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960/
02(co
.07.
11)
フレゼニウス メディカル ケア ジャパン株式会社〒105-0001 東京都港区虎ノ門五丁目13番1号
Tel : (03)6809-1561 Fax : (03)6809-1568http://www.fresenius.co.jp
Peritoneal Dialysis
1)Topley N, Coles GA, Williams JD: Biocompatibility studies on peritoneal
cells. Perit Dial Int 14 (Suppl 3): S21-S28, 1994
2)Liberek T, Topley N, Williams JD, et al : Peritoneal dialysis fluid inhibition of
polymorphonuclear leukocyte respiratory burst activation is related to the
lowering of intracellular pH. Nephron 65: 260-265, 1993
3)Douvdevani A, Rapoport J, Chaimovitz C, et al : Intracellular acidification
mediates the inhibitory effect of peritoneal dialysate on peritoneal
macrophages. J Am Soc Nephrol 6: 207-213, 1995
4)Bunchman TE, Ballal SH: Treatment of inflow pain by pH adjustment of
dialysate in peritoneal dialysis. Perit Dail Int 11: 179-180, 1991
5)Yamamoto T, Sakakura T, Horio T, et al : Clinical effects of long-term use of
neutralized dialysate for continuous ambulatory peritoneal dialysis.
Nephron 60 : 324-329, 1992.
6)Miyata T, Horie K, Kurokawa K, et al : Advanced glycation and
lipidoxidation of the peritoneal membrane: Respective roles of serum and
peritoneal fluid reactive carbonyl compounds. Kidney Int 58: 425-435,
2000
7)Nakayama M, Kawaguchi Y, Horiuchi S, et al : Immunohistochemical
detection of advanced glycosylation end-products in the peritoneum and
its possible pathophysiological role in CAPD. Kidney Int 51: 182-186, 1997
8)Wieslander A, Forsbäck G, Lindén T, et al : Cytotoxicity, pH, and glucose
degradation products in four different brands of PD fluid. Adv Perit Dial 12:
57-60, 1996
9)Rippe B, Simonsen O, Wieslander A, et al : Long-term clinical effects of a
peritoneal dialysis fluid with less glucose degradation products. Kidney Int
59: 348-357, 2001
10)Papapetropoulos A, García-Cardeña G, Sessa WC, et al : Nitric oxide
production contributes to the angiogenic properties of vascular endothelial
growth factor in human endothelial cells. J Clin Invest 100: 3131-3139,1997
11)Combet S, Miyata T, Devuyst O, et al : Vascular proliferation and enhanced
expression of endothelial Nitric oxide synthase in human peritoneum
exposed to long -term peritoneal dialysis. J Am Soc Nephrol 11: 717-728,
2000
12)Margetts PJ, Kolb M, Gauldie J, et al : Gene transfer of transforming growth
factor -β1 to the rat peritoneum: Effects on membrane function. J Am Soc
Nephrol 12: 2029-2039, 2001
13)Ogata S, Yorioka N, Kohno N: Glucose and prednisolone alter basic
fibroblast growth factor expression in peritoneal mesothelial cells and
fibroblasts. J Am Soc Nephrol 12: 2787-2796, 2001
14)Krediet RT: The peritoneal membrane in chronic peritoneal dialysis.
Kidney Int 55: 341-356, 1999
15)Rippe B, Krediet RT: Peritoneal physiology-transport of solutes, in The
Textbook of Peritoneal Dialysis, Kluwer Academic Publishers, 1994, pp
69-113
16)Combet S, Ferrier M-L, Devuyst O, et al : Chronic uremia induces
permeability changes, increased nitric oxide synthase expression, and
structural modifications in the peritoneum. J am Soc Nephrol 12:
2146-2157, 2001
17)Davies SJ, Phillips L, Russell GI, et al : What really happens to people on
long-term peritoneal dialysis? Kidney Int 54: 2207-2217, 1998
18)Tauer A, Knerr T, Pischetsrieder M, et al : In vitro formation of
Nε-(carboxymethyl)lysine and imidazolones under conditions similar to
continuous ambulatory peritoneal dialysis. Biochem Biophy Res
Commun 280: 1408-1414, 2001
19)Mettang T, Pauli-Magnus C, Kuhlmann U, et al : Influence of
plasticizer-free CAPD bags and tubings on serum, urine, and dialysate
levels of phthalic acid esters in CAPD patients. Perit Dial Int 20: 80-84,
2000
20)Fischer F-P, Machleidt C, Mettang T: Plasticizers and inhibition of
leukocyte function in vitro. Perit Dial Int 18: 620-625, 1998
21)Reddy JK, Lalwai ND: Carcinogenesis by hepatic peroxisome proliferators:
evaluation of the risk of hypolipidemic drugs and industrial plasticizers to
humans. Crit Rev Toxicol 12: 1-58, 1983
22)Tomita I, Nakamura Y, Tutikawa K, et al : Teratogenicity/fetotoxicity of
DEHP in mice. Environ Health Perspect 45: 71-75, 1982
23)Kluwe WM, McConnell EE, Hartwell WV, et al : Carcinogenicity testing of
phthalate esters and related compounds by the national toxicology
program and the national cancer institute. Environ Health Perspect 45:
129-133, 1982
参考文献生体適合性に優れ、操作が簡単なCAPDシステム
ステイセーフ®バランス 腹膜透析液
透析患者さんのため、生体適合性に優れ、操作が簡単なCAPDシステムを提供します。
優れた生体適合性
安全性と操作性の向上
環境と生体にやさしい素材
ステイセーフ®バランス 腹膜透析液
透析液のpHは使用時、中性に調整されます。酸性透析液では腹膜への刺激、腹膜細胞機能(中皮細胞、線維芽細胞)や腹腔内防御機能への影響を及ぼすことが報告されています1),2),3)。また、酸性透析液は腹腔内注液時の腹痛に関与すると考えられており、中性透析液はこれらの症状が軽減することが報告されています4),5)。
フレゼニウス メディカル ケア社が開発した独自のシステムにより、安全性と操作性が飛躍的に向上しています。
●ディスクシステム●オートマチック・クロージングシステム(ピンテクノロジー)●λシェイプ方式●ブドウ糖、カルシウム濃度によるカラー識別
バイオファイン®は、フレゼニウス メディカル ケア社がポリオレフィン類から開発した新素材です。ステイセーフ®バランス 腹膜透析液のバッグ素材、スリープセーフ®APDシステムのアクセサリー素材には、バイオファイン®を採用しています。PVC素材を一切用いていないため、腹腔内に可塑剤が混入する心配がありません。また、廃棄時に燃やしても有毒ガスが発生しません。
2 3
製品の特長
透析患者さんのため、生体適合性に優れ、操作が簡単なCAPDシステムを提供します。
優れた生体適合性
安全性と操作性の向上
環境と生体にやさしい素材
ステイセーフ®バランス 腹膜透析液
透析液のpHは使用時、中性に調整されます。酸性透析液では腹膜への刺激、腹膜細胞機能(中皮細胞、線維芽細胞)や腹腔内防御機能への影響を及ぼすことが報告されています1),2),3)。また、酸性透析液は腹腔内注液時の腹痛に関与すると考えられており、中性透析液はこれらの症状が軽減することが報告されています4),5)。
フレゼニウス メディカル ケア社が開発した独自のシステムにより、安全性と操作性が飛躍的に向上しています。
●ディスクシステム●オートマチック・クロージングシステム(ピンテクノロジー)●λシェイプ方式●ブドウ糖、カルシウム濃度によるカラー識別
バイオファイン®は、フレゼニウス メディカル ケア社がポリオレフィン類から開発した新素材です。ステイセーフ®バランス 腹膜透析液のバッグ素材、スリープセーフ®APDシステムのアクセサリー素材には、バイオファイン®を採用しています。PVC素材を一切用いていないため、腹腔内に可塑剤が混入する心配がありません。また、廃棄時に燃やしても有毒ガスが発生しません。
2 3
製品の特長
優れた生体適合性
ステイセーフ®バランスの生体適合性
GDPs & AGEsの形成を抑えるステイセーフ®バランス 腹膜透析液
ステイセーフ®バランス 腹膜透析液は等容量の2-チャンバー方式のバッグからなり、A液にはブドウ糖と電解質が含まれ、GDPsをおさえる為pHは酸性(pH:2.8~3.2)に設定しています。もう一方のB液には乳酸イオンとNa+が含まれ、pHはアルカリ性(pH:8.0~9.0)に設定しています。A液とB液の混合は容易に行え、混合後の透析液は中性化されます。
ステイセーフ®バランス 腹膜透析液ではGDPsを低減させたことにより、AGEsの形成を抑えることに成功しました18)。その結果から、これまでの酸性透析液のもつ問題点の改善が期待されます。
ステイセーフ®バランス 腹膜透析液のGDPs濃度
A液のpH設定根拠B液乳 酸ナトリウム
(pH8.0~9.0)
A液ブドウ糖電解質
(pH2.8~3.2)
A液+B液ブドウ糖電解質乳 酸
(pH6.8~7.4)
混合ステイセーフ®バランス
2.8~3.2
3-DG濃度(μmol/L) 150
100
50
0
2.5 3 3.5 4 4.5 5pH
3-DG(検出限界<5μmol/L)アセトアルデヒド(検出限界<2μmol/L)ホルムアルデヒド(検出限界<3μmol/L)メチルグリオキサール(検出限界<1μmol/L)
400350300250200150100500
これまでの酸性透析液ブドウ糖:1.5%
これまでの酸性透析液
ブドウ糖:4.25%
ステイセーフ®バランス
ブドウ糖:1.5%
ステイセーフ®バランス
ブドウ糖:4.25%
GDP(μmol/L)
GDPs & AGEsの生成透析液中に含有されるブドウ糖は、pHが中性領域に近づくにつれて不安定となり、その分解産物としてGDPsが形成されます。GDPsのうちカルボニル化合物はタンパク質のアミノ基と非酵素的に反応してAGEsを生成します6)。
グリオキサール(GO)メチルグリオキサール(MGO)アセトアルデヒドホルムアルデヒド5-ヒドロキシメチルフルフラール(5HMF)レプリンサンフルフラールアラビノース3-デオキシグルコソン(3-DG)
ブドウ糖 GDPs
カルボニル化合物
分解
AGEs生成
これまでの透析液の問題点これまでの透析液の問題点としてpHが酸性であることが挙げられていました。細胞内pHの低下によって中皮細胞や線維芽細胞など、腹膜細胞機能や腹腔内防御能に影響を及ぼすことが報告されています1), 2), 3)。また、最近では、GDPs(Glucose Degradation Products:ブドウ糖分解産物)と蛋白(アミノ酸)との非酵素反応生成物であるAGEs(Advanced Glycation End-Products:後期糖化生成物)による腹膜機能低下が示唆されています6)。
注) *VEGF=vascular endothelial growth factor**FGF-2=basic fibroblast growth factor-2 ***TGF-β=transforming growth factor-β ****EPSA=effective peritoneal surface area
カルボニル化合物(RCO)の過負荷 6),7) 透析液内ブドウ糖 6),8)
慢性尿毒症 6)
カルボニルストレス
一酸化窒素合成 酵素(NOS)の発現10),11)
血管内皮増殖因子(VEGF*)の産生10),12)
サイトカインの1種のFGF-2**、TGF-β***増加12),13)
血管新生の 亢進11), 12), 14)
腹膜間質の線維化刺激12), 13)
腹膜血管の拡張 14)
溶質交換の有効腹膜面積(EPSA****)
の増大11), 15), 16)
溶質透過能亢進14), 17)
ブドウ糖吸収増加14), 17)
除水不良の進展14), 17)
浸透圧勾配の消失
4 5
AGEs修飾の促進 7),9)
分解
腹膜へのブドウ糖の暴露
腹膜透析療法の長期化
優れた生体適合性
ステイセーフ®バランスの生体適合性
GDPs & AGEsの形成を抑えるステイセーフ®バランス 腹膜透析液
ステイセーフ®バランス 腹膜透析液は等容量の2-チャンバー方式のバッグからなり、A液にはブドウ糖と電解質が含まれ、GDPsをおさえる為pHは酸性(pH:2.8~3.2)に設定しています。もう一方のB液には乳酸イオンとNa+が含まれ、pHはアルカリ性(pH:8.0~9.0)に設定しています。A液とB液の混合は容易に行え、混合後の透析液は中性化されます。
ステイセーフ®バランス 腹膜透析液ではGDPsを低減させたことにより、AGEsの形成を抑えることに成功しました18)。その結果から、これまでの酸性透析液のもつ問題点の改善が期待されます。
ステイセーフ®バランス 腹膜透析液のGDPs濃度
A液のpH設定根拠B液乳 酸ナトリウム
(pH8.0~9.0)
A液ブドウ糖電解質
(pH2.8~3.2)
A液+B液ブドウ糖電解質乳 酸
(pH6.8~7.4)
混合ステイセーフ®バランス
2.8~3.2
3-DG濃度(μmol/L) 150
100
50
0
2.5 3 3.5 4 4.5 5pH
3-DG(検出限界<5μmol/L)アセトアルデヒド(検出限界<2μmol/L)ホルムアルデヒド(検出限界<3μmol/L)メチルグリオキサール(検出限界<1μmol/L)
400350300250200150100500
これまでの酸性透析液ブドウ糖:1.5%
これまでの酸性透析液
ブドウ糖:4.25%
ステイセーフ®バランス
ブドウ糖:1.5%
ステイセーフ®バランス
ブドウ糖:4.25%
GDP(μmol/L)
GDPs & AGEsの生成透析液中に含有されるブドウ糖は、pHが中性領域に近づくにつれて不安定となり、その分解産物としてGDPsが形成されます。GDPsのうちカルボニル化合物はタンパク質のアミノ基と非酵素的に反応してAGEsを生成します6)。
グリオキサール(GO)メチルグリオキサール(MGO)アセトアルデヒドホルムアルデヒド5-ヒドロキシメチルフルフラール(5HMF)レプリンサンフルフラールアラビノース3-デオキシグルコソン(3-DG)
ブドウ糖 GDPs
カルボニル化合物
分解
AGEs生成
これまでの透析液の問題点これまでの透析液の問題点としてpHが酸性であることが挙げられていました。細胞内pHの低下によって中皮細胞や線維芽細胞など、腹膜細胞機能や腹腔内防御能に影響を及ぼすことが報告されています1), 2), 3)。また、最近では、GDPs(Glucose Degradation Products:ブドウ糖分解産物)と蛋白(アミノ酸)との非酵素反応生成物であるAGEs(Advanced Glycation End-Products:後期糖化生成物)による腹膜機能低下が示唆されています6)。
注) *VEGF=vascular endothelial growth factor**FGF-2=basic fibroblast growth factor-2 ***TGF-β=transforming growth factor-β ****EPSA=effective peritoneal surface area
カルボニル化合物(RCO)の過負荷 6),7) 透析液内ブドウ糖 6),8)
慢性尿毒症 6)
カルボニルストレス
一酸化窒素合成 酵素(NOS)の発現10),11)
血管内皮増殖因子(VEGF*)の産生10),12)
サイトカインの1種のFGF-2**、TGF-β***増加12),13)
血管新生の 亢進11), 12), 14)
腹膜間質の線維化刺激12), 13)
腹膜血管の拡張 14)
溶質交換の有効腹膜面積(EPSA****)
の増大11), 15), 16)
溶質透過能亢進14), 17)
ブドウ糖吸収増加14), 17)
除水不良の進展14), 17)
浸透圧勾配の消失
4 5
AGEs修飾の促進 7),9)
分解
腹膜へのブドウ糖の暴露
腹膜透析療法の長期化
ステイセーフ®接続チューブⅡの改良ブドウ糖濃度によるカラーコーディング
ディスクシステムとオートマチック・クロージングシステム
クランプの改良
PatientOnLine(PD療法管理ソフトウェア)およびスリープセーフ®APDシステムにもカラーコーディングを採用しています。
簡単で安全な混合λシェイプ
簡便な操作性・安全性を実現したディスクシステム
環境と生体にやさしい素材
λシェイプ
1 2 3
コネクトロジー内の接続部を中に入れ、感染リスクの低減を図りました。
ステイセーフ®バランス 腹膜透析液のλシェイプは、安全性の追求をコンセプトに、フレゼニウス メディカル ケア社が考案したデザインです。バッグの中央隔壁部を貫通させてA,B両液を混合し、さらにλシェイプ部を開通させることで、片側の液だけが腹腔内に注液される危険性を防いでいます。
ディスクを回転させるだけで、一連のバッグ操作を簡単に行うことができます。また、ピンテクノロジーによるオートマチック・クロージングシステムは外部からの菌の侵入を防ぎます。
ステイセーフ®バランス 腹膜透析液の素材に使用しているポリオレフィン系のバイオファイン®は、フレゼニウス メディカル ケア社が独自に開発した生体と環境にやさしいプラスチック素材です。
一目で腹膜透析液の種類を確認でき、腹膜透析液の誤使用を防止し、安全性を高めます。
より使いやすい形状に改良しました。(突起部分を少なくしました。)1.5 2.5
1.5 2.5 4.25
品質向上利便性の追求
安全性と操作性の向上
外箱ラベルへのブドウ糖・カルシウム濃度によるカラーコーディング・切れ込み
さらなるケア より安全性をめざして
排液
フラッシュ(回路洗浄)
注液
オートマチック・クロージング
B液 A液
さらなる改良をめざして
●PVC素材を一切用いていないため、腹腔内に可塑剤が混入するリスクを防いでいます。●水素と炭素のみで構成されているため、燃やしても水と二酸化炭素に分解されるだけで ダイオキシン等の有害物質を発生させる恐れがありません。
CAPD用液は流れません半開流量全開流量
通常は の位置に合わせます。
〈ドイツにおける前向きクロスオーバー試験19)〉
PVC素材*1のCAPDシステムからステイセーフ®のCAPDシステムに切り替えたことによって、42日経過後の血清中フタル酸*2(DEHP*3の有害な主要代謝産物)は有意に低下したと報告されています(*p<0.05, n=6)。
PVCを含むCAPDバッグ
PVCを含むCAPDバッグ
PVCを含まないCAPDバッグ=ステイセーフ®バランス
0日目 42日目
測 定 測 定
血清中DEHP、MEHP、PA、2-EH濃度
Co
ncen
trat
ion
(mg
/L) 0.30
0.20
0.10
0.00DEHP MEHP*4 PA 2-EH*5
n.s.
n.s.
*
day0day42
n.s.
6 7
APD用
注) *1通常PVC素材には可塑剤としてのDEHPが含まれています。
*2 PA(phthalic acid:フタル酸): ● In vitro試験で、PAによるヒトの白血球機能の抑制効果が示された20)。
*3 DEHP(diethylhexyl phthalate:フタル酸ジエチルヘキシル): ●大量のDEHPを小動物に曝露することによって、催奇性、発癌性及び肝毒性効果が示された21), 22)。 ●国際癌研究機関(International Agency for Research on Cancer)は、DEHPを潜在的な発癌性物質と分類している23)。
*4 MEHP(Mono-2-ethylhexyl phthalate:フタル酸モノ(2-エチルヘキシル)): *5 2-EH (2-Ethylhexanol:2-エチルヘキサノール): ● *4、*5ともにDEHPの代謝産物
4
3
2
1
ラムダ
ラムダ
ラムダ
ラムダ
ステイセーフ®接続チューブⅡの改良ブドウ糖濃度によるカラーコーディング
ディスクシステムとオートマチック・クロージングシステム
クランプの改良
PatientOnLine(PD療法管理ソフトウェア)およびスリープセーフ®APDシステムにもカラーコーディングを採用しています。
簡単で安全な混合λシェイプ
簡便な操作性・安全性を実現したディスクシステム
環境と生体にやさしい素材
λシェイプ
1 2 3
コネクトロジー内の接続部を中に入れ、感染リスクの低減を図りました。
ステイセーフ®バランス 腹膜透析液のλシェイプは、安全性の追求をコンセプトに、フレゼニウス メディカル ケア社が考案したデザインです。バッグの中央隔壁部を貫通させてA,B両液を混合し、さらにλシェイプ部を開通させることで、片側の液だけが腹腔内に注液される危険性を防いでいます。
ディスクを回転させるだけで、一連のバッグ操作を簡単に行うことができます。また、ピンテクノロジーによるオートマチック・クロージングシステムは外部からの菌の侵入を防ぎます。
ステイセーフ®バランス 腹膜透析液の素材に使用しているポリオレフィン系のバイオファイン®は、フレゼニウス メディカル ケア社が独自に開発した生体と環境にやさしいプラスチック素材です。
一目で腹膜透析液の種類を確認でき、腹膜透析液の誤使用を防止し、安全性を高めます。
より使いやすい形状に改良しました。(突起部分を少なくしました。)1.5 2.5
1.5 2.5 4.25
品質向上利便性の追求
安全性と操作性の向上
外箱ラベルへのブドウ糖・カルシウム濃度によるカラーコーディング・切れ込み
さらなるケア より安全性をめざして
排液
フラッシュ(回路洗浄)
注液
オートマチック・クロージング
B液 A液
さらなる改良をめざして
●PVC素材を一切用いていないため、腹腔内に可塑剤が混入するリスクを防いでいます。●水素と炭素のみで構成されているため、燃やしても水と二酸化炭素に分解されるだけで ダイオキシン等の有害物質を発生させる恐れがありません。
CAPD用液は流れません半開流量全開流量
通常は の位置に合わせます。
〈ドイツにおける前向きクロスオーバー試験19)〉
PVC素材*1のCAPDシステムからステイセーフ®のCAPDシステムに切り替えたことによって、42日経過後の血清中フタル酸*2(DEHP*3の有害な主要代謝産物)は有意に低下したと報告されています(*p<0.05, n=6)。
PVCを含むCAPDバッグ
PVCを含むCAPDバッグ
PVCを含まないCAPDバッグ=ステイセーフ®バランス
0日目 42日目
測 定 測 定
血清中DEHP、MEHP、PA、2-EH濃度
Co
ncen
trat
ion
(mg
/L) 0.30
0.20
0.10
0.00DEHP MEHP*4 PA 2-EH*5
n.s.
n.s.
*
day0day42
n.s.
6 7
APD用
注) *1通常PVC素材には可塑剤としてのDEHPが含まれています。
*2 PA(phthalic acid:フタル酸): ● In vitro試験で、PAによるヒトの白血球機能の抑制効果が示された20)。
*3 DEHP(diethylhexyl phthalate:フタル酸ジエチルヘキシル): ●大量のDEHPを小動物に曝露することによって、催奇性、発癌性及び肝毒性効果が示された21), 22)。 ●国際癌研究機関(International Agency for Research on Cancer)は、DEHPを潜在的な発癌性物質と分類している23)。
*4 MEHP(Mono-2-ethylhexyl phthalate:フタル酸モノ(2-エチルヘキシル)): *5 2-EH (2-Ethylhexanol:2-エチルヘキサノール): ● *4、*5ともにDEHPの代謝産物
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ラムダ
ラムダ
ラムダ
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11)
フレゼニウス メディカル ケア ジャパン株式会社〒105-0001 東京都港区虎ノ門五丁目13番1号
Tel : (03)6809-1561 Fax : (03)6809-1568http://www.fresenius.co.jp
Peritoneal Dialysis
1)Topley N, Coles GA, Williams JD: Biocompatibility studies on peritoneal
cells. Perit Dial Int 14 (Suppl 3): S21-S28, 1994
2)Liberek T, Topley N, Williams JD, et al : Peritoneal dialysis fluid inhibition of
polymorphonuclear leukocyte respiratory burst activation is related to the
lowering of intracellular pH. Nephron 65: 260-265, 1993
3)Douvdevani A, Rapoport J, Chaimovitz C, et al : Intracellular acidification
mediates the inhibitory effect of peritoneal dialysate on peritoneal
macrophages. J Am Soc Nephrol 6: 207-213, 1995
4)Bunchman TE, Ballal SH: Treatment of inflow pain by pH adjustment of
dialysate in peritoneal dialysis. Perit Dail Int 11: 179-180, 1991
5)Yamamoto T, Sakakura T, Horio T, et al : Clinical effects of long-term use of
neutralized dialysate for continuous ambulatory peritoneal dialysis.
Nephron 60 : 324-329, 1992.
6)Miyata T, Horie K, Kurokawa K, et al : Advanced glycation and
lipidoxidation of the peritoneal membrane: Respective roles of serum and
peritoneal fluid reactive carbonyl compounds. Kidney Int 58: 425-435,
2000
7)Nakayama M, Kawaguchi Y, Horiuchi S, et al : Immunohistochemical
detection of advanced glycosylation end-products in the peritoneum and
its possible pathophysiological role in CAPD. Kidney Int 51: 182-186, 1997
8)Wieslander A, Forsbäck G, Lindén T, et al : Cytotoxicity, pH, and glucose
degradation products in four different brands of PD fluid. Adv Perit Dial 12:
57-60, 1996
9)Rippe B, Simonsen O, Wieslander A, et al : Long-term clinical effects of a
peritoneal dialysis fluid with less glucose degradation products. Kidney Int
59: 348-357, 2001
10)Papapetropoulos A, García-Cardeña G, Sessa WC, et al : Nitric oxide
production contributes to the angiogenic properties of vascular endothelial
growth factor in human endothelial cells. J Clin Invest 100: 3131-3139,1997
11)Combet S, Miyata T, Devuyst O, et al : Vascular proliferation and enhanced
expression of endothelial Nitric oxide synthase in human peritoneum
exposed to long -term peritoneal dialysis. J Am Soc Nephrol 11: 717-728,
2000
12)Margetts PJ, Kolb M, Gauldie J, et al : Gene transfer of transforming growth
factor -β1 to the rat peritoneum: Effects on membrane function. J Am Soc
Nephrol 12: 2029-2039, 2001
13)Ogata S, Yorioka N, Kohno N: Glucose and prednisolone alter basic
fibroblast growth factor expression in peritoneal mesothelial cells and
fibroblasts. J Am Soc Nephrol 12: 2787-2796, 2001
14)Krediet RT: The peritoneal membrane in chronic peritoneal dialysis.
Kidney Int 55: 341-356, 1999
15)Rippe B, Krediet RT: Peritoneal physiology-transport of solutes, in The
Textbook of Peritoneal Dialysis, Kluwer Academic Publishers, 1994, pp
69-113
16)Combet S, Ferrier M-L, Devuyst O, et al : Chronic uremia induces
permeability changes, increased nitric oxide synthase expression, and
structural modifications in the peritoneum. J am Soc Nephrol 12:
2146-2157, 2001
17)Davies SJ, Phillips L, Russell GI, et al : What really happens to people on
long-term peritoneal dialysis? Kidney Int 54: 2207-2217, 1998
18)Tauer A, Knerr T, Pischetsrieder M, et al : In vitro formation of
Nε-(carboxymethyl)lysine and imidazolones under conditions similar to
continuous ambulatory peritoneal dialysis. Biochem Biophy Res
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19)Mettang T, Pauli-Magnus C, Kuhlmann U, et al : Influence of
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参考文献生体適合性に優れ、操作が簡単なCAPDシステム
ステイセーフ®バランス 腹膜透析液