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役員会資料 Vol.01
西日本OBサッカー連盟の中・長期事業方針について
2017.04.08事務局長 羽田 恒太
Ⅰ.はじめに西日本OBサッカー連盟(以下、連盟という)は創設から42年が経過しました。
その間、連盟を取り巻く環境は多様化しており将来を見据え、会員ファーストの運営のための中長期の対応計画をご提案いたします。
Ⅱ.西日本OBサッカー連盟を取り巻く環境1.シニアサッカーと団塊の世代(1)日本のサッカーは東京オリンピック(1964年)開催とドイツから日本代表チー
ムコーチとして、後に「日本サッカーの父」と呼ばれたデッドマールクラマー氏が招聘され、日本の近代サッカーが始まり、Jリーグの開幕(1993年)で日本のサッカーは名実ともに国民に市民権を得ました。
(2)連盟設立(1974年)から約24年間はJFAのシニア活動は無く、OB連盟は西日本地区のシニア活動の拠点となり、現在のシ二ア活動の礎を築いてきました。
Ⅲ.連盟のきびしい現状1.会員の推移動向(平成23年~27年の5年間)(1)現在(平成27年)の登録会員総数は2,208名、平成23年から5年間で総数43名、
登録チーム数は総数51チームで6チームがそれぞれ減少しております。また、中四国地域での登録チームが少なく地域内で試合をすることは困難な
状況にあります。 【資料1表1:平成23年度と平成27年度の増減比較参照】
(2)その中でも年代別ではO40、O50の会員数は約250名減少しております。(3)連盟のO40及びO50の会員数の登録が大幅に減少した要因は、JFAのシニア部門
のリーグ戦試合数の増加等運営か充実してきており、連盟の会員でJFAにも加入登録しているチーム数は43チーム(84%)、会員数は1,520名(67%)であり、今後、連盟のO60の登録会員がJFAに登録をする会員数は増えることが予想されますので、今後連盟は魅力ある運営を展開していかなければなりません。
(4)JFAはO70を対象としたシニアサッカーフェスティバル大会を本年も6月に開催されますが、フェスティバルは17年目を迎え参加者からはフェスティバルからチャンピオン大会開催への移行の要望が強く、JFAは各県のO70のエントリー可能チーム数が多くなれば本大会に格上げすることも考えられます。
【資料1表2:地域別、年代別JAF登録状況参照】
【資料2表3:参考 連盟とJFA(シニア部門)比較】
・1974年 西日本OBサッカー連盟設立・1987年 厚生省ネンリンピック サッカースタート・1988年 厚生省全国スポレクスタート O40⇒O50と変化・2000年 JFA O60・O70プレ大会スタート 福島J-V
―1―
(5)連盟の会員は年齢を重ねるつどクラス変更していく制度でありO60、O70の途中加入およびO40、O50の新規加入者は期待薄です。今後、新会員加入不足による連盟存続に不安があります。対応策の一策として一旦連盟を退会しJFAに移行した人達がO70~O75 以上になったなった時点に「フレンドシップの試合」が楽しめる連盟に再登録できる受け皿を用意することが必要と考えます。
3.高齢者会員の抱える問題(1)O60、O70以上の高齢者は、遠距離会場への自家用での移動、高齢家族の介護、
年金生活による経済不安等、高齢者が抱える問題に配慮した参加しやすい連盟及び各地域開催の試合計画を作っていく運営が望まれます。
(2)高齢者(O70、O75以上)の会員には加齢による身体能力の低下は否めません。同年でも高齢者になればなるほど身体能力の差は大きくなります。そこでフレンドリーな試合(親睦)とチャンピオン大会(競技)の2種類の試合形式の開催が必要となります。会員自身が自分の身体能力にマッチした試合を選べる運営が必要と考えます。これが「生涯現役の原点」と思います。
4.グローバル化してきたシニアサッカー交流世界で一番盛んで人気のサッカーは、各地域で米国、デンマーク、タイ他の海外チームとの交流が盛んに行われています。高齢者が参加しやすいように交流(訪問と来日)内容を幅広考え、高齢者の見識を広める機会つくりが望まれる。
Ⅳ.次への5年~10年を見据え連盟の中長期の計画の検討1.目標
連盟とJAFとの活動内容を差別化(競技と親睦)を明確にし、連盟の存続かけた「会員ファースト」の運営を推進。
2.作業(1)既に連盟登録チームの95%がJFAに登録をしている。連盟会員のシニヤサッ
カーに対する意見、将来構想(競技志向か親睦志向他生涯現役)等連盟会員の意向を確認するためのアンケート調査(チーム単位)を実施する。
(2)アンケート調査結果等から連盟とJAFとの活動内容を明確に差別化し、連盟はO60、O70のフレンドリー大会に特化した活動を含めたJFAとの対応策を模索する。作業部会の設置(地域事務局長・役員以外の有識者)
―2―
3.その他①連盟本部が主催する大会の今後の運営本部主催は、O75(J-G堺)、O80(J-G堺)、全域大会の3大会とし上記以外は各地域が主催運営する。
②会員の参加回数を増やす地域活動の活性化単独チームで参加出来ない会員の参加回数を増やすために地域毎に(仮称)地域元老チームの設立(含む、会費配分)を検討する。なお、現状の西日本元老チームの名称は、連盟が代表して参加する海外・
国内大会に参加するチーム名称とし、現状の西日本元老チームに所属している会員の所属先は地域元老チームに所属する。
③地域区分の見直し高齢者会員の抱える問題[Ⅲ3(1)]から遠距離会場への自家用での移動を各地域の運営環境を踏まえ課題を解決する。(例)中部地域内の東海4県と北信越5県
以 上
―3―
グラウンド確保が困難
JFAとの協業調整 O70以上の西日本OBサッカー連盟独自のフレンドリーの試合運営を展開
・ O40・O50の会員の参加率低下(チャンピオンシップに参加)
・O40・O50の会員はチャンピオンシップに参加・O60はチャンピオンシップへ移行が懸念される・O70以上の会員は一部を除きフレンドリー志向者が多いと思われる(試合数が少ない)
・O75以上は加齢による体力低下等からフレンドリー試合を希望すると思われる
西日本OBサッカー連盟の法人化(例:NPO)
JFAの認知
JFA本部運営
JFA地区運営O40・O50・O60選手権地区予選大会(リーグ戦の充実)
O70全国フェスティバル大会東海地区予選大会
全体構図
日本サッカー協会(JFA)
(シニア部門活動の充実)
全国選手権大会(チャンピオンシップ)
O70全国フェスティバル大会(フレンドリーシップ)
全国シニア大会 (O70全国フェスティバル大会への昇格要望あり)
本部大会
各地域大会
西日本OBサッカー連盟
登録人員減少
・そのためのO70以上のカテゴリーは、試合の編成、運用等の改善が必要単独チームでは編成困難地域単位、県単位でチーム編成する等、試合運営方法の検討が急務。
―4―
連盟とJFA(シニア部門)との内容比較
項 目 西日本OBサッカー連盟 日本サッカー協会
1 組織の種類 任意団体 公益財団法人
2 設立・目的
1974年設立シニア世代のサッカーの普及発展に寄与豊なシニアライフと健康維持親睦第一・勝敗第二・生涯現役
1921年設立日本サッカー界を統括し代表する団体身体機能・技術の向上、健康維持
3 活動エリア 西日本(中部・関西・中四国・九州) 国内全域及び海外
4 JFAとの関係 JFAとの関係なし
OB連盟に登録している人でもJFAの会員登録を承認
*OB連盟は任意団体でJFAがサッカー事業における公認団体と認めていない
5 試合の運営基本 親睦第一、勝敗第二 リーグ戦・トーナメント戦による順位決定方式
6 会 費 ¥3,500/人・年 ¥1,500/人・年
【表:3】
資料 2
地域別、年代別JAF登録状況 (2014.04) (単位:名)
クラス地 域
S SR R V A B 連盟登録会員合計⑤~⑧
JFA登録人数
登録チーム数
O-90 O-80 75~79 70~74 O-70 O-60 O-50 O-40⑤ ⑥ ⑦ ⑧① ② ③ ④
1 中部地域 39 75 96 171 308 157 89 764 684 13
2 関西地域 40 84 89 173 330 179 25 747 350 21
3 中四国地域 13 28 28 56 109 49 0 233 200 7
4 九州地域 23 50 64 114 231 4 0 372 286 11
5 連盟登録合計 115 (237) (277) 514 978 389 120 2,116 1,520 43
構成比率 6% ー ー 24 % 46 % 18 % 6 % 100 % 72 % ー
【表:2】
―5―
平成2 3年(2 0 1 1)度年代別加盟者一覧表 (単位:名)
クラス地 域
O-90 O-80 75~79 70~74 O-70以上 O-60 O-50 O-40 登録会員
合計⑤~⑧
名簿会員 登録チーム数⑤ ⑥ ⑦ ⑧① ② ③ ④
1 中部地域 4 20 41 93 158 286 157 108 709 9 13
2 関西地域 2 26 43 112 183 312 342 114 951 18 26
3 中四国地域 0 9 20 34 63 90 66 36 255 0 8
4 九州地域 2 13 23 70 108 223 5 0 336 3 10
合 計 8 68 127 309 512 911 570 258 2,251 30 57
構成比率 0.4 % 3 % 6 % 14 % 23 % 40 % 25 % 12 % 100 %
平成27年(2 0 1 5)度年代別加盟者一覧表 (単位:名)
クラス地 域
O-90 O-80 75~79 70~74 O-70以上 O-60 O-50 O-40 登録会員
合計⑤~⑧
名簿会員 登録チーム数⑤ ⑥ ⑦ ⑧① ② ③ ④
1 中部地域 4 35 65 97 201 330 168 105 804 8 13
2 関西地域 5 34 81 84 204 349 199 45 797 48 22
3 中四国地域 0 11 23 23 57 99 48 2 206 7 5
4 九州地域 0 15 50 63 128 260 13 0 401 10 11
合 計 9 95 219 267 590 1,038 428 152 2,208 73 51
構成比率 0.1 % 4 % 10 % 12 % 27 % 47 % 19% 7% 100 % ー ー
平成23年度と平成27年度の増減比較 (単位:名)
クラス地 域
O-90 O-80 75~79 70~74 O-70以上 O-60 O-50 O-40 登録会員
合計⑤~⑧
名簿会員 登録チーム数⑤ ⑥ ⑦ ⑧① ② ③ ④
1 中部地域 0 15 24 4 43 44 11 -3 95 -3 02 関西地域 3 8 38 -28 21 27 -143 -69 154 30 -43 中四国地域 0 2 3 -11 -6 9 -18 -34 -49 7 -34 九州地域 2 2 27 -4 20 37 8 0 65 7 1
合 計 1 28 92 -42 78 127 -142 -106 -43 43 -6増減割合 11% 30% 42% -14 % 15% 14 % -25 % -41% 2 % 41 % 12 %
【表:1】
平成23年度と平成27年度の増減比較
資料 1
―6―
―7―
―8―
―9―
西日本:2014年データー
登録チーム数比較 JFA:2016年度データー
40代 50代 60代 70代 参加数合計 O80人員 75-79人員
中部地域JFA登録 92 43 16 0 89
連盟登録 5 6 12 8 31 39 75
関西地域JFA登録 126 46 8 0 180
連盟登録 0 8 11 8 27 40 84
中・四地域JFA登録 80 47 16 15 158
連盟登録 0 2 5 3 10 13 28
九州地域JFA登録 129 67 8 2 206
連盟登録 0 0 9 5 14 23 50
全域JFA登録 427 203 48 17 633
連盟登録 5 16 37 24 82 115 237
連盟登録率 1% 8% 77% 141% 13%
*チーム数は西日本OB連盟の地域区割りで算出したので、JFAへの登録チーム数とは異なる。
除かれている県例:東海地域 ⇒新潟
中・四国地域⇒広島・山口・島根・鳥取39 22 11 0