月1日 ワーキング/プロジェクト連絡会

2月22日 クリエイティブ・シティ・フォーラム2012

(会場は玉川髙島屋S・Cアレーナホール)

◆オープンラボ・・・P10~

7月5日 第1回オープンラボ「孫正義を語る」

8月3日 第2回オープンラボ「ランドスケープアーキテクトが語る生物多様性エコミューゼ」

8月22日 第3回オープンラボ「日本再生に向けた若者の挑戦」

9月28日 第4回オープンラボ「NGOコペルニクについて」

10月6日 第5回オープンラボ「ブックコンシェルジュ」

10月27日 第6回オープンラボ「ふるさとがえりダイアローグ」

11月16日 第7回オープンラボ「そらキッチン活動紹介」

12月13日 第8回オープンラボ「YouMe&二子玉川まちライブラリー」

12月19日 第9回オープンラボ「アイデア創発ナイト」

1月23日 第10回オープンラボ「これからのモノ作りのカタチ」

2月9日 第11回オープンラボ「シーズとニーズの最適マッチングとは?」

3月22日 第12回オープンラボ「成長に代わるイノベーションのあて先を探る」

◆その他カタリストBAでの活動・・・P23~

フューチャーセンターウィーク2011

co-lab二子玉川オープニングシンポジウム

カタリストキッズワークショップラボ

Think the Earthプロジェクト「震災のここから・これから」

二子玉川ライズ共催 ハロウィンワークショップ(会場は二子玉川ライズ)

二子玉川ライズ共催 フタコクロックワークショップ

二子玉川ライズオフィスワーカーセミナー「自分磨き講座」

ツタグラ×コンソーシアム カンファレンス

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「知の交差点」 Catalyst BA

◆設立

2011年4月25日

◆運営管理者

東京急行電鉄株式会社、コクヨファニチャー株式会社、

春蒔プロジェクト株式会社(co-lab二子玉川)

◆面積

416.61㎡

◆スタジオ収容人数

椅子のみ:120人 テーブルあり:50人

◆営業時間

平日10時~18時

立場や組織にとらわれず、多様な人々が交流することによって異なる知識や技術から新しい価値を発見、試行錯誤してイノベーションを起こす ”オープンイノベーション ”を実践するにはリアル、バーチャル双方の仕組みが必要です。リアルに集い、交わる場としてカタリスト B Aはクリエイティブプロセスを軸にデザインされ、生まれました。コンソーシアム活動を中心に、クリエイター、地域、N P O、自治体、有識者とコラボレーションしながらイノベーションを生み出し、進化し続ける場です。

◆受賞

2011日経ニューオフィス賞関東ニューオフィス奨励賞

◆開設~2012年3月までの利用者数

のべ約10,000人(平均30~40人/日)

◆開設~2012年3月までのイベント実施数

110件(週3回程度)

※WG等の活動は除く

◆その他の情報、お問い合わせは

カタリストBAホームページ http://catalyst-ba.com/

をご確認ください

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コンソーシアム公式イベント

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4月25日 カタリストBAオープニング

◆概要

日 時

2011年4月25日(月) 9:30~19:00

共催者挨拶(カタリストBA設立主体) 東京急行電鉄株式会社 専務取締役 高橋遠

コクヨファニチャー株式会社 代表取締役社長 黒田英邦

主催者挨拶

クリエイティブ・シティ・コンソーシアム 副会長 松島克守

特別講演

1.中村伊知哉氏(慶應義塾大学教授) 「日本のメディアコンテンツの展望

~クリエイティブ・シティを目指して~」

2.西尾久美子氏(京都女子大学准教授) 「京都花街のビジネスモデル

~「舞妓はん」の育成と「一見さんお断り」に学ぶ~」

3.紺野登氏(多摩大学大学院教授) 「知識都市の時代 ~「カタリストBA」に期待すること~」

4.赤池学氏(ユニバーサルデザイン総合研究所所長) 「未来社会仮説 ~ポスト震災のまちづくりに向けて~」

レセプション(運営者挨拶) コクヨRDIセンター 主幹研究員 齋藤敦子

春蒔プロジェクト株式会社 代表取締役 田中陽明

(co-lab主宰)

2011年4月25日、クリエイティブ・シティ・コンソーシアムの活動拠点「カタリストBA」が二子玉川ライズ・オフィス8階にオープンし、同日、コンソーシアム主催、東京急行電鉄株式会社・コクヨファニチャー株式会社の共催でオープニングイベントが開催されました。

アイデアを持つ多様な人々と組織の枠にとらわれない多様な交流によって、つながりやプロジェクトを生み出し実験する場として創られた新しい空間に、延べ約210人が来場しました。

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5月31日 コンソーシアム総会

◆概要

日 時

2011年5月31日(火) 15:30~19:30

プログラム

1.総会

2.二子玉川第二期再開発について

3.懇親会

2011年5月31日、クリエイティブ・シティ・コンソーシアム第2回総会が、活動拠点であるカタリストBA開設以降では初めて、開催され、4月25日のオープニングイベントに引き続き会員の方々への披露の場ともなりました。設立時28社だった会員数も2倍に増え、本格的な活動の土台作りのための規約改正等が行われました。東京都市大学の中村総長が新たに顧問に就任されました。

合わせて 二子玉川東第二地区市街地再開発組合により、再開発事業についての説明を映像を元に行っていただきました。

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9月2日 設立1周年記念シンポジウム

◆概要

日 時

2011年9月2日(金) 16:00~21:00

第1部

対談:「クリエイティブ時代の日本の未来を考える」 クリエイティブ・シティ・コンソーシアム 会長 小宮山宏

慶應義塾大学 准教授 ジョン・キム氏

第2部

基調講演:「TOWN ─ country 環境革命の時代に命を

見つめ豊かさを深める」 東京都市大学 教授 涌井雅之氏

パネルディスカッション:「都市×農×食を考える」 ランドスケープ・プラス代表取締役 平賀達也氏

ものづくり生命文明機構常任幹事 長野麻子氏

グリーンインフィニティ株式会社代表 小池聡氏

ユニバーサルデザイン総合研究所所長 赤池学氏

農山村支援センター副代表 澁澤寿一氏

懇親会

「やさい塾」を主宰している築地御厨の協力により、有機

栽培の野菜をフードスタイルアドバイザーの笹川暢子氏

のアレンジによりいただきました。

2010年8月4日の設立から1年を迎えたコンソーシアムでは、2011年9月2日に設立1周年を記念してシンポジウムを開催しました。

第1部では小宮山会長と慶應義塾大学准教授のジョン・キム氏との対談『クリエイティブ時代の日本の未来を考える』、第2部では「都市×農×食を考える」というテーマで、東京都市大学教授の涌井雅之氏の基調講演および農と食に関する専門家によるトークセッションが行われ、コンソーシアムで議論すべきメインテーマおよび農や食と行った新たなテーマを取り扱いました。

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10月1日 ワーキング/プロジェクト連絡会

◆概要

日 時

2011年10月1日(土) 15:00~21:00

プログラム

1.講 演:「スマート社会における融合新産業の創出について」 経済産業省商務情報政策局

情報処理振興課課長補佐 田辺雄史氏

2.コンソーシアム活動概況報告

3.各WG/PJ報告

4.新規入会企業自己紹介

幹事会での報告から切り離し個別に行うように改編した「ワーキング/プロジェクト連絡会」の第2

回は、会員交流の意味も込め、震災により順延した花火大会に合わせて2011年10月1日に行われました。

「スマート社会における融合新産業の創出について」と題して、経済産業省・商務情報政策局・情報処理振興課課長補佐 田辺雄史氏による講演が行われ、

経済産業省・産業構造審議会・情報経済分科会が取りまとめ中の「情報経済革新戦略」を紹介する内容で来場した参加者の方々も熱心に聞き入っていました。

後半では、①位置情報サービスWG、②G空間プロジェクト、③次世 代環境WG、④フューチャーワークWG、⑤スマートライフWG、⑥スマートシティWG、⑦タッチコミュニティWGの各WG・プロジェクトによる報告が行わ れたほか、講談社による「イノベーションマガジンプロジェクト」の提案、新規入会企業による自己紹介を行いました。

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2月22日 クリエイティブ・シティ・フォーラム2012 ~オープンイノベーションが人・街・社会・ビジネスを変えていく~

◆概要

日 時

2012年2月22日(水) 13:30~18:00(21:00)

プログラム

1.オープニング

クリエイティブ・シティ・フォーラム2012 実行委員長 東浦亮典

2.開会挨拶

クリエイティブ・シティ・コンソーシアム 会長 小宮山宏

3.来賓挨拶

経済産業省 商務情報政策局 情報政策課 課長 三又裕生氏

4.クリエイティブ・セッション1

「エッジシティにおけるクリエイティブワークスタイル」 コクヨ株式会社RDIセンター 主幹研究員 齋藤敦子氏

春蒔プロジェクト株式会社 代表取締役 田中陽明氏

多摩大学大学院経営情報学科 教授 紺野登氏

日本経済新聞社 編集委員 野村浩子氏

5.クリエイティブ・セッション2

「都市における生物多様性とは?」 株式会社日建設計 設計部長 朝田志郎氏

農山村支援センター 副代表 澁澤寿一氏

株式会社ランドスケープ・プラス 代表取締役 平賀達也氏

株式会社トド・プレス ソトコト編集長 指出一正氏

2012年2月22日、玉川髙島屋S・C アレーナホールにて、クリエイティブ・シティ・フォーラム2012が行われ、会員ほか一般参加の方も多数参加しました。

フォーラムはクリエイティブシティを必要とする背景や実現するためのオープンイノベーションの手法に加えクリエイティブ・シティ・コンソーシアム(以下、コンソーシアム)が2010年の設立以来活動してきた成果をビジュアルで表すオープニングから始まり、本編は第1部「エッジシティにおけるクリエイティブ・ワークスタイル」、第2部「都市における生物多様性とは?」、第3部「位置情報サービスがくら しを変える」の各テーマ別のトークセッションが行われ、メディアをはじめ各界で活躍するパネリストたちが、活発な提案や意見交換を行い、クリエイティブシ ティを実現するためのヒントも、数多く発表されました。

また、最後には、フォーラムの主旨でもある「オープン・イノベーションが人・街・社会・ビジネスを変えていく」と同様のテーマで、コンソーシアム松島副会長による講演も行われました。

本編終了後には、コンソーシアム会員の懇親会がカタリストBAで行われ、議論も尽きず、盛況のうちに終了しました。

6.クリエイティブ・セッション3

「位置情報サービスがくらしを変える」 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント

研究科 准教授 神武直彦氏

測位衛星技術株式会社 取締役 石井真氏

シナジーメディア株式会社 代表取締役 佐藤正一氏

株式会社宣伝会議 販促会議 編集長 中澤圭介氏

7. 「オープン・イノベーションが人・街・社会・ビジネスを

変えていく」 クリエイティブ・シティ・コンソーシアム 副会長 松島克守

8.会員懇親会(カタリストBA)

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オープンラボ

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7月5日 第1回オープンラボ

「孫正義を語る」

◆概要

日 時

2011年7月5日(火) 18:00~21:00

世話人

日本アイ・ビー・エム株式会社

講 師

ジャパン・フラッグシップ・プロジェクト株式会社 代表取締役 三木雄信氏

新たな環境での第1回オープンラボは、新エネルギー事業で話題沸騰中のソフトバンクの孫社長の名言集「孫正義名語録事をなすためのリーダーの心得」(ソフトバンクパブリッシング刊)の著者で元ソフトバンク社長室長の三木雄信氏をゲストに迎えて行われました。

この講演では、本に収録されているソフトバンク孫社長の経営論や人生の考え方まで幅広く、厳選された名言について語っていただき、経営者だけでなく幹部候補、新規事業担当者から学生の方まで教訓をもらえる内容でした。約40名の参加者との質疑では、本では書ききれなかった名言や裏話についても語っていただきました。

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8月3日 第2回オープンラボ 「ランドスケープアーキテクトが語る生物多様性エコミューゼ」

◆概要

日 時

2011年8月3日(水) 17:00~20:00

世話人

株式会社日建設計

講 師

株式会社ランドスケーププラス 代表 平賀達也氏

(ゲスト)株式会社戸田芳樹風景計画 代表 戸田芳樹氏

盛夏のオープンラボは、~その場所でしかなし得ない物語(ストーリー)のあるランドスケープデザイン~をテーマに、日暮れの多摩川を眺めながら、場所の持つ物語について考えました。

ランドスケープアーキテクトの平賀達也氏を講師に、戸田芳樹氏を対談ゲストにお迎えし、「生物多様性エコミューゼ」をキーワードに対談が行われました。

二子玉川2期計画で挑戦したランドスケープデザインのお話をかわきりに、東京という都市が持つ土地の特性や可能性をお話いただき、都市の命綱である水脈は、生命の根源でもある樹系であり原始時代からの本来の土地特性を活かすには、水の流れの特性を把握することが重要だとのことでした。

対談では「世代を超えて、風景やランドスケープというものは理解されるのか・・・?」という問いがあり、大事なことに気づくための風景作りが重要とのことでした。

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8月22日 第3回オープンラボ

「日本再生に向けた若者挑戦」

◆概要

日 時

2011年8月22日(月) 18:00~21:00

世話人

日本アイ・ビー・エム株式会社

講 師

青山社中株式会社 代表取締役COO 遠藤洋路氏

第3回のオープンラボは、~世界に誇れ、世界で戦える日本を目指して~をテーマに、政治・行政が混迷を深める中、青山社中株式会社代表で元キャリア官僚の遠藤洋路氏を迎え、元官僚の視点から「日本における現代の若者像」についての考察、縦割り構造を打破するために立ち上げた「プロジェクトK(新しい霞が関を作る若手の会)」の挑戦や、次世代のリーダーを育成するための機関「青山社中」を設立した経緯、未来の日本の在り方について語っていただきました。

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9月28日 第4回オープンラボ

「テクノロジーで途上国の社会問題を解決」

◆概要

日 時

2011年9月28日(水) 18:00~21:00

世話人

コクヨ株式会社

講 師

NGO Kopernik(コペルニク) 共同創設者CEO 中村俊裕氏

第4回のオープンラボは、~大学、ベンチャー、企業のリソースをマッチングし世界を変えるプロダクトを提供する~をテーマに、NGO”Kopernik”代表の中村俊裕氏を講師に迎え、最近注目されているBOPの最前線の実情や革新的な方法論について語っていただきました。

企業や大学などが持つリソース/テクノロジーと途上国の抱える問題とを密接に繋げることで、効果的に社会問題の解決へと導く仕組みは非常に興味深く、おおいに注目されている活動です。

中村氏は、昨年開催された‘世界を変えるデザイン展’でも注目されご存知の方も多いと思います。太陽光発電LEDランタン、泥水を真水に変えるストロー、ドラム回転型ポリタンク等、技術自体はシンプルであっても、人々の生活を変えてしまうようなテクノロジーを実際にプロダクトとして製品化し途上国に届けています。ユーザーのニーズを知ることと、彼らに技術の存在を知ってもらうことで、両者のマッチングが成立します。これら一連の情報はオンライン上に公開されており、だれもがテクノロジーを知り、また出資するチャンスがあるというクラウドファンディングの手法を取り入れるなど、先進的なエンタープライズモデルを聞き、また参加者は実際に製品に触れ、技術を実感しました。

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10月6日 第5回オープンラボ

「複数の仕事を成立させるノマドワークスタイル」

◆概要

日 時

2011年10月6日(木) 18:00~21:00

世話人

日本電信電話株式会社

講 師

ココロウタブックラウンジ オーナー 小日向素子氏

第5回のオープンラボは、様々な企業でマーケティングや事業開発を担当した後、ブックコーディネイト業やブックラウンジを手がける傍ら、2011年からは、カンボジアでBOP(注)ビジネスにも携わっておられる小日向素子(こびなたもとこ)さんをゲストにお迎えし、2011年に広まった新しい働き方の概念「ノマドワーキング」について語っていただきました。

注:BOPとは「Base of the Pyramid」の略。世界の所得別人口構成の中で、最も収入が低い所得層を指す言葉で、約40億人がここに該当すると言われる。BOPビジネスは、市場規模が約5兆ドルにも上ると言われるこの層をターゲットとしたビジネスのこと。

新しい切り口の、複数の仕事を同時に成立させる、という彼女の「ノマド・ワークスタイル」は、まさ

に、「オープン・イノベーション」を自ら体現している、という意味で、クリエイティブ・シティ・コンソーシアムメンバーおよびその他の皆様にも大いに参考になるお話でした。実際に小日向さんは①ブックコーディネイト②カンボジアでのBOPビジネスと2つの仕事を手掛けており、内容やそれをしようと思った理由について、スライド等をふんだんに交えながら、紹介していただきました。

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10月27日 第6回オープンラボ

「映画『ふるさとがえり』上映会+対話」

◆概要

日 時

2011年10月27日(木) 16:00~21:00

世話人

東京急行電鉄株式会社

ゲスト・パネリスト

株式会社恵那川上屋 代表取締役 鎌田慎吾氏

えな”心の合併”プロジェクト代表 小板潤治氏

石塚計画デザイン事務所 代表取締役 石塚雅明氏

株式会社グラディエ 代表取締役 磯村歩氏

東京急行電鉄株式会社 企画開発部統括部長 東浦亮典

映画配給

ものがたり法人FireWorks

映画鑑賞中には感動して涙を流す方も多く「最初はそうでもないのだけど、途中からどんどん引き込まれていって…わかっているんだけど泣いてしまった」という声が多く聞かれました。

上映後は、ご自身もプロジェクトに携わった株式会社恵那川上屋鎌田社長から恵那の名産品の栗の中でも超特選恵那栗を使った栗きんとんを提供していただきつつ、~地域の絆づくりって難しい?でも面白い!~をテーマに、様々な角度から実際にまちづくりに関わる方をゲストにトークセッションが行われました。

第6回のオープンラボは平成の大合併で誕生した岐阜県恵那市の地域の絆づくりのために、地元を巻き込み、ものがたり法人FireWorksによって製作された映画「ふるさとがえり」の上映会を開催しました。

映画鑑賞の後は、実際に映画の企画や制作に携わった方々やまちづくりの専門家を迎えてパネルディスカッションを行い、映画の感想や、まちづくりの在り方について参加者との対話を行いました。

~映画「ふるさとがえり」とは・・~

あなたにとって”ふるさと”とは何ですか?

1990年、亀を助けた少年たち と 2010年、映画の助監督を辞

め帰郷する主人公・勘治。

ふるさとを舞台に、2つの時代と物語が交差する「少年時代の

夢」と「田舎の現実」 20年の時を越えて、「ふるさと」への愛情と葛藤が交錯してい

く・・・カンジが描いた「ふるさとの物語」を通じて、その想いを届け

ます。(公式HPより一部引用)

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11月16日 第7回オープンラボ

「SOcial LAb Kitchen(そらキッチン)活動紹介」

◆概要

日 時

2011年11月16日(水) 18:00~21:00

主な”そらキッチン”メンバー

日本におけるフューチャーセンターの第一人者

野村恭彦氏(GLOCOM/富士ゼロックスKDI)

社会起業家研究ネットワーク代表 服部篤子氏

地域SNSの専門家 庄司昌彦氏(GLOCOM)、他

カタリストBAのコ・ワーキングスペースで活動している『そらキッチン』は、生活者の視点(QOL)、企業の視点(新たなサービス価値の創造)に加えて、"社会は何を求めているのか?"という全体最適の視点から、企業の人々との対話を通じてソーシャルイノベーションを起こそうとしています。

第7回のオープンラボでは、バックグラウンドも関心・専門分野も多様なメンバーが顔を揃えるそらキッチンのメンバーより、メンバーおよび活動の紹介を行いました。

現在、(1)低電力時代の創造的ワークスタイル、(2)高齢化社会の潜在課題と新サービスの発見などのプロジェクト(Social Lab Project)が進行中で、企業内個人を巻き込んだ活動を推進しています。

オープンラボに前後して、母体である国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)により10月~3月までの講座「プラカデミアサロン」がカタリストBAを中心に開催され、その間に実際に会社が立ち上がる事例も生まれました。

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12月13日 第8回オープンラボ

「まちYouMeセッション&まちライブラリー」

◆概要

日 時

2011年12月13日(火) 18:30~21:30

まち塾メンバー

早稲田大学教授/まち塾実行委員会 委員長 友成真一氏

森ビル株式会社/まち塾案内人 礒井純充氏

新聞記者/まち塾レポーター 夏目承氏

※「まちライブラリー」の蔵書はカタリストBAコンシェルジュにて貸出を行っています

第8回のオープンラボは、カタリストBAのライブラリーを学びあいの場=「まちライブラリー」にしていこうという試みで行われました。

森記念財団後援の「まちライブラリー」は、「まち」で働き、生活する人が、「まち」を自分の目線で活き活きとさせるため、「まち」毎に「まちライブラリー」を設け、「まち」を元気にするプランを作り、実行していくことを目指しています。

今回、カタリストBAでは「創造性を刺激された本」を参加者が1冊ずつ持ち寄り対話を行いました。

その後、「二子玉川の知的活動拠点に掛ける“ゆめ”」と題してまち塾実行委員長の早稲田大学友成教授、まち塾案内人の森ビル礒井氏とともに、今回”語り人”である東急電鉄東浦がまちづくりに掛ける夢を語り、参加者が一言ずつコメントを寄せるというセッションを行いました。

終了後は互いに本の貸し借りをしあいつつ、ライブラリーの構築を行いました。

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12月19日 第9回オープンラボ

「アイデア創発ナイト」

◆概要

日 時

2011年12月19日(月) 17:00~21:00

世話人

コクヨ株式会社

講 師

北陸先端科学技術大学院大学 副学長 國藤進氏

アイデアプラント 代表 石井力重氏

第9回、2011年最後のオープンラボは‘クリエイティブ’を理論と実践の2方向からとらえるアイデア創発ナイトでした。前半は日本創造学会の元会長であり現在は北陸先端科学技術大学院大学の副 学長、國藤進教授のご講演、後半はアイデアプラント代表の石井力重氏によるアイデア出しワークショップという、左脳右脳が刺激される内容でした。

國藤先生の講演ではKJ法についてのあらましや「方法論だけでなくワークショップが大事」とのことで実際に山で合宿を行っていることなどをお聞きしました。

後半の石井氏のファシリテーションによりグループワーク形式で「アイデアの出る会議室」のアイデアを参加者で出し合い、100以上のアイデアスケッチが生まれました。

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1月23日 第10回オープンラボ

「これからのモノづくりのカタチ」

◆概要

日 時

2012年1月23日(月) 18:00~21:00

世話人

株式会社三菱総合研究所

講 師

株式会社ライゾマティクス 代表取締役 斎藤精一氏

聞き手:『wite-screen.jp』 山本加奈氏

2012年最初、第10回のオープンラボは映像クリエイター向けWEBマガジン『white-screen.jp』と共同して、コンソーシアム会員でもあるライゾマティクスの斎藤精一氏による「これからのモノづくりのカタチ」をテーマとして講演していただきました。

これまで、モノづくりと言えば車や家電といったハードウェアを連想しがちですが、ソフトウェア、サービス、エンターテイメント・コンテンツもモノづくりであり、アートで培った技術やアイデアを広告へどう落とし込んでいるのか、ライゾマティクスの組織を構成する“ラボ(アート)部門”と会社(広告)部門”の関係性から、その底辺に流れる哲学まで幅広く語っていただきました。

ラボとしての事例や、実際に広告のクリエイティブ業務として手掛けた数多くの作品のデモをふんだんに交え、「徹底的に調査することと実践」の重要性を語られ、参加者は刺激を受けました。

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2月9日 第11回オープンラボ

「アイデア閉塞を打破! “シーズ/ニーズの最適マッチングとは”」

◆概要

日 時

2012年2月9日(木) 18:30~21:00

世話人

東京急行電鉄株式会社

パネリスト

IPエレクトロニクス株式会社 代表取締役 大槻悦理氏

ダイアゴナル株式会社 代表取締役 山川隆氏

株式会社MRSホールディングス 代表取締役 松原高司氏

ケアプロ株式会社 取締役副社長 守屋実氏

株式会社インスパイア 取締役副社長 見満周宜氏

※会員企業は「SNeeeds」の無料体験ができます。事務局にお問い合わせください

世の中のビジネスパーソン誰しもが抱える難題「ビジネスのシーズとニーズはどうマッチングできるのか?」をテーマに、シーズ側、ニーズ側それぞれのゲストを迎え、「SNeeeds

(http://sneeeds.com/)」という革新的なシステムによりマッチングの促進を目指すIPエレクトロニクス株式会社代表の大槻悦理氏をモデレーターに、発明家、企業内のR&D等シーズ側、ベンチャーキャピタル等ニーズ側双方の問題提起と課題解決の為のアクションについて、コンソーシアム会員企業他多数の参加者と対話を行いました。

質疑では参加者が抱える問題と、ゲストの実体験、実例による問題の根本原因の意識や解決の糸口について大いに議論が交わされました。

また、ゲストのケアプロ株式会社の協力により「ワンコイン健康診断」を会場で参加者に実体験していただきました。

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3月22日 第12回オープンラボ

「成長に代わるイノベーションのあて先を探る」

◆概要

日 時

2011年12月13日(火) 18:30~21:30

世話人

富士通株式会社

講 師

ストラテジック・ビジネス・インサイツInc 高内章氏

2011年度最後、第12回のオープンラボはストラテジック・ビジネス・インサイツInc 高内 章氏の「scan TMプログラム(*)」による新たなビジネス領域を見出す手法のレクチャーの後、参加者がチームに分かれ“高度なIT技術だけで、真の「スマートライフ」 は実現しうるのか?”“成長が鈍化する先進国における「スマートシティ」「スマートライフ」のあり方とは?”といった切り口でのディスカッション/アイデアのシェアタイムと、内容の濃い充実した120分間を過ごしました。

“成すべき仕事はすべて未来にむかっているのに、全てのデータは過去から得られる、というジレンマから逃れることのできる戦略立案者は、いません。”未来の断片は、既に身近な場所に様々な形で動き始めており、そこでは、今この瞬間にも世界の変化に繋がる「予兆」が生まれているとのお話で、予兆を可視化する数々のキーワードをヒントに「今から20年後に、かつてベッドタウンといわれていた二子玉川周辺の街で、賢く幸せに暮らしたいと願っている生活者に求められる、商品・サービスや使われている技術・供給形態はどのようなものか」を参加者で議論しました。

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その他カタリストBAの活動

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◆概要

日 時・タイトル

①5月10日(火) 13:00~16:30

「震災後の日本社会・企業の新成功指標」 ③5月12日(木) 13:00~16:30

「世代や文化を超えた交流の生まれる新しいまちづくり」 ④5月13日(金) 13:00~16:30

「日本の未来を創る新たなビジネス生態系」 ※②は別会場

主 催

国際大学GLOCOM、富士ゼロックスKDI

ファシリテーター

国際大学GLOCOM 主幹研究員 野村恭彦氏

Art of Hosting ボブ・スティルガー氏

カタリストBA開設から間もない2011年5月10日~13日にかけて「フューチャーセンターウィーク2011東京」が開催され、5月10日、12日、13日の計3日間をカタリストBAで開催しました。

このイベントは国際大学GLOCOM、富士ゼロックスKDIを中心に有志のメンバーが、フューチャーセンターという「未来志向の創造的な対話の場」が、新しい日本を創るために必要であるという信念のもと、Art of HostingのBob Stilger氏、Future Center AllianceのHank Kune氏も協力し、日本中に500のフューチャーセンターを早急に立ち上げていくことをめざしています。ソーシャルセクターとプライベートセク ター、パブリックセクターという壁を超えて、未来志向の対話を行い、社会イノベーションを起こしていくことを目的としています。

フューチャーセンターウィーク2011

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◆概要

日 時・タイトル

①2011年7月18日(月) 10:00~17:00

「紙の階段」 ②2011年8月13日(土) 10:00~17:00

「アニマルアフレコムービー」 ③2011年8月27日(土) 10:00~17:00

「マスキングテープの壁画」 ④2011年11月23日(水) 10:00~17:00

「これなあにムービー」 ※各日とも3回実施

※2012年も5月~8月に開催

主 催

カタリストキッズ実行委員会 ※コンソーシアム会員を中心に任意で構成します

プログラム提供

NPO法人CANVAS(後援会員) カタリストキッズ詳細、ギャラリーはCANVASホームページ内で閲覧可能です

http://www.canvas.ws/catalystkids/ws/index.html

「二子玉川に遊びと学びの秘密基地がオープン!!」 クリエイティブ・シティ・フォーラム2011でのパネルセッションでの「二子玉川を子ども特区に!」というアイデアのもと、クリエイティブシティを実現するため未来のクリエイティブ人材の育成が欠かせないと考え、後援会員であるNPO法人CANVASとのコラボレーションにより、カタリストBAにて子どもの創造力を育むワークショッププログラムを2011年7月~9月夏季の3回シリーズ、および11月の計4回開催しました。

幼稚園~小学生までの子どもたちと一緒にアナログな工作やデジタルムービー製作など様々なプログラムを提供し、子どもたちは円形のスタジオを自由に使い、各回とも好評を博しています。

カタリストキッズ ワークショップラボ

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◆概要

日 時

2011年8月4日(木) 16:00~22:00

主 催

co-lab/Catalyst BA

シンポジウム登壇者

春蒔プロジェクト株式会社代表 田中陽明氏

グッドアイデア株式会社代表取締役 松田朋春氏

富士ゼロックス株式会社 KDI 野村恭彦氏

株式会社グラディエ 代表取締役 磯村歩氏

ニュー・ワーク・シティ(New Work City) 共同創業者 トニー・バッチガルーポ氏

パーティ演出

Installation: クワクボリョウタ(メディア芸術祭 優秀賞作品/co-lab三番町メンバー) DJ:安永哲郎(コクヨ株式会社RDIセンター)、落合守征(TWOPLUS-A建築設計事務所/co- lab

千駄ヶ谷メンバー) VJ:カトウカズヤ(KANKI/co-lab西麻布メンバー) FOOD: TORi

カタリストBA開設から併設している「コラボレーションオフィス」は、春蒔プロジェクト株式会社により「co-lab二子玉川」として運営されています。co-labは、既存の企業組織型や個人型ではなく、中間的な領域「集合型」で働くことを提案し、多彩なコミュニティが交わるカタリストBAにこの「co-

lab 二子玉川」開設したことを機に、~カタリストBAから生まれるクリエイション~と題し「デザインとコミュニティ」の可能性を発信するオープニングシンポジウムを開催し、その後はアーティストの展示を含めたパーティを開催しました。

co-labオープニングシンポジウム 「デザイン×コミュニティ」

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◆概要

日 時

2011年10月21日(金) 13:00~21:00

主 催

Think the Earth

共 催

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究所

プログラム

1.報告

Think the Earth 理事長 水野誠一氏

理事 上田壮一氏

コーディネーター 原田麻里子氏

2.トークセッション1:復興支援のプロフェッショナルの方々(※) 3.トークセッション2:被災地発の取り組みをしている方々(※) 4.講演:一般社団法人RCF復興支援チーム 代表 藤沢烈氏

「NPO/NGOの役割と今後の企業・団体との連携について」 5.ワークショップ:「これから何ができるか=被災地とつながるために、都市にいてもできること」 ※詳細はThink the Earthサイトをご覧ください http://www.thinktheearth.net/jp/staffBlog/2011/10/post-252.html

2011年10月21日(金)、クリエイティブ・シティ・コンソーシアムでは東日本大震災の被災地で活動するNPO/NGOのための基金「Think the Earth基金」を設立したThink the Earthプロジェクト(※ 10月より一般社団法人)に協力し「震災のここから・これから~復興支援と日本のソーシャルイノベーション~」と題して、基金の報告会と共に「Think the Earth基金」は3月16日~9月30日までの半年間の累計で83,390,199円を集め、多種多様な震災復興支援活動に取り組むNPO/NGOへ寄付がなされていることが紹介されました。

その後、50名の参加者が熱心実際に現地で 活動している方のお話を聞き、非被災地の人間がこれから何ができるかについてのワークショップを開催しました。

Think the Earthプロジェクト 「震災のここから・これから」

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◆概要

日 時

2011年10月29日(土) 11:00~17:00

2011年10月30日(日) 11:00~17:00

※各日3回実施

共 催

二子玉川ライズ

プログラム提供

アグリライフ株式会社(法人会員)

2011年10月29日、30日の両日、クリエイティブ・シティ・コンソーシアムと二子玉川ライズの初の共催イベントとして二子玉川ライズで行われたハロウィンイベントに合わせ、会員企業のアグリライフ株式会社の協力のもと、アメリカ在住経験のある女性陣の仮装講師による本物のカボチャのカービングワークショップを二子玉川ライズ・ガレリアで開催しました。2日間で計160名の家族が、街の中で農や食物に触れる機会として盛況で、「文化を知る良い機会」「子供が自然に触れる良い機会」といった声が多く聞かれました。

二子玉川ライズ共催 ハロウィンイベント

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◆概要

日 時・タイトル

2011年11月13日(月) 10:00~17:00

※2回実施

主 催

二子玉川ライズ

協 力

カタリストキッズ実行委員会

プログラム提供

株式会社ライゾマティクス(法人会員) NPO法人CANVAS(後援会員) カタリストキッズ詳細、ギャラリーはCANVASホームページ内で閲覧可能です

http://www.canvas.ws/catalystkids/ws/index.html

2011年11月13日、2011年夏からNPO法人CANVASと共同で開催しているキッズワークショップ

「カタリストキッズ」の番外編として、二子玉川ライズ、株式会社ライゾマティクスと共同で二子玉川ライズ内のサイネージコンテンツ「フタコクロック」の製作ワークショップを40組の参加家族と共に行いました。フタコクロックは二子玉川ライズ内にあるサイネージに表示される時計のことで、子供たちが二子玉川にある様々なものを数字に見立てたり、自分たちでいろいろな素材を使って数字を作り写真を並べて時計にするコンテンツです。

参加者みんなで二子玉川の街を歩き、できた作品は当日中に二子玉川ライズ・ガレリアの大画面を使ってデモを行い、みんなで鑑賞会をしました。

サイネージコンテンツ本編としては11月下旬より二子玉川ライズ敷地内の縦型サイネージやガレリアの大画面に定期的に放映されています。

二子玉川ライズ共催 カタリストキッズ フタコクロックワークショップ

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◆概要

日 時

2012年3月15日(木) 19:00~21:00

主 催

二子玉川ライズ

講 師

株式会社エムスノージャパン 代表取締役社長 重田みゆき氏

3月15日(木)二子玉川ライズのタウンマネージメント活動と協力して、二子玉川ライズで働く就業者を対象にセミナーを開催しました。

2012年度以降はより「働くこと」をテーマに規模も広げての開催をする予定ですが、それに先立ち、プレイベントとしての今回は、TV等でもご活躍中の重田みゆき氏をお招きして、「インプレッションセミナー(第一印象カイゼン塾)」を行いました。重田さんの学生時代は、現在からは想像も出来ないほど第一印象が悪かったそうです。辛い思いもたくさんし、そんな自分を変えたくて勉強を始めた重田さんのお話は大変説得力があり、アパレル会社の方など、受講者もどんどんお話に引き込まれていました。

受講者には手鏡を持参してもらい、重田さんと一緒に笑顔の作り方や、凝り固まった顔のマッサージの仕方など、座学だけではない参加型でカタリストBAらしいセミナーとなりました。

二子玉川ライズ・オフィスワーカー講座 「ファーストインプレッションセミナー」

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◆概要

日 時

2012年3月20日(火) 14:00~17:00

主 催

経済産業省

プログラム

1.ツタグラ[伝わるINFOGRAPHICS]の主旨

経済産業省 クリエイティブ産業課 課長補佐 高木美香氏

2.講演:「視覚言語の役割とデザイン」 太田デザインアソシエーツ 代表 太田幸夫氏

3.ワークショップ: 「グラフィックスとして表現したい情報と、それをどのようにグラフィックスにするか」 専修大学 准教授 上平崇仁氏

4.今後のツタグラプロジェクト: 株式会社ロフトワーク 代表取締役 林千晶氏

今回のカンファレンスでは、クリエイティブ・シティ・コンソーシアムから「二子玉川という街の現状を街の人々に把握してもらうインフォグラフィックスを創ること」というお題を提供し、企業が自身の活動と未来の都市づくりを論じ推進していくなかで、実際に製作過程を通じてインフォグラフィックスの今後の可能性を考えました。

講演の登壇者には非常口マークをデザインしたデザイナーの太田幸夫氏をお迎えし、グラフィックの歴史、果たす意義や太田氏がこれまで手がけられたデザイン、現在取り組まれている「命を守るデザイン」についてご講演いただきました。

ツタグラ×コンソーシアム カンファレンス 「グラフィックスで考える未来の都市づくり」

2012年3月20日、クリエイティブ・シティ・コンソーシアムではインフォグラフィックスを使って日本の未来を考える経済産業省のプロジェクト“ツタグラ[伝わるINFOGRAPHICS]”と協力し、「グラフィックスで考える未来の都市づくり」というテーマでカンファレンスを開催しました。

社会の課題と未来を考える上で欠かせないのが、経済と生活の基盤となる企業や地域の力とビジョンです。