14
ご使用いただく前に このたびは、エム・システム技研の製品をお買い上げ いただき誠にありがとうございます。本器をご使用いた だく前に、下記事項をご確認下さい。 ■梱包内容を確認して下さい 電力マルチトランスデューサ .................................. 1 ユーザ記入用出力ラベル ......................................... 2 壁取付用スライダ .................................................... 2 ■形式を確認して下さい お手元の製品がご注文された形式かどうか、スペック 表示で形式と仕様を確認して下さい。 ■取扱説明書の記載内容について 本取扱説明書は本器の取扱い方法、外部結線および簡 単な保守方法について記載したものです。 コンフィギュレーションは PC でも可能です。詳細は、 コンフィギュレータソフトウェア(形式:LSCFG)の 取扱説明書をご参照下さい。 コンフィギュレータソフトウェアは、弊社のホームペー http://www.m-system.co.jp よりダウンロードが可能 です。 ご注意事項 EU 指令適合品としてご使用の場合 ・本器は測定カテゴリ II(入力、過渡電圧:4000 V)、 設置カテゴリ II(過渡電圧:2500 V)、汚染度 2 での 使用に適合しています。設置に先立ち、本器の絶縁ク ラスがご使用の要求を満足していることを確認して下 さい。 なお、本器の絶縁クラスは次のとおりです。 入力-出力間 強化絶縁(480 V出力-補助電源間 強化絶縁(300 V・高度 2000 m 以下でご使用下さい。 ・本器は盤内蔵形として定義されるため、必ず制御盤内 に設置して下さい。 ・適切な空間・沿面距離を確保して下さい。適切な配線 がされていない場合、本器の CE 適合が無効になる恐 れがあります。 ・お客様の装置に実際に組込んだ際に、規格を満足させ るために必要な対策は、ご使用になる制御盤の構成、 接続される他の機器との関係、配線等により変化する ことがあります。従って、お客様にて装置全体で CE マーキングへの適合を確認していただく必要がありま す。 ・遠方より引込む配線には、各種避雷器を設置して下さ い。 ●補助電源 許容電圧範囲、電源周波数、消費電力 スペック表示で定格電圧をご確認下さい。 交流電源:定格電圧 100 240 V AC の場合 85 264 V AC50 60 Hz20 VA 未満 直流電源:定格電圧 110 240 V DC の場合 99 264 V DC9 W 未満 定格電圧 24 V48 V DC の場合 定格電圧± 10%9 W 未満 ●取扱いについて ・本体の取外または取付を行う場合は、危険防止のため 必ず、電源および入力信号を遮断して下さい。 ●設置について ・屋内でご使用下さい。 ・雨、水滴、日光の直接当たる場所は避けて下さい。 ・塵埃、金属粉などの多いところでは、防塵設計のきょ う体に収納し、放熱対策を施して下さい。 ・振動、衝撃は故障の原因となることがあるため極力避 けて下さい。 ・周囲温度が -10 +55℃を超えるような場所、周囲湿 度が 30 90 % RH を超えるような場所や結露するよ うな場所でのご使用は、寿命・動作に影響しますので 避けて下さい。 ●配線について ・配線は、ノイズ発生源(リレー駆動線、高周波ライン など)の近くに設置しないで下さい。 ・ノイズが重畳している配線と共に結束したり、同一ダ クト内に収納することは避けて下さい。 ●その他 ・本器は電源投入と同時に動作しますが、すべての性能 を満足するには 10 分の通電が必要です。 電力用マルチトランスデューサ LS UNIT シリーズ 取扱説明書 電力マルチトランスデューサ 形 式 LSMT4 NM-1957 改 5 P1/14

取扱説明書 電力マルチトランスデューサ LSMT4 - M-System接 続 各端子の接続は結線図を参考にして行って下さい。外形寸法図(単位:mm)

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  • ご使用いただく前に このたびは、エム・システム技研の製品をお買い上げいただき誠にありがとうございます。本器をご使用いただく前に、下記事項をご確認下さい。

    ■梱包内容を確認して下さい ・電力マルチトランスデューサ ..................................1台 ・ユーザ記入用出力ラベル .........................................2枚 ・壁取付用スライダ ....................................................2個

    ■形式を確認して下さい お手元の製品がご注文された形式かどうか、スペック表示で形式と仕様を確認して下さい。

    ■取扱説明書の記載内容について 本取扱説明書は本器の取扱い方法、外部結線および簡単な保守方法について記載したものです。コンフィギュレーションは PCでも可能です。詳細は、コンフィギュレータソフトウェア(形式:LSCFG)の取扱説明書をご参照下さい。コンフィギュレータソフトウェアは、弊社のホームページ http://www.m-system.co.jpよりダウンロードが可能です。

    ご注意事項●EU指令適合品としてご使用の場合 ・本器は測定カテゴリ II(入力、過渡電圧:4000 V)、設置カテゴリ II(過渡電圧:2500 V)、汚染度 2での使用に適合しています。設置に先立ち、本器の絶縁クラスがご使用の要求を満足していることを確認して下さい。なお、本器の絶縁クラスは次のとおりです。入力-出力間 強化絶縁(480 V)出力-補助電源間 強化絶縁(300 V)

    ・高度 2000 m以下でご使用下さい。 ・本器は盤内蔵形として定義されるため、必ず制御盤内に設置して下さい。 ・適切な空間・沿面距離を確保して下さい。適切な配線がされていない場合、本器の CE適合が無効になる恐れがあります。 ・お客様の装置に実際に組込んだ際に、規格を満足させるために必要な対策は、ご使用になる制御盤の構成、接続される他の機器との関係、配線等により変化することがあります。従って、お客様にて装置全体で CEマーキングへの適合を確認していただく必要があります。 ・遠方より引込む配線には、各種避雷器を設置して下さい。

    ●補助電源 ・許容電圧範囲、電源周波数、消費電力スペック表示で定格電圧をご確認下さい。交流電源:定格電圧 100~ 240 V ACの場合     85~ 264 V AC、50/ 60 Hz、20 VA未満直流電源:定格電圧 110~ 240 V DCの場合     99~ 264 V DC、9 W未満     定格電圧 24 V、48 V DCの場合     定格電圧± 10%、9 W未満●取扱いについて ・本体の取外または取付を行う場合は、危険防止のため必ず、電源および入力信号を遮断して下さい。●設置について ・屋内でご使用下さい。 ・雨、水滴、日光の直接当たる場所は避けて下さい。 ・塵埃、金属粉などの多いところでは、防塵設計のきょう体に収納し、放熱対策を施して下さい。

    ・振動、衝撃は故障の原因となることがあるため極力避けて下さい。

    ・周囲温度が -10~ +55℃を超えるような場所、周囲湿度が 30~ 90 % RHを超えるような場所や結露するような場所でのご使用は、寿命・動作に影響しますので避けて下さい。●配線について ・配線は、ノイズ発生源(リレー駆動線、高周波ラインなど)の近くに設置しないで下さい。

    ・ノイズが重畳している配線と共に結束したり、同一ダクト内に収納することは避けて下さい。●その他 ・本器は電源投入と同時に動作しますが、すべての性能を満足するには 10分の通電が必要です。

    電力用マルチトランスデューサ LS・UNIT シリーズ

    取扱説明書

    電力マルチトランスデューサ形 式

    LSMT4

    NM-1957 改 5 P1/14

  • 各部の名称■前面図

    コンフィギュレータ接続

    データ表示

    操作ボタン補助電源端子

    入力信号端子

    出力信号端子

    取付方法■壁取付の場合本体上部に付属のスライダを差込み、本体下部のスライダを引出して、スライダの穴(φ 4.5)にM4ねじにて固定して下さい。(締付トルク 1.4 N・m)スライダを本体から取外す場合は、下図のようにツメを内側に曲げながら引抜いて下さい。

    内側に 押す

    ■DINレール取付の場合本体裏面の上側フックを DINレールに掛け下側を押して下さい。取外す場合はマイナスドライバなどでスライダを下に押下げその状態で下側から引いて下さい。

    DINレール(35mm幅)

    スライダ

    LSMT4

    NM-1957 改 5 P2/14

  • 接 続 各端子の接続は結線図を参考にして行って下さい。

    外形寸法図(単位:mm)

    7.2 24ーM3.5 端子ねじ

    126

    119(DINレール取付)

    115

    140

    DINレール(35mm幅)

    4ーφ4.5 取付穴

    (3.3)

    6.5

    116

    75

    125

    端子カバー

    8.613ーM4 端子ねじ

    取付寸法図(単位:mm)

    ピッチ130以上

    126

    75 4-M4

    LSMT4

    NM-1957 改 5 P3/14

  • 配 線■圧着端子 圧着端子は、下図の寸法範囲のものを使用して下さい。また、Y形端子を使用される場合も適用寸法は下図に準じます。

    ●M3.5ねじ(出力)推奨圧着端子:適用電線 1.04~ 2.63mm2

       推奨メーカ 日本圧着端子製造、ニチフ締 付 ト ル ク:0.6 N・m

    7max

    (mm)

    3.8max

    ●M4ねじ(補助電源、電圧入力、電流入力)推奨圧着端子:適用電線 1.04~ 6.64 mm2

       推奨メーカ 日本圧着端子製造、ニチフ締 付 ト ル ク:1.4 N・m

    8max

    4maxφ4.3

    (mm)

    結線図EMC(電磁両立性)性能維持のため、FE端子を接地して下さい。注)FE端子は保護接地端子(Protective Conductor Terminal)ではありません。

    補助電源 U(+)

    V(-)

    FE

    接点出力1

    接点出力2

    アナログ出力1CH1+

    CH1-

    アナログ出力10CH10+

    CH10-

    CH11+

    CH11-

    CH12+

    CH12-

    ジャック コンフィギュレータケーブル接続

    補助電源端子

    入力信号端子

    出力信号端子

    ■結線表示 ■端子接続

    ・・・

    LSMT4

    NM-1957 改 5 P4/14

  • N 1S 1L 3S 3L

    L1電源側 負荷側

    NL2

    u v v u

    U V V Uk l

    K L k l

    K L

    N 1S 1L 3S 3L

    L1電源側 負荷側

    NL2

    k l

    K L k l

    K L

    N 1S 1L 3S 3L

    L1電源側 負荷側

    NL2

    1S 1L

    L1電源側 負荷側

    L2L3

    u v v u

    U V V Uk l

    K L

    1S 1L

    L1電源側 負荷側

    L2L3

    k l

    K L

    1S 1L

    L1電源側 負荷側

    L2L3

    N 1S 1L

    L1電源側 負荷側

    N

    k l

    K L

    u v

    U V

    N 1S 1L

    L1電源側 負荷側

    N

    k l

    K L

    N 1S 1L

    L1電源側 負荷側

    N

    システム/アプリケーション

    単相2線

    三相3線平衡負荷

    単相3線

    1S 1L 3S 3L

    L1電源側 負荷側

    L2L3

    u v v u

    U V V Uk l

    K L k l

    K L

    1S 1L 3S 3L

    L1電源側 負荷側

    L2L3

    k l

    K L k l

    K L

    1S 1L 3S 3L

    L1電源側 負荷側

    L2L3三相3線

    不平衡負荷

    結線図

    1S 1L 3S 3L

    L1電源側 負荷側

    L2L3

    k l

    u v

    U V

    u v

    U V

    u v

    U V

    N

    K L k l

    K L

    1S 1L 3S 3LN

    L1電源側 負荷側

    L2L3

    k l

    K L k l

    K L

    2S 2L

    k l

    K L

    1S 1L 3S 3LN 2S 2L

    L1電源側 負荷側

    L2L3

    N

    N

    N

    2S 2L

    k l

    K L

    N 1S 1L

    L1電源側 負荷側

    L2

    k l

    K L

    u v

    U V

    N 1S 1L

    L1電源側 負荷側

    L2L3N

    k l

    K L

    N 1S 1L

    L1電源側 負荷側

    L2

    L3

    L3

    N

    N

    システム/アプリケーション

    三相4線平衡負荷

    三相4線 不平衡負荷

    結線図

    P1

    P1

    P1 P1

    P1

    P2 P3

    P1

    P1 P1

    P1

    P2 P3 P1 P2 P3

    P1 P2 P3

    P1 P2 P3

    P1 P2 P3

    P1 P2 P3

    P1 P2 P3

    P1 P2

    P3

    P1 P3

    P1 P3

    P3

    注)低圧回路では、接地は不要です。

    LSMT4

    NM-1957 改 5 P5/14

  • 運転モードの操作

    1線電流

    4つのボタン操作で、LEDの表示計測項目を切換えます。

    2線電流

    3線電流

    中性線電流

    1-2線間電圧

    2-3線間電圧

    3-1線間電圧

    1相電圧

    2相電圧

    3相電圧

    有効電力

    無効電力

    皮相電力

    1相有効電力

    2相有効電力

    3相有効電力

    1相無効電力

    2相無効電力

    3相無効電力

    1相皮相電力

    力率

    周波数

    1相力率

    2相力率

    3相力率

    1線電流THD

    2線電流THD

    3線電流THD

    中性線電流THD

    1-2線間電圧THD

    2-3線間電圧THD

    3-1線間電圧THD

    1相電圧THD

    2相電圧THD

    3相電圧THD

    2相皮相電力

    3相皮相電力

    表示と文字表記0 1 2 43 5 6 7 98 - A B DC E F G IH J K L NM O P Q SR T U V W X ZY

    LSMT4

    NM-1957 改 5 P6/14

  • 設定モードの操作■基本ボタン操作

    ■設定メニュー・設定グループメニュー●フローチャート

    運転モード

    DEV.I

    REBT

    PASS

    LOOP

    SETT

    設定メニュー

    0000~9999の範囲でパスコードを入力します。入力したパスコードが一致すると、設定メニューに移行します。入力したパスコードを間違えると、エラー表示後運転モードに戻ります。

    メニュー、項目の選択ボタン メニュー、項目選択または

    メニュー、項目の決定メニュー、項目を抜ける

    長押し パスコード不一致

    パスコード一致

    入力設定メニューへ

    パルス出力設定メニューへ

    アナログ出力設定メニューへ

    オプション設定メニューへ

    メンテナンスメニューへ

    INP

    ENER

    AOUT

    OPT

    MNTE

    設定グループメニュー

    選択桁をアップ、ダウン数値入力

    入力確定確定せずに戻る

        キーを押すごとに、ファームウェアのバージョンと形式コードを交互に表示します。

    パスコード入力

    バージョン表示

    設定メニューに入るためのパスコードを0000~9999の範囲で変更できます。工場出荷時は0000に設定されています。

    ループテストを行う出力項目を選択すると、選択した出力を任意に変更することができます。

    パスコード変更

    項目NOYES

    内容設定メニューに戻る機器を再起動する

    機器再起動

    項目AO1 :AO10PO1PO2

    出力アナログ出力1   :アナログ出力10パルス出力1パルス出力2

    ループテスト操作→実量値桁移動↑実量値選択桁アップ↓実量値選択桁ダウン↑↓でON/OFF切換

    ループテスト

    LSMT4

    NM-1957 改 5 P7/14

  • ■INP 入力設定メニュー●フローチャート

    SYS

    CT1

    CT2

    VT1

    VT2

    VRNG

    FREQ

    CO-I

    入力設定メニュー

    設定グループメニューへ

    1~20000(A)[5A]

    ※1、LSMT4-2□□□-□のみ選択可能

    50~480(V)[110V]※2本設定値を変更すると、設定値に従って下表のように電圧レンジ設定が自動的に再設定されます。

    CT一次側定格

    1~5(A)[5A]

    CT二次側定格

    0.05~400.00(kV)[0.11kV]※2

    VT一次側定格

    50~480(V)[150V]

    電圧レンジ

    0.0~99.9(%)[1.0%]定格電流値×設定値未満の電流値は、0Aとみなします。

    電流カットアウト

    CO-V0.0~99.9(%)[1.0%]定格電圧値×設定値未満の電圧値は、0Vとみなします。

    電圧カットアウト

    項目1P2W1P3W3P3B3P3U3P4B3P4U

    結線方式単相2線単相3線三相3線平衡負荷三相3線不平衡負荷三相4線平衡負荷※1三相4線不平衡負荷※1

    結線方式

    設定値110220それ以外

    電圧レンジ自動設定値150300本設定値そのままの値

    VT二次側定格

    項目U1N(*)I1

    (*)は工場出荷時の設定 ※2、VTの設定は、下表に従って定格電圧を設定して下さい。 結線方式 電 圧 設定範囲 単相2線 V1-N間電圧 50~277V 三相3線 線間電圧 50~480V 単相3線 V1-N間電圧 50~277V 三相4線 相電圧 50~277V

    内容電圧1の周波数を計測する電流1の周波数を計測する

    交流周波数計測信号

    LSMT4

    NM-1957 改 5 P8/14

  • ■ENER パルス出力設定メニュー●フローチャート

    CNT

    WEI

    DUR

    パルス出力設定メニュー

    設定グループメニューへ

    PO1

    PO2

    出力選択

    pは以下の式で計算したnにより、下表に従って自動的に 決定されます。 n=a×(一次定格電圧)×(一次定格電流)÷1000(a=単相2線時は1、単相3線時は2、三相時は√3、 三相4線時は3)

    100~2000(ミリ秒)の範囲で100ミリ秒単位で設定可能です。[100ミリ秒]

    パルス幅

    項目EPEQESEP-EQ-EQ GEQ DEQ-GEQ-DEQ PEQ-P

    電力量有効電力量(受電)無効電力量(遅れ)皮相電力量有効電力量(送電)無効電力量(進み)無効電力量(受電/遅れ)無効電力量(受電/進み)無効電力量(送電/遅れ)無効電力量(送電/進み)無効電力量(受電)無効電力量(送電)

    項目0.001(*)0.010.11.0

    電力量p×0.001kWh/pulsep×0.01kWh/pulsep×0.1kWh/pulsep×1.0kWh/pulse

    出力電力量

    n10未満10以上100未満100以上1 000未満1 000以上10 000未満10 000以上100 000未満100 000以上

    p1101001 00010 000100 000

    1パルスの電力量

    LSMT4

    NM-1957 改 5 P9/14

  • ■AOUT アナログ出力設定メニュー●フローチャート

    ●アナログ出力範囲

    INP

    SCAL

    TBL

    LINA

    ADJ

    アナログ出力設定メニュー

    設定グループメニューへ

    AO1

    AO2

    AO3

    AO4

    AO5

    AO6

    AO7

    AO8

    AO9

    AO10

    出力選択

    設定は「アナログ出力割当て一覧」を参照

    下表の4つの入出力スケーリング用の設定を行います。

    下表の折れ線入出力の入出力各10点の設定を行います。

    下表の項目を選択すると、調整範囲に書かれた範囲内で出力の微調整を行います。

    直線スケーリングでは、上表の入力レンジ下限~入力レンジの範囲が出力0%~出力100%に変換されます。入力レンジを設定すると、このアナログ出力に割当てた入力項目により入力レンジ下限に自動的に値が再設定されます。自動的に設定される値は「アナログ出力割当て一覧」を参照

    割当て

    項目ISPNIZEROSPNOZER

    内容入力レンジ入力レンジ下限出力100%出力0%

    設定範囲「アナログ出力割当て一覧」参照「アナログ出力割当て一覧」参照「アナログ出力範囲」参照「アナログ出力範囲」参照

    LSMT4-□□A□-□LSMT4-□□4□-□LSMT4-□□5□-□LSMT4-□□6□-□

    4.00~20.00(mA)0.000~10.000(V)0.000~5.000(V)1.000~5.000(V)

    3.20~20.80(mA)-0.500~10.500(V)-0.250~5.250(V)0.800~5.200(V)

    形 式 出力定格 設定可能範囲

    項目SCAL(*)

    TBL

    内容入出力の0%、100%をそれぞれ設定して直線スケーリングの入出力変換を行います。設定は「直線スケーリング」を参照折れ線テーブルを設定して、折れ線の入出力変換を行います。設定は「折れ線テーブル」を参照

    直線スケーリング

    リニアライザ選択

    項目IN0 :IN9OUT0 :OUT9

    内容入力レンジ1点目   :入力レンジ10点目出力1点目  :出力10点目

    設定範囲設定は「アナログ出力範囲」を参照

    設定は「アナログ出力範囲」を参照

    折れ線テーブル

    項目ZEROSPAN

    調整範囲-5.00~5.00(%)[0.00%]95.00~105.00(%)[100.00%]

    出力微調整

    LSMT4

    NM-1957 改 5 P10/14

  • ●アナログ出力割当て一覧

    NONEI1I2I3INU12U23U31U1NU2NU3NPP1P2P3QQ1Q2Q3SS1S2S3PFPF1PF2PF3F

    T-Q

    T-PF

    未割当て1線電流2線電流3線電流中性線電流1-2線間電圧2-3線間電圧3-1線間電圧1相電圧2相電圧3相電圧有効電力1相有効電力2相有効電力3相有効電力無効電力1相無効電力2相無効電力3相無効電力皮相電力1相皮相電力2相皮相電力3相皮相電力力率1相力率2相力率3相力率交流周波数

    潮流補正無効電力

    潮流補正力率

    - 0.00~120.00%[0.00~100.00%]

    0.00~120.00%[0.00~100.00%]

    -120.00~120.00%[0.00~100.00%]

    -120.00~120.00%[-100.00~100.00%]

    0.00~120.00%[0.00~100.00%]

    -100.00~100.00%[-50.00~50.00%]

    0.00~100.00%[0.00~100.00%]

    -100.00~100.00%[-100.00~100.00%]

    -100.00~100.00%[-50.00~50.00%]

    定格電力のLEAD/LAG側範囲を設定すると、送電側は出力の0~50%、受電側は出力の50~100%に出力します。

    -100% -75% -50% -25% 0%

    0

    25% 50% 75% 100%

    CT二次側定格

    - 0.00

    0.00

    0.00

    入力レンジを 符号反転した値

    0.00

    入力レンジを 符号反転した値

    入力レンジを 符号反転した値

    入力レンジを 符号反転した値

    項 目 意 味 入力レンジ 設定可能範囲 入力レンジ 入力レンジ下限

    自動設定値

    ●P(定格電力)の計算方法

    単相2線

    単相3線三相3線

    三相4線

    20

    出力(mA)

    12

    4

    1000 0 -1000入力(var)

    (LAG) (LEAD)

    Pは定格電力値で、結線方式とCT・VTの二次側定格により、以下の式で計算後、(CT二次側定格)×100(W)単位に丸めた値に自動的に決定されます。オプション設定で丸めないようにすることも可能です。 定格電力=(CT二次側定格)×(VT二次側定格)×a 計算例

    1

    22

    3

    110V/5A220V/5A110V/5A110V/5A220V/5A220V/5A

    500W1000W1000W1000W2000W3500W

    結線方式 a 定 格 定格電力

    ●出力0%~100%を反転する方法入力レンジに負の値を設定すると、出力を反転します。例えば、無効電力の入力レンジに-50.00%を設定すると、入力レンジ下限には50.00%が自動的に設定され、下図のような出力特性になります。

    0 電圧レンジ

    0 P

    45 55 65

    -P P(受電)(送電) 0

    -P P(LAG)(LEAD) 0

    0 0(LAG)(LEAD) 1

    P -P P(LAG)(LEAD)(LAG)(LEAD)-P(受電)0

    (送電)0

    力率のLEAD/LAG側範囲を設定すると、送電側は出力の0~50%、受電側は出力の50~100%に出力します。

    0 P(LAG)(LEAD)(LAG)(LEAD)0(受電)1

    (送電)1

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  • ●無効電力と力率の出力特性について無効電力と力率の出力特性は「無効電力符号設定」により下記のように送電時の出力特性が変化します。力率 0付近の無効電力、力率を出力する場合は、IECを選択してください。

    無効電力符号設定 IEC SPC

    無効電力

    20

    12

    4

    1000 0

    送電 受電

    1000 0 1000

    出力(mA)

    入力(var)

    (LEAD) (LAG) (LEAD) (LAG)

    20

    12

    4

    1000 0

    送電 受電

    1000 0 1000

    出力(mA)

    入力(var)

    (LEAD) (LAG) (LEAD) (LAG)

    力率

    20

    12

    4

    0 1

    送電 受電

    0 1 0

    出力(mA)

    入力

    (LEAD) (LAG) (LEAD) (LAG)0.5 0.5 0.5 0.5

    20

    12

    4

    0 1

    送電 受電

    0 1 0

    出力(mA)

    入力

    (LEAD) (LAG) (LEAD) (LAG)0.5 0.5 0.5 0.5

    注 1)無効電力はレンジ設定 100 %、力率はレンジ設定 50 %の場合の特性を示しています。注 2)IECの出力特性は、ファームウェアバージョン 1.30以降でのみ有効です。

    20

    12

    4

    1000 0

    送電 受電

    1000 0 1000

    ●出力例・潮流補正無効電力

    20

    12

    4

    ・潮流補正力率

    レンジ-100~100% レンジ-50~50%

    20

    12

    4

    出力(mA)

    出力(mA) 出力(mA)

    入力(var)

    入力 入力

    (LEAD) (LAG) (LEAD) (LAG)

    0 1

    送電 受電

    0 1 0(LEAD) (LAG) (LEAD) (LAG)

    0 1

    送電 受電

    0 1 00.5 0.5 0.5 0.5(LEAD) (LAG) (LEAD) (LAG)

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  • ■OPT オプション設定メニュー●フローチャート

    ALIM

    RPR

    PF-S

    Q-S

    QN-C

    S-C

    オプション設定メニュー

    設定グループメニューへ

    アナログ出力をリミットするかどうかを設定します。

    項目ONOFF(*)

    内容-1%と101%でリミットするリミットしない(-5~105%まで出力)

    アナログリミット

    項目IEC(*)

    IEEE

    内容有効電力が受電であるときを正、送電であるときを負とします。位相ずれがLAGであるときを正、LEADであるときを負とします。

    力率符号設定

    項目IEC(*)

    SPC

    内容力率1.0(有効電力最大受電)時を境に電流を遅れ方向180°ずれた範囲までが正、それ以外が負とします。受電時はIECと同じ、送電時はIECと正負が反転します。

    無効電力符号設定

    項目VEC(*)SIGM

    内容ベクトル計算法 Qn= Sn2-Pn2 を使用します。

    無効電力計法 Qn=

    を使用します。

    (Uni-Nni)Ii+(Nsmp/4)NsmpNsmp

    i=1Σ1

    無効電力計算設定

    定格電力=(VT二次側定格)×(CT二次側定格)×a

    項目ON(*)

    OFF

    内容定格電力を下記の式で計算後、(二次側定格電流)×100(W)の整数倍で一番近い値に丸めます。定格電力を下記の式で計算後、丸めません。

    定格電力丸め

    項目VEC(*)SUM

    内容ベクトル和計算法 S= P2+Q2 を使用します。算術和法 S=S1+S2+S3を使用します。

    皮相電力計算設定

    単相2線単相3線三相3線三相4線

    ON1223

    OFF12√33

    結線方式a

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  • ■MNTE メンテナンスメニュー●フローチャート

    BKUP

    REST

    CLR.A

    メンテナンスメニュー

    設定グループメニューへ

    項目NOYES

    内容メンテナンスメニューに戻る。現在の設定を内蔵メモリにバックアップする。

    設定バックアップ

    項目NOYES

    内容メンテナンスメニューに戻る。内蔵メモリにバックアップした設定をリストアする。

    設定リストア

    項目NOYES

    内容メンテナンスメニューに戻る。設定を標準設定で初期化する。

    設定初期化

    雷対策 雷による誘導サージ対策のため弊社では、電子機器専用避雷器<エム・レスタシリーズ>をご用意致しております。併せてご利用下さい。

    保 証 本器は、厳密な社内検査を経て出荷されておりますが、万一製造上の不備による故障、または輸送中の事故、出荷後 3年以内正常な使用状態における故障の際は、ご返送いただければ交換品を発送します。

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