12
2019.4 授業計画書 基礎看護学 時間 主題 授業内容 方法 備考 看護展開 看護展開の意義とクリティカルシンキング 講義 看護過程とは 看護過程の 5 つの構成要素、情報収集手法 講義 情報収集 【脳梗塞患者の看護事例】ビデオ視聴 主観的情報と客観的情報に情報を整理する 演習 病態関連図 脳梗塞の病態生理の理解、 何をアセスメントすればよいか 演習 アセスメント 【脳梗塞の患者の事例展開】情報分析の方法 演習 アセスメント 【脳梗塞の患者の事例展開】急性期アセスメント 演習 アセスメント 【脳梗塞の患者の事例展開】急性期アセスメント 演習 アセスメント 【脳梗塞の患者の事例展開】リハビリ期アセスメント 演習 問題の抽出 アセスメントより「問題になること」「原因」を導く顕在的問題 と潜在的問題 演習 10 問題の統合図 問題の統合図作成 講義 11 問題リスト 問題リスト作成、ネーミング、看護問題の優先順位 講義 12 看護計画立案① 看護目標(期待される成果)の設定 演習 13 看護計画立案② 具体策、実施、看護記録(SOAP演習 14 評価 看護記録 評価の書き方 看護記録とは、記載・管理における留意点 講義 15 評価 演習の提出物、筆記試験 分野・科目名 専門分野Ⅰ 基礎看護学 科目名 看護展開論(看護過程) 単位・時間 1 単位 30 時間(試験 2 時間含む) 対象学年 1 年生 方法 講義、演習 時期 後期 講師名 齋藤 裕子(専任教員) 実務経験 他病院 10 5 か月 星総合病院7年10か月 学習目標 看護行為を提供するために必要な看護展開の方法を学ぶ。 評価方法 筆記試験 0演習の提出物 0使用 テキスト 学研:「看護過程学習ガイド 思考プロセスからのアプローチ」 医学書院:基礎看護技術Ⅰ 基礎看護学② 中央法規:エビデンスに基づく疾患別看護ケア関連図 学研:看護過程に沿った対症看護 メッセージ 看護過程とは、「看護の立場から、対象の健康問題を明らかにし、その問題を解決 していく思考過程」のことです。例えば、脳梗塞で右半身麻痺を患った入院患者さ んは、どのような健康問題を抱えるようになるでしょうか。歩行が困難になり、排泄、 入浴、更衣、食事も自力では行えない状態になります。 また、麻痺によって変化した自分の姿を受容できず苦しむことも予想されますし、家 庭内役得や社会的役割を果たせず葛藤に苦しむことになるかもしれません。このよ うに、対象をよく観察し看護問題を見出しその問題解決の方法を思考するプロセ ス、それが看護過程です。

授業計画書 基礎看護学 看護展開論(看護 ... · 実務経験 他病院 10 年5 か月星総合病院7 10 学習目標 看護行為を提供するために必要な看護展開の方法を学ぶ。

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2019.4

授業計画書 基礎看護学

回 時間 主題 授業内容 方法 備考

1 2 看護展開 看護展開の意義とクリティカルシンキング 講義

2 2 看護過程とは 看護過程の 5つの構成要素、情報収集手法 講義

3 2 情報収集 【脳梗塞患者の看護事例】ビデオ視聴

主観的情報と客観的情報に情報を整理する

演習

4 2 病態関連図 脳梗塞の病態生理の理解、

何をアセスメントすればよいか

演習

5 2 アセスメント 【脳梗塞の患者の事例展開】情報分析の方法 演習

6 2 アセスメント 【脳梗塞の患者の事例展開】急性期アセスメント 演習

7 2 アセスメント 【脳梗塞の患者の事例展開】急性期アセスメント 演習

8 2 アセスメント 【脳梗塞の患者の事例展開】リハビリ期アセスメント 演習

9 2 問題の抽出 アセスメントより「問題になること」「原因」を導く顕在的問題

と潜在的問題

演習

10 2 問題の統合図 問題の統合図作成 講義

11 2 問題リスト 問題リスト作成、ネーミング、看護問題の優先順位 講義

12 2 看護計画立案① 看護目標(期待される成果)の設定 演習

13 2 看護計画立案② 具体策、実施、看護記録(SOAP) 演習

14 2 評価 看護記録 評価の書き方

看護記録とは、記載・管理における留意点 講義

15 2 評価 演習の提出物、筆記試験

分野・科目名 専門分野Ⅰ 基礎看護学 科目名 看護展開論(看護過程)

単位・時間 1単位 30時間(試験 2時間含む) 対象学年 1年生

方法 講義、演習 時期 後期

講師名 齋藤 裕子(専任教員)

実務経験 他病院 10年 5か月 星総合病院7年10か月

学習目標 看護行為を提供するために必要な看護展開の方法を学ぶ。

評価方法 筆記試験 70% 演習の提出物 30%

使用

テキスト

学研:「看護過程学習ガイド 思考プロセスからのアプローチ」

医学書院:基礎看護技術Ⅰ 基礎看護学②

中央法規:エビデンスに基づく疾患別看護ケア関連図

学研:看護過程に沿った対症看護

メッセージ

・ 看護過程とは、「看護の立場から、対象の健康問題を明らかにし、その問題を解決

していく思考過程」のことです。例えば、脳梗塞で右半身麻痺を患った入院患者さ

んは、どのような健康問題を抱えるようになるでしょうか。歩行が困難になり、排泄、

入浴、更衣、食事も自力では行えない状態になります。

・ また、麻痺によって変化した自分の姿を受容できず苦しむことも予想されますし、家

庭内役得や社会的役割を果たせず葛藤に苦しむことになるかもしれません。このよ

うに、対象をよく観察し看護問題を見出しその問題解決の方法を思考するプロセ

ス、それが看護過程です。

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2019.4

授業計画書 基礎看護学

回数 時間 主題 授業内容 形態 備考

1 2 医療におけるコミュニ

ケーション

1. コミュニケーションの概念

2. コミュニケーションの構成要素と過程

講義

GW

2 2 人間関係構築のため

のコミュニケーション

1.ケアのプロセスと対人関係

2.好感・信頼感を高めるコミュニケーション

講義

GW

3 2

効果的なコミュニケー

ションの実際

1. 傾聴の技術

2. 情報収集の技術

3. 説明の技術

講義

GW

4 2 4. ロールプレイング

講義

GW

5 2 5.アサーティブネス

講義

GW

6 2 コミュニケーション

障害への対応

1. コミュニケーション障害の理解

2. コミュニケーションのありかた

講義

GW

7 2 看護におけるカウン

セリング

1. 対人関係をもつことが困難な患者

2. 看護カウンセリング事例

講義

GW

8 2 評価 筆記試験

分野 専門分野Ⅰ 基礎看護学 科目名 基礎看護技術Ⅰ(コミュニケーション)

単位・時間 1単位 15時間 対象学年 1年生

方法 講義、演習 時期 前期

講師名 小椋 博美

実務経験 星総合病院 3年 3か月 星ヶ丘病院 5年 3か月

学習目標 看護的コミュニケーション技術を習得し、援助過程において対象者の尊厳と権利を擁

護する方法を習得する。

評価方法 筆記試験

使用テキスト 医学書院 基礎看護技術Ⅰ 基礎看護学②

照林社:ビジュアル 基礎看護技術ガイド

履修上の留意 積極的に参加しましょう。

メッセージ

看護におけるコミュニケーションは、情報収集やケアを提供するうえでも重要であ

り、良好な人間関係を築く基礎となります。しかし様々な年代の人との交流の減少か

ら、「コミュニケーションが苦手である」と感じている方も多いのが現状です。そこで、授

業では演習やロールプレイを取り入れ楽しく学び、コミュニケーションに関する知識、

技術や態度を楽しく学んでいきましょう。

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授業計画書 基礎看護学

回 時間 主題 授業内容 方法 備考

1 2 1.環境調整技術 1) 病床環境の調整

・病床環境のアセスメントと調整

(病室・病床の選択、温度・湿度、光と音、

色彩、空気の清浄性とにおい、人的環境)

2) ベッド周囲の環境整備

3) 病床を整える

・マットレス・枕の条件

・ベッドメーキング

・リネン交換

講義

4 1.環境調整技術 1) ベッド周囲の環境整備 演習 運動着、靴

4 2 1.環境調整技術

2.活動と休息の

援助技術

1) 病床を整える

・ベッドメーキング

・リネン交換

2) ボディメカニクス

講義

分野 専門分野Ⅰ 基礎看護学 科目名 基礎看護技術Ⅱ

生活援助技術 1 環境、活動と休息

単位・時間 1単位 ・ 30時間 対象学年 1年生

方法 講義、演習 時期 前期

講師名 結城 利佳

実務経験 星総合病院 5年 1か月

学習目標 1. 人間にとって環境調整、活動、睡眠という行為の意味や意義を理解する。

2. 安全・安楽・自立・個別性を重視した基本的な援助技術を学ぶ。

評価方法 筆記試験

使用テキスト ・医学書院 基礎看護技術Ⅱ 基礎看護学③

・メディックメディア 看護技術がみえる①基礎看護技術

参考文献

・Gakken 看護技術プラクティス 動画付き 第 3版

・照林社 基礎看護技術ビジュアルブック

・インターメディカ 写真でわかる実習で使える看護技術 改訂第 2版

履修上の留意 学生便覧「履修心得」の通り

メッセージ

看護の主な役割は“対象の健康レベルに応じて日常生活を援助すること”で、看

護技術はその目的を果たすための専門技術です。基礎看護技術Ⅱでは対象の活

動と休息について学習します。根拠に基づいた看護技術を学び、安全・安楽・自

立・個別性を踏まえた看護技術の実践を目指していきましょう。

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5

6

4

1. 環境調整技術

2. 活動・休息援助

技術

1) ベッドメーキング

・リネンのたたみ方

・オープンベッド

・クローズドベッド

講義演

運動着、靴

7 2 2. 活動・休息援助

技術

1) 基本的活動の基礎知識

・廃用症候群、良肢位、関節可動域、日常生

活動作、同一体位の有害性

2) 体位

・基本体位

・特殊体位

講義

8 2 2. 活動・休息援助

技術

1) 体位変換

・左右への移動

・仰臥位から側臥位への移動

・側臥位から仰臥位への移動

・仰臥位から長座位への移動

・長座位から端座位への移動

・端座位から仰臥位への移動

・端座位から立位への移動

・仰臥位からファウラー位への移動

・上方への移動

講義

9

10

4 2. 活動・休息援助

技術

1) 体位変換 演習 運動着、靴

11 2

2. 活動・休息援助

技術

1) 移動

・移動とは

・移動を補助する用具

・つえ歩行の援助

2) 移乗・移送

・移乗とは

・車椅子への移乗・移送

・ストレッチャーへの移乗・移送

・担架への移乗・移送

講義

121

3

4 2. 活動・休息援助

技術

1) 移動

2) 移乗・移送

演習 運動着、靴

14 2 3. 睡眠・覚醒の援

助技術

1) 睡眠のメカニズム

2) 睡眠障害のアセスメント

・不眠症状の分析

・睡眠障害の要因

3) 睡眠・休息の援助方法

講義

2 評価 筆記試験

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2019.4

授業計画書 基礎看護学

回 時間 主題 授業内容 方法 備考

1 2

1.食事・栄養の意義

2.食欲

1) 食事とは

(1)生理的側面

(2)心理的側面

(3)社会的・文化的側面

1) 食欲とは

2) 食欲に影響を与える因子

3) 食欲のアセスメント

4) 食欲不振時の援助

講義

2 2

1.食行動

1) 食行動とは

2) 摂食能力のアセスメント

3) 摂食障害のある人への援助

(1)視力障害のある人

(2)体位・体動制限がある場合

講義

分野・ 専門分野Ⅰ 基礎看護学 科目名 基礎看護技術Ⅲ

(生活援助技術 2 食事と排泄)

単位・時間 1単位 ・ 30時間 対象学年 1年生

方法 講義 、 演習 時期 前期

講師名

担当時間数

実務経験

生活援助技術 2―① (食事援助技術)小林 三紀恵(13時間)

星ヶ丘病院 3年 星総合病院 8年 8か月

生活援助技術 2―② (排泄援助技術)鈴木 香代子(17時間)

星ヶ丘病院 3年 4か月 星総合病院 10年 1か月

学習目標 1.人間にとって食事、排泄という行為の意味や意義を理解する。

2.安全・安楽・自立・個別性を重視した基本的な援助技術を学ぶ。

評価方法 筆記試験 (食事援助技術 50点・排泄援助技術 50点の点数配分とする)

使用テキスト ・医学書院 基礎看護技術Ⅱ 基礎看護学③

・メディックメディア 看護技術がみえる①基礎看護技術

参考文献 ・照林社 ビジュアル基礎看護技術ガイド

履修上の留意 受験資格:規定時間の講義への出席

メッセージ

<食事>人にとって「食べる」ということの大切さを考え、「食べる」という行為に不具合

が生じた時に、看護職にどのような看護が必要なのか一緒に考えていきましょう。

<排泄>排泄援助技術を受ける患者の立場、看護者としてどの様な看護が必要なの

かを講義、演習を通じて患者と看護者の両側面から学んでいきましょう。

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2019.4

2.咀嚼・嚥下

(3)運動障害がある場合

1) 咀嚼・嚥下とは

2) 咀嚼・嚥下障害がある場合の援助

3

4 4

1. 食事援助の実際

1) 食事の全面介助

講義

演習

DVD

5 2

1.消化・吸収

2.栄養状態

1) 消化・吸収とは

2) 消化器の構造と働き

1) 食事と栄養に関する基礎知識

2) 栄養状態のアセスメント

3) 病院食について

講義

6 2 1.経口摂取困難時の栄養

1) 非経口的栄養摂取法の種類と比較

2) 経管栄養法・経静脈栄養法の援助の実際

講義 DVD

7

2

1.排泄の意義

2.排泄援助を受ける対象

の理解

1) 排泄とは

(1)生理的側面

(2)心理的側面

(3)社会的・文化的側面

1) 排泄環境の調節

2) 排泄援助を受ける対象の心理

3) 排泄に関する看護者の役割

講義

8

9 4

排泄行動に障害のある人

の看護と実際①

1) 尿器を用いた援助方法

2) 差し込み便器を用いた援助方法

講義

演習

ジャーシ

10

11 4

排泄行動に障害のある人

の看護と実際②

1) ポータブルトイレを用いた援助方法

2) おむつを用いた援助方法

講義

演習

ジャーシ

12 2

1.自然排尿と排尿障害

2.『排泄物』から分かること

3.排尿障害のある人への

看護

1) 排尿・排尿障害のメカニズム

2) 排尿に関する情報収集、排泄物の観察

3) 自然排尿を阻害する因子、促す方法

4) 排尿障害のある人の排泄方法

(導尿、膀胱留置カテーテル)

講義

13 2

1.自然排便と排便障害

2.『排泄物』から分かること

3.排便障害のある人への

看護

1) 排便・排便障害のメカニズム

2) 排便に関する情報収集、排泄物の観

3) 自然排便を阻害する因子、促す方法

4) 排便障害のある人の排泄方法

(グリセリン浣腸・高圧浣腸・摘便)

講義

14 2 排泄行動に障害のある人

の看護と実際③

1) グリセリン浣腸の援助方法 講義

演習

ジャーシ

15 2 評価 筆記試験(食事援助技術、排泄援助技術)

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授業計画書 基礎看護学

回 時間 主題 授業内容 方法 備考

1 2 ヘルスアセスメント

1.ヘルスアセスメントとは?

2.フィジカルアセスメントとは?

3.問診と 4つの基本技術

講義

2 2 体温

1.バイタルサインとは?

2.体温の観察技術・測定方法

3.温罨法・冷罨法

講義

演習

体温計

3 2 呼吸・脈拍 1.呼吸状態・循環動態の観察技術

2.呼吸・脈拍の測定方法

講義

演習

血圧計

聴診器

4 2 血圧 1.血圧計・聴診器のしくみ

2.血圧のメカニズムと測定方法

講義

演習

血圧計

聴診器

5 2 意識

バイタルサインの実技

1.意識状態の観察

2.バイタルサインの測定方法

(技術試験に向けて)

講義

演習

ペンライト

6 2 身体計測 1.身体計測 講義

7 2 バイタルサイン

技術試験 バイタルサイン測定の技術試験

試験 合格するま

で実施

分野・科目名 専門分野Ⅰ 基礎看護学 科目名 基礎看護技術Ⅴ

(ヘルスアセスメント)

単位・時間 1単位 ・ 30時間 対象学年 1年生

方法 講義、演習 時期 後期

講師名

担当時間数

実務経験

全身状態・生命徴候の観察技術 結城 利佳(15)

星総合病院 5年 1か月

フィジカルアセスメント 川田 愛美(15)

他病院 6か月 星ヶ丘病院 6年 7か月

目標 ヘルスアセスメントの意義を理解し、身体機能をアセスメントする方法を学ぶ。

評価方法 筆記試験(バイタルサイン 50点・フィジカルアセスメント 50点の点数配分とする)

出席状況・態度面・技術評価なども評価対象とする。

使用テキスト ・医学書院:基礎看護技術Ⅰ

・メディックメディア:フィジカルアセスメントがみえる

参考文献 ・照林社:基礎看護技術ビジュアルブック

履修上の留意 血圧計・聴診器の保管、取り扱いに注意すること。

毎回必要物品が異なるため、事前に確認をすること。

講師からの

メッセージ

道を歩いていたら、人が倒れていました。さあ、看護学生のあなたならどうしま

すか?どのような行為をしますか?それが、医療・看護に従事する者に求められ

ています。患者の生命を救うためには、まず患者の健康状態をみる必要がありま

す。それがヘルスアセスメントの技術です。授業を通し知識、技術を学習し、患

者の信号をキャッチできる「観察力」を養っていきましょう。

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2019.4

回 時間 主題 授業内容 方法 備考

8 2 呼吸器系 1.肺(呼吸器系)のフィジカルアセスメ

ント

講義

演習

聴診器

9 2 循環器系 1.心臓(循環器系)のフィジカルアセ

スメント

講義

演習

聴診器

10 2 頭頸部 1.頭・頸部のフィジカルアセスメント 講義

演習

手鏡

11 2 乳房・腋窩

消化器系

1.乳房・腋窩のフィジカルアセスメント

2.腹部(消化器系)のフィジカルアセ

スメント

講義

演習

聴診器

12 2 筋・骨格系 1.筋・骨格系のフィジカルアセスメント 講義

演習

13 2 神経系 1.神経系のフィジカルアセスメント

講義

演習

ペンライト

14 2 フィジカルアセスメント

の実際

1.意識状態をアセスメントする

2.肺(呼吸器系)の状態をアセスメン

トする

3.心臓(循環器系)の状態をアセスメ

ントする

4.腹部の状態をアセスメントする

演習 聴診器

ペンライト

15 2 評価 筆記試験

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2019.4

授業計画書 基礎看護学

回 時間 主題 授業内容 形態 備考

1 2 1. 与薬の基礎知識 1) 薬物の基本的性質

2) 看護師の役割

・正しい与薬方法

・薬の管理

3) 主な与薬の種類と特徴、援助方法

・経口投与、口腔内投与、吸入、

点眼、点鼻、経皮的投与、直腸内投与

講義

2 2 2. 安全な与薬の技術 演習 白衣

3 2 3. 注射・採血の基礎知識

1) 解剖と生理

2) 注射・採血に使用する器具の種類と特徴

3) 注射・採血時に起こりやすい事故と防止

方法、事故発生後の対処方法

4) 感染予防、医療廃棄物の取り扱い

講義

分野 専門分野Ⅰ 基礎看護学 科目名 基礎看護技術Ⅷ

(診療に伴う援助技術 3 注射)

単位・時間 1単位 ・ 30時間 対象学年 3年生

方法 講義、演習 時期 後期

講師名 川田 愛美

実務経験 他病院 6か月 星ヶ丘病院 6年 7か月

目標 診療に伴う基本的な知識と援助技術を学ぶ

評価方法 筆記試験、技術試験 講義の受講態度も評価に含みます。

使用テキスト ・基礎看護技術Ⅱ 医学書院

・看護技術プラクティス第3版 学研

参考文献

・注射の基本がよくわかる本 照林社

・看護技術がみえる vol.2臨床看護技術 第1版 MEDIC MEDIA

・臨床に生かしたいくすりの話 学研

履修上の留意 学生便覧「履修心得」の通り、真摯な態度で講義・演習に臨むこと。

提出物の期限を厳守すること。

メッセージ 血管モデル等を使用して注射の基礎について学びます。既習の解剖生理学・薬理

学・無菌操作などを駆使し、演習を通して安全な与薬を修得しましょう。

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4

5

4 4. 静脈血採血 1) 静脈血採血とは

2) 静脈血採血の方法

・採血部位の選択、駆血、消毒、穿刺、止

血、検体の取り扱い等

3) 血管モデルを用いた採血の実施

4) 医療廃棄物の取り扱いの実際

講義

演習

白衣

6

7

4 5. 薬剤確認

6. 注射の基本的な手技

1) 薬剤の種類と名称

2) 8Rの意義と方法

1) アンプルカットと薬液吸引

講義

演習

白衣

8

9

4 7. 安全な注射の技術

・皮内注射

・皮下注射

1) 皮内注射とは

・注射後の観察点

2) 皮下注射とは

3) 皮下注射の方法と実際

・スキンモデルを用いた皮下注射の実施

・注射後の観察点

講義

演習

白衣

10 2 8. 安全な注射の技術

・筋肉注射

1) 筋肉注射とは

2) 筋肉注射の方法と実際

・スキンモデルを用いた筋肉注射の実施

・注射後の観察点

講義

演習

白衣

11

12

4 9. 安全な注射の技術

・静脈内注射

1) 静脈内注射とは

・薬理作用と静脈内注射の危険性

2) 静脈内注射の方法と実際

・血管モデルを用いた静脈内注射の実施

・注射後の観察点

講義

演習

白衣

13

14

4 10. 安全な注射の技術

・点滴静脈内注射

1) 輸液ライン・閉鎖式輸液ラインについて

2) 点滴静脈内注射とは

3) 点滴静脈内注射の方法と実際

・血管モデルを用いた点滴静脈内注射の

実施

・注射後の観察点

講義

演習

白衣

15 2 筆記試験 本単元で学習した内容

※ なお、筆記試験の前に、血管モデルを用いた静脈内注射の技術試験を行います。

12回目の授業が終了後、グループ毎に各自練習を進めましょう。

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2019.4

授業計画書 基礎看護学

回 時間 主題 授業内容 形態 備考

1

2 ケーススタディの実際

ケーススタディの意義

研究課題の明確化

文献検索

講義

2 2 文献検索とは 文献検索、研究計画書の書き方

データ収集と分析

講義

演習

3 2 研究上の倫理的課題

研究上の倫理的課題の詳細

研究計画書の作成

講義

演習

4 2 研究計画書の意義 研究論文の作成 講義

演習

5 2 論文の作成とは 抄録・発表原稿作成 講義

演習

6 2 プレゼンテーションとは 発表原稿作成

プレゼンテーションの方法

講義

演習

7 2 プレゼンテーションの方

プレゼンテーションの方法

媒体作成と留意事項

講義

演習

8 2 評価 論文発表

プレゼンテーションの実際

演習

分野 専門分野Ⅰ基礎看護学 科目名 看護研究Ⅰ

単位・時間 1単位・15時間 対象学年 3年生

方法 講義、演習 時期 後期

講師名 小椋 博美

実務経験 星総合病院 3年 3か月 星ヶ丘病院 5年 3か月

学習目標 研究意識をもって研究に取り組み、研究の意義を実感することができる。

成績評価方法 論文作成 論文発表への取り組み 各担当教員が評価を行う

教科書 照林社:看護のためのわかりやすいケーススタディの進め方

メッセージ 研究って何?その疑問を一緒に学んでいきましょう。

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2019.4

授業計画書 基礎看護学

回数 時間 主題 授業内容 授業方法 備考

1 2 看護研究の意義 看護研究の目的・種類、変数と標本 講義

2 2 量的研究の実践 1 研究テーマ・文献検索・クリティーク 講義・演習

3 2 量的研究の実践 2 研究課題のアイスブレイク、概念図作成 講義・演習

4 2 量的研究の実践 3 研究計画書、倫理的配慮 講義・演習

5 2 量的研究の実践 4 質問紙の作成、調査上の留意事項 演習

6 2 量的研究の実践 5 研究の実際(データ収集) 演習

7 2 量的研究の実践 5 研究の実際(データ収集) 演習

8 2 量的研究の実践 6 記述統計・推測統計、データ整理と分析 演習

9 2 量的研究の実践 7 研究論文のまとめ・抄録作成 演習

10 2 量的研究の実践 7 研究論文のまとめ・抄録作成 演習

11 2 量的研究の実践 8 プレゼンテーションの方法① 演習

12 2 量的研究の実践 8 プレゼンテーションの方法② 演習

13 2 量的研究の実践 9 看護研究発表会の実際と評価 演習

14 2

15 2 評価 筆記試験

分野 専門分野Ⅰ 基礎看護学 科目名 看護研究Ⅱ

単位 ・ 時間 1単位 ・ 30時間 (試験 2時間含む) 対象学年 4年生

方法 講義 、 演習 時期 全期

講師名 遠藤朋子 (専任教員)

実務経験 星総合病院 7年

目標 1.看護における研究の意義を理解し、研究活動の基本的な考えを学ぶ。

2.研究の進め方の一連のプロセスとその方法を理解し実践する。

評価方法 筆記試験 80%、学習態度(演習内容、課題提出、積極性・協調性)20%

使用テキスト 医学書院:黒田裕子の看護研究 step by step

履修上の留意

看護研究論文作成や発表会準備などの演習はグループで行います。

個々の活動の量・質も関連します。

講義時間外の学習活動も含め演習が達成されます。協力して進めてください。

メッセージ 量的研究は、看護活動の根拠を裏づけするものとなります。

演習を通して研究の楽しさを見つけてください。