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アイスクリーン技術工法 ドレン配管の再生に

アイスクリーン技術工法横引本管洗浄 (横系統フロアー洗浄) ① 洗浄階に特殊吸引装置を設置し、竪本管直近の横引本管を切断し吸引ホースを取り付ける。②

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Page 1: アイスクリーン技術工法横引本管洗浄 (横系統フロアー洗浄) ① 洗浄階に特殊吸引装置を設置し、竪本管直近の横引本管を切断し吸引ホースを取り付ける。②

アイスクリーン技術工法ドレン配管の再生に

Page 2: アイスクリーン技術工法横引本管洗浄 (横系統フロアー洗浄) ① 洗浄階に特殊吸引装置を設置し、竪本管直近の横引本管を切断し吸引ホースを取り付ける。②

・特殊な真空吸引装置で氷と水だけを用いて配管を洗浄する配管の洗浄工法です。

従来の高圧洗浄工法、ワイヤー工法、薬品洗浄工法に比べて (※下記図参照)

氷と水だけの吸引洗浄(負圧)につき、既存の古い配管に与える影響がソフトであり、

漏水の心配が無く安心できる工法です。

原理は「氷が管内壁にぶつかる時の衝撃を利用した負圧工法」

であり、特に空調設備用配管に適している点に大きな特色があります。

この工法は特許を取得後、改良を加え

完成された配管洗浄工法です。

空 調 設 備 ド レ ン 配 管 洗 浄 工 法 の 概 要

アイスクリーン技術工法とは?

高圧洗浄工法 による施工

アイスクリーン技術工法による施工

スネークワイヤー工法による施工

危険

《アイスクリーン技術工法の特徴》

洗浄材料(氷+水)を吸引洗浄(負圧)する

為、漏水の心配がありません。

洗浄材料は配管材より硬度が低い為、

配管を傷つける心配がありません。

《高圧洗浄(加圧)工法の問題点》

高加圧水の為、逆流や吹出しなど他の箇

所のドレンパンより漏水の危険があります。

高加圧水の為、老朽化した配管の弱い部

分から漏水の危険があります。

《スネークワイヤー工法の問題点》

先端に取付けたカッターやブラシで強力に

掻き落とす為、配管を痛めピンホールに

る漏水の危険があります。

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Page 3: アイスクリーン技術工法横引本管洗浄 (横系統フロアー洗浄) ① 洗浄階に特殊吸引装置を設置し、竪本管直近の横引本管を切断し吸引ホースを取り付ける。②

・経年劣化に伴い空調機器系統のドレン配管内に錆、スライム等が堆積し、閉塞状態を起

こし通水不能、排水不良を起こし、漏水事故、異常停止を引き起こします。漏水による商品

被害や、空調機停止によるお客様に対する不快感など、ドレン配管の詰まりは数多くの問題を

引き起こします。

■左記の現場写真は、天井カセット型空調機

ドレン配管詰りにより天井面から漏水し水損

事故を起こした事例写真。

ドレン配管詰まりによる突然の漏水・異常停止を予防する為に

この様なドレン配管内の汚れが通水不能、排水不良が漏水事故を引き起こします。

ドレン配管内部の状況は・・・

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Page 4: アイスクリーン技術工法横引本管洗浄 (横系統フロアー洗浄) ① 洗浄階に特殊吸引装置を設置し、竪本管直近の横引本管を切断し吸引ホースを取り付ける。②

  横引本管洗浄 (横系統フロアー洗浄)

① 洗浄階に特殊吸引装置を設置し、竪本管直近の横引本管を切断し吸引ホースを取り付ける。

② 各空調機器を配管から切り離し、ゴム栓をする。

③ 竪本管に近い空調機器より1台ずつ洗浄材料を投入し、洗浄する。

(手前から洗浄することにより何度も同じ箇所を洗浄材料が通過する為、より洗浄効果が現れる。)

  竪・横引本管洗浄 (竪系統洗浄)

① 竪本配管端末部に特殊真空ダンパー車及び特殊真空吸引装置を設置する。

② 各空調機器を配管から切り離し、ゴム栓をする。

③ 竪本管に近い空調機器より1台ずつ洗浄材料を投入し、洗浄する。

(手前から洗浄することにより何度も同じ箇所を洗浄材料が通過する為、より洗浄効果が現れる。)

① 配管切断後吸引ホース接続

① 洗浄確認用透明管① 特殊真空吸引装置

PS

PS

ア イ ス ク リ ー ン 技 術 工 法 洗 浄 施 工 概 略 図

③ 洗浄材料② 各機器ゴム栓

① 特殊真空ダンパー車① 配管切断後吸引ホース接続

① 洗浄確認用透明管

③ 洗浄材料 ② 各機器ゴム栓

は洗浄材料

は洗浄材料

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Page 5: アイスクリーン技術工法横引本管洗浄 (横系統フロアー洗浄) ① 洗浄階に特殊吸引装置を設置し、竪本管直近の横引本管を切断し吸引ホースを取り付ける。②

空調機器ドレン配管系統確認(現場調査)作業内容、作業条件、役割分担確認

対象空調機器までの通路等、各所養生、資機材搬入

必要に応じて配管を切断、点検口の設置、ドレンホース取り外し、ゴム栓の設置

洗浄前配管内汚れの状態をCCDスコープにて撮影

洗浄機材一式設置(特殊吸引装置・特殊ホース)、洗浄材料用意

洗 浄 作 業 工 程 ( 一 例 )

作業前MT

資機材搬入

作業準備

洗浄前CCDスコープ撮影

洗浄機材セット

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Page 6: アイスクリーン技術工法横引本管洗浄 (横系統フロアー洗浄) ① 洗浄階に特殊吸引装置を設置し、竪本管直近の横引本管を切断し吸引ホースを取り付ける。②

配管洗浄実施(ドレン配管洗浄工事)

透明管にて汚れ、洗浄効果確認及び洗浄状況写真撮影

洗浄後、配管内残渣物状態をCCDスコープにて撮影

ドレンホース復旧、配管復旧、保温材復旧

電源復旧、資機材搬出、養生撤去、清掃実施,現場管理者と現場確認

洗 浄 作 業 工 程 ( 一 例 )

洗浄開始

透明管撮影

洗浄後CCDスコープ撮影

復旧作業

資機材搬出

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Page 7: アイスクリーン技術工法横引本管洗浄 (横系統フロアー洗浄) ① 洗浄階に特殊吸引装置を設置し、竪本管直近の横引本管を切断し吸引ホースを取り付ける。②

◆ 10台以下の洗浄工事例 (夜間工事例)

機材搬入・設置・養生

配管一部切断工事

ドレンホース ゴム栓取付

洗浄用吸引配管(ホース)接続

洗浄材料(氷・水)準備

ドレン配管洗浄工事

ドレンホース ゴム栓撤去

配管等原状復旧(保温補修含む)

養生撤去

資機材搬出

清掃作業

現場撤収

※ 現場状況により変動する場合がございます。

3:00

閉  店

21:00 22:00 23:00 0:00 1:00 2:00

時間

工事項目

洗 浄 作 業 工 程 表 ( 一 例 )

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Page 8: アイスクリーン技術工法横引本管洗浄 (横系統フロアー洗浄) ① 洗浄階に特殊吸引装置を設置し、竪本管直近の横引本管を切断し吸引ホースを取り付ける。②

① ドレンホースより500mm

② ドレンホースより1000mm

③ ドレンホースより1200mm

配管材質 : SGP(鉄管)

洗 浄 作 業 写 真 (C C D ス コ ー プ 撮 影 )

洗浄前

洗浄前

洗浄前

洗浄後

洗浄後

洗浄後

撮影箇所①

撮影箇所②

撮影箇所③

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Page 9: アイスクリーン技術工法横引本管洗浄 (横系統フロアー洗浄) ① 洗浄階に特殊吸引装置を設置し、竪本管直近の横引本管を切断し吸引ホースを取り付ける。②

① ドレンホースより500mm

② ドレンホースより1200mm

③ ドレンホースより1500mm

配管材質 : VP(塩ビ管)

洗 浄 作 業 写 真 (C C D ス コ ー プ 撮 影 )

洗浄前

洗浄前

洗浄前

洗浄後

洗浄後

洗浄後

撮影箇所①

撮影箇所②

撮影箇所③

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Page 10: アイスクリーン技術工法横引本管洗浄 (横系統フロアー洗浄) ① 洗浄階に特殊吸引装置を設置し、竪本管直近の横引本管を切断し吸引ホースを取り付ける。②

① 特殊真空吸引装置   ◆特殊真空吸引装置(1unit)  【バキュームブロワー】  出力 : 2.4Kw/unit  100V  50/60Hz   電流 : 24A/unit

  【排水ポンプ】  出力 : 0.25kw/台 100V  50/60Hz   電流 : 6.5A/台

  【タンク及び付属類】  タンク : ステンレス製 (SUS304) 60ℓ×1基  真空計 : 760mmHg×1個

② 特殊真空吸引装置  ◆特殊真空吸引装置(1unit)  出力 : 2.4Kw/unit  200V  50/60Hz   電流 : 12A/unit

 【タンク及び付属類】  別置型

③ 特殊マグナスダンパー吸引車  ◆マグナスダンパー車(3 ton)

タンク容量 : 2,300ℓ 最大重量 : 2,380kg

④ レシーバータンク   ◆汚濁水回収タンク

⑤ 排水ポンプ   ◆汚濁水排水ポンプ

⑥ 洗浄用吸引ホース  ◆100A × 6.0m   ◆ 80A × 6.0m   ◆ 50A × 6.0m   ◆ 32A × 6.0m  

機 器 名 称 使用用途 ・ 機器サイズ

吸引圧力  : 520mmHg 真空度 : 40㎥/min (MAX)

L : 490mm.W : 280mm.H : 600mm.

L : 700mm.

H : 900mm.

W : 900mm.

L : 6,470mm.W : 2,180mm.

H : 2,690mm.

標 準 施 工 機 器 一 式

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Page 11: アイスクリーン技術工法横引本管洗浄 (横系統フロアー洗浄) ① 洗浄階に特殊吸引装置を設置し、竪本管直近の横引本管を切断し吸引ホースを取り付ける。②

⑦ 洗浄確認用透明管  ◆ 80A × 1.0m   ◆ 50A × 1.0m   ◆ 32A × 0.5m

⑧ 洗浄材料  【洗浄材料】 ◆製氷:サイズ(3mm~5mm)

◆製氷:温度(-10℃~-15℃)

⑨ CCDスコープ  ◆カメラの先端部分(6mm×3m)

  ◆モニター画面で検証

⑩ 配管補修部材  ◆保温材、保温テープ等

  ◆カップリング  ◆指示金具  ◆パッキン、ボルト、ナット  

⑪ 電源接続仮設盤、測定器  ◆電工ドラム  ◆漏電遮断器  ◆キャプタイヤケーブル  ◆電工用工具  ◆仮設電源盤  ◆ダウントランス  ◆テスター  ◆絶縁抵抗器  ◆検電器

⑫ 工事用工具類一式  ◆パイプソー  ◆ドリル  ◆配管脱着等工具

機 器 名 称 使用用途 ・ 機器サイズ

標 準 施 工 機 器 一 式

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Page 12: アイスクリーン技術工法横引本管洗浄 (横系統フロアー洗浄) ① 洗浄階に特殊吸引装置を設置し、竪本管直近の横引本管を切断し吸引ホースを取り付ける。②

洗浄確認用透明管

洗浄材料(氷+水)投入後ドレン配管洗浄中

洗浄確認用透明管

洗浄材料(氷+水)投入後ドレン配管洗浄中

洗浄確認用透明管

洗浄材料(氷+水)投入後ドレン配管洗浄中

洗 浄 作 業 確 認 写 真

特殊真空吸引装置(タンク内)ドレン配管内 堆積物

特殊真空吸引装置(タンク内)ドレン配管内 汚濁水

洗浄開始

洗浄中

洗浄終了

水と氷だけが吸引されていることを確認

配管内の堆積物が少なくなっていることを確認

透明管内を多量の堆積物が流れている事を確認

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Page 13: アイスクリーン技術工法横引本管洗浄 (横系統フロアー洗浄) ① 洗浄階に特殊吸引装置を設置し、竪本管直近の横引本管を切断し吸引ホースを取り付ける。②

1. どのくらいの騒音が発生するのでしょうか?→ 特殊吸引ダンパー車 20~40db(アイドリング程度)→ 特殊真空吸引装置 80db(交通量の多い道路程度)

2. 配管の長さは何mまで洗浄可能でしょうか?→ 配管長は問いません。(真空になるまでの時間が長くなる)50m、100m、150mと

配管の長さによる洗浄効果の差はございません。

3. 配管口径はどのくらいまで洗浄可能でしょうか?→ 最小径は 8mm、 最大径は 150mm になります。

4. 錆なども本当に落とせるのでしょうか?→ 赤錆(柔らかい錆)まで除去可能です。氷の硬度より硬い錆こぶ等は落とせません。

(鉄錆まで落とすとピンホールの原因となるため)必要以上に落とさず配管を傷つけず漏水の心配はありません。

5. 推奨洗浄サイクルはどのくらいでしょうか?→ 事務所ビルで 3~5年、 店舗ビルで 1~3年 を基本としています。

使用条件、環境により大きく変動致します。

6. 居室内に匂いが漏れたり、作業実施時に汚れたりする危険性はないのでしょうか?→ 配管を負圧にして洗浄するため、臭気が漏れたり配管詰まりを起こすことはありません。

又、室内には氷と水のみを持ち込む為、清潔な環境を維持できます。

7. 洗浄に使用している氷は特殊なのでしょうか?→ 氷の凍結温度を(-10~-15℃)で製氷しています。(通常よりも硬度を増す為)

8. 洗浄作業を行う度に配管を切断しなければならないのでしょうか?→ 配管はカップリングにて接続し、次回再度カップリングを外し洗浄を行うことが可能です。

又、ドレン清掃用の立ち上げ管が設置されている場合、配管を接続する事無く洗浄作業を行うことも可能です。

よ く あ る ご 質 問 事 項 及 び 回 答

最小で約3mm~5mm -10℃~-15℃で製作配管の材質・サイズ(径)等で

氷の大きさ・硬度を決定

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(1)  洗 浄 時 間 △ 1台ずつホースをゆっくり入れる △ 1台ずつホースをゆっくり入れる × 薬品で残渣物を溶解 ○ 比較的早い

(2)  方     法 △ 高圧噴射のホースで洗浄 × カッター及びブラシで削りおとす × 薬品にひたし残渣物を溶解 ◎ 氷と水を投入

(3)  養     生 △ 数十mの汚れたホースを持ち込む △ 数十mの汚れたワイヤーを持ち込む △ 薬品を持ち込む ◎ 氷を持ち込む

(4)  効     果 ◎ 高圧噴射で強力に汚れを落とす × カッター及びブラシで削る為配管を痛める △ 残渣物の全排出不可 ◎ 配管を痛めずソフトに洗浄

(漏 水 危 険 度)

(1)  配管よりの漏水 × 配管の弱い箇所が不安 (ネジ部) × 配管の継手周辺が不安 (ネジ部) × 配管の弱い箇所が不安 (ネジ部) ◎ 氷と水で洗浄の為危険なし

(1)  配管材への影響 × 高圧の洗浄で腐食箇所が不安 × カッター及びブラシで配管材を削る × 薬品で配管材を溶解 ◎ 配管内をソフトに洗浄

(錆をかなり落とす) (錆び類を全部落とす) (錆び類を全部落とす) (固い錆までは落とさない)

(1)  汚     れ × 数十mの汚れたホースを持ち込む × 数十mの汚れたワイヤーを持ち込む × 薬品の為要注意 ◎ 氷の持ち込みのみ

(2)  臭     気 × 洗浄ホースを排水口より出し入れする為臭う × ワイヤーを排水口より出し入れする為臭う × 薬品臭い ◎ 負圧で吸引する為臭い無し

(1)  金     額 ○ 高圧洗浄車必要 ◎ ワイヤーのみの為比較的安価 △ 薬品費+配管加工が必要 ○ 特殊真空吸引装置及び氷が必要

(1)  作業の安全性 × 落とし過ぎて詰らせ逆流する恐れ × 部材を削るので危険 × 薬品取扱に注意 ◎ 氷を使用のため安全

(2)  作業の均一性 △ 手探りの為経験の差がある △ 手探りの為経験の差がある △ 薬品・濃度・時間に注意 ◎ 標準マニュアル作業

(3)  環境への影響 ◎ 水のみで安全・安心 ◎ カッター及びブラシ投入のみなので安全 × 廃液処理必要・環境汚染 ◎ 氷と水のみで安全・安心

 備 考 ◎( 最 適 ) ○ ( や や 最 適 ) △ ( や や 不 適 )  × ( 不 適 )

 6.そ の 他

 1.洗 浄 方 法

 2.安 全 性

 3.配 管 材

 4.客    先

 5.費    用

薬 品 洗 浄 工 法 ア イ ス ク リ ー ン 技 術 工 法トー ラ ー 工 法高 圧 洗 浄 工 法項 目

洗 浄 工 法

配管洗浄工法比較表

トーラー工法による施工

危険

薬品洗浄工法による施工高圧洗浄工法による施工 アイスクリーン技術工法による施工

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〒162-0843東京都新宿区市谷田町2-7-15近代科学社ビルTEL 03-5227-8301 (代)  FAX 03-5227-8311

〒220-0004 神奈川県横浜市西区北幸2-10-27東武立野ビルTEL 045-320-5088  FAX 045-323-4102【お問合せEmail】[email protected]【URL】http://www.tokaieng.co.jp

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