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資料-1 現在の状況 第5回伊達橋補修検討委員会資料 平成28年3月11日

資料-1...6.2 N/mm2 1E-11E+11E+31E+51E+7 50 40 30 20 10 MPa VPR19 20t R 5.3 N/mm2 f 1E-11E+11E+31E+51E+7 50 40 30 10 MPa VPR19 7/27 30 72 8/17 L 2.4 N/mm

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Page 1: 資料-1...6.2 N/mm2 1E-11E+11E+31E+51E+7 50 40 30 20 10 MPa VPR19 20t R 5.3 N/mm2 f 1E-11E+11E+31E+51E+7 50 40 30 10 MPa VPR19 7/27 30 72 8/17 L 2.4 N/mm

資料-1

現在の状況

第5回伊達橋補修検討委員会資料

平成28年3月11日

Page 2: 資料-1...6.2 N/mm2 1E-11E+11E+31E+51E+7 50 40 30 20 10 MPa VPR19 20t R 5.3 N/mm2 f 1E-11E+11E+31E+51E+7 50 40 30 10 MPa VPR19 7/27 30 72 8/17 L 2.4 N/mm

1.モニタリング計測概要

モニタリング計測結果として,7月,8月,12月の 72時間(一部 24時間)計測を実施した。モニタリング位置は下図に示すとおりである。

□全体的に部材が破断等するような応力変動は確認されていない。

□格点補強部 VPR19吊材リブ, VPR21ストップホール近傍は特に目立った応力の変動はない。

□格点補強部 VPR23アーチ支柱リブの応力は,途中,原因のはっきりしない応力範囲の増加は見られたが,計測開始時と 12月の状態で比べた場合,目立った応力の変動は見られない。

□端支点部 VPR25のニーブレースと下弦材接合部のみ,12月に応力範囲の増加がみられる。BWIM 計測より 12月は走行車両の最大重量が増加しており,重車両通過による衝撃の影響を大きく受

けたものと推定。

■結果概要

<応力計測位置について>

ひずみゲージ設置位置は、目安として

板厚 t と同程度となる 1.0t≒10mm

だけストップホールまたは亀裂切削

から離した位置とした。

ただし、設置予定の垂直材の当て板に

囲まれるストップホールの位置につ

いては、当て板とゲージが干渉するた

め、ゲージをストップホールの縁まで

極力よせた 3mm の位置とした。

<計測応力の方向>

応力計測方向は,各計測点における 3

軸ゲージでの計測応力から,計測点毎

に最大の応力方向をモニタリング用

に抽出した。

応力が最も大きい 方向をモニタリン

グ用の計測方向に

選定

- 1 -

Page 3: 資料-1...6.2 N/mm2 1E-11E+11E+31E+51E+7 50 40 30 20 10 MPa VPR19 20t R 5.3 N/mm2 f 1E-11E+11E+31E+51E+7 50 40 30 10 MPa VPR19 7/27 30 72 8/17 L 2.4 N/mm

2.応力計測結果概要

応力計測結果概要として,モニタリング計測点の内,代表 4点(格点補強部 2点+VPR21,VPR25) の計測結果を以下に示す。

1E-1 1E+11E+31E+51E+7

50

40

30

20

10

頻度

MP

a

VPR19吊材

1E-1 1E+11E+31E+51E+7

50

40

30

20

10

頻度

MP

a

VPR19吊材

7/22~25 [72時間]

Max=18.32 N/mm

2

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

(N/m

m2

),

(t)

時間最大応力範囲

72時間最大車両重量

・7/27~8/21 にかけて応力範囲が増加。

・7/22~25 と,12/1~4 の 72 時間計測波形は,下の応力波形に示すように,車両の通過

により,圧縮側(-側)に波形がふれている。これは,FEM 解析による応答と同様の

傾向である。

・8/3~8/6 の応力波形は,圧縮・引張の両側に波形が振れており、応力範囲が増加した。

この波形の変化の原因ははっきりしないが,12 月時点では,圧縮側にふれる 7/22~25

の波形に戻っている。

(

N

/

m

m

2

)

0

40

80

120

160

200

0102030405060708090

100

7/2

9

8/2

(5

)

8/

3

8/9

(7

)

8/1

0

8/1

6(7

)

8/1

7

8/2

3(7

)

8/2

4

8/3

0(7

)

8/3

1

9/6

(7

)

9/7

9/1

3 (

7

)

9/1

4

9/2

0(7

)

9/2

1

9/2

7(7

)

12

/1

12

/4(4

) 20

t以上

/週)

(t)

週間最大車両重量

20t以上車両台数

ひずみゲージ

VP19吊材

VP23アーチ支柱

位置図

7/25~26 [24時間]

■応力頻度分布(レインフロー法)

1E-1 1E+11E+31E+51E+7

50

40

30

20

10

頻度

VPR19吊材

8/3~6 [72時間]

Max=15.30 N/mm

2

Max=45.15 N/mm

2

1E-1 1E+11E+31E+51E+7

50

40

30

20

10

頻度

MP

a

VPR23支柱

ひずみゲージ

1E-1 1E+11E+31E+51E+7

50

40

30

20

10

頻度

MP

a

VPR23支柱

7/22~25 [72時間]

Max=17.7 N/mm

2

20t荷重車走行試験 (R側車線走行)

6.2 N/mm2

1E-1 1E+11E+31E+51E+7

50

40

30

20

10

頻度

MP

a

VPR19吊材

ひずみゲージ

ひずみゲージ貼り付け時

Max=14.73 N/mm

2

※土曜日

■通行車両重量の変化

20t荷重車走行試験 (R側車線走行)

5.3 N/mm2

1E-1 1E+11E+31E+51E+7

50

40

30

20

10

頻度

MP

a

VPR19吊材

7/27~30 [72時間]

Max=8.22 N/mm

2

20t荷重車走行試験 (L側車線走行)

2.4 N/mm2

V

P

R

19

盆休み

Max=21.7 N/mm

2

8/3~6 [72時間]

ひずみゲージ

格点補強

ひずみゲージ貼り付け時

1E-1 1E+11E+31E+51E+7

50

40

30

20

10

頻度

VPR23支柱

7/27~30 [72時間]

Max=22.0 N/mm

2

20t荷重車走行 試験(L側 車線走行) 3.6 N/mm2

12/1~4 [72時間]

1E-1 1E+11E+31E+51E+7

50

40

30

20

10

頻度

MP

a

VPR23支柱

7/25~26 [24時間]

Max=8.5 N/mm

2

※土曜日

20t荷重車走行試験 (R側車線走行)

6.2 N/mm2

Max=31.1 N/mm

2

max=12.7 N/mm

2

□8/3~6[72 時間]規制解除後

(

N

/

m

m

2

)

■応力波形

(

N

/

m

m

2

)

Max=10.9 N/mm

2

max=10.6 N/mm

2

min=-4.7 N/mm

2

□7/22~25[72 時間][24 時間]格点補強前~補強

max=15.1 N/mm

2

min=-3.3 N/mm

2

min=-2.1 N/mm

2

格点補強

max=12.6 N/mm

2

□12/1~4[72 時間]規制解除後

min=-9.0 N/mm

2

■応力頻度分布(レインフロー法)

(

N

/

m

m

2

)

規制解除

□8/3~6[72 時間]規制解除後

max=3.5 N/mm

2

min=-14.2 N/mm

2

max=2.5 N/mm

2

min=-6.1 N/mm

2

格点補強

■応力波形

□7/22~25[72 時間]格点補強前

□12/1~4[72 時間]規制解除後

(

N

/

m

m

2

)

8/17~21※ [72時間]

※途中欠測あり

規制解除

8/17~21※ [72時間]

※途中欠測あり

(

N

/

m

m

2

)

V

P

R

23

・VPR19 端部吊材リブの応力範囲は,10 N/mm2程度の変動は

あるが,VPR23 アーチ支柱リブのように,顕著な変動の傾

向は見られない。

規制解除

Max=16.9 N/mm

2

格点補強

(

N

/

m

m

2

)

12/1~4 [72時間]

20t荷重車走行試験 (R側車線走行)

5.3 N/mm2

(

N

/

m

m

2

)

※温度変化は各連続計測の初日計測開始時

を 0℃として表示

※温度変化は各連続計測

の初日計測開始時を

0℃として表示

- 2 -

Page 4: 資料-1...6.2 N/mm2 1E-11E+11E+31E+51E+7 50 40 30 20 10 MPa VPR19 20t R 5.3 N/mm2 f 1E-11E+11E+31E+51E+7 50 40 30 10 MPa VPR19 7/27 30 72 8/17 L 2.4 N/mm

0

40

80

120

160

200

0102030405060708090

100

7/2

9

8/2

(5

)

8/

3

8/9

(7

)

8/1

0

8/1

6(7

)

8/1

7

8/2

3(7

)

8/2

4

8/3

0(7

)

8/3

1

9/6

(7

)

9/7

9/1

3 (

7

)

9/1

4

9/2

0(7

)

9/2

1

9/2

7(7

)

12

/1

12

/4(4

) 20

t以上

/週)

(t)

週間最大車両重量

20t以上車両台数

VPR21 位置図

ひずみゲージ

ひずみゲージ

ひずみゲージ貼り付け時

■通行車両重量の変化

・応力範囲は,夏期(7 月、8 月)と比べると 12 月は小さくなっ

ている。

・応力波形から解るように温度の影響が大きく,応力頻度分布

における最大応力範囲は温度の影響によるものである。

0

20

40

60

80

100

120

140

160

(N/m

m2

),

(t)

時間最大応力範囲

72時間最大車両重量

V

P

R

25

|

|

|

ひずみゲージ

□8/3~6[72 時間]規制解除後

■応力波形

□7/22~25[72 時間][24 時間]格点補強前~補強

Max=72.8 N/mm

2

Max=130.3 N/mm

2

□12/1~4[72 時間]規制解除後

Max=134.8 N/mm

2

Max==91.2 N/mm

2

Max=92.0 N/mm

2

格点補強

ひずみゲージ

7/25~26 [24時間]

20t荷重車走行試験 (R側車線走行)

20.5 N/mm2

8/3~6 [72時間]

Max=83.4 N/mm

2

20t荷重車走行試験 (R側車線走行)

62.4 N/mm2

Max=83.1 N/mm

2

※土曜日 8/17~21※ [72時間]

※途中欠測あり

VPR25

p20t荷重車走行 試験(L側 車線走行)

64.4 N/mm2

20t荷重車走行試験 (R側車線走行)

62.4 N/mm2

盆休み

20t荷重車走行試験 (L側車線走行)

14.1 N/mm2

8/3~6 [72時間]

※土曜日

■応力頻度分布(レインフロー法)

7/27~30 [72時間]

・応力範囲は,夏期(7 月、8 月)と比べると 12 月は大きくなっている。

・12 月に応力範囲が増加した原因は,はっきりはしないが,VPR25 は端支点上の格点で

あり、橋梁に進入する車両からの衝撃の影響を強く受けると考えられる。12 月は通行

する車両重量が大幅に増加したことから,応力範囲が増加した可能性が考えられる。

7/27~30 [72時間]

12/1~4 [72時間]

V

P

R

21

|

□12/1~4[72 時間]規制解除後

7/25~26 [24時間]

12/1~4 [72時間]

ひずみゲージ貼り付け時

8/17~21※ [72時間]

※途中欠測あり

7/22~25 [72時間]

格点補強

規制解除

Max=148.3 N/mm

2

格点補強

Max=98.8 N/mm

2

規制解除

Max=109.8 N/mm

2

■応力波形

応力計測方向

応力計測方向

■応力頻度分布(レインフロー法)

格点補強 □7/22~25[72 時間]格点補強前

※温度変化は各連続計測の初日計測開始時

を 0℃として表示

Max=36.1 N/mm

2

※温度変化は各連続計測

の初日計測開始時を

0℃として表示

規制解除

□8/3~6[72 時間]規制解除後

Max=160.8 N/mm2

20t荷重車走行試験 (R側車線走行)

20.5 N/mm2

7/22~25 [72時間]

- 3 -