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2017年10月14日 アルミ産業の市場動向と今後の方向性 (日本がより元気になるために) 1

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  • 2017年10月14日

    アルミ産業の市場動向と今後の方向性(日本がより元気になるために)

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  • 富山県に、アルミの産業が多いのはなせだろうか?

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  • 経済産業省「2030年を見据えた非鉄金属産業の概要」より

    Ⅰ.世界のアルミニウム生産・消費の状況1.世界のアルミ消費(生産)は大きく伸びている。.2・地金生産は、1990年は、欧米が60%であったが、2014年は、アジア(中国他)が65%となり、シフトしている。また、消費は、1990年は、欧米が64%であったが、2014年は、 アジア(中国他)が、 60%まで増加。一方、日本は減少している。

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  • Ⅱ.日本のアルミニウム産業の状況

    1.アルミ産業の加工しては、圧延(板、押出)、電線、鋳物、ダイカスト等となっている。2.アルミ用途としては、輸送、建設等となっている。3.圧延品1997年をピーク(254.5t)をピークに、200tまで減少。主力である、建設向けが減少。

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  • Ⅲ.今後の日本の方向性

    経済産業省「2030年を見据えた非鉄金属産業の概要」より 5

  • 経済産業省「2030年を見据えた非鉄金属産業の概要」より

    Ⅲ.今後の日本の方向性

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  • Ⅳ.富山県のアルミ産業の状況

    富山県作成資料参考 7

  • 富山県作成資料参考

    Ⅳ.今後の富山県のアルミ産業の方向性

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    1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020 2025 2030

    新設住宅着工戸数の実績と予測

    ●大きな市場であった、建設市場の縮小が起きている。

    実績値は国土交通省「住宅着工統計」、予測値は、NRI

    Ⅵ.アルミ産業の環境(建設市場)

    日本の総人口の推移

    実績 予測

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  • ●アルミ建材では、材料(樹脂)置換が起きている。

    Ⅵ.アルミ産業の環境(建設市場)

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  • ●アルミ建材企業の集中・寡占化が起きている。

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    15 5LIXIL

    YKKap

    三協立山

    その他

    LIXIL 小矢部工場

    三協立山 射水工場

    YKKap 黒部工場

    Ⅵ.アルミ産業の環境(建設市場)

    住宅サッシメーカー(1958年) (2017年)(2002年)

    全て富山県に拠点がある企業へ集約11

  • 1.アルミの用途(研究)開発で新市場を開発。

    3.自社の強みを生かした、市場開拓。

    2.国内の市場にととまらず、海外市場を獲得。

    1、大きな市場であった、国内建設市場の縮小。

    2、アルミ建材では、材料(樹脂)置換。

    3.アルミ建材企業の集中・寡占化。(成熟市場)

    ここまでの整理

    この状況を踏まえてどうすべきか

    ●アルミ産業に大きな転換点が訪れている。

    ★建材以外(輸送機器)進出★建材(構造材)用途の開発

    ★海外進出

    ★<アルミに拘りすぎない>新事業展開

    ●今後の方向性。

    特に、3の「自社の強みを生かすこと」に徹底的にこだわることこそ、重要

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  • 2017年中小企業白書より

    ★マーケティング活動を行っている企業は、経常利益率は増加傾向がある。そして、「自社の強みの把握」を意識しているところが、成功をしている傾向がある。

    Ⅶ.マーケティング活動

    マーケティング活動とは、①自社の強みの把握 ②市場ニーズの把握 ③自社の製品・サービスのPR活動を実施する情報戦略の立案・実行 ④ マーケティング活動の評価・検証

    自社の強みを

    把握することの重要性

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  • Ⅷ.アルミ建材の系譜日本のアルミ建材企業(上位3社)には、

    2人の富山の創業者の、「DNA」が組み込まれている。

    企業が持続していくには、絶えず「強み」を生かした分野に進出する。 14

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    Ⅹ.今、本当に、パラダイムシフトが起こっている。

    経済産業省「新産業構造部ビジョン」より

  • 1.アルミの用途(研究)開発で新市場を開発。

    3.自社の強みを生かした、市場開拓。

    2.国内の市場にととまらず、海外市場を獲得。

    1、大きな市場であった、国内建設市場の縮小。

    2、アルミ建材では、材料(樹脂)置換。

    3.アルミ建材企業の集中・寡占化。(成熟市場)

    まとめ

    この状況を踏まえてどうすべきか

    ●アルミ産業に大きな転換点が訪れている。

    ★建材以外(輸送機器)進出★建材(構造材)用途の開発

    ★海外進出

    ★<アルミに拘りすぎない>新事業展開

    ●今後の方向性。

    特に、3の「自社の強みを生かすこと」に徹底的にこだわることこそ、重要。

    1) シーメンス(独)「ビジョン2020」● ものづくりを徹底的にデジタル化する。

    2) トヨタ● “トヨタのライバルは、グーグルだ”

    大企業、中小企業にかかわらず、本当のデジタル化を前提にした企業経営の時代に入った。(「デジタル」+「リアル」を、理解できないと、生き残れない)

    さらに、今起きている、パラダイムシフトに対応できないと生き残りできない

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  • 最近感じていること

    付加価値があるのは、ハードではない。

    ■おまけ(日本が持続していくためには)

    2017年中小企業白書より

    起業希望者の、実際の起業割合が増えている。

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  • 2017年中小企業白書より

    ■おまけ(日本が持続していくためには)

    高齢者(60歳以上)の起業が増加している。

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