6
Ma rch2002 HabitatandPopulationStrudureofan Herb./salis Hokkaido Shin-ichiNIWA 2-5, "-'nail, Afew Jsal.s anendangered herb.is induneofRishiri Isl;",d 11‘I' surroundingflor...andtraitsofthepopulation ofl from2 0ClQ to tot ,, 1 plant were ...nd12 IhemWere in ," "d"r pl"nb.Rateof ineach and mollis was Two ofI . distant. On" 23 reproductivepl UJ ,,"d J the was 2r..p.oductive 12juvenil <'8. I'irs t, asub"populalion betweensub y.. ar. mortalilyin roI oni7 .e or

利尻品におけるハマタイセイの生育環境と個体m'構造fuusyoku.com/wp-content/uploads/...府山元‘~(21) :75-80. March 2002 利尻品におけるハマタイセイの生育環境と個体m'構造

  • Upload
    others

  • View
    1

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: 利尻品におけるハマタイセイの生育環境と個体m'構造fuusyoku.com/wp-content/uploads/...府山元‘~(21) :75-80. March 2002 利尻品におけるハマタイセイの生育環境と個体m'構造

府山元‘~(2 1) :75-80. March2002

利尻品におけるハマタイセイの生育環境と個体m'構造

丹羽真一

〒004-0052 札槻 iIi!' 規制啄厚別中央 2灸5J 回4-35-705 さっぽろ白燃調査館

HabitatandPopulationStrudureofanEndangc 同d Herb./salisy俗町 11515

川 Rish 川 Island. Hokkaido

Shin-ichiNIWA

S.'pp 句。 N...lu 問 Rffi 品医 h& Inle 中国.a tio n Off ice. ふ35- 705 , AhJ uIX' L~u-chuo 2-5, A旬""'"加 kl.l, Sapporo. 田4α汚21ap;>n

"-'nail, ch悌.,k.'lI、@d"ωJP

Ab'廿act:AfewJsal.syr 邸注目 sis , anendangeredmon OCil叩 c herb.isg附川 ng induneofRishiriIsl;",d

11‘I' surroundingflor...andtraitsofthepopulation柑ucture WC!'引"'飼 ligated in 油 popula 包。 n ofl

y'蹴 "sis from20ClQto2加1.ln tot,,1of 店内、e-g"I"lion plo匂, 29 plant6p制es were"ppe" 陀d. ...nd12

""'"旬。 f IhemWerein ,""d"r pl"nb.Rateof'""'ge l.lli 旬、∞ v"'r ineachplot 、時 S 曲一 I (J(方.. andr:旬 mus

molliswasprを~ominan t. Twos曲 populations ofI.!l"l/Qffl,;t 宮柿咽宅 found.' 、etwo 駒b- populaliO I\ll W留で

about 抽ndistant.On"(川 W調-刷吋。 f 23reproductiveplN¥UJ,,"d Jjuvertilω;md theother 問

wasc制御"吋 of 2r..p.oductiveplan 匂加 d 12juvenil<'8.This 仙時国防相 follow lI. I'irs t, aimω'"

Individu aJ s 問。'lin asub"populalionrlopr 吋uc 国町 'imultanco l1 sl> ん although individ 凶Is betweensub

阿川 ationsdid 叫品目町四回幽制御悶 ==y μm 凶 m開 h.ld 1畑日出品即吋 ton."pr 叫附

simullan 師咽 Iy"tl 悩I y..ar.se ∞nd. mortalilyin(1\) 抗日悩叩 1町kably high 総%以="四 I. ~$DI' ''s 古川 a

m加国巾 cplan 印紙代 fore. thel 回lpopul... 加n 問ilI nωbe SUll lainl 'ti f,帆叩旬、吋ル~,.世醐 10 roIoni7.e

0" 山 pI<田 uy se唱曲 pe T$< ll orsu 民的 S loce 巾凶 y 叫aul 凶 w叫1吋 from 舵吋 b~k

はじめに

利尻島の泌 w偲に陪砂丘 a鳥羽民溢樋地・断繕提Jl!

などの多様な随生長観が見られる (1吉本側凪 1田7)

しかし I 海岸鮒は轡彫地区・術鱗地区などを除いて国

立公留の指定か b外れており開発の1'''を受けやす

い(小杉 1997 諒土lB. 2000 援辺ほか 2001)

ハマタイセイ Isalis ;r esoensJs は!国内では北龍道

だけに分布する梅期生の鐙 IF1HZ 年雄)とされる(,仁

川 1982) 非繁嫡個体陪ロピット状態で生活し成長

とともに光合成産物を地下に貯蔵していく繋殖悩体は

~'E~在を倒台し袈の上部から複放の総状花序を派生す

る初夏に開花し花は小さ〈質色い笠熟期間除短く.

iE を咲かぜながら次々と依拠していく果裂には種子が

-フだ吋入っている耳障や撃にインディコ企含むため,

染色の E衣料として州いられることがある朕囚 Uよ〈わ

からないが自生地が減少していることかり.本種'"北海

道服レッドデタブック c,と梅道 2伺])において絶滅危

飢縄 (En) 環潰庁絞レッドデータブック(環境庁 2∞0)

で絶単品似 JA 鮫 (C 同に選定されている

締少御物には分布生活史などで不明な点が多い

が本績も情報がほとんどない種の}つである今回

利尻島において本錘の個体鮮潤筆と本樋を含む群務

Page 2: 利尻品におけるハマタイセイの生育環境と個体m'構造fuusyoku.com/wp-content/uploads/...府山元‘~(21) :75-80. March 2002 利尻品におけるハマタイセイの生育環境と個体m'構造

76

の植生創造を実施した本撞で隠その結果を紹介する

とと剖 ζ 敏男震か b権測されるい〈つかの生活史特性に

ついても考嘆したい

なお調査の実施に当たってほ伎厳忠彦〈利尻町立

情物館) "1 杉拘樹{利尻島自然情姐センタ}援本

里恵・井関 II ーの各民にお IU! になヲたまた.さっぽ

ろ自然鱒査館の渡 E修ー護週展之の各国こはJll備に対

するコメント~いただいたこれらの方々に砿心から感

刻中し上げる

方波

(I)創査区の綬櫨

個体 II 側室区の綾lI J12 冊1年8月 25 日に行なった

稲少担保鍍の蹴点から調査地の位置については明示を

湛けるが利尻島の海岸拐であるハマタイセイは,二つ

の小集団{個体の集主別に分かれて分布していた両

脊は直線車"で約 S伐nil れている本・文ではそれぞ

れ嶋査地 A 鏑盗地 Bとしこれらこつの小集団 eまとめ

て亀厳個体鮮と呼ぶ .alll できた全ての健体が念宮れる

ように鱒蒼地 Aに111 0rn Xぉnの調筆区を,調査処 Bに

は鈎 lOm X6mの調査区をそれぞれ陵虐した

(2) 植生剣釜

ハマタイセイを含む解蕗の健生を偲星電するため .2 飢lO

前月 9B に鵬査地 Bの物所(各 lXlrn ), 2叩1制Jl 25

日に"を地 Aの備体零細目 E区(l()n Xお叫において植生

間交を実施し。それぞれ継彼輩出現羽名各繍の後度を

記録した鰍敏寧および被度は 10% ごとに記録し 10%

未測については 5%-1% ー 0.1% とした不明な植物につ

いて怯 e軍事を録集し後 8同定した{保身ーした様本以仮

処周に保管している)伺 lt は畠本的に掩図(1 987) にJ!i

づき,イネ蒋..長図 (989) にa基づいた

(3) 個体の針測

開園査地に出現した金個体~対織に{ただし調査勉

8の:II繍舗体 l個体は績 S慶していたので防外}高さを

計測したまた,調査地 AでU位置(X Y庫銀値)を針視

した襲剤鑑体について怯果序{厳}の広がりの長径・

短径 Ht 測し繍円近似により個体の巣序サイズとして

丹羽真一

薗織を求めた巣実震度 HI 子歎}についても E緑した

ただし調査締にほ援に枯れていて果実 Uかなり民落

していたため個体の繁殖量として E・に杷鍵できた

わ"で 11t.互いまた非繁磁個体についてもロゼット業

務の長後短径を齢樹し個体サイズとして占有面積を

求めたなお非家信鑓体(生存個体}については来

年以降も遣静できるようにプラスティック僚のラぺル唱を

つげて鑓刻した

表l 側窓地 A> 誠二乙師の植生

箇量亀 '‘ ー帥一一・一・一一一一一一一一一・一一一・一一・一一・一・一・一一・一・一・一一一・

・司-----一---------一一一一-------一

@1切S一鉛一s一一一uu一目一一5一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一

@'咽・一泊一ー一

iu

一u一一一一“一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一

⑤Tω・一ω了一川一引一川一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一川一町一

U

@'"'一印刷一s一一附一1一3一m一一一m一一一一一一一一一一一一一一一一一一一

①初鈎

n一ω一一山一第一

m一一1一1一山一一一,一,一一山一一山一山一山一川一山一

U一一山一川一山一川一川一山一一一

一一--一一一一-----苧

-----e

一一一一一一一一­

一一一一一一一一一一一パ一一一一一一ギ一一一一一一一一一一一一

F

一日山一一一一ト一一ツ一一一十一一ム心ザ一一一

uw一←一一ヲ←一-

h,叫

a

一一---------マ

---FF

シ・ウ-グ・

-e-a

吊----タ一一-・

7

ta-'

吋イ一一一一一智一ナ一一今一ラ一一ヨ一一コ一ギ一ポ一イ一一一ヲ一シ一一一

-a,一一

p

t

・町一二一智一ヲ一一今一ナ一第一ウ一平一ド一ワ一一パ一←ト一シ一ウ一ヨ一与一一タ一,一一タ一一ツ一シ一シ一イ

積笛幽一ン守イ一グ一ヤ-ソ

-uヨル一園一モ-ン一企

n-ス-才-ン一ワ一ギ

-3一ツ一ジ一

e,-今

--d?

しヤ苧等-,一-h一通

.

.一-一一,一ハ一

un一・2

・7一ヒ一ジ一ョ一z一,,一ナ一ォ一,一ニ一

J一ノ一マ一ヒ一JZッ一ョ一,,一白一

un一リヲ一角一。一ッ

マ一マ一Mんを一-aんウiマ一,一才んマ一Jソ一マ一ラ一、J1

一白1

ゾ一す一角一ロ一ロ一イ一ゲ巴ポ巴偽一'hジ一'Fマ

ハ←ハFナ←‘nF4乙ヨト

AFハん+4Fパ-ZFハ一へ町今FZFエ』ヱ』・4F・4』'JF'Jι

包-J3JιリnBeaι・7

ツF,

Page 3: 利尻品におけるハマタイセイの生育環境と個体m'構造fuusyoku.com/wp-content/uploads/...府山元‘~(21) :75-80. March 2002 利尻品におけるハマタイセイの生育環境と個体m'構造

4目血創刊岬町、マタィセイの生育環績之個体...麹

。..殖・ 0・ ーア屯."..・・体• • 。

μbe

77

3∞

2∞正

1凹 2

0

10∞ 900 800 700 600 500 400 300 ZOO 100 。

Xli(em)

図1.1・査鎗 Aにお"る.体の笠間分布

鉱泉

(J)他自民

各植生区には 5-23 種が出現し,金惨では 29種が出

現した{表。このうち 12種〈全体の 41") は帰化調宙物

だった各植生区の櫛後事は 60-1 曲"'(平均 84")

だった鍾占領はハマニンニクで各.~区の後度は

4砂、 -85" だヲた嶋釜地 Aのハマニンニクの高さは 85

αn だったこのほか,オオヨモギ・カモガヤーナガハグ

サなどの東地纏物の畿度がやや高かったウンランーエ

プノコウボウ1.ギ・ナミキソウなどの悔涙値物も見られ

たが,後 E度ほ小さかった

(2) 地域個体鮮の綱造

・・釜地 Aでは 26 個体関査地 8では 14 僧体の生育

合唱認されたこのうち調査地 Aの23 個体 (88' 幅l.測

定地 Bの2倒体(1 491;)が繁殖個体だった個体の分布

は集中する傾向があった(調査地 Aのみ翻 1に示す)

測量密地 Aにおける繁殖個体の高さは 30-89αn 弊繁

殖個体ほ,--だった(図 2ω 一方.測量豊地 Bにお

ける繁殖個体の謝さは 9&m(計測できたのは 1個体の

み上非繁殖錨刷 3-3 加nだった咽2b)非繁殖個

体における占有面績1: 1調査地 Aでは 85-143αn t••

釜地 Bで陥 6-1767 ロポだった(図3)

(3)組子家信

ほとんどの個体が 50 倍以下しか種子をつけておら

ず 10個以下の個体も全体の 6'''' を占めたただしこ

れはすでに縄子微布が進んでいたことも膨.してい

15

(a) 調査地 A

,。

飯事堂•

-俳..姐・体

|ロ "II.体

5

-20 -40 -60 -80 叶田

・体の高さ(開。

15(b' 掴董穐 B

制e・

-非 lit 植偶像

ロ,底値銅像

s

-20 -..a-60 -80 -1 ∞

.1・の高さ (em)

m各舗査砲における信体の高さの頗息分布

Page 4: 利尻品におけるハマタイセイの生育環境と個体m'構造fuusyoku.com/wp-content/uploads/...府山元‘~(21) :75-80. March 2002 利尻品におけるハマタイセイの生育環境と個体m'構造

78

る様子がよ〈残っていた個体のうち。泉序サイズ(箇

績)が 14αn' のものでは 14 館。 10 4c m1のものでは 62

舗 377 ロポのものでは 166 倒, 679α 耐のものでは 264

舗だったこれらの儲を矧いて Y切片をゼロとして翻鍋

式を求めたところ, Y・O. 405X(R:lo.O.979, P・0 伺7,

n・4) となった(図4) ここで, Yは生産調子数。 Xは面

械を示すこの闘帰式を賜いて各個体の生夜組子歎を

推定したところ,側道正地Aの生産調子放は合計2155留

と権,..された

考寂

(j)生育5頭演

ハマタイセイはハマヱンエクが後占する砂丘繍生

にヨ生育していたハマニンニクは背が高いが。業群に

'!!隙が多いため.地表近〈に到達する透過光は少なく

ないまたハマヱンニクほ出芽~農家時期が退いた

め, ill;光が地表に届く早春から初夏にかけては.絡に

ロゼット植物の成長に通したE寝袋となっていると忠われ

る乾燥が厳しい砂丘においてはハマニンニクが適

度に覆うことで地裂の乾燥が仰制されハマタイセイの

生育に適した条件を形成していることも予怨される

関査したハマタイセイの生育地には帰化植物が多

かったこれは i車内全域の砂丘繊生にいえることであ

る(宵土問。 1993 富士図tl!:1B.1994) 砂丘は。開放

的で在来他生の纏敏績が低〈鯵化縫物の定着のチ令

ンスが多い砂丘に隣彼した人首長・道路・捕監鴻などの周

辺の荒地欄金が, II化傾物の綱子供総源となってい

るハマタイセイなどを来の鴻誤他物への恵影響も懸

念される

(2)地積個体IIの初進

本凋査地では,ハマタイセイほ小集聞を形成して分

布していたこれまでの闇査でほ2つの小集図が見つ

かっているが,今後さらに新たな小鎌田が見つかる可

健伎もある小泉町内においては.個体が単畿で生育

しているとともあったが, 50由、個方くらいの中に妻女個

体が集中していることが多かった

ハマタイセイでは。種子散布刻である8月末に繁殖

個体と非繁殖信体がともに存在した一般に.鍾年草

丹羽民一

8

6

幽圃査地A

口開査地B

A輔V

嗣紙軍

2

-10 -100 -1000 -10000

個体四占有面積 (cm l)

図3. ;1農繁殖個体における占有面卿の緩度分布

'0。

。敏布 2・み・体

.,腹痛附の・体

Z

1‘,Ram

。。

200 40 。

泉帰宅,イズ (om 勺

60 。 8∞

臨4.~ 終序サイズと果実数の関係

〈二年草)の生活環は秩発券ー轡,,,重であることから,

これらがともに存在することはない現時点では本種が

秩発芽カ噌発券カ叩甥であるが約者の総合低金禄史

の短い一回繁嫡型多年率とみなすのが妥当であるま

た,非Ii姥個体はサイズの変異が大きく,員長大のものは

高さ30c m・占有面積 1167α がだった一方で小さいも

の隠育館さ 5cm 以下占有面積 IDem'以下だったハマ

タイセイは驚殖年には筋たなロゼットを形成しないの

で,花茎の嫡台・花 if の形成・開花・紡輿に必要な資源

の多〈を前年までに生産ー貯厳しなければならない生

育期の終わりに近い 8月末時点においてこのように小さ

い個体では翌需に隠花できない可能性が強<,理学発芽

Page 5: 利尻品におけるハマタイセイの生育環境と個体m'構造fuusyoku.com/wp-content/uploads/...府山元‘~(21) :75-80. March 2002 利尻品におけるハマタイセイの生育環境と個体m'構造

刷尻・に怠"るハマタイセイの生育現塊と個体....渇 79

のa・合でも 3竿以上かけて繁殖する個体が含まれるこ

とを示唆している

(3)11 予繁殖

ハマタイセイは碩子繁殖によってのみ世代交代を行

なっているまた,一回東殖型の生活史のため,震調し

た個体はすべて枯死する。したがって.地媛.体携の.

"にとっては健体あたりの鍍姐助・{鎗.・・果実/;花

比)や生:lI1I子裁が重要な要素となる昨年 7月上旬の

観泉でほほとんどの集柄の先に果実が形成されてお

り,結操別院は非常に高かったこのような S奇襲のしかた

は.J在地の植物にしばしば')I.られるもので自猶献が高

いことを示唆する花冠への資.役資が少な〈送船島

監{ボリネータ)へのアピールが小さい点で、自嫡継物の

特徴とー骨ずるしかし 1個体当たりの生援纏子生:lI散

は10危いし 1曲のオ」ダーにとどまっており.一般の纏

枇比ぺて輔、なり少ないこのような少ない鋼子生産量度

が本担の編少佐の一回に危っていると考えられる

(4) 繁殖の問周位

鱒ヨ E地Aで陰 26個体のうち 23鋪体 (88") が繁殖個

体だったこれに対し,翻釜地 Bでは 2似均年に繁殖個

体が多象見られたが。 2同l年の繁殖個体 t114 ・II'の

うち 2個体 04") にとどまった Zのことは,各小集団

内の個体どうしが同劇的に繁殖する -"}j, 空間的に.

れた集団側では繁殖が岡闘しないことを示している

般家事例が少ないので断定できないが Iつの予測と

して各小集団はそれぞれ特定の年に吏新した殉働個

体を主体として梅成されているために向劇的な繁殖が

起こるということが考えられるまた .1縄問聞で繁殖年が

問闘しないの 13. 小集回によって更新"期が At.よって

いるためと考えられる

(5) 小集団の動態織式について

多〈の健体が'官補した調査地 Aで13. 一時的とほい

え死亡$カ'8 8>; と高〈なったことから,来年以降に繁婚

する可健也があるの U今のところ残りの 3・停に限られ

るーまた周牽地 8では非鴛樽個体が 12個体見つかっ

たが。昨年の"嫡健体数やそれらが生店したと思われ

る種子般から考えるとかなり少ないといえるこのような

現状から,。、集団の動態射撃式についてほこつの可能性

が考えられる

ーつは小集団は比般的少ない世代交代を級り返し

ただけで II 過してしまうという可能性であるこの錫

合..Ill崎氏個体"が鱒鍵聞に JI ll!さ才市山祖国 III 野に

Iiたな 'M・筒を形成する必要がある@丘欄生は必ず

しも安定ではな<.ハマニンニクが繁茂しすぎたりアキ

グミ・ハマナスなどが侵入したりする‘ことによってハマ

タイセイなどの生育に怯速さない環境になるが.飛砂

('"に4--理学期)による表土の移動(捌失と機積]が II

乱となって新たなさ生育海地を生じることがあると考えら

れるハマタイセイの巣実には鼠倣布特有の1lI'll(鍵)

が鎗遣していることや砂丘では昆が強いことから.種子

肱動nt.lいし敏寸叩のスケルで移動できるであろう

もう一つは.ハマタイセイの個体数変動が大:きい局合

で現在は健体数の減少局面を迎えているが.今後1>

m械を鎗り還しながら長期にわたって編持されるという

可能性であるこのような温合には糧土種子集団の形

成の有鍍が.憂となる温土舗子集図が形成されてい

れば,一時鈎に個体震がゼロになっても小鰻績な£鑓

IIW などを実健にして再生することができるからである

〈軍谷・矢飯 1996) .

今後. ,事調釜区の地峨個体Z撃の保全を考える土で

も.玄ヌヒ輔少凋tハマタイセイの生活~を明らかにする上

でも,個体般の変動(特に実生の発生と澗失ト非繁継

嗣体の繁殖塗での所要年数ー新たな,j、集飼の発見埋

土猶予集団の存在について線晴~Jな関去をしてい〈こ

とが必要と息われる

引用文献

富士凶桜子. 1田3 海舟草原東正剛ー関係朱辻芥遁

ー (.1. 生.学から見たjtl・選即日-63 北淘道

大学園・刊符会,札健

富士図総子・梅園智 1994 北海道の樋蝉草原の現状

について欝響研究.10 ト10

富士図裕子.2l四北講道事j尻島魯富勉区のRJll備金

について事IIit研究 19:61-66. ~剛尻町立情物館

北海道.2001 北海道の極少野生生物・北浦道レッド

Page 6: 利尻品におけるハマタイセイの生育環境と個体m'構造fuusyoku.com/wp-content/uploads/...府山元‘~(21) :75-80. March 2002 利尻品におけるハマタイセイの生育環境と個体m'構造

80 丹羽陣英一

データブック 2曲1 拍9即北海道環境生活郁環境

盗自然烈境線

調境庁去四レッドデータブック催物 i 届2同環境

庁自然保健局野生生物錬編

jt川敏夫 1982 アブラナ桝佐竹厳鱒大井次三郎

北村凶郎・ E理俊次官成忠夫{編 I ,日本の野生植

物・旗本・臓弁花鰻即 127-1 甜平凡社

小杉和Ill, 1田7 和l尻島種..湿原の線技と保全につい

て利尻研究 16:83 剖.利尻町立樗物館

宮本 111- 郎・相図!l!野型, 1回7 利尻,山のあ・花の

選 95即北神修道術劇社札幌

長関銃正, J閣9. B本イネ科継物図繕 75句p 平凡社

潟図録., 1987 東北海道の指物 1116 DD カトウ寄

館倒防

II谷いづみ・矢瓜徹-, 1996 保全生態学入門 270

pp 文総合出版

曽田修・丹羽翼ー・槙直属之,笈xl!利尻島ヱゾゴゼン

タチバナ個体群の生育環縫と柵造事 l氏研究, 20

95-101 利尻町立聞物館