列車見張ダイヤの見方（在来線）

2019年

仙台鉄道支店 線路部

目 次

1. 基本編（ダイヤ表示項目）

2. 基本編（上り列車、下り列車、単線、複線）

3. 基本編（列車番号と表示位置）

4. 基本編（着発番線表示）

5. 応用編（途中駅追い越し）

6. 応用編（折返し）

7. 応用編（他線名乗り入れ）

1. 基本編（線名、区間の表示）

• 指定した線名、区間を表示

• 通常、1ページに1線名を表示

※指定の仕方で2線名も表示可能

例 東北本線と利府線、東北本線と接続線

1. 基本編（縦軸、横軸の表示）

• 縦軸は、駅名を表示

• 駅名は、停留所、信号場、貨物駅を含む※停留所は、通過列車の通過時刻が記載されない

• 横軸は、時間を表示

• 縦の線は、10分毎の区切り

１０分

通過時刻の記載なし

1. 基本編（列車の時刻表示）

• 時刻は、秒単位を切り捨てた分で表示

実際の列車は、15秒単位で運行している

実列車時刻とダイヤ表示時刻とには、最大45秒の差

実列車時刻 ダイヤ表示時刻

1分15秒 → 1分

1分30秒 → 1分

1分45秒 → 1分

2分00秒 → 2分

1. 基本編（列車の運行予定の表示）

• 斜線は、列車の運行予定ダイヤを表示

--- 点線は、定期列車

ー 実線は、臨時列車や時刻変更列車

2. 基本編（上り列車、下り列車）

• 起点から終点に向かって運行するのが下り列車

起点 終点

• 終点から起点に向かって運行するのが上り列車

起点 終点

下り列車

上り列車

2. 基本編（単線、複線）

• 1本の線路で上下列車が運行するのが単線

単線

• 2本の線路で上下列車が別々に運行するのが複線

下線

上線

下り列車

上り列車 下り列車

上り列車

単線・複線ダイヤの特徴

• 単線は、駅のみで上下列車が交差する

• 複線は、上下列車のダイヤが駅間で交差

塩釜駅

松島駅

川渡駅

3. 基本編（列車番号の表示）

• 上り列車は偶数、下り列車は奇数

例 526Ｍ（上り列車） 921Ｓ（下り列車）

• 列車番号の前に付している文字の意味

例 単783 回220Ｍ「単」=機関車単独列車 「回」=回送列車

「構回」=構内回送列車 「工」=工事用臨時列車

「試」=試運転列車 「配」=配給列車

「雪」=排雪列車

「文字なし」=上記以外の列車

3. 基本編（列車番号の表示）

• 列車番号の後ろの文字の意味

「M」 電車列車 ・・・ 526Ｍ

「Ｓ」 電車列車（仙石線） ・・・ 921Ｓ

「Ｄ」 気動車列車 ・・・ 5566Ｄ

「文字なし」 機関車で牽引する列車

例 貨物列車、客車列車 ・・・ 3053

3. 基本編（列車番号の表示位置その１）

3. 基本編（列車番号の表示位置その１）

• 上段の列車番号の表示位置

上に表示 → 列車スジが右上がり

中に表示 → 列車スジが途中で終了

又は他線区に抜ける場合

下に表示 → 列車スジが右下がり

列車番号上段表示例(上に表示)

列車番号上段表示例（中に表示）

列車番号上段表示例（下に表示）

3. 基本編（列車番号の表示位置その２）

3. 基本編（列車番号の表示位置その２）

• 下段の列車番号の表示位置

上に表示 → 列車スジが右下がり

中に表示 → 列車スジが途中で終了

又は他線区に抜ける場合

下に表示 → 列車スジが右上がり

列車番号下段表示例

列車番号下段表示例

列車番号下段表示例

4. 基本編（着発番線表示）

• 着発番線は、順線以外の場合のみ表示

例 ①上り列車 → 上本線着・発 表示しない

②下り列車 → 下本線着・発 表示しない

③上り列車 → 上2番着 「上2」と表示

④下り列車 → 下本線着 表示しない

※④の列車が駅で折返し⑤となる場合

⑤上り列車 → 下本線発 「下本」と表示

①

①

②

②

③

③

④ ⑤

④ ⑤

発番線表示の特殊例

• 駅での停車時間が30分を超える場合は

発番線を表示

• 駅での停車時間が30分未満は、発番線は表示しない

発番線の表示例

貨物3087 宮城野14：10下3着 75分後 15：15下3発 ※30分以上のため表示

陸羽東線 古川

北浦

小牛田

発番線の表示例

貨物3087 宮城野14：10下3着 75分後 15：15下3発 ※30分以上のため表示

陸羽東線 古川

北浦

小牛田

発番線の表示例

貨物3087 宮城野14：10下3着 75分後 15：15下3発 ※30分以上のため表示

4735Ｄ 古川15：58上2着 17分後 16：15上2発 ※30分未満のため表示なし

陸羽東線 古川

北浦

小牛田

5. 応用編（途中駅追い越し）• 準本線、中線で後続列車が追い越すパターン

貨物4051 東北本線 岩沼 下1番線 着発 3573Ｍ追い越し

岩沼

岩沼

5. 応用編（途中駅追い越し）• 準本線、中線で後続列車が追い越すパターン

貨物4051 東北本線 岩沼 下1番線 着発 3573Ｍ追い越し

岩沼

岩沼

5. 応用編（途中駅追い越し）• 準本線、中線で後続列車が追い越すパターン

貨物4051 東北本線 岩沼 下1番線 着発 3573Ｍ追い越し

岩沼

岩沼

3537Ｍ追い越し

5. 応用編（途中駅追い越し）• 準本線、中線で後続列車が追い越すパターン

貨物4051 東北本線 岩沼 下1番線 着発 3573Ｍ追い越し

岩沼

岩沼

3537Ｍ追い越し

5. 応用編（途中駅追い越し）• 準本線、中線で後続列車が追い越すパターン

貨物4051 東北本線 岩沼 下1番線 着発 3573Ｍ追い越し

岩沼

岩沼

3537Ｍ追い越し

6. 応用編（折返し）• 途中駅で入換え無しで折り返すパターン

2533Ｍ 東北本線 小牛田 下本着 折返し下本発2536Ｍとなる

6. 応用編（折返し）• 途中駅で入換え無しで折り返すパターン

2533Ｍ 東北本線 小牛田 下本着 折返し下本発2536Ｍとなる

6. 応用編（折返し）• 途中駅で入換え無しで折り返すパターン

2533Ｍ 東北本線 小牛田 下本着 折返し下本発2536Ｍとなる

7. 応用編（他線区乗り入れ）

• 途中駅で他線区へ乗り入れるパターン

東北本線の松島から接続線に乗り入れる場合

※仙石東北ラインの下り列車は、松島の駅中の手前から東北本線上下を亘り接続線に入るが、ダイヤには「接続線」と表示される。

※分岐駅では、関係線区全てのダイヤが必要

5627Ｄ 松島 9：43 以降は東北本線記載なし

5627Ｄ 松島 9：43 以降は東北本線記載なし

5627Ｄ 松島 9：43 以降は接続線へ記載

5627Ｄ 松島 9：43 以降は東北本線記載なし

応用編（他線区乗り入れ）

• 途中駅で他線区へ乗り入れるパターン

東北本線の長町から東北貨物線へ乗り入れる場合

※下り貨物列車は、長町の駅中を過ぎてから東北本線上下を亘り東北貨物線に入るが、東北本線のダイヤには表示されない

※分岐駅では、関係線区全てのダイヤが必要

東北本線ダイヤ東北貨物線ダイヤ（表示）

ダイヤ表記

列車運行経路

東北本線ダイヤ（表示されない）

東北本線 東北本線東北本線

東北本線ダイヤ東北貨物線ダイヤ（表示）

ダイヤ表記

列車運行経路

東北本線ダイヤ（表示されない）

東北本線

東北本線東北本線

東北本線ダイヤ東北貨物線ダイヤ（表示）

ダイヤ表記

列車運行経路

東北本線ダイヤ（表示されない）

東北本線東北本線

列車見張ダイヤの見方（在来線）

終了