使徒の働き連講㉖使徒の働き連講㉖「聖霊に励まされて前進」「聖霊に励まされて前進」使徒の働き９章使徒の働き９章

3131－－4343節節竿代照夫竿代照夫 牧師牧師

聖書朗読

新約聖書

使徒の働き９章31－43節

聖書本文は新改訳聖書第三版（©新日本聖書刊行会）を使用しています。

第二版の聖書はp225～/ 第三版の聖書はp246～

31 こうして教会は、ユダヤ、ガリラヤ、サマリヤの全地にわたり築き上げられて平安を保ち、主を恐れかしこみ、聖霊に励まされて前進し続けたので、信者の数がふえて行った。

32 さて、ペテロはあらゆる所を巡回したが、ルダに住む聖徒たちのところへも下って行った。

33 彼はそこで、八年の間も床に着いているアイネヤという人に出会った。彼は中風であった。

34 ペテロは彼にこう言った。「アイネヤ。イエス・キリストがあなたをいやしてくださるのです。立ち上がりなさい。そして自分で床を整えなさい。」すると彼はただちに立ち上がった。

35 ルダとサロンに住む人々はみな、アイネヤを見て、主に立ち返った。

36 ヨッパにタビタ(ギリシヤ語に訳せば、ドルカス)という女の弟子がいた。この女は、多くの良いわざと施しをしていた。

37 ところが、そのころ彼女は病気になって死に、人々はその遺体を洗って、屋上の間に置いた。

38 ルダはヨッパに近かったので、弟子たちは、ペテロがそこにいると聞いて、人をふたり彼のところへ送って、「すぐに来てください」と頼んだ。

39 そこでペテロは立って、いっしょに出かけた。ペテロが到着すると、彼らは屋上の間に案内した。やもめたちはみな泣きながら、彼のそばに来て、ドルカスがいっしょにいたころ作ってくれた下着や上着の数々を見せるのであった。

40 ペテロはみなの者を外に出し、ひざまずいて祈った。そしてその遺体のほうを向いて、「タビタ。起きなさい」と言った。すると彼女は目をあけ、ペテロを見て起き上がった。

41 そこで、ペテロは手を貸して彼女を立たせた。そして聖徒たちとやもめたちとを呼んで、生きている彼女を見せた。

42 このことがヨッパ中に知れ渡り、多くの人々が主を信じた。

43 そして、ペテロはしばらくの間、ヨッパで、皮なめしのシモンという人の家に泊まっていた。

説 教

使徒の働き連講㉖

「聖霊に励まされて前進」使徒の働き９章31－43節

竿代照夫 牧師

主テキスト

「こうして教会は、ユダヤ、ガリラヤ、サマリヤ

の全地にわたり築き上げられて平安を保ち、

主を恐れかしこみ、聖霊に励まされて前進し

続けたので、信者の数がふえて行った。」

（使徒の働き９：３１）

Ａ．全教会の安定と前進（３１節）

１．全教会の安定（３１節a）・迫害の緩和（地図参照）

・教会内の平和

・全教会的安定（イラスト参照）

・建て上げられる

２．教会進展の要素（３１節ｂ）

・敬虔＝「主を恐れること」

・聖霊による励まし（パラクレーシス）

・前進

３．前進の結果（３１節ｃ）

・信徒の増加

Ｂ. ペテロのルダ訪問（３２－３５節）

１．ペテロのルダ訪問（３２節）（地図参照）

２．アイネヤの癒しとその波紋（３３－３５節）

Ｃ.ペテロのヨッパ訪問（３６－４３節）（地図参照）

１．タビタ（ドルカス＝鹿）の慈善活動（３６節）２．タビタの死とペテロへの知らせ

（３７－３９節）３．タビタの復活とその反響（４０－４２節）４．ペテロのヨッパ滞在（４３節）

おわりに

聖霊の励ましをいただいて前進しよう