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1 車載組込みシステムフォーラム (ASIF)の活動 ~自動車関連産業の楽市楽座を目指して~ A utomotive Embedded S ystem I ndustry F orum A S I F‘13-11-21 ASIF副会長 株式会社SRA 坂本政彦

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車載組込みシステムフォーラム(ASIF)の活動

~自動車関連産業の楽市楽座を目指して~

Automotive Embedded System Industry Forum

(A S I F)

‘13-11-21

ASIF副会長 株式会社SRA 坂本政彦

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本日のアジェンダ

1. ASIFの概要

2. ASIFの取組み勉強会についてセミナーについて

3. 今後の活動予定

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車載組込みシステムフォーラム(Automotive Embedded System Industry Forum)

【設立】2008年4月(協力:経済産業省中部経済産業局)

ASIFとは

2008.4.8中日新聞

設立6年目

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自動車業界での組込みソフトウェア重要性の高まり

東海地区ソフトウェア産業のさらなる

発展

設立の目的

関連する最新技術の習得 企業交流・情報流通の場

ASIF 2つのねらい

(1) 自動車関連情報の楽市楽座を目指す

(2) 誰でも参加できることを目指す

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会長

名古屋大学 大学院情報科学研究科 教授 高田 広章

副会長

アイシン・コムクルーズ(株) 取締役兼技術統括部 部長 岡 俊光

(株)SRA 中部事業部 開発部 部長 坂本 政彦

幹事(10社)

アイシン精機(株) ソフトウェアセンター 主査 鈴村 延保

(株)ヴィッツ 常務取締役 服部 博行

オムロンオートモーティブエレクトロニクス(株) 開発統括室 モータ制御開発室 専門職技師 植野 弘

(株)サニー技研 取締役 副社長 中村 俊夫

(株)デンソー 電子PF開発部 ソフトウェアPF開発室 室長 辻村 健治郎

(株)デンソークリエイト プロジェクトセンター 担当部長 田中 憲昭

(株)東海理化 エレクトロニクス機器事業部 ソフト業務改革室 室長 稲垣 修

トヨタ自動車(株) 制御システム基盤開発部 主査 城戸 正利

(株)ヒューマンテクノシステム 名古屋支店 支店長 森田 隆介

ルネサスエレクトロニクス(株) マーケティング本部自動車システム統括部 技師 土屋 泰

監事

トヨタテクニカルディベロップメント(株) 第1電子技術部 部長 成戸 啓二

(株)豊通エレクトロニクス 営業1部ソフトウェア営業1グループ グループリーダー 鍋島 正晃

事務局長 (公財)中部科学技術センター イノベーション創出支援室 室長 斉藤 貴伸

九州事務局 (財)福岡県産業・科学技術振興財団

運営サポート (株)ヴィッツ

運営組織(中部・九州)

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会員推移(中部・九州)

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2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度

協賛・個人・学生会員数

一般会員(企業)数

会員種別会員数推移

一般

協賛

個人

学生

2013.1現在

一般:75社 協賛:1機関個人:18人 学生:0人

2013年4月より特別会員1名増

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会員構成1(一般会員)中部・九州

ソフトウェア業35%

輸送用機械器具製造業18%

通信機器、電子計算機、

電子部品・デバイス10%

卸売・小売業・飲食店9%

情報サービス業(ソフト

ウェアを除く)5%

その他23%

一般会員業種別割合

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会員構成2(一般会員)中部・九州

大企業53%

中小企業46%

その他(大学)1%

一般会員企業規模別割合

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年間活動の概要

【勉強会SIG】

会員から勉強会リーダーを立候補いただき

輪講形式など工夫して年間2ラウンド実施

4~5テーマ/ラウンド(3ヶ月)

・第1ラウンド: 6・7・8月

・第2ラウンド:11・12・1月

【セミナーSIG】

・スキルアップセミナー 6回/年(予定)

・応用技術セミナー 2回/年(予定)

2つの活動グループ(SIG : Special Interest Group)を設置

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ASIF勉強会のテーマ

• 会員アンケート結果を元にテーマを決定

• 車載開発に必要な知識の習得

(中部地域全体のソフトウェア業界活性化)

(九州地域企業の車載組込産業への本格参入)

• 国内外の車載ソフトウェア仕様調査等

(単独調査では時間がかかる仕様が中心)

会員の希望などを考慮しながら以下の点を重視して選定しています

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2013年度勉強会(第1ラウンド)

九州は「自動車業界の位置づけと変化」、「ITS技術の利用について」等調査発表会開催

勉強会 概要 参加人数

①CAN通信仕様 CAN通信の基礎を講義・演習形式で実施 37人

②モデルベース(状態遷移表)グループ演習を通じて要求仕様から段階的に分析・設計モデルを作成し、設計工程でのモデルの利用方法の理解を深める

17人

③モデルベース開発(MATLAB)テキストに沿って講義とハンズオン形式にてMATLABの使い方実習を行う 9人

④機能安全規格(概要が知りたい)機能安全規格 ISO 26262の基礎知識を講義形式で、開発現場での活用方法を、演習を通じて学ぶ 23人

⑤車載開発プロセスAutomotive SPICEを用いた改善活動のアプローチを議論と演習を通じて学ぶ 11人

勉強会応募率 一般53% 個人13%応募勉強会参加可能率 69%勉強会参加平均 2.5人/社

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2013年度勉強会(第2ラウンド)

九州地区はテーマ検討中

勉強会 概要 参加人数

①MISRA C:2012 2013年3月発行のMISRA C:2012の輪講形式で勉強する 6人

②機能安全(実践したい)機能安全規格 ISO 26262の開発現場での活用方法を、講義と演習(グループワーク)を通じて理解を深める 16人

③仕様記述言語と要求工学上流仕様書記述に必要とされる要求工学、およびsysMLの概要とsysMLをメインに仕様把握を輪講形式で勉強する 11人

④Androidと車載連携Androidアプリケーションを試作し、車載システムとの連携について理解を深める 5人

勉強会応募率 一般47% 個人13%応募勉強会参加可能率 82%勉強会参加平均 2.4人/社

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ETロボコンクラブ活動支援2010年度より若手技術者育成の一環でETロボコン機材をAS

IFで導入し、関心のある技術者支援を行っています。

2013年度活動者数 10名

~参加者が自主的に活動を行う~

•ETロボコンを教材とし、

– 仕様設計(モデルベース)

– 実装(C言語、MISRA-C)

– オブジェクト指向、UML

– 機械制御(リアルタイム、PID制御)

– 開発プロセス

など統合的な勉強を実施し、参加者の技術力の向上を目指す。

・ ETロボコン2013 東海地区大会に出場!2013年チーム名 「S@IF」で参加。

2011年32/53位、2012年14/35位、2013年28/37位

この経験を生かしてさらなる飛躍に期待

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開催月

セミナー 内容 参加人数

5月

第1回スキルアップセミナー

オープンAUTOSARと商用AUTOSARの現状と実用化の動向

100人

7月

第2回スキルアップセミナー

車載組込み開発におけるMBDの重要な役割と効果的な活用を学ぶ

95人

8月

第3回スキルアップセミナー

ISO26262発表から2年!

機能安全開発のための活動の振り返りとプロセス認証取得の”今”を語る

77人

11月

第4回スキルアップセミナー

モータは今も発展し続けている!

次世代モータの動向とその制御に学ぶ

56人

セミナー活動(2013)

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今後の活動予定

12月10日

平成25年度第1回ASIF九州セミナー

「自動車から産業・民生にまで広がる機能安全~グローバル基準に適合するためのポイント~」講師:㈱ヴィッツ 森川聡久

※福岡県福岡市にて開催します

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今後の活動予定

12月 第1回応用技術セミナー

「マイコンシミュレーターの実習」12月 第5回スキルアップセミナー

「車載とクラウドビックデータ」2月 第6回スキルアップセミナー

「車載イーサネット」開催予定!

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中国フォーラム概要

■全体概要目的 : ・日本と中国のAUTOSAR開発組織、自動車企業、車載組込み

ソフトウェア企業の交流と、現在の取り組みや技術情報交換・日本と中国の連携により世界が注目するAUTOSAR-PF開発の実現可能性調査

日時 : 2013年10月29日(火)~11月2日(土) 4泊5日内容 : ・第3回中国車載電子開発技術シンポジウム

-中国・日本車載電子若手エキスパートフォーラム(銭塘フォーラム)への参加・中国における日本の自動車メーカーの状況や車載関連企業の取組み等の視察(視察先)- 同済大学 汽車学院- 蘇州工業園区政府- 蘇州龍的信息系統有限公司- トヨタ自動車常熟開発センター- 浙江大学

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中国フォーラム概要■ 第3回中国車載電子開発技術シンポジウム

-中国・日本車載電子若手エキスパートフォーラム(銭塘フォーラム)

会議テーマ : AUTOSAR標準の応用と自動車の知能化

日時 : 2013年11月1日(金) 9:00~17:00(18:00~宴会)場所 : 中国杭州、三台山庄リゾートホテル

テーマ1: 車載電子の開発(AUTOSAR標準の応用)テーマ2: 車載電子開発ソリューション

内容 : 大学、企業からの発表、およびパネルディスカッション

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中国フォーラム概要

★ 第3回中国車載電子開発技術シンポジウム風景

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同済大学(Tongji University)

自動車学院

モーターベンチ

★中日AUTOSARフォーラム共同開催に向け中国訪問(2013年10月29日~11月2日

中国フォーラム概要

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★トヨタ常熟R&Dセンター

浙江大学とAUTOSAR打ち合わせ

234万㎡(東京ドーム50ケ分)

中国フォーラム概要