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EPC耐火モルタル (普通タイプ・急硬タイプ) EPC耐火モルタルは建築物のかぶり厚さ不足箇所や断面修復に適用するポリマーセメントモルタルです。コンクリート 構造物との接着性、耐久性に優れるとともに、高い遮熱性能により火災時の鉄筋位置の温度上昇を緩和します。 製品概要 耐火試験ISO834の標準過熱曲線において、著しい ひび割れの発生を抑え、優れた遮熱性能を示します。 特  長 1回あたりの塗り厚は、普通タイプで約10~20㎜、急硬 タイプで約20~30㎜です。コテ塗り施工に適度な粘性 を有し、コテ切れ、練り混ぜなどの作業性が良好です 高性能粉末ポリマー、特殊有機繊維が混和されて おり、鉄筋コンクリート構造物の劣化因子である水、 二酸化炭素、塩化物イオンの浸透を抑制します。 高い付着強度、曲げ強度および圧縮強度を示し、急硬 タイプは若材齢で優れた強度発現性を示します。 1 遮熱性能 2 安定した強度発現 3 耐久性 4 作業性能 遮熱性 施 工 性 仕上がり性 EPC耐火モルタル

EPC耐火モルタル 表 2017.6EPC耐火モルタル(普通タイプ・急硬タイプ) EPC耐火モルタルは建築物のかぶり厚さ不足箇所や断面修復に適用するポリマーセメントモルタルです。コンクリート

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Page 1: EPC耐火モルタル 表 2017.6EPC耐火モルタル(普通タイプ・急硬タイプ) EPC耐火モルタルは建築物のかぶり厚さ不足箇所や断面修復に適用するポリマーセメントモルタルです。コンクリート

EPC耐火モルタル(普通タイプ・急硬タイプ)

 EPC耐火モルタルは建築物のかぶり厚さ不足箇所や断面修復に適用するポリマーセメントモルタルです。コンクリート構造物との接着性、耐久性に優れるとともに、高い遮熱性能により火災時の鉄筋位置の温度上昇を緩和します。

製品概要

耐火試験ISO834の標準過熱曲線において、著しいひび割れの発生を抑え、優れた遮熱性能を示します。

特  長

1回あたりの塗り厚は、普通タイプで約10~20㎜、急硬タイプで約20~30㎜です。コテ塗り施工に適度な粘性を有し、コテ切れ、練り混ぜなどの作業性が良好です。

高性能粉末ポリマー、特殊有機繊維が混和されており、鉄筋コンクリート構造物の劣化因子である水、二酸化炭素、塩化物イオンの浸透を抑制します。

高い付着強度、曲げ強度および圧縮強度を示し、急硬タイプは若材齢で優れた強度発現性を示します。

1 遮熱性能 2 安定した強度発現

3 耐久性 4 作業性能

遮 熱 性

●●●●株式会社T-00017/06/29 表

施 工 性 仕上がり性

EPC耐火モルタル

DM
楕円
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Page 2: EPC耐火モルタル 表 2017.6EPC耐火モルタル(普通タイプ・急硬タイプ) EPC耐火モルタルは建築物のかぶり厚さ不足箇所や断面修復に適用するポリマーセメントモルタルです。コンクリート

●水や汗・涙等の水分と接触すると強いアルカリ性になり、皮膚、目、呼吸器等を刺激したり、粘膜に炎症を起こします。●目に入れないこと。入った場合は、直ちによく洗浄し、専門医の診断を受けること。●皮膚に付けないこと。●鼻や口に入れないこと。●保護メガネ、防塵マスク、ゴム手袋を着用のこと。●子供に触れさせないこと。警 告

株式会社 コンステック 研究開発本部 〒140-0001 東京都品川区北品川1-8-11 Daiwa品川Northビル 03-3458-0447

■本書記載のデータ等記載内容は、代表的な実験値や調査に基づくものであり、その記載内容についてはいかなる保証をなすものではありません。■ご使用に際しては、必ず貴社にて事前にテストを行い、使用目的に適合するかどうかおよび安全性については、貴社の責任においてご確認してください。■本書記載の当社製品およびこれらを使用した製品を廃棄する場合は、法令に従って廃棄してください。■ご使用になる前に、詳しい使用方法や注意事項等を技術資料・製品安全データシートでご確認してください。 これらの資料は、当社の担当部門にご用意してありますので、お申しつけください。■本書の記載内容は、新しい知見により断りなく変更する場合がありますので、ご了承ください。

養生540

●●●●株式会社T-00017/06/28 裏

プライマー塗布(EPCプライマー)

ハンドミキサーもしくは左官ミキサーにて練混ぜる。【練混ぜ時間の目安】 ハンドミキサー:2分以上 左官ミキサー:5~6分

プライマー配合 水 合計EPCプライマー重量比 2 -1

1m2当たりの配合量 100g 150g50g (3倍希釈)

錆び落とし(鉄筋)防錆処理(EPC防錆ペースト)

EPC防錆ペースト1袋で約18.7m2分の鉄筋表面に塗布できます。

カッター切り・はつり

防錆ペースト配合項目 EPC防錆パウダー EPC防錆処理済 塗布量

1袋当たり(㎏) 12.5 5.0 600~900g/m2(標準750g/m2)m3配合(㎏/m3) 1350

1

5

EPC耐火モルタル(普通タイプ・急硬タイプ)施工要領書をご確認ください。

コンクリート前処理

2

3

4練混ぜ

鉄筋防錆処理(鉄筋が腐食している場合)

プライマー処理

塗付け

6

データ等記載内容についてのご注意

モルタルが急激に乾燥しないよう、シート養生等を施す。モルタル硬化後は養生剤(EPCプライマー、EPC養生剤)を塗布する。

※施工方法の詳細については、「施工要領書」を御参照ください。

ISO834の標準加熱曲線による耐火試験結果(t=30 ㎜) 荷 姿

施工手順

はつり

プライマー処理

計量混合

表面こて仕上げ

物  性 (20℃物性例)

項 目 材齢 測定値

164 165普通タイプ 急硬タイプ

4:10 1:4618.6 18.540.3 36.250.2 50.46.2 6.37.1 8.5

2.2(母材破壊) 2.3(母材破壊)-0.07 -0.09

試験方法単位

モルタルフロー 直後 JIS A 1171mm固化時間 - JHS 416h:min

圧縮強度 7日28日7日28日

1日JIS A 1171N/mm2

曲げ強度 JIS A 1171N/mm2

付着強度 28日 JIS A 1171N/mm2寸法変化 28日 JIS A 1171%

耐火試験供試体

EPC耐火モルタル300×300×30

歩道板コンクリート300×300×60

温度計測位置

モルタル内部(表面20mm位置)に鉄筋配置(φ2mm、間隔50mm)4隅はアンカーで歩道板コンクリートに固定

EPC 耐火モルタル(普通タイプ) EPC 耐火モルタル(急硬タイプ) 汎用ポリマーセメントモルタル

項 目 標準練混ぜ水量 練上り量EPC 耐火モルタル(普通タイプ)1袋当たり(kg) 2.0kg 6.8 ㍑12.5kgm3 配合 (kg/m3) 283kg 1000 ㍑1825kg

項 目 標準練混ぜ水量 練上り量EPC 耐火モルタル(急硬タイプ)1袋当たり(kg) 1.9kg 7.1 ㍑12.5kgm3 配合 (kg/m3) 263kg 1000 ㍑1750kg

標準配合

耐火試験 ISO834 の標準加熱曲線

0

200

400

600

800

1000

1200

0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200

温度(℃)

時間(分)

炉内温度(実験値)炉内温度(目標値)普通タイプ急硬タイプ