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開発途上地域で環境 NGO・国際協力活動を目指す人のための 「海外派遣研修~インドネシア~」 ローカルな視点からグローバルな視点まで、国際環境協力に必要な技能を身につけよう (独)環境再生保全機構では、環境NGO による国際協力の振興と実践活動を担う人材を育成することを目的として、 「海外派遣研修」を実施します。 本研修では、国連気候変動枠組条約によって議論されている「REDD+」や熱帯雨林破壊とパーム油生産の関係等を事例としたグローバルな環境 問題への対応と、住民参加型の国立公園管理やエコツーリズムの推進等を事例としたローカルな環境問題への対応について、NGO、地域住民や行 政などのステークホルダーとの意見交換・発表、国立公園でのホームステイやエコツーリズムプログラムの作成演習等を通じて、環境保全活動の計 画立案・実施について学習することを目標としています。 主催:独立行政法人 環境再生保全機構 地球環境基金部 協力:公益社団法人 日本環境教育フォーラム 研 修 地 インドネシア(ジャカルタ ~ メダン ~ ボゴール) 研修日程 平成 26 年 1 月 6 日 ( 月 ) ~ 1 月 25 日 ( 土 ) 20 日間 対  象 環境保全活動にある程度の経験を有し、開発途上国での活動に 関心をもち、簡単な日常英語を理解できる 18 歳以上の健康な 男女が対象です。 募  集 7人 参 加 費 5 万円(現地食費等は別途自己負担) 応  募 ( 独 ) 環境再生保全機構地球環境基金のホームページに掲載して おります「募集要項」に研修内容、募集についての詳細が記載さ れております。必ず募集要項をご一読の上、申込書類 ( 研修申込 書、経歴書、応募調査票 ) をダウンロードして、下記申込先(公 益社団法人日本環境教育フォーラム)に郵送でご応募ください。 ※上記に加え、NGO/NPO からの推薦状が任意で提出可能です。推薦状は 選考・評価上の参考資料となります。 http://www.erca.go.jp/jfge/training/h25/haken-longterm.html ※「個人に関する情報は、本研修開催の目的以外には使用いたしません。 締 切 り 平成 25 年 11 月 11 日 ( 月 ) 必着 審  査 申込書類をもとに本事業の趣旨に照らして審査、決定いたします。 決  定 平成 25 年 11 月 18 日 ( 月 ) から 22 日 ( 金 ) 頃までに応募者 へ通知します。 注意事項 事前研修【平成 25 年 12 月 21 日 ( 土 )、22 日 ( 日 )】と帰国 後報告会【平成 26 年 2 月 11 日 ( 火 ) の祝日】への参加が必要 です。各会場は、公益社団法人日本環境教育フォーラム会議室 ( 東 京都新宿区 ) となります ( 交通費は別途支給いたします )。 環境保全プロジェクトの 計画立案・模擬企画書作成 国際環境協力を行動へ移すための 実践力を培う テーマ 地球温暖化、廃棄物処理、 生物多様性保全、環境教育等を テーマとした環境問題におけるグローバル およびローカルな事例への対応について学ぶ ① 環境問題におけるグローバルな対応を学ぶ ( 国際的な枠組み、援助の潮流等) ② 環境問題におけるローカルな対応を学ぶ (地域の具体的活動事例・手法等) 研修の特徴 お問合せ・郵送申込み先 主 催 公益社団法人 日本環境教育フォーラム Japan Environmental Education Forum(略称 JEEF) 〒 160-0022 東京都新宿区新宿 5-10-15 ツインズ新宿ビル 4F TEL:03-3350-6770 / FAX:03-3350-7818 / E-mail:[email protected] 担当:佐藤・臼杵(うすき) 独立行政法人 環境再生保全機構 地球環境基金部(担当:杉本 堀越) 〒 212-8554 川崎市幸区大宮町 1310 ミューザ川崎セントラルタワー8階  TEL:044-520-9505 FAX:044-520-2190 E-mail:[email protected] URL:http://www.erca.go.jp/jfge/ ※「地球環境基金」は、国内外の 民間団体 (NGO・NPO) が行う環境保全活動への資金の助成や人材育成、情報提供等の支援を行っています。

開発途上地域で環境NGO・国際協力活動を目指す人 …...開発途上地域で環境NGO・国際協力活動を目指す人のための 「海外派遣研修~インドネシア~」

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開発途上地域で環境 NGO・国際協力活動を目指す人のための「海外派遣研修~インドネシア~」

ローカルな視点からグローバルな視点まで、国際環境協力に必要な技能を身につけよう

(独)環境再生保全機構では、環境 NGO による国際協力の振興と実践活動を担う人材を育成することを目的として、「海外派遣研修」を実施します。本研修では、国連気候変動枠組条約によって議論されている「REDD+」や熱帯雨林破壊とパーム油生産の関係等を事例としたグローバルな環境

問題への対応と、住民参加型の国立公園管理やエコツーリズムの推進等を事例としたローカルな環境問題への対応について、NGO、地域住民や行政などのステークホルダーとの意見交換・発表、国立公園でのホームステイやエコツーリズムプログラムの作成演習等を通じて、環境保全活動の計画立案・実施について学習することを目標としています。

主催:独立行政法人 環境再生保全機構 地球環境基金部 協力:公益社団法人 日本環境教育フォーラム

研 修 地 インドネシア(ジャカルタ ~ メダン ~ ボゴール)

研修日程 平成 26 年 1 月 6 日 ( 月 ) ~ 1 月 25 日 ( 土 ) 20 日間

対  象 環境保全活動にある程度の経験を有し、開発途上国での活動に関心をもち、簡単な日常英語を理解できる 18 歳以上の健康な男女が対象です。

募  集 7 人

参 加 費 5 万円(現地食費等は別途自己負担)

応  募 ( 独 ) 環境再生保全機構地球環境基金のホームページに掲載しております「募集要項」に研修内容、募集についての詳細が記載されております。必ず募集要項をご一読の上、申込書類 ( 研修申込書、経歴書、応募調査票 ) をダウンロードして、下記申込先(公益社団法人日本環境教育フォーラム)に郵送でご応募ください。 ※上記に加え、NGO/NPO からの推薦状が任意で提出可能です。推薦状は  選考・評価上の参考資料となります。

http://www.erca.go.jp/jfge/training/h25/haken-longterm.html

※「個人に関する情報は、本研修開催の目的以外には使用いたしません。

締 切 り 平成 25 年 11 月 11 日 ( 月 ) 必着

審  査 申込書類をもとに本事業の趣旨に照らして審査、決定いたします。

決  定 平成 25 年 11 月 18 日 ( 月 ) から 22 日 ( 金 ) 頃までに応募者へ通知します。

注意事項 事前研修【平成 25 年 12 月 21 日 ( 土 )、22 日 ( 日 )】と帰国後報告会【平成 26 年 2 月 11 日 ( 火 ) の祝日】への参加が必要です。各会場は、公益社団法人日本環境教育フォーラム会議室 ( 東京都新宿区 )となります ( 交通費は別途支給いたします )。

環境保全プロジェクトの計画立案・模擬企画書作成

国際環境協力を行動へ移すための実践力を培う

テーマ

地球温暖化、廃棄物処理、生物多様性保全、環境教育等をテーマとした環境問題におけるグローバルおよびローカルな事例への対応について学ぶ

① 環境問題におけるグローバルな対応を学ぶ (国際的な枠組み、援助の潮流等)② 環境問題におけるローカルな対応を学ぶ (地域の具体的活動事例・手法等)

研修の特徴

お問合せ・郵送申込み先

主 催

公益社団法人 日本環境教育フォーラム Japan Environmental Education Forum(略称 JEEF)〒 160-0022 東京都新宿区新宿 5-10-15 ツインズ新宿ビル 4FTEL:03-3350-6770 / FAX:03-3350-7818 / E-mail:[email protected]担当:佐藤・臼杵(うすき)

独立行政法人 環境再生保全機構 地球環境基金部(担当:杉本 堀越)〒 212-8554 川崎市幸区大宮町 1310 ミューザ川崎セントラルタワー8階 TEL:044-520-9505 FAX:044-520-2190 E-mail:[email protected] URL:http://www.erca.go.jp/jfge/※「地球環境基金」は、国内外の 民間団体 (NGO・NPO) が行う環境保全活動への資金の助成や人材育成、情報提供等の支援を行っています。

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●バリクパパン

バンジャルマシン

ポンティアナック ●●

●マナド

ポソ

ケンダリ

マカッサル●

●テルナテ

●●

ジャカルタ

バンドゥン

ジョクジャカルタスラバヤ

スマラン

クパン

ディリ

●アンボン

マノクワリ

ファクファク ジャヤプラ

メラウケ●

●ソロン

ベンクルー

ジャンビ

バガンシ アピアピ

メダン

ロスマウェ

バンダ アチェ

●●

●パランカラヤ

パダン

パレンバン

バンダルランプン

●サマリンダ

南太平洋

マラッカ海峡

トレス海峡

バンダ海

アラフラ海

インド洋

南シナ海

マレーシア

タイ

ブルネイ

マレーシア

オーストラリア

東ティモール

シンガポール

フィリピン

カリマンタン島

スラウェシ島

スマトラ島

バンカ島

ビリトン島

バリ島

ロンボク島

スンバワ島フローレス島

スンバ島

ジャワ島ブトン島

ハルマヘラ島

タニンバル諸島

アルー諸島

ケイ諸島

ブル島

ビアク島

セラム島

ニューギニア島

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ベンクルー

ジャンビ

メダン

バンダ アチェ

●●

パダン

パレンバン

バンダルランプン

マラッカ海峡

(7)グヌン・ルーサー国立公園(1/14~1/16)

(6)アブラヤシプランテーション(1/12~13)

ジャカルタ

ボゴール

(1)トヨタ車体グループの森(1/8)

(4)SAWIT WATCH事務所(1/10)(10) グヌン・ハリムン・サラック国立公園(1/19~1/23)

(2)JICA IJ-REDD+プロジェクト事務所(1/9)(3)RSPO事務局(1/9)(5)ジャカルタ市内ゴミ投棄現場・   貧困コミュニティ(1/11)(8)NTFPインドネシア(1/18)(9)ジャカルタ市内ショッピングモール(1/18)

日程 時間 訪問先とプログラム内容 宿泊地1 日目 1/6(月) 午前 東京/成田出発

午後 ジャカルタ到着、ホテルへ移動

ジャカルタ市内ホテル

2 日目 1/7(火) 午前 オリエンテーション午後 JEEF の現地活動に関する説明

3 日目 1/8(水) 終日 ①トヨタ車体グループの森マングローブ林を伐採して開発されたエビ養殖事業地による自然環境・地域住民への影響や NGO との連携による企業の CSR 活動の意義と課題等について学習。

4 日目 1/9(木) 午前 ② JICA IJ-REDD+ プロジェクト事務所日本の ODA 政策における気候変動分野の REDD+ に関する協力事業の国際的な枠組みや援助の潮流について学習

午後 ③持続可能なパーム油のための円卓会議 (RSPO) 事務局パーム油生産の現状と課題及び、RSPO というパーム油生産の問題解決のために構築された国際的な認証の仕組みとその可能性について学習

夜 翌日のプレゼンテーションの準備

5 日目 1/10(金) 終日 ④ SAWIT WATCH 事務所住民主体のアブラヤシ農園開発の活動に関する意見交換や今後のパーム油の取組みの可能性について討論。研修生による日本のパーム油利用に関するプレゼン

6 日目 1/11(土) 午前 ⑤ゴミ投棄現場と貧困コミュニティジャカルタ郊外の管理の及ばないゴミ投棄、住民の環境衛生・ゴミの問題に対する意識について学習

午後 休息、自由行動

7 日目 1/12(日) 午前 北スマトラ州メダン市へ移動

メダン市内ホテル

午後 ⑥スマトラ島アブラヤシプランテーション 現地 NGO によるアブラヤシの講義

8 日目 1/13(月) 終日 アブラヤシ農園、搾油工場の訪問や管理者・労働者との意見交換を通じて、パーム油生産における問題の把握、課題を整理

9日目 1/14(火) 午後 ⑦グヌン・ルーサー国立公園 (GLNP)公園管理事務所訪問 GLNP 運営

ゲストハウス10 日目 1/15(水) 終日 エコツアー体験・現地住民グループとの対話を通じ、外国人観光客の視点から同国立公園で実施されるエコツアーの長所と課題を検討

11 日目 1/16(木) 午前 GLNP からメダンへ移動

ジャカルタ市内ホテル

午後 メダンからジャカルタへ移動

12 日目 1/17(金) 終日 休息、自由行動

13 日目 1/18(土) 午前 ⑧非木材林産物 (NTFP) インドネシアNGO による NTFP を利用した環境保全と収入向上や生産現場、販売管理など NGO 間の分業・連携について学習

午後 ⑨ジャカルタ市内ショッピングモールジャカルタ市内の高級ショッピングモール内で販売されている民芸品や食品と、NTFP が扱う商品の相違について考察

14 日目 1/19(日) 午前 ⑩グヌン・ハリムン・サラック国立公園 (GHSNP)GHSNP へ移動

マラサリ村内ホームステイ

午後 公園管理事務所訪問 マラサリ村へ移動

15 日目 1/20(月) 午前 開始されたばかりのエコツアープログラムに参加し、GLNP との比較からセールスポイントや課題を抽出

午後 集落住民との交流

16 日目 1/21(火) 終日 2 チームに分かれて、村内のエコツアープログラム提案演習のための材料探し作業

17 日目 1/22(水) 終日 GHSNP 内エコツアーのプレゼン作成マラサリ村内でのエコツアー・プログラムの改善策を考案マラサリ村住民とのワークショップエコツアー・プログラムの改善策を発表・意見交換住民との交流の夕べ

18 日目 1/23(木) 午前 ジャカルタへ移動 ジャカルタ市内ホテル午後 各自で研修成果のとりまとめ

19 日目 1/24(金) 午前 成果共有 ・ チームディスカッション・振り返り機内泊午後 帰国

20 日目 1/25(土) 東京 / 成田到着 解散

現 地 派 遣 研 修 プ ロ グ ラ ム

①トヨタ車体グループの森トヨタ車体グループと JEEF による CSR 活動。2011 年 4 月

からの 5 カ年計画で、ジャカルタ湾内に 100ha、100 万本のマングローブ植林を実施。

② JICA IJ-REDD+ プロジェクト事務所国連気候変動枠組条約によって議論されている REDD+ の実

現に向けて、持続的な森林経営や自然保護区管理、人工衛星を用いた炭素モニタリングなどを通して日イ協力の下で REDD+ の実施体制の整備を行っている。

③持続可能なパーム油のための円卓会議 (RSPO) 事務局RSPO は WWF を含む 7 つの関係団体が中心となり、2004

年に設立された国際非営利組織で、世界的に信頼される認証基準の策定と関係者の参加を通じ持続可能なパーム油の生産と利用を促進することを目的として、現在、50 以上の国から 1,000以上の団体が加盟している。

④ SAWIT WATCH 事務所1998 年に政策提言活動を実施する NGO として設立。特に、

インドネシアにおける、アブラヤシプランテーションの拡大に伴う森林破壊や環境汚染などの問題に焦点をあてている。SAWIT WATCH は、RSPO に NGO メンバーとして正式に加盟している。

⑤ゴミ投棄現場と貧困コミュニティ中央ジャカルタのサレンバ地区は、市内でも大きな一般住宅地

のひとつであり、一帯を流れるチリウン川には、一般家庭から不法投棄されるゴミが蓄積し大きく景観を損ねている。また、河川に蓄積したゴミが水門を塞ぎ、頻繁な洪水を発生させるなど重大な環境問題を引き起こしており、早急な対応が求められている地域である。

⑥スマトラ島アブラヤシプランテーションアブラヤシ、茶などのプランテーション経営とその製品加工を

実施する国営公社は、北スマトラ州内に 30 のアブラヤシプランテーションおよび 4 つの搾油工場を有し、多くの労働者がアブラヤシの生産や搾油作業に従事している。

⑦グヌン・ルーサー国立公園 (GLNP)GLNP はスマトラ島北部に位置する国立公園で、1980 年にイ

ンドネシアで最初に設立された 5 つの国立公園のうちのひとつ。約 110 万 ha の広大な面積を有し、オランウータンやアジアゾウなどの希少動物が生息することで知られている。UNESCO が定める世界自然遺産「スマトラの熱帯雨林遺産」を形成する 3 つの国立公園のうちのひとつでもある。

⑧非木材林産物 (NTFP) インドネシアNTFP を利用して、収入向上活動を推進する現地 NGO。地域

住民に対し生産加工トレーニング等を実施するほか、店舗経営を含む生産者と市場との橋渡しを行う。

⑨ジャカルタ市内ショッピングモールジャカルタ市内の高級ショッピングモール内の土産物店を訪問

し、販売されている民芸品や食品と NTFP が扱う商品の相違を視察する。

⑩グヌン・ハリムン・サラック国立公園 (GHSNP)11.3 万 ha の山地熱帯雲霧林からなる首都ジャカルタに最も

近い国立公園。公園内に300 を超える集落が存在。同公園では、地域住民と国立公園の共存を目的に、アグロフォレストリーやエコツーリズムを通した住民参加型公園管理が目指されており、住民と協働の「環境保全モデル村」プログラムなどが実施されている。

協力団体・訪問先

※ 1: 毎日のプログラム終了後 ( 夕方もしくは夜 ) に研修生やスタッフを交えた振り返り・意見交換の時間を設けます。※ 2: 研修地の政情、受入団体の事情等により行程・内容を変更する場合もあります。