送配電事業におけるデジタル化・高度化の取組み€¦ · サイネージ・カメラ・センサー等を搭載することで様々な情報やサービスを提供を目指す

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送配電事業におけるデジタル化・高度化の取組み

東京電力パワーグリッド株式会社

2017.6.13

無断複製・転載禁止東京電力パワーグリッド株式会社©TEPCO Power Grid, Inc. All Rights Reserved. 1

東京電力パワーグリッドハイライト

組織

系統運用部

架空送電

地中送電

変電

配電

電子通信

設備(FY2015)

中央給電所数 × 1箇所基幹給電所数 × 2 箇所店所給電所数 × 10 箇所

回線延長 28,382 km

回線延長 12,340 km

支持物数 50,439 基

地中化率 30.3 %

変電所数 1,577 箇所 ※

認可出力 26,931 万kVA ※超高圧変電所数 74 箇所 ※

配電設備支持物数 5,901,150 基架空配電線亘長 337,906 km地中配電線亘長 37,686 km

ケーブル芯線亘長 4,020,000 km ※

マイクロ波無線局数 391 箇所

※設備(FY2014)


１．主なデジタル化・高度化の取り組み

業務革新

スマートメンテナンス（ＩＴＶ等を活用した巡視）カメラ・マイク・サーモカメラ等による遠隔データ取得，ＡＩによる異常自動認識

（ドローンによる巡視・点検）ドローンによる遠隔画像取得，ＡＩによる異常自動認識☑今後の取り組み・課題・ＡＩによる異常検知技術の確立・ドローンの自立飛行・長時間飛行の実現

スマートオペレーション（ﾛﾎﾞﾃｨｯｸｽ・ﾌﾟﾛｾｽ・ｵｰﾄﾒｰｼｮﾝ(RPA)を活用した自動化）人手で行っていた机上定型業務をRPAにより自動化☑今後の取り組み・課題・ＡＩ等による定型業務以外の自動化できない部分への対応

AI等の最新ICT技術を活用し設備・業務両面で高度化・生産性向上を図る

高信頼度設計のＳＣＡＤＡシステム冗長化構成による高稼働率と強固なセキュリティ対策を実現するとともに，停電発生時の早期復旧を実現するスマートなシステム☑今後の取り組み・課題弊社と各分野（システム・セキュリティ等）の企業が提携し，顧客ニーズに合わせ技術をパッケージとして海外含め幅広くサービス提供を目指す

ネットワーク高度化

高いセキュリティ・安定度・利便性をもった強靭で柔軟な送配電ネットワークを実現


１．主なデジタル化・高度化の取り組み

事業創出

地上機器活用サイネージ・カメラ・センサー等を搭載することで様々な情報やサービスを提供を目指す☑今後の取り組み・課題地上機器立地に合わせた屋外での活用方法の確立

宅内プラットフォーム事業住宅内の電気の使用状況や温度などの情報を収集蓄積加工できるIoTプラットフォーム☑今後の取り組み・課題波形分析技術を活用するプラットフォームの実現，データ活用方法の確立

オフグリッド・セミオフグリッド事業ネットワーク形成・支援するビジネスモデルの構築のため，エネルギーミックス（電源構成）を模擬した実証をふまえ海外含め展開☑今後の取り組み・課題風力発電などから得た電力を安定的に活用するため，電力系統の予測・制御・運用技術を確立

送配電設備等を活用した新たな価値を生むプラットフォーム事業の展開を進める


２－１．業務革新（ＩＴＶを活用した巡視出向省力化）現状の各計器の数値取得と五感による現場巡視をカメラ・センサー等を用いたデータの遠隔取得により，出向レス化を図る取得したデータをAI等により自動で異常有無判断することで省力化を図る


２－２．業務革新（ドローン活用した送電線巡視・点検出向レス化）作業員が現場出向し目視で行っている送電線巡視・点検をドローン等を用いた画像の遠隔取得により，出向レス化を図る取得した画像をAI等により自動で異常有無判断することで省力化を図る


２－３．ネットワーク高度化（高信頼度設計のSCADA）

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契約口数が増加しても，SAIFIとSAIDIは低下2010年度は2011年3月11日の東日本大震災により増加したものの，2011年度以降は平年並に戻る

7

＜参考＞年間事故停電時間・件数

22.74

26.6728.73

0

5

10

15

20

25

30

Num

ber o

f Cus

tom

ers

(mill

ion)

Number of Customers


２－４．事業創出（地上機器活用）2020年五輪に向けた無電柱化の進捗により，地上機器の増加が見込まれることから，その活用方法を検討具体的には，同機器に各種機能（サイネージ・カメラ・センサー等）を搭載し，情報配信や将来的なEV充電や自動運転等への活用を検討


２－５．事業創出（宅内プラットフォーム事業）電力を中心とした各種センサを宅内等に設置。データ収集・加工・分析を行う，IoT プラットフォームを構築広くサービス事業者にプラットフォームを提供することで，お客さまの利便性向上や省エネに寄与することを目指す


２－６．事業創出（オフグリッド・セミオフグリッド事業）ＮＥＤＯ事業において，エネルギーミックス（電源構成）を模擬した実証試験を新島・式根島で開始風力発電などから得た電力を安定的に活用するために，電力系統の予測・制御・運用技術を確立することにより海外へも展開を目指す


【～2018】託送原価国内トップと事業領域拡大推進

【2020】成長領域の基盤強化に向け託送事業の生産性倍増

【2023～】グローバルに事業を展開託送原価は世界水準

拓

極

創

目指す姿の実現に向けた3つのステップ

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