一般社団法人経済同友会インターンシップ推進協会

2019 年度事業報告書

１． 概要

2019 年度は当協会の設立初年度であり、上期は、夏期休業期間中の実施と

なる2019年度経済同友会インターンシップに向けた調整に注力した。下期は、

2019 年度の実習成果報告会・会員交流会を開催するとともに、次年度に向け

た準備として、東京オリンピック・パラリンピックの影響を考慮しつつ、2020

年度経済同友会インターンシップに係るマッチングに力点を置いた。

管理運営面では、理事会や臨時会員総会を適切に開催しつつ、各種規程の整

備などの法人運営の基盤を整備した。

２． 経済同友会インターンシップ事業

(１) 2019 年度経済同友会インターンシップの実施に向けた調整・支援

・ 当協会の法人設立前に実施したマッチング結果に基づき、2019 年度経

済同友会インターンシップの円滑な実施に向けて、会員からの要請に

応じて、企業と大学等の間に存在する種々の課題について調整・支援を

行った。

・ 2019 年度の実習においては、企業 24 社に大学等 14 法人から 123 名の

学生が派遣され、インターンシップを体験した。

・ 実習期間中は、当協会の役職員が実習現場を訪問・視察した。

【訪問・視察実績】

訪問日 視察先 所在地

2019 年８月 20 日 損害保険ジャパン日本興亜 東京都

2019 年８月 22 日 三井住友銀行 東京都

2019 年８月 29 日 第一生命保険 東京都

2019 年８月 29 日 みずほ証券 東京都

2019 年８月 30 日 小松製作所 神奈川県

2019 年９月２日 ユー・エム・アイ 京都府

2019 年９月３日 三菱ケミカル 福岡県

2019 年９月４日・６日 KDDI 東京都

2019 年９月５日 久慈設計 宮城県

2019 年９月６日 花王 東京都

2019 年９月 10 日 三井不動産 東京都

2019 年９月 11 日 キッツ 東京都

2019 年９月 13 日 デュポン 東京都

2019 年９月 13 日 コニカミノルタ 東京都

注１）視察先の社名は、視察日現在のものである。

注 2）所在地は、視察した事業所の所在地である。

(２) 実習成果報告会・会員交流会の開催

2019 年 12 月２日に日本工業倶楽部にて 2019 年度経済同友会インター

ンシップに係る実習成果報告会及び設立記念パーティーを兼ねた会員交

流会を開催し、来賓をはじめ、会員企業・大学の関係者など多数の出席が

あった。また、このイベントは、メディアオープンにしたところ、2019 年

12 月 23 日付けの「Sankei Biz」で取り上げられるなど、広報面でも効果

があった。

日 時 2019 年 12 月２日（月)

実習成果報告会：16:40～18:00、会員交流会：18:10～19:30

場 所 日本工業倶楽部

実習成果報告会：３階中ホール、会員交流会：大ホール

参加者数 来賓等 18 名、正会員（企業)関係者 44 名、

正会員（大学)関係者 40 名、準会員・賛助会員関係者７名、

学生（報告者)3 名、当協会役員 9 名、報道関係者 2 名、

合計 123 名

実習成果

報告会

プログラム

・開会挨拶（横尾敬介代表時事）

・企業事例報告

秋津佳氏（KDDI）

中満隆行氏（損害保険ジャパン日本興亜）

・インターンシップ参加学生による発表

李康鉉氏（工学院大学）

鍋野早葉子氏（東洋大学）

白山元太氏（龍谷大学）

・日本学生支援機構からのコメント（井上示恩氏）

・閉会挨拶（髙祖敏明理事）

注）報告者の所属は、開催日現在のものである。

(３) 実務者懇談会の開催

正会員企業の担当者相互及び当協会との情報共有・意見交換を目的と

して、実務者懇談会を開催した。

日 時 2019 年 10 月 23 日（水)・31 日（木) 18：00～20：00

※すべての会員が出席できるよう、同じ内容の懇談会を 2 回

開催した。

場 所 日本工業倶楽部５階第６会議室（10／23)、４階第４会議室

（10／31)

対象者 会員企業・大学等の実務責任者及び担当者

出席者 10／23：11 社・９大学から計 33 名、

10／31：11 社・９大学等から計 32 名

懇談事項 ➀ 2020 オリンピック・パラリンピックによるインターン

シップへの影響と対応について

② インターンシップの現状について

(４) 2020 年度経済同友会インターンシップに係るマッチングの実施

2020 年のインターンシップを実施するに先立ち、会員への意向調査の

結果を踏まえ、企業と大学とのマッチング及びそれに関する調整を行い、

結果を会員に通知した（マッチング結果は別紙参照）。

(５) 会員大学訪問の実施

会員大学と当協会との間で意思疎通を図るべく、各大学主催の実習成果

報告会への出席を中心に、以下の大学を訪問した。

＜訪問先＞

北海道大学、小樽商科大学、東北大学、埼玉大学、九州大学、

琉球大学、岩手県立大学、高知工科大学、東洋大学、昭和女子大学、

聖心女子大学、龍谷大学

３． 経済同友会インターンシップＯＢ・ＯＧを対象とする交流会の運営事業

2019 年度は協会の立ち上げに係る諸業務に注力することとし、2020 年度か

らの交流会の開催を目指して準備・検討を行った。

４． インターシップの推進に係る調査研究及び関係機関との連携協力事業

我が国高等教育におけるインターンシップ全般を所管する文部科学省高等

教育局専門教育課及び政策の実施組織である日本学生支援機構との間で意見

交換を行ったほか、「産学連携教育イノベーター育成コンソーシアム（東北大

学・熊本大学・大阪府立大学・立教大学）」(事務局：東北大学）の設立準備会

合に出席するなど、対外連携促進の観点から関係諸機関との協力事業構築に

努めた。

５． 新規入会の促進及び法人の管理運営に関する事業

(１) 新規入会の促進

2019 年度は、当協会の設立前から経済同友会インターンシップ事業に

参画していた企業 24 社と大学等 14 法人からの入会申込を承認した。加

えて新たに企業 1 社と大学４校からの入会申込を承認した。

(２) 理事会の開催

開催日 出席者数 決議事項 可否

2019.6.11 理事７名

監事２名

・臨時会員総会の招集について

・新規入会申込の諾否について

可決

可決

2019.７.22 理事６名

監事２名

・臨時会員総会の招集について

・各種規程等の制定について

・新規入会申込の諾否について

可決

可決

可決

2019.11.13 理事６名

監事２名

・各種規程の制定及び一部改正について

・入退会について

可決

可決

2020.３.10 書面審議

による

・2020 年度事業計画について

・2020 年度収支予算 2019 年度決算見込み

可決

可決

みなし決議 を含む)について

・2020 年度経済同友会インターンシップに

係るマッチングについて

可決

(３) 会員総会の開催

開催日 区分 議決権を有する

会員の出席者数 決議事項 可否

2019.６.11 臨時 ２名全員出席 ・定款の変更について

・会費規程の一部改正について

可決

可決

2019.７.22 臨時 ２名全員出席 ・定款の変更について

・会費規程の一部改正について

可決

可決

以 上

別紙「経済同友会インターンシップ

20

20）」

企業／大学・高専

マッチング結果

＜

20

20

.3.9

現在＞

合計

2

4

8

3

5

5

8

6

5

4

2

4

3

4

6

6

7

6

6

10

10

8

6

4

13

2

国立高専

専門学校機構

2 2 2 6

龍谷

1

1

1

1 2

2 8

聖心

女子

1 1

1 1 1

1

6

工学院

1 1 1

1 1 1 6

昭和

女子

1

1

1 2 1 1 7

東洋

1 1 1 1 1

1 2 8

上智

1

1

1 1 1

1 2 8

高知

工科

1

1

1 1 1

1 6

山陽小野田市立

山口東京理科

1 1

1 1 1 1 6

岩手

県立

1 1 1

1

1 1 6

琉球

1

1 1 1 1 1 6

九州

1

1 1 1 1 1 1

1

1 9

新潟

1 2 1 1

1

1 1 8

お茶の水

女子

1 1 1

2

1 6

埼玉

1 1

1 1

1 1

1

1

8

東北

1 1

1

1 2

1 1 1 1

10

小樽

商科

1 1 1

1

2

2 8

北海道

1 1

1 1 1

1

1

1 1 1

10

久慈設計

住友林業

花王

キッコーマン

キッツ

ケマーズ

コニカミノルタ

コマツ

デュポン

凸版印刷

日本カーバイド工業

日本信号

三菱ケミカル

ユー・エム・アイ

ＫＤＤＩ

全日本空輸

日本航空

東日本旅客鉄道

損害保険ジャパン本興亜

第一生命保険

野村證券

みずほ証券

三井住友銀行

三井不動産

合計