44
オープンソースERP ADempiere(アデンピエレ)のご紹介 平成25年1月19日 特定非営利活動法人 日本ADempiereの会 第1部 NPO法人日本ADempiereの会のご紹介 第2部 オープンソースERP ADempiereのご紹介 第3部 各種事例のご紹介

オープンソースERP ADempiere(アデンピエレ のご紹介¬¬5回ITC近畿会... · オープンソースERP ADempiere(アデンピエレ)のご紹介 平成25年1月19日

Embed Size (px)

Citation preview

オープンソースERP

ADempiere(アデンピエレ)のご紹介

平成25年1月19日

特定非営利活動法人 日本ADempiereの会

第1部 NPO法人日本ADempiereの会のご紹介

第2部 オープンソースERP ADempiereのご紹介

第3部 各種事例のご紹介

第1部「NPO法人日本ADempiereの会」のご紹介

ERP(Enterprise Resource Planning)とは?

Japan ADempiere Group

アフター・サービス

経営・戦略・計画 生産・開発・

プロジェクト現場

営業・マーケティング 財務会計・採算 管理

統合 データベース

人 モノ

企業の基幹業務領域において計画・実行・分析を支援するアプリケーションシステム

企業運営の生命線であるロジスティクス、財務会計、人事給与、情報管理、経営管理

などを統合DB上で実現したパッケージシステム

構築には多大なライセンス費用と導入ノウハウが必要

ビジネスプロセスが標準化、可視化され全社規模での最適化を実現

同領域の製品としてはSAP社のSAP-ERPやORACLE社のORACLE-EBSなどがある

OSSとGPL

Japan ADempiere Group

GPLと、より制限の緩いフリーソフトウェアライセンス(BSDライセンスなど)との主な違いは、GPLが派

生的著作物についても、上記4点の制約を保存しようとする点です。この仕組みはコピーレフトと呼ばれ、

GPLでライセンスされた著作物は、その派生的著作物に関してもGPLでライセンスされなければならないと

いうことを意味します。そして最大の特徴は、これらは無償で利用者にライセンスされるということです。

OSS(Open Source Software)

ソフトウェアのソースコードを、インターネットなどを通じて無償公開し、誰でもその

フトウェアの改良、再配布を行えるようにしたソフトウェア

GPL(General Public Lisence)

FSF(Free Software Foundation)の理念に基づき明文化されたソフトウェアライセンス

形態で、プログラムの著作物の複製物を所持している者に対し概ね以下のことを許諾する

① プログラムの実行

② プログラムの動作を調べ、それを改変すること

③ 複製物の頒布

④ プログラムを改良し、改良を公衆にリリースする権利

ADempiereとは?

Japan ADempiere Group

オープンソースソフトウェア指向で開発された

企業向けERP(企業資源計画)パッケージ

OSS + ERP = ADempiere

リーズナブルなコストで全社システムを構築(中長期的なTCOを抑制)

システムライフサイクルマネジメント・ベンダーロックインに対して有効

業務標準化を支援するビジネスロジックとコア・コンピタンスの強化

経営資源の効率的な管理、業務の見える化、属人性の排除

企業向け業務システムソリューションとしての新たなSIビジネスモデル

実践型コンサルテーションとしての強力なツール

企業向けシステム構築にまつわる様々な状況変化

Japan ADempiere Group

ネットワーク帯域が高価

データ分散型(オンプレミス)が有利

性能が最重要事項

スクラッチシステムが現実解

運用管理の人件費が高価

データ集中型(オンデマンド)が有利

俊敏性と柔軟性が重要事項

PKGベースのセミオーダーシステムが現実解

業務現場の部分最適化を優先したスクラッチシステム

オーバースペックな大規模ERPパッケージ利用によるTCO増大

すぐに使える簡便さと拡張性をトレードオフした簡易PKG利用

業者まかせによるベンダーロックインなローカルシステム

PCツールを用いた「場当たり的な」システム利用環境

お客様が過去に採用したシステム化方針による現実

システム化の方向性に影響を与える外部環境変化

企業側システム課題に対する解決の方向性

Japan ADempiere Group

企業全体の最適化を優先したグローバルERPパッケージ

事業の本質に収斂した密結合方式のデータベース構造

自社の標準的(世間一般的な)な領域への効率的なビジネステンプレート適用

自社のコア・コンピタンス維持成長のための拡張性能とカスタマイズ性能

外部環境、利用環境の変化への備えとしてのクラウド対応力

初期費用、保守費用、ライセンスコストなどを抑制するローコスト構造

オープン系アーキテクチャー採用による耐システムライフサイクル性能

不確定要素への備えとしての市場流動性(独自性の排除)とリスクヘッジへの担保

ビジネスユースに耐えうる以下の特性を担保した製品・サービスが求められる!

重厚長大なIT施策でも、ローカルなツール利用でもない

コンパクトでグローバルなオープン系ERPをコアとした取り組みが現実解!

ADempiereの特徴と不安材料

Japan ADempiere Group

特徴 不安

• 100%JAVAプログラミング

• MDA/MVC構造-WEB UI対応

• ソースコード公開

• GPLv2ライセンス

• アプリケーション辞書

• Linux/OSS-DB対応

• バザール開発コミュニティ

圧倒的な自由度と強靭な開発性能

• マルチな言語、通貨、会社、会計基準…

• 全ての基幹業務領域をフルカバー

エンタープライズクラスの対応力

• コミュニティによるボランティア開発

• 日本語/日本商習慣未対応

• サポートスキームがない

• 利用者責任が原理原則

ミッションクリティカルなビジネスユースでは

不安材料が多すぎて使用できないのでは?

オープンソースソフトウェアの欠点

ディストリビューションの必要性とその波及効果

Japan ADempiere Group

オープンソースソフトウェアの品質・サポート力 < ビジネスユーザーのクオリティ要求

ユーザーである企業の多くは、システム化自体が事業のミッションではない。

SIerはこの課題を解決するために存在し、ディストリビューションの意義がココにある!

ユーザーは前述のシステム課題をディストリビューターにより解決し、

ディストリビューターは、新たなソリューションビジネスへの

マーケットインと収益機会(とプロダクトアウト)を得ることができる!

ADempiere(ERP)がビジネスアプリケーションレイヤーの核となり、

周辺機能や周辺機器と連携し、ビジネス向けソリューションの新たな

メソッドとなることで、プロプライエタリ全盛のITマーケットに

新たな価値観の提示と新たなIT産業振興のエンジンとなる!

システムインテグレータ業界にとっての可能性

Japan ADempiere Group

レガシーマイグレーションによるコストダウン

ADempiere導入による業務基盤の高度IT化

実践的BPRの実行基盤

海外現地法人への日本HQ主導によるIT統制の実現

基幹システム高密度化による経営資源の再配分 業務標準化と全社最適化の実現

自由度の高い導入メソッド

JAVAプログラム資産の流用

内部統制とIFRS対応

クラウドへの基幹システム移行

データセンター利用によるBCP対策

OSS普及活動を通しての社会貢献

ビジネスアプリケーションエンジニアの活動基盤

IT基盤再構築による事業イノベーションの獲得

オープンソースERPを使ったIT産業振興

業界別ビジネステンプレート開発

アドオンプログラム開発

ADempiereソリューションのSaas提供

SOAソリューション/帳票開発

ローカリゼーション/グローバルサポート

教育/出版ビジネス

スマートデバイス連携

リポジトリ管理/共有ツール

CRM/SFA/BPM/WF/MDM連携

JADGの活動方針

Japan ADempiere Group

ADempiereならびに関連ディストリビューションを日本企業向けに最適化し、

企業ユースに耐えうるERPパッケージの開発とソリューションを提供

ADempiereビジネスの可能性を研究し、様々なビジネスモデルを開発・実践

ベース技術や関連技術を日々吸収し、ADempiereの性能向上を図るとともに、

周辺IT分野との連携も視野に入れたグランドデザインを構築し、ビジネスシー

ンにおけるADempiereの総体価値を向上

定期的な勉強会やセミナーを開催し、ADempiereの有用性をエンドユーザー、

ディストリビューター、ベンチャー投資家に広報し国内ERP市場でのプレゼン

スを獲得

コミュニティサイトを活用した情報の発信と共有

ADempiereに関わるエンジニアや企業間でのマッチング機能を担い、オープン

ソースERPに関わるシンクタンク機能を実現

JADG設立までの沿革

Japan ADempiere Group

会社法人等番号 0111-05-005624

名称 特定非営利活動法人日本ADempiereの会

主たる事業所 東京都新宿区新小川町六版36号S&Sビル3階

成立年月日 平成24年9月14日

目的等 目的及び事業 この法人は、国内外の企業に対して、オープンソースERPシステムである「ADempiere」の普及に関する事業を行い、業務アプリケーション分野におけるIT技術の発展と雇用の拡大に寄与することを目的とする。この法人は、上記目的を達成するため、次の種類の特定非営利活動を行う。 (1)情報化社会の発展を図る活動 (2)科学技術の振興を図る活動 (3)経済活動の活性化を図る活動 (4)職業能力の開発又は雇用機会の拡充支援活動 1.特定非営利活動に係る事業 (1)ADempiere品質管理事業 (2)ADempiere日本商習慣対応事業 (3)製品普及および人材育成事業 (4)災害被災地におけるIT事業者支援事業 (5)オープンソースERP関連事業者支援事業 2.その他の事業 (1)オープンソースERP導入および開発支援事業 (2)オープンソースERP運用支援事業 (3)物品およびソフトウェア販売事業

2011年8月 任意団体日本ADempiereの会発足

2011年12月 第1回定例セミナー実施

2012年4月 特定非営利活動法人化の決定と申請

2012年5月 コミュニティサイトwww.adempiere-jp.netの立ち上げ クラウドコンピューティングEXPO2012春出展(野村総合研究所/ハマゴムエイコム)

2012年6月 オープンソースカンファレンス岩手出展 スクラム導入サービス開始

2012年7月 スクラム導入第1号プロジェクト開始 (イベント企画業O社) 第1回月例無料紹介セミナー実施

2012年8月 JADG版3.7 R1.1をリリース

2012年9月 オープンソースカンファレンス島根出展 特定非営利活動法人日本ADempiereの会 法人登記

2012年10月 ITProEXPO2012出展 ・日本ADempiereの会 ・インテグラティオ ・エムソフト ・野村総合研究所 ・ハマゴムエイコム ・ブライトビジネスパートナーズ

2012年12月現在の活動状況

Japan ADempiere Group

役員数 7名

正会員数 届出10名(実質25名)

賛助企業数 9社

協力会員数 4名

一般会員数 110名

間接的参加企業数 約60社

JADGエディションDL数 V3.6-60DL / V3.7-100DL

登録ディストリビューション数 9製品/サービス

主な活動 1)ADempiereの日本商習慣対応および品質向上 2)ベンダー支援 3)イベント参加

チケット処理数 -

フォーラム書き込み数 -

セミナー回数 入門セミナー3回

イベント出展回数 2回(ITproEXPO/OSC広島)

その他 ・スクラム導入実績1社 ・参加問合せ継続中

・中四国支部設立 ・九州支部設立

・他地域支部設立検討中 ・ドメイン移管検討中 等々

JADGの2013年度重点施策

Japan ADempiere Group

市場へのプレゼンス強化 サポート企業数の増加と多様化

「ADempiere」の露出アップと地域拡散

他OSSとの連携強化(水平分業強化)

ADempiereソリューションの質的向上と供給力アップ ADempiereエンジニアの育成

パートナー同士のアライアンスの奨励

ISパッケージやユーザーサポートプログラムの奨励

数値目標 (H25年度末)

JADG事業費規模=300万円規模へ

参加企業ベース関連事業規模=30億円規模へ

JADGパートナー100社/ADempiereユーザー200社

JADGの会員制度

Japan ADempiere Group

正会員(個人)による普及活動と賛助会員(企業)による

ディストリビューション活動を協力して実施すると共に、

会費を徴収しない一般会員等にも門戸を開放し情報提供を行う

adempiere-jp.net 理事会

正会員

賛助会員

協力会員

一般会員

ゲスト

理事会 ◎ ○ ● ● ● ●

技術情報と開発活動 ◎ ◎ ○ ○ ○ ●

マーケティングとソリューション ◎ ◎ ○ ○ ○ ○

イベント・セミナー・書籍出版 ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○

商用ディストリビューション ◎ ◎ ◎ ○ ○ ●

JADGデモサイト ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

JADGホームページ ◎ ○ ○ ○ ○ ○

◎更新化 ○参照のみ ●アクセス不可 アクセスコントロール

JADG会員の種別と登録方法

Japan ADempiere Group

会員種別 会員資格 年会費 登録方法

理事 JADG正会員 3万5千円/年 JADG規程に従い

正会員の中から選出

正会員 各種ADempiere普及活動を 企画し、推進して頂ける個人

5千円/年 JADG規定に従い 正会員登録手続き

賛助会員 原則としてADempiere

サポートを表明し、賛助して 頂ける企業または個人

10万円/一口 JADG規定に従い

賛助会員登録手続き

協力会員 各種ADempiere普及活動を

企画し、推進して頂ける 企業または個人

無料 JADG規定に従い

協力会員登録手続き

一般会員 ADempiereに興味のある

企業または個人 無料

JADGサイトへの アカウント登録

ゲスト会員 ADempiereに興味のある

企業または個人 無料 無し

コミュニティサイトとお問い合せ窓口

Japan ADempiere Group

コミュニティサイト

お問合せ窓口

特定非営利活動法人日本ADempiereの会

ウェブサイト http://adempiere-jp.net ワークサイト http://adempiere-jp.net/redmine

東京都新宿区新小川町六版36号S&Sビル3階

株式会社ブライト・ビジネス・パートナーズ内

TEL:03-6265-3196 FAX:03-6265-3178

E-Mail:[email protected]

第2部「オープンソースERP ADempiere」のご紹介

ADempiereとは?

Japan ADempiere Group

これらのデータハンドリングが

インストール直後から利用できる

これらの業務領域間が全て連携し、

質の高い業務データを保証

伝票処理により、在庫データを

リアルタイムに更新し会計仕訳を自動転記

簡易パッケージの組み合わせにはない

統合データベースによる高い一元性

ERP製品がどこまでの業務領域を

スコープインしているかは、不確定要素が

多く、スピーディーな経営判断が求めら

れる昨今のビジネス環境においては重要

統合業務システム環境

ADempiereとは?

Japan ADempiere Group

ADempiereとは?

Japan ADempiere Group

業務スコープと主要機能 得意先 金融機関 仕入先

見積/受注 出荷/梱包 売上請求

見積/依頼/発注 入荷管理 仕入請求/照合

入出庫指図

在転振替 在庫データ 棚卸

計画・受注 製造指図 MRP

組織M 倉庫M 製品M 価格M 勘定M 取引先M 生産M 銀行M AD/他

一般会計

原価計算

入出金管理

債権管理

債務管理

経費精算

GL予算

GL配賦

試算表

財務諸表

消費税

レポート

決算

分析

受注請書 納品書 請求書 発注書 締請求書 送り状 入金連絡 振込依頼 発注入荷 納品

販売

購買

在庫

生産

マスタ

会計 会計

AR

AP

GL

ADempiereとは?

Japan ADempiere Group

ADempiereとは?

Japan ADempiere Group

PCクライアント DBサーバ

アプリケーションサーバ

Firewall

Internet

Webブラウザ

開発言語

・Java ・PL/SQL

クライアント接続

・LAN ・VPN(推奨) ・WAN(可能)

・Java UI ・WebStart

・PostgreSQL 8.x ・Oracle 10g ・MySQL Server ※

・J2EEサーバ(JBoss) ・HTML / Webstoreサーバアプリ

ADempiereとは?

Japan ADempiere Group

アプリケーション辞書 トランザクションエンジン ユーザーインターフェース

・ダイナミックO-Rマッピング

・データアクセスロジック

・職責およびセキュリティ

・画面表示ロジック

・ワークフローコントロール

・マルチテナント/会社

・マルチ言語

・トランザクション整合性

・データベース非依存

トランザクション データベース

・テーブル/カラム

・画面

・レポート/印刷書式

・プロセス

・データ構造

・ビジネスロジック

Swing UI

ZK Web UI

Report&Process

ADempiereとは?

Japan ADempiere Group

柔軟な拡張性

ウィンドウ・チェックルール・項目間入力値連携

独自帳票フォーム/出力形式

データエクスポート・データインポート

カスタマイズ・コールアウト・スクリプト

マルチエンティティ

会計スキーム・会計ディメンション・原価ルール

クライアント・組織・倉庫・保管場所・ロール(権限)

国・言語・通貨・単位・属性・レート・税・価格・伝票タイプ

ADempiereとは?

Japan ADempiere Group

マルチ言語 ベース言語は英語ですが、必要に応じてその他の 言語を有効化出来ます。ログインする際にユーザが 使用する言語を選択して、作業をすることが出来ます。 又、取引先毎に使用言語を設定しておくことで、 取引先の言語に合わせた表記方法で発注書や 請求書を出力することが出来ます。

マルチ通貨 世界中の通貨が登録されています。為替レートを 登録しておくことで目標通貨ベースでの取引が可能と なり、為替差損益等も自動計算します。

マルチTAX 税コードも通貨と同様に世界中の税コードを必要に 応じて登録・使用することが出来ます。

マルチ会社 1つのADempiereインスタンス内には、関係会社などを 含めた複数のグループ内単独企業を登録することが 出来ます。これら複数の会社コード間では通常の取引を それぞれ行うことが出来ます。

マルチ単位 製品に対して複数の単位を設定することが出来ます。 単位換算マスタを使用することで在庫管理上の単位とは 異なる単位で取引を行うことが出来ます。

マルチ会計スキーマ ベースとなる会計基準とは別に複数の会計基準をスキーマ 登録することが出来ます。例えば、日本会計基準で通常 運用しながら、同時に国際会計基準の決算書を出力する ことが出来ます。

マルチ会計ディメンション 様々な切り口(組織、販売地域、取引先、製品、 アクティビティ、プロジェクト、キャンペーンなど)で、 実績分析を行うことが出来ます。

マルチ原価ルール 原価計算ルールを複数定義して、複数の原価計算ルールを 同時利用することが出来ます。

マルチドキュメントタイプ ドキュメントタイプを複数登録することが出来るため、 お客様の伝票区分にも対応することが出来ます。 取引プロセスはドキュメントタイプにより制御されます。

マルチプライスリスト 複数(製品、取引先、有効期間など)のプライスリストを 同時利用することが出来ます。又、プライスリスト スキーマを利用すれば、ルール設定に基づいたプライスを 一括して生成することが出来ます。

ADempiereとは?

Japan ADempiere Group

Javaプログラム開発

データベース開発

ApplicationDictionary

によるカスタマイズ

SVNソースコード管理

ADempiereとは?

Japan ADempiere Group

業務的な特徴

ソフトウェアライセンス

システム的な特徴

ハイコストパフォーマンス

販売、購買、在庫管理、財務会計は当然のこと、生産管理や固定資産、人事給与

管理に至るまで全社レベルの基幹業務領域をフルカバー

マルチクライアントをはじめとする企業内のエンティティは、ほぼ全てがマルチ対応

導入企業の規模、形態を選ばない

GPL version.2方式

SourceForge.netからソースコードをダウンロードして、利用・改変することが可

ソフトウェアの利用に際しては、自己責任による利用を前提に、コスト発生や利用制限は一切なし

CommunityEditionのみの完全OSS

3層クライアントサーバ型とモデルビューコントローラ型のハイブリッド

JavaUIとZKWebUIの両方が利用可能

100%PureJavaによる開発

MDA(モデル駆動アーキテクチャ)採用

LinuxやPostgreSQLなどベースもOSS連携対応済

メジャーなオープン系技術を採用しているため技術競争力によるコストダウン効果大

システムを構成する主要パッケージソフトウェアをほぼ全てOSSで構成することができるため、ライセンスコストはイニシャルにおいてもランニングにおいてもコストパフォーマンスは圧倒的

ADempiereとは?

Japan ADempiere Group

SAP mySAP ERP

SAP All-In-One

ORACLE EBS PeopleSoft JD Edwords

Lawson M3(旧Movex) Microsoft Dynamics

Compiere 3.0J

SuperStream

SCAW

GRANDIT

ProActive OBIC7

GLOVIA

SMILE

勘定奉行ERP

GEMPLANET

PCA

大企業 中堅企業 新興企業・中小企業

高価格

低価格

黒字:海外ERP

赤字:国産ERP

高機能なグローバル対応 ERPパッケージと同等の

機能性とオープンでローコストを 両立したERPがADempiere

ADempiere 3.6J

ADempiereとは?

Japan ADempiere Group

ADempiereはERP、CRM、SCMの機能を提供するオープンソースソフトウェアであり、開

発はSourceForge.netのADempiereコミュニティで行われています。

ADempiereプロジェクトは、2006年9月にADempiereの前身であるCompiereプロジェク

トからFork(分岐)しました。

2009年9月時点、ADempiereプロジェクトはMostActive1位にランクされました。

ADempiereの柔軟なデータ格納構造をCompiereプロジェクトから引き継いでいます。こ

の構造によりデータの構成、表示内容、表示方法、入力値検証ルールなどの変更と拡張を

簡単に行うことが出来ます。WfMC(Workflow Management Coalition)とObject

OMG(Management Group)を基礎としたワークフロー処理はビジネスプロセスの管理機

能を提供します。

この特徴によりシステムは常に業務上の要求に迅速な対応を可能とします。

ADempiereはコミュニティを基礎としたプロジェクトであり、その規模は30以上の国、6

つの大陸にまたがっており、世界中の優秀なERP開発者やシステム開発会社がBazaar方式

で参加しています。

adempiereはイタリア語で「実行する」、「完成させる」、「到達する」などの意。

ADempiereのロゴにおいても本書においても、通常Adempiereを表記する場合、AdempiereではなくADempiereと表記して

いるが、このADにはApplication Dictionaryの意味があるとされる。

ADempiereとは?

Japan ADempiere Group

開発元が事業体ではないことと、自己責任を前提と

するオープンソースゆえの不安定感

開発元が主に海外の技術者、SIerであることに起因

する日本ローカライズ作業のスピード不足

ソフトウェア開発に競争原理・経済原理が働いてい

ない(だからといってダメなわけではない)

日本国内におけるサポートERPディストリビュー

ターの数が少ない

移送管理の仕組み(SAPのような)がなく、ロール

アウト時のポータビリティが低い

ADempiereディストリビューション「XEBEC」のご紹介

ディストリビューションとは?

Japan ADempiere Group

• 最新バージョンの入手、検証、評価

• 不具合修正と独自プログラムによる機能強化

• 顧客システムへの自動アップデート

• 品質保証、サポート保証、開発・保守サービス

コミュニティベースADempiereの

不安材料・自己責任制を当社が負担・軽減します

ERP導入・オープンソース導入に関する

お客様の不安解消を目的としたパッケージ製品

Adempiereディストリビューション「XEBEC」

Japan ADempiere Group

• お客様業務の標準化と効率化

• 戦略的な資材調達の実現

• 在庫の可視化と在庫削減

• 販売管理業務の効率化

• 債権/債務管理業務の効率化

• 貿易管理業務の内製化による付帯費削減

• 標準原価管理手法の導入による生産改革

• 全社システムへの生産管理システムの統合

• 月次決算の早期化

• 今からできるIFRS(国際財務報告基準)対応

• ADempiereシステム共有による企業間SCMの実現

• データ活用によるITリテラシーの向上

ADempiereとは?

Japan ADempiere Group

大企業様もADempiereを採用することは

もちろん出来ますが、むしろ中小企業様の

IT事情にこれらの特徴はよりフィッタブルです

GPL2方式のオープンソースソフトウェア

業種、業界を限定しない幅広いDB構造

WebUIとJavaUIの主要UI対応

周辺OSSとの親和性

ベンダー非依存

密結合方式のデータ連携とリアルタイム性

第3部 各種事例のご紹介

事例1.年商10億の受注生産型機械製造会社

BRIGHT Business Partners Co.,Ltd.

項目 内容

導入企業の概要 • 社員50人以下/年商は国内売上を中心に約10億円 • 特殊な(受注生産)押出し機械を製造、販売

導入前のシステム化状況 • システム担当者不在で業務現場毎にEXCEL運用 • 月次会計システムへの二重処理 • 月次会計処理以前にマスターデータ、伝票トランザクション

データ自体のDB管理が未実現

ADempiere採用のポイント • 販売管理/購買管理/在庫管理がパッケージ済 • オープンソースであり開発プラットフォームを具備 • コストパフォーマンス(予算上の制約) • 段階的な導入(会計統合と原価計算は将来構想)

導入時のポイント • 購買管理/在庫管理を先行導入し、販売管理を2次導入 • BOMマスタが業務特性上整備不可であるため、部材調達後の

一括受払が必要(追加開発対応)

導入期間とコスト概算 • 3カ月/300万~500万以下

今後の展開見通し • ロジスティクス分野の導入完了後に財務会計モジュールを導入予定(システム統合完了)

• 蓄積されたトランザクションデータ分析のためのBI環境を構築予定

事例2.年商20億の輸入日用品通販会社

BRIGHT Business Partners Co.,Ltd.

項目 内容

導入企業の概要 • 社員50人以下/年商は国内売上を中心に約20億円 • 主力商品の多くが輸入品であり、WEB通販、卸販売が主

導入前のシステム化状況 • EXCEL/スクラッチ/PKG利用のハイブリッド型 • 月次会計システムへの二重処理 • データ統合が行われていないため、運用負荷が高

ADempiere採用のポイント • 販売管理/購買管理/在庫管理がパッケージ済 • オープンソースであり開発プラットフォームを具備 • コストパフォーマンス(予算上の制約) • WEB連携システムとの統合前に基幹側を整備したい

導入時のポイント • 次フェーズでのWEB連携を視野に入れた全体構想 • 得意先紐づきの在庫管理の実現 • 得意先別の損益管理

導入期間とコスト概算 • 6カ月/800万~1,000万以下

今後の展開見通し • ロジスティクス分野の導入完了後にWEB通販系システムとの完全統合を予定

• 蓄積されたトランザクションデータ分析のためのBI環境を構築予定

事例3.大手グローバルキャリアの海外現地法人

BRIGHT Business Partners Co.,Ltd.

項目 内容

導入企業の概要 • 社員50人以下/年商は現地売上・HQ売上を中心に約20億円 • SIサービス、ネットワーク回線、データセンター事業

導入前のシステム化状況 • システム担当者不在で業務現場毎にEXCEL運用 • 月次会計システムへの二重処理 • 月次会計処理以前にマスターデータ、伝票トランザクション

データ自体のDB管理が未実現

ADempiere採用のポイント • 販売管理/購買管理がパッケージ済 • オープンソースであり開発プラットフォームを具備 • コストパフォーマンス(予算上の制約) • 段階的な導入(会計統合は将来構想) • ロールアウト構想が容易

導入時のポイント • パッケージ機能を最大限活用したソリューション

導入期間とコスト概算 • クラウドサービス利用

今後の展開見通し • ロジスティクス分野の導入完了後に同様のビジネスモデルを展開する他現地法人への展開を構想

• サービス毎の収支管理の実現

事例4.国内ゴム関連製品メーカーのグループ会社展開

BRIGHT Business Partners Co.,Ltd.

項目 内容

導入企業の概要 • 社員500人超/年商は国内売上を中心に約500億円 • 幅広い産業分野向けにゴムを加工し製造販売

導入前のシステム化状況 • ホスト上にスクラッチで開発したシステムを利用 • 親会社との連結決算のためホスト上の会計データを親会社のS

システムへ転送

ADempiere採用のポイント • オープンソースでありライセンス費用がかからない(ライセンスコスト削減)

• オープンソースでありまたJavaで開発されており、柔軟にカスタマイズが可能

• 他システムとの連携などの拡張性

導入時のポイント • 品質面からスクラッチ開発ではなく、パッケージでの導入とすること。

• 業務上の特殊要件を取り込むため、柔軟なカスタマイズが可能なパッケージであること。

• 導入コスト(特殊な要件が多く開発コストが大きく、パッケージ費用、ライセンス費用などを抑えたい)

導入期間とコスト概算 • 1年6カ月/2億円弱

今後の展開見通し • 営業情報(案件、見積)との連携による受注予測の実現 • 商品のの現物管理(在庫棚卸、ピッキングなど)の現物管理

との連携

事例5.その他引合い事例(導入検討中企業)

BRIGHT Business Partners Co.,Ltd.

項目 内容

大手自動車メーカー系 総合商社の現地法人展開

HQが採用している大手ERPパッケージの海外展開が時流に沿わないとして、コンパクトなグローバルERPパッケージの利用を検討。システム化→展開→次期システム基盤再整備の例。

大手家電メーカー系 現地法人展開

上記事例と同様。

自動車部品製造業R社 社内基幹システム老朽化に伴い、生産管理分野を含めた基幹システム構築のベースにADempiereを検討中。(他社商用ERPパッケージより圧倒的なコストパフォーマンスを評価)

鉄鋼メーカー系 システムインテグレータN社

自社が属する大手鉄鋼メーカーのグループ企業に対する自社ブランドのERPソリューションとして、ADempiereをベースとしたソリューションビジネス展開を検討中。

レーザー機器 製造販売会社L社

基幹系システムと部門系システムの再構築をADempiereの優れたインテグレーション性能と開発基盤を用いて、標準化対象部分にはADempiereの標準機能を、コア・コンピタンスと位置づけられる業務分野機能実現にはスクラッチ開発基盤としてADempiereを利用することを現在検討中。

大手通信会社K社 クラウド事業において十数年前にスクラッチ開発した社内業務管理用のレガシーシステムを現在も改修を続けながら利用している。これをADempiereベースのERP型へとマイグレーションし、グループ内展開することを検討中。

事例6.システムインテグレータの取り組み事例

BRIGHT Business Partners Co.,Ltd.

項目 内容

株式会社 ブライト・ビジネス・パートナーズ

• オリジナルADempiereをベースにXEBECソリューションを開発販売すると同時に同ソリューションをクラウド型でもユーザーに提供

• ADempiereソリューションを提供するシステムインテグレータへのXEBECエンジンの供給と支援

ハマゴムエイコム 株式会社

• オリジナルADempiereをベースにAdvanced Cloudサービスを横浜ゴムグループ内子会社への導入、展開中

野村総合研究所 OpenStandia

• オリジナルADempiereをベースにBizシリーズを発表し、ADempiereサポートサービスを開始

インテグラティオ株式会社 株式会社エム・ソフト

• オリジナルADempiereをベースにインテグラティオが開発したSI業界向けテンプレート「AIDA」を株式会社エム・ソフトが社内システムとして導入中

• 導入ノウハウの確立と機能強化を図り外販中

本セミナーの最後に

BRIGHT Business Partners Co.,Ltd.

ADempiereは国内ディストリビューターが存在する唯一無二のオープンソースERPです。

ADempiereを採用するにあたっての面倒な契約事は一切ありません。

従来型のソリューションでは解決困難なシステム課題をADempiereは解決します。

ADempiereは導入企業のためだけにあるのではなく、システムインテグレータのソリューションビジネスを実現します。

関西の中小企業のニーズを的確に押さえた優れたビジネスアプリケーションプラットフォームです。

ご清聴ありがとうございました