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DELL TECHNOLOGIES
デジタル トランスフォーメーションインデックスII
エグゼクティブ サマリー
2年前の第1回DT (デジタル トランスフォーメーション)インデックスでは、自社が3~5年以内に競争環境で後れを取るだろうと考えているビジネス リーダーが約半数(45%)に上ることが明らかになりました。あれ以来、デジタル
時代の創造的破壊は衰えることなく続いていますが、今日の状況はどうなっているでしょうか。
DELL TECHNOLOGIES
デジタル トランスフォーメーション インデックスII
グローバルな視点:40か国以上で導入
部門横断的:中規模組織から大企業までの取締
役から経営幹部
業界の視点:12業種
Dell Technologiesは、世界中の4,600人のビジネス リーダーを対象とした調査をIntelと共同で実施し、各組織のデジタル トランスフォーメーションの取り組みを分析しました。
Vanson BourneがDell Technologiesに代わって2018年8月に実施した調査。2
1
ビジネス環境の変化
2
進捗の遅れ
3
デジタル トランスフォーメーションを阻害する障害
4
差し迫る信頼の危機
5
レスキュー プランの策定
6
デジタルの未来を実現
目次
3
ビジネス環境の変化
78%デジタル トランスフォーメーションを組織全体に広げる必要があると考えている回答者の割合
51%5年以内に顧客の需要の変化に対応するのに苦慮するだろうと考えている回答者の割合
3人に1人将来は後れを取るだろうとまだ不安を感じている回答者の割合
5
ビジネス環境の変化1
デジタル トランスフォーメーションは企業にとって、重大かつ普遍的な前提条件の1つになっている。
デジタル世界への移行を断固とした姿勢で進めているにもかかわらず、多くの企業のデジタル トランスフォーメーション プログラムは
まだ初期段階にあります。
進捗の
遅れ
ベンチマークグループ
デジタル リーダー デジタル トランスフォーメーションが自社DNAに組
み込まれている
デジタル導入企業 成熟したデジタル プラン、投資、イノベーションを確
立している
デジタル評価企業 デジタル トランスフォーメーションを徐々に採り入れ、
プラン策定を行っている
デジタル フォロワー デジタルへの投資はほとんど行っておらず、
とりあえずプラン策定に手を着けはじめた
デジタル後進企業 デジタル プランがなく、イニシアチブや投資も限定さ
れている
大半の企業はデジタル トランスフォーメーションが遅れている
デジタル後進企業
デジタル プランがなく、イニシアチブや投資も限定されている
デジタルフォロワー
デジタルへの投資はほとんど行っておらず、
とりあえずプラン策定に手を着けはじめた
デジタル評価企業
デジタル トランスフォーメーションを徐々に採り入れ、プラン策定を行っている
デジタル導入企業
成熟したデジタル プラン、投資、イノベーションを確立
している
デジタルリーダー
デジタル トランスフォーメーションが自社DNAに
組み込まれている
9% 30% 33% 23% 5%
全回答者に占める割合
進捗の
遅れ2
8
デジタル後進企業
デジタルフォロワー
デジタル評価企業
デジタル導入企業
デジタルリーダー
15% 32% 34% 14% 5%
9
10社のうちほぼ4社は、ベンチマーク上のデジタル成熟度が最も低い2つのグループに依然として広く分布している
2016
9% 30% 33% 23% 5%2018年
全回答者に占める割合
6%
9%
大半の企業はデジタル トランスフォーメーションが遅れている進捗の
遅れ2
デジタル プランがなく、イニシアチブや投資も限定されている
デジタルへの投資はほとんど行っておらず、
とりあえずプラン策定に手を着けはじめた
デジタル トランスフォーメーションを徐々に採り入れ、プラン策定を行っている
成熟したデジタル プラン、投資、イノベーションを確立している
デジタル トランスフォーメーションが自社DNAに
組み込まれている
横ばい状態
国/地域別の成熟度進捗の
遅れ2
10
国
上位
3位
下位
3位
58
56
55
インド
ブラジル
タイ
38
38
29
フランス
デンマーク
日本
先進国と新興国の比較
**合計を100とした場合の平均スコア
4450
Developed Emerging
地域45
5147
EMEA Americas APJC南北アメリカ アジア太平洋・日本・中国
先進国 新興国
新興国市場のほうが健闘
11
デジタル後進企業
デジタル プランがなく、イニシアチブや投資も限定されている
デジタルフォロワー
デジタルへの投資はほとんど行っておらず、
とりあえずプラン策定に手を着けはじめた
デジタル評価企業
デジタル トランスフォーメーションを徐々に採り入れ、プラン策定を行っている
デジタル導入企業
成熟したデジタル プラン、投資、イノベーションを確立している
デジタルリーダー
デジタル トランスフォーメーションが自社DNAに組み込まれている
6% 26% 36% 27% 6%
12% 33% 31% 20% 4%
「破壊的変化の影響を受ける側ではなく、自らが破壊的変化を起こす側に5年以内になる」
新興国:
53%
先進国:
40%
新興国
先進国
全回答者に占める割合
進捗の
遅れ2
後進企業とフォロワーは先進国のほうが多い リーダーと導入企業は新興国市場のほうが多い
業種別の成熟度進捗の
遅れ2
12**合計を100とした場合の平均スコア
50
50
48
48
48
48
48
46
46
45
45
41
Telecoms
Technology
Financial services
Life sciences
Media and entertainment
Private healthcare
Automotive
Oil and gas
Retail and consumer products
Insurance
Manufacturing
Public healthcare
通信
テクノロジー
金融サービス
ライフ サイエンス
メディアおよびエンターテイメント
民間医療
自動車
石油およびガス
小売および消費者向け製品
保険
製造
公共医療
デジタル トランスフォーメーションを阻害する障害
阻害要因
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
データのプライバシーとセキュリティに関する不安
予算およびリソース不足
組織内のスキルおよびノウハウの不足
法令規制の改廃
デジタル文化が未成熟
ビジネスのスピードに見合う適切なテクノロジーの不足
情報過多
上級幹部からのサポートと支援の不足
一貫したデジタル戦略とビジョンの不足
脆弱なデジタル ガバナンス/構造
主な障害はテクノロジー、人材、ポリシーに広くわたる
14
デジタル トランスフォーメーションを阻害する障害3
91%デジタル トランスフォーメーションの大きな障害に直面している企業の割合
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
阻害要因デジタル トランスフォーメーションを阻害する障害3
予算およびリソース不足
組織内のスキルおよびノウハウの不足
上級幹部からのサポートと支援の不足
ビジネスのスピードに見合う適切なテクノロジーの不足
データのプライバシーとセキュリティに関する不安
競合他社の活動に対する事後対応的なアプローチ
一貫したデジタル戦略とビジョンの不足
デジタル文化が未成熟
法令規制の改廃
分断/サイロ化されたコンピューティング環境
2016年1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
脆弱なデジタル ガバナンス/構造
データから価値の高いインサイトを抽出できない
情報過多
データのプライバシーとセキュリティに関する不安
予算およびリソース不足
組織内のスキルおよびノウハウの不足
法令規制の改廃
デジタル文化が未成熟
ビジネスのスピードに見合う適切なテクノロジーの不足
情報過多
上級幹部からのサポートと支援の不足
一貫したデジタル戦略とビジョンの不足
脆弱なデジタル ガバナンス/構造
2018年
競合他社の活動に対する事後対応的なアプローチ
分断/サイロ化されたコンピューティング環境
データから価値の高いインサイトを抽出できない
差し迫る
信頼の危機
ビジネス リーダーがデジタル時代に自社に寄せる信頼/信用は極めて低い
信頼/信用の危機
自社が規制(GDPRなど)に準拠できていると考えていない
自社が従業員データを正しく管理できていると考えていない
自社が顧客データを保護できていると考えていない
自社がビジネス上の決定についてオープンかつ率直になれるかどうか疑問を感じている
43%
17
3人に1人
17
今後5年以内に自社の信頼性を証明するのが困難になると考えている
49%
デジタルレスキュー プランの策定
期待されるビジネス上の成果
ビジネス リーダーは、現状を打破するメリットがデジタル トランスフォーメーションによってもたらされると考えている
デジタル戦略を順調にスタートさせることによって5年以内に向上する可能性が最も高いビジネス上の成果:
19
1 生産性
2 収益性
3 収益増大
4 顧客維持
5 ITの投資収益率
デジタルレスキュー プランの策定5
テクノロジー投資の上位リスト
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
サイバーセキュリティ
loT(モノのインターネット)テクノロジー
マルチ クラウド環境
人工知能
コンピューティング中心アプローチ
フラッシュ テクノロジー
コグニティブ システム
AR/VR
ブロックチェーン
量子コンピューティング
91%今後1~3年以内に強力なテクノロジーへの投資を計画
デジタルレスキュー プランの策定5
20
58%
46%
44%
40%
35%
31%
30%
26%
21%
16%
リーダーは人材強化を重点的に取り組んでいる
部門を超えた知識の共有(ITリーダーにビジネス スキルを、ビジネスリーダーにITスキルを身に付けさせるなど)
2121
社内のデジタル スキルと人材の開発(全社員にコーディングを教えるなど)
デジタルレスキュー プランの策定5
46% 44%
27%
19%
2016
2018年
5か年目標
22
顧客の需要の予測とリソースの管理に最先端テクノロジーを利用するように
なると考えている
77%
サプライ チェーンの透明性、トレーサビリティ、効率性の向上に最先端テクノロジーを利用することを予定している
68%
トランザクションにブロックチェーンを利用するようになると考えている
47%
22
デジタルレスキュー プランの策定5
デジタルの未来を実現
最先端テクノロジーは、私たちを取り巻く世界を変革するとともに、競合他社に差をつける大きなチャンスを組織にもたらしています。ところが、DTインデックスによると、大半の企業はそれぞれが思い描く未来を実現するための取り組みをまだ
始めたばかりです。
さらに後れをとり、デジタル経済の流れに逆行するリスクは現実に存在します。
大きなチャンスがまだ残っている間に今こそ行動に移すべきです
24
デジタルの未来を実現6
1
ビジネスの変革は、今やあらゆる企業に共通の前提条件となっています。それにもかかわらず、進捗は芳しくありません。自社が5年以内に顧客の需要を満たせなくなることを危惧しているリーダーは実に多数に上ります。
2016年からは多少向上しているものの、大半の企業はデジタル トランスフォーメーションが遅れており、課題が山積みです。
企業は障害に阻害され、デジタル トランスフォーメーションを進めるのに苦慮しています。
リーダーは、従業員/顧客データの保護、透明性の確保、規制準拠の点で自社に対する信頼を失いつつあります。
リーダーは主要KPIに関する共通の認識のもと、セキュリティ、IT、人材、ビジネスの変革のための取り組みを支援することを目的としたテクノロジー投資を今後3
年以内に計画しています(91%)。
DTインデックスによれば、大半の企業は取り組みをまだ始めたばかりです。大きなチャンスがまだ残っている間に、今こそ行動すべきです。
DTインデックスIIのサマリー
25
ビジネス環境の変化 2進捗の遅れ
3デジタル トランスフォーメーションの障害
4差し迫る信頼の危機 5
デジタル レスキュー プランの策定 6
デジタルの未来を実現
DellTechnologies.com/DTIndex
Dell Technologiesについて
Dell Technologiesは、組織がデジタルの未来を構築し、 ITを変革し、最も重要な資産である情報を保護するために必要不可欠なインフラストラクチャを提供する、テクノロジー業界最大規模の合併企業です。エッジからコア、クラウドまでの業界最高レベルの包括的かつ革新的な製品ポートフォリオに基づいて、 Fortune 500企業の98%から個人消費者にいたるまで、世界180か国のあらゆる規模のお客様を対象にサービスを提供しています。 www.delltechnologies.com
Vanson Bourneについて:
Vanson Bourneは、テクノロジー業界の市場調査を専門とする独立系調査会社です。健全性と信頼性で評判の高い同社の分析は、厳格な方針に基づく調査を基盤としており、あらゆる業種とあらゆる主要市場において、対象組織のIT部門およびビジネス部門の上級意思決定者の意見を聞いたうえで作成されています。詳細については、www.vansonbourne.comをご覧ください。