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ト レ ー ニ ン グ B O O K
誰でもわかるMicrosoft PowerPoint 2016
この教材では、プレゼンテーションの作成方法や、写真やビデオの挿入、アニメーションの設
定などMicrosoft PowerPoint 2016を使ったプレゼンテーション作成の基本を学習します。
は じ め に
目次 PowerPoint 2016の基本操作
PowerPoint 2016の画面構成 ������������������ 4プレゼンテーションの新規作成 ����������������� 10
スライドの基本操作プレースホルダー ���������������������� 12スライドの追加とレイアウトの選択 ��������������� 14コンテンツの追加 ���������������������� 15スライドのコピーと移動 �������������������� 22
写真とビデオ写真の挿入と編集 ���������������������� 24写真の調整 ������������������������� 28ビデオの挿入 ������������������������ 30
表の挿入表の挿入と調整 ����������������������� 33書式設定 �������������������������� 35
SmartArtの挿入SmartArtの挿入 ����������������������� 38
図形描画機能図形の挿入 ������������������������� 42図形の書式設定 ����������������������� 44図形への文字入力とテキストボックス �������������� 49
スライドマスターとフッターの設定スライドマスター ����������������������� 52フッター �������������������������� 55
アニメーションと画面切り替え効果アニメーションの設定 ��������������������� 56画面切り替え効果 ���������������������� 61
スライドショースライドショーの基本操作 ������������������� 64
1 章
2 章
4 章
3 章
5 章
6 章
7 章
8 章
4
1章・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
PowerPoint 2016の基本操作PowerPointの画面構成や新しいプレゼンテーションの作成方法を説明します。
PowerPoint 2016の画面構成現在こちらには、PowerPointが起動した直後の画面が開いています。
◆ファイルを開くサンプルファイルを開いて、PowerPointの画面の構成について確認しましょう。「他のプレゼンテーションを開く」をクリックし
ます。
「参照」をクリックします。
▶
「ファイルを開く」ダイアログボックスで、サンプルファイルが保存されたフォルダーを開きます。ファイルを選択して、「開く」を
クリックします。
▶
5
PowerPoint 2016の基本操作1章
サンプルのファイルが開きました。なお、PowerPointで作成したファイルのことを、「プレゼンテーション」といいます。
◆クイックアクセスツールバーでは、画面構成を見ていきましょう。画面の一番上にあるのは、「タイトルバー」です。現在開いているプレゼンテーションの名
前が表示されます。
タイトルバーの左側には、「クイックアクセスツールバー」があります。頻繁に利用する機能に素早くアクセスできるように用意
されたバーです。
▶
◆リボンタイトルバーの下にあるのが、「リボン」です。
リボンは機能ごとに、タブで分類されています。リボンは、それぞれのタブ内で機能ごとにグループ化されています。
▶
6
PowerPoint 2016の基本操作1章
◆「ファイル」タブ「ファイル」タブを開くと、PowerPointの画面が大きく変化します。
「ファイル」タブからは、プレゼンテーションに対する基本的な操作を行います。新規作成や、保存、印刷、共有などを行いたい
ときに利用します。
▶
上部の戻るボタンをクリックして、元の表示に戻ります。
◆スライドPowerPointのプレゼンテーション作成画面で、一番大きな領域を占めているのが、「スライド」です。スライドは、テキストを入
力したり、写真や図形などのオブジェクトを配置する、メインの画面です。
編集するスライドの表示を切り替えるには、画面の左側のスライドサムネイルをクリックします。
▶
◆プレースホルダー現在、このプレゼンテーションのタイトルが表示されている部分は、「プレースホルダー」といいます。プレースホルダーにタイ
トルや箇条書きなどのテキストを入力していきます。
そのほかにも、プレースホルダーには写真やビデオ、表なども配置できます。
▶
7
PowerPoint 2016の基本操作1章
◆表示モードの切り替えPowerPointには、複数の表示モードがあります。表示モードは、画面下部のステータスバーで切り替えを行います。
現在は、「標準」モードとなっています。
◆表示モード-スライド一覧「スライド一覧」をクリックして、モードを切り替えます。
スライドのサムネイルが一覧で表示されました。
▶
◆表示モード-閲覧表示「閲覧表示」をクリックします。
スライドが画面いっぱいに大きく表示され、閲覧しやすくなりました。スライドの内容をしっかりと確認できます。
▶
ステータスバー右にあるボタンで、スライドを進めたり、戻したりできます。
8
PowerPoint 2016の基本操作1章
◆表示モード-スライドショー「スライドショー」をクリックします。
さらに、スライドが画面いっぱいに広がりました。タイトルバーやタスクバーなども非表示になっています。
▶
こちらは、発表する際に利用する表示モードです。キーボードの、「Esc」キーを押すと、スライドショーが終了します。
▶
◆表示モード-標準「標準」をクリックします。
標準の編集画面に戻りました。
▶
なお、スライドサムネイルの境界線をドラッグすると、サムネイルのサイズを変更できます。作業をする環境に合わせて使いや
すい幅にすると良いでしょう。
▶
9
PowerPoint 2016の基本操作1章
◆ノートペインなお、標準表示では、ノートを利用してメモを書き込むことができます。ステータスバーの「ノート」をクリックすると、スライド
の下にノートペインが表示されます。
▶
ノートペインには、発表者がプレゼンテーションで読み上げるシナリオや、要点、補足資料などを入力します。ここに入力した内
容は、スライドと合わせて印刷し、発表時に覚え書きとして使うことができます。
◆プレゼンテーションを閉じるプレゼンテーションを閉じましょう。
「ファイル」タブをクリックし、「閉じる」をクリックします。
▶
変更内容の保存を確認されますが、今回は「保存しない」をクリックします。
10
PowerPoint 2016の基本操作1章
プレゼンテーションの新規作成 ◆プレゼンテーションの新規作成
新規のプレゼンテーションを作成してみましょう。「ファイル」タブから、「新規」をクリックします。新規の画面に変わりました。多
くのテンプレートが用意されています。
白紙のプレゼンテーションを作るには、左上の「新しいプレゼンテーション」をクリックします。
▶
16:9のワイド画面のサイズで、新しいプレゼンテーションが開きました。
◆スライドのサイズ」プレゼンテーションの画面サイズは、従来の4:3の標準サイズに変更できます。「デザイン」タブをクリックして開きます。
ユーザー設定グループの、「スライドのサイズ」をクリックします。現在は初期設定の「ワイド画面(16:9)」が選択されています。
ここで、「標準 (4:3)」を選ぶと、スライドのサイズが4:3に変わります。
▶
11
PowerPoint 2016の基本操作1章
今回は、初期設定の「ワイド画面(16:9)」で操作を進めるようにしましょう。「スライドのサイズ」をクリックし、「ワイド画面(16:
9)」をクリックします。
▶
◆保存プレゼンテーションを保存しましょう。ファイルタブを開きます。
「名前を付けて保存」を選びます。
▶
「参照」をクリックすると、「名前を付けて保存」ダイアログボックスが開きます。
保存先のフォルダーを開きます。「ファイル名」のボックスに名前を入力します。「保存」をクリックします。
▶
ファイルを保存することができました。PowerPointのタイトルバーに、ファイル名が表示されています。
12
2章・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
スライドの基本操作スライドの基本操作を説明します。新しいスライドの追加や、プレースホルダーへの入力などを行ってみましょう。
プレースホルダー ◆文字を入力する
プレースホルダーの基本操作を学習しましょう。ごらんの画面にはタイトル用のスライドが表示されています。「ダブルタップし
てタイトルを追加」「タイトルを入力」と書かれたプレースホルダーは、タイトル入力用のプレースホルダーです。クリックする
と、文字が消えてカーソルだけが表示されました。
▶
入力を行ってみます。
さらに、改行して3行目の入力を始めます。すると、自動的に文字のサイズが調整されました。
▶
プレースホルダー左下には、自動調整オプションのボタンが表示されています。
クリックしてオプションを開きます。「このプレースホルダーの自動調整をしない」を選びます。
▶
13
スライドの基本操作2章
文字がプレースホルダーからはみ出ました。
自動調整オプションのボタンをクリックして、オプションから、「テキストをプレースホルダーに自動的に収める」を選びます。
文字が、プレースホルダーに収まりました。
▶
行を削除すると、また、文字の大きさが変わります。
▶
このように、文字や写真などはプレースホルダーに収まるように自動的に調整されるのです。
「サブタイトルを入力」というプレースホルダーもクリックして、文字を入力します。
▶
14
スライドの基本操作2章
スライドの追加とレイアウトの選択 ◆スライドの追加
PowerPointには、あらかじめ、プレースホルダーが適切に配置された多様なレイアウトのスライドが用意されています。新し
いスライドを追加してみましょう。「ホーム」タブの、「スライド」グループから、「新しいスライド」の下向き三角をクリックします。
「タイトルとコンテンツ」を選択してみましょう。
▶
タイトルとコンテンツを配置するスライドが追加されました。
タイトルのプレースホルダーをクリックして、このスライドのタイトルを入力します。
▶
◆レイアウトの変更いったん挿入したスライドのレイアウトを変更できます。「スライド」グループから、「レイアウト」をクリックします。
レイアウトの一覧が開きました。今度は、「2つのコンテンツ」を選びます。
▶
タイトルと、2つのコンテンツを配置できるレイアウトのスライドに変化しました。
15
スライドの基本操作2章
コンテンツの追加 ◆コンテンツのプレースホルダーに文字入力する
コンテンツのプレースホルダーに入力を行っていきましょう。コンテンツのプレースホルダーは、初期設定で箇条書き形式で
の入力が行えるようになっています。クリックして、1行目の入力を行います。
▶
改行して2行目の入力を行います。箇条書きの書式が引き継がれて、入力が行われます。
同様に、3行目の入力を行います。
▶
1行目の行末にカーソルを置いて、改行します。
新しい行が作られますので、Tabキーを押します。行頭にインデントが設定されました。
▶
入力を行います。一回り小さな文字で入力が行われます。
同様の手順で、その他の箇所も入力します。
▶
16
スライドの基本操作2章
◆コンテンツのプレースホルダーに写真を配置する右のプレースホルダーには写真を追加してみましょう。プレースホルダーの中央に6つのアイコンがあります。表やグラフ、
SmartArtなどをここから挿入できます。
パソコン内に保存された写真を追加するには、「図」をクリックします。
▶
「図の挿入」ダイアログボックスが開きますので、写真が保存されたフォルダーを開きます。挿入したい写真を選択し、「挿入」を
クリックします。
プレースホルダーに写真が配置されました。
▶
◆書式設定スライド内に入力した箇条書きや文字の書式を設定してみましょう。文字の書式設定を行います。
設定を変えたい文字を選択します。
「ホーム」タブの「フォント」グループで、「太字」をクリックします。
▶
文字が太字になりました。
17
スライドの基本操作2章
複数の箇所をまとめて設定してみましょう。最初の範囲をドラッグで選択します。
キーボードの「Ctrl」キーを押しながら、2箇所目をドラッグで選択します。離れた箇所を選択できました。
▶
「フォント」グループで、「太字」をクリックして、文字を太字にします。
▶
設定済みの書式を他の箇所にコピーできます。まずは、こちらの文字列を選択して、書式を設定します。
「太字」を設定します。
▶
続けて、「フォントの色」の下向き三角をクリックして、カラーパレットを開き、好みの色を選びます。
▶
18
スライドの基本操作2章
◆書式のコピーこの書式の組み合わせを他の文字列にも適用しましょう。
書式が設定された文字列を選択して、「ホーム」タブの「クリップボード」グループで、「書式のコピー/貼り付け」をダブルクリッ
クします。
▶
マウスカーソルに刷毛のアイコンが追加されていることを確認し、書式を適用したい文字列をドラッグして、繰り返して適用し
ます。
▶
「書式のコピー/貼り付け」をクリックして、「書式のコピー/貼り付け」を終了します。
▶
◆フォントサイズ手動でフォントサイズを指定したいときは、「自動調整オプション」から「このプレースホルダーの自動調整をしない」を選びま
す。
プレースホルダーから文章があふれてしまいましたので、フォントサイズを調整しましょう。
▶
19
スライドの基本操作2章
こちらの段落でダブルクリックします。
ダブルクリックした箇所が単語単位で選択されました。
▶
トリプルクリックをします。段落全体が選択されました。
なお、文字を選択するとミニツールバーが表示されて、すばやく書式を設定できます。フォントサイズを変更しましょう。フォン
トサイズのリストを開き、サイズを選択します。マウスカーソルを合わせると、適用結果がプレビューされますので、好みのサイ
ズでクリックします。
▶
フォントサイズが変更されました。
同様の手順で、残り2箇所の段落のフォントサイズを変更します。
▶
◆箇条書きの解除箇条書きの書式を変更します。フォントサイズを変更した段落は箇条書きを解除しましょう。こちらの段落内の任意の箇所の文
字をドラッグで選択します。「Ctrl」キーを押しながら、残りの2つの段落内の任意の箇所をドラッグして、文字を選択します。箇
条書きの書式は、「段落」グループの「箇条書き」をクリックして、適用と解除を切り替えることができます。
▶
20
スライドの基本操作2章
今回は、解除しておきましょう。
◆行頭文字を画像にする見出しの行頭文字を画像にしてみましょう。見出し行の任意の部分をドラッグで選択し、残りの2つの見出しの任意の部分をド
ラッグで選択します。
▶
「箇条書き」の下向き三角をクリックします。
他の箇条書きスタイルが表示されます。
▶
マウスカーソルを合わせると、適用結果がプレビューされます。
任意の画像を使う場合は、「箇条書きと段落番号」をクリックします。
▶
21
スライドの基本操作2章
「箇条書きと段落番号」ダイアログボックスが開きますので、「図」をクリックします。
「画像の挿入」ダイアログボックスが開きます。
▶
「ファイルから」をクリックして、「図の挿入」ダイアログボックスで画像が保存されているフォルダーを開きます。
▶
利用したい画像を選択し、「挿入」をクリックします。
行頭の記号を、画像に変更できました。
▶
◆行頭記号と、文章の間隔を調整する行頭記号と、文章の間隔を調整するには、インデントマーカーを用います。ルーラーを表示すると、インデントマーカーを利用
できます。「表示」タブを開きます。「表示」グループに、「ルーラー」のチェックボックスがあります。
こちらのチェックを切り替えることで、ルーラーの表示を切り替えることができます。
▶
22
スライドの基本操作2章
インデントマーカーの、「ぶら下げインデント」をドラッグすると、行頭の位置を調整できます。
▶ ▶
スライドのコピーと移動 ◆スライドのコピー
2枚目のスライドをコピーして、3枚目のスライドの編集をしましょう。スライドのサムネイルを選択して、「ホーム」タブの「クリッ
プボード」グループから、「コピー」をクリックします。
▶
2枚目のスライドの下をクリックします。
挿入位置を示す線が表示されたことを確認して、「クリップボード」グループから、「貼り付け」をクリックします。
▶ ▶
選択したスライドの直後に、スライドが貼りつけられました。
23
スライドの基本操作2章
3枚目のスライドのタイトルを書き換えます。
▶
◆スライドの移動スライドの順序は、サムネイルをドラッグして変更できます。
▶ ▶
元の順序に戻します。
▶
24
3章・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
写真とビデオプレゼンテーションに配置した写真の編集や、ビデオの挿入を行ってみましょう。
写真の挿入と編集 ◆写真の挿入
写真は任意の箇所で利用できます。こちらの塗りつぶされたマットの上に、写真を配置してみましょう。
「挿入」タブを開き、「画像」をクリックします。
「図の挿入」ダイアログボックスが開きますので、挿入したい写真が保存されているフォルダーを開きます。
▶
挿入したい写真を選択し、「挿入」をクリックします。
スライドの中央に大きく配置されました。
▶
25
写真とビデオ3章
◆写真の編集写真の周囲にハンドルが表示されていますので、ドラッグしてサイズを整えます。
▶
写真の周囲の不要な箇所はトリミングできます。写真を選択すると、「図ツール」の「書式」タブが表示され、さまざまな編集を
行えます。「サイズ」グループの、「トリミング」をクリックします。
写真の周囲にトリミング用のハンドルが表示されました。
▶
ハンドルをドラッグして、トリミングを行います。
「トリミング」をクリックすると、トリミングが終了します。
▶
26
写真とビデオ3章
特定の形状に合わせてトリミングを行うこともできます。写真の輪郭を角丸四角形にしてみましょう。「トリミング」の下向き三
角をクリックします。「図形にあわせてトリミング」にポイントして、「四角形」のなかの「角を丸くする」をクリックします。
写真の角が丸くなりました。
▶
なお、角丸の半径を変更するハンドルが表示されていますので、ドラッグして半径を調整します。
▶
写真をドラッグしてマット上に移動します。写真のサイズと配置を調整します。
◆スライド背景写真はスライド背景として使用することもできます。タイトルスライドを表示します。
スライドのプレースホルダーの外側で右クリックします。ショートカットメニューから、「背景の書式設定」を選びます。
▶
27
写真とビデオ3章
「背景の書式設定」作業ウィンドウ が開きました。
「塗りつぶし(図またはテクスチャ)」を選びます。
▶
「図の挿入元」から「ファイル」を選びます。
「図の挿入」ダイアログボックスが表示されますので、写真が保存されているフォルダーを開きます。
▶
ファイルを選択して、「挿入」をクリックします。
写真がスライドの背景になりました。
▶
「図形の書式設定」作業ウィンドウは、「閉じる」をクリックします。
▶
28
写真とビデオ3章
◆タイトルの文字の色を変更タイトルの文字の色を変更して、読みやすくなるようにします。タイトルのプレースホルダーを選択します。
「Shift」キーを押しながら、サブタイトルのプレースホルダーも選択します。
▶
「ホーム」タブの「フォント」グループで、「フォントの色」のメニューを開き、「白」を選びます。
▶
写真の調整画像編集ソフトのように写真の調整を行えます。
編集したい写真を選択して、「書式」タブを開きます。
▶
「調整」グループがあります。「修正」をクリックします。
29
写真とビデオ3章
◆シャープネスたとえば、写真をやわらかくぼかしたい場合は、「シャープネス」の一覧で「ソフトネス」を適用します。
クリックせずに、ポイントするだけで効果をプレビューできます。
▶
逆に、写真の輪郭をくっきりさせたい場合は「シャープネス」を適用します。
▶
◆明るさ/コントラスト明るさとコントラストを変更できます。「明るさ/コントラスト」の一覧で、右にいくほど写真が明るくなります。また、下に行くほ
ど、写真のコントラストが強くなります。
クリックすると、写真に適用結果が反映されます。
▶
30
写真とビデオ3章
◆色・アート効果「色」をクリックすると、写真の色味を変えるメニューが開きます。「色の彩度」で、写真の鮮やかさを変えてみたり、「色のトーン」
で、写真を冷たい雰囲気にしたり、暖かい雰囲気にしたり、「色の変更」で、写真の色合いを特定の色のみで表現してみたりで
きます。
「アート効果」をクリックすると、写真にユニークな効果を加えるメニューが開きます。
鉛筆でスケッチしたような効果にしたり、光彩があふれるような効果にしたり、パステルで描いたようなタッチにしたりできま
す。
ビデオの挿入 ◆ビデオの挿入
スライドにビデオを挿入しましょう。こちらのプレースホルダーにはすでに写真が配置されています。選択して、「Delete」キー
を押すと、空のプレースホルダーになります。
プレースホルダー内の「ビデオの挿入」をクリックします。
▶
31
写真とビデオ3章
「ビデオの挿入」ダイアログボックスが開きました。パソコン内に保存されたファイルや、YouTubeで公開されているビデオな
どを挿入できます。ここでは、「ファイルから」をクリックします。
ビデオが保存されているフォルダーを開き、挿入したいビデオを選択して、「挿入」をクリックします。
▶
◆ビデオの編集スライド上にビデオが配置されました。ビデオをトリミングしましょう。
ビデオを選択すると、ビデオツールが利用できるようになります。「再生」タブを開き、「編集」グループの「ビデオのトリミング」
をクリックします。
▶
「ビデオのトリミング」ダイアログボックスが開きました。
ビデオプレビューの下部のバーで、トリミングの開始位置と終了位置を設定できます。
▶
「再生」ボタンをクリックして、トリミングの範囲を再生して確認します。「OK」をクリックして、トリミングを確定します。
▶
32
写真とビデオ3章
◆ビデオスタイル「書式」タブを開きます。ビデオスタイルを変えてみましょう。「その他」の下向き三角をクリックします。
▶
ユニークなビデオのフレームスタイルを選べます。
今回は、こちらの「面取り、反射付き、白」を選んでみましょう。
他の箇所をクリックして、選択を解除します。ごらんの様なフレームスタイルになりました。
▶
◆ビデオの再生ビデオ上にマウスカーソルを合わせると、再生用のコントローラーが表示されますので、
再生ボタンをクリックして、スライド上でビデオを再生することができます。
33
4章・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
表の挿入スライドに表を挿入し、間隔の調整や書式を設定しましょう。
表の挿入と調整 ◆表の挿入
こちらの画面にはタイトルとコンテンツがレイアウトされたスライドがあります。プレースホルダーに表を挿入しましょう。
「表の挿入」をクリックします。
▶
「表の挿入」ダイアログボックスが開きました。「列数」を「5」に、「行数」を「6」に設定して、「OK」をクリックします。
プレースホルダーの幅にあわせて表が挿入されました。
▶
表の高さを変更しましょう。表の下のハンドルをドラッグします。
▶
34
表の挿入4章
列の幅を変更しましょう。列の境界にマウスポインターをあわせると、このような形状に変化します。
ドラッグすると、列幅を変更できます。
▶ ▶
行の高さを変更しましょう。行の境界にマウスポインターをあわせると、このような形状に変化します。
ドラッグすると、行の高さを変更できます。
▶ ▶
複数の列の幅を同じサイズに揃えましょう。そろえたい列の上にマウスカーソルを合わせて、下向きの太い矢印になったところ
で、ドラッグを開始します。
今回は、3列を選択します。
▶ ▶
◆表に文字を入力する表を選択すると、「表ツール」が利用できるようになります。「レイアウト」タブを開き、「セルのサイズ」グループで、「幅を揃える」
をクリックします。
表内に文字を入力するには、表内でクリックします。
セル内にカーソルが点滅しますので、入力を行います。
▶ ▶
35
表の挿入4章
「Tab」キーを押すと、カーソルが次のセルにジャンプします。
「Shift」キーを押しながら、Tabキーを押すと、前のセルに戻ります。
書式設定 ◆文字揃え
表内に入力された文字は、セル単位でまとめて書式を設定します。文字がすべて表内で上揃え になっていますので、上下中央
にします。表内を左上から右下に向かってドラッグして、表全体を選択します。
▶
「レイアウト」タブの「配置」グループで、「上下中央揃え」をクリックします。
▶
見出しの行は、左右で中央に揃えます。見出し行のみをドラッグで選択し、「中央揃え」をクリックします。
▶ ▶
36
表の挿入4章
契約種類の列も中央に揃えます。契約種類の列のみをドラッグで選択し、「中央揃え」をクリックします。
▶ ▶
金額が入力されたセルは、すべて右揃えにします。
金額が入力されたセルをすべて選択し、「右揃え」をクリックします。
▶ ▶
◆表の配色表の配色を変更しましょう。表内にカーソルを置き、「デザイン」タブを開きます。表の配色はワンクリックで変更できます。
「表のスタイル」から「その他」の下向き三角をクリックして、スタイルの一覧を表示します。
▶
マウスカーソルを合わせると、スタイルのプレビューを確認できます。今回は、こちらのスタイルを適用してみましょう。
クリックして適用します。
▶
37
表の挿入4章
任意のセルの色や線の太さなどを設定できます。色を変更したいセルの範囲を選択します。
「表のスタイル」から「塗りつぶし」の下向き三角をクリックして、カラーパレットを開きます。
任意の色を選びます。
▶ ▶
◆線の設定線の太さと色を変えてみましょう。
「罫線の作成」グループで、「ペンの太さ」をクリックし、好みの太さを選びます。
「ペンの色」をクリックして、好みの色を選びます。
▶ ▶
線を変更したい箇所をドラッグします。
▶ ▶
「罫線を引く」をクリックして、罫線の作成モードを終了します。
ごらんのような表を作成できました。
38
5章・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
SmartArtの挿入スマートアートを利用すると、情報を分かりやすい図にして示すことができます。スライドにスマートアートを挿入してみましょう。
SmartArtの挿入 ◆SmartArtグラフィックの挿入」
こちらの画面には、空のプレースホルダーがあります。
「SmartArtグラフィックの挿入」をクリックします。
▶
「SmartArtグラフィックの選択」ダイアログボックスが開きました。左の一覧から、目的にあった分類を選択します。今回は、申込
みの手順を示す図を作成したいと思いますので、「手順」を選択します。「手順」を図で示すためのグラフィックが表示されまし
た。ここでは、こちらの「改行型蛇行ステップ」を選びます。
「OK」をクリックします。
▶
◆文字の入力プレースホルダーに空のSmartArtが挿入されました。図形内に表示する文字を入力するためのウィンドウが表示されています。
カーソルが点滅していますので、文字を入力します。
▶
39
SmartArtの挿入5章
1行目の入力が終わったら、キーボードの「↓」キーでカーソルを次の行に移し、続きの入力を行います。
▶
ここではこのように入力を行いました。
さらに改行をすると、新しい行が追加されるとともに、図形も追加されました。
▶
文字を入力します。
それぞれの項目を補足する情報を書き足しましょう。レベルを下げて、入力を行います。先頭行の行末にカーソルを置きます。
改行すると、新しい行と図形が作成されます。
▶
40
SmartArtの挿入5章
「SmartArt」ツールの「デザイン」タブで、「グラフィックの作成」グループの「レベル下げ」をクリックします。
箇条書きのレベルがひとつ下がりました。図形も削除されています。
▶
では、文字を入力します。
同様の手順で、そのほかの図形内にも補足の情報を書き足します。2つ目の項目の行末にカーソルを置き、改行します。
▶
そして、そのまま「Tab」キーを押します。「Tab」キーでもレベル下げを行えます。
文字を入力します。
▶
ここではこのように入力を行いました。
41
SmartArtの挿入5章
◆配色の変更配色を変更しましょう。「デザイン」タブの「SmartArtのスタイル」グループで、「色の変更」をクリックします。
ベーシックなもの、カラフルなもの、さまざまな配色を選べます。
▶
ここでは、こちらの配色を選びます。
▶
42
6章・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
図形描画機能PowerPointの図形描画機能を試してみましょう。スライドに、さまざまな図形を描くことができます。
図形の挿入 ◆長方形
スライドの空白部分に図形を挿入しましょう。「挿入」タブを開きます。「図」グループで、「図形」をクリックします。様々な図形が
表示されました。「四角形」から、「正方形/長方形」を選びます。
四角形を描きたい場所でドラッグして描きます。長方形を描くことができました。
▶
長方形にハンドルが表示されています。
こちらをドラッグすると、サイズを変更できます。
▶
ハンドル以外でドラッグして移動できます。
▶
43
図形描画機能6章
◆円その他の図形も描いてみましょう。スライド上で図形が選択されていると、「描画ツール」の「書式」タブが開きます。「図形の挿
入」グループで、「その他」をクリックします。
基本図形から、「楕円」を選びます。
▶ ▶
スライド上でドラッグして円を描きます。単にドラッグすると楕円が描かれますが、「Shift」キーを押しながらドラッグすると、円
を描くことができます。
▶
位置とサイズを整えます。なお、円を維持しながらサイズを整えるには、「Shift」キーを押しながらハンドルをドラッグします。
▶
◆角を丸める・幅を調整する続けて別の図形を描きましょう。「図形の挿入」グループで、「その他」をクリックします。「四角形」から、「上の2つの角を丸める」
を選びます。
スライド上でドラッグして図形を描きます。
位置とサイズを整えます。ここでは、先に描いた長方形と同じ幅に揃えたいと思います。長方形の付近で、幅を調整すると、この
ようにガイドが表示され、その位置でスナップします。
▶ ▶
44
図形描画機能6章
もう一方の辺も同様にガイドを使って、正確に幅を揃えます。
左上に黄色いハンドルがあります。こちらのハンドルをドラッグすることで、角丸の半径を変えることができます。
▶ ▶
◆回転図形の上部に回転用のハンドルがあります。
ドラッグすると、図形を回転できます。
この際に、「Shift」キーを押しながらドラッグすることで、15度単位で角度を固定しながら回転させることができます。ここでは、
180度回転させます。
▶ ▶
図形の書式設定 ◆「図形の書式設定」作業ウィンドウ
では、図形の書式設定を行いましょう。最初に描いた長方形を選択します。右クリックして、「図形の書式設定」を選びます。
「図形の書式設定」作業ウィンドウが開きました。
▶
45
図形描画機能6章
◆色の設定「塗りつぶし(単色)」を選択し、「色」のボタンをクリックします。
▶
一覧から、こちらの色を選びます。
「線」を設定します。幅の値を変更したり、線の色を変更したりできます。「線なし」のオプションを選択すると、線が非表示になり
ます。
▶
角丸の四角形を選択します。
「塗りつぶし(単色)」を選択し、「色」のボタンをクリックします。一覧から、こちらの色を選びます。
▶
◆線の設定「線」は、「線なし」のオプションを選択します。
46
図形描画機能6章
円を選択します。
「塗りつぶし(単色)」を選択し、「色」のボタンをクリックします。一覧から、こちらの色を選びます。
▶
線の幅を変更します。
色は白にします。
▶
◆重なりの変更3つの図形の配置を整えます。図形の重なりを変更しましょう。円が前面に来るようにします。円を選択します。
「書式」タブを開きます。「配置」グループで、「前面へ移動」をクリックします。
▶
円が前面に移動しました。
47
図形描画機能6章
◆図形の編集タイトルスライドを表示します。
こちらには、このような図形と文字があります。
図形を複製しましょう。図形を選択します。「Ctrl」キーを押しながらドラッグします。すると、図形が複製されます。なお、この際に
「Shift」キーを押しながらドラッグすると90度単位で移動方向を固定できます。下側のテキストボックスに重なるようにドラッ
グします。ガイドが表示されて、スナップしますので、そこでマウスを離します。きれいに位置を揃えて複製することができまし
た。
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円の図形を、テキストボックスの背面に移動します。
「書式」タブを開き、「配置」グループで「背面へ移動」をクリックします。
特に、何の変化もありません。
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48
図形描画機能6章
タイトルスライドには、選択中の図形と背面に隠れているテキストボックスのほかにも、プレースホルダーやコピー元の図形、
白いリンゴの画像など、さまざまなオブジェクトが配置されています。このような場合は、オブジェクトがどのような順序で重
なっているかを表示すると作業がしやすくなります。「配置」グループで、「オブジェクトの選択と表示」をクリックします。
スライド上のオブジェクトが一覧表示され、重なり順も分かるようになりました。現在選択中の円がハイライトされています。目
のアイコンをクリックすると、表示と非表示を切り替えられますので、円を非表示にします。
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背面に隠れていたテキストボックスを選択します。
「選択」作業ウィンドウ内でもハイライト表示されました。「前面へ移動」ボタンをクリックします。
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非表示になっていた円のオブジェクトを表示します。
重なり順を変更したので、文字が見えるようになりました。
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また、このように前面に大きなテキストボックスがのっていると、スライド上では背面のオブジェクトが選択しづらくなります。
そのような時は、「選択」作業ウィンドウから目的のオブジェクトを選択します。
「Ctrl」キーを押しながらクリックすると、複数のオブジェクトを選択できます。
ここでは、これらの2つの円の図形を選択しました。
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49
図形描画機能6章
背景が透けて見えるように、透明度を変えてみましょう。「図形の書式設定」作業ウィンドウで、「塗りつぶし」から「透明度」のス
ライダーをドラッグします。
70%程度にしてみましょう。
文字が読みづらくならない程度に、背景の画像も透けて見えるようになりました。
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図形への文字入力とテキストボックス ◆図形への文字入力
図形内に直接、文字を入力できます。円を選択します。
そのままキーボードから文字を入力します。大文字のAを入力してみましょう。このように入力できました。
こちらの長方形を選択し、キーボードから文字を入力します。
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文字の書式を設定します。円を選択し、「ホーム」タブを開きます。「フォント」グループで、フォントサイズを拡大したりスタイル
を設定したり色を変えたりできます。
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また、このように文字をドラッグして選択することができますので、
ミニツールバーを使って、書式を設定することもできます。
50
図形描画機能6章
テキストボックスを利用すると、スライド上の任意の箇所に文字を入力できます。「挿入」タブの「テキスト」グループから、「テキ
ストボックス」をクリックします。
テキストボックスを作成したい大きさになるように対角線状に、ドラッグします。
テキストボックスが作成され、カーソルが点滅しますので、文字を入力します。
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テキストボックス内の文字をドラッグで選択すると、ミニツールバーが表示されますので、フォントサイズを設定します。
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位置を整えます。
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図形の一覧からテキストボックスを挿入することもできます。「ホーム」タブの「図形描画」グループに、図形の一覧があります。
「その他」をクリックして一覧を開きます。
「基本図形」のグループ内に、テキストボックスがあります。横書き形式の「テキストボックス」を選択します。
ドラッグして、テキストボックスを作成します。文字を入力します。
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51
図形描画機能6章
文字を選択して、ミニツールバーから、
フォントサイズ、スタイル、色を設定します。
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さらに、「中央揃え」にします。背面の円の図形と中心を揃えて配置しましょう。
テキストボックスをドラッグし、背面の円の中心線と揃ったところで、位置あわせのガイドが表示され、スナップしますのでマウ
スを離します。
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上下の中心もそろえましょう。配置の機能を利用します。テキストボックスと背面の円がどちらも囲まれるようにドラッグして選
択します。
「図形描画」グループの「配置」をクリックしてメニューを開きます。
「配置」にポイントして、サブメニューで「上下中央揃え」を選びます。
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2つのオブジェクトの中心を揃えることができました。
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7章・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
スライドマスターとフッターの設定それぞれのスライドのレイアウトには「マスター」といわれる、レイアウトの原本があります。マスターを編集すると、どのようにスライドに反映されるのかを試してみましょう。
スライドマスター ◆マスターの編集
「表示」タブの「マスター表示」から「スライドマスター」をクリックします。マスターが表示されました。
マスターには、スライドレイアウトの基本設定が行われています。スライドに共通のデザインを施したい場合などは、マスター
に設定を行います。
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サムネイルの先頭にある、Officeテーマスライドのマスターを選択します。
タイトルの文字を選択します。
フォントサイズを変更します。
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53
スライドマスターとフッターの設定7章
プレースホルダーのサイズと位置を調整します。
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タイトルを図形で装飾します。「挿入」タブの「図」グループから、「図形」をクリックします。「四角形」の一覧から、「角を丸くする」
を選びます。
ドラッグして、角丸四角形を描きます。
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「書式」タブの「図形のスタイル」グループで、「図形の塗りつぶし」をクリックし、色を選びます。
「図形の枠線」をクリックし、「線なし」を選びます。
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図形の配置やサイズを調整します。
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54
スライドマスターとフッターの設定7章
「スライドマスター」タブを開き、「マスター表示を閉じる」をクリックします。
標準の表示に戻りました。
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それぞれのスライドにタイトル部分の変更が適用されていることが分かります。
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◆背景の書式設定ただし、先頭のタイトルスライドにもこのようにタイトルの下に配置した図形が表示されています。マスターに配置した図形で
すので、タイトルスライド上で選択することができません。
右クリックしてメニューを開きます。「背景の書式設定」をクリックします。
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「背景の書式設定」作業ウィンドウが開きました。「背景グラフィックを表示しない」にチェックを入れます。
マスターに配置されたグラフィックが非表示になりました。
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スライドマスターとフッターの設定7章
「背景の書式設定」作業ウィンドウを閉じます。
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フッターフッターを設定します。「挿入」タブの「テキスト」グループから、「ヘッダーとフッター」をクリックします。
「ヘッダーとフッター」ダイアログボックスが開きました。
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「スライド番号」と「フッター」にチェックを入れます。フッターに表示したい文字を入力します。「タイトルスライドに表示しな
い」にチェックを入れて、「すべてに適用」をクリックします。
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タイトルスライドを除くすべてのスライドに、フッターの文字列とスライド番号が挿入されました。
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8章・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
アニメーションと画面切り替え効果スライドの表現力を高めるために、アニメーションと画面切り替え効果を設定しましょう。
アニメーションの設定スライドショーでプレゼンテーションを再生してみましょう。「スライドショー」タブを開き、「最初から」をクリックします。
画面上をクリックして、スライドを進めていきましょう。
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このように、特に動きの無いプレゼンテーションとなっています。
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◆テキストにアニメーションを設定するでは、スライドにアニメーションを追加し、プレゼンテーションの表現力を高めてみましょう。スライド内のテキストに対して、ア
ニメーションを設定してみましょう。2枚目のスライドを選択し、プレースホルダー内をクリックします。
「アニメーション」タブを開き、アニメーションの一覧で任意のアニメーションをクリックします。このように、様々な効果のアニ
メーションがあります。
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57
アニメーションと画面切り替え効果8章
「その他」をクリックすると、さらに多くのアニメーションを見ることが出来ます。
アニメーションには、「開始」、「強調」、「終了」、「アニメーションの軌跡」のカテゴリーがあります。「開始」のアニメーションは、ス
ライドショーの開始時に、テキストやオブジェクトが非表示の状態から表示される動きをします。「強調」のアニメーションは、
表示された状態から、さらに強調されるような動きをします。「終了」のアニメーションは、表示された状態から、消えていくよう
な動きをします。「アニメーションの軌跡」は、オブジェクトやテキストが、指定した道筋をトレースするように動きます。よく使う
アニメーション効果は、このように一覧で表示されています。
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すべてのアニメーション効果から選択するには、「その他の開始効果」を選択します。
「開始効果の変更」ダイアログボックスが表示されます。アニメーション効果が、「ベーシック」「あざやか」「控えめ」「はなやか」
のカテゴリーに分けられています。
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アニメーション効果を選択すると、そのアニメーションがプレビューされます。
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「控えめ」のカテゴリーから「フロートアップ」を選択してみましょう。「OK」をクリックします。アニメーション効果が設定されたオ
ブジェクトには、このようにアニメーションの開始順を示す番号が表示されます。
58
アニメーションと画面切り替え効果8章
◆アニメーションのプレビュー「アニメーション」タブの「プレビュー」をクリックします。
スライド上でアニメーションのプレビューが行えます。
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◆効果のオプション「効果のオプション」をクリックして開きます。「すべて同時」を選びます。
すると、すべての段落が同時に動きました。
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59
アニメーションと画面切り替え効果8章
「効果のオプション」から、「段落別」を選びます。
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◆アニメーションの詳細設定さらに、アニメーションの詳細な設定を行いましょう。段落レベルごとにアニメーションが実行されるようにしてみましょう。「ア
ニメーションの詳細設定」グループから、「アニメーションウィンドウ」をクリックします。
画面右側にアニメーションウィンドウが開きました。
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現在は、コンテンツプレースホルダーのみが表示されていますが、こちらの「内容を拡大」をクリックすると、個別の段落ごとに
表示され、より詳細にアニメーションの設定が行えます。
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「内容を隠す」をクリックして、コンテンツプレースホルダーのみの状態に戻します。
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60
アニメーションと画面切り替え効果8章
下向き三角ボタンをクリックし、表示されたメニューから「効果のオプション」を選択します。
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「フロートアップ」ダイアログボックスで、「テキストアニメーション」タブを開きます。
「グループテキスト」が、第1レベルの段落までになっていますので、「第2レベルの段落まで」に変更します。
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「OK」をクリックすると、スライド上でプレビューが行われます。
第1レベルのテキストが現れた後に、第2レベルのテキストが1行ずつフロートアップするのがわかります。
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アニメーションウィンドウは閉じます。
61
アニメーションと画面切り替え効果8章
画面切り替え効果画面切り替え効果を設定していきましょう。「画面切り替え」タブをクリックして開きます。
「画面切り替え」グループで、好みの効果を選びます。
ご覧のように、多彩な画面切り替え効果を適用できます。
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画面切り替え効果は、スライドごとに設定できます。3枚目のスライドを表示します。
◆フェード効果・コンベア効果こちらには、まだ画面切り替え効果が設定されていません。このスライドには、「フェード」を適用しましょう。
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62
アニメーションと画面切り替え効果8章
画面切り替え効果は、複数のスライドにまとめて設定することもできます。4枚目のスライドのサムネイルを選びます。「Shift」
キーを押しながら、最後のスライドを選びます。
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「その他」をクリックすると、さらに多くの画面切り替え効果が表示されます。「コンベア」を選択します。
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選択中のスライドにまとめてコンベア効果を設定することが出来ました。
先頭のスライドに戻ります。こちらは、「フェード」を設定します。
◆スライドショーでは、スライドショーで確認してみましょう。「スライドショー」タブを開き、「最初から」をクリックします。
63
アニメーションと画面切り替え効果8章
先頭スライドがフェードインしてスライドショーが始まります。
クリックして、画面を進めていきましょう。
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設定した画面切り替え効果で2枚目のスライドが表示されました。クリックに合わせて、テキストのアニメーションが再生されま
す。このように、設定した画面切り替え効果や、アニメーションの効果を伴って、スライドが表示されていきます。
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さらにクリックすると、フェード効果で3枚目のスライドが表示されました。こちらのスライドには、ビデオが挿入してあります。
マウスカーソルをビデオに合わせると、再生用のコントローラーが表示されます。再生ボタンをクリックすると、ビデオが再生
されます。
さらにクリックしていくと、まとめて設定されたコンベア効果で画面が切り替わるのが分かります。
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最後に、黒い画面になりますので、そのままクリックすると、標準の表示画面に戻ります。
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64
9章・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
スライドショーこの章では、スライドショーの操作について説明します。
スライドショーの基本操作
◆スライドショーの再生「スライドショー」タブをクリックして開きます。スライドショーは、最初から、あるいは現在開いているスライドから始めること
が出来ます。「スライドショーの開始」グループから、「現在のスライドから」をクリックします。
表示中のスライドからスライドショーが実行されました。
画面上でクリックし、アニメーションを再生し、スライドを進めていきます。
▶ ▶
キーボードを使って、スライドを進めたり戻したりできます。右向き(→)あるいは下向き(↓)の矢印キーを押すと、スライドが
進みます。
▶ ▶
左向き(←)、あるいは上向き(↑)の矢印キーを押すと、スライドが戻ります。
▶ ▶
スライドショーを途中で終了するには、キーボードから「Esc」キーを押します。
65
スライドショー9章
◆ペンとレーザーポインタースライドショーを行いながら、特定の箇所を指し示したり、書き込みを行ったりできます。「スライドショーの開始」グループから、
「最初から」をクリックします。スライドショー実行中に利用できるツールは、スライド左下あるいは、右クリックによって表示さ
れます。
マウスカーソルを動かすと、左下にアイコンが表示されます。
▶ ▶
右クリックすると、メニューが表示されます。
「Esc」キーを押してメニューを閉じます。
▶
スライド左下に表示されている、「ペンとレーザーポインターツール」をクリックします。メニューが表示されますので、「ペン」
を選びます。
スライド下のツールのアイコンがペンを示すものに変化しました。
もう一度、「ペンとレーザーポインターツール」をクリックします。好みの色を選びます。
▶ ▶
ペンを使ってスライド上で書込みを行うことが出来ます。
ペンの書き込みを消します。「ペンとレーザーポインターツール」をクリックして、「スライド上のインクをすべて消去」をクリック
します。
▶ ▶
66
スライドショー9章
マウスカーソルを矢印に戻すには、再び「ペン」を選択します。
◆全てのスライドを表示全てのスライドを表示しましょう。こちらのアイコンをクリックします。
すべてのスライドが一覧で表示されました。
移動したいスライドをクリックして、一気に移動できます。
▶
◆スライドの一部をフォーカスするスライドの中で、特に注目をさせたい場所がある場合は、拡大して表示することが出来ます。
拡大のアイコンをクリックします。スライドの一部がフォーカスされるように、半透明のマットがかかりました。
▶
マウスを動かして、フォーカスされる位置を合わせて、クリックします。
すると、フォーカスしていた位置がスライドショーに表示されました。
▶
67
スライドショー9章
さらにつかんで移動するようにドラッグすると、フォーカスの位置を変えることが出来ます。
▶
◆矢印のオプション拡大を終了するには、キーボードの「Esc」キーを押します。元の状態に戻りました。「その他のスライドショーオプション」をク
リックして開きます。いくつかのオプションを利用することが出来ます。例えば、「矢印のオプション」をクリックします。現在は
「自動」になっていますので、マウスポインターはマウスを動かすと表示され、一定の時間が経過すると消えるようになってい
ます。「非表示」を選択すると、マウスポインターの矢印が常に非表示になります。
右クリックで、メニューを表示します。「ポインターオプション」-「矢印のオプション」と進めて、「自動」を選びます。
右クリックでメニューを開き、「スライドショーの終了」をクリックします。
スライドショーが終了しました。
▶
トレーニング BOOK誰でもわかる Microsoft PowerPoint 2016
2017 年発行
制作・販売元 アテイン株式会社〒 101-0041 東京都千代田区神田須田町 2-19-8 酒井ビルTEL.03-5297-8001 FAX.03-5297-8452 E-mail [email protected] http://www.attainj.co.jp/
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