38
1 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) 1. 他大学・他学部にない独自性(強み) 2. 最近における特記事項 3. 地域貢献 4. 各界・メディア等で活躍している教員・卒業生

『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

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Page 1: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

- 1 -

『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』

(強み特色編)

1 他大学他学部にない独自性(強み)

2 近における特記事項

3 地域貢献

4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

- 2 -

1 他大学他学部にない独自性(強み)

11 独自の設置目的

情報システム研究科は大規模複雑なシステムに内在する意味のある情報である「システム情報」

を核に新たな知識価値の創出を目指す新しい学問領域である「システム情報学」の創成と展開を

設置目的としこれに向けてシステム科学情報科学計算科学の3学問分野の有機的な融合補

完による教育研究を研究科全体で組織的に推進しているこのような例は他大学では見られず本研

究科独自の強みとなっている

12 特徴ある教育コース

(1) 新しい学位

新しい学問分野であるシステム情報学を追及する研究科として博士前期課程および博士後期課

程にて取得可能な学位「修士(システム情報学)」と「博士(システム情報学)」を創設している

これは日本で唯一の学位となっている

(2) IT スペシャリスト養成コース

前期課程に IT スペシャリスト養成コースを設置しクラウドコンピューティングなど情報通信技

術を取り上げ実践的で高度なソフトウェア技術者の養成を実施している

(3) 計算科学専攻インテンシブコース

計算科学に特化した研究者としてのキャリア形成を重点的に行うため博士前期課程および後期

課程を一貫的に教育するための課程「計算科学インテンシブコース」を設置しているこのコース

では高性能計算に関する実践力ならびに計算科学の諸分野に関する幅広いかつ専門性の高い

知識能力の習得が可能なカリキュラムを構成している本コース修了者には日本で初めての学

位「博士(計算科学)」が授与される

(4) 外国人特別入試

外国において学校教育における所定の課程を修了又は修了見込みの外国人で在留資格「留学」

の資格を取得している者を対象に夏冬の年 2 回外国人特別入試を実施し受け入れている

13 大学等組織連携

(1) 連携講座

システム情報学研究科は諸科学諸工学を包含する極めて学際的な教育研究領域である 先

端の研究分野や多様な研究分野に対応するために三菱電機株式会社株式会社国際電気通信基礎

技術研究所(ATR)国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)国立研究開発法人理化学

研究所との連携講座を構成している

応用システム講座(三菱電機株式会社システム科学専攻)

感性アートメディア講座(株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR情報科学専攻)

- 3 -

先端計算科学講座(理化学研究所計算科学専攻)

応用計算科学講座(海洋研究開発機構計算科学専攻)

大規模計算科学講座(理化学研究所計算科学研究機構計算科学専攻)

(2) 協定講座

計算科学の研究分野において習得すべき広範な内容について体系的かつ専門的な教育を実践す

るために5 大学(京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学名古屋大学筑波大学)と

の間で連携教育協定を締結し本研究科のカリキュラムを補完する協定講座を構成している

平成 23(2011)年度からは研究集会「協定講座シンポジウム」を開催し計算科学に関する

テーマについて広く議論する機会を設けている

第 1 回協定講座シンポジウム平成 24 年 2 月 17 日(金)

第 2 回協定講座シンポジウム平成 24 年 8 月 23 日(木)

第 3 回協定講座シンポジウム平成 24 年 11 月 29 日(木)

第 4 回協定講座シンポジウム平成 24 年 12 月 19 日(水)

第 5 回協定講座シンポジウム平成 25 年 9 月 30 日(月)

第 6 回協定講座シンポジウム平成 25 年 11 月 20 日(水)

第 7 回協定講座シンポジウム平成 25 年 12 月 2 日(月)

第 8 回協定講座シンポジウム平成 26 年 9 月 11 日(木)

第 9 回協定講座シンポジウム平成 26 年 12 月 2 日(火)

(3) 情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業

平成 18 年度から 4 年間実施した IT 人材を育成するための教育拠点の形成事業「先導的 IT スペシ

ャリスト育成推進プログラム」の成果を基に平成 24(2012)年度から平成 28(2016)年度の 5

年間「情報技術人材育成のための実践的教育ネットワーク形成事業(総額 6 億円神戸大分担 2 千

万円年)」に全国 15 大学による連携大学のひとつの拠点として参加している

(4) 理化学研究所計算科学研究機構との連携

わが国が誇るスーパーコンピュータ「京」を有する国立研究開発法人理化学研究所計算科学研究

機構と神戸大学は平成 24(2012)年 5 月 15 日に連携協定を締結し計算科学及び計算機科学

分野における連携を推進しているこの協定では両機関での共同研究や人材育成を通してわが

国の科学技術学術の進展及び地域振興への貢献を目指している

14 大型プロジェクトの実施

システム情報学研究科では科学研究費助成事業における基盤研究各省庁における外部資金を獲

得しそれらを実施している科学研究費助成事業のうち基盤研究 A基盤研究 B総経費 1 億円を

超える大型プロジェクトなどに関する事業概要と平成 26 年度までの成果を以下にまとめた

141 [科研

構成

(研

(1) 概要

本研究

技術の確

ローブ

して(

面から

ールを搭

究は東

(2) 平成 26

サイ

ローブ

プを開発

01mm

した

秘密情報

本研究

VLSI C

(3) 関連す

① IC

② 情報

研費基盤研

成法と実証

研究代表者

究はサイド

確立を目指

の接近を電磁

(2)暗号モジ

その構成理論

搭載したプ

東北大学電

6 年度(201

ドチャネル攻

を検知する

発したサイ

m 以内に接近

開封された状

報の不正な覗

究成果につい

Circuits 201

る報道発表

カードのぞ

報通信機器を

研究 A] 暗号

永田 真期

ドチャネル攻

している研

磁界の変動

ジュールの電磁

論を構築する

ロトタイプに

電気通信大学

14 年度)まで

攻撃センシン

LC 発振回

イドチャネル

近した場合に

状態の IC チ

覗き見を防止

いて当該分

14 IACR CH

ぞき見検知セ

をサイドチャ

号 VLSI の電磁

期間平成 2

攻撃への耐性

研究初年度に

として検知す

磁波セキュ

ること(3)サ

により実証す

学神戸大学

での成果

ング手法の開

回路を用いたセ

ル攻撃の実験

にLC 発振回

チップにおけ

止できると考

分野において

HES 2014)で

ンサを開発

ャネル攻撃か

- 4 -

磁波セキュ

26 年度~平

性を有し高

において(1

するサイドチ

リティ対策技

サイドチャネ

すること等

学(研究代表

開発に関して

センサ設計指

験環境を構築

回路の周波数

ける攻撃を検

考えられる

て 重要と位

で発表しC

(日刊工業新

から守れ(E

リティを確保

平成 28 年度

高度に電磁波

1)サイドチャ

チャネル攻撃

技術に関して

ネル攻撃対策

等を三年間の

表者)の共同

て暗号コア

指針を導出す

築し電磁界

数が 1以上変

検知できるこ

位置づけられ

CHES 2014

新聞 20146

Economic Ne

保するサイド

予算総額

セキュリテ

ャネル攻撃で

撃センサを開

て環境電磁工

策技術の有効

の計画で研究

同研究体制の

ア近傍に接近

するとともに

界マイクロプ

変化し優位

とから例

れる国際会議

Best Paper

620 朝刊)

ews online

ドチャネル攻

42510 千

ィを保証する

で使用される

開発した本

工学および暗

効性について

究を進めてい

のもとで推進

近する電磁界

に初期プロト

プローブが暗

位に検知でき

えば IC カー

議(IEEE Sym

r Award を受

2014926)

攻撃センサの

千円)

る暗号 VLSI

るマイクロプ

本技術を核と

暗号工学の両

て暗号モジュ

いるこの研

進した

界マイクロプ

トタイプチッ

暗号コアから

きることを示

ードにおける

mposium on

受賞した

I

n

- 5 -

142 [科研費基盤研究 B]コンテンツアウェアネスによる人と機械のコミュニケーション及び学習

に関する研究

(研究代表者有木康雄期間平成 26 年度~平成 28 年度 予算総額 12720 千円(うち

間接経費 1920 千円))

(1) 概要

人どうしのコミュニケーションに比べ人と機械例えばロボットやエージェントとのコミュニ

ケーションでは人の意図が伝わりにくくコミュニケーションを取ることが難しいこの理由は

音声認識の問題だけではなく話の対象になっている物を機械が認識できていないからである

話の対象に関して共通の認識を持つことによりコミュニケーションは成立するこの話題に関す

る共通の認識をコンテンツアウェアネスと呼ぶ本プロジェクトではこのコンテンツアウ

ェアネスを取り入れることにより人と機械のコミュニケーションを円滑に行う方法について研究

する

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

物体や状況の高精度な認識方法と対象に関する共通知識を用いた音声対話の有効性について研

究を行った実施した研究内容を以下に述べる

(a) 「この本読んだ」といった音声対話タスクでは本という具体的な対象物を認識して対話

を展開するため特定の本を認識する必要がある従って「画像による特定物体認識を行っ

てその物体に関する情報を検索して提示する課題」を研究した

(b) 「湯呑にお茶入れて」といったタスクでは急須と湯呑を探索しその後の処理操作を行う必

要がある従って「画像による一般物体認識を行って探索しその物体を処理操作する課題」

を研究した本研究ではディープニューラルネットワークの一種である Convolutional

Neural Network (CNN)によって一般物体認識を行った

(c) 「書くものを持ってきて」「乗り物はどれ」「水を入れることができるものは」といったタス

クを実施した物体を DPM によりパーツに分解しその後機能を発現するために必要なパ

ーツを特定した機能ごとに学習したモデルを用いてパーツを評価し物体画像のスコアを

算出した(下図)複数の機能のうちどの機能を物体が有するかを判定するために

one-vs-rest 法を用いてマルチクラスの分類を行った

- 6 -

- 7 -

143 [科研費基盤研究 B] 社会規模での大規模コーパス収集による映像検索エンジンの再構築

(研究代表者上原邦昭期間平成 26 年度~平成 28 年度予算総額16340 千円(うち間

接経費 2640 千円))

(1) 概要

映像にタグ付けを行える際何種類もの物体に関して全ての映像に人手でアノテーションする

ことは非現実的であるそこで能動学習に基づいて物体認識の精度向上に有用な映像を取捨選

択しながら効率的に物体認識の精度を向上させるようにしているが完全な認識モデルの構築は

不可能であるそのためこのような不確実な(エラーを含む)認識モデルを用いて映像検索を行

うと多数の誤検索や検索漏れが発生する本研究では認識モデルの不確実性を考慮して検索

対象の映像がクエリに適合するか否か推論する映像検索エンジンを開発することを目標としている

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

平成 26 年度は各物体の認識モデルの評価値に対して物体が出現している映像と出現していな

い映像の密度比を推定し不確実性を定量化する手法を開発した本研究ではDempster-Shafer

(DS) 理論という無知量を表現するための確率論を基礎としている従来の確率論では物体が出

現しているかどうか分からない無知状態は2つの確率変数 A(ppearance)D(isappearance) に確

率 05 を割り当てて表現することしかできなかったこれに対してDS 理論を用いれば確率質量

関数により無知状態を表す AD という「確率変数の部分集合」にも確率を割り当てて物体認識

の不確実性を詳細に表現できるようになる具体的には各物体の認識モデルに対して無知状態

に対する確率すなわち不確実性を算出する言い換えると認識モデルの評価値に対して物体

が出現している映像と出現していない映像の密度の比を推定し不確実性を定量化するさらに

不確実性を用いて各映像に対する認識モデルの評価値の整合性を検証するそして認識モデル

が誤っている映像と物体(タグ)を特定するこの映像とタグのペアの真偽をユーザに判定しても

らようにして効率的に高精度な認識モデルを構築できることを示した

本年度に行った研究は既に Multimedia Data Mining and Analytics という書籍の中の 12 章と

して出版されている本章は近年の Multimedia Data Mining 関係の研究者の中で際立った成果

を挙げた研究者として招聘されて執筆したものであるしたがって世界的にも研究が認められつ

つあることを示しているこのほかにも2件の海外雑誌2件の国際会議発表と十分な実績であ

ると思われる今後の課題としては平成 26 年度に定量化された不確実性を導入して 尤推定を行

い認識モデルの評価値の整合性を検証し不確実な物体認識の結果から認識モデルの精度を

も向上させる見込みのある映像と物体を特定する手法を開発するDS 理論の問題点の一つとして

確率質量関数の定義方法がある確率質量関数を定義するために各物体のあらゆる部分集合に対

して訓練データを用意することは困難であるこのことは部分集合に含まれる各物体が出現して

いるかどうかを全ての訓練データに対してアノテーションすることが事実上不可能であることを

意味しているしたがって集合論的解釈による認識モデルの構築方法を変更し確率質量関数の

導出を回避することを検討する

144 [科研

的相

(研

費 3

(1) 概要

かぐや

太陽風

それ以

含めた

100km

3 次元全

見を得

(2) 平成 26

プラ

磁気異

い磁場

が形成

と磁場

の大き

荷分離

での局所

磁化と

けるこ

ダイポー

磁場圧

界層電

マ半径

により

おける電

いては

運動が顕

逆に夕

である

電子ド

すなわ

電子電流

するこ

研費基盤研

相互作用の研

研究代表者

3960 千円を

や衛星によ

の相互作用が

下でありこ

解析が必須

m までの領域

全粒子シミュ

6 年度(201

ズマ粒子シ

常のように

構造におい

されることを

の釣り合い点

いイオンと

が生じその

所電場によ

みなされる

とを明らかに

ール磁場が圧

縮領域で電

流が流れそ

程度である

明らかにした

電子電流構造

朝側から夕

顕著であるが

方側から朝

ことを明らか

リフト運動

ち磁気異常

流の渦的構造

とを明らかに

研究 B] 3

研究

臼井英之

を含む))

り月面近傍で

が強く示唆

この相互作用

須であるそ

域に着目し

ュレーション

14 年度)まで

ミュレーショ

にイオンラー

いてもメソス

を明らかにし

点近傍におい

磁化された

の結果生じる

り本来この

イオン流も

にしたまた

圧縮される点

電子のドリフ

その領域の厚

点も粒子シ

た特に磁気

造について

方側に向か

が中高緯度

朝側に向かう

かにしたこ

の構造によ

常上空の南北

造が見られ

にした

次元全粒子

期間平成

での太陽風イ

されている

用の本質的理

こで本研究

そこでの小型

ン解析を実行

での成果

ョンにより

ーマ半径より

スケールの磁

した太陽風

いてラーマ

た電子との間

る磁気異常

のスケールで

も大きく影響

たそこを中

点および

フト運動によ

厚さは電子の

シミュレーシ

気圏前面境界

低緯度領域

かう電子ドリ

度領域におい

電子の流れ

このような二

り磁気圏層間

北両半球にお

電子熱化に

- 8 -

シミュレーシ

成 23 年度~平

イオン反射や

磁気異常の

理解には MH

究では特に

型磁気圏形成

行し月面磁気

月面

り小さ

磁気圏

風動圧

マ半径

間で電

常上空

では非

響を受

中心に

その

よる境

のラー

ション

界層に

域にお

リフト

いては

れが主

二層の

間側

おいて

に寄与 3

ションによる

平成 26 年度

や粒子加熱が

のスケールは

HD 近似では

にイオンスケ

成とそれに関

気異常領域の

3 次元粒子シ

と磁気圏境界

る月面磁気異

度予算総額

が頻繁に観測

は太陽風イオ

はなく太陽風

ケールから電

関連した宇宙

のプラズマ環

シミュレーシ

界層電子電流

異常と太陽風

額17160 千

測され月面

オン慣性長と

風プラズマの

電子スケール

宙プラズマ現

環境について

ションモデル

流図(下図)

風の運 動論

千円(間接経

面磁気異常と

と同等または

の粒子効果を

ルを含む高度

現象について

ての詳細な知

ル図(上図)

145 [科研

(研

(1) 概要

本プ

に対し

はテ

ークデ

たとえ

いる状況

定する

題とし

(2) 平成 26

大規模

および

並列ア

定手法

マルチ

の依存

在変数

データ

NIPS

ネット

係を予

デルを

を用い

研費基盤研

研究代表者

ロジェクトで

て低次元の潜

キストデー

ータにおいて

ば所与の木

況を指す以

ことで様々

て情報の検

6 年度(201

模データ解析

び階層ディリ

アルゴリズム

法により予

チモーダルデ

存性を的確に

数モデルを提

タに適用し

S に採録され

トワーク解析

予測すること

を高速かつ的

いた評価実験

Symmetric

研究 B] 大規

江口浩二

では内部構

潜在表現をベ

タにおいては

ては各頂点ま

木構造やネ

以上に述べた

々な問題の解

検索推薦

14 年度)まで

析 潜在変数

リクレ過程

ムを開発し

予測性能を維

データ解析

に捉えつつ次

提案した提

有効性を示

れた

析 大規模

とを目的とし

的確に推定す

験により提

c Correspond

規模構造デー

期間平成

構造または外

ベイズ統計学

は各トークン

または辺が属

ットワーク構

たような複雑

解決に利用可

予測と時系

での成果

数を用いた統

(HDP)に関

クラウド環

維持しつつ高

複数の表現

次元削減を実

提案モデルを

示した研究成

で時間的変化

して混合メ

する忘却型パ

提案手法の有

dence Topic M

- 9 -

ータに対する

成 23 年度~平

外部構造を持

学により推定

ン(単語)が

属性で特徴づ

構造における

雑な構造をも

可能な「知識

系列解析に着

統計的データ

関して大規

環境などを用

高い効率性が

現からなるマ

実現する Sym

を多言語テキ

成果の一部は

化を伴うネッ

メンバシップ

パーティクル

有効性を示し

Models によ

確率モデル推

平成 26 年度

持つテキスト

定する技術を

が属性で特徴

づけられたも

る各頂点にテ

もつ大規模な

識」を抽出す

着目した

解析手法で

規模データの

いた評価実験

が実現するこ

マルチモーダ

mmetric Cor

ストデータ

は機械学習分

ットワーク表

プブロック

ルフィルタを

した

よって推定され

推定に基づ

予算総額

トデータやネ

を開発した

徴づけられた

ものを指す

テキストデー

なデータから

することを目

ある潜在的デ

のために高速

験を行った

とを明らかに

ダルデータに

rrespondenc

(下図)やア

分野のトップ

表現の潜在構

クモデル(M

提案した社

れたトピック

く知識の創出

19240 千

ネットワーク

ここでいう

たものを指し

また外部

ータ群が割り

ら低次元の潜

目指し具体

ディリクレ配

速な推定を実

その結果

にした

に着目しデ

ce Topic Mo

アノテーショ

プカンファレ

構造を推定し

MMSB)なる

社会ネットワ

クの言語バイ

出と活用

千円)

クデータなど

う内部構造と

しネットワ

部構造とは

り当てられて

潜在表現を推

体的な応用問

配分法(LDA

実現する分散

提案した推

データ表現間

odels なる潜

ョン付き画像

レンスである

し未知の関

る潜在変数モ

ワークデータ

アス

A)

- 10 -

146 [科研費基盤研究 B]分子表面の三次元データマイニングによるタンパク質機能知識の創出

(研究代表者大川剛直期間 平成 24 年度~平成 28 年度予算総額 17550 千円(うち間

接経費 4050 千円))

(1) 概要

タンパク質分子表面データに対する三次元データマイニング技術を開発する分子表面を三次元

画像と見なすことで局所特徴量を保持するノードと分子構造上の特徴をもとに得られるエッジか

ら構成される複合構造グラフ表現を導入しタンパク質局所部位の特性や分子構造変化を考慮した

頻出パターン発見を実現するさらに特徴点集合に対する網羅的なマイニングのための高速化技

法についても検討する

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

(a) タンパク質分子表面を点群画像として表現し曲率に基づく特徴点抽出および周辺点群との関

連から特徴量を記述する手法を検討したこれをもとに高速パターンマッチングが可能なメモ

リ型プロセッサを想定しシミュレータ開発を通して局所部位間の網羅的比較を試みた

60 種類のタンパク質に対する実験により特定のタンパク質群に固有な特徴的部位の存在が

確認されるなど重要な知見が得られた

(b) タンパク質分子表面をグラフ表現し結合部位予測問題を 適グラフ発見問題として定式化す

るとともに類似頂点集合を 1 つの頂点に集約して再構成した抽象グラフを利用することで

処理の効率化を達成した37 種類のタンパク質を対象とした実験の結果予測に要する時間

を約 70に短縮することに成功した

(c) タンパク質の機能に関する知見の評

価および実験用データセットの準

備を目的としてタンパク質構造解

析文献から関連文献を検索する手法

を提案した既存データベースの活

用により機能の観点からの関連性

に基づく検索を実現した

147 [科研

イナ

(研

接経

(1) 概要

高解像

領域で

ードを

するた

ダイナ

ーショ

(2) 平成 26

現実

ン格子

ン格子

いう特徴

3次

いて対話

た(下左

話的可視

複数の可

太陽

ョンモデ

く回転す

明らか

らかに

研費基盤研

ナモ機構解明

研究代表者

経費 4590 千

像度の計算機

の地球ダイナ

更に発展させ

めにバーチ

モシミュレー

ンを行う

6 年度(201

実的な地球ダ

を発展させ

を開発した

徴をもった球

次元可視化技

話的に地球ダ

左図)この

視化ソフト

可視化ソフ

陽ダイナモシ

デルにより

する赤道加速

にしたこと

したことであ

研究 B] 次世

陰山聡期

千円))

機シミュレー

ナモ機構の解

せ現実的な

チャルリアリ

ーションの知

14 年度)まで

ダイナモ計算

その弱点

イン=ヤン

球ジオメトリ

技術について

ダイナモシミ

のソフトウェ

Multiverse

トの中心的な

シミュレーシ

以下の二つ

速が見られる

(下右図)

ある

世代スパコン

期間平成 23

ーションと先

解明をめざす

な地球ダイナ

リティ(VR)

知見を活かし

での成果

算には内核の

(中心付近が

ン=ゾン格子は

リ向けの汎用

は神戸大学

ミュレーショ

アは一般

に発展した

な機能である

ョンは予想以

つの成果が得

る状態とそ

もう一つは

- 11 -

ンと 3 次元可

3 年度~平成

先進的な 3 次

す独自に考

ナモシミュレ

)技術を用い

し太場磁場

の影響を正確

が解けないこ

は並列数が

用計算格子で

学統合研究拠

ョンデ一タを

般的な没入型

た現在では

以上に進展

得られた一

その逆の状態

対流層底部

可視化技術に

成 27 年度

次元可視化技

考案したイン

レーションを

いた 3 次元可

場の起源解明

確に取り込む

こと)を克服

が上がれば上

である

拠点に設置さ

を解析するソ

(CAVE 型)

GeomagF

し新たに開

一つは対流

態がロスビー

部に自発的に

による現実的

予算総額

技術を組み合

ン=ヤン格子に

を実行する

可視化手法を

明を目指した

必要がある

服した新しい

上がるほどメ

された没入型

ソフトウェア

)VR 装置に

Field は Mul

開発した太場

流層の赤道部

ー数を指標と

に速度シア層

的低粘性領域

15300 千

合わせること

に基づく地球

その出力デ

を開発する

た太場ダイナ

このために

い計算格子イ

メモリ効率の

型 VR 装置π

アGeomagFi

に汎用的に利

ltiverse に組

場ダイナモシ

部分が自転速

として分けら

層が形成され

域での地球ダ

千円(うち間

とで低粘性

球ダイナモコ

データを解析

また地球

ナモシミュレ

にイン=ヤ

イン=ヤン=ゾ

のよくなると

-CAVE を用

eldを開発し

利用できる対

組み込まれた

シミュレーシ

速度よりも早

られることを

れることを明

- 12 -

148 [科研費基盤研究 B] 分光学的精度を目指した分子軌道プログラムの高度生成

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 26 年度 予算総額 19760 千円)

(1) 概要

F12 結合クラスター理論を出発点にして動的自動生成の開発を行う動的自動生成は以下の 3

つのステップからなる

1)稼働方程式の自動生成2)演算子の並び換えによる複数ルートの探索と演算量の 適化3)異な

る数値演算法に対する自動チューニング

これらの手法を拡張し①基底状態のための理論(高次 F12 結合クラスター理論高次 F12 摂動

論)②励起状態のための理論(高次 F12 結合クラスター線形応答理論)③ポテンシャル面とための

理論(高次 F12 多参照 CI 法高次 F12 多参照結合クラスター理論)④物性計算(超分極率解析

的エネルギー勾配法等)へと発展させる大規模計算を可能にするための原子積分を用いた方法や

局所電子相関法も考慮にいれる更に自動生成のマクロを 2 成分と 4 成分の相対論的電子状態理

論に拡張する分光学的精度を得るための各種微細効果補正を行う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

結合クラスター理論については方程式をストリングスと呼ばれる整数列のシンボリック表現を

用いることにより高次の励起までを含む結合クラスター理論の方程式導出を自動化した生成さ

れた整数列をもとに整数列の並び替えによる 適化を含む Fortran90 形式の計算プログラムの自

動生成を行ったまた四成分相対論による MP2-F12 法と拡張された論理推進演算子による

MP3-F12 法分子求積法に基づく F12 法の超並列アルゴリズムの開発を行った更にイオン化ポ

テンシャルを高精度で見積もる露わに電子相関を考慮したダイソン方程式や任意の励起状態を高精

度に計算するための有効ハミルトニアンによる量子モンテカルロ法の研究も進めた

(a) 結合クラスターコードの自動生成

結合クラスター(CC)理論の自動生成ではダイアグラムのシンボリック表現を用いた中間状態の

生成と演算子の並べ替えを考慮に入れた 適化を行った更にキャッシュ効率を 大限に活用す

るためにDGEMM を用いた計算プログラムに対する自動生成器への拡張を行ったこの時必要

に応じて CC 計算に含まれる行列積演算配列要素が含む交換や配列の次元操作などの前処理を行っ

た一例として12 スレッドを用いたcc-pV5Z 基底を用いた Ne 原子の CCSD 計算の処理時間の

分布を図1に示すこの基底関数系では非占有軌道の 4 乗(V4)に比例する短縮ステップが計算の

ボトルネックである中間体の計算に対して 適化を行った場合(I)と和の制約を取り込んだ場合(IR)

いずれにおいてもこれらのステップがボトルネックと成っている事が分かる一方クラスター

振幅と二電子積分を大きな行列と見なしDGEMM の実装を行った場合は 大で 60 倍もの高速

化が達成され大幅な性能の向上が見られた自動生成器の多参照 CC 法と近似的な CC-F12 法への

拡張も視野に入れた開発を行った

- 13 -

(b) 四成分相対論 F12 法の開発

ディラッククーロンハミルトニアンを用いた四成分相対論ハートリーフォック法の実装に次

いで四成分 MP2-F12 法の開発を行ったノーペア近似に対する新規の強直交化射影演算子を提案

し更にヒレラ-スエネルギー汎関数に対する直接摂動論を適用する事により電子間のカスプ条件

を満たす新規の Ansataz を構築しMP2-F12A(SP)法の範囲の実装を行った

(c) 新規な露わに相関した高次摂動論の開発

高次の摂動効果を F12 理論で取り込む為に従来の結合クラスターラグランジアンに基づく展

開法と異なる拡張された論理推進演算子による定式化を行いMP3-F12 法で収束性を数値的に確認

した新しい展開法は従来の手法と比較してより速やかな収束性が得られる事と4 次以上の高次

相関でも F12 の寄与を取り込めるという優位性がある事が示された

149 [受託

ーメ

(研

ち間

(1) 概要

3D プリ

を取り上

通に基づ

を解決

(2) 平成 26

託研究(内閣

メイドラバー

研究代表者

間接経費 28

リンタによる

上げ多様な

づく超デライ

しリアクテ

6 年度(201

ユー嗜好

閣府戦略的

ー製品の設計

貝原俊也

464 千円))

るテーラーメ

なユーザとの

イト設計生

ティブ 3D プ

14 年度)まで

超デライ

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ーザ計測分析 調査モデル化

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計生産と社会

期間平成

イド化が困

の IoV (Inte

生産システム

プリンタマシ

での成果

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アクティブ3

デザイン

ータベース

部品サ

- 14 -

ション創造プ

会経済的な価値

26 年 10 月

困難であった

ernet of Valu

ムを開発する

シンとその素

生産システム

3D プリンタ

Inter

商品デー設計

サプライヤ

部品製

プログラム)

値共創に関す

~平成 28 年

ラバー製品

ues)環境を構

るとともに

素材を研究開

ムのフレーム

タ試作機の仕

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生産現

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製品在庫

生産

CPS

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年度 予算総

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熱可塑成形

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ユー販売

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産機械

設計生産技術

総額2182

地域産業であ

ンタラクティ

形と架橋のト

ーザ 売店

ベース

配送

IOT

術)] テーラ

231 千円(う

あるシューズ

ィブな価値流

トレードオフ

- 15 -

1410 [外部資金課題 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業]離島漁村における直流技

術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究

(研究代表者玉置 久期間平成 24 年度~平成 26 年度予算総額554350 千円(うち間

接経費22136280 千円))

(1) 概要

地球温暖化や自然災害への対応策の一つとして自立分散エネルギーシステムの重要性可能

性が再認識されているこのような背景のもと本実証研究は国の総合特区制度指定を受けた「あ

わじ環境未来島構想」においてエネルギー自立島を目指す離島「沼島」を実証の場とし直流給電

方式による電力変換ロスの低減ならびに自然エネルギーの有効活用をベースとした自立分散エネル

ギーシステム構築の実証研究を試みるものである実験を進めるにあたって(1) 高性能直流マイク

ログリッドシステムの開発(2) 高性能据置型およびモバイル型バッテリの開発(3) ダイナミック

プライシングによる電力消費抑制手法の開発(4) 全体システムの 適化手法の開発をサブテーマ

として設定している

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

昨年度までに設計開発設置を済ませた直流マイクログリッドシステムおよびダイナミックプ

ライシング環境をもとに本年度は実証研究を本格的に遂行した(1) および (2) については直

流マイクログリッドシステムの電圧安定性および効率(電力変換効率エネルギー利用効率)(3) に

ついてはダイナミックプライシング(見える化を含む)による電力消費削減効果においてそれぞ

れ目標値を達成する結果が得られていることが確認されたまた(4) については実証実験による

結果を反映させる形で全体システムの 適構成(沼島全体をカバーする場合の 適設備導入量の試

算等)が示されたまたまたシミュレーションによる仮想実験を通して交流給電方式のシス

テムに比して目標とする CO2排出量削減を達成できることが確認された

- 16 -

1411 [高性能汎用計算機高度利用事業補助金「戦略プログラム」分野2新物質エネルギー創成] 重点

課題2電子状態動力学熱揺らぎの融和と分子理論の新展開

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 27 年度予算総額183188 千円)

(1) 概要

本重点課題の目的は電子状態動力学熱揺らぎの取り扱いをコアエレメントとして革新的な

発展を図りそれらの融和的な理解と練成に基づいた新しい分子理論を推進する事である超並列

計算環境を高度に活用する事によりこれまで取り扱いが困難であった複数の物理原理が絡み合う

実在系の分子科学を発展し物質設計生命エネルギー問題を基礎原理から解決する役割を担う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

(a) 高精度電子状態計算によるフラーレン誘導体の計算

露わに相関した二次の摂動論(MP2-F12 法)と分子求積 MP2 法に関しては前年度までに

GELLAN プログラムに超並列実装が完了しているH25 年度に開発および実装した分子間相互作用

エネルギーを正確に計算するための分母を制限した二次の摂動論(RD-MP2 法)と密度汎関数理論を

併用してH26 年度にはフラーレンの外部修飾に関する計算を更に進め一つのフラーレン分子に

は 大で三箇所に N-ヘテロ環状カルベンが結合しうることが計算によって示唆された複数のカ

ルベンを結合させると結合エネルギーが順次わずかに減少していくため複数個の N-ヘテロ環状カ

ルベンを結合させるためには実際の実験条件下では過量の N-ヘテロ環状カルベンを必要とするこ

とになり結合する個数の制御が難しく結果として目的である電子的性質の制御が難しくなるこ

とが想像されるそこで二つや三つの N-ヘテロ環状カルベンを一つの分子内に保有する分子の設

計を試みた予備的な計算により架橋部の結合距離をうまく設計すれば二箇所や三箇所でフラ

ーレンに結合できる N-ヘテロ環状カルベン分子を設計できる見通しとなったこのようなフラーレ

ン誘導体は一分子のカルベンが結合した分子とは電子的な性質が異なるため本結果は多様な電

子的な性質をもつフラーレン誘導体を精密に合成できる可能性を示したと言えるまたH26 年度

は上記の研究課題に加えて分子のイオン化ポテンシャルを二次の摂動論に基づいて正確に計算す

る露わに相関した二次のダイソン方程式法の開発も行った多環芳香族炭化水素やチオフェン分子

ポルフィリン分子など有機電子材料として使われるいくつかの分子に適用したところ密度汎関

数理論や Hartree-Fock 法よりも実験値に近い良好な結果が得られたこのような有機電子材料のイ

オン化ポテンシャルを高精度に計算する手法は新しい分子の設計に貢献するものと期待される

(b) モデル空間量子モンテカルロ法の並列プログラム開発と光システム II のスピン状態の計算

強い電子相関を持つ系の電子状態計算を目的としたモデル空間量子モンテカルロ(MSQMC)法に

関しては昨年度に完成した MPIOpenMP 並列プログラムの高速化を行ったアルゴリズムやデー

タ構造を修正した中で も効果の大きかったのは各ノードが受け持つウォーカー数を計算中に

ダイナミックに平均化することによってより均等な負荷分散を達成したことである現在のアル

ゴリズムでは1000 モンテカルロステップ毎に各ノードに存在するウォーカー数を調べ平均よ

りも多い数が存在するノードから少ないノードに移動させることによってウォーカー数の平均化

- 17 -

を行っているウォーカーの通信による遅延が生じるが並列化効率が向上したことによって計算

は高速化され約2億のウォーカーを使用したクロム 2 量体の MSQMC 計算ではFCIQMC や DMRG

法による 善値と統計誤差内で一致する結果が得られた遷移金属水素化物の基底状態と励起状態

のポテンシャル曲線への応用ではMSQMC 法による様々なスピン状態の結合解離エネルギーは実

験値と良い一致を示したまた数千の電子配置(スレーター行列式)からなる P-空間を使用して

光システム II の活性中心(OEC)のモデル系について様々なスピン状態のテスト計算を行ったこ

の系では 低でもマンガンd軌道と酸素2p 軌道(合計35軌道)を考慮して P-空間に主配置を

生成しなければならないがこれらの全ての軌道を含めて初期 P-空間を決定することは不可能であ

るこのような場合にはMSQMC 計算中に Q-空間に存在するスレーター行列式の中で多数のウォー

カーを持つようになったものをP-空間に移動させるldquoプロモーションrdquoが本質的になる今回の

計算では限られたd軌道内の励起のみを含むスレーター行列式からなる初期 P-空間を使用して

MSQMC 計算を開始しプロモーションによって全てのd軌道と酸素2p軌道間の励起を含むスレータ

ー行列式を追加することによりP-空間の改善を行った様々な d 軌道間の励起を含む多数のスレ

ーター行列式が生成されMSQMC 計算の結果からはBroken-Symmetry(BS)DFT 法では計算できない

4重項スピン状態が低エネルギー領域に存在することが示唆された

(c) 光システム II の構造と電子状態の研究

光システム II(PS II) の活性生中心(OEC)であるマンガンクラスター(CaMn4O5) には第二配位圏からの

アミノ酸残基や水分子が存在し複雑なクラスター構造を形成している高分解能 X 線回折(XRD)構造ならび

に F Neese の最適化構造を基にした OEC と第二配位圏の周辺アミノ残基から成るモデル系に対して酸化

状態 S2 の全電子計算を行ったOEC は強相関電子系であり非常に複雑なスピン状態を有するこのような

系 に 静 的 電 子 相 関 効 果 を 取 り 込 む た め に Broken-Symmetry(BS) 法 を 適 用 し た 計 算 レ ベ ル は

UB3LYP6-31G(d)である得られたOECのBS解のうち低スピン解(Sz=12)の全電子エネルギーが最小で

次いで中間スピン解(Sz=52)の全電子エネルギーが小さかったS2 状態は電子スピン共鳴(ESR)測定からは

二重項が基底状態六重項が第一励起状態と帰属されておりSz=12Sz=52 の BS 解がそれぞれ対応す

ると考えられるBS 解はいずれもスピン混入が大きく静的電子相関効果が取り込まれていることも分かった

低スピン解に対してスピン密度を求め超微細構造定数の計算を行ったスピン密度はいずれもマンガンに

局在しておりHis332 が配位したマンガンの超微細構造定数が最大であった各マンガンの超微細構造定

数は電子minus核二重共鳴(ENDOR)測定結果と定性的に一致することが分かったさらに得られた BS 解を用い

て OEC に周辺のタンパク質を取り込んだモデル系に対して相互作用を分散させた並列フラグメント分子軌

道(FMO)計算を行った計算レベルは FMO-UB3LYP6-31G(d)であるペア相互作用解析を行うことによっ

て周辺タンパク環境が OEC に与える影響を定量的に評価することができた周囲 3Å程度離れたアミノ残基

(Glu329Val330 Ala351Leu352 など)までが OEC に電子的影響を与えており5Å程度以上離れたアミノ残

基(Arg357 Cl679Thr316Lys317 など)も静電相互作用による影響があることが示されたこのことから酸素

発生過程において第二配位圏のアミノ残基の寄与は重要であると考えられる周辺アミノ残基を含めたモデ

ル系に対してFMO-UB3LYP6-31G(d)レベルの構造最適化を行うことによってより精密な解析が可能である

と考えられる

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図1TRECVID 2012 SIN (light) 部門で開発

された手法のランキング

15 平成 25 年度以前に終了したプロジェクトの成果

本節には平成 25 年度以前に終了したこれまでのプロジェクト成果を再掲する

151 [科研費基盤研究 B] 機械学習の枠組みに基づく映像検索システムの再構築

(研究代表者上原邦昭期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額20280 千円)

(1) 概要

本プロジェクトは映像例示型検索(QBE Query By Example)と呼ばれる映像検索技術に焦

点を当てたものであるQBE はクエリとして与えられた映像から色エッジ動きなどの特徴

量に基づいて与えられたショットと類似したショットを検索する手法である一方QBE は与

えられたショットとの類似度に基づく検索モデル(分類器)を学習するという観点から見れば機

械学習におけるldquo例からの学習rdquoと考えることもできるすなわちクエリに適合する映像としない映

像を識別するための分類器を構築する機械学習の問題とみなせることにもなるそこで事例

特徴量学習アルゴリズムデータ量といった機械学習の観点から QBE の改良について検討した

終的に大規模な映像データからクエリに適合する映像を高速かつ高精度に検索可能な手法を

開発したさらに開発手法を物体認識に応用して米国 NIST 後援の世界的な映像解析コンテス

ト TRECVID 2012 において世界 高精度を達成することに成功した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

本プロジェクトで開発した高速な SVM 学習テスト手法および高速な特徴量抽出手法を応用

してTRECVID 2012 Semantic INdexing (SIN)部門に参加した結果を示すTRECVID は映像検

索に関する競争型ワークショップでありそのうち SIN 部門では例えば「人」「車」「建物」と

いった人間にとって意味のある概念を大規模な映像データから自動認識する技術を競争すること

を目的としたものである図1の棒グラフはSIN (light)部門での本手法の認識精度(MAP)を表

している1 本の棒が 1 つの手法の認識精度を表し我々の手法は白抜きの棒で示しているこの図

から本プロジェクトで開発した映像検索技術は世界 25 の研究機関で開発された合計 91 手法の

中で 高精度を達成していることが分かるこれは本プロジェクトで開発された高速化手法によ

り他の研究機関よりも多くの学習例を用いて高精度な SVM を学習できたことおよび多くの局所

領域を考慮して精巧な特徴量を抽出できたことによるものである

- 19 -

Bottom Tier

NS3

NS4PFE

DPU

PFE

Top Tier

NS1

TSVs

NS2PFE

DPU

PFE

PFE Probing Front EndDPU Data Processing Unit (35kTr)NS Digital noise source (179kTr)

Tsamp

Vref

Dout

VsfoTargetSignal

PFE

152 [科研費基盤研究 B] 三次元積層VLSIにおける配線システムのインテグリティに関する研究

(研究代表者永田 真期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額19240 千円)

(1) 概要

三次元積層 VLSI システムにおける積層方向に延伸した配線システムのインテグリティ(完全性)

を指向する設計手法に向けてシリコンチップを貫通する配線構造であるシリコン貫通ビア(TSV)

とシリコン基板との電気的結合に関する実験的及び解析的な理解を追及したとりわけ三次元積

層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性に着目しノイズ結

合が TSV の物理配置や回路の動作周波数に強く依存することを①ノイズエミュレータ及びノイズ

モニタを搭載した三次元積層チップによるノイズ波形のその場評価②三次元配線システムとシリ

コン基板の等価回路の理論解析により明らかにしたこの研究はベルギーの研究機関である

IMEC との協力研究体制のもとで推進した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

三次元積層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性を評価

するためのプロトタイプチップを開発し(左図)そのノイズ結合が三次元積層構造の層内や層間に

おいて異なる周波数応答特性を示すことについてプロトタイプチップによる実験及び三次元積層

構造の等価回路による理論解析により示した(右図)両者はよく一致しており三次元積層 VLSI

設計における等価回路の有用性が示された

NS 1

NS 4

NS 2

NS 3 PFE

PFE

-70

-60

-50

-40

-30

-20

01 1 10 100 1000 104

S 12 p

aram

eter

(dB2

0)

Freq(MHz)

NS1-NS3NS1-NS2

NS3-NS4NS2-NS4

シミュレーション理論計算

層内結合

層間結合

低周波数 中周波数 高周波数

- 20 -

153 [文部科学省先導的創造科学技術開発費補助金「社会的システム改革と研究開発の一体的推進」]

企業を牽引する計算科学高度技術者の養成

(研究代表者賀谷信幸期間平成 22 年度-26 年度予算総額214381 千円)

(1) 概要

地域に集積するものづくり産業を次世代型製造業へ転換させるために企業内で 先端シミュレ

ーション技術の導入利活用を牽引するリーダーの養成を目指すシミュレーションの本質の理解

を目的にプログラム開発から既製アプリソフトの活用まで受講者に 適なテーラーメイドの

教育カリキュラムで指導するプログラム相談室の設置など手厚い指導体制で 先端スーパーコ

ンピュータを駆使し新産業を創出する人材を育成する

(2) 研究成果

(a) 進捗状況

本プロジェクトで も重要視されるデータは修了者数である本プロジェクトの申請時には修

了者の目標人数を毎年20名と設定したその修了者数の達成度がプロジェクトの評価となる

初年度は体制作りが主となり修了者を輩出するところまで及ばなかったが2年目でほぼ目標

人数を越えることができた4年目にして本プロジェクトの 終目標である100名を越えるこ

とができ3年目の中間評価でもA(採択6大学中2位)で評価された

(b) 人材養成プロジェクトの有効性

1) 養成修了人材が地域で活躍する仕組み

兵庫県には重工業関係をはじめ多くの製造業が集積し日本の産業界を担っているこれら

の企業からの受講者がシミュレーション手法を学び企業での製品開発や設計製作に貢献し

ている受講者の中には修了後もセミナーを受講したりシミュレーション相談室で問合せの

継続を希望していることから地域での活躍状況が分かり定着してシミュレーションを企業内

で牽引している具体的には基礎コース修了者から応用コースを希望している受講者が 4 名お

り現在テーラー相談を準備しているまた応用コースが修了した11名が継続して受講して

いる

① 企業経営者のシミュレーションへの理解

シミュレーションの必要性有用性を企業経営者に理解させることが企業でのシミュレー

ション活用の 短の方策と考え関西経済連合会神戸商工会議所などで経営者向けのセミナ

ーを開催しているまた神戸ポートアイランドの神戸大学統合研究拠点に多くの企業経営者

の見学があるその際本事業の説明を行い受講者の派遣を依頼しているまた神戸大学

に就職のために訪れる企業人事関係者に本事業を説明した結果3社の参加があった

② 養成修了人材に成功体験

企業のシミュレーション担当部署でシミュレーションによる実績を上げることが大変重要

であるシミュレーション手法の理解不足からシミュレーション利用を中断するケースが多く

見られる開発研究においてシミュレーションを用いた成功体験が重要で本事業の修了後の

指導継続が必要である

- 21 -

③ 計算機使用の貸与

シミュレーションにはプログラムによっては高速のスーパーコンピュータが必要である

神戸大学が所有する 20TFlops のスーパーコンピュータ富士通 FX-10 を企業に無償で利用を提

供している

2) 養成人材の活躍状況

本事業の波及効果として修了生の活躍状況が重要な指針となる事例として以下5例を示す

① 社内で開発していたプログラムが計算時間を 24 日から 8 日に短縮され社内での開発に活

用できる計算時間までに短縮できた

② 船舶からの排水システムに関して実験データとシミュレーション結果との相違を比較検討し

てシミュレーションの有用性を理解した今後の船舶の取水排水システムの設計にシミュレ

ーションが活用される

③ SPring-8 で観測されたデータ例を用いて逆モンテカル法を用いた解析手法を学んだその

結果社内で取得した SPring-8 での実験結果の解析に用いるために共同研究に進んだ

④ ガス分子の衝突過程にシミュレーションを適応した計算アルゴリズムの再検討とプログラム

の高速化を実現し商品開発に繋げた

⑤ 可視化のプログラムの利用法を習得しこれからのシミュレーション結果の説明解析に企業

で活用する

⑥ 他にこれから流体のシミュレーションを企業内で開始するための事前勉強等があり本事業

が企業内の開発研究に大きな効果をもたらしている

3) 波及効果

シミュレーション手法はあらゆる開発研究から株価予測などの社会現象まで幅広く活用され

ている研究手法であるこのシミュレーション手法は当然兵庫県の企業だけではなくあらゆ

る企業で利活用されるものであるこの人材養成は兵庫県関西圏のみならず北海道から九

州までの日本全国にそれぞれの人材育成拠点を設置すべきである日本の要所に計算科学の人材

育成拠点を設けシミュレーションを全国の企業に普及させれば日本でのプロダクトイノベ

ーションを誘起するものである本事業に関して関西圏外からも多くの問合せがあることから

も明らかである特に本事業の特徴であるテーラー相談室とシミュレーション相談室の運営方

法本事業で開発した e-ラーニングのコンテンツの共同利用やテレビ会議システムによる授業の

配信シミュレーションに熟達した教師のリストの共有などを提供することにより日本の各所

に計算科学の人材育成拠点を設けることができる

修了者数(平成 25 年度まで)受講者数(平成 25 年度) (単位人)

1 年目

(H22 年度)

2 年目

(H23 年度)

3 年目

(H24 年度)

4 年目

(H25 年度)

修了 0 38 43 29

初年度からの累計 0 38 81 110

申請時の修了者の

目標人数 20 40 60 80

- 22 -

154 [科研費新学術領域研究(研究領域提案型)] 少数分子反応ネットワーク理論の構築-少数性

と階層性の観点からのモデリング-

(研究代表者冨樫祐一期間平成 23 年度~平成 27 年度 予算総額 87100 千円)

(1) 概要

細胞では分子数が1個から数万個と多種多様な成分が階層的に関与しあっている分子が数~

数十個程度になると「数」の離散性が顕著となりフィードバック回路等の動作不安定が誘発され

る一方こうした少数分子の離散性がシステムの可塑性適応性をもたらす重要な役割を果た

す可能性も示されている

本研究では少数分子性階層性に着目し1分子計測データなどから背後に存在する階層を

つなぐ高次反応ネットワークおよび分子の少数性離散性を抽出評価しつつ生命システムの特

質である高い動作安定性(頑健性)と適度な動作不安定性(可塑性適応性)の両立のメカニズム

を定量的に予測検証することが可能な新しい理論と汎用な解析基盤技術を開発する

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

少数個のドメイン(サブユニット)からなる分子機械においてドメイン間の協調動作に重要な

構造変化を介した情報伝達を粗視化分子動力学を用いて解析し情報の伝わる向きと強さを評価

したまた細胞などでの1粒子の拡散時系列から化学反応と関係した非熱的ゆらぎを評価する

手法を構成し計測解析に課される条件を明らかにした

少数性生物学に関する計測の多くは

データを解釈する以前に SN 比が低いた

めノイズの存在下観測量から背後に

存在する物理量の任意の関数値を抽出す

る解析方法などを開発したまた複数

の少数個の輝点から構成される動態の集

団挙動から各少数要素間のコヒーレンス

がどのように生起するかを定量化する情

報理論的枠組みを新規に考案した

引き続き領域内の実験研究者らと共

同で分子モーターのサブユニット間

分子間の協調動作転写因子による遺伝

子探索過程などをターゲットに生体に

おける少数性効果の検証を進めている

分子モーターなどでの化

学反応に起因する非熱的ゆ

らぎ(右下)を1粒子(中

央)の拡散時系列データから

評価する手法を開発した例

えば粒子に結合した少数個

のモーターの協同性の解析

などに応用可能である

[Shinkai amp Togashi EPL

105 30002 (2014)]

分子内部や隣接分

子間で構造変化を介

して情報が伝わる向

き強さ(図中矢印)

を評価した図はミオ

シンV分子モーターの

例[Duumlttmann et al Biophys J 102 542

(2012)]

155 [総務

ルの

(研

千円

(1) 概要

無線機

電話)級

イズ計測

を行っ

するR

RF受信

東北大学

であり

担当し

(2) 平成 25

本研究

ムのソ

レベル

内部の

成功し

制技術

(3) 関連す

務省電波資

の低ノイズ化

研究代表者永

円)

機器内のR

級RFトラ

測ツールの開

たその成果

F処理部に混

信部を模擬

学(研究代表

神戸大学は

5 年度(201

究によりI

フトウェア

で診断する技

デジタル回路

た(右図)

の定量評価に

る報道発表

東北大学と

ノロジーon

HILS の手

経テクノロ

資源拡大のた

化技術の研究

永田 真期間

F部における

ンシーバを想

開発半導体

果としてIC

混入するノイ

した対策の効

表山口正洋

はICチップ

13 年度)まで

IC チップレ

シミュレー

技術を確立し

路によるノイ

当該の評価

に応用されて

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- 23 -

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- 24 -

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- 25 -

2 近における特記事項

21 特筆すべき事項

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府 SIP 戦略的イノベーション創造プログラムにおける革新的設計生産技術課題に以下の2件

が採択された

リアクティブ 3D プリンタによるテーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共

創に関する研究開発(研究担当者システム科学専攻 貝原 俊也教授)

全体俯瞰設計と製品設計の着想を支援するワークスペースの研究開発(研究担当者計算科学

専攻 小野 謙二 客員教授)

(2) 工学研究科連携創造本部との共催による「産hArr学フォーラム-企業の実践に学ぶ-」を平成 26 年

11 月 21 日に開催した

【平成 25 年度(2013 年度)】

(1) システム情報学研究科 3 周年記念シンポジウム「知の統合による技術と社会の調和を目指して―学際

的融合研究の推進―」を平成 25 年 2 月 5 日に開催した

(2) イタリアIASI-CNR(Institute for Systems Analysis and Computer Science ndash National Research

Council)と学術交流協定を締結した

(3) フランスインサリヨン工科大学と学術交流協定を締結した

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) スーパーコンピュータ π-computer(富士通 PRIMEHPC FX-10)を導入

平成 24 年神戸大学統合研究拠点にスーパーコンピュータ「京」に代表される大規模シミュレ

ーション教育に資するため「京」とほぼ同一のアーキテクチャを有するスーパーコンピュータ

PRIMEHPC FX-10 を導入した総経費 180000 千円

(2) 理化学研究所計算科学研究機構との共同研究を開始

平成 24 年 5 月 15 日に理化学研究所計算科学研究機構と神戸大学の間で締結した計算科学計算機

科学分野における連携協定に基づき2 つの共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」および

「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」を開始した

共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」においては小規模問題を主な対象とし数万コ

アを活用して固有値を超高速に計算できるライブラリの開発を目指す神戸大学で試作しているブロ

ックヤコビ法と呼ばれるアルゴリズムに基づく固有値計算コードをスーパーコンピュータ「京」上で

適化し性能評価に基づく改良を行う

共同研究「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」ではスーパーコンピュータ「京」で実

行される大規模な計算機シミュレーションの出力データから特徴的な現象を探索し理解するため

- 26 -

のマルチモーダルな可視化技術の研究を π-CAVE を用いて行う

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 没入型 3 次元可視化システム π-CAVE を導入

平成 23 年 6 月神戸大学統合研究拠点 計算科学計算機工学研究プロジェクトに計算機シミ

ュレーション結果の 3 次元可視化による解析を推進するため没入型 3 次元可視化システム π-CAVE

を導入した本システムは一般公開され1000 名を越す見学者があった総経費 122000 千円

(2) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

特別経費(プロジェクト分)として「計算科学におけるデータ可視化研究拠点の形成」が採択さ

れた本課題では計算科学のあらゆる研究分野のためのインフラである可視化システムの充実を

図り空間と時間の大規模 4 次元シミュレーションデータ可視化のための先進的アルゴリズムの研

究開発とその実装法を開発し全国の計算科学の研究と教育に寄与することを目的としている平

成 23 年度-平成 27 年度総経費 120540 千円

(3) FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナーの開催

平成 24 年 1 月 23 日-1 月 29 日の 7 日間FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナー「強制法の視

点からの集合論(Forcing in Set Theory)」を開催した

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 大学院システム情報学研究科の新設

平成 22 年(2010 年)4 月 神戸大学にシステム科学情報科学計算科学の 3 専攻から成るシス

テム情報学研究科を新設した

(2) 協定講座と連携講座の開講

システム情報学研究科計算科学専攻では京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学

名古屋大学筑波大学の 5 大学と協定を締結し本学の学生のみならず全国の大学生に対して計算

科学の教育を開始したまた地球シミュレータを有する独立行政法人海洋研究開発機構および

独立行政法人理化学研究所と連携講座を組織し計算機シミュレーションの応用分野における 先

端の研究テーマを教育するための各研究機関の研究者および大学教員との強力な教育研究推進体

制を構築した

(3) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

「工学と保健学医学の学際連携による斬新な「健康工学」創成 -高度生体計測と超大規模計算を

用いたヒトの認知運動機能超高速超大規模計算-」が採択された平成 22 年度-24 年度

- 27 -

(4) 神戸大学統合研究拠点における計算科学に関する 3 つのプロジェクトが採択

平成 23 年 3 月ポートアイランドに設置された神戸大学統合研究拠点においてシステム情報学研

究科の 3 つのプロジェクトが採択された

22 競争的資金の獲得

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術において研究課題「テ

ーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共創に関する研究開発」を受託

3D プリンタによるテーラーメイド化が困難であったラバー製品について地域産業であるシュー

ズを取り上げ多様なユーザとの IoV (Internet of Values)環境を構築してインタラクティブな価値

流通に基づく超デライト設計生産システムを開発するとともに熱可塑成形と架橋のトレードオ

フを解決しリアクティブ 3D プリンタマシンとその素材を研究開発する期間平成 26 年 10 月

-平成 28 年度 予算総額218231 千円

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自

立分散エネルギーシステム技術の実証研究」を受託

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究を展開するための環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業

の研究課題「離島漁村における直流技術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究(研

究代表者神戸大学)」を受託した平成 24 年度-26 年度総経費 554350 千円

(2) 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に参画

我が国が抱える種々の社会的課題を 先端の情報技術を駆使して解決すると共に社会の新たな

価値や産業の創出を情報技術の応用を通じて行える人材の 育成を目指し分野や地域の枠を越えた

産学の協働ネットワークを構築し多くの優秀な学生を育成すると共に実践的情報教育の知見を

蓄積し広く普及させることを目的とした文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネット

ワーク形成事業」に参画した本プログラムは全国に展開した 15 校の連携校が中心になりベン

ダーユーザ企業の協力のもとで開発し実行する平成 24 年度-28 年度総経費 約 25 億円

分担金約 1 億円

(3) 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて

「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託し

- 28 -

た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

- 29 -

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

- 30 -

23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

- 31 -

Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

- 32 -

(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

- 33 -

32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

- 34 -

業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

- 35 -

4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

- 36 -

(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 2: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

- 2 -

1 他大学他学部にない独自性(強み)

11 独自の設置目的

情報システム研究科は大規模複雑なシステムに内在する意味のある情報である「システム情報」

を核に新たな知識価値の創出を目指す新しい学問領域である「システム情報学」の創成と展開を

設置目的としこれに向けてシステム科学情報科学計算科学の3学問分野の有機的な融合補

完による教育研究を研究科全体で組織的に推進しているこのような例は他大学では見られず本研

究科独自の強みとなっている

12 特徴ある教育コース

(1) 新しい学位

新しい学問分野であるシステム情報学を追及する研究科として博士前期課程および博士後期課

程にて取得可能な学位「修士(システム情報学)」と「博士(システム情報学)」を創設している

これは日本で唯一の学位となっている

(2) IT スペシャリスト養成コース

前期課程に IT スペシャリスト養成コースを設置しクラウドコンピューティングなど情報通信技

術を取り上げ実践的で高度なソフトウェア技術者の養成を実施している

(3) 計算科学専攻インテンシブコース

計算科学に特化した研究者としてのキャリア形成を重点的に行うため博士前期課程および後期

課程を一貫的に教育するための課程「計算科学インテンシブコース」を設置しているこのコース

では高性能計算に関する実践力ならびに計算科学の諸分野に関する幅広いかつ専門性の高い

知識能力の習得が可能なカリキュラムを構成している本コース修了者には日本で初めての学

位「博士(計算科学)」が授与される

(4) 外国人特別入試

外国において学校教育における所定の課程を修了又は修了見込みの外国人で在留資格「留学」

の資格を取得している者を対象に夏冬の年 2 回外国人特別入試を実施し受け入れている

13 大学等組織連携

(1) 連携講座

システム情報学研究科は諸科学諸工学を包含する極めて学際的な教育研究領域である 先

端の研究分野や多様な研究分野に対応するために三菱電機株式会社株式会社国際電気通信基礎

技術研究所(ATR)国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)国立研究開発法人理化学

研究所との連携講座を構成している

応用システム講座(三菱電機株式会社システム科学専攻)

感性アートメディア講座(株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR情報科学専攻)

- 3 -

先端計算科学講座(理化学研究所計算科学専攻)

応用計算科学講座(海洋研究開発機構計算科学専攻)

大規模計算科学講座(理化学研究所計算科学研究機構計算科学専攻)

(2) 協定講座

計算科学の研究分野において習得すべき広範な内容について体系的かつ専門的な教育を実践す

るために5 大学(京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学名古屋大学筑波大学)と

の間で連携教育協定を締結し本研究科のカリキュラムを補完する協定講座を構成している

平成 23(2011)年度からは研究集会「協定講座シンポジウム」を開催し計算科学に関する

テーマについて広く議論する機会を設けている

第 1 回協定講座シンポジウム平成 24 年 2 月 17 日(金)

第 2 回協定講座シンポジウム平成 24 年 8 月 23 日(木)

第 3 回協定講座シンポジウム平成 24 年 11 月 29 日(木)

第 4 回協定講座シンポジウム平成 24 年 12 月 19 日(水)

第 5 回協定講座シンポジウム平成 25 年 9 月 30 日(月)

第 6 回協定講座シンポジウム平成 25 年 11 月 20 日(水)

第 7 回協定講座シンポジウム平成 25 年 12 月 2 日(月)

第 8 回協定講座シンポジウム平成 26 年 9 月 11 日(木)

第 9 回協定講座シンポジウム平成 26 年 12 月 2 日(火)

(3) 情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業

平成 18 年度から 4 年間実施した IT 人材を育成するための教育拠点の形成事業「先導的 IT スペシ

ャリスト育成推進プログラム」の成果を基に平成 24(2012)年度から平成 28(2016)年度の 5

年間「情報技術人材育成のための実践的教育ネットワーク形成事業(総額 6 億円神戸大分担 2 千

万円年)」に全国 15 大学による連携大学のひとつの拠点として参加している

(4) 理化学研究所計算科学研究機構との連携

わが国が誇るスーパーコンピュータ「京」を有する国立研究開発法人理化学研究所計算科学研究

機構と神戸大学は平成 24(2012)年 5 月 15 日に連携協定を締結し計算科学及び計算機科学

分野における連携を推進しているこの協定では両機関での共同研究や人材育成を通してわが

国の科学技術学術の進展及び地域振興への貢献を目指している

14 大型プロジェクトの実施

システム情報学研究科では科学研究費助成事業における基盤研究各省庁における外部資金を獲

得しそれらを実施している科学研究費助成事業のうち基盤研究 A基盤研究 B総経費 1 億円を

超える大型プロジェクトなどに関する事業概要と平成 26 年度までの成果を以下にまとめた

141 [科研

構成

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(1) 概要

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- 5 -

142 [科研費基盤研究 B]コンテンツアウェアネスによる人と機械のコミュニケーション及び学習

に関する研究

(研究代表者有木康雄期間平成 26 年度~平成 28 年度 予算総額 12720 千円(うち

間接経費 1920 千円))

(1) 概要

人どうしのコミュニケーションに比べ人と機械例えばロボットやエージェントとのコミュニ

ケーションでは人の意図が伝わりにくくコミュニケーションを取ることが難しいこの理由は

音声認識の問題だけではなく話の対象になっている物を機械が認識できていないからである

話の対象に関して共通の認識を持つことによりコミュニケーションは成立するこの話題に関す

る共通の認識をコンテンツアウェアネスと呼ぶ本プロジェクトではこのコンテンツアウ

ェアネスを取り入れることにより人と機械のコミュニケーションを円滑に行う方法について研究

する

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

物体や状況の高精度な認識方法と対象に関する共通知識を用いた音声対話の有効性について研

究を行った実施した研究内容を以下に述べる

(a) 「この本読んだ」といった音声対話タスクでは本という具体的な対象物を認識して対話

を展開するため特定の本を認識する必要がある従って「画像による特定物体認識を行っ

てその物体に関する情報を検索して提示する課題」を研究した

(b) 「湯呑にお茶入れて」といったタスクでは急須と湯呑を探索しその後の処理操作を行う必

要がある従って「画像による一般物体認識を行って探索しその物体を処理操作する課題」

を研究した本研究ではディープニューラルネットワークの一種である Convolutional

Neural Network (CNN)によって一般物体認識を行った

(c) 「書くものを持ってきて」「乗り物はどれ」「水を入れることができるものは」といったタス

クを実施した物体を DPM によりパーツに分解しその後機能を発現するために必要なパ

ーツを特定した機能ごとに学習したモデルを用いてパーツを評価し物体画像のスコアを

算出した(下図)複数の機能のうちどの機能を物体が有するかを判定するために

one-vs-rest 法を用いてマルチクラスの分類を行った

- 6 -

- 7 -

143 [科研費基盤研究 B] 社会規模での大規模コーパス収集による映像検索エンジンの再構築

(研究代表者上原邦昭期間平成 26 年度~平成 28 年度予算総額16340 千円(うち間

接経費 2640 千円))

(1) 概要

映像にタグ付けを行える際何種類もの物体に関して全ての映像に人手でアノテーションする

ことは非現実的であるそこで能動学習に基づいて物体認識の精度向上に有用な映像を取捨選

択しながら効率的に物体認識の精度を向上させるようにしているが完全な認識モデルの構築は

不可能であるそのためこのような不確実な(エラーを含む)認識モデルを用いて映像検索を行

うと多数の誤検索や検索漏れが発生する本研究では認識モデルの不確実性を考慮して検索

対象の映像がクエリに適合するか否か推論する映像検索エンジンを開発することを目標としている

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

平成 26 年度は各物体の認識モデルの評価値に対して物体が出現している映像と出現していな

い映像の密度比を推定し不確実性を定量化する手法を開発した本研究ではDempster-Shafer

(DS) 理論という無知量を表現するための確率論を基礎としている従来の確率論では物体が出

現しているかどうか分からない無知状態は2つの確率変数 A(ppearance)D(isappearance) に確

率 05 を割り当てて表現することしかできなかったこれに対してDS 理論を用いれば確率質量

関数により無知状態を表す AD という「確率変数の部分集合」にも確率を割り当てて物体認識

の不確実性を詳細に表現できるようになる具体的には各物体の認識モデルに対して無知状態

に対する確率すなわち不確実性を算出する言い換えると認識モデルの評価値に対して物体

が出現している映像と出現していない映像の密度の比を推定し不確実性を定量化するさらに

不確実性を用いて各映像に対する認識モデルの評価値の整合性を検証するそして認識モデル

が誤っている映像と物体(タグ)を特定するこの映像とタグのペアの真偽をユーザに判定しても

らようにして効率的に高精度な認識モデルを構築できることを示した

本年度に行った研究は既に Multimedia Data Mining and Analytics という書籍の中の 12 章と

して出版されている本章は近年の Multimedia Data Mining 関係の研究者の中で際立った成果

を挙げた研究者として招聘されて執筆したものであるしたがって世界的にも研究が認められつ

つあることを示しているこのほかにも2件の海外雑誌2件の国際会議発表と十分な実績であ

ると思われる今後の課題としては平成 26 年度に定量化された不確実性を導入して 尤推定を行

い認識モデルの評価値の整合性を検証し不確実な物体認識の結果から認識モデルの精度を

も向上させる見込みのある映像と物体を特定する手法を開発するDS 理論の問題点の一つとして

確率質量関数の定義方法がある確率質量関数を定義するために各物体のあらゆる部分集合に対

して訓練データを用意することは困難であるこのことは部分集合に含まれる各物体が出現して

いるかどうかを全ての訓練データに対してアノテーションすることが事実上不可能であることを

意味しているしたがって集合論的解釈による認識モデルの構築方法を変更し確率質量関数の

導出を回避することを検討する

144 [科研

的相

(研

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(1) 概要

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3960 千円を

や衛星によ

の相互作用が

下でありこ

解析が必須

m までの領域

全粒子シミュ

6 年度(201

ズマ粒子シ

常のように

構造におい

されることを

の釣り合い点

いイオンと

が生じその

所電場によ

みなされる

とを明らかに

ール磁場が圧

縮領域で電

流が流れそ

程度である

明らかにした

電子電流構造

朝側から夕

顕著であるが

方側から朝

ことを明らか

リフト運動

ち磁気異常

流の渦的構造

とを明らかに

研究 B] 3

研究

臼井英之

を含む))

り月面近傍で

が強く示唆

この相互作用

須であるそ

域に着目し

ュレーション

14 年度)まで

ミュレーショ

にイオンラー

いてもメソス

を明らかにし

点近傍におい

磁化された

の結果生じる

り本来この

イオン流も

にしたまた

圧縮される点

電子のドリフ

その領域の厚

点も粒子シ

た特に磁気

造について

方側に向か

が中高緯度

朝側に向かう

かにしたこ

の構造によ

常上空の南北

造が見られ

にした

次元全粒子

期間平成

での太陽風イ

されている

用の本質的理

こで本研究

そこでの小型

ン解析を実行

での成果

ョンにより

ーマ半径より

スケールの磁

した太陽風

いてラーマ

た電子との間

る磁気異常

のスケールで

も大きく影響

たそこを中

点および

フト運動によ

厚さは電子の

シミュレーシ

気圏前面境界

低緯度領域

かう電子ドリ

度領域におい

電子の流れ

このような二

り磁気圏層間

北両半球にお

電子熱化に

- 8 -

シミュレーシ

成 23 年度~平

イオン反射や

磁気異常の

理解には MH

究では特に

型磁気圏形成

行し月面磁気

月面

り小さ

磁気圏

風動圧

マ半径

間で電

常上空

では非

響を受

中心に

その

よる境

のラー

ション

界層に

域にお

リフト

いては

れが主

二層の

間側

おいて

に寄与 3

ションによる

平成 26 年度

や粒子加熱が

のスケールは

HD 近似では

にイオンスケ

成とそれに関

気異常領域の

3 次元粒子シ

と磁気圏境界

る月面磁気異

度予算総額

が頻繁に観測

は太陽風イオ

はなく太陽風

ケールから電

関連した宇宙

のプラズマ環

シミュレーシ

界層電子電流

異常と太陽風

額17160 千

測され月面

オン慣性長と

風プラズマの

電子スケール

宙プラズマ現

環境について

ションモデル

流図(下図)

風の運 動論

千円(間接経

面磁気異常と

と同等または

の粒子効果を

ルを含む高度

現象について

ての詳細な知

ル図(上図)

145 [科研

(研

(1) 概要

本プ

に対し

はテ

ークデ

たとえ

いる状況

定する

題とし

(2) 平成 26

大規模

および

並列ア

定手法

マルチ

の依存

在変数

データ

NIPS

ネット

係を予

デルを

を用い

研費基盤研

研究代表者

ロジェクトで

て低次元の潜

キストデー

ータにおいて

ば所与の木

況を指す以

ことで様々

て情報の検

6 年度(201

模データ解析

び階層ディリ

アルゴリズム

法により予

チモーダルデ

存性を的確に

数モデルを提

タに適用し

S に採録され

トワーク解析

予測すること

を高速かつ的

いた評価実験

Symmetric

研究 B] 大規

江口浩二

では内部構

潜在表現をベ

タにおいては

ては各頂点ま

木構造やネ

以上に述べた

々な問題の解

検索推薦

14 年度)まで

析 潜在変数

リクレ過程

ムを開発し

予測性能を維

データ解析

に捉えつつ次

提案した提

有効性を示

れた

析 大規模

とを目的とし

的確に推定す

験により提

c Correspond

規模構造デー

期間平成

構造または外

ベイズ統計学

は各トークン

または辺が属

ットワーク構

たような複雑

解決に利用可

予測と時系

での成果

数を用いた統

(HDP)に関

クラウド環

維持しつつ高

複数の表現

次元削減を実

提案モデルを

示した研究成

で時間的変化

して混合メ

する忘却型パ

提案手法の有

dence Topic M

- 9 -

ータに対する

成 23 年度~平

外部構造を持

学により推定

ン(単語)が

属性で特徴づ

構造における

雑な構造をも

可能な「知識

系列解析に着

統計的データ

関して大規

環境などを用

高い効率性が

現からなるマ

実現する Sym

を多言語テキ

成果の一部は

化を伴うネッ

メンバシップ

パーティクル

有効性を示し

Models によ

確率モデル推

平成 26 年度

持つテキスト

定する技術を

が属性で特徴

づけられたも

る各頂点にテ

もつ大規模な

識」を抽出す

着目した

解析手法で

規模データの

いた評価実験

が実現するこ

マルチモーダ

mmetric Cor

ストデータ

は機械学習分

ットワーク表

プブロック

ルフィルタを

した

よって推定され

推定に基づ

予算総額

トデータやネ

を開発した

徴づけられた

ものを指す

テキストデー

なデータから

することを目

ある潜在的デ

のために高速

験を行った

とを明らかに

ダルデータに

rrespondenc

(下図)やア

分野のトップ

表現の潜在構

クモデル(M

提案した社

れたトピック

く知識の創出

19240 千

ネットワーク

ここでいう

たものを指し

また外部

ータ群が割り

ら低次元の潜

目指し具体

ディリクレ配

速な推定を実

その結果

にした

に着目しデ

ce Topic Mo

アノテーショ

プカンファレ

構造を推定し

MMSB)なる

社会ネットワ

クの言語バイ

出と活用

千円)

クデータなど

う内部構造と

しネットワ

部構造とは

り当てられて

潜在表現を推

体的な応用問

配分法(LDA

実現する分散

提案した推

データ表現間

odels なる潜

ョン付き画像

レンスである

し未知の関

る潜在変数モ

ワークデータ

アス

A)

- 10 -

146 [科研費基盤研究 B]分子表面の三次元データマイニングによるタンパク質機能知識の創出

(研究代表者大川剛直期間 平成 24 年度~平成 28 年度予算総額 17550 千円(うち間

接経費 4050 千円))

(1) 概要

タンパク質分子表面データに対する三次元データマイニング技術を開発する分子表面を三次元

画像と見なすことで局所特徴量を保持するノードと分子構造上の特徴をもとに得られるエッジか

ら構成される複合構造グラフ表現を導入しタンパク質局所部位の特性や分子構造変化を考慮した

頻出パターン発見を実現するさらに特徴点集合に対する網羅的なマイニングのための高速化技

法についても検討する

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

(a) タンパク質分子表面を点群画像として表現し曲率に基づく特徴点抽出および周辺点群との関

連から特徴量を記述する手法を検討したこれをもとに高速パターンマッチングが可能なメモ

リ型プロセッサを想定しシミュレータ開発を通して局所部位間の網羅的比較を試みた

60 種類のタンパク質に対する実験により特定のタンパク質群に固有な特徴的部位の存在が

確認されるなど重要な知見が得られた

(b) タンパク質分子表面をグラフ表現し結合部位予測問題を 適グラフ発見問題として定式化す

るとともに類似頂点集合を 1 つの頂点に集約して再構成した抽象グラフを利用することで

処理の効率化を達成した37 種類のタンパク質を対象とした実験の結果予測に要する時間

を約 70に短縮することに成功した

(c) タンパク質の機能に関する知見の評

価および実験用データセットの準

備を目的としてタンパク質構造解

析文献から関連文献を検索する手法

を提案した既存データベースの活

用により機能の観点からの関連性

に基づく検索を実現した

147 [科研

イナ

(研

接経

(1) 概要

高解像

領域で

ードを

するた

ダイナ

ーショ

(2) 平成 26

現実

ン格子

ン格子

いう特徴

3次

いて対話

た(下左

話的可視

複数の可

太陽

ョンモデ

く回転す

明らか

らかに

研費基盤研

ナモ機構解明

研究代表者

経費 4590 千

像度の計算機

の地球ダイナ

更に発展させ

めにバーチ

モシミュレー

ンを行う

6 年度(201

実的な地球ダ

を発展させ

を開発した

徴をもった球

次元可視化技

話的に地球ダ

左図)この

視化ソフト

可視化ソフ

陽ダイナモシ

デルにより

する赤道加速

にしたこと

したことであ

研究 B] 次世

陰山聡期

千円))

機シミュレー

ナモ機構の解

せ現実的な

チャルリアリ

ーションの知

14 年度)まで

ダイナモ計算

その弱点

イン=ヤン

球ジオメトリ

技術について

ダイナモシミ

のソフトウェ

Multiverse

トの中心的な

シミュレーシ

以下の二つ

速が見られる

(下右図)

ある

世代スパコン

期間平成 23

ーションと先

解明をめざす

な地球ダイナ

リティ(VR)

知見を活かし

での成果

算には内核の

(中心付近が

ン=ゾン格子は

リ向けの汎用

は神戸大学

ミュレーショ

アは一般

に発展した

な機能である

ョンは予想以

つの成果が得

る状態とそ

もう一つは

- 11 -

ンと 3 次元可

3 年度~平成

先進的な 3 次

す独自に考

ナモシミュレ

)技術を用い

し太場磁場

の影響を正確

が解けないこ

は並列数が

用計算格子で

学統合研究拠

ョンデ一タを

般的な没入型

た現在では

以上に進展

得られた一

その逆の状態

対流層底部

可視化技術に

成 27 年度

次元可視化技

考案したイン

レーションを

いた 3 次元可

場の起源解明

確に取り込む

こと)を克服

が上がれば上

である

拠点に設置さ

を解析するソ

(CAVE 型)

GeomagF

し新たに開

一つは対流

態がロスビー

部に自発的に

による現実的

予算総額

技術を組み合

ン=ヤン格子に

を実行する

可視化手法を

明を目指した

必要がある

服した新しい

上がるほどメ

された没入型

ソフトウェア

)VR 装置に

Field は Mul

開発した太場

流層の赤道部

ー数を指標と

に速度シア層

的低粘性領域

15300 千

合わせること

に基づく地球

その出力デ

を開発する

た太場ダイナ

このために

い計算格子イ

メモリ効率の

型 VR 装置π

アGeomagFi

に汎用的に利

ltiverse に組

場ダイナモシ

部分が自転速

として分けら

層が形成され

域での地球ダ

千円(うち間

とで低粘性

球ダイナモコ

データを解析

また地球

ナモシミュレ

にイン=ヤ

イン=ヤン=ゾ

のよくなると

-CAVE を用

eldを開発し

利用できる対

組み込まれた

シミュレーシ

速度よりも早

られることを

れることを明

- 12 -

148 [科研費基盤研究 B] 分光学的精度を目指した分子軌道プログラムの高度生成

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 26 年度 予算総額 19760 千円)

(1) 概要

F12 結合クラスター理論を出発点にして動的自動生成の開発を行う動的自動生成は以下の 3

つのステップからなる

1)稼働方程式の自動生成2)演算子の並び換えによる複数ルートの探索と演算量の 適化3)異な

る数値演算法に対する自動チューニング

これらの手法を拡張し①基底状態のための理論(高次 F12 結合クラスター理論高次 F12 摂動

論)②励起状態のための理論(高次 F12 結合クラスター線形応答理論)③ポテンシャル面とための

理論(高次 F12 多参照 CI 法高次 F12 多参照結合クラスター理論)④物性計算(超分極率解析

的エネルギー勾配法等)へと発展させる大規模計算を可能にするための原子積分を用いた方法や

局所電子相関法も考慮にいれる更に自動生成のマクロを 2 成分と 4 成分の相対論的電子状態理

論に拡張する分光学的精度を得るための各種微細効果補正を行う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

結合クラスター理論については方程式をストリングスと呼ばれる整数列のシンボリック表現を

用いることにより高次の励起までを含む結合クラスター理論の方程式導出を自動化した生成さ

れた整数列をもとに整数列の並び替えによる 適化を含む Fortran90 形式の計算プログラムの自

動生成を行ったまた四成分相対論による MP2-F12 法と拡張された論理推進演算子による

MP3-F12 法分子求積法に基づく F12 法の超並列アルゴリズムの開発を行った更にイオン化ポ

テンシャルを高精度で見積もる露わに電子相関を考慮したダイソン方程式や任意の励起状態を高精

度に計算するための有効ハミルトニアンによる量子モンテカルロ法の研究も進めた

(a) 結合クラスターコードの自動生成

結合クラスター(CC)理論の自動生成ではダイアグラムのシンボリック表現を用いた中間状態の

生成と演算子の並べ替えを考慮に入れた 適化を行った更にキャッシュ効率を 大限に活用す

るためにDGEMM を用いた計算プログラムに対する自動生成器への拡張を行ったこの時必要

に応じて CC 計算に含まれる行列積演算配列要素が含む交換や配列の次元操作などの前処理を行っ

た一例として12 スレッドを用いたcc-pV5Z 基底を用いた Ne 原子の CCSD 計算の処理時間の

分布を図1に示すこの基底関数系では非占有軌道の 4 乗(V4)に比例する短縮ステップが計算の

ボトルネックである中間体の計算に対して 適化を行った場合(I)と和の制約を取り込んだ場合(IR)

いずれにおいてもこれらのステップがボトルネックと成っている事が分かる一方クラスター

振幅と二電子積分を大きな行列と見なしDGEMM の実装を行った場合は 大で 60 倍もの高速

化が達成され大幅な性能の向上が見られた自動生成器の多参照 CC 法と近似的な CC-F12 法への

拡張も視野に入れた開発を行った

- 13 -

(b) 四成分相対論 F12 法の開発

ディラッククーロンハミルトニアンを用いた四成分相対論ハートリーフォック法の実装に次

いで四成分 MP2-F12 法の開発を行ったノーペア近似に対する新規の強直交化射影演算子を提案

し更にヒレラ-スエネルギー汎関数に対する直接摂動論を適用する事により電子間のカスプ条件

を満たす新規の Ansataz を構築しMP2-F12A(SP)法の範囲の実装を行った

(c) 新規な露わに相関した高次摂動論の開発

高次の摂動効果を F12 理論で取り込む為に従来の結合クラスターラグランジアンに基づく展

開法と異なる拡張された論理推進演算子による定式化を行いMP3-F12 法で収束性を数値的に確認

した新しい展開法は従来の手法と比較してより速やかな収束性が得られる事と4 次以上の高次

相関でも F12 の寄与を取り込めるという優位性がある事が示された

149 [受託

ーメ

(研

ち間

(1) 概要

3D プリ

を取り上

通に基づ

を解決

(2) 平成 26

託研究(内閣

メイドラバー

研究代表者

間接経費 28

リンタによる

上げ多様な

づく超デライ

しリアクテ

6 年度(201

ユー嗜好

閣府戦略的

ー製品の設計

貝原俊也

464 千円))

るテーラーメ

なユーザとの

イト設計生

ティブ 3D プ

14 年度)まで

超デライ

リア

ーザ計測分析 調査モデル化

デー

的イノベーシ

計生産と社会

期間平成

イド化が困

の IoV (Inte

生産システム

プリンタマシ

での成果

イト設計生

アクティブ3

デザイン

ータベース

部品サ

- 14 -

ション創造プ

会経済的な価値

26 年 10 月

困難であった

ernet of Valu

ムを開発する

シンとその素

生産システム

3D プリンタ

Inter

商品デー設計

サプライヤ

部品製

プログラム)

値共創に関す

~平成 28 年

ラバー製品

ues)環境を構

るとともに

素材を研究開

ムのフレーム

タ試作機の仕

rnet

生産現

発注 ータ

製品在庫

生産

CPS

革新的設

する研究開発

年度 予算総

について地

構築してイン

熱可塑成形

開発する

ムワーク検討

仕様策定

現場

ユー販売

データ

産機械

設計生産技術

総額2182

地域産業であ

ンタラクティ

形と架橋のト

ーザ 売店

ベース

配送

IOT

術)] テーラ

231 千円(う

あるシューズ

ィブな価値流

トレードオフ

- 15 -

1410 [外部資金課題 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業]離島漁村における直流技

術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究

(研究代表者玉置 久期間平成 24 年度~平成 26 年度予算総額554350 千円(うち間

接経費22136280 千円))

(1) 概要

地球温暖化や自然災害への対応策の一つとして自立分散エネルギーシステムの重要性可能

性が再認識されているこのような背景のもと本実証研究は国の総合特区制度指定を受けた「あ

わじ環境未来島構想」においてエネルギー自立島を目指す離島「沼島」を実証の場とし直流給電

方式による電力変換ロスの低減ならびに自然エネルギーの有効活用をベースとした自立分散エネル

ギーシステム構築の実証研究を試みるものである実験を進めるにあたって(1) 高性能直流マイク

ログリッドシステムの開発(2) 高性能据置型およびモバイル型バッテリの開発(3) ダイナミック

プライシングによる電力消費抑制手法の開発(4) 全体システムの 適化手法の開発をサブテーマ

として設定している

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

昨年度までに設計開発設置を済ませた直流マイクログリッドシステムおよびダイナミックプ

ライシング環境をもとに本年度は実証研究を本格的に遂行した(1) および (2) については直

流マイクログリッドシステムの電圧安定性および効率(電力変換効率エネルギー利用効率)(3) に

ついてはダイナミックプライシング(見える化を含む)による電力消費削減効果においてそれぞ

れ目標値を達成する結果が得られていることが確認されたまた(4) については実証実験による

結果を反映させる形で全体システムの 適構成(沼島全体をカバーする場合の 適設備導入量の試

算等)が示されたまたまたシミュレーションによる仮想実験を通して交流給電方式のシス

テムに比して目標とする CO2排出量削減を達成できることが確認された

- 16 -

1411 [高性能汎用計算機高度利用事業補助金「戦略プログラム」分野2新物質エネルギー創成] 重点

課題2電子状態動力学熱揺らぎの融和と分子理論の新展開

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 27 年度予算総額183188 千円)

(1) 概要

本重点課題の目的は電子状態動力学熱揺らぎの取り扱いをコアエレメントとして革新的な

発展を図りそれらの融和的な理解と練成に基づいた新しい分子理論を推進する事である超並列

計算環境を高度に活用する事によりこれまで取り扱いが困難であった複数の物理原理が絡み合う

実在系の分子科学を発展し物質設計生命エネルギー問題を基礎原理から解決する役割を担う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

(a) 高精度電子状態計算によるフラーレン誘導体の計算

露わに相関した二次の摂動論(MP2-F12 法)と分子求積 MP2 法に関しては前年度までに

GELLAN プログラムに超並列実装が完了しているH25 年度に開発および実装した分子間相互作用

エネルギーを正確に計算するための分母を制限した二次の摂動論(RD-MP2 法)と密度汎関数理論を

併用してH26 年度にはフラーレンの外部修飾に関する計算を更に進め一つのフラーレン分子に

は 大で三箇所に N-ヘテロ環状カルベンが結合しうることが計算によって示唆された複数のカ

ルベンを結合させると結合エネルギーが順次わずかに減少していくため複数個の N-ヘテロ環状カ

ルベンを結合させるためには実際の実験条件下では過量の N-ヘテロ環状カルベンを必要とするこ

とになり結合する個数の制御が難しく結果として目的である電子的性質の制御が難しくなるこ

とが想像されるそこで二つや三つの N-ヘテロ環状カルベンを一つの分子内に保有する分子の設

計を試みた予備的な計算により架橋部の結合距離をうまく設計すれば二箇所や三箇所でフラ

ーレンに結合できる N-ヘテロ環状カルベン分子を設計できる見通しとなったこのようなフラーレ

ン誘導体は一分子のカルベンが結合した分子とは電子的な性質が異なるため本結果は多様な電

子的な性質をもつフラーレン誘導体を精密に合成できる可能性を示したと言えるまたH26 年度

は上記の研究課題に加えて分子のイオン化ポテンシャルを二次の摂動論に基づいて正確に計算す

る露わに相関した二次のダイソン方程式法の開発も行った多環芳香族炭化水素やチオフェン分子

ポルフィリン分子など有機電子材料として使われるいくつかの分子に適用したところ密度汎関

数理論や Hartree-Fock 法よりも実験値に近い良好な結果が得られたこのような有機電子材料のイ

オン化ポテンシャルを高精度に計算する手法は新しい分子の設計に貢献するものと期待される

(b) モデル空間量子モンテカルロ法の並列プログラム開発と光システム II のスピン状態の計算

強い電子相関を持つ系の電子状態計算を目的としたモデル空間量子モンテカルロ(MSQMC)法に

関しては昨年度に完成した MPIOpenMP 並列プログラムの高速化を行ったアルゴリズムやデー

タ構造を修正した中で も効果の大きかったのは各ノードが受け持つウォーカー数を計算中に

ダイナミックに平均化することによってより均等な負荷分散を達成したことである現在のアル

ゴリズムでは1000 モンテカルロステップ毎に各ノードに存在するウォーカー数を調べ平均よ

りも多い数が存在するノードから少ないノードに移動させることによってウォーカー数の平均化

- 17 -

を行っているウォーカーの通信による遅延が生じるが並列化効率が向上したことによって計算

は高速化され約2億のウォーカーを使用したクロム 2 量体の MSQMC 計算ではFCIQMC や DMRG

法による 善値と統計誤差内で一致する結果が得られた遷移金属水素化物の基底状態と励起状態

のポテンシャル曲線への応用ではMSQMC 法による様々なスピン状態の結合解離エネルギーは実

験値と良い一致を示したまた数千の電子配置(スレーター行列式)からなる P-空間を使用して

光システム II の活性中心(OEC)のモデル系について様々なスピン状態のテスト計算を行ったこ

の系では 低でもマンガンd軌道と酸素2p 軌道(合計35軌道)を考慮して P-空間に主配置を

生成しなければならないがこれらの全ての軌道を含めて初期 P-空間を決定することは不可能であ

るこのような場合にはMSQMC 計算中に Q-空間に存在するスレーター行列式の中で多数のウォー

カーを持つようになったものをP-空間に移動させるldquoプロモーションrdquoが本質的になる今回の

計算では限られたd軌道内の励起のみを含むスレーター行列式からなる初期 P-空間を使用して

MSQMC 計算を開始しプロモーションによって全てのd軌道と酸素2p軌道間の励起を含むスレータ

ー行列式を追加することによりP-空間の改善を行った様々な d 軌道間の励起を含む多数のスレ

ーター行列式が生成されMSQMC 計算の結果からはBroken-Symmetry(BS)DFT 法では計算できない

4重項スピン状態が低エネルギー領域に存在することが示唆された

(c) 光システム II の構造と電子状態の研究

光システム II(PS II) の活性生中心(OEC)であるマンガンクラスター(CaMn4O5) には第二配位圏からの

アミノ酸残基や水分子が存在し複雑なクラスター構造を形成している高分解能 X 線回折(XRD)構造ならび

に F Neese の最適化構造を基にした OEC と第二配位圏の周辺アミノ残基から成るモデル系に対して酸化

状態 S2 の全電子計算を行ったOEC は強相関電子系であり非常に複雑なスピン状態を有するこのような

系 に 静 的 電 子 相 関 効 果 を 取 り 込 む た め に Broken-Symmetry(BS) 法 を 適 用 し た 計 算 レ ベ ル は

UB3LYP6-31G(d)である得られたOECのBS解のうち低スピン解(Sz=12)の全電子エネルギーが最小で

次いで中間スピン解(Sz=52)の全電子エネルギーが小さかったS2 状態は電子スピン共鳴(ESR)測定からは

二重項が基底状態六重項が第一励起状態と帰属されておりSz=12Sz=52 の BS 解がそれぞれ対応す

ると考えられるBS 解はいずれもスピン混入が大きく静的電子相関効果が取り込まれていることも分かった

低スピン解に対してスピン密度を求め超微細構造定数の計算を行ったスピン密度はいずれもマンガンに

局在しておりHis332 が配位したマンガンの超微細構造定数が最大であった各マンガンの超微細構造定

数は電子minus核二重共鳴(ENDOR)測定結果と定性的に一致することが分かったさらに得られた BS 解を用い

て OEC に周辺のタンパク質を取り込んだモデル系に対して相互作用を分散させた並列フラグメント分子軌

道(FMO)計算を行った計算レベルは FMO-UB3LYP6-31G(d)であるペア相互作用解析を行うことによっ

て周辺タンパク環境が OEC に与える影響を定量的に評価することができた周囲 3Å程度離れたアミノ残基

(Glu329Val330 Ala351Leu352 など)までが OEC に電子的影響を与えており5Å程度以上離れたアミノ残

基(Arg357 Cl679Thr316Lys317 など)も静電相互作用による影響があることが示されたこのことから酸素

発生過程において第二配位圏のアミノ残基の寄与は重要であると考えられる周辺アミノ残基を含めたモデ

ル系に対してFMO-UB3LYP6-31G(d)レベルの構造最適化を行うことによってより精密な解析が可能である

と考えられる

- 18 -

図1TRECVID 2012 SIN (light) 部門で開発

された手法のランキング

15 平成 25 年度以前に終了したプロジェクトの成果

本節には平成 25 年度以前に終了したこれまでのプロジェクト成果を再掲する

151 [科研費基盤研究 B] 機械学習の枠組みに基づく映像検索システムの再構築

(研究代表者上原邦昭期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額20280 千円)

(1) 概要

本プロジェクトは映像例示型検索(QBE Query By Example)と呼ばれる映像検索技術に焦

点を当てたものであるQBE はクエリとして与えられた映像から色エッジ動きなどの特徴

量に基づいて与えられたショットと類似したショットを検索する手法である一方QBE は与

えられたショットとの類似度に基づく検索モデル(分類器)を学習するという観点から見れば機

械学習におけるldquo例からの学習rdquoと考えることもできるすなわちクエリに適合する映像としない映

像を識別するための分類器を構築する機械学習の問題とみなせることにもなるそこで事例

特徴量学習アルゴリズムデータ量といった機械学習の観点から QBE の改良について検討した

終的に大規模な映像データからクエリに適合する映像を高速かつ高精度に検索可能な手法を

開発したさらに開発手法を物体認識に応用して米国 NIST 後援の世界的な映像解析コンテス

ト TRECVID 2012 において世界 高精度を達成することに成功した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

本プロジェクトで開発した高速な SVM 学習テスト手法および高速な特徴量抽出手法を応用

してTRECVID 2012 Semantic INdexing (SIN)部門に参加した結果を示すTRECVID は映像検

索に関する競争型ワークショップでありそのうち SIN 部門では例えば「人」「車」「建物」と

いった人間にとって意味のある概念を大規模な映像データから自動認識する技術を競争すること

を目的としたものである図1の棒グラフはSIN (light)部門での本手法の認識精度(MAP)を表

している1 本の棒が 1 つの手法の認識精度を表し我々の手法は白抜きの棒で示しているこの図

から本プロジェクトで開発した映像検索技術は世界 25 の研究機関で開発された合計 91 手法の

中で 高精度を達成していることが分かるこれは本プロジェクトで開発された高速化手法によ

り他の研究機関よりも多くの学習例を用いて高精度な SVM を学習できたことおよび多くの局所

領域を考慮して精巧な特徴量を抽出できたことによるものである

- 19 -

Bottom Tier

NS3

NS4PFE

DPU

PFE

Top Tier

NS1

TSVs

NS2PFE

DPU

PFE

PFE Probing Front EndDPU Data Processing Unit (35kTr)NS Digital noise source (179kTr)

Tsamp

Vref

Dout

VsfoTargetSignal

PFE

152 [科研費基盤研究 B] 三次元積層VLSIにおける配線システムのインテグリティに関する研究

(研究代表者永田 真期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額19240 千円)

(1) 概要

三次元積層 VLSI システムにおける積層方向に延伸した配線システムのインテグリティ(完全性)

を指向する設計手法に向けてシリコンチップを貫通する配線構造であるシリコン貫通ビア(TSV)

とシリコン基板との電気的結合に関する実験的及び解析的な理解を追及したとりわけ三次元積

層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性に着目しノイズ結

合が TSV の物理配置や回路の動作周波数に強く依存することを①ノイズエミュレータ及びノイズ

モニタを搭載した三次元積層チップによるノイズ波形のその場評価②三次元配線システムとシリ

コン基板の等価回路の理論解析により明らかにしたこの研究はベルギーの研究機関である

IMEC との協力研究体制のもとで推進した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

三次元積層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性を評価

するためのプロトタイプチップを開発し(左図)そのノイズ結合が三次元積層構造の層内や層間に

おいて異なる周波数応答特性を示すことについてプロトタイプチップによる実験及び三次元積層

構造の等価回路による理論解析により示した(右図)両者はよく一致しており三次元積層 VLSI

設計における等価回路の有用性が示された

NS 1

NS 4

NS 2

NS 3 PFE

PFE

-70

-60

-50

-40

-30

-20

01 1 10 100 1000 104

S 12 p

aram

eter

(dB2

0)

Freq(MHz)

NS1-NS3NS1-NS2

NS3-NS4NS2-NS4

シミュレーション理論計算

層内結合

層間結合

低周波数 中周波数 高周波数

- 20 -

153 [文部科学省先導的創造科学技術開発費補助金「社会的システム改革と研究開発の一体的推進」]

企業を牽引する計算科学高度技術者の養成

(研究代表者賀谷信幸期間平成 22 年度-26 年度予算総額214381 千円)

(1) 概要

地域に集積するものづくり産業を次世代型製造業へ転換させるために企業内で 先端シミュレ

ーション技術の導入利活用を牽引するリーダーの養成を目指すシミュレーションの本質の理解

を目的にプログラム開発から既製アプリソフトの活用まで受講者に 適なテーラーメイドの

教育カリキュラムで指導するプログラム相談室の設置など手厚い指導体制で 先端スーパーコ

ンピュータを駆使し新産業を創出する人材を育成する

(2) 研究成果

(a) 進捗状況

本プロジェクトで も重要視されるデータは修了者数である本プロジェクトの申請時には修

了者の目標人数を毎年20名と設定したその修了者数の達成度がプロジェクトの評価となる

初年度は体制作りが主となり修了者を輩出するところまで及ばなかったが2年目でほぼ目標

人数を越えることができた4年目にして本プロジェクトの 終目標である100名を越えるこ

とができ3年目の中間評価でもA(採択6大学中2位)で評価された

(b) 人材養成プロジェクトの有効性

1) 養成修了人材が地域で活躍する仕組み

兵庫県には重工業関係をはじめ多くの製造業が集積し日本の産業界を担っているこれら

の企業からの受講者がシミュレーション手法を学び企業での製品開発や設計製作に貢献し

ている受講者の中には修了後もセミナーを受講したりシミュレーション相談室で問合せの

継続を希望していることから地域での活躍状況が分かり定着してシミュレーションを企業内

で牽引している具体的には基礎コース修了者から応用コースを希望している受講者が 4 名お

り現在テーラー相談を準備しているまた応用コースが修了した11名が継続して受講して

いる

① 企業経営者のシミュレーションへの理解

シミュレーションの必要性有用性を企業経営者に理解させることが企業でのシミュレー

ション活用の 短の方策と考え関西経済連合会神戸商工会議所などで経営者向けのセミナ

ーを開催しているまた神戸ポートアイランドの神戸大学統合研究拠点に多くの企業経営者

の見学があるその際本事業の説明を行い受講者の派遣を依頼しているまた神戸大学

に就職のために訪れる企業人事関係者に本事業を説明した結果3社の参加があった

② 養成修了人材に成功体験

企業のシミュレーション担当部署でシミュレーションによる実績を上げることが大変重要

であるシミュレーション手法の理解不足からシミュレーション利用を中断するケースが多く

見られる開発研究においてシミュレーションを用いた成功体験が重要で本事業の修了後の

指導継続が必要である

- 21 -

③ 計算機使用の貸与

シミュレーションにはプログラムによっては高速のスーパーコンピュータが必要である

神戸大学が所有する 20TFlops のスーパーコンピュータ富士通 FX-10 を企業に無償で利用を提

供している

2) 養成人材の活躍状況

本事業の波及効果として修了生の活躍状況が重要な指針となる事例として以下5例を示す

① 社内で開発していたプログラムが計算時間を 24 日から 8 日に短縮され社内での開発に活

用できる計算時間までに短縮できた

② 船舶からの排水システムに関して実験データとシミュレーション結果との相違を比較検討し

てシミュレーションの有用性を理解した今後の船舶の取水排水システムの設計にシミュレ

ーションが活用される

③ SPring-8 で観測されたデータ例を用いて逆モンテカル法を用いた解析手法を学んだその

結果社内で取得した SPring-8 での実験結果の解析に用いるために共同研究に進んだ

④ ガス分子の衝突過程にシミュレーションを適応した計算アルゴリズムの再検討とプログラム

の高速化を実現し商品開発に繋げた

⑤ 可視化のプログラムの利用法を習得しこれからのシミュレーション結果の説明解析に企業

で活用する

⑥ 他にこれから流体のシミュレーションを企業内で開始するための事前勉強等があり本事業

が企業内の開発研究に大きな効果をもたらしている

3) 波及効果

シミュレーション手法はあらゆる開発研究から株価予測などの社会現象まで幅広く活用され

ている研究手法であるこのシミュレーション手法は当然兵庫県の企業だけではなくあらゆ

る企業で利活用されるものであるこの人材養成は兵庫県関西圏のみならず北海道から九

州までの日本全国にそれぞれの人材育成拠点を設置すべきである日本の要所に計算科学の人材

育成拠点を設けシミュレーションを全国の企業に普及させれば日本でのプロダクトイノベ

ーションを誘起するものである本事業に関して関西圏外からも多くの問合せがあることから

も明らかである特に本事業の特徴であるテーラー相談室とシミュレーション相談室の運営方

法本事業で開発した e-ラーニングのコンテンツの共同利用やテレビ会議システムによる授業の

配信シミュレーションに熟達した教師のリストの共有などを提供することにより日本の各所

に計算科学の人材育成拠点を設けることができる

修了者数(平成 25 年度まで)受講者数(平成 25 年度) (単位人)

1 年目

(H22 年度)

2 年目

(H23 年度)

3 年目

(H24 年度)

4 年目

(H25 年度)

修了 0 38 43 29

初年度からの累計 0 38 81 110

申請時の修了者の

目標人数 20 40 60 80

- 22 -

154 [科研費新学術領域研究(研究領域提案型)] 少数分子反応ネットワーク理論の構築-少数性

と階層性の観点からのモデリング-

(研究代表者冨樫祐一期間平成 23 年度~平成 27 年度 予算総額 87100 千円)

(1) 概要

細胞では分子数が1個から数万個と多種多様な成分が階層的に関与しあっている分子が数~

数十個程度になると「数」の離散性が顕著となりフィードバック回路等の動作不安定が誘発され

る一方こうした少数分子の離散性がシステムの可塑性適応性をもたらす重要な役割を果た

す可能性も示されている

本研究では少数分子性階層性に着目し1分子計測データなどから背後に存在する階層を

つなぐ高次反応ネットワークおよび分子の少数性離散性を抽出評価しつつ生命システムの特

質である高い動作安定性(頑健性)と適度な動作不安定性(可塑性適応性)の両立のメカニズム

を定量的に予測検証することが可能な新しい理論と汎用な解析基盤技術を開発する

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

少数個のドメイン(サブユニット)からなる分子機械においてドメイン間の協調動作に重要な

構造変化を介した情報伝達を粗視化分子動力学を用いて解析し情報の伝わる向きと強さを評価

したまた細胞などでの1粒子の拡散時系列から化学反応と関係した非熱的ゆらぎを評価する

手法を構成し計測解析に課される条件を明らかにした

少数性生物学に関する計測の多くは

データを解釈する以前に SN 比が低いた

めノイズの存在下観測量から背後に

存在する物理量の任意の関数値を抽出す

る解析方法などを開発したまた複数

の少数個の輝点から構成される動態の集

団挙動から各少数要素間のコヒーレンス

がどのように生起するかを定量化する情

報理論的枠組みを新規に考案した

引き続き領域内の実験研究者らと共

同で分子モーターのサブユニット間

分子間の協調動作転写因子による遺伝

子探索過程などをターゲットに生体に

おける少数性効果の検証を進めている

分子モーターなどでの化

学反応に起因する非熱的ゆ

らぎ(右下)を1粒子(中

央)の拡散時系列データから

評価する手法を開発した例

えば粒子に結合した少数個

のモーターの協同性の解析

などに応用可能である

[Shinkai amp Togashi EPL

105 30002 (2014)]

分子内部や隣接分

子間で構造変化を介

して情報が伝わる向

き強さ(図中矢印)

を評価した図はミオ

シンV分子モーターの

例[Duumlttmann et al Biophys J 102 542

(2012)]

155 [総務

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(研

千円

(1) 概要

無線機

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担当し

(2) 平成 25

本研究

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13 年度)まで

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- 23 -

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25 年度 予

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156 [CR

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(1) 概要

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- 24 -

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- 25 -

2 近における特記事項

21 特筆すべき事項

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府 SIP 戦略的イノベーション創造プログラムにおける革新的設計生産技術課題に以下の2件

が採択された

リアクティブ 3D プリンタによるテーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共

創に関する研究開発(研究担当者システム科学専攻 貝原 俊也教授)

全体俯瞰設計と製品設計の着想を支援するワークスペースの研究開発(研究担当者計算科学

専攻 小野 謙二 客員教授)

(2) 工学研究科連携創造本部との共催による「産hArr学フォーラム-企業の実践に学ぶ-」を平成 26 年

11 月 21 日に開催した

【平成 25 年度(2013 年度)】

(1) システム情報学研究科 3 周年記念シンポジウム「知の統合による技術と社会の調和を目指して―学際

的融合研究の推進―」を平成 25 年 2 月 5 日に開催した

(2) イタリアIASI-CNR(Institute for Systems Analysis and Computer Science ndash National Research

Council)と学術交流協定を締結した

(3) フランスインサリヨン工科大学と学術交流協定を締結した

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) スーパーコンピュータ π-computer(富士通 PRIMEHPC FX-10)を導入

平成 24 年神戸大学統合研究拠点にスーパーコンピュータ「京」に代表される大規模シミュレ

ーション教育に資するため「京」とほぼ同一のアーキテクチャを有するスーパーコンピュータ

PRIMEHPC FX-10 を導入した総経費 180000 千円

(2) 理化学研究所計算科学研究機構との共同研究を開始

平成 24 年 5 月 15 日に理化学研究所計算科学研究機構と神戸大学の間で締結した計算科学計算機

科学分野における連携協定に基づき2 つの共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」および

「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」を開始した

共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」においては小規模問題を主な対象とし数万コ

アを活用して固有値を超高速に計算できるライブラリの開発を目指す神戸大学で試作しているブロ

ックヤコビ法と呼ばれるアルゴリズムに基づく固有値計算コードをスーパーコンピュータ「京」上で

適化し性能評価に基づく改良を行う

共同研究「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」ではスーパーコンピュータ「京」で実

行される大規模な計算機シミュレーションの出力データから特徴的な現象を探索し理解するため

- 26 -

のマルチモーダルな可視化技術の研究を π-CAVE を用いて行う

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 没入型 3 次元可視化システム π-CAVE を導入

平成 23 年 6 月神戸大学統合研究拠点 計算科学計算機工学研究プロジェクトに計算機シミ

ュレーション結果の 3 次元可視化による解析を推進するため没入型 3 次元可視化システム π-CAVE

を導入した本システムは一般公開され1000 名を越す見学者があった総経費 122000 千円

(2) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

特別経費(プロジェクト分)として「計算科学におけるデータ可視化研究拠点の形成」が採択さ

れた本課題では計算科学のあらゆる研究分野のためのインフラである可視化システムの充実を

図り空間と時間の大規模 4 次元シミュレーションデータ可視化のための先進的アルゴリズムの研

究開発とその実装法を開発し全国の計算科学の研究と教育に寄与することを目的としている平

成 23 年度-平成 27 年度総経費 120540 千円

(3) FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナーの開催

平成 24 年 1 月 23 日-1 月 29 日の 7 日間FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナー「強制法の視

点からの集合論(Forcing in Set Theory)」を開催した

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 大学院システム情報学研究科の新設

平成 22 年(2010 年)4 月 神戸大学にシステム科学情報科学計算科学の 3 専攻から成るシス

テム情報学研究科を新設した

(2) 協定講座と連携講座の開講

システム情報学研究科計算科学専攻では京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学

名古屋大学筑波大学の 5 大学と協定を締結し本学の学生のみならず全国の大学生に対して計算

科学の教育を開始したまた地球シミュレータを有する独立行政法人海洋研究開発機構および

独立行政法人理化学研究所と連携講座を組織し計算機シミュレーションの応用分野における 先

端の研究テーマを教育するための各研究機関の研究者および大学教員との強力な教育研究推進体

制を構築した

(3) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

「工学と保健学医学の学際連携による斬新な「健康工学」創成 -高度生体計測と超大規模計算を

用いたヒトの認知運動機能超高速超大規模計算-」が採択された平成 22 年度-24 年度

- 27 -

(4) 神戸大学統合研究拠点における計算科学に関する 3 つのプロジェクトが採択

平成 23 年 3 月ポートアイランドに設置された神戸大学統合研究拠点においてシステム情報学研

究科の 3 つのプロジェクトが採択された

22 競争的資金の獲得

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術において研究課題「テ

ーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共創に関する研究開発」を受託

3D プリンタによるテーラーメイド化が困難であったラバー製品について地域産業であるシュー

ズを取り上げ多様なユーザとの IoV (Internet of Values)環境を構築してインタラクティブな価値

流通に基づく超デライト設計生産システムを開発するとともに熱可塑成形と架橋のトレードオ

フを解決しリアクティブ 3D プリンタマシンとその素材を研究開発する期間平成 26 年 10 月

-平成 28 年度 予算総額218231 千円

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自

立分散エネルギーシステム技術の実証研究」を受託

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究を展開するための環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業

の研究課題「離島漁村における直流技術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究(研

究代表者神戸大学)」を受託した平成 24 年度-26 年度総経費 554350 千円

(2) 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に参画

我が国が抱える種々の社会的課題を 先端の情報技術を駆使して解決すると共に社会の新たな

価値や産業の創出を情報技術の応用を通じて行える人材の 育成を目指し分野や地域の枠を越えた

産学の協働ネットワークを構築し多くの優秀な学生を育成すると共に実践的情報教育の知見を

蓄積し広く普及させることを目的とした文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネット

ワーク形成事業」に参画した本プログラムは全国に展開した 15 校の連携校が中心になりベン

ダーユーザ企業の協力のもとで開発し実行する平成 24 年度-28 年度総経費 約 25 億円

分担金約 1 億円

(3) 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて

「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託し

- 28 -

た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

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【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

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23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

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Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

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(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

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32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

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業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

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4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

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(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

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(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

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Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 3: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

- 3 -

先端計算科学講座(理化学研究所計算科学専攻)

応用計算科学講座(海洋研究開発機構計算科学専攻)

大規模計算科学講座(理化学研究所計算科学研究機構計算科学専攻)

(2) 協定講座

計算科学の研究分野において習得すべき広範な内容について体系的かつ専門的な教育を実践す

るために5 大学(京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学名古屋大学筑波大学)と

の間で連携教育協定を締結し本研究科のカリキュラムを補完する協定講座を構成している

平成 23(2011)年度からは研究集会「協定講座シンポジウム」を開催し計算科学に関する

テーマについて広く議論する機会を設けている

第 1 回協定講座シンポジウム平成 24 年 2 月 17 日(金)

第 2 回協定講座シンポジウム平成 24 年 8 月 23 日(木)

第 3 回協定講座シンポジウム平成 24 年 11 月 29 日(木)

第 4 回協定講座シンポジウム平成 24 年 12 月 19 日(水)

第 5 回協定講座シンポジウム平成 25 年 9 月 30 日(月)

第 6 回協定講座シンポジウム平成 25 年 11 月 20 日(水)

第 7 回協定講座シンポジウム平成 25 年 12 月 2 日(月)

第 8 回協定講座シンポジウム平成 26 年 9 月 11 日(木)

第 9 回協定講座シンポジウム平成 26 年 12 月 2 日(火)

(3) 情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業

平成 18 年度から 4 年間実施した IT 人材を育成するための教育拠点の形成事業「先導的 IT スペシ

ャリスト育成推進プログラム」の成果を基に平成 24(2012)年度から平成 28(2016)年度の 5

年間「情報技術人材育成のための実践的教育ネットワーク形成事業(総額 6 億円神戸大分担 2 千

万円年)」に全国 15 大学による連携大学のひとつの拠点として参加している

(4) 理化学研究所計算科学研究機構との連携

わが国が誇るスーパーコンピュータ「京」を有する国立研究開発法人理化学研究所計算科学研究

機構と神戸大学は平成 24(2012)年 5 月 15 日に連携協定を締結し計算科学及び計算機科学

分野における連携を推進しているこの協定では両機関での共同研究や人材育成を通してわが

国の科学技術学術の進展及び地域振興への貢献を目指している

14 大型プロジェクトの実施

システム情報学研究科では科学研究費助成事業における基盤研究各省庁における外部資金を獲

得しそれらを実施している科学研究費助成事業のうち基盤研究 A基盤研究 B総経費 1 億円を

超える大型プロジェクトなどに関する事業概要と平成 26 年度までの成果を以下にまとめた

141 [科研

構成

(研

(1) 概要

本研究

技術の確

ローブ

して(

面から

ールを搭

究は東

(2) 平成 26

サイ

ローブ

プを開発

01mm

した

秘密情報

本研究

VLSI C

(3) 関連す

① IC

② 情報

研費基盤研

成法と実証

研究代表者

究はサイド

確立を目指

の接近を電磁

(2)暗号モジ

その構成理論

搭載したプ

東北大学電

6 年度(201

ドチャネル攻

を検知する

発したサイ

m 以内に接近

開封された状

報の不正な覗

究成果につい

Circuits 201

る報道発表

カードのぞ

報通信機器を

研究 A] 暗号

永田 真期

ドチャネル攻

している研

磁界の変動

ジュールの電磁

論を構築する

ロトタイプに

電気通信大学

14 年度)まで

攻撃センシン

LC 発振回

イドチャネル

近した場合に

状態の IC チ

覗き見を防止

いて当該分

14 IACR CH

ぞき見検知セ

をサイドチャ

号 VLSI の電磁

期間平成 2

攻撃への耐性

研究初年度に

として検知す

磁波セキュ

ること(3)サ

により実証す

学神戸大学

での成果

ング手法の開

回路を用いたセ

ル攻撃の実験

にLC 発振回

チップにおけ

止できると考

分野において

HES 2014)で

ンサを開発

ャネル攻撃か

- 4 -

磁波セキュ

26 年度~平

性を有し高

において(1

するサイドチ

リティ対策技

サイドチャネ

すること等

学(研究代表

開発に関して

センサ設計指

験環境を構築

回路の周波数

ける攻撃を検

考えられる

て 重要と位

で発表しC

(日刊工業新

から守れ(E

リティを確保

平成 28 年度

高度に電磁波

1)サイドチャ

チャネル攻撃

技術に関して

ネル攻撃対策

等を三年間の

表者)の共同

て暗号コア

指針を導出す

築し電磁界

数が 1以上変

検知できるこ

位置づけられ

CHES 2014

新聞 20146

Economic Ne

保するサイド

予算総額

セキュリテ

ャネル攻撃で

撃センサを開

て環境電磁工

策技術の有効

の計画で研究

同研究体制の

ア近傍に接近

するとともに

界マイクロプ

変化し優位

とから例

れる国際会議

Best Paper

620 朝刊)

ews online

ドチャネル攻

42510 千

ィを保証する

で使用される

開発した本

工学および暗

効性について

究を進めてい

のもとで推進

近する電磁界

に初期プロト

プローブが暗

位に検知でき

えば IC カー

議(IEEE Sym

r Award を受

2014926)

攻撃センサの

千円)

る暗号 VLSI

るマイクロプ

本技術を核と

暗号工学の両

て暗号モジュ

いるこの研

進した

界マイクロプ

トタイプチッ

暗号コアから

きることを示

ードにおける

mposium on

受賞した

I

n

- 5 -

142 [科研費基盤研究 B]コンテンツアウェアネスによる人と機械のコミュニケーション及び学習

に関する研究

(研究代表者有木康雄期間平成 26 年度~平成 28 年度 予算総額 12720 千円(うち

間接経費 1920 千円))

(1) 概要

人どうしのコミュニケーションに比べ人と機械例えばロボットやエージェントとのコミュニ

ケーションでは人の意図が伝わりにくくコミュニケーションを取ることが難しいこの理由は

音声認識の問題だけではなく話の対象になっている物を機械が認識できていないからである

話の対象に関して共通の認識を持つことによりコミュニケーションは成立するこの話題に関す

る共通の認識をコンテンツアウェアネスと呼ぶ本プロジェクトではこのコンテンツアウ

ェアネスを取り入れることにより人と機械のコミュニケーションを円滑に行う方法について研究

する

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

物体や状況の高精度な認識方法と対象に関する共通知識を用いた音声対話の有効性について研

究を行った実施した研究内容を以下に述べる

(a) 「この本読んだ」といった音声対話タスクでは本という具体的な対象物を認識して対話

を展開するため特定の本を認識する必要がある従って「画像による特定物体認識を行っ

てその物体に関する情報を検索して提示する課題」を研究した

(b) 「湯呑にお茶入れて」といったタスクでは急須と湯呑を探索しその後の処理操作を行う必

要がある従って「画像による一般物体認識を行って探索しその物体を処理操作する課題」

を研究した本研究ではディープニューラルネットワークの一種である Convolutional

Neural Network (CNN)によって一般物体認識を行った

(c) 「書くものを持ってきて」「乗り物はどれ」「水を入れることができるものは」といったタス

クを実施した物体を DPM によりパーツに分解しその後機能を発現するために必要なパ

ーツを特定した機能ごとに学習したモデルを用いてパーツを評価し物体画像のスコアを

算出した(下図)複数の機能のうちどの機能を物体が有するかを判定するために

one-vs-rest 法を用いてマルチクラスの分類を行った

- 6 -

- 7 -

143 [科研費基盤研究 B] 社会規模での大規模コーパス収集による映像検索エンジンの再構築

(研究代表者上原邦昭期間平成 26 年度~平成 28 年度予算総額16340 千円(うち間

接経費 2640 千円))

(1) 概要

映像にタグ付けを行える際何種類もの物体に関して全ての映像に人手でアノテーションする

ことは非現実的であるそこで能動学習に基づいて物体認識の精度向上に有用な映像を取捨選

択しながら効率的に物体認識の精度を向上させるようにしているが完全な認識モデルの構築は

不可能であるそのためこのような不確実な(エラーを含む)認識モデルを用いて映像検索を行

うと多数の誤検索や検索漏れが発生する本研究では認識モデルの不確実性を考慮して検索

対象の映像がクエリに適合するか否か推論する映像検索エンジンを開発することを目標としている

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

平成 26 年度は各物体の認識モデルの評価値に対して物体が出現している映像と出現していな

い映像の密度比を推定し不確実性を定量化する手法を開発した本研究ではDempster-Shafer

(DS) 理論という無知量を表現するための確率論を基礎としている従来の確率論では物体が出

現しているかどうか分からない無知状態は2つの確率変数 A(ppearance)D(isappearance) に確

率 05 を割り当てて表現することしかできなかったこれに対してDS 理論を用いれば確率質量

関数により無知状態を表す AD という「確率変数の部分集合」にも確率を割り当てて物体認識

の不確実性を詳細に表現できるようになる具体的には各物体の認識モデルに対して無知状態

に対する確率すなわち不確実性を算出する言い換えると認識モデルの評価値に対して物体

が出現している映像と出現していない映像の密度の比を推定し不確実性を定量化するさらに

不確実性を用いて各映像に対する認識モデルの評価値の整合性を検証するそして認識モデル

が誤っている映像と物体(タグ)を特定するこの映像とタグのペアの真偽をユーザに判定しても

らようにして効率的に高精度な認識モデルを構築できることを示した

本年度に行った研究は既に Multimedia Data Mining and Analytics という書籍の中の 12 章と

して出版されている本章は近年の Multimedia Data Mining 関係の研究者の中で際立った成果

を挙げた研究者として招聘されて執筆したものであるしたがって世界的にも研究が認められつ

つあることを示しているこのほかにも2件の海外雑誌2件の国際会議発表と十分な実績であ

ると思われる今後の課題としては平成 26 年度に定量化された不確実性を導入して 尤推定を行

い認識モデルの評価値の整合性を検証し不確実な物体認識の結果から認識モデルの精度を

も向上させる見込みのある映像と物体を特定する手法を開発するDS 理論の問題点の一つとして

確率質量関数の定義方法がある確率質量関数を定義するために各物体のあらゆる部分集合に対

して訓練データを用意することは困難であるこのことは部分集合に含まれる各物体が出現して

いるかどうかを全ての訓練データに対してアノテーションすることが事実上不可能であることを

意味しているしたがって集合論的解釈による認識モデルの構築方法を変更し確率質量関数の

導出を回避することを検討する

144 [科研

的相

(研

費 3

(1) 概要

かぐや

太陽風

それ以

含めた

100km

3 次元全

見を得

(2) 平成 26

プラ

磁気異

い磁場

が形成

と磁場

の大き

荷分離

での局所

磁化と

けるこ

ダイポー

磁場圧

界層電

マ半径

により

おける電

いては

運動が顕

逆に夕

である

電子ド

すなわ

電子電流

するこ

研費基盤研

相互作用の研

研究代表者

3960 千円を

や衛星によ

の相互作用が

下でありこ

解析が必須

m までの領域

全粒子シミュ

6 年度(201

ズマ粒子シ

常のように

構造におい

されることを

の釣り合い点

いイオンと

が生じその

所電場によ

みなされる

とを明らかに

ール磁場が圧

縮領域で電

流が流れそ

程度である

明らかにした

電子電流構造

朝側から夕

顕著であるが

方側から朝

ことを明らか

リフト運動

ち磁気異常

流の渦的構造

とを明らかに

研究 B] 3

研究

臼井英之

を含む))

り月面近傍で

が強く示唆

この相互作用

須であるそ

域に着目し

ュレーション

14 年度)まで

ミュレーショ

にイオンラー

いてもメソス

を明らかにし

点近傍におい

磁化された

の結果生じる

り本来この

イオン流も

にしたまた

圧縮される点

電子のドリフ

その領域の厚

点も粒子シ

た特に磁気

造について

方側に向か

が中高緯度

朝側に向かう

かにしたこ

の構造によ

常上空の南北

造が見られ

にした

次元全粒子

期間平成

での太陽風イ

されている

用の本質的理

こで本研究

そこでの小型

ン解析を実行

での成果

ョンにより

ーマ半径より

スケールの磁

した太陽風

いてラーマ

た電子との間

る磁気異常

のスケールで

も大きく影響

たそこを中

点および

フト運動によ

厚さは電子の

シミュレーシ

気圏前面境界

低緯度領域

かう電子ドリ

度領域におい

電子の流れ

このような二

り磁気圏層間

北両半球にお

電子熱化に

- 8 -

シミュレーシ

成 23 年度~平

イオン反射や

磁気異常の

理解には MH

究では特に

型磁気圏形成

行し月面磁気

月面

り小さ

磁気圏

風動圧

マ半径

間で電

常上空

では非

響を受

中心に

その

よる境

のラー

ション

界層に

域にお

リフト

いては

れが主

二層の

間側

おいて

に寄与 3

ションによる

平成 26 年度

や粒子加熱が

のスケールは

HD 近似では

にイオンスケ

成とそれに関

気異常領域の

3 次元粒子シ

と磁気圏境界

る月面磁気異

度予算総額

が頻繁に観測

は太陽風イオ

はなく太陽風

ケールから電

関連した宇宙

のプラズマ環

シミュレーシ

界層電子電流

異常と太陽風

額17160 千

測され月面

オン慣性長と

風プラズマの

電子スケール

宙プラズマ現

環境について

ションモデル

流図(下図)

風の運 動論

千円(間接経

面磁気異常と

と同等または

の粒子効果を

ルを含む高度

現象について

ての詳細な知

ル図(上図)

145 [科研

(研

(1) 概要

本プ

に対し

はテ

ークデ

たとえ

いる状況

定する

題とし

(2) 平成 26

大規模

および

並列ア

定手法

マルチ

の依存

在変数

データ

NIPS

ネット

係を予

デルを

を用い

研費基盤研

研究代表者

ロジェクトで

て低次元の潜

キストデー

ータにおいて

ば所与の木

況を指す以

ことで様々

て情報の検

6 年度(201

模データ解析

び階層ディリ

アルゴリズム

法により予

チモーダルデ

存性を的確に

数モデルを提

タに適用し

S に採録され

トワーク解析

予測すること

を高速かつ的

いた評価実験

Symmetric

研究 B] 大規

江口浩二

では内部構

潜在表現をベ

タにおいては

ては各頂点ま

木構造やネ

以上に述べた

々な問題の解

検索推薦

14 年度)まで

析 潜在変数

リクレ過程

ムを開発し

予測性能を維

データ解析

に捉えつつ次

提案した提

有効性を示

れた

析 大規模

とを目的とし

的確に推定す

験により提

c Correspond

規模構造デー

期間平成

構造または外

ベイズ統計学

は各トークン

または辺が属

ットワーク構

たような複雑

解決に利用可

予測と時系

での成果

数を用いた統

(HDP)に関

クラウド環

維持しつつ高

複数の表現

次元削減を実

提案モデルを

示した研究成

で時間的変化

して混合メ

する忘却型パ

提案手法の有

dence Topic M

- 9 -

ータに対する

成 23 年度~平

外部構造を持

学により推定

ン(単語)が

属性で特徴づ

構造における

雑な構造をも

可能な「知識

系列解析に着

統計的データ

関して大規

環境などを用

高い効率性が

現からなるマ

実現する Sym

を多言語テキ

成果の一部は

化を伴うネッ

メンバシップ

パーティクル

有効性を示し

Models によ

確率モデル推

平成 26 年度

持つテキスト

定する技術を

が属性で特徴

づけられたも

る各頂点にテ

もつ大規模な

識」を抽出す

着目した

解析手法で

規模データの

いた評価実験

が実現するこ

マルチモーダ

mmetric Cor

ストデータ

は機械学習分

ットワーク表

プブロック

ルフィルタを

した

よって推定され

推定に基づ

予算総額

トデータやネ

を開発した

徴づけられた

ものを指す

テキストデー

なデータから

することを目

ある潜在的デ

のために高速

験を行った

とを明らかに

ダルデータに

rrespondenc

(下図)やア

分野のトップ

表現の潜在構

クモデル(M

提案した社

れたトピック

く知識の創出

19240 千

ネットワーク

ここでいう

たものを指し

また外部

ータ群が割り

ら低次元の潜

目指し具体

ディリクレ配

速な推定を実

その結果

にした

に着目しデ

ce Topic Mo

アノテーショ

プカンファレ

構造を推定し

MMSB)なる

社会ネットワ

クの言語バイ

出と活用

千円)

クデータなど

う内部構造と

しネットワ

部構造とは

り当てられて

潜在表現を推

体的な応用問

配分法(LDA

実現する分散

提案した推

データ表現間

odels なる潜

ョン付き画像

レンスである

し未知の関

る潜在変数モ

ワークデータ

アス

A)

- 10 -

146 [科研費基盤研究 B]分子表面の三次元データマイニングによるタンパク質機能知識の創出

(研究代表者大川剛直期間 平成 24 年度~平成 28 年度予算総額 17550 千円(うち間

接経費 4050 千円))

(1) 概要

タンパク質分子表面データに対する三次元データマイニング技術を開発する分子表面を三次元

画像と見なすことで局所特徴量を保持するノードと分子構造上の特徴をもとに得られるエッジか

ら構成される複合構造グラフ表現を導入しタンパク質局所部位の特性や分子構造変化を考慮した

頻出パターン発見を実現するさらに特徴点集合に対する網羅的なマイニングのための高速化技

法についても検討する

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

(a) タンパク質分子表面を点群画像として表現し曲率に基づく特徴点抽出および周辺点群との関

連から特徴量を記述する手法を検討したこれをもとに高速パターンマッチングが可能なメモ

リ型プロセッサを想定しシミュレータ開発を通して局所部位間の網羅的比較を試みた

60 種類のタンパク質に対する実験により特定のタンパク質群に固有な特徴的部位の存在が

確認されるなど重要な知見が得られた

(b) タンパク質分子表面をグラフ表現し結合部位予測問題を 適グラフ発見問題として定式化す

るとともに類似頂点集合を 1 つの頂点に集約して再構成した抽象グラフを利用することで

処理の効率化を達成した37 種類のタンパク質を対象とした実験の結果予測に要する時間

を約 70に短縮することに成功した

(c) タンパク質の機能に関する知見の評

価および実験用データセットの準

備を目的としてタンパク質構造解

析文献から関連文献を検索する手法

を提案した既存データベースの活

用により機能の観点からの関連性

に基づく検索を実現した

147 [科研

イナ

(研

接経

(1) 概要

高解像

領域で

ードを

するた

ダイナ

ーショ

(2) 平成 26

現実

ン格子

ン格子

いう特徴

3次

いて対話

た(下左

話的可視

複数の可

太陽

ョンモデ

く回転す

明らか

らかに

研費基盤研

ナモ機構解明

研究代表者

経費 4590 千

像度の計算機

の地球ダイナ

更に発展させ

めにバーチ

モシミュレー

ンを行う

6 年度(201

実的な地球ダ

を発展させ

を開発した

徴をもった球

次元可視化技

話的に地球ダ

左図)この

視化ソフト

可視化ソフ

陽ダイナモシ

デルにより

する赤道加速

にしたこと

したことであ

研究 B] 次世

陰山聡期

千円))

機シミュレー

ナモ機構の解

せ現実的な

チャルリアリ

ーションの知

14 年度)まで

ダイナモ計算

その弱点

イン=ヤン

球ジオメトリ

技術について

ダイナモシミ

のソフトウェ

Multiverse

トの中心的な

シミュレーシ

以下の二つ

速が見られる

(下右図)

ある

世代スパコン

期間平成 23

ーションと先

解明をめざす

な地球ダイナ

リティ(VR)

知見を活かし

での成果

算には内核の

(中心付近が

ン=ゾン格子は

リ向けの汎用

は神戸大学

ミュレーショ

アは一般

に発展した

な機能である

ョンは予想以

つの成果が得

る状態とそ

もう一つは

- 11 -

ンと 3 次元可

3 年度~平成

先進的な 3 次

す独自に考

ナモシミュレ

)技術を用い

し太場磁場

の影響を正確

が解けないこ

は並列数が

用計算格子で

学統合研究拠

ョンデ一タを

般的な没入型

た現在では

以上に進展

得られた一

その逆の状態

対流層底部

可視化技術に

成 27 年度

次元可視化技

考案したイン

レーションを

いた 3 次元可

場の起源解明

確に取り込む

こと)を克服

が上がれば上

である

拠点に設置さ

を解析するソ

(CAVE 型)

GeomagF

し新たに開

一つは対流

態がロスビー

部に自発的に

による現実的

予算総額

技術を組み合

ン=ヤン格子に

を実行する

可視化手法を

明を目指した

必要がある

服した新しい

上がるほどメ

された没入型

ソフトウェア

)VR 装置に

Field は Mul

開発した太場

流層の赤道部

ー数を指標と

に速度シア層

的低粘性領域

15300 千

合わせること

に基づく地球

その出力デ

を開発する

た太場ダイナ

このために

い計算格子イ

メモリ効率の

型 VR 装置π

アGeomagFi

に汎用的に利

ltiverse に組

場ダイナモシ

部分が自転速

として分けら

層が形成され

域での地球ダ

千円(うち間

とで低粘性

球ダイナモコ

データを解析

また地球

ナモシミュレ

にイン=ヤ

イン=ヤン=ゾ

のよくなると

-CAVE を用

eldを開発し

利用できる対

組み込まれた

シミュレーシ

速度よりも早

られることを

れることを明

- 12 -

148 [科研費基盤研究 B] 分光学的精度を目指した分子軌道プログラムの高度生成

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 26 年度 予算総額 19760 千円)

(1) 概要

F12 結合クラスター理論を出発点にして動的自動生成の開発を行う動的自動生成は以下の 3

つのステップからなる

1)稼働方程式の自動生成2)演算子の並び換えによる複数ルートの探索と演算量の 適化3)異な

る数値演算法に対する自動チューニング

これらの手法を拡張し①基底状態のための理論(高次 F12 結合クラスター理論高次 F12 摂動

論)②励起状態のための理論(高次 F12 結合クラスター線形応答理論)③ポテンシャル面とための

理論(高次 F12 多参照 CI 法高次 F12 多参照結合クラスター理論)④物性計算(超分極率解析

的エネルギー勾配法等)へと発展させる大規模計算を可能にするための原子積分を用いた方法や

局所電子相関法も考慮にいれる更に自動生成のマクロを 2 成分と 4 成分の相対論的電子状態理

論に拡張する分光学的精度を得るための各種微細効果補正を行う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

結合クラスター理論については方程式をストリングスと呼ばれる整数列のシンボリック表現を

用いることにより高次の励起までを含む結合クラスター理論の方程式導出を自動化した生成さ

れた整数列をもとに整数列の並び替えによる 適化を含む Fortran90 形式の計算プログラムの自

動生成を行ったまた四成分相対論による MP2-F12 法と拡張された論理推進演算子による

MP3-F12 法分子求積法に基づく F12 法の超並列アルゴリズムの開発を行った更にイオン化ポ

テンシャルを高精度で見積もる露わに電子相関を考慮したダイソン方程式や任意の励起状態を高精

度に計算するための有効ハミルトニアンによる量子モンテカルロ法の研究も進めた

(a) 結合クラスターコードの自動生成

結合クラスター(CC)理論の自動生成ではダイアグラムのシンボリック表現を用いた中間状態の

生成と演算子の並べ替えを考慮に入れた 適化を行った更にキャッシュ効率を 大限に活用す

るためにDGEMM を用いた計算プログラムに対する自動生成器への拡張を行ったこの時必要

に応じて CC 計算に含まれる行列積演算配列要素が含む交換や配列の次元操作などの前処理を行っ

た一例として12 スレッドを用いたcc-pV5Z 基底を用いた Ne 原子の CCSD 計算の処理時間の

分布を図1に示すこの基底関数系では非占有軌道の 4 乗(V4)に比例する短縮ステップが計算の

ボトルネックである中間体の計算に対して 適化を行った場合(I)と和の制約を取り込んだ場合(IR)

いずれにおいてもこれらのステップがボトルネックと成っている事が分かる一方クラスター

振幅と二電子積分を大きな行列と見なしDGEMM の実装を行った場合は 大で 60 倍もの高速

化が達成され大幅な性能の向上が見られた自動生成器の多参照 CC 法と近似的な CC-F12 法への

拡張も視野に入れた開発を行った

- 13 -

(b) 四成分相対論 F12 法の開発

ディラッククーロンハミルトニアンを用いた四成分相対論ハートリーフォック法の実装に次

いで四成分 MP2-F12 法の開発を行ったノーペア近似に対する新規の強直交化射影演算子を提案

し更にヒレラ-スエネルギー汎関数に対する直接摂動論を適用する事により電子間のカスプ条件

を満たす新規の Ansataz を構築しMP2-F12A(SP)法の範囲の実装を行った

(c) 新規な露わに相関した高次摂動論の開発

高次の摂動効果を F12 理論で取り込む為に従来の結合クラスターラグランジアンに基づく展

開法と異なる拡張された論理推進演算子による定式化を行いMP3-F12 法で収束性を数値的に確認

した新しい展開法は従来の手法と比較してより速やかな収束性が得られる事と4 次以上の高次

相関でも F12 の寄与を取り込めるという優位性がある事が示された

149 [受託

ーメ

(研

ち間

(1) 概要

3D プリ

を取り上

通に基づ

を解決

(2) 平成 26

託研究(内閣

メイドラバー

研究代表者

間接経費 28

リンタによる

上げ多様な

づく超デライ

しリアクテ

6 年度(201

ユー嗜好

閣府戦略的

ー製品の設計

貝原俊也

464 千円))

るテーラーメ

なユーザとの

イト設計生

ティブ 3D プ

14 年度)まで

超デライ

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ーザ計測分析 調査モデル化

デー

的イノベーシ

計生産と社会

期間平成

イド化が困

の IoV (Inte

生産システム

プリンタマシ

での成果

イト設計生

アクティブ3

デザイン

ータベース

部品サ

- 14 -

ション創造プ

会経済的な価値

26 年 10 月

困難であった

ernet of Valu

ムを開発する

シンとその素

生産システム

3D プリンタ

Inter

商品デー設計

サプライヤ

部品製

プログラム)

値共創に関す

~平成 28 年

ラバー製品

ues)環境を構

るとともに

素材を研究開

ムのフレーム

タ試作機の仕

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生産現

発注 ータ

製品在庫

生産

CPS

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年度 予算総

について地

構築してイン

熱可塑成形

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仕様策定

現場

ユー販売

データ

産機械

設計生産技術

総額2182

地域産業であ

ンタラクティ

形と架橋のト

ーザ 売店

ベース

配送

IOT

術)] テーラ

231 千円(う

あるシューズ

ィブな価値流

トレードオフ

- 15 -

1410 [外部資金課題 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業]離島漁村における直流技

術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究

(研究代表者玉置 久期間平成 24 年度~平成 26 年度予算総額554350 千円(うち間

接経費22136280 千円))

(1) 概要

地球温暖化や自然災害への対応策の一つとして自立分散エネルギーシステムの重要性可能

性が再認識されているこのような背景のもと本実証研究は国の総合特区制度指定を受けた「あ

わじ環境未来島構想」においてエネルギー自立島を目指す離島「沼島」を実証の場とし直流給電

方式による電力変換ロスの低減ならびに自然エネルギーの有効活用をベースとした自立分散エネル

ギーシステム構築の実証研究を試みるものである実験を進めるにあたって(1) 高性能直流マイク

ログリッドシステムの開発(2) 高性能据置型およびモバイル型バッテリの開発(3) ダイナミック

プライシングによる電力消費抑制手法の開発(4) 全体システムの 適化手法の開発をサブテーマ

として設定している

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

昨年度までに設計開発設置を済ませた直流マイクログリッドシステムおよびダイナミックプ

ライシング環境をもとに本年度は実証研究を本格的に遂行した(1) および (2) については直

流マイクログリッドシステムの電圧安定性および効率(電力変換効率エネルギー利用効率)(3) に

ついてはダイナミックプライシング(見える化を含む)による電力消費削減効果においてそれぞ

れ目標値を達成する結果が得られていることが確認されたまた(4) については実証実験による

結果を反映させる形で全体システムの 適構成(沼島全体をカバーする場合の 適設備導入量の試

算等)が示されたまたまたシミュレーションによる仮想実験を通して交流給電方式のシス

テムに比して目標とする CO2排出量削減を達成できることが確認された

- 16 -

1411 [高性能汎用計算機高度利用事業補助金「戦略プログラム」分野2新物質エネルギー創成] 重点

課題2電子状態動力学熱揺らぎの融和と分子理論の新展開

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 27 年度予算総額183188 千円)

(1) 概要

本重点課題の目的は電子状態動力学熱揺らぎの取り扱いをコアエレメントとして革新的な

発展を図りそれらの融和的な理解と練成に基づいた新しい分子理論を推進する事である超並列

計算環境を高度に活用する事によりこれまで取り扱いが困難であった複数の物理原理が絡み合う

実在系の分子科学を発展し物質設計生命エネルギー問題を基礎原理から解決する役割を担う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

(a) 高精度電子状態計算によるフラーレン誘導体の計算

露わに相関した二次の摂動論(MP2-F12 法)と分子求積 MP2 法に関しては前年度までに

GELLAN プログラムに超並列実装が完了しているH25 年度に開発および実装した分子間相互作用

エネルギーを正確に計算するための分母を制限した二次の摂動論(RD-MP2 法)と密度汎関数理論を

併用してH26 年度にはフラーレンの外部修飾に関する計算を更に進め一つのフラーレン分子に

は 大で三箇所に N-ヘテロ環状カルベンが結合しうることが計算によって示唆された複数のカ

ルベンを結合させると結合エネルギーが順次わずかに減少していくため複数個の N-ヘテロ環状カ

ルベンを結合させるためには実際の実験条件下では過量の N-ヘテロ環状カルベンを必要とするこ

とになり結合する個数の制御が難しく結果として目的である電子的性質の制御が難しくなるこ

とが想像されるそこで二つや三つの N-ヘテロ環状カルベンを一つの分子内に保有する分子の設

計を試みた予備的な計算により架橋部の結合距離をうまく設計すれば二箇所や三箇所でフラ

ーレンに結合できる N-ヘテロ環状カルベン分子を設計できる見通しとなったこのようなフラーレ

ン誘導体は一分子のカルベンが結合した分子とは電子的な性質が異なるため本結果は多様な電

子的な性質をもつフラーレン誘導体を精密に合成できる可能性を示したと言えるまたH26 年度

は上記の研究課題に加えて分子のイオン化ポテンシャルを二次の摂動論に基づいて正確に計算す

る露わに相関した二次のダイソン方程式法の開発も行った多環芳香族炭化水素やチオフェン分子

ポルフィリン分子など有機電子材料として使われるいくつかの分子に適用したところ密度汎関

数理論や Hartree-Fock 法よりも実験値に近い良好な結果が得られたこのような有機電子材料のイ

オン化ポテンシャルを高精度に計算する手法は新しい分子の設計に貢献するものと期待される

(b) モデル空間量子モンテカルロ法の並列プログラム開発と光システム II のスピン状態の計算

強い電子相関を持つ系の電子状態計算を目的としたモデル空間量子モンテカルロ(MSQMC)法に

関しては昨年度に完成した MPIOpenMP 並列プログラムの高速化を行ったアルゴリズムやデー

タ構造を修正した中で も効果の大きかったのは各ノードが受け持つウォーカー数を計算中に

ダイナミックに平均化することによってより均等な負荷分散を達成したことである現在のアル

ゴリズムでは1000 モンテカルロステップ毎に各ノードに存在するウォーカー数を調べ平均よ

りも多い数が存在するノードから少ないノードに移動させることによってウォーカー数の平均化

- 17 -

を行っているウォーカーの通信による遅延が生じるが並列化効率が向上したことによって計算

は高速化され約2億のウォーカーを使用したクロム 2 量体の MSQMC 計算ではFCIQMC や DMRG

法による 善値と統計誤差内で一致する結果が得られた遷移金属水素化物の基底状態と励起状態

のポテンシャル曲線への応用ではMSQMC 法による様々なスピン状態の結合解離エネルギーは実

験値と良い一致を示したまた数千の電子配置(スレーター行列式)からなる P-空間を使用して

光システム II の活性中心(OEC)のモデル系について様々なスピン状態のテスト計算を行ったこ

の系では 低でもマンガンd軌道と酸素2p 軌道(合計35軌道)を考慮して P-空間に主配置を

生成しなければならないがこれらの全ての軌道を含めて初期 P-空間を決定することは不可能であ

るこのような場合にはMSQMC 計算中に Q-空間に存在するスレーター行列式の中で多数のウォー

カーを持つようになったものをP-空間に移動させるldquoプロモーションrdquoが本質的になる今回の

計算では限られたd軌道内の励起のみを含むスレーター行列式からなる初期 P-空間を使用して

MSQMC 計算を開始しプロモーションによって全てのd軌道と酸素2p軌道間の励起を含むスレータ

ー行列式を追加することによりP-空間の改善を行った様々な d 軌道間の励起を含む多数のスレ

ーター行列式が生成されMSQMC 計算の結果からはBroken-Symmetry(BS)DFT 法では計算できない

4重項スピン状態が低エネルギー領域に存在することが示唆された

(c) 光システム II の構造と電子状態の研究

光システム II(PS II) の活性生中心(OEC)であるマンガンクラスター(CaMn4O5) には第二配位圏からの

アミノ酸残基や水分子が存在し複雑なクラスター構造を形成している高分解能 X 線回折(XRD)構造ならび

に F Neese の最適化構造を基にした OEC と第二配位圏の周辺アミノ残基から成るモデル系に対して酸化

状態 S2 の全電子計算を行ったOEC は強相関電子系であり非常に複雑なスピン状態を有するこのような

系 に 静 的 電 子 相 関 効 果 を 取 り 込 む た め に Broken-Symmetry(BS) 法 を 適 用 し た 計 算 レ ベ ル は

UB3LYP6-31G(d)である得られたOECのBS解のうち低スピン解(Sz=12)の全電子エネルギーが最小で

次いで中間スピン解(Sz=52)の全電子エネルギーが小さかったS2 状態は電子スピン共鳴(ESR)測定からは

二重項が基底状態六重項が第一励起状態と帰属されておりSz=12Sz=52 の BS 解がそれぞれ対応す

ると考えられるBS 解はいずれもスピン混入が大きく静的電子相関効果が取り込まれていることも分かった

低スピン解に対してスピン密度を求め超微細構造定数の計算を行ったスピン密度はいずれもマンガンに

局在しておりHis332 が配位したマンガンの超微細構造定数が最大であった各マンガンの超微細構造定

数は電子minus核二重共鳴(ENDOR)測定結果と定性的に一致することが分かったさらに得られた BS 解を用い

て OEC に周辺のタンパク質を取り込んだモデル系に対して相互作用を分散させた並列フラグメント分子軌

道(FMO)計算を行った計算レベルは FMO-UB3LYP6-31G(d)であるペア相互作用解析を行うことによっ

て周辺タンパク環境が OEC に与える影響を定量的に評価することができた周囲 3Å程度離れたアミノ残基

(Glu329Val330 Ala351Leu352 など)までが OEC に電子的影響を与えており5Å程度以上離れたアミノ残

基(Arg357 Cl679Thr316Lys317 など)も静電相互作用による影響があることが示されたこのことから酸素

発生過程において第二配位圏のアミノ残基の寄与は重要であると考えられる周辺アミノ残基を含めたモデ

ル系に対してFMO-UB3LYP6-31G(d)レベルの構造最適化を行うことによってより精密な解析が可能である

と考えられる

- 18 -

図1TRECVID 2012 SIN (light) 部門で開発

された手法のランキング

15 平成 25 年度以前に終了したプロジェクトの成果

本節には平成 25 年度以前に終了したこれまでのプロジェクト成果を再掲する

151 [科研費基盤研究 B] 機械学習の枠組みに基づく映像検索システムの再構築

(研究代表者上原邦昭期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額20280 千円)

(1) 概要

本プロジェクトは映像例示型検索(QBE Query By Example)と呼ばれる映像検索技術に焦

点を当てたものであるQBE はクエリとして与えられた映像から色エッジ動きなどの特徴

量に基づいて与えられたショットと類似したショットを検索する手法である一方QBE は与

えられたショットとの類似度に基づく検索モデル(分類器)を学習するという観点から見れば機

械学習におけるldquo例からの学習rdquoと考えることもできるすなわちクエリに適合する映像としない映

像を識別するための分類器を構築する機械学習の問題とみなせることにもなるそこで事例

特徴量学習アルゴリズムデータ量といった機械学習の観点から QBE の改良について検討した

終的に大規模な映像データからクエリに適合する映像を高速かつ高精度に検索可能な手法を

開発したさらに開発手法を物体認識に応用して米国 NIST 後援の世界的な映像解析コンテス

ト TRECVID 2012 において世界 高精度を達成することに成功した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

本プロジェクトで開発した高速な SVM 学習テスト手法および高速な特徴量抽出手法を応用

してTRECVID 2012 Semantic INdexing (SIN)部門に参加した結果を示すTRECVID は映像検

索に関する競争型ワークショップでありそのうち SIN 部門では例えば「人」「車」「建物」と

いった人間にとって意味のある概念を大規模な映像データから自動認識する技術を競争すること

を目的としたものである図1の棒グラフはSIN (light)部門での本手法の認識精度(MAP)を表

している1 本の棒が 1 つの手法の認識精度を表し我々の手法は白抜きの棒で示しているこの図

から本プロジェクトで開発した映像検索技術は世界 25 の研究機関で開発された合計 91 手法の

中で 高精度を達成していることが分かるこれは本プロジェクトで開発された高速化手法によ

り他の研究機関よりも多くの学習例を用いて高精度な SVM を学習できたことおよび多くの局所

領域を考慮して精巧な特徴量を抽出できたことによるものである

- 19 -

Bottom Tier

NS3

NS4PFE

DPU

PFE

Top Tier

NS1

TSVs

NS2PFE

DPU

PFE

PFE Probing Front EndDPU Data Processing Unit (35kTr)NS Digital noise source (179kTr)

Tsamp

Vref

Dout

VsfoTargetSignal

PFE

152 [科研費基盤研究 B] 三次元積層VLSIにおける配線システムのインテグリティに関する研究

(研究代表者永田 真期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額19240 千円)

(1) 概要

三次元積層 VLSI システムにおける積層方向に延伸した配線システムのインテグリティ(完全性)

を指向する設計手法に向けてシリコンチップを貫通する配線構造であるシリコン貫通ビア(TSV)

とシリコン基板との電気的結合に関する実験的及び解析的な理解を追及したとりわけ三次元積

層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性に着目しノイズ結

合が TSV の物理配置や回路の動作周波数に強く依存することを①ノイズエミュレータ及びノイズ

モニタを搭載した三次元積層チップによるノイズ波形のその場評価②三次元配線システムとシリ

コン基板の等価回路の理論解析により明らかにしたこの研究はベルギーの研究機関である

IMEC との協力研究体制のもとで推進した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

三次元積層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性を評価

するためのプロトタイプチップを開発し(左図)そのノイズ結合が三次元積層構造の層内や層間に

おいて異なる周波数応答特性を示すことについてプロトタイプチップによる実験及び三次元積層

構造の等価回路による理論解析により示した(右図)両者はよく一致しており三次元積層 VLSI

設計における等価回路の有用性が示された

NS 1

NS 4

NS 2

NS 3 PFE

PFE

-70

-60

-50

-40

-30

-20

01 1 10 100 1000 104

S 12 p

aram

eter

(dB2

0)

Freq(MHz)

NS1-NS3NS1-NS2

NS3-NS4NS2-NS4

シミュレーション理論計算

層内結合

層間結合

低周波数 中周波数 高周波数

- 20 -

153 [文部科学省先導的創造科学技術開発費補助金「社会的システム改革と研究開発の一体的推進」]

企業を牽引する計算科学高度技術者の養成

(研究代表者賀谷信幸期間平成 22 年度-26 年度予算総額214381 千円)

(1) 概要

地域に集積するものづくり産業を次世代型製造業へ転換させるために企業内で 先端シミュレ

ーション技術の導入利活用を牽引するリーダーの養成を目指すシミュレーションの本質の理解

を目的にプログラム開発から既製アプリソフトの活用まで受講者に 適なテーラーメイドの

教育カリキュラムで指導するプログラム相談室の設置など手厚い指導体制で 先端スーパーコ

ンピュータを駆使し新産業を創出する人材を育成する

(2) 研究成果

(a) 進捗状況

本プロジェクトで も重要視されるデータは修了者数である本プロジェクトの申請時には修

了者の目標人数を毎年20名と設定したその修了者数の達成度がプロジェクトの評価となる

初年度は体制作りが主となり修了者を輩出するところまで及ばなかったが2年目でほぼ目標

人数を越えることができた4年目にして本プロジェクトの 終目標である100名を越えるこ

とができ3年目の中間評価でもA(採択6大学中2位)で評価された

(b) 人材養成プロジェクトの有効性

1) 養成修了人材が地域で活躍する仕組み

兵庫県には重工業関係をはじめ多くの製造業が集積し日本の産業界を担っているこれら

の企業からの受講者がシミュレーション手法を学び企業での製品開発や設計製作に貢献し

ている受講者の中には修了後もセミナーを受講したりシミュレーション相談室で問合せの

継続を希望していることから地域での活躍状況が分かり定着してシミュレーションを企業内

で牽引している具体的には基礎コース修了者から応用コースを希望している受講者が 4 名お

り現在テーラー相談を準備しているまた応用コースが修了した11名が継続して受講して

いる

① 企業経営者のシミュレーションへの理解

シミュレーションの必要性有用性を企業経営者に理解させることが企業でのシミュレー

ション活用の 短の方策と考え関西経済連合会神戸商工会議所などで経営者向けのセミナ

ーを開催しているまた神戸ポートアイランドの神戸大学統合研究拠点に多くの企業経営者

の見学があるその際本事業の説明を行い受講者の派遣を依頼しているまた神戸大学

に就職のために訪れる企業人事関係者に本事業を説明した結果3社の参加があった

② 養成修了人材に成功体験

企業のシミュレーション担当部署でシミュレーションによる実績を上げることが大変重要

であるシミュレーション手法の理解不足からシミュレーション利用を中断するケースが多く

見られる開発研究においてシミュレーションを用いた成功体験が重要で本事業の修了後の

指導継続が必要である

- 21 -

③ 計算機使用の貸与

シミュレーションにはプログラムによっては高速のスーパーコンピュータが必要である

神戸大学が所有する 20TFlops のスーパーコンピュータ富士通 FX-10 を企業に無償で利用を提

供している

2) 養成人材の活躍状況

本事業の波及効果として修了生の活躍状況が重要な指針となる事例として以下5例を示す

① 社内で開発していたプログラムが計算時間を 24 日から 8 日に短縮され社内での開発に活

用できる計算時間までに短縮できた

② 船舶からの排水システムに関して実験データとシミュレーション結果との相違を比較検討し

てシミュレーションの有用性を理解した今後の船舶の取水排水システムの設計にシミュレ

ーションが活用される

③ SPring-8 で観測されたデータ例を用いて逆モンテカル法を用いた解析手法を学んだその

結果社内で取得した SPring-8 での実験結果の解析に用いるために共同研究に進んだ

④ ガス分子の衝突過程にシミュレーションを適応した計算アルゴリズムの再検討とプログラム

の高速化を実現し商品開発に繋げた

⑤ 可視化のプログラムの利用法を習得しこれからのシミュレーション結果の説明解析に企業

で活用する

⑥ 他にこれから流体のシミュレーションを企業内で開始するための事前勉強等があり本事業

が企業内の開発研究に大きな効果をもたらしている

3) 波及効果

シミュレーション手法はあらゆる開発研究から株価予測などの社会現象まで幅広く活用され

ている研究手法であるこのシミュレーション手法は当然兵庫県の企業だけではなくあらゆ

る企業で利活用されるものであるこの人材養成は兵庫県関西圏のみならず北海道から九

州までの日本全国にそれぞれの人材育成拠点を設置すべきである日本の要所に計算科学の人材

育成拠点を設けシミュレーションを全国の企業に普及させれば日本でのプロダクトイノベ

ーションを誘起するものである本事業に関して関西圏外からも多くの問合せがあることから

も明らかである特に本事業の特徴であるテーラー相談室とシミュレーション相談室の運営方

法本事業で開発した e-ラーニングのコンテンツの共同利用やテレビ会議システムによる授業の

配信シミュレーションに熟達した教師のリストの共有などを提供することにより日本の各所

に計算科学の人材育成拠点を設けることができる

修了者数(平成 25 年度まで)受講者数(平成 25 年度) (単位人)

1 年目

(H22 年度)

2 年目

(H23 年度)

3 年目

(H24 年度)

4 年目

(H25 年度)

修了 0 38 43 29

初年度からの累計 0 38 81 110

申請時の修了者の

目標人数 20 40 60 80

- 22 -

154 [科研費新学術領域研究(研究領域提案型)] 少数分子反応ネットワーク理論の構築-少数性

と階層性の観点からのモデリング-

(研究代表者冨樫祐一期間平成 23 年度~平成 27 年度 予算総額 87100 千円)

(1) 概要

細胞では分子数が1個から数万個と多種多様な成分が階層的に関与しあっている分子が数~

数十個程度になると「数」の離散性が顕著となりフィードバック回路等の動作不安定が誘発され

る一方こうした少数分子の離散性がシステムの可塑性適応性をもたらす重要な役割を果た

す可能性も示されている

本研究では少数分子性階層性に着目し1分子計測データなどから背後に存在する階層を

つなぐ高次反応ネットワークおよび分子の少数性離散性を抽出評価しつつ生命システムの特

質である高い動作安定性(頑健性)と適度な動作不安定性(可塑性適応性)の両立のメカニズム

を定量的に予測検証することが可能な新しい理論と汎用な解析基盤技術を開発する

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

少数個のドメイン(サブユニット)からなる分子機械においてドメイン間の協調動作に重要な

構造変化を介した情報伝達を粗視化分子動力学を用いて解析し情報の伝わる向きと強さを評価

したまた細胞などでの1粒子の拡散時系列から化学反応と関係した非熱的ゆらぎを評価する

手法を構成し計測解析に課される条件を明らかにした

少数性生物学に関する計測の多くは

データを解釈する以前に SN 比が低いた

めノイズの存在下観測量から背後に

存在する物理量の任意の関数値を抽出す

る解析方法などを開発したまた複数

の少数個の輝点から構成される動態の集

団挙動から各少数要素間のコヒーレンス

がどのように生起するかを定量化する情

報理論的枠組みを新規に考案した

引き続き領域内の実験研究者らと共

同で分子モーターのサブユニット間

分子間の協調動作転写因子による遺伝

子探索過程などをターゲットに生体に

おける少数性効果の検証を進めている

分子モーターなどでの化

学反応に起因する非熱的ゆ

らぎ(右下)を1粒子(中

央)の拡散時系列データから

評価する手法を開発した例

えば粒子に結合した少数個

のモーターの協同性の解析

などに応用可能である

[Shinkai amp Togashi EPL

105 30002 (2014)]

分子内部や隣接分

子間で構造変化を介

して情報が伝わる向

き強さ(図中矢印)

を評価した図はミオ

シンV分子モーターの

例[Duumlttmann et al Biophys J 102 542

(2012)]

155 [総務

ルの

(研

千円

(1) 概要

無線機

電話)級

イズ計測

を行っ

するR

RF受信

東北大学

であり

担当し

(2) 平成 25

本研究

ムのソ

レベル

内部の

成功し

制技術

(3) 関連す

務省電波資

の低ノイズ化

研究代表者永

円)

機器内のR

級RFトラ

測ツールの開

たその成果

F処理部に混

信部を模擬

学(研究代表

神戸大学は

5 年度(201

究によりI

フトウェア

で診断する技

デジタル回路

た(右図)

の定量評価に

る報道発表

東北大学と

ノロジーon

HILS の手

経テクノロ

資源拡大のた

化技術の研究

永田 真期間

F部における

ンシーバを想

開発半導体

果としてIC

混入するノイ

した対策の効

表山口正洋

はICチップ

13 年度)まで

IC チップレ

シミュレー

技術を確立し

路によるノイ

当該の評価

に応用されて

神戸大学な

nline 2013

法を A-D 変

ジーonline

ための研究開

究開発

間平成 22 年

る高速信号伝

想定したTE

体と磁性体の

Cチップから

イズをそれぞ

効果検証によ

洋教授)神

プレベルのノ

での成果

ベルのノイ

ータを統合

した(左図)

イズ強度と通

価手段は半導

ている

どチップ上

1128)

変換器や RF

20130918

- 23 -

開発] 高速

年度~平成 2

伝送の品質を

EGチップの

の異分野技術

ら放射される

ぞれ10dB

より高速信

戸大学日本

ノイズ解析と

ズ結合のハー

携帯端末内

また第

通信スループ

導体と磁性体

上の磁性薄膜

回路のテス

8)

高品質な無

25 年度 予

を向上させる

の開発とノイ

術の協調によ

る特定周波数

B低減し更

信号伝送の品

本電気ルネ

と電磁界モデ

ードウェア

内部でのノイ

39 世代移動

プットの劣化

体の異分野技

膜で自家中毒

トに応用神

線通信実現の

予算総額(神戸

るためLT

イズ解析I

よる革新的な

数のノイズ

更にLTE級

質向上を明

ネサスエレク

デルの創出に

エミュレー

ズ発生と通信

動体通信(LT

化を関係づけ

技術の協調に

毒を抑制する

神戸大学が L

のための IC

戸大学契約分

TE(第3

ICチップレ

なノイズ抑制

及びノイズ

級移動通信端

らかにした

クトロニクス

に関する研究

ータと移動体

信への干渉

TE)を実例に

ける診断デー

による革新的

る技術を開発

LTE で有効性

C チップレベ

分) 224085

9世代携帯

レベルでのノ

制技術の確立

ズ源から近接

端末における

本研究は

スの共同研究

究開発を主に

体通信システ

を IC チップ

にIC チップ

ータの取得に

的なノイズ抑

発(日経テク

性を確認(日

5

156 [CR

SRA

(研

759

(1) 概要

ディ

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(a) 耐

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研究代表者

910 千円))

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セスばらつ

に対しマー

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6 年度(201

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6T SRAM セ

不良回避のた

細粒度QoB

シュメモリ)

自律型ディペ

場合)時にお

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スレベルの信

速で評価でき

メモリベース

き込みによる

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キャッシュメ

における性能

略的創造研究推

ジン不良

吉本雅彦

SIのディペ

きランダム

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- 24 -

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- 25 -

2 近における特記事項

21 特筆すべき事項

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府 SIP 戦略的イノベーション創造プログラムにおける革新的設計生産技術課題に以下の2件

が採択された

リアクティブ 3D プリンタによるテーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共

創に関する研究開発(研究担当者システム科学専攻 貝原 俊也教授)

全体俯瞰設計と製品設計の着想を支援するワークスペースの研究開発(研究担当者計算科学

専攻 小野 謙二 客員教授)

(2) 工学研究科連携創造本部との共催による「産hArr学フォーラム-企業の実践に学ぶ-」を平成 26 年

11 月 21 日に開催した

【平成 25 年度(2013 年度)】

(1) システム情報学研究科 3 周年記念シンポジウム「知の統合による技術と社会の調和を目指して―学際

的融合研究の推進―」を平成 25 年 2 月 5 日に開催した

(2) イタリアIASI-CNR(Institute for Systems Analysis and Computer Science ndash National Research

Council)と学術交流協定を締結した

(3) フランスインサリヨン工科大学と学術交流協定を締結した

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) スーパーコンピュータ π-computer(富士通 PRIMEHPC FX-10)を導入

平成 24 年神戸大学統合研究拠点にスーパーコンピュータ「京」に代表される大規模シミュレ

ーション教育に資するため「京」とほぼ同一のアーキテクチャを有するスーパーコンピュータ

PRIMEHPC FX-10 を導入した総経費 180000 千円

(2) 理化学研究所計算科学研究機構との共同研究を開始

平成 24 年 5 月 15 日に理化学研究所計算科学研究機構と神戸大学の間で締結した計算科学計算機

科学分野における連携協定に基づき2 つの共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」および

「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」を開始した

共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」においては小規模問題を主な対象とし数万コ

アを活用して固有値を超高速に計算できるライブラリの開発を目指す神戸大学で試作しているブロ

ックヤコビ法と呼ばれるアルゴリズムに基づく固有値計算コードをスーパーコンピュータ「京」上で

適化し性能評価に基づく改良を行う

共同研究「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」ではスーパーコンピュータ「京」で実

行される大規模な計算機シミュレーションの出力データから特徴的な現象を探索し理解するため

- 26 -

のマルチモーダルな可視化技術の研究を π-CAVE を用いて行う

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 没入型 3 次元可視化システム π-CAVE を導入

平成 23 年 6 月神戸大学統合研究拠点 計算科学計算機工学研究プロジェクトに計算機シミ

ュレーション結果の 3 次元可視化による解析を推進するため没入型 3 次元可視化システム π-CAVE

を導入した本システムは一般公開され1000 名を越す見学者があった総経費 122000 千円

(2) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

特別経費(プロジェクト分)として「計算科学におけるデータ可視化研究拠点の形成」が採択さ

れた本課題では計算科学のあらゆる研究分野のためのインフラである可視化システムの充実を

図り空間と時間の大規模 4 次元シミュレーションデータ可視化のための先進的アルゴリズムの研

究開発とその実装法を開発し全国の計算科学の研究と教育に寄与することを目的としている平

成 23 年度-平成 27 年度総経費 120540 千円

(3) FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナーの開催

平成 24 年 1 月 23 日-1 月 29 日の 7 日間FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナー「強制法の視

点からの集合論(Forcing in Set Theory)」を開催した

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 大学院システム情報学研究科の新設

平成 22 年(2010 年)4 月 神戸大学にシステム科学情報科学計算科学の 3 専攻から成るシス

テム情報学研究科を新設した

(2) 協定講座と連携講座の開講

システム情報学研究科計算科学専攻では京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学

名古屋大学筑波大学の 5 大学と協定を締結し本学の学生のみならず全国の大学生に対して計算

科学の教育を開始したまた地球シミュレータを有する独立行政法人海洋研究開発機構および

独立行政法人理化学研究所と連携講座を組織し計算機シミュレーションの応用分野における 先

端の研究テーマを教育するための各研究機関の研究者および大学教員との強力な教育研究推進体

制を構築した

(3) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

「工学と保健学医学の学際連携による斬新な「健康工学」創成 -高度生体計測と超大規模計算を

用いたヒトの認知運動機能超高速超大規模計算-」が採択された平成 22 年度-24 年度

- 27 -

(4) 神戸大学統合研究拠点における計算科学に関する 3 つのプロジェクトが採択

平成 23 年 3 月ポートアイランドに設置された神戸大学統合研究拠点においてシステム情報学研

究科の 3 つのプロジェクトが採択された

22 競争的資金の獲得

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術において研究課題「テ

ーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共創に関する研究開発」を受託

3D プリンタによるテーラーメイド化が困難であったラバー製品について地域産業であるシュー

ズを取り上げ多様なユーザとの IoV (Internet of Values)環境を構築してインタラクティブな価値

流通に基づく超デライト設計生産システムを開発するとともに熱可塑成形と架橋のトレードオ

フを解決しリアクティブ 3D プリンタマシンとその素材を研究開発する期間平成 26 年 10 月

-平成 28 年度 予算総額218231 千円

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自

立分散エネルギーシステム技術の実証研究」を受託

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究を展開するための環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業

の研究課題「離島漁村における直流技術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究(研

究代表者神戸大学)」を受託した平成 24 年度-26 年度総経費 554350 千円

(2) 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に参画

我が国が抱える種々の社会的課題を 先端の情報技術を駆使して解決すると共に社会の新たな

価値や産業の創出を情報技術の応用を通じて行える人材の 育成を目指し分野や地域の枠を越えた

産学の協働ネットワークを構築し多くの優秀な学生を育成すると共に実践的情報教育の知見を

蓄積し広く普及させることを目的とした文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネット

ワーク形成事業」に参画した本プログラムは全国に展開した 15 校の連携校が中心になりベン

ダーユーザ企業の協力のもとで開発し実行する平成 24 年度-28 年度総経費 約 25 億円

分担金約 1 億円

(3) 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて

「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託し

- 28 -

た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

- 29 -

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

- 30 -

23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

- 31 -

Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

- 32 -

(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

- 33 -

32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

- 34 -

業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

- 35 -

4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

- 36 -

(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 4: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

141 [科研

構成

(研

(1) 概要

本研究

技術の確

ローブ

して(

面から

ールを搭

究は東

(2) 平成 26

サイ

ローブ

プを開発

01mm

した

秘密情報

本研究

VLSI C

(3) 関連す

① IC

② 情報

研費基盤研

成法と実証

研究代表者

究はサイド

確立を目指

の接近を電磁

(2)暗号モジ

その構成理論

搭載したプ

東北大学電

6 年度(201

ドチャネル攻

を検知する

発したサイ

m 以内に接近

開封された状

報の不正な覗

究成果につい

Circuits 201

る報道発表

カードのぞ

報通信機器を

研究 A] 暗号

永田 真期

ドチャネル攻

している研

磁界の変動

ジュールの電磁

論を構築する

ロトタイプに

電気通信大学

14 年度)まで

攻撃センシン

LC 発振回

イドチャネル

近した場合に

状態の IC チ

覗き見を防止

いて当該分

14 IACR CH

ぞき見検知セ

をサイドチャ

号 VLSI の電磁

期間平成 2

攻撃への耐性

研究初年度に

として検知す

磁波セキュ

ること(3)サ

により実証す

学神戸大学

での成果

ング手法の開

回路を用いたセ

ル攻撃の実験

にLC 発振回

チップにおけ

止できると考

分野において

HES 2014)で

ンサを開発

ャネル攻撃か

- 4 -

磁波セキュ

26 年度~平

性を有し高

において(1

するサイドチ

リティ対策技

サイドチャネ

すること等

学(研究代表

開発に関して

センサ設計指

験環境を構築

回路の周波数

ける攻撃を検

考えられる

て 重要と位

で発表しC

(日刊工業新

から守れ(E

リティを確保

平成 28 年度

高度に電磁波

1)サイドチャ

チャネル攻撃

技術に関して

ネル攻撃対策

等を三年間の

表者)の共同

て暗号コア

指針を導出す

築し電磁界

数が 1以上変

検知できるこ

位置づけられ

CHES 2014

新聞 20146

Economic Ne

保するサイド

予算総額

セキュリテ

ャネル攻撃で

撃センサを開

て環境電磁工

策技術の有効

の計画で研究

同研究体制の

ア近傍に接近

するとともに

界マイクロプ

変化し優位

とから例

れる国際会議

Best Paper

620 朝刊)

ews online

ドチャネル攻

42510 千

ィを保証する

で使用される

開発した本

工学および暗

効性について

究を進めてい

のもとで推進

近する電磁界

に初期プロト

プローブが暗

位に検知でき

えば IC カー

議(IEEE Sym

r Award を受

2014926)

攻撃センサの

千円)

る暗号 VLSI

るマイクロプ

本技術を核と

暗号工学の両

て暗号モジュ

いるこの研

進した

界マイクロプ

トタイプチッ

暗号コアから

きることを示

ードにおける

mposium on

受賞した

I

n

- 5 -

142 [科研費基盤研究 B]コンテンツアウェアネスによる人と機械のコミュニケーション及び学習

に関する研究

(研究代表者有木康雄期間平成 26 年度~平成 28 年度 予算総額 12720 千円(うち

間接経費 1920 千円))

(1) 概要

人どうしのコミュニケーションに比べ人と機械例えばロボットやエージェントとのコミュニ

ケーションでは人の意図が伝わりにくくコミュニケーションを取ることが難しいこの理由は

音声認識の問題だけではなく話の対象になっている物を機械が認識できていないからである

話の対象に関して共通の認識を持つことによりコミュニケーションは成立するこの話題に関す

る共通の認識をコンテンツアウェアネスと呼ぶ本プロジェクトではこのコンテンツアウ

ェアネスを取り入れることにより人と機械のコミュニケーションを円滑に行う方法について研究

する

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

物体や状況の高精度な認識方法と対象に関する共通知識を用いた音声対話の有効性について研

究を行った実施した研究内容を以下に述べる

(a) 「この本読んだ」といった音声対話タスクでは本という具体的な対象物を認識して対話

を展開するため特定の本を認識する必要がある従って「画像による特定物体認識を行っ

てその物体に関する情報を検索して提示する課題」を研究した

(b) 「湯呑にお茶入れて」といったタスクでは急須と湯呑を探索しその後の処理操作を行う必

要がある従って「画像による一般物体認識を行って探索しその物体を処理操作する課題」

を研究した本研究ではディープニューラルネットワークの一種である Convolutional

Neural Network (CNN)によって一般物体認識を行った

(c) 「書くものを持ってきて」「乗り物はどれ」「水を入れることができるものは」といったタス

クを実施した物体を DPM によりパーツに分解しその後機能を発現するために必要なパ

ーツを特定した機能ごとに学習したモデルを用いてパーツを評価し物体画像のスコアを

算出した(下図)複数の機能のうちどの機能を物体が有するかを判定するために

one-vs-rest 法を用いてマルチクラスの分類を行った

- 6 -

- 7 -

143 [科研費基盤研究 B] 社会規模での大規模コーパス収集による映像検索エンジンの再構築

(研究代表者上原邦昭期間平成 26 年度~平成 28 年度予算総額16340 千円(うち間

接経費 2640 千円))

(1) 概要

映像にタグ付けを行える際何種類もの物体に関して全ての映像に人手でアノテーションする

ことは非現実的であるそこで能動学習に基づいて物体認識の精度向上に有用な映像を取捨選

択しながら効率的に物体認識の精度を向上させるようにしているが完全な認識モデルの構築は

不可能であるそのためこのような不確実な(エラーを含む)認識モデルを用いて映像検索を行

うと多数の誤検索や検索漏れが発生する本研究では認識モデルの不確実性を考慮して検索

対象の映像がクエリに適合するか否か推論する映像検索エンジンを開発することを目標としている

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

平成 26 年度は各物体の認識モデルの評価値に対して物体が出現している映像と出現していな

い映像の密度比を推定し不確実性を定量化する手法を開発した本研究ではDempster-Shafer

(DS) 理論という無知量を表現するための確率論を基礎としている従来の確率論では物体が出

現しているかどうか分からない無知状態は2つの確率変数 A(ppearance)D(isappearance) に確

率 05 を割り当てて表現することしかできなかったこれに対してDS 理論を用いれば確率質量

関数により無知状態を表す AD という「確率変数の部分集合」にも確率を割り当てて物体認識

の不確実性を詳細に表現できるようになる具体的には各物体の認識モデルに対して無知状態

に対する確率すなわち不確実性を算出する言い換えると認識モデルの評価値に対して物体

が出現している映像と出現していない映像の密度の比を推定し不確実性を定量化するさらに

不確実性を用いて各映像に対する認識モデルの評価値の整合性を検証するそして認識モデル

が誤っている映像と物体(タグ)を特定するこの映像とタグのペアの真偽をユーザに判定しても

らようにして効率的に高精度な認識モデルを構築できることを示した

本年度に行った研究は既に Multimedia Data Mining and Analytics という書籍の中の 12 章と

して出版されている本章は近年の Multimedia Data Mining 関係の研究者の中で際立った成果

を挙げた研究者として招聘されて執筆したものであるしたがって世界的にも研究が認められつ

つあることを示しているこのほかにも2件の海外雑誌2件の国際会議発表と十分な実績であ

ると思われる今後の課題としては平成 26 年度に定量化された不確実性を導入して 尤推定を行

い認識モデルの評価値の整合性を検証し不確実な物体認識の結果から認識モデルの精度を

も向上させる見込みのある映像と物体を特定する手法を開発するDS 理論の問題点の一つとして

確率質量関数の定義方法がある確率質量関数を定義するために各物体のあらゆる部分集合に対

して訓練データを用意することは困難であるこのことは部分集合に含まれる各物体が出現して

いるかどうかを全ての訓練データに対してアノテーションすることが事実上不可能であることを

意味しているしたがって集合論的解釈による認識モデルの構築方法を変更し確率質量関数の

導出を回避することを検討する

144 [科研

的相

(研

費 3

(1) 概要

かぐや

太陽風

それ以

含めた

100km

3 次元全

見を得

(2) 平成 26

プラ

磁気異

い磁場

が形成

と磁場

の大き

荷分離

での局所

磁化と

けるこ

ダイポー

磁場圧

界層電

マ半径

により

おける電

いては

運動が顕

逆に夕

である

電子ド

すなわ

電子電流

するこ

研費基盤研

相互作用の研

研究代表者

3960 千円を

や衛星によ

の相互作用が

下でありこ

解析が必須

m までの領域

全粒子シミュ

6 年度(201

ズマ粒子シ

常のように

構造におい

されることを

の釣り合い点

いイオンと

が生じその

所電場によ

みなされる

とを明らかに

ール磁場が圧

縮領域で電

流が流れそ

程度である

明らかにした

電子電流構造

朝側から夕

顕著であるが

方側から朝

ことを明らか

リフト運動

ち磁気異常

流の渦的構造

とを明らかに

研究 B] 3

研究

臼井英之

を含む))

り月面近傍で

が強く示唆

この相互作用

須であるそ

域に着目し

ュレーション

14 年度)まで

ミュレーショ

にイオンラー

いてもメソス

を明らかにし

点近傍におい

磁化された

の結果生じる

り本来この

イオン流も

にしたまた

圧縮される点

電子のドリフ

その領域の厚

点も粒子シ

た特に磁気

造について

方側に向か

が中高緯度

朝側に向かう

かにしたこ

の構造によ

常上空の南北

造が見られ

にした

次元全粒子

期間平成

での太陽風イ

されている

用の本質的理

こで本研究

そこでの小型

ン解析を実行

での成果

ョンにより

ーマ半径より

スケールの磁

した太陽風

いてラーマ

た電子との間

る磁気異常

のスケールで

も大きく影響

たそこを中

点および

フト運動によ

厚さは電子の

シミュレーシ

気圏前面境界

低緯度領域

かう電子ドリ

度領域におい

電子の流れ

このような二

り磁気圏層間

北両半球にお

電子熱化に

- 8 -

シミュレーシ

成 23 年度~平

イオン反射や

磁気異常の

理解には MH

究では特に

型磁気圏形成

行し月面磁気

月面

り小さ

磁気圏

風動圧

マ半径

間で電

常上空

では非

響を受

中心に

その

よる境

のラー

ション

界層に

域にお

リフト

いては

れが主

二層の

間側

おいて

に寄与 3

ションによる

平成 26 年度

や粒子加熱が

のスケールは

HD 近似では

にイオンスケ

成とそれに関

気異常領域の

3 次元粒子シ

と磁気圏境界

る月面磁気異

度予算総額

が頻繁に観測

は太陽風イオ

はなく太陽風

ケールから電

関連した宇宙

のプラズマ環

シミュレーシ

界層電子電流

異常と太陽風

額17160 千

測され月面

オン慣性長と

風プラズマの

電子スケール

宙プラズマ現

環境について

ションモデル

流図(下図)

風の運 動論

千円(間接経

面磁気異常と

と同等または

の粒子効果を

ルを含む高度

現象について

ての詳細な知

ル図(上図)

145 [科研

(研

(1) 概要

本プ

に対し

はテ

ークデ

たとえ

いる状況

定する

題とし

(2) 平成 26

大規模

および

並列ア

定手法

マルチ

の依存

在変数

データ

NIPS

ネット

係を予

デルを

を用い

研費基盤研

研究代表者

ロジェクトで

て低次元の潜

キストデー

ータにおいて

ば所与の木

況を指す以

ことで様々

て情報の検

6 年度(201

模データ解析

び階層ディリ

アルゴリズム

法により予

チモーダルデ

存性を的確に

数モデルを提

タに適用し

S に採録され

トワーク解析

予測すること

を高速かつ的

いた評価実験

Symmetric

研究 B] 大規

江口浩二

では内部構

潜在表現をベ

タにおいては

ては各頂点ま

木構造やネ

以上に述べた

々な問題の解

検索推薦

14 年度)まで

析 潜在変数

リクレ過程

ムを開発し

予測性能を維

データ解析

に捉えつつ次

提案した提

有効性を示

れた

析 大規模

とを目的とし

的確に推定す

験により提

c Correspond

規模構造デー

期間平成

構造または外

ベイズ統計学

は各トークン

または辺が属

ットワーク構

たような複雑

解決に利用可

予測と時系

での成果

数を用いた統

(HDP)に関

クラウド環

維持しつつ高

複数の表現

次元削減を実

提案モデルを

示した研究成

で時間的変化

して混合メ

する忘却型パ

提案手法の有

dence Topic M

- 9 -

ータに対する

成 23 年度~平

外部構造を持

学により推定

ン(単語)が

属性で特徴づ

構造における

雑な構造をも

可能な「知識

系列解析に着

統計的データ

関して大規

環境などを用

高い効率性が

現からなるマ

実現する Sym

を多言語テキ

成果の一部は

化を伴うネッ

メンバシップ

パーティクル

有効性を示し

Models によ

確率モデル推

平成 26 年度

持つテキスト

定する技術を

が属性で特徴

づけられたも

る各頂点にテ

もつ大規模な

識」を抽出す

着目した

解析手法で

規模データの

いた評価実験

が実現するこ

マルチモーダ

mmetric Cor

ストデータ

は機械学習分

ットワーク表

プブロック

ルフィルタを

した

よって推定され

推定に基づ

予算総額

トデータやネ

を開発した

徴づけられた

ものを指す

テキストデー

なデータから

することを目

ある潜在的デ

のために高速

験を行った

とを明らかに

ダルデータに

rrespondenc

(下図)やア

分野のトップ

表現の潜在構

クモデル(M

提案した社

れたトピック

く知識の創出

19240 千

ネットワーク

ここでいう

たものを指し

また外部

ータ群が割り

ら低次元の潜

目指し具体

ディリクレ配

速な推定を実

その結果

にした

に着目しデ

ce Topic Mo

アノテーショ

プカンファレ

構造を推定し

MMSB)なる

社会ネットワ

クの言語バイ

出と活用

千円)

クデータなど

う内部構造と

しネットワ

部構造とは

り当てられて

潜在表現を推

体的な応用問

配分法(LDA

実現する分散

提案した推

データ表現間

odels なる潜

ョン付き画像

レンスである

し未知の関

る潜在変数モ

ワークデータ

アス

A)

- 10 -

146 [科研費基盤研究 B]分子表面の三次元データマイニングによるタンパク質機能知識の創出

(研究代表者大川剛直期間 平成 24 年度~平成 28 年度予算総額 17550 千円(うち間

接経費 4050 千円))

(1) 概要

タンパク質分子表面データに対する三次元データマイニング技術を開発する分子表面を三次元

画像と見なすことで局所特徴量を保持するノードと分子構造上の特徴をもとに得られるエッジか

ら構成される複合構造グラフ表現を導入しタンパク質局所部位の特性や分子構造変化を考慮した

頻出パターン発見を実現するさらに特徴点集合に対する網羅的なマイニングのための高速化技

法についても検討する

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

(a) タンパク質分子表面を点群画像として表現し曲率に基づく特徴点抽出および周辺点群との関

連から特徴量を記述する手法を検討したこれをもとに高速パターンマッチングが可能なメモ

リ型プロセッサを想定しシミュレータ開発を通して局所部位間の網羅的比較を試みた

60 種類のタンパク質に対する実験により特定のタンパク質群に固有な特徴的部位の存在が

確認されるなど重要な知見が得られた

(b) タンパク質分子表面をグラフ表現し結合部位予測問題を 適グラフ発見問題として定式化す

るとともに類似頂点集合を 1 つの頂点に集約して再構成した抽象グラフを利用することで

処理の効率化を達成した37 種類のタンパク質を対象とした実験の結果予測に要する時間

を約 70に短縮することに成功した

(c) タンパク質の機能に関する知見の評

価および実験用データセットの準

備を目的としてタンパク質構造解

析文献から関連文献を検索する手法

を提案した既存データベースの活

用により機能の観点からの関連性

に基づく検索を実現した

147 [科研

イナ

(研

接経

(1) 概要

高解像

領域で

ードを

するた

ダイナ

ーショ

(2) 平成 26

現実

ン格子

ン格子

いう特徴

3次

いて対話

た(下左

話的可視

複数の可

太陽

ョンモデ

く回転す

明らか

らかに

研費基盤研

ナモ機構解明

研究代表者

経費 4590 千

像度の計算機

の地球ダイナ

更に発展させ

めにバーチ

モシミュレー

ンを行う

6 年度(201

実的な地球ダ

を発展させ

を開発した

徴をもった球

次元可視化技

話的に地球ダ

左図)この

視化ソフト

可視化ソフ

陽ダイナモシ

デルにより

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にしたこと

したことであ

研究 B] 次世

陰山聡期

千円))

機シミュレー

ナモ機構の解

せ現実的な

チャルリアリ

ーションの知

14 年度)まで

ダイナモ計算

その弱点

イン=ヤン

球ジオメトリ

技術について

ダイナモシミ

のソフトウェ

Multiverse

トの中心的な

シミュレーシ

以下の二つ

速が見られる

(下右図)

ある

世代スパコン

期間平成 23

ーションと先

解明をめざす

な地球ダイナ

リティ(VR)

知見を活かし

での成果

算には内核の

(中心付近が

ン=ゾン格子は

リ向けの汎用

は神戸大学

ミュレーショ

アは一般

に発展した

な機能である

ョンは予想以

つの成果が得

る状態とそ

もう一つは

- 11 -

ンと 3 次元可

3 年度~平成

先進的な 3 次

す独自に考

ナモシミュレ

)技術を用い

し太場磁場

の影響を正確

が解けないこ

は並列数が

用計算格子で

学統合研究拠

ョンデ一タを

般的な没入型

た現在では

以上に進展

得られた一

その逆の状態

対流層底部

可視化技術に

成 27 年度

次元可視化技

考案したイン

レーションを

いた 3 次元可

場の起源解明

確に取り込む

こと)を克服

が上がれば上

である

拠点に設置さ

を解析するソ

(CAVE 型)

GeomagF

し新たに開

一つは対流

態がロスビー

部に自発的に

による現実的

予算総額

技術を組み合

ン=ヤン格子に

を実行する

可視化手法を

明を目指した

必要がある

服した新しい

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された没入型

ソフトウェア

)VR 装置に

Field は Mul

開発した太場

流層の赤道部

ー数を指標と

に速度シア層

的低粘性領域

15300 千

合わせること

に基づく地球

その出力デ

を開発する

た太場ダイナ

このために

い計算格子イ

メモリ効率の

型 VR 装置π

アGeomagFi

に汎用的に利

ltiverse に組

場ダイナモシ

部分が自転速

として分けら

層が形成され

域での地球ダ

千円(うち間

とで低粘性

球ダイナモコ

データを解析

また地球

ナモシミュレ

にイン=ヤ

イン=ヤン=ゾ

のよくなると

-CAVE を用

eldを開発し

利用できる対

組み込まれた

シミュレーシ

速度よりも早

られることを

れることを明

- 12 -

148 [科研費基盤研究 B] 分光学的精度を目指した分子軌道プログラムの高度生成

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 26 年度 予算総額 19760 千円)

(1) 概要

F12 結合クラスター理論を出発点にして動的自動生成の開発を行う動的自動生成は以下の 3

つのステップからなる

1)稼働方程式の自動生成2)演算子の並び換えによる複数ルートの探索と演算量の 適化3)異な

る数値演算法に対する自動チューニング

これらの手法を拡張し①基底状態のための理論(高次 F12 結合クラスター理論高次 F12 摂動

論)②励起状態のための理論(高次 F12 結合クラスター線形応答理論)③ポテンシャル面とための

理論(高次 F12 多参照 CI 法高次 F12 多参照結合クラスター理論)④物性計算(超分極率解析

的エネルギー勾配法等)へと発展させる大規模計算を可能にするための原子積分を用いた方法や

局所電子相関法も考慮にいれる更に自動生成のマクロを 2 成分と 4 成分の相対論的電子状態理

論に拡張する分光学的精度を得るための各種微細効果補正を行う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

結合クラスター理論については方程式をストリングスと呼ばれる整数列のシンボリック表現を

用いることにより高次の励起までを含む結合クラスター理論の方程式導出を自動化した生成さ

れた整数列をもとに整数列の並び替えによる 適化を含む Fortran90 形式の計算プログラムの自

動生成を行ったまた四成分相対論による MP2-F12 法と拡張された論理推進演算子による

MP3-F12 法分子求積法に基づく F12 法の超並列アルゴリズムの開発を行った更にイオン化ポ

テンシャルを高精度で見積もる露わに電子相関を考慮したダイソン方程式や任意の励起状態を高精

度に計算するための有効ハミルトニアンによる量子モンテカルロ法の研究も進めた

(a) 結合クラスターコードの自動生成

結合クラスター(CC)理論の自動生成ではダイアグラムのシンボリック表現を用いた中間状態の

生成と演算子の並べ替えを考慮に入れた 適化を行った更にキャッシュ効率を 大限に活用す

るためにDGEMM を用いた計算プログラムに対する自動生成器への拡張を行ったこの時必要

に応じて CC 計算に含まれる行列積演算配列要素が含む交換や配列の次元操作などの前処理を行っ

た一例として12 スレッドを用いたcc-pV5Z 基底を用いた Ne 原子の CCSD 計算の処理時間の

分布を図1に示すこの基底関数系では非占有軌道の 4 乗(V4)に比例する短縮ステップが計算の

ボトルネックである中間体の計算に対して 適化を行った場合(I)と和の制約を取り込んだ場合(IR)

いずれにおいてもこれらのステップがボトルネックと成っている事が分かる一方クラスター

振幅と二電子積分を大きな行列と見なしDGEMM の実装を行った場合は 大で 60 倍もの高速

化が達成され大幅な性能の向上が見られた自動生成器の多参照 CC 法と近似的な CC-F12 法への

拡張も視野に入れた開発を行った

- 13 -

(b) 四成分相対論 F12 法の開発

ディラッククーロンハミルトニアンを用いた四成分相対論ハートリーフォック法の実装に次

いで四成分 MP2-F12 法の開発を行ったノーペア近似に対する新規の強直交化射影演算子を提案

し更にヒレラ-スエネルギー汎関数に対する直接摂動論を適用する事により電子間のカスプ条件

を満たす新規の Ansataz を構築しMP2-F12A(SP)法の範囲の実装を行った

(c) 新規な露わに相関した高次摂動論の開発

高次の摂動効果を F12 理論で取り込む為に従来の結合クラスターラグランジアンに基づく展

開法と異なる拡張された論理推進演算子による定式化を行いMP3-F12 法で収束性を数値的に確認

した新しい展開法は従来の手法と比較してより速やかな収束性が得られる事と4 次以上の高次

相関でも F12 の寄与を取り込めるという優位性がある事が示された

149 [受託

ーメ

(研

ち間

(1) 概要

3D プリ

を取り上

通に基づ

を解決

(2) 平成 26

託研究(内閣

メイドラバー

研究代表者

間接経費 28

リンタによる

上げ多様な

づく超デライ

しリアクテ

6 年度(201

ユー嗜好

閣府戦略的

ー製品の設計

貝原俊也

464 千円))

るテーラーメ

なユーザとの

イト設計生

ティブ 3D プ

14 年度)まで

超デライ

リア

ーザ計測分析 調査モデル化

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計生産と社会

期間平成

イド化が困

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生産システム

プリンタマシ

での成果

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アクティブ3

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部品サ

- 14 -

ション創造プ

会経済的な価値

26 年 10 月

困難であった

ernet of Valu

ムを開発する

シンとその素

生産システム

3D プリンタ

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商品デー設計

サプライヤ

部品製

プログラム)

値共創に関す

~平成 28 年

ラバー製品

ues)環境を構

るとともに

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ムのフレーム

タ試作機の仕

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生産現

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製品在庫

生産

CPS

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年度 予算総

について地

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熱可塑成形

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ユー販売

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産機械

設計生産技術

総額2182

地域産業であ

ンタラクティ

形と架橋のト

ーザ 売店

ベース

配送

IOT

術)] テーラ

231 千円(う

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ィブな価値流

トレードオフ

- 15 -

1410 [外部資金課題 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業]離島漁村における直流技

術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究

(研究代表者玉置 久期間平成 24 年度~平成 26 年度予算総額554350 千円(うち間

接経費22136280 千円))

(1) 概要

地球温暖化や自然災害への対応策の一つとして自立分散エネルギーシステムの重要性可能

性が再認識されているこのような背景のもと本実証研究は国の総合特区制度指定を受けた「あ

わじ環境未来島構想」においてエネルギー自立島を目指す離島「沼島」を実証の場とし直流給電

方式による電力変換ロスの低減ならびに自然エネルギーの有効活用をベースとした自立分散エネル

ギーシステム構築の実証研究を試みるものである実験を進めるにあたって(1) 高性能直流マイク

ログリッドシステムの開発(2) 高性能据置型およびモバイル型バッテリの開発(3) ダイナミック

プライシングによる電力消費抑制手法の開発(4) 全体システムの 適化手法の開発をサブテーマ

として設定している

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

昨年度までに設計開発設置を済ませた直流マイクログリッドシステムおよびダイナミックプ

ライシング環境をもとに本年度は実証研究を本格的に遂行した(1) および (2) については直

流マイクログリッドシステムの電圧安定性および効率(電力変換効率エネルギー利用効率)(3) に

ついてはダイナミックプライシング(見える化を含む)による電力消費削減効果においてそれぞ

れ目標値を達成する結果が得られていることが確認されたまた(4) については実証実験による

結果を反映させる形で全体システムの 適構成(沼島全体をカバーする場合の 適設備導入量の試

算等)が示されたまたまたシミュレーションによる仮想実験を通して交流給電方式のシス

テムに比して目標とする CO2排出量削減を達成できることが確認された

- 16 -

1411 [高性能汎用計算機高度利用事業補助金「戦略プログラム」分野2新物質エネルギー創成] 重点

課題2電子状態動力学熱揺らぎの融和と分子理論の新展開

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 27 年度予算総額183188 千円)

(1) 概要

本重点課題の目的は電子状態動力学熱揺らぎの取り扱いをコアエレメントとして革新的な

発展を図りそれらの融和的な理解と練成に基づいた新しい分子理論を推進する事である超並列

計算環境を高度に活用する事によりこれまで取り扱いが困難であった複数の物理原理が絡み合う

実在系の分子科学を発展し物質設計生命エネルギー問題を基礎原理から解決する役割を担う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

(a) 高精度電子状態計算によるフラーレン誘導体の計算

露わに相関した二次の摂動論(MP2-F12 法)と分子求積 MP2 法に関しては前年度までに

GELLAN プログラムに超並列実装が完了しているH25 年度に開発および実装した分子間相互作用

エネルギーを正確に計算するための分母を制限した二次の摂動論(RD-MP2 法)と密度汎関数理論を

併用してH26 年度にはフラーレンの外部修飾に関する計算を更に進め一つのフラーレン分子に

は 大で三箇所に N-ヘテロ環状カルベンが結合しうることが計算によって示唆された複数のカ

ルベンを結合させると結合エネルギーが順次わずかに減少していくため複数個の N-ヘテロ環状カ

ルベンを結合させるためには実際の実験条件下では過量の N-ヘテロ環状カルベンを必要とするこ

とになり結合する個数の制御が難しく結果として目的である電子的性質の制御が難しくなるこ

とが想像されるそこで二つや三つの N-ヘテロ環状カルベンを一つの分子内に保有する分子の設

計を試みた予備的な計算により架橋部の結合距離をうまく設計すれば二箇所や三箇所でフラ

ーレンに結合できる N-ヘテロ環状カルベン分子を設計できる見通しとなったこのようなフラーレ

ン誘導体は一分子のカルベンが結合した分子とは電子的な性質が異なるため本結果は多様な電

子的な性質をもつフラーレン誘導体を精密に合成できる可能性を示したと言えるまたH26 年度

は上記の研究課題に加えて分子のイオン化ポテンシャルを二次の摂動論に基づいて正確に計算す

る露わに相関した二次のダイソン方程式法の開発も行った多環芳香族炭化水素やチオフェン分子

ポルフィリン分子など有機電子材料として使われるいくつかの分子に適用したところ密度汎関

数理論や Hartree-Fock 法よりも実験値に近い良好な結果が得られたこのような有機電子材料のイ

オン化ポテンシャルを高精度に計算する手法は新しい分子の設計に貢献するものと期待される

(b) モデル空間量子モンテカルロ法の並列プログラム開発と光システム II のスピン状態の計算

強い電子相関を持つ系の電子状態計算を目的としたモデル空間量子モンテカルロ(MSQMC)法に

関しては昨年度に完成した MPIOpenMP 並列プログラムの高速化を行ったアルゴリズムやデー

タ構造を修正した中で も効果の大きかったのは各ノードが受け持つウォーカー数を計算中に

ダイナミックに平均化することによってより均等な負荷分散を達成したことである現在のアル

ゴリズムでは1000 モンテカルロステップ毎に各ノードに存在するウォーカー数を調べ平均よ

りも多い数が存在するノードから少ないノードに移動させることによってウォーカー数の平均化

- 17 -

を行っているウォーカーの通信による遅延が生じるが並列化効率が向上したことによって計算

は高速化され約2億のウォーカーを使用したクロム 2 量体の MSQMC 計算ではFCIQMC や DMRG

法による 善値と統計誤差内で一致する結果が得られた遷移金属水素化物の基底状態と励起状態

のポテンシャル曲線への応用ではMSQMC 法による様々なスピン状態の結合解離エネルギーは実

験値と良い一致を示したまた数千の電子配置(スレーター行列式)からなる P-空間を使用して

光システム II の活性中心(OEC)のモデル系について様々なスピン状態のテスト計算を行ったこ

の系では 低でもマンガンd軌道と酸素2p 軌道(合計35軌道)を考慮して P-空間に主配置を

生成しなければならないがこれらの全ての軌道を含めて初期 P-空間を決定することは不可能であ

るこのような場合にはMSQMC 計算中に Q-空間に存在するスレーター行列式の中で多数のウォー

カーを持つようになったものをP-空間に移動させるldquoプロモーションrdquoが本質的になる今回の

計算では限られたd軌道内の励起のみを含むスレーター行列式からなる初期 P-空間を使用して

MSQMC 計算を開始しプロモーションによって全てのd軌道と酸素2p軌道間の励起を含むスレータ

ー行列式を追加することによりP-空間の改善を行った様々な d 軌道間の励起を含む多数のスレ

ーター行列式が生成されMSQMC 計算の結果からはBroken-Symmetry(BS)DFT 法では計算できない

4重項スピン状態が低エネルギー領域に存在することが示唆された

(c) 光システム II の構造と電子状態の研究

光システム II(PS II) の活性生中心(OEC)であるマンガンクラスター(CaMn4O5) には第二配位圏からの

アミノ酸残基や水分子が存在し複雑なクラスター構造を形成している高分解能 X 線回折(XRD)構造ならび

に F Neese の最適化構造を基にした OEC と第二配位圏の周辺アミノ残基から成るモデル系に対して酸化

状態 S2 の全電子計算を行ったOEC は強相関電子系であり非常に複雑なスピン状態を有するこのような

系 に 静 的 電 子 相 関 効 果 を 取 り 込 む た め に Broken-Symmetry(BS) 法 を 適 用 し た 計 算 レ ベ ル は

UB3LYP6-31G(d)である得られたOECのBS解のうち低スピン解(Sz=12)の全電子エネルギーが最小で

次いで中間スピン解(Sz=52)の全電子エネルギーが小さかったS2 状態は電子スピン共鳴(ESR)測定からは

二重項が基底状態六重項が第一励起状態と帰属されておりSz=12Sz=52 の BS 解がそれぞれ対応す

ると考えられるBS 解はいずれもスピン混入が大きく静的電子相関効果が取り込まれていることも分かった

低スピン解に対してスピン密度を求め超微細構造定数の計算を行ったスピン密度はいずれもマンガンに

局在しておりHis332 が配位したマンガンの超微細構造定数が最大であった各マンガンの超微細構造定

数は電子minus核二重共鳴(ENDOR)測定結果と定性的に一致することが分かったさらに得られた BS 解を用い

て OEC に周辺のタンパク質を取り込んだモデル系に対して相互作用を分散させた並列フラグメント分子軌

道(FMO)計算を行った計算レベルは FMO-UB3LYP6-31G(d)であるペア相互作用解析を行うことによっ

て周辺タンパク環境が OEC に与える影響を定量的に評価することができた周囲 3Å程度離れたアミノ残基

(Glu329Val330 Ala351Leu352 など)までが OEC に電子的影響を与えており5Å程度以上離れたアミノ残

基(Arg357 Cl679Thr316Lys317 など)も静電相互作用による影響があることが示されたこのことから酸素

発生過程において第二配位圏のアミノ残基の寄与は重要であると考えられる周辺アミノ残基を含めたモデ

ル系に対してFMO-UB3LYP6-31G(d)レベルの構造最適化を行うことによってより精密な解析が可能である

と考えられる

- 18 -

図1TRECVID 2012 SIN (light) 部門で開発

された手法のランキング

15 平成 25 年度以前に終了したプロジェクトの成果

本節には平成 25 年度以前に終了したこれまでのプロジェクト成果を再掲する

151 [科研費基盤研究 B] 機械学習の枠組みに基づく映像検索システムの再構築

(研究代表者上原邦昭期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額20280 千円)

(1) 概要

本プロジェクトは映像例示型検索(QBE Query By Example)と呼ばれる映像検索技術に焦

点を当てたものであるQBE はクエリとして与えられた映像から色エッジ動きなどの特徴

量に基づいて与えられたショットと類似したショットを検索する手法である一方QBE は与

えられたショットとの類似度に基づく検索モデル(分類器)を学習するという観点から見れば機

械学習におけるldquo例からの学習rdquoと考えることもできるすなわちクエリに適合する映像としない映

像を識別するための分類器を構築する機械学習の問題とみなせることにもなるそこで事例

特徴量学習アルゴリズムデータ量といった機械学習の観点から QBE の改良について検討した

終的に大規模な映像データからクエリに適合する映像を高速かつ高精度に検索可能な手法を

開発したさらに開発手法を物体認識に応用して米国 NIST 後援の世界的な映像解析コンテス

ト TRECVID 2012 において世界 高精度を達成することに成功した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

本プロジェクトで開発した高速な SVM 学習テスト手法および高速な特徴量抽出手法を応用

してTRECVID 2012 Semantic INdexing (SIN)部門に参加した結果を示すTRECVID は映像検

索に関する競争型ワークショップでありそのうち SIN 部門では例えば「人」「車」「建物」と

いった人間にとって意味のある概念を大規模な映像データから自動認識する技術を競争すること

を目的としたものである図1の棒グラフはSIN (light)部門での本手法の認識精度(MAP)を表

している1 本の棒が 1 つの手法の認識精度を表し我々の手法は白抜きの棒で示しているこの図

から本プロジェクトで開発した映像検索技術は世界 25 の研究機関で開発された合計 91 手法の

中で 高精度を達成していることが分かるこれは本プロジェクトで開発された高速化手法によ

り他の研究機関よりも多くの学習例を用いて高精度な SVM を学習できたことおよび多くの局所

領域を考慮して精巧な特徴量を抽出できたことによるものである

- 19 -

Bottom Tier

NS3

NS4PFE

DPU

PFE

Top Tier

NS1

TSVs

NS2PFE

DPU

PFE

PFE Probing Front EndDPU Data Processing Unit (35kTr)NS Digital noise source (179kTr)

Tsamp

Vref

Dout

VsfoTargetSignal

PFE

152 [科研費基盤研究 B] 三次元積層VLSIにおける配線システムのインテグリティに関する研究

(研究代表者永田 真期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額19240 千円)

(1) 概要

三次元積層 VLSI システムにおける積層方向に延伸した配線システムのインテグリティ(完全性)

を指向する設計手法に向けてシリコンチップを貫通する配線構造であるシリコン貫通ビア(TSV)

とシリコン基板との電気的結合に関する実験的及び解析的な理解を追及したとりわけ三次元積

層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性に着目しノイズ結

合が TSV の物理配置や回路の動作周波数に強く依存することを①ノイズエミュレータ及びノイズ

モニタを搭載した三次元積層チップによるノイズ波形のその場評価②三次元配線システムとシリ

コン基板の等価回路の理論解析により明らかにしたこの研究はベルギーの研究機関である

IMEC との協力研究体制のもとで推進した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

三次元積層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性を評価

するためのプロトタイプチップを開発し(左図)そのノイズ結合が三次元積層構造の層内や層間に

おいて異なる周波数応答特性を示すことについてプロトタイプチップによる実験及び三次元積層

構造の等価回路による理論解析により示した(右図)両者はよく一致しており三次元積層 VLSI

設計における等価回路の有用性が示された

NS 1

NS 4

NS 2

NS 3 PFE

PFE

-70

-60

-50

-40

-30

-20

01 1 10 100 1000 104

S 12 p

aram

eter

(dB2

0)

Freq(MHz)

NS1-NS3NS1-NS2

NS3-NS4NS2-NS4

シミュレーション理論計算

層内結合

層間結合

低周波数 中周波数 高周波数

- 20 -

153 [文部科学省先導的創造科学技術開発費補助金「社会的システム改革と研究開発の一体的推進」]

企業を牽引する計算科学高度技術者の養成

(研究代表者賀谷信幸期間平成 22 年度-26 年度予算総額214381 千円)

(1) 概要

地域に集積するものづくり産業を次世代型製造業へ転換させるために企業内で 先端シミュレ

ーション技術の導入利活用を牽引するリーダーの養成を目指すシミュレーションの本質の理解

を目的にプログラム開発から既製アプリソフトの活用まで受講者に 適なテーラーメイドの

教育カリキュラムで指導するプログラム相談室の設置など手厚い指導体制で 先端スーパーコ

ンピュータを駆使し新産業を創出する人材を育成する

(2) 研究成果

(a) 進捗状況

本プロジェクトで も重要視されるデータは修了者数である本プロジェクトの申請時には修

了者の目標人数を毎年20名と設定したその修了者数の達成度がプロジェクトの評価となる

初年度は体制作りが主となり修了者を輩出するところまで及ばなかったが2年目でほぼ目標

人数を越えることができた4年目にして本プロジェクトの 終目標である100名を越えるこ

とができ3年目の中間評価でもA(採択6大学中2位)で評価された

(b) 人材養成プロジェクトの有効性

1) 養成修了人材が地域で活躍する仕組み

兵庫県には重工業関係をはじめ多くの製造業が集積し日本の産業界を担っているこれら

の企業からの受講者がシミュレーション手法を学び企業での製品開発や設計製作に貢献し

ている受講者の中には修了後もセミナーを受講したりシミュレーション相談室で問合せの

継続を希望していることから地域での活躍状況が分かり定着してシミュレーションを企業内

で牽引している具体的には基礎コース修了者から応用コースを希望している受講者が 4 名お

り現在テーラー相談を準備しているまた応用コースが修了した11名が継続して受講して

いる

① 企業経営者のシミュレーションへの理解

シミュレーションの必要性有用性を企業経営者に理解させることが企業でのシミュレー

ション活用の 短の方策と考え関西経済連合会神戸商工会議所などで経営者向けのセミナ

ーを開催しているまた神戸ポートアイランドの神戸大学統合研究拠点に多くの企業経営者

の見学があるその際本事業の説明を行い受講者の派遣を依頼しているまた神戸大学

に就職のために訪れる企業人事関係者に本事業を説明した結果3社の参加があった

② 養成修了人材に成功体験

企業のシミュレーション担当部署でシミュレーションによる実績を上げることが大変重要

であるシミュレーション手法の理解不足からシミュレーション利用を中断するケースが多く

見られる開発研究においてシミュレーションを用いた成功体験が重要で本事業の修了後の

指導継続が必要である

- 21 -

③ 計算機使用の貸与

シミュレーションにはプログラムによっては高速のスーパーコンピュータが必要である

神戸大学が所有する 20TFlops のスーパーコンピュータ富士通 FX-10 を企業に無償で利用を提

供している

2) 養成人材の活躍状況

本事業の波及効果として修了生の活躍状況が重要な指針となる事例として以下5例を示す

① 社内で開発していたプログラムが計算時間を 24 日から 8 日に短縮され社内での開発に活

用できる計算時間までに短縮できた

② 船舶からの排水システムに関して実験データとシミュレーション結果との相違を比較検討し

てシミュレーションの有用性を理解した今後の船舶の取水排水システムの設計にシミュレ

ーションが活用される

③ SPring-8 で観測されたデータ例を用いて逆モンテカル法を用いた解析手法を学んだその

結果社内で取得した SPring-8 での実験結果の解析に用いるために共同研究に進んだ

④ ガス分子の衝突過程にシミュレーションを適応した計算アルゴリズムの再検討とプログラム

の高速化を実現し商品開発に繋げた

⑤ 可視化のプログラムの利用法を習得しこれからのシミュレーション結果の説明解析に企業

で活用する

⑥ 他にこれから流体のシミュレーションを企業内で開始するための事前勉強等があり本事業

が企業内の開発研究に大きな効果をもたらしている

3) 波及効果

シミュレーション手法はあらゆる開発研究から株価予測などの社会現象まで幅広く活用され

ている研究手法であるこのシミュレーション手法は当然兵庫県の企業だけではなくあらゆ

る企業で利活用されるものであるこの人材養成は兵庫県関西圏のみならず北海道から九

州までの日本全国にそれぞれの人材育成拠点を設置すべきである日本の要所に計算科学の人材

育成拠点を設けシミュレーションを全国の企業に普及させれば日本でのプロダクトイノベ

ーションを誘起するものである本事業に関して関西圏外からも多くの問合せがあることから

も明らかである特に本事業の特徴であるテーラー相談室とシミュレーション相談室の運営方

法本事業で開発した e-ラーニングのコンテンツの共同利用やテレビ会議システムによる授業の

配信シミュレーションに熟達した教師のリストの共有などを提供することにより日本の各所

に計算科学の人材育成拠点を設けることができる

修了者数(平成 25 年度まで)受講者数(平成 25 年度) (単位人)

1 年目

(H22 年度)

2 年目

(H23 年度)

3 年目

(H24 年度)

4 年目

(H25 年度)

修了 0 38 43 29

初年度からの累計 0 38 81 110

申請時の修了者の

目標人数 20 40 60 80

- 22 -

154 [科研費新学術領域研究(研究領域提案型)] 少数分子反応ネットワーク理論の構築-少数性

と階層性の観点からのモデリング-

(研究代表者冨樫祐一期間平成 23 年度~平成 27 年度 予算総額 87100 千円)

(1) 概要

細胞では分子数が1個から数万個と多種多様な成分が階層的に関与しあっている分子が数~

数十個程度になると「数」の離散性が顕著となりフィードバック回路等の動作不安定が誘発され

る一方こうした少数分子の離散性がシステムの可塑性適応性をもたらす重要な役割を果た

す可能性も示されている

本研究では少数分子性階層性に着目し1分子計測データなどから背後に存在する階層を

つなぐ高次反応ネットワークおよび分子の少数性離散性を抽出評価しつつ生命システムの特

質である高い動作安定性(頑健性)と適度な動作不安定性(可塑性適応性)の両立のメカニズム

を定量的に予測検証することが可能な新しい理論と汎用な解析基盤技術を開発する

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

少数個のドメイン(サブユニット)からなる分子機械においてドメイン間の協調動作に重要な

構造変化を介した情報伝達を粗視化分子動力学を用いて解析し情報の伝わる向きと強さを評価

したまた細胞などでの1粒子の拡散時系列から化学反応と関係した非熱的ゆらぎを評価する

手法を構成し計測解析に課される条件を明らかにした

少数性生物学に関する計測の多くは

データを解釈する以前に SN 比が低いた

めノイズの存在下観測量から背後に

存在する物理量の任意の関数値を抽出す

る解析方法などを開発したまた複数

の少数個の輝点から構成される動態の集

団挙動から各少数要素間のコヒーレンス

がどのように生起するかを定量化する情

報理論的枠組みを新規に考案した

引き続き領域内の実験研究者らと共

同で分子モーターのサブユニット間

分子間の協調動作転写因子による遺伝

子探索過程などをターゲットに生体に

おける少数性効果の検証を進めている

分子モーターなどでの化

学反応に起因する非熱的ゆ

らぎ(右下)を1粒子(中

央)の拡散時系列データから

評価する手法を開発した例

えば粒子に結合した少数個

のモーターの協同性の解析

などに応用可能である

[Shinkai amp Togashi EPL

105 30002 (2014)]

分子内部や隣接分

子間で構造変化を介

して情報が伝わる向

き強さ(図中矢印)

を評価した図はミオ

シンV分子モーターの

例[Duumlttmann et al Biophys J 102 542

(2012)]

155 [総務

ルの

(研

千円

(1) 概要

無線機

電話)級

イズ計測

を行っ

するR

RF受信

東北大学

であり

担当し

(2) 平成 25

本研究

ムのソ

レベル

内部の

成功し

制技術

(3) 関連す

務省電波資

の低ノイズ化

研究代表者永

円)

機器内のR

級RFトラ

測ツールの開

たその成果

F処理部に混

信部を模擬

学(研究代表

神戸大学は

5 年度(201

究によりI

フトウェア

で診断する技

デジタル回路

た(右図)

の定量評価に

る報道発表

東北大学と

ノロジーon

HILS の手

経テクノロ

資源拡大のた

化技術の研究

永田 真期間

F部における

ンシーバを想

開発半導体

果としてIC

混入するノイ

した対策の効

表山口正洋

はICチップ

13 年度)まで

IC チップレ

シミュレー

技術を確立し

路によるノイ

当該の評価

に応用されて

神戸大学な

nline 2013

法を A-D 変

ジーonline

ための研究開

究開発

間平成 22 年

る高速信号伝

想定したTE

体と磁性体の

Cチップから

イズをそれぞ

効果検証によ

洋教授)神

プレベルのノ

での成果

ベルのノイ

ータを統合

した(左図)

イズ強度と通

価手段は半導

ている

どチップ上

1128)

変換器や RF

20130918

- 23 -

開発] 高速

年度~平成 2

伝送の品質を

EGチップの

の異分野技術

ら放射される

ぞれ10dB

より高速信

戸大学日本

ノイズ解析と

ズ結合のハー

携帯端末内

また第

通信スループ

導体と磁性体

上の磁性薄膜

回路のテス

8)

高品質な無

25 年度 予

を向上させる

の開発とノイ

術の協調によ

る特定周波数

B低減し更

信号伝送の品

本電気ルネ

と電磁界モデ

ードウェア

内部でのノイ

39 世代移動

プットの劣化

体の異分野技

膜で自家中毒

トに応用神

線通信実現の

予算総額(神戸

るためLT

イズ解析I

よる革新的な

数のノイズ

更にLTE級

質向上を明

ネサスエレク

デルの創出に

エミュレー

ズ発生と通信

動体通信(LT

化を関係づけ

技術の協調に

毒を抑制する

神戸大学が L

のための IC

戸大学契約分

TE(第3

ICチップレ

なノイズ抑制

及びノイズ

級移動通信端

らかにした

クトロニクス

に関する研究

ータと移動体

信への干渉

TE)を実例に

ける診断デー

による革新的

る技術を開発

LTE で有効性

C チップレベ

分) 224085

9世代携帯

レベルでのノ

制技術の確立

ズ源から近接

端末における

本研究は

スの共同研究

究開発を主に

体通信システ

を IC チップ

にIC チップ

ータの取得に

的なノイズ抑

発(日経テク

性を確認(日

5

156 [CR

SRA

(研

759

(1) 概要

ディ

うプロ

ー要因

それら

そして

ョンに

(2) 平成 26

(a) 耐

U

6

(b) 不

(c) 自

(d) V

(e) メ

(f) Q

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AM のマージ

研究代表者

910 千円))

ジタルVL

セスばらつ

に対しマー

を統合する

開発技術の車

わたる垂直統

6 年度(201

耐ソフトエラ

Upset)の低減

6T SRAM セ

不良回避のた

細粒度QoB

シュメモリ)

自律型ディペ

場合)時にお

Virtualizati

スレベルの信

速で評価でき

メモリベース

き込みによる

QoB のマルチ

キャッシュメ

における性能

略的創造研究推

ジン不良

吉本雅彦

SIのディペ

きランダム

ージン不良

ことにより実

車載応用への

統合型の研究

14 年度)まで

ラーSRAM

減6T 型 S

セルレイアウ

ためのQoBメ

Bアーキテク

ペンダブルメ

おいてもF

on によるシ

信頼性向上に

きるクラウド

ス ID 生成技

る SRAM ID

チコア応用技

メモリと細粒

能オーバヘッ

推進事業)]

少化技術不

平成 20 年度

ペンダビリテ

ムばらつき

少化設計技

実現できる自

の効果の検証

究を実施した

での成果

レイアウト

SRAM セルの

ウト技術)

メモリの開発

クチャとテス

メモリ LSI

Failure Rate

システムレベ

による車載エ

ド検証環境を

技術(SRAM

D 生成技術を

技術(QoB メ

粒度電圧制御

ッドを 小限

自律型ディペ

- 24 -

「ディペ

不良予知診

度~平成 25

ティを確保す

動作環境変

技術不良予

自律型ディペ

証などデバ

ト技術の確立

の MCU(Mu

発(QoB(Q

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e の91改

ベル評価(メモ

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モリの一括

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ペンダブルメ

ペンダブル V

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するためのメ

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予知診断技術

ペンダブルメ

バイス回路

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Quality of Bi

QoB を用いた

電圧ドループ

改善を実証

モリデバイス

御システムの

固有のばらつ

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み合わせディ

アーキテクチ

メモリと評価

Under 25

Under 30

1E+0

1E+1

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1E+3

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Temp 25degC

100us 1msDroop du

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1E+0

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Temp 25degC

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VLSI システ

避技術およ

総額3289

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路アーキテ

SRAM セル

Upset)の低減

it)概念の提唱

た連想度可変

プ(35の

)下図参照

スへの不良注

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きを利用して

一括比較機

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価結果

droop

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上効果を定量

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ルマルチコア

Under 35 droopemp 25degC

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35 droop

30 dr

25 droop

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技術を開発

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アプロセッサ

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B

- 25 -

2 近における特記事項

21 特筆すべき事項

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府 SIP 戦略的イノベーション創造プログラムにおける革新的設計生産技術課題に以下の2件

が採択された

リアクティブ 3D プリンタによるテーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共

創に関する研究開発(研究担当者システム科学専攻 貝原 俊也教授)

全体俯瞰設計と製品設計の着想を支援するワークスペースの研究開発(研究担当者計算科学

専攻 小野 謙二 客員教授)

(2) 工学研究科連携創造本部との共催による「産hArr学フォーラム-企業の実践に学ぶ-」を平成 26 年

11 月 21 日に開催した

【平成 25 年度(2013 年度)】

(1) システム情報学研究科 3 周年記念シンポジウム「知の統合による技術と社会の調和を目指して―学際

的融合研究の推進―」を平成 25 年 2 月 5 日に開催した

(2) イタリアIASI-CNR(Institute for Systems Analysis and Computer Science ndash National Research

Council)と学術交流協定を締結した

(3) フランスインサリヨン工科大学と学術交流協定を締結した

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) スーパーコンピュータ π-computer(富士通 PRIMEHPC FX-10)を導入

平成 24 年神戸大学統合研究拠点にスーパーコンピュータ「京」に代表される大規模シミュレ

ーション教育に資するため「京」とほぼ同一のアーキテクチャを有するスーパーコンピュータ

PRIMEHPC FX-10 を導入した総経費 180000 千円

(2) 理化学研究所計算科学研究機構との共同研究を開始

平成 24 年 5 月 15 日に理化学研究所計算科学研究機構と神戸大学の間で締結した計算科学計算機

科学分野における連携協定に基づき2 つの共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」および

「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」を開始した

共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」においては小規模問題を主な対象とし数万コ

アを活用して固有値を超高速に計算できるライブラリの開発を目指す神戸大学で試作しているブロ

ックヤコビ法と呼ばれるアルゴリズムに基づく固有値計算コードをスーパーコンピュータ「京」上で

適化し性能評価に基づく改良を行う

共同研究「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」ではスーパーコンピュータ「京」で実

行される大規模な計算機シミュレーションの出力データから特徴的な現象を探索し理解するため

- 26 -

のマルチモーダルな可視化技術の研究を π-CAVE を用いて行う

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 没入型 3 次元可視化システム π-CAVE を導入

平成 23 年 6 月神戸大学統合研究拠点 計算科学計算機工学研究プロジェクトに計算機シミ

ュレーション結果の 3 次元可視化による解析を推進するため没入型 3 次元可視化システム π-CAVE

を導入した本システムは一般公開され1000 名を越す見学者があった総経費 122000 千円

(2) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

特別経費(プロジェクト分)として「計算科学におけるデータ可視化研究拠点の形成」が採択さ

れた本課題では計算科学のあらゆる研究分野のためのインフラである可視化システムの充実を

図り空間と時間の大規模 4 次元シミュレーションデータ可視化のための先進的アルゴリズムの研

究開発とその実装法を開発し全国の計算科学の研究と教育に寄与することを目的としている平

成 23 年度-平成 27 年度総経費 120540 千円

(3) FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナーの開催

平成 24 年 1 月 23 日-1 月 29 日の 7 日間FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナー「強制法の視

点からの集合論(Forcing in Set Theory)」を開催した

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 大学院システム情報学研究科の新設

平成 22 年(2010 年)4 月 神戸大学にシステム科学情報科学計算科学の 3 専攻から成るシス

テム情報学研究科を新設した

(2) 協定講座と連携講座の開講

システム情報学研究科計算科学専攻では京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学

名古屋大学筑波大学の 5 大学と協定を締結し本学の学生のみならず全国の大学生に対して計算

科学の教育を開始したまた地球シミュレータを有する独立行政法人海洋研究開発機構および

独立行政法人理化学研究所と連携講座を組織し計算機シミュレーションの応用分野における 先

端の研究テーマを教育するための各研究機関の研究者および大学教員との強力な教育研究推進体

制を構築した

(3) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

「工学と保健学医学の学際連携による斬新な「健康工学」創成 -高度生体計測と超大規模計算を

用いたヒトの認知運動機能超高速超大規模計算-」が採択された平成 22 年度-24 年度

- 27 -

(4) 神戸大学統合研究拠点における計算科学に関する 3 つのプロジェクトが採択

平成 23 年 3 月ポートアイランドに設置された神戸大学統合研究拠点においてシステム情報学研

究科の 3 つのプロジェクトが採択された

22 競争的資金の獲得

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術において研究課題「テ

ーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共創に関する研究開発」を受託

3D プリンタによるテーラーメイド化が困難であったラバー製品について地域産業であるシュー

ズを取り上げ多様なユーザとの IoV (Internet of Values)環境を構築してインタラクティブな価値

流通に基づく超デライト設計生産システムを開発するとともに熱可塑成形と架橋のトレードオ

フを解決しリアクティブ 3D プリンタマシンとその素材を研究開発する期間平成 26 年 10 月

-平成 28 年度 予算総額218231 千円

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自

立分散エネルギーシステム技術の実証研究」を受託

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究を展開するための環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業

の研究課題「離島漁村における直流技術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究(研

究代表者神戸大学)」を受託した平成 24 年度-26 年度総経費 554350 千円

(2) 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に参画

我が国が抱える種々の社会的課題を 先端の情報技術を駆使して解決すると共に社会の新たな

価値や産業の創出を情報技術の応用を通じて行える人材の 育成を目指し分野や地域の枠を越えた

産学の協働ネットワークを構築し多くの優秀な学生を育成すると共に実践的情報教育の知見を

蓄積し広く普及させることを目的とした文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネット

ワーク形成事業」に参画した本プログラムは全国に展開した 15 校の連携校が中心になりベン

ダーユーザ企業の協力のもとで開発し実行する平成 24 年度-28 年度総経費 約 25 億円

分担金約 1 億円

(3) 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて

「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託し

- 28 -

た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

- 29 -

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

- 30 -

23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

- 31 -

Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

- 32 -

(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

- 33 -

32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

- 34 -

業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

- 35 -

4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

- 36 -

(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 5: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

- 5 -

142 [科研費基盤研究 B]コンテンツアウェアネスによる人と機械のコミュニケーション及び学習

に関する研究

(研究代表者有木康雄期間平成 26 年度~平成 28 年度 予算総額 12720 千円(うち

間接経費 1920 千円))

(1) 概要

人どうしのコミュニケーションに比べ人と機械例えばロボットやエージェントとのコミュニ

ケーションでは人の意図が伝わりにくくコミュニケーションを取ることが難しいこの理由は

音声認識の問題だけではなく話の対象になっている物を機械が認識できていないからである

話の対象に関して共通の認識を持つことによりコミュニケーションは成立するこの話題に関す

る共通の認識をコンテンツアウェアネスと呼ぶ本プロジェクトではこのコンテンツアウ

ェアネスを取り入れることにより人と機械のコミュニケーションを円滑に行う方法について研究

する

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

物体や状況の高精度な認識方法と対象に関する共通知識を用いた音声対話の有効性について研

究を行った実施した研究内容を以下に述べる

(a) 「この本読んだ」といった音声対話タスクでは本という具体的な対象物を認識して対話

を展開するため特定の本を認識する必要がある従って「画像による特定物体認識を行っ

てその物体に関する情報を検索して提示する課題」を研究した

(b) 「湯呑にお茶入れて」といったタスクでは急須と湯呑を探索しその後の処理操作を行う必

要がある従って「画像による一般物体認識を行って探索しその物体を処理操作する課題」

を研究した本研究ではディープニューラルネットワークの一種である Convolutional

Neural Network (CNN)によって一般物体認識を行った

(c) 「書くものを持ってきて」「乗り物はどれ」「水を入れることができるものは」といったタス

クを実施した物体を DPM によりパーツに分解しその後機能を発現するために必要なパ

ーツを特定した機能ごとに学習したモデルを用いてパーツを評価し物体画像のスコアを

算出した(下図)複数の機能のうちどの機能を物体が有するかを判定するために

one-vs-rest 法を用いてマルチクラスの分類を行った

- 6 -

- 7 -

143 [科研費基盤研究 B] 社会規模での大規模コーパス収集による映像検索エンジンの再構築

(研究代表者上原邦昭期間平成 26 年度~平成 28 年度予算総額16340 千円(うち間

接経費 2640 千円))

(1) 概要

映像にタグ付けを行える際何種類もの物体に関して全ての映像に人手でアノテーションする

ことは非現実的であるそこで能動学習に基づいて物体認識の精度向上に有用な映像を取捨選

択しながら効率的に物体認識の精度を向上させるようにしているが完全な認識モデルの構築は

不可能であるそのためこのような不確実な(エラーを含む)認識モデルを用いて映像検索を行

うと多数の誤検索や検索漏れが発生する本研究では認識モデルの不確実性を考慮して検索

対象の映像がクエリに適合するか否か推論する映像検索エンジンを開発することを目標としている

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

平成 26 年度は各物体の認識モデルの評価値に対して物体が出現している映像と出現していな

い映像の密度比を推定し不確実性を定量化する手法を開発した本研究ではDempster-Shafer

(DS) 理論という無知量を表現するための確率論を基礎としている従来の確率論では物体が出

現しているかどうか分からない無知状態は2つの確率変数 A(ppearance)D(isappearance) に確

率 05 を割り当てて表現することしかできなかったこれに対してDS 理論を用いれば確率質量

関数により無知状態を表す AD という「確率変数の部分集合」にも確率を割り当てて物体認識

の不確実性を詳細に表現できるようになる具体的には各物体の認識モデルに対して無知状態

に対する確率すなわち不確実性を算出する言い換えると認識モデルの評価値に対して物体

が出現している映像と出現していない映像の密度の比を推定し不確実性を定量化するさらに

不確実性を用いて各映像に対する認識モデルの評価値の整合性を検証するそして認識モデル

が誤っている映像と物体(タグ)を特定するこの映像とタグのペアの真偽をユーザに判定しても

らようにして効率的に高精度な認識モデルを構築できることを示した

本年度に行った研究は既に Multimedia Data Mining and Analytics という書籍の中の 12 章と

して出版されている本章は近年の Multimedia Data Mining 関係の研究者の中で際立った成果

を挙げた研究者として招聘されて執筆したものであるしたがって世界的にも研究が認められつ

つあることを示しているこのほかにも2件の海外雑誌2件の国際会議発表と十分な実績であ

ると思われる今後の課題としては平成 26 年度に定量化された不確実性を導入して 尤推定を行

い認識モデルの評価値の整合性を検証し不確実な物体認識の結果から認識モデルの精度を

も向上させる見込みのある映像と物体を特定する手法を開発するDS 理論の問題点の一つとして

確率質量関数の定義方法がある確率質量関数を定義するために各物体のあらゆる部分集合に対

して訓練データを用意することは困難であるこのことは部分集合に含まれる各物体が出現して

いるかどうかを全ての訓練データに対してアノテーションすることが事実上不可能であることを

意味しているしたがって集合論的解釈による認識モデルの構築方法を変更し確率質量関数の

導出を回避することを検討する

144 [科研

的相

(研

費 3

(1) 概要

かぐや

太陽風

それ以

含めた

100km

3 次元全

見を得

(2) 平成 26

プラ

磁気異

い磁場

が形成

と磁場

の大き

荷分離

での局所

磁化と

けるこ

ダイポー

磁場圧

界層電

マ半径

により

おける電

いては

運動が顕

逆に夕

である

電子ド

すなわ

電子電流

するこ

研費基盤研

相互作用の研

研究代表者

3960 千円を

や衛星によ

の相互作用が

下でありこ

解析が必須

m までの領域

全粒子シミュ

6 年度(201

ズマ粒子シ

常のように

構造におい

されることを

の釣り合い点

いイオンと

が生じその

所電場によ

みなされる

とを明らかに

ール磁場が圧

縮領域で電

流が流れそ

程度である

明らかにした

電子電流構造

朝側から夕

顕著であるが

方側から朝

ことを明らか

リフト運動

ち磁気異常

流の渦的構造

とを明らかに

研究 B] 3

研究

臼井英之

を含む))

り月面近傍で

が強く示唆

この相互作用

須であるそ

域に着目し

ュレーション

14 年度)まで

ミュレーショ

にイオンラー

いてもメソス

を明らかにし

点近傍におい

磁化された

の結果生じる

り本来この

イオン流も

にしたまた

圧縮される点

電子のドリフ

その領域の厚

点も粒子シ

た特に磁気

造について

方側に向か

が中高緯度

朝側に向かう

かにしたこ

の構造によ

常上空の南北

造が見られ

にした

次元全粒子

期間平成

での太陽風イ

されている

用の本質的理

こで本研究

そこでの小型

ン解析を実行

での成果

ョンにより

ーマ半径より

スケールの磁

した太陽風

いてラーマ

た電子との間

る磁気異常

のスケールで

も大きく影響

たそこを中

点および

フト運動によ

厚さは電子の

シミュレーシ

気圏前面境界

低緯度領域

かう電子ドリ

度領域におい

電子の流れ

このような二

り磁気圏層間

北両半球にお

電子熱化に

- 8 -

シミュレーシ

成 23 年度~平

イオン反射や

磁気異常の

理解には MH

究では特に

型磁気圏形成

行し月面磁気

月面

り小さ

磁気圏

風動圧

マ半径

間で電

常上空

では非

響を受

中心に

その

よる境

のラー

ション

界層に

域にお

リフト

いては

れが主

二層の

間側

おいて

に寄与 3

ションによる

平成 26 年度

や粒子加熱が

のスケールは

HD 近似では

にイオンスケ

成とそれに関

気異常領域の

3 次元粒子シ

と磁気圏境界

る月面磁気異

度予算総額

が頻繁に観測

は太陽風イオ

はなく太陽風

ケールから電

関連した宇宙

のプラズマ環

シミュレーシ

界層電子電流

異常と太陽風

額17160 千

測され月面

オン慣性長と

風プラズマの

電子スケール

宙プラズマ現

環境について

ションモデル

流図(下図)

風の運 動論

千円(間接経

面磁気異常と

と同等または

の粒子効果を

ルを含む高度

現象について

ての詳細な知

ル図(上図)

145 [科研

(研

(1) 概要

本プ

に対し

はテ

ークデ

たとえ

いる状況

定する

題とし

(2) 平成 26

大規模

および

並列ア

定手法

マルチ

の依存

在変数

データ

NIPS

ネット

係を予

デルを

を用い

研費基盤研

研究代表者

ロジェクトで

て低次元の潜

キストデー

ータにおいて

ば所与の木

況を指す以

ことで様々

て情報の検

6 年度(201

模データ解析

び階層ディリ

アルゴリズム

法により予

チモーダルデ

存性を的確に

数モデルを提

タに適用し

S に採録され

トワーク解析

予測すること

を高速かつ的

いた評価実験

Symmetric

研究 B] 大規

江口浩二

では内部構

潜在表現をベ

タにおいては

ては各頂点ま

木構造やネ

以上に述べた

々な問題の解

検索推薦

14 年度)まで

析 潜在変数

リクレ過程

ムを開発し

予測性能を維

データ解析

に捉えつつ次

提案した提

有効性を示

れた

析 大規模

とを目的とし

的確に推定す

験により提

c Correspond

規模構造デー

期間平成

構造または外

ベイズ統計学

は各トークン

または辺が属

ットワーク構

たような複雑

解決に利用可

予測と時系

での成果

数を用いた統

(HDP)に関

クラウド環

維持しつつ高

複数の表現

次元削減を実

提案モデルを

示した研究成

で時間的変化

して混合メ

する忘却型パ

提案手法の有

dence Topic M

- 9 -

ータに対する

成 23 年度~平

外部構造を持

学により推定

ン(単語)が

属性で特徴づ

構造における

雑な構造をも

可能な「知識

系列解析に着

統計的データ

関して大規

環境などを用

高い効率性が

現からなるマ

実現する Sym

を多言語テキ

成果の一部は

化を伴うネッ

メンバシップ

パーティクル

有効性を示し

Models によ

確率モデル推

平成 26 年度

持つテキスト

定する技術を

が属性で特徴

づけられたも

る各頂点にテ

もつ大規模な

識」を抽出す

着目した

解析手法で

規模データの

いた評価実験

が実現するこ

マルチモーダ

mmetric Cor

ストデータ

は機械学習分

ットワーク表

プブロック

ルフィルタを

した

よって推定され

推定に基づ

予算総額

トデータやネ

を開発した

徴づけられた

ものを指す

テキストデー

なデータから

することを目

ある潜在的デ

のために高速

験を行った

とを明らかに

ダルデータに

rrespondenc

(下図)やア

分野のトップ

表現の潜在構

クモデル(M

提案した社

れたトピック

く知識の創出

19240 千

ネットワーク

ここでいう

たものを指し

また外部

ータ群が割り

ら低次元の潜

目指し具体

ディリクレ配

速な推定を実

その結果

にした

に着目しデ

ce Topic Mo

アノテーショ

プカンファレ

構造を推定し

MMSB)なる

社会ネットワ

クの言語バイ

出と活用

千円)

クデータなど

う内部構造と

しネットワ

部構造とは

り当てられて

潜在表現を推

体的な応用問

配分法(LDA

実現する分散

提案した推

データ表現間

odels なる潜

ョン付き画像

レンスである

し未知の関

る潜在変数モ

ワークデータ

アス

A)

- 10 -

146 [科研費基盤研究 B]分子表面の三次元データマイニングによるタンパク質機能知識の創出

(研究代表者大川剛直期間 平成 24 年度~平成 28 年度予算総額 17550 千円(うち間

接経費 4050 千円))

(1) 概要

タンパク質分子表面データに対する三次元データマイニング技術を開発する分子表面を三次元

画像と見なすことで局所特徴量を保持するノードと分子構造上の特徴をもとに得られるエッジか

ら構成される複合構造グラフ表現を導入しタンパク質局所部位の特性や分子構造変化を考慮した

頻出パターン発見を実現するさらに特徴点集合に対する網羅的なマイニングのための高速化技

法についても検討する

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

(a) タンパク質分子表面を点群画像として表現し曲率に基づく特徴点抽出および周辺点群との関

連から特徴量を記述する手法を検討したこれをもとに高速パターンマッチングが可能なメモ

リ型プロセッサを想定しシミュレータ開発を通して局所部位間の網羅的比較を試みた

60 種類のタンパク質に対する実験により特定のタンパク質群に固有な特徴的部位の存在が

確認されるなど重要な知見が得られた

(b) タンパク質分子表面をグラフ表現し結合部位予測問題を 適グラフ発見問題として定式化す

るとともに類似頂点集合を 1 つの頂点に集約して再構成した抽象グラフを利用することで

処理の効率化を達成した37 種類のタンパク質を対象とした実験の結果予測に要する時間

を約 70に短縮することに成功した

(c) タンパク質の機能に関する知見の評

価および実験用データセットの準

備を目的としてタンパク質構造解

析文献から関連文献を検索する手法

を提案した既存データベースの活

用により機能の観点からの関連性

に基づく検索を実現した

147 [科研

イナ

(研

接経

(1) 概要

高解像

領域で

ードを

するた

ダイナ

ーショ

(2) 平成 26

現実

ン格子

ン格子

いう特徴

3次

いて対話

た(下左

話的可視

複数の可

太陽

ョンモデ

く回転す

明らか

らかに

研費基盤研

ナモ機構解明

研究代表者

経費 4590 千

像度の計算機

の地球ダイナ

更に発展させ

めにバーチ

モシミュレー

ンを行う

6 年度(201

実的な地球ダ

を発展させ

を開発した

徴をもった球

次元可視化技

話的に地球ダ

左図)この

視化ソフト

可視化ソフ

陽ダイナモシ

デルにより

する赤道加速

にしたこと

したことであ

研究 B] 次世

陰山聡期

千円))

機シミュレー

ナモ機構の解

せ現実的な

チャルリアリ

ーションの知

14 年度)まで

ダイナモ計算

その弱点

イン=ヤン

球ジオメトリ

技術について

ダイナモシミ

のソフトウェ

Multiverse

トの中心的な

シミュレーシ

以下の二つ

速が見られる

(下右図)

ある

世代スパコン

期間平成 23

ーションと先

解明をめざす

な地球ダイナ

リティ(VR)

知見を活かし

での成果

算には内核の

(中心付近が

ン=ゾン格子は

リ向けの汎用

は神戸大学

ミュレーショ

アは一般

に発展した

な機能である

ョンは予想以

つの成果が得

る状態とそ

もう一つは

- 11 -

ンと 3 次元可

3 年度~平成

先進的な 3 次

す独自に考

ナモシミュレ

)技術を用い

し太場磁場

の影響を正確

が解けないこ

は並列数が

用計算格子で

学統合研究拠

ョンデ一タを

般的な没入型

た現在では

以上に進展

得られた一

その逆の状態

対流層底部

可視化技術に

成 27 年度

次元可視化技

考案したイン

レーションを

いた 3 次元可

場の起源解明

確に取り込む

こと)を克服

が上がれば上

である

拠点に設置さ

を解析するソ

(CAVE 型)

GeomagF

し新たに開

一つは対流

態がロスビー

部に自発的に

による現実的

予算総額

技術を組み合

ン=ヤン格子に

を実行する

可視化手法を

明を目指した

必要がある

服した新しい

上がるほどメ

された没入型

ソフトウェア

)VR 装置に

Field は Mul

開発した太場

流層の赤道部

ー数を指標と

に速度シア層

的低粘性領域

15300 千

合わせること

に基づく地球

その出力デ

を開発する

た太場ダイナ

このために

い計算格子イ

メモリ効率の

型 VR 装置π

アGeomagFi

に汎用的に利

ltiverse に組

場ダイナモシ

部分が自転速

として分けら

層が形成され

域での地球ダ

千円(うち間

とで低粘性

球ダイナモコ

データを解析

また地球

ナモシミュレ

にイン=ヤ

イン=ヤン=ゾ

のよくなると

-CAVE を用

eldを開発し

利用できる対

組み込まれた

シミュレーシ

速度よりも早

られることを

れることを明

- 12 -

148 [科研費基盤研究 B] 分光学的精度を目指した分子軌道プログラムの高度生成

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 26 年度 予算総額 19760 千円)

(1) 概要

F12 結合クラスター理論を出発点にして動的自動生成の開発を行う動的自動生成は以下の 3

つのステップからなる

1)稼働方程式の自動生成2)演算子の並び換えによる複数ルートの探索と演算量の 適化3)異な

る数値演算法に対する自動チューニング

これらの手法を拡張し①基底状態のための理論(高次 F12 結合クラスター理論高次 F12 摂動

論)②励起状態のための理論(高次 F12 結合クラスター線形応答理論)③ポテンシャル面とための

理論(高次 F12 多参照 CI 法高次 F12 多参照結合クラスター理論)④物性計算(超分極率解析

的エネルギー勾配法等)へと発展させる大規模計算を可能にするための原子積分を用いた方法や

局所電子相関法も考慮にいれる更に自動生成のマクロを 2 成分と 4 成分の相対論的電子状態理

論に拡張する分光学的精度を得るための各種微細効果補正を行う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

結合クラスター理論については方程式をストリングスと呼ばれる整数列のシンボリック表現を

用いることにより高次の励起までを含む結合クラスター理論の方程式導出を自動化した生成さ

れた整数列をもとに整数列の並び替えによる 適化を含む Fortran90 形式の計算プログラムの自

動生成を行ったまた四成分相対論による MP2-F12 法と拡張された論理推進演算子による

MP3-F12 法分子求積法に基づく F12 法の超並列アルゴリズムの開発を行った更にイオン化ポ

テンシャルを高精度で見積もる露わに電子相関を考慮したダイソン方程式や任意の励起状態を高精

度に計算するための有効ハミルトニアンによる量子モンテカルロ法の研究も進めた

(a) 結合クラスターコードの自動生成

結合クラスター(CC)理論の自動生成ではダイアグラムのシンボリック表現を用いた中間状態の

生成と演算子の並べ替えを考慮に入れた 適化を行った更にキャッシュ効率を 大限に活用す

るためにDGEMM を用いた計算プログラムに対する自動生成器への拡張を行ったこの時必要

に応じて CC 計算に含まれる行列積演算配列要素が含む交換や配列の次元操作などの前処理を行っ

た一例として12 スレッドを用いたcc-pV5Z 基底を用いた Ne 原子の CCSD 計算の処理時間の

分布を図1に示すこの基底関数系では非占有軌道の 4 乗(V4)に比例する短縮ステップが計算の

ボトルネックである中間体の計算に対して 適化を行った場合(I)と和の制約を取り込んだ場合(IR)

いずれにおいてもこれらのステップがボトルネックと成っている事が分かる一方クラスター

振幅と二電子積分を大きな行列と見なしDGEMM の実装を行った場合は 大で 60 倍もの高速

化が達成され大幅な性能の向上が見られた自動生成器の多参照 CC 法と近似的な CC-F12 法への

拡張も視野に入れた開発を行った

- 13 -

(b) 四成分相対論 F12 法の開発

ディラッククーロンハミルトニアンを用いた四成分相対論ハートリーフォック法の実装に次

いで四成分 MP2-F12 法の開発を行ったノーペア近似に対する新規の強直交化射影演算子を提案

し更にヒレラ-スエネルギー汎関数に対する直接摂動論を適用する事により電子間のカスプ条件

を満たす新規の Ansataz を構築しMP2-F12A(SP)法の範囲の実装を行った

(c) 新規な露わに相関した高次摂動論の開発

高次の摂動効果を F12 理論で取り込む為に従来の結合クラスターラグランジアンに基づく展

開法と異なる拡張された論理推進演算子による定式化を行いMP3-F12 法で収束性を数値的に確認

した新しい展開法は従来の手法と比較してより速やかな収束性が得られる事と4 次以上の高次

相関でも F12 の寄与を取り込めるという優位性がある事が示された

149 [受託

ーメ

(研

ち間

(1) 概要

3D プリ

を取り上

通に基づ

を解決

(2) 平成 26

託研究(内閣

メイドラバー

研究代表者

間接経費 28

リンタによる

上げ多様な

づく超デライ

しリアクテ

6 年度(201

ユー嗜好

閣府戦略的

ー製品の設計

貝原俊也

464 千円))

るテーラーメ

なユーザとの

イト設計生

ティブ 3D プ

14 年度)まで

超デライ

リア

ーザ計測分析 調査モデル化

デー

的イノベーシ

計生産と社会

期間平成

イド化が困

の IoV (Inte

生産システム

プリンタマシ

での成果

イト設計生

アクティブ3

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ータベース

部品サ

- 14 -

ション創造プ

会経済的な価値

26 年 10 月

困難であった

ernet of Valu

ムを開発する

シンとその素

生産システム

3D プリンタ

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商品デー設計

サプライヤ

部品製

プログラム)

値共創に関す

~平成 28 年

ラバー製品

ues)環境を構

るとともに

素材を研究開

ムのフレーム

タ試作機の仕

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生産現

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製品在庫

生産

CPS

革新的設

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年度 予算総

について地

構築してイン

熱可塑成形

開発する

ムワーク検討

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現場

ユー販売

データ

産機械

設計生産技術

総額2182

地域産業であ

ンタラクティ

形と架橋のト

ーザ 売店

ベース

配送

IOT

術)] テーラ

231 千円(う

あるシューズ

ィブな価値流

トレードオフ

- 15 -

1410 [外部資金課題 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業]離島漁村における直流技

術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究

(研究代表者玉置 久期間平成 24 年度~平成 26 年度予算総額554350 千円(うち間

接経費22136280 千円))

(1) 概要

地球温暖化や自然災害への対応策の一つとして自立分散エネルギーシステムの重要性可能

性が再認識されているこのような背景のもと本実証研究は国の総合特区制度指定を受けた「あ

わじ環境未来島構想」においてエネルギー自立島を目指す離島「沼島」を実証の場とし直流給電

方式による電力変換ロスの低減ならびに自然エネルギーの有効活用をベースとした自立分散エネル

ギーシステム構築の実証研究を試みるものである実験を進めるにあたって(1) 高性能直流マイク

ログリッドシステムの開発(2) 高性能据置型およびモバイル型バッテリの開発(3) ダイナミック

プライシングによる電力消費抑制手法の開発(4) 全体システムの 適化手法の開発をサブテーマ

として設定している

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

昨年度までに設計開発設置を済ませた直流マイクログリッドシステムおよびダイナミックプ

ライシング環境をもとに本年度は実証研究を本格的に遂行した(1) および (2) については直

流マイクログリッドシステムの電圧安定性および効率(電力変換効率エネルギー利用効率)(3) に

ついてはダイナミックプライシング(見える化を含む)による電力消費削減効果においてそれぞ

れ目標値を達成する結果が得られていることが確認されたまた(4) については実証実験による

結果を反映させる形で全体システムの 適構成(沼島全体をカバーする場合の 適設備導入量の試

算等)が示されたまたまたシミュレーションによる仮想実験を通して交流給電方式のシス

テムに比して目標とする CO2排出量削減を達成できることが確認された

- 16 -

1411 [高性能汎用計算機高度利用事業補助金「戦略プログラム」分野2新物質エネルギー創成] 重点

課題2電子状態動力学熱揺らぎの融和と分子理論の新展開

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 27 年度予算総額183188 千円)

(1) 概要

本重点課題の目的は電子状態動力学熱揺らぎの取り扱いをコアエレメントとして革新的な

発展を図りそれらの融和的な理解と練成に基づいた新しい分子理論を推進する事である超並列

計算環境を高度に活用する事によりこれまで取り扱いが困難であった複数の物理原理が絡み合う

実在系の分子科学を発展し物質設計生命エネルギー問題を基礎原理から解決する役割を担う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

(a) 高精度電子状態計算によるフラーレン誘導体の計算

露わに相関した二次の摂動論(MP2-F12 法)と分子求積 MP2 法に関しては前年度までに

GELLAN プログラムに超並列実装が完了しているH25 年度に開発および実装した分子間相互作用

エネルギーを正確に計算するための分母を制限した二次の摂動論(RD-MP2 法)と密度汎関数理論を

併用してH26 年度にはフラーレンの外部修飾に関する計算を更に進め一つのフラーレン分子に

は 大で三箇所に N-ヘテロ環状カルベンが結合しうることが計算によって示唆された複数のカ

ルベンを結合させると結合エネルギーが順次わずかに減少していくため複数個の N-ヘテロ環状カ

ルベンを結合させるためには実際の実験条件下では過量の N-ヘテロ環状カルベンを必要とするこ

とになり結合する個数の制御が難しく結果として目的である電子的性質の制御が難しくなるこ

とが想像されるそこで二つや三つの N-ヘテロ環状カルベンを一つの分子内に保有する分子の設

計を試みた予備的な計算により架橋部の結合距離をうまく設計すれば二箇所や三箇所でフラ

ーレンに結合できる N-ヘテロ環状カルベン分子を設計できる見通しとなったこのようなフラーレ

ン誘導体は一分子のカルベンが結合した分子とは電子的な性質が異なるため本結果は多様な電

子的な性質をもつフラーレン誘導体を精密に合成できる可能性を示したと言えるまたH26 年度

は上記の研究課題に加えて分子のイオン化ポテンシャルを二次の摂動論に基づいて正確に計算す

る露わに相関した二次のダイソン方程式法の開発も行った多環芳香族炭化水素やチオフェン分子

ポルフィリン分子など有機電子材料として使われるいくつかの分子に適用したところ密度汎関

数理論や Hartree-Fock 法よりも実験値に近い良好な結果が得られたこのような有機電子材料のイ

オン化ポテンシャルを高精度に計算する手法は新しい分子の設計に貢献するものと期待される

(b) モデル空間量子モンテカルロ法の並列プログラム開発と光システム II のスピン状態の計算

強い電子相関を持つ系の電子状態計算を目的としたモデル空間量子モンテカルロ(MSQMC)法に

関しては昨年度に完成した MPIOpenMP 並列プログラムの高速化を行ったアルゴリズムやデー

タ構造を修正した中で も効果の大きかったのは各ノードが受け持つウォーカー数を計算中に

ダイナミックに平均化することによってより均等な負荷分散を達成したことである現在のアル

ゴリズムでは1000 モンテカルロステップ毎に各ノードに存在するウォーカー数を調べ平均よ

りも多い数が存在するノードから少ないノードに移動させることによってウォーカー数の平均化

- 17 -

を行っているウォーカーの通信による遅延が生じるが並列化効率が向上したことによって計算

は高速化され約2億のウォーカーを使用したクロム 2 量体の MSQMC 計算ではFCIQMC や DMRG

法による 善値と統計誤差内で一致する結果が得られた遷移金属水素化物の基底状態と励起状態

のポテンシャル曲線への応用ではMSQMC 法による様々なスピン状態の結合解離エネルギーは実

験値と良い一致を示したまた数千の電子配置(スレーター行列式)からなる P-空間を使用して

光システム II の活性中心(OEC)のモデル系について様々なスピン状態のテスト計算を行ったこ

の系では 低でもマンガンd軌道と酸素2p 軌道(合計35軌道)を考慮して P-空間に主配置を

生成しなければならないがこれらの全ての軌道を含めて初期 P-空間を決定することは不可能であ

るこのような場合にはMSQMC 計算中に Q-空間に存在するスレーター行列式の中で多数のウォー

カーを持つようになったものをP-空間に移動させるldquoプロモーションrdquoが本質的になる今回の

計算では限られたd軌道内の励起のみを含むスレーター行列式からなる初期 P-空間を使用して

MSQMC 計算を開始しプロモーションによって全てのd軌道と酸素2p軌道間の励起を含むスレータ

ー行列式を追加することによりP-空間の改善を行った様々な d 軌道間の励起を含む多数のスレ

ーター行列式が生成されMSQMC 計算の結果からはBroken-Symmetry(BS)DFT 法では計算できない

4重項スピン状態が低エネルギー領域に存在することが示唆された

(c) 光システム II の構造と電子状態の研究

光システム II(PS II) の活性生中心(OEC)であるマンガンクラスター(CaMn4O5) には第二配位圏からの

アミノ酸残基や水分子が存在し複雑なクラスター構造を形成している高分解能 X 線回折(XRD)構造ならび

に F Neese の最適化構造を基にした OEC と第二配位圏の周辺アミノ残基から成るモデル系に対して酸化

状態 S2 の全電子計算を行ったOEC は強相関電子系であり非常に複雑なスピン状態を有するこのような

系 に 静 的 電 子 相 関 効 果 を 取 り 込 む た め に Broken-Symmetry(BS) 法 を 適 用 し た 計 算 レ ベ ル は

UB3LYP6-31G(d)である得られたOECのBS解のうち低スピン解(Sz=12)の全電子エネルギーが最小で

次いで中間スピン解(Sz=52)の全電子エネルギーが小さかったS2 状態は電子スピン共鳴(ESR)測定からは

二重項が基底状態六重項が第一励起状態と帰属されておりSz=12Sz=52 の BS 解がそれぞれ対応す

ると考えられるBS 解はいずれもスピン混入が大きく静的電子相関効果が取り込まれていることも分かった

低スピン解に対してスピン密度を求め超微細構造定数の計算を行ったスピン密度はいずれもマンガンに

局在しておりHis332 が配位したマンガンの超微細構造定数が最大であった各マンガンの超微細構造定

数は電子minus核二重共鳴(ENDOR)測定結果と定性的に一致することが分かったさらに得られた BS 解を用い

て OEC に周辺のタンパク質を取り込んだモデル系に対して相互作用を分散させた並列フラグメント分子軌

道(FMO)計算を行った計算レベルは FMO-UB3LYP6-31G(d)であるペア相互作用解析を行うことによっ

て周辺タンパク環境が OEC に与える影響を定量的に評価することができた周囲 3Å程度離れたアミノ残基

(Glu329Val330 Ala351Leu352 など)までが OEC に電子的影響を与えており5Å程度以上離れたアミノ残

基(Arg357 Cl679Thr316Lys317 など)も静電相互作用による影響があることが示されたこのことから酸素

発生過程において第二配位圏のアミノ残基の寄与は重要であると考えられる周辺アミノ残基を含めたモデ

ル系に対してFMO-UB3LYP6-31G(d)レベルの構造最適化を行うことによってより精密な解析が可能である

と考えられる

- 18 -

図1TRECVID 2012 SIN (light) 部門で開発

された手法のランキング

15 平成 25 年度以前に終了したプロジェクトの成果

本節には平成 25 年度以前に終了したこれまでのプロジェクト成果を再掲する

151 [科研費基盤研究 B] 機械学習の枠組みに基づく映像検索システムの再構築

(研究代表者上原邦昭期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額20280 千円)

(1) 概要

本プロジェクトは映像例示型検索(QBE Query By Example)と呼ばれる映像検索技術に焦

点を当てたものであるQBE はクエリとして与えられた映像から色エッジ動きなどの特徴

量に基づいて与えられたショットと類似したショットを検索する手法である一方QBE は与

えられたショットとの類似度に基づく検索モデル(分類器)を学習するという観点から見れば機

械学習におけるldquo例からの学習rdquoと考えることもできるすなわちクエリに適合する映像としない映

像を識別するための分類器を構築する機械学習の問題とみなせることにもなるそこで事例

特徴量学習アルゴリズムデータ量といった機械学習の観点から QBE の改良について検討した

終的に大規模な映像データからクエリに適合する映像を高速かつ高精度に検索可能な手法を

開発したさらに開発手法を物体認識に応用して米国 NIST 後援の世界的な映像解析コンテス

ト TRECVID 2012 において世界 高精度を達成することに成功した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

本プロジェクトで開発した高速な SVM 学習テスト手法および高速な特徴量抽出手法を応用

してTRECVID 2012 Semantic INdexing (SIN)部門に参加した結果を示すTRECVID は映像検

索に関する競争型ワークショップでありそのうち SIN 部門では例えば「人」「車」「建物」と

いった人間にとって意味のある概念を大規模な映像データから自動認識する技術を競争すること

を目的としたものである図1の棒グラフはSIN (light)部門での本手法の認識精度(MAP)を表

している1 本の棒が 1 つの手法の認識精度を表し我々の手法は白抜きの棒で示しているこの図

から本プロジェクトで開発した映像検索技術は世界 25 の研究機関で開発された合計 91 手法の

中で 高精度を達成していることが分かるこれは本プロジェクトで開発された高速化手法によ

り他の研究機関よりも多くの学習例を用いて高精度な SVM を学習できたことおよび多くの局所

領域を考慮して精巧な特徴量を抽出できたことによるものである

- 19 -

Bottom Tier

NS3

NS4PFE

DPU

PFE

Top Tier

NS1

TSVs

NS2PFE

DPU

PFE

PFE Probing Front EndDPU Data Processing Unit (35kTr)NS Digital noise source (179kTr)

Tsamp

Vref

Dout

VsfoTargetSignal

PFE

152 [科研費基盤研究 B] 三次元積層VLSIにおける配線システムのインテグリティに関する研究

(研究代表者永田 真期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額19240 千円)

(1) 概要

三次元積層 VLSI システムにおける積層方向に延伸した配線システムのインテグリティ(完全性)

を指向する設計手法に向けてシリコンチップを貫通する配線構造であるシリコン貫通ビア(TSV)

とシリコン基板との電気的結合に関する実験的及び解析的な理解を追及したとりわけ三次元積

層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性に着目しノイズ結

合が TSV の物理配置や回路の動作周波数に強く依存することを①ノイズエミュレータ及びノイズ

モニタを搭載した三次元積層チップによるノイズ波形のその場評価②三次元配線システムとシリ

コン基板の等価回路の理論解析により明らかにしたこの研究はベルギーの研究機関である

IMEC との協力研究体制のもとで推進した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

三次元積層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性を評価

するためのプロトタイプチップを開発し(左図)そのノイズ結合が三次元積層構造の層内や層間に

おいて異なる周波数応答特性を示すことについてプロトタイプチップによる実験及び三次元積層

構造の等価回路による理論解析により示した(右図)両者はよく一致しており三次元積層 VLSI

設計における等価回路の有用性が示された

NS 1

NS 4

NS 2

NS 3 PFE

PFE

-70

-60

-50

-40

-30

-20

01 1 10 100 1000 104

S 12 p

aram

eter

(dB2

0)

Freq(MHz)

NS1-NS3NS1-NS2

NS3-NS4NS2-NS4

シミュレーション理論計算

層内結合

層間結合

低周波数 中周波数 高周波数

- 20 -

153 [文部科学省先導的創造科学技術開発費補助金「社会的システム改革と研究開発の一体的推進」]

企業を牽引する計算科学高度技術者の養成

(研究代表者賀谷信幸期間平成 22 年度-26 年度予算総額214381 千円)

(1) 概要

地域に集積するものづくり産業を次世代型製造業へ転換させるために企業内で 先端シミュレ

ーション技術の導入利活用を牽引するリーダーの養成を目指すシミュレーションの本質の理解

を目的にプログラム開発から既製アプリソフトの活用まで受講者に 適なテーラーメイドの

教育カリキュラムで指導するプログラム相談室の設置など手厚い指導体制で 先端スーパーコ

ンピュータを駆使し新産業を創出する人材を育成する

(2) 研究成果

(a) 進捗状況

本プロジェクトで も重要視されるデータは修了者数である本プロジェクトの申請時には修

了者の目標人数を毎年20名と設定したその修了者数の達成度がプロジェクトの評価となる

初年度は体制作りが主となり修了者を輩出するところまで及ばなかったが2年目でほぼ目標

人数を越えることができた4年目にして本プロジェクトの 終目標である100名を越えるこ

とができ3年目の中間評価でもA(採択6大学中2位)で評価された

(b) 人材養成プロジェクトの有効性

1) 養成修了人材が地域で活躍する仕組み

兵庫県には重工業関係をはじめ多くの製造業が集積し日本の産業界を担っているこれら

の企業からの受講者がシミュレーション手法を学び企業での製品開発や設計製作に貢献し

ている受講者の中には修了後もセミナーを受講したりシミュレーション相談室で問合せの

継続を希望していることから地域での活躍状況が分かり定着してシミュレーションを企業内

で牽引している具体的には基礎コース修了者から応用コースを希望している受講者が 4 名お

り現在テーラー相談を準備しているまた応用コースが修了した11名が継続して受講して

いる

① 企業経営者のシミュレーションへの理解

シミュレーションの必要性有用性を企業経営者に理解させることが企業でのシミュレー

ション活用の 短の方策と考え関西経済連合会神戸商工会議所などで経営者向けのセミナ

ーを開催しているまた神戸ポートアイランドの神戸大学統合研究拠点に多くの企業経営者

の見学があるその際本事業の説明を行い受講者の派遣を依頼しているまた神戸大学

に就職のために訪れる企業人事関係者に本事業を説明した結果3社の参加があった

② 養成修了人材に成功体験

企業のシミュレーション担当部署でシミュレーションによる実績を上げることが大変重要

であるシミュレーション手法の理解不足からシミュレーション利用を中断するケースが多く

見られる開発研究においてシミュレーションを用いた成功体験が重要で本事業の修了後の

指導継続が必要である

- 21 -

③ 計算機使用の貸与

シミュレーションにはプログラムによっては高速のスーパーコンピュータが必要である

神戸大学が所有する 20TFlops のスーパーコンピュータ富士通 FX-10 を企業に無償で利用を提

供している

2) 養成人材の活躍状況

本事業の波及効果として修了生の活躍状況が重要な指針となる事例として以下5例を示す

① 社内で開発していたプログラムが計算時間を 24 日から 8 日に短縮され社内での開発に活

用できる計算時間までに短縮できた

② 船舶からの排水システムに関して実験データとシミュレーション結果との相違を比較検討し

てシミュレーションの有用性を理解した今後の船舶の取水排水システムの設計にシミュレ

ーションが活用される

③ SPring-8 で観測されたデータ例を用いて逆モンテカル法を用いた解析手法を学んだその

結果社内で取得した SPring-8 での実験結果の解析に用いるために共同研究に進んだ

④ ガス分子の衝突過程にシミュレーションを適応した計算アルゴリズムの再検討とプログラム

の高速化を実現し商品開発に繋げた

⑤ 可視化のプログラムの利用法を習得しこれからのシミュレーション結果の説明解析に企業

で活用する

⑥ 他にこれから流体のシミュレーションを企業内で開始するための事前勉強等があり本事業

が企業内の開発研究に大きな効果をもたらしている

3) 波及効果

シミュレーション手法はあらゆる開発研究から株価予測などの社会現象まで幅広く活用され

ている研究手法であるこのシミュレーション手法は当然兵庫県の企業だけではなくあらゆ

る企業で利活用されるものであるこの人材養成は兵庫県関西圏のみならず北海道から九

州までの日本全国にそれぞれの人材育成拠点を設置すべきである日本の要所に計算科学の人材

育成拠点を設けシミュレーションを全国の企業に普及させれば日本でのプロダクトイノベ

ーションを誘起するものである本事業に関して関西圏外からも多くの問合せがあることから

も明らかである特に本事業の特徴であるテーラー相談室とシミュレーション相談室の運営方

法本事業で開発した e-ラーニングのコンテンツの共同利用やテレビ会議システムによる授業の

配信シミュレーションに熟達した教師のリストの共有などを提供することにより日本の各所

に計算科学の人材育成拠点を設けることができる

修了者数(平成 25 年度まで)受講者数(平成 25 年度) (単位人)

1 年目

(H22 年度)

2 年目

(H23 年度)

3 年目

(H24 年度)

4 年目

(H25 年度)

修了 0 38 43 29

初年度からの累計 0 38 81 110

申請時の修了者の

目標人数 20 40 60 80

- 22 -

154 [科研費新学術領域研究(研究領域提案型)] 少数分子反応ネットワーク理論の構築-少数性

と階層性の観点からのモデリング-

(研究代表者冨樫祐一期間平成 23 年度~平成 27 年度 予算総額 87100 千円)

(1) 概要

細胞では分子数が1個から数万個と多種多様な成分が階層的に関与しあっている分子が数~

数十個程度になると「数」の離散性が顕著となりフィードバック回路等の動作不安定が誘発され

る一方こうした少数分子の離散性がシステムの可塑性適応性をもたらす重要な役割を果た

す可能性も示されている

本研究では少数分子性階層性に着目し1分子計測データなどから背後に存在する階層を

つなぐ高次反応ネットワークおよび分子の少数性離散性を抽出評価しつつ生命システムの特

質である高い動作安定性(頑健性)と適度な動作不安定性(可塑性適応性)の両立のメカニズム

を定量的に予測検証することが可能な新しい理論と汎用な解析基盤技術を開発する

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

少数個のドメイン(サブユニット)からなる分子機械においてドメイン間の協調動作に重要な

構造変化を介した情報伝達を粗視化分子動力学を用いて解析し情報の伝わる向きと強さを評価

したまた細胞などでの1粒子の拡散時系列から化学反応と関係した非熱的ゆらぎを評価する

手法を構成し計測解析に課される条件を明らかにした

少数性生物学に関する計測の多くは

データを解釈する以前に SN 比が低いた

めノイズの存在下観測量から背後に

存在する物理量の任意の関数値を抽出す

る解析方法などを開発したまた複数

の少数個の輝点から構成される動態の集

団挙動から各少数要素間のコヒーレンス

がどのように生起するかを定量化する情

報理論的枠組みを新規に考案した

引き続き領域内の実験研究者らと共

同で分子モーターのサブユニット間

分子間の協調動作転写因子による遺伝

子探索過程などをターゲットに生体に

おける少数性効果の検証を進めている

分子モーターなどでの化

学反応に起因する非熱的ゆ

らぎ(右下)を1粒子(中

央)の拡散時系列データから

評価する手法を開発した例

えば粒子に結合した少数個

のモーターの協同性の解析

などに応用可能である

[Shinkai amp Togashi EPL

105 30002 (2014)]

分子内部や隣接分

子間で構造変化を介

して情報が伝わる向

き強さ(図中矢印)

を評価した図はミオ

シンV分子モーターの

例[Duumlttmann et al Biophys J 102 542

(2012)]

155 [総務

ルの

(研

千円

(1) 概要

無線機

電話)級

イズ計測

を行っ

するR

RF受信

東北大学

であり

担当し

(2) 平成 25

本研究

ムのソ

レベル

内部の

成功し

制技術

(3) 関連す

務省電波資

の低ノイズ化

研究代表者永

円)

機器内のR

級RFトラ

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F処理部に混

信部を模擬

学(研究代表

神戸大学は

5 年度(201

究によりI

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デジタル回路

た(右図)

の定量評価に

る報道発表

東北大学と

ノロジーon

HILS の手

経テクノロ

資源拡大のた

化技術の研究

永田 真期間

F部における

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開発半導体

果としてIC

混入するノイ

した対策の効

表山口正洋

はICチップ

13 年度)まで

IC チップレ

シミュレー

技術を確立し

路によるノイ

当該の評価

に応用されて

神戸大学な

nline 2013

法を A-D 変

ジーonline

ための研究開

究開発

間平成 22 年

る高速信号伝

想定したTE

体と磁性体の

Cチップから

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効果検証によ

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での成果

ベルのノイ

ータを統合

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イズ強度と通

価手段は半導

ている

どチップ上

1128)

変換器や RF

20130918

- 23 -

開発] 高速

年度~平成 2

伝送の品質を

EGチップの

の異分野技術

ら放射される

ぞれ10dB

より高速信

戸大学日本

ノイズ解析と

ズ結合のハー

携帯端末内

また第

通信スループ

導体と磁性体

上の磁性薄膜

回路のテス

8)

高品質な無

25 年度 予

を向上させる

の開発とノイ

術の協調によ

る特定周波数

B低減し更

信号伝送の品

本電気ルネ

と電磁界モデ

ードウェア

内部でのノイ

39 世代移動

プットの劣化

体の異分野技

膜で自家中毒

トに応用神

線通信実現の

予算総額(神戸

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イズ解析I

よる革新的な

数のノイズ

更にLTE級

質向上を明

ネサスエレク

デルの創出に

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ズ発生と通信

動体通信(LT

化を関係づけ

技術の協調に

毒を抑制する

神戸大学が L

のための IC

戸大学契約分

TE(第3

ICチップレ

なノイズ抑制

及びノイズ

級移動通信端

らかにした

クトロニクス

に関する研究

ータと移動体

信への干渉

TE)を実例に

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による革新的

る技術を開発

LTE で有効性

C チップレベ

分) 224085

9世代携帯

レベルでのノ

制技術の確立

ズ源から近接

端末における

本研究は

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究開発を主に

体通信システ

を IC チップ

にIC チップ

ータの取得に

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発(日経テク

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156 [CR

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(研

759

(1) 概要

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(2) 平成 26

(a) 耐

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研究代表者

910 千円))

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ジン不良

吉本雅彦

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平成 20 年度

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ムばらつき

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- 24 -

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25 droop

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- 25 -

2 近における特記事項

21 特筆すべき事項

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府 SIP 戦略的イノベーション創造プログラムにおける革新的設計生産技術課題に以下の2件

が採択された

リアクティブ 3D プリンタによるテーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共

創に関する研究開発(研究担当者システム科学専攻 貝原 俊也教授)

全体俯瞰設計と製品設計の着想を支援するワークスペースの研究開発(研究担当者計算科学

専攻 小野 謙二 客員教授)

(2) 工学研究科連携創造本部との共催による「産hArr学フォーラム-企業の実践に学ぶ-」を平成 26 年

11 月 21 日に開催した

【平成 25 年度(2013 年度)】

(1) システム情報学研究科 3 周年記念シンポジウム「知の統合による技術と社会の調和を目指して―学際

的融合研究の推進―」を平成 25 年 2 月 5 日に開催した

(2) イタリアIASI-CNR(Institute for Systems Analysis and Computer Science ndash National Research

Council)と学術交流協定を締結した

(3) フランスインサリヨン工科大学と学術交流協定を締結した

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) スーパーコンピュータ π-computer(富士通 PRIMEHPC FX-10)を導入

平成 24 年神戸大学統合研究拠点にスーパーコンピュータ「京」に代表される大規模シミュレ

ーション教育に資するため「京」とほぼ同一のアーキテクチャを有するスーパーコンピュータ

PRIMEHPC FX-10 を導入した総経費 180000 千円

(2) 理化学研究所計算科学研究機構との共同研究を開始

平成 24 年 5 月 15 日に理化学研究所計算科学研究機構と神戸大学の間で締結した計算科学計算機

科学分野における連携協定に基づき2 つの共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」および

「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」を開始した

共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」においては小規模問題を主な対象とし数万コ

アを活用して固有値を超高速に計算できるライブラリの開発を目指す神戸大学で試作しているブロ

ックヤコビ法と呼ばれるアルゴリズムに基づく固有値計算コードをスーパーコンピュータ「京」上で

適化し性能評価に基づく改良を行う

共同研究「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」ではスーパーコンピュータ「京」で実

行される大規模な計算機シミュレーションの出力データから特徴的な現象を探索し理解するため

- 26 -

のマルチモーダルな可視化技術の研究を π-CAVE を用いて行う

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 没入型 3 次元可視化システム π-CAVE を導入

平成 23 年 6 月神戸大学統合研究拠点 計算科学計算機工学研究プロジェクトに計算機シミ

ュレーション結果の 3 次元可視化による解析を推進するため没入型 3 次元可視化システム π-CAVE

を導入した本システムは一般公開され1000 名を越す見学者があった総経費 122000 千円

(2) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

特別経費(プロジェクト分)として「計算科学におけるデータ可視化研究拠点の形成」が採択さ

れた本課題では計算科学のあらゆる研究分野のためのインフラである可視化システムの充実を

図り空間と時間の大規模 4 次元シミュレーションデータ可視化のための先進的アルゴリズムの研

究開発とその実装法を開発し全国の計算科学の研究と教育に寄与することを目的としている平

成 23 年度-平成 27 年度総経費 120540 千円

(3) FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナーの開催

平成 24 年 1 月 23 日-1 月 29 日の 7 日間FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナー「強制法の視

点からの集合論(Forcing in Set Theory)」を開催した

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 大学院システム情報学研究科の新設

平成 22 年(2010 年)4 月 神戸大学にシステム科学情報科学計算科学の 3 専攻から成るシス

テム情報学研究科を新設した

(2) 協定講座と連携講座の開講

システム情報学研究科計算科学専攻では京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学

名古屋大学筑波大学の 5 大学と協定を締結し本学の学生のみならず全国の大学生に対して計算

科学の教育を開始したまた地球シミュレータを有する独立行政法人海洋研究開発機構および

独立行政法人理化学研究所と連携講座を組織し計算機シミュレーションの応用分野における 先

端の研究テーマを教育するための各研究機関の研究者および大学教員との強力な教育研究推進体

制を構築した

(3) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

「工学と保健学医学の学際連携による斬新な「健康工学」創成 -高度生体計測と超大規模計算を

用いたヒトの認知運動機能超高速超大規模計算-」が採択された平成 22 年度-24 年度

- 27 -

(4) 神戸大学統合研究拠点における計算科学に関する 3 つのプロジェクトが採択

平成 23 年 3 月ポートアイランドに設置された神戸大学統合研究拠点においてシステム情報学研

究科の 3 つのプロジェクトが採択された

22 競争的資金の獲得

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術において研究課題「テ

ーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共創に関する研究開発」を受託

3D プリンタによるテーラーメイド化が困難であったラバー製品について地域産業であるシュー

ズを取り上げ多様なユーザとの IoV (Internet of Values)環境を構築してインタラクティブな価値

流通に基づく超デライト設計生産システムを開発するとともに熱可塑成形と架橋のトレードオ

フを解決しリアクティブ 3D プリンタマシンとその素材を研究開発する期間平成 26 年 10 月

-平成 28 年度 予算総額218231 千円

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自

立分散エネルギーシステム技術の実証研究」を受託

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究を展開するための環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業

の研究課題「離島漁村における直流技術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究(研

究代表者神戸大学)」を受託した平成 24 年度-26 年度総経費 554350 千円

(2) 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に参画

我が国が抱える種々の社会的課題を 先端の情報技術を駆使して解決すると共に社会の新たな

価値や産業の創出を情報技術の応用を通じて行える人材の 育成を目指し分野や地域の枠を越えた

産学の協働ネットワークを構築し多くの優秀な学生を育成すると共に実践的情報教育の知見を

蓄積し広く普及させることを目的とした文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネット

ワーク形成事業」に参画した本プログラムは全国に展開した 15 校の連携校が中心になりベン

ダーユーザ企業の協力のもとで開発し実行する平成 24 年度-28 年度総経費 約 25 億円

分担金約 1 億円

(3) 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて

「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託し

- 28 -

た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

- 29 -

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

- 30 -

23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

- 31 -

Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

- 32 -

(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

- 33 -

32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

- 34 -

業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

- 35 -

4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

- 36 -

(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 6: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

- 6 -

- 7 -

143 [科研費基盤研究 B] 社会規模での大規模コーパス収集による映像検索エンジンの再構築

(研究代表者上原邦昭期間平成 26 年度~平成 28 年度予算総額16340 千円(うち間

接経費 2640 千円))

(1) 概要

映像にタグ付けを行える際何種類もの物体に関して全ての映像に人手でアノテーションする

ことは非現実的であるそこで能動学習に基づいて物体認識の精度向上に有用な映像を取捨選

択しながら効率的に物体認識の精度を向上させるようにしているが完全な認識モデルの構築は

不可能であるそのためこのような不確実な(エラーを含む)認識モデルを用いて映像検索を行

うと多数の誤検索や検索漏れが発生する本研究では認識モデルの不確実性を考慮して検索

対象の映像がクエリに適合するか否か推論する映像検索エンジンを開発することを目標としている

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

平成 26 年度は各物体の認識モデルの評価値に対して物体が出現している映像と出現していな

い映像の密度比を推定し不確実性を定量化する手法を開発した本研究ではDempster-Shafer

(DS) 理論という無知量を表現するための確率論を基礎としている従来の確率論では物体が出

現しているかどうか分からない無知状態は2つの確率変数 A(ppearance)D(isappearance) に確

率 05 を割り当てて表現することしかできなかったこれに対してDS 理論を用いれば確率質量

関数により無知状態を表す AD という「確率変数の部分集合」にも確率を割り当てて物体認識

の不確実性を詳細に表現できるようになる具体的には各物体の認識モデルに対して無知状態

に対する確率すなわち不確実性を算出する言い換えると認識モデルの評価値に対して物体

が出現している映像と出現していない映像の密度の比を推定し不確実性を定量化するさらに

不確実性を用いて各映像に対する認識モデルの評価値の整合性を検証するそして認識モデル

が誤っている映像と物体(タグ)を特定するこの映像とタグのペアの真偽をユーザに判定しても

らようにして効率的に高精度な認識モデルを構築できることを示した

本年度に行った研究は既に Multimedia Data Mining and Analytics という書籍の中の 12 章と

して出版されている本章は近年の Multimedia Data Mining 関係の研究者の中で際立った成果

を挙げた研究者として招聘されて執筆したものであるしたがって世界的にも研究が認められつ

つあることを示しているこのほかにも2件の海外雑誌2件の国際会議発表と十分な実績であ

ると思われる今後の課題としては平成 26 年度に定量化された不確実性を導入して 尤推定を行

い認識モデルの評価値の整合性を検証し不確実な物体認識の結果から認識モデルの精度を

も向上させる見込みのある映像と物体を特定する手法を開発するDS 理論の問題点の一つとして

確率質量関数の定義方法がある確率質量関数を定義するために各物体のあらゆる部分集合に対

して訓練データを用意することは困難であるこのことは部分集合に含まれる各物体が出現して

いるかどうかを全ての訓練データに対してアノテーションすることが事実上不可能であることを

意味しているしたがって集合論的解釈による認識モデルの構築方法を変更し確率質量関数の

導出を回避することを検討する

144 [科研

的相

(研

費 3

(1) 概要

かぐや

太陽風

それ以

含めた

100km

3 次元全

見を得

(2) 平成 26

プラ

磁気異

い磁場

が形成

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磁化と

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磁場圧

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である

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研費基盤研

相互作用の研

研究代表者

3960 千円を

や衛星によ

の相互作用が

下でありこ

解析が必須

m までの領域

全粒子シミュ

6 年度(201

ズマ粒子シ

常のように

構造におい

されることを

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いイオンと

が生じその

所電場によ

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とを明らかに

ール磁場が圧

縮領域で電

流が流れそ

程度である

明らかにした

電子電流構造

朝側から夕

顕著であるが

方側から朝

ことを明らか

リフト運動

ち磁気異常

流の渦的構造

とを明らかに

研究 B] 3

研究

臼井英之

を含む))

り月面近傍で

が強く示唆

この相互作用

須であるそ

域に着目し

ュレーション

14 年度)まで

ミュレーショ

にイオンラー

いてもメソス

を明らかにし

点近傍におい

磁化された

の結果生じる

り本来この

イオン流も

にしたまた

圧縮される点

電子のドリフ

その領域の厚

点も粒子シ

た特に磁気

造について

方側に向か

が中高緯度

朝側に向かう

かにしたこ

の構造によ

常上空の南北

造が見られ

にした

次元全粒子

期間平成

での太陽風イ

されている

用の本質的理

こで本研究

そこでの小型

ン解析を実行

での成果

ョンにより

ーマ半径より

スケールの磁

した太陽風

いてラーマ

た電子との間

る磁気異常

のスケールで

も大きく影響

たそこを中

点および

フト運動によ

厚さは電子の

シミュレーシ

気圏前面境界

低緯度領域

かう電子ドリ

度領域におい

電子の流れ

このような二

り磁気圏層間

北両半球にお

電子熱化に

- 8 -

シミュレーシ

成 23 年度~平

イオン反射や

磁気異常の

理解には MH

究では特に

型磁気圏形成

行し月面磁気

月面

り小さ

磁気圏

風動圧

マ半径

間で電

常上空

では非

響を受

中心に

その

よる境

のラー

ション

界層に

域にお

リフト

いては

れが主

二層の

間側

おいて

に寄与 3

ションによる

平成 26 年度

や粒子加熱が

のスケールは

HD 近似では

にイオンスケ

成とそれに関

気異常領域の

3 次元粒子シ

と磁気圏境界

る月面磁気異

度予算総額

が頻繁に観測

は太陽風イオ

はなく太陽風

ケールから電

関連した宇宙

のプラズマ環

シミュレーシ

界層電子電流

異常と太陽風

額17160 千

測され月面

オン慣性長と

風プラズマの

電子スケール

宙プラズマ現

環境について

ションモデル

流図(下図)

風の運 動論

千円(間接経

面磁気異常と

と同等または

の粒子効果を

ルを含む高度

現象について

ての詳細な知

ル図(上図)

145 [科研

(研

(1) 概要

本プ

に対し

はテ

ークデ

たとえ

いる状況

定する

題とし

(2) 平成 26

大規模

および

並列ア

定手法

マルチ

の依存

在変数

データ

NIPS

ネット

係を予

デルを

を用い

研費基盤研

研究代表者

ロジェクトで

て低次元の潜

キストデー

ータにおいて

ば所与の木

況を指す以

ことで様々

て情報の検

6 年度(201

模データ解析

び階層ディリ

アルゴリズム

法により予

チモーダルデ

存性を的確に

数モデルを提

タに適用し

S に採録され

トワーク解析

予測すること

を高速かつ的

いた評価実験

Symmetric

研究 B] 大規

江口浩二

では内部構

潜在表現をベ

タにおいては

ては各頂点ま

木構造やネ

以上に述べた

々な問題の解

検索推薦

14 年度)まで

析 潜在変数

リクレ過程

ムを開発し

予測性能を維

データ解析

に捉えつつ次

提案した提

有効性を示

れた

析 大規模

とを目的とし

的確に推定す

験により提

c Correspond

規模構造デー

期間平成

構造または外

ベイズ統計学

は各トークン

または辺が属

ットワーク構

たような複雑

解決に利用可

予測と時系

での成果

数を用いた統

(HDP)に関

クラウド環

維持しつつ高

複数の表現

次元削減を実

提案モデルを

示した研究成

で時間的変化

して混合メ

する忘却型パ

提案手法の有

dence Topic M

- 9 -

ータに対する

成 23 年度~平

外部構造を持

学により推定

ン(単語)が

属性で特徴づ

構造における

雑な構造をも

可能な「知識

系列解析に着

統計的データ

関して大規

環境などを用

高い効率性が

現からなるマ

実現する Sym

を多言語テキ

成果の一部は

化を伴うネッ

メンバシップ

パーティクル

有効性を示し

Models によ

確率モデル推

平成 26 年度

持つテキスト

定する技術を

が属性で特徴

づけられたも

る各頂点にテ

もつ大規模な

識」を抽出す

着目した

解析手法で

規模データの

いた評価実験

が実現するこ

マルチモーダ

mmetric Cor

ストデータ

は機械学習分

ットワーク表

プブロック

ルフィルタを

した

よって推定され

推定に基づ

予算総額

トデータやネ

を開発した

徴づけられた

ものを指す

テキストデー

なデータから

することを目

ある潜在的デ

のために高速

験を行った

とを明らかに

ダルデータに

rrespondenc

(下図)やア

分野のトップ

表現の潜在構

クモデル(M

提案した社

れたトピック

く知識の創出

19240 千

ネットワーク

ここでいう

たものを指し

また外部

ータ群が割り

ら低次元の潜

目指し具体

ディリクレ配

速な推定を実

その結果

にした

に着目しデ

ce Topic Mo

アノテーショ

プカンファレ

構造を推定し

MMSB)なる

社会ネットワ

クの言語バイ

出と活用

千円)

クデータなど

う内部構造と

しネットワ

部構造とは

り当てられて

潜在表現を推

体的な応用問

配分法(LDA

実現する分散

提案した推

データ表現間

odels なる潜

ョン付き画像

レンスである

し未知の関

る潜在変数モ

ワークデータ

アス

A)

- 10 -

146 [科研費基盤研究 B]分子表面の三次元データマイニングによるタンパク質機能知識の創出

(研究代表者大川剛直期間 平成 24 年度~平成 28 年度予算総額 17550 千円(うち間

接経費 4050 千円))

(1) 概要

タンパク質分子表面データに対する三次元データマイニング技術を開発する分子表面を三次元

画像と見なすことで局所特徴量を保持するノードと分子構造上の特徴をもとに得られるエッジか

ら構成される複合構造グラフ表現を導入しタンパク質局所部位の特性や分子構造変化を考慮した

頻出パターン発見を実現するさらに特徴点集合に対する網羅的なマイニングのための高速化技

法についても検討する

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

(a) タンパク質分子表面を点群画像として表現し曲率に基づく特徴点抽出および周辺点群との関

連から特徴量を記述する手法を検討したこれをもとに高速パターンマッチングが可能なメモ

リ型プロセッサを想定しシミュレータ開発を通して局所部位間の網羅的比較を試みた

60 種類のタンパク質に対する実験により特定のタンパク質群に固有な特徴的部位の存在が

確認されるなど重要な知見が得られた

(b) タンパク質分子表面をグラフ表現し結合部位予測問題を 適グラフ発見問題として定式化す

るとともに類似頂点集合を 1 つの頂点に集約して再構成した抽象グラフを利用することで

処理の効率化を達成した37 種類のタンパク質を対象とした実験の結果予測に要する時間

を約 70に短縮することに成功した

(c) タンパク質の機能に関する知見の評

価および実験用データセットの準

備を目的としてタンパク質構造解

析文献から関連文献を検索する手法

を提案した既存データベースの活

用により機能の観点からの関連性

に基づく検索を実現した

147 [科研

イナ

(研

接経

(1) 概要

高解像

領域で

ードを

するた

ダイナ

ーショ

(2) 平成 26

現実

ン格子

ン格子

いう特徴

3次

いて対話

た(下左

話的可視

複数の可

太陽

ョンモデ

く回転す

明らか

らかに

研費基盤研

ナモ機構解明

研究代表者

経費 4590 千

像度の計算機

の地球ダイナ

更に発展させ

めにバーチ

モシミュレー

ンを行う

6 年度(201

実的な地球ダ

を発展させ

を開発した

徴をもった球

次元可視化技

話的に地球ダ

左図)この

視化ソフト

可視化ソフ

陽ダイナモシ

デルにより

する赤道加速

にしたこと

したことであ

研究 B] 次世

陰山聡期

千円))

機シミュレー

ナモ機構の解

せ現実的な

チャルリアリ

ーションの知

14 年度)まで

ダイナモ計算

その弱点

イン=ヤン

球ジオメトリ

技術について

ダイナモシミ

のソフトウェ

Multiverse

トの中心的な

シミュレーシ

以下の二つ

速が見られる

(下右図)

ある

世代スパコン

期間平成 23

ーションと先

解明をめざす

な地球ダイナ

リティ(VR)

知見を活かし

での成果

算には内核の

(中心付近が

ン=ゾン格子は

リ向けの汎用

は神戸大学

ミュレーショ

アは一般

に発展した

な機能である

ョンは予想以

つの成果が得

る状態とそ

もう一つは

- 11 -

ンと 3 次元可

3 年度~平成

先進的な 3 次

す独自に考

ナモシミュレ

)技術を用い

し太場磁場

の影響を正確

が解けないこ

は並列数が

用計算格子で

学統合研究拠

ョンデ一タを

般的な没入型

た現在では

以上に進展

得られた一

その逆の状態

対流層底部

可視化技術に

成 27 年度

次元可視化技

考案したイン

レーションを

いた 3 次元可

場の起源解明

確に取り込む

こと)を克服

が上がれば上

である

拠点に設置さ

を解析するソ

(CAVE 型)

GeomagF

し新たに開

一つは対流

態がロスビー

部に自発的に

による現実的

予算総額

技術を組み合

ン=ヤン格子に

を実行する

可視化手法を

明を目指した

必要がある

服した新しい

上がるほどメ

された没入型

ソフトウェア

)VR 装置に

Field は Mul

開発した太場

流層の赤道部

ー数を指標と

に速度シア層

的低粘性領域

15300 千

合わせること

に基づく地球

その出力デ

を開発する

た太場ダイナ

このために

い計算格子イ

メモリ効率の

型 VR 装置π

アGeomagFi

に汎用的に利

ltiverse に組

場ダイナモシ

部分が自転速

として分けら

層が形成され

域での地球ダ

千円(うち間

とで低粘性

球ダイナモコ

データを解析

また地球

ナモシミュレ

にイン=ヤ

イン=ヤン=ゾ

のよくなると

-CAVE を用

eldを開発し

利用できる対

組み込まれた

シミュレーシ

速度よりも早

られることを

れることを明

- 12 -

148 [科研費基盤研究 B] 分光学的精度を目指した分子軌道プログラムの高度生成

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 26 年度 予算総額 19760 千円)

(1) 概要

F12 結合クラスター理論を出発点にして動的自動生成の開発を行う動的自動生成は以下の 3

つのステップからなる

1)稼働方程式の自動生成2)演算子の並び換えによる複数ルートの探索と演算量の 適化3)異な

る数値演算法に対する自動チューニング

これらの手法を拡張し①基底状態のための理論(高次 F12 結合クラスター理論高次 F12 摂動

論)②励起状態のための理論(高次 F12 結合クラスター線形応答理論)③ポテンシャル面とための

理論(高次 F12 多参照 CI 法高次 F12 多参照結合クラスター理論)④物性計算(超分極率解析

的エネルギー勾配法等)へと発展させる大規模計算を可能にするための原子積分を用いた方法や

局所電子相関法も考慮にいれる更に自動生成のマクロを 2 成分と 4 成分の相対論的電子状態理

論に拡張する分光学的精度を得るための各種微細効果補正を行う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

結合クラスター理論については方程式をストリングスと呼ばれる整数列のシンボリック表現を

用いることにより高次の励起までを含む結合クラスター理論の方程式導出を自動化した生成さ

れた整数列をもとに整数列の並び替えによる 適化を含む Fortran90 形式の計算プログラムの自

動生成を行ったまた四成分相対論による MP2-F12 法と拡張された論理推進演算子による

MP3-F12 法分子求積法に基づく F12 法の超並列アルゴリズムの開発を行った更にイオン化ポ

テンシャルを高精度で見積もる露わに電子相関を考慮したダイソン方程式や任意の励起状態を高精

度に計算するための有効ハミルトニアンによる量子モンテカルロ法の研究も進めた

(a) 結合クラスターコードの自動生成

結合クラスター(CC)理論の自動生成ではダイアグラムのシンボリック表現を用いた中間状態の

生成と演算子の並べ替えを考慮に入れた 適化を行った更にキャッシュ効率を 大限に活用す

るためにDGEMM を用いた計算プログラムに対する自動生成器への拡張を行ったこの時必要

に応じて CC 計算に含まれる行列積演算配列要素が含む交換や配列の次元操作などの前処理を行っ

た一例として12 スレッドを用いたcc-pV5Z 基底を用いた Ne 原子の CCSD 計算の処理時間の

分布を図1に示すこの基底関数系では非占有軌道の 4 乗(V4)に比例する短縮ステップが計算の

ボトルネックである中間体の計算に対して 適化を行った場合(I)と和の制約を取り込んだ場合(IR)

いずれにおいてもこれらのステップがボトルネックと成っている事が分かる一方クラスター

振幅と二電子積分を大きな行列と見なしDGEMM の実装を行った場合は 大で 60 倍もの高速

化が達成され大幅な性能の向上が見られた自動生成器の多参照 CC 法と近似的な CC-F12 法への

拡張も視野に入れた開発を行った

- 13 -

(b) 四成分相対論 F12 法の開発

ディラッククーロンハミルトニアンを用いた四成分相対論ハートリーフォック法の実装に次

いで四成分 MP2-F12 法の開発を行ったノーペア近似に対する新規の強直交化射影演算子を提案

し更にヒレラ-スエネルギー汎関数に対する直接摂動論を適用する事により電子間のカスプ条件

を満たす新規の Ansataz を構築しMP2-F12A(SP)法の範囲の実装を行った

(c) 新規な露わに相関した高次摂動論の開発

高次の摂動効果を F12 理論で取り込む為に従来の結合クラスターラグランジアンに基づく展

開法と異なる拡張された論理推進演算子による定式化を行いMP3-F12 法で収束性を数値的に確認

した新しい展開法は従来の手法と比較してより速やかな収束性が得られる事と4 次以上の高次

相関でも F12 の寄与を取り込めるという優位性がある事が示された

149 [受託

ーメ

(研

ち間

(1) 概要

3D プリ

を取り上

通に基づ

を解決

(2) 平成 26

託研究(内閣

メイドラバー

研究代表者

間接経費 28

リンタによる

上げ多様な

づく超デライ

しリアクテ

6 年度(201

ユー嗜好

閣府戦略的

ー製品の設計

貝原俊也

464 千円))

るテーラーメ

なユーザとの

イト設計生

ティブ 3D プ

14 年度)まで

超デライ

リア

ーザ計測分析 調査モデル化

デー

的イノベーシ

計生産と社会

期間平成

イド化が困

の IoV (Inte

生産システム

プリンタマシ

での成果

イト設計生

アクティブ3

デザイン

ータベース

部品サ

- 14 -

ション創造プ

会経済的な価値

26 年 10 月

困難であった

ernet of Valu

ムを開発する

シンとその素

生産システム

3D プリンタ

Inter

商品デー設計

サプライヤ

部品製

プログラム)

値共創に関す

~平成 28 年

ラバー製品

ues)環境を構

るとともに

素材を研究開

ムのフレーム

タ試作機の仕

rnet

生産現

発注 ータ

製品在庫

生産

CPS

革新的設

する研究開発

年度 予算総

について地

構築してイン

熱可塑成形

開発する

ムワーク検討

仕様策定

現場

ユー販売

データ

産機械

設計生産技術

総額2182

地域産業であ

ンタラクティ

形と架橋のト

ーザ 売店

ベース

配送

IOT

術)] テーラ

231 千円(う

あるシューズ

ィブな価値流

トレードオフ

- 15 -

1410 [外部資金課題 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業]離島漁村における直流技

術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究

(研究代表者玉置 久期間平成 24 年度~平成 26 年度予算総額554350 千円(うち間

接経費22136280 千円))

(1) 概要

地球温暖化や自然災害への対応策の一つとして自立分散エネルギーシステムの重要性可能

性が再認識されているこのような背景のもと本実証研究は国の総合特区制度指定を受けた「あ

わじ環境未来島構想」においてエネルギー自立島を目指す離島「沼島」を実証の場とし直流給電

方式による電力変換ロスの低減ならびに自然エネルギーの有効活用をベースとした自立分散エネル

ギーシステム構築の実証研究を試みるものである実験を進めるにあたって(1) 高性能直流マイク

ログリッドシステムの開発(2) 高性能据置型およびモバイル型バッテリの開発(3) ダイナミック

プライシングによる電力消費抑制手法の開発(4) 全体システムの 適化手法の開発をサブテーマ

として設定している

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

昨年度までに設計開発設置を済ませた直流マイクログリッドシステムおよびダイナミックプ

ライシング環境をもとに本年度は実証研究を本格的に遂行した(1) および (2) については直

流マイクログリッドシステムの電圧安定性および効率(電力変換効率エネルギー利用効率)(3) に

ついてはダイナミックプライシング(見える化を含む)による電力消費削減効果においてそれぞ

れ目標値を達成する結果が得られていることが確認されたまた(4) については実証実験による

結果を反映させる形で全体システムの 適構成(沼島全体をカバーする場合の 適設備導入量の試

算等)が示されたまたまたシミュレーションによる仮想実験を通して交流給電方式のシス

テムに比して目標とする CO2排出量削減を達成できることが確認された

- 16 -

1411 [高性能汎用計算機高度利用事業補助金「戦略プログラム」分野2新物質エネルギー創成] 重点

課題2電子状態動力学熱揺らぎの融和と分子理論の新展開

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 27 年度予算総額183188 千円)

(1) 概要

本重点課題の目的は電子状態動力学熱揺らぎの取り扱いをコアエレメントとして革新的な

発展を図りそれらの融和的な理解と練成に基づいた新しい分子理論を推進する事である超並列

計算環境を高度に活用する事によりこれまで取り扱いが困難であった複数の物理原理が絡み合う

実在系の分子科学を発展し物質設計生命エネルギー問題を基礎原理から解決する役割を担う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

(a) 高精度電子状態計算によるフラーレン誘導体の計算

露わに相関した二次の摂動論(MP2-F12 法)と分子求積 MP2 法に関しては前年度までに

GELLAN プログラムに超並列実装が完了しているH25 年度に開発および実装した分子間相互作用

エネルギーを正確に計算するための分母を制限した二次の摂動論(RD-MP2 法)と密度汎関数理論を

併用してH26 年度にはフラーレンの外部修飾に関する計算を更に進め一つのフラーレン分子に

は 大で三箇所に N-ヘテロ環状カルベンが結合しうることが計算によって示唆された複数のカ

ルベンを結合させると結合エネルギーが順次わずかに減少していくため複数個の N-ヘテロ環状カ

ルベンを結合させるためには実際の実験条件下では過量の N-ヘテロ環状カルベンを必要とするこ

とになり結合する個数の制御が難しく結果として目的である電子的性質の制御が難しくなるこ

とが想像されるそこで二つや三つの N-ヘテロ環状カルベンを一つの分子内に保有する分子の設

計を試みた予備的な計算により架橋部の結合距離をうまく設計すれば二箇所や三箇所でフラ

ーレンに結合できる N-ヘテロ環状カルベン分子を設計できる見通しとなったこのようなフラーレ

ン誘導体は一分子のカルベンが結合した分子とは電子的な性質が異なるため本結果は多様な電

子的な性質をもつフラーレン誘導体を精密に合成できる可能性を示したと言えるまたH26 年度

は上記の研究課題に加えて分子のイオン化ポテンシャルを二次の摂動論に基づいて正確に計算す

る露わに相関した二次のダイソン方程式法の開発も行った多環芳香族炭化水素やチオフェン分子

ポルフィリン分子など有機電子材料として使われるいくつかの分子に適用したところ密度汎関

数理論や Hartree-Fock 法よりも実験値に近い良好な結果が得られたこのような有機電子材料のイ

オン化ポテンシャルを高精度に計算する手法は新しい分子の設計に貢献するものと期待される

(b) モデル空間量子モンテカルロ法の並列プログラム開発と光システム II のスピン状態の計算

強い電子相関を持つ系の電子状態計算を目的としたモデル空間量子モンテカルロ(MSQMC)法に

関しては昨年度に完成した MPIOpenMP 並列プログラムの高速化を行ったアルゴリズムやデー

タ構造を修正した中で も効果の大きかったのは各ノードが受け持つウォーカー数を計算中に

ダイナミックに平均化することによってより均等な負荷分散を達成したことである現在のアル

ゴリズムでは1000 モンテカルロステップ毎に各ノードに存在するウォーカー数を調べ平均よ

りも多い数が存在するノードから少ないノードに移動させることによってウォーカー数の平均化

- 17 -

を行っているウォーカーの通信による遅延が生じるが並列化効率が向上したことによって計算

は高速化され約2億のウォーカーを使用したクロム 2 量体の MSQMC 計算ではFCIQMC や DMRG

法による 善値と統計誤差内で一致する結果が得られた遷移金属水素化物の基底状態と励起状態

のポテンシャル曲線への応用ではMSQMC 法による様々なスピン状態の結合解離エネルギーは実

験値と良い一致を示したまた数千の電子配置(スレーター行列式)からなる P-空間を使用して

光システム II の活性中心(OEC)のモデル系について様々なスピン状態のテスト計算を行ったこ

の系では 低でもマンガンd軌道と酸素2p 軌道(合計35軌道)を考慮して P-空間に主配置を

生成しなければならないがこれらの全ての軌道を含めて初期 P-空間を決定することは不可能であ

るこのような場合にはMSQMC 計算中に Q-空間に存在するスレーター行列式の中で多数のウォー

カーを持つようになったものをP-空間に移動させるldquoプロモーションrdquoが本質的になる今回の

計算では限られたd軌道内の励起のみを含むスレーター行列式からなる初期 P-空間を使用して

MSQMC 計算を開始しプロモーションによって全てのd軌道と酸素2p軌道間の励起を含むスレータ

ー行列式を追加することによりP-空間の改善を行った様々な d 軌道間の励起を含む多数のスレ

ーター行列式が生成されMSQMC 計算の結果からはBroken-Symmetry(BS)DFT 法では計算できない

4重項スピン状態が低エネルギー領域に存在することが示唆された

(c) 光システム II の構造と電子状態の研究

光システム II(PS II) の活性生中心(OEC)であるマンガンクラスター(CaMn4O5) には第二配位圏からの

アミノ酸残基や水分子が存在し複雑なクラスター構造を形成している高分解能 X 線回折(XRD)構造ならび

に F Neese の最適化構造を基にした OEC と第二配位圏の周辺アミノ残基から成るモデル系に対して酸化

状態 S2 の全電子計算を行ったOEC は強相関電子系であり非常に複雑なスピン状態を有するこのような

系 に 静 的 電 子 相 関 効 果 を 取 り 込 む た め に Broken-Symmetry(BS) 法 を 適 用 し た 計 算 レ ベ ル は

UB3LYP6-31G(d)である得られたOECのBS解のうち低スピン解(Sz=12)の全電子エネルギーが最小で

次いで中間スピン解(Sz=52)の全電子エネルギーが小さかったS2 状態は電子スピン共鳴(ESR)測定からは

二重項が基底状態六重項が第一励起状態と帰属されておりSz=12Sz=52 の BS 解がそれぞれ対応す

ると考えられるBS 解はいずれもスピン混入が大きく静的電子相関効果が取り込まれていることも分かった

低スピン解に対してスピン密度を求め超微細構造定数の計算を行ったスピン密度はいずれもマンガンに

局在しておりHis332 が配位したマンガンの超微細構造定数が最大であった各マンガンの超微細構造定

数は電子minus核二重共鳴(ENDOR)測定結果と定性的に一致することが分かったさらに得られた BS 解を用い

て OEC に周辺のタンパク質を取り込んだモデル系に対して相互作用を分散させた並列フラグメント分子軌

道(FMO)計算を行った計算レベルは FMO-UB3LYP6-31G(d)であるペア相互作用解析を行うことによっ

て周辺タンパク環境が OEC に与える影響を定量的に評価することができた周囲 3Å程度離れたアミノ残基

(Glu329Val330 Ala351Leu352 など)までが OEC に電子的影響を与えており5Å程度以上離れたアミノ残

基(Arg357 Cl679Thr316Lys317 など)も静電相互作用による影響があることが示されたこのことから酸素

発生過程において第二配位圏のアミノ残基の寄与は重要であると考えられる周辺アミノ残基を含めたモデ

ル系に対してFMO-UB3LYP6-31G(d)レベルの構造最適化を行うことによってより精密な解析が可能である

と考えられる

- 18 -

図1TRECVID 2012 SIN (light) 部門で開発

された手法のランキング

15 平成 25 年度以前に終了したプロジェクトの成果

本節には平成 25 年度以前に終了したこれまでのプロジェクト成果を再掲する

151 [科研費基盤研究 B] 機械学習の枠組みに基づく映像検索システムの再構築

(研究代表者上原邦昭期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額20280 千円)

(1) 概要

本プロジェクトは映像例示型検索(QBE Query By Example)と呼ばれる映像検索技術に焦

点を当てたものであるQBE はクエリとして与えられた映像から色エッジ動きなどの特徴

量に基づいて与えられたショットと類似したショットを検索する手法である一方QBE は与

えられたショットとの類似度に基づく検索モデル(分類器)を学習するという観点から見れば機

械学習におけるldquo例からの学習rdquoと考えることもできるすなわちクエリに適合する映像としない映

像を識別するための分類器を構築する機械学習の問題とみなせることにもなるそこで事例

特徴量学習アルゴリズムデータ量といった機械学習の観点から QBE の改良について検討した

終的に大規模な映像データからクエリに適合する映像を高速かつ高精度に検索可能な手法を

開発したさらに開発手法を物体認識に応用して米国 NIST 後援の世界的な映像解析コンテス

ト TRECVID 2012 において世界 高精度を達成することに成功した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

本プロジェクトで開発した高速な SVM 学習テスト手法および高速な特徴量抽出手法を応用

してTRECVID 2012 Semantic INdexing (SIN)部門に参加した結果を示すTRECVID は映像検

索に関する競争型ワークショップでありそのうち SIN 部門では例えば「人」「車」「建物」と

いった人間にとって意味のある概念を大規模な映像データから自動認識する技術を競争すること

を目的としたものである図1の棒グラフはSIN (light)部門での本手法の認識精度(MAP)を表

している1 本の棒が 1 つの手法の認識精度を表し我々の手法は白抜きの棒で示しているこの図

から本プロジェクトで開発した映像検索技術は世界 25 の研究機関で開発された合計 91 手法の

中で 高精度を達成していることが分かるこれは本プロジェクトで開発された高速化手法によ

り他の研究機関よりも多くの学習例を用いて高精度な SVM を学習できたことおよび多くの局所

領域を考慮して精巧な特徴量を抽出できたことによるものである

- 19 -

Bottom Tier

NS3

NS4PFE

DPU

PFE

Top Tier

NS1

TSVs

NS2PFE

DPU

PFE

PFE Probing Front EndDPU Data Processing Unit (35kTr)NS Digital noise source (179kTr)

Tsamp

Vref

Dout

VsfoTargetSignal

PFE

152 [科研費基盤研究 B] 三次元積層VLSIにおける配線システムのインテグリティに関する研究

(研究代表者永田 真期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額19240 千円)

(1) 概要

三次元積層 VLSI システムにおける積層方向に延伸した配線システムのインテグリティ(完全性)

を指向する設計手法に向けてシリコンチップを貫通する配線構造であるシリコン貫通ビア(TSV)

とシリコン基板との電気的結合に関する実験的及び解析的な理解を追及したとりわけ三次元積

層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性に着目しノイズ結

合が TSV の物理配置や回路の動作周波数に強く依存することを①ノイズエミュレータ及びノイズ

モニタを搭載した三次元積層チップによるノイズ波形のその場評価②三次元配線システムとシリ

コン基板の等価回路の理論解析により明らかにしたこの研究はベルギーの研究機関である

IMEC との協力研究体制のもとで推進した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

三次元積層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性を評価

するためのプロトタイプチップを開発し(左図)そのノイズ結合が三次元積層構造の層内や層間に

おいて異なる周波数応答特性を示すことについてプロトタイプチップによる実験及び三次元積層

構造の等価回路による理論解析により示した(右図)両者はよく一致しており三次元積層 VLSI

設計における等価回路の有用性が示された

NS 1

NS 4

NS 2

NS 3 PFE

PFE

-70

-60

-50

-40

-30

-20

01 1 10 100 1000 104

S 12 p

aram

eter

(dB2

0)

Freq(MHz)

NS1-NS3NS1-NS2

NS3-NS4NS2-NS4

シミュレーション理論計算

層内結合

層間結合

低周波数 中周波数 高周波数

- 20 -

153 [文部科学省先導的創造科学技術開発費補助金「社会的システム改革と研究開発の一体的推進」]

企業を牽引する計算科学高度技術者の養成

(研究代表者賀谷信幸期間平成 22 年度-26 年度予算総額214381 千円)

(1) 概要

地域に集積するものづくり産業を次世代型製造業へ転換させるために企業内で 先端シミュレ

ーション技術の導入利活用を牽引するリーダーの養成を目指すシミュレーションの本質の理解

を目的にプログラム開発から既製アプリソフトの活用まで受講者に 適なテーラーメイドの

教育カリキュラムで指導するプログラム相談室の設置など手厚い指導体制で 先端スーパーコ

ンピュータを駆使し新産業を創出する人材を育成する

(2) 研究成果

(a) 進捗状況

本プロジェクトで も重要視されるデータは修了者数である本プロジェクトの申請時には修

了者の目標人数を毎年20名と設定したその修了者数の達成度がプロジェクトの評価となる

初年度は体制作りが主となり修了者を輩出するところまで及ばなかったが2年目でほぼ目標

人数を越えることができた4年目にして本プロジェクトの 終目標である100名を越えるこ

とができ3年目の中間評価でもA(採択6大学中2位)で評価された

(b) 人材養成プロジェクトの有効性

1) 養成修了人材が地域で活躍する仕組み

兵庫県には重工業関係をはじめ多くの製造業が集積し日本の産業界を担っているこれら

の企業からの受講者がシミュレーション手法を学び企業での製品開発や設計製作に貢献し

ている受講者の中には修了後もセミナーを受講したりシミュレーション相談室で問合せの

継続を希望していることから地域での活躍状況が分かり定着してシミュレーションを企業内

で牽引している具体的には基礎コース修了者から応用コースを希望している受講者が 4 名お

り現在テーラー相談を準備しているまた応用コースが修了した11名が継続して受講して

いる

① 企業経営者のシミュレーションへの理解

シミュレーションの必要性有用性を企業経営者に理解させることが企業でのシミュレー

ション活用の 短の方策と考え関西経済連合会神戸商工会議所などで経営者向けのセミナ

ーを開催しているまた神戸ポートアイランドの神戸大学統合研究拠点に多くの企業経営者

の見学があるその際本事業の説明を行い受講者の派遣を依頼しているまた神戸大学

に就職のために訪れる企業人事関係者に本事業を説明した結果3社の参加があった

② 養成修了人材に成功体験

企業のシミュレーション担当部署でシミュレーションによる実績を上げることが大変重要

であるシミュレーション手法の理解不足からシミュレーション利用を中断するケースが多く

見られる開発研究においてシミュレーションを用いた成功体験が重要で本事業の修了後の

指導継続が必要である

- 21 -

③ 計算機使用の貸与

シミュレーションにはプログラムによっては高速のスーパーコンピュータが必要である

神戸大学が所有する 20TFlops のスーパーコンピュータ富士通 FX-10 を企業に無償で利用を提

供している

2) 養成人材の活躍状況

本事業の波及効果として修了生の活躍状況が重要な指針となる事例として以下5例を示す

① 社内で開発していたプログラムが計算時間を 24 日から 8 日に短縮され社内での開発に活

用できる計算時間までに短縮できた

② 船舶からの排水システムに関して実験データとシミュレーション結果との相違を比較検討し

てシミュレーションの有用性を理解した今後の船舶の取水排水システムの設計にシミュレ

ーションが活用される

③ SPring-8 で観測されたデータ例を用いて逆モンテカル法を用いた解析手法を学んだその

結果社内で取得した SPring-8 での実験結果の解析に用いるために共同研究に進んだ

④ ガス分子の衝突過程にシミュレーションを適応した計算アルゴリズムの再検討とプログラム

の高速化を実現し商品開発に繋げた

⑤ 可視化のプログラムの利用法を習得しこれからのシミュレーション結果の説明解析に企業

で活用する

⑥ 他にこれから流体のシミュレーションを企業内で開始するための事前勉強等があり本事業

が企業内の開発研究に大きな効果をもたらしている

3) 波及効果

シミュレーション手法はあらゆる開発研究から株価予測などの社会現象まで幅広く活用され

ている研究手法であるこのシミュレーション手法は当然兵庫県の企業だけではなくあらゆ

る企業で利活用されるものであるこの人材養成は兵庫県関西圏のみならず北海道から九

州までの日本全国にそれぞれの人材育成拠点を設置すべきである日本の要所に計算科学の人材

育成拠点を設けシミュレーションを全国の企業に普及させれば日本でのプロダクトイノベ

ーションを誘起するものである本事業に関して関西圏外からも多くの問合せがあることから

も明らかである特に本事業の特徴であるテーラー相談室とシミュレーション相談室の運営方

法本事業で開発した e-ラーニングのコンテンツの共同利用やテレビ会議システムによる授業の

配信シミュレーションに熟達した教師のリストの共有などを提供することにより日本の各所

に計算科学の人材育成拠点を設けることができる

修了者数(平成 25 年度まで)受講者数(平成 25 年度) (単位人)

1 年目

(H22 年度)

2 年目

(H23 年度)

3 年目

(H24 年度)

4 年目

(H25 年度)

修了 0 38 43 29

初年度からの累計 0 38 81 110

申請時の修了者の

目標人数 20 40 60 80

- 22 -

154 [科研費新学術領域研究(研究領域提案型)] 少数分子反応ネットワーク理論の構築-少数性

と階層性の観点からのモデリング-

(研究代表者冨樫祐一期間平成 23 年度~平成 27 年度 予算総額 87100 千円)

(1) 概要

細胞では分子数が1個から数万個と多種多様な成分が階層的に関与しあっている分子が数~

数十個程度になると「数」の離散性が顕著となりフィードバック回路等の動作不安定が誘発され

る一方こうした少数分子の離散性がシステムの可塑性適応性をもたらす重要な役割を果た

す可能性も示されている

本研究では少数分子性階層性に着目し1分子計測データなどから背後に存在する階層を

つなぐ高次反応ネットワークおよび分子の少数性離散性を抽出評価しつつ生命システムの特

質である高い動作安定性(頑健性)と適度な動作不安定性(可塑性適応性)の両立のメカニズム

を定量的に予測検証することが可能な新しい理論と汎用な解析基盤技術を開発する

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

少数個のドメイン(サブユニット)からなる分子機械においてドメイン間の協調動作に重要な

構造変化を介した情報伝達を粗視化分子動力学を用いて解析し情報の伝わる向きと強さを評価

したまた細胞などでの1粒子の拡散時系列から化学反応と関係した非熱的ゆらぎを評価する

手法を構成し計測解析に課される条件を明らかにした

少数性生物学に関する計測の多くは

データを解釈する以前に SN 比が低いた

めノイズの存在下観測量から背後に

存在する物理量の任意の関数値を抽出す

る解析方法などを開発したまた複数

の少数個の輝点から構成される動態の集

団挙動から各少数要素間のコヒーレンス

がどのように生起するかを定量化する情

報理論的枠組みを新規に考案した

引き続き領域内の実験研究者らと共

同で分子モーターのサブユニット間

分子間の協調動作転写因子による遺伝

子探索過程などをターゲットに生体に

おける少数性効果の検証を進めている

分子モーターなどでの化

学反応に起因する非熱的ゆ

らぎ(右下)を1粒子(中

央)の拡散時系列データから

評価する手法を開発した例

えば粒子に結合した少数個

のモーターの協同性の解析

などに応用可能である

[Shinkai amp Togashi EPL

105 30002 (2014)]

分子内部や隣接分

子間で構造変化を介

して情報が伝わる向

き強さ(図中矢印)

を評価した図はミオ

シンV分子モーターの

例[Duumlttmann et al Biophys J 102 542

(2012)]

155 [総務

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(研

千円

(1) 概要

無線機

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を行っ

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であり

担当し

(2) 平成 25

本研究

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機器内のR

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神戸大学は

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資源拡大のた

化技術の研究

永田 真期間

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果としてIC

混入するノイ

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13 年度)まで

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シミュレー

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に応用されて

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ジーonline

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究開発

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20130918

- 23 -

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年度~平成 2

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ら放射される

ぞれ10dB

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戸大学日本

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25 年度 予

を向上させる

の開発とノイ

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る特定周波数

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39 世代移動

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動体通信(LT

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戸大学契約分

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及びノイズ

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(1) 概要

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- 24 -

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- 25 -

2 近における特記事項

21 特筆すべき事項

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府 SIP 戦略的イノベーション創造プログラムにおける革新的設計生産技術課題に以下の2件

が採択された

リアクティブ 3D プリンタによるテーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共

創に関する研究開発(研究担当者システム科学専攻 貝原 俊也教授)

全体俯瞰設計と製品設計の着想を支援するワークスペースの研究開発(研究担当者計算科学

専攻 小野 謙二 客員教授)

(2) 工学研究科連携創造本部との共催による「産hArr学フォーラム-企業の実践に学ぶ-」を平成 26 年

11 月 21 日に開催した

【平成 25 年度(2013 年度)】

(1) システム情報学研究科 3 周年記念シンポジウム「知の統合による技術と社会の調和を目指して―学際

的融合研究の推進―」を平成 25 年 2 月 5 日に開催した

(2) イタリアIASI-CNR(Institute for Systems Analysis and Computer Science ndash National Research

Council)と学術交流協定を締結した

(3) フランスインサリヨン工科大学と学術交流協定を締結した

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) スーパーコンピュータ π-computer(富士通 PRIMEHPC FX-10)を導入

平成 24 年神戸大学統合研究拠点にスーパーコンピュータ「京」に代表される大規模シミュレ

ーション教育に資するため「京」とほぼ同一のアーキテクチャを有するスーパーコンピュータ

PRIMEHPC FX-10 を導入した総経費 180000 千円

(2) 理化学研究所計算科学研究機構との共同研究を開始

平成 24 年 5 月 15 日に理化学研究所計算科学研究機構と神戸大学の間で締結した計算科学計算機

科学分野における連携協定に基づき2 つの共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」および

「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」を開始した

共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」においては小規模問題を主な対象とし数万コ

アを活用して固有値を超高速に計算できるライブラリの開発を目指す神戸大学で試作しているブロ

ックヤコビ法と呼ばれるアルゴリズムに基づく固有値計算コードをスーパーコンピュータ「京」上で

適化し性能評価に基づく改良を行う

共同研究「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」ではスーパーコンピュータ「京」で実

行される大規模な計算機シミュレーションの出力データから特徴的な現象を探索し理解するため

- 26 -

のマルチモーダルな可視化技術の研究を π-CAVE を用いて行う

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 没入型 3 次元可視化システム π-CAVE を導入

平成 23 年 6 月神戸大学統合研究拠点 計算科学計算機工学研究プロジェクトに計算機シミ

ュレーション結果の 3 次元可視化による解析を推進するため没入型 3 次元可視化システム π-CAVE

を導入した本システムは一般公開され1000 名を越す見学者があった総経費 122000 千円

(2) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

特別経費(プロジェクト分)として「計算科学におけるデータ可視化研究拠点の形成」が採択さ

れた本課題では計算科学のあらゆる研究分野のためのインフラである可視化システムの充実を

図り空間と時間の大規模 4 次元シミュレーションデータ可視化のための先進的アルゴリズムの研

究開発とその実装法を開発し全国の計算科学の研究と教育に寄与することを目的としている平

成 23 年度-平成 27 年度総経費 120540 千円

(3) FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナーの開催

平成 24 年 1 月 23 日-1 月 29 日の 7 日間FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナー「強制法の視

点からの集合論(Forcing in Set Theory)」を開催した

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 大学院システム情報学研究科の新設

平成 22 年(2010 年)4 月 神戸大学にシステム科学情報科学計算科学の 3 専攻から成るシス

テム情報学研究科を新設した

(2) 協定講座と連携講座の開講

システム情報学研究科計算科学専攻では京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学

名古屋大学筑波大学の 5 大学と協定を締結し本学の学生のみならず全国の大学生に対して計算

科学の教育を開始したまた地球シミュレータを有する独立行政法人海洋研究開発機構および

独立行政法人理化学研究所と連携講座を組織し計算機シミュレーションの応用分野における 先

端の研究テーマを教育するための各研究機関の研究者および大学教員との強力な教育研究推進体

制を構築した

(3) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

「工学と保健学医学の学際連携による斬新な「健康工学」創成 -高度生体計測と超大規模計算を

用いたヒトの認知運動機能超高速超大規模計算-」が採択された平成 22 年度-24 年度

- 27 -

(4) 神戸大学統合研究拠点における計算科学に関する 3 つのプロジェクトが採択

平成 23 年 3 月ポートアイランドに設置された神戸大学統合研究拠点においてシステム情報学研

究科の 3 つのプロジェクトが採択された

22 競争的資金の獲得

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術において研究課題「テ

ーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共創に関する研究開発」を受託

3D プリンタによるテーラーメイド化が困難であったラバー製品について地域産業であるシュー

ズを取り上げ多様なユーザとの IoV (Internet of Values)環境を構築してインタラクティブな価値

流通に基づく超デライト設計生産システムを開発するとともに熱可塑成形と架橋のトレードオ

フを解決しリアクティブ 3D プリンタマシンとその素材を研究開発する期間平成 26 年 10 月

-平成 28 年度 予算総額218231 千円

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自

立分散エネルギーシステム技術の実証研究」を受託

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究を展開するための環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業

の研究課題「離島漁村における直流技術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究(研

究代表者神戸大学)」を受託した平成 24 年度-26 年度総経費 554350 千円

(2) 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に参画

我が国が抱える種々の社会的課題を 先端の情報技術を駆使して解決すると共に社会の新たな

価値や産業の創出を情報技術の応用を通じて行える人材の 育成を目指し分野や地域の枠を越えた

産学の協働ネットワークを構築し多くの優秀な学生を育成すると共に実践的情報教育の知見を

蓄積し広く普及させることを目的とした文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネット

ワーク形成事業」に参画した本プログラムは全国に展開した 15 校の連携校が中心になりベン

ダーユーザ企業の協力のもとで開発し実行する平成 24 年度-28 年度総経費 約 25 億円

分担金約 1 億円

(3) 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて

「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託し

- 28 -

た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

- 29 -

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

- 30 -

23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

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Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

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(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

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32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

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業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

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4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

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(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

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(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

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Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 7: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

- 7 -

143 [科研費基盤研究 B] 社会規模での大規模コーパス収集による映像検索エンジンの再構築

(研究代表者上原邦昭期間平成 26 年度~平成 28 年度予算総額16340 千円(うち間

接経費 2640 千円))

(1) 概要

映像にタグ付けを行える際何種類もの物体に関して全ての映像に人手でアノテーションする

ことは非現実的であるそこで能動学習に基づいて物体認識の精度向上に有用な映像を取捨選

択しながら効率的に物体認識の精度を向上させるようにしているが完全な認識モデルの構築は

不可能であるそのためこのような不確実な(エラーを含む)認識モデルを用いて映像検索を行

うと多数の誤検索や検索漏れが発生する本研究では認識モデルの不確実性を考慮して検索

対象の映像がクエリに適合するか否か推論する映像検索エンジンを開発することを目標としている

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

平成 26 年度は各物体の認識モデルの評価値に対して物体が出現している映像と出現していな

い映像の密度比を推定し不確実性を定量化する手法を開発した本研究ではDempster-Shafer

(DS) 理論という無知量を表現するための確率論を基礎としている従来の確率論では物体が出

現しているかどうか分からない無知状態は2つの確率変数 A(ppearance)D(isappearance) に確

率 05 を割り当てて表現することしかできなかったこれに対してDS 理論を用いれば確率質量

関数により無知状態を表す AD という「確率変数の部分集合」にも確率を割り当てて物体認識

の不確実性を詳細に表現できるようになる具体的には各物体の認識モデルに対して無知状態

に対する確率すなわち不確実性を算出する言い換えると認識モデルの評価値に対して物体

が出現している映像と出現していない映像の密度の比を推定し不確実性を定量化するさらに

不確実性を用いて各映像に対する認識モデルの評価値の整合性を検証するそして認識モデル

が誤っている映像と物体(タグ)を特定するこの映像とタグのペアの真偽をユーザに判定しても

らようにして効率的に高精度な認識モデルを構築できることを示した

本年度に行った研究は既に Multimedia Data Mining and Analytics という書籍の中の 12 章と

して出版されている本章は近年の Multimedia Data Mining 関係の研究者の中で際立った成果

を挙げた研究者として招聘されて執筆したものであるしたがって世界的にも研究が認められつ

つあることを示しているこのほかにも2件の海外雑誌2件の国際会議発表と十分な実績であ

ると思われる今後の課題としては平成 26 年度に定量化された不確実性を導入して 尤推定を行

い認識モデルの評価値の整合性を検証し不確実な物体認識の結果から認識モデルの精度を

も向上させる見込みのある映像と物体を特定する手法を開発するDS 理論の問題点の一つとして

確率質量関数の定義方法がある確率質量関数を定義するために各物体のあらゆる部分集合に対

して訓練データを用意することは困難であるこのことは部分集合に含まれる各物体が出現して

いるかどうかを全ての訓練データに対してアノテーションすることが事実上不可能であることを

意味しているしたがって集合論的解釈による認識モデルの構築方法を変更し確率質量関数の

導出を回避することを検討する

144 [科研

的相

(研

費 3

(1) 概要

かぐや

太陽風

それ以

含めた

100km

3 次元全

見を得

(2) 平成 26

プラ

磁気異

い磁場

が形成

と磁場

の大き

荷分離

での局所

磁化と

けるこ

ダイポー

磁場圧

界層電

マ半径

により

おける電

いては

運動が顕

逆に夕

である

電子ド

すなわ

電子電流

するこ

研費基盤研

相互作用の研

研究代表者

3960 千円を

や衛星によ

の相互作用が

下でありこ

解析が必須

m までの領域

全粒子シミュ

6 年度(201

ズマ粒子シ

常のように

構造におい

されることを

の釣り合い点

いイオンと

が生じその

所電場によ

みなされる

とを明らかに

ール磁場が圧

縮領域で電

流が流れそ

程度である

明らかにした

電子電流構造

朝側から夕

顕著であるが

方側から朝

ことを明らか

リフト運動

ち磁気異常

流の渦的構造

とを明らかに

研究 B] 3

研究

臼井英之

を含む))

り月面近傍で

が強く示唆

この相互作用

須であるそ

域に着目し

ュレーション

14 年度)まで

ミュレーショ

にイオンラー

いてもメソス

を明らかにし

点近傍におい

磁化された

の結果生じる

り本来この

イオン流も

にしたまた

圧縮される点

電子のドリフ

その領域の厚

点も粒子シ

た特に磁気

造について

方側に向か

が中高緯度

朝側に向かう

かにしたこ

の構造によ

常上空の南北

造が見られ

にした

次元全粒子

期間平成

での太陽風イ

されている

用の本質的理

こで本研究

そこでの小型

ン解析を実行

での成果

ョンにより

ーマ半径より

スケールの磁

した太陽風

いてラーマ

た電子との間

る磁気異常

のスケールで

も大きく影響

たそこを中

点および

フト運動によ

厚さは電子の

シミュレーシ

気圏前面境界

低緯度領域

かう電子ドリ

度領域におい

電子の流れ

このような二

り磁気圏層間

北両半球にお

電子熱化に

- 8 -

シミュレーシ

成 23 年度~平

イオン反射や

磁気異常の

理解には MH

究では特に

型磁気圏形成

行し月面磁気

月面

り小さ

磁気圏

風動圧

マ半径

間で電

常上空

では非

響を受

中心に

その

よる境

のラー

ション

界層に

域にお

リフト

いては

れが主

二層の

間側

おいて

に寄与 3

ションによる

平成 26 年度

や粒子加熱が

のスケールは

HD 近似では

にイオンスケ

成とそれに関

気異常領域の

3 次元粒子シ

と磁気圏境界

る月面磁気異

度予算総額

が頻繁に観測

は太陽風イオ

はなく太陽風

ケールから電

関連した宇宙

のプラズマ環

シミュレーシ

界層電子電流

異常と太陽風

額17160 千

測され月面

オン慣性長と

風プラズマの

電子スケール

宙プラズマ現

環境について

ションモデル

流図(下図)

風の運 動論

千円(間接経

面磁気異常と

と同等または

の粒子効果を

ルを含む高度

現象について

ての詳細な知

ル図(上図)

145 [科研

(研

(1) 概要

本プ

に対し

はテ

ークデ

たとえ

いる状況

定する

題とし

(2) 平成 26

大規模

および

並列ア

定手法

マルチ

の依存

在変数

データ

NIPS

ネット

係を予

デルを

を用い

研費基盤研

研究代表者

ロジェクトで

て低次元の潜

キストデー

ータにおいて

ば所与の木

況を指す以

ことで様々

て情報の検

6 年度(201

模データ解析

び階層ディリ

アルゴリズム

法により予

チモーダルデ

存性を的確に

数モデルを提

タに適用し

S に採録され

トワーク解析

予測すること

を高速かつ的

いた評価実験

Symmetric

研究 B] 大規

江口浩二

では内部構

潜在表現をベ

タにおいては

ては各頂点ま

木構造やネ

以上に述べた

々な問題の解

検索推薦

14 年度)まで

析 潜在変数

リクレ過程

ムを開発し

予測性能を維

データ解析

に捉えつつ次

提案した提

有効性を示

れた

析 大規模

とを目的とし

的確に推定す

験により提

c Correspond

規模構造デー

期間平成

構造または外

ベイズ統計学

は各トークン

または辺が属

ットワーク構

たような複雑

解決に利用可

予測と時系

での成果

数を用いた統

(HDP)に関

クラウド環

維持しつつ高

複数の表現

次元削減を実

提案モデルを

示した研究成

で時間的変化

して混合メ

する忘却型パ

提案手法の有

dence Topic M

- 9 -

ータに対する

成 23 年度~平

外部構造を持

学により推定

ン(単語)が

属性で特徴づ

構造における

雑な構造をも

可能な「知識

系列解析に着

統計的データ

関して大規

環境などを用

高い効率性が

現からなるマ

実現する Sym

を多言語テキ

成果の一部は

化を伴うネッ

メンバシップ

パーティクル

有効性を示し

Models によ

確率モデル推

平成 26 年度

持つテキスト

定する技術を

が属性で特徴

づけられたも

る各頂点にテ

もつ大規模な

識」を抽出す

着目した

解析手法で

規模データの

いた評価実験

が実現するこ

マルチモーダ

mmetric Cor

ストデータ

は機械学習分

ットワーク表

プブロック

ルフィルタを

した

よって推定され

推定に基づ

予算総額

トデータやネ

を開発した

徴づけられた

ものを指す

テキストデー

なデータから

することを目

ある潜在的デ

のために高速

験を行った

とを明らかに

ダルデータに

rrespondenc

(下図)やア

分野のトップ

表現の潜在構

クモデル(M

提案した社

れたトピック

く知識の創出

19240 千

ネットワーク

ここでいう

たものを指し

また外部

ータ群が割り

ら低次元の潜

目指し具体

ディリクレ配

速な推定を実

その結果

にした

に着目しデ

ce Topic Mo

アノテーショ

プカンファレ

構造を推定し

MMSB)なる

社会ネットワ

クの言語バイ

出と活用

千円)

クデータなど

う内部構造と

しネットワ

部構造とは

り当てられて

潜在表現を推

体的な応用問

配分法(LDA

実現する分散

提案した推

データ表現間

odels なる潜

ョン付き画像

レンスである

し未知の関

る潜在変数モ

ワークデータ

アス

A)

- 10 -

146 [科研費基盤研究 B]分子表面の三次元データマイニングによるタンパク質機能知識の創出

(研究代表者大川剛直期間 平成 24 年度~平成 28 年度予算総額 17550 千円(うち間

接経費 4050 千円))

(1) 概要

タンパク質分子表面データに対する三次元データマイニング技術を開発する分子表面を三次元

画像と見なすことで局所特徴量を保持するノードと分子構造上の特徴をもとに得られるエッジか

ら構成される複合構造グラフ表現を導入しタンパク質局所部位の特性や分子構造変化を考慮した

頻出パターン発見を実現するさらに特徴点集合に対する網羅的なマイニングのための高速化技

法についても検討する

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

(a) タンパク質分子表面を点群画像として表現し曲率に基づく特徴点抽出および周辺点群との関

連から特徴量を記述する手法を検討したこれをもとに高速パターンマッチングが可能なメモ

リ型プロセッサを想定しシミュレータ開発を通して局所部位間の網羅的比較を試みた

60 種類のタンパク質に対する実験により特定のタンパク質群に固有な特徴的部位の存在が

確認されるなど重要な知見が得られた

(b) タンパク質分子表面をグラフ表現し結合部位予測問題を 適グラフ発見問題として定式化す

るとともに類似頂点集合を 1 つの頂点に集約して再構成した抽象グラフを利用することで

処理の効率化を達成した37 種類のタンパク質を対象とした実験の結果予測に要する時間

を約 70に短縮することに成功した

(c) タンパク質の機能に関する知見の評

価および実験用データセットの準

備を目的としてタンパク質構造解

析文献から関連文献を検索する手法

を提案した既存データベースの活

用により機能の観点からの関連性

に基づく検索を実現した

147 [科研

イナ

(研

接経

(1) 概要

高解像

領域で

ードを

するた

ダイナ

ーショ

(2) 平成 26

現実

ン格子

ン格子

いう特徴

3次

いて対話

た(下左

話的可視

複数の可

太陽

ョンモデ

く回転す

明らか

らかに

研費基盤研

ナモ機構解明

研究代表者

経費 4590 千

像度の計算機

の地球ダイナ

更に発展させ

めにバーチ

モシミュレー

ンを行う

6 年度(201

実的な地球ダ

を発展させ

を開発した

徴をもった球

次元可視化技

話的に地球ダ

左図)この

視化ソフト

可視化ソフ

陽ダイナモシ

デルにより

する赤道加速

にしたこと

したことであ

研究 B] 次世

陰山聡期

千円))

機シミュレー

ナモ機構の解

せ現実的な

チャルリアリ

ーションの知

14 年度)まで

ダイナモ計算

その弱点

イン=ヤン

球ジオメトリ

技術について

ダイナモシミ

のソフトウェ

Multiverse

トの中心的な

シミュレーシ

以下の二つ

速が見られる

(下右図)

ある

世代スパコン

期間平成 23

ーションと先

解明をめざす

な地球ダイナ

リティ(VR)

知見を活かし

での成果

算には内核の

(中心付近が

ン=ゾン格子は

リ向けの汎用

は神戸大学

ミュレーショ

アは一般

に発展した

な機能である

ョンは予想以

つの成果が得

る状態とそ

もう一つは

- 11 -

ンと 3 次元可

3 年度~平成

先進的な 3 次

す独自に考

ナモシミュレ

)技術を用い

し太場磁場

の影響を正確

が解けないこ

は並列数が

用計算格子で

学統合研究拠

ョンデ一タを

般的な没入型

た現在では

以上に進展

得られた一

その逆の状態

対流層底部

可視化技術に

成 27 年度

次元可視化技

考案したイン

レーションを

いた 3 次元可

場の起源解明

確に取り込む

こと)を克服

が上がれば上

である

拠点に設置さ

を解析するソ

(CAVE 型)

GeomagF

し新たに開

一つは対流

態がロスビー

部に自発的に

による現実的

予算総額

技術を組み合

ン=ヤン格子に

を実行する

可視化手法を

明を目指した

必要がある

服した新しい

上がるほどメ

された没入型

ソフトウェア

)VR 装置に

Field は Mul

開発した太場

流層の赤道部

ー数を指標と

に速度シア層

的低粘性領域

15300 千

合わせること

に基づく地球

その出力デ

を開発する

た太場ダイナ

このために

い計算格子イ

メモリ効率の

型 VR 装置π

アGeomagFi

に汎用的に利

ltiverse に組

場ダイナモシ

部分が自転速

として分けら

層が形成され

域での地球ダ

千円(うち間

とで低粘性

球ダイナモコ

データを解析

また地球

ナモシミュレ

にイン=ヤ

イン=ヤン=ゾ

のよくなると

-CAVE を用

eldを開発し

利用できる対

組み込まれた

シミュレーシ

速度よりも早

られることを

れることを明

- 12 -

148 [科研費基盤研究 B] 分光学的精度を目指した分子軌道プログラムの高度生成

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 26 年度 予算総額 19760 千円)

(1) 概要

F12 結合クラスター理論を出発点にして動的自動生成の開発を行う動的自動生成は以下の 3

つのステップからなる

1)稼働方程式の自動生成2)演算子の並び換えによる複数ルートの探索と演算量の 適化3)異な

る数値演算法に対する自動チューニング

これらの手法を拡張し①基底状態のための理論(高次 F12 結合クラスター理論高次 F12 摂動

論)②励起状態のための理論(高次 F12 結合クラスター線形応答理論)③ポテンシャル面とための

理論(高次 F12 多参照 CI 法高次 F12 多参照結合クラスター理論)④物性計算(超分極率解析

的エネルギー勾配法等)へと発展させる大規模計算を可能にするための原子積分を用いた方法や

局所電子相関法も考慮にいれる更に自動生成のマクロを 2 成分と 4 成分の相対論的電子状態理

論に拡張する分光学的精度を得るための各種微細効果補正を行う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

結合クラスター理論については方程式をストリングスと呼ばれる整数列のシンボリック表現を

用いることにより高次の励起までを含む結合クラスター理論の方程式導出を自動化した生成さ

れた整数列をもとに整数列の並び替えによる 適化を含む Fortran90 形式の計算プログラムの自

動生成を行ったまた四成分相対論による MP2-F12 法と拡張された論理推進演算子による

MP3-F12 法分子求積法に基づく F12 法の超並列アルゴリズムの開発を行った更にイオン化ポ

テンシャルを高精度で見積もる露わに電子相関を考慮したダイソン方程式や任意の励起状態を高精

度に計算するための有効ハミルトニアンによる量子モンテカルロ法の研究も進めた

(a) 結合クラスターコードの自動生成

結合クラスター(CC)理論の自動生成ではダイアグラムのシンボリック表現を用いた中間状態の

生成と演算子の並べ替えを考慮に入れた 適化を行った更にキャッシュ効率を 大限に活用す

るためにDGEMM を用いた計算プログラムに対する自動生成器への拡張を行ったこの時必要

に応じて CC 計算に含まれる行列積演算配列要素が含む交換や配列の次元操作などの前処理を行っ

た一例として12 スレッドを用いたcc-pV5Z 基底を用いた Ne 原子の CCSD 計算の処理時間の

分布を図1に示すこの基底関数系では非占有軌道の 4 乗(V4)に比例する短縮ステップが計算の

ボトルネックである中間体の計算に対して 適化を行った場合(I)と和の制約を取り込んだ場合(IR)

いずれにおいてもこれらのステップがボトルネックと成っている事が分かる一方クラスター

振幅と二電子積分を大きな行列と見なしDGEMM の実装を行った場合は 大で 60 倍もの高速

化が達成され大幅な性能の向上が見られた自動生成器の多参照 CC 法と近似的な CC-F12 法への

拡張も視野に入れた開発を行った

- 13 -

(b) 四成分相対論 F12 法の開発

ディラッククーロンハミルトニアンを用いた四成分相対論ハートリーフォック法の実装に次

いで四成分 MP2-F12 法の開発を行ったノーペア近似に対する新規の強直交化射影演算子を提案

し更にヒレラ-スエネルギー汎関数に対する直接摂動論を適用する事により電子間のカスプ条件

を満たす新規の Ansataz を構築しMP2-F12A(SP)法の範囲の実装を行った

(c) 新規な露わに相関した高次摂動論の開発

高次の摂動効果を F12 理論で取り込む為に従来の結合クラスターラグランジアンに基づく展

開法と異なる拡張された論理推進演算子による定式化を行いMP3-F12 法で収束性を数値的に確認

した新しい展開法は従来の手法と比較してより速やかな収束性が得られる事と4 次以上の高次

相関でも F12 の寄与を取り込めるという優位性がある事が示された

149 [受託

ーメ

(研

ち間

(1) 概要

3D プリ

を取り上

通に基づ

を解決

(2) 平成 26

託研究(内閣

メイドラバー

研究代表者

間接経費 28

リンタによる

上げ多様な

づく超デライ

しリアクテ

6 年度(201

ユー嗜好

閣府戦略的

ー製品の設計

貝原俊也

464 千円))

るテーラーメ

なユーザとの

イト設計生

ティブ 3D プ

14 年度)まで

超デライ

リア

ーザ計測分析 調査モデル化

デー

的イノベーシ

計生産と社会

期間平成

イド化が困

の IoV (Inte

生産システム

プリンタマシ

での成果

イト設計生

アクティブ3

デザイン

ータベース

部品サ

- 14 -

ション創造プ

会経済的な価値

26 年 10 月

困難であった

ernet of Valu

ムを開発する

シンとその素

生産システム

3D プリンタ

Inter

商品デー設計

サプライヤ

部品製

プログラム)

値共創に関す

~平成 28 年

ラバー製品

ues)環境を構

るとともに

素材を研究開

ムのフレーム

タ試作機の仕

rnet

生産現

発注 ータ

製品在庫

生産

CPS

革新的設

する研究開発

年度 予算総

について地

構築してイン

熱可塑成形

開発する

ムワーク検討

仕様策定

現場

ユー販売

データ

産機械

設計生産技術

総額2182

地域産業であ

ンタラクティ

形と架橋のト

ーザ 売店

ベース

配送

IOT

術)] テーラ

231 千円(う

あるシューズ

ィブな価値流

トレードオフ

- 15 -

1410 [外部資金課題 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業]離島漁村における直流技

術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究

(研究代表者玉置 久期間平成 24 年度~平成 26 年度予算総額554350 千円(うち間

接経費22136280 千円))

(1) 概要

地球温暖化や自然災害への対応策の一つとして自立分散エネルギーシステムの重要性可能

性が再認識されているこのような背景のもと本実証研究は国の総合特区制度指定を受けた「あ

わじ環境未来島構想」においてエネルギー自立島を目指す離島「沼島」を実証の場とし直流給電

方式による電力変換ロスの低減ならびに自然エネルギーの有効活用をベースとした自立分散エネル

ギーシステム構築の実証研究を試みるものである実験を進めるにあたって(1) 高性能直流マイク

ログリッドシステムの開発(2) 高性能据置型およびモバイル型バッテリの開発(3) ダイナミック

プライシングによる電力消費抑制手法の開発(4) 全体システムの 適化手法の開発をサブテーマ

として設定している

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

昨年度までに設計開発設置を済ませた直流マイクログリッドシステムおよびダイナミックプ

ライシング環境をもとに本年度は実証研究を本格的に遂行した(1) および (2) については直

流マイクログリッドシステムの電圧安定性および効率(電力変換効率エネルギー利用効率)(3) に

ついてはダイナミックプライシング(見える化を含む)による電力消費削減効果においてそれぞ

れ目標値を達成する結果が得られていることが確認されたまた(4) については実証実験による

結果を反映させる形で全体システムの 適構成(沼島全体をカバーする場合の 適設備導入量の試

算等)が示されたまたまたシミュレーションによる仮想実験を通して交流給電方式のシス

テムに比して目標とする CO2排出量削減を達成できることが確認された

- 16 -

1411 [高性能汎用計算機高度利用事業補助金「戦略プログラム」分野2新物質エネルギー創成] 重点

課題2電子状態動力学熱揺らぎの融和と分子理論の新展開

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 27 年度予算総額183188 千円)

(1) 概要

本重点課題の目的は電子状態動力学熱揺らぎの取り扱いをコアエレメントとして革新的な

発展を図りそれらの融和的な理解と練成に基づいた新しい分子理論を推進する事である超並列

計算環境を高度に活用する事によりこれまで取り扱いが困難であった複数の物理原理が絡み合う

実在系の分子科学を発展し物質設計生命エネルギー問題を基礎原理から解決する役割を担う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

(a) 高精度電子状態計算によるフラーレン誘導体の計算

露わに相関した二次の摂動論(MP2-F12 法)と分子求積 MP2 法に関しては前年度までに

GELLAN プログラムに超並列実装が完了しているH25 年度に開発および実装した分子間相互作用

エネルギーを正確に計算するための分母を制限した二次の摂動論(RD-MP2 法)と密度汎関数理論を

併用してH26 年度にはフラーレンの外部修飾に関する計算を更に進め一つのフラーレン分子に

は 大で三箇所に N-ヘテロ環状カルベンが結合しうることが計算によって示唆された複数のカ

ルベンを結合させると結合エネルギーが順次わずかに減少していくため複数個の N-ヘテロ環状カ

ルベンを結合させるためには実際の実験条件下では過量の N-ヘテロ環状カルベンを必要とするこ

とになり結合する個数の制御が難しく結果として目的である電子的性質の制御が難しくなるこ

とが想像されるそこで二つや三つの N-ヘテロ環状カルベンを一つの分子内に保有する分子の設

計を試みた予備的な計算により架橋部の結合距離をうまく設計すれば二箇所や三箇所でフラ

ーレンに結合できる N-ヘテロ環状カルベン分子を設計できる見通しとなったこのようなフラーレ

ン誘導体は一分子のカルベンが結合した分子とは電子的な性質が異なるため本結果は多様な電

子的な性質をもつフラーレン誘導体を精密に合成できる可能性を示したと言えるまたH26 年度

は上記の研究課題に加えて分子のイオン化ポテンシャルを二次の摂動論に基づいて正確に計算す

る露わに相関した二次のダイソン方程式法の開発も行った多環芳香族炭化水素やチオフェン分子

ポルフィリン分子など有機電子材料として使われるいくつかの分子に適用したところ密度汎関

数理論や Hartree-Fock 法よりも実験値に近い良好な結果が得られたこのような有機電子材料のイ

オン化ポテンシャルを高精度に計算する手法は新しい分子の設計に貢献するものと期待される

(b) モデル空間量子モンテカルロ法の並列プログラム開発と光システム II のスピン状態の計算

強い電子相関を持つ系の電子状態計算を目的としたモデル空間量子モンテカルロ(MSQMC)法に

関しては昨年度に完成した MPIOpenMP 並列プログラムの高速化を行ったアルゴリズムやデー

タ構造を修正した中で も効果の大きかったのは各ノードが受け持つウォーカー数を計算中に

ダイナミックに平均化することによってより均等な負荷分散を達成したことである現在のアル

ゴリズムでは1000 モンテカルロステップ毎に各ノードに存在するウォーカー数を調べ平均よ

りも多い数が存在するノードから少ないノードに移動させることによってウォーカー数の平均化

- 17 -

を行っているウォーカーの通信による遅延が生じるが並列化効率が向上したことによって計算

は高速化され約2億のウォーカーを使用したクロム 2 量体の MSQMC 計算ではFCIQMC や DMRG

法による 善値と統計誤差内で一致する結果が得られた遷移金属水素化物の基底状態と励起状態

のポテンシャル曲線への応用ではMSQMC 法による様々なスピン状態の結合解離エネルギーは実

験値と良い一致を示したまた数千の電子配置(スレーター行列式)からなる P-空間を使用して

光システム II の活性中心(OEC)のモデル系について様々なスピン状態のテスト計算を行ったこ

の系では 低でもマンガンd軌道と酸素2p 軌道(合計35軌道)を考慮して P-空間に主配置を

生成しなければならないがこれらの全ての軌道を含めて初期 P-空間を決定することは不可能であ

るこのような場合にはMSQMC 計算中に Q-空間に存在するスレーター行列式の中で多数のウォー

カーを持つようになったものをP-空間に移動させるldquoプロモーションrdquoが本質的になる今回の

計算では限られたd軌道内の励起のみを含むスレーター行列式からなる初期 P-空間を使用して

MSQMC 計算を開始しプロモーションによって全てのd軌道と酸素2p軌道間の励起を含むスレータ

ー行列式を追加することによりP-空間の改善を行った様々な d 軌道間の励起を含む多数のスレ

ーター行列式が生成されMSQMC 計算の結果からはBroken-Symmetry(BS)DFT 法では計算できない

4重項スピン状態が低エネルギー領域に存在することが示唆された

(c) 光システム II の構造と電子状態の研究

光システム II(PS II) の活性生中心(OEC)であるマンガンクラスター(CaMn4O5) には第二配位圏からの

アミノ酸残基や水分子が存在し複雑なクラスター構造を形成している高分解能 X 線回折(XRD)構造ならび

に F Neese の最適化構造を基にした OEC と第二配位圏の周辺アミノ残基から成るモデル系に対して酸化

状態 S2 の全電子計算を行ったOEC は強相関電子系であり非常に複雑なスピン状態を有するこのような

系 に 静 的 電 子 相 関 効 果 を 取 り 込 む た め に Broken-Symmetry(BS) 法 を 適 用 し た 計 算 レ ベ ル は

UB3LYP6-31G(d)である得られたOECのBS解のうち低スピン解(Sz=12)の全電子エネルギーが最小で

次いで中間スピン解(Sz=52)の全電子エネルギーが小さかったS2 状態は電子スピン共鳴(ESR)測定からは

二重項が基底状態六重項が第一励起状態と帰属されておりSz=12Sz=52 の BS 解がそれぞれ対応す

ると考えられるBS 解はいずれもスピン混入が大きく静的電子相関効果が取り込まれていることも分かった

低スピン解に対してスピン密度を求め超微細構造定数の計算を行ったスピン密度はいずれもマンガンに

局在しておりHis332 が配位したマンガンの超微細構造定数が最大であった各マンガンの超微細構造定

数は電子minus核二重共鳴(ENDOR)測定結果と定性的に一致することが分かったさらに得られた BS 解を用い

て OEC に周辺のタンパク質を取り込んだモデル系に対して相互作用を分散させた並列フラグメント分子軌

道(FMO)計算を行った計算レベルは FMO-UB3LYP6-31G(d)であるペア相互作用解析を行うことによっ

て周辺タンパク環境が OEC に与える影響を定量的に評価することができた周囲 3Å程度離れたアミノ残基

(Glu329Val330 Ala351Leu352 など)までが OEC に電子的影響を与えており5Å程度以上離れたアミノ残

基(Arg357 Cl679Thr316Lys317 など)も静電相互作用による影響があることが示されたこのことから酸素

発生過程において第二配位圏のアミノ残基の寄与は重要であると考えられる周辺アミノ残基を含めたモデ

ル系に対してFMO-UB3LYP6-31G(d)レベルの構造最適化を行うことによってより精密な解析が可能である

と考えられる

- 18 -

図1TRECVID 2012 SIN (light) 部門で開発

された手法のランキング

15 平成 25 年度以前に終了したプロジェクトの成果

本節には平成 25 年度以前に終了したこれまでのプロジェクト成果を再掲する

151 [科研費基盤研究 B] 機械学習の枠組みに基づく映像検索システムの再構築

(研究代表者上原邦昭期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額20280 千円)

(1) 概要

本プロジェクトは映像例示型検索(QBE Query By Example)と呼ばれる映像検索技術に焦

点を当てたものであるQBE はクエリとして与えられた映像から色エッジ動きなどの特徴

量に基づいて与えられたショットと類似したショットを検索する手法である一方QBE は与

えられたショットとの類似度に基づく検索モデル(分類器)を学習するという観点から見れば機

械学習におけるldquo例からの学習rdquoと考えることもできるすなわちクエリに適合する映像としない映

像を識別するための分類器を構築する機械学習の問題とみなせることにもなるそこで事例

特徴量学習アルゴリズムデータ量といった機械学習の観点から QBE の改良について検討した

終的に大規模な映像データからクエリに適合する映像を高速かつ高精度に検索可能な手法を

開発したさらに開発手法を物体認識に応用して米国 NIST 後援の世界的な映像解析コンテス

ト TRECVID 2012 において世界 高精度を達成することに成功した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

本プロジェクトで開発した高速な SVM 学習テスト手法および高速な特徴量抽出手法を応用

してTRECVID 2012 Semantic INdexing (SIN)部門に参加した結果を示すTRECVID は映像検

索に関する競争型ワークショップでありそのうち SIN 部門では例えば「人」「車」「建物」と

いった人間にとって意味のある概念を大規模な映像データから自動認識する技術を競争すること

を目的としたものである図1の棒グラフはSIN (light)部門での本手法の認識精度(MAP)を表

している1 本の棒が 1 つの手法の認識精度を表し我々の手法は白抜きの棒で示しているこの図

から本プロジェクトで開発した映像検索技術は世界 25 の研究機関で開発された合計 91 手法の

中で 高精度を達成していることが分かるこれは本プロジェクトで開発された高速化手法によ

り他の研究機関よりも多くの学習例を用いて高精度な SVM を学習できたことおよび多くの局所

領域を考慮して精巧な特徴量を抽出できたことによるものである

- 19 -

Bottom Tier

NS3

NS4PFE

DPU

PFE

Top Tier

NS1

TSVs

NS2PFE

DPU

PFE

PFE Probing Front EndDPU Data Processing Unit (35kTr)NS Digital noise source (179kTr)

Tsamp

Vref

Dout

VsfoTargetSignal

PFE

152 [科研費基盤研究 B] 三次元積層VLSIにおける配線システムのインテグリティに関する研究

(研究代表者永田 真期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額19240 千円)

(1) 概要

三次元積層 VLSI システムにおける積層方向に延伸した配線システムのインテグリティ(完全性)

を指向する設計手法に向けてシリコンチップを貫通する配線構造であるシリコン貫通ビア(TSV)

とシリコン基板との電気的結合に関する実験的及び解析的な理解を追及したとりわけ三次元積

層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性に着目しノイズ結

合が TSV の物理配置や回路の動作周波数に強く依存することを①ノイズエミュレータ及びノイズ

モニタを搭載した三次元積層チップによるノイズ波形のその場評価②三次元配線システムとシリ

コン基板の等価回路の理論解析により明らかにしたこの研究はベルギーの研究機関である

IMEC との協力研究体制のもとで推進した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

三次元積層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性を評価

するためのプロトタイプチップを開発し(左図)そのノイズ結合が三次元積層構造の層内や層間に

おいて異なる周波数応答特性を示すことについてプロトタイプチップによる実験及び三次元積層

構造の等価回路による理論解析により示した(右図)両者はよく一致しており三次元積層 VLSI

設計における等価回路の有用性が示された

NS 1

NS 4

NS 2

NS 3 PFE

PFE

-70

-60

-50

-40

-30

-20

01 1 10 100 1000 104

S 12 p

aram

eter

(dB2

0)

Freq(MHz)

NS1-NS3NS1-NS2

NS3-NS4NS2-NS4

シミュレーション理論計算

層内結合

層間結合

低周波数 中周波数 高周波数

- 20 -

153 [文部科学省先導的創造科学技術開発費補助金「社会的システム改革と研究開発の一体的推進」]

企業を牽引する計算科学高度技術者の養成

(研究代表者賀谷信幸期間平成 22 年度-26 年度予算総額214381 千円)

(1) 概要

地域に集積するものづくり産業を次世代型製造業へ転換させるために企業内で 先端シミュレ

ーション技術の導入利活用を牽引するリーダーの養成を目指すシミュレーションの本質の理解

を目的にプログラム開発から既製アプリソフトの活用まで受講者に 適なテーラーメイドの

教育カリキュラムで指導するプログラム相談室の設置など手厚い指導体制で 先端スーパーコ

ンピュータを駆使し新産業を創出する人材を育成する

(2) 研究成果

(a) 進捗状況

本プロジェクトで も重要視されるデータは修了者数である本プロジェクトの申請時には修

了者の目標人数を毎年20名と設定したその修了者数の達成度がプロジェクトの評価となる

初年度は体制作りが主となり修了者を輩出するところまで及ばなかったが2年目でほぼ目標

人数を越えることができた4年目にして本プロジェクトの 終目標である100名を越えるこ

とができ3年目の中間評価でもA(採択6大学中2位)で評価された

(b) 人材養成プロジェクトの有効性

1) 養成修了人材が地域で活躍する仕組み

兵庫県には重工業関係をはじめ多くの製造業が集積し日本の産業界を担っているこれら

の企業からの受講者がシミュレーション手法を学び企業での製品開発や設計製作に貢献し

ている受講者の中には修了後もセミナーを受講したりシミュレーション相談室で問合せの

継続を希望していることから地域での活躍状況が分かり定着してシミュレーションを企業内

で牽引している具体的には基礎コース修了者から応用コースを希望している受講者が 4 名お

り現在テーラー相談を準備しているまた応用コースが修了した11名が継続して受講して

いる

① 企業経営者のシミュレーションへの理解

シミュレーションの必要性有用性を企業経営者に理解させることが企業でのシミュレー

ション活用の 短の方策と考え関西経済連合会神戸商工会議所などで経営者向けのセミナ

ーを開催しているまた神戸ポートアイランドの神戸大学統合研究拠点に多くの企業経営者

の見学があるその際本事業の説明を行い受講者の派遣を依頼しているまた神戸大学

に就職のために訪れる企業人事関係者に本事業を説明した結果3社の参加があった

② 養成修了人材に成功体験

企業のシミュレーション担当部署でシミュレーションによる実績を上げることが大変重要

であるシミュレーション手法の理解不足からシミュレーション利用を中断するケースが多く

見られる開発研究においてシミュレーションを用いた成功体験が重要で本事業の修了後の

指導継続が必要である

- 21 -

③ 計算機使用の貸与

シミュレーションにはプログラムによっては高速のスーパーコンピュータが必要である

神戸大学が所有する 20TFlops のスーパーコンピュータ富士通 FX-10 を企業に無償で利用を提

供している

2) 養成人材の活躍状況

本事業の波及効果として修了生の活躍状況が重要な指針となる事例として以下5例を示す

① 社内で開発していたプログラムが計算時間を 24 日から 8 日に短縮され社内での開発に活

用できる計算時間までに短縮できた

② 船舶からの排水システムに関して実験データとシミュレーション結果との相違を比較検討し

てシミュレーションの有用性を理解した今後の船舶の取水排水システムの設計にシミュレ

ーションが活用される

③ SPring-8 で観測されたデータ例を用いて逆モンテカル法を用いた解析手法を学んだその

結果社内で取得した SPring-8 での実験結果の解析に用いるために共同研究に進んだ

④ ガス分子の衝突過程にシミュレーションを適応した計算アルゴリズムの再検討とプログラム

の高速化を実現し商品開発に繋げた

⑤ 可視化のプログラムの利用法を習得しこれからのシミュレーション結果の説明解析に企業

で活用する

⑥ 他にこれから流体のシミュレーションを企業内で開始するための事前勉強等があり本事業

が企業内の開発研究に大きな効果をもたらしている

3) 波及効果

シミュレーション手法はあらゆる開発研究から株価予測などの社会現象まで幅広く活用され

ている研究手法であるこのシミュレーション手法は当然兵庫県の企業だけではなくあらゆ

る企業で利活用されるものであるこの人材養成は兵庫県関西圏のみならず北海道から九

州までの日本全国にそれぞれの人材育成拠点を設置すべきである日本の要所に計算科学の人材

育成拠点を設けシミュレーションを全国の企業に普及させれば日本でのプロダクトイノベ

ーションを誘起するものである本事業に関して関西圏外からも多くの問合せがあることから

も明らかである特に本事業の特徴であるテーラー相談室とシミュレーション相談室の運営方

法本事業で開発した e-ラーニングのコンテンツの共同利用やテレビ会議システムによる授業の

配信シミュレーションに熟達した教師のリストの共有などを提供することにより日本の各所

に計算科学の人材育成拠点を設けることができる

修了者数(平成 25 年度まで)受講者数(平成 25 年度) (単位人)

1 年目

(H22 年度)

2 年目

(H23 年度)

3 年目

(H24 年度)

4 年目

(H25 年度)

修了 0 38 43 29

初年度からの累計 0 38 81 110

申請時の修了者の

目標人数 20 40 60 80

- 22 -

154 [科研費新学術領域研究(研究領域提案型)] 少数分子反応ネットワーク理論の構築-少数性

と階層性の観点からのモデリング-

(研究代表者冨樫祐一期間平成 23 年度~平成 27 年度 予算総額 87100 千円)

(1) 概要

細胞では分子数が1個から数万個と多種多様な成分が階層的に関与しあっている分子が数~

数十個程度になると「数」の離散性が顕著となりフィードバック回路等の動作不安定が誘発され

る一方こうした少数分子の離散性がシステムの可塑性適応性をもたらす重要な役割を果た

す可能性も示されている

本研究では少数分子性階層性に着目し1分子計測データなどから背後に存在する階層を

つなぐ高次反応ネットワークおよび分子の少数性離散性を抽出評価しつつ生命システムの特

質である高い動作安定性(頑健性)と適度な動作不安定性(可塑性適応性)の両立のメカニズム

を定量的に予測検証することが可能な新しい理論と汎用な解析基盤技術を開発する

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

少数個のドメイン(サブユニット)からなる分子機械においてドメイン間の協調動作に重要な

構造変化を介した情報伝達を粗視化分子動力学を用いて解析し情報の伝わる向きと強さを評価

したまた細胞などでの1粒子の拡散時系列から化学反応と関係した非熱的ゆらぎを評価する

手法を構成し計測解析に課される条件を明らかにした

少数性生物学に関する計測の多くは

データを解釈する以前に SN 比が低いた

めノイズの存在下観測量から背後に

存在する物理量の任意の関数値を抽出す

る解析方法などを開発したまた複数

の少数個の輝点から構成される動態の集

団挙動から各少数要素間のコヒーレンス

がどのように生起するかを定量化する情

報理論的枠組みを新規に考案した

引き続き領域内の実験研究者らと共

同で分子モーターのサブユニット間

分子間の協調動作転写因子による遺伝

子探索過程などをターゲットに生体に

おける少数性効果の検証を進めている

分子モーターなどでの化

学反応に起因する非熱的ゆ

らぎ(右下)を1粒子(中

央)の拡散時系列データから

評価する手法を開発した例

えば粒子に結合した少数個

のモーターの協同性の解析

などに応用可能である

[Shinkai amp Togashi EPL

105 30002 (2014)]

分子内部や隣接分

子間で構造変化を介

して情報が伝わる向

き強さ(図中矢印)

を評価した図はミオ

シンV分子モーターの

例[Duumlttmann et al Biophys J 102 542

(2012)]

155 [総務

ルの

(研

千円

(1) 概要

無線機

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を行っ

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東北大学

であり

担当し

(2) 平成 25

本研究

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神戸大学は

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資源拡大のた

化技術の研究

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13 年度)まで

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シミュレー

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当該の評価

に応用されて

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ジーonline

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究開発

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20130918

- 23 -

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EGチップの

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ら放射される

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25 年度 予

を向上させる

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及びノイズ

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- 24 -

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- 25 -

2 近における特記事項

21 特筆すべき事項

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府 SIP 戦略的イノベーション創造プログラムにおける革新的設計生産技術課題に以下の2件

が採択された

リアクティブ 3D プリンタによるテーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共

創に関する研究開発(研究担当者システム科学専攻 貝原 俊也教授)

全体俯瞰設計と製品設計の着想を支援するワークスペースの研究開発(研究担当者計算科学

専攻 小野 謙二 客員教授)

(2) 工学研究科連携創造本部との共催による「産hArr学フォーラム-企業の実践に学ぶ-」を平成 26 年

11 月 21 日に開催した

【平成 25 年度(2013 年度)】

(1) システム情報学研究科 3 周年記念シンポジウム「知の統合による技術と社会の調和を目指して―学際

的融合研究の推進―」を平成 25 年 2 月 5 日に開催した

(2) イタリアIASI-CNR(Institute for Systems Analysis and Computer Science ndash National Research

Council)と学術交流協定を締結した

(3) フランスインサリヨン工科大学と学術交流協定を締結した

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) スーパーコンピュータ π-computer(富士通 PRIMEHPC FX-10)を導入

平成 24 年神戸大学統合研究拠点にスーパーコンピュータ「京」に代表される大規模シミュレ

ーション教育に資するため「京」とほぼ同一のアーキテクチャを有するスーパーコンピュータ

PRIMEHPC FX-10 を導入した総経費 180000 千円

(2) 理化学研究所計算科学研究機構との共同研究を開始

平成 24 年 5 月 15 日に理化学研究所計算科学研究機構と神戸大学の間で締結した計算科学計算機

科学分野における連携協定に基づき2 つの共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」および

「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」を開始した

共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」においては小規模問題を主な対象とし数万コ

アを活用して固有値を超高速に計算できるライブラリの開発を目指す神戸大学で試作しているブロ

ックヤコビ法と呼ばれるアルゴリズムに基づく固有値計算コードをスーパーコンピュータ「京」上で

適化し性能評価に基づく改良を行う

共同研究「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」ではスーパーコンピュータ「京」で実

行される大規模な計算機シミュレーションの出力データから特徴的な現象を探索し理解するため

- 26 -

のマルチモーダルな可視化技術の研究を π-CAVE を用いて行う

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 没入型 3 次元可視化システム π-CAVE を導入

平成 23 年 6 月神戸大学統合研究拠点 計算科学計算機工学研究プロジェクトに計算機シミ

ュレーション結果の 3 次元可視化による解析を推進するため没入型 3 次元可視化システム π-CAVE

を導入した本システムは一般公開され1000 名を越す見学者があった総経費 122000 千円

(2) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

特別経費(プロジェクト分)として「計算科学におけるデータ可視化研究拠点の形成」が採択さ

れた本課題では計算科学のあらゆる研究分野のためのインフラである可視化システムの充実を

図り空間と時間の大規模 4 次元シミュレーションデータ可視化のための先進的アルゴリズムの研

究開発とその実装法を開発し全国の計算科学の研究と教育に寄与することを目的としている平

成 23 年度-平成 27 年度総経費 120540 千円

(3) FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナーの開催

平成 24 年 1 月 23 日-1 月 29 日の 7 日間FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナー「強制法の視

点からの集合論(Forcing in Set Theory)」を開催した

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 大学院システム情報学研究科の新設

平成 22 年(2010 年)4 月 神戸大学にシステム科学情報科学計算科学の 3 専攻から成るシス

テム情報学研究科を新設した

(2) 協定講座と連携講座の開講

システム情報学研究科計算科学専攻では京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学

名古屋大学筑波大学の 5 大学と協定を締結し本学の学生のみならず全国の大学生に対して計算

科学の教育を開始したまた地球シミュレータを有する独立行政法人海洋研究開発機構および

独立行政法人理化学研究所と連携講座を組織し計算機シミュレーションの応用分野における 先

端の研究テーマを教育するための各研究機関の研究者および大学教員との強力な教育研究推進体

制を構築した

(3) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

「工学と保健学医学の学際連携による斬新な「健康工学」創成 -高度生体計測と超大規模計算を

用いたヒトの認知運動機能超高速超大規模計算-」が採択された平成 22 年度-24 年度

- 27 -

(4) 神戸大学統合研究拠点における計算科学に関する 3 つのプロジェクトが採択

平成 23 年 3 月ポートアイランドに設置された神戸大学統合研究拠点においてシステム情報学研

究科の 3 つのプロジェクトが採択された

22 競争的資金の獲得

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術において研究課題「テ

ーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共創に関する研究開発」を受託

3D プリンタによるテーラーメイド化が困難であったラバー製品について地域産業であるシュー

ズを取り上げ多様なユーザとの IoV (Internet of Values)環境を構築してインタラクティブな価値

流通に基づく超デライト設計生産システムを開発するとともに熱可塑成形と架橋のトレードオ

フを解決しリアクティブ 3D プリンタマシンとその素材を研究開発する期間平成 26 年 10 月

-平成 28 年度 予算総額218231 千円

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自

立分散エネルギーシステム技術の実証研究」を受託

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究を展開するための環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業

の研究課題「離島漁村における直流技術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究(研

究代表者神戸大学)」を受託した平成 24 年度-26 年度総経費 554350 千円

(2) 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に参画

我が国が抱える種々の社会的課題を 先端の情報技術を駆使して解決すると共に社会の新たな

価値や産業の創出を情報技術の応用を通じて行える人材の 育成を目指し分野や地域の枠を越えた

産学の協働ネットワークを構築し多くの優秀な学生を育成すると共に実践的情報教育の知見を

蓄積し広く普及させることを目的とした文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネット

ワーク形成事業」に参画した本プログラムは全国に展開した 15 校の連携校が中心になりベン

ダーユーザ企業の協力のもとで開発し実行する平成 24 年度-28 年度総経費 約 25 億円

分担金約 1 億円

(3) 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて

「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託し

- 28 -

た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

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【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

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23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

- 31 -

Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

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(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

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32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

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業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

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4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

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(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 8: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

144 [科研

的相

(研

費 3

(1) 概要

かぐや

太陽風

それ以

含めた

100km

3 次元全

見を得

(2) 平成 26

プラ

磁気異

い磁場

が形成

と磁場

の大き

荷分離

での局所

磁化と

けるこ

ダイポー

磁場圧

界層電

マ半径

により

おける電

いては

運動が顕

逆に夕

である

電子ド

すなわ

電子電流

するこ

研費基盤研

相互作用の研

研究代表者

3960 千円を

や衛星によ

の相互作用が

下でありこ

解析が必須

m までの領域

全粒子シミュ

6 年度(201

ズマ粒子シ

常のように

構造におい

されることを

の釣り合い点

いイオンと

が生じその

所電場によ

みなされる

とを明らかに

ール磁場が圧

縮領域で電

流が流れそ

程度である

明らかにした

電子電流構造

朝側から夕

顕著であるが

方側から朝

ことを明らか

リフト運動

ち磁気異常

流の渦的構造

とを明らかに

研究 B] 3

研究

臼井英之

を含む))

り月面近傍で

が強く示唆

この相互作用

須であるそ

域に着目し

ュレーション

14 年度)まで

ミュレーショ

にイオンラー

いてもメソス

を明らかにし

点近傍におい

磁化された

の結果生じる

り本来この

イオン流も

にしたまた

圧縮される点

電子のドリフ

その領域の厚

点も粒子シ

た特に磁気

造について

方側に向か

が中高緯度

朝側に向かう

かにしたこ

の構造によ

常上空の南北

造が見られ

にした

次元全粒子

期間平成

での太陽風イ

されている

用の本質的理

こで本研究

そこでの小型

ン解析を実行

での成果

ョンにより

ーマ半径より

スケールの磁

した太陽風

いてラーマ

た電子との間

る磁気異常

のスケールで

も大きく影響

たそこを中

点および

フト運動によ

厚さは電子の

シミュレーシ

気圏前面境界

低緯度領域

かう電子ドリ

度領域におい

電子の流れ

このような二

り磁気圏層間

北両半球にお

電子熱化に

- 8 -

シミュレーシ

成 23 年度~平

イオン反射や

磁気異常の

理解には MH

究では特に

型磁気圏形成

行し月面磁気

月面

り小さ

磁気圏

風動圧

マ半径

間で電

常上空

では非

響を受

中心に

その

よる境

のラー

ション

界層に

域にお

リフト

いては

れが主

二層の

間側

おいて

に寄与 3

ションによる

平成 26 年度

や粒子加熱が

のスケールは

HD 近似では

にイオンスケ

成とそれに関

気異常領域の

3 次元粒子シ

と磁気圏境界

る月面磁気異

度予算総額

が頻繁に観測

は太陽風イオ

はなく太陽風

ケールから電

関連した宇宙

のプラズマ環

シミュレーシ

界層電子電流

異常と太陽風

額17160 千

測され月面

オン慣性長と

風プラズマの

電子スケール

宙プラズマ現

環境について

ションモデル

流図(下図)

風の運 動論

千円(間接経

面磁気異常と

と同等または

の粒子効果を

ルを含む高度

現象について

ての詳細な知

ル図(上図)

145 [科研

(研

(1) 概要

本プ

に対し

はテ

ークデ

たとえ

いる状況

定する

題とし

(2) 平成 26

大規模

および

並列ア

定手法

マルチ

の依存

在変数

データ

NIPS

ネット

係を予

デルを

を用い

研費基盤研

研究代表者

ロジェクトで

て低次元の潜

キストデー

ータにおいて

ば所与の木

況を指す以

ことで様々

て情報の検

6 年度(201

模データ解析

び階層ディリ

アルゴリズム

法により予

チモーダルデ

存性を的確に

数モデルを提

タに適用し

S に採録され

トワーク解析

予測すること

を高速かつ的

いた評価実験

Symmetric

研究 B] 大規

江口浩二

では内部構

潜在表現をベ

タにおいては

ては各頂点ま

木構造やネ

以上に述べた

々な問題の解

検索推薦

14 年度)まで

析 潜在変数

リクレ過程

ムを開発し

予測性能を維

データ解析

に捉えつつ次

提案した提

有効性を示

れた

析 大規模

とを目的とし

的確に推定す

験により提

c Correspond

規模構造デー

期間平成

構造または外

ベイズ統計学

は各トークン

または辺が属

ットワーク構

たような複雑

解決に利用可

予測と時系

での成果

数を用いた統

(HDP)に関

クラウド環

維持しつつ高

複数の表現

次元削減を実

提案モデルを

示した研究成

で時間的変化

して混合メ

する忘却型パ

提案手法の有

dence Topic M

- 9 -

ータに対する

成 23 年度~平

外部構造を持

学により推定

ン(単語)が

属性で特徴づ

構造における

雑な構造をも

可能な「知識

系列解析に着

統計的データ

関して大規

環境などを用

高い効率性が

現からなるマ

実現する Sym

を多言語テキ

成果の一部は

化を伴うネッ

メンバシップ

パーティクル

有効性を示し

Models によ

確率モデル推

平成 26 年度

持つテキスト

定する技術を

が属性で特徴

づけられたも

る各頂点にテ

もつ大規模な

識」を抽出す

着目した

解析手法で

規模データの

いた評価実験

が実現するこ

マルチモーダ

mmetric Cor

ストデータ

は機械学習分

ットワーク表

プブロック

ルフィルタを

した

よって推定され

推定に基づ

予算総額

トデータやネ

を開発した

徴づけられた

ものを指す

テキストデー

なデータから

することを目

ある潜在的デ

のために高速

験を行った

とを明らかに

ダルデータに

rrespondenc

(下図)やア

分野のトップ

表現の潜在構

クモデル(M

提案した社

れたトピック

く知識の創出

19240 千

ネットワーク

ここでいう

たものを指し

また外部

ータ群が割り

ら低次元の潜

目指し具体

ディリクレ配

速な推定を実

その結果

にした

に着目しデ

ce Topic Mo

アノテーショ

プカンファレ

構造を推定し

MMSB)なる

社会ネットワ

クの言語バイ

出と活用

千円)

クデータなど

う内部構造と

しネットワ

部構造とは

り当てられて

潜在表現を推

体的な応用問

配分法(LDA

実現する分散

提案した推

データ表現間

odels なる潜

ョン付き画像

レンスである

し未知の関

る潜在変数モ

ワークデータ

アス

A)

- 10 -

146 [科研費基盤研究 B]分子表面の三次元データマイニングによるタンパク質機能知識の創出

(研究代表者大川剛直期間 平成 24 年度~平成 28 年度予算総額 17550 千円(うち間

接経費 4050 千円))

(1) 概要

タンパク質分子表面データに対する三次元データマイニング技術を開発する分子表面を三次元

画像と見なすことで局所特徴量を保持するノードと分子構造上の特徴をもとに得られるエッジか

ら構成される複合構造グラフ表現を導入しタンパク質局所部位の特性や分子構造変化を考慮した

頻出パターン発見を実現するさらに特徴点集合に対する網羅的なマイニングのための高速化技

法についても検討する

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

(a) タンパク質分子表面を点群画像として表現し曲率に基づく特徴点抽出および周辺点群との関

連から特徴量を記述する手法を検討したこれをもとに高速パターンマッチングが可能なメモ

リ型プロセッサを想定しシミュレータ開発を通して局所部位間の網羅的比較を試みた

60 種類のタンパク質に対する実験により特定のタンパク質群に固有な特徴的部位の存在が

確認されるなど重要な知見が得られた

(b) タンパク質分子表面をグラフ表現し結合部位予測問題を 適グラフ発見問題として定式化す

るとともに類似頂点集合を 1 つの頂点に集約して再構成した抽象グラフを利用することで

処理の効率化を達成した37 種類のタンパク質を対象とした実験の結果予測に要する時間

を約 70に短縮することに成功した

(c) タンパク質の機能に関する知見の評

価および実験用データセットの準

備を目的としてタンパク質構造解

析文献から関連文献を検索する手法

を提案した既存データベースの活

用により機能の観点からの関連性

に基づく検索を実現した

147 [科研

イナ

(研

接経

(1) 概要

高解像

領域で

ードを

するた

ダイナ

ーショ

(2) 平成 26

現実

ン格子

ン格子

いう特徴

3次

いて対話

た(下左

話的可視

複数の可

太陽

ョンモデ

く回転す

明らか

らかに

研費基盤研

ナモ機構解明

研究代表者

経費 4590 千

像度の計算機

の地球ダイナ

更に発展させ

めにバーチ

モシミュレー

ンを行う

6 年度(201

実的な地球ダ

を発展させ

を開発した

徴をもった球

次元可視化技

話的に地球ダ

左図)この

視化ソフト

可視化ソフ

陽ダイナモシ

デルにより

する赤道加速

にしたこと

したことであ

研究 B] 次世

陰山聡期

千円))

機シミュレー

ナモ機構の解

せ現実的な

チャルリアリ

ーションの知

14 年度)まで

ダイナモ計算

その弱点

イン=ヤン

球ジオメトリ

技術について

ダイナモシミ

のソフトウェ

Multiverse

トの中心的な

シミュレーシ

以下の二つ

速が見られる

(下右図)

ある

世代スパコン

期間平成 23

ーションと先

解明をめざす

な地球ダイナ

リティ(VR)

知見を活かし

での成果

算には内核の

(中心付近が

ン=ゾン格子は

リ向けの汎用

は神戸大学

ミュレーショ

アは一般

に発展した

な機能である

ョンは予想以

つの成果が得

る状態とそ

もう一つは

- 11 -

ンと 3 次元可

3 年度~平成

先進的な 3 次

す独自に考

ナモシミュレ

)技術を用い

し太場磁場

の影響を正確

が解けないこ

は並列数が

用計算格子で

学統合研究拠

ョンデ一タを

般的な没入型

た現在では

以上に進展

得られた一

その逆の状態

対流層底部

可視化技術に

成 27 年度

次元可視化技

考案したイン

レーションを

いた 3 次元可

場の起源解明

確に取り込む

こと)を克服

が上がれば上

である

拠点に設置さ

を解析するソ

(CAVE 型)

GeomagF

し新たに開

一つは対流

態がロスビー

部に自発的に

による現実的

予算総額

技術を組み合

ン=ヤン格子に

を実行する

可視化手法を

明を目指した

必要がある

服した新しい

上がるほどメ

された没入型

ソフトウェア

)VR 装置に

Field は Mul

開発した太場

流層の赤道部

ー数を指標と

に速度シア層

的低粘性領域

15300 千

合わせること

に基づく地球

その出力デ

を開発する

た太場ダイナ

このために

い計算格子イ

メモリ効率の

型 VR 装置π

アGeomagFi

に汎用的に利

ltiverse に組

場ダイナモシ

部分が自転速

として分けら

層が形成され

域での地球ダ

千円(うち間

とで低粘性

球ダイナモコ

データを解析

また地球

ナモシミュレ

にイン=ヤ

イン=ヤン=ゾ

のよくなると

-CAVE を用

eldを開発し

利用できる対

組み込まれた

シミュレーシ

速度よりも早

られることを

れることを明

- 12 -

148 [科研費基盤研究 B] 分光学的精度を目指した分子軌道プログラムの高度生成

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 26 年度 予算総額 19760 千円)

(1) 概要

F12 結合クラスター理論を出発点にして動的自動生成の開発を行う動的自動生成は以下の 3

つのステップからなる

1)稼働方程式の自動生成2)演算子の並び換えによる複数ルートの探索と演算量の 適化3)異な

る数値演算法に対する自動チューニング

これらの手法を拡張し①基底状態のための理論(高次 F12 結合クラスター理論高次 F12 摂動

論)②励起状態のための理論(高次 F12 結合クラスター線形応答理論)③ポテンシャル面とための

理論(高次 F12 多参照 CI 法高次 F12 多参照結合クラスター理論)④物性計算(超分極率解析

的エネルギー勾配法等)へと発展させる大規模計算を可能にするための原子積分を用いた方法や

局所電子相関法も考慮にいれる更に自動生成のマクロを 2 成分と 4 成分の相対論的電子状態理

論に拡張する分光学的精度を得るための各種微細効果補正を行う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

結合クラスター理論については方程式をストリングスと呼ばれる整数列のシンボリック表現を

用いることにより高次の励起までを含む結合クラスター理論の方程式導出を自動化した生成さ

れた整数列をもとに整数列の並び替えによる 適化を含む Fortran90 形式の計算プログラムの自

動生成を行ったまた四成分相対論による MP2-F12 法と拡張された論理推進演算子による

MP3-F12 法分子求積法に基づく F12 法の超並列アルゴリズムの開発を行った更にイオン化ポ

テンシャルを高精度で見積もる露わに電子相関を考慮したダイソン方程式や任意の励起状態を高精

度に計算するための有効ハミルトニアンによる量子モンテカルロ法の研究も進めた

(a) 結合クラスターコードの自動生成

結合クラスター(CC)理論の自動生成ではダイアグラムのシンボリック表現を用いた中間状態の

生成と演算子の並べ替えを考慮に入れた 適化を行った更にキャッシュ効率を 大限に活用す

るためにDGEMM を用いた計算プログラムに対する自動生成器への拡張を行ったこの時必要

に応じて CC 計算に含まれる行列積演算配列要素が含む交換や配列の次元操作などの前処理を行っ

た一例として12 スレッドを用いたcc-pV5Z 基底を用いた Ne 原子の CCSD 計算の処理時間の

分布を図1に示すこの基底関数系では非占有軌道の 4 乗(V4)に比例する短縮ステップが計算の

ボトルネックである中間体の計算に対して 適化を行った場合(I)と和の制約を取り込んだ場合(IR)

いずれにおいてもこれらのステップがボトルネックと成っている事が分かる一方クラスター

振幅と二電子積分を大きな行列と見なしDGEMM の実装を行った場合は 大で 60 倍もの高速

化が達成され大幅な性能の向上が見られた自動生成器の多参照 CC 法と近似的な CC-F12 法への

拡張も視野に入れた開発を行った

- 13 -

(b) 四成分相対論 F12 法の開発

ディラッククーロンハミルトニアンを用いた四成分相対論ハートリーフォック法の実装に次

いで四成分 MP2-F12 法の開発を行ったノーペア近似に対する新規の強直交化射影演算子を提案

し更にヒレラ-スエネルギー汎関数に対する直接摂動論を適用する事により電子間のカスプ条件

を満たす新規の Ansataz を構築しMP2-F12A(SP)法の範囲の実装を行った

(c) 新規な露わに相関した高次摂動論の開発

高次の摂動効果を F12 理論で取り込む為に従来の結合クラスターラグランジアンに基づく展

開法と異なる拡張された論理推進演算子による定式化を行いMP3-F12 法で収束性を数値的に確認

した新しい展開法は従来の手法と比較してより速やかな収束性が得られる事と4 次以上の高次

相関でも F12 の寄与を取り込めるという優位性がある事が示された

149 [受託

ーメ

(研

ち間

(1) 概要

3D プリ

を取り上

通に基づ

を解決

(2) 平成 26

託研究(内閣

メイドラバー

研究代表者

間接経費 28

リンタによる

上げ多様な

づく超デライ

しリアクテ

6 年度(201

ユー嗜好

閣府戦略的

ー製品の設計

貝原俊也

464 千円))

るテーラーメ

なユーザとの

イト設計生

ティブ 3D プ

14 年度)まで

超デライ

リア

ーザ計測分析 調査モデル化

デー

的イノベーシ

計生産と社会

期間平成

イド化が困

の IoV (Inte

生産システム

プリンタマシ

での成果

イト設計生

アクティブ3

デザイン

ータベース

部品サ

- 14 -

ション創造プ

会経済的な価値

26 年 10 月

困難であった

ernet of Valu

ムを開発する

シンとその素

生産システム

3D プリンタ

Inter

商品デー設計

サプライヤ

部品製

プログラム)

値共創に関す

~平成 28 年

ラバー製品

ues)環境を構

るとともに

素材を研究開

ムのフレーム

タ試作機の仕

rnet

生産現

発注 ータ

製品在庫

生産

CPS

革新的設

する研究開発

年度 予算総

について地

構築してイン

熱可塑成形

開発する

ムワーク検討

仕様策定

現場

ユー販売

データ

産機械

設計生産技術

総額2182

地域産業であ

ンタラクティ

形と架橋のト

ーザ 売店

ベース

配送

IOT

術)] テーラ

231 千円(う

あるシューズ

ィブな価値流

トレードオフ

- 15 -

1410 [外部資金課題 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業]離島漁村における直流技

術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究

(研究代表者玉置 久期間平成 24 年度~平成 26 年度予算総額554350 千円(うち間

接経費22136280 千円))

(1) 概要

地球温暖化や自然災害への対応策の一つとして自立分散エネルギーシステムの重要性可能

性が再認識されているこのような背景のもと本実証研究は国の総合特区制度指定を受けた「あ

わじ環境未来島構想」においてエネルギー自立島を目指す離島「沼島」を実証の場とし直流給電

方式による電力変換ロスの低減ならびに自然エネルギーの有効活用をベースとした自立分散エネル

ギーシステム構築の実証研究を試みるものである実験を進めるにあたって(1) 高性能直流マイク

ログリッドシステムの開発(2) 高性能据置型およびモバイル型バッテリの開発(3) ダイナミック

プライシングによる電力消費抑制手法の開発(4) 全体システムの 適化手法の開発をサブテーマ

として設定している

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

昨年度までに設計開発設置を済ませた直流マイクログリッドシステムおよびダイナミックプ

ライシング環境をもとに本年度は実証研究を本格的に遂行した(1) および (2) については直

流マイクログリッドシステムの電圧安定性および効率(電力変換効率エネルギー利用効率)(3) に

ついてはダイナミックプライシング(見える化を含む)による電力消費削減効果においてそれぞ

れ目標値を達成する結果が得られていることが確認されたまた(4) については実証実験による

結果を反映させる形で全体システムの 適構成(沼島全体をカバーする場合の 適設備導入量の試

算等)が示されたまたまたシミュレーションによる仮想実験を通して交流給電方式のシス

テムに比して目標とする CO2排出量削減を達成できることが確認された

- 16 -

1411 [高性能汎用計算機高度利用事業補助金「戦略プログラム」分野2新物質エネルギー創成] 重点

課題2電子状態動力学熱揺らぎの融和と分子理論の新展開

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 27 年度予算総額183188 千円)

(1) 概要

本重点課題の目的は電子状態動力学熱揺らぎの取り扱いをコアエレメントとして革新的な

発展を図りそれらの融和的な理解と練成に基づいた新しい分子理論を推進する事である超並列

計算環境を高度に活用する事によりこれまで取り扱いが困難であった複数の物理原理が絡み合う

実在系の分子科学を発展し物質設計生命エネルギー問題を基礎原理から解決する役割を担う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

(a) 高精度電子状態計算によるフラーレン誘導体の計算

露わに相関した二次の摂動論(MP2-F12 法)と分子求積 MP2 法に関しては前年度までに

GELLAN プログラムに超並列実装が完了しているH25 年度に開発および実装した分子間相互作用

エネルギーを正確に計算するための分母を制限した二次の摂動論(RD-MP2 法)と密度汎関数理論を

併用してH26 年度にはフラーレンの外部修飾に関する計算を更に進め一つのフラーレン分子に

は 大で三箇所に N-ヘテロ環状カルベンが結合しうることが計算によって示唆された複数のカ

ルベンを結合させると結合エネルギーが順次わずかに減少していくため複数個の N-ヘテロ環状カ

ルベンを結合させるためには実際の実験条件下では過量の N-ヘテロ環状カルベンを必要とするこ

とになり結合する個数の制御が難しく結果として目的である電子的性質の制御が難しくなるこ

とが想像されるそこで二つや三つの N-ヘテロ環状カルベンを一つの分子内に保有する分子の設

計を試みた予備的な計算により架橋部の結合距離をうまく設計すれば二箇所や三箇所でフラ

ーレンに結合できる N-ヘテロ環状カルベン分子を設計できる見通しとなったこのようなフラーレ

ン誘導体は一分子のカルベンが結合した分子とは電子的な性質が異なるため本結果は多様な電

子的な性質をもつフラーレン誘導体を精密に合成できる可能性を示したと言えるまたH26 年度

は上記の研究課題に加えて分子のイオン化ポテンシャルを二次の摂動論に基づいて正確に計算す

る露わに相関した二次のダイソン方程式法の開発も行った多環芳香族炭化水素やチオフェン分子

ポルフィリン分子など有機電子材料として使われるいくつかの分子に適用したところ密度汎関

数理論や Hartree-Fock 法よりも実験値に近い良好な結果が得られたこのような有機電子材料のイ

オン化ポテンシャルを高精度に計算する手法は新しい分子の設計に貢献するものと期待される

(b) モデル空間量子モンテカルロ法の並列プログラム開発と光システム II のスピン状態の計算

強い電子相関を持つ系の電子状態計算を目的としたモデル空間量子モンテカルロ(MSQMC)法に

関しては昨年度に完成した MPIOpenMP 並列プログラムの高速化を行ったアルゴリズムやデー

タ構造を修正した中で も効果の大きかったのは各ノードが受け持つウォーカー数を計算中に

ダイナミックに平均化することによってより均等な負荷分散を達成したことである現在のアル

ゴリズムでは1000 モンテカルロステップ毎に各ノードに存在するウォーカー数を調べ平均よ

りも多い数が存在するノードから少ないノードに移動させることによってウォーカー数の平均化

- 17 -

を行っているウォーカーの通信による遅延が生じるが並列化効率が向上したことによって計算

は高速化され約2億のウォーカーを使用したクロム 2 量体の MSQMC 計算ではFCIQMC や DMRG

法による 善値と統計誤差内で一致する結果が得られた遷移金属水素化物の基底状態と励起状態

のポテンシャル曲線への応用ではMSQMC 法による様々なスピン状態の結合解離エネルギーは実

験値と良い一致を示したまた数千の電子配置(スレーター行列式)からなる P-空間を使用して

光システム II の活性中心(OEC)のモデル系について様々なスピン状態のテスト計算を行ったこ

の系では 低でもマンガンd軌道と酸素2p 軌道(合計35軌道)を考慮して P-空間に主配置を

生成しなければならないがこれらの全ての軌道を含めて初期 P-空間を決定することは不可能であ

るこのような場合にはMSQMC 計算中に Q-空間に存在するスレーター行列式の中で多数のウォー

カーを持つようになったものをP-空間に移動させるldquoプロモーションrdquoが本質的になる今回の

計算では限られたd軌道内の励起のみを含むスレーター行列式からなる初期 P-空間を使用して

MSQMC 計算を開始しプロモーションによって全てのd軌道と酸素2p軌道間の励起を含むスレータ

ー行列式を追加することによりP-空間の改善を行った様々な d 軌道間の励起を含む多数のスレ

ーター行列式が生成されMSQMC 計算の結果からはBroken-Symmetry(BS)DFT 法では計算できない

4重項スピン状態が低エネルギー領域に存在することが示唆された

(c) 光システム II の構造と電子状態の研究

光システム II(PS II) の活性生中心(OEC)であるマンガンクラスター(CaMn4O5) には第二配位圏からの

アミノ酸残基や水分子が存在し複雑なクラスター構造を形成している高分解能 X 線回折(XRD)構造ならび

に F Neese の最適化構造を基にした OEC と第二配位圏の周辺アミノ残基から成るモデル系に対して酸化

状態 S2 の全電子計算を行ったOEC は強相関電子系であり非常に複雑なスピン状態を有するこのような

系 に 静 的 電 子 相 関 効 果 を 取 り 込 む た め に Broken-Symmetry(BS) 法 を 適 用 し た 計 算 レ ベ ル は

UB3LYP6-31G(d)である得られたOECのBS解のうち低スピン解(Sz=12)の全電子エネルギーが最小で

次いで中間スピン解(Sz=52)の全電子エネルギーが小さかったS2 状態は電子スピン共鳴(ESR)測定からは

二重項が基底状態六重項が第一励起状態と帰属されておりSz=12Sz=52 の BS 解がそれぞれ対応す

ると考えられるBS 解はいずれもスピン混入が大きく静的電子相関効果が取り込まれていることも分かった

低スピン解に対してスピン密度を求め超微細構造定数の計算を行ったスピン密度はいずれもマンガンに

局在しておりHis332 が配位したマンガンの超微細構造定数が最大であった各マンガンの超微細構造定

数は電子minus核二重共鳴(ENDOR)測定結果と定性的に一致することが分かったさらに得られた BS 解を用い

て OEC に周辺のタンパク質を取り込んだモデル系に対して相互作用を分散させた並列フラグメント分子軌

道(FMO)計算を行った計算レベルは FMO-UB3LYP6-31G(d)であるペア相互作用解析を行うことによっ

て周辺タンパク環境が OEC に与える影響を定量的に評価することができた周囲 3Å程度離れたアミノ残基

(Glu329Val330 Ala351Leu352 など)までが OEC に電子的影響を与えており5Å程度以上離れたアミノ残

基(Arg357 Cl679Thr316Lys317 など)も静電相互作用による影響があることが示されたこのことから酸素

発生過程において第二配位圏のアミノ残基の寄与は重要であると考えられる周辺アミノ残基を含めたモデ

ル系に対してFMO-UB3LYP6-31G(d)レベルの構造最適化を行うことによってより精密な解析が可能である

と考えられる

- 18 -

図1TRECVID 2012 SIN (light) 部門で開発

された手法のランキング

15 平成 25 年度以前に終了したプロジェクトの成果

本節には平成 25 年度以前に終了したこれまでのプロジェクト成果を再掲する

151 [科研費基盤研究 B] 機械学習の枠組みに基づく映像検索システムの再構築

(研究代表者上原邦昭期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額20280 千円)

(1) 概要

本プロジェクトは映像例示型検索(QBE Query By Example)と呼ばれる映像検索技術に焦

点を当てたものであるQBE はクエリとして与えられた映像から色エッジ動きなどの特徴

量に基づいて与えられたショットと類似したショットを検索する手法である一方QBE は与

えられたショットとの類似度に基づく検索モデル(分類器)を学習するという観点から見れば機

械学習におけるldquo例からの学習rdquoと考えることもできるすなわちクエリに適合する映像としない映

像を識別するための分類器を構築する機械学習の問題とみなせることにもなるそこで事例

特徴量学習アルゴリズムデータ量といった機械学習の観点から QBE の改良について検討した

終的に大規模な映像データからクエリに適合する映像を高速かつ高精度に検索可能な手法を

開発したさらに開発手法を物体認識に応用して米国 NIST 後援の世界的な映像解析コンテス

ト TRECVID 2012 において世界 高精度を達成することに成功した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

本プロジェクトで開発した高速な SVM 学習テスト手法および高速な特徴量抽出手法を応用

してTRECVID 2012 Semantic INdexing (SIN)部門に参加した結果を示すTRECVID は映像検

索に関する競争型ワークショップでありそのうち SIN 部門では例えば「人」「車」「建物」と

いった人間にとって意味のある概念を大規模な映像データから自動認識する技術を競争すること

を目的としたものである図1の棒グラフはSIN (light)部門での本手法の認識精度(MAP)を表

している1 本の棒が 1 つの手法の認識精度を表し我々の手法は白抜きの棒で示しているこの図

から本プロジェクトで開発した映像検索技術は世界 25 の研究機関で開発された合計 91 手法の

中で 高精度を達成していることが分かるこれは本プロジェクトで開発された高速化手法によ

り他の研究機関よりも多くの学習例を用いて高精度な SVM を学習できたことおよび多くの局所

領域を考慮して精巧な特徴量を抽出できたことによるものである

- 19 -

Bottom Tier

NS3

NS4PFE

DPU

PFE

Top Tier

NS1

TSVs

NS2PFE

DPU

PFE

PFE Probing Front EndDPU Data Processing Unit (35kTr)NS Digital noise source (179kTr)

Tsamp

Vref

Dout

VsfoTargetSignal

PFE

152 [科研費基盤研究 B] 三次元積層VLSIにおける配線システムのインテグリティに関する研究

(研究代表者永田 真期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額19240 千円)

(1) 概要

三次元積層 VLSI システムにおける積層方向に延伸した配線システムのインテグリティ(完全性)

を指向する設計手法に向けてシリコンチップを貫通する配線構造であるシリコン貫通ビア(TSV)

とシリコン基板との電気的結合に関する実験的及び解析的な理解を追及したとりわけ三次元積

層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性に着目しノイズ結

合が TSV の物理配置や回路の動作周波数に強く依存することを①ノイズエミュレータ及びノイズ

モニタを搭載した三次元積層チップによるノイズ波形のその場評価②三次元配線システムとシリ

コン基板の等価回路の理論解析により明らかにしたこの研究はベルギーの研究機関である

IMEC との協力研究体制のもとで推進した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

三次元積層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性を評価

するためのプロトタイプチップを開発し(左図)そのノイズ結合が三次元積層構造の層内や層間に

おいて異なる周波数応答特性を示すことについてプロトタイプチップによる実験及び三次元積層

構造の等価回路による理論解析により示した(右図)両者はよく一致しており三次元積層 VLSI

設計における等価回路の有用性が示された

NS 1

NS 4

NS 2

NS 3 PFE

PFE

-70

-60

-50

-40

-30

-20

01 1 10 100 1000 104

S 12 p

aram

eter

(dB2

0)

Freq(MHz)

NS1-NS3NS1-NS2

NS3-NS4NS2-NS4

シミュレーション理論計算

層内結合

層間結合

低周波数 中周波数 高周波数

- 20 -

153 [文部科学省先導的創造科学技術開発費補助金「社会的システム改革と研究開発の一体的推進」]

企業を牽引する計算科学高度技術者の養成

(研究代表者賀谷信幸期間平成 22 年度-26 年度予算総額214381 千円)

(1) 概要

地域に集積するものづくり産業を次世代型製造業へ転換させるために企業内で 先端シミュレ

ーション技術の導入利活用を牽引するリーダーの養成を目指すシミュレーションの本質の理解

を目的にプログラム開発から既製アプリソフトの活用まで受講者に 適なテーラーメイドの

教育カリキュラムで指導するプログラム相談室の設置など手厚い指導体制で 先端スーパーコ

ンピュータを駆使し新産業を創出する人材を育成する

(2) 研究成果

(a) 進捗状況

本プロジェクトで も重要視されるデータは修了者数である本プロジェクトの申請時には修

了者の目標人数を毎年20名と設定したその修了者数の達成度がプロジェクトの評価となる

初年度は体制作りが主となり修了者を輩出するところまで及ばなかったが2年目でほぼ目標

人数を越えることができた4年目にして本プロジェクトの 終目標である100名を越えるこ

とができ3年目の中間評価でもA(採択6大学中2位)で評価された

(b) 人材養成プロジェクトの有効性

1) 養成修了人材が地域で活躍する仕組み

兵庫県には重工業関係をはじめ多くの製造業が集積し日本の産業界を担っているこれら

の企業からの受講者がシミュレーション手法を学び企業での製品開発や設計製作に貢献し

ている受講者の中には修了後もセミナーを受講したりシミュレーション相談室で問合せの

継続を希望していることから地域での活躍状況が分かり定着してシミュレーションを企業内

で牽引している具体的には基礎コース修了者から応用コースを希望している受講者が 4 名お

り現在テーラー相談を準備しているまた応用コースが修了した11名が継続して受講して

いる

① 企業経営者のシミュレーションへの理解

シミュレーションの必要性有用性を企業経営者に理解させることが企業でのシミュレー

ション活用の 短の方策と考え関西経済連合会神戸商工会議所などで経営者向けのセミナ

ーを開催しているまた神戸ポートアイランドの神戸大学統合研究拠点に多くの企業経営者

の見学があるその際本事業の説明を行い受講者の派遣を依頼しているまた神戸大学

に就職のために訪れる企業人事関係者に本事業を説明した結果3社の参加があった

② 養成修了人材に成功体験

企業のシミュレーション担当部署でシミュレーションによる実績を上げることが大変重要

であるシミュレーション手法の理解不足からシミュレーション利用を中断するケースが多く

見られる開発研究においてシミュレーションを用いた成功体験が重要で本事業の修了後の

指導継続が必要である

- 21 -

③ 計算機使用の貸与

シミュレーションにはプログラムによっては高速のスーパーコンピュータが必要である

神戸大学が所有する 20TFlops のスーパーコンピュータ富士通 FX-10 を企業に無償で利用を提

供している

2) 養成人材の活躍状況

本事業の波及効果として修了生の活躍状況が重要な指針となる事例として以下5例を示す

① 社内で開発していたプログラムが計算時間を 24 日から 8 日に短縮され社内での開発に活

用できる計算時間までに短縮できた

② 船舶からの排水システムに関して実験データとシミュレーション結果との相違を比較検討し

てシミュレーションの有用性を理解した今後の船舶の取水排水システムの設計にシミュレ

ーションが活用される

③ SPring-8 で観測されたデータ例を用いて逆モンテカル法を用いた解析手法を学んだその

結果社内で取得した SPring-8 での実験結果の解析に用いるために共同研究に進んだ

④ ガス分子の衝突過程にシミュレーションを適応した計算アルゴリズムの再検討とプログラム

の高速化を実現し商品開発に繋げた

⑤ 可視化のプログラムの利用法を習得しこれからのシミュレーション結果の説明解析に企業

で活用する

⑥ 他にこれから流体のシミュレーションを企業内で開始するための事前勉強等があり本事業

が企業内の開発研究に大きな効果をもたらしている

3) 波及効果

シミュレーション手法はあらゆる開発研究から株価予測などの社会現象まで幅広く活用され

ている研究手法であるこのシミュレーション手法は当然兵庫県の企業だけではなくあらゆ

る企業で利活用されるものであるこの人材養成は兵庫県関西圏のみならず北海道から九

州までの日本全国にそれぞれの人材育成拠点を設置すべきである日本の要所に計算科学の人材

育成拠点を設けシミュレーションを全国の企業に普及させれば日本でのプロダクトイノベ

ーションを誘起するものである本事業に関して関西圏外からも多くの問合せがあることから

も明らかである特に本事業の特徴であるテーラー相談室とシミュレーション相談室の運営方

法本事業で開発した e-ラーニングのコンテンツの共同利用やテレビ会議システムによる授業の

配信シミュレーションに熟達した教師のリストの共有などを提供することにより日本の各所

に計算科学の人材育成拠点を設けることができる

修了者数(平成 25 年度まで)受講者数(平成 25 年度) (単位人)

1 年目

(H22 年度)

2 年目

(H23 年度)

3 年目

(H24 年度)

4 年目

(H25 年度)

修了 0 38 43 29

初年度からの累計 0 38 81 110

申請時の修了者の

目標人数 20 40 60 80

- 22 -

154 [科研費新学術領域研究(研究領域提案型)] 少数分子反応ネットワーク理論の構築-少数性

と階層性の観点からのモデリング-

(研究代表者冨樫祐一期間平成 23 年度~平成 27 年度 予算総額 87100 千円)

(1) 概要

細胞では分子数が1個から数万個と多種多様な成分が階層的に関与しあっている分子が数~

数十個程度になると「数」の離散性が顕著となりフィードバック回路等の動作不安定が誘発され

る一方こうした少数分子の離散性がシステムの可塑性適応性をもたらす重要な役割を果た

す可能性も示されている

本研究では少数分子性階層性に着目し1分子計測データなどから背後に存在する階層を

つなぐ高次反応ネットワークおよび分子の少数性離散性を抽出評価しつつ生命システムの特

質である高い動作安定性(頑健性)と適度な動作不安定性(可塑性適応性)の両立のメカニズム

を定量的に予測検証することが可能な新しい理論と汎用な解析基盤技術を開発する

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

少数個のドメイン(サブユニット)からなる分子機械においてドメイン間の協調動作に重要な

構造変化を介した情報伝達を粗視化分子動力学を用いて解析し情報の伝わる向きと強さを評価

したまた細胞などでの1粒子の拡散時系列から化学反応と関係した非熱的ゆらぎを評価する

手法を構成し計測解析に課される条件を明らかにした

少数性生物学に関する計測の多くは

データを解釈する以前に SN 比が低いた

めノイズの存在下観測量から背後に

存在する物理量の任意の関数値を抽出す

る解析方法などを開発したまた複数

の少数個の輝点から構成される動態の集

団挙動から各少数要素間のコヒーレンス

がどのように生起するかを定量化する情

報理論的枠組みを新規に考案した

引き続き領域内の実験研究者らと共

同で分子モーターのサブユニット間

分子間の協調動作転写因子による遺伝

子探索過程などをターゲットに生体に

おける少数性効果の検証を進めている

分子モーターなどでの化

学反応に起因する非熱的ゆ

らぎ(右下)を1粒子(中

央)の拡散時系列データから

評価する手法を開発した例

えば粒子に結合した少数個

のモーターの協同性の解析

などに応用可能である

[Shinkai amp Togashi EPL

105 30002 (2014)]

分子内部や隣接分

子間で構造変化を介

して情報が伝わる向

き強さ(図中矢印)

を評価した図はミオ

シンV分子モーターの

例[Duumlttmann et al Biophys J 102 542

(2012)]

155 [総務

ルの

(研

千円

(1) 概要

無線機

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を行っ

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東北大学

であり

担当し

(2) 平成 25

本研究

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神戸大学は

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化技術の研究

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13 年度)まで

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シミュレー

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当該の評価

に応用されて

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ジーonline

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究開発

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20130918

- 23 -

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EGチップの

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ら放射される

ぞれ10dB

より高速信

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25 年度 予

を向上させる

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及びノイズ

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156 [CR

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- 24 -

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- 25 -

2 近における特記事項

21 特筆すべき事項

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府 SIP 戦略的イノベーション創造プログラムにおける革新的設計生産技術課題に以下の2件

が採択された

リアクティブ 3D プリンタによるテーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共

創に関する研究開発(研究担当者システム科学専攻 貝原 俊也教授)

全体俯瞰設計と製品設計の着想を支援するワークスペースの研究開発(研究担当者計算科学

専攻 小野 謙二 客員教授)

(2) 工学研究科連携創造本部との共催による「産hArr学フォーラム-企業の実践に学ぶ-」を平成 26 年

11 月 21 日に開催した

【平成 25 年度(2013 年度)】

(1) システム情報学研究科 3 周年記念シンポジウム「知の統合による技術と社会の調和を目指して―学際

的融合研究の推進―」を平成 25 年 2 月 5 日に開催した

(2) イタリアIASI-CNR(Institute for Systems Analysis and Computer Science ndash National Research

Council)と学術交流協定を締結した

(3) フランスインサリヨン工科大学と学術交流協定を締結した

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) スーパーコンピュータ π-computer(富士通 PRIMEHPC FX-10)を導入

平成 24 年神戸大学統合研究拠点にスーパーコンピュータ「京」に代表される大規模シミュレ

ーション教育に資するため「京」とほぼ同一のアーキテクチャを有するスーパーコンピュータ

PRIMEHPC FX-10 を導入した総経費 180000 千円

(2) 理化学研究所計算科学研究機構との共同研究を開始

平成 24 年 5 月 15 日に理化学研究所計算科学研究機構と神戸大学の間で締結した計算科学計算機

科学分野における連携協定に基づき2 つの共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」および

「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」を開始した

共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」においては小規模問題を主な対象とし数万コ

アを活用して固有値を超高速に計算できるライブラリの開発を目指す神戸大学で試作しているブロ

ックヤコビ法と呼ばれるアルゴリズムに基づく固有値計算コードをスーパーコンピュータ「京」上で

適化し性能評価に基づく改良を行う

共同研究「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」ではスーパーコンピュータ「京」で実

行される大規模な計算機シミュレーションの出力データから特徴的な現象を探索し理解するため

- 26 -

のマルチモーダルな可視化技術の研究を π-CAVE を用いて行う

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 没入型 3 次元可視化システム π-CAVE を導入

平成 23 年 6 月神戸大学統合研究拠点 計算科学計算機工学研究プロジェクトに計算機シミ

ュレーション結果の 3 次元可視化による解析を推進するため没入型 3 次元可視化システム π-CAVE

を導入した本システムは一般公開され1000 名を越す見学者があった総経費 122000 千円

(2) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

特別経費(プロジェクト分)として「計算科学におけるデータ可視化研究拠点の形成」が採択さ

れた本課題では計算科学のあらゆる研究分野のためのインフラである可視化システムの充実を

図り空間と時間の大規模 4 次元シミュレーションデータ可視化のための先進的アルゴリズムの研

究開発とその実装法を開発し全国の計算科学の研究と教育に寄与することを目的としている平

成 23 年度-平成 27 年度総経費 120540 千円

(3) FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナーの開催

平成 24 年 1 月 23 日-1 月 29 日の 7 日間FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナー「強制法の視

点からの集合論(Forcing in Set Theory)」を開催した

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 大学院システム情報学研究科の新設

平成 22 年(2010 年)4 月 神戸大学にシステム科学情報科学計算科学の 3 専攻から成るシス

テム情報学研究科を新設した

(2) 協定講座と連携講座の開講

システム情報学研究科計算科学専攻では京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学

名古屋大学筑波大学の 5 大学と協定を締結し本学の学生のみならず全国の大学生に対して計算

科学の教育を開始したまた地球シミュレータを有する独立行政法人海洋研究開発機構および

独立行政法人理化学研究所と連携講座を組織し計算機シミュレーションの応用分野における 先

端の研究テーマを教育するための各研究機関の研究者および大学教員との強力な教育研究推進体

制を構築した

(3) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

「工学と保健学医学の学際連携による斬新な「健康工学」創成 -高度生体計測と超大規模計算を

用いたヒトの認知運動機能超高速超大規模計算-」が採択された平成 22 年度-24 年度

- 27 -

(4) 神戸大学統合研究拠点における計算科学に関する 3 つのプロジェクトが採択

平成 23 年 3 月ポートアイランドに設置された神戸大学統合研究拠点においてシステム情報学研

究科の 3 つのプロジェクトが採択された

22 競争的資金の獲得

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術において研究課題「テ

ーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共創に関する研究開発」を受託

3D プリンタによるテーラーメイド化が困難であったラバー製品について地域産業であるシュー

ズを取り上げ多様なユーザとの IoV (Internet of Values)環境を構築してインタラクティブな価値

流通に基づく超デライト設計生産システムを開発するとともに熱可塑成形と架橋のトレードオ

フを解決しリアクティブ 3D プリンタマシンとその素材を研究開発する期間平成 26 年 10 月

-平成 28 年度 予算総額218231 千円

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自

立分散エネルギーシステム技術の実証研究」を受託

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究を展開するための環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業

の研究課題「離島漁村における直流技術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究(研

究代表者神戸大学)」を受託した平成 24 年度-26 年度総経費 554350 千円

(2) 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に参画

我が国が抱える種々の社会的課題を 先端の情報技術を駆使して解決すると共に社会の新たな

価値や産業の創出を情報技術の応用を通じて行える人材の 育成を目指し分野や地域の枠を越えた

産学の協働ネットワークを構築し多くの優秀な学生を育成すると共に実践的情報教育の知見を

蓄積し広く普及させることを目的とした文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネット

ワーク形成事業」に参画した本プログラムは全国に展開した 15 校の連携校が中心になりベン

ダーユーザ企業の協力のもとで開発し実行する平成 24 年度-28 年度総経費 約 25 億円

分担金約 1 億円

(3) 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて

「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託し

- 28 -

た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

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【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

- 30 -

23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

- 31 -

Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

- 32 -

(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

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32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

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業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

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4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

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(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 9: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

145 [科研

(研

(1) 概要

本プ

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(2) 平成 26

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々な問題の解

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- 9 -

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平成 26 年度

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ョン付き画像

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アス

A)

- 10 -

146 [科研費基盤研究 B]分子表面の三次元データマイニングによるタンパク質機能知識の創出

(研究代表者大川剛直期間 平成 24 年度~平成 28 年度予算総額 17550 千円(うち間

接経費 4050 千円))

(1) 概要

タンパク質分子表面データに対する三次元データマイニング技術を開発する分子表面を三次元

画像と見なすことで局所特徴量を保持するノードと分子構造上の特徴をもとに得られるエッジか

ら構成される複合構造グラフ表現を導入しタンパク質局所部位の特性や分子構造変化を考慮した

頻出パターン発見を実現するさらに特徴点集合に対する網羅的なマイニングのための高速化技

法についても検討する

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

(a) タンパク質分子表面を点群画像として表現し曲率に基づく特徴点抽出および周辺点群との関

連から特徴量を記述する手法を検討したこれをもとに高速パターンマッチングが可能なメモ

リ型プロセッサを想定しシミュレータ開発を通して局所部位間の網羅的比較を試みた

60 種類のタンパク質に対する実験により特定のタンパク質群に固有な特徴的部位の存在が

確認されるなど重要な知見が得られた

(b) タンパク質分子表面をグラフ表現し結合部位予測問題を 適グラフ発見問題として定式化す

るとともに類似頂点集合を 1 つの頂点に集約して再構成した抽象グラフを利用することで

処理の効率化を達成した37 種類のタンパク質を対象とした実験の結果予測に要する時間

を約 70に短縮することに成功した

(c) タンパク質の機能に関する知見の評

価および実験用データセットの準

備を目的としてタンパク質構造解

析文献から関連文献を検索する手法

を提案した既存データベースの活

用により機能の観点からの関連性

に基づく検索を実現した

147 [科研

イナ

(研

接経

(1) 概要

高解像

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(2) 平成 26

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ン格子

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6 年度(201

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14 年度)まで

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期間平成 23

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ン=ゾン格子は

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る状態とそ

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- 11 -

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次元可視化技

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- 12 -

148 [科研費基盤研究 B] 分光学的精度を目指した分子軌道プログラムの高度生成

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 26 年度 予算総額 19760 千円)

(1) 概要

F12 結合クラスター理論を出発点にして動的自動生成の開発を行う動的自動生成は以下の 3

つのステップからなる

1)稼働方程式の自動生成2)演算子の並び換えによる複数ルートの探索と演算量の 適化3)異な

る数値演算法に対する自動チューニング

これらの手法を拡張し①基底状態のための理論(高次 F12 結合クラスター理論高次 F12 摂動

論)②励起状態のための理論(高次 F12 結合クラスター線形応答理論)③ポテンシャル面とための

理論(高次 F12 多参照 CI 法高次 F12 多参照結合クラスター理論)④物性計算(超分極率解析

的エネルギー勾配法等)へと発展させる大規模計算を可能にするための原子積分を用いた方法や

局所電子相関法も考慮にいれる更に自動生成のマクロを 2 成分と 4 成分の相対論的電子状態理

論に拡張する分光学的精度を得るための各種微細効果補正を行う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

結合クラスター理論については方程式をストリングスと呼ばれる整数列のシンボリック表現を

用いることにより高次の励起までを含む結合クラスター理論の方程式導出を自動化した生成さ

れた整数列をもとに整数列の並び替えによる 適化を含む Fortran90 形式の計算プログラムの自

動生成を行ったまた四成分相対論による MP2-F12 法と拡張された論理推進演算子による

MP3-F12 法分子求積法に基づく F12 法の超並列アルゴリズムの開発を行った更にイオン化ポ

テンシャルを高精度で見積もる露わに電子相関を考慮したダイソン方程式や任意の励起状態を高精

度に計算するための有効ハミルトニアンによる量子モンテカルロ法の研究も進めた

(a) 結合クラスターコードの自動生成

結合クラスター(CC)理論の自動生成ではダイアグラムのシンボリック表現を用いた中間状態の

生成と演算子の並べ替えを考慮に入れた 適化を行った更にキャッシュ効率を 大限に活用す

るためにDGEMM を用いた計算プログラムに対する自動生成器への拡張を行ったこの時必要

に応じて CC 計算に含まれる行列積演算配列要素が含む交換や配列の次元操作などの前処理を行っ

た一例として12 スレッドを用いたcc-pV5Z 基底を用いた Ne 原子の CCSD 計算の処理時間の

分布を図1に示すこの基底関数系では非占有軌道の 4 乗(V4)に比例する短縮ステップが計算の

ボトルネックである中間体の計算に対して 適化を行った場合(I)と和の制約を取り込んだ場合(IR)

いずれにおいてもこれらのステップがボトルネックと成っている事が分かる一方クラスター

振幅と二電子積分を大きな行列と見なしDGEMM の実装を行った場合は 大で 60 倍もの高速

化が達成され大幅な性能の向上が見られた自動生成器の多参照 CC 法と近似的な CC-F12 法への

拡張も視野に入れた開発を行った

- 13 -

(b) 四成分相対論 F12 法の開発

ディラッククーロンハミルトニアンを用いた四成分相対論ハートリーフォック法の実装に次

いで四成分 MP2-F12 法の開発を行ったノーペア近似に対する新規の強直交化射影演算子を提案

し更にヒレラ-スエネルギー汎関数に対する直接摂動論を適用する事により電子間のカスプ条件

を満たす新規の Ansataz を構築しMP2-F12A(SP)法の範囲の実装を行った

(c) 新規な露わに相関した高次摂動論の開発

高次の摂動効果を F12 理論で取り込む為に従来の結合クラスターラグランジアンに基づく展

開法と異なる拡張された論理推進演算子による定式化を行いMP3-F12 法で収束性を数値的に確認

した新しい展開法は従来の手法と比較してより速やかな収束性が得られる事と4 次以上の高次

相関でも F12 の寄与を取り込めるという優位性がある事が示された

149 [受託

ーメ

(研

ち間

(1) 概要

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(2) 平成 26

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- 14 -

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- 15 -

1410 [外部資金課題 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業]離島漁村における直流技

術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究

(研究代表者玉置 久期間平成 24 年度~平成 26 年度予算総額554350 千円(うち間

接経費22136280 千円))

(1) 概要

地球温暖化や自然災害への対応策の一つとして自立分散エネルギーシステムの重要性可能

性が再認識されているこのような背景のもと本実証研究は国の総合特区制度指定を受けた「あ

わじ環境未来島構想」においてエネルギー自立島を目指す離島「沼島」を実証の場とし直流給電

方式による電力変換ロスの低減ならびに自然エネルギーの有効活用をベースとした自立分散エネル

ギーシステム構築の実証研究を試みるものである実験を進めるにあたって(1) 高性能直流マイク

ログリッドシステムの開発(2) 高性能据置型およびモバイル型バッテリの開発(3) ダイナミック

プライシングによる電力消費抑制手法の開発(4) 全体システムの 適化手法の開発をサブテーマ

として設定している

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

昨年度までに設計開発設置を済ませた直流マイクログリッドシステムおよびダイナミックプ

ライシング環境をもとに本年度は実証研究を本格的に遂行した(1) および (2) については直

流マイクログリッドシステムの電圧安定性および効率(電力変換効率エネルギー利用効率)(3) に

ついてはダイナミックプライシング(見える化を含む)による電力消費削減効果においてそれぞ

れ目標値を達成する結果が得られていることが確認されたまた(4) については実証実験による

結果を反映させる形で全体システムの 適構成(沼島全体をカバーする場合の 適設備導入量の試

算等)が示されたまたまたシミュレーションによる仮想実験を通して交流給電方式のシス

テムに比して目標とする CO2排出量削減を達成できることが確認された

- 16 -

1411 [高性能汎用計算機高度利用事業補助金「戦略プログラム」分野2新物質エネルギー創成] 重点

課題2電子状態動力学熱揺らぎの融和と分子理論の新展開

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 27 年度予算総額183188 千円)

(1) 概要

本重点課題の目的は電子状態動力学熱揺らぎの取り扱いをコアエレメントとして革新的な

発展を図りそれらの融和的な理解と練成に基づいた新しい分子理論を推進する事である超並列

計算環境を高度に活用する事によりこれまで取り扱いが困難であった複数の物理原理が絡み合う

実在系の分子科学を発展し物質設計生命エネルギー問題を基礎原理から解決する役割を担う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

(a) 高精度電子状態計算によるフラーレン誘導体の計算

露わに相関した二次の摂動論(MP2-F12 法)と分子求積 MP2 法に関しては前年度までに

GELLAN プログラムに超並列実装が完了しているH25 年度に開発および実装した分子間相互作用

エネルギーを正確に計算するための分母を制限した二次の摂動論(RD-MP2 法)と密度汎関数理論を

併用してH26 年度にはフラーレンの外部修飾に関する計算を更に進め一つのフラーレン分子に

は 大で三箇所に N-ヘテロ環状カルベンが結合しうることが計算によって示唆された複数のカ

ルベンを結合させると結合エネルギーが順次わずかに減少していくため複数個の N-ヘテロ環状カ

ルベンを結合させるためには実際の実験条件下では過量の N-ヘテロ環状カルベンを必要とするこ

とになり結合する個数の制御が難しく結果として目的である電子的性質の制御が難しくなるこ

とが想像されるそこで二つや三つの N-ヘテロ環状カルベンを一つの分子内に保有する分子の設

計を試みた予備的な計算により架橋部の結合距離をうまく設計すれば二箇所や三箇所でフラ

ーレンに結合できる N-ヘテロ環状カルベン分子を設計できる見通しとなったこのようなフラーレ

ン誘導体は一分子のカルベンが結合した分子とは電子的な性質が異なるため本結果は多様な電

子的な性質をもつフラーレン誘導体を精密に合成できる可能性を示したと言えるまたH26 年度

は上記の研究課題に加えて分子のイオン化ポテンシャルを二次の摂動論に基づいて正確に計算す

る露わに相関した二次のダイソン方程式法の開発も行った多環芳香族炭化水素やチオフェン分子

ポルフィリン分子など有機電子材料として使われるいくつかの分子に適用したところ密度汎関

数理論や Hartree-Fock 法よりも実験値に近い良好な結果が得られたこのような有機電子材料のイ

オン化ポテンシャルを高精度に計算する手法は新しい分子の設計に貢献するものと期待される

(b) モデル空間量子モンテカルロ法の並列プログラム開発と光システム II のスピン状態の計算

強い電子相関を持つ系の電子状態計算を目的としたモデル空間量子モンテカルロ(MSQMC)法に

関しては昨年度に完成した MPIOpenMP 並列プログラムの高速化を行ったアルゴリズムやデー

タ構造を修正した中で も効果の大きかったのは各ノードが受け持つウォーカー数を計算中に

ダイナミックに平均化することによってより均等な負荷分散を達成したことである現在のアル

ゴリズムでは1000 モンテカルロステップ毎に各ノードに存在するウォーカー数を調べ平均よ

りも多い数が存在するノードから少ないノードに移動させることによってウォーカー数の平均化

- 17 -

を行っているウォーカーの通信による遅延が生じるが並列化効率が向上したことによって計算

は高速化され約2億のウォーカーを使用したクロム 2 量体の MSQMC 計算ではFCIQMC や DMRG

法による 善値と統計誤差内で一致する結果が得られた遷移金属水素化物の基底状態と励起状態

のポテンシャル曲線への応用ではMSQMC 法による様々なスピン状態の結合解離エネルギーは実

験値と良い一致を示したまた数千の電子配置(スレーター行列式)からなる P-空間を使用して

光システム II の活性中心(OEC)のモデル系について様々なスピン状態のテスト計算を行ったこ

の系では 低でもマンガンd軌道と酸素2p 軌道(合計35軌道)を考慮して P-空間に主配置を

生成しなければならないがこれらの全ての軌道を含めて初期 P-空間を決定することは不可能であ

るこのような場合にはMSQMC 計算中に Q-空間に存在するスレーター行列式の中で多数のウォー

カーを持つようになったものをP-空間に移動させるldquoプロモーションrdquoが本質的になる今回の

計算では限られたd軌道内の励起のみを含むスレーター行列式からなる初期 P-空間を使用して

MSQMC 計算を開始しプロモーションによって全てのd軌道と酸素2p軌道間の励起を含むスレータ

ー行列式を追加することによりP-空間の改善を行った様々な d 軌道間の励起を含む多数のスレ

ーター行列式が生成されMSQMC 計算の結果からはBroken-Symmetry(BS)DFT 法では計算できない

4重項スピン状態が低エネルギー領域に存在することが示唆された

(c) 光システム II の構造と電子状態の研究

光システム II(PS II) の活性生中心(OEC)であるマンガンクラスター(CaMn4O5) には第二配位圏からの

アミノ酸残基や水分子が存在し複雑なクラスター構造を形成している高分解能 X 線回折(XRD)構造ならび

に F Neese の最適化構造を基にした OEC と第二配位圏の周辺アミノ残基から成るモデル系に対して酸化

状態 S2 の全電子計算を行ったOEC は強相関電子系であり非常に複雑なスピン状態を有するこのような

系 に 静 的 電 子 相 関 効 果 を 取 り 込 む た め に Broken-Symmetry(BS) 法 を 適 用 し た 計 算 レ ベ ル は

UB3LYP6-31G(d)である得られたOECのBS解のうち低スピン解(Sz=12)の全電子エネルギーが最小で

次いで中間スピン解(Sz=52)の全電子エネルギーが小さかったS2 状態は電子スピン共鳴(ESR)測定からは

二重項が基底状態六重項が第一励起状態と帰属されておりSz=12Sz=52 の BS 解がそれぞれ対応す

ると考えられるBS 解はいずれもスピン混入が大きく静的電子相関効果が取り込まれていることも分かった

低スピン解に対してスピン密度を求め超微細構造定数の計算を行ったスピン密度はいずれもマンガンに

局在しておりHis332 が配位したマンガンの超微細構造定数が最大であった各マンガンの超微細構造定

数は電子minus核二重共鳴(ENDOR)測定結果と定性的に一致することが分かったさらに得られた BS 解を用い

て OEC に周辺のタンパク質を取り込んだモデル系に対して相互作用を分散させた並列フラグメント分子軌

道(FMO)計算を行った計算レベルは FMO-UB3LYP6-31G(d)であるペア相互作用解析を行うことによっ

て周辺タンパク環境が OEC に与える影響を定量的に評価することができた周囲 3Å程度離れたアミノ残基

(Glu329Val330 Ala351Leu352 など)までが OEC に電子的影響を与えており5Å程度以上離れたアミノ残

基(Arg357 Cl679Thr316Lys317 など)も静電相互作用による影響があることが示されたこのことから酸素

発生過程において第二配位圏のアミノ残基の寄与は重要であると考えられる周辺アミノ残基を含めたモデ

ル系に対してFMO-UB3LYP6-31G(d)レベルの構造最適化を行うことによってより精密な解析が可能である

と考えられる

- 18 -

図1TRECVID 2012 SIN (light) 部門で開発

された手法のランキング

15 平成 25 年度以前に終了したプロジェクトの成果

本節には平成 25 年度以前に終了したこれまでのプロジェクト成果を再掲する

151 [科研費基盤研究 B] 機械学習の枠組みに基づく映像検索システムの再構築

(研究代表者上原邦昭期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額20280 千円)

(1) 概要

本プロジェクトは映像例示型検索(QBE Query By Example)と呼ばれる映像検索技術に焦

点を当てたものであるQBE はクエリとして与えられた映像から色エッジ動きなどの特徴

量に基づいて与えられたショットと類似したショットを検索する手法である一方QBE は与

えられたショットとの類似度に基づく検索モデル(分類器)を学習するという観点から見れば機

械学習におけるldquo例からの学習rdquoと考えることもできるすなわちクエリに適合する映像としない映

像を識別するための分類器を構築する機械学習の問題とみなせることにもなるそこで事例

特徴量学習アルゴリズムデータ量といった機械学習の観点から QBE の改良について検討した

終的に大規模な映像データからクエリに適合する映像を高速かつ高精度に検索可能な手法を

開発したさらに開発手法を物体認識に応用して米国 NIST 後援の世界的な映像解析コンテス

ト TRECVID 2012 において世界 高精度を達成することに成功した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

本プロジェクトで開発した高速な SVM 学習テスト手法および高速な特徴量抽出手法を応用

してTRECVID 2012 Semantic INdexing (SIN)部門に参加した結果を示すTRECVID は映像検

索に関する競争型ワークショップでありそのうち SIN 部門では例えば「人」「車」「建物」と

いった人間にとって意味のある概念を大規模な映像データから自動認識する技術を競争すること

を目的としたものである図1の棒グラフはSIN (light)部門での本手法の認識精度(MAP)を表

している1 本の棒が 1 つの手法の認識精度を表し我々の手法は白抜きの棒で示しているこの図

から本プロジェクトで開発した映像検索技術は世界 25 の研究機関で開発された合計 91 手法の

中で 高精度を達成していることが分かるこれは本プロジェクトで開発された高速化手法によ

り他の研究機関よりも多くの学習例を用いて高精度な SVM を学習できたことおよび多くの局所

領域を考慮して精巧な特徴量を抽出できたことによるものである

- 19 -

Bottom Tier

NS3

NS4PFE

DPU

PFE

Top Tier

NS1

TSVs

NS2PFE

DPU

PFE

PFE Probing Front EndDPU Data Processing Unit (35kTr)NS Digital noise source (179kTr)

Tsamp

Vref

Dout

VsfoTargetSignal

PFE

152 [科研費基盤研究 B] 三次元積層VLSIにおける配線システムのインテグリティに関する研究

(研究代表者永田 真期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額19240 千円)

(1) 概要

三次元積層 VLSI システムにおける積層方向に延伸した配線システムのインテグリティ(完全性)

を指向する設計手法に向けてシリコンチップを貫通する配線構造であるシリコン貫通ビア(TSV)

とシリコン基板との電気的結合に関する実験的及び解析的な理解を追及したとりわけ三次元積

層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性に着目しノイズ結

合が TSV の物理配置や回路の動作周波数に強く依存することを①ノイズエミュレータ及びノイズ

モニタを搭載した三次元積層チップによるノイズ波形のその場評価②三次元配線システムとシリ

コン基板の等価回路の理論解析により明らかにしたこの研究はベルギーの研究機関である

IMEC との協力研究体制のもとで推進した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

三次元積層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性を評価

するためのプロトタイプチップを開発し(左図)そのノイズ結合が三次元積層構造の層内や層間に

おいて異なる周波数応答特性を示すことについてプロトタイプチップによる実験及び三次元積層

構造の等価回路による理論解析により示した(右図)両者はよく一致しており三次元積層 VLSI

設計における等価回路の有用性が示された

NS 1

NS 4

NS 2

NS 3 PFE

PFE

-70

-60

-50

-40

-30

-20

01 1 10 100 1000 104

S 12 p

aram

eter

(dB2

0)

Freq(MHz)

NS1-NS3NS1-NS2

NS3-NS4NS2-NS4

シミュレーション理論計算

層内結合

層間結合

低周波数 中周波数 高周波数

- 20 -

153 [文部科学省先導的創造科学技術開発費補助金「社会的システム改革と研究開発の一体的推進」]

企業を牽引する計算科学高度技術者の養成

(研究代表者賀谷信幸期間平成 22 年度-26 年度予算総額214381 千円)

(1) 概要

地域に集積するものづくり産業を次世代型製造業へ転換させるために企業内で 先端シミュレ

ーション技術の導入利活用を牽引するリーダーの養成を目指すシミュレーションの本質の理解

を目的にプログラム開発から既製アプリソフトの活用まで受講者に 適なテーラーメイドの

教育カリキュラムで指導するプログラム相談室の設置など手厚い指導体制で 先端スーパーコ

ンピュータを駆使し新産業を創出する人材を育成する

(2) 研究成果

(a) 進捗状況

本プロジェクトで も重要視されるデータは修了者数である本プロジェクトの申請時には修

了者の目標人数を毎年20名と設定したその修了者数の達成度がプロジェクトの評価となる

初年度は体制作りが主となり修了者を輩出するところまで及ばなかったが2年目でほぼ目標

人数を越えることができた4年目にして本プロジェクトの 終目標である100名を越えるこ

とができ3年目の中間評価でもA(採択6大学中2位)で評価された

(b) 人材養成プロジェクトの有効性

1) 養成修了人材が地域で活躍する仕組み

兵庫県には重工業関係をはじめ多くの製造業が集積し日本の産業界を担っているこれら

の企業からの受講者がシミュレーション手法を学び企業での製品開発や設計製作に貢献し

ている受講者の中には修了後もセミナーを受講したりシミュレーション相談室で問合せの

継続を希望していることから地域での活躍状況が分かり定着してシミュレーションを企業内

で牽引している具体的には基礎コース修了者から応用コースを希望している受講者が 4 名お

り現在テーラー相談を準備しているまた応用コースが修了した11名が継続して受講して

いる

① 企業経営者のシミュレーションへの理解

シミュレーションの必要性有用性を企業経営者に理解させることが企業でのシミュレー

ション活用の 短の方策と考え関西経済連合会神戸商工会議所などで経営者向けのセミナ

ーを開催しているまた神戸ポートアイランドの神戸大学統合研究拠点に多くの企業経営者

の見学があるその際本事業の説明を行い受講者の派遣を依頼しているまた神戸大学

に就職のために訪れる企業人事関係者に本事業を説明した結果3社の参加があった

② 養成修了人材に成功体験

企業のシミュレーション担当部署でシミュレーションによる実績を上げることが大変重要

であるシミュレーション手法の理解不足からシミュレーション利用を中断するケースが多く

見られる開発研究においてシミュレーションを用いた成功体験が重要で本事業の修了後の

指導継続が必要である

- 21 -

③ 計算機使用の貸与

シミュレーションにはプログラムによっては高速のスーパーコンピュータが必要である

神戸大学が所有する 20TFlops のスーパーコンピュータ富士通 FX-10 を企業に無償で利用を提

供している

2) 養成人材の活躍状況

本事業の波及効果として修了生の活躍状況が重要な指針となる事例として以下5例を示す

① 社内で開発していたプログラムが計算時間を 24 日から 8 日に短縮され社内での開発に活

用できる計算時間までに短縮できた

② 船舶からの排水システムに関して実験データとシミュレーション結果との相違を比較検討し

てシミュレーションの有用性を理解した今後の船舶の取水排水システムの設計にシミュレ

ーションが活用される

③ SPring-8 で観測されたデータ例を用いて逆モンテカル法を用いた解析手法を学んだその

結果社内で取得した SPring-8 での実験結果の解析に用いるために共同研究に進んだ

④ ガス分子の衝突過程にシミュレーションを適応した計算アルゴリズムの再検討とプログラム

の高速化を実現し商品開発に繋げた

⑤ 可視化のプログラムの利用法を習得しこれからのシミュレーション結果の説明解析に企業

で活用する

⑥ 他にこれから流体のシミュレーションを企業内で開始するための事前勉強等があり本事業

が企業内の開発研究に大きな効果をもたらしている

3) 波及効果

シミュレーション手法はあらゆる開発研究から株価予測などの社会現象まで幅広く活用され

ている研究手法であるこのシミュレーション手法は当然兵庫県の企業だけではなくあらゆ

る企業で利活用されるものであるこの人材養成は兵庫県関西圏のみならず北海道から九

州までの日本全国にそれぞれの人材育成拠点を設置すべきである日本の要所に計算科学の人材

育成拠点を設けシミュレーションを全国の企業に普及させれば日本でのプロダクトイノベ

ーションを誘起するものである本事業に関して関西圏外からも多くの問合せがあることから

も明らかである特に本事業の特徴であるテーラー相談室とシミュレーション相談室の運営方

法本事業で開発した e-ラーニングのコンテンツの共同利用やテレビ会議システムによる授業の

配信シミュレーションに熟達した教師のリストの共有などを提供することにより日本の各所

に計算科学の人材育成拠点を設けることができる

修了者数(平成 25 年度まで)受講者数(平成 25 年度) (単位人)

1 年目

(H22 年度)

2 年目

(H23 年度)

3 年目

(H24 年度)

4 年目

(H25 年度)

修了 0 38 43 29

初年度からの累計 0 38 81 110

申請時の修了者の

目標人数 20 40 60 80

- 22 -

154 [科研費新学術領域研究(研究領域提案型)] 少数分子反応ネットワーク理論の構築-少数性

と階層性の観点からのモデリング-

(研究代表者冨樫祐一期間平成 23 年度~平成 27 年度 予算総額 87100 千円)

(1) 概要

細胞では分子数が1個から数万個と多種多様な成分が階層的に関与しあっている分子が数~

数十個程度になると「数」の離散性が顕著となりフィードバック回路等の動作不安定が誘発され

る一方こうした少数分子の離散性がシステムの可塑性適応性をもたらす重要な役割を果た

す可能性も示されている

本研究では少数分子性階層性に着目し1分子計測データなどから背後に存在する階層を

つなぐ高次反応ネットワークおよび分子の少数性離散性を抽出評価しつつ生命システムの特

質である高い動作安定性(頑健性)と適度な動作不安定性(可塑性適応性)の両立のメカニズム

を定量的に予測検証することが可能な新しい理論と汎用な解析基盤技術を開発する

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

少数個のドメイン(サブユニット)からなる分子機械においてドメイン間の協調動作に重要な

構造変化を介した情報伝達を粗視化分子動力学を用いて解析し情報の伝わる向きと強さを評価

したまた細胞などでの1粒子の拡散時系列から化学反応と関係した非熱的ゆらぎを評価する

手法を構成し計測解析に課される条件を明らかにした

少数性生物学に関する計測の多くは

データを解釈する以前に SN 比が低いた

めノイズの存在下観測量から背後に

存在する物理量の任意の関数値を抽出す

る解析方法などを開発したまた複数

の少数個の輝点から構成される動態の集

団挙動から各少数要素間のコヒーレンス

がどのように生起するかを定量化する情

報理論的枠組みを新規に考案した

引き続き領域内の実験研究者らと共

同で分子モーターのサブユニット間

分子間の協調動作転写因子による遺伝

子探索過程などをターゲットに生体に

おける少数性効果の検証を進めている

分子モーターなどでの化

学反応に起因する非熱的ゆ

らぎ(右下)を1粒子(中

央)の拡散時系列データから

評価する手法を開発した例

えば粒子に結合した少数個

のモーターの協同性の解析

などに応用可能である

[Shinkai amp Togashi EPL

105 30002 (2014)]

分子内部や隣接分

子間で構造変化を介

して情報が伝わる向

き強さ(図中矢印)

を評価した図はミオ

シンV分子モーターの

例[Duumlttmann et al Biophys J 102 542

(2012)]

155 [総務

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(研

千円

(1) 概要

無線機

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であり

担当し

(2) 平成 25

本研究

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機器内のR

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神戸大学は

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資源拡大のた

化技術の研究

永田 真期間

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果としてIC

混入するノイ

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13 年度)まで

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シミュレー

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当該の評価

に応用されて

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ジーonline

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究開発

間平成 22 年

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20130918

- 23 -

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年度~平成 2

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ら放射される

ぞれ10dB

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携帯端末内

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25 年度 予

を向上させる

の開発とノイ

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る特定周波数

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及びノイズ

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ズ源から近接

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(1) 概要

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- 24 -

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- 25 -

2 近における特記事項

21 特筆すべき事項

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府 SIP 戦略的イノベーション創造プログラムにおける革新的設計生産技術課題に以下の2件

が採択された

リアクティブ 3D プリンタによるテーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共

創に関する研究開発(研究担当者システム科学専攻 貝原 俊也教授)

全体俯瞰設計と製品設計の着想を支援するワークスペースの研究開発(研究担当者計算科学

専攻 小野 謙二 客員教授)

(2) 工学研究科連携創造本部との共催による「産hArr学フォーラム-企業の実践に学ぶ-」を平成 26 年

11 月 21 日に開催した

【平成 25 年度(2013 年度)】

(1) システム情報学研究科 3 周年記念シンポジウム「知の統合による技術と社会の調和を目指して―学際

的融合研究の推進―」を平成 25 年 2 月 5 日に開催した

(2) イタリアIASI-CNR(Institute for Systems Analysis and Computer Science ndash National Research

Council)と学術交流協定を締結した

(3) フランスインサリヨン工科大学と学術交流協定を締結した

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) スーパーコンピュータ π-computer(富士通 PRIMEHPC FX-10)を導入

平成 24 年神戸大学統合研究拠点にスーパーコンピュータ「京」に代表される大規模シミュレ

ーション教育に資するため「京」とほぼ同一のアーキテクチャを有するスーパーコンピュータ

PRIMEHPC FX-10 を導入した総経費 180000 千円

(2) 理化学研究所計算科学研究機構との共同研究を開始

平成 24 年 5 月 15 日に理化学研究所計算科学研究機構と神戸大学の間で締結した計算科学計算機

科学分野における連携協定に基づき2 つの共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」および

「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」を開始した

共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」においては小規模問題を主な対象とし数万コ

アを活用して固有値を超高速に計算できるライブラリの開発を目指す神戸大学で試作しているブロ

ックヤコビ法と呼ばれるアルゴリズムに基づく固有値計算コードをスーパーコンピュータ「京」上で

適化し性能評価に基づく改良を行う

共同研究「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」ではスーパーコンピュータ「京」で実

行される大規模な計算機シミュレーションの出力データから特徴的な現象を探索し理解するため

- 26 -

のマルチモーダルな可視化技術の研究を π-CAVE を用いて行う

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 没入型 3 次元可視化システム π-CAVE を導入

平成 23 年 6 月神戸大学統合研究拠点 計算科学計算機工学研究プロジェクトに計算機シミ

ュレーション結果の 3 次元可視化による解析を推進するため没入型 3 次元可視化システム π-CAVE

を導入した本システムは一般公開され1000 名を越す見学者があった総経費 122000 千円

(2) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

特別経費(プロジェクト分)として「計算科学におけるデータ可視化研究拠点の形成」が採択さ

れた本課題では計算科学のあらゆる研究分野のためのインフラである可視化システムの充実を

図り空間と時間の大規模 4 次元シミュレーションデータ可視化のための先進的アルゴリズムの研

究開発とその実装法を開発し全国の計算科学の研究と教育に寄与することを目的としている平

成 23 年度-平成 27 年度総経費 120540 千円

(3) FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナーの開催

平成 24 年 1 月 23 日-1 月 29 日の 7 日間FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナー「強制法の視

点からの集合論(Forcing in Set Theory)」を開催した

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 大学院システム情報学研究科の新設

平成 22 年(2010 年)4 月 神戸大学にシステム科学情報科学計算科学の 3 専攻から成るシス

テム情報学研究科を新設した

(2) 協定講座と連携講座の開講

システム情報学研究科計算科学専攻では京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学

名古屋大学筑波大学の 5 大学と協定を締結し本学の学生のみならず全国の大学生に対して計算

科学の教育を開始したまた地球シミュレータを有する独立行政法人海洋研究開発機構および

独立行政法人理化学研究所と連携講座を組織し計算機シミュレーションの応用分野における 先

端の研究テーマを教育するための各研究機関の研究者および大学教員との強力な教育研究推進体

制を構築した

(3) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

「工学と保健学医学の学際連携による斬新な「健康工学」創成 -高度生体計測と超大規模計算を

用いたヒトの認知運動機能超高速超大規模計算-」が採択された平成 22 年度-24 年度

- 27 -

(4) 神戸大学統合研究拠点における計算科学に関する 3 つのプロジェクトが採択

平成 23 年 3 月ポートアイランドに設置された神戸大学統合研究拠点においてシステム情報学研

究科の 3 つのプロジェクトが採択された

22 競争的資金の獲得

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術において研究課題「テ

ーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共創に関する研究開発」を受託

3D プリンタによるテーラーメイド化が困難であったラバー製品について地域産業であるシュー

ズを取り上げ多様なユーザとの IoV (Internet of Values)環境を構築してインタラクティブな価値

流通に基づく超デライト設計生産システムを開発するとともに熱可塑成形と架橋のトレードオ

フを解決しリアクティブ 3D プリンタマシンとその素材を研究開発する期間平成 26 年 10 月

-平成 28 年度 予算総額218231 千円

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自

立分散エネルギーシステム技術の実証研究」を受託

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究を展開するための環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業

の研究課題「離島漁村における直流技術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究(研

究代表者神戸大学)」を受託した平成 24 年度-26 年度総経費 554350 千円

(2) 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に参画

我が国が抱える種々の社会的課題を 先端の情報技術を駆使して解決すると共に社会の新たな

価値や産業の創出を情報技術の応用を通じて行える人材の 育成を目指し分野や地域の枠を越えた

産学の協働ネットワークを構築し多くの優秀な学生を育成すると共に実践的情報教育の知見を

蓄積し広く普及させることを目的とした文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネット

ワーク形成事業」に参画した本プログラムは全国に展開した 15 校の連携校が中心になりベン

ダーユーザ企業の協力のもとで開発し実行する平成 24 年度-28 年度総経費 約 25 億円

分担金約 1 億円

(3) 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて

「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託し

- 28 -

た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

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【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

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23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

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Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

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(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

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32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

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業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

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4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

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(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

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(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

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Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 10: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

- 10 -

146 [科研費基盤研究 B]分子表面の三次元データマイニングによるタンパク質機能知識の創出

(研究代表者大川剛直期間 平成 24 年度~平成 28 年度予算総額 17550 千円(うち間

接経費 4050 千円))

(1) 概要

タンパク質分子表面データに対する三次元データマイニング技術を開発する分子表面を三次元

画像と見なすことで局所特徴量を保持するノードと分子構造上の特徴をもとに得られるエッジか

ら構成される複合構造グラフ表現を導入しタンパク質局所部位の特性や分子構造変化を考慮した

頻出パターン発見を実現するさらに特徴点集合に対する網羅的なマイニングのための高速化技

法についても検討する

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

(a) タンパク質分子表面を点群画像として表現し曲率に基づく特徴点抽出および周辺点群との関

連から特徴量を記述する手法を検討したこれをもとに高速パターンマッチングが可能なメモ

リ型プロセッサを想定しシミュレータ開発を通して局所部位間の網羅的比較を試みた

60 種類のタンパク質に対する実験により特定のタンパク質群に固有な特徴的部位の存在が

確認されるなど重要な知見が得られた

(b) タンパク質分子表面をグラフ表現し結合部位予測問題を 適グラフ発見問題として定式化す

るとともに類似頂点集合を 1 つの頂点に集約して再構成した抽象グラフを利用することで

処理の効率化を達成した37 種類のタンパク質を対象とした実験の結果予測に要する時間

を約 70に短縮することに成功した

(c) タンパク質の機能に関する知見の評

価および実験用データセットの準

備を目的としてタンパク質構造解

析文献から関連文献を検索する手法

を提案した既存データベースの活

用により機能の観点からの関連性

に基づく検索を実現した

147 [科研

イナ

(研

接経

(1) 概要

高解像

領域で

ードを

するた

ダイナ

ーショ

(2) 平成 26

現実

ン格子

ン格子

いう特徴

3次

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た(下左

話的可視

複数の可

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ョンモデ

く回転す

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らかに

研費基盤研

ナモ機構解明

研究代表者

経費 4590 千

像度の計算機

の地球ダイナ

更に発展させ

めにバーチ

モシミュレー

ンを行う

6 年度(201

実的な地球ダ

を発展させ

を開発した

徴をもった球

次元可視化技

話的に地球ダ

左図)この

視化ソフト

可視化ソフ

陽ダイナモシ

デルにより

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にしたこと

したことであ

研究 B] 次世

陰山聡期

千円))

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ナモ機構の解

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チャルリアリ

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14 年度)まで

ダイナモ計算

その弱点

イン=ヤン

球ジオメトリ

技術について

ダイナモシミ

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Multiverse

トの中心的な

シミュレーシ

以下の二つ

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(下右図)

ある

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期間平成 23

ーションと先

解明をめざす

な地球ダイナ

リティ(VR)

知見を活かし

での成果

算には内核の

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ン=ゾン格子は

リ向けの汎用

は神戸大学

ミュレーショ

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ョンは予想以

つの成果が得

る状態とそ

もう一つは

- 11 -

ンと 3 次元可

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先進的な 3 次

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ナモシミュレ

)技術を用い

し太場磁場

の影響を正確

が解けないこ

は並列数が

用計算格子で

学統合研究拠

ョンデ一タを

般的な没入型

た現在では

以上に進展

得られた一

その逆の状態

対流層底部

可視化技術に

成 27 年度

次元可視化技

考案したイン

レーションを

いた 3 次元可

場の起源解明

確に取り込む

こと)を克服

が上がれば上

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拠点に設置さ

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し新たに開

一つは対流

態がロスビー

部に自発的に

による現実的

予算総額

技術を組み合

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を実行する

可視化手法を

明を目指した

必要がある

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された没入型

ソフトウェア

)VR 装置に

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開発した太場

流層の赤道部

ー数を指標と

に速度シア層

的低粘性領域

15300 千

合わせること

に基づく地球

その出力デ

を開発する

た太場ダイナ

このために

い計算格子イ

メモリ効率の

型 VR 装置π

アGeomagFi

に汎用的に利

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場ダイナモシ

部分が自転速

として分けら

層が形成され

域での地球ダ

千円(うち間

とで低粘性

球ダイナモコ

データを解析

また地球

ナモシミュレ

にイン=ヤ

イン=ヤン=ゾ

のよくなると

-CAVE を用

eldを開発し

利用できる対

組み込まれた

シミュレーシ

速度よりも早

られることを

れることを明

- 12 -

148 [科研費基盤研究 B] 分光学的精度を目指した分子軌道プログラムの高度生成

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 26 年度 予算総額 19760 千円)

(1) 概要

F12 結合クラスター理論を出発点にして動的自動生成の開発を行う動的自動生成は以下の 3

つのステップからなる

1)稼働方程式の自動生成2)演算子の並び換えによる複数ルートの探索と演算量の 適化3)異な

る数値演算法に対する自動チューニング

これらの手法を拡張し①基底状態のための理論(高次 F12 結合クラスター理論高次 F12 摂動

論)②励起状態のための理論(高次 F12 結合クラスター線形応答理論)③ポテンシャル面とための

理論(高次 F12 多参照 CI 法高次 F12 多参照結合クラスター理論)④物性計算(超分極率解析

的エネルギー勾配法等)へと発展させる大規模計算を可能にするための原子積分を用いた方法や

局所電子相関法も考慮にいれる更に自動生成のマクロを 2 成分と 4 成分の相対論的電子状態理

論に拡張する分光学的精度を得るための各種微細効果補正を行う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

結合クラスター理論については方程式をストリングスと呼ばれる整数列のシンボリック表現を

用いることにより高次の励起までを含む結合クラスター理論の方程式導出を自動化した生成さ

れた整数列をもとに整数列の並び替えによる 適化を含む Fortran90 形式の計算プログラムの自

動生成を行ったまた四成分相対論による MP2-F12 法と拡張された論理推進演算子による

MP3-F12 法分子求積法に基づく F12 法の超並列アルゴリズムの開発を行った更にイオン化ポ

テンシャルを高精度で見積もる露わに電子相関を考慮したダイソン方程式や任意の励起状態を高精

度に計算するための有効ハミルトニアンによる量子モンテカルロ法の研究も進めた

(a) 結合クラスターコードの自動生成

結合クラスター(CC)理論の自動生成ではダイアグラムのシンボリック表現を用いた中間状態の

生成と演算子の並べ替えを考慮に入れた 適化を行った更にキャッシュ効率を 大限に活用す

るためにDGEMM を用いた計算プログラムに対する自動生成器への拡張を行ったこの時必要

に応じて CC 計算に含まれる行列積演算配列要素が含む交換や配列の次元操作などの前処理を行っ

た一例として12 スレッドを用いたcc-pV5Z 基底を用いた Ne 原子の CCSD 計算の処理時間の

分布を図1に示すこの基底関数系では非占有軌道の 4 乗(V4)に比例する短縮ステップが計算の

ボトルネックである中間体の計算に対して 適化を行った場合(I)と和の制約を取り込んだ場合(IR)

いずれにおいてもこれらのステップがボトルネックと成っている事が分かる一方クラスター

振幅と二電子積分を大きな行列と見なしDGEMM の実装を行った場合は 大で 60 倍もの高速

化が達成され大幅な性能の向上が見られた自動生成器の多参照 CC 法と近似的な CC-F12 法への

拡張も視野に入れた開発を行った

- 13 -

(b) 四成分相対論 F12 法の開発

ディラッククーロンハミルトニアンを用いた四成分相対論ハートリーフォック法の実装に次

いで四成分 MP2-F12 法の開発を行ったノーペア近似に対する新規の強直交化射影演算子を提案

し更にヒレラ-スエネルギー汎関数に対する直接摂動論を適用する事により電子間のカスプ条件

を満たす新規の Ansataz を構築しMP2-F12A(SP)法の範囲の実装を行った

(c) 新規な露わに相関した高次摂動論の開発

高次の摂動効果を F12 理論で取り込む為に従来の結合クラスターラグランジアンに基づく展

開法と異なる拡張された論理推進演算子による定式化を行いMP3-F12 法で収束性を数値的に確認

した新しい展開法は従来の手法と比較してより速やかな収束性が得られる事と4 次以上の高次

相関でも F12 の寄与を取り込めるという優位性がある事が示された

149 [受託

ーメ

(研

ち間

(1) 概要

3D プリ

を取り上

通に基づ

を解決

(2) 平成 26

託研究(内閣

メイドラバー

研究代表者

間接経費 28

リンタによる

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6 年度(201

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閣府戦略的

ー製品の設計

貝原俊也

464 千円))

るテーラーメ

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ティブ 3D プ

14 年度)まで

超デライ

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ーザ計測分析 調査モデル化

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計生産と社会

期間平成

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生産システム

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- 14 -

ション創造プ

会経済的な価値

26 年 10 月

困難であった

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シンとその素

生産システム

3D プリンタ

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サプライヤ

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~平成 28 年

ラバー製品

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CPS

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年度 予算総

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設計生産技術

総額2182

地域産業であ

ンタラクティ

形と架橋のト

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ベース

配送

IOT

術)] テーラ

231 千円(う

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トレードオフ

- 15 -

1410 [外部資金課題 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業]離島漁村における直流技

術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究

(研究代表者玉置 久期間平成 24 年度~平成 26 年度予算総額554350 千円(うち間

接経費22136280 千円))

(1) 概要

地球温暖化や自然災害への対応策の一つとして自立分散エネルギーシステムの重要性可能

性が再認識されているこのような背景のもと本実証研究は国の総合特区制度指定を受けた「あ

わじ環境未来島構想」においてエネルギー自立島を目指す離島「沼島」を実証の場とし直流給電

方式による電力変換ロスの低減ならびに自然エネルギーの有効活用をベースとした自立分散エネル

ギーシステム構築の実証研究を試みるものである実験を進めるにあたって(1) 高性能直流マイク

ログリッドシステムの開発(2) 高性能据置型およびモバイル型バッテリの開発(3) ダイナミック

プライシングによる電力消費抑制手法の開発(4) 全体システムの 適化手法の開発をサブテーマ

として設定している

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

昨年度までに設計開発設置を済ませた直流マイクログリッドシステムおよびダイナミックプ

ライシング環境をもとに本年度は実証研究を本格的に遂行した(1) および (2) については直

流マイクログリッドシステムの電圧安定性および効率(電力変換効率エネルギー利用効率)(3) に

ついてはダイナミックプライシング(見える化を含む)による電力消費削減効果においてそれぞ

れ目標値を達成する結果が得られていることが確認されたまた(4) については実証実験による

結果を反映させる形で全体システムの 適構成(沼島全体をカバーする場合の 適設備導入量の試

算等)が示されたまたまたシミュレーションによる仮想実験を通して交流給電方式のシス

テムに比して目標とする CO2排出量削減を達成できることが確認された

- 16 -

1411 [高性能汎用計算機高度利用事業補助金「戦略プログラム」分野2新物質エネルギー創成] 重点

課題2電子状態動力学熱揺らぎの融和と分子理論の新展開

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 27 年度予算総額183188 千円)

(1) 概要

本重点課題の目的は電子状態動力学熱揺らぎの取り扱いをコアエレメントとして革新的な

発展を図りそれらの融和的な理解と練成に基づいた新しい分子理論を推進する事である超並列

計算環境を高度に活用する事によりこれまで取り扱いが困難であった複数の物理原理が絡み合う

実在系の分子科学を発展し物質設計生命エネルギー問題を基礎原理から解決する役割を担う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

(a) 高精度電子状態計算によるフラーレン誘導体の計算

露わに相関した二次の摂動論(MP2-F12 法)と分子求積 MP2 法に関しては前年度までに

GELLAN プログラムに超並列実装が完了しているH25 年度に開発および実装した分子間相互作用

エネルギーを正確に計算するための分母を制限した二次の摂動論(RD-MP2 法)と密度汎関数理論を

併用してH26 年度にはフラーレンの外部修飾に関する計算を更に進め一つのフラーレン分子に

は 大で三箇所に N-ヘテロ環状カルベンが結合しうることが計算によって示唆された複数のカ

ルベンを結合させると結合エネルギーが順次わずかに減少していくため複数個の N-ヘテロ環状カ

ルベンを結合させるためには実際の実験条件下では過量の N-ヘテロ環状カルベンを必要とするこ

とになり結合する個数の制御が難しく結果として目的である電子的性質の制御が難しくなるこ

とが想像されるそこで二つや三つの N-ヘテロ環状カルベンを一つの分子内に保有する分子の設

計を試みた予備的な計算により架橋部の結合距離をうまく設計すれば二箇所や三箇所でフラ

ーレンに結合できる N-ヘテロ環状カルベン分子を設計できる見通しとなったこのようなフラーレ

ン誘導体は一分子のカルベンが結合した分子とは電子的な性質が異なるため本結果は多様な電

子的な性質をもつフラーレン誘導体を精密に合成できる可能性を示したと言えるまたH26 年度

は上記の研究課題に加えて分子のイオン化ポテンシャルを二次の摂動論に基づいて正確に計算す

る露わに相関した二次のダイソン方程式法の開発も行った多環芳香族炭化水素やチオフェン分子

ポルフィリン分子など有機電子材料として使われるいくつかの分子に適用したところ密度汎関

数理論や Hartree-Fock 法よりも実験値に近い良好な結果が得られたこのような有機電子材料のイ

オン化ポテンシャルを高精度に計算する手法は新しい分子の設計に貢献するものと期待される

(b) モデル空間量子モンテカルロ法の並列プログラム開発と光システム II のスピン状態の計算

強い電子相関を持つ系の電子状態計算を目的としたモデル空間量子モンテカルロ(MSQMC)法に

関しては昨年度に完成した MPIOpenMP 並列プログラムの高速化を行ったアルゴリズムやデー

タ構造を修正した中で も効果の大きかったのは各ノードが受け持つウォーカー数を計算中に

ダイナミックに平均化することによってより均等な負荷分散を達成したことである現在のアル

ゴリズムでは1000 モンテカルロステップ毎に各ノードに存在するウォーカー数を調べ平均よ

りも多い数が存在するノードから少ないノードに移動させることによってウォーカー数の平均化

- 17 -

を行っているウォーカーの通信による遅延が生じるが並列化効率が向上したことによって計算

は高速化され約2億のウォーカーを使用したクロム 2 量体の MSQMC 計算ではFCIQMC や DMRG

法による 善値と統計誤差内で一致する結果が得られた遷移金属水素化物の基底状態と励起状態

のポテンシャル曲線への応用ではMSQMC 法による様々なスピン状態の結合解離エネルギーは実

験値と良い一致を示したまた数千の電子配置(スレーター行列式)からなる P-空間を使用して

光システム II の活性中心(OEC)のモデル系について様々なスピン状態のテスト計算を行ったこ

の系では 低でもマンガンd軌道と酸素2p 軌道(合計35軌道)を考慮して P-空間に主配置を

生成しなければならないがこれらの全ての軌道を含めて初期 P-空間を決定することは不可能であ

るこのような場合にはMSQMC 計算中に Q-空間に存在するスレーター行列式の中で多数のウォー

カーを持つようになったものをP-空間に移動させるldquoプロモーションrdquoが本質的になる今回の

計算では限られたd軌道内の励起のみを含むスレーター行列式からなる初期 P-空間を使用して

MSQMC 計算を開始しプロモーションによって全てのd軌道と酸素2p軌道間の励起を含むスレータ

ー行列式を追加することによりP-空間の改善を行った様々な d 軌道間の励起を含む多数のスレ

ーター行列式が生成されMSQMC 計算の結果からはBroken-Symmetry(BS)DFT 法では計算できない

4重項スピン状態が低エネルギー領域に存在することが示唆された

(c) 光システム II の構造と電子状態の研究

光システム II(PS II) の活性生中心(OEC)であるマンガンクラスター(CaMn4O5) には第二配位圏からの

アミノ酸残基や水分子が存在し複雑なクラスター構造を形成している高分解能 X 線回折(XRD)構造ならび

に F Neese の最適化構造を基にした OEC と第二配位圏の周辺アミノ残基から成るモデル系に対して酸化

状態 S2 の全電子計算を行ったOEC は強相関電子系であり非常に複雑なスピン状態を有するこのような

系 に 静 的 電 子 相 関 効 果 を 取 り 込 む た め に Broken-Symmetry(BS) 法 を 適 用 し た 計 算 レ ベ ル は

UB3LYP6-31G(d)である得られたOECのBS解のうち低スピン解(Sz=12)の全電子エネルギーが最小で

次いで中間スピン解(Sz=52)の全電子エネルギーが小さかったS2 状態は電子スピン共鳴(ESR)測定からは

二重項が基底状態六重項が第一励起状態と帰属されておりSz=12Sz=52 の BS 解がそれぞれ対応す

ると考えられるBS 解はいずれもスピン混入が大きく静的電子相関効果が取り込まれていることも分かった

低スピン解に対してスピン密度を求め超微細構造定数の計算を行ったスピン密度はいずれもマンガンに

局在しておりHis332 が配位したマンガンの超微細構造定数が最大であった各マンガンの超微細構造定

数は電子minus核二重共鳴(ENDOR)測定結果と定性的に一致することが分かったさらに得られた BS 解を用い

て OEC に周辺のタンパク質を取り込んだモデル系に対して相互作用を分散させた並列フラグメント分子軌

道(FMO)計算を行った計算レベルは FMO-UB3LYP6-31G(d)であるペア相互作用解析を行うことによっ

て周辺タンパク環境が OEC に与える影響を定量的に評価することができた周囲 3Å程度離れたアミノ残基

(Glu329Val330 Ala351Leu352 など)までが OEC に電子的影響を与えており5Å程度以上離れたアミノ残

基(Arg357 Cl679Thr316Lys317 など)も静電相互作用による影響があることが示されたこのことから酸素

発生過程において第二配位圏のアミノ残基の寄与は重要であると考えられる周辺アミノ残基を含めたモデ

ル系に対してFMO-UB3LYP6-31G(d)レベルの構造最適化を行うことによってより精密な解析が可能である

と考えられる

- 18 -

図1TRECVID 2012 SIN (light) 部門で開発

された手法のランキング

15 平成 25 年度以前に終了したプロジェクトの成果

本節には平成 25 年度以前に終了したこれまでのプロジェクト成果を再掲する

151 [科研費基盤研究 B] 機械学習の枠組みに基づく映像検索システムの再構築

(研究代表者上原邦昭期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額20280 千円)

(1) 概要

本プロジェクトは映像例示型検索(QBE Query By Example)と呼ばれる映像検索技術に焦

点を当てたものであるQBE はクエリとして与えられた映像から色エッジ動きなどの特徴

量に基づいて与えられたショットと類似したショットを検索する手法である一方QBE は与

えられたショットとの類似度に基づく検索モデル(分類器)を学習するという観点から見れば機

械学習におけるldquo例からの学習rdquoと考えることもできるすなわちクエリに適合する映像としない映

像を識別するための分類器を構築する機械学習の問題とみなせることにもなるそこで事例

特徴量学習アルゴリズムデータ量といった機械学習の観点から QBE の改良について検討した

終的に大規模な映像データからクエリに適合する映像を高速かつ高精度に検索可能な手法を

開発したさらに開発手法を物体認識に応用して米国 NIST 後援の世界的な映像解析コンテス

ト TRECVID 2012 において世界 高精度を達成することに成功した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

本プロジェクトで開発した高速な SVM 学習テスト手法および高速な特徴量抽出手法を応用

してTRECVID 2012 Semantic INdexing (SIN)部門に参加した結果を示すTRECVID は映像検

索に関する競争型ワークショップでありそのうち SIN 部門では例えば「人」「車」「建物」と

いった人間にとって意味のある概念を大規模な映像データから自動認識する技術を競争すること

を目的としたものである図1の棒グラフはSIN (light)部門での本手法の認識精度(MAP)を表

している1 本の棒が 1 つの手法の認識精度を表し我々の手法は白抜きの棒で示しているこの図

から本プロジェクトで開発した映像検索技術は世界 25 の研究機関で開発された合計 91 手法の

中で 高精度を達成していることが分かるこれは本プロジェクトで開発された高速化手法によ

り他の研究機関よりも多くの学習例を用いて高精度な SVM を学習できたことおよび多くの局所

領域を考慮して精巧な特徴量を抽出できたことによるものである

- 19 -

Bottom Tier

NS3

NS4PFE

DPU

PFE

Top Tier

NS1

TSVs

NS2PFE

DPU

PFE

PFE Probing Front EndDPU Data Processing Unit (35kTr)NS Digital noise source (179kTr)

Tsamp

Vref

Dout

VsfoTargetSignal

PFE

152 [科研費基盤研究 B] 三次元積層VLSIにおける配線システムのインテグリティに関する研究

(研究代表者永田 真期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額19240 千円)

(1) 概要

三次元積層 VLSI システムにおける積層方向に延伸した配線システムのインテグリティ(完全性)

を指向する設計手法に向けてシリコンチップを貫通する配線構造であるシリコン貫通ビア(TSV)

とシリコン基板との電気的結合に関する実験的及び解析的な理解を追及したとりわけ三次元積

層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性に着目しノイズ結

合が TSV の物理配置や回路の動作周波数に強く依存することを①ノイズエミュレータ及びノイズ

モニタを搭載した三次元積層チップによるノイズ波形のその場評価②三次元配線システムとシリ

コン基板の等価回路の理論解析により明らかにしたこの研究はベルギーの研究機関である

IMEC との協力研究体制のもとで推進した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

三次元積層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性を評価

するためのプロトタイプチップを開発し(左図)そのノイズ結合が三次元積層構造の層内や層間に

おいて異なる周波数応答特性を示すことについてプロトタイプチップによる実験及び三次元積層

構造の等価回路による理論解析により示した(右図)両者はよく一致しており三次元積層 VLSI

設計における等価回路の有用性が示された

NS 1

NS 4

NS 2

NS 3 PFE

PFE

-70

-60

-50

-40

-30

-20

01 1 10 100 1000 104

S 12 p

aram

eter

(dB2

0)

Freq(MHz)

NS1-NS3NS1-NS2

NS3-NS4NS2-NS4

シミュレーション理論計算

層内結合

層間結合

低周波数 中周波数 高周波数

- 20 -

153 [文部科学省先導的創造科学技術開発費補助金「社会的システム改革と研究開発の一体的推進」]

企業を牽引する計算科学高度技術者の養成

(研究代表者賀谷信幸期間平成 22 年度-26 年度予算総額214381 千円)

(1) 概要

地域に集積するものづくり産業を次世代型製造業へ転換させるために企業内で 先端シミュレ

ーション技術の導入利活用を牽引するリーダーの養成を目指すシミュレーションの本質の理解

を目的にプログラム開発から既製アプリソフトの活用まで受講者に 適なテーラーメイドの

教育カリキュラムで指導するプログラム相談室の設置など手厚い指導体制で 先端スーパーコ

ンピュータを駆使し新産業を創出する人材を育成する

(2) 研究成果

(a) 進捗状況

本プロジェクトで も重要視されるデータは修了者数である本プロジェクトの申請時には修

了者の目標人数を毎年20名と設定したその修了者数の達成度がプロジェクトの評価となる

初年度は体制作りが主となり修了者を輩出するところまで及ばなかったが2年目でほぼ目標

人数を越えることができた4年目にして本プロジェクトの 終目標である100名を越えるこ

とができ3年目の中間評価でもA(採択6大学中2位)で評価された

(b) 人材養成プロジェクトの有効性

1) 養成修了人材が地域で活躍する仕組み

兵庫県には重工業関係をはじめ多くの製造業が集積し日本の産業界を担っているこれら

の企業からの受講者がシミュレーション手法を学び企業での製品開発や設計製作に貢献し

ている受講者の中には修了後もセミナーを受講したりシミュレーション相談室で問合せの

継続を希望していることから地域での活躍状況が分かり定着してシミュレーションを企業内

で牽引している具体的には基礎コース修了者から応用コースを希望している受講者が 4 名お

り現在テーラー相談を準備しているまた応用コースが修了した11名が継続して受講して

いる

① 企業経営者のシミュレーションへの理解

シミュレーションの必要性有用性を企業経営者に理解させることが企業でのシミュレー

ション活用の 短の方策と考え関西経済連合会神戸商工会議所などで経営者向けのセミナ

ーを開催しているまた神戸ポートアイランドの神戸大学統合研究拠点に多くの企業経営者

の見学があるその際本事業の説明を行い受講者の派遣を依頼しているまた神戸大学

に就職のために訪れる企業人事関係者に本事業を説明した結果3社の参加があった

② 養成修了人材に成功体験

企業のシミュレーション担当部署でシミュレーションによる実績を上げることが大変重要

であるシミュレーション手法の理解不足からシミュレーション利用を中断するケースが多く

見られる開発研究においてシミュレーションを用いた成功体験が重要で本事業の修了後の

指導継続が必要である

- 21 -

③ 計算機使用の貸与

シミュレーションにはプログラムによっては高速のスーパーコンピュータが必要である

神戸大学が所有する 20TFlops のスーパーコンピュータ富士通 FX-10 を企業に無償で利用を提

供している

2) 養成人材の活躍状況

本事業の波及効果として修了生の活躍状況が重要な指針となる事例として以下5例を示す

① 社内で開発していたプログラムが計算時間を 24 日から 8 日に短縮され社内での開発に活

用できる計算時間までに短縮できた

② 船舶からの排水システムに関して実験データとシミュレーション結果との相違を比較検討し

てシミュレーションの有用性を理解した今後の船舶の取水排水システムの設計にシミュレ

ーションが活用される

③ SPring-8 で観測されたデータ例を用いて逆モンテカル法を用いた解析手法を学んだその

結果社内で取得した SPring-8 での実験結果の解析に用いるために共同研究に進んだ

④ ガス分子の衝突過程にシミュレーションを適応した計算アルゴリズムの再検討とプログラム

の高速化を実現し商品開発に繋げた

⑤ 可視化のプログラムの利用法を習得しこれからのシミュレーション結果の説明解析に企業

で活用する

⑥ 他にこれから流体のシミュレーションを企業内で開始するための事前勉強等があり本事業

が企業内の開発研究に大きな効果をもたらしている

3) 波及効果

シミュレーション手法はあらゆる開発研究から株価予測などの社会現象まで幅広く活用され

ている研究手法であるこのシミュレーション手法は当然兵庫県の企業だけではなくあらゆ

る企業で利活用されるものであるこの人材養成は兵庫県関西圏のみならず北海道から九

州までの日本全国にそれぞれの人材育成拠点を設置すべきである日本の要所に計算科学の人材

育成拠点を設けシミュレーションを全国の企業に普及させれば日本でのプロダクトイノベ

ーションを誘起するものである本事業に関して関西圏外からも多くの問合せがあることから

も明らかである特に本事業の特徴であるテーラー相談室とシミュレーション相談室の運営方

法本事業で開発した e-ラーニングのコンテンツの共同利用やテレビ会議システムによる授業の

配信シミュレーションに熟達した教師のリストの共有などを提供することにより日本の各所

に計算科学の人材育成拠点を設けることができる

修了者数(平成 25 年度まで)受講者数(平成 25 年度) (単位人)

1 年目

(H22 年度)

2 年目

(H23 年度)

3 年目

(H24 年度)

4 年目

(H25 年度)

修了 0 38 43 29

初年度からの累計 0 38 81 110

申請時の修了者の

目標人数 20 40 60 80

- 22 -

154 [科研費新学術領域研究(研究領域提案型)] 少数分子反応ネットワーク理論の構築-少数性

と階層性の観点からのモデリング-

(研究代表者冨樫祐一期間平成 23 年度~平成 27 年度 予算総額 87100 千円)

(1) 概要

細胞では分子数が1個から数万個と多種多様な成分が階層的に関与しあっている分子が数~

数十個程度になると「数」の離散性が顕著となりフィードバック回路等の動作不安定が誘発され

る一方こうした少数分子の離散性がシステムの可塑性適応性をもたらす重要な役割を果た

す可能性も示されている

本研究では少数分子性階層性に着目し1分子計測データなどから背後に存在する階層を

つなぐ高次反応ネットワークおよび分子の少数性離散性を抽出評価しつつ生命システムの特

質である高い動作安定性(頑健性)と適度な動作不安定性(可塑性適応性)の両立のメカニズム

を定量的に予測検証することが可能な新しい理論と汎用な解析基盤技術を開発する

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

少数個のドメイン(サブユニット)からなる分子機械においてドメイン間の協調動作に重要な

構造変化を介した情報伝達を粗視化分子動力学を用いて解析し情報の伝わる向きと強さを評価

したまた細胞などでの1粒子の拡散時系列から化学反応と関係した非熱的ゆらぎを評価する

手法を構成し計測解析に課される条件を明らかにした

少数性生物学に関する計測の多くは

データを解釈する以前に SN 比が低いた

めノイズの存在下観測量から背後に

存在する物理量の任意の関数値を抽出す

る解析方法などを開発したまた複数

の少数個の輝点から構成される動態の集

団挙動から各少数要素間のコヒーレンス

がどのように生起するかを定量化する情

報理論的枠組みを新規に考案した

引き続き領域内の実験研究者らと共

同で分子モーターのサブユニット間

分子間の協調動作転写因子による遺伝

子探索過程などをターゲットに生体に

おける少数性効果の検証を進めている

分子モーターなどでの化

学反応に起因する非熱的ゆ

らぎ(右下)を1粒子(中

央)の拡散時系列データから

評価する手法を開発した例

えば粒子に結合した少数個

のモーターの協同性の解析

などに応用可能である

[Shinkai amp Togashi EPL

105 30002 (2014)]

分子内部や隣接分

子間で構造変化を介

して情報が伝わる向

き強さ(図中矢印)

を評価した図はミオ

シンV分子モーターの

例[Duumlttmann et al Biophys J 102 542

(2012)]

155 [総務

ルの

(研

千円

(1) 概要

無線機

電話)級

イズ計測

を行っ

するR

RF受信

東北大学

であり

担当し

(2) 平成 25

本研究

ムのソ

レベル

内部の

成功し

制技術

(3) 関連す

務省電波資

の低ノイズ化

研究代表者永

円)

機器内のR

級RFトラ

測ツールの開

たその成果

F処理部に混

信部を模擬

学(研究代表

神戸大学は

5 年度(201

究によりI

フトウェア

で診断する技

デジタル回路

た(右図)

の定量評価に

る報道発表

東北大学と

ノロジーon

HILS の手

経テクノロ

資源拡大のた

化技術の研究

永田 真期間

F部における

ンシーバを想

開発半導体

果としてIC

混入するノイ

した対策の効

表山口正洋

はICチップ

13 年度)まで

IC チップレ

シミュレー

技術を確立し

路によるノイ

当該の評価

に応用されて

神戸大学な

nline 2013

法を A-D 変

ジーonline

ための研究開

究開発

間平成 22 年

る高速信号伝

想定したTE

体と磁性体の

Cチップから

イズをそれぞ

効果検証によ

洋教授)神

プレベルのノ

での成果

ベルのノイ

ータを統合

した(左図)

イズ強度と通

価手段は半導

ている

どチップ上

1128)

変換器や RF

20130918

- 23 -

開発] 高速

年度~平成 2

伝送の品質を

EGチップの

の異分野技術

ら放射される

ぞれ10dB

より高速信

戸大学日本

ノイズ解析と

ズ結合のハー

携帯端末内

また第

通信スループ

導体と磁性体

上の磁性薄膜

回路のテス

8)

高品質な無

25 年度 予

を向上させる

の開発とノイ

術の協調によ

る特定周波数

B低減し更

信号伝送の品

本電気ルネ

と電磁界モデ

ードウェア

内部でのノイ

39 世代移動

プットの劣化

体の異分野技

膜で自家中毒

トに応用神

線通信実現の

予算総額(神戸

るためLT

イズ解析I

よる革新的な

数のノイズ

更にLTE級

質向上を明

ネサスエレク

デルの創出に

エミュレー

ズ発生と通信

動体通信(LT

化を関係づけ

技術の協調に

毒を抑制する

神戸大学が L

のための IC

戸大学契約分

TE(第3

ICチップレ

なノイズ抑制

及びノイズ

級移動通信端

らかにした

クトロニクス

に関する研究

ータと移動体

信への干渉

TE)を実例に

ける診断デー

による革新的

る技術を開発

LTE で有効性

C チップレベ

分) 224085

9世代携帯

レベルでのノ

制技術の確立

ズ源から近接

端末における

本研究は

スの共同研究

究開発を主に

体通信システ

を IC チップ

にIC チップ

ータの取得に

的なノイズ抑

発(日経テク

性を確認(日

5

156 [CR

SRA

(研

759

(1) 概要

ディ

うプロ

ー要因

それら

そして

ョンに

(2) 平成 26

(a) 耐

U

6

(b) 不

(c) 自

(d) V

(e) メ

(f) Q

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AM のマージ

研究代表者

910 千円))

ジタルVL

セスばらつ

に対しマー

を統合する

開発技術の車

わたる垂直統

6 年度(201

耐ソフトエラ

Upset)の低減

6T SRAM セ

不良回避のた

細粒度QoB

シュメモリ)

自律型ディペ

場合)時にお

Virtualizati

スレベルの信

速で評価でき

メモリベース

き込みによる

QoB のマルチ

キャッシュメ

における性能

略的創造研究推

ジン不良

吉本雅彦

SIのディペ

きランダム

ージン不良

ことにより実

車載応用への

統合型の研究

14 年度)まで

ラーSRAM

減6T 型 S

セルレイアウ

ためのQoBメ

Bアーキテク

ペンダブルメ

おいてもF

on によるシ

信頼性向上に

きるクラウド

ス ID 生成技

る SRAM ID

チコア応用技

メモリと細粒

能オーバヘッ

推進事業)]

少化技術不

平成 20 年度

ペンダビリテ

ムばらつき

少化設計技

実現できる自

の効果の検証

究を実施した

での成果

レイアウト

SRAM セルの

ウト技術)

メモリの開発

クチャとテス

メモリ LSI

Failure Rate

システムレベ

による車載エ

ド検証環境を

技術(SRAM

D 生成技術を

技術(QoB メ

粒度電圧制御

ッドを 小限

自律型ディペ

- 24 -

「ディペ

不良予知診

度~平成 25

ティを確保す

動作環境変

技術不良予

自律型ディペ

証などデバ

ト技術の確立

の MCU(Mu

発(QoB(Q

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ベル評価(メモ

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を開発)

モリの一括

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ペンダブルメ

ペンダブル V

診断不良回

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予知診断技術

ペンダブルメ

バイス回路

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Quality of Bi

QoB を用いた

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改善を実証

モリデバイス

御システムの

固有のばらつ

括コピー機能

み合わせディ

アーキテクチ

メモリと評価

Under 25

Under 30

1E+0

1E+1

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Temp 25degC

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VLSI システ

避技術およ

総額3289

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路アーキテ

SRAM セル

Upset)の低減

it)概念の提唱

た連想度可変

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)下図参照

スへの不良注

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価結果

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上効果を定量

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ルマルチコア

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00us 1ms 10ms 100msDroop duration

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35 droop

30 dr

25 droop

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技術を開発

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アプロセッサ

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B

- 25 -

2 近における特記事項

21 特筆すべき事項

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府 SIP 戦略的イノベーション創造プログラムにおける革新的設計生産技術課題に以下の2件

が採択された

リアクティブ 3D プリンタによるテーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共

創に関する研究開発(研究担当者システム科学専攻 貝原 俊也教授)

全体俯瞰設計と製品設計の着想を支援するワークスペースの研究開発(研究担当者計算科学

専攻 小野 謙二 客員教授)

(2) 工学研究科連携創造本部との共催による「産hArr学フォーラム-企業の実践に学ぶ-」を平成 26 年

11 月 21 日に開催した

【平成 25 年度(2013 年度)】

(1) システム情報学研究科 3 周年記念シンポジウム「知の統合による技術と社会の調和を目指して―学際

的融合研究の推進―」を平成 25 年 2 月 5 日に開催した

(2) イタリアIASI-CNR(Institute for Systems Analysis and Computer Science ndash National Research

Council)と学術交流協定を締結した

(3) フランスインサリヨン工科大学と学術交流協定を締結した

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) スーパーコンピュータ π-computer(富士通 PRIMEHPC FX-10)を導入

平成 24 年神戸大学統合研究拠点にスーパーコンピュータ「京」に代表される大規模シミュレ

ーション教育に資するため「京」とほぼ同一のアーキテクチャを有するスーパーコンピュータ

PRIMEHPC FX-10 を導入した総経費 180000 千円

(2) 理化学研究所計算科学研究機構との共同研究を開始

平成 24 年 5 月 15 日に理化学研究所計算科学研究機構と神戸大学の間で締結した計算科学計算機

科学分野における連携協定に基づき2 つの共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」および

「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」を開始した

共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」においては小規模問題を主な対象とし数万コ

アを活用して固有値を超高速に計算できるライブラリの開発を目指す神戸大学で試作しているブロ

ックヤコビ法と呼ばれるアルゴリズムに基づく固有値計算コードをスーパーコンピュータ「京」上で

適化し性能評価に基づく改良を行う

共同研究「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」ではスーパーコンピュータ「京」で実

行される大規模な計算機シミュレーションの出力データから特徴的な現象を探索し理解するため

- 26 -

のマルチモーダルな可視化技術の研究を π-CAVE を用いて行う

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 没入型 3 次元可視化システム π-CAVE を導入

平成 23 年 6 月神戸大学統合研究拠点 計算科学計算機工学研究プロジェクトに計算機シミ

ュレーション結果の 3 次元可視化による解析を推進するため没入型 3 次元可視化システム π-CAVE

を導入した本システムは一般公開され1000 名を越す見学者があった総経費 122000 千円

(2) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

特別経費(プロジェクト分)として「計算科学におけるデータ可視化研究拠点の形成」が採択さ

れた本課題では計算科学のあらゆる研究分野のためのインフラである可視化システムの充実を

図り空間と時間の大規模 4 次元シミュレーションデータ可視化のための先進的アルゴリズムの研

究開発とその実装法を開発し全国の計算科学の研究と教育に寄与することを目的としている平

成 23 年度-平成 27 年度総経費 120540 千円

(3) FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナーの開催

平成 24 年 1 月 23 日-1 月 29 日の 7 日間FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナー「強制法の視

点からの集合論(Forcing in Set Theory)」を開催した

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 大学院システム情報学研究科の新設

平成 22 年(2010 年)4 月 神戸大学にシステム科学情報科学計算科学の 3 専攻から成るシス

テム情報学研究科を新設した

(2) 協定講座と連携講座の開講

システム情報学研究科計算科学専攻では京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学

名古屋大学筑波大学の 5 大学と協定を締結し本学の学生のみならず全国の大学生に対して計算

科学の教育を開始したまた地球シミュレータを有する独立行政法人海洋研究開発機構および

独立行政法人理化学研究所と連携講座を組織し計算機シミュレーションの応用分野における 先

端の研究テーマを教育するための各研究機関の研究者および大学教員との強力な教育研究推進体

制を構築した

(3) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

「工学と保健学医学の学際連携による斬新な「健康工学」創成 -高度生体計測と超大規模計算を

用いたヒトの認知運動機能超高速超大規模計算-」が採択された平成 22 年度-24 年度

- 27 -

(4) 神戸大学統合研究拠点における計算科学に関する 3 つのプロジェクトが採択

平成 23 年 3 月ポートアイランドに設置された神戸大学統合研究拠点においてシステム情報学研

究科の 3 つのプロジェクトが採択された

22 競争的資金の獲得

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術において研究課題「テ

ーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共創に関する研究開発」を受託

3D プリンタによるテーラーメイド化が困難であったラバー製品について地域産業であるシュー

ズを取り上げ多様なユーザとの IoV (Internet of Values)環境を構築してインタラクティブな価値

流通に基づく超デライト設計生産システムを開発するとともに熱可塑成形と架橋のトレードオ

フを解決しリアクティブ 3D プリンタマシンとその素材を研究開発する期間平成 26 年 10 月

-平成 28 年度 予算総額218231 千円

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自

立分散エネルギーシステム技術の実証研究」を受託

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究を展開するための環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業

の研究課題「離島漁村における直流技術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究(研

究代表者神戸大学)」を受託した平成 24 年度-26 年度総経費 554350 千円

(2) 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に参画

我が国が抱える種々の社会的課題を 先端の情報技術を駆使して解決すると共に社会の新たな

価値や産業の創出を情報技術の応用を通じて行える人材の 育成を目指し分野や地域の枠を越えた

産学の協働ネットワークを構築し多くの優秀な学生を育成すると共に実践的情報教育の知見を

蓄積し広く普及させることを目的とした文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネット

ワーク形成事業」に参画した本プログラムは全国に展開した 15 校の連携校が中心になりベン

ダーユーザ企業の協力のもとで開発し実行する平成 24 年度-28 年度総経費 約 25 億円

分担金約 1 億円

(3) 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて

「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託し

- 28 -

た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

- 29 -

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

- 30 -

23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

- 31 -

Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

- 32 -

(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

- 33 -

32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

- 34 -

業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

- 35 -

4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

- 36 -

(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 11: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

147 [科研

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- 12 -

148 [科研費基盤研究 B] 分光学的精度を目指した分子軌道プログラムの高度生成

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 26 年度 予算総額 19760 千円)

(1) 概要

F12 結合クラスター理論を出発点にして動的自動生成の開発を行う動的自動生成は以下の 3

つのステップからなる

1)稼働方程式の自動生成2)演算子の並び換えによる複数ルートの探索と演算量の 適化3)異な

る数値演算法に対する自動チューニング

これらの手法を拡張し①基底状態のための理論(高次 F12 結合クラスター理論高次 F12 摂動

論)②励起状態のための理論(高次 F12 結合クラスター線形応答理論)③ポテンシャル面とための

理論(高次 F12 多参照 CI 法高次 F12 多参照結合クラスター理論)④物性計算(超分極率解析

的エネルギー勾配法等)へと発展させる大規模計算を可能にするための原子積分を用いた方法や

局所電子相関法も考慮にいれる更に自動生成のマクロを 2 成分と 4 成分の相対論的電子状態理

論に拡張する分光学的精度を得るための各種微細効果補正を行う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

結合クラスター理論については方程式をストリングスと呼ばれる整数列のシンボリック表現を

用いることにより高次の励起までを含む結合クラスター理論の方程式導出を自動化した生成さ

れた整数列をもとに整数列の並び替えによる 適化を含む Fortran90 形式の計算プログラムの自

動生成を行ったまた四成分相対論による MP2-F12 法と拡張された論理推進演算子による

MP3-F12 法分子求積法に基づく F12 法の超並列アルゴリズムの開発を行った更にイオン化ポ

テンシャルを高精度で見積もる露わに電子相関を考慮したダイソン方程式や任意の励起状態を高精

度に計算するための有効ハミルトニアンによる量子モンテカルロ法の研究も進めた

(a) 結合クラスターコードの自動生成

結合クラスター(CC)理論の自動生成ではダイアグラムのシンボリック表現を用いた中間状態の

生成と演算子の並べ替えを考慮に入れた 適化を行った更にキャッシュ効率を 大限に活用す

るためにDGEMM を用いた計算プログラムに対する自動生成器への拡張を行ったこの時必要

に応じて CC 計算に含まれる行列積演算配列要素が含む交換や配列の次元操作などの前処理を行っ

た一例として12 スレッドを用いたcc-pV5Z 基底を用いた Ne 原子の CCSD 計算の処理時間の

分布を図1に示すこの基底関数系では非占有軌道の 4 乗(V4)に比例する短縮ステップが計算の

ボトルネックである中間体の計算に対して 適化を行った場合(I)と和の制約を取り込んだ場合(IR)

いずれにおいてもこれらのステップがボトルネックと成っている事が分かる一方クラスター

振幅と二電子積分を大きな行列と見なしDGEMM の実装を行った場合は 大で 60 倍もの高速

化が達成され大幅な性能の向上が見られた自動生成器の多参照 CC 法と近似的な CC-F12 法への

拡張も視野に入れた開発を行った

- 13 -

(b) 四成分相対論 F12 法の開発

ディラッククーロンハミルトニアンを用いた四成分相対論ハートリーフォック法の実装に次

いで四成分 MP2-F12 法の開発を行ったノーペア近似に対する新規の強直交化射影演算子を提案

し更にヒレラ-スエネルギー汎関数に対する直接摂動論を適用する事により電子間のカスプ条件

を満たす新規の Ansataz を構築しMP2-F12A(SP)法の範囲の実装を行った

(c) 新規な露わに相関した高次摂動論の開発

高次の摂動効果を F12 理論で取り込む為に従来の結合クラスターラグランジアンに基づく展

開法と異なる拡張された論理推進演算子による定式化を行いMP3-F12 法で収束性を数値的に確認

した新しい展開法は従来の手法と比較してより速やかな収束性が得られる事と4 次以上の高次

相関でも F12 の寄与を取り込めるという優位性がある事が示された

149 [受託

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構築してイン

熱可塑成形

開発する

ムワーク検討

仕様策定

現場

ユー販売

データ

産機械

設計生産技術

総額2182

地域産業であ

ンタラクティ

形と架橋のト

ーザ 売店

ベース

配送

IOT

術)] テーラ

231 千円(う

あるシューズ

ィブな価値流

トレードオフ

- 15 -

1410 [外部資金課題 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業]離島漁村における直流技

術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究

(研究代表者玉置 久期間平成 24 年度~平成 26 年度予算総額554350 千円(うち間

接経費22136280 千円))

(1) 概要

地球温暖化や自然災害への対応策の一つとして自立分散エネルギーシステムの重要性可能

性が再認識されているこのような背景のもと本実証研究は国の総合特区制度指定を受けた「あ

わじ環境未来島構想」においてエネルギー自立島を目指す離島「沼島」を実証の場とし直流給電

方式による電力変換ロスの低減ならびに自然エネルギーの有効活用をベースとした自立分散エネル

ギーシステム構築の実証研究を試みるものである実験を進めるにあたって(1) 高性能直流マイク

ログリッドシステムの開発(2) 高性能据置型およびモバイル型バッテリの開発(3) ダイナミック

プライシングによる電力消費抑制手法の開発(4) 全体システムの 適化手法の開発をサブテーマ

として設定している

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

昨年度までに設計開発設置を済ませた直流マイクログリッドシステムおよびダイナミックプ

ライシング環境をもとに本年度は実証研究を本格的に遂行した(1) および (2) については直

流マイクログリッドシステムの電圧安定性および効率(電力変換効率エネルギー利用効率)(3) に

ついてはダイナミックプライシング(見える化を含む)による電力消費削減効果においてそれぞ

れ目標値を達成する結果が得られていることが確認されたまた(4) については実証実験による

結果を反映させる形で全体システムの 適構成(沼島全体をカバーする場合の 適設備導入量の試

算等)が示されたまたまたシミュレーションによる仮想実験を通して交流給電方式のシス

テムに比して目標とする CO2排出量削減を達成できることが確認された

- 16 -

1411 [高性能汎用計算機高度利用事業補助金「戦略プログラム」分野2新物質エネルギー創成] 重点

課題2電子状態動力学熱揺らぎの融和と分子理論の新展開

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 27 年度予算総額183188 千円)

(1) 概要

本重点課題の目的は電子状態動力学熱揺らぎの取り扱いをコアエレメントとして革新的な

発展を図りそれらの融和的な理解と練成に基づいた新しい分子理論を推進する事である超並列

計算環境を高度に活用する事によりこれまで取り扱いが困難であった複数の物理原理が絡み合う

実在系の分子科学を発展し物質設計生命エネルギー問題を基礎原理から解決する役割を担う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

(a) 高精度電子状態計算によるフラーレン誘導体の計算

露わに相関した二次の摂動論(MP2-F12 法)と分子求積 MP2 法に関しては前年度までに

GELLAN プログラムに超並列実装が完了しているH25 年度に開発および実装した分子間相互作用

エネルギーを正確に計算するための分母を制限した二次の摂動論(RD-MP2 法)と密度汎関数理論を

併用してH26 年度にはフラーレンの外部修飾に関する計算を更に進め一つのフラーレン分子に

は 大で三箇所に N-ヘテロ環状カルベンが結合しうることが計算によって示唆された複数のカ

ルベンを結合させると結合エネルギーが順次わずかに減少していくため複数個の N-ヘテロ環状カ

ルベンを結合させるためには実際の実験条件下では過量の N-ヘテロ環状カルベンを必要とするこ

とになり結合する個数の制御が難しく結果として目的である電子的性質の制御が難しくなるこ

とが想像されるそこで二つや三つの N-ヘテロ環状カルベンを一つの分子内に保有する分子の設

計を試みた予備的な計算により架橋部の結合距離をうまく設計すれば二箇所や三箇所でフラ

ーレンに結合できる N-ヘテロ環状カルベン分子を設計できる見通しとなったこのようなフラーレ

ン誘導体は一分子のカルベンが結合した分子とは電子的な性質が異なるため本結果は多様な電

子的な性質をもつフラーレン誘導体を精密に合成できる可能性を示したと言えるまたH26 年度

は上記の研究課題に加えて分子のイオン化ポテンシャルを二次の摂動論に基づいて正確に計算す

る露わに相関した二次のダイソン方程式法の開発も行った多環芳香族炭化水素やチオフェン分子

ポルフィリン分子など有機電子材料として使われるいくつかの分子に適用したところ密度汎関

数理論や Hartree-Fock 法よりも実験値に近い良好な結果が得られたこのような有機電子材料のイ

オン化ポテンシャルを高精度に計算する手法は新しい分子の設計に貢献するものと期待される

(b) モデル空間量子モンテカルロ法の並列プログラム開発と光システム II のスピン状態の計算

強い電子相関を持つ系の電子状態計算を目的としたモデル空間量子モンテカルロ(MSQMC)法に

関しては昨年度に完成した MPIOpenMP 並列プログラムの高速化を行ったアルゴリズムやデー

タ構造を修正した中で も効果の大きかったのは各ノードが受け持つウォーカー数を計算中に

ダイナミックに平均化することによってより均等な負荷分散を達成したことである現在のアル

ゴリズムでは1000 モンテカルロステップ毎に各ノードに存在するウォーカー数を調べ平均よ

りも多い数が存在するノードから少ないノードに移動させることによってウォーカー数の平均化

- 17 -

を行っているウォーカーの通信による遅延が生じるが並列化効率が向上したことによって計算

は高速化され約2億のウォーカーを使用したクロム 2 量体の MSQMC 計算ではFCIQMC や DMRG

法による 善値と統計誤差内で一致する結果が得られた遷移金属水素化物の基底状態と励起状態

のポテンシャル曲線への応用ではMSQMC 法による様々なスピン状態の結合解離エネルギーは実

験値と良い一致を示したまた数千の電子配置(スレーター行列式)からなる P-空間を使用して

光システム II の活性中心(OEC)のモデル系について様々なスピン状態のテスト計算を行ったこ

の系では 低でもマンガンd軌道と酸素2p 軌道(合計35軌道)を考慮して P-空間に主配置を

生成しなければならないがこれらの全ての軌道を含めて初期 P-空間を決定することは不可能であ

るこのような場合にはMSQMC 計算中に Q-空間に存在するスレーター行列式の中で多数のウォー

カーを持つようになったものをP-空間に移動させるldquoプロモーションrdquoが本質的になる今回の

計算では限られたd軌道内の励起のみを含むスレーター行列式からなる初期 P-空間を使用して

MSQMC 計算を開始しプロモーションによって全てのd軌道と酸素2p軌道間の励起を含むスレータ

ー行列式を追加することによりP-空間の改善を行った様々な d 軌道間の励起を含む多数のスレ

ーター行列式が生成されMSQMC 計算の結果からはBroken-Symmetry(BS)DFT 法では計算できない

4重項スピン状態が低エネルギー領域に存在することが示唆された

(c) 光システム II の構造と電子状態の研究

光システム II(PS II) の活性生中心(OEC)であるマンガンクラスター(CaMn4O5) には第二配位圏からの

アミノ酸残基や水分子が存在し複雑なクラスター構造を形成している高分解能 X 線回折(XRD)構造ならび

に F Neese の最適化構造を基にした OEC と第二配位圏の周辺アミノ残基から成るモデル系に対して酸化

状態 S2 の全電子計算を行ったOEC は強相関電子系であり非常に複雑なスピン状態を有するこのような

系 に 静 的 電 子 相 関 効 果 を 取 り 込 む た め に Broken-Symmetry(BS) 法 を 適 用 し た 計 算 レ ベ ル は

UB3LYP6-31G(d)である得られたOECのBS解のうち低スピン解(Sz=12)の全電子エネルギーが最小で

次いで中間スピン解(Sz=52)の全電子エネルギーが小さかったS2 状態は電子スピン共鳴(ESR)測定からは

二重項が基底状態六重項が第一励起状態と帰属されておりSz=12Sz=52 の BS 解がそれぞれ対応す

ると考えられるBS 解はいずれもスピン混入が大きく静的電子相関効果が取り込まれていることも分かった

低スピン解に対してスピン密度を求め超微細構造定数の計算を行ったスピン密度はいずれもマンガンに

局在しておりHis332 が配位したマンガンの超微細構造定数が最大であった各マンガンの超微細構造定

数は電子minus核二重共鳴(ENDOR)測定結果と定性的に一致することが分かったさらに得られた BS 解を用い

て OEC に周辺のタンパク質を取り込んだモデル系に対して相互作用を分散させた並列フラグメント分子軌

道(FMO)計算を行った計算レベルは FMO-UB3LYP6-31G(d)であるペア相互作用解析を行うことによっ

て周辺タンパク環境が OEC に与える影響を定量的に評価することができた周囲 3Å程度離れたアミノ残基

(Glu329Val330 Ala351Leu352 など)までが OEC に電子的影響を与えており5Å程度以上離れたアミノ残

基(Arg357 Cl679Thr316Lys317 など)も静電相互作用による影響があることが示されたこのことから酸素

発生過程において第二配位圏のアミノ残基の寄与は重要であると考えられる周辺アミノ残基を含めたモデ

ル系に対してFMO-UB3LYP6-31G(d)レベルの構造最適化を行うことによってより精密な解析が可能である

と考えられる

- 18 -

図1TRECVID 2012 SIN (light) 部門で開発

された手法のランキング

15 平成 25 年度以前に終了したプロジェクトの成果

本節には平成 25 年度以前に終了したこれまでのプロジェクト成果を再掲する

151 [科研費基盤研究 B] 機械学習の枠組みに基づく映像検索システムの再構築

(研究代表者上原邦昭期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額20280 千円)

(1) 概要

本プロジェクトは映像例示型検索(QBE Query By Example)と呼ばれる映像検索技術に焦

点を当てたものであるQBE はクエリとして与えられた映像から色エッジ動きなどの特徴

量に基づいて与えられたショットと類似したショットを検索する手法である一方QBE は与

えられたショットとの類似度に基づく検索モデル(分類器)を学習するという観点から見れば機

械学習におけるldquo例からの学習rdquoと考えることもできるすなわちクエリに適合する映像としない映

像を識別するための分類器を構築する機械学習の問題とみなせることにもなるそこで事例

特徴量学習アルゴリズムデータ量といった機械学習の観点から QBE の改良について検討した

終的に大規模な映像データからクエリに適合する映像を高速かつ高精度に検索可能な手法を

開発したさらに開発手法を物体認識に応用して米国 NIST 後援の世界的な映像解析コンテス

ト TRECVID 2012 において世界 高精度を達成することに成功した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

本プロジェクトで開発した高速な SVM 学習テスト手法および高速な特徴量抽出手法を応用

してTRECVID 2012 Semantic INdexing (SIN)部門に参加した結果を示すTRECVID は映像検

索に関する競争型ワークショップでありそのうち SIN 部門では例えば「人」「車」「建物」と

いった人間にとって意味のある概念を大規模な映像データから自動認識する技術を競争すること

を目的としたものである図1の棒グラフはSIN (light)部門での本手法の認識精度(MAP)を表

している1 本の棒が 1 つの手法の認識精度を表し我々の手法は白抜きの棒で示しているこの図

から本プロジェクトで開発した映像検索技術は世界 25 の研究機関で開発された合計 91 手法の

中で 高精度を達成していることが分かるこれは本プロジェクトで開発された高速化手法によ

り他の研究機関よりも多くの学習例を用いて高精度な SVM を学習できたことおよび多くの局所

領域を考慮して精巧な特徴量を抽出できたことによるものである

- 19 -

Bottom Tier

NS3

NS4PFE

DPU

PFE

Top Tier

NS1

TSVs

NS2PFE

DPU

PFE

PFE Probing Front EndDPU Data Processing Unit (35kTr)NS Digital noise source (179kTr)

Tsamp

Vref

Dout

VsfoTargetSignal

PFE

152 [科研費基盤研究 B] 三次元積層VLSIにおける配線システムのインテグリティに関する研究

(研究代表者永田 真期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額19240 千円)

(1) 概要

三次元積層 VLSI システムにおける積層方向に延伸した配線システムのインテグリティ(完全性)

を指向する設計手法に向けてシリコンチップを貫通する配線構造であるシリコン貫通ビア(TSV)

とシリコン基板との電気的結合に関する実験的及び解析的な理解を追及したとりわけ三次元積

層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性に着目しノイズ結

合が TSV の物理配置や回路の動作周波数に強く依存することを①ノイズエミュレータ及びノイズ

モニタを搭載した三次元積層チップによるノイズ波形のその場評価②三次元配線システムとシリ

コン基板の等価回路の理論解析により明らかにしたこの研究はベルギーの研究機関である

IMEC との協力研究体制のもとで推進した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

三次元積層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性を評価

するためのプロトタイプチップを開発し(左図)そのノイズ結合が三次元積層構造の層内や層間に

おいて異なる周波数応答特性を示すことについてプロトタイプチップによる実験及び三次元積層

構造の等価回路による理論解析により示した(右図)両者はよく一致しており三次元積層 VLSI

設計における等価回路の有用性が示された

NS 1

NS 4

NS 2

NS 3 PFE

PFE

-70

-60

-50

-40

-30

-20

01 1 10 100 1000 104

S 12 p

aram

eter

(dB2

0)

Freq(MHz)

NS1-NS3NS1-NS2

NS3-NS4NS2-NS4

シミュレーション理論計算

層内結合

層間結合

低周波数 中周波数 高周波数

- 20 -

153 [文部科学省先導的創造科学技術開発費補助金「社会的システム改革と研究開発の一体的推進」]

企業を牽引する計算科学高度技術者の養成

(研究代表者賀谷信幸期間平成 22 年度-26 年度予算総額214381 千円)

(1) 概要

地域に集積するものづくり産業を次世代型製造業へ転換させるために企業内で 先端シミュレ

ーション技術の導入利活用を牽引するリーダーの養成を目指すシミュレーションの本質の理解

を目的にプログラム開発から既製アプリソフトの活用まで受講者に 適なテーラーメイドの

教育カリキュラムで指導するプログラム相談室の設置など手厚い指導体制で 先端スーパーコ

ンピュータを駆使し新産業を創出する人材を育成する

(2) 研究成果

(a) 進捗状況

本プロジェクトで も重要視されるデータは修了者数である本プロジェクトの申請時には修

了者の目標人数を毎年20名と設定したその修了者数の達成度がプロジェクトの評価となる

初年度は体制作りが主となり修了者を輩出するところまで及ばなかったが2年目でほぼ目標

人数を越えることができた4年目にして本プロジェクトの 終目標である100名を越えるこ

とができ3年目の中間評価でもA(採択6大学中2位)で評価された

(b) 人材養成プロジェクトの有効性

1) 養成修了人材が地域で活躍する仕組み

兵庫県には重工業関係をはじめ多くの製造業が集積し日本の産業界を担っているこれら

の企業からの受講者がシミュレーション手法を学び企業での製品開発や設計製作に貢献し

ている受講者の中には修了後もセミナーを受講したりシミュレーション相談室で問合せの

継続を希望していることから地域での活躍状況が分かり定着してシミュレーションを企業内

で牽引している具体的には基礎コース修了者から応用コースを希望している受講者が 4 名お

り現在テーラー相談を準備しているまた応用コースが修了した11名が継続して受講して

いる

① 企業経営者のシミュレーションへの理解

シミュレーションの必要性有用性を企業経営者に理解させることが企業でのシミュレー

ション活用の 短の方策と考え関西経済連合会神戸商工会議所などで経営者向けのセミナ

ーを開催しているまた神戸ポートアイランドの神戸大学統合研究拠点に多くの企業経営者

の見学があるその際本事業の説明を行い受講者の派遣を依頼しているまた神戸大学

に就職のために訪れる企業人事関係者に本事業を説明した結果3社の参加があった

② 養成修了人材に成功体験

企業のシミュレーション担当部署でシミュレーションによる実績を上げることが大変重要

であるシミュレーション手法の理解不足からシミュレーション利用を中断するケースが多く

見られる開発研究においてシミュレーションを用いた成功体験が重要で本事業の修了後の

指導継続が必要である

- 21 -

③ 計算機使用の貸与

シミュレーションにはプログラムによっては高速のスーパーコンピュータが必要である

神戸大学が所有する 20TFlops のスーパーコンピュータ富士通 FX-10 を企業に無償で利用を提

供している

2) 養成人材の活躍状況

本事業の波及効果として修了生の活躍状況が重要な指針となる事例として以下5例を示す

① 社内で開発していたプログラムが計算時間を 24 日から 8 日に短縮され社内での開発に活

用できる計算時間までに短縮できた

② 船舶からの排水システムに関して実験データとシミュレーション結果との相違を比較検討し

てシミュレーションの有用性を理解した今後の船舶の取水排水システムの設計にシミュレ

ーションが活用される

③ SPring-8 で観測されたデータ例を用いて逆モンテカル法を用いた解析手法を学んだその

結果社内で取得した SPring-8 での実験結果の解析に用いるために共同研究に進んだ

④ ガス分子の衝突過程にシミュレーションを適応した計算アルゴリズムの再検討とプログラム

の高速化を実現し商品開発に繋げた

⑤ 可視化のプログラムの利用法を習得しこれからのシミュレーション結果の説明解析に企業

で活用する

⑥ 他にこれから流体のシミュレーションを企業内で開始するための事前勉強等があり本事業

が企業内の開発研究に大きな効果をもたらしている

3) 波及効果

シミュレーション手法はあらゆる開発研究から株価予測などの社会現象まで幅広く活用され

ている研究手法であるこのシミュレーション手法は当然兵庫県の企業だけではなくあらゆ

る企業で利活用されるものであるこの人材養成は兵庫県関西圏のみならず北海道から九

州までの日本全国にそれぞれの人材育成拠点を設置すべきである日本の要所に計算科学の人材

育成拠点を設けシミュレーションを全国の企業に普及させれば日本でのプロダクトイノベ

ーションを誘起するものである本事業に関して関西圏外からも多くの問合せがあることから

も明らかである特に本事業の特徴であるテーラー相談室とシミュレーション相談室の運営方

法本事業で開発した e-ラーニングのコンテンツの共同利用やテレビ会議システムによる授業の

配信シミュレーションに熟達した教師のリストの共有などを提供することにより日本の各所

に計算科学の人材育成拠点を設けることができる

修了者数(平成 25 年度まで)受講者数(平成 25 年度) (単位人)

1 年目

(H22 年度)

2 年目

(H23 年度)

3 年目

(H24 年度)

4 年目

(H25 年度)

修了 0 38 43 29

初年度からの累計 0 38 81 110

申請時の修了者の

目標人数 20 40 60 80

- 22 -

154 [科研費新学術領域研究(研究領域提案型)] 少数分子反応ネットワーク理論の構築-少数性

と階層性の観点からのモデリング-

(研究代表者冨樫祐一期間平成 23 年度~平成 27 年度 予算総額 87100 千円)

(1) 概要

細胞では分子数が1個から数万個と多種多様な成分が階層的に関与しあっている分子が数~

数十個程度になると「数」の離散性が顕著となりフィードバック回路等の動作不安定が誘発され

る一方こうした少数分子の離散性がシステムの可塑性適応性をもたらす重要な役割を果た

す可能性も示されている

本研究では少数分子性階層性に着目し1分子計測データなどから背後に存在する階層を

つなぐ高次反応ネットワークおよび分子の少数性離散性を抽出評価しつつ生命システムの特

質である高い動作安定性(頑健性)と適度な動作不安定性(可塑性適応性)の両立のメカニズム

を定量的に予測検証することが可能な新しい理論と汎用な解析基盤技術を開発する

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

少数個のドメイン(サブユニット)からなる分子機械においてドメイン間の協調動作に重要な

構造変化を介した情報伝達を粗視化分子動力学を用いて解析し情報の伝わる向きと強さを評価

したまた細胞などでの1粒子の拡散時系列から化学反応と関係した非熱的ゆらぎを評価する

手法を構成し計測解析に課される条件を明らかにした

少数性生物学に関する計測の多くは

データを解釈する以前に SN 比が低いた

めノイズの存在下観測量から背後に

存在する物理量の任意の関数値を抽出す

る解析方法などを開発したまた複数

の少数個の輝点から構成される動態の集

団挙動から各少数要素間のコヒーレンス

がどのように生起するかを定量化する情

報理論的枠組みを新規に考案した

引き続き領域内の実験研究者らと共

同で分子モーターのサブユニット間

分子間の協調動作転写因子による遺伝

子探索過程などをターゲットに生体に

おける少数性効果の検証を進めている

分子モーターなどでの化

学反応に起因する非熱的ゆ

らぎ(右下)を1粒子(中

央)の拡散時系列データから

評価する手法を開発した例

えば粒子に結合した少数個

のモーターの協同性の解析

などに応用可能である

[Shinkai amp Togashi EPL

105 30002 (2014)]

分子内部や隣接分

子間で構造変化を介

して情報が伝わる向

き強さ(図中矢印)

を評価した図はミオ

シンV分子モーターの

例[Duumlttmann et al Biophys J 102 542

(2012)]

155 [総務

ルの

(研

千円

(1) 概要

無線機

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東北大学

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担当し

(2) 平成 25

本研究

ムのソ

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(3) 関連す

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F処理部に混

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神戸大学は

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究によりI

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東北大学と

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資源拡大のた

化技術の研究

永田 真期間

F部における

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開発半導体

果としてIC

混入するノイ

した対策の効

表山口正洋

はICチップ

13 年度)まで

IC チップレ

シミュレー

技術を確立し

路によるノイ

当該の評価

に応用されて

神戸大学な

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法を A-D 変

ジーonline

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究開発

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る高速信号伝

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体と磁性体の

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ータを統合

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1128)

変換器や RF

20130918

- 23 -

開発] 高速

年度~平成 2

伝送の品質を

EGチップの

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ら放射される

ぞれ10dB

より高速信

戸大学日本

ノイズ解析と

ズ結合のハー

携帯端末内

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通信スループ

導体と磁性体

上の磁性薄膜

回路のテス

8)

高品質な無

25 年度 予

を向上させる

の開発とノイ

術の協調によ

る特定周波数

B低減し更

信号伝送の品

本電気ルネ

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39 世代移動

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トに応用神

線通信実現の

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デルの創出に

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神戸大学が L

のための IC

戸大学契約分

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なノイズ抑制

及びノイズ

級移動通信端

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信への干渉

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による革新的

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分) 224085

9世代携帯

レベルでのノ

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ズ源から近接

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究開発を主に

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を IC チップ

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156 [CR

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場合)時にお

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ジン不良

吉本雅彦

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ことにより実

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統合型の研究

14 年度)まで

ラーSRAM

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平成 20 年度

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クチャとテス

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ド検証環境を

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D 生成技術を

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- 24 -

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ペンダブルメ

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Quality of Bi

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固有のばらつ

括コピー機能

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アーキテクチ

メモリと評価

Under 25

Under 30

1E+0

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- 25 -

2 近における特記事項

21 特筆すべき事項

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府 SIP 戦略的イノベーション創造プログラムにおける革新的設計生産技術課題に以下の2件

が採択された

リアクティブ 3D プリンタによるテーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共

創に関する研究開発(研究担当者システム科学専攻 貝原 俊也教授)

全体俯瞰設計と製品設計の着想を支援するワークスペースの研究開発(研究担当者計算科学

専攻 小野 謙二 客員教授)

(2) 工学研究科連携創造本部との共催による「産hArr学フォーラム-企業の実践に学ぶ-」を平成 26 年

11 月 21 日に開催した

【平成 25 年度(2013 年度)】

(1) システム情報学研究科 3 周年記念シンポジウム「知の統合による技術と社会の調和を目指して―学際

的融合研究の推進―」を平成 25 年 2 月 5 日に開催した

(2) イタリアIASI-CNR(Institute for Systems Analysis and Computer Science ndash National Research

Council)と学術交流協定を締結した

(3) フランスインサリヨン工科大学と学術交流協定を締結した

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) スーパーコンピュータ π-computer(富士通 PRIMEHPC FX-10)を導入

平成 24 年神戸大学統合研究拠点にスーパーコンピュータ「京」に代表される大規模シミュレ

ーション教育に資するため「京」とほぼ同一のアーキテクチャを有するスーパーコンピュータ

PRIMEHPC FX-10 を導入した総経費 180000 千円

(2) 理化学研究所計算科学研究機構との共同研究を開始

平成 24 年 5 月 15 日に理化学研究所計算科学研究機構と神戸大学の間で締結した計算科学計算機

科学分野における連携協定に基づき2 つの共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」および

「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」を開始した

共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」においては小規模問題を主な対象とし数万コ

アを活用して固有値を超高速に計算できるライブラリの開発を目指す神戸大学で試作しているブロ

ックヤコビ法と呼ばれるアルゴリズムに基づく固有値計算コードをスーパーコンピュータ「京」上で

適化し性能評価に基づく改良を行う

共同研究「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」ではスーパーコンピュータ「京」で実

行される大規模な計算機シミュレーションの出力データから特徴的な現象を探索し理解するため

- 26 -

のマルチモーダルな可視化技術の研究を π-CAVE を用いて行う

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 没入型 3 次元可視化システム π-CAVE を導入

平成 23 年 6 月神戸大学統合研究拠点 計算科学計算機工学研究プロジェクトに計算機シミ

ュレーション結果の 3 次元可視化による解析を推進するため没入型 3 次元可視化システム π-CAVE

を導入した本システムは一般公開され1000 名を越す見学者があった総経費 122000 千円

(2) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

特別経費(プロジェクト分)として「計算科学におけるデータ可視化研究拠点の形成」が採択さ

れた本課題では計算科学のあらゆる研究分野のためのインフラである可視化システムの充実を

図り空間と時間の大規模 4 次元シミュレーションデータ可視化のための先進的アルゴリズムの研

究開発とその実装法を開発し全国の計算科学の研究と教育に寄与することを目的としている平

成 23 年度-平成 27 年度総経費 120540 千円

(3) FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナーの開催

平成 24 年 1 月 23 日-1 月 29 日の 7 日間FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナー「強制法の視

点からの集合論(Forcing in Set Theory)」を開催した

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 大学院システム情報学研究科の新設

平成 22 年(2010 年)4 月 神戸大学にシステム科学情報科学計算科学の 3 専攻から成るシス

テム情報学研究科を新設した

(2) 協定講座と連携講座の開講

システム情報学研究科計算科学専攻では京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学

名古屋大学筑波大学の 5 大学と協定を締結し本学の学生のみならず全国の大学生に対して計算

科学の教育を開始したまた地球シミュレータを有する独立行政法人海洋研究開発機構および

独立行政法人理化学研究所と連携講座を組織し計算機シミュレーションの応用分野における 先

端の研究テーマを教育するための各研究機関の研究者および大学教員との強力な教育研究推進体

制を構築した

(3) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

「工学と保健学医学の学際連携による斬新な「健康工学」創成 -高度生体計測と超大規模計算を

用いたヒトの認知運動機能超高速超大規模計算-」が採択された平成 22 年度-24 年度

- 27 -

(4) 神戸大学統合研究拠点における計算科学に関する 3 つのプロジェクトが採択

平成 23 年 3 月ポートアイランドに設置された神戸大学統合研究拠点においてシステム情報学研

究科の 3 つのプロジェクトが採択された

22 競争的資金の獲得

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術において研究課題「テ

ーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共創に関する研究開発」を受託

3D プリンタによるテーラーメイド化が困難であったラバー製品について地域産業であるシュー

ズを取り上げ多様なユーザとの IoV (Internet of Values)環境を構築してインタラクティブな価値

流通に基づく超デライト設計生産システムを開発するとともに熱可塑成形と架橋のトレードオ

フを解決しリアクティブ 3D プリンタマシンとその素材を研究開発する期間平成 26 年 10 月

-平成 28 年度 予算総額218231 千円

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自

立分散エネルギーシステム技術の実証研究」を受託

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究を展開するための環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業

の研究課題「離島漁村における直流技術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究(研

究代表者神戸大学)」を受託した平成 24 年度-26 年度総経費 554350 千円

(2) 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に参画

我が国が抱える種々の社会的課題を 先端の情報技術を駆使して解決すると共に社会の新たな

価値や産業の創出を情報技術の応用を通じて行える人材の 育成を目指し分野や地域の枠を越えた

産学の協働ネットワークを構築し多くの優秀な学生を育成すると共に実践的情報教育の知見を

蓄積し広く普及させることを目的とした文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネット

ワーク形成事業」に参画した本プログラムは全国に展開した 15 校の連携校が中心になりベン

ダーユーザ企業の協力のもとで開発し実行する平成 24 年度-28 年度総経費 約 25 億円

分担金約 1 億円

(3) 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて

「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託し

- 28 -

た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

- 29 -

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

- 30 -

23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

- 31 -

Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

- 32 -

(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

- 33 -

32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

- 34 -

業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

- 35 -

4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

- 36 -

(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 12: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

- 12 -

148 [科研費基盤研究 B] 分光学的精度を目指した分子軌道プログラムの高度生成

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 26 年度 予算総額 19760 千円)

(1) 概要

F12 結合クラスター理論を出発点にして動的自動生成の開発を行う動的自動生成は以下の 3

つのステップからなる

1)稼働方程式の自動生成2)演算子の並び換えによる複数ルートの探索と演算量の 適化3)異な

る数値演算法に対する自動チューニング

これらの手法を拡張し①基底状態のための理論(高次 F12 結合クラスター理論高次 F12 摂動

論)②励起状態のための理論(高次 F12 結合クラスター線形応答理論)③ポテンシャル面とための

理論(高次 F12 多参照 CI 法高次 F12 多参照結合クラスター理論)④物性計算(超分極率解析

的エネルギー勾配法等)へと発展させる大規模計算を可能にするための原子積分を用いた方法や

局所電子相関法も考慮にいれる更に自動生成のマクロを 2 成分と 4 成分の相対論的電子状態理

論に拡張する分光学的精度を得るための各種微細効果補正を行う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

結合クラスター理論については方程式をストリングスと呼ばれる整数列のシンボリック表現を

用いることにより高次の励起までを含む結合クラスター理論の方程式導出を自動化した生成さ

れた整数列をもとに整数列の並び替えによる 適化を含む Fortran90 形式の計算プログラムの自

動生成を行ったまた四成分相対論による MP2-F12 法と拡張された論理推進演算子による

MP3-F12 法分子求積法に基づく F12 法の超並列アルゴリズムの開発を行った更にイオン化ポ

テンシャルを高精度で見積もる露わに電子相関を考慮したダイソン方程式や任意の励起状態を高精

度に計算するための有効ハミルトニアンによる量子モンテカルロ法の研究も進めた

(a) 結合クラスターコードの自動生成

結合クラスター(CC)理論の自動生成ではダイアグラムのシンボリック表現を用いた中間状態の

生成と演算子の並べ替えを考慮に入れた 適化を行った更にキャッシュ効率を 大限に活用す

るためにDGEMM を用いた計算プログラムに対する自動生成器への拡張を行ったこの時必要

に応じて CC 計算に含まれる行列積演算配列要素が含む交換や配列の次元操作などの前処理を行っ

た一例として12 スレッドを用いたcc-pV5Z 基底を用いた Ne 原子の CCSD 計算の処理時間の

分布を図1に示すこの基底関数系では非占有軌道の 4 乗(V4)に比例する短縮ステップが計算の

ボトルネックである中間体の計算に対して 適化を行った場合(I)と和の制約を取り込んだ場合(IR)

いずれにおいてもこれらのステップがボトルネックと成っている事が分かる一方クラスター

振幅と二電子積分を大きな行列と見なしDGEMM の実装を行った場合は 大で 60 倍もの高速

化が達成され大幅な性能の向上が見られた自動生成器の多参照 CC 法と近似的な CC-F12 法への

拡張も視野に入れた開発を行った

- 13 -

(b) 四成分相対論 F12 法の開発

ディラッククーロンハミルトニアンを用いた四成分相対論ハートリーフォック法の実装に次

いで四成分 MP2-F12 法の開発を行ったノーペア近似に対する新規の強直交化射影演算子を提案

し更にヒレラ-スエネルギー汎関数に対する直接摂動論を適用する事により電子間のカスプ条件

を満たす新規の Ansataz を構築しMP2-F12A(SP)法の範囲の実装を行った

(c) 新規な露わに相関した高次摂動論の開発

高次の摂動効果を F12 理論で取り込む為に従来の結合クラスターラグランジアンに基づく展

開法と異なる拡張された論理推進演算子による定式化を行いMP3-F12 法で収束性を数値的に確認

した新しい展開法は従来の手法と比較してより速やかな収束性が得られる事と4 次以上の高次

相関でも F12 の寄与を取り込めるという優位性がある事が示された

149 [受託

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(1) 概要

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(2) 平成 26

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- 14 -

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- 15 -

1410 [外部資金課題 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業]離島漁村における直流技

術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究

(研究代表者玉置 久期間平成 24 年度~平成 26 年度予算総額554350 千円(うち間

接経費22136280 千円))

(1) 概要

地球温暖化や自然災害への対応策の一つとして自立分散エネルギーシステムの重要性可能

性が再認識されているこのような背景のもと本実証研究は国の総合特区制度指定を受けた「あ

わじ環境未来島構想」においてエネルギー自立島を目指す離島「沼島」を実証の場とし直流給電

方式による電力変換ロスの低減ならびに自然エネルギーの有効活用をベースとした自立分散エネル

ギーシステム構築の実証研究を試みるものである実験を進めるにあたって(1) 高性能直流マイク

ログリッドシステムの開発(2) 高性能据置型およびモバイル型バッテリの開発(3) ダイナミック

プライシングによる電力消費抑制手法の開発(4) 全体システムの 適化手法の開発をサブテーマ

として設定している

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

昨年度までに設計開発設置を済ませた直流マイクログリッドシステムおよびダイナミックプ

ライシング環境をもとに本年度は実証研究を本格的に遂行した(1) および (2) については直

流マイクログリッドシステムの電圧安定性および効率(電力変換効率エネルギー利用効率)(3) に

ついてはダイナミックプライシング(見える化を含む)による電力消費削減効果においてそれぞ

れ目標値を達成する結果が得られていることが確認されたまた(4) については実証実験による

結果を反映させる形で全体システムの 適構成(沼島全体をカバーする場合の 適設備導入量の試

算等)が示されたまたまたシミュレーションによる仮想実験を通して交流給電方式のシス

テムに比して目標とする CO2排出量削減を達成できることが確認された

- 16 -

1411 [高性能汎用計算機高度利用事業補助金「戦略プログラム」分野2新物質エネルギー創成] 重点

課題2電子状態動力学熱揺らぎの融和と分子理論の新展開

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 27 年度予算総額183188 千円)

(1) 概要

本重点課題の目的は電子状態動力学熱揺らぎの取り扱いをコアエレメントとして革新的な

発展を図りそれらの融和的な理解と練成に基づいた新しい分子理論を推進する事である超並列

計算環境を高度に活用する事によりこれまで取り扱いが困難であった複数の物理原理が絡み合う

実在系の分子科学を発展し物質設計生命エネルギー問題を基礎原理から解決する役割を担う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

(a) 高精度電子状態計算によるフラーレン誘導体の計算

露わに相関した二次の摂動論(MP2-F12 法)と分子求積 MP2 法に関しては前年度までに

GELLAN プログラムに超並列実装が完了しているH25 年度に開発および実装した分子間相互作用

エネルギーを正確に計算するための分母を制限した二次の摂動論(RD-MP2 法)と密度汎関数理論を

併用してH26 年度にはフラーレンの外部修飾に関する計算を更に進め一つのフラーレン分子に

は 大で三箇所に N-ヘテロ環状カルベンが結合しうることが計算によって示唆された複数のカ

ルベンを結合させると結合エネルギーが順次わずかに減少していくため複数個の N-ヘテロ環状カ

ルベンを結合させるためには実際の実験条件下では過量の N-ヘテロ環状カルベンを必要とするこ

とになり結合する個数の制御が難しく結果として目的である電子的性質の制御が難しくなるこ

とが想像されるそこで二つや三つの N-ヘテロ環状カルベンを一つの分子内に保有する分子の設

計を試みた予備的な計算により架橋部の結合距離をうまく設計すれば二箇所や三箇所でフラ

ーレンに結合できる N-ヘテロ環状カルベン分子を設計できる見通しとなったこのようなフラーレ

ン誘導体は一分子のカルベンが結合した分子とは電子的な性質が異なるため本結果は多様な電

子的な性質をもつフラーレン誘導体を精密に合成できる可能性を示したと言えるまたH26 年度

は上記の研究課題に加えて分子のイオン化ポテンシャルを二次の摂動論に基づいて正確に計算す

る露わに相関した二次のダイソン方程式法の開発も行った多環芳香族炭化水素やチオフェン分子

ポルフィリン分子など有機電子材料として使われるいくつかの分子に適用したところ密度汎関

数理論や Hartree-Fock 法よりも実験値に近い良好な結果が得られたこのような有機電子材料のイ

オン化ポテンシャルを高精度に計算する手法は新しい分子の設計に貢献するものと期待される

(b) モデル空間量子モンテカルロ法の並列プログラム開発と光システム II のスピン状態の計算

強い電子相関を持つ系の電子状態計算を目的としたモデル空間量子モンテカルロ(MSQMC)法に

関しては昨年度に完成した MPIOpenMP 並列プログラムの高速化を行ったアルゴリズムやデー

タ構造を修正した中で も効果の大きかったのは各ノードが受け持つウォーカー数を計算中に

ダイナミックに平均化することによってより均等な負荷分散を達成したことである現在のアル

ゴリズムでは1000 モンテカルロステップ毎に各ノードに存在するウォーカー数を調べ平均よ

りも多い数が存在するノードから少ないノードに移動させることによってウォーカー数の平均化

- 17 -

を行っているウォーカーの通信による遅延が生じるが並列化効率が向上したことによって計算

は高速化され約2億のウォーカーを使用したクロム 2 量体の MSQMC 計算ではFCIQMC や DMRG

法による 善値と統計誤差内で一致する結果が得られた遷移金属水素化物の基底状態と励起状態

のポテンシャル曲線への応用ではMSQMC 法による様々なスピン状態の結合解離エネルギーは実

験値と良い一致を示したまた数千の電子配置(スレーター行列式)からなる P-空間を使用して

光システム II の活性中心(OEC)のモデル系について様々なスピン状態のテスト計算を行ったこ

の系では 低でもマンガンd軌道と酸素2p 軌道(合計35軌道)を考慮して P-空間に主配置を

生成しなければならないがこれらの全ての軌道を含めて初期 P-空間を決定することは不可能であ

るこのような場合にはMSQMC 計算中に Q-空間に存在するスレーター行列式の中で多数のウォー

カーを持つようになったものをP-空間に移動させるldquoプロモーションrdquoが本質的になる今回の

計算では限られたd軌道内の励起のみを含むスレーター行列式からなる初期 P-空間を使用して

MSQMC 計算を開始しプロモーションによって全てのd軌道と酸素2p軌道間の励起を含むスレータ

ー行列式を追加することによりP-空間の改善を行った様々な d 軌道間の励起を含む多数のスレ

ーター行列式が生成されMSQMC 計算の結果からはBroken-Symmetry(BS)DFT 法では計算できない

4重項スピン状態が低エネルギー領域に存在することが示唆された

(c) 光システム II の構造と電子状態の研究

光システム II(PS II) の活性生中心(OEC)であるマンガンクラスター(CaMn4O5) には第二配位圏からの

アミノ酸残基や水分子が存在し複雑なクラスター構造を形成している高分解能 X 線回折(XRD)構造ならび

に F Neese の最適化構造を基にした OEC と第二配位圏の周辺アミノ残基から成るモデル系に対して酸化

状態 S2 の全電子計算を行ったOEC は強相関電子系であり非常に複雑なスピン状態を有するこのような

系 に 静 的 電 子 相 関 効 果 を 取 り 込 む た め に Broken-Symmetry(BS) 法 を 適 用 し た 計 算 レ ベ ル は

UB3LYP6-31G(d)である得られたOECのBS解のうち低スピン解(Sz=12)の全電子エネルギーが最小で

次いで中間スピン解(Sz=52)の全電子エネルギーが小さかったS2 状態は電子スピン共鳴(ESR)測定からは

二重項が基底状態六重項が第一励起状態と帰属されておりSz=12Sz=52 の BS 解がそれぞれ対応す

ると考えられるBS 解はいずれもスピン混入が大きく静的電子相関効果が取り込まれていることも分かった

低スピン解に対してスピン密度を求め超微細構造定数の計算を行ったスピン密度はいずれもマンガンに

局在しておりHis332 が配位したマンガンの超微細構造定数が最大であった各マンガンの超微細構造定

数は電子minus核二重共鳴(ENDOR)測定結果と定性的に一致することが分かったさらに得られた BS 解を用い

て OEC に周辺のタンパク質を取り込んだモデル系に対して相互作用を分散させた並列フラグメント分子軌

道(FMO)計算を行った計算レベルは FMO-UB3LYP6-31G(d)であるペア相互作用解析を行うことによっ

て周辺タンパク環境が OEC に与える影響を定量的に評価することができた周囲 3Å程度離れたアミノ残基

(Glu329Val330 Ala351Leu352 など)までが OEC に電子的影響を与えており5Å程度以上離れたアミノ残

基(Arg357 Cl679Thr316Lys317 など)も静電相互作用による影響があることが示されたこのことから酸素

発生過程において第二配位圏のアミノ残基の寄与は重要であると考えられる周辺アミノ残基を含めたモデ

ル系に対してFMO-UB3LYP6-31G(d)レベルの構造最適化を行うことによってより精密な解析が可能である

と考えられる

- 18 -

図1TRECVID 2012 SIN (light) 部門で開発

された手法のランキング

15 平成 25 年度以前に終了したプロジェクトの成果

本節には平成 25 年度以前に終了したこれまでのプロジェクト成果を再掲する

151 [科研費基盤研究 B] 機械学習の枠組みに基づく映像検索システムの再構築

(研究代表者上原邦昭期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額20280 千円)

(1) 概要

本プロジェクトは映像例示型検索(QBE Query By Example)と呼ばれる映像検索技術に焦

点を当てたものであるQBE はクエリとして与えられた映像から色エッジ動きなどの特徴

量に基づいて与えられたショットと類似したショットを検索する手法である一方QBE は与

えられたショットとの類似度に基づく検索モデル(分類器)を学習するという観点から見れば機

械学習におけるldquo例からの学習rdquoと考えることもできるすなわちクエリに適合する映像としない映

像を識別するための分類器を構築する機械学習の問題とみなせることにもなるそこで事例

特徴量学習アルゴリズムデータ量といった機械学習の観点から QBE の改良について検討した

終的に大規模な映像データからクエリに適合する映像を高速かつ高精度に検索可能な手法を

開発したさらに開発手法を物体認識に応用して米国 NIST 後援の世界的な映像解析コンテス

ト TRECVID 2012 において世界 高精度を達成することに成功した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

本プロジェクトで開発した高速な SVM 学習テスト手法および高速な特徴量抽出手法を応用

してTRECVID 2012 Semantic INdexing (SIN)部門に参加した結果を示すTRECVID は映像検

索に関する競争型ワークショップでありそのうち SIN 部門では例えば「人」「車」「建物」と

いった人間にとって意味のある概念を大規模な映像データから自動認識する技術を競争すること

を目的としたものである図1の棒グラフはSIN (light)部門での本手法の認識精度(MAP)を表

している1 本の棒が 1 つの手法の認識精度を表し我々の手法は白抜きの棒で示しているこの図

から本プロジェクトで開発した映像検索技術は世界 25 の研究機関で開発された合計 91 手法の

中で 高精度を達成していることが分かるこれは本プロジェクトで開発された高速化手法によ

り他の研究機関よりも多くの学習例を用いて高精度な SVM を学習できたことおよび多くの局所

領域を考慮して精巧な特徴量を抽出できたことによるものである

- 19 -

Bottom Tier

NS3

NS4PFE

DPU

PFE

Top Tier

NS1

TSVs

NS2PFE

DPU

PFE

PFE Probing Front EndDPU Data Processing Unit (35kTr)NS Digital noise source (179kTr)

Tsamp

Vref

Dout

VsfoTargetSignal

PFE

152 [科研費基盤研究 B] 三次元積層VLSIにおける配線システムのインテグリティに関する研究

(研究代表者永田 真期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額19240 千円)

(1) 概要

三次元積層 VLSI システムにおける積層方向に延伸した配線システムのインテグリティ(完全性)

を指向する設計手法に向けてシリコンチップを貫通する配線構造であるシリコン貫通ビア(TSV)

とシリコン基板との電気的結合に関する実験的及び解析的な理解を追及したとりわけ三次元積

層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性に着目しノイズ結

合が TSV の物理配置や回路の動作周波数に強く依存することを①ノイズエミュレータ及びノイズ

モニタを搭載した三次元積層チップによるノイズ波形のその場評価②三次元配線システムとシリ

コン基板の等価回路の理論解析により明らかにしたこの研究はベルギーの研究機関である

IMEC との協力研究体制のもとで推進した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

三次元積層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性を評価

するためのプロトタイプチップを開発し(左図)そのノイズ結合が三次元積層構造の層内や層間に

おいて異なる周波数応答特性を示すことについてプロトタイプチップによる実験及び三次元積層

構造の等価回路による理論解析により示した(右図)両者はよく一致しており三次元積層 VLSI

設計における等価回路の有用性が示された

NS 1

NS 4

NS 2

NS 3 PFE

PFE

-70

-60

-50

-40

-30

-20

01 1 10 100 1000 104

S 12 p

aram

eter

(dB2

0)

Freq(MHz)

NS1-NS3NS1-NS2

NS3-NS4NS2-NS4

シミュレーション理論計算

層内結合

層間結合

低周波数 中周波数 高周波数

- 20 -

153 [文部科学省先導的創造科学技術開発費補助金「社会的システム改革と研究開発の一体的推進」]

企業を牽引する計算科学高度技術者の養成

(研究代表者賀谷信幸期間平成 22 年度-26 年度予算総額214381 千円)

(1) 概要

地域に集積するものづくり産業を次世代型製造業へ転換させるために企業内で 先端シミュレ

ーション技術の導入利活用を牽引するリーダーの養成を目指すシミュレーションの本質の理解

を目的にプログラム開発から既製アプリソフトの活用まで受講者に 適なテーラーメイドの

教育カリキュラムで指導するプログラム相談室の設置など手厚い指導体制で 先端スーパーコ

ンピュータを駆使し新産業を創出する人材を育成する

(2) 研究成果

(a) 進捗状況

本プロジェクトで も重要視されるデータは修了者数である本プロジェクトの申請時には修

了者の目標人数を毎年20名と設定したその修了者数の達成度がプロジェクトの評価となる

初年度は体制作りが主となり修了者を輩出するところまで及ばなかったが2年目でほぼ目標

人数を越えることができた4年目にして本プロジェクトの 終目標である100名を越えるこ

とができ3年目の中間評価でもA(採択6大学中2位)で評価された

(b) 人材養成プロジェクトの有効性

1) 養成修了人材が地域で活躍する仕組み

兵庫県には重工業関係をはじめ多くの製造業が集積し日本の産業界を担っているこれら

の企業からの受講者がシミュレーション手法を学び企業での製品開発や設計製作に貢献し

ている受講者の中には修了後もセミナーを受講したりシミュレーション相談室で問合せの

継続を希望していることから地域での活躍状況が分かり定着してシミュレーションを企業内

で牽引している具体的には基礎コース修了者から応用コースを希望している受講者が 4 名お

り現在テーラー相談を準備しているまた応用コースが修了した11名が継続して受講して

いる

① 企業経営者のシミュレーションへの理解

シミュレーションの必要性有用性を企業経営者に理解させることが企業でのシミュレー

ション活用の 短の方策と考え関西経済連合会神戸商工会議所などで経営者向けのセミナ

ーを開催しているまた神戸ポートアイランドの神戸大学統合研究拠点に多くの企業経営者

の見学があるその際本事業の説明を行い受講者の派遣を依頼しているまた神戸大学

に就職のために訪れる企業人事関係者に本事業を説明した結果3社の参加があった

② 養成修了人材に成功体験

企業のシミュレーション担当部署でシミュレーションによる実績を上げることが大変重要

であるシミュレーション手法の理解不足からシミュレーション利用を中断するケースが多く

見られる開発研究においてシミュレーションを用いた成功体験が重要で本事業の修了後の

指導継続が必要である

- 21 -

③ 計算機使用の貸与

シミュレーションにはプログラムによっては高速のスーパーコンピュータが必要である

神戸大学が所有する 20TFlops のスーパーコンピュータ富士通 FX-10 を企業に無償で利用を提

供している

2) 養成人材の活躍状況

本事業の波及効果として修了生の活躍状況が重要な指針となる事例として以下5例を示す

① 社内で開発していたプログラムが計算時間を 24 日から 8 日に短縮され社内での開発に活

用できる計算時間までに短縮できた

② 船舶からの排水システムに関して実験データとシミュレーション結果との相違を比較検討し

てシミュレーションの有用性を理解した今後の船舶の取水排水システムの設計にシミュレ

ーションが活用される

③ SPring-8 で観測されたデータ例を用いて逆モンテカル法を用いた解析手法を学んだその

結果社内で取得した SPring-8 での実験結果の解析に用いるために共同研究に進んだ

④ ガス分子の衝突過程にシミュレーションを適応した計算アルゴリズムの再検討とプログラム

の高速化を実現し商品開発に繋げた

⑤ 可視化のプログラムの利用法を習得しこれからのシミュレーション結果の説明解析に企業

で活用する

⑥ 他にこれから流体のシミュレーションを企業内で開始するための事前勉強等があり本事業

が企業内の開発研究に大きな効果をもたらしている

3) 波及効果

シミュレーション手法はあらゆる開発研究から株価予測などの社会現象まで幅広く活用され

ている研究手法であるこのシミュレーション手法は当然兵庫県の企業だけではなくあらゆ

る企業で利活用されるものであるこの人材養成は兵庫県関西圏のみならず北海道から九

州までの日本全国にそれぞれの人材育成拠点を設置すべきである日本の要所に計算科学の人材

育成拠点を設けシミュレーションを全国の企業に普及させれば日本でのプロダクトイノベ

ーションを誘起するものである本事業に関して関西圏外からも多くの問合せがあることから

も明らかである特に本事業の特徴であるテーラー相談室とシミュレーション相談室の運営方

法本事業で開発した e-ラーニングのコンテンツの共同利用やテレビ会議システムによる授業の

配信シミュレーションに熟達した教師のリストの共有などを提供することにより日本の各所

に計算科学の人材育成拠点を設けることができる

修了者数(平成 25 年度まで)受講者数(平成 25 年度) (単位人)

1 年目

(H22 年度)

2 年目

(H23 年度)

3 年目

(H24 年度)

4 年目

(H25 年度)

修了 0 38 43 29

初年度からの累計 0 38 81 110

申請時の修了者の

目標人数 20 40 60 80

- 22 -

154 [科研費新学術領域研究(研究領域提案型)] 少数分子反応ネットワーク理論の構築-少数性

と階層性の観点からのモデリング-

(研究代表者冨樫祐一期間平成 23 年度~平成 27 年度 予算総額 87100 千円)

(1) 概要

細胞では分子数が1個から数万個と多種多様な成分が階層的に関与しあっている分子が数~

数十個程度になると「数」の離散性が顕著となりフィードバック回路等の動作不安定が誘発され

る一方こうした少数分子の離散性がシステムの可塑性適応性をもたらす重要な役割を果た

す可能性も示されている

本研究では少数分子性階層性に着目し1分子計測データなどから背後に存在する階層を

つなぐ高次反応ネットワークおよび分子の少数性離散性を抽出評価しつつ生命システムの特

質である高い動作安定性(頑健性)と適度な動作不安定性(可塑性適応性)の両立のメカニズム

を定量的に予測検証することが可能な新しい理論と汎用な解析基盤技術を開発する

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

少数個のドメイン(サブユニット)からなる分子機械においてドメイン間の協調動作に重要な

構造変化を介した情報伝達を粗視化分子動力学を用いて解析し情報の伝わる向きと強さを評価

したまた細胞などでの1粒子の拡散時系列から化学反応と関係した非熱的ゆらぎを評価する

手法を構成し計測解析に課される条件を明らかにした

少数性生物学に関する計測の多くは

データを解釈する以前に SN 比が低いた

めノイズの存在下観測量から背後に

存在する物理量の任意の関数値を抽出す

る解析方法などを開発したまた複数

の少数個の輝点から構成される動態の集

団挙動から各少数要素間のコヒーレンス

がどのように生起するかを定量化する情

報理論的枠組みを新規に考案した

引き続き領域内の実験研究者らと共

同で分子モーターのサブユニット間

分子間の協調動作転写因子による遺伝

子探索過程などをターゲットに生体に

おける少数性効果の検証を進めている

分子モーターなどでの化

学反応に起因する非熱的ゆ

らぎ(右下)を1粒子(中

央)の拡散時系列データから

評価する手法を開発した例

えば粒子に結合した少数個

のモーターの協同性の解析

などに応用可能である

[Shinkai amp Togashi EPL

105 30002 (2014)]

分子内部や隣接分

子間で構造変化を介

して情報が伝わる向

き強さ(図中矢印)

を評価した図はミオ

シンV分子モーターの

例[Duumlttmann et al Biophys J 102 542

(2012)]

155 [総務

ルの

(研

千円

(1) 概要

無線機

電話)級

イズ計測

を行っ

するR

RF受信

東北大学

であり

担当し

(2) 平成 25

本研究

ムのソ

レベル

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成功し

制技術

(3) 関連す

務省電波資

の低ノイズ化

研究代表者永

円)

機器内のR

級RFトラ

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神戸大学は

5 年度(201

究によりI

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デジタル回路

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東北大学と

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HILS の手

経テクノロ

資源拡大のた

化技術の研究

永田 真期間

F部における

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開発半導体

果としてIC

混入するノイ

した対策の効

表山口正洋

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13 年度)まで

IC チップレ

シミュレー

技術を確立し

路によるノイ

当該の評価

に応用されて

神戸大学な

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法を A-D 変

ジーonline

ための研究開

究開発

間平成 22 年

る高速信号伝

想定したTE

体と磁性体の

Cチップから

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ベルのノイ

ータを統合

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価手段は半導

ている

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1128)

変換器や RF

20130918

- 23 -

開発] 高速

年度~平成 2

伝送の品質を

EGチップの

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ら放射される

ぞれ10dB

より高速信

戸大学日本

ノイズ解析と

ズ結合のハー

携帯端末内

また第

通信スループ

導体と磁性体

上の磁性薄膜

回路のテス

8)

高品質な無

25 年度 予

を向上させる

の開発とノイ

術の協調によ

る特定周波数

B低減し更

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本電気ルネ

と電磁界モデ

ードウェア

内部でのノイ

39 世代移動

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膜で自家中毒

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線通信実現の

予算総額(神戸

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よる革新的な

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更にLTE級

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ズ発生と通信

動体通信(LT

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技術の協調に

毒を抑制する

神戸大学が L

のための IC

戸大学契約分

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ICチップレ

なノイズ抑制

及びノイズ

級移動通信端

らかにした

クトロニクス

に関する研究

ータと移動体

信への干渉

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による革新的

る技術を開発

LTE で有効性

C チップレベ

分) 224085

9世代携帯

レベルでのノ

制技術の確立

ズ源から近接

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本研究は

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究開発を主に

体通信システ

を IC チップ

にIC チップ

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156 [CR

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(研

759

(1) 概要

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(2) 平成 26

(a) 耐

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910 千円))

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ジン不良

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平成 20 年度

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- 24 -

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- 25 -

2 近における特記事項

21 特筆すべき事項

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府 SIP 戦略的イノベーション創造プログラムにおける革新的設計生産技術課題に以下の2件

が採択された

リアクティブ 3D プリンタによるテーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共

創に関する研究開発(研究担当者システム科学専攻 貝原 俊也教授)

全体俯瞰設計と製品設計の着想を支援するワークスペースの研究開発(研究担当者計算科学

専攻 小野 謙二 客員教授)

(2) 工学研究科連携創造本部との共催による「産hArr学フォーラム-企業の実践に学ぶ-」を平成 26 年

11 月 21 日に開催した

【平成 25 年度(2013 年度)】

(1) システム情報学研究科 3 周年記念シンポジウム「知の統合による技術と社会の調和を目指して―学際

的融合研究の推進―」を平成 25 年 2 月 5 日に開催した

(2) イタリアIASI-CNR(Institute for Systems Analysis and Computer Science ndash National Research

Council)と学術交流協定を締結した

(3) フランスインサリヨン工科大学と学術交流協定を締結した

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) スーパーコンピュータ π-computer(富士通 PRIMEHPC FX-10)を導入

平成 24 年神戸大学統合研究拠点にスーパーコンピュータ「京」に代表される大規模シミュレ

ーション教育に資するため「京」とほぼ同一のアーキテクチャを有するスーパーコンピュータ

PRIMEHPC FX-10 を導入した総経費 180000 千円

(2) 理化学研究所計算科学研究機構との共同研究を開始

平成 24 年 5 月 15 日に理化学研究所計算科学研究機構と神戸大学の間で締結した計算科学計算機

科学分野における連携協定に基づき2 つの共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」および

「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」を開始した

共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」においては小規模問題を主な対象とし数万コ

アを活用して固有値を超高速に計算できるライブラリの開発を目指す神戸大学で試作しているブロ

ックヤコビ法と呼ばれるアルゴリズムに基づく固有値計算コードをスーパーコンピュータ「京」上で

適化し性能評価に基づく改良を行う

共同研究「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」ではスーパーコンピュータ「京」で実

行される大規模な計算機シミュレーションの出力データから特徴的な現象を探索し理解するため

- 26 -

のマルチモーダルな可視化技術の研究を π-CAVE を用いて行う

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 没入型 3 次元可視化システム π-CAVE を導入

平成 23 年 6 月神戸大学統合研究拠点 計算科学計算機工学研究プロジェクトに計算機シミ

ュレーション結果の 3 次元可視化による解析を推進するため没入型 3 次元可視化システム π-CAVE

を導入した本システムは一般公開され1000 名を越す見学者があった総経費 122000 千円

(2) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

特別経費(プロジェクト分)として「計算科学におけるデータ可視化研究拠点の形成」が採択さ

れた本課題では計算科学のあらゆる研究分野のためのインフラである可視化システムの充実を

図り空間と時間の大規模 4 次元シミュレーションデータ可視化のための先進的アルゴリズムの研

究開発とその実装法を開発し全国の計算科学の研究と教育に寄与することを目的としている平

成 23 年度-平成 27 年度総経費 120540 千円

(3) FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナーの開催

平成 24 年 1 月 23 日-1 月 29 日の 7 日間FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナー「強制法の視

点からの集合論(Forcing in Set Theory)」を開催した

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 大学院システム情報学研究科の新設

平成 22 年(2010 年)4 月 神戸大学にシステム科学情報科学計算科学の 3 専攻から成るシス

テム情報学研究科を新設した

(2) 協定講座と連携講座の開講

システム情報学研究科計算科学専攻では京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学

名古屋大学筑波大学の 5 大学と協定を締結し本学の学生のみならず全国の大学生に対して計算

科学の教育を開始したまた地球シミュレータを有する独立行政法人海洋研究開発機構および

独立行政法人理化学研究所と連携講座を組織し計算機シミュレーションの応用分野における 先

端の研究テーマを教育するための各研究機関の研究者および大学教員との強力な教育研究推進体

制を構築した

(3) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

「工学と保健学医学の学際連携による斬新な「健康工学」創成 -高度生体計測と超大規模計算を

用いたヒトの認知運動機能超高速超大規模計算-」が採択された平成 22 年度-24 年度

- 27 -

(4) 神戸大学統合研究拠点における計算科学に関する 3 つのプロジェクトが採択

平成 23 年 3 月ポートアイランドに設置された神戸大学統合研究拠点においてシステム情報学研

究科の 3 つのプロジェクトが採択された

22 競争的資金の獲得

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術において研究課題「テ

ーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共創に関する研究開発」を受託

3D プリンタによるテーラーメイド化が困難であったラバー製品について地域産業であるシュー

ズを取り上げ多様なユーザとの IoV (Internet of Values)環境を構築してインタラクティブな価値

流通に基づく超デライト設計生産システムを開発するとともに熱可塑成形と架橋のトレードオ

フを解決しリアクティブ 3D プリンタマシンとその素材を研究開発する期間平成 26 年 10 月

-平成 28 年度 予算総額218231 千円

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自

立分散エネルギーシステム技術の実証研究」を受託

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究を展開するための環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業

の研究課題「離島漁村における直流技術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究(研

究代表者神戸大学)」を受託した平成 24 年度-26 年度総経費 554350 千円

(2) 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に参画

我が国が抱える種々の社会的課題を 先端の情報技術を駆使して解決すると共に社会の新たな

価値や産業の創出を情報技術の応用を通じて行える人材の 育成を目指し分野や地域の枠を越えた

産学の協働ネットワークを構築し多くの優秀な学生を育成すると共に実践的情報教育の知見を

蓄積し広く普及させることを目的とした文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネット

ワーク形成事業」に参画した本プログラムは全国に展開した 15 校の連携校が中心になりベン

ダーユーザ企業の協力のもとで開発し実行する平成 24 年度-28 年度総経費 約 25 億円

分担金約 1 億円

(3) 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて

「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託し

- 28 -

た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

- 29 -

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

- 30 -

23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

- 31 -

Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

- 32 -

(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

- 33 -

32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

- 34 -

業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

- 35 -

4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

- 36 -

(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 13: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

- 13 -

(b) 四成分相対論 F12 法の開発

ディラッククーロンハミルトニアンを用いた四成分相対論ハートリーフォック法の実装に次

いで四成分 MP2-F12 法の開発を行ったノーペア近似に対する新規の強直交化射影演算子を提案

し更にヒレラ-スエネルギー汎関数に対する直接摂動論を適用する事により電子間のカスプ条件

を満たす新規の Ansataz を構築しMP2-F12A(SP)法の範囲の実装を行った

(c) 新規な露わに相関した高次摂動論の開発

高次の摂動効果を F12 理論で取り込む為に従来の結合クラスターラグランジアンに基づく展

開法と異なる拡張された論理推進演算子による定式化を行いMP3-F12 法で収束性を数値的に確認

した新しい展開法は従来の手法と比較してより速やかな収束性が得られる事と4 次以上の高次

相関でも F12 の寄与を取り込めるという優位性がある事が示された

149 [受託

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- 15 -

1410 [外部資金課題 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業]離島漁村における直流技

術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究

(研究代表者玉置 久期間平成 24 年度~平成 26 年度予算総額554350 千円(うち間

接経費22136280 千円))

(1) 概要

地球温暖化や自然災害への対応策の一つとして自立分散エネルギーシステムの重要性可能

性が再認識されているこのような背景のもと本実証研究は国の総合特区制度指定を受けた「あ

わじ環境未来島構想」においてエネルギー自立島を目指す離島「沼島」を実証の場とし直流給電

方式による電力変換ロスの低減ならびに自然エネルギーの有効活用をベースとした自立分散エネル

ギーシステム構築の実証研究を試みるものである実験を進めるにあたって(1) 高性能直流マイク

ログリッドシステムの開発(2) 高性能据置型およびモバイル型バッテリの開発(3) ダイナミック

プライシングによる電力消費抑制手法の開発(4) 全体システムの 適化手法の開発をサブテーマ

として設定している

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

昨年度までに設計開発設置を済ませた直流マイクログリッドシステムおよびダイナミックプ

ライシング環境をもとに本年度は実証研究を本格的に遂行した(1) および (2) については直

流マイクログリッドシステムの電圧安定性および効率(電力変換効率エネルギー利用効率)(3) に

ついてはダイナミックプライシング(見える化を含む)による電力消費削減効果においてそれぞ

れ目標値を達成する結果が得られていることが確認されたまた(4) については実証実験による

結果を反映させる形で全体システムの 適構成(沼島全体をカバーする場合の 適設備導入量の試

算等)が示されたまたまたシミュレーションによる仮想実験を通して交流給電方式のシス

テムに比して目標とする CO2排出量削減を達成できることが確認された

- 16 -

1411 [高性能汎用計算機高度利用事業補助金「戦略プログラム」分野2新物質エネルギー創成] 重点

課題2電子状態動力学熱揺らぎの融和と分子理論の新展開

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 27 年度予算総額183188 千円)

(1) 概要

本重点課題の目的は電子状態動力学熱揺らぎの取り扱いをコアエレメントとして革新的な

発展を図りそれらの融和的な理解と練成に基づいた新しい分子理論を推進する事である超並列

計算環境を高度に活用する事によりこれまで取り扱いが困難であった複数の物理原理が絡み合う

実在系の分子科学を発展し物質設計生命エネルギー問題を基礎原理から解決する役割を担う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

(a) 高精度電子状態計算によるフラーレン誘導体の計算

露わに相関した二次の摂動論(MP2-F12 法)と分子求積 MP2 法に関しては前年度までに

GELLAN プログラムに超並列実装が完了しているH25 年度に開発および実装した分子間相互作用

エネルギーを正確に計算するための分母を制限した二次の摂動論(RD-MP2 法)と密度汎関数理論を

併用してH26 年度にはフラーレンの外部修飾に関する計算を更に進め一つのフラーレン分子に

は 大で三箇所に N-ヘテロ環状カルベンが結合しうることが計算によって示唆された複数のカ

ルベンを結合させると結合エネルギーが順次わずかに減少していくため複数個の N-ヘテロ環状カ

ルベンを結合させるためには実際の実験条件下では過量の N-ヘテロ環状カルベンを必要とするこ

とになり結合する個数の制御が難しく結果として目的である電子的性質の制御が難しくなるこ

とが想像されるそこで二つや三つの N-ヘテロ環状カルベンを一つの分子内に保有する分子の設

計を試みた予備的な計算により架橋部の結合距離をうまく設計すれば二箇所や三箇所でフラ

ーレンに結合できる N-ヘテロ環状カルベン分子を設計できる見通しとなったこのようなフラーレ

ン誘導体は一分子のカルベンが結合した分子とは電子的な性質が異なるため本結果は多様な電

子的な性質をもつフラーレン誘導体を精密に合成できる可能性を示したと言えるまたH26 年度

は上記の研究課題に加えて分子のイオン化ポテンシャルを二次の摂動論に基づいて正確に計算す

る露わに相関した二次のダイソン方程式法の開発も行った多環芳香族炭化水素やチオフェン分子

ポルフィリン分子など有機電子材料として使われるいくつかの分子に適用したところ密度汎関

数理論や Hartree-Fock 法よりも実験値に近い良好な結果が得られたこのような有機電子材料のイ

オン化ポテンシャルを高精度に計算する手法は新しい分子の設計に貢献するものと期待される

(b) モデル空間量子モンテカルロ法の並列プログラム開発と光システム II のスピン状態の計算

強い電子相関を持つ系の電子状態計算を目的としたモデル空間量子モンテカルロ(MSQMC)法に

関しては昨年度に完成した MPIOpenMP 並列プログラムの高速化を行ったアルゴリズムやデー

タ構造を修正した中で も効果の大きかったのは各ノードが受け持つウォーカー数を計算中に

ダイナミックに平均化することによってより均等な負荷分散を達成したことである現在のアル

ゴリズムでは1000 モンテカルロステップ毎に各ノードに存在するウォーカー数を調べ平均よ

りも多い数が存在するノードから少ないノードに移動させることによってウォーカー数の平均化

- 17 -

を行っているウォーカーの通信による遅延が生じるが並列化効率が向上したことによって計算

は高速化され約2億のウォーカーを使用したクロム 2 量体の MSQMC 計算ではFCIQMC や DMRG

法による 善値と統計誤差内で一致する結果が得られた遷移金属水素化物の基底状態と励起状態

のポテンシャル曲線への応用ではMSQMC 法による様々なスピン状態の結合解離エネルギーは実

験値と良い一致を示したまた数千の電子配置(スレーター行列式)からなる P-空間を使用して

光システム II の活性中心(OEC)のモデル系について様々なスピン状態のテスト計算を行ったこ

の系では 低でもマンガンd軌道と酸素2p 軌道(合計35軌道)を考慮して P-空間に主配置を

生成しなければならないがこれらの全ての軌道を含めて初期 P-空間を決定することは不可能であ

るこのような場合にはMSQMC 計算中に Q-空間に存在するスレーター行列式の中で多数のウォー

カーを持つようになったものをP-空間に移動させるldquoプロモーションrdquoが本質的になる今回の

計算では限られたd軌道内の励起のみを含むスレーター行列式からなる初期 P-空間を使用して

MSQMC 計算を開始しプロモーションによって全てのd軌道と酸素2p軌道間の励起を含むスレータ

ー行列式を追加することによりP-空間の改善を行った様々な d 軌道間の励起を含む多数のスレ

ーター行列式が生成されMSQMC 計算の結果からはBroken-Symmetry(BS)DFT 法では計算できない

4重項スピン状態が低エネルギー領域に存在することが示唆された

(c) 光システム II の構造と電子状態の研究

光システム II(PS II) の活性生中心(OEC)であるマンガンクラスター(CaMn4O5) には第二配位圏からの

アミノ酸残基や水分子が存在し複雑なクラスター構造を形成している高分解能 X 線回折(XRD)構造ならび

に F Neese の最適化構造を基にした OEC と第二配位圏の周辺アミノ残基から成るモデル系に対して酸化

状態 S2 の全電子計算を行ったOEC は強相関電子系であり非常に複雑なスピン状態を有するこのような

系 に 静 的 電 子 相 関 効 果 を 取 り 込 む た め に Broken-Symmetry(BS) 法 を 適 用 し た 計 算 レ ベ ル は

UB3LYP6-31G(d)である得られたOECのBS解のうち低スピン解(Sz=12)の全電子エネルギーが最小で

次いで中間スピン解(Sz=52)の全電子エネルギーが小さかったS2 状態は電子スピン共鳴(ESR)測定からは

二重項が基底状態六重項が第一励起状態と帰属されておりSz=12Sz=52 の BS 解がそれぞれ対応す

ると考えられるBS 解はいずれもスピン混入が大きく静的電子相関効果が取り込まれていることも分かった

低スピン解に対してスピン密度を求め超微細構造定数の計算を行ったスピン密度はいずれもマンガンに

局在しておりHis332 が配位したマンガンの超微細構造定数が最大であった各マンガンの超微細構造定

数は電子minus核二重共鳴(ENDOR)測定結果と定性的に一致することが分かったさらに得られた BS 解を用い

て OEC に周辺のタンパク質を取り込んだモデル系に対して相互作用を分散させた並列フラグメント分子軌

道(FMO)計算を行った計算レベルは FMO-UB3LYP6-31G(d)であるペア相互作用解析を行うことによっ

て周辺タンパク環境が OEC に与える影響を定量的に評価することができた周囲 3Å程度離れたアミノ残基

(Glu329Val330 Ala351Leu352 など)までが OEC に電子的影響を与えており5Å程度以上離れたアミノ残

基(Arg357 Cl679Thr316Lys317 など)も静電相互作用による影響があることが示されたこのことから酸素

発生過程において第二配位圏のアミノ残基の寄与は重要であると考えられる周辺アミノ残基を含めたモデ

ル系に対してFMO-UB3LYP6-31G(d)レベルの構造最適化を行うことによってより精密な解析が可能である

と考えられる

- 18 -

図1TRECVID 2012 SIN (light) 部門で開発

された手法のランキング

15 平成 25 年度以前に終了したプロジェクトの成果

本節には平成 25 年度以前に終了したこれまでのプロジェクト成果を再掲する

151 [科研費基盤研究 B] 機械学習の枠組みに基づく映像検索システムの再構築

(研究代表者上原邦昭期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額20280 千円)

(1) 概要

本プロジェクトは映像例示型検索(QBE Query By Example)と呼ばれる映像検索技術に焦

点を当てたものであるQBE はクエリとして与えられた映像から色エッジ動きなどの特徴

量に基づいて与えられたショットと類似したショットを検索する手法である一方QBE は与

えられたショットとの類似度に基づく検索モデル(分類器)を学習するという観点から見れば機

械学習におけるldquo例からの学習rdquoと考えることもできるすなわちクエリに適合する映像としない映

像を識別するための分類器を構築する機械学習の問題とみなせることにもなるそこで事例

特徴量学習アルゴリズムデータ量といった機械学習の観点から QBE の改良について検討した

終的に大規模な映像データからクエリに適合する映像を高速かつ高精度に検索可能な手法を

開発したさらに開発手法を物体認識に応用して米国 NIST 後援の世界的な映像解析コンテス

ト TRECVID 2012 において世界 高精度を達成することに成功した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

本プロジェクトで開発した高速な SVM 学習テスト手法および高速な特徴量抽出手法を応用

してTRECVID 2012 Semantic INdexing (SIN)部門に参加した結果を示すTRECVID は映像検

索に関する競争型ワークショップでありそのうち SIN 部門では例えば「人」「車」「建物」と

いった人間にとって意味のある概念を大規模な映像データから自動認識する技術を競争すること

を目的としたものである図1の棒グラフはSIN (light)部門での本手法の認識精度(MAP)を表

している1 本の棒が 1 つの手法の認識精度を表し我々の手法は白抜きの棒で示しているこの図

から本プロジェクトで開発した映像検索技術は世界 25 の研究機関で開発された合計 91 手法の

中で 高精度を達成していることが分かるこれは本プロジェクトで開発された高速化手法によ

り他の研究機関よりも多くの学習例を用いて高精度な SVM を学習できたことおよび多くの局所

領域を考慮して精巧な特徴量を抽出できたことによるものである

- 19 -

Bottom Tier

NS3

NS4PFE

DPU

PFE

Top Tier

NS1

TSVs

NS2PFE

DPU

PFE

PFE Probing Front EndDPU Data Processing Unit (35kTr)NS Digital noise source (179kTr)

Tsamp

Vref

Dout

VsfoTargetSignal

PFE

152 [科研費基盤研究 B] 三次元積層VLSIにおける配線システムのインテグリティに関する研究

(研究代表者永田 真期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額19240 千円)

(1) 概要

三次元積層 VLSI システムにおける積層方向に延伸した配線システムのインテグリティ(完全性)

を指向する設計手法に向けてシリコンチップを貫通する配線構造であるシリコン貫通ビア(TSV)

とシリコン基板との電気的結合に関する実験的及び解析的な理解を追及したとりわけ三次元積

層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性に着目しノイズ結

合が TSV の物理配置や回路の動作周波数に強く依存することを①ノイズエミュレータ及びノイズ

モニタを搭載した三次元積層チップによるノイズ波形のその場評価②三次元配線システムとシリ

コン基板の等価回路の理論解析により明らかにしたこの研究はベルギーの研究機関である

IMEC との協力研究体制のもとで推進した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

三次元積層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性を評価

するためのプロトタイプチップを開発し(左図)そのノイズ結合が三次元積層構造の層内や層間に

おいて異なる周波数応答特性を示すことについてプロトタイプチップによる実験及び三次元積層

構造の等価回路による理論解析により示した(右図)両者はよく一致しており三次元積層 VLSI

設計における等価回路の有用性が示された

NS 1

NS 4

NS 2

NS 3 PFE

PFE

-70

-60

-50

-40

-30

-20

01 1 10 100 1000 104

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eter

(dB2

0)

Freq(MHz)

NS1-NS3NS1-NS2

NS3-NS4NS2-NS4

シミュレーション理論計算

層内結合

層間結合

低周波数 中周波数 高周波数

- 20 -

153 [文部科学省先導的創造科学技術開発費補助金「社会的システム改革と研究開発の一体的推進」]

企業を牽引する計算科学高度技術者の養成

(研究代表者賀谷信幸期間平成 22 年度-26 年度予算総額214381 千円)

(1) 概要

地域に集積するものづくり産業を次世代型製造業へ転換させるために企業内で 先端シミュレ

ーション技術の導入利活用を牽引するリーダーの養成を目指すシミュレーションの本質の理解

を目的にプログラム開発から既製アプリソフトの活用まで受講者に 適なテーラーメイドの

教育カリキュラムで指導するプログラム相談室の設置など手厚い指導体制で 先端スーパーコ

ンピュータを駆使し新産業を創出する人材を育成する

(2) 研究成果

(a) 進捗状況

本プロジェクトで も重要視されるデータは修了者数である本プロジェクトの申請時には修

了者の目標人数を毎年20名と設定したその修了者数の達成度がプロジェクトの評価となる

初年度は体制作りが主となり修了者を輩出するところまで及ばなかったが2年目でほぼ目標

人数を越えることができた4年目にして本プロジェクトの 終目標である100名を越えるこ

とができ3年目の中間評価でもA(採択6大学中2位)で評価された

(b) 人材養成プロジェクトの有効性

1) 養成修了人材が地域で活躍する仕組み

兵庫県には重工業関係をはじめ多くの製造業が集積し日本の産業界を担っているこれら

の企業からの受講者がシミュレーション手法を学び企業での製品開発や設計製作に貢献し

ている受講者の中には修了後もセミナーを受講したりシミュレーション相談室で問合せの

継続を希望していることから地域での活躍状況が分かり定着してシミュレーションを企業内

で牽引している具体的には基礎コース修了者から応用コースを希望している受講者が 4 名お

り現在テーラー相談を準備しているまた応用コースが修了した11名が継続して受講して

いる

① 企業経営者のシミュレーションへの理解

シミュレーションの必要性有用性を企業経営者に理解させることが企業でのシミュレー

ション活用の 短の方策と考え関西経済連合会神戸商工会議所などで経営者向けのセミナ

ーを開催しているまた神戸ポートアイランドの神戸大学統合研究拠点に多くの企業経営者

の見学があるその際本事業の説明を行い受講者の派遣を依頼しているまた神戸大学

に就職のために訪れる企業人事関係者に本事業を説明した結果3社の参加があった

② 養成修了人材に成功体験

企業のシミュレーション担当部署でシミュレーションによる実績を上げることが大変重要

であるシミュレーション手法の理解不足からシミュレーション利用を中断するケースが多く

見られる開発研究においてシミュレーションを用いた成功体験が重要で本事業の修了後の

指導継続が必要である

- 21 -

③ 計算機使用の貸与

シミュレーションにはプログラムによっては高速のスーパーコンピュータが必要である

神戸大学が所有する 20TFlops のスーパーコンピュータ富士通 FX-10 を企業に無償で利用を提

供している

2) 養成人材の活躍状況

本事業の波及効果として修了生の活躍状況が重要な指針となる事例として以下5例を示す

① 社内で開発していたプログラムが計算時間を 24 日から 8 日に短縮され社内での開発に活

用できる計算時間までに短縮できた

② 船舶からの排水システムに関して実験データとシミュレーション結果との相違を比較検討し

てシミュレーションの有用性を理解した今後の船舶の取水排水システムの設計にシミュレ

ーションが活用される

③ SPring-8 で観測されたデータ例を用いて逆モンテカル法を用いた解析手法を学んだその

結果社内で取得した SPring-8 での実験結果の解析に用いるために共同研究に進んだ

④ ガス分子の衝突過程にシミュレーションを適応した計算アルゴリズムの再検討とプログラム

の高速化を実現し商品開発に繋げた

⑤ 可視化のプログラムの利用法を習得しこれからのシミュレーション結果の説明解析に企業

で活用する

⑥ 他にこれから流体のシミュレーションを企業内で開始するための事前勉強等があり本事業

が企業内の開発研究に大きな効果をもたらしている

3) 波及効果

シミュレーション手法はあらゆる開発研究から株価予測などの社会現象まで幅広く活用され

ている研究手法であるこのシミュレーション手法は当然兵庫県の企業だけではなくあらゆ

る企業で利活用されるものであるこの人材養成は兵庫県関西圏のみならず北海道から九

州までの日本全国にそれぞれの人材育成拠点を設置すべきである日本の要所に計算科学の人材

育成拠点を設けシミュレーションを全国の企業に普及させれば日本でのプロダクトイノベ

ーションを誘起するものである本事業に関して関西圏外からも多くの問合せがあることから

も明らかである特に本事業の特徴であるテーラー相談室とシミュレーション相談室の運営方

法本事業で開発した e-ラーニングのコンテンツの共同利用やテレビ会議システムによる授業の

配信シミュレーションに熟達した教師のリストの共有などを提供することにより日本の各所

に計算科学の人材育成拠点を設けることができる

修了者数(平成 25 年度まで)受講者数(平成 25 年度) (単位人)

1 年目

(H22 年度)

2 年目

(H23 年度)

3 年目

(H24 年度)

4 年目

(H25 年度)

修了 0 38 43 29

初年度からの累計 0 38 81 110

申請時の修了者の

目標人数 20 40 60 80

- 22 -

154 [科研費新学術領域研究(研究領域提案型)] 少数分子反応ネットワーク理論の構築-少数性

と階層性の観点からのモデリング-

(研究代表者冨樫祐一期間平成 23 年度~平成 27 年度 予算総額 87100 千円)

(1) 概要

細胞では分子数が1個から数万個と多種多様な成分が階層的に関与しあっている分子が数~

数十個程度になると「数」の離散性が顕著となりフィードバック回路等の動作不安定が誘発され

る一方こうした少数分子の離散性がシステムの可塑性適応性をもたらす重要な役割を果た

す可能性も示されている

本研究では少数分子性階層性に着目し1分子計測データなどから背後に存在する階層を

つなぐ高次反応ネットワークおよび分子の少数性離散性を抽出評価しつつ生命システムの特

質である高い動作安定性(頑健性)と適度な動作不安定性(可塑性適応性)の両立のメカニズム

を定量的に予測検証することが可能な新しい理論と汎用な解析基盤技術を開発する

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

少数個のドメイン(サブユニット)からなる分子機械においてドメイン間の協調動作に重要な

構造変化を介した情報伝達を粗視化分子動力学を用いて解析し情報の伝わる向きと強さを評価

したまた細胞などでの1粒子の拡散時系列から化学反応と関係した非熱的ゆらぎを評価する

手法を構成し計測解析に課される条件を明らかにした

少数性生物学に関する計測の多くは

データを解釈する以前に SN 比が低いた

めノイズの存在下観測量から背後に

存在する物理量の任意の関数値を抽出す

る解析方法などを開発したまた複数

の少数個の輝点から構成される動態の集

団挙動から各少数要素間のコヒーレンス

がどのように生起するかを定量化する情

報理論的枠組みを新規に考案した

引き続き領域内の実験研究者らと共

同で分子モーターのサブユニット間

分子間の協調動作転写因子による遺伝

子探索過程などをターゲットに生体に

おける少数性効果の検証を進めている

分子モーターなどでの化

学反応に起因する非熱的ゆ

らぎ(右下)を1粒子(中

央)の拡散時系列データから

評価する手法を開発した例

えば粒子に結合した少数個

のモーターの協同性の解析

などに応用可能である

[Shinkai amp Togashi EPL

105 30002 (2014)]

分子内部や隣接分

子間で構造変化を介

して情報が伝わる向

き強さ(図中矢印)

を評価した図はミオ

シンV分子モーターの

例[Duumlttmann et al Biophys J 102 542

(2012)]

155 [総務

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(研

千円

(1) 概要

無線機

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(2) 平成 25

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化技術の研究

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20130918

- 23 -

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25 droop

技術」微細化

システムの開

うち間接経費

微細化に伴

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- 25 -

2 近における特記事項

21 特筆すべき事項

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府 SIP 戦略的イノベーション創造プログラムにおける革新的設計生産技術課題に以下の2件

が採択された

リアクティブ 3D プリンタによるテーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共

創に関する研究開発(研究担当者システム科学専攻 貝原 俊也教授)

全体俯瞰設計と製品設計の着想を支援するワークスペースの研究開発(研究担当者計算科学

専攻 小野 謙二 客員教授)

(2) 工学研究科連携創造本部との共催による「産hArr学フォーラム-企業の実践に学ぶ-」を平成 26 年

11 月 21 日に開催した

【平成 25 年度(2013 年度)】

(1) システム情報学研究科 3 周年記念シンポジウム「知の統合による技術と社会の調和を目指して―学際

的融合研究の推進―」を平成 25 年 2 月 5 日に開催した

(2) イタリアIASI-CNR(Institute for Systems Analysis and Computer Science ndash National Research

Council)と学術交流協定を締結した

(3) フランスインサリヨン工科大学と学術交流協定を締結した

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) スーパーコンピュータ π-computer(富士通 PRIMEHPC FX-10)を導入

平成 24 年神戸大学統合研究拠点にスーパーコンピュータ「京」に代表される大規模シミュレ

ーション教育に資するため「京」とほぼ同一のアーキテクチャを有するスーパーコンピュータ

PRIMEHPC FX-10 を導入した総経費 180000 千円

(2) 理化学研究所計算科学研究機構との共同研究を開始

平成 24 年 5 月 15 日に理化学研究所計算科学研究機構と神戸大学の間で締結した計算科学計算機

科学分野における連携協定に基づき2 つの共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」および

「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」を開始した

共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」においては小規模問題を主な対象とし数万コ

アを活用して固有値を超高速に計算できるライブラリの開発を目指す神戸大学で試作しているブロ

ックヤコビ法と呼ばれるアルゴリズムに基づく固有値計算コードをスーパーコンピュータ「京」上で

適化し性能評価に基づく改良を行う

共同研究「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」ではスーパーコンピュータ「京」で実

行される大規模な計算機シミュレーションの出力データから特徴的な現象を探索し理解するため

- 26 -

のマルチモーダルな可視化技術の研究を π-CAVE を用いて行う

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 没入型 3 次元可視化システム π-CAVE を導入

平成 23 年 6 月神戸大学統合研究拠点 計算科学計算機工学研究プロジェクトに計算機シミ

ュレーション結果の 3 次元可視化による解析を推進するため没入型 3 次元可視化システム π-CAVE

を導入した本システムは一般公開され1000 名を越す見学者があった総経費 122000 千円

(2) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

特別経費(プロジェクト分)として「計算科学におけるデータ可視化研究拠点の形成」が採択さ

れた本課題では計算科学のあらゆる研究分野のためのインフラである可視化システムの充実を

図り空間と時間の大規模 4 次元シミュレーションデータ可視化のための先進的アルゴリズムの研

究開発とその実装法を開発し全国の計算科学の研究と教育に寄与することを目的としている平

成 23 年度-平成 27 年度総経費 120540 千円

(3) FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナーの開催

平成 24 年 1 月 23 日-1 月 29 日の 7 日間FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナー「強制法の視

点からの集合論(Forcing in Set Theory)」を開催した

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 大学院システム情報学研究科の新設

平成 22 年(2010 年)4 月 神戸大学にシステム科学情報科学計算科学の 3 専攻から成るシス

テム情報学研究科を新設した

(2) 協定講座と連携講座の開講

システム情報学研究科計算科学専攻では京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学

名古屋大学筑波大学の 5 大学と協定を締結し本学の学生のみならず全国の大学生に対して計算

科学の教育を開始したまた地球シミュレータを有する独立行政法人海洋研究開発機構および

独立行政法人理化学研究所と連携講座を組織し計算機シミュレーションの応用分野における 先

端の研究テーマを教育するための各研究機関の研究者および大学教員との強力な教育研究推進体

制を構築した

(3) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

「工学と保健学医学の学際連携による斬新な「健康工学」創成 -高度生体計測と超大規模計算を

用いたヒトの認知運動機能超高速超大規模計算-」が採択された平成 22 年度-24 年度

- 27 -

(4) 神戸大学統合研究拠点における計算科学に関する 3 つのプロジェクトが採択

平成 23 年 3 月ポートアイランドに設置された神戸大学統合研究拠点においてシステム情報学研

究科の 3 つのプロジェクトが採択された

22 競争的資金の獲得

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術において研究課題「テ

ーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共創に関する研究開発」を受託

3D プリンタによるテーラーメイド化が困難であったラバー製品について地域産業であるシュー

ズを取り上げ多様なユーザとの IoV (Internet of Values)環境を構築してインタラクティブな価値

流通に基づく超デライト設計生産システムを開発するとともに熱可塑成形と架橋のトレードオ

フを解決しリアクティブ 3D プリンタマシンとその素材を研究開発する期間平成 26 年 10 月

-平成 28 年度 予算総額218231 千円

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自

立分散エネルギーシステム技術の実証研究」を受託

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究を展開するための環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業

の研究課題「離島漁村における直流技術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究(研

究代表者神戸大学)」を受託した平成 24 年度-26 年度総経費 554350 千円

(2) 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に参画

我が国が抱える種々の社会的課題を 先端の情報技術を駆使して解決すると共に社会の新たな

価値や産業の創出を情報技術の応用を通じて行える人材の 育成を目指し分野や地域の枠を越えた

産学の協働ネットワークを構築し多くの優秀な学生を育成すると共に実践的情報教育の知見を

蓄積し広く普及させることを目的とした文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネット

ワーク形成事業」に参画した本プログラムは全国に展開した 15 校の連携校が中心になりベン

ダーユーザ企業の協力のもとで開発し実行する平成 24 年度-28 年度総経費 約 25 億円

分担金約 1 億円

(3) 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて

「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託し

- 28 -

た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

- 29 -

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

- 30 -

23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

- 31 -

Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

- 32 -

(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

- 33 -

32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

- 34 -

業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

- 35 -

4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

- 36 -

(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 14: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

149 [受託

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- 14 -

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- 15 -

1410 [外部資金課題 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業]離島漁村における直流技

術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究

(研究代表者玉置 久期間平成 24 年度~平成 26 年度予算総額554350 千円(うち間

接経費22136280 千円))

(1) 概要

地球温暖化や自然災害への対応策の一つとして自立分散エネルギーシステムの重要性可能

性が再認識されているこのような背景のもと本実証研究は国の総合特区制度指定を受けた「あ

わじ環境未来島構想」においてエネルギー自立島を目指す離島「沼島」を実証の場とし直流給電

方式による電力変換ロスの低減ならびに自然エネルギーの有効活用をベースとした自立分散エネル

ギーシステム構築の実証研究を試みるものである実験を進めるにあたって(1) 高性能直流マイク

ログリッドシステムの開発(2) 高性能据置型およびモバイル型バッテリの開発(3) ダイナミック

プライシングによる電力消費抑制手法の開発(4) 全体システムの 適化手法の開発をサブテーマ

として設定している

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

昨年度までに設計開発設置を済ませた直流マイクログリッドシステムおよびダイナミックプ

ライシング環境をもとに本年度は実証研究を本格的に遂行した(1) および (2) については直

流マイクログリッドシステムの電圧安定性および効率(電力変換効率エネルギー利用効率)(3) に

ついてはダイナミックプライシング(見える化を含む)による電力消費削減効果においてそれぞ

れ目標値を達成する結果が得られていることが確認されたまた(4) については実証実験による

結果を反映させる形で全体システムの 適構成(沼島全体をカバーする場合の 適設備導入量の試

算等)が示されたまたまたシミュレーションによる仮想実験を通して交流給電方式のシス

テムに比して目標とする CO2排出量削減を達成できることが確認された

- 16 -

1411 [高性能汎用計算機高度利用事業補助金「戦略プログラム」分野2新物質エネルギー創成] 重点

課題2電子状態動力学熱揺らぎの融和と分子理論の新展開

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 27 年度予算総額183188 千円)

(1) 概要

本重点課題の目的は電子状態動力学熱揺らぎの取り扱いをコアエレメントとして革新的な

発展を図りそれらの融和的な理解と練成に基づいた新しい分子理論を推進する事である超並列

計算環境を高度に活用する事によりこれまで取り扱いが困難であった複数の物理原理が絡み合う

実在系の分子科学を発展し物質設計生命エネルギー問題を基礎原理から解決する役割を担う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

(a) 高精度電子状態計算によるフラーレン誘導体の計算

露わに相関した二次の摂動論(MP2-F12 法)と分子求積 MP2 法に関しては前年度までに

GELLAN プログラムに超並列実装が完了しているH25 年度に開発および実装した分子間相互作用

エネルギーを正確に計算するための分母を制限した二次の摂動論(RD-MP2 法)と密度汎関数理論を

併用してH26 年度にはフラーレンの外部修飾に関する計算を更に進め一つのフラーレン分子に

は 大で三箇所に N-ヘテロ環状カルベンが結合しうることが計算によって示唆された複数のカ

ルベンを結合させると結合エネルギーが順次わずかに減少していくため複数個の N-ヘテロ環状カ

ルベンを結合させるためには実際の実験条件下では過量の N-ヘテロ環状カルベンを必要とするこ

とになり結合する個数の制御が難しく結果として目的である電子的性質の制御が難しくなるこ

とが想像されるそこで二つや三つの N-ヘテロ環状カルベンを一つの分子内に保有する分子の設

計を試みた予備的な計算により架橋部の結合距離をうまく設計すれば二箇所や三箇所でフラ

ーレンに結合できる N-ヘテロ環状カルベン分子を設計できる見通しとなったこのようなフラーレ

ン誘導体は一分子のカルベンが結合した分子とは電子的な性質が異なるため本結果は多様な電

子的な性質をもつフラーレン誘導体を精密に合成できる可能性を示したと言えるまたH26 年度

は上記の研究課題に加えて分子のイオン化ポテンシャルを二次の摂動論に基づいて正確に計算す

る露わに相関した二次のダイソン方程式法の開発も行った多環芳香族炭化水素やチオフェン分子

ポルフィリン分子など有機電子材料として使われるいくつかの分子に適用したところ密度汎関

数理論や Hartree-Fock 法よりも実験値に近い良好な結果が得られたこのような有機電子材料のイ

オン化ポテンシャルを高精度に計算する手法は新しい分子の設計に貢献するものと期待される

(b) モデル空間量子モンテカルロ法の並列プログラム開発と光システム II のスピン状態の計算

強い電子相関を持つ系の電子状態計算を目的としたモデル空間量子モンテカルロ(MSQMC)法に

関しては昨年度に完成した MPIOpenMP 並列プログラムの高速化を行ったアルゴリズムやデー

タ構造を修正した中で も効果の大きかったのは各ノードが受け持つウォーカー数を計算中に

ダイナミックに平均化することによってより均等な負荷分散を達成したことである現在のアル

ゴリズムでは1000 モンテカルロステップ毎に各ノードに存在するウォーカー数を調べ平均よ

りも多い数が存在するノードから少ないノードに移動させることによってウォーカー数の平均化

- 17 -

を行っているウォーカーの通信による遅延が生じるが並列化効率が向上したことによって計算

は高速化され約2億のウォーカーを使用したクロム 2 量体の MSQMC 計算ではFCIQMC や DMRG

法による 善値と統計誤差内で一致する結果が得られた遷移金属水素化物の基底状態と励起状態

のポテンシャル曲線への応用ではMSQMC 法による様々なスピン状態の結合解離エネルギーは実

験値と良い一致を示したまた数千の電子配置(スレーター行列式)からなる P-空間を使用して

光システム II の活性中心(OEC)のモデル系について様々なスピン状態のテスト計算を行ったこ

の系では 低でもマンガンd軌道と酸素2p 軌道(合計35軌道)を考慮して P-空間に主配置を

生成しなければならないがこれらの全ての軌道を含めて初期 P-空間を決定することは不可能であ

るこのような場合にはMSQMC 計算中に Q-空間に存在するスレーター行列式の中で多数のウォー

カーを持つようになったものをP-空間に移動させるldquoプロモーションrdquoが本質的になる今回の

計算では限られたd軌道内の励起のみを含むスレーター行列式からなる初期 P-空間を使用して

MSQMC 計算を開始しプロモーションによって全てのd軌道と酸素2p軌道間の励起を含むスレータ

ー行列式を追加することによりP-空間の改善を行った様々な d 軌道間の励起を含む多数のスレ

ーター行列式が生成されMSQMC 計算の結果からはBroken-Symmetry(BS)DFT 法では計算できない

4重項スピン状態が低エネルギー領域に存在することが示唆された

(c) 光システム II の構造と電子状態の研究

光システム II(PS II) の活性生中心(OEC)であるマンガンクラスター(CaMn4O5) には第二配位圏からの

アミノ酸残基や水分子が存在し複雑なクラスター構造を形成している高分解能 X 線回折(XRD)構造ならび

に F Neese の最適化構造を基にした OEC と第二配位圏の周辺アミノ残基から成るモデル系に対して酸化

状態 S2 の全電子計算を行ったOEC は強相関電子系であり非常に複雑なスピン状態を有するこのような

系 に 静 的 電 子 相 関 効 果 を 取 り 込 む た め に Broken-Symmetry(BS) 法 を 適 用 し た 計 算 レ ベ ル は

UB3LYP6-31G(d)である得られたOECのBS解のうち低スピン解(Sz=12)の全電子エネルギーが最小で

次いで中間スピン解(Sz=52)の全電子エネルギーが小さかったS2 状態は電子スピン共鳴(ESR)測定からは

二重項が基底状態六重項が第一励起状態と帰属されておりSz=12Sz=52 の BS 解がそれぞれ対応す

ると考えられるBS 解はいずれもスピン混入が大きく静的電子相関効果が取り込まれていることも分かった

低スピン解に対してスピン密度を求め超微細構造定数の計算を行ったスピン密度はいずれもマンガンに

局在しておりHis332 が配位したマンガンの超微細構造定数が最大であった各マンガンの超微細構造定

数は電子minus核二重共鳴(ENDOR)測定結果と定性的に一致することが分かったさらに得られた BS 解を用い

て OEC に周辺のタンパク質を取り込んだモデル系に対して相互作用を分散させた並列フラグメント分子軌

道(FMO)計算を行った計算レベルは FMO-UB3LYP6-31G(d)であるペア相互作用解析を行うことによっ

て周辺タンパク環境が OEC に与える影響を定量的に評価することができた周囲 3Å程度離れたアミノ残基

(Glu329Val330 Ala351Leu352 など)までが OEC に電子的影響を与えており5Å程度以上離れたアミノ残

基(Arg357 Cl679Thr316Lys317 など)も静電相互作用による影響があることが示されたこのことから酸素

発生過程において第二配位圏のアミノ残基の寄与は重要であると考えられる周辺アミノ残基を含めたモデ

ル系に対してFMO-UB3LYP6-31G(d)レベルの構造最適化を行うことによってより精密な解析が可能である

と考えられる

- 18 -

図1TRECVID 2012 SIN (light) 部門で開発

された手法のランキング

15 平成 25 年度以前に終了したプロジェクトの成果

本節には平成 25 年度以前に終了したこれまでのプロジェクト成果を再掲する

151 [科研費基盤研究 B] 機械学習の枠組みに基づく映像検索システムの再構築

(研究代表者上原邦昭期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額20280 千円)

(1) 概要

本プロジェクトは映像例示型検索(QBE Query By Example)と呼ばれる映像検索技術に焦

点を当てたものであるQBE はクエリとして与えられた映像から色エッジ動きなどの特徴

量に基づいて与えられたショットと類似したショットを検索する手法である一方QBE は与

えられたショットとの類似度に基づく検索モデル(分類器)を学習するという観点から見れば機

械学習におけるldquo例からの学習rdquoと考えることもできるすなわちクエリに適合する映像としない映

像を識別するための分類器を構築する機械学習の問題とみなせることにもなるそこで事例

特徴量学習アルゴリズムデータ量といった機械学習の観点から QBE の改良について検討した

終的に大規模な映像データからクエリに適合する映像を高速かつ高精度に検索可能な手法を

開発したさらに開発手法を物体認識に応用して米国 NIST 後援の世界的な映像解析コンテス

ト TRECVID 2012 において世界 高精度を達成することに成功した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

本プロジェクトで開発した高速な SVM 学習テスト手法および高速な特徴量抽出手法を応用

してTRECVID 2012 Semantic INdexing (SIN)部門に参加した結果を示すTRECVID は映像検

索に関する競争型ワークショップでありそのうち SIN 部門では例えば「人」「車」「建物」と

いった人間にとって意味のある概念を大規模な映像データから自動認識する技術を競争すること

を目的としたものである図1の棒グラフはSIN (light)部門での本手法の認識精度(MAP)を表

している1 本の棒が 1 つの手法の認識精度を表し我々の手法は白抜きの棒で示しているこの図

から本プロジェクトで開発した映像検索技術は世界 25 の研究機関で開発された合計 91 手法の

中で 高精度を達成していることが分かるこれは本プロジェクトで開発された高速化手法によ

り他の研究機関よりも多くの学習例を用いて高精度な SVM を学習できたことおよび多くの局所

領域を考慮して精巧な特徴量を抽出できたことによるものである

- 19 -

Bottom Tier

NS3

NS4PFE

DPU

PFE

Top Tier

NS1

TSVs

NS2PFE

DPU

PFE

PFE Probing Front EndDPU Data Processing Unit (35kTr)NS Digital noise source (179kTr)

Tsamp

Vref

Dout

VsfoTargetSignal

PFE

152 [科研費基盤研究 B] 三次元積層VLSIにおける配線システムのインテグリティに関する研究

(研究代表者永田 真期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額19240 千円)

(1) 概要

三次元積層 VLSI システムにおける積層方向に延伸した配線システムのインテグリティ(完全性)

を指向する設計手法に向けてシリコンチップを貫通する配線構造であるシリコン貫通ビア(TSV)

とシリコン基板との電気的結合に関する実験的及び解析的な理解を追及したとりわけ三次元積

層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性に着目しノイズ結

合が TSV の物理配置や回路の動作周波数に強く依存することを①ノイズエミュレータ及びノイズ

モニタを搭載した三次元積層チップによるノイズ波形のその場評価②三次元配線システムとシリ

コン基板の等価回路の理論解析により明らかにしたこの研究はベルギーの研究機関である

IMEC との協力研究体制のもとで推進した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

三次元積層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性を評価

するためのプロトタイプチップを開発し(左図)そのノイズ結合が三次元積層構造の層内や層間に

おいて異なる周波数応答特性を示すことについてプロトタイプチップによる実験及び三次元積層

構造の等価回路による理論解析により示した(右図)両者はよく一致しており三次元積層 VLSI

設計における等価回路の有用性が示された

NS 1

NS 4

NS 2

NS 3 PFE

PFE

-70

-60

-50

-40

-30

-20

01 1 10 100 1000 104

S 12 p

aram

eter

(dB2

0)

Freq(MHz)

NS1-NS3NS1-NS2

NS3-NS4NS2-NS4

シミュレーション理論計算

層内結合

層間結合

低周波数 中周波数 高周波数

- 20 -

153 [文部科学省先導的創造科学技術開発費補助金「社会的システム改革と研究開発の一体的推進」]

企業を牽引する計算科学高度技術者の養成

(研究代表者賀谷信幸期間平成 22 年度-26 年度予算総額214381 千円)

(1) 概要

地域に集積するものづくり産業を次世代型製造業へ転換させるために企業内で 先端シミュレ

ーション技術の導入利活用を牽引するリーダーの養成を目指すシミュレーションの本質の理解

を目的にプログラム開発から既製アプリソフトの活用まで受講者に 適なテーラーメイドの

教育カリキュラムで指導するプログラム相談室の設置など手厚い指導体制で 先端スーパーコ

ンピュータを駆使し新産業を創出する人材を育成する

(2) 研究成果

(a) 進捗状況

本プロジェクトで も重要視されるデータは修了者数である本プロジェクトの申請時には修

了者の目標人数を毎年20名と設定したその修了者数の達成度がプロジェクトの評価となる

初年度は体制作りが主となり修了者を輩出するところまで及ばなかったが2年目でほぼ目標

人数を越えることができた4年目にして本プロジェクトの 終目標である100名を越えるこ

とができ3年目の中間評価でもA(採択6大学中2位)で評価された

(b) 人材養成プロジェクトの有効性

1) 養成修了人材が地域で活躍する仕組み

兵庫県には重工業関係をはじめ多くの製造業が集積し日本の産業界を担っているこれら

の企業からの受講者がシミュレーション手法を学び企業での製品開発や設計製作に貢献し

ている受講者の中には修了後もセミナーを受講したりシミュレーション相談室で問合せの

継続を希望していることから地域での活躍状況が分かり定着してシミュレーションを企業内

で牽引している具体的には基礎コース修了者から応用コースを希望している受講者が 4 名お

り現在テーラー相談を準備しているまた応用コースが修了した11名が継続して受講して

いる

① 企業経営者のシミュレーションへの理解

シミュレーションの必要性有用性を企業経営者に理解させることが企業でのシミュレー

ション活用の 短の方策と考え関西経済連合会神戸商工会議所などで経営者向けのセミナ

ーを開催しているまた神戸ポートアイランドの神戸大学統合研究拠点に多くの企業経営者

の見学があるその際本事業の説明を行い受講者の派遣を依頼しているまた神戸大学

に就職のために訪れる企業人事関係者に本事業を説明した結果3社の参加があった

② 養成修了人材に成功体験

企業のシミュレーション担当部署でシミュレーションによる実績を上げることが大変重要

であるシミュレーション手法の理解不足からシミュレーション利用を中断するケースが多く

見られる開発研究においてシミュレーションを用いた成功体験が重要で本事業の修了後の

指導継続が必要である

- 21 -

③ 計算機使用の貸与

シミュレーションにはプログラムによっては高速のスーパーコンピュータが必要である

神戸大学が所有する 20TFlops のスーパーコンピュータ富士通 FX-10 を企業に無償で利用を提

供している

2) 養成人材の活躍状況

本事業の波及効果として修了生の活躍状況が重要な指針となる事例として以下5例を示す

① 社内で開発していたプログラムが計算時間を 24 日から 8 日に短縮され社内での開発に活

用できる計算時間までに短縮できた

② 船舶からの排水システムに関して実験データとシミュレーション結果との相違を比較検討し

てシミュレーションの有用性を理解した今後の船舶の取水排水システムの設計にシミュレ

ーションが活用される

③ SPring-8 で観測されたデータ例を用いて逆モンテカル法を用いた解析手法を学んだその

結果社内で取得した SPring-8 での実験結果の解析に用いるために共同研究に進んだ

④ ガス分子の衝突過程にシミュレーションを適応した計算アルゴリズムの再検討とプログラム

の高速化を実現し商品開発に繋げた

⑤ 可視化のプログラムの利用法を習得しこれからのシミュレーション結果の説明解析に企業

で活用する

⑥ 他にこれから流体のシミュレーションを企業内で開始するための事前勉強等があり本事業

が企業内の開発研究に大きな効果をもたらしている

3) 波及効果

シミュレーション手法はあらゆる開発研究から株価予測などの社会現象まで幅広く活用され

ている研究手法であるこのシミュレーション手法は当然兵庫県の企業だけではなくあらゆ

る企業で利活用されるものであるこの人材養成は兵庫県関西圏のみならず北海道から九

州までの日本全国にそれぞれの人材育成拠点を設置すべきである日本の要所に計算科学の人材

育成拠点を設けシミュレーションを全国の企業に普及させれば日本でのプロダクトイノベ

ーションを誘起するものである本事業に関して関西圏外からも多くの問合せがあることから

も明らかである特に本事業の特徴であるテーラー相談室とシミュレーション相談室の運営方

法本事業で開発した e-ラーニングのコンテンツの共同利用やテレビ会議システムによる授業の

配信シミュレーションに熟達した教師のリストの共有などを提供することにより日本の各所

に計算科学の人材育成拠点を設けることができる

修了者数(平成 25 年度まで)受講者数(平成 25 年度) (単位人)

1 年目

(H22 年度)

2 年目

(H23 年度)

3 年目

(H24 年度)

4 年目

(H25 年度)

修了 0 38 43 29

初年度からの累計 0 38 81 110

申請時の修了者の

目標人数 20 40 60 80

- 22 -

154 [科研費新学術領域研究(研究領域提案型)] 少数分子反応ネットワーク理論の構築-少数性

と階層性の観点からのモデリング-

(研究代表者冨樫祐一期間平成 23 年度~平成 27 年度 予算総額 87100 千円)

(1) 概要

細胞では分子数が1個から数万個と多種多様な成分が階層的に関与しあっている分子が数~

数十個程度になると「数」の離散性が顕著となりフィードバック回路等の動作不安定が誘発され

る一方こうした少数分子の離散性がシステムの可塑性適応性をもたらす重要な役割を果た

す可能性も示されている

本研究では少数分子性階層性に着目し1分子計測データなどから背後に存在する階層を

つなぐ高次反応ネットワークおよび分子の少数性離散性を抽出評価しつつ生命システムの特

質である高い動作安定性(頑健性)と適度な動作不安定性(可塑性適応性)の両立のメカニズム

を定量的に予測検証することが可能な新しい理論と汎用な解析基盤技術を開発する

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

少数個のドメイン(サブユニット)からなる分子機械においてドメイン間の協調動作に重要な

構造変化を介した情報伝達を粗視化分子動力学を用いて解析し情報の伝わる向きと強さを評価

したまた細胞などでの1粒子の拡散時系列から化学反応と関係した非熱的ゆらぎを評価する

手法を構成し計測解析に課される条件を明らかにした

少数性生物学に関する計測の多くは

データを解釈する以前に SN 比が低いた

めノイズの存在下観測量から背後に

存在する物理量の任意の関数値を抽出す

る解析方法などを開発したまた複数

の少数個の輝点から構成される動態の集

団挙動から各少数要素間のコヒーレンス

がどのように生起するかを定量化する情

報理論的枠組みを新規に考案した

引き続き領域内の実験研究者らと共

同で分子モーターのサブユニット間

分子間の協調動作転写因子による遺伝

子探索過程などをターゲットに生体に

おける少数性効果の検証を進めている

分子モーターなどでの化

学反応に起因する非熱的ゆ

らぎ(右下)を1粒子(中

央)の拡散時系列データから

評価する手法を開発した例

えば粒子に結合した少数個

のモーターの協同性の解析

などに応用可能である

[Shinkai amp Togashi EPL

105 30002 (2014)]

分子内部や隣接分

子間で構造変化を介

して情報が伝わる向

き強さ(図中矢印)

を評価した図はミオ

シンV分子モーターの

例[Duumlttmann et al Biophys J 102 542

(2012)]

155 [総務

ルの

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(1) 概要

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東北大学

であり

担当し

(2) 平成 25

本研究

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レベル

内部の

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(3) 関連す

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たその成果

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学(研究代表

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5 年度(201

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表山口正洋

はICチップ

13 年度)まで

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シミュレー

技術を確立し

路によるノイ

当該の評価

に応用されて

神戸大学な

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ジーonline

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究開発

間平成 22 年

る高速信号伝

想定したTE

体と磁性体の

Cチップから

イズをそれぞ

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プレベルのノ

での成果

ベルのノイ

ータを統合

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イズ強度と通

価手段は半導

ている

どチップ上

1128)

変換器や RF

20130918

- 23 -

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年度~平成 2

伝送の品質を

EGチップの

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ら放射される

ぞれ10dB

より高速信

戸大学日本

ノイズ解析と

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携帯端末内

また第

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導体と磁性体

上の磁性薄膜

回路のテス

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25 年度 予

を向上させる

の開発とノイ

術の協調によ

る特定周波数

B低減し更

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本電気ルネ

と電磁界モデ

ードウェア

内部でのノイ

39 世代移動

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体の異分野技

膜で自家中毒

トに応用神

線通信実現の

予算総額(神戸

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イズ解析I

よる革新的な

数のノイズ

更にLTE級

質向上を明

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デルの創出に

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ズ発生と通信

動体通信(LT

化を関係づけ

技術の協調に

毒を抑制する

神戸大学が L

のための IC

戸大学契約分

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なノイズ抑制

及びノイズ

級移動通信端

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クトロニクス

に関する研究

ータと移動体

信への干渉

TE)を実例に

ける診断デー

による革新的

る技術を開発

LTE で有効性

C チップレベ

分) 224085

9世代携帯

レベルでのノ

制技術の確立

ズ源から近接

端末における

本研究は

スの共同研究

究開発を主に

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にIC チップ

ータの取得に

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(1) 概要

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メモリと細粒

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平成 20 年度

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ムばらつき

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究を実施した

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自律型ディペ

- 24 -

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度~平成 25

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改善を実証

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メモリと評価

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25 droop

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B

- 25 -

2 近における特記事項

21 特筆すべき事項

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府 SIP 戦略的イノベーション創造プログラムにおける革新的設計生産技術課題に以下の2件

が採択された

リアクティブ 3D プリンタによるテーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共

創に関する研究開発(研究担当者システム科学専攻 貝原 俊也教授)

全体俯瞰設計と製品設計の着想を支援するワークスペースの研究開発(研究担当者計算科学

専攻 小野 謙二 客員教授)

(2) 工学研究科連携創造本部との共催による「産hArr学フォーラム-企業の実践に学ぶ-」を平成 26 年

11 月 21 日に開催した

【平成 25 年度(2013 年度)】

(1) システム情報学研究科 3 周年記念シンポジウム「知の統合による技術と社会の調和を目指して―学際

的融合研究の推進―」を平成 25 年 2 月 5 日に開催した

(2) イタリアIASI-CNR(Institute for Systems Analysis and Computer Science ndash National Research

Council)と学術交流協定を締結した

(3) フランスインサリヨン工科大学と学術交流協定を締結した

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) スーパーコンピュータ π-computer(富士通 PRIMEHPC FX-10)を導入

平成 24 年神戸大学統合研究拠点にスーパーコンピュータ「京」に代表される大規模シミュレ

ーション教育に資するため「京」とほぼ同一のアーキテクチャを有するスーパーコンピュータ

PRIMEHPC FX-10 を導入した総経費 180000 千円

(2) 理化学研究所計算科学研究機構との共同研究を開始

平成 24 年 5 月 15 日に理化学研究所計算科学研究機構と神戸大学の間で締結した計算科学計算機

科学分野における連携協定に基づき2 つの共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」および

「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」を開始した

共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」においては小規模問題を主な対象とし数万コ

アを活用して固有値を超高速に計算できるライブラリの開発を目指す神戸大学で試作しているブロ

ックヤコビ法と呼ばれるアルゴリズムに基づく固有値計算コードをスーパーコンピュータ「京」上で

適化し性能評価に基づく改良を行う

共同研究「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」ではスーパーコンピュータ「京」で実

行される大規模な計算機シミュレーションの出力データから特徴的な現象を探索し理解するため

- 26 -

のマルチモーダルな可視化技術の研究を π-CAVE を用いて行う

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 没入型 3 次元可視化システム π-CAVE を導入

平成 23 年 6 月神戸大学統合研究拠点 計算科学計算機工学研究プロジェクトに計算機シミ

ュレーション結果の 3 次元可視化による解析を推進するため没入型 3 次元可視化システム π-CAVE

を導入した本システムは一般公開され1000 名を越す見学者があった総経費 122000 千円

(2) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

特別経費(プロジェクト分)として「計算科学におけるデータ可視化研究拠点の形成」が採択さ

れた本課題では計算科学のあらゆる研究分野のためのインフラである可視化システムの充実を

図り空間と時間の大規模 4 次元シミュレーションデータ可視化のための先進的アルゴリズムの研

究開発とその実装法を開発し全国の計算科学の研究と教育に寄与することを目的としている平

成 23 年度-平成 27 年度総経費 120540 千円

(3) FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナーの開催

平成 24 年 1 月 23 日-1 月 29 日の 7 日間FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナー「強制法の視

点からの集合論(Forcing in Set Theory)」を開催した

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 大学院システム情報学研究科の新設

平成 22 年(2010 年)4 月 神戸大学にシステム科学情報科学計算科学の 3 専攻から成るシス

テム情報学研究科を新設した

(2) 協定講座と連携講座の開講

システム情報学研究科計算科学専攻では京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学

名古屋大学筑波大学の 5 大学と協定を締結し本学の学生のみならず全国の大学生に対して計算

科学の教育を開始したまた地球シミュレータを有する独立行政法人海洋研究開発機構および

独立行政法人理化学研究所と連携講座を組織し計算機シミュレーションの応用分野における 先

端の研究テーマを教育するための各研究機関の研究者および大学教員との強力な教育研究推進体

制を構築した

(3) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

「工学と保健学医学の学際連携による斬新な「健康工学」創成 -高度生体計測と超大規模計算を

用いたヒトの認知運動機能超高速超大規模計算-」が採択された平成 22 年度-24 年度

- 27 -

(4) 神戸大学統合研究拠点における計算科学に関する 3 つのプロジェクトが採択

平成 23 年 3 月ポートアイランドに設置された神戸大学統合研究拠点においてシステム情報学研

究科の 3 つのプロジェクトが採択された

22 競争的資金の獲得

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術において研究課題「テ

ーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共創に関する研究開発」を受託

3D プリンタによるテーラーメイド化が困難であったラバー製品について地域産業であるシュー

ズを取り上げ多様なユーザとの IoV (Internet of Values)環境を構築してインタラクティブな価値

流通に基づく超デライト設計生産システムを開発するとともに熱可塑成形と架橋のトレードオ

フを解決しリアクティブ 3D プリンタマシンとその素材を研究開発する期間平成 26 年 10 月

-平成 28 年度 予算総額218231 千円

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自

立分散エネルギーシステム技術の実証研究」を受託

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究を展開するための環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業

の研究課題「離島漁村における直流技術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究(研

究代表者神戸大学)」を受託した平成 24 年度-26 年度総経費 554350 千円

(2) 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に参画

我が国が抱える種々の社会的課題を 先端の情報技術を駆使して解決すると共に社会の新たな

価値や産業の創出を情報技術の応用を通じて行える人材の 育成を目指し分野や地域の枠を越えた

産学の協働ネットワークを構築し多くの優秀な学生を育成すると共に実践的情報教育の知見を

蓄積し広く普及させることを目的とした文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネット

ワーク形成事業」に参画した本プログラムは全国に展開した 15 校の連携校が中心になりベン

ダーユーザ企業の協力のもとで開発し実行する平成 24 年度-28 年度総経費 約 25 億円

分担金約 1 億円

(3) 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて

「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託し

- 28 -

た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

- 29 -

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

- 30 -

23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

- 31 -

Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

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(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

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32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

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業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

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4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

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(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

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(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

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Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 15: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

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1410 [外部資金課題 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業]離島漁村における直流技

術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究

(研究代表者玉置 久期間平成 24 年度~平成 26 年度予算総額554350 千円(うち間

接経費22136280 千円))

(1) 概要

地球温暖化や自然災害への対応策の一つとして自立分散エネルギーシステムの重要性可能

性が再認識されているこのような背景のもと本実証研究は国の総合特区制度指定を受けた「あ

わじ環境未来島構想」においてエネルギー自立島を目指す離島「沼島」を実証の場とし直流給電

方式による電力変換ロスの低減ならびに自然エネルギーの有効活用をベースとした自立分散エネル

ギーシステム構築の実証研究を試みるものである実験を進めるにあたって(1) 高性能直流マイク

ログリッドシステムの開発(2) 高性能据置型およびモバイル型バッテリの開発(3) ダイナミック

プライシングによる電力消費抑制手法の開発(4) 全体システムの 適化手法の開発をサブテーマ

として設定している

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

昨年度までに設計開発設置を済ませた直流マイクログリッドシステムおよびダイナミックプ

ライシング環境をもとに本年度は実証研究を本格的に遂行した(1) および (2) については直

流マイクログリッドシステムの電圧安定性および効率(電力変換効率エネルギー利用効率)(3) に

ついてはダイナミックプライシング(見える化を含む)による電力消費削減効果においてそれぞ

れ目標値を達成する結果が得られていることが確認されたまた(4) については実証実験による

結果を反映させる形で全体システムの 適構成(沼島全体をカバーする場合の 適設備導入量の試

算等)が示されたまたまたシミュレーションによる仮想実験を通して交流給電方式のシス

テムに比して目標とする CO2排出量削減を達成できることが確認された

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1411 [高性能汎用計算機高度利用事業補助金「戦略プログラム」分野2新物質エネルギー創成] 重点

課題2電子状態動力学熱揺らぎの融和と分子理論の新展開

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 27 年度予算総額183188 千円)

(1) 概要

本重点課題の目的は電子状態動力学熱揺らぎの取り扱いをコアエレメントとして革新的な

発展を図りそれらの融和的な理解と練成に基づいた新しい分子理論を推進する事である超並列

計算環境を高度に活用する事によりこれまで取り扱いが困難であった複数の物理原理が絡み合う

実在系の分子科学を発展し物質設計生命エネルギー問題を基礎原理から解決する役割を担う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

(a) 高精度電子状態計算によるフラーレン誘導体の計算

露わに相関した二次の摂動論(MP2-F12 法)と分子求積 MP2 法に関しては前年度までに

GELLAN プログラムに超並列実装が完了しているH25 年度に開発および実装した分子間相互作用

エネルギーを正確に計算するための分母を制限した二次の摂動論(RD-MP2 法)と密度汎関数理論を

併用してH26 年度にはフラーレンの外部修飾に関する計算を更に進め一つのフラーレン分子に

は 大で三箇所に N-ヘテロ環状カルベンが結合しうることが計算によって示唆された複数のカ

ルベンを結合させると結合エネルギーが順次わずかに減少していくため複数個の N-ヘテロ環状カ

ルベンを結合させるためには実際の実験条件下では過量の N-ヘテロ環状カルベンを必要とするこ

とになり結合する個数の制御が難しく結果として目的である電子的性質の制御が難しくなるこ

とが想像されるそこで二つや三つの N-ヘテロ環状カルベンを一つの分子内に保有する分子の設

計を試みた予備的な計算により架橋部の結合距離をうまく設計すれば二箇所や三箇所でフラ

ーレンに結合できる N-ヘテロ環状カルベン分子を設計できる見通しとなったこのようなフラーレ

ン誘導体は一分子のカルベンが結合した分子とは電子的な性質が異なるため本結果は多様な電

子的な性質をもつフラーレン誘導体を精密に合成できる可能性を示したと言えるまたH26 年度

は上記の研究課題に加えて分子のイオン化ポテンシャルを二次の摂動論に基づいて正確に計算す

る露わに相関した二次のダイソン方程式法の開発も行った多環芳香族炭化水素やチオフェン分子

ポルフィリン分子など有機電子材料として使われるいくつかの分子に適用したところ密度汎関

数理論や Hartree-Fock 法よりも実験値に近い良好な結果が得られたこのような有機電子材料のイ

オン化ポテンシャルを高精度に計算する手法は新しい分子の設計に貢献するものと期待される

(b) モデル空間量子モンテカルロ法の並列プログラム開発と光システム II のスピン状態の計算

強い電子相関を持つ系の電子状態計算を目的としたモデル空間量子モンテカルロ(MSQMC)法に

関しては昨年度に完成した MPIOpenMP 並列プログラムの高速化を行ったアルゴリズムやデー

タ構造を修正した中で も効果の大きかったのは各ノードが受け持つウォーカー数を計算中に

ダイナミックに平均化することによってより均等な負荷分散を達成したことである現在のアル

ゴリズムでは1000 モンテカルロステップ毎に各ノードに存在するウォーカー数を調べ平均よ

りも多い数が存在するノードから少ないノードに移動させることによってウォーカー数の平均化

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を行っているウォーカーの通信による遅延が生じるが並列化効率が向上したことによって計算

は高速化され約2億のウォーカーを使用したクロム 2 量体の MSQMC 計算ではFCIQMC や DMRG

法による 善値と統計誤差内で一致する結果が得られた遷移金属水素化物の基底状態と励起状態

のポテンシャル曲線への応用ではMSQMC 法による様々なスピン状態の結合解離エネルギーは実

験値と良い一致を示したまた数千の電子配置(スレーター行列式)からなる P-空間を使用して

光システム II の活性中心(OEC)のモデル系について様々なスピン状態のテスト計算を行ったこ

の系では 低でもマンガンd軌道と酸素2p 軌道(合計35軌道)を考慮して P-空間に主配置を

生成しなければならないがこれらの全ての軌道を含めて初期 P-空間を決定することは不可能であ

るこのような場合にはMSQMC 計算中に Q-空間に存在するスレーター行列式の中で多数のウォー

カーを持つようになったものをP-空間に移動させるldquoプロモーションrdquoが本質的になる今回の

計算では限られたd軌道内の励起のみを含むスレーター行列式からなる初期 P-空間を使用して

MSQMC 計算を開始しプロモーションによって全てのd軌道と酸素2p軌道間の励起を含むスレータ

ー行列式を追加することによりP-空間の改善を行った様々な d 軌道間の励起を含む多数のスレ

ーター行列式が生成されMSQMC 計算の結果からはBroken-Symmetry(BS)DFT 法では計算できない

4重項スピン状態が低エネルギー領域に存在することが示唆された

(c) 光システム II の構造と電子状態の研究

光システム II(PS II) の活性生中心(OEC)であるマンガンクラスター(CaMn4O5) には第二配位圏からの

アミノ酸残基や水分子が存在し複雑なクラスター構造を形成している高分解能 X 線回折(XRD)構造ならび

に F Neese の最適化構造を基にした OEC と第二配位圏の周辺アミノ残基から成るモデル系に対して酸化

状態 S2 の全電子計算を行ったOEC は強相関電子系であり非常に複雑なスピン状態を有するこのような

系 に 静 的 電 子 相 関 効 果 を 取 り 込 む た め に Broken-Symmetry(BS) 法 を 適 用 し た 計 算 レ ベ ル は

UB3LYP6-31G(d)である得られたOECのBS解のうち低スピン解(Sz=12)の全電子エネルギーが最小で

次いで中間スピン解(Sz=52)の全電子エネルギーが小さかったS2 状態は電子スピン共鳴(ESR)測定からは

二重項が基底状態六重項が第一励起状態と帰属されておりSz=12Sz=52 の BS 解がそれぞれ対応す

ると考えられるBS 解はいずれもスピン混入が大きく静的電子相関効果が取り込まれていることも分かった

低スピン解に対してスピン密度を求め超微細構造定数の計算を行ったスピン密度はいずれもマンガンに

局在しておりHis332 が配位したマンガンの超微細構造定数が最大であった各マンガンの超微細構造定

数は電子minus核二重共鳴(ENDOR)測定結果と定性的に一致することが分かったさらに得られた BS 解を用い

て OEC に周辺のタンパク質を取り込んだモデル系に対して相互作用を分散させた並列フラグメント分子軌

道(FMO)計算を行った計算レベルは FMO-UB3LYP6-31G(d)であるペア相互作用解析を行うことによっ

て周辺タンパク環境が OEC に与える影響を定量的に評価することができた周囲 3Å程度離れたアミノ残基

(Glu329Val330 Ala351Leu352 など)までが OEC に電子的影響を与えており5Å程度以上離れたアミノ残

基(Arg357 Cl679Thr316Lys317 など)も静電相互作用による影響があることが示されたこのことから酸素

発生過程において第二配位圏のアミノ残基の寄与は重要であると考えられる周辺アミノ残基を含めたモデ

ル系に対してFMO-UB3LYP6-31G(d)レベルの構造最適化を行うことによってより精密な解析が可能である

と考えられる

- 18 -

図1TRECVID 2012 SIN (light) 部門で開発

された手法のランキング

15 平成 25 年度以前に終了したプロジェクトの成果

本節には平成 25 年度以前に終了したこれまでのプロジェクト成果を再掲する

151 [科研費基盤研究 B] 機械学習の枠組みに基づく映像検索システムの再構築

(研究代表者上原邦昭期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額20280 千円)

(1) 概要

本プロジェクトは映像例示型検索(QBE Query By Example)と呼ばれる映像検索技術に焦

点を当てたものであるQBE はクエリとして与えられた映像から色エッジ動きなどの特徴

量に基づいて与えられたショットと類似したショットを検索する手法である一方QBE は与

えられたショットとの類似度に基づく検索モデル(分類器)を学習するという観点から見れば機

械学習におけるldquo例からの学習rdquoと考えることもできるすなわちクエリに適合する映像としない映

像を識別するための分類器を構築する機械学習の問題とみなせることにもなるそこで事例

特徴量学習アルゴリズムデータ量といった機械学習の観点から QBE の改良について検討した

終的に大規模な映像データからクエリに適合する映像を高速かつ高精度に検索可能な手法を

開発したさらに開発手法を物体認識に応用して米国 NIST 後援の世界的な映像解析コンテス

ト TRECVID 2012 において世界 高精度を達成することに成功した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

本プロジェクトで開発した高速な SVM 学習テスト手法および高速な特徴量抽出手法を応用

してTRECVID 2012 Semantic INdexing (SIN)部門に参加した結果を示すTRECVID は映像検

索に関する競争型ワークショップでありそのうち SIN 部門では例えば「人」「車」「建物」と

いった人間にとって意味のある概念を大規模な映像データから自動認識する技術を競争すること

を目的としたものである図1の棒グラフはSIN (light)部門での本手法の認識精度(MAP)を表

している1 本の棒が 1 つの手法の認識精度を表し我々の手法は白抜きの棒で示しているこの図

から本プロジェクトで開発した映像検索技術は世界 25 の研究機関で開発された合計 91 手法の

中で 高精度を達成していることが分かるこれは本プロジェクトで開発された高速化手法によ

り他の研究機関よりも多くの学習例を用いて高精度な SVM を学習できたことおよび多くの局所

領域を考慮して精巧な特徴量を抽出できたことによるものである

- 19 -

Bottom Tier

NS3

NS4PFE

DPU

PFE

Top Tier

NS1

TSVs

NS2PFE

DPU

PFE

PFE Probing Front EndDPU Data Processing Unit (35kTr)NS Digital noise source (179kTr)

Tsamp

Vref

Dout

VsfoTargetSignal

PFE

152 [科研費基盤研究 B] 三次元積層VLSIにおける配線システムのインテグリティに関する研究

(研究代表者永田 真期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額19240 千円)

(1) 概要

三次元積層 VLSI システムにおける積層方向に延伸した配線システムのインテグリティ(完全性)

を指向する設計手法に向けてシリコンチップを貫通する配線構造であるシリコン貫通ビア(TSV)

とシリコン基板との電気的結合に関する実験的及び解析的な理解を追及したとりわけ三次元積

層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性に着目しノイズ結

合が TSV の物理配置や回路の動作周波数に強く依存することを①ノイズエミュレータ及びノイズ

モニタを搭載した三次元積層チップによるノイズ波形のその場評価②三次元配線システムとシリ

コン基板の等価回路の理論解析により明らかにしたこの研究はベルギーの研究機関である

IMEC との協力研究体制のもとで推進した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

三次元積層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性を評価

するためのプロトタイプチップを開発し(左図)そのノイズ結合が三次元積層構造の層内や層間に

おいて異なる周波数応答特性を示すことについてプロトタイプチップによる実験及び三次元積層

構造の等価回路による理論解析により示した(右図)両者はよく一致しており三次元積層 VLSI

設計における等価回路の有用性が示された

NS 1

NS 4

NS 2

NS 3 PFE

PFE

-70

-60

-50

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01 1 10 100 1000 104

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Freq(MHz)

NS1-NS3NS1-NS2

NS3-NS4NS2-NS4

シミュレーション理論計算

層内結合

層間結合

低周波数 中周波数 高周波数

- 20 -

153 [文部科学省先導的創造科学技術開発費補助金「社会的システム改革と研究開発の一体的推進」]

企業を牽引する計算科学高度技術者の養成

(研究代表者賀谷信幸期間平成 22 年度-26 年度予算総額214381 千円)

(1) 概要

地域に集積するものづくり産業を次世代型製造業へ転換させるために企業内で 先端シミュレ

ーション技術の導入利活用を牽引するリーダーの養成を目指すシミュレーションの本質の理解

を目的にプログラム開発から既製アプリソフトの活用まで受講者に 適なテーラーメイドの

教育カリキュラムで指導するプログラム相談室の設置など手厚い指導体制で 先端スーパーコ

ンピュータを駆使し新産業を創出する人材を育成する

(2) 研究成果

(a) 進捗状況

本プロジェクトで も重要視されるデータは修了者数である本プロジェクトの申請時には修

了者の目標人数を毎年20名と設定したその修了者数の達成度がプロジェクトの評価となる

初年度は体制作りが主となり修了者を輩出するところまで及ばなかったが2年目でほぼ目標

人数を越えることができた4年目にして本プロジェクトの 終目標である100名を越えるこ

とができ3年目の中間評価でもA(採択6大学中2位)で評価された

(b) 人材養成プロジェクトの有効性

1) 養成修了人材が地域で活躍する仕組み

兵庫県には重工業関係をはじめ多くの製造業が集積し日本の産業界を担っているこれら

の企業からの受講者がシミュレーション手法を学び企業での製品開発や設計製作に貢献し

ている受講者の中には修了後もセミナーを受講したりシミュレーション相談室で問合せの

継続を希望していることから地域での活躍状況が分かり定着してシミュレーションを企業内

で牽引している具体的には基礎コース修了者から応用コースを希望している受講者が 4 名お

り現在テーラー相談を準備しているまた応用コースが修了した11名が継続して受講して

いる

① 企業経営者のシミュレーションへの理解

シミュレーションの必要性有用性を企業経営者に理解させることが企業でのシミュレー

ション活用の 短の方策と考え関西経済連合会神戸商工会議所などで経営者向けのセミナ

ーを開催しているまた神戸ポートアイランドの神戸大学統合研究拠点に多くの企業経営者

の見学があるその際本事業の説明を行い受講者の派遣を依頼しているまた神戸大学

に就職のために訪れる企業人事関係者に本事業を説明した結果3社の参加があった

② 養成修了人材に成功体験

企業のシミュレーション担当部署でシミュレーションによる実績を上げることが大変重要

であるシミュレーション手法の理解不足からシミュレーション利用を中断するケースが多く

見られる開発研究においてシミュレーションを用いた成功体験が重要で本事業の修了後の

指導継続が必要である

- 21 -

③ 計算機使用の貸与

シミュレーションにはプログラムによっては高速のスーパーコンピュータが必要である

神戸大学が所有する 20TFlops のスーパーコンピュータ富士通 FX-10 を企業に無償で利用を提

供している

2) 養成人材の活躍状況

本事業の波及効果として修了生の活躍状況が重要な指針となる事例として以下5例を示す

① 社内で開発していたプログラムが計算時間を 24 日から 8 日に短縮され社内での開発に活

用できる計算時間までに短縮できた

② 船舶からの排水システムに関して実験データとシミュレーション結果との相違を比較検討し

てシミュレーションの有用性を理解した今後の船舶の取水排水システムの設計にシミュレ

ーションが活用される

③ SPring-8 で観測されたデータ例を用いて逆モンテカル法を用いた解析手法を学んだその

結果社内で取得した SPring-8 での実験結果の解析に用いるために共同研究に進んだ

④ ガス分子の衝突過程にシミュレーションを適応した計算アルゴリズムの再検討とプログラム

の高速化を実現し商品開発に繋げた

⑤ 可視化のプログラムの利用法を習得しこれからのシミュレーション結果の説明解析に企業

で活用する

⑥ 他にこれから流体のシミュレーションを企業内で開始するための事前勉強等があり本事業

が企業内の開発研究に大きな効果をもたらしている

3) 波及効果

シミュレーション手法はあらゆる開発研究から株価予測などの社会現象まで幅広く活用され

ている研究手法であるこのシミュレーション手法は当然兵庫県の企業だけではなくあらゆ

る企業で利活用されるものであるこの人材養成は兵庫県関西圏のみならず北海道から九

州までの日本全国にそれぞれの人材育成拠点を設置すべきである日本の要所に計算科学の人材

育成拠点を設けシミュレーションを全国の企業に普及させれば日本でのプロダクトイノベ

ーションを誘起するものである本事業に関して関西圏外からも多くの問合せがあることから

も明らかである特に本事業の特徴であるテーラー相談室とシミュレーション相談室の運営方

法本事業で開発した e-ラーニングのコンテンツの共同利用やテレビ会議システムによる授業の

配信シミュレーションに熟達した教師のリストの共有などを提供することにより日本の各所

に計算科学の人材育成拠点を設けることができる

修了者数(平成 25 年度まで)受講者数(平成 25 年度) (単位人)

1 年目

(H22 年度)

2 年目

(H23 年度)

3 年目

(H24 年度)

4 年目

(H25 年度)

修了 0 38 43 29

初年度からの累計 0 38 81 110

申請時の修了者の

目標人数 20 40 60 80

- 22 -

154 [科研費新学術領域研究(研究領域提案型)] 少数分子反応ネットワーク理論の構築-少数性

と階層性の観点からのモデリング-

(研究代表者冨樫祐一期間平成 23 年度~平成 27 年度 予算総額 87100 千円)

(1) 概要

細胞では分子数が1個から数万個と多種多様な成分が階層的に関与しあっている分子が数~

数十個程度になると「数」の離散性が顕著となりフィードバック回路等の動作不安定が誘発され

る一方こうした少数分子の離散性がシステムの可塑性適応性をもたらす重要な役割を果た

す可能性も示されている

本研究では少数分子性階層性に着目し1分子計測データなどから背後に存在する階層を

つなぐ高次反応ネットワークおよび分子の少数性離散性を抽出評価しつつ生命システムの特

質である高い動作安定性(頑健性)と適度な動作不安定性(可塑性適応性)の両立のメカニズム

を定量的に予測検証することが可能な新しい理論と汎用な解析基盤技術を開発する

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

少数個のドメイン(サブユニット)からなる分子機械においてドメイン間の協調動作に重要な

構造変化を介した情報伝達を粗視化分子動力学を用いて解析し情報の伝わる向きと強さを評価

したまた細胞などでの1粒子の拡散時系列から化学反応と関係した非熱的ゆらぎを評価する

手法を構成し計測解析に課される条件を明らかにした

少数性生物学に関する計測の多くは

データを解釈する以前に SN 比が低いた

めノイズの存在下観測量から背後に

存在する物理量の任意の関数値を抽出す

る解析方法などを開発したまた複数

の少数個の輝点から構成される動態の集

団挙動から各少数要素間のコヒーレンス

がどのように生起するかを定量化する情

報理論的枠組みを新規に考案した

引き続き領域内の実験研究者らと共

同で分子モーターのサブユニット間

分子間の協調動作転写因子による遺伝

子探索過程などをターゲットに生体に

おける少数性効果の検証を進めている

分子モーターなどでの化

学反応に起因する非熱的ゆ

らぎ(右下)を1粒子(中

央)の拡散時系列データから

評価する手法を開発した例

えば粒子に結合した少数個

のモーターの協同性の解析

などに応用可能である

[Shinkai amp Togashi EPL

105 30002 (2014)]

分子内部や隣接分

子間で構造変化を介

して情報が伝わる向

き強さ(図中矢印)

を評価した図はミオ

シンV分子モーターの

例[Duumlttmann et al Biophys J 102 542

(2012)]

155 [総務

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千円

(1) 概要

無線機

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を行っ

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東北大学

であり

担当し

(2) 平成 25

本研究

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(3) 関連す

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神戸大学は

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資源拡大のた

化技術の研究

永田 真期間

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果としてIC

混入するノイ

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13 年度)まで

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シミュレー

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当該の評価

に応用されて

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ジーonline

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究開発

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20130918

- 23 -

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年度~平成 2

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ぞれ10dB

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25 年度 予

を向上させる

の開発とノイ

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39 世代移動

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(1) 概要

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- 25 -

2 近における特記事項

21 特筆すべき事項

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府 SIP 戦略的イノベーション創造プログラムにおける革新的設計生産技術課題に以下の2件

が採択された

リアクティブ 3D プリンタによるテーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共

創に関する研究開発(研究担当者システム科学専攻 貝原 俊也教授)

全体俯瞰設計と製品設計の着想を支援するワークスペースの研究開発(研究担当者計算科学

専攻 小野 謙二 客員教授)

(2) 工学研究科連携創造本部との共催による「産hArr学フォーラム-企業の実践に学ぶ-」を平成 26 年

11 月 21 日に開催した

【平成 25 年度(2013 年度)】

(1) システム情報学研究科 3 周年記念シンポジウム「知の統合による技術と社会の調和を目指して―学際

的融合研究の推進―」を平成 25 年 2 月 5 日に開催した

(2) イタリアIASI-CNR(Institute for Systems Analysis and Computer Science ndash National Research

Council)と学術交流協定を締結した

(3) フランスインサリヨン工科大学と学術交流協定を締結した

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) スーパーコンピュータ π-computer(富士通 PRIMEHPC FX-10)を導入

平成 24 年神戸大学統合研究拠点にスーパーコンピュータ「京」に代表される大規模シミュレ

ーション教育に資するため「京」とほぼ同一のアーキテクチャを有するスーパーコンピュータ

PRIMEHPC FX-10 を導入した総経費 180000 千円

(2) 理化学研究所計算科学研究機構との共同研究を開始

平成 24 年 5 月 15 日に理化学研究所計算科学研究機構と神戸大学の間で締結した計算科学計算機

科学分野における連携協定に基づき2 つの共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」および

「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」を開始した

共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」においては小規模問題を主な対象とし数万コ

アを活用して固有値を超高速に計算できるライブラリの開発を目指す神戸大学で試作しているブロ

ックヤコビ法と呼ばれるアルゴリズムに基づく固有値計算コードをスーパーコンピュータ「京」上で

適化し性能評価に基づく改良を行う

共同研究「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」ではスーパーコンピュータ「京」で実

行される大規模な計算機シミュレーションの出力データから特徴的な現象を探索し理解するため

- 26 -

のマルチモーダルな可視化技術の研究を π-CAVE を用いて行う

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 没入型 3 次元可視化システム π-CAVE を導入

平成 23 年 6 月神戸大学統合研究拠点 計算科学計算機工学研究プロジェクトに計算機シミ

ュレーション結果の 3 次元可視化による解析を推進するため没入型 3 次元可視化システム π-CAVE

を導入した本システムは一般公開され1000 名を越す見学者があった総経費 122000 千円

(2) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

特別経費(プロジェクト分)として「計算科学におけるデータ可視化研究拠点の形成」が採択さ

れた本課題では計算科学のあらゆる研究分野のためのインフラである可視化システムの充実を

図り空間と時間の大規模 4 次元シミュレーションデータ可視化のための先進的アルゴリズムの研

究開発とその実装法を開発し全国の計算科学の研究と教育に寄与することを目的としている平

成 23 年度-平成 27 年度総経費 120540 千円

(3) FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナーの開催

平成 24 年 1 月 23 日-1 月 29 日の 7 日間FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナー「強制法の視

点からの集合論(Forcing in Set Theory)」を開催した

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 大学院システム情報学研究科の新設

平成 22 年(2010 年)4 月 神戸大学にシステム科学情報科学計算科学の 3 専攻から成るシス

テム情報学研究科を新設した

(2) 協定講座と連携講座の開講

システム情報学研究科計算科学専攻では京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学

名古屋大学筑波大学の 5 大学と協定を締結し本学の学生のみならず全国の大学生に対して計算

科学の教育を開始したまた地球シミュレータを有する独立行政法人海洋研究開発機構および

独立行政法人理化学研究所と連携講座を組織し計算機シミュレーションの応用分野における 先

端の研究テーマを教育するための各研究機関の研究者および大学教員との強力な教育研究推進体

制を構築した

(3) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

「工学と保健学医学の学際連携による斬新な「健康工学」創成 -高度生体計測と超大規模計算を

用いたヒトの認知運動機能超高速超大規模計算-」が採択された平成 22 年度-24 年度

- 27 -

(4) 神戸大学統合研究拠点における計算科学に関する 3 つのプロジェクトが採択

平成 23 年 3 月ポートアイランドに設置された神戸大学統合研究拠点においてシステム情報学研

究科の 3 つのプロジェクトが採択された

22 競争的資金の獲得

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術において研究課題「テ

ーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共創に関する研究開発」を受託

3D プリンタによるテーラーメイド化が困難であったラバー製品について地域産業であるシュー

ズを取り上げ多様なユーザとの IoV (Internet of Values)環境を構築してインタラクティブな価値

流通に基づく超デライト設計生産システムを開発するとともに熱可塑成形と架橋のトレードオ

フを解決しリアクティブ 3D プリンタマシンとその素材を研究開発する期間平成 26 年 10 月

-平成 28 年度 予算総額218231 千円

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自

立分散エネルギーシステム技術の実証研究」を受託

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究を展開するための環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業

の研究課題「離島漁村における直流技術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究(研

究代表者神戸大学)」を受託した平成 24 年度-26 年度総経費 554350 千円

(2) 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に参画

我が国が抱える種々の社会的課題を 先端の情報技術を駆使して解決すると共に社会の新たな

価値や産業の創出を情報技術の応用を通じて行える人材の 育成を目指し分野や地域の枠を越えた

産学の協働ネットワークを構築し多くの優秀な学生を育成すると共に実践的情報教育の知見を

蓄積し広く普及させることを目的とした文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネット

ワーク形成事業」に参画した本プログラムは全国に展開した 15 校の連携校が中心になりベン

ダーユーザ企業の協力のもとで開発し実行する平成 24 年度-28 年度総経費 約 25 億円

分担金約 1 億円

(3) 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて

「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託し

- 28 -

た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

- 29 -

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

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23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

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Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

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(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

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32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

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業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

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4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

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(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

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(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

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Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 16: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

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1411 [高性能汎用計算機高度利用事業補助金「戦略プログラム」分野2新物質エネルギー創成] 重点

課題2電子状態動力学熱揺らぎの融和と分子理論の新展開

(研究代表者天能精一郎期間平成 23 年度~平成 27 年度予算総額183188 千円)

(1) 概要

本重点課題の目的は電子状態動力学熱揺らぎの取り扱いをコアエレメントとして革新的な

発展を図りそれらの融和的な理解と練成に基づいた新しい分子理論を推進する事である超並列

計算環境を高度に活用する事によりこれまで取り扱いが困難であった複数の物理原理が絡み合う

実在系の分子科学を発展し物質設計生命エネルギー問題を基礎原理から解決する役割を担う

(2) 平成 26 年度(2014 年度)までの成果

(a) 高精度電子状態計算によるフラーレン誘導体の計算

露わに相関した二次の摂動論(MP2-F12 法)と分子求積 MP2 法に関しては前年度までに

GELLAN プログラムに超並列実装が完了しているH25 年度に開発および実装した分子間相互作用

エネルギーを正確に計算するための分母を制限した二次の摂動論(RD-MP2 法)と密度汎関数理論を

併用してH26 年度にはフラーレンの外部修飾に関する計算を更に進め一つのフラーレン分子に

は 大で三箇所に N-ヘテロ環状カルベンが結合しうることが計算によって示唆された複数のカ

ルベンを結合させると結合エネルギーが順次わずかに減少していくため複数個の N-ヘテロ環状カ

ルベンを結合させるためには実際の実験条件下では過量の N-ヘテロ環状カルベンを必要とするこ

とになり結合する個数の制御が難しく結果として目的である電子的性質の制御が難しくなるこ

とが想像されるそこで二つや三つの N-ヘテロ環状カルベンを一つの分子内に保有する分子の設

計を試みた予備的な計算により架橋部の結合距離をうまく設計すれば二箇所や三箇所でフラ

ーレンに結合できる N-ヘテロ環状カルベン分子を設計できる見通しとなったこのようなフラーレ

ン誘導体は一分子のカルベンが結合した分子とは電子的な性質が異なるため本結果は多様な電

子的な性質をもつフラーレン誘導体を精密に合成できる可能性を示したと言えるまたH26 年度

は上記の研究課題に加えて分子のイオン化ポテンシャルを二次の摂動論に基づいて正確に計算す

る露わに相関した二次のダイソン方程式法の開発も行った多環芳香族炭化水素やチオフェン分子

ポルフィリン分子など有機電子材料として使われるいくつかの分子に適用したところ密度汎関

数理論や Hartree-Fock 法よりも実験値に近い良好な結果が得られたこのような有機電子材料のイ

オン化ポテンシャルを高精度に計算する手法は新しい分子の設計に貢献するものと期待される

(b) モデル空間量子モンテカルロ法の並列プログラム開発と光システム II のスピン状態の計算

強い電子相関を持つ系の電子状態計算を目的としたモデル空間量子モンテカルロ(MSQMC)法に

関しては昨年度に完成した MPIOpenMP 並列プログラムの高速化を行ったアルゴリズムやデー

タ構造を修正した中で も効果の大きかったのは各ノードが受け持つウォーカー数を計算中に

ダイナミックに平均化することによってより均等な負荷分散を達成したことである現在のアル

ゴリズムでは1000 モンテカルロステップ毎に各ノードに存在するウォーカー数を調べ平均よ

りも多い数が存在するノードから少ないノードに移動させることによってウォーカー数の平均化

- 17 -

を行っているウォーカーの通信による遅延が生じるが並列化効率が向上したことによって計算

は高速化され約2億のウォーカーを使用したクロム 2 量体の MSQMC 計算ではFCIQMC や DMRG

法による 善値と統計誤差内で一致する結果が得られた遷移金属水素化物の基底状態と励起状態

のポテンシャル曲線への応用ではMSQMC 法による様々なスピン状態の結合解離エネルギーは実

験値と良い一致を示したまた数千の電子配置(スレーター行列式)からなる P-空間を使用して

光システム II の活性中心(OEC)のモデル系について様々なスピン状態のテスト計算を行ったこ

の系では 低でもマンガンd軌道と酸素2p 軌道(合計35軌道)を考慮して P-空間に主配置を

生成しなければならないがこれらの全ての軌道を含めて初期 P-空間を決定することは不可能であ

るこのような場合にはMSQMC 計算中に Q-空間に存在するスレーター行列式の中で多数のウォー

カーを持つようになったものをP-空間に移動させるldquoプロモーションrdquoが本質的になる今回の

計算では限られたd軌道内の励起のみを含むスレーター行列式からなる初期 P-空間を使用して

MSQMC 計算を開始しプロモーションによって全てのd軌道と酸素2p軌道間の励起を含むスレータ

ー行列式を追加することによりP-空間の改善を行った様々な d 軌道間の励起を含む多数のスレ

ーター行列式が生成されMSQMC 計算の結果からはBroken-Symmetry(BS)DFT 法では計算できない

4重項スピン状態が低エネルギー領域に存在することが示唆された

(c) 光システム II の構造と電子状態の研究

光システム II(PS II) の活性生中心(OEC)であるマンガンクラスター(CaMn4O5) には第二配位圏からの

アミノ酸残基や水分子が存在し複雑なクラスター構造を形成している高分解能 X 線回折(XRD)構造ならび

に F Neese の最適化構造を基にした OEC と第二配位圏の周辺アミノ残基から成るモデル系に対して酸化

状態 S2 の全電子計算を行ったOEC は強相関電子系であり非常に複雑なスピン状態を有するこのような

系 に 静 的 電 子 相 関 効 果 を 取 り 込 む た め に Broken-Symmetry(BS) 法 を 適 用 し た 計 算 レ ベ ル は

UB3LYP6-31G(d)である得られたOECのBS解のうち低スピン解(Sz=12)の全電子エネルギーが最小で

次いで中間スピン解(Sz=52)の全電子エネルギーが小さかったS2 状態は電子スピン共鳴(ESR)測定からは

二重項が基底状態六重項が第一励起状態と帰属されておりSz=12Sz=52 の BS 解がそれぞれ対応す

ると考えられるBS 解はいずれもスピン混入が大きく静的電子相関効果が取り込まれていることも分かった

低スピン解に対してスピン密度を求め超微細構造定数の計算を行ったスピン密度はいずれもマンガンに

局在しておりHis332 が配位したマンガンの超微細構造定数が最大であった各マンガンの超微細構造定

数は電子minus核二重共鳴(ENDOR)測定結果と定性的に一致することが分かったさらに得られた BS 解を用い

て OEC に周辺のタンパク質を取り込んだモデル系に対して相互作用を分散させた並列フラグメント分子軌

道(FMO)計算を行った計算レベルは FMO-UB3LYP6-31G(d)であるペア相互作用解析を行うことによっ

て周辺タンパク環境が OEC に与える影響を定量的に評価することができた周囲 3Å程度離れたアミノ残基

(Glu329Val330 Ala351Leu352 など)までが OEC に電子的影響を与えており5Å程度以上離れたアミノ残

基(Arg357 Cl679Thr316Lys317 など)も静電相互作用による影響があることが示されたこのことから酸素

発生過程において第二配位圏のアミノ残基の寄与は重要であると考えられる周辺アミノ残基を含めたモデ

ル系に対してFMO-UB3LYP6-31G(d)レベルの構造最適化を行うことによってより精密な解析が可能である

と考えられる

- 18 -

図1TRECVID 2012 SIN (light) 部門で開発

された手法のランキング

15 平成 25 年度以前に終了したプロジェクトの成果

本節には平成 25 年度以前に終了したこれまでのプロジェクト成果を再掲する

151 [科研費基盤研究 B] 機械学習の枠組みに基づく映像検索システムの再構築

(研究代表者上原邦昭期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額20280 千円)

(1) 概要

本プロジェクトは映像例示型検索(QBE Query By Example)と呼ばれる映像検索技術に焦

点を当てたものであるQBE はクエリとして与えられた映像から色エッジ動きなどの特徴

量に基づいて与えられたショットと類似したショットを検索する手法である一方QBE は与

えられたショットとの類似度に基づく検索モデル(分類器)を学習するという観点から見れば機

械学習におけるldquo例からの学習rdquoと考えることもできるすなわちクエリに適合する映像としない映

像を識別するための分類器を構築する機械学習の問題とみなせることにもなるそこで事例

特徴量学習アルゴリズムデータ量といった機械学習の観点から QBE の改良について検討した

終的に大規模な映像データからクエリに適合する映像を高速かつ高精度に検索可能な手法を

開発したさらに開発手法を物体認識に応用して米国 NIST 後援の世界的な映像解析コンテス

ト TRECVID 2012 において世界 高精度を達成することに成功した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

本プロジェクトで開発した高速な SVM 学習テスト手法および高速な特徴量抽出手法を応用

してTRECVID 2012 Semantic INdexing (SIN)部門に参加した結果を示すTRECVID は映像検

索に関する競争型ワークショップでありそのうち SIN 部門では例えば「人」「車」「建物」と

いった人間にとって意味のある概念を大規模な映像データから自動認識する技術を競争すること

を目的としたものである図1の棒グラフはSIN (light)部門での本手法の認識精度(MAP)を表

している1 本の棒が 1 つの手法の認識精度を表し我々の手法は白抜きの棒で示しているこの図

から本プロジェクトで開発した映像検索技術は世界 25 の研究機関で開発された合計 91 手法の

中で 高精度を達成していることが分かるこれは本プロジェクトで開発された高速化手法によ

り他の研究機関よりも多くの学習例を用いて高精度な SVM を学習できたことおよび多くの局所

領域を考慮して精巧な特徴量を抽出できたことによるものである

- 19 -

Bottom Tier

NS3

NS4PFE

DPU

PFE

Top Tier

NS1

TSVs

NS2PFE

DPU

PFE

PFE Probing Front EndDPU Data Processing Unit (35kTr)NS Digital noise source (179kTr)

Tsamp

Vref

Dout

VsfoTargetSignal

PFE

152 [科研費基盤研究 B] 三次元積層VLSIにおける配線システムのインテグリティに関する研究

(研究代表者永田 真期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額19240 千円)

(1) 概要

三次元積層 VLSI システムにおける積層方向に延伸した配線システムのインテグリティ(完全性)

を指向する設計手法に向けてシリコンチップを貫通する配線構造であるシリコン貫通ビア(TSV)

とシリコン基板との電気的結合に関する実験的及び解析的な理解を追及したとりわけ三次元積

層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性に着目しノイズ結

合が TSV の物理配置や回路の動作周波数に強く依存することを①ノイズエミュレータ及びノイズ

モニタを搭載した三次元積層チップによるノイズ波形のその場評価②三次元配線システムとシリ

コン基板の等価回路の理論解析により明らかにしたこの研究はベルギーの研究機関である

IMEC との協力研究体制のもとで推進した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

三次元積層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性を評価

するためのプロトタイプチップを開発し(左図)そのノイズ結合が三次元積層構造の層内や層間に

おいて異なる周波数応答特性を示すことについてプロトタイプチップによる実験及び三次元積層

構造の等価回路による理論解析により示した(右図)両者はよく一致しており三次元積層 VLSI

設計における等価回路の有用性が示された

NS 1

NS 4

NS 2

NS 3 PFE

PFE

-70

-60

-50

-40

-30

-20

01 1 10 100 1000 104

S 12 p

aram

eter

(dB2

0)

Freq(MHz)

NS1-NS3NS1-NS2

NS3-NS4NS2-NS4

シミュレーション理論計算

層内結合

層間結合

低周波数 中周波数 高周波数

- 20 -

153 [文部科学省先導的創造科学技術開発費補助金「社会的システム改革と研究開発の一体的推進」]

企業を牽引する計算科学高度技術者の養成

(研究代表者賀谷信幸期間平成 22 年度-26 年度予算総額214381 千円)

(1) 概要

地域に集積するものづくり産業を次世代型製造業へ転換させるために企業内で 先端シミュレ

ーション技術の導入利活用を牽引するリーダーの養成を目指すシミュレーションの本質の理解

を目的にプログラム開発から既製アプリソフトの活用まで受講者に 適なテーラーメイドの

教育カリキュラムで指導するプログラム相談室の設置など手厚い指導体制で 先端スーパーコ

ンピュータを駆使し新産業を創出する人材を育成する

(2) 研究成果

(a) 進捗状況

本プロジェクトで も重要視されるデータは修了者数である本プロジェクトの申請時には修

了者の目標人数を毎年20名と設定したその修了者数の達成度がプロジェクトの評価となる

初年度は体制作りが主となり修了者を輩出するところまで及ばなかったが2年目でほぼ目標

人数を越えることができた4年目にして本プロジェクトの 終目標である100名を越えるこ

とができ3年目の中間評価でもA(採択6大学中2位)で評価された

(b) 人材養成プロジェクトの有効性

1) 養成修了人材が地域で活躍する仕組み

兵庫県には重工業関係をはじめ多くの製造業が集積し日本の産業界を担っているこれら

の企業からの受講者がシミュレーション手法を学び企業での製品開発や設計製作に貢献し

ている受講者の中には修了後もセミナーを受講したりシミュレーション相談室で問合せの

継続を希望していることから地域での活躍状況が分かり定着してシミュレーションを企業内

で牽引している具体的には基礎コース修了者から応用コースを希望している受講者が 4 名お

り現在テーラー相談を準備しているまた応用コースが修了した11名が継続して受講して

いる

① 企業経営者のシミュレーションへの理解

シミュレーションの必要性有用性を企業経営者に理解させることが企業でのシミュレー

ション活用の 短の方策と考え関西経済連合会神戸商工会議所などで経営者向けのセミナ

ーを開催しているまた神戸ポートアイランドの神戸大学統合研究拠点に多くの企業経営者

の見学があるその際本事業の説明を行い受講者の派遣を依頼しているまた神戸大学

に就職のために訪れる企業人事関係者に本事業を説明した結果3社の参加があった

② 養成修了人材に成功体験

企業のシミュレーション担当部署でシミュレーションによる実績を上げることが大変重要

であるシミュレーション手法の理解不足からシミュレーション利用を中断するケースが多く

見られる開発研究においてシミュレーションを用いた成功体験が重要で本事業の修了後の

指導継続が必要である

- 21 -

③ 計算機使用の貸与

シミュレーションにはプログラムによっては高速のスーパーコンピュータが必要である

神戸大学が所有する 20TFlops のスーパーコンピュータ富士通 FX-10 を企業に無償で利用を提

供している

2) 養成人材の活躍状況

本事業の波及効果として修了生の活躍状況が重要な指針となる事例として以下5例を示す

① 社内で開発していたプログラムが計算時間を 24 日から 8 日に短縮され社内での開発に活

用できる計算時間までに短縮できた

② 船舶からの排水システムに関して実験データとシミュレーション結果との相違を比較検討し

てシミュレーションの有用性を理解した今後の船舶の取水排水システムの設計にシミュレ

ーションが活用される

③ SPring-8 で観測されたデータ例を用いて逆モンテカル法を用いた解析手法を学んだその

結果社内で取得した SPring-8 での実験結果の解析に用いるために共同研究に進んだ

④ ガス分子の衝突過程にシミュレーションを適応した計算アルゴリズムの再検討とプログラム

の高速化を実現し商品開発に繋げた

⑤ 可視化のプログラムの利用法を習得しこれからのシミュレーション結果の説明解析に企業

で活用する

⑥ 他にこれから流体のシミュレーションを企業内で開始するための事前勉強等があり本事業

が企業内の開発研究に大きな効果をもたらしている

3) 波及効果

シミュレーション手法はあらゆる開発研究から株価予測などの社会現象まで幅広く活用され

ている研究手法であるこのシミュレーション手法は当然兵庫県の企業だけではなくあらゆ

る企業で利活用されるものであるこの人材養成は兵庫県関西圏のみならず北海道から九

州までの日本全国にそれぞれの人材育成拠点を設置すべきである日本の要所に計算科学の人材

育成拠点を設けシミュレーションを全国の企業に普及させれば日本でのプロダクトイノベ

ーションを誘起するものである本事業に関して関西圏外からも多くの問合せがあることから

も明らかである特に本事業の特徴であるテーラー相談室とシミュレーション相談室の運営方

法本事業で開発した e-ラーニングのコンテンツの共同利用やテレビ会議システムによる授業の

配信シミュレーションに熟達した教師のリストの共有などを提供することにより日本の各所

に計算科学の人材育成拠点を設けることができる

修了者数(平成 25 年度まで)受講者数(平成 25 年度) (単位人)

1 年目

(H22 年度)

2 年目

(H23 年度)

3 年目

(H24 年度)

4 年目

(H25 年度)

修了 0 38 43 29

初年度からの累計 0 38 81 110

申請時の修了者の

目標人数 20 40 60 80

- 22 -

154 [科研費新学術領域研究(研究領域提案型)] 少数分子反応ネットワーク理論の構築-少数性

と階層性の観点からのモデリング-

(研究代表者冨樫祐一期間平成 23 年度~平成 27 年度 予算総額 87100 千円)

(1) 概要

細胞では分子数が1個から数万個と多種多様な成分が階層的に関与しあっている分子が数~

数十個程度になると「数」の離散性が顕著となりフィードバック回路等の動作不安定が誘発され

る一方こうした少数分子の離散性がシステムの可塑性適応性をもたらす重要な役割を果た

す可能性も示されている

本研究では少数分子性階層性に着目し1分子計測データなどから背後に存在する階層を

つなぐ高次反応ネットワークおよび分子の少数性離散性を抽出評価しつつ生命システムの特

質である高い動作安定性(頑健性)と適度な動作不安定性(可塑性適応性)の両立のメカニズム

を定量的に予測検証することが可能な新しい理論と汎用な解析基盤技術を開発する

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

少数個のドメイン(サブユニット)からなる分子機械においてドメイン間の協調動作に重要な

構造変化を介した情報伝達を粗視化分子動力学を用いて解析し情報の伝わる向きと強さを評価

したまた細胞などでの1粒子の拡散時系列から化学反応と関係した非熱的ゆらぎを評価する

手法を構成し計測解析に課される条件を明らかにした

少数性生物学に関する計測の多くは

データを解釈する以前に SN 比が低いた

めノイズの存在下観測量から背後に

存在する物理量の任意の関数値を抽出す

る解析方法などを開発したまた複数

の少数個の輝点から構成される動態の集

団挙動から各少数要素間のコヒーレンス

がどのように生起するかを定量化する情

報理論的枠組みを新規に考案した

引き続き領域内の実験研究者らと共

同で分子モーターのサブユニット間

分子間の協調動作転写因子による遺伝

子探索過程などをターゲットに生体に

おける少数性効果の検証を進めている

分子モーターなどでの化

学反応に起因する非熱的ゆ

らぎ(右下)を1粒子(中

央)の拡散時系列データから

評価する手法を開発した例

えば粒子に結合した少数個

のモーターの協同性の解析

などに応用可能である

[Shinkai amp Togashi EPL

105 30002 (2014)]

分子内部や隣接分

子間で構造変化を介

して情報が伝わる向

き強さ(図中矢印)

を評価した図はミオ

シンV分子モーターの

例[Duumlttmann et al Biophys J 102 542

(2012)]

155 [総務

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(研

千円

(1) 概要

無線機

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を行っ

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(2) 平成 25

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化技術の研究

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13 年度)まで

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シミュレー

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に応用されて

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ジーonline

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究開発

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20130918

- 23 -

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156 [CR

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- 24 -

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- 25 -

2 近における特記事項

21 特筆すべき事項

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府 SIP 戦略的イノベーション創造プログラムにおける革新的設計生産技術課題に以下の2件

が採択された

リアクティブ 3D プリンタによるテーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共

創に関する研究開発(研究担当者システム科学専攻 貝原 俊也教授)

全体俯瞰設計と製品設計の着想を支援するワークスペースの研究開発(研究担当者計算科学

専攻 小野 謙二 客員教授)

(2) 工学研究科連携創造本部との共催による「産hArr学フォーラム-企業の実践に学ぶ-」を平成 26 年

11 月 21 日に開催した

【平成 25 年度(2013 年度)】

(1) システム情報学研究科 3 周年記念シンポジウム「知の統合による技術と社会の調和を目指して―学際

的融合研究の推進―」を平成 25 年 2 月 5 日に開催した

(2) イタリアIASI-CNR(Institute for Systems Analysis and Computer Science ndash National Research

Council)と学術交流協定を締結した

(3) フランスインサリヨン工科大学と学術交流協定を締結した

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) スーパーコンピュータ π-computer(富士通 PRIMEHPC FX-10)を導入

平成 24 年神戸大学統合研究拠点にスーパーコンピュータ「京」に代表される大規模シミュレ

ーション教育に資するため「京」とほぼ同一のアーキテクチャを有するスーパーコンピュータ

PRIMEHPC FX-10 を導入した総経費 180000 千円

(2) 理化学研究所計算科学研究機構との共同研究を開始

平成 24 年 5 月 15 日に理化学研究所計算科学研究機構と神戸大学の間で締結した計算科学計算機

科学分野における連携協定に基づき2 つの共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」および

「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」を開始した

共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」においては小規模問題を主な対象とし数万コ

アを活用して固有値を超高速に計算できるライブラリの開発を目指す神戸大学で試作しているブロ

ックヤコビ法と呼ばれるアルゴリズムに基づく固有値計算コードをスーパーコンピュータ「京」上で

適化し性能評価に基づく改良を行う

共同研究「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」ではスーパーコンピュータ「京」で実

行される大規模な計算機シミュレーションの出力データから特徴的な現象を探索し理解するため

- 26 -

のマルチモーダルな可視化技術の研究を π-CAVE を用いて行う

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 没入型 3 次元可視化システム π-CAVE を導入

平成 23 年 6 月神戸大学統合研究拠点 計算科学計算機工学研究プロジェクトに計算機シミ

ュレーション結果の 3 次元可視化による解析を推進するため没入型 3 次元可視化システム π-CAVE

を導入した本システムは一般公開され1000 名を越す見学者があった総経費 122000 千円

(2) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

特別経費(プロジェクト分)として「計算科学におけるデータ可視化研究拠点の形成」が採択さ

れた本課題では計算科学のあらゆる研究分野のためのインフラである可視化システムの充実を

図り空間と時間の大規模 4 次元シミュレーションデータ可視化のための先進的アルゴリズムの研

究開発とその実装法を開発し全国の計算科学の研究と教育に寄与することを目的としている平

成 23 年度-平成 27 年度総経費 120540 千円

(3) FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナーの開催

平成 24 年 1 月 23 日-1 月 29 日の 7 日間FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナー「強制法の視

点からの集合論(Forcing in Set Theory)」を開催した

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 大学院システム情報学研究科の新設

平成 22 年(2010 年)4 月 神戸大学にシステム科学情報科学計算科学の 3 専攻から成るシス

テム情報学研究科を新設した

(2) 協定講座と連携講座の開講

システム情報学研究科計算科学専攻では京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学

名古屋大学筑波大学の 5 大学と協定を締結し本学の学生のみならず全国の大学生に対して計算

科学の教育を開始したまた地球シミュレータを有する独立行政法人海洋研究開発機構および

独立行政法人理化学研究所と連携講座を組織し計算機シミュレーションの応用分野における 先

端の研究テーマを教育するための各研究機関の研究者および大学教員との強力な教育研究推進体

制を構築した

(3) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

「工学と保健学医学の学際連携による斬新な「健康工学」創成 -高度生体計測と超大規模計算を

用いたヒトの認知運動機能超高速超大規模計算-」が採択された平成 22 年度-24 年度

- 27 -

(4) 神戸大学統合研究拠点における計算科学に関する 3 つのプロジェクトが採択

平成 23 年 3 月ポートアイランドに設置された神戸大学統合研究拠点においてシステム情報学研

究科の 3 つのプロジェクトが採択された

22 競争的資金の獲得

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術において研究課題「テ

ーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共創に関する研究開発」を受託

3D プリンタによるテーラーメイド化が困難であったラバー製品について地域産業であるシュー

ズを取り上げ多様なユーザとの IoV (Internet of Values)環境を構築してインタラクティブな価値

流通に基づく超デライト設計生産システムを開発するとともに熱可塑成形と架橋のトレードオ

フを解決しリアクティブ 3D プリンタマシンとその素材を研究開発する期間平成 26 年 10 月

-平成 28 年度 予算総額218231 千円

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自

立分散エネルギーシステム技術の実証研究」を受託

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究を展開するための環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業

の研究課題「離島漁村における直流技術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究(研

究代表者神戸大学)」を受託した平成 24 年度-26 年度総経費 554350 千円

(2) 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に参画

我が国が抱える種々の社会的課題を 先端の情報技術を駆使して解決すると共に社会の新たな

価値や産業の創出を情報技術の応用を通じて行える人材の 育成を目指し分野や地域の枠を越えた

産学の協働ネットワークを構築し多くの優秀な学生を育成すると共に実践的情報教育の知見を

蓄積し広く普及させることを目的とした文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネット

ワーク形成事業」に参画した本プログラムは全国に展開した 15 校の連携校が中心になりベン

ダーユーザ企業の協力のもとで開発し実行する平成 24 年度-28 年度総経費 約 25 億円

分担金約 1 億円

(3) 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて

「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託し

- 28 -

た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

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【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

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23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

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Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

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(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

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32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

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業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

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4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

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(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 17: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

- 17 -

を行っているウォーカーの通信による遅延が生じるが並列化効率が向上したことによって計算

は高速化され約2億のウォーカーを使用したクロム 2 量体の MSQMC 計算ではFCIQMC や DMRG

法による 善値と統計誤差内で一致する結果が得られた遷移金属水素化物の基底状態と励起状態

のポテンシャル曲線への応用ではMSQMC 法による様々なスピン状態の結合解離エネルギーは実

験値と良い一致を示したまた数千の電子配置(スレーター行列式)からなる P-空間を使用して

光システム II の活性中心(OEC)のモデル系について様々なスピン状態のテスト計算を行ったこ

の系では 低でもマンガンd軌道と酸素2p 軌道(合計35軌道)を考慮して P-空間に主配置を

生成しなければならないがこれらの全ての軌道を含めて初期 P-空間を決定することは不可能であ

るこのような場合にはMSQMC 計算中に Q-空間に存在するスレーター行列式の中で多数のウォー

カーを持つようになったものをP-空間に移動させるldquoプロモーションrdquoが本質的になる今回の

計算では限られたd軌道内の励起のみを含むスレーター行列式からなる初期 P-空間を使用して

MSQMC 計算を開始しプロモーションによって全てのd軌道と酸素2p軌道間の励起を含むスレータ

ー行列式を追加することによりP-空間の改善を行った様々な d 軌道間の励起を含む多数のスレ

ーター行列式が生成されMSQMC 計算の結果からはBroken-Symmetry(BS)DFT 法では計算できない

4重項スピン状態が低エネルギー領域に存在することが示唆された

(c) 光システム II の構造と電子状態の研究

光システム II(PS II) の活性生中心(OEC)であるマンガンクラスター(CaMn4O5) には第二配位圏からの

アミノ酸残基や水分子が存在し複雑なクラスター構造を形成している高分解能 X 線回折(XRD)構造ならび

に F Neese の最適化構造を基にした OEC と第二配位圏の周辺アミノ残基から成るモデル系に対して酸化

状態 S2 の全電子計算を行ったOEC は強相関電子系であり非常に複雑なスピン状態を有するこのような

系 に 静 的 電 子 相 関 効 果 を 取 り 込 む た め に Broken-Symmetry(BS) 法 を 適 用 し た 計 算 レ ベ ル は

UB3LYP6-31G(d)である得られたOECのBS解のうち低スピン解(Sz=12)の全電子エネルギーが最小で

次いで中間スピン解(Sz=52)の全電子エネルギーが小さかったS2 状態は電子スピン共鳴(ESR)測定からは

二重項が基底状態六重項が第一励起状態と帰属されておりSz=12Sz=52 の BS 解がそれぞれ対応す

ると考えられるBS 解はいずれもスピン混入が大きく静的電子相関効果が取り込まれていることも分かった

低スピン解に対してスピン密度を求め超微細構造定数の計算を行ったスピン密度はいずれもマンガンに

局在しておりHis332 が配位したマンガンの超微細構造定数が最大であった各マンガンの超微細構造定

数は電子minus核二重共鳴(ENDOR)測定結果と定性的に一致することが分かったさらに得られた BS 解を用い

て OEC に周辺のタンパク質を取り込んだモデル系に対して相互作用を分散させた並列フラグメント分子軌

道(FMO)計算を行った計算レベルは FMO-UB3LYP6-31G(d)であるペア相互作用解析を行うことによっ

て周辺タンパク環境が OEC に与える影響を定量的に評価することができた周囲 3Å程度離れたアミノ残基

(Glu329Val330 Ala351Leu352 など)までが OEC に電子的影響を与えており5Å程度以上離れたアミノ残

基(Arg357 Cl679Thr316Lys317 など)も静電相互作用による影響があることが示されたこのことから酸素

発生過程において第二配位圏のアミノ残基の寄与は重要であると考えられる周辺アミノ残基を含めたモデ

ル系に対してFMO-UB3LYP6-31G(d)レベルの構造最適化を行うことによってより精密な解析が可能である

と考えられる

- 18 -

図1TRECVID 2012 SIN (light) 部門で開発

された手法のランキング

15 平成 25 年度以前に終了したプロジェクトの成果

本節には平成 25 年度以前に終了したこれまでのプロジェクト成果を再掲する

151 [科研費基盤研究 B] 機械学習の枠組みに基づく映像検索システムの再構築

(研究代表者上原邦昭期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額20280 千円)

(1) 概要

本プロジェクトは映像例示型検索(QBE Query By Example)と呼ばれる映像検索技術に焦

点を当てたものであるQBE はクエリとして与えられた映像から色エッジ動きなどの特徴

量に基づいて与えられたショットと類似したショットを検索する手法である一方QBE は与

えられたショットとの類似度に基づく検索モデル(分類器)を学習するという観点から見れば機

械学習におけるldquo例からの学習rdquoと考えることもできるすなわちクエリに適合する映像としない映

像を識別するための分類器を構築する機械学習の問題とみなせることにもなるそこで事例

特徴量学習アルゴリズムデータ量といった機械学習の観点から QBE の改良について検討した

終的に大規模な映像データからクエリに適合する映像を高速かつ高精度に検索可能な手法を

開発したさらに開発手法を物体認識に応用して米国 NIST 後援の世界的な映像解析コンテス

ト TRECVID 2012 において世界 高精度を達成することに成功した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

本プロジェクトで開発した高速な SVM 学習テスト手法および高速な特徴量抽出手法を応用

してTRECVID 2012 Semantic INdexing (SIN)部門に参加した結果を示すTRECVID は映像検

索に関する競争型ワークショップでありそのうち SIN 部門では例えば「人」「車」「建物」と

いった人間にとって意味のある概念を大規模な映像データから自動認識する技術を競争すること

を目的としたものである図1の棒グラフはSIN (light)部門での本手法の認識精度(MAP)を表

している1 本の棒が 1 つの手法の認識精度を表し我々の手法は白抜きの棒で示しているこの図

から本プロジェクトで開発した映像検索技術は世界 25 の研究機関で開発された合計 91 手法の

中で 高精度を達成していることが分かるこれは本プロジェクトで開発された高速化手法によ

り他の研究機関よりも多くの学習例を用いて高精度な SVM を学習できたことおよび多くの局所

領域を考慮して精巧な特徴量を抽出できたことによるものである

- 19 -

Bottom Tier

NS3

NS4PFE

DPU

PFE

Top Tier

NS1

TSVs

NS2PFE

DPU

PFE

PFE Probing Front EndDPU Data Processing Unit (35kTr)NS Digital noise source (179kTr)

Tsamp

Vref

Dout

VsfoTargetSignal

PFE

152 [科研費基盤研究 B] 三次元積層VLSIにおける配線システムのインテグリティに関する研究

(研究代表者永田 真期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額19240 千円)

(1) 概要

三次元積層 VLSI システムにおける積層方向に延伸した配線システムのインテグリティ(完全性)

を指向する設計手法に向けてシリコンチップを貫通する配線構造であるシリコン貫通ビア(TSV)

とシリコン基板との電気的結合に関する実験的及び解析的な理解を追及したとりわけ三次元積

層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性に着目しノイズ結

合が TSV の物理配置や回路の動作周波数に強く依存することを①ノイズエミュレータ及びノイズ

モニタを搭載した三次元積層チップによるノイズ波形のその場評価②三次元配線システムとシリ

コン基板の等価回路の理論解析により明らかにしたこの研究はベルギーの研究機関である

IMEC との協力研究体制のもとで推進した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

三次元積層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性を評価

するためのプロトタイプチップを開発し(左図)そのノイズ結合が三次元積層構造の層内や層間に

おいて異なる周波数応答特性を示すことについてプロトタイプチップによる実験及び三次元積層

構造の等価回路による理論解析により示した(右図)両者はよく一致しており三次元積層 VLSI

設計における等価回路の有用性が示された

NS 1

NS 4

NS 2

NS 3 PFE

PFE

-70

-60

-50

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-30

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01 1 10 100 1000 104

S 12 p

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eter

(dB2

0)

Freq(MHz)

NS1-NS3NS1-NS2

NS3-NS4NS2-NS4

シミュレーション理論計算

層内結合

層間結合

低周波数 中周波数 高周波数

- 20 -

153 [文部科学省先導的創造科学技術開発費補助金「社会的システム改革と研究開発の一体的推進」]

企業を牽引する計算科学高度技術者の養成

(研究代表者賀谷信幸期間平成 22 年度-26 年度予算総額214381 千円)

(1) 概要

地域に集積するものづくり産業を次世代型製造業へ転換させるために企業内で 先端シミュレ

ーション技術の導入利活用を牽引するリーダーの養成を目指すシミュレーションの本質の理解

を目的にプログラム開発から既製アプリソフトの活用まで受講者に 適なテーラーメイドの

教育カリキュラムで指導するプログラム相談室の設置など手厚い指導体制で 先端スーパーコ

ンピュータを駆使し新産業を創出する人材を育成する

(2) 研究成果

(a) 進捗状況

本プロジェクトで も重要視されるデータは修了者数である本プロジェクトの申請時には修

了者の目標人数を毎年20名と設定したその修了者数の達成度がプロジェクトの評価となる

初年度は体制作りが主となり修了者を輩出するところまで及ばなかったが2年目でほぼ目標

人数を越えることができた4年目にして本プロジェクトの 終目標である100名を越えるこ

とができ3年目の中間評価でもA(採択6大学中2位)で評価された

(b) 人材養成プロジェクトの有効性

1) 養成修了人材が地域で活躍する仕組み

兵庫県には重工業関係をはじめ多くの製造業が集積し日本の産業界を担っているこれら

の企業からの受講者がシミュレーション手法を学び企業での製品開発や設計製作に貢献し

ている受講者の中には修了後もセミナーを受講したりシミュレーション相談室で問合せの

継続を希望していることから地域での活躍状況が分かり定着してシミュレーションを企業内

で牽引している具体的には基礎コース修了者から応用コースを希望している受講者が 4 名お

り現在テーラー相談を準備しているまた応用コースが修了した11名が継続して受講して

いる

① 企業経営者のシミュレーションへの理解

シミュレーションの必要性有用性を企業経営者に理解させることが企業でのシミュレー

ション活用の 短の方策と考え関西経済連合会神戸商工会議所などで経営者向けのセミナ

ーを開催しているまた神戸ポートアイランドの神戸大学統合研究拠点に多くの企業経営者

の見学があるその際本事業の説明を行い受講者の派遣を依頼しているまた神戸大学

に就職のために訪れる企業人事関係者に本事業を説明した結果3社の参加があった

② 養成修了人材に成功体験

企業のシミュレーション担当部署でシミュレーションによる実績を上げることが大変重要

であるシミュレーション手法の理解不足からシミュレーション利用を中断するケースが多く

見られる開発研究においてシミュレーションを用いた成功体験が重要で本事業の修了後の

指導継続が必要である

- 21 -

③ 計算機使用の貸与

シミュレーションにはプログラムによっては高速のスーパーコンピュータが必要である

神戸大学が所有する 20TFlops のスーパーコンピュータ富士通 FX-10 を企業に無償で利用を提

供している

2) 養成人材の活躍状況

本事業の波及効果として修了生の活躍状況が重要な指針となる事例として以下5例を示す

① 社内で開発していたプログラムが計算時間を 24 日から 8 日に短縮され社内での開発に活

用できる計算時間までに短縮できた

② 船舶からの排水システムに関して実験データとシミュレーション結果との相違を比較検討し

てシミュレーションの有用性を理解した今後の船舶の取水排水システムの設計にシミュレ

ーションが活用される

③ SPring-8 で観測されたデータ例を用いて逆モンテカル法を用いた解析手法を学んだその

結果社内で取得した SPring-8 での実験結果の解析に用いるために共同研究に進んだ

④ ガス分子の衝突過程にシミュレーションを適応した計算アルゴリズムの再検討とプログラム

の高速化を実現し商品開発に繋げた

⑤ 可視化のプログラムの利用法を習得しこれからのシミュレーション結果の説明解析に企業

で活用する

⑥ 他にこれから流体のシミュレーションを企業内で開始するための事前勉強等があり本事業

が企業内の開発研究に大きな効果をもたらしている

3) 波及効果

シミュレーション手法はあらゆる開発研究から株価予測などの社会現象まで幅広く活用され

ている研究手法であるこのシミュレーション手法は当然兵庫県の企業だけではなくあらゆ

る企業で利活用されるものであるこの人材養成は兵庫県関西圏のみならず北海道から九

州までの日本全国にそれぞれの人材育成拠点を設置すべきである日本の要所に計算科学の人材

育成拠点を設けシミュレーションを全国の企業に普及させれば日本でのプロダクトイノベ

ーションを誘起するものである本事業に関して関西圏外からも多くの問合せがあることから

も明らかである特に本事業の特徴であるテーラー相談室とシミュレーション相談室の運営方

法本事業で開発した e-ラーニングのコンテンツの共同利用やテレビ会議システムによる授業の

配信シミュレーションに熟達した教師のリストの共有などを提供することにより日本の各所

に計算科学の人材育成拠点を設けることができる

修了者数(平成 25 年度まで)受講者数(平成 25 年度) (単位人)

1 年目

(H22 年度)

2 年目

(H23 年度)

3 年目

(H24 年度)

4 年目

(H25 年度)

修了 0 38 43 29

初年度からの累計 0 38 81 110

申請時の修了者の

目標人数 20 40 60 80

- 22 -

154 [科研費新学術領域研究(研究領域提案型)] 少数分子反応ネットワーク理論の構築-少数性

と階層性の観点からのモデリング-

(研究代表者冨樫祐一期間平成 23 年度~平成 27 年度 予算総額 87100 千円)

(1) 概要

細胞では分子数が1個から数万個と多種多様な成分が階層的に関与しあっている分子が数~

数十個程度になると「数」の離散性が顕著となりフィードバック回路等の動作不安定が誘発され

る一方こうした少数分子の離散性がシステムの可塑性適応性をもたらす重要な役割を果た

す可能性も示されている

本研究では少数分子性階層性に着目し1分子計測データなどから背後に存在する階層を

つなぐ高次反応ネットワークおよび分子の少数性離散性を抽出評価しつつ生命システムの特

質である高い動作安定性(頑健性)と適度な動作不安定性(可塑性適応性)の両立のメカニズム

を定量的に予測検証することが可能な新しい理論と汎用な解析基盤技術を開発する

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

少数個のドメイン(サブユニット)からなる分子機械においてドメイン間の協調動作に重要な

構造変化を介した情報伝達を粗視化分子動力学を用いて解析し情報の伝わる向きと強さを評価

したまた細胞などでの1粒子の拡散時系列から化学反応と関係した非熱的ゆらぎを評価する

手法を構成し計測解析に課される条件を明らかにした

少数性生物学に関する計測の多くは

データを解釈する以前に SN 比が低いた

めノイズの存在下観測量から背後に

存在する物理量の任意の関数値を抽出す

る解析方法などを開発したまた複数

の少数個の輝点から構成される動態の集

団挙動から各少数要素間のコヒーレンス

がどのように生起するかを定量化する情

報理論的枠組みを新規に考案した

引き続き領域内の実験研究者らと共

同で分子モーターのサブユニット間

分子間の協調動作転写因子による遺伝

子探索過程などをターゲットに生体に

おける少数性効果の検証を進めている

分子モーターなどでの化

学反応に起因する非熱的ゆ

らぎ(右下)を1粒子(中

央)の拡散時系列データから

評価する手法を開発した例

えば粒子に結合した少数個

のモーターの協同性の解析

などに応用可能である

[Shinkai amp Togashi EPL

105 30002 (2014)]

分子内部や隣接分

子間で構造変化を介

して情報が伝わる向

き強さ(図中矢印)

を評価した図はミオ

シンV分子モーターの

例[Duumlttmann et al Biophys J 102 542

(2012)]

155 [総務

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千円

(1) 概要

無線機

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東北大学

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(2) 平成 25

本研究

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化技術の研究

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13 年度)まで

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シミュレー

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20130918

- 23 -

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- 24 -

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- 25 -

2 近における特記事項

21 特筆すべき事項

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府 SIP 戦略的イノベーション創造プログラムにおける革新的設計生産技術課題に以下の2件

が採択された

リアクティブ 3D プリンタによるテーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共

創に関する研究開発(研究担当者システム科学専攻 貝原 俊也教授)

全体俯瞰設計と製品設計の着想を支援するワークスペースの研究開発(研究担当者計算科学

専攻 小野 謙二 客員教授)

(2) 工学研究科連携創造本部との共催による「産hArr学フォーラム-企業の実践に学ぶ-」を平成 26 年

11 月 21 日に開催した

【平成 25 年度(2013 年度)】

(1) システム情報学研究科 3 周年記念シンポジウム「知の統合による技術と社会の調和を目指して―学際

的融合研究の推進―」を平成 25 年 2 月 5 日に開催した

(2) イタリアIASI-CNR(Institute for Systems Analysis and Computer Science ndash National Research

Council)と学術交流協定を締結した

(3) フランスインサリヨン工科大学と学術交流協定を締結した

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) スーパーコンピュータ π-computer(富士通 PRIMEHPC FX-10)を導入

平成 24 年神戸大学統合研究拠点にスーパーコンピュータ「京」に代表される大規模シミュレ

ーション教育に資するため「京」とほぼ同一のアーキテクチャを有するスーパーコンピュータ

PRIMEHPC FX-10 を導入した総経費 180000 千円

(2) 理化学研究所計算科学研究機構との共同研究を開始

平成 24 年 5 月 15 日に理化学研究所計算科学研究機構と神戸大学の間で締結した計算科学計算機

科学分野における連携協定に基づき2 つの共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」および

「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」を開始した

共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」においては小規模問題を主な対象とし数万コ

アを活用して固有値を超高速に計算できるライブラリの開発を目指す神戸大学で試作しているブロ

ックヤコビ法と呼ばれるアルゴリズムに基づく固有値計算コードをスーパーコンピュータ「京」上で

適化し性能評価に基づく改良を行う

共同研究「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」ではスーパーコンピュータ「京」で実

行される大規模な計算機シミュレーションの出力データから特徴的な現象を探索し理解するため

- 26 -

のマルチモーダルな可視化技術の研究を π-CAVE を用いて行う

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 没入型 3 次元可視化システム π-CAVE を導入

平成 23 年 6 月神戸大学統合研究拠点 計算科学計算機工学研究プロジェクトに計算機シミ

ュレーション結果の 3 次元可視化による解析を推進するため没入型 3 次元可視化システム π-CAVE

を導入した本システムは一般公開され1000 名を越す見学者があった総経費 122000 千円

(2) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

特別経費(プロジェクト分)として「計算科学におけるデータ可視化研究拠点の形成」が採択さ

れた本課題では計算科学のあらゆる研究分野のためのインフラである可視化システムの充実を

図り空間と時間の大規模 4 次元シミュレーションデータ可視化のための先進的アルゴリズムの研

究開発とその実装法を開発し全国の計算科学の研究と教育に寄与することを目的としている平

成 23 年度-平成 27 年度総経費 120540 千円

(3) FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナーの開催

平成 24 年 1 月 23 日-1 月 29 日の 7 日間FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナー「強制法の視

点からの集合論(Forcing in Set Theory)」を開催した

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 大学院システム情報学研究科の新設

平成 22 年(2010 年)4 月 神戸大学にシステム科学情報科学計算科学の 3 専攻から成るシス

テム情報学研究科を新設した

(2) 協定講座と連携講座の開講

システム情報学研究科計算科学専攻では京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学

名古屋大学筑波大学の 5 大学と協定を締結し本学の学生のみならず全国の大学生に対して計算

科学の教育を開始したまた地球シミュレータを有する独立行政法人海洋研究開発機構および

独立行政法人理化学研究所と連携講座を組織し計算機シミュレーションの応用分野における 先

端の研究テーマを教育するための各研究機関の研究者および大学教員との強力な教育研究推進体

制を構築した

(3) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

「工学と保健学医学の学際連携による斬新な「健康工学」創成 -高度生体計測と超大規模計算を

用いたヒトの認知運動機能超高速超大規模計算-」が採択された平成 22 年度-24 年度

- 27 -

(4) 神戸大学統合研究拠点における計算科学に関する 3 つのプロジェクトが採択

平成 23 年 3 月ポートアイランドに設置された神戸大学統合研究拠点においてシステム情報学研

究科の 3 つのプロジェクトが採択された

22 競争的資金の獲得

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術において研究課題「テ

ーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共創に関する研究開発」を受託

3D プリンタによるテーラーメイド化が困難であったラバー製品について地域産業であるシュー

ズを取り上げ多様なユーザとの IoV (Internet of Values)環境を構築してインタラクティブな価値

流通に基づく超デライト設計生産システムを開発するとともに熱可塑成形と架橋のトレードオ

フを解決しリアクティブ 3D プリンタマシンとその素材を研究開発する期間平成 26 年 10 月

-平成 28 年度 予算総額218231 千円

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自

立分散エネルギーシステム技術の実証研究」を受託

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究を展開するための環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業

の研究課題「離島漁村における直流技術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究(研

究代表者神戸大学)」を受託した平成 24 年度-26 年度総経費 554350 千円

(2) 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に参画

我が国が抱える種々の社会的課題を 先端の情報技術を駆使して解決すると共に社会の新たな

価値や産業の創出を情報技術の応用を通じて行える人材の 育成を目指し分野や地域の枠を越えた

産学の協働ネットワークを構築し多くの優秀な学生を育成すると共に実践的情報教育の知見を

蓄積し広く普及させることを目的とした文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネット

ワーク形成事業」に参画した本プログラムは全国に展開した 15 校の連携校が中心になりベン

ダーユーザ企業の協力のもとで開発し実行する平成 24 年度-28 年度総経費 約 25 億円

分担金約 1 億円

(3) 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて

「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託し

- 28 -

た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

- 29 -

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

- 30 -

23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

- 31 -

Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

- 32 -

(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

- 33 -

32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

- 34 -

業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

- 35 -

4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

- 36 -

(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 18: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

- 18 -

図1TRECVID 2012 SIN (light) 部門で開発

された手法のランキング

15 平成 25 年度以前に終了したプロジェクトの成果

本節には平成 25 年度以前に終了したこれまでのプロジェクト成果を再掲する

151 [科研費基盤研究 B] 機械学習の枠組みに基づく映像検索システムの再構築

(研究代表者上原邦昭期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額20280 千円)

(1) 概要

本プロジェクトは映像例示型検索(QBE Query By Example)と呼ばれる映像検索技術に焦

点を当てたものであるQBE はクエリとして与えられた映像から色エッジ動きなどの特徴

量に基づいて与えられたショットと類似したショットを検索する手法である一方QBE は与

えられたショットとの類似度に基づく検索モデル(分類器)を学習するという観点から見れば機

械学習におけるldquo例からの学習rdquoと考えることもできるすなわちクエリに適合する映像としない映

像を識別するための分類器を構築する機械学習の問題とみなせることにもなるそこで事例

特徴量学習アルゴリズムデータ量といった機械学習の観点から QBE の改良について検討した

終的に大規模な映像データからクエリに適合する映像を高速かつ高精度に検索可能な手法を

開発したさらに開発手法を物体認識に応用して米国 NIST 後援の世界的な映像解析コンテス

ト TRECVID 2012 において世界 高精度を達成することに成功した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

本プロジェクトで開発した高速な SVM 学習テスト手法および高速な特徴量抽出手法を応用

してTRECVID 2012 Semantic INdexing (SIN)部門に参加した結果を示すTRECVID は映像検

索に関する競争型ワークショップでありそのうち SIN 部門では例えば「人」「車」「建物」と

いった人間にとって意味のある概念を大規模な映像データから自動認識する技術を競争すること

を目的としたものである図1の棒グラフはSIN (light)部門での本手法の認識精度(MAP)を表

している1 本の棒が 1 つの手法の認識精度を表し我々の手法は白抜きの棒で示しているこの図

から本プロジェクトで開発した映像検索技術は世界 25 の研究機関で開発された合計 91 手法の

中で 高精度を達成していることが分かるこれは本プロジェクトで開発された高速化手法によ

り他の研究機関よりも多くの学習例を用いて高精度な SVM を学習できたことおよび多くの局所

領域を考慮して精巧な特徴量を抽出できたことによるものである

- 19 -

Bottom Tier

NS3

NS4PFE

DPU

PFE

Top Tier

NS1

TSVs

NS2PFE

DPU

PFE

PFE Probing Front EndDPU Data Processing Unit (35kTr)NS Digital noise source (179kTr)

Tsamp

Vref

Dout

VsfoTargetSignal

PFE

152 [科研費基盤研究 B] 三次元積層VLSIにおける配線システムのインテグリティに関する研究

(研究代表者永田 真期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額19240 千円)

(1) 概要

三次元積層 VLSI システムにおける積層方向に延伸した配線システムのインテグリティ(完全性)

を指向する設計手法に向けてシリコンチップを貫通する配線構造であるシリコン貫通ビア(TSV)

とシリコン基板との電気的結合に関する実験的及び解析的な理解を追及したとりわけ三次元積

層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性に着目しノイズ結

合が TSV の物理配置や回路の動作周波数に強く依存することを①ノイズエミュレータ及びノイズ

モニタを搭載した三次元積層チップによるノイズ波形のその場評価②三次元配線システムとシリ

コン基板の等価回路の理論解析により明らかにしたこの研究はベルギーの研究機関である

IMEC との協力研究体制のもとで推進した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

三次元積層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性を評価

するためのプロトタイプチップを開発し(左図)そのノイズ結合が三次元積層構造の層内や層間に

おいて異なる周波数応答特性を示すことについてプロトタイプチップによる実験及び三次元積層

構造の等価回路による理論解析により示した(右図)両者はよく一致しており三次元積層 VLSI

設計における等価回路の有用性が示された

NS 1

NS 4

NS 2

NS 3 PFE

PFE

-70

-60

-50

-40

-30

-20

01 1 10 100 1000 104

S 12 p

aram

eter

(dB2

0)

Freq(MHz)

NS1-NS3NS1-NS2

NS3-NS4NS2-NS4

シミュレーション理論計算

層内結合

層間結合

低周波数 中周波数 高周波数

- 20 -

153 [文部科学省先導的創造科学技術開発費補助金「社会的システム改革と研究開発の一体的推進」]

企業を牽引する計算科学高度技術者の養成

(研究代表者賀谷信幸期間平成 22 年度-26 年度予算総額214381 千円)

(1) 概要

地域に集積するものづくり産業を次世代型製造業へ転換させるために企業内で 先端シミュレ

ーション技術の導入利活用を牽引するリーダーの養成を目指すシミュレーションの本質の理解

を目的にプログラム開発から既製アプリソフトの活用まで受講者に 適なテーラーメイドの

教育カリキュラムで指導するプログラム相談室の設置など手厚い指導体制で 先端スーパーコ

ンピュータを駆使し新産業を創出する人材を育成する

(2) 研究成果

(a) 進捗状況

本プロジェクトで も重要視されるデータは修了者数である本プロジェクトの申請時には修

了者の目標人数を毎年20名と設定したその修了者数の達成度がプロジェクトの評価となる

初年度は体制作りが主となり修了者を輩出するところまで及ばなかったが2年目でほぼ目標

人数を越えることができた4年目にして本プロジェクトの 終目標である100名を越えるこ

とができ3年目の中間評価でもA(採択6大学中2位)で評価された

(b) 人材養成プロジェクトの有効性

1) 養成修了人材が地域で活躍する仕組み

兵庫県には重工業関係をはじめ多くの製造業が集積し日本の産業界を担っているこれら

の企業からの受講者がシミュレーション手法を学び企業での製品開発や設計製作に貢献し

ている受講者の中には修了後もセミナーを受講したりシミュレーション相談室で問合せの

継続を希望していることから地域での活躍状況が分かり定着してシミュレーションを企業内

で牽引している具体的には基礎コース修了者から応用コースを希望している受講者が 4 名お

り現在テーラー相談を準備しているまた応用コースが修了した11名が継続して受講して

いる

① 企業経営者のシミュレーションへの理解

シミュレーションの必要性有用性を企業経営者に理解させることが企業でのシミュレー

ション活用の 短の方策と考え関西経済連合会神戸商工会議所などで経営者向けのセミナ

ーを開催しているまた神戸ポートアイランドの神戸大学統合研究拠点に多くの企業経営者

の見学があるその際本事業の説明を行い受講者の派遣を依頼しているまた神戸大学

に就職のために訪れる企業人事関係者に本事業を説明した結果3社の参加があった

② 養成修了人材に成功体験

企業のシミュレーション担当部署でシミュレーションによる実績を上げることが大変重要

であるシミュレーション手法の理解不足からシミュレーション利用を中断するケースが多く

見られる開発研究においてシミュレーションを用いた成功体験が重要で本事業の修了後の

指導継続が必要である

- 21 -

③ 計算機使用の貸与

シミュレーションにはプログラムによっては高速のスーパーコンピュータが必要である

神戸大学が所有する 20TFlops のスーパーコンピュータ富士通 FX-10 を企業に無償で利用を提

供している

2) 養成人材の活躍状況

本事業の波及効果として修了生の活躍状況が重要な指針となる事例として以下5例を示す

① 社内で開発していたプログラムが計算時間を 24 日から 8 日に短縮され社内での開発に活

用できる計算時間までに短縮できた

② 船舶からの排水システムに関して実験データとシミュレーション結果との相違を比較検討し

てシミュレーションの有用性を理解した今後の船舶の取水排水システムの設計にシミュレ

ーションが活用される

③ SPring-8 で観測されたデータ例を用いて逆モンテカル法を用いた解析手法を学んだその

結果社内で取得した SPring-8 での実験結果の解析に用いるために共同研究に進んだ

④ ガス分子の衝突過程にシミュレーションを適応した計算アルゴリズムの再検討とプログラム

の高速化を実現し商品開発に繋げた

⑤ 可視化のプログラムの利用法を習得しこれからのシミュレーション結果の説明解析に企業

で活用する

⑥ 他にこれから流体のシミュレーションを企業内で開始するための事前勉強等があり本事業

が企業内の開発研究に大きな効果をもたらしている

3) 波及効果

シミュレーション手法はあらゆる開発研究から株価予測などの社会現象まで幅広く活用され

ている研究手法であるこのシミュレーション手法は当然兵庫県の企業だけではなくあらゆ

る企業で利活用されるものであるこの人材養成は兵庫県関西圏のみならず北海道から九

州までの日本全国にそれぞれの人材育成拠点を設置すべきである日本の要所に計算科学の人材

育成拠点を設けシミュレーションを全国の企業に普及させれば日本でのプロダクトイノベ

ーションを誘起するものである本事業に関して関西圏外からも多くの問合せがあることから

も明らかである特に本事業の特徴であるテーラー相談室とシミュレーション相談室の運営方

法本事業で開発した e-ラーニングのコンテンツの共同利用やテレビ会議システムによる授業の

配信シミュレーションに熟達した教師のリストの共有などを提供することにより日本の各所

に計算科学の人材育成拠点を設けることができる

修了者数(平成 25 年度まで)受講者数(平成 25 年度) (単位人)

1 年目

(H22 年度)

2 年目

(H23 年度)

3 年目

(H24 年度)

4 年目

(H25 年度)

修了 0 38 43 29

初年度からの累計 0 38 81 110

申請時の修了者の

目標人数 20 40 60 80

- 22 -

154 [科研費新学術領域研究(研究領域提案型)] 少数分子反応ネットワーク理論の構築-少数性

と階層性の観点からのモデリング-

(研究代表者冨樫祐一期間平成 23 年度~平成 27 年度 予算総額 87100 千円)

(1) 概要

細胞では分子数が1個から数万個と多種多様な成分が階層的に関与しあっている分子が数~

数十個程度になると「数」の離散性が顕著となりフィードバック回路等の動作不安定が誘発され

る一方こうした少数分子の離散性がシステムの可塑性適応性をもたらす重要な役割を果た

す可能性も示されている

本研究では少数分子性階層性に着目し1分子計測データなどから背後に存在する階層を

つなぐ高次反応ネットワークおよび分子の少数性離散性を抽出評価しつつ生命システムの特

質である高い動作安定性(頑健性)と適度な動作不安定性(可塑性適応性)の両立のメカニズム

を定量的に予測検証することが可能な新しい理論と汎用な解析基盤技術を開発する

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

少数個のドメイン(サブユニット)からなる分子機械においてドメイン間の協調動作に重要な

構造変化を介した情報伝達を粗視化分子動力学を用いて解析し情報の伝わる向きと強さを評価

したまた細胞などでの1粒子の拡散時系列から化学反応と関係した非熱的ゆらぎを評価する

手法を構成し計測解析に課される条件を明らかにした

少数性生物学に関する計測の多くは

データを解釈する以前に SN 比が低いた

めノイズの存在下観測量から背後に

存在する物理量の任意の関数値を抽出す

る解析方法などを開発したまた複数

の少数個の輝点から構成される動態の集

団挙動から各少数要素間のコヒーレンス

がどのように生起するかを定量化する情

報理論的枠組みを新規に考案した

引き続き領域内の実験研究者らと共

同で分子モーターのサブユニット間

分子間の協調動作転写因子による遺伝

子探索過程などをターゲットに生体に

おける少数性効果の検証を進めている

分子モーターなどでの化

学反応に起因する非熱的ゆ

らぎ(右下)を1粒子(中

央)の拡散時系列データから

評価する手法を開発した例

えば粒子に結合した少数個

のモーターの協同性の解析

などに応用可能である

[Shinkai amp Togashi EPL

105 30002 (2014)]

分子内部や隣接分

子間で構造変化を介

して情報が伝わる向

き強さ(図中矢印)

を評価した図はミオ

シンV分子モーターの

例[Duumlttmann et al Biophys J 102 542

(2012)]

155 [総務

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(研

千円

(1) 概要

無線機

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(2) 平成 25

本研究

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化技術の研究

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13 年度)まで

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20130918

- 23 -

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39 世代移動

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- 24 -

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上効果を定量

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機能および

ルマルチコア

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- 25 -

2 近における特記事項

21 特筆すべき事項

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府 SIP 戦略的イノベーション創造プログラムにおける革新的設計生産技術課題に以下の2件

が採択された

リアクティブ 3D プリンタによるテーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共

創に関する研究開発(研究担当者システム科学専攻 貝原 俊也教授)

全体俯瞰設計と製品設計の着想を支援するワークスペースの研究開発(研究担当者計算科学

専攻 小野 謙二 客員教授)

(2) 工学研究科連携創造本部との共催による「産hArr学フォーラム-企業の実践に学ぶ-」を平成 26 年

11 月 21 日に開催した

【平成 25 年度(2013 年度)】

(1) システム情報学研究科 3 周年記念シンポジウム「知の統合による技術と社会の調和を目指して―学際

的融合研究の推進―」を平成 25 年 2 月 5 日に開催した

(2) イタリアIASI-CNR(Institute for Systems Analysis and Computer Science ndash National Research

Council)と学術交流協定を締結した

(3) フランスインサリヨン工科大学と学術交流協定を締結した

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) スーパーコンピュータ π-computer(富士通 PRIMEHPC FX-10)を導入

平成 24 年神戸大学統合研究拠点にスーパーコンピュータ「京」に代表される大規模シミュレ

ーション教育に資するため「京」とほぼ同一のアーキテクチャを有するスーパーコンピュータ

PRIMEHPC FX-10 を導入した総経費 180000 千円

(2) 理化学研究所計算科学研究機構との共同研究を開始

平成 24 年 5 月 15 日に理化学研究所計算科学研究機構と神戸大学の間で締結した計算科学計算機

科学分野における連携協定に基づき2 つの共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」および

「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」を開始した

共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」においては小規模問題を主な対象とし数万コ

アを活用して固有値を超高速に計算できるライブラリの開発を目指す神戸大学で試作しているブロ

ックヤコビ法と呼ばれるアルゴリズムに基づく固有値計算コードをスーパーコンピュータ「京」上で

適化し性能評価に基づく改良を行う

共同研究「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」ではスーパーコンピュータ「京」で実

行される大規模な計算機シミュレーションの出力データから特徴的な現象を探索し理解するため

- 26 -

のマルチモーダルな可視化技術の研究を π-CAVE を用いて行う

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 没入型 3 次元可視化システム π-CAVE を導入

平成 23 年 6 月神戸大学統合研究拠点 計算科学計算機工学研究プロジェクトに計算機シミ

ュレーション結果の 3 次元可視化による解析を推進するため没入型 3 次元可視化システム π-CAVE

を導入した本システムは一般公開され1000 名を越す見学者があった総経費 122000 千円

(2) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

特別経費(プロジェクト分)として「計算科学におけるデータ可視化研究拠点の形成」が採択さ

れた本課題では計算科学のあらゆる研究分野のためのインフラである可視化システムの充実を

図り空間と時間の大規模 4 次元シミュレーションデータ可視化のための先進的アルゴリズムの研

究開発とその実装法を開発し全国の計算科学の研究と教育に寄与することを目的としている平

成 23 年度-平成 27 年度総経費 120540 千円

(3) FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナーの開催

平成 24 年 1 月 23 日-1 月 29 日の 7 日間FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナー「強制法の視

点からの集合論(Forcing in Set Theory)」を開催した

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 大学院システム情報学研究科の新設

平成 22 年(2010 年)4 月 神戸大学にシステム科学情報科学計算科学の 3 専攻から成るシス

テム情報学研究科を新設した

(2) 協定講座と連携講座の開講

システム情報学研究科計算科学専攻では京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学

名古屋大学筑波大学の 5 大学と協定を締結し本学の学生のみならず全国の大学生に対して計算

科学の教育を開始したまた地球シミュレータを有する独立行政法人海洋研究開発機構および

独立行政法人理化学研究所と連携講座を組織し計算機シミュレーションの応用分野における 先

端の研究テーマを教育するための各研究機関の研究者および大学教員との強力な教育研究推進体

制を構築した

(3) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

「工学と保健学医学の学際連携による斬新な「健康工学」創成 -高度生体計測と超大規模計算を

用いたヒトの認知運動機能超高速超大規模計算-」が採択された平成 22 年度-24 年度

- 27 -

(4) 神戸大学統合研究拠点における計算科学に関する 3 つのプロジェクトが採択

平成 23 年 3 月ポートアイランドに設置された神戸大学統合研究拠点においてシステム情報学研

究科の 3 つのプロジェクトが採択された

22 競争的資金の獲得

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術において研究課題「テ

ーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共創に関する研究開発」を受託

3D プリンタによるテーラーメイド化が困難であったラバー製品について地域産業であるシュー

ズを取り上げ多様なユーザとの IoV (Internet of Values)環境を構築してインタラクティブな価値

流通に基づく超デライト設計生産システムを開発するとともに熱可塑成形と架橋のトレードオ

フを解決しリアクティブ 3D プリンタマシンとその素材を研究開発する期間平成 26 年 10 月

-平成 28 年度 予算総額218231 千円

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自

立分散エネルギーシステム技術の実証研究」を受託

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究を展開するための環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業

の研究課題「離島漁村における直流技術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究(研

究代表者神戸大学)」を受託した平成 24 年度-26 年度総経費 554350 千円

(2) 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に参画

我が国が抱える種々の社会的課題を 先端の情報技術を駆使して解決すると共に社会の新たな

価値や産業の創出を情報技術の応用を通じて行える人材の 育成を目指し分野や地域の枠を越えた

産学の協働ネットワークを構築し多くの優秀な学生を育成すると共に実践的情報教育の知見を

蓄積し広く普及させることを目的とした文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネット

ワーク形成事業」に参画した本プログラムは全国に展開した 15 校の連携校が中心になりベン

ダーユーザ企業の協力のもとで開発し実行する平成 24 年度-28 年度総経費 約 25 億円

分担金約 1 億円

(3) 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて

「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託し

- 28 -

た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

- 29 -

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

- 30 -

23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

- 31 -

Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

- 32 -

(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

- 33 -

32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

- 34 -

業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

- 35 -

4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

- 36 -

(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 19: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

- 19 -

Bottom Tier

NS3

NS4PFE

DPU

PFE

Top Tier

NS1

TSVs

NS2PFE

DPU

PFE

PFE Probing Front EndDPU Data Processing Unit (35kTr)NS Digital noise source (179kTr)

Tsamp

Vref

Dout

VsfoTargetSignal

PFE

152 [科研費基盤研究 B] 三次元積層VLSIにおける配線システムのインテグリティに関する研究

(研究代表者永田 真期間平成 23 年度~平成 25 年度予算総額19240 千円)

(1) 概要

三次元積層 VLSI システムにおける積層方向に延伸した配線システムのインテグリティ(完全性)

を指向する設計手法に向けてシリコンチップを貫通する配線構造であるシリコン貫通ビア(TSV)

とシリコン基板との電気的結合に関する実験的及び解析的な理解を追及したとりわけ三次元積

層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性に着目しノイズ結

合が TSV の物理配置や回路の動作周波数に強く依存することを①ノイズエミュレータ及びノイズ

モニタを搭載した三次元積層チップによるノイズ波形のその場評価②三次元配線システムとシリ

コン基板の等価回路の理論解析により明らかにしたこの研究はベルギーの研究機関である

IMEC との協力研究体制のもとで推進した

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

三次元積層 VLSI の電源供給配線システムにおける電源ノイズや基板ノイズの伝搬特性を評価

するためのプロトタイプチップを開発し(左図)そのノイズ結合が三次元積層構造の層内や層間に

おいて異なる周波数応答特性を示すことについてプロトタイプチップによる実験及び三次元積層

構造の等価回路による理論解析により示した(右図)両者はよく一致しており三次元積層 VLSI

設計における等価回路の有用性が示された

NS 1

NS 4

NS 2

NS 3 PFE

PFE

-70

-60

-50

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-30

-20

01 1 10 100 1000 104

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aram

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(dB2

0)

Freq(MHz)

NS1-NS3NS1-NS2

NS3-NS4NS2-NS4

シミュレーション理論計算

層内結合

層間結合

低周波数 中周波数 高周波数

- 20 -

153 [文部科学省先導的創造科学技術開発費補助金「社会的システム改革と研究開発の一体的推進」]

企業を牽引する計算科学高度技術者の養成

(研究代表者賀谷信幸期間平成 22 年度-26 年度予算総額214381 千円)

(1) 概要

地域に集積するものづくり産業を次世代型製造業へ転換させるために企業内で 先端シミュレ

ーション技術の導入利活用を牽引するリーダーの養成を目指すシミュレーションの本質の理解

を目的にプログラム開発から既製アプリソフトの活用まで受講者に 適なテーラーメイドの

教育カリキュラムで指導するプログラム相談室の設置など手厚い指導体制で 先端スーパーコ

ンピュータを駆使し新産業を創出する人材を育成する

(2) 研究成果

(a) 進捗状況

本プロジェクトで も重要視されるデータは修了者数である本プロジェクトの申請時には修

了者の目標人数を毎年20名と設定したその修了者数の達成度がプロジェクトの評価となる

初年度は体制作りが主となり修了者を輩出するところまで及ばなかったが2年目でほぼ目標

人数を越えることができた4年目にして本プロジェクトの 終目標である100名を越えるこ

とができ3年目の中間評価でもA(採択6大学中2位)で評価された

(b) 人材養成プロジェクトの有効性

1) 養成修了人材が地域で活躍する仕組み

兵庫県には重工業関係をはじめ多くの製造業が集積し日本の産業界を担っているこれら

の企業からの受講者がシミュレーション手法を学び企業での製品開発や設計製作に貢献し

ている受講者の中には修了後もセミナーを受講したりシミュレーション相談室で問合せの

継続を希望していることから地域での活躍状況が分かり定着してシミュレーションを企業内

で牽引している具体的には基礎コース修了者から応用コースを希望している受講者が 4 名お

り現在テーラー相談を準備しているまた応用コースが修了した11名が継続して受講して

いる

① 企業経営者のシミュレーションへの理解

シミュレーションの必要性有用性を企業経営者に理解させることが企業でのシミュレー

ション活用の 短の方策と考え関西経済連合会神戸商工会議所などで経営者向けのセミナ

ーを開催しているまた神戸ポートアイランドの神戸大学統合研究拠点に多くの企業経営者

の見学があるその際本事業の説明を行い受講者の派遣を依頼しているまた神戸大学

に就職のために訪れる企業人事関係者に本事業を説明した結果3社の参加があった

② 養成修了人材に成功体験

企業のシミュレーション担当部署でシミュレーションによる実績を上げることが大変重要

であるシミュレーション手法の理解不足からシミュレーション利用を中断するケースが多く

見られる開発研究においてシミュレーションを用いた成功体験が重要で本事業の修了後の

指導継続が必要である

- 21 -

③ 計算機使用の貸与

シミュレーションにはプログラムによっては高速のスーパーコンピュータが必要である

神戸大学が所有する 20TFlops のスーパーコンピュータ富士通 FX-10 を企業に無償で利用を提

供している

2) 養成人材の活躍状況

本事業の波及効果として修了生の活躍状況が重要な指針となる事例として以下5例を示す

① 社内で開発していたプログラムが計算時間を 24 日から 8 日に短縮され社内での開発に活

用できる計算時間までに短縮できた

② 船舶からの排水システムに関して実験データとシミュレーション結果との相違を比較検討し

てシミュレーションの有用性を理解した今後の船舶の取水排水システムの設計にシミュレ

ーションが活用される

③ SPring-8 で観測されたデータ例を用いて逆モンテカル法を用いた解析手法を学んだその

結果社内で取得した SPring-8 での実験結果の解析に用いるために共同研究に進んだ

④ ガス分子の衝突過程にシミュレーションを適応した計算アルゴリズムの再検討とプログラム

の高速化を実現し商品開発に繋げた

⑤ 可視化のプログラムの利用法を習得しこれからのシミュレーション結果の説明解析に企業

で活用する

⑥ 他にこれから流体のシミュレーションを企業内で開始するための事前勉強等があり本事業

が企業内の開発研究に大きな効果をもたらしている

3) 波及効果

シミュレーション手法はあらゆる開発研究から株価予測などの社会現象まで幅広く活用され

ている研究手法であるこのシミュレーション手法は当然兵庫県の企業だけではなくあらゆ

る企業で利活用されるものであるこの人材養成は兵庫県関西圏のみならず北海道から九

州までの日本全国にそれぞれの人材育成拠点を設置すべきである日本の要所に計算科学の人材

育成拠点を設けシミュレーションを全国の企業に普及させれば日本でのプロダクトイノベ

ーションを誘起するものである本事業に関して関西圏外からも多くの問合せがあることから

も明らかである特に本事業の特徴であるテーラー相談室とシミュレーション相談室の運営方

法本事業で開発した e-ラーニングのコンテンツの共同利用やテレビ会議システムによる授業の

配信シミュレーションに熟達した教師のリストの共有などを提供することにより日本の各所

に計算科学の人材育成拠点を設けることができる

修了者数(平成 25 年度まで)受講者数(平成 25 年度) (単位人)

1 年目

(H22 年度)

2 年目

(H23 年度)

3 年目

(H24 年度)

4 年目

(H25 年度)

修了 0 38 43 29

初年度からの累計 0 38 81 110

申請時の修了者の

目標人数 20 40 60 80

- 22 -

154 [科研費新学術領域研究(研究領域提案型)] 少数分子反応ネットワーク理論の構築-少数性

と階層性の観点からのモデリング-

(研究代表者冨樫祐一期間平成 23 年度~平成 27 年度 予算総額 87100 千円)

(1) 概要

細胞では分子数が1個から数万個と多種多様な成分が階層的に関与しあっている分子が数~

数十個程度になると「数」の離散性が顕著となりフィードバック回路等の動作不安定が誘発され

る一方こうした少数分子の離散性がシステムの可塑性適応性をもたらす重要な役割を果た

す可能性も示されている

本研究では少数分子性階層性に着目し1分子計測データなどから背後に存在する階層を

つなぐ高次反応ネットワークおよび分子の少数性離散性を抽出評価しつつ生命システムの特

質である高い動作安定性(頑健性)と適度な動作不安定性(可塑性適応性)の両立のメカニズム

を定量的に予測検証することが可能な新しい理論と汎用な解析基盤技術を開発する

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

少数個のドメイン(サブユニット)からなる分子機械においてドメイン間の協調動作に重要な

構造変化を介した情報伝達を粗視化分子動力学を用いて解析し情報の伝わる向きと強さを評価

したまた細胞などでの1粒子の拡散時系列から化学反応と関係した非熱的ゆらぎを評価する

手法を構成し計測解析に課される条件を明らかにした

少数性生物学に関する計測の多くは

データを解釈する以前に SN 比が低いた

めノイズの存在下観測量から背後に

存在する物理量の任意の関数値を抽出す

る解析方法などを開発したまた複数

の少数個の輝点から構成される動態の集

団挙動から各少数要素間のコヒーレンス

がどのように生起するかを定量化する情

報理論的枠組みを新規に考案した

引き続き領域内の実験研究者らと共

同で分子モーターのサブユニット間

分子間の協調動作転写因子による遺伝

子探索過程などをターゲットに生体に

おける少数性効果の検証を進めている

分子モーターなどでの化

学反応に起因する非熱的ゆ

らぎ(右下)を1粒子(中

央)の拡散時系列データから

評価する手法を開発した例

えば粒子に結合した少数個

のモーターの協同性の解析

などに応用可能である

[Shinkai amp Togashi EPL

105 30002 (2014)]

分子内部や隣接分

子間で構造変化を介

して情報が伝わる向

き強さ(図中矢印)

を評価した図はミオ

シンV分子モーターの

例[Duumlttmann et al Biophys J 102 542

(2012)]

155 [総務

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(1) 概要

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(2) 平成 25

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13 年度)まで

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ジーonline

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20130918

- 23 -

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39 世代移動

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- 25 -

2 近における特記事項

21 特筆すべき事項

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府 SIP 戦略的イノベーション創造プログラムにおける革新的設計生産技術課題に以下の2件

が採択された

リアクティブ 3D プリンタによるテーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共

創に関する研究開発(研究担当者システム科学専攻 貝原 俊也教授)

全体俯瞰設計と製品設計の着想を支援するワークスペースの研究開発(研究担当者計算科学

専攻 小野 謙二 客員教授)

(2) 工学研究科連携創造本部との共催による「産hArr学フォーラム-企業の実践に学ぶ-」を平成 26 年

11 月 21 日に開催した

【平成 25 年度(2013 年度)】

(1) システム情報学研究科 3 周年記念シンポジウム「知の統合による技術と社会の調和を目指して―学際

的融合研究の推進―」を平成 25 年 2 月 5 日に開催した

(2) イタリアIASI-CNR(Institute for Systems Analysis and Computer Science ndash National Research

Council)と学術交流協定を締結した

(3) フランスインサリヨン工科大学と学術交流協定を締結した

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) スーパーコンピュータ π-computer(富士通 PRIMEHPC FX-10)を導入

平成 24 年神戸大学統合研究拠点にスーパーコンピュータ「京」に代表される大規模シミュレ

ーション教育に資するため「京」とほぼ同一のアーキテクチャを有するスーパーコンピュータ

PRIMEHPC FX-10 を導入した総経費 180000 千円

(2) 理化学研究所計算科学研究機構との共同研究を開始

平成 24 年 5 月 15 日に理化学研究所計算科学研究機構と神戸大学の間で締結した計算科学計算機

科学分野における連携協定に基づき2 つの共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」および

「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」を開始した

共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」においては小規模問題を主な対象とし数万コ

アを活用して固有値を超高速に計算できるライブラリの開発を目指す神戸大学で試作しているブロ

ックヤコビ法と呼ばれるアルゴリズムに基づく固有値計算コードをスーパーコンピュータ「京」上で

適化し性能評価に基づく改良を行う

共同研究「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」ではスーパーコンピュータ「京」で実

行される大規模な計算機シミュレーションの出力データから特徴的な現象を探索し理解するため

- 26 -

のマルチモーダルな可視化技術の研究を π-CAVE を用いて行う

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 没入型 3 次元可視化システム π-CAVE を導入

平成 23 年 6 月神戸大学統合研究拠点 計算科学計算機工学研究プロジェクトに計算機シミ

ュレーション結果の 3 次元可視化による解析を推進するため没入型 3 次元可視化システム π-CAVE

を導入した本システムは一般公開され1000 名を越す見学者があった総経費 122000 千円

(2) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

特別経費(プロジェクト分)として「計算科学におけるデータ可視化研究拠点の形成」が採択さ

れた本課題では計算科学のあらゆる研究分野のためのインフラである可視化システムの充実を

図り空間と時間の大規模 4 次元シミュレーションデータ可視化のための先進的アルゴリズムの研

究開発とその実装法を開発し全国の計算科学の研究と教育に寄与することを目的としている平

成 23 年度-平成 27 年度総経費 120540 千円

(3) FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナーの開催

平成 24 年 1 月 23 日-1 月 29 日の 7 日間FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナー「強制法の視

点からの集合論(Forcing in Set Theory)」を開催した

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 大学院システム情報学研究科の新設

平成 22 年(2010 年)4 月 神戸大学にシステム科学情報科学計算科学の 3 専攻から成るシス

テム情報学研究科を新設した

(2) 協定講座と連携講座の開講

システム情報学研究科計算科学専攻では京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学

名古屋大学筑波大学の 5 大学と協定を締結し本学の学生のみならず全国の大学生に対して計算

科学の教育を開始したまた地球シミュレータを有する独立行政法人海洋研究開発機構および

独立行政法人理化学研究所と連携講座を組織し計算機シミュレーションの応用分野における 先

端の研究テーマを教育するための各研究機関の研究者および大学教員との強力な教育研究推進体

制を構築した

(3) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

「工学と保健学医学の学際連携による斬新な「健康工学」創成 -高度生体計測と超大規模計算を

用いたヒトの認知運動機能超高速超大規模計算-」が採択された平成 22 年度-24 年度

- 27 -

(4) 神戸大学統合研究拠点における計算科学に関する 3 つのプロジェクトが採択

平成 23 年 3 月ポートアイランドに設置された神戸大学統合研究拠点においてシステム情報学研

究科の 3 つのプロジェクトが採択された

22 競争的資金の獲得

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術において研究課題「テ

ーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共創に関する研究開発」を受託

3D プリンタによるテーラーメイド化が困難であったラバー製品について地域産業であるシュー

ズを取り上げ多様なユーザとの IoV (Internet of Values)環境を構築してインタラクティブな価値

流通に基づく超デライト設計生産システムを開発するとともに熱可塑成形と架橋のトレードオ

フを解決しリアクティブ 3D プリンタマシンとその素材を研究開発する期間平成 26 年 10 月

-平成 28 年度 予算総額218231 千円

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自

立分散エネルギーシステム技術の実証研究」を受託

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究を展開するための環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業

の研究課題「離島漁村における直流技術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究(研

究代表者神戸大学)」を受託した平成 24 年度-26 年度総経費 554350 千円

(2) 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に参画

我が国が抱える種々の社会的課題を 先端の情報技術を駆使して解決すると共に社会の新たな

価値や産業の創出を情報技術の応用を通じて行える人材の 育成を目指し分野や地域の枠を越えた

産学の協働ネットワークを構築し多くの優秀な学生を育成すると共に実践的情報教育の知見を

蓄積し広く普及させることを目的とした文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネット

ワーク形成事業」に参画した本プログラムは全国に展開した 15 校の連携校が中心になりベン

ダーユーザ企業の協力のもとで開発し実行する平成 24 年度-28 年度総経費 約 25 億円

分担金約 1 億円

(3) 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて

「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託し

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た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

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【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

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23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

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Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

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(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

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32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

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業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

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4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

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(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

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(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 20: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

- 20 -

153 [文部科学省先導的創造科学技術開発費補助金「社会的システム改革と研究開発の一体的推進」]

企業を牽引する計算科学高度技術者の養成

(研究代表者賀谷信幸期間平成 22 年度-26 年度予算総額214381 千円)

(1) 概要

地域に集積するものづくり産業を次世代型製造業へ転換させるために企業内で 先端シミュレ

ーション技術の導入利活用を牽引するリーダーの養成を目指すシミュレーションの本質の理解

を目的にプログラム開発から既製アプリソフトの活用まで受講者に 適なテーラーメイドの

教育カリキュラムで指導するプログラム相談室の設置など手厚い指導体制で 先端スーパーコ

ンピュータを駆使し新産業を創出する人材を育成する

(2) 研究成果

(a) 進捗状況

本プロジェクトで も重要視されるデータは修了者数である本プロジェクトの申請時には修

了者の目標人数を毎年20名と設定したその修了者数の達成度がプロジェクトの評価となる

初年度は体制作りが主となり修了者を輩出するところまで及ばなかったが2年目でほぼ目標

人数を越えることができた4年目にして本プロジェクトの 終目標である100名を越えるこ

とができ3年目の中間評価でもA(採択6大学中2位)で評価された

(b) 人材養成プロジェクトの有効性

1) 養成修了人材が地域で活躍する仕組み

兵庫県には重工業関係をはじめ多くの製造業が集積し日本の産業界を担っているこれら

の企業からの受講者がシミュレーション手法を学び企業での製品開発や設計製作に貢献し

ている受講者の中には修了後もセミナーを受講したりシミュレーション相談室で問合せの

継続を希望していることから地域での活躍状況が分かり定着してシミュレーションを企業内

で牽引している具体的には基礎コース修了者から応用コースを希望している受講者が 4 名お

り現在テーラー相談を準備しているまた応用コースが修了した11名が継続して受講して

いる

① 企業経営者のシミュレーションへの理解

シミュレーションの必要性有用性を企業経営者に理解させることが企業でのシミュレー

ション活用の 短の方策と考え関西経済連合会神戸商工会議所などで経営者向けのセミナ

ーを開催しているまた神戸ポートアイランドの神戸大学統合研究拠点に多くの企業経営者

の見学があるその際本事業の説明を行い受講者の派遣を依頼しているまた神戸大学

に就職のために訪れる企業人事関係者に本事業を説明した結果3社の参加があった

② 養成修了人材に成功体験

企業のシミュレーション担当部署でシミュレーションによる実績を上げることが大変重要

であるシミュレーション手法の理解不足からシミュレーション利用を中断するケースが多く

見られる開発研究においてシミュレーションを用いた成功体験が重要で本事業の修了後の

指導継続が必要である

- 21 -

③ 計算機使用の貸与

シミュレーションにはプログラムによっては高速のスーパーコンピュータが必要である

神戸大学が所有する 20TFlops のスーパーコンピュータ富士通 FX-10 を企業に無償で利用を提

供している

2) 養成人材の活躍状況

本事業の波及効果として修了生の活躍状況が重要な指針となる事例として以下5例を示す

① 社内で開発していたプログラムが計算時間を 24 日から 8 日に短縮され社内での開発に活

用できる計算時間までに短縮できた

② 船舶からの排水システムに関して実験データとシミュレーション結果との相違を比較検討し

てシミュレーションの有用性を理解した今後の船舶の取水排水システムの設計にシミュレ

ーションが活用される

③ SPring-8 で観測されたデータ例を用いて逆モンテカル法を用いた解析手法を学んだその

結果社内で取得した SPring-8 での実験結果の解析に用いるために共同研究に進んだ

④ ガス分子の衝突過程にシミュレーションを適応した計算アルゴリズムの再検討とプログラム

の高速化を実現し商品開発に繋げた

⑤ 可視化のプログラムの利用法を習得しこれからのシミュレーション結果の説明解析に企業

で活用する

⑥ 他にこれから流体のシミュレーションを企業内で開始するための事前勉強等があり本事業

が企業内の開発研究に大きな効果をもたらしている

3) 波及効果

シミュレーション手法はあらゆる開発研究から株価予測などの社会現象まで幅広く活用され

ている研究手法であるこのシミュレーション手法は当然兵庫県の企業だけではなくあらゆ

る企業で利活用されるものであるこの人材養成は兵庫県関西圏のみならず北海道から九

州までの日本全国にそれぞれの人材育成拠点を設置すべきである日本の要所に計算科学の人材

育成拠点を設けシミュレーションを全国の企業に普及させれば日本でのプロダクトイノベ

ーションを誘起するものである本事業に関して関西圏外からも多くの問合せがあることから

も明らかである特に本事業の特徴であるテーラー相談室とシミュレーション相談室の運営方

法本事業で開発した e-ラーニングのコンテンツの共同利用やテレビ会議システムによる授業の

配信シミュレーションに熟達した教師のリストの共有などを提供することにより日本の各所

に計算科学の人材育成拠点を設けることができる

修了者数(平成 25 年度まで)受講者数(平成 25 年度) (単位人)

1 年目

(H22 年度)

2 年目

(H23 年度)

3 年目

(H24 年度)

4 年目

(H25 年度)

修了 0 38 43 29

初年度からの累計 0 38 81 110

申請時の修了者の

目標人数 20 40 60 80

- 22 -

154 [科研費新学術領域研究(研究領域提案型)] 少数分子反応ネットワーク理論の構築-少数性

と階層性の観点からのモデリング-

(研究代表者冨樫祐一期間平成 23 年度~平成 27 年度 予算総額 87100 千円)

(1) 概要

細胞では分子数が1個から数万個と多種多様な成分が階層的に関与しあっている分子が数~

数十個程度になると「数」の離散性が顕著となりフィードバック回路等の動作不安定が誘発され

る一方こうした少数分子の離散性がシステムの可塑性適応性をもたらす重要な役割を果た

す可能性も示されている

本研究では少数分子性階層性に着目し1分子計測データなどから背後に存在する階層を

つなぐ高次反応ネットワークおよび分子の少数性離散性を抽出評価しつつ生命システムの特

質である高い動作安定性(頑健性)と適度な動作不安定性(可塑性適応性)の両立のメカニズム

を定量的に予測検証することが可能な新しい理論と汎用な解析基盤技術を開発する

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

少数個のドメイン(サブユニット)からなる分子機械においてドメイン間の協調動作に重要な

構造変化を介した情報伝達を粗視化分子動力学を用いて解析し情報の伝わる向きと強さを評価

したまた細胞などでの1粒子の拡散時系列から化学反応と関係した非熱的ゆらぎを評価する

手法を構成し計測解析に課される条件を明らかにした

少数性生物学に関する計測の多くは

データを解釈する以前に SN 比が低いた

めノイズの存在下観測量から背後に

存在する物理量の任意の関数値を抽出す

る解析方法などを開発したまた複数

の少数個の輝点から構成される動態の集

団挙動から各少数要素間のコヒーレンス

がどのように生起するかを定量化する情

報理論的枠組みを新規に考案した

引き続き領域内の実験研究者らと共

同で分子モーターのサブユニット間

分子間の協調動作転写因子による遺伝

子探索過程などをターゲットに生体に

おける少数性効果の検証を進めている

分子モーターなどでの化

学反応に起因する非熱的ゆ

らぎ(右下)を1粒子(中

央)の拡散時系列データから

評価する手法を開発した例

えば粒子に結合した少数個

のモーターの協同性の解析

などに応用可能である

[Shinkai amp Togashi EPL

105 30002 (2014)]

分子内部や隣接分

子間で構造変化を介

して情報が伝わる向

き強さ(図中矢印)

を評価した図はミオ

シンV分子モーターの

例[Duumlttmann et al Biophys J 102 542

(2012)]

155 [総務

ルの

(研

千円

(1) 概要

無線機

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を行っ

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東北大学

であり

担当し

(2) 平成 25

本研究

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(3) 関連す

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神戸大学は

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化技術の研究

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果としてIC

混入するノイ

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13 年度)まで

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シミュレー

技術を確立し

路によるノイ

当該の評価

に応用されて

神戸大学な

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法を A-D 変

ジーonline

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究開発

間平成 22 年

る高速信号伝

想定したTE

体と磁性体の

Cチップから

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ータを統合

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価手段は半導

ている

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1128)

変換器や RF

20130918

- 23 -

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年度~平成 2

伝送の品質を

EGチップの

の異分野技術

ら放射される

ぞれ10dB

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上の磁性薄膜

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25 年度 予

を向上させる

の開発とノイ

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る特定周波数

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内部でのノイ

39 世代移動

プットの劣化

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膜で自家中毒

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更にLTE級

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神戸大学が L

のための IC

戸大学契約分

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ICチップレ

なノイズ抑制

及びノイズ

級移動通信端

らかにした

クトロニクス

に関する研究

ータと移動体

信への干渉

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による革新的

る技術を開発

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分) 224085

9世代携帯

レベルでのノ

制技術の確立

ズ源から近接

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本研究は

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究開発を主に

体通信システ

を IC チップ

にIC チップ

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156 [CR

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(1) 概要

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ジン不良

吉本雅彦

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統合型の研究

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る SRAM ID

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- 24 -

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- 25 -

2 近における特記事項

21 特筆すべき事項

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府 SIP 戦略的イノベーション創造プログラムにおける革新的設計生産技術課題に以下の2件

が採択された

リアクティブ 3D プリンタによるテーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共

創に関する研究開発(研究担当者システム科学専攻 貝原 俊也教授)

全体俯瞰設計と製品設計の着想を支援するワークスペースの研究開発(研究担当者計算科学

専攻 小野 謙二 客員教授)

(2) 工学研究科連携創造本部との共催による「産hArr学フォーラム-企業の実践に学ぶ-」を平成 26 年

11 月 21 日に開催した

【平成 25 年度(2013 年度)】

(1) システム情報学研究科 3 周年記念シンポジウム「知の統合による技術と社会の調和を目指して―学際

的融合研究の推進―」を平成 25 年 2 月 5 日に開催した

(2) イタリアIASI-CNR(Institute for Systems Analysis and Computer Science ndash National Research

Council)と学術交流協定を締結した

(3) フランスインサリヨン工科大学と学術交流協定を締結した

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) スーパーコンピュータ π-computer(富士通 PRIMEHPC FX-10)を導入

平成 24 年神戸大学統合研究拠点にスーパーコンピュータ「京」に代表される大規模シミュレ

ーション教育に資するため「京」とほぼ同一のアーキテクチャを有するスーパーコンピュータ

PRIMEHPC FX-10 を導入した総経費 180000 千円

(2) 理化学研究所計算科学研究機構との共同研究を開始

平成 24 年 5 月 15 日に理化学研究所計算科学研究機構と神戸大学の間で締結した計算科学計算機

科学分野における連携協定に基づき2 つの共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」および

「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」を開始した

共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」においては小規模問題を主な対象とし数万コ

アを活用して固有値を超高速に計算できるライブラリの開発を目指す神戸大学で試作しているブロ

ックヤコビ法と呼ばれるアルゴリズムに基づく固有値計算コードをスーパーコンピュータ「京」上で

適化し性能評価に基づく改良を行う

共同研究「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」ではスーパーコンピュータ「京」で実

行される大規模な計算機シミュレーションの出力データから特徴的な現象を探索し理解するため

- 26 -

のマルチモーダルな可視化技術の研究を π-CAVE を用いて行う

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 没入型 3 次元可視化システム π-CAVE を導入

平成 23 年 6 月神戸大学統合研究拠点 計算科学計算機工学研究プロジェクトに計算機シミ

ュレーション結果の 3 次元可視化による解析を推進するため没入型 3 次元可視化システム π-CAVE

を導入した本システムは一般公開され1000 名を越す見学者があった総経費 122000 千円

(2) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

特別経費(プロジェクト分)として「計算科学におけるデータ可視化研究拠点の形成」が採択さ

れた本課題では計算科学のあらゆる研究分野のためのインフラである可視化システムの充実を

図り空間と時間の大規模 4 次元シミュレーションデータ可視化のための先進的アルゴリズムの研

究開発とその実装法を開発し全国の計算科学の研究と教育に寄与することを目的としている平

成 23 年度-平成 27 年度総経費 120540 千円

(3) FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナーの開催

平成 24 年 1 月 23 日-1 月 29 日の 7 日間FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナー「強制法の視

点からの集合論(Forcing in Set Theory)」を開催した

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 大学院システム情報学研究科の新設

平成 22 年(2010 年)4 月 神戸大学にシステム科学情報科学計算科学の 3 専攻から成るシス

テム情報学研究科を新設した

(2) 協定講座と連携講座の開講

システム情報学研究科計算科学専攻では京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学

名古屋大学筑波大学の 5 大学と協定を締結し本学の学生のみならず全国の大学生に対して計算

科学の教育を開始したまた地球シミュレータを有する独立行政法人海洋研究開発機構および

独立行政法人理化学研究所と連携講座を組織し計算機シミュレーションの応用分野における 先

端の研究テーマを教育するための各研究機関の研究者および大学教員との強力な教育研究推進体

制を構築した

(3) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

「工学と保健学医学の学際連携による斬新な「健康工学」創成 -高度生体計測と超大規模計算を

用いたヒトの認知運動機能超高速超大規模計算-」が採択された平成 22 年度-24 年度

- 27 -

(4) 神戸大学統合研究拠点における計算科学に関する 3 つのプロジェクトが採択

平成 23 年 3 月ポートアイランドに設置された神戸大学統合研究拠点においてシステム情報学研

究科の 3 つのプロジェクトが採択された

22 競争的資金の獲得

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術において研究課題「テ

ーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共創に関する研究開発」を受託

3D プリンタによるテーラーメイド化が困難であったラバー製品について地域産業であるシュー

ズを取り上げ多様なユーザとの IoV (Internet of Values)環境を構築してインタラクティブな価値

流通に基づく超デライト設計生産システムを開発するとともに熱可塑成形と架橋のトレードオ

フを解決しリアクティブ 3D プリンタマシンとその素材を研究開発する期間平成 26 年 10 月

-平成 28 年度 予算総額218231 千円

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自

立分散エネルギーシステム技術の実証研究」を受託

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究を展開するための環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業

の研究課題「離島漁村における直流技術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究(研

究代表者神戸大学)」を受託した平成 24 年度-26 年度総経費 554350 千円

(2) 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に参画

我が国が抱える種々の社会的課題を 先端の情報技術を駆使して解決すると共に社会の新たな

価値や産業の創出を情報技術の応用を通じて行える人材の 育成を目指し分野や地域の枠を越えた

産学の協働ネットワークを構築し多くの優秀な学生を育成すると共に実践的情報教育の知見を

蓄積し広く普及させることを目的とした文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネット

ワーク形成事業」に参画した本プログラムは全国に展開した 15 校の連携校が中心になりベン

ダーユーザ企業の協力のもとで開発し実行する平成 24 年度-28 年度総経費 約 25 億円

分担金約 1 億円

(3) 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて

「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託し

- 28 -

た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

- 29 -

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

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23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

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Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

- 32 -

(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

- 33 -

32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

- 34 -

業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

- 35 -

4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

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(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 21: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

- 21 -

③ 計算機使用の貸与

シミュレーションにはプログラムによっては高速のスーパーコンピュータが必要である

神戸大学が所有する 20TFlops のスーパーコンピュータ富士通 FX-10 を企業に無償で利用を提

供している

2) 養成人材の活躍状況

本事業の波及効果として修了生の活躍状況が重要な指針となる事例として以下5例を示す

① 社内で開発していたプログラムが計算時間を 24 日から 8 日に短縮され社内での開発に活

用できる計算時間までに短縮できた

② 船舶からの排水システムに関して実験データとシミュレーション結果との相違を比較検討し

てシミュレーションの有用性を理解した今後の船舶の取水排水システムの設計にシミュレ

ーションが活用される

③ SPring-8 で観測されたデータ例を用いて逆モンテカル法を用いた解析手法を学んだその

結果社内で取得した SPring-8 での実験結果の解析に用いるために共同研究に進んだ

④ ガス分子の衝突過程にシミュレーションを適応した計算アルゴリズムの再検討とプログラム

の高速化を実現し商品開発に繋げた

⑤ 可視化のプログラムの利用法を習得しこれからのシミュレーション結果の説明解析に企業

で活用する

⑥ 他にこれから流体のシミュレーションを企業内で開始するための事前勉強等があり本事業

が企業内の開発研究に大きな効果をもたらしている

3) 波及効果

シミュレーション手法はあらゆる開発研究から株価予測などの社会現象まで幅広く活用され

ている研究手法であるこのシミュレーション手法は当然兵庫県の企業だけではなくあらゆ

る企業で利活用されるものであるこの人材養成は兵庫県関西圏のみならず北海道から九

州までの日本全国にそれぞれの人材育成拠点を設置すべきである日本の要所に計算科学の人材

育成拠点を設けシミュレーションを全国の企業に普及させれば日本でのプロダクトイノベ

ーションを誘起するものである本事業に関して関西圏外からも多くの問合せがあることから

も明らかである特に本事業の特徴であるテーラー相談室とシミュレーション相談室の運営方

法本事業で開発した e-ラーニングのコンテンツの共同利用やテレビ会議システムによる授業の

配信シミュレーションに熟達した教師のリストの共有などを提供することにより日本の各所

に計算科学の人材育成拠点を設けることができる

修了者数(平成 25 年度まで)受講者数(平成 25 年度) (単位人)

1 年目

(H22 年度)

2 年目

(H23 年度)

3 年目

(H24 年度)

4 年目

(H25 年度)

修了 0 38 43 29

初年度からの累計 0 38 81 110

申請時の修了者の

目標人数 20 40 60 80

- 22 -

154 [科研費新学術領域研究(研究領域提案型)] 少数分子反応ネットワーク理論の構築-少数性

と階層性の観点からのモデリング-

(研究代表者冨樫祐一期間平成 23 年度~平成 27 年度 予算総額 87100 千円)

(1) 概要

細胞では分子数が1個から数万個と多種多様な成分が階層的に関与しあっている分子が数~

数十個程度になると「数」の離散性が顕著となりフィードバック回路等の動作不安定が誘発され

る一方こうした少数分子の離散性がシステムの可塑性適応性をもたらす重要な役割を果た

す可能性も示されている

本研究では少数分子性階層性に着目し1分子計測データなどから背後に存在する階層を

つなぐ高次反応ネットワークおよび分子の少数性離散性を抽出評価しつつ生命システムの特

質である高い動作安定性(頑健性)と適度な動作不安定性(可塑性適応性)の両立のメカニズム

を定量的に予測検証することが可能な新しい理論と汎用な解析基盤技術を開発する

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

少数個のドメイン(サブユニット)からなる分子機械においてドメイン間の協調動作に重要な

構造変化を介した情報伝達を粗視化分子動力学を用いて解析し情報の伝わる向きと強さを評価

したまた細胞などでの1粒子の拡散時系列から化学反応と関係した非熱的ゆらぎを評価する

手法を構成し計測解析に課される条件を明らかにした

少数性生物学に関する計測の多くは

データを解釈する以前に SN 比が低いた

めノイズの存在下観測量から背後に

存在する物理量の任意の関数値を抽出す

る解析方法などを開発したまた複数

の少数個の輝点から構成される動態の集

団挙動から各少数要素間のコヒーレンス

がどのように生起するかを定量化する情

報理論的枠組みを新規に考案した

引き続き領域内の実験研究者らと共

同で分子モーターのサブユニット間

分子間の協調動作転写因子による遺伝

子探索過程などをターゲットに生体に

おける少数性効果の検証を進めている

分子モーターなどでの化

学反応に起因する非熱的ゆ

らぎ(右下)を1粒子(中

央)の拡散時系列データから

評価する手法を開発した例

えば粒子に結合した少数個

のモーターの協同性の解析

などに応用可能である

[Shinkai amp Togashi EPL

105 30002 (2014)]

分子内部や隣接分

子間で構造変化を介

して情報が伝わる向

き強さ(図中矢印)

を評価した図はミオ

シンV分子モーターの

例[Duumlttmann et al Biophys J 102 542

(2012)]

155 [総務

ルの

(研

千円

(1) 概要

無線機

電話)級

イズ計測

を行っ

するR

RF受信

東北大学

であり

担当し

(2) 平成 25

本研究

ムのソ

レベル

内部の

成功し

制技術

(3) 関連す

務省電波資

の低ノイズ化

研究代表者永

円)

機器内のR

級RFトラ

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たその成果

F処理部に混

信部を模擬

学(研究代表

神戸大学は

5 年度(201

究によりI

フトウェア

で診断する技

デジタル回路

た(右図)

の定量評価に

る報道発表

東北大学と

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HILS の手

経テクノロ

資源拡大のた

化技術の研究

永田 真期間

F部における

ンシーバを想

開発半導体

果としてIC

混入するノイ

した対策の効

表山口正洋

はICチップ

13 年度)まで

IC チップレ

シミュレー

技術を確立し

路によるノイ

当該の評価

に応用されて

神戸大学な

nline 2013

法を A-D 変

ジーonline

ための研究開

究開発

間平成 22 年

る高速信号伝

想定したTE

体と磁性体の

Cチップから

イズをそれぞ

効果検証によ

洋教授)神

プレベルのノ

での成果

ベルのノイ

ータを統合

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イズ強度と通

価手段は半導

ている

どチップ上

1128)

変換器や RF

20130918

- 23 -

開発] 高速

年度~平成 2

伝送の品質を

EGチップの

の異分野技術

ら放射される

ぞれ10dB

より高速信

戸大学日本

ノイズ解析と

ズ結合のハー

携帯端末内

また第

通信スループ

導体と磁性体

上の磁性薄膜

回路のテス

8)

高品質な無

25 年度 予

を向上させる

の開発とノイ

術の協調によ

る特定周波数

B低減し更

信号伝送の品

本電気ルネ

と電磁界モデ

ードウェア

内部でのノイ

39 世代移動

プットの劣化

体の異分野技

膜で自家中毒

トに応用神

線通信実現の

予算総額(神戸

るためLT

イズ解析I

よる革新的な

数のノイズ

更にLTE級

質向上を明

ネサスエレク

デルの創出に

エミュレー

ズ発生と通信

動体通信(LT

化を関係づけ

技術の協調に

毒を抑制する

神戸大学が L

のための IC

戸大学契約分

TE(第3

ICチップレ

なノイズ抑制

及びノイズ

級移動通信端

らかにした

クトロニクス

に関する研究

ータと移動体

信への干渉

TE)を実例に

ける診断デー

による革新的

る技術を開発

LTE で有効性

C チップレベ

分) 224085

9世代携帯

レベルでのノ

制技術の確立

ズ源から近接

端末における

本研究は

スの共同研究

究開発を主に

体通信システ

を IC チップ

にIC チップ

ータの取得に

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発(日経テク

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156 [CR

SRA

(研

759

(1) 概要

ディ

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それら

そして

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(2) 平成 26

(a) 耐

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(d) V

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研究代表者

910 千円))

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6 年度(201

耐ソフトエラ

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不良回避のた

細粒度QoB

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自律型ディペ

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スレベルの信

速で評価でき

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における性能

略的創造研究推

ジン不良

吉本雅彦

SIのディペ

きランダム

ージン不良

ことにより実

車載応用への

統合型の研究

14 年度)まで

ラーSRAM

減6T 型 S

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Bアーキテク

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信頼性向上に

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チコア応用技

メモリと細粒

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少化技術不

平成 20 年度

ペンダビリテ

ムばらつき

少化設計技

実現できる自

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究を実施した

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SRAM セルの

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メモリの開発

クチャとテス

メモリ LSI

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自律型ディペ

- 24 -

「ディペ

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度~平成 25

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自律型ディペ

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メモリと評価

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- 25 -

2 近における特記事項

21 特筆すべき事項

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府 SIP 戦略的イノベーション創造プログラムにおける革新的設計生産技術課題に以下の2件

が採択された

リアクティブ 3D プリンタによるテーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共

創に関する研究開発(研究担当者システム科学専攻 貝原 俊也教授)

全体俯瞰設計と製品設計の着想を支援するワークスペースの研究開発(研究担当者計算科学

専攻 小野 謙二 客員教授)

(2) 工学研究科連携創造本部との共催による「産hArr学フォーラム-企業の実践に学ぶ-」を平成 26 年

11 月 21 日に開催した

【平成 25 年度(2013 年度)】

(1) システム情報学研究科 3 周年記念シンポジウム「知の統合による技術と社会の調和を目指して―学際

的融合研究の推進―」を平成 25 年 2 月 5 日に開催した

(2) イタリアIASI-CNR(Institute for Systems Analysis and Computer Science ndash National Research

Council)と学術交流協定を締結した

(3) フランスインサリヨン工科大学と学術交流協定を締結した

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) スーパーコンピュータ π-computer(富士通 PRIMEHPC FX-10)を導入

平成 24 年神戸大学統合研究拠点にスーパーコンピュータ「京」に代表される大規模シミュレ

ーション教育に資するため「京」とほぼ同一のアーキテクチャを有するスーパーコンピュータ

PRIMEHPC FX-10 を導入した総経費 180000 千円

(2) 理化学研究所計算科学研究機構との共同研究を開始

平成 24 年 5 月 15 日に理化学研究所計算科学研究機構と神戸大学の間で締結した計算科学計算機

科学分野における連携協定に基づき2 つの共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」および

「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」を開始した

共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」においては小規模問題を主な対象とし数万コ

アを活用して固有値を超高速に計算できるライブラリの開発を目指す神戸大学で試作しているブロ

ックヤコビ法と呼ばれるアルゴリズムに基づく固有値計算コードをスーパーコンピュータ「京」上で

適化し性能評価に基づく改良を行う

共同研究「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」ではスーパーコンピュータ「京」で実

行される大規模な計算機シミュレーションの出力データから特徴的な現象を探索し理解するため

- 26 -

のマルチモーダルな可視化技術の研究を π-CAVE を用いて行う

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 没入型 3 次元可視化システム π-CAVE を導入

平成 23 年 6 月神戸大学統合研究拠点 計算科学計算機工学研究プロジェクトに計算機シミ

ュレーション結果の 3 次元可視化による解析を推進するため没入型 3 次元可視化システム π-CAVE

を導入した本システムは一般公開され1000 名を越す見学者があった総経費 122000 千円

(2) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

特別経費(プロジェクト分)として「計算科学におけるデータ可視化研究拠点の形成」が採択さ

れた本課題では計算科学のあらゆる研究分野のためのインフラである可視化システムの充実を

図り空間と時間の大規模 4 次元シミュレーションデータ可視化のための先進的アルゴリズムの研

究開発とその実装法を開発し全国の計算科学の研究と教育に寄与することを目的としている平

成 23 年度-平成 27 年度総経費 120540 千円

(3) FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナーの開催

平成 24 年 1 月 23 日-1 月 29 日の 7 日間FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナー「強制法の視

点からの集合論(Forcing in Set Theory)」を開催した

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 大学院システム情報学研究科の新設

平成 22 年(2010 年)4 月 神戸大学にシステム科学情報科学計算科学の 3 専攻から成るシス

テム情報学研究科を新設した

(2) 協定講座と連携講座の開講

システム情報学研究科計算科学専攻では京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学

名古屋大学筑波大学の 5 大学と協定を締結し本学の学生のみならず全国の大学生に対して計算

科学の教育を開始したまた地球シミュレータを有する独立行政法人海洋研究開発機構および

独立行政法人理化学研究所と連携講座を組織し計算機シミュレーションの応用分野における 先

端の研究テーマを教育するための各研究機関の研究者および大学教員との強力な教育研究推進体

制を構築した

(3) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

「工学と保健学医学の学際連携による斬新な「健康工学」創成 -高度生体計測と超大規模計算を

用いたヒトの認知運動機能超高速超大規模計算-」が採択された平成 22 年度-24 年度

- 27 -

(4) 神戸大学統合研究拠点における計算科学に関する 3 つのプロジェクトが採択

平成 23 年 3 月ポートアイランドに設置された神戸大学統合研究拠点においてシステム情報学研

究科の 3 つのプロジェクトが採択された

22 競争的資金の獲得

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術において研究課題「テ

ーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共創に関する研究開発」を受託

3D プリンタによるテーラーメイド化が困難であったラバー製品について地域産業であるシュー

ズを取り上げ多様なユーザとの IoV (Internet of Values)環境を構築してインタラクティブな価値

流通に基づく超デライト設計生産システムを開発するとともに熱可塑成形と架橋のトレードオ

フを解決しリアクティブ 3D プリンタマシンとその素材を研究開発する期間平成 26 年 10 月

-平成 28 年度 予算総額218231 千円

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自

立分散エネルギーシステム技術の実証研究」を受託

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究を展開するための環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業

の研究課題「離島漁村における直流技術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究(研

究代表者神戸大学)」を受託した平成 24 年度-26 年度総経費 554350 千円

(2) 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に参画

我が国が抱える種々の社会的課題を 先端の情報技術を駆使して解決すると共に社会の新たな

価値や産業の創出を情報技術の応用を通じて行える人材の 育成を目指し分野や地域の枠を越えた

産学の協働ネットワークを構築し多くの優秀な学生を育成すると共に実践的情報教育の知見を

蓄積し広く普及させることを目的とした文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネット

ワーク形成事業」に参画した本プログラムは全国に展開した 15 校の連携校が中心になりベン

ダーユーザ企業の協力のもとで開発し実行する平成 24 年度-28 年度総経費 約 25 億円

分担金約 1 億円

(3) 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて

「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託し

- 28 -

た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

- 29 -

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

- 30 -

23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

- 31 -

Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

- 32 -

(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

- 33 -

32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

- 34 -

業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

- 35 -

4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

- 36 -

(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 22: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

- 22 -

154 [科研費新学術領域研究(研究領域提案型)] 少数分子反応ネットワーク理論の構築-少数性

と階層性の観点からのモデリング-

(研究代表者冨樫祐一期間平成 23 年度~平成 27 年度 予算総額 87100 千円)

(1) 概要

細胞では分子数が1個から数万個と多種多様な成分が階層的に関与しあっている分子が数~

数十個程度になると「数」の離散性が顕著となりフィードバック回路等の動作不安定が誘発され

る一方こうした少数分子の離散性がシステムの可塑性適応性をもたらす重要な役割を果た

す可能性も示されている

本研究では少数分子性階層性に着目し1分子計測データなどから背後に存在する階層を

つなぐ高次反応ネットワークおよび分子の少数性離散性を抽出評価しつつ生命システムの特

質である高い動作安定性(頑健性)と適度な動作不安定性(可塑性適応性)の両立のメカニズム

を定量的に予測検証することが可能な新しい理論と汎用な解析基盤技術を開発する

(2) 平成 25 年度(2013 年度)までの成果

少数個のドメイン(サブユニット)からなる分子機械においてドメイン間の協調動作に重要な

構造変化を介した情報伝達を粗視化分子動力学を用いて解析し情報の伝わる向きと強さを評価

したまた細胞などでの1粒子の拡散時系列から化学反応と関係した非熱的ゆらぎを評価する

手法を構成し計測解析に課される条件を明らかにした

少数性生物学に関する計測の多くは

データを解釈する以前に SN 比が低いた

めノイズの存在下観測量から背後に

存在する物理量の任意の関数値を抽出す

る解析方法などを開発したまた複数

の少数個の輝点から構成される動態の集

団挙動から各少数要素間のコヒーレンス

がどのように生起するかを定量化する情

報理論的枠組みを新規に考案した

引き続き領域内の実験研究者らと共

同で分子モーターのサブユニット間

分子間の協調動作転写因子による遺伝

子探索過程などをターゲットに生体に

おける少数性効果の検証を進めている

分子モーターなどでの化

学反応に起因する非熱的ゆ

らぎ(右下)を1粒子(中

央)の拡散時系列データから

評価する手法を開発した例

えば粒子に結合した少数個

のモーターの協同性の解析

などに応用可能である

[Shinkai amp Togashi EPL

105 30002 (2014)]

分子内部や隣接分

子間で構造変化を介

して情報が伝わる向

き強さ(図中矢印)

を評価した図はミオ

シンV分子モーターの

例[Duumlttmann et al Biophys J 102 542

(2012)]

155 [総務

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(1) 概要

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変換器や RF

20130918

- 23 -

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年度~平成 2

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及びノイズ

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14 年度)まで

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- 24 -

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- 25 -

2 近における特記事項

21 特筆すべき事項

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府 SIP 戦略的イノベーション創造プログラムにおける革新的設計生産技術課題に以下の2件

が採択された

リアクティブ 3D プリンタによるテーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共

創に関する研究開発(研究担当者システム科学専攻 貝原 俊也教授)

全体俯瞰設計と製品設計の着想を支援するワークスペースの研究開発(研究担当者計算科学

専攻 小野 謙二 客員教授)

(2) 工学研究科連携創造本部との共催による「産hArr学フォーラム-企業の実践に学ぶ-」を平成 26 年

11 月 21 日に開催した

【平成 25 年度(2013 年度)】

(1) システム情報学研究科 3 周年記念シンポジウム「知の統合による技術と社会の調和を目指して―学際

的融合研究の推進―」を平成 25 年 2 月 5 日に開催した

(2) イタリアIASI-CNR(Institute for Systems Analysis and Computer Science ndash National Research

Council)と学術交流協定を締結した

(3) フランスインサリヨン工科大学と学術交流協定を締結した

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) スーパーコンピュータ π-computer(富士通 PRIMEHPC FX-10)を導入

平成 24 年神戸大学統合研究拠点にスーパーコンピュータ「京」に代表される大規模シミュレ

ーション教育に資するため「京」とほぼ同一のアーキテクチャを有するスーパーコンピュータ

PRIMEHPC FX-10 を導入した総経費 180000 千円

(2) 理化学研究所計算科学研究機構との共同研究を開始

平成 24 年 5 月 15 日に理化学研究所計算科学研究機構と神戸大学の間で締結した計算科学計算機

科学分野における連携協定に基づき2 つの共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」および

「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」を開始した

共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」においては小規模問題を主な対象とし数万コ

アを活用して固有値を超高速に計算できるライブラリの開発を目指す神戸大学で試作しているブロ

ックヤコビ法と呼ばれるアルゴリズムに基づく固有値計算コードをスーパーコンピュータ「京」上で

適化し性能評価に基づく改良を行う

共同研究「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」ではスーパーコンピュータ「京」で実

行される大規模な計算機シミュレーションの出力データから特徴的な現象を探索し理解するため

- 26 -

のマルチモーダルな可視化技術の研究を π-CAVE を用いて行う

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 没入型 3 次元可視化システム π-CAVE を導入

平成 23 年 6 月神戸大学統合研究拠点 計算科学計算機工学研究プロジェクトに計算機シミ

ュレーション結果の 3 次元可視化による解析を推進するため没入型 3 次元可視化システム π-CAVE

を導入した本システムは一般公開され1000 名を越す見学者があった総経費 122000 千円

(2) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

特別経費(プロジェクト分)として「計算科学におけるデータ可視化研究拠点の形成」が採択さ

れた本課題では計算科学のあらゆる研究分野のためのインフラである可視化システムの充実を

図り空間と時間の大規模 4 次元シミュレーションデータ可視化のための先進的アルゴリズムの研

究開発とその実装法を開発し全国の計算科学の研究と教育に寄与することを目的としている平

成 23 年度-平成 27 年度総経費 120540 千円

(3) FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナーの開催

平成 24 年 1 月 23 日-1 月 29 日の 7 日間FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナー「強制法の視

点からの集合論(Forcing in Set Theory)」を開催した

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 大学院システム情報学研究科の新設

平成 22 年(2010 年)4 月 神戸大学にシステム科学情報科学計算科学の 3 専攻から成るシス

テム情報学研究科を新設した

(2) 協定講座と連携講座の開講

システム情報学研究科計算科学専攻では京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学

名古屋大学筑波大学の 5 大学と協定を締結し本学の学生のみならず全国の大学生に対して計算

科学の教育を開始したまた地球シミュレータを有する独立行政法人海洋研究開発機構および

独立行政法人理化学研究所と連携講座を組織し計算機シミュレーションの応用分野における 先

端の研究テーマを教育するための各研究機関の研究者および大学教員との強力な教育研究推進体

制を構築した

(3) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

「工学と保健学医学の学際連携による斬新な「健康工学」創成 -高度生体計測と超大規模計算を

用いたヒトの認知運動機能超高速超大規模計算-」が採択された平成 22 年度-24 年度

- 27 -

(4) 神戸大学統合研究拠点における計算科学に関する 3 つのプロジェクトが採択

平成 23 年 3 月ポートアイランドに設置された神戸大学統合研究拠点においてシステム情報学研

究科の 3 つのプロジェクトが採択された

22 競争的資金の獲得

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術において研究課題「テ

ーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共創に関する研究開発」を受託

3D プリンタによるテーラーメイド化が困難であったラバー製品について地域産業であるシュー

ズを取り上げ多様なユーザとの IoV (Internet of Values)環境を構築してインタラクティブな価値

流通に基づく超デライト設計生産システムを開発するとともに熱可塑成形と架橋のトレードオ

フを解決しリアクティブ 3D プリンタマシンとその素材を研究開発する期間平成 26 年 10 月

-平成 28 年度 予算総額218231 千円

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自

立分散エネルギーシステム技術の実証研究」を受託

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究を展開するための環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業

の研究課題「離島漁村における直流技術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究(研

究代表者神戸大学)」を受託した平成 24 年度-26 年度総経費 554350 千円

(2) 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に参画

我が国が抱える種々の社会的課題を 先端の情報技術を駆使して解決すると共に社会の新たな

価値や産業の創出を情報技術の応用を通じて行える人材の 育成を目指し分野や地域の枠を越えた

産学の協働ネットワークを構築し多くの優秀な学生を育成すると共に実践的情報教育の知見を

蓄積し広く普及させることを目的とした文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネット

ワーク形成事業」に参画した本プログラムは全国に展開した 15 校の連携校が中心になりベン

ダーユーザ企業の協力のもとで開発し実行する平成 24 年度-28 年度総経費 約 25 億円

分担金約 1 億円

(3) 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて

「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託し

- 28 -

た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

- 29 -

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

- 30 -

23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

- 31 -

Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

- 32 -

(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

- 33 -

32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

- 34 -

業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

- 35 -

4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

- 36 -

(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 23: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

155 [総務

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- 23 -

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- 25 -

2 近における特記事項

21 特筆すべき事項

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府 SIP 戦略的イノベーション創造プログラムにおける革新的設計生産技術課題に以下の2件

が採択された

リアクティブ 3D プリンタによるテーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共

創に関する研究開発(研究担当者システム科学専攻 貝原 俊也教授)

全体俯瞰設計と製品設計の着想を支援するワークスペースの研究開発(研究担当者計算科学

専攻 小野 謙二 客員教授)

(2) 工学研究科連携創造本部との共催による「産hArr学フォーラム-企業の実践に学ぶ-」を平成 26 年

11 月 21 日に開催した

【平成 25 年度(2013 年度)】

(1) システム情報学研究科 3 周年記念シンポジウム「知の統合による技術と社会の調和を目指して―学際

的融合研究の推進―」を平成 25 年 2 月 5 日に開催した

(2) イタリアIASI-CNR(Institute for Systems Analysis and Computer Science ndash National Research

Council)と学術交流協定を締結した

(3) フランスインサリヨン工科大学と学術交流協定を締結した

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) スーパーコンピュータ π-computer(富士通 PRIMEHPC FX-10)を導入

平成 24 年神戸大学統合研究拠点にスーパーコンピュータ「京」に代表される大規模シミュレ

ーション教育に資するため「京」とほぼ同一のアーキテクチャを有するスーパーコンピュータ

PRIMEHPC FX-10 を導入した総経費 180000 千円

(2) 理化学研究所計算科学研究機構との共同研究を開始

平成 24 年 5 月 15 日に理化学研究所計算科学研究機構と神戸大学の間で締結した計算科学計算機

科学分野における連携協定に基づき2 つの共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」および

「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」を開始した

共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」においては小規模問題を主な対象とし数万コ

アを活用して固有値を超高速に計算できるライブラリの開発を目指す神戸大学で試作しているブロ

ックヤコビ法と呼ばれるアルゴリズムに基づく固有値計算コードをスーパーコンピュータ「京」上で

適化し性能評価に基づく改良を行う

共同研究「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」ではスーパーコンピュータ「京」で実

行される大規模な計算機シミュレーションの出力データから特徴的な現象を探索し理解するため

- 26 -

のマルチモーダルな可視化技術の研究を π-CAVE を用いて行う

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 没入型 3 次元可視化システム π-CAVE を導入

平成 23 年 6 月神戸大学統合研究拠点 計算科学計算機工学研究プロジェクトに計算機シミ

ュレーション結果の 3 次元可視化による解析を推進するため没入型 3 次元可視化システム π-CAVE

を導入した本システムは一般公開され1000 名を越す見学者があった総経費 122000 千円

(2) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

特別経費(プロジェクト分)として「計算科学におけるデータ可視化研究拠点の形成」が採択さ

れた本課題では計算科学のあらゆる研究分野のためのインフラである可視化システムの充実を

図り空間と時間の大規模 4 次元シミュレーションデータ可視化のための先進的アルゴリズムの研

究開発とその実装法を開発し全国の計算科学の研究と教育に寄与することを目的としている平

成 23 年度-平成 27 年度総経費 120540 千円

(3) FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナーの開催

平成 24 年 1 月 23 日-1 月 29 日の 7 日間FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナー「強制法の視

点からの集合論(Forcing in Set Theory)」を開催した

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 大学院システム情報学研究科の新設

平成 22 年(2010 年)4 月 神戸大学にシステム科学情報科学計算科学の 3 専攻から成るシス

テム情報学研究科を新設した

(2) 協定講座と連携講座の開講

システム情報学研究科計算科学専攻では京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学

名古屋大学筑波大学の 5 大学と協定を締結し本学の学生のみならず全国の大学生に対して計算

科学の教育を開始したまた地球シミュレータを有する独立行政法人海洋研究開発機構および

独立行政法人理化学研究所と連携講座を組織し計算機シミュレーションの応用分野における 先

端の研究テーマを教育するための各研究機関の研究者および大学教員との強力な教育研究推進体

制を構築した

(3) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

「工学と保健学医学の学際連携による斬新な「健康工学」創成 -高度生体計測と超大規模計算を

用いたヒトの認知運動機能超高速超大規模計算-」が採択された平成 22 年度-24 年度

- 27 -

(4) 神戸大学統合研究拠点における計算科学に関する 3 つのプロジェクトが採択

平成 23 年 3 月ポートアイランドに設置された神戸大学統合研究拠点においてシステム情報学研

究科の 3 つのプロジェクトが採択された

22 競争的資金の獲得

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術において研究課題「テ

ーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共創に関する研究開発」を受託

3D プリンタによるテーラーメイド化が困難であったラバー製品について地域産業であるシュー

ズを取り上げ多様なユーザとの IoV (Internet of Values)環境を構築してインタラクティブな価値

流通に基づく超デライト設計生産システムを開発するとともに熱可塑成形と架橋のトレードオ

フを解決しリアクティブ 3D プリンタマシンとその素材を研究開発する期間平成 26 年 10 月

-平成 28 年度 予算総額218231 千円

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自

立分散エネルギーシステム技術の実証研究」を受託

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究を展開するための環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業

の研究課題「離島漁村における直流技術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究(研

究代表者神戸大学)」を受託した平成 24 年度-26 年度総経費 554350 千円

(2) 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に参画

我が国が抱える種々の社会的課題を 先端の情報技術を駆使して解決すると共に社会の新たな

価値や産業の創出を情報技術の応用を通じて行える人材の 育成を目指し分野や地域の枠を越えた

産学の協働ネットワークを構築し多くの優秀な学生を育成すると共に実践的情報教育の知見を

蓄積し広く普及させることを目的とした文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネット

ワーク形成事業」に参画した本プログラムは全国に展開した 15 校の連携校が中心になりベン

ダーユーザ企業の協力のもとで開発し実行する平成 24 年度-28 年度総経費 約 25 億円

分担金約 1 億円

(3) 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて

「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託し

- 28 -

た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

- 29 -

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

- 30 -

23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

- 31 -

Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

- 32 -

(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

- 33 -

32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

- 34 -

業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

- 35 -

4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

- 36 -

(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 24: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

156 [CR

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- 25 -

2 近における特記事項

21 特筆すべき事項

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府 SIP 戦略的イノベーション創造プログラムにおける革新的設計生産技術課題に以下の2件

が採択された

リアクティブ 3D プリンタによるテーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共

創に関する研究開発(研究担当者システム科学専攻 貝原 俊也教授)

全体俯瞰設計と製品設計の着想を支援するワークスペースの研究開発(研究担当者計算科学

専攻 小野 謙二 客員教授)

(2) 工学研究科連携創造本部との共催による「産hArr学フォーラム-企業の実践に学ぶ-」を平成 26 年

11 月 21 日に開催した

【平成 25 年度(2013 年度)】

(1) システム情報学研究科 3 周年記念シンポジウム「知の統合による技術と社会の調和を目指して―学際

的融合研究の推進―」を平成 25 年 2 月 5 日に開催した

(2) イタリアIASI-CNR(Institute for Systems Analysis and Computer Science ndash National Research

Council)と学術交流協定を締結した

(3) フランスインサリヨン工科大学と学術交流協定を締結した

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) スーパーコンピュータ π-computer(富士通 PRIMEHPC FX-10)を導入

平成 24 年神戸大学統合研究拠点にスーパーコンピュータ「京」に代表される大規模シミュレ

ーション教育に資するため「京」とほぼ同一のアーキテクチャを有するスーパーコンピュータ

PRIMEHPC FX-10 を導入した総経費 180000 千円

(2) 理化学研究所計算科学研究機構との共同研究を開始

平成 24 年 5 月 15 日に理化学研究所計算科学研究機構と神戸大学の間で締結した計算科学計算機

科学分野における連携協定に基づき2 つの共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」および

「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」を開始した

共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」においては小規模問題を主な対象とし数万コ

アを活用して固有値を超高速に計算できるライブラリの開発を目指す神戸大学で試作しているブロ

ックヤコビ法と呼ばれるアルゴリズムに基づく固有値計算コードをスーパーコンピュータ「京」上で

適化し性能評価に基づく改良を行う

共同研究「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」ではスーパーコンピュータ「京」で実

行される大規模な計算機シミュレーションの出力データから特徴的な現象を探索し理解するため

- 26 -

のマルチモーダルな可視化技術の研究を π-CAVE を用いて行う

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 没入型 3 次元可視化システム π-CAVE を導入

平成 23 年 6 月神戸大学統合研究拠点 計算科学計算機工学研究プロジェクトに計算機シミ

ュレーション結果の 3 次元可視化による解析を推進するため没入型 3 次元可視化システム π-CAVE

を導入した本システムは一般公開され1000 名を越す見学者があった総経費 122000 千円

(2) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

特別経費(プロジェクト分)として「計算科学におけるデータ可視化研究拠点の形成」が採択さ

れた本課題では計算科学のあらゆる研究分野のためのインフラである可視化システムの充実を

図り空間と時間の大規模 4 次元シミュレーションデータ可視化のための先進的アルゴリズムの研

究開発とその実装法を開発し全国の計算科学の研究と教育に寄与することを目的としている平

成 23 年度-平成 27 年度総経費 120540 千円

(3) FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナーの開催

平成 24 年 1 月 23 日-1 月 29 日の 7 日間FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナー「強制法の視

点からの集合論(Forcing in Set Theory)」を開催した

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 大学院システム情報学研究科の新設

平成 22 年(2010 年)4 月 神戸大学にシステム科学情報科学計算科学の 3 専攻から成るシス

テム情報学研究科を新設した

(2) 協定講座と連携講座の開講

システム情報学研究科計算科学専攻では京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学

名古屋大学筑波大学の 5 大学と協定を締結し本学の学生のみならず全国の大学生に対して計算

科学の教育を開始したまた地球シミュレータを有する独立行政法人海洋研究開発機構および

独立行政法人理化学研究所と連携講座を組織し計算機シミュレーションの応用分野における 先

端の研究テーマを教育するための各研究機関の研究者および大学教員との強力な教育研究推進体

制を構築した

(3) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

「工学と保健学医学の学際連携による斬新な「健康工学」創成 -高度生体計測と超大規模計算を

用いたヒトの認知運動機能超高速超大規模計算-」が採択された平成 22 年度-24 年度

- 27 -

(4) 神戸大学統合研究拠点における計算科学に関する 3 つのプロジェクトが採択

平成 23 年 3 月ポートアイランドに設置された神戸大学統合研究拠点においてシステム情報学研

究科の 3 つのプロジェクトが採択された

22 競争的資金の獲得

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術において研究課題「テ

ーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共創に関する研究開発」を受託

3D プリンタによるテーラーメイド化が困難であったラバー製品について地域産業であるシュー

ズを取り上げ多様なユーザとの IoV (Internet of Values)環境を構築してインタラクティブな価値

流通に基づく超デライト設計生産システムを開発するとともに熱可塑成形と架橋のトレードオ

フを解決しリアクティブ 3D プリンタマシンとその素材を研究開発する期間平成 26 年 10 月

-平成 28 年度 予算総額218231 千円

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自

立分散エネルギーシステム技術の実証研究」を受託

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究を展開するための環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業

の研究課題「離島漁村における直流技術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究(研

究代表者神戸大学)」を受託した平成 24 年度-26 年度総経費 554350 千円

(2) 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に参画

我が国が抱える種々の社会的課題を 先端の情報技術を駆使して解決すると共に社会の新たな

価値や産業の創出を情報技術の応用を通じて行える人材の 育成を目指し分野や地域の枠を越えた

産学の協働ネットワークを構築し多くの優秀な学生を育成すると共に実践的情報教育の知見を

蓄積し広く普及させることを目的とした文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネット

ワーク形成事業」に参画した本プログラムは全国に展開した 15 校の連携校が中心になりベン

ダーユーザ企業の協力のもとで開発し実行する平成 24 年度-28 年度総経費 約 25 億円

分担金約 1 億円

(3) 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて

「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託し

- 28 -

た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

- 29 -

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

- 30 -

23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

- 31 -

Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

- 32 -

(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

- 33 -

32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

- 34 -

業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

- 35 -

4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

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(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

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(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 25: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

- 25 -

2 近における特記事項

21 特筆すべき事項

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府 SIP 戦略的イノベーション創造プログラムにおける革新的設計生産技術課題に以下の2件

が採択された

リアクティブ 3D プリンタによるテーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共

創に関する研究開発(研究担当者システム科学専攻 貝原 俊也教授)

全体俯瞰設計と製品設計の着想を支援するワークスペースの研究開発(研究担当者計算科学

専攻 小野 謙二 客員教授)

(2) 工学研究科連携創造本部との共催による「産hArr学フォーラム-企業の実践に学ぶ-」を平成 26 年

11 月 21 日に開催した

【平成 25 年度(2013 年度)】

(1) システム情報学研究科 3 周年記念シンポジウム「知の統合による技術と社会の調和を目指して―学際

的融合研究の推進―」を平成 25 年 2 月 5 日に開催した

(2) イタリアIASI-CNR(Institute for Systems Analysis and Computer Science ndash National Research

Council)と学術交流協定を締結した

(3) フランスインサリヨン工科大学と学術交流協定を締結した

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) スーパーコンピュータ π-computer(富士通 PRIMEHPC FX-10)を導入

平成 24 年神戸大学統合研究拠点にスーパーコンピュータ「京」に代表される大規模シミュレ

ーション教育に資するため「京」とほぼ同一のアーキテクチャを有するスーパーコンピュータ

PRIMEHPC FX-10 を導入した総経費 180000 千円

(2) 理化学研究所計算科学研究機構との共同研究を開始

平成 24 年 5 月 15 日に理化学研究所計算科学研究機構と神戸大学の間で締結した計算科学計算機

科学分野における連携協定に基づき2 つの共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」および

「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」を開始した

共同研究「超並列固有値計算ライブラリの開発」においては小規模問題を主な対象とし数万コ

アを活用して固有値を超高速に計算できるライブラリの開発を目指す神戸大学で試作しているブロ

ックヤコビ法と呼ばれるアルゴリズムに基づく固有値計算コードをスーパーコンピュータ「京」上で

適化し性能評価に基づく改良を行う

共同研究「π-CAVE を使った大規模データの可視化研究」ではスーパーコンピュータ「京」で実

行される大規模な計算機シミュレーションの出力データから特徴的な現象を探索し理解するため

- 26 -

のマルチモーダルな可視化技術の研究を π-CAVE を用いて行う

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 没入型 3 次元可視化システム π-CAVE を導入

平成 23 年 6 月神戸大学統合研究拠点 計算科学計算機工学研究プロジェクトに計算機シミ

ュレーション結果の 3 次元可視化による解析を推進するため没入型 3 次元可視化システム π-CAVE

を導入した本システムは一般公開され1000 名を越す見学者があった総経費 122000 千円

(2) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

特別経費(プロジェクト分)として「計算科学におけるデータ可視化研究拠点の形成」が採択さ

れた本課題では計算科学のあらゆる研究分野のためのインフラである可視化システムの充実を

図り空間と時間の大規模 4 次元シミュレーションデータ可視化のための先進的アルゴリズムの研

究開発とその実装法を開発し全国の計算科学の研究と教育に寄与することを目的としている平

成 23 年度-平成 27 年度総経費 120540 千円

(3) FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナーの開催

平成 24 年 1 月 23 日-1 月 29 日の 7 日間FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナー「強制法の視

点からの集合論(Forcing in Set Theory)」を開催した

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 大学院システム情報学研究科の新設

平成 22 年(2010 年)4 月 神戸大学にシステム科学情報科学計算科学の 3 専攻から成るシス

テム情報学研究科を新設した

(2) 協定講座と連携講座の開講

システム情報学研究科計算科学専攻では京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学

名古屋大学筑波大学の 5 大学と協定を締結し本学の学生のみならず全国の大学生に対して計算

科学の教育を開始したまた地球シミュレータを有する独立行政法人海洋研究開発機構および

独立行政法人理化学研究所と連携講座を組織し計算機シミュレーションの応用分野における 先

端の研究テーマを教育するための各研究機関の研究者および大学教員との強力な教育研究推進体

制を構築した

(3) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

「工学と保健学医学の学際連携による斬新な「健康工学」創成 -高度生体計測と超大規模計算を

用いたヒトの認知運動機能超高速超大規模計算-」が採択された平成 22 年度-24 年度

- 27 -

(4) 神戸大学統合研究拠点における計算科学に関する 3 つのプロジェクトが採択

平成 23 年 3 月ポートアイランドに設置された神戸大学統合研究拠点においてシステム情報学研

究科の 3 つのプロジェクトが採択された

22 競争的資金の獲得

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術において研究課題「テ

ーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共創に関する研究開発」を受託

3D プリンタによるテーラーメイド化が困難であったラバー製品について地域産業であるシュー

ズを取り上げ多様なユーザとの IoV (Internet of Values)環境を構築してインタラクティブな価値

流通に基づく超デライト設計生産システムを開発するとともに熱可塑成形と架橋のトレードオ

フを解決しリアクティブ 3D プリンタマシンとその素材を研究開発する期間平成 26 年 10 月

-平成 28 年度 予算総額218231 千円

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自

立分散エネルギーシステム技術の実証研究」を受託

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究を展開するための環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業

の研究課題「離島漁村における直流技術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究(研

究代表者神戸大学)」を受託した平成 24 年度-26 年度総経費 554350 千円

(2) 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に参画

我が国が抱える種々の社会的課題を 先端の情報技術を駆使して解決すると共に社会の新たな

価値や産業の創出を情報技術の応用を通じて行える人材の 育成を目指し分野や地域の枠を越えた

産学の協働ネットワークを構築し多くの優秀な学生を育成すると共に実践的情報教育の知見を

蓄積し広く普及させることを目的とした文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネット

ワーク形成事業」に参画した本プログラムは全国に展開した 15 校の連携校が中心になりベン

ダーユーザ企業の協力のもとで開発し実行する平成 24 年度-28 年度総経費 約 25 億円

分担金約 1 億円

(3) 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて

「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託し

- 28 -

た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

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【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

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23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

- 31 -

Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

- 32 -

(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

- 33 -

32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

- 34 -

業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

- 35 -

4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

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(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

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Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 26: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

- 26 -

のマルチモーダルな可視化技術の研究を π-CAVE を用いて行う

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 没入型 3 次元可視化システム π-CAVE を導入

平成 23 年 6 月神戸大学統合研究拠点 計算科学計算機工学研究プロジェクトに計算機シミ

ュレーション結果の 3 次元可視化による解析を推進するため没入型 3 次元可視化システム π-CAVE

を導入した本システムは一般公開され1000 名を越す見学者があった総経費 122000 千円

(2) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

特別経費(プロジェクト分)として「計算科学におけるデータ可視化研究拠点の形成」が採択さ

れた本課題では計算科学のあらゆる研究分野のためのインフラである可視化システムの充実を

図り空間と時間の大規模 4 次元シミュレーションデータ可視化のための先進的アルゴリズムの研

究開発とその実装法を開発し全国の計算科学の研究と教育に寄与することを目的としている平

成 23 年度-平成 27 年度総経費 120540 千円

(3) FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナーの開催

平成 24 年 1 月 23 日-1 月 29 日の 7 日間FWFJSPS 二国間交流事業共同セミナー「強制法の視

点からの集合論(Forcing in Set Theory)」を開催した

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 大学院システム情報学研究科の新設

平成 22 年(2010 年)4 月 神戸大学にシステム科学情報科学計算科学の 3 専攻から成るシス

テム情報学研究科を新設した

(2) 協定講座と連携講座の開講

システム情報学研究科計算科学専攻では京都大学大阪大学奈良先端科学技術大学院大学

名古屋大学筑波大学の 5 大学と協定を締結し本学の学生のみならず全国の大学生に対して計算

科学の教育を開始したまた地球シミュレータを有する独立行政法人海洋研究開発機構および

独立行政法人理化学研究所と連携講座を組織し計算機シミュレーションの応用分野における 先

端の研究テーマを教育するための各研究機関の研究者および大学教員との強力な教育研究推進体

制を構築した

(3) 特別経費(プロジェクト分)国際的に卓越した教育研究拠点機能の充実

「工学と保健学医学の学際連携による斬新な「健康工学」創成 -高度生体計測と超大規模計算を

用いたヒトの認知運動機能超高速超大規模計算-」が採択された平成 22 年度-24 年度

- 27 -

(4) 神戸大学統合研究拠点における計算科学に関する 3 つのプロジェクトが採択

平成 23 年 3 月ポートアイランドに設置された神戸大学統合研究拠点においてシステム情報学研

究科の 3 つのプロジェクトが採択された

22 競争的資金の獲得

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術において研究課題「テ

ーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共創に関する研究開発」を受託

3D プリンタによるテーラーメイド化が困難であったラバー製品について地域産業であるシュー

ズを取り上げ多様なユーザとの IoV (Internet of Values)環境を構築してインタラクティブな価値

流通に基づく超デライト設計生産システムを開発するとともに熱可塑成形と架橋のトレードオ

フを解決しリアクティブ 3D プリンタマシンとその素材を研究開発する期間平成 26 年 10 月

-平成 28 年度 予算総額218231 千円

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自

立分散エネルギーシステム技術の実証研究」を受託

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究を展開するための環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業

の研究課題「離島漁村における直流技術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究(研

究代表者神戸大学)」を受託した平成 24 年度-26 年度総経費 554350 千円

(2) 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に参画

我が国が抱える種々の社会的課題を 先端の情報技術を駆使して解決すると共に社会の新たな

価値や産業の創出を情報技術の応用を通じて行える人材の 育成を目指し分野や地域の枠を越えた

産学の協働ネットワークを構築し多くの優秀な学生を育成すると共に実践的情報教育の知見を

蓄積し広く普及させることを目的とした文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネット

ワーク形成事業」に参画した本プログラムは全国に展開した 15 校の連携校が中心になりベン

ダーユーザ企業の協力のもとで開発し実行する平成 24 年度-28 年度総経費 約 25 億円

分担金約 1 億円

(3) 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて

「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託し

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た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

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【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

- 30 -

23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

- 31 -

Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

- 32 -

(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

- 33 -

32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

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業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

- 35 -

4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

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(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 27: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

- 27 -

(4) 神戸大学統合研究拠点における計算科学に関する 3 つのプロジェクトが採択

平成 23 年 3 月ポートアイランドに設置された神戸大学統合研究拠点においてシステム情報学研

究科の 3 つのプロジェクトが採択された

22 競争的資金の獲得

【平成 26 度(2014 度)】

(1) 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術において研究課題「テ

ーラーメイドラバー製品の設計生産と社会経済的な価値共創に関する研究開発」を受託

3D プリンタによるテーラーメイド化が困難であったラバー製品について地域産業であるシュー

ズを取り上げ多様なユーザとの IoV (Internet of Values)環境を構築してインタラクティブな価値

流通に基づく超デライト設計生産システムを開発するとともに熱可塑成形と架橋のトレードオ

フを解決しリアクティブ 3D プリンタマシンとその素材を研究開発する期間平成 26 年 10 月

-平成 28 年度 予算総額218231 千円

【平成 24 年度(2012 年度)】

(1) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自

立分散エネルギーシステム技術の実証研究」を受託

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究を展開するための環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業

の研究課題「離島漁村における直流技術による自立分散エネルギーシステム技術の実証研究(研

究代表者神戸大学)」を受託した平成 24 年度-26 年度総経費 554350 千円

(2) 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に参画

我が国が抱える種々の社会的課題を 先端の情報技術を駆使して解決すると共に社会の新たな

価値や産業の創出を情報技術の応用を通じて行える人材の 育成を目指し分野や地域の枠を越えた

産学の協働ネットワークを構築し多くの優秀な学生を育成すると共に実践的情報教育の知見を

蓄積し広く普及させることを目的とした文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネット

ワーク形成事業」に参画した本プログラムは全国に展開した 15 校の連携校が中心になりベン

ダーユーザ企業の協力のもとで開発し実行する平成 24 年度-28 年度総経費 約 25 億円

分担金約 1 億円

(3) 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて

「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を受託し

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た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

- 29 -

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

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23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

- 31 -

Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

- 32 -

(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

- 33 -

32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

- 34 -

業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

- 35 -

4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

- 36 -

(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 28: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

- 28 -

た本課題ではサービス提供における柔軟かつ効率的な共創的レイアウト決定手法を開発しそ

れを実店舗に導入することで有効性を実証的に検証する平成 24 年度-27 年度総経費 44056 千

【平成 23 年度(2011 年度)】

(1) 経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画

経済産業省原子力安全保安院「高経年化技術評価高度化」直轄事業に参画し配管減肉発生

系統の整理と管内の偏流部位に関する減肉進展の既存知見に基づいて減肉進展解析のシミュレー

ションと遠隔診断ネットワークにより蓄積される計測データをオンラインで同化させることで発

電プラントの安全性を逐次向上させる仕組みを構築する研究を開始平成 23 年度-24 年度総経

費 13000 千円

(2) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

「立体構造新機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」のうち研究課題「多機能高密度 3 次

元集積化技術の研究開発」を受託した平成 23 年度-24 年度

(3) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発」が採択された平成 23 年度-27 年

度総額 84000 千円

(4) 独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の研究を受託

課題「低電圧不揮発メモリ」が採択された平成 23 年度-27 年度総額 25000 千円

(5) 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から研究を受託

新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発課題「新世代ネットワー

クアプリケーションの研究開発において「ネットワーク誘導を利用した新世代コンテンツ配信アプ

リケーションの開発」(平成 23 年度-25 年度総経費 71526 千円配分額 8085 千円)および「パ

レート 適化ネットワーク実現のためのユーザ資源管理アプリケーションの開発」(平成 23 年度

-25 年度総額 77028 千円配分額 5764 千円)の 2 件を受託した

(6) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の課題が採択

課題「脳性麻痺障がい者のマルチモーダルコミュニケーション支援技術の研究開発」が地域 ICT

振興型研究開発に採択された平成 23 年度-24 年度

(7) 戦略的創造研究推進事業(CREST)課題の採択

戦略的創造研究推進事業(CREST)「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフト技

術の創出」領域において「ポストペタスケールに対応した階層モデルによる超並列固有値解析エン

ジンの開発(代表筑波大学)」が採択された

- 29 -

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

- 30 -

23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

- 31 -

Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

- 32 -

(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

- 33 -

32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

- 34 -

業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

- 35 -

4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

- 36 -

(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 29: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

- 29 -

【平成 22 年度(2010 年度)】

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」の採択

平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロ

ジェクトに兵庫県および神戸市とともに課題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を申

請し5 年間のプロジェクトとして採択された本プロジェクトでは企業人を対象にシミュレー

ションの本質への理解を深め企業内のプロダクトイノベーションやプロセスイノベーション

を実現し企業を牽引する計算科学高度技術者へと導くことを目指している平成 22 年度-26 年

度総経費 227600 千円

(2) 総務省電波利用料制度による「電波資源拡大のための研究開発」

「高速高品質な無線通信実現のための IC チップレベルの低ノイズ化技術の研究開発」に関する

産学協同研究の一部について研究を受託平成 22 年度-25 年度

(3) 「物理デバイスレベルのサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」を受託

科学技術振興機構の戦略的国際科学技術協力推進事業における仏国との国際共同研究課題「組込

みシステムにおける暗号プロセッサの物理攻撃に対する安全性評価」の中で「物理デバイスレベル

のサイドチャネル情報シミュレーションモデルの開発」について研究を受託した平成 22 年度-25

年度総額 36000 千円

(4) 「健常者障がい者の意図認識によるユニバーサルコミュニケーションの研究」の採択

頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム「健常者障がい者の意図認識によるユニ

バーサルコミュニケーションの研究」が採択された平成 22 年度-平成 24 年度

(5) 「コンテンツ ID とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を

受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「コンテンツ ID

とロケーション ID の連携によるコンテンツ流通プラットフォームの研究開発」を受託平成 22 年

度-23 年度総額 25144 千円

(6) 「無線有線コグニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託

情報通信研究機構より新世代ネットワーク技術戦略の実現に向けた萌芽的研究「無線有線コ

グニティブ環境におけるユーザを主体としたネットワーク制御」を受託平成 22 年度-23 年度

総額 23969 千円

- 30 -

23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

- 31 -

Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

- 32 -

(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

- 33 -

32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

- 34 -

業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

- 35 -

4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

- 36 -

(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 30: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

- 30 -

23 受賞等

231 【教員】

(1) 赤木 剛朗日本数学会 函数方程式論分科会 第六回福原賞平成 26 年 12 月

(2) 永田 真池田博明ベストペーパー賞International Workshop on Testing Three-Dimensional

Stacked Integrated Circuits (3D test)平成 26 年 10 月

(3) 永田 真 三浦典之藤本大介ベストペーパー賞Workshop on Cryptographic Hardware and

Embedded Systems (CHES)平成 26 年 9 月

(4) 吉本雅彦電子情報通信学会よりフェロー称号平成 26 年 9 月

(5) 羅 志偉計測自動制御学会 SI 部門貢献賞平成 26 年 12 月

(6) 貝原 俊也2nd Best Paper Award15th Working Conference on Virtual Enterprises (PRO-VE14)

平成 26 年 10 月

(7) 谷口 隆晴日本応用数理学会 2014 年度論文賞(理論部門)平成 26 年 9 月

(8) 横川 三津夫電子情報通信学会平成 25 年度業績賞平成 26 年 6 月

(9) 臼井 英之地球電磁気地球惑星圏学会田中舘賞平成 24 年 10 月

(10) 陰山 聡神戸大学第 5 回学長表彰平成 25 年 10 月

(11) 太田 有三電子情報通信学会基礎境界ソサイエティ 功労賞平成 24 年 9 月

(12) 横川三津夫ACM Gordon Bell Award 高性能賞平成 23 年 11 月

(13) 陰山 聡Oscar Buneman Award22nd International Conference on Numerical Simulation of

Plasmas (ICNSP 2011)平成 23 年 9 月

(14) 谷口 隆晴New Talent AwardThe International Conference on Scientific Computation and

Differential Equations 2011 (SciCADE2011)平成 23 年 7 月

(15) 貝原 俊也第 13 回(2010 年度)精密工学会髙城賞平成 23 年 3 月

(16) 天能 精一郎第 2 回(2010 年度)分子科学会賞平成 22 年 9 月

(17) 的場 修計測自動制御学会計測部門論文賞平成 22 年 9 月

(18) 小島 史男日本保全学会功労賞平成 22 年 7 月

(19) 陰山 聡文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)平成 22 年 4 月

232 【学生】

(1) 原口 春海(システム科学)優秀講演論文表彰専攻日本機械学会生産システム部門研究発表講演

会 2014工程分割型セル生産システムにおける共同作業を考慮した作業者配置とスケジューリング

に関する研究平成 27 年 3 月

(2) 吉川 勉(システム科学)優秀講演論文表彰日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2014

組み立て工程におけるエージェントベース作業システム平成 27 年 3 月

(3) 坂本 翔平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 7 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラム動的社会ネットワークに対する混合メンバシップブロックモデルのコールドスタ

ート環境下における逐次推定平成 27 年 3 月

(4) 北野 陽祐(情報科学)Excellence Paper AwardThe 21st Korea-Japan joint Workshop on

Frontiers of Computer Vision(FCV2015)Estimation of Object Functions Using Deformable

- 31 -

Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

- 32 -

(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

- 33 -

32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

- 34 -

業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

- 35 -

4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

- 36 -

(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 31: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

- 31 -

Part Model平成 27 年 1 月

(5) 全 香玉(システム科学)Special AwardThe Fourth Japan-Korea Workshop on Digital

Holography and Information Photonics(DHIP2014)Signal processing for extracting 3D phase

and fluorescence images by hybrid digital holographic microscopy平成 26 年 12 月

(6) 音丸 格(工学研究科情報知能学)日本コンピュータ外科学会 2014 年度論文賞(優秀症例賞)統

計形状モデルを用いた専門医知識のモデリングに基づく人工股関節全置換術における臼蓋カップ三

次元手術計画の自動立案 (日本コンピュータ外科学会誌 vol14(1) pp27-37 2012-3)平成 26 年 11

(7) 松本 龍彦(システム科学)Magna cum laude Interventional MRI Symposium 2014

Respiratory-induced deformation analysis of liver using branching structure of portal vein for

MR images for HIFU 2014 年 10 月

(8) 柏原 裕美(計算科学)平成 26 年度日本シミュレーション学会論文賞くりこみ群分子動力学法に

よるミクロ流体解析に関する考察(日本シミュレーション学会論文誌第 4 巻第 1 号平成 26 年 10

(9) 藤本 大介田中 大智 (情報科学 )ベストスチューデントペーパー賞IEEE International

Symposium on Hardware-Oriented Security and Trust (HOST)Side-Channel Leakage on

Silicon Substrate of CMOS Cryptographic Chip(暗号チップのシリコン基板におけるサイドチャネ

ル情報漏洩)平成 26 年 6 月

(10) 中鹿 亘(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2013 年度音声研究会話者依存型 Conditional

Restricted Boltzmann Machine による声質変換平成 26 年 6 月

(11) 奥村 俊介吉本秀輔(情報科学)電子情報通信学会平成 25 年度論文賞A 128-bit Chip

Identification Generating Scheme Exploiting Load Transistors Variation in SRAM Bitcells (英

文論文誌 A 平成 24 年 12 月号)平成 26 年 6 月

(12) 相原 龍(情報科学)学生優秀発表賞日本音響学会 2013 年秋季研究発表会辞書選択に基づく

非負値行列因子分解による声質変換平成 26 年 3 月

(13) 山本 浩平(情報科学)学生プレゼンテーション賞第 6 回データ工学と情報マネジメントに関す

るフォーラムカテゴリ階層の拡張を目的とした階層的トピックモデル平成 26 年 3 月

(14) 高柳 陽平(情報科学)ポスター賞電子情報通信学会 2013 年度パターン認識メディア理解研

究会コンテクストに基づく Channel 特徴量を用いた歩行者検出平成 26 年 2 月

(15) 高島 遼一(情報科学)研究奨励賞電子情報通信学会 2012 年度音声研究会音響伝達特性を用

いたシングルチャネル音源位置推定における局所的回帰に基づく未学習位置の補間平成 25 年 12

(16) 郷 孝一(システム科学)The Third Korea-Japan Workshop on Digital Holography and

Information Photonics (DHIP) Outstanding Poster Award Experimental verification of

measurement of scattering property for homogeneous scattering medium by integrated

measurement system平成 25 年 11 月

(17) 上原 彰太(計算科学) 優秀ポスター賞CBI 学会 2013 年大会Protein-Ligand Docking Using

Artificial Bee Colony Algorithm平成 25 年 10 月

- 32 -

(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

- 33 -

32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

- 34 -

業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

- 35 -

4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

- 36 -

(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 32: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

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(18) 高岡 幸介(計算科学) Society for Promotion of Space Science President Award The

29th International Symposium on Space Technology and ScienceDevelopment of Receiving

Antenna for Space Solar Power Satellite with Dipole Antenna Array 平成 25 年 6 月

(19) 高木 健太(情報科学)若手研究会優秀ポスター賞ICD 学生若手研究会HOG 特徴量による実

時間物体検出プロセッサの FPGA 実装平成 24 年 12 月

(20) 高木 健太(情報科学) IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award LSI とシ

ステムのワークショップ 2013「HDTV 解像度対応 実時間 HOG 特徴量抽出と複数物体検出を実

現する 43mW デュアルコアプロセッサ」平成 25 年 5 月

3 地域貢献

31 競争的資金による貢献

(1) 科学技術戦略推進費「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」事業による貢献

地元企業への計算機シミュレーション教育を目的年平成 22 年度の科学技術戦略推進費(旧科学

技術振興調整費)の地域再生人材創出拠点の形成プロジェクトに兵庫県および神戸市とともに課

題「企業を牽引する計算科学高度技術者の養成」を5 年間のプロジェクトとして実施している

(2) 独立行政法人科学技術振興機構研究成果展開事業研究成果 適化展開支援プログラムフィージビリ

ティスタディステージ(シーズ顕在化)において触覚センサの実用化に貢献

兵庫県立工業技術センタービーエルオートテック株式会社と共同で磁気を利用した触覚

センサの実用化研究を実施し製品化に貢献した(平成 22 年度-23 年度)

(3) 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により地域 ICT 振興型研究開発を実施

地元企業である神戸ディジタルラボと共同してPublishSubscribe 型情報流通基盤を構築し三

宮商店街において実証実験を実施した(平成 19 年 6 月-平成 21 年 3 月)

(4) 環境省地球温暖化対策技術開発実証研究事業において「離島漁村における直流技術による自立

分散エネルギーシステム技術の実証研究」を実施

兵庫県や南あわじ市地元企業との協力体制の下「あわじ環境未来島構想」でエネルギー自立島

を目指す離島「沼島」をフィールドとして直流給電方式を基本に汎用型モバイルバッテリとダイ

ナミックプライシングを組み入れることにより自然エネルギーの有効活用を通してエネルギー自

立島を構築するための実証研究をしている

(5) 科学技術振興機構社会技術研究開発センタ 問題解決型サービス科学研究プログラムにおいて「共創

的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」を実施

新たな価値創造を目指した共創的デザインを基本コンセプトとする環境変動適応型サービスモデ

ルの構築を目指した課題「共創的デザインによる環境変動適応型サービスモデルの構築」をしてい

- 33 -

32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

- 34 -

業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

- 35 -

4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

- 36 -

(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 33: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

- 33 -

32 自治体への貢献

(1) 神戸市のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連企業等誘致アドバイザ(医療分野)

を務めた

(2) 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科高信頼性情報科学コースのダブルディグリープログラム

支援に関するアドバイザを引き受けた

(3) 兵庫県教育委員会において兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール指定校との教育連携を行

い県下のサイエンスフェア等での指導や教育研究紹介を通じた交流を実践した

(4) 情報オリンピック日本委員会に協力し地域密着型の学習支援講習会「レギオ」を開催した

33 地元企業への貢献

(1) 財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所ロボット研究会(平成 19 年度-23 年度)

地域の技術支援機関である財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)が主催するロボッ

ト研究会に参画し尼崎市内の企業や神戸市立工業高等専門学校兵庫県らと密接に連携をしなが

ら研究を実施し多指ロボットハンドの開発に貢献した

(2) 三菱電機株式会社先端技術総合研究所(平成 21 年度-)

FA システムの計画運用制御に関する 適化アルゴリズムの確立を行い産業用コントローラ

のシステム連携機能への適用を検討し実用化へ結びつけている

(3) 株式会社ダイフク

あらゆる分野での物流システムの効率的な運用の重要性が高まっており物流センターでの自動

倉庫システムの導入が一般的となっている現状において自動倉庫の大規模化複雑化に伴った効

率的な計画運用方法の決定法を確立するための共同研究を推進している

(4) 株式会社神戸製鋼所

鉄鋼やアルミニウムなどの多品種を同一ラインで生産する工場では製品ごとの製造条件の違い

に起因する作り難さが生産指標に大きく影響するため製造条件に基づくつり難さを生産指標への

影響度として評価するとともに計画と実績の乖離が生産管理指標に及ぼす影響度を定量化する技

術を構築し実用化に結びつける研究を実施している

(5) 川崎重工業株式会社システム技術開発センター

鉄道車両に搭載されているヨーダンパ等の保守部品を対象に走行中に限られたセンサ情報から

劣化部位の特定および劣化度合いを診断する技術の確立を目的に車両運動モデルに基づくオンラ

イン故障予見技術の研究を実施している

(6) パナソニック株式会社

エレクトロニクス機器における電磁波ノイズの放射と干渉に関する工学領域において地域の企

- 34 -

業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

- 35 -

4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

- 36 -

(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 34: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

- 34 -

業であるパナソニック株式会社と神戸大学の研究者が密接に連携しながら基礎研究を実施してい

(7) シャープ株式会社

シャープ株式会社においてC 言語研修(平成 19 年度-)およびクラウドコンピューティング研

修(平成 24 年度-)の講師を務めることにより大学の知識研究成果を社会に還元している

(8) バンドー化学株式会社

伸縮性導電エラストマー素材を利用した超薄型柔軟特性の伸長センサを実現するため回路設計

特性の評価および信号処理法まで計測工学をベースに基礎研究を共同で実施している

- 35 -

4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

- 36 -

(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 35: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

- 35 -

4 各界メディア等で活躍している教員卒業生

41 報道発表等

(1) インフルエンザウイルスの表面タンパク質の計算機シミュレーションに関する研究成果が紹介され

た(日本経済新聞 2015225)

(2) 複雑な物質の励起状態を確率過程を用いて計算する新しい理論を開発しその手法と「京」コン

ピュータを用いた光合成系への応用が紹介された(神戸新聞 2015115 朝刊)

(3) ラバー用 3D プリンタを活用しテーラーメイドシューズの提供を可能とする新しいプロジェクトが

内閣府の大型予算である「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP) に採択されその内容が紹

介された (神戸新聞 20141016 朝刊日刊工業新聞 20141021 朝刊読売新聞 20141025 朝刊)

(4) ウエアラブル生体センサーに関する研究成果 (ローム株式会社との共同研究) が紹介された(朝日新

聞 20141111 朝刊日本経済新聞 20141111 朝刊電波新聞 20141111 朝刊日刊工業新聞

20141111 朝刊化学工業日報 20141111 朝刊日経テクノロジーオンライン 20141111)

(5) IC カードのぞき見検知センサーに関する研究成果 (東北大学との共同研究) が紹介された (日刊工

業新聞 2014620 朝刊)

(6) 東北大学と神戸大学などチップ上の磁性薄膜で自家中毒を抑制する技術を開発(日経テクノロジ

ーonline 20131128)

(7) HILS の手法を A-D 変換器や RF 回路のテストに応用神戸大学が LTE で有効性を確認(日経テク

ノロジーonline 20130918)

(8) IC 上の膜でデジタル回路からの雑音を吸収LTE 受信チップの性能向上を確認(日経テクノロジー

online 20140314)

(9) 高解像度のタッチパネルに関する研究成果(パナソニックとの共同研究)が紹介された(日経新聞

2014326 夕刊)

(10) 神戸大学兵庫県立工業技術センターなどの産学グループによる兵庫県南あわじ市沼島での自立分

散エネルギーシステムの実証実験(環境省プロジェクト)が紹介された(神戸新聞 2013917)

(11) 仮想商店街を用いた高次脳機能評価システムが紹介(日経新聞夕刊全国一面 201392日経新聞電

子版 2013916テレビ TBS『朝ズバッ』2013103)

(12) 羅教授のグループの介護ロボット開発について紹介(毎日新聞 2013620)

42 国の審議会学会等の委員など

- 36 -

(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 36: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

- 36 -

(1) 浦久保 孝光ISCIE 学術情報普及委員

(2) 浦久保 孝光日本航空宇宙学会関西支部幹事

(3) 浦久保 孝光SICE 関西支部見学会委員

(4) 浦久保 孝光ISCIEASME 2014 International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(5) 浦久保 孝光第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会実行委員

(6) 江口 浩二The 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing プログ

ラム委員

(7) 江口 浩二The 52nd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics プログラ

ム委員

(8) 江口 浩二The 2014 International Conference on Social Computing Behavioral-Cultural

Modeling amp Prediction プログラム委員

(9) 江口 浩二The 14th Conference of the European Chapter of the Association for Computational

Linguistics プログラム委員

(10) 江口 浩二The 6th International Workshop with Mentors on Databases Web and Information

Management for Young Researchers アドバイザ委員

(11) 江口 浩二情報処理学会関西支部幹事

(12) 江口 浩二IEICE Transactions on Information and Systems Special issue of ldquoData Engineering

and Information Managementrdquo 編集委員

(13) 江口 浩二日本データベース学会論文誌編集委員

(14) 江口 浩二情報処理学会論文誌査読委員

(15) 江口 浩二電子情報通信学会和文論文誌常任査読委員

(16) 江口 浩二情報処理学会データベースシステム研究会運営委員

(17) 江口 浩二情報処理学会論文賞選定ワーキンググループ委員

(18) 江口 浩二Web とデータベースに関するフォーラム プログラム委員

(19) 江口 浩二独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(20) 江口 浩二文部科学省主催サイエンスインカレ審査員

(21) 江口 浩二京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻のアドバイザ

(22) 榎並 直子情報処理学会論文誌査読委員

(23) 榎並 直子電子情報通信学会パターン認識メディア理解研究専門委員会 専門委員

(24) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ Communications Express 編集副委員長

(25) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 編集委員会 委員

(26) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ モバイルネットワークとアプリケーション研究専門

委員会 委員

(27) 太田 能電子情報通信学会通信ソサイエティ 情報指向ネットワーク技術時限研究専門委員会 委員

(28) 太田 能総務省 M2M 型動的無線通信ネットワーク構築技術に関する研究開発運営委員会 委員

(29) 貝原 俊也ASMEISCIE ISFA2014 組織委員長

(30) 貝原 俊也サービス学会国際会議委員

(31) 貝原 俊也IFIP APMS2014 運営委員

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 37: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

- 37 -

(32) 貝原 俊也 IFIP PEO-VE2014 運営委員

(33) 貝原 俊也IEEE CSCW2014 運営委員

(34) 陰山 聡プラズマ核融合学会編集委員

(35) 陰山 聡日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員

(36) 陰山 聡日本学術会議 ポストペタスケール高性能計算に資する可視化処理小委員会

(37) 陰山 聡日本原子力研究開発機構 炉心プラズマ共同企画委員会 理論シミュレーション専門部会専

門委員

(38) 川口 博日本学術振興会シリコン超集積化システム第 165 委員会委員

(39) 川口 博電子情報通信学会集積回路研究会委員

(40) 國領 大介日本コンピュータ外科学会評議員

(41) 佐野 英樹システム制御情報学会編集委員会委員

(42) 滝口 哲也電子情報通信学会英文論文誌 D 編集幹事

(43) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門 適設計技術委員会 委員長

(44) 多田 幸生日本機械学会査読委員

(45) 多田 幸生日本機械学会計算力学部門講演会オーガナイザー

(46) 多田 幸生8th China-Japan-Korea Joint Symposium on Optimization of Structural and

Mechanical System Advisory Board

(47) 多 田 幸 生 11th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimisation

International Scientific Committee 委員

(48) 田中 成典 CBI 学会関西部会長

(49) 田中 成典近畿化学協会コンピュータ化学部会幹事

(50) 田中 成典CBI ジャーナル編集委員

(51) 田中 成典FMO 研究会幹事

(52) 田中 成典東京工業大学先端研究施設共用促進事業「みんなのスパコン TSUBAME によるペタス

ケールへの飛翔」課題選定評価委員

(53) 田中 成典六甲アイランド高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員

(54) 田中 成典FMO 創薬コンソーシアム副代表

(55) 玉置 久システム制御情報学会理事

(56) 玉置 久日本鉄鋼協会 理事

(57) 玉置 久電気学会 代議員

(58) 玉置 久計測自動制御学会 システム情報部門 部門長

(59) 玉置 久横断型基幹科学技術研究団体連合 (横幹連合) 理事

(60) 玉置 久(独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター システム科学技術推進会議 主査

(61) 中本 裕之センシング技術応用研究会幹事

(62) 永田 真IEEE Intl Solid-State Circuits Conference (ISSCC) Intl Technical Program Committee

(63) 永田 真IEEEJSAP Symposium on VLSI Circuits Executive Committee

(64) 永田 真情報処理学会関西支部 支部委員

(65) 永田 真IEEE 正会員ASP-DAC 論文委員A-SSCC 論文委員VLSI-DAT 論文委員VLSI

- 38 -

Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員

Page 38: 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 (強み・特色編) · 『システム情報学研究科ファクトブックⅠ』 ... 第4 回協定講座シンポジウム,平成24

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Symposium 論文委員

(66) 永田 真電子情報通信学会集積回路研究専門委員

(67) 花原 和之International Symposium on Flexible Automation 実行委員

(68) 花原 和之International Conference on Adaptive Structures and Technologies 国際組織委員

(69) 藤井 信忠精密工学会関西支部商議員

(70) 藤井 信忠ニューメディアリスク協会理事

(71) 藤井 信忠日本経営工学会 集合知メカニズム研究会 副主査

(72) 藤井 信忠ASMEISCIE ISFA2014 プログラム委員

(73) 藤井 信忠サービス学会国内大会プログラム委員

(74) 藤井 信忠精密工学会春季秋季講演会 OS オーガナイザ

(75) ブレンドレASL (Association for Symbolic Logic) Committee on Logic in East Asia 委員

(76) 増淵 泉計測自動制御学会制御部門 制御理論部会 副主査

(77) 増淵 泉Asian Journal of Control Associate Editor

(78) 増淵 泉International Journal of Control Automation and Systems Editorial Board member

(79) 増淵 泉SICE Journal of Control Measurement and System Integration Associate Editor

(80) 増淵 泉システム制御情報学会 第 58 回システム制御情報学会研究発表講演会 実行委員

(81) 増淵 泉2015 年 3 月開催 SICE International Symposium on Control Systems Program Chair

(82) 増淵 泉2015 年 3 月開催 計測自動制御学会 制御部門マルチシンポジウム プログラム委員会 委

(83) 谷口 隆晴 KCNADE2014 Organizing Committee

(84) 横川 三津夫情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)研究会主査

20144-20163

(85) 横川 三津夫2015 年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム 実行委員会

委員長(2014 年度より)

(86) 横川 三津夫学際大規模情報処理基盤共同利用共同研究拠点共同研究課題審査委員会委員

(87) 横川 三津夫学際共同研究ワーキンググループ委員