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街コンによる 地域活性化プロジェクト ~人と絆と街おこし~ 指導教員:吉田 学籍番号:12009010 名:天野 めぐみ

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  • 街コンによる 地域活性化プロジェクト

    ~人と絆と街おこし~

    指導教員:吉田 博

    学籍番号:12009010

    氏 名:天野 めぐみ

  • 研究動機・目的

    理由

    近年、居酒屋などでよく目にするようになった「街コン」という大型イベントに興味を持ち、なぜこんなに人が集まるのか調べてみようと思ったため。

    同様に、このイベントは人と人がつながるきっかけを作る場として成立しているのか調査したいと思ったため。

    目的

    このイベントを通じて人の出会いを手助けして街を活性化させ、街おこしにつなげられないか。

  • 論文の構成

    第1章 街コンが発生した背景

    第2章 全国の街コンの実情

    第3章 新潟街コンクローズアップ

    第4章 街コンとビジネスのつながり

    第5章 まとめ

    第2章、第3章に重点をおいて発表を行う。

  • 今回の研究にあたって行った独自調査

    街コンの参加と、スタッフ協力を行った。参加者側と運営者側2つの立場を体験することにより、多角的に街コンを見るため。

    街コン参加の際に他の参加者に任意で行ったインタビュー

    スタッフ協力の際に街コン実行委員会に行ったインタビュー

  • 街コンとは?

    街コンとは飲み歩き・食べ歩きと合コンが一緒になった大型パーティ形式の合コンであり、大規模な街コンでは街の数十店舗の飲食店を貸し切りにして開催されている。原則は同性2~3人で参加申し込みを行い、ほとんどの街コンは既婚・未婚を問わない。

    街コン = 街(MACHI) + コン(CON:合コンのCON)

    街コンは一回の開催につき数百人~数千人の参加者が集まり、地域・街の話題作りにもなり、低迷していた商店街、飲食店の活性化にも貢献している。

  • 街コンが発生した背景

    経済悪化や女性の社会進出

    → 晩婚化、非婚化

    労働時間や雇用形態の変化

    → 男女の出会いの機会減少

    出生率の低下

    → 少子化

    日本人の性格の変化

    → 草食系

    街の中心地に人が集まらなくなる

    → 衰退化、過疎化、空洞化

    これらの要因があったため、友人や恋人を探す機会を作る街コンが生まれた。

  • 全国の街コン規模

    全国合計

    1726回

  • 街コンの種類

    一口に街コンといっても様々なタイプがある。大きく分けて都市の中心で行われる都市型街コンと、地方の特徴を生かした地方型街コンの2種類である。

    都市型街コン

    主に大都市で行われる。街の中心地を盛り上げる意味合いが強い。

    地方型街コン

    地方で行われる。過疎化を防ぐという意味合いが強い。その地域での特色を生かして、独自の趣向で街コンを行う。

  • 2種類の街コンのタイプ

    都市型街コン

    地方型街コン

    •スタンダード型 •参加限定型 •とにかく大人数型 •テーマパーク型

    •地域の資源活用型 •季節の企画型 •被災地支援型 •過疎地域活性型

  • 街コン事例

    都市型事例 ~栃木県宇都宮市 スタンダード型~

    繁華街の衰退

    2004年8月街コン始動

    かつての賑わいを見せる中心地

  • 街コン事例②

    地方型事例 ~群馬県桐生市 地域の資源活用型~

    桐生市1300年の伝統を持つ桐生織。これを着て街コン参加。

    スキー場を舞台に、ウィンタースポーツ好きの男女が出会える機会。

  • 新潟の街コン・通称「潟コン」

    新潟の街コンは新潟の「潟」と街コンの「コン」を組み合わせて「潟コン」と呼ばれる。

    2012年11月10日 潟コン スタンダード型

    2012年6月30日 VIP BEER HALL meets潟コンfeat.FM PORT 企画型

    2012年8月18日 長岡潟コン スタンダード型

    参加

    参加

    スタッフ協力

  • 潟コン参加体験紹介

    潟コンの料理。おかわり自由!!

  • 潟コン参加体験紹介②

    潟コン会場の穏坐ダイニング ウェルカムボード

    潟コンマスコットキャラの潟クマちゃん

    かんぱーい!

  • 参加者インタビュー内容紹介

    結婚などはあまり意識せず、飲み仲間を作ったり知らない人と話してみたいという思いがある。(20代後半女性)

    年齢的に結婚を意識して来ている(30代後半男性)

    職場と家の往復だけでは出会いもあったものではないので、潟コンがそのきっかけになってくれれば(20代後半女性)

    若い女の子たちと飲み会を楽しみたい(40代前半男性)

    男性参加費が高すぎる(20代前半男性)

    さまざまな職種の人と飲み会ができて楽しかった(20代後半女性)

  • 潟コンスタッフ体験紹介

    担当店舗の店員のみなさん お疲れ様でした!

  • スタッフ体験紹介②

    スタッフによるPR活動とゴミ拾い

    スタッフ打ち上げ♪

  • 実行委員インタビュー内容紹介

    潟コン運営の中心的存在である6名の実行委員会。その中の唯一の女性である駒井沙織氏にインタビューを行った。それによると潟コンで出会って結婚に至ったカップルは3組存在。参加者から報告が入っているのみなので正確な数字は不明だが、まだまだカップルがいるかもしれない。全国でも結婚報告は続々とあるようだ。

    街コンによって非婚化・出生率の低下は歯止めがかかっている

  • 街コンの問題点

    男女で参加費が異なりすぎる。

    匿名性があり、宗教やカルトの勧誘、詐欺などの業者が参加者を装っている可能性がある。

    自由席と固定席。

    ほとんどの店は赤字。

  • 提案

    今回の潟コン体験で、10代や20代前半の若い世代には金銭的にも周りの年齢層的にも合わないということがわかった。そのため私は若い世代、特に学生中心の

    学コン(がくこん)

    を提案しようと思う。学生同士が横のつながりを持ち、若者がもっと活躍できる場所を作ることが、地域や街を元気にすることにつながるのではないのだろうか。